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ナイフ繰りのメイド/Maid of Knife Turning Over ナイフ繰りのメイド/Maid of Knife Turning Over(1)(W)(W) クリーチャー - 人間・メイド あなたのコントロール下で装備品が戦場に出るたび、それがあなたの手札から唱えられた場合、あなたはそれのコピーであるトークンを1つ戦場に出し、それをナイフ繰りのメイドにつけてもよい。そのコピーがナイフ繰りのメイドからはずれたとき、それを追放する。 ナイフ繰りのメイドが装備している限り、それは二段攻撃を持つ。 2/2 参考 紅魔郷-レア
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めいとのほしからSOS【登録タグ NexTone管理曲 VOCALOID かたほとりP め 三重の人 曲 曲ま 殿堂入り 田村ヒロ 鏡音リン】 作詞:かたほとりP 作曲:かたほとりP 編曲:かたほとりP イラスト:田村ヒロ 動画:三重の人 唄:鏡音リン 曲紹介 曲名:『メイドの星からS・O・S』(めいどのほしからS・O・S) テーマは「これなんてエロゲ?」 このゲームは近未来発売予定…かも♪ 絶賛予約受付中(脳内で) 歌ってみたSNS、シングリンク1st公式アルバムに提供した楽曲を今回、リンver. と Nimo ver. として2パターン同時リリース。 歌詞 はるか遠い宇宙(そら)のかなたの銀河に輝いている メイドだけが暮らしている星からやってきました 突然ですがあなたにお仕えすることになりました ツインテールがお気に入りのメイド星のプリンセス 名高き占いメイドが 三日三晩篭って 導き出した結果 私の主はあなたなんです! 掃除洗濯おまかせあれ 料理だってがんばります たまにドジなとこ見せるけどご愛嬌☆ メガネはかけたほうがいいですか? スカートはミニでもいいよね あなた好みのメイドになります ずっとあなたのすぐそばで お役に立っていたいの 私のご主人様☆ 実は私達の星が今とてもピンチなんです 原因不明 謎の病が突然の大流行 世界中に散らばっているメイド達もパニック 絶体絶命この危機をあなたに助けてほしいの 優秀なナースメイド達が 分析したところ 唯一の治療法は 熱いあなたのくちづけなんです! 清楚なお嬢様メイドも セクシーなお姉さんメイドも あなたの助けを待ち焦がれている ロリメイドも猫耳メイドも 強がってるツンデレメイドも 銀河の向こうで夢を見ているの ねぇ 一緒にきてほしいの みんなを救ってあげて まずは私におねがい☆ 今メイド達の未来は あなたに全て託された そこに行けば広がるパラダイス たったひとりのご主人様 勢力挙げてご奉仕いたします ギャルメイドもスク水メイドも あなたのキスを待っているの 星の救世主に胸ときめかせて ねぇ 早くおくすりを みんなにお届けして もいちど私もおねがい☆ コメント このコラボはリン廃が泣いて喜ぶなww俺含め -- 名無しさん (2010-03-11 19 57 31) PVが女声ボカロ全員集合って凄いな・・・ -- 名無しさん (2010-03-12 00 16 34) かわいすぎる・・・ -- 名無しさん (2010-03-12 07 35 49) どうしても欲しいのだが発売日はいつですか? -- 名無しさん (2010-03-12 13 03 58) PVのグミの可愛さは異常 -- 名無しさん (2010-03-12 14 09 15) 女だけどリピートがとまらないwwww -- 名無しさん (2010-03-12 14 14 55) この曲のおかげで地球でもリン廃という名の謎の病が流行するな。ありがたやありがたや。 -- 名無しさん (2010-03-12 22 31 35) いつ発売ですか? -- 名無しさん (2010-03-14 16 15 57) リンの可愛さが異常すぎてヤバイw -- 名無しさん (2010-03-15 22 33 48) PVのルカ姫が可愛いすぐる(**´ω`) テラモエス -- 名無しさん (2010-03-18 08 32 49) きゃっほい -- 名無しさん (2010-03-19 16 15 58) やばい可愛い。 -- 名無しさん (2010-03-19 23 07 54) あのー、このゲームどこに行けば買えますか? -- 名無しさん (2010-03-21 00 44 43) メイドの星での限定発売です。地球圏向けのローカライズは予定されていませんw -- 名無しさん (2010-03-21 08 13 45) セクシーなお姉さんメイドはあたしのものーー -- 名無しさん (2010-04-27 12 56 42) ギャルメイドとスク水メイドは俺の嫁 -- 名無しさん (2010-05-05 17 59 22) 最初ネルがレンに見えてしまったのは私だけ?www -- 名無し (2010-05-05 23 52 22) ツンデレメイドって凄くない?ww -- 名無しさん (2010-05-27 17 21 35) これさいしょ「S・O・S」だからみくるかと思った -- 名無しさん (2010-08-09 06 54 59) ロリメイド…ぃいです( ´艸`) そんな事を考える僕ゎまだ14の女の子…… -- 阿琥 (2010-10-06 21 13 51) 殿堂入りオメッと! -- リンレン好きの人 (2010-12-11 11 27 24) 18歳まで待てん -- エロゲと名称しつつ、全年齢対象にしてくれ(( (2010-12-28 14 08 47) ↑逆だった -- 名無しさん (2010-12-28 14 09 41) 発売を待ってます。 -- 名無しさん (2010-12-30 22 41 59) 歌もPVもクオリティが高すぎるww メイド イン リン!! -- z名無しz (2011-01-02 23 28 06) キャラクター達のメイド姿が可愛い(*^_^*) -- 雪女 (2011-01-04 16 12 03) いつ発売ですか…… -- 名無しさん (2011-03-13 12 20 12) り、リンちゃん(´▽`* 家にきておくr←黙 -- 烈斗 (2011-05-14 10 20 26) メイドさん好きの私としては、グッとくる一曲です。 是非ゲーム化をwww -- 弥月 (2011-06-05 21 34 04) こんなエロゲ欲しいと思ってる中学一年生とは僕の事d((黙 -- 雪女 (2011-07-03 15 07 19) ほしいwwかわええ -- 名無しさん (2011-07-28 17 04 40) リンは俺の嫁 -- 名無しさん (2011-07-28 17 08 30) 全員まとめて、俺の嫁。 -- 龍奇 (2011-09-30 03 57 55) ネル先輩やハク先輩に認められる亜種になって私もこんな素敵な動画にでれるように頑張る! -- 笹音ワカ (2011-10-08 15 05 36) この曲を基にした同人誌(全年齢向け)も、だいぶ前に出てる…凄いよね(釣りでも嘘でもありません)。 ゲーム化まで待てない人は、先にこっちを買って待ちましょうか…多分、既に入手困難だろうけどw -- 名無しさん (2011-11-17 11 49 11) なるほど確かにネルがレンにみえてしもたwww -- 全リン廃が泣いた (2012-02-01 19 13 52) 「これなんてエロゲ?」→「全リン廃が泣いた」 -- 名無しさん (2012-02-01 20 48 54) ツンデレメイドに萌えた!! -- 名無しさん (2012-04-02 19 58 34) プリンセスとお嬢様メイドはアタシのものっ!!あ、でもギャルメイドも欲しいっ!! -- 名無しさん (2012-04-02 20 00 20) 発売いつですかー?ww -- 名無しさん (2012-04-09 04 46 58) 謎の病GJww -- ゆっぐ (2012-04-11 15 18 24) うほぉwmjで神だあああああああwいつ発売するんですか? -- 名無しさん (2012-05-18 16 53 59) こんなメイドが居たら毎日鼻血パラダイス!!( ^p^) -- 柊 (2012-05-27 14 51 43) このゲーム欲しいいいいいい!てかギャルメイドがGUMIちゃんだったのね…。一番攻略したいのは占いメイド^^ -- ユイ (2012-06-03 17 47 28) あー可愛い…///^q^/// -- 名無しさん (2012-06-11 01 15 54) お仕えしてくだ((ry/// -- 名無しさん (2012-07-10 19 44 04) ナースメイドとか占いメイドとかもうなんでもありだな。カワイイからいいけど。 -- 変態という名の淑女 (2012-08-12 10 15 25) 占いメイドってつまりどっちが本職なんだ?そしてお嬢様メイドは御奉仕するのか?されるのか?で、最大の疑問はこの星女だらけなのにどうやってそこまで繁殖したんだ? -- いや別にどうでもいいけどさ (2012-08-30 13 43 15) いつやる感じですか? -- ちゃあ (2012-09-15 08 39 56) 早くゲーム出ろーーーー!!!! -- 名無しさん (2013-02-23 17 42 47) プリンセスは俺が頂くww -- 名無しさん (2013-03-02 23 01 11) かわいすぎんだろおおおおおおおおお!! -- 名無しさん (2013-04-02 07 47 08) いやん!!はまるッッ -- 名無しさん (2013-04-02 07 48 10) 可愛い///\(^p^)/ -- 如月モモ (2013-11-24 21 48 59) ミクさんミクさんミクさんミクさんミクさん・・・ -- 名無しさん (2014-01-31 21 49 54) 名前 コメント
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「あっ・・・ぶなかったねー!ももと梨沙子にバレるとこだった!」 「本当ね。皆さんのおかげで、2人とも気づかないでくれたみたいだわ。」 あっはっは 何言ってんだうちのリーダーとお嬢様は。どう考えても千聖がおかしいのはバレバレだったじゃないですか。 メンバー全員、なんとも言えない微妙な表情で、あいまいに笑っている。 まあ、ももちゃんはおそらく黙っていてくれるだろう。頭のいい彼女のことだ。妹のように大切な千聖をわざわざ苦しめるようなことはしないと思う。 あの態度だと梨沙子にも口止めしてくれそうだし、ベリーズ全員に千聖の今の状態を知られることはなさそうだ。 「えりかちゃん。」 ニコニコ笑いあう舞美と千聖をぼんやり眺めていたら、隣になっきぃが腰を下ろしてきた。 「まあ、よくわからないけど上手くいってよかったね。」 「・・・ねえ、何かえりかちゃん冷たい。千聖の件に関して。」 なっきぃはちょっと拗ねたような顔で、私を見上げてきた。 「私は千聖と舞ちゃんの揉め事を悪化させちゃったからさ、逆に気にしすぎてるのかもしれないけど。 でもえりかちゃんだって、千聖とはずっと仲良かったじゃない。その割りに、千聖がお嬢様になってからあんまり関わろうとしてない。最低限の協力だけしてるって感じ。」 あー。 なっきぃはこういうところがなかなか鋭い。 お嬢様化を目の当たりにした当初は、千聖の仕草や言動態度全てがおかしくて、毎日笑いをこらえるのが辛いほどだった。 まあ面白いし、こんな千聖もありっちゃありだよね、ぐらいにしか考えなかった。 だけど。 ある日、デジカメのデータを整理していた時、私の隣で千聖が笑っている写真に目が止まった。 いつ撮ったのかも忘れてしまったぐらい何気ない1枚だったけれど、2人ともぶっさいくなほど顔をクシャクシャにして笑っている。 「うーわ。ひどい顔。」 つられて笑った後、これはいらないかなと削除ボタンに手をかけた時、ふと「もう千聖とこういう顔で笑いあうことはないのかもしれない」と思った。 鳥肌が立った。 仮に元に戻らなくても、お嬢様千聖とならうまくやっていける気がしていたけれど、もしかしてそれはかなり甘い考えなんじゃないのか。 あの千聖は、その千聖とは違うんだよ、えりか。 作業を中断して、ベッドにダイビングする。ゴロゴロ寝返りを打ちながら、これまで千聖とすごしたたわいもない時間を、頭に思い浮かべた。 例えば楽屋で2人っきりで昨日見たドラマの話をしたり、 待ち時間に2人並んでボーッと空を眺めたり、 同じ歌を同時に歌い出して大笑いしたり、 そんなとりたてて大事でもないような、なんてことないエピソードが次々とよみがえってくる。 お嬢様の千聖も、きっとこういう何気ない時間を私とすごしてくれるとは思う。 でも、もうあの私たち2人だけの独特のノリではないんだろうな。 そう思うと、じわじわと寂しさがこみ上げてきた。 「め~ぐる~季節~・・・愛はときに~・・・」 無意識にこの歌が唇をついて出た。 「・・・なくしそうに~・・・なったときに・・・・はじめて気づ・・・ウゥッちさとぉ~」 いや、別に千聖に恋してるわけじゃないんだけれど。 歌詞のほんの一部分に心が揺れて、情けないことに涙が出てきた。 ちょうど女の子の日まっ最中で情緒不安定だったこともあり、心配したお姉ちゃんがお茶を持ってきてくれるまでわんわん泣いてしまった。 そう。これが原因で、私は可愛くて大好きだったこの曲を聴くと、今でもちょっと切ない気持ちになる。 「ちょっと、話聞いてるー?」 「ん!ああ、ごめんね。何か考え込んでた。・・・別に冷たくなんてしてないよ。心配しないで。」 なっきぃの肩に手を置いて、いきおいよく立ち上がる。 「もーえりかちゃん・・・もうちょっとなっきぃのこと頼ってよぅ。」 なっきぃのぼやきは聞こえなかったふりをして、メイクの準備を始めることにした。 ごめんね。 まだこの気持ちは、誰にも触れられたくない。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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前へ 「どうしたの。もう帰ったのかと思ってたよ。」 「私も自主練習をしようと思って。早貴さんがいらっしゃるまで、ロッカー室を使わせていただいてたの。」 お邪魔だったかしら?と言われたので、首を横に振る。 「ちょっと休憩しようと思って来ただけだから。千聖こそ、私のことは気にしないで歌続けてて。」 結局考え事に耽っていた私は、別に休憩を取るほど疲れてなんてなかったのだけれど。千聖に気を使わせたくなくてとりあえずそんなことを言ってみた。 手持ち無沙汰なので、ロッカーを開けてケータイを取り出す。 メールが着ているみたいで、ピンクのランプが点滅している。 「・・・栞菜だ」 急いで作った文章なのか、今日はふざけすぎてごめんねとか、なっきーが悪いみたいな言い方して私が子供だったとか、私への謝罪がところどころ二重の内容になりながらびっしりと書かれている。 だから私も、“なっきーも言い過ぎてごめんね。”とだけ返した。 完全解決とまではいかないけれど、とりあえず今日の分の仲直りはできそうだ。 少し気が楽になったので、端っこで歌を練習する千聖の方に意識を向けてみた。 今は都会っ子純情を歌っているみたいだ。可愛い声だな、と思った。 えりかちゃんいわく、お嬢様化が始まった当初の僕らの輝きは本当にひどかったらしい(いまだにその話を振るとえりかちゃんは死にそうになる)。 千聖特有の子供っぽい柔らかい声から、元気をポーンと抜いたような感じだったそうだ。・・・それはちょっと聞いてみたかった。 今歌っている声も、確かに以前に比べたら声量が落ちているようにも聞こえる。でもやけに甘く可憐な味があって、これはこれで結構いいんじゃないかなと思った。 しばらく目を閉じて聞いていると、何か違和感を覚えた。 「千聖さ、何基準で歌ってるの?千聖のパートだけ練習してるんじゃないよね。他の人の・・・」 私はそこまで言って、はっと気づいた。 千聖が練習しているのは、自分のパートと愛理のパートだった。 「・・・千聖。」 何て言ったらいいんだろう。私は結構人の地雷を踏みやすいから、余計なことを口走りそうで怖かった。 少しの間沈黙が訪れる。 「早貴さんには以前お話ししたことかもしれませんが」 やがて千聖が口を開いた。 「愛理は私の目標・・・・いえ、私のライバルなのです。」 そう言い切る千聖の瞳はあまりにもまっすぐで、私は思わず息を飲んだ。 舞美ちゃんと2人、キュートの楽曲のメインパートをまかされているセンターの愛理。 ソロパート自体ないことも珍しくない、後列組の千聖。 身の丈に合わない目標だと一笑したり、あるいは簡単に頑張ってなんて言えない真剣さがそこにあった。 「うん、覚えてるよ。千聖前にも私に話してくれたもんね。 愛理がライバルだって。でも、ほら、あのことがあってから、千聖はいきなり愛理と仲良くなったじゃない。だからもう、ライバルとかじゃなくなったのかと思ってた。 なっきーに言ってくれた気持ちはしぼんじゃったのかと思ったよ。」 嫌な言い方かもしれない。でも、私に思いをぶつけてくれた千聖には、自分の気持ちを自分の言葉で伝えたかった。 「ええ。私は確かに、愛理ととても親しくなりました。」 千聖は怯むことなく、少し考えてからまた言葉をつないだ。 「変わってしまった私を一番最初に受け止めてくれて、孤立しないように側にいてくれたのは愛理ですから。私は愛理の優しさにいつも救われています。 だからこそ、大好きな愛理に負けたくないのです。」 「うん。」 私は千聖の手を握った。 「よかった、千聖の気持ちを教えてくれてありがとうね。やっぱり千聖は変わってな・・・」 その時、ものすごい音を立ててロッカールームのドアが開かれた。 「舞さん。」 「舞ちゃん。」 目を吊り上げた舞ちゃんが立っていた。 「なっきーの嘘つき。元の千聖に戻って欲しいって言ってたじゃん。嘘つき!」 大きな目から涙が零れ落ちていた。 「なっきーは舞の気持ちわかってくれてるって信じてたのに。」 「舞ちゃん、待って」 すごい力で私の手を振り切って、舞ちゃんは一直線に千聖に向かって行く。その勢いのまま、千聖を壁際まで追い詰めた。 「もう嫌だ。全部あんたのせいだよ。千聖を返して。私からキュートのみんなを取り上げないでよ!!」 私は呆然と、胸倉を掴まれてガンガンとロッカーに押し付けられる千聖を見つめた。 どうしよう。 どうしたらいいの。 舞美ちゃん、えりかちゃん。 言うことだけは一丁前で、こんなときにどうすることもできない自分が悔しかった。 「お願いだから元に戻ってよ千聖ぉ・・・」 舞ちゃんが千聖の胸に崩れ落ちる。 舞ちゃんに泣いてるのを悟られないように、千聖が口を押さえて嗚咽をこらえている。 もう私にはどうすることもできない。 にぎりしめたままの携帯を開いて、震える指で履歴をたどる。 【もしもし?】 「・・・っ・・ちゃ・・・・」 電話口に聞こえた声に返事をしようとしたけれど、嗚咽でまともに喋ることができない。 【なっきー?何、なんかあったの?】 舞ちゃんの泣き声が耳に響く。あんなに強気な子を、私のせいで追い詰めてしまった。 「助けて・・・舞美ちゃ・・・みーたん、助けて・・・・」 次へ TOP
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蟲:2007/05/01(火) 01 04 11 話は2日前に遡る。 その日の俺は、前日H美ちゃんにフラれた事もあり、かなり荒れていた。 鴨ミリで黙々とスロを打ち、その足で親父と鳥新に向かい、浴びるようにビールを飲んだ(生中1杯)。 へべれけになって帰宅した俺を、しげみが待ち構えていた。 し「蟲、ちょっとこれ見てみない。」 机に目をやると、そこには一通の封筒が。 その封筒を見た瞬間、思った。 (・・・やれやれ、またか。) 言わずと知れた、『お見合い写真』である。 月に1~2回は定期的に、俺の元へ この手の封筒が送られてくる。 し「先方はおまはんの写真と釣書を見て、『是非お会いしたい』と言うてくださんりょんよ。」 俺「・・・もういい加減にしてくれ。 毎度断る身にもなってくれよ。」 し「は? 何でやの。」 俺「デリヘル嬢じゃあるめぇし。 気に入らないから『チェンジ』ってか? 断る俺だって、気が重いんだよ。」 し「断る断らんは、写真を見てからにしない!」 俺「見なくても分かるよ。 今まで何十回断ってきてるんだよ。 俺は顔可愛くなきゃ一切やる気起きねぇんだよ。」 し「ゴチャゴチャ言わんと、シャキシャキ写真見ない!!!」 俺「ぅっ・・・わ、分かったよ(汗) ちくしょー、どうせブスに決まってんだよ。 やれやれ・・・。」 ガサガサと封筒を開け、まずは釣書を手に取る。 (※注※ 釣書とは、名前や年齢、家族構成、職業や趣味などを書いた、お見合い用のプロフィールの事) ふーん。 ユッコちゃんねぇ。 歳は3つ下か。 まぁ幾ら若くても、ブスなら 会う気もねーんだが。 ダルそうに写真を手に取って、渋々見てみる。 俺「っ・・・・!!!!!」 見合い写真を手にしたまま、5秒ほど固まる俺。 俺「ちょ・・・おまw これwww」 し「フフフ。 ・・・で、どうやの?(ニヤリ)」 俺「ストライクゾーンド真ん中!w 普通こんなんがお見合いで来るか!? マジで!?」 し「そうやろう? お母さんな、アンタ好みの顔やと思ってたわ~。(ニタニタ)」 俺「お前、こんなん彼氏おるに決まっとろうが!(汗) 絶対釣りやって!!」 し「・・・じゃあ、お断りするで?」 俺「とんでもございません! お願いします! お願いします! お願いします!」 こうして即座に仲人のオバチャンに連絡。 至急お会いしたいと伝える。 するとその日の内に返事が返ってきた。 30日(月)はどうかと。 ええ、喜んで!!! どこへなりとも参ります! たとえ地獄の果てまでもッ!! こうしてH美ちゃんにフラれたドン底状態の俺に、一筋の光明が降り注いだのである。 ここでまず頭に浮かんだこと。 これを今までみたく、そのまま農ちゃんに報告していいものか。 さすがにH美ちゃんにフラれた直後に、 「セカンドチャンスキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」 ・・・なんて書いたら、1,200人の農ちゃんねらーから、軽蔑されてしまうかもしれない。 こんな哀れな俺なのに、節操がないヤツなんて思われたら、もう目も当てられない。 そして、ユッコちゃんが可愛い事。 あくまでも写真だが、コレ確実に可愛いだろ(汗) 阿波高レベルで言えば、確実にベスト3に入るな。(マイナーすぎる例えスマソ) ・・・と、いう事はだ。 今まで嫌ほど味わってきたあの展開。 「全然喋れないままアボーン ○| ̄|_」 こういうオチになる確率が高い。 つーか間違いなく100%そうなる。 プライドゼロ、ネタ至上主義の俺だが、 ここまで自分の恥を晒していいものか。 うぅ・・・む。 今回の見合いについては、秘密裏に行おう。 (しかし結局は 175でバラしてしまう バカな俺) そして お見合いまでに、どうしても克服しなきゃならない事。 「いかにして可愛い子と喋れるようになるか」 この事から逃げ続ける限り、俺に明るい未来は無い。 もう年齢的にヤバい。 恐らく今後の見合いで、こんな可愛い子が現れる可能性は、極めて低い。 ホントに最後のチャンスと言えよう。 ・・・しかしあるか? 今から2日間で、可愛い子と喋れるようになる手立てが。 ・・・無いっ・・・! 全く思い浮かばないっ・・・! こればっかりは、俺が生まれ持った性格なのだ。 でも、じゃあ、また「仕方がない」で済ますのか? ダメだろう! 今回ばかりは もう懲りたろう! うぐぐ・・・何か・・・挽回の策・・・「神の一手」は無いものかっ・・・! そもそも俺は、精神的に弱いんだよな。 可愛い子を前にすると、精神が崩壊して、頭真っ白になってしまう。 結果、汗をダラダラ流して、金魚のようにパクパクしてしまう。 精神が・・・弱い・・・ 可愛い子に会っても・・・精神が・・・安定さえしていれば・・・ 精神が・・・安定・・・精神が・・・安定? あった!!!!! この絶望的状況を打ち破る奇策が!!! そして話は今朝。 シャワーを浴び、髭を剃り、髪型を整える。 そのまま台所へ向かうと、戸棚から救急箱を取り出し、中から一つのカプセルを手に取る。 そのカプセルとは・・・ 昔ばあちゃんが夜眠れなかった時、医者から処方された「精神安定剤」であった。 錠剤を手にしたまま、しばし考え込む。 すると頭の中で、蟲Aが囁き始める。 A「HEY蟲! YOUこれ飲んじゃいなYO!」 俺「うぅ・・・む・・・。」 すると頭の中で、もう一人の蟲Bが囁く。 B「おいおい、正気か? 世の中に、見合いごときで精神安定剤飲むバカが居るか!?」 俺「・・・だよなぁ~・・・。」 A「おいおい、じゃあお前は、今までと同じ事を繰り返すつもりかい? ユッコちゃんと喋れるとでも?」 俺「うぐぐっ・・・それはっ・・・。」 B「ダメだ蟲! プライドを捨てるな! それを飲んだ瞬間、お前は尊厳を失う事になる!!」 A「なぁ~に、固ェこと考えるなよ。 お守りと思えば良いのさ。 気楽に飲めよ。」 俺「オレ・・・幸セニナリタイ・・・安定剤飲ンデ・・・幸セ・・・手ニ入レル・・・」 B「ちょ、蟲! 飲むなっ! 飲んじゃダメだぁぁああああ!!!」 俺「ゴクッ。 ゴクッゴクッ、・・・ゴキュル。」 俺「くくっ・・・ふはは。 ふははは! 俺は人間止めるぞォォーッ! JOJOォォーッ!!」 ――― 吸血鬼誕生の瞬間である。 AM10 55。 お見合い会場の、佐古、ぼ○じゅ~るに到着。 さっそく仲人のオバチャンが出迎えてくれる。 ユッコちゃんは まだ到着してないとの事。 「スーハー、スーハー」 呼吸を整える。 落ち着け、波紋のリズムを刻むのだ!! 3分後、仲人のオバチャンが声を上げる。 オ「あら、今着いたみたい。 呼んでくるわね。」 オバチャンは俺をテーブルに残し、再び店の外へと出て行った。 チクタクチクタク・・・ 静かに時を刻む腕時計。 永遠とも思える1分間。 もうすぐ決戦の時。 俺が手に入れるのは栄光か、はたまた挫折か。 ふと気になって振り返った瞬間、そこにはユッコちゃんが立っていた。 ユ「あ、どうも初めまして。 ○○と申します^^」 ユッコちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! やべぇぇえええ!! 写真より遙かにキャワイイ!!!(汗) 第一印象。 松嶋菜々子と鈴木あみを、足して2で割った感じ。 おいおい、徳島のどこに こんな子が潜んでたんだ(滝汗) 蟲「あぁぁああぁ・・・あ、あの・・・む、蟲ですふ・・・(ちょっと噛んだ)」 5分ほど仲人のオバチャンを交えて喋ったあと、オバチャンが切り出す。 オ「それじゃあ あとは若い二人に任せましょうかね。」 すげぇ、これドラマで聞いた事あるセリフだw 会計を済ませて店を出る。 オバチャンが言った。 オ「今まで多くのカップルを見てきたけど、貴方達ホントにお似合いのカップルよ♪頑張ってね。」 心の中で(オバチャンGJ!!!)と叫びながら、車に乗り込む。 そして助手席にはユッコちゃんが着席。 エンジンを入れると、そのまま国道を走り始める。 さぁ賽は投げられた。 天国の祖父ちゃん。 昔飼ってた猫、リリー。 イエス様。 仏陀様。 アラー様。 今日だけで良い。 どうか今日一日を、無事つつがなく乗り切らせてくださいッ!!! まず真っ先に聞いておかねばならない事。 俺は勇気を出して、切り出した。 俺「あの、ホント・・・可愛いですよね。 マジで。」 ユ「いえいえ、そんな。」 俺「あなたほどの美人が、お見合いする必要なんてあるんですか? っていうか、ぶっちゃけ彼氏居ます?」 ユ「居ませんよ。 居たら今日も来てないですって^^;」 俺「で、ですよねぇ~・・・。ホッ。(とりあえず第一のハードルクリア)」 ユ「蟲さんはどうなんですか? モテそうに見えますが」 俺「ふははは! 何を仰いますやら! 俺なんてクズですよ! いやマジで! 今までの人生、モテた事など一度もございません!!!」 ユ「いや、はぁ・・・そうですか^^;」 趣味の話やら仕事の話。 家族の話やらペットの話。 色んな話をしつつ、ドライブは続く。 ここで異変に気付く。 ・・・あれっ? さっきから俺・・・普通だよな? めっちゃ落ち着いてるよな?? なんかラジオの3倍ぐらいのテンションで、ペラペラペラペラ喋ってるんだが(汗) まさかこれ・・・効いてるのか!? 「精神安定剤」が効いてるのか、このヤローーーーーー!!! さてさて、ここで本日のプラン。 当初は ぼんじ○~るで飯食って終わりと思ってたので、こっから先の計画は皆無。 まぁ鳴門にドライブに行って、飯でも食って帰るかって感じ。 しかし ふと映画の話をしてた時。 「ロッキーザファイナル見たいんですよね~」っつったら、意外にもユッコちゃんが食い付いてきた。 ユ「じゃあ今から映画でも見に行きます?」 俺「えっ、良いの!?」 ユ「はい。 私も見てみたかったんで^^」 ところが よくよく話を聞いてみると、彼女はロッキー1~5を見たことがないとの事。 俺に合わせてくれたんだろうな。 ・・・ええ子や。 ここでユッコちゃんに、1~5のあらすじを説明しながら、ロッキーの魅力を、余すことなく伝える。 フフッ、確か昔、蟲ラジオでも同様の事喋ったな。 まさかこんなところで蟲ラジオが役立つとは。 全てのことは無駄じゃない。 全ての事が、明日へと繋がってる!!! ところが映画館に行って、ショックを受ける。 おい・・・ロッキーザファイナル、1日に上演3回だけて・・・ しかも次の開演時間、午後6時40分て・・・ 終わった・・・ユッコちゃんと一緒に映画見たかったなぁ・・・(涙) しかしユッコちゃんの口から、信じられない一言が。 ユ「私今日予定ないんで、全然平気ですよ^^ 6時40分から見ましょう^^」 ぬぁぁあああああ!!! イケる! 今日の俺はイケる!!!!! そこからのデートコースをおおまかに。 まずはクイーン○ンヒルで昼食を。 昼食後、そのまま鳴門方面へ。 内の海公園で散歩。 鳴門スカイラインをドライブした後、マ○ーズでお茶。 フジグランに帰ってきて、ミスドでまたしてもお茶。 本屋に立ち寄り、しばし立ち読み。 ユッコちゃんがETCの相場を知りたいらしいので、ジェームスへ。 開演時間までまだ時間があるので、ゲーセンへ。 ゾンビのハンティングゲームをした後、UFOキャッチャーに挑む。 これが奇跡の400円(2回)でHIT! でっかいヌイグルミをプレゼントする事に成功!(奇跡だ) 6時40分、ついにロッキーザファイナルスタート。 9時頃、映画終了。 無計画ゆえ、グダグダな内容だったけど、 その間 会話が途切れる事はなく、終始喋りっぱなし。 ユッコちゃんは隣で、ずっとケタケタ笑っていた。 たぶん今日が人生で一番喋った日だったと思う。 精神安定剤の恐るべき威力を、身をもって体感した。 ククク。何とでも言え。リーゼを服用した俺に、一点の死角もなし! ふはははは!!! さてユッコちゃんを乗せて、車は当初のぼん○ゅ~るへ向かう。 ぼん○ゅ~るに着くまでに、俺が最後にしなければならない事。 ①次回のデートに誘うこと ②携帯番号とメルアドをゲットすること ふむぅ。 ・・・厳しい。 今までの俺には、絶対に超えられなかった壁。 しかし今日の俺ならば・・・乗り越えられそうな気がしないでもない!! 俺「今日は一日ありがとう。 心の底から楽しかったよ。」 ユ「こちらこそありがとうございます。 とても充実した一日でした。」 次回のデートに誘うには、今しかない。 くっ・・・やはり怖い! 安定剤飲んでても、怖いものは怖い!!(汗) しかし・・・今こそ! その一歩を! 踏み出すのだ!! 俺「それで・・・その・・・えっと・・・。」 ユ「・・・?」 俺「あの・・・よ、よろしければ・・・また遊んでいただけないかと・・・。」 ユ「こちらこそ、よろしくお願いします^^」 俺「え゙っっっ!! マジで!? ホントに!? 俺、本気にしちゃうよ!?!?」 ユ「是非誘ってくださいw」 俺「ちょぉぉぉおおおお!!!!(涙)」 その後 見事 携番とメルアドをゲットし、ホクホク気分で鴨島へ。 帰宅して風呂に入ったあと、現在に至る。 ロッキー1。 あれは名作だった。 無名のボクサーロッキーは、現チャンピオンのアポロに挑む権利を たまたま得る。 世間が笑い者にする中、ロッキーは必死に練習を積む。 そして愛しのエイドリアンにプロポーズする。 「もし俺がアポロを倒せたら、結婚してくれ」と。 そして遂に始まった運命の試合。 壮絶な殴り合いの末、最終ラウンドまで縺れ込む。 それでも決着が付かず、勝敗は判定へと委ねられる。 結果は・・・ 僅差で、アポロの勝利。 ロッキーは試合に負けた。 しかし、その試合を通じて、見事エイドリアンのハートを勝ち取る。 試合に負けて、勝負に勝った。 そんな展開を地で行く、不朽の名作「ロッキー1」。 ・・・先日、確かに俺は負けた。 H美ちゃんという試合に、敗れ去った。 しかし敗戦をバネに、俺は変わった。 褒められた方法ではないけど、俺は生まれ変わった。 そして今日、見事勝利を勝ち取った。 そう。 試合に負けて、勝負に勝ったのだ。 安心するにはまだ早い。 まだ一歩目を踏み出したに過ぎない。 でも、しかし・・・ この一歩を踏み出すまでに、とてつもなく長い年月を要した。 でも俺は今日、確かに、その一歩を踏み出したのだ。 俺は勝つ! この先も勝って勝って、ユッコちゃんのハートを手に入れる!! ぬぉぉ・・・ぬぉぉおおおおぁぁぁあああっっっ!!! エイドリアーーーーーーーン!!!!! ~蟲のお見合い初日報告fin~ . 蟲:2007/05/07(月) 23 33 54 . 5月4日(金)。AM10 30、市内某所でユッコちゃんを拾う。 本日は2回目のデートという事なので、調子に乗って高松方面へ。 まずは土成は御所のたらいうどんで昼食。 今日もトランキライザーがバリバリ効いてるので、トークが弾む弾む。 昼食を終え、空気も暖まってきたところで、今度は津田の松原へ立ち寄る事に。 実はここである計画が。 津田の松原を歩きつつ、ナチュラルに手をつなぐ! これ!! これが本日最大にして最後のミッション!! 駐車場に車を停め、二人並んで、浜辺を歩く。 涼しい浜風を浴びながら、何故か全身 汗でビショビショの俺。 (・・・あぁあ、やっぱ無理! 2回目のデートで手をつなぐとか絶対無理!!) 結局10分ほど浜辺を歩くも、手を繋ぐことなく、駐車場へ戻ることに。 いつもの俺なら、諦めてそこで試合終了のパターン。 ・・・しかし、その日の俺は違っていた。 (逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ! 目標をセンターに入れてスイッチ!) 呪文のように頭の中で繰り返しながら、ついに禁断の『あの台詞』を口にした。 俺「あの・・ユッコちゃん・・・『手ぇ繋いで良い??』」 ・・・コクリと頷くユッコちゃん。 ホァァアアイ!! 見事 手を繋ぐことに成功! おらっしゃぁあぁあぁぁああああ!!! ・・・しかし 如何せん、切り出すのが遅すぎた。 結局駐車場までの10メートルほど手を繋いだだけで終了 orz ま、これも大いなる一歩だな(汗) お次に目指すは屋島。 早苗さんの情報によると、屋島の水族館がリニューアルオープンして、 かなり綺麗になってるそうだ。 ここで魚群を見て癒されつつ、更に親睦を深めるのが狙い。 さぁいよいよ屋島が近付いてきたという辺りで、異変に気付く。 渋滞すごすぎ(汗) 屋島の登り口から山頂まで、ずーーーーっと車が長蛇の列を作っている。 (イメージ画) うは、これ絶対無理www こうして本日のメインイベントが見事にガセり、その後はいつもの如く、グダグダの展開に。 サンポート高松でショッピングした後、夢タウンで 更にショッピング。 んで徳島帰ってきて、ノビ○ノビオで晩飯食って終了。 うん、まぁ、今回のデートは75点だな。 徳島←→高松間を終始ペラペラ喋れたのは良かったが、 やっぱ屋島の水族館に行けなかったのが痛かった。 (しかも徒歩で山頂まで登ろうとして、でもやっぱ諦めて、途中で引き返すというダメっぷり) 今回の敗因は、ゴールデンウィークを甘く見ていたという所だな。 そんで別れ際。 次に遊べるのは、来週の日曜とのこと。 でもそれだと1週間後になってしまうので、それまでに一度、 平日の仕事後に、晩飯だけでも食いに行こうよと 誘ってみた。 するとユッコちゃんは「良いですよ~」と。 「じゃあまた、空いてる日を調べて、蟲さんに連絡しますね」つって、その日は別れた。 土曜・日曜。 俺はユッコちゃんからの連絡を待った。 ひたすら悶々としながら待った。 けど、連絡は無かった。 ふむぅ・・・まぁまだ土・日だしな。 仕事が始まってみないと、空いてる日は分からないのかもしれん。 いつもの俺なら、ここで 「どう? 平日会えそう? いつなら空いてる?」 とメールしてしまうところだ。 でも今回は止めておこう。 俺は自信が欲しいんだ。 ユッコちゃんは楽しいと言ってくれるけど、 果たして本当にそう思ってくれてるのだろうか? すごく大人しくて真面目な子だから、 どう思われてるのか、正直 全然分からないんだ。 ゆうかちゃんの時と同じ。 それなりに頑張ってはいるんだけど、手応えが感じられない。 俺が欲しいのは、その「確かな手応え」。 仮にユッコちゃんが、1ミリでも俺と会いたいと思ってくれてるならば、 きっと空いてる日を調べて、連絡をくれる筈。 ここで俺が、「いつなら空いてる?」と聞いてしまっては意味がない。 「いついつなら空いてますよ」と答えてくれても、それでは全く意味が無いのだ。 できるなら、ユッコちゃんから「自発的に」誘いのメールが欲しい。 もしそのメールが・・・1通のメールが来さえすれば、 俺はもっともっと頑張れそうな気がするんだ。 そして今日。 朝からソワソワしつつ、ユッコちゃんのメールを待った。 時間はゆっくりと過ぎ、ついに昼休み。 もしメールをくれるなら、ここしか無い! しかし・・・俺の携帯が鳴ることはなかった。 (あぁ・・・やっぱダメかな。 向こうから連絡貰おうなんて、おこがましいのだろうか。) 昼休みにメールが来なかった時点で、正直 俺は、9割方諦めていた。 へへへ・・・まぁ来ないものは仕方がない。 今日はマルサンでも行くかな ○| ̄|_ 俺の携帯が「24」のメロディーを奏でたのは、 そろそろ仕事も終わろうかという、5時を回った頃だった。 携帯「ピコン・・・ピコン・・・ピコン・・・ピコン・・・」 (・・・やれやれ、また出会い系業者からのメールか?) ウンザリしながらメールを開くと・・・差出人名「ユッコ」!?!? ユッコ「いきなりですけど、今日はダメですか? ダメなら無理しないで下さいね」 ・・・ダメなもんか!!! どこへでも行きます! 僕が行きます! 例え地獄の果てまでも!!! こうして一旦帰宅後、セットし直し、そのまま徳島方面へ。 ヤバい。 来たよ。 ユッコちゃんがホントに連絡くれたよ。 これはアレだよな? ちょっとだけ期待しても良いんだよな? 少なくとも、俺と会う事を、嫌とは思ってないよな?? 「轟DREAM」を熱唱しながら、一路 待ち合わせ場所に向かう。 その時既に俺が、精神安定剤を飲んでいたのは言うまでもない。 さて本日の計画。 まずは茶店で夕食でも。 んでもって飯食った後は、どこかに夜景を見に行く。 眼下に広がる100ドルの夜景(徳島だからね)を見ながら、そこで・・・告白する。 俺「どうか僕と付き合ってください!」 これっきゃねぇ!! 以前どこかの名無しが、「鉄は熱いうちに打て」って書いてた。 言うなら今日を置いて他にはない! 俺は男だ! 男なんだーーーーっ!! 徳島某所でユッコちゃんを拾う。 うわぁ~・・・この子・・・ やっぱ何度見ても・・・めっちゃくちゃ可愛いなぁ・・・ 俺は君を見る度、切なくなるよ。 君が助手席に乗ってるという事が、あまりに非現実的に思えて・・・ ハッと気が付いたら、これはただの夢なんじゃないかって・・・ でも夢じゃない。 今日も助手席にはユッコちゃんが居る。 そして今日、ユッコちゃんからのメールで俺はここに来た。 その事実が、俺を突き動かす。 今日の俺なら、不可能を可能にできそうな気がするんだ。 市内某喫茶店。 ちょっと遅めの晩飯を二人で食う。 今日も軽快にトークは弾む。 むむぅ・・・女の子と喋れるのって、こんなにも楽しい事だったのか。 もっと早くに精神安定剤に気付いていれば、 今までの人生、もっと楽しい日々だったろうなぁ・・・ そんな下らない事を考えながらも、楽しく飯を食う。 PM9時。 飯を食い終わり、車に戻る。 さぁ この後は、どこの夜景を見に行こう。 どこでも良い。 俺が言う台詞は決まってる。 「どうか僕と付き合ってください!」 この台詞、この台詞さえ言えれば良いのだ。 あとは運を天に任せるのみ。 答えは神のみぞ知る。 今夜キメる! 俺は絶対キメてやんぜ!! さぁショータイムの始まりだ!!! 車のエンジンを掛け、とりあえず聞いてみる。 俺「じゃあ、この後どうしよっか?」 ユッコ「じゃあ帰りましょうか。」 俺「え゙っ!?!?(汗)」 ユッコ「明日仕事ですしね。」 俺「あっ、えっ!? あ、うん、そ、そうだよね~!! ウヒ、ウヒヒ!(涙)」 そのままユッコちゃんを送り届けて、本日の野暮用終了。 むむぅ・・・結婚への道は、遠く険しい・・・。 ~蟲2回目のデート終了~ . 快調かに見えた2度目のデート しかしその後の蟲からは弱気な発言が続く . 蟲:2007/05/09(水) 12 01 36 なんかユッコちゃんと付き合ってる訳でもないのに 調子乗ってたけど、 昨日早苗さんと話してたら、全然ユッコちゃん脈ナシな気がしてきた(汗) てゆーか何で俺あんな浮かれてたんだろ? やっぱ客観的な目で見ると全然ダメだな。 あまり焦らず、慎重に行こう・・・。 蟲:2007/05/10(木) 00 46 25 . ユッコしゃんなぁ・・・ホントどうなるんだろ。 もう分からなくなってきた。 勝算10%ぐらいだ多分。 . . そして何故か早苗さんへの告白・・・ . 蟲:2007/05/13(日) 00 22 21 じゃあ僕もマジレスさせてもらいますか。 いつも言ってる通り、僕も早苗さんのこと大好きですよ。 信頼できる同僚として。 優しい姉として。 気の許せる友として。 そして魅力的な女性として。 はっきり言って、ユッコちゃんの100倍ぐらい早苗さんの事が好きです。 正直あなたを抱きたいし、あなたと一生一緒に居たい。 でも無理じゃないですか。 あなたには家庭があるんだから。 僕が幸せを手に入れるという事は、 即ち 誰かの幸せをブチ壊すという事なんですよ。 あなたの旦那さんもお子さんも親戚も、全てがメタメタですよ。 そんなの前提からして間違ってるじゃないですか。 これは最早どうにもならない事なんですよ。 僕だって辛い。 できればあなたと結婚したい。 でも世の中には、好きなだけでは結ばれない事もあるんだと、 3年前の彼女との一件で、身に染みて分かりました。 僕があなたと結ばれる事は、恐らく一生無い。 だから僕は別な方法で幸せを手に入れます。 あなた以外の女性と結婚し、子どもを作り、家庭を築く。 そんな普通の幸せを掴みます。 だから早苗さんも、僕を応援してください。 僕の親友としてね。 以上、マジレス終わり。 . . こんな時だからこそ、オナニーにも感謝 . 蟲:2007/05/15(火) 23 59 38 しっかしオ○ニーは最高だな。 仕事で失敗した事とか、 ユッコちゃんからメール来ない事とか、 イッた瞬間、全てが どうでも良くなる。 ホント魔法の儀式だな。 オ○ニーの存在に、心の底から感謝したい。 . . 蟲:2007/05/17(木) 22 48 27 ユッコちゃんにメールを送ってから、かれこれ1時間半。 返事はまだない ○| ̄|_ . 蟲:2007/05/18(金) 00 16 07 返事が来ないまま 日付変わってもーた orz マジで凹む。 つか もうプライドズタズタだわ ○| ̄|_ . . 蟲:2007/05/18(金) 00 50 51 . 3時間半ぶりに返事が来ました。 土曜日は既に予定入ってて、日曜は4時から別の用事があるんだとか。 それまでだったら遊べると。 まぁ俺が微塵も好かれてないのだけはよく分かった orz もう止めるわ。 空しいなんてモンじゃない。 俺は押して押して押しまくれるタイプじゃないんだ。 ダメなら即引いてしまう。 次は顔と性格を兼ね備え、しかも俺を好きになってくれる子を探そう。 10年後ぐらいには見つかるかもしれんしな・・・。 ハハ・・・。 以後この件に関する話題はなしだ!!!!!(逆ギレ) . . この間、蟲のウダウダを見かねた住人達から叱咤激励という名の罵声が降り注ぐ。 . 蟲:2007/05/18(金) 22 42 30 ホント皆さんの仰るとおり。 ウダウダ言わずに頑張るべきなんだよね。 分かってる。 頭では分かってるんだけど・・・ でも俺ってホント、何でもすぐ諦めちゃうんだよ。 大学受験も、べつに志望校なんか無くて、 入れりゃどこでもいいやって感じだったから、 周りが受験勉強に必死な頃、毎日スロばっか打ってたし。 就職活動の時もそう。 俺みたいなの採用してくれれば どこでもいいやって感じだったから、 たまたま受かったトコに入社しただけ。 野心も向上心も無いし、流されて、妥協ばかりの人生さ。 そんな俺だから、恋愛も いつも消極的。 2~3回会ってみて、(あぁ、この子たぶん俺に気が無いな)と思ったら、 ソッコー諦める。 すぐに可能性を捨てて、自ら幕を下ろしてしまう。 普通はみんな、相手を気に入ったら、押して押して押しまくるんだけどね。 ホント俺にはそれができないのよ。 フラれるぐらいなら、諦めた方が早いやって思っちまう。 ヘタレな上に、無気力なんだろうね。 今回のユッコちゃんなんてさ、好かれてる訳ないよね。 俺には3回のデートだけで好かれる様な、技量も器量も魅力も無い。 ユッコちゃんの反応や態度を見てると、 自分の望みの薄さがヒシヒシと伝わってきて、すげー空しくなる。 普通の人なら それをバネにして、我慢して、乗り越えて、自分を捨てて、 幸せを掴み取るんだろうな。 でも正直、ダメなら早く断ってくれと願ってる俺ガイル。 ○ごんの言うとおり、こんなんだから 今の俺があるんだろうな。 あぁ・・・何で俺ってこうネガティブなんだろ。 結婚相手探す前に、どこかの自己啓発セミナーにでも参加すべきじゃないかと我ながら思う。 まぁ・・・もうちょい頑張ってみますわ・・・。 皆さん応援ありがとうございました。 . 蟲:2007/05/19(土) 20 03 37 昨日の昼休みにさ。 「日曜の朝11時、どこそこに待ち合わせで良い?」って送ったのよ。 そしたら例の如く返事が来ない訳ですわ。 まぁみんながモチツケっつーから、ピクピクしながらもこの時間まで待ってたんだけど、 返事来ない事には どうにもならんから、 意を決して、今しがた再度メールを送った訳よ。 「返事が来ないんだけど、11時にどこそこで良い?」って。 我ながら ちょっと嫌味っぽいなぁ~と思いつつも、送った訳さ。 そしたら、送信ボタン押した瞬間、なにやらメールを受信してんのよ。 (まさかな・・・)と思いつつ開いてみたら、 ユッコ「返事遅くなってゴメンね。明日11時でOKですよ^^」 ってメールだった・・・ orz こんだけ迷った挙げ句、送った瞬間返事来るなよ orz あと5秒送るの待ってれば・・・ orz つか メールの返事に1日以上待たせんな orz . . しかしその2日後、事態は急変。 蟲:2007/05/21(月) 21 26 53 正直こんな事まで書くべきかどうか迷ったけど、 今日までユッコちゃんとの事を報告してきた中で、 応援してくれた人や喜んでくれた人、またマジレスしてくれた人も多数居たので、 俺には最後まで報告すべき義務があるような気がして、今から最後の報告をする。 昨日のこと。 「今日は4時までしか遊べない」とは言われているものの、2週間ぶりのデートとなるので、やはりウキウキしてしまう。 AM10時。 (さて出掛けるか)と車に乗ろうとすると、愛車がピッカピカに磨かれてるではないか。 どうやら親父が早朝から洗車して、ワックスを掛けてくれてたらしい。 蟲家のどら息子が、遂に結婚してくれるかもしれない――― きっと親父も嬉しいのだろう。 洗い立ての車に飛び乗り、一路徳島市内へ。 それにしても、今日の青空はまた格別だな。 ワクワクしてるせいか、紺碧の空が いつもより美しく感じられる。 全国では水不足が深刻化してるらしいけど、この蒼天を見てると どうでも良い事のように思えてしまう。 そう。 今の俺の この青空のように晴れやかな気分と、農家の苦悩の間には、何の関連性もないのだ。 AM10時45分、待ち合わせ場所に到着。 自販機で二人分のお茶を買ったり、タバコを吹かしながら、ユッコちゃんが現れるのを待つ。 AM11時5分、ユッコちゃん登場。 今日もまた一段と麗しい。 陳腐な言葉で形容するなら、ただただ「美しい」。 透き通るような真っ白な肌が、青空とマッチして、まるで空に浮かぶ雲のようだ。 ふと気付いた時には、スーッと空の彼方に消えてしまうのではないか・・・ そんな儚さにも似た美しさが、ユッコちゃんにはあった。 さて、今日は4時まで限定のデートとの事なので、フジグランに映画を見に行く事に。 これなら映画の終了時刻も分かっているし、別れ際にバタバタする必要もない。 フジグランに向かう道中、俺は前日の「メールの行き違い」についての謝罪をした。 金曜の昼にユッコちゃんにメールを送ったものの、一日以上返事が来なかったため、 ちょっと嫌味を込めたメールを再度送ったら、丁度ユッコちゃんもメールを送るところだったという事件だ。( 432参照) 俺「昨日のメールの行き違いだけど、ゴメンね^^;」 ユッコちゃんは特に悪びれる様子もなく、言った。 ユ「私いつもそうなの。 メールとか全然無頓着で、携帯もよく家に置き忘れたりするんだ。 友達からも『ユッコのメールの返事は遅い』っていつも言われてるの。 だから気にしないでね。」 俺「うん。」 素直に応えたが、内心思った。 俺のメールに無頓着というより・・・ きっとユッコちゃんは、俺の存在そのものに対して 無関心なんだろうな・・・ すぐ隣の助手席に座ってる筈のユッコちゃんが、何故だか遠い存在に思えた。 俺のちっぽけな胸の内など知る由もなく、ユッコちゃんは終始リラックスしていた。 むしろリラックスし過ぎていた。 レストランで飯を食ってる最中も、ピコピコ携帯をイジッていた。 飯を食い終わった後、フジグランに向かう車中も、彼女はメールの返事をしていた。 俺は徐々に苛つき始めたが、それを悟られぬ様、必死で他愛のないトークをした。 ユッコちゃんはそれを聞きながら、ケラケラ笑っていた。 PM12時50分、フジグラン到着。 俺は映画が始まる前に、飲み物を買ってくることにした。 俺「ユッコちゃん、何が飲みたい? ドリンク買ってくるわ。」 ユ「じゃあ、ゆず茶をお願い。」 コーラとゆず茶を購入し、会場に戻る。 座席に座ろうとすると・・・ユッコちゃんは携帯をピコピコ触っていた。 その瞬間、正直俺は、ムカッとした。 俺「・・・あのさ、ユッコちゃん。」 ユ「ん? 何?」 パタッと携帯を閉じると、ユッコちゃんが笑顔を向けてくる。 俺「さっき『メールや携帯に無頓着』って言ってたけど、俺にはとても そう思えないんだ。」 ユ「・・・・。」 俺「俺と遊んでる時、いつも携帯を触ってるよね? 今日も、今まで遊んだ時も。」 ユ「・・・・。」 俺「べつに遊んでる最中にメールしようが電話しようが、そんなのは どうでも良いんだ。 ただ、君を見てると、メールに無関心な子とは思えないんだ。」 ユ「でも・・・私・・・友達と遊んでる時は、絶対 携帯見たりしないから・・・」 俺「? 友達と遊んでる時は携帯見ないで、俺と一緒に居る時は 携帯を見るの??」 ユ「あ、いや、・・・うん・・・。」 俺「ふぅん・・・。」 ユ「・・・・。」 俺「・・・・。」 険悪なムードの中、映画が始まった。 イライラしてたので、映画の中身が 殆ど頭の中に入ってこない。 スクリーンの中では、正義のヒーローが 自分の能力を生かして、立ち塞がる悪党共と闘っている。 ヒーローとは常に強いものだ。 頑強な肉体、確固たる精神力、不屈の闘志。 小さな事でクヨクヨしてしまう俺では、どうやら一生 ヒーローになれそうもない。 PM3時30分、映画終了。 とりあえず落ち着け俺。 ユッコちゃんが俺に好意を持ってないというのは 前から分かってた事だし、 今更どうなる訳でもない。 やっぱりユッコちゃんには笑っていてほしい。 フジグランからユッコちゃんの家に帰る途中、 俺は無理矢理テンションを上げ、バカな話をいっぱいした。 ユッコちゃんも またリラックスしたみたいで、ケラケラと笑っていた。 さて、もうすぐユッコちゃんの家って辺りで、俺は切り出した。 次回のデートの約束をしておかねばならない。 普段ユッコちゃんから遊びの誘いが来る事もなく、 しかも事前に言っておかないと、どんどん予定を入れてしまう子である以上、 今の内に 予定を立てておかねばならない。 俺「えーと、次だけど。 いつ会えるかな?」 ユ「土曜日はスポーツジムに行くつもりだから・・・日曜なら空いてるよ。」 俺「平日は会えないかな? 俺、何曜日でも空いてるんだけど。」 ユ「平日は・・・無理かなぁ。 ジムに行ったり、友達と遊んだりするから。」 俺「そっかぁ・・・。」 いつもと同じ返事が返ってきた。 この返事を聞く度、俺はどうしようもなく空しくなる。 俺は早くユッコちゃんの事を知りたいと思ってるし、 ユッコちゃんにも俺という人間を、もっと知ってもらいたいと思ってる。 でも彼女はそんな事には全く興味が無さそうだ。 毛の先ほども。 いつもならここで引き下がるんだけど、今日はもう一歩だけ踏み出してみた。 俺「あのさ、5月24日の夜、空いてないかな?」 ユ「5月24日? むっし~の・・・誕生日?」 俺「うん。 会えないかな。」 ユ「う~ん・・・ゴメン。 ジムの予定が入ってるから、無理かな。」 俺「・・・そう・・・・。」 正直俺はバカだから、この瞬間まで、むしろユッコちゃんから、 「むっし~、5月24日、予定空けといてくれない?」 なんて言われるんじゃないかと、内心期待してた。 当然の事かもしれないけど、俺はデートの度に車を出し、運転し、 昼飯も晩飯代も出し、映画代もコンビニのジュース代もお土産も、全部買った。 ユッコちゃんには一銭たりとも払わせた事がない。 それに俺なりに、一生懸命ユッコちゃんを楽しませた筈だ。 だから・・・もしかしたらユッコちゃんは、 誕生日に 俺を祝ってくれるんじゃないかと。 脳天気に そんな事を思ってたのだ。 でも現実は全然違った。 彼女は俺の誕生日を祝う事より、スポーツジムに行く事を選んだ。 俺って一体何なんだろう? どうしようもない虚無感に体が支配される。 同時に 俺の中で、ユッコちゃんに対する想いが、急激に萎んでいくのが分かった。 俺「それじゃあ・・・さようなら。」 ユ「さようなら。」 短い別れの挨拶を交わして、ユッコちゃんを降ろした。 ユッコちゃんは人混みの中に、スーッと消えていった。 さようならユッコちゃん。 雲のように儚い人よ。 ・・・という訳でアレだ。 応援してくれてた人、正直スマンカッタ(汗) いやぁ~、今回ばかりは遂に結婚かと思ったんだけどなぁ~。 こりゃどう考えても男が居るな。 ちょっとした気まぐれで、お見合いというものを経験してみたくなったのかもしれない。 つかむしろ、もし男が居なくてこんな感じなのなら、もっと訳ワカメ。 俺には到底理解の出来ないタイプの女の子だ。 つぅ訳で、もう無理だ。 この先どれだけ頑張っても、この子に好きになってもらえないだろうし、 そして俺も、たぶんこの子の事を、今後好きにはなれないと思う。 どうせフラれるから・・・とか そんなんじゃなくて、 ただ純粋に、この子と結婚は無理だと思ったんだ。 今まで、「もしかすると・・・いや、それでも・・・」 と ひたすら我慢してたけど、 誕生日に会うのを断られた瞬間、最後の糸がプツリと切れた。 まぁ付き合ってる訳でもないけど(苦笑)、今回で終わりにするわ。 さてユッコちゃんとの終わらせ方について。 これには色んな人から意見を集めた結果、次の3つが挙がった。 ①ユッコちゃんに言うべき事をハッキリ伝えた後、関係を終わらせる ②仲人のオバチャンに「合わないから」と言って断る ③俺からメールを送らなければ向こうから絶対メールは来ないので、このまま自然消滅を図る 以上3点。 俺的には①で行く気満々だったんだけど、 やっぱ今回は お見合いという形で出会い、仲人を通しての話だから、 断る時も、やっぱ手順に則り、仲人さんにお伝えしようかなと。 オトンもオカンも悲しそうだったなぁ~・・・ほんとスマン。 まぁ今までネタ半分で、「顔さえよければイイ!」なんて言ってたけど、 やっぱ今回の件で、改めて「女性は性格が一番」だと痛感したw ユッコちゃん・・・ほんとビックリするほど可愛くて、 しかも細いのにオッパイでかいという、おおよそ徳島ではあり得ないスペックだったんだけど、 やっぱ性格とか価値観とかが合わなきゃ、そりゃ無理だわな。 こうして考えると・・・やっぱ3年前に別れた彼女は、最高の子だったな。 こうやって恋に破れる度、3年前の彼女を思い出すのは何故だろう orz まぁそんな感じで、誕生日目前にして、またもやスタート地点に戻りました。 ま、これでこそ蟲。 皆様、蟲の行く末を、もう少し見守ってやってくださいw . 蟲:2007/05/21(月) 23 34 57 . まぁ・・・何だかんだで、俺はユッコちゃんの事が好きだったんだろうなぁ~。 まだ会って数回だけどさ。 たぶん どうでもいい子なら、メールが来ようが来まいが、何とも思わなかったんだろう。 でもこれだけイライラしたり、凹んだり、苦しかったりしたのは・・・ 悔しいけれど、やっぱ俺は、ユッコちゃんの事が好きだったからだと思う。 まぁ終わらせようと決心した今は、その苦しみからも解放され、むしろ清々しい気分だ。 . 蟲:2007/05/21(月) 23 49 33 . デートの後、結局ユッコちゃんからは一度もメールが来なかった。 例え一行だけのメールでも良いんですよ。ただ、 「今日はありがとう」とか、「ご馳走様でした」とか、 「運転お疲れ様」とか、「楽しかったよ」とか、 何でもいいから、一通のメールが欲しかった。 そのメールさえもらえれば、俺は本当に嬉しかっただろうし、もっと頑張れたと思う。 でも一度もメールは来なかった。 redさんに言わせれば、「そんなの人それぞれでしょ」って感じでしょうけど。 でも俺はそういう気配りの出来る女性が好きだし、 ユッコちゃんは、そういうのができる子であって欲しかった。 情けない事に、いつも耐えかねて、俺からメールを送ってたんですw 「今日は遊んでくれてありがとう」って。 ホント些細な事ですけどね。 ただ、ほんの小さな気配り・・・彼女には それが無かった。 何度か会って、それはよく分かりました。 まぁ今日はこの辺で、この話題は勘弁してください。 そして蟲誕生日当日 . 蟲:2007/05/24(木) 01 21 54 . という訳で、改めましてコンバンハ! 蟲です。 ついさっき、2●歳になりますた。 いよいよリーチでございます。 さてユッコちゃんの件だけど、昨日仲人にお断りの連絡をしときました。 明けて今日。 予想通りというか・・・ユッコちゃんからは、何のリアクションも無しw まぁホント予想通りなんだけどな(苦笑) 断りの連絡受けても、「あっそ」って感じだったんだろうな。 最後まで空しい子だったぜ・・・ ○| ̄|_ さて、今日で俺も2●歳。 ぶっちゃけ 恥ずかしい話だけど、2●年間も生きてきて、 今まで付き合ってきた女性の数は、片手にも満たない俺(照) 最長でも2年。 それ以外は半年とか3ヶ月とか、そんなんばっか。 でも彼女たちは、俺に多くの物をもたらしてくれた。 彼女たちと出会った事で、俺は多くの物を得、学び、成長する事ができた。 同時に俺も、彼女たちに対して、何かを与えられたと思ってる(たぶん)。 しかし ここのところ・・・ ゆうかちゃんと言い、ゆっこちゃんと言い・・・ 俺は苦しくて、悲しくて、辛い想いをしただけだった。 凹まされっぱなしで、最後には空しさだけが残った。 次に俺が出会う女性は、どんな子なのだろう。 どこで、どんな時に、どういう形で出会うかは分からない。 ただ願わくば、俺を人として成長させてくれる様な、素敵な女の子であって欲しい。 さて泣いても笑っても、崖っぷち! 最後の1年間を、全速力で駆け抜けます!! ~蟲2●歳の初心表明~ . しかしその直後、ユッコからのメールが届く。 . 蟲:2007/05/24(木) 01 34 56 . って やべぇぇぇーーー!! ふと携帯見たら、ユッコちゃんから「誕生日おめでとうメール」が来とるやん(汗) まさか まだ伝わってなかったのか?(汗) ぐぁぁ、コレ知らずにメール送ってきてるのなら、 良心痛むなぁ・・・まぁべつに悪い事はしてないが。 と言いつつ放置して寝る俺であった。 そんじゃ皆様おや蟲~♪ このレスを最後に蟲からユッコについて語られることは2度と無かった・・・。 ~ユッコ編 fin~ . . .
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428 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 07 28 29.60 ID 93UQRTmn0 愚痴スレ向きかも知れないが、軽く投稿 いきつけのコンベで卓建てた時のこと 困未満常連間では要警戒人物の「いつでもどこでも耽美イケメン造ってBLする」女PLが卓に来た 大方の予想通り、重要人物:依頼人の少年枠を選び、宝塚に逝けとばかりの金髪イケメンを作成した OPで行方不明になった姉を探して欲しいと来る少年に「報酬として君の心が欲しい」とロールするのはまあ自由意志だ…… しかしシーンPL無視して、少年を口説いたりペッティング宣言したので 「ここは○○のシーンです」「シーンPLのアクションを邪魔しないで下さい」「自分のシーンでやってください」といったら唐突に膨れて「少年連れて退場する」 と言って以降黙った 休憩時間に、コンベ代表がやってきた どうやら「自分がハブられた」「ロールや宣言を意図的に無視された」と訴えたぽい 状況を説明すると「似たようなことは何度かあった。確認に来ただけ」と下がった 再開後の耽美PCのシーン 少年とできちゃったと宣言 退場後のシーン中に、少年とアッーー!!!く結ばれていたという設定らしい もはやわけがわからない展開だが、「恋愛描写はほどほどに願います」としか言いようが無かった ただ、卓の雰囲気はあきらかにビミョーになっていた その後、粛々と情報集めて姉を浚って生け贄にしようとしてる魔族に魂売った神官を討伐しに逝ったのだが なんか失礼を承知で宝塚歌劇団の演劇をみているような男性陣みたいな異様に浮いた雰囲気を味わった ヒロインは実は姉ちゃん(PC1枠の幼馴染み)なんだけど、完全端役というか背景になってしまった 卓の雰囲気をバラ色に染めて耐性無い層をウップさせのは困るが、進行を妨害したりシナリオブレイクしたりしているわけでもないから 追い出せないから「別のキャラもやってみたら」と勧告しか出来ないと主催者も言っていた 地方なんでその週で別のコンベ探すと隣県まで逝かないといけないし、追い出せない困は困ったもんだと思う 429 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 07 32 20.59 ID wkAN4B8v0 登場人物全員女の子にしちゃえ 430 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 08 50 28.29 ID 8xPUCDqpO 428 乙 許可なく好感度変換吟遊プレイやってる時点で最終警告→拒否したらキックでいいんじゃない? 429 それがベターかもな 431 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 09 38 13.13 ID 5LGVFK2a0 乙 『性交渉の描写や宣言はセクハラに該当します』って注意は出来るだろうし、やってみたら? それで駄目なら本気で警察呼べ 腐女子やエロゲオタが嫌われるのって、こう言う周囲が何だろうと自分の性欲剥き出しにする所だよなぁ…… 432 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 11 04 33.66 ID /ChIs7rd0 こういう話を聞くたびに思うのだが、こういう人たちってTRPGでアカの他人相手に 自分の性的趣味を暴露すんのが恥ずかしくないんだろうかね 433 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 11 12 59.97 ID Z1m8rZTQ0 私の考えが理解されないはずがないとでも思ってんじゃないのかね 434 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 11 36 19.38 ID 5LGVFK2a0 そこまで深く考えられないぐらいの頭だからだろ 435 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 12 09 39.17 ID kz1IynSH0 428 乙 十分進行妨害になってると思うがなぁ 436 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/03(月) 12 42 16.55 ID +I2AcZFL0 428 乙 リソース払えば合法的に相手の感情を操作できるエンゼルギアやドラゴンアームズですら GMが許可しないと変更申請通らないんだぜ? 「なり茶かブログでやれ」でいいんじゃない? スレ337
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autolink DC/W01-108 カード名:メイド服の美夏 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:8000 ソウル:1 特徴:《メカ》?・《メイド》? 【起】[あなたの《メガネ》?のキャラを1枚レストする]そのターン中、このカードのパワーを+1000。 「これはあくまで美夏の性能実験なのだ。勘違いするなよ!」 レアリティ:PR illust.たにはらなつき 2008年ヴァイスカップクライマックス賞 PRカードリローデッドキャンペーン2011封入(レア) 大会中2人しかあたらないので入手がとても難しい。 《メガネ》?を持ってるキャラをレストすると自身が+1000されるという起動能力を持っている。 水越 舞佳とは相性がいい。 効果でこのカードを手札に加えて舞台にだし水越 舞佳をレストすれば無駄がない。 ただ、レストするだけなら胡ノ宮 環等の方がいいのだが・・・ PRカードリローデッドキャンペーン2011にてレア封入された。 入手確率はランダム3枚封入中、100パックでレア1枚(5種)なので、実質1/500パックと、まさにレアといえるだろう。 ・関連ページ 《メガネ》?
https://w.atwiki.jp/redstone0915/pages/54.html
とっても便利なれどみらちゃんを便利に使うためのあれこれ れどみらって何?っておともだちはとりあえずggrks 導入したけどログとってくれないよ! 露店アイテム.csv(item.txt)の更新使い方 CSVファイルの挙動確認をリアルタイムで見たい(Win8以降) キーワード登録基本的な登録方法 ちょっと便利な応用編秘密PTさがすとき 叫び売り探すとき 自分の名前が呼ばれたときに反応するようにしたい! ポタだしの時刻メモりたい アイテムコード的なの おまけ 導入したけどログとってくれないよ! まず以下のことを試しましょう 管理者権限で実行する ファイアウォールを設定しているなられどみらを許可するWindows7 [スタート]→[コントロール パネル]→[Windows ファイアウォール]の[Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する]をクリック→[設定の変更]→別のプログラムを追加かられどみらを追加 Windows8 コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\Windows ファイアウォール から Windows ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可 かられどみらを許可 セキュリティソフトを導入しているならそっちのFWもれどみらを許可する れどみらのフォルダをC \Program FilesではなくC \redmiraなどにする れどみらのショートカットのプロパティを開いて↓のように数字を付けて起動させてみる。数字は5くらいまで試してみて! C \redmira\redmira.exe 1 C \redmira\redmira.exe 2 露店アイテム.csv(item.txt)の更新 露店アイテム_[年月].csvは露店を見た時のデータが記録されますどういうことかというと露店を見たときのデータが記録されるのです CSVファイルはエクセルかメモ帳で開けますメモ帳のほうが気分的にお手軽に開けます そのCSVファイルにある比較的新しいアイテムの名前を [不明アイテム] にしないためのファイルがこれです壺とかメイド獣人装備とかそのへん 使い方 item20160111.zipをダウンロードちゃん 添付ファイルを解凍します item.txtをれどみらログフォルダにいれます れどみらを再起動して露店をうろついてみます メイドや獣人装備の名前やクレストが露店アイテム_[年月].csvにちゃんと出てればおk 参考サイトhttp //yotsubadiary3.blog.fc2.com/ CSVファイルの挙動確認をリアルタイムで見たい(Win8以降) ログ検証用メモですスルーして れどみらログフォルダでファイルメニューからWindows PowerShellを開く Get-Content 露店アイテム_xxxx年xx月.csv -Wait -tail 0 コマンドプロンプトの場合 powershell -command Get-Content 露店アイテム_xxxx年xx月.csv -Wait -tail 0 入力した後に露店を開けば表示される キーワード登録 この機能マジ便利 音も鳴らせばさらに便利 秘密GHとかで呼ばれたときに反応したい!って人とか ボスの確認に使いたいとか 基本的な登録方法 これを登録すると誰かがオゥグンンて言ったときに反応するよ! オゥグンン ギルチャだとログ流れてURLコピペしにくい!ってときはhttpを追加してうまい! http ちょっと便利な応用編 秘密PTさがすとき カニ秘密をさがしたい!なんてときはこんな感じに登録 カニ かに 蟹 3行を1行にしたいならこんなかんじ (カニ|かに|蟹) |はORの意味だよ でもこれじゃ「たしかに」っていっても反応しちゃうからきっとこうやれば「たしかに」は反応しなくなる(1文字目は半角スペースだよ!) (?!.*たし)(カニ|かに|蟹) ポタあり秘密をさがしたいとき (ポタ|ぽた).*コボルト秘密 ついでに募集職もつけたいとき (ポタ|ぽた).*コボルト秘密.*BIS 叫び売り探すとき こんな叫びを拾いたいってとき 買い叫びの場合も同じようにできるます 売)フォムガ 出)フォムガ 求)ひゃくおくまんえん フォムガ売ります フォムガひゃくおくまんえんで売ります (?=.*(出|売))(?=.*(フォムガ|フォムガ)) なんかふざけたような記号がたくさん出てくるけど正規表現てやつらしいよ! 自分の名前が呼ばれたときに反応するようにしたい! 単純に名前登録すると自分が発言したときもひっかかっちゃいます>< こうやるとひっかからないみたいだよ 名前(?!.* ) ポタだしの時刻メモりたい チャットの行末が3桁もしくは4桁の数字の羅列だった場合に拾うよ! 全角でもおk このへんのを拾う 232 2323 2323 おるした2323 [0-90-9]{3,4}$ アイテムコード的なの ([0-9A-Z]{4}-){2} 4桁英数と[-]が2回連続してたら拾う手抜き 23HA-GE23-2323 2323-HAGE- おまけ あめおとこさん自身の発言はひろわずに以下だけ拾うつもり あめ あめお あめさん あめおさん あめお?(?!.*とこ)(さん)?
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明日菜、明日の準備はできていて?忘れ物をしてはだめよ。」 返事ができない。いろんなことが頭の中で整理しきれなくて、自分がおかしいのかお姉ちゃんがおかしいのかわからなくなってきた。 「明日菜。こっちおいで。」 タイミング良くパパが呼んでくれたから、お姉ちゃんの手から逃れるように体を離した。 「パパ。」 「うん、大丈夫だ。何にも心配ない。」 私はまだ何にも言っていないのに、全てを見透かしたかのようにパパは笑って頭を撫でてくれた。 「明日菜も疲れただろ。お姉ちゃんが無事で本当に良かったな。」 「・・・うん。」 部屋に戻ってぼんやりしていると、お姉ちゃんが「まあ。」とか言ってる声が聞こえた。 ちょっと気になって廊下に出たら、ゴミ袋を両手に持ったお姉ちゃんにぶつかりそうになった。 「何やってんの。」 「整理整頓を。私ったら、どうしてこんなに散らかしていたのかしら。恥ずかしいわ。」 「・・・手伝う。」 ゴミ袋を奪い取って、玄関に運ぶ。 お姉ちゃんの部屋を覗いたら、ママにゴミルームとまで言われていた空間が、すっかり綺麗になっていた。 そして、やっとこのキャラがお姉ちゃんのいたずらじゃないことを理解した。いつも部屋の片付けから逃げまくっているお姉ちゃんが、悪ふざけのために大嫌いな掃除までするはずがない。 「手伝ってくれてありがとう。」 「別にいいよ。布団敷いてくるから、どいて。」 お姉ちゃんを押しのけるようにして寝室に入って、乱暴に布団を敷き始めた。 こんなことが、現実にあるんだ。頭打って性格が変わっちゃうなんて。まるでマンガみたいだ。心臓がドキドキする。 「明日菜ねーちゃんこえー。布団ぐっちゃぐちゃじゃん。」 「うっさいよ。早く寝るよ。」 絡んでこようとする弟を上掛けで押さえつける。ギャーギャー騒いで、全然言うことを聞かない。 「どうしたの、2人とも。お布団が乱れてしまってるわ。」 そこに、お姉ちゃんがひょっこり現われた。弟は標的を私からお姉ちゃんに変えたのか、腰をかがめて突進していく。 ちょ、ちょっと待って。その人は今までのお姉ちゃんとは- 「もう、暴れては駄目でしょう?」 押し倒されてベソかくかと思っていたら、お姉ちゃんはまた弟をギュッと抱いて止めてしまった。 「もう寝ないと駄目よ。また明日遊びましょう。お布団直してあげるわね。」 私達は逆らえずに、お姉ちゃんが手際よく整えた布団にねっころがった。 「お休みなさい。」 部屋の明かりをちっちゃい電球1個だけにして、お姉ちゃんが出て行った。 「ねえねえ、お姉ちゃんのことなんだけどさ。」 隣で寝そべってる弟に小さい声で話しかけた。 「今日のお姉ちゃん、どう思う?キモいよね?もっと男っぽかったよね?」 「それより、さっきちさと姉ちゃんにギューッてされた時顔におっぱいが当たってさあ。やっべー」 「あっそ。」 だめだ。男子って本当頼りにならない。バーカ。 中学生のおっぱいやべーとかずっと言ってる弟を無視して、お姉ちゃんが後で寝るスペースに視線を移した。 枕元に、薄いピンクの可愛いパジャマが綺麗に畳んで置いてある。 昨日まで着ていたTシャツ短パンが恥ずかしいと急に言い出して、ずっと前にママが買ってきたっきり一度も着てなかった女の子っぽいやつを、クローゼットから出してきたらしい。 あのよくわからないお姉ちゃんが、今日は隣で練るのか。いや、それどころかこれからずっと一緒に暮らしていくのかと思うと、なんかげんなりしてしまった。 変わってしまったお姉ちゃんが嫌だというより、自分がこれからどうしたらいいのかわからない。 リビングからはパパとママ、お姉ちゃんの笑い声が聞こえる。 ドアの隙間から覗くと、リップとパインを膝に抱いて微笑んでる姿が見えた。 うちのわんこたちは、結構人見知りだ。ああやって大人しく抱っこされているんだから、犬達から見たら今までどおり、優しくて可愛がってくれるお姉ちゃんなんだろう。 普段と何も変わらない風景の中に、性格だけ別人なお姉ちゃんがすっぽりと入り込んでいる。 あのまま家族になじんでしまうのかな。 パパとママはあんな調子で、弟はアホで、私だけがこうやってグズグズ悩んでいるみたいだ。 「もうそろそろ寝ますね。本当に今日は心配をかけてしまって、ごめんなさい。」 ヤバいな。そろそろお姉ちゃんがこっちに来そうだ。もうとっくに寝息を立ててる弟の方に体を詰めて、寝てるふりをした。 しばらくして、細く開いたドアの隙間から、お姉ちゃんがそっと入ってきた。 「もう、寝崩しちゃって。お腹が冷えてしまうわ。」 私と弟の夏がけを直してから、手早くパジャマに着替えたお姉ちゃんは、すぐに横になって眠ってしまった。 私や弟のスペースが狭くならないように、端っこの方で丸まっている。 それを見ていたら何か切なくなってきて、私は2人を起こさないように静かに部屋を出た。 「パパ。ママ。」 「明日菜。まだ起きてたの?寝られない?」 「ちょっと、話がしたいんだけど。」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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黒のカチューシャ! 純白のエプロン! 萌え萌えキュンだっちゃ!アキバでNo.1のメイドといえばアタシだじぇ! …ん? どうしたにょ?語尾が適当ぅ!? 実はアニメ好きじゃないだろって!?あ、あんたバカ~!? そんな事あるわけないナリ! アニメ大好きでゲソ! 出身作品/モチーフ(国籍):メイド(日本) ネームドブラザー:シャパリュ オーナー武器:イズナシリーズ ステータス 歩くはやさ 2 ジャンプの高さ 8 スペシャルのたまりやすさ 5 初期HP 1400 アクセサリー α β γ ボディ 〇 〇 〇 ハンド 〇 フット 〇 オーナメント 〇 ●ムーブアビリティ:スカイリープ 使用回数 2回 リロード: 3秒 斜め上方向にフワッと飛翔する技だっちゃ!回避に移動に大活躍するじぇ。原理? …ま、魔法にゃ? 移動系アビリティ。見た目はふんわりしているが移動速度がかなり高い。同名アビリティの中でもメイドシスターのこれは一段上の性能で、飛距離と速度が高く、さらに二回行える。二回目のジャンプも空中にいるまま行えるため、長距離移動や方向転換(慣性はかなり強くかかるが)も可能。短所としては飛行アビリティと違い、大雑把な挙動しかできず障害物に引っかかると致命的。狙ったビルの上に登るのも苦手。目的地にピンポイント降下したい場合は、目標地点の真上まで来た時にブラザー交替して自由落下するのが確実で簡単。細やか且つ高速に空を飛び回りたいのなら、飛行アビリティ持ちと組むと華麗な空中戦を行える。ただし、リロードは着地してからなので組み合わせて延々と飛ぶことは出来ない 慣性と低重力のお陰で、「トリガー中移動不可、発射遅延」の武器を始動させつつ動くことができる。 撃ち切りリロードのシステム上、1回だけ使って放置しているといざという時に連続使用出来なくて焦ることになる。回数が残っている時は適当なタイミングで消費しておこう ●サポートアビリティ:双葉理保 直伝!ラブアッパー! 使用回数 2回 リロード 10秒 ワン、ツー、スリー! ネコパンチだにゃ!自動で近くの敵の方を向いて攻撃するにゃ。 小ダッシュから小パンチ3回とアッパーを繰り出す技。小ダッシュの段階で近くに敵がいる場合、自動的に敵へ向かってくれる。最初の3発は不殺属性。 攻撃範囲はパンチ部分の見た目より少し広い。蟻2体ぐらいなら巻き込める。 モーション中に無敵時間がある。 バースト射撃やノックバックをキャンセルできる。 接近戦で使おうと思えば使えなくはない性能だが、役割やアーマー値を考えるとこれに頼るような状況にならないことの方が大切 どうやら双葉理保から教わったらしいが当の彼女達は忘れている。 ●追加アクション:ダッシュ 歩行より速く走ることができる。移動距離の制限がなくどこまでも走り続けられるので、長距離の移動をしたい時に役立つ。停止状態から使うと初速は遅いが、歩きながら発動すると歩行速度が乗った状態から加速するので、初速の遅さをカバーできる。 ダッシュ中にジャンプすることも可能。この際、前作と異なり、着地後は再びダッシュ状態へ移行する。 ダッシュの最高速度はブラザーによって異なり、大まかに4タイプに分類される。詳しくは検証ページにて。 * ●スペシャル:みんな元気になぁれ! 初期スペシャル値 50% 愛の結晶を発射して回復フィールドを発生させる技にょ。フィールドの中はポッカポカ、少しずつ体力が回復するにゅ。 放物線を描く弾を発射し、着弾地点に回復効果のある球形空間を作り出す。その場で回復したい場合は足元に撃とう。継続回復が行える便利なスペシャル。フェンサーやナイトブラザーなどの高アーマーブラザーがこの空間の中で戦えば、正に不沈艦。回復しながらゴリ押しの戦い方ができる。ただ、効果範囲の広さと継続時間はヨーデルシスターのSPに劣り、速効性ではEDF5レンジャーに劣る。つまり、吹き飛ばし効果のある攻撃を行うプラズマ砲ヘクトルなどが苦手。一撃で致命傷を繰り出す怪獣も分が悪い。 持続回復のみを目的にするのであれば範囲や持続に勝るヨーデルシスターの方が効果的。回復フィールドを展開しながら自分自身が戦闘に参加できる点を活かして差別化しよう。 レンジャーのリバースシューターと比較すると弾速が遅く、直ぐに落下するため遠距離の味方を回復させるのは難しい。真下撃ち以外を行う機会は少ないだろうが、オンラインで使用する際は留意しておこう。 ●ブラザー解説 空飛ぶメイド。素の移動速度は鈍いものの、アビリティを使えばトップクラスの機動力を誇る。ジャンプの高度も高いので『高所を確保』という点では飛行アビリティ持ちすら凌駕する。本人談通り回避に移動に大活躍する。武器の射程距離が極端に長短どちらでも機動力によってサポートしてくれ、他ブラザーのアビリティやスペシャルも組み合わせて攻撃を任せれば強力。 オーナー武器のイズナシリーズは連射系統に近い性質を持つ対主力級集団向けの武器だが、移動及び回復役という出来る限りダウンしたくない役割を担うことの多いメイドシスターが被弾しやすい対集団相手に長々と戦うこと自体があまりいいことではない。アーマー値が低めなのも逆風。同じ特殊タイプなら射出後即交代で仕事の出来る航空支援etcの方が相性はいいだろう。 スペシャルが継続回復技なので、タフネスさがウリのブラザーの強力なサポートも可能。その一方で耐久力は低く、最前線で戦い続けられるだけのタフネスは持ち合わせていない。つまり、機動力と持久力のサポートに特化しており、他ブラザーの勇者様を攻撃に専念させるシスター。案外メイドらしい性能である。 |●武器開放表 スキル 武器カテゴリー 1 特殊 2 拡散 3 連射 4 剛撃 5 近接格闘 6 長射程 7 誘導 8 爆発 ●セリフ集