約 2,174 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/3105.html
色白な俺 第二十一話 8 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 41 22.09 ID tnRcKhme0 [5/18] それでは投下 最近ちょっと真面目なのが続いてたから、馬鹿話が書きたいこの頃 なので次はたぶん挿話 ~前回のあらすじ~ エイラさん馴染み過ぎ 俺ウジウジ のどが かわきました 9 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 42 46.56 ID 89nKEqmB0 乙 2430から後で投下するかも レベルが低い&量が多いので保守程度にはなるだろうし 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 43 32.60 ID kXR/cJcHi 9 既に予約が入ってる 17 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 48 18.05 ID tnRcKhme0 [6/18] 【ハンガー】 ィィィ……ブロロッ!ブロロロロロロロ……!! サーニャ「ストライカーに火が入った、これで……!」 サーニャ(本当ならまだ動かさないで施設の裏手に出てからの予定だったけど……) ドォォォン……バララララ! ウワァァァ! サーニャ(表から聞こえるこの戦闘音、それにさっきから魔道針に掛かってる反応) サーニャ「嘘ですよね……?」 ブロロロロ…オォォォォォォォ!! サーニャ(確めなきゃ、何かの間違いだって)ガチャン! オオオオ―――――イィィン! サーニャ(あの発進口の向こうへ―――――) 22 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 55 05.79 ID tnRcKhme0 [7/18] □ 【???】 チャプ……チャプ… 俺『―――――――――――――』 俺(ただひたすら下へ下へと沈んでいく感覚……微妙な抵抗で水中だと思うが周りは何も見えない、聞こえない。一面の黒に俺だけが、俺を認識してる) 俺(この感じはどこかで……) カツカツ…… ??「やぁ、気分はどうだ?」 俺(――――――お前は、あの人型?) ??「びっくりしたかい?似てるだろう彼に……けど、あいにく別人だ」 「というか前は俺の姿なんてロクに認識出来てなかったのに、今度はちゃんと姿が見えるのか。なるほどねぇ、こりゃ思い出すのも近いか」 俺(何の話だ) ??「別に? このくだらない三文劇ももうすぐ終わりそうって事だよ。いままで楽しめたかい?」 俺(…………) ??「何か」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 20 56 33.13 ID bDUXLlkt0 [3/6] 支援 とりあえず色白さんは書いた物は保管しといてくれ 25 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 05 53.39 ID tnRcKhme0 [8/18] 俺(気に入らない) ??「ん、何が?」 俺(その喋り方だ、俺が高校の頃に患っていた『斜に構えた俺カッケ―』な時期を思い出すからやめろ) (聞いてるだけで身悶えする) ??「……よくいう」 俺(ッ!?)ガボッ! (なんだ? 下に沈む力が強まった……!?) ??「気が変わった、少しは手心加えようと思ったが無しだ。そのまま落ちていけ」 俺(テメェ……! そんなに癪にさわったってか!? ふざけろ……!) ??「……なぁ、このまま沈むとどうなると思う?」 俺(何を――――――――……下は) ??「チッ、これで俺もお終いか。まぁ、らしいといえばらしい結末だが……」 俺(なにも、みえ――――――) 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 10 15.77 ID xlbAjSz+0 [2/5] 支援 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 12 22.07 ID NfnC6Q9n0 [1/2] しえーん 28 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 12 58.24 ID tnRcKhme0 [9/18] □ サーニャ(野外で整備してたのか横転するヘリだったもの、そこから燃料が漏れたのか炎上する周囲) (目に見える本棟以外の建物はおおよそ崩壊して、酷い) サーニャ(動いてるものは―――――――) 兵士C「うぉぉぉぉぉぉ!」バンバンッ! 兵士D「駄目だ! 9ミリじゃ弾かれる!! もうライフルの残弾もない、下がるぞ!」 兵士C「ま、まだ負傷した連中の退避が完了してな」 タタタタタ――――! 兵士C「ッ!? しまっ」 「カァ――――――――」ブンッ! 兵士C「ひ、が……」ゴキゴキベキ… 「―――――――――……」クワァア 兵士D「お、おおおおおおおおおお!」バンッ! 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 19 00.98 ID jtnl9/Hg0 [2/3] 支援 32 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 19 54.06 ID tnRcKhme0 [10/18] パァァン! 「――…ギ」 兵士D「ざまぁみろ! 目玉に喰らえ化け物!!」 「……………」ボコッ ボコボコ、グチュグチュ―――――ギョロリ 兵士D「さ、再生……」 「……――――――――」ブンッ! 兵士D「ひ――――――!?」 ガンッ! 兵士D「?―――――ふ、フリーガーハマー……?」 サーニャ「逃げて、ください……! 私あまり力は……」ギギギギ… 兵士D「り、リトヴャク中尉!?」 33 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 27 17.09 ID tnRcKhme0 [11/18] 兵士D「な、なぜあなたがここに」 サーニャ「それは………」 「………ギ」グィッ! サーニャ「あっ……!」 「―――――――ァァァァァア!」ドンッ! サーニャ「きゃっ!?」ズサササァ! 兵士D「中尉!?」 サーニャ「わ、私のことはいいですからその人を連れて下がってください……」 兵士C「うぅぅ……」 兵士D「む……――――――では、お気をつけて」 ズルズル… サーニャ「……ごめんなさい、たぶん無理です」 「―――――――――――――」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 28 27.82 ID xlbAjSz+0 [4/5] 支援 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 28 31.79 ID bDUXLlkt0 [4/6] 支援 36 自分:色白な俺 21話 支援かんしゃー[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 34 08.32 ID tnRcKhme0 [12/18] サーニャ「俺さん、なんですよね?」 「ァ……」 サーニャ「私です、分かりますか? サーニャです……」 「ァァァァ……―――――」 サーニャ「通じるならまずここを離れて………!?」 「―――――ァァァァァァァァアアアアアア!!!」バッ! サーニャ「んっ!」ブゥン! 「ァァァア! Ahaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」 フォン!…タタタタタタタ!! サーニャ(宙を走って!? ダメ、逃げられな―――――) ガシッ! ズササササァ―――! サーニャ「げほっげほっ!……痛」 「………………」ザッザッザ 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/22(水) 21 37 23.84 ID yeh6kX8hO 支援ぬ 38 自分:色白な俺 21話 支援かんしゃー[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 41 40.34 ID tnRcKhme0 [13/18] サーニャ「俺さん、私が分からないんですか……?」 「――――――――カァァ」 ガシッ ギュッゥ…… サーニャ(首が……けど) サーニャ「……いい、ですよ」ダキッ 「――――――――――?」 サーニャ「血が足りなくなったなら……私がいくらでもあげます」 「どうしても衝動が我慢できなくなっても私が身体を張って止めます」 「―――――――――――」ギリリ… サーニャ「ッ……夜が、怖くて眠れない時は傍に居ます」 「何か嫌な事が……あった時は話を聞きます…」 「もし誰か……好きな人が、出来たならお手伝いします―――――――だから」ポタッ サーニャ「もう、やめましょう……? どんなに変わっても、俺さんは俺さんなんですから」ポロポロ… 「こんな終わりは、辛すぎます」 「――――――――……」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 44 20.43 ID xlbAjSz+0 [5/5] 支援 40 自分:色白な俺 21話 支援かんしゃー[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 48 49.26 ID tnRcKhme0 [14/18] 【???】 ??「良い話しだね、ほんと」 俺(あ、あああああああ) ...... ??「このまま綺麗に終わったなら美談だったね」 俺(サーニャ……サーニャちゃん…ああああああああああ) □ ポタポタポタ…… ピチャン □ ??「知らないよ俺は。賭けたのは彼女だ」 俺「う、あああああああああああああああああああああああああああああああ」 ゴボゴボ… 41 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 21 55 21.49 ID tnRcKhme0 [15/18] 【暗転、そして視点は彼女たちに戻る】 ―――――― ―――― ― 【501基地 跡地】 ガララ… パティ「これって……」 ルチアナ「……まるで爆撃でも受けたみたいですね」 竹井「負傷者は発見次第保護! 責任者はどこですか!?」 フェル「タケイ! 見つけたのは私のところに回して!! ある程度なら私でも治せるわ、重傷者はすぐに病院に!!」 竹井「分かったわ! 残りのメンバーは全員捜索に!!」 「「「「了解!」」」」 42 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 02 14.41 ID tnRcKhme0 [16/18] □ パチパチ… アンジー「火の手はほぼ沈んでるが……瓦礫が山になって居たとしても見つけられるかどうか」 パティ「でもやるしかないわ、手分けして探して何かあったら集まりましょう。大丈夫?」 アンジー「あぁ……」 パティ「……もう一度聞くわね、大丈夫なの?」 アンジー「……………」 パティ「アンジー、あの写真に写ってたのが本当に彼とは――――」 アンジー「大丈夫だよ、私は。気を回してくれてありがとうパティ」 パティ「でも……」 アンジー「居ない人を気にしても仕方ない、今はここの人たちを助けるのに全力を尽くそう」 パティ「……分かった、む、無理だと思ったらすぐに落ち合うのよ、いい!?」 アンジー「分かったよ、パティ」クスッ ザッザッザ…… 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 02 37.16 ID bDUXLlkt0 [5/6] おっと支援だ 44 自分:色白な俺 21話[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 08 14.13 ID tnRcKhme0 [17/18] アンジー(本当事をいえば、落ちついてはいないんだと思う) (こうして歩いててもあの写真が頭から離れない、たぶん何か判断に迫られることになったら致命的なミスをするかもしれない。けれど) アンジー「……そうして慌ててたら笑われるよな、たぶん」 アンジー(まずはやれる事をしてから悩もう。いくら長く深く悩んでもいい、けれどそれは今じゃないんだ) (そうじゃなきゃ、あの私の話を聞いてくれた彼を侮辱することになるぞ、アンジェラ。気合いを入れよう) ガラララ… アンジー「しかしこうも派手に壊れてると瓦礫が崩れたりしたら………」 「……? っと、誰か倒れてる!!」 タッタッタッタッタ―――ガシッ アンジー「おい!意識はある………――――――、か」 パチパチ… 俺「―――――――」 【続く】 45 自分:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 08 49.84 ID tnRcKhme0 [18/18] 今回投下分終了 次回からはまた新章に入ったりするけど、その前に好きなもの書きつらねるかも それでは今日も支援等々、ありがとうございます 23 無事なものも含めて、書いてるものは全部StoryEditorに保存してるのでたぶん大丈夫かと この前バックアップも上げて貰いましたし 46 返信:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 14 29.21 ID jtnl9/Hg0 [3/3] 45 乙! 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 16 05.08 ID NfnC6Q9n0 [2/2] 乙乙! 48 返信:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 22 16 23.41 ID bDUXLlkt0 [6/6] 45 乙 ミラーが出来たらそちらにでもいいし なんか保管庫つくる流れでもあるから、そっちも視野にいれといてくれ 戻る TOPへ 進む
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1171.html
(投稿者:神父) 後方から追随するプロトファスマとの距離はおよそ150m。 ハインツが目を凝らして確認したところ、相手の手にあるのはMP40系の短機関銃らしい。 とすればお互いに有効射程外だが、それでも追跡者は射撃を繰り返してサバテを怯えさせた。 リアウインドウの残骸を抜けてきた銃弾がセンターパネルの回転計を叩き割り、瞬間的にハンドルがぶれた。 「ひっ……!」 「サバテ、いいか、落ち着くんだ。どうせ当たらんし、当たったところで大した怪我にはならん」 少なくともお前さんだけはな、という一言を飲み下してハインツが言う。 だが、サバテの声の震えは止まらなかった。 「でっ、でも、だって、どうするんですか! こんな……こんな……」 「しっかりしてくれ、わしの頼みの綱はお前さんなんだぞ」 ハインツがリアウインドウ越しに再び三点射した。 一度壊れてしまえば窓を気にする必要はないし、側面窓から身を乗り出して左手で射撃するよりはこちらの方が狙いやすい。 とはいえ相手が150mも先にいてはろくに当たらないのも当然だ。黒々とした石畳に三度、火花が散るのが見えた。 プロトファスマは無表情のまま走り続けており、じりじりと距離を詰めつつあった。 「二分間逃げ切れればわしらの勝ちだ。落ち着いて、しっかりハンドルを握っとれ。怖がる事なんぞ何もありゃせん」 「はっ、は……はい」 ハインツが横目で見ると、サバテの肩は震え、かちかちと不規則に歯が鳴っていた。 なるほど―――と、合点が行った。彼女は今まで誰かを撃った事はあっても、撃たれた事はない。 相手の得物が拳や剣であればまだ余裕を持って対処できただろう。剣戟は銃撃よりも速くはなりえない。 仮に―――途方もないエネルギーの浪費を以って―――剣先が銃弾の速度を超えたとて、腕の長さが有限である限りその軌道は見えるのだ。 だが銃砲の類はそうはいかない。ちっぽけな拳銃ですら大剣の百倍もの距離から致命的な一撃を与えうる。 撃たれた事がわかるのが死んだ後になりかねないという恐怖、対G戦闘とはまた異なるストレスに曝されているのだ。 大抵のMAIDは対人ないし対MAID戦闘を考慮した訓練など受けてはいない。 SS下部の戦技教導学校(マイスターシャーレ)では対MAID戦闘訓練も行われていると言うが、その訓練を受けたMAIDなど一握りもいるかどうか怪しいものだ。 特務SSに所属するサバテとて例外ではない。そもそも訓練期間自体が不足していたのだから。 「ひゃあ!?」 不意に石畳の段差を踏み、サスペンションが悲鳴を上げた。 瞬間的に後輪が跳ね上がり、ディファレンシャルが空転する。着地と同時に走行姿勢が不安定になり、車体が激しく左右に振られた。 無論、追跡者はこの醜態を見逃しはしなかった。段差の多い石畳は二本の足にしっかりと食いつき、彼の速度を支えていた。 MP40の有効射程はおよそ100m、彼の手にあるM712とほぼ同等か、それ以上だ。 追跡者はついにその射程内に踏み込み、32連装の弾倉を交換して掃射し始めた。 「伏せろ!」 言うが早いかハインツが手を伸ばしてサバテの頭を押さえつけ、自らもシートの裏に身体を引っ込めた。 直後、車内に飛び込んだ一連の銃弾がフロントウインドウを叩き割り、風に流された砕片が二人を襲った。 「は、ハインツさん! 前っ、前が見えません!」 「いいから走らせるんだ! ハンドルを真っ直ぐ握っとれ!」 ハインツはシートに身を隠しながら後方の様子を窺う。 背中の何箇所かに突き刺さったガラスの感触があったが、彼は声を立てなかった。今のサバテに余計な心配事を抱えさせるわけにはいかない。 「節足動物め、人間をなめておると痛い目に遭うぞ」 暗い街道上にぼうっと白い顔が浮かび上がっており、今やその表情―――と言うよりも無表情だが―――がはっきりと見分けられた。 ハインツはその白い標的へ向かって射撃訓練でもするかのように三点射を繰り返し、弾倉の中身をすべて叩き込んだ。 だがプロトファスマはさしてひるんだ様子もなく、凄まじい勢いで駆けながら再び短機関銃を構え直した。彼我の距離はさらに縮まりつつある。 「もう一回来るぞ、しっかり伏せとれ!」 「ま、ま、またですかあ!?」 「さっさと伏せんか!」 ハインツが再びサバテの頭を押さえつけるのと同時に、再度の掃射が彼らを襲った。 何発もの弾丸がシートの厚いクッションを抜け、サバテの身体にあざを作る。 これが銃創にならなかったのは、ひとえに強化されたクッションの抵抗によるものに他ならない。 「痛ぁっ!」 「痛いで済んだだけありがたいと思わ、ん……」 唸る風の中、ハインツの叱咤が尻切れとんぼに終わった。 何事かと振り向くサバテの首根っこを押さえつけ、ハインツは彼女に前を向かせた。 「は、ハインツさん、どうしたんですか!?」 「わしの事なんぞ気にせんで前向いとれ!」 サバテはダッシュボードの天板すれすれの位置から前を覗き込むような姿勢でハンドルを握っていた。 前を向いていろと言われたが、やはり気になるものは気になる。彼女にとっては育ての親である、大切な教育担当官の事だ。 顔だけは前を向いたまま、そっと横目でハインツの様子を伺った。無論、街道を真っ直ぐ走っている事は言うまでもない。 「奴が……それほど大量に、弾倉を持っているはずはない。……弾が尽きるまでの、辛抱だぞ」 ハインツはシートに寄りかかるようにしてうずくまり、何故か左手だけでM712の弾倉を交換しようとしていた。 何がどうなっているのか、車内灯がついていないために一見しただけではわからない。 前を向いていろと言われた手前、どうしたんですかと聞くわけにもいかない。仕方なく、彼女は路上に意識を向け直した。 「……掃射がないな。さしもの奴も弾切れか?」 四苦八苦して弾倉を交換したハインツが目を上げ、またしても左手でM712を持ち上げた。その瞬間だった。 「っ!?」 彼の持ち上げた左腕が着脱銃床ごと撃ち抜かれ、鮮血が車内に飛び散った。 銃床は真っ二つに割れ、銃そのものも衝撃でハインツの手から車外へと転げ落ちた。 時速60kmで放り出された機関拳銃は断続的に暴発を起こしながら石畳の上を跳ね、瞬く間に後方へと消え去っていった。 「ハインツさん!」 とっさに、サバテが撃たれたハインツに手を差し伸べた。何ができるわけでもなく、ただの反射的な行動だが、そのタイミングは最悪だった。 街道は緩やかな右カーヴに差し掛かっており、そして彼女が目を離した隙に車は路肩に乗り上げ、フェンダーを街灯に激突させた。 小型車は対処する暇もなく制御不能のスピンに入り、50m近い旋転の後、中央分離帯に車体の右側面をめり込ませる形でようやく停止した。 「う……あ、……ハインツさん……?」 街灯の光がわずかに差し込んではいるが、車内はひどく暗かった。 展開された非常線まではあと1km近くあり、空冷エンジンが立てる金属的な収縮音の他には何も聞こえない。 サバテはハンドルに叩きつけられた額をさすりながらハインツの姿を求めた。 ハインツは両腕から血を流し、瞑目して座席に沈み込んでいた。 「え……? あ……は、ハインツさん!?」 声をかけても、肩を揺すぶっても返事はない。一体どうしたらいいのか、彼女は何も知らなかった。 そして動揺したサバテの背後に、ブーツが石畳を叩く音が近付いてきた。 彼女が振り向くと、果たせるかな、そこにはコントラストの強い、モノクロの人影が街灯の光を浴びて立っていた。 「っ―――」 M712に手を伸ばした瞬間、銃弾がホルスターを撃ち抜き、その中の銃身を叩いた。 「その車を渡せ。抵抗は無意味だ」 その男―――プロトファスマは、抑揚のない声でそれだけ告げると、照準をサバテの額に定めた。 「だ……だめです、わ、私の、仕事は、あ……あなたを止める、事、です」 喉に物がつっかえたような感覚がサバテを襲ったが、彼女はどうにか言葉を継いだ。 男が銃口をわずかに下げ、呟いた。 「仕事というだけで、お前たちは殺し合いができるのか」 「ち―――違います! わ、私は、そんな、殺し合いなんて……」 サバテの声が尻すぼみに小さくなり、そして消えた。 「俺と戦いたくなければ、車を渡せばいい。だがお前は抵抗する気でいる。違うか」 男の声には嘲るような調子すらなく、ただ事実を述べるように淡々としていた。 「だ、だって……そんな、あなたを逃がしたら、また誰かを殺すんでしょう……?」 「ならば、お前は仲間のMAIDを『将来誰かを殺すかもしれない』と言って射殺できるのか」 「で、でも、あなたはMAIDじゃない!」 「お前も人間ではないだろう」 したたかに殴りつけられたかのように、サバテの頭が揺れた。 人間ではない(・・・・・・ )。残酷な、たった一言の事実が彼女の心を抉った。 彼女は形だけの反撃でもしなければと、言葉を必死に組み立てた。 「に……人間じゃなくたって、MAIDは、Gとは違います。私たちは……人間のために存在するはずです」 「お前は、俺が何者か知っているのか」 「MAIDを、その、た……食べてしまったGでしょう?」 「違う」 男は彼女の、いわば教科書通りの答えを一言で切って捨て、微かに自嘲的な調子を滲ませて続けた。 「俺たちはGでもなければMAIDでもない。その中間のどこかに存在する、半端者だ」 「……」 「俺たちには帰るべき場所がない。だからレギオンなどという寄り合い所帯をでっち上げて、途方もない目的を作り上げる。 人類の根絶が不可能な事くらい、カ・ガノ・ヴィヂもわかっているはずだ。俺たちは結束のために三文芝居を続けているだけに過ぎない。 ……俺たちはか弱い、それのみでは生きてゆけないただのキメラだ。だから、あまりいじめてくれるな」 「だ、だったら、どうして、今日……長官を暗殺しようとなんてしたんですか」 男はやれやれとでも言うように首を振った。 「いい加減な芝居をすれば怪しまれる。馬鹿げた話だが、もはや俺たちは本当に危険を冒さなければ結束を保てない状態にある」 「結束……そんな、そんな事のために、あなたたちは何人殺してきたんですか!?」 「人間も、民族主義と称して同じ事をしている」 「……!」 サバテの脳裏に、いつかのハインツの言葉が蘇った。この国は、移民や少数民族を排斥しているという……。 それが必要な政策だとも知っていたが、結束を保つという彼らの目的と何が違うのかと聞かれても彼女には答えられなかった。 彼女が逡巡している間に、男が銃口を持ち上げた。 「では、車を渡してもらおう。走れないほど壊れてはいまい。……お前より、後ろの人間を狙った方がいいか?」 「え……だ、だめです! ハインツさんは……!」 「よほど親しいらしいな。……その男の命が惜しければ車を渡せ」 「……うう……」 男が銃爪を引いた。銃弾はサイドミラーを撃ち抜き、サバテの動悸に拍車をかけた。 「ひっ……! や……やめてください……」 「もう一度言う、車を渡せ。……無駄話をしたおかげで時間がない。早く渡さなければ二人とも撃ち殺す事になる」 「わ、わかりました、だから、ハインツさんは……」 「その男を早く降ろして、銃を捨てろ」 「は……はい」 渋々、サバテが男の方をしきりに気にしながらハインツの身体を助手席から引っ張り出した。 車体側面が潰れかけているおかげで厄介な作業だったが、それよりも彼の身体が予想よりもかなり軽い事に彼女は驚いた。 腕の出血はほとんど止まっていたが、皺の刻まれた顔は色を失って彼をひどく老け込ませて見せた。 ハインツの肩に腕を回してサバテが車から降りると、男は彼女の背中の骨翼を見て目をすがめた。 「珍しいな、瘴炉か。俺よりもお前の方がよほど化物らしく見える」 「……」 サバテは俯いて答えず、ただホルスターを外してM712を足元に置いた。震える声で訊ねる。 「これで……満足ですか」 「ああ」 男はサバテの胸の真ん中に狙いをつけたまま答えた。 「だが、お前を撃たないとは言わなかった」 サバテが目を見開いてその言葉に反応する前に、男は銃爪を引き絞っていた。 黒いネクタイの中心に穴が開き、サバテはハインツに肩を貸した姿勢のまま、ゆっくりと、仰向けに倒れた。 冥途回廊 BACK NEXT
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/991.html
Top 創発発のキャラクター総合 無限桃花外伝~夢想少女~ 投稿日時:2010/11/23(火) 02 01 49 その日の夕方。 海岸ではいつも用に、太陽が沈んで行く様が見えた。 揺れる海面には真っ赤な夕日の姿が映り、幻想的に、妖しく揺らめいた。 彼は海岸に落ちるゴミを広い集め、手持ちのビニール袋へと入れて行く。それが一日の最後の仕事だった。 海水浴場では日中に多数の人が訪れ、そしてそれが去れば残るは空き缶吸い殻紙コップに屋台の袋。ゴミを残して行く。 近年は取締が厳しく、マナーを守る客も増えたが、ゴミが完全に無くなる訳では無い。 彼は海水浴場の監視員として、最後に他人のゴミを始末するのだ。 「今日は……まぁいつも通りかな」 手持ちのゴミ袋は一杯になった。広い浜辺とはいかないが、全てを集めると四十リットルの袋がパンパンになるのだ。 時間にして一時間程度の作業ではある。 日は、半分以上沈んでいた。 「あれ?」 彼は気が付いた。夕方は閉鎖されるはずの海水浴場に、まだ人が居たのだ。 客の全ては時間内に全て追い出さねばならない。なので、本来居てはいけない人物には、速やかに退出して貰わねばならない。 ましてや夜の海水浴場などは、夜間に不届きな輩が出入りするのだ。 勝手に花火を楽しみ酒を喰らい、物を壊して喧嘩して帰って行くような連中だ。当然ゴミは残していく。 そんな連中だとしたら彼は怒りをあらわに対応しただろうが、その時、そこに居たのはなんと一人の女性であったのだ。 浜辺で一人、膝を抱えうずくまっていた。 「どうしたんだ……?」 彼女は白いワンピースを着用していた。 黒いボブカットの髪が、夕日に照らされ輝いていた。肌は、遠くからでもはっきり解るほど、白かった。海水浴場には似つかわしくない程に。 「大丈夫ですか?」 彼は問い掛けた。彼女は具合が悪そうに見受けられたからだ。 近づくと、細い手足は小さく震えていた。肩に手をかけると、驚くほど冷たかった。まるで海の中に長時間入っていたかのように、冷え切っていたのだ。 彼はさらに問い掛けた。 「大丈夫ですか? どこか、具合でも悪いのですか?」 彼女は答えた。 「……いた」 「え……?」 「お腹……空いた」 「空腹なんですか?」 「お願い……何か……」 「ずっと何も食べてないんですか?」 「お腹空いた……。お願い、食べ物を……」 「解りました」 彼は彼女を立たせた。肩を貸すと、とても軽かった。 細い身体はしなやかで、痩せていた。不謹慎ながらも、彼は少し見とれた。 彼は彼女を海水浴場の事務所へ連れて行った。 プレハブの小さな小屋だ。明かりを付け、海の家のあと片付けをしていたアルバイトから食糧を調達した。彼も夕食を取ろうと思っていたので、焼きそば二つとフランクフルト二本。それと、冷たいコーラを用意した。 「どうぞ。遠慮なさらずに召し上がって下さい」 彼は彼女に薦めた。 彼女はありがとうと一言礼を述べ、割り箸で焼きそばを頬張った。 最初は震えながら、ほんの少しずつ口に運んだ。あまりに長期間食事を取らなかったのだろうか、咀嚼する体力も失われていたのか。 やがて、少しずつではあるが食べるペースも回復してくる。 最初こそ箸の先で僅かに麺を引っ掛ける程度の食べ方だったが、遂には音を立てて焼きそばを啜りあげた。 あまりにも貪欲な食べ方だったので、彼は自分の焼きそばも差し出した。彼女は一瞬だけ申し訳なさそうな顔をしたが、結局はそれも平らげた。 コーラを飲み干し、フランクフルトもすぐに胃袋に納めた彼女は、改めて彼に礼を言った。 「ありがとうございます。本当にお腹が空いてて、倒れそうでした」 「いえいえ、お腹一杯になったようで何よりです」 「何かお礼をしたいのですが……」 「お気になさらずに。それより、早くお帰りになられたほうがよろしいかと。夜間は立入禁止で、閉鎖されてしまいますので。私ももう一回りしてきたら帰ります」 「解りました。でも、出口も分からないし、ここがどこかも分からないのです。どうすればいいか……」 「なんと。ううむ……。わかりました。私の見回りが終わったら、一緒に出ましょう。その後、警察までお連れします。それまで小屋で待っていて頂いても構いませんか?」 「ありがとうございます。助かります。本当になんとお礼を言えばいいか……」 「いえいえ。では、ちょっと見回りに行ってきます」 ※ ※ ※ 日はすっかり落ちていた。 もはや懐中電灯の明かりだけが頼りの、真の暗闇である。 波の音が静かに聞こえてくる。 彼は海水浴場一帯の見回りを終え、プレハブ小屋へと戻って来た。闇にぼんやりと明かりが浮かぶその場所では、先程の身元不明の女性が待っているはずだった。 彼は少々浮ついていた。 警察へと連れて行くとは言ったし、そのつもりでもあったのだが、彼女は美しかったのだ。あわよくば、という思いも抱いていた。 夜の海水浴場の事務所にやって来る者など居ない。ましてや、明かりが付いているとなれば、監視員の所在をアピールする事になる。 不遜な輩を遠ざける効果はある。つまり、彼女と二人きりなのだ。 邪な考えではあったが、あくまであわよくば、ではある。 常識的に考えれば警察へ連れていき身元を確かめるのが先なのだ。 彼はプレハブ小屋へ戻り、戸を開ける。すると。 「あぁ! だ……大丈夫ですか!?」 彼は叫んだ。 なんと彼女は、床へ倒れていたのだ。 駆け寄り、肩を抱き上げ、声をかけた。 「大丈夫ですか? しっかりして下さい!」 「う……あ……あ……」 「しっかり!」 彼女の目は虚ろだった。意識が混濁しているようにも見えた。 「大丈夫ですか?!」 「お腹……」 「お腹……? どうしました!? お腹が痛いんですか!?」 「お腹……空いた」 「……え?」 突如、彼女の両腕が彼の頭を掴んだ。 凄まじい力だった。彼は成す術無く、床へ倒された。彼女が上に乗り、彼の顔面間近まで、顔を近付けた。 「何を……!?」 「オまえ……。悪いこト考えたな?」 「……なんだって?」 「簡単にダまされテ……。愚かナ生き物め」 彼女はそのまま、馬乗り状態の彼に接吻をした。 困惑したままの彼はさらに困惑を深め、ただされるがままだった。 「……。ほら。こういう事したかったんでしょ?」 「何を……! 一体……」 「お腹空いたわ。全然足りないの。全然。あなたを食べちゃえば、少しはマしかナ……」 彼女の顔が変形して行った。 顔面が真ん中からみるみる陥没していき、巨大な穴となった。 そして、奥から二重三重に、まるでげっ歯類のような歯が生えて来た。 上下左右、斜めからも。白かった肌は、もはや灰色のように変化していった。 「うわぁ! うわああああああああああああ!」 「ぐふっ ぐふっ」 「何だ!? ば……化け物め!?」 「ワたしの名前は路歩崩。全てを飲みコむ、ただそれだけの存在……」 彼は懇親の力を使い、彼女を跳ね退けた。 彼女は倒れたが、すぐにむくりと起き上がり、逃げる彼を追った。 「ニげられないわ。わたシはあなたを食ベチゃうって決めたんダから」 彼女は事務所のテーブルを片手で易々とひっくり返し、彼に迫った。 彼の行動は混乱に満ちた物だったが、身を守ろうとする本能故か、無駄は少なかった。目の前に現れた異形の怪物は、もはや常識などすべて叩き壊すには十分だったのだ。 なので、合理的に危機を回避しようと、彼が取った行動は極めてシンプルで、攻撃型だった。 彼は事務所の隅に置いてあるスコップで、彼女の頭を思い切り殴り付けたのだ。 ガン! と音が響く。普通の人間なら致命傷を負うだろうという程の力で殴った。 「痛イ。どうしてコんな事するの? 大丈夫よ。すグに食べテあげるから。ぐふっ ぐふっ」 彼女は怯まなかった。 幾重にも生えた歯を不気味に動かしながら、みるみる迫って来る。 彼はスコップを真正面に構えた。を殴っても効果は無かったので、腹部を串刺しにしてやろうと思ったのだ。 「うわぁあああ!」 叫びながら突進した。スコップは、肉に突き刺さる嫌な感触と共に、彼女の腹部へ深々を突き刺さり、柄の部分まで貫通した。 「……いタイ」 「はあっ! はあっ!」 「痛イよ。どうして? こんな事してもダメよ」 彼はスコップを持ったままだった。腹部を貫き、明らかな致命傷に見えたそれも、彼女には通用しなかった。 彼は両肩を掴まれる。 彼女の顔が接近してくる。 先端が赤く発光した触手のような物が幾つも生えて、彼の身体に絡み付いた。 彼女はその巨大な口で、彼に食らい付こうとしていた。 「大丈夫。すぐに終わるから。イタいのはちょっとだけダかラ。ぐふっ ぐふっ」 彼女の口が大きく開いた。 その奥はグロテスクにうごめき、砕石機のような歯が、彼をかみ砕かんとしていた。 もうダメだ。彼は思った。その時。 突然、彼女の頭が吹き飛んだのだ。 「!?」 彼は触手から解放され、床へ落とされた。 彼女は頭部を失い、ふらふらとよろめいていた。 あまりに一瞬だったので、何が起きたか頭が追認するまで時間が必要だった。だが、彼は確かに見たのだ。 黒い稲妻のような物が、彼女の頭を撃ち抜いて行ったのだ。 「ぐふッ! グフッ! 稲妻! 天神! トうか。ムゲントウ花!」 彼女は吹き飛んだはずの頭で叫んだ。喉から直接言葉を放っているようだった。残念ながら、彼女が何を叫んで居るかは理解出来なかった。 解る事は、また別の何かが現れた事。それによって救われた事だけだった。 「敵! 我ラの! 寄生の敵! 桃花! 無限桃花!」 彼女はまた叫んだ。刹那、再び黒い稲妻が飛び込んで来る。 それは彼女を木っ端微塵に砕き、焼き尽くした。 プレハブの事務所はその炎によって引火してしまった。電線が切断されたのか、明かりも消えた。 彼は大慌てで外へ飛び出し、砂浜へ突っ伏した。 振り返ると、小屋は一気に燃え広がっていた。また彼女の声が響いた。 「殺ス! 無限桃花! おまエだけは殺す!」 彼女の声は何者かへの殺意の言葉だった。 それが誰かは察しがつく。先程の稲妻のような物を放った相手だ。 相手もおそらく異形の者だろうとは思っていたが、目の前の光景は彼の予想を裏切っていた。 炎を上げるプレハブ小屋。その前に立つのは、黒い刀を持った、稲妻を纏う少女の姿。 彼女が刀を振ると、黒い稲妻がまた降り注ぎ、プレハブ小屋をさらに焼き尽くさんとする。 彼女だ。彼女こそ、黒い稲妻の正体。異形の者に殺意を向けられる存在。 名前を呼ばれていたはずだ。無限桃花、と。 「彼女が……? うわっ!」 爆発がした。 プレハブ小屋は完全に破壊され、代わりに出現した者は、灰色の巨大なうごめく球体だった。それはみるみる膨らみ、十メートルはあろうかという程に肥大していく。 そして、巨大な口を、触手を覗かせた。 それは、幾重にも重なったげっ歯類のような歯。砕かれたはずの化け物は、より巨大になって再び現れたのだ。 「まずい……! おい! 逃げろ! 相手は化け物だぞ!」 彼は叫んだ。だが、声をかけた相手、無限桃花と呼ばれた少女は、耳を傾ける事無くそれと相対したのだ。 「トうか……! むゲン桃花!」 「そうよ。私は無限桃花。あなた達を殺す為の存在……」 「桃花! 桃花!!」 巨大な怪物は身体を揺らし、少女、無限桃花へ触手のような物で攻撃を行った。が、それらは全て、虚しく地面をえぐっただけだった。 桃花は、瞬時に地面を蹴り、怪物の目の前まで跳躍していたのだ。 手にした刀は、先程までよりも遥かに激しい稲妻を湛えていた。 「桃花! 無限桃花!」 「さよなら。手加減はしない」 彼が次に見たのは、打ち砕かれ、黒い影となり消えて行く怪物の姿だった。 ※ ※ ※ 「おい! 起きろ!」 「大丈夫か!? ケガは無いか!?」 気が付いたら、彼は救急隊員の制服を着た男に囲まれていた。 どうやら失神していたらしい。 「……あれ?」 「よく無事だったな。海の家のガスボンベの爆発に巻き込まれたのに運のいい」 「爆発?」 「そうだ。さっき通報があったんだ。火事のな。既に鎮火したが、横の屋台のボンベがガス漏れか何かで爆発したんだ。吹き飛んだのに軽傷だったのは不幸中の幸いだな」 「爆発? 火事……? そうだ、化け物だ!」 「どうした?」 「化け物だ! 化け物が出たんだ! 殺されそうになったけど、おかしな小説が来て、雷を落としてその化け物を殺したんだ!」 「何を言っている? 落ち着くんだ」 「彼女は……。彼女はどこだ! 化け物より強いあの女はどこに行った!?」「落ち着け! 化け物なんて居ない! これは事故だ!」 「違う! 違うんだ!」 彼は必死に訴えた。だが、聞き入れられはしなかった。 「どこだ! どこへ行ったんだ!」 「錯乱しているな……。鎮静剤を……」 「おいやめろ! そんな物いらない」 「大丈夫だ。すぐ楽になる」 「やめろ! やめろ!」 「いいから落ち着くんだ。これは事故だ。化け物なんて居ないし、その少女も誰も見ていない。ただの事故だったんだ」 「違う! 違うんだ……!」 【終】 無限桃花~落つる天~まとめに戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/frontlineinformation/pages/350.html
ディフェンス講座 ディフェンス講座ディフェンスってなんだ? 基本的な話 警戒・発見編防衛線はどこに? 敵のルートを見極める 見落としやすいルートを把握する 囮に注意する 再出撃前に一手間 迎撃・追撃編先回りせよ 通過ポイントを把握する 振り切られるポイントを悟る 振り切られたら? ベース内の攻防迎撃位置について 鬼ごっこをしない。 人数バランスを考える 駆け引きを知る コア前プラントの色に注意する ディフェンスってなんだ? ためらわないことさ という宇宙刑事的な返答をしても仕方ない。 ディフェンスとは「自軍のベースに忍び寄る敵凸屋を排除する仕事」である。 BB界隈では知名度が低く、おそらく「ディフェンスってなに?」と思われた諸兄は多いだろう。 事実、ディフェンスは目立たないうえに、一歩間違えればニートや芋といった汚名を被せられる仕事である。 その活躍も埋もれやすく凸屋に比べ地味といわざるを得ないだろう。 だが、敵のゲージを削るだけが戦いではない。 たとえいくらコア凸をしていくら敵ゲージを減らそうと、それ以上のゲージを削られてしまえば意味はないのである。 そう、敵のコア凸を未然に防ぎ、味方のゲージを守るのも戦いである。 上位クラスで戦うプレイヤー達はその多くがこのノウハウを自然と身に付け、実行している。 裏を返せばディフェンスを身に付けなければ上位クラスで勝ち残るのは困難、ということである。 このページではそうした「ディフェンス」のノウハウを記述する。 「ディフェンス」は専門職が少ない代わりに、他の職と兼業がしやすいので、 「俺はディフェンス専門になる!!」という人でなくても目を通していただきたい。 基本的な話 防衛は一人で行うには限界がある。可能な限り複数機で対応するべきである。 もちろん、防衛のために複数機を割くのだからその分の穴が大きくなる前に事を終わらせるべきである、ということを理解して欲しい。 警戒・発見編 防衛で重要なのは「敵を確実・速やかに発見すること」に尽きる。 ここでは敵凸屋をいかに見落とさず、速やかに発見するためのノウハウを書いていきたい。 なお、防衛の強い味方「索敵センサー」の扱いに関しては支援講座の方を参照していただきたい。 防衛線はどこに? 敵凸屋を防ぐために、と凸ルート上に居座っていては良くない。 ルート上に居座っていては行動が制限され、その分戦闘に参加できず味方の負担を増やす結果となる。 というかそれは芋と変わらない。 普段は味方と進軍しつつ、敵の凸を警戒するのが正しいスタイルである。 その際、敵の凸ルートが視界に納められるルート取りを心がけることで見落としを減らせるだろう。 敵のルートを見極める 凸屋は人間である。当たり前過ぎることだが、これが実は非常に重要なことである。 というのも、凸屋にはそれぞれの「得意ルート」というものが存在し、凸の大半はその得意ルートを移動してくるからである。 つまり、敵の得意ルートを見極めることで敵の凸の多くを阻止できるのだ。 もちろん、同じルートで何度も迎撃すれば相手はルートを変えてくるため、見極めたからと安心するのは禁物である。 見落としやすいルートを把握する 凸ルートの中にはどうしても見落としやすいルートというものがある。 前線から離れていて、そこを警戒すると戦線から離れがちになったり、あるいは障害物が多くて見難かったりといったルートである。 こうしたルートには優先して索敵センサーを設置し、警戒を怠らないようにしたい。 が、センサーによる警戒も完全ではない。 何かの拍子にセンサーの警戒に隙間が生まれることは多々ある。 そうしたときのために、そのルートと、そこがどういった状況のときに使われやすいかを把握し、もし危険なタイミングならば警戒を強化しよう。 そのルートを逆方向に進軍して戦線に向かうのも有効な手段といえる。 囮に注意する 敵を発見したからといってあまりその敵に集中するのは良くない。 もしかしたらその敵の影にもう一機敵がいるかもしれないからである。 やりがちな失敗として防衛に複数機いたけど、敵一機を袋にしている間に別の敵に通り抜けられた、というものがある。 もし発見した敵の迎撃に十分な数が対応しているようなら貴方は他の敵機を警戒しよう。 再出撃前に一手間 撃破されると、再出撃プラントを選択することになる。 「敵が前線プラントに来てる、急げ!」って時は、タッチパネルを連打するのも仕方ないが。 この期間は、タダで味方プラントの状況を上空から確認できる、絶好のスネーク警戒タイムだ。 ベース前プラントや、スネークを見落としやすいプラントを仮選択して、誰もいないことを確認しよう。 前線への出撃遅れも数秒なら致命傷になりにくいが、スネークの見落としは即死に繋がる。支援だけに敵機索敵を任せるのは、ディフェンス意識不足と言わざるを得ない。 迎撃・追撃編 敵を見つけても撃破できなければ何の意味も持たない。 もちろん、発見し、味方に報告できれば友軍が対処してくれることを期待できるが、それでは貢献したとは言いにくいだろう。 ここでは敵を発見した後、如何にして敵を撃退するかを考察したい。 もちろん、普通に交戦して返り討ちにあっては元も子もないので戦闘厨講座の内容もあわせて参照していただきたい。 先回りせよ 逃げていく敵を追いかけつつ攻撃するよりも、向かってくる敵を攻撃する方が遥かに楽である。 これは想像に難くないはず。 では、どうやってその状況を作り出すか。 それは「敵がどのルートを移動してくるか」を考え、そのルート上で待ち構えることである。 敵が遮蔽物の陰に隠れてこちらの射線が通らない状況になった場合、射線を通そうと躍起になって追いかけてしまいがちである。 だが、それでは敵の思う壺。せっかく射線を通しても相手はすぐに移動を始め、追いかけてきた貴方を尻目に先へ先へと逃げていくだろう。 なので、射線を隠されたら少し後退し、敵の侵攻ルートに先回りしよう。 そうすれば敵は先に進むために貴方の前に姿を晒さなくてはならないリスクを負うし、かといって貴方が焦れるまで待とうにも時間をかければかけるほど防衛が増え、コア凸が困難になってしまうのである。 もちろん、先回りしたあとは敵の動向に注意し、相手がルートを変更しても察知できるようにしたい。 複数機で防衛しているなら、誰かが追い立てて挟み込むようにするといいだろう。 通過ポイントを把握する コア凸のルートは大まかであれば数本に絞れるが、細かい分岐まで含めると相当な数に上る。 しかも、細かいルートの変更ならば容易なので、対応するこちらが不利であることは否めない。 たが、コア凸のルートには「道中をどう進もうが必ず通ることになるポイント」が存在している。 つまり、敵がどう進もうが、そこで待ち受ければ必ず姿を見せるのである。 特に、ジャンプして乗らなければならない足場、あるいはジャンプをするために止まらなければならない場所を押さえられればかなりの効果を期待できる。 また、もし貴方がマインを持っているなら、そこに仕掛けると効果を発揮しやすいだろう。 振り切られるポイントを悟る 凸屋の大半は軽量級の麻と思われる。となればこちらも同等のアセン、少なくとも麻でなければ追いかけても途中で必ず振り切られる。 そうなればそれ以上の追撃は無意味。早くベースにエリア移動をしたほうがいいだろう。 こうした経験を重ねると、「ここに敵が到達したら確実に振り切られる」というポイントが見えてくるだろう。 逆に言えば、そこにたどり着かせないことが防衛時の第一目標といえるだろう。 一番やってはいけないのはドフリーのベースに猛然と突入する麻を後ろから数機でもたもたと追いかけたり(しかも追いかけてるのにロックできずにMAPに写せていない)、ベースの入り口近くでブースト切らしてエリア移動といった遅きに失する立ち回りである。 振り切られたら? 真っ先にベース移動・・・と行きたいが、その前にやれることもあるにはある。 特にベース移動に時間がかかる機体に乗っているのであれば、効果的・・・かもしれない。 まずはチャットの活用。 2.0になって、「ベース防衛を頼む」が追加された。実際に戦力が来てくれるか確実ではないが、少なくとも、前線の兵士もレーダーをチラ見するぐらいはしてくれる。 一人でベースを防衛しきるのは厳しいので、味方への応援を呼び掛けておこう。 次に周辺の哨戒。 他の味方が先にベースに駆け付けていたりなどして、ベース防衛が可能なポジションにいるのであれば、やっておく価値はある。 狙いは第2の凸屋を封じること。もしくはせめて通報しておくことだ。 重火力が振り切られたあと、砲撃をする姿を見かけるが、これはあまり上策ではない。 というのも砲撃は交戦中や占拠中でもなければ当たる奴なんてまずいない。 その上で、凸を砲撃で狙う場合、相手のルートとそこにたどり着くタイミングを把握して砲撃をしなければ足止めにもならないからである。 例え4ptシュートのポイントに撃ち込む場合でも、ちょっとタイミングをずらしてやり過ごされればそれまで。 正直、相手が相当うかつか、味方に追われて抜き差しならぬ状況でもなければ命中する可能性はない。ほぼやけっぱちである。 むしろ砲撃している時間でベースにエリア移動したほうがいい結果が出るだろう。 もしうまく迎撃できるとNICE連打が貰えるという理由も、その成功率に由来する。 一応、凸ルート上に砲撃を撃つことは、味方に対する防衛呼びかけや、予想ルートを伝える手段になる。 もし、味方がいきなりベース前に砲撃をしていたら、凸屋が来てると考えた方が良い。 ベース内の攻防 どれだけ手をつくしても敵凸を全て封殺することは不可能である。 となれば次に必要なのは如何にしてすばやく突入した敵を排除するか、である。 迎撃位置について 敵をベースで待ち構える場合、コア下の外寄りに待機してはいけない。 突入してくる敵とコアの間で待ち構えるのだから一見いいように思えるが、敵が4ptシュートを仕掛けてきた場合、コアもろとも餌食になってしまうからである。 これはベース前プラントを取られて敵が殺到しているときも同様。むしろそれで撃破されたり大ダメージを負ったりしたら余計につらい状況になるだろう。 これはマインやリムペにも言えることで、上位クラスになると凸屋は、凸前にとりあえず1個4pt投げてコア下の設置武器と敵を除去してくるので、事前に設置しても相手にポイントを与えるだけになるだろう。 鬼ごっこをしない。 ベース防衛時、もっともやってはいけないのが「鬼ごっこ」である。 いくら遮蔽物の少ないベース内だからといって、射線を通そうと敵を追いかけてしまうとかえって敵を倒すのが遅くなってしまう。 というのも、相手は巨大で動かないコアに攻撃すればいいのに対し、貴方は遮蔽物等を利用し、動き回る敵を攻撃しなければならないからである。 これはあまりにも不利だ。 そうならないためにも、立ち位置はコアと敵の間を意識したい。この位置を意識すればコアを攻撃するのが敵の目的である以上、敵は必ず貴方の射線に身を晒さなければならないのだ。 人数バランスを考える ありがちなバッドディフェンスは以下の2例である。 誰もベース防衛に来ない ベース防衛に戻りすぎて前線が崩壊する 幸いVer4.5B現在、エリアチェンジ中の味方が表示されるようになったので味方の状態を把握して戻るか戻らないかを判断できる。 ゲージ差が僅差の場合は何が何でも守らないといけないしこちらが劣勢の場合は多少手薄にしてでも凸や前線の押し上げで勝ち筋を見出さなければならない。 また、ベース防衛に戻って撃破や撃破支援を取りそびれるとポイトン的にはかなり禿げる。 ただし、ベースにいるのが狙撃や支援だけならできれば手伝ってあげたい。 昨今の凸麻はクイックステップのおかげでかなり嫌らしい機動を描くので支援単騎では当たれば無傷、外せば炎上の不利な博打になりかねない。 駆け引きを知る ベース内に突入しても、防衛がいると知ったらコアに直進せず、周りの施設を破壊しようと動く敵がいることがある。 彼らの狙いは、施設破壊を阻止しようと動いた貴方と入れ違いとなってコアを攻撃することにある。 なので防衛が複数機いるなら全員で対応せず、誰かしらは迎撃できるようにしておきたい。 もし防衛が貴方一人なら、敵の狙いがコアであることに留意して、入れ違おうとした敵にすばやく対応できるようにしつつ対応に向かおう。 これは敵が4ptシュートを狙ってきた場合も同様である。 コア前プラントの色に注意する 敵が、こちらのベース内に防衛がいる、と判断した場合、狙いをコア前プラントの奇襲に切り替えてくることがある。 このとき、MAPでプラントの色が灰色になってから向かうのでは遅い。 灰色になってからカタパルトに移動し、向かっている間に敵の占領はかなり進み、何かの事故でプラントの外に出されてしまったら占拠を完了される恐れが強い。 なので、ベース内に先回りし、敵を待ち受ける場合はカタパルト近くに布陣し、ベース前プラントの柱から出る光の色に留意し、色が薄くなったらすぐに動くようにしたい。 Aランク戦で苦戦してる人へ
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/10.html
成歩堂×真宵③ 「なるほどく~ん、まだ寝てるのー?」 …真宵ちゃんの声がする。 どうやら前に渡した合鍵で、呼び鈴も押さずに上がり込んだようだ。 ずかずかと隣りにやってきて大声を出す。 「もう、とっくに朝だよ!起きてよー」 「…ぅう、待って…あと…あと5分…」 ぼくは少しでも日曜日の朝寝が長引かせられるように、布団を頭からかぶる。 「外はいいお天気だよっ、洗濯して掃除して出掛けるんだよーっ」 そう、今日は実は真宵ちゃんと出かける約束をしている。 なんでも、トノサマンの新シリーズの公開記者会見があって、それを観に行きたいのだそうだ。 …全く、御剣とでも行けばいいのに。 貴重な惰眠が破られることを、少しばかり呪っていると、シャッとカーテンが開けられる音がした。 仕方ない起きよう…と思ったその時、まずいことに気がついた。…こ、これは…。 しかし、それを制する前に… 「ほーら、無駄な抵抗は…」 「あ」 …数コンマの差で、真宵ちゃんの手によって、ぼくの布団はひっぺがされた。 そして瞬間、微妙な沈黙がぼくの部屋を支配する。 「…あの…さ、なるほどくん…、ふくらんでるよ」 「…う、ん…」 トランクスの上からも、はっきりわかるくらい僕は勃起していた。 真宵ちゃんとは、既にいわゆる男女の仲になっているとはいえ、ぼくは少し動揺する。 しかしそこでひるむ真宵ちゃんではない。 ―(尋問 開始)― 「おしっこ我慢してるの?」 「いや、そうではなくって…」 「えっちなことでも考えてた?」 「いやいや、そんなこともないんだけど…」 「じゃあなんでここ、こんなにおっきくなってるの?」 真宵ちゃんは思いっきり証拠のブツに指を指す。 「えーと…あの、これは、一般に「朝立ち」と呼ばれるもので(中略)で、 つまり健康優良青少年男子にとっては、珍しくも何ともない当然ともいえる自然現象であって、 故意に何らかの働きかけが行われたというわけではないんだよわかった?」 何でか知らないが、ぼくは性に疎い真宵ちゃんに力説を試みた(本筋に関係ない部分は略したけど)。 「そうなんだー」 真宵ちゃんはあっさりと納得した。しかし… 「で、それどうなるの?」 「え?」 「これ、まだおっきいままだけど、勝手にしぼむの?」 「それは…」 何を言い出すんだ? 「えいっ」 「ぁひィ…ッ」 いきなりの感触に僕は変な声を出してしまった。 下腹部に目をやると、真宵ちゃんは身を乗り出して僕を自身を握っている。 「ま、ま、真宵ちゃん…」 「あ、痛い?」 「いや、痛くはないけどそうじゃなくって…ぅひぇ…ッ」 真宵ちゃんは両手で交互に、ぼくをにぎりにぎりしている。 「あはは、おもしろーい」 …笑ってるよおい。しかし彼女はさらに云った。 「あたしが出してもいい?」 ……。彼女はやる気だ…。ぼくは既に良い感じになっていて、言葉が出ない…。 あー、この無抵抗のまま、あっさりぼくは10代の女の子に辱められるのか。 真宵ちゃんとはこれまで何回かセックスはしたが、こんなに積極的なのは初めてだぞ…。 「なんか…さっきより硬くなってる」 小さな指が上下左右と軽くひねる様に摩擦を与え、ペニスは布地を引っ張ってさらに怒張を続ける。 「ねえ、なるほどくん。さっきから黙ってるけど、ちゃんと感じてるの?」 ぼくはやっぱり無言でこくこくと頷いた。…ど、どうにも恥ずかしすぎる。 ううう、丁寧にフクロの方まで揉まれてしまって。もういいや、好きにしてください…。 「あ、なんかじんわり…先っぽから出てきて…、えいしょっと!」 ついには、ぼくのトランクスは引き下ろされ、先走りに濡れる巨塔(誇大広告)が姿を現した。 「うわー…なるほどくん、すごいすごーい…。初めてこんなに近くで見たーっ…」 「…そ、そうだったんだ…」 ぼくは情けない声を出す。 「うんっ、だってえっちの時は部屋は暗くするし…、ホントきのこみたーい!」 …上のTシャツしか着ていないぼくを、さんさんと太陽は照らす。…ああ。 真宵ちゃんは、わーとかへーとか呑気な声を上げて、必死なのはこちだけである。 まあ、喜んでくれたようで何よりだよぼくは…。 そして、気を抜いていた瞬間にまたもや……。 「あひゃぁぅっ…ッ」 真宵ちゃんはぼくの脚の間に顔を寄せて、ぱくっと、そのきのこを口いっぱいに頬張っていた。 口の中で唾液と精液がじゅるじゅると混ざり、裏筋に舌がねらりと張り付く。 「ぅぐッ…ま、まよいちゃん…ッ、歯、歯は立てないでっ」 「…ン、ぁあ、ご…ごめんねっ」 ぬらぬらと光るペニスを吐き出すと、再び真宵ちゃんは先端をちろちろと舐めとって、 軽く口に含み、沸いてくる液体をずずずと吸い上げた。 「…ぅ、うぅ」 「はぁ…っ、ぬるぬる…気持ちいい?」 「うん…すごく」 「良かった。じゃあ気をつけるけど、またおかしなところがあったら云ってね」 うう、噛み千切ったりだけはしないでくれ…真宵ちゃんの行為は読めないから気を付けたいけど、 こっちも余裕なくなってきたんだよ…。 そんな思いをよそに、まよいちゃんは再びぼくを扱きはじめた。 …男の人の体って変なの~。でも、おもしろーい。 小さくなったり大きくなったり、柔らかくなったり硬くなったり。 これはどうかな~と思いながら、ああしたりこうしたり、…初めてだけどなんとかなってるかな? なるほどくん、気持ちいいみたいから。耳まで赤くして必死な顔してるもんね。あはは。 …でも…なんか、あたしも…、情けない顔をしてるなるほどくん見てたら、羨ましくなっちゃって、 あそこの奥の方がじんじんしてきちゃった…。あたしも気持ちいいことして欲しいな…。 あたしは思い立つと、なるほどくんのおちんちんはいいこいいこしながら、 自分の服の裾をたくし上げて、ショーツの上からあそこを軽く指で擦った。 「あ…ッ」 じんわりとした鈍い快感が走った。どうやら既にやらしい気分だったみたい。 もっと強く感じたくて、小刻みに熱い部分を弄ると、もう片方の手のなるほどくんへの愛撫も つられてどんどんペースが速くなっていく。なるほどくんの喉が鳴った。 ああ、もう、たまらない。湧き上がっては弾ける快感に声を抑え切れなくて、あたしは思わず なるほどくん自身に激しくしゃぶりついた。 「…ぅ、ンむっ、はぅむうぅ…ッ、…む、ぅ…」 「ま、まよいちゃん…っ」 「なっなるほど、くぅんっ」 いきなり、なるほどくんは起き上がったかと思うと、 ショーツの隙間から指を挿しこんでいたあたしの手は掴まれて、 さっきとは逆に、布団に仰向けにさせられてしまっていた。 あまりの早業に驚きながらも、唾液となるほどくんの粘液で、べとべとになった口元を拭っているあたし の上に、なるほどくんは馬乗りになって、あたし自身の液体でしみの出来た、水玉のショーツが 丸見えになるくらい、着物の裾を捲り上げた。 「…あ、あたしも、びしょびしょになっちゃった…」 そう云うと、なるほどくんはあたしの脚を思いっきり広げさせて、ショーツの上から濡れた自分自身を あてがって擦り始めた。 「ぁ、ぅ…なるほどくんの…が、…当たって…、はぁ…っ」 擦り込むような前後の小刻みな動きを逃さないように、あたしはなるほどくんの腰に両脚を絡ませた。 それは直接の性器の接触ではない分、じわじわとむずがゆい快感を生み出す。 「は、はぁっはあっ…はあぁっ…」 「真宵ちゃん…ごめん、やっぱり脚閉じて…」 「…?」 あたしの脚をといて、ぴったりと閉じさせた両腿の付け根に、硬い自身を挟み込むと、 なるほどくんはものすごい速さで再び腰を動かしだした。 「…あ、ゃだぁ…っ、だめだよぉ…、そんなに、速くっ…あ、ぁッ」 「真宵ちゃんっ、動かないでッ…」 下着を通して、敏感な部分への連続された摩擦の刺激があたしをおかしくさせた。 それでもなんとか、なるほどくんを逃さないように、ぎゅっと脚を閉める。 「ぅ…あ、ああァっ、は、はぁうン…ッ」 「…ぁ、う、…出ッ」 で、出た…ぁ…。 脚の間から引き抜いた瞬間に放たれた精が、あたしの太腿とショーツの上にぼたぼたと垂れた。 「…はぁ、はァ…でも、お気に入りのパンツが…、ぐしょぐしょになっちゃった…」 「ご…ごめん…」 肩で息をしながらなるほどくんは謝る。 水玉のショーツは陰毛やあそこがうっすら透けて見えるくらいに、白い精液で汚されていた。 「うぅ…こんなべちょべちょじゃ、履いてられないよ~っ」 こそこそと自分をティッシュで拭いて、トランクスを穿きだしたいるなるほどくんを横目に見ながら、 あたしはぶつぶつ呟いて、糸を引いて纏わりつくショーツを脱ぐ。 「まあ、そりゃあたしだって濡れ…きゃあっ」 なるほどくんは、あたしのそこだけ露わな腰を引き寄せると、またまた押し倒した。 「なっ、なるほどくんっ…」 腰を浮かされて、脚は広げられて、今度はあたしが、恥ずかしいくらい隅々まで露わにされた。 なるほどくんは、陰毛やひだの内側にこびりついているあたしの液を、舌で丁寧に舐め取る。 「やだぁ…そんな、なるほどくぅん…、気、持ちいい…っ」 さらに、先ほどの刺激でまだじんじんとしている陰核を大きな指でくにくにと優しく摘まれる。 「…ひ、引っ張っちゃ…だめっ、…おまめのところは…だめなのッ、あッぁっ…」 「まよいちゃん、もっと濡らしてもいいんだよ」 なるほどくんは、不敵な笑みを向けながら、さらにあたしを掻きまわす。 「で、出ちゃ、ぅよぉ…ぅあ…、く、ぅ…は、ぁあ…ぁ…も、もう…」 奥からとろりとあたたかいものが流れ出ると、それもじゅるじゅると啜り上げられた。 「まよいちゃん、そろそろ起きなよ。もう洗濯も掃除も終わったから」 気が付くと、あたしはなるほどくんの布団で寝ていた。 「…えっ!今何時っ」 「もうちょっとで昼だから、今出ればトノサマンに間に合うだろ」 「…あ、そんな長く寝ちゃったわじゃないんだ…」 のろのろと起き上がり、乱れた着物を直していると気付く。 「あ、あたし!パンツ穿いてないよなるほどくん!」 「…一応、洗って干したんだけど…」 ベランダに目を向けると、なるほどくんの洗濯物と一緒にあたしの水玉のショーツが風になびいていた。 「…なんか、スース―する…」 「ぼくのトランクス穿いてく?」 「う~ん…、いいや。駅前の下着のお店までこのままで行く!」 「え、でもそこのコンビニの方が早いよ?」 「ううんっ、あたしそこのお店に目ぇ付けてた可愛いパンツが駅前で売ってるんだもん、 だからなるほどくんよろしくね!」 「…う、わかったよ。でも、それまで裾を翻すようなアクションしないでね。例えば側転とか」 「はーい、ラジャー!そうと決まったらダッシュね、ほら、ダーッシュ!」 「あー…なんか、先行き不安なんだけど…」 と、いうことで、その日は、なるほどくんの未踏の地であった、 くどいほどにファンシーで甘ったるい女の子炸裂なお店でパンツをあれこれ買ってもらい、 無事、トノサマンの公開記者会見やショーを観ることが出来たのでした。 「またしてあげるからね、なるほどくん」おわり。 事務所で新聞を読んでいると、真宵ちゃんがやって来てぼくに着物の裾を捲ってみせた。 「ブふッ…い、いきなりなんだよ!」 「ほら、この前なるほどくんに駅前のお店で買って貰ったパンツだよ。可愛いでしょ」 「云われてみればそのギンガムチェックには見覚えが…じゃなくって、 女の子が人前でほいほいパンツなんて見せるんじゃない!…全く最近の女子高生はぶつぶつ…」 「なるほどくん以外の人には見せないよぉ」 「当たり前だ!しかも、ここは仮にも法を司る神聖な…それ以前に職場であって!」 「…でも、前にここでなるほどくんと…」 「あーーアレはいい、イイの、イイところで寸止めだったから数に入れないで」「そうなの?」 「そもそも何で寸止めになったかと思い出すと、手持ちのゴムが無かっ… あああああ、イイ歳こいてナニやってんだかなぼくはーーーー!!(当然続きは帰ってから致したが)」 「なるほどくん、あたしは気にしてないよ」 「ありがとう、とりあえず過去のことは水に流そう。そして今後、仕事中はストイックに行くからね」 「仕事と胃袋に何の関係があるの?両方とも消化よく行こうってこと?」 「そりゃストマックだろ!無意味にとんちづくんじゃない!」「ご…ごめんなさい」 「…とにかく真宵ちゃん、ここではっちゃけたことは禁止だから」「わかった。じゃあ、何か仕事ある?」 「…マンガでも読んでて」「うん」 (全ては閑古鳥がいけないんだよ真宵ちゃん!)
https://w.atwiki.jp/kyoyuhakoniwa/pages/555.html
ミレニアム戦争(Millennium War)とはα海域で1000ターン直前のT980から勃発した海域紛争である。 同盟『#B/C.』を母体とした同盟『Σ反旋風』陣営と同盟『∇旋風』陣営が争った。一方的かつ、短期間で戦闘は終了した。 ミレニアム戦争 場所 α海域 期間 ターン980 ~ 1008 結果 反旋風連合の勝利 交戦勢力 『反旋風』連合(13島) 『∇旋風』陣営(6島) 【Σ反旋風】 白露財閥島吉備の島ヌスママヌマスヌスマヌマス島曲がり角の呪い島呉越燃ゆ島南部連合島 【£Siesta】 あかね色に染まる島 【無所属】 夜桜島うなぎいぬ帝国島王子駅島Four Leaves島ポプラ島 【∇旋風】 儚き夢の島(T983放棄)ぬめめ島オーシア連邦島/ベルカ公国島(T991放棄)DESTINY島江田島(T988放棄)クマ島 前史 不可侵失効までの状況 儚き夢 失われた大義 終戦 評価 前史 トロンバ・ダーリャ #B/C. と ∇旋風 が前回対決した戦争。 この大戦に勝利した ∇旋風 及びその援軍である¢Heilig Untertasseは #B/C. に賠償と不可侵を要求。 詳しくは該当記事を参照されたし。 T980に不可侵は失効した。 大平和旋風 ∇旋風 盟主のやる気を奪い、放棄を決断させた一因と思われる。 不可侵失効までの状況 トロンバ・ダーリャの停戦条約締結により、α海域にはしばらくの平和が訪れた。 その間、 ∇旋風 は無所属の下位島に侵攻・植民地にすることで勢力を増す一方、介入された場合は盟約によって相互防衛権を発動し、全員で反撃する ∇旋風 とその相互防衛権を共有する「¢Heilig Untertasse」を止められる者はおらず、 ∇旋風 の台頭によってα海域では戦争を起こせない状況が続いていた。 演習などを除けば複数島の武力衝突は大平和旋風のみであった。(*1) そんな状況下、 #B/C. は不可侵が失効するT980へ向けて ∇旋風 打倒に今か今かと牙を研いでいたのである。 そして異なる思惑もそこに重なっていく。 トロンバ・ダーリャ終戦直後に #B/C. に加盟した #サンド島 がhakojoy第八回オフ会で同盟『WARDOG』再結成を宣言し、『打倒WDもどき』に燃える あかね色に染まる島 を引き連れて ∇旋風 打倒に協力した。 これは ∇旋風 の同盟マーク、同盟カラー、そして ∇旋風 所属島のうち1島の島名(*2)が旧『∇WARDOG』と被っていたため起きた、ひどい偶然である。 水面下で大々的に協力島を求めて動く #B/C. に 夜桜島 や 王子駅島 など、無所属からの援軍も複数島集まった。 大平和旋風勃発で あかね色に染まる島 の当戦争参戦が危ぶまれはしたものの、勢力拡大を続ける ∇旋風 に対し、 #B/C. は7月中旬頃のT900には着々と戦争の準備を行っていたのである。 儚き夢 T980、 夜桜島 が1ターンフライングしたものの、続くT981には Σ反旋風 陣営が ∇旋風 の主要6島に次々と宣戦布告。更に1ターン遅れて ポプラ島 が宣戦布告した。 同じくT981、 #B/C. は同盟の名称を Σ反旋風 へと変更。 ターン981:同盟「B/C.」が『反旋風』に名称変更。 その盟約で下記の3条項を宣言した。 対巨大同盟 ∇旋風 用に結成した同盟である ∇旋風 を滅ぼした後、旧B/C.には戻らず解散する ∇旋風 が滅びるまで何があっても戦い続ける Σ反旋風 陣営による集団布告の結果、 ∇旋風 盟主の ∇儚き夢の島 は以下の反応を示した。次の更新で島は失われた為、SSを記載する。 ターン982:ナカト リアルが忙しくて大戦に対応出来ませんので残念ながら放棄します。 (∇儚き夢の島) ターン982:ナカト リアルが落ち着いたらまた戻ってくるかもしれませんのでその時はよろしくお願いします。 (∇儚き夢の島) 宣戦布告から2ターン後のT983、 ∇儚き夢の島 が島の放棄を実行。再登録時に決着をつけようとも報復するとも取れる発言を残し、α海域を去って行った。 ターン983:∇儚き夢の島、放棄され無人島となる。 失われた大義 放棄したのがたまたま盟主だっただけで、旋風主力は未だ健在であるという判断の下、 Σ反旋風 陣営は残り4島の攻略を2島の攻略作戦に縮小して続行した。 とはいえ、その前提は「¢Heilig Untertasseと主要6島以外の旋風所属島が参戦し、長期戦になる」というものであった。 また、 ∇儚き夢の島 が再登録した際に旧 ∇旋風 からの援助を受けて再度 ∇旋風 を立ち上げ、今回のような長い準備期間を取る暇なく報復で個別撃破されるかもしれないという疑念もあった。 T988に 夜桜島 が旧 ∇旋風 と開戦。同時に 江田島 が放棄される。 ターン988:江田島、放棄され無人島となる。 T989には ポプラ島 を除いた Σ反旋風 が旧 ∇旋風 と開戦し、 クマ島 へ侵攻を開始。艦艇で海を埋め尽くす作戦に出た。次のターンには一気に超災難賞まで受賞した。 T990、 Σ反旋風 陣営が オーシア連邦島 へと侵攻。こちらはホークで海が埋め尽くされた。 T990から、 Σ白露財閥島 他数名がチャットに現れ、 Σ反旋風 陣営内部で協議中の終戦条約の公表を開始する。 とりあえず公表された第1条は クマ島 及び オーシア連邦島 へ現在派遣されている戦力が派遣されているホークの帰還ターンまで攻撃を続行し、 クマ島 の艦艇もそれに合わせて帰還するというもので、旧 ∇旋風 側からは「孤立無援で耐えられるわけがない」との声が上がった。 Σ反旋風 陣営内部では当初の予定通り6島(4島)壊滅を目指す旋風主力壊滅派から、¢Heilig Untertasseが参戦するという前提が崩れた現状でその条件は厳しいとする無条件停戦派まで多様な意見が出たものの、最終的に決定権を持つ Σ白露財閥島 の強権により、最終決定は以下のようになった。 (下記は オーシア連邦島 放棄後に行われた DESTINY島 への記帳) ターン991:桃太郎 しろ クマ島・ベルカ公国島の攻撃は最後まで実行します。ただし、どちらも無人化の意図はありません (Σ吉備の島) ターン991:桃太郎 しろ 海軍の全滅が最終目標です (Σ吉備の島) ターン991:桃太郎 しろ ぬめめ島、DESTINY島には全艦艇(軍港を除く)の破棄を要求します。呑まれなかった場合は強行します (Σ吉備の島) ターン991:桃太郎 しろ 以下4島の海軍の無力化を終了次第、こちらの目的は達成され、停戦及び反旋風は解体いたします (Σ吉備の島) ターン991:桃太郎 代理人((オーシア連邦島))が放棄されましたので、私も代理で転写します。 (Σ吉備の島) この条件を受け、 オーシア連邦島 は島を放棄した。 ターン990:オーシア連邦島、名称をベルカ公国島に変更する。 ターン991:ベルカ公国島、放棄され無人島となる。 終戦 ただ1島攻撃に晒され続けた クマ島 はT997までその数を減らしつつも海軍を多数残していたが、同T997からホークの追加派遣が行われるようになると、T998にはついに残って抵抗を続けていた全海軍を破棄。 これによって、戦争中の旧 ∇旋風 全3島の海軍無力化が果たされた。 T988、 Σ反旋風 は停戦を待たずして解散。 両陣営は順次停戦していくこととなった。 ターン998:同盟『反旋風』が解散! こうしてミレニアム戦争は1000ターンを前に終結し、巨大同盟であった ∇旋風 及び Σ反旋風 はいずれも解体された。 評価 巨大同盟 一時最大12島を抱えた『旋風』、8島を抱えた『B/C.』はいずれも解体されることとなった。巨大同盟の存在は、海域の停滞を招くと考えられるようになった。 艦隊飽和攻撃 トロンバ・ダーリャでは見られなかった、艦隊での飽和攻撃が見られた。しかし、これを受けたクマ島は、ホークの派遣が行われるまで艦隊が健在していた。とはいえ、軍港を封鎖するなど、反撃のチャンスを与えなかった。 同盟の再構築 二つの巨大同盟が解散したことで、多くの島が無所属となった。新興同盟が力を持つチャンスを生み出した。 ナカトさんって大規模同盟盟主の割に、無所属が絡んでくること想定できてなかったんか -- 名無し (2017-07-28 22 45 37) リアルが忙しいなら最初から巨大同盟建てないし、逃げたんやろ。もう来るな -- 名無しさん (2017-07-28 23 17 23) WARDOGのくだりは本筋と関係ない気もしますね… -- 名無しさん (2017-07-29 16 08 54) 旋風倒すって言ってる割には所属島全部には布告してないという -- 名無しさん (2017-07-29 16 11 43) 事実と異なる、第三者から見て不快になる一文を削除しました。 -- 名無しさん (2017-07-29 16 14 49) 旋風には明らかに開発途上の国もありましたし、そういう意味での配慮が働いたのでは -- 名無しさん (2017-07-29 16 26 47) 先の大戦でも戦争をふっかけたのはBCなのに、こんどはなぶると -- 名無しさん (2017-07-29 17 26 30) 逆恨み戦争の方が正しいな -- 名無しさん (2017-07-29 19 40 54) 旋風盟主が放棄したのはうぇええって感じだが、あとはただの逆恨みリンチ -- 名無しさん (2017-07-30 01 51 15) 戦争だから蹂躙されてしまうのは当然では? 逃げずに戦えば落とし所もあっただろうに -- 名無しさん (2017-07-30 12 53 01) 再登録とか艦隊放棄とかさせといて援助もクソもねーよなww -- 名無しさん (2017-07-30 20 22 30) ↑再登録や放棄の強要はしていないのでは -- 名無しさん (2017-07-30 20 56 02) トロンバ・ダーリャではBC側から人口60万人巻き上げられてるから、正直どっちもどっちなんだよなぁ -- 名無しさん (2017-07-30 20 59 06) 盟主消えたとはいえ、8ターン何してたんだ。旋風10島以上いたのに協力する気皆無だな。こんなのに怯える必要そもそもあったのか。 -- 名無し (2017-07-30 21 18 59) なんか随分偏った内容だな。wardogの人が書いたの?BCも乏しめてるし、wardogの設立どうでもいいし、何を残したいんだ?BC利用されてたんじゃない?笑 -- 名無し (2017-07-30 21 24 16) トロンバ・ダーリャもHUがいたとはいえ、BCが粘ればIN率とかもろもろの理由で勝てただろ。 -- 名無しさん (2017-07-30 21 39 36) トップなしでは戦争どころか停戦交渉程度の外交すらできなかった旋風。島数だけだったのに脅威を過大評価されて包囲されるとは憐れ…… -- 名無しさん (2017-07-30 22 24 56) 停戦終了後に即戦争になるとは思ってなかった。 -- 名無しさん (2017-07-31 00 56 30) ↑旋風の人?旋風のコメントも見てたけれど、さすがに認識甘いというか、行動に伴う影響考えられない人たちというか・・・ -- 名無し (2017-07-31 01 08 15) パッと見下位島の寄せ集めというか防護壁というか、どう見てもBC側のが強そうだったんだよなぁ -- 名無しさん (2017-07-31 02 11 50) とりあえずコメントページ分けませんか、このままだと長くなり過ぎる -- 名無しさん (2017-07-31 05 58 50) リンチは悪くないと思うけど、停戦後の「感謝」とかがクサすぎ、キモいわ -- 名無しさん (2017-07-31 07 49 31) 戦争系だから致し方ないとは言え、BCの盟主が自分より圧倒的に弱い島に無理矢理タイマンを押し付けて返り討ちにあって、今度は差程戦力に差がないのに人を集めて逆恨みリンチをする -- 名無しさん (2017-07-31 08 45 48) 一人に振り回されてた戦争って感じですかね。とはいえ、解散せずに粘って欲しかったなぁ。 -- 名無しさん (2017-07-31 08 55 29) なんか中傷コメ多くないですか?一部が複数回書き込んでるのか分かりませんが、荒れる原因になるのでコメント欄消しても良いと思う。BC中傷・擁護ともに見苦し過ぎる。 -- 名無しさん (2017-07-31 14 32 32) ナカトくんがオナってるだけやろ、消していいと思う -- 名無しさん (2017-07-31 17 41 30) この手の記事は大抵ミコトかそのあたりが自己顕示欲満たすために書いてると認識して斜め読みするだけで十分。 -- 名無しさん (2017-08-01 00 19 08) 戦史自体の内容から逸脱した中傷コメントが多かったので削除しました。戦争自体に対する論評は自島の観光者通信やwikiの個別ページを利用してください。 -- 名無しさん (2017-08-01 04 34 14) 戦争自体の個別ページがここなんじゃないの?自島で長々と論評するのは頭おかしいでしょ・・・ -- 名無しさん (2017-08-01 11 42 06) 戦史なんだから異論激論が出るのは当たり前で削除はさすがにやり過ぎでしょ。 でも自分のwikiでやれは正論。 -- 名無しさん (2017-08-01 12 36 32) ポストミレニアム使われてて草。ちなみにポストミレニアムは、ミレニアム戦争後のことを指したものなので、第二ミレニアムとは異なります。 -- siz (2017-08-01 21 44 55) 匿名でやれるから言えるんでしょーが コメント消しても書いた人の考えが消えるわけじゃないし削除するのも自由だけどね -- 名無しさん (2017-08-02 14 40 11) wikiにおいて他人の書いたものを個人が独断で消すことは相応しくないと考えるため、復元しました。 -- なちゅらる (2017-08-02 19 29 10) 復活はいいですけど、もうコメ欄凍結でいいよ -- 名無しさん (2017-08-02 21 01 30) 本当にひどい誹謗中傷なら管理人判断で消すはず。外野がとやかくいうのはお門違い。それだけ戦争による情勢に興味があったってこと。変な情報操作は逆に不信。 -- 名無し (2017-08-02 21 37 31) 記事もコメントも書いてないのに唐突に罵倒されてて草生える(´・ω・`) -- 橘ミコト (2017-08-02 22 02 05) トロンバ・ダーリャと形式を揃えました。不満があったらすみません… -- siz (2017-08-03 01 25 04) 名前 コメント total - , today -
https://w.atwiki.jp/emups2/pages/75.html
PS2ソフト動作報告 - へ ベースボールライブ2005(動作状況 ○) ヘビーメタルサンダー(動作状況 ○) ベルウィックサーガ(動作状況:◎) ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章(動作状況:○) ペルソナ3 FES (動作状況 ○) ペルソナ4(動作状況:◎) ヘルミーナとクルス~リリーのアトリエ もう一つの物語~(動作状況 ○) ベースボールライブ2005(動作状況 ○) pcsx2 0.9.7.4406 GSdx4404 0.1.16 SPU2-X r4330 1.4.0 LinuzIso CDVD 0.9.0 C2D E8500@定格 DDR2 1GBx2 Geforce9800GTX+(512) win7 ult 32bit ■動作速度・不具合の有無 ペナントモードで阪神選択 VSヤクルト 1回表裏動作確認 メーカー等各ロゴ表示直後にブラックアウト Game Fixes→「Skip MPEG hack(以下、略)」でスタート画面にたどり着く 試合開始すると、文字表示等がおかしい(一部の文字が表示されず) Renderer設定を「software」に設定すると正常に表示される キャッチャー視点画面は40fps程度で動作 やや重い印象 守備画面などは50台後半fps 快適 文字表示に目をつぶり、「Hardware」設定にしても、動作は上記同様 遊べる範囲だと思います。 ■備考 投稿:2011/03/15 ヘビーメタルサンダー(動作状況 ○) PCSX2 1.5.0dev3304 GSdx 20191011210420 SPU2-X 2.0.0(20191011210420) cdvdGigaherz 0.11.0(20191011210420) RYZEN5 3600X DDR4 PC4-25600 8GBx2 Geforce GTX1660ti Windows10 64bit ■動作速度・不具合の有無 ストーリーバトルで1試合目までの動作確認(起動程度) 確認した範囲で不具合は見当たらず D3D(HW)×6Native 60fps動作 ■備考 2019/11/6 pcsx2-v1.6.0 GSdx32-avx2 SPU2-x ISO起動 SCPH-70000 core i9 10980XE @4.3GHz PC4-25600 32GBx4 GeforceRTX2080Ti 11GB Win10pro 64bit ■動作速度・不具合の有無 DirectX(HW)、6xNativeで60FPS ストーリーバトルで1試合目までの動作確認 ■備考 投稿 2021/02/05 ベルウィックサーガ(動作状況:◎) pcsx2 1.0.0(r5339) GSdx5209AVX0.1.16 SPU2-X r5324 2.0.0 LinuzIso CDVD 0.9.0 Ci5 2500K@定格 DDR3 4GBx2 Geforce GTX560Ti win7 64bit窓辺ななみ ■動作速度・不具合の有無 1章 最初の戦闘クリアまで動作確認 60fps快適動作 特に不具合も見当たらず ■備考 ID SLPS25497 CRC 0x2FCA8492 投稿:2012/7/14 ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章(動作状況:○) pcsx2 1.6.0 GSdx 1.2.0 SPU2-X 2.0.0 cdvd Gigaherz 0.11.0 AMD Ryzen 5 5500U 4GBx2 AMD Radeonグラフィックス Win10home x64 ■動作速度・不具合の有無 2周クリア+全武器入手 HWだとゲージ類とムービーの字幕が表示されない、HWハックのPreload Frame Dataにチェックで直るがゲージ類は減色している ■備考 投稿 22/1/29 ペルソナ3 FES (動作状況 ○) PCSX2 0.9.5 rev377 X3 GSdx 0.1.8 ZeroSPU2 0.4.4 Linuzappz CDVD 0.7.0 C2D E6850 3.4GHz DDR2 800 1GBx2 Geforce 8800GT XP sp2 / Vista ■動作速度・不具合の有無 ほとんどのシーンでほぼ60FPS、ムービー正常、ベルベットルームなど一部の場所でテクスチャ改善 P.E.Op.Sだとムービー・イベント時の台詞が遅れる 初回のみ3回続けてセーブが必要(セーブ失敗と出る)、それ以降は1回でもいいが表示は失敗と出る 戦闘中一番初めにターゲッティングされている敵を攻撃すると稀に止まる。総攻撃をかけるとその敵も攻撃可能になる。敵に攻撃する順番・スキルを変える事で回避できる場合もある 全体攻撃技・回復では止まらない、雑魚戦・タルタロス内部では主人公が攻撃した時に止まる。仲間では10/4のボス戦でゆかり(並び順では2番目)がストレングスに攻撃した時、美鶴(並び順では4番目)がフォーチュンにスキル攻撃した時に止まった。やり直すと止まらない場合もあり 後日談では上の条件で強敵(赤)に部類する雑魚と、コロッセオでメフィスが美鶴に通常攻撃をした時に止まった Qロードで復帰すると画面が乱れる場合があるが、画面を切り替えるかカーソルを何度か動かすと元に戻る ■備考 本編・後日談クリア確認(コミュニティ・エリザベスの依頼全制覇) rev384X3 v2のSpeed Hacks専用オプションで攻撃時止まるバグが解消(全部ではないかも) rev307で重かった授業中・4人行動時での塔内部・キャラが多い場合の戦闘時などが軒並み解消、非常に重かった最終決戦もほぼ60FPSキープ 最終階層に出る全身ガラス張りみたいなカブト虫戦ではFPSが20FPS前後まで下がる また金箱やレアシャドウと遭遇した時も10FPS前後下がる クリア確認。CPU E7200 2.53GHz。pp396-X3またはpp449+最新プラグイン。 VUskip0-0-0-4、speedhack全て無し、roundmode-chop、FtZ・DaZオン。 FPUoverflowcheckがオンだと左上の風花の窓が黒くなる。 pp467以降VUskip入れるとカクカクに。pp636でセーブ問題修正。 pp627の少し前で戦闘突入アタックを外すとハングするのが修正。 ほぼ常時60fpsだが金色系ボスのみ20fpsに激減。 高スペックPCなら最新版(PP708~とか)を使いCPUをLimitにするだけでほぼ実機並に動くはず。自PCは遅く~50fpsまでなのでVUskip必須だったがペルソナ3はFrame/VUskipと相性が悪いようでskip調整が入り始めたpp467以降ではスキップオンにすると逆にカクカク引っかかってしまう。466以前のppではエンカントを失敗するとハングするが60fps出るのでまめなF1セーブをしました。396X3と449はスピードも再現度もほぼ同じ。449を使ったのは466以前のppで一番新しい手持ちがそれだったというだけの理由。speedhackはどれを入れても殆ど効果ナシだった。 PCSX2 0.9.9(SVN) r5113 GSdx 890 SSE2 SPUX2 0.1.14 Linuz ISO CDVD 0.9.0 Pen-Dualcore E6600 3GHz DDR2 800 1GBx2 Geforce 8600GT XP sp3 ■動作速度・不具合の有無 殆どのシーンで60fpsキープ。ラストダンジョンや深層モナドをパーティで移動中などは若干重く感じた。(fps50前後か?)金の手袋やボス、深層モナドの敵など、一部の敵との戦闘において極端なfpsの低下が見られる。(fps10程度まで減少) ムービー正常、ベルベットルームなど一部の場所でテクスチャ改善。しかし、教室の黒板や寮の絨毯など一部のテクスチャが埋没したり表示の乱れあり。 以前の報告にあった、主人公が攻撃した場合に止まる現象は特に見られなかった。 flame skipを使用すると垂直同期が乱れたような表示になるのでoffを推奨(というか乱れすぎてゲーム出来ないと思われる) Game fixのペルソナ専用オプション"VU-Clip Flag Hack"は未使用でも特に問題は無かった ■備考 Episode Yourselfクリア確認。Episode Aegisはこれから。 0.9.6では表示等の問題はなかったが主人公攻撃時止まる現象が見られた。0.9.7,0.9.8ではどのGSdxを使用してもHardwareでは描画できず。 ステートセーブ後、ステートロード時にセーブした時と場面が異なっているとロードできない場合あり。再起動後ステートロードすれば問題なかった。 投稿:2012/03/19 PCSX2 0.9.9(SVN) r5151 GSdx 5102 AVX SPU-X 2.0.0 r5025 cdvdGigaherz 0.8.0 r4488 Corei5 2500k 定格 DDR3 1333 16GB RADEON HD5850 Win7 x64 sp1 ■動作速度・不具合の有無 設定はDX11 HW、内部テクスチャ1024*1024。ポリゴンシーンは見違えるほど綺麗になる。 序盤プレイ。ポリゴンシーンは100FPSが維持できる。ムービーシーンは70付近に落ちるが、60未満になることは殆ど無い。快適。 セーブ画面は60以下に落ちるが、さほど支障はないだろう。 HWレンダだとタルタロスのマップがガタガタになる。SWレンダだと治る。だが、わからなくなるほど崩れるわけではないので高画質化・軽量化したいならHW推奨。 第一ダンジョンで70~80FPSに落ちた。しかし60FPSになることはないのでプレイ自体は快適。 ■備考 序盤のみ。クリア後再度報告する予定。 最新のスペック、最新のPCSX2なら致命的な不具合、極端な重さはなさそう。Speedhackやflame skipも必要ない。 投稿:2012/05/03 ペルソナ4(動作状況:◎) PCSX2 0.9.5 384x3 GSdx 0.1.9 svn786 ZeroSPU2 0.4.4 SCPH-70000 C2D E4400@3Ghz DDR2 800 2GB Geforce8800GT@512MB XP Pro SP2 ■動作速度・不具合の有無 クリア確認、基本60FPSで重いところが50FPSくらい、rev384X3 v2でないとFPS半減 P3と同様初回セーブは3回続けてセーブが必要、その後は1回でOK(PG版Rev636にてセーブ正常終了確認) ZeroSPU2 0.4.6だとたまに音声がループしFPSが著しく下がる、特にF4でCPUモードを変えた時に発生しやすい 街以外は軽いです、左下の今いる場所が表示されず ■備考 PCSX2 rev384X3 v2のSpeed Hacks専用オプションONで忘却の風バグ回避可能 PCSX2-r1474 GSdx-r1398 SPU2-X-r1894 SCPH-39000(JP) C2D E8500@3.16Ghz DDR2-800 4GB Geforce GTS250 Win7RC Ultimate ■動作速度・不具合の有無 クリア確認。常時60FPS 上記で報告されている不具合は改善 テクスチャが欠ける場合はDX10、Logarithmic Zにチェックなどで改善 rev1400以降のgsdxだと建物の影等がチラつくので、1398以前のrev推奨(影の問題は841で修正?) SSSE3よりもSSE4のほうが若干負荷が5~6%程少ない 解像度1600x1600時、一部のシーンで急に負荷が高くなった(下記の解像度では問題無し) Gsdx10Hard(1280x894) ■備考 Gamefixes - VU clip Hackチェック スピハク、アドバンスはデフォ設定 重く感じるときは、CPU→VUskipにチェックして、ConsecutiveFrame to skipの値を2(凄く重い場合)~5(時々60FPSでなくなる場合)で調整すると軽くなりました PCSX2 1.2.1(r5875) GSdx-sse4-r5875 SPU2-X-r5875 SCPH-70000(JP) i7-4790S 3.20Ghz 4x2 8GB Geforce GTX750Ti 2G Win8.1 ■動作速度・不具合の有無 クリア確認(隠しダンジョン含む)(◎) フリーズ等の不具合無し 常時60FPS ■備考 RENDERERをDirect3D11(Hardware)に設定するのを忘れずに Softwareでは一部のダンジョン内、一部のイベント、戦闘中のアイテム使用時等にFPSが大幅に下がる(Hardware変更後は常時60FPS) ヘルミーナとクルス~リリーのアトリエ もう一つの物語~(動作状況 ○) pcsx2-v1.5.0-dev-2644 GSdx32-avx2 SPU2-x cdvdGigaherz SCPH-70000 core i7 6950X @3.8GHz PC4-17000 16GBx4 GeforceGTX1080 8GB Win10 64bit ■動作速度・不具合の有無 OpenGL(SW)で常時60FPS。HWの場合はNativeで。内部解像度を上げるとほぼ全ての画面で表示不具合(大量の横線など)が出る。 2日目までチェックした段階では問題はない。 ■備考 投稿 2018/10/31
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/57077.html
登録日:2024/09/19 Thu 14 45 22 更新日:2024/09/22 Sun 16 05 37NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1963年 HOMO MONO ゴムネコ トンボ鉛筆 ボールペン ロングセラー商品 事務用品 修正テープ 商品 技術の結晶 文房具 日本の技術力 消しゴム 鉛筆 「MONO(モノ)」は文具メーカーのトンボ鉛筆が展開するブランド。 語源は「唯一の、比類なき」などを意味するギリシャ語「monos」。 鉛筆 トンボ鉛筆と東京大学の故赤松教授が開始した芯改良プロジェクトにより生まれた最高級鉛筆「HOMO(ホモ)」を前身とする。 東大教授を迎えた産学協同で世界最高を目指した製図用鉛筆の開発プロジェクト「鉛筆の芯を科学する」が1949年に始動して3年目の1951年、世界に先駆けて鉛筆に国家規格JIS Z 6605[鉛筆(黒シン)]が制定されたJISによる品質管理の恩恵も得て、品質・価格ともに最高級を誇る最高級製図用鉛筆「HOMO」が1952年に完成。9Hから6Bまで17硬度が揃えられた。 鉛筆芯は固くなるほど濃度が下がってしまうがHOMOは9Hでも鮮明な描線を残し日本の戦後の産業の発展に貢献した。 軸木にはファーストクラスのインセンスシダーを厳選し、その美しい木目を生かすため透明なラッカー塗装を施すなどの丁寧なつくりも話題になった。 「HOMO」という名前は英語のhomogeneous(均一、同質)に由来し、芯が超微粒子として均質にできていることの証として名付けられた。 余談だが「ホモ牛乳」「ホモソーセージ」もこの意味からつけられている。アッー!的な意味だと思ったやつ表出ろ。 さて、最高級製図用鉛筆として華々しく登場したHOMOも、その後同業各社の追い上げを受け、新たに研究を重ねた結果、芯の原料黒鉛と粘土の究極までの細粉化に成功。1963年に今度は世界最高水準の品質を備えた「1ミリ立法に80億個の粒子をもつ、書き味、強度、濃さすべておいての最高級鉛筆」MONOを完成し、再び最高級製図用鉛筆のトップに躍り出て「MONO」ブランドの誕生となった。 こちらも、HOMOと同じく技術指導に当たった東京大学の故赤松教授による命名である。 初期の頃はロゴの「O」の中に六角形の鉛筆断面がデザインされていた。 製図用鉛筆の品質はライバルとの競争で世界のレベルを超えるところまでヒートアップした。MONOの完成から4年後の1967年、トンボ鉛筆創立55年を記念して「MONO」の高品質にさらに磨きをかけた1ミリ立方に100億個にまで高められた微粒子から名付けられた究極の製図用鉛筆「MONO100」が発売。 この鉛筆には優れた品質に加えて消しゴムできれいに消せるという特長を実感してもらうため、当時は珍しかったプラスチック消しゴムがサービス品として1ダースに1個添付されていた。 この消しゴムが良く消えると評判になり、1969年に単体で製品化されたのが「MONO消しゴム」である。 1971年にはザ・ドリフターズをイメージキャラクターとしてCMに起用し、「MONO」を1ダース購入すると貰えるドリフメンバーのフィギュア「首ちょんぱ人形」が人気を博した。 この人形の首が飛ぶギミックが元で、現代でも首切断などのことを「首ちょんぱ」と言う人もいる。 消しゴム 先述の通り、1967年に発売された最高級鉛筆「MONO100」のおまけに1ダースに1ケサービスにつけた消しゴムが、その品質の優秀性に多くのユーザーから単独での販売希望が殺到し、1969年に単体で製品化したもの。 MONO消しゴムはビニール系樹脂がベースで従来の生ゴム由来の消しゴムと比較して経時変化による劣化がきわめて少なく、消字性に優れ消し屑も少ないなど、その優秀性で消しゴムのカテゴリーでトップに立った。 付属品だったころは白・黒のケースに緑のバンドだったが、単体販売にあたって小さな消しゴムが店頭で目立つように、三色旗をイメージしてデザインされた青・白・黒のトリコロールが最大の特徴。 このデザインは2017年に日本国内第一号の「色のみからなる商標」として登録されている。 また、受験生向けに青白黒ストライプのみで文字の無い「文字無しMONO消しゴム」も発売している。 スタンダードなMONO消しゴムは5サイズ。 消しゴム落としに大きいサイズを持ち出してきた覚えのある人もいるだろう。 他には汚れに強いブラックタイプ、折れ、割れ、カケに強い、「モノタフ」、軽く消せる「モノ LIGHT」、消しクズがまとまり指でつまんで捨てられるので紙面や机の上を汚さずきれいに使える「NON DUST」、天然ゴム、硅石粉を使用した非塩ビの消しゴムでインクを紙ごとけずることでボールペンで書いた文字や印刷された字を消す砂消しゴムなどもある。 野茂英雄ブームの時にMONO消しゴムの「MO」と「NO」を入れ替えてNOMO消しゴムにした人もいるだろう。 しかし2005年、力を入れても消しゴムがスリーブに食い込みにくくするためスリーブの角を丸くカットしたので、今やこの加工は難しくなっている。 Uカットを施すことに伴い、スリーブの長さも見直し、 1.5 ミリ~ 3.0 ミリ 長くなっている(2番目に大きいサイズは変化なし)。 ポリ塩化ビニル製のプラスチック消しゴムには柔軟性や弾性を与えるために可塑剤が添加され、その消しクズも可塑剤を豊富に含有する。 消しゴムに使用されている可塑剤が筆箱にも馴染む性質であった場合に、その可塑剤が移行することでポリスチレン製の筆箱や定規と融合してしまうことがある。 高温環境下ではこの現象はより短期間のうちに進行する。 「欧州RoHS指令」(電気・電子機器における特定有害物質の使用制限)において2018年春から「フタル酸エステル使用」の製品が規制されたため、非フタル酸系の代替可塑剤が使用されている。 消しゴムや消しクズが、塗装面やプラスチック面などにくっついたり溶かすことがあることには変わりないので、使用後にはスリーブに入れよう。 2007年、ホルダー消しゴム「MONO zero」が発売された。 「ピンポイント消し」を極めた精密極細ノック消しゴムで、2.3mm径の丸型は発売当時、世界最細サイズだった。 0.7mmの「ショートピッチノック機構」や消すところが見やすい「金属ロングパイプ」など、製図ペン感覚で小数点やイラストのニュアンスまで微細に修正でき、2010年度デザイン賞を受賞している。 2013年発売の5.5mm 厚の消しゴム「モノスマート」はA/B罫ノートの一行消しに最適な薄型形状でMONO消しゴムで、携帯に便利手にフィットし、力を入れやすい形状ながら特殊配合で薄さとしなりづらく細部から広範囲まできれいに消す強度を両立し、2013年度デザイン賞を受賞している。 修正テープ 1991年、最初のマウス型修正テープ「モノホワイトテープMS」を発売。 1993年にトンボ鉛筆のタイ工場で生産を開始した修正テープ「MONOホワイトテープYN」はヨコ引きタイプ改良版で細部修正用4mm、スタンダードタイプの5mm、マスキング用に6mm幅と幅ラインナップをはじめて揃え、1994年度グッドデザイン賞を受賞。 開発した協力企業から実施権を得て、トンボ鉛筆の大量生産技術で低コストを実現した結果、世界的に進出を果たした。 2001年には巻き戻しボタンを付け使い勝手を重視したデザインのコンパクトな修正テープ「MONOホワイトテープCF」を発売。コストパフォーマンスにも優れ、2001年度グッドデザイン賞を受賞。 2002年にはペンタイプの使い切り修正テープ「MONO PL」を発売。ペンのように持てて筆箱やペン立てにも収納しやすく、携帯に便利なクリップとスライドヘッドカバー付きで2003年度グッドデザイン賞を受賞。 2002年にはさらに横引きタイプのつめ替え式修正テープ「MONO YX」を発売。自然な動きで使え安定感に優れ、さらに簡単・確実なスライドカートリッジ式で経済性をプラスしてこれも2003年度グッドデザイン賞を受賞した。 2004年にはヨコ引きタイプで、ペン感覚で持てるスリムボディの修正テープ「MONO YS」を発売。ヨコ引きの安定性と、持ちやすさを両立し、テープの密着不良を防止する手ブレ補正ヘッドやスライドヘッドカバーを搭載して2005年度グッドデザイン賞を受賞。 2012年、修正テープに消しゴムも付いた複合修正具「MONO 2way」を発売。 片方が修正テープ、もう片方が消しゴムでボディにあるボタンをスライドさせると修正テープヘッドが出てリングをまわすともう一方の消しゴムが繰り出される。2023年廃盤。 2013年、誰でも上手に使える人間工学(エルゴノミクス)形状の修正テープ「モノエルゴ」発売。 金沢大学柴田教授との共同開発により、自然に最適な持ち方に誘導されて、2013年度レッドドット・デザイン賞を受賞。 2015年、テープの供給をコントロールする独自機構「エアータッチシステム」を搭載した修正テープ「モノエアー」発売。 修正ヘッドを押し当てたり離したりする力を利用してテープを切るための抵抗が不要となり、使い始めから使いきるまで軽いタッチで消せて2016年度グッドデザイン賞を受賞。 筆記具 1984年水性ボールペン「MONO BALL」 を発売。 低価格の水性ボールペンとしては初めて高級万年筆の内圧制御に使用される蛇腹と通称されるインクフィーダーを搭載した。 従来の主流であった中綿式に代えて大容量の顔料を使用した耐水性インクを軸内に直接液状で注入してあるのでインクの残存量が一目でわかり、 金属性チップと超硬ボールの組み合わせで長距離筆記が可能で長期保存に優れていた。 2014年、消しゴム付きシャープペンシル「モノグラフ」発売。 軸は青白黒のストライプで透明のクリップ。必要な時に回転して繰り出すMONO消しゴムを搭載。軽く振るだけで芯が繰り出せるノック機構と誤動作を防ぐロック機構を装備して2014年度グッドデザイン賞を受賞。 2021年、書きやすさを追求したボールペン「モノグラフライト」発売。 高精度ニードルチップと超低粘度油性インクの相乗効果で滑らかな書き味を実現。ペン先が見やすく2021年度グッドデザイン賞を受賞。 追記・修正はMONOを使ってお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ノンケになっちゃったワケか -- 名無しさん (2024-09-19 15 08 03) 因みにホモ牛乳やホモソーセージもhomogeneous、Homogenizeから取ってる。野茂英雄が流行った時はケースを切り貼りして「NOMO消しゴム」とかやってるやついたなぁ…(オッサン並感) -- 名無しさん (2024-09-19 15 30 16) MONO消しゴムなら致し方なし -- 名無しさん (2024-09-19 16 22 46) ここの消しゴムは日本人なら大抵の人間が世話になってるだろうね -- 名無しさん (2024-09-19 20 53 27) というか『HOMO』という言葉自体が同質とか均一を意味する接頭辞で、同性愛を意味するホモ・セクシャルも「同質」「性的指向」で『自分と均一な性への性的指向=同性愛(者)』の意味なので、根っこは繋がっていると言えば繋がっている(またこの語源から分かるように、実は「男性の同性愛」に限定する意味はない) -- 名無しさん (2024-09-19 21 17 03) ライバルの uni も「唯一の」と同じような意味で、実はブランド的にはこっちの方が先だったりする -- 名無しさん (2024-09-20 10 13 32) やっぱこれだね -- 名無しさん (2024-09-20 13 33 42) ↑3 そもそも儂等だって学名:Homo sapiens sapiens だもんね -- 名無しさん (2024-09-20 14 10 42) あっち系単語とちょっとかぶる部分があると言葉狩り的に拾われるからね仕方ないね -- 名無しさん (2024-09-20 15 28 49) 「いいものやるよ」と言われて受け取ったのがMONOの消しゴムというネタがあったな -- 名無しさん (2024-09-20 16 20 08) この項目要る? -- 名無しさん (2024-09-20 19 47 40) MONO zeroはマジで布教したいレベルの名品 -- 名無しさん (2024-09-20 21 10 15) よく消せる素晴らしい消 -- 名無しさん (2024-09-21 19 07 05) ↑(追記) しゴム -- 名無しさん (2024-09-21 19 07 45) 砂消しは鉄道模型の通電復旧に使えるって知ったわ -- 名無しさん (2024-09-22 02 39 38) MONO ONEの消しゴム(ダストキャッチ等)が流用できる「モノグラフワン」やずっしり重くて書きやすい上に消しゴムがかなり細くてピンポイントで消せる「モノグラフゼロ」も良かったんだ。どっちも廃番したがね……。 -- 名無しさん (2024-09-22 15 44 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/128.html
9 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 30 46.77 ID hde7sgbY0 やはり黎明期には多くの苦労があったようです エサをやるたびに反抗し暴言を浴びせスキあらば脱出しようとするアライさんに、多くの飼育員がノイローゼになったといわれています 飼育員の負担を減らすため、アライしゃんの目をくり抜く、声帯を切除する、爪と牙を折り腱を切断する、脊髄を半壊させるなど様々な手法が試されました しかし、その全ては徒労に終わることになったのです 生きている限り、そして食事さえ可能なら致命傷であってさえ時に復活し得る… フレンズとしての特殊能力…自己回復スキルがアライさんには備わっていたからです 食肉にする以上は餌を与えないわけにはいかず、餌を与えれば傷を癒やしてまた暴れる、しかも傷を癒やした分だけエネルギーを無駄にしてしまい、成長が遅くなり肉の味も落ちてしまいます 悪循環の果てに、シンプルに閉じ込めて関わりを持たないという結論に行き着いたのは必然だったのかもしれません 10 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 31 22.12 ID hde7sgbY0 実際の屠殺のやり方については、檻ごと水に沈めて動かなくなったところで首を切るという昔ながらの方法が多いとのことです 生きたままの丸焼きや活造りを望む食通もいるため必ずしもそうなるとは限りませんが、少なくともこのシステムが一般化してからはアライさんが生きて檻から抜け出したケースは報告されていません 何にせよ、アライしゃんからすればAグループに振り分けられた時点で余命が数ヶ月であることが決定するということなりますね 完全な成体になるには一年以上の育成が必要になりますが、育ちすぎると臭みも出ますし肉も固くなります アライしゃんが妊娠可能なアライさんに成長するその境目の時期…具体的には初潮の寸前こそが一番美味しいというのが定説であり、またもっとも経済効率が高いのだと言います 正直、私にはアライさんの細かい変化は見てもよくわからないのですが、各地のセンターでは厳しい試験をくぐり抜けた国家資格を持つプロがその判定を行っているという話です 関係者の不断の努力によって、私たちは日常的に美味しいアライ肉を食べることができるのですね 11 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 32 58.39 ID hde7sgbY0 さて、少しお腹が空いてきたかもしれませんがもう少しお付き合いください 次はアライしゃんBの話をしましょう アライしゃんB…ツライさんと呼ばれることも多いタレ目のアライさん 覇気がなく、常に何かに怯え、場合によっては従順にもなり得るそれなり程度にはレアなアライさんです アライちゃんの頃に恐怖や苦痛を与えることで、一定の確率でこの形質に変化します このアライさん…ツライさんも、食用として使うことになんら問題はありません 実際に、成長速度も食味も通常のアライさんとほとんど変わらないのです しかし、近年のアライさん養殖においてはまず食用に使われることはありません 通常のアライさんと違い、暴れたり脱走したりする可能性が低く管理が楽なので、ツライさんは新たなアライさんの母体として有効に活用されるのです 一年ほど檻に入れて育成し初潮が確認できると、その後はそれなりの広さのある施設、通称ツライ宿舎に首輪と鎖付きではあるものの一室を与えられ、その後数年間、繁殖を繰り返し行い続けることになります 12 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 33 38.90 ID hde7sgbY0 ツライさん「あ…あああッ! うぁぁああああっっ」 ちょうどいいタイミングで、陣痛を迎えたツライさんがいるようです ツライさん「嫌なのだッ! もう嫌なのだぁ! もうアライさんの子供を取らないで欲しいのだぁ…」 ツライさんは右手でお腹を守るように抱えて左手は自分の股間を押さえています まるで出産を拒むかのような、生まれ出る我が子を胎内に押しとどめようとするかのような体制です ちょっと埒が明きません 飼育員さんも困った顔です あまりこの状況が続くとツライさん自身も生まれる前のアライちゃんも危険です 見かねた飼育員さんが出産の手助けに入りました アライさんの腕を掴みあげ、腹をさすり出産をしやすいよう体位を整えてあげています 13 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 34 37.53 ID hde7sgbY0 ツライさん「やめるのだ! やめるのだ! もう許して欲しいのだ! ほっといて欲しいのだぁぁ」 人の心、家畜知らずとでも言えばいいのでしょうか ツライさんはそのタレ目から涙を流しながら叫びます 偉そうなアライさんも不愉快ですが、このツライさんの叫びからも自然と生理的な嫌悪感を抱いてしまいます かつて害獣と呼ばれていた一番の理由は、被害そのものではなくその姿と鳴き声によるものだった…つまりアライさんの本質は不快害獣である、そう断ずる人は少なくありません 私個人はこれまでその意見には否定的でしたが、実際にアライさんを間近で見る機会を得ると少し納得しそうになりますね おっと、失礼しました 今大事なのは目の前のツライさんの出産でしたね 14 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 35 37.94 ID hde7sgbY0 ツライさん「駄目なのだ、出てきちゃ駄目なのだ、駄…あっ、あっ…のだあああああああぁぁぁッッ!!!」 ノダー ビエエエエーン ひときわ大きな叫び声の直後、小さな声がしてきました ツライさん「ああっ、あああっ、ああああああぁぁ…」 ナノダー ノダー テンジョウテンゲユイガドクソンナノダー 続けて次々に新しい声が響きます どうやら我慢してた分、一気に生まれてきたようです 全部で…五匹、終わってみれば安産でしたね あとはこのまま生まれたてのアライちゃんをケージに入れ、一ヶ月ほど生ゴミを与えまたアライしゃんAとBに分けてていくのです 15 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 36 06.54 ID hde7sgbY0 ツライさん「お願いなのだ…アライさんの子供を連れて行かないで欲しいのだ…」 それなりに従順であることが特徴のツライさんですが、アライちゃんを連れて行く時は反抗的になるケースが多いそうです このツライさんもそのケースのようですね もちろん、そんなセンターの存在意義をなくすようなことができるわけがありません アライさんの要求はその一切を無視するというのが鉄則です 一つ言うことを聞けば無限大に要求はエスカレートしていく、それはツライさんであっても例外ではないのです 飼育員さんたちは当然、それを弁えた方々です アライちゃんたちを淡々とケースに投げ入れ、ツライさんの方には目も向けません 彼らのプロ意識があってこそアライさん養殖は安定した成果を上げているのですね 16 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 37 25.62 ID hde7sgbY0 ツライさん「せめて、せめて一回だけでいいから抱っこさせて欲しいのだ…おっぱいをあげさてほしいのだぁ…」 飼育員さんは無言で最後のアライちゃんをケースに入れ、ツライさんに背を向けました ツライさん「うあああ、どうして…どうしてなのだ…」 未だ荒い息を吐きながら、ツライさんが泣き崩れます そしてそのツライさんを近くに待機していた違う飼育員さんが押さえつけ、その胸に器具…搾乳機を取り付けました ツライさん「やめるのだ、それは赤ちゃんのためのおっぱいなのだ、とらないで欲しいのだぁ」 皆様の中にも飲んだことがある方はいるかもしれませんが、アライさんの初乳は極めて美味であり栄養価も高く、高値で取引がされています そして非常に強力な抗菌作用もあり特殊な薬効も期待できるとして研究機関でも需要があるとか 少なくとも生来の頑丈さを持つアライちゃんに飲ませるにはもったいない代物であることは間違いありません ツライさん「ああぁ…嫌なのだぁ…やめるのだぁ…アライさんは悪くないのになんでこんな目にあうのだぁ…」 その不愉快な声を背中で聞きながら、飼育員さんに連れられて私はツライ宿舎を後にしました 17 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 38 28.92 ID hde7sgbY0 一般に、アライさんの妊娠時期は大体二ヶ月強であり、平均して一度に4匹程度のアライちゃんを生むのだそうです そして食料に不自由しないセンターでは、年に複数回の妊娠出産が可能となっています 都合、ツライさん一匹いれば単体でも年間10~20匹のアライちゃんを得ることが可能になるのです そこから時折現れる新たなツライさんを適時母体役に回して、他は食肉として育成し出荷する 季節を問わず安定してアライ肉を市場に供給し続けることが出来るわけです ちなみに高い回復能力を持つアライさんと言えども、年に複数回の出産は流石に回復不能な負担があるようです 五年目辺りで著しく妊娠率が下がり、奇形の発生率や流産の可能性が跳ね上がり、母乳の品質も大きく低下してしまうのです そしてちょうど同じくらいの時期には、精神に変調を来たして首輪と鎖を使い首吊り自殺をする個体が増えてきます そのあたりで廃棄する方がコスト的に優れているため、ツライさんの死因における自殺率の高さは優秀な施設の証明と言われていますね ここまで長く生きたアライさんは食用としては臭みが強く需要がないため、その死体は砕かれてアライちゃんのエサとなるのです アライさんは母性が強い生き物だと言われています 死して子供のエサとなる、本当の愛がそこにあるのかもしれません 18 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 39 54.07 ID hde7sgbY0 育成におけるコストの安さと一切の病原菌と寄生虫を無視できる安全性 物理的に閉じ込めさえすればどうとでもなる管理の簡便さ アライグマの精液さえ用意すれば簡単に増やせる繁殖力(ヒトの精液でもよいという説もあります) 高い栄養価と優れた食味 現代におけるヒトの食糧事情において、アライさんはなくてはならない存在になっています かつては最悪の害獣と呼ばれ、一時は根絶寸前となったアライさん それが今ではヒトと理想的な共存関係を築くに至りました 19 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 :2017/08/22(火) 21 40 49.77 ID hde7sgbY0 いつか存在したと言われる楽園、ジャパリパーク アライさんはそこからやってきた『フレンズ』だという都市伝説があります アライさんが害獣と呼ばれていた時期は誰もがそれを嘲笑いました 何がフレンズだ、アレとどう友だちになれというのか、と でも、今は誰もが認めるでしょう 人類にとって最高の家畜 無駄なく使える便利な資源 アライさんは、間違いなく私達人類の大事なフレンズなのです 第一章 食料編 完 20 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 44 11.39 ID hde7sgbY0 第二章 嘘予告 生きたアライさんはあらゆるウィルスに感染せず、寄生虫の宿主になることもありません それは誰もが知るアライさん基本能力です ジビエとして野生のアライさんが狩られていた頃からハンターの間では常識ではありましたが、当時はこの事について研究者はいませんでした しかし、昨今のアライさんの養殖の一般化に伴いその脅威のメカニズムが次第に明かされてきています 致命傷からも持ち直す回復能力 教わらずとも勝手に言語を習得する脳 ウィルスや寄生虫を無効化する超常的な免疫力 怪我を、病を、老化による脳の衰えを克服したいという人類の宿願 アライさんに秘められた力は、それを人類に与えてくれるのでしょうか 第二部 医療編に続かない 22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/08/22(火) 21 53 21.39 ID Ak+wp1iY0 乙。新しいタイプの話だな。 23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 21 59 54.65 ID 5Yzb5sc70 とても面白かったです。 虐待もされず、アライ問題に対する最も平和的で理想的な解決かと。 できれば続けてください。 32 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/23(水) 22 15 54.62 ID ljdWRvMM0 感想ありがとうございます アライさん物語以来久々に書かせていただきました今作ですが、楽しんでいただけたのでしたら望外の喜びです それにしてもたまに文章を書くと気持ちがスッキリしますね …まぁ、改めて読み返すと誤字脱字や話の矛盾があって少し凹むのですが 投稿前に校正くらいしようぜしようぜ俺、と 基本的に読み専の私ですが、また気分が盛り上がったら何かを書くこともあるのかもしれませんので、もしもその時にご縁があれば読んでやって下さい それでは失礼しました 33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 22 41 03.61 ID is3FLIrt0 あの「アライさん物語」の人でしたか! あれも面白かった! またいつか是非書いてください。 アライさんのssへ戻る
https://w.atwiki.jp/lightnovelcharacters/pages/373.html
「やあキョン」 と、母親の作った弁当を食い終えて、昼休み中に廊下をブラブラしていた俺の背後に声をかけてきたのは... 「なんだ、佐々木じゃないか」 「なんだとはご挨拶だな。ここでは初登場な僕との再会を、もう少しよろこんで欲しいものだ」 ああ、そういやお前はまだ登場した事無かったんだな。意外にも 一応紹介しておくと、こいつは佐々木。俺の中学の頃の....まあ、友人だ 別々の高校に進んだので、約一年は全く交流が無かったし、これから先もあまりあるとは予期していなかったのだが.... 「なんでお前がこの学校にいるんだ?」 はて、他校の生徒を招くようなイベントは現在行われていない。そして俺は校舎の中にいて、今日は平日だ 「うん、別々の学校に通う二人を引き合わせる道理は、この状況では存在していないね。でも僕たちは再会している この現状を正しく理解するためには、発想の転換が必要なんだ。キョン」 相変わらず小難しい喋りをする奴だ。もう少し簡単な語彙を使っていただきたいね しかし、言わんとしている事は分かる。今がこの学校の奴以外と出会う状況でないという事は、逆に佐々木がその『以外』でなければ 十分に会う可能性のある状況だという事だ。要するに..... 「ここに転校してきたんだ。これからよろしく頼むよ。キョン」 わざわざこんな異次元か魔界みたいな学校に転校してくる事も無かろうに 「再会のついでだ。学校を案内してくれないかい?転入してきて日が浅いのでね。迷ってしまいそうなんだよ」 無駄に広く、無駄に様々な施設があるからな、この学校は。ちょうど暇だったし、旧縁を暖めるのも良いだろう。いいぞ 「頼む。まずは文芸部を見てみたいんだが...」 あそこは止めとけ。魔窟とエルサレムが融合したような場所になってるからな ****** 「....こちらウルズ7、例の転校生が彼と接触後、二人で歩き始めた。引き続き尾行を行う」 『了解ウルズ7。我が校の機密を狙うスパイかもしれない。細心の注意を払ってくれ。通信終了』 「....ふっふふ、いつもいつもいつも二股とか言ってくれて、キョンだって二股じゃないか。その証拠を掴んでやる.....!!」 「異様に燃えてるな.....坂井の奴」 「しかし暑いね。まだ五月中旬だというのに」 まあな。東と西にある両大国が揃って二酸化炭素を無制限排出してたら暑くもなるだろうよ。迷惑な話だよな 「他国の事ばかりをあげつらって自国の失態を棚上げするのは良くないな。キョン 我が国日本も、CO2排出量は前年度に比べて増えているんだよ。京都議定書の調印国であるにも関わらずね 様々な要素があってこうなってしまったのだから、僕にはこの問題で母国を特に責めようとは思わないけれども 偉そうに文句ばかり言えるほど結果が出ていないのも事実なんだ」 「そりゃあ悪かったな。だが……」 などと今日の気温を発端にした地球環境問題について議論を佐々木としつつ、図書室へ案内する俺である。こんな会話も久しぶりだな 「あ、キョンくん」 ふとかけられた声の方角を向いた所、魔王陛下率いる文芸部二年六人組がそこにいた。正確には五人と一神隠しだ 「おや、友人かい?キョン」 友人ではないが、所属する部室が同じでな。まあ知り合いってとこか 「あれ?その人誰?SOS団の新団員?」 俺に声をかけた日下部稜子が、転校生である佐々木を見て聞いてきた それはいいが、佐々木はあのけったいな団の事など、まだ欠片も知らんのだからそんな質問をしてくれるな。俺の恥ずかしい秘密が佐々木にバレてしまうじゃないか。どの道すぐバレるだろうが 「私は佐々木、この学校に転校してきました。今は彼に学校を案内して貰ってたんです」 俺が答える前に佐々木自己が自己紹介をした。男女別に口調を変えるのも相変わらずだな。見ろ、日下部が驚いてるぞ 「……でも、ならキョンとも出会って日が浅いんでしょ?にしてはずいぶん仲良いみたいだけど……」 「近藤、初対面で下世話な事聞くんじゃないの」 おずおずと質問した近藤を木戸野がバッサリと斬り捨てた。哀れな 一応言っておくが、聞いて下世話になるような関係は俺と佐々木の間には無いぞ。俺達は…… 「一年ほど前、親密な付き合いをしていた仲だよ」 瞬間、世界が停止した あのー、佐々木さん?あなたは何を言っているんですか? 「キョン、君と僕は約一年間ぶりに再会したにも関わらず、昔と全く変わらずに話が出来ているんだよ。それは僕達の培った絆が如何に強いかを十分に表していると、僕は思うのだけれど」 いやそういう事じゃなくてだな…… 「え!?なになに!?つまりキョンくんの元カノ!?」 「止めてやりなよ稜子。他人の、昔の色事に首突っ込んだって面白い事無いよ」 「いやでも、これは結構大スクープだぜ!まさかキョンに元カノがいたとは……」 ほれ見ろ、無用の誤解が生まれちまったじゃないか 「こんな誤解は中学の頃もあったじゃないか。今更気にするのかい?」 ああ気にするね。中学の頃とは違い、この学校でのこんな誤解は命に関わる ただでさえ危険値の臨界点をたびたび突破する学校生活に更なるスリルを求められるほど、俺の心臓は強く無いんだ 「ねぇねぇ!二人はどんなお付き合いを……」 止めてくれ、佐々木と付き合った過去など一度たりともない。ただの誤解だ。誤解なんだ。誤解するな 「近藤、稜子。いい加減にしな。こういうデリケートな事で、あんまり困らせるんじゃないの」 そうだ。俺を困らせないでくれ。ついでに木戸野、お前も俺に対する誤解を止めてくれないか? 「え~?でもさ亜紀ちゃん……そうだ。魔王様はどう思う?」 「何がだ?」 「佐々木さんとキョンくん、アヤシイと思わない?」 思わん。思わんぞ。アヤシイ事など何一つ無い! 「それは分からんし興味も無いが……」 空目が口を開いた。頼むから妙な事をこれ以上言ってくれるなよ 「日下部達のその反応には興味をそそられるな。そこの女の一言で、二人の関係についての推測図が根拠も無いままに絞り込まれてしまっている 人間は何故か、極一部の根拠を元に過剰とも取れるほど、人物や物事の評価を定めてしまう傾向があるな 本来、そういった事は数々の証拠を積み立てて事実を明らかにし、多角的な見地から検討すべきである事は理解しているはずであるにも関わらずだ これは恐らく、人には潜在的・顕在的に、自分好みの評価が下る事を期待する心理があるせいだろう 望む結論が先に存在するため、それに対する検証と検討は自ずとその望む結論に辿り着きやすいように指向してしまうのだと思う この心理を利用してプロパガンダを行う事で、民衆を洗脳する事に権力者は腐心してきただろうな。特に新聞社や宗教家などは………」 「空目、空目」 「なんだ村神」 「誰も聞いていないぞ」 「そうか」 そう言ったきり、空目は講義を止めて黙ってくれた やれやれ 空目の蘊蓄のおかげで、どうやら日下部も俺達の仲を邪推する気力を失ったようなので、この隙にさっさと逃げ出す事にした 「じゃ、じゃあ俺達はもう行くから......」 「待て」 意外にも、魔王陛下に呼び止められた 「佐々木と言ったな。お前にもこいつを紹介しておこう」 「こいつ?君達五人はもう.....」 「いや、こいつだ」 そう言って空目は、まず佐々木を右手で指差した。佐々木の目が空目の指先に集中する 空目の右手が、俺から見て左下にゆっくり動く。佐々木の目もそれを追う そして、空目の手が停止し......佐々木が驚愕した 「え....えーと....すみません」 そこにはあやめがいた。正確には、さっきからずーっといた 佐々木以外の奴はそれが分かっていた。佐々木には分からなかった。"紹介されなかった"からな 「え.....どこにいたの...?」 気にするな佐々木 「もういいぞ。行け」 魔王陛下のお許しが出たので、俺達はようやく図書室への移動を再開した。やれやれ 「......僕が言うのもなんだけど、変わった人だね。あの空目って人」 そうだろう。ここはお前を遥かに超える奇人変人超人ばかりだ。なんでこんな所に来たんだ? 「さて、どうしてだと思う?キョン」 ******* 我が校の図書室は異様に広大で、驚嘆すべき蔵書数を誇る 地平線でも見えそうな大空間に、高層ビルもかくやという高さの本棚が所狭しと並ぶ荘厳な光景には、呆れを通り越して感動すら覚える しかも、ここは『本だけ』のスペースで、映像やらの電子データやらの閲覧室はまた他にあるらしい 「すごいな勉強家には夢のような空間だね」 「むしろ悪夢だろ。どんだけ必死に学んでも、一生をかけてもここの本の本当に極一部しか読めん 『お前が知らない事はまだまだこれだけあるぞ』と言われてる気分になるんじゃねえか」 「くっくっく、相変わらず面白い見方をするね。君は」 褒めても何も出んぞ 「それは残念だな」 さっさと次に行こうぜ。こんなとこにいて、地震が起きたら致死率100%だぞ 「そうだね。じゃあ、次は校庭にでも....って、校庭が複数あるのかい?」 ああ、用途によって使い分けるからな。航空機とかも使う事あるし 「ふうむ。じゃあ、その航空機を使う校庭に行ってみたいな」 .....流れ弾ならぬ流れ砲弾で死ぬなよ。いや、普通の砲弾ならまだラッキーかもな ******* 「着いたぞ。ここが大気圏内戦闘演習用校庭。第3グラウンドだ」 「広いね。広すぎて、ここから見てもどれだけ広いのか分からないほどに」 地平線が普通に見えるからな。だが、航空機なんかに乗る奴からするとこれでもまだ狭いらしい 「普通の兵器でも、音速飛行ぐらいするからね。ましてや、ここのは”普通の兵器”じゃないだろ?」 ご明察だな 今ここを使っているのは.....エドのウィリアム・シェイクスピアと、原川達のサンダーフェロウか。模擬戦してんのか? 「いかにも」 うげ....嫌な奴が来やがった 「キョン、彼は誰だい?」 佐山御言。変質者。以上 「なんだねその説明は。世界の支配者たる私の魅力を五兆分の一も表現出来ていないではないかね そこの、私にとって未知な女性にちゃんと解説したまえ。私の素晴らしさを!」 「変わった人だね。キョン」 あまり近づくな佐々木。佐山菌に感染するぞ なんであんたがここにいるんだ?副会長だろ。生徒会の仕事しろよ 「ふむ、その仕事なのだが、学校内での騒ぎを鎮めるのに兵器が使えないかと思い立ち、エド君とヒオ君の協力でデータを取っているのだよ」 兵器で鎮圧か。この学校では妥当と思えてしまうのが悲しいぜ 「君こそ、転校生の女生徒を連れ回しているそうじゃないかね。君も手が早いね」 人聞きの悪い事を言うな 「そうだね、キョンの手が早い訳が無い。僕がキョンと一緒にいるのは、キョンと僕が中学時代に付き合いがあったからだよ。」 「「えーー!」」 突如、足下から声が響くと共に、出雲と飛場がモグラの如く地中から飛び出て来た! 何してるんだ?こいつら 「聞いたか飛場!キョンに昔の女がいたぞ!」 「聞きました出雲先輩!しかも元カノが追っかけてくるなんて....このシチュは堪りませんよ!?」 二人の馬鹿が馬鹿話を馬鹿デカイ声で叫びまくる。どうして一々勘違いされるんだ?俺達は それを見た佐山は、携帯らしき物を操り出している 「落ち着け飛場!本番はこれが多角関係のドロ沼に嵌ってからだ!そしてそれに焦った女子の方から誘い受k」 出雲の妄言が、数百の螺子状の触手の包囲攻撃で中断された! 佐山の携帯画面には『これでいい?』と表示されている 「完璧だエド君。エロい出雲とややエロい飛場少年は完全沈黙したよ」 よくやったエド。俺も褒める 「不快な物を見せてしまったね転校生君。お詫びにマロ茶をプレゼントしよう。購買へ来たまえ」 本当にお詫びがしたいならIAI製飲料なんて贈呈するなよ。佐々木が腹を壊したらどうする? 「なんだか、今日は随分とキョンに心配されてる気がするな」 いや、そりゃ心配するに決まってるだろ。こんな学校じゃな 「それなら、僕がこの学校に転校してきたのは正しかったというになるね」 いやいやいや、意味分からんぞ。何言ってんだ?佐々木よ 「はっはっは、人前でイチャつくとはなかなかやるね貴様ら」 あんたも何言ってんだ 「そう照れるな。君達が衆人環視の元で破廉恥行為をするのに干渉はしないよ ともかく、私の厚意を受けたいのなら購買に来たまえ」 「うーん、せっかくの厚意だし、購買にも行ってみたいけど.....キョンはどうする?」 無論、俺も行くぞ。本心では行きたくないが、佐々木を一人にする訳にもいかんからな 「ありがとうキョン」 Next