約 2,173 件
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/1587.html
基本情報 人鬼血盟RPG ブラッドパス GM:トマト PL: システムの概要 世界観は重め、データは軽い、RP重視ですが、2PLな分やりやすさはある。すれ違いを防ぐために、裏社会でヒャッハーする感じにはしないと名言します。 人間と吸血鬼が「血盟」を結んで敵たる「業血鬼」を倒すシステムです。なお、業血鬼は元々吸血鬼でございます。 レギュレーション等 基本+SN+JC。所持は強制しませんが、基本は買って頂けると嬉しいです。(税別1900円) 10/19追記:GMがUGFを購入したので、全て拡張を利用できます。 定例卓の時間について 木曜19 00〜23 00を予定しています。後ろであれば、1時間半を限度としてずらせます。 一応他に月曜と金曜でも開催可能です。 募集人数 基本2人、3人も可能っちゃ可能 キャラクター紹介 [部分編集] 注意事項 wikiは誰でも編集可能です。urlは確認してから踏んでください。 PC1(人間side) + 基本情報 PL名:ふゆみかん PC名:氷上真涼 性別:女 氷上真涼キャラクターシート + 設定等 人間/義士/戦衛 喪失:痛覚 約束:血盟の前では、「海鈴」と名乗ること。 傷号:虚情の慕情 交通事故で亡くなった初恋の相手である中学時代の恩師と血盟を重ねている。 PC2(吸血鬼side) + 基本情報 PL名:1d10字路 PC名:白冬帯人 性別:男 白冬帯人キャラクターシート + 設定等 吸血鬼/貴種/舞人 欠落:喜び 傷号:虚情の慕情 100年前に失った教え子(海鈴)と血盟を重ねている。人を超えた力で世直しをしようと吸血鬼になったが、日の光も浴びれぬまま何も為せぬまま現在に至る。 キャンペーン情報 注意事項 以下シナリオのネタバレを含みます。回る予定のある方は閲覧をお控えください。 第0話 世界観説明+キャラシ作成会 世界観説明をして、キャラシを作成しました。何書けばいいんでしょう。 第1話 『鬼の潜む巣』(自作シナリオ) + シナリオトレーラー ※未記入 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます 都内に現れた1体の業血鬼。それは、人間による問答無用の吸血鬼討伐作戦により、大切な者を失った復讐の鬼。大切な者は人間であったにも関わらず、大切な者の名前すら忘れ、全ての人間に憎悪を向ける哀れな鬼。そんな鬼を討伐するために、1組の血盟が討伐に向かう。これ以上の被害を出さぬために。かくして、名もなき業血鬼は「抹消」された。 灰滅事件から数年。町には幾度となく業血鬼が現れる。それにしても...真に鬼が潜むのは、夜の闇か、疑心暗鬼で吸血鬼を殺す人間か。 + GMの感想 ※ネタバレはないと思う シナリオ以外の、PCたちのこともかけたらな~と思うのですが、解釈違いを起こしたくないし、私が書くことによって関係を規定しちゃうのも何か違うな、と思うのです。そこで、あくまでGMの感想として書くことにしました。 白冬さんはかの日できなかった授業をするために、氷上さんは亡くなったはずの初恋の相手とデートをするために血盟を組み、戦いに挑みます。それ故恋人のような、そうでないような、そんな関係に見えます。ただこれは、互いが互いを本人として見ていないから成立しているようにも見えます。そこんところ、どうなんでしょう。 第2話 『聲』(基本ルールブック掲載) + シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に 東京で起こった不気味な事件。次々と青年が姿を消していく。何者かの声に誘われ、彷徨い、消えていく。物語の真相は如何に。 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます。 斬鬼衆(私的な対吸血鬼組織)の白鐘アキラが事件現場付近で目撃されているということで調査を進めた所、白鐘アキラの亡き兄、白鐘ショウゴの血盟、狗門海青だった。彼女はかって業血鬼との戦いで契り喰いを行い業血鬼化。想いを馳せていたショウゴを呼び出そうと、ショウゴに似た人物を呼び寄せては殺していた。だが、死者は二度と帰らない。SIDより派遣された1組の血盟によって、業血鬼は灰となって消えていった。 + GMの感想 ※ネタバレはないはず 第二回が終わりまして、相変わらずの二人です。ただ今回は、白冬さんの想いが暴走しかけたような一面が見られましたね。彼は海鈴に対して、元々どんな感情を抱いていたのでしょうか。気になります。 個人的にすごく来るものがあるのが、白冬さんがかっこいいセリフを言うとき、必ず、「海鈴」って呼んでから言うんですよね。それが、なんというか、うん。こいつっっってなりますね。氷上さんはそれを受け入れているようですが、その想いが変わる日は来るんでしょうか。 本物と偽物って、何が違うんでしょうね。 第3話 『Treat or Fire』(自作シナリオ) + シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に ハロウィンのネタシナリオの仮装シナリオ。 ハロウィン。日本のお祭りの一つにして、多くの人が羽目を外す日。トラックは倒れ、道にはビール缶が散乱し...翌日に清掃のために町の人が奔走するのはある意味で風物詩だ。 さて、吸血鬼もそれは例外ではないようで...? 人鬼血盟RPGブラッドパス『Treat or Fire』 ...この巡り合わせは運命なのか? + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます ハロウィンに現れた1体の夜者、ローズ。通りのお店でお菓子を集めて楽しんでいるようだ。まぁそれはいいのだが...彼女は夜者であるが故に、源祖や貴種からは毛嫌いされている。そういった者たちや、舐め腐った対応をした人間たち相手に大暴れしているようだ。死者も後遺症が残る者もなし。自業自得で済ませてもいいのだが...ちょっとやりすぎだ。殺す必要はない。SIDの指示で、二人はお灸を据えに行くのだった。(既に送られた他の血盟は返り討ちにあったようだ。) 特に隠れもしていないので、すぐに見つけることができた。別に暴れるのを止めてくれるなら戦う必要もないのだが...どうやらあちらは戦いを望んでいるらしい。仕方ない。かくしてやる気のない戦いが幕を開けた。下手な業血鬼より強い一般吸血鬼に苦戦しながらも、無事血盟たちは勝利を納めたのでした。 戦いが終わり、辺りは静寂に包まれる。去る血盟の背中に声が聞こえてくる。 「ねぇ、怖くないの?海鈴たちは確かに強いかもしれないけど、戦い続けてたら、いつかは...それなのに、どうして。」 風に吹かれて一瞬現れた彼女の首には、碧星の紋章が刻まれていた。 + GMの感想 ※ネタバレ含む ネタシナリオの「仮装シナリオ」ではなく、「ネタシナリオの仮装」シナリオです。ただのネタシにキャラストーリー(≠本文)が5400字(10/22現在、未完)もある訳ないです。今後好きな時に出してくれよな!因みに2話で出てきた謎の美女(?)は彼女だったりします。立ち絵がその時にある訳がないので分かんないと思いますが... さて、お二人の発言からGMが考察をするコーナーです。そうですね、ローズの問いには先生が答えてくれました。現実から目を背けるため、ですか。先生の口から真涼が海鈴でないことを暗に言うような発言が出るとは思いませんでしたね。そうなると、彼にとって血盟とは、真涼とは何なのか、少し気になる部分がありますね。 ところで、11/2(木)現在、そろそろ定例の開始から1カ月経ちますが、ラガwikiを更新しているのは私だけのようです。みんな、ラガwikiを書こう。ってtwitter(鍵)で書いたんだけどなぁ。 第4話 『泡沫』(公式シナリオ) + シナリオ概要 ※ネタバレを含まない程度に 泡沫、夢のようだ。手を伸ばしたいのに、触れたら消えてしまう儚い夢。秘めし想いは、それぞれの歯車を狂わせていく... 人鬼血盟RPGブラッドパス『泡沫』(公式シナリオ) + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます 半鬼であるローサは、母親が吸血鬼と浮気をした末に生まれた望まれない子だった。母親からは虐待を受け、学校でもいじめを受け続けてきた。そんな過去を持つローサはある日初めて「優しさ」に出会った。ローサが助けた央宮という人物。央宮が彼女に伝えた言葉は、ローサの心を奪うには十分だった。そう、彼女に恋心が芽生えた。例え相手が人間であっても、同じ女性であっても。しかし、彼女は今の関係を壊すことを恐れた。何より、人から否定され続けてきた彼女に自己肯定感という者は存在しなかった。人に相談することすらできず、独占欲は増すばかり。そんな中、相手がブラッドパスを結んだということを聞く。死が二人を分かつまでの関係。自分には適正がなく、それをする資格はなかった。ローサは、自分以外に血を吸われるのが耐えられなかった。自分が弱いのは分かってる。それでも...この想いを永遠にしてしまおう。彼女は心中を決意した。独占の証に、最後に血を吸って... 都内、1体の業血鬼が出現した。その業血鬼は央宮という人物の面影を求め、記憶を喰らっていく。永遠に満たされることのない記憶から、央宮を呼び戻すために。伝えたかった何かを伝えるために。何者かへの尽きぬ憎悪を燃やし、殺害を続けていく。そこに1組の血盟が送り込まれた。その血盟は、ローサの想いの切れ端に触れていた。彼ら自身も、過去の恋に今も囚われ続けている者たちだ。抹消(デリート)に抵抗がない訳ではないだろう。それでも、被害を出さぬために、抹消しなければならないのだ。 ~業血鬼化の条件は3つ。1日で100人を超えるような人間から致死量の血を吸うこと。血盟相手から致死量の血を吸うこと。これはローサには当てはまらない。そして3つ目。互いに大切に想う者の血を致死量吸うこと~ + GMの感想 ※ネタバレを含みます 泡沫 そのまほろば 触れたくて... そっと指で 撫でたくても 残る灯火が僕を邪魔する 君の静寂 恋せども 焔は消えない あぁ、それなら 君の傍らで この身沈めよう 心だけを殺して 泡沫、君のようだ 触れて壊さぬように 刹那、哀のまほろば 見守るよ 行き場のない「優しさ」だけ 僕の心を漂うばかり それが無駄だとしても これしかできない 失って気づいてしまうと 僕は分かってた 臆病なだけだった 泡沫、君のようだ 遅すぎたエゴイズム 伝えることもできず 消えてった 君を困らせたいほど 真実の愛なのに 終焉の宿命から 逃げていた 泡沫、夢のような 仮初の恋でした 決して想い出になどさせはしない いつまでも... (幽閉サテライト、『泡沫、哀のまほろば』) 恋は罪なのでしょうかね。 第5話 『勿忘草』(自作シナリオ) + シナリオトレーラー ※ネタバレを含みません 貴方が目を覚ましたその瞬間、世界は一変していた。何故か存在しないSID、見知った他の血盟仲間も姿を消していた。それでも世界は、何もなかったかのように動いている。これが業血鬼の仕業なら、血盟を結んだあなた達が動く他ない。 決意に満ちた目と、深紅に染まった口。例え全てを失おうとも、貴方がくれた●●さえあれば... 血の軛、それは宿命(サダメ)でありながら、運命(サダメ)すら変えぬ楔 ー人鬼血盟RPGブラッドパス 勿忘草 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます かつて封印された1体の吸血鬼がいた。人々の畏れから生まれたその吸血鬼は、人の血液の代わりに存在を喰らった。存在を喰らうとは即ち、歴史からそれを抹消すること。人を喰らえば、文献からも人々からも、その人に関するものが全て抹消される。元々いなかったことにされる。この力は、吸血鬼にとっても重すぎるものであった。しかし、彼女は抹消し続けなければならない。なぜなら、何かを消滅させ続けなければ、彼女自身が抹消されてしまうから。それは、力の代償。それは、運命づけられた呪い。できるだけ人を選んで抹消してきたが、そもそも力の使用なんて望んでいなかった。だから、彼女は封印を受け入れた。何者かが解除するまで解けぬ封印、それは殆ど死を意味していたとしても。 しかし運命とは不思議なものだ。SIDによって、彼女の封印は解かれた。業血鬼を抹消してしまえば、不幸な人は少なくなるから。死が二人を分かつまでの新たな呪いによって、自身すら抹消しようとする力を制御できるように。だが、結果は失敗、ブラッドパスを以てしても、抹消の呪いは彼女を蝕み続ける。何とかならないか、その時、ルドルフが彼女に名を与えた。「ベルタ」。この名が世界に刻まれた時、彼女は安定し、能力を制御できるようになった。 血盟。それは死が二人を分かつまで続く祝福。裏を返せば、死が訪れれば終わってしまう関係と言える。とある業血鬼の討伐作戦に参加した際、急襲を受け敗北してしまう。直後、灰になるはずの体が薄れていく。ベルタという名前は確かに彼女の存在を繋ぎ留めていた。しかし、ブラッドパスの存在もまた、彼女を繋ぎ留める要だったのだ。死なら彼女は受け入れられた。誰かが自分を想ってくれると思えば、自分が生きた意味が僅かでもあると思えたから。ただ、自身の力で抹消されるとなれば、皆が忘れ、記録すらなくなり、生きた証すら何一つ残らない。血の軛は運命を変えてはくれなかったのだ。...認めない、そんなこと。ルドルフも察したようだ。彼は静かに首を差し出した。互いに信頼できるとてもいい血盟だった。けれど...ごめんなさい。最後の力で、その吸血鬼は牙を突き立てる。 都内に出現した1体の業血鬼。それは自らと最も近い関係を持つ概念から無差別に喰らっていく。ルドルフ、SID、血盟、力を増大させた後は、世界に出現した虚空から何もかもを喰らっていく。そこに1組の血盟が現れる。血盟という概念が抹消された世界。それなのになぜ血盟が存在しているのか。その血盟は、あるお守りを持っていた。そこに刺繍されているのは、勿忘草。抹消の運命を持つベルタ自身が彼らに送ったそれらに込められた想い。それだけが、生きた証を繋ぎ留める。しかし皮肉にも、この世界の崩壊を止める宿命を背負うのも、また彼ら。血盟はベルタと対峙し、3つの銀閃が全ての命を絶ち切った。こうして世界は元に戻った。けれども運命は何も変わらない。皆がベルタを忘れ、それでも何もなかったかのように世界は動きだす。でも、少しだけ。彼女を抹消(デリート)した血盟だけは、彼女を覚えていた。それだけでも、こんな少しの運命の変化だけでも、彼女の救いにならんことを。 + GMの感想 ※ネタバレは含まない...はず。元ネタとかはあるけど。 ここまで救われないシナリオを作ったのは初めてじゃないですかね。このサークル内には私よりもっとシリアスなシナリオを私より圧倒的にうまく回す方々がいくらでもいるので、あくまで当社比ではあるのですが...とはいえ、「シリアスなシナリオを作る」がスタート地点ではないんですよね。元々は「東ロワをやろう」から始まったものになります。まぁ、元ネタが元ネタなので、重くなるのは見えていましたが。回した感想としては、後半の流れは想定通りだったので、前半部分もう少しどうにかしたいなぁ、という所ですかね。次回すことがあればですが。 あとは血盟に向けて。忘却は貴方たちにとって救いでしょうか。 閑話休題 + トマトのGMについての考え方 ラガドーン・タバーンでは、GM講座というものが行われることがあります。そこでは、TRPGの傾向や分類を会社/システム/シナリオの3視点から見ていくようなものであったと、自分には映りました。自分のシナリオがどういう傾向を持っていて、どういう利点欠点を抱えているのか、リスクを管理する上でとても参考になる講座です。そして、それを聞いた後、次に私が気になったのが、実際にやっているGMは何を考えているのかです。どういったPLをターゲットにするのか、どういうシナリオを選んでくるのか、なぜGMをするのか、大切にしていることは何か、など。ただ、こういった話を聞く機会は意外とありません。PLとして回った際に聞いてみるのが一番早いのですが、これらは共有されるものではありませんし、パッと答えるには少し難しいものがあります。何かこういうのを知れる場が私的には欲しかったりします。ではまずは自分から。ということで自由きままに書いていきます。つまり自分語りです。嫌な人はブラウザバック。 私のGMについての考えを書く前に、まずTRPGに触れたきっかけを書こうと思います。 私がTRPGを始めたのは中学の時でした。双子の弟からクトゥルフ神話TRPG6版の話を聞いて、やってみようと始めたのが最初でした。見た動画は、wrwrdのやつと、まにむさんの『実はめっちゃ面白い』シリーズでしたかね。でも逆に言うとそれくらいです。つまり知ると遊ぶがほぼ同時だった訳です。当然、ルールブックもありません。しかし、ちょっと動画を見れば、d100 技能値の概念くらいは分かります。技能一覧は、ネットを調べれば見つかります。クトゥルフ神話がよく分からなくても、名前と減少sanくらいは調べれば出てきます。そしてそれだけあれば、身内で遊ぶには十分だったりします。最初はシナリオをpixivから拾ってきて、交互にGMをして遊びました。そして2-3回それをやったら、他の友達を誘って3-4PLでシナリオで遊ぶようになった感じです。この頃には既に、弟じゃなくて私がGMをすることが多くなっていました。この段階では、なぜGMをするのかの理由はあまり確立されていません。ただ強いて言うなら、どんなシナリオがあるかを探すのが好きだったから、ですかね。自分が知ってるから回す、そんな感じだったと思います。 さて、そうやってpixivから色々とシナリオを拾っては回すということをしていると、少し引っかかりが生まれてきます。読んで全てが納得できるシナリオって意外と少ないんですよね。大前提、無料なので玉石混交です。当時ネット上での買い物が簡単にできる環境になかったので、boothだったり、シナリオブックを買うという選択肢はありません。そうなった時に、思う訳です。「自分で書いてもいいのでは?」と。元々自分は何かを作るのが好き(≠得意。部室で5分かけて1冊のブックカバーをかけて結局破いた様を見ていた方は察してくれるでしょう)なので、pixivのを見た後だと、失礼な話そんなに自作に抵抗感がない。今はもう少しクオリティも上がってると思いますよ。ただ当時は正直そうでもなかった。ミ=ゴには何か科学っぽいことをさせておけばよくて、クトゥグァには炎っぽいことをさせておけばいい、理由付けは置いておいて、的な。そんなシナリオ、結構ありました。だったら自分で作った方が、「俺が」楽しい。その頃のTRPGは、今思えば相当めちゃくちゃでしたよ。とりあえずsanチェックでd100振らせたいからアザトースを出してみたり(そもそもアザ様が何か分かってない)、雑にショゴスを出してみたり...代わりにPLもPLです。スペランカーがいたり、ホロロホルルがいたり。それでも身内卓ならではの楽しさがそこにはあります。誰もルールを知らなければ、これでも楽しいのです。TRPGじゃなくて、その集まる「場」が楽しいのですから。 とはいえ、これは長くは続きません。なぜなら、誰かがルールを知り始めれば、その差異に違和感を抱き始めるからです。その始まりは、多分私。理由は単純。私はTRPGそのものにも興味があったからというのが一つ。youtubeの動画も増えてきて(私はニコ動を見なかったので、youtubeが主な情報源だった)、身内ノリの少ない卓に触れる機会も増えてきた。ルールブックを買ったのも大きいでしょう(修学旅行で今は無きRole&Rollに行ったのはいい思い出です)。ただ、軸は変わりません。それは、「シナリオを作る」ことです。この辺りから、これは私のアイデンティティのようなものになっています。私がGMをやる意味と言ってもいいでしょう。背景を作って、筋を最低限通して、自分の作りたいものを作る。別に身内卓ではそんな必要はなかったと思います。でも、私がGMをやる理由は、「自分が作って楽しいシナリオを作る」なので、自己満足のために、シナリオの質は変わっていきます。すると、何が起きるか。集まって楽しく過ごすツールとしてTRPGをしている人と、TRPGをやるために集まっている人と。求めるものが違うんですよね。勿論、私も友達と集まることは楽しいのでそれはそれでいいんですが、「TRPGをしに行く環境」が欲しくなる。
https://w.atwiki.jp/shineoflife/pages/312.html
国連本部、海軍基地 瓢河「・・・お」 カチャ 真愚魔「よぉ瓢河・・・威加槌もいるんか」 威加槌「別にいいだろ、修羅さんから例の条約は解除してもらったんだから」 真愚魔「今日用があるのはお前らじゃない、ニックや」 瓢河「ただで情報渡せと?」 真愚魔「こっちもそっちの為になる情報を持っている・・・威加槌、貴様は帰れ」 威加槌「お前らが聞きたがってた、俺が上野夏希にこだわるかを教えてやる」 瓢河「いいぜ、入れよニック」 カチャ ニック「失礼します・・・いやぁ、大将3人を目の前にすると壮観ですな」 真愚魔「訳分からん事言うとらんでさっさと話せ」 ニック「私が会ったのはUS海賊団の鬼鮫、赤岡竜、若い忍と名乗る青年2名、少年剣士1名です」 威加槌「忍か・・・今まで何度か目撃情報があったものの、実際に戦ったと聞いたのは初めてだ」 ニック「忍術という特殊な戦闘でした、1人は格闘系、もう1人は電撃を使いこなしていた・・・」 威加槌「へぇ・・・俺のと違ったか?」 ニック「雷じゃないんで天から降って来たわけでもなかったですよ、その分威力はそこまで大きくなかった」 瓢河「少年剣士については?」 ニック「あの太刀筋は確か士天斗流、伊達蓮司が使っていた剣術かと」 真愚魔「US海賊団はSEAS直下の部隊であることはもはや疑いようもない、それと忍、伊達蓮司が繋がってるとなると大問題じゃ」 威加槌「忍と伊達蓮司が繋がっているのは間違いない、桜組だからな」 瓢河「クインテットが桜組とSEASの橋渡し役をしたに違いない、US海賊団との目撃情報がある以上な」 ニック「ただ感じたのは、赤岡竜1人とっても、1年もすれば国連そのものを脅かす存在になりかねませんよ」 瓢河「今回は戦闘任務じゃなかったから中将単独で行かせたが・・・案外危なかったか?」 ニック「えぇ、正直敵側が万全な状態だったら負けていたかもしれないです」 威加槌「なるほどな・・・じゃあ俺が話しようか」 真愚魔「上野夏希か」 威加槌「初めて奴を見かけたとき、黒いオーラを感じたんだ、禍々しい物だった」 真愚魔「・・・は?」 瓢河「俺も会った時に感じたよ」 威加槌「その時海軍のラットとたまたま一緒にいたんだが、そいつも同じ事を言っていたよ」 瓢河「殉職したばかりの海兵の名を出すとは中々舐めてんな」 威加槌「いいじゃないか、とにかく、奴の人を見る目は確かだろう?」 瓢河「まぁそうだな」 威加槌「だが、昨日殉職する直前に俺の元に連絡があってな・・・驚いたことに、上野夏希から黒いオーラが消えていたそうだ」 真愚魔「US海賊団の影響か?奴らの話を聞くとき、悪い事を話す人間はいない」 瓢河「いや、俺があったのはUS海賊団になってからだ、会ったっつっても遠目に見ただけだが」 威加槌「恐らくこの後真愚魔がする話に関わるんだろうが、俺はつい最近何かがあったと思っている」 真愚魔「・・・なぜ俺の話をしっている?」 ニック「威加槌さんは国連有数の情報通が右腕ですもんね」 真愚魔「あんの小娘かぁ・・・」 瓢河「話してもらおうじゃねえの」 真愚魔「2週間ほど前、脱獄の件でプリズムフォールに行ったんじゃが、その帰りに奇妙な海賊船に居合わせた」 瓢河「奇妙?」 真愚魔「世界有数の企業が集結していたんじゃ、BLOOD、光炎組、クインテット、N・B機関・・・」 真愚魔「確認できたのは聖盾ホート・モック、知将ダーグ・シュキ、BLOODの殺し屋磯谷春樹、天才数学者坂本彩香、鈴原ナギの側近土屋リキ」 威加槌「待てよ、もしそいつらが手を組んで何か事を起こそうとしてるとすると・・・」 瓢河「さっきの話にあったように、桜組もそれに加担する事になる」 真愚魔「・・・世界の4大勢力と同時に戦う事になるっちゅうことじゃ‼‼‼‼」 ニック「それに彼らの多くはまだ二十歳にも満たない青年です、伸びしろはいくらでもある」 瓢河「この事、修羅さんに早急に知らせねえとな」 真愚魔「上野夏希の件はどうする?」 威加槌「分からんな・・・もしそれが真愚魔が会った妙な連合軍と関係があるとすると、あまりいい予感はしない」 真愚魔「それと、SADが妙な事を言っとった、奴らがいなけりゃ今頃地球はぶっ壊れていたとか」 瓢河「奴らって・・・誰だよ」 真愚魔「名前を挙げたのは、10代目BLOOD候補、神崎進也・・・10代目SEAS、キャプテン、天野ミナト・・・」 真愚魔「US海賊団船長、赤足、本郷翔平・・・10代目N・B機関、鈴原ナギ・・・Vセッテ・・・それとニュートンの再来、ラビット」 瓢河「やはり新世代の連中には繋がりがある様だな・・・ラビットは?」 ニック「さぁ・・・」 真愚魔「最近新世代が目立ち過ぎじゃな・・・それ以外じゃ赤羽レンやクレイド・ルースか」 瓢河「その二人の決闘はまだ記憶に新しいな、やはりやばいのはBLOOD、SEAS、N・B機関」 威加槌「新将官には頑張ってもらわねえとな」 ニック「荷が重いな・・・もっと軽い気持ちで引き受けたってのに」 真愚魔「特にないならこれで帰る・・・しばらく会う事はないじゃろう」 瓢河「休養か?」 真愚魔「近く来る大きな大戦に向けての準備じゃ・・・テメェらもせいぜい用心するんじゃのぉ」 威加槌「そうだな・・・」 瓢河「テメェに言われなくても、いつでも準備出来てるってんだよ、陸軍と一緒にすんな」 真愚魔「軟弱な海軍が何をほざくか」 瓢河「テメェ‼‼‼‼‼」 威加槌「やめねえかみっともねえ、また三人で集まるの禁止になんぞ‼‼‼‼」 真愚魔「ち・・・」 瓢河「悪かったよ」 威加槌「ったく・・・敵は世界三大機関BLOOD、SEAS、N・B機関に桜組を加えた世界四大機関だぞ、一丸にならなきゃ相手にならねえよ」 瓢河「そうだな」 忍の国、病院屋上 夏希「あの・・・何でしょうか」 ルース「ちょっといい?気になることがあるんだけど」 夏希「はぁ・・・」 ルース「裏社会を生きて来たあんたは分かってるでしょ、この世界は裏切られても文句は言えないの」 夏希「そうですね」 ルース「でもあんたのトコは分かってない、1人でも裏切ったら致命的なそんな動きしてるでしょ」 夏希「そうかもしれませんね、私が黒砂に寝返った時にあの人たちは私を信じてくれました、私は一生あの人たちに付いて行きます」 ルース「他の連中は何で信用出来んのかね」 夏希「翔平さんは自分の勘と言ってましたね、竜さんとエレンさんはその翔平さんの勘を信じると」 ルース「勘か・・・あんた達の経験の薄さが分かるよ」 夏希「クロさんとレナは、今裏切るならもっと早く裏切った方が効率的でしょって言ってました」 ルース「それだって裏をかいてるだけかもしれない、要するに勘じゃん」 夏希「まぁ私たち異常かもしれませんね」 ルース「いくらあんた達が信用しあってても、上には上がいる、いずれ必ず死ぬよ」 夏希「あの人たちは私より遥かに強いんで、もし強い奴に会っても私の方が先に死ぬから大丈夫です」 ルース「なるほどね・・・‼‼‼‼‼」 クロ「よく気付いたな」 ルース「ずっと立ち聞きしてたの?趣味悪い」 クロ「よく言われるよ・・・そんなに俺らが心配ならお前も同行してくれよ」 ルース「どういうこと?」 クロ「うちの一味に入れって言ってんだ、翔平から誘うよう頼まれてな」 夏希「へぇ・・・」 ルース「何言ってんのあんた、私が入る訳ないでしょ」 クロ「どうかねぇ・・・翔平は一度言い出すと聞かないぜ?」 ルース「・・・入らないよ、私は一生仲間を持たないと決めてる」 夏希「私が言っても説得力ないかもしれないけど、この人たちは信用出来ます」 クロ「別に仲間にならなくてもいいさ、じゃあそうだなぁ・・・一緒に旅しようぜ、ミナトの許可も貰ってんだ」 ルース「一緒でしょ」 クロ「違うよ、ずっと一緒じゃなくていい、とりあえずしばらくな」 ルース「・・・・・・まぁ・・・どうせしばらくは1人じゃ行動出来ないしね・・・あんたらの面倒見てやってもいいけど」 クロ「交渉成立だな、で、どういう立ち位置って報告すりゃいいんだ?お目付け役?」 ルース「そうしといて、言っとくけど、ずっとじゃないからね」 夏希「はい♪」 翔平「うっそー、何でブロード兄弟がいるのさ」 フレイ「俺はいいだろ、師匠の弟子だぜ?」 ケイ「待てコラ、テメェBLOOD側だろ」 翔平「そういうお前は帰るんじゃなかったのかよ」 ケイ「兄貴にこれ以上差つけられるわけにはいかないからな」 海王「さてお前らに教えるのは虎将という現象についてだ、まず聞け」 フレイ「攻撃や技じゃなくて現象?」 海王「先に言っておく、虎将は起こそうと思って起こせるもんじゃない、むしろ一度でも発動すれば次回からの発動はより難しい」 翔平「で、虎将って何なのさ」 海王「豹真ほどじゃないが身体能力が強化され、かつ、行動の先が見える」 ケイ「理屈が分からねえな、頭が活性するとかそういうノリか?」 海王「理屈は俺も分からんな、これはフォース同様神からの授かりものだから」 フレイ「そーなのかぁ・・・どうやって使うの?」 海王「戦闘以外の雑念を全て捨てる事だ、そこまで集中すれば自ずと発動する」 ケイ「・・・それだけ?」 海王「簡単だと思うか?」 フレイ「ちょっと考えれば分かるだろ、戦闘以外の雑念を全て捨てれば自ずと発動するんだぞ」 海王「そう、そして虎将を一度でも発動した者は、他の人間が虎将を発動してれば例え地球の反対側にいようと気付ける」 翔平「へー」 海王「翔平が一度虎将を発動しているのも俺には分かるぜ」 翔平「あれがそれなのか・・・」 海王「さて、次に進もう、虎将は一度発動すると『虎将さえ発動すれば』という雑念に囚われ、次の発動が困難になる」 海王「だが修行で雑念を可能な限りコントロールする力を得ることは出来る、それをお前らに教える、いいな」 ケイ「うっす」 海王「虎将は発動時が集中力最大で時間経過で徐々に集中力を失っていく、そしてその失う速度を加速させるのがリベレイト」 フレイ「リベ・・・レイト・・・」 海王「解放・・・集中力を削ぐ代わりに得られる爆発的な攻撃さ」 ケイ「何つう凄さだよ虎将・・・何かデメリット無いのか?」 海王「さっきも言ったように、虎将は使えば世界中の虎将使いにバレる、後は・・・特にねえな」 翔平「それだけ・・・難しいんだな・・・発動すんの」 海王「そゆことだ、かなり厳しい修行になるが付いて来いよ」 フレイ「厳しいのはいつもだろ」 ケイ「ぜってー習得してやるよ・・・見てろよミナト」 翔平「そうだな・・・よろしく師匠‼‼‼‼」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/43811.html
登録日:2020/01/25 Sat 00 40 00 更新日:2024/08/04 Sun 23 30 50 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 STAR_WARS SW クリーチャー ジャバ・ザ・ハット スターウォーズ スター・ウォーズ ペット ランコア 爬虫類 猛獣 ランコアとは、スターウォーズシリーズに登場するクリーチャーである。 英語表記はRancor。 翻訳によってはランコアではなくランカーと表記することもある。 後述する通りジャバ・ザ・ハットのペットとして有名なクリーチャーである。 ●目次 概要 活躍CGアニメ『バッド・バッチ』 映画『STAR WARS エピソードⅥ ジェダイの帰還』 ドラマ『Book of Boba Fett』 余談 概要 長い腕と牙だらけの口を備えた巨大な頭部、それに反して細い下半身というアンバランスな体型が特徴の爬虫類型クリーチャーである。 原産地はダソミアという惑星だが、ランコア自体がアクレイやバンサ同様にたいていの環境への適応力と、後述するように劣悪な環境でもある程度は生きていける程の生命力を備えている様子。 設定では悪質なハンターや犯罪者に持ち出されたものが逃げ出したり放逐されたりした結果、ダソミア以外の惑星にも定着。 しかもダソミアと異なる環境に適応し、原種とは異なる形質に変化しているという。 ちなみに主な定着先として知られているのはフェルーシアとタトゥイーンであるとのこと。 クリーチャーの中でも特に強い力を持っており、ジャバの飼育していたランコアの印象もあってか凶暴な生物だと思われがちであるが、実はレジェンズ・カノン共に本来はそれほど凶暴ではなく、調教師や飼い主の教育次第な面も大きい。 本来はクリーチャーとしては高度な知能を持ち合わせているようで、ダソミアでは道具を扱う個体が確認されている他、フェルーシアに定着した亜種ジャングル・ランコアは数ある亜種の中でも特におとなしい性格でフェルーシアンと共存している。 刷り込みの生態も持ち、飼育する場合は目隠し状態で連れてきてから主人の前でそれを外すことで刷り込みを行う模様。 ただ、力が強くそもそもが肉食なので危険な猛獣であることに変わりはないが、上述の特性故に 好事家にとってコレクションないし玩具として弄ぶには最適な生物であり、しばしば処刑用の怪物として粗末な環境で雑に飼われる虐待に晒されている。 皮膚も分厚く、生半可なブラスターでは仕留められないほど頑丈で、その力と相俟って作中世界観においてはガンダークと並び力強いものの比喩でよく用いられる。 活躍 CGアニメ『バッド・バッチ』 第5話「猛獣」にて、ムチと名付けられた幼い雌の個体が登場。 もとはジャバの所有物であったようだがサイゲリアンの奴隷商人に捕まっており、賞金付きの救出依頼が出されていた。 映画『STAR WARS エピソードⅥ ジェダイの帰還』 初登場。 今作においても経歴が設定されており、それによれば元々はある人物の依頼で出荷され、輸送された個体であった。 しかし輸送中に檻を破壊し、乗員全員を殺してしまい、宇宙船はタトゥイーンに墜落。それでもなお宇宙船の中で生存していたのをジャワのティール・カックが発見、ジャバの執事であるビブ・フォーチュナによって生け捕りにされ、ジャバの誕生日プレゼントとして献上されたという。 ジャバの宮殿にて、ジャバの御前に設置された落とし穴の下にある区域のゲート先に飼われており、ジャバの機嫌を損ねた者はそこに落とされて、開いたゲートからやってきたランコアに食い殺される処刑ショーが行われる。 作中ではジャバからの性交の誘いに逆らったため落とされた踊り子のウーラを食い殺している。 その後、ライトセーバーも持たずに交渉に来たルーク・スカイウォーカー(と道連れで落ちたオーク兵士ことガモーリアンのジュブナック)が落とされた際に本格的に登場。 パニックを起こして扉に向けて命乞いの悲鳴を上げるジュブナックを、声に反応してか最初に捕食。続けてルークに襲い掛かり、腕に捕えるがルークは途中で手にした何かの骨で喉の奥を突き、怯んだ隙につっかえ棒のようにして脱出。 だが即座に噛み砕き、再び襲い掛かるが自身が通過したゲートの下に来たことを見計らったルークによって頭蓋骨をゲートのスイッチに投げつけられ、これによって落ちてきたゲートの扉に首を挟まれてそのまま死亡してしまう。 作中では先述のとおりジャバに逆らったウーラとルークと共に誤って落下してしまったガモーリアンのジュブナックが捕食されており、結果的にこのランコアにとって最後の晩餐となった。 ちなみにこの個体にも名前が付けられているようで「パティーサ」(ハッティーズ語で「友人」と言う意味)というらしい。 この凶暴なランコアだったが、飼育を担当していたのはマラキリという男。 傷の手当などをしていた為かランコアも彼には懐いており、ある種の友情の様なものが築かれていた。 その為マラキリはルークに倒された際にルークよりも真っ先にランコアの安否を確認し、死んでしまったことを知って号泣してしまい、周囲に慰められているのが確認できる。 ドラマ『Book of Boba Fett』 ドラマ『マンダロリアン』シーズン2の後日談にあたる物語。 タトゥイーンに帰還し、ジャバの後釜となったボバ・フェットへの貢ぎ物として差し出される。 刷り込みによりボバと絆を育んでいき、集会でボバに失言を吐いた者を階下から威嚇するなど、高い知能を持っていることが改めて描写された。 さらに… 最終話では、パイク・シンジケートがスコーペネク・ドロイド(大型のドロイディカとでも言うべき難攻不落の兵器)を投入したことで窮地に陥ったボバが切り札として投入。 ランコアに跨り登場するボバは非常にかっこいいので必見である。 ブラスターの弾幕を物ともせず、巨体を誇るスコーペネク・ドロイドをシールドごと殴り飛ばすわ、そのシールドがダウンし丸裸になった途端に脚部や砲塔をもぎ取りそれを本体に叩き付けて沈めるわと規格外のパワーを発揮し、ディン・ジャリンらとの協力でボバを勝利に導いた。 パイクの撤退後も興奮状態のまま暴走し、止めようとしたディンをも返り討ちにしかけるが、それを見たグローグーがフォースの力で鎮静化させたことで眠りにつき、ようやく一件落着となった。 余談 レジェンズ版設定 ルークが投げつけてランコアを倒すきっかけとなった頭蓋骨は設定では、かつてビブ・フォーチュナとジャバの執事の座を争ったビドロ・クワーヴというコレリア出身のならず者の物であるとされており、最初の犠牲者である。 彼はライバルであるフォーチュナと協力して前述のランコアをジャバの元に連れてきたが、その際にジャバから褒美として「執事の座か、それより大きな栄誉」を二人に提示されて、フォーチュナは「大きな名誉」の方に隠されたジャバの邪悪な本性を察していた事から執事の座を選び、クワーヴは大きな栄誉に飛びついてしまい「ランコア最初の生贄」となった。 後日談によればなんとガモーリアンのジュブナックは奇跡的に生存し、ランコアの死亡後に胃袋を切り裂いて脱出したとのこと。 ウーラを食い殺し、誤って落ちてしまったジュブナックを丸呑みするなど登場時間はやや短時間気味ながらも作中で強烈なインパクトを残したジャバのランコアだが、設定では他のクリーチャーと戦わせられて最早回復が不可能なほど衰弱していたようであり、ルークが倒したのはそれを察し、虐待同然の扱いから解放するための最善の手段だったという設定が存在する。 カノン版設定 書籍『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック』によるとカノン版では、生半可なブラスターなら致命傷にならない頑丈な表皮は加工すれば上等な革製品になるらしく、あのドゥークー伯爵もランコアの革から作られた革製品を好んで身に着けていたという。 人気 その特徴的な外見からかクリーチャーの中ではそれなりに人気があったようで立体化に恵まれており、 一時期ではあるがハズブロ社からは巨大なフィギュアが発売されていた他、 レゴブロックでもランコアのいる空間を再現したものも発売されていた。 もっとも、現在はどちらもレアなものであり、場合によってはプレミア価格となっているので入手は困難なのだが… デザイン 初期はハットの作った人造生命体、或いはミュータントという設定も存在しており、アンバランスな体型なのはその名残とのこと。 撮影は当初は着ぐるみで行われたが上手くいかず、最終的には巨大なパペットでの操演となり、 これに低速再生と合成技術を使うことで力強く、尚且つ巨大なクリーチャーに見せている。 特別編では合成でどうしても生じてしまう粗さが修正されており、より生物感のあるリアルなものになっている。 ランコアをデザインしたクリエイターによればデザインコンセプトはなんとジャガイモとクマのハイブリッドとのこと。 追記・修正は落ちてきた獲物を丸呑みしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クリーチャーじゃなくエイリアンと解釈される時代が来たりするのかね? -- 名無しさん (2020-01-25 02 16 47) 飼育係のおっちゃん好き -- 名無しさん (2020-01-25 02 50 12) 「ダーク・エンパイア」シリーズ(クローンで若い肉体の皇帝が甦るレジェンズ)ではこれをフォースで強化改造したものも出てきてたな。 -- 名無しさん (2020-01-25 07 33 48) 今はレジェンズ入りした設定かもしれないが、かのドゥークー伯爵もランコアを素材にした服飾がお気に入りだった模様 -- 名無しさん (2020-01-25 15 52 23) パッチラゴンと合体させたら屈強な肉体になれそう -- 名無しさん (2020-01-25 22 14 45) ジュブナックが生きてるのは今だとレジェンズ扱いっぽい。正史だと死んでる。 -- 名無しさん (2020-01-26 09 08 49) 巨大な頭部、それに反して貧弱な下半身というアンバランスな体型が特徴 -- 名無しさん (2021-03-09 00 38 55) マラキリおじちゃんレジェンドだと最終的にレストラン開いてのんびり過ごしてるみたいで良かった -- 名無しさん (2023-01-10 23 39 09) マラキリさん生きてたのか…よかった -- 名無しさん (2024-07-13 01 13 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kolia/pages/509.html
当サイトの活動のうえで基本となる「ものの考え方」解説ページ 「 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ 」 オットー・フォン・ビスマルク このページでは、当サイトがどのような点を重視して記述しているのかを解説します。 <目次> ■あらゆる物事には優先順位がある(1)まずは日本にとって致命的な事態を回避 (2)「よりマシ」という比較で判断 (3)マスコミが報道しない重大事項が第一 (4)過去の歴史は重要 (5)当サイト編集に必要な「柱」 (6)当サイトが重視しないこと (7)反日勢力を「一掃」するには年月が必要 (8)結論を急ぐことはかえって危険 ■思い込みは禁物 ■完璧主義は取らない ■参考サイト ■あらゆる物事には優先順位がある 「あれもこれも」とやりたくなる人も多いと思います。 しかし、一度に全てを実行することは不可能です。 当サイトでは「優先順位」の観点から、強弱をつけてサイトを運営しています。 (マスコミの「偏向報道」とは、この強弱の使い方を意図的に誤らせていることを指します。) (1)まずは日本にとって致命的な事態を回避 最も危険な事態とは、企業の不祥事でも漢字の読み間違いでもありません。 「日本滅亡」「国体の崩壊」です。(この危険性に対する認識を、多くの国民は持っていません。) そして、それに繋がる事態とは 「日本国の主権の侵害」(日本の領土への侵略など) 「日本人の主権の毀損」(外国人参政権の成立・大量移民政策・改正国籍法の悪用継続など) 「言論の自由・表現の自由の剥奪」(人権擁護法案・児童ポルノ法改正案の成立など) などが挙げられます。 当サイトでは上記の「致命的な事態」を真っ先に避けるためには、「民主党(現・民進党)だけには政権を取らせてはいけない」という姿勢を取っています。 ですが、2009年の衆議院議員総選挙で自民党から民主党に政権交代してしまいました。 当サイトが民進党に批判的な理由は、民進党が政権を取ると、これら致命的な売国政策が確実に実施されるからです。 実際に民主党前政権は、廃案になったものも含め、無数の売国政策を実施しました。 詳細は、民進党の正体 をご覧ください。 (2)「よりマシ」という比較で判断 当サイトでは愛国議員リスト・売国議員リストなどにもあるように、個別の国会議員の比較と党の方針の比較によって、 全体としては、民進党よりは自民党のほうがマシ と判断しています。 自民党にも売国議員が一定数存在しているのと、愛国性が強くても致命的な売国実績のある議員もいて厄介です。 かといって、もっと悪い民進党に政権を取らせたら、取り返しのつかない最悪の事態になる と考えています。 ただし、愛国議員リスト・売国議員リストなどをご覧のとおり、個別の選挙区において国会議員を比較し、 党議拘束などを考慮しても民進党議員のほうが政治家にふさわしい、と判断した場合にはその限りではありません。 自民党議員でも絶対に落選させたい国会議員はかなり存在します。 (3)マスコミが報道しない重大事項が第一 時折「このサイトは偏りすぎだ!」と批判をする人がいますが、このサイトの主な目的は最悪の事態を避けるために「マスコミが隠す情報」をまとめること です。 マスコミが大きく報道していることはほとんどの国民が知っていますから、あえて当サイトで報じる価値はあまりありません。 ですが、本来は知っておかなければならない重大な情報があるにもかかわらず、それをマスコミが報じないために、国民が誤った判断を下すことを危険視しています。 したがって、当サイトではマスコミが隠す情報を特に重点的にまとめています。 是非テレビや新聞などと当サイトを比較してみてください。 何が日本にとって重要な情報なのか、おのずとわかってくると思います。 (4)過去の歴史は重要 プロイセン王国宰相・ドイツ帝国初代宰相だったビスマルク は生前 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と述べていますが、当サイトもこの立場を取っています。 例として、かつて日本社会党が政権を取った時代に起きた過去の歴史(阪神大震災で自衛隊を出動をさせず数千人の死を招いたこと・村山談話など)からも、 国内情勢を考慮し、多くの国民の皆様に知らせないと取り返しのつかないことになると考えています。 民進党には旧社会党出身議員が大勢所属しています。 旧社会党は他にも、北朝鮮の拉致を隠蔽したり、横田めぐみさんら日本人を拉致した北朝鮮のスパイであるシン・グァンスの釈放要望書を提出する など、 およそ日本のためとは思えない悪行を重ねました。 拉致と社会党と土井たか子 【民主党】 菅直人自爆劇場/言い訳がひどい 他にも、例えば外国人参政権を当サイトは非常に危険視していますが、オランダでは外国人に参政権を与えた結果、 外国人はオランダと融和せず混乱状態に陥った という過去の歴史があります。 イスラム系社会を批判する映画を作った映画監督テオ・ファン・ゴッホ氏がモロッコ人に殺害されるなどの事件も起きています。 もし日本で外国人に参政権が与えられたら、反日思想を持ち現在進行形で竹島・対馬・尖閣諸島の領有権を主張している、韓国人や中国人を中心に選挙権を与えることを意味します。 これは狂気としか言いようがありません。 外国人参政権の恐怖 【成立する危険性が出てきました videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。「在日に参政権」 小沢一郎代表も協力 【民主党】 カルタゴの悲劇 カルタゴはなぜ滅んだのか?! カルタゴが滅亡するまで (5)当サイト編集に必要な「柱」 当サイトは反日の実態をまとめ、真実を掘り下げることが最大の目的です。 ということは、政治家並みとまではいいませんが、それなりの精神力が必要になります。 以下は国家・外交とは何たるかをまとめた「柱」です。 隣接する国は互いに敵対する 敵の敵は戦術的な味方である 敵対していても平和な関係を作ることはできる 国際関係は善悪ではなく損得で考える 国際関係は利用できるか利用されていないかで考える 優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆もしかり) 国際政治を損得で見る。善悪を持ち込まない 外国を利用できるか考える 日本が利用されているのではないか疑う 目的は自国の生存と発展だけ 手段は選ばない 損得だけを考える。道義は擬装である 国際関係を2国間だけでなく多国間的に考える 油断しない 友好・理解を真に受けない 徹底的に人が悪い考えに立つ 科学技術の発達を考慮する とどのつまり、日本以外はみな敵国です。 「国家に真の友人はいない」…キッシンジャー 「隣国を援助する国は滅びる」…マキャヴェッリ 「我が国以外は全て仮想敵国である」…チャーチル 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。長く深淵を覗く者を、深淵もまた等しく見返す」…ニーチェ 「過失ありて罰せられず、功績なく賞を受くれば、国が滅びる」…韓非子 「平和を望むなら、戦争に備えよ。(Si vis pacem, para bellum.)」…ラテン語の格言 「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。」…アラン (6)当サイトが重視しないこと マスコミが大々的に報じていること(国民はみな知っているから) 政策や国益とは関係のないこと(麻生元首相の読み間違いなど) ※ただし、マスコミの偏向報道の実態を説明するためであれば、その限りではありません。 (低俗報道の正体・悪意の写真集・長谷川豊の正体など) (7)反日勢力を「一掃」するには年月が必要 できれば一刻も早く反日勢力を一掃したいところですが、残念なことに日本には反日主義者が非常に多く存在します。 国政選挙でも、選挙区によっては売国議員しかいないというケースもあります。 この場合は、より危険な人物をまず先に排除し、その後他の危険人物を排除する、という段階を踏まざるを得ません。 したがって、全ての反日勢力を一掃するのに年月を要するのはやむを得ません。 (8)結論を急ぐことはかえって危険 当サイトは真実の拡散に全力を注いでいます。 しかし、結論を急ぎすぎるあまり、2009年の総選挙の結果を受けて悲観論を表明した有志の方がいらっしゃいました。 結論を急ぐあまり悲観視する、現状を嘆くあまり自暴自棄になる。それはそもそも間違いです。 結論を急ぎすぎて、かえって歴史・進路を誤るケースが散見されます。 ナチスドイツ誕生は困窮した生活のあまり、国民が自暴自棄になって「一度やらせてみよう!」となった結果です。 また2009年の誤った選択は、常軌を逸した潔癖思考・幼稚な思想(→反日主義者の精神構造)によるものです。 そういったことで右往左往しすぎた有志の方も、2009年の誤った選択をしてしまった人たちの裏返しです。 ■思い込みは禁物 現在日本に住んでいる人たちは、多かれ少なかれ間違いなく偏向報道の影響を受けています。 テレビや新聞を通して、マスコミから気づかないうちに影響を受けています。 「今はもうマスコミの嘘に騙されない」と思っている人たちも、目覚める前には影響をしっかり受けています。 したがって、「自分も偏向報道の影響を受け続けているのだ」と自覚することが必要です。 もっとも、思い込んでいる自分自身はその自分の思い込みに気づきません。気づくのは他者です。 他者の指摘で気づけるように、「自分も偏向報道の影響を受けているかも」程度の自覚をしましょう。 そうすれば、本当に正しい情報に接した時に自分の偏向に気づき、修正ができます。 ■完璧主義は取らない 何かを盲信したり、すぐに周りに流されてしまう人たちは、人としての信念やプライドを持っていないのです。 そのため、「盆の上の豆」のごとくある一定方向に転がってしまい、この態度が真の愛国者たちを潰してきたのです。 まさしく「長いものに巻かれろ」という言葉そのものです。 これは「フライデー襲撃事件」当時の講談社や、安倍晋三氏に対してサブリミナル攻撃を仕掛けたTBSの思い上がった態度に通じます。 参考 内部リンク→リンク集 外部リンク→保守リンク集 ■参考サイト 基本を押えて (当サイトと相互リンク:SADATAJP氏の思考作法の「基本中の基本」を教えてくれる注目ブログ) 欲しいものは正義なのか勝利なのか? (izaの名ブログ「戦争に負けた国」)
https://w.atwiki.jp/sentairowa/pages/54.html
魂は此処に。 真紅の双眼。闇に溶け込む漆黒の身体。 化け物と形容するに相応しい者だった。故に氷川誠、彼は思う。 傍らに居る彼女を守らなければいけない。 それが警察官の使命、いや、一人の人間としての使命だからだ。 銃が効くとは思えない。拳や蹴りが通用するとも思えない。 だが、せめて彼女を逃がすぐらいの時間は稼いでみせる。 人間の強さを示す時だ! 「うおおおおおおおッ!!」 月夜を背に佇む相手に突撃。力一杯の力で相手を掴みあげようとするがビクともしない。 力士相手に子供が相撲するようなものだ。傍らに居た少女、日下部ひよりから見ても明らかだった。 クソッ!なんだこいつの力は…。訓練を積み、日夜アンノウンとの戦いを繰り広げてきた己には充分過ぎるほどの衝撃だった。 やはりG-3Xが無いと僕は無力なのか…。 必死に喰らい付くが最早それが何の意味もなさないことは僕にも分かった。 そんな時、ふと月明かりに照らされた化け物の顔が明らかになる。 それは共に戦う友、アギトの姿に酷似していた。 バカな! 思わず眼を疑う。津上さん…? 頭の中が真っ白になり、入れていた力が抜けてしまう。遊びもここまでとばかりに、 勢い良く振り払われてしまった。砂浜に吹き飛ばされ、砂塵が舞った。 「何やってるんだ、戦えよッ!」 彼女が懸命に叫んでいる。尻餅を着いたまま思う。 そうだ、僕がやらなければならない。 こんなところで死ぬわけにはいかないんだ。 例えアギトに似ていても関係無い。津上さんが殺し合いに進んで身を投じるとは思えないから。 今は目の前の化け物をなんとかしなければ。こいつは倒すべきだッ! 「下がって!」 少女を手で制止し懐に忍ばせていた拳銃を相手に向ける。ただの拳銃が効くとも思えない。 だが、使える手は全て尽くさなければ。 相手の心の蔵を目掛けて引き金を引く。大きな衝撃と轟音と共に弾丸は視認出来ないスピードで相手を射抜くが、 全く効き目が無い。この銃が玩具では無いかと思ってしまう程、相手は意にも介さない。 まさか怯ませることも出来ないとは…。 「バカな…!クソォッ!!」 自棄になったように連続で撃ち込むが、矢張り効果は無い。直ぐに弾切れを告げる空音が響いた。 相手の進軍を止めることも出来ない。こうしている間にも互いの距離は詰められて行く。 ―…絶体絶命。 こうなれば少女だけでも…。 自分の無力さが心を支配していく。歯は血が滲むほど食いしばられ目尻には涙が滲んだ。 何とも情けない話だ。時間稼ぎすら満足に出来ないとは…。 隣に居る警察官の男は全ての手を尽くしたらしい。 ボクとしても何もせず死ぬつもりは無い。 あまり気は進まないが…ワームとなって戦うしかないだろう。 懸命に守ろうとしたボクが化け物だと知ったら、この男はどう思うだろうか。 そう思うと少しばかり気が引ける。 だが迷っている暇は無い。今にも飛び掛ってきそうな相手を真っ直ぐ見据え、男の後ろで変体しようとする……が、 その時、緊迫感漂う砂浜に低い男の声が響き渡る。 「威勢は良かったがな。尻すぼみになっちまったか。―…まあ良い、後は俺に任せな。」 声の主は後ろから現れた。 ボクも、警察官も、化け物も、視線が一挙に集まる。まだ距離は近いうえ、顔や姿がはっきり確認できないものの、 その存在感は抜群。そう、その感覚は天道と初めて会った時に似ていた。 やがて月明かりが正体を明らかにする。 中年の体格の良い男だ。手には…楽器?良く分からないが、ギターだろうか。 一風変わったギターを手に持っている。なんなんだろうか。 「あ、貴方は…」 突如現れた男の姿に呆気を取られたのか素っ頓狂な顔をしている。 化け物も進軍を止め、異質なオーラを持つギター男の気配を伺っているようだ。 「奴は危険です!僕が時間を稼ぎますから、この子を連れて逃げて下さい!!」 ボクの肩を掴み半ば強引にギター男の方へ差し出した。 …ボクの心配より自分の心配をしろよ…。 しかし今度は、その言葉を聞いた男が素っ頓狂な顔をしている。やがて大声で笑い出した。 心底可笑しいと言いたげに。 「―…出来ないことは口にするもんじゃ無いぜ、兄ちゃん。まあその勇気は買うがな。」 「な…!」 警官が喋るのを制して男は続ける。 「任せておけ。こういう奴の相手は慣れてる。」 一瞬、ギター男の言っている意味が分からなかった。だが直ぐに一つの考えが浮かぶ。 そんな、まさか…。 ――…左腕に着けられていた変身音源 音枷のカバーが開き、ギターの弦のようなものが明らかになる。 砂浜を静寂が包んだ。潮風と波の音だけが辺りを抱く。 一寸の間を空けて男はしなやかな指使いで弦を弾いた。 不思議な音色が響く。心地良い、そして何処か勇ましい音色だった。 やがて滲み出るように男の額に鬼の紋章が現れる。 ゆっくりと逞しい鍛えられた腕を天に掲げると辺りを眩い閃光と共に、 轟音を轟かせながら稲光りが地を討った。その衝撃が柔らかな砂塵を舞わせ、 鬼を祝福するが如く蒼海と同じくして光り輝く。 ―…身体に掬う魔を振り払うかのように命を削って今、現れた。――… ―その名は斬鬼― 「さあ行くぜ。チンタラやってたら時間がもったいねぇからな。」 地に雄雄しく突き刺さっていた音撃真弦・烈斬を思いっきり引き抜く。 剣撃状態の烈斬を振りかぶりながら真紅双眼の化け物へ駆けた。 見ているだけで相当な使い手だと分かる。 一筋縄ではいかない相手。だからこそ、俺が全身全霊を込めて戦わねばならない。 だが風を切り裂きながら烈斬を振るう俺の一撃を次々に回避している。 なんて奴だ…!いくらロートルとはいえ、まだまだやれる筈だった。 最早、反射神経が良いなんてもんじゃない。見切っている。 つい今しがた対峙した俺の一撃を、だ。 信じられねぇ…。 相手目掛けて思いっきり振り下ろした一撃も空を斬り、ただ砂を散らせただけだった。 瞬時に回避し、身体を反転させて後ろを回り込もうとした瞬間、何かを引き抜くような 音が耳に飛び込んできた。 ―…何だ!? 何かしたのは間違いない。後ろを振り向こうとそいた瞬間、横腹を抉るような強烈な蹴り。 成す術も無く弾き飛ばされた。 そして眼に入ってきたのはカード状の何かを鉤にセットしている姿。 ―ADVENT― 次の瞬間には聞き慣れない電子音声、そして現れたのは巨大な黒龍。 こいつはヤバ過ぎるぜ…!事態の重大さを嫌でも悟る。 しかし未だに視認出来る位置に兄ちゃんと壌ちゃんは居た。 馬鹿野郎がッ!何をボッとしてやがる!! 「馬鹿野郎!早く逃げろ!!」 死にたいのか!…そう言う前に獰猛な黒龍は化け物を幾重にも旋回し此方へ突撃してきた。 横目で兄ちゃん達を見たが、居ない。 どうやら逃げ遂せたようだ。 ―…それで良い。犬死にだけは御免だぜ。 「―…斬鬼を…舐めるなァッ!!!」 気合一閃、叫びながら烈斬を構える。今の咆哮、兄ちゃん達にも聞こえただろうか。 俺の晴れ舞台は相棒さえ居れば良い。 だから、せめて勇敢に戦って散ったオッサンが居たことぐらい忘れないでくれよ。 思えば幸せな人生だった。 鬼として己を磨き、沢山の仲間に恵まれ、弟子を送り出すことも出来た。 最後まで戦いに身を投じ、全力で余生を駆けた。 この身体に掬う悪魔に殺されるのだけは御免だった。 ―…だから、この身体に眠っている朽ちた鬼としての力を奴にぶつける。 死をあっさり受け入れるほど、俺は諦めが良くないんでね。 「くらえ!俺の…最期の力だッ!!」 向かってくる龍の腹に烈斬の鋸を突き刺し、奴を必死に支えている烈斬に斬撤を取り付けた。 喰らいな!その漆黒を白に彩るが如く、清めてやるぜ!! 声高らかに叫ぶ。 「音撃斬・雷電斬震!!!」 烈斬の弦を激しく掻き鳴らしながら清めの音を流し込む。 振動が辺りを包み、黒龍を内部から致命的なダメージが襲う。 幾らの時が流れただろうか。ただひたすらに弦を弾き、一心不乱に音を流し込む。 龍の悲鳴にも似た泣き声が烈斬の旋律に呼応するように響き渡った。 ―…勝てるッ!! この勢いなら倒せるかもしれない。そう脳裏に微かな希望が過ぎった時、 彼の身に降りかかったのは絶望的な不運。 膝に激痛が走った。彼の身に掬う悪魔はこんな時にも絶望を運んできたのだ。 「ぐあああッ!!」 思わず肩膝を付き、演奏は中断される。 そう、大きな隙が生じた。 勝利を目前にしたその時、彼の運命は尽きる。 奴はこの隙を逃しはしないだろう。 「へッ…ここまでか。」 相手に背を向けたまま、ゆっくりと瞳を閉じる。 此方へ近づいてくる足音は己の直ぐ後ろで止まった。 ―SWORD VENT― その電子音声と共に遣って来たのは胸を貫く一撃。 ―――後は頼んだぜ。ヒビキ、サバキ―…。 そこで彼の思考は中断された。 浜辺には一人の男の亡骸だけが残されている。 激闘を繰り広げた漆黒の騎士の姿は何処にも無かった。 やがて、何処か満足げに微笑む男の亡骸を波がゆっくりと攫っていく。 かつての闘いの面影はそこには無い。 ただ美しい水面だけが鮮やかな光を放っているだけであった。 【財津原蔵王丸 死亡】 残り49人 【氷川誠@仮面ライダーアギト】 【1日目 現時刻 深夜】 【現在地:採掘場G-10エリア】 [時間軸] 最終話近辺 [状態] 背中に裂傷。精神的に疲労。 [装備] 拳銃・手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず) [道具] ワーム感知ネックレス@仮面ライダーカブト [思考・状況] 1:此処から脱出する。 2:少女の保護。 3:小沢澄子、津上翔一との合流。 4:人間の強さに微妙な不信。 5:助けに入った男が心配。 【日下部ひより@仮面ライダーカブト】 【1日目 現時刻:深夜】 【現在地:採掘場G-10エリア】 [時間軸] 本編中盤 シシーラワーム覚醒後。 [状態] 健康。 [装備] 未確認。 [道具] 未確認。 [思考・状況] 1:まずはこの状況から脱出する。ワームになるのも厭わない。 2:取り敢えず警官に付いて行く。 3:天道……あいつなら、どうする? 4:助けに入った男が心配。 【リュウガ@仮面ライダー龍騎】 【1日目 現時刻:深夜】 【現在地:不明。】 [時間軸] 劇場版登場時期。 [状態] 不明。 [装備] 不明。 [道具] 不明。 [思考・状況] 1:もう一人の自分と融合し、最強のライダーになる。 2:殺戮を繰り返す。 ※リュウガは特定の場所から移動せず、砂浜のエリア一帯から離れていません。 いつ出現させるかは皆さんにお任せします。
https://w.atwiki.jp/dynamite/pages/613.html
ドリーム実評価議論2014 大阪の機動力は5あると思う。ヒルモンいとびぴゅんたなどがいるし。広島が強いのはしょうがない。 - 名無しさん 2014-05-30 19 35 01 内野守備って福岡>大阪じゃないか?確かに層の厚さは僅差で大阪のが上かもしれないけど、福岡は今宮本多松田はほぼスタメンだろうし。 - 名無しさん 2014-05-30 22 55 20 ↑ 打力の低い選手を使わざるを得ないチームの場合は守備は低く査定したんだけど、福岡の場合ほかに起用する選手もいないから確かに★4でいいかもしれない - 名無しさん 2014-05-30 23 05 35 微調整してみた - 名無しさん 2014-05-30 23 17 31 名古屋だめだな - 名無しさん 2014-05-31 12 44 47 これは極めて微妙だけど、投手力は福岡≧兵庫な気がする - 名無しさん 2014-05-31 16 17 00 大阪の外野守備は4でもいいんじゃない? - 名無しさん 2014-06-01 02 25 48 ↑ - おい 2014-06-04 20 29 00 名古屋とかいうゴミダメ - 名無しさん 2014-06-04 22 46 07 こんなもんでどうですか? - 名無しさん 2014-06-05 18 39 15 広島強すぎだろwww - おい 2014-06-05 21 21 48 東京Bの投手力が☆2なら横浜も☆2でいいのでは?福岡の外野守備は城所がいるのに☆2?広島も赤松抜いたら外野守備微妙になるんだが・・・ - 名無しさん 2014-06-10 14 54 49 投手力は正直☆1と2、☆3と4の差がほとんどなくて判断が難しい - 名無しさん 2014-06-21 12 53 31 外野守備はその通りな気もする - 名無しさん 2014-06-21 12 53 47 兵庫より東京Bの方が投手は強いと思うが - 名無しさん 2014-06-21 22 02 01 とりあえず最低限コントロールして投げられるのが、能見・メッセ・福原・オスンファン 対して小川・石川・木谷・山本 小川と山本こそ使えるが石川木谷レベルになると決め球に欠けて打ち込まれる機会が増える フォークと高い制球を持っている能見を始めとして駒が揃っている兵庫の方が守備を切り離してみたとしても総合力では勝るのではないだろうか - 名無しさん 2014-06-23 20 01 09 ついでに言うと残る藤浪とカーペンターを比較しても投パラでは全ての数値が同等か、藤浪の方が上回っている - 名無しさん 2014-06-23 20 04 06 大阪は打撃力は☆4つぐらいだろw - のそん 2014-06-23 20 26 59 投手の総合力なら兵庫より千葉のが強いで - 名無しさん 2014-06-25 05 54 46 埼玉の投手力は高いと思う。3は無い。 - 名無しさん 2014-07-01 21 11 54 巨人の投手力絶対☆4もないだろ、強いの菅野だけだし総合的に見れば☆2つとされている日ハム以下だと思う。 - 名無しさん 2014-07-03 19 05 39 やっぱ広島抜け目がないな。全てが平均以上。 - 名無しさん 2014-07-03 20 52 44 東京B使いづらい、このチーム使ってる人どうかと思うんだが - 名無しさん 2014-07-03 20 54 25 広島は来るのお断りレベル、強さは去年の楽天巨人以上。阪神と福岡とオリックスもできれば戦いたくない。ほかのとこはあんまり強くないからどこが来てもいいけど楽天と巨人はカモ。 - 名無しさん 2014-07-04 05 29 48 今年はバランス悪すぎる。 - 名無しさん 2014-07-04 18 32 20 ロッテは打撃★★、機動力★★★★★、内野★★★★、外野★★★★だろ。クルーズは内8肩8だし、今江 鈴木は内8肩7だからね。 - 名無しさん 2014-07-06 14 30 03 なんか机上の評価な印象を受ける。特に守備はスタメンじゃなく、守備固めでガチガチにした場合の評価じゃない? スタメンで評価しないと、実評価にならないと思う。 - 名無しさん 2014-07-06 16 07 46 千葉内4だけは絶対ない 他球団の守備見てきたら? 何をどう考えてもあり得ないから あと打線も楽天と並んでワーストクラスだから致し方ないかと - 名無しさん 2014-07-06 18 44 54 ↑2 打力に問題のある選手(西武永江、福岡城所等)がいる場合は評価低目に見てるつもり 上にあったけど広島赤松も同等に見るべきかもしれない - 名無しさん 2014-07-06 18 48 51 ↑広島の外野守備は4だと思う。あかなつはベンチスタートの場合もよく見る。左翼の守備も微妙だから5はないんじゃないかな? あと、兵庫の内野守備は4だと思う。からすだには強力だけど、はまとは外野の要だし、さこは打撃が悪いから、二塁の適正が7の場合もある。おまけに三塁の守備も微妙。 - 名無しさん 2014-07-06 19 27 42 今江と鈴木とクルーズはスタメン必須でしょ 打撃もロッテの中だったらいい方なんだから - 名無しさん 2014-07-06 23 27 53 ヤクルトは打撃が神だからね外野はクズだけど、内野は最低限 一 森岡or畠山、二 田中浩、三 川端、遊 山田でどうでしょう? - 名無しさん 2014-07-06 23 30 34 柳田と李大浩と中村はヒ1↑していいね - 名無しさん 2014-07-06 23 32 36 オリックスは外野★★★★★だと思うんだが… 糸井が外7だから? - 名無しさん 2014-07-06 23 33 37 ↑あれで外野評価が亀と同じというのは納得いかない。 - 名無しさん 2014-07-08 18 17 12 あと☆5は適正10がいないともしくは9 7以上が2人8 8以上が1人以上。 - 名無しさん 2014-07-08 18 21 54 ダイナマイトリーグとドリームリーグの査定は別物 - 名無しさん 2014-07-18 16 40 34 福岡打撃は神だけど外野が…正直☆1つでいいと思う。まぁ俺は福岡使ってるけど- 名無しさん 2014-07-19 14 55 21 東京Aの外野は肩適性ともにそこそこが揃ってるし☆3でもいいと思う - 名無しさん 2014-07-26 19 46 47 広島の外野を4に、西武の投手を4にしときました あと議論なしで変えられてたのは戻しておきました - 名無しさん 2014-07-27 00 45 47 ほかの案: 横浜投2、福岡外1・3以上、オリ打4外5、巨外3投3以下 などなど - 名無しさん 2014-07-27 00 50 45 千葉の打撃はもっとある。 - 名無しさん 2014-07-27 01 24 12 兵庫の打撃力4はねーわ - 名無しさん 2014-07-27 04 03 13 ↑確かにそうだなバッティングが良いのが上位打線ぐらいだからな - 名無しさん 2014-07-31 14 58 01 広島凄ぇwwwwwwww - 名無しさん 2014-08-11 20 00 27 阪神は巨人・オリに比べて打撃が上という判断で☆4にした。 もともとは広島も☆4だったけどだれかが変えて今に至る 中日と阪神が同じくらいなのかな- 名無しさん 2014-08-11 23 56 06 広島の打撃は言うほど強くないよな。 - 成歩堂 2014-08-12 08 50 26 名古屋もっと杏ぞ投手力 - 名護 2014-08-14 11 49 01 能見弱体化したので阪神投手2に下げときますね - 名無しさん 2014-08-14 16 40 50 メッセがいるのに☆2ってことはないと思うが - 名無しさん 2014-08-14 21 01 45 確かに投☆2の中では兵庫一番強いかも知れないけど、北海道と一人一人を比較したら殆ど差が無いに等しい。そして何より、☆3である福岡仙台と比べると明らかに格落ちであるように感じる。だから兵庫は☆2にした - 名無しさん 2014-08-14 21 53 31 広島がパ・リーグなら4位当たりの実力のはず。北海道日本ハムが評価低いというか広島が強すぎるな。カープファンだからうれしいけど夢物語。プロ野球の順位みて現実に戻されるのがショックです。 - 名無しさん 2014-08-15 01 11 41 ↑5あれか わなか バグをうまく使えれば結構押さえる 最近5試合の成績東京A戦1回1安打0失点勝ち投手名古屋戦1回2安打0失点象戦3分の2回3安打2失点勝ち投手東京B戦3分の0回3安打3失点負け投手亀戦3回8安打0失点勝ち投手 - 名無しさん 2014-08-15 09 19 24 阪神打力4もあるかな?俺はないと思うが。 - 名無しさん 2014-08-19 21 47 06 今回の変更も踏まえて、東京A外3・足3、兵庫打3、名古屋打4、千葉打2 どうですか? - 名無しさん 2014-09-03 08 52 36 あ - 名無しさん 2014-09-15 17 01 26 名古屋 打4てネタですか? - 名無しさん 2014-11-15 19 49 18 広島は打4でいいと思う あいざわ加入とけこち強化が理由 - 名無しさん 2014-11-15 19 52 56 埼玉の機動力をチームデータページの☆4つに合わさせていただきました - 名無しさん 2014-11-15 19 55 12 正直、広島の打撃は横浜以上な気がする - 名無しさん 2014-11-15 19 57 02 広島の打撃を4にさせていただきました - 名無しさん 2014-11-29 04 48 23 ついでに外野も星4にしよう(小声) - 名無しさん 2014-12-08 19 53 36 この表だと大阪が1,2を争うぐらい強くて、東京Bが一番弱く見えるけど、実際そんなことは全然ない。相対評価はあてにならんわ。 - 名無しさん 2014-12-08 20 05 55 とびぬけてるところはとびぬけてるから、中途半端が一番弱い。なあ名古屋 - 名無しさん 2014-12-12 21 55 17 大阪の外野守備って絶対★5あるよね。 - 名無しさん 2014-12-17 14 24 23 大阪変更いたしました。 - 名無しさん 2014-12-19 10 55 59 戻されるのが速いww - 名無しさん 2014-12-19 11 48 45 楽天の外野守備は4でいいと思う - 名無しさん 2015-02-03 22 41 16 外野守備の★5がないぞ - 名無しさん 2015-03-02 15 24 48 1つ星と5つ星を基準にするのが前提だけに、少し強引でも☆5チームが1つ欲しいね。外野☆5は大阪にしようと思うけど、どうかな? - 名無しさん 2015-03-03 15 38 35 ↑なぜロッテが出てこない - 名無しさん 2015-03-05 14 13 17 どこもどっこいどっこいだな。でも確かに大阪と千葉が北海道埼玉に比べるとやや上かな - 名無しさん 2015-03-05 17 58 25 大阪と千葉を★5でいいんじゃない - 名無しさん 2015-03-05 21 55 27 うん、まあ千葉と大阪が抜けてる感はあるね。それでいいと思う - 名無しさん 2015-03-06 23 04 45 大阪と千葉を☆5に編集してくださった方、ありがとうございます。両チームのページ内の☆数も合わせておきました - 名無しさん 2015-03-07 13 36 34 全く話題に上がってないけど、阪神は大和が外9になって一気に守備が固くなったから少なくとも外☆3はあるよね - 名無しさん 2015-04-20 08 41 15 レフトの適正が低いから、2で十分。 - 名無しさん 2015-04-20 12 35 04 阪神はショートバヒューンの少なさがレフトの守備力をカバー - 名無しさん 2015-04-25 20 07 44 埼玉より阪神が打撃上っておかしくね? - 名無しさん 2015-04-25 20 09 08 ↑おかしいと思うなら、理由も書こうZE★ - 名無しさん 2015-04-25 21 10 30 広島と大阪強すぐる - 名無しさん 2015-05-23 16 09 50 大阪はジャパン2013と同じ星の数だな - 名無しさん 2015-05-23 20 50 56 北海道弱くね? 大谷の使い方ではいろいろ上がりそう - 名無しさん 2015-05-31 22 10 51 広島強いな。 - 名無しさん 2015-07-11 23 37 22
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4456.html
※俺設定注意 僕は、一匹のゆっくりを飼っている。 数年前に訪れたゆっくりブーム。人々はこぞってゆっくりをペットにしたがった。 僕もそんな流行に流された者の一人だ。 それから暫く経ってゆっくりブームは収束し、ゆっくりをつれて歩く人もまばらになったが、いまだに僕はゆっくりを飼い続けている。 「やぁ『まりさ』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっ!!おにいさん!!!まりさはとってもゆっくりしてるよ!!!」 今日も今日とて良いご挨拶。 やっぱりゆっくりの声はどことなく癒される。 「今日はちょっと豪勢なゆっくりフードを用意したよ。さ、お食べ」 「ゆゆっ!!うめっ!!これめっちゃうめっ!!が~つが~つ!!」 ちょっぴり眉をしかめる僕。 元気の良いことは大変結構だが、それでもちょっと食べ方が汚すぎる。 これは躾が必要だな。 「こら、『まりさ』。そんな汚い食べ方しちゃいけないだろう?」 ぶすり。 まりさの両目に指を突き込み、かき回す。 そうして引き抜いた指先には、ぐちゃぐちゃになった『まりさ』の両目があった。 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!」 「いい天気だね、『ありす』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっくりしているわ!!!」 今僕達はお散歩中。 カチューシャにリードを取り付けられて、綺麗な蒼いおめめをぱちくりさせながら『ありす』は駆け回る。 元気だなぁ。これがとかいはと言うやつだろうか。 「おにいさん、ここ!!ここにゆっくりできるばしょがあるわ!!」 「はいはい」 ありすがベンチを見つけたらしく、そこに座ろうと急かしてきた。 まったく、そんなに急いでもベンチは逃げないぞ。 「・・・・・・ゆっくり、していってねぇ・・・・・・」 「うわ、何だ!?」 のそりと、ベンチの下から何かが這い出してきた。 ゆっくりれいむ。ただし、薄汚い野良ゆっくりだが。 久しぶりに見た。まだ駆除されないで生き残っている奴がいたのか。 「ゆっくりしていってね!!!」 「おい、ありす。そんな奴に構わなくてもいいって」 薄汚い野良風情に挨拶を返す『ありす』。 もし野良が擦り寄ってきて、『ありす』が薄汚れてしまったらどうするつもりなのだろう。 「ゆっ!!れいむはきっとゆっくりできるゆっくりよ!!おにいさんは、そこでみていてね!!」 「ゆっ・・・、あ、あでぃずぅ・・・・・・」 「あ、こら」 僕の忠告を無視して、ゴミへと近寄っていく『ありす』。 いけないな。飼い主の言うことは素直に従わなくちゃ。 これはおしおき決定だな。 ありす目掛けて、思い切り蹴り上げる。 全速力で振りぬかれた僕の爪先は、ありすのまむまむの周囲、そしてその少し上にある口を削り取った。 飛び散るクリームと白い飴の歯と求肥の舌。 「・・・・・・っ!?・・・・・・っひゅーっ・・・・・・ひゅー・・・・・・」 口を失い、代わりに掘られた穴からはヒューヒューと風音がする。 薄汚い野良れいむはそんなありすを見て失禁していた。 「『ぱちゅりー』、その本面白い?」 「おもしろいわ!とってもゆっくりできるごほんよ、おにいさん」 家の中、僕は『ぱちゅりー』と一緒に本を読んでいた。 小難しい小説を読む僕と、むきゅむきゅと逆三角形の口をとがらせて簡単な絵本を読む『ぱちゅりー』。 まったくもってほほえましい光景だ。 「おにいさん、つぎのごほんはないの?」 もう読んでしまったのだろうか。 次の絵本をねだる『ぱちゅりー』。 そうは言っても絵本なんてうちには殆どない。あるとすれば・・・・・・。 「じゃあこの絵本を貸してあげるよ、『ぱちゅりー』」 「ゆ?そのごほんは・・・・・・」 「ああ、古いだろう?僕の宝物だった本なんだ」 古ぼけた一冊の絵本を物置から引っ張り出す。 昔はこれをずっと抱えていたっけ。 「ぱちゅりー、貸してはあげるけど汚さないでくれよ。もうその本売ってないんだ」 「むきゅ!わかったわ!あ、でもこのほん・・・・・・」 意気揚々と僕から本を受け取り、開く。 本を開いたその瞬間、埃が舞い上がった。 その埃をもろに吸い込んでしまう『ぱちゅりー』。 「むぎゅ!!ごほっ、ごほっ・・・・・・えれっ、えれれっ!!!」 「あ」 咳につられて、嘔吐までしてしまう『ぱちゅりー』。 本にびしゃりとクリームがかかる。 もうこれは読めなくなってしまっただろう。 「ごほっ、げほっ、えれれ、ごぼっ!!」 「ああ、僕の絵本が・・・・・・」 汚さないでと言ったのに。 『ぱちゅりー』は僕の思い出を容赦なく汚してしまった。 これはお仕置きしなくてはいけない。 『ぱちゅりー』の脳天に抜き手をかます。 元々薄い『ぱちゅりー』の皮はあっさりと破け、簡単に手首まで埋まってしまった。 あとはハンドミキサーの要領でぐりぐりと手を掻き混ぜる。 「っ!!!?・・・・・・けひっ!!かひぇっ!?・・・・・・・くひぃっ!!」 ぐるんと白目を剥き、わけの分からないことを叫んで痙攣を始める『ぱちゅりー』。 もうこれでクリームを吐き散らかすようなことはしないだろう。 僕はぱちゅりーの頭から手を引き抜き、払ってクリームを振り落とした。 「やぁ『れいむ』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっ!!おnいさん、れいmはとっtもゆっkりしてrよ!!!」 『れいむ』に話しかける僕。 『れいむ』は今日も今日とて良いご挨拶・・・というわけにはいかなかったようだ。 「あれ?れいむ、今なんて言ったの?」 「ゆ?おにiさん、rいむはとってmゆっくrしてるyっていったnだy!!!」 僕の問いかけに返事を返す『れいむ』。 やっぱり聞き間違いではなかったようだ。 そういえばもう長いところ調整していない。そろそろガタが来たのかなぁ。 「うーん、こりゃ酷いな。総メンテが必要になったのかな?」 「ゆyっ?oにいsん、いったiなnのkと?」 僕を見上げるその瞳がカメレオンのように別々に動き始める。 ぐるぐると一箇所を見続けることはなく、時々白目を剥いたり、黒目に戻ったり。 うん、やっぱりこれは内部まで点検しないといけない。 「それじゃあ『れいむ』。ちょっとの間眠っててね」 「ゆ!おnいさn、rいmまdねmくな・・・・・・」 振り上げた拳をそのまま『れいむ』に叩きつける。 頭を不気味に変形させて、目と言わず口を言わずありとあらゆる穴から餡子を噴き出す『れいむ』。 一瞬の断末魔もなく、『れいむ』はそのまま静かになった。 「えーと、電話電話・・・・・・確かこの番号に・・・・・・」 電話帳を片手に、電話のボタンをプッシュする。 プルルとお馴染みのコール音。相手が出たのは、2コール後だった。 『はい、加工所愛玩部でございます』 「あ、すいません。ゆっくりの修理をお願いしたいのですが―――」 数年前に訪れたゆっくりブーム。 何故ゆっくりなんていうものがペットとして流行ったのか、それにはある理由があった。 先ず第一に人間の言葉が使えること。 犬や猫と違い、言ったことがそのままわかると言うのはペットとして大きなニーズを獲得した。 勿論、言語が通じることで生じる問題もあったが。 第二に、飼育が簡単であると言うこと。 なんせ生ゴミを適当に与えておいても勝手に育つのだ。 面倒くさいマニュアルなんてものはいらない。それはペットとして大きな魅力だろう。 そして、第三。恐らくこれが最も大きな要因だろう。 ゆっくりは、簡単に『修理』できるのだ。 他の動物なら致命傷でも、ゆっくりならば簡単に直せる傷なんてのは良くある。 元々体の脆いゆっくりの事、お手軽にペットを治療できるなんてのは病院代に悩む飼い主を救うことを意味していた。 それは、後々別の意味を持つことになる。 『ゆっくり救急治療キット』が世に出てから随分経つ。 名前の通り、そのキットにはオレンジジュースをはじめとするゆっくりを直す道具が一通り揃えられていた。 このキットが売り始められた時期と、ゆっくりのブームは奇しくも―――いや、必然だろう――― 一致する。 人々はゆっくりを『治療』するだけには止まらなかった。 治療と言う名の行為が行き着く果て―――それは改造だ。 今やペットショップにはゆっくりの種類別に分けられた眼球などのスペアパーツが並んでいる。 僕もそんなゆっくりを『改造』するものの一人だ。 この『れいむ』―――いや、その前は『ぱちゅりー』で、その前は『ありす』。更にその前は『まりさ』。 ではその前は一体なんだったろう。たしかみょんだったようなちぇんだったような・・・・・・?よく覚えていない。 とにかくこの元の種族すら分からない一匹のゆっくりを、僕は延々と改造し続けている。 その姿に飽きれば皮を剥がして、目を入れ替えて、植毛して、中枢餡を残したまま中身を入れ替えればよいのだ。 他の動物には真似出来ない、立派なゆっくりの長所だと思う。 まぁ時々こうして中身の不具合が出るのは加工所に任せるしかないんだけどね。 ともかく、ゆっくりがこの世に出てからいくらか経ったこの時代。 品種改良を重ね続けて、ゆっくりは完全に人に迎え入れられるような形となった。 人のために姿を変え、記憶を変え、魂まで変える。 なんとひたむきで、いじらしいのだろう。 『れいむ』を受け取りに来た職員さんに、そっと『れいむ』を差し出す。 一週間でお返しできます、との言葉を最後に職員さんは車を出していった。 きっとあの車の中には『れいむ』と同じようなゆっくりが積み込まれているのではないか。 遠くなっていく影を見つめながら、僕は一人思いを馳せる。 今度はどんな姿に改造してやろう。 もう『れいむ』の姿には飽きてしまった。つきはどんな姿がいいだろう。 そうして、つい最近入荷された新製品の事を思い出す。 確かあれは『ゆっくりゆうかセット』だったっけ。 緑の髪、赤い瞳、そして植物を栽培するらしい習性。 よく分からないが希少種・・・?のためらしく値段が少々高い。 それでも、セットに描かれていたあの姿は可愛らしかった。 きっとあの姿ならすぐには飽きない。少しは長く楽しめるだろう。 よし、決めた。次は『ゆうか』にしてやろう。 あの『れいむ』・・・いや、あの『ゆっくり』は喜ぶだろうか。 喜ぶだろうな。なんせあんなに可愛いのだから。 思い立ったが吉日。 僕は一週間後の改造に備えて、意気揚々とペットショップへと歩いていった。 人のためのゆっくり。 それは、ペットと人形の中間で人間に弄ばれる存在なのかもしれない。 おわり ――――― 書き溜めです。 ちゃんとゆっくりを愛でてみようと思って書いてみました。 着せ替え人形みたいにその日その日でお手軽に姿を変えられるペット、これは流行る。わけがない。 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1319.html
一人! 使い魔が征く! 人気の無い寺院の中、承太郎はルイズを抱き上げて振り返ると、 いつの間にか扉の前に立っていた個性的な髪型の男に気づく。 「承太郎さん……これからどうする気っスか? 七万の軍隊を足止めしないと、連合軍は壊滅確定っスよー」 「仗助か……。丁度いいところに来た、頼みがある」 「おッ! さっすが承太郎さん! 何か『策』があるんスねッ!」 もう勝利したも同然とばかりに楽観的な笑みを浮かべる仗助を連れて、 承太郎はルイズをお姫様抱っこしたまま寺院から出た。 そこには仗助の風竜アズーロが待っていた。 「仗助……。お前はルイズを連れて、ギーシュかシエスタのいる艦に戻れ」 「……援軍を呼ぶんスか? それはちょっと難しいんじゃ……」 「アルビオン軍は……俺一人で足止めする」 「……は?」 仗助は耳を疑い、顔をしかめた。 「すいません……ちょっと言葉の意味が理解できなかったっつ~か……」 「聞こえなかったのか? アルビオン軍は俺一人で足止めする。 お前はルイズを連れて艦隊に帰って、一緒に逃げるんだな……」 あまりにもプッツンした発言に仗助はめまいさえ起こした。 あの冷静で判断力に優れる承太郎さんが、なぜ自殺まがいの戦いに挑むのか? 「いったいどうしちまったんスか!? そんな無謀なセリフ、承太郎さんのキャラクターじゃないっスよ~!! 無敵のスタープラチナとガンダールヴでも、敵は七万、絶対殺されるっス!」 「何を勘違いしてやがる、俺はおめーの知ってる空条承太郎じゃあねえ。 お前と同じ高校生で、ガンダールヴの承太郎だ」 承太郎はルイズを仗助に向かって差し出すが、仗助は受け取ろうとしない。 「冗談じゃないっスよ~! 例え十七歳の承太郎さんでも、 俺にとっては誰よりも頼りになって尊敬できる人なんスから!」 拒絶の意を示した仗助を見ると、承太郎は無言でルイズを地面に寝かせた。 「俺は馬で行く。ルイズをここに置いてくっつーなら勝手にしな」 「……グレート。他に言葉が出ねー……」 「あばよ、仗助」 馬に乗るべく承太郎が仗助に背中を見せた瞬間、仗助はスタンドを出し殴りかかった。 「ドラァッ!」 間一髪、承太郎は半身を引いて拳を回避したが、 学ランにつけてある鎖を根元近くから真っ二つに割った。 ジャラジャラと音を立てて鎖が地面に落ちると、承太郎は鋭い双眸を仗助に向ける。 「力ずくで止めるつもりなら……相手になるぜ」 しかし仗助は両手を上げて降参の合図。 「いえ、奇襲が失敗した今……スタープラチナに肉弾戦で勝てるとは思ってないっス。 ルイズさんは責任持って艦に送り届けますから……死なないでくださいよ」 身長の低いルイズを小脇に抱えながら、仗助はちぎれた鎖を拾ってポケットに放り込む。 「それじゃ、ルイズさんは責任を持って預からせていただきます」 「……適当に引っ掻き回したら逃げるから安心しな。 おめーとは日本に帰ってから、改めて話をしたいからな……」 承太郎は馬に、仗助はルイズを抱えて風竜に。 承太郎は戦場へ、仗助は撤退する艦へ。 逆方向へと分かれ、向かっていった。 地図に記された小高い丘の上、朝日が暗闇に光を与えていった。 視界が開け、眼下にはタルブの村のような美しい草原が広がっている。 さらにその向こう、朝もやの中からアルビオンの主力軍が進行してきた。 承太郎は馬を逃がすと、デルフリンガーを抜く。 「意外だねぇ。相棒は精神を操作されてるってのが嫌だったんだろ? なのに何でこんな事するのかね。相棒は強いのは認めるけど、間違いなく死ぬぜ」 「……だろうな。だが、俺は仲間を二度と死なせたくない……。 その気持ちだけは、ルーンに操られたものじゃあない俺の意志だと確信を持てる」 「その確信のために戦うのかね。いや、立派、お見事。 そんな相棒のために俺がとっておきのアドバイスしてやる。 真っ直ぐ突っ込め。こうなったらどっから行っても同じだからよ。 そんでもって指揮官狙いまくれ、頭をやれば身体は混乱するし足も止まる。 一日ぐらいの時間は稼げるかもよ。時間を止めながらなら何とかなるだろ」 「……行くぜッ!」 「おうッ!」 朝もやをついて突っ込む承太郎に最初に気づいたのは前衛の捜索騎兵隊ではなく、 後続の銃兵を指揮する士官の使い魔のフクロウだった。 「……何、一人だと?」 敵が一人である事をいぶかしく思いながらも、馬のような速力に驚き、 銃兵に弾込めを命じた。その間に承太郎は捜索騎兵隊を斬り飛ばす。 あまりの速さに騎兵隊はタイミングを見誤り、一方的に馬から落とされてしまった。 さらに銃兵が弾を装填する前に仕官を発見すると、杖を持っている手を剣で切断。 慌てて銃兵達が承太郎に向けて発砲するが、 気がついたら承太郎は土煙を残して消え去っていた。 使い魔を使役し上空から承太郎の姿を見ていたメイジ達は、 承太郎が物凄い勢いで空に跳び上がった事に驚愕した。 「オラァッ!」 腕からわずかにスタープラチナの腕だけを浮かせた承太郎は、 銃弾を指で弾き四方八方へと飛ばして使い魔と思われる鳥を次々に撃ち落とす。 承太郎が地面に着地するタイミングを見計らって他のメイジが魔法を放つも、 それらはすべてデルフリンガーの口に吸い込まれて消えてしまう。 着地した承太郎は一足飛びに騎兵隊の隊長へ肉薄してスタープラチナの拳を叩き込んだ。 承太郎は時に跳び、時に駆け、敵軍を翻弄する。 単騎であったため同士討ちを避けるべく銃や投射武器の発砲が禁止され、 メイジ以外の兵隊はガンダールヴの承太郎相手に接近戦をしいられた。 だが兵士達は平民には見えないスタンドの拳の弾幕により四方八方へ吹っ飛ばされる。 吹っ飛んだ兵士の重量を受け、他の兵士にまで被害が及ぶ中、 メイジ達は次々に承太郎へと魔法を放った。 さすがにガンダールヴの速度を持ってしても受け切れない数だが、 スタープラチナの髪の毛が逆立つと同時にそれらは空中で停止した。 「スタープラチナ・ザ・ワールド!!」 氷の矢、炎の球、風の刃、すべてが静止した中、承太郎はスタープラチナで地面を殴る。 「オラオラオラオラオラオラオラオラッ!!」 あっという間に承太郎の周囲はめくり返された土で覆われ姿を隠すと、 地面すれすれを駆け抜けながら銃弾を指で弾き飛ばし、ターゲットに向かって疾駆する。 時が動き出した直後、突然現れた土の幕に魔法が命中する。中身は当然空っぽだ。 承太郎を見失ったメイジ達は慌ててその姿を探すが、その身体に突然銃弾が命中する。 時間を止めている間に承太郎が放ったものだ。 当然銃声など無く、メイジ達は何にやられたのかすら理解せぬまま倒れた。 「オオラァッ!」 マンティコアにまたがった偉そうな騎士を発見した承太郎は、 デルフリンガーを横薙ぎにして周囲にいた兵士を吹っ飛ばす。 騎士はマンティコアを承太郎にけしかけるが、 鋭い牙を生やした口がスタープラチナのアッパーで無理矢理閉じられ、あごが砕ける。 マンティコアから落っこちた騎士の足をデルフリンガーで深く斬りつけた承太郎は、 続いて槍ぶすまを作っている部隊へと跳躍した。 槍ぶすまを飛び越えられ、指揮官のメイジは咄嗟に詠唱するが間に合わず、 スタープラチナで顔面を踏みつけられて昏倒、顔を足場にして承太郎は再び跳躍した。 弓兵隊を指揮していた若い士官は慌てていたため、誤って弓の発射を命じてしまった。 上空から舞い降りる承太郎は自分に命中する矢だけを狙い、 スタープラチナの拳の弾幕で撃ち落とす。はずれた弓は味方に辺り同士討ちが始まった。 お礼とばかりに承太郎は銃弾を指で弾き飛ばし、弓兵隊の仕官の肩を射抜く。 着地した承太郎は、近くにいた兵士達を剣で薙ぎ払った。ただし峰を使ってだ。 「相棒! さっきから致命傷を与えねーように戦ってねーか!?」 「俺の敵はクロムウェルとレコン・キスタだ! アルビオン軍じゃねーぜ!」 まるで流星のように承太郎は戦場を駆け抜ける。 近距離をデルフリンガー、中距離をスタープラチナ、遠距離を銃弾で攻撃し、 敵軍の放つ魔法を回避しきれない状況に陥った時のみ時間を止める。 突然消え、突然現れ、あるいは気がついたら倒されていたりと、 アルビオン軍は時間の経過に比例して混乱を高めていった。 その混乱が、歯車を狂わせる。 完全に指揮を失ったメイジ達が、連携も何もない滅茶苦茶な魔法を放った。 時間停止は、一度行うと再び行うためには数呼吸分の休息が必要だ。 だから時間停止せずに対処できる攻撃はできる限りスタンドとデルフリンガーで防ぐ。 そのようにして承太郎は斜め前方から飛んできた無数の氷の槍を拳の弾幕で叩き落し、 左側から飛んできた巨大な炎の球、恐らく火の三乗くらいの威力だろう、 それをデルフリンガーの口で素早く吸い込ませる。 直後、右の脇腹が突然裂けた。 「な……にィッ!?」 隊列を乱してしまい偶然承太郎の背後を取ったメイジが、エア・カッターを放ったのだ。 承太郎、スタープラチナ、デルフリンガー、三つの目を持つ彼等が、 戦場の中で偶然生んでしまった死角にそのメイジはいたのだ。 「今だ! やれ!」 メイジの一群の中から号令が聞こえ、メイジ達が次々と魔法を放つ。 氷の粒を孕んだ風が左足を切り刻み、スタープラチナの右肩を火球が焼く。 「くっ……スタープラチナ・ザ・ワールド!!」 咄嗟に時を止め、先程号令をかけた男へと向かって承太郎は跳び上がる。 あれほどの数のメイジに守られている男、恐らくこの大軍を率いる将と見た。 ならばそいつさえ倒せば軍の混乱は頂点を極めるだろう、後は逃げるだけだ。 しかし負傷のためか、連続して時を止めて戦った疲労のせいか、 敵大将を射程圏内に納めるよりも早く時間停止は解除される。 突然前方から飛んで迫ってくる承太郎の姿に気づいた将軍は、素早く杖を抜いて詠唱。 妨害すべくスタープラチナで銃弾を一発弾き飛ばすが、 将軍はその弾道を見切ると杖で叩き落すした。 承太郎と将軍の距離が詰まる。 「スタープラチナ!」 「エア・カッター!」 風の刃がスタープラチナの強靭な肉体を切り裂いていく、 それでも承太郎は止まらず将軍に拳をマシンガンのように浴びせると、 着地に失敗してその場に転がった。 将軍も吹っ飛ばされ気絶してしまったため、連合軍撤退までの時間稼ぎは成功した。 が、この場で戦闘不能に陥った承太郎の末路はたったひとつしかなかった。 「ぐっ……」 学ランを血でにじませる承太郎に、将軍の周囲を固めていたメイジ達が杖を向ける。 (これ……までか……) デルフリンガーを握っていても、身体の痛みは引かないし力も湧いてこない。 「もう駄目だね。相棒、さよなら」 別れを告げるデルフリンガー、メイジ達の詠唱が終わるのを待つ承太郎。 その時、ほんのわずか……誰も気づかない程度だが、承太郎達の身体に薄い影が落ちた。
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/219.html
生徒名簿 > 不破渓士 >[お花見16]不破渓士(R) [お花見16]不破渓士(R) 攻魅力 1934 守魅力 1785 攻M 6381 守M 5891 コスト 12 卒業祝い 5000メン [お花見16]不破渓士+(R) 攻魅力 2321 守魅力 2142 攻2M 9361 守2M 8641 コスト 12 卒業祝い 7500メン [俺が取ろう]不破渓士(HR) 攻魅力 2901 守魅力 2678 攻4M 14064 守4M 12984 攻3M 13748 守3M 12691 コスト 12 卒業祝い 15000メン アピール 花見とは、節度を守って楽しむものだろう。 └Princeタイプの守魅力中DOWN ストーリー ゆっくりとお花見 入手方法 スーパーDXフォーチュンキューピッド お花見16 (2016/04/01 00 00〜2016/04/10 13 59) 台詞 ボイス +... ステップ1 おしゃべりタイム 君も一緒に軽く走ってみるか? おしゃべりタイム 日々の鍛錬が最も重要なのだ。 おしゃべりタイム 俺の顔に何か付いているか? デート電話コメント 俺は構わないが……俺のような男とふたりで出かけて、君を退屈させてしまわないだろうか? カレ自慢アピール 花見とは、節度を守って楽しむものだろう。 ステップ2 おしゃべりタイム 桜は春の風物詩だからな。 おしゃべりタイム 公共の場でのマナーを忘れるな。 おしゃべりタイム 足元の花びらが絨毯のようだな。 デート電話コメント 俺をデートに? いや、誘われるとは思わなくて、少し驚いただけだ。俺で良ければ同行しよう。 カレ自慢アピール 花見とは、節度を守って楽しむものだろう。 ステップ3〜6 好感度レベルMAX ……手間をかけさせてしまうというのに、何故だろうな。君が俺のために作ってくれるのだと思うと、勝手に心が躍ってしまうのだ。 おしゃべりタイム(ステップ2〜5) 桜は春の風物詩だからな。 おしゃべりタイム(ステップ2〜5) 公共の場でのマナーを忘れるな。 おしゃべりタイム(ステップ2〜5) 足元の花びらが絨毯のようだな。 おしゃべりタイム(ステップ6) その……君には、花が似合うな。 おしゃべりタイム(ステップ6) 花と団子、どちらが好きなのだ? おしゃべりタイム(ステップ6) 君の髪は、つややかで美しいな。 デート電話コメント(ステップ2〜5) 俺をデートに? いや、誘われるとは思わなくて、少し驚いただけだ。俺で良ければ同行しよう。 デート電話コメント(ステップ6) 君が望むのならば、喜んで同行させてもらおう。……君と過ごす時間は、俺も心安らぐのでな。 デート電話コメント(ステップ6) あぁ、いいな。そういえば、先日、偶然遅咲きの桜を見つけたんだ。一緒に見に行かないか? デート電話コメント(ステップ6) 君に誘ってもらえるとは、光栄だな。緊張して見苦しい姿を見せないよう、気を付けるとしよう。 カレ自慢アピール 花見とは、節度を守って楽しむものだろう。 マイページ +... ステップ1 髪に花びらが? そうか、気づかなかった。 奇遇だな。君は散策をしていたのだろうか? 休日に走っていると、大抵、東雲に会うな。 ステップ2〜3 君さえ良ければ、今から花見に行かないか。 桜吹雪だな……月並みな感想だが、美しい。 どうやら、今年は桜の開花が早いらしい。 ステップ4〜5 今年もまた桜が散ってゆく。季節が巡るな。 ……この時期は、軟派な輩が増えるようだ。 花見に浮かれても、マナーは守らなければ。 ステップ6 ああ、今度は君の髪に花びらがついている。 あともう少しだけ、花見をしていかないか。 君に心配をかけるつもりはなかったのだ。 花見団子もいいが、桜餅も捨てがたいな。 また君とこうして花見をしたいものだ……。 登校 +... 朝 ステップ1 ああ、おはよう。君の声を聞くと頭が冴える気がするな。 春らしい気候だな。身体を動かすのにも丁度良い。 予鈴まで時間があるな……弓道場で精神統一をしよう。 ステップ2〜5 美しい桜並木があるのだ。放課後、見に行ってみないか。 そろそろ校舎に向かうか。君の教室まで送っていこう。 街でこぶしが咲いているのを見た。白い花も美しいな。 ステップ6 君は笑顔がよく似合う……ふ、深い意味はないのだが。 休日でも日課の鍛錬は怠らない。東雲もそうらしいな。 近日雨が降るのか? そうか……桜が散ってしまうな。 不意に、君のことを考えてしまうのだ。何故だろうな。 [苗字]のような女性を、大和撫子というのだろうな。 放課後 ステップ1 ……身体を鍛えても、姉たちに敵う気はしないな……。 これから弓の稽古なのだ。集中して取り組まねば。 放課後か……部活が休みなら、君と下校したいのだがな。 ステップ2〜5 弓道場から見える桜も見事だ。良ければ見に来るといい。 桜は美しいが、桜と名のつく……いや、なんでもない。 日差しは暖かくとも風は冷たい。体調を崩さぬようにな。 ステップ6 君となら、弁当を持参して花見というのもいいだろうな。 正義漢ぶるつもりはないが、見過ごすこともできんのだ。 たまに、君とこの先も一緒にいられたらと思ってしまう。 春は気が緩むな。……いや、君といるからかもしれない。 日に日に、俺の中で君の存在が大きくなっているようだ。 夜 ステップ1 こんな時間まで君も大変だな。家でゆっくり休むといい。 夜桜も美しいだろうな。散る前に見ておきたいものだ。 夜に女性のひとり歩きは危険だ。俺が送っていこう。 ステップ2〜5 俺を待っていたのか? ……いや、とてもうれしく思う。 日々の鍛錬は欠かせない。休日であっても同様だ。 来週桜が残っていたらまた花見に誘ってもいいだろうか。 ステップ6 ……俺は、君のことになると臆病になってしまうようだ。 君と共に過ごす時間はとても楽しい。君もそうだろうか? 桜と君に挟まれて……これも両手に花というのだろうか? そうか、気付けばもう春なのだな……早いものだ。 花見以外の場所にも、君を誘いたいと思うのだが……。 デートの約束 +... ステップ1 ああ、これから道場に行こうと思っていたのだが……君のほうが優先だ。何か用だろうか? 俺は構わないが……俺のような男とふたりで出かけて、君を退屈させてしまわないだろうか? その日は……ああ、弓道の稽古もない。問題ないな。一日中、君に付き合うことができる。 ステップ2〜5 遠慮などせず、なんでも話してくれ。わざわざ電話をかけてくるくらいだ、大切な話なのだろう? 俺をデートに? いや、誘われるとは思わなくて、少し驚いただけだ。俺で良ければ同行しよう。 大丈夫だ。……その、当日、晴れるといいな。いや、道中で君と桜が見られればと思ったのだ。 ステップ6(1) 俺も、君と話したいと思っていた。……いや、俺の用は大したものではない。君の話から聞こう。 君が望むのならば、喜んで同行させてもらおう。……君と過ごす時間は、俺も心安らぐのでな。 ああ。……俺の用事は何か? いや、実は君と同じ用件だったのだ。だから誘いをうれしく思う。 ステップ6(2) ……あ、ああ、すまない。いや、君の声があまりにも心地よくて、つい聞き入ってしまっていた。 あぁ、いいな。そういえば、先日、偶然遅咲きの桜を見つけたんだ。一緒に見に行かないか? ……奇遇だな。俺もその日が良いのではと考えていたのだ。では、当日を心待ちにしている。 ステップ6(3) む……少し待ってくれるか。場所を移る。大事な後輩からの電話だ、静かな場所で話したい。 君に誘ってもらえるとは、光栄だな。緊張して見苦しい姿を見せないよう、気を付けるとしよう。 わかった……しかし、電話だけだとじれったく感じるな。やはり向い合って会話をしたいものだ。 デートコメント +... ……ん、ああ、桜が美しいな。……すまない、実のところあまり観賞できていないのだ。 理由はよくわからないが、桜よりも君を見ていたいと思ってしまう……不思議なものだ。 カレ自慢 +... 対決画面 ステップ1 暴れると桜が散ってしまうな。 ステップ2〜3 鍛錬の成果を見せるときだな。 ステップ4〜5 君の応援は、力が湧いてくるな。 ステップ6 君が一緒なら、俺は負けない。 勝利 ステップ1 待たせてしまったな……先を急ぐとしよう。君と過ごす時間を無駄にしたくないのだ。 ステップ2〜3 もう大丈夫だろうか……。もし、また何かあったとしても俺が君を守ってみせる。 ステップ4〜5 もっと俺の傍に。君に何かあっては……、っ! す、すまない! 少し近づきすぎた。 ステップ6 俺にとって、君とふたりでいる時間は貴重なのだ。誰にも邪魔をされたくない。 ステップ6 これから先もずっと、俺が君を守ると約束しよう。君を不安になどさせないと誓う。 敗北 ステップ1 俺にとって、君とふたりでいる時間は貴重なのだ。誰にも邪魔をされたくない。 ステップ2〜3 情けない……大切な後輩を守ることすらできないとは。俺はもっと強くならなければ。 ステップ4〜5 俺は君を笑顔にしたかったのだ。実力が伴わず、叶えることができなかったが。 ステップ6 臥薪嘗胆の精神でここは引こう。……次こそは、この雪辱を果たさせてもらう。 ステップ6 まだまだ、稽古が足りていないようだ。君を守れるように、俺はもっと精進しよう。 告白タイム +... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 [苗字]、どうしたんだ? 何か揉め事か? ……君さえ良ければ、俺が話をつけてこよう。 ステップ2〜5 君と一緒にいるためには、避けては通れない勝負というわけだな。わかった、相手になろう。 ステップ6 これから[苗字]は俺と花見に行く予定なのだ。すまないが、ここは引いてもらえるだろうか。 勝利 ステップ1 ステップ2〜5 ステップ6 敗北 ステップ1 今の俺では、君の力にはなれないようだ……本当にすまない。 ステップ2〜5 君の隣に並ぶ権利を得るためには、まだまだ精進しなければ……。 ステップ6 君の都合が悪いのなら致し方ない……花見はまたの機会にしよう。 アルバイト +... ステップ1 アルバイトの経験はあまりないが、君が一緒で良かった。きっと楽しく働けるだろう。 ステップ2〜5 ……! す、すまない。働く君の姿に見惚れるあまり、手が止まっていたようだ。 ステップ6 仕事の後、少し時間はあるか? 君とまた、あの桜並木を見に行きたいのだが。 好感度MAX +... 花見団子も美味いが、桜と言えば、俺はやはり桜餅が最初に頭に浮かんでしまうのだ。 地域によって材料や形が大きく違うが、どちらもそれぞれに良さがあって好ましいな。 ……今日の礼に今度作ってくる、と? いや、だが……わかった。ありがたく頂こう。 ……手間をかけさせてしまうというのに、何故だろうな。君が俺のために作ってくれるのだと思うと、勝手に心が躍ってしまうのだ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2416.html
※俺設定注意 僕は、一匹のゆっくりを飼っている。 数年前に訪れたゆっくりブーム。人々はこぞってゆっくりをペットにしたがった。 僕もそんな流行に流された者の一人だ。 それから暫く経ってゆっくりブームは収束し、ゆっくりをつれて歩く人もまばらになったが、いまだに僕はゆっくりを飼い続けている。 「やぁ『まりさ』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっ!!おにいさん!!!まりさはとってもゆっくりしてるよ!!!」 今日も今日とて良いご挨拶。 やっぱりゆっくりの声はどことなく癒される。 「今日はちょっと豪勢なゆっくりフードを用意したよ。さ、お食べ」 「ゆゆっ!!うめっ!!これめっちゃうめっ!!が~つが~つ!!」 ちょっぴり眉をしかめる僕。 元気の良いことは大変結構だが、それでもちょっと食べ方が汚すぎる。 これは躾が必要だな。 「こら、『まりさ』。そんな汚い食べ方しちゃいけないだろう?」 ぶすり。 まりさの両目に指を突き込み、かき回す。 そうして引き抜いた指先には、ぐちゃぐちゃになった『まりさ』の両目があった。 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!」 「いい天気だね、『ありす』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっくりしているわ!!!」 今僕達はお散歩中。 カチューシャにリードを取り付けられて、綺麗な蒼いおめめをぱちくりさせながら『ありす』は駆け回る。 元気だなぁ。これがとかいはと言うやつだろうか。 「おにいさん、ここ!!ここにゆっくりできるばしょがあるわ!!」 「はいはい」 ありすがベンチを見つけたらしく、そこに座ろうと急かしてきた。 まったく、そんなに急いでもベンチは逃げないぞ。 「・・・・・・ゆっくり、していってねぇ・・・・・・」 「うわ、何だ!?」 のそりと、ベンチの下から何かが這い出してきた。 ゆっくりれいむ。ただし、薄汚い野良ゆっくりだが。 久しぶりに見た。まだ駆除されないで生き残っている奴がいたのか。 「ゆっくりしていってね!!!」 「おい、ありす。そんな奴に構わなくてもいいって」 薄汚い野良風情に挨拶を返す『ありす』。 もし野良が擦り寄ってきて、『ありす』が薄汚れてしまったらどうするつもりなのだろう。 「ゆっ!!れいむはきっとゆっくりできるゆっくりよ!!おにいさんは、そこでみていてね!!」 「ゆっ・・・、あ、あでぃずぅ・・・・・・」 「あ、こら」 僕の忠告を無視して、ゴミへと近寄っていく『ありす』。 いけないな。飼い主の言うことは素直に従わなくちゃ。 これはおしおき決定だな。 ありす目掛けて、思い切り蹴り上げる。 全速力で振りぬかれた僕の爪先は、ありすのまむまむの周囲、そしてその少し上にある口を削り取った。 飛び散るクリームと白い飴の歯と求肥の舌。 「・・・・・・っ!?・・・・・・っひゅーっ・・・・・・ひゅー・・・・・・」 口を失い、代わりに掘られた穴からはヒューヒューと風音がする。 薄汚い野良れいむはそんなありすを見て失禁していた。 「『ぱちゅりー』、その本面白い?」 「おもしろいわ!とってもゆっくりできるごほんよ、おにいさん」 家の中、僕は『ぱちゅりー』と一緒に本を読んでいた。 小難しい小説を読む僕と、むきゅむきゅと逆三角形の口をとがらせて簡単な絵本を読む『ぱちゅりー』。 まったくもってほほえましい光景だ。 「おにいさん、つぎのごほんはないの?」 もう読んでしまったのだろうか。 次の絵本をねだる『ぱちゅりー』。 そうは言っても絵本なんてうちには殆どない。あるとすれば・・・・・・。 「じゃあこの絵本を貸してあげるよ、『ぱちゅりー』」 「ゆ?そのごほんは・・・・・・」 「ああ、古いだろう?僕の宝物だった本なんだ」 古ぼけた一冊の絵本を物置から引っ張り出す。 昔はこれをずっと抱えていたっけ。 「ぱちゅりー、貸してはあげるけど汚さないでくれよ。もうその本売ってないんだ」 「むきゅ!わかったわ!あ、でもこのほん・・・・・・」 意気揚々と僕から本を受け取り、開く。 本を開いたその瞬間、埃が舞い上がった。 その埃をもろに吸い込んでしまう『ぱちゅりー』。 「むぎゅ!!ごほっ、ごほっ・・・・・・えれっ、えれれっ!!!」 「あ」 咳につられて、嘔吐までしてしまう『ぱちゅりー』。 本にびしゃりとクリームがかかる。 もうこれは読めなくなってしまっただろう。 「ごほっ、げほっ、えれれ、ごぼっ!!」 「ああ、僕の絵本が・・・・・・」 汚さないでと言ったのに。 『ぱちゅりー』は僕の思い出を容赦なく汚してしまった。 これはお仕置きしなくてはいけない。 『ぱちゅりー』の脳天に抜き手をかます。 元々薄い『ぱちゅりー』の皮はあっさりと破け、簡単に手首まで埋まってしまった。 あとはハンドミキサーの要領でぐりぐりと手を掻き混ぜる。 「っ!!!?・・・・・・けひっ!!かひぇっ!?・・・・・・・くひぃっ!!」 ぐるんと白目を剥き、わけの分からないことを叫んで痙攣を始める『ぱちゅりー』。 もうこれでクリームを吐き散らかすようなことはしないだろう。 僕はぱちゅりーの頭から手を引き抜き、払ってクリームを振り落とした。 「やぁ『れいむ』。ゆっくりしてるかい?」 「ゆっ!!おnいさん、れいmはとっtもゆっkりしてrよ!!!」 『れいむ』に話しかける僕。 『れいむ』は今日も今日とて良いご挨拶・・・というわけにはいかなかったようだ。 「あれ?れいむ、今なんて言ったの?」 「ゆ?おにiさん、rいむはとってmゆっくrしてるyっていったnだy!!!」 僕の問いかけに返事を返す『れいむ』。 やっぱり聞き間違いではなかったようだ。 そういえばもう長いところ調整していない。そろそろガタが来たのかなぁ。 「うーん、こりゃ酷いな。総メンテが必要になったのかな?」 「ゆyっ?oにいsん、いったiなnのkと?」 僕を見上げるその瞳がカメレオンのように別々に動き始める。 ぐるぐると一箇所を見続けることはなく、時々白目を剥いたり、黒目に戻ったり。 うん、やっぱりこれは内部まで点検しないといけない。 「それじゃあ『れいむ』。ちょっとの間眠っててね」 「ゆ!おnいさn、rいmまdねmくな・・・・・・」 振り上げた拳をそのまま『れいむ』に叩きつける。 頭を不気味に変形させて、目と言わず口を言わずありとあらゆる穴から餡子を噴き出す『れいむ』。 一瞬の断末魔もなく、『れいむ』はそのまま静かになった。 「えーと、電話電話・・・・・・確かこの番号に・・・・・・」 電話帳を片手に、電話のボタンをプッシュする。 プルルとお馴染みのコール音。相手が出たのは、2コール後だった。 『はい、加工所愛玩部でございます』 「あ、すいません。ゆっくりの修理をお願いしたいのですが―――」 数年前に訪れたゆっくりブーム。 何故ゆっくりなんていうものがペットとして流行ったのか、それにはある理由があった。 先ず第一に人間の言葉が使えること。 犬や猫と違い、言ったことがそのままわかると言うのはペットとして大きなニーズを獲得した。 勿論、言語が通じることで生じる問題もあったが。 第二に、飼育が簡単であると言うこと。 なんせ生ゴミを適当に与えておいても勝手に育つのだ。 面倒くさいマニュアルなんてものはいらない。それはペットとして大きな魅力だろう。 そして、第三。恐らくこれが最も大きな要因だろう。 ゆっくりは、簡単に『修理』できるのだ。 他の動物なら致命傷でも、ゆっくりならば簡単に直せる傷なんてのは良くある。 元々体の脆いゆっくりの事、お手軽にペットを治療できるなんてのは病院代に悩む飼い主を救うことを意味していた。 それは、後々別の意味を持つことになる。 『ゆっくり救急治療キット』が世に出てから随分経つ。 名前の通り、そのキットにはオレンジジュースをはじめとするゆっくりを直す道具が一通り揃えられていた。 このキットが売り始められた時期と、ゆっくりのブームは奇しくも―――いや、必然だろう――― 一致する。 人々はゆっくりを『治療』するだけには止まらなかった。 治療と言う名の行為が行き着く果て―――それは改造だ。 今やペットショップにはゆっくりの種類別に分けられた眼球などのスペアパーツが並んでいる。 僕もそんなゆっくりを『改造』するものの一人だ。 この『れいむ』―――いや、その前は『ぱちゅりー』で、その前は『ありす』。更にその前は『まりさ』。 ではその前は一体なんだったろう。たしかみょんだったようなちぇんだったような・・・・・・?よく覚えていない。 とにかくこの元の種族すら分からない一匹のゆっくりを、僕は延々と改造し続けている。 その姿に飽きれば皮を剥がして、目を入れ替えて、植毛して、中枢餡を残したまま中身を入れ替えればよいのだ。 他の動物には真似出来ない、立派なゆっくりの長所だと思う。 まぁ時々こうして中身の不具合が出るのは加工所に任せるしかないんだけどね。 ともかく、ゆっくりがこの世に出てからいくらか経ったこの時代。 品種改良を重ね続けて、ゆっくりは完全に人に迎え入れられるような形となった。 人のために姿を変え、記憶を変え、魂まで変える。 なんとひたむきで、いじらしいのだろう。 『れいむ』を受け取りに来た職員さんに、そっと『れいむ』を差し出す。 一週間でお返しできます、との言葉を最後に職員さんは車を出していった。 きっとあの車の中には『れいむ』と同じようなゆっくりが積み込まれているのではないか。 遠くなっていく影を見つめながら、僕は一人思いを馳せる。 今度はどんな姿に改造してやろう。 もう『れいむ』の姿には飽きてしまった。つきはどんな姿がいいだろう。 そうして、つい最近入荷された新製品の事を思い出す。 確かあれは『ゆっくりゆうかセット』だったっけ。 緑の髪、赤い瞳、そして植物を栽培するらしい習性。 よく分からないが希少種・・・?のためらしく値段が少々高い。 それでも、セットに描かれていたあの姿は可愛らしかった。 きっとあの姿ならすぐには飽きない。少しは長く楽しめるだろう。 よし、決めた。次は『ゆうか』にしてやろう。 あの『れいむ』・・・いや、あの『ゆっくり』は喜ぶだろうか。 喜ぶだろうな。なんせあんなに可愛いのだから。 思い立ったが吉日。 僕は一週間後の改造に備えて、意気揚々とペットショップへと歩いていった。 人のためのゆっくり。 それは、ペットと人形の中間で人間に弄ばれる存在なのかもしれない。 おわり ――――― 書き溜めです。 ちゃんとゆっくりを愛でてみようと思って書いてみました。 着せ替え人形みたいにその日その日でお手軽に姿を変えられるペット、これは流行る。わけがない。 このSSに感想をつける