約 632,044 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1276.html
れみりゃは不満だった。 瀟洒なメイド、豪華な食事、一級品の寝床、どれをとっても他のゆっくり達が身売りしても手に入らない様な贅沢を彼女は味わっていた。 気になる事があるとすればそれはこの紅魔館の「あるじ」とかいう自分そっくりな格好をした人物ただ一人。 ことあるごとにこちらを睨みつけてくる「あるじ」はれみりゃにとっては恐怖の対象だった。 しかしそれを差し引いたとしてもれみりゃは満ち足りているに違いなかった。ある一つを除いて。 「あるじ」と「ぱちゅりー」、この二人の話し合い方は自分と「さくや」とのそれとは違った。 なんと言えばいいのか分からないが・・・楽しそう。 話してることはぜんぜん分からないが「さくや」が自分に使うあのよくわからないカクカクしたしゃべりかたじゃあない。 そういえば前に「ぱちゅりー」のところに来た「しろくろ」がきいたことのない言葉をつかっていた。 「パチュリー!友達の魔理沙が本をもらいにきたぜ!」 「よくまあそこまでどうどうと泥棒宣言できるものね」 「おう、嘘をつかないことがここ最近の私のモットーだからな!」 トモダチ。そういわれた「ぱちゅりー」はどことなく本を読んでいるいつもよりうれしそうだった。 トモダチ・・・ 「うー!さくやー、トモダチほしいー!うー!」 「友達ですか?それなら今メイド妖精をここに連れて・・・」 「うー!やー!ちがうー!お外のトモダチー!」 「外ですか!?いけません、外はとても危険で友達なんていませんよ。老けた妖怪や年中空腹で目に入る者を所かまわず食べる人間、 不気味な形の胸をもった死神とかとんでもない連中しかいないんですから」 「うー!つくるのー!トモダチー!いやぁー!」 自分自身が太陽光で灰に帰すということさえ理解していないれみりゃを外に出す等、折角運良く手に入れたミニお嬢様を堪能し続けている 咲夜にとっては了解しかねる注文だった。 その勝てるわけが無い問答に来る日も来る日もれみりゃは挑んだがとうとう一ヶ月経っても外に出ることはかなわなかった。 そんなわけでこの数日間、れみりゃは丸い顔をさらに丸くして不満を溜め込んでいるのだ。 そんなある日、ふとれみりゃが夜の中庭で空を見上げるとやたらきらきらと輝くものが空を飛んでいた。よく目を凝らすと、 そのからだは自分にそっくりだ。もしかしたら、そう思ったれみりゃはその背中についた羽を思い切り動かし手を空に伸ばした。 瞬間、見事に体は浮き上がりまるで月に吸い込まれるようにれみりゃは空へと昇っていった。 実は今までこのれみりゃは自分が飛べる等微塵も考えておらず、そのため咲夜を含めた紅魔館の住人全てがれみりゃが空を飛ぶ等 考えもしていなかったのだ。 解放された中庭からさらに解放された外の世界へと飛んでいくれみりゃ。飛ぶことにはまだあまり慣れていないが慣れれば歩いて移動するより 楽そうであった。粗方周りを飛んでみるが先ほどの自分に似た生き物の姿は見えない。せっかくトモダチになれたかもしれないのにと思うと れみりゃはうつむいて目線を足下に落とした。すると 地面上を丸い物体がいくつもいくつも蠢いているのが眼に入った。あれがトモダチ?落ちるような速さでそれに向かって飛んでいくれみりゃ。 れみりゃの速さは丸い物体群の歩みの速さを軽く超え、その最前面に着地した。 「うー!」 両手を広げ笑顔いっぱいに丸い物体をみつめるれみりゃ、それに対して一瞬戸惑う丸い物体群。 そう、その丸い物体郡とはゆっくり霊夢の群れだった。 先頭を進んでいた巨体のゆっくり霊夢はその長い自分の経験から目の前のものが自分たちの天敵であることを知っていた。 群れの母親であるそのお母さん霊夢は自分の15匹はいるであろう子供たちをなんとか守ろうと自分の体を出来る限りに広げ壁を作った。 「ゆー?なにそのひと?」 「いっしょにゆっくりできるひと?」 「おかあさん見えないよ!どいて!」 「あ・・あ・・・」 幼く好奇心旺盛のゆっくりたちはこぞってれみりゃを見たがったが少し年上のお姉さん的存在の霊夢の中には 今の自分たちがいかに危険であるかを知っているものもいた。 しかしれみりゃは彼らを補食する気は毛頭ない。そもそも紅魔館の栄養を考慮された豪華な食事の中には糖分過多のゆっくりなど デザートにもあげられなかったためれみりゃは彼らが自分の本来の主食であるということにすら気づいていなかった。 お母さん霊夢が無駄な緊張感を漂わせてる中ついに一匹のゆっくり霊夢がれみりゃの前に立ってしまった。 「ゆっ!」 あせる母親を尻目にいつもの台詞を吐く幼い霊夢 「ゆっくりしていってね!」 「うー?うっくりしていってね!」 とっさに返されたその言葉に軽く警戒を解くお母さん霊夢。 どうやら彼らは本能的に「ゆっくりしていってね!」という言葉に安心感を得てしまう節があるようだ。 「ゆっくりゆっくりしようね!」 「うーうー!うっくりうっくり!」 滅多に見ることの無いゆっくり霊夢とれみりゃの戯れに戸惑うお母さん霊夢ではあったが次第にその流れに乗り いや、飲まれ、自分自身もれみりゃとの踊りを楽しみはじめた。 「うー!うー!トモダチトモダチ!」 「うん、友達だよ!ゆっくりしていこうね!」 緊張の糸がきれ狂ったかのように遊び始めるお母さん霊夢とれみりゃ。 次第にその恐怖の解放からかお母さん霊夢の顔はれみりゃとの遊びが激しくなるに連れて頬は紅潮し眼がとろんとし始めた。 「ゆっゆっゆー・・・!」 「うー?うー!うあぁ!」 やたら顔をすり寄せてくるお母さん霊夢に最初は嫌悪感を抱いたれみりゃも徐々にお母さん霊無同様艶をはらんだ声を出し始めた。 「うー・・!うー・・・!あうぅ!あうぅ!」 「ハァハァ・・・!レミリャぁ・・・!ゆっゆっゆっ!!」 今まで交尾の対象としてみたことが無かった相手との交尾故かやたら興奮するお母さん霊夢。が、 「ゆっ・・・ゆぐぅ!?」 あまりの激しさのためれみりゃの牙がお母さん霊夢の肌を削った。 それに気づくこと無く口を開けたまま顔面や体をお母さん霊夢にこすりつけるれみりゃ 「い゛や゛ぁ!!痛い!痛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」 ひたすら続く快楽と痛みの連続。お母さん霊夢は意識が途切れる寸前だった。 「すっきりー!」 異常な程晴れやかな声を上げるれみりゃに対し、顔中傷だらけで痙攣している自分の母親に戸惑う子供たち。 間髪入れずにますます震え出すお母さん霊夢、その頭部からはいくつもの蔦が生えてきている。生命誕生の瞬間だ。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「どうしたのお母さん!大丈夫!?」 「大丈夫だよ!わたしたちがゆっくりみまもってるんだもん!」 「そうだね!がんばってゆっくりしようね!」 楽天的な幼い意見とは逆に切り裂かれそうな痛みに耐えるお母さん霊夢はれみりゃとの交尾、出産が こんなに辛いものだったのかと軽く後悔していた。 「んぎい゛い゛い゛い゛い゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 ようやく痛みに解放されるお母さん霊夢その頭の蔦にはゆっくり霊夢4匹、頭部だけのれみりゃ5匹が眼をつぶったまま実っていた。 「新しい妹だ!」 「これで私もお姉さんだね!」 「お姉さんゆっくりさせちゃうぞー!」 思い思いの喜びの言葉を語り合う幼いゆっくり達。 その様子を見て、辛いながらも頑張ったことをうれしく思うお母さん霊夢。 れみりゃも自分そっくりの子供が出来たことに本能的に喜びを隠せない。 「うっうー!うあー!うあー!」 すると 「みて!目があきはじめたよ!」 ゆっくりと目覚め始める生まれたてのゆっくりたち。一番乗りは親の顔の3分の一程度の大きさのれみりゃだった。 次々と目覚め地面にぽとんぽとんとおちていく赤ちゃんゆっくり、それに歓喜の声を上げるお姉さんたち。 「ゆっくりちていってね!」「ゆっくりしていってね!」 お姉さんたちに挨拶する赤ちゃんゆっくり。それに対して今までで一番元気のよい挨拶を返すお姉さんたち。 天然の赤ちゃん霊夢と赤ちゃんれみりゃの2ショット、鴉天狗も泣いて喜ぶであろう光景がそこに展開されていた。 「ゆっくりちていってね!」 一緒に生まれたその姉妹に満面の笑顔であいさつする赤ちゃん霊夢 「ぎゃおー♪」 「が、がおー♪」 初めて耳にする台詞に精一杯返す赤ちゃん霊夢。 お母さん霊夢の顔が青ざめた 「たーべちゃーうぞー♪」 バクン その途端、赤ちゃん霊夢の顔の半分近くが削り取られた。その隣には黒いあんこで口を汚しながらも満足な赤ちゃんれみりゃの笑顔が。 「うまー♪あまー♪」 「いだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 絶叫が森の中でこだました。 その急な出来事に対応しようとしていたのはお母さん霊夢ただ一匹。しかし交尾と出産の疲労により体が全く動かない。 ただただ、幼いれみりゃに懇願するしか無いお母さん霊夢。 「いやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!やめてえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 たった5匹の赤ちゃんれみりゃに軽く翻弄されていくお姉さん霊夢たち。その速さは愚鈍なゆっくり霊夢たちにとっては これ以上無い武器であった。 「いや!やめて!ゆっくりしてよう!や・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 とてつもない勢いで皮を食い破って体内に入り込むれみりゃ。れみりゃが内側から食らいついていくために外から見ると ゆっくり霊夢がその体をぼこぼこに形を変えながら奇妙な踊りを踊っているように見える。 「ウグェ・・!お姉さんぐぁ!ゆっ・・!っくり・・おしえたくぁッたのにイィ・・・!」 ドチャ その光景と音に異常な恐怖を植え付けられていくお姉さん霊夢たち。阿鼻叫喚どころの騒ぎではない。 「いやだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「し、じじにたくないよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!」 「おがーざあ゛あ゛あ゛ん!助け・・・助けてぇ!おが!」 突如3匹のれみりゃによって空高く持ち上げられるゆっくり。 生まれたてのれみりゃにとっては他のゆっくりは食料、または玩具でしかなかったのだ。 「わー!高い!お空をとんでるよ!」 一瞬自分を持ち上げているものが何であるかを忘れたゆっくり霊夢。だがそれは次の瞬間思い出すことになる。 「お空たかいなあー♪おそ・・ゆっ!?」 10m程の高さから落とされたゆっくりは空が遠くなり地面が近づいてくるということが これほど恐ろしいことだったのかということを思い知らされた。 「いやだあ゛あ゛あ゛あ゛!!飛んでいたい!飛んでいたいよお゛お゛お゛お゛お゛!!!おごっ」 ただ衝撃がそのまま音となった様な声を上げて動かなくなるゆっくり霊夢。 目の前のゴミと成り果てた娘に生地がふやける程の涙を流すお母さん霊夢 「どうしてな゛の゛お゛・・・どうしてこんなことに゛い゛・・・」 歯を食いしばり体を起こすお母さん霊夢。憤りが自分の体の痛みを消した。 「うー!うー!あまあま!」 「やめでー!ゆっくりじようよー!おねが・・い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」 姉妹だったはずの赤ちゃん霊夢を頭からかじりつく赤ちゃんれみりゃ、 その後ろからは重戦車と見紛うかのような巨体が轟音を立てて近づいていた 「うー?うぐぅ!?」 小さな体の10倍はあるであろう巨体が時速20km程で押しつぶしてきたのだ。 かするだけでも致命傷になりかねないその攻撃をれみりゃは見事お母さん霊夢の体中央で受け止めてしまった。 「うぎゅ」 ほとんど苦しむこと無く奇怪な声を出して昇天するれみりゃ。 それを見た他4匹のれみりゃが怒りとともにお母さん霊夢に向かってきた。 「うー!うあー!うあー!」 しかし彼女たちは覚悟を決めた母親というものを甘く見ていた。 大きな的でしかないと思っていた彼女たちはお母さん霊夢の真書面から特攻を決め込んだ。 それを避けようともしないお母さん霊夢を見て悲鳴を上げる残った霊夢たち 「やめてえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!お母さんを殺さないでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!」 戦闘機のつもりだったのだろうか。一斉に体を尖らせたれみりゃ達は口々に「ぶーん♪ぶーん♪」とはしゃいでいる。 そのため彼女たちは気がつかなかったのだ。目の前の獲物の体がさっきと比べて2倍あるであろう事実に。 突風がレミリャたちを襲った。その突風は森の木の間を20本は抜け、4匹のれみりゃたちを容赦なく木々に叩き付けた。 突風はお母さん霊夢から発せられたものだった。それ以上ほとんど動けなかったお母さん霊夢の苦肉の策が成功したのだ。 お母さん霊夢から近くの木にぶつかった二匹はその瞬間に中の餡を飛び出させて破裂した。 残り二匹は運良く、いや悪かったのか後ろの木の方に軽くぶつかり地面に落ちた。 周りの娘にすぐに指示を出しれみりゃの残骸を回収(消化)させ、生き残りを取り囲んだ。 この生き残りにはあのれみりゃも含まれている。 何を隠そう、彼女は先ほどの惨劇を笑顔で手を叩きながら鑑賞を決め込んでいたのだ。それは本能のなせる業なのか。 とにかくゆっくり霊夢たちがこの惨劇の原因、その行為を許せるわけが無かった。 幼いれみりゃと大きなれみりゃの羽をもぐゆっくり霊夢たち 「いあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛いだい゛い゛い゛い゛い゛い゛!」 「う゛あ゛ー!う゛あ゛ー!」 各々の怒りをぶつけるゆっくり霊夢たち 「お前たちのせいで妹も姉さんもしんじゃったよ!」 「もうゆっくり出来なくなっちゃた・・・!」 「しね!ゆっくりしね!」 「そういえばさっきのこいつらの仲間めっちゃおいしかったよ!」 「そうだ!たべちゃえ!たべちゃえ!ゆっくりとね!」 赤ちゃんれみりゃとも自分の血がつながっていることも忘れて肉まんに食らいつくゆっくり霊夢たち 「うんめ!めっちゃうっめ!」 「わあ!このおっきいのまた指が生えてきた!」 「やったね!これで食べ放題だ!」 既に事切れた赤ちゃんれみりゃにはまだ無かった自己再生能力のため苦しみが続くれみりゃ その惨状にもう少しも動けないお母さん霊夢が涙を流す。 「やめて゛え゛・・・もうやめて゛え゛・・・」 そして他にも痛み以外で涙を流すモノがいた。 そうれみりゃである。 せっかくトモダチができたのに。たくさんのトモダチとゆっくりできたのに。こどもたちもできたのに。 なんでトモダチに食べられなきゃいけないの?なんで!なんで!!なんでえ゛え゛え゛え゛え゛!!! 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!」 大声で叫ぶように涙声を上げるれみりゃ。そこへ 「ゆ?」 「あれなんだろう?きれー」 「私知ってるよ!あれは流れ星っていうんだよ!」 「へーそうなんだーゆっくりしていけばいいのに」 七色に光輝くそれはどう見ても流れ星ではなかった。そう、それはれみりゃが中庭でみたあの人影だったのだ。 「・・・か・・・・・!」 お母さん霊夢が絶句する。その人影こそゆっくり種の中でもトップクラスを誇る攻撃性、残虐性を備えもった凶悪種 ゆっくりフランだったのだ。しかも四肢のついた成体。泣きっ面にテポドンではすまない危機がそこにあった。 フランはゆっくりとお母さん霊夢を見つめるとニヤリと笑いその娘たちに目を向けた。 「うそつき!ながれぼしなんかじゃないじゃん!」 「今日はおきゃくさんが多いね。おねーさんだれ?」 「おねーさんもこれたべてゆっくりしない?」 「これおいしいんだよ!このほっぺが・・・」 ブオン それは突然だった。フランにれみりゃの部位解説を行っていた霊夢の周りを丸く緑色をした細かな玉が取り囲んだのだ。 その綺麗で不思議なものにときめき始める霊夢たち 「わー!きれいだね!」 「いいなーなかでゆっくりできて!」 「おねーさん私にもおねがい!」 「こんなきれいなところでゆっくりできるなんて!おねーさんあり・・・あれ?」 八方からゆっくりと霊夢に迫り密着し始める球体。ニヤニヤし続けるフラン。 まんじゅうの焼けこげる香り 「あぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 聞き慣れてしまった叫び声が今一度森にこだました。 緑色の球体、それはフランの出した弾幕以外の何ものでもなかった。 「あづい゛い゛い゛い゛!だして!だしてよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 フランは困った顔をしたままその霊夢に顔を近づけ、瞬間、これ以上無い笑顔になって言い放った。 「ゆ っ く り し ね」 「やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 バシュン 冷酷に響き渡る着弾音。そこにはあんこ以上に真っ黒になった霊夢の成れの果てが転がっていた。 「もういやだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 「おうちかえるう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 またも騒ぎ出して八方に逃げるゆっくり達。それをみて静かに笑うフラン。 その体が一瞬ぶれたかと思うといつのまにかフランは4人になっていた。 「「「「ゆっくりしね!」」」」 残ったゆっくり霊夢たちを様々な弾幕で焼き払うゆっくりフラン達。 手にかざした大きな炎の様な剣、時計の様なレーザー、消えたと思えば背後からでてくる弾。 その悪意ある全ての攻撃はお母さん霊夢以外をみるも無惨に炭にしていった。 涙が枯れ果てたのか、精神が壊れたのか。お母さん霊夢はただ空を見つめ動かなくなっていた。 そんなお母さん霊夢に近づいていくゆっくりフラン相変わらず嫌らしい笑顔を見せつけている。 もう殺して、そう思っていたお母さん霊夢にフランは握っていた手のひらをそっと開いた。 そこにはさっき生まれたばかりの赤ちゃん霊夢が小刻みに震えながらうずくまっていた。 「ゆっ!」 「あっ!おかーさん!おかーさーん!」 いつの間にかフランの笑顔には邪気が一切感じられなかった。戸惑いながらもその笑顔になぜか感謝をしたくなってしまったお母さん霊夢 「ゆっ・・・!あ、ありが・・・」 「うぎゅぅ!?」 「ゆっ!?」 赤ちゃん霊夢の目の前にでてきた渦を巻いた弾幕。それが何を意味するのかは簡単に予想がついた。 「恋の迷路・・・」 お母さん霊夢の耳元でそうつぶやくと同時に渦の弾幕は広がりうまい具合にお母さん霊夢を残したまま赤ちゃん霊夢を炭にした。 「う゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 白目を剥いたまま異常な痙攣を起こすお母さん霊夢をみながら高笑いをするゆっくりフラン。 その異常さはオリジナルを超える様な勢いであった。 一部始終を見ていたれみりゃはその行為に恐怖を抱きつつも共感を得ていた。 この行為こそ私がすべきこと、この人こそ私がトモダチになるべき人! 「う~・・・トモダチ?」 まるで尋ねるようにゆっくりフランに近寄るれみりゃ。振り返るフランの顔はまたしても笑顔で満たされていた。 「う?うー!」 その笑顔につられて元気いっぱいに手を広げるれみりゃ、ようやくこれでトモダチが 「しね」 パーン! 思い切り頬を叩かれるれみりゃ。あまりの衝撃にお尻からどすんと倒れてしまった。 またもトモダチだと思った人物からの裏切り。もういい、トモダチなんていらない! 「うー!おうちかえる!う、う~!」 泣く泣く空を飛び始めるれみりゃの後をニヤつきながらゆっくりフランが追う。 「しね!しね!ゆっくりしね!」 「う、うあああああー!うああああああああー!」 猛烈な速さで紅魔館へと進んでいく二人。おかげで日の出には間に合いそうだった。 今後紅魔館で繰り広げられるであろう二人の関係は果たしてトモダチの関係といえるのであろうか。 それを決めるのは他でもないれみりゃ自身だ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2778.html
※変態お兄さんが登場します。すなわちR-18です。 ※変態お兄さん兼虐待お兄さんなのでかなり不快な野郎です。 ※この作品はfuku2091.txtの続きです。 メイドキャップ付きの銀髪三つ編みのカツラを被った変態お兄さん改め鬼畜お兄さんが洞窟最奥がにんっしんゆっくりゃのいる部屋にたどり着くと、そこには生まれたてのゆっくりゃが数匹転がっていた。 また、さきほど先に奥の部屋に行って交尾するように命令しておいた子どもたちが黒ずんで動かなくなっている。 どうやら素直に言うことを聞いて、約束通り姉妹で交尾をして朽ち果てたのだろう。 その死体の頭にはまだ茎が残っていて、中指ほどの大きさしかない体つきのゆっくりゃがまだ数匹そこに成っている。 しかし、どのゆっくりゃも声を発することすらままならずに死んだ魚のような目であたりをきょろきょろ見回しているだけだ。 「ほ~・・・体つきは体つきのまま生まれるんだな・・・」 「なにしにきたんだどー!ここはれみりゃのおやしきだどー!!」 「・・・・・・で?」 鬼畜お兄さんはにんっしんゆっくりゃの文句を聞き流し、周囲にいる生まれたて、それも子ども同士から生まれたがゆえに未熟児同然の赤ん坊ゆっくりゃの様子を伺う。 声一つも上げられないのはやはり未熟だったことと衰弱していることが原因なのだろうか? 「はやくでていくんだどー!!」 「ぎゃおー!たべちゃうどー!!」 「おやしきにいたかったらたべものをもってくるんだど-!!」 勿論、その間もにんっしんゆっくりゃが抗議を続けているが、無視を決め込んで、未熟児ゆっくりゃを回収しているお兄さんには何の効果もない。 「れみりゃのあがしゃんにさわるなーー!!」 「ふむ・・・きちんと生まれたものでも手のひらサイズか・・・」 「しかし・・・流石は痛めつけられると従順なゆっくりゃだな。まさかどっちの頭にも茎が4本も生えるまで交尾し続けるとは・・・」 「未熟児サイズが14匹と茎に残っていた中指サイズが6匹か」 その生まれたての赤ん坊達を回収し終えたお兄さんは、すぐに死んでしまいかねない赤ん坊達の口に母体となった子ども達の中の具を含ませる。 それすらも出来そうにない個体に対しては少し傷をつけてそこから具を流し込む。 「でびりゃのあがぢゃんになにするんだどーーーー!!」 状況を飲み込めないなりにも、突然交尾を始め、死んでいった子どもの残したものを育てようという感傷でも持ち合わせているのか。 それともただそこにいる赤ちゃんは自分のものだと主張したいだけなのか。 どちらなのかは定かではないが、にんっしんゆっくりゃはお兄さんを必死に赤ちゃんから遠ざけようとする。 実はこの行為は救命・延命措置なのだが、ゆっくりゃにそんなことを理解しろというのは恐らく酷というものだろう。 「・・・う?」 「・・・・・・うぅ~?」 「うっう~♪」 「・・・あう~」 その措置が功を奏して赤ん坊達は次々に産声を上げていく。 手の平サイズの未熟児だけではなく、中指サイズの未熟児とさえ呼べないような個体までも意識を取り戻し、ゆっくりと動き始めた。 「あ、ああ・・・あがぢゃんがうごいだどおおおおおおお!!」 叫び声の主はくわっと目を見開いて部屋の中央に鎮座しているにんっしんゆっくりゃ。 流石にこのサイズなら今までに出産経験もあるだろう。 動けない赤ん坊がそこにいるのに何もせずじっとしていたのは経験則からすぐに死ぬことを理解していたからなのだろうか。 もしかしたら、あれだけのコミュニティを持ちながらにんっしん出産をしているのも赤ん坊の生存率を重視しているからかもしれない。 真意を知る術は無いが、赤ちゃんが動き出したことににんっしんゆっくりゃは感極まって涙を流していた。 全員焦点が合っておらず目は機能を果たしていないし、さっきの無反応を見た限り耳も殆ど使い物にならないだろう。 それに今後建って歩けるようになるものは皆無だろうが、母ゆっくりゃはその事実を知る由もなく、ただ赤ん坊達が生きていたことに感涙している。 そんなゆっくりゃの方へ振り返り、お兄さんは優しく微笑んだ。 「これで赤ちゃんたちは元気になったよ」 「うっう~♪おじさん、ありがとうだどー!おれいににれみりゃのめしつかいにしてあげるどー♪」 どうやらこのゆっくりゃはまだ他のゆっくりたちがこのお兄さんに全滅させられていることに気付いていないらしい。 確かにこの部屋からでは入り口付近で起きた惨劇なんてあまり見えないだろうが、あれだけの叫び声を聞いておいてなんとものんきなものである。 「そうか。じゃあ、れみりゃくんが俺の主人なんだね?」 「うー!そうだどー!」 「それじゃ、主人として召使の性処理をしないといけないなぁ・・・!」 一瞬にして今までしぼんだ状態にさせていたお兄さんのモノがむくむくと膨れ上がっていく。 そして鋼の如き硬さを帯びたそれをゆっくりとにんっしんゆっくりゃの前に差し出した。 「うっうー!れみりゃはこうまがんのおぜうさまだどー!めーれーなんてされないんだどー!」 「ごちゃごちゃやかましいぞ!」 「ぎゃ!?」 お兄さんはイチモツを力強く振りかぶると、ゆっくりゃのにんっしんによって普段の倍近くにも膨れ上がった頬を殴打した。 その一振りはビシッと軽快な音を立ててにんっしんゆっくりゃの顔を揺らす。 「なにするんだ、どっ!?」 「君に!」 いきなりの攻撃に対して怒りに任せて抗議しようとするゆっくりゃだが、お構いなしに次の攻撃を打ち込まれる。 バシッ!! 「いだいーー・・・いっ!?」 「与え!」 痛さと理不尽さのあまりに目に涙が浮かんでくる。しかし、お兄さんは止まらない。 ベシッ!! 「ぎゃっ!?」 「られた!」 良く見てみると口から肉汁が滴っている。叩かれているときに喋るから噛んでしまったのだろう。 ズビシッ!! 「やべ、でっ!?」 「選択!」 ついに我慢の限界に達したらしく、涙があふれ出す。もっとも、それは攻撃をいっそう激しくする結果を招くのだが。 ズバシュ!! 「ぎゃっ!?」 「肢は!」 涙に嗜虐心をそそられたお兄さんは加速させすぎてぺにぺにで斬撃を放ってしまったらしく、ゆっくりゃの頬が少し切れている。 ザシュ!! 「いだ、いっ!?」 「咥え!」 2回目の斬撃によってゆっくりゃは反対側の頬にも切り傷をつけられる。さっきの一撃より鋭いそれはゆっくりゃの皮をかなり深く抉っているようだ。 「ぎゃおおお、おっ!?」 「るか!」 自重したお兄さんは斬撃を止め、再びビンタに戻す。しかし、切り傷に触れられるためさっきまでのビンタよりもずっと痛い。 ビシッ!! 「ぎゃっ!?」 「咥え!」 今度はかなり深く切りつけられた頬への一撃。ついでにお兄さんは「赤ちゃんは大丈夫かな?」と尋ねてみる。 バシッ!! 「あがじゃん、がっ!?」 「ないで!」 またしても肉汁が滴っている。赤ちゃんのことに触れられ、喋ろうとしてしまったのが災いしたようだ。 ベシッ!! 「ぎゃっ!?」 「死ぬ!」 涙と肉汁を撒き散らすゆっくりゃ。今度はお兄さんのイチモツによる下からの突き上げが襲い掛かる。 ズビシッ!! 「うぎゃ!?」 「かっ!」 突き上げと同時に跳躍したお兄さんは落下の勢いに任せて白目を剥いているゆっくりゃの頭部へぺにぺにを叩き込む。 ガスッ!! 「でび、りゃっ!?」 「ふたつに!」 着地と同時にお兄さんはゆっくりゃの横を駆け抜けざまにラリアットの要領でゆっくりゃの下あごを強打する。 ガッシ!! 「うぎゃ!?」 「ひとつ!」 そして、座ったままであるにも関わらず勢い良く吹っ飛ばされたゆっくりゃに向かってとどめの突きをお見舞いする。 ボッカ!! 「いだい、ぎゃっーーーーー!?」 「だっ!」 その一撃によってゆっくりゃは洞窟の壁面に後頭部を叩きつけられ、そこからだらだらと具がこぼれる。 「いだいーーーーーーーーーーー!!いだいーーーーーーーーーーーーー!!」 「さあ、どうするんだい?咥えるかい?死ぬかい?」 極上のスマイルを浮かべたお兄さんは再びゆっくりゃにモノを突きつける。そこには平仮名で「ないふ」と書かれている。 「ざぐやあああああああ!!ざぐやああああああああああ!!」 「やれやれ、全く話を聞いていないな」 が、恐怖でお兄さんの話など耳に入ってこないゆっくりゃは必死にいるはずもない従者の名前を呼びながら後ずさる。 「なんでしょうか~、おぜ~うさま~!」 勿論、さくやでも咲夜でもない。声の主はメイドキャップ付きの銀髪三つ編みのカツラを被った全裸の鬼畜お兄さん。 「ぢがううううううううう!!おばえはざぐやじゃないどおおおおおおおおおおおおお!!」 「ひどいですわ~、おぜ~うさま~!」 「ごっぢにぐるなああああああああ!!」 「そんな事いうおぜう様にはお仕置きが必要ですわね~♪」 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!?・・・う、うばれりゅ!!?」 散々殴られたせいかどうかは知らないが、いきなりゆっくりゃが産気づいた。 「よし、じゃあ、さっさと産んでお仕置き続行ですわ~♪」 言うが早いか、お兄さんは産道をこじ開け、手を突っ込むと中ですくすくと育っていた子ゆっくりゃを引きずり出した。 「うぎゃあああああああああああ!!いだいーーーーーーーーーーーー!!」 その乱暴な行為が母ゆっくりゃの表情をまたしても歪ませる。 「いぢゃいーーーーー!!」 一方、産道の中の子ゆっくりゃも乱暴に頭を掴まれ、産道から力任せに引きずり出される痛みで泣き喚いている。 しかし、お兄さんは問答無用。空いている手でにんっしんしているゆっくりゃの頬を掴むと勢い良く子ゆっくりゃを引きずり出した。 「ぬぅん!!!」 その一声と同時に子ゆっくりゃは産道から引きずり出され、洞窟の地面に打ち付けられ、3,4メートルほど転がって背中から壁にぶつかり、再び悲鳴を上げた。 「うぎゃああああああああああああああああああああ!!」 「しゃらっぷ!!」 即座に跳躍したお兄さんは着地の際に子ゆっくりゃの両脚を踏み潰すと前のめりに倒れ、手を突いたついでに両腕を破壊した。 「―――――――ッあああああああああああああああ!!」 「でびりゃのあがぢゃんーーーーーーーーーー!!」 唐突に四肢を破壊された子どもと母親の絶叫が洞窟の中にこだまする中、お兄さんは先ほど蘇生させた20匹あまりの赤ん坊を子ゆっくりゃのお腹の上に置く。 「う~」 「おいちいど~♪」 「うっう~」 「むしゃむしゃだど~」 「いぎゃああああああああああああ!!でびりゃをだべるなだどおおおおおおおおおおお!!」 「うぎゃああああああああああああああああ!!」 母と子がいくら悲鳴を上げたところで目も耳も使い物にならない赤ん坊たちには何の意味も成さない。 四肢を失った子どもが体をゆすって抵抗するも、動けば傷が痛むし、思った以上に赤ん坊たちは力強く、なかなか落ちてくれない。 「ざぐやああああああ、だずでえええええええ!!」 「な~んでしょうか~、おぜうさま~♪」 くどいようだが返事をするのはお兄さん。「おばえなんがざぐやじゃないいいいい!!」と喚く母ゆっくりゃにつかつかと歩み寄ると、さっきの連続ビンタで少し腫れてしまった頬を強く握る。 そして、母子の阿鼻叫喚の二重奏をBGMにお兄さんは本命と言っても過言ではない、母ゆっくりゃの産道への挿入を開始した。 慎重に狙いを定め、徐々に閉じつつある産道に「ないふ」と書かれたモノをねじ込んで、再びこじ開ける。 「ぬふぅ・・・こ、これは・・・!」 「ざぐやあああああああああ!!だずげでえええええええ!!」 「用があるなら早く言ってくださいね、お~ぜうさま~!」 そう言いながら問答無用に腰を振るお兄さん。しkし、内心こう思った・・・がばがばじゃないか、と。 「ざぐやい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ざぐやなんであっぢいげえええええええ!!」 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」 思った以上に締まりが悪かったとこに失望した鬼畜お兄さんは始めてしまった以上最後までやらねばという意味の分からない義務感だけで腰を振りつづける。 もっとも、考えてみればアレだけのサイズの子どもが出てくる道が締まりの良い訳がないのだが。 さっさと済ませたい一心で腰を振るお兄さんにはもはやゆっくりゃへの興味など微塵もない。 「ぬんっ!!」 産道に精液を流し込むと、出し切る前に引っこ抜き、さっき四肢を潰した子ゆっくりゃのほうへ歩いていく。 射精してやることを済ましてしまえばこれ以上ここにいる理由はない。 しかし、自分をぬか喜びさせた母ゆっくりゃにはお仕置きをしないと気がすまないお兄さんはさっき生まれた子どもと赤ん坊20匹を産道にねじ込んでその場を後にした。 ついでに赤ん坊を産んだ親の屍骸もねじ込んでから、きっちり産道の入り口を封印しその場を後にした。 鬼畜お兄さんが洞窟を後にしてから数時間後。 「ゆ!ここはすごくゆっくりできそうなばしょだよ、まりさ!」 「ほんとうだね、まりさ!あかちゃんたちもゆっくりついてきてね!」 ゆっくりゃたちの巣の前にやってきたのは2匹のゆっくりまりさ。 1匹は鬼畜お兄さんに子どもを持って行かれた母まりさで、もう一匹はゆっくりゃと何度もすっきりさせられたゲスまりさだった。 2匹の連れている子どもは胴体なしのゆっくりゃが42匹とまりさが51匹のあわせて93匹。 「さっきのおにーさんがここにはたべものもいっぱいあるからすごくゆっくりできるっていってたよ」 「あやまったらまりさのこともゆるしてくれたし、いいおにーさんだったね」 わいわいがやがやとお喋りをしながら巣の中に入る一家。 そのお兄さんが言っていた通り、そこにはたくさんの食料があった。 両手両脚を縛られ、内側から子まりさに具を食べられ続けるしにぞこないのゆっくりゃ。 魔改造によって異常に長い胴体と4本の腕を得てしまった、立ち上がることもままならない赤ちゃんゆっくりゃ。 同じく魔改造によって異様に短いうえに足しかない胴体を与えられ、座ることも出来なくなった赤ちゃんゆっくりゃ。 そして6匹のゆっくりゃ種が連結され、ひとつになってしまったもの。 大量の子どもや赤ちゃんをねじ込まれ、頭部が重くなりすぎた結果、頭をゆかにこすりつけたまま身動きが取れ中なったもの。 動くことのままならない個体が10匹以上。 ここなら餌を取りに行かなくてもずっとゆっくり出来そうだと一家は思った。 ---あとがき?--- 鬼畜お兄さん。虐待お兄さんと違ってゆっくりと交尾します。 また、変態お兄さんと違ってゆっくりを虐待・虐殺します。 言動や思考はすさまじく身勝手で他のお兄さんからも煙たがられています。 俺だってこんな奴とは関わりたくありません。 今度はゆっくりをひたすら魔改造する作品とか書いてみたいな。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1302.html
「うっう~~♪ きょうはぴぐにっくなんだどぉ~~♪」 人間が寄り付かない屋敷、紅魔館。 その中の、草木が生い茂った庭に一組のゆっくり家族が整列していた。 「うっう~~♪ きょうはぴぐにっぐだどぉ~~~♪」 「う~~~♪」 一家の今日の予定はピクニック。 お母さんれみりゃが、自分のポーチからガさゴソと取り出したメモ帳には、ゆっくりがのたくった様な線で幾何学模様が書かれていた。 「う~~♪ きょうのすけずーるだどぉ~~♪ かえっでぎだらおいしいぷっでぃ~~んがまってるどぉ~~♪」 「「「う~~♪ ぷっでぃ~~ん♪」」」 ゆっくり一馬鹿な頭で、幾何学模様の暗号を解読したれみりゃは、この日の同伴者の姿を求めて一声あげる。 「う~~~!! おそいどぉ~~~!! おそいどた~べちゃ~うぞ~♪」 「すみませんね~~♪ 遅れちゃいました♪」 「う~~♪」 何時も通り自分が呼ぶと、直ぐに人が来ることを確認したれみりゃは満足そうに頷く。 「それでは、楽しい楽しいピクニックに出発しましょうか」 「うっう~~♪」 れみりゃ五匹を後ろに引き連れての大行進。 「ば~~か♪」 「う~~~♪」 「う~~~!!」 門番に悪態をついて屋敷を出た後に、綺麗な湖を過ぎ、緑の森を過ぎ。 そして、漸く今日の目的地、人里へとやってきた。 「う~~!! ここはちがうどぉ~~♪ ぴくにっぐをしにきたんだどぉ~~♪」 そう言って、お母さんれみりゃはスカートをグイグイと引っ張ってくる。 「……。プリン食べたくないですか?」 「うっう~~♪ ぷっでぃ~~んだべる~~♪」 街の男達の視線が一斉に此方に向いたが、気にせずにれみりゃに提案する。 勿論、反論も起こる筈も無く本来の目的も忘れてぷっでぃ~んコールを始める親子。 「ふふふ。こっちですよ」 微笑を浮かべ、一つの店へと案内する。 「「「「「う~~♪」」」」」」 そして、何の疑いも無くゾロゾロと中に入ってくる一家。 傍目には、そこはどう考えても洋菓子屋には見えない。 「いらっしゃいませ~~~!!」 「いらっじゃいませ~~!!」 「う? う~~~~♪」 中に入ると、一匹のれみりゃと一人の男が一行を出迎えてくれた。 そのれみりゃは、何時ものババァ臭い紫の衣装の上に夏らしい金魚のアクセントが涼しげな、水色のエプロンをつけている。 「依頼されていたれみりゃ、親1、子4です」 「どうも、有難うございます。やはり今日は忙しいですから一家族だと足りないんですよ」 男が、れみりゃを引率してきた者と喋っている間に、れみりゃ家族は店員れみりゃに近寄っていく。 「うっう~~♪ おどるんだどぉ~~♪」 「「「うっう~~♪ れみ☆りゃ☆う~~♪ にぱ~♪」」」 仲良くれみりゃダンスを踊ろうと近づいていったようだが、肝心の店員れみりゃはうんともすんとも答えない。 「うーー!! うーーー!!!」 せっせと、ひたすら何かを作っているだけだ。 「う~~?うーーー!!!!」 それが何なのか、ニコニコと覗き込んだお母さんれみりゃの顔が一気に驚愕の表情となる。 そこでは、店員れみりゃが、自分の子供と思われるれみりゃ達から、ドンドンドンドン肉まんを作っていたからだ。 「うーー!!! うーー!! わるいやつだどぉーーーー!! やっつけるどーーー!!!」 子供殺し、というよりかわいいかわいい自分達の子供をこんな風にする事が許せなかったお母さんれみりゃは、その店員れみりゃに攻撃しようと近づいていった。 しかし、寸での所で男に抱え上げられる。 「うーー!! はなぜーー!! れみりゃはこーまかんのおぜーさまだどーー!!」 「今回は、余り時間が無いので、少し強めにやります」 そう言うと、抱え上げたれみりゃに、なにやら話し始めた。 「さて、今からお前も自分の赤ちゃんで肉まんを作ってもらうぞ」 「うーー!! ばぁ~~がぁ~!! れみちゃはそんなごとしないどぉ~~♪ !! ぎゃーーーー!!!!」 「どうだい? 作る気になったかな?」 時間が無い、と言っていたとおり男は持っていた包丁でれみりゃの頬をくり貫くと、そこに熱々の油を流し込んだ。 「あああーーー!!! あづいどぉーーー!! ざぐやーー!! ざぐやーーー!! だずげでーー!!」 目に大粒の涙を浮かべ必死に今まで世話をしてくれたものの名前を呼ぶ。 が、しかし、生憎とその従者はここには居ない。 博麗神社で行われる宴会の準備に借り出されているのだ。 「ほらほら、作るのかい? 作らないのかい?」 男は手を休めない。 既に両頬、背中、そして今は片目にナイフが迫ろうとしていた。 「うーーー!! つぐるーーー!!! つぐるーーーー!!!!!」 その勢いに負けたのか、はたまた自分が助かるためのおべっかか。 ともかく、このお母さんれみりゃは肉まん作りを納得したようだ。 「それじゃあ、これ着て」 「コッチ来て」 「良くこのれみりゃを見て」 「ちょっとやってみて」 「下手だね。美味くできなかったら、油を流すよ」 とは、男の声。 「う~~♪ れみりゃにないすににあってるどぉ~~♪」 「うっう~~♪」 「うーー!! いやじゃーー!! うぐぐ!! みだぐないーー!!!」 「う~~♪ れみりゃにかかればかんたんだど~~♪」 「うーー!! れみりゃはへたぶそじゃないどぉーーー!! ぎゃはーー!! あづいーーー!!!」 此方は、れみりゃの声。 その後、十回油を流された所で漸く人様に出せるほどの肉まんを作ることが可能になった。 「まぁ、良いだろ」 「うっう~~♪ れみりゃはてんさいだどぉ~~~♪」 自分の作ったモノが褒められて嬉しいようで、満面の笑みで男にアピールするれみりゃ。 「う~~♪ あがじゃんたじもみてだぁ~~? ?」 振り向いた先に、自分の赤ちゃんは居なかった。 「う~~? あがじゃんどご~?」 「ここだよ」 男が見せてくれたのは、大きなサウナだった。 「うーー!!」 「あじゅいどーー!!」 「まぁまぁーー!!」 「うあーー!!」 中では、余りの高温で赤ちゃん達が泣き叫んでいる。 「あああーーー!!! れみりゃのあがじゃんーーー!! あがじゃんーーー!!!」 お母さんれみりゃの声も、中に居る子供達には届かない。 「おいれみりゃ。どの子供が一番かわいい?」 「う~~? !! あにょこ!!」 中で、泣き叫んでいる内の、一番不細工な赤ちゃんを指差しながら答えるお母さんれみりゃ。 「そうか」 と、男はそのれみりゃを中から取り出し、店の表へと引き返していく。 「うーーー!! れみりゃのぷろで~なあがじゃんをぞんなふうにもっじゃだめーー!!!」 お母さんれみりゃが懸命に講義するが、そんな事は男の知った事ではない。 そそくさと、カウンターに戻ると、店員れみりゃはキチンと肉まん作りに精を出していたようだ。 「ほら、お前も作るんだよ」 「う~~? !! にぐまんつくるどぉ~~!! あがじゃ~~ん!! まぁまぁはつくるのがうまいんだどぉ~~♪」 「びぎゃーーーー!!!!」 「うわーーー!!! なにするんだどぉーーー!!!!」 「何って、さっきもやっただろ? ほら、さっさと作れ、それともお仕置きが良いか?」 自分の赤ちゃんの腕を目の前に置かれ、泣き叫ぶお母さんれみりゃだが、お仕置きは嫌らしく渋々と肉まん作りを始めていく。 「遅い!! 60秒に一個作らなかったらお仕置きだぞ!!」 「うーー!!! はいーーー!!! はいーーー!!」 そこからは、二匹の親が次々と肉まんを作っていった。 途中から開店時間になり、店員れみりゃはオーダーの肉まん作りに回り、普通の肉まん作りはお母さんれみりゃ任された。 「はいーー!! れみりゃのこどもたじがらつぐったおいしーーにぐまんですーー!!」 「ありがどーーございましだーー!! まだおいしいれみりゃのにぐまんをかいにぎでくださいーー!!!」 「遅いよ!! れみりゃは肉まん作るのが天才なんだろ?」 「はいーー!!! いそぎまずーーー!!!」 どちらのれみりゃも大忙し、あっちでもこっちでも泣き声が聞こえてくる。 それでも人波が途切れないのは、この味と、この声の所為かもしれない。 「れ! れみりゃのぷりでぃーーな!! ……れみりゃのあがじゃんのおいじーにぐまんでずーー!! こーまがんのれみりゃたじのにくまんはおいしーでずーー!!!」 午後になると、予約販売分の肉まんを求めて、またまた長蛇の列ができた。 それの相手はお母さんれみりゃが任せられた。 「本当においしそうね! さすがれみりゃのあかちゃんね!!」 「はいーー!! れみりゃのあがじゃんはおいじーですーー!!!」 「さすが紅魔館の肉まんだ。とっても美味しく育てたんだね!」 「ぞうでずーー!! れみりゃがおいじぐなるよーにあがじゃんをさだでたんですーー!!!」 ずらっと並んだお客が、次々とれみりゃを褒めて店を出て行く。 もし文句を言ったら、その場でお仕置き。 そして、永遠に続くかと思われた列も途切れ、漸く今日の営業は終了した。 「おし! 二匹ともお疲れさん!!」 「おずがれざまでじたーー!!!」 「うーー!! うーーー!!!!」 激務から開放された二匹は、思い思いの言葉で男に答える。 「それじゃあ、君の赤ちゃんを返すよ」 「う~~~!! あがじゃんをがえすんだどぉ~~!!」 今もってくるから、そう言って奥に引っ込んでいった男を尻目に、お母さんれみりゃは店員れみりゃに話しかける。 「う~~~♪ れみりゃだどぉ~~♪」 「う~~♪ そっちもれみりゃだどぉ~~♪」 「うっう~~♪ あうあう♪」 「う~~~~♪ うっうう~~~~♪」 ここで肉まんを作り始めてから、仲間に有った事の無い店員れみりゃもご機嫌な様子でお母さんれみりゃに答える。 「おーい!! つれてきたぞーー」 「「れみ☆りゃ☆う~~~♪ にぱ~~~♪」」 男が戻ってきた所で、二人のダンスも終わりを迎えた。 「う~~♪ はやくかえるんだど~~♪」 「「う~~♪」」 「「まぁまぁだ~~♪」」 久しぶりの親子再開で、何時もの調子を取り戻した一家は、さっさとこの家を出ようと今日一緒に来ていたモノの名前を呼ぶ。 「う~~♪ かえるど~~~♪ さぐやにいっていじめでもらうど~~♪」 「うーー!!」 「うーー!!」 「ごぁぐま~~♪ どこだどぉ~~♪ はやくでてくるんだどぉ~~♪」 「うーー!! でてごーーい!!」 「ででごーーい!!!」 「遅れてすいませんでした!!」 呼ばれた小悪魔は、店の奥ではなく、入り口から現れた。 「う~~♪ はやぐかえるんだどぉ~~♪ ぷっでぃ~~んのよ~いをするんだどぉ~~♪」 「この五匹で何個の肉まんができますか?」 「まぁ、百五十個位かな?」 「それじゃあ、お願いできますか?」 「いいよ、今日はこっちが卸して貰ったから、肉まん代は只でいいよ!!」 「有難うございます。では、できたら頃にまた寄らせてもらいますね」 れみりゃと全く視線を合わせずに、また店から出て行ってしまう小悪魔。 「うーー!! まつんだどーー!! れみりゃをおいってちゃだめだどぉーーー!!!」 「お前はこっち!」 「うぎゃ!!」 一緒に外に出て行こうとするれみりゃを捕まえて中に引き戻す。 「ほら、良く見てろよ」 「うーーー!! はなすんだどぉーー!! こーまかんのれでーにこんなことしちゃだめなんだどーー!!」 「おい!! しごとだ!!」 「「「「ぶぎゃ!!」」」」 店員れみりゃの前に四匹の赤ちゃんれみりゃを蹴り出す、勿論それはお母さんれみりゃの赤ちゃんだ。 「あああーー!! あがじゃんをげっじゃだめーーーーー!!!!」 「それ、全部使って肉まん作れ!! 今すぐ!!!」 「!! はいーー!!」 言われて、直ぐに一匹を捕まえ調理していく店員れみりゃ。 「お前もだ」 そして、男の腕の中で泣き叫んでいるれみりゃにも伝える。 「うーー!! いやだーーー!! はなぜーーー!!!」 しかし、お仕置き、というと素直に従った。 「うーー!! おやしぎにかえりだいどーー!!!」 黙々と作業をするれみりゃ達。 二匹とも、一匹目の調理が終わり二匹目に取り掛かろうとする。 しかし、お母さんれみりゃの方は、頭を残している。 自分達が再生することを知っているからの処置だろう。 当然、だからこそ今までもそこまで激しく抵抗しなかったのだから。 「おい! コイツの頭の変わりにやってやれ」 「はいーー!!」 しかし、今回は違った。 男は、残った頭を店員れみりゃへ渡すと、調理を支持したのだ。 「やめでーーー!!! それはれみりゃのあかじゃんだどーーーー!!!」 「ちがうよー! これは美味しい最高級の肉まんだよ」 「やめでーー!! ざぐやにいいつけでやるそーー!! れみりゃもやめでーー!!!」 これ以上このれみりゃは調理不可と結論付けた男は、また腕の中にれみりゃを抱き店員れみりゃの流れるような作業を見学させた。 「あああーーー!!! なんでーー!! なんでそんなことするんだどぉーー!!!」 「うーー!! ごめんだどーー!! ごめんだどーー!!!」 一匹が非難し、もう一匹が謝罪する。 その間にも、ドンドンと材料が肉まんの形になっていく。 「まぁまぁーーー!!! びひゃ!! ……」 そして、最後の一匹が肉まんになった。 同時に、男の他が緩む。 「うああーーー!! れみりゃがやっつけでやるどーーー!!!!」 お母さんれみりゃが、店員れみりゃに殴りかかろうとしたが、今だ男の手の中に居るのでそれは叶わない。 「!! うぎゃーー!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」 それどころか、両腕に激痛が走った。 慌てて自分の両腕を見ると、既に男の手から店員れみりゃの目の前に置かれていた。 そして、肉まんが生まれていく。 「ああーー!! それはれみりゃのおててだどぉーー!!! たべものじゃないどーーー!!」 そんな事で作業の手が止まるはずも無く、足、胴体と来て最後に頭部だけとなった。 「うーー!! どーじでーーー!!!」 「うああーーー!!!」 さっきまで、仲良く踊っていた二匹の目が合う。 同時に、二匹はこの日一番の声で泣き叫ぶ。 「ほら、さっさとやれよ!! 時間が無いんだ」 「はいーー!! やりまずーー!!」 男の声は絶対だ。 「それに、今日以降はまた一家族で事たりるしな」 お母さんれみりゃの目に最後に映ったのは、台の上に置いてあった自分のポーチだった。 ―― 「おまたせしましたーー!! 紅魔館特製肉まんですよーー!! 土用丑の日にはぴったりですよーー!!!」 日が落ち始め、宴会が始まった直ぐに小悪魔が沢山の肉まんの入った箱を抱えてやってきた。 「良く転ばなかったわね」 魔理沙と、珍しく来ていたアリスと一緒の茣蓙に座っていたパチュリーが、物珍しいモノを見たように話しかけてきた。 「はい!! 来る間にゆっくりの子供を二三潰しちゃいましたけど」 「意外と少ないわね」 「いえ、単位は家族分ですよ。流石に大きいお母さんは踏まなかったですけど」 「レミィ達も肉まんをまっているはわ、そっちにも持って行ってね」 「はい♪」 近くの茣蓙を探すと、霊夢と一緒にお酒を飲んでいるレミリアを直ぐに見つけることができた。 「レミリア様。肉まんをお持ちしましたよ」 「ありがとう小悪魔。さぁ、れいむ!! これが巷で評判の紅魔館肉まんよ!!」 「ふーん、これがねー。……どうでも良いけど。あんた前に、もう絶対屋敷に入れないって言ってなかったけ?」 一口食べて、思い出したようにレミリア尋ねる。 「そう思ったけど、パチュリーや小悪魔が、ここで育った肉まんはとっても美味しいからって言ったから、屋敷の中で飼うことを許可したのよ。結構な高値で売れるしね」 「それは、あのメイド長が喜びそうね」 「そうねぇ。でも、養殖という事を咲夜は知っていないし。私や小悪魔が色々と悪戯して、大体半数の肉まんはそのまま死んでしまう。勝手に外へ行っても、やっぱり人間の手にかかるし。それにね、突然居なくなった肉まんを、咲夜が一生懸命探す様子は見ものよ!! 最高よ!! 今度一緒に見てみる?」 嬉々として語るレミリア。 「そうね、私のれいむにもちょっかい出すし。良い暇つぶしになりそうだわ」 「ふふふ。それじゃあ今度招待するわ。小悪魔を使いに出すから」 「それよりも」 「何?」 「そんなに儲けてるなら賽銭くらい入れてきなさいよ」 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1450.html
ゆっくりゃととある栽培者 ある日のことだ。僕が市場での買い物を終えて、我が家に帰ってきた時だった。 「うっうー♪ ぷっでぃーん♪ぷっでぃーんがたべたいどぉ~♪」 自分の家の庭が騒がしかったので、何事かと思い庭に向かう。しかしそこで見たのは、目を疑うような光景だった。 まず目に飛び込んできたのは、小さいなりに僕が丹精込めて作った家庭菜園が無惨に荒らされていた光景と、 そこら中に散らばった野菜の変わり果てた姿だった。そして、ぐちゃぐちゃに荒らされた畑の上で、体つきゆっくりれみりゃ、 通称ゆっくりゃが僕の育てた野菜を引っこ抜き、傍らに投げ捨てていた。 「おやさいきらい!まじゅいのぽい!!すてちゃ、うー☆」 ゆっくりゃは、舌足らずな言葉で何言か嬉しそうに喋っている。そして僕の目の前で、まだ畑に埋もれている野菜を、 手に持った傘で掘り起こしていた。野菜を掘り起こして見つけるたびに、ゆっくりゃの円らな目がぱっと輝く。その瞬間だけは、 宝物を見つけ出したような子供のような微笑ましい表情に見えただろう。そのあと野菜を嬉しそうに投げ捨てていることに目をつぶれば。 見かけはいくら可愛らしく、子供らしい純真な姿でも、やっていることは全くの間逆な邪悪な行為である。 人様の敷地に勝手に入り込んで、さらに畑や家を荒らしたとなれば立派な犯罪行為であるのに、このゆっくりゃの豆腐よりも 柔らかそうな構造の脳細胞では理解することができないのだろうか。 この光景をしばらく呆然と見ていた僕。ふと我に返った時には、僕の好物であり、家庭菜園の中で特に手塩にかけていた愛しいプティトメィトゥーが ババ臭い服を着た悪魔の手で毟り取られる寸前であった。 やめろッ!その泥と肉汁で穢れた薄汚い手で僕の神聖なプティトメイトゥーに触るんじゃあないッ! 「おい貴様ッ!何をしてるッ!!」 咄嗟に出したにしては自分でも驚くような大声が口をついて出ていた。その声に一瞬硬直するゆっくりゃ。 自分の知らない人間からいきなり怒鳴られ、当然の反応だろう。しかし、次の瞬間にはさっきのふてぶてしい笑顔が復活し、 こっちに向かってもたもたと近づいてきたではないか。 「う~☆おながすいだ~♪ぷっでぃんたべどぅ~☆」 そういって何かを期待するように僕を見つめ始めた。 僕が、奴のあまりの図々しさにしばらく動けないでいると、奴は地団駄を踏み、その下膨れの顔をさらに膨れさせて僕に向かって言った。 「う゛~~!!どっどどぷっでぃんかっでくどぅどぉ~!!ざぐやにいいつけぢゃうどぉ~!!」 やたらと濁音の多いセリフだ。どうにか解読してみると、どうやら僕に『ぷっでぃん』なるものを買って来いと命令しているようだ。 解読に成功した途端、僕の理性がプッツンしそうになった。 僕よりも明らかに年下の風貌のくせして、こいつは僕に命令しようとしているのだ。あろうことか僕の大切な家庭菜園を 再起不能にしたあとで。 どうにかして断裂寸前だった理性を繋ぎ止めると、僕はゆっくりゃに向かって静かに、しかし威厳を込めた声で言い放った。 「ここはおまえのような饅頭が入ってきていい場所じゃあないんだ。とっとと僕の目の届かない所へ消えうせてくれ。」 しかしゆっくりゃは僕の最後通告すら無視した。 「う゛-!!いいからかっでぐるどぉ~!がってごないどた~べちゃ~うぞ~!」 ……ほう、そういうことを言うのかこのクサレ肉まんは。そういう態度を取るのかこのド低脳は。 いいだろう、お前がそこまでの決意を持っているなら僕も決意をみせてやる。『絶対にタダでは済まさん』という決意をだッ! 「わかった……『ぷっでぃん』が欲しいんだな…?家の中で待っていろ…。」 「うっう~☆ぷっでぃ~ん♪」 そういってゆっくりゃはもたもたと僕の家の戸口に向かう。その隙に、急いで壊滅寸前の家庭菜園に近づく。さっきから気が気では無かったのだ。 あの時、まだ奴は手を付けていなかったハズ………やった!無事だッ! 思わず顔を綻ばせ、足取り軽く玄関に向かう僕の腕の中には、大切なプティトメイトゥーちゃん達の姿があった。 家庭菜園は再起不能になっちゃったけど、この子達だけでも助かったのは不幸中の幸いだったな! そんなことを思いながら玄関に戻ると、ゆっくりゃが泣きながら、玄関の引き戸を手前に引っ張っていた。 どうやら引き戸の開け方がわかっていないらしい。よくもまぁ今まで生きてこられたものだ。僕は思わず溜息を漏らした。 家の中に入ると、ゆっくりゃは辺りに置いてある物に興味津々の様子で、なかなか前に進もうとしない。 僕はそんなゆっくりゃの尻を突っついて急かし、奥に向かわせた。途中何かゆっくりゃが講義するような目で僕を睨んでいた気がしたが、 無視することにした。 そんな幼児体系に色気も恥じらいもあったものではないだろう。恋や懸想をするならもっと大人びた、優しいカンジの女性がいいと思います。守ってあげたいと思う…。 「う~?ぷっでぃんどこぉ~?」 しばし物思いに耽っていた僕の心は、耳障りなゆっくりゃの言葉で現実に引き戻された。いけないいけない、僕としたことが…、剣呑剣呑。 ゆっくりゃはというと、部屋の中に勝手に入って辺りをきょろきょろと見回している。一人暮らしをしているにしては、 僕の部屋はかなり片付いている方だと思う。食料やら何やら大事なものはそこらへんに置いたりせず、きちんと整理しているからだ。 そんな僕の部屋を見て、ゆっくりゃはあまり面白くなさそうな顔をしていた。 確かにゆっくり達からしてみれば、(ゆっくり達には)遊ぶものも食べるものも何も無いこの部屋は、さぞかしゆっくりできない、 つまらない場所だろう。もちろん、そう易々と侵入させるつもりもないが。 僕はゆっくりゃをその部屋に放置すると、急いで腕の中のプティトメイトゥー達を、野菜を入れている籠の中に非難させた。 「ほら、危ないからそこに隠れていてね。怖い怪獣に食べられちゃうからね。じっとしているんだよ?」 僕は籠から離れながら、プティトメイトゥーちゃん達に話し掛ける。プティトメイトゥーはいい。他人にも親にも理解されない僕の孤独と心を癒してくれる、大切な友人兼、話し相手だ。 もちろんプティトメイトゥーちゃん達は話すことはできない。僕が一方的に喋るだけだ。でも、そんなことは関係ない。 言葉がなくったって、気持ちはきっと通じるハズさ。だって、芽を出してこの世に生を受ける前からずっと僕が優しい言葉をかけつづけてあげていたんだから。いい子になってね、美味しくなってねって。きっと彼らも僕に食べられることを望んでいるはずさ。 そうに決まっている。あぁ、早く食べてあげたいなぁ……。グフッ、グフフフフフ……。 再び自分の世界に軽くトリップしつつ、ゆっくりゃの所へと戻る。奴は部屋の中央にペタリと座り込んで何やらみょんな歌を歌っていた。 「うっううー♪うーうー、うっうーうあうあ♪」 まったく、自分の境遇も知らないで、暢気なものだな。 僕は奴に多少の哀れみを感じながら、テーブルと椅子を持ってきて適当に座らせ、部屋の中を暴れ回られないように足を縛って固定すると、台所に向かった。 僕の可愛い子供達が助かって機嫌がいいとはいえ、僕は制裁をやめるつもりは無かった。 このゆっくりゃには、食べ物の大切さを教え込んでやらなければならない。二度と食べ物を粗末にしたりしないように。 プティトメイトゥーを食べずに捨てるなどという間違いを犯さないために。 さぁ、お仕置きの時間だよ、ベイビー。 とは言っても、僕は殴ったり体を切り裂いたりするような残虐な真似はしない。そんなことをしても、奴らが覚えるのは『痛み』と『恐怖』だけだ。肝心な事については、ほとんど理解してはいないだろう。そうならないために、僕は彼らに自発的に覚えさせるのだ。 食べ物を嗤った者は、食べ物に泣くということを…。 「ほら、お待ちかねの『ぷっでぃん』ができたぞ」 「うっう~!ぷっでぃ~~ん♪♪」 『ぷっでぃん』が何かわからないので適当なことを言いつつ、ゆっくりゃの前に皿を出す。 「うっう……う~?」 出された物を見て首をかしげるゆっくりゃ。それもそのはず、目の前の皿に乗ったコレは、皮の剥かれたただのタマネギであり、 ゆっくりゃが所望した『ぷっでぃん』とはまるで違うものだからだ。 「う゛う゛~~!!ぷっでぃんたべどぅの!!ぷっでぃんがいいの゛ぉ~~!!」 だだをこねて泣き叫ぶゆっくりゃ。ここで僕に一つ悪戯心が湧いた。 「それは見た目は変だけど、食べると『ぷっでぃん』の味がするんだよ」 それを聞いたゆっくりゃの泣き顔が一瞬消える。だがしばらくして、思い出したように再び喚き出した。 「ぢがうも゛ん゛!!ぷっでぃんはごんなにぐさぐな゛いも゛ん゛!!あま~~ぐでぷるっどじでるんだも゛~ん゛!!!」 さすがにコレはごまかされないか。でも僕は見たぞ。一瞬考え込んで嘘の言葉に流されそうになったのを…。 やはり所詮はゆっくりブレイン、たかがしれている。 「う゛~!!ごんなのいらにゃい!!ぽい!ぽいするもん!!」 そういってゆっくりゃは皮を剥いたタマネギを『素手で掴んで』投げ捨てた。ふん、やはり予想通りの行動に出たな。 後でお前は後悔することになる。今の自分のした行動を…。 僕はテーブルに腰掛け、皮を剥く際に手についた玉葱の汁をタオルでふき取りながら、ゆっくりゃの行動を観察することにした。 その後、ゆっくりゃはぷでぃん、ぷでぃんとだだをこねていたが、しばらくして目をしばしばと瞬かせ始めた。 玉葱の強烈な匂いの成分が、ゆっくりゃの目にちくちくと刺激を与えているらしい。やがて本格的に痛み出したのか、 ゆっくりゃは大声で泣き叫びはじめた。 「う゛あ゛ーーーー!!めぎゃいだいい゛い゛い゛い゛い゛!!ざぐや゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!」 滝のような涙を流そうが、大声で助けを乞おうが、一度目にしみた玉葱の痛みはそう簡単に消え去らない。 そのうちゆっくりゃは、目に付いた玉葱の成分を何とか拭おうと手で目元を擦った。 あろうことか、大量に玉葱の汁が付着したその手で。 「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 当然の悲鳴。目を蝕む激痛に体を仰け反らせるゆっくりゃ。体を激しく動かして暴れるものの、固定された椅子からは逃れられない。 玉葱を侮ってうっかり素手で触ったのが運の尽きだったな。お前が今まで捨ててきた野菜の怖さを、玉葱を通してじっくりと思い知るがいい。 「ぎゃいいいい!!う゛あ゛あ゛あ゛~~!!」 もうすでに激痛でまともに思考ができないのであろうか、ゆっくりゃは激痛が走る目を無意識的に手で擦り、 「ぎゃお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」 爆発したように泣き叫ぶ。今ここに地獄のゆっくりゃループが完成した。 「しょうがないな、ほら、これで顔を拭けばいい。」 そう言ってゆっくりゃに持っていたタオルを投げ渡す。そう、さっき僕が持っていたあのタオルだ。 「う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う」 タオルを渡されたゆっくりゃは、タオルに顔を埋めると頭だけを左右に振って顔を拭い、 「……………!………………!!!!」 そして仰け反る。もはや痛すぎて声も出ないらしい。 さて、一体いつそのループから抜け出せるかな?おっと、もうこんな時間か。プティトメイトゥーちゃんたちの話し相手をしてやらなきゃな。 僕は悶え苦しんでいるゆっくりゃを見て悶え喜びながら、その部屋を後にした。 それから僕は、時間を忘れてプティトメイトゥーちゃん達と最後になるであろう会話を楽しんでいた。 「今までよく頑張って育ってくれたね。おにいさんは嬉しいよ…。みんなとても美味しそうだね!食べるのが楽しみさ!」 おぉっと、すっかりあの部屋に放置していたゆっくりゃのことを忘れていた!楽しい時間はすぐに過ぎ去るということは 本当だったんだな…。 「それじゃみんな、あいつがゆっくり反省しているのを見ながら締めくくろうか!」 プティトメイトゥーちゃん達を入れた籠を小脇に抱え、ゆっくりゃのいる部屋に戻る僕。そこで部屋に足を踏み入れた僕は、 ゆっくりゃが愉快な状態、もとい悲惨な状態になっているのを見て呆然としてしまった。 「う゛う゛う゛う゛う゛!!」 ゆっくりゃは両手をピンとまっすぐ下に伸ばしたまま、プルプルしながら真後ろにエビ反りになるというなんだかすごい姿勢で硬直していた。 硬く瞑った目と、必死に食いしばった口元、そして全身を緊張させたその姿からは、目を襲う激しい痛みに耐えている様子がありありと見て取れた。 手を下に伸ばしているのは、なるべく腕を顔から遠い位置に固定し、玉葱の汁のついた手で無闇に目を触らないようにするという、ゆっくりゃなりの知恵だろうか。 見た瞬間、思わず噴出してしまった。 しかし、自分に困難な姿勢を強いて何かにひたすら耐えているという光景は、何処かの修行僧を彷彿とさせるな。 そう考えると、迂闊に邪魔はできなくなってきたので、しばらく放置する。 「う゛う゛う゛…!ごべん゛だざい゛…ゆ゛る゛ぢで…!」 どうやら玉葱責めは思いのほか効果を発揮したらしい。ゆっくりゃは真っ赤に泣きはらした目で僕を見て、嘆願してきた。 これほどの目に合わされたゆっくりゃは、もう二度と野菜を捨てたりしなくなるだろう。 僕の制裁はしっかりとゆっくりゃの心に刻まれたのだ。僕は自分の仕事に満足する。 しばらく見ていると、さすがに長時間のこの姿勢はかわいそうだと思い始めたので、椅子から拘束を外してやることにした。 急に固定が外れ、無理な体勢が崩れたためゆっくりゃは頭から床に落ちた。 「ぶぎゅっ」 カエルの潰れたような声でゆっくりゃがうめく。僕は床に這いつくばったゆっくりゃに問いかけた。 「もう食べ物を粗末に扱ったり捨てたりしないか!?」 「…もうじまぜん…」 「そうか…もし再び人様の畑を荒らすような真似をしたら、また罰を与えるぞ…こんな風な罰をな…。」 僕は今度こそ清潔なタオルで顔を拭いてやり、外に開放してやった。 別に殺すのが目的ではないのだ。しっかりと野菜に対する敬意を覚えてくれればそれで何も言うことはない。 地獄の責め苦から開放されたゆっくりゃは目が真っ赤な上に虚ろというなんだかすごい状態だったが、家の壁にぶつかったり 茂みに突っ込んだりしながらなんとか帰っていった。 ようやく、僕の家に静寂が訪れた。籠の中から一つプティトメイトゥーを摘み、口元に運ぶ。悶えているゆっくりゃを横目に、 プティトメイトゥーを食べるということは果たせなかったが、別に今となってはどうでもいい。 プティトメィトゥーが守られ、ちゃんとこうして僕の口の中にいる、それでいいじゃあないか。そういえば…アイツの言ってた『ぷっでぃん』が結局なんだったかわからなかったなぁ…。 そんなことをつらつらと考えつつ、僕は舌の上でプティトメイトゥーを転がしながら午後の優雅なひと時を過ごすのだった…。 「レロレロレロレロレロ、 レロレロレロレロレロ…」 END
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/589.html
「咲夜、これはなにかしら?」 従者に素朴な質問をする蝙蝠のような翼を生やした少女。 瞳は燃えるように紅く、ともすればばば臭くもある薄桃色の召し物を鮮やかに着こなす姿はまさに貴族の子女である。 それもそのはず。彼女こそ紅魔館の主にして誇り高き妖怪“吸血鬼”なのだから。 そんな彼女の目の前には見るからに怪しげな直径1.2mほどの半透明の球体が転がっている。 「ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~ですわ」 咲夜と呼ばれた銀髪のメイドはしれっとした様子で応える。 「・・・は?」 「ですから、ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~ですわ」 「・・・そう。これはゆっくりボール・エレガント・ウォーカーなのね」 「いえ、ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~です」 「ところで、咲夜?」 「これをどうするの?」 「使います」 天然従者のあまりにも身も蓋もない回答に頭を抱える紅魔館の主。 「・・・質問が悪かったわ。これをどんな風に使うのかしら?」 「中にれみりゃを入れれるんです」 「・・・え?」 「あ、お嬢様のことじゃありませんよ?ゆっくりゃのことですわ」 「そ、そうよね・・・」 そんなやり取りをしながら2人肩を並べて中庭へと向かう。それ自体は紅魔館では非常にありふれた光景なのだが。 しかし咲夜はゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~を転がしているのでなんとなく異様である。 「あら?参りましたわ・・・」 「本当ね」 ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の直径が1.2m。 一方、中庭の扉が高さ2mの幅1m。要するに中庭まで運べないのだ。 「どうしたものかしら?まさかお屋敷を破壊するわけにも行きませんし・・・」 「あなた・・・空間操作もできなかったかしら?」 「ええ、時間操作を応用しての相対的な空間拡縮くらいですが・・・」 「それだけできれば十分でしょう・・・」 ボケ倒しの従者を尻目にお嬢様はさっさと中庭に入る。しかし、本当はあまりこの場所が好きでない。 なぜなら・・・そこに不愉快なものがいるからだ。 「うっう~、れ☆み☆りゃのの・う・さ・つだんすだどぅ~♪」 「「「「うっう~♪」」」」 半端に自分の特徴を受け継いだ不細工な下膨れ顔。明らかに着こなせていないばば臭い衣装。 田舎もの臭いと言ったら田舎の人に怒られそうな口調。過剰な自意識と自信。 その何もかもが自分を悪い方向にデフォルメしたようなゆっくりゃと呼ばれる存在がどうしても許せないのだ。 しかも、そんなものが大きいのが1匹と小さいのが4匹もいるとなっては嫌気がさすというもの。 (その上これでも少ないくらいなのである。酷いときには過剰繁殖で30匹以上のれみりゃが中庭にいることもあった) 「そういえば・・・お嬢様が中庭にいらっしゃるのは久しぶりですね?」 そりゃあんたがこんな肉饅頭を飼っているからだよ、と言いたいところだがそこはカリスマの化身としてぐっとこらえた。 「れみりゃはこーまかんのあるじだどぅ~♪」などとのたまう腐れ肉まんを天高く放り投げたい衝動に駆られるが、カリスマを損ねたくないので聞こえないふりをする。 「で、そのゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の中にどうやってあれを入れるのかしら?」 「え~っと、ですね。それは・・・」 咲夜は主人の質問に対して適当に返事しながらゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~を真っ二つにする。 勿論、無理やり切ったり、割ったりしたわけではない。そういう造りになっているだけだ。 「・・・空間操作する必要すらなかったんじゃない?」 そんな主人の突っ込みも何処吹く風。淡々と一番大きな(といっても1m程度)をボールの中に放り込んだ。 「で、この後はどうするの?」 「ゆっくりゃにはしばらくこの中で生活してもらいます」 「・・・え、それだけ?」 「ええ、それだけです」 「・・・それに何の意味があるのかしら?」 「それはですね・・・このゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の機能を試すためです」 「機能?この中にいるとエレガントに歩けるようにでもなるのかしら?」 だとしたらあまりにもそのままだな、と内心苦笑する。 「その通りです。何でもこのボールの内側にはところどころ透明の棘があって、それを踏まないように歩くととてもエレガントに歩けるらしいですわ」 「らしい?」 「これを開発した人里のゆっくり愛好家がそう言ってました」 「へえ、ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~はあなたが作ったものじゃないのね?」 まさか咲夜を上回る変人が人里にいたなんてと呆れるような仕草をしてから、ゆっくりゃのほうへ視線を向けると・・・えらいことになっていた。 まず、冷静に考えて欲しい。透明の棘をどうやってよけるのか?特別な能力を持っていないこと限り、そんなことは不可能だ。 よって、状況を全く理解せず「うっう~♪」などと馬鹿丸出しでゴキゲンに歩き始めたゆっくりゃは一歩目で早速棘を踏むことになった。 「うぎゃ!?」 ちなみに、棘の長さは1cm。餡子さえ無事なら死ぬことの無いゆっくりにとっては危険は小さいが踏めば相当痛い長さだ。 あまりの痛さに思わずしりもちをつくゆっくりゃ。そしてそれは足よりも何倍も大きいお尻をゆっくりボールの内壁に接着させことを意味していた。 「ぎゃおおおおおおおおおおおお!?」 お尻だけではない。足にだって相当な数の針が刺さっている。 「うああああああああ!?えみりゃのぜぐじーなあ゛んよがあああああ!?」 必死に立ち上がろうとするも、お尻や足に食い込んだ針がなかなか抜けない。 「いだいーーーー!!い゛だいよーーーーーー!!ざぐやあああああああああああああああ!!」 必死で助けを求めるゆっくりゃ。その声を聞いた咲夜はとっさに駆け寄るが、ボールに邪魔されてどうしようもない。 ナイフを投げてみるものの、ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~はナイフでは簡単に壊せないほど頑丈な代物だった。 どうやら中のゆっくりゃを助けるのは相当骨が折れる、そう判断した咲夜は破顔一笑。 「ゆっくりゃ?頑張ってエレガントな歩きを身に着けるのよ」 ・・・何のためらいも無く見捨てた。もっとも、中に入れたのが他ならぬ咲夜自身なのだからあっさり助けるのもそれはそれでどうかと思うのだけれど。 「うー!?ざぐやーーーー!!まっでーーーー!!!」 咲夜を追いかけるために必死で立ち上がろうとするゆっくりゃ。 「れみりゃはごーまかんのおぜうさまだどぅ!!」 と、文句を垂れながら必死で立ち上がろうとするがやはり悪戦苦闘。 やっとの思いで立ち上がった頃には足が穴だらけになっていた。それでも立ち上がれるは凄いのかどうなのか? 「う゛ーーーーーーーーーーーーーー!!」 運良く棘の無い場所にたつことのできたゆっくりゃは咲夜を追いかけようと駆け・・・出そうとしたのだが、さすがに穴だらけの足では走ることはままならず。 「うあ?」 ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の中でずっこけることになった。 「うぎゃああああああああああああ!!!」 つんのめりながらもとっさに手を出したのだが、手をついた先にもやっぱり棘。 「う゛ああああああああああああ!!」 実に汚らしい絶叫とともに文字通り飛び上がるゆっくりゃ。しかしゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の直径は1.2m。 そして、ゆっくりゃの身長が1m。つまり、ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の中でゆっくりゃが飛び上がると・・・ 「ぎゃおおおおおおおおおおおおおお!!!」 当然、頭に棘が刺さる。 直後、痛みで落下するゆっくりゃ。しかし、降り立った先にも当然のように棘がある。 「いだいよ゛ーーーーー!!」 「ざぐやああああああああああ!!」 「うあ゛ーーーーーーーーーー!!」 ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の中で不細工な肉まんが飛び跳ね、ひっくり返り、もんどりうっては幾度と無く棘に刺さる。 そして、その度に叫び、泣きわめきながら助けを求める光景は実に痛々しいものだった。 もし、人里ならさすがに同情して手を差し伸べてくれる人がいるかもしれない。が、残念ながらここは紅魔館。吸血鬼の館である。 妖精たちが談笑しながら窓越しに、珍しく図書館から出てきた賢者と司書が紅茶をすすりながら面白おかしくその様子を見守っている。 もちろん、紅魔館の主たるレミリアも阿鼻叫喚の歌にご満悦。自分と似た姿であることには少々不満があるけれど。 1時間後、ようやく体勢を立て直して無事に棘のない場所に足を置いたゆっくりゃだったが、棘を踏んでしまうのが怖くて微動だにできない状況に陥っていた。 「う゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」 元々落ち着きの無いゆっくりにこれは相当辛いのだろう。 顔をくしゃくしゃにして、ぼろぼろと涙を零しながら、スカートのすそをぎゅっと握り締めながら、必死に耐えている。 「だれがーーーーーーー!!だずげでええええええええええ!!」 しかしこの状態が続くとさすがに飽きてきたな、そうレミリアが思い始めたとき、咲夜がプリンを持ってきた。 「子ゆっくりゃ~?」 「「「「う?」」」」 「プリンの時間よ」 手にしたプリンは4つ。どうやら母親の分は無いらしい。あんな目にあっているのに可哀そうに。 「うー!」 「うっう~!」 「ぷっでぃ~ん、たべりゅ~♪」 「たべちゃうどぅ~♪」 それぞれ歓喜を言葉にしながら、一目散に咲夜の元に駆けつける子どもたち。 母親に配慮するものは1匹としていない。大体、母親があんな目にあっているにもかかわらず誰も心配しようとしなかったのだから酷い話である。 「「「「うっう~♪おいひいどぅ~♪」」」」 「れみりゃも、ぷっでぃーーーーーーーーーーん!!!」 プリンを手で掴むと一口で頬張り、口の中をプリンでいっぱいにしながら喜びを口にする子どもたち。 案の定だが、やはり母の存在は完全に無視されている。 「どうぢでままをむじずるの゛ーーーーーーーーー!!」 プリンほしさに泣き喚くも、棘が怖くて一歩たりとも動けない。 そんなゆっくりゃを美鈴は「動の感情と静の姿勢を同時に備えるとは・・・あのゆっくりゃ、できる!」と評していたがそんなことはどうでも良い。 一口で頬張ったプリンを口に入れたまま姉妹とじゃれあう子ゆっくりゃたち。 くどいようだが、母のことなど微塵も気遣っていない。 「うっう~♪よろこびのだんしゅだど~」 やがて、プリンを食べ終えた子ゆっくりゃたちは夜露媚びのダンスなる奇天烈な踊りを舞い始めた。 ステップがでたらめな上に、馬鹿みたいに腰やお尻を動かすばかりの下劣極まりないクソみたいな踊りだが・・・ 「うっう~♪れみりゃのえれがんとなの・う・さ・つダンスだどぅ~♪」 「みんなめろめろになるんだどぅ~♪」 本人たちは色っぽいつもりらしい。良くてせいぜいアホっぽいだろ、というギャラリーの紅魔館の人々の内心の突っ込みも何処吹く風。 たっぷり12分ほど踊り続けた子ゆっくりゃたちはダンスが終わるやいない 「さくや~♪れみりゃのだんすみせてあげたんだからぷっでぃ~、もっとちょうだ~い♪」 「おぜうさまにぷっでぃ~んをもっでくるんだどぅ~♪」 「さくやにはとくべつにれみりゃにぷりんをたべさせるやくをさせてあげるど~♪」 殺されても文句は言えないような偉そうなこと極まりない言葉を口にする。 しかしその程度では動じないのが皆の瀟洒なメイド長咲夜さん。 子ゆっくりゃたちが高慢ちきなことを抜かし始めたときにはすでにプリンの準備を終えていた。 これだけ横柄な態度を見せ付けられても平然としている辺りは流石としか言いようが無い。 のだが・・・流石とは程遠い存在が1人、否1匹いた。 「れびりゃのぶっでぃーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!」 さっきから子どもたちに軽んじられ続けてきた母ゆっくりゃだ。 我慢の限界に達したのかもはや棘による痛みも忘れてプリンを手にはしゃぐ子ゆっくりゃたちの群れに突撃してきた。 その表情は普段の泣き顔となんら違いがないようで、ほんの一瞬だが咲夜もレミリアもひるんでしまうほどの鬼気迫るものを感じさせる表情だった。 ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~はその前身であるゆっくりボールチャリオット同様に相当頑丈だ。 もし、そんなものが貧弱なゆっくりゃたちに激突したらどうなるか? 当然、酷い目に遭う。しかも、前身のチャリオットほどの殺傷能力が無いため、即死するようなことはまず無い。 その結果としてもたらされたのが今の惨状だ。 「いだいーーーーー!!じぬーーーーーーーー!!」 「れびりゃのぶりぢーなおででがーーーーー!!wghhwgysば、qべd。wm」 「あ、あるげないよーーーーーーーーーーー!!ざぐやーーーー!!だじゅげてーーーーーーーー!!!」 「いや゛ーーーーーーーーー!!ごっぢごないでええええええええええ!!」 ある子ゆっくりゃは胴体を轢き潰され、上半身と下半身が完全に分離してしまい、そこから大量の具が漏れ出している。 しかも、転倒したときに顔右半分を強烈に殴打した右の目玉が潰れ、そこからも餡子を垂れ流し、ゆっくりを食べるくらいにしか使えない小さな歯も右半分のものは全て割れてしまっている。 またある子ゆっくりゃは、もげた右腕を持ったまま奇声を発し、またある子ゆっくりゃは両足を失って身動き一つとれずに咲夜に助けを求めている。 もっとも、その咲夜はレミリアに「やっと面白くなってきたのに水を差すなんてもったいない」という理由で制止され、助けたくても助けられない状況なのだが。 そして唯一無事だった子ゆっくりゃは死守したプリンを両手に抱えながら、必死にそれを狙う母親から逃げ回っている。 「おがあざまにぷっでぃ~んをよごぢなざいーーーーーーー!!」 「いや゛ああああああああああああああ!!おまえなんがおがあざまじゃないいいいいいいいい!!!」 血走った眼をぎらつかせ、自らの足が棘で傷つくことも厭わずにわが子のプリンを狙うその姿は実に恐ろしものがある。 「どほぢでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!ぞんなごどいうごはぢねえええええええええええええ!!」 「いや゛だあああああああああああああああああ!!」 子ゆっくりゃも必死で逃げ回るが、体格差もあって徐々に距離を詰められる。そして・・・ 「うぎゃ!?」 足がもつれて転倒。しかも、その拍子にプリンを落としてしまった。 しかし、狂乱のあまりに我を忘れている母ゆっくりゃはそのことに全く気付かず、わが子に全力の突撃を見舞う。 「ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 哀れ、子ゆっくりゃは跳ね飛ばされて、そして踏み潰された。 「おおぉおぉぉぉぉおぉぉ・・・おぉ・・・」 ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~の下でうめき声をもらしながらぴくぴくと痙攣する子ゆっくりゃは1分と持たずに動かなくなった。 直後、我に返った母ゆっくりゃはその惨状を目の当たりにして、こう呟いた。 「う?れみりゃのぷっでぃ~んはどこ?」 -----あとがき?----- ゆっくりボール第5弾。明らかに構造的欠陥があるのはいつものこと。 ちなみにこのゆっくりゃたちは咲夜さん監修の下、母子で性交渉を強要され、 子どもを産んだところで「壊れたおもちゃに興味は無い」と一家全員まとめて ゆっくりボール・エレガント・ウォーカー~これで君も社交界の鼻~に詰め込まれ、 紅魔湖に沈められましたとさ。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1660.html
fuku1835「ゆっくりゃ拷問室・前編」の続きです。 両手で親子の首を掴んで、机の上に軽く叩きつける。 「うぎゃっ!」 「ぷぎゅ!」 そのまま喉輪を食らわせて、二匹の身動きを封じる。 短い手足でジタバタと暴れるが、人間の腕力に敵うはずも無い。 とりあえず赤ちゃんゆっくりゃからは手を離して、片手で道具箱を探る。 木槌と、数本の釘を取り出して机に並べる。 そして、親ゆっくりゃの腹部に、腹が破れない程度の力で拳骨を叩き込む。 「ぐぼぅっ!! うぎゃぶぇっ!」 口から肉汁を吐き出して、悶え苦しむ親ゆっくりゃ。 その隙に首から手を放すと、素早く木槌と釘を掴んで、親ゆっくりゃの衣服を机に固定していく。 手足に直接釘を打ち込むのも悪くはないが、暴れた勢いで手足ごと千切れてしまう場合があり、 そうなると結局、二度手間になってしまう。 次いで、赤ちゃんゆっくりゃの服も釘で固定する。 そして問う。 「れみりゃ、お前がどうしてこんな目に遭ってるか、わかるかい?」 しかし、れみりゃは答えもせずにもがいているだけだ。 顔を真っ赤にして、 「う~うぁ~! れみりゃとあかちゃんをはなすんだどぉ~! はやくしないとたーべちゃーうぞー! ぎゃおー!!」 などと喚き散らしている。 私は無表情のまま、釘を取り出して、 「話を聞け!! この低能豚がっ!!」 親ゆっくりゃの片目に突き刺した。 「うぎゃぎっ……むー! んぅ~!」 また悲鳴を挙げる前に、口を塞ぐ。 声のトーンを下げて、ゆっくりゃの無事な片目に釘を突きつけて問う。 「もう一度聞くぞ? どうしてこういう目に遭ってるか、わかるか?」 口から手を離してやると、ゆっくりゃは困惑と恐怖に歪んだ表情で、おずおずと答えた。 「わ、わかんないだど~……」 「答えになってねぇだろ、カス」 素敵な道具箱から、また道具を取り出して、それを赤ちゃんゆっくりゃの腕に押し付けた。 紙やすりである。 「まんみゃ~、たしゅけて~!」 「や、やめるんだど~、れみりゃのかぁいい赤ちゃんに――」 最後まで言い切らない内に、私は紙やすりで赤ちゃんゆっくりゃの腕を猛烈に削り始めた。 「いっ……!! うぁぁぁぁああゔいだいいだいだいぃぃぃ!! だじゅげでぇまぁまぁぁぁぁぁ!!!」 あっという間に削げていく腕の皮。 肉汁が滴り落ち、むき出しの中身――人体で言うなら筋肉にあたる部位を容赦なく擦り、削ぎ落とす。 大根おろしの様に、皮と肉と肉汁が混じりあった物が飛び散る。 ふと、そこで手を止めて。私はゆっくりゃに視線を戻す。 「かわいそうに。 お前が答えられなかったから、お前の赤ちゃん、腕がボロボロになっちゃったよ?」 「うぅ~……な゙ん゙でこんなことするんだどぉ゙~」 理不尽な問いを投げられ、目の前で我が子を痛めつけられ、ゆっくりゃの精神は混乱の極致にあった。 なぜ、こんな目にあっているのか。 自分が何か悪い事をしたのだろうか? 身に覚えは無い。 初めはわがままを言って殴られたりしていたが、 ここ最近の自分達は、餌も残さず食べていたし、お兄さんを怒らせる事なんてしていない。 じゃあ、なんでこんな事に? 「はい時間切れ。 またお前のせいで赤ちゃんが痛い思いをする。 可哀想にな」 「ま、まっでぐだざいぃぃぃ! あやまりますがらー!! ごめんなざいー!!」 「謝れなんて言ってないだろ、というか何について謝ってるんだお前? 私はな、どうしてお前達がこういう目に遭ってるのか、その理由を聞いてるんだよ」 淡々と諭しながら、赤ちゃんゆっくりゃの右手を掴む。 人間の幼児そのものといった、小さな五本の指を掴んで、捻じ切った。 「いぎゃぁぁぁい゙いぃぃ゙!! まぁんま゙ぁぁ゙ぁ゙たじゅげでよぉぉぉぉ!!」 激痛と恐怖で絶叫する赤ちゃんゆっくりゃ。 ああ、なんて愛らしいんだ。 こんな愛くるしい無垢な存在が、残虐な拷問に悶え苦しむなんて、幻想郷とはなんて残酷で素敵な世界なんだろう。 「あがじゃぁぁぁん!! ゔぅ~! まんまがぜったいたずげるからね゙ぇ゙ぇ!!」 片目にブッ刺さった釘の痛みも介せず、子供を助けようとする、この親子愛。 感動の余り泣きそうになる。 「うん、質問を変えよう。 赤ちゃん、それにれみりゃ、よく聞け。 どっちかが痛い思いをすれば、その間、もう片方は見てるだけで済む。 さ、どっちが拷問される方をやるんだ?」 以外にも、結論は早く出た。 「れ、れみりゃがいだいおもいしまずがら、あかじゃんはたずげてくだざい……」 「……よし、OKだ。さっそくいくぞー」 風を切る音と同時、柔らかい肉が潰れる音。 木槌で、ゆっくりゃの右腕を叩き潰した。 「オラオラオラオラオラオラァァァ!!」 悲鳴を挙げる前に、素早く連打。 指先から肩に至るまで、徹底的に潰していく。 「ぅびがぎぃ!! うっ! ゔぃいぃぁああ゙あ゙ぃいぃ゙!!」 この時点で、ゆっくりゃは白目を剥いて痙攣を起こし、失神していた。 だが、更なる激痛が意識を取り戻させる。 今度は左腕が潰されていった。 「うーーーーーーーーーっ!! うぅぅぅぅううううぁぁうぅぎぃぃぃぃ!!!」 もはや言葉になっていない。 単なる絶叫が迸るのみ。 発狂寸前の痛みが精神を蹂躙している事だろう。 口から泡を吹き、息も絶え絶えに痙攣を繰り返すゆっくりゃ。 「よっし、今度は赤ちゃんの番だね!」 その言葉に、ゆっくりゃの意識が鮮明さを取り戻した。 「な゙ん゙で゙あがじゃんもいじめるのぉぉぉぉぉ!! れみりゃだげがいたいおもいすれば、だずげでくれるんじゃなかっだの゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙」 「あれ、そんな事言ったかな? おにーさん馬鹿だから忘れちゃった♪ ……おらっしゃぁ!!」 「うぎゃぉぉぉぉぉおおおおお!!」 一気に、赤ちゃんゆっくりゃの両足を引きちぎる。 噴出す肉汁! 赤子の絶叫! 最っ高のエンターティメントだ!! さぁ、ここから先は一気にぶっ壊していこう! 先ほどの紙やすりで、赤ちゃんの腹部を猛烈に擦る、いや、肉を削ぎ落としていく。 「うううううううううぁああああああああああぁああああ!! まぁまぁぁああああああ!!!」 成体に比べ貧弱な肉体はいとも容易く、腹の肉を削って剥がし、腹腔内を露出させる。 さらに素敵な道具箱から、瓶を取り出して、その中身を万遍なく、開かれた腹へ流し込んでいく。 その正体は、塩。 むき出しの傷口、ましてや人間でいう内臓まで塩を流し込まれたのだ。 その苦痛たるや、失神と覚醒を連続で繰り返して全身を振るわせ続ける程に凄まじい。 さらに手を止めることなく、別の瓶を取り出して、中の液体を、赤ちゃんゆっくりゃの顔半分に振り掛ける。 マッチを取り出して擦り、そっと火を近づけた。 火炎が噴き上がった。 「びゃぁぁああああああああああああ!! まんまぁぁぁ! おねぎゃいだぎゃらだじゅげでぇぇぇぇぇぇ!!」 液体は純度100%のアルコール。 みるみる内に、可愛らしかった顔の半分が焼け爛れていく。 その惨たらしさに、私の精神に多幸感が満ち溢れていくのがわかる。 そこで手を止めて、ゆっくりゃに再び問う。 「さて、何で君達はこんな目に遭ってるのかわかるかな~?」 我が子が凄惨が拷問を受けているのを目の当たりにし、放心状態だったゆっくりゃは、はっと我に返った。 「わ、わかんないでず……おねがいじまず……あがちゃんをたずげでくだざい……」 泣きじゃくりながら懇願するゆっくりゃに、私は晴れやかな笑顔で告げた。 「いい事を教えてあげよう。 お前が答えられなかったから、君達はあんな目に遭った」 私は数秒の間を置いて、解答を教えてあげた。 「理由なんて特に無いよ? 君達がとっても可愛いから、育てて拷問して殺してるだけ。 それが私の趣味なんだよ。 謝る事なんてなかったんだよ。 君達はとても仲良し親子で、特に悪い事もしてなかったしね。 そういうわけで、運が悪かったと思って、 ゆ っ く り 死 ん で い っ て ね ! !」 それを聞いた時、ゆっくりゃ親子の精神に、決定的な亀裂が走り、絶望が駆け抜けていった。 悪い事なんてしてなかった。 お外に出られないのは不満だったけど、 ごはんも水も、寝床もあって、それなりに良い生活をしていた。 親子や同族達と、透明な箱を通しておしゃべりしたり、歌ったり踊ったり、楽しい毎日を過ごしていた。 可愛い赤ちゃんと仲間達に囲まれて、幸福な日常を過ごしていた。 それが全て、今日の為に用意された偽りの幸福だったなんて。 それを理解した時、親子は狂った。 「うー……う? うぁ~♪」 「う~う~♪」 「うー♪ うぅ~? うー!」 「うっうー!」 胴有りのれみりゃ種であるにも関わらず、人語を放棄していた。 否、ある種の退化とも言えるだろう。 全身を走る激痛にも関わらず、二匹はただ笑っていた。 もう、笑うしかなかった。 「まぁ、長く持った方か」 私はそんな二匹を見つめながら、この親子にどんなトドメを刺してやろうか。 明日はどのれみりゃ種を、どんな風に拷問処刑しようか考えていた。 うーぱっくに生ゴミを入れて封をしてやるのもいいかな。 ドロドロに腐敗した汚物を体内に入れられたうーぱっくはどんな反応をするのだろう。 ゆっくり用の傷薬で、手足を千切って再生させてまた千切って……それもありかもしれないな。 あぁ、れみりゃ種こそ究極の被虐待生物だ。 この世かられみりゃ種が絶滅するまで、私は永遠に幸福を享受できる事だろう。 そんな夢想に浸りながら、私は明日の悦楽に身を震わせていた。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2356.html
午後11時、久しぶりにあった友人と遊んでいた俺は、飲みすぎたなと反省しながら家のドアを開けた。 すると暗闇の中、ガサゴソと何か音が聞こえた。まさか泥棒でも入ったのだろうか。 どうすべきか玄関で迷っていると、その暗闇から声が聞こえた。 「う~♪なかなかおいしいぷでぃんだど~♪」 「うー☆」 「みゃんみゃ~♪れみりゃはもっとだべたいどぉ~♪」 「おやさいはいらないどぉ~♪ぽいだどー!」 そういって何かが投げられた音がした。そして声の主たちはバグバグと何かを食べている。 俺は電気を付けた。そこには居たのは大きいれみりゃが1体と子供が2体。俺の冷蔵庫を漁っているようだ。 確かあの中には、自分へのご褒美(笑)に買った6個入り3,700円(税込)の烏骨鶏のプリンが・・・ 屋上へ行こうぜ・・・・・・ 久しぶりに・・・・・・ キレちまったよ・・・・・・ とりあえず何か縛るのはっと。ビニール紐でいいか。ガムテープも必要だろう。 まずは子供を掴んで羽を縛る。 「にんげんのくせになにするんだどぉ!!こうまかんのおぜうさまにさわるなんてぶれいだぞぉーー!!!! ぶれいなにんげんはれみりゃがたーべちゃーうぞー♪」 キュッキュと縛りあげてそのまま風呂場へ。如何せん今日は飲み過ぎて疲れている。しばらく浴槽の中に置いておくとしよう。 「おちびちゃんになにするんだどぉーー!!!れみりゃをおごらせたらにんげんなんかすぐしんじゃうぞーー!!」 二匹目の子供に取り掛かる。「いまならみがすんだどーー!!みゃんみゃとさくやをおこらせたらたいへんだどーー!!」 はいはいスルー推奨。そして最後に残った親も縛りあげて浴槽の蓋を閉める。一応重石でも載せておこう。このまま水を入れて風呂を沸かすのも手かと思ったが それだと風呂の掃除がやばそうだ。明日は休日だしシャワーを浴びてとっとと寝るとしよう。 次の日。太陽も真上に来そうな時間に俺は目を覚ました。パンとベーコンとれいむの素焼きで遅い朝食を軽く済ませ、部屋の掃除と洗濯物を欲し、 それから浴槽の蓋を開けてみた。三匹ともぐっすりと眠っていた。さてどうするか 俺はネットで何かネタはないか適当に探してみた。そしてとあるページを見つける。・・・ふむこれか。食い物の恨みは食い物で晴らすべきか 俺はさっそくゆっくり専門店に向かった。ビルの地下にあるそこは、アブノーマルな趣味を持つ者たち専用の店である。 通常の店とは揃っているゆっくりの種類も道具も違っていた。 俺はそこで1匹のレイパーゆっくりを購入すると帰宅した。特殊な育て方でレイパー化させたゆっくりのため かなり値が張ったのだが。まあこのさい我慢しておこう。 そして浴槽で未だに寝ているれみりゃ達を見て、そこへ買ってきたゆっくりを投入した。 「お・・・おねーさまあああああああああああああ!!!!!!」 ゆっくりふらんである。ただ特殊な育て方によりレイパーありす並に万年発情しているらしい。 産まれた時から発情させているらしいが詳しい事は教えて貰えなかった。 親れみりゃに思いっきり抱きつくふらん。流石にうるさかったが全員起きたようだ。 「うーー!!!うっうー!!!!!!!(ふらんなにずるんだどぉー!すっきりじだぐないどぉー!!!)」 「うっうーー!!!(みゃんみゃにへんなごどじないでーー!!!)」 ただでさえ身体能力で負けてる上に、狭い場所で羽を縛られたとあってはどうしようもない。そのままふらんはれみりゃとすっきりーし続ける。 「おねーさまのなかきもちいどおおおおおおお!!!!ふらんのあいをうけとってしねええええええ!!!!」 「ううううううーーーーーー!!!!!!」 「すっきりー!」 「うっうう・・・・(すっきりだどぉ・・・)」 どうやら終わったようだ。それと同時にれみりゃの顎が妙に膨らみ始めた。 胴付きれみりゃは基本的に動物型出産である。それと興味深い事に、うーっぱっくだろうが胴なしれみりゃだろうが 子供は全て胴なしれみりゃの状態で生まれるらしい。そしてそこから1週間ほどでそれぞれの形になるのだとか。 そんな生物の不思議に感動してる間に、どうやらふらんは子供と第二ラウンドを行うらしい。 「う゛ーーー!!!!(ざぐやだづげでぇー!)」 「おねーさまのあかちゃんもかわいいいいいいいいいい!!!ふらんすっきりするううううううう!!!!」 赤ん坊相手でも容赦なし。体を押さえつけて無理やり頬をすりよせる 子供の体でにんっしんは大丈夫なのかと思ったが、どうやら大丈夫らしい。無事ににんっしんしたようだ。 俺はふらんが三体を妊娠させるを見届けると、ふらんを専用のケースに入れた。そしてれみりゃ達に餌をあげることにした。 餌は昨日れみりゃ達がポイっと捨てていた野菜である。ガムテープを外してやると 「かわいいあがちゃんのためにはやくぷでぃんをもってくるどぉー!!!でないとさくやにいいつけるどぉー!!!」 「あのふらんはゆっくりできないふらんだからちかづけちゃだめだどー!!!うすのろなにんげんはわかったらへんじするどぉー!!!」 餌投入。 「うー?おやさいはポイだどぉー♪」 そういって野菜を投げ返そうとしたが、その前に蓋を閉めた。 そしてそのまま何事もなく一日を過ごした。これからしばらくシャワーになるがもう気にしない事に決めた。 2日目、出勤前にれみりゃの様子を確認。以外にも野菜には手をつけたようだ。流石に身ごもっているからだろうか。 子供の方は早くも元気が無くなっている。このままだとにんっしんに耐えられないかも知れない。追加の野菜を投入した。 4日目、だいぶ顎の方も膨らんできた。子供の方はというと、一匹死んでいた。可哀想なのでそれを切り刻んで餌にしてあげた。 喜んで食べていた。 7日目、もう片方も死んでしまった。親は泣き叫びながらこちらを睨んでいたが無視した。 そして10日目・・・ついに出産の時期を迎えた。 「うー!!!!えれがんとなちびゃんがうまっるどぉおおおおお!!!!」 浴槽で力むれみりゃ。そうして膨らんだ顎から生まれたのは元気な胴なしれみりゃだった。 この時点で普通の子ゆっくりぐらいの大きさがあった。生まれたのは合計3匹。 「うっうー♪れみりゃのかわいいちびちゃんだどぉ~♪ゆっくりえれがんとにそだてるど~♪」 「うー!うー!」 うん、それ無理。 産まれたての三匹を持って風呂場をさる。「ちびちゃんをがえじでえぐだざいいい!!!!」などと聞こえるが当然のごとく無視。 とりあえず先に餌とふらんを投入して蓋を閉める。 「う~?うっうー!」 すりすりと腕に頬を押しつける赤れみりゃ。そのうちの1匹を冷凍室に入れる。 「うううーーー!!!!うー!!!!」 寒いのか叫び出したが数分のうちに声は聞こえなくなった。その間、俺は今日の夕飯の準備に取り掛かった。 調理は簡単。れみりゃをキツネ色になるまで揚げるだけ。 「うー!うー!」という声が聞こえなくなる頃が頃合いである。揚げまんの出来上がり。 そしてもう一匹の方はというと、まずは皮を千切っていく。そしてれみりゃの頭の上をくり抜く。 「う゛う゛う゛う゛ー!!!!!」という声を聞きながら中身を取り出し、それを先ほどちぎった皮で包む。 包み終えたら、それをれみりゃの中身の無い頭の中へ入れ、蓋を閉める。こうすることで素焼きも楽しむ事ができるのだ。 形を整えたら、フライパンに油を注ぎ、れみりゃを投入。水を入れ1~2分蒸し焼きにして、皮がパリパリになったら出来上がり れみりゃ餃子の完成である。 食べてみた感想はと言うと・・・これはイケる。本当に美味い。ていうか売れるレベルだこれ。 そうして俺は浴槽に戻りふらんを抱き上げてケースに戻した。これは意外といい商売かも知れない。 そうして8か月後、俺はれみりゃ料理の会社を立ち上げていた。主にネット通販での販売である。 れみりゃの調理はその断末魔から嫌がる人間がかなり居る。よって俺は完成品を販売していた。 まあもの好きな人間は赤れみりゃをそのまま買ったりする。 あの後、俺は味の追求のため、空き倉庫を借りて餌や環境を変えながら調理用赤れみりゃの育成に全力を注いだ。 それによって、生まれたてより親と2日程度過ごさせた方が絶望がまして美味しくなることがわかった。 更に胴なしよりは胴ありの赤ちゃんの方が中身がたっぷりなのもわかった。これはよく考えれば当然の事かも知れない。 何せ胴なしから胴ありに成長するのだ。中身の量も生まれたときから違うだろう。 元では多少かかったが、なんとか会社も軌道に乗った。これからは必ず現れるライバルに向けて新製品の開発を進めなければならないだろう。 そんな事を思いながら俺は烏骨鶏のプリンを頬張っていた。 せっかくなのであいつにもこのプリンをあげよう。設立祝いだ。 俺は風呂場の浴槽を覗く。そこにはいつも通りにんっしん中のれみりゃが居た。 「ほら、ぷでぃんだぞ。お食べなさい。」 そういってスプーンでぷでぃんを食べさせてやった。思えばこいつとも長い付き合いだった。こいつが居なければ調理用のれみりゃは完成できなかっただろう。 感慨深いものを感じながら食べさせてやった。 「れみりゃのえれがんとなちびちゃん~♪おかーさんとのうさつだんすをおどるどぉ~♪れみ☆りあ☆うー!」 最近はこれしか言わなくなった。と同時に生む子供の数も1匹になった。しかし生産は他のれみりゃで行っているの。こいつは俺専用のれみりゃなので 別に一匹でも問題はなかった。 さて、シャワーでも浴びるとするか。 【あとがき】 なんで長編書こうとすると小ネタが思いつくんだろう。 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! 徹夜でゆっくりしようぜ!2 地震 ゆーうーかい ゆーうーかい 解決編 ゆーうーかい番外編 ~ゆっくりプレイス~ ゆっくりパニック このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1332.html
※変態お兄さんが登場します。すなわちR-18です。 ※この作品はfuku2044.txtの続きです。 「ここはゆっくりゃの楽園か!!」 ようやく例のゆっくりゃが巣として使っているちょっとした洞窟に到着した変態お兄さんは歓喜するしかなかった。 先ほど散々射精したというのに、お兄さんのモノはすでにはち切れんばかりに怒張していた。 しかし、お兄さんは先走り汁を抑えて元気良く挨拶する。 「やあ、君たち!元気かな?」 「ぎゃお~、たべちゃうど~♪」 お兄さんの挨拶に元気良く返事をしたのは胴体ありの親サイズのゆっくりゃが1匹。 しっかり育っているせいか全長は110センチメートルほどもあり、また顔のツヤも非常に良い。 「「「うっう~♪れみりゃのの・う・さ・つだんすだど~♪」」」 「「おね~ちゃん、きりぇ~だど~♪」」 お兄さんの挨拶にかまわず楽しそうに踊っているのは全長80センチ程度の胴体ありの子ゆっくりゃが3匹。 そして、その踊りを楽しそうに眺めているのは全長50センチ程度のまだ立つことの出来ない胴体ありの赤ん坊のゆっくりゃが2匹。 「「う~!」」「「うっう~!」」 そして、体高40cm程度の1組の大人の胴体なしのゆっくりゃと、その子どもと思しき25cm程度の胴なしゆっくりゃ2匹が元気の飛び回っている。 「りゅ~!」 更にそのゆっくりゃたちの寝床では10cmほどの小さな赤ん坊の胴体なしゆっくりゃが楽しそうに歌っていた。 「「う~!う~!」」 それだけじゃない。うーぱっく親子も楽しそうに空を飛んでいる。 しかし、何よりお兄さんの目を引いたのは・・・洞窟の最奥、他のゆっくりゃから大分離れた場所にぺたんと座り込んでいる異様に顔の大きな親ゆっくりゃだった。 「ぎゃおー!たべちゃうどー!」 どう見てもにんっしんしている。そう、このお兄さんはにんっしん中のゆっくりゃを見るのは初めてだった。 ゆえに、そのあまりに神々しい姿に一瞬で心を奪われた。 そして思った。 産道に・・・ ぺにぺにを・・・ ねじ込みたいと・・・ 変態お兄さん自身がその感情を理解した頃には彼の理性は消し飛んでいた。 「ふぉえあああああああああああ!!」 もはや1匹の獣と化したお兄さんはずっと抱えていたゆっくりゃを放り投げると、近くにいた親ゆっくりゃに飛び掛る。 「なにするんだどおおおおおおおおお!!」 突然押し倒された親ゆっくりゃは当然抗議するが、今のお兄さん相手にそんなものは何の意味もない。 「ほ~れ!ほれ!ほれ!」 「やべでええええええ!!はずがぢいどおおおおおおお!!」 そのまま馬乗りになったお兄さんは、力任せに親ゆっくりゃの服を引き裂いた。 そして一切前戯を行わずに怒張したぺにぺにを挿入する。 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!・・・」 「うぎゃあああああああああ!!いだいーーーーー!!」 「「「「「なにしゅるんだどーーーーーーー!!」」」」」 そのあまりに唐突な暴力に親ゆっくりゃは痛がり、泣きじゃくることしか出来ない。それがお兄さんの獣欲をいっそう駆り立てているとも知らずに。 また、他のゆっくりゃ達は侵入者の狼藉に必死に抗議するが、群れの中で一番大きい胴体つきの親ゆっくりゃが成す術もなく強姦されてしまったせいで完全に萎縮してしまっている。 その証拠に、お兄さんがじろりと他のゆっくりゃのほうを見ると目のあったものは抗議するのを止めて「ごわいーーー!!」などと叫び始める。 この親ゆっくりゃに勝てない相手には自分達も勝てないと理解しているのらしい。ド低脳なゆっくりゃにしては実に賢明だと言えよう。 「うぎゃああああああああああああああ!!」 そんな中、恐怖に駆られた子ゆっくりゃが入り口のほうへと逃げ出した。 しかし、お兄さんはついさっきこの洞窟に入ってきたばかりで、強姦されている親ゆっくりゃはそのお兄さんの一番近くにいた。 ゆえにお兄さんは親ゆっくりゃを入り口付近で強姦しているのだから、子ゆっくりゃの行為は自ら恐怖の対象に近づいたに等しい。 まるで3,4歳児のようないつ転ぶとも知れないたどたどしい足取りで自分の脇を通り抜けようとする子ゆっくりゃをお兄さんは見逃すはずがなかった。 親ゆっくりゃに激しいピストン運動を行いながらも、その子どもの腕を掴み自分の胸元に引き寄せ、無理やり口づけをした。 その上でしっかりと腕を回して逃げられないように固定し、手で頭へと伸ばし、振動を与え始める。 「れろれろれろ~」 「うぼ!ううう・・・うっ!?ぼっ・・・」 頭部への振動とディープキスによる激しすぎる攻めを幼い体で受け止める子ゆっくりゃ息苦しそうに呻く。 「うぎゃ!?・・・やべ、やべるんだどおおおおお!!」 一方、ぺにぺにで貫かれている親ゆっくりゃは自分だって苦しいはずなのに必死でわが子を助けようとしている。 実に涙ぐましい光景といったところなのだが、今の変態お兄さんには無駄無駄無駄。 「・・・よし。だったら、この子を助けてあげる代わりに君を今よりもっと凄い目にあわせてあげよう」 なんだか虐待お兄さんチックな雰囲気を醸し出しながら、いったん腰の動きを止める。 「う゛ー!?すごいのはいやだどおおおお!!」 「はっはっは!それじゃあこの子も可愛がり続けることにしようか♪」 「いや゛あああああ!!おがーぢゃんーー、だじゅげでえええええ!!」 「やべるんだどおおおお!!えびりゃのあがぢゃんをいぢべるなあああああああああ!!」 「「「いぢべるなああああああああ!!」」」 「「「「うーーーー!!」」」」 群れ総出でお兄さんに文句を言い続ける。が・・・ 「それじゃあ、だれかこの子の代わりをするかい?」 その言葉を聞くや否や態度が一変してしまう。 「「いや゛あああああああああああ!!」」 「おぜうざまはぶだのみがわぢなんでぢないんだどおおおおおおおおおお!!」 「「「うー!うーうー!」」」 あるものは自分が強姦されることに怯え、あるものは保身に走って仲間を見捨てるかのような発言をする。 そうして仲間は頼れないと理解したお兄さんに捕まっている2匹のゆっくりゃは最後の最後に必ず口にするあの言葉を口にした。 「「ざぐやああああああ!!だづげでえええええええええ!!」」 その言葉を聞くや否や、お兄さんはサイドを三つ編みにしたメイドキャップ付きの銀髪のカツラを取り出し、被る。 それから激しく怒張したモノに「ないふ」と平仮名で書くと、子ゆっくりゃを抱えたまま親ゆっくりゃにモノを挿入し、ピストン運動を再開した。 「な~んでしょ~か?お~ぜうさま~♪」 「うぎゃああああああああああ!!ざぐやじゃないいいいいいいいいい!!」 「わたしはさくやですわ~!!おぜうさま~!!」 「「「「おばえなんがざぐやじゃないどおおおおおおおおおおお!!」」」」 当然といえば当然だが、「さくやじゃない」コールが洞窟内に響き渡る。 「酷いですわ!そんな事を言うおぜうさまなんておぜうさまではありません!よって、死ね!!!」 死刑宣告と同時にお兄さんはゆっくりゃを地面に押さえつけたまま、立ち上がる。 するとその動きにつられて上へ上へ上がろうとする怒張しきった名器、またの名を名怒張(めいどちょう)がゆっくりゃの腹部をみちみちと引き裂いていく。 「う゛ぎゃ゛お゛なれdwkmsgんdwんbcsまkべんsxckbsZmnaxvsa!!?」 もはや言葉にもならない悲鳴をあげながら狂ったように暴れる親ゆっくりゃ。しかし、無常にも皮はどんどん破れていく。 そして、お兄さんが完全に立ち上がった瞬間、お兄さんのぺにぺにがゆっくりゃの陰部から胸部までを容赦なく引き裂き、大量の中身を撒き散らした。 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」 最後にとびっきりの断末魔を残して親ゆっくりゃは動かなくなった。 「「「「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」」 「おがあああああぢゃああああああああああああん」 その光景に呆然とするしかないゆっくりゃたち。その中にあって、ただ一匹お兄さんの腕の中にいる子どもだけが親の死に絶望していた。 「お母さんが死んでかなしいのですね。では、今日からさくやがお母さんですわ!さあ、ミルクを飲め!」 と、ぺにぺにを子ゆっくりゃの口にねじ込む変態お兄さん。その上、両腕両足を用いてがっちりとその子の顔を押さえ込む。 「ん、んんんんんっ!?」 窒息しかねないほどに強く押さえ込まれながらも、必死で抵抗するが勿論何の効果もない。 それどころか、その抵抗が甘噛みや舐める、吸引といった奉仕行為につながりお兄さんを楽しませるだけだ。 「おお・・・さすがおぜうさま・・・!!」 その偶然が生み出すハーモニーに酔いしれる変態お兄さん。咲夜さんのカツラを被っているのですこぶる気持ち悪い。 「ん、んんぐんn・・・!?」 「いいこですわ~♪」 「ん!?んんmんk、んx、ん・・・!?」 何とか抜け出そうと必死で抵抗する子ゆっくりゃ。しかし、どうあがいても抜け出せない。 それがかえってお兄さんを悦ばせることになるとも知らずに無駄な抵抗を繰り返す。 「ぬふぅ・・・んほおおおおおおお・・・!」 やがてその無駄な抵抗がお兄さんのミルクの放出を促し、子ゆっくりゃの舌に苦味が広がる。 しかし・・・その苦味に子ゆっくりゃが不快感を覚えることはなかった。 絶頂に達した瞬間、変態お兄さんはつい力み過ぎた。その結果、両腕両脚でがっちり挟み込んでぺにぺにを咥えさせていた子ゆっくりゃの頭部を粉砕してしまった。 「むぅん・・・仕方ないか」 「「「うぎゃあああああああああああああ!!おでえぢゃんが!おでえぢゃんあああ!!」」」 「「「うーーーーーーーーー!!」」」 「お兄さんはね、嬉しくなるとついやっちゃうんだ!」 子ゆっくりゃがぺにぺにを咥えている間は大人しかったお兄さんを見て、僅かに芽生え始めていた「大人しく言うことを聞けば助かるかもしれない」という希望が打ち砕かれた残り12匹のゆっくりゃが泣き叫ぶ。 嬉しくなるとつい、で殺されてしまい、機嫌を損ねると殺されてしまう。しかし、まともに戦っても勝てるはずがない。 そう、ゆっくりゃ達には生き残る道が何一つ残されていないのだ。 その残酷な運命を前にして、みんな近くの仲間と身を寄せ合って震えることしか出来ない。 勿論、変態お兄さんにもその恐怖は伝わっている。 「なあ、そこの君たち!」 お兄さんは先ほど自分が殺した親と子の残りの家族と思しき子ゆっくりゃ2匹を指差す。 「そこの赤ちゃんゆっくりゃ2匹を連れて来てくれないか?」 と、その子どもたちの家族の赤ん坊ゆっくりゃを指差す。が、当然子ゆっくりゃたちは拒否する。 「いだやどー!でびりゃのいぼうちょたちはいぢめさせないどーーー!!」 「いもうちょたちはでびりゃだぢがまもるんだどおおおおおお!!」 と、恐怖で半べそをかきながらも必死で赤ん坊ゆっくりゃを守ろうとその前に立ち、目いっぱいお兄さんをにらみつける。 しかし、しょせんは自分がおぜう様で最も愛されるべき存在だと思っているゆっくりゃ。 「だったら、君たちにさっき死んだ2匹より凄いことをしてあげようか?」 と、お兄さんが射精したばかりにも関わらずギンギンの「ないふ」、略してギンのないふを見せ付けながら囁いた直後には、子ゆっくりゃは赤ん坊ゆっくりゃ2匹を後ろから抱き上げていた。 よくよく考えてみると、お兄さんのでかすぎるモノを赤ん坊ゆっくりゃに挿入すると頭部まで串刺しにしてしまう。 そこで赤ん坊ゆっくりゃに改造を施すことにした。 まず、片方のゆっくりゃを腰のあたりで上下に切り分ける。一応ナイフがあるし、小さいゆっくりゃ相手ではあるが、それでもそれなりに時間がかかる作業を彼はあっという間にこなした。 「う゛ギャああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!?」 胴体を真っ二つに切断された赤ん坊ゆっくりゃは信じられないほど汚らしい悲鳴を上げる。こんな状況で可愛げのある悲鳴をあげられるものなどいるはずもないが。 「「でびりゃのいぼうどになにずるんだどおおおおおおおおおお!!」」 「「「「「うううーーーー!!」」」」 「じゃあ、君たちが身代わりになる?」 何度も繰り返されてきたやり取り。仲間を案じるも、身を挺して仲間を救おうおとするものはいない。 結局、お兄さんに「身代わりになる?」と聞かれればゆっくりゃたちに成す術はないのだ。 そうしてゆっくりゃたちが静まったところで、白目を剥いて泡を吹き、もう一匹の赤ん坊ゆっくりゃに手を伸ばす。 まだ歩くことの出来ないその赤ん坊はいともたやすく捕まる。そして、今度は方のあたりで体を真っ二つにする。 「ッギャああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 先ほどの再現。違うところといえば今度は他のゆっくりゃたちの抗議の声が聞こえなかったことくらいだろう。 赤ん坊の悲鳴だけが聞こえる洞窟で、お兄さんは作業を続ける。 切り取ったゆっくりゃの腰から下が残っている上半身と、肩から上が残っている下半身をつなぎ合わせると、リュックに入れていた小麦粉と水で癒着させていく。 「うぎゃあああああああああああ・・・う?いだぐなぐなっだど~♪」 そうやって出来上がったのは赤ん坊ゆっくりゃの2倍の長さの胴体と4本の腕を持つ異形のゆっくりゃ。 これならば、お兄さんの「ないふ」でも頭部まで貫通するような事態は避けられるだろう。 続いてもう一匹の修復作業に取り掛かる。肩から上、殆ど頭しかない赤ん坊に腰から下だけの体をくっつけた。 「うぎゃあああああああ・・・う?いだぐなぐなったど~♪」 こちらは顔から足だけが生えている異形。しかも、この体型ではバランスが悪くて歩くことは愚か座ることもままならない。 かといって、胴体のない種のように地面と接着する部分で座ることも出来ず、後頭部が常時地面と接着していて非常に安定感がない。 「ううううう!!・・・うごぎづらいどおおおおおおおお!!おででどごおおおおおおおおおおおお!!」 2,3度座ろうと試みて、それがままならないことを確認するとようやく自分の体の異変に気付いた赤ん坊ゆっくりゃは泣き始めた。 お兄さんはその赤ん坊を先ほどの子ゆっくりゃたちに投げつけると、もう一匹の胴長の赤ん坊の衣服を剥ぎ取った。 そして、またしても前戯なしでかわいたまんまんに無理やり挿入。あせりすぎだ。 「ぎゃあああああああああああ!!やべちぇえええええええええ!!」 「ふむ・・・割れ目が小さいのは良いが、幼すぎてゆるゆるだな」 どうやらお兄さんの気に召さなかったらしい。悲鳴を上げながら四肢ならぬ六肢をバタつかせて逃げ出そうとする赤ん坊からモノを抜くと、適当に放り投げた。 そして、さっきの足だけの赤ん坊を必死であやしている子ゆっくりゃを見て思った。 子ゆっくりゃとはもうやったから興味がわかないが、ただ殺すのも見逃してやるのもつまらないな、と。 そして、こんな命令を下した。 「君たち、一番奥の部屋で2匹でずっとすっきりしていなさい♪」 彼の言葉に従って2匹が洞窟の奥へ行くのを確認したお兄さんは再びその場に居るゆっくりゃたちを数え始めた。 胴体なしのゆっくりゃ・・・親サイズが2匹、子どもサイズが2匹、赤ん坊サイズが1匹。 そしてうーぱっくが大小1匹ずつ。 あわせて7匹。正直な話、さっさとにんっしんゆっくりゃを可愛がりたいのだが、放っていくのも癪なので無視できない。 そんなお兄さんにとってはただの障害物同然の7匹。 煩わしく思った彼は手早くその7匹を捕まえると全員の体を切りつけ、傷口同士を癒着させていった。 「「「「うーーー!!」」」」 「「「うっうー!?」」」 当然、傷つけられるたびに鳴き声を出すし、涙も流す。しかしお兄さんの手は止まらない。 そうして7匹は数珠繋ぎの一個の生命体になった。 「おーい、れみりゃ~?」 「「「「「「「うー?」」」」」」 名前を呼ぶと全員がいっせいに返事をする。どうやら完全に意識を共有した一つの存在になってしまったらしい。 そのことを確認したお兄さんは、適当なところに穴を開け、モノを挿入して腰を振る。 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」 「「「「「「「うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!」」」」」」」 腰を振り続けるお兄さんのその動きがあまりに機械的なため、ゆっくりゃたちは一切の快感を得られず腰の運動にあわせて短く呻くことしかできない。 しばらくそうしていると、お兄さんは絶頂に達して、射精した。 「これで全員終了♪」 連結させたゆっくりゃを犯し終えたお兄さんの表情は、まるで「わざわざ抱いてやったんだから感謝しろよ」とでも言いたげなものだった。 その表情には変態お兄さん特有のゆっくりへの愛情を垣間見ることは不可能だった。 それもそのはず。彼は変態お兄さんではなかったのだ。 彼の真の名は鬼畜お兄さん。ゆっくりを虐待し、陵辱し、虐殺する総合型お兄さんである。 連戦で少し疲れていた鬼畜お兄さんは気を取り直すと、景気づけに7匹の連結ゆっくりゃのうちの1匹を踏み潰し、ッ洞窟の奥へと進んでいった。 彼が去った後には連結しているがゆえに致命傷の痛みを受けてなお死ぬことが出来ずに白目を剥いてのた打ち回る連結ゆっくりゃの阿鼻叫喚と、姉2匹に見捨てられた幼い足だけゆっくりゃと胴長ゆっくりゃの泣き声、 そして、ずっと忘れ去られていた体内の具を子まりさ3匹に延々と貪り食われ続けるゆっくりゃの終わることない痛みに苦しむうめき声だけが残されていた。 続く ---あとがき?--- 変態お兄さんが正体を現しました。なんだよ、鬼畜お兄さんって。 次回はにんっしんゆっくりゃと先に奥へ向かった2匹の子ゆっくりゃの末路を書くことになると思います。 置いてけぼりにされた7連結ゆっくりゃと胴長ゆっくりゃ、足だけゆっくりゃ、食われゆっくりゃはもう放置で良いや。 前の話で登場した親まりさとゲスまりさに関しては独立した話を一本書くかもしれませんが、多分放置。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1714.html
※俺設定、パロ警報 ある日、ある金髪の男が歩いていると、その目の前に珍しいものが通っていた。 「あれは…ゆっくり車か…?」 ゆっくり車、それは最近になって加工場が開発を進めている乗り物だ。 大ゆっくりが牽引し、後ろの荷台に人やものを乗せて運ぶ、というものだ。 牽引する大ゆっくりは言うことを聞くように赤ちゃんの頃から教育されており、また同時期に足の部分を車輪に改造されている。 もっとも、所詮はゆっくり。途中でいうことを聞かなくなる固体が多く、実用にまでいけるのは少ない。 本来は時速2kmにも満たない速さのゆっくりだが、この大ゆっくりなら最高時速30kmは出せるとのことだ。 現在は試験的に人里の間での運用で小数使われているだけだ。先述どおり、まだ牽引ゆっくりが少ないのが原因だ。 それはともかく、男(便宜上Dと呼ぶ)はゆっくり車に一度は乗ってみたいと思っていた。 こんなパワーのある乗り物はめったに見たことがないためだ。 何より、二台に乗ってた物体を見たのが原因だった。 「うー、おまえらはやくはしるんだどぉー!れみりゃをおこらせるとこわいんだどぉ、うっう~うあうあ☆」 「うあうあ☆」 それは豚だった。 (いや、あれを豚と呼ぶのは豚に失礼だな) 訂正、それはゆっくりの中でも醜いことに定評のある、れみりゃだった。 Dは不思議だった、何故あのような醜いものがいるのかと。 外に出れば別荘と言い張って人の家を荒らし、ふてぶてしい顔で醜い踊りを見せ付ける。 そして何より度し難いのが、窮地に追い込まれるとすぐに「ざぐやー、ざぐやー!」とある人物に助けを求めるという他力本願さ。 それを野放しにしている紅魔館も紅魔館だが、とにかくDはれみりゃを嫌っていた。 「うー、ここでとまるんだどぉー。ここらですこしゆっくりするんだど~☆」 「それもそうだどぉ~、とまるんだどぉ~おまえら!」 「ゆゆ、ゆっくりわかりましたーー!!」 Dが考えている間に、ゆっくり車はゆっくりを停車した。 何を考えているかもわからない会話だが、それが餡子脳とも呼ばれるゆっくりの頭だ。 Dにとってそれは好都合だった。 この状況は鴨がネギを背負ってやって来た様なものだ。停車した場所はすぐ近くだ。 Dはゆっくりと、ゆっくり車のほうへ歩いていった。 「なんだどおまえ~、ごうまがんのおぜうさまにちかよるなどぉ~ッ!」 Dが近寄った瞬間、一匹のれみりゃがDに向かって言う。 警告のつもりなんだろう。 ダンスを踊りながら「けどれみりゃにごはんくれるならべつだどぉ~♪」とも言ってるが。 「豚にも劣るようなやつに用はない」 静かに、冷たく言い放つ。豚にも劣る生物の相手などしていられない。 Dが拳を固め、振り下ろした。 それだけで、 「れみりゃはぶたじゃないどヴぉぼがッ!?」 このれみりゃはこの世を去った。 頭だけでなく、胴体の部分も判別できないほどグチャグチャになっていた。 たった一撃で、である。 そんなれみりゃの残骸を一瞥もせずに、Dは荷台へ飛び乗る。 驚いたのは残ったれみりゃだ。 一人で荷台の上でのうさつダンスを踊っていたら、大きな音とともに一緒にいた仲間のれみりゃが消え、 さらには『れみりゃにちゅーせつをつくすにんげん』(←れみりゃの脳内では人間こうなっている)がふてぶてしく乗ってきたのだ。 「な、なんなんだどぉおまえはッ!」 それゆえ、れみりゃは強気に出る。人間なんてれみりゃにかかればひとたまりもないッ!! そう思ってるから。 だがDの返答は 「黙れ」 その一言と、それとともに突っ込まれた手が、れみりゃ前歯をへし折った音だった。 「んびゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 前歯を折られた痛みは、人間もゆっくりも変わらない。ましてやれみりゃは痛みに対して耐性がまるでない。 れみりゃは口を押さえながら、そこらじゅうの生き物に聞こえるのではないかと思うほどの悲鳴を上げた。 「お…おまえなにものだどぉーーーーーッ!れみりゃに、こ…こんなことしてゆるされると思ってるどかーッ!?」 そうだど…ゆるされるわけがないど…だれだろうと、このれみりゃに対してこんなことをしていいはずがないど…… ごうまがんの中でもれみりゃのだんすはみんなからも絶賛され… 外では野生のれみりゃの群れの長に任命され… 長になってからも 野生の汚いれみりゃよりも素晴らしい美しさからみんなからしたわれ… 慕われたからこそごうまがんのおぜうさまこうほにもなれた… 人里には特別な別荘を持っている… 小汚い群れの中でも特に美人のれみりゃを奥さんにした… その日の餌だって他の豚どもの5倍はとっている! どんな敵だろうとれみりゃははぶちのめしてきたど…いずれごうまがんのおぜうさまにもなれる!れみりゃは… ごうまがんのおぜうさまこうほのれみりゃだどぉーーーーッ 「いいかきくんだどッ!おまえなんかざくやにいじめてもらうッ!絶対にいじめてもらうんだどぉーッ!!」 Dを指差し、恨みを込めた目で睨みつけながら叫ぶ。 ちなみにれみりゃのモノローグの部分はかなり脳内妄想で形成されている。 実際には紅魔館のおぜうさま候補などというのは存在しない。れみりゃの脳内だけに存在する設定だ。 また群れの長などというのも同様だ。野生のれみりゃは長を作らないからだ。野生のれみりゃには群れの全員を同列に扱うという習性があるのだ。 別荘はただの廃屋だ。しかも人里からはかなり離れている。 美人の奥さんも、実際は物凄い不細工だ。れみりゃの美的感覚では美人になっているが。 餌に関しても妄想だ。基本取ったゆっくりをその場で食べるれみりゃ種がその数を比較できるわけがない。 それはともかく。 Dは叫んだれみりゃを無感動に見つめる。 しかしそれを怯えとでも取ったのか、れみりゃはふてぶてしい笑顔に戻る。 虐待嗜好の者でなくても、その場で叩き潰したくなるような笑顔だ。 「う~☆わかったらはやくぷっでぃんもってくるんだどぉ~☆うっう~うあうぎゃッ!!」 Dはやはり無感動に、しかし鬱陶しそうな目をしながら、最後まで言わせずにれみりゃの腕と羽を同時に千切り取った。 「うああああああああああああ!!!れみりゃの、れみりゃのごっどふぃんがーがあああああああああ!!!うあああああああああああああああ!!」 な…なんなんだどぉこいつは~~~~ッ!! 殺されるど!逃げなきゃ殺されるどッ!逃げないとぉ!殺されるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ 腕が千切られたことで、自分の危機を感じたれみりゃはすぐに逃げ出そうとした。 「たすけ……」 荷台から飛び降りようとする。そうすれば助かると思ったのだろう。 しかし次の瞬間 「て…!?」 れみりゃはいつの間にか荷台に戻っていた。 荷台の外に出たと思ったら、何故か戻っていた。 「う、うああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」 れみりゃは再び、悲鳴を上げながらもまた荷台の外に逃げようとした。 が、 「う、うう……ッ!!?」 同じだった。荷台の外に飛び出したはずなのに、そのままの格好で中に戻っていたのだ。 な、なんで?なんでれみりゃはにげられないんだど!? 「な!?なんでだどぉ!?お…おそとにでようとおもったのに、どっどっどおーしてれみりゃがなかにはいってるんだどぉぉぉ!?」 「……ココまで馬鹿とは度し難い…」 種は単純にDが出ようとしたれみりゃの首根っこを捕まえ、反転させてるだけなのだが。 れみりゃにはそんな単純なこともわからないようだ。 「なんでなかにィ!?なんでだどぉ~~~~~~そ、そうだど! れみりゃがごうまがんのおぜうさまだからだどッ!ごうまがんのおぜうさまにできないことはないからだどぉッ!うあうあーッ」 錯乱してるのか、れみりゃはアホな事を延々と叫んでいる。 うるさい上に邪魔なのでDはれみりゃの残った腕をつかみ 「れみりゃう~、れみりゃう~!!れみりゃう~、れみrうわらばッ!!!」 林の中に思い切りブン投げる。断末魔のようなものが聞こえそれ以上何も聞こえず、静かになったので、木にでも当たったのだろう。 絶命したか、気絶したかは知らないが、Dは確かめるのも面倒なので捨て置いた。 「おいゆっくりども」 「ゆ、なんでしょうか!?」 「どこまでいきますか!?」 あれだけの騒ぎがあったのに、ずっと何も言わずに、静かに支持を待ち、また詮索もしない。 さすが、教育が行き届いているな。 Dはそう思い、れみりゃには決して見せなかった笑顔を浮かべながら告げた。 「そうだな、適当にそこらへんを走ってくれないかね」 なお後日、紅魔館に居座っているれみりゃを乗せたはずのゆっくり車が無人で帰ってきたので 紅魔館内でひと悶着あったことを付け加えておく。 ・あとがき すっごい久々に書いたらパロという。 正直上院議員ネタとれみりゃ虐待をしたかっただけです、すいません 書いた人・JUMくん このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2777.html
※変態お兄さんが登場します。すなわちR-18です。 ※この作品はfuku2044.txtの続きです。 「ここはゆっくりゃの楽園か!!」 ようやく例のゆっくりゃが巣として使っているちょっとした洞窟に到着した変態お兄さんは歓喜するしかなかった。 先ほど散々射精したというのに、お兄さんのモノはすでにはち切れんばかりに怒張していた。 しかし、お兄さんは先走り汁を抑えて元気良く挨拶する。 「やあ、君たち!元気かな?」 「ぎゃお~、たべちゃうど~♪」 お兄さんの挨拶に元気良く返事をしたのは胴体ありの親サイズのゆっくりゃが1匹。 しっかり育っているせいか全長は110センチメートルほどもあり、また顔のツヤも非常に良い。 「「「うっう~♪れみりゃのの・う・さ・つだんすだど~♪」」」 「「おね~ちゃん、きりぇ~だど~♪」」 お兄さんの挨拶にかまわず楽しそうに踊っているのは全長80センチ程度の胴体ありの子ゆっくりゃが3匹。 そして、その踊りを楽しそうに眺めているのは全長50センチ程度のまだ立つことの出来ない胴体ありの赤ん坊のゆっくりゃが2匹。 「「う~!」」「「うっう~!」」 そして、体高40cm程度の1組の大人の胴体なしのゆっくりゃと、その子どもと思しき25cm程度の胴なしゆっくりゃ2匹が元気の飛び回っている。 「りゅ~!」 更にそのゆっくりゃたちの寝床では10cmほどの小さな赤ん坊の胴体なしゆっくりゃが楽しそうに歌っていた。 「「う~!う~!」」 それだけじゃない。うーぱっく親子も楽しそうに空を飛んでいる。 しかし、何よりお兄さんの目を引いたのは・・・洞窟の最奥、他のゆっくりゃから大分離れた場所にぺたんと座り込んでいる異様に顔の大きな親ゆっくりゃだった。 「ぎゃおー!たべちゃうどー!」 どう見てもにんっしんしている。そう、このお兄さんはにんっしん中のゆっくりゃを見るのは初めてだった。 ゆえに、そのあまりに神々しい姿に一瞬で心を奪われた。 そして思った。 産道に・・・ ぺにぺにを・・・ ねじ込みたいと・・・ 変態お兄さん自身がその感情を理解した頃には彼の理性は消し飛んでいた。 「ふぉえあああああああああああ!!」 もはや1匹の獣と化したお兄さんはずっと抱えていたゆっくりゃを放り投げると、近くにいた親ゆっくりゃに飛び掛る。 「なにするんだどおおおおおおおおお!!」 突然押し倒された親ゆっくりゃは当然抗議するが、今のお兄さん相手にそんなものは何の意味もない。 「ほ~れ!ほれ!ほれ!」 「やべでええええええ!!はずがぢいどおおおおおおお!!」 そのまま馬乗りになったお兄さんは、力任せに親ゆっくりゃの服を引き裂いた。 そして一切前戯を行わずに怒張したぺにぺにを挿入する。 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!・・・」 「うぎゃあああああああああ!!いだいーーーーー!!」 「「「「「なにしゅるんだどーーーーーーー!!」」」」」 そのあまりに唐突な暴力に親ゆっくりゃは痛がり、泣きじゃくることしか出来ない。それがお兄さんの獣欲をいっそう駆り立てているとも知らずに。 また、他のゆっくりゃ達は侵入者の狼藉に必死に抗議するが、群れの中で一番大きい胴体つきの親ゆっくりゃが成す術もなく強姦されてしまったせいで完全に萎縮してしまっている。 その証拠に、お兄さんがじろりと他のゆっくりゃのほうを見ると目のあったものは抗議するのを止めて「ごわいーーー!!」などと叫び始める。 この親ゆっくりゃに勝てない相手には自分達も勝てないと理解しているのらしい。ド低脳なゆっくりゃにしては実に賢明だと言えよう。 「うぎゃああああああああああああああ!!」 そんな中、恐怖に駆られた子ゆっくりゃが入り口のほうへと逃げ出した。 しかし、お兄さんはついさっきこの洞窟に入ってきたばかりで、強姦されている親ゆっくりゃはそのお兄さんの一番近くにいた。 ゆえにお兄さんは親ゆっくりゃを入り口付近で強姦しているのだから、子ゆっくりゃの行為は自ら恐怖の対象に近づいたに等しい。 まるで3,4歳児のようないつ転ぶとも知れないたどたどしい足取りで自分の脇を通り抜けようとする子ゆっくりゃをお兄さんは見逃すはずがなかった。 親ゆっくりゃに激しいピストン運動を行いながらも、その子どもの腕を掴み自分の胸元に引き寄せ、無理やり口づけをした。 その上でしっかりと腕を回して逃げられないように固定し、手で頭へと伸ばし、振動を与え始める。 「れろれろれろ~」 「うぼ!ううう・・・うっ!?ぼっ・・・」 頭部への振動とディープキスによる激しすぎる攻めを幼い体で受け止める子ゆっくりゃ息苦しそうに呻く。 「うぎゃ!?・・・やべ、やべるんだどおおおおお!!」 一方、ぺにぺにで貫かれている親ゆっくりゃは自分だって苦しいはずなのに必死でわが子を助けようとしている。 実に涙ぐましい光景といったところなのだが、今の変態お兄さんには無駄無駄無駄。 「・・・よし。だったら、この子を助けてあげる代わりに君を今よりもっと凄い目にあわせてあげよう」 なんだか虐待お兄さんチックな雰囲気を醸し出しながら、いったん腰の動きを止める。 「う゛ー!?すごいのはいやだどおおおお!!」 「はっはっは!それじゃあこの子も可愛がり続けることにしようか♪」 「いや゛あああああ!!おがーぢゃんーー、だじゅげでえええええ!!」 「やべるんだどおおおお!!えびりゃのあがぢゃんをいぢべるなあああああああああ!!」 「「「いぢべるなああああああああ!!」」」 「「「「うーーーー!!」」」」 群れ総出でお兄さんに文句を言い続ける。が・・・ 「それじゃあ、だれかこの子の代わりをするかい?」 その言葉を聞くや否や態度が一変してしまう。 「「いや゛あああああああああああ!!」」 「おぜうざまはぶだのみがわぢなんでぢないんだどおおおおおおおおおお!!」 「「「うー!うーうー!」」」 あるものは自分が強姦されることに怯え、あるものは保身に走って仲間を見捨てるかのような発言をする。 そうして仲間は頼れないと理解したお兄さんに捕まっている2匹のゆっくりゃは最後の最後に必ず口にするあの言葉を口にした。 「「ざぐやああああああ!!だづげでえええええええええ!!」」 その言葉を聞くや否や、お兄さんはサイドを三つ編みにしたメイドキャップ付きの銀髪のカツラを取り出し、被る。 それから激しく怒張したモノに「ないふ」と平仮名で書くと、子ゆっくりゃを抱えたまま親ゆっくりゃにモノを挿入し、ピストン運動を再開した。 「な~んでしょ~か?お~ぜうさま~♪」 「うぎゃああああああああああ!!ざぐやじゃないいいいいいいいいい!!」 「わたしはさくやですわ~!!おぜうさま~!!」 「「「「おばえなんがざぐやじゃないどおおおおおおおおおおお!!」」」」 当然といえば当然だが、「さくやじゃない」コールが洞窟内に響き渡る。 「酷いですわ!そんな事を言うおぜうさまなんておぜうさまではありません!よって、死ね!!!」 死刑宣告と同時にお兄さんはゆっくりゃを地面に押さえつけたまま、立ち上がる。 するとその動きにつられて上へ上へ上がろうとする怒張しきった名器、またの名を名怒張(めいどちょう)がゆっくりゃの腹部をみちみちと引き裂いていく。 「う゛ぎゃ゛お゛なれdwkmsgんdwんbcsまkべんsxckbsZmnaxvsa!!?」 もはや言葉にもならない悲鳴をあげながら狂ったように暴れる親ゆっくりゃ。しかし、無常にも皮はどんどん破れていく。 そして、お兄さんが完全に立ち上がった瞬間、お兄さんのぺにぺにがゆっくりゃの陰部から胸部までを容赦なく引き裂き、大量の中身を撒き散らした。 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」 最後にとびっきりの断末魔を残して親ゆっくりゃは動かなくなった。 「「「「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」」 「おがあああああぢゃああああああああああああん」 その光景に呆然とするしかないゆっくりゃたち。その中にあって、ただ一匹お兄さんの腕の中にいる子どもだけが親の死に絶望していた。 「お母さんが死んでかなしいのですね。では、今日からさくやがお母さんですわ!さあ、ミルクを飲め!」 と、ぺにぺにを子ゆっくりゃの口にねじ込む変態お兄さん。その上、両腕両足を用いてがっちりとその子の顔を押さえ込む。 「ん、んんんんんっ!?」 窒息しかねないほどに強く押さえ込まれながらも、必死で抵抗するが勿論何の効果もない。 それどころか、その抵抗が甘噛みや舐める、吸引といった奉仕行為につながりお兄さんを楽しませるだけだ。 「おお・・・さすがおぜうさま・・・!!」 その偶然が生み出すハーモニーに酔いしれる変態お兄さん。咲夜さんのカツラを被っているのですこぶる気持ち悪い。 「ん、んんぐんn・・・!?」 「いいこですわ~♪」 「ん!?んんmんk、んx、ん・・・!?」 何とか抜け出そうと必死で抵抗する子ゆっくりゃ。しかし、どうあがいても抜け出せない。 それがかえってお兄さんを悦ばせることになるとも知らずに無駄な抵抗を繰り返す。 「ぬふぅ・・・んほおおおおおおお・・・!」 やがてその無駄な抵抗がお兄さんのミルクの放出を促し、子ゆっくりゃの舌に苦味が広がる。 しかし・・・その苦味に子ゆっくりゃが不快感を覚えることはなかった。 絶頂に達した瞬間、変態お兄さんはつい力み過ぎた。その結果、両腕両脚でがっちり挟み込んでぺにぺにを咥えさせていた子ゆっくりゃの頭部を粉砕してしまった。 「むぅん・・・仕方ないか」 「「「うぎゃあああああああああああああ!!おでえぢゃんが!おでえぢゃんあああ!!」」」 「「「うーーーーーーーーー!!」」」 「お兄さんはね、嬉しくなるとついやっちゃうんだ!」 子ゆっくりゃがぺにぺにを咥えている間は大人しかったお兄さんを見て、僅かに芽生え始めていた「大人しく言うことを聞けば助かるかもしれない」という希望が打ち砕かれた残り12匹のゆっくりゃが泣き叫ぶ。 嬉しくなるとつい、で殺されてしまい、機嫌を損ねると殺されてしまう。しかし、まともに戦っても勝てるはずがない。 そう、ゆっくりゃ達には生き残る道が何一つ残されていないのだ。 その残酷な運命を前にして、みんな近くの仲間と身を寄せ合って震えることしか出来ない。 勿論、変態お兄さんにもその恐怖は伝わっている。 「なあ、そこの君たち!」 お兄さんは先ほど自分が殺した親と子の残りの家族と思しき子ゆっくりゃ2匹を指差す。 「そこの赤ちゃんゆっくりゃ2匹を連れて来てくれないか?」 と、その子どもたちの家族の赤ん坊ゆっくりゃを指差す。が、当然子ゆっくりゃたちは拒否する。 「いだやどー!でびりゃのいぼうちょたちはいぢめさせないどーーー!!」 「いもうちょたちはでびりゃだぢがまもるんだどおおおおおお!!」 と、恐怖で半べそをかきながらも必死で赤ん坊ゆっくりゃを守ろうとその前に立ち、目いっぱいお兄さんをにらみつける。 しかし、しょせんは自分がおぜう様で最も愛されるべき存在だと思っているゆっくりゃ。 「だったら、君たちにさっき死んだ2匹より凄いことをしてあげようか?」 と、お兄さんが射精したばかりにも関わらずギンギンの「ないふ」、略してギンのないふを見せ付けながら囁いた直後には、子ゆっくりゃは赤ん坊ゆっくりゃ2匹を後ろから抱き上げていた。 よくよく考えてみると、お兄さんのでかすぎるモノを赤ん坊ゆっくりゃに挿入すると頭部まで串刺しにしてしまう。 そこで赤ん坊ゆっくりゃに改造を施すことにした。 まず、片方のゆっくりゃを腰のあたりで上下に切り分ける。一応ナイフがあるし、小さいゆっくりゃ相手ではあるが、それでもそれなりに時間がかかる作業を彼はあっという間にこなした。 「う゛ギャああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!?」 胴体を真っ二つに切断された赤ん坊ゆっくりゃは信じられないほど汚らしい悲鳴を上げる。こんな状況で可愛げのある悲鳴をあげられるものなどいるはずもないが。 「「でびりゃのいぼうどになにずるんだどおおおおおおおおおお!!」」 「「「「「うううーーーー!!」」」」 「じゃあ、君たちが身代わりになる?」 何度も繰り返されてきたやり取り。仲間を案じるも、身を挺して仲間を救おうおとするものはいない。 結局、お兄さんに「身代わりになる?」と聞かれればゆっくりゃたちに成す術はないのだ。 そうしてゆっくりゃたちが静まったところで、白目を剥いて泡を吹き、もう一匹の赤ん坊ゆっくりゃに手を伸ばす。 まだ歩くことの出来ないその赤ん坊はいともたやすく捕まる。そして、今度は方のあたりで体を真っ二つにする。 「ッギャああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 先ほどの再現。違うところといえば今度は他のゆっくりゃたちの抗議の声が聞こえなかったことくらいだろう。 赤ん坊の悲鳴だけが聞こえる洞窟で、お兄さんは作業を続ける。 切り取ったゆっくりゃの腰から下が残っている上半身と、肩から上が残っている下半身をつなぎ合わせると、リュックに入れていた小麦粉と水で癒着させていく。 「うぎゃあああああああああああ・・・う?いだぐなぐなっだど~♪」 そうやって出来上がったのは赤ん坊ゆっくりゃの2倍の長さの胴体と4本の腕を持つ異形のゆっくりゃ。 これならば、お兄さんの「ないふ」でも頭部まで貫通するような事態は避けられるだろう。 続いてもう一匹の修復作業に取り掛かる。肩から上、殆ど頭しかない赤ん坊に腰から下だけの体をくっつけた。 「うぎゃあああああああ・・・う?いだぐなぐなったど~♪」 こちらは顔から足だけが生えている異形。しかも、この体型ではバランスが悪くて歩くことは愚か座ることもままならない。 かといって、胴体のない種のように地面と接着する部分で座ることも出来ず、後頭部が常時地面と接着していて非常に安定感がない。 「ううううう!!・・・うごぎづらいどおおおおおおおお!!おででどごおおおおおおおおおおおお!!」 2,3度座ろうと試みて、それがままならないことを確認するとようやく自分の体の異変に気付いた赤ん坊ゆっくりゃは泣き始めた。 お兄さんはその赤ん坊を先ほどの子ゆっくりゃたちに投げつけると、もう一匹の胴長の赤ん坊の衣服を剥ぎ取った。 そして、またしても前戯なしでかわいたまんまんに無理やり挿入。あせりすぎだ。 「ぎゃあああああああああああ!!やべちぇえええええええええ!!」 「ふむ・・・割れ目が小さいのは良いが、幼すぎてゆるゆるだな」 どうやらお兄さんの気に召さなかったらしい。悲鳴を上げながら四肢ならぬ六肢をバタつかせて逃げ出そうとする赤ん坊からモノを抜くと、適当に放り投げた。 そして、さっきの足だけの赤ん坊を必死であやしている子ゆっくりゃを見て思った。 子ゆっくりゃとはもうやったから興味がわかないが、ただ殺すのも見逃してやるのもつまらないな、と。 そして、こんな命令を下した。 「君たち、一番奥の部屋で2匹でずっとすっきりしていなさい♪」 彼の言葉に従って2匹が洞窟の奥へ行くのを確認したお兄さんは再びその場に居るゆっくりゃたちを数え始めた。 胴体なしのゆっくりゃ・・・親サイズが2匹、子どもサイズが2匹、赤ん坊サイズが1匹。 そしてうーぱっくが大小1匹ずつ。 あわせて7匹。正直な話、さっさとにんっしんゆっくりゃを可愛がりたいのだが、放っていくのも癪なので無視できない。 そんなお兄さんにとってはただの障害物同然の7匹。 煩わしく思った彼は手早くその7匹を捕まえると全員の体を切りつけ、傷口同士を癒着させていった。 「「「「うーーー!!」」」」 「「「うっうー!?」」」 当然、傷つけられるたびに鳴き声を出すし、涙も流す。しかしお兄さんの手は止まらない。 そうして7匹は数珠繋ぎの一個の生命体になった。 「おーい、れみりゃ~?」 「「「「「「「うー?」」」」」」 名前を呼ぶと全員がいっせいに返事をする。どうやら完全に意識を共有した一つの存在になってしまったらしい。 そのことを確認したお兄さんは、適当なところに穴を開け、モノを挿入して腰を振る。 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」 「「「「「「「うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ! うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!」」」」」」」 腰を振り続けるお兄さんのその動きがあまりに機械的なため、ゆっくりゃたちは一切の快感を得られず腰の運動にあわせて短く呻くことしかできない。 しばらくそうしていると、お兄さんは絶頂に達して、射精した。 「これで全員終了♪」 連結させたゆっくりゃを犯し終えたお兄さんの表情は、まるで「わざわざ抱いてやったんだから感謝しろよ」とでも言いたげなものだった。 その表情には変態お兄さん特有のゆっくりへの愛情を垣間見ることは不可能だった。 それもそのはず。彼は変態お兄さんではなかったのだ。 彼の真の名は鬼畜お兄さん。ゆっくりを虐待し、陵辱し、虐殺する総合型お兄さんである。 連戦で少し疲れていた鬼畜お兄さんは気を取り直すと、景気づけに7匹の連結ゆっくりゃのうちの1匹を踏み潰し、ッ洞窟の奥へと進んでいった。 彼が去った後には連結しているがゆえに致命傷の痛みを受けてなお死ぬことが出来ずに白目を剥いてのた打ち回る連結ゆっくりゃの阿鼻叫喚と、姉2匹に見捨てられた幼い足だけゆっくりゃと胴長ゆっくりゃの泣き声、 そして、ずっと忘れ去られていた体内の具を子まりさ3匹に延々と貪り食われ続けるゆっくりゃの終わることない痛みに苦しむうめき声だけが残されていた。 続く? ---あとがき?--- 変態お兄さんが正体を現しました。なんだよ、鬼畜お兄さんって。 次回はにんっしんゆっくりゃと先に奥へ向かった2匹の子ゆっくりゃの末路を書くことになると思います。 置いてけぼりにされた7連結ゆっくりゃと胴長ゆっくりゃ、足だけゆっくりゃ、食われゆっくりゃはもう放置で良いや。 前の話で登場した親まりさとゲスまりさに関しては独立した話を一本書くかもしれませんが、多分放置。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける