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Design01 高町なのは×CW-AEC02X Strike Cannon&レイジングハート・エクセリオン(単独飛行形態) Design02 スバル・ナカジマ×マッハキャリバーAX&CW-AECX07X Sword Breaker Design03 トーマ・アヴェニール×ディバイダー996第2形態&戦闘防護服第2形態「黒騎士」 Design04 ヴィータ×CW-AEC03X War Hammer Design05 フェイト・T・ハラオウン×バルディッシュアサルト ライオットブレードII&ライオットザンバーII Design06 高町なのは×CW-AEC00X Fortress Design07 アイシス・イーグレット×アーマージャケット&パフュームグラブ Design08 アルナージ×ディバイダー718 Design09 サイファー×ディバイダー944ケーニッヒ・リアクテッド Design10 ドゥビル×ディバイダー695 Design11 ステラ×飛翔戦艇フッケバイン Design12 リリィ・シュトロゼック×エンゲージスーツ Design13 カレドヴルフ・テクニクス社製CW-ADX(アーマーダイン)ラプター
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初音ミク演奏の自作曲「なのはなのうた」+背景は千葉ののどかな風景 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1785149 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1785149 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 一つ前のページにもどる
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管理者権限 デバイスや魔導書には、使用者として正式に登録された者以外は、機能使用をできないようにするセキュリティがかけられているものが多い。 夜天の書にも同様のセキュリティがかかっており、所有者として選ばれたとしても、ページ蒐集によって魔導書を完成させ、 さらに防御プログラム・管制プログラム双方の認証を受けなければ機能の全てを使用することはできない。 本来は盗用や誤動作を防ぐためのシステムだったが、自律思考の能力を持たない防御プログラムの機能破損によって、 ページ蒐集・完成後も主への管理者権限の付与が正しく行われず、結果として幾度も発生する「暴走」の原因となっていた。 はやてが行った防御プログラムへの切り離しによって、「闇の書」と呼ばれ恐れられていた莫大な力の多くは失われたが、 それによってはやては管制プログラム…リインフォースを闇から解き放つことに成功した。 守護騎士システム 管理者権限を持つ主は、守護騎士システムを完全な形で運用することが可能となる。 主からの魔力付与による破損再生や記憶・感情のリンクといった形で、主と騎士の結びつきはより深く、確かな絆として現れる。 覚醒 夜天の書の管制プログラムであり、ユニゾンデバイスとしての機能も持つリインフォースとの融合によって、はやては真の意味での覚醒を得る。 「闇の書の意志」と呼ばれた呪われた黒き力の担い手ではなく、戦場に勝利を呼ぶ「祝福の風」となったリインフォースは、 愛しき主のためにその力の全てを駆使し、魔法管制を行う。 そして、はやてが本来持つ魔法資質「遠距離・遠隔発生」にリインフォースの持つ「広域攻撃」が重なり溶けあうことによって、 はやては絶対的な支援能力を誇る魔導騎士としての力を得る。 騎士甲冑を纏い、剣十字の杖(シュベルトクロイツ)と夜天の書を手にしたその姿は「最後の夜天の主」の名に相応しいものと言える。 なお、髪や瞳の色の変化は、ユニゾンデバイス使用者の特色の一つであり、容姿のそのものに変化がないのは、 はやてがリインフォースを完全な制御化に置いている証。 静かなる癒し 治療魔法。術者の至近距離に設定した空間範囲内の者を対象として、負傷の治療・体力や魔力の回復促進・防護服の修復といった効果を発生させる。 バックアップのエキスパート・シャマルと、そのデバイス・クラールヴィントの本領発揮と言える魔法である。 闇の書の闇 夜天の書から分離された防御プログラムが、制御を失って暴走している姿。 疑似生体部品で構築された柔軟な体と、脚部や胴部の外皮を覆う硬質装甲の肉体を持ち高速回復の能力を持つ。 防御プログラムの名の通り、本来は夜天の書に収められた魔力を使用して、主を守る防壁となる役割のシステムだったものが、 度重なる改修によって破損し、制御不能の状態に陥ったまま、復活と破滅を繰り返すだけとなってしまった存在。 攻撃能力は接触浸食と生体部品による打撃、単純砲撃のみだが、適切な処置が成されなければ、無限再生によって触れたものを侵食、 周囲の物体や生命を取り込み続け、無秩序に、そして無限に成長してゆく脅威となる。 チェーンバインド 鎖状の拘束光によって対象を絡め取るバインド魔法。 拘束力に優れ、特に動作が遅い複数対象の同時制止には適している。威力や精度を高めることで、軟質な材料であれば引きちぎることも可能となる。 ストラグルバインド 通常のバインドに、対象の魔力を打ち消す効果を込めた捕獲魔法。発生速度や距離・拘束力といった面では振るわないが、 自身に魔力強化を施した対象には高い効果を誇り、魔力で体を構成した魔力生物に対しては武器ともなる。 ギガントシュラーク グラーフアイゼン・ギガントフォルムを使用した、ヴィータの最大攻撃。魔力使用によって大柄なハンマーヘッドをさらに巨大化。 莫大な質量とそこに込められた魔力によって対象を防御ごと叩き潰す、物理打撃攻撃としては究極とも言える攻撃力を誇る破壊の鉄槌。 結界破壊の効果を持ち合わせることから、状況突破力の切り札となる。鉄槌の騎士ヴィータの戦闘技の象徴とも言える、一撃必殺の大威力攻撃である。 エクセリオンバスター・フォースバースト エクセリオンモードから放つ、なのはの中距離砲撃。 同時に放たれる4つの砲撃は、拡散させずに一点集中させることで、防御を貫き破壊する、高い貫通力を叩き出す。 シュツルムファルケン レヴァンティン・ボーゲンフォルムから放たれる、シグナムの「一撃必殺」の一つ。 レヴァンティンとその鞘を弓に変形させ、刀身の一部を流用して生み出した矢で遠間の相手を撃ち抜く。 音速を超えて飛翔する矢は、ごく短時間ながらシグナムの魔力を減衰させることなく保持し、 着弾時爆裂・結界破壊といった強力な追加効果をも持ち合わせる。 かつてフェイトとの対戦時に使用しようとしたのは、近接戦闘で互いに決定打を与えられない状況下で、 遠距離での決め技を持つフェイトが遠間に離れると踏んで、そこを狙い撃つという戦略を視野に入れていたため。 かすかな迷いがあったその時とは異なり、フェイトを前衛に置き、主や仲間と共に立つ戦場でつがえた音速超過の炎の矢は、迷うことなく一直線に放たれる。 ジェットザンバー バルディッシュアサルトのフルドライブ、ザンバーフォームから放つ攻撃。 長く伸ばした魔力刃によって、対象を貫き両断する斬撃攻撃。 鋭く研ぎ澄まされた巨大な半実体化魔力刃は、対象の防御を「切り裂いて突き抜ける」という荒業を可能とし、 四層式バリア最後の一枚と同時に闇の書の闇本体を両断していることから、その威力が伺える。 鋼の軛 地面や壁から拘束条を発生させる範囲型の捕縛・拘束魔法。 対象を突き刺すことで動きを止める他、通路を塞ぐなどの目的でも使用され、屋内では特に強力な制止力を誇る。 空中に発生させることはできないが、水底を含む地上からは数十メートルまで進展させることができる、汎用性と支援性能に優れた魔法である。 ミストルティン 遠隔発生型の砲撃魔法。最大7本の光の槍を発生させ、対象を貫く。 射程は短く、直接攻撃力や防御貫通力も高くないが、最大の特徴は命中によって発動する「石化」効果。 生体細胞を凝固させることによって発生するこの石化効果は、生命体に対しては極めて高い決定力を誇る。 エターナルコフィン デュランダルにセットされた凍結魔法。 空間内に極低温を発生させることにより、対象を死亡させることなく完全凍結させることを目的としている。 「永遠の棺」の名の通り、通常の生命体に使用すれば、凍結が物理的手段(破壊、高温等)で融解するまで、対象は長く果てない眠りにつくことになる。 本来はオーバーSクラスの高位魔法だが、デュランダルが凍結魔法特化型としてチューンされていること、 クロノ自身が温度変化や魔力変換についての学習や鍛錬をこなしていたこともあり、ほぼ完全な形で発動している。 スターライトブレイカーex レイジングハートエクセリオン・エクセリオンモードで放つ、なのはの「全力全開」の砲撃魔法。周辺魔力を集積して放つ巨大砲撃。 それに加え、カートリッジシステム搭載後は、マガジン内のカートリッジ全てを使用して放つ仕様になっており、 「+」にあった約10秒のチャージタイムを半分近くに短縮して放つことが可能となっている。 その威力はあらゆるものを破砕する絶対的な威力を誇る反面、自身の限界を超えた魔力を扱うなのは本人と、 機関の限界を超えた稼働をするレイジングハートへの負担は極めて高く、なのはは一定の魔力回復時間、 レイジングハートは機体冷却とメンテナンスが必要となり、戦闘行動がほぼ行えなくなる。 正真正銘、なのはとレイジングハートの最後の切り札である。 プラズマザンバーブレイカー バルディッシュアサルト・ザンバーフォームで放つ、フェイトの砲撃魔法。高速儀式魔法によって落雷を発生。 ザンバーの巨大な刀身にそのエネルギーを蓄積することで、自身の限界を超えた魔力を扱うことを可能としている。 (屋内で放つ際は、プラズマスフィアを吸収することで同様の効果を得る) 刀身に蓄えたエネルギーは自身の魔力、リボルバー内のカートリッジ全ての魔力と重ね合わせ、 電光を伴う巨大な魔力砲として打ち出すことで、対象を完全破壊する。 ラグナロク 直射型の砲撃魔法。 魔法陣の周囲に形成した3つの発射体から、それぞれ異なる防御干渉・命中時反応効果を持つ三連の砲撃を放ち、対象を破壊する。 はやてとリインフォースが持つ砲撃魔法のうち、現時点で最大の攻撃力を誇る魔法である。 夜天の書の蓄積魔力を使用するため、使用すると一時的にページが減少し、回復までは一定の時間が必要となる。 本来は着弾時の拡散性能が高く、広域殲滅をも可能とした仕様になっているが、3人で協力しての砲撃・コア露出という目的から、 拡散を最小限に抑えた貫通破壊型にすることをはやてが選択。 はやてと融合したリインフォースが調整と操作を行い、その効果を正しく発動させている。 超長距離転送 シャマル・アルフ・ユーノの三人での協力によるコアの捕獲と転送。 シャマルがコアを探索、旅の鏡を使用しての引き寄せを行い、ユーノ・アルフが転送座標の設定。 三人で同時に転送を行うことで、本来は転送が困難な巨大魔力のコアを、軌道上まで打ち上げることを可能とした。 アルカンシェル 管理局の大型艦船に搭載される魔導砲。 管理局の艦船武装のうちでも屈指の殲滅力を誇り、その使用は特定条件を満たした状況や対象に対してしか許可されない。 弾体自体に攻撃力はほとんどなく、着弾後一定時間の経過によって、空間歪曲と反応消滅を引き起こす。 最大射程よりも着弾効果の発生の方が遥かに大きいため、発射後は艦船転送による避難が必須となる。
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荷解きを終えて兵舎に歩き始めた陸士たちが、フェイトに向かって手を振る。 フェイトはそれに微笑みながら手を振り返してから周囲を見回した。 着陸した次元航行艦から荷物を運び出す大型フォークリフト。 バスケットボールやサッカーなどのスポーツに興じる人間や類人猿。 簡易プールでダベっている身長二メートル以上の、鬼としか形容できない厳つい 体格をした生物と、その肩に乗って話をしている、三匹の羽を持ったナメクジ みたいな生物。 水のシャワーを気持ち良さげに浴びる像人間。 種々雑多な魔導士や陸士たちが仕事や従事し、娯楽に興じる様を一通り見てから 歩き出したフェイトの、首に下げている三角形のアクセサリーが光った。 「何? バルディッシュ」 フェイトが“バルデュッシュ”と呼ぶアクセサリーに話しかけると、アクセサリー から声が聞こえてきた。 「基地無線局からからです、本局の八神はやて様から通信が入っているそうです」 「わかったわ」 フェイトはそう答えると、無線局のある司令本部へと駆け出した。 前線基地中央部に建てられた司令本部。 指揮系統の中枢であるここは、防衛上の観点からさまざまな魔導士で守備され、 更に様々な対質量兵器用に何十トンもの複合金属やコンクリートで建てられた、 難攻不落の要塞である。 そこには司令部・管制室・基地無線局・発電所などがあって、百人あまりの 通信士や管制官などの職員が常時勤務し、基地周辺の警備や魔導士たちの管理・ 統制を行っている。 垂れ下がった耳にトカゲの顔をした管制官が、カップに入ったコーヒーをチビ チビと啜りながら空間モニターを見つめていると、ビープ音と共に赤い点が一つ 表示された。 それを見た管制官は、慌ててモニターを操作して担当将校を呼び出す。 「ラダム一佐、南より未確認機が一機、こちらへ向かってきます」 グレイ型宇宙人の顔をした担当将校が、馬と同じ逆関節の足を動かして、素早く 管制官の席へ駆けて来る。 「識別信号は?」 将校の問いかけに、管制官はモニターをチェックして答える。 「発信していません」 自身もレーダーの表示を確認すると、将校は自分の空間モニターを表示させる。 「未確認機に告ぐ、こちらは時空管理局第1158管理外世界セギノール中央基地 である。 貴機は時空管理局の軍事空域を侵犯している。 直ちに進路を変更して退去するか、識別信号を発信せよ」 返答も進路変更もなく、赤い点は沈黙したままなおも基地に接近する。 将校は、待機中の航空魔導士部隊に連絡を取った。 「エレメンタル/ワン・ツー、未確認機が南より接近中。緊急発進せよ」 指示を受けた航空魔導士二名が直ちに空へと飛び立ち、南へと進路を向ける。 レーダー上に映った二つの青い表示が、瞬く間に未確認機の赤い点に近づいて 行く。 「エレメンタル/ワン・ツー、機影は見えるか?」 「少々お待ちください、間もなく見えます」 しばしの沈黙の後、返答が来た。 「JF704 A1タイプです、機体番号はXD2700」 管制官は、報告された機体番号をタイプして管理局のデータバンクに照合する、 返事が返ってくるのに十秒以上はかからなかった。 モニターに表示されたそのデータを見た管制官は、怪訝な表情で将校に言った。 「一佐、このデータが正確なら、XD2700は三ヶ月前に第228管理外世界で撃墜 されたことになります」 「何だって?」 管制官が将校のモニターへXD2700のデータを転送する。 「三ヶ月前に別世界で撃墜された機体が、なぜ今になってここへ…?」 それを読んだ将校は、怪訝な表情のままXD2700に呼びかけた。 「XD2700、航空魔導士二名の誘導に従って基地に着陸せよ、なお指示に従わない 場合は貴機を撃墜する。二度目の警告はない」 “XD2700”という表示が追加された赤い点の後方に、航空魔導士を示す青い点の 一つが張り付くのが、レーダー上に映る。 緊張の一瞬。 赤い点は、前方の青い点に従って旋回を始めた。 管制室の隣にある基地無線局にフェイトが入ると、四つの通信用モニターブース のうち二つに人が入っており、一番奥では、つり上がった眉と突き出た牙の一見 怖い顔をしたオペレーターが、忙しく長い腕を動かしている。 「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです、私宛に通信が来ていると聞きましたが」 オペレーターはフェイトに顔を向ける。 「ハラオウン執務官ですね、少々お待ち下さいませ」 オペレーターはコンソールを操作し、画面を幾つか消したり表示させたりした後、 再びフェイトに顔を向けた。 「四番ブースにどうぞ」 フェイトは、オペレーターに軽く会釈してから通信ブースに入った。 彼女が空間モニターを少し操作すると、画面上にフェイトと同年代の日本人女性 の顔が表示される。 「フェイトちゃん、お久しぶりやなぁ」 八神はやてはフェイトの姿を見ると、にこやかに笑って関西弁で話しかける。 「お久しぶりね、一ヶ月ぶりぐらいかしら?」 フェイトもはやてに微笑みかける。 「そやなぁ、確かヨー・ヴォムビスでのロストロギア事件以来かな?」 「あ・う、うん…あの事件ね」 事件の名前が出てきた途端、フェイトの顔が引きつった。 「あの、頭に覆い被さってくる化物どもには辟易させられたなぁ~。それに――」 フェイトは、引きつった笑いの表情ではやての話を遮った。 「はやて、その話はもう…」 フェイトの顔色を見たはやては、両手を合わせて謝った。 「あ、ごめんごめん。かなりひどい事件やったもんなぁ」 「で、用件は?」 「ま、別に用があってやなくて時間が取れたんでちょっと話をしようかな思うてな。 お邪魔やったか?」 フェイトは首を横に振って言った。 「ううん、それはないよ。私も帰ってきたばかりで時間が少し空いてたし」 「そうか、それはよかったわ~。ところで、本当にティアナを連れて行かなくて 良かったんか? 今回の任務、一人だと結構大変やろ」 「確かに捜索範囲は広いけど、大したモノじゃないから大丈夫。それより、今は クラナガンの方が大変じゃない?」 「そうなんよ~。実は昨日も分離主義勢力による大規模デモがあってなぁ…」 司令本部の監視塔に上がった将校の視界に、夕闇を背に一世代前のJF704ヘリと、 二人の航空魔導士の姿が現れる。 魔導士が降下を手で示すと、ヘリは高度を下げる。 魔導士によるエスコートのもと、指定されたヘリポートに“XD2700”は着陸する のを見た将校は、陸・空の魔導士部隊に指示を下す。 「225陸士隊と369航空隊はヘリを包囲しろ、蟻一匹逃がさないぐらい厳重に固め るんだ」 将校の指示に、魔導士たちは自分の持ち場に就く。 味方のヘリを仲間達が敵機の如く厳重に包囲する様を、事情を知らない部隊の 魔導士たちは怪訝な表情で見つめる。 魔導士部隊がヘリを完全包囲したのを確認すると、将校はパイロットに呼びかけた。 「XD2700のパイロット及び全乗員に告ぐ。エンジンを停止させ、全員手を上げて 機外に出よ」 ローターの回転がゆっくりと止まって行く。と、突然ローターが大きな音を立てて 停止し、コクピットにいたパイロットの姿が消えた。 陸士・航空魔導士たちは戸惑いの表情を浮かべ、互いに顔を見合わせる。 次の瞬間、ヘリ内部から異様な駆動音が聞こえ、機体が分解を始めた。 ローターが折り畳まれ、後ろに下がる。 プロペラ基部のすぐ前が開き、上部が競り上がる。 機首から機体前部がバラバラに分解されて頭に変形するのと同時に、機体上部が変形 しながら前方に下がり上半身を形作る。 下部は二つに割れ、足と腰を形成する。 つい今しがたまでヘリコプターだったものが、たちまちのうちに人型機械へと 変貌していく。 彼らの常識からあまりにも逸脱した光景に、パニックに陥った魔導士たちが命令を 待たずに魔法陣を展開させ、射撃を始めた。 次々と魔力弾が機械人間に命中するが、表面で空しく弾けるばかり。 機械の巨人は攻撃魔法の嵐の中悠然と立ち上がり、周囲三百六十度を睥睨すると 全方位に向けて強力なエネルギー波を放つ。 それは、囲んでいた魔導士全員と車両・ヘリを木の葉のように吹き飛ばし、監視塔 の窓ガラスを粉々に粉砕してその場に居た者全員に破片のシャワーを浴びせた。 エネルギー波は司令本部の建物を激しく揺さぶり、立ったり歩いたりしていた 職員を転倒させる。 はやてとの会話を終えて無線局を出た所で揺れに遭遇したフェイトは、壁に手を 付いて転倒を避けた。 突然の揺れに周囲が騒然となる中、フェイトは管制室を覗き込んだ。 そこでは、表示されているモニター全てがノイズで乱れ、恐慌状態に陥った 管制官・将校たちが懸命にコンソールを操作し、怒鳴り合う修羅場となっていた。 フェイトは管制室を後にして、魔導士・将校たちでごった返す中を外へ駆け出す。 彼女が外へ出た途端、基地中の照明が明滅し始め、いくつかの電灯が破裂する。 様々な型・種類のデバイスを持った陸士・魔導士たちが右往左往する中に、小銃型 デバイスを持ったデ・カタの姿を見つけたフェイトは、彼の所へ駆けて行って肩に 手を置く。 「デ・カタ三等陸士!」 「ああ、ハラオウン執務官ですか!」 突然肩を掴まれて体をこわばらせたデ・カタは、フェイトの顔を見て安堵する。 「何が起こりましたか!?」 「分かりません!! あちこちでシステムダウンが起こって、ヘリポートの方で 爆発が――」 その時、二人の頭上を強烈な光が猛烈な速さで走り、兵舎を直撃する。 光は建物を粉々に吹き飛ばして派手に破片を撒き散らし、爆風が近くに停めて あった車両をひっくり返した。 「質量兵器…!!」 フェイトが呻くように言った。 一瞬驚愕にとらわれるも、すぐ我に返ったフェイトは、凛とした顔でデ・カタに 指示を下す。 「デ・カタ陸士、あなたは部隊の皆さんに急いで合流してください! 私もすぐに 向かいます!!」 「了解しました!!」 デ・カタが敬礼して駆け去ると、フェイトはバルディッシュを手に取って言う。 「行くよ、バルディッシュ!」 「Get set!」 その言葉と同時に、フェイトの周囲を金色の光が覆う。 フェイトはその中でバルディッシュを高く掲げて叫ぶ。 「バルデュッシュアサルト、セットアップ!」 フェイトの声に応えて、バルディッシュも叫ぶ。 「Set up!」 着ていた制服・下着が光り輝いて消滅し、まばゆいばかりに美しい裸身を晒す。 持っていたバルディッシュを投げると、空間内に刃・カートリッジ・柄などの パーツが出現すると、それらが合体して大鎌の形に変化する。 「Barrier Jacket, Impulse Form!」 フェイトが、武器に変形したバルディッシュを取ると体を再び光が覆い、魔導士 の制服“バリアジャケット”を形作る。 執務官から、ミッドチルダ式・空戦S+ランクの魔導士へと変身を終えたフェイト は、光の繭を突き破って空へと飛翔した。 「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、行きます!!」 前へ 目次へ 次へ
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autolink N1/WE06-24 カード名:魔法の資質なのは カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《武器》? 【自】チェンジ[手札を1枚控え室に置き、このカードをクロック置場に置く]あなたのクライマックスフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の、「信じた思い なのは」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 私に教えて・・・・・・魔法の、上手な使い方! レアリティ:C illust.柏餅よもぎ 信じた思い なのはへの『チェンジ』能力持ち。 チェンジコストは手札1枚+このカードによる強制1ダメージながらも、 チェンジ先が1コストキャラであることやストックによるコストが一切かからないため1ターン目先手であっても チェンジする事が可能などとなかなか優秀。 チェンジ先のキャラクターにはCXシナジーも存在するため、初手からCXコンボを放つ事もできる。 特に同名の対応CXにはソウル+3のものが存在するため、先手必勝の行動としては便利なカードと言えるだろう。 尚、チェンジしなくても2500とサイズはそれなりに高い。 手札を減らしたくないのならばそのまま戦うにも支障はないので、チェンジするか否かは良く考えて。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 信じた思い なのは 1/1 5500/1/1 赤 チェンジ ・関連ページ 「なのは」?
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どこまでも続いているかの様に錯覚してしまう程の、抜けるような蒼天。 強烈な陽射しと砂からの照り返しで、うだるような暑さが続く砂漠のど真ん中を、 フェイト達セギノール基地の生き残りは、デュラハ少年の村へと歩いて行く。 先頭はエップスと案内役のデュラハ。 中間をフェイトの担架を担ぐメルゲルとグーダに、その警護としてデ・カタと フェイトの救護に当たる衛生兵が担架の横に立つ。 ロアラルダルは殿軍を務め、背後からの攻撃に眼を光らせている。 上空にはエグゼンダとローレンスが居て、空や遠方で不審な動きがないかどうか、 眼を皿にして見張っていた。 「村まで、後どれ位だ?」 「もうすぐ。あの頂上から見えるよ」 エップスの問掛けに、デュラハは数百m先の峰の頂を指差して答えると、そこへ 目指して、一目散に駆け出す。 「やれやれ」 魔導師たちが苦労して登る砂と岩の斜面を、何でもないかのようにスイスイと 駆け上がって行くデュラハの姿を見て、それまでずっと険しいままだったエップス の表情が苦笑のあまり和らいだ。 残りの距離を息も絶え絶えに歩いてエップス達は頂に辿り着く。 フェイトの担架を担ぐメルゲルとグーダ以外が行きも絶え絶えにへたばる中、 立ちながら下を向いて息を整えてから、エップスはデュラハに尋ねる。 「村はどこにあるんだ?」 それに対するデュラハからの返事はない。 不審に思ったエップスが顔を上げると、デュラハは峰の向こう側を見つめた まま動かない。 「どうした?」 エップスが問掛けると、デュラハは呆然とした表情で呟いた。 「村が…」 その言葉に只ならぬものを感じたエップスは、途差にデバイスを起動させて、 デュラハの見ている方に視線を向ける。 峰の頂から見下ろす先にあったのは、砂と岩だけの荒れ果てた沢の中で、緑の潅木が 美しく映える小さなオアシス。 その中に、砂嵐に耐えられるようドーム型に造られた小さな家が数軒、木々に寄り添う ように建てられている小じんまりとした集落がある。 何もなければ平穏そのものな筈の村。だが、家々の屋根はは無惨に破壊され、黒い煙が 朦朦と吹き上がっている。 よく見ると、家の周り地に攻撃を受けたと覚しきクレーターが幾つもあり、その周りで 人が倒れているのも分かった。 「何てこった…」グーダが愕然とした表情で呟く。 「父さん! 母さん!」 そう叫んで駆け出そうとするデュラハを、エップスが抱きかかえて止める。 「離して! 離してよ!! 父さんと母さんが―――」 暴れながら言うデュラハに、エップスが怒鳴り付けた。 「落ち着け! 基地を襲った奴が村の中に居るかもしれんぞ!」 その声に我に返ったデュラハは、不安な表情で炎上する村を見つめる。 不意に、そっと腕に手を置かれた時、デュラハはハッと振り向く。 いつの間にか、横に担架に載せられたフェイトが居て、デュラハに微かに微笑んでいた。 デュラハも、そうすれば親が無事であるかのように、フェイトの手を握り返す。 「おかしいっすね」 ローレンスが何気なく呟いた。 「何が?」 グーダが問い掛けると、ローレンスは首を捻りながら答える。 「だって俺たち、敵襲を警戒して1キロ先まで、広域警戒魔法陣を展開してたんだぜ?」 その言葉に、メルゲルがハッとした表情で言う。 「そう言や、何の反応も出なかったな…」 デ・カタは腰に下げた水筒を取り上げながら言う。 「村の位置が沢の谷間にあるから攻撃が判らなかった…としても、空と地上で何らかの 動きは探知出来る筈だし…」 そう言って水筒を口に含むも、中身は空っぽである事に顔をしかめた。 腕を組み、うーんと唸りながら考え込む魔導師たちに、フェイトが声をかけた。 「空と…地上でないとすれば…」 「執務官?」 その場の全員が注目する中、フェイトは指先を真下の砂地に向ける。 それが意味する事を悟った時、全員の顔から血の気が引いた。 「エグゼンタ! ローレンス! ハラオウン執務官を連れて空に上がれ!」 エップスがそう怒鳴ると、空戦魔導師二人はフェイトの担架を持ち上げ、慌てて空へ 飛ぶ。 「円陣を組め! 死角を作るな!」 デュラハを自分の傍らに引き寄せながら、エップスは命令を下す。 陸戦魔導師たちは、全方位どこからの攻撃にも対応出来るよう集まって円の形を作り、 針の落ちる音一つ聞き漏らすまいと神経を尖らす。 突然彼等の足元で砂煙が上がると、地面が蟻地獄の巣の様に陥没する。 埃が吹き上がった時、途差に飛び退かったなかったら、全員巣の底に引きずりこまれて いただろう。 “蟻地獄”の餌食にならなかったとは言え、魔導師たちは流れ落ちる砂に足を取られて 転倒し、穴の底へと落ちそうになる。 彼等は必死で手足を動かして流砂にあらがい、次々と穴から這上がる。 彼らの中で一番底に近いところまで落ちたメルゲルが必死で、先に脱出したグーダが 差し延べる手を掴もうとした瞬間、穴の底からメガザラックが飛び出す。 巨大な機械蠍は、金属の尻尾を素早く振るい、砕岩機のドリルと見紛がう大きな針を メルゲルの背中に突き立てる。 犠牲となった二等陸士は、叫ぶ間も無く砂の中に引きずり込まれた。 「走れ! 止まるな!」 エップスの命令を聞くまでもなく、メルゲルの最期を間のあたりにした陸戦魔導師 たちは、必死になって沢を駆け降りた。 砂に足を取られて倒れそうになりながらも、懸命に踏ん張ってバランスを取り、 砂地を駆ける。 突然、彼等の背後で砂煙が上がると、メガザラックが飛び出して来る。 メガザラックは、獲物を捕えんと鋏型の強力なマニピュレーターが付いた両腕を 伸ばすが、慣れない砂地を火事場の馬鹿力で走る魔導師たちを、タッチの差で 捉え損ねた。 魔導師たちが、未だ炎の収まらない集落へ駆け込むと、メガザラックは砂の中から 飛び出し、彼等の前に全容を見せた。 その姿は地球の砂漠地帯に棲む蠍を彷彿とさせるが、10mは優にある巨体と陽の光 を受けてギラギラと光沢を放つ金属のボディが、如何なる次元世界にも属さない 異質な存在である事を示している。 メガザラックは、二つの大きなギョロ眼をフェイトを運ぶ空戦魔導師たちに向けると、 左腕を彼等の方に向ける。 マニピュレーターが開かれ、内部機構が唸りを上げて回転を始めた次の瞬間、実体弾が 数発放たれた。 弾頭はフェイトたちの間近で炸裂し、爆風と無数の破片を巻き散らす。 事これあるを予想して、シールドとフィールドを幾重に展開していたが、破片の幾つかは それら防護障壁を突き破り、一発がローレンスの左肩に命中する。 狼男は突然の激痛に思わず声を上げてよろめき、バランスを大きく崩して失速する。 二人の空戦魔導師が集落の中に墜落するのを確認したメガザラックは、すかさず地上 の魔導師たちに注意を向けた。 建物の裏や樹の陰など、隠れられそうな場所に飛込むと、陸戦魔導師たちはミッド式・ ベルカ式魔方陣を次々に展開する。 まず最初に、槍型デバイスを持つロアラルダルと、ブルパップ式自動小銃型デバイス のデ・カタが機械の化け物への攻撃を試みた。 彼等が立て続けに放ったアクセルシュートは、全弾メガザラックの巨体に命中するも、 裝甲の表面で空しく弾けるだけで何らダメージを与えない。 次にメガザラックの右手のマニピュレーターが展開すると、強烈な閃光――ブラック アウトが使ったプラズマ弾の小型版――が、デ・カタが隠れている岩めがけて撃ち 込まれた。 弾は岩の3分の1を粉々にし、石のシャワーを周囲に巻き散らす。 デ・カタは岩陰に隠れていたにも関わらず、爆発の衝撃で5m程吹き飛ばされた。 慌てて岩陰に這い戻るデ・カタにメガザラックがトドメの一撃を加えようとすると、 今度は右横からファイアボール弾が撃ち込まれる。 それはメガザラックの顔右側に命中して爆発するが、メガザラックの顔が僅かに 揺れたぐらいで、まったく効いていない。 メガザラックはお返しとばかりに、弾の来た方角に右手を向ける。 レトロフューチャーな光線銃型デバイスを持ったグーダが飛び出すのと同時に、 今まで隠れていた家の壁が木っ端微塵に吹き飛んだ。 半ば爆風に飛ばされるような形で、グーダはデ・カタの隣に滑り込む。 「アクセルシューターじゃ駄目だ!」 カートリッジを再装填しながら、デ・カタはグーダに喚く。 「こっちのファイアーボールでも利かねぇぞ!!」 グーダはデ・カタと体を押し合うようにして岩の陰に隠れながら、メガザラックに注意を 向けつつ怒鳴り返す。 グーダがデバイスを操作すると使用済みのカートリッジが排莢され、砂の上に弧を描いて 落ちた。 前へ 目次へ 次へ
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autolink NA/W12-067 カード名:祝福するなのは カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:5500 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《武器》? んんと・・・・・・なんだか・・・・・・すごくいいと思います レアリティ:C illust.爆天童 スペック自体は順調にレアリティ下降していった1/0バニラである。 しかし、「なのは」?のレベル1は登場コストの必要なものが多く、ストックを使わず手軽に出せるのは評価できる。 また、色は違えどクロック式の絆持ち中学三年生のフェイトも存在する為、使い勝手は相当なもの。 ストックを温存した上で戦線を維持したい場合には便利。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 中学三年生のフェイト 0/0 1000/1/0 黄 絆 ・関連ページ 「なのは」?