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有希 「ナデシコに迫る宇宙怪獣ステルヴィア ルリが危ない、ナガトラマンの必殺ブレスレットが宙を行く さあ、来週も皆で見よう!」 レイ 「ノリノリね有希」 ルリ 「ステルヴィアは怪獣じゃありません それに、故 名古屋章氏が帰ってきたウルトラ某のナレーションをしていたなんて知っている人がいるのでしょうか?」
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冒頭の特徴的な旋律ミレレミファミレドラソで「いまうまれたばかりのかわ」が帰ってくる。 冒頭はAndantinoでp。中間部の「いま生まれたばかりの川」はmfスタートでクレシェンド(最後はff)。そしてこの曲の終わり「未知の国々への旅行が」はGrandiosoでfff。 頭から続いてきている音楽であるということと、それが盛り上がってきているということを正しくお客様に伝えられるよう、頑張りましょう。 ピアノパートが黙ってくれていますので、ここは声の見せ場です。 アルトとベースは冒頭とまるでまったく無関係な音形なので油断すると気づかないかもしれませんが、ソプラノとテノールがこの旋律をやっているんだ程度のことは知っておいてください。 ちょっと特殊な旋律なので、和音付けをすると、アルトやベースはあおりを食らって、なんだかわかりにくい音になっています。 正直、個人的にはベースの音とりでこの1小節が一番難関でした。こういうところは、縦に揃えば単純な和音であるということを信じて、でも自分の音はピアノで叩いて何度も歌って無理やり覚えてしまうだけで、ベースとかはあんまり歌って楽しいところじゃなくても、とにかく覚えてしまいましょう。 どうこういうより聴いて覚えるほうが早いって所もあるものです。
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『ゆっくりウェスタン』 12KB 差別・格差 二次創作 戦闘 同族殺し 野良ゆ ゲス 希少種 自然界 人間なし 独自設定 続編作る気はあるかも。 とある山間部にあるゆっくりの群れ。ドスゆかりんが治めるその群れは何もかもを認めて受け入れてくれる群れでした。 例えば、基本種を喰らい尽くす捕食種でも。 例えば、忌み嫌われる存在である稀少種でも。 例えば、言葉の通じぬゆっくりでも。 例えば、体に不自由があるゆっくりでも。 例えば、先天的にゆっくり出来ないゆっくりでも。 例えば、お飾りがなかったりゆっくりしていないゆっくりでも。 例えば、ゆっくり出来ない匂いを醸しだしたアウトローでも。 例えば、性格の悪いゲスでも。 群れはすべてを受け入れました。 ゆっくり達はこの素晴らしき混沌とした群れの名をこう呼びました。“げんそうきょう”と。 ゆっくりウェスタン 嘘あき 1, “げんそうきょう”の中でも貧民街に価する“うんうんがい”。 群れの労働力にもならなかったゆっくりや、群れから忌み嫌われた者たちが行き着く先である。 通常のゆっくりが暮らす木々に溢れた川沿いの場所とは違い、何も無い徒広い荒野の上に転々とダンボールの家が転がっているだけの場所。 そこに暮らす者たちは皆、生気を失った顔をしていたり、気が狂ったように笑い転げたり、クソをそこらじゅうにまき散らして平気な者までいる。 周りには資源なんてものはなく、汚水が流れつく下流にあるのが強みなだけ。 周りに食料は存在せず、上層階級から配布される“ぱんのみみ”を食うだけだ。 彼らには労働の意欲さえ無い。何かを生み出す気が全くない。 刻々と流れる時を無為にしながら座して死を待つだけの哀れな存在と言っても良いだろう。 「よそういじょうにひでぇところなのぜ」 場所に似合わない艶のある黒いとんがり帽子をかぶったまりさが“うんうんがい”の軒並みを見下げる。 「けったくそわるいばしょなのぜ」 貧相な顔をした子ゆっくりが見つめてきた。まるで救いというものが来ないと分かりきった眼で。 知らんぷりをしながらゆっくりは地面に唾を吐き捨てる。そして、長い舌で帽子のつばを押し上げた。 「まってろよ、あのびちぐそでいぶ!!」 開いた視野で目の前にある大きな建造物を捉える。 ダンボールを立てただけの貧相なものとは違い、セメントやレンガなどゆっくりに出来る土木技術の粋を集めて作られた歓楽街“おりえんと”。 中流階級のものとは変わらない建物たちの中には“ぱぶ”や“かじの”、“すっきりやど”と言った、“げんそうきょう”が定めた“じょうれい”に反したものが立ち並ぶ。 そして、この“おりえんっと”の中心に位置する円形状の巨大な建物“ころっせお”が存在する。 「かならずみんち!!」 興奮覚めやらぬ夜の騒乱を真紅に輝く隻眼で睨みつけた。 2, “げんそうきょう”はゆっくりにとってユートピアではあるが、それはある一定の階級に達したゆっくりだけのものである。 ドスゆかりんによって作られた、人間に虐げられてきたゆっくりを解放するための別世界である。 差別のない世界を気付こうとしたドスゆかりんは最初は皆を平等に扱ったが、一部のゲスによって不平等が生じた。 その為、ゲスと呼ばれるゆっくりを辺境地に移設し、最低限の食料を与えスラム街としての体裁を整えた。 そこはまさに地獄の坩堝と言わしめるほどに。 しかし、治安というのはこくこくと悪くなる。ゲス自体はいくらでも生まれ続けるのだから。 自警団が発足し、それが後のスラム街を管轄するマフィア組織へと変貌し、ドスゆかりんさえもが手を出せない状況になってしまった。 警察組織を作ったは良いものの、組織力に劣る警察組織はスラム街の当地が行えず、別の手を打たざるを得なかった。 それは、賞金首。 3, まりさは陶器の急須に入った甘い水を吸いながら、バーのあちらこちらから聞こえる雑音を嫌な顔をせずに無表情で聞き流していた。 「よう、まりさ!」 バーテンダーと相対しながら無言を貫くまりさにようむがちょっかいをかけた。 「ゆっくりできないにおいのまりさはしゃわーさんでもあびればいいみょん!」 「ゆふふ、たしかにそうなんだねー。まるでうんうんがいのげすどもとおなじなんだねー」 まりさの外装はとことん汚れていた。帽子には土汚れでしみになったものや、髪の毛の隙間に泥や葉っぱが挟まっていたり。 なぜなら、まりさはうんうん街まで一周間の時間をかけて森を抜けてこの地にやってきたのだから。 定期便の使用も考えられたが、げんそうきょうの定期便はゲスしか居ないため顔を覚えられるのは厄介極まりなかった。 「ゆっくりしゃわーしてやるみょん」 口元をすぼめたみょんから、まりさの顔に向かって水が放たれた。 「ふん」 予測していたのか、まりさは額を下げて帽子で水を受け止めた。 「よけるんじゃないみょん!」 悪乗りが過ぎたのか、背後には樹の枝を咥えた相方らしきちぇんが抜け目なく存在していた。 「そとのゆっくりのくせにこんなところにくるからわるいんだよーわかれよー」 「うるさいのぜ。まりさはゆっくりしたいだけなのぜ」 「うそだみょん。こんなところにくるやつはみんなげすしかいないみょん!」 会話の趣旨からしてまりさは、早速この地のマフィアに警戒されているということを知った。 この二匹はチンピラで、外のゆっくりが何かしでかさないかを確かめるための要員なのだ。 「さて、みょんはとってもきげんがわるいみょん」 カチューシャに挟んであった樹の枝を取り出したようむは、頭を垂れ続けているまりさの帽子に先っぽを当てる。 「ぼうしをずたずたにしてやるみょん!!」 そのまま樹の枝を押し込もうとしたようむだが、ぼうしは樹の枝によって貫通することは出来なかった。 「あれ? どうして」 風をきる音と共に困惑するようむの右目に何かが飛来した。 「いたいみょぉおおおおおおおおん!!!!?」 「にゃにゃ~!?」 いつの間にか土下座の形から戻っていたまりさは、何かを含んだ口をちぇんの額へと向ける。 「“いしふき”がそんなにめずらしいのかぜ?」 「わ、わからない」 樹の枝をまりさに向けながらも口元は振るえ続けるちぇん。 バーのギャラリーたちもようむの悲鳴を皮切りに二匹の様子を見ざるを得なかった。 「ゆ、あのまりさ、すごうでなのぜ……」 同種であるまりさがほれぼれとするぐらいの姿勢で、石を吹き出す準備をしているまりさ。 しかも、一切の震えもなく勝負への怖さが微塵も感じない。 「これいじょうやるならようしゃはしないのぜ」 「わ、わからないよわからないよ!!」 失禁するちぇんは恐怖で後ずさりをしながら敵対する相手を眺める。 だが、何処から見ても隙のないまりさの口元が目立って見える。 「にゃ、にゃあああああ!!!」 ちぇんはなけなしの蛮勇で切っ先を向けてまりさのもとへ飛び込んだ。 この戦いに勝たなければ後がない。 仕事を少しでも怠れば見せしめとしてちぇんはチンピラからうんうん街の住人にされてしまうのだ。 「げすはしねぇ!!!」 枝の先はまりさには当たらず空を切った。ぎりぎりのところでまりさがちぇんの側面に回ったせいだ。 「にどめはないのぜ」 口から放たれた丸石がちぇんの柔肌を突き破り、 「げびゅぅううううう」 体内のチョコレートを口元へと押し出す。 勢いは止まらず中枢餡を貫いて、反対側の皮膚をも貫いてしまった。 「もっとゆっくりしたかった……」 いつ聞いても飽きないセリフにまりさは戦いの神である“かなこ”に祈りを捧げた。 「むだなせっしょうをしてしまったのぜ……」 ざわついた館内の中から、痛みで悶えているようむを探し出し、まりさは要望を突きつけた。 「ここのまちのさとりのばしょはどこなのぜ?」 4, 国を形成するには何が必要なのか? それは交通網だ。 “やまのようかいしゅう”による道路技術や航海技術がすべてのインフラを作り出し、すぃーの量産で町と町をつなげることが出来た。 また、ドスゆかりんが天敵が居ない世界を選んだため、ゆっくりじっくりと世界は広がっていった。 しかし、ここでまた治安の問題が発生してしまった。 だれが犯罪を犯したのかを知る方法が得られなかったのだ。 そして、捜査力の無さが要因で冤罪で殺されるゆっくりも存在した。 どうしたものかと、げんそうきょうの重鎮たちが悩んでいたところに、重鎮のメンバーであるさとりがあるシステムを考案した。 それは“おうのみみ”と呼ばれる情報機関に近いものだ。 さとりには心が読める力がある為、それを駆使すれば確実に真犯人が捕まる。 その為にもさとりを群れに配備し、監視役としての役割をさせれば良いのではないかと考案したのだ。 勿論、ただの善意で考えたわけでなく、さとり種の繁栄を目的としたものである。 その点に目をつけた重鎮の一人であるえいきも大いに賛同した。 なぜなら、えいきたちも善悪の判断ができるゆっくりだからなのだ。 重鎮二人による積極的なオファーもあったが、これ以上にないシステムなので何の反対もなく解決してしまった。 余談だが、警察組織はこの次に正式なものとして作られたが、これはさとり・えいきへの抑止力として誕生したと言われている。 5, 本来、統治をしなくなったうんうん街にはさとりや警察組織は必要がない。 だが、賞金首等の情報屋が必要である土地柄な為、げんそうきょうの行政府に属さないさとりがちらほらいるのだ。 彼らはマフィアと組んで、様々なビジネスを行なっている。 たとえば、外のさとりと結びついて犯罪者の情報を交換し、さとりに縁があるものに処理させるなど。 賞金稼ぎのゆっくりが情報を買うためにもさとりの存在は必要不可欠である。 「で、まりさはでいぶをさがしているわけね」 綿で出来た高級な座布団の上に座るさとりは心を読んで答えた。 「あのでいぶは“まよいのちくりん”をおそった“でいぶかいほうぐん”のりーだーにまちがいないわね?」 「そうなのぜ」 側についているおくうがさとりの口元に急須の口を添えた。 「ありがとう、おくう」 口を潤すようにしながら飲み干すと、さとりは再度口を開き始めた。 「あのでいぶはもうしんだものとおなじくらいにごうもんをうけたはずよ」 まりさは頭を横に振って自分の意志の強さを見せつけた。 「まあ、いまもいきてはいるわ。それでもあいたいならただでおしえてあげてもいいわよ」 「ただ? どうしてなのぜ?」 今まで閉じこもっていた感情を解放させ、にんわりと笑ってさとりは答えた。 「まりささんのころしのばーじんがわれるところをみせてほしいから」 6, “まだむてんこのおみせ” レンガ造りの大きな御殿にピンクを見チーフとしたファンシーな看板。 さとりがまりさを案内したのはこの場所であった。 「ここは、いったいなんなのぜ?」 街に疎いまりさはさとりに尋ねた。 「てんこはいたいことがゆっくりできるってことはしってるわね?」 「それぐらいはしってるのぜ」 「でも、“げんそうきょう”はふうぞくをすべてきんししてしまったから、てんこのよっきゅうをみたすばしょがなくなってしまったの」 「ようするに、ここはてんこがすっきりーするばしょってことなのぜ?」 「そとのせかいではさでずむというらしいわ」 門番ゆっくりが配備されている玄関を潜りぬけ、会計役のれいむにさとりが声をかけた。 「ゆ! さとりさんですね! ゆっくりしていってね!!」 言い終わるとれいむは元の場所に戻り、粘土で作られた貨幣の計算に戻った。 「わたし、これでもじょうれんなのよ。あと、おーなーとしりあいなの」 まりさは顔パスというものをよく知らなかったが、そんなモノなのかと勝手に納得した。 牢屋ごとにわかれた部屋には客であるゆっくりとてんこがさでずむに勤しんでいた。 「ゆぴぃいいいいい!!!! もっと、もっとかじってぇええええ!!!」 「うるさいめずぶたなのぜ! そんなにかじってほしけりゃ、じぶんではらわたかみちぎればいいのぜ!!!」 「むふぉぉおおおおお!」 ブチブチと何かがちぎれていく音がするのは気のせいだろう。 まりさはそう思いたかったが、さとりは容赦をしなかった。 「おれんじじゅーすというものがあって、かんたんにきずをかいふくさせられるあまあまがあるのさ」 オレンジジュースのそんざいはまりさでも知っていたが、まさかこんな場所にまで使われているとは思わなかったのだ。 なぜなら、オレンジジュースはつくるのにコストがかかるため高級品の一つとして君臨しているからだ。 それをおしげもなく使えるのはこの場所が高級娼館である証拠だ。 「さて、もうそうぞうはついたんじゃないのかしら」 「…………」 建物の奥にある一室の前にまりさは立たされた。 「あのでいぶはなかなかにつみづくりでね。たくさんのあなたのようなどうほうがここにたのしみにきているの」 「どうほうってなんのことなのぜ」 「あなたをふくむうどんげやてゐといったちくりんのざんとうたちよ」 7, うどんげがまりさに成る前の話。 夢をみるときはいつも竹林であった幸せなことや辛かったことばかり。 竹林で生きるための知識を与えてくれた師匠や、自分を姉のように慕ってくれたてゐのこと。 だけど、その思い出は全て目の前にいるでいぶによって滅ぼされたのだ。 「これが、あのでいぶ!」 「………」 無数の刺創が体中に刻まれ、ボコボコと大きな出来物が無数に生えている皮膚。 そして、なによりも物言わぬ岩のような形をしているだけの存在。 「これが、あなたののぞんだものですよ」 歯ぎしりをして、まりさはでいぶにメンチを切るが、でいぶの目線はどこかへ飛んでいってしまっている。 「くうううぅっ……」 でいぶの溶けきってギザギザに欠けてしまった歯をみてまりさの耳があった場所が痛む。 「あら、あなたはみみなしだったのね」 でいぶかいほうぐんに弄ばれ、引きちぎられてしまった両耳が息を吹き返したかのように痛みが強まっていく。 「だから、あなたはぼうしをかぶった。……わけじゃないんですね」 「まりさは、さいきょうの“いしふき”になってでいぶをころそうとおもった。みみはかんけいないのぜ」 覚悟を決めたまりさは頭を垂れる。 「じょうほうりょうはきちんとはらうのぜ」 帽子から漏れた二つの小石を舌で器用に含み、一方を奥歯にもう一方を口の先端に挟んだ。 「おや? いいんですか? ここででいぶをころしたら、でいぶはじごくにいつづけられなくなるんですよ?」 さとりの声は届かず、まりさは口から石を吹き出した。 8, まりさはようやく理解した。本当にやらばければならないのは過去との決別だったのだ。 「まりささん、あなたはどこにいくのですか?」 さとりと共に甘い水を飲み合っていたときにふと問われ、まりさは少し考えた。 「……わるいやつをたおすでいいとおもうのぜ」 銀髪の髪をたなびかせながら、ふと月を見上げる。 「そろそろあさがくる」 赤い目は涙を流しながら、心は月に囚われていく。 「しぬことだけはかんがえないほうがいいですよ」 「わかってるのぜ」 返事をした瞬間にまりさは奥歯に忍ばせていた石を、玄関で待ち伏せしていたゆっくりの額にめり込ませた。 「ゆぎゃぁああああああああ!!!!」 悲鳴と共に不審者の仲間たちがぞろぞろと音を立ててこちらに向かってくる。 「ここのじょうほうもおまえがうったのぜ?」 さとりはにんまりと笑って答えた。 「ちんぴらといえど、ころしちゃいけません。なぜなら、かれもまたあのひとたちのなかまなのですから」 まりさは帽子を跳ね上げて、ばらばらと石を口元に落とし、舌でそれを掬った。 「ようしゃはしないのぜ!!」 弾ける音が連鎖するさとりの家で、まりさは新しい一歩を確実に踏み込んだ。 挿絵:
https://w.atwiki.jp/70_timetravel/pages/6.html
関連スレ? 2087年に行ってきた俺に何か質問ある? 三行 1が2087年に 3日タイムトラベルした そうです kwsk! スレログ↑は重いと思うのでtxt版 >>1の証言まとめ未完成
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1595.html
俺の祖国は、どう贔屓目に見ようと滅びの危機にあった。 本土に上陸され、圧倒的物量を持つ敵軍に対して、彼の祖国は戦える年齢になった国民を全て兵士にするという方法で対応した。 だが、そうしたところで物資の不足、食料の不足、武器の不足、そういった問題が消えるわけでもない。 動員された国民は碌な訓練も受けず、碌に援護も受けず、碌な食事も与えられず、死んでいった。 さらに敵は圧倒的な威力を持つ新型爆弾の開発にも成功した、という情報まで入っている、それは一発で都市一つを焼き尽くせるらしい、いまだ使用されてはいないが。 そんな状況にありながら、実質上のこの国の支配者である軍上層部は、いまだに降伏しない。 彼らは信じているのだ、まだ打つ手はあると、まだ希望は残っていると。 馬鹿馬鹿しい、希望などと、そんなものがどこにある、この国には最早―― 俺(――絶望しかない……)コッコッコッコ 前線基地内、放棄されることが決まったこの基地の中では、せわしなく人が動いていた。 そういった人たちをかき分け、ある部屋へと急いだ。 ギィ 俺「入るぞ、曹長」 割と広い、本来は二人部屋だったのだから当然だが、もう一人の住人はすでに戦死している為実質曹長の部屋になっていた。 中にいたのは、包帯を体中にまかれて寝ている少女が一人。 曹長「……少佐…どう、されました?」 俺「この基地を放棄することが決まったんだよ、俺たちは首都防衛に回される」 曹長「東京……ですか、いいですね……」 息も絶え絶えだった、彼女はつい先日の戦闘で焼夷弾の巻き添えを食らい重傷を負った。 こうして命は取り留めているものの、これほど重症を治療できる設備も薬品もないこの基地では、最小限の消毒と包帯を巻くぐらいしかできない。 彼女が魔女になったのはほんの2ヶ月前、自分の部下として配属されてきたのが1月半前、当然ほとんど訓練など受けていない。 貴重な戦力であるはずの魔女ですら、こうして素人同然で戦場に立たされるのが、この国――日本の実情だった。 俺「まあ、できれば観光としていきたかったけどな、……それで、君は東京の病院に入院することが決まったんだ、君は助かる」 曹長「本当…ですか……?」 彼女の顔に歓喜が浮かぶ、おそらく助からないと思っていたのだろう。 初めて見舞いに行ったとき、もう助かる希望なんかない、としきりに自分に言っていたのを思い出す。 俺「ああ、だから来たんだ、君の荷物をまとめないといけないからな」 曹長「少佐……ありがとう…ございます……!」 俺「……ああ」ニコ 無理やり笑顔を作り、笑いかけた。 俺「これで、終わり……ん?」 しばらくして、荷物をまとめ終え、ベットを見ると曹長は寝ていた、緊張がほぐれたのだろう。 曹長「……」スースー 俺(……お休み、曹長) 彼女の顔をじっと見る、火傷が目立っているが、それでも綺麗な顔立ちをしてると彼は思った。 確か14歳だったか、世が世なら、思春期真っ盛りな男達が寄って来ただろう、彼女がそれをどう思うのかはわからないが。 そんな彼女の顔を見つつ彼は懐から―― 俺「……」スゥ ――拳銃を取り出した、回転式の旧式のものだが、彼は入隊当初からこれを愛用していた、すでに弾丸は一発装填されている。 東京の病院に移送される、というのは嘘だ。上層部は彼女に関して下した命令はただ一言。 『処分』 もしもこれを無視して彼女を東京に運んでも、おそらくどこの病院も受け入れてくれないだろう、結局医療品不足はどこも同じだ。 俺「……」チキ 曹長に拳銃を向ける、せめて苦しまずに逝けるように――所詮自己満足に過ぎないが――狙いは頭。 そして―― 曹長「……お母…さん」スースー 彼は――引き金を―― 俺「っっっ!!………………」 ――引いた パン 彼女の荷物を持って輸送トラックまで向かうと、もう部下たちは先に行ったと伝えられた。 俺(時間……かけすぎたか) ブロロロロロロロロロ 走るトラックの中で、彼女の言葉を思い出す 『少佐……ありがとう…ございます……』 この時の彼女は希望に満ちた顔をしていた、助かると心の底から信じていた。 俺(希望、か) 彼女にとっての希望とは何か、生きることか、母に再開することか、そのどちらもか。 結局、彼女はそのどれも果たせずに、死んだ、殺した。 俺(……希望か…どこにあるんだろうな……そんなものが…) その問いに答えられる者は、どこにもいない。 ――2ヶ月後―― 戦線は完全に崩壊していた、敗軍が各地で再編成されるような状況が続き、占領された地域も確実に増えていた。 そして、この期に及んで降伏しない日本に業を煮やしたのか、とうとう敵軍は首都に向けての総攻撃を開始した。 俺は、その首都の上空にいた。 俺「……そこ」ダダダダダダ うかつにも背を向けた敵戦闘機を落としつつ周りを見回す、もう何機落としたのかすら覚えていない。 最早東京は地獄だった、制空権を握られている、どこを見ても敵しかいない。。 なんとか日本も魔女および戦闘機隊を出して制空権を奪い返そうとするもいかんせん数の差が激しすぎる。 部下A「少佐!敵魔女隊が接近!!」 索敵型の固有魔法を持つ部下Aは俺の後ろにつかせている、敵味方が入り乱れまくっているこの状況で、彼女が死ぬのはできるだけ避けたい。 俺「来たか……各機散開、部下Aは逃げ回れ、何かあったら知らせるだけでいい」キィィィィ その言葉と同時に敵魔女が見えた、こちらが散開すると同時にあちらも散開する。 こちらに向かってきたのは…… 俺(3機か、もっと来るかと思っていたけど) 俺の名前は敵には少しは知られている、というより、こちらの名の知れた魔女はほとんどが戦死してるからその空き枠に収まったというほうが正しいか。 初めて戦場を飛んでから5年ほどになる、希少な男性の魔女(矛盾してるな)ということで軍に拾われた俺は12という歳で戦場に立った、そして気づいたらここまで生き残っていた。 かつて、敵の魔女を初めて殺した時には一目はばからず吐き続けたが、今となっては感覚が麻痺してしまった、慣れたともいえる。 いつからだろうか……昔は仲間を失った時には泣いたし、敵を打ち殺した時にも泣いていた、いつからこんな風になったのだろう。 俺(って、こんな時になにを思い出してるんだ、俺は)ババババ。 牽制のために撃った弾は敵のうちの一機のシールドにあっさりはじかれた。 そして、その間に残りの二機が後方に周りこんんでくる。 俺(予測通り行くもんだな……)クル 体を回り込んだ2機の方に向ける、敵の2機はちょうどこちらに銃口を向けているところだった。 弾丸が俺の体を蜂の巣にするのにそう時間はかからないだろう、このままならば。 俺(……やらせん)フォォン 撃たれる直前のタイミングに合わせて、固有魔法を発動させた、当たるはずの弾丸が空を切る。 敵ウィッチA「!!」ダダダダ 敵ウィッチB「!?」ダダダダ 敵は驚きを肌で感じた、当たり前だ、あり得ないことが起きたのだから。 俺は、慣性やその他もろもろの物理法則を無視して、敵から見れば下方向に【直角】に曲がったのだ。 無茶な機動に内臓が悲鳴を上げる。 俺「ぐっっ!!…そこだ……」ダダダダダ そして同時に、さっきまで俺がいた場所に向けて射撃したままの二機を返り討ちにする。 敵ウィッチA「グゥ!」バスバスバス 敵ウィッチB「ガァ!」バスバスバス シールドを張る間もなく直撃した二機は地上へ落下していく。 その様子を見ることもなく、残った一機に突撃した。 敵ウィッチC「う……………うあぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダダダダダダダダダダダ 俺「ちっ」 仲間を殺されるのは初めてだったのか、残りの一機は錯乱したらしく銃を乱射している、狙いが甘いがその分予測しにくい。 シールドを張りつつ接近する、あの分ならばすぐに弾が切れる。 敵ウィッチC「あぁぁぁぁぁぁぁ!!っっ!!?」ダダダダダダタ カチッカチ 予想道理だ、シールドを解除し急接近、同時に腰に下げてある軍刀を抜き放つ。 俺「……」ヒュン 敵はシールドを張ろうとしたのだろう、手をかざしていたが、遅い。 敵ウィッチC「ごふ……!」プシュア 首を横なぎに一閃し、最後の一人を仕留めた。これでこちらに向かってきた奴らは全員落とした。 他の敵機がこちらに向かってきてないのを見るに、どうやらまだ部下は誰も落ちてはいないらしい。 俺「意外とやるな、あいつら……」 となれば、早急に部下の援護にいかないねばならない。 残った敵魔女を殲滅するためにいまだ戦闘中の部下を援護しに向かった。 ――1時間後―― 敵魔女隊は半数を撃墜された時点で撤退していった。 こちらも三人ほど援護が間に合わずに撃墜されてしまったが、それでも補給を繰り返しながら爆撃機や戦闘機を撃墜していると 敵軍の攻撃の勢いが止まった、先ほどまでの地獄がウソのような静けさだった。 俺「…どういうことだ?」 おかしかった、確かに相当な数を撃墜したが、それでも制空権を奪い返せたわけじゃない。 こちらの消耗も激しく、俺の武器は最早軍刀一振りしかなくなっており、固有魔法の使い過ぎで魔力も危ういし反動で体のダメージも相当なものだ。 この辺一帯もすでに敵の姿はまばらになっており、残った敵も撤退を始めていた。 部下A「……これは?」 俺「どうした?」 部下A「爆撃機らしきの反応が高度一万の辺りに確認できました……護衛らしきウィッチの反応もあります、数は…8」 部下B「まちがいじゃないの?たった爆撃機一機で何ができるって……まさか…」 この時点で俺の頭にはある言葉が浮かんでいた『新型爆弾』、顔を見る限り部下達も同様に悟ったようだ。 一発で都市を焼き尽くすといわれる、敵軍が開発した史上最悪の爆弾。 俺「なるほど……情報通りの威力なら、一、二発落とせば足りるな、わざわざ戦力を消耗する必要もない……か」 部下C「……あの、少佐…撤退したほうが……」 俺「撤退……」 部下達の顔を改めて見回す、みんな心配そうな顔を浮かべ彼の命令を待っている。 彼女らとはそう長い付き合いというわけでもない、戦死や再起不能などで俺と同じ、または上の世代の魔女は皆戦場から消えていった。 全員俺よりも年下だ、最年少に至っては10代に入りたてというありさまだ(彼女は先ほどの魔女戦で撃墜されたが) だから別に、情が湧いた、というわけでもない――彼女らもそうだろう――がそれでも。 俺(無駄に死なすこともない……か) 彼はある決意を固め、命令を下した。 俺「……分かった、君たちは撤退しろ」 部下A「私たちは……?少佐、それはいったい――」 俺「俺はあれを撃墜しに行く」 部下B「そんな……」 俺「いいからいけって、命令だ」 部下A「……了解しました、では少佐、御武運を」 そういうと、部下達は後は大した反論もなくあっさりと撤退してしまった。 薄情だ、とは思わない、彼女たちは生きたいのだろう、戦闘前、部下Aが必死に何か祈っているのを見たことがある。 他の者も戦闘前は似たようなものだった。 俺(生きて……どうなる?生きて何になる、そこには希望とやらがあるのか……?) ふと、彼はそんなことを思った、頭に浮かんだのは曹長の顔だった。 希望を抱いて死んだ少女、希望は叶わなかった少女、彼女がもし、嘘ではなく本当に東京の病院に入院できたとして。 先ほどまで空爆も激しかったこの東京で、生きていられたか?無理だ、彼女のような体では逃げることもかなわないだろう。 結局、曹長は死ぬ、彼が殺さなくても。 俺(いや……これは言い訳だな……だけど) 結局、どうしようもない、つまりそういうことだった。 ならば、生きたとして何の意味がある、ただ生きたとしても、そこにはまた絶望が待っている。 どうにも俺は、それ以外の結論を見出すことが出来ない、もう疲れた。 俺(なるほど、ならいいか) さっさと終わらせよう、全て。 ――東京上空 高度一〇〇〇〇―― 幸い、まだ爆弾は投下されていなかった。 取り巻きの魔女隊がこちら捕捉したらしい、向かってくる。 八対一、その上武器は刀一本、どうあがいても爆弾投下前に全機を撃墜し、爆撃機も破壊するなど不可能だ。 さらに、敵の襲撃があったことで、恐らく敵も投下の予定を早めるだろう。 ならばどうするか、確かに生きて帰るのは無理だ、だが、死んでも敵を撃墜することならできる。 そのための機構が、俺のストライカーには備わっていた。 俺「『桜花』制限解除、特攻体勢」 声と同時に、ストライカーの魔導エンジンが暴走を始めた、同時に、体に今まで感じたことがない量の魔力が満ちていくのを感じた。 『桜花』に仕込まれた特殊機構、それは魔導エンジンの暴走を利用し、生命力を魔力を強制変換すること、これによって、使用者は常識ではありえないほどの魔力を得る。 この機能は、あくまで副産物であり本命は別にあるが。 俺(これは、確かにすごい) 今までこれほどの力を感じたことはない、もしかしたら自分ひとりで戦局を打開できるのではないかと一瞬夢想するほどに。 しかし、それはあり得ないことは分かっていた、体から何かが失われていくのがわかる、それがおそらく生命力だろう。 そして反比例するように魔力は更に高まる、臨界まで、そう時間はない。 俺「……いくか」シュン 簡単な任務のはずだった、爆撃機に随伴し、新型爆弾を投下までの時間を護衛するだけの。 敵は戸惑っていることだろう、有利でありながらいきなり撤退したのだから。 その隙に爆弾を投下し撤退する。ただそれだけの任務だ。 向かってくる敵も予想通りの数、いや、それ以下だった、たったのウィッチ一機に何ができる。 だから、一応念を入れて隊の半分である4機を向かわせて、自分達は護衛を継続した。 彼女は接近してきたウィッチを見た、どうやら男らしい、日本の男のウィッチということは―― 敵ウィッチ隊長(あれが今の日本のエース、【ドールマン】…か、どの程度持つかしら) 彼女は部下の練度に自信を持っていた、たとえ相手がエースであろうと、この戦力差ならば必ず撃墜すると。 だから、心配はしていない、彼女はエースであるドールマンがどのような戦いをするかを見物しようと目を凝らした。 瞬間、ドールマンが消え、部下の一人が首を切断された。 敵ウィッチ隊長「何!?」 何が起きたのか、彼女が理解する間もなく、二人、三人と死体になっていく。 まるで流星のような超高速の何かが、部下を襲っていた、助けようと彼女と残りの部下は全力で援護に向かう、が間に合わない。 敵部下A「隊長!!、助け――」ザバシュ そして、全滅した、流星がこちらに向かってくる。 敵ウィッチ隊長「あ……あぁ……っっきぃさぁまぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダダダダ 激昂とともに撃った弾丸は、流星に届くことなく―― 俺「……」ヒュッ 敵ウィッチ隊長「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねガっっ!!――――」ダダダダダダダダダダダ ザク 彼女は首を貫かれ死んだ。 俺「……さて、」 護衛の魔女を全滅させた俺は、爆撃機を見据える、すでに投下体制に入っているようだ。 だが、間に合う、俺の固有魔法「重力操作」による速度と機動は音速すら超え、物理法則を無視する。 これは桜花の限定解除による異常な魔力があって事だが、通常のストライカーならば2、3秒もこの状態を維持しようとしたら即墜落する。 反動もすさまじいだろう、今彼の体が形を保っているのは重力で負荷も打ち消しているからだ。 俺(ここで、終わりだ)ブゥゥゥゥゥン 爆撃機に対して重力を集中させる、たとえ爆弾が爆発しようと、この高度ならば下に大した被害は出ないだろう あわよくば、爆発の威力ごと潰せるかもしれない。 そして、一気に潰すために魔力を解き放った瞬間、異変が起きた。 ギュウウウウウウン 俺「なっこれは!?」 爆撃機は重力に押しつぶされることはなかった、その前に、突如現れた黒い塊がそれを飲み干したから。 俺「何だあれは!?」 余分なものなど何もない、ただひたすらに純粋な黒の塊、徐々に肥大化していくそれは圧倒的な威圧感を感じさせる。 ズズズズズズズズズズズズス 俺「俺の魔力が吸われている……!」 どうやらあれは、俺の重力が生み出したものだというのは理解できた。 だが、制御ができない、魔力は際限なく湧き出て、そして吸収される。 更にまずいことに、黒い塊は彼自信の体をも吸い込み始めた。 俺(……まあ、いいか) どのみち、これを何とかしようと俺は死ぬのだ、爆撃機は心中相手みたいなものだ。 もう抵抗はしなかった、すると急に体が軽くなった、まるで憑き物がとれたみたいに。 俺はそのまま飲み込まれていき、意識を失った。 ――ロマーニャ 501基地―― 風呂、それは命の洗濯ともいえるほどの癒しの力を持っている。 501の少女たちは、ここで心身を休め、ネウロイとの戦いに備えるのだ。 宮藤(あいからず大きいなぁ)ジー シャーリー「何じろじろ見てるんだ?宮藤」 リーネ「芳佳ちゃん……」 ルッキーニ「うじゅー、熱い」 坂本「あまり長風呂はするな、のぼせるぞ」 いつも道理のはずだったこの光景は―― エーリカ「ん?」 バルクホルン「どうした、ハルトマン?」 エーリカ「いや、あれ……」 ――なんとなく上を見上げていたエーリカが見つけたものによって崩壊した。 バッシャーン ペリーヌ「な、ななな何ですの!?」 上から何かが降ってきた、それは分かるが、湯気のせいでそれが何かまでは分からない。 坂本「皆警戒しろ!、新種のネウロイかもしれん!」 そして、湯気が晴れていく、そこにいたのは―― ??「……」プカー バルクホルン「男!?」 そう、男だった、あおむけに力なく湯船に浮いているのを見るに気絶しているらしい。 ペリーヌ「ええ!?」バッ 坂本「しかも、どうやらストライカーのようなものを穿いている……こいつは一体…?」 坂本が神妙な面持ちで考えていると、いつの間か宮藤が近づいてきていた。 どうやら男の様子を見に来たらしい。 宮藤「あの…大丈夫ですか…」ソー リーネ「芳佳ちゃん危ないよ」 エーリカ「ねえ皆…とりあえず服着ない?」 ガヤガヤ 何がどうしてこういうことになったのか、彼女たちは皆訳が分からなかった。 ただ一つ分かることは男が目を覚ますまで、何もわからない、ということだけだ
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721 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/08/25(水) 02 30 04 ID ??? オードリー「ハマーンには子供の頃から尽くしてもらってきたけど、 最近、わかってきたことがあるの」 バナージ 「わかってきたこと?」 オードリー「彼女が強いふりをしてるだけの、寂しがり屋だってこと」 バナージ 「ハマーン先生が? ……そんな風には見えないけど」 オードリー「だって、ハマーンは誰にも弱みを見せようとしないもの。 私もそんな彼女が怖かったけど、寂しさがそうさせていると 考えたら、もうそんな風には思えないわ」 バナージ 「うちのジュドーにやたらと絡んでるけど、あれも?」 オードリー「ハマーンにあんなに自然体で接することができるのって 私の知る限りではジュドーとシャアだけよ。 ハマーンがそれを許すのも、彼らだけだと思う」 バナージ 「そういえばカミーユは思いっきり拒絶されてたな」 オードリー「最近は強がってるけど空回りしてるし、そんなハマーンが なんだか愛おしいと思うの。今更だけど、ハマーンも 生身の人間なんだなって」 バナージ 「そういう風に見方を変えられるのって、俺、いいと思うよ。 ……やっぱり、おっかない人だと思うけど」 ハマーン 「最近、ミネバ様とあのヘタレが私をなんだか生温かい目で見る。 ミネバ様はともかく奴は不愉快だ。粛清せよ」 マリーダ 「了解」 722 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/08/25(水) 06 42 52 ID ??? シャクティ「オードリーさん、その気持ちが『萌え』というものです!」 723 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/08/25(水) 10 19 51 ID ??? ジュドー「ツンデレとかさ、ああいうの実際いたらうざいだけだよな」 ウッソ「同感です。というか身につまされます」 キラ「萌えとか言ってるけど、想像上の存在だから楽しいんだよ。 やっぱり女の子は二次元じゃなきゃダメ」 マイ「最近彼らがミンチで発見される事が多くなりましたね」 キャプテン「バナージ登場後のミンチ発生率上昇度は168.54%」
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・春香が家にやってきた:第一話 家に帰ったら、春香がいた。 俺は驚いた。 だって、このリアルの世界に、3Dモデリングの春香が存在していたのだから。 しかも、飯を食っていた。ウチのお袋が作った飯だ。 「あ、お邪魔してまふ。」春香は中の人さながらに口にものを頬張ったまま答えた。 「た、ただいま。」それ以外の言葉が出てこない。 「おかえり。急にお客さん来たからご飯なくなっちゃったけど、食べるなら冷蔵庫の温めるよ?」 お袋は、この異次元からの訪問者に普通に食事を用意したっぽい。 「いや。俺は食ってきたからいいよ。」 そんなことより、この春香は、何?誰?何故?いつ?どうして? 「あの・・・プロデューサーさん?そんなに食べるとこじっと見られると・・・」 「あ、ごめんごめん」 春香のモーションも話し方もいつも通りだ。しかし、それがリアルの世界で見ると、これほどオーバーでわざとらしいものだったとは、今初めて気付いた。 見ると、春香は普通に箸と茶碗を持っている。 リアル世界との物理的接触は可能なようだ。 触ったら、いったいどんな感触なのだろう。 俺はあらぬ方向に妄想を進ませた。しかしここは自宅で、家族もいることを思い出した。 ・春香が家にやってきた:第二話 家に帰ったら、3Dモデルの春香が飯を食っていた。 俺は春香が食事を終えるのを待って、聞いてみた。 「春香、なんでここにいるんだ?」 「う~~~ん・・・ よくわかんないんですけど、気がついたら、いたんですよね。」 そうだった。春香はこういうヤツだ。いや、それ以前に、春香が自分の意志でリアル世界に現れたとは限らない。たまたまとか、事故の可能性だってある。 しかしこの狭い家の中では、いちいち腕を振り回す春香のアクションはあぶなっかしい。 いや、待てよ?! 「ということは、もしかして春香は、家に帰れないのか?」 「帰り方がわかれば、大丈夫だと思うんですけど・・・」 そうだ。同じような3Dモデルの外見、いや、背景画の外見をした、この春香が住む家が、この世界にあるかもしれない。 最寄りの駅の名前を聞いてみた。聞いたこともない駅名だった。住所も聞いてみた。それっぽい地名ではあった。 PCの電源を入れ、検索してみる。 春香が口にした駅名も住所も、実際には存在しないものだった。 「電話は?」 「私の携帯、気がついたらずっと圏外なんですよぉ・・・」 ウチの電話からかけさせてみたが、通じない。 俺は青ざめた。 やはり、この春香は次元を超えて来たのだ。いや、なんのはずみかどんがらがっしゃんか、来てしまったのだ。 春香は泣きそうな顔をしている。 おいおい、勘弁してくれよ・・・っていうか、ゲーム中ならここで選択肢が出るだろうに、リアルだから選択肢すら自分で考えなきゃならないじゃないかよ。 その時、お袋が横から「今日はもう遅いから、泊まっていきなさいよ。帰るところ、わからないんでしょう?」 「あの、でも・・・ご迷惑じゃないですか?」 「まだ子供なんだから、そんなこと気にしないの。」 俺は軽く感動した。ウチのお袋は、こんなに困った人に親切なできた人間だったのか!それもこんなアニメ絵の3Dポリゴンモデルの60fpsのアニメ声のオーバーアクションの地味な私服なのに自称アイドルなんてあやしげなこと言ってる人にまで。 ようやく人心地ついた俺は、改めて事態を整理してみた。 春香が 俺の家に 泊まる 残念なことに俺の思考はそこから全く離れることができなかった。 ・春香が家にやってきた:第三話 3Dモデルの春香が俺の家に泊まっていくことになった。 今、春香は風呂に入っている。 はたして服の下のテクスチャは存在するのだろうか。あんなところやこんなところは、あんな風やこんな風になってたりするのだろうか。 そんな妄想をしていると、コンコン、と部屋のドアがノックされた。 「はい。」 俺はひと呼吸おいて妄想を振り払った。 ドアを開けると、春香が立っていた。 「あ、プロデューサーさん、お風呂あきましたよ。いいお湯でした。」 そういう春香は、リボンを解いて、グッドスリープパジャマを着ていた。 「春香。お前、着替えとか持ってたのか?」 「え?いいえ?持ってませんけど?」 「じゃあ、そのパジャマはどうしたんだ?俺の家になかったはずだぞ。」 「あれ?そう言えばこれ、私のパジャマだ?どうなってるんでしょう?」 そんなやりとりをしながら、春香はドアの隙間から俺の部屋の中をチラチラ覗いていた。 「どうした?」 「えへへ。プロデューサーさんのお部屋って、どうなってるのかな、と思って。」 「見たいか?入りなよ。散らかってるけどな。」俺は春香を部屋に招き入れた。 「わあ。ここがプロデューサーさんのお部屋なんですね!」 そう言って、例のオーバーアクションで手を胸の前にまわす。 ガッ その手が、棚の上に置いてあったものに当たって落ちた。リボ春香だった。 「ああっ、すみません。私って本当にドジで」「触らなくていい!」 俺はあわてて声を上げた。このパターンだと先は見えている。片付けようとして慌ててどんがらがっしゃーんだ。二次災害の方が被害は大きいのだ。 「あ、ご、ごめんなさい!プ、プロデューサーさんだって、人に触られたくない大事なもの、ありますよね・・・」 そう言いながら、春香はある一点を見ていた。 視線の先を追ってみる。服を着替えさせてる途中で放置した半裸の美希ドールがあった。 いろんなものがいろんな意味で終わった気がした。 「・・・じゃ、俺、風呂入ってくる。」 「私は寝ますね。おやすみなさい。」 「おやすみ」 俺の夜があっけなく終わった。 ・春香が家にやってきた:第四話 3Dモデルの春香が家に来た夜が終わり、朝が来た。 「あ、おはやうごがいまふ。ぷろびゅーはーはん。」 居間に行くと、春香は朝飯を食っていた。服はアナザーカジュアルに着替えていた。 そうきたか。確かに毎日同じ服じゃあ不自然だもんな。 「おはよう。でも口に物を入れて無理矢理挨拶しなくてもいいぞ。あ、お袋、俺にも目玉焼きお願い。」 「はいよ。」 そう言えば、お袋は俺が『プロデューサー』と呼ばれてることに、疑問は持たないのだろうか。それとも、春香のことをどこかおかしいとでも思ってるのだろうか。 まあそれを言ったら、このアニメ絵の3Dポリゴンの存在そのものが、どう見てもおかしいのだが。 「ところで、今日は春香はどうするんだ。」 「え?」 「ほら、家に連絡がつかないわけだし、何も手を打たないでいいのか?」 「ああ。そうですね・・・でも、どうしたらいいでしょう?」 「事務所に行ってみたらどうだ?今日は休みだから俺もつきあうよ。」 「本当ですか?ありがとうございます!」 「朝飯食い終わるまで待っててくれ。」 「はい!」 そう言いながら、俺は覚悟を決められずにいた。 おそらく、いや、まず確実に765プロの事務所は、ない。 その現実を春香に突きつけないといけない。 その上で全くこの世界に寄る辺のない春香を、俺はどうするか・・・ 俺のそんなシリアスな考えを知るはずもなく、春香はのんきに歌っている。 「♪じーむしょじむしょ ♪765プロのじむしょ」 しかし、見事なまでに俺の知ってる通りの春香の行動だな。 なんだか見ていると気分が前向きになる。それが春香の魅力なんだろう。 本当に765の事務所があるんじゃないか、とも思えてくる。 しかし、現実はそんなに甘くはなかった。 ・春香が家にやってきた:第五話 3Dモデルの春香と二人で町に出た。 すれ違う人々が、一様に春香を見て、注目しているのがわかる。それは、春香がとても可愛いからなのか、それとも、フルポリゴンのアニメ絵が歩いているからなのか。 しかし当の春香は気にする様子もない。さすがに注目されることに慣れているんだろう。 そうして、目的の場所に着いた。 「あれ・・・?」春香が当惑した表情になる。 「事務所のビルが、ないですねえ?おかしいなあ。あんな大きなビル、見失うはずないのに・・・」 事務所レベルは3か。 「いつもレッスンしていたスタジオはどうだ?」 「そうですね。行ってみましょう!」険しい表情で言う。さすがに春香も深刻になってきたようだ。 そして、やはり、レッスンスタジオもたるき屋も、昔の事務所も何も見つからなかった。 「困っちゃったなあ、来週、ドームでライブがあるのに・・・。千早ちゃんと雪歩ちゃんはどこで練習してるんだろう?」 春香はどうも事態を把握できていないらしい。 いよいよだ。もう言わざるを得ない。 「春香。どうやらお前は、別の世界に来てしまったみたいだ。」 「え?な、なに言ってるんですか?プロデューサーさん・・・?」 「この世界には、765プロはない。高木社長も音無さんも、千早も雪歩も他の765プロのアイドルもいない。春香の家族も友達も、誰もいない世界なんだ。」 「で、でもプロデューサーさんは、いるじゃないですか?」 「俺はこの世界では、プロデューサーじゃない。食品会社に勤めるサラリーマンなんだ。現に春香の知ってる場所は、どこにもないだろ?」 まあいきなり信じろという方が難しいかもしれない。 俺は、春香をCDショップに連れて行った。 「ここに、春香のCDは、ないんだよ。あの伝説のミリオンセラー『太陽のジェラシー』は売ってない。」 「そんな・・・でも、そう言えば、どこのお店に行っても凄く目立つ所においてあったはずなのに・・・」 春香はあきらめきれない様子で、店内をきょろきょろし始めた。 納得の行くようにさせるか。 「ありました!私のCD、ありましたよ!」 春香が嬉しそうに持って来たのは、MA01だった。「ほら、ちゃんと太陽のジェラシーも入ってます!」 いかん。 俺はどう説明したらいいのか、わからなくなった。 ・春香が家にやって来た:第六話 3Dモデルの春香と俺は、公園のベンチに座っていた。 春香の手には、ケースにひびの入ったMA01。CDショップで春香が手に持ったまま転んでしまい、やむなくお買上げとなった。 「本当にすみません。プロデューサーさん・・・」 いつになく神妙な春香。 「気にするな。CDの一枚くらい。」 「そうじゃあないんです・・・。私、本当はわかってたんです。このCDは私のじゃない、ってこと。」 「え?」 「私、このジャケットも見たことないですし、曲も歌ったことないのが入ってますし・・・。ううん、そんなことより、プロデューサーさんの言ったこと、本当なんだと思います。あ、プロデューサーさんじゃないんでしたっけ。ごめんなさい。」 「いや、いいよ。俺は春香のプロデューサーのつもりだ。」 俺がプロデューサーじゃなかったら、春香はこの世界と何の接点もなくなってしまう。今まで見たことがないくらい落ち込んだ春香に対して、そんな真似はできない。 「昨日から、なんかおかしいなあ、とは思っていたんですけど、はっきり『違う世界に来た』って言われたらさすがに信じられませんでした。でも、そうじゃないとおかしいことばかりなんですよね。」 春香は空を見上げた。遠い目をしていた。そしてしばらくしてから、言葉を継いだ。 「事務所のみんな、学校のみんな、お父さん、お母さん・・・みんなに会えないのは、ちょっと淋しいかもしれないですね。」 「春香・・・」 「でも」 春香はこちらに顔を向けた。 「プロデューサーさんがいるなら、この世界も、悪くないかな、って思います。」 それ、ヤバい意味じゃないだろうな? ウソです。そんなこと絶対言いません。一瞬でもネタとしてでもそんなこと考えた俺を許してください神様。 「よし!決めた!」 俺は意を決して、ベンチから立ち上がった。 「え?何をですか?」 「俺は、この世界でもプロデューサーになる。春香をこの世界でもトップアイドルにしてみせる!」 「ええっ!!で、できるんですか?そんなこと?」 「できるかどうかは、やってみないとわからない。でも、やってみる価値はある。俺たちは、元々そのために出会ったんだ。春香をトップアイドルにするために。」 「わかりました!プロデューサーさん!私、頑張ります!」 春香は時にこちらが不安になるくらいあまりにも素直で単純だ。 「よし、そうと決まれば早速活動開始だ。」 「じゃあ、何から始めましょう?」 「やっぱり初日はミーティングだな。」 「あれ?その台詞、どこかで聞いたことがありますよ?」 俺は、にやりとした。 「春香、でいいかな?」 「プロデューサーさん。わっ、呼んじゃいました!」 俺たちは、顔を見合わせて笑った。 ・春香が家にやってきた:第七話 俺は3Dモデルの春香をこの世界でプロデュースすることにした。 実は昨日から考えていたことは、それだ。それがこの世界で春香が過ごすのに最高の道だと思っていた。 見込みは、ある。 アイマスのライブには千人単位で人が集まる。その中で、中の人専門という人間はそう多くはない。つまり、広報戦略さえしっかりすれば、少なくとも数百人規模のライブなら成功させられることになる。 人が集まらないなら、小規模でライブやサイン会をやってもいい。なにせ本物の天海春香だ。小規模でも継続させれば口コミでだってファンは集まってくるはずだ。 いや、大きく出るなら、ドンとテレビに出演させてアイマスファン以外も取り込めれば、本気でトップアイドルも夢じゃない。 さて、現実に目を戻す。 まずミーティングと称して、なぜか俺たちはカラオケボックスにいたりする。 実は、先ほど春香はちょっと気になることを言っていた。MA01に、歌ったことのない曲がある、と。 プロデュースするに当たって、まずはこの春香がどの曲を知っているか、さらに歌唱力はどんなものなのか、どうしても確認しておきたかった。 別に、春香のナマの歌をすぐ近くで独占して聞きたいなんてことは、ほんのちょっと、本当にほんのちょこっとだけ思っただけだ。 「じゃあ、ますは一曲目、おなじみ『太陽のジェラシー』から行ってみよう。」 「はい!」春香はニコニコと答える。やっぱり歌うのが好きなんだな。 ♪もっと遠くへ 泳いでみたい 光満ちる 白いアイラン♪ え・・・ う、うまい・・・ 春香は、俺のイメージより、全然歌がうまいじゃないか! 俺はコールを入れるのも忘れて聞き惚れた。 そうか。この春香は、これまでのレッスンで歌が上達してるんだ。 そうだよな。「ありがとうございまし た」とくじけそうになっても、厳しいレッスンに付いて来てくれたんだもんな・・・ 「天海春香で、太陽のジェラシーでしたー!あれ?プロデューサー・・・さん?」 「あ、ああ。ごめんごめん。」 つい思い出に浸ってしまい、曲が終わったのにも気がつかなかった。 「ところで、今はほとんど振り付けなしで歌ってもらったけど、ちょっとダンスの動きも見せてくれないか?ちょっとだけでいいんで。」 春香の実力は、俺の想像以上なのかもしれない。 「わかりました!じゃあ曲は・・・これで、ピッピッピッと。えいっ、送信!」 「どの曲リクエスト入れたんだ?」 「やっぱり得意な曲にしたかったんで、『私はアイドル』にしました。」さっそくイントロが流れ出す。 「え?こんな狭い場所であんな派手な動きやって大丈夫な どんがらがっしゃーん 遅かった。転びそうなところを助ける役得を狙う隙すら与えない早技だ。 「大丈夫か?春香?」 「あいたた・・・えっと、ちょっとお洋服が濡れちゃいましたけど、大丈夫です。でも、飲み物全部こぼしちゃって・・・」 一瞬。俺は見逃さなかった。 春香の服の濡れた部分が、素肌に張り付いている。つまり、服の下にも何かしらテクスチャは存在する。しかも肌色の。 これは、大発見だ!このバンナムの変態め!! ・春香が家にやってきた:第八話 3Dモデルの春香のプロデューサーとなった夜。 俺は、部屋でPCの画面に向かっていた。宣材と称して、半ば趣味で撮ってきた春香の写真を整理するためだ。 公園のベンチ、街角を歩く姿、カラオケを熱唱する姿、などなどたくさんある。 「・・・どうも、イマイチだなあ。」 下手な合成写真にしか見えない。アイドラのシーンよりもさらに収まりが悪く感じる。 しかも春香の表情そのものが、同じような笑顔で、同じ材料からコラ作ったようにも見える。某スレのキャプチャ職人の方が、よほどいい表情を捉えてる。 コンコン・・・ 「どうぞ。入っていいよ」 「お邪魔します」 予想はしていたが、春香だった。 「あ。それ、今日の写真ですね?」 「うん、でもちょっと納得できてないんだ。春香、写真映りあまりよくないな?」 俺は責任転嫁した。 「え?そうですか?うーん・・・いつもニコニコして撮りやすい、って言われるんですけど・・・」 「そうか?まあ今度、ちゃんと撮影用の服でも買って、また撮り直そう。」 「はい!お願いします。うわあ、楽しみだなあ。」 視線が斜め上を泳ぐ。 「ところで、プロデューサーさん。」 「なんだ?あらたまって」 春香が居住まいをただす。 「本当に、いろいろとありがとうございます。」 深々と頭を下げた。 「お、おい・・・。よしてくれよ。」 「でも、ちゃんとお礼は言っておきたかったんです。私、全然知らない所に来ちゃって。もし、プロデューサーさんに会えなかったら、って思ったら・・・。」 「こうして会えたじゃないか。俺も最初は驚いたけど、春香に会えて嬉しかったぞ。」 「本当ですか?ご迷惑だったんじゃ・・・?」 「本当に決まってるさ。現に、こうして春香をプロデュースすることを考えると、楽しくて仕方がないくらいだ。」 「よかった・・・。」 春香は嬉しそうに頬を染めた。 あ、これだよ。こういう表情を写真に撮りたいんだよなあ。さすがに今はそんな無粋なことはできないけど。 「さあ、今日はもう遅いから、寝た方がいい。細かいことは気にしないで、いつも明るく元気でいた方が、春香らしくていいぞ。」 「はい。ありがとうございます。じゃあ寝ることにします。おやすみなさい。お仕事の邪魔しちゃってすみませんでした。」 「ああ、おやすみ。」 バタン ふう。俺も寝るか。 俺は布団に入って、ちょっとにやけながら今のやりとりを思い出した。 あれ・・・ちょっと待てよ。もしかして・・・俺、ビッグチャンス逃してね? そうかそうかそうだよないろいろ世話してやったよなだからその代わりに春香お前をいただきますガバッとか。 いやいや、そんな困っていたところにつけ込むような真似は人としてヤバいだろ。 いや・・・逆に考えると、こんな夜更けに俺の部屋に来たってことは、春香もそれなりの覚悟と、へたをすると期待を持っていたんじゃないか? プロデューサーさんありがとうございますお礼に今夜は私をプレゼントしますどうか受け取ってくださいキャッとか。 え?俺、もしかして鈍感?知らぬ間に春香の気持ちを踏みにじった?あっちの世界のPと一緒? いやいやいやいや、それって冗談抜きでヤバい意味じゃないかよ。プロデューサーという立場を利用して所属アイドルにセクハラまがいのことをしているとか。 いや、合意の上ならセクハラじゃない。しかし、そういう問題でもない。 そうか、合意の上とは言え、他人から見たらセクハラと思えることをしているから、セクハラまがいなのか。今わかった。 でもプロデュース初日にいきなり手を出したら、そりゃ最短記録だろうなあ。 そうだよ。俺はプロデューサーなんだよ。プロデュース中のアイドルに手を出すのは本来いけないことなんだよ、うん。 いや、実際手を出してるヤツは実例に事欠かないよなあ・・・。 俺は、眠れない夜を過ごした。 ・春香が家にやってきた:第九話 3Dモデルの春香のプロデュースは、難航していた。 ある程度の覚悟は出来ていた。俺は芸能界にもマスコミにも全くコネも何もなかったのだから。 しかし、意外な所に大きな問題があった。 天海春香、その名前が、現在進行中のコンテンツのキャラクター名と完全に一緒である、ということだ。 名前が一緒なのは当然、当たり前だ。しかし、全く同じ氏名を芸名として使うとなると、話は別だ。 手始めに、と考えた小さなライブハウスですら、ライブのタイトル「天海春香ソロライブ」を、それはまずいから変えた方がいい、と言い出した。 しかし、天海春香という本名以外の名前を使うことは、意味がない。だいたい本名を使って何が悪い。 と言いながら、その本名であることを証明できる物がないのだ。 そうして、俺は副業(会社員)を休んで本業(プロデュース業)にいそしむこと数日。 その日も、何の成果も上げることなく、俺は家に帰って来た。 「ただいま・・・」 返事がない。 おかしい。春香がいるはずなのに、と思いながら、自分の部屋に入った。 春香がそこにいた。 春香は目に涙を浮かべ、怒りとも憤りとも悲しみともつかない表情で、こっちを見た。 「プロデューサーさん!私って、いったい何なんですか?!」 「え?ど、どうした、春香?」春香の雰囲気は尋常ではない。 「私、これ見ちゃったんですよ!」 どさどさっ げえええっ!俺の秘蔵のアイマス同人誌(18禁)!! 「あ!ち、違った、これじゃないです!こっちでした!」 どさどさっ え? これは、ただのアイマスのムック本じゃないのか? 「これが・・・どうかしたのか?」 俺は、おそるおそる訊いてみた。 「私って、天海春香って、ゲームの中の存在なんですか?」 「は?」 「ここに書いてあることって、全部本当に私の、私たちのことなんです。この絵もみんなそうです。でも、それってこの世界のゲームの中のことなんですよね?」 「あ、ああ・・・それは、その通りだ。」 「つまり、私は、私のいた世界は、ゲームの中に作られた、ゲームの中だけのものってことじゃないんですか?プロデューサーさんの言っていた、別の世界って、ゲームの世界のことなんですか?」 あ・・・ そうか。そういうことか。 俺たち鍛えられたプロデューサーは、春香のいる世界が、実在するものであるかのように考えている。 しかし、普通に考えれば虚構の存在だ。 つまり、春香は自分が虚構の世界から来た存在だと、そう思ってショックを受けたんだ。 それも当然だ。自分のいた世界が虚構だなんて、考えただけでぞっとする。 しかも、それは俺の考える限り事実だ。 春香はすがるような目で俺を見ている。 しかし、かける言葉が見つからない。 やがて春香はその場に崩れて泣き始めた。 「春香・・・」 「お母さん・・・小鳥さん・・・千早ちゃん・・・みんな・・・みんな、ゲームの中なんかじゃないよね?・・・みんないるよね?」 その時。 どこからか音楽が聞こえた。 「・・・私の携帯?!」 よく聞くと、曲は団結のイントロだ。 ずっと圏外表示のままだった春香の携帯が、鳴っていた。 番号は非通知。 春香がおそるおそる電話を受ける。 「もしもし・・・え?小鳥さん?!」 小鳥さんだって?! どこから?どうやって? そうか!小鳥さんは○女のまま○0歳を迎えて魔法が使えるようになったんだな! ・春香が家にやってきた:第十話 3Dモデルの春香に、小鳥さんから電話がかかってきた。 「はい。プロデューサーさんなら、いますよ?今かわります。」 春香が携帯を俺に差し出す。俺はそれを受け取った。 「もしもし。」 『あ、プロデューサーですか?音無です。音無小鳥にじゅうチョメチョメ歳です。でも年齢は秘密ですよ♪』 あんた、絶対魔法使えるだろ?魔法で俺の心読んでるだろ? 「ところで、音無さん、今どこから電話かけてるんですか?」 『事務所からですよ。そうそう、プロデューサー、最近全然事務所に来ないで、どうしてたんですか?ま、まさか!春香ちゃんと駆け落ちとか・・・!?これは、765プロ始まって以来の大スキャンダル!!もし悪徳記者に知れたら・・・』 「な、何言ってるんですか?違いますよ!」 事務所に来てない・・・? あ、そう言えば、春香が来てから、箱○もアケも全然やってなかった。まさかそのこと? そう思って部屋の隅の箱○を見る。 ん?電源が入ってるぞ? 春香が慌てて「あ、それは私が、どんなゲームなのか知りたくてつけたんです。」 『事務所のみんなも、私も、困ってたんですよ。春香ちゃんにもプロデューサーにも連絡が取れなくて。』 この箱○の電源が入ったら、小鳥さんからの電話が通じた・・・そういうことか? もし、そうだとすると・・・ 「すみませんでした。後で事務所に行きます。ところで、一つお願いがあるんですが。」 『はい。なんでしょう?』 「もし、今から30分しても、春香が事務所に行かなかったら、もう一度春香の携帯に電話してもらえますか?」 『30分後ですね。わかりました、じゃあ事務所で待ってますね。』 「お願いします。じゃあ後で事務所で」 俺は電話を切った。 「プロデューサーさん、今、私が事務所に行くとか言ってませんでした?」 「ああ。俺の考えが正しければ、だけどな。ちょっと一緒に事務所に行ってみよう。」 俺はあえて軽い調子で言った。 「それって・・・私が、元の世界に帰るってことですよね?」 春香、どこ見てしゃべってるんだよ? 「まだ決まった訳じゃないが、ちょっとやってみる。」 「私が帰ったら、プロデューサーさんは?」 「俺も事務所に行くってば。」 「あ。そっか・・・うーん・・・なんだかよくわからないんですけど・・・」 ダメだ。ここで時間をかけたらダメだ。どんどん話がややこしくなる。俺の気も変わるかもしれない。 俺は箱○のコントローラを接続し直した。サインイン。 「帰ったら、またここに来れますかねえ?」 「俺が事務所に行くよ。前みたいに。いつものように。」 ゲームを起動させる。 「プロデューサーさんは、私が帰ることになっても、さみしいとか思ってくれないんですか?」 だめだったか。さすがの春香も察したらしい。 ひとつ深呼吸をしてから、答えた。 「春香、俺は、春香にアイドルでいて欲しい。そして、俺はこの世界じゃ春香をアイドルにすることができないんだ。」 自分が言っていることが、本音か建前かわからなくなってきた。 「だから、元の世界で、一緒にトップアイドルを目指そう。な?」 現に春香は、さっきも元いた世界のことを思って泣いていたじゃないか。 帰ることが、春香にとっても最善の道なんだ。俺は半ば自分に言い聞かせた。 「で、でも、今すぐじゃなくてもいいんじゃないですか?」 「逆だよ。今すぐじゃなかったら、二度と帰れなくなるかもしれない。」 いつ箱○がRRoDくらうかもしれない。そうなると、福島に行って帰って来た箱○が元と同じ次元連結機能を備えているとは限らない。 それどころか、また電源を入れ直しただけでも、もうダメな可能性だってある。現に俺が、何百回と起動したって、小鳥さんから電話がかかって来たことなんて一度もなかったんだから。 「・・・わかりました。」 俺はその返事を聞いて、正直ほっとした。 あらためてスタートボタンを押して、ゲーム開始。 「プロデューサーさんは、プロデューサーさんですものね。」 「当たり前だろ?」 ユニット選択画面。 「でも、もし帰れなかった時は・・・」 「それは、まだ考えなくていいんじゃないか。」 ユニット選択。選んだユニットは『トリコし苦労』、春香、千早、雪歩のユニット。ランクAだ。 「でも、その時は、プロデューサーじゃないプロデューサーさんと、アイドルじゃない私とか・・・そんな未来があるのかなあ、なんて。」 ・春香が家にやってきた:最終話 「でも、その時は、プロデューサーじゃないプロデューサーさんと、アイドルじゃない私とか・・・そんな未来があるのかなあ、なんて。」 ドクン! 春香の言葉は、俺の心臓を直撃した。 そうか。そう言えば、俺はずっとプロデューサーとして春香を見ていた気がする。 もっと素直に、自分の意志で、春香と日々を過ごすことは出来たんじゃないだろうか。 でも、その日々だって突然終わる可能性はあるんだ。春香が突然こっちの世界に来たのと同じように。 だったら、春香が帰らなくても、突然帰っても、ずっとアイドルとそのプロデューサーという関係でいるのが、俺にとっても春香にとっても、幸せなんだ。 それに、俺はやっぱり、アイドル天海春香が好きだ!歌って踊る春香が! 「おはようございます。プロデューサーさん!」 画面から、春香の声がした。 あわてて周囲を見渡す。 さっきまで隣にいた春香は、もうそこにはいなかった。 ふう・・・ 体中の力が抜けた気がした。 最後はあまりにあっけなかったな・・・ 春香ぁ・・・ 「あれ?私、おはようございますって、さっきまで夜だった気がするんですけど、朝ですよねえ?それに私、事務所に来てますよね?あれ?」 盛大に吹いた。 画面の中に、この世界から帰って行った春香がいた。 「春香ちゃん、プロデューサー、おはようございます。」 「あ、小鳥さん。おはようございます。今日は朝の挨拶は社長じゃないんですか?」 「ええ。ちょっとプロデューサーに業務連絡があるの。さて、プロデューサー、さっそく業務連絡です。」 俺?俺のこと・・・だよな? 「まずは、春香ちゃんを無事に返してくれて、ありがとうございます。お礼に今回は、一回だけの特別ボーナスプロデュース週にしますね。」 え?なに?リアルでフラグ立ててスペシャルステージ突入ですか? 「そのかわり、この週のプロデュースが終わると、セーブができません。さらにこのユニットのデータは消えちゃいます。」 「おい、それはないだろう?!」 俺は、つい画面に向かって声を上げた。 「仕方がないんですよ。春香ちゃんがいなくなっちゃうなんて、重大な欠陥を出しちゃったデータなんですから、本当は、黙ってプロデューサーデータを丸ごと消しちゃってもいいくらいなんです。」 いやいやいやいや。それは勘弁して下さいマジで。 「では、ボーナスプロデュース、スタート!」 選択の余地なしですか。 「プロデューサーさん。今回は、ありがとうございました。あの、私たちからお礼があるので、どうか受け取って下さい。」 私たち? お、いつの間にか千早と雪歩もいるのか。例によって一言もしゃべらないけど。 「じゃあ、行きましょう!」 行くって、どこへ・・・? 「着きました。ドームですよ、ドーム!」 はやっ! 「私たち、明日からここでライブがあるんです。そして、会場内ではたった今、明日のステージのセットが終わったところなんです。そのステージで、なんと、プロデューサーさんのためだけに、一曲歌っちゃいます!名付けて、Live for P!」 ドームで、俺だけのために・・・。 シチュエーションとしては、かなり嬉しいな。 「あの・・・私たちにできるお礼って、こんなことしか思いつかなかったんです。でも、プロデューサーさんのために一生懸命歌います。だから、聞いて下さいね。」 3人はすでにステージ衣装に着替えていた。 もしかして、俺はお客さんだから衣装や曲やパート分けを選んだりできないのかな? せっかくの特別ステージだから、最前のかぶりつきでグラビア水着2を堪能とか、そういう特典はなしですかそうですか。 いかん。画面越しだと思うと、ついつい、いつもの下衆さが出てしまう。春香が俺のためだけに歌ってくれるというのだ。心して聞こう。 「それでは、行きます。曲は『まっすぐ』」 ピアノのイントロが流れ出す 心の奥に触れるメロディー 何度、このメロディーを聞きながら、プロデュースの日々を回顧したことだろう 春香のボーカルが入る 甘い声が、しっかりと力強くメロディーラインを辿る これがAランクアイドルにまでのし上がった春香の歌だ デビュー当時の春香とは、まるで別物だ いや、春香だけじゃない 千早も歌の表現に厚みを増し、雪歩もその歌に艶を加えている ああ・・・俺は、なんて幸せなプロデューサーなんだ・・・ 自分の手によって成長した彼女達の姿を、この目で見られるなんて・・・ 曲は間奏に入った ピアノが流れる こ・・・これは、ゲームエンディングバージョン?! ピアノが奏でるメロディーの中、俺は春香との日々を思い出していた ほんの数日間、でもいろいろなことがあったようななかったような日々 すると、雪歩が中央に進み出る 「春香ちゃんを、ありがとうございました。」 え・・・ 千早が出てくる 「春香のこと、本当にありがとうございました。」 最後に、半べそ顔の春香 「あ、ありがとう・・・っ ございましたっ!」 春香の顔が、俺の涙で滲んだ 春香は、それでもこらえて歌い続ける その歌は最後まで大きく乱れることがなかった 素晴らしいステージだった。 曲が終わると、俺は画面越しに拍手を送った。 春香が、ついにこらえきれずに泣き始める。 千早と雪歩が、両側から歩み寄って、春香の肩を抱く。 二人は、顔を見合わせると、こちらに向き直って、深くうなづいた。 ああ。お前たちが一緒なら、春香は大丈夫だな。 そう思った瞬間、こらえてきた涙が堰を切った。 千早と雪歩が見守る中、俺と春香は、いつまでも泣き続けた。 ・春香が家にやってきた:エピローグ 『そこでこっちを見ている君!』 社長の声で飛び起きた。 周りを見回す。 俺の部屋だ。 俺が向こうの世界に行ったというわけではなかった。 『そう、君だよ、君!』 ゲーム画面から出ている声だった。 いつの間にか眠ってしまっていたらしい。外は朝になっていた。 俺は、携帯を取り出して日付を確認した。 春香が帰って行った翌日の日付だ。 全てが夢だった、ということでもなさそうだ。 「社長、失礼します。」 俺は一言断りを入れて社長の言葉を遮り、スタートボタンを押した。 ユニット選択画面を確認する。 『トリコし苦労』は存在しなかった。 はあ。 俺はため息を一つ、ついた。 視線を落とすと、妙なものが目に入った。 「リボン・・・?」 俺の左手首に、リボンが結んである。 赤いリボン。 よくよく見てみると、リボンの裏には、何か字が書いてあるようだった。 春香、バカだなあ。 字なんか書いてあると、俺はそれを読むために、せっかく春香が結んでくれたリボンを、ほどかないといけないじゃないかよ。 シュルル、とリボンを解く。 リボンの裏には、こう書かれていた。 心はいつでも一諸ですよ! 春香 俺は・・・ 泣いたらいいのか、笑ったらいいのか、突っ込んだらいいのか、わからなかった。 しばらく考えてから、俺は、リボンをPSPにストラップ代わりに結んだ。 これで、いつも、いつでも”いっしょ”だな、春香・・・。
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1000 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2005/08/26(金) 10 20 32 ID NepkN1Ej0 1000なら次スレ20が勇者 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/26(金) 10 22 59 ID N2zEETTH0 13 アナルファックの章がマダジャマイカ 22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 23 25 ID Pov27+BY0 20 つスペックとアンカ 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 23 36 ID Dum+hiKs0 20祝☆新勇者 33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/26(金) 10 26 03 ID N2zEETTH0 22-23 タゲにできる奴がこのスレ見てて、 「やったら折るよ?」 と言われてるんだが…。 真似事しただけで携帯がガタガタいっている クオリティ低くてスマン… 35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 26 38 ID SKqpu0ri0 33 だから楽しいんじゃまいか 38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 27 36 ID SP5MNKRR0 33 ヒント:別の人 40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 28 32 ID XvEBWnzz0 33 折るって事は鴨客様と同じルートに乗れますよwwwwwwwwwww まさに幸せ家族計画でありますよwwwwwwwwwwww 41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 28 48 ID 5c4W7IeM0 33 そのタゲ降臨させて祭り 44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 29 32 ID Dum+hiKs0 33ヒント:別タゲ 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 29 39 ID Nryt5reCO 33 相手はツンデレだから大丈夫さ さぁアンカーを勇者様 47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 10 30 22 ID Dum+hiKs0 33お前空気読めるよな? もうなんかお前が勇者しなきゃいけない的空気ジャマイカ 57 33 New! 2005/08/26(金) 10 34 16 ID N2zEETTH0 とりあえずタゲになりそうなのにメールしてみる。 ついに来ちまった・・・。欝だ… 69 33@まだトリは微妙 New! 2005/08/26(金) 10 44 05 ID N2zEETTH0 通目 「忙しいんで今日はメールしないでください。」 うっさい、自閉気味なくせに!! 無理 2通目 「だが、断る!!」 はいはい、露伴先生ワロスワロス…。 こいつ今このスレ見てるくさい…。 普通の会話の返信でこれは無いだろ。市ね。 3通目(タゲ本命) 返信ナス 寝てるくさいorz て事で当分勇者出来ません…。 スマソ 109 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. New! 2005/08/26(金) 11 06 53 ID uWQpcoNv0 『自分の特徴』 性別:[ぞうさん] 年齢:[23] 顔の特徴:[フツメソ] 性交渉経験:[あるある] 相手との関係:[有人] 相手に送るメールの方向性など:[好きにしろ] 『相手の特徴』 ニックネーム:[リーブ21] 性別:[マングース] 年齢:[21] 顔の特徴:[真ん中よりやや上] 性交渉経験:[ある臭] 『その他』 長文OK 写メネタNG 良いタゲ見つけたおwwwwwww さあ逝こうぜ? 112 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 08 17 ID uWQpcoNv0 ウハ…色々忘れた クオリティヒクス… 125 125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 11 53 ID 4wNotEMv0 106 華麗なる明日への架け橋ビューティフル放物線ジャーマン3回転にゃんぱらり 129 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 13 15 ID uWQpcoNv0 125 んでお毎、俺はどうすれば良いよ? 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 13 23 ID ycIKbaAXO 125 ここできたかw アンカー削れば送信出来るwwwwwwww 131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 13 48 ID 4wNotEMv0 ご め ん 空気嫁ず・・・・国道でチソコ晒してくる・・・・ 132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 13 56 ID CecFns370 129 再指定か全文そのまま送信 137 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 15 36 ID uWQpcoNv0 131の漢気を買って全文送信 だけど国道露出プレイ画像うpな。 141 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 18 25 ID 4wNotEMv0 もう晒してきてた俺・・・更に空気嫁てねェ・・・ 148 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 21 44 ID uWQpcoNv0 125返信 え?いきなりなに?(^_^;) つまんね。 160 160 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 24 15 ID CecFns370 突然で悪いが、タゲって俺のことどう思う? 俺はタゲが好きだ。 本気で好きだ。 合って話し合いたい。 今から会えないか? 178 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 30 16 ID uWQpcoNv0 160 俺が風邪で動けない+相手に彼氏いる辺りもフォローしてくれると助かるんだが。 無論VIPクオリティでな。 送信 211 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 40 30 ID uWQpcoNv0 160返信 なに言ってるの? 私に彼氏がいるの知ってるでしょ?(`へ´) 悪いんだけど…ごめんね☆ 振られちゃったね まる 240魔王先生お願いします!! 240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 46 28 ID hDMOBfqX0 ごめん。風邪ひいて寝込んでて弱気になってた。 迷惑だったよね。ごめん。なんか頭痛いし、 具合悪い、からだだるぃああ 264 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/26(金) 11 51 10 ID uWQpcoNv0 魔王先生のが当たったら彼氏にバラされて殴られるかもしれない…。 骨折コワス… 240 送信 305 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 11 55 46 ID uWQpcoNv0 240返信 あんまり変な事言わないでよね… 大丈夫~?(汗絵文字) 結構つらいの? はい、勇者してるのが辛くて仕方ありません。 320 320 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 11 58 48 ID hDMOBfqX0 うん、だいじょうぶだとおもうけど、へんかんできない うんしんぱいしないで、だいじょうb・・・・・・たすけて 335 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 01 37 ID uWQpcoNv0 何げに死亡フラグな流れですか?wwwww 320 送信 343 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 04 06 ID uWQpcoNv0 320 返信ハヤス ちょっと大丈夫~? 誰かに看病してもらいな(笑顔顔文字) 励ましてるってより、俺が弱ってるのを喜んでる顔文字に見える…。 彼氏に殴られなきゃなんでもよし 350 350 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 12 05 24 ID SKqpu0ri0 お前じゃなきゃ嫌・・・・ゴフゲフ 364 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 08 38 ID uWQpcoNv0 330狙いですか… 350送信 389 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 12 32 ID uWQpcoNv0 350返信 ごめんだけど用事があるから… さてどんな用事か気になるわけです。 スナイパーの皆さんはどう聞きます? ちょい遠投 420 420 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 12 16 36 ID n/ZN0fQi0 え?何かあるの? まさかデェトですかい? うらやましいなあ ウヒヒヒヒでやんすよ 439 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 21 19 ID uWQpcoNv0 いける。まだいけるぞ!! 420送信 495 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 33 43 ID uWQpcoNv0 返信来ず 追撃 530 533 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 12 40 34 ID ZIaNgrxV0 みなさん拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwedの追撃アンカーは無視ですかそうですか 538 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 42 36 ID uWQpcoNv0 もうなんでもいいやー。クオリティヒクスでスマソ 530 送信 533 お毎、大好き。 555 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 47 41 ID uWQpcoNv0 ほとんどの人が気にしてないと思うけど返信きたお。 530 いい加減にしてくんない? なんか変だよ? 580 580 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 12 50 47 ID beev2izo0 恋で苦しい・・・ 好きでいさせて 付き合ってとはいわない・・・ 601 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 12 52 06 ID uWQpcoNv0 580 送信 623 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 13 02 26 ID uWQpcoNv0 一瞬鴨がチラッと見えたメールの返信をお送りします。 580 いい加減にして!! 今、○夫と一緒なんだけど。 メール見せたから。 ○夫が呼んでるから来てね!! 場所は○○だから。(近所の公園) 彼氏怖いんだよな…これはもう無事じゃすまない でも行かないと何されるか分からん。 旅立つ前に行動アンカーください…。 対彼氏でwwwww 650 660 670 650 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 06 37 ID hDMOBfqX0 バナナ食う? とバナナを差し出して逃走。 660 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 06 48 ID xo5mud5P0 意地悪したかっただけです。ごめんなさい と土下座 670 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 07 16 ID 9uI2ycGg0 ジャンピング土下座 695 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/26(金) 13 11 00 ID uWQpcoNv0 650 660 670 病院送りにならない程度に頑張ってくるお…。 ノシ 698 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 13 12 06 ID uWQpcoNv0 695 動揺を隠せてない俺クオリティヒクス 1000の奴は自己処理しろよウワアアアアアアン!!!! 逝ってくるwwwww 791 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 13 52 46 ID uWQpcoNv0 さて、ポマエ等ただいま…。 人生初のノックアウトを期した俺が帰ってきましたよ。 簡単な流れ 彼氏公園で仁王立ち ↓ 土下座命令 ↓ ジャンピング土下座。しかし起こる悲劇 ↓ 頭イタス ↓ バナナ渡して逃走を図る ↓ 失敗。リーブの攻撃で昇天 ↓ 土下座 794 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/26(金) 13 53 29 ID NepkN1Ej0 791 もっとkwsk! 797 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 13 55 08 ID uWQpcoNv0 794 お毎はこんな俺でも求めてくれるんだね…。 纏めてくるお。 でも勇者はしんでもやらねえ 800 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 55 53 ID F4F6xW8S0 台風怪我したか? 801 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 56 05 ID CecFns370 797 そこでメール安価。 802 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 56 39 ID JzBKuiTO0 791 それって傷害事件じゃね? 803 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 13 57 43 ID uWQpcoNv0 戦利品:コブ二個、およびテンプルに違和感 801お毎がやってみろ!!俺はまとめたら布団の中でダンゴムシみたいになって泣く!! 809 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 13 58 53 ID yVHDL+sn0 彼氏は心が狭いな バナナあげたのに殴るか普通 817 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 02 12 ID +HKOYC130 803 ちょwwwwwwwおまwwwwwwwww 勇 者 だ よ な ? 安価よろwww 818 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 04 01 ID uWQpcoNv0 とりあえず家にあるバナナを選ぶ。 黒くて太い奴が良いだろうと、なんかヤバそうなバナナを選択。 公園に向かう。 台風明けの公園は、とても穏やかでお子様は人妻もとても楽しそ…それはシーソーの前にいた。 仁 王 立 ち の 彼 氏 うはwwwwwガテン系コワスwwwwww 820 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 05 41 ID uWQpcoNv0 809 ヒント:バナナのあげ方 817 残念なことなんだが、漏れは勇者と間違われたタダのトンヌラらしいんだ。 849 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 15 39 ID uWQpcoNv0 どう見てもジャングルジムを不法占拠しようとしてるようにしか見えないが、後ろにタゲがいるから間違いないであろう。 ここはフレンドリィに行かねば。 野生動物は気配を読むのが上手いから用心しなければ食われる。 俺「こんにち… 彼氏「座れ。」 駄目だ。人間の言葉じゃ分かり合えそうにない。 ここは一つ漢気を見せてやる!! タッタカターカターン! 『ジャンピング土下座~~~』 859 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 22 40 ID uWQpcoNv0 仮面ライダーのごとく飛び上がる俺。 だが、飛びすぎた。 彼氏の体に膝がメガヒット!! 市んだな…俺。 さよなら、イタメスレのみんな。 だが、後悔はしていない。 しかし素晴らしきかなガテン系。 ちっとも効いちゃいねえ。 彼氏「お前なんだそれ。」 俺「ジャンピング土下座です!!スンマセン!!」 彼氏「(薄笑いしつつ)なんだそれ。まあいいや。あのメールはなんだ?」 俺「か、風邪を引いててつい出来心で!」 (とりあえず説教) 863 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 28 25 ID CSA9n7AX0 859 何で彼氏が怒ってるんだ? 865 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 29 08 ID s7nSX1Km0 859 クオリティタカス 866 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 29 14 ID llGIv4zT0 863 ちょwwwww 868 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 30 12 ID uWQpcoNv0 彼氏「ったくよー、反省してるって口では言ってもジャンピング土下座か、おのれは。」 (ゴツン!ゴチン!!) ゲンコのワンツーパンチなんて初めてですよ。 てかもうバナナがかなりやばいことになってるんですが。 彼氏「もう二度とすんなよ?じゃあ帰れ。」 ダメ。絶対。 立ち上がりざまにバナナを渡して一言。 俺「バナナ食う?お前のより黒くて太いだろ。」 後は走れメロス!!!!!!! 875 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 31 36 ID RINjYfig0 868 ちょwwwwwwwおまwwwwwww火に油wwwwwwww 878 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/26(金) 14 31 59 ID llGIv4zT0 868 何アドリブで余計な一言をww 879 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 32 29 ID uWQpcoNv0 893 俺の痛みは一体…w 「俺の女に言い寄るとは」 ってのが一番の原因らしいよ。 でもよくわかんね。 905 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 43 28 ID uWQpcoNv0 だが世の中にはどうしても曲げられない事実ってもんがある。 野生動物VSホモ・サピエンス あのカバでさえ時速60kmで走るのだ。 か弱い人間なぞガテン系の前では赤子も同然。 なんだこれ首根っこ掴まれウワナンダオマエヤメロハナセハナs 魔境ジャングルジム前に逆戻り。 とタゲが近寄ってきた。 たすけてよハニー…。 タゲ「お前、さっきの発言はなんじゃあ!!」 バナナにお怒りですか。 貴方達ラブラブってことで評判ですものn テンプルに響く衝撃 ~~しばしブラックアウト~~ 926 拾ってきた台風の目 ◆8XfPPBwed. sage New! 2005/08/26(金) 14 52 07 ID uWQpcoNv0 「!?」 起床。 相変わらずジャングルジム前。 そして俺は口にバナナを咥えさせられてた。 ウハwwww俺ミジメスwwwwww 彼氏「起きたなら座れ。」 本当にすみませんでした。 タゲ「ごめんね…。」 お前のその言葉は信用ナラナスwwww 土下座しつつバナナをエロく食って帰宅。 以上報告終わり。 良い子のみんなへ。 罠 ア ン カ ー は 踏 む な そしてタダのトンヌラだった俺は七誌に戻る。 頼む。殺さないでくれ。 拾ってきた台風の目2
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芳佳の部屋――― ゲルト「自室禁固だ。用のないときは出てくるなよ。いいな、宮藤軍曹」ガチャッ スタスタスタ 芳佳「・・・・・・」 芳佳「あのネウロイ・・・やっぱり違った」 芳佳「確かめないと」 コンコン 芳佳 ビクッ「は、はい!?」 俺「俺だけど、ちょっといいかな」 芳佳「俺さん?なんですか?」 俺「周りには聞かれたくない。少し静かに」 芳佳「は、はい・・・」 俺「芳佳ちゃんのストライカーユニットの中に、俺のケータイを入れておく」 芳佳「けーたい?あの小さい機械のことですか」 俺「ああ。次に人型ネウロイとあったとき、ケータイの1ボタンを押して、そのあと右上の手紙みたいなマークを押してくれ」 芳佳「そうするとどうなるんですか?」 俺「ケータイの画面に、ネウロイの言葉が写るはずだ」 芳佳「ほ、本当ですか!」 俺「こ、声が大きい」 芳佳「す、すみません・・・えっと、1ボタンと5ボタンですね」 俺「ああ。それじゃ」 芳佳「あの、ありがとうございます!」 俺「俺はネウロイの言葉を調べたいだけ、ということにしておいてくれ」スタスタスタ 俺「というわけでサーニャちゃん、ケータイを貸してくれ」 サーニャ「・・・芳佳ちゃんに渡すんですか?」 俺「・・・・・・どうして・・・」 サーニャ「・・・・・・」 俺「お、俺は・・・」 サーニャ「どうぞ」 俺「・・・いいの・・・?」 サーニャ「俺さんが使うときは許可が必要ですが、ほかの人は大丈夫ですから」 俺「それは・・・、でも・・・もしかしたらサーニャちゃんに迷惑がかかるかもしれない」 エイラ「なら、私が宮藤に渡せばいいんだナ?」 俺&サーニャ「エイラ?」 エイラ「私の能力を使えば、誰にも気づかれずに宮藤に会えるはずダ」 俺「いや、ストライカーにこれを入れてきてほしい」 エイラ「ワカッタ、任せとケ!」 俺「でもちょっとまって、これはまだ完璧じゃない」 エイラ「なんだヨ?盛り上がってきたときニ」 俺「サーニャちゃん、パソコンの使用許可を」 サーニャ「わかりました」 俺「パソコンでは変換できるけど、ケータイにはまだ手をつけてないんだ」 エイラ「それじゃ、このまま持っていっても無駄なのカ?」 俺「ああ。構造は頭の中ではできてる。30分ぐらい待ってくれ」 俺「特殊なアプリを作る必要があるな・・・Javaなら動くか・・・?」カタカタカタ サーニャ「画面に文字がたくさん・・・」 エイラ「ナンダ?この表?」 俺「ネウロイ語をモールス信号に変換する一覧表だよ。んでこっちがモールス信号の解読表」 エイラ「モールスだけで読めるだロ?」 俺「芳佳ちゃんだからな。一応ゆと・・・親切設計にしておいた」 エイラ「宮藤の名前が出ると説得力があるナ」 サーニャ「・・・・・・」 20分後――― 俺「たぶんこれで完成のはずだ・・・」 サーニャ「まだ20分しか経ってませんけど」 俺「おかげで手首が攣りそうだ」 エイラ「それじゃ、いってクル」 俺「頼んだぞ」 サーニャ「おねがい、エイラ」 エイラ「任せとけッテ!」 ハンガー――― エイラ(誰かいるのカ?) リーネ「絶対に帰ってきてね、芳佳ちゃん」 芳佳「リーネちゃん・・・」 エイラ(・・・・・・) 芳佳「それじゃ、いってくる!」 エイラ「オイ!宮藤!」 リーネ「え、エイラさん!?」 芳佳「え・・・どうして?」 エイラ「お届けモンダ」ヒョイッ 芳佳「うわっ・・・とっと」パシッ リーネ「あ、小さいほうの機械・・・」 芳佳「けーたい・・・」 エイラ「ソレジャーナ」 芳佳「エイラさん」 エイラ「ン?」 芳佳「ありがとうございます。いってきます!」 エイラ「オウ!がんばれヨ!」 ブロロロロ・・・ リーネ「いっちゃった・・・」 エイラ「リーネもバレないうちに部屋にもどれヨ」 リーネ「は、はい!」 某所――― ???「あの小娘が・・・余計なことを」 ???「どうします?」 ???「しかたない。計画を前倒しする!」 ???「了解しました」 ミーティングルーム――― ミーナ「宮藤さんが脱走しました!」 シャーリー「脱走!?」 エーリカ「やるね~」 ピリリリリ・・・ ミーナ「はい・・・えっ、それは・・・わかりました」 ミーナ「宮藤さんの撃墜命令が下ったわ」 ゲルト「なんだと!?」 リーネ「芳佳ちゃん・・・」 ミーナ「これより出撃します。ペリーヌさんは坂本少佐のところにいてあげて」 ペリーヌ「了解ですわ」 ミーナ「それからリーネさん、あなたは宮藤さんの代わりに1日自室禁固を命じます。ゆっくり頭を冷やしてきて」 リーネ「・・・了解」 ミーナ「エイラさんとサーニャさんは基地で待機です」 エイラーニャ「了解」 ミーナ「それでは、全機スクランブル!」 俺「二人とも、結構蚊帳の外だな」 エイラ「夜番なんだから仕方ねーダロ」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・」 俺「撃墜命令って・・・サーニャちゃんには無理だろ」 サーニャ「・・・・・・」 エイラ「まー、宮藤を落とせっていわれても、たぶんムリダナ」 俺「なら、二人が待機で良かったと思うよ」 サーニャ「・・・・・・」 エイラ「・・・・・・」 俺(空気が重い・・・・・・) 俺「そうだ。ナイトウィッチ同士の夜間通信ってあるじゃないか」 サーニャ「えっ・・・はい、ありますけど」 俺「アレの通信機を作ってみたんだ。ちょっとテストしてみてくれない」 エイラ「ナニー!?完成したら私にヨコセ!」 俺「はいはい、完成したらな!」 坂本「すまないな、ペリーヌ。迷惑をかけて・・・」 ペリーヌ「いえ、少佐のためでしたら・・・」 坂本「・・・ひとつ、頼みがある。お前にしかできないことだ」 ペリーヌ「は・・・はい!」 上空――― 芳佳「見つけた!」 ネウ子「・・・・・・」 芳佳「ええっと・・・1ボタンのあとに5ボタン・・・」 ネウ子『ついてきて』 芳佳「ついてきて・・・って、どこに?」 ネウ子 スイー 芳佳「あ、まってよ!」 ゲルト「宮藤・・・あれか!」 ミーナ「一緒にいるのは・・・ネウロイ?」 エーリカ「みんな、上を見て!」 シャーリー「あれは・・・」 ゲルト「ネウロイの巣だ!」 ルッキーニ「大変!早く芳佳を助けなきゃ!」 ミーナ「待って・・・様子を見ましょう」 ゲルト「・・・攻撃されない?・・・巣の中に入っていくぞ!?」 ミーナ「・・・・・・」 芳佳「すごい・・・これは、コア?」 ネウ子『見て』ブゥン 芳佳「これって・・・・・・」 ネウ子『これが、私たちがしてきた“侵略”の様子』 芳佳「・・・・・・」 ネウ子『そしてこれが、侵略を阻止していた、あなたたち』 芳佳「あ、坂本さん!?」 画面芳佳「ねえ、私の事からかってるの?」 画面ネウ子「・・・・・・」 ネウ子『私は、あなたたちに知性と呼ぶべきものがあると知った』 画面「ネウロイのコア・・・研究結果が出ました」 芳佳「・・・これ?」 ネウ子『あなたたちが私たちのことを調べているように、私はあなたたちのことを、もっと知りたい』 芳佳「ネウロイさん・・・」スッ ネウ子「・・・・・・」スッ 坂本「すまないな、ペリーヌ」 ペリーヌ「いえ・・・ですが、これは・・・」 カッ ペリーヌ「まぶしっ・・・」 坂本「始まったか・・・」 俺「この辺がいいの?サーニャちゃん」 サーニャ「あっ・・・いえ・・・もっと、したぁ・・・」ピクピクッ 俺「ここ?」ツンツン サーニャ「あっ・・・そこっ・・・いいです!」ビクン! 俺「サーニャちゃん、気持ちよさそうな顔してる・・・」 サーニャ「だって・・・俺さんのが・・・///」 エイラ「俺~、いつまでやってんだヨ~?」 俺「そうだな、そろそろエイラと代わろう」 サーニャ「俺さん・・・あっ///」 エイラ「イクゾ~サーニャ~」 サーニャ「エイラ、だめ!そこは・・・あっ!」 『ザザッ・・・こちらオーク、誰かいるのか?』 サーニャ「あ・・・オークさん・・・あふっ・・・っ!」 オーク『どうした?その声はリーリヤか?』 エイラ「私はコールサイン“ダイヤのエース、イッル”ダ。ただいまマイクのテスト中ダ」 オーク『マイク?』 エイラ「私たちは機械でナイトウィッチ回線に通信を送っていル」 オーク『機械!?ナイトウィッチ同士の通信は無線とは回線が違うはずだが・・・」 エイラ「特殊な機械を作成中ダ」 サーニャ「その機械の、調整中なんです」 オーク『なるほどな・・・だが、それが完成すればナイトウィッチの密かな楽しみがなくなってしまうな』 エイラ「個人製作の一点ものだから大丈夫ダ。量産はしない・・・と思ウ」 オーク『はっはっは。願わくば、そうありたいものだ』 オーク『ん・・・敵を発見した。今夜はこれでおさらばだ。また会おう“ダイヤのエース”ユーティライネン殿。ブツッ・・・』 エイラ「アレ・・・私の名前?」 ザワザワ・・・ザワザワ・・・ 俺「ん?外が騒がしいな・・・?」 エイラ「宮藤たちが帰ってきたんじゃないのカ?」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・無事ならいいけど・・・」
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芳佳の部屋――― ゲルト「自室禁固だ。用のないときは出てくるなよ。いいな、宮藤軍曹」ガチャッ スタスタスタ 芳佳「・・・・・・」 芳佳「あのネウロイ・・・やっぱり違った」 芳佳「確かめないと」 コンコン 芳佳 ビクッ「は、はい!?」 俺「俺だけど、ちょっといいかな」 芳佳「俺さん?なんですか?」 俺「周りには聞かれたくない。少し静かに」 芳佳「は、はい・・・」 俺「芳佳ちゃんのストライカーユニットの中に、俺のケータイを入れておく」 芳佳「けーたい?あの小さい機械のことですか」 俺「ああ。次に人型ネウロイとあったとき、ケータイの1ボタンを押して、そのあと右上の手紙みたいなマークを押してくれ」 芳佳「そうするとどうなるんですか?」 俺「ケータイの画面に、ネウロイの言葉が写るはずだ」 芳佳「ほ、本当ですか!」 俺「こ、声が大きい」 芳佳「す、すみません・・・えっと、1ボタンと5ボタンですね」 俺「ああ。それじゃ」 芳佳「あの、ありがとうございます!」 俺「俺はネウロイの言葉を調べたいだけ、ということにしておいてくれ」スタスタスタ 俺「というわけでサーニャちゃん、ケータイを貸してくれ」 サーニャ「・・・芳佳ちゃんに渡すんですか?」 俺「・・・・・・どうして・・・」 サーニャ「・・・・・・」 俺「お、俺は・・・」 サーニャ「どうぞ」 俺「・・・いいの・・・?」 サーニャ「俺さんが使うときは許可が必要ですが、ほかの人は大丈夫ですから」 俺「それは・・・、でも・・・もしかしたらサーニャちゃんに迷惑がかかるかもしれない」 エイラ「なら、私が宮藤に渡せばいいんだナ?」 俺&サーニャ「エイラ?」 エイラ「私の能力を使えば、誰にも気づかれずに宮藤に会えるはずダ」 俺「いや、ストライカーにこれを入れてきてほしい」 エイラ「ワカッタ、任せとケ!」 俺「でもちょっとまって、これはまだ完璧じゃない」 エイラ「なんだヨ?盛り上がってきたときニ」 俺「サーニャちゃん、パソコンの使用許可を」 サーニャ「わかりました」 俺「パソコンでは変換できるけど、ケータイにはまだ手をつけてないんだ」 エイラ「それじゃ、このまま持っていっても無駄なのカ?」 俺「ああ。構造は頭の中ではできてる。30分ぐらい待ってくれ」 俺「特殊なアプリを作る必要があるな・・・Javaなら動くか・・・?」カタカタカタ サーニャ「画面に文字がたくさん・・・」 エイラ「ナンダ?この表?」 俺「ネウロイ語をモールス信号に変換する一覧表だよ。んでこっちがモールス信号の解読表」 エイラ「モールスだけで読めるだロ?」 俺「芳佳ちゃんだからな。一応ゆと・・・親切設計にしておいた」 エイラ「宮藤の名前が出ると説得力があるナ」 サーニャ「・・・・・・」 20分後――― 俺「たぶんこれで完成のはずだ・・・」 サーニャ「まだ20分しか経ってませんけど」 俺「おかげで手首が攣りそうだ」 エイラ「それじゃ、いってクル」 俺「頼んだぞ」 サーニャ「おねがい、エイラ」 エイラ「任せとけッテ!」 ハンガー――― エイラ(誰かいるのカ?) リーネ「絶対に帰ってきてね、芳佳ちゃん」 芳佳「リーネちゃん・・・」 エイラ(・・・・・・) 芳佳「それじゃ、いってくる!」 エイラ「オイ!宮藤!」 リーネ「え、エイラさん!?」 芳佳「え・・・どうして?」 エイラ「お届けモンダ」ヒョイッ 芳佳「うわっ・・・とっと」パシッ リーネ「あ、小さいほうの機械・・・」 芳佳「けーたい・・・」 エイラ「ソレジャーナ」 芳佳「エイラさん」 エイラ「ン?」 芳佳「ありがとうございます。いってきます!」 エイラ「オウ!がんばれヨ!」 ブロロロロ・・・ リーネ「いっちゃった・・・」 エイラ「リーネもバレないうちに部屋にもどれヨ」 リーネ「は、はい!」 某所――― ???「あの小娘が・・・余計なことを」 ???「どうします?」 ???「しかたない。計画を前倒しする!」 ???「了解しました」 ミーティングルーム――― ミーナ「宮藤さんが脱走しました!」 シャーリー「脱走!?」 エーリカ「やるね~」 ピリリリリ・・・ ミーナ「はい・・・えっ、それは・・・わかりました」 ミーナ「宮藤さんの撃墜命令が下ったわ」 ゲルト「なんだと!?」 リーネ「芳佳ちゃん・・・」 ミーナ「これより出撃します。ペリーヌさんは坂本少佐のところにいてあげて」 ペリーヌ「了解ですわ」 ミーナ「それからリーネさん、あなたは宮藤さんの代わりに1日自室禁固を命じます。ゆっくり頭を冷やしてきて」 リーネ「・・・了解」 ミーナ「エイラさんとサーニャさんは基地で待機です」 エイラーニャ「了解」 ミーナ「それでは、全機スクランブル!」 俺「二人とも、結構蚊帳の外だな」 エイラ「夜番なんだから仕方ねーダロ」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・」 俺「撃墜命令って・・・サーニャちゃんには無理だろ」 サーニャ「・・・・・・」 エイラ「まー、宮藤を落とせっていわれても、たぶんムリダナ」 俺「なら、二人が待機で良かったと思うよ」 サーニャ「・・・・・・」 エイラ「・・・・・・」 俺(空気が重い・・・・・・) 俺「そうだ。ナイトウィッチ同士の夜間通信ってあるじゃないか」 サーニャ「えっ・・・はい、ありますけど」 俺「アレの通信機を作ってみたんだ。ちょっとテストしてみてくれない」 エイラ「ナニー!?完成したら私にヨコセ!」 俺「はいはい、完成したらな!」 坂本「すまないな、ペリーヌ。迷惑をかけて・・・」 ペリーヌ「いえ、少佐のためでしたら・・・」 坂本「・・・ひとつ、頼みがある。お前にしかできないことだ」 ペリーヌ「は・・・はい!」 上空――― 芳佳「見つけた!」 ネウ子「・・・・・・」 芳佳「ええっと・・・1ボタンのあとに5ボタン・・・」 ネウ子『ついてきて』 芳佳「ついてきて・・・って、どこに?」 ネウ子 スイー 芳佳「あ、まってよ!」 ゲルト「宮藤・・・あれか!」 ミーナ「一緒にいるのは・・・ネウロイ?」 エーリカ「みんな、上を見て!」 シャーリー「あれは・・・」 ゲルト「ネウロイの巣だ!」 ルッキーニ「大変!早く芳佳を助けなきゃ!」 ミーナ「待って・・・様子を見ましょう」 ゲルト「・・・攻撃されない?・・・巣の中に入っていくぞ!?」 ミーナ「・・・・・・」 芳佳「すごい・・・これは、コア?」 ネウ子『見て』ブゥン 芳佳「これって・・・・・・」 ネウ子『これが、私たちがしてきた“侵略”の様子』 芳佳「・・・・・・」 ネウ子『そしてこれが、侵略を阻止していた、あなたたち』 芳佳「あ、坂本さん!?」 画面芳佳「ねえ、私の事からかってるの?」 画面ネウ子「・・・・・・」 ネウ子『私は、あなたたちに知性と呼ぶべきものがあると知った』 画面「ネウロイのコア・・・研究結果が出ました」 芳佳「・・・これ?」 ネウ子『あなたたちが私たちのことを調べているように、私はあなたたちのことを、もっと知りたい』 芳佳「ネウロイさん・・・」スッ ネウ子「・・・・・・」スッ 坂本「すまないな、ペリーヌ」 ペリーヌ「いえ・・・ですが、これは・・・」 カッ ペリーヌ「まぶしっ・・・」 坂本「始まったか・・・」 俺「この辺がいいの?サーニャちゃん」 サーニャ「あっ・・・いえ・・・もっと、したぁ・・・」ピクピクッ 俺「ここ?」ツンツン サーニャ「あっ・・・そこっ・・・いいです!」ビクン! 俺「サーニャちゃん、気持ちよさそうな顔してる・・・」 サーニャ「だって・・・俺さんのが・・・///」 エイラ「俺~、いつまでやってんだヨ~?」 俺「そうだな、そろそろエイラと代わろう」 サーニャ「俺さん・・・あっ///」 エイラ「イクゾ~サーニャ~」 サーニャ「エイラ、だめ!そこは・・・あっ!」 『ザザッ・・・こちらオーク、誰かいるのか?』 サーニャ「あ・・・オークさん・・・あふっ・・・っ!」 オーク『どうした?その声はリーリヤか?』 エイラ「私はコールサイン“ダイヤのエース、イッル”ダ。ただいまマイクのテスト中ダ」 オーク『マイク?』 エイラ「私たちは機械でナイトウィッチ回線に通信を送っていル」 オーク『機械!?ナイトウィッチ同士の通信は無線とは回線が違うはずだが・・・」 エイラ「特殊な機械を作成中ダ」 サーニャ「その機械の、調整中なんです」 オーク『なるほどな・・・だが、それが完成すればナイトウィッチの密かな楽しみがなくなってしまうな』 エイラ「個人製作の一点ものだから大丈夫ダ。量産はしない・・・と思ウ」 オーク『はっはっは。願わくば、そうありたいものだ』 オーク『ん・・・敵を発見した。今夜はこれでおさらばだ。また会おう“ダイヤのエース”ユーティライネン殿。ブツッ・・・』 エイラ「アレ・・・私の名前?」 ザワザワ・・・ザワザワ・・・ 俺「ん?外が騒がしいな・・・?」 エイラ「宮藤たちが帰ってきたんじゃないのカ?」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・無事ならいいけど・・・」