約 1,622,288 件
https://w.atwiki.jp/bbtarts/pages/49.html
名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/17671.html
セレブレイト・ライト + 目次 概要 登場作品レイズ 関連リンク派生技 関連技 ネタ 概要 セレブレイト・ライトとは相容れない二人がぶつかり合う魔鏡技。 初出はレイズのシングとクリード。 celebrate = 祝う light = 光 ▲ 登場作品 レイズ 習得者 シング・メテオライト&クリード・グラファイト 相容れない二人がぶつかり合う魔鏡技 分類 クロスオーバー魔鏡 属性 光・闇 HIT数 消費MG 100 基礎威力 1488 詠唱時間 - 習得条件 魔鏡「スピリアの光と闇」を入手 発動条件 MG満タンの状態で発動 強化1 ダメージが10%上昇 強化2 ミラージュレシオが追加で5%加算 強化3 ダメージが10%上昇 強化4 ミラージュレシオが追加で5%加算 強化5 ダメージが10%上昇 相容れない二人がぶつかり合う魔鏡技。 「魔鏡技」の部分はシング「クリード!」クリード「シングよ!」となっている。 カットイン演出は二人のカットインが入る。 台詞 クリード「再び我が支配、受けてみるか!」シング「この想いを!みんなの願いを!」 クリード「ふん、命拾いしたな」シング「消させはしない!」 + 魔鏡イラスト クリード「再び我が支配、受けてみるか!」シング「この想いを!消させはしない!」 ▲ 関連リンク 派生技 ▲ 関連技 ▲ ネタ ▲
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/4046.html
[FRAGMENTS ~ふたつの記憶~] 【フラグメンツ ふたつのきおく】 作詞にPONが参加し、いつもの明るい曲調とは一味違った雰囲気に注目! (※BEMANI fan site MUSICページより) [L-an!ma] ハイライト発生箇所 収録作品 関連リンク ポップンミュージック ラピストリアで登場した楽曲。 担当キャラクターはかごめ(7-2P)。 ストーリーモード(pmLT)の隠し曲で追加配信曲。 FRAGMENTS ~ふたつの記憶~ / 佐野 宏晃×PON feat.Megumi Tatsumi BPM 152 新難易度 EASY NORMAL HYPER EXTRA 7 23 34 40 ハイライト EASY NORMAL HYPER EXTRA 3 3 3 3 (連動イベントで登場した移植曲の「つぼみ」を除けば)今回も佐野 宏晃と達見恵のコンビが登場したが、ラピストリアの世界観に合わせるために作詞という形でPONが関わっているのが特徴。運命に引き裂かれてしまった2人という、いわゆる「セツナ」系の1曲となっており、今までハッピーで明るめの曲が多かっただけに、達見の別の一面が見られる。PONが曲製作の全体的な指示で関わっているためか、曲中の頻繁な転調やギターのオケ作り・打ち込みシンセなど、ファンタジックな要素が現れている。 様々な譜面傾向が現れるが、どの部分もレベルの割には押しやすい構成で、どちらかといえば交互の要素が若干多めか。イントロ・アウトロの交互乱打や、サビの「<」「>」押し・小階段で戸惑わなければ問題ないだろう。EXは同時押しと交互乱打をメインとした配置が多く、こちらも押しやすい構成。Aメロ-Bメロにかけては縦連打が入る配置になっており、サビ直前の左小階段+同時押しの配置が難所といったくらいなので、フルコンボ・パーフェクトも狙いやすい1曲だろう。 ハイライト発生箇所 番号 5Buttons / EASY NORMAL HYPER EXTRA 1 2 3 ロンリーフィール / fragmentsとは無関係。 収録作品 AC版 ポップンミュージック ラピストリアからの全作品 2014/01/29の追加配信(ストーリー強化月間)で登場。 CS版 関連リンク PON 楽曲一覧/ポップンミュージック ラピストリア
https://w.atwiki.jp/letsrebirth/pages/193.html
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 少女は裕福な家庭で生まれ育ち、近くの学園に通っていた。 両親がいて、妹が二人、弟が一人。仲睦まじい家族であった。 少女が高校に進学し、相変わらずツマラナイ日常を送る中でも。 家という場所は、少女にとって一番の居場所であり、安らげる場所であった。 だがしかし、それが用意された質の悪い“おままごと”である事を、突如として思い知らされた。 記憶を取り戻し真実を取り戻した少女は、その受け入れがたい状況に拒絶反応を起こした。 何故、生前住んでいた家を再現し、両親が笑顔でいられるのか。 何故、私の目の前で殺された筈の弟妹が成長した姿で一緒に生活しているのか。 何故、奪われた私の人生を綺麗に飾り、私が守れなかったものを見せつけるのか。 どうやら自分勝手な神様は、私に理不尽な人生を送らせるのみならず、私を飼いならそうとしているようだが。 絶対に許せない。私の想いを踏み躙られた。私の逆鱗に触れられた。 絶対に許さない。クソッタレな神様をぶち殺し、聖杯戦争をぶち壊してやる。 だから少女は憎悪を抱き、偽りの世界に反逆すため、家を出た。 優しい世界に馴染めなくなってしまったから、目を背け逃げ出した。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 猶予期間の間、仲村ゆりは深山町の街中を隈なく歩いた。 学園は大体知っているところだからいい。郊外まで見るのは大変なので後回し。だから商店街や住宅地、邸宅や洋館など様々な場所を見て回ったが。 いくつか気になったところを簡単に調査したものの、たいした成果も得られないままであった。 なにせあからさまに不審な行動を見せるわけにはいかないし、他人の家の中までは調べられない。 とりあえず人が集まりそうな場所―――他のマスターも寄りそうな所―――はいくつか頭の中には押さえておいたが。 当然いつ誰がイベントを起こすかも分からない。というより、空回りするかもしれない。 “ま、最初からそう簡単に手掛かりなんて掴めるとは思ってもいなかったがな” 「るっさいわね!そんなどうでもいいこと言わずに、次に行くわよ!」 姿を見せないまま棘を刺す英霊に対し、【卒業】し損なった少女が苛立ちながら言葉を返す。 分かっていた事とはいえ、やはり地道な作業には自分には似合わない、とゆりは思う。 しかし、今のゆりはSSSのリーダーではなく、ただの一学生に過ぎない。 以前の知り合いも学園にいるが、それはゆりの知る人物とは違うNPCであり、当然任務と称して行動させる事はできない。 だから、自分で出来る範囲で何かしらでも行動することに決めた。 七日間しかない期限の中で学校生活という無為な時間を過ごすよりは断然マシだ。 何より、どこの馬の骨とも知らない神を気取った奴が作った役割なんかに絶対に従うものか! といった反骨精神を胸に、次は新都方面を探索するためにバスに乗り込んだ。 冬木大橋を抜ける途中、携帯電話が鳴り出した。 画面の表示を見ると「日向」の文字が写されている。 少しだけ出るか出ないか悩んだが、すぐに終了ボタンを押した バスの中だからマナーを守る、ということもあるけど。 少し不安な事もあるため、いつもにもなく躊躇ってしまった。 こちらの、偽りの世界での学校にも死後の世界の仲間が何人かいた。 いつも通りバカばっかやっているSSSメンバーが数人。相変わらずバンド活動をしているガルデモ。 そして何故か生徒会長をやっている音無とか、細部においては異なる役割を振られている者もいた。 逆に学園にいない人も結構いた。特に、かなでちゃんがいないのは少し寂しい気がしたけど… バスは大橋を超えて、駅前の停留所に到着した。 急いで降りて、駅の方に向かって進みながら、一つの心配事を考える。 私と同じように、知り合いの中にもマスターになった者がいるのではないか、っと。 その可能性はほとんど考えられない。私達はちゃんと【卒業】したはずだから。 生前に思い残した悔いを、音無とかなでちゃんが殆ど解消してくれたから。 だから、この偽りの世界に喚ばれる事は普通ならば考えられない。 それなら、何故私はここにいるのだろうか? もしかして、心の奥底に未練でも残っていたから【卒業】できてなかったのか? それともクソッタレな神様が仕掛けた理不尽な悪戯なのか? どちらにしても、私がここにいるという事実だけで、他のメンバーがマスターでないという保証が得られない。 もちろん杞憂で終わる可能性も高い。 だけど、もし誰かが何かしら願いを持っていた場合、私は…… そしてゆりは同じ轍を踏んでしまった。 少し考え事をして、少し俯いたまま歩いていたため前方不注意になり。 雑踏の中でまたもや人とぶつかってしまった。 「あ、ごめんなさいっ!」 また同じ事をしてしまったを後悔しつつ、ゆりはぶつかってしまった相手に謝罪した。 しかしその相手は、正装で身を整えた赤毛の男は別段気にしていない様子だった。 「いえ、大丈夫です。それよりお怪我はないですか、お嬢さん」 「私も大丈夫です。本当にすみません、ちょっと考え事をしていて…」 「いいっていいって。それよりちょっと道を尋ねたいんだけど、いいかな?」 「あ、はい、いいですよ」 そう言って男は住所が記されたメモを取り出した。 ゆりはその住所を携帯電話の地図で調べ、大体の道順を教えた。 「たぶんこれで目的地に行けるとは思いますが、 もし分からなくなりましたら近くの交番などに尋ねてみてくださいね」 「了解。お嬢さんの分かりやすい説明のおかげで大丈夫そうだ、サンキュー」 「いえいえ。困った時はお互い様ですから」 短い邂逅を済ませ、ゆりは赤毛の男と別れる。 男が目的地に向かって雑踏に紛れ込んだ姿を確認してから、ゆりもまた駅に向かって歩き始めようとする。 しかしすぐさまセイバーの念話がそれを遮った。 “マスター” 「なに」 “さっきの男、どう思う” 「どう、って……ただの外人のビジネスマンにしか見えなかったけど」 “俺には、血に飢えた狼に見えたがな” セイバー、斎藤一はすれ違った男の方に顔を向けて睨んでいた。 幕末の騒動を駆け巡り、新時代の公僕として悪を捌いてきた者だからこそ得られる直感が警鐘を告げる。 数多の戦場を潜り抜けた者にだけが漂わせる独特の雰囲気。 数多の血を見ても物ともしなさそうな鋭い眼つき。 まだ断定はできないが、あの男は純粋な悪意の塊でできている。 「さっきの人が怪しかった、って言うつもり?もしかして、サーヴァントの気配でも感じたの?」 “いや、感じられなかった。もしアサシンのマスターだったら《気配遮断》で察知できんし、 サーヴァントとは別行動をとっている場合も考えられる。当然、NPCの可能性も考えられるがな” 「つまり、あんたのタダの勘ってわけ」 “少なくとも奴は只者ではない。用心しとけ” 「…そう、なら次に出会った時は警戒しておくわ」 己が従者からの警告は受け取ったものの、しばらくはさっきの男とは会うことはないだろう。 だからゆりは思案するのを止めて、駅に向かいながら次に向かう場所を考え始めた。 【C-8/街中/1日目・午前】 【仲村ゆり@Angel Beats!】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]私服姿、リボン付カチューシャ [道具]お出掛けバック [金銭状況]普通の学生よりは多い [思考・状況] 基本行動方針:ふざけた神様をぶっ殺す、聖杯もぶっ壊す。 1.新都の各所を調査、その後も余裕があれば後回しにしていた場所も見て回る。 2.赤毛の男(サーシェス)を警戒する。 [備考] 学園を大絶賛サポタージュ中。 家出もしています。寝床に関しては後続の書き手にお任せします。 赤毛の男(サーシェス)の名前は知りません。 【セイバー(斎藤一)@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】 [状態]健康、警戒 [装備]帯刀状態 [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:マスターに付き合ってやる。 1.マスターの探索・調査に同行。 2.赤毛の男(サーシェス)に警戒。 [備考] 霊体化してゆりに同行しています。 赤毛の男(サーシェス)の名前は知りません。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 見知らぬ少女にぶつかり適当にあしらった後。 サーシェスは別行動をとっているアサシンに念話を送った。 「なぁアサシン、さっき出会ったガキを尾行してくれねぇか。駅の方に向かった、黄緑のリボンを付けたカチューシャのガキだ」 “それは別に構わないけど、どうしてだい?” 「なぁに、ただの勘、さ」 戦場という戦場を転々と巡り、営業のため世界各所を駆け回ったサーシェスは、当然平和ボケした日本にもビジネスとして何度か訪れた事がある。 トップクラスの治安を維持する国は、血と硝煙の匂いを好むサーシェスには縁なき場所だが、それでもその地域の特徴はある程度は捉えていた。 だから、こんな時間から学校にも行かずに出歩いているガキが少し気になっていた。 そしてそれ以上に、身のこなしが他のNPCとは少し違うことに気付いていた。 殆どは年相応のガキの仕草だが、無意識のうちに何かを警戒し、すぐにでも戦闘が出来るように最低限の身構えを維持しているようだ。 どうやらそこそこの戦闘技術は持っている、かもしれない。 まッ、今はそれだけじゃ断定できないが。少なくとも、俺の遊び相手としては物足りない。 とはいえ、もしあれがマスターなら、狩らない訳にはいかねぇなぁ。 「なに、ちょっと探るだけでいい。収穫があろうとなかろうと、適当なところで切り上げればいいさ」 “了解。それじゃあピロロ、行ってきてくれるかい?” 「っておい、チビ助に任せて大丈夫かよ?」 “問題ないさ。いつもは飄々と道化を演じているけど、やることはちゃんとやる、ボクの頼もしい友達だからね” “ボクも役に立ちたいからね!まかせて!” 「…まっ、別にいいぜ。ヘマだけはするなよ」 少々違ったものの、特段気にする必要はない。 願わくば、あの嬢ちゃんがマスターであってほしい。ドンパチかまして、その脳天をぶち抜きたいものだ。 もしハズレなら興味を失うだけだ。別の獲物を探せばいい。 まだ聖杯戦争は始まったばかりだ。今はじっくり見定めようじゃねぇか。 【C-8/街中/1日目・午前】 【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダムOO】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]正装姿 [道具]カバン [金銭状況]当面は困らない程の現金・クレジットカード [思考・状況] 基本行動方針:戦争を楽しむ。 1.獲物を探す。 2.カチューシャのガキ(ゆり)の尾行をピロロに任せる。 [備考] サーシェスの次の目的地は次の書き手にお任せします。 カチューシャの少女(ゆり)の名前は知りません。 現在アサシン(キルバーン&ピロロ)とは別行動中。 銃器など凶器の所持に関しては後続の書き手にお任せします。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 「それじゃ、索敵の方は任せたよ、キルバーン」 「了解。尾行の方も任せたよ、ピロロ」 サーシェスがいるエリアの隣、【B-8】のビル街にアサシンは紛れていた。 彼らはマスターとの協議の上で別行動をとっている。 目的は索敵。場合によっては暗殺してもいい、という許可を得ているが。 しかしこの広大で複雑な都市部で敵マスターやサーヴァントを探すのは至難であろう。 なので二手に分かれてできるだけ情報を集めてみようとしたが。 どうやらマスターがいち早く見つけてくれたらしいようだ。 そして尾行の依頼を受けたピロロとキルバーンは一計を案じた。 宝具『大魔王の死神(キルバーン)』はピロロがいなくても自動で動くことができる。 人形とはいえ一個体として数えられる。複雑な会話も可能とし、戦闘も難なくこなせる。 だからこそ、ピロロは『キルバーン』に戦闘を任せられ、自身は危険な目に合わずに済む。 そしてピロロは自身の演技力に絶対の自信を持っている。 自身の素性を隠す『正体秘匿』、宝具が無事な限り無事でいられる『自己保身』といったスキルによる補助もあるが。 もし万が一、敵サーヴァントに相対したとしても、ただの使い魔でしかない道化として騙し通せる自負がある。 必要であれば道化の仮面を外し、いくらかの情報を提供しつつ逆に情報を聞きだすことも可能だろう。 まっ、『気配遮断』と『正体秘匿』が機能していればそんな事する必要はないが。 だから適材適所、二手に分かれて動くことにした。 マスターの言う通り、ハズレの可能性もあるが、アタリの可能性もありそうだし。 ここはピロロが確認に行き、キルバーンには引き続き索敵してもらうことにしよう。 もし有事があった場合は“ルーラ”で移動すればひとっ跳び!すぐにどの現場にも急行できる。 だから今は、出来る限りの暗躍をしようじゃないか。 【B-8/ビル街/1日目・午前】 【アサシン(キルバーン)@DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 】 [状態]健康 [装備]いつも通り [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。 1.索敵、調査、情報収集。 [備考] サーシェスとは別行動中。 ピロロも別行動するため、自動的に行動します。 機械人形ですが、高性能AIのように自律的な行動・会話が可能です。 【アサシン(ピロロ)@DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 】 [状態]健康、宝具の復活一回分の魔力をストック [装備]いつも通り [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。 1.マスターの指示に従い、尾行する。 2.索敵、調査、情報収集。 [備考] サーシェスとは別行動中。 キルバーンとも別行動をとる。 もしものときは“ルーラ”や“トベルーラ”で移動 or 逃走する。 猶予期間中に魂喰いで得た魔力をストックしています。宝具を一回復活できる程度+αです。 BACK NEXT 003 死者の二人はかく語る 投下順 005 穿たれた夢-シンデレラは笑えない- 015 Fake/この手が掴んだものは 時系列順 006 泡沫の心 BACK 登場キャラ NEXT 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- 仲村ゆり 031 空の騎士 セイバー(斎藤一) アリー・アル・サーシェス 011 漆黒のジャジメント-what a noble dream- アサシン(キルバーン) 021 だから、戦うんだ アサシン(ピロロ)
https://w.atwiki.jp/sinraf/pages/3923.html
討伐イベント「ふたつの正義」 2014年10月21日~10月28日 (公式の説明) 宮殿レベル20以上で参加可能。 イベントマップ上の神獄の章のパーティ、 イベント限定ギルド専用レイドボス「無頼神ゼロニクス」 を討伐して獲得した「討伐ポイント」の量に応じて報酬をもらえる。 討伐イベント「ふたつの正義」 ふたつの正義:イベントマップ ふたつの正義:限定レイドボス「無頼神ゼロニクス」レベル・HP 討伐で得られる青CP、SP、討伐ポイント 討伐で得られる章コイン アタックカード ふたつの正義:報酬討伐ポイントの獲得数による報酬 討伐ポイント獲得数ランキング報酬 冒険/イベントマップ/ふたつの正義/コメント ふたつの正義:イベントマップ 敵として出てくるパーティは、NPCとライバルがあり、拠点ランクに応じミドル~マスターのランクで登場。 NPCは拠点上に現れ、マップ上では白いマークで、右下のミニマップでは赤点滅で表示される。NPCカードのレベルは全てLv10。 ライバルは闘技場に現れ、赤いマークで、ミニマップでは緑点滅で表示される。現在イベントマップでバトルを行っている他プレイヤーのパーティが出現するものと思われる。 バトルで勝利すると、討伐ポイントを得られる。 また、パーティの経験値を獲得できる。青CP、SPはランダムで獲得できることがある。 宮殿ポイントは獲得できないので、宮殿レベルを上げることはできない。 マップ上のNPCパーティを全て倒すか「次の増援」の時間になると、次のNPCパーティが登場する。 NPCパーティ登場から「次の増援」までの時間は3時間。左上のパーティリストの上で次の増援までの残り時間を確認できる。 ライバルはNPCとは関係なく、討伐後一定時間で再登場する。 拠点ランク 相手パーティランク 消費エナジー 勝利時報酬 パーティ経験値 青CP SP 討伐P NPC ★5 ミドル 10 300をパーティ人数で分配(小数点以下切り捨て) 5 5 3 NPC ★7 エリート 15 450をパーティ人数で分配(小数点以下切り捨て) 7 7 4 NPC ★10 マスター 20 600をパーティ人数で分配(小数点以下切り捨て) 10 10 5 ライバル ★10 マスター 20 600をパーティ人数で分配(小数点以下切り捨て) 100 40 10 ※ 戦闘敗北した場合は、パーティ経験値のみ勝利時の半分獲得。青CP、SP、討伐ポイントは得られない。 このページの先頭へ ふたつの正義:限定レイドボス「無頼神ゼロニクス」 (公式の説明) 制限時間:1時間 ガードブレイク:5分 イベント限定ver・・・イベントの討伐ポイント対象となる。イベントマップのみで登場。ギルド内のみに救援要請可能。 通常ver・・・・・・・討伐ポイント対象にならない。宮殿周辺マップ、新マップで登場。ギルド外にも救援要請可能。 アタックカードや報酬章コインは通常ver/イベント限定verで共通。 レベル・HP Lv20で1万になるように調整され、Lv上昇に伴いポイント効率が上がる。 HPは以下の計算式で算出されている。 HP=1000+(Lv-1)÷19×9000(小数点切り捨て) Lv HP Lv HP Lv HP Lv HP 1 1000 6 3368 11 5736 16 8105 2 1473 7 3842 12 6210 17 8578 3 1947 8 4315 13 6684 18 9052 4 2421 9 4789 14 7157 19 9526 5 2894 10 5263 15 7631 20 10000 討伐で得られる青CP、SP、討伐ポイント 主催報酬と参加報酬に分かれており、主催者はレイドが討伐されれば無条件で主催報酬を得る事ができる。 参加報酬は主催者を含めた参加者すべてに配布される。 また、報酬の量は参加報酬から貢献度の割合に応じた量が分配される。 つまり、主催者がひとりでレイドを討伐した場合、主催報酬と参加報酬のすべてを得ることになる。 より高いLvのレイドに挑戦するほど1エナジーあたりの討伐P効率が上昇する。 主催 参加 主催 参加Lv 青CP 緑SP 討伐P 青CP 緑SP 討伐P Lv 青CP 緑SP 討伐P 青CP 緑SP 討伐P 1 100 50 5 400 200 20 11 450 225 45 1800 900 180 2 135 67 9 540 270 36 12 485 242 49 1940 970 196 3 170 85 13 680 340 52 13 520 260 53 2080 1040 212 4 205 102 17 820 410 68 14 555 277 57 2220 1110 228 5 240 120 21 960 480 84 15 590 295 61 2360 1180 244 6 275 137 25 1100 550 100 16 625 312 65 2500 1250 260 7 310 155 29 1240 620 116 17 660 330 69 2640 1320 276 8 345 172 33 1380 690 132 18 695 347 73 2780 1390 292 9 380 190 37 1520 760 148 19 730 365 77 2920 1460 308 10 415 207 41 1660 830 164 20 765 382 81 3060 1530 324 討伐で得られる章コイン 竜宮コイン(Lv1~9)、竜宮コイン+(Lv10~20) 竜宮コイン 「神羅万象カード・竜宮」で、 神獄の章3弾のN・S・Hカード+「00480_竜宮ナユタ」を引ける竜宮コイン+を使用すると「00480_竜宮ナユタ」の排出率が3倍 竜宮コイン+ アタックカード ※アタックカードを1枚も持っていなくても、4318_ジーク龍人態 枠で参加可能 (カードを持っていれば、そのLvに応じて与ダメージが変わります) No_カード名 必要エナジー(攻撃1回) 与ダメージ傾向 必殺技 4318_ジーク龍人態 15 HP ★★☆☆☆ガード★★☆☆☆ 4320_鬼吼神マキシウス 20 HP ★★★☆☆ガード★★★★☆ 4321_明星神マキシウス 30 HP ★★★★★ガード★★★☆☆ 4322_明星神マキシウス このページの先頭へ ふたつの正義:報酬 イベントマップでバトル勝利 イベント専用ギルド限定レイドボス「無頼神ゼロニクス」討伐 で得られる「討伐ポイント」を貯めた数に応じて獲得できる報酬。 画面左の「報酬リスト」アイコンをクリックすると内容と自分の到達度を確認可能。 (上部タブでポイント報酬とランキング報酬を切り替えできる) 討伐ポイントの獲得数による報酬 得た討伐ポイントに応じ配布される報酬。ポイントを達成した時点で配布される。 討伐ポイント 報酬 討伐ポイント 報酬 10 経験値アップ1 20000 1004_ウエハーマン(H) 25 エナジーポーション 21000 03005_リュウガ&テラス(H) 50 青CP×1000 22000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 100 スタミナポーション 23000 1004_ウエハーマン(H) 200 青CP×2000 24000 03005_リュウガ&テラス(H) 300 ホログラムコイン 25000 2004_封印魔破・聖龍石(SP) 500 1004_ウエハーマン(H) 26000 1004_ウエハーマン(H) 700 03005_リュウガ&テラス(H) 27000 03005_リュウガ&テラス(H) 1000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 28000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 1500 ホログラムコイン 29000 1004_ウエハーマン(H) 2000 1004_ウエハーマン(H) 30000 03005_リュウガ&テラス(H) 2500 03005_リュウガ&テラス(H) 31000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 3000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 32000 1004_ウエハーマン(H) 3500 ホログラムコイン 33000 03005_リュウガ&テラス(H) 4000 1005_ウエハーマン(SP) 34000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 4500 03006_リュウガ&テラス(SP) 35000 1004_ウエハーマン(H) 5000 2004_封印魔破・聖龍石(SP) 36000 03005_リュウガ&テラス(H) 5000 1004_ウエハーマン(H) 37000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 6000 03005_リュウガ&テラス(H) 38000 1004_ウエハーマン(H) 6500 2003_封印魔破・聖龍石(H) 39000 03005_リュウガ&テラス(H) 7000 1004_ウエハーマン(H) 40000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 7500 00481_黒炎獅竜ホウセン 41000 1004_ウエハーマン(H) 8000 03005_リュウガ&テラス(H) 42000 03005_リュウガ&テラス(H) 8500 2003_封印魔破・聖龍石(H) 43000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 9000 1005_ウエハーマン(SP) 44000 1004_ウエハーマン(H) 9500 03006_リュウガ&テラス(SP) 45000 03005_リュウガ&テラス(H) 10000 2004_封印魔破・聖龍石(SP) 46000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 11000 1004_ウエハーマン(H) 47000 1004_ウエハーマン(H) 12000 03005_リュウガ&テラス(H) 48000 03005_リュウガ&テラス(H) 13000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 49000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 14000 1004_ウエハーマン(H) 50000 2004_封印魔破・聖龍石(SP) 15000 03005_リュウガ&テラス(H) 16000 2003_封印魔破・聖龍石(H) 17000 1004_ウエハーマン(H) 18000 03005_リュウガ&テラス(H) 19000 2003_封印魔破・聖龍石(H) このページの先頭へ 討伐ポイント獲得数ランキング報酬 討伐ポイントの獲得ランキングにより配布される報酬。 報酬配布はイベント終了後(10/28メンテナンス後)。 順位 報酬 1~10位 00482_羅震帝サン・モルテ 1005_ウエハーマン(SP) 03006_リュウガ&テラス(SP) 2004_封印魔破・聖龍石(SP) 11~100位 00482_羅震帝サン・モルテ 1004_ウエハーマン(H) 03005_リュウガ&テラス(H) 2003_封印魔破・聖龍石(H) 101~299位 ホログラムコイン 1004_ウエハーマン(H) 03005_リュウガ&テラス(H) 2003_封印魔破・聖龍石(H) 300位 00482_羅震帝サン・モルテ 301~499位 ホログラムコイン 1004_ウエハーマン(H) 03005_リュウガ&テラス(H) 500位 00482_羅震帝サン・モルテ 501~776位 ホログラムコイン 1004_ウエハーマン(H) 777位 00482_羅震帝サン・モルテ 778~1000位 ホログラムコイン 1001~3000位 青CP×2000 3001~5000位 青CP×1000 5001~10000位 青CP×500 リザルト 1位 49064pt、10位 30783pt、100位 23342pt、298位(5名) 3580pt、496位(5名) 1769pt、777位(7名) 1006pt (298位=300位が含まれる、496位=500位が含まれる、でキリ番報酬対象となっています) このページの先頭へ 冒険/イベントマップ/ふたつの正義/コメント 名前 このページの先頭へ
https://w.atwiki.jp/woodworld/pages/141.html
カオスフレア同士の壮絶な戦いも中盤の山場を越え、戦いは決着に向かいつつあった…。 軽量化のために装甲のほとんどを捨て去り、そこに “太陽の聖戦士(ソレイユ)” の一刀を浴びて、機体に重大な損傷を負ったMT。 その前に、 “世界の神子(おうか)” は一歩踏み出して、両の眼を閉眼し、光輝く青き翼を折り曲げ、朗々と呪文を詠唱する。 「満天の群星を統べし者。万天の明かりを与えし者。壮麗、賢俊なる法の守護者…」 唱えるごとに幼子のフレアが高まり、空気を震えさせる。それは、 “偉大なるもの” の力を身に宿すための、言わば準備運動のような高まりだ。 「痩身に宿りて裁断を下せ…!転身、光輪大天ミカエル…!!!」 それまでゆっくりと高まっていたフレアが一気に爆発すると、幼女の背中から、これまで展開されていた青く輝く二枚の翼に加えて、更に金色に輝く二枚の翼、赤く輝く四枚の翼、白く輝く四枚の翼が展開される。青・金・赤・白の四色十二枚の光の翼は、さらにそれぞれが強く輝いて万色の翼に変わり、凄まじいまでのエネルギーの奔流を周囲に向けて発散させる。 《※ミカエル》――正義を司る大天使の端末を使用者の身に宿し、万物の根源たる正義の刃で悪を討つ。信心深きオリジン人のみに許された断罪の一撃である。 「夜明けの光輪(デイライト・バインド)!!」 幼女が左腕をつき出すと、天使の頭上の輪の様な光の円がMTの巨躯を捉える。 一度この輪に捉えられたものは、大天使の裁きの一刀から決して逃れられない。判事の裁決を待つ被疑者の如く、ただそれが振り下ろされるのを受け入れるのみである。 「これで…終りよ。 “ライダー” さん……」 幼女の右手に握られた鞭から万色の光の柱が天高く伸びる。やがて柱は凝縮し、万色に輝く一本の長大な光の剣と成る。 損傷したMTに最早それを耐える力は無い。あとはその一刀が振り下ろされるだけで全ては決する…。 だが、剣を握る幼女の眼には、ありありと “迷い” の色が浮かんでいた……。 「これで…、終り…。終り…なんです……。ライダーさん…。もう…、やめてください……」 遠目で見ては分からないくらい小刻みに、光の剣を握る幼女の右手が震える。 裁きの一刀は、未だ振るわれぬままにいた…。 《バトン→GM》 迷いによって振るわれぬ一刀。 黒いMTは火花を散らしながら構えを止めない。 「やめないねぇ、御子様。わたしゃランサーのような過去があるわけでも、バーサーカーのように狂ってるわけでもなく、やりたいからやっているからねぇ」 だから。と一度言葉を切り、背中の突起にエネルギーを集め始める。 「気に食わないものは消せばいいのさ。ダスクフレアを倒し、殺すように……これまでのように、これからも」 機神の咆哮が響く。 空気が震え、弱い者がこの場に入れば、腰を抜かす程のフレアが巻き上がる。 「私は私のやりたいように出来ればそれでいい!今の私は、このMTに乗れただけで満足さね!既に未練はなく、もっとMTを動かしたいという欲しかない!」 だから。と重ねて言葉を切る。 「私を殺すことに戸惑うんじゃないさ!アンタは私のコロナを馬鹿にするのかい!?」 《バトン→桜花》 迷う言葉に対して返された迷いなき言葉。その言葉に、桜花は戸惑ったまま返す。 「あなたのコロナを馬鹿にしているわけじゃない…!でもっ…、でも、もう勝敗は明らかだわ…!だったら、もう良いでしょう…?」 光翼騎士(ブライトルーク)の堅固さは光翼騎士が知る。だが、それでも形あるものの物理的な強度に限界があることも確かだ。そして、守りの堅さを無視して己の一撃に確信を持つほど幼女も愚かではない。 自分がこの刃を振り下ろした時、相手がそれに耐える可能性は十分にある。…でも、耐えられない可能性もまた十分にある。 もし、可能性が導く結果が後者であれば、その時には……。 「わたしは…、わたしは気に食わないものを消すために戦っているんじゃない…。戦いたいから戦っているわけでもない…。わたしは…、わたしはただ護りたいだけ…!」 だから気付いた。目の前の相手も、本当は護るべき対象であるはずの、一人の人間だということを…。 これまでの戦いでは、相手は “倒すべきダスクフレア” だった。 夕闇に堕ちた経緯に同情すべき理由があった者もいたし、罪を持たずに生まれながらに夕闇に堕ちた赤子もいた…。 それでも、相手は “倒すべきダスクフレア” だった…。 だが、今度の相手はそれとは異なる相手。 母親から、戦士の気構えは教えられている。護る戦いの責任の重さも教えられている。 だから、己の剣が人殺しの道具に過ぎぬとも解っているつもりだったし、彼女達の存在が世界にとって危険な存在であることも解っているつもりだった。 でも、実際に剣を人間に振り下ろすとなると、話はまるで変わってくる。 どうしても、それを振り下ろすことが恐ろしくてならないのだ…。 「だからやめて…!わたしは…、わたしは……」 万色の光輝を放つその背中は、年齢相応の小さなものであった…。 《バトン→ライダー》 「アンタが護りたいものを護ろうとするとき、私の存在は邪魔だろう?」 小さき騎士を前に、崩れかけた騎士が問う。 「それともアンタは、今までアンタが戦ってきた相手が、人語を発せない『怪物』で、『ダスクフレア』(わるもの)だから殺せたのかい……?」 間接から火花が散り、既に立てなくなったMTは、凱斗達の前に膝をつく。 「私は私の意志を貫くだけさ!……アンタが私を殺さないと言うなら、こんな屑鉄棄てようじゃないさ!」 まだ動く右腕が、コックピットのある胸を貫く。 露になるコックピットの中、金髪を風に揺らし、血塗れのライダーは笑った。 「……ねぇ、御子さん。アンタが殺してきた者にも、生きてきた道があった。それを途絶えさせたことを忘れたら、アンタは『怪物』だよ。……さて、御別れしようじゃないか」 震える手が、コードを入力する。 僅かなラグから繋がる回線。 「楽しかったよ、 “セイバー” 。アンタにとって私が、駒だったとしてもね。MTは選別。使うといいよ」 『 “ライダー” 。キミの行く場所と、私が行く場所は同じだ。その時はまた頼む』 「 “セイバー” 、最後にアンタの口から、私の名前を聞かせてくれたら、喜んで従うよ」 『……フィニア。また、会おう』 ライダーは小さく微笑み、回線を切る。 小さな願いの叶った今、彼女に思い残すことはない。 「ジルキスもアルマも死に、ブラウも従うことを止めた。私も最後の始末をつけよう」 自爆装置のロックを外す。 それはこのMTの技術を、他の者に渡さない為。 「ナグルファルの宣戦布告が何を意味するのか、これから味わっていくことだね!」 ――刹那。 その場にいた全員の視界を、光が覆い尽くした。 《バトン→桜花》 空気を震わせ、爆発し、四散するMT。 それに向かって、神子は叫ぶ。 「どうして…!どうしてなの…!?わたしは…、この世界のみんなを護りたい…!それ…だけなのに……!!」 両膝を地面につけ、そして、両手までもついて、愕然とうなだれる。 万色の十二枚の翼が消え、元の二枚の青き翼に戻る。 「私は…護るために…、護りたいから…戦ってたのに……」 脳裏に蘇るライダーの言葉。 ――「アンタが護りたいものを護ろうとするとき、私の存在は邪魔だろう?」 「でも…、私は あなたを殺したくなかった……」 ――「それともアンタは、今までアンタが戦ってきた相手が、人語を発せない『怪物』で、『ダスクフレア』(わるもの)だから殺せたのかい……?」 「はじめてだったの…。あいてが、吸血鬼(デュナミス)でもダスクフレアでもない、普通の人間だなんて…。お母様から、『剣は命を殺す道具だ』って、ずっと言われてきた…。そんなの当たり前だと思ってた…。でも、あいてが普通の人間で、剣を振ったら死んじゃうんだってわかって…、とっても…こわかった……」 ――「……ねぇ、御子さん。アンタが殺してきた者にも、生きてきた道があった。それを途絶えさせたことを忘れたら、アンタは『怪物』だよ」 「はじめて おもったの…。あいてが普通の人間で、剣を振るのがこわくて、その時に…。わたしが今まで、『わるいヤツをやっつけるんだ』って戦ってきたあいても、これとおんなじだったんだって……」 其処が未だ戦場の中であるということも忘れ、神子は自責と哀しみの混じった涙を滂沱させる。 生まれながらにコロナをもつ天才とはいえ、4歳の幼子に命の現実はあまりに重い。 命を護るための戦いが、命を奪うことで成立する…そんな正義の相対性を理解することなど到底できなかった。ただ自分が『護るための剣』を振るうことが全てであって、その切っ先の相手も命を持ち『護るための剣』を振るっていることなど、到底気付いてこれなかった…。 本来なら、おとぎ話やTVの中の英雄(ヒーロー)が爽快に悪を討つ姿を胸を躍らせながら見ている年齢である。 自己中心性のままに世界を捉え、量の保存も理解できないような、そんな段階なのだ…。身勝手なのでも、思慮が欠けているのもなく、純粋な認知発達段階の壁。コロナの力で少々ばかり周囲の子供たちより聡明であっても、それは根本的に超えきれる壁ではない……。 でも…… ――「……さて、御別れしようじゃないか」 「だめっ…!だめよ…!死んじゃいやっ……!!だってわたしは…護る…ための…光翼騎士(ブライトルーク)なんだもん……!!世界のみんなだけじゃなく、あなたのことも護りたかった……!!」 苦しみながらも、護る二枚の翼は消えない。それは、幼女が生まれながらに持った魂の在り方(コロナ)だ。 「わたしは、あなたのことも護りたかった…!死んじゃいやだった…!あなたたちは、グレズ達に乱暴をして、世界をめちゃくちゃにしたけど…、だから ぜったい許せないけど…、でも、それでも死んじゃいやなの…!」 正義の意志は消えない。味方も敵も無分別に護ろうとする意志は、母から受け継いだ世界の護り手たる意志だ。 「世界のひとたちが苦しむんだもん…。やっぱり、『わるもの』はやっつけなきゃだめ…。護るためには、戦わなきゃだめ……。でも…、だからって、それであいてを死なせちゃったらだめっ……!!だって…、死んじゃったら…、とっても、悲しいもんっ……」 ふたつのこころは矛盾する…。しかし、幼女の発達段階は矛盾の統合を許さない。相互に矛盾した『大切なこと』は、ただバラバラに各々の大切さを主張するだけ…。だから思考は解決の無い堂々巡りにしかならない…。 でも、それでも幼女は諦めない…。だから幼女は次の段階の扉を開く……。 「『わるもの』は やっつけなきゃだめ…。みんなが苦しむから…。でも…、でも死なせちゃだめ…。死んじゃったら悲しいから…。でも…、だから……、だったら……、だったら考えなきゃ…!死なせないで『わるもの』から世界を護る方法をっ……!!」 幼女は考える。決して忘れぬ記憶を辿り、これまで習った非殺傷武力の手段を思い出して…。 「考えなきゃ…。頑張らなきゃ…。世界がなくなっちゃうのはだめだもん……。でもっ、もう悲しいのはいやだもん……。分からないけど、見つけなきゃ…。世界も護れて…、ライダーさんみたいな人も護れるように……」 ナグルファルの布告は、神子の心をも少し変える……。 《シーン終了》
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/666.html
━━━━沈みかけた夕日が、一日の終わりを告げている。 それにもかかからず僕は、まるで今から一日が始まるかの様に心を踊らせながら、駐車場へと向かっていた。 真冬の夜の訪れを告げる冷たい風が、時たま足早に歩く僕の頬を撫でるが、今はそれさえも心地よい。 そして歩きながら少しだけ、彼女の笑顔を思い出して胸が熱くなるのを感じる。 おそらく…この想いは、何度目かの…━━━━━━━━ 【コーヒーふたつ8・前編】 駐車場へ着いた僕は車に乗り込むと、制服の上着とともに『北高の古泉君』である自分を脱ぎ捨てて、後部座席に用意してあった上着に着替えた。 そして、キーを回してエンジンを始動させながら、ステレオにMDを差し込む。 静かに音楽が始まり、イルミネーションに「JUST A TWO OF US」と表示されたのを確かめると、僕はゆっくりとアクセルを踏み込んだ。 ふと、ハンドルを回しながらどうしようもなく浮かれている自分に気が付いて、思わず苦笑いを浮かべてしまう。 (まったく、今の僕は殆んど病気だな。) 約束のバス停に近付いた僕は、フロントガラス越しに朝比奈さんの姿を探した。 (ん…まだ、来ていない?) そこに居るはずの、制服の少女が見当たらない。 しかし、少し正装に近い服装を纏った女性が、僕に向かって小さく手を振っているのが見える。 そして、さらに近付いた所で、その女性が朝比奈さんであることに気が付いた。 僕は驚きつつ、ハザードランプを灯けて朝比奈さんの傍に車を停めた。 助手席の窓を開け、とりあえず「お待たせしました」と声をかけてみる。 「いいえ、私も少し前に来たばかりですから。それより…ごめんなさい、私だって判り辛かったですか?」 「いえ、ただ…驚きました。どうしたんです?その服…」 「うふふっ、それはですね…あ!バスが来ちゃったみたいです!…とりあえず、お邪魔しますね?」 そう言いながら彼女は少し照れた様に笑うと、遠慮がちにドアを開けて素早く助手席に体を沈ませた。 そして手早くドアを閉めると、走り出した僕に微笑みかけながら話を続ける。 「この服はですね…婦警さんのコスプレで使ったスカートに、バーテンのコスプレで使ったトップを合わせて…まあ、部室にあった衣装を適当に合わせてみたんですよ?」 「え?そうなんですか?僕にはとても、そんなふうには見えないな…」 「そうですか?よかったぁ…大成功です!せっかく誘ってくれたのだから…ね?」 本当に…とても有り合わせで用意した服装には見えない。 しかも、その大人びた服装がいつもの制服よりも似合っている気がする。 そして…微かに香る甘い香り… 髪型も少しだけ変えている様だ。 (もしかしたら、今の朝比奈さんが本当の彼女の姿なのだろうか。) 僕は、そんな事をぼんやりと考えながら、暮れなずむバス通りを街へと向かった。 目的のシュークリーム屋は、商店街を抜けて少しばかり走った右手にある。 先程は任務の後に学校へ向かうついでに寄ったので感じなかったが、改めて車で行ってみると余りにも近すぎる場所である事に気が付く。 僕は「すいません、そろそろ着いてしまいます。」と告げると「思ったより近かった様で…折角お洒落をして来て頂いたのに、これ程近くてはドライブになりませんね。」と恐縮しながら笑って見せた。 「いいえ、いいんですよ。それより楽しみですね?出来立てのシュークリーム!」 「そう言って頂けると救われます。」 やがて、店の近くに運良くパーキングを見付けた僕は、素早く車を停めると先に車から降りて助手席のドアを外から開けた。 そして、少しかしこまりながら朝比奈さんをエスコートする。 「さあ、着きましたよ?どうぞ、此方へ!」 「ふふっ…古泉君たら…。いつも、こんな事してるんですか?」 「とんでもない、今日は特別ですよ!お洒落な朝比奈さんに敬意を表して…」 わざと大袈裟にお辞儀をして見せた僕を見て、朝比奈さんが楽しげに笑う。 そして、差し出した僕の手にそっと触れながら助手席から歩道へと降り立った。 ふと、このまま手を繋いで歩いて行きたい衝動に駆られる。 そして、それは僕の挙動を少し不自然なものへ変えた。 「古泉君?」 「い、いえ…あ!そうだ、すぐそこの赤い看板の店がシュークリーム屋さんですよ。」 僕は、彼女から手を離すと「さあ、行きましょう」と彼女の歩幅を気遣いながら歩き出した。 そして、店に辿り着くとショーケースの中にシュークリームを探す。 「あれ?見当たらないな…」 「どうしたんですか?」 「いえ…先程までは、ここに並べてあったんですが…。」 昼間はたくさんショーケースの中に積み上げられていたシュークリームが、一つ残らず消えていた。 僕は何と無く悪い予感を感じながらも、店員に尋ねた。 「すいません!シュークリームを頂きたいのですが…」 「あ、申し訳ありません!ウチは7時で終わりなもんで…。夕方に売り切った分で、オシマイにさせて頂いているんですよ。」 「そうなんですか…。いや、失礼。また来ます。」 「ええ、是非宜しくお願いします。あ、そうだ…よろしければコレ、どうぞ?」 そう言うと店員は掌に乗る程の箱を2つ、ショーケースの上に差し出した。 「当店オリジナルのペアマグカップです。…せっかく来て頂いたので、サービスですよ。」 「あ、ああ…すいません。では遠慮なく…」 『ペアマグカップ』という言葉が、僕の頭の中で甘く揺れる。 店員は僕達二人を『その様な関係』と把握して、この様なプレゼントを差し出したのだろう。 しかし、残念ながら僕達は『その様な関係』では無いのだ。 そして…朝比奈さんの心の中には『彼』の存在がある事を僕は知っている。 僕は横に立つ朝比奈さんに「申し訳ありません、売り切れてしまった様です。」と言いながら「コレはサービスだそうですよ?」と2つの箱を手渡した。 「あら…残念ですね。でもこれ…私が2つとも頂いてしまって良いんですか?」 「ええ。それ…箱は別れていますが、ペアのマグカップなのだそうです。さすがにペアの相手が僕ではマズイでしょう?いずれ、朝比奈さんが望む使い方が出来る時が来るまで、持っていれば良いと思いますよ?」 そうだ…これで、いい。 少し残念ではあるが、彼女の想いを知りつつ僕の秘めた想いを気付かせてまうのは、彼女を混乱させるだけだ。 そして、おそらく人並み以上に優しい性格の彼女は、僕の想いに気付いてしまえば自らの想いとの廻間で悩み苦しむ事だろう。 僕は「さて、とりあえず此処を出ましょう。」と告げると、先に店の外へと足を運んだ。 そして、少し遅れて彼女が歩き出したのを確かめながら、買い損ねたシュークリームの埋め合わせをしようと考えてみる。 時計を見ると、短い方の針が7に重なろうとしていた。 「朝比奈さん、是非…夕食を御馳走させてください。せっかく来て頂いたのに、これでは申し訳ない…」 「え?ええ…。でも、あまり気にしないでください。」 「あ…都合が悪ければ、このまま送りますよ?」 「いえ…あの…古泉君?」 「どうしました?」 「その…私が相手じゃ…駄目ですか?」 「何の事です?」 「…ペアの…マグカップの事です。」 「えっ?」 (一体、どういう事だ…?) 少し頬を赤らめながら尋ねる朝比奈さんと、全く予想していなかった展開に僕は戸惑う。 (つまり…そういう事なのだろうか…。しかし彼女は、キョン君の事を…) 僕は、揺れる心を必死に押さえながら「それは光栄ですね、もちろんですよ!僕でよろしければ。」と余裕の表情を見せてみた。 (馬鹿だな、僕は!そんな駆け引きじみた言葉しか返せないのか!) 本当は「それは、どういう意味です?」と訊いてみたかった。 しかし、僕の中に在る『いつかのキョン君を悲しく見つめる朝比奈さんの表情』がそれを許さない。 それに…たった今感じた甘い感触には、なんと言っても確証が無い。 僕はただ、平静を装いながら車へと歩いた。 車に辿り着いた僕は、先に乗り込むとヒーターのスイッチに触れながら「すぐに暖かくなりますから。」と少し遅れて車に乗り込んだ朝比奈さんに声をかけた。 そして、彼女の手から先程のマグカップを受けとると「大切にしますね?」と微笑んでみせる。 そんな僕を見て、朝比奈さんも「はい」と頷きながら幸せそうに微笑んだ。 (こんな時、彼…キョン君なら、どうするのだろうか…) ふと、そんな事を思い付いて僕は思わず黙りこむ。 そして、そんな気持ちを彼女に悟られぬ様に、車を静かに発進させた。 僕達は、夜を迎えたばかりの町並みを走り抜ける。 時折、短く差し込む街路灯の明かりが彼女の輪郭を映し出し、瞬く間に消えていく。 僕は、もう少し彼女の存在を感じたくなって、何か話をしようと話題を探した。 「…朝比奈さん。」 「はい?」 「…ところで、何を食べに行きましょうか。」 「おまかせしますよ?」 「なるほど。では、パスタなどは如何です?」 「あ!私、パスタ大好きです!」 「それは良かった。面白い店を見付けましてね?少し遠いですが、時間は…」 「ふふっ、大丈夫に決まってますよ?私がどんな生活をしているのか、大体察しはついているんでしょう?」 「はは、愚問でした。まあ、僕も貴女と似たような類の人間ですからね。現にこうして、誰かと夕食を共にするのは久しぶりです。」 「私も…本当に久しぶり…」 そう言いかけると、彼女は窓の外に視線をそらした。 おそらく、彼女の「久しぶり」という言葉が指す記憶は、かつて暮らしていた未来での出来事なのだろう。 そういえば今まで考えた事もなかったが、彼女はその未来の世界で、どのような日々を過ごしていたのだろうか。 家族、仕事、友達…そして恋人…。 全てを断ち切って、任務の為にこの世界にやってきた彼女。 いずれ、元に居た未来へ帰る時が来るのだろうか。 そして…その時、僕はどうしているんだろう。 彼女は、少しだけ窓の外に視線を送った後で、再びこちらを向き「ごめんなさい…私…」と潤んだ瞳で照れた様に笑った。 そして思わず微笑みを返しながら、僕は再び考えを巡らせる。 (おそらく…そんな彼女が選んだ心の拠が、キョン君…だったのだろうか。) そして…そこまで考えたところで、僕はシュークリーム屋で貰ったマグカップの事を思い出した。 『その…私が相手じゃ駄目ですか?』 先程の朝比奈さんの言葉が頭の中を駆け巡る。 「駄目な訳…ないじゃないですか…」 うっかり呟いてしまった僕は、慌てて助手席の方を見る。 (聞こえてなかったみたい…だな。) 「あら、どうしました?」 「い、いえ…何でもありません!そうだ…何か、音楽でも…」 僕は少し慌てながら、ステレオのスイッチを入れる。 そしてイントロが流れ始めたところで、選曲を「誤った」事に気が付いた。 (よりによって…この曲か…) 今更慌てて選曲し直すのも不自然な気がして、とりあえずこのままにする事にする。 ああ、神様…彼女が鈍感でありますように…。 ♪━━長い髪の色も 話しかける仕草も ━━━見慣れた君のまま 香りだけが変わってた ━━恋なら何度もした筈 やり過ごすのも慣れた筈さ ━━なのに上手く言えない想い 胸の中浅く漂う ━━君のそのやわらかな香りには いつも僕だけが包まれてたい ━━静かに燃やす恋の灯 消してしまわない様に ━━━もしも悪戯に遊ぶつもりなら 二人 今の関係このままでいい ━━傷付けあうほど近く踏み込めない ━臆病だから 後編へ続く 参考曲 Perfume Love/SCOOP ON SOMEBODY (2002年アルバム「SAVE OUR SOULS」収録)
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/2048.html
―――シグナルが、青に変わる。 お前の元へ辿り着くまで 「手始めに、まずお前からだ!」 俺は、生きる。 ビリーはシステムクラッチを踏みつけた。 ―――――――――――――――― 《そっちに行ったぞ! 奴等…強過ぎる!》 《分かっている、反応もある! しかし…それらしい影や形が(ブツリ)》 《おい! どうした?!……!! 反応が上n(ザー)》 《…あれは…れ…『連星』の(ビィィー)》 ここに、とある二羽の烏がいた。 一人は『載星』。 もう一人は『B・ビリー』と呼ばれていた。 彼等は唯一無二の親友だったし、何より互いの腕を信頼し、尊敬していた。 失敗してもお互いに責めあうような事もせず、 むしろ軽く笑い飛ばしあうほどに仲が良かった。 運が悪かっただけだ、と。 誰よりも互いの腕を信頼し、尊敬しあっていたあの頃。 あの頃まではよかった。 あの頃までは。 いつしか、どこからともなくこんな噂が広まってゆく。 『あの二人は確かに強い。しかしそれはあくまでも『コンビ』時のときのみではないのか』と。 誰かがタレ流した他愛もない噂、のはずだった。 しかし、二人のファン達の間では、面白いように常時この話題がひっきりなしだった。 この世界の人々が最も熱狂する娯楽の一つである『アリーナ』では無理もない事でもある。 『載星』の人の次元でない動きについていける者はいない、と言う者。 『ビリー』の驚異的なサイティングと空中爆撃の組み合わせには耐えきれない、と反論する者。 ―――そんな中、片割れであるビリーは 「コンビってのは一心同体なのさ、どっちが強いとかそんなのはコンビには関係ないんだよ」 と、軽くあしらっていた。 しかし。 ある日、載星がさりげなくこぼした。 「ところで『ビリー』……お前は『俺』と自分ではどちらが強いのか考えた事ってあるか…?」 ビリーは笑って言った。 「ハハッ! 噂してる連中にでも毒されたか! …あのな、俺達みたいなコンビ連中には、強い弱いとか………」 ――――――――――――――――――――― その日の夜、ビリーは一人考察にふけっていた。 仮に、俺達『コンビ』の者同士で試合をするなら、ファンの連中は狂気乱舞するだろう。 ――それはともかくとして。 もし、試合を行ったとすれば必ずどちらかが勝ち、どちらかが負ける。 それは当然だ。 勝者には栄光、敗者には罵倒の言葉があるだけ。 ――しかし、『コンビ』を組んでいる者同士が戦えば話は違ってくる。 どちらが強者でどちらが弱者なのか、それがハッキリと分かってしまうからである。 敗者は、勝者とコンビを組みなおす事を快く思うだろうか。 ――――否。 ビリーは怖かった。 試合を行えば、結果はどうあれ、 そうなったら二度と『コンビ』として成り立たなくなってしまうのではないか。 ビリーは自分の数少ない理解者でもあった『載星』と別れたくなかった。 ―――しかし。 確実に『連星』同士の距離は徐々に離れていっていた。 ――翌日。 《3日後 PM 2 30にアリーナまで。 なお、ACを持参するように 載星》 気付かぬうちに『載星』から個人回線でメールが来ていた。 ………いやな予感がした。 案の定、それは的中した。 ――オープン・アリーナは広い。 …いや、広さ的には屋内の一般アリーナとあまり変わりはないものの、 ステージが屋外にあるため天井がなく、感覚的にそう感じるだけだろう。 しかし、機動戦闘を得意とする『連星』ペアにはこの上なく戦いやすいエリアでもある。 やや遠い距離をおいて、逆関節ACがせり上がってくる。 黒と黄色の落ち着いた色調の機体がモニターに写る。 そのACからは濃厚な殺気がモニター越しにでも感じられ、操縦桿を握る掌に冷や汗が滲んだ。 試合開始のシグナルが青に変わる瞬間、 …俺の知っている『相棒』はすでに死んだのだ、とビリーは悟った。 ――――――――――――――――――― ―――気付くとそこは病院のベッドの上だった。 首を回すだけでもやたら時間がかかり、ビリーは少なからずもどかしく 身体が思うように動かず、ナースコールのボタンを押す事もままならなかった。 数日後、ビリーは関係者の話により自分が負けた事を知った。 それも、『8年前』に。 不思議と悔しさはなかったが、すさまじいまでの倦怠感と虚無感に長期間苛まれることとなる。 せめてこの重すぎる感情を紛らわすためにと病室にあったテレビをつけた。 すると、 丁度アリーナでの試合が終わった所らしく、黒煙を上げながら片方のACが地に伏す所だった。 ――あれは現3位のランカーではないのか? 観客席の面々もどこかざわついた様子を見せている。 何か変だ。 さらに。 解説1「何という動きなのでしょう…私、未だに信じられません!」 解説2「非強化であんな動きが…一体彼は…」 解説1「思えば『コンビ』同士の対戦からはじまって、ずっと無敗のままそして今日も…」 ビリーは画面に飛びついた。 解説2「やはり彼にも少なからず『野心』というものが存在したのでしょう」 解説1「たとえかつての仲間を切り捨てても…ですか」 解説2「…レイヴンなんてたいていはそういうものです」 退院後、ビリーは猛烈なリハビリを開始した。 ランカー専用ガレージに毎日通い、ランカーパイロットを見つけ次第とっ捕まえ テストマッチ兼リハビリ試合を申し込むという何とも無理矢理なものであった。 たいていのランカーには軽くあしらわれた。 「諦めな。お前じゃ今の『元』相棒さんには何やっても勝てねえよ」 と。 しかし、ビリーは諦めなかった。 ―――そんな中、一人のランカーがビリーに目をつけた。 『ジェリー・ビーン』。 実力はあれど、あえて下位にとどまり 新人ランカー達に生き残るための『戦い』を仕込んでいるというランカーで、 一般の観客よりも若手からの人気が高いという風変わりな男であった。 ビリーは彼の元で日々猛特訓を続けた。 それなりに自信があった体力も、8年という月日のせいですっかり衰えていた。 空中での高速移動時にかかる『G』は、ビリーを苦しめた。 日々頭痛と嘔吐感にさいなまれながらも、ビリーは着実に現役時代の己を取り戻していった。 血を吐くような特訓のおかげで何とかランク外から這い上がることができたビリー。 しかし彼の現ランクは29位。 比べて『相棒』の現ランクは3位。 8年という月日の壁は高すぎたが、ビリーは決して諦めなかった。 必ず『奴』に追い付く。 再びコンビを組むつもりなどない。 ただ、一緒に飲んで笑いあえるあのころの関係に戻りたい。 それだけ。 そんな中、一つの対戦依頼がビリーのもとに舞いこむ。 彼の名なら、ビリーも知っていた。 ランク外の中でも特に異彩を放っており、凄まじいまでの技量で他を圧倒し 今でもランク内へ飛び入らんばかりの勢いを見せているとか。 トレーニングの公式記録でも複数の記録を叩きだしているとも聞く。 ――病み上がりのお前で勝てるのか。 周りはそう言った。 ビリーは笑った。 何故そんなことがお前等に解る、と。 対戦前夜。 ビリーは無意識に昔の事を考えていた。 初めて『載星』と会った時の事。 『奴』と一緒に任務をこなしてきた事。 『奴』一緒に旨くない酒を飲みながら笑いあった事。 しかしどの思い出にも最後は、必ずと言っていいほどに8年前の『試合』の記憶が引き出されてきて、 ビリーはなかなか寝付けなかった。 ――――――――――――――――― 対戦当日。 DBのコクピット内で胎児のようにうずくまり眠っていたビリーが起きたのは、陽の昇る少し前の事。 ビリーがどのような事を考えながら眠りに落ちたのかは、 長らく苦楽を共にしてきた愛機だけが知っているだろう。 ---- ttp //www.gpara.com/special/soft/acnb/29.htm ttp //www.gpara.com/special/soft/acnb/4.htm#3rd ----
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/4027.html
このページはこちらに移転しました 矛盾矛盾 作詞/タマムシ 全てを貫き通す矛と全てを防ぎきる盾。2つの力ぶつかり合う時に戦いは終わるwar the finish この運命(さだめ)与えられたものなら、我に授けたものを恨もう。変えられぬほど強大な力だとしても。 全てを貫き通す矛と全てを防ぎきる盾。2つの力ぶつかり合う時に戦いは終わるwar the finish
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3138.html
【風越麻雀部】 吉留未春はいつも通り部室で準備をしていた 文堂「こんにちは~」ガラッ 未春「こんにちは~文堂さ……ってええ!?」 ガシャアン…… 文堂「どうしました吉留先輩?」ボイーン 未春「ぶ、ぶぶぶ文堂さん?そ……その胸は一体!?」 文堂「ああ、これですか?実は朝起きたら大きくなっていたんですよ~!」ボイーン 未春「朝起きたらって……なにゆえ?」 文堂「分かりませんね……でもこれはこれで嬉しい事ですよ!うふふふ」ボイーン 未春「………………」ペッタンコ… 未春「そうなんだ………なんだかうらやましいなぁ…」ボソッ 華菜「こんちはー!みはるん、文堂さん」 未春「あっ、華菜ちゃんこんにち…はぁぁぁ!?」 華菜「ん?どしたのみはるん?」ボイーン 未春「ど……どうしたの華菜ちゃん……その胸!?」 華菜「いやーね~!朝起きたら、いつの間にかおっぱいが大きくなっていたんだし!」 華菜「チビ達にからかわれて大変だったよ~!ははは!」ボイーン 文堂「あれ、池田先輩もですか?実は私もそうなんですよ~!」ボイーン 華菜「え~!?文堂さんもおっぱい大きくなったの~!私だけじゃなくて良かったよ~!」ボイーン 文堂「うふふ、そうですね!でも…突然の出来事だったので、どう服の中に収めたら良いのか困りました!」ボイーン 華菜「そーそー!後、道行く人達に変な目で見られて大変だったし!いつ襲われるのかヒヤヒヤものだった!」ボイーン 文堂「そうですよね~!私も両親に何があったのか問い詰められて困っちゃいましたよ!」ボイーン 未春「…………………」ペッタンコ… 華菜「ありゃ、みはるんの方は大丈夫だったの?」ボイーン 未春「ふぇっ!?う、うん!私のは……相変わらず小さいよ…」ペッタンコ… 文堂「どうしたんですか吉留先輩?なんだか元気がないみたいですけど…」ボイーン 未春「だ、大丈夫だよ文堂さん!ちょっと目眩がしただけだから…」ペッタンコ… 華菜「それは大変だし!みはるん、体調が悪いんだったら無理しないで休むんだし!」ボイーン 未春「か……かなちゃ…苦し…」ギュウウウウ… 華菜「あっ、ゴメーン!私のおっぱいがみはるんを圧迫しちゃってた…全く面倒くさいおっぱいだし!」ボイーン 未春「あはははは……気にしないで華菜ちゃん…」ペッタンコ… 麻雀部員A「でさー!朝起きたら胸が大きくなってて困ったよ~!」ボイーン 麻雀部員B「私も私も!弟が揉ませろ揉ませろってうるさくて、困ったよ~」ボイーン 麻雀部員C「アハハハ!私なんていつ痴漢にあうかハラハラした~」ボイーン コーチ「おら、お前らぁ!?いつまでくっちゃベってんだぁ!?池田ァ!お前は後で私の部屋に来い!」ボイーン 池田「あうう……また説教だし…?」ボイーン キャプテン「華菜、辛いかもしれないけど頑張ってね……」モトカラボイーン 文堂「それじゃあ私達は練習に励みますねキャプテン」ボイーン 深堀「………………む」ボボボイーン 未春「………………」ペッタンコ… 未春「どうして……私だけ…?」グスッ… その日の夜、シャワーを浴びていた未春は改めて自分の胸を眺める 未春「どうして皆を大きくなっているのに、私だけ胸が大きくならなかったんだろ…?」ハァ… 未春「でも、別に胸だけが女の魅力って訳じゃないよ!」 未春「胸の小さい女の子も好きって人も一杯いるじゃない!ね、そうだよね未春?」 未春「……………………」ペッタンコ… 未春「なんだか自分で言ってて虚しくなってきた…」ハァ… 未春「………明日になれば私の胸もきっと大きくなるに決まってる…!」 未春「うん、絶対にそうだよね!私だけが小さいままなんて…そんな理不尽な事…」 【次の日】 未春「変わってなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」ペッタンコ… 未春「どうして私だけ……ひど過ぎる…あんまりだ…」 華菜「ふぅ~!なんだか肩がこって仕方ないし!」ボイーン 文堂「池田先輩も肩がこっているんですか~、実は私も肩が痛くて痛くて…」ボイーン 池田「胸が大きいのも困りものだな~!アハハハハハ!」ボイーン 文堂「そうですね!胸のサイズに合う下着を探すのも一苦労でしたよ」ボイーン 池田「それは言えてるし!付けるの面倒くさいけど、垂れるのも嫌だしな~!」ボイーン 文堂「なんで胸が大きくなってしまったんでしょう…本当に困ったものです!」ボイーン 池田「それに比べてみはるんはそういう苦労がなさそうだよね~?」ボイーン 未春「えっ、ど……どうして華菜ちゃん?」ペッタンコ… 池田「だってさぁ~みはるんだけだよね、おっぱいが大きくなってないの~!」ボイーン 未春「う……確かにそうだけど…!」ペッタンコ… 池田「私達の方は大変だよ~!胸が大きいと肩がこるし、下着も買わないといけないし」 池田それに男達から変な目で見られるから嫌なんだよな~!」ボイーン 未春「………………」ペッタンコ… 未春「それに比べてみはるんは小さいままだから、そういう苦労はなさそうだよねー!いや~、本当にうらやましいし!」ボイーン 未春「そんな華菜ちゃん………」ペッタンコ… 文堂「そんな事言っては駄目ですよ池田先輩…気にしないでくださいね吉留先輩!小さい胸でも魅力はありますよ」ボイーン 未春「二人共………ひどいよ」ペッタンコ… キャプテン「皆、そろそろ練習を始めましょう!」モトカラボイーン 「はーい!」ボイーン 未春「……………私だけ…小さいままなんて」ペッタンコ… その日の夜、未春は一人おでん屋の屋台で飲み潰れていた。 未春「兄さ~ん!もう一杯ちょうだーい!」 京太郎「おいおい、またかよ姉ちゃん…いい加減帰りなよ」 未春「うるさーい、私は飲まないとやってられないんら~!」ヒック 京太郎「やれやれ……親御さんが心配する前に早めに切り上げなよ……」トクトク… 未春「はいはーい!分かっれますよ~!いららきまーす」ゴクゴク… 京太郎「それにしても姉ちゃん…かなり荒れているみたいだが……何かあったのかい?」 未春「うう……うわ~ん!聞いてよ聞いて!私ばっかり理不尽な目にあうんれすよぉ~!」 京太郎「おいおい、今度は泣き上戸かい……姉ちゃんも大変だねい」トクトクトクトク…… 未春「―――――というわけなんれすよ~!」ヒック 京太郎「なるほどねい……そりゃあ辛いだろうなぁ、自分だけ違うなんて」 未春「分かっれくれますか~?」 未春「私だけ小さいままなんれ辛いと言うか、苦しいと言うか、腹立たしいというか、忌々しいというか、羨ましいというか」 未春「ムカつくというか、やってやれないというか、とにかくもう…つらいんれす~!」ヒックヒック 京太郎「うんうん、分かるよ姉ちゃん!俺にもよーく分かる!自分だけ仲間外れだと泣きたくなるよねい!」 未春「兄ちゃん……分かっれくれへ、ありがとうごらいます~!」ギュッ 京太郎「よしよし、泣きねい泣きねい!今は俺の胸の中で思う存分涙を流しな!」 未春「…………うぷっ、急に吐き気が……!」 京太郎「よ、よせ!止めろ!ぎゃあああああああああああああああああ!」 【次の日】 未春「うう………頭が痛い」 池田「おーす!今日も華菜ちゃんは元気だし~!」ボイーン 未春「あっ、華菜ちゃん…」 池田「みはる~ん!今日もちっこい胸だな~!アハハハハハ!」ボイーン 麻雀部員A「あらあら、まだ大きくならないのかしら吉留さん」クスクス 麻雀部員B「カワイソーね~!自分だけ小さいなんて辛そ~じゃない?」ニヤニヤ 麻雀部員C「そんな事言っちゃ悪いよ~!未春ちゃんだって気にしていると思うよ~!」プププ 未春「………………」ペッタンコ… 文堂「き、気にしない方が良いですよ吉留先輩!好きで小さい訳じゃないんですし……」ボイーン 池田「そうだよみはるん!小さくてもみはるんはみはるんだし!小さくてもそれはそれで楽だろうし!」ボイーン 未春(小さい小さい言うな………)ギリギリ… コーチ「オラァァ!今日は麻雀部員全員、身体測定だァァ!さっさと準備しやがれ!」 未春「身体……測定…?」 キャプテン「じゃあ私達は先に行ってるわね」モトカラボイーン 華菜「よーし!早く行こうだしみはるん!」ボイーン 深堀「………………む」ボボボイーン 未春「どうしよう……身体測定なんて……絶対に何か言われそう…」ペッタンコ… 未春「でも行かなかったら行かなかったらでまた何か言われるだろうし……」 未春「仕方ない………身体測定に行こう…なんか嫌な気分だけど…」 文堂「吉留先輩!どうしたんですか~?早く行きましょうよ!」ボイーン 未春「はーい!分かりました~!」タッタッタッ… 【保健室】 クスクス… ニヤニヤ… 「小さい胸の子ってあの眼鏡の事?本当に胸がないわね~」 「胸の小さい子って可哀想よね……女の子として見てもらえないなんて辛くない?」 「ウケルー!レギュラーだからって調子に乗ってるからそんな事になるのよねー!」 「まさに乳なしみはるんって奴?ありえなーい!」 未春(何よ何よ……!なんで私ばっかりこんな目にあわなきゃいけないのよ!)プルプル 華菜「やったー!おっぱいの自己記録を更新したし!」 保険医「はい、次は吉留未春さーん!」 未春「あ、はーい!」 タッタッタッ…… 未春「よ…よろしくお願いします!」 「せんせーい!吉留さんの胸囲は測らなくもいいと思いまーす!」 「確かに~!測るだけ意味がないって奴?それに本人も測りたくなさそうだしね~!」 キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ! キャプテン「ちょっと皆!何を言ってるの!」 文堂「あわわわわわわ…」 深堀「むむむむむむ……!」 華菜「み…みはるん大丈夫だし……?」 未春「………………さい」 華菜「みはるん…?」 未春「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさーい!お前ら全員敵だ!巨乳はみーんな敵ダァァァァ!」タッタッタッ… 華菜「みはる~ん!待つんだし~!おーい!」 キャプテン「吉留さん……なんだか泣いていたわ…」 コーチ「なんだなんだァ!?一体何の騒ぎだオラァァァァ!吉留の奴、何かあったのかコラァ!」 その日の夜、未春は再び京太郎のおでん屋で飲み潰れていた 未春「ひっく……ちくしょお……おっぱいがなんらよ……!おっぱいがデカイからっれちょーしにのりやがっれ…!」 未春「どいつもろいつも……いなくなっちまえってんだ~!」グビグビ… 京太郎「おいおい姉ちゃん、今日は一段と荒れているねい!また何か嫌な事があったのかえ?」 未春「聞いてくれよ兄貴ぃ~!巨乳がさ、私の事をバカにするんら~!チチがデカくてすっごくて、チチが小さい私がね~!」 未春「一人飲んでるバースデ~!なみらでケーキがしょっぱい!しょっぱいケーキってなんら~!」 京太郎「ちょっと落ち着けよ姉ちゃん……言っている事がさっぱり分からんぞい」 未春「ひっく……コンチクショ~!」グビグビ… 京太郎「なるほどなるほど……そいつはひどいねい…いくらなんでもひどすぎるわい…」 未春「グスッ…グスッ…やっぱり女の子は胸が大きくなきゃあダメなのかなぁ…?私にはもう、ろうしたらいいのらわっかんないよ~!」 京太郎「そんな事はないぜ姉ちゃん……」 未春「兄貴ぃ…?どうしらんらきゅうに真剣なかおになっれ…」 京太郎「実は俺もね………かつて、とある学校の麻雀部で部員をやってんだよ…」 未春「ええ~?兄貴も麻雀部員だったんら~!初めて聞いたよぉ~」 京太郎「ああ…あの頃は自分なりに頑張っていたつもりだよ……でもな、女の中に男が一人っていう現実は甘くはなかったぜ…」 京太郎「部長からは買い出しばかり任され、空気扱いされ……しまいには麻雀部にしけた奴はいらないって言われて」 京太郎「追い出されてしまったよ……あの時の怒りは忘れられないなぁ…」 未春「兄貴……兄貴も辛い経験をしたんだな…」 京太郎「ああ……おでん部を初めてから色々な人間に出会ったよ…」 京太郎「影が薄くて困ったっすって言ってた人とか目立ちたいのに目立てなくて困りましたわって言う人とか……」 京太郎「そういう奴らの愚痴を聞いてやるのが今の俺の仕事でもあるんだ…」 未春「兄貴………」 京太郎「もちろん、あんたの愚痴もな」 京太郎「姉ちゃん…胸が小さいからって卑屈になる事はないぜ…むしろチャンスじゃあないか…」 未春「チャンス…?胸が小さい事が?」 京太郎「そうだぜ、自分だけ胸が小さいって事は自分が特別だって事じゃないかい?」 京太郎「他にはない自分だけの魅力ってのはそれはそれで素晴らしいと俺は思うぜ?」 未春「兄貴……あんたって人は…」 京太郎「姉ちゃん…もっと自分に自信を持ちなよ…俺と違ってあんたはまだまだやっていける…」 京太郎「泣き言を言うのにはまだ早くはないかい…」 未春「兄貴ぃ………」 京太郎「それでももし…へこたれちまったら……俺が姉ちゃんを受け入れてやる…」 京太郎「だから…てめえの全てを馬鹿にしやがった奴らにみせてやんな……!」 未春「あ……兄貴ィィィィィィ!」ブワァッ 京太郎「おいおい…泣くのはまだ早いぜい…涙は勝利の美酒に酔いしれるその時までとっときな姉ちゃん…」ニッ 未春「ありがとう兄貴!私…なんだか元気がわいてきましたぜ!感謝します兄貴ぃ!」 京太郎「へへ…よせよ…照れちまうぜ…」 未春「今日はなんだかいい気分になってきましたぜ!兄貴!今日はありったけ飲むぞ~!」 京太郎「やれやれ……無理すんなよな…全く」 こうして未春は京太郎のおでん部で馬鹿にした奴らを見返してやる事を決意した。 その翌日。 未春「うーん……もう飲めな~い…」ムニャムニャ ムニュッ… 未春「あれ…なんだろうなんだか胸に柔らかいものが……それに凄く重いし…」ムニュッ ムニュッ 未春「―――――――まさか!」 バッ… 未春「きゃああああああああああああ!おっぱいが大きくなってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」 第8話「ひとりにふたつ」