約 632,131 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/379.html
私の家にゆっくりれみりゃがやってきた。母が連れて来たそうだ。 うっうー☆と喚いているのが欝陶しい。 私にすり寄って来るな。私の服はハンカチじゃない。 そこに座るな!!そこはお前が座っていい場所じゃない。 泣いたって駄目だ。さくやなんて来ない。 それに触るな!! ……なんだ、その顔。何見てる。 早くそれを放せ。それは大切なものなんだから。 お前のものじゃない。お前の帽子じゃない。 うるさい!!!お前なんかにわかるか。 ただの肉まんのくせに。 あんまんのあの子とは違う、肉まんのくせに。 泣き腫れた目で夕暮れを見ると、あのころを思い出す。あの子がいたころを。 あの子はわがままで、本当に困った子だった。 泣きじゃくる私の周りでおろおろしていたれみりゃは、疲れ果てたのか寝ていた。 お前も本当、困った子だ。 その場所は、あの子が永遠にゆっくりしていった場所なのに。 お前まで、逝ってしまいそうで、怖いじゃないか。 「うー…、ゆっくりしていくんだどー…。」 本当マヌケな顔だ。 でも今、あの子がいたころをまじまじと思い出せる。 膝の上に暖かさを感じながら、私はゆっくりしていった。 ……涎垂らしてやがった。 れみりゃがウザさが良かった -- 名無しさん (2012-12-12 23 47 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1192.html
半角 で始めると引用文になります。 最新追加作品はこのページにあります。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 ゆっくりいじめ系 ゆっくりについて ゆっくり加工場系 霊夢×ゆっくり系 魔理沙×ゆっくり系・森近霖之助×ゆっくり系 アリス×ゆっくり系 紅魔館×ゆっくり系 レミリア×ゆっくり系・小悪魔×ゆっくり系 美鈴×ゆっくり系 白玉楼×ゆっくり系・幽々子×ゆっくり系 紫×ゆっくり系・藍×ゆっくり系 永遠亭×ゆっくり系 永琳×ゆっくり系 てゐ×ゆっくり系・鈴仙×ゆっくり系・輝夜×ゆっくり系 慧音×ゆっくり系・妹紅×ゆっくり系 幽香×ゆっくり系 映姫×ゆっくり系・メディスン×ゆっくり系 阿求×ゆっくり系 にとり×ゆっくり系・射命丸×ゆっくり系・萃香×ゆっくり系 チルノ×ゆっくり系・レティ×ゆっくり系 ルーミア×ゆっくり系・ミスティア×ゆっくり系 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系・衣玖×ゆっくり系 パルスィ×ゆっくり系 ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系・ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系 ゆっくりフラン系いじめ ゆっくりパチュリー系・ゆっくりれーせん系・きめぇ丸系 ゆっくり静葉系・ゆっくりてんこ系・ゆっくりすいか系 その他 ゆっくりいじめ系ログ置き場 虐めSS・ジャンルものログ置き場 ゆっくりいじめ系 汎用カテゴリ。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500? ゆっくりいじめ.2750? ゆっくりいじめ.3000? ゆっくりいじめ.3250? ゆっくりについて ゆっくりについて? そ ゆっくりについて2? そ ゆっくりについて3 ゆっくり求聞史紀?そ ゆっくり加工場系 ゆっくり加工場系21以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 ゆっくり加工場系22 ゆっくり達の生涯 『加工場脱出編』(前編)?虐家機 ゆっくり加工場系23 ゆっくり達の生涯 『加工場脱出編』(中編)?虐性機料 ゆっくり加工場系24 ゆっくり達の生涯『加工場脱出編』 (後編)?虐環機 ゆっくり加工場系25 ゆっくり農園?そ環無 ゆっくり加工場系26 【加工場の一室で】?虐家機無 霊夢×ゆっくり系 霊夢×ゆっくり系17以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 「霊夢×ゆっくり系18は作者さんからの要請により削除しました。by管理人」 霊夢×ゆっくり系19 ゆっくりゃの親子?制 霊夢×ゆっくり系20 ドスまりさの真実?制 霊夢×ゆっくり系21 体付きとの違い?虐捕 霊夢×ゆっくり系22 どすまりさの失敗? 魔理沙×ゆっくり系・森近霖之助×ゆっくり系 魔理沙×ゆっくり系1 ゆっくりいじり?そ 魔理沙×ゆっくり系2 普通の饅頭と普通の魔法使い?虐そ 魔理沙×ゆっくり系3 ゆっくりときのこ?虐家薬 魔理沙×ゆっくり系4 ゆっくりの身の程? 森近霖之助×ゆっくり系1 代価? アリス×ゆっくり系 アリス×ゆっくり系12以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 「アリス×ゆっくり系13および14と15は作者さん要請により削りました。by管理人」 アリス×ゆっくり系16 アリスのゆっくり水爆弾? 制 家 「アリス×ゆっくり系17は作者さんからの要請により削除しました。by管理人」 アリス×ゆっくり系18 昔話「ゆっくりありす? 紅魔館×ゆっくり系 紅魔館×ゆっくり系16以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 紅魔館×ゆっくり系17 ゆっくり誕生秘話3? 紅魔館×ゆっくり系18 ゆっくり誕生秘話4? 紅魔館×ゆっくり系19 加虐性?虐 紅魔館×ゆっくり系20 ゆっくりはまさに世紀末? 紅魔館×ゆっくり系21 1-1? レミリア×ゆっくり系・小悪魔×ゆっくり系 レミリア×ゆっくり系1 レミリアと森のゆっくり 中編_1?虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系2 レミリアと森のゆっくり 中編_2?虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系3 レミリアと森のゆっくり_後編その1_18禁エロ?※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ レミリア×ゆっくり系4 レミリアと森のゆっくり_後編その2_1?虐性捕 レミリア×ゆっくり系5 レミリアと森のゆっくり_後編その2_2?虐性捕 小悪魔×ゆっくり系1 素敵な史書さん2?虐料 小悪魔×ゆっくり系2 ある村の冬の風物詩?虐家 小悪魔×ゆっくり系3 ゆっくりぱちゅりぃ?制 小悪魔×ゆっくり系4 紫饅頭にクイズ出せば自滅してくれる?制 小悪魔×ゆっくり系5 パティシエールな小悪魔? 小悪魔×ゆっくり系6 パティシエールな小悪魔2? 美鈴×ゆっくり系 美鈴×ゆっくり系15以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 美鈴×ゆっくり系16 美鈴と森のゆっくり_後編_全年齢_2?虐制性 美鈴×ゆっくり系17 めーりんと美鈴?虐制性 美鈴×ゆっくり系18 レミリアと森のゆっくり_前編?※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系19 ゆっくりめいりんの恩義_前?制 美鈴×ゆっくり系20 ゆっくりめいりんの恩義_後? 白玉楼×ゆっくり系・幽々子×ゆっくり系 白玉楼×ゆっくり系1 ゆっくりみょんいじめ? 制 白玉楼×ゆっくり系2 月見ゆっくり?制性料 白玉楼×ゆっくり系3 ゆっくり弾幕?虐 白玉楼×ゆっくり系4 妖夢とみょん? 白玉楼×ゆっくり系5 みょんとの出会い? 制 幽々子×ゆっくり系1 死を操る程度の能力?虐 紫×ゆっくり系・藍×ゆっくり系 紫×ゆっくり系1 ゆかりんとゆっくり?虐家性 紫×ゆっくり系2 都会のアリス?そ 藍×ゆっくり系1 ゆっくりマスター?虐そ共 永遠亭×ゆっくり系 永遠亭×ゆっくり系5以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 永遠亭×ゆっくり系6 ゆっくり夫婦の出産-1?虐家性共 永遠亭×ゆっくり系7 ゆっくり夫婦の出産-2?虐家性共 永遠亭×ゆっくり系8 ずっといっしょ?虐制捕性 永遠亭×ゆっくり系9 ちょいワルマタニティー(笑)?虐制薬家 永遠亭×ゆっくり系10 仲違?虐家 永琳×ゆっくり系 永琳×ゆっくり系21以前は虐めSS・ジャンルもの?にあります。 永琳×ゆっくり系22 はじめ?虐環 永琳×ゆっくり系23 怖い?制薬 永琳×ゆっくり系24 ゆっくりアリス最後の日?制薬 永琳×ゆっくり系25 人間になりたいれいむ?虐環 永琳×ゆっくり系26 ゆっくリアン? てゐ×ゆっくり系・鈴仙×ゆっくり系・輝夜×ゆっくり系 てゐ×ゆっくりれーせん系1? 制 てゐ×ゆっくり系2 崩壊と嘘?虐環共 てゐ×ゆっくり系3 遊ぶ?虐環 てゐ×ゆっくり系4 楽園実験?虐環 てゐ×ゆっくり系5 酷い暇つぶし?虐家 鈴仙×ゆっくり系1 箸休め?虐環薬 鈴仙×ゆっくり系2 うどんげのゆっくり実験?虐家共 鈴仙×ゆっくり系3 うどんげのゆっくり実験2?虐共捕 鈴仙×ゆっくり系4 うどんげ実験3?虐 輝夜×ゆっくり系1 ゆっくりとした午後? 虐 輝夜×ゆっくり系2 輝夜の暇つぶし?虐環機 輝夜×ゆっくり系3 闊歩?虐 輝夜×ゆっくり系4 気まぐれの暇つぶし? 慧音×ゆっくり系・妹紅×ゆっくり系 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 慧音×ゆっくり系5 ゆっくり奇々怪々(上)? 慧音×ゆっくり系6 ゆっくり奇々怪々(中)? 慧音×ゆっくり系7 ゆっくろっく (上)? 慧音×ゆっくり系8 ゆっくろっく(下)? 慧音×ゆっくり系9 ゆっくり奇々怪々(下)?制 妹紅×ゆっくり系5 人食いゆっくり_前?虐家 妹紅×ゆっくり系6 人食いゆっくり_後?虐家 妹紅×ゆっくり系7 妹紅とゆでたまご?虐家 妹紅×ゆっくり系8 もこたんvsドスまりさ?制 妹紅×ゆっくり系9 妹紅と?虐性家 幽香×ゆっくり系 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 幽香×ゆっくり系7 ゆっくり後悔し続けてね!?制 幽香×ゆっくり系8 ゆっくりメーリン2?制 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2?制共 幽香×ゆっくり系10 ゆっくり植えていくね!?そ 幽香×ゆっくり系11 ゆうかりんfA・大量虐殺ルート?そ 映姫×ゆっくり系・メディスン×ゆっくり系 映姫×ゆっくり系1 ゆっくり輪廻転生していってね!? 制 映姫×ゆっくり系2 ゆっくりの罪?制そ 映姫×ゆっくり系3 地獄で苦しめ?制環 メディスン×ゆっくり系1 風下注意?制環 メディスン×ゆっくり系2 風上に立つ?虐薬 阿求×ゆっくり系 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 阿求×ゆっくり系10 ゆっくりごーまがん?虐 阿求×ゆっくり系11 ゆっくりと焼きましょ?虐家 阿求×ゆっくり系12 鋼の糸? 阿求×ゆっくり系13 マイクロ要塞? 阿求×ゆっくり系14 虐待王AQN.? にとり×ゆっくり系・射命丸×ゆっくり系・萃香×ゆっくり系 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 にとり×ゆっくり系7 ゆっくりロケットに乗る? にとり×ゆっくり系8 ドスの卵? にとり×ゆっくり系9 火遊び? にとり×ゆっくり系10 YUSIN? にとり×ゆっくり系11 ほぺミキ? 射命丸×ゆっくり系1 カラス?虐家 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり? 制 チルノ×ゆっくり系・レティ×ゆっくり系 チルノ×ゆっくり系1? 虐 道 チルノ×ゆっくり系2 大ちゃんの想い? 虐 チルノ×ゆっくり系3 妖精たちとゆっくり? 虐家 チルノ×ゆっくり系4 妖精と遊ぼう? 虐 チルノ×ゆっくり系5 歌うのをやめないで? 虐 チルノ×ゆっくり系6 ハードチルノ?制そ チルノ×ゆっくり系7 チルノ助ける?そ家 レティ×ゆっくり系1 レティさん家でゆっくり? 制 レティ×ゆっくり系2 挽歌?虐そ ルーミア×ゆっくり系・ミスティア×ゆっくり系 ルーミア×ゆっくり系1 ルーミアとゆっくり?虐家捕 ミスティア×ゆっくり系1 ゆっくりいじめ鰻篇 前編? 制 ミスティア×ゆっくり系2 ゆっくりいじめ鰻篇 後編? 制 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系・衣玖×ゆっくり系 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系1?そ性 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系2 花見ライブin白玉楼?そ プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系3 【プリズムリバーのトランペット吹き】?制 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり? 虐 そ 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺?虐家捕 パルスィ×ゆっくり系 パルスィ×ゆっくり系1 秘目? ゆっくりれみりゃ系いじめ 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 ゆっくりれみりゃ系いじめ60 ブログの女王? ゆっくりれみりゃ系いじめ61 れみ☆りゃ☆ぎゅー☆? ゆっくりれみりゃ系いじめ62 れみりゃをむーしゃむしゃー? ゆっくりれみりゃ系いじめ63 帽子のないれみりゃ? ゆっくりれみりゃ系いじめ64 サンタクロース? ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系・ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系1 ゆくりれみりゃとフラン? 虐 制 共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系2 ゆっくりフラン? 虐 捕 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系3 れみりゃのトモダチ奮闘記? そ捕共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系4 スクうーター? ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系1 こわいこわい? 虐 制 捕 ゆっくりフラン系いじめ ゆっくりフラン系いじめ1 ここほれ うっうー!? ゆっくりパチュリー系・ゆっくりれーせん系・きめぇ丸系 ゆっくりパチュリー系いじめ1 ゆちゅりーいじめ?虐 ゆっくりパチュリー系いじめ2 あるゆちゅりーの生涯?虐捕家 ゆっくりパチュリー系いじめ3 ぱちゅりー? ゆっくりれーせん系いじめ1 DXトラップ? きめぇ丸いじめ系1 お1ついかが?? ゆっくり静葉系・ゆっくりてんこ系・ゆっくりすいか系 ゆっくり静葉系いじめ1 静かな毎日? ゆっくりてんこ系いじめ1 愛憎のゆっくりてんこ? ゆっくりてんこ系いじめ2 てんこを虐待してみた?虐無 ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか? その他 以前のものは虐めSS・ジャンルもの?にあります。 その他 オーバーテクノロジー? その他 ゆっくりの習性を利用してみた? その他 スィーまりさ 1? その他 スィーまりさ 2? ゆっくりいじめ系ログ置き場 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500? ゆっくりいじめ.2750? ゆっくりいじめ.3000? ゆっくりいじめ.3250? 現在追加中 虐めSS・ジャンルものログ置き場 虐めSS・ジャンルもの? 現在追加中
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3007.html
またもオリキャラ、オリ設定。 今回も虐待成分はほぼ無きに等しいです。 酷評されても仕方がねえ、いぢめちゃいねーもの ========================================== -森の彼女と逆襲のゆっくり- どうもこんにちは。私は森に住む、妖怪と人間のハーフ。 まだまだ若いピチピチオネーサンです。ダラダラ物書きをして生活しているわ。 名前は…まぁいいわよね? 別にそんな重要なモノでもない気がするし。 ただ…そう。私の能力は『物を均等に完璧に分ける程度の能力』。 これだけはバラしておこうかしら。 今回は久々にこの能力を使う事になりそうだけど。 「毎度おなじみきめぇ丸です」 その来客は丁度私が朝風呂から上がった直後にやってきた。 山に住む天狗の部下のゆっくり。ゆっくりなのにゆっくりが嫌いというよく分からないゆっくりである。 今まで家に新聞を配達していた鴉天狗が多忙のためゆっくりに配達を任せたと言う。 このゆっくり、何故かちぇんが怖がるので玄関前で新聞を受け取る。あのゆっくりはゆっくりしないでさっさと配達に戻った。 まったく落ち着きのないゆっくりだ。とゲシュタルト崩壊起こし始めたところで新聞に目を通す。 「んー…」 新聞の一面は先日噴出した神社の温泉についてだった。 ずらずらと色々書いてあるが、実は詳しい事はかなりぼかして書いてある事に私は気付いた。 一通り読んで確実に分かったことは間欠泉から地霊は出なくなったこと、そして博麗神社の温泉はこれからも利用可能、という事だった。 「使えない新聞ねぇ。所詮上からの圧力に弱いパパラッチ天狗か」 思わず漏れた隠す気のない愚痴を吐きつつ、今度神社に温泉入りに行こうと画策した。 「おぅ?」 一面の下に小さく存在する記事を発見した。 『ゆっくりのつがい 民家を襲撃 38歳男性全治2週間の怪我』 ゆっくりに襲われて人が大怪我? 一面よりその記事に私の目は行った。 なんでもゆっくりが民家に忍び込み食料を盗み食い。そこに家の主人が帰ってきた。 ここまではゆっくりいじめSSによくある展開である。で、この後透明な箱に入れられて(ry ところが今回はそうは行かなかったらしい。 驚くことに、そのゆっくりのつがいは家のロープを駆使し、主人の足を引っ掛けて転倒させたらしい。 文にするのは簡単だがゆっくりにとって簡単に出来ることではない。 普通のゆっくりならば咥えたロープを掴まれ、そのままガンダムハンマーよろしく叩きつけられてもおかしくないのだ。 成人の、それも男性を転倒させるのであればそれなりの計画を立て、ゆっくり自身にもパワー、スピード、テクニックなどを求められる。 それが可能なゆっくりとは一体。私は久々にウキウキしてきた。 放っておけばまた被害が出るであろう。そうでなくても関係のないゆっくりが殺されるかもしれない。 純粋なゆっくり好きな私としてはいても立ってもいられなかったのだ。 詰まっている小説のネタになるかもしれないし。 「ちぇん! 里へ行ってゆっくりのつがい 民家を襲撃 38歳男性全治2週間の怪我を捕まえるわよ!」 「わからないよー、げがをしたおとこのひとをつかまえるのー?」 うっかり見出しをそのまま大声読んでしまったが別に恥ずかしくなんかない。 「あいつら、家に帰ってきた私を見つけたら暴れ始めましてね。一匹を取り押さえようと追いかけていたらいつの間にか足に縄を巻きつけていたんですよ」 腕を釣りながら被害者の主人は言う。 「腕やっちまって、せめて足止めしようと『ゆっくりしていってね!』って叫んだんですが、なんと奴らそれを無視しやがったんですよ」 驚きだ。ゆっくりが『ゆっくりしていってね!』に反応しないとは。 アレは本能から出てしまうもので制御など出来ないと聞いたことがあるが。 「ちぇん」 「なにかなー」 「ゆっくりしていってね」 「わかるよー、ゆっくりしていくといいよー」 ウチのちぇんでもこれだ。 「実に興味深いですね。どんなゆっくりなのかしら」 …誰? 私じゃないわよ? 振り返ると見た事がある顔…この前餡子クッキーをご馳走になった稗田阿求さんだった。 「ご機嫌よう稗田様。先日はクッキーありがとうございました。今日はいかがいたしました?」 「ゆっくりが里の人にケガをさせたとかで。一大事じゃないですか」 そういう稗田さんの顔はどこか嗤っているようだった。あの、すみません、なんかちぇんが怯えているんですが。 「早く対策を打たないと犠牲者が増えるばかりです。普通のゆっくりと違って頭もいいみたいですし」 「ええ、そうです。稗田様、何か情報は掴んでおいでですか? よろしければお教え願いませんか?」 私がダメモトで聞くと稗田さんは袖から一枚の写真を取り出した。 「犯人のゆっくりだそうです。天狗の下っ端が撮影に成功していたらしいですわ」 一面のせいで載せるスペースが無くなったか。早速写真を見せてもらうと…… 「ねぇ、ちぇん」 「なにおねーさん」 「このれいむ、見覚えない?」 「こんどはわかるよー、このまえちぇんをぼかぼかしてくれたまりさとれいむだねー」 そう、この前トロロのクシャミ砲によってスターダストメモリィと化した筈のゆっくりまりさ・れいむに間違いなかった。 私は一度家に入られたゆっくりの事は忘れないようにしている。 見分けることが難しいといわれるゆっくり。 実は見分け方にはコツがあるのだ。 以前侵入したこの二体。まりさとれいむ。 よくいるタイプであるが、こういうときには自分で一つ一つに特徴をつけてやればいい。 例えば、二匹は成熟したつがいであるが、子供はいない。 おそらく仲間意識はあるが恋愛という意気には踏み込んでいないのだろう。 成熟しながらも子供を持っていないというのは大きな特徴の一つだ。 またどうしても見分けがつかないときには、このちぇんが役に立つ。 種族が違うとどれも一緒に見えてしまうのは生き物のサガだ。こういうときには同属に見てもらうのが一番だ。 「こいつらの駆除、私に任せてもらえませんか?」 と言うと稗田さんはちょっとびっくりしたようだった。 以前このゆっくり共に襲撃された旨、自らの手で再度反省させる必要がある旨を話すと稗田さんは納得したような、それでいて残念そうな顔をして了解してくれた。 「さて、と」 対策を考える。恐らく二匹はまたこの里に現れるだろう。 季節は秋。冬篭りの準備をしなければならないが、この時期は他のゆっくりや動物、そして妖怪の動きも活発になる。 下手に動き回って食料を探すより民家に侵入し しゅっと盗むほうがリスクが低く効率も良いのを奴らは知っているのだろう。 あの二匹はなかなかに頭がいい。取れるだけとって危険と感じたら別の里に移動するはずだ。 だが、ゆっくりは新聞を読まない。ということは男性が怪我をし、こちらが必要以上に警戒していることを知らないのだ。 心理としては男性の家の全く逆方向の家に行きたがるはずだ。男は里の東口方面に住んでいた。 ならば西口だ。意表を付いてくる可能性は無いわけではないので東口には人を配置する。少なくともこれで東口から入ろうとはするまい。 西口の方で夜遅くまで家をあける用事のある家主を探す。そして協力を得、私は家の番をすることになった。 家の明かりは一切遮断し戸口の鍵を開けておく。民家が近いのでガラス戸を破ってくる事はないはずだ。 野菜くずを調達し、台所のすぐに目に付く場所に設置。オトリである。 と、そうだ。相手が奴等なら……例のブツを作っておこう。 材料は紙と筆とはさみ。これだけである。 私の能力『物を均等に完璧に分ける程度の能力』で小さく紙を切り分ける。 丁度お守りくらいのサイズに切り分たものを九枚作り、そこに絵を描く。 8枚の下の方を折り曲げ、スゴロクの駒の様にした。 紙が余ったのでこれにも絵を描いて使うことにする。島を二つ描いた。 「おねーさん、それどうするのー?」 「なんでもないわよ。ただちょっとしたゲームを作るの」 ちぇんは?マークを頭の上に浮かべていたが気にせずブツを完成させた。 後は待つだけ。見張りをちぇんに頼み少々仮眠をとることにした。 「おねーさん、おきてー。まりさたちがきたよー」 「ん…」 どうやらビンゴだったようだ。音を立てないように立ち上がる。 台所を覗き込むとあの二匹がいた。以前私の家に上がりこんだときとは違い物を散らかしていない。どうやら遊びは無しで食物一点狙いのようだ。 れいむが見張りをし、まりさが袋の中の野菜くずを食べていた。見張りをつけるとは。 ふとよく見るとゆっくりたちの顔の両サイドに耳当てのような物がついている。 あー、なんだっけ、たしか『へっどほん』とか言うんだったか。 外の世界の携帯蓄音機で、耳に直接音楽を流すため、周りに音が漏れないんだとか。 なぜゆっくりがそんなものを持っているかは知らないが、大方河童の所からパチって来たのだろう。 最近の河童は物騒なものを作る割に管理がちゃんとしてないから困る。 しかし、なるほど、耳栓の代わりか。あれなら『ゆっくりしていってね!!!』の掛け声に反応することもない。 だがそれは……つまりこちらもよほど大きな音を出さなければ気付かれないという事だ。 二匹を取り押さえるのは思っていたよりかなり簡単だった。 れいむを私とちぇんの二人掛りで一気に取り押さえる。 まりさは『へっどほん』のせいでれいむが襲われたのに気付くのが遅かった。 そのため、私がれいむを人質に取ると素直に投降した。 まりさ種にありがちな仲間を簡単に見捨てる可能性はあったが、このまりさは頭がいい。 おそらくれいむが取り押さえられた時点で自分も逃げられないと悟ったのだ。 「ゆ! このまえのおねーさんだ!」 「ほんとうだ! これでこのまえのうらみがはらせるね!」 驚いた事に二匹は私を覚えていた。 そしてこのまえのうらみ、と言ってる事からトロロに吹き飛ばされたことも覚えているようだ。 「おねーさん! まりさとれいむはぱわーあっぷしたよ! だからこのまえみたいにはいかないよ!」 「こんどはおねーさんをまかしてあげるよ!」 「もしまりさがかったらまりさたちにおやさいをたくさんよういしてまりさたちをにがしてね!」 「れいむたちがまけたられいむたちをすきにしていいよ! もんだいはおねいさんがだしてね!」 どうやらこの前、私にしてやられた事が相当悔しかったらしく、私にリベンジを要求してきた。 計 画 通 り そう、私はこうなることは予想していた。相手が私を覚えていたら、という仮定ではあったが。 その為に先ほどブツを制作していたのだ。ブツをちぇんに持ってこさせる。 前回はちょっとしたとんちで、ちょっと想像力があれば正解できた問題だ。 だがしかし、今回私が出す問題はとんちじゃ解決できない。ちゃんとした計算でなければ正解しない。 私は先ほど作ったブツを二匹に見せる ゆっくりれいむ、ゆっくりまりさ、ちびれいむが二匹、ちびまりさが二匹、ゆっくりれみりゃ、ゆっくりさくやが描かれた駒。 それと船の駒と二つの島が浮かんでいる台紙を置く。 島にはそれぞれAとBと描かれていた。 「このゆっくりファミリーは今、左のこのAの島にいて、みんな右のBの島に行きたがっています。 Bの島に行くには船を使う必要がありますが船を扱えるのはこの内親れいむ、親まりさ、そしてさくや。 船は座席が二個しかないから二匹しか乗れないわ。そして船の数は一台。 だけどこのファミリー、実はとても仲が悪くて、親れいむは親まりさが見ていないと子まりさを、 親まりさは親れいむが見ていないと子れいむを食べてしまいます。 そしてゆっくりゃはさくやがいないと皆を食べちゃいます。 そこで問題。この家族を一人も殺さずに皆をBに送り届けてみなさい」 「…ゆ?」 案の定一回では理解されなかったので三回くらい教えてやった。 「ゆっくりりかいしたよ!」 「みんなをあっちにわたらせればいいんだね!」 「そういうこと。夜が明けたら私の勝ちね。じゃ、スタート!」 ちなみにこれは実際に出来る問題よ。SSを読んでいるあなたも適当に駒を作って挑戦しては如何でしょうか。正解はSSの一番下に書いておく。 二時間後、まりさの頭から湯気が出始めて「ゆっ……ゆっ……」と呻きながら震えだした。 知恵熱ね。今ごろまりさの体内ではほかほか餡子が出来ているはず。 まぁ正解するこたぁ無いと思っていたけどね。でもこれ小学生でも頑張れば出来る問題なのよね。 ゆっくりがゆっくりから教わる事には限度がある。 せいぜいゆっくりぱちゅりーから簡単ななぞなぞを教えてもらうとかその程度だろう。 れいむが「まりさがしんじゃう!」と泣き出したので絞った濡れタオルを被せ冷却してやる。 多少水を吸ってしまうだろうが、直接保冷庫にぶち込まれるよりかはいいだろう。 さてこの二匹、どうしたものか。まりさが目を覚ますと「ま゛いり゛まじだーごべんな゛ざーい゛!」と泣きついてきた。 先ほど大きなことを言ったのを後悔しているのだろう、まぁ本人達は負けるはずはないと思っていたのだろうが。 とりあえず笑顔でゆっくり用の袋に二匹を詰め込んだ。 「くらい! おねーさんだして! おうちかえる!」とかうるさかったので暫くムロフシの如く袋をハンマー大回転してやると静かになった。 きっと袋の中でサントピアワールド(新潟県にある遊園地。マスコットがキモい)の夢を見ているに違いない。 捕獲したとの報告を稗田さんにした。 稗田さんは「もしよければこちらで処分するけど」と言っていたが断った。 このゆっくりに興味をもったからである。 断った後の稗田さんの目が何か怖かったが、気付かないフリをしておこう、うん。 家に帰って袋から二匹を取り出し、透明な箱に入れてやる。 ムロフシした際にちょっと吐いたのか、野菜のカスが体のいたるところに付いていた。 がくがく震えるゆっくりに私は判決を言い渡した。 「あんたらは以後人里には降りないように。里の人たちにもあんたらがわかるように飾りを付けさせてもらうわ」 そういうと私はまりさから帽子を、れいむからは髪飾りをふんだくってやった! 「ゆー!」 「おねいさん、れいむたちのかみかざりをゆっくりかえしてね!」 はいはいスルー。そして帽子に『なんなんだアンタ』ワッペンを、髪飾りには某バクベアード様をマジックで描いてやった。 / ̄ ̄ ̄\ z 〈 Y y / 人 、 ヾ γ __ \/ / // \|  ̄Y γ=―=ヾ Y | /(・)(・|| 廴f く (●) 冫 レ 我ながらすごい取り合わせだと思う (6 / つ || 、_i ゙ミ三彡" L | | ___ ||  ̄ヽ / | | /__/ || ニュノ\ /ヾ /| | /||\ _/>-r―r-イ\ イ /ト 个 ∧ ヾ 「ゆ゛ー! かっこわるいよ゛ー!」 「ごわ゛い゛よこ゛のめ゛だま゛ー!」 「慣れよ鳴れ。その程度だったら他のゆっくりも気にしないでしょうし。命とられるよりはマシでしょ」 そう言うとしぶしぶ納得したようだ。うん、頭のいいゆっくりはほんと助かる。 「今度里に下りてきたら問答無用で潰して良いと言ってあるから。絶対降りちゃ駄目よ」 「ゆ……でもにんげんたちのところにいかないとれいむたちふゆをこせないよ…」 「冬の蓄えくらいだったら提供してあげるわよ」 と、台所から大量のお菓子を持ってきてやる。 「賞味期限切れたヤツもあるけど、別に問題ないはずよ。あられとかお煎餅とかよく貰うんだけどしょっぱいのは苦手なのよね」 「ゆ!」 「おねーさんいいの!?」 「いいけど条件があるわ。明日から冬が来るまで、日が一番高く上った時間になったら私の家へ来ること。そんで私の授業を受けなさい」 ゆっくりは不思議な顔をしていた。まぁ当然か。 「ゆぅ、じゅぎょー?」 「勉強よ。あんたらは野良ゆっくりにしちゃ頭がいいみたいだから、もっといいこと覚えるべきなの。それを私が教えてあげるから 来たらまたお菓子をあげるわ。こなかったら巣まで行ってオシオキ。いいわね?」 「ゆー、ゆっくりりかいしたよ!」 「おかしがもらえるならゆっくりじゅぎょーをうけざるおえない!」 かくして私は二匹のゆっくりの先生となり、私もまた新たな小説のネタを手に入れた。 これから私の周りは自分が予想していた以上に慌しくなるのだがそれはまた別の話。 -了- ========================================== -あとがき- いじめている箇所が2つとか。/(^o^)\ つ、次はいじめ要素入るばずだからゆっくり待ってね! ちなみにヘッドホンはどこかのバラエティー番組宜しく電波受信式でどこからともなくクラシックが流れていると思ってください。 ☆問題回答 A B → さくや れみりゃ ← さくや → さくや 子まりさ ← さくや れみりゃ → 親まりさ 子まりさ ← 親まりさ → 親まりさ 親れいむ ← 親れいむ → さくや れみりゃ ← 親まりさ → 親まりさ 親れいむ ← 親れいむ → 親れいむ 子れいむ ← さくや れみりゃ → さくや 子れいむ ← さくや → さくや れみりゃ ※それぞれまりさとれいむが逆でも可 筆者は小学校の頃半日かけてクリアしました 作:ゆっくりいくさんはフカヒレまんだと思う人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2556.html
※ちーんぽ!といってくるみょんがでます ※みょんが成仏します ※実際にやってみたりします 「ゆっくりレポート 〜みょん〜」 通常種のゆっくりの中にはれいむ種とまりさ種より強い上位種がある。 それはみょん種とちぇん種だ。 みょんは戦闘力が高いため棒切れを武器に戦うことがある。 ちぇんしゅは攻撃力こそ無いが瞬発力などが高い。 群れにれみりゃなどの捕食種が現れた場合、みょんとちぇんは、ドスとともに立ち向かう個体もあれば、怖くて逃げ出すものもいる。 今回のレポートはそのみょん種について調べ簡単にまとめてみた。 1 話しかたについて。 みょん種の話し方は3つに分かれる。 それは動物系と通常系と混合系の3種類 動物系は「ちーんぽ」や「ぺにすっ!」「まらぁ」 など性に関する言葉を発して来る存在自体が下ネタという存在。 しかし、その言葉が理解できるのは同じみょん種ぐらいのようなものである。 ほかにも感情表現でうれしくなると 「びっくまらぺにすっ!」 などと意味不明な言葉を発して来る。 つまりみょん種はうれしくなると「びっく」などの言葉を言うのではないかと思う。 通常系は普通のゆっくりと同じようにしゃべることができる固体。 しかしゆっくりとは違い語尾に「〜みょん」をつけてくる。 例「ゆっくりしていくみょん!」 混合系は通常種と動物種の混合タイプ 語尾に「〜みょん」では無く動物種の言葉を発する。 例「ゆっくりしていくちーんぽ!」 ちなみにこの3つのうち一番多いのはこの種らしい。 2 通常種による動物種の翻訳。 先ほどお話したように動物種の言葉は同じ属性に値するみょん出ないと翻訳はほぼ不可。 なので動物種と通常種を一緒にさせ、動物種の言ったことを俺に伝えるように通常種に依頼した。 ――――――――――――――― そして数分経過すると。 「ちーんぽ、まらっ、ぺにす。」 と動物種のみょんが通常種のみょんにはなしかけてきた。 なんていってんのと聞くと 「おにーさんはほんとうにやさしいのといってたみょん!」 といってきた。 「ああ、そうなのか。 みょん、俺は優しいお兄さんだ。その証拠に・・・ほら」 とチョコをばら撒く そして 「びっくまらぺにす!」 と歓喜の声。 「おにいさん、これは・・・」 「ああ、言わなくてもわかる。 お兄さんありがとう!か何かだろ。」 「すごいみょん!おにいさん!」 ――――――――――――――― という感じになった。 やはり動物種のみょんがいる場合。 通常種、もしくは混合種のみょんの存在は不可欠なのだ。 3 戦闘力の高さ。 みょんの戦闘力は前文にも述べたように高い。 その戦闘力は時にはれみりゃに匹敵するほどらしい。 なので、実験してみた。 ――――――――――――――― まずは軽いウォーミングアップ。 お兄さんはお出かけしてくるといい。 もし変なゆっくりがはいってきたらこいつで始末してくれと、木の枝を渡す。 お兄さんが外へ出たら近くにいた野良ゆっくり(まりさ種)をみょんに気づかれぬよう、家にぽいっと放り込む。 「ゆっ・・・ぐっ・・・ぎゅっ」 と三回はねた後転がるまりさ。 そして起き上がりあたりを見渡す。 「ゆぅっ・・・いたいのぜ・・・ここはどこなのぜ?」 とまりさの目の前に広がる謎の空間。 しかし、わかるのは今まで住んでた家よりももっともマシな空間。 「ゆう・・・すごいのぜ・・・ここはにんげんさんのおうちなのぜ?にんげんさんにはもったいないのぜ!だからここを・・・」 まりさは息を吸い思いっきり声を上げた。 「ここをまりさのゆっくりプレイスにするよ!!」 まりさは高らかとお家宣言をしてしまった。 違う部屋にいたみょんはぴくんと耳(?)を立てた。 「みょんっ?ふしんしゃがいるみょんね・・・」 「ちんぽ?」 「みょんはちょっとみてくるみょん!みょんはそこでまってるみょん!」 とお兄さんに渡された木の枝を持って部屋を出る。 その部屋には 「ちんぽっぽー」 と見送る動物種のみょんが見送っている姿があった。 みょんは玄関に向かった後キッチンへ向かう。 するとキッチン近くに 「むーしゃ、むーしゃ」という声が聞こえた。 間違いない。不審者だ。 みょんはこっそりとキッチンの中へ。 よく見るとまりさ種がキッチンのものを貪り食っている。 「んめぇっ!まじぱねぇ!!」 ついでにこのご飯もわざと用意したものだ。 みょんは (ゆ!おにいさんがよういしたごはんをたべている!?ひとがつくったごはんをたべるなんてゆるせないみょん!) こっそりとまりさに近づき声を上げる。 「やい!まりさ!!なにをやっているみょん!」 「ゆ!みょん!!まりさのゆっくりプレイスにようこそ! でもかってにはいってきちゃだめだよ! あとごはんさんあまっているからいっしょにたべようね!」 みょんは絶句した。 こいつ、何を言っている。 ここはお兄さんのおうちなのに、なぜ『まりさのゆっくりプレイス』と言い切れる。 しかもそのご飯はお兄さんが用意していたご飯・・・ 許せない。 早く退治しないとお兄さんが帰ってくる。 時間はない。 短い針さんが3の数字をさしたら帰ってくる。 すべてを賭けるしかないと考えた。 「どうしたの?みょんゆっくりs(ドスッ)」 まりさの腹部に木の枝が刺さる。 「ゆぎゃあああああああああああああああああいたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 「おまえはおにいさんのおうちにむだんでしんにゅうした!いまからそのつみをつぐなってもらうみょん!」 「どおじでえええええええええ!!ここはまりざのゆっぐりぷれいずっ・・・ゆっ゛!!」 「そういうゆっくりはゆるさないみょん!じごくにおちろみょん!」 「いだいいいいいいいいいいいいいいい!! ごべんなざい!ごべんなざい!! まりさがわるかったですう! ここがおにいさんのおうちとはしらなかったんですう!!」 「・・・あいかわらずくちだけはたっしゃだみょんね・・・まりさってのはみょん・・・ いまらくにしてやるみょん! ゆっくりしねみょん!」 と木をさらにねじ込ませた。 「ゆぐげげげげげげぇっ!」 とまりさが痙攣している。 中枢餡にたどり着いたのかと思ったみょんは木の枝を引き抜いた。 しばらくしないうちにこのまりさはゆっくり死ぬだろう。そう確信していた そして3時になるとお兄さんがみょんの大好きなおやつを持って帰ってきた。 「みょん、お勤めご苦労様」と言ってくれたそれが何よりもうれしいことだ。 ――――――――――――――― やはりまりさ種は瞬殺だった。 適度に休憩を与え飯も食わせた後。 次の実験に移る。 ――――――――――――――― 夜。 みょんがまだ寝る時間じゃないときに 「今日は早く寝る」といい部屋を後にする。 みょんから 「ゆっくりおやすみみょん!」 「ちんぽー」と送られた。 今度はれいむやまりさではなくれみりゃを放つ この日のために前日捕まえたものだ。 昼と同じくみょんに気づかれぬようにれみりゃを放つ。 「うっう〜♪」とのんきな声を放つれみりゃ 通常種のみょんが動物種のみょんが遊んでいるときに 「ぎゃおーー!たべちゃうぞー!!」 とばかげた声がする。 その声の主が 「れ・・・れみりゃだあああああああああああああ!」 「ちんぽー!まらっ!ぺにすっ!まらぺにすっ!」 「うー☆あまあまにひきいただきますどぉー♪」 「そうはさせないみょん。みょん!」 「ぺにすっ!」 と木の枝を構えた二匹。れみりゃに勝負を挑むのだ。 「はさみうちだみょん!」「ちんぽこ!」 とれみりゃの頬をさす。 「うぎゃあああああああああああああざぐやああああああああああああああああああ!!」 といないはずのメイド長を呼ぶれみりゃ 「さくやあ・・・どこぉ・・・こあいあまあまがいるよぉ・・・」 おびえるれみりゃ。それはそうだ、今まで痛みを味わったこともないれみりゃをつれてきたのだから。 「つぎははねさんをうごけなくさせるみょん!」 「ちんぽこぽーん!」 と二匹が羽を引きちぎった。 「あぎゃあああああああああああああああああ!!」 羽をちぎり、食べてみると 「おいしいのかおいしくないのかわからんみょん!」 「ちんちん!」 「やめるどぉぉぉぉおおお!いたいどおおおおおおおおお! れみりゃはぁ〜かり☆しゅまであたまのきれる。こーまかんのあるじなんだどぉー!!」 「うるさいみょん!」 「なにがあるじだみょん!それはたんなるおもいこみにしかすぎないみょん! おまえはにせもののあるじだみょん!」 「ちんぽこちーん!」 「・・・え よくきこえないどぉ。もういちどいうどぉ」 れみりゃがとぼける。 「わかったみょん! おまえは!なさけなくて!げすな!にせものあるじだみょん!!」 「う・・・う・・・うわあああああああああああああああああああああああああああ!」 そんな・・・そんなはずは無い。 れみりゃはれっきとした。こーまかんの主。 くーるで、かり☆しゅまな主なのに なのにあのみょんはれみりゃのことをにせものといった。 でもれみりゃの家族もみんなこーまかんの主といっていた。 じ・・・じゃあ本物の主は・・・ ぷちん れみりゃの理性を保つ線が切れた。 「ぐびょびょびょびょびょびょびょびょ!」 「ついにこわれたみょんね・・・ あわれなもんみょん」 「まらぺにす!」 「ゆっくりしぬみょん!」 れみりゃの脳天に木の枝をさす。 「びょびょびょびょびょびょっ・・・ ぐべえええええええええええええええええ!!!」 その後れみりゃは肉汁などを吐き息をしなくなった。 「・・・おわったみょん・・・」 みょんは見つめ合い、軽いスキンシップをした後、 「おやすみみょん」 といい眠りについた。 ――――――――――――――― やはりれみりゃもだめだった。 相当このみょんが戦闘慣れしていることがよくわかる。 やはりちぇんよりみょんがつよいのではと思った。 やはりドスの群れなどでは用心棒候補としてみょんの名前が多い 4 みょんの不思議な特性 みょんは独特の話し方をするだけではないんじゃないかと思う ということでゆっくり辞典で少し調べてみることにした 何でも辞書にはみょんの中に時折半霊をつれているみょんが存在し、その半霊はみょん以外のゆっくりに憑依可能らしい。 その半霊はみょんじゃないと見えないらしく 見抜くのは相当難しいそうだ。 あとみょんをあと方も無く消滅させる方法というものが書いてあった。 開いてみると、そこにはこうかいてあった。 ――――――――――――――― ゆっくりみょんは元々別世界の存在。 「南無阿弥陀仏」というとみょんはあと方も無く成仏します。 面白そうなのでためしに山に登りみょんを一匹ほど成仏させる。 ゆっくりしていってねというとれいむがあらわれ、お菓子を分け与えることを条件にみょんにあわせてもらった。 「ちんぽー!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり。 じゃあ、早速だが。」 すぅーと深呼吸をした後叫んだ。 「南無阿弥陀仏!!」 そういうと、みょんの体からしゅぱあああという光が放たれた しかし、れいむはのんきに 「ゆぅ〜みょん。きれいだよぉ・・・」 と、するとみょんのからだから発される光がさらに強くなりお兄さんの視界を覆い尽くす。 目がちかちかするが。 目の前を見るとさっきまでいたみょんの姿が無かった。 本当に成仏したのか?と思い天を見ると半霊が。 よく見ると半霊はみょんのすがたをしている。 おそらく成仏しようとしているみょんだろう。 するとみょんが 「ゆっくりしていってね!」 と声を上げる。 うぉぉすげぇ半霊状態だと「ちーんぽ」とか言わないのか! そう感激しているとみょんが口を開いた。 「そこのおにいさんにおねがいがあるよ。 みょんがじょうぶつしたらみょんのしたいをそこにうめてね・・・おねがいだよ・・・」 お・・・おれ!?と思った。 「わ・・・わかった」と返事をすると。 なぜか雲から光がさし、みょんを照らす。 「ゆ・・・おむかえさんだね・・・いまいくよ・・・」とみょんが消え始める。 そして完全に消える直後。 「ゆっくりじょうぶつするよ!」 といい完全に消滅した。 よく見ると魂の抜け殻になったみょんの遺体が 遺言通りに土に埋めると、 「ゆぅ〜どうしたの、みょんは?」 とれいむが聞いてくる。 「え・・・・・・ゆ・・・ゆっくりしちゃった。」 と言ってその場を後にした。 ――――――――――――――― にみょんが畑荒らしに来たら南無阿弥陀仏といえばすぐに成仏する。 しかも成仏寸前になるとまともにしゃべるというものだ。 やはりゆっくりはやめられない。 あとがき ゆっくりレポートというものだが 回想が妙におおかったことは謝りたい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ系2967 ゆっくり天井針 いじめ系2974 もしもゆっくりが廃スペースシャトルにいたら いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! いじめ小ネタ580 とかいはこーでぃねーと このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5462.html
幻想郷の住民の前にゆっくりが現れたときの反応集です。 最後まで読んでくれると嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 霊夢 霊夢「あら、何かしら」 ゆっくりれいむ「ゆっくりしていってね!れいむはれいむだよ!」「おねえさんは「饅頭じゃない!お腹空いてたのよ!」「やめてーおねーさーん」 アリス・マーガトロイド ありす「おねえさん、このへんにびゆっくりのまりさはいなかったかしらぁ?すっきりしたいのよ〜」 アリス「あ゛? 」「あんたらのせいで私は人里で変な目で見られるのよ?」「行きなさい。上海、蓬莱」 ゆぎゃああああぁぁぁぁ レミリア・スカーレット レミリア「天気がいいわね〜」 れみりゃ「おねえさんははやくれみりゃのぷでぃんをよういするんだど〜」 レミリア「黙りなさ「だまるのはおねえさんだど〜」 レミリア「スピア・ザ・グングニル」 「ざ…ぐ…や゛…」 和田阿求 れいむ「おねえさんゆっくりしていってね!」 まりさ「ばばあははやくあまあまをよういするのぜ!」 阿求「ふふ、いいわよ。おいで。」 〜その後2匹がどうなったかはご想像にお任せします〜 風見幽香 ゆうか「ゆっくりみずやりするよ!おはなさんゆっくりしていってね!」 幽香「あら、手伝ってくれるのね。ありがとう。」 れいむ「このおはなはれいむの「死になさい」ザク! 魂魄妖夢 ようむ「ちんぽ!ぺにす!」 妖夢「卑猥な言葉を発すな!」ザクザク ようむ「でかまら!」妖夢「あ゛あ゛?」スパ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーひとまずここまでにします。 みんなにいじめられててかわいそー(棒) 続きかくかもしれないです。続きには2がついています
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5185.html
たまたま庭で5匹のゆっくりを拾った。 れいむが1匹 子れいむが2匹 魔理沙が1匹 子まりさが1匹・・・ ふむ、よし。とするか。 「おにーさん、ゆっくり出来る人?」 「ゆっくりしていってね!!!」 大丈夫だ。俺がゆっくりさせてやる。ゆっくり・・・ね。 まず俺はれいむとまりさを別々の自作庭に入れた。 霊「ゆぅ・・・ゆ?ここはとてもゆっくりできるね!」 魔「ゆぅ、ちびちゃんたちもゆっくりするんだぜ!」 今からこいつらに試練を受けてもらう。 自作庭にはたくさんの草、イモムシといった しっかりとした環境が整っていた。 今からその狭い自作庭で試練を受けてもらう・・・ 第1の試練 まず、家が無いとゆっくり出来ないらしい。 2つのグループのゆっくりたちは同時に家を作り始めた。 魔「ちびちゃん達も手伝うんだぜ!」 子魔「がんばるんだじぇ!」 どうやら霊夢たちも家を作り始めたようだ。 霊「良くわかんないけど、おうちを作らなきゃ!」 子霊「ゆゆっ!れいむも手伝うよ!」 れいむ達も頑張って家を作っている。 霊「ゆーっ、疲れた・・・」 どうやら霊夢達のほうが早く完成したようだ。 霊「ちびちゃん、お疲れ様!」 子霊「「ゆぅ・・・つかれたよ!」 霊「ゆっ、ごめんね!疲れたから一緒におうちで休もうか!」 子霊「「ゆっくりーーー!!!」」 一方、魔理沙は霊夢と比べて ぜんぜん完成していなかった。 子魔「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 魔「まったく・・・これじゃ人手が足りないんだぜ!」 子魔「たりないんだじぇ!」 そこにあるのは、ぽっかりと大きな穴が開いた 木の枝かまくら。 まあ、俺は手助けもしないしする気もない。 頑張れ。と心の中で思ってその場を立ち去った。 第2の試練 子霊「おきゃーしゃん、おにゃきゃしゅいたー!!!」 いい始めたのは、子れいむ。 霊「ゆゆ?」 子霊「おにゃきゃしゅいたー!」 子霊「はやくあみゃあみゃもってきちぇー!」 甘える子れいむたち。 可愛い。キモい。ウザい。 泣いてすがる子れいむ。 子霊「ゆえーん、ゆえーん!」 子霊「れいむちんぢゃう!」 霊「ゆゆー・・・わかっちゃよ! 持ってくるから待っててね!」 子霊「「ゆーっ!!!」」 そういって、家を出た。 さて・・・ここで手を初めて加えるわけだ。 その内容とは、「餌」の事。 庭の隅にいもむしさんっ!を 3匹のみいれる。 後は木の実とかで頑張ってほしい。 霊夢はどうするだろうか・・・ 一方、魔理沙はどうなっただろうか。 子魔「おちょーしゃん、おにゃきゃすいたんだじぇ!」 魔「ゆ?家が完成するまで保留なんだぜ!!」 子魔「あまあまもってきてほしいじぇ!」 魔「ゆゆゆ・・・完成したらとってきてあげるぜ・・・ だから早く完成させるんだぜ!」 子魔「ゆーっ・・・」 それから俺はショッピングモールに昼飯、ゆっくりに必要な物を買いにいった。 昼飯はオニギリでいっか・・・ そこから帰ってみて、監視カメラ(俺が仕掛けたんだ) を見てみると、 魔「ゆっくり完成したんだぜ!」 子魔「おにゃかしゅいたーーー!!!」 見ると何とか完成していた。 やはり歪な形だ。 その中霊夢達は、 霊「おまたせ!あまあまもってきたよ!」 子霊「ゆううぅぅぅ!!!おにゃきゃしゅいちゃー!!!」 子霊「おきゃーしゃんおしょいよ!ゆっきゅりしないでっていったじゃん!」 霊「ゆぅぅ・・・ごめん・・・」 この箱庭には餌が少ない。 霊夢が持ってきたのは小さな木の実、イモムシ2匹。 だが、これぽっちじゃ足りない餌。 だが周りにまったく餌のない箱庭じゃ、かなり 貴重なものだった。 子霊「しゅくないよーーー!!!」 子霊「おきゃーしゃんばきゃなの?死ぬの?」 霊「ゆー・・・そんな事いうならご飯なしね」 子霊「「ゆ゛ーーー!ごめんなしゃい!」」 そうして子れいむ達は我慢して木の実を食べた。 木の実も食べるのか。 この後の行動が楽しみだ。 一方魔理沙は 魔「ゆー・・・疲れたんだぜ!」 子魔「やくしょくどおり、ごはんちょうだいね!」 魔「ゆ、今とってくるからゆっくり待ってるんだぜ!!」 子魔「ゆえー?いましゃらとっちぇくるの?」 魔「ゆっくりいい子にしてるんだぜ!!」 父魔理沙は周りにたくさん「あまあま」があるのだと思っていた。 魔「それじゃあいってくるんだぜ!」 子魔「はやくきゃえってきゅえるんだじぇ!」 そういって魔理沙は行ってしまった。 第3の試練 父魔理沙が帰ってきた。 魔「ただいまなんだぜ・・・」 子魔「おしょいよ!まりしゃおなかしゅいちぇるんだじぇ!」 魔「でも、あまあまがすこししかないんだぜ!」 そういって魔理沙はとって来た食べ物を出した。 子魔「ゆ!?なめてるの!?まりしゃはおにゃかすいてるんだよ!」 魔「ゆっゆ~・・・ごめんだぜ!」 子魔「ごめんじゃすみゃないんだじぇ!もっといまからもってくるんだじぇ!」 魔「っゆう・・・でも、わがままいっちゃだめなんだじぇ!」 子魔「まりしゃはこころがひろいからゆるしてあげるんだじぇ」 監視カメラで見てるだけでウゼェ・・・ そこで俺は、あるスイッチをオンにした。 ・・・カチッ。 ザー・・・ それにすばやく反応したのが、霊夢達。 霊「ゆゆっ、ちびちゃん! 雨が降ってきたからおうちにかえるよ!」 俺が降らしたのは、「水」だ。 シャワーを買って、作動させた。 子霊「ゆ?あめってなーに?」 霊「あたってるとゆっくり出来なくなるんだよ!」 子霊「ゆー?いまはちょっちぇもゆっくりしちぇるよ?」 子霊「ゆー・・・うんうんしちゃくなっちぇきたよ!」 霊「ゆっくり出来なくなってもいいなら構わないよ!」 子霊「ゆっくり理解したよ!」 子霊「理解できにゃいよ! うんうん!もりもりー!」 親霊夢と子れいむ1匹は家に入ったは良いものの、 後1匹はうんうんをし始めた。 子霊「うんうんまだでりゅよ!」 霊「ゆー!早く逃げてー!」 子霊「ゆっくりできなくなりゅよ!」 子れいむの上に、大量の水が降った。 子霊「うるちゃいなー!うんうんたいむのじゃましにゃいでよ・・・ ゆゆゆ!?」 体が溶け始めた。 子霊「ゆー!うんうんのじゃましにゃいでー!」 霊「ぢびぢゃん!はやくこっちおいで!」 子霊「しかちゃない・・・わかっちゃよ・・・っちぇ! う゛ごげな゛い゛よ゛お゛お゛お゛!!!」 霊「う゛う゛う゛!!!」 もう手遅れだった。 体の約20%が溶け、 子供の頃良く遊んでたスライムみたいになっている。 子霊「もっど・・・ゆっぐでぃ・・・」 子霊「・・・・・・・・・・・・・」 霊「ぢびぢゃあ゛あ゛あ゛ん!!!」 言うことを聞かない奴へのせいっさいっ!(笑)だ。 その頃魔理沙は・・・ 魔「雨さん降ってきたぜ!」 子魔「うわさでゆっくりできにゃくなりゅってきいちゃんだじぇ!」 魔「ゆゆっ!良く知ってるねぇ~。」 ・・・ただそれだけだ。つまらない。 だが俺が自ら手を加えすぎても、 加減が効かなくなってしまうし、さらにつまらない。 あとちゃんとした生物だし、哀れすぎると思う。 え?哀れと思っているのになぜこういうことをやっているのか? あ、ああ。これは「実験」なのだ。 ゆっくりを飼うのに、知識も必要。 だから色々なことをして、習性などを確かめたのだ。 子霊夢 1匹 LOST… 第4の試練 それから次の日、 霊夢や魔理沙もこの環境に慣れてきたし、 あるものを投入することにした。 「う~♪」 「ゆっくりれみりゃ」だ。 胴無し。 ゆっくりにとっては最大の天敵ともいえる。 なぜかペットショップで売ってたから買った。 「よし、れみりゃ。今からあの狭い箱庭にお前を投入する。 だが、絶対にやってはいけないことがある。」 「約束は守るんだど~」 「よし。えらいぞ。守ってくれたら超高級ウマウマプリンをやろう。」 「うー!ぷっでぃ~んだ!」 「(まあ、普通のプリンだがな・・・) じゃあ約束を言うぞ?しっかり聞いておけ。」 「1.今から投入する箱庭の中には 「ゆっくり」がいる。しかしそれを絶対食べてはいけないぞ。」 「なんでなんだど~?」 「・・・それ以上聞くな。プリン無しにするぞ。」 「う~・・・」 「2.箱庭の中に木があり、そこに木の実がなっている。 でも絶対そこの木の実を取るな。」 「木の実は好きじゃないんだどー。」 「よし、それなら話が早い。」 「この2つを守りつつ、ゆっくりを追いかけろ。 2つの箱庭があるから2回行ってもらう。」 「何かあったらおにーさんに助けてもらいたいんだどー・・・」 「安心しろ。何も無いはずだから。」 ・・・と話をして庭に放した。 「う~♪」 果たして銀バッジのこいつが約束守れるのか・・・ 監視室で見ていると・・・ れ「う~♪れいむ達たべちゃうんだどー♪」 霊「ぎゃああああ!れみりゃだあぁぁぁ!!!」 霊夢の表情がカオスってる。 当たり前だ。 子霊「れみりゃやめてええぇぇぇ!!!」 子霊夢も本能で表情がカオスってる。 多分約束は守ってくれるはず。 れ「う~♪う~♪」 霊「ぎゃあぁぁぁ!近寄るなあぁぁぁ!」 子霊「ゆっくり!ゆっくり逃げるよ!!」 あーあ。霊夢の家がグチャグチャ。 れみりゃは追いつかない程度に追いかける。 やっぱりこいつはいい知能だ。 ・・・もしかしてこいつ、金バッジ獲得出来るんじゃないのか・・・? 霊「ぎゃあぁぁぁ!もっどゆっぐりじだがっだあぁぁぁ!」 子霊「おきゃーしゃん、こわいよー!」 壁に追い詰められたようだ。 死を覚悟したのが分かる。 れ「うー・・・? あっちからぷっでぃ~んのにおいがするんだどー! こうしちゃいられない、すぐにいくんだどー!」 霊「ちびちゃん、よがっだでぇぇぇぇ!!!」 ナイス、れみりゃ。本当にこうなるとは思わなかった。 れみりゃが戻ってきた。 「霊夢は終わったんだどー! 次は魔理沙なんだどー!」 「凄いな、お前。 まさかちゃんと約束を守るなんてな…」 「おにーさんなにいってるんだどー? れみりゃのちのーをなめてもらっちゃ困るよ!」 いや、マジで凄すぎるよ。これはマジ。 うわさによれば生まれた頃から厳しく教えたとか。 それはそうと、霊夢はどうなったのだろうか。 霊「ゆー・・・家がわかんなくなっちゃったよ・・・」 子霊「ゆゆ・・・ゆっくりさがしょうにぇ・・・」 どうやら家が分からなくなったようだ。 まあこれを狙っていたんだがな。 「さあ・・・ここだ。」 「 ぷっでぃ~ん がほしいんだどー!」 そういって う~♪ といいつつ魔理沙の方へ飛んでった。 ・・・こう見ると可愛い。 さて・・・監視カメラを見よう。 子魔「ゆ?へんなこえがきこえるんだじぇ?」 れ「う~、う~!」 魔「れみりゃなんだぜ!ゆっくり出来ない奴なんだぜ!」 魔「ゆっくり逃げるんだぜ!」 こちらのグループはれみりゃとの遭遇経験もあったので 落ち着いて逃げた。 ・・・つまらない。 魔「家さんだと逃げられないんだぜ! 外へ逃げるんだぜ!」 しかし魔理沙たちの表情が一変する。 魔「ゆぎゃああぁぁぁ!」 子魔「かべさん、ゆっくりとおしてね!ゆっくりとおしてね!!! いじわりゅしにゃいでえええ!」 庭の隅に追い詰められた。 こうなれば逃げる所もない。 れ「うー!!たーべちゃーうぞー♪」 魔「れみりゃ、こっち来るんだぜ!」 魔理沙が囮になる。 れ「待つんだどー!」 れみりゃが追っかける。 魔「おちびだけでもいいから早く逃げるんだぜ!」 子魔「いやなんだじぇ!おちょーしゃんもいっちょににげようよ!」 魔「・・・おとーさんは無理なんだぜ。」 子魔「ゆ!なんでなんだじぇ!?」 魔「・・・見つかったからには・・・もう駄目なんだぜ・・・」 はいはい、感動感動。 ・・・まあれみりゃはこの後逃げるからな・・・ れ「うー?ふ、ふらんだどー!!!」(嘘) 魔「!!!!!?」 ・・・ここから逃げてくれるんだろうが、 ちょっと言いすぎじゃないか・・・? れ「逃げるんだどー!!!」 魔「魔・・・魔理沙も、逃・・・逃げるぜ!」 子魔「ふらん嫌なんだじぇ!」 そう言ってれみりゃはどこかへ行ってしまった・・・ という設定。 魔「れみりゃいなくなったけど、 ふらん来るんだぜ・・・ 早く家に戻るんだぜ!」 子魔「怖かったよー!」 魔「まだ安心できないぜ。早く行くぜ!!!」 そういって近くの家に入る。 さっきの感動崩壊。 れみりゃが仕事を終えて帰って来た。 「やったんだどー!」 「よーしよーし、偉いぞ。 給料は約束の ぷっでぃ~ん だ。」 「おいしそうなんだど~・・・」 「ほら、あっちに置いとくから食べてっていいぞ。」 「わーい!!!」 もう用済みのれみりゃは邪魔。 後で可愛がってやるからあっち行ってろ。 って感じだ。 ・・・霊夢グループはどうなったんだろう。 第4の試練 霊「ゆ~・・・お家が無くなっちゃったんだよ~・・・」 子霊「いもーちょがいなくなっちゃったよ・・・」 霊夢グループは壊れた(壊した)家を少しずつ直していた。 それも、周りの木の棒で。 そこで俺は、腹が減ったのでオニギリを食べる事にした。 ムシャムシャ。 それから俺は、外のゆっくりを潰す事にした。 グチョグチョ。 さらに俺は、友人の家で遊ぶことにした。 俺「なあ、ゆっくり虐待やってるか?」 友「まあ、少しな。」 俺「こっちでは今狭すぎる箱庭で観察やってるぜ。」 友「クソ~・・・面白そうじゃねえか。」 俺「じゃあお前も見るか?」 友「じゃあ、少しだけ見させてもらおうかな・・・」 こうして友人も仲間になった。 そして友人を家に招く。 俺「汚い家だけど、ゆっくりしていってね!」 友「恥ずかしい・・・な・・・お前。」 俺「そうか?」 俺「ほら、見てみろよ・・・ 魔理沙グループと霊夢グループだ。 面白いだろ? さっき、このれみりゃをこの箱庭に入れて、パニクらせたところだ。」 友「どーでもいいけどさ・・・この箱庭狭すぎだろ!」 俺「あ、そこかよ。」 そう、箱庭の狭さは、5平方メートルという、狭さだった。 まあ、後で拡張できないし・・・ 木一本という悲しさ。 俺「まあ見てr・・・!?」 なんということでしょう。 霊夢の家が完成していたのだ。 霊「ゆー・・・頑張ったね。」 子霊「・・・おにゃかしゅいた。」 友「おい、おなかすいてる様だぞ。 餌はやらないのか?」 俺「こいつらが勝手に取ってきてくれるから。」 だが、どういうことか、 れいむ達は餌を家の中にためていた。 霊「むーしゃ、むーしゃ」 子霊「むーちゃ、むーちゃ」 幸せそうな顔を見ているだけでイライラしてきた。 魔理沙の方も同じだった。 魔「ゆっくり木の実を食べるんだぜ!」 子魔「むーちゃ、むーちゃ・・・」 魔・子魔「「しあわせー!」」 魔「食べ終わった後はお口の周りを綺麗にするんだぜ!」 子魔「ここのせいかちゅにもなれてきたんだじぇ!」 魔「ここはとっても平和なところだから、ゆっくりできるぜ!」 子魔「ゆ~♪」 魔「ゆーん♪」 イライラ度MAX!!! もう耐え切れん! ・・・最終兵器を使うことにした。 俺「・・・」 友「・・・どうした?それにしてもこいつら、可愛いじゃないか。」 俺「・・・可愛いから、嫌なんだよ」 カチッ。 最後の試練 突然吹き始めた風に、両グループは驚いた。 魔「なんなんだぜ!?」 子魔「うわーん!!!とびゃされちゃうじぇ!!!」 霊「なんだかものすごい風さんだよ!??」 子霊「おきゃーしゃーん!!!たしゅけちぇー!」 両グループの反応も凄い。 そうだ、これだ!俺はこれを期待していたんだ!フハハハハハハハハ!!! 友「何だこれは?」 俺「“台風”だよ」 俺がやったのは、「台風発生装置」。 10個もの小型FANを一気に回した。 そのFANで発電され、その発電された電気で回るという、まさに「無限の回転装置」。 風がものすごく発生される。 霊「ゆわあああ!ちびちゃん、おかーさんのおくちのなかはいってね!」 子霊「ゆぅぅぅぅ・・・」 グシャ。 霊「!?」 子霊「!?」 という2匹の反応。 家が一気に崩れたらしい。 家は風に吹き飛ばされ、完全になくなった。 さあどうなるのか・・・楽しみだ! 魔理沙グループは、 魔「帽子が吹き飛ばされるのは困るんだぜ! 帽子はお口の中に入れるんだぜ!」 子魔「いれるんだじぇ!」 コチラの家はなかなか崩れない。 さすがゆっくり。と言いたい所だが・・・ 後で俺が実験終了後に潰してやる。 霊「・・・ばされる、とばされる!」 子霊「おきゃーしゃんゆっくりすればいいよ!」 霊「ゆっぐりーーー!じでいっでぇぇぇぇええ!!!!?」 とうとう霊夢の体が宙に浮いた。 霊夢は風に操られ右へ左へ上へ下へ。 最後は地面に叩き付けられた。 霊「ゆべぇ!」 お。とうとう口から餡子を吐いた。 霊「ゆ゛え゛ぇぇぇーーー!!!!!」 子霊「もっちょ・・・ゆっきゅり・・・」 子霊夢が口の中で死んだ。 霊「ちびぢゆぅぁあーーー ゆべっ!!!」 霊「いやだ!じにだぐない!」 子霊夢が口の中で死ぬとは、親もショックになって当たり前だろう。 魔「ゆっくりできるね!」 子魔「ゆっきゅりしちぇってね!」 魔「いい声なんだぜ!」 子魔「まりさはあいどるだよ!」 ウゼェ。死ね。 とりあえず実験終了。 結果といえば ゆっくり霊夢は生意気で ゆっくり魔理沙は賢い。 後どんなことよりもうんうんという行動を優先する。 俺「今から俺、魔理沙潰してくるわ!」 友「俺もついて行ったら駄目か・・・?」 俺「一人で、やらせてくれ・・・」 友「おう、頑張れよ。俺監視カメラで見てるから。」 俺「まあ、別にいいけど・・・ 行って来るわ。」 ゆっくりは面白い生物ともいえる。 そして潰しがいのある生物だ。 さて・・・実験も終了したことだし、 潰しに行くか。 れいむ達はどうなったか?フフフ・・・それはね・・・ 「もう死んだよ」 霊「ゆぅぅぅぅ・・・ ぢ・・・び・・・じゃ・・・・・・ん・・・」 続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/765.html
※注意書き 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > ずれているのは仕様だと思って諦めてね!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ \ ' , ./ ̄⌒⌒ヽ._ \ \\ ./⌒ー \ x‐―ァ / |\ / | \\ 〉 | | / ⌒ヽ./ \ /⌒(⌒{ノー{_ノ⌒ノ /イ7⌒7/ハ._> `' 、 「| | || || '⌒´ レ'V⌒Y、∨ | ヘ __,|_| 、__|| |ヘ\\ ... - ヘハ}_] ヒ_ン )|| |、\\\ //∧ ,___, /' ∨7777ー>――‐-、 --─ ./// \ /' |l. ∨/ /´ ―-、 \ ./// |. }>‐イ|l || l | / \ ヽ || | | j⌒ー N| || | |⌒ ', `. || l| | ハ || || | | ', | || l| | { | || || |. ハ x | /' ハ. | | |. | ヘ. }| | /_ {/ハ. / || \ | |______人_>‐‐イ | //∧ ⊥ ヘ. {⌒Y^i⌒! \| }_人_ノ‐' `7ー ヽ ヘ. \ノ‐ヘ._j⌒く⌒ `ーイ| | - 、__| _>‐、V}| }ハ | レ'^ { ー r‐┼ァ ∧ (. -x―、 `、| /7 7くヽ. ヘ}く ∧_ゞ.__レ'}⌒{ /// ‐{ `、 '、 |' .// ./ /⌒ / ̄ \} } { 〈 || //イ '、 } } | ` | | | | く〉 ̄ ̄ ∧___〉‐‐ }// ―イ| | } / // / | } /} ゞ! \______/-' `ー‐-、___ノ ───--一 // . - `、 いつもの散歩コースを歩いていると、変な薬の入った缶を見つけ、今日に限って魔が差したのか何となくその缶を拾ってしまった。 「で、でー・・・しー、えすぅ・・・?なんだこれ?」 何か文字が書かれているが擦り切れてしまっていてはっきりと読むことが出来ない。 訝しく思いながらも何故かその缶が捨てられず、手に持ったまま散歩を続けていると、今度は死にかけのゆっくりぱちゅりーに遭遇した。 「む、むきゅ~・・・おにぃさん・・・ぱちゅりーを、ゆっくりたすけて・・・」 「一体どうしたんだ?助けてだけじゃ分からないだろ?」 「のどがかわいたわ・・・むきゅ・・・」 その言葉を聞いた俺は、ついさっき拾った『でーしーえす』とやらを彼女に飲ませてあげた。 両頬を押さえて口が開いた常態で固定すると、彼女の口に少しずつ『でーしーえす』を注いでやる。 最初は何も言わずに黙々と飲み続けていたぱちゅりーだったが、やがて「ごーくごーく、しあわせ~」などと鳴くようになる。 「これだけ元気になりゃ、後は自分で飲めるな?」 「むっきゅ~!」 『でーしーえす』の缶を目の前においてやると、彼女はすぐにそれを咥えて口全体を器用に使って飲み干した。 瞬間、異変が起こった。そして、それが終るまでの時間はあまりに短かった。 突然ぱちゅりーの下あご付近にこぶが出来たかと思うとそれが成長して人間の手足を形成し、更にすさまじいスピードで成長した。 そうして、今やぱちゅりーの四肢は力強く膨張し、身の丈も2mにも達し、遥かな高みから俺を見下ろしていた。 「む、むきゅ?なんだかすっごくゆっくりできるわ!」 「な、なんじゃこりゃあああああああああああああああ!!?」 俺は呆然とぱちゅりーを、否まっちょりーを見上げることしか出来なかった。 信じられないほどに逞しい四肢と高い身長を持ったこの良く分からない何かがさっきまで死にかけていたぱちゅりーだとはとても思えない。 というか、同じものであってほしくない。 「むきゅ~・・・いまならおにーさんにかてそうなきがするわ!」 「ちょ!?おま・・・恩を仇で返す気か!?」 「むっきゅっきゅ・・・じゃくにくきょうしょくよ!」 フーフークワッ・・・そんな擬音を発しながら目を見開いたまっちょりー大きな手で逃げそびれた俺の頭を掴む。 「むっきゅ~!!」 「う、うわああああああああああああ!?」 クシカツ・・・そんな音を立てて俺の頭が潰れ・・・なかった。 まっちょりーの表情を見る限り全力で握っているつもりだろうが、その力は子どもの握力にも及んでいない。 どうやら見かけ倒しだったらしい。びっくりさせやがって! 「・・・痛くもかゆくもないな」 「む、むきゅ!?」 予想外の事態に困惑しているまっちょりーにすかさず蹴りを見舞ってやった。 すると、予想通りいとも簡単にすっ転んだ。何故かゴシカアアアアンというありもしない金属音を響かせながら。 転倒したまっちょりーはばたばたと手足をばたつかせているが、手足の正しい使い方を理解できていないらしく一向に起き上がる気配を見せない。 その様子を観察すること46秒。逞しかったまっちょりーの筋肉はあっという間にしおれ、文字通りもやしのようになってしまった。 「むぎゅ~!おにーさん、ぱちゅりーをたすけて!?」 「弱肉強食だろ?」 とどめにけりを一発お見舞いした俺は、さっさと帰路に着いた。 そして取り残された元まっちょりー。 「むきゅ~・・・だれがたすけて~!?」 ひょろっとした体を必死に動かし、声を張り上げて助けを求めるが誰も助けてくれない。 人間も獣もゆっくりも、皆して彼女のあまりの異形を前に曰く形容しがたい恐怖を覚えてそそくさと立ち去ってしまうのだ。 そして気がつけばとっぷりと陽も暮れて、捕食種たちの跋扈する時間になっていた。 「だれがぁ~、だしゅげでえええええええ・・・!」 夜の風の寒さに凍えながらも叫ぶ元まっちょりー。 しかし、それがいけなかった。 「ぎゃおー!たべちゃうど~♪」 「うっう~♪へんなのがいるんだど~♪」 「「う~っ♪」」 姿を現したのは蝙蝠のような羽を生やした、四肢を持つ最も有名な捕食種のゆっくりれみりゃ。 見たこともないゆっくりに興味津々の捕食者達は一斉に元まっちょりーに群がる。 「むぎゅ!?やべで!?いぢゃいわ!?ぢぬううう!?」 あるものは細長い腕を捻って遊び、またあるものは足をつま先から少しずつ食べてゆく。 その遊びは徐々にエスカレートして行き、ある赤れみりゃは腕をこねて伸ばし、結んで遊び始めた。 そんな馬鹿馬鹿しくも凄惨な宴の生贄の悲鳴が夜空に響き渡った。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 流石にまっちょりーはビジュアル的に可愛くねーやと反省orz そういや一時期胴付きぱちゅが流行ったな・・・ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2784.html
「うー!ここからだすんだどぉーー!!さくやーー!!」 「うー!くそじじいここからだせぇぇぇ!!!」 「ええい、うるさい肉まん共が、人様の畑を滅茶苦茶にしておきながら よくそんな大きな口が叩けるなぁおい。ついでに俺はこないだ二十になったばかりだ。」 この体つきゆふらんは俺の畑でゆっくりゃを虐め、畑がそのとばっちりを食らった。 収穫間近であったその畑の様子には呆然としたが、すぐに二匹に制裁を与えることを考え、 二匹とも捕まえて家に持ち帰った。そして今どういった制裁を与えてやろうかと考えていた所だ。 「羽や四肢を引きちぎるのは…なんかつまらんな 少しひねったものは無いだろうか。」 そう考えていると、子供のころ遊んでいたおもちゃが目に入った。 パーツを組み替えて遊ぶコマのおもちゃだ。 「パーツの組み換えねぇ…よし、これでやってみよう。」 どういった制裁を与えるかを決めた俺はすぐに準備に取り掛かった。 そして、小麦粉と水、包丁を用いた制裁を始めた。 まずはゆふらんからいくとしようか、箱からゆふらんを取り出s 「じねーーー!!じねくそじじい!!!はやぐごごがらだぜぇーー!!!」 箱を開けたとたんに耳をつんざくこの大声、耳がキーンとなったが 泣き喚くゆふらんを取り出し、うるさい口を手でふさぎ 狙いを定めて… ザクン 「うー!!!!!」 「おし、上手くいった」 狙いを定めて振り下ろされた包丁は見事に頭と体が別れた。 「う゛ーー!!!い゛だい゛ーーーー!!!」 頭と体がサヨナラしたゆふらんは喚きちらしていたが まだゆっくりゃの作業もあるため、頭だけ箱に戻した。 次に、別の箱からゆっくりゃを取りd 「うーーー!!!さくやーーーー!!!だずげでーーーー!!!」 ゆふらんに劣らない大声を出し、また耳がキーンとなった。 ゆふらんと同じ要領で黙らせ、よ~く狙って… ザグン 「うーー!!?」 自分の身にいきなり襲ってきた痛みが何なのか、 理解できないゆっくりゃは白目をむいて泡を吹き気を失ってしまった。 「さて、こっからが本番だな」 俺は気絶しているゆっくりゃの頭と、先程頭とサヨウナラした ゆふらんの体を、小麦粉と水を練ったものでくっつけた。 くっつけてから、上手くいったのだろうかと考えていると ゆっくりゃが目を覚まし 「うー?おじさんだれだどぉー?ここはれみりゃおぜうさまのおやしきだどぉー♪」 目覚めて早速おうち宣言ですか、はぁ と呆れていると、ゆふらんの体を手に入れたこのゆっくりゃは 何事も無かったかのようにお得意ののうさつだんす(笑)を踊りだしたではないか!! 「れみ☆りゃ☆う~♪」 しかもいつも見る踊りよりもキレのある踊り…のような気がする!!! ゆっくりゃは普段からのろまで、飛んでものろまである。 ゆふらんは身体能力に優れ、飛ぶとゆっくりとは比べ物にならない速さである そんなゆふらんの体を手に入れたのだ、踊りにキレがあってもおかしくは無いだろう のうさつだんす(笑)を見ながらそういったことを考えていたが、 ゆっくりゃのだった体をみて、箱のゆふらんを思い出した。 箱から出したゆふらんは喚きつかれたのか寝ており、また起きて喚く前に さっさと頭とゆっくりゃのだった体をくっつけ、目を覚ますのを待った。 「…うー…!くそじじい!」 おお、起きた 「うー!!くそじじい!!しねーーー!!!」 手足をバタバタさせて喚くゆふらん、どうやら制裁は上手く与えることができたらしく 二匹の体を組み替ることができた。 「「!」」 と、ここで二匹の目が合い、ゆっくりゃは怯え、ゆふらんは笑みを浮かべ始めた。 するとゆふらんが飛び掛り、ここでいつもの虐めが始まるのかと思ったが それは違った。 「うーー!?なんでおいつけないのぉぉぉ!!?」 「うーー?なんだかはやいどぉー♪」 ゆっくりゃはスイスイ飛び回るのに対し、 ゆふらんはのろのろと低空飛行をしていた。おお、ぶざまぶざま。 「うーー!!うーー!!」 「うー♪はやいどぉー♪さすがはこーまかんのおぜうさまだどぉー♪」 昨日畑を荒らしていた時とは全く逆の光景だ、ゆふらんが泣き喚き、 ゆっくりゃが笑顔で飛び回っている。 「うーーー!!ゆっぐりじねぇぇぇ!!!!」 ぽこ 「うー?」 飛んで追いつくのをあきらめたゆふらんは、俺が鼻をかんで丸めたティッシュを 投げ、偶然にもゆっくりゃに当てた。 「うー!なにするんだどぉー!れみりゃはこーまかんのおぜうさまなんだどぉー!」 「うー!!うー!!ゆっぐりじねぇぇぇ!!」 俺の鼻水つきティッシュを投げつけられ怒ったゆっくりゃは、 昨日虐められたことを忘れたのか、ゆふらんに向かって突進した。おお、はやいはやい。 「うー!おぜうさまにひどいことをしたこと、おもいしるんだどぉー!」 ずぶにゅ 「!!?うー!!?」 普段自分がやってる突進を、己の身で知ったゆふらんはただ痛がるしかなかった (なんで?どうしてゆっくりとしかとべないの?どうしてあいつにやられるの? なんで?どうして?なんで?どうして?) 呆然としているゆふらんだが、ゆっくりゃは調子に乗り、二度目の突進をした。 「うー!はやくてきもちがいいんだどぉ~~♪」 「……うー…う!?」 またゆっくりゃが自分に向かってきているのに気づいたゆふらんは ギリギリの所で避け、俺が開けっ放しにしていた窓から飛び去ってしまった 「あ!しまった開けっ放しだったのかよ!」 ゆっくりゃだけは逃がさんと思っていたが、ゆっくりゃもゆふらんを追って 窓から飛び去ってしまった。 「う~♪まつんだどぉ~♪」 「/(^O^)\」 「うー…ゆっくり…しねぇ…」 その後、ゆふらんは森の中で上手くゆっくりゃを撒いたが それまでに何度か突進を食らっていたこともあり満身創痍となっていた。 さらに、昨日から何も食べておらず、このままだと死ぬのでは悟ったゆふらんは 食料となるゆっくりを探していた、すると運良く 「「「みゃみゃ、きょうもごむーちゃむーちゃちてゆっきゅりちようね!」」」 「「ゆっくりしようね!」」 「うん!ちびちゃんたちといっしょにむーしゃむーしゃしてゆっくりしようね!」 赤ゆ3匹子ゆ2匹親ゆ1匹のれいむ一家が巣から出てきた、これから食料を探すのだろうか。 これはチャンスと感じたゆふらんは、今の自分に出せる 精一杯の速さで赤ゆっくりを捕まえに行った。 「うー!」 「ゆ!ふらんだよ!みんなはおかあさんのうしろにかくれてね!!!」 精一杯とは言え、傷ついた、しかもまだそれほど馴染んでないゆっくりゃの体だ、 親ゆっくりが気づかないほどの速さで向かったとゆふらんは思っているだろうが、 実際その速さは、ゆっくりが普段跳ねて移動する程度の速さしか出てなく さらに「うー!」なんて声も出すものだから親ゆっくりはすぐに気づいた。 「うー!」 だが、遅いとはいえゆふらんはゆふらん、体のある相手に勝てるわけがないと 思った親ゆっくりは死を覚悟した。 ぶにゅ 「う?」 「ゆ?」 親ゆっくりが思っていたよりもゆふらんの突進は弱く、これなら勝てるのではないか と親ゆっくりは思い 「みんな!このばかなふらんをやっつけるよ!」 「「「「「ゆー!」」」」」 子供たちに一斉攻撃を指示し、ゆふらんを殺し始めた。 「うー!うー!うー!」 「そんなこうげきでれいむたちにかてるとおもったの?ばかなの?」 「「「「「おお、ぶざまぶざま」」」」」 ゆっくりゃの攻撃によってすでに満身創痍だったゆふらんが抵抗できるはずも無く、 ただただれいむ一家に叩きのめされるだけであった。 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしね!」 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしんでいってね!!!」 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしね!」 それから大分時間がたち、ゆっくり一家は肉まんのペーストを むーしゃむーしゃしながらゆっくりしていた。 「「「みゃみゃ!これとってもおいちいよ!」」」 「「すっごくゆっくりできるよ!」」 「みんなしっかりたべておおきくなってね!」 一家がゆっくりした時間を過ごしていると、一匹の赤ゆっくりが 少し離れた所でうんうんをし始めた。 「ゆー!ちゅこちちゃべちゅぎちゃったからうんうんするりょ!」 ~お食事中の方、大変失礼しました~ 「ゆー!ちゅっきりー!」 すっきりした赤ゆっくりは家族の所へ帰ろうとした、すると 「ゆ?」 いきなり何かにつかまれ、赤ゆっくりは空を飛んでいた。 「ゆ~!おちょらをとんでるみちゃい!」 そうやって赤ゆっくりが喜んでいると 「う~♪うまそうだどぉ~♪」 ゆっくりゃだ この赤ゆっくりはゆっくりゃを見たことは無いが、親から 『ちびちゃんたち!へんなぼうしをかぶったあかいゆっくりにはきをつけてね! そいつはとてもゆっくりできないゆっくりだよ!』 そう教えられていた…が、所詮小さな餡子脳、そんなことは忘れており 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」 お決まりの台詞を言う。 「いただきますだどぉ~♪」 そして食われる。 「ごちそうさまだどぉ~♪」 完食。だが髪飾りは嫌いだったのか 「う~♪ぽいするどぉ~♪」 ポイ捨てした。捨てられた髪飾りは親ゆっくりに上手いこと当たり 「ゆ!?これはちびちゃんの!?」 赤ゆっくりが一匹足りないことに気づいた親ゆっくりは 叫んで赤ゆっくりを探し始めた。 「ちびちゃんどこなのぉー!?でてきてぇー!?」 その叫びがゆっくりゃの腹の中でペーストとなっている赤ゆっくりに 聞こえるわけが無く、代わりにゆっくりゃがご馳走の存在に気づいた。 ゆふらんの体を手に入れたゆっくりゃは、ゆっくりゃとは思えない速さで ご馳走に近づき、赤ゆっくりと子ゆっくりを一匹ずつ手にし、また空へ飛んでいった 「ゆゆ!?またちびちゃんがいないよ!?どうなってるの!?」 親ゆっくりはまた子供が減ったことには気づいたが、連れ去られたことには 気づいておらず、なんだか紅いものが横切ったことは覚えていた。 「いただくどぉ~♪」 そしてまた手につかんだ赤ゆっくりを食うゆっくりゃ、 それをもう一方の手につかまれ、間近で見ている子ゆっくりは 「ままー!!たすけてぇーーー!!!」 力いっぱいに叫ぶが、 「どこなのぉぉぉぉ!!!ちびちゃんでてきてぇぇぇぇ!!!」 あろうことか自分の親の叫びに自分の叫びがかき消されてしまっていた。 「ごちそうさまだどぉ~♪」 そんなことをしているうちに赤ゆっくりは腹の中に逝ってしまい、 ついに子ゆっくりも食われ始めた。 「ままぁぁぁ!!!いたいよぉぉぉぉ!!!たすけてぇぇぇ!!!」 子ゆっくりの必死の叫びも 「どおじてでてこないのぉぉぉぉぉぉ!!!」 親の叫びにかき消され、いつしか親の叫びしか聞こえなくなっていた。 「う~♪あとはおうちにもってかえるんだどぉ~♪」 おなかがいっぱいになったのか、ゆっくりゃは 残っているゆっくりを巣に持ち帰ることにした。 「ゆぅぅ…ちびちゃんたち…」 親ゆっくりはすっかり意気消沈し、残った子ゆっくりと赤ゆっくり一匹ずつと 巣へ帰ろうとしていた 「みゃみゃ、おねぇちゃんちゃちどこいっちゃの?」 「ゆぅぅ…」 子供の問いかけにも答えなくなっていた親ゆっくり、 するといきなり、体が上へ引っ張られてゆくのを感じ、 気が付くと空を飛んでいた。 「ゆうう!?!?ど、どうなってるのぉぉぉ!!?」 親ゆっくりが混乱していると、自分の上から 「まま、おそらをとんでるみたいだよ!」「みちゃいだよ!」 聞きなれた子供の声が聞こえ、上を見るとちゃんと自分の子がいた。 「ゆ!ちびちゃんたちだいじょうぶ!?」 「だいじょうぶだよまま!」「みゃみゃ!」 ホッとした親ゆっくりだが、その子達の上に大きなゆっくりがいるのに気づいた。 「ゆ?だれなの?」 そう問い、返ってきた返事は 「う~♪おいしそうだどぉ~♪」 「ゆううぅぅ!??どぼじてれみりゃがいるのぉぉぉ!!?」 ゆっくりゃがすぐ近くにいるのを知り、少しでも早く距離をとりたいと 思った親ゆっくりは暴れ始めた。 「ゆうぅぅぅ!!れみりゃはゆっくりいそいではなれてね!!!」 「うー!あばれるなどぉー!」 いきなり上へひっぱられ、空を飛んだことに、この親ゆっくりは ゆっくりゃにつかまれて自分が空を飛んでいること知らず、今はただゆっくりゃから 離れることだけを考え暴れていた、そして 「ゆ!やっとはなれたよ!これでゆっくりでき」 それが親ゆっくりの最後の言葉となった。 「ゆぅぅ!!たすけてぇぇぇ!」「たすけちぇぇぇぇ!」 親ゆっくりに鏡餅のように積まれていた子ゆっくり達も親と一緒に落ちていたが 「う~♪にがさないどぉ~♪」 ゆっくりとはいえぬ速さで子ゆっくり達に近づき、両手でそれぞれつかみ 「う~♪これでゆっくりできるどぉ~♪おうちにかえるどぉ~♪」 と、ノリノリで巣へ帰っていった。 両手にそれぞれつかまれた子ゆっくりと赤ゆっくりは 泡を吹いてとても大人しくしていた。 そして自分の巣が見えてくると、ゆっくりゃは窓に向かい勢いを増して飛んでいった。 「ああ…もったいなかったなぁ…あの二匹…」 せっかく手に入れた二匹をあっさりと逃がした農家のお兄さん(20)は 家で一人ベイブレードをしながら嘆いていた。 「まったく…なんでこんなこt」グワッシャーン「!!?」 いきなり窓が割れる音がして、その部屋へ急いでいくと、その部屋の壁には 頭が潰れて絶命したであろうゆふらんと、その両手には泡を吹いて死んでいたゆっくりれいむの 子と赤子がつかまれていた。 「なんじゃこりゃ?」 いきなり我が家に起こった出来事に呆然としていたが、 よくよく見ると、体はゆふらんなのにペーストに混じって見える帽子は ゆっくりゃの物であった。 「もしやこいつ…」 俺はあのゆっくりゃが、目が覚めていきなりおうち宣言をしたことを思い出した。 「/(^O^)\」 ~終~ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/648.html
※なにも悪さをしていないゆっくりが虐待、虐殺されます。苦手な方はご注意下さい。 ある日、草原をゆっくりれいむの親子が歩いていました。 子は一匹だけでしたが、親れいむは既に新しい赤ちゃんを体に宿しています。 つがいのまりさはゆっくりれみりゃから家族を守るために先日命を落しました。 するとある一人の人間の青年がゆっくり親子に近づいてきました。 「やぁ、ゆっくりしていってね」 「ゆっくりいていってね!」 「ゆっくちちていってね!」 青年とゆっくり霊夢の親子がそう挨拶を交わすと、 「この柿の種とれいむの赤ちゃんを交換しないかい?」 青年はそう親れいむに提案してきました。 「ゆっ! あかちゃんをあげるわけないよ! おじさんばかなの?」 「そうだよ、おじちゃんばかなの?」 当然ゆっくりれいむの親子はをそれを断ります。 ちなみに青年はまだ二日目に二十になったばかりです。 「でもれいむ、柿の種を植えて柿の木を生やせば、ずっと柿が食べられるよ。それに見たところ霊夢は新しい赤ちゃんがもうすぐ生まれそうじゃないか」 「ゆっ、ずっとかきが……?」 青年のその言葉に揺らぎかけた親れいむでしたが、すぐにその誘惑を振り切って返します。 「だめだよ! このこはなにものにもかえられないたいせつなれいむのあかちゃんなの!」 「おかあしゃん……」 親れいむの屹然とした態度に赤ちゃんれいむは感動しました。 しかし、青年はそんなもの意にも介しませんでした。 「交渉決裂だね。じゃあ実力行使だ」 青年はそう宣言するとしゃがみこみ、赤ちゃんれいむを問答無用に掴み上げました。 「お゛がぁ゛じゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛」 「ゆゆっ! れいむのあかちゃんかえしてぇぇぇぇ!!」 泣き叫ぶ赤ちゃんれいむを取り戻そうと立ち上がる青年に体当たりをしかける親れいむでしたが、青年の蹴りをその顔面にモロに受け、餡子を撒き散らしながら十メートルほど吹っ飛びました。 「ぶでゅ!」 「ありゃりゃ、手加減したんだけどなぁ」 餡子を撒き散らして地面に横たわる親れいむ。完全に気を失っていました。 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! お゛がぁ゛じゃ゛ん゛がぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「まぁいいや。はい、約束の柿の種」 泣き喚く赤ちゃんれいむを片手に、青年はポケットから柿の種を取り出すと気絶している親れいむの傍らに置き、親れいむのリボンに何かをつけるとその場を去っていきました。 赤ちゃんれいむはその後、お兄さんのおやつのお汁粉になりました。 その後日が暮れてから親れいむは目を覚ましました。 「ゆっ! れいむのあかちゃん!」 起き上がってすぐに辺りを見渡しますが大切な赤ちゃんの姿はどこにもありません。 代わりに親れいむの側には柿の種がありました。 「ゆ゛ゆ゛っ……でいぶのあ゛がぢゃん゛がぁ゛ぁ゛ぁ゛……」 ぐずぐずと涙と鼻水とを垂らして悲しむ親れいむ。大切な大切な子供が奪われていったのだから無理もありません。 「ごめ゛ん゛ね゛……あ゛がぢゃんのぶんも、あだらじいあ゛がぢゃん゛とゆっくりするねぇ……」 親れいむはそう誓うと失った赤ちゃんれいむを忘れないように、側にあった柿の種を持ち帰り、巣の前に埋めました。 「ゆゆゆ~♪ ゆっくりはやくそだってね~♪ はやくめをださなきゃちょんぎっちゃうよ~♪」 翌日より一匹残された親れいむは、毎日毎日埋めた柿の種に耳障りな歌を歌い続けました。 するとどうでしょう、なんと一週間も経たないうちに柿は芽を出し、木になり、実をつけたではありませんか。 「ゆゆっ! れいむのおうたのおかげで、かきさんがおおきくなったよ!」 もちろんれいむの雑音のおかげではありません。 これはれいむの埋めた柿の種が河童が開発した『試作急成長植物種子・ver柿』だったからです。最終目標は胡瓜。 何故青年がそんなものを持っていたかの説明は割愛します。 「これでかきさんがいっぱいたべられるよっ」 これから生まれる赤ちゃんのためにもと思い、親れいむはその場で跳びはねて喜びを表します。 しかし、ゆっくりでは遥か木の上にある柿の実がとれません。 それに気づいて親れいむは困りました。 するとそこへ親れいむの赤ちゃんを奪った青年が現れました。そろそろ柿の木が生える頃だと思いやって来たのです。 何故れいむの巣の場所を知ってるかというと、親れいむのリボンに発信機がとりつけられていたからです。 「やぁ、お困りのようだね?」 「ゆっ、おじさん。かきさんがとれなくてこまってるの」 何の警戒もなく自分の子供を奪った人間に助けを求める親れいむ。ゆっくりの餡子脳では、会った直後に頭に衝撃を受けたこともあり、一週間前にちょこっと出あった人間の顔など覚えていられないのです。 「じゃあお兄さんが木に登って柿さんをとってきてあげよう」 「ゆっ、ほんとう? ありがとうおじさん。ゆっくりしていってね!」 「…………ああ、ゆっくりしていくよ」 度重なるおじさん発言にも青年は動じず、軽い身のこなしで柿の木を登るとあっという間に実のなっている場所まで辿り着きました。 「ゆ~、おじさんすごぉい」 きゃっきゃっとウザく跳ね回る親れいむを眼下に収めつつ、青年は枝に腰掛け、美味しそうに実っている柿をとり食べてみました。 「おぉ、これは美味い!」 ややオーバーリアクション気味にその美味しさを表現し、本当に美味しそうに柿を食べていると、木の下の親れいむがよだれを垂らして青年を見上げていました。 「おじさんおじさん! れいむにも、れいむにもかきちょうだい!」 「うぅん、これは美味い。もう一個! れいむはもうちょっと待っててなぁ」 「ゆ~! さっさとれいむのためにかきさんとってね! はやくしないとおこるよ!」 青年が二個目の柿に舌鼓をうっていると、親れいむは更に鬱陶しく喚き始めました。 「おじさん、それはれいむのかきさんだよ!」 「だれもたべていいなんていってないよ!」 「わかったらさっさとかきさんをよこしてね、ぐず!」 「いわれたこともできないなんておじさんはほんとうにくz───」 「うるせぇ!」 「ぶべびゅ!?」 あまりに五月蝿すぎたので、親れいむを黙らせようと青年はまだ実りきっていない青く硬い柿の実を親れいむに向かって全力投擲してしまい、親れいむはその青く硬い柿の直撃を受け衝撃で体の上半分を撒き散らして死んでしまいました。 しかしなんということでしょう。その衝撃により、親れいむの体の下半分から赤ちゃんれいむが生まれてきたではありませんか。 「ゆっ!」 すぽんっ、と小気味よく元気に飛び出した赤ちゃんれいむ。 「ゆっくちちていてね!」 元気よく生後の第一声を背後にいるであろう親に放ちます。 しかし、 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!! お゛がぁ゛じゃ゛ん゛な゛ん゛でじん゛でるの゛ぉ゛ぉ゛!?」 見るも無残な親の死体を目の当たりにし滂沱の涙を流す新赤ちゃん霊夢。 「やっべ、やりすぎたか。計画が狂っちまったぜ」 柿を適度に少量与え、柿も子供も長期的に親れいむから搾取する予定だった青年は慌てて木から飛び降り、その場を去っていきました。 赤ちゃんれいむはその青年の姿をばっちり目に焼き付けていました。 そして、子供心ながら理解しました。あれが大切なお母さんを殺した犯人だと。 赤ちゃんれいむは復讐を決意しました。 その日の夜、それまで親れいむが暮らしていた巣にはこの日生まれた赤ちゃんれいむの他に、ゆっくりまりさ、ゆっくりありす、ゆっくりぱちゅりーが揃っていました。 皆親れいむの生前の友人でした。 「ゆるせないよそのにんげん!」 「そうよっ! そんないなかものはこらしめてやらなきゃ!」 「むきゅ!」 新しい赤ちゃんがそろそろ生まれてくる頃だと、友人揃って親れいむの巣に餌を持ち寄ってお祝いを兼ねて遊びに来てみれば、巣にいるのは一匹泣いている赤ちゃんゆっくりのみ。 どうしたことかと赤ちゃんれいむから話を聞くと三匹のゆっくりは我が事のように憤慨したのです。 赤ちゃんれいむを含む四匹が思うところはただ一つ。 人間に復讐を。 「むきゅ、わたしにいいあいであがあるわ!」 ゆっくりぱちゅりーがそう提案してきたので皆ぱちゅりーの言葉に耳を傾けます。 誰も盗み聞きする者など周りにいないのにごにょごにょと耳打ちをするゆっくり。 「それはいいあいであなんだぜ!」 「とかいはでかんぺきなさくせんね!」 「ゆっ! しょれならおかあしゃんのかたきをとれりゅね!」 ゆっくりぱちゅりーの提案した作戦に賛同の意を示す三匹。 こうしてゆっくりぱちゅりーの提案した作戦通り復讐を開始するゆっくり達。 決行は、三日後。 作戦決行日。赤ちゃんれいむは里の出入り口の側の草陰に隠れてずっとそこを見張っていました。 あの憎き人間の青年が通りかかるのを待っているのです。 生まれたての赤ちゃんれいむの拙い餡子脳ですが、ちらりと見ただけの青年の顔はしっかりと覚えていました。 いや、むしろ覚えていることのほとんどがその顔だけと言っても過言ではないでしょう。生まれたての赤ちゃんれいむの記憶には、本来覚えるべきことは一切無く、ただ親の仇の顔だけがありました。 「ゆゆっ、きちゃ!」 待つ事数刻。遂に里へと帰ってきた青年の姿を見つけた赤ちゃんれいむは、全力で隠れていた草陰から飛び出し、青年の足元へと駆け出しました。 「おにいしゃん、ゆっくりちていってね!」 「ん?……おぉ、ゆっくりじゃないか。ゆっくりしていってね」 特に嫌な顔もせずにゆっくり流の挨拶を交わす青年。赤ちゃんれいむは相手の顔を覚えていたようだが、どうやら青年のほうは覚えてなかったようである。 もっとも、ゆっくりんピースでもなければ人間にゆっくりの顔を見分けることは不可能に近いのだが。 挨拶を交わしながら赤ちゃんれいむは気づきました。青年が抱えている荷物に。 それは柿。赤ちゃんれいむはそれが自分の巣の前に生えている自分の柿の木からとってきたものだと思い、更に恨みを募らせました。 だが赤ちゃんにも関わらずそのような感情をおくびにも出さず、友好的な声で会話を続けます。 「ゆっ、おいししょうなかきしゃんだね!」 「あぁ、これか。どうだい? 一緒に食べるかい?」 「ほんと? ありがとうおにいしゃん!」 ピョンピョンと跳びはねて喜んでいると見せかけるゆっくりれいむ。実際にはその偽りの表情の下には般若のような形相が浮かんでいることでしょう。 きめぇ。 「じゃあお兄さんの家で一緒に食べよう。ゆっくりできるよ」 「ゆっ、ゆっくりしちゃいよ! おにいしゃんのいえでゆっくりちゃべよぅ!」 ────計画通り。 赤ちゃんれいむは青年に気づかれないように笑みを浮かべました。 (ゆゆっ、きたぜ!) (とかいはのありすたちがこらしめてあげるんだから!) (わたしのさくせんはかんぺきよ!) 家へと帰ってくる青年の姿と、抱えられる赤ちゃんれいむの存在を感知したまりさ達は今こそ決戦の時と気合を入れます。 ゆっくりぱちゅりーの作戦の全容はこうでした。 まず青年が家を留守にしている間にまりさ、ありす、ぱちゅりーが家に侵入。 ぱちゅりーは暖炉に隠れ、ありすは水桶の中に隠れ、まりさは屋根に隠れる。 そして帰ってきた青年が体を暖めようと暖炉に近づいたところでぱちゅりーが体当たりをしかけ火傷を負わせ、急いで水桶の水で冷やそうとしたところをありすが攻撃し、慌てて外に飛び出したところを屋根の上からまりさがトドメを刺す、という、本人達曰く『かんぺきなさくせん』でした。 青年が家を留守にする時間も、青年の家がどこにあるのかも、決行までの三日間の間に危険を顧みず調査した結果分かっていました。 「ただいまぁ、っと。誰もいないけどな」 「ゆっ、ゆっ、ゆっくりちゅるよ」 家の戸を開け、赤ちゃんれいむを抱えた青年が帰宅しました。 (ありす、ぱちゅりー、頼んだぜ!) 屋根の上から心のエールを送るまりさ。 しかし、本人達は気づいていなかった。 この作戦の致命的な欠陥に。 「ふ~、流石に寒くなってきたなぁ。暖まるか」 そう呟く声を聞いたまりさは(やっちまえぱちゅりー!)と心の裡で叫びます。 暖炉に近づいていく青年に、赤ちゃんれいむも内面でほくそえみます。 「ふ~、あったけ~」 柿と赤ちゃんれいむを脇に置き、暖炉で暖まる青年。 その様子に赤ちゃんれいみは(せいじぇいいまのうちにしあわせをかみしめちぇおくんだにぇ!)と罵倒しますが、いくら時間が経っても赤ちゃんれいむとまりさが思うような展開になりません。 「ゆっ?」 赤ちゃんれいむは不思議に思いました。 作戦通りならば既に暖炉に潜んでいたぱちゅりーが攻撃を仕掛けるはずだからだ。 しかしその疑問は、すぐに解消された。 「ん? なんだこれ」 青年がそう不思議そうな声を出すと、暖炉の方へとその手を伸ばし、ある物をつまみあげました。 「ゆぅ゛!? ぱちゅりー!?」 それはすっかり焼き饅頭と化したぱちゅりーでした。既に息絶えています。 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! どぼぢでぇ゛ぇ゛ぇ゛!?」 「お? なんだ? お前の知り合いなのか? じゃあ生き返らせてやらないとな」 青年はそう言うと焼き饅頭と化したぱちゅりーを右手に、赤ちゃんれいむを左手に持つと水桶の方へと向かいました。 「水をかけてやれば生き返るからなぁ」 そう赤ちゃんれいむに言い聞かせながら水桶の側に立ち、水桶の中を覗ける位置に赤ちゃんれいむを置く青年。 赤ちゃんれいむは予想外のぱちゅりーの死に動揺しながらも、(ばかだねおじしゃん!)と内心で勝利を確信してもいました。 当初の予定とは違うがありすのいる水桶けと近づいた。これでお前の命運も終わりだ、と。 しかし、もちろんそんなことにはなりませんでした。 「ん? なんか浮いてるぞ?」 青年が水桶の中を覗きながら呟く声に反応し、中を覗き込む赤ちゃんれいむ。 「ゆぶっ! あ゛り゛ずぅ゛ぅ゛!?」 そこにあったのはすっかり皮が水にとけて、クリームを水桶の中にぶちまけているありすの死骸でした。 「なんだ、こいつもお前の知り合いだったのか」 青年は優しくそう赤ちゃんに話しかけますが、既に赤ちゃんれいむは混乱の極みにありました。 なんでぱちゅりーが死んでいたのか。なんでありすが死んでいたのか。 考えても考えても答えは出てこず、生まれてからわずか三日で連続して目の当たりにした仲間の死から、赤ちゃんれいむはその場を逃げ出しました。 「ゆ゛ぶぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!お゛う゛ぢがえ゛る゛ぅ゛ぅ゛!」 涙と鼻水を撒き散らし、一目散に開けっ放しの戸へと駆けて行く赤ちゃんれいむ。 屋根に待機していたまりさは突然逃げ出してきた赤ちゃんれいむに驚き、屋根から下りてきました。 「どうしたんだぜ? ありすとぱちゅりーは!?」 まりさは逃げようとする赤ちゃんれいむを必死になだめすかし事情を聞きだそうとしますが、赤ちゃんれいむは泣いてばかりで何も答えません。 「どうしたんだぜ? 言ってくれないと分からないんだぜ!」 「────じゃあ俺が教えてあげるよ」 「ゆっ?」 すっかり失念していた青年の声に振り向くまりさの顔に、べちゃっ、と何かがはりつきました。 慌ててそれをとり、それが何かを確認するまりさ。 「ゆっ、ゆぅぅぅぅぅぅ!?」 それはすっかりぶよぶよになったありすのデスマスク。そしてまりさの目の前には焼き饅頭となったぱちゅりーの死体が転がっていました。 「ありすと、ぱちゅりーはね~……死んじゃった♪」 その一言でまりさは逃げ出した。 泣き続ける赤ちゃんれいむも放って逃げ出した。 ゆっくりの中でも狡賢いまりさはすぐに理解した。作戦は失敗したのだと。 このままでは自分も殺されてしまうと。 だから逃げなくては────。 と、そこまで考えたところでまりさの思考は断ち切られた。 青年に踏み潰されて一撃で絶命したのである。 泣きじゃくる赤ちゃんれいむはその光景を目の当たりにしてしまった。 潰れる帽子。変形する皮。飛び散る餡子。響く足の音。 びちゃびちゃと顔にかかるまりさの餡子を受け、赤ちゃんれいむは絶望した。 しかしそれも長くは続かない。 そのすぐ後に赤ちゃんれいむも踏み潰されたからだ。 「バカな饅頭共だ。お前達の作戦(笑)なんか全部知ってたっての」 まりさと赤ちゃんれいむの死骸を踏みしだきながら青年はそうこぼす。 三日間に及ぶゆっくり達の調査。本人達は気づかれていないつもりだったが、バレバレだったのである。その上「むきゅ、あそこにぱちゅりーが隠れるんだね」だとか、もろに大声で作戦(笑)を口走っていたのである。 青年はそれを知り、外に出るのにわざと暖炉に火をつけたまま出て行ったし、里の者に「考えがあるので気づかないふりをしてやってください」と言っておいた。 全ては青年の掌の上だったのである。 「やっぱ復讐はよくないよね♪」 青年はゆっくり達の死骸をまとめて生ゴミと一緒にまとめると、あらためて暖炉に暖まりに行った。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/274.html
200X年、幻想郷は餡子の波に包まれ……てはいなかった。 れいむは裂かれ、まりさは叩き潰され、あらゆるゆっくりは絶滅したかに見えた。 ――――だがしかし、ゆっくりは絶滅していなかった! 新世紀救餡主伝説 饅頭の拳 ※以上まであんまり関係無いです。 ゆっくりは労働力として使え得るのか。 多くのお兄さんとおじさんとえーりんが挑戦し、夢破れていったこの命題を解決すべく、 金とヒマを持て余したおじさんこと俺が、尊敬する聖帝様とジャコウ様とスター☆リンを範として 「ゆっくりコルホーズ」を開設したのは確か昨年の春のことだったか。 以来このゆっくりコルホーズ略してゆルホーズでは、数多くの野菜が生産され、 それ以上に無数のゆっくりの屍を積み上げてきたのである。 自由の有難みも知らず、ひびゆっくりと称し堕落した生活を送っている饅頭どもに、労働の素晴らしさを伝えるべく、 ここでは日々早朝から夕方まで、遅いときは夜を徹して徹底的に革命的労働をさせてやるのである。 一年間立派に務めあげたゆっくりには野菜を持たせて森へと帰してやり、そうでないゆっくりはまた一年間畑の世話をする作業を繰り返させてやるのである。 無論後者か途中リタイアしかいないが。 働いている間の賃金は少量の食事と俺からの無償の愛である。愛ならば仕方ないな。 しかしただ働けと言ってこのド饅頭どもが働くはずもない。 酷いときには野菜を食い荒らした後、開き直って、 「ゆゆ! ここはれいむのゆっくりプレイスだよ! ゆっくり出来ないおじさんは出て行ってね!」 などとのたまうありさまである。 このテのを一々口答えするたびに潰していてはキリが無いため、このおゆうぎもロクに出来ない 饅頭どもに、何とか農耕というものを仕込んでやる必要があった。 そこで思いついたのが、「奴隷農耕法」であった。何も一から十まで仕込んでやる必要は無い。 農法を学ぶ自由などこの駄饅頭どもには必要ない。必要な時必要に併せて、やり方を指示し、出来ないのならば仕置きしてやれば良いだけのことである。 そうやって体に直接刻みつけることで、脳?ではなく体?に覚えさせて、日々従順でロボットのような饅頭が作り上げられていくという算段である。 しかし広い農場中のたくさんのゆっくりを、人間が指導管理するというのは如何にも面倒くさい。 労働の省力化という観点からみればマイナスである。 そこで俺はゆっくりのことはゆっくりに任せれば良いという判断を下した。 ここで目を付けたのは、ゆっくりをあっさり殺してしまう、我慢弱いゆっくりれみりゃやゆっくりふらんのような捕食種では無く、 ましてや労働力と同じ種のゆっくりれいむやゆっくりまりさでは無かった。 「ゆゆゆゆゆ……づがれだああああ! ゆっぐりでぎないいいいいい!!」 一匹のゆっくりありすが、地面から生えた雑草を引き抜く仕事を放棄して、ごろんとその場に転がった。 周囲のゆっくり達はその姿を見て何か言いかけるが、すぐに黙々と土に向かい自らの作業に戻った。 起き上ったゆっくりありすは、「ゆっくりしていってね!」と叫ぶが、誰もかまってくれないのを認めると、ぷっくりと膨れ上がって怒り始めた。 「とかい派のありすを無視するなんて、みんないなかものね!」 そう言うと自分の持ち場から離れ、ゆっくりありすはゆっくりまりさの元へと近付いていく。 「まりさー! いっしょにすっきりしよー!!」 「ゆ? ありす。仕事は終わったの?」 「とかい派のありすはこんなやばんな仕事なんてしないのよ! それよりゆっぐりじようよまりざー!」 ありすはまりさへと飛びかかると、自らの頬を押し付けてずりずりと頬ずりを始めた。 「ゆぎゅうぼっ!! やめで! やめでね! お仕事をざぼったら“れんたいせきにん”で ゆっぐりできなんぼおおおおおおお!!!」 「ひがえめなどごろもがわいいよまりざぁああああああああ!!!」 「いやああああああ!! おじおぎはいやあああああああああ!!!」 「はぁはぁ! わだぢがおじおぎじてあげるよまりざあああああああああ!!!」 ありすの頬ずりは勢いを増し、火も付かんばかりである。その様を見ていた他のゆっくり達は、何かに気付いたような素振りをすると、草むしりの仕事を再開した。 無論交尾に熱中するありすとそれに襲われるまりさは気付かないが。 絶頂に達しようとするありすは、まりさに己のリビドーの猛りをぶちまけようと更に体を震わす。 「まりざ! ずっぎりずるよ! わだぢのあいをうげどめでええええ!!!」 「はなじでええ! しごどにもどおっいでえええええええeぷぎゃぁっ!!!」 急に頬の感覚を失ったありすは、目を閉じたまま目の前にいる筈のまりさに叫んだ。 「どぼじでわだぢのあいをうげどめでぐれないのおお!!? ずっぎりざぜでよおお!!!」 しかし答えは無い。いぶかしむありすが目を開けると、そこにはまりさの姿は無かった。 その姿を探して左右を見渡し、そして背後を振り返った。 「ゆゆゆ! まりさ、ここにいたんだねー! いっしょにすっきりしよー!!」 その声に答えるかのように、まりさの体が一瞬浮き上がり振り向いた。 まりさは、割れた額から餡子を垂れ流していた。 「ゆ゛ぅ゛うぅうううう!!? ま、まりざあああああああああ!!??」 「ずっぐぃり、ぢだ、げっがが、これだぼぉ……」 だらだら餡子を流しながら、その場に崩れ落ちるまりさ。 そしてその背後には、まりさをありすの方へと振り向かせたゆっくりが佇んでいた。 その姿を認めたありすは、抑えきれない劣情を発散すべくそのゆっくりへと飛びかかった。 「ゆ、この際だれでもいいからすっきりさせtゆぎゃあっ!!?」 飛びかかったありすは足で踏みつけられ、その顔が地面に押し付けられる。 さきほどちらりと見えた姿から、そのゆっくりの正体がありすにもわかってきた。 青紫色の髪の毛にカチューシャを付け、青い瞳でありすを見下すこのゆっくり種こそ、 ゆっくりさくやであり、しかもメイド服な胴体付きというレアなゆっくりであった。 ありすを踏みつけたまま、さくやはゆっくりにしては「ひんやりー♪」な目を更に冷たく光らせると、ありすに向かって口を開いた。 「おいあなた、仕事はどうしましゅたの?」 「ありすはとかい派だからあんな泥臭い仕事には耐えられないよ! それよりも、いっしょにずっぎりっあびばっ!!?」 ぐに、とありすを踏み付ける足は力を増し、ありすの頭頂部に食い込んでいく。 「もういちどだけチャンスをあげましょう。 あなたのおしごとをいってみろ」 「わ、わだぢはただすっきりじだがっだだけなのにぃいいい!!」 「そう……」 呟くと、さくやはゆっくりと足をありすの頭部から引き抜いた。ありすは許してもらえたのか、と思い、へらへらと笑いながら顔を上げた。 「とかい派のありすをけがしたんだから責任とってもらわないと……ね?」 調子に乗ったありすの顔に、驚愕、そして恐怖の色が浮かぶ。 ゆっくりさくやが右手を高々と掲げて、振り下ろした。 「わたしはサボリ魔がだいきれぇなんだ」 先ほどすっきりしようとしたありすと、そのありすに襲われたまりさ。 更に畑の同じ区域で働いていた、ゆっくりれいむとゆっくりぱちゅりーが、額の傷口から餡子を流すまりさと並ばされ、 さくやが手からぶら下げたありすへの“せいさい”を見せられようとしていた。 ありすは顔中をぼこぼこにされた上、大切な髪飾りを投げ捨てられしまった。 髪の毛を掴まれ持ち上げられているありすは、最早抵抗する気力もなくぶらぶらと揺れている。 「れいむ」 「ゆっ、……はい!」 さくやに声をかけられたれいむは、怯えた表情でさくやに答えた。 「なんでありすとまりさの交尾を止めなかったの?」 「ゆゆ、れいむは真面目に働いていtひでぶっ!」 れいむの言葉が終らないうちにさくやの蹴りが飛び、れいむの顔面に痕を残す。 「だれがおまえのことを聞いたの? どうして止めなかったっていってるの」 「ごめんなざいいい!! ありすにれいぷされそうだったからいやだったんですううう!!!」 「そう」 げし、とれいむを蹴り飛ばすと、次にさくやはぱちゅりーに向き直った。 「あなたは」 「む、むきゅー、ぱちゅりーは体が弱いから何も出来なiぱちゅりりりりーっ!!!」 右頬を張り飛ばされ、体の弱さから中身が偏ったのか、ゆちゅりーはその場に崩れ落ちた。 「石でもなんでもなげて止めなさい。 次まりさ」 しかしまりさは答えを返さず、「ゆ、ゆ、ゆ」と息をするだけである。 さくやが無言で蹴飛ばすと、まりさはぶぴゅると額から餡子を噴き出して、そのまま動かなくなった。 しばらくしてれいむとぱちゅりーが何とか起き上がると、さくやは二人の前にぼこぼこになったありすの顔を突き付けた。 ありすは二人の顔を認めると、ゆっくり何とか口を開いた。 「ゆ、ゆ、ゅ、ゆっくり、たすけ、て、」 「ゆ! ゆっくり仕事も出来ないありすが悪いんだよ!」 「むきゅー! そのままゆっくりしねばいいのよ!」 「どぼじで、ぞんな、ご、ど、いぅのぉ?」 ぐい、と持ち上げられたありすは、髪を引っ張られる痛みに少し呻くが、最早大声を出すことも出来ない。 畑じゅうのゆっくりに見えるように、さくやが高々とありすを吊り上げる。 他のゆっくり達も、なんだなんだとその姿を見ようと近付いてくる。 その姿を見たゆっくり達は悲鳴を上げようとするが、そうすればさくやにお仕置きされることがわかっているので、誰もが口を噤んだままである。 「みなさん! このゆっくりありすはあろうことか仕事中にすっきりしようとするはんかくめいてきな とろつきすとです! これからこのはんどうてきなありすのしょけいをおこないましゅ!!」 「「「「「「ゆゆゆ!!」」」」」」 さくやの言ってることは本人含め誰もわからないが、しかし「しょけい」の意味は何となくわかる。 ゆっくりさくやは、ポケットからプラスチック製の使い捨てナイフを取り出すと、ありすの額に先端を押し付けた。 「さいごに言いたいことはありましゅか?」 「ゆゆゆゅゅゅ、もっと、ゅっくり、ぢだがっだよおおおぉぉぉぉ…………」 「そう、はんせいしていればいかしてあげるつもりだったのにね」 そう言うとさくやはぶすり、と額にナイフを突き刺した。 「ゆぎぃッ!?」 「さぁ、なんぼんめにしぬかなぁ~?」 ざく、ざくとナイフは北斗七星の形をなぞるように、ありすの顔面を蹂躙する。 傷口からカスタードクリームを流すことで、ゆっくりありすの形状が崩れていく。 「もぅ、もうやめでぐだざいっ! ごめんなざいっ!! ごめんなざ、いっ!!!」 余りの痛みにありすは最後の力を振り絞って叫び身を捩るが、何もかもが遅かった。 「しねぇッ!!!」 「ずっぎりいいいいいいいいいうわらばっ!!!!」 ぶぴゅっ、と七つ目の傷から盛大にクリームを噴き出すと、ありすは皮だけになって動かなくなった。 それを投げ捨てると、さくやは居並ぶゆっくりに向かって声をかけた。 「なにをさぼっているのおまえたち!」 「ゆゆ! れーむはさぼってなんかいないよ!」 「ゆ、いそいではたらくよ!」 「れーにんのいってることはわかるーわかるよー」 「ちんぽー!!」 「むきゅー! 」 「くちごたえするまえに働けー! こころをこめて畑のおせわをしろーっ!」 「おぜうさまのために野菜をつくれーっ!!!」 その夕、ゆルホーズのゆっくり達を小屋に追い込んで閉じ込めたゆっくりさくやは、籠一杯の野菜を持って、俺の元まで来た。 「おやさいをおもちしました!」 「よし、そこに置け」 縁側に座っていた俺の隣に野菜を載せた籠が置かれた。 今日収穫されたキュウリとナスを、ゆっくり検分すると一本のキュウリに歯型が残っていた。 「おいさくや、これは何だ?」 「う! それはれいむの歯型です! あとでシメておきますのでどうkえひゃっ!」 「口答えするなタコ」 俺がチョップした頭を押さえ、口から少しわらびもちを吐きながらゆっくりさくやがその場に蹲った。 「どーしよーかなー、これいっぽんでどんだけそんがいがはっせいするのかなー? ……今日はれみりゃ無しね」 「そんなせっしょうな! どぼが、どぼがおぜうさまのおせわをさせてくだざいいいいい!!!」 だらだら目からわらびもちの涙を流しながら、さくやは俺の足にすがりついてくる。うぜぇ。 「あー、わかったわかった。ただし今日はプリンは無しね」 「でも」 「デモもストもあるか。きゅうり一本でどんだけプリンが買えると思ってんだ」 無論きゅうり一本でプリンなんぞ買えんのだが、さくやはそのまま黙ってしまった。 中途半端に頭が良いって損するからヤだねー。 もう日も沈んだ頃に、さくやを連れて家の物置の隣の小屋に行き、そのカギのかかった扉を開けた。 コンクリート打ちっぱなしの、ボロボロの毛布とぬいぐるみの転がった部屋。 その毛布に包まっていたゆっくりれみりゃが、目をこすりながら起き上った。 「うー、おはようだどぉー☆ 」 「はい! おぜうさま! おはようございましゅ!!」 転がるように部屋に入ると、ゆっくりさくやはれみりゃの世話をはじめた。 確認すると、俺は扉を閉じカギを閉めて、家へと戻った。 今日はさくやに冷蔵庫に詰まった、タダで貰った賞味期限切れのプリンを持たせていないから、 れみりゃはすぐに機嫌を損ねるに違いないが、よくもまああんな脳に蛆の沸いたような肉まんの世話を出来るものである。 俺なら「ぷっでぃーん!」とか叫んだ時点で潰してしまうが、これが種のサガってヤツだろうか。 翌日ゆルホーズを覗くと、さくやがいつもより多くゆっくりをいじめていた。 どうやられみりゃの機嫌の損ねるという俺の予想は当たっていたらしい。 「きさまらー! こころをこめてたがやさんかーっ!!」 「ゆっくり働いた結果がこれだよ!」 テーレッテー ゆルホーズから次々に収穫される野菜の数々ぅ! しかし、れみりゃのためと思い働くさくやの知らぬ間にィ! ア! れみりゃの加工所行きと新しいれみりゃ購入が決定していたのだぁ! 次回ィ、饅頭の拳! 「わたしは妹様ふらん! れいむもれみりゃも許さない!」 さくや「お前はもうただの餡子の塊に過ぎん」 ゆっくり書いた結果がこれだよ! ゆっくり十八番~ノンフライ~氏の「ゆっくり咲夜」?を見て想像を膨らませた後、北斗談義してたらこんなのが思いついた。 このおじさんはジャコウみたいな卑劣なおじさんですが、どうせゆっくりさくやのゆっくり脳じゃ自分のおぜうさまが一定期間ごとに出荷されて、 その代わり新しい小さいおぜうさまが来ても気づかないので、本饅頭達は割と幸せだと思います。多分。 「汚物は消毒だ~!」とか「君たちは大事な労働力なんだ」とかも使えるね! このSSに感想を付ける