約 106,068 件
https://w.atwiki.jp/wakiyaku/pages/728.html
【作品名】WizardryⅤ 【ジャンル】RPG 【名前】笑うヤカン 【属性】ヤカン 【大きさ】ヤカン並み 【攻撃力】その体型でどうやってるかは不明だが蹴りやチョップを繰り出せる 威力自体は人間にヤカンで殴られる程度だが、 睡眠・毒・麻痺・石化の追加効果がある まれにすさまじい威力を発揮、自分の数倍タフな相手を斬首して即死させることもある また攻撃した相手の能力を下げる地味な効果もあり、何度も何度も連続して攻撃された相手はロスト状態になる 膠着状態になったら有利ぐらいに考えてもらえれば ブレス:範囲10mぐらいにいる敵を石化させる 【防御力】シャーマン戦車(第二次世界大戦時の戦車)より頑丈 再生能力があり、瀕死の状態からでも十分程度で治る 睡眠・毒・石化・即死耐性あり 【素早さ】虎や人間大のカラスより素早い 【特殊能力】カティノ:催眠魔法 範囲10mぐらい 射程クロスボウ並み カツ:敵を魅了して数秒間動きを止める 範囲10mぐらい 射程クロスボウ並み バディ:心臓を止めて敵一体を即死させる魔法 射程クロスボウ並み バスカイアー:恐怖による一時的な行動不能・睡眠・麻痺・石化・即死のいずれかの状態変化を引き起こす 範囲10mぐらい 射程クロスボウ並み これらの魔法は人間・動物・人外に有効 【長所】まぶしい笑顔の粋な奴 【短所】がめつい 【戦法】カツで動きを止めて石化ブレス 【備考】ロスト:首を切られたり灰になった状態からでも蘇生させられる魔法でもどうにもならない状態変化 4スレ目 454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 08 07 52 ID dG+Ch79S 笑うヤカン考察 ○○90式戦車改、帝国軍戦車 石化勝ち ○○AH64D、米軍戦闘ヘリ 戦闘開始時には数m上空を飛んでいるのでブレスが届く 勝ち ×ズィーク でかすぎて石化効かない 大きさ負け ×装甲車 ミサイルランチャー負け ×ルーファウス神羅 石化効かない 射殺負け ○○学園都市製パワードスーツ、ヴィゴル帝国軍攻撃ヘリ 石化勝ち ×巨大ロボ でかくて負け ○榛名さなえ 石化勝ち △どてなし沼 石化と毒が互いに効かない 分け ○○レム、メフィスト 石化勝ち ×マーダ ミサイル負け ○魔王苔 石化勝ち ×CA改阿賀野型 砲撃負け ×センチネル でかくて負け ××ケンプファー、吹雪 砲撃負け ズィーク>笑うヤカン>米軍戦闘ヘリ
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/338.html
ファンタシースター ファンタシースターデータ 概要 ストーリー 登場人物 アルゴル太陽系 マジック アイテム 裏技 その他 CM 他作品との関連 データ セガ:2009年04月21日配信 セガ:1987年12月20日発売 ジャンル:RPG プレイ人数:1人 コントローラ:GC・クラコン・リモコン 使用ブロック数:21 紹介ページVC紹介ページ 概要 セガ初のオリジナルRPG ファンタシースターの1作目です。 主人公アリサは国王ラシーク陰謀を暴くため3人の仲間とともに アルゴル太陽系の3つの惑星をまたにかけ旅をします。 当時では大容量だった4Mbitを売りに RPGにSF要素と取り入れたりモンスターがアニメーションしたり 滑らかな動きをする3Dダンジョンなど 当時では見られなかった要素をたくさん取り入れていました。 FMサウンドユニット対応ソフトで、接続するとFM音源バージョンのBGMで遊ぶ事ができた。VC版でも対応している。設定でFM音源(装着時)とPSG音源(通常時)の切り替えが可能。 ストーリー アリサたちの平和な暮らしが奪われた! AW342年、アルゴル太陽系第一惑星パルマ星は、 国王ラシークのもとに繁栄を極めていた。 アルゴル太陽系の他の惑星を植民地として開拓し、 ファームプラントおよび資源採取のための計画も順調に進んでいた。 またパルマ星のスペースポートからは、第二惑星モタビア星行きの 星間連絡船が絶え間なく行きかい、数年後には第三惑星デゾリス星にも スペースポート着工することになっていた。 ところが、この年の春、不気味なうわさが流れ始めた。 ラシークをはじめとする支配階級の貴族たちが邪教にとりつかれ、 ラシークの永遠の命とひきかえに、 このアルゴル太陽系を売りわたしてしまったらしいと。 その噂は現実となって現れた。 各惑星のいたるところに異型の者が横行し、 人々の暮らしを脅かし始めたのである。 何かとても恐ろしいことが起ころうとしていた……。 「どうしたの、にいさん!」 少女の叫び声が、あたりの空気を切り裂いた。 少女の名前はアリサ。 ここパルマ星の中心都市カミニート居住区で育ち、今年15歳になる。 少女の兄はネロといい、18歳。 スペースポートで荷上げ作業員として働いている。 幼い頃に両親を亡くし、兄妹ふたり肩を寄せあって暮らしていた。 ロボットポリスはぼろ布のようになったネロをほうり出すと、 アリサをあざ笑うかのように、冷たく言い放った。 「ラシーク様のことを、こそこそとかぎまわりやがって! 痛めつけられたくなかったら、これからは、せいぜいおとなしくしていることだな。」 冷たいコンクリートの上に、アリサと瀕死のネロが取り残された。 アリサが手を握ると、ネロはうっすらと目をあけ、アリサをみつめた。 「アリサ、聞いてくれ。ラシークは、この星に巨大な災いを招いてしまった。 世界は今、破滅に向かっている。オレ、はラシークが何をたくらんでいるか探っていたんだ。 けれど、オレひとりの力では、どうすることもできなかった!」 ネロの目に涙が浮かんだ。それは、アリサが初めて見る、兄の涙だった。 「ラシークのことを探っている途中で、タイロンという強い男のことを聞いた。 奴と手を組めば、ラシークを倒し、この星を救うことができるかもしれない。 アリサ…オレは残念でたまらない……何もできなかったことが、 そして、おまえをおいて逝かねばならないことが……。」 「にいさん、にいさん!」 アリサの声が悲鳴に変わった。だが、ネロの目は二度と開くことはなかった。 やがて、あたりを夕闇がつつんだ。 アリサの目には、涙のあとが残っていたものの、その瞳は強い力に満ちていた。 アリサはネロが腰につけていたショートソードを胸に抱き、誓った。 「にいさん、わたしはあなたの遺志をつぎます。 きっと、ラシークを倒して平和な暮らしをとりもどすわ!」 そして、アリサの長い戦いの旅が始まったのだ。 SEGA MARKIII SEGA MASTERSYSTEM共用ソフト ファンタシースターの説明書より。 登場人物 アリサ 15歳 このゲームの主人公。 兄を殺され、その敵。ラシークを倒す旅に出る。 初めのうちは非常に弱いが 戦いを重ねるうちに強い少女へと成長する。 ミャウ 人間のことばを話せる不思議な動物。 アリサの最初の仲間。 オリジナル版では最高Lv30になると攻撃力が下がるバグがあったが VC版(海外版も含む)では攻撃力が下がるバグは治っている。 タイロン 28歳 2番目の仲間で、戦士。 彼もまた、ラシークを倒すたびに出ていた。 金髪で筋肉質 パッケージイラストでは右に武器を持っているが 攻撃する時は左で攻撃する。 本当は左利きだといううわさあり。 銃のも扱え100発100中の腕前を持つ。 ルツ 27歳 モタビア星に住むエスパー。 強大な魔力を秘めている。 回復系のマジックや攻撃系のマジックなどを使う。 アルゴル太陽系 ファンタシースターの舞台になっているアルゴル太陽系には 3つの惑星が存在する。 それを紹介する。 それでは、アリサたちの住む世界の様子をちょっとのぞいてみましょう。 アルゴル太陽系第1惑星 パルマ星 わたしたちの地球同様、緑の豊かな美しい星です。 文明も古くから発展し、今では、モタビア、デゾリスに進出し、 開拓を進めるまでに至りました。 アルゴル太陽系第2惑星 モタビア星 スペースポートが開設して間もない、発展途上の星です。 公転周期が長く、第一惑星パルマと交差して太陽の周りをまわっています。 現在は、3つの惑星の中で最も太陽の近くにあり、地表は乾き、砂漠化しています。 アルゴル太陽系第3惑星 デゾリス星 太陽から最も遠いところにある、氷に閉ざされた星で、そのため開発が遅れていました。 100年に1度、太陽がパルマに隠れ、日食が起こります。 そのときには、ただでさえ弱々しい太陽の光が失われ まったくの暗闇になります。 その状態が10日間続くので、人々は聖なる灯をともし、日食が終わるのを待つそうです。 マジック マジックは全部で18種類あります。 キャラ名の下にある数字は覚えるレベル 名前 消費MP 効力 アリサ ミャウ ルツ ヒール 2 1人のHP20回復。移動中や戦闘中でも使用可能。 4 ドヒール 6 1人のHP80回復。ルツは戦闘中に使用できません。 6 1 リーバス 12 仲間1人を生き返らせる。HPMP完全回復。移動中のみ 20 トルーパ 8 惑星に関係なく最後に寄った教会に戻る。移動中のみ 16 スルト 8 ダンジョン脱出するマジック。移動中のみ 17 6 ラプット 2 落とし穴や宝箱の罠を解除す。移動のみ 15 ムオーデ 4 鍵や魔法のかかった扉を開くマジック。移動のみ 17 ペヤラク 2 賢いモンスターと会話ができる。 6 テレパス 4 ドラゴンやラシークの側近と会話ができる。 8 ラクスタ 2 戦闘離脱マジック。例外あり。 5 ビンドワ 4 敵1体を金縛り状態にさせる。 14 パウマ 10 仲間1人攻撃力2倍にする。 20 テルル 2 敵1体攻撃力を下げる。 9 ワーラ 6 通常攻撃ダメージ0一部の敵が相手の時は即効果が消える。 12 ムワーラ 10 通常攻撃とマジックによるダメージ0一部の敵が相手の時は即効果が消える。 14 フレエリ 4 敵1体に約10のダメージを与える火球を2発放つ。敵1匹の時に使うと効果覿面 12 1 ヒューン 12 敵1体に約16のダメージを与える竜巻を3発放つ。敵1匹の時に使うと効果覿面 12 タンドレ 16 敵全部に約40のダメージを与える電撃を放つ。 18 アイテム アイテムは全部で61種類あります。 一部掲載。 名前 値段(メセタ) 効力 ペロリーメイト 10 1人のHP10回復する。欲しがっている人もいる。戦闘中は使用者本人しか回復できません。 ルオギニン 40 1人のHP40回復する。戦闘中は使用者本人しか回復できません。 サーチライト 20 洞窟や塔の明かりを照らす。使い捨て。 トランカーペット 48 惑星に関係なく最後に寄った教会に戻る。使い捨て。 ショートソード 30 コウゲキリョクが4あがる。アリサの初期装備 アイアンソード 75 コウゲキリョクが12あがる。 チタニウムソード 320 コウゲキリョクが21あがる。 セラミックソード 1120 コウゲキリョクが31あがる。 レザークロス 28 シュビリョクが5あがる。アリサの初期装備 ライトスーツ 290 シュビリョクが15あがる。 ジルコニアメイル 1000 シュビリョクが30あがる。 レザーシールド 30 シュビリョクが3あがる。 ボロンシールド 520 シュビリョクが15あがる。 セラミックノタテ 1400 シュビリョクが23あがる。 本当はデータ上には全64種類あるのだが3種類入手できない。 ジリオン、マスターシステム、ヒミツノモノの3種類 裏技 コンパスが消える アイテムがまんたんのときにコンパスが入っている宝箱をあけ 入手をあきらめると宝箱が消えコンパスが入手できなくなりクリア不可能になる。 その他 質問のハイとイイエの項目の所はいわゆるBボタンキャンセルができない。 どのボタンを押しても決定になるのでハイとイイエをきちんと選んでボタンを押すこと。 初めのうちはアリサは本当に弱い。 モンスターフライを狙って経験値とメセタ稼ぎをしよう。 Lv1でHP満タンの時はスコーピラス1匹ならぎりぎりで勝てる。 運が悪いとギリギリで負けることもある。 アイアンソードをはやいうちに買い換えれば 戦闘が大幅に楽になるぞ 初めのうちは森と海岸に近づくのはやめよう。 デビルバットとシャーキンに一撃でしとめられる。 モンスターは地上マップの境界線(壁みたいな奴)から外に歩くと遭遇する。 森は例外。 CM セガはロールプレイングゲームを変えてしまう ファンタシースター 他作品との関連 VCで配信されているソフトファンタシースターII 還らざる時の終わりに(MD) 時の継承者 ファンタシースターIII(MD) ファンタシースター 千年紀の終りに(MD) VCで配信が期待されるソフトファンタシースターアドベンチャー(SMS:ゲームギア) ファンタシースター外伝(SMS:ゲームギア) ファンタシースターII テキストアドベンチャー アーミアの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー アンヌの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー カインズの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー シルカの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー ヒューイの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー ユーシスの冒険(MD:ゲーム図書館) ファンタシースターII テキストアドベンチャー ルドガーの冒険(MD:ゲーム図書館) 任天堂ハードで遊べるお勧めソフトファンタシースターオンラインEpisode1&2 Plus(GC) ファンタシースターオンラインEpisode3 カードレボリューション(GC) ファンタシースターZERO(DS) その他のソフトファンタシースターオンラインBlue Burst EpisodeIV(PC) SEGA AGES 2500シリーズ Vol.32『ファンタシースター コンプリートコレクション』(PS2)
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/303.html
ちぎれた翼で繋いだ未来へ ◆t2vl.cEw/o 『久しいな、諸君』 朝日が差し込む中、ロージェノムの放送が始まった。 ある者は憎しみを込め空を見上げ、ある者は己の戦果に笑みながら、ある者は仲間の無事を祈る中、その声を聞いているのだろうか。 ここ、F-4の民家で放送を聞く4人も、そんな放送を聞く一群だった。 『くくっ――誰がそんな事をするものか。このゲームに乗らぬ者は、そう考えただろうな。 それは当然だ。そう簡単に趣旨変えされては、我が困る』 まるで、戦いに乗らず、見知らぬ者達同士で手を取り合った彼らを、あざ笑うようにロージェノムは言った。 『さて、禁止エリアについて説明しようではないか。 死亡者から話しては、自我を喪失し、放送を聞き取れなくなる者もいるやもしれんからな』 死者が出ている。ロージェノムが、そう暗に匂わせる発言をしたとき、こなたの体が小さく震えた。 スバルは、そのこなたの体を抱きしめ、アルは鋼の手をギリと音がするほどに握り締める。 一人、戦場という死に最も近い場所で戦い続けたことのあるヒューズだけが、冷静にペンを取り、放送された禁止区域を地図へと書きこんでいく。 『さて、最後の一人を目指す者、このゲームを破壊しようと目論む者。どちらにとっても関心があるだろう、 死亡者の発表に移らせてもらおう』 そして、とうとう死者の名前が呼ばれる時が来た。 4人ともが、知り合いが、仲間が、友が死んでいないことを祈る。 だが 『エドワード・エルリック』 「え……」 「く……っ!」 呼ばれた兄の名にアルは唖然とした声をあげ、ヒューズは思わず奥歯を噛み締め苦々しい声を漏らし。 『キャロ・ル・ルシエ』 「!!!!!!」 仲間の名にスバルは目を見開き。 『柊つかさ』 「…………」 友の名に、こなたは、まるで、その放送が聞こえていないかのように、ぽかんと空を見上げた。 「ウソだ……兄さんが、兄さんが…!!」 がくりと膝をつき、アルが地面を殴る。 その鋼の鎧からは、流したい涙は全く流れてくれなかった。 「クソっ…!エド……なんで、若いヤツが先に逝っちまうんだ……!!」 ヒューズは、このバトルロワイアルの不条理さに、壁を殴りつけ。 「キャロ、なんで、キャロぉっ…!!」 スバルは地面に崩れ落ち、仲間の名を呼びながら涙を流し。 「…………」 そして、こなたは現実が受け入れられないのか、唖然とした顔のまま、虚空を見つめていた。 4人が4様の悲しみにくれる中、放送が終わり、重苦しい空気の中、暫く時間が過ぎていき。 「あのね…」 そんな中、こなたが口を開いた。 「あたしね、昔、クラスメイト同士が、首輪を着けられて、最後の一人になるまで殺し合う『ゲーム』をさせられる。ってマンガ読んだんだ」 全く感情の篭らない、淡々とした語り口で、こなたはさらに言葉を紡ぐ。 「主人公が、ゲームに参加しないで頑張るんだけど、友達も、仲間も、どんどん死んでいっちゃうんだ。まるで、今の私たちみたいだよね」 朝日が差すだけの薄暗い部屋の中、ただこなたの声だけ響いていき。 「でもね、最後は主人公とヒロインが首輪を外して脱出に成功するんだ。首輪を外すと死んだって信号が出されて、それで主催を騙したんだよ。 だからさ、この『ゲーム』だって、きっと首輪を外したら死んだって思われるんだよ。だからさ……」 そこまで言って、こなたの肩が小さく震え始め、声も震えだして、 「だから、きっと……生きてるんだよ、首輪外して、つかさも、みんな……きっと、生きて……」 こなたの心が限界に達した。 「ありえないよね、そんなこと。そんな、都合のいいこと……」 こなたの足から力が抜け、床にへたり込んで、頬を伝い流れ落ちた涙が、床を濡らしていく。 「ありえないわけじゃない!」 そんなこなたに、何時の間にか立っていたアルが声を上げた。 涙を目に溜めながら、ぽかんとアルを見上げるこなたの目に映る、その鎧の体では、見た目の感情は変わらない。 だが、その声色には、明らかな希望の色を滲みだしていた。 「そうだよ、あのしぶとい兄さんがそう簡単に死ぬわけがない。きっと、首輪を外して、どこかに居るはずだ!」 もしも、こなたが言うとおりだとすれば、首輪を外せば死人扱いになるということだ。 この『ゲーム』でも、こなたの言うような状態と、同じようになる可能性は低い。むしろ、ゼロに極めて近いと言ってもいいだろう。正にありえない可能性なのである。 だが、アルはその可能性を考えないことにした。なぜならそれは、 「こなたやスバルみたいな異世界の人間が居る、死んだはずのヒューズさんだっている。今のこの状態がありえないんだ。なら、ありえないことなんてありえない。そう、考えよう」 兄の死に、崩れ落ちそうなアルの心が掴んだ、僅かな希望だったから。 だが例えそれが僅かでも、暗闇の中に差し出される一条の光を、こなたが、スバルが、ヒューズが、アルの中に輝くのを見た。 「ありえないことはありえない、か。あははは、そのセリフも何かのマンガで見た記憶があるよ。 ……でも、そうだよね。悪い方向でのありえないことがあるなら、良い方向でのありえないことだって、きっとあるはずだよ」 涙を拭い取りながら、こなたが立ち上がり。 「キャロも、つかさっていう子も、そのアル君のお兄さんと一緒に首輪を外して居るかもしれない。そういうことだよね、アル。 なら、あたしも、こんなところで泣いてる場合じゃないか」 ぐしぐしと袖で涙を擦り取り、スバルも立ち上がり、よしと気合を入れなおす。 そうして、三人は手を取り合い、不安をお互いが消しあうように、そして希望を分かち合うように、頷きあう。 ヒューズは、そんな子供たちの姿に、声をかけようとして、やめた。 戦場で、無数の死を見てきた、ヒューズだからこそわかる。そんな都合のいい奇跡など、起きる筈はないと。 今、目の前で子供たちが掴もうとしているのは、大海に投げ出された藁程度の、僅かな希望に過ぎないのだと。 だが、ヒューズは同時にこうも思う。今にも消えてしまう希望だろうと、希望には変わりない。 そしてその希望は、子供たちが前を見て、この死地を生き抜いていくために必要な力なのだと。 (なら、もしもその希望が消えて溺れそうな時に、きっちり下から支えてやるのが大人の仕事ってもんだな) この子供たちの希望こそが、このゲームから脱出するきっかけになるのを信じ、それを助けよう。 そう、ヒューズは静かに心の中で決めた。 「なら善は急げだ。エド達の探索や、他の知り合いとの合流のためにも、ここに何時までも留まってるわけにはいかないだろう?」 「はい!それじゃあ、最初の予定通り、デパートを目指しましょう」 ヒューズの提案にスバルがそう言い、手早く荷物を纏める。 アルは、まだ本調子ではないこなたを支え、4人はスバルを先頭にして、外へ続くドアを開けた。 そうして、朝日の中、4人は歩き出す。 その先にある絶望を、希望で塗り替えるために。 【F-4/民家の外/1日目-朝(放送直後)】 【チーム:引率の軍人と子供たち】 [共通思考] 1.主催者の打倒。またはゲームからの脱出 2.首輪の解析、解除が可能な人物、技術、物を探す 3.互いの知り合いや、ゲームに乗っていない者を探し仲間とする 4.殺し合いはしない 5.希望を持ち続ける ※首輪から、会話が盗聴されている可能性に気づきました ※盗撮に関してはあくまで推測の域なので、確定ではありません ※螺旋王には少なからず仲間や部下がいると考えています ※それぞれの作品からの参加者の情報を共有しました ※ヒューズ意外の三人は、まだ知り合いが生きている可能性に賭けることで希望をもっています ※今のところは三人が互いの不安を保管しあうことで、崩壊するほど不安定ではありません 【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】 [状態]:健康、腹一杯 [装備]:S W M38(弾数5/5) [道具]:デイバック(×2)、支給品一式(×2、-ランタン×1)、ロイの発火布の手袋@鋼の錬金術師、S W M38の予備弾数20発、エンフィールドNO.2(弾数5/6) 短剣×12本、制服のボタン(ロイ)、単眼鏡、水鉄砲、銀玉鉄砲(銀玉×60発)、ジャガイモカレー(中) [思考] 基本:主催の打倒。または脱出を目指して行動。仲間を集める 1.デパートや病院等、人が集まりそうな場所を目指す 2.ロイ・マスタングを探す 3.首輪や脱出に関する考察を続ける 4.子供たちが希望を失いそうになったら、しっかりと支えてやる 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態]:健康、腹一杯 [装備]:リボルバー・ナックル(左手)(カートリッジ:6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:デイバック、支給品一式(食料-[大量のじゃがいも、2/3][水])、ジャガイモカレー(特大)、ランダムアイテム不明(本人確認済み)、予備カートリッジ(×12発) [思考] 基本:仲間を集めて事態の解決を目指す 1.ヒューズに従って行動する 2.六課のみんなと合流する 3.キャロもみんなもまだ生きていると信じよう 【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式 [思考] 基本:仲間を集めて事態の解決を目指す 1.ヒューズに従って行動する 2.兄やロイ・マスタングを探す 3.こなたを護る 4.あのしぶとい兄さんが、そう簡単に死ぬはずがない ※アルの参戦時期はヒューズ死亡後のいずれか 【泉こなた@らき☆すた】 [状態]:右頬に銃創、疲労・小、腹一杯 [装備]: [道具]:デイバック、支給品一式、マチェット、チェーンソー、ジャガイモカレー(小) [思考] 基本:死にたくないので助かるよう行動する。みんなと再会したい 1.ヒューズに従って行動 2.柊かがみ、柊つかさ、小早川ゆたかを探す 3.大丈夫。きっとみんな生きてるよ… ※こなたの参戦時期は原作終了後 時系列順で読む Back 剣持警部は忠実に職務を遂行する Next アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(前編) 投下順で読む Back 剣持警部は忠実に職務を遂行する Next アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(前編) 091 ひとつ屋根の下 泉こなた 136 禁忌の身体 091 ひとつ屋根の下 アルフォンス・エルリック 136 禁忌の身体 091 ひとつ屋根の下 スバル・ナカジマ 136 禁忌の身体 091 ひとつ屋根の下 マース・ヒューズ 136 禁忌の身体
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/2235.html
amazonで探す @楽天で #笑う女優 を探す! 日テレ23 55 2010.01.01 4.6% 公式HP Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索
https://w.atwiki.jp/casterchronicle/pages/90.html
開幕☆魔法決闘 After π次元バトルロイヤル ストーリー 舞台は、とある平凡なミッションスクール。この学園の鐘楼は悪魔界と人間界とを隔てる門の役割を果たしていた。 しかし、その鐘楼がある日忽然と姿を消す。 その日を境に、悪魔による“人間界支配”の日々が幕を開ける── 学園の生徒は皆、”適正テスト”と言う名の契約書によって魔法少女となり、7つの属性に振り分けられる。 少女たちはそれぞれに人並外れた能力を授けられるが、卒業までの3年間で「魔女」にならなくてはいけない。 「魔女」になれぬものは、悪魔との契約違反者となり、彼女たちの命は悪魔のモノとなってしまうのである… 公式ホームページ 『第一弾ブースターパック【開幕☆魔法決闘】』より 商品詳細 2017年10月6日(金) 発売 ブースターパック 300円+税 1パック カード8枚入り(内訳 C 4枚 U 2枚 R以上 2枚) 1BOX 20パック入り 1カートン 6BOX入り 全190種+α (C 64種、U 56種、R 49種、SR 14種、UR 7種、SEC 4種、HR 1種) 概要 魔法少女 ザ・デュエルの記念すべき第一弾となるブースターパックである。 1BOX購入でプロモカードとして、《アクビちゃん(魔法少女ver.) LV1》1枚が配布される。 3BOX購入でラバーマット1枚が配布される。ラバープレイマットはかなり破格の特典である。 同社TCGのFOWと同じ数量で特典を設定したところ、FOWと1BOXの価格が倍異なっていることを忘れていたらしい。 ユーザーのために訂正せず3BOX特典のままにしている。 このブースターパックの発売日は、中心魔法少女である「久我 翼」「西洞院 桜」の誕生日と同じである。 JAPAN製(初版) / TAIWAN製(2刷) 収録カードリスト 太陽 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-001 《オーランジュ・ペコ LV1》 R BP01-002 《オーランジュ・ペコ LV2》 UR BP01-003 《シャニー LV1》 SR BP01-004 《トリッカー・ヘザー LV1》 R BP01-005 《ネピュラ・ソレイユ LV1》 R BP01-006 《ミア・ライラ LV1》 R BP01-007 《モナ・スタイラ LV1》 R BP01-008 《ルフエ・ユニ LV1》 SR BP01-009 〈クリスピー・クッキー〉 C BP01-010 〈ビター・チョコレート〉 C BP01-011 〈メルティ・アイスクリーム〉 C BP01-012 〈リッチ・マカロン〉 C BP01-013 〈ジューシー・クレープ〉 C BP01-014 〈ストロベリー・ショートケーキ〉 C BP01-015 〈猪八戒〉 R BP01-016 〈死血面鳥〉 C BP01-017 〈ハード・パンケーキ〉 C BP01-018 〈ミックス・パフェ〉 C BP01-019 〈アフタヌーンティー〉 U BP01-020 〈タベルロース〉 U BP01-021 〈過食魔・ベルゼバブ〉 R BP01-022 〔雲散霧消〕 U BP01-023 〔過食嘔吐〕 U BP01-024 〔死肉あさり〕 U BP01-025 〔紙食症〕 U BP01-026 〔皆既月蝕〕 U BP01-027 〔太陽光調理〕 U 火星 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-028 《カレラ LV1》 R BP01-029 《キッロ・センチュア LV1》 R BP01-030 《シェラ・アンジェリカ LV1》 SR BP01-031 《ニコラ・グレン LV1》 R BP01-032 《パッション・ウイング LV1》 R BP01-033 《パッション・ウイング LV2》 UR BP01-034 《パルエッタ LV1》 R BP01-035 《フレイムルージュ LV1》 SR BP01-036 〈ヒトダマ〉 C BP01-037 〈藁人形〉 C BP01-038 〈爆破竹〉 C BP01-039 〈マッチ売りの少女〉 C BP01-040 〈カチカチ山の狸〉 C BP01-041 〈堪忍袋〉 C BP01-042 〈ヨシツネ〉 R BP01-043 〈ふらり火〉 C BP01-044 〈輪入道〉 C BP01-045 〈サラマンダー〉 C BP01-046 〈三面仏〉 U BP01-047 〈激昂するドラゴン〉 U BP01-048 〈ガセ・サタン〉 R BP01-049 〔焚化〕 U BP01-050 〔炎の矢〕 U BP01-051 〔激昂化〕 U BP01-052 〔悪魔の業火〕 U BP01-053 〔憤慨の炎〕 U BP01-054 〔怒り狂った世界〕 U 木星 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-055 《キベリア・ヨーシャ LV1》 R BP01-056 《キベリア・ヨーシャ LV2》 UR BP01-057 《スイート・ピー LV1》 R BP01-058 《ステラ LV1》 R BP01-059 《チェインオブハーツ LV1》 R BP01-060 《フォレ・メロウ LV1》 SR BP01-061 《ラン・ベルフィールド LV1》 R BP01-062 《リリィ・ヴェルデ LV1》 SR BP01-063 〈なまいだ坊主〉 C BP01-064 〈サボクン〉 C BP01-065 〈すたすた坊主〉 C BP01-066 〈ハエトリソウ〉 C BP01-067 〈油売り〉 C BP01-068 〈三日坊主〉 C BP01-069 〈足鳥族〉 C BP01-070 〈くつろぐま〉 C BP01-071 〈古代樹〉 C BP01-072 〈生獣・スロース〉 U BP01-073 〈木彫りの熊〉 U BP01-074 〈フェニックス〉 R BP01-075 〈遊惰獣・ベルフェゴール〉 R BP01-076 〔お祓い〕 U BP01-077 〔がんばれ〕 U BP01-078 〔サボタージュ〕 U BP01-079 〔またおいで〕 U BP01-080 〔悠長な道行〕 U BP01-081 〔メイシック・ワールド〕 U 土星 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-082 《イロハ・モールツ LV1》 R BP01-083 《エリー・スペリオル LV1》 SR BP01-084 《グローリー・バタフライ LV1》 R BP01-085 《グローリー・バタフライ LV2》 UR BP01-086 《プリンセス・パピヨン LV1》 R BP01-087 《ミウ LV1》 R BP01-088 《ルイーズ・ベイリー LV1》 R BP01-089 《ローラ・ハリエ LV1》 SR BP01-090 〈仰々しいユリ〉 C BP01-091 〈サゲスミシジミ〉 C BP01-092 〈コシャクキアゲハ〉 C BP01-093 〈不遜なバラ〉 C BP01-094 〈あざ笑うカトレア〉 C BP01-095 〈ときただ〉 R BP01-096 〈ムエンリョアゲハ〉 C BP01-097 〈豪然たるデルフィニウム〉 C BP01-098 〈猛々しいカマキリ〉 C BP01-099 〈高慢孔雀〉 C BP01-100 〈TENGU48・豊前坊〉 U BP01-101 〈放浪するライオン〉 C BP01-102 〈グリフォン〉 U BP01-103 〈天衣無縫・ルシファー〉 R BP01-104 〔瞬間退避〕 U BP01-105 〔生殺与奪の布告〕 U BP01-106 〔遺恨の一撃〕 U BP01-107 〔強制送還〕 U BP01-108 〔我に平伏せ〕 U BP01-109 〔傍若無人の結界〕 U 月 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-110 《アユタイラ LV1》 SR BP01-111 《グレース LV1》 R BP01-112 《グロウ・デザイア LV1》 R BP01-113 《トゥインクルチャーム LV1》 R BP01-114 《ラフィナ・ソアー LV1》 R BP01-115 《ルーナ・エスペランサ LV1》 SR BP01-116 《ルカ・エレミ LV1》 R BP01-117 《ルカ・エレミ LV2》 UR BP01-118 〈ペンタチコロオヤシ〉 C BP01-119 〈烏犬〉 C BP01-120 〈白狐〉 C BP01-121 〈虻蜂〉 C BP01-122 〈ジャレッコウ〉 C BP01-123 〈無限コイン〉 C BP01-124 〈豪華なネックレス〉 C BP01-125 〈二兎の兎〉 U BP01-126 〈欲深い壺〉 C BP01-127 〈宝石袋〉 C BP01-128 〈股裂鷲〉 U BP01-129 〈ゴブリンの商人〉 R BP01-130 〈真正貪欲・マモン〉 R BP01-131 〔魔法の短冊〕 U BP01-132 〔高価な壷〕 U BP01-133 〔贖い〕 U BP01-134 〔旅は道連れ〕 U BP01-135 〔怪異封印〕 U BP01-136 〔ショッピングフィールド〕 U 水星 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-137 《カリン・ウラニア LV1》 SR BP01-138 《キャナル LV1》 R BP01-139 《サイラ・トレバース LV1》 R BP01-140 《ゾーイ・ラッセル LV1》 SR BP01-141 《チャコル・センティ LV1》 R BP01-142 《チャコル・センティ LV2》 UR BP01-143 《デシ・リオン LV1》 R BP01-144 《ヒルド・ウィロー LV1》 R BP01-145 〈知恵の鉛筆〉 C BP01-146 〈機知のシャーペン〉 C BP01-147 〈巧知の三角定規〉 C BP01-148 〈ブレイン・イレーサー〉 C BP01-149 〈嫉視するへーラー〉 U BP01-150 〈精神のハサミ〉 C BP01-151 〈頓智のコンパス〉 C BP01-152 〈インテリジェンス・ホッチキス〉 C BP01-153 〈機知のカッター〉 C BP01-154 〈ブレイン・シャープナー〉 U BP01-155 〈目蛇〉 C BP01-156 〈マー・メイド〉 R BP01-157 〈妬神・レヴィアタン〉 R BP01-158 〔呼び出し〕 U BP01-159 〔弱点攻撃〕 U BP01-160 〔ブレイン・エンボディ〕 U BP01-161 〔急所直撃〕 U BP01-162 〔怪異交換〕 U BP01-163 〔賢者の知識〕 U 金星 カードナンバー カード名 レアリティ BP01-164 《アルメリア LV1》 R BP01-165 《クララ・シュレイ LV1》 R BP01-166 《シェリ LV1》 R BP01-167 《シトラ・ケイシー LV1》 SR BP01-168 《シャルール・スウ LV1》 SR BP01-169 《セストリア LV1》 R BP01-170 《メイシー・クイン LV1》 R BP01-171 《メイシー・クイン LV2》 UR BP01-172 〈ムラムラ・ルージュ〉 C BP01-173 〈ジャブジャブ・パヒューム〉 C BP01-174 〈ダーティー・マスカラ〉 C BP01-175 〈クラウディー・パウダーブラシ〉 C BP01-176 〈ディスオーダー・ビューラー〉 C BP01-177 〈メッシー・コンパクト〉 C BP01-178 〈小町〉 U BP01-179 〈スプリット・キューピッド〉 C BP01-180 〈セクシー・ランジェリー〉 C BP01-181 〈コスメドクター・サカス〉 U BP01-182 〈パンプキン・チャリオット〉 C BP01-183 〈サキュバス〉 R BP01-184 〈蠱惑の妖魔・アスモデウス〉 R BP01-185 〔今すぐ会えるかな〕 U BP01-186 〔ぜったい待っててね〕 U BP01-187 〔優しくしてね〕 U BP01-188 〔生まれ変わったら魔法少女になるの〕 U BP01-189 〔私のものになって〕 U BP01-190 〔生まれたままの姿で〕 U シークレット カードナンバー カード名 レアリティ BP01-191 《ローラ・ハリエ LV1》 SEC BP01-192 《アユタイラ LV1》 SEC BP01-193 《シャルール・スウ LV1》 SEC BP01-194 《ファール・ア・ポピエール LV1》 SEC ハイパーレア カードナンバー カード名 レアリティ BP01-195 《パッション・ウイング LV1》 HR 関連項目
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7758.html
あざスミ -あざとくてスミに置けない彼女- 【あざすみ あざとくてすみにおけないかのじょ】 ジャンル ADV 対応機種 Windows 7/8.1/10 メディア ダウンロード専売 発売・開発元 あざらしそふと/SMEE 発売日 2019年12月27日 定価 330円(税込み) レーティング アダルトゲーム 判定 良作 ポイント 商業アダルトゲーム屈指の安さ 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 別会社のブランド「あざらしそふと」と「SMEE」のコラボとして発売されたオリジナル作品。 サブタイトル『あざとくてスミに置けない彼女』、ヒロイン名「麻布真澄」(あざぶますみ)は双方のブランド名からきている。 原画家はネクストンのブランド(あざらしそふとの会社)で活動していた城崎冷水氏。 シナリオライター・ディレクターは双方から2人ずつが担当している。 SMEEの過去作と同じく、株式会社ブリコの「Ethornell」がゲームエンジンである。 FANZA(旧 DMM)にてダウンロード専売で配信された。 ストーリー ――春。 朗らかな春の日差しを浴びながら、 頬には川沿いに特有の清涼な風を感じつつ登校する僕の気分は、 天候ほど晴れやかなものではなかった。 その理由は、ひとりのクラスメイト。 男子にも女子にも人気があり、いつもクラスの輪の中心にいる 彼女の名前は、麻布真澄(あざぶますみ)。 そんな彼女が、教室のスミがお似合いの僕に話しかけてくるなんて……。 やっぱり彼女は、アザとくて、スミに置けない。 (公式サイトから抜粋) 特徴 選択肢の無いノベルゲーム 画面下のテキストウインドウに表示される文字を読み進める。時折テキストウインドウいっぱいを使う大文字が使用される。 セーブデータは約200箇所。ショートカットキー対応など、おまけを除きシステムはフルプライスと大差ない。 エンディング後にタイトル画面に「Heroine View」が追加される。 Heroine View ヒロイン真澄の目線で本編のストーリーを追うモード。 要所でヒロイン目線が挟まれるエロゲはいくらかあるが、本作は最初から最後までヒロイン目線である。 地の文が真澄になり、真澄の発言は画面上部のフキダシで表示されるようになる。 ストーリー展開やCGは本編と全く同じ。 1GBにも満たない低容量 じっくり読んでも2時間程度で読了できるボリューム。 OPムービーや歌はない。EDムービーは既存の一枚絵にスタッフ名が流れるのみ。 立ち絵・ボイス共に真澄のみ用意されている。 エッチシーンは1回のみ。 評価点 あざとくてスミに置けない彼女 明るく気さくに話しかけてくる純情可憐な女の子として、好感を抱きやすい。 立ち絵差分はほどほどにあり、表情の変化による視覚的な楽しさがある。 北大路ゆき氏の演技も好評で、気さくなキャラクターとしての印象を強めている。 Heroine View 本編以上に大文字や砕けた表現が多用され、真澄の内面のテンションの高さがよく表されている。 「スミに置けない」の要素が強く、主人公に好かれようと努力する姿が笑いと可愛さの両面で魅力的。 本編でのお色気イベント等は真澄が狙ってやっていたと明らかになるが、「腹黒い」ではなく「スミに置けない」と思えるような塩梅。 同じ話の繰り返しではあるが、短い話故に退屈感は抱きにくく真澄のかわいさを引き立てているとして好評。 問題点 一般的なエロゲに搭載されているおまけのCG閲覧・シーン回想モードはない。 極小ボリューム故にセーブデータを使えば済むものの、一手間かかる。 誤字・衍字等 「ボーリング場(ボウリング場の誤表記)」「このこの(衍字)」のようなテキストがいくらか見られる。 総評 商業アダルトゲームとして屈指の安さとお手軽さが魅力。 ヒロイン目線で同じ話を丸ごと読み返すHeroine Viewは、超ロープライスならではの手法。 萌えゲーに興味のある人なら手にとって損は無い。 余談 コンフィグ スキップ継続の項目で「常に継続」「選択肢まで」「1日の終わりまで」があるが、前述したように選択肢が無いため、どれを選んでも同じである。 ボイスは一括でも個別でも音量調節できるが、真澄しかボイスがないため片方が不要である。 エンジンを流用した結果残ったものだと思われる。 公式サイトはSMEE側が管理している。 価格について 諸事情により0円で配布された製品版『キミトユメミシ』・102円のお祭りゲー『エルフインワンダーランド2』・220円のファンディスク『猫忍えくすはーと+PLUS なち編』等が存在するため、FANZAダウンロード売り場では最安値ではない。 完全無料で配信されていた(現在は配信停止)『se・きらら』という前例もある。 ファンディスクや続編が存在しない単品完結の日本の商業アダルトゲームとしては、本作が最安値である。ブランドの宣伝コンテンツという事情はあるが。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1403.html
(投稿者 天竜) 帝都の外れで、黒い剣を構えた少女が、大勢の戦闘員の中央で戦っていた。 良く見ると、黒い剣を構えた少女はかなりボロボロになっている。 「正義の味方…いい加減うざったいのニャ!!」 戦闘員の遥か後方で、ネコミミをつけた少女が、黒い剣を構えた少女を睨む。 「…くっ…まさか、あんたらのような悪党相手に、この私が遅れを取る、なんて…!!」 「生憎、あなたのような正義の味方相手に、私たちが遅れを取ることなんて無いわ」 ネコミミをつけた少女の隣にいた、金髪の女性が、そう言って笑う。 「…けど、こういうところからの逆転ってのが…正義の味方のやり方ってね!!」 黒い剣を構えた少女が、そう言って剣を構えなおす。 「なら、正義の味方を止めさせてあげるニャ!」 ネコミミをつけた少女が、黒い剣を構えた少女に電波を放つ。 「な、何…ッ…!?」 少女が、黒い剣を落とす。 「…あなたは今日から私たちの一員ニャ!」 「まさか、これが情報にあった洗脳電波…!?聞いてはいたけど…私は、負けない…負けて、たまるか…!!」 再び、少女が剣を拾いなおそうとする。しかし、身体が言う事を聞かない。 「ほら、何だかんだ言っても、身体は正直じゃない」 金髪の女性があざ笑うかのように言う。 「…う、くっ…!!」 抵抗はしているが、少しずつ意識が遠のいていく。 「社…長…ごめ…ん…」 そして、黒い剣の少女は、気を失った… 秘密結社デストロイヤー ―降臨!正義の秘密結社!!― その次の日、白髪交じりの紫髪の青年が、楼蘭刀を構えて帝都の外れに立っていた。 白竜工業の若き社長、白竜獅遠である。 「奇襲の末に誘拐とは…随分と、卑怯な真似をしてくれるじゃないか…V4!! …ディナギアは、返してもらうぞ!!」 彼の目の前には、たくさんの戦闘員がいる。さらに奥に、先程の二人組が立っている。 「悪いけどそれは出来ないニャ。」 「もう彼女は私たちの一員よ。返す必要なんて無いわ。」 「これ以上の問答は無駄か…白竜工業社長にして白竜家現当主、白竜獅遠、推して参る!!」 獅遠が、戦闘員に向けて突進する。 「やーっておしまい、ニャ!」 ネコミミの少女が、戦闘員をけしかける。 「イア!!」 戦闘員が、そのかけ声とともに、獅遠に向けて突進する。 一方、帝都の外からその場所に向かって移動している一団があった。 「レジーナ、アンソレンスと獅遠が交戦しているか。獅遠は強いとはいえ、身体が弱く長くは持たぬ…急がねば!!」 その一団の先頭で、黒い鎧を着用した、恐らく初老の男が叫ぶ。 「私が先行し、彼の援護を致しましょうか?」 男の隣にいる、赤黒い色合いの魔法少女風の衣服を着用した赤髪ツインテールの少女が尋ねる。 「…頼む!我と戦闘員、ファリアの部隊が合流し次第一気に攻勢をかけるぞ!」 「了解!」 少女が、乗っていた戦闘車両からジャンプし、走り始める。彼女はどうやらメードのようだ。 数十人の戦闘員が、獅遠の周囲で気を失って倒れている。 どうやら、獅遠が全てみねうちで倒したらしい。 「…さぁ、もう少ないぞ!!」 獅遠が、ニヤリと笑って叫ぶ。 「…あらら…相変わらずやっぱり戦闘員じゃ勝負にならないニャー」 ネコミミの少女がやっぱりかと言わんばかりにため息をつく。 「私が行くわ。所詮相手は人間だもの」 金髪の女性が、乗っているオオトカゲを動かそうとする。 「いや…どうせなら…そうニャ!」 「何をヒソヒソ話をしている!隙だらけだぞ!!」 獅遠が、その隙を突いて突進する。 「!?」 しかし、その直後、上からの気配を感じ、咄嗟に回避する。 「…成る程、先程の言葉はこの事…」 地面が抉れている。 そこに立っていたのは見覚えのある黒い剣を構えた少女… 「…かァ!?」 しかし思わず獅遠は素っ頓狂な声を上げた。 「…ディナ…お前…なの…か?」 ディナと呼ばれた黒い剣を持つ少女は、獅遠が思いもよらない服装をしていた。 ピンクだ、無茶苦茶ピンクで乙女チックな服装だ。所謂『姫系』というのだろうか? 黒い剣の柄の部分にもリボンが結ばれている。色々な意味で原形を留めていない。 「…社長…ごめん、身体がいう事を聞かないんだよ…」 どうやら、流石は白竜工業の正義のメード、辛うじて意識を保ち続けているらしい。 「…逃げて!!」 しかし、体は完全に掌握されており、ディナが獅遠に突進する。 「っ!」 咄嗟に受け流すが、それで精一杯だ。 ディナの剣術は獅遠が教えたものであり、よって動きは読めるので回避する事は出来るが、 いかんせん身体能力に差がありすぎる。 「くっ、ガハッ…!」 獅遠が咳き込む。獅遠自信の体力が限界に近くなってきているようだ。 いわゆる、カラータイマー点滅状態だ。 「…長くもたんか…!」 獅遠が、ディナの攻撃を必死に受け流しながら、 電波を放ったネコミミ少女を狙おうとするが、受け流すので精一杯で攻撃できそうに無い。 「…ウフフ…社長の命まで、もう少し、かな?…はっ、私は今、何を…!?」 そして、ディナの意識も、若干電波の影響を受けているようだ。 「うおっ!?」 獅遠の刀が弾かれる。 「くっ…ここまで、なのか…!?」 「駄目!社長…逃げて!!」 「すまん、ディナ…もう、身体が言う事を聞かん…」 「わ、私も…そろそろ、限界…社長、ごめん、ね…」 ディナの眼から光が消える。 「…ウフフ、私の手で天国に昇天させてあげるから、光栄に思いなさい…!」 ディナが、既にキャラの原形を留めていないような妖艶な笑みを浮かべ、剣を振り下ろした。 しかし、剣は獅遠を捕らえる事は無かった。 「そこまでです!!」 振り下ろされた剣を、赤髪の少女が大鎌で抑えている。 「…お前は…!?」 「私の名はラディア!総帥の命令にて、助太刀致します!!」 ラディアを名乗った少女は、振り下ろされた剣を強引に押し返す。 「ラディア…また私たちの邪魔をするの!?」 金髪の女性が叫ぶ。 「アンソレンス!私たちの組織がいる限り、V4に好き勝手な真似はさせません!!」 「…戦闘員の増員を要請したニャン」 ネコミミ少女が、隣のアンソレンスと呼ばれた女性にボソッと呟く。 「あら、気が利くわね」 アンソレンスが笑う。 次の瞬間、アンソレンスとネコミミ少女の背後に、凄まじい量の戦闘員が何処からか現れてずらりと並ぶ。 「雑魚が何人来ようと!!」 「あら?私も雑魚?」 再びディナが突進する。 「ッ…何て娘を洗脳したんですかあなた方は!!」 回避してカウンターを叩き込もうとするが、その踏み込みの速さに、回避どころか受け止める事しか出来ない。 ディナのその戦闘能力に、思わずラディアが叫んだ。 「いやあ、私も驚いてるのニャ。まさかあそこまで上手く行くなんて、よっぽど馬鹿で単純なのニャン」 「馬鹿で単純、だと…!?」 咳き込みながら、社長が再び立ち上がる。 「それは俺であってディナは違う!!」 そして、吹き飛んだ刀を拾い、構えなおす。 「…部下達を、そしてディナを馬鹿にする奴は…この俺が許さん!!」 再び襲い掛かってくる戦闘員を、咳き込みながらも少しずつ倒していく。 「…総帥が気にかけるわけです…何と言う精神力と根性…!!」 しかし、劣勢は変わらず、少しずつ追い詰められる。 「何か逆転の手は無いか…!?」 「もう少し待てば、総帥が到着なされます!それまで何とか持ちこたえてください…!!」 「だが、いくら俺でも…これ以上は…!」 獅遠が、倒れかける。 「獅遠よ!」 しかし、それに手を差し伸べるものがあった。 「…誰、だ?」 「我は秘密結社デストロイヤー総帥、破壊総帥…デス・エンペラー!!!」 男は叫んだ。鎧から顔は見えないが、その声は、どこか懐かしい響きがあった。 彼の後ろには、どこかで見たような覆面を被った戦闘員が大勢立っている。 「獅遠、よくここまで戦った。後は我等に任せておくが良い!! …戦闘員01から04!獅遠の手当てを!!残りの戦闘員はラディア、『戦闘員』と共にV4と戦闘を開始する!!」 デスエンペラーを名乗った男は、剣を構える。 「ラディア!良く持ちこたえてくれた!」 「総帥の命とあらば、この命、いかようにも!!」 「フ…ラディアよ、貴公の忠誠には何時も感謝しているぞ! …さぁ、全軍、突撃ィ!!」 デスエンペラーが剣をかざすと、戦闘員が一斉に敵の戦闘員に突進する。 「ラディア、『戦闘員』と共にディナを止めよ!ファリアは幹部二人を頼む!!」 他の戦闘員と同じ服を着ながら、明らかに一人だけ異様に筋骨隆々の男が、無言で頷く。 さらに、その隣に立つ、ファリアと呼ばれた、真っ赤に染まったウェディングドレスを着用した女性が、 ネコミミ少女とアンソレンスに向けて突っ込む。 「レジーナ、アンソレンス!この私が相手です!!」 レジーナとはネコミミ少女の名称だろう。 「はぁ…旗色が悪くなってきたみたいね…レジーナ、どうする?」 「申しわけ程度に戦ったら逃げるニャン!」 「…聞こえていますよ?」 ファリアが静かに言うと、二人はビクッとなる。 そして、ファリアが二振りの剣を構え、突進する。 『戦闘員』と呼ばれた男が、ディナの振り下ろした剣を受け止めている。 「…成る程、確かに強力だな…だが、洗脳によって本来の力を発揮できなくなっているらしいな。 …フ、ならば、この一撃で終わりだ!!」 戦闘員が、ディナの背後に回りこみ、首筋に斜め四十五度からのチョップを叩き込む。 「かはっ!?」 その一撃で、ディナは気を失い、その場に倒れた。 「…何故か分からんが、首筋、斜め四十五度のチョップで洗脳が解ける。」 そう言って、戦闘員は笑った。 「何故知っているのに言わないのです…?」 ラディアが不機嫌そうに言う。 「…他に格闘戦を専門にしている奴で、メード相手に力を加減して斜め四十五度のチョップを叩き込める奴がいるか? 俄仕込みだと、後遺症が残ったり、下手をすれば殺してしまうかも知れん…これは、俺にしか出来ない事なのだ」 戦闘員が、静かにそう言うと、ラディアが頷く。 「…分かっていたらやっていたかもしれませんでした…分かりました、戦闘員、あなたを信じます」 「ディナの洗脳が解けた!?」 「総員、退却ニャン!!」 レジーナとアンソレンスが退却しようとする。 「待ちなさい!!」 ファリアが、それに向けてロケット砲を放った。 それは、一緒に逃げようとした戦闘員も全て巻き込んで爆発し、ドクロ型の雲が上がった。 「…やりましたか?」 ファリアの横にラディアが並ぶ。 「…いや、逃げたでしょうね…あの雲の上がり方から、多分そうです」 「暫く休ませれば目を覚ますだろう」 戦闘員が、気を失ったディナを獅遠に差し出す。 「…助かった、感謝する」 「礼なら総帥に言うんだな。総帥が急げと命令したのだ」 「ああ、分かった」 獅遠が、デスエンペラーに歩み寄る。 「…感謝する。おかげで助かった」 「礼など要らぬ。世のため人の為、そして全ては人類の未来の為に、だ。 …現在、楼蘭の武田勇一があの洗脳電波を打ち消す機械を開発中だ」 「武田先生が!?」 武田勇一…十代の獅遠に機械技術を教えた張本人であり、獅遠の師匠的な位置に位置する人物だ。 「…設計が終わり次第送れと伝えておく」 「武田先生はご健勝なのか!」 「ああ、ここに現れそうなほどにな」 そう言ってデスエンペラーは笑った。 「それは良かった!よろしく伝えておいてくれ!!」 「…分かった!では、また会おう、白竜獅遠よ!皆のもの、撤収だ、我に続け!!」 夕日の方角に向け、先頭車両に乗り込んで撤収していくデスエンペラーを、獅遠はただただ手を振り見送るのだった… あとがき 急いで仕上げたデストロイヤーの紹介話です。 獅遠よ…武田先生…目の前にいるじゃないかぁ(笑) しかし…出来れば誰か今回のディナの絵、書いてくれないかなぁ…(爆)
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/779.html
47 名前: EQ ◆BM.jH.EQ 02/04/07 16 02 ID ??? ,、--―-ー- 、 , / \ / / i i li ヽ ,l l i i i |i l l, ,| | l | i i l l | i , l l | , ,l. l l,l | i_i| l_|jl | j, ||_l_j|リト、l_ | ゞヽ=、テ  ̄‘ー” lリ | l.li〉 ` | | | ,l l,| | l i i ,| lj_|lヽ_rー、_,r-= 、, イェl i| l,l li /。 Y"_/_/_/_/_/_/_,` y  ̄ 7jl l ,| (ー / ̄ヽヽ\\ヽ,ヽ `r ー ヘ, | l li  ̄〉 ̄ ̄二二二二、 ソ "`rjーijl_j,il `ー――――― " \ 笑う大天使 司城史緒
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/89.html
←これまでのお話 80 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 03 00 57 ミシェルから話を聞いたアルトは、二人がいなくなった自室で一人呆然としていた。 正直なところ、信じられないという感情が一番大きかったのだけれど、渡された資料に書いてある症例は確かにシェリルに当てはまる。 何度も、何度も読み、頭の中で噛み砕こうとしたけれど、その事実に頭がついていかない。 言葉がくるくると頭の中を回るだけで、アルトの脳裏から消えてくれなかった。 目の前の少女は死病に侵されており、いつかは分からないけれど、近い未来に"死ぬ"のだという。 いつかの母のようにある日事切れ、温かい身体が冷たく、硬くなっていくのだという。 笑顔がいつしか思い出の中のものとなり、言葉を交わすことも出来なくなるのだという。 不意に脳裏に甦った情景。 街中で母と重なった意味がようやく分かった。 また、あのような悲しい別れがすぐ側まで近寄っているのかもしれないのだ。 その事実にアルトの心が震えた。 部屋の隅においてある椅子から遠目に見ても、今自分のベットで眠るシェリルに母の姿は重ならない。 乱れていた呼吸も、赤く染まっていた頬も、もういつもの色に戻っている。 それなのに身体は治ってなどおらず、病に蝕まれたままなのだという。 アルトは静かに立ち上がるとシェリルの元へと歩み寄り、ベットの縁に腰掛けると眠るシェリルをじっと見つめた。 長い睫が頬に影を落とし、白磁のような肌が美しい。 改めて、整った顔立ちをしているのだと思った。 何の感情も浮かべていないその表情はまるで人形のようだったけれど、僅かに開いた唇から漏れた呼吸や穏やかに上下する胸元が、彼女が生きているのだということを教えてくれる。 ―自分は、眠る彼女のために何ができるのだろうか? ―一介の雇われ兵でしかない自分に出来ることなど、あるのだろうか? 頭の中に生まれた疑問がアルトの心を重くしていく。 答えがすぐに出てこないもどかしさに、アルトはぎゅっと拳を握り締めた。 答えが出てこないということは、シェリルに対する自分の立ち位置すら分かっていないということだ。 ミシェルは、クラン大尉ならどうしたのだろう? 彼等は、彼女の病を知ってどうすることを決意したのだろうか? こんな時ですら他人を気にし、自分を持てない自身にイラつきが芽生える。 それが、とても悔しかった。 自分が、何も変わっていないと誰かに言われているようで、とても苦しかった。 -守りたい そう思う感情はある。 けれど、それが何の役に立つというのだろうか? そんな自分本位な感情を彼女が喜ぶとも思えない。 なら、自分が出来ることは何なのだろうか。 アルトの思考が無限のループに陥っていく。 悔しさに握り締めた拳が、手のひらに食い込み、傷を作っていく。 もどかしくて、もどかしくて、 悔しくて、情けなくて、たまらなかった。 自分は、まだあの時のままなのだろうか。 ただ、ただ、日に日に痩せていく母を見ているだけしか出来なかった幼子のままなのだろうか。 母の死に泣くことしか出来なかったあの時のままなのだろうか。 自分の小ささを思い知らされる。 誰かを守りたいという感情が、どれだけ思い上がったものだったのかを思い知らされる。 自分の幼さが尚更自分を惨めにさせていく。 熱くこみ上げてくるものを必死に押さえ込みながら、アルトは必死に唇を引き結ぶ。 そして、ぼやけそうになる視界に映ったふわふわのピンクの髪にそうっと触れた。 ふわふわの感触。 手に優しく絡み、アルトの震えそうな吐息に触れると手から逃げ出そうとする。 シェリルが呼吸をするたびに、ゆっくりと動き、そしてまたもとの位置へと戻ってくる。 優しく、優しく、壊れ物を扱うようにして撫でてやると、甘いシェリルの香りがふわりする。 布団越しに伝わるシェリルの体温が温かい。 それがアルトの胸を締め付けた。 -失いたくない。 -消えてしまわないでほしい。 -傍にいて欲しい。 -ずっと、ずっと、傍にいて欲しい。 心の内で騒ぎだす感情に、苦しさが増してくる。 -失いたくない それ以外、もう何も考えられなかった。 滲みそうになる涙を留め、息を堪える。 息を吸い込もうとするたびに、胸が焼けつくように痛む。 眠るシェリルを起こさないように、アルトは必死に息を殺した。 「・・・んっ・・・」 どれくらい経ったのだろうか? シェリルから聞こえた声にアルトが我に返り、ベットに視線を向けるとシェリルが大きく息をする。 シェリルを拾ってから随分と時間が経っているはずだから、もうそろそろ目覚めるのかもしれない。 そうアルトが思った瞬間、ぱちっとシェリルの瞳が開いた。 寝ぼけ眼がのまま、ぼんやりを天井を見つめていた空色がアルトを捉えた瞬間に少しだけ柔らかく見えたのは、欲目だろうか。 小さなアルトが嬉しさにほっとするより先に、シェリルの瞳が我を取り戻す。 アルトの一声は紡がれることなく、シェリルの声にかき消された。 「ッ、キャーーーーーー!!やだ、何するのよ!!」 「う、わっ、バカっ!!落ち着け!!」 どこかで聞き覚えのあるセリフに一度アルトの思考が停止する。 けれど、次の瞬間にはシェリルから繰り出された数発のパンチをかわす為に無理やり起動させられ、次々に襲い来るパンチを懸命に避けることを余儀なくされる。 いくら男女に力の差はあるといっても、流石に女性の全力を喰らうのは遠慮したかったので、アルトは急いで身をかわす。 日頃のSMSの鍛錬の成果なのかは分からなかったけれど、今回はなんとか一発も喰らわずにすんだ。 「・・・・そっか、アタシが」 「思い出したか。」 これも毎度のパターンなのだろうか。 殴られなかったこととシェリルが我に返ったことにアルトがほっとすると、シェリルが自身の2度目の勘違いに頬を染める。 その様子にはぁっと溜め息をついてみせると、シェリルが気まずそうに視線を泳がせる。 少し前と変わらないやり取りに自然とアルトの口元が緩み、つられてシェリルが笑った。 「これで、何度目になるのかしら?・・・アルトに助けてもらうのって。」 「さぁな。でも、まぁ毎回殴られるのは勘弁してくれ。」 「あ、あれはちょっと、驚いてっ!!」 「お前は、振り回しすぎなんだよ!しかも、ぐーだぞ!ぐー!!」 「グーって・・・ふふっ、あははははは。」 「なっ、笑うことはないだろ?!被害者は俺だぞ!」 真剣なアルトに対して、シェリルは楽しそうだ。 アルトが『ぐー』と可愛らしく連呼しながら訴えたことが壷にはまったようで、お腹を抱えて笑っている。 そんなシェリルに必死に訴えていたアルトもやがて諦めたように大人しくなった。 「・・・・喉、渇いてないか?ミネラルウォーターならあるぞ。」 「常温のやつ?」 「あぁ。」 「じゃあ、貰うわ。」 シェリルが笑い終わるのを待ってからそう声をかけてやると、シェリルが頷く。 ベットがあるのとは反対の壁につくられているロッカーの一角から自分の分とシェリルの分を取り出してシェリルに放ると、シェリルがうまくキャッチする。 すぐさま、カチリっという小気味いい音が部屋に響いた。 それを真似るようにアルトも自分の分の封を切る。 自分もペットボトルに口をつけると部屋の中は一気に静まり、コポコポと水が流し込まれていく音だけがする。 1/3ほど飲んだ後で、冷静さを取り戻したアルトはシェリルに向かって、クラン大尉から渡された錠剤を投げた。 「何?コレ。」 「薬だ。」 「・・・いらないわ。」 「いいから飲めよ。また、具合悪くなったらどうするんだ?」 「・・・大丈夫よ。私のことは、私が一番分かってる。ソレは"いらない"の。」 「・・・・・・」 アルトが諭すように言っても、シェリルは頑なにそれを拒む。 それが普通の拒み方とは違う意味が含まれていることにアルトも気づいていた。 "分かっている"というシェリルの態度から、彼女自身も身体を蝕んでいるものについてある程度は知っているのだろう。 一人、"覚悟"を決めているのかも知れないと考えた瞬間、一連の流れで消えていた先ほどまでの痛みが、また戻ってきた。 不意に降りた沈黙に、シェリルが不思議そうになる。 取り繕わねばっと我に返ったアルトが慌てたけれど、それより先にシェリルが先ほどまでアルトが座っていた椅子に乗せられた資料を見つけてしまった。 一瞬にして、空色の瞳が表情を失う。 氷のような冷ややかさに変わったそれに射抜かれたアルトが動けずにいると、シェリルがベットからゆっくりと抜け出した。 「お、おい・・・・。」 「悪かったわね、巻き込んで。もう大丈夫よ、アリガトウ。さようなら。」 アルトに一瞥もくれず、まっすぐと出口に向かうシェリルにアルトが戸惑う。 熱が下がったといっても先ほど飲まされた薬の効果でしかない可能性もあるし、第一そんなにすぐ回復するはずがないのだ。 感情を失ったシェリルの淡々とした口調に慌てたアルトがシェリルの後を追うけれど、シェリルは振り向きもしない。 咄嗟にアルトがシェリルの腕を掴むと、火傷するかのように振り払われた。 「何?お礼は言ったはずよ?」 「・・・大丈夫なわけないだろう?」 「だから、何?」 「だから・・・・」 シェリルの剣幕にアルトが押される。 踏み込むことなど許さないという瞳がきつくアルトを睨みつける。 届かない自分の感情にアルトが言葉を濁すと、シェリルがあざ笑うかのように唇の端を上げた。 そのまま壁にかかった自分のワンピースを取り上げ、アルトの予備を着た上から羽織り、器用に着替えを済ませる。 脱いだ隊服をアルトに渡し終えるとシェリルは悠然と腕を組んでみせた。 「何?こうやって服を貸したように自分が面倒を見てやろうって?お生憎さま、結構よ。」 「ち、違うッ!!」 「じゃあ、何?ギャラクシーのことでもを教えろって?それも無理よ。生身のアタシがアクセスできる情報なんてギャラクシーの一般市民以下よ。グレイスとも完全に切れたから、アタシが知ってることはゼロ。残念だったわね。」 「そんなんじゃないっ!!ただ、俺は・・・」 「何、同情?それこそ、余計なお世話だわ。」 「だから、違うって言ってるだろうっ!!」 シェリルの冷淡な言葉に、とうとうアルトが言葉を荒げた。 それが誰に向けた言葉であっても、言葉の鋭さは容赦なく全ての傷をえぐるのだ。 傷つかないはずがない。 もう、止めてくれっ!!っと叫んだアルトの声にシェリルがびくりっと震え、アルトも自身の上げた声の大きさにはっとなる。 慌ててシェリルを見返すけれど、シェリルは変わらず真っ直ぐな視線をアルトにぶつけていた。 引き結ばれた唇を精一杯かみ締め、挑むようにしてアルトを見据える青い瞳。 絶対に服従などしない、お前など要らない、という拒絶の色。 そう語る瞳が、アルトの心をきつく締め付けていく。 それが、痛くて、痛くてたまらなかった。 それが、とても苦しくて、悲しい。 触れられる距離にいるというのに、触れさせて貰えない。 さっきまでは笑って話せていたというのに、今は心を開いても貰えない。 つづく→
https://w.atwiki.jp/ergwiki/pages/20.html
あざらしそふと取り敢えずまとめ。今後編集していきます 発売予定作品 アマカノ~Second Season~ 発売作品 ロイヤルガーデン アマカノ