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間奏 「お姉ちゃん」 ……頭の奥から、声が響く。 この拍子が抜けそうな声は……つかさか。 やめてよ、今疲れてるんだから。 深夜に帝様の邸から大脱走よ? 筋肉痛ものよ! 「お姉ちゃんっってば! もうお昼だよっ!」 「……へ?」 体がそれに反応して、飛び起きる。 お昼っ? そんなっ、女房が寝過ごすなんて許されないのにっ! ああこなたの髪梳かなきゃ! ああ、じゃない! 今は内大臣の家だから、そう宴! 宴の準備のために寝殿も掃除して、ええと食事のようは他の人にっ! 「もぅ、日曜だからってお昼まで寝てちゃ駄目だよっ」 そんなオメーもパジャマじゃねーか! 早く着替えて掃除を……。 ……。 あれ? パジャマ? 「ご飯もう出来てるから行こっ、皆待ってるよっ」 「え……う、うん」 あれ? あれ? 私が今寝てるのは……ベッドだ。 平安時代に、そんなこ洒落たものがあったっけ? それに私の視界に広がるのは、古臭い寝殿造りなんかじゃない。 見慣れた天井、本棚、机……。 ここは私の……部屋? 「今起きたのかい、かがみ」 居間にはもう、家族が居た。 穏やかなお父さんの声が耳に届き、ここが自分の知ってる場所だと実感させる。 「うん、ちょっと……疲れてたみたい」 「そうか、よく休めたかい?」 「お、お父さん私には怒ったのにー!」 「あっはっは、つかさはいつもじゃないか」 お父さんが呑気に笑う。 それにつられて、私や姉さんたちも一緒に。 つかさは一人むくれてるけど。 いつもの光景。 いつもの笑い声。 いつもの……家族。 「はい、ご飯よー」 母さんが皿をそれぞれ分けていく。 この鼻をつくスパイスの香りは……カレー。 「えー、お母さんまたカレー?」 「いいじゃない、一晩寝かせたから美味しいわよー」 「もう三日は寝かせてるよそれ!」 家族は皆愚痴をもらしながらカレーに手をつける。 そっか、昨日もその前も確か……カレーだったんだっけ。 「ほらかがみ、早く食べないと冷えちゃうわよ」 「う……うん」 私もそれに、恐る恐る手をつける。 でも、口に含んで分かった。 味なんて……しやしない。 それを確認するのと同時に、世界が止まった。 もう誰も動かない。 ……そうだ、これは夢。 まだ私は、何もやりとげていない。 ああ、夢だと気がつかなければこの時間を堪能出来たのに。 止まった世界は次第に色褪せ……消えていく。 自分の目が覚めようとしているのが分かり……少し、悲しい。 少し、なはずがないか……頬を伝う涙が、その証拠。 ねぇ、お父さん、お母さん。それにつかさに、お姉ちゃんたちも……。 私……絶対、帰って来るからね。 そしたら一緒に、カレーを食べよう。 一緒に愚痴をこぼそう。 そして、何だかんだで全部平らげよう。 ……約束、だよ? (続) コメントフォーム 名前 コメント
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初期状態 ⇒全身画像 第一進化後 ⇒全身画像 第二進化後 ⇒全身画像 最終進化後 ⇒全身画像 解放条件 解説 ステータス 祝賀会 神技 クエスト初期時 第一進化時 第二進化時 最終進化時 神具 攻撃力 防御力 必要ポイント 通常時セリフ初期時 第一進化時 第二進化時 最終進化時 マイページ会話(スマートフォン版のみ) イベントセリフ 解放条件 初期状態:赤土の大地のモンスターを全て討伐 第一進化時: 第二進化時: 最終進化時: 解説 初期状態 :北米の大地を守る神で、アウォナウィロナの娘。掃除、洗濯、料理などの家事全般が得意で、アウォナウィロナのことがとても大好き。 第一進化時:??? 第二進化時:??? 最終進化時:??? ステータス 攻撃力 防御力 デフォルト 530 566 第一進化 ??? ??? 第二進化 731 765 最終進化 874 938 祝賀会 ~主催者~ ~参加者~ 解放時 ナバホタコ ピーナッツ 第一進化 ナバホタコ ピーナッツ 第二進化 ??? ??? 最終進化 ??? ??? 神技 ~必要SP~ ~分類~ 初期状態 第一進化 第二進化 最終進化 冒険用 戦闘用 50 ? ? ? 装備獲得率系 補助効果系 ~冒険用神技~ 円満の掟 銅 装備品獲得率+9% / 170sec 銀 装備品獲得率+10% / 170sec 金 装備品獲得率+?% / ???sec 円満の掟・改 銅 (効果内容) 銀 (効果内容) 金 (効果内容) 説明 一定時間、装備品の獲得率をUPする ~戦闘用神技~ アースウィンド 銅 魔神回復阻止 銀 金 アースウィンド・改 銅 魔神回復阻止 銀 金 説明 一定時間、魔神のHP回復を阻止する クエスト 初期時 ついつい食べちゃう すっごく可愛い 手作りナバホタコ 私の大事なもの 第一進化時 もっと仲良し 第二進化時 いいこと教えてあげる! 最終進化時 あなただったら? 神具 ~名前~ ~入手条件~ クエスト『私の大事なもの』 クリア報酬 ~説明~ アウィテリンツタの神具。神聖な鷲をかたどった首飾り。お父さんが作ってくれたらしい。 【 大地の首飾り 】 ~攻撃力~ ~防御力~ ~耐久力~ 366 401 壊れない 攻撃力 初期時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 222 229 236 243 250 257 264 271 278 285 292 299 306 313 320 327 334 341 348 355 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 362 369 376 383 390 397 404 411 418 425 42 439 446 453 460 467 474 481 488 495 Lv 41 42 43 44 45 502 509 516 523 530 第一進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 第二進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 最終進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 防御力 初期時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 258 265 272 279 286 293 300 307 314 321 328 335 342 349 356 363 370 377 384 391 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 398 405 412 419 426 433 440 447 454 461 468 475 482 489 496 503 510 517 524 531 Lv 41 42 43 44 45 538 545 552 559 566 第一進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 第二進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 最終進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 必要ポイント 初期時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 30 35 41 47 53 59 65 71 77 83 89 95 101 107 113 119 125 131 137 145 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 153 161 169 177 185 193 201 209 217 227 237 247 257 267 277 287 297 307 317 334 Lv 41 42 43 44 45 350 366 382 398 414 第一進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 第二進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 最終進化時 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 通常時セリフ 初期時 【解放時】 んッ…とお、いたたたた…。お兄ちゃーん!お父さーん!…もう、どこいっちゃったんだろ…。あっ!あなたが助けてくれたんですか?ありがとうございます! 【冒険時】 よーし、張り切って、どんどん魔物たちを倒しちゃいますよー!(守護神設定時・ランダム出現時) 可愛いモンスターいないかなぁ!いたら一緒に遊ぶのにー!(守護神設定時・ランダム出現時) ここは私の得意の道ですからね、どこでも案内しちゃいますよー!(赤土の大地内) 【ギルド内挨拶】 ???(トップページ) ???(薬草入手時) 【クエスト依頼】 んー…どうしたらいいんだろー…? あ!ちょうどいいところにー! あのっ!お願いしてもいいですか? 【守護神交代】 私を冒険にですか!?えっと、家事全般なら得意なので…うん!きっとお役に立てると思います! あ、私、アウィテリンツタって言います。よろしくお願いします!それじゃあ、張り切って行きましょー! 【最初の挨拶】 おはようございます!朝のお祈り、一緒にどうですか?(親密度1~) ご用ですか?家事手伝いなら得意ですよー!(親密度12~) あ!そろそろ来るんじゃないかなーって思ってました!(親密度23~) お父さんの真似をして…料理を作ったんです!味見、お願いします!(親密度34~) もー!一緒にお出かけしようと思って、お掃除もずっと前に終わらせたのに!さぁ、一緒に行きましょー!(親密度45) 【貢物を渡す時】 私に何か持ってきてくれたんですか?(親密度1~) ええっ!また持ってきてくれたんですか?ありがとうございますー!(親密度12~) 私もあなたに信頼されるくらい、立派にお仕事できてますかね?ふふ!(親密度23~) お父さんやお兄ちゃんが喜ぶものだといいなぁ…なんて!(親密度34~) いつもいつもありがとうございます!今度お返しを持っていきますね。欲しいもの、何でも私に言ってみてくださいー!(親密度45) 【貢物を渡した後】 えっと、これはまずお父さ…あ、チーフに見せますね!(親密度1~) えっと、ゴホン。チーフの代わりに、私が大地の精霊に届けましょう!(親密度12~) わぁー!これ、とっても珍しいものじゃないですか?私、見たことないです!(親密度23~) 嬉しい!これ、お兄ちゃんたち好きなんですよー!これは、何かお返しをしなくちゃですね!(親密度34~) やったぁ!すごい!これ、私大好きなんです!お兄ちゃんにも自慢しよーっと!(親密度45) 【ログインボーナス時】 私のお父さん、アウォナウィロナのことをみんなは「チーフ」って言うんです。私も小さいころからそう呼びなさいって言われてきました!(親密度前半) 私の一族は自然をとっても大事にするんです。だから、その辺りにポイポイ捨てちゃダメですよー!(親密度前半) 赤土の大地に来たのは初めてですか?夜光サボテン、とーってもキレイでしょ!(親密度前半) 石の外に出てからやりたかったこと?お掃除にお洗濯、やりたいこといっぱいです!お兄ちゃんったら絶対、すぐ散らかすんだもの!(親密度前半) お兄ちゃんやお父さんがどこに行ったか知りませんか?一緒に居たはずなのに…2人でケンカしてないか心配です。(親密度前半) えっと…ゴホン!大地の精霊の糧をうけて、あなたにこの薬草を与えましょう…。あ、あってるかな?(3日目/親密度前半) お父さんと一緒にギリシャ海にはよく行くんですよ!ネーレウスおじいちゃんも、アムピトリーテーのママさんも大好き!トリトン君は子供の頃からよく一緒に遊んでくれました!(親密度後半) お兄ちゃんはお父さんの格好が変だって言うんです!自慢のお父さんなのに…。仲良くしてくれなくて困っちゃいますよー!(親密度後半) ふふふ!私の髪飾りも首飾りも、お父さんが作ってくれたんですよ!お父さんはお母さんでもあるんです!すごいでしょー!?(親密度後半) お父さんはと~っても料理が上手なんですよー!一口食べたら頬っぺた落ちちゃうんですから!(親密度後半) ???(親密度後半) たくさん贈り物をいただいたので、約束のお返しを持ってきましたー!はい、これ、使ってくださいね!(3日目/親密度後半) 第一進化時 【解放時】 あっ!それ、知ってます!進化石ですよね!私に使わせてくれるんですか? うーん!進化ってこんな感じなんですねー!力が湧いてきましたよ!ありがとうございます! 【冒険時】 ???(守護神設定時) ???(守護神設定時) ???(ランダム出現時) ???(赤土の大地内) 【ギルド内挨拶】 ???(トップページ) ???(薬草入手時) 【クエスト依頼】 ??? ??? ??? 【守護神交代】 私を冒険にですか!?えっと、家事全般なら得意なので…うん!きっとお役に立てると思います! あ、私、アウィテリンツタって言います。よろしくお願いします!それじゃあ、張り切って行きましょー! 【最初の挨拶】 こんにちはー!何かご用ですかー?(親密度1~) 私にできるかどうかわかりませんが…何でも言ってくださいー!(親密度?~) あ!そろそろ来るんじゃないかなーって思ってました!(親密度?~) ちょうど今お料理作ってたんです!味見してくれませんかー?(親密度?~) もー!ずっと待ってたんですよ。さぁ、一緒に行きましょう!(親密度50) 【貢物を渡す時】 私に何か持ってきてくれたんですか?(親密度1~) わざわざ持ってきてくれたんですね、ありがとうございます!(親密度?~) わぁー!こんなにいい物もらってもいいですか?大切にしますー!(親密度?~) 今日はどんなものを持ってきたんですか?とっても楽しみですー!(親密度?~) いつもいつもありがとうございます!今度お返しを持っていきますね。欲しいもの、何でも私に言ってみてくださいー!(親密度50) 【貢物を渡した後】 珍しい品ですね、ありがたくいただきますー!(親密度1~) 私、これ気に入りました!次も持ってきてもらえるとうれしいですー!(親密度?~) これ、とっても珍しいものじゃないですか?私、見たことないですー!(親密度?~) ありがとうございます!私からも、何かプレゼントを用意しておきますねー!(親密度?~) フフ、あなたのプレゼントをいっつも私楽しみにしてるんですよー!次もワクワクして待ってますね!(親密度50) 【ログインボーナス時】 お父さんはと~っても料理が上手なんですよー!一口食べたら頬っぺた落ちちゃうんですから!(親密度前半) チーフはと~っても料理が上手なんですよー!一口食べたら頬っぺた落ちちゃうんですから! (親密度前半) ふふふ!私の髪飾りも首飾りも、お父さんが作ってくれたんですよ!お父さんはお母さんでもあるんです!すごいでしょー!?(親密度前半) お兄ちゃんはお父さんの格好が変だって言うんです!自慢のお父さんなのに…。仲良くしてくれなくて困っちゃいますよー!(親密度前半) お兄ちゃんと一緒にギリシャの海にはよく行くんですよ!ネーレウスおじいちゃんも、アムピトリーテーのママさんも大好き!トリトン君は子供の頃からよく一緒に遊んでくれました!(親密度前半) フフ、あなたと一緒にいると自然とニコニコしちゃうんです。いつまでも一緒に笑っててくださいねー!(親密度前半) ガネーシャは元気なのかなー。また一緒に遊びに行きたいです!インドに行くときは私も連れて行ってくださいねー!(親密度前半) 石の外に出てからやりたかったこと?お掃除にお洗濯、やりたいこといっぱいですー!(親密度前半) 今日はちょっと遠出しませんか?月がとっても綺麗に見える丘があるんですー!(親密度前半) えっと…ゴホン!大地の精霊の糧をうけて、あなたにこの薬草を与えましょう…。あ、あってるかな?(3日目/親密度前半) いつも頑張ってるあなたにプレゼントを持ってきましたー!受け取ってくれますか?(3日目/親密度前半) あの、あまり無理はしないでくださいね!役に立つかは分かりませんが、これを使ってください!(3日目/親密度前半/後半) あなたの冒険のお手伝いができて、私と~っても楽しいです!まだまだチーフやお兄ちゃんみたいにはできないけど…これからも一生懸命がんばりますねー!(親密度後半) ココペリさんは、お兄ちゃんのお友達です!私とも遊んでくれますよー!強くて穏やかで…チーフやお兄ちゃんとはちょっと違う、カッコイイ神様なんです!(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) たくさん贈り物をいただいたので、約束のお返しを持ってきましたー!はい、これ、使ってくださいね!(3日目/親密度後半) 第二進化時 【解放時】 あっ!それ、知ってます!進化石ですよね!私に使わせてくれるんですか? わぁ!力、いっぱい戻ったみたいです!ありがとうございますー!この力で、もっともっとあなたのお役に立ちますよー! 【冒険時】 ???(守護神設定時) ???(守護神設定時) ???(ランダム出現時) ???(赤土の大地内) 【ギルド内挨拶】 (ユーザー名)さんは私の家事を手伝ってくれるのでとっても助かります!今度お礼をしなくちゃですね!(トップページ) ???(薬草入手時) 【クエスト依頼】 ??? ??? ??? 【守護神交代】 ??? ??? 【最初の挨拶】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【貢物を渡す時】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【貢物を渡した後】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【ログインボーナス時】 ココペリさんは、お兄ちゃんのお友達です!私とも遊んでくれますよー!強くて穏やかで…チーフやお兄ちゃんとはちょっと違う、カッコイイ神様なんです!(親密度前半) カモホアリイと遊びたいなぁ。2人でお肉を獲りに行くんですよっ!肉祭りーって言って!(親密度前半) あなたの冒険のお手伝いができて、私と~っても楽しいです!まだまだチーフやお兄ちゃんみたいにはできないけど…これからも一生懸命がんばりますねー!(親密度前半) アポヤンタチお兄ちゃんは、チーフの恰好が変だって言うんです!あんなに可愛いのにー!(親密度前半) お兄ちゃんと一緒にギリシャの海にはよく行くんですよ!ネーレウスおじいちゃんも、アムピトリーテーのママさんも大好き!トリトン君は子供の頃からよく一緒に遊んでくれました!(親密度前半) えっと…ゴホン!大地の精霊の糧をうけて、あなたにこの薬草を与えましょう…。あ、あってるかな?(3日目/親密度前半) いつも頑張ってるあなたにプレゼントを持ってきましたー!受け取ってくれますか?(3日目/親密度前半) 今日はアイヌに行きませんか?キムンカムイさんに、もふーってしたいです!チセコロカムイにも会いたいし…あっ、でも、出かける時はお兄ちゃんに言っておかないと!心配しちゃいますからね!(親密度後半) いいですか、今から大事なことを言います…!チーフの頭の羽飾りは、勝手にかぶっちゃダメです!かぶると…この先は私の口からは言えませんー!(親密度後半) チーフがね、私とけっこんする人はチーフを倒せるくらい強くないとダメって言うんですけど…そんな人、いるのかな?どう思いますかー?(親密度後半) われ、大地への祈りをにっかとす…チーフのしゃべり方、難しいですー!でもがんばります!チーフみたいな立派な神になるんですもん!(親密度後半) 最近、他のお友達と遊んでる時も、あなたのこと思い出しちゃうんです。どうしてでしょう?(親密度後半) たくさん贈り物をいただいたので、約束のお返しを持ってきましたー!はい、これ、使ってくださいね!(3日目/親密度後半) あの、あまり無理はしないでくださいね!役に立つかは分かりませんが、これを使ってください!(3日目/親密度後半) 薬草ログボ3つ確認 最終進化時 【解放時】 ??? ??? 【冒険時】 ???(守護神設定時) ???(守護神設定時) ???(ランダム出現時) ???(赤土の大地内) 【ギルド内挨拶】 ???(トップページ) ???(薬草入手時) 【クエスト依頼】 ??? ??? ??? 【守護神交代】 ??? ??? 【最初の挨拶】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【貢物を渡す時】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【貢物を渡した後】 ???(親密度1~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?~) ???(親密度?) 【ログインボーナス時】 ???(親密度前半) ???(親密度前半) ???(親密度前半) ???(親密度前半) ???(親密度前半) えっと…ゴホン!大地の精霊の糧をうけて、あなたにこの薬草を与えましょう…。あ、あってるかな?(3日目/親密度前半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) ???(親密度後半) たくさん贈り物をいただいたので、約束のお返しを持ってきましたー!はい、これ、使ってくださいね!(3日目/親密度後半) マイページ会話(スマートフォン版のみ) 【守護神設定時】 アウィテリンツタあーナビィさんだ!こんにちは! ナビィアウィテリンツタ様こんにちは~!こんなところでどうしたんですか? アウィテリンツタふふふっ!お父さんの真似をして、体を鍛えてるんですよっ! ナビィええっ!お父さんみたいにな、なりたいんですか? ナ、ナビィはそのままがいいと思います~! アウィテリンツタあれー?お父さんみたいに強くて可愛い服着るの、カッコイイと思ったんですけど…。 【守護神設定時×アウォナウィロナ】 アウィテリンツタあっ!お父さーん!じゃ、なかった。チーフ! アウォナウィロナうむ。娘よ、吾を父と呼ぶは、家の中だけにとどめおくがよい。 アウィテリンツタえへへ、ごめんなさい。あれ!美味しそうなにおい~! アウォナウィロナ良き時に来た。もうじきピーナッツクッキーが焼きあがる。 アウィテリンツタやったぁ!お父さんのクッキー、すっごく美味しいんだもん! お兄ちゃんも呼んでくるねー! イベントセリフ ⇒神様台詞参照 ▲
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「エス、ガイア、行くよ!」 エスは『ぷよぷよテトリス』に登場する人物。外見とは裏腹に毒舌でわがままである。しかし、一人だけになると泣く。 バトロイでの設定 東方Projectとガンダムとお父さん(ゼット)が好きな女の子。人種はコーディネイター。 パラメーター 12/14/24/50(スピード) 搭乗機 TMF/A-803 ラゴゥ MVF-M11C ムラサメ ZGMF-X88S ガイアガンダム 他キャラとの関係 ☆ゼット(ぷよぷよテトリス)? お父さん、大好き! ×(☆)チルノ? エスと一緒にしないでよ(別に嫌いじゃないけど)。 ×××そうめん連合のメンバー 何アンタら!誰アンタら!あっち行きなさいよお!
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綾崎 レミ (あやさき れみ)恋の蟲 158cm 6月6日生 3年5組 ピンク髪。生徒会書記。高一?から仙石と付き合っている。 よく生徒会の三人(レミ、仙石、桜)で一緒に居る。 虫が好きだが、トンボだけは苦手(125「苦手」)。虫嫌いな仙石とは時折衝突する。通称『虫姫』(312「クモ/ネタバレ」)。 かわいいといわれて男子に人気。 自分でも容姿に自信を持っていて自分のことを「かわいい」といったり、人にブサイクと言われると怒る。(439「アイドル/インコ」など) 144「明日世界が終わる日の、今日」ではクラスメイトに「超顔が小せー」や「男子に人気あるのわかっててちょっとお高くとまっている」などと言われている。 同じく144話で仙石に告られ付き合いだす。 知りたがり(36「フェチ」)。 片手でショートカットキーが使える。仙石にバレる前はパソコンを使えない振りをしていた。(38「妹」)。 音楽ではサスケとゆずが好き(51「休み明け」)。 好みのタイプはかしこい人(76「落葉舞う」)。 中学時代はバドミントン部だった(88「君じゃ無理」)。 高一まで父と一緒に風呂に入っていた(280「お父さん/いびつ」)。 母似(280「お父さん/いびつ」)。 意外にも読書家であり、仙石と親しくなったきっかけも本の貸し借りだった(144「明日世界が終わる日の、今日」) 料理が下手(202「調理実習/ぐだぐだ」、338「ムカデ/調理実習2」) うれしいときに「ひひっ」っと笑う (319「かくしごと」)。仙石は若干引く。 自分が仕事できない事、仙石と桜に迷惑をかけていることを気にしている。本当は邪魔だと思われていないか心配している。 気を抜くとすぐ人並みに太ったり痩せたりする。 吉川以上に勉強ができないが 塾に通っている。 桜とは中学も一緒(22「レミとさくら」)ちなみに基子とも同じ中学(386「スキキライ」) しゃっくりをすると難しげな二字熟語を言ってしまう。(566「敗訴/サムライ」) コメント
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vol.3-2⑪Conflict 「お、おい、晶良。ちゃんと7つ買ってきたんだろうな? お父さんも食べたいぞ」 自分の分がなくなるんじゃないかという不安から、ちょっぴり強い口調で聞くお父さんに、晶良は元気よく胸を張って答える。 「もっちろん。あっ、そうだ。お父さん、お願いなんだけど…。文和と幸ちゃん、呼んできてくれない? アタシは足がこれだからさあ…」 「よし、わかった」 立ち上がったお父さんはリビングを出て、階段の下から大きな声を張り上げた。 「お~い、文和! 幸太ぁ! 下りてこ~い! ケーキ、食わんかぁ?」 2階から声が聞こえる。 「えっ、ケーキあるの? 食べる食べるー! すぐ行くー!」 素っ頓狂な声で返事をしたのは文和くんだろう。すぐにドアが開く音が聞こえ、階段を駆け下りる音に続き廊下を走る音が響いた。そうして、 「ケェキ、ケェキ、わ~い」 うれしさにあふれた小さな男の子の声。 (幸太くんだ。確か…小学1年生、だったよね) 晶良から家族の話はいろいろ聞かされていたから、すぐにわかった。 幸太は見ず知らずのぼくと目が合って表情を硬くし、それから晶良の足の包帯を見て、 「あれ~? おねえちゃん、どーしたのぉ、あし…。あっ、そいつにやられたんだなぁ~。そいつ、ワルモノだろー。おい、おまえ、おねえちゃんをいぢめると、ぼくがショーチしないぞぉー!」 ファイティングポーズをとる幸太。慌てて晶良がとりなす。 「幸ちゃん、違うのよ。この人はいいおにいさんよ。アタシを助けてくれたのよ」 「ふぅ~ん。じゃあ、せいぎのひーろーだね。ありがとお、おにいちゃん」 幸太はニッコリとして、ペコリと頭を下げた。子供らしい姿に微笑みがもれる。 「いえいえ、どーいたしまして。幸太くん、はじめまして。よろしくね」 ぼくがかがんで差し出した右手に、幸太は照れくさそうに小さな右手を伸ばした。 「えへぇ、よろしく~」 ほのぼのとした空気がリビングに流れたそのとき、だった。 トン、トンと階段を人が下りてくる。トントトン、トトン、トトトン…。 (あれ? なんか2人いるような気が…。晶良さんちって、お父さん、お母さん、晶良さん、文和くん、幸太くん、5人だよね!?) 姿を見せたのは文和だった。そして、その背後に隠れるようにして小柄な女のコがついてきた。ツインテールの片方が恥ずかしげに揺れている。 (あっ…、千春、きてたんだ…) 晶良がケーキを一つ多く買ったわけがようやく飲み込めた。 文和は、幸太と握手をしているぼくを見てきょとんとしている。すぐに晶良が紹介してくれる。 「カイト、だよ」 「えっ!? カ、カ、カ、カイトさん!? ほ、ほんものの? うっわぁ~! すっげぇ~!」 「はじめまして。文和くん。カイトです」 「は、は、はじめまして! 会えて感激です。そのせつはお世話になりましたっ」 上ずった声で叫ぶように話して深々とお辞儀をする文和。今度はお父さんとお母さんがきょとんとしている。お父さんが聞く。 「おい、文和。おまえ、こちらのこと知ってたのか?」 「うん! 会うのは初めてだけどさ。意識不明だったぼくを助けてくれたザ・ワールドの勇者カイト!」 またゲームの話、と言いたげに、あきれた顔をするお母さん。お父さんはぽかんとしている。 (まぁ、ザ・ワールドの出来事って、大人の人に言っても信じてもらえないよね) 勇者カイトがいかにザ・ワールドですごかったか、両親に伝えられず、文和は地団駄を踏む。そこに、 「ねぇ、カズ。ちはるのこと、紹介して」 文和の着ているTシャツのすそを引っ張りながら千春が言う。 「あ、うん。カイトさん、はるです。リアルでは千春っていいます。ぼくのガールフレンド!」 「はじめまして」 ぼくは一生懸命、演技する。笑顔はちょっぴり引きつっている。背中に汗が一筋、流れ落ちていくのがわかった。 「はじめまして。ちはるです。ザ・ワールドではいつもありがとうございます」 ほんとに初めて会うみたいにあいさつをする千春。 (やっぱ、男は女には勝てない…いろんな意味で) 文和くん、千春の順に握手する。千春は握った手に力を込め、ぼくだけに見えるようにウインクした。また背中に冷たい汗が流れた。 千春はぼくの背後に視線をやると、ぼくの手を振り払って、 「晶良お姉さん、その足…、どうしたんですか!?」 小さな手を丸めて、自分の口の前に持っていき驚きを表す千春。 「てへへ。テニス部の試合前の練習でね、ちょっと頑張りすぎちゃったんだ」 晶良は左足に巻かれた包帯をさすりながら千春の質問に答えた。 「痛そう…。大丈夫なんですか?」 「うん。捻挫だから、たいしたことないよ。それに彼がおんぶしてきてくれたから…」 恥ずかしそうに答える晶良。千春はぼくのほうを見て 「へぇ。やっぱり、お…、カイトさん、やさしいんですね」 といって目を輝かせた。 (ち、ちはるぅ、『おにいちゃん』って言いそうになったでしょぉ。頼むよぉ、気をつけてよぉ) 冷や汗が額からぽたりと落ちた。それを目ざとく見ていた晶良が 「あれ。アンタ、暑いの?」 「い、いや、そ、そんなことないよ」 「ふぅ~ん。千春ちゃんがあんまりかわいいから、テンション上がってんじゃないのぉ」 「そ、そ、そんなこと、ないって!」 ムキになって否定する。千春との秘めごとなど知るはずのない晶良は余裕の笑顔で、 「でも、千春ちゃんって、ほんとにかわいいよねぇ。文和なんかにゃ、もったいない」 「あ~、ねぇちゃん! なんてこと言ってんだよぉ。ひっでぇなぁ」 「文句あんの? ったく、だいたいねぇ」 晶良が姉弟ゲンカをふっかけたところで、ケトルがピーっとけたたましい音をたてた。 「お湯が沸いたわ。文和、お紅茶いれるから、テーブルかたづけて」 そう言ってお母さんは、一触即発の空気をものの見事に静めてしまった。 「はぁ~い」 返事をしながらテーブルにあったお弁当の入っていた容器を流しに運ぶ文和。 「おばさま。ちはるもお手伝いします」 「あら、千春ちゃん、ありがとう。じゃあ、お皿、出してくれる?」 「はいっ」 弾むように答える千春。そのはつらつとした姿を見ていたお父さんがしみじみ言う。 「女のコのいる家庭っていいよなぁ」 瞬間、ぼくの隣の空気が凍りついた。晶良が低い声で、 「お・と・う・さ・ん。それ、どーゆー意味かしら?」 ぎくりとして固まるお父さん。 「あ、いや、その、あの」 ビールを飲んでいるせいか、とっさにうまい言い訳が浮かばないみたいだ。たたみかける晶良。 「速水家には女のコ、いないってーの?」 「す、すまん」 晶良ににらまれ、あっさり白旗を揚げるお父さん。 「昔はさ、『晶良は世界一かわいい』って言ってくれてたのにぃ」 「だから、すまんって」 平身低頭のお父さん。ぼくは緊張感みなぎる空気に耐えられず、 「ケ、ケ、ケーキ。ケーキ、食べよ。ね、晶良さん」 はっとしてぼくを見た晶良は、途端に表情をやわらげ、 「うん! そーだね。さあ、千春ちゃん、座って座って」 ぼくは、お父さんが声を殺して息を吐き出したのを聞き逃さなかった。 全員がテーブルを囲んで座り、お母さんのいれてくれた紅茶に砂糖とミルクをたっぷり入れて準備は完了。みんなして、穏やかな笑顔を浮かべ、 「いっただきまぁ~す!」 はからずも声がそろった。用意されたフォークを手に取り、イチゴのショートケーキを口に運んだ。 「! おいっしぃ!」 一口食べて、ぼくは思わず声を出していた。 「うん! おいしいね」 晶良が微笑みかけてくる。 左隣ではケーキより甘いんじゃないか、という光景が展開されている。 「はい、千春。あ~ん」 「あ~ん。…ん~、おいしいぃ。じゃ、カズにもお返し。あ~ん」 「あ~ん」 2人の世界に入っている文和と千春。うらやましい、と思っていたら、そこに晶良の不機嫌そうな声。 「アンタたちねぇ、見てらんないわよ。ったく、こっちが照れくさくなってくるじゃないのっ」 晶良が文和をにらみつけて注意する。千春はぺろっと舌を出して首をすくめ、 「ごめんなさぁ~い」 すぐに謝った。しかし、文和は口を尖らせ姉に反抗する。 「ちぇっ、いいじゃん、べつにぃ。たまにしか千春と会えないんだからさぁ」 千春はテーブルの下で文和のTシャツのすそを引っ張り、顔を寄せて小声で言う。 「カズ、やめなよ。せっかくのケーキが台無しになっちゃう」 それで気を取り直した文和は、デレ~っとして千春に答えた。 「うん、そーだね。千春の言うとおりだね」 晶良は満足そうにケーキを食べながら、 「よしよし。最初っから素直にアタシの言うこと、きーとけばいいのよ」 お姉さん風を吹かせる晶良に、文和がカチンときたのがわかった。反撃に転じる。 「どーせ、ねぇちゃんだって、カイトさんと『あ~ん』ってしたいんだぜ、きっと」 「文和! なにいってんのよっ」 「怒るのは図星ってことだろ、ねぇちゃん。欲求不満なんじゃないの」 晶良の目がギラリと光った。 (敵に向かっていくときのブラックローズの目だ…。そ、それにしても、姉弟ゲンカにしちゃあ、激しすぎる気がするんだけどぉ) 息を飲むぼくなど、まるで眼中にない晶良がドスの利いた声を吐き出す。 「ふ・み・か・ず。てっめぇ、いま、言ったこと、よっく覚えてろよぉっ。後悔してぇんだな? あーっ!」 キレた晶良の口汚い言葉に、お父さんが怒声をあげる。 「こらっ、晶良。女のコがそんな口きいちゃ、いかんっ!」 一方的に叱られた晶良は、悲しげな顔をして言い返す。 「な、なんでよ。お姉ちゃんは我慢しなきゃダメ? お姉ちゃんはいつもいいコにしてなきゃダメ? アタシだって…、アタシだってねぇ…」 両目を押さえてうつむく晶良を見て文和はオロオロし、慌てて謝罪する。 「あ、あの…、ねぇちゃん、悪かったよ。ごめん」 すぐに千春が続いて、 「晶良お姉さん、ごめんなさい」 謝ると、晶良も気を取り直し、無理に笑顔をつくって言った。 「あ、いいのよ、千春ちゃん。こっちこそ、ごめんね。みっともない姉弟ゲンカ、見せちゃって」 (どーしていいか、わかんないよ、あーゆーときって。あ~、ドキドキした) ほっと胸をなでおろしながら汗を拭うぼくを後目に、速水家の人たちは何事もなかったようにケーキを食べ、紅茶を飲んでいた。 「あ~ぁ。アンタさぁ、なんでアタシと同じケーキにしたのよぉ。別のにすれば2種類、味わえたじゃないのよぉ」 不満そうに言う晶良。なだめるように返す。 「ぼく、こんなにおいしいケーキ食べるの、初めてだよ」 「ま、男のコじゃあ、あんまりケーキなんて食べないか…。あっ、アンタ、イチゴ食べないの?」 ぼくのお皿を見ながら、舌なめずりして晶良が言う。大慌てでお皿を引き寄せてガードし、 「だ、だめだよ、晶良さん。これはぼくが最後に味わって食べようと思って残しといたんだから」 「ちぇ~。アタシ、そーゆーのって信じらんない。おいしいものは最初に食べなきゃ、後悔することになるじゃない」 「後悔って?」 「もしも、よ。もしも、いま地震がきたら、『あのとき、最初にイチゴを食べておけば』って、絶対後悔すると思うんだけど」 当たり前でしょ、とでも言いたげに話す晶良。それを聞いていたお父さんとお母さんは、ユニゾンでため息をつき、 「なんで、こんな娘に育っちゃったかなぁ」 「だいたい、あなたが甘やかすから、いけないんですよ!」 「オレは甘やかしたりしてないぞ。母さんが厳しく言わないからだろぉ」 夫婦ゲンカが勃発してしまった。ところが、晶良も文和も、ニヤニヤして見ているだけだ。 次の瞬間、お父さんが普通の口調できりだす。 「あ、そうだ、母さん。晩は寿司でもとらんか。千春ちゃん、カイトくんがせっかくきてくれたんだし」 「あら、いいわね。お寿司なんて久しぶり」 何事もなかったかのように会話している。 (なんか、この空気って、きっと慣れることはできないんだろうな) 残ったイチゴを口に入れたが、甘いんだかすっぱいんだか、わからなかった。 口の周りにクリームをつけた幸太くんが歌うように歓声をあげる。 「たっまごやきぃ。あなごぉ。おっすし、おすしぃ!」 目を細めて弟の子供らしい姿を見ていた晶良が、ぼくのほうに向き直って聞いてくる。 「ね、アンタ。食べてってよ。いいでしょ?」 「あ、うん。でも、いいのかな。突然おじゃまして、ごちそうしてもらって…」 あまり図々しい男だと思われたくない、なんて考えたが、それはいらない心配だった。 「遠慮しないでくださいな。ケーキと、それになんといっても晶良のお弁当を食べてもらったお礼よ」 お母さんに笑顔で勧められる。断るのも失礼になると判断。 「それじゃあ、ごちそうになります」 ぺこりと頭を下げた。 「お弁当つくってあげたんだから、お礼をしてほしいのはアタシのほうだっつーの」 口を尖らせて言う晶良。お父さんはぼくの肩にそっと手を乗せ、じっとぼくの目を見つめた。その目の奥には同情がはっきりと感じられ、『大変だな』という言葉が書いてあった。 「あのぉ…、ちはるはサビ抜き、お願いします」 「わかったわ。それじゃあ、お寿司屋さんに電話しなくちゃね」 お母さんはコードレスの電話機を手に取り、メモリーからお寿司屋さんを呼びだす。 「あ、速水でございます。今晩6時に出前をお願いしたいんですが。…はい、2人前を5つ、サビ抜き1.5人前を2つ、全部で7つです。…はい、…はい。それでは、お願いします」 時間はたっぷりあった。紅茶のお代わりをゆっくり飲んで、それから晶良に、 「ねぇ、アタシの部屋、行かない?」 と誘われる。すごく興味がある。首を縦に2度振った。 「じゃあ、おんぶ」 お父さん、お母さんの前だというのに甘えてくる晶良。ちょっぴり困る。すると、お母さんが、 「文和、千春ちゃんも一緒に行ったら。若い人同士のほうが話が弾むでしょ」 それとなく両カップルが2人きりにならないように予防線を張ってくる。 (そうか。さっきまで文和くんの部屋には、『お目付け役』で幸太くんが送り込まれていたのか…) 感心する。2人きりになりたい気持ちも少しはあったが…。晶良は少し頬を膨らませたが、 「そんでは、みんなでウノでもやろっか」 一応、お姉さんらしくふるまっている。幸太はあくびをし、昼寝の時間がきたことを知らせていた。 「うぃ~っす」 しぶしぶ(?)同意する文和。千春はニコニコと笑み、文和の腕を取ってうながす。 「さ、行きましょ」 ぼくは席を立って晶良の前までいき、くるりと背中を向けた。晶良はテーブルに手をついて自分の体を支え、それからぼくの背中に体重をかけて、 「レッツ・ゴー!」 元気に号令を発した。 ピンポ~ン、と呼び鈴の音が響いた。お寿司の到着だ。 「ふぅぅぅぅぅ」 ぼくと文和、千春の3人がいっせいに深いため息を吐き出した。みな焦燥しきっていた。 ウノは晶良の一人勝ちだった。実の弟の文和はともかく、千春や、恋人のぼくにもいっさい手加減なし…、いや情け容赦すらなかった。 守りにまわればもろい晶良だったが、ひとたび攻勢に転じるや、その攻め手は半端でなく、まさに強烈無比だった。なんとか打開しようと3人が暗黙の了解で組んだものの、木っ端微塵に粉砕された。 タイミングよく繰り出されるリバースにスキップ。そしてドローフォー、ドローツーの連打…。などなど、まさに完膚なきまでにたたきのめされた。 (やっと…、やっと解放される。もう少しで、晶良さんのこと、嫌いになるとこだった…) 「お寿司、きたわよ~。下りてきなさ~い」 少し間を置いた後、お母さんの呼ぶ声が階段の下から聞こえた。 「はぁ~いっ! すぐ行くぅー!」 返事をする晶良の元気いっぱいな声が恨めしい。まだ、ウノの敗戦のショックから立ち直れずにいた。 「よ…っと。ほんじゃあ、下、いこっか」 文和が立ち上がりながら千春を誘う。千春のウノの敗戦のショックからか放心状態で、 「ん」 と言ったきり立てないでいる。焦点の定まらない目をする千春に向かって文和が、 「千春? ねぇ、どーしたの、だいじょうぶ?」 「え? あぁ、うん…。へーきよ」 全然平気じゃない気がするが…。ともかく、千春はふらつきながらも立ち上がった。遠慮がちに手を差し伸べて千春の腰を支える文和。その手つきに大胆さなど、かけらも感じられなかった。 (高校入試に合格するまでオアズケか。千春、ちゃんと我慢してるんだ) この2人は未経験だ。ぼくは確信した。 「はい」 ぼくは晶良に背中を差し出す。 「ん。ありがと」 すまなそうに、それでいて満足そうに晶良が肩に手を掛けて体を起こし、それから体をぼくにあずけてくる。背中に感じる柔らかな胸の感触が心地よい。 勢いもつけずに軽く立ち上がる。まだ高校1年生、「よっこらしょ」なんて言わない。 「それじゃあ、いくよ。晶良さん」 電気を消し、ドアを閉めると、 「階段、気をつけてね」 晶良が耳元で言う。耳にかかる晶良の吐息にぞくぞくしてしまう。危うくムスコが勃ちそうになる。ほんの少し立ち止まったままでいると、晶良が心配そうに聞いてくる。 「どーした?」 「あ、いや。なんでもないよ。階段、下りるよ」 まさか、勃起しちゃった、とは言えるわけはない。ごまかすように言って足を踏みだした。 テーブルにはすでにお寿司の桶が並べられ、湯のみからは湯気が立ち上っていた。ほかの5人は席についている。 肩を貸して晶良を座らせ、ぼくも隣に座る。 「いっただきまぁ~す!」 全員が声をそろえて、お寿司にぱくついた。文和も千春も食べるのに夢中で「あ~ん」とか、いちゃついたりはしなかった。 「ふぅー、ごちそーさま。お腹いっぱい」 ガリまで残さず平らげ、晶良がお腹をさすりながら言う。ぼくも最後のギョクを食べ終え、 「ごちそうさまでした。おいしかったぁ」 お父さんとお母さんに笑顔で言った。 熱いお茶をすすり、食後の休息をとっていると、千春が申し訳なさそうに文和に告げる。 「ちはる、そろそろ帰らなくっちゃ。きょうは遅くなるって言ってきてないんだ」 文和は残念そうに表情を曇らす。 「え~っ。千春、まだいいだろ。もっと遊んでいってよ」 「ごめんね。ちはるももっとカズと一緒にいたいけど…。きょうは帰るね」 「ぶぅー」 あきらめ悪くブーたれている文和。そこに晶良の雷が落ちる。 「こらっ。千春ちゃんを困らせないのっ! 未練たらしい男は嫌われちゃうぞぉ」 「そ、そんなぁ。千春、ごめん。でも、ねぇちゃんはいいよなぁ。カイトさんがまだ帰らないから」 うらやましげにぼくを見る文和。そんな弟を見かねた晶良は強がって言い放った。 「あら。かわいい女のコを一人で放り出すわけないじゃないの」 それから、ゆっくりぼくに視線を向けて言った。 「アンタ。いい? 千春ちゃんのこと、ちゃんと送ってってね」 「あぁ…、う…、うん。わかった」 (きょうは…、キスもしてない。せっかく久しぶりのデートだったのに…) とはいえケガをしている晶良を押し倒すほど鬼畜ではない。それに、ここは晶良の家だ。どっちにしたって最後までいけるわけはなかった。 千春はそそくさと帰り支度をすませていく。ぼくは身ひとつ。用意もなにも、靴を履くだけだ。玄関で千春を待つ。 晶良はお父さんの肩を借りて、玄関まで見送りに出てきてくれた。 「じゃあ、また。ね、今夜、メールして」 「うん。わかったよ。帰ったらケータイにメールする」 晶良と見つめ合っていた。ぼくはお父さんの存在に気づく。その後ろにはお母さん、幸太くんが見送りに出てきてくれていた。 「あの、きょうはおじゃましました。どうも、ごちそうさまでしたっ」 大きな声であいさつし、深々と礼をした。 「懲りずにまた遊びにきてくれよ」 「晶良のこと、よろしくお願いしますね」 お父さん、お母さんにまじめな顔で言われる。 「そ、そんなぁ。あ、あの、また遊びにきますっ。ありがとうございましたっ!」 もう一度、頭が床につくほど体を折り曲げて礼をし、きびすを返した。そのとき、 「あ、カイトさん、もうちょっと待ってて」 文和の慌てた声が聞こえた。見れば、千春のバッグを持って立ちつくしている。 「千春ちゃんは?」 ぼくが声をかけると、文和は口ごもる。 「あの、もおちょっと待ってやって、ください」 (あぁ。トイレ、かな) ぼくの考えは当たっていた。ほどなくして、千春はハンカチで手を拭きながら小走りで姿を現し、 「すいません。お待たせしましたぁ」 焦っているのか、声が少し上ずっている。ぼくはやさしく微笑みかけて言う。 「だいじょうぶだよ、ちはるちゃん。それじゃあ帰ろっか」 「はいっ!」 ニッコリ笑って千春は見た覚えのあるミュールを履いた。
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「ちょっと違った未来21」 ※原作IF 京介×桐乃 黒髪桐乃の過去編 香織さんが弟さんに電話をした後、あたし達はサークル棟の前で待ち合わせをすることとなった。10月の夜だからか、少し肌寒い。 あやせはその弟さんがこちらに今向かっているというのを聞いて迎えに行ってしまった。 最近のあやせは少し変だ。普段は誰にでも優しい穏やかな性格なのに、件の「お兄さん」の話になるとその人のことばかりを熱っぽく話す。 この前大学の喫茶店で会った時大きなバッグを抱えていたから、どこに行くのと尋ねると、「今からお兄さんのおうちにお泊りするの♪」と嬉しそうに言っていた。緩みきった有名モデルのその顔は…うん、見ていられなかった。 (その後あやせに会ってその話をすると何故か話を逸らそうとするし、がっくりと肩を落として暗い表情になっていたけど…) 「桐乃ちゃん」 香織さんに話しかけられる。相変わらず美しい妙齢の美女の顔にいたずら小僧が同居しているような表情をしていて、今日のいたずらは何か大きなプレゼントを隠しています、といったような顔だ。知らないけど。 「桐乃ちゃんさ…あたしと初めてあの部屋で出会った時に言ってたそのヘアピンのこと…」 「ええ、これの事ですか」 「ああ。そのヘアピンある人からもらったって言ってたじゃん。そのある人って今どうしてんの?」 「それは…」 その事を思い出せば胸が苦しくなる。あたしのお父さんの身体が不自由になったことに大きく起因するからだ。 あたしのお父さんはあたしが生まれる3年前に刑事の試験に合格したんだけど、配属先の事件で殺人の疑いのある男の捜査が密行されていたらしい。その時まだ新米刑事のお父さんの指導役になっていた先輩刑事と共に容疑者の男の身辺を確認し、任意での同行を求めようとしたのだが、お父さんが「犯罪の嫌疑が十分固まっているので強制でいきませんか」とその先輩刑事に進言。 それを受けた先輩刑事は上役の警視の許可の下、逮捕状を裁判所に請求。通常逮捕に踏み切ったという。 容疑は殺人と死体遺棄、さらに公務執行妨害の現行犯で逮捕。司法による13年の実刑判決を下された男は刑務所に収監された。しかし事件は終わりではなかった。 その事件から13年がたった…。 あたしが10歳の小学4年生のころだった。日々の生活と仕事に追われ、その事件のこと も過去のこととして忘れかけた頃だった。 しかし犯人は執念深く復讐の機会をうかがっていた。その犯人は刑務所から出所するとその先輩刑事とお父さんのオフの日を狙って拳銃でそれぞれ狙撃…、結果その先輩もお父さんも病院で意識不明の植物人間のような重体になった。 お父さんは奇跡的な回復を遂げたんだけれど、その先輩刑事はそのまま帰らぬ人に…。お父さんも片足に自由が利かなくなり刑事を辞めざるを得なくなった。 「…」 その先輩(あたしはおじさんと呼んでいた)と高坂家はとても仲がよく、よく息子さんを連れてうちに遊びに来ていた。 その息子さん…少年はあたしのお兄ちゃんみたいな存在だった。あたしが生まれた頃からの付き合いだから10年になる。おじさんは妻をはやくに亡くし独り身だったので子育てが大変だったし、あたしのお父さんもお母さんもその少年のことをわが子のようにとても可愛がっていた。その矢先の事件だったのだ。 あの少年は今どこで何をしているのだろう。あの屈託のない笑顔、いたずら好きでいつも笑っていた。出来ないことなんて何もなくって、いつもくだらないことを企んでて…。 それが誰よりも眩しく見えた。 お父さん達はその少年のことをいつも気にしていた。おそらくどこかの孤児院にでも送られたのかもしれない、とお父さんがお母さんと二人で話しているのを盗み聞いてしまったことがあったけど…あたし達3人で食べていくだけでも当時は精一杯だったから。 最後のお別れも言うことが出来なかった、あの少年。あたしより3つも年上だからもし生きていたらもしかしたら働いているのかもしれない。彼には身寄りがなかったし、とても普通の子のように大学まで通わせてはもらえないだろうから。 香織さんはどこか切なそうな顔でこちらを見ている。そんな彼女に対し、 「…さあ。今はどこで何をしているんでしょうか…」 あたしは嘘偽りのない、けれど自分の気持ちに蓋をした事務的な回答をした。 「…そっか」 香織さんはこりこりと頭を1,2回その綺麗な指先で掻いた後、 「そっかそっか。そっかそっかそっかそっかぁ~♪」 何故かとても楽しそうに、破顔した。 「え?」 「うんうん。桐乃ちゃんにも色々あったんだね~。でも大丈夫!そんな暗く戸惑いの日々も今日で終わりだ!このあたしが終止符を打つから!」 「え?え?それってどういう…」 「お待たせしました~♪」 あやせの声が後ろから聞こえた。その声の方に振り返る。 「おう、久しぶりじゃねえか。相変わらず暗いな槇島」 「久しぶりだな、赤城。お前も相変わらずだな。就職活動はいいのか?」 「ばっか、今そんなこと言うなよ。そんなもん何とかなるに決まってんだろ。…たぶん」 「何かあっても助けられんぞ」 「槇島さん家のお力で何とか!」 「俺みたいな若造にそんな力、あるわけないだろう」 「槇島先輩、お久しぶりです」 「瀬菜か…。どうだ?このシスコン野郎に邪魔されても真壁と上手くいってるか?」 「も、もう!真壁先輩とはそんなんじゃないですから!///」 「あ、赤城さん…そんなにはっきりと…」 「何か言ったか小僧?」(ギロリ) 「ひ…」 噂の「槇島先輩」が今到着したみたいだ。隣であやせがにこにこしている。 サークルの皆が言う前評判通り、背が高くてあまり表情を見せないクールな切れ者。だけれども皆から慕われているといった印象だった。ってあれ…?この人どこかで…。 「京介!」 え? 隣で笑顔の香織さんが、 「京介!こっちだこっち!こっちに!桐乃ちゃん!」 香織さんがあたしの隣から「槇島先輩」に声をあげる。その「槇島先輩」もこちらを見て何か信じられないものをみたかのように顔が凝固していた。 …その瞬間、あたしの中のあの思い出の少年と目の前の彼とがぴったり符号するまでにしばし時間がかかった。それほどまでに目の前の「彼」と思い出の「あの少年」の実像が違っていたからだ。いつもあたしの手を引いて笑顔でかけていた、あの少年…。 「お、おにいちゃん…?」 「桐乃…か?」 すべての時間が止まった気がした。 「おにいちゃん…」 会いたかった。この8年間どれほど願ったかわからない…。どれほど神様にお願いしたかわからない…。それほどにあたしの中で彼の存在は大きなものだったから。 「…」 ああ…。やっぱり神様っていたんだ。運命って本当にあったんだ。 「お、おにいちゃ、」 運命の神様に感謝しつつ、彼に駆け寄りそうになったその時、 「…久しぶりだな、高坂」 ……え? 何故か、目の前の京介おにいちゃんは、あたしのことを拒絶するように、あたしの名字をよんだ。 「あ、あの?お、おにいちゃ」 「…お前がこっちの大学に来ているとは思ってなかったよ。元気そうで何よりだ。どうだ?麻奈実も元気にしているか」 え?え?え? 「ああ、覚えてないのか。俺と同い年の田村麻奈実だよ。田村屋っていったかな…和菓子屋の娘の。とはいっても小さな頃の話だからな。覚えてないのも無理はない」 どうして… 「俺も今の今までおまえのことはすっかり忘れていたくらいだからな。まあ、小さなころの記憶なんて人生の1割も時間にして占めないものだからな。その程度のものなんだろうな」 どうして、そんなこと言うの…。 目が熱くなる。涙が溢れそうになるのをあたしはぐっと我慢して目の前の「男の人」を上目遣いに睨み付けた。 そうするとおにいちゃんは少し悲しそうな顔をした。眉をやや下げる癖…まだ直ってないみたいだった。それでも何事もなかったかのようにすぐに仏頂顔に戻った。 「おい、京介てめえ…」 香織さんが憤怒の形相でおにいちゃんを睨んでいる。それを見ておにいちゃんは、 「なんですか香織さん」 「なんですか、じゃねえよこの野郎…。てめえ一体どういうつもりだよ」 「それはこちらの台詞ですよ。いきなり呼び出されたかと思えば…こういうことですか」 「ああ?!」 「香織さん。確かにあなたは俺の義姉だし、槇島の家には感謝もしている。しかしあまり余計なことをしないでもらいたい」 「余計なことだあ?!てめえ、どの口が言ってんだこらあ!!昔からてめえがあれだけ言ってた事だろうが!!」 香織さんの目が据わっている。その姿は覇気に溢れていてものすごく怖かった。どうしよう…あ、あたし達のせいで…。 激怒する香織さんを前にしてもおにいちゃんは全くたじろかず、淡々としている。 「余計な事でしょう。これは俺のプライバシーに関わることです。それにもう終わったことでしょう。所詮過去の話です」 プツン 何かの線が切れたのがあたしでもすぐにわかった。線の切れた先は当然…。 「てめ!」 そこに赤城先輩や真壁先輩が香織さんを止めに入る。隣にいるあやせもおにいちゃんの腕を無表情でぎゅっと掴んでいた。 「離せ!この馬鹿は一回鉄拳制裁しないと!」 「まあまあまあ!抑えてくださいよ、香織さん!」 「そうですよ!多分虫の居所が悪かったんですよ!そうでないとあの槇島先輩があんな事…」 「虫の居所?!そんな問題じゃねえんだよ!!」 暴れる香織さんを横目にあたしはおにいちゃんを見た。その瞬間どきっとした。 「…」 何の表情もなく、でも何かの感情を抑えているかのようにあたしのことをじっと見ていたからだ。 何故彼があたしを拒絶するような事を言うのか…。あたしには何も心当たりがなく、何もわからなかった…。
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知り合いです。 うちの子かわいいので見てやってください。 ふわふわ・まるまるな、ミニチュアシュナウザーです。 今日は朝から・・・ ウンピーをかじっていましたが、、、 手のかかる、それでもかわいい奴です。 前よりすっきりしたね! -- 東京のお父さん (2010-12-20 14 37 39) ちなみにミニチュアシュナウザはこういう犬です ttp //trimming-fan.com/x_cut/shna/index.html -- レオママ (2010-12-20 15 15 37) サイト観たけど、この子が一番かわいいよ。お世辞抜きに! -- 東京のお父さん (2010-12-20 15 26 22) 名前 コメント
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元スレURL ことり「え、鳥さんが喋ってる?」 概要 喋ってるシリーズ 関連作 希「え、虫が喋ってる?」 絵里「え、椅子が喋ってる?」 にこ「え、テールが喋ってる?」 凛「え、8チャンネルが喋ってる?」 穂乃果「え、お父さんが喋ってる?」 海未「え、紙が喋ってる?」 花陽「え、お米が喋ってる?」 真姫「え、ぬいぐるみが喋ってる?」 タグ ^南ことり ^コメディ 名前 コメント
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おやじと翠星石 「うゆー?」 「どうしたんだい?、雛苺」 「きたろーのお父さんって何できたろーの頭に乗ってるの」 「出かけるときにわしゃいつも鬼太郎の頭に乗るのじゃよ」 「ヒナもきたろーみたいにきたろーのお父さんに頭に乗って欲しいのー」 「ほーほっほっほっ、チビ苺の頭に目玉のじじいが乗れるはずねぇですぅ」 「口の悪いお前に言われとう無いわいっ!!」 「キー!、翠星石のどこが口が悪いですか!?」 「その態度が口が悪いのじゃよ!!」 「二人とも、喧嘩はしないでくださいよ」 「全く・・・騒がしくて本が読めないのだわ」
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前へ 「はい、じゃあ手をつないで。・・・憂佳、もう少し右に。そう、首傾げてみて」 所変わって、撮影スタジオ。 衣装を届けてもらった私たちは、その場で着替えて、係のお姉さんにここへ連れてきてもらった。 そのまますぐ、カメラ撮影に入ったわけだけれど・・・なかなか、緊張して調子が出ない。 夏のカタログに載せる写真ということで、私はノースリーブのワンピース、岡井さん・・・岡井少年は、少し大きめなサイズのTシャツを、カーゴパンツに合わせている。 背景にはひまわり畑の写真。 今はいかにも作り物って感じだけど、編集すると本当にそこに居るみたいになるんだよ、とお父さんが言っていた。 お互いの腕に虫除けスプレーをかける真似をしたり、バス停の前で酔い止めの薬を飲んでる演技をしたり。 引きつってる私とは裏腹に、さっきまで青い顔をしていたはずの千聖く・・・いや、岡井さんは、お父さんの指示どおりにテキパキ動いて、ポーズを決めている。 「・・・慣れてるねぇ」 小声でそうささやくと、「もう、やるしかないって思ったら、ドキドキしなくなりました」と返って来た。 ・・・なるほど。いろいろ考え込んでしまうタイプとしては、うらやましい思考だ。 そういえば、花音も小学校の文化祭の出し物で、シンデレラ役に選ばれたとき、こんな感じだったっけ。 直前まで青い顔して「もう死ぬかもしれない」とか物騒なこと言ってたくせに、いざステージに立ったら、もう花音ワールド。 完全にナルシストな表情で「シンデレラレボリューション!」とか妙なアドリブを挟みまくって、しまいには魔法使い役の先生に怒られコントになってしまったんだった。 「ふふふ」 何度思い出しても笑えるその出来事、ふいに頭に甦ったものだから、つい吹き出してしまった。 「おっ、憂佳いいねー、笑顔笑顔!」 「ウフフ」 お父さんの声にあわせるように、岡井少年が私の顔に水鉄砲で攻撃を仕掛けてきた。 「やったなー!」 セットから少しはみ出しちゃうぐらいに、はしゃぎながらの追いかけっこ。 やりすぎたかな、と思ったけど、お父さん的にはアリだったらしく、そのまま止められることなく、しばらくはしゃいでいるうちに撮影は終わった。 「それじゃ、しばらくそこで待っててね」 お父さんたちが編集の作業に入って、私たちは隅っこに移動し、隣り合わせて座った。 「あははは」 「ウフフ」 今更ながら思ったけれど、この子は笑顔は不思議だ。なぜかつられて笑ってしまう。 「楽しかったね」 「はい」 最初の、泣いちゃうんじゃないかってぐらいに震えていた姿が嘘みたいだ。 さっきの撮影時の様子からしても、おとなしい子っていうより、単に極度の人見知りなタイプなのかもしれない。 そういう子の笑顔を引き出せたっていうのは、私にとってはとても貴重なことだった。・・・このままバイバイするのが寂しく思える。 だから、少し、勇気を出してみることにした。 「あの・・・今日はどうやって、ここまで来たの?私はタクシーで、少し遠いんだけどね・・・」 “仲良くなりたい人がいたらね、自分の話をしながら、質問するといいよ!” 年下の、ちょっと小生意気な可愛い友達の紗季が、昔そう言っていた。 たしかに、初めて紗季と話したのは“そのヘアピン可愛い!どこで買ったの?紗季のこのピンはねぇ・・・”という、とても唐突な、でも悪い気はしない不思議なとっかかりだった。 「あ・・今日は、あの、自宅から、小さい方の車で・・・」 「小さいほう。じゃあ、他にも何台かあるの?」 案の定、岡井少年も私の話しに自然に乗っかってくれた。 「昨日は時代劇を見ていて・・・」 「私はその時間は歌番組を見てたかな。時代劇、好きなの?」 「外で遊ぶのが好きです。えと・・・前田さんは」 「私はあんまり。最近はマンガばっかり読んでて、お母さんに怒られたりするんだ」 少しずつだけど、私のことも知ろうとしてくれているのがわかって、とても嬉しい。 家に車が5台もあって、メイドさんやコックさん、男の召使いさんまでいて、普通に夕ご飯でステーキとか食べちゃう、完全に私とは別世界に生きる男の子。 ・・・本当に、ここでお別れなのかな? まだ中1だから、ケータイとか持ってないし、住所や連絡先を聞いていいのかわからない。 それに、せっかくいい雰囲気なのに、変なアクションを起こして、拒否されてしまうのが怖い。社交的な紗季や花音みたいに、人と上手に関わる方法が、完全にわかったわけではないし・・・ 「前田さん?」 「あ・・・う、ううん。ごめんね、ボーッとしちゃうの、癖なんだ」 綺麗な茶色の瞳。心配そうな表情で見つめられて、私は慌てて話題を変えることにした。 「・・・そうだ。何か肝心なことを聞くの忘れてた。 今、何歳なの?私はね、12歳。中学生になったばっかりなの」 すると、なぜか岡井少年の顔がパァッと明るくなった。 「本当に?あの、ちさと・・・」 中学校の話でも聞きたいのかな?とか思っていたら、「2人とも、お疲れ様!」と声を掛けられた。 「あ・・・」 お父さんともう一人、彫りの深い顔立ちのおじさんがこっちへやってくるところだった。 聞かなくてもわかる。岡井少年と同じ、綺麗な深い茶色の瞳。私は慌てて起立した。 「憂佳。こちらは・・・」 「あ、こんにちは!あの、娘の憂佳です。えっと、いつも父がお世話になっております」 カミカミながらも、大人の口上を真似て挨拶すると、「しっかりしたお嬢さんだ」と笑ってくれた。 「うちのも、憂佳ちゃんぐらいシャキッとしてほしいもんだな。どうも、ボーッとしてて危なっかしい。な、千聖」 「もう・・・」 ほっぺたを膨らます岡井少年。結構、あまえんぼうなのかな?安心しきった顔がまた可愛らしい。 「2人が頑張ってくれたおかげで、いい写真が撮れたよ。 キッズ向けのページ、反響あるかもな」 そう言って、お父さんが1枚ポラロイド写真を見せてくれた。 商品の目薬を持ったまま、岡井少年の水鉄砲から逃げる私。 岡井少年は目を三日月の形にしている。2人とも、目じりに皺が入っちゃうぐらい、笑っている。背景のヒマワリも美しい。 あまり、自分の笑顔って好きじゃないんだけど・・・これは、何かいいなって思えた。 「ま、商品が目立ってないからボツだけど、なかなかいいだろう?」 「うん」 すると、私の手元を覗き込んでいた岡井少年が、私が手にしているポラを少し強めに引っ張った。 「ん?」 「・・・これ、欲しいです。エヘヘ、前田さんと一緒に写ってる」 言ってから、ウフフと独特な声で笑う。 何だかじわじわと嬉しさがこみ上げてくる。ああ、ちょっとぐらいは、私のこと好いてくれてるのかなって。 「私も欲しいな」 「ああ、わかった。憂佳のは、あとで渡すから」 「それにしても、2人は仲がいいんだね」 岡井少年のお父さんが、しみじみした口調で言う。 「千聖は内弁慶だから、友達づくりが下手なんだよな。家族の前じゃ、妹や弟と同レベルではしゃぐくせに」 「でも、仲良くなれて、私本当に嬉しいです。あの・・・なんていうか、弟ができたみたい。男の子の、年下の友達は始めてで」 すると、岡井少年のお父さんと、うちのお父さんはいっせいに首を捻った。 「何を言っているんだ、憂佳は」 「え、だって、私あんまり男子と喋らないし・・・それに、お姉ちゃんしかいないから」 もしかして、また変な事言ったのかな。 そう考えて、岡井少年の方を見る。 「え・・・」 唇を噛み締めて、うつむいている岡井少年。 「ど、どうしたの」 「・・・ち、千聖は・・・私は」 ――あれ?今なんて・・・ 「わ、私は、男の子ではないです!」 悲鳴のような声色。 同時に、自分の血の気が引いていくのがわかった。貧血の時みたいに、頭がくらくらして、言葉が出ない。 「でも・・・男の子って・・・代役って・・・」 やっと振り絞った声に、お父さんが気まずそうに口を開く。 「どうしても、キッズモデルが見つからなかったから、千聖さんにお願いしたんだよ。 たまたまボーイッシュな格好をしていて、よく似合っていたからな」 「そんな・・・」 「それに、弟・・・って、千聖は前田さんと同じ年なのに・・・千聖は・・・」 怒ってくれればまだ良かったのに、岡井・・・さんはとても悲しそうな顔をしていた。 どうして気がつかなかったんだろう。 よく考えれば、丸くて柔らかい指も、鈴が鳴るような声も、男の子のものじゃないってわかったはずなのに。 そもそも、「さん」づけされているといった時点で、何も勘付かなかったなんて、鈍すぎるだろう、私・・・。 思い込みの強いタイプだとはよく言われるけれど、こんな形で思い知らされるなんて。 「はっはっは。 千聖、良かったじゃないか。本当の男の子に見えたなら、モデルとして、ちゃんと役割を果たせたってことなんだから。お前が幼く見られるのはいつものことだろう?いいじゃないか、老けて見られるよりは」 「いや、本当に。 凛々しくて、精悍な顔立ちをしていらっしゃる。 事前に知らなかったら、男の子だと思って撮影していたかもしれないなあ」 ――もう、やだお父さんたちったら!フォローになってないし! 案の定、その失礼すぎる会話がとどめになってしまったようで、ついに岡井さんの目から大粒の涙がこぼれてしまった。 「岡っ・・・そんな、私・・・」 謝ろうにも、言葉が詰まって何も言えない。 そうこうしているうちに岡井さんは踵を返してスタジオを出て行ってしまった。 「あ、待って・・・!」 止めなきゃ。そう思っているのに、金縛りにあったように、足が動かない。 「まったく、うちのチビすけはすぐにいじけるんだからな。憂佳ちゃん、気にしないで」 「いや・・・しかし本当に美少年のような顔立ちで(ry」 「・・・・もう、大人のばかー!!!ヘンタイ!」 ついに、私の頭が大爆発を起こしてしまった。 普段の力の入らない、フニャフニャボイスはどこへやら、自分でも引くぐらいドスの効いた声。 「へ、変態はないだろお前・・・」 「うるさいうるさい!もう知らん!帰る!」 もう、感情を抑えきれない。私は勢い良くスタジオを飛び出し、廊下へ躍り出た。 どうしよう、岡井さんどこにいるの。 控室を見ても、誰も居ない。 近くのトイレにも居ない。 私の失礼すぎる勘違いで、どれだけ傷つけたんだろう。しかも2個も・・・。 さっきの泣き顔を思い出すだけで、どんどん心臓が痛くなってきて、私の視界もぼやけてきた。 ――いない、どこにも。そんなに遠くへは行ってないはずなのに。 ついに建物を出て、雨の中ビルの周りを探したけれど、それでも岡井さんは見つからなかった。 こんなことなら、つべこべ言わずに連絡先を交換しておくんだった。 あとでパパに聞くんじゃ意味がない。今すぐに謝らないと。でも、でも・・・ 考えがまとまらない。 完全にパニックになってしまった私は、もう何をどうしたらいいのかわからず、雨の中一人で立ち尽くすしかなかった。 次へ TOP