約 2,110,559 件
https://w.atwiki.jp/herikutu/
――この物語はどうせ幻想に決まってます。 うみねこ本編と関係あるはずもありません――。 このwikiは同人ゲーム板の【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレのまとめwikiです。 屁理屈推理合戦は、ゲーム「うみねこのなく頃に」から派生した推理ゲームです。 うみねこ本編に登場した【赤字】&『青字』の概念を使って、 独自の問題を作成したり、それに挑んだりしています。 初めての方はこちら→屁理屈推理合戦とは? 過去の問題を見たい方はこちら→過去のゲーム盤 実際に問題を作りたい方はこちら→出題してみよう 初めての方は、過去ログを読んで流れをつかんでから参加することをおすすめします。 宣伝・告知用ページを作成しました。新しくゲーム盤を始める方は、よろしければご活用ください。 本スレが落ちてしまったので、現在は外部版にて行われています。 うみねこ屁理屈推理合戦スレ 外部板 外部版の現行スレッド 外部板用ゲーム盤スレ 第七の晩 ※このwikiはまだまだ不完全です。wikiは誰でも編集可能なので、皆でどんどん改良しましょう。 てすと -- てすと (2009-04-14 02 48 08) 過去の盤、赤字はいいけど他は少し読みにくいね。なんかうまいまとめ方はないものか -- 名無しさん (2009-04-14 22 56 35) 出題側のレスはまとめて、よりそれぞれの書き込みに対しての方が見やすいかもしれませんね。 編集面倒そうですが。 -- 名無しさん (2009-04-14 23 01 20) 森の魔女の話、単純に字の色変えてUPしてみました。より見やすい方法があれば編集願います。統一感なくしちゃってごめん。 -- 名無しさん (2009-04-15 00 37 54) 管理人様>タイトル、森の魔女の話1にしたいです。。あと、間違えたファイル2つあげちゃいました。すみませんが削除してください。 -- 名無しさん (2009-04-15 00 41 36) 了解ですー。直しておきました。 -- 管理人 (2009-04-15 08 23 42) 魔女がいなくて暇だったので過去のゲーム盤追加しました。また暇な時に残りをやります。 -- 名無しさん (2009-04-30 23 49 54) タイトルを適当につけちゃったのですが解を見ると「鍛冶屋の話」となってますね…管理人さん訂正お願いします。 -- 名無しさん (2009-06-18 19 11 25) とりあえず「亡国の王女」の第一の晩まで。本スレの流れが速すぎて追いつけない…。 -- 名無しさん (2009-07-24 01 02 13) もっと更新しようぜ -- 名無しさん (2009-08-20 14 46 02) みなはばとらかわらわのどちを信じるのかのう・・・ -- ベアトリーチェ (2009-08-23 14 12 08) 絶対追いつかないけど更新しとく…一人じゃ無理だって; -- 名無しさん (2009-08-27 18 44 48) 大海の魔女1を字の色を変えて編集しようとしましたが50000バイト超えで断念…いいところで次に移ってるので削るのも申し分無いし… -- 名無しさん (2009-09-12 02 30 46) 申し分←申し訳 -- 名無しさん (2009-09-12 02 33 23) 過去のゲーム盤追加編集してくれた人、ありがとう 現在「幸せの国へ番外編」編集中です-- 名無しさん (2009-09-24 22 01 40) 過去ログを見たいのですが、datファイルが開けません。どうすればいいんでしょうか -- 名無しさん (2010-01-06 22 17 52) ↑2ちゃんビューアを使うか、Dat2htmlというツールで変換すべし -- 名無しさん (2010-01-07 23 24 09) 見れるようになりました。ありがとうございます -- 名無しさん (2010-01-10 00 22 02) リアルタイム用に一通りの着色ができるReplaceStr.txt(JaneStyle用)書いたんですけど必要ですか? -- 名無しさん (2010-01-24 04 05 40) 急におもいつたので、とりあえずメモ。人狼とかだと魔女の仲間がいるわけで、ミスリード役のプレイヤーが一人ぐらいいてもいいんじゃないか。運用としてはミスリード役やその他のプレイヤーの『』に魔女は[ ]で答えればよく、【】を出す義務はない。[ ]の内容はミスリード役以外には【】と同じ真実を、ミスリード役にはブラフで答えれば良い。 どうでしょうか? -- 名無しさん (2010-03-15 23 54 08) ウミガメのスープの20の扉で、一個だけ嘘を答えていいとか、赤字に一つだけ嘘を混ぜてもいい、というルールに近いかなあ。面白そうだけど、異常に複雑になりそう -- 名無しさん (2010-04-08 16 30 33) しばらく更新がなかったようなので過去のゲーム盤追加してみました。 -- 名無しさん (2010-09-08 16 21 52) 管理人様>過去のゲーム盤を編集したのですが、幸せの国へEP2 1とすべきところを幸せの国EP2と誤編集してしまいました。申し訳ありませんが、訂正お願いします。 -- 名無しさん (2011-01-01 22 10 31) 質問なのですが、外部板の分は載せないのですか? -- 名無しさん (2011-01-20 22 32 47) 取り敢えず、サイトトップを更新しました。 -- 一つ上の名無しさん(だから何 (2011-01-29 10 33 04) 外部板は手が回っていませんが、そのうち載せたいなあと -- 名無しさん (2011-09-23 12 03 44) 本スレ落ちちゃったなぁ…と来ました。寂しいですね… -- 名無しさん (2015-08-29 22 49 59) 初見の方のために「屁理屈推理合戦とは?」「出題時の注意等」のページを作成しました。スレは落ちちゃってますが、新規さんが増えることを願ってます。 -- 名無しさん (2016-02-15 08 35 02) 動画で初めて存在を知ったわ。果てしない出遅れだ・・・残念。 -- 名無しさん (2016-03-02 20 40 35) 新しくゲームをやりたかったら、スレを立てるのと外部版でやるのどっちがいいんだろうか? -- 名無しさん (2016-07-05 15 46 53) 新しいゲームは是非やりたいけど、人が集まるかな?っていうのと、スレが落ちない頻度で問題を投下してかなきゃいけないのがネックだよね。スレ立てるなら自分も参加するつもりだけど、外部版とどっちがいいかは自分もわからないや、ごめん。 -- 名無しさん (2016-07-08 21 56 54) やっぱり外部版のほうがアンパイかな……人集まりそうにないけど -- 名無しさん (2016-07-13 09 02 49) したらばの方にも書き込みをしました。14日の日曜日のお昼ぐらいからゲームを開始したいと考えています。よろしかったら参加して下しあ -- 名無しさん (2016-08-05 15 26 45) よろしかったら参加してください -- 名無しさん (2016-08-05 15 27 13) 14日のゲームですが外部版の方で行います。 -- 名無しさん (2016-08-07 22 26 30) 勝手に用語集を作ってみました。独断と偏見によるものなので、おかしい所があったらどんどん加筆・修正をお願いします。 -- 名無しさん (2016-11-02 03 39 29) 用語集追加乙です。ふくろうについてはスペルカードとかの若干の違いはあるかも? -- 名無しさん (2016-11-07 19 00 58) 外部板第六の盤スレッドで新たなゲームを開始しました。ちょっと大人向けな内容ですが、興味のある方はぜひご参加ください。 -- 名無しさん (2017-07-23 23 52 06) 外部版第六の盤スレで新しいゲームを今夜の9 30から10 00ぐらいに開始します。初心者ですがよければ参加してみて下さい -- 名無しさん (2017-08-23 12 39 26) 外部版第六の盤スレで今晩の9 00から9 30の間に新しい盤を開始します -- 名無しさん (2017-10-03 12 28 26) 途中でした、よろしければぜひご参加下さい -- 名無しさん (2017-10-03 12 29 04) 新スレに移行していたので、トップページと告知用ページの現行スレのリンクを貼り直しました。 -- 名無しさん (2017-12-12 00 07 09) 用語集のページにふくろうについて追記してくださって乙なのですが、 発案者の方が「棋譜についてまとめるのはやめてほしい」と仰ってるので ふくろうについての記述は削った方がいいのでは?と感じました。 -- 名無しさん (2018-04-16 01 48 51) 「過去のゲーム盤」に、外部板に最近投稿された盤を少しずつ保管していきます。タイトルのない盤は勝手に仮題をつけさせていただきました。また、読みやすいようにいくつか改行を加えています。問題がありましたらご報告、修正をお願いします。 -- 名無しさん (2018-04-17 05 44 50) 過去ログをどなたか更新していただけませんか? -- 名無しさん (2018-04-28 05 26 19) 「屁理屈推理合戦とは?」のページを、わかりやすいように実例を交えて加筆しました。また、出題者向けに「出題してみよう」「出題時の注意等」を編集しました。 -- 名無しさん (2018-11-24 20 55 29) 予告通り外部ゲーム盤スレ第七の盤にてゲームを投下いたしました。良ければご覧ください -- 悲恋の魔女 (2021-03-19 22 31 13) 最近掲示板に人いないな… -- 名無しさん (2023-08-29 00 31 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1987.html
「んぐんぐ……ぷはぁ、やっぱ朝はコレだね!」 「フられマスター」 台所でトランクス一枚で腰に手をあて、1リットルの牛乳パックをぐい飲みする男と、傍らに座る神姫1人。 「……山田君、座布団ぜん――」 「これで10枚、やったー」 「違うだろう。そっちじゃないし、そのギャグは笑えないぞ」 「マスター仕込み、私に責任無い。 それに笑えないのは、マスターの惨状」 「久々の一夜を満喫したというのに、何を言うかねこの子は」 「そのカラダとココロを利用だけ利用され、弄ばれ、捨てられた」 「……せめて愛欲に塗れた一夜とでもっ」 寒いボケと寒い突っ込み。朝の爽やかな空気の中、傍から見たら非常に痛い光景が繰り広げられている。 「……で、例のアレはどうだったかね?」 目を細め、急に真面目でシリアス表情になる志郎。 「全て録画OK。現在編集作業中」 「ブラボーだ、アリア。 コレでまた一つボクの愛しいコレクションが増えたNE!」 「最低」 ごもっともである。 ねここの飼い方・その絆 ~八章~ 「もう、1人で出かける時はちゃんと言ってくれなきゃダメじゃない」 「えへへ……ごめんなの」 頭をかきながら、照れ笑いとも泣き笑いともつかないような表情で返事をしてくれるねここ。 でもきっと、私もおんなじような顔をしてるんじゃないかと思う。 時間にすればほんの一晩なのに、その間に生まれ出たキモチは大きすぎるくらいに大きく深くて。 「とっても心配したんだから。でも……おかえり、ね」 「うん……」 繊細なガラス細工を扱うみたいに、ゆっくりと大事に、ねここを胸にキュっと抱きしめる。 確かに感じる、ねここの息遣い……温もり。時間が止まったかのような刻。 でもそれは永遠に続いても構わないと思うような暖かみがあって。 ……だけど…… 「ねここ」 「みさにゃん」 どちらともなく発した、互いの名前。 そのタイミングが全く一緒だったので、思わず顔を見合わせてしまう。 「……うふふ」 「……あはは」 更にどちらともなく、笑いが込み上げてくる。 夫婦とか、兄弟とか、ペットと飼い主は似てくるなんていうけれど、やっぱり私たちも、似たもの同士なのかな。 「それじゃ」 「いこっか」 「全く、簡易検査すら済んでないのに勝手に消えちゃうかだなんて、私はそんな子に育てた覚えはありませんよっ」 いや、育ててはいないんじゃないかなー……と思うけど。 私たちがあの後、真っ先に来たのはエルゴ。やっぱり専門家の手できちんと調べてもらわないと、先に進めないと思ったからで。 と言う訳で開店直後に滑り込んだ私たち。先程から店長さんは精密検査のための準備をしてくれていて、前回逃げ出したねここは大明神モードというより大魔神モードなジェニーさんのお説教タイム中。 「ジェニーさんや、そのくらいにしといてやろうや。準備出来たから、ねここちゃんをこっちに運んでおくれ」 「全く……今日はこの位にしておいてあげますから。 でも、おかえりなさい、ねここちゃん」 最後にそう優しく微笑むと、ジェニーさんは胸像台に取り付けられたグラップラップの大型マニュピレータでねここを軽々と持ち上げ、そのままふよふよと店長さんの元へと飛んでいった。 「……変な光景」 UFOキャッチャーの一種みたいな光景と言うかなんというか……夢に見そう。 そこそこ時間を掛けた検査が終わり、ねここと私、それに店長さんは椅子に座って向かい合っている。 「……まぁ、なんだ……」 チラチラと視線を外したりして、少し言いよどむ店長さん。 それはつまり、 「悪いんですね。ねここの身体」 「……まぁ、な」 此方が真っ直ぐに応えると、店長さんの方もそれを察してくれたようで、真っ直ぐな視線を向けて話し出してくれる。 日常生活にはあまり問題がないレベルなんだが、激しく走ったり運動したりすると、神経系が断絶してしまうらしい」 「原因や、治療法は?」 「神経系の何処かにバグがあるようなんだが、どうも深層心理レベルで発生してるらしくてな。 迂闊に此方から手を出すと逆効果どころか、最悪の事態になる可能性もあるんだ。 出来る限り俺も何とかやってはみるが、ここの設備じゃ少しキツイかもしれないな……」 店内だと言うのに、正義の味方モードの時のような低い声、それに余り見せることの無い真剣でやや哀しげな表情で語る店長さん。それにこの人が弱気とも取れる発言をするなんて、殆どみた事がない。 「それに発生時の状況を考える限り、システムトラブルというより、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の一種に近いと思える。 その場合外的、機械的に強引に原因因子を取り除くのは、どんな副作用を引き起こすか全く予測がつかない。 ≪心≫を持った神姫だからこその病で、ゆっくりと原因と不安感を取り除いて行くのが一番ベターな選択とされている」 「そうですか」 私の返答に、はっと顔を上げる店長さん。 「そうですか、って随分軽い返事だな。ねここちゃんの事が……」 「心配ですよ。 でも、今のねここが無事なら、走れなくたって一緒に歩いていけるなら、それだけでも十分だって、わかりましたから」 私の肩で話を聞いていたねここも、同じ気持ちである事を示してくれるように、私の顔に頬づりしてくれて。 「ははは。今回は一本取られたかな、こりゃ」 そういうと店長さんは、やっとにへらとした、何時もの表情に戻る。 「それにまぁ、色々と考えてもいましたから。ねここの為なら、なんだって……」 「くぁーっ。秋なのにアツイなーコンチクショウ!誰かさんもこんな事言ってくれないかなーッ」 「い、言えませんよッ。こんな所でっ!」 検査台の上で管理作業をしていたジェニーさんに向かってわざとらしく首をひねって言う、店長さん。 私から見れば、2人の方がお熱いと思うけど、ね。 「まぁ、ゆっくり行きますよ。時間はたっぷりあるんですから」 「そうだな。まぁ俺の方でもできる限りのサポートはするよ。 嗚呼、そうだ」 「フ……話は聞かせてもろたでッ!」 声の方に視線を向けると、カウンターの上に真っ赤な呼子鳥のドレスを着込んだ神姫が、ちょこんと仁王立ちしている 。 「おーい、ジェニーさんお客さんのお相手頼むわ。確か此処に……」 「そこの神姫ヲタ、無視すんなやーッ!」 「あ、すみませんね。何をお探しでしょうか」 ぷんすか怒る寅型神姫。冷静?に対応するジェニーさん。ボケだけがエンドレスなく空間ですか、此処は…… 「うちが探しとったのは、そこのネコ野郎やっ! 今ならええ試合が出来そうでなぁ……その今の眼ならなッ」 「本当は今日発売の新しいドレスが欲しいから、開店直後にどうしても来たいってダダこねられたんですけどね」 「ちょっ!? それはいわんといてっー!」 ビシっとねここを指差して挑戦状を叩きつける神姫……疾風ちゃん。 の後ろに何時の間にか出現していて、スマイルと共にサラリと吐露する彼女のマスターの小野さん。 ……実はこの人、結構、黒い? 「あの、差し出がましいようですが失礼しますが、今のねここちゃんの状態ではとてもバトルは……」 「いけるの」 ジェニーさんがねここを庇う様に前に進み出ようとしたのを、逆に制するように前に進み出でるねここ。 「もう、最低なんて言わせないもん。 ねここはみさにゃんにとっての、最高の神姫なのっ!」 「ねここ……」 思わず見つめた、その視線と視線が絡み合う。その瞳は真っ直ぐで、とても綺麗で…… 「あーもー!ウチを無視してらヴするなやーっ!!!」 おっと失礼。 「せっかくこのウチが相手してやる気になったのに……こんな事そう滅多にないんやで」 「本当は自分のせいで今回の事態になっちゃったんじゃないかと、責任感じてるだけなんですけどね。 ねここちゃんが行方不明になったって噂を聞いた時は、そりゃもう赤子のように取り乱しましてね。 自分が言い過ぎたんじゃないかって。 全くそれなら、そんな事最初から言わなければいいのに全くこの子は」 「だーーーかーーーらーーーー!」 顔を林檎みたいに真っ赤にしながら、猛抗議する疾風ちゃん。 シリアスが続かない子なのかな……ウン。 「と、とにかくウチが原因なら、それを吹き飛ばすくらいの気概をみせてみぃ! 神姫バトル、やるでっ!!!」 「うんッ。絶対、負けないのッ!」 ビシリと真正面から視線を交わす2人。ねここもあんなにやる気になっているなんて。 「あ、でも装備が……」 「あるよ」 その何気ない声に再度振り返ると、そこにはニヤリとして、してやったり。みたいな表情の店長さんが。 「こんな事もあろうかと、ってヤツさ。 壊れたまま放って置くのも性に合わなかったからね。 修理とフレーム再構築、それに美砂ちゃんから受け取っておいたプランも導入して大改修しといたぜ! 第二プランのローラーダッシュ機能も追加してあるから、今のねここちゃんの脚でもなんとかなるはずさっ」 「そうなんですよ。昨日からずっと仕事もロクにしないで。全くこれだからマスターは……」 呆れ顔でボヤくジェニーさん。でも、ちょっと嬉しそう。 「フフフ……一度言ってみたかったんだ。 こんな事もあろうかと!こんな事もあろうかと、こんな事もあろうかとぉ!!!」 非常に嬉しそうに1人テンション急上昇していく店長さん。奥さんいる方ですか。 「でも走行用プログラムがないんじゃ。 私の方でも組んではみましたけど、やっぱり実戦データがないとどうにも……」 「そこも抜かりなしだ。まぁ、とあるスジから入手したデータがあってね。 コイツは実戦慣れしてるし、アイツもねここちゃんになら良いと思ってくれるんじゃないかな」 急に、やや寂しげな瞳で語りだす店長さん。含みのある言い方だけど、店長さんなら信用は出来る、と思う。 でもさっきから、やたらテンションの乱高下が凄まじいです…… 「ごめんなさいね。マスターは昨日から、ロクに寝てなくて」 そこをジェニーさんがすかさずフォロー。この2人ってこういう時は恋人というより、優しい母親とダメ息子だよね。 「いえいえ。それじゃあねここ、行こうっか。 あ、少し準備の時間を貰っていいかな? 少し最終調整をしたいから、ね」 今すぐにでもやりたそうな2人に向かって、ゆっくりと諭すように。 「……まぁ、えぇで。 精々牙を研いでおくことや!」 「それ以前に疾風、キミ装備持ってきてないんじゃないかな?」 「……あ”」 そのヒトコトに、ガハハという大笑いの表情のまま、ビシっと固まる疾風ちゃん。 「す……すぐ取ってくるさかい。首を洗ってまってるんやでー!」 マスターの肩にひょいとジャンプすると、ベシベシとマスターの頭を叩いてさっさと帰れと急かしている。 「……ふぅ」 姦しい子が一旦去って、急に静かになった店内で、ねここに訪ねる。 「ねここ、いいんだね?」 「うん。もうあんな事は、しないの」 さっきと同じ、とても澄んだ瞳。今のねここなら、きっと大丈夫。 「さて、微調整したいから装備してみてね」 「はぁい、なの」 ねここは何時もの様に争上衣を着込んでいき、最後に背負うようにして、新しくなった炎幻機を背負う。 「あ、とっても軽いの~☆」 よく見ると、フレームの形状は同じなのに、光沢具合が明らかに違っている。 これは材質そのものを一新したとしか思えない。 「マスター、このフレームの金属って……」 「嗚呼、ウチの店でこんなことになっちまったからな。サービスだよ」 かっこつけたのが少し恥ずかしいのか、ややぶっきらぼうに言い返してくる店長さん。 でも、その好意はありがたく貰っておかなきゃね。 「あ、え~と~……」 と、目の前のねここが何かゴソゴソと風呂敷袋を漁ってる。そういえばアレ、帰ってきた時から持ってたっけ…… 「コレも、組み込んで欲しいの♪」 ねここが取り出したのは、何やらゴチャリとした黒い塊。 エンジンっぽい気もするけど……それにしては妙にゴツくて古臭いデザインのような…… 「うぉ!? コレは……!」 と、私の後ろにいた店長さんが異様な反応を示す。私を押しのけるようにして、ねここの持ってきた『何か』を凝視する。 「コレって開発中止になったって話の東杜田技研のサブパワーユニットDMH17Hか!? しかもツインユニットタイプ。でもスケールダウンされてるな……でもトルクは落ちてなさそうだ。 何だこのバケモノ。本当に製品かするつもりだったのかこれを、いやしかし……」 ブツブツと独り言を呟きはじめる店長さん。だから恐いですってば…… 「……ウン、これならねここちゃんの機体にも積めるかもな。 普通の神姫には無理だが、炎幻機のキャパシティならいける。 まぁ更にピーキーな性能にはなるが、まぁそこは俺が口を出すトコじゃないしな。 しかしこんなレアもの、何処から手に入れてきたんだい?」 「おともだちから、貰ったの~☆」 にぱぁ、と嬉しそうに返事をするねここ。きっとそのおともだちから、一緒に何か精神的にもいいものも貰ったのかな。 だから1晩であんなに……ね。 「よっしゃ、すぐに組み込んでみせるよ。美砂ちゃんも手伝ってくれ」 「わかりました。というか店長さんの手を借りる時点で、ちょっとずるいですけどね」 てへ、と可愛く応えてみる。 「いいってことよー!」 ……ウン、店長さんの作業ペースが上がった、かな。 「……しかし、最初とは完全な別物になっちゃったね。コレ」 大まかなシルエット以外、中も各種装備も全く別物に仕上がってきた炎幻機。 シューティングスターの旨みも受け継ぎつつ、新しく昇華してきた機体、というか…… 「そうだな、いっそ新しい名前でもいいくらいじゃないか?」 「……あ、ならね~」 店長さんのちょっとした発言に反応して、ねここが声を上げる。 「新しい名前、ねここがつけていい? みさにゃんたちが作ってくれたモノに、ねここが名前をつけて完成なの。画龍点睛ッ!」 名前、か。 確かに自分でつけるからこそ、愛着もあるよね。 「うん、いいよ。 それで、なんて名前にするのかな?」 「名前はね~、シューティングスターの弟分だから……レッドミラージュ。なのっ」 成る程。漢字表記じゃなくって、シューテクングスターとお揃いにして、横文字表記、と。 よろしくね。ねここの新しい翼。 Web拍手! 続く トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/csyamaneko/pages/21.html
ゲストさん のブログ紹介! ここに、自分のブログのURLを張ってください! ※クランメンバーは、左のメニューにある【クラメンのブログ】に張ってください。 kaiharaのCSOと色々とやるぞ日記 自由に編集しても全然OKです! このコメントに【URL.ブログ名】書いていただけたら私が編集いたしますよ! -- レッド・サハラン (2010-06-21 15 55 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4389.html
ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2 【ぽけっともんすたー ぶらっくつー ほわいとつー】 ジャンル RPG 裏を見る裏を見る 対応機種 ニンテンドーDS メディア 4096MbitDSカード 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 ゲームフリーク 発売日 2012年6月23日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 1人(通信プレイ時2~5人) セーブデータ 1 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント やりこみ要素が大幅強化シナリオも従来路線に回帰 ポケットモンスターシリーズ 概要 特徴・前作との違い 新施設 評価点 問題点 バグ・不具合 総評 余談 概要 『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から2年後に出た続編。 ゲーム内でも2年の時間が経ち、大きく変化を見せたイッシュ地方が舞台となっている。 ポケモンシリーズは『赤緑』に対するマイナーチェンジ版の『青』という構図が当然のようになっていた。 だが、このように直系の続編が出るのは初めてのこと。 特徴・前作との違い イッシュ地方全体の変化 マイナーチェンジ版でなく続編ということもあり、本作の主人公はまったく別の新主人公になっている。 同様にライバルも一新された。固定だった前作と違いプレイヤーが名前を自由に決められるように戻っている。 なお前作『BW』で付けた主人公の名前がイベントの中に登場することもあるため、今作では『BW』時の主人公の名前は再利用しないことをおすすめする。 前作に無かった街やダンジョンなども追加され、旅のルートも大幅に変更された。 最初の街もカノコタウンからヒオウギシティに。ちなみに最初の街でありながら「シティ」、ポケモンセンターがあるといった特徴はシリーズ初。 ポケモンの分布も変化。前作だとシナリオ中は登場ポケモンすべてが新ポケモンだったが、本作では旧来のポケモンもエンディング前から出現する。 イッシュ図鑑もパワーアップし、301種類のポケモンが出現するように。当時の地方図鑑としては『プラチナ』を超える最大規模の多さ。 ジムリーダーの交替。 今作ではデント・コーン・ポッドの3兄弟にアロエとハチクが引退し、前作のライバルのチェレンと、新キャラのホミカとシズイが新たなジムリーダーに就任。前作からの続投組では、ファッションモデルとだけあってカミツレは服装が変化したほか、髪が金髪から黒髪になっている。 前作では最初に選んだポケモンで相手になる3兄弟が違ったり、バージョンによって戦えるジムリーダーが異なったが、本作は状況による変化が無い通常の8人構成になっている。 四天王は変化していないが、アデクがチャンピオンの座を下りたことにより、異なる人物がチャンピオンに就いている。 + 本作の新キャラクター 主人公 ヒオウギシティ出身のトレーナー。 前作と同様、選ばなかった方の主人公はバトルサブウェイのパートナーとして登場。主人公とライバルが選ばなかったポケモンを使用する。 この際の名前は男主人公が「キョウヘイ」で、女主人公が「メイ」である。名前の由来は「共鳴」から来ているとのこと。 ライバル 同じくヒオウギシティ出身で、主人公の幼馴染。デフォルトネームは「ヒュウ」となっている。 妹のチョロネコを奪い返す為にプラズマ団を敵対視している。「俺は今から怒るぜ」が口癖。 ホミカ タチワキジムリーダー。どくタイプのポケモンを使う。 シズイ セイガイハジムリーダー。みずタイプのポケモンを使う。 伝説ポケモン同士の合体 『ブラック2・ホワイト2』のパッケージを飾るポケモンは「ブラックキュレム」(ブラック2)・「ホワイトキュレム」(ホワイト2)と呼ばれる、伝説のポケモン「キュレム」がゼクロム/レシラムを吸収し合体した姿である。 タイプはキュレムと同じドラゴン・こおりだが、ゼクロムの電技/レシラムの炎技を使うことができ、能力面は歴代最高の幻のポケモン・アルセウスに匹敵する。 吸収されたゼクロム/レシラムは合体中は消滅するが、分離させることでちゃんと元に戻る。 吸収合体は歴代のポケモンでも異例の存在。「ヤドンがシェルダーに噛まれることで進化したヤドラン・ヤドキング」のように別々のポケモン同士が合体したという設定のポケモンもいるが、システムとして合体と分離が可能なのは史上初。 前作「ブラック/ホワイト」の片バージョンのみを購入したプレイヤーが今作を購入する場合、同色の2をプレイすることでゼクロム・レシラムの両方が揃う寸法となっている。 「おまもり」の追加 タマゴが見つかりやすくなる「まるいおまもり」と色違いのポケモンの出現率がアップする「ひかるおまもり」が登場。 それぞれ、イッシュ図鑑(捕まえた数・297種)と全国図鑑(捕まえた数・636種)の完成で得られる。両方ともやり込みユーザーにとってはありがたい道具である。 新施設 ポケモン映画の撮影「ポケウッド」 映画会社にスカウトされた主人公たちが様々な役になりきり、ポケモンと共に映画に出演する。 撮影で行うのは「ポケモンバトル」と「主人公のセリフの選択」である。行動やセリフによって、ストーリーや結末が大きく変化する。 ストーリーの結末は、台本通りにいかず失敗した「バッドエンド」と、台本通りにこなした「グッドエンド」に加え、台本の斜め上を行って良くも悪くも予想を裏切る形となった「カルトエンド」の3種類がある。興行成績は後者ほど高くなる。 単にゲームクリアするだけなら予め用意された脚本通りにこなせばいいのだが、急所や選んだセリフにより敵の行動が変化するなど、トライ エラー的な側面も。特定の技で倒さなければいけなかったり、技の追加効果等を利用しなければならない映画もあり、詰め将棋のような要素も含んでいる。 ここで使用するポケモンはレンタルポケモンだが、一度クリアした映画では自分のポケモンを使用可能。 完成した映画は実際に上映される。自分のポケモンの出演した映画がヒットするとそのポケモンはスターポケモンとなる。 スターになったポケモンはボールから登場するときに星のエフェクトが付き、出演した映画の興行収入を更に上昇させることができる。 映画がヒットを続けると新たに出演出来る映画やファンが増え、最終的には主人公のために用意された像が立てられる。 ポケウッドの脚本は笑える物・衝撃的な内容・ポケモンらしさを生かしたニヤリと来る小ネタが多く、撮影中は簡素なグリーンバック撮影でどうなるかと思いきや本番では大幅に演出が追加されることも多く初見では驚くこと請け合い。 しかも男主人公か女主人公かで話の流れやキャスト、ここ専用のカットイン等が全部変わるというサブイベントにしては信じられないまでの作り込みっぷり。このモード専用の非ポケモンの敵キャラや、特定の技を使用した場合のみ見られる特殊な展開まである。 セリフを発しないポケモンシリーズの主人公が(役の上ではあるが)ペラペラと喋るシーンを見られる貴重な場所でもある。 ポケウッドには前作ジムリーダーのハチクや、カントー地方のジムリーダー・ナツメ(*1)も出演する。 最強を競う「ポケモンワールドトーナメント(PWT)」 総勢8人でトーナメントを行い、3回勝ち進んで優勝することが目的となる。バトルルールはシングル・ダブル・トリプル・ローテーションバトルの全4種類。トーナメントの種類も通常のを含めてレンタルやミックスなどの特殊ルールがある。 クリア後には『BW2』までの作品に登場した全てのジムリーダーとチャンピオンが参戦(四天王は出てこない)。 使用するポケモンの技構成や持ち物はいずれも非常に強力な「ガチ構成」でありちゃんと努力値も振られている。フラットルールなのでゴリ押しも効かないため、こちらも対戦用のポケモンを育成していないと返り討ちにあうこと必至。 DS版でのグラフィックが存在しないホウエン地方のジムリーダーに至ってはわざわざこのためだけに新規ドット絵が描かれている。また、これまでのリーダーもグラフィックに手直しがされ、動きが格段に良くなった。デンジは座っているモーションが削られ、シロナは完全新規でモーションが作られている。 対戦後は戦ったジムリーダー達と軽く話すことが可能で、過去作をプレイしていないユーザーのためかジムリーダーの詳細情報を教えてくれる男もいる。だが、この男が好みが凄まじく、男性については呼び捨てかつ1~2行で終わる説明文に対して、女性については敬称付けで長い説明をする。 もう一つの売りはWi-Fiでダウンロードしたトーナメントに参加できること。 DLできるトーナメントは「WCS(世界大会)」の上位入賞者が出て来たり、伝説のポケモンが使用可能なものなど種類もサプライズ性も幅広い。 現在はWi-Fiコネクションのサービス終了により新規のDLは不可能だが、既にDL済みのROMであれば問題なく遊べる。気になった人は中古屋を探してみよう。 通信要素「フェスミッション」 近くにいるプレイヤーとワイヤレス通信で一緒に様々なミッションに挑戦。1人から100人まで参加可能。 他のプレイヤーは制限時間内であれば随時参加出来る。与えられたミッションを制限時間内にクリアすることで成功ボーナスとして「デルパワー」を使うのに必要な「デルダマ」がもらえる。 内容は一定人数のNPCをポケモンバトルで倒したり、指定されたアイテムを拾いに行ったりするもの。 序盤から挑戦可能なミッションにはアイテムがタダで拾える、安く購入できるといった内容が多い。たとえ失敗しても手に入れたものは残るので、ミッションの過程自体がちょっとした小遣い稼ぎや消耗品の補充に便利。このおかげで本作はあまりお金に困らない。低ランクのきのみだったら嫌と言うほどに拾得できるので攻略にも役立つ。 「ダンジョン内に発生する砂煙からジュエルを集めろ」「揺れる草むらで登場する珍しいポケモンを倒せ」など、攻略・育成のヒントへ直結しているミッションも多い。 前作では一部ミッションは他プレイヤーと対決するミッションもあったが、今作は全て協力系ミッションに統一されている。 どのミッションも、低めのランクは一人プレイで達成可能。仲間がいないプレイヤーでも、短時間で気軽に挑戦可能なミニイベントとして楽しめる。ほぼいつでも、任意に開始できる点も嬉しい。 中には目標スコア以上の成績を収めると、ダブルスコアボーナスとして更に「デルダマ」がもらえる。 新たな通信要素「ジョインアベニュー」 ライモンシティ前に建設された商店街。通行人を招待して店を開いてもらったり、案内して店を利用してもらうことで、発展させることができる。 通行人として登場するのはNPCの他、通信交換やGTS、すれちがい通信等で関わったプレイヤー。条件を満たせばジムリーダーも混ざる。 開ける店は8種類。店のランクは10まで成長し、上がるほどプレイヤーに得するサービスが提供される。 中には、俗に言う「努力値(*2)」を上げてくれる施設もあり、これを利用することで資金さえあれば育成時間の大幅短縮も可能となった。 アベニュー自体にもランクが設定され、目標のランク20になると記念パレードが行われる。最高100。また、ランクは1上がるたびにオーナーからアイテムが貰える。 ランクを一定以上に達すると、商店街に自分の好きな名前を入れられるようになる。すれちがい通信にも名前を付けた履歴が残る。 挨拶もメールのような単語の組み合わせではなく自由に付けられる。 やり込み要素「メダルシステム」 いわゆる「実績」システム。プレイヤーが条件を達成するとメダルがもらえる。これを集めるメダルラリーがイッシュ地方で行われている。 条件は「ポケモンを1日に50匹ゲット」や「1・10・50・100回通信対戦」、「フェスミッションを30・100回クリア」といったものの他、「何もないゴミ箱をひたすら漁る」「戦闘で『はねる』を使用する」などのような特殊な条件のものまで多種多様なものとなっている。 集めたメダルのうちひとつはトレーナーカードに表示することができる。これがポケモン図鑑完成、バトル制覇以外の新たなやり込み要素となっている。 独自要素「イッシュリンク」 『ブラック2』と『ホワイト2』で活用する「キーシステム」、前作『BW』との通信の「おもいでリンク」、3DSダウンロードソフトの『ポケモンARサーチャー』と連動する「ニンテンドー3DSリンク」の3項目から選べる。 「キーシステム」は条件を満たすと手に入る「キー」を使用し、特定のデータの要素を変更することができる。手に入るキーはバージョンによって違い、単体では全てのキーを入手できない。全てのキーを入手するには、違うバージョンで手に入ったキーを通信で受け取る必要がある。 「モード変更」は敵のポケモンのレベルや持ち物が強化される「チャレンジモード」か、弱体化される「アシストモード」でプレイできる。これもポケモン初の試みで、制作スタッフの一新に伴い新たに導入されたとのこと。 「街の変更」では、どちらかのバージョンにしか出ない「ブラックシティ」「ホワイトフォレスト」を切り替えられる。 「ふしぎなとびら」は「ちていいせき」に出現する「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」を切り替えられる。 「おもいでリンク」で前作のデータを引き継ぐと、続投した一部の人物の手持ちポケモンが変化したり、イベントが追加されたりするなどの特典がある。 追加されたイベントの中には、前作で投げっぱなしだったあるキャラクターの同一人物疑惑についての回答があり、伏線回収としての役割も持つ。 『BW』で付けた主人公の名前がイベントの中に登場することもある。『第二世代』や『HGSS』では当たり前のように「レッド(*3)」や「グリーン」という名前のキャラクターが登場したことで、この名前に思い入れがない『第一世代』や『FRLG』のプレイヤーは置いてけぼりを食らったものだが、今作はしっかりと過去の自分を投影できる。 「ニンテンドー3DSリンク」は『ポケモンARサーチャー』での「調査データ」を本作に送り、手に入れたポケモンやアイテムを回収できる。 「イッシュの難関」こと、ブラックシティ内の「黒の摩天楼」・ホワイトフォレスト内の「白の樹洞」 前作の両町の中に登場した施設。10個のエリアで構成されており、それぞれのエリアのボストレーナーを倒すことで次のエリアに進むことができる。 中では道具が一切使用できないが、バトルサブウェイやPWTとは異なり、対戦形式は通常トレーナーのエンカウントと同じ。フラットルールですらなく最終エリアの最高レベルも80程度なので、レベル100のそれなりの火力と速さがあるポケモンが1匹いるだけで大抵なんとかなる難易度。経験値もお金ももらえるが、この施設で初めて出会ったポケモンが図鑑の「みつけた数」に登録されることはない。 ただし、そのエリアで得た賞金は、途中でリタイアすると全額没収される。 どうぐが使えないので、ポケモンを回復させるためには全てのフロアに1人だけいるドクター(黒の摩天楼)またはナース(白の樹洞)とバトルして勝つ必要がある。ただし、回復してくれるのは一度だけなのでよく考えて利用する必要がある。 ちなみに、黒の摩天楼では賞金、白の樹洞では経験値を多く入手できるトレーナーが主に登場する。 ボストレーナーを倒すと次のフロアに進める。奥に進むにつれて、マップが2~3階層に分けられて探索が困難になり、出てくるトレーナーも強くなる。 抜け道として、最大3つまでストック出来るデルパワーは使える。 同様に賞金・経験値が増えるパワーも使える。お守り小判+おこづかいパワーを併用すると獲得賞金が100000円を超えてしまい、額が表示しきれないバグが起きる程。 その他、従来のシステムにも細かい部分で様々な変更が加えられている。 ライブキャスターはイベント以外だとプレイヤー同士しか使えなかったが、今作ではゲーム内に登場する主要キャラと話せる要素が追加された。 中には攻略のアドバイスやタイプ相性、上記のジョインアベニューに記載した『努力値』の振り分けを大まかだが教えてくれる。他にも簡単なミニゲームが2つ収録されている。 アイテム欄に「フリースペース」が追加された。文字通り、バッグ内にあるアイテムをフリースペースに好みに整理できる。 虫よけスプレー系の効果が切れると、引き続き使うか選択肢が出るようになった。フェスミッションでは重宝することになる。 マイナーチェンジ定番の教え技も追加。大半は『BW』でリストラされた『DPt』の技マシンが教え技として復活している。 問題視されていたWi-Fiランダムバトルの切断も、切断したプレイヤーは1時間Wi-Fiに潜れないようにペナルティが追加された。 戦闘開始時、すべての相手トレーナーのグラフィックがアニメーションするようになった。 一般トレーナーが動くのはシリーズ初。 戦闘時のボタン操作のカーソルが戦闘突入ごとに消えないようになった。 評価点 プレイヤー間の交流が非常に楽しめるようになった。 従来の交換・対戦だけでなく、フェスミッションやジョインアベニューといった通信すればするほど面白くなる要素が増えた。 フェスミッションでは大人数でないとクリア出来ないものもあり、ポケモンプレイヤー同士で協力しあって攻略するという楽しみや出会いも増えた。 プレイヤー間の交流が必須ではなくなった。 上と相反するようだが、遊び仲間を確保できないプレイヤーにもかなり配慮されている。 前作『BW』では1人では遊べないほどではなかったが、通信プレイが大前提の機能もあったので若干の疎外感を生んでいた。今回は、ほとんどの機能が1人プレイでも活用できるようになっている。 ジョインアベニューは効率は悪いものの作中のNPCだけで発展させることが可能。 作中の行動に応じてファンが増え、毎日一定数のNPCが必ず遊びに来る。 Wi-Fi通信を利用できれば、そちらで接触したプレイヤーも来訪してくる。プレイヤー自身に来てもらうのではなく、データを反映したNPCが相手となるため気兼ねする必要もなく安心。接触と言えども、ポケモンを交換したとか通信対戦をしたとか、はてはPDWで自分の夢島を通りすがっただけの人も対象。Wi-Fiを利用してさえいれば、誰かしらは来ると思って間違いない。 通信必須だった「デルパワー」と「ブラックシティ/ホワイトフォレスト」が1人プレイでも利用可能となったのは大きい。 前作の粗を補完したシナリオ 前作の「英雄」をテーマにしたストーリーは複雑な部分も多かったが、今作ではポケモンの友情や旅の楽しみといった従来のテーマが主に扱われて分かりやすくなった。 中盤からは前作のプラズマ団のその後がわかり、分離した新生プラズマ団と戦っていくことになる。前作をプレイしていなくても分かる内容には仕上がっている。 前作で良くも悪くも「未熟だった」登場人物たちは精神的にも成長。概ね好意的に受け取られている。 前作のストーリーはこれまでの作品と違い最後に殿堂入りせずに終わってしまうことやクリア後に戦うアデクの格の無さ・演出面での弱さが指摘されていたが、本作はちゃんとチャンピオンと戦って殿堂入りしエンディングに突入するようになった。 チャンピオンもアデクに変わって意外な人物が担当しており、なかなか強い。BGMや演出もこれまでにない位非常に豪華な物になっている。 描写不足だった内容も補完された。後述の「おもいでリンク」に繋げれば謎だった事情を更に理解出来るようになる。 充実したやり込み要素 前作はレート対戦を抜くとポケモン図鑑完成と「バトルサブウェイ」ぐらいしかやることがなかったが、本作では「メダルシステム」「ジョインアベニュー」「PWT」「ポケウッド」「イッシュの難関」と充実度は歴代最高と言っても過言ではない。 メダルは集めることで一種のステータスとなり、ジョインアベニューはプレイヤーの手助けになるのでやりがいがある。 ちなみに今作での図鑑完成の特典は賞状だけでなく、「タマゴ」や「色違い」の発見率が上がる「おまもり」系のアイテムがもらえたり、隠しダンジョンに行けるようになるため、完成させることに明確なメリットがある。 「メダルラリー」 どれだけやりこんだかはメダルの数で、どこにやりこみの余地が残っているかは「ヒントメダル」によりわかるのも従来より楽しみやすくなっている。 「図鑑完成」「手持ち1匹で殿堂入り」「ポケウッドで全ての映画を公開」「PWTの各トーナメントを制覇」など、本作を隅々まで遊ぶと取得できるメダルもいくつか存在し、達成感を味わえる。 メダルの枚数が「50・100・150・200・255(完成)」ごとに表彰・グレードアップしてもらえるのもモチベーション維持に一役買っている。 ただし現在は入手不可能なメダルもあるため、それらをあらかじめ入手していない限り255枚完成は不可能。 「PWT」のファンサービス・実用要素 過去では、過去作人物の再登場も『DPt』にミカンが出る、『HGSS』にスモモとマキシが出る程度のもの。全世代の人物が集結したのは今作が初めて。 ジムリーダーには初代・『FRLG』のみのサカキや『エメラルド』のみのアダン、本作で降板した『BW』の5人も登場。また、「チャンピオンズ トーナメント」には初代・『FRLG』でチャンピオンになった「グリーン」と直後に「グリーン」を打ち負かした「レッド」も参加、この他『ルビー・サファイア』のダイゴと『エメラルド』のミクリが共演している。 初登場作後にエースの追加進化体が追加されたリーダー(ツツジ等)はそちらを使用する。また、PTにはなるべく各々のリーダーの出身地方に生息しているポケモンが採用されており各原作を思い出しながら楽しめる。 ダウンロードできる「伝説のローテーションバトル!」には初代でしか実現できないネタの「にらみつける」を覚えたファイヤーというネタもあった。 仕様上三回戦うだけでかなりの量のBPが貰え、相手の使うポケモンもある程度固定されていることからやりこみ派のユーザーにとっても格好のBP稼ぎ場となっている。 リーダー達が使うポケモン達は持ち物や技構成がインターネット対戦でも十分通用するものになっているため、育成の参考にもなる。 良質なBGM 前作のBGMはもちろん、新規のBGMも用意されている。特にアクロマ戦やPWT決勝戦はかなり評価が高い。 前作のBGMは良質なアレンジをされている。中にはものすごく大胆なアレンジを受けたものも。 また、今まではジムのBGMは基本的に1種類だったが、本作ではジムによってBGMが変わるという歴代初の試みも行っている。 そしてPWTでの対戦時に流れるBGMは各地方のリーダー・チャンピオンごとに原作で使用されていた楽曲のアレンジ版が用意されている。シリーズファンにとっては感涙ものである。 Wi-Fi通信対戦の改善 Wi-Fiランダムバトルに切断対策が用意された。切断をしたプレイヤーは一定時間ランダムマッチに潜れなくなる。 切断を招かないようにかフリー・レート問わず最後までちゃんと戦うごとに1BP貰えるようになった。地味ではあるが1BPあれば努力値アップアイテムと交換可能であり、積もれば対戦用の持ち物にもなるので意外と大きい。 それでも切断をするプレイヤーもいるが、前作と比べれば数は減少。ある程度の歯止めはかかったと言える。ただし抜け道も……(後述)。 一部の技のエフェクトが変更され迫力やテンポが改善された。特にダブル・トリプルバトルで採用率が高い「まもる」の速度が速くなったのは好評。 過去作の伝説組の登場 ED後に『RSE』『DPt』の準伝説ポケモンが捕獲できるイベントが発生する。 中でも徘徊系と呼ばれ、これまで厳選が困難だったラティオスやクレセリアの固定シンボル化や、第4世代では通常手段で入手不可能だったレジ系3体(+ギガス)の登場には喜びの声が多い。 余談だが、今作の伝説のポケモンは過去作と比較して道路など人がいる場所に居座っている者が妙に多く、シュールな光景が見られる。 対戦・育成関連 + 改良点一覧 「かわらずのいし」による性格遺伝率が50%→100%に。「個体値(*4)はいいが性格は…」という悩みが解消された。 「タマゴ」の孵化が条件をみたすことで一瞬で終わるようになった。 「ジョインアベニュー」で「保育所」を招待し、ランク8以上にすることで「あたためるLv5」が使えるようになり、これを使うと話しかけるだけで孵化できる。 更なる隠れ特性の解禁 前作ではごく僅かしか解禁されていなかった新ポケモンを中心に多くの隠れ特性が解禁。後述のねこのてレパルダス等の問題もあるものの、戦術の増加に一役買っている。 マップに点在する隠し穴にも一定確率で隠れ特性持ちのポケモンが出現するため、前作程は「PDW」に依存しなくてもよくなった。 教え技の復活。 『プラチナ』『HGSS』からもラインナップが変化している他、隠れ特性と教え技が両立不可能だったポケモンや新ポケモンが恩恵を受けた。 対価となる色のかけらもフェスミッションで簡単に回収可能。過去作より入手難易度が大幅に下がって利用しやすくなった。 Nのポケモン 思い出リンクを行うと各地に前作でNが使用していたポケモンが出現するようになるが、全員個体値が6U(*5)で固定されており、めざめるパワーの理想個体を作る(*6)のに非常に便利。 単純に能力が高く、入手場所にいる野生ポケモンよりもレベルが高いのでストーリー攻略要員としても便利。 ピンチの時「こうげき」のステータスを上げるきのみ「チイラのみ」が条件付きとはいえようやく他の同類の木の実と同格の値段になった。しかも2000円と良心的。 『RS』では人力ではおよそ入手不可能だが、理論上入手可能なためか『コロシアム』『XD』で同様の効果を持つきのみが解禁される中、チイラだけ入手できず、他にはバグ修正のおまけとして配布されたのみだった。次世代の『バトルレボリューション』でもチイラだけ倍の値段だった。 サブウェイの交換用アイテムに進化の石が追加されバージョン格差がなくなった。一応アベニューでも入手できるが店を成長させる手間と運が絡むので無制限かつ確実に入手できるのは評価点。 何度でも戦える「ポケモンブリーダー」を利用した「ふしぎなアメ」の量産 「ライモンシティ」の「リトルコート」に日替わりで一定確率で登場するポケモンブリーダーは対戦後に「ふしぎなアメ(レベルを1上げるアイテム)」をくれる。マップを切り替えるとすぐに再戦できるので無限回収が可能となる。ただし…(後述) 問題点 ストーリーの問題点 ライバル(ヒュウ)の扱い 本作のライバルは過去に「プラズマ団」に因縁があり、本編では「新生プラズマ団」を潰そうと躍起になるが、主人公を半ば強引に手伝わせる。悪の組織を潰すのは本シリーズのお約束だが、その理由が「私怨に付き合わされる」というもの。 しかも、因縁が解決した途端戦意喪失してしまい、主人公は因縁の弱い相手やそのボス、プラズマ団に囚われた「キュレム」などもろもろを尻拭いすることになる。一部ではあるが、このライバルの言動を「無責任」として批判する声も見られる。 ただし、こういったキャラクターは本来であれば主人公の役目である。主人公が一切喋らない(*7)本シリーズとは根本的に相性が悪かったと見るべきか。 「ダークトリニティ」による強引な話運び。 前作同様「思想が対立したらポケモンバトル」と言ったお約束を無視して、「瞬間移動で主人公たちを味方の陣地から遠ざける」ことに加え、「瞬間移動でキーアイテムを強奪」「2年前に強奪したポケモンを的確に把握しており、しかも偶然所持している」などご都合キャラとして扱われている。 前作主人公 前作ストーリー終了後にNを探しに行ったらしく行方不明である。 メインキャラクターだけでなくモブキャラクターからも所々でそれらしい話を聞ける。つまりは伝説のトレーナー扱いを受けるという往年のレッドのような待遇だが、 本編での登場はない。 続編物にありがちな、扱いの面倒な前作主人公を無理矢理フェードアウトさせているという声も。 『金・銀』のような新旧主人公での対戦があれば、シリーズに残る対決となっただけに残念。もっとも、『赤・緑』と『金・銀』の時とは異なり、直接通信して対戦できるので、そうすればよいという話ではあるのだが。 システムの問題点 何度でも勝負を仕掛けてくるトレーナー「ポケモンブリーダー」の存在 勝利しても、マップを切り替えると、視線が合うたびに対戦を申し込んでくる。経験値やお金は得られるものの、前者は「タブンネ」狩り・後者は「フェスミッション」での入手アイテムを売ったほうが効率がいいためあまり恩恵を感じられず、邪魔な存在でしかない。 この手のシステムにありがちな「何度も戦うと段々と強くなっていく」というような仕様もないため、自分の意思で再戦するにしても弱すぎて勝負にならないことがほとんど。 この欠点がもろに出るのがフェスミッション開催時。捕まってしまうと制限時間が大幅に削られスコアが伸ばせないので本当に鬱陶しい。 視線を合わせなければいいのだが、大抵プレイヤーが通りやすい道で待ち構えているため、いちいち遠回りをしなければならなかったりと不便。 ゲームフリークのモリモトや、DPtのハクタイシティ西にいたコイキングしか出してこない釣り人のように、特定の努力値だけがもらえる手持ちのブリーダーもいないため、本当に邪魔にしかなっていない。 特に今作は攻撃、防御、特攻の努力値稼ぎがしやすい場所が無い(どれも野生ポケモンのレベルが高い、命中を下げる技を持つ、すなあらし等天候の演出が長い…など稼ぎの場としては問題点を持っている)ため、それらを稼げるような手持ちをしていれば、戦ってもレベルが上がらないことに納得もいき、批判は出なかったと思われる。 入手ポケモン関連 『BW』で出現したポケモンのうち進化系・未進化どちらかが出現しなくなったポケモンが多い。 ガマゲロゲ系統やマッギョ等は進化系・未進化どちらもクリア前には出現せず、交換などの手段を用いないとクリア後にしか入手できない。 マイナーチェンジ版的側面もある本作だが、伝説のポケモンのレシラム・ゼクロムは片方しか入手する事が出来ない。 設定上は、もう一方を前作『BW』の主人公が所持しているため、間違ってはいないのだが…… トルネロス・ボルトロス・ランドロスは入手不可能であり、地方図鑑の完成すら『BW』両方か『ARサーチャー』が必須。 『RSE』『DPt』の伝説のポケモンのレベルが65や68と妙に半端。厳選する際はステータス計算に少々支障が出る。 「隠れ特性」のポケモンの入手の困難さ 前作よりは緩和されたものの依然入手難易度は厳しく、調整不足感は否めない。 「隠し穴」の出現率 「隠し穴」は256歩ごとにアイテムかポケモンの出現判定がされるが、いずれか出現するのは5%、その中からポケモンが出現するのは20%しかなく、さらに目的のポケモンの出現率と「隠れ特性」を遺伝させるためにその♀を狙う必要がある。正規の手段で狙って目的のポケモンを出すのはまず不可能。本作の環境を席巻した天候パに必須の「ひでりロコン」「すいすいニョロゾ(*8)」と初手に大きなアドバンテージを得た「マルチスケイルカイリュー」は出現率1%で♀出現率は10%と人力ではほぼ入手不可能な低確率である。救済として隠し穴のポケモンの出現率を最大+50%する「隠し穴パワー」があるが、用意が非常に面倒であり、どのポケモンが出現するかまでは指定できないので結局困難であることには変わりない。 特定の条件を満たすと『ルリ/テツ』と隠れ特性のポケモンを交換できるが、条件が面倒で困難。 まず、落し物として「ライブキャスター」を拾ったあと、15ヶ所ある各街や道路の特定の1マスに行くことで電話がかかってくるのだが、これを10回行う必要がある。そしてその位置はノーヒント。その後は特定のエリアに入るとライブキャスターの欄にルリ/テツの名前が表示されるので、こちらから電話をかけることになる。これを20回繰り返すと翌日から1日1回デートに誘えるようになり、殿堂入り後にデートを行うと隠れ特性のポケモンを交換することができる。 やることは単純なので攻略サイトに頼れば難しくはないが、ゲーム中にヒントが一切なく不親切と言わざるを得ない。 一度落とし物のライブキャスターを拾ってしまうと、ストーリー攻略中にそこそこの頻度で電話をかけてくる。内容はプレイヤーが答えたアンケート内容に関する雑談であり、キャラクターとの交流を好意的に見るプレイヤーも多いが、興味がない人にとっては邪魔でしかない。 交換してくれる隠れ特性のポケモンも、有用なポケモンが多いとは言いがたい(*9)ため、 ギャルゲーのような 交流イベントに興味がないのであれば拾わない方がいいだろう。 「おまもり」の入手難易度 「まるいおまもり」 対戦に必須な厳選をやる上では効率の面からまず欠かせないのだが、入手条件の関係で通信無しでの入手が不可能。本作でガチの対戦をするにはただでさえハードルが多いのに、新たにハードルが追加されているのは難点。 イッシュ図鑑のうち幻のポケモンを除く297種を全て捕まえることが条件であるのだが、最初に3体中1体しかもらえない御三家ポケモンや、上記の伝説ポケモンなど、一周プレイするだけでは絶対に揃わないポケモンが存在する。 特にトルネロス・ボルトロス・ランドロスの3体の入手については、前作『BW』両方か『ARサーチャー』のどちらかが必要となっており、比較すると後者の方が明らかに安いのだが、それだけに「ARサーチャーを売るためにまるいおまもりをこのような条件にしたのでは?」と疑われても仕方がない。 一応GTSという方法もあるが、そちらにも過去作からの問題が残っている。(現在はサービス終了) 「ひかるおまもり」 こちらも「捕まえた数」が条件のため、さらに『プラチナ』『HGSS』と『BW』両方か『ARサーチャー』を加えた合計6~7本ものソフトが必須。色違いのポケモンは希少性の高さと実用性に差はないので難易度があるのは当然ともいえるが、いくらなんでも入手までの道のりが長すぎる。 また、せっかく手に入れても効果は通常時の133%。費用対効果が釣り合っているかというと……。 「デルパワー」の問題 大半の「デルパワー」の入手に対応するバージョンとの通信が必須。 「デルパワー」は「ハイルツリー」のブラックレベルかホワイトレベル、もしくは両方を一定値まで上げることで得られる。レベルを上げるには各色に対応するバージョンでフェスミッションを開催し、それに参加してクリアと言った一連の流れを目的のレベルに到達するまで何十何百回と繰り返す必要がある。効率よくやるにはずっと同じフェスミッションをクリアすることになり苦行。 「ほかくパワー」「かくしあなパワー」と言った便利なものも含まれているのも痛い。 さらに、どれもこれも効果時間が3分と短すぎる上に、戦闘中、メニューを開いてる間、会話中など全てにおいて効果時間が減り続けているため、実際は3分すらもない。特に酷いのが「そうぐうパワー」。ポケモンとのエンカウント率を上げるもので、(今作もエンカウント率は非常に高いが、水上では低いため、出番はある。)ポケモンとエンカウントしてから逃げるにしろ20秒ほど、倒すならば30秒強はかかるため、実際の効果時間は1分も無い。ちゃんとテストプレイしたのか謎。 さらに「けいけんちパワー+++」や「ほかくパワー+++」、トレーナーカードの星を求めてレベル上げをしていると、簡単にデルパワーがカンスト(999個)してしまう。999個以上は「これ以上待てない!」と言われてしまい、捨てられてしまう。ハイルツリーのレベル上げは集中してやった方が良いため、途中からせっかく貰えるはずのデルパワーが貰えなくなってしまい、非常にもったいない。 新要素の粗・未改善の要素 キュレム関連の問題点 本作でキュレムは2種類のフォルムチェンジを獲得して大幅に強化されたが、ブラック/ホワイトの性能に大きな格差がある。 ホワイトキュレムは特攻が大きく伸び、それを活かす「りゅうせいぐん」や「ふぶき」といったタイプ一致の大技を覚えるので、伝説のポケモンが解禁された大会ではトップクラスの使用率を誇った。レシラムの専用技の「クロスフレイム」で鋼タイプにも決定打があり、もはや専用技の「コールドフレア」は溜め技(1ターン待機)なので使わない方がいいくらいである。 一方でブラックキュレムは攻撃が大きく伸びるものの、氷タイプの物理技は専用技の「フリーズボルト」のみ。しかも同様に溜め技なので、パワフルハーブと併用しないとまともに使えない始末。ドラゴンタイプの物理技も「げきりん」があるが、特殊技の「りゅうせいぐん」に比べるといささか使い勝手が劣るため、高い攻撃力が実質宝の持ち腐れになってしまっている。ゼクロム専用技の「クロスサンダー」も見劣りしがち。 ちなみに、通常のキュレムはこの2匹の登場で完全にお役御免になってしまった。デオキシスやシェイミなど似たような境遇を持つポケモンはいるが。 フォルムチェンジしたまま交換することは出来ない。レベルや個体値・持ち物などの情報は全てキュレムのものを引き継ぎ、合体に使われたレシラム・ゼクロムの情報は一切関係しない。 チェンジできるのは1体のみで、ダブルバトル等でホワイトキュレム・ブラックキュレム両方を同時に場に出せない。こちらは次作でもできないまま。 + ポケウッドの問題点 ポケウッド関連 運要素がある。 技の命中率や急所によって展開が左右されてしまうことがある。相手の行動も不確定な部分があり、詰め将棋的なルールとはミスマッチ。 一応、ダメージ計算に用いられる乱数に関しては固定されているのだが、それならなぜ急所に関しても対策しなかったのだろうか。 まったく同じ問題点が「闇の旋風ダークルギア」の時にもあったのだが、そこから何も学ばなかったのか? しかも後半のシナリオになってくると、正解のセリフを選ばないとクリア不可能だったり、運以外にクリアする方法がないシナリオが出てくるため、詰め将棋にすらなっていない。(例・勝たなければならないシナリオで、正しいセリフを選ぶと敵がひたすら「どくどく」だけを使ってくるようになり勝ちが確定するが、セリフを間違えると普通に攻撃され、絶対に勝てない。「OL・ザ・ジャイアント2」というシナリオでは 「混乱した相手のフワンテに殴ってもらう」ことがクリア条件のため、運が悪いといつまでもクリア出来ない。など。)かなりのストレス。 決着がつくと問答無用で撮影終了してしまう。 セリフを間違えると相手が全力で倒しに来てバッドエンド確定といったことも少なくなく、やり直すにはもう一度受付から台本を選びなおすことになりやや面倒。 一応、受付に戻ることなく最初からやり直す選択肢はあるが、不意の急所などで自分のターンが来る前に失敗した場合は、即座に撮影終了→受付に戻されてしまう。 また失敗して撮影を最初からやり直した際に、「セリフの選択肢のところまでスキップ」することができない。またお互いのセリフが流れるところからやり直しさせられ、時間の無駄でしかない。詰め将棋部分の完成度も上記の有様であり、運でしかクリアできないシナリオなどではかなり気になる部分。 最初から自分のポケモンを使えない。 ゴリ押しで突破するのも味気ないが、自分のポケモンを使うために2度同じ映画を撮るのは新鮮味がない。 自分のポケモンでグッドエンド/カルトエンドを撮ると野生戦やトレーナー戦でポケモンの頭上にスターが表示されるようになるが、演出がやや長めで煩わしい。一応、あえてバッドエンドを撮ることで外せるが。 映画の早送りができない。また一度観た作品でなければスキップも出来ない。シナリオに興味がなく、メダルやトレーナーカードのためにプレイする人は苦行。 一部ENDではひたすら相手の攻撃を耐え続けるだけのもある。 台本40冊×エンド3種に対しスクリーンが8つと非常に少なく、気に入った作品を再度見たい時に困る。 一応、クリアして手に入るものはトレーナーカードのランクやメダルであり、気にしない人はやらなくても一切問題はないのが救いではある。 + PWTの問題点 PWT関連 四天王は未参戦 四天王は個性的なトレーナーが多く、いずれも人気が高かったので本作で出演できなかったのはかなり残念(*10)。 この影響か『FRLG』でジムリーダー、『HGSS』で四天王になったキョウも未参戦。一応娘のアンズのセリフで言及はされているが……。 また、あくタイプのタイプエキスパートがモブキャラしか存在しない、いびつな状況になっている(*11)。 『RSE』の双子ジムリーダーのフウとランは別々に登場する。他のルールはともかく『RSE』では二人一組でのダブルバトルだったため、少し残念。 また、トレーナー登場時の台詞は過去作の流用なので、サカキなど整合性が取れていない者もいる。 PWTでのバトルをバトルビデオに記録することができない。 この機能ではWi-Fi対戦やバトルサブウェイなどのバトル内容を記録し、公開すれば他のユーザーも再生できる機能だが、これら2つと同様のルールでありながらPWTでは記録が使えない。 敵AIはそこそこ強いものの、交代を一切使用してこない。 そのため、変化技しか持たないポケモン相手に「ちょうはつ」を使用すると簡単に詰ませることができてしまう。 + ジョインアベニューの問題点 ジョインアベニュー関連 一人プレイでは店や街のランクを上げるのに時間がかかりすぎる。 通行人を目当ての店に案内することで、店や街のランクを上げるポイントをもらえるが、NPCの場合25%引かれ、一回の案内で45~75ポイントしか稼げないことが大半。また、一日に来るNPCは1桁、多くても10人程度と少ない。街のランクは孵化厳選に必須と言える「保育所」を開けるようになるランク15までに11000弱、商品の割引が最大(=40%割引)になるランク40までに46000弱必要。店のランクはランク10までに各店4400必要。このため、リアルタイムで数十~数百日かかる。 参考までだが、大抵ゲームクリアまでに2つの施設がランク10になっていれば良い方。1日のゲームプレイ時間が多い人はその分、クリアまでに日数がかからないため、もっと低くなるだろう。 一応DS、DS Liteなら本体内蔵電池を抜き10秒近く放置することで日付変更ペナルティを回避できるがそれでも苦行。 行きたい店の回答にわかりづらいものが多い。 行きたい店以外に案内すると「…ちょっと違う…!!」と言って去ってしまいポイントももらえないので、的確に案内する必要があるのだが……。回答内容が「ポケモンをすごくする」など抽象的すぎたり、「ストレス解消できそうな場所」がカフェや花屋としっくりこないものも。酷いものでは「さて、わたしの行きたい ところはどこでしょう!」が女性が店員の店と、もはや意味不明。 さらに、これほどランクが上がりにくいにもかかわらず、「すでにランク10のお店に行きたい」と言われる事もある。例えばカフェをひとつしか作っておらず、そのランクを10にしているのに「カフェに行きたい」と言われる事がある。配慮が行き届いていない。 お客を案内するためには歩いているお客に話しかけなければならないのだが、これが地味に難しい。お客の歩く速度は「主人公の歩く速度より速く、走る速度より遅い」あたりなので追いかけて通せんぼしなければ話しかけられない。自転車に乗ると一マス単位の移動が難しくなるので通せんぼに失敗する事が多い。地味ながらストレスな部分。 役に立つ施設が限定的。 まず圧倒的に利便性が高いのが「カフェ」と「保育所」 カフェは「なつき度の上昇」「レベル上げ」が可能であり、なつき度も600〜1500円程度(ジョインアベニューのレベルにより変化)でかなり上げられる。なつき進化するポケモンを育てる際に重宝する。 レベル上げに至っては、最終的にはなんと一度に8レベルも上げられるメニューが出来る。ポケモンを鍛える「道場」では最大4レベルなので、倍に相当する。出現メニュー全てを含めると、カフェは1日で13レベル上げられるのに対し、道場は10レベル。どちらが道場か分からない。 保育所もかなり優秀で、値段も安価でかなりの歩数分の温めが可能。 逆に全く役に立たないのが「マーケット」。格安でアイテムのセットが買える…という触れ込みだが、「やすうりパワー」を使った方が安い上に買える個数が店側に設定されている。 「美容室」はなつき度しか上げられないため、完全にカフェに喰われている。 「古道具屋」はランダムでアイテムが手に入るが、せいぜい良いものは「かせき」や「進化に必要なアイテム」程度。なおかつ入手率が低い上に、店主のキャラクターの出身バージョンによって入手アイテムが固定されている。攻略本やサイト無しではどんなアイテムが手に入るのか一切不明。特定の石や化石を求めて粘っても、そもそも登場しないバージョンの可能性があるため非常に不親切。なおかつ、アイテムを買う→鑑定という流れを挟んでアイテムが手に入るためテンポも悪い。 別の問題点として「努力値を増減させる効果を持つメニュー」の「努力値の増減する数値」を見る事が出来ない。メニューの説明が「きそポイントをかなり下げる」や「こうげきLv4」など抽象的であり、役に立たない。 努力値というのは1ポイント単位での調整が必要な数値であり、「かなり下げる」などという曖昧な説明では困るのだが、ゲーム中で一切説明されない。 努力値に関しては隠しパラメータであり、今までも「タウリン」「マトマのみ」などのアイテムの説明もゲーム内でなされていないが、特に苦労なく拾ったり買ったりでき入手が簡単なそれらのアイテムと違い、時間をかけてお店のランクを上げてこのザマではさすがに問題と言わざるを得ない。 使えない肩書(見た目)が多め。 ビジネスマン、OL、ウエーター、ウエートレスと言った店員向けの肩書のトレーナーが通行人の中におらず、招待できないのは残念。 殿堂入り後にイッシュのジムリーダーが来ることがあるが、店員として招待できない。 もっともイッシュリーダーズは職業が明確に設定されており、本業をすっぽかしてバイトしているのも変ではあるが。 挨拶が自由設定できるために流行りのアニメネタや下ネタなどを挨拶文にしていたプレーヤーも存在し、賛否を招いた。 + メダルラリーの問題点 メダルラリーの一部苦行・入手困難なメダル 「720匹のポケモンを捕まえてボックスを全て埋める」「バトル検定(*12)を50回」「ミュージカルの出待ちファンを10人にする(*13)」「イッシュの難関で1000勝」など、ひたすらに作業を要求される条件もいくつか存在する。中には、「ライブキャスター(*14)で遊べるミニゲームの合計得点が1000点を越える(*15)」など、DS2台持ちor知人に付き合ってもらうことを前提としたものも。 「すれちがい1000人」「フェスミッションに同時に30人参加」など、多人数での通信を前提とした、地方在住のプレイヤーには厳しいものも存在する。 そして極めつけが「フェスミッションで一度に1000点以上取る」。得点は参加者の合計得点になるのだが、最も点を取れるミッションでさえ、1人ではどんなに努力しても40点が限界。つまり、30人以上で1つのミッションを全力でプレイしないといけないのである。 いくらポケモンセンター(実在のグッズショップ)と言えど、そのような熱心なプレイヤー数十人が偶然に同じミッションをプレイするようなことは起こり得ないだろう。 発売当時は有志の手により、ポケモンセンターへ特定時間に集合して一斉にフェスミッションに参加し、これらのメダルを獲得するという試みが行われたが、ハードが移行した現在では『BW2』のプレイヤーとすれ違うことすら不可能だろう。 「PDW」関連のメダルは、PDWサービスが終了した現在は入手不可能。 メダルによる解禁要素などはなく、精々所持しているケースとトレーナーカードの色が変わる(後者は国内版限定)程度なので、諦めてしまえばそれまでだが……。 「黒の摩天楼」「白の樹洞」関連 エリア6以降になると、ひとつのエリアが何階かに分かれてかなり複雑かつ広くなるのだが、「中断」機能がない。レポートも出来ないため、攻略途中に何らかの理由で止めなければならなくなった場合、リタイアするしかなくかなり不親切。しかもリタイアした場合、そこで得た賞金が没収される。 まだまだ配慮に欠けるWi-Fi通信関連 3DSで本作を遊ぶと、切断対策が意味を成さない。 3DSのとある機能を悪用すると、ソフトに用意された切断対策を簡単にすり抜けることができてしまうので実質的に対策が機能せず、切断もやりたい放題になってしまう。 GTSの難点はほとんど前作から未調整のまま。 オスしかいないケンタロスのメスは指定不可などの対策が元より存在している以上、「レベル50以上しか存在しないポケモンのレベル10を指定」も対策可能なはずだが。 レベルに関しては、配信や後の作品でよりレベルの低い個体が入手可能になる可能性があるため、あえて対策していないのかもしれない。 ステータスも確認できないままなので、かくれ特性持ちだと見せかけて通常特性を送ってくる交換詐欺も多い。GTSネゴシエーションなら相手のステータスが見られるが、こちらも前作にあった問題が未解決。 特性「いたずらごころ」を利用したハメ戦法の問題。相手に何もさせないまま、60分間試合を引き伸ばし、時間切れで判定勝ちに持ち込むという悪辣な戦法が可能になった。 + 詳細 いたずらごころは「補助技の優先度を+1にする」効果。わかりやすく言うと、どんなに早いポケモン相手でもこれを使えば先制できる。 この戦法を使用できるのは、その特性と技「ねこのて」を両立できるレパルダスと、技「まねっこ」と両立できるリオルの2種。 「ねこのて」は「控えポケモンの覚えている技の中からランダムで1つを使う」、「まねっこ」は「直前の味方が使った技と同じものを繰り出す」という補助技。これといたずらごころを併用すると、優先度がマイナスの技(=優先度0以上で使われるとまずい技)でも、ねこのて/まねっこの対象になれば先制して使える。その優先度マイナス技には「ふきとばし」など、「相手の場のポケモンと控えを強制的に交代させる技」があり、通常なら「こちらの行動→相手の強制交代技→こちらの交代」とリスクを負うはずが、上記の方法で使うと「相手のねこのて/まねっこ→相手の強制交代技→こちらの交代」となってしまう。つまり、これをひたすらに繰り返せば相手は一度も行動できないまま、時間切れになってしまう。そうして時間切れになると判定になり、残りポケモン数→HPの割合の合計→HPの合計での判定が行われる。最初に相手のHPの割合を削れば、後は極端にHPが高いポケモンを入れれば容易に判定勝ちが可能になる。 対策がないと容易にハメられてしまう戦法である事も問題視されたが、何より反感を買ったのは、「放置プレイが横行した事」である。 行動を決定する前に1ターンあたりの持ち時間が切れると、技欄の一番上(左上)においてある技を自動で使うため、ねこのて/まねっこをそこに置けば後はDSを放置しても判定に持ち込める。 1試合の制限時間は60分、1ターンの持ち時間は2分、ねこのて/まねっこのPP(使用回数)は最大32に設定されているのも大きい。 一応対策は可能。特にレパルダス/リオルを突破されると非常に脆くなるのだが、あまりに極端にハメてしまう事、何より放置でゲームが進むというゲーム性の破壊具合から、批判は非常に多かった。 公式側からは特に規制も用意せず、対戦考察者の間では戦法の一つとして認知された。対策もそれなりに考察され、初期ほどの猛威は振るわなくなった。 レパルダスの場合は、基本的にねこだまし(優先度+2で相手を怯ませて行動不能にする。出たターンにしか使えない)→ねこのて×nで時間切れ勝利となる。 ねこのてで選ばれない技はいくらか種類が存在。控え2匹をそれらの技+強制交代技で構成することとなるのだが、メタモンやソーナンスなど選ばれない技でも戦えるポケモンは存在する。 ちなみに、選ばれない技には「攻撃しながら相手を強制交代させる技」がある。単なる見落としだろうか。 対策手段はいくつかあったものの、いずれも確実なものではなかった。 最適解は優先度+2の「しんそく」で攻撃か、特性「きゅうばん」「マジックミラー」持ちの使用。前者は習得するポケモンが少なく、後者はタイプで不利になりやすいのがネック。 先制技同士がぶつかると素早さが高い方が先制する仕様を使い、レパルダスより早いポケモンで優先度+1技を使ったり、いたずらごころ持ちで補助技を封じる技「ちょうはつ」を使っても封殺できるが、素早さを上げる道具「こだわりスカーフ」で向こうも対策することがあった。 ただ、これらの対策は構築に制限を受けるので汎用性が低くなりやすく、ハメを使わない相手への勝率が低くなってしまう。手持ちの残りの枠を対策の対策にされても痛い。とは言え、なんらかの対策をしないとマッチングしたら敗北確定になってしまうので、対戦で使えるポケモンの枠が更に狭まった感がある。 また、レパルダスを用いた戦術は、命中100で相手を眠らせる「キノコのほうし」も存在。眠りへの対策は強制交代に比べるととりやすいので安定感には欠けるが、今まで遅いポケモンしか使えなかったこの技を先制で使うのは充分強力。 先制技を使わないと必ず後攻をとる道具「こうこうのしっぽ」と、使用すると空を飛んで相手の攻撃を受けず、2ターン目に攻撃する技「そらをとぶ」を用いて「ねこのてで先制そらをとぶ→相手の攻撃回避→相手の攻撃回避→後攻をとって攻撃」という戦法もあったが、リスクが高いので実用性は大きく劣っていた。 これらレパルダスを用いての戦法はハメに特化した技構成や能力振りになる上に、レパルダス自体の能力はそこまでではない。このため3匹含めた純粋な戦闘力は大きく落ちるのが欠点といえば欠点。 リオルの場合は少々動きが異なる。どんな攻撃もHPを1残して耐えられる道具「きあいのタスキ」で相手の攻撃をしのいでから強制交代技「ほえる」を使い、あとは優先度+1の「まねっこ」でほえるを連打する。 先鋒のポケモンに、場に出た相手のポケモンにダメージを与える技「ステルスロック」を使ってもらってからリオルを出せば、判定でしか勝てないレパルダスと違って勝利することも可能。 ステータスはレパルダスよりもさらに低いので対策しやすいが、こちらはステルスロック要員も含めて通常の構成ができるし、リオルの技も2枠が自由(レパルダスは対策の対策で枠を喰われる)なので、お手軽さやメンバーの自由度がとても高い。 対策や不測の事態でハメが失敗しても、残りのメンバーである程度のリカバリーが効くため、往生際の悪さでならこちらの方がはるかに上。 すれちがい通信の使い勝手の悪さ すれちがいログを見ようにもフェスミッションの内容が先に表示されて、すれちがったプレイヤーの情報を見たりデルパワーを使おうにも邪魔になりがち。 時間経過による無効もないため、プレイヤーはいちいちフェスミッションを断らないと本来の目的を果たせない。 ポケモンセンターといった大人数のポケモンプレイヤーが集まる場所に限って多い傾向がある。すれちがいログが集まりやすい場所なだけに相性が悪い。 前作『BW』から未改善・劣化した点。GTSについては上記の通り。 L=Aを設定できない。 「つづきからはじめる」選択時のインターネット接続の確認。 自転車の速すぎる初速 エンカウントしてから操作可能になるまでの時間の長さ。 練り込み不足なポケシフター プレイヤーにできることが少なく不評だった「ポケモンミュージカル」はおもいでリンクにより『BW』で集めたアクセサリーを引き継げるようになったのみ。 相変わらずの観覧車イベント。詳細は前作の項目を参照 前作よりは自重気味になったが、まだまだスタッフの暴走ぶりが窺える内容になっている。 相変わらず低体力時に優先的に流れるピンチBGM。 Xメニューのカーソルが最初から表示されない仕様もそのまま。 ゲーム開始時のCギアの起動が遅くなった。起動直後にメニューを開いて閉じれば短縮することは可能。 ヤグルマの森の外に存在する『試しの岩』は一日一回、手持ちに格闘タイプのポケモンがいるとショップで売れるアイテムが手に入るが、何故か「ほしのかけら」から「ほしのすな」にグレードダウンしている。 13番道路で一日一度アイテムをくれる男性のアイテムの種類が激減。 ライモンドームのトレーナーのレベルが前作よりダウンしている。チャレンジモードにしても『BW』でのレベルには届かない。 3番道路にある滑り台の上にいる園児が邪魔で自由に上り下りが出来なくなってしまった。 バグ・不具合 伝説のポケモン・キュレムが入手不可能になる致命的なバグ。 キュレムを捕獲する地点に向かう一連のイベントの序盤に、「チャンピオンロードの途中にいるゾロアークを追いかけていく」ことになるが、これを追いかけて洞窟内に足を踏み入れ、洞窟内で1回以上ゾロアークの姿を見た後、Nの城にゾロアークが入っていくのを見るまでの間に、チャンピオンロードを出て他のマップに行くと、ゾロアークを追いかけて入るはずの洞窟に二度と入れなくなるというもの。 イベントの開始条件を満たすまでは、洞窟の入り口の前でゾロアークが通せんぼをしているのだが、このバグを起こしてしまうと、イベントの状態に関わらずゾロアークが通せんぼしている状態になってしまう。 一応、洞窟から徒歩で屋外に出ただけならば、すぐさま洞窟内に戻る事でバグを回避できるが、「そらをとぶ」などの手段で別マップまで脱出してしまうと二度と進入できなくなる。 このバグを起こすと、それ以降に起こる一連のイベントの全てが発生しなくなり、伝説ポケモン「キュレム」とキュレムの合体・分離のために必要な「いでんしのくさび」も入手不可能に。 当然、バグが起こった後でセーブしてしまったら、もうそのデータではどうしようもなくなる。 しかも攻略サイトなどには必ず載っているほどの危険なバグにもかかわらず、公式からのアナウンスは一切ない。 総評 一部問題点が残ったままの部分があるが、全体的に見れば様々な改良や新システムの投入といった、賛否両論点・問題点が多かった前作の反省点を活かしている作品。 特に、通信要素がないとほとんど遊べなかった点については、オフラインのやりこみ要素が歴代でも最高クラスに充実したことにより大幅に改善されている。 過去作からのファンややりこみプレイヤーにも易しくなり、遊びの窓口が広く、追求できる遊びも深くなった。 その通信システムの影響で現実のポケモンセンターやオフ会やイベント等での集客効果もありポケモンプレイヤー人口を大きく伸ばした渾身作である。 前作がシリーズ異色作とするならば、本作はかなり堅実な出来となっている、良い意味で「いつものポケモン」である。 余談 発売前に「ポケモンだいすきクラブ」の公式ウェブサイトで紹介記事が公開されたが、主人公に関する記述で「女の子」のルビが「おとこのこ」になっていたというミスがあり、一時話題になった。 2014年5月20日にDSのWi-Fiサービスが終了した為、インターネット通信を活用してガッツリ遊ぶという意味では息の短いゲームになってしまった。 公式のプロモーション映像として、ゲーム内のストーリーをもとにしたオリジナルのアニメーションが製作・公開された。 通常のアニメ版と異なり、製作はアニメ版と同じOLMが担当しているが、担当したスタッフは別。アニメで登場した人物も声優が変更されている。 あくまで宣伝用であることの演出や、制作時期の差異の影響なのか、ゲーム本編と同じ展開でも少し差異が存在する。 改造アプリ事件 本作の発売から1年後、第三者によってポケモンを外部ツールで作成して本体に送り込むめるアプリが開発され、ダウンロードランキングで1位になってしまう事件があった。 公式はこのアプリについての注意文を発表し、使用の禁止を呼びかけた。 本作では、ジムリーダーが使用するポケモンは他者(おそらくポケモンリーグ運営本部など)から指定されたものを使っている事をほのめかす描写がある。 ジム戦自体がポケモンリーグへの参加資格を得るための試験の様なものという設定と噛み合っている。また、ゲームバランス的な都合とはいえ、ジムリーダーのポケモンが少し先の一般トレーナーのポケモンよりもレベルが低く、「手持ちポケモンのタイプはばらけさせるべき」というセオリーを破って得意タイプのポケモンばかり使用することなどの解答として説得力がある事から、この設定はユーザーからも概ね好意的に受け止められている。 ただし、現状はそういった事を仄めかす描写があるだけに留まっており、公式に確定している設定ではない事は付け加えておく。 2012年12月3日~2013年1月31日に配信され、アニメのイッシュリーグに出場するトレーナーが参戦したPWTの特別トーナメント「イッシュリーグに キミも ちょうせん!」にアニメに登場したライバルである「シューティー」が参戦したのだが、本作までのポケモン本編はソフト容量の都合上、主人公を含むトレーナーやポケモンの名前が最大5文字までに制限されているため、ゲーム中では5文字制限に沿って「シューティ」という表記になっている。
https://w.atwiki.jp/imas/pages/23.html
あにょにゃP ニコニコ動画(β)時代から活躍。anoanoとも呼ばれる、とかちに特化した職人。とかちの第一人者。 Stage6で1280x720版、640x480版も公開していたが現在は閉鎖してしまっている。 YouTubeでも公開している。(こっちは割合更新が早い) NO TOKACHI , NO LIFE . 最新作 β時代の英雄 とかちつくちて。加速加速! 同じく英雄。とぅるっとぅるっ! Youtube版 ループしない方 Youtube版初代 Youtube版完成版 さらにご存じロリ演歌。ていうかこれ全部あにゃにょPだったんですか Youtube版 代表作 とかちの中でも超名作。かわいさと力強さの兼ね備わった歌声は必見 Youtube版 ラムととかちのシンクロ率は異常 youtube版 Masterversionもオススメ Youtube版 超絶電波歌詞で「公式未来派」とまで呼ばれたMA曲。この動画が祭り会場でした ノーマルPVもβ時代には大人気でした。 +<ノーマルPV> ノーマルPV 動画媒体 機種 キャラ 歌 衣装 作者 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター 9 02PM 高画質版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 9 02pm パーペチュアルチェック、どんピアス、宝石のチョーカー、親鳥のパペット、だっこドン あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER 「First Stage」 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 First Stage ロゼエトワール、ねこみみ、悪魔のしっぽ、ねこのて、ねこあし あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター 胡麻和え(go my way) by 亜美@とかち Youtube 箱○ 双海亜美 GO MY WAY ! スノーストロベリー、ハイビスカス、金のネックレス、ルビーの腕輪 あにょにゃP 備考 アイドルマスター 胡麻和え(GO MY WAY!!) 高画質?版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 GO MY WAY ! スノーストロベリー、ハイビスカス、金のネックレス、ルビーの腕輪 あにょにゃP カメラ修正 THE IDOLM@STER アイドルマスター Here We go!! by 亜美@とかち Youtube 箱○ 双海亜美 Here we go!! チェリーギンガム、花リボン、蝶ネクタイ、花リボンの腕輪、だっこドン あにょにゃP 鬼とかち THE IDOLM@STER アイドルマスター Here we go!! カメラ修正版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 Here we go!! チェリーギンガム、花リボン、蝶ネクタイ、花リボンの腕輪、だっこドン あにょにゃP カメラ修正、鬼とかち THE IDOLM@STER アイドルマスター My Best Friend 高画質版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 My Best Friend マンダリンヴィーナス、星のアンテナ、応援メガホン、だっこかっぱ、メカあし あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER主題歌 「THE IDOLM@STER」 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 THE IDOLM@STER ブルーカモフラージュ、貝の髪飾り、銀のネックレス、真珠の腕輪、ミサンガアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター ロリ演歌 relations by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 relations トィンクルブラック、悪魔のつの、悪魔のしっぽ、悪魔の腕輪、悪魔のアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター 蒼い鳥 高画質版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 蒼い鳥 キモノスピリット、和風のかんざし、どんペンダント、花リボンの腕輪、花リボンアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター エージェント夜を往く by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 エージェント夜を往く タイガーメイデン、三日月ヘアバンド、原始人ネックレス、AMCGバンド、宝石のアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター とかちつくちて by 亜美 with 美希&真 ニコニコ動画、Youtube 箱○ 美希、真、亜美 エージェント夜を往く テトラカラードコメット、和風のかんざし、水晶のネックレス、ポンポンブレス、蝶のアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター おはよう!!朝ご飯 by 亜美@とかち Youtube 箱○ 双海亜美 おはよう!!朝ご飯 サンシャインイエロー、バンダナ、カウベル、ダイバーズウォッチ、だっこどん あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター おはよう!!朝ごはん 体操服 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 おはよう!!朝ご飯 エクササイズウェア、幼稚園の名札 あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER 「思い出をありがとう」 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube版 箱○ 双海亜美 思い出をありがとう スクールウェア、リボン、幼稚園の名札、ダイバーズウォッチ、宝石のアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター 太陽のジェラシー 高画質版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube版 箱○ 双海亜美 太陽のジェラシー ジャパニーズウェーブ、花リボン、蝶ネクタイ、花リボンの腕輪、花リボンアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター ポジティブ! 通常版 by 亜美@とかち Youtube 箱○ 双海亜美 ポジティブ! スクールウェア、三日月ヘアバンド、幼稚園の名札、アイマスの腕章、ミサンガアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER まっすぐ by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 まっすぐ エメラルドブルーム、うしのつの、かっペンダント、虹色のアンクル あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER アイドルマスター 魔法をかけて 高画質版 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 魔法をかけて! ドットユニヴァース、チャイナリボン、天使の羽根、ヒーローグローブ、ヒーローシューズ あにょにゃP 備考 THE IDOLM@STER 「私はアイドル」 by 亜美@とかち ニコニコ動画Youtube 箱○ 双海亜美 私はアイドル ピンクアポロ、羽根つきヘルメット、銅の胸当て、金の篭手、網サンダル あにょにゃP 備考 ニコ動一覧 タグ-あにょにゃP ニコニコ大百科-あにょにゃP 外部リンク youtube-anoano2007 タグ一覧:P名 P名_あ デビュー2007.2中旬 亜美真美の兄(c)P 大百科収録P 投稿数10作品以上
https://w.atwiki.jp/p-rotation/pages/110.html
ゴウカザル No.392 タイプ:[[ほのお]]/[[かくとう]] 特性:もうか(HPが残り1/3以下になると、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる) 入手可能ソフト:ダイヤモンド/パール/プラチナ 体重:55.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ゴウカザル 76 104 71 104 71 108 リザードン 78 84 78 109 85 100 バクフーン 78 84 78 109 85 100 バシャーモ 80 120 70 110 70 80 エンブオー 110 123 65 100 65 65 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) みず/じめん/ひこう/エスパー いまひとつ(1/2) ほのお/くさ/こおり/あく/はがね いまひとつ(1/4) むし こうかなし --- 覚える技 レベルアップ 4th BW 技 威力 命中 タイプ 分類 PP ヒコザル モウカザル ゴウカザル ヒコザル モウカザル ゴウカザル 1 1 1 1 1 1 ひっかく 40 100 ノーマル 物理 35 1 1 1 1 1 1 にらみつける - 100 ノーマル 変化 30 7 7 7 7 7 7 ひのこ 40 100 ほのお 特殊 25 9 9 9 9 9 9 ちょうはつ - 100 あく 変化 20 - 14 14 - 14 14 マッハパンチ 40 100 かくとう 物理 30 15 16 17 15 16 16 みだれひっかき 18 80 ノーマル 物理 15 17 19 21 17 19 19 かえんぐるま 60 100 ほのお 物理 25 23 - - 23 - - わるだくみ - - あく 変化 20 - 26 29 - 26 26 フェイント 50 100 ノーマル 物理 10 25 29 - 25 29 - いちゃもん - 100 あく 変化 15 - - 33 - - 29 おしおき - 100 あく 物理 5 31 - - 31 - - からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 - 36 41 - 36 36 インファイト 120 100 かくとう 物理 5 33 39 45 33 39 42 ほのおのうず 35 85 ほのお 特殊 15 - - - 39 46 52 アクロバット 55 100 ひこう 物理 15 39 46 - 41 49 - なまける - - ノーマル 変化 10 41 - - 47 - - かえんほうしゃ 95 100 ほのお 特殊 15 - - 53 - - 58 めいそう - - エスパー 変化 20 - 49 57 - 56 68 フレアドライブ 120 100 ほのお 物理 15 技マシン マシン 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 技01 つめとぎ - - あく 変化 15 ★ 技04 めいそう - - エスパー 変化 20 技05 ほえる - 100 ノーマル 変化 20 技06 どくどく - 90 どく 変化 10 技08 ビルドアップ - - かくとう 変化 20 技10 めざめるパワー - 100 ノーマル 特殊 15 技11 にほんばれ - - ほのお 変化 5 技12 ちょうはつ - 100 あく 変化 20 技15 はかいこうせん 150 90 ノーマル 特殊 5 技17 まもる - - ノーマル 変化 10 技21 やつあたり - 100 ノーマル 物理 20 技22 ソーラービーム 120 100 くさ 特殊 10 技26 じしん 100 100 じめん 物理 10 技27 おんがえし - 100 ノーマル 物理 20 技28 あなをほる 80 100 じめん 物理 10 技31 かわらわり 75 100 かくとう 物理 15 技32 かげぶんしん - - ノーマル 変化 15 技35 かえんほうしゃ 95 100 ほのお 特殊 15 技38 だいもんじ 120 85 ほのお 特殊 5 技39 がんせきふうじ 50 80 いわ 物理 10 技40 つばめがえし 60 - ひこう 物理 20 技41 いちゃもん - 100 あく 変化 15 技42 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技43 ニトロチャージ 50 100 ほのお 物理 20 ★ 技44 ねむる - - エスパー 変化 10 技45 メロメロ - 100 ノーマル 変化 15 技47 ローキック 60 100 かくとう 物理 20 ★ 技48 りんしょう 60 100 ノーマル 特殊 15 ★ 技50 オーバーヒート 140 90 ほのお 特殊 5 技52 きあいだま 120 70 かくとう 特殊 5 技56 なげつける - 100 あく 物理 10 技59 やきつくす 30 100 ほのお 特殊 15 ★ 技61 おにび - 75 ほのお 変化 15 技62 アクロバット 55 100 ひこう 物理 15 ★ 技65 シャドークロー 70 100 ゴースト 物理 15 技67 かたきうち 70 100 ノーマル 物理 5 ★ 技68 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技71 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 技75 つるぎのまい - - ノーマル 変化 30 技78 じならし 60 100 じめん 物理 20 ★ 技80 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 技83 ふるいたてる - - ノーマル 変化 30 ★ 技84 どくづき 80 100 どく 物理 20 技86 くさむすび - 100 くさ 特殊 20 技87 いばる - 90 ノーマル 変化 15 技89 とんぼがえり 70 100 むし 物理 20 技90 みがわり - - ノーマル 変化 10 技94 いわくだき 40 100 かくとう 物理 15 ★ 秘01 いあいぎり 50 95 ノーマル 物理 30 秘04 かいりき 80 100 ノーマル 物理 15 ★BWで新たに取得 第4世代まで マシン 技 威力 命中 タイプ 分類 PP BW 技01 きあいパンチ 150 100 かくとう 物理 20 タマゴ 技23 アイアンテール 100 75 はがね 物理 15 × 技43 ひみつのちから 70 100 ノーマル 物理 20 × 技58 こらえる - - ノーマル 変化 10 × 技76 ステルスロック - - いわ 変化 20 × 技78 ゆうわく - 100 ノーマル 変化 20 × 技82 ねごと - - ノーマル 変化 10 × 技83 しぜんのめぐみ - 100 ノーマル 物理 15 × タマゴ技 4th BW 技 威力 命中 タイプ 分類 PP ○ ○ ほのおのパンチ 75 100 ほのお 物理 15 ○ ○ かみなりパンチ 75 100 でんき 物理 15 ○ ○ にどげり 30 100 かくとう 物理 30 ○ ○ アンコール - 100 ノーマル 変化 5 ○ ○ ねっぷう 100 90 ほのお 特殊 10 ○ ○ きあいだめ - - ノーマル 変化 30 ○ ○ てだすけ - - ノーマル 変化 20 ○ ○ ねこだまし 40 100 ノーマル 物理 10 ○ ○ ブレイズキック 85 90 ほのお 物理 10 ○ ○ カウンター - 100 かくとう 物理 20 HS ○ ねこのて - - ノーマル 変化 20 ○ ファストガード - - かくとう 物理 15 ○ きあいパンチ 150 100 かくとう 物理 20 4th 技01 ○ じごくぐるま 80 80 かくとう 物理 25 教え技 DP Pt HS BW 技 威力 命中 タイプ 分類 PP BW ○ ○ ○ ○ ブラストバーン 150 90 ほのお 特殊 5 ○ ○ かみなりパンチ 75 100 でんき 物理 15 タマゴ ○ ○ ほのおのパンチ 75 100 ほのお 物理 15 タマゴ ○ ○ しんくうは 40 100 かくとう 特殊 30 × ○ ○ いびき 40 100 ノーマル 特殊 15 × ○ ○ てだすけ - - ノーマル 変化 20 タマゴ ○ ○ スピードスター 60 100 ノーマル 特殊 20 × ○ ○ どろかけ 20 100 じめん 特殊 10 × ○ ○ ころがる 30 90 いわ 物理 20 × ○ ○ がむしゃら - 100 ノーマル 物理 5 × ○ ○ ダストシュート 120 70 どく 物理 5 × ○ ○ ねっぷう 100 90 ほのお 特殊 10 タマゴ ○ なりきり - 100 エスパー 変化 10 × ○ けたぐり - 100 かくとう 物理 20 × ○ ずつき 70 100 ノーマル 物理 15 × 遺伝 タマゴグループ 陸上/人型 孵化歩数 5120歩 (※特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」で----歩) 性別 ♂:♀=7:1 遺伝経路 全てドーブルでOK。
https://w.atwiki.jp/noatopia/pages/29.html
こたねこ方針・ルール (PK) ・・・故意にPKされた場合の報復以外は原則禁止(トラブルにならない様に心掛ける) (攻城戦・魔魂) ・・・自由行動 (ギルド戦) ・・・特に指示が無い限り原則自由行動 (その他) ・・・自由 (セミ) ・・・不快にならない程度で可 (ギルイベ時間) ・・・毎日21:30~ (ギルド寄付) ・・・金貨寄付:3万まで/日、他:無理の無い範囲でご協力お願いします! (エリートM条件)・・・戦力60000↑ (参謀条件) ・・・戦力90000↑ (ギルド加入条件)・・・なし (追放条件) ・・・連絡なしログアウト1週間以上 ・・・PKトラブル等は3回まで警告し改善が無ければ
https://w.atwiki.jp/p649493386251151/pages/706.html
ドーブルネタ一覧 ドーブルドーブルネタ(技効果統一) ドーブルネタ(イメージ統一) ドーブルネタ(ネタ戦略) ドーブルネタ(運頼み) ドーブルネタ(その他) ドーブルネタ(対戦外お役立ち) ドーブルネタ一覧 ドーブルネタ(同一キーワード)ボール型 ロック型 いぬのちから型 シャドー型 踊り子型 四色キバ型 テール型 ハンマー型 diver型 キック型 鋼鉄型 ネコ型 波導の勇者型 四色スワップ型 サイコ型 パンチ型 クロス型 ビーム型 どく型 パワー型 怒り型 フィールド型 ほのおのいぬ型 四字熟語型 真・四字熟語型 ど(ド)おぶ(ブ)ル型 ドーブルネタ(同一キーワード) ボール型 技:ジャイロボール、アイスボール、ウェザーボール、エナジーボール、シャドーボール、ミストボール、エレキボール、 きあいだま、たまなげ、ころがる、まるくなる、かふんだんご 持ち物:くろいてっきゅう、いのちのたま、でんきだま、けむりだま、かえんだま、どくどくだま、ゆきだま、ビビりだま、 こんごうだま、しらたま、きんのたま、しんじゅ、おおきなしんじゅ、でかいきんのたま、おだんごしんじゅ、各種ボール ぼうだん特性には要注意だ! ロック型 NN ロックがつくもの 技:ロックブラスト、ロッククライム、ロックカット、ステルスロック、ロックオン、フェアリーロック、アクセルロック 性格:いじっぱり 努力値:防御特防252 持ち物:石っぽいものかまたは固そうなもの ↑さらにスキスワを使うポケモンを併用して「エアロック」やら「ハードロック」をもらっとけ。 いぬのちから型 技:げんしのちから だいちのちから ひみつのちから しぜんのちから 努力値:攻撃252特攻252 持ち物:ちからのハチマキorちからのねっこ ↑個性は「ちからがじまん」でいいと思う 特性は「ちからもち」「ちからずく」「かがくのちから」をスキスワだ! シャドー型 努力値:攻撃252後は適当 技:シャドーボール シャドークロー シャドーパンチ シャドーダイブ かげぶんしん かげうち かげぬい シャドーボーン シャドーレイ シャドースチール 持ち物:れいかいのぬの のろいのおふだ あやしいおこう等 やっぱりスキスワで「かげふみ」もらっとけ。 踊り子型 性別:♀ 技:龍の舞、花弁の舞、剣の舞、三日月の舞、フラフラダンス、フェザーダンス、ちょうのまい、ほのおのまい、めざめるダンス ↑「舞」をいれるなら、あまいかおり、かまいたちを追加 ↑↑蝶舞と炎の舞を追加しといた NNをティエルノ(またはダンスデb(ry)にしたらネタが伝わるかも 四色キバ型 性格:いじっぱりorようき 特性:テクニシャン 努力値:攻撃252 あと適当 持ち物:するどいキバorしんかいのキバorりゅうのキバ 技:ほのおのキバ、かみなりのキバ、こおりのキバ、どくどくのキバ 特性はキバ技の威力を上げる「がんじょうあご」を貰おう テール型 性格:いじっぱりorようき 努力値:攻撃252 あと適当 持ち物:エネコのシッポ こうこうのしっぽ 技:アイアンテール アクアテール ポイズンテール しっぽをふる ドラゴンテール スイープビンタ しっぽでたたく攻撃という説明文なのでスイープビンタ追加 ハンマー型 性格:いじっぱりorようき 努力値:攻撃252 あと適当 持ち物:ハンマーっぽいの 技:クラブハンマー ウッドハンマー アームハンマー アイスハンマー ドラゴンハンマー diver型 性格:いじっぱりorようき 努力値:攻撃252 素早さ252 HP4 持ち物:潜って取れるものorヒコウZ 技:ダイビング、シャドーダイブ、ゴーストダイブ、ドラゴンダイブ、あなをほる、適当なひこう技 ゴーストダイブ追加、シャドーダイブの下位互換とか気にしない キック型 性格 それっぽいの 努力値 攻撃素早さ252推奨 持ち物 それっぽいの 技 ブレイズキック/にどげり/メガトンキック/トリプルキック/けたぐり/まわしげり/ローキック/とびげり/とびひざげり/トロピカルキック 鋼鉄型 性格:冷静等それっぽいの推奨 努力値:鋼らしく防御と特防とHPに 持ち物:メタルコート等のそれっぽいの推奨 技:はがねのつばさ/てっぺき/アイアンヘッド/アイアンテール/メタルクロー/バレットパンチから4つ 頭から尻尾までガッチガチ。グライオンやハッサムは次点。 ネコ型 性格:猫っぽいもの 努力値:猫らしく、軽く。 持ち物:エネコのしっぽ 技:ねこだまし/ねこのて/ねこにこばん 「吾輩はネコである。名前は『ネコ型の未来 のろぼっと』である。」 ねこだましで先制、ねこのてでパーティーの強い技を出し、さらにねこにこばんで金稼ぎをする。 いざというときはしっぽをつかって逃げましょう。 その前に、遊んでしまって終わるのがオチ。 波導の勇者型 性格:ひかえめorゆうかん みずのはどう/りゅうのはどう/あくのはどう/はどうだん/いやしのはどう/こんげんのはどう なぜこいつにこの型がなかった…。 ↑ルカリオでもできるからかと。 ↑新たなる挑戦者が現れました ↑全何故か無かったのでこんげんのはどう追加。 因みにルカリオやブロスターは使えない!真の波動の勇者はお前だドーブル! ↑全 たまにはメガ波動の勇者のことも思い出したげて下さい ↑そのメガ波動の勇者はこんげんのはどうといやしのはどうを覚えないし真の波動の勇者はこいつで決まりだろう。 ものまね?シラネ 四色スワップ型 性格:きまぐれ 技:ガードスワップ/パワースワップ/ハートスワップ/スキルスワップ/スピードスワップ サイコ型 持ち物:サイコソーダ 技:サイコウェーブ/サイコカッター/サイコキネシス/サイコシフト/サイコブースト/ サイコショック/サイコブレイク/サイコファング/サイコフィールド さり気なく物理・特殊・変化が出揃っている。 性格とかは何でもいい。カッターとファングを抜く場合に特攻特化するくらい。 ↑ミュウツーに専用技が加わったので追加。 ↑↑何故かサイコショックとサイコフィールドが抜けてたので追加しておいた。 スキスワでサイコメイカーを入手すればネタ度アップ。 パンチ型 持ち物:ラッキーパンチ 技:ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/ばくれつパンチ/れんぞくパンチ/きあいパンチ/グロウパンチ ピヨピヨパンチ/バレットパンチ/コメットパンチ/ドレインパンチ/シャドーパンチ/マッハパンチ/メガトンパンチ 名前に「パンチ」が付くのだけでなんと13もある。3匹でギリギリ再現できない数。 それ以外にも、インファイト、アームハンマー、スカイアッパー等殴るだけのものなら相当な数ある。 クロス型 持ち物:十字架を連想するもの あったかな? 技:クロスチョップ/クロスポイズン/シザークロス/クロスフレイム/クロスサンダー クロスフレイム クロスサンダーのおかげで技が4つ埋められるようになり、この型ができるようになった。 ビーム型 持ち物:パワフルハーブ とか 技:れいとうビーム/チャージビーム/ソーラービーム/シンプルビーム/オーロラビーム/シグナルビーム ビーーーーーーーーム! 「こうせん」系や「プリズムレーザー」もありっちゃあり どく型 持ち物:どくどくだま 技:どくどく/どくガス/どくのこな/どくばり/どくづき/どくどくのキバ/どくびし/どくのいと 「ポイズン」や「ヘドロ」系もありっちゃ(ry パワー型 持ち物:パワーリスト 技:パワーウィップ/パワースワップ/パワーシェア/パワージェム/パワートリック 残念ながらドーブルにパワーはない。 怒り型 持ち物:いかりまんじゅう 技:いかり/いかりのこな/いかりのまえば/りゅうのいかり/しぜんのいかり 特性もいかりのつぼにするとネタ度がアップ フィールド型 技:エレキフィールド/グラスフィールド/ミストフィールド/サイコフィールド フィールド4つ両立できるのはこいつだけ。2つならフラージェスがいる。1枠余るのでほごしょくでもどうぞ 技効果統一に書いたほうがよかったかも? ↑SVではフィールド技がいずれもマシン化したのでミュウとアルセウスが4つ両立できるようになりました。 ほのおのいぬ型 性格:それっぽく 努力値:それっぽく 特性:それっぽく 持ち物:ほのおのいし/ほのおのジュエル(未解禁) 技:あおいほのお/ほのおのうず/ほのおのキバ/ほのおのちかい/ほのおのパンチ/ほのおのまい/はじけるほのお/ほのおのムチ NN:しゅうぞう等にするとネタ度UP ほのおのからだ+スキルスワップorなかまづくりを覚えるポケモンは現状いないので注意。 ほのおのムチとはじけるほのお追加 四字熟語型 技:でんこうせっか/がむしゃら/きしかいせい/ガリョウテンセイ 真・四字熟語型 技構成: パターン1・鏡花水月:ミラーショットorミラーコート(鏡)/フラワーヒールorフラワーガード(花)/ アクアジェットorアクアブレイク(水)/ムーンフォース(月) パターン2・花鳥風月:フラワーヒールorフラワーガード(花)/ブレイブバードorゴッドバード(鳥)/ エアカッターorエアスラッシュ(風)/ムーンフォース(月) パターン3・電光石火:でんきショックorエレキボール(電)/ひかりのかべorフラッシュ(光)/ストーンエッジ(石)/ひのこ(火) 綺麗にカタカナで収まるのはこんな感じ。 花鳥風月の方は和名だと「鳥」から始まる技が無く(トリックなど・連想ならドリルくちばし)、 英名でも「バード」が前に来る名前が無いので少し分かりづらいかも。 電光石火の方は和名の「いし」と英名の「ファイア」から始まる技が無い。 上2つの和名には「はなびらのまいorはなふぶき(花)」、「かぜおこし(風)」 「みずでっぽうorみずのはどう(水)」、「つきのひかり(月)」などの候補がある。 他に出来そうな四字熟語はあるだろうか。 ど(ド)おぶ(ブ)ル型 「ど」で始まる技:どろかけorどろぼうorどくどくorどくのいとorどくどくのキバorどくのこなorどくづきorどくばりセンボンorどげざづきorドゲザン 「お」で始まる技:おきみやげorおかたづけorおちゃかいorおさきにどうぞ orおたけび 「ぶ」で始まる技:ぶちかましorブラッドムーン orブレイズキックorブレイブチャージ orブレイククロー 「る」で始まる技:ルミナコリジョン 今まで出来そうで出来なかったこの型。 これまでは「る」で始まる技が存在しなかったがSVでルミナコリジョンが登場、そして蒼の円盤でドーブルが復帰した事により、ついにこの型が作れる様になった。
https://w.atwiki.jp/csyamaneko/pages/36.html
山猫おきらく日記 ブログ改名したんで、ここにCSO関係でも書こうかな? 提供者・ブログ Flame Catのブログ 炎猫のフレイム日記 提供者:炎DRAGON炎 サーセン サーセン!嘘ですw 過去の記事 アレ?言ってなかったっけ? イナズマイレブン3 ※ネタバレ注意 レッド・サハラン紹介 新動画配信決定 ザビアツタ 時を越えて~♪ UFO、その他の方へ 動画うp~ 解読器を無料でGET! 偽ネコ丸登場について コメント覧 おまw -- XミストX (2010-09-18 21 02 18) はいはい中2病乙です!さっそく消去しますた! この世の中「ゲームじゃねんだよ」中2病患者さん! ゲームで強くてもなぁ、世の中渡って行く力がねぇと意味ねんだよ jk おっと言い過ぎた!すいません! みなさんすごいなー動画編集うま!w -- (´、ゝ`) (2010-09-25 21 23 43) あ,ここが糞山猫のブログかw -- ks (2010-10-20 18 48 37) クソ野郎 -- 澄生 (2011-04-11 16 02 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/36.html
「……えー、と」 「……ぇっとぉ…」 「………」 居間でテーブルを挟んで向かい合う3人 ねここまで困惑している時点でどう見ても普通の状況ではなく。 ねここの飼い方、そのご 『やっと……みつけた』 そう呟いたのは、風見家玄関先に佇む影の持ち主。 『あの人が、ここに……』 再びそう呟くと、彼女は敷地の中へ足を踏み入れていく。 「にゃー☆わー☆きゃー☆」 「ねここ~、ぶつかって怪我だけはしちゃだめよー」 「はぁ~い、わー♪」 世間はまだまだお正月、なので2人とも家でのんびりと……でもないかな、私はね。 ねここは先日買ってきた神姫用バランスボールで、ぽよんぽよんと部屋中を跳ね回っています。 スーパーボールよりよく跳ねる感じね…流石ねここ。 私はというと、先日使用して不具合が出た爪猫アーマーの修理と改良を行っている最中だったり。 不幸中の幸い、と言ったら何なのだけども前回の戦闘で色々と実戦データが採集できたので 前よりも完成度をぐんと高められそうなのだ。 ねここの頑張りに私もちゃんと答えてあげないと、ね♪ 「ねここ~。牽制用の装備なんだけど、機銃とワイヤークローどっちがいい?」 「う~ん、ねここ銃は苦手だからぁ、わいやーくろーの方がいいの♪」 「了解りょうかい」 オーダー通り私は手早く爪猫を分解して小型ユニットを手早く仕込んでいく、と 『ピンポーン』 2 「あれ、お客さんかな。正月なのに珍しいなぁ」 私は近くに置いてあったインターホン装置を手に取り応対を……って、画面に誰も映ってない。 「う~ん、イタズラかな。子供もヒマだしねぇ、今の時期」 やれやれ、と思ってまた作業に取り掛かろうと…… 『ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン』 「……うるさぃにゃ」 「……そうね」 ちょっと気分悪くなってきたかな、でもカメラに全く移らないなんてどんなちっちゃい子なんだろう、ってあれ? 「ねここ、今画面にチラっとプチマスィーンズっぽいのが映らなかった?」 「あー、みえたの。間違いないの!」 ねここの動体視力はかなり優れているので、見間違いと言うことはないはず。問題はそれをいつまで記憶しているかなんだけど(汗 とにかく、ということは…… 私は立ち上がってパタパタと玄関へと小走りに駆けていく。ねここも気になったようで、私の後に続いてきて。 「はぁ~い、どちらさま?」 ガチャ! 「ふごっ!?」 ドアを開けるとそこには……あれ、いない? 「いたた……こちらです、こちら」 「あら、ごめんね~(汗」 声のするほうに、ドアを開けた拍子に巻き込まれて吹き飛んだのだと思う、 背中に何やら大きな風呂敷包みを背負って、防寒コートに身を包んだ神姫が、一人鼻を真っ赤にして佇んでいました。 そして現在、居間で向かい合う3人 「えぇと、まずは自己紹介からしましょうか、私は……」 「お構いなく、お2人の情報は既に得ています。風見美砂様と、ねここ様ですね」 テーブルの上に正座をして、凛とした透き通った声で迷いなく答えるその神姫。目もキリっとしててクールビューティーな感じよね、 うちのねこことは正反対そう。 「なんかいったにゃ?」 「いいえ何も?」 「コホン……それでは私(わたくし)の自己紹介をさせて頂きたいと思います。 私は犬型MMO、通称ハウリンタイプ。登録ID10794864、固体登録名を雪乃(ゆきの)と申します。以後お見知り置きを」 「はぁ、よろしく」 「よろしく~?」 2人とも適当に相槌を打つ、そもそも神姫がマスターも連れずに1人で何をしにきたのだろう。 「それでは本題なのですが……」 ずぃ、と座ったまま一歩前に出る雪乃、なんかまるで武士みたい。 「私をねここ様と……」 『ねここと?』シンクロする声 「 結婚させて頂きたいのです 」 3 ………………はぃ? イマコノヒトナニヲイッタノカナ、ネココキキトレタ? ネココモコショウシタミタイナノミサニャン? 『はいーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?』 数件先まで聞こえるであろう2人の大絶叫! いきなり押し掛けてきたと思えば次はこれ、驚かない心臓の方がいたら変わってください、ホントに。 ハウリンタイプMMS、雪乃は凛とした表情を崩さず、更に淡々と話し続ける。 「そう、それは忘れもしない大晦日。私はその晩、ご主人様と2人で神姫トーナメントのTV中継を見ていました。」 TV中継で大晦日…あぁ、あの時のお嬢様のいった言葉、本当だったのね。 ……というかなんか回想モードに入っちゃったかな、まぁ面白そうなので聞いてみよっと。 ねここはまだ呆然として固まってるよ、大丈夫かな。 「そして私は魅了されました。華麗にバトルフィールドを舞うケット・シー、ねここ様に。 運命と言う言葉が適切なのでしょう。それまで見るもの全てが灰色に見えた私の人生に一筋の光明を下さいました。 それがねここ様、貴方です。」 純粋で真っ直ぐな目で、ねここを見つめながら言う雪乃。悪い子にはみえないけども…… ねここは…目が点になってる、だめだこりゃ。 「私は決めました。私の人生に生きる目的をくれたねここ様、貴方に私の人生を捧げようと。 しかし大会本部は正式なデータ公開を拒否し、あまつさえ永久封印いたしました。 そのため私は全力でねここ様に関する情報をあらゆる手段を尽くして調べあげ、今日本日ここへ参上致したわけであります」 私はかぶりを振って 「えぇと、貴方がここへ来た理由はわかった(事にする)から。何でそれが結婚ってことになっちゃうのかな?」 そう尋ねるのが精一杯、あぁ…私もまだ混乱してるかな。 「それはデータベースを調べた結果、相手に最大の愛情を注ぎ最大級に尽くすための儀式 或いは慣習が結婚と判断したからです。 私はねここ様に一生を捧げると決めました。そのための最初の手段としてねここさまと結婚させて頂きたいのです。 ご許可頂けますか、お母様?」 ……は? 「誰がお母様ですか、誰が……」 「ねここ様のマスター、育ての親ならば私にとってもお母様かと?」 そりゃねここは可愛いし大切だけど、だけど…… 「まだ17でお母様呼ばわりされたくはないわよぉ……!」 ヘロヘロと脱力してく私、何か物凄い疲れてきた…髪の毛抜けちゃいそぅ。 4 「…ぅぅんとね」 それまでフリーズ状態だったねここがやっと口を開く。 「はい、ねここ様」 ねここはいつものにぱぁっとした、周りまで明るくしてくれる様な笑み浮かべて 「ねここ、結婚はしないけど、雪乃ちゃんと姉妹にならなりたいの~☆」 キョトンとした顔になる雪乃。 「姉妹……ですか?しかしそれでは満足に御奉仕が…」 少し項垂れる雪乃に、ねここはずずぃと顔を近づけて 「ぅ~ん、ねここはご奉仕してもらうより、一緒に遊んでくれたほうが嬉しいの♪ね、ユキにゃん?」 と、100万ドルの夜景も真っ青なねここの純真向くな満面の笑み。これに勝てる人がいたら教えてほしい。 「は…はぃ、わかりました。ねここ様がそう仰るなら……」 真っ赤になって俯く雪乃、青春してるねぇ。 「わぁい! よろしくね~っ、ユキにゃん☆ ちゅっ♪」 雪乃にぱっと抱きつくねここ、ついでにほっぺにちゅーまでしちゃって。 「ぁ……よろしく…おねがぃ…します…」 ぷしゅーと顔から火が出そうな位の雪乃。余りの嬉しさに機能停止寸前って所かな、雪乃ちゃんは。 「それとぉ、さまなんて付けないで~ねここ、って呼んで☆」 「は…ぁ、はぃ………ねこ…こ」 微笑ましい光景よねぇ、見てるこっちまで幸せオーラが出てきそうで。 あぁ、そうそう大事な事忘れてた。 「えーと、良い雰囲気のトコ邪魔しちゃって悪いけども、雪乃ちゃんのマスターの方はどうなってるの? 勝手に家出してきちゃってるようなら結構不味いんじゃないかな?心配しちゃってるよ、きっと」 私の言葉に多少正気を取り戻したのか 「あ、それならば問題ありません。マスターからの預かり物が此処に」 今は自分の横に置いてあった風呂敷包みをゴソゴソと探る雪乃、やがて一枚の書類を私に差し出して 「譲渡契約書です。ご確認を」 私はそれを受け取って確認してみる。確かに本人らしき住所と名前、それに署名、実印まで押してある……本物みたい。 「それから此方が書状です、此方もご確認を」 それも受け取って目を通す。そこには雪乃自身が語った理由と同じ文面が書かれており、自分(雪乃のマスター)は 雪乃の幸せを願って此処に涙を呑んで送り出す、と達筆で書いてあり……血判状まで押してあるぅ(汗 「と言うことは、その風呂敷の中って…」 「はい、とりあえず必要なものは一式入っています。お手を煩わさせてしまう事はないと存じます」 準備がいいというか何と言うか……あはは。 …あら、手紙の袋から何か紙切れが落ちたかな、と拾ってみてみると 『婚姻届』 ………本気だ、この人……… 「ところでねこ…こ(赤)、どうして結婚は却下で姉妹なら宜しかったのですか?」 「だってねここ、結婚するならみさにゃんとがいいの~☆」 「………(ギラッ)」 「な、何怖い目でこっち見てるのかな~…」 と、言うわけで我が家に新しい住人が増えました。 よろしくね、雪乃ちゃん。 続く トップへ戻る