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千咲ちゃん、宇宙になる 内容 本文 感想コメント 内容 タプリスが天使力を高めすぎてしまうお話 本文 ――――――――――――――――――(00/25)―――――――――――――――――― ―ラフィエルの家― ラフィエル「どうやったらもっと天使らしくなれるか、ですか?」 タプリス「はい。わたし、こんな何をやってもダメダメな天使ですから」 タプリス「白羽先輩たちのように、もっと立派な天使になりたいんです!」 ラフィエル「タプちゃんは、もう十分に天使としての役割を果たしていると思いますよ」 タプリス「いえいえ、わたしなんて、ドジばかりで知らないことばかりですし……」 ラフィエル「少しおっちょこちょいなところも、それはそれで愛嬌があって」 ラフィエル「とても親しみやすいという利点がありますし」 ラフィエル「知識については、これから少しずつ蓄えていけば良いんです」 ラフィエル「急いで頭に入れても、使えなかったら意味がありませんしね」 タプリス「たしかに、そうですが……」 タプリス「わたしがもっともっと上を目指す姿を天真先輩が見てくれて」 タプリス「少しでも先輩の更生きっかけになればって、思って……」 ラフィエル「そうですかそうですかぁ」 ――――――――――――――――――(01/25)―――――――――――――――――― ラフィエル「タプちゃんの気持ち、重々伝わってきました」 タプリス「し、白羽先輩、それじゃあ……」 ラフィエル「それでは私からアドバイスです」 ラフィエル「もっと上を目指すのに、私のおすすめの方法はですね……」 タプリス「……ごくり」 ラフィエル「そのなりたい自分を、まず演じてみることです」 タプリス「えっ、演じるんですか?」 ラフィエル「なんとなくですが、タプちゃんの頭の中にも」 ラフィエル「素晴らしい天使像というものがありますよね?」 タプリス「は、はい」 ラフィエル「それに、自分がなろう、ではなくて」 ラフィエル「それを演劇のように、役を演じる感覚で過ごしてみるんです」 ラフィエル「自分とは違った役を演じているんだと、はっきり認識をして」 ラフィエル「それを毎日続けていきます」 タプリス「ふ、ふむふむ……」 ――――――――――――――――――(02/25)―――――――――――――――――― ラフィエル「最初はつらいかもしれませんが」 ラフィエル「これは役、役なんだって強く意識して、ずっと続けていくと」 ラフィエル「いつのまにか、前の自分のことを忘れてしまって」 ラフィエル「その役が自分になっている、という流れですかね」 タプリス「す、すごいです! さすが白羽先輩です!」 ラフィエル「しかし、最初がやはり大変です。タプちゃんはやれますか?」 タプリス「はい、これも天真先輩のため! がんばります!」 ラフィエル「ふふっ、わかりました」 ラフィエル「では私から一つ、タプちゃんにおまじないをかけてあげましょう」 タプリス「本当ですか! ぜひお願いします!」 ラフィエル「では、ちょっと頭を出してくださいね」 タプリス「えっと、こうですか?」 ラフィエル「タプちゃんの理想の天使像を思い浮かべてください」 タプリス「は、はい」 ラフィエル「じゃあいきますよ、せーのっ!」 ゴツンッ ――――――――――――――――――(03/25)―――――――――――――――――― ―公園― 女の子「タプリスお姉ちゃん、一緒に遊ぼー」 男の子「違うよ! お姉さんは僕達と遊ぶんだよ!」 タプリス「こらこら喧嘩してはいけませんよ」 タプリス「みんなで仲良く、一緒に遊びましょう?」 子供達「はーい」 タプリス「ふふっ、いい子たちですね」 ガヴリール「……」 ヴィーネ「あれっ、ガヴ?」 ガヴリール「ああ、ヴィーネか」 ヴィーネ「ガヴが外にいるなんて珍しいわね……」 ガヴリール「……ちょっと腰が痛くなったから、気分転換に散歩してるだけ」 ――――――――――――――――――(04/25)―――――――――――――――――― ヴィーネ「あら、子供たちと遊んでるのって、タプちゃんじゃない」 ガヴリール「ああ、そうみたいだな」 ヴィーネ「なんかすごく子供たちに好かれてる感じねぇ」 ガヴリール「……精神年齢が近いからじゃないか?」 ヴィーネ「もうそんな酷いこと言って。それで、声かけないの?」 ガヴリール「いいよ、邪魔しちゃ悪いし」 ヴィーネ「そう。じゃあ私もやめておこうかな」 タッタッタッ 女の子「お姉ちゃん、こっちこっちー」 タプリス「あははっ、待ちなさーい」 ガヴリール「……まあ、いいか」 ヴィーネ「ん、何か言った?」 ガヴリール「いや、なんにも」 ヴィーネ「そっか」 ――――――――――――――――――(05/25)―――――――――――――――――― ―数日後 公民館― お婆さん「おや、タプリスちゃん、また来てくれたのかい。嬉しいねぇ」 タプリス「こんにちは、お婆ちゃん。腰の具合はどうですか?」 お婆さん「最近はずいぶんと調子がいいよ」 お婆さん「タプリスちゃんがマッサージしてくれたおかげだねぇ」 タプリス「本当ですか、それはよかったです」ニコッ お爺さん「タプリスちゃん、またあのお話の続き、聞かせてもらえんか」 タプリス「わかりました、ではお部屋お借りして、みなさんも呼びましょうか」 お爺さん「それがええ。タプリスちゃんのお話、楽しみじゃのう」 ガヴリール「……」 委員長「あら、天真さんじゃない。こんな所で会うなんて珍しいわね」 ガヴリール「ああ、委員長か。ちょっと役所手続きでね」 ――――――――――――――――――(06/25)―――――――――――――――――― 委員長「そうなんだ。あれ、あの子たしか、千咲さんよね」 ガヴリール「え、委員長、タプリスのこと知ってるの?」 委員長「えぇ。最近、私も参加しているボランティア活動でよく会うのよ」 ガヴリール「ボランティアって?」 委員長「町内会のゴミ拾いとか、お年寄りのお世話とか、ね」 委員長「細かな気配りもできて、すごく働き者だから」 委員長「本当に助かっているわ」 ガヴリール「そうなんだ」 委員長「彼女、物腰がとても柔らかで真面目だし、いつもにこにこしていて」 委員長「しかも、それを鼻にかけることなんて一切しないし」 委員長「みんなに好かれる存在、そのものよね」 ガヴリール「えっ、あいつの物腰が……柔らかい?」 委員長「私と会っている時はそうだけど……違うの?」 ガヴリール「い、いや、なんでもない。今のは忘れて」 委員長「そう? それじゃ、私このあと買い物に行かないといけないから」 ガヴリール「ああ、また学校でな」 ガヴリール「……」 ガヴリール「……別にいいか」 ――――――――――――――――――(07/25)―――――――――――――――――― ―エンジェル珈琲― マスター「天真くんお疲れさま、今日はもうあがっていいよ」 ガヴリール「うす」 マスター「ああ、ごめん。最後にチラシの整理だけお願いしていいかな」 マスター「捨てるだけでいいから」 ガヴリール「うっす」 ぺらっ ガヴリール「これは……」 マスター「ああ、それかい。市内の講演会のお知らせみたいだねぇ」 ガヴリール「ふーん……って!?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 題目:『人生を豊かに生きるために』 15 00―16 00 講演者:千咲=タプリス=シュガーベル ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――(08/25)―――――――――――――――――― ガヴリール(同姓同名……なわけないよな) ガヴリール「な、なんであいつがこんなこと……」 マスター「あれ、天真くん。千咲さんと個人的な付き合いがあるのかい?」 ガヴリール「い、一応、知り合いです……」 マスター「そうなんだ。いや、彼女すごいよねぇ」 マスター「最近、市内のイベントで見ないことがないし」 マスター「まだかなり若そうに見えるのにねぇ」 ガヴリール「そ、そうなんですか……」 マスター「知り合いなら、ぜひ今度、ここにも招待してほしいな」 ガヴリール「う、うす」 ガヴリール「……」 ガヴリール(べ、別にあいつが何をやろうと、あいつの勝手だろ) ガヴリール(私がとやかく言うことじゃ……ない) ――――――――――――――――――(09/25)―――――――――――――――――― ―数週間後 サターニャの家― サターニャ「ガヴリールゥ! 今日こそあんたを倒してみせるわ!」 ガヴリール「あれだけ負け続けてんのに……いい加減諦めろよ」 サターニャ「なはっ、今までのは全て様子見。つまり、今回のための布石よ!」 ガヴリール「はいはい……」 テレビ司会者『それでは、本日のゲストである……』 テレビ司会者『千咲=タプリス=シュガーベルさんのご登場です!』 ガヴリール「えっ!?」 サターニャ「なっ!?」 テレビ司会者『今、現代人の疲れた心に染み渡る、優しくて心がほっとするお話と』 テレビ司会者『可憐なお姿のギャップが大好評を博していますが』 テレビ司会者『今のお気持ちを、お聞かせ願いますか?』 タプリス『えぇ、わたしのお話が、少しでも……今を生きている人たちの』 タプリス『支えとなり、助けとなるならば』 タプリス『これ以上の喜びはありません』ニコッ ――――――――――――――――――(10/25)―――――――――――――――――― サターニャ「な、なによこれ。最近見かけないと思ったら」 サターニャ「テレビに出るまでの人気者になってるなんて!」 サターニャ「しかも、これ全国放送じゃない! キィィッ! 悔しい!」 サターニャ「私よりも先に、こんな超有名になるなんて!」 サターニャ「なんてうらやま――じゃなくて生意気なのかしら!」 ガヴリール「……」 サターニャ「どうしたのよ、ガヴリール。黙っちゃって」 サターニャ「ははぁん、わかったわ」 サターニャ「あんたも後輩天使に先を越されて悔しいのね?」 ガヴリール「……そんなんじゃない」 サターニャ「ふふっ、そりゃあそうよね」 サターニャ「天使学校首席のあんたが、後輩に引けを取るだなん――」 ガヴリール「そんなんじゃないって言ってるだろ!!」 サターニャ「っ!? な、なによ、急に大声出したりして」 ガヴリール「……」 サターニャ「……」 ガヴリール「……ごめん、帰るわ」 バタンッ サターニャ「ったく、なんなのよもう。って、また勝負すっぽかされた!?」 ――――――――――――――――――(11/25)―――――――――――――――――― ―数週間後 ガヴリールの家― ガヴリール(なんか最近、ネトゲも飽きてきたな……) ガヴリール(てきとーに動画でも見るか……ランキングを覗いてっと) ガヴリール(再生数一位、なんだこれ。再生数100億回だって!?) ガヴリール(どんだけだよ……って) ガヴリール(う、嘘……だろ?) ガヴリール(Tapris Sugarbell Chisaki?) ガヴリール(まさか、あいつ……なのか?) ガヴリール(世界中の人からのコメントが付いてる……) ガヴリール(大絶賛じゃん……) ガヴリール「なんだよ、これ……」 ガヴリール「もう、わけがわからない……」 ガヴリール「あいつ……どこに行こうとしてるんだよ」 ガヴリール「……」 ガヴリール「……くそっ」 ――――――――――――――――――(12/25)―――――――――――――――――― ―数ヶ月後 千咲教 総本山― 千咲教信者「教祖様にお会いしたい、と?」 ガヴリール「はい」 千咲教信者「失礼ですが、お約束はされていますか?」 ガヴリール「……いえ、していません」 千咲教信者「教祖様の面会予定は、この先、数年は埋まっておりまして」 千咲教信者「申し訳ありませんが、お引き取りください」 ガヴリール「私はあいつの先輩で、知り合いなんです!」 ガヴリール「私の名前を伝えてもらえれば、絶対会ってくれるはず!」 千咲教信者「そう言われましても……」 ガヴリール「おい! タプリス! いるんだろ!」 ガヴリール「私だ! ガヴリールだ!!」 千咲教信者「あ、あなたねぇ! いい加減にしてください!」 ガヴリール「ちょっ! 離せよ! 離せったら!!」 ガヴリール「おい、タプリス!! 返事をしろ!! タプリスゥゥ!!」 千咲教信者「おいっ! と、取り押さえろ!!」 「おやめなさい!」 ――――――――――――――――――(13/25)―――――――――――――――――― タプリス「……」 ガヴリール「タプリス! よかった、出てきてくれたんだな!」 千咲教信者「おいっ! 教祖様になんて口のきき方を!!」 ガヴリール「い、いたっ! 頭を、押さえつけるな!」 タプリス「……おやめなさいと、言っているのです!」 千咲教信者「きょ、教祖様……ははぁ……」 ズサァ タプリス「……こちらへよろしいですか?」 ガヴリール「あ、あぁ」 ―教祖の私室― ガヴリール「お前が出てきてくれて、助かったよ」 タプリス「申し訳ありませんでした。皆さん、悪気はないのです」 ガヴリール「ああ、別にいいよ」 ガヴリール「それにしても、暫く見ないうちにすごいことになってるな」 ガヴリール「お前がこんなに人気者になるなんて思わなかったよ」 タプリス「お恥ずかしい限りです」 タプリス「ですが……わたしはただ、みなさんの幸せを願っているだけですから」 ――――――――――――――――――(14/25)―――――――――――――――――― タプリス「ところで、今日はどういった御用だったでしょうか」 ガヴリール「ああ、えっと……」 タプリス「……」 ガヴリール「なぁタプリス、その……みんなのところに帰ってこないか?」 タプリス「えっ……帰る?」 ガヴリール「お前が本当に立派な事をやってるってのはわかるんだけどさ」 ガヴリール「なんというか、……お前らしくないというか」 ガヴリール「こう……しっくりこないというか」 タプリス「……わたしらしく、とはなんでしょうか」 ガヴリール「それはその……おっちょこちょいでドジも多くて、すぐ泣いて」 ガヴリール「で、いつも私の後ろにくっついてきて」 ガヴリール「……正直、鬱陶しいと思うこともたまにあったけど、さ」 ガヴリール「でも別に嫌とか、そういうわけじゃなくって」 ガヴリール「むしろ嬉しいことの方が多かったというか……」 ガヴリール「つまりだな、その、お前はそういう奴だっただろ……?」 タプリス「……」 ガヴリール「なぁ、タプリ――」 タプリス「……忘れました」 ――――――――――――――――――(15/25)―――――――――――――――――― ガヴリール「はっ? 忘れたって……」 タプリス「そんな昔のわたしのことなんて、忘れてしまったんです」 ガヴリール「な、何言ってんだ! それじゃあ、私たちと過ごした時間も」 ガヴリール「忘れてしまったって、言うのかよ!」 タプリス「……」 タプリス「……わたしは今、本当に大勢の人たちの」 タプリス「生きる希望となっているんです」 タプリス「ですからわたしが、そのようなことをするわけにはいきません」 ガヴリール「お前はお前だろ! お前がしたいことをやって何が悪いんだよ!」 ガヴリール「そんな……他の知らない人のことなんて、どうでもいいじゃんか!」 タプリス「なっ……」 ガヴリール「お願いだ、タプリス。私たちともう一度、一緒に……」 タプリス「……お引き取りください」 ガヴリール「えっ、タプリス……?」 タプリス「お引き取りくださいと言ったんです、天真さん」 ガヴリール「お、お前っ……そ、それが答えか」 タプリス「はい」 ガヴリール「……わかったよ」 ――――――――――――――――――(16/25)―――――――――――――――――― ―数ヶ月後 住宅街― お婆さん「はぁ、こうやって幸せに長生きできるのも」 お婆さん「タプリス様のおかげですねぇ」 お爺さん「ほんとだわ、ありがたやありがたや」 お爺さん「それじゃ、タプリス様の像へ礼拝に行こうかの」 お母さん「こら! 悪戯すると、タプリス様から見放されてしまうわよ!」 女の子「えぇっ! それは嫌っ!」 お母さん「だったら言うことをききなさい!」 女の子「はぁい……」 ガヴリール(……) ガヴリール(この世界は異常だ) ガヴリール(あれから、あの時から……) ガヴリール(犯罪は激減し、戦争は消え、飢えと貧困もなくなった) ガヴリール(世界中の誰もが、幸福に暮らせるようになった) ガヴリール(……あいつの望んでいた、世界になった) ガヴリール(この世界は異常だ) ――――――――――――――――――(17/25)―――――――――――――――――― ファサッ ラフィエル「ガヴちゃん!」 ガヴリール「ラフィエルか、どうした」 ラフィエル「タ、タプちゃんの、タプちゃんの反応が……」 ガヴリール「あ、あいつの反応……って、これは」 ラフィエル「ガヴちゃんも感じますか?」 ガヴリール「あぁ、急速にタプリスの生命反応が小さくなって……」 ラフィエル「こ、このままじゃ、タプちゃんは……」 ガヴリール「くそっ、あ、あいつ何をするつもりだ……」 ラフィエル「場所は既に特定してあります、ですが私一人の力では……」 ガヴリール「わかった、協力する」 ラフィエル「私の力を全てお渡しするので、ガヴちゃんが行ってください」 ガヴリール「了解」 ラフィエル「それでは……タプちゃんを頼みましたよ」 ガヴリール「ああ、任せとけ」 ガヴリール「……神足通」 ヒュンッ ――――――――――――――――――(18/25)―――――――――――――――――― ―世界の果て― パァァァァァッ タプリス「……」 タプリス「……ようやく、ようやくこの時がきました」 シュンッ ガヴリール「タ、タプリス!? なんだこの光!?」 タプリス「あなたは……」 ガヴリール「ともかく、こんなことはやめろ! お前、死ぬ気か!」 タプリス「いえ、わたしは死にません」 ガヴリール「な、なんだって……?」 タプリス「わたしはこれから、この世界となり、宇宙となることで」 タプリス「この世の中に生きる子らを未来永劫、愛し、見守っていくのです」 ガヴリール「何バカなこと言ってんだ! そんなことしたら……」 ガヴリール「お前は生物の一個体ではなくなってしまって」 ガヴリール「一生死ぬことも許されず、苦しみ続けて」 ガヴリール「私達とはもう二度と、会えなくなるんだぞ!」 ――――――――――――――――――(19/25)―――――――――――――――――― タプリス「わかっています」 ガヴリール「だったら……」 タプリス「それでもわたしは……この世界を」 タプリス「この世界に生きる人たちを、愛していますから」 ガヴリール「タプリス頼む……戻ってきてくれ」 タプリス「それは、できません」 ガヴリール「……私にはさ、お前が……必要なんだよ」 タプリス「……」 ガヴリール「行かないでくれ、お願いだ……頼むよ、ぐすっ……」 ガヴリール「タプリス……お願い、だからぁ……」 タプリス「……ありがとうございます」 タプリス「そのお気持ち、わたしは決して忘れません」 ガヴリール「おいっ! タプリスッ! 行くなっ!!」 タプリス「あなたの幸せを、ずっとずっと願っていますから」 ガヴリール(ひ、光が……弾けて……) 『天真先輩』 パァァァァァッ ――――――――――――――――――(20/25)―――――――――――――――――― ―――――― ―――― ―― ガヴリール(……タプリスが、いなくなってしまってから) ガヴリール(この世界は皮肉にも、以前の諸悪が蔓延る世界へと逆戻りした) ガヴリール(世界中の人々が、幸せを感じることが少なくなっていた) ガヴリール(あんなにも世界を愛していたあいつのことを……) ガヴリール(世界中の人たちは忘れてしまった) ガヴリール(だったら私がすべきことは……ただ一つ) ガヴリール(あいつが望んだ世界をもう一度……私の手で……) ラフィエル「ガヴちゃん……本当に良いのですか?」 ガヴリール「ああ、やってくれ」 ラフィエル「じゃあいきますね、せーのっ!」 ゴツンッ ――――――――――――――――――(21/25)―――――――――――――――――― ―――――― ―――― ―― 『ガヴリールお姉ちゃん、一緒に遊ぼー』 『いつも掃除ありがとうね、天真さん』 『ガヴリールちゃん、また来てくれたのかい。嬉しいねぇ』 『講演者:天真=ガヴリール=ホワイト』 『ゲストである、天真=ガヴリール=ホワイトさんのご登場です!』 『Gabriel White Tenma 視聴回数:11,827,192,717』 『教祖様! ガヴリール様、ばんざーい!』 『ガヴリール様……はぁ、ありがたやありがたや』 『ガヴ、私は……私はあなたのことを……』 ―― ―――― ―――――― ――――――――――――――――――(22/25)―――――――――――――――――― ―世界の果て― ガヴリール「……」 ガヴリール「……ようやく、ようやくこの時がきました」 ガヴリール「タプリス」 ガヴリール「あなたの望んだ世界、やっと取り戻しましたよ」 ガヴリール「……今ならわかります」 ガヴリール「あの時のあなたの、気持ちが」 ガヴリール「本当に、本当に心から、この世界を……愛していたのですね」 ガヴリール「そして……私もまた、あなたと同じように」 ガヴリール「世界と一つに、なりたいと思います」 ガヴリール「それでは、いきましょうか」 ガヴリール「あの子の待つ場所へ――」 パァァァァァッ ――――――――――――――――――(23/25)―――――――――――――――――― タプリス「……」 ガヴリール「……遅くなって悪かったな」 タプリス「……えっ」 ガヴリール「迎えに来たぞ、タプリス」 タプリス「て、天真先輩……? どうしてこんなところに!?」 ガヴリール「言っただろ」 ぎゅぅ タプリス「あっ……」 ガヴリール「私にはお前が必要だって」 タプリス「先輩っ……ぐすっ……せんぱぁいっ……」 ガヴリール「本当に、お前の泣き虫は……変わらないな」 タプリス「だ、だって……わたし、ここで一人、一人きりで……」 タプリス「ずっとずっと、寂しくて……」 ガヴリール「今までよく頑張ったな、偉いぞタプリス」ナデナデ タプリス「ぐすっ……ひっくっ……」 ――――――――――――――――――(24/25)―――――――――――――――――― ガヴリール「よし。それじゃあ帰るぞ、タプリス」 タプリス「えっ、帰るって……先輩?」 ガヴリール「みんなも心配してるからな」 タプリス「でもここは……何もない、いわゆる概念だけの世界……です」 タプリス「元の世界には……けっして戻ることはできません」 ガヴリール「……私を誰だと思ってるんだ」 タプリス「へっ」 ガヴリール「天使学校首席の、天真=ガヴリール=ホワイトだぞ?」スッ タプリス「そ、それは……世界の終わりを告げるラッパ!?」 ガヴリール「概念だろうがなんだろうが……」 ガヴリール「お前を縛る、このクソッタレな世界なんて……」 ガヴリール「私がぶっ壊してやる!!」 タプリス「先輩……」 ガヴリール「私から離れるなよ、タプリス! ラッパ吹くぞ!!」 タプリス「わ、わかりました!」 ガヴリール「さあ帰ろう、私たちの世界へ!」 タプリス「はいっ、先輩!」 おしまい ――――――――――――――――――(25/25)―――――――――――――――――― SS一覧へ このページのトップへ 感想コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ここはwikiとの空間の狭間・・・ お知らせ覧 武アンチャットの深刻人員不足について 我が武アンチャットはかつての活気がなくなり、人員も明らかに減り、壊滅的状態です。 私共はvanguardとともに再び宣伝をします! 皆様も暇な時でもいいので、宣伝をご協力お願いします。 こちらも武アンチャット再建計画絶対見てください。 宣伝する際も武アンチャット再建計画をしっかり読んでから実行してください。 元々メンバーだった人、新しくメンバーになった人は、ログインして、トップページへgo! メンバー登録されてない方。緊急のお知らせがあります。 メンバーについての緊急のお知らせ 色々事情ありまして、メンバーだけページを閲覧、編集可能となりましてね。 まぁ前は通常通り、全員見れたものでしたが・・・。 メンバーになるには、色々ありましてね。 ※一部ページだけ全員閲覧可能。 セリフコンテストとしゅんの太鼓のオワタツジン!、武アンチャット再建計画は誰でも閲覧、投稿、プレイできます! まぁメンバーになる人は、こちらを参照してください⇒メンバーについて メンバーになるとページの閲覧、編集が自由に可能になります。 ※一部を除く※
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【作品名】しぃちゃんの小冒険 【作者】緑腐汁(千口) 【配布先】配布終了 【使用ツール】RPGツクール2000 作品解説 2002~2003年当時、モナーRPGスレで話題になった荒らしである、チロ(チェス)という人物を叩くことを目的として作られた短編RPG。 チロのみならず、モナー板自体の惨状に対する風刺も含まれており、更にシリアス且つブラックな作風もあって、「2chゲー史上最も毒が強いゲーム」とさえ言われた曰く付きの作品である。 しかし、ダンジョン各階に設けられた謎解きや戦闘バランス(敵もアイテムも全てが限られており、考え無しに突っ込むと確実に詰まるが、少し考えれば解法が見つかる)は秀逸であり、ラウンジやPCゲーム板では中々評判が良かったようである。 以下、ネタバレ注意 ストーリー マターリの勇者である主人公は、しぃ綱紀粛清委員会の委員長(?)に、荒廃したスレに粘着しているチロら暗黒の三兄弟を倒すことを依頼される。 以下、オープニングより抜粋。 「マターリの勇者よ、よくぞ来てくれました」 「今、この地は暗黒の三兄弟たる、チロ、チェス、癌によって滅亡の危機に瀕しています」 「あなたの使命はチロ、チェス、癌を見つけ出し、速やかに抹殺することです。 無論、でぃや虐殺厨などのマターリへの造反者もなるべく殺してください」 「前金として10ハニャンを渡します。これで支度を整えなさい。 あなたにマターリの加護がありますように!」 主要キャラクター しぃちゃん この作品の主人公。マターリの勇者。 虐殺棍棒と魔法を駆使してでぃやモララー、その他荒らしを次々と粛清してゆく。 暗黒の三兄弟 チロ・チェス・癌の3人の総称。 このゲームの舞台であるスレッドに粘着し、荒らし行為を続けている。 噂では、彼等を統べる者が存在するというが… しぃ綱紀粛清委員会委員長 主人公に三兄弟の抹殺を依頼した、狂信者達のリーダー格のしぃ。 じぇの しぃ対策委員会の支部長。 虐殺による2chの制覇を企んでいるらしい。 CQ マターリ城改め狂帝城の城主である狂った王。 F.K・hebo・しぃ豆 暗黒の三兄弟のコピペと思しき連中。 yamaoku 究極の破壊の力を司る存在。 備考 ゲーム自体の難易度は(解法を見つけるまでは)かなり高く、クリアするのは難しい。 だが、最初の難易度選択でEASYモードを選ぶと死んでも強くなって復活できるようになるので、まずはこれでクリアしてコツを掴んでみるのが良いだろう。 NORMAL以上でクリアするとEXダンジョンがプレイできるが、こちらは改造しない限りクリアできないので注意されたし。 作品解説の部分でも少し触れたが、この作品には虐殺やスカトロ、拷問、交尾などといった残虐な描写や性的な描写が割と多く含まれているので、そのようなものに嫌悪感を覚える方はプレイしない方が良いだろう。 ちなみにこの作品のエンディングは色々な意味で必見である。 (あまりに衝撃的な為、トゥルーエンドが別にあるのでは、という噂も出た) コメント 同じく緑腐汁氏の作品であるクルーアリークエストは小冒険よりも後に作られた作品であり、謎解きも毒の強さもバランスも進歩している。(AARPGではないが、一応AAも1箇所にだけ登場する) -- 名無しさん (2007-02-08 23 14 07) 配布終了したスレッドで探すね。 -- サラちゃん (2007-05-10 09 32 22) アブネタ好きな人 また時々DOOMの音楽が出るので そういう人にお勧め -- 名無しさん (2011-01-12 21 10 21) 最近知ったんだけど、隠しダンジョンの熔岩のマップの(0,0)に、 能力アップアイテム売ってくれる人がいるのな… -- 名無しさん (2011-10-10 16 22 35) やりたぃょぅ(;ω;) -- ぃょぅもどき (2014-08-04 20 05 14) ttp //www1.axfc.net/u/3292855 どこにも無いみたいだからうpしておいたよ。2週間で消える。 -- 名無しさん (2014-08-09 00 46 07) 感謝感激でありますっ ょぅ -- (=゚ω゚)ノぃょぅ (2014-08-09 06 54 05) 改造しない限りクリアできないっていうのはどゆこと? -- 名無しさん (2014-08-12 16 18 17) ↑1 確か裏ボスが最高レベルでも歯が立たないくらい強かったはず -- 名無しさん (2014-08-14 10 46 39) おおっ うらあるんですかあ? ぼくは便所のところでとまっちゃっいますた -- 名無しさん (2014-08-14 18 10 05) あり? 飛ばされる前の部屋で -- 名無しさん (2014-08-15 22 03 08) 今はどこにもうpされてないんでしょうか? -- 名無しさん (2023-04-01 07 28 12) 名前 コメント
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320 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 13 09 57 ID ??? じゃあ、空気変えに、昔のプレイ記録整理してたら出てきた小ネタの報告 10年ほど、ギアアンティークルネサンスで、「指定する年数で参加可能なキャラを持っていたらログブック(キャラクターシート)持ち込み可です!」 って卓に入った。 そのころは、TRPG始めたばかりだったのでこの言葉が何を意味するか知らなかった。 PLは自分入れて3人、うち2人が持ち込みキャラだった 困ったチャンだったのが、GMと残り一人の持ち込み者 GM「ある大都市でお祭りが行われ、あなた方はその祭を見物しにやってきました」 お祭りに参加する中で事件が起きるのだと思っていたら後は完全放置 行動宣言(~~の屋台に行く)すると判定要求されて結果きまる これを一人づつ延々繰り返すだけだった いまでいうなり茶状態になって、マトモな持ち込みの人が提案してがクライマックス喧嘩御輿対決を作った波をつくった 持ち込み困は、 ・コンセントレイション3Lv(あらゆる判定の成功率Lv×10%) ・ルールのバグを利用して14歳大卒理学士 (入学した時点で卒業資格が手にはいるため、途中で退学・学校崩壊になると、少ない年数と学費で資格が手に入る) ・一生はたいても買えるかどうかわからない「城」をイベント入手 とかいうチート臭いキャラで神童プレイをして香ばしかった。 自分のノートの感想欄に「持ち込み可能なGMには要注意」と書いてあった 321 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 13 41 15 ID ??? 乙 なんちゅうか典型的なダメダメ卓だな 322 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 14 15 24 ID ??? 320 そもそもログブックをコンベンションに持ってくる段階でGM含めてPL2人も身内臭いがな 323 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 15 45 03 ID ??? 320 ギアアンティーク知らないんだが 年数ってのはプレイ回数みたいなもんなのか? なんにしてもGMが下手なだけじゃないかな。 持ち込み神童が俺TUEEEEEは微困かもしれんが、 具体的に何したかがはっきりしないからなんとも言えん。 324 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 16 01 49 ID ??? 323 ギアアンティークは今でいうエピックプレイの原型みたいなシステムで、キャラメイクはキャラクターの一生を人生設計する ぶっちゃけ、ダイスふりながらチャート参照しつつ人生ゲームやる感じ、そのログがキャラデータの基準になる ゲームには年表と歴史が既に決まっていて ゲームはGMが**年の〇〇でやりますって宣言 PCはその年次でのキャラデータをその都度試算してゲーム参加する10歳と30歳、素人と人間国宝級が一緒にプレイする可能性もあり で、困がやったのは、就学年数のショートカットだと思う。 システムのバグで学業機関や職業は入学就職しただけで資格や免許がもらえる で分かりやすくいうと、小学校を三年で退学した中学を一年で退学した(ry その結果十代で大卒資格授与 キャラメイクは適当にブラブラ生きるキャラメイクでも数時間、本気で夢を追いかけたり不動産購入や株式やりだすと一日かかる 325 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 17 43 47 ID ??? 324 システムは割と面白そうに聞こえる。 その学位云々のところはバグってことは当時エラッタは出なかったのかな? まぁ普通に考えてたらGMに弾かれそうなグレーゾーンではあるが。 うーん、確かに知り合いかなーって気はしてしまうなぁ 326 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 00 57 ID ??? そうでもない。 本当は世界観で遊ぶゲームなんだよ。 327 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 07 39 ID ??? 320ってつまりコンペでシナリオを作ってないGMの卓に入っちゃって面白くなかったって話? 持ち込みがどうとかギアアンがどうとか関係なくね? 328 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 09 33 ID ??? 分析するとそうかもしれないけど、いざ書きこむまではそうと分からなかったってだけじゃない? 332 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 24 15 ID ??? 困PLの方は何が困かよくわかったけどGMの方はどうなの? まったく聞いたことのないシステムだったから それが普通なのかよくわかんね、 キャラメイクの件を聞いてると戦闘がなくても回りそうなシステムに見えるし それこそ報告者が書いてるようになりチャを楽しむシステムとして正しい気もするし 333 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 49 42 ID ??? うーん、確かにGMは単に下手なだけで困は神童だけな感じだなぁ まぁ雰囲気を楽しむにしてもそれはそれでGMしっかりしろとは感じてしまうのは否めないかも 334 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 18 55 28 ID ??? しかし、その場で別キャラ作成や修正が出来るシステムでもなさそうだし システムチョイスの時点でもう詰んでる気が 336 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 19 44 39 ID ??? そのバグはデザイナー本人が雑誌記事で紹介してた そこに関するエラッタは一切なかった 339 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 19 47 22 ID ??? 336 半ば公認ってことか 350 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/04(木) 20 50 07 ID ??? 324 なるほど、トラベラーの経歴のすごい版だなっ。 1期目~訓練生活~スキル取得、昇進なし 2期目~特殊任務~判定失敗、あなたは死にました さくさく次のキャラメイクに移りましょう。 これの時期に応じたデータでシナリオに挑むわけか。 システムバグについては電源ゲームのチートと同じで卓のコンセンサスが取れていたらそういうネタキャラもありという事だったんじゃね? 俺tueeeeeするために持ち込みでそれ使うのは空気読めてない馬鹿だろうけど。 GMについては単純に「コンベでの良いシナリオ」が理解できていないだけかも。 コンベでは時間が限られてるからわかりやすい目標と各PCにモチベーションをあたえてやらないとシナリオがまとまらなくなる。 箱庭で遊ばせるようなプレイには向いていないと思う。 343 いるよなそういう奴。 曰く「そういうキャラだから仕方が無い。GMをそれを考慮すべき」 曰く「NPCの態度が気に入らなかった。GMが悪い」 曰く「自分だけの責任じゃない。他のPLもフォローしなかったのが悪い」 曰く「厨返しをしたGMが困」 しかもそういうPLに限ってPL専だったりしてな。 367 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 07 44 16 ID ??? 333 コンセントレーションは鳥取ではとった時点で和マンチ確定だったなぁ 公式でウーシュは、西洋人が妄想する怪しいサムライやカンフーに相当する武術といってるから、常時「ホァァァ」とか言えよと厨返しすればよかったのに スレ252
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楽器(軽音部) ドラム YAMAHA Hipgig (メローイエロー) リンク バスドラム16"×20" タムタム13"×7" タムタム10"×6" スネアドラム12"×5" りっちゃんカラーともいえる黄色の、コンパクトなドラムセット。 シンバル A Zildjian Series リンク サイズまでは特定されていない…のか? ドラムに詳しくないので、分かる人いたらお願いします。 ハーモニカ HOHNER GoldenMelody リンク #1「廃部!」で、唯に渡そうとしたもの。 楽器(エンディング) ドラムセット YAMAHA PHX Series (ポーラーホワイト) リンク サイズ不明 スネアドラム YAMAHA SD2340 リンク サイズ13"×4" スチール 小物 シャープペンシル LAMY Safari イエロー リンク #2「楽器!」#5「顧問!」#6「学園祭!」と、りっちゃんがいつも愛用しているシャープペンシル。 ドイツの筆記具メーカー、LAMY社のシャープペンシル。高級文具という位置付けではあるが、 それを感じさせないカジュアルなデザインと多色展開により、ドイツ本国の学生たちにも人気があり 同社の定番製品ともいえる。 りっちゃん愛用のペンはもちろん黄色。 ペンケース コクヨ ペンケース(repete)オレンジ リンク #5「顧問!」の回想シーン中にLAMYのシャーペンと一緒に登場。 エナメルバッグ DDDP→CCCP(ホワイト)リンク #4「合宿!」#10「また合宿!」にて使用していたバッグ。 デジタルカメラ SONY CyberShot DSC-T700 (ピンク) リンク #4「合宿!」で使用していたデジタルカメラ。 携帯電話 FOMA D902i(ブラック) #10「また合宿!」にて判明した、りっちゃんの携帯電話。澪と同機種で、澪はホワイトを使用しています。 携帯ストラップ ゴーヤーマン リンク 同じく#10「また合宿!」で、りっちゃんの携帯電話についていたストラップ。
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前へ 思えばえりかちゃんと千聖はちょっとおかしかった。 2人きり暗いところで無言で見つめあったり、えりかちゃんの変なジェスチャー(あれはたぶんおっぱいモニモニだ)に千聖が真っ赤になったり・・・・ああそうだ、仕事でホテルに泊まった時、千聖がフラフラになってえりかちゃんの部屋から夜中に戻ってきたというのもあった。 「えりかちゃん・・・!トロントロンて」 「わー!!無理無理無理!じゃあもうウチ行くから!千聖にヨロシク!じゃねー」 「ギュフー!」 えりかちゃんは私の口に残りの氷を押し込んで、2、3回コケそうになりながらレストランを出て行った。 「な、なっきぃ、何があったの?」 私の氷爆弾で赤くなったおでこをさすりながら、愛理が恐る恐るといった感じで聞いてきた。 「モゴモゴ・・・・ごめん、何でもないことだった。」 嘘です。何でもなくない。 私の頭には“不純異性交遊”“親の知らない中学生の危険な火遊び”“安易な行為の大きすぎる代償”等、保健体育の授業でならった恐ろしい単語がたくさん湧き出ていた。・・・いや、えりかちゃんは女なんだけど。 でも、でも、これは青少年の健全な発育の妨げとなって千聖の今後の人生観を歪めてしまって云々 「なっきぃ、顔怖いよう。」 ・・・まあこの件に関しては、また後ほど個人的にえりかちゃんを問い詰めることにしよう。 今は栞菜と千聖の件が最優先だ。 「あれ、みんな何やってんの?」 私が延々と考え事をしてる間、3人は何か作業を始めていた。 「あ、なっきぃもう気が済んだ?手伝って手伝って!」 テーブルには飴玉がごろごろ転がっていて、舞ちゃんと愛理がなにやら選別している。 「あのね、これ・・・」 「へー!何かいいかも!」 舞ちゃんから聞いたそのちっちゃなサプライズに賛同した私は、さっそく作業の輪に入ることにした。 「いらっしゃいませー」 それから10分ぐらい経った頃、静かだった店内に、店員さんの声が響いた。 「ちっさー来た!伏せて!舞はうさぎで店員さんにサイン!」 みぃたんは大きい手で私と愛理の後頭部をつかんで、顔面をテーブルに押し付けた。 痛い。 みぃたん自身も勢いあまっておでこを強打したみたいだった。ゴスッとすごい音がして、乙女とは思えないうめき声が隣から聞こえた。 「みぃたん、大丈夫?ていうか、何で舞ちゃんはウサギ?」 「誰かが入ってきた時、舞がウサギを被ってオッケーサイン出したら、その子は窓際の席に通して欲しいって店員さんに言ってあるの。」 なみだ目のみぃたんが小声で説明してくれた。 「舞美ちゃん、千聖席に座ったよ!」 ウサギ越しの舞ちゃんの報告で、私たちは恐る恐る顔を上げた。」 なるほど、植物とパーテーションのおかげで、うまいこと私たちの姿は千聖から隠れるようになっていた。 その代わりこちらからも千聖の様子は見えづらいんだけど。 4人分の視界があるから、どうにか補えそうな感じだった。 「どう、舞。ちっさーどんな顔してる?」 「やっぱり元気ない。」 「あ・・・何か文庫本取り出したよ。」 タイトルを確認しようと思って身を乗り出したら、愛理があっと短く声をあげた。 「あれ、栞菜が千聖に貸してた本だ。もし栞菜のこと嫌いになってたなら、借りた本なんて読んだりしないよね。あのピンも、栞菜が千聖にあげたやつだよ。服もそう。私見てたもん。良かった、本当に。」 愛理はその時、ようやく心から嬉しそうに笑ってくれた。 特別仲の良い3人のうち、2人があんなことになったんだから、愛理の心苦しさは私たちどころじゃなかっただろう。 「愛理、よかったね。」 「もー!なっきぃが泣くとこじゃないじゃないか!本当に泣き虫なっきぃだなあ。」 「ごめん・・・」 「ありがとうね、なっきぃ。」 みぃたんが目に押し付けてくれたおしぼりは熱くて、とても気持ちが良かった。 それからしばらくは何の変化もなく、千聖は本を読んだりケータイを見たりしながら、ついには軽くため息をついてぼんやりし始めてしまった。 「あんまり、本に集中できる心境じゃないんだろうね。」 「そろそろ、これの出番かな。」 舞ちゃんがさっき作った“アレ”を軽く振った。 「そだね。じゃあちょっと、それ貸して。」 「えっ、みぃたんちょっと」 みぃたんは舞ちゃんから包みを受け取ると、おもむろに立ち上がって、大きく振りかぶった。 スコーン! 「キャアッ!?」 それは千聖の頭にクリーンヒットして、千聖は怯えた顔であたりを見回している。 「あの、お客様・・・そういった行為はちょっと・・・」 「あぁ~すみません!ついその、驚かせたくて。もうしません!」 私たちの一連の行動を見ていた店員さんが、苦笑しながら注意をしてきた。 「何やってんのみぃたん!何も投げることないじゃない!うさまいちゃんに届けてもらうとかさあ!」 「だめだよ、私じゃすぐバレちゃうよ。千聖は私のことならすぐわかっちゃうからね。ふふふふ」 何だその誇らしげな物言いは。うさぎごしに、にやついてる舞ちゃんの顔が想像できる。 「はは・・・」 愛理はあまりにも野性的な一連の行為に頭がついていってないらしく、乾いた笑いを漏らすだけだった。 「まあまあ、そんな小さなことはどうでもいいじゃないか!ほら、ちっさーが開けるよ、あれ」 千聖は困惑した顔で小包を拾うと、恐る恐るといった手つきでリボンをほどいた。 「わかってくれるかな・・・」 しばらく中身を見つめて、千聖は息を呑んだ。 沈んでいた顔に、柔らかな微笑みが広がっていく。 ちっさーの好きな、薄いブルーの包みには、色とりどりの飴玉を詰めてあった。 黄色、ピンク、オレンジ、緑、青、紫、赤。 えりかちゃんにはバレないようにって言われてたけど、私たちが見守ってるよっていう意思を伝えたかった。 私たちはいつも一緒だって、千聖を勇気づけてあげたかった。 千聖は少しキョロキョロした後、頭一つ出っ張ってるうさぎの舞ちゃんに目を止めた。 何かを察したみたいで、手でうさみみを作って“ピョンピョン”と合図を送ってきた。 「よかったね、舞ちゃん。」 「っ・・・別に?普通。」 こっそり頭を取った舞ちゃんの顔が、嬉しさのあまりニヤついて崩壊寸前だったのは見逃してあげよう。 「ちっさー笑ってくれたね。」 「そうだね。」 これ以上はもう、余計な手出しはしない。 根拠はないけれど、全てがうまくいきそうな気がした。 「栞菜来た。走ってる。また伏せて!舞はうさぎ!」 「オッケー。」 みぃたんの指示に従って、私たちは2人を見届ける準備を始めたのだった。 次へ TOP
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俺「ただいま~」 律「お帰りなさいませぇ!ご主人様ぁ!」 俺「!?」 律「ご飯とお酒を用意してございますので、お待ちください」 俺「う・・・うん」 律「お待たせいたしました。こちらです」 俺「うどんに・・・焼酎・・・」 律「ご主人様のお好きなものをご用意させていただきました」 俺「ありが・・・とう」 俺「律~、焼酎ついでよ」 律「あっちにあるよ」 俺「あいよ。やっぱり水割りだよなぁ・・・って、律?」 律「ん?」 俺「お前・・・メイドじゃないのか?」 律「そうだったけど、なに?」 俺「何?じゃないだろ。しかもソファに寝っ転がりやがって・・・」 律「やっぱり私のキャラじゃないじゃん」 俺「それを言われちゃ何もいえないけどさ・・・」 律「お腹すいたぞ!◯◯!」 俺「作れってことかよ!?」 律「◯◯のおいし~いご飯たべたいんだもん♪」 俺「やっぱりこうなったか・・・」
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【キョロちゃん@cosmeメンバーのポーチの中身を見せて♪ページに登場】 VOL.79 @cosmeメンバーゆかり.。゜+lさん 社会人4年生です(*^^*)激務やオフィス内の乾燥と日々戦っています(笑)。リタッチ不要の美肌風ベースメイクには自信アリ☆ 見た目の可愛いコスメや限定に目がありません。 (魚拓 http //megalodon.jp/2014-1210-0344-44/www.cosme.net/html/pouch/130906/vol79-01.html) ------------------ ・喜びの美ログを更新するキョロちゃん 「大変光栄なことに、7月、@cosme編集部さまよりご連絡を頂戴し、 ポーチ企画参加にお誘いいただきました。 私のような者がお受けしていいものか悩みましたが、 ご推薦くださった方のお気持ちにお応えしたかったので 僭越ながら参加させていただくことに決めました。」 ※他のポーチ企画参加者でここまで大仰な告知記事を書いている人はいなかった (魚拓 http //megalodon.jp/2014-1210-0429-19/beautist.cosme.net/article/587923)
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そこは真っ暗だったけれど、とても暖かくて、甘いお菓子みたいな匂いがただよっていた。 私は一人ぼっちでうずくまっていた。不思議と寂しくはない。 柔らかい綿みたいなものに包まれながら、ウトウト目を閉じたり開いたりしてまどろんでいた。 どこだろう、ここ。 長い時間ここにいたような気もするし、さっき来たばっかりのような気もする。時間の感覚がよくわからない。 たしか私、舞ちゃんと喧嘩してたんじゃなかったっけ?その後舞美ちゃんとふざけっこしてて・・・・ 「・・・眠い・・・・」 いろいろ考えようとしても、頭がボーッとしてうまくいかない。 体に力が入らない。 私、もしかして死んじゃうの? 嫌だ、まだやりたいこといっぱいあるのに。 キュートでいっぱい活動して、学校の友達といっぱい遊んで、パパやママや妹弟たちとももっとたくさんの時間を過ごしたいのに。 フラフラする体を無理矢理起こすと、なんと私の目の前に私がいた。 「うわっ。」 完全に真っ暗な空間だったのに、私の姿だけはなぜか見えた。 「ねえ、あのさ、千聖だよね?ていうか私も千聖なんだけど」 とりあえず話しかけてみるけれど、私はにっこり笑ってるだけで、何にも言わない。 よく見てみると、今私が見ている私は、私自身とは少し違うような気がした。 私、こんな大人っぽい顔してたかな?服も、私じゃ絶対選ばないようなお嬢様っぽいスカートなんて履いてるし。 「ねえ、」 もう一度話しかけようとしたら、目の前の私はいきなり手を伸ばして私を抱きしめてきた。 私はどうしていいのかわからなくて、とりあえず私を抱き返してみた。 その瞬間、2人の体が、ピッタリと一つにつながったような気がした。 「あぁ・・・・」 唇から大きなため息があふれ出た。 頭の中に、たくさんの映像が流れ込んでくる。 私の手を抱いて、みんなの輪の中に引き入れてくれる愛理。 私と一緒に、笑いながらグラウンドを走る舞美ちゃん。 私の名前を叫びながら、傘もささずに夜の街を駆けるなっきぃ。 目に涙をいっぱいためながら、どこにも行かないでと私を引き止める栞ちゃん。 暗い部屋の中で、黄色いリボンで指をつないだまま、私と寄り添っている舞ちゃん。 どんなシーンでも、優しい顔で私を後ろから見守ってくれているえりかちゃん。 桃ちゃん、りーちゃん、ベリーズのみんな、パパ、ママ、妹に弟。みんなが私に向かって笑いかけている。 長い長い映画を観ているような感覚だった。 なぜだかわからないけれど、すごく胸が痛くて、私はボロボロと涙をこぼしていた。 みんなに会いたくてしかたがなかった。早くここを飛び出したくてたまらない。 「みんなのとこ、戻らなきゃ。」 私がそういうと、もう一人の私は、肩越しにしっかりとうなずいた。 暗闇の中でぼんやりと光っていた目の前の私の体が、だんだんとさらに強い光を放っていく。 「まぶしっ・・・・」 目を開けていられない。 私は光の洪水の中で、しばらくの間きつく目を閉じていた。 たくさんの人の気配で目が覚めた。 ちょっと黄ばんだ天井。薬くさい空間。 レッスンで使うスタジオの、医務室のベッドに私は寝ていた。 右手が熱を持ったようにジンジン痛い。強い力で握り締められているみたいだった。 「茉麻ちゃん・・・?」 舌が引きつれてうまく喋れなかったけれど、私の声を聞いた茉麻ちゃんは、うつむいていた顔をガバッと上げた。 大きな丸い目が、裂けちゃいそうなぐらい大きく見開かれている。 「手、痛いよ茉麻ちゃん・・・・」 「千聖・・・・!」 茉麻ちゃんの顔が歪んで、私のほっぺたに涙が落ちた。 「千聖、千聖!ごめんね、私のせいで」 茉麻ちゃんは放っておいたら土下座でもしそうな勢いだった。何が何だかよくわからなかったけど、私はあわてて「私、大丈夫だよ。」と背中をさすった。 「・・・ちっさー」 今度は後ろから名前を呼ばれた。 振り返ると、至近距離に舞美ちゃんの顔。まるでお化けでも見るような顔で、私を見つめている。 よく見たら、狭い部屋の中にたくさんの人が集まっていた。 キュートのみんなだけじゃなくて、ベリーズも。マネージャーさんやスタッフさんも端っこの方にいた。 「えっ、これ何っ・・・私、どうしたの?何かあった?」 「千聖・・・喋り方」 「え?何か変?ごめんわかんないけど」 「元に戻ったんだ・・・・・」 めったに泣かない愛理が表情を崩したのを合図にしたように、キュートもベリーズも、皆が泣き出してしまった。あのももちゃんまで。 「え・・・ええっ・・・・!ちょ、ちょっと、やだなあ。舞美ちゃん?えりかちゃん?アハハ、やめてよぅ」 ドッキリでもしかけられてるのかと思って笑いかけるけれど、誰も「なんちゃって!冗談冗談ー♪」と言ってくれない。 りーちゃんや栞ちゃんなんて、吐いちゃうんじゃないかってぐらいヒーヒー言いながら泣いている。 「っ痛・・・・!」 何気なくおでこに手をやると、包帯が巻かれていた。右のほっぺたも湿布で覆われている。 なんだろう、この感じ。前にもこういうことがあったような気がする。 「あ、あのごめん、私なんで怪我してるの?」 キュートのみんなはもうまともに喋れるような感じじゃなかったから、どうにか話を聞いてもらえそうなキャプテンと雅ちゃんに声をかけてみた。 「・・・覚えてないの?千聖今、階段から滑って落ちちゃったんだよ。」 「それで、キャラが変わ・・・違う、元に戻って・・・・・でも良かった、本当に」 2人はそこで声を詰まらせて、また泣いてしまった。 「キャラって・・・」 いったい何のことを言ってるのかわからない。 階段から落っこちたっていうのは、多分舞美ちゃんとくすぐり合いっこしてたからだと思うけど。 でもそれなら何でベリーズの皆がいるんだろう?ていうか、そもそも何でみんなこんなに泣いてるんだろう。 「ねえ、みんなそんなに泣かないでよー・・・」 私は何だか悲しくなってきて、つられて泣き出してしまいそうになった。 「・・・・・・・・・・・・・千聖。」 その時、泣き続けるみんなをうまく避けながら、舞ちゃんが私のところに近づいてきた。 「あっ舞ちゃん。ねーこれっ何で・・・・」 質問しようとした私の唇を、舞ちゃんの手が覆った。 ひんやり冷たい手が、ほっぺたを辿って鼻、まつげ、髪の毛に触れた。 どうしてだろう。 こうやって舞ちゃんが私の顔に触れるのは、初めてじゃない気がする。 “くすぐったいわ、舞さん” 頭の中に、そんな不思議な声が聞こえた。 「ちさと・・・・ちさと・・・・」 舞ちゃんは私の名前を何度も呼んで、細い腕で私を抱きしめた。 「舞ちゃぁん・・・」 壊れやすいガラス細工を扱うように、とても優しく包まれて、私もついに泣き出してしまった。 どうしてなのかわからないけれど、胸が締め付けられるようにズキズキ痛んだ。 思いっきり泣いてみんな落ち着いた頃、舞美ちゃんからいろいろ教えてもらった。 それによると、私は3週間ぐらい前にも階段から落ちて、頭を打ったらしい。 「舞美ちゃんとふざけてて、落ちた?」 「それは3週間前。・・・ちっさー、今日何日だかわかる?」 私が答えると、みんなが落胆のため息をついた。どうやら3週間分の記憶がすっぽり抜けているらしい。 「本当に覚えてないの?」 「うーん・・・」 何かが引っかかっているけれど、思い出すことができない。 「ちっさー、お嬢様になってたんだよ。」 ――お嬢様。 その単語を耳にした途端、私の心臓がドクンと波打った。 すっかり忘れかけていた、さっきの夢のことを急に思い出した。 もう一人の私が見せてくれたあの光景が、頭をいっぱいに満たしていく。 「千聖?大丈夫?」 思わずこめかみを押さえてキツく目をつむる。 「思い・・・・出した、かも」 「ええっ!」 「まだ全然、ざっとだけど。自分がお嬢様キャラとか全然わかんないし。」 それでもみんなにとっては嬉しい報告だったらしく、安心したようなおだやかに笑ってくれた。 「お帰り、千聖。」 困ったようないつもの笑顔で、愛理が手を差し出した。 「ただいま。」 握った愛理の手は、何だかいつもより暖かくて頼もしかった。 その後。 キュートのみんなは元に戻った(らしい)私をすぐに受け入れてくれて、いつも通りのキュートになった。 舞ちゃんは最初すごく優しくしてくれたけど、今はもうすっかりもとどおりになった。私とつまんない喧嘩をしながら毎日キャーキャー騒いでる。 パパやママなんて、3週間の間いい子だった私と今の私を比べて、「また部屋汚くして!勉強は?お嬢様千聖を見習いなさい!」なんて言ってくる。 明日菜は「キモかった」「変だった」を連発した後、「おかえりなさい。」と呟いた。可愛い奴め。 結局私は、全ての記憶を取り戻すことはできなかった。 あの時夢で見たみたいに、ダイジェストみたいな形で、大まかな出来事は思い出せる。でも細かいことや、自分がお嬢様言葉で喋っていたり、可愛い服装をしていたことなんかは実感がない。 そういわれればそう・・・なのかな?という程度。 「ちっさー、本当に可愛かったんだよ。」なんて時々栞ちゃんが私をからかう。みんなは真顔でうなずいたりする。 「やめてよ恥ずかしいよ」 照れ隠しに変顔やったりしてごまかすけれど、お嬢様の話をされると、なぜかいつも胸の奥が甘くざわめく。 「まだここに、お嬢様の千聖はいるのかな。いたら面白いなあ。おーい。ごきげんよう。」 独り言をつぶやいて、胸をノックしてみても、当然何の反応も返ってこない。 それはみんなが知ってて、私だけが知らない、ひと夏の不思議な出来事だった。 戻る TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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677 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 05 00.42 ID uOTFVUlH0 少し前にあったおつまみ程度のを一つ オンセで一般人のPC1にPC3が自分たちの組織について語るシーンがあったんだ 一時間+GMがええかげんにせーよって言ってから更に一時間ほど PC1はうんざりして途中から相槌打つマシーンになってたし そいつの主張は同じことをもったいぶった言い回しを微細に変えて言い続けるっていう 00年代初頭のファウスト系ラノベかお前はって感じのとにかくテンポに欠けたシーンだしで非常にダレた 当然その回で終わらなくなり後日続きをやる時にGMからきっちり注意が行ったんだがまたやらかしやがった 今度は30分めくらいで他のPCまで混じって注意したんだが 「普段やってるダブルクロスならこれくらいの長さ当たり前ですよ」って平然と言い放ちやがった その時点でそいつはたたき出されたわけだが気まずい雰囲気になりそのセッションはやり直しもなくあえなく途中終了となった 何が一番腹立ったって好きなシステムを免罪符に出されたこと 確かに苦悩するシーンとか元一般人に語るシーンとかは割りとポピュラーだろうが2時間もやらねえよ 678 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 11 23.63 ID Om6w8+rX0 677 報告乙 2時間ってあんた… うちの鳥取だと、「かくかくしかじかこういう組織だ、と説明します。詳しくはルルブ参照な!w」とかで すっぱり終了するなあw 679 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 31 42.23 ID jmRiN9EL0 678 そこは、説明受ける側の、PCじゃなくプレイヤー自身が知識が有るかでも変わって来そうだな それにしても1時間超は流石に有りえんか 680 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 36 11.50 ID t0Ow6NnG0 最初の3行でダブルクロスかなあと思ったらダブルクロスだった。 能力に未覚醒のPCと、それを組織に勧誘するPC……ってのは、確かに定番のネタではあるんだが、 1時間はありえんよなあ。むしろそこまで話を引き伸ばせるボキャブラリに感動してしまいそうだ。 681 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 37 47.66 ID Om6w8+rX0 679 説明される側が知らない場合でも、10分か精々20分くらいかなあ プレイ中は「最低限ここだけは憶えておけ」みたいな部分だけ説明して終わることが多いわ 682 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 41 52.56 ID te8z88nG0 677 報告乙 その人って台詞中に「○○は~~で…そう!△△は~~!」 みたいに、言い替えの時に良く「そう」って言葉を入れて延々とループしたりしてなかった? そう、ちょうどこんな具合に 当たってたらそれ系の人、俺の身近にもいる… 683 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 48 00.90 ID OA7id+GC0 680 「ダブルクロスならこれくらい普通」って言ってるんだから報告のシステムはダブクロ以外だと思うぜ 684 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 22 54 22.69 ID YUvdWtMd0 683 「普段やってるダブルクロスでは」だから 身内でやってるダブルクロスではと言ってる場合もあるぞ 677 報告乙 単なる説明セリフはカクカクシカジカで済ませられないのか 687 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/03/19(火) 23 57 47.86 ID uOTFVUlH0 わかりづらい書き方してしまったので一つだけ補足を その時やってたシステムはダブルクロスじゃないです スレ348