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木瓜の花│和(信州)│果部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-7198.htm
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蓬草│和(相州)│草部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-7810.htm
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「七夕、か」 シンはそう呟いて、満点の天の川を眺めた。 時間は夜。 場所は彼が通いなれた幼馴染である高町家の裏庭。 そこで彼は先ほどご近所からもらってきた竹をくくりつける。 季節は梅雨。 じっとりと湿った空気が、そろそろ夏も近い夜の気温と混ぜ合わされていた。 つい先日までの曇天が全て嘘のようなその状況に、思わず苦笑する。 昨日までの天気予報は雨。 良くても曇りと言う予報であったはずなのだが、今夜に限ってこの晴れ模様。 「まったく、神様の粋な計らいって奴か?」 それとも、乙姫と彦星の執念の賜物といえるのだろうか? 自分達の逢引を、世界各地に見せ付けるなんてとんだ場カップルぶりだ。 もう少しで15に成ろうとする自分には到底想像もつかないことではある。 まぁ、そんなこと彼には関係が無いのだが。 「シン君、出来た?」 不意に、後ろから声がかけられる。 もはや聞きなれすぎて側に居るのが当たり前に成ってしまった声。 彼の誇る親友の一人の声に、シンは後ろを振り返った。 「遅かったじゃないか、なの、は・・・」 言葉を失う。 呆然をする自分を自覚するが、彼はそれをとめることが出来ないで居た。 そこに居るのは彼の小学三年生からの幼馴染。 幾度もの鉄火場をお互いに潜り抜けた自身の翼の一翼。 高町なのはがそこにいる。 ゆかた姿で。 「えと、その・・・似合ってる、かな?」 不安が半分、期待が半分というようなその表情。 普段からサイドポニーにされている茶色の髪は、今日は結い上げられ普段よりもその白く細いうなじをより鮮明に見せている。 浴衣の色は朝顔の柄をあしらった鮮やかな水色。 さらにはお風呂上りなのだろうか、やわらかく甘い、女の子特有のにおいがシンの鼻腔をくすぐってしまう。 本人は気にしている体型も、彼から見れば何のことはない些事である。 「あの、シン?」 「え?!あ、その、ど、どした!?なのは」 不安げな声にいつも通りの浮けこたっをしようとして、どもってしまう。 まずいと思い、咳払いを一つする。 それに対して、やはり、なのはは眉根をよせる。 「もう、ゆかた。似合ってる、かな?」 本人も気になっているのだろう。 彼女はいつも気になればなるほど真っ正直になってくる。 だからこそ、彼はいつの間にか斜に構えるような性格になってしまっていたのだが。 「別に、似合ってるぞ」 それでも、答えるのは妹に鍛えられたせいであろう。 やれ髪型が変わっただとか、体重が二十グラム増減しただの、あまりにもどうでもいいことを連発されるのは幾ら可愛い妹からの兄への言葉とはいえ、それなりにつらいものがある。 世の女性と言うものは、男性にとっては未知でしかない。 それは、親友のほとんどが異性と言うシンにとっても変わりは無かろう。 しかし、その答えになのははいまだ不満げに口を尖らせる。 「・・・それだけ?」 「似合ってるって言っただろうが」 「足りないよ。もっとなんかないの?」 もう、といいながら言ってくるなのはに、もう一度なのはを見やる。 「今日は、髪の毛結ってるんだな」 「うーん・・・25点」 「天数式かよ」 思わずげんなりとするシンを尻目に、なのはは猫のような笑みを浮かべる。 人差し指をピンと立ててシンへと突きつけてそのまま言葉を続けた。 「天数式です。ちなみに、マイナス100で罰ゲームだよ」 なんだそれはと思いながらも、シンはなのはを見る。 高く結い上げられた長い髪、きらきらとこちらを見つめる瞳は、愛も変わらず彼にとっては宝石に感じられた。 「可愛いぞ」 「うーん、18点」 「・・・辛口じゃないのか?」 「一番最初に出てこなかったからだよ?出てきてたらもう少しは高かったのに」 思わずほうけた数分前の自分を悔やむ。 「なら、綺麗だぞ」 「うわ、4点」 「って、幾らなんでも低すぎじゃないのか!?」 「そんな心のこもっていないただの言葉に+点をつけてあげたんだよ?寧ろ甘いくらいだよ」 「はいはい、それはお優しいことで」 げんなりとしながら、シンはため息を吐いた。 まったく、オンナと言うものは本当に度し難い。 そこで、ふとシンは疑問に思ったことがあった。 あまり品が良いとはいえないが、やられっぱなしと言うのも悪くない。 シンはやや性質の悪い笑みを浮かべて 「水色なんて、珍しいな」 「なんで?」 突然の言葉に、なのははきょとんと首をかしげる。 そのしぐさは相変わらず可愛らしく、自分よりも数ヶ月だけ年上とは到底思えない。 「いや、お前あんまり水色のやつとか穿かないし」 「・・・減点100、はい失格」 デリカシーのかけらも無いその言葉に、なのはがプイと横を向く。 「その心は?」 「デリカシー皆無。むしろそれは私が子供っぽいように聞こえる!」 「・・・悪かったよ」 さすがに、言い過ぎたかと思ったシンがバツが悪そうに頭をかきながら謝る。 「・・・でも」 突然。 一つ息を吐こうとして自分の目の前、シンの胸にもたれかかるように、すがるように寄り添うなのはが見えた。 普段よりも視界を占めるなのはの潤んだ瞳。 唇にはリップクリームでも塗っているのか瑞々しく、ぷっくらと己を主張しすぎることも無くかといって没個性にも成らない絶妙な加減。 柔らかな感触が自分の胸の辺りに当たる。 それがなんであるのかを自覚して思わずおたおたとするが、相手はそんなこと知らぬ存ぜぬのように押し付けてくる。 「最初に、顔を真っ赤にしてくれたから、百点万点かな?」 「なんだその採点は」 なにやらシンにとってよく判らないその基準に思わず半目でなのはを見やるが、当の彼女は気にする風も無く、シンの最近厚くなってきた胸板に顔をつけた。 先ほどまで竹を一人でくくりつけていたせいか汗のにおいと、男性特有の心地よい異性(シン)のにおいが彼女の鼻腔をくすぐる。 「シン、本当に大きくなったよね」 ついこの間までほとんど変わらぬ背丈だったというのに。 いつしか彼の背丈は自分を追い越してしまった。 今では少し見上げなければ彼を視線を交わすことは出来ない。 「そりゃ、まぁ・・・成長期だからな」 あきらめたのか、頬を赤らめ、そっぽを向きながらシンが言葉を返す。 ちらりとみた彼の両腕は所在無げに垂れ下がったままだ。 「でも、この間までは私と変わらなかったじゃない」 「この間って・・・いつの頃だよ」 「本当に男の子は成長が早いよね」 「それは女子のほうが早いだろうが・・・おれはまだ子供だし、もうしばらくは子供で良いよ」 あぁ。 なのはは心の中で呟く。 なぜ彼は、いつも直情的で、真っ正直だというのに。 「シン」 「ん?どうした?」 何故いつも、自分が欲しかった答えをまるで知っているかのように、さも当たり前のように、くれるというのか。 「好き」 「・・・知ってるよ」 衝撃の告白に、しかし帰ってきた簡素な答えにむっとする。 それでも、胸板に響いた心臓の高鳴りに少しばかりは溜飲を下げることが出来たのだが 「むぅ・・・私の一世一代の告白だよ?なのになんでそんなに冷静なの?」 「お前の一世一代というものは、一月や一週間ごとに起きるものなのか?」 「それまでとは比較にならないから、一世一代だよ!・・・って、頭なでないでよ!!もう!」 「なんだその無茶苦茶な理屈は」 苦笑する彼の温かく、大きな手のひらが頭をなでる感触にしかしなのははそれを振りほどけない。 彼が困ったときに何とか言い逃れするようなそのいつもの行動であることも知っているというのに。 その甘い毒のような感触にとろけさせられる。 「シン」 ふいに、視線を上げると、赤い双瞳と視線が絡み合った。 どちらとも無く、ゆっくりと近づいていく。 周囲にいる虫の鳴き声も、人々の喧騒も、まるで耳に入ることは無く。 流れに身を任せるままに瞳を閉じる。 徐々に近づくにつれてシンのと息を感じる。 あと数瞬で甘い唇が触れると感じたその瞬間。 「そこまでだ。お子様ども」 不意に、シンの気配が消える。 次いで聞こえたのは自分の身内である兄の声と、なにやら吹き飛ばされたシンの叫び声だった。 何が起こったのかと瞳を開ければ、すぐ側に居るのは年の離れた兄、高町恭也の姿があった。 右腕を突き出し、右足と左足を開けたそれは、なのはの知らない武術の構えなのだろう。 視線は鋭く揺るがずに前を見据えている。 「い、たたたた・・・な、なにするんだよ!恭也兄!!」 その瞳がにらみつける先、庭に植えられている茂みの中からガサガサとシンが文句を言いながら這い出てきた。 突かれた痛みからかわき腹の辺りを押さえながら体中に葉っぱを纏うようなその姿に、思わずなのはは噴出しそうになるのをこらえて兄へと抗議の視線を向ける。 しかし、高町の次代を担う長男は、その程度そよ吹く風と言うように気にしない。 「ふん。人のうちの庭先でいきなり可愛い妹を手篭めにしようとした不埒な輩を突き放しただけだ。むしろ殺さなかったのを光栄に思うんだな」 つんと言い放つその言葉には、寧ろ険しか含まれて居ない。 その上、もう知り合ってから6年が経とうと言うのにまるで代わらぬその敵愾心。 だが、そんなことで千載一遇のチャンスを逃した彼女には通じるはずも無い。 「お兄ちゃん!あとちょっとだったのに!なんで邪魔するの!?」 「何度も言っているだろう。あいつは気に入らない。それだけだ」 あけすけもなく言われるその言葉に、シンはもはや清清しいとさえ感じるほどだ。 思えば、彼とは最初の出会いからしても良くなかった。 可愛らしい末妹がいきなり誰にも告げずに夜遅く家に帰ってくるとそこには見知らぬ同年代の男の子(悪い虫)。 しかもその上、普段ならばどこか一歩引いている妹と、なにやら仲がよさ気に話しているのを見てしまっては、それは最早疑念から核心に変わるのに然したる時間もかからなかった。 次の瞬間には「お前がなのはを誑かしたのか!!」という断定でシンに殴りかかって言ったのはお互いにとって苦い思い出の一旦といえなくは無いだろう。 その後も、何かあれば二人は反目しあい(たんに恭也が一方的に敵視しているといえなくも無いが)、なのはとシンが一緒に居よう物ならば年甲斐も無く攻撃してくるのは最早風物詩ではなく天丼といっても過言ではあるまい。 最初の頃こそは周囲はこぞって止めようとしていたものの、いつの間にやらシンも戦えるようになってきたのか互いに切磋琢磨する間柄になったのは自明の理かそれとも運命のいたずらか。 ともあれ、シンにとっての高町恭也という人物は天敵と言う言葉以外の何者でもなかったのだが。 体についた葉っぱを手で払い落としつつ、シンはその天敵をにらんだ。 「ていうか、なんであんたがココにきてるんですか?今夜は忍さんとデートじゃなかったんですか? 「これから行くんだ!だと言うのに・・・お前はなのはにまた手を出そうとして・・・恥をしれ!」 「いや、今のはどっちかというとなのはちゃんの方から迫ってたように見えたけど?」 「なんだと!?では貴様はヘタレか!?オトコとして見っとも無くは無いのか!?」 「相変わらずむちゃくちゃだなおい!!」 息子の無茶振りに何食わぬ顔をして合いの手をうった高町家の母、桃子はそのままにっこりと微笑んでお茶を置いていった。 よく冷えた麦茶がガラスの表面に水滴を作っており、見ただけで喉の渇きを潤すほどに。 恭也はそれに何らかのメッセージを受け取ったのか、時計をちらりと見てからなのはの肩に手を置く。 「なのは、シンには機をつけるんだぞ。男はいつだって狼なんだからな」 「何度も言うんだけど、シンになら幾らでも狼になってもらってOKだよ。それに、元から私はシンの出し。 なにより、これから忍さんのところに行ってリアル狼になるお兄ちゃんに言われたくはないかな」 妹のその言葉に、恭也は一瞬だけよろめいた後、シンを睨み付け、シンも負けじと睨み付ける。 (いいか、なのはに何かしてみろ。貴様にはなんとしても責任を取らせるからな) (何度も同じ子と言ってる暇があれば、いい加減忍さんのところに行け) 視線だけでそう言い放った後、恭也はゆっくりと庭から表門へと向かっていった。 「まったく・・・何であの人は毎回毎回同じこと言えば気が済むんだよ」 「まぁ、それだけシン君のことを認めてるんじゃないの?お兄ちゃん、それだけシンに期待してるってことだよ」 姿が見えなくなってから愚痴を言うシンに、なのはは先ほど母が置いて行った麦茶の入ったグラスの一つをシンに渡す。 シンはそれを手に取り、一気に喉に流し込む。 よく冷えた麦茶が、疲れた体に染み渡るように感じた。 そして、口元を伝うこぼれた麦茶を手の甲でぬぐうようにして 「・・・いや、単にあの人はシスコンなだけだろう」 思わず、お前がそれを言うのかというような言葉を呟き 「あ、ははははは・・・」 なのはは、乾いた笑みでその場を濁すしか出来なかった。
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autolink NA/W12-063 カード名:なのは&ユーノ カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《動物》? 【永】応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。 ユーノ君もフェレットモード久しぶりー! レアリティ:C illust.ヒライユキオ 純応援持ち。 特徴の優秀さもさながら、何より数少ない後衛向けの「なのは」?であるため、 アリサ・バニングスの支援としてはかなり使い易い。 逆に言えば「なのは」?や「ユーノ」が必要な状況でもない限りは微妙な性能といえるが… ・関連ページ 「なのは」? 「&」?
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http //www012.upp.so-net.ne.jp/yaya/music/ongen/anman.mp3 144 1@歌詞担当 ◆AIR./mw/Hg sage 2006/02/06(月) 19 41 45.41 ID EkuNtfLO0 「あんまんのはなうた」 ほかほかのあんまんを パクつきましょう♪ ふわふわ あつあつ いただきましょう♪ あまあまのあんまんを パクつきましょう♪ こしあんつぶあんどっちが おいしいのかな♪ たまには にくまんと 間違っちゃうけど♪ それでも 食べれば どうでもよくなっちゃうから♪ ほかほかのあんまんを パクつきましょう♪ ふわふわしっとりあつあつ いただきましょう♪ (以下レンジでチンする間だけ繰り返し)
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ディバインシューター マルチシュート/コントロールシュート 発射体であるディバインスフィアの複数生成・同時発射を行うマルチシュート。 ロックした相手に対する誘導飛行の性能…さらに発射後の術者による誘導制御・コントロールショットを得た、ディバインシューターの完成形である。 フォトンランサー マルチショット 連射性能と弾速に優れた、電光を伴う魔力弾を発射する魔法。固く圧縮された高密度な魔力は、まさに電光の槍とも言うべき破壊力を持つ。 発射体であるフォトンスフィアの同時複数生成・同時発射を行うマルチショット、さらに自分から離れた位置にスフィアを設置、 遠距離から発射するといった発射形態のバリエーションも見せている。 フラッシュインパクト フラッシュムーブによる高速移動からの打撃に圧縮魔力を乗せた、なのはのオリジナルの近接攻撃魔法。命中時に閃光を伴って炸裂する効果がある。 ラウンドシールド 魔力弾系攻撃に対して特に強靭な防御力を誇る、シールド系防御魔法。 双方とも、自動防御のプロテクションやディフェンサーでは相手の攻撃を防ぎきることはできないと見て、能動防御の魔法を選択したようである。 ライトニングバインド 空間に発生させた不可視の魔法陣(生成時のみ一瞬可視)に接触することで発動する、トラップ型の捕獲魔法。 対象をその場に固定し、電光を伴う捕獲輪で体の動きと移動を封じる。同時に、バインド発生点の周辺に発生する雷撃系魔法の威力を向上させる効果もある。 フォトンランサー・ファランクスシフト 連射型のフォトンスフィアを数十個生成、すべてのスフィアから同時一斉射撃を行う。絶大な威力を誇るが、その分制御は困難を極め、魔力消費も大きい。 レストリクトロック 空間に対してかける、範囲対象の捕獲魔法。発動から完成までの間に指定区域内から脱出できなかった対象をその場に固定し、捕獲輪で動きや移動を封じる。 動作停止以外の効果は持たないが、範囲内であれば複数の対象を同時に捕獲することも可能。 スターライトブレイカー ディバインバスターの発射形態バリエーション。 シーリングモードから放つ放射魔法で、魔法陣の中央に周辺空域から集めた魔力を集積、術者の魔力とともに全威力を一瞬で放射する。
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ディバインシューター マルチシュート/コントロールシュート 発射体であるディバインスフィアの複数生成・同時発射を行うマルチシュート。 ロックした相手に対する誘導飛行の性能…さらに発射後の術者による誘導制御・コントロールショットを得た、ディバインシューターの完成形である。 フォトンランサー マルチショット 連射性能と弾速に優れた、電光を伴う魔力弾を発射する魔法。固く圧縮された高密度な魔力は、まさに電光の槍とも言うべき破壊力を持つ。 発射体であるフォトンスフィアの同時複数生成・同時発射を行うマルチショット、さらに自分から離れた位置にスフィアを設置、 遠距離から発射するといった発射形態のバリエーションも見せている。 フラッシュインパクト フラッシュムーブによる高速移動からの打撃に圧縮魔力を乗せた、なのはのオリジナルの近接攻撃魔法。命中時に閃光を伴って炸裂する効果がある。 ラウンドシールド 魔力弾系攻撃に対して特に強靭な防御力を誇る、シールド系防御魔法。 双方とも、自動防御のプロテクションやディフェンサーでは相手の攻撃を防ぎきることはできないと見て、能動防御の魔法を選択したようである。 ライトニングバインド 空間に発生させた不可視の魔法陣(生成時のみ一瞬可視)に接触することで発動する、トラップ型の捕獲魔法。 対象をその場に固定し、電光を伴う捕獲輪で体の動きと移動を封じる。同時に、バインド発生点の周辺に発生する雷撃系魔法の威力を向上させる効果もある。 フォトンランサー・ファランクスシフト 連射型のフォトンスフィアを数十個生成、すべてのスフィアから同時一斉射撃を行う。絶大な威力を誇るが、その分制御は困難を極め、魔力消費も大きい。 レストリクトロック 空間に対してかける、範囲対象の捕獲魔法。発動から完成までの間に指定区域内から脱出できなかった対象をその場に固定し、捕獲輪で動きや移動を封じる。 動作停止以外の効果は持たないが、範囲内であれば複数の対象を同時に捕獲することも可能。 スターライトブレイカー ディバインバスターの発射形態バリエーション。 シーリングモードから放つ放射魔法で、魔法陣の中央に周辺空域から集めた魔力を集積、術者の魔力とともに全威力を一瞬で放射する。
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荷解きを終えて兵舎に歩き始めた陸士たちが、フェイトに向かって手を振る。 フェイトはそれに微笑みながら手を振り返してから周囲を見回した。 着陸した次元航行艦から荷物を運び出す大型フォークリフト。 バスケットボールやサッカーなどのスポーツに興じる人間や類人猿。 簡易プールでダベっている身長二メートル以上の、鬼としか形容できない厳つい 体格をした生物と、その肩に乗って話をしている、三匹の羽を持ったナメクジ みたいな生物。 水のシャワーを気持ち良さげに浴びる像人間。 種々雑多な魔導士や陸士たちが仕事や従事し、娯楽に興じる様を一通り見てから 歩き出したフェイトの、首に下げている三角形のアクセサリーが光った。 「何? バルディッシュ」 フェイトが“バルデュッシュ”と呼ぶアクセサリーに話しかけると、アクセサリー から声が聞こえてきた。 「基地無線局からからです、本局の八神はやて様から通信が入っているそうです」 「わかったわ」 フェイトはそう答えると、無線局のある司令本部へと駆け出した。 前線基地中央部に建てられた司令本部。 指揮系統の中枢であるここは、防衛上の観点からさまざまな魔導士で守備され、 更に様々な対質量兵器用に何十トンもの複合金属やコンクリートで建てられた、 難攻不落の要塞である。 そこには司令部・管制室・基地無線局・発電所などがあって、百人あまりの 通信士や管制官などの職員が常時勤務し、基地周辺の警備や魔導士たちの管理・ 統制を行っている。 垂れ下がった耳にトカゲの顔をした管制官が、カップに入ったコーヒーをチビ チビと啜りながら空間モニターを見つめていると、ビープ音と共に赤い点が一つ 表示された。 それを見た管制官は、慌ててモニターを操作して担当将校を呼び出す。 「ラダム一佐、南より未確認機が一機、こちらへ向かってきます」 グレイ型宇宙人の顔をした担当将校が、馬と同じ逆関節の足を動かして、素早く 管制官の席へ駆けて来る。 「識別信号は?」 将校の問いかけに、管制官はモニターをチェックして答える。 「発信していません」 自身もレーダーの表示を確認すると、将校は自分の空間モニターを表示させる。 「未確認機に告ぐ、こちらは時空管理局第1158管理外世界セギノール中央基地 である。 貴機は時空管理局の軍事空域を侵犯している。 直ちに進路を変更して退去するか、識別信号を発信せよ」 返答も進路変更もなく、赤い点は沈黙したままなおも基地に接近する。 将校は、待機中の航空魔導士部隊に連絡を取った。 「エレメンタル/ワン・ツー、未確認機が南より接近中。緊急発進せよ」 指示を受けた航空魔導士二名が直ちに空へと飛び立ち、南へと進路を向ける。 レーダー上に映った二つの青い表示が、瞬く間に未確認機の赤い点に近づいて 行く。 「エレメンタル/ワン・ツー、機影は見えるか?」 「少々お待ちください、間もなく見えます」 しばしの沈黙の後、返答が来た。 「JF704 A1タイプです、機体番号はXD2700」 管制官は、報告された機体番号をタイプして管理局のデータバンクに照合する、 返事が返ってくるのに十秒以上はかからなかった。 モニターに表示されたそのデータを見た管制官は、怪訝な表情で将校に言った。 「一佐、このデータが正確なら、XD2700は三ヶ月前に第228管理外世界で撃墜 されたことになります」 「何だって?」 管制官が将校のモニターへXD2700のデータを転送する。 「三ヶ月前に別世界で撃墜された機体が、なぜ今になってここへ…?」 それを読んだ将校は、怪訝な表情のままXD2700に呼びかけた。 「XD2700、航空魔導士二名の誘導に従って基地に着陸せよ、なお指示に従わない 場合は貴機を撃墜する。二度目の警告はない」 “XD2700”という表示が追加された赤い点の後方に、航空魔導士を示す青い点の 一つが張り付くのが、レーダー上に映る。 緊張の一瞬。 赤い点は、前方の青い点に従って旋回を始めた。 管制室の隣にある基地無線局にフェイトが入ると、四つの通信用モニターブース のうち二つに人が入っており、一番奥では、つり上がった眉と突き出た牙の一見 怖い顔をしたオペレーターが、忙しく長い腕を動かしている。 「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです、私宛に通信が来ていると聞きましたが」 オペレーターはフェイトに顔を向ける。 「ハラオウン執務官ですね、少々お待ち下さいませ」 オペレーターはコンソールを操作し、画面を幾つか消したり表示させたりした後、 再びフェイトに顔を向けた。 「四番ブースにどうぞ」 フェイトは、オペレーターに軽く会釈してから通信ブースに入った。 彼女が空間モニターを少し操作すると、画面上にフェイトと同年代の日本人女性 の顔が表示される。 「フェイトちゃん、お久しぶりやなぁ」 八神はやてはフェイトの姿を見ると、にこやかに笑って関西弁で話しかける。 「お久しぶりね、一ヶ月ぶりぐらいかしら?」 フェイトもはやてに微笑みかける。 「そやなぁ、確かヨー・ヴォムビスでのロストロギア事件以来かな?」 「あ・う、うん…あの事件ね」 事件の名前が出てきた途端、フェイトの顔が引きつった。 「あの、頭に覆い被さってくる化物どもには辟易させられたなぁ~。それに――」 フェイトは、引きつった笑いの表情ではやての話を遮った。 「はやて、その話はもう…」 フェイトの顔色を見たはやては、両手を合わせて謝った。 「あ、ごめんごめん。かなりひどい事件やったもんなぁ」 「で、用件は?」 「ま、別に用があってやなくて時間が取れたんでちょっと話をしようかな思うてな。 お邪魔やったか?」 フェイトは首を横に振って言った。 「ううん、それはないよ。私も帰ってきたばかりで時間が少し空いてたし」 「そうか、それはよかったわ~。ところで、本当にティアナを連れて行かなくて 良かったんか? 今回の任務、一人だと結構大変やろ」 「確かに捜索範囲は広いけど、大したモノじゃないから大丈夫。それより、今は クラナガンの方が大変じゃない?」 「そうなんよ~。実は昨日も分離主義勢力による大規模デモがあってなぁ…」 司令本部の監視塔に上がった将校の視界に、夕闇を背に一世代前のJF704ヘリと、 二人の航空魔導士の姿が現れる。 魔導士が降下を手で示すと、ヘリは高度を下げる。 魔導士によるエスコートのもと、指定されたヘリポートに“XD2700”は着陸する のを見た将校は、陸・空の魔導士部隊に指示を下す。 「225陸士隊と369航空隊はヘリを包囲しろ、蟻一匹逃がさないぐらい厳重に固め るんだ」 将校の指示に、魔導士たちは自分の持ち場に就く。 味方のヘリを仲間達が敵機の如く厳重に包囲する様を、事情を知らない部隊の 魔導士たちは怪訝な表情で見つめる。 魔導士部隊がヘリを完全包囲したのを確認すると、将校はパイロットに呼びかけた。 「XD2700のパイロット及び全乗員に告ぐ。エンジンを停止させ、全員手を上げて 機外に出よ」 ローターの回転がゆっくりと止まって行く。と、突然ローターが大きな音を立てて 停止し、コクピットにいたパイロットの姿が消えた。 陸士・航空魔導士たちは戸惑いの表情を浮かべ、互いに顔を見合わせる。 次の瞬間、ヘリ内部から異様な駆動音が聞こえ、機体が分解を始めた。 ローターが折り畳まれ、後ろに下がる。 プロペラ基部のすぐ前が開き、上部が競り上がる。 機首から機体前部がバラバラに分解されて頭に変形するのと同時に、機体上部が変形 しながら前方に下がり上半身を形作る。 下部は二つに割れ、足と腰を形成する。 つい今しがたまでヘリコプターだったものが、たちまちのうちに人型機械へと 変貌していく。 彼らの常識からあまりにも逸脱した光景に、パニックに陥った魔導士たちが命令を 待たずに魔法陣を展開させ、射撃を始めた。 次々と魔力弾が機械人間に命中するが、表面で空しく弾けるばかり。 機械の巨人は攻撃魔法の嵐の中悠然と立ち上がり、周囲三百六十度を睥睨すると 全方位に向けて強力なエネルギー波を放つ。 それは、囲んでいた魔導士全員と車両・ヘリを木の葉のように吹き飛ばし、監視塔 の窓ガラスを粉々に粉砕してその場に居た者全員に破片のシャワーを浴びせた。 エネルギー波は司令本部の建物を激しく揺さぶり、立ったり歩いたりしていた 職員を転倒させる。 はやてとの会話を終えて無線局を出た所で揺れに遭遇したフェイトは、壁に手を 付いて転倒を避けた。 突然の揺れに周囲が騒然となる中、フェイトは管制室を覗き込んだ。 そこでは、表示されているモニター全てがノイズで乱れ、恐慌状態に陥った 管制官・将校たちが懸命にコンソールを操作し、怒鳴り合う修羅場となっていた。 フェイトは管制室を後にして、魔導士・将校たちでごった返す中を外へ駆け出す。 彼女が外へ出た途端、基地中の照明が明滅し始め、いくつかの電灯が破裂する。 様々な型・種類のデバイスを持った陸士・魔導士たちが右往左往する中に、小銃型 デバイスを持ったデ・カタの姿を見つけたフェイトは、彼の所へ駆けて行って肩に 手を置く。 「デ・カタ三等陸士!」 「ああ、ハラオウン執務官ですか!」 突然肩を掴まれて体をこわばらせたデ・カタは、フェイトの顔を見て安堵する。 「何が起こりましたか!?」 「分かりません!! あちこちでシステムダウンが起こって、ヘリポートの方で 爆発が――」 その時、二人の頭上を強烈な光が猛烈な速さで走り、兵舎を直撃する。 光は建物を粉々に吹き飛ばして派手に破片を撒き散らし、爆風が近くに停めて あった車両をひっくり返した。 「質量兵器…!!」 フェイトが呻くように言った。 一瞬驚愕にとらわれるも、すぐ我に返ったフェイトは、凛とした顔でデ・カタに 指示を下す。 「デ・カタ陸士、あなたは部隊の皆さんに急いで合流してください! 私もすぐに 向かいます!!」 「了解しました!!」 デ・カタが敬礼して駆け去ると、フェイトはバルディッシュを手に取って言う。 「行くよ、バルディッシュ!」 「Get set!」 その言葉と同時に、フェイトの周囲を金色の光が覆う。 フェイトはその中でバルディッシュを高く掲げて叫ぶ。 「バルデュッシュアサルト、セットアップ!」 フェイトの声に応えて、バルディッシュも叫ぶ。 「Set up!」 着ていた制服・下着が光り輝いて消滅し、まばゆいばかりに美しい裸身を晒す。 持っていたバルディッシュを投げると、空間内に刃・カートリッジ・柄などの パーツが出現すると、それらが合体して大鎌の形に変化する。 「Barrier Jacket, Impulse Form!」 フェイトが、武器に変形したバルディッシュを取ると体を再び光が覆い、魔導士 の制服“バリアジャケット”を形作る。 執務官から、ミッドチルダ式・空戦S+ランクの魔導士へと変身を終えたフェイト は、光の繭を突き破って空へと飛翔した。 「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、行きます!!」 前へ 目次へ 次へ
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管理者権限 デバイスや魔導書には、使用者として正式に登録された者以外は、機能使用をできないようにするセキュリティがかけられているものが多い。 夜天の書にも同様のセキュリティがかかっており、所有者として選ばれたとしても、ページ蒐集によって魔導書を完成させ、 さらに防御プログラム・管制プログラム双方の認証を受けなければ機能の全てを使用することはできない。 本来は盗用や誤動作を防ぐためのシステムだったが、自律思考の能力を持たない防御プログラムの機能破損によって、 ページ蒐集・完成後も主への管理者権限の付与が正しく行われず、結果として幾度も発生する「暴走」の原因となっていた。 はやてが行った防御プログラムへの切り離しによって、「闇の書」と呼ばれ恐れられていた莫大な力の多くは失われたが、 それによってはやては管制プログラム…リインフォースを闇から解き放つことに成功した。 守護騎士システム 管理者権限を持つ主は、守護騎士システムを完全な形で運用することが可能となる。 主からの魔力付与による破損再生や記憶・感情のリンクといった形で、主と騎士の結びつきはより深く、確かな絆として現れる。 覚醒 夜天の書の管制プログラムであり、ユニゾンデバイスとしての機能も持つリインフォースとの融合によって、はやては真の意味での覚醒を得る。 「闇の書の意志」と呼ばれた呪われた黒き力の担い手ではなく、戦場に勝利を呼ぶ「祝福の風」となったリインフォースは、 愛しき主のためにその力の全てを駆使し、魔法管制を行う。 そして、はやてが本来持つ魔法資質「遠距離・遠隔発生」にリインフォースの持つ「広域攻撃」が重なり溶けあうことによって、 はやては絶対的な支援能力を誇る魔導騎士としての力を得る。 騎士甲冑を纏い、剣十字の杖(シュベルトクロイツ)と夜天の書を手にしたその姿は「最後の夜天の主」の名に相応しいものと言える。 なお、髪や瞳の色の変化は、ユニゾンデバイス使用者の特色の一つであり、容姿のそのものに変化がないのは、 はやてがリインフォースを完全な制御化に置いている証。 静かなる癒し 治療魔法。術者の至近距離に設定した空間範囲内の者を対象として、負傷の治療・体力や魔力の回復促進・防護服の修復といった効果を発生させる。 バックアップのエキスパート・シャマルと、そのデバイス・クラールヴィントの本領発揮と言える魔法である。 闇の書の闇 夜天の書から分離された防御プログラムが、制御を失って暴走している姿。 疑似生体部品で構築された柔軟な体と、脚部や胴部の外皮を覆う硬質装甲の肉体を持ち高速回復の能力を持つ。 防御プログラムの名の通り、本来は夜天の書に収められた魔力を使用して、主を守る防壁となる役割のシステムだったものが、 度重なる改修によって破損し、制御不能の状態に陥ったまま、復活と破滅を繰り返すだけとなってしまった存在。 攻撃能力は接触浸食と生体部品による打撃、単純砲撃のみだが、適切な処置が成されなければ、無限再生によって触れたものを侵食、 周囲の物体や生命を取り込み続け、無秩序に、そして無限に成長してゆく脅威となる。 チェーンバインド 鎖状の拘束光によって対象を絡め取るバインド魔法。 拘束力に優れ、特に動作が遅い複数対象の同時制止には適している。威力や精度を高めることで、軟質な材料であれば引きちぎることも可能となる。 ストラグルバインド 通常のバインドに、対象の魔力を打ち消す効果を込めた捕獲魔法。発生速度や距離・拘束力といった面では振るわないが、 自身に魔力強化を施した対象には高い効果を誇り、魔力で体を構成した魔力生物に対しては武器ともなる。 ギガントシュラーク グラーフアイゼン・ギガントフォルムを使用した、ヴィータの最大攻撃。魔力使用によって大柄なハンマーヘッドをさらに巨大化。 莫大な質量とそこに込められた魔力によって対象を防御ごと叩き潰す、物理打撃攻撃としては究極とも言える攻撃力を誇る破壊の鉄槌。 結界破壊の効果を持ち合わせることから、状況突破力の切り札となる。鉄槌の騎士ヴィータの戦闘技の象徴とも言える、一撃必殺の大威力攻撃である。 エクセリオンバスター・フォースバースト エクセリオンモードから放つ、なのはの中距離砲撃。 同時に放たれる4つの砲撃は、拡散させずに一点集中させることで、防御を貫き破壊する、高い貫通力を叩き出す。 シュツルムファルケン レヴァンティン・ボーゲンフォルムから放たれる、シグナムの「一撃必殺」の一つ。 レヴァンティンとその鞘を弓に変形させ、刀身の一部を流用して生み出した矢で遠間の相手を撃ち抜く。 音速を超えて飛翔する矢は、ごく短時間ながらシグナムの魔力を減衰させることなく保持し、 着弾時爆裂・結界破壊といった強力な追加効果をも持ち合わせる。 かつてフェイトとの対戦時に使用しようとしたのは、近接戦闘で互いに決定打を与えられない状況下で、 遠距離での決め技を持つフェイトが遠間に離れると踏んで、そこを狙い撃つという戦略を視野に入れていたため。 かすかな迷いがあったその時とは異なり、フェイトを前衛に置き、主や仲間と共に立つ戦場でつがえた音速超過の炎の矢は、迷うことなく一直線に放たれる。 ジェットザンバー バルディッシュアサルトのフルドライブ、ザンバーフォームから放つ攻撃。 長く伸ばした魔力刃によって、対象を貫き両断する斬撃攻撃。 鋭く研ぎ澄まされた巨大な半実体化魔力刃は、対象の防御を「切り裂いて突き抜ける」という荒業を可能とし、 四層式バリア最後の一枚と同時に闇の書の闇本体を両断していることから、その威力が伺える。 鋼の軛 地面や壁から拘束条を発生させる範囲型の捕縛・拘束魔法。 対象を突き刺すことで動きを止める他、通路を塞ぐなどの目的でも使用され、屋内では特に強力な制止力を誇る。 空中に発生させることはできないが、水底を含む地上からは数十メートルまで進展させることができる、汎用性と支援性能に優れた魔法である。 ミストルティン 遠隔発生型の砲撃魔法。最大7本の光の槍を発生させ、対象を貫く。 射程は短く、直接攻撃力や防御貫通力も高くないが、最大の特徴は命中によって発動する「石化」効果。 生体細胞を凝固させることによって発生するこの石化効果は、生命体に対しては極めて高い決定力を誇る。 エターナルコフィン デュランダルにセットされた凍結魔法。 空間内に極低温を発生させることにより、対象を死亡させることなく完全凍結させることを目的としている。 「永遠の棺」の名の通り、通常の生命体に使用すれば、凍結が物理的手段(破壊、高温等)で融解するまで、対象は長く果てない眠りにつくことになる。 本来はオーバーSクラスの高位魔法だが、デュランダルが凍結魔法特化型としてチューンされていること、 クロノ自身が温度変化や魔力変換についての学習や鍛錬をこなしていたこともあり、ほぼ完全な形で発動している。 スターライトブレイカーex レイジングハートエクセリオン・エクセリオンモードで放つ、なのはの「全力全開」の砲撃魔法。周辺魔力を集積して放つ巨大砲撃。 それに加え、カートリッジシステム搭載後は、マガジン内のカートリッジ全てを使用して放つ仕様になっており、 「+」にあった約10秒のチャージタイムを半分近くに短縮して放つことが可能となっている。 その威力はあらゆるものを破砕する絶対的な威力を誇る反面、自身の限界を超えた魔力を扱うなのは本人と、 機関の限界を超えた稼働をするレイジングハートへの負担は極めて高く、なのはは一定の魔力回復時間、 レイジングハートは機体冷却とメンテナンスが必要となり、戦闘行動がほぼ行えなくなる。 正真正銘、なのはとレイジングハートの最後の切り札である。 プラズマザンバーブレイカー バルディッシュアサルト・ザンバーフォームで放つ、フェイトの砲撃魔法。高速儀式魔法によって落雷を発生。 ザンバーの巨大な刀身にそのエネルギーを蓄積することで、自身の限界を超えた魔力を扱うことを可能としている。 (屋内で放つ際は、プラズマスフィアを吸収することで同様の効果を得る) 刀身に蓄えたエネルギーは自身の魔力、リボルバー内のカートリッジ全ての魔力と重ね合わせ、 電光を伴う巨大な魔力砲として打ち出すことで、対象を完全破壊する。 ラグナロク 直射型の砲撃魔法。 魔法陣の周囲に形成した3つの発射体から、それぞれ異なる防御干渉・命中時反応効果を持つ三連の砲撃を放ち、対象を破壊する。 はやてとリインフォースが持つ砲撃魔法のうち、現時点で最大の攻撃力を誇る魔法である。 夜天の書の蓄積魔力を使用するため、使用すると一時的にページが減少し、回復までは一定の時間が必要となる。 本来は着弾時の拡散性能が高く、広域殲滅をも可能とした仕様になっているが、3人で協力しての砲撃・コア露出という目的から、 拡散を最小限に抑えた貫通破壊型にすることをはやてが選択。 はやてと融合したリインフォースが調整と操作を行い、その効果を正しく発動させている。 超長距離転送 シャマル・アルフ・ユーノの三人での協力によるコアの捕獲と転送。 シャマルがコアを探索、旅の鏡を使用しての引き寄せを行い、ユーノ・アルフが転送座標の設定。 三人で同時に転送を行うことで、本来は転送が困難な巨大魔力のコアを、軌道上まで打ち上げることを可能とした。 アルカンシェル 管理局の大型艦船に搭載される魔導砲。 管理局の艦船武装のうちでも屈指の殲滅力を誇り、その使用は特定条件を満たした状況や対象に対してしか許可されない。 弾体自体に攻撃力はほとんどなく、着弾後一定時間の経過によって、空間歪曲と反応消滅を引き起こす。 最大射程よりも着弾効果の発生の方が遥かに大きいため、発射後は艦船転送による避難が必須となる。