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そのきっかけはなんだったのだろうか。今となっては分からない。 一度落ちたりんごは止まらない。そのまま下に地面にぶつかる。もう二度と木には戻れない。 これもまた、そのようなものなのだろう。崩れた関係は戻せない。進むしかないのだから。 薔薇の庭園にて嘉音が手入れを終え、一輪車に肥料や農具を乗せて倉庫に戻ろうとしていた。以外と重い。特に科学肥料は二十キロもある。 念入りに封をし、持ち上げて一輪車に乗せようとする。ふらふらとふらつく。何とか一輪車に乗せる。 しかし、バランスが悪かった。ひっくり返す。派手な音とともにぶちまけてしまう。肥料の封も破れ、白い粒が辺りに散乱する。 ため息を一つ。 情けなくなる。己という存在を否定したくなるのはこんな時だ。でも、何もいわない。黙々と後片付けを始める。 「あらら、大変だね」 不意に影が差す。朱志香だ。学校帰りなのだろう。制服姿だ。そのまま屈みこんで散乱した農具などを拾い始める。 「いっ、いけません、お嬢さま」 慌てて、嘉音が止めに入る。けれど、朱志香は止めない。 「あー、いいぜ、いいぜ、一人より二人の方が早いだろしな」 ウインクひとつして、口笛を吹きながら軽々と朱志香は片付ける。 「ですが、これは僕の仕事です。お嬢さまを煩わせるわけにはいきません」 嘉音は朱志香の手にあった農具を手早く取り上げる。 「なんだよ、それー」 いささか、むっとした口調で朱志香は嘉音に向き合う。 「僕たちは……家具です。ですから──」 にらみつけてくる朱志香に気まずそうに目をそらして嘉音はいった。 「ああ、そうかい。家具! 家具なんだな! 分かったよ」 肩をいからせて、朱志香はその場から立ち去った。 嘉音はそのまま後片付けを始める。ちらりと朱志香の立ち去った方を見た。何もいわずに黙っていた。 夕食後、嘉音にシフトの変更があった。 この後は朱志香お嬢さまの部屋に行けという。さらに今晩はいっさいの仕事をしなくていいという。一体、なんなんだろうか。 「失礼します」 嘉音は朱志香の部屋をまず、ノックした。 「はいって、いいぜ」と、ぶっきらぼうな返事が返ってきたので丁寧に開ける。固まる。 「どうした。早くドアを閉めろよ。後、鍵も忘れずにな」 嘉音の正面に朱志香が立つ。まばたきしつつ嘉音は部屋に入り、いうとおりに鍵を閉める。目が離せない。そのまま朱志香を見続ける。 「──おっ、お嬢さま? そっ、その格好は一体?」 かすれた声をやっと、嘉音は出せた。 「あん? なんか、変か?」 不思議そうに朱志香は自分の格好を見下ろす。 「別に何も付いてないぜ」 付いてるわけないだろう。なにせ、朱志香は一糸まとわぬ裸なのだから。 「こんな話、聞いたことあるぜ」 突然、朱志香は語り始めた。 「昔の貴族は召使の前でも裸でいても平気だったんだってさ。ほら、 人間はさ家具や動物のペットの前では平気だろ? そんなの視線に気にする必要はないしな」 にやりと笑う。そのまま、朱志香はゆっくりと嘉音に近づく。 「お前、家具だよな」 聞き返す。 「……ええ、家具です」 ゆっくりと返事する。 「なら、これはなんだい?」 朱志香の手が嘉音の半ズボンに伸ばされる。その手のひらに熱く固いのを感じる。グリグリいじるとさらに大きくなった。 「あっ、いっ、いけません」 抵抗しようとするが。 「家具なんだろう」 その言葉に手を止める。 「今年は受験だろう。色々と疲れるし溜まる──家具で処理するのもよくある話だよなー」 ズボンのボタンを外す。チャックも下ろす。嘉音は目をつぶり歯を食いしばって耐える。白いブリーフの前がこんもりと盛り上がっている。そのまま床に寝させる。嘉音腰の辺りで朱志香は足をM字にして下ろす。 「ほら、聞いたことあるだろ。机の角でこすり付けるという奴──んっ、それを、あんっ、はっ、やって……みよう──かなと」 嘉音の白いブリーフに朱志香は自らの秘裂を押し付ける。もうすでにとろとろに熱くほてり、雫がこぼれている。見る見るうちにブリーフを濡らしていく。 こんもりとした先端にこすり付ける。朱志香の息が熱くこもる。 「──なにしてるだよ」 朱志香はじろりと嘉音を見つめる。 「家具は人様の役に立つためにあるんだろう」 嘉音の手を取ると、そのまま朱志香の胸に重ねる。 「さっさと気持ちよくさせろよな」 その口調に嘉音はむっとする。そもそも、嘉音は朱志香に対して特別な感情は意識してない。仕えるべきお嬢さまであり、それ以上でもそれ以下でもない。この仕打ちはなんだろう。馬鹿にしているのか。そうだろう。 何も出来ずなにもしないと思われている。ひ弱で可愛いお人形さん。 そういう認識なんだろう。力を込める。朱志香の胸をぎゅっと握りしめる。 「いっ、痛い」 胸から伝わる痛みにひるむ。だが、止まらない。もう止めない。 「そうして欲しいのでしょう。あなたを気持ちよくさせればいいのでしょう」 乱暴に胸を揺さぶる。柔らかい感触に驚く。すいついて離れない感触に驚く。 押しても弾く。グニグニと揉む。 「あっ、いたっ、やんっ、だめっ、だから──」 そういいつつも尖る。しとしとに濡れそぼる。嘉音の手のひらに固くなるのを感じる。ブリーフがさらに濡れるのに気付く。 「どういうのがお好みですか。優しくですか? 手荒にですか」 嘉音の質問に朱志香は、 「優しく、優しくして」と、懇願する。 「いやです」 キッパリと言い放った。 「家具は道具です。持ち主のためにあります。でも、たまに困らせたりもします」 そういいながら朱志香の乳首を捻る。ねじる。わざと力を込めて。 「イタッ。やだ」 朱志香は身を捻って、逃れようとするがその前に頭を掴まれる。強引に 下げられ、キスをさせられる。 「……あっ」 嘉音からすれば、嫌がらせの一環だった。そのまま舌をねじ込み嬲る。 舌同士を絡ませたり歯をしごいたりと朱志香の口の中を好き放題だ。 手も耳をなぶり胸を荒々しくもみしだき、わき腹を撫でる。どこを触っても熱い。どろどろにとろけそうだ。 酔いしれていく。朱志香の嬌声に理性が壊れていく。 朱志香を退かし床に寝させる。そのまま腰を掴んで浮かせる。 「ワンワンスタイルというのはどうです。新鮮でしょう」 ブリーフからそそり立つ肉棒をだす。皮をかぶってる。まるでソーセージだ。 「やだ。……やめて」 か細い声はかえって、嗜虐感をそそらせる。そのまま嘉音は突き挿れた。 「いたっ。痛い! ていうか、マジで痛いんだよ」 本気で暴れ、けりを叩き込む。そのまま嘉音は吹っ飛ぶ。まあ、痛かっただろう。何せ間違って後ろの穴に入れてしまったのだから。先細りなのですんなり。 まあ、経験のない童貞はそんなものか。 ゆらり。 「てめー、何考えてる! この、包茎野郎」 朱志香はべきべきと指を鳴らすと足で踏み潰すように嘉音の包茎の肉棒を ふむ。 「動くなよ。動いたら踏み潰すぜ」 いったんは柔らかく小さくなりかけていた。だが、見る見るうちに固く 大きくなってくる。 「ふん、とんだ、変態さんだな。お尻の穴や足コキが好きだなんてよ」 朱志香の嘲りに反論しようとするが、足の一押しで黙り込む。 「ほら、始めは普通にスタンダートに行こうぜ」 腰を下ろし、朱志香は足を広げる。 「さっさと来いよ」 少しだけ頬を赤らめる。おずおずと嘉音は近づく。 「そう、そこ。違う。それは尿道。ばか」 ゆっくりとみちびき挿れる。 「あっ」 声を上げたのはどっちだろう。一つに繋がる。 行為というのは男と女が結ばれ繋がるものだ。次世代への道を開くために。だが、もう一つの意味がある。互いが結ばれるとき共感し分かり合える。少なくても一つになる。 男は女を女は男を。それだけしか見えなくなる。痛み。快楽。熱。想い。 暖かさ。安らぎ。あらゆることが集約される。 朱志香は嘉音が好きかもしれない。本人は自覚していないが周りにはそう見えた。周囲に同世代が居ないゆえの錯覚かもしれない。本能のように求めたかもしれない。これもまた、愛という文字はなかった。ただ、からかいのためだった。ささやかないたずら。暴走し果てていく。けれど、叫ぶ。 「好き! 嘉音、大好き!」 「僕も、僕もです」 嘉音が朱志香のなかでぶちまけると同時にキスをした。唇をくっつけるだけ。 朱志香的にはこっちのほうが好きだった。 二人はその後、さらにやりまくった。そのまま寝てしまった。次の日、起こされたのだった。えっ? 誰にか? さあ、それについては想像にお任せしますよ。 終わり 誰に起こされたんだ? -- (Z) 2010-12-04 19 02 25 私が起こしましたよ嘉音くん☆ -- (紗音) 2011-04-28 19 35 21 いやいや、実は私なんですねー^^ -- (ふふふふふ) 2011-05-08 23 14 35 ↑俺がガンダムだ! -- (名無しさん) 2011-08-10 15 52 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
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はばたくミノア レア度 ☆5~7 カードタイプ たいりょくタイプ・単体 スキル能力 相手全体をnターンの間、「怯え」状態にする Bスキル能力 なし Lスキル能力 赤属性カードの攻撃力・体力を強化し、3属性以上の同時攻撃で攻撃力をさらに1.4倍にする。 コスト量 18,38,52 変身合成 ☆5→☆6:【☆6】はばたける証×5 解説 第4回プワープチャレンジの報酬キャラとして登場。 ステータス レベル たいりょく こうげき かいふく ☆6 Lv99 4830 1749 151 ☆7 Lv120 8211 2362 203 ちなみに☆7Lv1の状態が一番回復が低くなるという、低レベル時については特殊な初期能力となっている。 スキル 相手全体をnターンの間、「怯え」状態にする ☆5で1ターン ☆6で2ターン ☆7で3ターン 必要ぷよ消しは40個。 属性攻撃なしに相手全体を状態異常にする。 状態異常スキルの属性攻撃はほとんどオマケみたいなものなので、属性攻撃がないのはデメリットとはいえず、 むしろ相手が反射やカウンター中でも支障なく発動可能となり恩恵が非常に大きい。 また、全体対象なのでテクニカルのような強敵が複数いるクエストでも活躍できる。 ウンディーネの「90%・5ターン」のスキルと似ているが、 こちらは持続ターンは少ないかわりに、確実に発動させられる。 属性が異なるが、呪騎士シリーズのヴァハトがとっくんで「100%・5ターン」の上位互換スキルを獲得できる。 リーダースキル 赤属性カードの攻撃力をn倍、体力をm倍にし、 3属性以上の同時攻撃で赤属性の攻撃力をさらに1.4倍にする。 ☆5:攻撃力1.5倍(3属性以上で2.1倍)、体力2倍。 ☆6:攻撃力2倍(3属性以上で2.8倍)、体力2.5倍。 ☆7:攻撃力2.5倍(3属性以上で3.5倍)、体力3倍。 赤属性しか恩恵を受けられないが、最大倍率を出すには副属性持ちのカードとの併用が前提となる。 最大限に活かすには、赤属性を含む副属性持ちのカードで、最低で青以外のあと1属性をデッキに含める必要がある。 コンビネーション 「ガールズ」「エルフ」「はばたき」 デッキ考察 評価 怯えの有用性はもとより、「赤属性の確定怯え」を扱えるカードが報酬カードとして登場したことは大きな強み。 オレグは単体対象で属性攻撃が入るのに対し、本カードは全体対象で、属性攻撃なしのため反射でもお構いなし。 そして赤属性で豊富な「ガールズ」コンビネーションを持つのも使い勝手が良い。 オレグ同様、たいりょくタイプで耐久力が高いので、高難度のクエストやギルドイベントボスへの適正も高い。 ステータスの回復が低いくらいしか目立った弱点がなく、幅広く活躍できる。
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【白いシーツで仲直り】 2. 私は口をぱくぱくさせながらお姉ちゃんを見る。 怪訝そうなんてもんじゃないな。自分のベッドで妹が全裸でオナニーしてるのを見た時くらいにしか出来ないぞ、あんな顔は。 「熱で頭もおかしくなったの? あ、それは前からよね」 こめかみの辺りで指をくるくる。 相変わらず嫌味な奴だ。私とよく似た顔をしてるから一層腹立たしい。縁無し眼鏡をかけて目付き悪くしたらそっくりと評判だ。 いや、こんな事考えてる場合じゃない。 「おおおお姉ちゃん!? が、学校は!?」 「試験中だから午前で終わるんだけど……服着たら?」 「え、あ、そっか」 言われて起き上がろうとするけれど、無理だ。いくら頭から血の気が引いたとはいえ、まだまだ元気なジュニア君は治まりがついていないわけで。シーツだってぐちゃぐちゃなわけで。 ていうか、服は自分の部屋だ。 「……い、今はちょーっとこのままがいいなぁ」 「は? 見せたいわけ?」 「ちがうー!」 私だって好きでこんなお尻丸出しの格好でいるわけじゃない。 ほんとは今すぐ逃げ出したいくらいだけど、臨戦状態の前を見られるのはもっと恥ずかしそうで嫌だ。 「あのねぇ。あんな事しといてこれ以上恥ずかしがる事も無いでしょう」 「うわっ、ちょ、こっち来ないでよ!」 お姉ちゃんが呆れたようにぺちんと私の頭を叩く。そのまま前髪をかきあげておでこに手を当てられたものだから、何事かと焦ってしまった。 「熱は?」 「……ないよ。嘘だもん」 心配してくれてるんだろうか。ああでも、熱のせいで奇行に走ったと思われた方がまだマシだったかも。 この状況で平然としてるお姉ちゃんも変といえば変だけれど。 「ふぅん。じゃあ私には移らないか」 「自分の心配ですか――うぐ!?」 やっぱりそういう女なんだなと思っていると、顎を指で持ち上げられて半ば無理やりに顔を向けさせられる。 お姉ちゃんの顔がぐっと近付いてきて、唇にぽよっと柔らかい感触が伝わってきた。 「……んむー!」 どう考えてもキスじゃん! じたばたもがく私を無視して、お姉ちゃんはちゅっちゅちゅっちゅ唇を啄んでくる。 息がしづらいとか首がすげー痛いとか考えてしまってるうちに体をくるりと仰向けに転がされて、お姉ちゃんが馬乗りになってきた。 あれ? なんかすごい手慣れてません? 「むっ…ぷぁ……おねえ……んちゅ……」 抗議しようと口を開くと、ぬるりとした温かいものが入り込んできた。うわ、舌か。 上顎の辺りをくすぐるように舐められたり、舌を絡めるように擦り合わされたりして、初めての感覚に頭がぼーっとする。なんか、すごい気持ち良いかもしれない。 キスくらいはした事あるけど、ここまで濃厚なのは経験したことなかった。私も積極的に舌を絡めるようになって、ぴちゃぴちゃ音を立ててしまう。 唾液を流し込まれてもあんまり嫌じゃなかった。甘いような気のするそれをこくこく喉を鳴らして飲み込むとお姉ちゃんが頭を撫でてきて、むしろ嬉しいと感じてしまう自分はちょっと嫌だけど。 稚拙な私と違って、お姉ちゃんは器用というかなんというか、つまるところ上手い。 唇を甘噛みされたり舌を吸われたり、散々口内を蹂躙され終わった後には私はすっかり蕩けてしまっていた。 「ほら、涎垂れてる。馬鹿っぽいよ」 「……あぅ」 だらしなく開いたままの口元を腕で拭ってじっとお姉ちゃんを見上げる。涼しげな顔をしているそっちこそどうなんだろう。 「手でしてあげようか」 「はわ!? え、まってまって! ストップ! やだ!」 お姉ちゃんが体をずらして、キスのせいでまた勃ちあがった私のペニスに手を伸ばしてきたものだから、私は慌ててその手を押し退けながら上半身を起こす。 ずざっと後退りして胸の前でバッテンを作ると、お姉ちゃんはつまらなそうな顔をして空振りした手をにぎにぎした。 「なん、なんのつもりよお姉ちゃん!?」 「別に。いい所で邪魔しちゃったみたいだからお詫びしようと思って」 「あれはそのっ、出来心っていうかつまり――え、何脱いでんのちょっと」 うろたえる私の話を聞こうともしないでお姉ちゃんは制服を脱ぎ始める。 うちの学校は最近にありがちなブレザーだけど、お姉ちゃんの学校はお金持ちのお嬢様なんかも通ってる有名女子校だから普通のセーラー服でもどこか品がある感じがする。 脱いだ後に綺麗に畳んでいるのがお姉ちゃんらしい。 黒いレースで縁取られた大人っぽいブラをしていて少し驚いた。下着もなんか紐だし細いし。 いや、似合ってはいるけどお姉ちゃんはそういうのに興味無いと思っていたから。 胸のサイズは、うん、私の方がちょっと勝ってる。 下の方を見ると勃ちあがったペニスで下着が膨らんでいて、さすがに他人のそういう状態を見た事がない私はまじまじと見つめてしまった。 お姉ちゃんがくすりと小さく笑いながら布を取り払う姿に余裕を感じて悔しい。 ……むぅ、こっちはちょっと負けてるかも。 「あなた経験無いの?」 「う……お姉ちゃんは?」 素直に童貞処女ですなんて答えられずに聞き返してみる。どうせ態度でバレバレだろうけど。 お姉ちゃんはうーんと少し考え込んで、 「それなり」 少なくとも1回ぽっきりじゃできないような妖艶な笑みを浮かべた。 なんか。なんか。 普段会話なんて全然ない姉妹なのに、こんな格好で向かい合って座るなんて考えた事もなかった。 こうして見るとお姉ちゃんが綺麗に見えるから不思議だ。 眼鏡の向こうの目が目付き悪いなんて言っちゃったけど、今は涼やかで色っぽい感じに見えるもんな。私は染めたし肩くらいで切っちゃったけど、長くてまっすぐな黒髪がさらさらっと流れてたりして。私のお姉ちゃんをやってるくらいだから顔立ちも良いし。 そういや頭も良いんだっけ。 初めて見た人ならキツめ系美人の眼鏡お姉様、みたいな感想を抱くのかもしれない。 いや、あくまで初めて見た人ならって話で、私は今までお姉ちゃんの事を意識した事はないんだけど。全然とは言わないけど殆どないんだけど。 しかしこれって、最後までしちゃうんだろうか。裸で二人きりで、キスもして、さっきは手でされそうになったくらいだから、しない方がおかしいのかもしれない。 思わず姿勢を正して正座なんかをしてしまう。足を崩したいわゆる女の子座りをしているお姉ちゃんを俯きながらもちらちら見て、あちらが動くのを待ってしまった。 緊張と期待で心臓がドクドク跳ね上がる。いつキスよりもっとすごい事をされるのかと、私はいつの間にか待ち焦がれていた。 でも、お姉ちゃんはいつまで経っても何もしてこない。こちらを気にする様子もなく毛先の枝毛をぼんやりと探し始めたりもする。 さすがにペニスもへにょっと萎えてしまっていて、焦れったくなった。 「お、お姉ちゃん」 「なに?」 「……あの、しないの?」 おずおずと尋ねてみると、お姉ちゃんはきょとんとまばたきをする。催促してしまった私の耳が恥ずかしさで真っ赤になった。 でもまあ、これで―― 「しないわよ」 「……へ?」 当然のように言われて間抜けな声が出る。しないって事は、つまりこれ以上何もないって事で。 「え、な、なんで? いやその別にしたいわけじゃないけど、さっきまでの流れ的に気になるっていうか」 まるで言い訳でもするようにごにょごにょと呟く。はぁ、と残念そうな溜め息が聞こえた。 「ほら、したくないんでしょう? なら良いじゃない。私も気乗りしてない相手と無理にする気はないし」 「え、それは、その……」 本音と建前の微妙なアレというか、嫌よ嫌よも好きのうちというか、そういうのであって。 それでも確かにしたいわけではないと言った手前、何も言えなくなった。 私はしゅんと項垂れて落胆する。やりたい盛りだからじゃなくて、相手がお姉ちゃんだったから。 誰かとエッチする事に、なんだかんだ言っても今までは抵抗があったのだ。 男じゃダメ、そんなに好きじゃない女の子でもダメ。体をまかせるわけだし、初めての相手なら 適当じゃなくてきちんと選びたいのに、理想の人なんて見つからない。 お姉ちゃんとならいいかなと思った。お姉ちゃんとがいいなと思ってしまった。 これで明日から今まで以上に仲が気まずくなったら嫌だな。どうせならもっと仲良くしておけばよかった。そうしたらお姉ちゃんの部屋を漁ってやろうなんて考えなかったし、こんな事にもならなかったかもしれない。 今更こんな後悔をしている私は、やっぱりお姉ちゃんと違って馬鹿なんだな。 「……あなた、本当に変わらないわね。思ってる事がすぐ顔に出るんだから」 「え……そりゃ、私はお姉ちゃんみたいに器用じゃないし……」 「すぐ拗ねてむくれる所も一緒ね」 「……うっさいなぁ」 その通りだったせいで私は唇を尖らせる。お姉ちゃんはおかしそうに苦笑した。 その目がいつもより優しそうに見えて、ドキリとする。 「さっき、気乗りしてない相手とはしないって言ったけど」 「分かってるってば――うひゃ!?」 いちいち繰り返さなくていいのになと思っていると、押し倒されてしまった。 ああ、こういうのを既視感っていうんだっけ。 お姉ちゃんは、今度は軽く触れるだけのキスをしてから続けた。 「……そんな顔してる相手に何もしないほど我慢強いわけじゃないのよ?」 耳元で囁かれる声は本当に楽しそうで。 ひょっとしてさっきまでからかわれてたんじゃないかと気付いた私は、 やっぱりちょっと悔しかった。
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もくじを見る 概要 使用ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 使用ポケモン No. ポケモン レベルアップ わざマシン 関連項目 わざ あ行 アーマーキャノン アームハンマー アイアンテール アイアンヘッド アイアンローラー アイススピナー アイスハンマー アイスボール あおいほのお アクアカッター アクアジェット アクアステップ アクアテール アクアブレイク アクアリング あくうせつだん アクセルブレイク アクセルロック あくのはどう あくび あくまのキッス あくむ アクロバット あさのひざし アシストギア アシストパワー アシッドボム アストラルビット あてみなげ あなをほる あばれる アフロブレイク あまいかおり あまえる あまごい あやしいかぜ あやしいひかり アロマセラピー アロマミスト あわ アンカーショット アンコール あんこくきょうだ いあいぎり いえき イカサマ いかり いかりのこな いかりのまえば いじげんホール いじげんラッシュ いたみわけ いちゃもん いっちょうあがり いてつくしせん いとをはく イナズマドライブ いにしえのうた いのちがけ いのちのしずく いばる いびき いやしのすず いやしのねがい いやしのはどう いやなおと いわおとし いわくだき いわなだれ インファイト ウェーブタックル ウェザーボール うずしお うそなき うたう うたかたのアリア うちおとす うつしえ ウッドハンマー ウッドホーン うっぷんばらし うらみ うらみつらみ エアカッター エアスラッシュ エアロブラスト エコーボイス えだづき エナジーボール エラがみ エレキネット エレキフィールド エレキボール エレクトロビーム えんまく おいうち おいかぜ おいわい おうふくビンタ オウムがえし オーバードライブ オーバーヒート オーラウイング オーラぐるま オーロラビーム オーロラベール おかたづけ おきみやげ オクタンほう おさきにどうぞ おしおき おしゃべり おたけび おだてる おちゃかい おどろかす おにび おはかまいり おまじない おんがえし おんねん か行 ガードシェア ガードスワップ かいでんぱ かいふくしれい かいふくふうじ かいりき カウンター かえんぐるま かえんだん かえんのまもり かえんほうしゃ かえんボール かかとおとし かぎわける 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しおづけ しおふき しおみず シグナルビーム じこあんじ じごくぐるま じごくづき じこさいせい シザークロス じしん しぜんのいかり しぜんのちから しぜんのめぐみ したでなめる じたばた じだんだ しっとのほのお しっぺがえし しっぽきり しっぽをふる じならし しねんのずつき じばく じばそうさ しびれごな しぼりとる しめつける ジャイロボール シャカシャカほう シャドークロー シャドースチール シャドーダイブ シャドーパンチ シャドーボール シャドーボーン シャドーレイ じゃどくのくさり じゃれつく ジャングルヒール じゅうでん 10まんばりき 10まんボルト じゅうりょく じょうか しょうりのまい しろいきり じわれ しんくうは シンクロノイズ しんそく じんつうりき しんぴのちから しんぴのつるぎ しんぴのまもり シンプルビーム じんらい スイープビンタ すいとる すいりゅうれんだ スカイアッパー スキルスワップ スケイルショット スケイルノイズ スケッチ スターアサルト スチームバースト ずつき すてゼリフ すてみタックル ステルスロック ストーンエッジ すなあつめ すなあらし すなかけ すなじごく スパーク スピードスター スピードスワップ スプーンまげ スポットライト スマートホーン スモッグ すりかえ スレッドトラップ せいちょう せいなるつるぎ せいなるほのお ぜったいれいど そうでん ソウルクラッシュ ソウルビート ソーラービーム ソーラーブレード ソニックブーム そらをとぶ た行 ダークホール タールショット たいあたり だいちのちから だいちのはどう だいばくはつ ダイビング だいふんげき ダイマックスほう だいもんじ ダイヤストーム たがやす タキオンカッター たきのぼり だくりゅう たくわえる たこがため ダストシュート たたきつける たたみがえし たたりめ たつまき たてこもる タネばくだん タネマシンガン ダブルアタック ダブルウイング ダブルチョップ ダブルニードル ダブルパンツァー タマゴうみ タマゴばくだん だましうち たまなげ ダメおし だんがいのつるぎ ちいさくなる ちからをすいとる ちきゅうなげ チャージビーム チャームボイス ちょうおんぱ ちょうのまい ちょうはつ ついばむ ツインビーム つきのひかり つけあがる 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第9話「にほんいがいぜんぶちんぼつ」 時間はゆっくりと流れていた。 海は日本列島以外の文明を持った人類が住む陸地全てを丸呑みして満足し、スヤスヤと昼寝しているかのように静かだった。 あまりにも広い海の上にいると、起きている事の全てがちっぽけに思えてくる。それが北海道や日本海側の陸地、九州北部の部分的な水没であったとしても・・・・。 エンジンを切ったモーターボートが漂っている。 ボートの縁に身を寄せ、めぐるはじっと海を見つめていた。7人で話し合い、切った残りのロープを海へ沈めることに決めた。 「・・・・ありがとう、みんな」 めぐるは目を拭いた。被災者とした泣かないという約束を思い出していた。 「・・・・海が好きなみなさん、ゆっくり好きなだけ泳いでください」 裕太は海に向かってフィンガーズ・クロスをした。 浩一郎と春生はそんな2人に背中を向けて、遠方を眺めている。慰めの言葉なんて浮かぶはずがなかった。でも、自分がしっかりしないといけない。その自覚は芽生えていた。 「・・・・レッツゴークレイジー!」 春生と灯織は気取って英語で言った後、少し照れながらエンジンをかけた。 ボートは水飛沫を上げ、前進する。ハンドルを握っている春生の隣にはジュリがいた。 いつもより男らしく見える春生の横顔を見つめている。 「これ!ホントの前途!Yoh!yoh!」 春生は空に向かって叫び出した。めぐるは黙り込んで目を逸らす。めぐると裕太の2人は風で髪がグシャグシャだった。途中で何かを見ている。 しばらく進むと、海面に無数の浮遊物が漂流している一帯へやって来た。 「ゴミ?」 裕太は身を乗り出す。 「ゴミじゃないよ」 「ん?」 めぐるが近づいてみるとそれはゴミではなく、未開栓のペットボトルや未開封の缶詰などの食料品だった。 「あそこだ」 春生が指をさした方角に、転覆した中型船の船底が浮かんでいた。船が難破して積んでいた物資が散乱したらしい。 「近くに、救命ボートない?」 「え・・・・」 めぐるは近くに救命ボートがないか探していた。春生がボートに備え付けてあった網で、ペットボトルを掬い上げた。 「・・・・これもいけそう」 「大量だ」 「ペットボトルがこんなにあるな」 「ペットボトルがこんなにあるのって、おかげさまです」 裕太はペットボトルを掴み、キャップが緩んでいないか確認した。浩一郎はペットボトルがこんなにいっぱいあることに気づく。ボートには既に未開封のスナック菓子、パンの缶詰、スープのレトルトパックなどが掬われている。よく見るとどれも海外のメーカーのものだ。 「あっ・・・・」 「悔しいよ・・・・きれいな世界、それにきたなくなってる世界が・・・・今じゃこんなだ・・・・」 春生はめぐるたちと共に海を見つめる。春生は日本以外の陸地が全て海の底へ沈んでしまった事が悔しかった。ボートのエンジンにスクリューの異音がし、動いていたボートが止まってしまった。 「何か巻き込んだかも、ちょっと潜ってみる」 春生はボートのエンジンに何か巻き込まれたかもしれないと思い、海に飛び込んでエンジンの様子を見ようとしていた。 「大丈夫ですか?」 「任せて」 浩一郎は春生が海に飛び込んでも大丈夫かどうか心配していた。春生は上着を脱ぎ、泳ぐのは彼に任せることを浩一郎に言い伝えた。 めぐるは遠くから水飛沫を上げて近づいてくる何かを目にし、眉間にシワを寄せた。 「あっ」 裕太とジュリ、灯織と浩一郎、真乃と春生も目を凝らした。水面に僅かに深緑の物体が見えている。近づいて来るにつれ、僅かにエンジン音が聞こえた。それは自衛隊の水陸両用車だったが、めぐるたちは理解できていない。 「何だ?」 「クジラ?」 「嘘でしょ」 裕太はあれがクジラだと疑惑に思ってしまう。 「船?」 春生はそれが船だと疑惑に思いこんだ。それは8メートルほど手前で停まった。海面にできた波紋でボートが揺れる。 「タンク?」 「日の丸」 「気をつけて」 めぐるはそれがタンクだと疑惑に思い、浩一郎は水陸両用車の真ん中に日本の国旗があることに気づく。春生はグッと表情を引き締め、めぐるたちに気をつけるよう指示する。 バンと水陸両用車のハッチが開く。スッと顔を出したのは・・・・カイトだった。 「カイト!」 「無事だったのね!」 裕太は拳を振り上げた。ジュリはカイトが無事に生きていたと感じた。 「しぶといヤツらだな」 カイトは感情を出すことなくクールに言い放つ。 「やっぱり生きてた!」 「不死身さ」 「無事に生きてたなんて、おかげさまです」 「絶対に生きてると思ったよ」 めぐるは真乃や春生と顔を見合わせて笑った。真乃や春生がハイタッチを要求したので、めぐるは応える。 「お前らもな」 「それ・・・・」 「乗れ、外よりは暖かい」 カイトはめぐるたちに水陸両用車へ乗るよう指示する。 「狭いが我慢しろ。寝たきりのおっさんも一緒だ」 カイトはめぐるの心を読んでいた。 「よかった・・・・ありがとう」 めぐるはカイトが小野寺を見捨てなかったことに対し、お礼を言った。 「それっ・・・・」 カイトは風でグシャグシャになった裕太の髪型を見つめている。 「えっ・・・・ママは僕らのために・・・・」 裕太は口を尖らせた。 「・・・・・・・・」 カイトは目を瞑って俯き、鼻息を出した。 「急げ、出発だ」 カイトは急いでめぐるたちに水陸両用車へ乗るよう指示した。日が暮れ始めていた。水陸両用車が激しく水飛沫を上げ、ガンガンと突き進む。カイトが「これは自衛隊の基地から借りてきたものだ」と話してくれた。 「地震!?」 「そうだ!」 めぐるたちはかなり強い地震に遭遇し、カイトはこの揺れが強い地震だと慌てて理解してくれた。 海中から灰色い煙がモクモクと出てくる。 ドボーン!!! 海底火山が噴火し始めた。噴石が次々と降ってくる。 「ううっ・・・・」 「ボートだったら、ヤバかった・・・・」 春生はボートだったら沈没してしまうと思っていた。 「感謝しろ」 カイトは春生たちに感謝するよう呼びかけた。 太陽が照らず、寒さが増しているので、植物は殆ど枯れていた。前進を続けると、中国にあるポツンと残っている灯台と、その土台となる岩場を発見した。光量は弱いが、自家発電で僅かに明かりが灯っている。カイトは水陸両用車を岩場に乗り上げて停車した。 春生は缶切り代わりに地面の岩でツナの缶詰を擦り合わせ、擦った部分のフタを親指で押すと缶詰が開いた。 「うっ・・・・」 「やるね」 カイトはツナの缶詰を缶切り代わりに地面の岩で開けた春生を褒めた。裕太は岩場の隙間を調査している。裕太の隣にはめぐるがいる。 「うわっ!」 裕太が岩場の隙間を調査していたその時、ゴォーッという轟音と共にめぐると裕太が驚き、岩場の隙間から間歇泉が噴き上がった。 「温泉だ」 カイトは岩場の隙間から噴き出た間歇泉が温泉だと明かした。高々と舞い上がった熱湯が辺りに降り注ぐ。めぐると裕太は岩場の隙間から間歇泉が噴き上がっている様子を見ているが、少しばかり熱湯が飛び散り、浩一郎とジュリ、春生とカイトの近くにいるめぐると裕太にかかった。 「熱い・・・・!ってほどでもないか・・・・」 「気をつけろ」 熱湯にかかっためぐると裕太は熱く感じた。カイトはめぐると裕太に気をつけるよう注意する。 「入れるのかな?」 「ストップ!ダメ!」 「あっ」 お湯を触りに行こうとしていた裕太は足を止めた。カイトがスマートフォンを取り出し、アプリを起動させて温泉に向ける。センサーを搭載した特別なスマートフォンはガスを探知しなかった。 「大丈夫だ」 「よっしゃー!」 間歇泉は20秒ほどすると止まった。裕太を先頭に岩場の隙間へ近寄ってみる。間歇泉が噴き出た周辺には温泉が湧いていた。硫黄の香りも漂っている。 地殻変動の影響で出来た天然露天風呂に入るため、裕太は服を脱ぎ始めた。 裕太と小野寺が温泉に浸かっている。座るとお腹の辺りまでお湯が来るので、十分に温まることができた。湯加減も海水とまざって丁度良かった。小野寺は岩を背もたれにしており、春生が小野寺の体にお湯をかけてあげている。裕太と小野寺は上半身裸の水着姿で入っている。 「瀬田の天然温泉、よく行ったね」 「うん」 春生や真乃と灯織、浩一郎とジュリ、カイトとめぐるは靴や靴下だけを脱ぎ、足湯を楽しんでいた。 夜空に月が出ており、火山灰で曇った空の隙間から僅かに覗いている。 「はぁ・・・・」 裕太は服をお湯に浸かって息を吹きかけた。自然とみんな無口になった。ほんの少しの落ち着いた時間が、色々なことを思い起こさせ、鬱憤とか不満とか、そんなものがたくさん込み上げて来たのだ。 「・・・・水虫のヤツはいないだろうな」 カイトは水虫になっている人がいないかどうか確認していた。 「温泉って、切り傷とかに効くんだよね」 「そうとは限らない」 「えーっ・・・・」 「温泉でも、成分はさまざまだ」 めぐるは温泉が切り傷とかに効くと思い込んでおり、カイトはそうとは限らないと言い、めぐるはガッカリし、カイトは温泉でも成分はさまざまだと思っている。 「裕太、やっぱり日本っていいでしょ?温泉とかアメリカにはないよね」 「ありますよ、逆に」 「えっ、そうなんだ」 めぐるは裕太に日本がいい事を話し、アメリカには温泉とかないかどうか質問し、裕太はアメリカに温泉があると答えた。 「常識だ」 「でも・・・・ハイビスカスとか、やっぱりハワイでしょ!」 「日本以外全部沈んだよ・・・・もう二度と見たくもありませんし!」 裕太は何かに当たるように、足でお湯を遠くに飛ばした。それは徐々に激しくなり、お湯の飛沫が春生にかかる。裕太は後頭部に手を乗せ、仰向けになって空を見上げる。 「裕太・・・・」 めぐるは裕太の事を心配しそうに呟く。 「こんな中国という国、好きじゃない」 裕太はご存じの通り、中国という国は好きじゃない。 「海外の大地震が起きなければ、こんな目に遭ってませんし。おじいちゃんもロボット犬も・・・・!」 裕太はもし海外の大地震が起きていなければ、北海道や日本海側の陸地、それに他の陸地までひどい目に遭っていなかったと思っていた。 カイトがスマートフォンでミュージックアプリをタップし、音量を調整して音楽を鳴らしていた。 「Yeah♪Aye♪aye♪let`s get it♪さあ始めよう、ここに集まった日本人と外国人♪俺たちおんなじ、船に乗った生き残りー♪What`s going on♪ため込むのはナンセンス♪吐き出しな、全部その心のうち♪Yo♪」 音楽に合わせてラップしているカイトが歌った。 「ラップとか、無理ですよ」 「おいおいおい、無理とかここじゃ通用しねー♪俺たちには道も大地も時間もねー♪その不満、吐き出せ♪Come on♪」 「はぁ・・・・この国の人は、他人に無関心。野生動物を食べてばっかりで不衛生。外国人に迷惑かけてばっかりで、シャイな大陸根性でいつも集団行動。周りと違うだけで他人顔扱い♪期待を裏切らない存在で今日も出るゲテモノ食ってる♪控え目な日本とは全然違う♪こんな国は沈んで正解♪でも道連れはごめんでーす♪」 裕太は熱唱した。最悪な出来事さえ来なければこんな目には遭っていないという思いが爆発した。 「ははっ、おーいそこの日本男子。チャイニーズディスられてんぞ。ほら返せよアンサー♪春生♪let`s go♪」 カイトは中国をディスっている裕太に返すよう春生たちに伝えた。 「えー、あー、いや・・・・おい、そこのメガネ小僧♪偉そうなことばっかり♪はっ、何かと中国が嫌いって愚痴る♪そのネガティブさがまさに中国人♪でも控え目と自己中は紙一重♪自己主張も行きすぎたらつらいだけ♪野生動物を食べてそれのどこが悪いの?中華料理が出たって食べるなんて最高♪外国人を傷つけない、そういう心遣いこそ優しさを感じて、俺はそこが好き♪確かに細かいところまで気にするけど♪そこから生まれてるサービス、気遣いの正確さ♪真面目って悪口?じゃなくてそれ特技♪今じゃ世界中が信頼してるメイドインチャイニーズ♪インターネットだけで世界とつながって、それで偉そうに何かを知って語っているつもり?そんなに嫌だってんなら勝手に出て行けよもう♪いつか後悔したってこっちは知らないぞー♪」 「イエーイできんじゃん、さすが」 裕太の熱唱に対抗して春生が熱唱した。こんなに大きな歌声が出せることに、春生自身が1番びっくりしていた。そして、全員がめぐるを見る。 「さあレディー。次は君だ。アーユーレディー?黙ってないでちゃんとここで言っておくべき♪Come on!Yo♪yo♪」 春生を褒めたカイトは歌いながらめぐるに伝えた。 「はぁ・・・・ごちゃごちゃうるさい♪外国だって日本だって♪国同士で比べる?そんなの意味あるの?どこもいいとこあるし♪悪いところだってある♪いい人に悪い人、そうでない人だっている♪どこでも犯罪はあるし♪どこでも奇跡は起きる♪あーだこーだうるさいもう決めるのは自分♪もともと地球上に線なんて見えないのに何で?この国はこんな人って決めつけはナンセンス♪私はようやく気付いた♪それがこんなタイミング♪どこでよりも誰との方がずっと大事♪私はここにいる人がいればそれで生きていける♪ここが私の大地、シャインだ♪サンキュー♪」 「おっさんもやってみるか?」 めぐるも熱唱した。カイトは小野寺にラップをやるよう伝えた。 小野寺の心の声「日本をバカにしたヤツらを殴る♪」 小野寺はまばたきをしながら歌っている。 「ふふっ、ホントにやんのかよ」 カイトは小野寺がまばたきをしながら歌っているのを見て微笑んだ。 「すっきりしたろ」 カイトの言うように3人は幾分スッキリした。誰と目を合わすでもなく、それぞれが自分に笑いかけるように微笑んでいる。 「・・・・カイトもママもやれば?」 「俺はいつもスッキリだ」 「私もいつもスッキリしているよ」 「・・・・だろうね、ふふっ」 裕太はジュリとカイトもラップをやるよう伝えたが、ジュリとカイトはいつもスッキリしており、春生はジュリとカイトがいつもスッキリしている事を気づき、カイトと共に微笑んだ。 「ねえ」 「ん?」 「写真撮ろうよ」 ジュリはインスタントカメラを取り出した。 早朝、僅かに朝陽が差す中を水陸両用車のエンジンがかかっていた。 「座標の場所へ行くんですよね」 「ああ」 「そこに、何があるの?」 「天変地異に耐えられるはずの、世界最後の場所」 「うん?」 「あ・・・・」 めぐると裕太は座標の場所へ行くかどうかカイトに聞き、カイトは天変地異に耐えられるはずの世界最後の場所だと答えた。 大きな地震が起きたことがなく、都市移転構想でも実際に候補に挙がっている場所、それがインドの首都・ニューデリー。数字はそこの座標だった。そこには田所博士と小野寺の秘密基地があった。あったと過去形にしたのは、もう沈んでしまってないからだ。つまり、今回の未曽有の大地震は、政府の予想を超え、田所博士の従来のデータまで超えてしまったというわけだ。 「そこに、トンデモ博士と寝たきりおっさんのアーカイブがあるらしい」 「アーカイブ?」 「そのアーカイブを完成させると、日本以外の陸地が戻ってくるかもしれない」 「どういうこと?」 「さあな。分かってるのは、このおっさんがクラウド上に保管してる博士の最新データを、アーカイブに加えれば、何かお得な情報がゲットできそうって事だけ」 カイトは田所博士と小野寺のアーカイブがある場所へ既に行った後だった。 「どんな情報なんだろう」 「見てのお楽しみだ。世界を救う手柄を俺たち、頂いちゃおうぜ」 カイトは世界を救う手柄を頂くことを言いながらウィンクし、レバーを上げて水陸両用車を走り続ける。 「陸地が近い」 「いいぞ」 カイトはまだ海中に没されていない陸地を発見して進む。水陸両用車をいったん停車したカイトはハッチを開いて顔を出し、スマートフォンで現在地を調べている。 カイトが周りをキョロキョロ見ると顔を引っ込んで水陸両用車の中へ入った。水陸両用車は立入禁止の看板があるフェンスを突き破り、車両はやがて浅瀬に乗り上げ、湿地帯へと踏み込んだ。 「断層の狭間だ・・・・」 カイトは水陸両用車のハッチを開いて顔を出し、インドのとある断層の狭間を見やる。水溜りには4匹の小魚が泳いでいる。各々が荷物を持ち、徒歩移動に切り替える。 「洞窟の先に秘密基地がある。おっさんと俺で行く。お前らはここにいろ」 「大丈夫?」 「もう水が・・・・」 カイトは小野寺と共に、洞窟の先にある秘密基地へ行くことを浩一郎たちに伝える。浩一郎たちは崖の上で待機している。 「地盤の硬さに賭ける。隆起した岩盤は、隆起したとしても沈むことはない。ふふっ・・・・たぶんな」 水陸両用車の上に乗っているカイトは崖下にトンネルを発見し、彼は仁王立ちしたまま隆起した岩盤は沈むことはないと思っている。 「行ってくる」 「気をつけて」 「大きな地震の前には戻る」 「えっ?来るの!?」 「だからそこにいろ」 カイトは大きな地震の前に戻ることを浩一郎たちに伝え、水陸両用車のハッチを閉め、車両で崖下にあるトンネルの中へ入る。 水陸両用車はトンネルの中へ進んでいる最中、車両の上の右端が岩にぶつかって朱色の火花が飛び散り、ギーギーと音を立て始めた。 「・・・・・・・・」 カイトが水陸両用車のハッチを少し開いて顔を出し、車両の上のどこかで異常がないか確認していた。確認を終えたカイトはハッチを閉めて先へ進む。 水陸両用車のガソリンが切れ、車両は崖上に秘密基地の扉がある場所へ停車する。 「うっ・・・・うっ・・・・うっ・・・・」 カイトは小野寺を背負って水陸両用車から降りて崖の上へ登り続ける。 「はぁ・・・・はぁ・・・・」 秘密基地の扉へ辿り着いたカイトは、機械警備を小野寺にかざして扉を開けた。手前にはパソコンが1台置いてある。 「これか」 カイトは小野寺を背負ったまま秘密基地へ立ち寄り、小野寺の口の中から隠し持っていた小型マイクロチップから最新の情報を抜き出すと、それをアーカイブに加えた。 そのデータが、このパソコンのハードディスクにあるというわけだった。カイトはパソコンでキーボードをカタカタと打ったり、マウスをクリックするなどといろんな作業を続け、田所博士の開発したソフトが最新の情報とアーカイブの情報を計算し、完全版のデータを完成させた。 「レディー、ゴー!」 カイトは「user@gis ~$mkdir~/OFGT_data」を選択し、掛け声に合わせてOKボタンをクリックした。 一方、浩一郎たちは崖の上で待機しているが、カイトと小野寺を待ち続けていたその時、震度4相当の揺れが襲った。 「カイト・・・・」 裕太はカイトの事を心配していた。 カイトは完全版のデータを読み込んで待っているところだった。 「急げよ」 カイトは急いで完全版のデータを読み込む掛け声をあげた。 「「ミッション インポッシブル」だ」 カイトは完全版のデータの読み込み方が「ミッション インポッシブル」みたいだと思っていたその時、震度5弱相当の揺れが襲った。 洞窟内では落石が1つ落ちて海中に落下した。 「うっ・・・・」 崖の上で待機している浩一郎たちは、両手に地面をつけて踏ん張っている。 「洞窟が沈んじゃう!カイト!」 裕太が崖下のトンネルがゆっくり沈んでいるのを目にする。 秘密基地の扉が海中に浸かり、その迫力で扉が変形して水が噴き出して来た。 「トム・クルーズならどうする・・・・」 カイトはトム・クルーズの事を考えて呟いた。 「あっ!はっ!」 完全版のデータを読み込む途中でパソコンの画面がフリーズし、カイトはパソコンの画面がフリーズしているところを見て驚いた。どうやらパソコンが海中に浸かってしまったのが原因らしい。 カイトが後ろを振り向くと、足の踵くらいまで海水が迫っていた。 「・・・・・・・・」 カイトは秘密基地の周りを見渡し、そしてフリーズしているパソコンの画面を見やる。 「はぁ・・・・」 カイトがフリーズしているパソコンの画面を見つめていたその時、停電が発生した。どうやら自然災害が停電を引き起こしたに違いない。 「くっ・・・・ううっ!」 停電により、パソコンで調べるのは無理だと判断し、カイトがハードディスクだけ抜き取る。 「うっ!」 カイトは箱の中に入れていた防水ケースにハードディスクを入れた。パソコンだって濡らしたくないが、今はハードディスクが優先だ。 小野寺が上昇してくる海水に浸かってしまい、カイトは急いで小野寺を引き上げた。 「ボンベをつけたおっさんを運ぶのは無理だ。ボンベは1つでいく。酸素は交互にだ。いいな」 カイトはボンベをつけた小野寺を運ぶのは無理だと判断し、ボンベは1つで酸素を交互に吸いながら進む事を決意した。 「俺がマウスピースを突っ込むまで、鼻ごと息を止めてろ!」 ボンベを背負ったカイトは、彼がマウスピースを突っ込むまで鼻ごと息を止めるよう小野寺に指示した。小野寺はカイトを見てまばたきをしている。 「行くぞ」 小野寺を持ったカイトが掛け声をあげると、ボンベについているマウスピースを口に加えて泳ぎ始め、秘密基地から出て行った。カイトが泳いでいる最中、小野寺もマウスピースを口に加えて泳ぎ、カイトは鼻ごと息を止めたまま泳ぎ始める。 「はぁ・・・・はぁ・・・・」 「カイト!」 小野寺を持ったカイトは海中から顔を出し、裕太はカイトと小野寺が海中から顔を出しているのを見て驚いた。 「はぁ・・・・ははっ、戻ってきただろ」 カイトは浩一郎たちの元へ戻ってきた事を小野寺に言い伝えた。 「小野寺さん?」 「おい」 「ミスター小野寺!」 めぐると裕太は小野寺が目を開いたまま動いていないことに気付き、カイトが小野寺の口を耳に近づけると、小野寺が息していないことに気付いた・・・・。 「・・・・はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ・・・・チッ、何でだよ」 カイトは小野寺を心臓マッサージしたが、小野寺はまだ息していない。 「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ・・・・」 カイトは小野寺がまだ息していなかったことから、彼は小野寺を再度心臓マッサージした後、小野寺の口に息を吹き込んだ。 「何でお前にキスなんか・・・・!」 カイトはなぜ、小野寺にキスをしながら息を吹き込むのか意味がわからなかった。 「ボンベ、穴が開いてる」 裕太はボンベに穴が開いていることに気づいた。どうやら小野寺は、ボンベの酸素を吸っていなかったからこんな結末になったらしい。カイトは再度小野寺の口に息を吹き込んだ。 「酸素吸ってなかったんだな!うっ!ふざけんなおい!」 カイトはボンベの酸素を吸っていなかった小野寺を𠮟りつけ、彼は小野寺をビンタして𠮟責し、心臓マッサージをする。 「はぁ・・・・余計な事すんな!はぁ・・・・」 カイトは小野寺を𠮟って彼の口に息を吹き込んだ。 「今吸え!」 カイトは小野寺に息を吸うよう命令し、心臓マッサージを繰り返した。 「誰かを犠牲に生き延びるとか、俺のキャラじゃねえ!」 カイトは誰か犠牲に生き延びるとか、彼のキャラクターではないと思い、心臓マッサージをした後、小野寺の口に息を吹き込んで、また心臓マッサージを続けた。 「生きろ、生きろ!こんなのはありえねえ!」 カイトは小野寺を心臓マッサージしながら生きるように願った。 「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ・・・・」 カイトは心臓マッサージをした後、小野寺の口に息を吹き込んで、また心臓マッサージを続けるという繰り返しだった。 「俺は失敗などしない」 カイトは失敗などしないと思って心臓マッサージを続けた。裕太は穴が開いたボンベを持ったまま小野寺を見つめていた。 「おい・・・・おい!」 カイトは小野寺を呼び覚ます。めぐるたちは心臓マッサージをしているカイトと小野寺を見つめていた。 春生はカイトにハイタッチをした。 「・・・・おい!」 カイトは小野寺を呼び覚ますも全然応答しない。 「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・ううっ!」 カイトが両手で小野寺の体を叩くと、小野寺の口から水が吐き出された。 「小野寺さん!?」 「はあっ・・・・」 「・・・・吐いて」 春生は小野寺の口から水を吐き出すよう指示し、小野寺が仰向けのまま横にずらすと、彼の口から水がどんどん吐き出された。 めぐるたちが小野寺の様子を見ていたその時、向こう側から津波が押し寄せて来たのだ。 「津波が来ます」 「次から次へと・・・・「ダイ・ハード」かよ」 裕太の呼びかけを聞いたカイトたちは津波から逃げるが、裕太と春生が津波に乗り上げてしまった・・・・。 「ううっ」 「うわっ!」 裕太と春生は転んで、裕太が持っていた保管ケースを落としてしまった。 ケースがサッと引く波に飲まれ、見る見るうちに遠くへ離れて行った。 「あっ!」 「あそこです!」 「待て!」 「危ない!先輩!」 「あそこに、引っかかってます」 「やめて」 「また波が来る!」 裕太と春生が慌てて追いかけようとしたので、ジュリとカイトが声をかけて足を止めた。 そうこうしている間にもケースは流されていく。一同は転ばないように足を踏ん張り、呆然と見つめる事しかできない。 数秒後、やっと波がおさまったと同時に、ズレた断層が既に隆起し、海に1本の細い道が出現した。ケースはその細い道のど真ん中に落ちている。波が激しく打ち寄せると道は消え、引くと姿を見せた。 「101、102、103、104、105、106、107、108、109、110」 春生は道が姿を見せるタイミングと自分の100メートル走の秒数を計算した。 「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」 カイトも道が姿を見せるタイミングを秒数で計算した。 「10秒で戻ってこれればいける」 カイトは波が来る10秒前に戻ってこれればいけると決めつけた。 「俺が行く」 春生がカイトを遮った。 「今こそ俺の出番、俺のショウタイム」 春生は今こそ走りの出番だと決めつけ、彼はめぐるたちに走りを眺めるよう言い伝える。 「お前はここで、俺の走りを眺めてな」 「トラックを走るのとは訳が違う」 「トラックなら余裕!それはここでも余裕!」 春生は右手を拳にし、空に向かって両手で指さした。 「悪い、お疲れ。お前の出る幕はない。俺で間違いない」 春生はカバンを下ろし、アキレス腱を伸ばし始めた。 「全盛期じゃないのに無理ですよ」 「俺はやれる。あのバトンを君に渡す。リレーだと速く走れる。だから信じて待っててくれ」 春生はニコッと微笑むと、無言でカイトにカバンを渡した。 「信じたいけど・・・・」 「俺は古賀春生。町のスーパースター。君は目に焼き付けろ」 浩一郎は春生の事を心配していた。春生はケースを見つめ、海水が引くタイミングを待っている。そして・・・・時はきた。 「立派な日本人の走り、胸を張れ、ももを上げろ。勝ち取れ命!」 春生は細い道を走る。水飛沫をあげ走る。追い風に乗ってまるで宙を浮くように速く走る。春生はその感覚に気分が高揚し、自然と口元が緩んだ。 春生の心の声「気持ち良い!」 男性アナウンスの心の声「3位でバトンをもらった古賀選手。ぐんぐん加速する!」 春生の脳裏に、小学校6年生の時に出場した全国小学生陸上競技交流大会・4×100メートルリレーのアナウンスが流れていた。 「早い!」 めぐるは春生の軽快な走りを目の当たりにして、ただただ驚いていた。 春生はケースを掴むと、ダッシュで引き返す。 男性アナウンスの心の声「残り、10メートル!」 しかし、折り返した途端に春生の足取りが少し重くなった。目の錯覚で平坦に見えていた道は、実は上り坂だったのだ。しかも向かい風の悪条件も重なった。春生は下り坂と追い風に助けられて速く走っていただけだった。 「くっ・・・・」 だが、春生の気持ちは清々しかった。肉体は苦しいが、自然と笑顔が溢れる。状況はピンチだが、春生の脳裏では全盛期のアナウンスが彼の驚異的な走りを伝え続けていた。 男性アナウンスの心の声「古賀選手トップに立った!」 必死で走る春生に背後と両サイドから津波が迫る。 「先輩!」 「おい!」 めぐるは体が勝手に動いて、気付くと走り出していた。 めぐるは春生の目前まで来ていた。春生は津波に飲まれる直前、ケースをめぐるに手渡した。 男性アナウンスの心の声「古賀選手1着でゴール!49秒38!」 春生の脳裏で沸き上がる歓声と拍手。 男性アナウンスの心の声「大会記録更新です!」 春生はニコッと笑い、細い道から脱出し、元の場所へ戻った。めぐるは細い道に波が迫ってくるのを見て立ち尽くしてしまう。 「お姉ちゃん!」 めぐるは裕太の声に我に返った。ダッシュで引き返し、波を振り切る。 「わあっ!」 裕太の元へ戻って来るなり、背後に迫る津波が八宮一家やカイト、それに小野寺を飲み込んで打ち上げられた。 「大丈夫!?」 灯織はめぐるたちが大丈夫かどうか様子を見ていたが、小野寺の姿が見当たらない。 春生は車の上から小野寺を探していた。 「おい!どこだ!このバカ!出て来い!」 岩場の上にいるカイトは叫ぶが、小野寺の姿はまだ見当たらない。 「のんきに、海水浴なんかして・・・・暇じゃねえぞ!ちゃんとここで勝負しろ!俺の時間を無駄にすんな・・・・!」 「小野寺さん!小野寺さん!」 真乃も周囲を見渡し、必死で小野寺を探す。 浩一郎とジュリ、めぐると裕太、春生と灯織はどうすべきか分からず、オロオロしている。 カイトは海を睨みつけ、小野寺に訴え続けた。 「立派かどうかは俺が決める!上がって来い・・・・!俺と決着つけろ!泳ぎながら俺が上だ!逃げんな・・・・!弱虫の・・・・クソが・・・・」 カイトの嘆きのような言葉は、やがて言葉なき嘆きへと変わった。 「小野寺さん・・・・」 灯織は小野寺の事を心配しており、とても落ち込んでいる。 1羽のカモメがどこかで呑気に鳴いていた。
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part38-288(後の小泉の人)氏の作品です。 霧が出てきた。 服にほんの少しずつながら水滴が付着し続け、体温を確実に奪っていく。 私は今、キョンキョンの腕の内で凍えるような寒さを感じている。 季節は夏。軽井沢の山の中 『男』の世界。 8月某日。夏休み真っ只中の私は暇を持て余していた。 黒井先生は既に新学期のテストを製作してるらしく、しばらくネットに繋げられないらしい。 かがみとみゆきさんは何が楽しいのか解らないが予備校の夏期講習を受講している。 つかさは古泉君とデートに夢中らしい。 ゆたかちゃんはみなみちゃんと旅行に行った。 「暇だヨー遊ぼうZE☆」 とキョンキョンに送ったところ 「勉強しなさい」 とそっけない返事がきた。 つれないNE。 そんな日々のさなか、ヒマを打ち破る一報がきたのだった。 [着信] ゆい姉さん 電話を取ると三十分ほどグチを聞かされた。 要約すると「ダンナとラブラブするために軽井沢に宿を取ったのに行けなくなったぞこの野郎」 とのこと。 「あげるから彼氏でも誘って距離縮めろやー」 とも言われたが私には彼氏などいない。 恋愛は精神病の一種とまでは言わないが今は三次元より二次元の方が魅力的なのだ。 さりとてこの話を無駄にするのは勿体ないので(たぶん)唯一彼氏のいるつかさにでもあげようと思ったのサ。 そしたらなんとその日はかがみとみゆきさんも丁度空いているとのこと。 ならば四人でいきましょう→つかさ「でも古泉君と行ってみたいナ」→じゃあ五人で→古泉「彼も誘いませんか?」→六人で 宿が空いているかどうかが問題だったが古泉君にはコネがあったらしく簡単に宿の手配がとれた。やるじゃん。 …という流れでいざ軽井沢へ。 そして当日。 軽井沢に着いて少し揉めたのが部屋割りだった。 宿というのが山の中のコテージで、微妙に離れているのだ。 2人ずつに分かれることになったのだがつかさと古泉君を一緒にするのはマズい! とかがみが主張したのだ。 妹が気になるのはわかるけど過保護ごはいけないZE☆ 夜中にこっそりキョンキョンとつかさが入れ替わるという密約をして古泉とキョンキョン、つかさと私、かがみとみゆきさんという部屋割りになった。 …でもこのときに「古泉君は手出さないんだろうな」と思ったのは私だけじゃないハズ。 夜通しDSで対戦でもしようか、とでもこのときは考えていた。 夜中。大体11時頃だろうか。 こっそり抜け出したキョンキョンとつかさが入れ替わった。 「ガンバるんだヨー」 と言って見送ったがなにも起こらないだろう。 「襲ったら児童ポルノ法で訴えるZE☆」 とキョンキョンに言ってみたが 「自分の特徴をよくわかってらっしゃる」 と哀れみの視線をセットにして送ってきた。 そしてカバンの中からDSを取り出して何で勝負するか考えていた。 して2時頃かな? 私がトイレに行くから覗くなヨ? と言ったらキョンキョンが付いてきてオイオイマジカヨって思って……… 「 」 それから、 「こなた」 えっと、 「こなたっ!!」 「おわっ!?」 怒鳴り声で目が覚めた。少しばかり寝ていたらしい。 「キョンキョン…そんな怒鳴らなくても聞こえてるヨ?」 「嘘をつくな」 あのキョンキョンが…怒ってる。 いつも気だるそうにしているだけのあのキョンキョンが…。 「アタシの魅力がいけないのはわかるケド独り占めは出来ないんだZE☆」 ぐいっと手を強引に引かれて引き寄せられた。 「キョンキョンってば強引…///」 「ふざけるな」 いつもからは考えられないほど真剣な目。 「混乱してるかもしれないが今の状況はわかるな?」 辺りは暗く、湿った土と木の匂いでむせかえる。 私の前にはキョンキョン。地面は少し傾いた斜面。怒鳴り声をあげても人がこない。 …私達は山の中腹で遭難している? 暗くて良くは見えないが二人の体は泥だらけだ。 幸運なのは二人とも近くに落ちた事かな? 「とりあえず登れば元の場所に戻れるんじゃないかナ?」 「無理だ」 「何でさ?」 キョンが私の右足首に触れた。 「いったぁぁぁぁぁ!!!!???」 ちょこん、とした感じに触れただけなのに激痛が走った。 恐る恐る触れると腫れているのがわかった。 「ならサ、キョンキョンなら登れるんじゃないカイ?」 「別にいいが…今俺が行ったらたぶんお前見つからなくなって白骨死体ができあがるぞ?」 「…それはカンベンしたいネ」 「朝になればたぶん探しに来るさ」 夏だというのに山は寒い。 今年は冷夏とニュースでやっていたがそのせいもあるかもしれない、などと考えた。 「こなた」 「うん?」 「寒くないか?」 「寒いサ」 その事を丁度考えてたしね。 「ほれ」 と言ってキョンキョンがジャケットを渡してくれた。 「そんなの悪いからいいって」 「いいから」 多分さっき眠りかけたのが気になっているのだろう。キョンキョンは私を過度に心配している。 「アタシの方が体脂肪あるからサ、大丈夫ダゼ?」 多分嘘だけど。 「男の意地だ」 「今時流行んないゼ?」 「なら俺だけ帰る」 「ちょ、わかったわかった!わかったヨ!!」 さすがにこんな暗闇の中で一人で朝まで耐えられそうにはない。 しぶしぶ袖を通した。 「…にしても寒いネ」 少し歯の根が合わない。 「ああ…って大丈夫か?本当にやばそうだぞ」 確かに、ちょっと異常かも、しれない。 「おい!?大丈夫なのか!!」 聞こえてるヨ。 「目ぇ開けろ!!」 ぐいっと今度は体ごと引き寄せられた。 「冷てぇ!?おい!!」 強引な男は引かれるヨ。 「やばそうだな…」 うん。ちょっとね。 「オイ!!!聞こえてるならせめてまばたきしてくれ!!」 パチ。 こんなキョンキョン始めてみたよ。 「やましい魂胆がある訳じゃないからな。それを解ってくれ」 パチ。 ここら辺で私の記憶はとぎれた。 次に目を開けたら朝だった。 「うぇ?」 私はキョンキョンに抱き抱えられていた。下着姿で。 しかもキョンキョンの服の中で。 「えええええ!!!???キョンキョン何した!!??」 私の叫び声で目を覚ましたらしい。もぞもぞと背後で動き始めた。 「………おはよう。こなた」 ちょ、何があったの私昨日!? 「キョンキョン」 「なんだ?」 「懲役三年は固いヨ」 うええ、と変な声をキョンキョンはあげた。 「一晩を共にした仲になっちゃったネ」 「誤解を招く言い方するな」 「事実ジャン」 まぁ私の腰の下にあるモノはピクリとも反応はしてませんが。 私はやっぱ魅力ないのかナ…と考えながら体を見てみる。 と、言ってもキョンキョンの服に隠れて……? 「……キョンキョン!!!??」 「なんだ?騒々しい」 「脚!!!あしぃ!!!!」 キョンキョンの左脚はふくらはぎに新たな関節を作っていた。 「きゅ、救急車…」 「圏外だろ」 「痛くないの?」 「痛いね」 「何で黙ってたのさ!?」 「お前が心配するからさ」 「馬鹿?!」 「今頃気づいたか」 「ば、馬鹿…後で聞かされたら余計に心配するじゃん!!」 「わかったわかった」 「キョンキョンの馬鹿!!」 「わかったから」 キョンキョンはスッと私の目元に指を寄せた。 「そんな泣くな」 そう言って私の涙をぬぐった。 携帯を開くとまだ朝の五時半だった。皆が起きて気付くにはまだ少し時間がかかるだろう。 「キョンキョン」 「なんだ?」 「ありがとう」 「何が?」 昨日は混乱していて思い出せなかったが今思い出した。 「ちょっと恥ずかしいケドさ、アタシ生理だったんだよネ」 「それで?」 「昨日、トイレに行った後少し貧血になっちゃって」 「バランスの取れた生活をしないからだ」 「…それで柵から落ちて。そこにキョンキョンが通りかかって助けてくれたんでショ?」 多分一緒に落ちたんだろうけど。 「かっこいいじゃん」 「そうか」 「………反応薄いなぁ」 「………グゥ」 「なんと」 寝てらっしゃる。 大物になれるぜアンタ…… 「こなたぁー!!」 「キョンくぅーん!!」 おや、もう迎えですか。 「……………」 ……………キョロキョロ………チュッ 「ごちそうさまです」 うむ。これで堂々と初めての相手と公言できる。 「こなたぁー!!!」 少し名残惜しいけどそろそろ呼ばないとネ。 「かがみぃー!!!!ここだよぉ!!!!!」 かがみ「なんでつかさとキョン君が入れ替わってたのかしら?」 こなた「愛の力?」 かがみ「アンタの仕業でしょう!!!」 古泉「病院ですので静かにお願いします」 あの後キョンキョンは入院した。単純骨折で全治3ヶ月。 まぁ、二百メートルほど森の中転がって骨折一つってのは奇跡ダヨネ。 つかさ「キョン君大丈夫?」 キョンキョン「やることがなくて暇です」 みゆき「夏期講習で使ったテキストですがどうぞ」 キョンキョン「…ありがとうございます」 キョンキョン目が泳いでるヨ。 古泉「では僕たちはこの辺で」 つかさ「またねぇ」 かがみ「お大事に」 みゆき「今度は解答もってきますね」 「キョンキョンは愛されてるネェ」 「ところでだな…こなた」 「なんだい?」 「男と個室に2人っきりのときは危機感くらいもったほうがいいぞ」 「なんで?」 「男は羊の皮を被った狼だって知らないのか?」 「女は狼を狙ってる狩人ってことは知らないカイ?」 ふふん、と笑う。 けど、あれ?………ってことは 「アタシに欲情してた?」 「……一つ良いこと教えてやる」 こいこい、と手招きをする。 トテトテと近づく。 「男が意地を張るのは好きな女の前だけだ」 キョンキョンにキスされた。 「この前のお返し。お粗末様でした」 一気に顔が赤くなるのがわかった。 狸寝入りだったんだネ…… 「キョンキョンの馬鹿!!」 男の世界(意地)終わり 作品の感想はこちらにどうぞ
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723 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 13 31 19 ID zR7uELny0 おはよー 727 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 13 35 01 ID zR7uELny0 起きてから先にシャワー浴びたんだけど…コンタクトどっかに落としちゃった 今探してます、ちょっと待ってね 733 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 13 37 09 ID QQ2BYihN0 727 俺も一緒に探してあげたい 734 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 13 38 07 ID 827mtNo10 じゃあ俺ばたーのマソコの中にコンタクト入ってないか探してあげるwwww 743 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 13 42 52 ID zR7uELny0 見つからない(´・ω・`)しょーがないからメガネ着用します では、今から簡単にまとめるのでちょっと待っててね 768 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 09 33 ID zR7uELny0 一応まとめた 改めて見ると、やっぱりちーずのクオリティには勝てないね…私は 776 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 11 26 ID zR7uELny0 とりあえず素っ裸になって、エプロン装着して待機 ちなみにエプロンは、姉が小学校の時にデザインしたやつ(これも姉への嫌がらせww) が、寒いんですよ…いやホントに。 5分くらいで体が冷え切っちゃって、歯もガタガタいわせちゃって… だから2人が家に来た時も「お、おwwかwえりーwww…あ、あ、あなwwたww…」こんな感じw 「あ、いwwいwいたのwww?肉www肉便器wwww」 「…俺らを驚かせるためにやったの?」とヒロ先輩。「そうです」って言うと「バカだねえwww」って笑われた・゜・(つД`)・゜・ 開き直って「寒いよぉぉ、せんぱ~い暖めてぇ」って抱きついたら「うわっ、冷た!来るな」って押し返された。…来るな、ってひどくない? それと多分、その衝撃でエプロンからおっぱいがハミ出たと思う…見られたかも(´・ω・`) でもめげずに、ブツブツ文句言ってるちーずに「先輩に拒否されたぁ」と抱きつくふりをして胸を鷲づかみ 「冷たいぃ!!触るなぁ!バカァ!!」もの凄い剣幕で怒られました。いや当たり前だけど でも効果はあったみたい。先輩がちーずに「本当は胸揉まれて感じてたんでしょ?」って茶化してたww まあ一段落ついた所で、私は着替えることに(隠れて安価指定したのも、この時ww) で水着に着替えて2人の元へ…唖然とする2人に対して(というか先輩に対して)「だっちゅーの♪」 778 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 12 18 ID CTVZlcyg0 エプロンからおっぱいがハミ出た エプロンからおっぱいがハミ出た エプロンからおっぱいがハミ出た エプロンからおっぱいがハミ出た エプロンからおっぱいがハミ出た 779 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 12 48 ID zR7uELny0 ここでヒロ先輩からうれしい一言を「うわぁ…すげえ…胸おっきいねw」ちーずに叩かれてたけどww その後、姉妹でどっちが胸が大きいかって議論になって2人でバトル! 先輩の判定の結果、姉がわずかに大きいということで…いやああああああああああああっっっ それからは普通に3人で格ゲーとかやって遊んでました 最後の安価をいつ実行しようか悩んでたんだけど(ていうか怖くて実行できなかっただけ) 姉がトイレ行った隙に(チャンス!)と思い、思いきって先輩に襲い掛かりましたwww 「先輩、ズボン脱いで!」「あ、コラ!何やってんだよ!」そんなやりとりを続けてたら、いつのまにか後ろに姉が… グーで殴られました(´・ω・`)ズボンを脱がす所までは出来たんだけどねぇ… それからは疲れてたんで、2人よりも先に寝ました。 で、昼過ぎに起きたんだけど…実は、この2人まだ家にいますw 今は2人で寝てるんですが…さて、何か行動を起こしましょうか?www 782 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 13 36 ID YRQ+u57t0 779 当然安価 786 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 13 59 ID FckjzN3x0 裸エプロンやったんだwwwwwww ちーずと同じ血を引いてるだけはあるなwwww 789 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 15 03 ID zR7uELny0 じゃあ行動安価 805 810 805 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 17 20 ID YRQ+u57t0 フェラをしつつ 姉を手で愛撫 810 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 17 33 ID 1TWKcaFA0 寝てる二人の額にマジックで「肉」 816 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 14 19 03 ID 1TWKcaFA0 805 ジョジョにはキツスwww 818 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 20 03 ID zR7uELny0 800 それくらい楽勝w 805 キツいよwwwトライはするけど 821 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 21 15 ID zR7uELny0 あ、ごめん間違えた 810ね 825 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 14 23 41 ID zR7uELny0 マジック用意したし…行ってくる(`・ω・´) 858 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 10 21 ID zR7uELny0 ただいま …姉においしい所持って行かれた_| ̄|○ 863 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 12 33 ID QQ2BYihN0 858 ちーずにはまだここバレてないのか? 864 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 14 09 ID zR7uELny0 863 さっき完全にバレちゃったw 急いで詳細書きます 878 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 29 27 ID zR7uELny0 部屋に入ったら、すでにヒロ先輩は起きてました。そこでちーずに攻撃を仕掛けることに… でもちーずはうつ伏せ状態で寝てたので、肉を書き込むことができない(´・ω・`) しかたないので、えっちなイタズラを敢行することに… ヒロ先輩の「可哀想だよぉw」という声を無視(ちなみに先輩の寝起きの顔は可愛かったw) 服を脱がせると起きそうなので、足元から腕を突っ込んでちーずのアソコを狙います 下着をウリウリと触ってると「んん……んっ……」と喘ぎ声(ただの寝言?)がww ヒロ先輩が「うわ、すげえ…」と小声で一言。ふっふっふ、淫乱娘の妹をナメたらいかんよw そのまま指の先っぽでしばらくグリグリ擦ってると「んんっ…痛っ…」っと呻いたので、あわてて指を引っ込めます その後、起きた姉に何気なく「おはようっ」って言うと「…どうも」…多分気づかれてないと思うw で、その後「いつもみたいにヒロ先輩にご奉仕しないの~?」とダメモトで言ってみた すると姉から驚くべき一言が!「…やろっか。見たいの?」…まだ寝ぼけてる? もちろんお願いしましたwwヒロ先輩は「いや、マズいでしょ…」って言ってたけど… 姉は手早く先輩のズボンを脱がせて…アレをギュッと握っちゃった(男の人の勃起したアレをリアルで初めて見た…) ここで先輩が暴露「さっき、ばたーがちーずにエロいことしてたから、興奮しちゃって…」言うなあああああああああああ! で、ここからちーず神のテクを披露。…すごいよ上手いよエロいよ なんか吸いながらグリグリ擦ったり、いやらしく舐めたり…ああ、私の姉はどこへ行ってしまったの? 言葉責めもすごい…「ほら出して…顔にかけたいんでしょ?」…とか。私と先輩は呆然としてたw 結局、私の出番が無いまま、ヒロ先輩はイッちゃいましたw(2,3分で) 後始末をした後、しばらくして「昨日からあやしいと思ってたけど…あんたあのスレ行ってるでしょ?」とちーず様 白状して謝りましたwwwすると「後で精神的にイジめてやる」と… で、2人でお風呂に入っちゃった…もしかしてイジメってこのこと!? 879 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 31 00 ID CTVZlcyg0 行動安価 お風呂に突撃!! 881 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 31 31 ID zR7uELny0 879 鍵かけてる… 885 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 34 05 ID zR7uELny0 なんか喘ぎ声が… もしかしてイジメってこのこと?(´・ω・`) 886 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 34 33 ID L8n4lyun0 885 録音するんだ!!!!!!!!!!!! 887 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 34 50 ID yHN5Yu1X0 ばたーがふぇらを見て ハァハァしたかどうかを kwsk 889 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 35 17 ID yHN5Yu1X0 885 録音録音www 891 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 36 01 ID sYm7JuKE0 885 奴らの服を隠して!! 892 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 36 16 ID zR7uELny0 886 889 だから私の携帯はムリだって… 887 …うふふ♪ 895 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 15 37 05 ID yHN5Yu1X0 892 つ【携帯でなくても録音はできる】 896 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 37 35 ID zR7uELny0 891 服は鍵かけた部屋にある 897 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 38 01 ID zR7uELny0 895 どうやってするの? 905 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 40 21 ID zR7uELny0 あー、もたもたしてたら出てきちゃった(´・ω・`) 910 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 45 11 ID zR7uELny0 あー、トリって確かこれだったような… 920 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 47 47 ID zR7uELny0 いやー、共用パソコンって便利ですねー 改めて、どうも… 妹が色々迷惑をかけたようでw 936 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 15 51 38 ID zR7uELny0 ごめんね、もうここには来ないつもりだったのに… 妹はお仕置きで部屋に監禁しましたw これから、妹が何をしてたのか確認するためにwiki読んできますw 962 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 16 07 17 ID zR7uELny0 読んできました。言いたいことがいくつか… まず、私そんなに言われるほど淫乱じゃないよww そして、さっきお風呂場で喘ぎ声をあげたのは確かだけど、エッチなことはしてませんw 本当にただの嫌がらせですww …あと、行動安価ですか? うーん、もう何にもすることがないと思うよ? 966 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 08 18 ID g7LCgmY20 962スナイパーたちにはあるそうです 967 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 08 29 ID DYmFccat0 962 バターの前でどんなてくみしたのkwsk 969 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 08 41 ID CTVZlcyg0 962 だいじょぶ、ちーずにはなくてもすないぱには やることがいっぱいある。 さあ、安価 970 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 16 09 21 ID zR7uELny0 分かったよ 行動安価 980 983 980 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 10 25 ID zj/EQl2d0 妹にコスタリカのラッシュ 983 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 10 27 ID sYm7JuKE0 ばたーの処女をもらうのは可哀想だからアナル処女をもらう 16 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 16 16 14 ID zR7uELny0 …コスタリカって何? あと処女はダメです。ヒロ君帰っちゃったから 妹が部屋でぶーたれてるw 22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 16 17 36 ID DYmFccat0 16 淡々と言うところがすごいな。 ヒロ君いたらぶちこむつもりかよwwwww 45 ちーず ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 16 21 46 ID zR7uELny0 22 当然。復讐の復讐ですからw なんかこれ以上ここにいるとグダグダになるだけなので名無しに戻ります クラッシャーさんに任せようかとw それと妹を部屋から出してあげないとw 802 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 17 56 03 ID zR7uELny0 795の訳 ほ、本当に行くの? もう!相変わらずバカね! まあ、あんたらしいけど… でもでもっ、本当にバカなんだから! い、今なら嘘でも許してあげるわよ! 812 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 18 01 05 ID yHN5Yu1X0 802 結局 ばたー は今どうしてるの? 815 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 18 02 04 ID zR7uELny0 812 このスレにいますw 822 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/12/14(水) 18 03 35 ID DYmFccat0 815 アナル無事? 823 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage 2005/12/14(水) 18 04 07 ID zR7uELny0 ていうか途中でちーずと入れ替わった後はずっとここにいるよ?スナイパーとして 822 無事ww 14 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage New! 2005/12/15(木) 01 23 15 ID sEYFIwYX0 なんか前スレで報告って言ってるけど、私もう報告したよね? 19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/12/15(木) 01 23 50 ID aH0PEhI10 14 姉のフェラを見せられた話か? 21 ばたー ◆.Vv0cl4Dy2 sage New! 2005/12/15(木) 01 24 32 ID sEYFIwYX0 19 うん、それ ばたー3
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473 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 47 09 "日本の黄金期"と呼ばれた1940年代後半から1950年代初頭…… その原動力となった"神風内閣"こと嶋田内閣とそれを囲む面々は皆現世を後にし、 死後の世界で悠々自適の暮らしをしていた。死後間もなくは世界情勢がまだ不安定だった事もあり、 何かと現世の事を気に掛けていたのだが、彼らの後継者達は先達を見習って国を上手く運営しており、 あと100年は日本が揺らぐ事は無いだろうと安心し、各々その趣味に打ち込んでいた…… 提督たちの憂鬱 ネタSS ~蝶の羽ばたきがツングースカ大爆発になった件について~ 「そういえば嶋田さん。"向こう"が今、西暦何年か知っていますか?」 晩年に凝っていた園芸を来世でも続けていた"伝説の宰相"嶋田に、"大蔵省の魔王"辻が声を掛ける。 「さあ……1960年初め頃から、すっかり見なくなってしまったもので」 実は嶋田内閣の面子で、最も早く現世を見に行かなくなったのは嶋田本人だった。 曰く、新聞やら書籍やらテレビやらで自分の名前に色々と枕詞が付くのが嫌だったという事だ。 辻は彼らしいと思いつつ、今年が現世においていつ頃に当るのかを教えた。 「西暦2010年、ちょうど私達が"逆行"したのと同じ頃か、少し後ですよ。 折角ですからどうなっているかちょっと見に行きませんか?」 「ああ、もうそんなに……そうですね、少し見に行ってみましょうか」 嶋田は辻の言葉を聞いて、彼の精神がもともと宿っていた平成の時代に懐かしさを覚えたので、 辻と一緒に"改変後の"日本を見に行く事にした。途中で近衛、東条など往年の"会合"メンバーも集まり、 当時の苦労話やら、今となっては心置きなくできる前世の話などをしながら日本の上空に向った。 474 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 47 54 彼らが見た日本は、彼ら自身も驚くほどの発展を遂げていた。 東京は史実マンハッタン島と見まごう高層ビルが軒を連ね、リニア線が東は仙台、西は広島まで開通しており、 また大阪、神戸の港は福建共和国や華南連邦、東南アジア諸国の船が活発に行き交っていた。 ドイツを筆頭とする欧州枢軸とは関係改善が進み、既に共同で宇宙ステーションを作ろうとか、 挙句の果てには将来的に軌道エレベーターを共同開発しようなどという話にまで発展している。 世界情勢も著しく変わっていた。解体されたソ連は欧州側のロシア共和国と、 ロマノフ家を象徴に戴く極東側の極東ロシア帝国、その間にモザイク・ロシアと言われる軍閥が割拠していたが、 軍閥勢力の共和国、帝国への帰順が進んでおり、両国の国境画定はすでに両国が満足する形で終わっていた。 イスラム教とキリスト教の衝突も、お互いが身内の過激派を押さえ融和政策を進めた事で深刻化せず、 欧州では対ユダヤ政策の転換により北米東海岸にユダヤ人の(本当の意味での)自治国家が誕生していた。 長らく敵対関係にあった大英帝国と枢軸も数年前ようやく"雪解けの季節"を迎え、 枢軸国の間で結ばれた、地中海・大西洋条約――史実北大西洋条約的なもの――に基づき作られた軍事同盟、 MATO(地中海・大西洋条約機構)は解散。新たにイギリスを迎え欧州連合として生まれ変わろうとしている。 史実と違い人口爆発は起きておらず、食料、資源、環境も史実に比べれば余裕がまだまだあり、 金融や国際商取引は国家の規制が強かったため国際的な恐慌は第二次世界恐慌以来発生していない。 「こんなに日本、いや世界の情勢が好転しているなんて、嬉しい想定外ですね。 ところで日本の首相は誰なのでしょうか?この様子を見るに相当なやり手のようですが」 「案外、史実との逆転現象で某ルーピーかもしれませんよ? さて、日本の首相は新聞かテレビにでも出てる筈、ええと……」 嶋田は感嘆しながらもふと疑問を抱く。冗談を返しながら辻がテレビ、新聞を調べていた。 「………………」 475 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 48 33 「どうしたんでしょう?辻さんらしくも無い―――………………」 その辻が突然、呆然とした顔で立ち尽くしたのを見た東条がいぶかしむ。 しかし、辻が顔を向けていたテレビに映っている人間の顔を見て、東条もまた絶句した。 「な…何を言っているのかわからねーと思うが(以下略」 近衛は辛うじて言葉を発する事はできるらしかった。だがSAN値は明らかに減っているらしい。 3人のただならぬ様子を見て、一体何事かと思った嶋田はテレビの画面を覗き込んだ。そこには…… 《松本総理は今月14日、ドイツのジグマール・ガブリエル首相と今後の日欧関係について―――》 《松本総理、今回のドイツ首相との会談では―――》 《松本総理が韓国の格差問題について対策を―――》 「………………ゆ、夢だ―――これはきっと何か悪い夢に違いない」 うわ言のようにつぶやく嶋田。それをよそに、テレビのテロップには、こう書いてあった。 『内閣総理大臣 松本 智津夫』 476 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 49 14 松本智津夫は、夢幻会による"改変"があった後の世界で、 どのような影響が起こったのかは知らないが政治家―――そして日本の首相となっていた。 しかも高潔な人間で、しかも政治家として極めて有能で、しかも国際的バランス感覚に優れ、 しかも信教の自由を掲げ自らは特定の宗教に属していなかった。 この"松本内閣"をさらに詳しく調べた彼らは、さらにSAN値を激減させていく。 《又吉大臣が新型肺炎の撲滅に全力を挙げるよう指示―――》 「平成で言う厚労大臣が唯一神だと!?」 《外山外相は今年のアジア太平洋国際会議について『非常に建設的な会議だった』と―――》 「おい!スクラップ&スクラップはどうしたんだ!!」 《今月発表予定の新型戦車には、田中陸軍大臣も太鼓判を―――》 「ちょっと待て!そいつに戦車を評価させるのか!?」 《田代情報局長、漢人系テロリストは『たとえ便所に逃げ込んでも息の根を止めてやる』と―――》 「大臣じゃないがこっちにも神がいたぞ!てかそれなんてプーチンw」 《村田大臣が新型スーパーコンピュータ開発の予算倍増を要求。 『科学分野において日本は常に世界一でなくてはならない』とその意義を強く主張―――》 「2位じゃダメなんでしょうか!?」 477 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 49 49 「疲れた……」 「疲れましたね……」 一通り大騒ぎしてから(死人なので誰の目にも触れないが)、 会合の面々はとりあえず情報をまとめる事にした。これはもはや生前からの癖である。 「まず総理大臣が麻原、じゃない松本智津夫で、前世で言う厚労大臣が又吉光雄? 外務大臣は外山恒一、陸軍大臣は田中芳樹。情報局長が田代政……何の冗談だ、これは」 「おまけに文部科学大臣が"あの"蓮舫、井川意高は大蔵大臣です。一体どういう人選なんでしょう……」 笑うしかない面子に、嶋田と辻は珍しくも揃って疲れた顔をする。 しかし東条、近衛らの表情は2人と違って明るかった。 「ですがこれは良い事とも言えますよ。どういう訳かはよく分かりませんが、 我々が歴史を改変したために前世で散々叩かれたり、ネタ扱いされたりした人たちが、 皆こうしてチート級の有能人材になって日本を引っ張っているのですから」 「最初見たときは霊体になっても幻覚を見るのか、なんて思いましたけど、 まぁ何と言うか結果オーライですよ嶋田さん。松本内閣、皆頼もしい顔をしているじゃないですか」 運命という恐るべき女神の気まぐれと言えばあまりに気まぐれすぎる悪戯に、嶋田は天を仰いだ。 「これで………いいのか?」 ~ f i n ~ 478 :名無し三流 ◆Mo8CE2SZ.6:2012/10/19(金) 18 50 23 このネタSSは、 総理:松本智津夫(彰晃、彰晃、しょこしょこ彰晃) 厚労大臣:又吉光雄(詳しい理由は選挙公報等で熟知すべし) 外務大臣:外山恒一(スクラップ&スクラップ) 大蔵大臣:井川意高(マカオに入り浸り) 文科大臣:村田蓮舫(2位じゃダメなんでしょうか) 陸軍大臣:田中芳樹(川底の石で戦車に穴) 情報局長:田代政(ミニにタコができる) ご覧のキャスティングでお送り致しました。 だいぶ穴がありますので、お好きに埋めてくださいw
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唯「見てー、うい」 そう言ってお姉ちゃんが取り出したのは、色とりどりの小ビンだった。 憂「なあに、これ?」 淡いピンクや黒のインクみたいなものが入って、 キラキラとしたラメにかざられたいくつかのビン。 唯「お化粧品。買ってきちゃった」 憂「お化粧……」 唯「私ももう高校生だからさ、やってみたいんだ」 お姉ちゃんはにこにこして言う。 そう、お姉ちゃんは明日から高校生。 お化粧くらい興味が出てもおかしくない。 憂「うん、いいんじゃないかな?」 小ビンを手に取りながら言ってみる。 私の中学だとお化粧は校則で禁止されているから、 お化粧をするとちょっと悪い子みたいに思えてしまう。 でも、お姉ちゃんはもう高校生なんだよね。 唯「え、うん」 憂「うん?」 唯「だから、お化粧の仕方教えてほしいなぁって」 憂「えっ?」 ―――― お姉ちゃんはどうやらお化粧の仕方がわからないみたい。 お姉ちゃんの周りにお化粧をする人はいなかったと思うから、仕方ないよね。 憂「じゃあ、目とじて」 私もお化粧のしかたはよく分からないけれど、 一人でやるよりは安全だと思ったから、お姉ちゃんを手伝うことにした。 唯「んー」 最初に開けたのは、まつ毛を長く見せるマスカラ。 これぐらいはコマーシャルとかにもよく出るし、さすがに知っている。 目を閉じたお姉ちゃんの目元に、小さな柄付きたわしみたいなブラシを横に当てる。 憂「いくよ……」 ゆっくり上に持ち上げるように、ブラシを運ぶと。 唯「……あれ?」 憂「なんかちょっと変だね……」 初めてやったせいかもしれないけれど、 CMみたいに綺麗にならない。 唯「なんかまぶたが重たい……」 憂「失敗しちゃったのかな……」 メイク落としシートを目に当てて綺麗にしてから、もう一度。 唯「目開けてやってみる?」 ブラシを当てようとしたところで、お姉ちゃんが言った。 憂「え……危なくない?」 唯「でもこんなイメージでしょ?」 憂「……そうだなぁ」 少し悩んだけれど、お姉ちゃんを綺麗にしてあげたかったから。 憂「……じゃあ、やってみる?」 唯「うん、お願い」 お姉ちゃんは強張った顔で目を開けると、 私をじっと見つめた。 憂「ごくり……」 私も緊張して、唾を飲んだ。 お姉ちゃんの瞳を決して傷つけないように、指先が震えないように。 唯「さあ来い、憂……」 お姉ちゃんの息が揺れた。 ちょっと変な気持ちになったりもしながら、再度目元にブラシを近づけた。 お姉ちゃんがまばたきしたあと、まぶたにブラシをあてる。 そして先ほどと同じように、手前に曲線を描きながら撫で上げる。 唯「……どう?」 憂「……どうだろう」 私はよくわからなくて、とりあえず鏡を取りだした。 唯「あ、こんな感じでしょ」 鏡を覗きこんで、お姉ちゃんは言う。 こんな感じなのだろうか。 なんだか、お姉ちゃんらしくない。 唯「憂、もう片目もお願い」 憂「う、うん」 言われるまま、だけどやっぱり緊張しながら、 左のまつ毛にもマスカラを塗った。 唯「はふぅ」 それが終わると、お姉ちゃんは力が抜けたように溜め息を吐いた。 唯「どう? お姉ちゃんキレイ?」 憂「……」 いつもよりまつ毛の長いお姉ちゃんは、その分きれいに見えた。 唯「憂?」 憂「う、うん。キレイだよ」 唯「んふふー」 お姉ちゃんは満足げに微笑む。 憂「っ……」 唯「じゃ、次はこれね」 胸をきゅんとときめかせた私に気付かずに、 お姉ちゃんは次のお化粧グッズのフタを開く。 憂「それは?」 淡いピンク色のジェルみたいなものが入った小ビンで、 私はなんだか分からなかった。 唯「これはなんだっけ……グロスっていうんだよ」 憂「グロス?」 唯「うん、口紅みたいなやつだって」 憂「ふーん……」 口紅にはとても見えないけれど、とにかくくちびるに塗るということだろう。 唯「じゃ憂、塗って」 憂「え?」 唯「ん」 お姉ちゃんは目を閉じて、くちびるを突き出す。 いつもと違うお姉ちゃんの顔。 憂「……自分でできるでしょ?」 唯「でも初めてだから、憂にやってほしいんだよ」 憂「……もう」 唯「はい、お願い」 お姉ちゃんにグロスを手渡された。 憂「これどうやって使うの?」 唯「指にちょびっとつけて、くちびるに塗るらしいんだけど……」 憂「なるほど……」 蓋を置いて、ビンの口に指を差し込む。 指先についたジェル状の感触。 憂「あ、付けすぎたかな?」 唯「んー」 お姉ちゃんは私の指の上で山盛りになったグロスを見て、顔をしかめた。 唯「あ、じゃあこれちょっとちょうだい」 その半分ぐらいをお姉ちゃんは指先でかすめとった。 唯「はい憂、くちびるンーッてして」 憂「……んー」 自分が何をしてるのか、だんだん分からなくなってきた。 お姉ちゃんの指が、私のくちびるに触れる。 憂「っ……」 思わず体が後ずさりしそうになった。 くちびるを触るぐらい、お姉ちゃんにはいつもやってること。 お姉ちゃんだって、時々わたしのくちびるを拭く。 なのに、こんなことで。 唯「憂、どうかした?」 憂「な、なんでもないけどっ」 あぶなく、床にグロスをなびってしまうところだった。 さっきから私はおかしなことばかり考えている。 お姉ちゃんの前でこんなふうじゃだめだ。 唯「はい、じっとしててね。ちゃんと塗ってあげるから」 お姉ちゃんは左手で私を小さな子みたいによしよしと撫でると、 右手でくちびるをすりすり擦る。 唯「おー、きれいだよ憂」 憂「んっ……」 心地よくて、目を閉じる。 くちびるに触れるお姉ちゃんの指の感触に集中できる。 憂「はぁ……」 お姉ちゃんの指がくちびるを這いまわる。 しゃぶりつかずにいられるのは奇跡みたいなものだ。 ただ、そのかわりに。 憂「お、おねえちゃん……」 唯「んー?」 憂「わ、わたしも……ぬってあげるっ」 震える指をお姉ちゃんに向ける。 マスカラを塗るときは抑えられた震えがもう止められない。 唯「んむんむ、お願いね」 お姉ちゃんは無邪気にくちびるを向けてきた。 そのままキスしてしまってもよかったかもしれない。 どうせ、そのうち抑えきれなくなるのは同じなのだから。 憂「おねえちゃん、すっごく綺麗……」 唯「えへへ。憂もキレイだよ!」 お姉ちゃんのくちびるに触れた。 グロスに濡れた指先で押し込むように、その感触をたしかめて。 艶のあるグロスを厚ぼったく塗り広げていく。 唯「んは、くすぐった……」 お姉ちゃんも、きっと理由は違うだろうけれど、体を震わせた。 お姉ちゃんのくちびるがぷるぷると桜色に光る。 すぐにでもそこにむしゃぶりつきたいのを、私はなんとか抑えた。 まだお姉ちゃんが私のくちびるを撫でていたから。 そうされているうちは、まだ私はお姉ちゃんに愛されていられるから。 唯「んむ、ん」 お姉ちゃんが何か言いたげにくちびるをもごつかせた。 唯「これぐらいで、いいよね」 お姉ちゃんはもうグロスを塗るのに満足してしまったみたいだ。 私のほうは、よくわからない。 とにかく目に映るお姉ちゃんはきれいで、愛しくて、 なんだか悪い感情を際限なく呼び起こしてきて、わたしをおかしくしてくる。 唯「うい? ……ねぇ、憂」 お姉ちゃんが呼んでいるのはわかったけれど、私は返事をしなかった。 それとも返事ができなかったのか、どっちでもいいけれど。 憂「知ってる? お姉ちゃん」 私は離れようとしたお姉ちゃんの手を掴んで、 その指に頬をすりつけるようにしながら言った。 憂「お化粧ってね……人を変えるんだよ」 唯「う、うい……」 お姉ちゃんは少し戸惑った。 私のしようとすることをもう分かっているのかもしれない。 だけど、強く抵抗しようとはしなかった。 憂「お姉ちゃん。キスするよ?」 掴んだ手が、びくりと跳ねた。 唯「そ……」 憂「うん……?」 わたしは、できる限りやさしく微笑んでみた。 でもきっと、強張って怖い顔をしていたと思う。 唯「んっと……ど、どうして」 憂「お姉ちゃんが好きだから」 嘘だ。 お姉ちゃんのことを、まじめに恋愛対象に置いたことは一度もない。 わたしは、今の私がただ、お姉ちゃんを可愛いと思ってるから、キスしたいだけ。 憂「ずっと好きだったんだよ? こんなふうに、くちびる……」 お姉ちゃんのくちびるをそっと押す。 ふわふわしてて、気持ちよかった。 憂「さわりあいっこしてたら、我慢できなくなるの、しょうがないじゃん」 子供みたいにだだをこねて、自分を正当化する。 唯「う、うん……ごめん」 お姉ちゃんもわけがわからなくなってるんだろう。 わたしの言い分を素直に受け取った。 憂「じゃあ、キス……」 唯「……うん、いいよ」 おそるおそるという感じでお姉ちゃんが頷く。 唯「あ、あのさっ」 憂「……なに?」 唯「これって、カウントするの?」 あわてたふうに、お姉ちゃんは言った。 潤んだ瞳で私を見つめて、自分が何を言っているかもよくわからないんだろう。 私は嘘をついた。 お姉ちゃんは、そんな私の嘘を踏みにじった。 わたしとお姉ちゃんの、最低比べは…… ――私が勝たなきゃいけなかった。 2
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普通以下待ち合わせ~三択後 デート後 自宅前(友好と共通) 友好待ち合わせ~三択後 デート後 送る前 自宅前 好き以上待ち合わせ~三択後 デート後 追加デート前(好き) 追加デート前(ときめき) 自宅前 評価メールメモ欄 普通以下 待ち合わせ~三択後 ○ 反応の部位=3回目は共通○セリフ × 反応の部位=3回中1回は共通×セリフ ××反応の部位=共通×セリフのみ(部位固有の台詞は無い) 頭タッチ(○) 「何かあるのか?」「どこ見てるんだ。」 頭こする(×) 「やめろ。」「いい度胸だ。」 頭溜め(××) 目タッチ(○) 「文句でもあるのか。」「何にらんでるんだよ。」 目こする(×) 「おい!」「触るな。」 目溜め(×) 「」「」 口タッチ(○) 「何もついてない。」「機嫌? さあな。」 口こする(○) 「調子に乗るな。」「面白いのか、それ。」 口溜め(××) 体タッチ(○) 「何突っ立ってるんだ。」「さっさと行くぞ。」 体こする(×) 「バカだろ、おまえ。」「何してんだ・・・・・・」 体溜め(××) 手タッチ(○) 「どうしてほしいんだ?」「物欲しそうな目をするな。」 手こする(○) 「いいぞ、別に。」「引っ張るな、わかったから。」 手溜め(××) ○タッチ共通 「調子に乗るなよ?」「これは、どういう意味だ?」 ×or××タッチ共通 「反応するのもバカらしい。」「うっとうしい・・・・・・」 デート後 頭「もう帰るぞ。」 目「ああ、悪くはなかった。」 口「まだ言い足りないことがあるのか?」 体「そんなには疲れてない。」 手「そうだな。もう帰るか。」 自宅前(友好と共通) 頭「こんなの最低限の礼儀だ。特別なことじゃない。」 目「なんだよ。ちゃんと送っただろ。」 口「次行きたい場所、考えておけよ。」 体「もう充分だろ。」 手「完璧に送り届けただろ?」 友好 待ち合わせ~三択後 ○ 反応の部位=3回目は共通○セリフ × 反応の部位=3回中1回は共通×セリフ ××反応の部位=共通×セリフのみ(部位固有の台詞は無い) 頭タッチ(○) 「気にし過ぎだろ。」」「これは天然だ。」 頭こする(×) 「仕返しされたいのか?」「それは見切った。」 頭溜め(××) 目タッチ 「喧嘩売って・・・・・・さすがにそれはないよな。」「用があるなら口に出して言え。」 目こする(×) 「何のつもりだよ、やめろ。」「危ないだろ。」 目溜め(××) 体タッチ 「失礼だろ。」「じろじろ見るな。」 体こする(×) 「不躾だな。」「ツッコミ、ってやつか?」 体溜め(××) 手タッチ(○) 「目だけで、わかれってことか。」「遠慮するな。つかまれ。」 手こする 「ああ、つかまってろ。」「悪い、早かったか。」 手溜め(××) 口タッチ 「視線が微妙に合わないな。」「なんだ。腹でも減ったか?」 口こする 「させるか。……残念だったな。」「おい、なんのつもりだ?」 ○タッチ3回目共通 「何で俺が惑わされるんだ・・・・・・」「これ、どこまでが冗談だ?」 ×タッチ3回目or××タッチ 共通 「嫌がってるの、わかるか?」「そろそろやめておけ。」 デート後 頭「時間が気になるか?」 目「割と楽しめたかもな。」 口「俺、おまえに気を許し過ぎか?」 体「あれだけはしゃげば疲れるだろ。」 手「帰るぞ、ついて来い。」 送る前 頭タッチ「心配するな。」 頭こする「おまえな・・・・・・置いてくぞ。」 頭溜め「褒められるようなことじゃない。普通だ。」 目タッチ「前を向け。転ぶぞ。」 目こする「やっぱり帰りたくなってきた・・・・・・」 目溜め「見上げてると、首痛くないか?」 口タッチ「なんだよ、行くんだろ?」 口こする「ああ、もう。置いてくぞ。」 口溜め「そんなの嬉しくない。」 体タッチ「別に疲れてない。」 体こする「ふざけてないで、行くぞ。」 体溜め「離れて歩けよ。」 手タッチ「急がなくてもいいよな?」 手こする「ああ、行くぞ。」 手溜め「ほら、手。」 自宅前 頭「こんなの最低限の礼儀だ。特別なことじゃない。」 目「なんだよ。ちゃんと送っただろ。」 口「次行きたい場所、考えておけよ。」 体「もう充分だろ。」 手「完璧に送り届けただろ?」 好き以上 待ち合わせ~三択後 頭タッチ 「これ以上伸ばす気はない。」 「見てたら何か起きるのか?起きないだろ。」 「見下ろすのは気分がいいな。」 頭こする 「ムキになるな。子供か。」 「ふん、まだまだ甘い。」 「突っ込むな。ボケはおまえだろ。」 頭溜め 「いつまでそうして・・・・・・まあ、いいけどな。」 「なんでおまえに子供扱いされないといけないんだ。」 「湿気は嫌いだ。」 目タッチ 「まばたきした方がいいぞ。」 「俺も黙りこめば満足か?」 「テレパシストか?俺は受信できないぞ。」 目こする 「こんなことで気が引けるか。」 「俺は楽しくない。」 「何がしたいんだ、おまえは。」 目溜め 「俺の顔に穴でも開けるつもりか。」 「誰が目を合わせてやるか。」 「俺だけにしとけよ、そういうのは。」 口タッチ 「ああ、何話したいんだ。」 「なんだよ、触りたいのか?」 「手入れ?別に普通だろ。」 口こする 「やり返されるの期待してるのか?」 「ひっぱるな、伸びる。」 「おまえ・・・・・・もういい、好きにしろ。」 口溜め 「おまえ、後悔するぞ・・・・・・」 「は? なんのつもりだ。」 「冗談でも本気でも、やめておけ。」 体タッチ 「どこ見てるんだ。寝てるのか?」 「悪かったな、細くて。」 「おまえにスキは見せない。」 体こする 「パントマイムか何かか?」 「悪気がないのが、もっと悪い。」 「少し落ち着け。」 体溜め 「近いんだよ・・・・・・」 「もう一歩離れろ。それがちょうどいい距離だろ。」 「まとわりつくな。その、困るだろ。」 手タッチ 「つかまりたいなら、言え。男の当然の務めだ。」 「見てるだけじゃわからない。・・・・・・わかるけど。」 「疲れたのか?」 手こする 「つかまれ。おまえ、迷子になりそうだしな。」 「しがみつく必要なんか・・・・・・まあ、いいか。」 「そんなに引っ張ったら、腕が抜ける。」 手溜め 「ほら・・・・・・手、よこせよ。」 「エスコートするのは当然だ。おまえが特別なわけじゃない。」 「行くぞ。・・・・・・離すなよ。」 デート後 頭「もうちょっといてもいいかもな。」 目「おまえ、面白かったぞ。」 口「まだ話すのか?別にいいけど。」 体「疲れなんて、意識する間もなかった。」 手「見てないで、来いよ。」 ××評価後「期待したばっかりにな・・・・・・」 追加デート前(好き) 頭タッチ「時間、気になるか?」 頭こする「なんだよそれ。」 頭溜め「いいから、行くぞ。」 目タッチ「なんだよ、行くんだろ?」 目こする「俺と歩くの、嫌なのかよ。」 目溜め「なんだ、心配事か?」 口タッチ「聞きたいこと、あるのか?」 口こする「それじゃ話せないだろ。」 口溜め「そういうのは、なしだ。とりあえずはな。」 体タッチ「歩きもいいな。車じゃ味気なさすぎる。」 体こする「急かすなって。ゆっくりでいいだろ。」 体溜め「もう少し離れて歩け。・・・少しな。」☆ 手タッチ「何してほしいんだよ。」 手こする「聞くまでもないだろ。ほら、腕。」☆ 手溜め「手、貸せ。・・・・・・つなぐんだろ?」☆ 追加デート前(ときめき) 頭タッチ「時間なんて、忘れろ。」 頭こする「どうせ許されると思ってるんだろ。」 頭溜め「甘えたりするわけ、ないだろ。」☆ 目タッチ「ここにずっといるわけにもいかないだろ。」 目こする「にやけてなんてない。」 目溜め「・・・・・・行くぞ。その目見てたら、おかしくなりそうだ。」 口タッチ「ああ、話しながら歩くぞ。」 口こする「噛むぞ。・・・・・・嘘に決まってるだろ。」☆ 口溜め「もう少し・・・・・・なんでもない。」☆ 体タッチ「見ててもわからない。話せよ。」 体こする「おまえの無邪気さが、たまに辛い・・・・・・」☆ 体溜め「・・・・・・まだ遠いだろ。」 手タッチ「離せよ、帰れない・・・・・・」 手こする「急かすなよ。時間稼ぎしてるんだから。」 手溜め「普通だと思ってたけど、相手がおまえだと・・・・・・」 自宅前 頭「気にするな。俺が送りたかったんだ。」 目「その目・・・・・・ここから動けなくなる。」 口「それ、日本だと意味が違うだろ・・・・・・」 体「帰りたいんじゃなくて、帰らないといけないんだ。」 手「俺は、なんで離したくないんだ・・・・・・」 評価メール うん!今日は、少し近づけたかも! 「まぁ、こういうのもたまにはいいな」 よかった!今日はすごく近づけた気がする! 「おまえといると退屈しなくていいな。」 えっと……?喜んでくれたのかも! 「やられっぱなしは性に合わない。今に見てろよ。」 ちょっと、恥ずかしい……でも嬉しいな。 「次にいつ会えるかばかり考えてる。さっきまで会ってたのに。」 更新日時:2024/06/22 12 18 18 wikiトップ|▲ページ TOP メモ欄 枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。 メモ wikiトップ|▲ページ TOP