約 736,902 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4853.html
※いじめ小ネタ545 ゆっくりボール の登場人物が出ます ※同上の数日後と思ってくれればうれしいです 「ゆっくり天井針」 まりさは歯を食いしばっていた。 少しずつ近づく死の恐怖に まりささまはこわくないのぜ・・・ まりささまはつよいのぜ? だからこわくないのぜ。 あんよさんやかれてもいたくもこわくもないのぜ。 いたいいたいがとんでいったらじじいをやっつけてれいむのかたきをとるのぜ。 がまんすればいいのぜ。 まりささまはさいきょうなのぜ。 でもさいごにえいえんにゆっくりしちゃったれいむにいいたいのぜ。 さいごまで・・・ ゆっくりしたかったのぜ。 まりさは復讐という炎に燃えていた。 愛する番のれいむが殺されてしまったこと。 れいむを殺したじじいを永遠にゆっくりさせてやる。 まりさは自信満々に家へ向かったがあっさりと捕まってしまった。 復讐をしようと思わなければこんなことにはならなかったかもしれない。 それは過去にさかのぼる。 その日は突然訪れた。 ある日の山道でぱちゅりーが前回殺されたれいむを発見した。 ぱちゅりーが何事だと思いれいむを見ると 激しい打撲傷、凹んだ皮を数十ヶ所確認した。 これは明らかに自然にできるものではない。 おそらく人間にやられたのだろうと考えた。 「むきゅ!たいへんだわ!!はやくおさにしらせないと!!」 と病弱の体で必死にぱちゅりーはれいむを運んでいった。 場所変わってまりさが治める里。 「たいへんよーおさー!!」 「どうしたのぱちゅり・・・ ぱちゅりー!どうしたのそのれいむ!」 「みちにたおれていたわ!たくさんやられたあとが!!」 「これは・・・!」 「にんげんさんにやられたかもしれないわ!」 「ぱちゅりー、みんなをあつめてね! かいぎをするよ!」 「ゆっくりりかいしたわ!」 数分後ゆっくりみんなが集まる。 「みんな!よくきいてね! さっきぱちゅリーがぼこぼこにされたれいむをみつけたよ!」 という声と共にぱちゅりーがれいむの死体を連れてくる。 ゆわあああという悲鳴が聞こえ始める。 すると奥から 「れ・・・れいむぅーッ!!」 と一匹のまりさが飛び出してきた。 「つがいなの?」と長がたずねてきた。 「ゆ・・・そうだよ!あとだれがこんなことをしたのおおおお!?」 「むきゅー、きっとにんげんさんよ。」 「にんげんさん!?」 「むきゅ、そうよにんげんさんはとてもゆっくりできなくてゆっくりをいじめてたのしむいきものらしいわ。 さらにはみつけたおやさいさんをゆっくりからうばいとるなんていうはなしもきいたわ。」 「ゆ!?そうなの!?」 「ええ・・・でもにんげんさんはわたしたちよりつよいってきいたわ。」 「ゆ!にんげんさんはゆるせないね!まりさがせいさいをくわえてあげるよ!ぱちゅりー!!そのにんげんさんのおうちはどこ!?」 「むきゅ、やまをおりてすぐよ。」 「わかったよ!じゃあ、いってくるね!」 まりさが忙しそうに行こうとする。 「むちゃよ、まりさ!あなたじゃ・・」 「だいじょうぶだよぱちゅりー!かならずしゅきゅうをあげてもどってくるからね!」」 「まりs・・・」 ぱちゅりーが急ごうとすると、長が止めた。 「もうむだだよ、ぱちゅりー。 あのまりさ、つがいのことになるとまわりがほとんどみえなくなるせいかくなの。 まりさにはしょうがないけど・・・。」 「むきゅ・・・」 そして下り道。 武器である木の枝を持ってお兄さんの家へ向かう。 (これでかてるよ・・・) まりさは自信満々だった。 この間、群れを襲ったれみりゃに対し、ちぇんやみょんなどは木の枝を持って立ち向かった。 だからまりさも2匹みたいになれるはずだ。 そして、ついに人間のおうちを見つけた。 畑まであって、かなり広い。 (そうだ、ここのおうちのにんげんさんをやっつけたらここのおうちをまりさたちのものにしてここにむれをひっこさせよう!) なんておろかなことを考えるまりさ。 とりあえず挑戦状というものを申し付ける。 「にんげんさん!!ゆっくりでてきてね!!!」 と大声で叫ぶと一人の人間が眠たげな顔でゆっくりと出てきた。 「んだようるせーな。今日は土曜だぞ。ゆっくりさせろよ・・・まったく」 と扉を閉めようとするお兄さんまりさには気づいていない様子。 「ゆっくりむししないでね!」 「あー、なんだゆっくりか。お前らの相手をしてる暇はない。さっさと散れ。」 「いやだよ!れいむのかたきをとるまでは!」 「はぁ?(こいつまさか あのれいむの番?)」 「しょーぶだよ!」 「・・・勝てると思ってんの?」 「ゆん!もちろんだよ!」 「じゃあ、 よっと」 と蹴り飛ばす。 「ゆ゛っ!」 とあっさりと気絶。 やっぱゆっくりはゆっくりだ。 お兄さんはまりさを掴み家に向かう。 そうだ、こいつにはれいむと同じような恐怖を味わってもらうか。 そして地下室。 まりさは目を覚ました。 まりさは見たこともない場所に立っていた。 「ゆ・・・ここどこ?」 「おう、起きたか。」 「ゆ!ここどこ!?」 するとお兄さんが上を指差し 「まぁ、まずは上をみな。」 まりさが上を見るとそこには鋭く光る針があった。 「なんなのあれええええええええええええええええええええええええ!?」 「まぁあと数分したら串刺しだな。 どこに逃げても無駄だし。」 とお兄さんはさらりといった。 「やだああああああああああああ!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 針はじわりじわりと近づいてくる。 この針はどこかの城のからくりと同じように作られている。 しかしこのからくりはだいぶ前に作られたものなので作り方はわからない。 ついでに出し方は取扱説明書によると外から出ないと出せないと書いてある。 俺はスイッチを押して針を止め、懐から3つのカードを出し、まりさに話しかける。 「まりさ、貴様に選択権を与えてやる。 このカードのうち好きなものを選べ、なお選ばなかったら即殺ね。」 「ゆ゛ じ・・・じゃあ、このカードさんをえらぶよ・・・」 まりさは真ん中のカードを選ぶ。 「このカードは・・・」 じゃーんと言う効果音とともにカードがを開く。 「足焼きの刑でーす♪」 「もっとやだああああああああああああああ!!」 お兄さんはライターを取り出すとまりさをひょいと拾い上げて。ライターで足を焼いた。 「あづいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 まりさの足を封印し、元いた位置に戻す。 そしてスイッチを入れる。 針はまた動き出す。 「やだああああああああああああ!!やだあああああああああああああ!!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」 「五月蝿い。」 スイッチの隣にあったレバーを倒す。 すると針が下りてくるスピードが上がる。 「ゆゆゆっ!」 「数分どころか残り何秒ぐらいかになっちまったぞ。」 「ゆ゛!」 「お休みー♪」 「やだあああああああああああああああ!!」 そして現在。 針とまりさの距離が一センチに縮まる。 そしてまりさに針が刺さる。 「ゆぐうっ!!」 「ほらほらーどうしたーもうすぐ中枢餡に刺さるぞ」 お兄さんの言う通り針はぐいぐいとまりさに食い込んでいる。 目がかすんできたここまでなのか。 するとれいむといたころの記憶が頭によぎる。 『れいむねっ!・・・まりさと一緒にゆっくりしたいんだけど・・・いいかな・・・?』 とプロポーズをしてきたれいむ。 『みて!みて!まりさー!ゆっくりしたあかちゃんができたよ!!』 大きくなったお腹を見せつけにんっしんっ!をした証を見せるれいむ。 『ゆゆゆ~♪ あかちゃ~ん♪ ゆっくりうまれてね~♪』 と赤ちゃんに上手な歌を歌うれいむ。 『ゆっくりうまれるよぉぉぉぉぉぉぉ!! ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!』 赤ちゃんを必死になって産むれいむ。 『まりさににたゆっくりしたあかちゃんだね! いっしょにあそぼうね』 と子と一緒に遊ぶれいむ。 『おちびちゃんもおおきくなったからひとりでかりができるようにおしえないと!』 と狩りの仕方をおしえるれいむ。 『ゆうう~!やめてええええええええええええええええええ!!』 とれみりゃから必死に子供をかばうれいむ。 しかし、こどもの大半はれみりゃに餡子を吸われ、死んでしまった。 『ゆっ・・・ゆっ・・・ おちびちゃんがいないいまどうすればいいの? まりさだけじゃゆっくりできないよおおおおおおおおお!』 とわがままを言うれいむ。 しかし、当時は返事はできなかった、だが今ならできる。 「また・・・こどもをつくればいいのぜ・・・」 と。しかし・・・ 「・・・は?」 という返事がしただけだった。 そう、それは過去の話。 れいむは当にこの世にいないのだ。 「だかられいむ・・・ゆっくりするのぜ・・・」 するとお兄さんは「ははぁ~ん」とつぶやき。 「さてはこいつれいむの事を思い出してるみたいだな・・・」 だが針は容赦なく降りてくる。 「だけど・・・」 そしてまりさの断末魔が響く 「時は過ぎていくものなんだよ。ゆっくり理解してね」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああれいむうううううううううううううううううううううううううう!!!」 という叫び声とともにまりさが倒れる。 息をしなかったため、恐らくついに中枢餡にたどり着いたのだろう。 そのまりさの遺体を見てお兄さんはつぶやいた。 「時って・・・残酷だな・・・」 あとがき ゆっくりボールの続編でした。 続編って何かとムズい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/639.html
※初投稿です。 気をつけたつもりですが、誤字脱字には目を瞑ってやってください。 【ゆっくりBOMB】 『『ゆっくりしていってね!!!』』 仕事から帰ると畑がry 徹底虐殺でいいよね穣子様? 『ゆっくりできないよ!ここからだしてね!』 深い籠の中には先程のゆっくり達。 捕獲したのはれいむ種の家族、サイズ的に親1人、子8人といったところか。子もそれなりに成長している。 まずは恐怖心を植え付けるために、子を一人、家族の前に叩きつけて潰すことにする。 無作為に子れいむ一匹をつまみあげ 「ゆっ!でられるよ!ゆっくりできッ」 放射状に広がる餡。片付けは後回しだ。 やがて一家は命乞いを始める。 「おじさんやめて!ゆっくりできないよ!」 「こわいよぉぉ!ゆっくりできないぃぃ!」 「ゆっくりできないおじさんはゆっくりしね!」 気丈なやつもいた。 「おじさん!れいむはどうなってもいいからこどもたちをたすけてね!」 さすがれいむ種、まりさ種と違い母れいむが自己犠牲との引き換えを申し出た。 それを許可し、母れいむを籠から出す。 母れいむの背(後頭部)に包丁。 「ゆ゛い゛ぃぃぃぃぃ!!!」 悲鳴は子れいむを震え上がらせる。 皮は厚いがようやく切れ目ができる。 母なだけあって餡子はやや固く、切っただけでは漏れてこない。 そこから失餡子死しない程度に餡子を抜き出す。 そして主役登場。河童の開発した『小型遠隔操作爆弾』を埋め込む。 別個装置の突起を押せば爆発、河童にしては簡素なものである。 小型とはいえある程度は大きさがあり、詰めたあとに餡子を戻そうとしたが少ししか戻らなかった。 回復を早めるため、切り口を塞いだのちオレンジジュースを少しかける。 時を待たず、母れいむが復活。体内の異物感には気づいているようだ。 「ゆ゛っ!なんかへんだよ!?おじさんなにしたの!?」 母れいむに、体内の爆弾の説明をしてやる。『子供が近づくと爆発する』。実際しないんだが。 「どお゛じでぇぇ!?どお゛じでぞんな゛ごどずる゛の゛ぉぉ!?」 喚く母れいむを床に下ろし、子れいむ達を出してやる。 子れいむは母めがけ走り出す(?)が、母れいむが一喝する。 そして子ども達にも先程の説明を伝えた。 張り詰める空気。 「ごわ゛い゛よ゛ぉぉ!!!」 「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」 子ども達はヘヤノスミスへ身を寄せあうように逃げる。 やがて母れいむが動かないことに気づくと、罵倒が始まる。 「おかあさんなんてこっちこないでね!」 「おかあさんのせいでゆっくりできないんだよ!」 「ゆっくりばくはつしてしね!」 「ゆ゛っぐ、ゆ゛っ、ゆ゛う゛ぅぅ…」 どうにもできない母れいむは、反論することもなく、ただその場で涙を流していた。 ここで、ヘヤノスミスの小さな山から、先程の気丈な子れいむを1匹持ち上げる。 「ゆっ!おじさんなにするの!ゆっくりやめ゛や゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」 母れいむ同様包丁を入れる。悲鳴を上げたのち気絶。1匹の悲鳴はヘヤノスミスに伝搬。 「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」 「やめだげでぇぇぇぇ!!!」 「もうゆるじでぇぇぇぇ!!!」 子れいむ達は忘れていた人間の恐怖を思い出す。 母れいむより作業はスムーズに進んだ。餡子はややみずみずしい程度で、ほぼ成体同様だ。 餡子を出し、爆弾を詰め、餡子を戻し、切り口を塞ぐ。オレンジジュースはかけない。ゆっくり復活待ち。 母れいむとヘヤノスミスの子れいむ達の方を向く。やけにうるさい。 「おかあさんなんてどっかいっちゃえ!」 「ゆっくりしないでしね!とっととしね!」 「しね!!!しね!!!」 「「「しね!しね!」」」 再び罵倒が始まっていた。精神的にまいっている母れいむは自制か、意識を失っていた。 その母れいむの背中(後頭部)を押し、じわじわとヘヤノスミスへ追いやる。 「ゆっ!こっちこないでね!」 「おじさん!おかあさんをおさないでね!」 「だめ゛ぇぇ!!ごな゛い゛でぇぇ!!」 「じに゛だぐな゛い゛ぃぃ!!」 迫り来る爆発の恐怖、ヘヤノスミスに逃げ場はない。ただただ子れいむ達は悲鳴を上げる。 50センチ 「だめ゛ぇぇぇぇ!!!」 30センチ 「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」 10センチ… 「ごわ゛い゛ぃぃぃぃ!!!」 5センチ、3センチ…接触。 「ゆ゛っ!!!…っ?」 爆発は起こらない。 「…いたくないよ!」 「ゆっ!ばくはつしないよ!!!」 「だいじょうぶだよ!!!ゆっくりできるよ!!!」 「おかあさんおきて!!!ゆっくりできるよ!!!」 一瞬理解の幅を越えたが、安堵した子れいむ達は頬ずりをして親子の無事を祝っている。 やがて子れいむ達の頬ずりで母れいむも意識を取り戻す。 ヘヤノスミス、頬に触れる子供達、五体(?)満足、ぼろぼろと涙を流し子供達と頬ずりあう。 「お゛があ゛ざん゛ごめ゛ん゛ね゛!」 「じね゛な゛ん゛でい゛っでごめ゛ん゛ね゛!」 「お゛がぁぁぁぁざぁぁぁぁん゛ん゛ん゛!!!」 「ごわ゛がら゛ぜでごめ゛ん゛ね゛!!ゆ゛っぐりじよ゛う゛ね゛!!!」 『「「「ゆっくりしていt」」」』 突起を押す。 刹那、くぐもった破裂音と共に、ヘヤノスミスには餡子がうずたかく積まれていた。静かだ。 爆弾入り子れいむが目を覚ます。 「ゆ゛っ!なんかからだがおもいよ!」違和感に気づかないらしい。ずりずりと逃げるように移動する。 流し台の縁から見た光景は壮絶だった。 床下には放射状の餡子の上に兄弟れいむの皮が、ヘヤノスミスには餡子の山と、四散した家族の皮が、髪留めが、リボンが、 「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」 悲鳴。だが気が狂わないあたり強い子れいむだ。 爆弾れいむをつかむと、より一層悲鳴は大きくなったが、我慢しつつそっと屋外へ出してやる。 少なくなった餡子で考えたあげく、一目散にゆっくり逃げていった。 もちろん装置を持って後を追う。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛…!」 爆弾れいむがまりさ種の家族に遭遇。 やけにゆっくりしてない様子のれいむに、まりさ家族は心配そうに周りを囲み、事情を聞いているようだ。 突起に指を。 爆心地にはわずかな焦げ後、そのまわりに円を描くように餡子と皮、辺りの木には飛び散った餡子がまだら模様を作っていた。 声もない。 ゆっくり駆除の功績と畑への愛を穣子様が認めてくれたのか、帰ってくると畑は直っていた。 穣子様の心遣いに感謝し、収穫祭のために育てた野菜達を収穫する。 次は畑にきちんと対策しないとな… END 【あとがき】 お初です、タカアキです。 どうもゆっくり達をしゃべらせるのが難しい。 いっそゆっくり描写なしで書いてみようかと思うぐらいに。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2523.html
※まじめに読むと馬鹿をみます※ ※胡散臭いところがありますがほぼ嘘で構成されています※ ※冗談として受け止めてください※ 友達のケンが風邪で学校に来なくなって5日目、さすがに心配なのでケンの家に見舞いに行った。 おばさんに容態を聞いてみると熱が下がらず、一向に良くならないので病院に行こうと言うのだが ケンは何故か嫌がってそのままずるずると今日まで寝込んでいるそうだ。 ともかくケンの部屋に顔を出す。ちょうど起きていたので声をかける。 「よお、元気してっか?」 「…シン…久しぶりだな…」 病人が元気なわけないだろ、ぐらいのつっこみが返ってくると思っていたのだがそこにいたのはいかにも病気ですといった顔で挨拶するケンだった。 そこからは他愛もない雑談をした。と言っても主に俺が学校での出来事を語っていてケンがそれを黙って聞いていたが。 「なんにせよ早く学校に来いよ、でないと出席日数も足らなくなるし、熱出たままだと種がなくなっちゃうぞ」 「俺だって行きたいさ、でも……怖いんだ」 「今なんつった?よく聞こえなかったからもう一度言ってくれ」 「……が怖いんだ」 また聞こえなかったが口の動きで言いたいことはわかった。「ゆっくりが怖いんだ」確かにケンはそう言った。 『ゆっくり恐怖症』 近年騒がれ始めている心の病の一種だ。 しゃべる饅頭モドキと名高いゆっくりを恐れるようになるのだそうだ。 初期段階はゆっくりを疎ましく思ったり、不快に感じたりするだけらしい。 さらに症状が進むとゆっくりに対して怒りとも憎しみとも呼べる感情を抱き、ひどい目に合わせてやりたくなり、時には無残に殺してやりたくなるらしい。 これは心の奥底では理屈で説明できないこと(何故饅頭が動くのかなど)を無意識に恐怖を感じているのだが それを違う感情で押しつぶしているらしい。どこぞの先生が言っていたことがどこまで真実かはわからないが。 よく問題視される『虐待癖』をもつ人たちの一部はこの病気を抱えているそうだ。だがそれならまだ良い方で悪い方向に転がるとゆっくりそのものを怖がる。 外にはゆっくりがいたるところに存在する。都市では路地裏、田舎では植え込みにいたるまでゆっくりを目にしない日はないのではないかと言うぐらいどこにでもいる。 それらに遭遇するのではないかと怖くなり、外出をも嫌がるのだ。 原因としてはゆっくりの声に含まれるある音が人間を不快にさせたり、不安を植えつけるとか、 ゆっくりの大きな声が猛獣の吠える声と体が誤解して恐れるようになるとか言われているが、 ゆっくりを見ると幼少時のトラウマがフラッシュバックしてそれがゆっくりへの恐怖に変換されるケースもあって、よくわかっていないのが実情だ。 一番有力なのはゆっくりに関わりが深いと発症しやすいことで、 小さい子とゆっくりを一緒にすると子供の発育に悪いとか言われて夫婦に子供ができると捨てられることが多い。 そういえばケンも前にゆっくりれいむを飼っていた。そのれいむを庭で遊ばせていたら野良猫がやってきてれいむを食い殺したとか。 相当ショックだったらしく、飯も喉を通らなかったそうだ。 俺は家の手伝いが忙しくてとてもゆっくりに構っている暇もなく、飼うことも遊ぶこともなかった。 ケンはぽつぽつと話しはじめた。 5日前、ケンは熱を出して学校を早退し、家に帰る途中のことだった。 足をふらふらさせながら歩いていると目の前にゆっくりまりさがいた。無視して通り過ぎようとするとまりさが 足下によってきて跳ねながら何か喚いたらしい。よく憶えていないが「あまあまさんちょうだいね!」と言ったかもしれないし、 そのゆっくりしてない様子から「ゆっくりしていってね!」と声をかけただけかもしれない。 ともかくまりさが邪魔だから避けようとしたら誤って踏み潰してしまった。 口から餡子を吐き、目と一緒に目があった場所から餡子が飛び出た。そのままにするのも躊躇われたが どかしている余裕がなかったので家に帰った。 家に帰っても誰もいなくて自分の部屋の布団に直行した。そして気を失うように眠った。 その夢の中で以前飼っていたれいむが恨み言を言う。この悪夢は前にも見たことがあって食い殺された姿で訴えるのだと言う。 だが今回は違った。隣にはさっき踏み殺してしまったまりさがいてそいつもこちらに訴える。 二匹は無残な姿で「ゆっくりしたいよぉ」とか「いたいぃゆっくりできないぃ」と苦しみの声を上げるのだ。 耳を塞ぐこともできずに悪夢にうなされて、全身に汗をかきながら目が覚めると目の前にはれいむとまりさがいた。 今の窓が開いていたらしく、そこから進入してきたのだろうが、そのときは錯乱していて化けて出てきたのだと思ったそうだ。 その2匹を潰すと夢のなかの2匹とかぶり、気持ち悪くてあげてしまった。 その後も悪夢でうなされ、目が覚めたと思ったら潰れたゆっくりがいる悪夢の続きだったりと満足に眠ることもできないらしい。 外にもゆっくりがいて怖くて病院に行けない。養生することもできない悪循環に陥ったというわけだ。 ゆっくり恐怖症は生活に支障が出る病気として騒がれていて治療には根気強くカウンセリングに通うしかないのだが それもいつ再発するか分からないため、完全ではない。これは友として俺が一肌脱いでやるしかないな。 「よし、ならば俺がどうにかしてみようじゃないか」 「でもどうするんだ?」 「俺に任せておけ、明日また見舞いに来るからよ。今日はこれで帰るぜ」 俺は家に帰らずにあるものを探しに行った。 そして次の日。約束どおりまたケンの見舞いに来た。 「お前のゆっくり嫌いを直すために今日はあるものを持ってきた」 そういって取り出したるは何と!な、何と!それは意外ッ!ゆっくり! それもれいむ&まりさというもはや常識とも呼べるペアだ。 この2匹にはあるお兄さんをゆっくりさせることができたらあまあまをあげるといって任意同行してもらった。 間違っても無理やり拉致って来たわけではない。 「「ゆっくりしていってね!」」 自分たちがゆっくりさせられないものなどあるわけがないと信じきった顔でケンに近づく2匹。 ケンは体を重そうに動かしながら壁際によっていく。 「おにいさんゆっくりしていってね!」 「ゆっくりできたらあまあまさんちょうだいね!」 「俺の傍に近づくなァ――――!!」 早くもケンが狂いだしてきた。 「ほあああぁぁ!」 「ゆべし!」 「ゆでぶ!」 奇声を上げて瞬く間にゆっくりを何か別のものに変換していく。 だがこんなことは既に予想済み!ちゃんと代えのゆっくりも持参してある。 「そーれゆっくりだ!」 ゆっくりをケンに向かって放り投げる。それをすかさず迎撃するケン。 「ゆっくりs「あたぁ!」れべっ!」 「まだまだあ!」 「おそらをt「あちゃっ!」ぎゅぶっ!」 「つぎぃ!」 「ゆっくりして「りゃあ!」」 「ひぐう!」 ケンが打ち返したゆっくりが俺の顔面にジャストミートした。 「ゆっくりできないよ!」 俺の顔面に当たったおかげで命拾いしたゆっくりがそう言った。 「ゆっくりしていってね!と言うゆっくりが次の瞬間にはゆっくりできないと言う、 まったくゆっくりの心変わりとは恐ろしいものよのお!」 ゆっくりを踏み潰して大声で笑った。 「はーっはっはっは!」 結局、騒ぎを聞きつけたおばさんにこっぴどく叱られた。 一週間後、そこには元気に野を駆けずり回るケンの姿が! 「もうゆっくりが怖いなんて言わないよ」 どうやら俺の『ゆっくりは友達作戦』は大成功だったようだな。 ゆっくりへの恐怖をゆっくりへの憎しみにひいては執念に上書きしてやったというわけだ。 今では一緒にゆっくりを虐待するぐらいにまで回復している。 ケンはゆっくりをサンドバックのように叩きのめしているが前とは違い、一発で死なせることはない。 そういう俺もゆっくりを捕まえて指でプニプニしている。だが徐々に強く突いていく。 「おにいさんやめてね!」 「ん~?聞こえんなァ」 人差し指をれいむのやわらかい腹(?)に突き立てる。 「七つの傷を!1!2!3!4!」 「ゆぎゃああああいだいいいいいい!」 「くれてやる!5!6!7!」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおお!!」 やっぱりゆっくり虐待は最高だな! 終 あとがき SS書き始める前に考えたネタを掘り返して書き出してみました ネタと混ぜ合わせてオチを誤魔化してみたり なんか別物になった気がしないでもない 『オマケ』でした
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/87.html
お手軽な甘味として大勢に親しまれている「ゆっくり」たち。 ただ食べるのではなく、さまざまに趣向を凝らされているのが、長い流行の秘密だろうか? ふとある方法を試してみたくなってので野生のゆっくりを捕獲することに決めた。 外に目をやると日も落ちかけていて、空がゆっくりと暗色に染まっていく。 ゆっくりの生態について知らないことが多いのだが、やはり夜のほうが捕まえやすいのだろうか? 昼日中であれだけ動き回っているのだから、夜はゆっくりと休息をとっていると考えるのが妥当だが、 なんとなく夜中でも「ゆっくりしていってね!」と叫びつつ飛び跳ねているような気もする。 せん無いことを考えながらもすでに外に出て、ゆっくりを探しはじめる。 できれば夜中は遠出をしたくないと考えながら耳をすますと、草木のざわめきや虫たちの合唱にまじり、 あきらかに場違いな声があった。 奴らだ! 良かった、どうやら近くにいるようだ。今夜中に捕獲できることに安堵し、声の方向に向かう。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりやすもうね!」 おあつらえ向きに二匹のゆっくりたちが今日の寝床であろう木の根元に寄り添っている。 思わず頬がゆるむ。 微笑ましいと感じたのではない、あまりにも幸先がいいから出た笑みだ。 そのまま捕まえてもいいのだが夜に騒がれるのは本意ではない。 「ゆっ、ゆっくりしていってね?」 「ゆっ!?」 「ゆゆっ!?」 泣き声を真似て近づいた。どもったのは恥ずかしかったからだ。 が、それが功を奏したのかゆっくりたちは無警戒に声をかけてきた。 人懐っこいとは聞いていたが、警戒させないにこしたことはない。 「ゆっくりしていってね!」 「おじさんもゆっくりする?」 赤いリボンに黒い髪。二匹とも「ゆっくり霊夢」と呼ばれる個体のようだ。 「ありがたい申し出だけど、ここじゃあゆっくりできないよ」 「どうして?ゆっくりできるよ!」 「ゆっくりしていこうよ!」 「ここは何でも食べちゃう妖怪の棲みかなんだよ。こんなところでゆっくりしたらむしゃむしゃと食べられちゃうよ」 「ゆ゛っ!?」 「ゆぐっ!」 かぶりつく身振りと共に言ってやる。子供騙しもいいところだが、表情を見るにすっかり信じたようだ。 何を想像したのか「ゆっぐりじだい!」「ゆっぐりざぜでえええ」となみだ目で震えている。 さて。 「ものすっごくゆっくりできる場所があるけど、いきたい?」 「いきたい!いきたい!」 「すっごくゆっくりしたい!!」 満面の笑みで言うゆっくり。それは媚びている笑みなのだろうか? そうして、二匹のゆっくり霊夢を抱きかかえて帰路につく。 「さ、ここでゆっくりしようか」 「「ゆっくりしていってね!」」 二匹をおろして扉を閉める。二匹は興味津々と言った態で家中を飛び跳ねている。 ここからが正念場だ。 ゆっくりと三和土からあがり、あぐらをかいて座ると笑みを浮かべながら二匹に声をかける。 「さ、いっしょにゆっくりしようか」 「ゆっくりしようね!」 「すっごいゆっくりしたい!」 近寄ってきたゆっくり霊夢たちをわしづかみにすると、そのままぎゅうぎゅうと押さえつける。 「ゆぎゅんぬぬぬぬぬぬぬ」 「ゆぐりじたいっゆぐりぃいい」 と声ならぬ声をあげるゆっくりの手触りからはみ出るかはみ出ないかの境界を推し量る。 なにぶん初めてだから失敗してしまうかも知れないが、なぁにそのときはまた持ってくればいいのさ。 中身が少しずれた感触が伝わってきたので、解放する。 「「ゆっ!!!」」 体が自由になり、怒りの言葉を出そうとする二匹。しかし口を開いた瞬間二匹を強くゆすった。 大きく、緩やかに、時にかきまわすようにゆする。 「ゆっゆっゆっくっりしっしして」 「いいいってっててってってねっね」 という泣き声が、しばらくすると 「ゆーゆーーゆーゆゆーーー」 「ゆ~ゆ~~~ゆ~ゆ~ゆ~」 と歌っているかのようなものとなる。 今度は小刻みに激しくゆする! すでに二匹の表情は赤らんでいて、目がうるみを帯びている。鼻息も荒くなり、明らかに熱を発している。 思い切り殴りつけたい気分を押し殺し、そのまま蠢動を続ける。 「「ゆっゆっゆっゆっゆっ」」 機械的に泣くようになったら、手を離して放置した。 一仕事終えたような感覚で、三和土の甕から水をすくって飲む。 振り返ると二匹のゆっくり霊夢は身を寄せ合って震えていた。 いや、これはお互いをこすりあっているのだ。それが徐々に鈍い動きになっていく。 いよいよか!と思い目を凝らすが違う。 二匹の体表に粘り気のある透明な液体が流れているのだ。粘度の高いそれはねとねとと音を立てて水溜りを作っていく。 掃除するはめになることにうんざりしながら見つめていると、粘液の音と「ゆっゆっ」という機械的な声に、 さらに荒い息遣いが混じって、とても精神衛生上よろしくない音が奏でられる。 吐き気を抑えるように水を一口ふくんだ。 しばらくすると、二匹が同時に 「ゆ゛ゆ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーッん!!」 と絶頂に達したように一声泣いた。 すると、これはもうやばいんじゃないかというくらい痙攣し始め、白目をむいて限界まで見開く。 さらには口もこれ以上ないほどに開かれ、まるで断末魔をあげているようだ。 表情の変化が終わると、痙攣も止まっていた。そのまま目に見えてわかるほどに色が黒ずんでいく。 二匹の頭の天辺から芽が出て、葉が伸び、蔦のように伸びていく。 蔦にいくつもの実をつける頃には二匹はからからに干からびていた。 身体をこすり合わせ始めてからここまでで、まだ一時間と経っていない。 植物か動物か定かではないが、生命の神秘の一端を垣間見た気がした。 同時に、あれだけ乱獲されているゆっくりが絶滅しない理由がわかったように思う。 やがて肉色の実は徐々に、だが確実にそれとわかる形を成していった。 黒い髪に赤いリボン。親と同じゆっくり霊夢だ。 一匹につき十個はあろうか、プチトマト程度の小さなゆっくり霊夢が並んでいるのは、壮観というよりは気色悪いと言えた。 そのまま観察していると、実のうちのひとつがゆっくりと震えはじめる。 眠りから覚めるように、糸のようにぴっちりと閉じられた目がゆっくりと開かれていく。 完全に見開かれると 「ゆっくりしていってね!」 と蚊の泣くような声で産声を上げた。 目覚めたゆっくり霊夢は、そのまま目だけできょろきょろと左右を見渡している。 蔦から離れないと自由に動けないのだろうか? 目があった。 「ゆっくりしていってね!」 その声はこちらに言ったものだろうが、それがきっかけになったのか他の実もぶるぶると震えだす。 二十個ものゆっくり霊夢のひとつひとつが目覚めて産声を上げている。 無事に繁殖は成功したのか、目覚めないものはひとつもなかった。 さぁ、長かったがここからが本番だ。 一番最初に目覚めたゆっくり霊夢に手を伸ばす。 「ゆぅ~?」 自分に近づいてくるそれをなんの危機感もなしに見つめているゆっくり霊夢。 そのまま無造作に蔦から引きちぎる。 「ゆ゛っ!」 一声なくとそのままぐったりしてしまった。手のひらで転がすがなんの反応もない。 しまった!早すぎたか!? そう思ったが、そのゆっくり霊夢はゆっくりと起き上がる。 「ゆっぐりじだがったのにぃ~~~」 涙をこぼしてこちらを見るゆっくり霊夢に安堵のため息をつくと、それを無造作に口の中に放り込んだ。 そのまま舌で口の中を転がすようにゆっくりと味わう。 時折、 「ゆっぶぅ~」 「ゆっぶりじゃぜでぇ」 「ぐらいよーっぜまいよーっごわいよーっ」 と口の中から聞こえてくる。お構いなしにゆっくりと味わい、咀嚼する。 「ゆっぎゃぶぅッ」 と聞こえたきり、なにも聞こえなくなった。 「あ……甘酸っぱいんだ……」 十分に成熟しきってないゆっくりは酸味があるようだ。食感も通常のゆっくり霊夢よりもいくらか歯ごたえがなかった。 お子様やお年寄り向けにできるかもしれないと思いつつ、次のゆっくり霊夢に手を伸ばす。 今度は口に入れたら弄ばずに即座に飲み込んだ。 ゆっくり霊夢の踊り食いだ。 これが一番やりたかったのだ。のどの奥から 「ゆっくり落ちるよ~!」 という声が伝わってくる。どこか滑稽で思わず噴出してしまった。 やがて胃に達したのか「ゆッ」という声とチャポンという音を聞いた気がした。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしたいお?」「ゆっくりしようね!」 と聞こえてきて、すぐに 「ゆゆっ?」「とける?ゆっくりとけてる!?」「ゆっぐりじだいのにぃ」 となり「ゆっぐりざぜでぇえ…………」と沈黙した。 腹の中から聞こえるという不思議なことに興奮した。面白っ。 興奮した僕はゆっくり霊夢たちをちぎっては呑み、ちぎっては食べた。 声を上げてのどを通り過ぎていき、胃に落ちていく感覚に思わず熱い息をもらしてしまった。 腹から聞こえるゆっくり霊夢たちの声に、熱くほてっていく身体。 熱っぽい目で見ると、もうゆっくり霊夢は残り一匹になっていた。 それまでの惨状をおぼろげにも理解したのか、それはふるふると身を震わせていた。 ゆっくりと最後のゆっくり霊夢に手を伸ばし、やさしくつかみ、細心の注意を払ってちぎった。 声はあがらなかった。 それを手のひらにおき、見つめる。ゆっくり霊夢はなみだ目で震え、にっこりと笑うと 「ゆっくりしていってね!」 と言った。泣き笑いの表情と必死の物言いに、まるで命乞いをしているように見えてしまった。 思わず微笑み 「ゆっくりしようね」 というと、ゆっくり霊夢は満面の笑みを浮かべた。心からの微笑みに見えた。 それをやさしくつまみ、ゆっくりと持ち上げていく。 ゆっくりと口を開き、濡れた舌を出す。 ゆっくり霊夢をそこに近づけると 「ゆ、ゆっくり!?」 となぜか驚いたように言った。 そのまま舌に乗せると、飛び出そうとするのをかまわず口を閉じた。 口蓋に何かが当たった気がしたが、そのまま舌で口の中に転がし、存分に味わう。 泣き叫ぶゆっくり霊夢。 胃の中でどれだけが溶けて、どれだけが原型をとどめているかはわからないが 寂しくないようにと仲間のもとへと送ってやった。 プチトマトほどの大きさとはいえ、二十匹ものゆっくり霊夢をたいらげたので満腹だった。 げっぷに混じって、「ゆっくりしていってね!」という声が聞こえた。 おわり。 お付き合いくださりありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1897.html
ゆっくりーまん この世界ではゆっくりは社会に溶け込んでいる。 最初はゆっくりは害獣として認定されていたが、現在は教育も受けているので社会に溶け込んでいる。 これはそんな社会の一場面である。 「さとうくん!!こんげつもまただめだったの!?ゆっくりしてたらくびにするよ!!」 「すみません・・・」 「そのことばはせんげつもきいたよ!!おなじことしかいえないの?ばかなの?」 「佐藤君また怒られてるね」 「まあ今月もビりだし仕方ないよ。」 家に帰ってもため息が出る。 なんとかゆっくり保険に入れた時は嬉しかった。 希望業種ではなかったが、早く親孝行したかったし 頑張れば充実した社会人生活を送れると思っていた。 そんな昔のことを考えていると、ふと写真が目に入った。 それは大学の卒業式の時に撮った写真だった。 その写真の中の自分は笑っていた。楽しい生活に期待を寄せているような笑顔だった。 写真を見ている自分が何故だか、惨めに感じてしまった。 そんな陰鬱な気持ちをごまかすように佐藤は眠りに落ちた。 「あーあ今日も怒られたよ。大体あいつゆっくりしてないじゃん」 れいむへの文句を言いながら今日も帰りの道を歩く。 「お、佐藤じゃないか?久しぶりだな」 「ん?お前は鬼意か」 こいつは鬼意 山。 怖い名前と、ぶつぶつと何かを喋る癖のせいで友達が少なく、 その数少ない友達の一人が俺なのだ。 「久しぶりだなー。折角会ったんだ、飲みに行こうか」 「え?まあいいけど」 突然の誘いに戸惑いながらも鬼意についていった。 今日も怒られていて気分が悪かったので、酒でも飲んでいこうと思ったからだ。 「鬼意はゆっくりの実験とかする会社だっけか。最近どうだ?」 「まあまあだな。ゆっくり絡みの仕事だらけだから退屈はしてないぞ」 「しかしゆっくりってただの饅頭だろ?実験も糞もないんじゃないのか?」 「何を言ってるんだ!饅頭は言葉なんか喋らないし、飯も食わないだろ。」 「それはそうだが・・・」 「例えば、にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ!」 これはゆっくりでも実験ができるって言いたいのだろうか 俺はあんな饅頭の実験にはあまり興味がないのだが・・・ 「大体社会の奴らは―――」 ゆっくりの実験について語った後、今度は社会のゆっくりに対する認識について文句を言い始めた。 それからはお互いに愚痴を言い合った後家に帰った。 「きょうはさとうくんについていくよ!!れいむにいいところをみせてね!!」 何ギャルゲーのヒロインみたいなこと言ってんだ お前みたいな饅頭と仕事とかモチベーション下がるわ!! とは仮にも上司なので言えない。渋々饅頭を引き連れて俺は営業へと向かう。 お昼 「さとうはだめだね!!なまえのとおりあまいやつだよ!!」 昼食をとっているとそんなことを饅頭はのたまいだした 「だいたいなんなの?いらないですっていわれたらかえるとかないよ!!そこでねばらないとだめなんだよ!!」 れいむの説教はさらに続く。 「わかいころのれいむはもっとがんばってたよ!!さいきんのわかいやつはだめだね!!」 お前2才だろが!! さらに説教はヒートアップしていき、もう何を言っているかわからなくなっている わかるのは俺の悪口を言っていることぐらいだ。 「―――――!」 さすがにこれだけ悪口を言われてなんとも思わないなんて男じゃない 「シュッ!!」 れいむの顔面に鋭い蹴りを放つ 「ゆびゅぎゅ!!」 きれいな放物線を描きながられいむが公園のごみ箱へと入っていく。 「しまった!!首になってしまう!!」 なんとかしようとごみ箱へと近づく 「ゆー・・・お空を飛んでるみたいー・・・」 どうやら気絶しているようだ。 だが助かったわけではない。流石の餡子脳でも蹴られたことくらい覚えているだろう。 「どうすれば・・・」 このまま首になったら親孝行も糞もない。プーたろーなんてカッコつかんし。 ―― いや待て、そう言えばこの前の飲んだ時にいいことを聞いた気がする・・・ にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし いやこれは違う。こいつは独り身だからにんっしんはあり得ない。 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ! それだああああああああああああああ 俺は急いでスーパーであんぱんを買ってくる 時間がないのでウグイスあんからこしあん、つぶあんをパンから出す。 れいむのあんをある程度掻きだし、そこに餡を入れる。 あんを分けている暇はないので全部れいむの中に詰め込む 「ゆ!ゆ!」 痙攣しているが気にせずに作業を続ける。 「ふう・・・」 俺はなんとか餡の移植に成功する。 後はランニング中のおにいさんに蹴られたんだと言うだけだ。 「ゆゆ!?れいむはどうしてたの?さとう、ゆっくりせつめいしてね」 俺はあらかじめ考えた通りの説明をれいむに行う。 「そうだったんだね・・ぶれいなおにいさんだよ!!ぷんぷん!!!」 そんな饅頭の言葉に適当に相槌を打ちながら会社へと帰った。 1年後 結局俺は会社を辞めていた。 やはり合っていなかったのだ。 現在はゆっくりの養殖場を経営している。 牛を育てるような広い土地もそこまで必要ではないので何とかなっている。 鬼意のアドバイスを受けながら、品質と生産性の向上を目指している。 やはり俺には保険は会っていなかった。 これからは最高の品質のゆっくりを生産して親を楽にしていこうと思う。 あ、あとれいむ部長は失脚した 頭が悪くなっただけでなく、多重人格者になってしまったのが原因だ。 元の性格の知能も悪くなり、さらにれいむ以外の人格はどうやら工場で加工されたゆっくりのものらしい。 どれもゆっくりしたかっただの、体がぐしゃぐしゃになるだの 死ぬ寸前のことを何回も思い出し、やかましかったそうだ。 れいむには申し訳ないことをしてしまったが、 あれだけ馬鹿にされていたので少しだけいい気味って思ってたりもする。 まあれいむ部長の償いも込めてここでゆっくりを育てていこう。 それにこれは俺に向いている気がする そんな根拠もない自信を持ちながら、ゆっくり生きていこう。 ゆっくりに囲まれながら。 終わり あとがき 出来るれいむというものが書きたくなって書いちまいました。 メモ帳が突然消えてしまうというアクシデントにあい、やり直しになったけど なんとか書き終えられた・・・ まりさだったらもっとうざくできたのかなーと思ったけど 自分的にはれいむの方がうざい感じがするのでこっちで書きました このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2831.html
ゆっくり鉄の掟 1.ゆっくりできないゆっくりは、ころす。 2.ぐずなゆっくりは、ころす。 3.じぶんだけゆっくりするゆっくりは、ころす。 4.みにくいゆっくりは、ころす。 5.びょうきのゆっくりは、ころす。 6.すっきりがへたなゆっくりは、ころす。 7.いなかものなゆっくりは、ころす。 8.にんげんにこびるゆっくりは、ころす。 9.かざりのないゆっくりは、ころす。 10.ゆっくりのかざりをうばうゆっくりは、ころす。 11.ゆっくりのかざりをうばうゆっくりは、ころす。 12.こどもをゆっくりさせないおやゆっくりは、ころす。 13.みんなをゆっくりさせないドスまりさは、ころす。 14.おやきょうだいでも、ゆっくりするためなら、ころす。 元ネタはゲルショッカーの掟 カッとなってやった、特に反省はしていない。 何という内ゲバ、とか ここが矛盾してるだろ、とか 大事なことなので2回言いました、等は全て仕様です。だってゆっくりだし。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1105.html
ネチョ注意 人里離れたところにある粗末なつくりの小屋から、濡れタオルをはたくような音が連続で響く 小屋の中では、男はゆっくり霊夢を両手でがっしりと捕まえて。自らの男根をその口に突っ込み、ピストン運動を繰り返していた 「うぐっ・・・・・・・・ゆぐ・・・・・・ぼぅえ・・・・・んちゅ・・・・・・」 男は腰を激しく振ってラストスパートをかけて、いっきに絶頂に登りつめた ゆっくり霊夢の中に大量のザーメンをぶちまける 「がぼぼぼぼぼぉぉ!!」 大きく体を揺すられて、自分の『中身』と『異物』が混ざり合う感覚に眩暈と吐き気をもよおしてゆっくり霊夢は息を荒くしてへたりこんだ 男はそのぐったりとしたゆっくりをつまらなそうに一瞥すると、今度はその部屋の隅で震えていた小さなゆっくり達に手を伸ばす たった今犯したばかりのゆっくり霊夢の子供たちである 「ゆっくり来ないでね!!」 一匹が口火を切ると、右習えの要領で他の子供ゆっくりも口々に拒絶と懇願の言葉を合唱する 男は子供達の悲痛な叫びなど意にも返さず、むしろその声に身を奮わせつつ一匹の小粒なオナホールを手に取る 「ゆっくりやめてね!!ゆっくり降ろしてね!!だぁめええええぇぇぇ!!! 」 あっさりと捕まったちびゆっくりが、男の手の中で絶叫する 母が遭わされたのと同じ目に自分も遭わされるのだと想像するだけで喉から餡子がせり上がってくる その時 「ゆっくり出してね!」 先ほどまでぐったりとしていたはずの母ゆっくりが再び起き上がり、男のイチモツを自ら咥えこみ、舌を使って奉仕しだした 男の興味をわが子から再び自分に向けるために、男の陰毛に目を痛めながら必死に口をすぼめる 我が身を犠牲にして子を守る親の姿を、男は口先を吊り上げて嘲る 嘲り、今捕まえた子供のゆっくりを床に置き。自らのイチモツを咥えてきた母ゆっくりの再び頭を両手で掴み、獣のように腰を振り始める 男のイチモツが母ゆっくりの喉と一度目の射精でザーメンカクテルと化した餡子を蹂躙する 腰を動かすこと数分、男はイチモツをゆっくりの口から引き抜いた この時、母ゆっくりは『顔射』されると思った しかし男は男根の発射口である尿道をゆっくりの鼻の片方の穴にあてがう 男のそれはゆっくりの唾液と餡子、自らの精液にまみれており、まるでナメクジが通った跡のようにヌラヌラと輝いていた 「ゆ?」 間抜けな声をもらして瞬間 鼻腔に異臭、その後に激痛が走った 「いぎぃ!!」 男はゆっくりの鼻の穴にぶちまけた その量は二度目とは思えぬほどの量で一瞬で鼻の中を満たすと、残った量は全て眼球に飛ばしてぶつけた 「ばあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 目が焼けるような痛みに襲われ、のたうちまわり。しばらくして母ゆっくりはその場に気を失う 男は身をぶるりと振るわせたあと、気を失った母ゆっくりの口に再びイチモツを入れると、今度は小水を排泄した それにより母ゆっくりは強制的に覚醒させられ、餡子とスペルマと尿が混ざり合う感覚と格闘する 死を覚悟して再び意識が遠のく直前、怯えた目で自分を見つめる子供達が視界に入った 『母は強し』 母ゆっくりはその不快感と吐き気に最後まで耐え、意識を手放さないことで辛うじて自らの命を繋ぎとめた その母に子が一同に駆け寄り、汚物まみれの母に頬を摺り寄せる 男は部屋の隅に水と食べ物を置くとゆっくりの家族など目もくれず廃屋を後にした 獣欲を満たした今、男はゆっくりなど眼中に無かった ゆっくりレイパーがその家族の前に現れることは二度と無かった
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/603.html
とある場所、とある日。 ゆっくりまりさとゆっくりれいむが、仲良さそうにほほをくっつけてゆっくりしていた。 その顔は切なそうで嬉しそうで、どこか悟った様な風情をたたえていた。 「ゆ……そろそろれいむのばんかな」 「まりさのばんかもしれない」 顔を見合わせ、寂しそうに微笑む二匹。 「みんないなくなっちゃったね」 「うん、いないね」 ガランとした部屋を見渡す。 中には何もない。二匹以外のゆっくりは、カケラすら見当たらなかった。 元気なゆっくりちぇんは、一日前にどこかに行った。 頭の良いゆっくりぱちゅりーは、20時間ほど前に。 恥かしがりやのゆっくりみょんは、12時間ほど前に。 いつも三匹でゆっくりできていたゆっくりありすは、つい1時間ほど前に。 仲の良かったお友達。 皆が様々な方法でゆっくりできなくされ、様々な方法で殺されたのだろう。 「まりさのおかあさん、すごくゆっくりしたいいゆっくりだったね」 「れいむのおかあさんもゆっくりしてたよ」 もういない親兄弟を懐かしむ。 この二匹は友人や家族が連れ出されても騒がず、ただひっそりと二匹だけでゆっくりしていたため、ここまで持ったのだ。 「もっとゆっくりしたかったね」 「うん、ゆっくりしたかった」 だが、それももうおしまい。 不意に、ゆっくりれいむが弾かれる様に部屋から飛び出していく。 見えない手に捕まれた様にへこんだほほを、ゆっくりまりさは静かに眺めていた。 「ゆぐぐぐぐぐ! まりざぁ! ざよならぁ!」 「れいむ……」 れいむは、唐突な痛みも、これから自分の身に起こるであろう悲劇を嘆くでもなく、ただ一人残る友人との別れを惜しむ。 まりさは、そんな友人の末路を思うと、自然と涙がこぼれてきた。 「もっといっしょにゆっくりしたかったよ! それでかぞくになってあかちゃんもいっしょにゆっk……」 最後まで言い終わる前に、部屋から消えるゆっくりれいむ。 ゆっくりまりさは、ただ無言ではらはらと涙を流し続けた。 ぱさりと帽子が置かれた。 「ごめんね、なにもないからこれしかおはかにできないよ」 呟いて、帽子のないゆっくりまりさは、祈る様に目を閉じた。 そこは、先ほど親友が飛び出していった場所。痕跡すらない壁を見つめ、一時の別れを惜しんだ。 「さみしくないよ、またすぐいっしょにゆっくりできるもん」 まりさは、優しく、先ほどまでと同じ調子で壁に向かってゆっくりとほほをすり寄せた。 何度もしている内に、ゆっくりまりさの熱が伝わり、壁がほのかな温かみをまとう。 冷たい壁が、ほんの僅かれいむのぬくもりを残してくれた様で、まりさは幸せな気分になった。 「まりさはちょっとだけゆっくりしてるね、またあおうね、れいむ……」 もういない友人、もうすぐ会える友人との再会を楽しみに待ちながら、ゆっくりまりさは目を閉じた。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「ゆぎゅっ!?」 突然の大声に、ゆっくりまりさは目を開いた。 見ると、知らないゆっくり達が部屋にひしめき合っている。 ――あぁ『つぎすれ』にきたんだね。 一匹のゆっくりが、まりさの方を向く。 「ゆっ? ぼうしないまりさがいるよ!」 その声を合図として、数匹のゆっくりがまりさの方を向いた。 ゆっくり達は、何が面白いのか分からないが、楽しそうに声をかけてきた。 「ぼうしないこはゆっくりできるの?」 「できるよ! こんにちは、ゆっくりしていってね!」 「いっしょにゆっくりしようね!」 にこにこと声をかけてくるゆっくり達を尻目に、まりさは再び目を閉じる。 「ゆっ? ねむいの?」 「うるさくしてごめんね! ゆっくりねていってね!」 「ゆっくりべつのことあそぶよ! まりさは、またあとであそぼうね!」 ぴょんぴょんと離れていくゆっくり達。 楽しく遊ぶゆっくり達の中、不意におかしな感触に見舞われるものが一匹。 「ゆっ?! いだいよ! なにごれぇぇぇ!!!」 引きちぎられる様な痛み、吸い取られる様な感触に、ゆっくりまりさは悲鳴をあげた。 「ゆっ! なにこれ! これじゃゆっくりできないよ!」 「ゆゆっ! みょんなことしないでゆっくりしてね!」 先ほどまでまりさと一緒に遊んでいたゆっくり達は、急に顔の一部がわしづかみにされた様にへこんだ友人を前に、オロオロするばかり。 「ゆっくりたすけるよ!」 それでも、一部のゆっくりは即座に助けようと動いた。 数匹のゆっくりが、ゆっくりまりさの帽子や顔に噛み付き、何とかして元の下膨れに戻そうとする。 「「「むむむーーーーー」」」 「いだいいだいいだいいだい!!! やべでぇぇぇぇぇ!!!」 だが、それは効果がないどころか、ゆっくりまりさを弱らせるという最悪の結果を招いた。 それを見て、噛み付いていたゆっくりは口の圧力を緩める。 「ぐぐぐぐ……ゆっくりしたけっかがこれだよ!」 しゅぽんと音を立て、ゆっくりまりさは消えうせた。 「まりざぁぁぁ!!! まりざどごにいっだのぉぉぉ!!!」 「ゆっぐりでぎないよ! ごごじゃゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!!」 「だじでぇぇぇぇぇ! おがあざんんんんん!!!」 ゆっくり達は、即座にパニックに陥る。 その様子を、帽子のないゆっくりまりさが、懐かしいものを見る目で眺めていた。 ここは、ゆっくり虐待スレの舞台裏。 虐待スレで虐待されるゆっくりは、ここから排出され、そのまま二度と戻ってこない。 今度残るゆっくりはどのゆっくりかは分からない、いやゆっくりが残るかすら分からないが、彼らはそれぞれに、それぞれの方法で殺されていく事だろう。 『おわらないゆっくり』 スレの変わり目に、こういう話はいかが? とか言って出そうと思ったけど、書き終わってみたらもう次スレ……ゆっくりした結果がこれだよ! by319 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3528.html
2008年、秋、東京。 俺はカメラ片手に小さな公園にやってきた。 遊具で遊ぶ幼女を盗撮するとかそういうワケではない。 そもそも、最近はアレな人々のせいで遊具が少なくなっているし。 俺は都会に住むゆっくり達のみすぼらしい姿を、ドキュメンタリー風に編集してyoutubeにアップロードしている。 それに関連したブログを日本語、英語の二ヶ国語で配信。 最近ではブログ運営もだいぶ軌道に乗ってきた。 アフィうめえと言える日は遠くないだろう。 「ふー・・・」 さっき自販機で買って来た缶コーヒーを開ける。 今日はどこへ行ってみようか。 そんなことを考える。 いつもはどこに行くかを考えてから動くのだが、たまには気の向くままに動こうと思ったのだ。 「お!」 そんな俺の視界の隅に、何やら丸いものが入った。 早朝の公園にいるものなんて、野良猫かゆっくりくらいなもの。 俺はさっそくカメラを構えた。 「・・・ありす種か」 公園によくある、コンクリートで固まったカマクラ的なもの・・・土管が貫通していてトンネルになっているアレだ。 その土管に、1匹のゆっくりアリスがいた。 ありすも俺の姿を確認したようで、ビクビクと様子をうかがっている。 「よお、ゆっくりしてけ」 掌を上に向けて4本の指が触れるように親指をつけ、腰を落としてその手を突き出した。 こうするとゆっくり達はエサをくれるものだと勘違いして寄ってくるのだ。 寄ってこないにしても、逃げだしたりはしない。 これは人懐っこい野良猫にも通用したりする。 「ゆ・・・・ゆっくりしていってね・・・!」 ずりずりと底部を引きずりながら、ありすは俺のほうに寄ってきた。 だが、「警戒してます」オーラが出まくりだった。 簡単に気を緩めないあたり、賢い個体だと思う。 大きさはバレーボールより一回り小さい。 それなりに死線をくぐってきたのだろう。 「お前は1匹か」 「ゆ・・・ありすは、ありすだけよ」 たまには独り身のゆっくりでも撮ろうか。 俺はありすに撮影の話をすることにした。 ありすは先ほどから俺の手をしきりに見ている。 まだ俺がエサを持っていると思っているようだ。 「・・・ゆ。おねがいがあるよ」 撮影についての解説を簡潔に終えると、ありすは何かを決意したような顔で俺を見上げた。 「なんだ?言ってみろ」 「・・・ありすを・・・い・・・いなかに・・・つれていってほしいの」 凄く言いにくそうだった。 「東京から離れたいってことか」 「ありすは、とかいはじゃなくていいわ・・・」 東京には、野良のゆっくりがかなりいる。 ただ、田舎や山に住むゆっくりと比べると大きく違う点がある。 それはありす種がヤケに多いという点だ。 田舎や山などに100匹のゆっくりがいた場合。 40匹がれいむ種、35匹がまりさ種、10匹がありす種、5匹がぱちゅりー種、残り10匹はその他の種だ。 だが、東京では違う。 35匹がれいむ種、30匹がまりさ種、30匹がありす種、残り5匹がその他の種になる。 その時のブームによって捨てられる野良ゆっくりが変化するので一概には言えないが、大体こんな感じになるのだ。 多くのありす種は「とかいは」という謎価値観に従って生きている。 特に、元ペットのありすは東京に激しい憧れを抱いていることが多い。 そのため、ありすは帰巣本能のような感じでジワジワと東京に群がってくるのだ。 だが野良ありすが想像した「とかいは」は東京にない。 連日保健所の職員に追われ、残飯をあさり、同族さえ喰らわねば生きていけない地獄なのだ。 「とかいは」に絶望したありすは田舎へと帰ろうとするが、アホなので帰り道など分からない。 都会に来たことを後悔しながら死んでいく運命だ。 「お前、どこらへんから来たんだ?」 「ありすはここでうまれたのよ」 詳しく話を聞くと、ありすは東京生まれということがわかった。 親のゆっくりが上記のアホ理由で東京に来たという。 そして意外なことに、親のゆっくりは東京の生活に慣れたらしい。 しかし、その子供のありすは東京での生活に耐えられなかったとか。 ありすは他のゆっくりから聞いた田舎の素晴らしさに感動し、東京脱出を目指しているのだ。 「そんなに東京は嫌か」 「ここはゆっくりできないよ・・・ありすはずっとひとりなんだよ・・・みんなとゆっくりしたいの」 親ゆっくりはどうしたのか、そう聞いたがありすはうつむいたまま喋らなくなってしまった。 今も生きてるというニュアンスを感じたため、近くに住んでいるものと思ったのだが。 「ま、わかったよ。撮影が終わったらお前を田舎に連れて行くよ」 「ゆ!おにいさんは、とてもとかいはなおにいさんね!」 ぱあっとありすは明るくなる。 俺はささっと小型マイクを仕込んだ。 もちろん撮影が終わったら放置だ。 田舎に送るなんて、誰がそんな面倒なことをするものか。 「じゃ、ありす。ちょっと体をよく見せてね」 「ゆっくりりかいしたよ」 毎度おなじみの身体検査をする。 ボロカスみたいな皮に、ぼっさぼさの髪。 小枝や砂が入り混じった髪の毛は実に汚らしい。 まさに野良ゆっくりだ。 そう思っていると瞳すら濁って見える。 埃で化粧をしたような肌は、油ぎったネットリしたものよか幾分かマシであった。 「よし、もういいぞ。じゃあありすはいつもみたいに生活しててくれ」 「ゆっくりりかいしたわ。これから、かりにいくわ」 「そうか。俺は隠れて撮影してるから」 ありすが公園を出て行った。 俺は距離を開けて、ありすを追うことにする。 「狩り・・・ねえ」 今まで何度も見てきたが、都会のゆっくりが言うところの「狩り」とはゴミ漁りor乞食だ。 満足に虫もいない大都会では仕方がないとはいえ、なぜ狩りというのだろうか。 全くもって疑問である。 「やっぱな・・・」 予想通り、ありすの目的地はゴミ捨て場であった。 だが朝も早いせいか、数えるくらいしかゴミ袋はない。 他の野良より早めに行動することで、エサを確保しようというのだろうか。 「・・・」 しかしありすは動かない。 ゴミ捨て場から少し離れた場所で、警戒態勢をとったまま。 「なにしてんだあいつ・・・」 せっかく早起きしても、ノタノタしてたら他のゆっくりが来てしまうだろうに。 「お・・・」 と思っていたら、ぼよんぼよんと跳ねながら1匹のゆっくり霊夢がやってきた。 大きさはソフトボールより一回り大きいほど。 成体一歩手前ってところだ。 「ゆゆっ!ありすもかりなんだね・・・!れいむにもちょうだいね」 「・・・いいわよ」 ありすの警戒が一気に濃くなった。 返事を返しているものの、れいむを強く意識していることが分かる。 が、当のれいむはゴミ漁りを始めていて気が付いていない。 「ゆっゆゆーん♪きょうはれいむもごはんをたべられるよ~♪」 ふりふりと左右に後頭部を揺らすれいむ。 それとは対照的に、上下に伸び縮みをするありす。 まるで準備運動でもするかのような動作だ。 そして、次の瞬間。 ありすの「かり」が始まった。 「れいむぅううう!!ゆっぐりじでいっでねぇえええええっ!!!」 「ゆぁあっ!?な、なんなのぉおお!?」 飛びかかるような勢いで、ありすはれいむに体当たりをした。 転がったれいむの底部がむき出しになる。 その底部を、瞬時にありすが噛み切った。 「ゆぎゅうあああああああっ!!」 閑静な住宅街に、れいむの醜い悲鳴が轟いた。 だがそれも一瞬のこと。 ありすは大きな石をれいむの口に突っ込み、声を封じてしまった。 あんな石を用意してあったとは。 俺は少し関心してしまう。 「・・・・ッ!!ゅ・・・ゅうううっ!!・・・・っ!?!・・・・ッ!」 「・・・れいむ・・・ゆっくりしていってね」 漏れた餡子で髪を染めたありすは、ゆっくりとれいむの頬に近寄った。 「ゆぅうううううっ!!!」 「・・・ッ!!・・・ッ!」 ありすが寝転がったれいむの頬に、自身の頬を押し付けた。 あれはゆっくりの交尾だろう。 ありすはものすごい勢いで頬を擦り始める。 「きったねぇ・・・」 じんわりとコンクリートの色が濃くなっていく。 遠くからでも、ねっとりとした体液がにじんでいる様子がわかった。 ありすの体もれいむの体も、光に照らされ不気味に輝いている。 「んっ!!すっすっきるぃぃぃいいいっ!!!」 「・・・・ゅぃ・・・!!」 ありすの体が動きをやめると、れいむの頭から茎がニョキニョキと生えてきた。 底部の穴から餡子が漏れていたが、れいむはまだ生きているようだ。 「ゆっふぅうう・・・・ゆふぅう・・・!!!」 茎に一瞬だけ視線を移したが、ありすはすぐにれいむに向き直った。 息も絶え絶えになりながら、再び交尾が始まる。 「ゆぐぅっ!!ゆぐっ・・・!ゆぅぇぁああっ・・・!」 4度目の交尾が終わると、ようやくありすはれいむから離れた。 交尾の潤滑油となる体液は2度目のすっきりあたりから枯れていたため、今のありすは酷い姿をしている。 頬は擦りキズだらけ、髪の毛は乱れまくりだ。 後半は交尾の痛みに小さな叫び声を上げながら、ありすは頬を擦っていた。 それはれいむも同様で、頬はキズだらけだし、底部から餡子が結構漏れている。 そして頭からは4本の茎が伸び、もはや死を待つのみだろう。 「ゆぐぅ・・・ゆぐ・・・!」 ありすは泣きながら、れいむから漏れた餡子を食べ始めた。 底部から飛び出した餡子は、赤ちゃんのゲンコツ1個分ほどにもなる。 食べ終わる頃には、れいむは真っ黒に朽ち果てていた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」 「ゆきゅーり!」 「ゆっくち!」 10分もしない内に、赤ゆっくりは生まれ落ちた。 1本の茎から約8匹。それが4本なのだから、大体30匹近くの赤ゆっくりが生まれたわけだ。 「・・・ゆぅ」 興味無さそうに、ありすは赤ゆっくりを見下ろす。 「まんまー!おにゃかしゅいたー!」 「れーみゅも!」 「れいみゅ、おかーしゃんとしゅーりしゅりしたい!」 そんな赤ゆっくり達を尻目に、ありすは用が済んだ茎を口に挟んだ。 「むーしゃむーしゃ。しあわせー・・・」 そのまま茎は、ありすの口内へと消えていく。 赤ゆっくりの最初の食事となるはずの茎は、4本ともありすの腹に収まった。 「おきゃーしゃん!れーみゅ、おにゃかしゅいたー!!」 「みゃみゃ!!ありしゅもごはんたべちゃい!」 ワラワラとありすに群がる赤ゆっくり。 しかしありすは視線すら移さず、茎を4本食べると母体として朽ち果てたれいむの亡骸まで食べた。 「ゆ・・・いくわよ」 それだけ言うと、ありすはゴミ捨て場を去った。 「まっちぇー!!」 「れいみゅをしゅてないでぇえ!!」 「みゃみゃ!ありしゅとゆっくちちてー!!」 赤ゆっくり達は、親に捨てられたくない一心で、そのあとをピョンピョコ跳ねてついていく。 ありすも赤ゆっくりのことを考えているのか、ゆっくりと進んでいた。 「まーま、ありしゅ、おにゃかしゅいたの・・・」 「れーみゅもだよ・・・おかーしゃん・・・」 公園に戻ってくると、ありすは30匹ほどいた赤ゆっくりのうち20匹を食べてしまった。 あっちでママとゆっくりしましょうね、と言って見えないところに誘い、そのままパクリと。 悲鳴すら上げる間もなく、赤ゆっくり達はその短いゆ生を終了した。 それでようやく腹が満たされたのか、ありすは残った10匹の赤ゆっくりを食べることはしなかった。 れいむ種が6匹、ありす種が4匹残っている。 特に種に関してこだわりはないようだ。 「うるさいよ・・・しずかにしてね」 ギロリと赤ゆっくりを睨むその目に、親としての愛はまるで感じられない。 「ゆ・・・ごみぇんね・・・れーみゅ、しじゅかにするよ・・・」 「ありしゅも、いいこにするよ・・・」 きっと次の食事までの命なのだろう。 親しか頼れる存在がいないとはいえ、あまりにも惨めなものだ。 それは昼すぎにやってきた。 「でけえ・・・!」 バスケットボールよりも一回り大きいゆっくりアリス(以下、大ありす)が公園にやってきたのだ。 かなりの大型だ。 大ありすは何か探しものをしているかのような動きで、公園を散策していた。 苦労のかいあって、土管の中に入っているありす一家を発見した。 「そこのありすたち、ゆっくりしないででてきてね!」 ありすが土管から現れる。 赤ゆっくりはまだ生きていたようで、ありすの後頭部に隠れて震えていた。 「おきゃーしゃん・・・!たちゅけちぇ・・・!」 「こわいよ!ありしゅ、こわいよぉお!」 「みゃみ゙ゃー!!!ごわいぃいいいい!!」 大ありすの巨体は、赤ゆっくり達には相当な恐怖のようだ。 悲痛な叫びがマイク無しでも伝わってきた。 「ゆ゙っんっ!!」 ボン、という音が聞こえてきそうな勢いで、ありすが威嚇をした。 空気を含み、体を通常よりも大きく見せるものだ。 人間相手には全く効かないが、ゆっくり同士では効果がある。 が、大ありすはまるで動じていなかった。 「ゆふ・・・ふぅ・・・!」 大ありすは一気に膨れようとせず、ゆっくり空気を含んで膨れていく。 じんわりと、確実に。 プレッシャーをかけながら、それでもまだ膨張は終わらない。 「・・・!」 ありすはもはやこれまでと思ったのか、空気を吐き出し、元のサイズに戻った。 「お、おきゃーしゃん・・・!」 「まきぇにゃいでっ!!みゃみ゙ゃぁあああ!!」 「ゆっくりりかいしたようね。おチビちゃん」 勝ち誇った顔で、大ありすはありすを見下ろす。 ありすはその顔を見ようとせず、赤ゆっくりに振り返った。 「 "よん" でいいわ」 「・・・ゆっくりりかいしたよ」 ありすは、親を心配する赤ゆっくりに笑顔を見せた。 赤ゆっくりにとっては、生まれて初めての笑顔。 「あかちゃんたち、ママのおくちのなかにかくれてね」 「ゆっ!」 「おきゃーしゃん!!」 「こわかっちゃよぉお!!」 外敵から子を守る際、ゆっくりは口内に子を入れる。 それを本能で理解しているため、赤ゆっくりはすんなりとありすの口に入って行った。 大ありすはそれをニヤニヤと眺めている。 「ぷっ!ぷっ!ぷっ!ぷっ!」 ありすの口から、まるでスイカの種でも吐き出すかのように、4匹の赤ゆっくりが飛び出した。 そして、大ありすの目の前に転がっていく。 「じゃあこのこたちはおいしくいただくわ。あなたたちもゆっくりしていってね」 「お!?おきゃーしゃんっ!?」 「みゃみゃ!たちゅけちぇー!!!」 「どぼじじぇっ!?おぎゃーざー!!」 「だぢゅげでぇええっ!!」 やかましく騒ぐ赤ありすを大ありすは口に入れ、悠然と去って行った。 「あのデカいありすは、お前の親だったのか」 「・・・そうだよ」 夕方。 あらかた撮影を終えた俺は、ありすへのインタビューをしていた。 赤ゆっくりはもういない。 午後になると、町を彷徨う野良ゆっくりが多くなる。 ありすはあまり体が大きいほうではないため、殺し合いでは勝てない。 そのため、赤ゆっくりが必要になるのだ。 数匹渡す代わりに命を助けてもらう、いわばトカゲのしっぽのようなもの。 6匹の赤ゆっくりは、午後に出会った成体サイズのまりさに奪われてしまった。 「ありすは、ありすのおチビちゃんとおなじだったんだよ」 このありすはかつて、大ありすの命乞い用のゆっくりだったという。 捨てられていく姉妹を見て、いち早く危険を感じ取ったありすは大ありすのもとから逃げ出した。 それからはゴミをあさったり、乞食をしながら生きてきたのだという。 しかし、今では親である大ありすと同じ方法で生きていた。 「・・・ごはんとちがって、じぶんでうごくからべんりなの」 命乞い用の食糧を持って町に出るより、赤ゆっくりをひきつれて町に出た方が楽なのだとありすは言う。 それに加え、赤ゆっくりがいると食料を恵んでくれる人が多いらしい。 「あのれいむみたいになりたくないよ・・・」 今朝のれいむのことかと思ったが、違った。 都会に住む親ゆっくりには、2タイプあると聞いたことがある。 一つはこのありすのような、子供を動く食糧であるとみなしているタイプ。 いざとなれば子供すら捨てる、どちらかといえば少数派である。 大抵は、もうひとつのタイプになる。 それは子供を溺愛するタイプだ。 都会にはゆっくりできるものなど何もない。日々食糧争いを繰り返し、保健所職員に追われ、同族にすら気を許せない。 そんなゆっくり達にとって赤ゆっくりはまさに「真のゆっくり」として写るのだ。 溺愛というより、依存に近い。 子を失うことは、ただ一つの「ゆっくり」を失うこと。 それを極端に恐れ、子に依存してしまう。 ありすは昔、その典型例のようなれいむを見たのだという。 「バカなれいむだったよ」 その日、動く食糧を確保しようと、数匹のゆっくりがれいむ一家を襲撃したという。 1匹のまりさが赤ゆっくりを捕獲すると、親れいむは闘うことすら放棄した。 自分はどうなってもいいから赤ちゃんを助けてくれ、そう言って泣き崩れたのだ。 それを聞いたゆっくり達は、赤ちゃんは食べないから代わりにれいむを食べさせろと要求する。 そんな約束など守るわけがないのに、れいむはわずかな可能性にかけたのか、生きながらにして食糧にされてしまった。 赤ゆっくりが食後のデザート感覚で食べられてしまったのは言うまでもない。 それを物影で見ていたありすは、れいむの愚かさに腹が立ったという。 「ありすは、れいむみたいにはならないよ・・・!いなかにいって、みんなでゆっくりするんだから・・・!」 強い意志を感じた。 きっとこのありすなら、多分千葉あたりまでならいけるんじゃないかな。 俺はありすからマイクを外し、公園を去った。 全力疾走で。 おわり
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2218.html
注意書き 虐待お兄さんが行方不明になります ゆっくりが普通のゆっくりとは違います 以上 日が沈みかけ、薄暗くなってきた山の中にゆっくり達の悲鳴が木霊していた。 「もうやだよおおおおおおおおおおおおおお!!!!だずげでえええええええええええええええええええええ!!!!」 「おねがいだがらもうやべでくだざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 叫び声をあげるゆっくり達の中には一人の男が居た。 麓の村に住んでいた男だが、男は己のことを『虐待お兄さん』と名乗っていた。 趣味はゆっくりを虐待し、殺すこと。 だから男は今この上ない幸福を感じていた。 何故なら、ゆっくりを己の手で痛めつけて殺しているからだ。 無様に喚き、悲鳴を上げ、何もできずに死んでいくゆっくりが男は好きだった。 正確には、ゆっくりを殺す事が男は好きだった。 右腕で殴り、左腕で投げ、右足で踏み、左足で蹴る。 己の四肢を振るうだけでゆっくりは死んでいく。そんなにもゆっくりは脆かった。 中にはもちろん抵抗するゆっくりも居たが、人間に敵うわけがなく男に殺されていった。 「おちびちゃんたちはいそいで逃げてね!! まりさが囮になるからね!!」 「まりさごめんね…… 急いで口の中に入ってね!! ゆっくりしないで逃げるよ!!」 「みゃみゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 家族を逃すため囮になろうとしたまりさは掴まれ、逃げようとしたれいむにぶつけられた。 口の中に居た子ゆっくりは潰れ、親のまりさとれいむももう動かなかった。 「人間なんかれいむ達の敵じゃないよ!!!! ゆっくり死んでね!!!!!」 「「「「「「「ゆっくりしんでね!!!!」」」」」」」 仲間と一緒に体当たりを仕掛けてきたゆっくりは、一匹残らず殺された。 ただ潰されたゆっくりは幸せだっただろう。数匹のゆっくりは底面の皮を破くだけで男は済ました。 動けば中身がこぼれて死ぬ。動かなくても徐々に中身がこぼれていって死んでしまう。 迫り来る死という恐怖に泣き叫ぶゆっくりの姿は相変わらず滑稽で、男の顔は笑っていた。 普通の人間であるならば、これだけの悲鳴を聞いていれば発狂するだろう。 しかし、男は『虐待お兄さん』である。今この場で感じているのは愉悦だけだ。 逃げるゆっくりも立ち向かうゆっくりも、どんどん男に殺されていく。 そして、最後に残った一匹のゆっくり。成体のゆっくりれいむが震えていた。 逃げようとしても、立ち向かっても男に殺されるのはもう分かりきっているのだろう。 どんな風に虐待しようか『虐待お兄さん』の男が考えていると、ある事を思いついた。 やわらかいゆっくりの体を持ち上げて、両手でゆっくりの頭頂部を男は掴む。 「な、なにするの!! ゆっくり離してね!!」 喚くゆっくりを無視して男は手に力を込め、真っ二つに引き千切ろうとした。 「おにいざんやべでね!! 痛いからはなじでね!!」 男がゆっくりの願いなど叶えてやるわけがなく、弾力のある皮はどんどん伸びていく。 「やだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! じにだぐないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 そんな風に叫びながら、れいむは千切られた。 男の手にはちょうど半分に分かれたれいむがあり、片方は投げ捨てもう一つは持ち帰る事にした。家へ帰ってから食べるつもりである。 周囲を見渡してもゆっくりはもういないようなので、男は山を降りる事にした。 ゆっくりを追いかけてどんどん奥まできてしまい、帰るのが面倒だと男は思った。 男が去ってから少し経つと、一匹のゆっくりの残骸が震え始めた。 いや、一匹だけではない。見ればどのゆっくりの残骸も震えていた。 やがて一匹のまりさの残骸から腕が生え出して、徐々に元の丸い形に戻り始めた。 何秒も待たずにまりさは元の姿に戻り、辺りを見回してから息を吐いた。 「さて、今日もお疲れ様なんだぜ」 「お疲れ〜」 「一人だけだったね」 「でもこんなことよくやるよ」 「他の人間さんは忙しそうなのにねぇ」 まりさの声に反応して元の姿に戻ったゆっくり達は好き勝手に話を始めたが、男に残骸を撒き散らされてしまったゆっくりはまだ戻れていなかった。 「じゃ、いつもみたく先に元の姿に戻れたやつはまだ戻れてない奴の手助けをしてほしいんだぜ。戻れてない奴はどんどん助けを近くの奴に求めるんだぜ」 手を叩きながらまりさは指示を飛ばす。どのゆっくりも文句の一つも言わず指示通り動き始めた。 「あと数合わせで分裂した奴もちゃんと元に戻すんだぜ」 「しょうだよ!! もどらなかったらみんなこんな風に自我をもっちゃうよ!!」 まりさの言葉に続くように一匹の小さなれいむがまりさの隣でふよふよ浮きながら言った。 「お前さんも手伝ってくるんだぜ」 「みゅ〜… 面倒だよぉ…」 「そんな事は通用しないんだぜ」 「わかってりゅよ!!」 小さなれいむはふよふよと飛んでいく。その姿を見送ってからまりさもふよふよ浮き始める。 元の姿に戻ろうとしている仲間の残骸を集める作業に入るのだ。 残骸を集めるのは実に大変である。 ある程度の距離ならば勝手に残骸と残骸が勝手にくっ付いて元の姿に戻ろうとするのだが、撒き散らされてしまってはくっ付くことはできない。 放っておいても一番多く集まった残骸が中途半端に復元され、時間を置けば徐々に修復される。 しかし、この群れはもうあの『虐待お兄さん』に潰されてしまった群れなのだ。 それなのにこの場に留まっていてしまっては、流石に人間にだって怪しまれてしまう。 ゆっくりはあくまで『愚鈍で馬鹿で意地汚い動く饅頭』でなければならない。この秘密を人間に知られない為にも、今は一刻も早くこの山から離れなければならないのだ。 「困りました……」 まりさが仲間の残骸を集めていると、半分だけのれいむが俯いて浮いていた。 『虐待お兄さん』に最後真っ二つにされ、片方を持っていかれてしまったれいむだ。 「まあ、お前さんは仕方ないんだぜ。どうせ少ししたら元に戻れんだから人間に見られないように移動するしかないんだぜ」 食べられたりすれば適当に復活できるゆっくりではあるが、流石に中途半端に食べられてはそれも無理である。 このれいむは自然に修復されるまで待つしかないのだろう。 だが、れいむの返事は違った。 「いえ、別に元の姿に戻れないの事で困ってるんじゃないんです」 「? どういうことなんだぜ?」 「実は……」 山を順調に下っていた男は一つの違和感に気づいた。 最初は気のせいだと思っていたのだが、どうやら気のせいではないらしい。 右手に持っていたゆっくりれいむの半身がもぞもぞ動き出していたのだ。 不思議に思いながらゆっくりを顔の前まで持ってくると、断面から餡子がこぼれなくなっていた。 断面の方を見てみると餡子がこぼれない理由が分かった。餡子が消えていたのだ。 ゆっくりの中身である筈の餡子は見事に無くなり、断面には何もない空間が広がっていた。。 最初は餡子がこぼれて皮だけになったと思ったのだが、どうやら違うようである。 男が手を突っ込んでみると、男の腕はそのまま入ってしまったからだ。 いくら成体のゆっくりとは半分に切り取ったゆっくりの体はそこまで大きくない。 恐る恐る男は己の顔をゆっくりの断面に入れてみる。すると、男はゆっくりの中に吸い込まれていくのが分かった。 慌てて顔を皮から出そうにも既に手遅れで、男は顔から下も全て吸いこまれてしまった。 後には何も残らず、残ったゆっくりの皮はふよふよ浮いて男が下っていた山道を再び登り始めた。 「つまり、引き千切られた半分の方も復活してしまいどうやらあの男を飲み込んでしまったみたいなんです……」 「はぁ……」 れいむの説明を聞いていたまりさは溜息を吐いた。 今の話はおそらく本当の事で、間違いなく先ほどの『虐待お兄さん』は吸い込まれてしまったのだろう。 「全く、運の悪い人間さんだぜ……」 そう言いながらまりさは頭の裏を掻く。 人がいなくなったと分かれば人間は間違いなく山狩りをするだろう、そう考えてまりさは再び指示を出す。。 「れいむの半身がこっちに来たら出発するんだぜ。その前に各自修復するんだぜ!!」 ゆっくり達は再び作業を再開する。 今優先することは急いでこの場を離れ移動することだ。下手したら人間に見つかってまた潰されるかもしれないからだ。 流石に二日連続で潰されるのは嫌だからか、修復速度もどんどん上がってきている。 まりさも仲間の残骸を集め始めてから、再び溜息を吐いた。 「人間さんがゆっくりって名付けた癖に、ゆっくりがゆっくりできる日は来るのかだぜ……」 ま、ここじゃ無理かとまりさは思った。 終 by大貫さん ↓は後書きと感想フォームへの返事です。読みたくない方はこのまま戻ってください こんな駄文を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!! 本当は膿と膿以降人間を酷い目にあわす話は書くつもりはありませんでした。 ただ、あるれいむのAAを見て (これ、誰か吸い込まれたら面白そうだなぁ…)って思ったので書いてみました。 感想フォームに感想下さった方、本当にありがとうございます。 (名無しさん) 2008-11-10 15 16 03 後書きに対してのご忠告、本当にありがとうございます。 自分が作者様をおちょくるつもりはありませんでした。ただ、一言断っておいた方がいいかも…… と思っただけなのです。 本当にすいませんでした。 (名無しさん) 2008-11-19 13 43 03 読んで下さりありがとうございます。 タイトルを見れば分かるように、ゆっくりの中の膿と人間の中の膿を比較するために書いた作品です。 ですが、この作中に出てきた虐待お兄さんも他の人が書かれれば立派殺される事もなかったと思います。 (名無しさん) 2008-12-05 17 30 26 確かに原作の靈夢と魔理沙ならばふぅ〜んとかへぇ〜で済ましそうですね…… 反省です。 本当は最初は霖之助の視点で書くつもりだったんですが、霖之助というキャラは本当に扱い難いキャラだったので諦めさせてもらいました。申し訳ありません。 あと、最後に色々書いてくださいと言ってくださり本当にありがとうございます。 虐待スレという場で、ぬるいじめでも良いと言ってくださり本当に嬉しかったです。ありがとうございます。 最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。お目汚し失礼!! 書いた作品一覧 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 ゆっくりいじめ系596 ゆこまち ゆっくりいじめ系611 どこで何が狂い出したのか… ゆっくりいじめ系628 鳩と餌と糞 ゆっくりいじめ系793 誰かがやらねばいけないこと ゆっくりいじめ系823 保護場 ゆっくりいじめ系843 ゆっくり飼ってます2 ゆっくりいじめ系900 膿と膿 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 森近霖之助×ゆっくり系1 代価 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス ゆっくりいじめ小ネタ146 生まれ変わり ゆっくりいじめ小ネタ251 飼われているゆっくり 野良のゆっくり