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学園都市のとある置き去り(チャイルドエラー)の初等教育施設。 音楽の授業中、ダイナミックな動きでカスタネットを叩く児童を教師が褒める。 「唯ちゃんはカスタネットお上手ね~……あら?」 教師は目を疑った。唯と呼ばれた少女がカスタネットを叩くたび、音符が具現化してふわっと浮いてくるのだ。 教師が音符に触れてみると、ぷにっとした感触があった。幻ではない。音符はしばらくするとスーッと消えていった。 「ゆ、唯ちゃん、これどうやって出しているの?」 「えーっ、わかんないよ。でもたのしいよ!」 「……もしかして、能力に目覚めたのかしら?」 後日、教師は唯にさまざまな楽器を弾かせてみた。いずれの場合も、唯が楽しんで演奏していると音符が現れる。 その中でも、ギターを特に気に入ったようなので、教師は唯にそのギターを与えることにした。 それから唯は家でギターの練習を続け、みるみる上達していく。今日は友達と妹の前でお披露目だ。 「みてみて~、うい、のどかちゃん! じゃかじゃん♪」 ギターからカラフルな音符がたくさん飛び出す。初めのころに比べ、音符の量とバリエーションは格段に増している。 「おねえちゃん、すごいよ!」 「すごいわ、唯。どうやってるの?」 「ん~、よくわかんないけど、たのしいとででくるんだよ!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 一方、この不思議な能力は身体検査(システムスキャン)ではエラーとなり、正しく測定できなかった。 精密な測定のため、放課後に研究所に通う日々が続く。しかし、いかなる測定法をもってしてもその本質をつかむことはできなかった。 「はい唯ちゃん、お疲れ様。今日は終わりだよ」 と、研究者の男性が優しく告げる。 「はーい、さようなら!」 バタン、と扉が閉じるのを確認すると、研究者の優しい笑顔が消え、同僚の男に粗暴な口調で話しかけ始める。 「おい、どうするあのガキ。このままじゃいつまでたっても能力を解明できねえぞ」 「おそらく原石だろうね。もっと突っ込んだ人体実験でもしないかぎり、今のぬるっちい実験じゃわかりっこないさ」 「だがどうする? 置き去りとはいえ、一応まともな施設に入ってんだ。障害が残ったりしたら問題になるぞ」 「……仕方ないな、強行手段に出るか」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ある朝、ギターを背負って登校中の唯の前に研究者が現れた。 「おはよう、唯ちゃん」 「あ、けんきゅうじょのおじさん!」 「ちょっと、来てくれるかな? 急遽確認したいことがあるんだ」 「え、でもがっこうが……え?」 研究者の表情がいつもの優しい笑顔から引きつった醜い笑顔に変わっていき、それに気づいた唯は恐怖を覚える。 「いいんだよ、唯ちゃん……もう学校には通わなくていいから」 研究者が一歩、また一歩と迫ってくる。 「い……いや! こないで! だ、だれかたすけむぐっ」 唯が逃げ出そうとするが、すぐさま麻酔薬を嗅がされ、意識を失った。 「これでよし、と。 へへへ、このガキはここで誘拐されたんだ、あくまで俺らとは別の単独犯によって、な」 研究者たちは、唯が誘拐事件によって行方不明になったことにし、研究所に唯を監禁することで非道な人体実験を行おうとしていた。 研究所のとある部屋に運び込まれた唯が目を覚ますと、すでに頭には無数の測定器が取り付けられていた。 目の前には愛用のギターも置かれている。 「……ここは、どこ?」 唯があたりを見回していると、部屋に取り付けられているスピーカーから音声が響く。 『おっ、起きやがったか。さあ、さっさとギターを弾け。実験を始めんぞ』 ガラス越しに、隣の部屋に研究者が見える。 がらりと態度が変わった研究者を見て、先ほどの恐怖が呼び起こされる。 「い、いや! やめてよ……おうちにかえして!」 『うだうだ言ってねえでさっさとしやがれ!』 「うう……ひっく……うい……のどかちゃん……たすけてよぉ」 『チッ……』 痺れをきらした研究者が扉を乱暴に開け、唯のいる部屋へと入ってきた。 「このガキ……痛い目に遭わないとわかんねえみたいだな……」 その手には、スタンガンが握られている。 「さあ……おとなしくしな」 「こ、こないで…… おねがいギー太、たすけてぇぇっ!!!」 恐怖で混乱した唯は、叫びながらギターを思いっきりかき鳴らす。 すると、ギターからどす黒いオーラが噴出し始めた。 「な、なんだと!?」 「こないでこないでこないでぇぇぇっ!!!」 唯が連続でギターを弾くと、ギターから無数の黒い光弾が発射される。 光弾は着弾すると同時に爆発し、壁に穴を開け、ガラスを粉々に割り、研究資材を大破させた。 部屋の中がけたたましい騒音に包まれる。 「ぐはあ……!」 光弾を腹に受けた研究者は、内臓に致命傷を負い、その場で絶命した。 「何事だ!?」 爆発音を聞きつけた他の研究員たちが集まってくる。 研究員たちは、めちゃくちゃに破壊された実験室と、倒れている同僚を見て、驚愕の表情を浮かべた。 「な……こいつ、こんなに強力な能力を隠してやがったのか……捕まえるぞ!」 「いやあぁぁぁぁぁぁ!!!」 再び唯が激しくギターをかき鳴らすと、今度はあらゆる方向に黒いレーザーが発射される。 レーザーはいとも簡単に壁、天井、床を、そして数名の研究員を貫いた。 「くそっ……対能力者用の装備を持って来い!」 研究員たちが一旦退く。 その隙に、唯は壁に空いた小さな穴から外へと逃げ出した。 「はあ、はあ……おうちに、かえらなきゃ」 しかし、周りの光景に見覚えがない。 どうやら、いつも通っているところとは別の研究所に連れてこられたようだ。 「ここは…どこ!?」 そうこうしてるうちに、研究所の壁が爆破され、駆動鎧(パワードスーツ)に身を包んだ研究員たちが外へと出てくる。 「見つけたぞ……待ちやがれ!」 「ひっ……!」 唯は道もわからないまま、ギターを弾きながらがむしゃらに駆け出す。 後方へと発射される光弾が、研究者たちの進路を妨害する。 「くそっ、てこずらせやがって!」 唯は建物の隙間の細い道へと駆け込んだ。 そこは駆動鎧が一体ぎりぎり通れる程度の幅であり、唯が発射した光弾が建物の壁を破壊し、瓦礫が進路を塞いだ。 「ちっ……そう遠くまでは逃げられまい、回り込んで探せ!」 駆動鎧たちは思い思いの方向へと四散していった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ここ……どこ……もうあるけない……」 薄暗い路地裏にて、疲れ果てた唯が壁にもたれかかって座っている。 「うい……ぐすん」 唯が絶望しかけたそのとき、物陰から一人の少年が現れた。 「お前、いい能力もってんな。見させてもらったぜ」 「だれ……?」 「あの研究者の連中とは関係ないから安心しな。 なあ、奴らはもうこのあたり一帯を取り囲んでる。お前が見つかるのも時間の問題だ。 捕まったら、酷い人体実験の日々が待っている。死んじゃうかもなぁ?」 「ひっ……!」 「そこで、だ。俺たちの仲間にならないか? 俺たちは強い。仲間になってくれたら、あいつらを蹴散らしてやる。 それに、俺たちはお前を実験台にしたりはしない。ただお前のその能力で、俺たちの仕事の手伝いをしてほしいんだ」 少年はわざと恐怖を煽るような言葉を使い、唯を追い詰め、仲間になるように誘導する。 この少年は学園都市の暗部に身を置く者であり、唯の持つ能力を利用しようとしていた。 「どうだ?」 少年が手を差し伸べる。 決して触れてはいけない、魔の手。 しかし、憔悴しきった唯に考える力は残されていなかった。 「おねがい……たすけて」 唯がその手をつかむ。 かくして、唯は一度入ったら二度と戻って来れない世界へと足を踏み入れた。 #1へ
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【種別】 オブジェクト 【初出】 四巻(電子数学の財宝) 【元ネタ】 Deep Optical=「深い光学」 【性能】 全長…約100m(主砲最大展開時) 最高速度…時速250キロ 装甲…2センチ厚×33層(溶接など不純物含む)+レーザー振動検知式相殺装置 用途…対オブジェクト用駆逐兵器 分類…海上戦闘特化型(第二世代) 運用者…資本企業「クライアントセキュリティ社」 仕様…エアクッション+レーザー式推進システム 主砲…主砲八本の集束レーザービーム 副砲…レーザービーム、レーザーパリー、ブラインド兵器など コードネーム…ディープオプティカル(様々な光学技術の塊である事から) メインカラーリング…アッシュブルー 【性能】(変形後) 全長…約100m(主砲最大展開時) 最高速度…時速730キロ 装甲…2センチ厚×33層(溶接など不純物含む)+レーザー振動検知式相殺装置 用途…対オブジェクト用駆逐兵器 分類…海上戦闘特化型(第二世代) 運用者…資本企業「クライアントセキュリティ社」 仕様…完全レーザービーム射出型推進システム 主砲…YAGレーザー×8 副砲…レーザービームなど コードネーム…ディープオプティカル(様々な光学技術の塊である事から) メインカラーリング…アッシュブルー 【解説】 『資本企業』所属の第二世代。正式名称は『シャーベティ』。 球状の本体下部に、脚のように広げたエアクッション8本、右側面上部には主武装の レーザー砲、本体前面には無数のレンズを持つ。主武装のレーザービームは、 8本の円筒で生み出すエネルギーを液化プリズムで屈折、集約させることで 発射しており、収束エネルギーによる高い攻撃力を発揮している。 本体前面の無数のレンズは、敵機のレーザー砲撃の屈折による回避、 砲弾へのレーザー集中照射による軌道変更を行うレーザーパリーとしての使用、 通常の光波と解析波の混合による三次元映像投影、ならびに各種センサーへの 干渉での分身殺法など、様々な光学戦術を可能にする。 原作では、爆薬による連続的な衝撃で液化プリズム溶液の屈折率を均一化されたことで 主砲が内部爆発してしまう。しかし、その後は起き上がりゴマのように逆さまになり、 機体下部にあった8本のエアクッション機関をYAGレーザーの主砲、機体後部の パーツをC字型の翼に展開、海面間でレーザーを乱反射させる際の爆発的な空気の膨張で 推進力を強化するという変形を披露した。レーザーの屈折、レーザーパリーによる 迎撃機能で機動力を必要としなかった変形前とは打って変わり、機動性を大きく強化している。
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ゾウディアックでは、あなたの行動により、見ることのできるエンディングが変化します。 エンディングの種類は、全部で5種類。 あなたはどのエンディングに辿り着くのでしょうか。
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610 :NPCさん:2011/05/05(木) 11 53 28.17 ID ??? 雑談ばかりなのでうちのプチ困でも報告するかな 先日その困と相談してそいつの好みのヒロインが出るセッションをやったんだが そいつの希望通りのヒロイン登場→素っ気ない態度で対応しその後も絡もうとしない そいつが燃えると言っていたシチュ→他のPCに任せる、と思ったら盛り上がってきたところで奪い返す 他PCがサブヒロインと絡む→唐突に登場してサブヒロインと絡み始める 結局ぐだぐだになってシナリオの謎も明らかにされないままボスだけ倒して終了 詳しく聞いてみると決められた展開に乗るってのが嫌いだから&PCの考えはこうだったから、らしい 事前に相談したときには分かったって言っていたのになぁ・・・ 事前の相談をひっくり返すなら言ってくれ無いと困ると説明したんだが、それじゃあ盛り上がらないからダメなんだそうだ もうどうすればいいのかよく分からんって話 611 :NPCさん:2011/05/05(木) 11 58 37.92 ID ??? 事前の相談をひっくり返すなら言ってくれ無いと困ると説明したんだが、それじゃあ盛り上がらないからダメなんだそうだ 「・・・で、この状況はお前的には盛り上がってるのか?」って聞いてやれ もしくは相談無しで盛り上げられるほどの技量もねーのに我侭言うなとか 612 :NPCさん:2011/05/05(木) 12 03 22.20 ID ??? 「ツンデレってのは後でデレる事が前提にあるからツンが受け入れられるんであって、 デレなきゃただの人格破綻なキチガイでしかねぇんだよバーカ」 と言ってもおそらくその困ったちゃんには通じないんだろうなぁ。 613 :NPCさん:2011/05/05(木) 12 35 22.28 ID ??? 610 自分の力量以上のことをするなって言ってやれば? 614 :NPCさん:2011/05/05(木) 12 36 45.93 ID ??? しまった、ドルフしてしまった 615 :460:2011/05/05(木) 15 10 08.80 ID ??? 610 只のルーニーだな。 決められた展開に乗るってのが嫌い ってのは状況次第 (この依頼を受けたらタダ働きになりそう、このNPC後で裏切りそうetcの PTに不利益をもたらしそうな流れが見えた場合)だが、 ヒロイン周りのは周囲を困らせる為に引っ掻き回してるようにしか見えん。 616 :NPCさん:2011/05/05(木) 15 24 47.43 ID ??? 老害とかトリックスター気取りのオモロに見えるがルーニー要素は皆無では? 617 :NPCさん:2011/05/05(木) 16 09 15.35 ID ??? 決められた展開に乗るのが嫌いなら何で相談を受けたのか 618 :NPCさん:2011/05/05(木) 16 12 20.15 ID ??? GMと相談して決めたことの裏をかくことで、盛り上がり(笑)を狙ったんだろ 真のGM気取ってたんじゃね 619 :ダガー+┗DCD┛:2011/05/05(木) 16 41 23.50 ID O0Whv57v 変化球・隠し球症候群とゆうか、 そんな「このオレの発想が第三の選択肢を生み出す(キリ」みたいな 老害症状の典型なんやろねェ。 620 :NPCさん:2011/05/05(木) 16 49 07.11 ID ??? >他のPCに任せる、と思ったら盛り上がってきたところで奪い返す >唐突に登場してサブヒロインと絡み始める ここはGMが明確に拒否しないといかんのじゃないかな 621 :NPCさん:2011/05/05(木) 16 53 14.68 ID ??? 奪うほうのNTR属性と見た 622 :NPCさん:2011/05/05(木) 17 15 27.31 ID ??? 618 いるいるw そして失敗したらGMの責任にするんだよなw 623 :NPCさん:2011/05/05(木) 17 33 15.81 ID ??? 寒いギャグで滑ったら「お前らちゃんとツッコめよノリ悪いな~」ってのと同じか 624 :NPCさん:2011/05/05(木) 17 42 26.41 ID ??? 与えられた素材を使って盛り上げるのが上手いわけで。 やりたい放題なら誰でも出来るってのに気づいてないんだよな……。 627 :NPCさん:2011/05/05(木) 18 02 11.92 ID ??? うちに居る同タイプは だいたいこうならいいよね! ↓ ちょっと逸れちゃったけど自分的に基準値内だしいいよね! ↓ 全然違うけど逸れた奴の延長だし盛り上がってるよね! と言うルートを辿るな。 628 :NPCさん:2011/05/05(木) 18 15 17.66 ID ??? そいつだけが盛り上がってるのか 610や 627以外は全員盛り上がってるかで違ってくるな ・・・まあ、 610の感じじゃあ他のメンバーが盛り上がってるとは思えんが 629 :NPCさん:2011/05/05(木) 18 25 41.60 ID ??? 打ち合わせするのは下手と思ってるのさ ハンドアウトを補助輪とか言い出すアレだよ スレ270
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16 名前: 容疑者(長屋) :2007/04/14(土) 00 27 01.55 ID /d/cUSVz0 「時に弟よ。なぜ俺が未だに童貞か分かるか?」 「彼女がいたことが無いからじゃない?」 うちの兄貴はいわゆる天才だ。だがその能力を使う方向を激しく間違っている。 この前は、「エロゲ、AVと連動するオナホール」なんてものを作りやがった 自分の欲望だけじゃなく、もっと世界のために自分の能力を使えと思う。 あとそのオナホールいい加減貸しやがれ 「違うね。近くにヤラせてくれる女がいないからだ!」 「じゃあ風俗いけよ……」 「最初は素人がいいの!」 そんなことばっか考えてるから童貞なんだよ。という言葉をぐっと抑える 「で、だ。そういうわけでこれを開発した!てれれてっててーん♪」 「いや、今時キテレツ大百科知ってる人少ないから。で、それ何?」 「コードネームHKOK。分かりやすく言えば、『女の子になっちゃう薬』だ」 「そのまんなやがな……ってまさか!?」 「So!飲め!!そして共に快楽の世界へレッツゴー!!」 「だがことわる……って力つよっ!鼻つまむな!ふがふがぁー!」 やばい、これはやばい。おれぴんちっ!人生で一番ピーンチ!! 神様、俺に奇跡の力を!キリスト様でも仏様でもいいからぁー!! 17 名前: 容疑者(長屋) :2007/04/14(土) 00 27 41.49 ID /d/cUSVz0 「さぁいい子だから飲みなさい。飲んでお兄ちゃんといいことしようね……お兄ちゃん……ハアハア……」 キモイキモイキモイィー!それじゃ彼女なんて出来るわけねえ!! 「くそ、思ったより抵抗が激しいな。しかしこんなこともあろうかと麻酔を作っておいた」 どこかの工場長かお前は!?くそう……俺の純潔がこんなとこで……はい、俺も童貞ですが何か? 「おらぁ!麻酔だ!!飲め!!」 なぜ飲み薬!?何も解決してねぇ!やっぱ肝心な部分がバカだこいつ とにかく逃げ出さないとヤバい。必死に暴れる俺 「ちょ……暴れんな…さっさと……アッー!!」 パリーン 床に落ちて砕ける薬の瓶 「た……助かった……」 「お、俺の夢と希望が……なんてことを」 これで当面の危機は去った……はず 「みゃあ……フギャー!!」 「あ……」 なんといつの間にか部屋に入ってきた猫のタマが床の薬を舐めてしまった 「おい、タマ!大丈夫か?これ猫が飲んだらどうなるんだ?」 「知らん!でも害は無いはず」 「フギャーって言ってたぞ!ってタマどこ行った?」 「知るか!もう寝る!!」 ったくこのバカ……タマ大丈夫かな? 18 名前: 容疑者(長屋) :2007/04/14(土) 00 30 22.68 ID /d/cUSVz0 翌朝 目を覚ますと目の前には…… 「おはようございます。ご主人様」 「……夢か」 当たり前だ。目の前に猫耳を付けた全裸の美少女がいるなんて夢以外ありえない 「寝ないでくださ~い。ごしゅじんさま~!」 「……おっぱい?これはおっぱいですか?はいおっぱいです」 目の前には小ぶりながらもはっきりそれと分かる膨らみが…… 「いやちょっと待て!君は誰?私はどこ?」 「お、落ち着いて下さい。私はタマです。猫のタマ。昨日のあれでこうなっちゃったんです」 ……昨日のあれ?あの薬?まじで!? 「とととととりあえず服を着て……って無いのか。えっと……これで」 とりあえず彼女に渡したのは大き目のTシャツ……しまったこれはこれで破壊力が! 「うわ~ぶかぶかですね」 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…… 「弟!新しい薬だ!!さっさと飲んで……」 ク ソ 兄 貴 襲 来 しまった!最悪なタイミングだ!! 「……むっはー最高の食材だぜマイブラザー!いっただきまーす」 「死ねボケェ!!」 ルパンダイブを試みた兄貴を迎撃する 19 名前: 容疑者(長屋) :2007/04/14(土) 00 32 59.98 ID /d/cUSVz0 「で、この子は猫のタマなんだ」 事情を兄貴に話す 「よし、事情は分かった。とりあえず今日からお兄ちゃんと呼んでくれ!」 「最低だなお前」 「分かりました。お兄ちゃん!」 「……じゃあ俺の部屋に行こう。そしていいことをゴハァ!」 「いい加減にしろクソ兄貴!」 「くッ……いいパンチだ。だがまだ終わらんよ。この薬を他の猫に飲ませれば……ヒャッポーイ!」 「あ!ピザの癖に速ッ!待てゴルァ!!誰かアイツを止めてくれ!!」 「待てといわれて待つアホはいねぇ……ギャフン!」 「捕まえましたご主人様」 「あ、ありがと」 さすがもと猫。素早いな…… まあこんなわけでうちには人が一人増えたけど、その分楽しくやってます あと兄貴は罰として女にしたら気に入ったらしくそのままです 「よう弟!まだ童貞かい?お姉ちゃんが手伝ってやろうか?」 「……うっさい黙れ」 「あ、ちょっと期待したでしょ?だめー!フツーにだめー」 フツーに美少女なのが腹立たしいです 「ご主人様。コーヒーです」 「あ、ありがと」 「タマ、こいつのこと好きなの?」 「はいっ!大好きです!」 「じゃあこいつの童貞は私が貰う!」 「ちょwwwwwマテ馬鹿!脱がすなwww」 「うーご主人様わたしもぉー」 「お前らちょっと待てwwwwくすぐってぇwwwwww」 20 名前: 容疑者(長屋) :2007/04/14(土) 00 33 40.78 ID /d/cUSVz0 「くすぐってぇwwww……んあ?」 「おはよう弟。あ、妹って言ったほうがいいか」 「どゆこと?これ?」 目の前には俺にのしかかった兄貴。捲り上げられたシャツ。小ぶりなおっぱい 「えーと……なにこれ?」 「寝てる間に薬を飲ませた。お前今女。おk?」 「おkじゃねえ!何だこれは!?」 「オレサマ、オマエ、イタダキマス!」 「タマは?タマはどうなった!?」 「べつになんともなってなかった。ヒトじゃないとダメみたい」 そうか。タマは無事か……なら…… 「そんなことよりさあイこうぜ!ピリオドの向こうへ!!」 「ってよくねえ!夢なら覚めてくれぇ!!ちょ……まて……アッー!!」 完
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~翌日の病院~ さやか「…え?」 さやか「恭介…退院してたんですか?」 呆然とした顔で尋ねる 看護師「そうよ?」 看護師「おかしいわね…連絡されなかったの?」 さやか「…」 さやか「あ、ありがとうございました!」 タタタッ 逃げるように病室を後にするさやか 看護師「あら…行っちゃった」 …………………………………… さやか(…結局ここまで来ちゃった…) 恭介の家を見上げるさやか さやか(なんで恭介…あたしに何も言わずに退院したんだろ…) さやか(もしかして…) さやか(嫌われちゃった…?) 一気に顔が青ざめる さやか(そんな…そんな…!) さやか(ちゃんと謝ろう…それから…) さやか(あたしの気持ち…ちゃんと伝えよう…) ピンポーン 決意を固め、呼び鈴を鳴らす さやか「…」 シーン… さやか「…あれ?留守かな?」 さやか「なんだよ~…せっかく人が一大決心したのに…」 さやか「…」イライラ… さやか「…帰ろう」 さやかが来た道を戻り始める 杏子「よう!」 さやか「なっ…!アンタは!!」バッ ソウルジェムを手に取り、警戒する 杏子「そう身構えるなよ~今日は戦いに来たんじゃないんだからさ」 さやか「…むぅ」 険しい顔でなおも警戒する 杏子「ふ~ん…」ジーッ さやか「な、なによ…?」 杏子「あれがアンタの想い人ってヤツの家かい?」 さやか「!! な、なんで…!」カアァ… 杏子「ははは!赤くなってら!やっぱりそうなんだな!」 さやか「なっ!?こ、この…!」 杏子「キュウべえから色々聞いたよ…」 杏子「しっかし…なぁ…?」 呆れた表情でさやかを見る さやか「な、なによ…」 杏子「一銭の得にもなりゃしないのにねぇ?」 杏子「アンタもマミもなーんで人助けなんかやってんだか」 さやか「ほっといてよ…」イライラ… 杏子「惚れた男をものにしたいんだろ?」 杏子「…まぁその…なんだ」 杏子「えっと…」 さやか「…何?」イライラ… 杏子「そ、相談に乗ってやってもいいぜ!」 杏子(なにやってんだアタシ…ただ頑張れって言いたいだけなのにな…) さやか「はぁ?なんでアンタが?」 杏子「い、いや別に…」 さやか「余計なお世話よ…ほっといて」 杏子「!!」カチン! 苛立ったさやかの言葉に反応する 杏子「はん!何だよ!」 杏子「どーせアタシが仕掛けた時みたいにビビってんだろ!?」 さやか「…」ピクッ 杏子「くっだらねえ!」 杏子「どうせなら両手両足潰してアンタ無しじゃ生きられなくしてやれよ!」 さやか「!!!」 杏子「そうすりゃ身も心もアンタの…あっ」 杏子(やべ…言い過ぎた…) 自分の言い放った言葉を後悔する杏子 杏子「わ、悪い…言い過ぎ…」 バキィッ! 杏子「ッつぅ…!」ドシャッ 謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる さやか「ふざけんな!!バカ!!」 さやか「アンタ何なの!?」 杏子「お…おい悪かったって…」 さやか「余計なことすんな!!」 杏子の謝罪は激情したさやかには届かない さやか「うざったいのよアンタは!!」 杏子「!!」ピクッ …………………………………… 杏子「ッつぅ…!」ドシャッ 謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる さやか「ふざけんな!!バカ!!」 さやか「アンタ何なの!?」 杏子「お…おい悪かったって…」 さやか「余計なことすんな!!」 杏子の謝罪は激情したさやかには届かない さやか「うざったいのよアンタは!!」 杏子「!!」ピクッ …………………………………… 杏子「ッつぅ…!」ドシャッ 謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる さやか「ふざけんな!!バカ!!」 さやか「アンタ何なの!?」 杏子「お…おい悪かったって…」 さやか「余計なことすんな!!」 杏子の謝罪は激情したさやかには届かない さやか「うざったいのよアンタは!!」 杏子「!!」ピクッ …………………………………… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『…せっかく…せっかく…』 『私の教義を聞いてくれる人が現れたと思ったのに…』 杏子『あ、アタシは喜んでもらいたくて…』 『うるさい!!』 杏子『ひ…』ビクッ 『余計なことして…!』バチーン! 男が杏子に平手打ちを喰らわす 『奇跡ぃ…魔法…!?ふざけるなぁ!!』バシバシッ 杏子『い、痛いっ!痛いよ!!』 『鬱陶しいんだよお前はぁああ!!!』 バキィッ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 杏子「…お父さん?」 杏子「お母さん…?」 杏子「なんで…なんで…!」 杏子「…」 杏子「アタシ…の…アタシのせいで…」 杏子「あ、あ…あああああ…!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ …………………………………… 過去の凄惨な光景がフラッシュバックする 杏子「おい…もういっぺん言ってみろ…」ユラッ さやか「聞こえなかったの!?」 さやか「ウザいって言ってんのよ!!」 杏子「…」シューン 変身し、さやかを睨みつける さやか「や、やる気!?」バッ 杏子「アタシは…」 杏子「アンタを…」 ブンッ 杏子「ぶっ殺す!!」ジャキン …………………………………… まどか「遅くなっちゃった…」タタタッ まどか「さやかちゃんも仁美ちゃんも…早く帰っちゃうんだもん…」 まどか「もうすっかり暗いや…早く帰らないと!」 まどか「たしかこっちに近道が…」タタタッ 裏路地に入っていくまどか ガンッ ガキンッ! ズバッ まどか「…?」 まどか「なんの音…?」 音のする方へと向かう 杏子「そぉらっ!!」ブンッ ズバッ! さやか「あっ!?がぁっ!!」ブシュッ 杏子の槍がさやかの胸元を深く斬り裂く さやか「うっ…あっ…!」 杏子「へへっ!全治三ヶ月ってところか…」 まどか「…!?」 まどか「さ、さやかちゃんっ!?」 さやか「!…まど…か…」 杏子「…誰かと思えば…契約もしてないヤツか」 まどか「や、やめてぇっ!!」ダッ さやかのもとへ駆け出そうとするまどか さやか「来ないでっ!!」 まどか「!!」ザッ しかしさやかの一声に足が止まる さやか「こいつは…こいつだけはあたしが…!!」 杏子「ふん…!続きやんのか?」 さやか「当たり前…でしょ…っ!!」ググッ 苦痛に耐えて立ち上がり、剣を構える 杏子「いいぜ…もう立てなくしてやらぁ!」 さやか「やってみろーっ!!」 ガキンッ! まどか「そ、そんな…」 まどか「どうしよう…どうしよう…」 まどか「このままじゃ…さやかちゃんが…!」 QB「簡単なことだよ」トテテ まどか「! キュウべえ!?」 物陰からキュウべえが現れる QB「彼女達を止めたいんだろう?」 まどか「う、うん」 QB「じゃあ僕と契約すればいいんだよ!」 まどか「…!」 QB「大丈夫!君なら彼女達二人を相手にしても戦えるよ!」 まどか「わ、わたしは…」 杏子『それじゃアタシ達…ゾンビにされたようなモンじゃないか!!』 まどか「!!」 杏子の言葉が頭を過る QB「どうしたの?さぁ早く!」 まどか「あ…」 ズバッ!! さやか「うあっ!?」ガクッ 杏子「どうだ…もう立てねぇだろ!」 さやか「く…くぅっ…!」キッ 杏子を睨みつけるさやか 杏子「そろそろトドメを刺してやるよぉ!!」ジャキッ まどか「!! きゅ、キュウべえ!わたし契約…」 ガシャン QB「…ん?」 杏子「ッ…なんっ…だ!?」 槍を落とし、頭を押さえる杏子 まどか「え…?」 さやか「…?」 『やめるんだ』 杏子「なんだ…!?頭に直接声が…?」 『憎しみと怒りの感情に流されてはいけない』 杏子「んだよ!なんなんだよ!?」 『そのままではいつか自分の身をも滅ぼしてしまうぞ…!』 杏子「ぐっ…だ、黙れ…黙れよぉっ!!」 杏子「!…こいつか…っ!?」ガッ 『…!!』 懐の青い輝石を投げ捨てる 杏子「はぁっ…はぁっ…ちくしょう!」 QB「なんだ…?なにが…起きているんだ?」 杏子「くそっ…アタシは…」 さやか「!…」ダッ 杏子「な…こ、コイツっ!!」バッ 起き上がり、斬りかかって来たさやかに反撃する ザシュ ザシュッ! さやか「ぶっ…はっ…」ドサッ 杏子「ぐっ…完全に…油断…したっ…!」 お互いに体に刃を受けるが、先に倒れたのはさやかだった 杏子「だが…これで…!」ジャキ まどか「!!」 ダダダッ! ムサシ「杏子ちゃん!!」 杏子「な…!?」 二人の間に割り込んでくるムサシ 杏子「お前…なんでここに!?」 ムサシ「呼ばれた…気がしたからかな?」 杏子「訳分かんねーことを…!」 杏子「そこどけよっ!!」ジャキン 立ちはだかるムサシに槍を向ける ムサシ「杏子ちゃん…もうこんなことはやめるんだ!」 ムサシ「君は本当は優しい心を持っているんだろ!?」 杏子「うるせーな!」 杏子「あの変な声といいお前といい…なんだってんだよ…」 杏子「アタシにそんなもんあるわけねーだろっ!!」 ムサシ「嘘だ!君はこの世界に飛ばされて来た僕に優しくしてくれた!」 まどか(飛ばされて…きた?) ムサシ「そういう心があるからこれを渡してくれたんだろ!?」バサッ 杏子の毛布を見せつけるムサシ 杏子「あ!それは…!」 ムサシ「何があったかは知らない!だけどもういいだろう!?」 杏子「うるさいっ!!」 杏子「アンタなんかに…アタシの何がわかんだよーっ!!!」ブンッ まどか「あっ…!!」 ムサシに向けて槍を投げつける ズパッ! さやか「!!…」 ムサシ「…」ポタポタ… 杏子「な…」 ムサシの肩が杏子の槍で斬り裂かれ、血が滴る 杏子「なんで…!」 杏子「なんで避けねーんだよ!!?」 ムサシ「ぐっ…」 ムサシ「君と…話し合いたかったから…」スッ 杏子に手を差し出す ムサシ「君の優しさを…信じてみないか?」 杏子「!!」 タタタッ… ほむら「何が起こってるの…?」 まどか「!…ほむらちゃん」 QB「…」ササッ その場から逃げだすキュウべえ ほむら「と、とにかく…」カチッ ササッ ほむら(停止解除…)カチッ さやか「うくっ…」ドサッ まどか「!?…さやかちゃん!」 時を止めた隙にさやかを回収する 杏子「な、なにっ!?」 ムサシ「消え…た…?」ポタポタ… 突然の出来事に困惑する二人 ほむら「鹿目まどか…あなたは美樹さやかを連れてここから離れなさい」 まどか「う、うん!さやかちゃん!行こ?」スッ さやか「くぅ…っ」 さやかに肩を貸して歩き出す ほむら(さて…) ほむら(問題はあの二人ね…) ムサシ「…」 杏子「…ちっ」クルッ 踵を返す杏子 杏子「今日は…帰る…」 ムサシ「そう…」 杏子「…」 杏子「…おい!」 ムサシ「え…?」 ヒュッ パシッ ムサシ「これは…」 ムサシの手に、輝石が戻る 杏子「…それは…その」 ムサシ「…ありがとう、君が持っていてくれたんだね」 杏子「!!…ッ」 タタタッ… ムサシ「…」グッ 杏子が走り去った後、輝石を握りしめるムサシ ほむら(…行ったわね) ほむら(しかし…彼はいったい…?) スタスタ… ほむら「ねぇ、あなたは…」 ムサシ「…」フラッ ドサッ 声を掛けた瞬間、倒れこむ ほむら「な…!?」 ほむら「ちょ、ちょっと!?」 ほむら「…」 ほむら「…気絶した…?」 …………………………………… さやか「っつ…う…」フラフラ まどか「さやかちゃん…もう少しで家だよ…」 まどか「頑張って…!」 さやかに肩を貸し、歩き続ける まどか「あっ!ここだよ!」 まどか「この公園の中突っ切ったら早いんだよ!」 さやか「…ありがと」 さやか「もう一人で歩けるからさ」グイッ まどかから手を離し、一人で歩く まどか「う、うんじゃあこっち…」 まどか「…!」 公園の入り口で立ち止まる まどか「あ…」 さやか「…まどか?」 クルッ まどか「や、やっぱりあっちから帰ろう!?」 さやか「は?」 突然の提案に顔をしかめる まどか「だ、だってもう真っ暗だしさ!」 まどか「人通りの多いとこ通った方がいいよ!ね?」 グイグイ さやか「ちょ…何よ急に…」 さやか「大丈夫だって。こっちの方が早いんならいいでしょ」スタスタ まどかの制止を振り切り、公園の中へ行く まどか「あっ!待っ…」 さやか「…!」ピタッ ある一点に目をやり、立ち止まる 仁美「上條さん…」 恭介「…」 さやかの視線の先には公園のベンチで抱き合う二人 さやか「…」 まどか「…さ、さやかちゃ…」 さやか「まどか」 まどか「!…な、なに?」ビクッ さやか「…早く…帰ろう」 まどか「…う、うん」 スタスタ… 逃げるように公園から出ていく二人 ~ほむホーム~ ムサシ「…」 ほむら(結局連れて帰って来てしまったわ…)ズルズル ???「やぁ、お帰りほむら」 ほむら「いいところに来たわ…」 歳の離れた青年が出迎える ???「…その人は?」 ほむら「彼、酷い怪我を負ってるのよ」 ほむら「あなた元レスキュー隊員でしょ?なんとかしなさい」 ???「わ、わかった!応急処置くらいなら…」 …………………………………… ???「…これで血は止まったよ」 ???「あとは安静にしておいてもらおう」 ほむら「ご苦労さま」 ???「それにしても倒れてたところを助けてもらった…なんて」 ???「僕がここに来た時と同じだね!」 ほむら「…」ギロリ 青年を睨みつける ???「と、とにかく包帯の交換とか必要な時は僕がやっておくよ!」 ???「君はもう休んだら?」 ほむら「…助かるわ、孤門」 孤門「お安い御用さ…お休み」 ~翌日の学校~ 女1「ねぇ知ってる?退院した上條と仁美のこと!」 女2「知ってる知ってる!入院中に何度もお見舞いしてたんでしょ?」 女3「なんでも音楽の趣味が合った~とかで仲良くなってたんだっけ?」 女1「仁美のやつも上手くやったもんだね~」 女2「ていうか結構前に告白してたみたいだよ?」 女3「え?マジ?」 仁美「さやかさん…その…」 さやか「…」 申し訳なさそうな顔で話しかける仁美 さやか「…はは」 さやか「いーのいーの!なんで仁美が申し訳なさそうにすんのさ?」 仁美「…」 さやか「いや~恭介も見る目あるね~!」 さやか「…二人ならお似合いだよ!」 仁美「その…私…」 いつもの笑顔で答えるさやか さやか「じゃーね!仁美!…まどか帰ろ?」 まどか「…うん」 ガララッ 女1「なんかアイツ無理してね?」 女2「さぁ?」 ほむら(…) さやか「…」スタスタ まどか「…」スタスタ 廊下を早足で歩く二人 まどか「あ、あの…さやかちゃん…」 さやか「ん~?」 まどか「わ、わたしは…ちゃんと…本当の気持ちを言った方が…」 さやか「…!」ピクッ まどかの言葉を聞き、立ち止まる さやか「……な…よ」ボソッ まどか「え?」 さやか「言えないよ…!そんなの…」 さやか「だってあたし…ゾンビだし…」 まどか「…!!」 さやか「それに…あたし思っちゃったんだ…」 まどか「…?」 さやか「仁美と恭介が付き合ってるって知ってさ…」 さやか「あの時…魔女に襲われてた仁美を…」 さやか「助けなきゃよかった…ってさ」 さやか「ほんの一瞬だけ…思ったの」 まどか「さやかちゃん…」 さやか「あたし…こんなだから…」 さやか「心も…体も…最低だから…」 さやか「こんなあたしが…好きです…なんて…言えない…」 さやか「…言えないよぉっ…」ポロポロ さやか「へへ…まどか」 さやか「仁美に恭介…とられちゃった…」 さやか「うっ…ひっ…く…」ポロポロ さやか「もう…あたし…なんにもない…よ…」 まどか「…」 ミライ(さやかちゃん…) …………………………………… 魔女『フゥゥウ…』 ???『ふふ…準備はいいか?』 QB『…これは本当に魔女に効果があるのかい?』 目の前に魔女がいるにもかかわらず、テレパシーで会話するキュウべえ ???『問題ない…これをヤツに寄生させるのだ』 QB『やれやれ…魔女の強化なんて出来るのかい?』 ???『それだけが目的ではないがな』 QB『…それじゃいくよ』 シュゥゥゥウウ… 魔女『…!?』 キュウべえの体から放たれた黒い霧のようなものが魔女の体に入り込む …………………………………… バンッ! ズバッ! ドチャッ さやか「だぁあああっ!!」ブンッ 使い魔『ギ…!』ズバ 使い魔を剣で斬り裂く マミ「美樹さん!前に出過ぎよ!一旦退いて!!」 さやか「…!」 さやか「アイツで最後だ…!!」ダッ まどか「さやかちゃん…!?」 マミ「な…!?」 マミの言葉を無視し、使い魔に突っ込むさやか さやか「はあっ!!」 ドシュッ …………………………………… マミ「…美樹さん」 さやか「…なんですか」 マミ「どうして…あんな無茶するの?」 険しい表情でさやかを問い詰める さやか「別に…なんでもないですよ…」 マミ「あ、あなたねぇ…!」 さやか「だって…余裕が無いならさっさと突っ込んで倒した方がいいでしょ…」 まどか「さやかちゃん…マミさんは心配して…」 マミ「…いいわ鹿目さん」スッ まどかの言葉を遮る まどか「で、でも」 マミ「…二人とも今日は帰りなさい?」 さやか「…!」 マミ「これ以上無茶するのは許さないわよ?」 マミ「美樹さん…聞こえた?」 まどか「さやかちゃん…そうしようよ…」 さやか「…」コクリ 黙ってうなずく マミ「はい!よろしい!」 マミ「私はもう少し近くの魔女の反応を追ってみるわ」 マミ「気をつけて帰るのよ?」 タッタッタッ… まどか(…マミさんも無理してる) スタスタ… まどか「あの…さやかちゃん…」 まどか「もう…やめようよ…」 さやか「…」 さやか「ほっといてよ…」 さやか「あたしはゾンビなんだから…大丈夫だよこのくらい」 まどか「で、でも」 さやか「…ふん」 さやか「それより…近くに一匹魔女がいるね…マミさんが追っかけたのとは別のヤツだ」 タタタッ 反応のする方へ走りだすさやか まどか「!! 待って!」 さやか「…どいてよ」 まどか「だ、駄目だよ!危ないよ!」 さやかの前に立ち塞がる まどか「マミさんと約束したじゃない!」 まどか「それに…もうあんな危ない戦い方は…」 さやか「関係ないでしょ…先に帰れば?」スッ まどかの横を通り過ぎるさやか まどか「そ、そんな…」 まどか「私もマミさんもさやかちゃんの為に言って…」 さやか「…あたしの為にって何?」 さやか「魔女を殺すことしか生きる意味のない石ころゾンビのあたしにっ!!」 さやか「なにが為になるっていうのさ!?」 まどか「わ…わたしはさやかちゃんに傷ついてほしくなくて…」 さやか「じゃあアンタが戦えばいいじゃんか!!」 まどか「!!」 さやか「同じ立場に立ってもないのにいちいち口出ししないでよ!!」 さやか「あたしのこと想ってんなら契約しなよ!?」 まどか「あ…あ…っ」 さやか「出来ないよね?出来るわけないよねぇ!?」 さやか「ただの同情で人間やめれるわけないもんねぇ!!」ダッ 魔女の元へと走る まどか「ま…待って…」 まどか「待ってよぉ…っ!」ポロポロ タッタッタッ 涙を流し、その後を追う ~結界内部~ 魔女『フゥウ…』 さやか「…コイツかぁ!」シューン 変身し、全身に髪のような触手を持つ魔女に飛びかかる 魔女『…フン』 ヒュヒュン! さやか「どこ狙ってんのさ!!」ダッ さやかに避けられた触手は地面に突き刺さる ドバンッ! さやか「な…!?」 まどか「あ、危な…」 地面から触手が飛び出し、空中のさやかを狙う ズバババッ! さやか「あ…」 まどか「あの人は…!」 杏子「…見ちゃいられねぇな」 槍で触手を斬り落とす さやか「…なんの用?」 杏子「…いんや、厳しそうだったから加勢してやろうと」 さやか「いらない」 杏子「だけどアンタ…」 さやか「うっさい!!邪魔だからあっち行けっ!!」 杏子「…ああそうかい」シューン 変身を解除する さやか「…ふんっ!!」ダッ 魔女『フゥ…!』 ヒュンヒュン まどか「え…!?」 杏子「な…!アイツまさか!」 ザクザクザクッ! さやか「ぐ…おあああああっ!!」ダダダッ 触手を避けず、突っ込んでいくさやか まどか「さやかちゃんっ!!?」 杏子「…馬鹿野郎が」 さやか「喰らえぇええええっ!!」 ドシュッ! 魔女『…』 魔女の体に剣を突き立てる 魔女『フ…フフヒ』 さやか「コイツっ…早く死ね…!!」グリグリッ メキメキッ 魔女『フゥ…ゥウ』シュルシュル さやか「!…な…な!?」 少しずつ巨大化する魔女 まどか「魔女が…大きくなってる!?」 杏子「…違うな」 杏子「あの魔女…大量の触手を全身に纏ってやがるんだ」 杏子「本当にでかくなったわけじゃない…本体はその内側だ」 杏子「あれじゃロクに攻撃が通らねぇぞ…!」 さやか「け、剣が抜けな…!?」グッグッ 魔女『フヒャッ!!』ヒュン! ドシュッ! さやか「うあがぁっ!!?」 ザクザクザクッ! さやか「あ…ぎ…!」ボタボタ 魔女『フゥウ…』 四肢を串刺しにされ、宙づりにされるさやか まどか「ひっ…やめて…やめてぇ!!」 杏子「…ひでえな」 魔女『フゥウン…』 シュッ! さやか「あ…!!」 身動きのできないさやかに触手が放たれる 杏子「!! まずいっ!あの位置は!」 ドブシュッ!! さやか「ご…ふぅっ…」ビチャッ 魔女『フヒ…』 魔女の触手はさやかの腹のソウルジェムを掠め、貫通する 杏子「あ、あのやろう…!」グッ ソウルジェムを握りしめる杏子 まどか「やだ…いやだ…!さやかちゃん…!」 魔女『フゥッ!!』 ヒュン! まどか「ああっ!!?」 杏子「間に合わねぇ…!!」 ガシィッ! 魔女『!?』 さやか「…う…あ…?」 突然現れた巨大な手が触手を掴み取る まどか「あ…!」 杏子「な…なんだ…コイツ…!?」 メビウス『間に合った…!探すのに苦労したよ』ググッ まどか「…先生っ!!」 ブチブチッ さやか「っつ…うぅ…!」 メビウス『…』スッ ドサッ まどか「さやかちゃん…っ!しっかりして!!」 さやか「う…」 触手を引きちぎり、退避させる メビウス『…後は僕に任せて!』クルッ 魔女『フゥ…』 メビウス「セアッ!」 メビウス「シャッ!」バシュバシュッ スパッ! メビュームスラッシュで触手を切断する 魔女『…』ヒュンヒュン メビウス「ハッ!」キュイン バチッ! まどか「先生…!頑張って!」 杏子「…」 杏子(あの触手…斬ったそばから別の触手が…) メビウス「ハァアアアアッ!!」ズンズンズンッ 魔女『フヒ…!』 メビウス「セァァアアアッ!!」 バシュウン! 魔女『!!』ドガァン 触手を跳ね除けてライトニングカウンターゼロを放つ メビウス『どうだ!?』 魔女『…』ムクッ メビウス『…!?効いていない…!』 まどか「な、なんで!?ちゃんと当たったのに…」 杏子「あの触手が防御してやがるんだ!」 杏子「全部なんとかしねぇとダメージも与えられない!」 まどか「そんな…!」 まどか「斬っても斬っても新しいのが出てくるんだよ…!?」 まどか「どうすれば…!」 杏子「アタシに聞くな!」 魔女『…ヒヒ』シュルシュル メビウス「…」 メビウス(攻防一体の触手…あれをまとめてなんとかするには…) メビウス(…やるしかない!) 魔女『ヒャッ!』 ヒュン! メビウスに束ねられた触手が迫る 杏子「危ねぇ!避けろ!」 まどか「先生!」 メビウス「…」スッ 避けようとせず、防御の構えをとる バシィッ! メビウス「グッ!」 まどか「…え?」 杏子「おい!?何やってんだ!避けろよ!」 魔女『フヒャアアア!!!』ヒュヒュヒュッ バシバシッ! メビウス「グ…ゥウ…!」 バシッ!バチィッ!ドガッ! 一方的に魔女の攻撃を受けるメビウス まどか「ひ…酷い!」 まどか「このままじゃ先生も…!」 杏子「…」 戦いを見守る二人 まどか「なんで…!?なんでバリアーも使わないの!?」 杏子「…」 杏子(まさかアイツ…誘ってるのか?) メビウス「…ウゥ」 魔女『キ…』イライラ 魔女『フヒャァ!!』 メビウス「!!」 メビウス(来る!) シュルルルッ 魔女『フヒ…!』 業を煮やした魔女が止めを刺そうと全身の触手を一本に束ね、巨大な鞭にする まどか「あ!!」 メビウス「ハァア…」キィイイン… 魔女『フヒャァーッ!!』ブンッ メビウス「セアッ!」ヒュン ズバッ!! 魔女「!!?」 左腕から展開したメビュームブレードが巨大な鞭を斬り落とした まどか「や、やった!」 杏子「これでアイツは裸同然だ!やっちまえ!」 魔女『ヒ…』 メビウス「…ハッ!」シュウン シュォオオ ブレスのエネルギーを開放し、集束させる メビウス「セァアアーーッ!!!」バシュゥウン! 魔女『!!!』 ドガァアアアアン… 杏子「よし!」 まどか「よかった…先生…」 シュォオオ… まどか「え…?」 まどか「なに…?いまの…?」 メビュームシュートの爆煙の中を見つめる まどか「…?」 まどか「気のせいかな?」ゴシゴシ さやか「…っつ」 まどか「!! さやかちゃん!目が覚めたんだね!?」 さやか「あ…まどか…?」 杏子「もう傷が治り始めてる…?」 杏子「これがコイツの能力か…」 さやか「…?」 さやか「先生…は…?」 まどか「えっ?」クルッ 杏子「あれ?さっきまでそこにドーンと…」 タッタッタッ… ミライ「お~い!」 まどか「あ!いた!先生!」 煙の向こうからミライが走り寄ってくる さやか「…!」 まどか「っ…先生そのケガ…!?」 ミライ「ふぅっ…よかった…」 杏子「よかったって…あ、アンタ自分がボロボロじゃないか!」 着ている服は所々破れ、頭からは血が垂れている さやか「…なんで…」 まどか「せ、先生…その傷…私達のせいで…」 ミライ「…大丈夫」 ミライ「大事な君達を守るためだからね、これくらいへっちゃらだよ!」ナデナデ 笑顔を作り、まどかの頭を撫でる まどか「…あ…うぅ…」グスッ ミライ「…さやかちゃん?」 さやか「…」 さやかに向き直り、語りかける ミライ「辛いことがあったのは…知ってる」スッ 彼女の目線に合わせ、屈む さやか「…」 ミライ「でもね?」 ミライ「その辛いことを一人で背負いこんじゃ駄目だ」 ミライ「悲しみや憎しみに身を任せて行動するよりも…」 ミライ「大切な人と助け合う道を探した方が…いいと思うなぁ」 杏子「…」 さやか「!…」 さやか「…」コクッ 静かに頷く ミライ「…よし!じゃあ今言った言葉を忘れないように!」ピッ さやか「…?」 ミライ「指きりだよ!ほら手出して!」 さやか「あ…」ピッ お互いの小指を組ませる ミライ「ゆーびきーりげーんまん…っと!」 ミライ「約束だよ!」 さやか「…」 さやか「あは…は」 さやか「今日は…もう帰ります」 ミライ「そっか…でもフラフラだよ?なんなら僕が…」 まどか「あ、あの!わたしが…!」 ドクン… さやか「…」ニコ さやか「大丈夫!…一人で帰れるからさ」 スタスタ… まどか「あ…行っちゃった…」 ミライ「…」 杏子「アンタが噂のイレギュラーってやつだね…」 杏子「しかしまさか巨人に変身するとはねぇ…?」 ミライ「?」 まどか「あ!あ、あの!」 杏子「ん…?どした?」 まどか「今日は…ありがとう」 杏子「…へへっ!いいよ別に…えーと」 まどか「鹿目まどか!」 杏子「まどか…か!アタシは佐倉杏子!」 杏子「じゃあな!アタシも帰るわ」 まどか「うん!バイバイ!」 杏子(さーて…アイツを追っかけますか) まどか「…あっ!」 ミライ「?…どうしたの」 まどか「マミさんが…マミさんが一人で別の魔女のところに…!」 ミライ「…ひょっとしてここから近いもう一つの結界?」 まどか「は…はい!マミさん一人じゃ…」 ミライ「それなら大丈夫!そっちにはジャック兄さん達が行ったからさ」 まどか「! よ、よかったぁ…」 ミライ「僕は今からそっちと合流するけど君は…」 まどか「…」ソワソワ ミライ「…」 ミライ「彼女を追ってあげなよ!」 まどか「!!…はいっ!」 タッタッタッ… ~電車内~ ガタンゴトン…ガタンゴトン… さやか「…」 ショウ「だからァ~稼がせた金はちゃ~んと貢がせねぇとさ?」 ホスト「それですよそれ!油断してっとすぐ籍入れたいとか抜かしやがる!」 ショウ「ちゃ~んと躾けとくんだよそういうヤツは!!」 ホスト「ですよねぇ~!めんどくせぇって~の!!」 ショウ「あ~あ、そろそろ今の女も捨て時かねェ?」 ホスト「さっすがショウさん!」 さやか「…ねぇ」 ショウ「…あ?なんだコイツ」 ホスト「知りませんよ?」 さやか「その女の人、アンタの為を想ってやってくれてたんでしょ?」 さやか「なのに捨てちゃうんだ?」ユラッ ショウ「…なに言ってんだコイツ」 ホスト「お譲ちゃん夜更かしはよくないぞ~?」 さやか「…」シューン 変身し、剣を振り上げる ショウ「…な、なんだ!?なにが起こった?」 ホスト「ひぃっ!?」 ミライ『今言った言葉を忘れないように!』 さやか「…!」ピタッ ミライの言葉を思い出し、剣を止める さやか「…」シューン ホスト「…あ、あれ?もとに戻った…?」 さやか(あたし…なに…やってんだろ) さやか(…) さやか(もう…わけわかんない…自分が信じらんない…) さやか(ごめん先生…まどか…) ショウ「おいガキ…!次の駅で降りるよなァ…?」グイッ さやか「…」 …………………………………… ホスト「ガキ!なんとか言ってみろ!」ブンッ バチン! さやか「…ッ!」 ホスト「だんまりかよ…ショウさんコイツどうします~?」 ショウ「さ~て…どうしよっかなァ~!?」 ショウ「生意気なガキにはお仕置きかな~?」 さやか「…」 さやか(…もう…どうでもいい…) スタスタ 杏子「…おい」 ショウ「あ?」 ホスト「え?何?」 ゴンゴンッ! ドサッ さやか「!?…アンタは…」 杏子「気絶させただけだよ…アンタ大丈夫か?」 …………………………………… 杏子「ほら、アメ食うかい?」スッ 杏子「疲れた時には甘いもの…ってマミが言ってたぜ?」 さやか「…ありがと」パク さやか「…」 さやか「…甘い」 杏子「はは!そりゃそうだ!」 駅のベンチに座りながら話す二人 ドクン… さやか「悪いね…迷惑かけた」 杏子「な、なんだよ…らしくないじゃん?」 さやか「はは…」 力無く笑うさやか さやか「なんかさ…訳わかんなくなっちゃった…」 杏子「!?」 さやか「結局アタシは何がしたいのか…とか」 さやか「何を信じればいいのか…とかさ」 さやか「もうよくわかんないや…」 コロン… 杏子「…!!」 さやかの懐から真っ黒なソウルジェムが転がり落ちる 杏子「お前…!これは…!」 さやか「は…はは…は…」 さやか「バカだよね…あたし…」 ピシピシッ… 杏子「待て…待てよ…!」 さやか「でもね…あたしね…」 さやか「ちゃんと…約束…守ったんだ…よ…」 さやか「それだけは…褒めてくれても…いいよね…?」 さやか「…もう…遅い…かな…」 パキーン! …………………………………… タッタッタッ… まどか「あ!いた!」 杏子「…」 走り寄るまどか まどか「結局ついて来ちゃった!」 杏子「…」 俯いたまま黙り込む杏子 まどか「…?」 まどか「杏子ちゃん…?さやかちゃんのソウルジェムは…?」 杏子「!…」 ほむら「美樹さやかのソウルジェムは…魔女を生みだして消滅したわ」スッ 物陰からほむらが現れる まどか「…え?」 まどか「…嘘…だよね…」 ほむら「事実よ…私達魔法少女のソウルジェムに限界まで穢れが溜まれば…」 ほむら「私達はグリーフシードとなり、魔女として生まれ変わる」 まどか「!!」 杏子「ッ…てめぇ!コイツはさやかの…」 ガシッ ほむら「隠していても無駄なのよ…事実は変えられない」 ほむら「私達には…奇跡も魔法も無いのよ」 ほむら「…わざわざ死体を持ってきた以上は扱いに気をつけなさい」 さやかの抜け殻を見つめ、つぶやく 杏子「…く…そ…くそぉ…」 まどか「そん…な…!!そんなのって…!」 まどか「さやかちゃあぁあああああんっ!!」 …………………………………… 杏子「…」 まどか「…」 杏子「…おい」 まどか「…?」 杏子「アンタに話がある…明日な」 杏子「とりあえず一日だけ考える時間が欲しい…」 まどか「…」 まどか「…わかった」 杏子「…コイツはアタシが預かるよ…じゃあな」 さやかの抜け殻を担ぎ上げ、立ち去る ~翌日の放課後~ 女1「今日なんで先生休みだったんだろうね~?」 女2「さぁ?さやかも休みみたいだけど…」 まどか「…」 ガララッ マミ「鹿目さん?美樹さん?」 まどか「!…マミさん…」 まどか「無事だったんですね…」 マミ「ええ、郷さん達に助けられて…ね」 マミ「あなたもちゃんと帰れたのね…あら?」 マミ「美樹さんはどうしたの?」 まどか「!!!」 まどか「うっ…うう…ああ…」ポロポロ マミ「ちょ、ちょっと!?鹿目さん!?」 …………………………………… QB『…美樹さやかの魔女…あれにも寄生させるのかい?』 ???『もちろんだ』 QB『メビウスに倒された影の魔女に寄生させてた方は戻って来た?』 ???『ああ、後はコイツと…』 ???『あの場所の魔女だな』 QB『…あそこの魔女が暴れれば…間違いなく結界外にも被害がいくね』 ???『もちろんそれも狙いだ…大量の人間が死ねば…より多くの絶望が集まる』 …………………………………… ~マミホーム~ ハヤタ「それが…真実…」 ダン「暁美ほむらはこの事実を隠していたのか…」 ダイゴ「…よく話してくれたね、まどかちゃん」 まどか「…」 マミ「魔法少女…が…」 郷「気をしっかり持て、マミ!」 北斗「…魔女との戦闘はなるべく俺達がやる」 マミ「は、はい…」 アスカ「そーそ!ソウルジェムに穢れを溜めなきゃいいのさ!」 我夢「そんな簡単な問題では…」 まどか「…それじゃわたし…用事がありますから」 ハヤタ「ああ…辛いことを話させてしまったね」 ダン「気をつけて」 まどか「…はい」 アスカ「あれ?そういえばミライは?」 北斗「昨日の魔女との戦闘で予想外にダメージを受けたようだ…まだ寝込んでいる」 まどか「!!…」 ガチャ バタン! マミ「…」 ダイゴ「…」 ダイゴ「…マミさん?」 マミ「は、はいっ?」 ダイゴ「気晴らしに買い物でも行ってみればどうだい?」 マミ「え…?」 ハヤタ「ああ…少し外の空気を吸ってくるといい」 アスカ「そりゃいいや!ついでになんか美味いものでも…」 北斗「アスカ!!」 アスカ「う…ごめんな、マミさん…」 マミ「…」 マミ「ふふっ…」 マミ「分かりました!じゃあ夕飯の材料でも買いに行ってきます!」 笑顔を取り戻し、外出の支度をする マミ「なにかリクエストはありますか?」 ハヤタ「カレーがいいな」 ダン「俺もそれで構わない」 アスカ「俺も俺も!」 アスカに続いて全員が同意する マミ「分かりました!それじゃあ行ってきます!」 ガチャ バタン! ダン「…強くなったな、彼女」 ハヤタ「まだ会って数週間だけどね」 …………………………………… まどか「…話って?」 杏子「…」 杏子「アンタ…アイツを助けたくないかい?」 まどか「!…できるの!?」 杏子の言葉に食い付くまどか 杏子「はっきり言って…よくわからねぇ」 杏子「でも…アイツに…」 杏子「魔女になったアイツににほんの少しでも…人間としての優しさってのが残ってるなら…」 杏子「アンタの声も届くかもしれないだろ?」 まどか「!!」 杏子「ホントはあの先生さんにも付き合ってもらった方がいいんだけど…」 杏子「あんなの見せられちゃあ…な」 まどか「…」 杏子「…アンタにはアイツに呼びかける役をしてもらいたい」 杏子「アンタはアタシが絶対に守る…でも強制はしないよ」 杏子「これはもう…賭けみたいなもんだからね…」 まどか「…」スッ 手を差し出すまどか 杏子「…!」 まどか「わたし…やる!手伝わせてほしい…!」 杏子「!…」 杏子「へっ…調子狂うなぁもう…」 パシッ まどか「?」 握手の代わりにお菓子を握らせる 杏子「…行くか!」 まどか「う、うん!」 ~同時刻~ タッタッタッ… ほむら「…」 ほむら(今日はまどかと佐倉杏子が美樹さやかを救う計画を実行する日…) ほむら(彼女達がたどり着く前に…先回りしないと…) ほむら(…よし) ほむら(この時間なら十分間に合う!!) ほむら「…まってて…まど…」 ピクッ! ほむら「!!」 ほむら「な…!?」ザッ ほむら「こんなとこから…魔女の反応が…!!?」 ほむら(こんなとこで寄り道している暇は…!) ほむら「…」 ほむら「…」 ほむら「…く」 ほむら「~~~~~~~ッ!!」 ほむら「もうっ!!」 ダダダッ… 建物の中に入っていくほむら ~大型スーパー~ ほむら(近い…強力な魔女の反応が…!!)タタタッ 店内を走り回るほむら ほむら「…こっち!?」ダッ マミ「あら?」 ほむら「…!!」 ほむら(巴マミ…) マミ「暁美さん…あなたも感じてるのね…この近くに…」 ほむら「…」 スタスタ マミ「ちょ、ちょっと!」 マミ「無視しないでよ!協力して探した方が…」 ほむら「…私は急いでるの!!」 ほむら「呑気に買い物カゴ片手に結界探してる人と一緒にしないで…!」 マミ「な…!そんな言い方…」 ゴゴゴゴゴ… ほむら「…!」 マミ「!!」 店内が揺れ始める ゴゴゴゴゴ… ほむら「…地震!?…かなり大きいわ…!」 マミ「!!」ピクッ マミ「暁美さん!アレ!」 ほむら「…!?」 二人の視線の先にはグリーフシード ほむら「まさか…この揺れは魔女の…!」 バキバキッ… ほむら「!…て、天井が…」 マミ「!?…危な…」 ドガガラガラガラ… ~ほむホーム~ ムサシ「…」スースー 孤門「…まだ起きないなぁ」 ほむらの敷いた布団で眠り続けるムサシ 孤門「…そろそろ包帯変え…」 ドクン…! 孤門「!!…これは…」 懐のエボルトラスターが心臓のように鼓動する 孤門「…魔女に反応している…?」 孤門「…!」 ダダダッ 孤門「ほむらが…危ないのか!?」 ガチャッ バタン! ムサシ「…ぐ…?」 ムサシ「ここは…?」 BACKまどか「…ウルトラマン!」 3 NEXT まどか「…ウルトラマン!」 5
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アッグ EMS-05 ACG 両腕に採掘用ドリルを装備した機体。本来は地下トンネル掘削用の機体 初期ステータス チューンpt 13374 スラスター出力 20/30 HP 1100/2100 スラスター速度 20/30 実弾防御 3/9 レーダー性能 5/10 ビーム防御 3/9 バランサー 5/8 機動性 38/76 旋回速度 1/2 制限事項 水陸両用 SPAタイプ 必殺格闘:ドリルラッシュ 兵装ステータス 威力・耐久 命中 連射 弾速 リロード 弾数 主 レーザートーチ 222/352/480 5/34 2-3-/4 1/55 1/50 10-15/-20 副 ミサイルポッド 358/419/600 5/30 - 1/55 1/40 8-10-/12 格 ドリル 414/530/735 6/46 - - - - 機体特徴 ジオン軍水泳部ジャブロー攻略の切り込み屋。男の浪漫「ドリル」を装備した機体。 ジオンミッション「ホワイト・ディンゴ」Sランククリアで入手 タクティクスでは隠れキャラ、ロワイヤルでは普通に登場している隠れた常連MS ジオン軍MS(?)中、性能はサク、サクCAに次ぎ低い。 簡易ホバーMSと形容すべき機体で、ホバー機特有の機動性だけは異常にあがるピーキーマシン。 平地を疾走する姿は、中々可愛い。しかし、足が速いとはいえ目玉武器に乏しく、決定打に欠ける。 その点はドラッツェと似たジレンマを抱えているが、そちらほど攻撃火器が劣る訳ではない。 レモン絞りのようなドリルの威力は比較的強力。 しかしHP装甲共に薄いため、ドリルによる穿撃狙いで突っ込むと瀕死の憂き目に会う。 レットゾーンに入ってでも旋回速度、HP、装甲を強化しておくと使いやすくなるだろう。 射撃 ●主 レーザートーチ (MAX=480) 本来削岩用のものらしく、威力はジムやガザCのビーム兵器と同程度。 前回と比べ、射撃は足を止めずに撃てるようになったのが救いか。 それでもビーム兵器なので命中率は実体弾兵器よりは優れている。 ●副 ロケットランチャー (MAX=600) 押し連射可能で一見、期待できそうだが、レーダーが劣化性能なので限界内での命中精度は低い。 弾数が少なく、誘導性能も微妙なカーブで地面に当り無効化されやすい。 メインは貧弱ながらもレーザートーチでこれを中心に強化するのが無難である。 チャージショットはこの機体では使いやすい方なので攻撃力を上げておこう。 動く標的には少なくとも距離500以上で使うことを推奨。 どちらかというとミデアなど動かない標的撃破時の火力として使うのがベター。 なので弾速や命中よりも攻撃力、リロード中心に強化をおすすめ。 格闘 ●格 ドリル (MAX=735) モーションは全体的にみれば威力は優秀だが、若干振りが遅いと感じる。 また、空中格闘は硬直が長く地上コンボに繋がらないことが多いので注意。 タイマンなら急接近で死角を取ってチャージ格闘からのコンボを決めるといいだろう。 SPA 多段ヒットの突進ドリル。 かすった程度ではろくにダメージを取れないのでチャージ突進から必中させる工夫が必要。 出自 「MSV」より。 「アッグシリーズ」と呼ばれる、アッガイをベースとしたジャブロー攻略用MSの一つである。局地任務にのみに限られた本機もアッガイのマイナーバージョンとして利用できる点において、アッガイが極めて利便性ある機体であることを証明している。とはいうものの外観からアッガイを想起するような部位はあまり見当たらない。 【ジャブロー攻略作戦とは?】 連邦軍の本拠地であるジャブローを攻めるにあたり、ジャングルという特異な環境でも攻略可能できるよう各種マイナーチェンジ化された機体を実戦投入し、ジャブローを攻略する大作戦。 1)ジュアッグによる砲撃射撃で敵砲台を破壊したり密林を焼き払う。 2)ジュアッグが慣らした場所をアッグがドリル掘削。地下ジャブロー基地への突入口を確保。 3)突入口から沸いてでた連邦部隊に対し、アッグガイとゾゴックが応戦し突入する ...と言う壮大な計画だったらしいが、予算の都合か、実現性の信憑性に疑問が持たれたのかは定かでないが、正史においてこの作戦は実行に移されなかった。SG「ギレンの野望」ではIFストーリーとしてジャブロー攻略作戦を発動できるが、使用できるユニットがこいつ等だけなので、極めて至難のミッションである。
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150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 21 19 37.54 [夜] ID uQ9Z7une0 (PC) 家「そんなとこ…ッ…いじっちゃ……らめぇ……」 男「電球取り換えるときぐらい静かにして絽」
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たろうらりあっと【登録タグ VOCALOID あゆP た 巡音ルカ 曲 替え歌】 作詞:Waratasu 作曲:アゴアニキP 編曲:アゴアニキP 唄:巡音ルカ 曲紹介 あゆPが作成した、ダブルラリアットの替え歌。 歌詞 半径200センチ以内が この僕が分かる距離 今から喋り始めますので 話 聞いて下さい ただマンガ読むの楽しかった このままでいたかった ただマンガ読むの続けてたら ローゼンなのを忘れていた 周りの仲間たちは 長いものに巻かれてるけれど 「勝負する」と一言 つぶやいて立ち上がり 出馬していた 半径250メートルは この声 届く距離 今から べらんめぇしますので 話 聞いて下さい 立て直すので忙しかった このままじゃダメだった 立て直すことを続けてたら 報われると信じていた 周りの議員たちは 保身ばかり考えてるから 首相を続けるのは 「頭痛い」と 拗ねた顔をしていた 全長3500キロが この手で守る国 今でも愛していますので ついてきて下さい どうしよう…? 昔の首相が 見たら叱られてしまうかな? 仲間去り 基盤揺れてるから… 「23.4%を下回る」 騒いだマスゴミは いつの間にか見た事の無い 批判にさらされた 繁栄 「とてつもない日本」が この僕が 目指す国 今なら できる気がしますので ついてきて下さい 半径200センチ以内が この僕が分かる距離 いつの日か 職務疲れた時は バーに行かせて下さい コメント あとのほうめちゃ泣ける…;; -- 名無しさん (2009-09-01 21 18 11) うわぁああ…太郎ってあの太郎さん…か…; -- 名無しさん (2009-09-03 14 52 26) 頑張れ太郎さん -- 名無しさん (2009-09-03 15 32 35) 本当に頑張ってたのに・・・泣ける。 -- 名無しさん (2009-09-10 14 14 08) 麻生さん……(´・ω・`) -- 名無しさん (2009-09-10 18 38 01) もう、政治系のページ作るのやめれ -- 名無しさん (2009-09-10 19 23 29) なんか、くるなぁ…(´・ω・`) -- 名無しさん (2009-09-10 20 46 32) ボカロに政治を持ち込むのはやめろよ。 -- 名無しさん (2009-09-10 20 53 21) ボカロなんて所詮楽器。政治を表しちゃいけない根拠は? -- 名無しさん (2009-09-16 12 57 16) 麻生さん大好きでした(´・ω・`)いつまでもべらんめぇしててください。アゴアニキ氏,お疲れ様でござる -- あ,そう。23.4℃下回っちゃったの。 (2009-09-16 17 56 55) ちょっとだけ・・・・、泣きそう。 -- 名無しさん (2009-09-18 16 32 43) 政治系には複雑な気もするけど、こういのもアリかなとは思う。 しかし、「べらんめぇしますので」に真面目に吹いたww -- 只野名無し (2009-11-28 15 20 20) 作詞はあゆPさんじゃなくてWaratasuさんです… -- 名無しさん (2009-12-14 21 57 14) (´・ω・)。oO(泣きそうになったとか言えない) -- 名無しさん (2010-01-22 20 36 09) ローゼンきたか。 -- (´・ω・`) (2010-10-02 14 12 24) 麻生さんはマスコミさえいなきゃ、歴史上に残る名君だったと思う -- 名無しさん (2010-11-26 17 26 08) ローゼンなのを忘れていた ↑吹いたWWWWWW -- 名無しさん (2010-12-25 01 03 32) あー……切ない(・ω・`) -- 名無しさん (2011-02-25 01 31 06) ちくしょうっ…今聞くと泣けるじゃねぇかっ…! -- 名無しさん (2011-06-02 22 45 20) あゆPさん また動画つくって下さい -- 名無しさん (2011-06-20 00 16 09) 名前 コメント
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290 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :sage :2007/02/21(水) 00 34 22 ID y7wOjdAF(8) 【注・ネギが責められる内容となっております。その方面が苦手な方は読むのをお控えください】 のどか×ネギ、夕映の後編になります。 【魔法先生ネギま! 165時間目 マジカル悪戯魂その②OtherSide 後編】 いつもの優しげなのどかの雰囲気と正反対の、嘲りに満ちた断言。 信じられない、と惑うより先に、夕映は気圧されたように言葉を無くしてしまった。 ただ、口を開き気味にしたままで親友であるはずの少女を見る。 そんな夕映に、のどかはネギを背後から貫き担ぎ上げたまま淀みない足取りで近付いていく。 こんなことは止めさせなければ……云々と夕映の高速思考はとめどなく自身に警鐘を発し続けたが、 夕映は眼前の光景に視線を縫い止められたままで一挙動たりとも動けなかった。 「ひっ…! っあ、揺らさないで下さ…っ! あうぅ…っ!?」 自らの生徒、しかも華奢な少女の剛直に菊座を深々と貫かれて顔を紅潮させ、 性に疎い自分から見ても明らかに――悦んでいるように見える、親友と共通の想い人。 目の端に捉えるだけでも脳髄が沸騰しそうな情景を見ることで夕映の身体機能は手一杯であった。 どうして親友の股間に男性自身が生えているのか――、という矛盾を考察する暇もない。 「ゆ…ッ、夕映さん、くぁっ、そんな、見ないで…ッ」 恥辱に震え、涙さえ零しながら息も絶えだえにそう漏らすネギ。 「~~ッ!」 その泣き声に近い台詞に、夕映はようやく我に返る。 ――と同時に、ネギの姿が既に触れんばかりまで――、 まんぐり返しの状態で固定された夕映の、剥き出しの陰部を中央に据えた小さな尻に、 あたかも腰かけるかのように近付いていたことに気付かされた。 自分の二本の脚を格子のように感じながら、 夕映はびくびくと脈打ち先端から透明の先走りを溢れさせる勃起を間近に直視する。 ぽたり、と肌の上に落ちてくる先走りの性臭に言葉を失い、無意識に喉を鳴らしてしまう。 発育の遅い身体の膣(ナカ)がうずいた。 「……っ、せ、先生…っ」 女としての本能が、ネギのそれを欲していることを躯が頭に伝える。 知らぬうちに、指さえ触れられていない割れ目からなだらかな腹部へと愛液が滴り落ちた。 遂に夕映の口をついて、刺激をねだる言葉が――、 「は、はしたないお願いとは存じていますが、そ、それを私に――」 「ダメだよ、ゆえー……?」 発されようとしたところへ、夕映の昂ぶりを見越したようなタイミングでのどかが横槍を入れた。 背後からネギを犯したままで抱え、遊ぶように上下にネギを揺らしていく。 勃起したままの陰茎が同時に揺れた。のどかはペチペチと夕映の尻たぶを叩いて笑う。 「っ……!」 ペニスに尻を叩かれるだけでも、倒錯した悦楽が夕映を焼く。 また、ピストン運動を繰り返されてネギのペニスは一層の固さを見せていた。 歌いだしそうに愉快な調子で、のどかは言葉を紡ぐ。 「ゆえは妾さんだからー…。自由なんかないの。 それでね?ネギせんせーは私のお嫁さん…。おちんちん…あるから問題ないよね……」 問題だらけの発言ではあったが、それを咎めるものはいない。 たとえ咎めだてをしたとて、今ののどかがそれを聞き入れるとは到底思えなかったが。 「ネギ先生はね? 私の……つ、妻なのー。だから、妾のゆえにー……、 ゆえの……おまんこには、挿れさせてあげない」 ネギの尻穴に突き立てた怒張から湧き上がる快楽に頬を上気させた、酷薄で妖艶な笑み。 相手の上位に立ったのどかが、夕映を見下ろして言い放つ。 ――と、恐ろしげですらあったのどかの表情が、ふといつもの彼女のように戻る。 儚げで優しげな笑顔に。 「……でもね、ゆえ。妻妾同衾、っていう言葉があるでしょ? ゆえにもネギ先生を愛する権利はあると思うの。だからね……」 そう言うと、のどかはネギの勃起に手を添える。 天を衝いているソレを無理矢理下へ向け、夕映の愛液を亀頭に塗りつけていく。 「ン……ぁっ、はぁっ、あ……ッ!」 「くぅ……!」 ネギと夕映が共に嬌声をあげる。 夕映は特に、望んだ刺激を与えられたことに感極まった声を上げた。 先走りと愛液が交じり合った粘液が、にちゅにちゅと糸を引いていく。 にちゃ……あ……っ。 亀頭を夕映の股間の粘膜から引き剥がすと、名残惜しむように銀の糸を引いた。 「ぁ――……」 望んだ刺激が失われたことに、悲しそうな表情をする夕映。 しかしその顔色は次の瞬間、すぐさま青ざめることとなる。 「――ひ……ィっ!?」 ず、ずず、ずりゅ、……っ! それまで触れられていた、しとどに濡れた秘所よりも少し後ろ。 窄まった窪み――女性が最も秘めておきたい場所である肛門に、 ネギと夕映の性の混合液で濡れそぼったペニスの先端が触れたのであった。 「あっ、そ、そんなところ――に、ぃぃぃ!?」 冷静さを完全に失い、夕映があられもない叫びを上げる。 放射状の皺が、異物に引き伸ばされていく。 叙々にめり込んでいく肉の塊に、夕映は内臓が押しつぶされる自分の姿を幻視した。 「……夕映には、ネギ先生のおちんちんで……お尻を愛して貰ったらいいと思うの……!」 夕映の悲鳴に怯む様子は微塵もなく、のどかはネギのペニスに手を添えて自らの腰を突き出す。 ネギの尻穴に自身の剛直を突き刺している。 ――そのせいか、まるでネギのペニスが自身の延長でもあるようにピストン運動を繰り返した。 「お、おかしくなってしまうですッ……! ひっ! か、かき回さないで下さいネギ先生……!」 「あううっ……! ごめ、んなさいぃっゆえさんッ! で、でも僕、どうしようも……ぉっ!」 二人分の体重をかけられて苦悶の声をあげる夕映と、 ペニスと尻穴の両方を同時に責められて蛙のように足をばたつかせるしかないネギ。 夕映とネギの情動を完全に手玉に取りながら、のどかは一人愉悦に浸っていた。 「あっ、ぁぁ……っ! ゆえ、気持ちいい……! ネギ先生っ……!」 しかし逆に夕映とネギは、身の丈の度を越した強すぎる快楽に苦悦の悲鳴をあげる。 協奏曲を奏でるように、のどかの慶びの下で苦しみ混じりに喘いでいた。 「あ、ああぁあっ――――! お尻、熱、熱いですっ!? 抜いて、抜いてくださひぃ!! のどか! ネギ先生! あひ、ぎ、ひっ……!」 「そんなに締め付けないでくだ、さ…い! ゆ、えさん……! お、おちんちんっ、抜けちゃ……! のどかさんもぉっ!? 突かないでぇっ!!」 二人の苦しみに、のどかは身震いして恍惚の顔を作る。 ぶるぅ……っ! 「ぁ――……」 びくん、びくんっ……と、ネギの肛孔に埋まりっぱなしであったペニスが脈動した。 射精の前兆。ぞくぞくと背筋に振るえが走り、のどかは笑みを深くする。 唇は半開きになり、身体中からぶわっ……と汗が噴き出した。 おおよそこの世の何処も見ていないかのように焦点がぼやけ、そして――情動が破裂する。 「出…出ます、ネギ先生のお尻の中、に……! 出しちゃいます……!」 ぶびゅううっ、びゅ、びゅぶぶぶっ……!! 「あ、ぁぁぁぁあぁぁあぁぁ! っ、んああぁあぁぁあぁ!!」 最後の一突きとばかりに、ネギの腸壁の奥深くに亀頭を突き入れての射精。 溜めに溜めた白濁が吐き出された。 びゅるびゅると腸内を暴れまわる白い粘液は、そのまま麻薬のようにネギの脳髄を白く染めていく。 連鎖反応のように、それはネギの絶頂をも呼び寄せた。 夕映の直腸に包まれた勃起にも、のどかのそれと同じ震えが走る。 「はひっ!? 熱、ぅぅぅっ!!」 注ぎ込まれた精液の量だけ体外に押し流されるように――、 夕映の尻に突き込まれたネギ自身も次の瞬間、暴発した。 びゅく、っ! びゅくっっ!! びゅくんっっ! 「ァ、ううっ……! すいません、夕映さん……! 出ちゃっ……て、ぇぇ!」 二人の少女に挟まれて動けず、そのままネギは尻とペニスの双方から与えられる快楽に身悶える。 ――そうして、傍から見ると間抜けにさえ見える連鎖が続いていく。 それはのどかとネギの射精によって導かれた、夕映の絶頂。 まだ膣内にも、胸にも男を知らない少女の尻穴に、生涯最初の精が注がれた――。 「あひ……、お腹に、ネギ先生の……! んッッ――!!」 歯を食いしばっても絶頂の声を抑えきることは出来ず、唇の間からくぐもった声が漏れ出す。 「ひ、あぁ、ぁ――!!」 びくん! びくっ、びくっっ!! ――――ちょろ……、ちょろちょろちょろ……。 「――あ、ひ、ぃっ……!?」 そして、射精をする代わりのように飛沫く――夕映の小水。 まんぐり返しの体勢のままで噴水さながらに噴きあがった尿は覆いかぶさったネギの胸を汚し、 つたい流れ落ちて夕映の顔面までもを汚していった。 「ん…ぷぁ……、嫌っ、き、汚いです……! み、見ないで下さい、ぷあ……っ!」 顔を背けようとするも、動けない身体では満足に避けることさえ敵わず。 夕映は、自分のお漏らしを顔で受けるという屈辱を絶頂と同時に味合わねばならなかった。 二人分の射精に、一人分のお漏らし。 駄々漏れになっている三人の痴態を一番上から眺めながら、のどかは征服感に酔った。 「――ぁぁ……ネギ先生も、夕映も、かわいいー……。 二人とも、私が――……、私、の……」 ――それは、夫としての甲斐性のようなものか。 二人を包み込むように手を広げながら、その実押しつぶすように倒れ込み。 のどかは、未だ終わらない絶頂の余韻に身を任せて目を閉じるのであった。 ========================================================================================== ……というような妄想を、ハルナが白昼堂々と語る。 古菲はよく解っていないのかきょとんとした顔で聞いていたが、 のどかはなまじ知識が深いだけに顔を真っ赤にして俯いてしまっていた。 「そ、そんなことしないよ~!!」 「のどか。アンタじゃあこの日記は何よって話だわ……」 しかし、『妻妾同衾』で自身の表層意識をいどのえにっきに読み取られたまま、 消去(デレートゥス)せずにハルナの話を聞き続けた結果――、 のどかが想像してしまったインモラルな3Pは絵日記として描かれてしまうこととなった。 下手な絵が逆に淫靡さを強調し。 日常から文章に親しみ続けていたためか文章だけは官能小説顔負けであり。 「あうう~!? ち、違うのハルナ~!!」 その話を考えたハズのハルナさえも赤面するほどの出来であった――という……。 おわり 【余談】 「……いや、コレは確かに高度なエロアルねー、私にも解るアル」 また、その絵日記を垣間見た古菲さえもがどこかもじもじとしていたことが、 『原案・ハルナ、文と絵・のどか』の妄想の凄さを客観的に物語っていた。 おわり