約 2,174 件
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/965.html
ヒーローによる、ヒーロー殺人事件。オオトロウシンゴを守備にコロシヤ本人が証人として証言台に直接現れた。前代未聞の尋問が始まる中、マヨイちゃんの命のタイムリミットが迫る。最後の証拠品が断たれた今、絶体絶命の闘いが始まる! さらば、逆転-Last Trial 「証人、こちらが見えているか?」 「ええ。早速始めましょうか。」 「では、証人、名前と職業を。」 「名前はコロシヤサザエモン、殺し屋を営んでおります。」 「いやいや、何ですか、これは?」 「先程届いた通信記録、逆探知をしないと言う条件に証言をすると。」 「いや、然し、これでは本人と認める事が…。」 「では、少々お待ちを。」 「マヨイちゃん!」 「今のは一体。」 「異議なし!この人をコロシヤ本人と認めます!」 「はあ?」 「弁護側に異議がない以上、問題ないと考えられます。」 「分かりました。」 「では、質問を始める。証人は依頼を受けてフジミノイサオを殺害したと?」 「はい、私がやらせて頂きました。」 「何!?」 「その依頼をした人物の名前は?」 「お答えする前に訊いておきたい事がございます。」 「何ですか?」 「我々の商売は依頼人との信頼関係がもっとも大切なのです。だから今、こうして証言台に立っている訳。」 「何が言いたい?」 「私共は正確に仕事をして申告を守る。その代わり、決して私共を号外しない、と言う事です。」 「信頼関係…裏切られる事はないのですか?」 「そんな事になれば、依頼人と言えでも容赦はしません!私共は裏切り者を最も憎みますので。」 「でも、証人は今から依頼人の名前を明かそうとしている。」 「致し方ありません、今回の依頼人は仁義に外れた事をしましたので。」 「仁義?」 「自分が助かる為、他人に罪を擦り付ける。許される事ではない。」 「証人の言う事も尤も。では、フジミノイサオ殺害を依頼した人物が何者か、証言して貰おう。」 「はい。私の依頼人は、カミヤキリオ様でございます。」 「…!!」 「そんな違う。」 「私じゃない!」 「謀ったな、証人!」 「どう言う事だ?」 「コロシヤが検事さんを裏切るなんて。オオトロウを証言する為だったのね。」 「依頼人を守る為か?」 「よって、被告人をオオトロウ様を直ちに無罪にして頂きたい。」 「異議あり!その前にこの証人に対する尋問がまだです。チヒロさん、この弁護士です。でも、こんな無罪判決、受け入れる訳には行きません!」 「…」 「しかし、依頼人の名前が明らかになった以上。一体何を事項するのですか?」 「その通り。私はあなたにとって、非常に有利な証言をしたのですがね。」 「先程証人は依頼人との信頼関係が何よりも大切だと言いました。」 「ええ。」 「でも、依頼人が信用できる相手がどうかどうして分かるんですか?」 「私は依頼を受ける前に必ず依頼人と直接お会いします。相手の目を見て言葉を交わす。信頼関係を築く為に必要な事です。」 「では、今回の依頼人とは直接会った?」 「ええ。カミヤ様が指定されたお店でお会いしまして、私は彼を信用しました。」 「…。」 「捕まえたわね。」 「あなたはカミヤキリオさんに会ったんですね?」 「そうでございますよ。」 「そして、彼を信用できると考えた?」 「はい。」 「残念ですが、それはあり得ません。」 「何ですか?」 「コロシヤサザエモン、あなたはカミヤキリオに会った事はない!」 「な、何故そのような?」 「どうやら致命的な勘違いをしているようですね?彼女について!」 「……今、どなたと?彼女と?」 「本当にキリオさんと会ったと言うのなら、人目で分かった筈です。彼女が女性であると!」 「何ですと?」 「し、しかし何故そのような勘違いを?」 「恐らく名前のせいね。」 「カミヤキリオ。聴いただけでは男性のような名前です。」 「依頼を受ける時、カミヤキリオは必ず依頼人に会う筈の証人がカミヤキリオに会った事がなかった。」 「それはつまり、依頼人はカミヤキリオではなかったと言う事です!」 「バラボーン!」 「さあ、この矛盾について説明して貰いましょうか!」 「失礼ですが、矛盾しているのはあなたの方では?」 「?」 「私は先程から、オオトロウ様に有利な証言をしている。なのにあなたは何故それを否定しようとするのか?」 「そ、それは…。」 「申し上げた筈です。裏切り者を最も憎むと。その意味、お分かりでしょうな?」 「…。」 「宜しい。私はこれで失礼します。片付けなければならない義務がありますので。」 「待て、それだけは!」 「では直ちに審理を終わらせる事です!」 「…。」 「これはどう言う事ですかな?ミツルギ検事。」 「…。」 「駄目だ。これ以上続けたら、マヨイちゃんが!」 「そうそう。カミヤ様は特別に手紙で引き受けました。そう言う事をございます。ね、検事様?」 「検察側から質問はない。尋問は以上だ…。」 「それでは、証言通り、殺人の依頼者はカミヤキリオと言う事ですね?」 「このままじゃ、キリオさんが…。」 「では、被告人、オオトロウシンゴ、前へ。」 「終わった。やっと判決ですか?」 「あなたが潔白だとは言えません。一人の女性を自殺にまで追い込みました。」 「へへっ。」 「しかし、殺人の罪については無実だったようです。」 「勿論ですよ。それにしても、酷い弁護でしたね。」 「…。」 「僕だって春風のように爽やかなあいつ何だけどな。」 「…。」 「さあ、早いとこ無罪判決お願いしますよ、大先生!」 「…。」 「あんな悪い奴、絶対有罪にしてよね!」 (そんな事をしたら、君を助けられない。でも、オオトロウが無罪になったら、キリオさんが犯人にされてしまう。有罪か無罪か、どっちを選んでも、どっちの人生が終わる!) 「ナルホド君…。」 「弁護人、この証人に対する最終弁論を述べますように。」 「被告人、オオトロウシンゴを。」 「どうしましたか?」 「く…。 (ごめんよ、マヨイちゃん。僕は…僕は…。僕は…!)」 「待った!」 「か、カルマ検事!」 「あ、あなたが何で?」 「判決の前に一つだけ。ナルホドウリュウイチ!」 ディスクを受け取るナルホド 「安心なさい。パトカーが通信をモニターした。腕の怪我は軽いわ。」 「裁判長!たった今、この再現に於ける最後の証拠品が届きました!」 「何、言ってる!裁判はもう終わりだ!」 「検察側に異議はない。証文は全て検証しなければならない。」 「ううむ…ビデオディスクですか?一体何が映っているのでしょう?」 「ここに来る途中確認した。事件当夜、コロシヤサザエモンがフジミノイサオを殺害した瞬間が記録されているわ。」 「静粛に!その証拠品の提出は却下します。」 「どうしてですか!?」 「コロシヤの犯行は既に分かっています。今更その証拠は無意味です。」 「そんな?」 「そう無意味なんだよ、大先生。」 「くそ!ここまで来て?」 「諦めるのはまだ早いわ。今こそ発想を逆転するの。」 「逆転?」 「裁判長はその証拠を必要としていない。だったら必要としているのは誰?」 「こ、この証拠。」 「それが最後の奇跡を起こすわ。」 「あの、失礼ですが、先程から何のお話をしているのですか?」 「コロシヤサザエモン、あなたはこの映像を見るべきだ。今すぐに!」 「ほう?止めてください。一つ伺いたい。これはどなたが撮影したものですか?」 「あの現場は盗撮されていた。カメラを仕掛けたのはオオトロウシンゴです!」 「やめろ。」 「カメラの映像は被告人の自宅に送信され、ビデオディスクに記録されていた。」 「興味深い話です。私はそのディスクを守り抜くよう、依頼人から指示を受けていました。ここにあります。映像はフィルムでしたと言う事で今まで確認していなかったのです。」 「くっそ。」 「そのディスクには同じ映像が記録されている筈よ。ここにあるのはコピーだわ。」 「コピー?一体誰が?」 「マヨイよ。あの子、ただお腹を空かせてただけじゃなかったのよ。」 「全部出鱈目だ!貴様ら!」 「あなたの依頼人はこんな事を言っていました。」 「応急手当か?コロシヤ何て信用できねえ。コロシヤがもし俺を強請ろうとしたら、強請り返してやるわ!」 「どうやら私は最初から裏切られていたようです。」 「ええ。あなたの依頼人はそう言う奴だったんです。」 「貴様!」 「さあ、どうするコロシヤ?確か証人が最も憎むのは裏切り者だった筈だが。」 「!」 「ただ今を以て契約は終了します。次のターゲットが決まりましたので。」 「次のターゲット?」 「私を裏切った愚かな依頼人ですよ。」 「い、嫌だ!やめてくれ!」 「ナルホドウ様、あなたの荷物は責任を持ってお返しします。では。何よ、こんな事をして!?」 「さあ、今度こそ判決です。」 「あなたは無罪、自由になれる!」 「尤も、自由になった夜、貴様の前に腕利きのコロシヤが現れるだろう。」 「…。」 「無罪だろうと有罪だろうと、お前はもう終わりだ!」 「うあああああっ!!」 「それでは今度こそ、判決を言い渡します。被告人、オオトロウシンゴを…。」 「待ってくれ!俺がやったのは、」 「どう言う事ですかな?」 「俺があいつに頼んだんだ!フジミノを殺してくれって!殺される!有罪だ!俺を有罪にしてくれ!」 「今、我々は揺るぎない決議に達したようです。」 「…。」 「判決、被告人オオトロウシンゴは、有罪!」 歓喜するナルホド その場を後にするミツルギ 「キリオさん!」 頭を下げ、後にするキリオ 「穏やかな笑顔だったわね。」 「はい。痛っ!」 「何故笑ってるの?」 「ええっ?」 「有罪判決、あなたは敗けたのよ。どうしてそんな嬉しそうなの?」 「君には分からないのか?」 「ミツルギ。」 「どう言う事?」 「かつての私がする事だ。」 「…。」 「自らを勝利する為、私はあらゆる手段を使い、そして勝利を重ねた。その私の前に一人の男が現れた。君に初めて敗北した時、全てを失ったような気がした。その私は被告席に立たされた。 そして、これまで信じて来たものが崩れ去るのを見た。だから私は検事を去るしかなかった。」 「勝利を断たれた検事など、死んで当然よ!」 「きっと気付いたのね、その敗北が始まりだった事に。」 「な、何を馬鹿な!」 「どんなに隠そうとしても、真実は必ず顔を出す。我々にできるのは互いを信じて、全存在を懸けて闘う事だけだ。」 「互いを信じる?」 「そうだ。検事と弁護士はその為に存在するのだ。君もそれを知っていた。だからこそ、私を許せなかったのだろう?」 「お前の失踪を知った時、裏切られたと思った。僕が弁護士になったのはずっと昔、お前の言葉を信じたからなのに、その言葉をお前自身が裏切った。だから、君との友情の証を封印した。 でも、それは間違いだった。君は自らを追い込み、本当の答を見つけたんだ。人を信じて最後まで寄り添う、それが全てを貫く真実への道なのだと!」 拳で応えるミツルギ 「また助けられた。ミツルギ、ありがとう。」 「私は自分の仕事をしたまでだ。」 「下らない!こんなの負け犬の馴れ合いよ!」 「メイ。」 警察署 「マヨイちゃん!」 「ナルホド君!」 「マヨイ、熱!」 「ごめん。」 ラーメンを置くマヨイ 「ナルホド君!」 「無事でよかった!」 「よかった、よかった!」 「ありがとうございます、ヤハリさん!」 「マヨイ!」 「お姉ちゃん。」 「マヨイ、よく頑張ったわね。」 「あたし、頑張ったよ。」 「偉かったわね。」 「うん、あたし偉かった。お姉ちゃん…。」 「何か泣けるな、ナルホドウ」 「よかったす。」 「ナルホド君。」 「はい。」 「これからもマヨイを宜しくね。」 「はい。」 「私はいつでもあなたの傍にいるわ。」 「うんうん。」 「修行をしっかりね。」 「うん。」 「マヨイ様!」 「ハミちゃん!」 「マヨイ様!」 「何だか泣けるな、成歩堂。」 「泣けちゃうっす。」 「皆さんが懲らしめたのですね、悪いヒーローを。」 「うん、コロシヤもきっと見つかるよ。」 「ヒーローと言えば、シグナルブルー。」 「それならイトノコギリが預かっているっす。」 「ありがとう、イトノコ刑事!あっ、ごめんなさい。」 「いや、平気っす!ただの掠り傷っす。」 「ナルホド君、ありがとう。」 「これがあったからあたし、頑張れたよ。」 「マヨイちゃんがいたから、僕も頑張れた。」 「そうだ、あたしお腹減ってたんだった!」 「どこへ行く?逃げるのか?」 「煩い!あなたには分からないわ、カルマの娘の立場がどんな身のか。」 「メイ。」 「父は天才だったわ。でも、私は違う。そんなの知ってた。けれど認める訳にはいかなかったのよ!」 「検事は名誉の為に闘っているのではない、それを知っておくべきだな。」 「いつもそう。あなたはいつも私を置いて先を歩いて行く。憎かったわ。だからこそ、あの男に勝ちたかった。」 「ナルホドウリュウイチ。」 「あなたを打ち負かした男を倒す、それが私の復讐だったの。」 「そうか。」 「私には無理よ…今までの自分を捨てる何て。」 「できるさ。今日、君は気付いた筈だ、あの男が闘う姿を見て、な。」 「!」 鞭を差し出すミツルギ 「私は立ち止まるつもりはない。君が歩くのをやめると言うのなら、ここでお別れだ。」 「私はカルマメイよ。いつまでも私の前を歩いていられると思わない事ね。勝負はこれからよ、ミツルギレイジ!」 「あの時、これを見て、何故か届けなきゃと思った。成歩堂龍一。いつかまた法廷で会いましょう。その時までこれは預かっておくわ。」 これで僕の物語はお終いだ。新米弁護士に別れを告げて、僕は今、新しいページを捲り、新しい物語はできている。相変わらずの顔触れで。 「異議あり!まだまだ甘いな、この素人弁護士が!」 「やれやれ…もう一度考え直すように。」 「分かりました。では、お言葉に甘えて、異議あり!」 (終)
https://w.atwiki.jp/indexssindex/pages/184.html
Date 2010/01/05(Tue) Author toto(SS3-857) 7時00分。 上条当麻は強い日差しに目が覚めた。すっかり秋の季節になって少し肌寒い早朝。 「…ん、んーっ」 体を動かし、目をこすりながら起き上ろうとした。薄目で時計を確認する。 (…まだ七時じゃねーか。あと十五分くらいはいいだろー) 昨日のうちにインデックスの朝食のためのご飯の仕込みは終わっている。おかずも昨日の残りがある。冷凍食品の在庫も問題ない。 (むにゃむにゃ、あと十五分は寝かせてくださいましー) ん? 上条当麻は、ふと気がついた。 なにやら美味しそうなにおいが漂っている。コトコトと鍋の音が聞こえてくる。 (俺、タイマーをセットしておいたっけ?) そんなはずは無い。上条当麻は炊飯ジャーのタイマーしかセットしない。そう疑問に思い、布団を跳ね除けて起き上がろうとして——— 「へっ?」 上条はベッドから転げ落ちた。 「い、ぎゃあ!?」 盛大に頭から転げ落ちる上条。不器用な前転によって頭に激痛が走った。 「いってー…って、ベッド?俺…へ?インデックスは?」 自分はいつも風呂場で寝ている。ベッドはインデックスが使っていて… まだ頭が覚醒しない上条当麻は、ドタドタとフローリングの床を走る音の方向を見た。 「とうま、おはようっ!」 瞳をキラキラと輝かせた銀髪碧眼シスター、インデックスが近づく。 部屋中に漂う匂いを嗅いで、上条は 「……朝からカレー?」 「とうまが好きだって言ってたから、私早起きして作ったんだよ!」 「……え?」 と、茫然。 そして、 「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!」 少年の絶叫が、とある男子寮に響き渡った。 上条の声に驚いているインデックスの肩をガシィ!と掴んだ。 (え?カレー?作った?何を言っているんですかこの暴食シスター様は!) 「どういう心境の変化ですかインデックスさん!…はっ!?まさかおねだりですか?わたくし上条当麻はこのとーり、貧乏学生でありますよ!高価なものを買うことは…」 「…なに言ってるの?とーま。私は…その……昨日の…いや、日頃の…お礼として、カレーをつくってみただけだよ?料理するのは初めてだったけど、レシピ通りに一所懸命に作ったんだ。 ……食べる?」 昨日?はて、俺はいったい何をした?と考えを巡らせながら、視線を落としたところで、上条当麻は硬直する。 なせなら、 頬を赤らめて、もじもじとするインデックスが、とても可愛かったからだ。 同時刻。 ここはある高級住宅街にあるアパートの一室。元来は一人の独身女性が住まう一室だったが、今では色々な事情があり、四人で生活している。 カーテンから差し込む陽射しに目が眩んだ。 無造作に布団をはねのけ、白髪の少年は、うっすらと目を開ける。 二つの大きな人影が視界を覆う。 黄泉川瑞穂と芳川桔梗が、神妙な顔つきで白髪の少年を見ていた。 「…………………………………………………………………………………………………ア?」 彼女たちの顔をアップで見た『一方通行(アクセラレータ)』は、 「…何してンだお前ラ」 とりあえず万一に備え、チョーカーのスイッチに手をかける。 ジャージ姿の黄泉川は言葉を選ぶように、 「…アクセラレータ、大丈夫じゃんよ?」 「心配だったのよ?昨日と一昨日の様子が変だったから…」 そう言われて、白髪の少年は四八時間前の記憶を掘り起こす。 裏稼業の仕事はしていない。 特にやる事も無かったので、カエル顔の医者に紹介された技士を訪れ、杖の細工を依頼しただけだ。腑に落ちない点は無い。だが、二人の反応を見るに、何かがあったらしい。 上半身を起こそうとして、左腕に不自然な重みを感じる。 「?」 布団をめくると、アホ毛をピョコンと立てた『打ち止め(ラストオーダー)』の寝顔をあった。 『一方通行(アクセラレータ)』のこめかみにビシィ!と青筋が走る。 「おいコラ……なンでコイツがここで寝てンだよ」 その言葉に、黄泉川の顔がますます険しくなっていく。 「……アクセラレータが一緒に寝ようって言ったじゃんか…私たちの忠告も無視して、ラストオーダーのはしゃぎっぷりは尋常じゃなかったし」 「ンだとォ!?」 驚愕する『一方通行(アクセラレータ)』を真剣な目つきで見ながら、黒スーツ姿の芳川桔梗が、 「…やっぱり覚えてないのね」 と告げた。 彼女の意味深なセリフに『一方通行(アクセラレータ)』は反応する。 有無を言わせない目つきで彼女を睨みつけた。 「…一昨日と昨日の二日間をフルに使って、第六学区の遊園地を回ったのよ…私たちの仕事を裏から手をまわして、休暇にしてまで…ね」 「……遊園地ィ?いつ行ったンだよ?」 『一方通行(アクセラレータ)』は周囲を見回すと、見覚えの無いモノがある。 等身大のクマのぬいぐるみや、いかにも『打ち止め(ラストオーダー)』が好みそうな品物が、部屋の至る所に多く置かれていた。 「…………どういうことだ?」 一種の恐怖を覚えた『一方通行(アクセラレータ)』が、底冷えした声を出すと、 「ぷ」 黄泉川瑞穂が、 「あっははははははははっ!そこまで覚えていたくないほど、恥ずかしかったじゃん!?ぷ、ぷくくくくくっ…アクセラレータ、結構可愛いところあるじゃん」 突然笑い出す。 「…ふふふふ、確かに「アレ」は可愛かったわね。貴方に対する印象が変わったのは、確かね…ぷっ」 彼女につられ、芳川桔梗も笑みをこぼしていた。艶の無いショートヘアの黒髪がゆれる。 心底面白かったのか、普段はクールな彼女にしてはめずらしく腹をかかえていた。 対して、白髪の少年はまったく面白くない。 「…オイ。テメェら。何が可笑しいのか、今すぐ説明しろコラ。十秒以内だ」 その態度が彼女たちの琴線に触れたのか、黄泉川瑞穂の表情はさらに緩んだ。 「あっはっはっはっは!凄んでも何も怖くないじゃん!…は、腹が痛い!ふ、ふひひひひ!桔梗、水ちょうだい!笑いが、ぷははは!と、止まんない!」 テーブルをバシバシと叩く彼女を見て、「朝っぱらから喧嘩を売るとは上等だコラァ!」と『一方通行(アクセラレータ)』はブチ切れる。 彼らのやりとりを余所に、彼の隣で寝ていた『打ち止め(ラストオーダー)』は、 (貴方と一緒にたべたハンバーグ、美味しかったってミサカはミサカは…) むにゃむにゃ…と、幸せそうな笑顔で寝言を口にしていた。 窓のそばに、一つの写真立てがある。 写真の日付は昨日の昼時で、一枚の新しい写真が入っている。 そこには第六学区のアミューズメントパークで取られたものであり、四人の姿が写っていた。全員、何らかの着ぐるみを着ていて、芳川桔梗、黄泉川瑞穂はトラ、打ち止めはヒヨコの格好をしていた。 そして、 写真の中心には、 白髪の少年の不器用な笑顔が、そこにあった。 眩い朝日が学園都市を照らす。 ツンツンとした黒髪に、一六八センチほどの背丈。高校一年の上条当麻は、学校へと続く道のりをトボトボと歩く。 朝からインデックス作のカレーを食べ、初めて作ったとは思えないほどの出来だった。そのおかげか、上条は良い気分に浸っていた。 しかし、腑に落ちない点もある。 (…インデックスの態度が何か妙なんだよなー。やけに優しいし、目を合わせると、顔を真っ赤にするし…それに) 上条は携帯を確認する。 (日付が二日違うんだよなぁ…俺の思い違いかなぁ? やけにリアルな夢を見ていた気もするし…あれー?なのに、夢の内容をまったく覚えてねぇ…) 首をかしげながら、インデックスの態度の原因を考えるが、思い当たる節も無い。ポケットに携帯を入れようとした時、 ヴヴヴヴ…とバイブレーションが作動する。 相手を見た。 画面には『土御門元春』と表示されていた。 上条当麻の背中にいやな汗が流れる。 彼は学校のクラスメイトでありながら、実は魔術側とも繋がりのある多重スパイであり、先週も彼の連絡を発端に、魔術がらみの一悶着があったばかりだ。 インデックスの事が頭をよぎり、戦々恐々たる思いで上条当麻は通話ボタンを押した。 「もしもし、土御門か?」 『カミやん…今日は学校に来ない方がいいぜい』 「何でだよ?また魔術関連の事件が…」 『青ピが上やん討伐作戦を実行中だにゃー』 「……は?」 予想外の返答に、上条は肩透かしを食らった。 しかし、聞き流せない言葉もある。 「なんの不幸イベントだよそれ。青ピを怒らせる事…何かしたか?俺」 電話の向こうで、土御門が言葉を詰まらせたのが分かった。 『…何をしたか?だと?』 「…え?」 『カミやん。今の一言で、俺も青髪の計画に参加させてもらうにゃー』 「おいっ!土みか…」 唐突に電話を切られた。ツーツー…と音が鳴る。 今回は魔術がらみの事件では無いが、何らかのヤバい事に巻き込まれるのは理解した。 冗談ではない。 土御門の声色に明らかな殺意が混じっていた。 「…どうすっかな?学校行った方がいいのかな?」 時間に余裕を持って登校している途中、 目の先に見慣れた少女が樹木の裏側に立っていることに気付いた。 肩の高さまである茶髪に、上条よりも七センチほど低い背丈。ベージュ色のブレザーに紺色のプリーツスカートを穿いている。 (あれは…ビリビリだよなー …今学校に行ったらヤバい気がするし…適当に御坂をあしらって、時間潰すか) と、上条は生まれて初めて彼女の出会いに感謝した。 相手は俯いていて、上条には気づいていない。今日は自分から声をかけようと思い、手を振った。 「おーい。御坂ー」 ビクン!と反応し、全身がプルプルと震えだした。変なのいつも通りか、と上条は思って、彼女が振り向いた直後、 ズドドンゥ!! 一〇億ボルトの電撃が、少年の真横を突きぬけた。 即座に反応できず、腰を抜かした上条は右手を突きだしながら叫ぶ。 「み、みみみみ御坂さん!朝から致死レベルの電撃を浴びせるとは、一体何事ですかっ!」 周囲にいた学生たちが悲鳴を上げながら、散らばっていく。 前髪をバチバチと鳴らせながら、 「昨日、自分が何をしたか…覚えてる?」 常盤台中学二年、学園都市『超能力者(レベル5)』の第三位、御坂美琴は上条当麻に近づいた。 聞くまでも無い。 少年が煽るまでもなく、彼女は戦る気満々だった。 「そ、そそそそそその上条さんは、常盤台のお嬢様の気に触れる事を何かなさったのでしょうか?」 怯えた声を上げながら、上条は御坂美琴の表情を見る。 はて? 気のせいだろうか? 美琴の顔が真っ赤になっている。 「…まさか、覚えてないの?」 声が怖い。 「は、はははははははいぃぃ…インデックスに噛みつかれたせいか、昨日と一昨日の記憶が丸っきり無いのでして…」 「じゃあ、思い出せやコラ♪」 ビリビリバチィ!! と、上条の顔面目掛けて雷撃の槍が放たれた。 反射的に右手で打ち消す。 それだけでは気が済まないようで、少女の全身から不穏な雷鳴が聞こえてきた。 「それなら…私が…思い出させてやるわ… アンタはね…常盤台中学の、正門の前で……私を呼びとめて、私に……き……き、キキキキキ…」 「き?」 上条当麻の間抜けな反応に、御坂美琴はついにブチキレた。 「KILL YOU!(殺す!)」 ズドン! 音速の三倍以上のスピードで撃ち出された『超電磁砲(レールガン)』が、上条当麻の髪をかすめた。 「レールガン!?お前!本気で殺す気だな!?」 ジジジ…何かが焼け焦げた匂いがする。 本能的にヤバいと上条は感じ、学校のカバンを投げ出して逃走した。 「待てやコラァ!」 一〇億ボルトの雷撃が足元に直撃し、アスファルトの地面が抉れる。 「御坂さーんっ!!口調がどこぞの不良ッぽくなってますよー!?」 御坂美琴は次々に雷撃を繰り出し、上条当麻を追いかけ始めた。 「アンタが、あんな事を…したせいでっ!先生に、問い詰められるわっ!黒子は、鳴き喚くわっ!大変、だったん…だからねっ! アンタのせいで、全然眠れなかったんだからっ!責任取れええええええええー!」 自分の立場を忘れ、大声を張り上げながら少女は走りだす。 彼らにとってはいつもの光景であり、 理不尽な攻撃を受けて、少年はいつもの口癖を叫ぶ。 「不幸だー!」 少年の声は、快晴の空に響いた。 こうして、 上条当麻の不幸は、続いていく。 fin
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/298.html
クリフトとアリーナへの想いはPart.9 837 名前 737  Mail sage 投稿日 2009/03/27(金) 06 02 51 ID KMT3cko50 勇者一行はモンバーバラの町に辿り着いた。 自由解散し、各々が町で好きなことをやっている。 勇者(男)は町に入らず、ひたすら剣を振るっていた。 ミントスの町で仲間が一気に3人増え、勇者は7人もの仲間のリーダーになった。 “導かれし者たち”は全部で8人。あと一人で全員揃う。 “勇者”としてもっと、もっと強くならなければいけない。 無心に破邪の剣を振るう。剣を振るう度に勇者の汗が散った。 日没が近いのか景色が赤く染まり始めている。 そんな勇者の姿をアリーナはずっと見つめていた。 「勇者、私と勝負して!」 「はぁ?」 勇者は剣を振るう手を止める。 「私と勇者、どっちの方が強いのか確かめたいのよ。」 「これから一緒に戦っていく仲間なのに、どっちが強いとか関係ないだろ。」 「あるわよ!」 「何?言ってみろよ。」 アリーナが自分にライバル心を燃やしているのは気づいていたが、 あえて聞いてみた。正直、面倒なことは避けたい。 納得する理由がなければ勝負を断ろうと思った。 アリーナは言葉に詰まっている。どうやら断れそうだな。 踵を返して剣の練習に戻ろうとした時、アリーナが叫んだ。 「あなたが私に勝てたら、何でも一つ言うことをきくわ!」 「・・・何でも?」 アリーナは頷いた。 なんだかちょっと面白そうだ。 「・・・二言はないな?」 アリーナはもう一度頷く。 「いいよ。勝負しようぜ!」 勇者は剣を離し、ひのきの棒を持って身構えた。 「何よそれ?ハンディのつもり?」 「違うよ。実力の差を測るなら条件を同じにしないとダメだろ。 お互い装備は布の服のみ。オレは普段素手では戦わないからひのきの棒だけは使わせてもらう。」 「いいわね。望むところよ。」 アリーナも身構えた。 「じゃあ今から3つ数えたら戦闘開始だ!」 「1」 「2」 2人の姿は残像を残して消えた。 次の瞬間空中でひのきの棒と拳がぶつかるにぶい音が響く。 「ぐっ」 すごい力だ。まともに食らったら致命傷になる。 隙をついて一気に勝負を決めよう。 勇者はいったんアリーナから離れる。 アリーナは離れた分だけ即座に間合いを詰めてきた。 拳の猛攻。勇者は防ぐのに精一杯だった。 腕とひのきの棒を交互に使ってアリーナの拳をかわす。 その時、アリーナの拳を防いでいたひのきの棒が無残に折れてしまった。 (まずいっ!!当たる!) 勇者はアリーナの拳を無理に避けようと体を反らし、 バランスを崩して仰向けに倒れてしまった。 アリーナの拳の追撃がふりかかる。 (やられるっ!!) とっさに勇者は叫んだ。 「ギラ!!」 閃熱がアリーナを襲う。 「きゃぁぁああぁぁ」 アリーナはひるんだ。と同時にアリーナの喉元に折れたひのきの棒が突きつけられた。 「・・・・・私の負けね。」 「いや、魔法を使わなければオレが負けてた。魔法は使わないつもりだったんだ。」 「あら、魔法も実力の内よ。」 勇者はアリーナにホイミをかけた。みるみる傷が癒えてゆく。 「ありがとう。」 アリーナは薄く微笑んだ。 「私の完敗ね。勇者は回復魔法も使えるんだもんね。 約束どおり何でも言うことをきくわ。何がいい?」 その時のアリーナが普段より大人しく、上目遣いで妙に色っぽかったので、 「・・・じゃあオレとデートして。」 と、とっさに言ってしまった。 自分の発言に少し焦る。 「わかったわ。・・・今夜でいい?」 え、いいのかよ。 「あ、ああ・・・・。」 「それじゃあ、後で部屋に迎えにいくわね。」 夜。 宿の勇者の個室。 勇者は落ち着かない様子でベッドに寝そべっていた。 アリーナの奴、本当に来るのかな。 まぁアリーナは可愛いしそれならそれでいいんだけど。 ていうかオレ、変に意識し過ぎだよな・・・。 と、その時ドアがノックされた。 来たか!? 息を呑む。 「開いてるよ。」 ガチャっとドアが開いた。しかし入って来たのはクリフト一人だった。 「勇者さん、一晩語り合おうじゃありませんか!」 クリフトの手にはワインボトルが三本とグラスが2つ、 それに何種類かのつまみが握られている。 「はぁ!?」 出会ったばかりで特に親しくもないのに何なんだこの誘いは。 ・・・まさかクリフトの奴、夕方のやりとりをどこかで見てたのか? もしかしてクリフトはアリーナのことを・・・・・。 なるほどね、このままここで一晩陣取って オレとアリーナのデートを阻止しようってわけか。 クリフトの顔をじっと見てみると 今にも泣き出しそうな顔をしているように見えなくもない。 「・・・ぷっ」 勇者は吹きだした。 「いいよ。今夜はオレと飲み明かそうぜ。ただし、 オレ、クリフトの恋バナが聞きたい!」 その晩、結局アリーナは勇者の部屋には来なかった――――― 次の朝。 勇者のもとへアリーナがやって来た。 「ごめんなさい!昨日私、疲れてすぐ寝ちゃって 約束のこと、すっかり忘れてたわ!」 「あぁ・・・」 二人のやりとりをこわばった表情でクリフトが見ている。 「あの約束はもうナシでいいよ。 そのかわり、今度何か奢って。」 勇者はニヤリと笑う。 「クリフト!昨日は一緒に飲み明かして楽しかったよな!?」 アリーナが怪訝そうな顔をする。 「クリフト、あなたお酒飲めないんじゃなかったの?」 勇者はクリフトの顔を見る。 なんだって!こいつ、飲めないのに無理して飲んでたのか。 クリフトの顔は真っ赤になっていた。 ――――――ったく、大したヤツだな。 「ぷっ・・・あっはっはははは・・・!」 勇者は屈託なく笑った。 勇者一行は見事[天空の兜]を手に入れ、 スタンシアラ城下町で休息していた。 明日からは、天空の盾を求めてバトランドへ旅立つ。つかの間の休息だ。 町の外で勇者はブラシを使ってパトリシアの手入れをしている。 頭には天空の兜を装着していた。 少しずつ前へ進めていることが勇者の自信になる。 「よしよし、今日の毛並みも艶々だな!」 パトリシアの背をぽんぽん叩く。 その時、背後から強い語調で声をかけられた。 「勇者さんっ!!私と勝負してくださいっ!!」 「はぁ?」 声の主は全身を武装に身を固めたクリフトであった。 またか。 しかも今度はクリフトかよ。 クリフトがオレに突っかかってくるということは 絶対に・・・・・・・・アリーナ絡みだな。 勇者はため息をつく。 クリフトは以前勇者がアリーナと決闘した時の一部始終を見ている。 あの時の勇者はクリフトとアリーナの関係をよく知らなかったとはいえ、 “じゃあオレとデートして”あの発言は失言だった。 その晩クリフトと2人で飲んだ時も、クリフトの恋心はたっぷり聞いたが、 なんとなくその話題には触れられずに終わってしまった。 誤解されてもしょうがない。 (―――――自分で蒔いた種か。) 「なんでオレと勝負したいの?」 勇者は丁重に尋ねた。 「男の・・・・・意地ですっ!!」 「・・・・・・・・・・・・・・。」 今までも嫉妬の視線をチリチリと感じることは何度もあったが、 この切羽詰まった感じは尋常じゃない。 誰かに何か吹き込まれたのか? 誰に・・・・・・って考えるまでもないな。 マーニャが茂みの陰でニヤニヤしながらこちらを覗いている。 「クリフト、悪い。この話は保留な。ちょっと待ってて。」 勇者は茂みのほうへ歩み寄る。 「・・・・・マーニャ、ちょっと話があるんだけど。」 「あら、バレてた?」 「2人きりで話せる?」 勇者は睨みのきいた冷笑をうかべた。 勇者とマーニャは馬車から離れ、人気のない茂みへと移る。 「お前、クリフトに何吹き込んだんだよ!?」 「吹き込んだなんて、人聞き悪いわねっ。 私は何も言ってないわよ!ただ・・・・・。」 マーニャの話によると、ついさっきの昼食の最中に 好みの異性の話題になり、アリーナは「自分より強い男」と答えたらしい。 もちろんその場所にはクリフトも居合わせていたそうだ。 「・・・・・・言いそうだな。あいつなら。 でもだからって、なんでその相手がオレになるんだ?」 「知らないわよ。クリフトがそう判断したんでしょ。 でも実際、2人仲良くない?勇者もまんざらじゃなさそうだし。」 少し口ごもってしまった。 「確かにアリーナは強いし戦闘のメンバーとして気に入ってはいるけど、 それ以外で特別視してないし、それに、あいつが勝手に慕ってくるだけだ!」 マーニャがあきれた顔をする。 「あら、『勝手に』ですって!クリフトに言ったらそれ、火に油よ。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 (めんどくせええええええええええぇぇぇぇ~) 勇者は頭をかきむしりたい気分になった。 「・・・大体さ、恋愛なんて当の本人達だけで 水面下で勝手にやっていくものだろ!? なんで関係ないオレが巻き込まれなきゃいけないんだよ!?」 「傍から見たら三角関係だから、無関係じゃないんじゃない?」 「アリーナは別にオレのこと、恋愛対象として見てないだろ!」 「予備軍てことなんじゃないの。」 「ハァ~~~~~~~~」 勇者は肩を落として深くため息をついた。 「マーニャ。オレどうしたらいいと思う?」 「あら、お姉さんに相談しちゃう?いい心がけね!」 勇者とマーニャは馬車に戻った。 馬車の傍にはクリフトと――――アリーナがいた。 「あ、勇者!聞いたわよ。クリフトと決闘するんですってね!」 アリーナは無邪気にはしゃいでいた。 人の気も知らないで。 「あぁ・・・・そのことなんだけど・・・。」 勇者は突然頭を下げた。 「クリフト!悪い!お前にはザキがあるから正直戦闘じゃ敵わない! だから別のことで・・・・・チェスで勝負しないか?」 「「チェス?」」 クリフトとアリーナが同時に口を開いた。 天気のいい穏やかな昼下がりに、 一人の女性をめぐってチェスの勝負が始まった。 ―――――当の本人は少し退屈そうだが。 なぜチェスなのかと言えば、 クリフトと何か互角に戦えるもので全力で勝負しろ、 というマーニャの提案からである。 これでどちらが勝っても、文句いいっこなしだ。 お互い一言も会話することなく暫く対局は続く。 戦局は、かなり勇者にとって不利なものになっていた。 (・・・クリフトの奴、チェスは本当に強いな。 オレも山奥の村でそこそこ強かったから、わりと自信あったんだけど。) 勇者は目を細め、あごに手を当てる。クリフトは微動だにしない。 じりじりと汗が出る。 「チェック!」 クリフトの声が響いた。 勇者は目を見張る。 ―――これ、絶対ビショップ(聖職者)でチェックメイトになるよう狙ったな。 ビショップがキングを倒してクイーンを護り抜くわけだ! ・・・大した演出じゃないか。 クリフトは盤面を見つめたまま、表情を変えない。 勇者は少しだけ悔しくなった。 「・・・・・・・参りました。」 「え、終わったの?」 アリーナは戦局を全く分かっていなかったようだ。 「クリフト勝ったの?すごいじゃない!」 ―――・・・クリフトのやることは解りづらいんだよ。 勇者は鼻でため息をついた。 「いやぁ、オレは弱いよ!まだまだだな。 “強さ”っていうのは、単純に武術だけじゃないんだな。」 我ながらフォローめいた白々しい発言だ。 「そうそう、頭の良さとか、陰で支える心の強さとか 一概に測れるものじゃないわね!」 マーニャがさらに白々しくまとめる。 「そうね。」アリーナはにっこり笑った。 クリフトはそんなアリーナを真剣な目で見つめている。 すると、アリーナが思いついたように口を開いた。 「あ、そうだマーニャ! さっきはいまいちピンとこなかったけど、 私、あなたが言ってた理想の男性像もいいなって思ったわ。」 「「え?」」勇者とクリフトの声が揃う。 「い、いいわよ、別にリピートしなくったって!!」 マーニャは動揺する。 「ど、どんな理想像なんですかっ!?」 ここはクリフトが食い下がった。クリフトも知らないようだ。 アリーナは空を眺めながら答えた。 「・・・『自分を一番愛してくれる人』がいいんじゃないか?って。 オンナは愛されてキレイになって幸せになる、のよね? お母様もすごくキレイな人だったし、きっと幸せだったのね・・・。」 「ひ、姫様・・・・!」 クリフトは手を組んで感動していた。 勇者はマーニャを見る。 少し照れくさそうに髪をいじっていた。 なんだかんだ言ってマーニャの奴フォロー入れてたのか。 いや、フォローじゃなくて本当にマーニャの理想なのかもしれないけど。 「マーニャ。」 「な、何よ?」 マーニャはたじろぐ。 勇者はニヤリと笑いながら言った。 「『ケツがかゆくならあっ』!」 マーニャの華麗な蹴りを一発、尻に食らう。 「あ、クリフト!」マーニャに絡まれながら叫んだ。 「オレの完敗だったよ。だからもっと直球で行こうぜ!」 勇者は笑った。 アリーナはきょとんとしている。 「?・・・なんの話?」 「・・・いえ、なんでもありません。」 クリフトも笑った。 《おわり》
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/336.html
第六十七話≪掃射強襲≫ 北原大和、大崎年光、山本良勝、藤堂リフィアの四人は、ようやく市街地の一歩手前、F-4の林まで到達していた。 E-5の森で大和、年光、良勝の三人のグループがリフィアと出会ったのは数時間前。 実際、E-5からF-4までは最短距離で行けば一時間程度で済むはず、なのだが、 なぜこんなに時間が掛かったのかと言うと……長く話すのも面倒なので三行で。 ①道に迷いまくった ②ジジイ(良勝)が足を引っ張りまくった ③途中四人で何度か休憩時間 食事時間 トイレ休憩を取っていた 以上の三つの要因が重なり、すっかり夕方になるまで時間が掛かってしまっていたのである。 当然、四人共たまった疲労は半端では無く、足もまさに「棒のように」なっていた。 「なあ北原さん、今俺らはどこにいるんだ……? 市街地には近付けてんのか?」 「俺に聞かれても……でも多分確実に近付いているとは思うが」 「足が……足が、もう攣りそうです……」 「ろ……老体には堪えるのう……はぁ、はぁ」 四人が四人、その顔には憔悴の色が滲み出ている。 狼獣人の大和とリフィアは、本能的なものだろうか、自分でも気付かない内に舌を出してハッ、ハッ、と息を荒げていた。 しかも四人にとって都合が悪かったのが、今自分達が市街地に近いF-4にいるという事を知る術が無かった事。 何しろ周囲は雑草と木ばかり。目印になるような物は何一つ見当たらないので無理も無いが。 それでも大和と年光は地図とコンパスと睨めっこしながら、どうにか市街地へと確実に歩みを進めていた。 「くっそおおおおボケがカスが……分かりにくいんだよこの地図! アバウト過ぎんだよ!」 「こういう所にも主催者の悪意を感じるな……くそっ」 「夕方になって周りも暗くなってきましたし……早く抜けたいですね」 「このまま夜になってしまったら、遭難してしまうかもしれんぞ」 「恐らくこのまま北西に向かって進んで行けば……ん?」 コンパスと地図を持って年光と協議していた大和が、何者かの気配に気付く。 気配のした方向には、木々と藪、雑草が見えるのみ。 突然の大和の様子の変化に、年光が大和に尋ねる。 「おい、北原さん、どうし――」 年光が言い終わらない内に、木の葉が風に揺られて擦れる音しかしていなかった林の中に、 乾いた銃声が何発か響いた。 「あっ――?」 リフィアの目に映ったのは、胸と腹から血を噴き出し、驚愕の表情のまま仰向けに倒れていく良勝の姿。 直後に、自分の右上腕部にも衝撃と激痛が走る。 「がっ!?」 「なっ……!?」 何処より放たれた灼熱の弾丸は、大和の腹部を一発が貫き、 年光の右頬と左腕をそれぞれ一発ずつ掠めた。 「隠れろ!!」 血反吐を吐きながら大和が声を張り上げる。 仰向けに倒れたまま微動だにしない良勝を除き、大和、年光、リフィアの三人は木の幹を盾にして身を隠す。 その間も何物かは銃撃を続ける。 三人が隠れる木の幹が銃声の度に削れていった。 大和は焼けるような激痛が走る腹部の銃創を押さえながら、自分の迂闊さを悔やんでいた。 方角の確認に気を取られ、周囲の警戒を怠っていた。その結果が今の状況だ。 「くそっ!」 年光は九四式拳銃で襲撃者がいると思われる方向に向かって撃ち返す。 それに続き大和とリフィアも所持している銃を持って反撃を開始する。 しかし木の幹から顔を出そうものなら狙撃される危険がある。 相手の位置も確認出来ない状態で発砲してもロクに当てられるはずも無く、 いくら反撃で撃っても、襲撃者からの発砲は続いた。 「北原さん、何とも出来ねぇぞ! これじゃやられちまう!」 年光が九四式拳銃のマガジンを交換しながら大和に向かって叫ぶ。 そして交換し終えた次の瞬間には、木の幹の陰から襲撃者に向かって発砲する。 「山本さんも早く助けないと、でも、これじゃ……!」 リフィアが慣れない手つきで軍用ライフル、モシンナガンM1891に弾丸を込めながら言う。 「くっ……そうだ、リフィア、そいつを俺に貸してくれ!」 大和がリフィアに向かって叫ぶ。 「えっ、あ、はい!」 一瞬、銃撃が止んだ、その一瞬を突いてリフィアが持っているモシンナガンを、大和に向けて投げ渡す。 つい先程、リフィアが弾丸を装填し終えたモシンナガンが大和の手に渡る。 再び襲撃者の銃撃が始まる。どうやら襲撃者は拳銃を複数所持しているようだ。 しばらく木の幹の陰でじっと、その時を待つ大和。 そして再び銃撃が止んだ、その時、大和がすぐ前方の茂みに向かって走り出した。 そのまま大和は茂みの奥へと消えていった。 「……!? 北原さん、何をするつもりだ?」 年光は突然の大和の行動に驚いた。 彼の性格からして、自分達を見捨てて一人で逃げるという事はまず有り得ないだろう。 リフィアの持っていたライフルを持ってどうするつもりなのだろうか。 「! まさか……」 年光は大和が行おうとしている事が、おおよそ見当がついた。 ◆ 「へっ、向こうも中々やるじゃねぇか」 木の幹と草藪の陰で、狼獣人の警官、須牙襲禅はトカレフとベレッタのマガジンを交換していた。 トカレフの予備マガジンは残り三つ、ベレッタの方は残り四つとなった。 その間も、自分が襲撃を仕掛けた相手からの反撃の射撃が続く。 襲禅は右手にトカレフ、左手にベレッタを構え、二丁拳銃の構えで攻撃を開始する。 須牙襲禅は市街地を一通り回った後、郊外にいると思われる他参加者に狙いを定め、 市街地北東方面の森林地帯、つまり、地図で言う所のエリアF-4周辺を目指していた。 そして目的地のF-4で、彼の狙い通り、他参加者を発見した。 何やら地図を出して協議している茶髪の人間の男と、灰色の狼獣人の兵士、老人と学生風の狼獣人の少女。 四人は襲禅の存在には気付いていなかった。 これ幸いと、襲禅は太い木の幹と藪の陰から、トカレフとベレッタを持って四人に向かって銃弾を放った。 老人はあっさり仕留める事が出来、他の三人にも手傷を負わせる事に成功した。 特に狼兵士は腹部に被弾し、かなりの重傷のようだ。 生き残った三人は襲禅と同じように木の幹の陰に隠れ、手にした銃で応戦してきたが、 襲禅は木の幹や藪を上手く遮蔽物に使い、銃弾をかわす。 そして今再び銃撃を開始しようとした、その時だった。 一発の小銃弾が、襲禅の胸元に命中した。 「がはっ……!?」 小銃弾の弾頭が、回転しながら襲禅の肋骨を貫き、心臓を抉る。 襲禅の身に着けている紺色の警官の制服が、胸元から噴き出した鮮血で一気に赤く染まる。 着弾した時の衝撃で、両手に持っていた自動拳銃を放してしまい、襲禅は下生えの上に仰向けに倒れた。 遠退いていく意識と全身から力が抜けていく感覚に、襲禅は自分が間もなく死ぬ事を自覚した。 (油断、した、な……) 自分が圧倒的優勢だと思い込み、こんなにも初歩的なミスを犯す事になるとは。 全く情けない、格好悪過ぎる。 (……あいつは……今も、生きてんの……か……な……) 襲禅の心の中に、この殺し合いに呼ばれた知人、緑髪の女性の顔が浮かび上がる。 なぜこんな時に、あいつの顔が浮かぶのか。 もはや目の前も暗くなり、耳に入ってくる音も聞こえなくなり、心地良い眠気が襲ってきている中。 「……真紀……」 須牙襲禅が最期に呟いたのは、その女性の名前だった。 ◆ 草藪の中から、軍用ライフル――モシンナガンM1891を携えた、 灰色の狼獣人の兵士がよろよろと歩きながら現れた。 「警、官……だったのか……」 自分達を襲撃した者の正体を見て、狼兵士――北原大和は愕然とする。 紺色の制服に身を包んだ、茶色と白の毛皮を持つ狼獣人の男。 リフィアが持っていた参加者詳細名簿によれば、確か名前は、須牙襲禅。 襲撃者の正体、そして今自身が狙撃により殺害した者の正体は、民間人の安全を守る事が義務のはずの、 警官だったとは。 「北原さん!」 年光が立ちつくす大和と、狼警官の死体の元へ駆け寄る。 「こいつか? 俺達を襲った犯人は」 年光が仰向けに横たわる狼警官の死体を見下ろしながら、忌々しげに言う。 「ああ、そうみたい、だ」 「ケッ……まさに世も末ってヤツだな。お巡りさんが殺し合いに乗るなんてよ」 年光は危機を脱したという安心感と、突然襲撃された事による僅かな気の動転からか、 すぐ傍にいる大和の様子に気がつかなかった。 大和の腹部に空いた穴からは、ドクドクと赤い血が止め処無く流れ出ている。 間も無く、リフィアも二人の元へ歩いてきた。 「リフィア、山本さん、は……」 大和のその問いに、リフィアは沈痛な面持ちで、静かに首を横に振った。 大和と年光に良勝がどうなったか伝えるのには、それで十分だった。 「そうか……」 「畜生……」 二人は悔恨の表情を浮かべる。 「疲れたから歩きたくない」などと駄々をこねて面倒な事も多々あったが、この殺し合いという状況の中、 良勝の明るさに、年光、大和、リフィアの三人は精神的に大きく救われていた。 あの朗らかに笑う陽気な老人は、もういないのだ。 三人の間を、しばらく沈黙が支配する。 「……ともかく、日が完全に暮れる前に、市街地を目指そう。いつまでもここにじっとしている訳にはいかない」 「……はい」 年光が再び市街地への移動を提案する。 もうじき日没が訪れる。出来ればその前にこの森林地帯を抜けたい。 同行者を、大切な仲間を一人失ってしまったが、立ち止まる訳にはいかない。 その事を、年光は大和にも伝えようとした。 「北原さ――」 ドサ。 年光が声を掛けたのと、大和の身体が崩れ落ちたのは、ほぼ同時だった。 「……おい、北原さん?」 「北原……さん?」 突然の、予想だにしなかった事態に、年光とリフィアは言葉を失う。 「き、北原さん、悪い冗談は、よせよ……なあ、おい」 年光が倒れた大和を起こそうと、大和に近付く。 そして、気付いてしまった。 ――もう、息をしていなかった。 大和が最初に腹部に受けた銃弾は、大和の肝臓を貫き、そこから致命的な出血が始まったのだ。 木の陰で敵の銃撃をかわしている間も、狙撃するのに絶好の位置まで移動する間も、 狙撃に成功し、年光と二人で話している間も、ずっと、血液は失われ続けていた。 もしかしたら、リフィアが二人の元へやってきた時、大和はもう意識混濁の状態だったのかもしれない。 「くそっ……」 「……」 二人はただただ立ち尽くす。 二人の仲間を失ったという現実に、二人は耐え抜くしかない。 もう何の音も聞こえない。ただ、木の葉が風に揺れる音が耳に入るのみ――。 【一日目/夕方/F-4林】 【大崎年光】 [状態]:疲労(大)、左腕に掠り傷、悲しみ、やりきれない思い [装備]:九四式拳銃(0/6) [所持品]:基本支給品一式、九四式拳銃の予備マガジン(6×2)、手斧、織田信治の首輪 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。そのためにも仲間を集める。 1:……。 [備考] ※参加者詳細名簿により、全参加者の容姿と名前をある程度把握しました。 ※織田信治の水と食糧は完全消費しました。 【藤堂リフィア】 [状態]:疲労(肉体的、精神的共に大)、首、胸元に貫通創(命に別条無し)、返り血(大)、 口元が血塗れ、右腕上腕部に銃創、深い悲しみ [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式(食糧1/4消費)、7.62㎜×54R弾(30)、直刀、参加者詳細名簿、 クロスボウ(0/1)、ボウガンの矢(86)、三人分の水と食糧(一人分の水と食糧消費) [思考・行動] 基本:殺し合いはしない。 脱出方法を探る。 1:……。 [備考] ※生命力が異常に高いです。頭部破壊、焼殺、首輪爆発以外で死ぬ事はまずありません。 但し一定以上のダメージが蓄積すると数十分~一時間ほど気絶します。 ※参加者詳細名簿により、全参加者の容姿と名前をある程度把握しました。 【山本良勝 死亡】 【須牙襲禅 死亡】 【北原大和 死亡】 【残り12人】 ※F-4一帯と周辺に銃声が響き渡りました。 Back 066鮮血の結末 時系列順で読む Next 068何もかも、何もかも Back 066鮮血の結末 投下順で読む Next 068何もかも、何もかも Back 059人を見た目で判断するなとは言うけど 北原大和 死亡 Back 059人を見た目で判断するなとは言うけど 大崎年光 Next 069日没、そして闇が訪れる Back 059人を見た目で判断するなとは言うけど 山本良勝 死亡 Back 059人を見た目で判断するなとは言うけど 藤堂リフィア Next 069日没、そして闇が訪れる Back 052Deadly Silence 須牙襲禅 死亡
https://w.atwiki.jp/codeofjoker/pages/2737.html
概要 デッキのキーカード デッキ構築 ユニット/進化ユニットカードコスト2帯 コスト4帯 その他のコスト帯 トリガー/インターセプトカードドロー系 その他 ジョーカー(キャラクター) デッキサンプルと運用サンプル1 このデッキに対するメタの張り方、対策など 概要 Ver 2.0で追加された聖少女ブリギッドを軸に、飛翔のジズなどの■連撃効果を駆使してマウントを取っていくデッキギミック。 連撃は性質上、手札の消費が激しい為、ブリギッド+連撃要員にドローソースを加えたものがデッキの土台となる。 それさえ押さえておけば比較的自由な組み方ができ、緑単はもちろん混色構成や他デッキとの折衷にも用いることが出来る。 DOBが高いカードで固める構成で用いられる事もあり、工夫次第では非常に安定して使えるのが魅力である。 デッキのキーカード 聖少女ブリギッド このデッキのヒロイン。フィールドに出たユニットのBP分のダメージを相手ユニット1体に与える能力を持つ。 【加護】・【秩序の盾】・【不滅】に対しては無力であるものの、高い単体ダメージを即座に与える除去性能がウリ。 また、場に出た時に自分の手札のカード1枚と引き換えにコスト3ユニットをサーチする。 これによって主要な連撃要員をサーチし、上述の効果と組み合わせる事で高いコストパフォーマンスを生み出すことが出来る。 連撃ユニットに限らず、手札に集めたいコスト3のユニットと組み合わせるのも良い(例:光翼神ホルスなど)。 ただしそれらのユニットを入れ過ぎると逆にノイズとなり、サーチがぶれやすくなるので注意。 BPが3000しかなく除去されやすいので1ターン限りと割り切るか、ジズのBPアップ効果などで耐久を底上げしてあげよう。 飛翔のジズ 味方ユニット全体の基本BP+1000と相手ユニット全体の基本BP-1000を併せ持った連撃ユニット。 ブリギッドと合わせれば最高でBP7000までのユニットを除去できる。 相手のサーチ珍獣もこの効果でまとめて一掃も可能な上に、ブリギッドもBP4000まで上がり、焼きにもある程度耐えられるようになる。 プレイヤーアタックに成功すると手札に戻りつつCPを+2するので、連撃発動状態であれば更に追撃を繰り出す事も可能。 プラウドドラゴン 相手単体の基本BPを-5000させる驚異的な火力を誇る。連撃2号。ジズが横ならこちらは縦。 基本BP減少なので【不滅】や【秩序の盾】を貫通できる重要なユニット。 ブリギッドと合わさると更に5000ダメージの追撃をし、合計10000もの火力に達する。 収奪のトリニティ 相手ユニットから基本BP2000を奪い、自身のBPに上乗せする。遅れてやって来た連撃3号。 基本BP低下効果はプラウドドラゴンには劣るものの、連撃ユニットの中では最も高いBPに達する。 更に相手のCPも奪う効果もあり、他にはない長所も兼ね備えている。 【秩序の盾】や【不滅】の処理はプラウドドラゴンに任せ、こちらは低BPユニットを処理しつつの壁役として展開したい。 ドーバーデーモン コスト2のドロー要員兼連撃基点要員。 CP+1のバックもあるので、実質コスト1でこれらの役割を果たすことが出来るのは地味だが欠かすことが出来ない。 ただし、ジズのプレイヤーアタック効果、トリニティのCP強奪効果もそうだが、 死神のランプの効果に引っかかり連撃が不発に終わる可能性もある点に注意。 デッキ構築 先述したとおり、上記のキーカード以外はほとんど自由。 高DOB目当てで入れたカードをブリギッドの弾薬として投げ捨ててもよし、他のデッキと折衷型にしても良い。 ここでは、特に相性が良いカードの一例を挙げて行く。 ユニット/進化ユニットカード コスト2帯 連撃を発動させる最低コスト帯で、このデッキにおいても重要な役割を果たす。 ここの選択がデッキの方向性を決めると言っても過言ではない。 日輪刀のハヅキ 【戦士】サーチャー。全体に【沈黙】を付与する英霊王ギルガメッシュのサーチに使える。 また後から出た【戦士】の基本BPを+1000するため、ブリギッドより先に場に出ていれば実質火力+1000の効果もある。 自分を含めた【戦士】に【秩序の盾】が付加出来る点も見逃せない。 他の【戦士】ユニット・星輝神ヌトも投入して戦士デッキとの折衷型も視野に入る。 ギャウルス 【ドラゴン】として種族が統一された事で、プラウドドラゴンをサーチ出来るようになった。 オリジナルポイントが高い傾向にあるので、DOB調整に使える。 魔宮のアクエリアス ■選略でCP2を払えば、2枚ドローが出来るユニット。 BP5000なので上記2枚と比べてブリギッドの弾として使いやすい。 連撃は手札の消費が激しいので、ドローソースとして採用することが多い。 【悪魔/精霊】の二種族持ちなので至上のコレクターの起動要員にも。 パンダティーナ 連撃要員。こちらはコスト1以上の緑カードを使用することで自身の基本BPを上昇させる。 コスト2でBP7000はブリギッドの弾薬として優秀で、序盤の展開で手札消費を抑えやすい。 また自身が【戦士/獣】のため、戦士デッキや獣デッキとの折衷型に使える。 パンドラ 相手全体の基本BPマイナス効果と、自前の【秩序の盾】による頑丈さが売りのユニット。 被破壊時にCP1バックされる効果もあり、ブリギッドの効果で破壊すれば連撃起動要員としても優秀。 こちらも【魔導士/悪魔】の二種族持ちで、コレクター起動に使える。 コスト4帯 コスト3が連撃要員で占められる中で、それ以外のデッキ機能を担当するコスト帯。 デッキのバランスを見て短所をカバーしたり、あるいは長所を伸ばしたりできるものを採用していこう。 英霊王ギルガメッシュ このデッキの天敵である【加護】、【不滅】、【秩序の盾】などをまとめて処理する事が出来る。 環境によってはこのユニットがいないとブリギッドの処理能力が落ちる場合もあり、常に選択の余地がある。 シグルドリーヴァ お互いのユニット全体のBPに作用する能力はジズと似ている。 こちらは【秩序の盾】を持っているため、ダメージへの耐性が高い。 またターン終了時のCP+により、アイヴィーバインド等の迎撃系のインターセプトの採用がしやすくなるのも利点。 その他のコスト帯 万物神アトゥム 相手ユニットに【攻撃禁止】を与え、それに応じて自分のCPを増加させる。 増やしたCPで連撃を起動したり、ジョーカーを使用して手札を補ったりとデッキとの相性は非常に良い。 BP補助効果もあり、ブリギッドの火力の後押しや、【攻撃禁止】によりブリギッドで処理しきれない盤面を抑える役割も持つ。 ただしコストが7と非常に重いのが難点。 スポア・アクトレス CPを全て消費して手札が5枚になるまでカードを引くコスト6ユニット。 同時にお互いの捨札もデッキに戻すので、すでに退場したブリギッドやアトゥム等も引く可能性が戻る。 墓地利用やハンデス主軸の青系統のデッキにとっては天敵とも言える。 ターン終了時にCP1が返って来るので、シグルと同じ運用ができる。 巨狼少女フェンリル 緑属性では貴重な直接破壊効果を持つコスト6ユニット。 破壊したユニットのBPをそのまま自分のBPに加算する効果もあり、ブリギッドと合わせて2体まとめて始末出来る点では相性が良い。 また、相手のインターセプトに反応する基本BPマイナスのカウンター効果や、フィールドの条件を満たせばコスト3で出せる効果も持ち、 CPの工面や効果耐性への回答など、このデッキの穴を埋めてくれる優秀な能力を備えている。 轟戦機ヴァルドライバー コスト3のユニットをデッキから【特殊召喚】しつつ、相手ユニット全体の基本BPを-1000する。 起動でユニットを戻せばCPを+できるので、連撃ユニットを呼び込み戻した上で連撃発動といったトリッキーな動きも可能。 ブリギッドと揃ってデッキ圧縮に活躍する。 トリガー/インターセプトカード ドロー系 連撃要員を揃える為に必ず何かしら採用しておきたい。 ここを充実させない場合はジョーカーを大量ドロー系にする必要がある、 加速装置+雄大なる間欠泉 特に手札の消費が激しいこのデッキにおいて、貴重なドローソースとしてペアで使われる。 加速装置で残り1枚になるまで手札を捨ててCPを捻出した後に雄大なる間欠泉を使えば、 デメリットを帳消しにしつつ7枚ドローが出来る。 VIP待遇 コスト6以上のユニットを出した場合、1枚ドローした上にCPも+1出来る。 このデッキでよく使われるコスト6以上のユニットは上記のような優秀なカードが多い。 そうしたユニットが多数入るならほぼ採用必須だろう。 至上のコレクター 捨札に8種族揃っていれば、ターン終了時に捨札を全てデッキに戻して2枚ドローする。2種族ユニットの場合はそのまま2つの種族として見なす。 主要カードであるブリギッドが【神/舞姫】ということもあり、要求する数は多いものの実用不可なレベルではない。 主要な連撃ユニットの種族が全て異なっている点を見ても好相性である。 使い切った連撃ユニットやインターセプトの再補充ができるのは心強く、手札も切れにくくなる。 しかしターン終了時のドローなので、そのターン中はターン開始時の手札でやりくりする必要があるのが欠点。 その他 大自然の仲間達 基本BPを上昇させることで、さらに殴り合いにも強くさせる。 各種バーンが豊富な赤単や魔天ルシファーも控える紫単への対策にも繋がる。 セレクトショップなどのトリガーロスト 特にブリギッドを安全に着地させる時などに必要。 アムネシアやデストラクションスピアなどを割るためにも何かしら1枚は入れておきたい。 ジョーカー(キャラクター) 鈴森まりね/ワンダフルハンド、クロエ・ノーチェス/フォース・リベレーション、エルヴィ&エルフィ/ティンクル×リンク、ノア/グラフィティ・アース このデッキは手札の消費も激しいため、これらのJOKERで一気に手札を盛り返すことが可能。 4つそれぞれ一長一短あるので、デッキや自分のプレイスタイルに合わせて採用しよう。 山城軍司/ターミネートコマンド 特にジズに【貫通】を付加させれば、ほぼ確定で1点取れる上に、ユニットを失うかさらなる連撃による追撃を受けるかの2択を迫れる。 特に戦士デッキとの折衷型ならほぼ採用必須だろう。 ただし、カーバンくん育成デッキとの折衷の場合は同ジョーカーの「マッシヴサージ」が最優先される。 黒野時矢/ヘレスティックスカー 取りこぼした2点を取るために。 デッキサンプルと運用 サンプル1 ユニット カード名 枚数 英霊王ギルガメッシュ 3 ライオンハートガール 3 ドーバーデーモン 3 プラウドドラゴン 3 聖少女ブリギッド 3 飛翔のジズ 3 万物神アトゥム 3 魔宮のアクエリアス 3 日輪刀のハヅキ 3 収奪のトリニティ 3 トリガー カード名 枚数 死神のランプ 2 インターセプト カード名 枚数 大いなる世界 1 抑制剤 2 加速装置 2 雄大なる間欠泉 2 微笑の占い師 1 先攻時 基本は他のデッキとの折衷であればそのデッキの初手の鉄板を出せばよい。 そうでない場合は日輪刀のハヅキ、軽減獣王女アタランテ、ムルル等が安定するが、 他にコスト2がいればそれにしても構わない。また、敢えて何も出さないのも選択肢の1つ。 なお、初手聖少女ブリギッドに関しては、夜魔女王リリスやブラスター・レイア等に焼かれたり、 シメツノトクリ等で無力化される危険性が大なので非推奨。 後攻時 軽減で聖少女ブリギッド+何らかのユニットを出して相手の出鼻を挫こう。 獣デッキとの折衷型ならばアタランテで問題無いだろう。 このデッキに対するメタの張り方、対策など 【加護】・【不滅】が特に有効。【秩序の盾】に関しても、このデッキに鳳凰が入るケースは割と少ないので強気に出しても構わない。 ただし、後者の2つはプラウドドラゴンや収奪のトリニティに注意。 【不滅】であれば、その後の殴り合いにも強くなる。ただし、獣忍白狼の場合は、 ライオンハートガールに【強制防御】を付加されてドーバーデーモンなどの低BPユニットで殴られる恐れもあるので注意。 また、英霊王ギルガメッシュもほぼ出てくると認識して、【沈黙】付けられたら致命傷になるようなデッキを使っているのなら、意志の継承も必ず用意すること。 序盤であれば、人身御供が有効。 相手は無茶な軽減を使ってでも開幕からマウントを取ろうとする傾向にあるので、上手くいけば逆にハンド差を付けることが可能。 マウントを取られた緊急手段として、始世姫ジョカや天空神機ゼウスなど更地にする手段も確保すれば心強い。 このデッキは万物神アトゥムが入るケースが大半なので、どうしてもこのデッキとのマッチが頻発するようなら魔導教師レイナをタッチでも入れておくのも一つの手。
https://w.atwiki.jp/blazblue/pages/1728.html
コンティニュアムシフト強キャラ各キャラ解説 暫定ランク一覧 コンティニュアムシフト 強キャラ 「アルカディア」掲載分によると、 「ライチ=フェイ=リン」 「シシガミ=バング」 「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」 の3強と言われています。 ここに「ハクメン」を加えての4強、または「ライチ=フェイ=リン」と「シシガミ=バング」だけの2強とする人もいます。 ただ、コンティニュアムシフトはまだまだ個々のキャラ研究、キャラ対策が進んでるとは言い難いので これからの研究の結果次第では、ここに名前を挙げられていないキャラが強キャラとされる可能性も十分考えられます。 各キャラ解説 ライチ棒を使った通常技のリーチ 判定の強さで、優れた牽制能力を持つ。 その牽制が引っ掛かればコンボに移行でき、3000DMG↑+大幅ゲージ回収+画面端起き攻めができる。そのため、平均火力が非常に高い。更に研究が進み、状況次第では5000DMG↑を叩き出すことまで可能となった。 起き攻めも、ゲージを使用することで一方的に択を迫れたり、見えない中段があったりして強烈。 緑一色というぶっぱ向きな技やノーゲージ切り返しの燕返しも備え、これといった弱点がないのが最大の魅力。 バング高い機動力、判定・F面で優秀な通常技、そして手裏剣を活かすことにより相手を触りにいくまでのプロセスが強い。 そして、触ってからの爆発力もライチを凌ぐ。連キャン可能な下段による固め、ファジーでは凌ぎづらい中下段の択、コマンド投げ、めくりなど何でもあり。 コンボの火力も高く、どこからでも大噴火を組み込むことで安定して大ダメージを取れる。そのため、ゲージの無駄もない。 各種Dや阿修羅の存在もあって、切り返しも悪くない。 風林火山発動後の爆発力も凄まじく、プレイヤーが波に乗ればキャラ相性差すら飲み込むポテンシャルを持つ。 弱点らしい弱点はないが、対空のバリエーションが少なめな点が唯一の弱点か? ラグナ牽制の5B、対空の6Aなど高性能な技を豊富に持っており、それらを駆使したシンプルかつ強力な立ち回りが持ち味。 平均火力の高さは全キャラの中でもトップクラスなため、ダメージレースに強い。特に、ゲージ回収率が高くコンボ後に攻めを継続しやすい状況を生み出すベリアルエッジが非常に優秀。 単純ながらも崩しのパーツが揃っており、リターンの大きい中下段の揺さぶり連携で相手にプレッシャーを与えやすい。中段の低空GHは見えにくい上に補正も緩く、高ダメージが望める。下段の3Cはリーチこそ心許ないが、刺さればその後の状況の良さは随一。 ゲージ回収率の良さを押し出した、RCを駆使した強引かつ手堅い押し付けも大きな魅力。 ブラッドカインを組み込んだ大火力+体力回復コンボなどもあり、キャラ相性差等を荒らす能力も高い。 空対空が少々苦手だが、地対空が充分強力なのでさほど気にならない。 固め 崩し手段が単純ゆえに、拒否手段が強力なキャラが相手だとダメージ源に困ることがある。 唯一かつ致命的な弱点ともいえる、体力の少なさとどう付き合っていくかが課題となる。 ハクメンとにかくゲージさえ溜まったら強い。牽制技や超高速の中下段択から、ごっそりと体力を奪っていける。 ゲージが溜まっていなくても、当身からのコンボで充分過ぎるほどのダメージを取れる。 リーチが長く強力な牽制と当身の存在により、ゲージが溜まるまでの時間稼ぎもやりやすい。 しかし、牽制はやや大振りで当身も失敗すればCHが確定する場面が多め。様々な場面でリスクの高いパーツに頼らざるを得ないため、少々不安定な立ち回りになりがち。 足が遅いため、STGキャラを追いかけるのも苦手。 強烈な崩しやハイリターンな当身を駆使し、どれだけ強引なダメージの取り方ができるかが課題と言える。 カルル人形と本体で挟んだ時の火力は全キャラ中でも最強クラス。中下段、投げ、めくりなんでもあり。 姉と交互に攻撃していく基本的なコンボ構成と崩し能力の高さを利用した、補正切りの自由度の高さも大きな魅力。 人形を盾とした立ち回りが手堅く、相手が攻められない状況を作りやすい。 全キャラ中最低の体力で、足も遅い。一旦リードを奪われると瞬く間にピンチとなる。 勝つときはとことん強いが、負けるときはとことん弱い、両極端なキャラ。 アラクネ烙印成立後の爆発力は全キャラ中でも断トツ。相手にペースを掴ませない立ち回り、相手の反撃を許さない猛烈な固め、崩しからの超火力コンボと言うことなし。 一発烙印成立コンボなどが存在するため、コンボや判断の精度次第では容易に烙印状態まで持ち込める。 反面、非烙印時の立ち回りが心許ない上、防御能力の低さから一旦攻められると脆い。 烙印をつけるまでのプロセスが厳しいキャラと相性が悪く、特に非烙印時でのSTG能力で自身を上回るキャラ(ラムダなど)には苦戦させられる。そのため、ポテンシャルは高くても総合的に見ると頂点には立てないとされるキャラ。 ハザマリーチが長く、ヒットすればそのままコンボに移行できる各種Dによる遠距離からの制圧能力が最大の魅力。Dによる機動力の高さから、相手の間合い調整を拒否する能力にも恵まれている。 全体的にバランスが良く、牽制から無敵技まで様々な技を備えているため手詰まりになる状況が少ない。 JCを使った空中コンボのゲージ回収率が高く、ゲージを使用することでコンボの火力や切り返しといった弱点を補いやすい。特に、蛇翼崩天刃の割り込み性能の高さやコンボパーツとしての秀逸さが目立つ。 中距離を維持されると各種Dにリスクが生じるため、立ち回りが不安定になりやすい。 蛇翼に依存しすぎな切り返しや火力もやはり難点で、空中コンボを決められない(=ゲージを回収できない)うちは慎重な立ち回りにならざるを得ない。 タオカカ各種Dによる接近能力の高さが魅力。 挑発コンの火力が凄まじく、各種Dによる虚の突きやすさもあって相手の立ち回りを破壊する能力が高い。 接近戦は得意だが、切り返しがないため攻められると辛い。 体力がカルルと並んで全キャラ中最低で、事故に滅法弱い。そのスピードが災いして、事故自体が起こりやすい部類。 総合評価としては“荒らしキャラ”としての見方が強い。特に、主力ダメージ源となる挑発コンの精度で評価が全く変わってくる。 ラムダ各種DによるSTG能力の高さに加え、全キャラ中でも随一のガードクラッシュ能力を持つ。 遠距離からでは高ダメージこそ望めないものの、ガードプライマーをばしばし削れるのでガークラのプレッシャーで相手を動かしやすい。 クレセントセイバーを駆使したループコンボもノーゲージながら高火力。 弱点としては小技に乏しく、とにかく接近されると厳しくなる。そのため接近能力が高いバングやタオカカと極端に相性が悪く、評価が別れやすいキャラの一人。 ジン優秀な飛び道具や横方向にリーチが伸びる牽制技を豊富に持ち、中~遠距離戦での立ち回りが手堅い。 立ち回りにコンボにとゲージへの依存率が高いが、ゲージ回収率の高いコンボを豊富に持つためさほど気にならない。 崩し能力は平凡だが固め能力が高く、安定した揺さぶりを掛けやすい。 総評としては、良くも悪くもバランスファイター。どのキャラとも過不足なく戦えるが、「一方的に強みを押し付けて勝つ」といった甘さはない。 ノエルワンボタン無敵技のDの存在が大きく、切り返しや暴れ潰しに大きく貢献する。 崩しのパーツが揃っており、ハイダーループによるコンボの火力が高いため触ってからの爆発力は高い部類。 しかし通常技の性能が悪く、立ち回りに必要なパーツに欠ける。そのため立ち回りでもリスクが大きめな各種Dに依存せざるを得ず、どうしても勝率が不安定になる。 テイガー投げキャラらしく、ワンチャンでダメージレースに打ち勝っていけるので実践値が高い。 通常技が意外と強く、特に対空に使える技は軒並み強判定。 ガジェットフィンガーのお陰でワンチャンスをモノにしやすく、磁力さえ付ければ一気に火力差で喰っていける。 GETBのコマンド受付が緩く、比較的狙いやすい割り込みから致命的なダメージを与えられるのも大きな魅力。 ただし、大型なせいでキャラ限定のコンボや崩し連携を喰らいやすい、動きが遅いせいでSTGキャラと相性が悪いといった、投げキャラの「宿命」とも言える弱点はしっかり備えている。 一発の強さがあるものの、対策を徹底されるとどうしても一発を当てるまでが厳しくなるので、理論では評価しづらいキャラ。 ツバキゲージさえ溜まっていればそれなりに高いコンボが入る。 最大溜めD剣によるガー不崩しやCCによるラッシュなど、接近さえ出来れば強い。 2Cの対空能力や槍による切り返し能力も備え、防御面も安定している。 弱点はとにかくリーチが短いこと。接近手段にも欠け、得意な状況に持ち込むまでの過程が大変。 ノーゲージ基本コンボの火力が非常に安いのも難点である。インストールゲージを溜めないと火力は低いままだが、逆に溜めると自分のターンを放棄することになるジレンマを抱える。 中~遠距離戦に長けるキャラやインストールゲージを溜めづらいキャラが相手だと厳しい立ち回りを要求される。特に、(唯でさえ使用人口が多い)ラグナと非常に相性が悪いため、どうしても不遇気味な評価を受けることが多い。 レイチェルカボチャに大砲、雷といった設置系・飛び道具必殺技を駆使したSTGが強力。 風を駆使したゲームメイク能力が高く、立ち回りの強さはホンモノ。 画面端に追い詰めた時のプレッシャーも大きく、ラムダと並んでガードクラッシュを実戦投入させやすい。 しかし、切り返しがリスキーな2Cに依存しがちな上に純粋な防御力も低い。 何より平均火力が最低クラスで、とにかくダメージレースに弱い。 強制FCを駆使した高火力コンボが開発され始めているので、それの仕上がり次第では最弱の座脱却も夢じゃない? ミュー設置型の飛び道具を駆使した固め コンボと、中~遠距離で強さを発揮する技の豊富さが魅力。 意外に火力も高く、ゲージを使えば4000程度のダメージは容易く出せる。 設置さえできれば立ち回りは非常に強い。しかし、その設置中は完全に無防備であるため有利状況を作るまでが難しい。 接近戦向きな技がほぼなく、無敵技もリーチが短いため特にインファイター系のキャラクターに近付かれると非常に苦しい。 有利状況を作るために「無防備を晒しながら設置する」というプロセスが必要な以上、安全な距離が少ないハザマやラムダとも非常に相性が悪い。 しかし、火力という確かな強みは存在するので、設置を絡めたコンボや固め・セットプレイの開発次第ではまだまだ伸びる要素はある。 マコト短いリーチによる苦しい立ち回りをワンチャンスからの超火力コンボで補う、典型的なインファイター。 パリキャンを駆使したコンボは難易度こそ高いものの、ダメージ・ゲージ回収率・運び能力の三拍子揃って優秀。ゲージを使えば5000程度は下らないダメージを容易に叩き出せるので、体力が少ないキャラにとってはかなりの脅威。 暗転後に一瞬で画面のほとんどを埋め尽くすほどの攻撃判定が発生するDD、ビッグバンスマッシュの存在も大きい。これにより、ゲージさえ溜まればぶっぱのプレッシャーで立ち回りを制していける。 弱点はとにかくリーチが短いことで、ハザマやハクメンといったアウトレンジタイプのキャラが苦手。 配信直後なので、現在は情報不足につきランク付け不可と言わざるを得ない。にも関わらずパリキャンを絡めた超火力コンボなどが早くも開発されていることから、(編集者的には)今現在最も潜在能力が高いキャラだと思われる。 暫定ランク一覧 7/24ランクスレ 1転載 S バング ライチ A カルル ハザマ ラグナ ハクメン アラクネ B ラムダ ジン タオカカ ノエル テイガー C レイチェル ツバキ あくまで参考なので気にしないのがヨシ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/1665.html
【作品名】MOTHER2(SFC) 【ジャンル】RPG 【備考】戦闘範囲は、転がりながら攻撃してくるおもいこみストーンと殴り合える程度はある 5~60メートルぐらいか PSIは、上記戦闘範囲内なら問題なく命中する射程 「Xファイルの科学」という本によると、ゴキブリは人に踏み潰されそうになると空気の乱れを感じ取り0.03秒で 逃避行動に移るという 【先鋒】ポーラ 【次鋒】ジェフ 【中堅】プー 【副将】ネス 【大将】ギーグ 【参考】 【名前】おもいこみストーン 【属性】岩 【大きさ】40メートル程度の岩 【攻撃力】大きさ相応の押しつぶし攻撃 【防御力】ボムの直撃に6発耐えられる 【素早さ】転がる速度は大きさ相応 ボム:120m程度の爆発を起こせる爆弾 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】に関して共通 このゲームはドラム式HPゲージを採用しており、体力満タンの状態から致命的ダメージを食らったとしても 50秒程度戦闘行動が取れる(時間は残り体力に生比例する) 動けなくなるまでに回復行動をとればその時点から回復した体力分までの数値に動き始める (要するにHP999の状態で一気に0になるまでの攻撃を食らったとして、 HPが500まで減少した時点でHPが300回復する行動を取ればHP減少は300で止まり、 HPが999回復する行動を取ればその時点から体力ゲージは999に向けて動き始める。回復もダメージも速さは同じ) これはダメージでも同様に当てはまる。また、戦闘終了した場合その時点でHP「減少は」停止し(増加はそのまま)、 HPが0の状態であっても、0になる前に回復行動を取り始めてさえいれば行動できる(回復PSIを試みる、ものを食べる)。 アイテムとして、 「フランクリンバッヂ」 所持しているだけで雷攻撃を完全反射。 「つよいぬいぐるみ」 鍛えた成人男性(ポリスマン)が499回殴っても壊れず、500回目で壊れるぬいぐるみ。冷気攻撃無効。相手が何者であろうと5割以上の確率でこちらが攻撃対象となる 「サルのきもち」 小さいサルが現れおもいこみストーンの3倍ほどの大きさの恐竜だろうと、こちらが一回行動できる時間羽交い絞めにして動きを止める。 主人公の心の中だろうと生身の生き物は行けないはずの過去世界であろうとどこからともなく現れるのでまあ使って問題ないだろう。何度でも使用可能 以上を4人全員が、 「ラッキーサンド」HP PPを全回復できる を【先鋒】が7個、【副将】が4個、 「クラーケンのスープ」HPを全回復できる を【次鋒】が4個、 「さとりのべんとう」HP PPを全回復できる を【中堅】が6個、 「中和マシン」敵味方双方にかかっている状態変化(能力増強・弱化・シールド・キャラの変身等)を全部解除・何度でも使用可能 及び、 「ペンシルロケット20」思い込みストーンを5回弱破壊できる威力の鉛筆サイズミサイル発射 を【次鋒】が各1個ずつ、 「さとりのいし」PSIを使うためのコンセントレーションが乱されなくなる。原作では無用の長物 を【中堅】が1個所持。 【名前】ポーラ 【属性】超能力小学生 【大きさ】小学生の女子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 同威力のフライパン装備 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 装備により熱・冷気・雷のダメージを(具体的な数値が分からないので)2/3程度以上に軽減。 これは下記のサイコシールドと異なり「熱いコーヒー」のようなごく物理的なものも軽減できる。 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】PKファイアーΩ ボム並みの射程 思い込みストーンと同等の耐久力を持つ相手を2発で倒せる火炎の超能力 消費PP42 PKフリーズΩ 副将のPKスターストームΩと同等の威力 射程は1/3ほど 敵の相性に関係なく2割程度の確率で凍結させる 消費PP28 PKサンダーΩ 大将の1.5倍程度の威力の雷を4発落とす。また、命中すれば敵が張った超能力シールドを打ち消せる。 消費PP20 サイコシールドβ PSI攻撃のダメージを半分にし、同じダメージを反射。3回耐久し、8回分まで重ね掛けが可能。 消費PP14 「のろいのメーワク」など、霊体としか思えない敵にダメージを与えることができる 【備考】PP9999以上 【名前】ジェフ 【属性】発明家小学生 【大きさ】小学生の男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 同威力で銃撃。ビーム銃らしく、チャージの描写もない。射程はボム並みか スーパーバズーカ:ボム3発分のダメージを与えられる威力、射程や攻撃範囲はボムと同等 無限に発射可能 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 装備により熱・冷気・雷のダメージを(具体的な数値が分からないので)2/3程度以上に軽減。 これは上記のサイコシールドと異なり「熱いコーヒー」のようなごく物理的なものも軽減できる。 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】チェック(恐らく視認して少々考えるくらい)で攻撃力・防御力・弱点を見抜くことができる 「のろいのメーワク」など、霊体としか思えない敵にダメージを与えることができる 【名前】プー 【属性】超能力者 【大きさ】こいつ確か15歳くらいだったはず。年相応の男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 同威力の剣装備 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 装備により熱・冷気・雷のダメージを(具体的な数値が分からないので)2/3程度以上に軽減。 これは上記のサイコシールドと異なり「熱いコーヒー」のようなごく物理的なものも軽減できる。 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】 PKスターストームΩ:空から流星を落とす、おもいこみストーンを一撃で倒せる威力 射程や攻撃範囲はボムと同等 PPを42消費 ライフアップγ:体力を全回復するPSI PPを13消費 PKファイアーγ Ωの3/4の威力。 PP消費20 PKフリーズγ Ωの3/4の威力。 PP消費18 PKサンダーγ Ωと同じ威力だが3発。 PP消費16 シールドβ 物理攻撃のダメージを半分にし、同じダメージを反射。3回耐久し、8回分まで重ね掛けが可能。 PP消費14 「のろいのメーワク」など、霊体としか思えない敵にダメージを与えることができる 【長所】攻防 【短所】素早さ 【備考】PP9999以上 【名前】ネス 【属性】超能力者 【大きさ】小学生男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 同威力のバット装備 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 装備により熱・冷気・雷のダメージを(具体的な数値が分からないので)2/3程度以上に軽減。 これは上記のサイコシールドと異なり「熱いコーヒー」のようなごく物理的なものも軽減できる。 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】 PKキアイΩ:おもいこみストーンを一撃で倒せる威力 射程や攻撃範囲はボムと同等 PPを98消費 ライフアップγ:体力を全回復するPSI PPを13消費 パラライシスΩ:戦闘範囲内の敵全てを麻痺させるPSI 射程や攻撃範囲はボムと同等 人間、動物、人外に有効でPPを24消費 催眠術Ω:戦闘範囲内の敵全てを眠らせるPSI 射程や攻撃範囲はボムと同等 人間、動物、人外に有効で PPを18消費 シールドβ 物理攻撃のダメージを半分にし、同じダメージを反射。3回耐久し、8回分まで重ね掛けが可能。 PP消費14 PKフラッシュΩ ボムと同等の範囲内の敵を3/8で涙が止まらない状態(命中率減衰)1/8で麻痺、1/8で少しヘン(混乱)、3/8で戦闘不能にする。 PP消費32。運の要素が強すぎるから戦術に取り入れるのは難しいか? 「のろいのメーワク」など、霊体としか思えない敵にダメージを与えることができる 【長所】攻防 【短所】素早さ 【備考】PP9999以上 【名前】ギーグ 【属性】宇宙人 【大きさ】戦闘範囲全域に偏在している 【攻撃力】正体のつかめない攻撃:戦闘範囲全域を波動のようなもので攻撃 効果は以下のうちのどれか ・人間に有効な麻痺や混乱などの状態変化 ・50mぐらいある恐竜を凍結させる冷気系PSI ・5mほどの木の怪物を一撃で倒す雷2連発 【防御力】先鋒~副将のありとあらゆる攻撃全てを無限発くらっても戦闘続行可能 【素早さ】反応はゴキブリと同等以上 移動できない 【特殊能力】物体に命を与えて動かすことができる 生物の邪悪な心を増幅して凶暴化させる波動を放つ これは異なる時代にも届く 修正 Vol.100 12 old 【名前】ポーラ 【属性】超能力小学生 【大きさ】小学生の女子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ カラスから走って逃げ出せる移動速度 【名前】ジェフ 【属性】発明家小学生 【大きさ】小学生の男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる スーパーバズーカ:ボム3発分のダメージを与えられる威力、射程や攻撃範囲はボムと同等 無限に発射可能 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【名前】プー 【属性】超能力者 【大きさ】小学生男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】 PKスターストームΩ:空から流星を落とす、おもいこみストーンを一撃で倒せる威力 射程や攻撃範囲はボムと同等 PPを42消費 ライフアップγ:体力を全回復するPSI PPを13消費 【長所】攻防 【短所】素早さ 【備考】PP9999以上 【名前】ネス 【属性】超能力者 【大きさ】小学生男子並み 【攻撃力】素手の一撃でおもいこみストーンを十回以上倒せるダメージを与えられる 【防御力】ボムの直撃に99発は耐えて戦闘続行可能 5m程の木の敵を一撃で倒す雷攻撃に99発は耐えて戦闘続行可能 催眠術攻撃に耐性があり眠らない 【素早さ】ゴキブリより速く先手を取り、ゴキブリが反応する前に殴れる速さ ゴキブリより早い反応 カラスから走って逃げ出せる移動速度 【特殊能力】 PKキアイΩ:おもいこみストーンを一撃で倒せる威力 射程や攻撃範囲はボムと同等 PPを98消費 ライフアップγ:体力を全回復するPSI PPを13消費 パラライシスΩ:戦闘範囲内の敵全てを麻痺させるPSI 射程や攻撃範囲はボムと同等 人間、動物、人外に有効でPPを24消費 催眠術Ω:戦闘範囲内の敵全てを眠らせるPSI 射程や攻撃範囲はボムと同等 人間、動物、人外に有効で PPを18消費 【長所】攻防 【短所】素早さ 【備考】PP9999以上 vol.111 374 :格無しさん:2013/06/13(木) 16 46 15.96 ID Vih09aly MOTHER2(SFC) 一撃でおもいこみストーン10回以上倒すダメージってどうやったら出せるんだ あとPP9999って本当に可能なのか 379 :格無しさん:2013/06/16(日) 18 58 57.21 ID +yb2Oy6A 374 ステータスアップアイテムが際限なく使える裏技あるから それを限界までやればステータスがHPやPPの値が9999近くなる
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/128.html
9 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 30 46.77 ID hde7sgbY0 やはり黎明期には多くの苦労があったようです エサをやるたびに反抗し暴言を浴びせスキあらば脱出しようとするアライさんに、多くの飼育員がノイローゼになったといわれています 飼育員の負担を減らすため、アライしゃんの目をくり抜く、声帯を切除する、爪と牙を折り腱を切断する、脊髄を半壊させるなど様々な手法が試されました しかし、その全ては徒労に終わることになったのです 生きている限り、そして食事さえ可能なら致命傷であってさえ時に復活し得る… フレンズとしての特殊能力…自己回復スキルがアライさんには備わっていたからです 食肉にする以上は餌を与えないわけにはいかず、餌を与えれば傷を癒やしてまた暴れる、しかも傷を癒やした分だけエネルギーを無駄にしてしまい、成長が遅くなり肉の味も落ちてしまいます 悪循環の果てに、シンプルに閉じ込めて関わりを持たないという結論に行き着いたのは必然だったのかもしれません 10 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 31 22.12 ID hde7sgbY0 実際の屠殺のやり方については、檻ごと水に沈めて動かなくなったところで首を切るという昔ながらの方法が多いとのことです 生きたままの丸焼きや活造りを望む食通もいるため必ずしもそうなるとは限りませんが、少なくともこのシステムが一般化してからはアライさんが生きて檻から抜け出したケースは報告されていません 何にせよ、アライしゃんからすればAグループに振り分けられた時点で余命が数ヶ月であることが決定するということなりますね 完全な成体になるには一年以上の育成が必要になりますが、育ちすぎると臭みも出ますし肉も固くなります アライしゃんが妊娠可能なアライさんに成長するその境目の時期…具体的には初潮の寸前こそが一番美味しいというのが定説であり、またもっとも経済効率が高いのだと言います 正直、私にはアライさんの細かい変化は見てもよくわからないのですが、各地のセンターでは厳しい試験をくぐり抜けた国家資格を持つプロがその判定を行っているという話です 関係者の不断の努力によって、私たちは日常的に美味しいアライ肉を食べることができるのですね 11 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 32 58.39 ID hde7sgbY0 さて、少しお腹が空いてきたかもしれませんがもう少しお付き合いください 次はアライしゃんBの話をしましょう アライしゃんB…ツライさんと呼ばれることも多いタレ目のアライさん 覇気がなく、常に何かに怯え、場合によっては従順にもなり得るそれなり程度にはレアなアライさんです アライちゃんの頃に恐怖や苦痛を与えることで、一定の確率でこの形質に変化します このアライさん…ツライさんも、食用として使うことになんら問題はありません 実際に、成長速度も食味も通常のアライさんとほとんど変わらないのです しかし、近年のアライさん養殖においてはまず食用に使われることはありません 通常のアライさんと違い、暴れたり脱走したりする可能性が低く管理が楽なので、ツライさんは新たなアライさんの母体として有効に活用されるのです 一年ほど檻に入れて育成し初潮が確認できると、その後はそれなりの広さのある施設、通称ツライ宿舎に首輪と鎖付きではあるものの一室を与えられ、その後数年間、繁殖を繰り返し行い続けることになります 12 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 33 38.90 ID hde7sgbY0 ツライさん「あ…あああッ! うぁぁああああっっ」 ちょうどいいタイミングで、陣痛を迎えたツライさんがいるようです ツライさん「嫌なのだッ! もう嫌なのだぁ! もうアライさんの子供を取らないで欲しいのだぁ…」 ツライさんは右手でお腹を守るように抱えて左手は自分の股間を押さえています まるで出産を拒むかのような、生まれ出る我が子を胎内に押しとどめようとするかのような体制です ちょっと埒が明きません 飼育員さんも困った顔です あまりこの状況が続くとツライさん自身も生まれる前のアライちゃんも危険です 見かねた飼育員さんが出産の手助けに入りました アライさんの腕を掴みあげ、腹をさすり出産をしやすいよう体位を整えてあげています 13 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 34 37.53 ID hde7sgbY0 ツライさん「やめるのだ! やめるのだ! もう許して欲しいのだ! ほっといて欲しいのだぁぁ」 人の心、家畜知らずとでも言えばいいのでしょうか ツライさんはそのタレ目から涙を流しながら叫びます 偉そうなアライさんも不愉快ですが、このツライさんの叫びからも自然と生理的な嫌悪感を抱いてしまいます かつて害獣と呼ばれていた一番の理由は、被害そのものではなくその姿と鳴き声によるものだった…つまりアライさんの本質は不快害獣である、そう断ずる人は少なくありません 私個人はこれまでその意見には否定的でしたが、実際にアライさんを間近で見る機会を得ると少し納得しそうになりますね おっと、失礼しました 今大事なのは目の前のツライさんの出産でしたね 14 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 35 37.94 ID hde7sgbY0 ツライさん「駄目なのだ、出てきちゃ駄目なのだ、駄…あっ、あっ…のだあああああああぁぁぁッッ!!!」 ノダー ビエエエエーン ひときわ大きな叫び声の直後、小さな声がしてきました ツライさん「ああっ、あああっ、ああああああぁぁ…」 ナノダー ノダー テンジョウテンゲユイガドクソンナノダー 続けて次々に新しい声が響きます どうやら我慢してた分、一気に生まれてきたようです 全部で…五匹、終わってみれば安産でしたね あとはこのまま生まれたてのアライちゃんをケージに入れ、一ヶ月ほど生ゴミを与えまたアライしゃんAとBに分けてていくのです 15 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 36 06.54 ID hde7sgbY0 ツライさん「お願いなのだ…アライさんの子供を連れて行かないで欲しいのだ…」 それなりに従順であることが特徴のツライさんですが、アライちゃんを連れて行く時は反抗的になるケースが多いそうです このツライさんもそのケースのようですね もちろん、そんなセンターの存在意義をなくすようなことができるわけがありません アライさんの要求はその一切を無視するというのが鉄則です 一つ言うことを聞けば無限大に要求はエスカレートしていく、それはツライさんであっても例外ではないのです 飼育員さんたちは当然、それを弁えた方々です アライちゃんたちを淡々とケースに投げ入れ、ツライさんの方には目も向けません 彼らのプロ意識があってこそアライさん養殖は安定した成果を上げているのですね 16 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 37 25.62 ID hde7sgbY0 ツライさん「せめて、せめて一回だけでいいから抱っこさせて欲しいのだ…おっぱいをあげさてほしいのだぁ…」 飼育員さんは無言で最後のアライちゃんをケースに入れ、ツライさんに背を向けました ツライさん「うあああ、どうして…どうしてなのだ…」 未だ荒い息を吐きながら、ツライさんが泣き崩れます そしてそのツライさんを近くに待機していた違う飼育員さんが押さえつけ、その胸に器具…搾乳機を取り付けました ツライさん「やめるのだ、それは赤ちゃんのためのおっぱいなのだ、とらないで欲しいのだぁ」 皆様の中にも飲んだことがある方はいるかもしれませんが、アライさんの初乳は極めて美味であり栄養価も高く、高値で取引がされています そして非常に強力な抗菌作用もあり特殊な薬効も期待できるとして研究機関でも需要があるとか 少なくとも生来の頑丈さを持つアライちゃんに飲ませるにはもったいない代物であることは間違いありません ツライさん「ああぁ…嫌なのだぁ…やめるのだぁ…アライさんは悪くないのになんでこんな目にあうのだぁ…」 その不愉快な声を背中で聞きながら、飼育員さんに連れられて私はツライ宿舎を後にしました 17 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 38 28.92 ID hde7sgbY0 一般に、アライさんの妊娠時期は大体二ヶ月強であり、平均して一度に4匹程度のアライちゃんを生むのだそうです そして食料に不自由しないセンターでは、年に複数回の妊娠出産が可能となっています 都合、ツライさん一匹いれば単体でも年間10~20匹のアライちゃんを得ることが可能になるのです そこから時折現れる新たなツライさんを適時母体役に回して、他は食肉として育成し出荷する 季節を問わず安定してアライ肉を市場に供給し続けることが出来るわけです ちなみに高い回復能力を持つアライさんと言えども、年に複数回の出産は流石に回復不能な負担があるようです 五年目辺りで著しく妊娠率が下がり、奇形の発生率や流産の可能性が跳ね上がり、母乳の品質も大きく低下してしまうのです そしてちょうど同じくらいの時期には、精神に変調を来たして首輪と鎖を使い首吊り自殺をする個体が増えてきます そのあたりで廃棄する方がコスト的に優れているため、ツライさんの死因における自殺率の高さは優秀な施設の証明と言われていますね ここまで長く生きたアライさんは食用としては臭みが強く需要がないため、その死体は砕かれてアライちゃんのエサとなるのです アライさんは母性が強い生き物だと言われています 死して子供のエサとなる、本当の愛がそこにあるのかもしれません 18 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 39 54.07 ID hde7sgbY0 育成におけるコストの安さと一切の病原菌と寄生虫を無視できる安全性 物理的に閉じ込めさえすればどうとでもなる管理の簡便さ アライグマの精液さえ用意すれば簡単に増やせる繁殖力(ヒトの精液でもよいという説もあります) 高い栄養価と優れた食味 現代におけるヒトの食糧事情において、アライさんはなくてはならない存在になっています かつては最悪の害獣と呼ばれ、一時は根絶寸前となったアライさん それが今ではヒトと理想的な共存関係を築くに至りました 19 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 :2017/08/22(火) 21 40 49.77 ID hde7sgbY0 いつか存在したと言われる楽園、ジャパリパーク アライさんはそこからやってきた『フレンズ』だという都市伝説があります アライさんが害獣と呼ばれていた時期は誰もがそれを嘲笑いました 何がフレンズだ、アレとどう友だちになれというのか、と でも、今は誰もが認めるでしょう 人類にとって最高の家畜 無駄なく使える便利な資源 アライさんは、間違いなく私達人類の大事なフレンズなのです 第一章 食料編 完 20 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/22(火) 21 44 11.39 ID hde7sgbY0 第二章 嘘予告 生きたアライさんはあらゆるウィルスに感染せず、寄生虫の宿主になることもありません それは誰もが知るアライさん基本能力です ジビエとして野生のアライさんが狩られていた頃からハンターの間では常識ではありましたが、当時はこの事について研究者はいませんでした しかし、昨今のアライさんの養殖の一般化に伴いその脅威のメカニズムが次第に明かされてきています 致命傷からも持ち直す回復能力 教わらずとも勝手に言語を習得する脳 ウィルスや寄生虫を無効化する超常的な免疫力 怪我を、病を、老化による脳の衰えを克服したいという人類の宿願 アライさんに秘められた力は、それを人類に与えてくれるのでしょうか 第二部 医療編に続かない 22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/08/22(火) 21 53 21.39 ID Ak+wp1iY0 乙。新しいタイプの話だな。 23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 21 59 54.65 ID 5Yzb5sc70 とても面白かったです。 虐待もされず、アライ問題に対する最も平和的で理想的な解決かと。 できれば続けてください。 32 :家畜 ◆.xYpVG0Kr2 [sage]:2017/08/23(水) 22 15 54.62 ID ljdWRvMM0 感想ありがとうございます アライさん物語以来久々に書かせていただきました今作ですが、楽しんでいただけたのでしたら望外の喜びです それにしてもたまに文章を書くと気持ちがスッキリしますね …まぁ、改めて読み返すと誤字脱字や話の矛盾があって少し凹むのですが 投稿前に校正くらいしようぜしようぜ俺、と 基本的に読み専の私ですが、また気分が盛り上がったら何かを書くこともあるのかもしれませんので、もしもその時にご縁があれば読んでやって下さい それでは失礼しました 33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 22 41 03.61 ID is3FLIrt0 あの「アライさん物語」の人でしたか! あれも面白かった! またいつか是非書いてください。 アライさんのssへ戻る
https://w.atwiki.jp/lightnovelcharacters/pages/373.html
「やあキョン」 と、母親の作った弁当を食い終えて、昼休み中に廊下をブラブラしていた俺の背後に声をかけてきたのは... 「なんだ、佐々木じゃないか」 「なんだとはご挨拶だな。ここでは初登場な僕との再会を、もう少しよろこんで欲しいものだ」 ああ、そういやお前はまだ登場した事無かったんだな。意外にも 一応紹介しておくと、こいつは佐々木。俺の中学の頃の....まあ、友人だ 別々の高校に進んだので、約一年は全く交流が無かったし、これから先もあまりあるとは予期していなかったのだが.... 「なんでお前がこの学校にいるんだ?」 はて、他校の生徒を招くようなイベントは現在行われていない。そして俺は校舎の中にいて、今日は平日だ 「うん、別々の学校に通う二人を引き合わせる道理は、この状況では存在していないね。でも僕たちは再会している この現状を正しく理解するためには、発想の転換が必要なんだ。キョン」 相変わらず小難しい喋りをする奴だ。もう少し簡単な語彙を使っていただきたいね しかし、言わんとしている事は分かる。今がこの学校の奴以外と出会う状況でないという事は、逆に佐々木がその『以外』でなければ 十分に会う可能性のある状況だという事だ。要するに..... 「ここに転校してきたんだ。これからよろしく頼むよ。キョン」 わざわざこんな異次元か魔界みたいな学校に転校してくる事も無かろうに 「再会のついでだ。学校を案内してくれないかい?転入してきて日が浅いのでね。迷ってしまいそうなんだよ」 無駄に広く、無駄に様々な施設があるからな、この学校は。ちょうど暇だったし、旧縁を暖めるのも良いだろう。いいぞ 「頼む。まずは文芸部を見てみたいんだが...」 あそこは止めとけ。魔窟とエルサレムが融合したような場所になってるからな ****** 「....こちらウルズ7、例の転校生が彼と接触後、二人で歩き始めた。引き続き尾行を行う」 『了解ウルズ7。我が校の機密を狙うスパイかもしれない。細心の注意を払ってくれ。通信終了』 「....ふっふふ、いつもいつもいつも二股とか言ってくれて、キョンだって二股じゃないか。その証拠を掴んでやる.....!!」 「異様に燃えてるな.....坂井の奴」 「しかし暑いね。まだ五月中旬だというのに」 まあな。東と西にある両大国が揃って二酸化炭素を無制限排出してたら暑くもなるだろうよ。迷惑な話だよな 「他国の事ばかりをあげつらって自国の失態を棚上げするのは良くないな。キョン 我が国日本も、CO2排出量は前年度に比べて増えているんだよ。京都議定書の調印国であるにも関わらずね 様々な要素があってこうなってしまったのだから、僕にはこの問題で母国を特に責めようとは思わないけれども 偉そうに文句ばかり言えるほど結果が出ていないのも事実なんだ」 「そりゃあ悪かったな。だが……」 などと今日の気温を発端にした地球環境問題について議論を佐々木としつつ、図書室へ案内する俺である。こんな会話も久しぶりだな 「あ、キョンくん」 ふとかけられた声の方角を向いた所、魔王陛下率いる文芸部二年六人組がそこにいた。正確には五人と一神隠しだ 「おや、友人かい?キョン」 友人ではないが、所属する部室が同じでな。まあ知り合いってとこか 「あれ?その人誰?SOS団の新団員?」 俺に声をかけた日下部稜子が、転校生である佐々木を見て聞いてきた それはいいが、佐々木はあのけったいな団の事など、まだ欠片も知らんのだからそんな質問をしてくれるな。俺の恥ずかしい秘密が佐々木にバレてしまうじゃないか。どの道すぐバレるだろうが 「私は佐々木、この学校に転校してきました。今は彼に学校を案内して貰ってたんです」 俺が答える前に佐々木自己が自己紹介をした。男女別に口調を変えるのも相変わらずだな。見ろ、日下部が驚いてるぞ 「……でも、ならキョンとも出会って日が浅いんでしょ?にしてはずいぶん仲良いみたいだけど……」 「近藤、初対面で下世話な事聞くんじゃないの」 おずおずと質問した近藤を木戸野がバッサリと斬り捨てた。哀れな 一応言っておくが、聞いて下世話になるような関係は俺と佐々木の間には無いぞ。俺達は…… 「一年ほど前、親密な付き合いをしていた仲だよ」 瞬間、世界が停止した あのー、佐々木さん?あなたは何を言っているんですか? 「キョン、君と僕は約一年間ぶりに再会したにも関わらず、昔と全く変わらずに話が出来ているんだよ。それは僕達の培った絆が如何に強いかを十分に表していると、僕は思うのだけれど」 いやそういう事じゃなくてだな…… 「え!?なになに!?つまりキョンくんの元カノ!?」 「止めてやりなよ稜子。他人の、昔の色事に首突っ込んだって面白い事無いよ」 「いやでも、これは結構大スクープだぜ!まさかキョンに元カノがいたとは……」 ほれ見ろ、無用の誤解が生まれちまったじゃないか 「こんな誤解は中学の頃もあったじゃないか。今更気にするのかい?」 ああ気にするね。中学の頃とは違い、この学校でのこんな誤解は命に関わる ただでさえ危険値の臨界点をたびたび突破する学校生活に更なるスリルを求められるほど、俺の心臓は強く無いんだ 「ねぇねぇ!二人はどんなお付き合いを……」 止めてくれ、佐々木と付き合った過去など一度たりともない。ただの誤解だ。誤解なんだ。誤解するな 「近藤、稜子。いい加減にしな。こういうデリケートな事で、あんまり困らせるんじゃないの」 そうだ。俺を困らせないでくれ。ついでに木戸野、お前も俺に対する誤解を止めてくれないか? 「え~?でもさ亜紀ちゃん……そうだ。魔王様はどう思う?」 「何がだ?」 「佐々木さんとキョンくん、アヤシイと思わない?」 思わん。思わんぞ。アヤシイ事など何一つ無い! 「それは分からんし興味も無いが……」 空目が口を開いた。頼むから妙な事をこれ以上言ってくれるなよ 「日下部達のその反応には興味をそそられるな。そこの女の一言で、二人の関係についての推測図が根拠も無いままに絞り込まれてしまっている 人間は何故か、極一部の根拠を元に過剰とも取れるほど、人物や物事の評価を定めてしまう傾向があるな 本来、そういった事は数々の証拠を積み立てて事実を明らかにし、多角的な見地から検討すべきである事は理解しているはずであるにも関わらずだ これは恐らく、人には潜在的・顕在的に、自分好みの評価が下る事を期待する心理があるせいだろう 望む結論が先に存在するため、それに対する検証と検討は自ずとその望む結論に辿り着きやすいように指向してしまうのだと思う この心理を利用してプロパガンダを行う事で、民衆を洗脳する事に権力者は腐心してきただろうな。特に新聞社や宗教家などは………」 「空目、空目」 「なんだ村神」 「誰も聞いていないぞ」 「そうか」 そう言ったきり、空目は講義を止めて黙ってくれた やれやれ 空目の蘊蓄のおかげで、どうやら日下部も俺達の仲を邪推する気力を失ったようなので、この隙にさっさと逃げ出す事にした 「じゃ、じゃあ俺達はもう行くから......」 「待て」 意外にも、魔王陛下に呼び止められた 「佐々木と言ったな。お前にもこいつを紹介しておこう」 「こいつ?君達五人はもう.....」 「いや、こいつだ」 そう言って空目は、まず佐々木を右手で指差した。佐々木の目が空目の指先に集中する 空目の右手が、俺から見て左下にゆっくり動く。佐々木の目もそれを追う そして、空目の手が停止し......佐々木が驚愕した 「え....えーと....すみません」 そこにはあやめがいた。正確には、さっきからずーっといた 佐々木以外の奴はそれが分かっていた。佐々木には分からなかった。"紹介されなかった"からな 「え.....どこにいたの...?」 気にするな佐々木 「もういいぞ。行け」 魔王陛下のお許しが出たので、俺達はようやく図書室への移動を再開した。やれやれ 「......僕が言うのもなんだけど、変わった人だね。あの空目って人」 そうだろう。ここはお前を遥かに超える奇人変人超人ばかりだ。なんでこんな所に来たんだ? 「さて、どうしてだと思う?キョン」 ******* 我が校の図書室は異様に広大で、驚嘆すべき蔵書数を誇る 地平線でも見えそうな大空間に、高層ビルもかくやという高さの本棚が所狭しと並ぶ荘厳な光景には、呆れを通り越して感動すら覚える しかも、ここは『本だけ』のスペースで、映像やらの電子データやらの閲覧室はまた他にあるらしい 「すごいな勉強家には夢のような空間だね」 「むしろ悪夢だろ。どんだけ必死に学んでも、一生をかけてもここの本の本当に極一部しか読めん 『お前が知らない事はまだまだこれだけあるぞ』と言われてる気分になるんじゃねえか」 「くっくっく、相変わらず面白い見方をするね。君は」 褒めても何も出んぞ 「それは残念だな」 さっさと次に行こうぜ。こんなとこにいて、地震が起きたら致死率100%だぞ 「そうだね。じゃあ、次は校庭にでも....って、校庭が複数あるのかい?」 ああ、用途によって使い分けるからな。航空機とかも使う事あるし 「ふうむ。じゃあ、その航空機を使う校庭に行ってみたいな」 .....流れ弾ならぬ流れ砲弾で死ぬなよ。いや、普通の砲弾ならまだラッキーかもな ******* 「着いたぞ。ここが大気圏内戦闘演習用校庭。第3グラウンドだ」 「広いね。広すぎて、ここから見てもどれだけ広いのか分からないほどに」 地平線が普通に見えるからな。だが、航空機なんかに乗る奴からするとこれでもまだ狭いらしい 「普通の兵器でも、音速飛行ぐらいするからね。ましてや、ここのは”普通の兵器”じゃないだろ?」 ご明察だな 今ここを使っているのは.....エドのウィリアム・シェイクスピアと、原川達のサンダーフェロウか。模擬戦してんのか? 「いかにも」 うげ....嫌な奴が来やがった 「キョン、彼は誰だい?」 佐山御言。変質者。以上 「なんだねその説明は。世界の支配者たる私の魅力を五兆分の一も表現出来ていないではないかね そこの、私にとって未知な女性にちゃんと解説したまえ。私の素晴らしさを!」 「変わった人だね。キョン」 あまり近づくな佐々木。佐山菌に感染するぞ なんであんたがここにいるんだ?副会長だろ。生徒会の仕事しろよ 「ふむ、その仕事なのだが、学校内での騒ぎを鎮めるのに兵器が使えないかと思い立ち、エド君とヒオ君の協力でデータを取っているのだよ」 兵器で鎮圧か。この学校では妥当と思えてしまうのが悲しいぜ 「君こそ、転校生の女生徒を連れ回しているそうじゃないかね。君も手が早いね」 人聞きの悪い事を言うな 「そうだね、キョンの手が早い訳が無い。僕がキョンと一緒にいるのは、キョンと僕が中学時代に付き合いがあったからだよ。」 「「えーー!」」 突如、足下から声が響くと共に、出雲と飛場がモグラの如く地中から飛び出て来た! 何してるんだ?こいつら 「聞いたか飛場!キョンに昔の女がいたぞ!」 「聞きました出雲先輩!しかも元カノが追っかけてくるなんて....このシチュは堪りませんよ!?」 二人の馬鹿が馬鹿話を馬鹿デカイ声で叫びまくる。どうして一々勘違いされるんだ?俺達は それを見た佐山は、携帯らしき物を操り出している 「落ち着け飛場!本番はこれが多角関係のドロ沼に嵌ってからだ!そしてそれに焦った女子の方から誘い受k」 出雲の妄言が、数百の螺子状の触手の包囲攻撃で中断された! 佐山の携帯画面には『これでいい?』と表示されている 「完璧だエド君。エロい出雲とややエロい飛場少年は完全沈黙したよ」 よくやったエド。俺も褒める 「不快な物を見せてしまったね転校生君。お詫びにマロ茶をプレゼントしよう。購買へ来たまえ」 本当にお詫びがしたいならIAI製飲料なんて贈呈するなよ。佐々木が腹を壊したらどうする? 「なんだか、今日は随分とキョンに心配されてる気がするな」 いや、そりゃ心配するに決まってるだろ。こんな学校じゃな 「それなら、僕がこの学校に転校してきたのは正しかったというになるね」 いやいやいや、意味分からんぞ。何言ってんだ?佐々木よ 「はっはっは、人前でイチャつくとはなかなかやるね貴様ら」 あんたも何言ってんだ 「そう照れるな。君達が衆人環視の元で破廉恥行為をするのに干渉はしないよ ともかく、私の厚意を受けたいのなら購買に来たまえ」 「うーん、せっかくの厚意だし、購買にも行ってみたいけど.....キョンはどうする?」 無論、俺も行くぞ。本心では行きたくないが、佐々木を一人にする訳にもいかんからな 「ありがとうキョン」 Next
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/15850.html
登録日: 2010/05/05(水) 03 16 06 更新日:2021/04/28 Wed 14 04 14 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 EOE PXZ エロオヤジ エンドオブエタニティ カッコいい←エロいけど セクハラ ダンディ ダンディ←エロいけど チームヴァシュロン ビック・マグナム ヴァシュロン ヴァシュロンダンス 作中最強候補 変態 愛すべきバカ 成田剣 運命を受け入れた男 野獣を繋ぐ鎖 運命ってのは、 抗うか、 克服するか、 受け入れるか。 諦めるのだけはナシだ。 『エンド・オブ・エタニティ』の登場人物。 CV:成田剣 26歳。「運命を受け入れた男」。 報酬と引き替えに野犬退治から結婚式襲撃まで様々な依頼を請け負うPMFを生業とする男。 ゼファーやリーンベルの保護者的な存在であり、ゼファーを更生させたり、リーンベルの面倒を見たりと包容力があり頼れる存在。 しかも紅一点のリーンベルより料理ができるらしく、後述の特大級の欠点さえなければ完璧なナイスガイ。ルックスもイケメンだ。 初期装備はハンドガン(モデルはコルト1911と思われる)。銃は.45に限るらしい。 「やっぱ.45は手に馴染むぜ」 性能としては3人中最高のHPと重量上限という強みがあるので、早期から魔改造したマシンガン二挺持ちで突貫させる事を視野に入れる事も可能。 因みにマシンガンでスキル発動し後方を攻撃すると、一瞬ではあるもののターゲットを見ずに全弾当てている。 投擲武器を持たせると手で投げる事の方が少なく、むしろ犬の糞だろうが火炎瓶だろうがグレネードだろうがアクロバティックに蹴って当てる。(特にIA中の攻撃が顕著) しかも最近後継者が現れた。 超!エキサイティン! 元々アジトは一人で使っていたようだが、 ゼファーやリーンベルを引き取って以来自室と言える自室は無く、ほとんどリビングのソファーで寝ている模様。 なお、アジトにはヴァシュロンが集めた酒コレクションが大量にある。その中には…ヴァシュロンのヘソクリが隠してある。パーティトップをヴァシュロンにして調べると引き出すことが可能。また、後半のチャプターになるほど金額が増えていく。 仕事柄顔は広く、バーゼルの管理にあたるカーディナルからも大きな信頼を得ているようで度々依頼が舞い込んできている。 【「ゼニスの騎士」(以下ネタバレあり)】 元はカーディナル・ビクトー配下の戦闘部隊(アーミー)に所属していた軍人。 過去ルキアにおいてレベッカ(吸血幼女)との大規模戦闘から単身生き残った過去を持ち、 レベッカから致命傷を受け一度死亡したはずだが、レベッカに現れた自身の聖刻を目撃する。 「善悪にかかわらず自分の意思を貫き通した者」には聖刻が現れ生き延びると伝えられているが、その忌まわしい過去について彼は多くを語らない。 なお、この時ルキアの調査を依頼したのが上司ビクトーと同じカーディナルであるアントリオンであり、この一件もあってヴァシュロンはアントリオンを嫌っている。 生還した後に戦闘部隊を離れ、PMFを開業した。 最初は1人で依頼を遂行していたようだが、後にゼファーやリーンベルを引き取り、3人のチームで活動するようになる。 ちなみに設定ではカーディナル個人所有の大隊と単身で互角以上に渡り合うなど、作中最強クラスのキャラである。 OPでは神学校時代のゼファーの処刑の依頼を受けて彼と交戦しており、錯乱状態のゼファーを終始圧倒・降り注ぐガラス片でゼファーの動きを見切る・銃を投げ渡して発砲されるまでに接近しゼファーの口に銃口を突っ込むなど、常人離れした強さを見せている。 (回想シーンでヴァシュロンが語っている「口に銃を突っ込んで脳幹に二発ぶち込んだ」のはこの処刑の時の事) その強さは生ける伝説と呼ばれるほど。 その強さの起源は軍属だったこともあるが、数少ない変人じゃないカーディナル・テレサの夫であり上司だったビクトーの影響もある。 「肩を並べてこそ信用に足る、それが出来なきゃ足手まといだ」 ビクトーはルキアの大規模戦闘で死亡しており、彼との縁からテレサとは信頼関係にあり彼女には頭が上がらない。 テレサもヴァシュロンには全幅の信頼を寄せており「理由がないといかないでしょう?」と夫の墓参りや、 自身が主催するクリスマスパーティーのツリーの材料調達や子ども達へのクリスマスプレゼントのダイナミック配達の依頼をした事も。 額縁越しに世界の美しいものだけを見ようとするガリジャーノンとの対峙では 「そんな額縁通して、世界の何が見える。てめぇの額縁の外が本当の世界だ!」と感情を露わにする。 以下重大なネタバレ ここまでは影がある格好良さげな感じだか、 ンなこたぁない。 正体はただの変態セクハラオヤジである。 そしてこれが彼の影のあるナイスガイな構図を一点突破でブチ壊している特大級の欠点であり魅力である。 「うちの土地は枯れているのだろうか?」(*1) 女好きでスケベであり、リーンベルとカーディナル・バーバレラの胸の大きさを見比べ(直後リーンベルの肘打ちでフルスクラッチされ)たり、 「もしお前にヤツが何かしでかした時は俺たちがこのキャメラで証拠を掴んで……ふふふ、グハハ!」 ペーターから管轄エリア視察の護衛(という名のデート)を指名されたリーンベルに風俗まがいなセリフを吐いたり、 「つまり、お触りは無しという事か……」 ガリジャーノンから美の妖精(妖精とは言ってない、正体はモンスター)の話を聞いて甘美なイメージを膨らませたりとセクハラ行動が目立つ。 「こちらの中の作りは……どうなっているのでしょうかね?」 またとあるカーディナルが作成した女神像の運搬を引き受けた際「内部まで精巧に作られている」と聞いた途端スカートの中を覗き込んでいた。 「ヤツはイマジネーションだけでスカートの中身を作ったんだな」 「あぁ、なるほど」 「ふ・ざ・け・ん・な・っ!!!」 「いけ好かねぇ女だ……だがしかし……だがしかし!」 「うぉーい! ソレは本当に天然モノなのでしょうか?!」 「貴女がそのグレネードを炸裂させるおつもりならば、こちらも自慢のビッグマグナムで応戦せざるを得ないような……そんな気がしてならない!」 とあるムービーで上述のセリフを吐いたときには、ヴァシュロンダンスと呼ばれる奇妙な舞いを披露し、数多のプレイヤーの腹筋をデンジャー状態にした。 また、金を優先するリアリストな面もあり、結婚式襲撃を単独で請け負った時に、 偽の結婚式の依頼を受けたゼファー・リーンベルとかち合ってしまい、報酬額を聞くや否や自分がやられた事にして放棄している。 リーンベルに「プライドとかねーのかよ」と突っ込まれたが、「ない」と即答している。 金がかかるから無駄弾は打たない主義でもあり、ゼファーの撃ちまくり癖に対しても「ゼファー!お前一匹倒すのに何百発撃つ気だ!?」と声を荒げることもある。 【PROJECT X ZONEシリーズでの活躍】 ◇『PROJECT X ZONE』 「それじゃあ俺たちの銃撃多重奏、奏でてみるかっ!」 ペアユニットであるゼファー・リーンベルと共にソロユニット参戦。 (同作はメインとして操作することとなる二人組のペアユニットとサポートを行う一人のソロユニットを組み合わせた三人一組で一つのユニットを編成する) 勿論原作通りの三人で組む事も可能だが、他作品のペアユニットとチームを組む事も可能で特に女性キャラ相手の台詞は非常に愉快。 シナリオでは時空の歪みに巻き込まれて現代の渋谷へと迷い込んでしまい、 同じく別の世界から迷い込んだソーマ アリサと共闘した事から事件に関わっていく。 またこっそりとヴァシュロン・デートクラブのNo.1がリーンベルからアリサに変わった。 アリサの方が土地が肥えてるからか!? ロシアの雪の下には肥えた土地があったから畜生! ちなみにアリサ曰く「ドン引き過ぎるんですけど」との事。敵味方を問わず、グレネードの持ち主を見ると反射的なのかヴァシュロンダンスを踊り始める。 幼女枠のねねこがいる事を考えると情操教育的によろしくないはずだが、フランクさん共々自重しない。 フランクが女性陣をちょくちょくEROTICA判定で撮影しているのを鑑みると根っこは似た者同士かもしれない。 中の人ネタで沙夜(CV:バーバレラ)との絡みもある。 勿論真面目な内容の掛け合いも用意されており、大神 さくらペアとの掛け合いはホントにカッコイイと好評。 ◇『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』 「何百発も撃つんじゃねぇぞ?ゼファー」 「運命の銃声が奏でる終焉の物語、始めようぜ」 「お前達がどんな道を選ぼうと、俺が受け入れてやるさ」 ↓ 「我がデートクラブ最強のコンパニオン、アリサちゃ~ん!」 「我がデートクラブ最大のコンパニオン、アティ先生~!」 「うむ、清楚なお姫様キャラにもニーズはある!」 ゼファーとペアユニットを結成し、続投を果たす。 バーゼルに出現した新モンスターの討伐中に『The World』に迷いこみ、カイトや同じく迷い込んだアリサと再び共闘することに。 一旦は帰還するものの、金の鎖の調査中に認知外空間に迷い込んでしまい、そこで龍亀一號の回収に訪れた自軍と合流する。 今回はリーンベルがソロユニットになっており、男二人でペアを組んでいる為かセクハラ発言に磨きがかかっている節がある。 プロローグ時点で化粧直しで遅れたリーンベルの代わりにアリサを新リーンベルとしてPMF加入させようとする始末。 オーク巨樹に突入した際には、真島の兄さんと共にとてつもなく悲惨な目に遭わされた……自業自得だが。 予期せぬとばっちりを受けたゼファーにレオン、涼さんとキャプテンが哀れである…… 更に温泉イベントでは体が勝手に動いた大神隊長と共に突撃した結果、返り討ちに遭った。 なお、ヴァシュロンダンスでも踊りエネルギーがギュンギュン溜まる模様。 そして今回新たにヴァシュロンデートクラブにアティ先生を強制的に勧誘した。 アリサの最強に対し、アティ先生は最大である。 なお最大とは戦闘力(おっぱい的な意味で)の事であろうと推測される。 貴女がそのグレネードを炸裂させるおつもりならば…こちらも自慢のビッグマグナムで追記・修正せざるを得ないような…そんな気がしてならない! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] PXZの情報は無いのか… -- 名無しさん (2014-01-20 12 54 17) PXZのビッグマグナムは射程が伸びる(意味深 -- 名無しさん (2014-01-20 12 59 15) PXZでは何度もヴァシュロンダンスを踊ったり、グレネード発言したり…。 -- 名無しさん (2014-01-20 21 59 18) ゼロや大神との掛け合いはカッコいい -- 名無しさん (2014-03-21 09 44 28) PXZで敵を撃破する度ヴァシュロンダンスしてて腹筋崩壊 -- 名無しさん (2014-03-22 20 14 30) 名言集おかしいだろwww -- 名無しさん (2014-05-15 21 50 04) 「命に重さがあるなら、計りは何処にあるんだ?」や「肩を並べてこそ信頼できる、出来なければ足手まといだ」とかカッコいいこと言ってるはずなのにこの扱い -- 名無しさん (2014-06-25 17 41 32) 保護者交換会は笑った -- 名無しさん (2014-06-25 18 32 45) ↑あれ違和感0だったからな・・・w -- 名無しさん (2014-06-25 18 39 21) 名言集じゃなくて迷言集の間違いじゃね?でもヴァシュロンらしさを考えるとこれで名言集なんだろかw -- 名無しさん (2015-01-01 19 32 42) 2でも自重しなかった結果、ガチムチ格闘家達と同じ閉所に押し込まれて絶叫するヴァシュロンであった -- 名無しさん (2015-11-17 01 32 12) PXZ2では他にもスカートの中身のために人間カタパルトのトリを務め、竜宮ではろくでもない師弟関係を築き、温泉の覗きに突入するなどまさにお笑い担当 -- 名無しさん (2015-12-11 11 46 38) ↑ヴァシュロンの魅力爆発じゃね~か!ちくしょ~3DS欲しいぜ・・・ -- 名無しさん (2015-12-11 11 56 11) PXZ2シナリオ担当の森住氏曰く、ヴァシュロンには本当に助けられた。と言っていたくらいだからね。 -- 名無しさん (2016-04-24 07 27 21) 野獣を繋ぐ鎖ってかっこいいな -- 名無しさん (2018-01-29 13 56 06) ヴァシュロンデートクラブには吹き出さざるを得なかった。 流石だヴァシュロン!! -- 名無しさん (2021-04-28 14 04 14) 名前 コメント