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862 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19 24 54 ID T9V2PdK. [2/6] どうか、俺の話を聞いてくれないか? お前を、高校生での友達1号とみこんでの事だよ 俺には、中学生の妹がいるんだ 妹は3月31日生まれで、俺は4月1日生まれなんだよ そう、俺たちは双子 丁度、4月になりその1分後に俺が産まれ俺の方が1学年ほど上なのだ 妹が生まれたあと、もともと体の弱かった母は俺を産み直後に他界してしまった それから、家族は父親と祖父母のみである はっきり言おう 俺は、妹が怖いんだ え?なんで、妹が怖いのかって? それはお前、あれだよ 【ヤンデレ】だからだよ あ #65374;違う!惚気じゃないんだ それに、気付いたのは俺が中2の頃だったんだ 始まりは、小6 当時はまだ、ヤンデレなんて知らなくてな 妹に対するいじめから護ったりしていたから、ちょっと構ってちゃんだと思ったんだんだよ ある日、俺は好きだった女子に告白したんだ 相手は、二つ返事でOK 嬉しかったよ?初恋だったからさ だが、彼女の身の回りで変化が起きたんだ 863 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19 25 28 ID T9V2PdK. [3/6] 教科書は破かれるわ、上履き隠されるわ、etc.…噂にゃ裸の写真もばらまくぞとかも脅されたらしい で、止めて欲しかったら俺と別れろてさ こうして、俺の初彼女は付き合ってひと月で別れちまった その後は、家に帰って泣いたよ その日の妹の満面の笑みでの、『お兄ちゃん遊ぼ!!』は今でも覚えているよ あの、太陽な笑みには闇があったんだな… で、次にあったのが中2の頃だ 小6の頃の事があったから、恋愛からはかなり避けていたんだ まぁ、結果的に中2病を発症させたんだがな おい、哀れむ目は止めろ で、そんなある日の事だ 俺は何の気なしに、化学部の部屋に入って 黒板に痛い魔法陣を書いていたら、化学部の先輩に目を付けられてな で、何回か話している内に意気投合してよ お!これは、俺にもいよいよ春が来ても良いんじゃないか?と期待しかけてたんだけど、ある日突然にその先輩が居なくなったんだ 他の先輩に、聞いても曖昧な答えしか帰ってこない で、なんとか中2病ネットワークを駆使した結果 先輩は、売をやっていたかもしれない という、噂を聞いたんだ しかも、匿名で写真入りで学校に届いたらしい やむなく、先輩は転校 864 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19 28 52 ID T9V2PdK. [4/6] これだけだったら、妹を【ヤンデレ】とは疑わなかったぜ? だが、俺は見ちまったんだ 家のパソコンに、先輩の写真とホテルから出てくるおっさん&少女の写真があるのを…な そして、それらを使って完成した合成写真も見つかった そして、背後で『なぁ #65374;に、しているのぉ?お兄ちゃん。』 という、妹の声 怖かったね。もう、ガクブル それをきっかけ、に俺は妹の行動すべてが怖くなった 気付いたら、後ろにいる 部屋が同じだから、自家発電出来ないからさ、トイレでしようとするだろ? すると、寝てた妹が突撃してくんだよ 再三、寝てんの確認したのにだぜ? 他にも俺に関する資料か?が2TBもあるし… いや、2GBじゃないよ2TBだよ!! 怖すぎだろ!! だから、妹から逃げるために俺は青春をすてて全寮制の男子高校に入学したんだ 勿論、妹には内緒だ 知ってるのは、親父だけ 中学の頃の友にも口止めしといた で、卒業後はあわよくばそのまま県外に就職or進学しようと思ってんだ ふーん、大変なんだな。ま、友達1号として番号交換しね? いいぜ!あれ、着信?まだ、親父ぐらいにしか教えてないんだがな? ピルルル♪ピルルル♪ ピルルル♪ピルルル♪ ピルルル♪ピルルル♪ 発信【???】 ピ! オニイチャン、イマドコニイルノカナ? END
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おや兄さん、あんたこの街に来たばかりだね? 何、見れば分かるさ。田舎面が丸出しだ。 一体何をお探しだい? そうか、花か。だったら虹影地区の琥珀館がいい。あそこの『花』はどれも飛び切りだ。一匹化け物が居るが──おや失敬、こっちの花では無かったか。 ならば夕煌通りに行くといい。 中央区側から入って5つ目、右手に見える細道に入りあとは真っ直ぐ進むといい。 やがて見えてくる古びた木製の看板が目印の花屋なら、お求めの花も見付かるだろう。 そして若しもあんたに助けが必要なら、きっと力を貸してくれる。 『その花の名を知っていますか』 空に掛かる虹の橋、美しき"虹蛇の導き(ユルングライン)"。 アルコ・イリスに脚を踏み入れたものならば必ず一度は立ち止まり、時間も忘れて見入ってしまう7色の煌き。しかしその男は最早見向きもせず、建物が落とす陰と全てを飲み込むような夜の闇が揺蕩う足元を眺めていた。 「──とうさん、かあさん」 男がぽつりと呟く。 大きな音で吹く風に殆どが飲み込まれながらも、何事かをぶつぶつ呟いた末、男は上等な革の靴をそっと脱いだ。 その上に置かれた手紙が一通。 さらに花束を置こうとして、思いとどまり抱きしめる。 「先立つ不幸をお許しください。……彼女に振られた俺には、俺には、…──もう生きている価値なんてないんだあああああああああ!!!」 絶叫、そして残響を響かせ、男と花束が宙に踊る。 周囲の建物より一際大きな頂上から落ちた身は、真っ逆さまに路地へと。 こうして男の苦難の人生は終わりを迎えた。 ────筈だった。 「お目覚めかしら」 花咲き乱れ蝶が遊び温暖な気候で青空が広がる楽園を期待していた男は、全く現状が把握できなかった。 空に輝く7色。照らされた夜空。先程まで立っていた屋上。 そして目を開けた自分を覗き込む女の姿。 腰まで在る濡れ羽の髪に琥珀の瞳。 シックな黒のワンピースで包まれた肢体は女性らしい膨らみに恵まれている。 はっきりとした目鼻立ちと理知的な面差しだが、残念な事に口元を引き結んだ女は全く笑っていなかった。愛想の欠片もない。 笑えばきっともてるだろう──伏したままそこまで思って、男は我に返り慌てて飛び起きた。 「お、俺は死んだはずじゃ…!!」 「見て判らないのかしら。生きているじゃない」 琥珀色が呆れたように眇められる。 その視線を浴びながら、男は先程の決死の飛び降りを思い出し、今更ながらに恐怖と寒気を感じ、そして生き伸びてしまった事に何ともいえない恥ずかしさを憶えた。 「貴方、運がよかったわ。詰み上がった木箱の上に偶然落ちて一命を取り留めたのよ。そして私が其処に通りがかった」 ああそれで妙に木屑塗れなのねと、男は納得した。確かに尻の下には潰れた木箱が大量に。 しかし、次の瞬間に怒りが爆発した。 「な、な、…なんてことをしてくれたんだ!! 俺は、死ぬつもりだったんだ!! なんで助けたりなんかするんだ!!」 男の勢いに反して女は何処までも冷ややかな目をしている。 否、そればかりか温度が段々と下がっていっているのだが、残念な事に頭に血が上った男はその事に気付けない。 「ああもう!!あああもう!! 生きてたって仕方無いのに! どうして死なせてくれなかったんだああああッ!!!」 「あら、そう」 冷ややかな返事が一瞬で場の空気を凍らせる。 水を浴びせられさらに冷風に吹き曝されたような寒気を憶えて振り返った男が見たものは、絶対零度の琥珀色。 ────して。 「ぎゃああああああああああ!!!すんませんすんませんごめんなさい赦してください!!!」 「あら、死にたかったのでしょう。助けてしまってごめんなさいね。責任取って引導を渡してあげるわ」 衣服に包まれ一見判らないがその実素晴らしく発達した筋肉を纏う腕に引っつかまれ、男と女は川沿いにいた。 轟々と流れる激流に正に突き落とされそうになって、手摺を握り締め男は必死で命乞いをするが、女はやめる気配がない。 「抵抗すると恐怖を味わう時間が長くなるわ。決意が鈍らないうちに潔く逝きなさい」 「すみませんほんと俺が悪かったですぶっちゃけほんとは死にたくなんかないんですただちょっと彼女に振られて死にたくなっただけなんですうううう」 「くだらない理由ね」 一度助かってしまった以上、二度目を敢行するのは辛い。ましてや衝動に突き動かされた勢いだけの行動だったから余計に。 そろそろ股を濡らしそうな勢いで怯える男を蔑みながら、女がぱっと手を離すと、男はそのまま後ろに倒れ込んで尻餅を突いた。そのまま起き上がる気配がない。 「……う、うう、…うわあああああ!! そりゃあんたにはくだらないかもしれないさ! でも俺に取っては一生で一度の恋だったんだ!! それなのに、それなのに喧嘩して別れちまって、もうやっていけねえようわあああああああ!!」 体を丸め真剣に泣き出した男を、相変わらず女は冷ややかな目で見ている。 「──くだらないわね。 仮令どんな理由があれ、自分自身で命を断つ事ほど愚かしい事は無いわ」 「う、うるせええええ!正論吐きやがってこのアマ!! 出来ないんだから仕方無いだろウゴエッ!!!!」 鳩尾に爪先を食らわされて男が転がる。 虫けらを見るにしたってもう少しはマシな程に温度を失った視線で見下ろしていた女は、ふと溜息を吐き出した。 痛みにのた打ち回る男を置き去りに何処かへと立ち去った女は、彼の痛みがマシになった頃に戻って来て、その手には花束を携えていた。 ──彼女との仲直りの為に用意したものの、結局渡すことも出来ず、抱えて死のうとした花束だ。 「度胸は在るのだから、命を断つだなんて方向ではなく、謝りにでも行けばよいでしょう」 「………けど、罵倒されるのも、彼女に迷惑かもしれないのも、嫌なんだよう……」 ついには泣き出した男に呆れながら、手にした花束を女は押し付ける。 半ば無理やり受け取らされた男が言葉を発するよりも先に、黒いレースの手袋で覆われたたおやかな指が汚れてしまった花に触れる。 「死なれるのも寝覚めが悪いし、私の職業に反する。 ──貴方に一度だけ力を貸してもらえるように、頼んであげるわ」 その意味を問うよりも先に、男の目の前で不思議な自体が起きた。 否、このアルコ・イリスという街では然程珍しい出来事でもないのかもしれないが、だが少なくとも、魔法と云う物から縁遠い日常を送っていた男にとってそれは酷く不可思議なものだった。 女の指先が花弁に触れる。 それだけで、薄汚れていた花は輝きを取り戻した。 女の指先が蕾を撫ぜる。 見る間に綻んだそれは、瑞々しい花を咲かせた。 そして女の脣が語り掛ける。 「貴女の真名は?仲直り?、貴女の真名は?愛の告白?───お願いよ、如何か力を貸して頂戴」 白と赤の花々が柔らかな光を生み出し、それがすうっと、溶け込むように男の胸へと吸い込まれていった。 有難う。花へと語り掛ける女の声音は何処までも優しい。 意外な一面に呆然としていた男は、ふと違和感に気付いた。 「…あれ?」 胸に纏わりついていた重い空気が何処かへ消えている。 代わりに芽生えたのは、彼女ともう一度やり直したいという強い気持ちだ。別れ際の顔ばかりがちらついていたのが、共に笑い、愛し合った記憶に摩り替わる。 今ならば素直な気持ちを伝える事が出来るのではないだろうか。 だが如何してこんなにも急に立ち直れたのか──その理由を知っているであろう女を見上げると、琥珀の瞳が微かに眇められる。 「花言葉と云う物をご存知かしら」 「…は、はあ」 「迷信だと思って居るかもしれないけれど、あれは強ち間違いではない。その植物の側面を表す言葉であり、そして真名とも云えるもの」 女の手が赤い花を撫ぜる。 その手付きばかりは、冷ややかな表情が嘘であるかのように酷く優しいものだ。 「私はそれを引き出し、分けてもらえるようにお願いすることが出来る。例えば病を払う真名を持つ花ならば、飾ることで病魔を遠ざけてくれるし、貴方が持つ花のように、愛の告白に力を貸して貰えるように──貴方の背中を押してくれるように願える」 「…じゃ、じゃあつまりこの花さえ渡せば…!」 「勘違いしないで頂戴」 男の期待に冷水が浴びせられる。 不機嫌そうに眉間に皺を寄せた女が、緩やかに立ち上がると、別れを惜しむように花が揺れた。風ではない、確かに。 「仲直りが上手く行っても、関係を保つには貴方の努力が必要よ。貴方が魔法に頼りきりになれば、何れ破局を迎える。私達に出来るのは切欠を与える事だけ──死ぬだけの勇気があるなら、死ぬ程に愛しているのなら、精々頑張りなさい」 黒いワンピースを揺らし、用は済んだとばかりに女が歩き出す。 その言葉を呆然と聞きながら、花束を抱きしめ、我に返って男は声を上げた。 「ま、まってくれ…!! あんた、名前は…!!」 立ち止まった女が一拍の間を置いて振り返る。 長い黒髪。琥珀の瞳。其れこそまるで花のようなたおやかな振る舞いで。 「───ユーチャリス。 夕煌通りの一画で花屋と医者をしているわ」 微かな笑みを残し、女──ユーチャリスは今度こそ振り返らずに歩き去った。 夕煌通りの一画。 中央区側から入って5つ目、右手に見える細道に入りあとは真っ直ぐ進んだ先。 「Kokua」と書かれた木製の看板が目印の花屋。 医者を兼任する変わり者の店主と、その養い仔が2人、合計3人と多くの草花が暮らす家に、菓子折りとお礼の手紙が置かれていたのは数日後。 また、別のお話───。
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204p 燋(い)た種が芽を出し、割れた石がまた合い、枯れ木に華が咲いて実がなるように、 成仏出来ると許されたものの、まだ成仏の相は現じていません。 どうして法華経の重恩を報じないでいられましょうか。 もしこの恩を報じないならば、世間の賢人にも劣り、 恩知らずの畜生です。 毛宝(もうほう)に助けられた亀は、毛宝の衣類に変えて救われた恩を忘れず、 昆明池(こんめいち)の大魚は、漢の武帝に命を助けられた恩を報じようと、 明珠(めいしゅ)を夜中に捧(ささ)げました。 畜生でさえ尚この様に恩を報じています。 ましてや舎利弗らの偉大な聖人達が恩を報じないわけがありません。 阿難尊者(あなんそんじゃ)はインドの斛飯王(こくぼんのう)の二男であり、 羅睺羅(らごら)尊者は浄飯王(じょうぼんのう)の孫です。 世間の人々の中では家柄の高い身分である故、 小乗における最高の悟りの阿羅漢果(あらかんか)を得た身となったのに、 爾前経では成仏をおさえられていましたが、八ヵ年の法華経説法の席において、 阿難は山海慧自在通王仏(さんがいえじざいおうぶつ)に、 羅睺羅は蹈七宝華如来(とうしつぽうけにょらい)等と如来の名を授けられました。 もし法華経が説かれなかったらば、どんなに家柄が高く、偉大な聖人であるといっても、 誰が謹み敬うでしょうか。 中国の夏(か)の桀王(けつおう)や殷(いん)の紂王(ちゅうおう)というのは、 大国の君主であり、一般住民の信頼し服従するところでした。 しかし、悪政を行って国を滅ぼした為、今でも悪人の手本には、 桀(けつ)・紂(ちゅう)、桀・紂と言われています。 身分の賤(いや)しい者や癩病(らいびょう)の者でも、 桀・紂の様だと言われると、悪口をいわれた、と腹を立てます。 千二百、あるいは数知れない程多くの声聞達も、もし法華経が説かれなかったならば、 誰もその名を聞かなかったでしょうし、またその声を聞き習う事もないでしょう。 一千の声聞達が一切経を結集したといっても、それを見る人もないでしょう。 ましてこれら声聞の人々を、絵像や木像に表して本尊と仰ぐでしょうか。 これはひとえに法華経の御力(おんちから)によって、 一切の阿羅漢(声聞)達は人々から尊敬せられているのです。 もろもろの声聞達は、法華経を離れたならば、 それは魚が水を離れ、猿が木から離れ、乳のみ子が母乳を離れ、 民が王から離れた様なものです。 ですから、どうして法華経の行者を捨てられるでしょうか。 もろもろの声聞達は、 爾前の経経では肉眼(にくげん)のうえに天眼(てんげん)と慧眼(えげん)を得ました。 さらに法華経によって法眼(ほうげん)と仏眼(ぶつげん)を備える事が出来ました。 この五眼によって十万世界をさえ照見(しょうけん)されるでしょう。 どうしてこの娑婆世界のうちの法華経の行者を知見(ちけん)されないはずがありましょうか。 たとえ日蓮が悪人であって、一言二言、一年二年、一劫二劫、 あるいは百千万億劫(ひゃくせんまんのっこう)の間、これらの声聞を悪口し、 罵(ののし)り、刀や杖で打ったり切りつけたりする気配があっても、 法華経をさえ信仰している行者であれば、決して捨てられる事はないでしょう。 譬えば、幼い子が父母を罵ったとして、父母はこの子を捨てるでしょうか。 梟鳥(きょうちょう)は成長すると母を食うと言われますが、 母はこの小鳥を捨てません。 破鏡(はけい)という獣(けもの)も父を害しますが、 父はそれに従うと言います。 畜生でさえこの通りです。 偉大な聖人である声聞達が法華経の行者を捨てられる事があるでしょうか。 されば、法華経信解品(しんげほん)に 須菩提(しゅぼだい)・迦旃延(かせんねん)・迦葉(かしょう)・目蓮(もくれん)の 四大声聞が二乗の成仏を領解した文に次の様にあります。 「われらは今真に声聞である。仏道の声をもって一切衆生に聞かせるであろう。 われらは今、真に阿羅漢(あらかん)である。もろもろの世間の 205p 天・人・魔王・大梵天王から、広くその中にあって、供養をうけるであろう。 われらは世尊には大恩(だいおん)がある。 希有(けう)の事をもってわれらを憐(あわ)れみ教化(きょうけ)して、 利益(りやく)された。 無量億劫(むりょうおっこう)にも、誰かよくその恩を報ずる者はあるだろうか。 手足をもって供養し、頭を地につけて礼拝(らいはい)し、 一切をもって供養しても、皆仏の恩を報ずる事は出来ないであろう。 もしは仏の身を頂戴(ちょうだい)し、両肩に担って恒沙劫(ごうじゃごう)という長い間、 心を尽くして恭敬(きょうけい)し、また美味の膳、無量の宝衣(ほうえ)、 及びもろもろの寝具や種々の湯薬(とうやく)をもって供養し、 牛頭栴檀(ごずせんだん)及びもろもろの珍しい宝をもって仏塔を建て、 宝衣を地に敷き、この様なをもって恒沙劫の間供養しても、 尚その恩を報ずる事は出来ないであろう。」 と。 25 二乗が守護しない事を疑う もろもろの声聞達は、前四味の爾前(にぜん)の経々でどれほど多くの叱責をこうむり、 会座の中で恥辱がましい事を聞かされたか、その数を知りません。 その事によって迦葉(かしょう)尊者の泣き叫ぶ声は三千世界を響かし、 須菩提(しゅぼだい)尊者は呆然(ぼうぜん)として手に持っていた鉢を捨てました。 舎利弗(しゃりほつ)は食べていた飯を吐き出し、 富楼那(ふるな)は美しい瓶(かめ)に糞(ふん)を入れている、 と嫌われました。 釈尊は鹿野苑(ろくやおん)においては阿含経を褒(ほ)め称(たた)え、 二百五十戒を師としなさい等と懇(ねんご)ろに褒められながら、 今又いつの間にか自分の所説をこうまで謗(そし)られるとは、 一仏二言で自語相違の失(とが)であるともいうべきです。 例えば、釈尊が提婆達多(だいばだった)を 「汝(なんじ)は愚か者で、人の唾(つば)を食う者だ」 と罵倒されたので、提婆達多は毒矢が胸に刺さった様に思い釈尊を怨んでいいました。 「瞿曇(くどん『釈尊』)は仏ではない。 自分は斛飯王(こくぼんのう)の嫡子(ちゃくし)であり、 阿難尊者の兄で、釈尊のいとこにあたる一類である。 どんなに悪い事があったとしても、内々に教え訓(さと)すべきである。 これほどの人天大会(にんでんだいえ)で、 これほどの大きな禍(わざわ)いを面と向っていう者は、 大人(だいにん)や仏陀の中にあるだろうか。 されば、出家する前は妻となるべき人を奪われた敵(かたき)であり、 いまは一座の中で恥をかかされた敵である。 今日から生々世々(しょうじょうせせ)に釈尊の大怨敵(だいおんてき)となるであろう」 と誓ったのです。 この事例をもって思うには、 今、もろもろの大声聞達は、本は外道の婆羅門(ばらもん)の家から出た人達です。 又もろもろの外道の長者でしたので、諸国の王に帰依され、多くの檀那に尊敬されていました。 あるいはその家柄が高貴な人もあり、 あるいは富福が満ちたりていた者もありました。 ところがそれらの栄官等を打ち捨てて慢心の幢(はたほこ)を倒して俗服を脱ぎ、 壊色(えじき『赤黒いこげ茶色』)の糞掃衣(ふんぞうえ『最も汚い衣』)を身にまとい、 白い毛の払子(ほっす)や弓矢等を打ち捨て、 一つの鉢を手に握り、貧乏人や乞食等の様にして、釈尊に付き従い、 風雨を防ぐ家も無く、身命を永らえる為の衣食も乏しく少ない有様であるのに、 五天竺・四海・全インドみな外道の弟子であり、 檀那(だんな)なので、仏でさえ九度の大きな難にあわれました。 所謂(いわゆる)提婆達多は大石を飛ばして釈尊を殺そうとし、 阿闍世王(あじゃせおう)は酔った象を放って釈尊とその弟子を殺そうとし、 阿耆多王(あぎたおう)は九十日のあいだ馬に、与える麦を釈尊と弟子に食べさせ、 婆羅門(ばらもん)城下を乞食(こつじき)した時、 米のとぎ汁しか与えられず、 206p 旃遮婆羅門女(せんしゃばらもんにょ)は 鉢を腹にふせ入れて釈尊が懐妊させたと非難した事等々。 まして化導される弟子達が受けた数々の難は言い尽くせない程です。 数知れない程多くの釈迦族の人々は波瑠璃王(はるりおう)に殺され、 千万人の眷属(けんぞく)は酔った象に踏み殺され、 華色比丘尼(けしきびくに)は提婆達多に殺害され、 迦廬提尊者(かるだいそんじゃ)は殺害されて馬糞(ばふん)に埋(うず)められ、 目蓮尊者は竹杖(ちくじょう)外道に殺害されました。 そのうえ六師外道は心を合わせて、 阿闍世王(あじゃせおう)や婆斯匿王(はしのくおう)らに讒言(ざんげん)して言うには 「釈尊は世界第一の大悪人である。 彼が行く所は、先々に三災七難が起こっている。 大海があらゆる流れを集め、大きな山がもろもろの木を集めている様に、 釈尊の所にはあらゆる悪人を集めている。 所謂(いわゆる)迦葉(かしょう)・舎利弗(しゃりほつ)・目蓮(もくれん)・ 須菩提(しゅぼだい)等である。 人間と生まれた者はまず忠・考を第一としなければならない。 ところが迦葉らは釈尊に騙しすかされて、父母の教訓を用(もち)いず、 家を出て、王法による命令書にも背いて山林に入ってしまった。 国内に留めておくべき者ではない。 だから天には太陽や月や星等が異変を生じ、地には多くの災いが盛んに起きている。」 等と訴えました。 これらの難だけでも耐えられるとも思えないのに、 更に付け加えられる災いに、釈尊に会座で叱責され、釈尊にも添(そ)い難い事でした。 人天大会(にんでんだいえ)の大衆が集まった説法の座で、 しばしば叱責の声を聞いたのでどうして良いかわからず、 ただ慌(あわ)てる心ばかりでした。 そのうえ大の大難の第一なのは、浄名経(じょうみょうきょう)に 「汝(なんじ)に施(ほどこ)す者は福田とは名付けない。 汝を供養する者は三悪道に堕ちる。」 と言われた事です。 この経文の意味は、釈尊が菴羅苑(あんらおん)という所に居られた時に、 梵天(ぼんてん)・帝釈(たいしゃく)・日月・四天王、 三界の諸天・地神・竜神等数えきれない程の無数の大会(だいえ)の中で言われました。 「須菩提(しゅぼだい)らの出家者らを供養する天・人は三悪道に堕ちるであろう」 と。 これたを聞いた天・人達は、これらの声聞達に供養するでしょうか。 結局は仏の言葉によってもろもろの二乗を殺害されるのかと思われ、 心ある人々は仏をも疎(うと)んじた事でしょう。 それで、これら天・人達は、仏を供養して奉(たてまつ)ったついでに、 二乗のわずかの身命を助けられました。 ですから、事の心を考えてみますと、釈尊が四十余年の爾前の経々だけを説かれて、 八か年の法華経の説法無くして御入滅なられていたならば、 誰がこれら二乗の尊者を供養するでしょうか。 現身(げんしん)に餓鬼道に堕ちておられる事でしょう。 ところが四十余年の間に説いた爾前の経々を、 春先の太陽が寒氷(かんぴょう)を消滅させる様に、 無量の草露(そうろ)を大風が零(こぼ)し落とす様に、一言をもって一時に、 無量義経において 「いまだ真実をあらわさず」 と打ち消し、 大風が黒雲(こくうん)を撒(ま)き散らし、大空に満月が輝いた様に、 青天に太陽がかかった様に 207p 法華経方便品で 「世尊は方便の教えを長い間説いた後、必ず当(まさ)に真実を説くのである」 と明らかに説かれて、 舎利弗(しゃりほつ)は華光如来(けこうにょらい)、 迦葉(かしょう)は光明如来(こうみょうにょらい)等と、 赫々(かくかく)たる太陽、明々(めいめい)たる満月の様に経文に記(しる)し、 鏡に浮かべられたからこそ、 釈尊入滅後の人天のもろもろの檀那(だんな)達から仏の様に仰がれたのです。 水が澄(す)めば、月はその影を映す事を惜(お)しみません。 風が吹けば、草木はなびかないでしょうか。 それと同じで法華経の行者があれば、舎利弗等これらの聖者はたとえ大火の中をくぐっても、 大石の中を通っても訪ねて来られるべきです。 迦葉(かしょう)は入定(にゅうじょう)して弥勒菩薩の出現を待つと言いますが、 それも事によるのであって、 今法華経の行者が難にあっているのに、いったいどうなっているのか、 不審で仕方ありません。 「後五百歳(ごごひゃくさい)」の予言が当たらないのでしょうか 「広宣流布(こうせんるふ)」の言葉は偽りとなるのでしょうか。 あるいは日蓮が法華経の行者では無いのでしょうか。 法華経を経内と蔑(さげす)み下して、教外別伝(きょうげべつでん)と称する 大嘘(おおうそ)つきの禅宗の者を守られるのでしょうか。 あるいは捨閉閣抛(しゃへいかくほう)と定めて法華経の門を閉じよ、 巻物を抛(なげう)て、と版に彫りつけて、 法華堂を失わせる念仏者を守護されるのでしょうか。 それとも仏前において法華経の行者を守護するとの誓いはあったけれども、 濁世(じょくせ)の大難の激しさを見て、諸天善神は下って来られないのでしょうか。 日月共に天にあります。 須弥山(しゅみせん)は今も崩れていません。 海潮(かいちょう)も増減しています。 四季も型の通りで違っていません。 それなのに法華経の行者に守護が無いのは、いったいどうした事かと、 大きな疑問はいよいよ積もってきます。 26 菩薩等が爾前(にぜん)では無恩である事を明かす 又、もろもろの大菩薩や天・人らは、 爾前の経々において未来の成仏を明かされた様に見えるけれども、 それはあたかも水中の月を取ろうとする様な、 又影を本体と思う様なもので、 色・形だけあって実義は無いのです。 又、仏からうけた御恩も深い様に見えて、実は深くありません。 釈尊が初めて仏道を成じた時には、まだ説教も無かったので、 法慧(ほうえ)菩薩・功徳林(くどくりん)菩薩・金剛幢(こんごうどう)菩薩・ 金剛蔵(こんごうぞう)菩薩等という六十余人の大菩薩が、 十方の諸仏の国土から教主釈尊の前にやって来られて、 賢首(けんじゅ)菩薩や解脱月(げだつがつ)らの菩薩の請(こ)いに従って、 十住(じゅう)・十行(ぎょう)・十回向(えこう)・十地(じ)等の法門を説かれました。 これらの大菩薩が説かれた法門は、 釈尊に習い奉(たてまつ)ったものではありません。 十方世界のもろもろの梵天達もやって来て法を説きましたが、 これらも又釈尊に習い奉(たてまつ)ったのではありません。 総じて華厳経(けごんきょう)説法の座に集まった大菩薩や天・竜らは、 釈尊以前に不可思議解脱に住(じゅう)していた大菩薩です。 釈尊が過去世において 菩薩として因位(いんい)の修行をしておられた時の弟子ででもあるのでしょうか。 十方世界で先に出現された弟子ででもあるのでしょうか。 一代五十年の教主として インドに生まれて始めて成道(じょうどう)した釈尊の弟子ではありません。 阿含(あごん)・方等(ほうどう)・般若(はんにゃ)の三時に 蔵(ぞう)・通(つう)・別(べつ・円(えん)の四教を釈尊が説かれた時に、 ようやく弟子が出来たのです。 これも又釈尊自らの説法ではありますが、正説(しょうせつ)ではありません。 どうしてかと言えば、 方等・般若に説かれた別・円の二教は、華厳経の別・円二教の範囲を出ていません。 208p 華厳経の別・円二教は教主釈尊の別・円二教では無く、 法慧(ほうえ)菩薩らの大菩薩が説いた別・円二教です。 これらの大菩薩は人目には釈尊の御弟子かの様に見えますが、 釈尊の御師(おんし)ともいうべきです。 釈尊は、華厳の時に かの菩薩達の説くところを聴聞(ちょうもん)して智慧が啓発して後、 重ねて方等・般若の別・円を説かれました。 これは趣(おもむき)も変わらない華厳経の別・円二教です。 ですから、これらの大菩薩は釈尊の師なのです。 華厳経で、これらの菩薩を教えあげて、善知識である、と説かれたのは、 この事を言っているのです。 善知識というのは、一向に師でも無く、一向に弟子でも無い事です。 蔵(ぞう)・通(つう)の二教は又別(べつ)・円(えん)二教の枝流(しりゅう)です。 別・円二教を知っている人は必ず蔵・通の二教を知っております。 人の師というのは弟子の知らない事を教えるのを師というのです。 例えば釈尊より以前の、一切の人・天、外道は、二天・三仙の弟子です。 外道が九十五種にまで分派したけれども、三仙の見解を出ていません。 教主釈尊も外道から習い伝えられて、外道の弟子であられましたが、 苦行(くぎょう)・楽行(らくぎょう)を重ねて十二年の時、 苦(く)・空(くう)・無常(むじょう)・無我(むが)の理を悟り出したからこそ、 外道の弟子という名を離れられて、 無師智(むしち『師無くして自ら得た智慧』)と名のなれたのです。 又人・天も大師と仰いだのでした。 27 法華の深恩(じんおん)を明かす 釈尊は御年七十二歳の時、 摩竭提国(まがだこく)の霊鷲山(りょうじゅせん)という山において、 無量義経を説かれた時に、四十余年の経経を取り上げて、 枝葉(えだは)の経はその中に収めて 「四十余年の間、いまだ真実を顕さず」 と打ち消されたのは、この事です。 この時、もろもろの大菩薩や天・人らは、あわてて真実の義を説いてほしいと言いました。 無量義経において真実の義と思われる様な事が一言ありますが、 まだ真実の義はありません。 それは、譬えば月が出ようとする時、 その本体はまだ東の山に隠れていて、光りは西の山にまで届いているが、 人々は月の本体を見る事が出来ない様なものです。 法華経方便品で略三乗を開いて一仏乗を顕す時、 釈尊は略して一念三千を説き、心中の本懐を少し述べられました。 はじめて聞く事なので、ほととぎすの初音(はつね)を、 寝惚(ねぼ)けている者が一声聞いた様に、 月が山の端に出たけれど薄雲(うすぐも)が覆っているように、 ごくかすかであったので、 舎利弗らは驚いて、諸天・竜神・大菩薩らを集めて、 「諸天・竜神等、その数は恒沙(ごうじゃ)の様に多い。 仏を求めるもろもろの菩薩の数は八万もある。 又もろもろの万億の国の転輪聖王(てんりんじょうおう)がやってきて、 合掌(がっしょう)して敬心(けいしん)をもって、 具足(ぐそく)の道を聞きたいと望んでいる」(法華経方便品) 等とお願いしました。 経文の意味は、四味三教の爾前四十余年の間、 209p いまだ聞いた事の無い法門を承りたいとお願いしたのです。 この経文に 「具足の道を聞きたいと望んでいる」というのは、 大経(だいきょう『涅槃経』)には 「薩(さ)とは具足の義に名づける」とあります。 「無依無得大乗四論玄義記(むえむとくだいじょうしろんげんぎき)」には 「沙(さ)とは翻訳して六という。インドでは六をもって具足の義とする」とあります。 吉蔵(きちぞう)の「法華義疏(ほっけぎしょ)」には 「沙(さ)とは翻訳して具足となす」とあります。 天台大師の「法華玄義(ほっけげんぎ)」の八には 「薩(さ)というのは梵語(ぼんご)で、中国では妙(みょう)と訳すのである」 とあります。 付法蔵(ふほうぞう)の第十三で、 真言宗や華厳宗、その他の諸宗の元祖で、 本地は法雲自在王如来(ほううんじざいおうにょらい)、 その迹の姿が竜猛(りゅうみょう)菩薩という初地(しょじ)の大聖(だいしょう)が著した 「大智度論(だいちどろん)」千巻の肝心には 「薩(さ)とは六である」とあります。 妙法蓮華経というのは漢語です。 インドでは薩達磨分陀利伽蘇多攬(さだるまふんだりきゃそたらん)と言います。 善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)の法華経の肝心の真言には 「曩謨三曼陀没駄南(のうまくさんまんだぼだなん)[帰命普仏陀(きみょうふぶつだ)] 唵(おん)[三身如来(さんじんにょらい)] 阿阿暗悪(あああんなく)[開示悟入(かいじごにゅう)] 薩縛勃陀(さるばぼだ)[一切仏(いっさいぶつ)]枳攘(きのう)[知(ち)] 娑乞蒭毘耶(さきしゅびや)[見(けん)] 誐誐曩三娑縛(ぎゃぎゃのうさんそば)[如虚空性(にょこくうしょう)] 羅乞叉儞(あらきしゃに)[離塵相也(りじんそうなり)] 薩哩達磨(さつりだるま)[正法(しょうぼう)] 浮陀哩迦(ふんだりきゃ)[白蓮華(びゃくれんげ)] 蘇駄覧(そたらん)[経(きょう)]惹(じゃ)[入(にゅう)]吽(うん)[遍(へん)] 鑁(ばん)[住(じゅう)]発(こく)[歓喜(かんぎ)] 縛日羅(ばざら)[堅固(けんご)]羅乞叉まん(あらきしゃまん)[擁護(おうご)] 吽(うん)[空無相無願(くうむそうむがん)] 沙婆訶(そはか)[決定成就(けつじょうじょうじゅ)]」 と言っています。 この真言は南インドの鉄塔の中にあった法華経の肝心の真言です。 この真言の中に薩哩達磨(さつりだるま)というのは正法の事です。 薩(さ)というのは正です。 正は妙であり、妙は正です。 だから正法華(しょうほっけ)とも妙法華(みょうほっけ)とも言うのです。 又、妙法蓮華経の上に南無(なむ)の二字をおいて南無妙法蓮華経というのです。 妙(みょう)とは具足という事であり、六とは六度万行(まんぎょう)という事です。 もろもろの菩薩が、どうしたら六度も万行を具足出来るのかを聞きたいと思う、 という事です。 具(ぐ)とは十界が互いに十界を具(そな)えている事であり、 足(そく)というのは一界に十界を具えているから、 その界そのものの位に他の九界があり、満足の義です。 この法華経の一部八巻二十八品六万九千三百八十四字の一一に皆妙の一字を具えており、 一字一字は三十二相八十種好(しゅごう)の仏陀です。 十界に皆それぞれの界の仏界を顕しています。 妙楽大師は 「止観輔行伝弘決(しかんぶぎょうでんぐけつ)」に 「十界に皆仏果を具えている。その他の果を具えているのは当然である」 と言っています。 具足の道を聞きたい、との願いに仏は答えて法華経方便品に 「衆生をして仏の知見(ちけん)を聞かせたいと思う」 と言われました。 衆生というのは舎利弗(しゃりほつ)であり、 衆生というのは一闡提(いっせんだい)であり、 又衆生というのは九法界の事で、 「一切の衆生を全て救おうとの誓い」 がここに満足したのです。 法華経方便品に 「我は本(もと)誓願を立て、 一切の衆生を仏と等しくして異なる事の無い様にさせたいと願った。 昔に願ったところの事は、今既に満足した」 と説かれています。 もろもろの大菩薩や諸天らはこの法門を聞いて領解(りょうげ)して法華経譬喩品に 「われわれは昔より今まで、しばしば釈尊の説法を聞いてきたけれど、 未だかつてこの様な深妙の上法を聞かなかった」 と言っています。 伝教大師はこの経文を解釈して「守護国界章」に 「われわれは昔より今まで、しばしば釈尊の説法を聞くというのは、 210p 昔、法華経の前に、華厳経等の大法を説くのを聞いた事をいうのである。 未だかつてこの様な深妙な上法を聞かなかったとは、 未だ法華経の唯一仏乗の教えを聞かなかった事をいうのである。」 と言っています。 華厳・方等・般若・深密(じんみつ)・大日等の数多くのもろもろの大乗経では、 未だ釈尊一代仏教の肝心である一念三千の大綱・骨髄の二乗作仏・久遠実成等は 未だ聞かなかった、と領解(りょうげ)したのです。
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951 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 00 02 21 ID ??? 550 D.O.M.E.「未だ一人者の君がそれを言うか」 アムロ「何っ?」 D.O.M.E.「二人はすでにセ・・・結ばれた。君も早く本命の人とセ・・・結ばれるべきだろう」 アムロ「ザッ・・・戯れ言は言うな!」 ガロード「D.O.M.E.、いい加減バラし過ぎだろ(ダラダラ)」 ティファ「ガロードまだ血が」 955 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 00 50 04 ID ??? 951 D.O.M.E.「いやだなあ、青春の絆って言っただけだよ」 アムロ「青春ってお前な……」 D.O.M.E.「生前の僕にもあるだろう? 甘酸っぱい青春の一ページくらい」 ガロード「そういや、アムロ兄って学生時代は有名だったんだって?」 セレーネ「そーよ、あの頃の兄さんはもの凄くってね。泣く子も黙る白い悪魔。 通った後にはペンペン草一本残らないって有名だったのよ」 アムロ「待て待て、嘘を教えるな」 セレーネ「あら、有名なのは事実でしょ?」 ヒイロ「実際の話を聞こうにも、当時の教師はほとんど学校に残っていないからな」 ガロード「ハマーン先生、ファラ先生、ラミアス先生…みんな若いな。 カトック先生位か? 十五年前でも先生やってそうなの」 ヒイロ「尋ねてみるか? 生徒指導室に聞きに行く必要があるが」 ガロード「いや結構」 アムロ「いや、その前に俺本人に聞くべきだろ」 956 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 01 03 19 ID ??? シャア「何故そこで我々の名前が出ないかね」 ブライト「全くだ」 リュウ「あの時のアムロは札付きのワルだったなぁ」 カイ「きっちり、写真もあるぜ。ピラピラ」 958 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 01 50 45 ID ??? 956 アムロ「ミライさんを巡るスレッガーさんとの争いは傑作だったな、ブライト」 ブライト「・・・・・・」 アムロ「カイさん、そういえばミハルさんという方がいましたよね?」 カイ「・・・・・・」 アムロ「貴様の変態仮面姿、いまだにデータとして残してあるんだぞ」 シャア「・・・・・・」 アムロ「まったく・・・人の過去の恥部を知ってるということは、自分も知られているということを 忘れているんじゃないか?」 リュウ「・・・・・おい、俺は?」 アムロ「申し訳ないんですが、いましたっけ?」 961 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 02 55 19 ID ??? 958 リュウ「というかカイはまだミハルさんと付き合いあるんじゃなかったか?」 ブライト「ほう。一緒になるつもりなのか?」 カイ「あーこういう話題はアムロに振ってくれよ……」 964 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 11 14 13 ID ??? 958 >アムロ「貴様の変態仮面姿、いまだにデータとして残してあるんだぞ」 赤い彗星のひと「なに、私は今でも現役だよ」 実写シャア「この姿こそがシャア・アズナブルではないか」 真シャア「僕の名を騙ってそんな恥ずかしい格好してたのかい、偽者の僕」 アフランシ「記憶を受け継いでるだけにこっちまで恥ずかしい……」 C.A「私はデータで助かったな」 シャア「やかましい!!」 976 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 15 07 46 ID ??? 964 DOME「安心するのは早いよ、生前の僕のライバルのマシン・インテリジェンスの君。 これを見たまえ」つ【画像データ】 C.A.「これは何かのプロセッサ…こ、この変体仮面の刻印は!!」 リボンズ「そう、君のメインチップの写真さ、未来の僕のライバルのプログラムの君」 C.A.「う、嘘だ…誰か嘘だと言ってくれ! ララァァァァァァ!!」 979 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 16 53 25 ID ??? 959 ハヤト「病気の身体をおして、我が母校の名誉のために特攻!」 アムロ「あれは、連邦高の伝説だったな(感涙」 リュウ「さすがに入院先で全校敬礼は恥ずかしかったがな、うん」
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0285:なぜ藍染惣右介の名前が呼ばれなかったのか? 第三放送、その内容に静かに耳を傾ける男が一人。 「…………」 場所は大阪、たこ焼き屋の倉庫。傍らには安らかに寝息を立てる少女が一人。 「…………」 無言。 その放送の中に、呼ばれるであろうと予想していた名前が出てこなくても、彼は無言だった。 (死んだのはキルア君に……あの旅禍の少年か) 放送から数分経って、頭の中を整理しだす。 新たに死んだ者の中には、彼が知る名前もあった。だが、それによる悲しみを感じることはない。 もとより、誰が死のうと彼には関係ないことなのだから。 しかし、あまり有能な――彼の考える意味では、役立つ能力を持つ――参加者が死なれては困る。 彼がまだこんなゲームに参加している意味がなくなってしまうからだ。 ルーラの使い手はまだ生き残っているだろうか? キメラの翼やデスノートはまだ健在だろうか? どれも確実に存在しているとは言い切れないが、ないと決め付けてしまえば、それこそこのゲームの魅力が薄れてしまう。 と、ここまでは今考えるべきことではない。 他の参加者の生死など、今の彼にとってはさして重要ではない。 機関車と残されたデイパックに関する情報も、今はどうでもいい。 今問題なのは、放送で告げられた名前の中に『藍染惣右介』の名前がなかったこと。 (なぜ……私の名前が呼ばれなかった?) 考察してみる。 なぜ、彼の名前が呼ばれなかったのか。 彼は生きているが、第三放送では彼の名前が呼ばれるはずだった。 『鏡花水月』の完全催眠を発動したはずなのだから。 放送が告げた現実に心を動揺させることなく、冷静に考えうる答えをまとめる。 問 なぜ『藍染惣右介』の名前は呼ばれなかったのか? 《仮説1》『鏡花水月』の完全催眠が主催者に効かなかった。 《仮説2》主催者による監視はされておらず、『鏡花水月』の効果が及ばなかった。 《仮説3》『鏡花水月』の完全催眠は効いたが、放送の時には既に効果が切れていた。 《仮説1》について。 (これは最もありえない回答だ……東仙君のように盲目であるならともかく、あの部屋で見た主催者たちの眼は皆開いていた。 あの者たちにより監視が行われていたというのなら、確実に私の『鏡花水月』を目にしたはず。 そうなれば完全催眠にかかるのは逃れられない。何者であろうと、決して) 《仮説2》について。 (この回答が正解だというのならそれはそれでいいのだが……この結論に至るには聊かデータ不足だ。 それにまだ盗聴の有無も確かめていない。この回答は保留だな) 《仮説3》について。 (最も厄介なのが、これか。この世界ではちょっとした鬼道を使うだけでも、多量の力を消費する。 『鏡花水月』発動にもかなりの力を使った。だが太公望に完全催眠が効いたのは確実だ。 そこからわかるのは、『鏡花水月』の完全催眠は参加者に対しては通常の効果を発揮しているということ) 彼が次に考えるのは、この世界に科せられた能力の制限について。 (この世界における制限が、力の消費量の増大の他にもあるというのなら……それは間違いなく能力の劣化だ。 例えば私の『鏡花水月』――これがもし、この世界の制限により、効力が劣化しているとすれば?) 『鏡花水月』の効力低下におけるいくつかのパターン。 《A》能力発動における消費する力の増加。 《B》一定以上の力量を持つ参加者、もしくは主催者には完全催眠が効かない。 《C》本来なら半永久的に持続されるはずの完全催眠に、効果持続の時間制限がつけられている。 《D》効果範囲の縮小。 これらについて考えてみよう。 (《A》はほぼ間違いないとして、問題は《B》だ。 仮に主催者が私以上の力を持つ者として、その力関係により完全催眠が効かなくなっているように細工されていたとしたら? 本来の『鏡花水月』ならば、そんなものは関係なしに誰にでも効果は等しく発揮される。 まあ中には卯ノ花君みたいな例外もいるが……彼女とて死体検査のために『鏡花水月』に触れて、初めて違和感を感じた程度だ。 いくらこの世界に制限がかけられているとはいえ、私の『鏡花水月』にそのような制限をかけることが可能だろうか?) 《B》の可能性、限りなく低し。 (《C》も考え難いが……《B》に比べればよっぽど可能性がある。 もし効果が一時的なものに縮小されているのだとしたら、太公望も既に私の生存には気づいているだろう。 これについては余裕があれば検証してみることが可能だが……力が回復するまでは無理だな) 《C》の可能性、考えられなくもなし。 (《D》は……ある条件を考えれば、考えられなくもない。 主催者が監視を行っていると仮定して――どんな形でかはわからないが、たとえカメラ越しであっても、完全催眠の効果は顕在だ。 どこか遠くから監視していたとしても、距離で完全催眠から逃れられるとは思えない。 それに、もし制限をつけるなら《C》のほうがよっぽど効果的だ) 《D》の可能性、限りなく低し。ただし…… (もし主催者がカメラのようなもので監視をしていたとして、そのカメラが特殊なものだとしたら? 例えば、『映した映像から送られてくる完全催眠の効果を遮断するような能力』を持ったレンズが組まれたカメラなら、それも可能だろう。 そんなものが本当にあるかどうかわからないが……この世界の支給品の数々を考えれば、存在していてもおかしくはない。 どこへでも自由に移動できるキメラの翼……名前を書いただけで人を殺せるデスノート…… 『鏡花水月』の効果を無効化する代物など、一部の世界ではありふれているのかもしれないな) 『藍染惣右介』の名前が呼ばれなかった理由として考えられる答えを、まとめてみよう。 《解1》『鏡花水月』の効力劣化により、強大な力を持つ主催者には効かなかった。 《解2》『鏡花水月』の効力劣化により、一度は効いた完全催眠が、放送の時には効果が切れていた。 《解3》自分の知らない監視方法、または監視道具で、完全催眠の効果を遮断した。 《解4》端から監視などされていなかった。 確率を計算してみよう。 《解1》…………10パーセント 《解2》…………30パーセント 《解3》…………40パーセント 《解4》…………20パーセント (見立てではこんなところか…… 《解4》が正解ならば一気に問題が片付くのだが、やはり主催者が監視しているという可能性は捨てきれないな) 《解3》が一番可能性が高いと考えられることについて。 (彼女…弥君といったか。彼女の持つ『死神の眼』は、『対象の名前』と『対象の寿命』が一見しただけでわかる代物だ。 だが、この世界では『対象の名前』のみが見え、『対象の寿命』は見えなかったという。それはなぜだ? この世界の制限によるものなのは間違いないとして、なぜ『対象の寿命』を見えなくする必要がある? 寿命はあくまで寿命であって、このいつ死んでもおかしくない殺し合いの舞台では、まるで意味を成さないもの。 そんなものを制限してなんの意味がある?) 制限するならむしろ名前の方……彼の考察は夜と共に深くなっていく。 (これもあくまで仮定だが……主催者は意図して能力制限をかけているわけではないのかもしれない。 単に能力制限がかかる舞台を作っただけで、そこで科せられる制限の内容までは深く決められないのだとしたら? もしそうでないのだとしたら、自分たちに完全催眠の効力が及ぶことを考え、『鏡花水月』の効力を《解1》や《解2》のように制限したかもしれない。 だが彼女の『死神の眼』のことを考えれば、どうしても満足に制限をかけられているとは思えない。) そもそも能力に制限をかける理由とはなんなのか。 それには、自分たちに被害が及ぶことを抑える意味と、実力を最低限均衡させ殺し合いをスムーズに進めるという意味が読み取れる。 (ならば、寿命判別など制限にかけるに値しない能力だ。主催者が能力を思うように制限できていないことにも繋がる。 私の『鏡花水月』が主催者の望むように制限されている可能性も薄れる。 だったら、何か私の知らないような別世界の技術で完全催眠を防いでいるという《解3》が一番答えとして妥当だ。 もっとも、それだと『鏡花水月』で主催者に対処できなくなってしまうのだが) 本当は、たとえ別世界の技術であったとしても『鏡花水月』の完全催眠を防ぐなど考えにくい。 しかし『名前を書いただけで人を殺せるノート』のように、別世界には彼が考えもつかないような代物が存在するのもまた事実。 それを踏まえたうえで、慎重に弾き出したのが《解3》の答えだ。 だがそれでも、可能性としては40パーセント。《解2》や《解4》の答えも十分に考えられる。 確実な答えに至るには、まだデータが不足しているのだ。 そして、そのデータを入手するため、彼が思い浮かべるのは一人の少年。 (そう……例えばあの少年。ゲームの初めに主催者に飛び掛かっていった様子を見ると、彼と主催者は敵対していると考えられる。 即ち、住む世界が同じということだ。彼のような存在なら、あるいは知っているかもしれない。 《解3》を立証できるような方法や道具が、その世界に存在しているのかを) また、先に述べたとおり《解2》については簡単に検証する方法がある。 (もし時間制限がついているのだとしたら……試しに誰かに完全催眠をかけ、効果がどれほどまで持続するか観察してみればいい。 簡単なところで、弥君でもいいな。彼女なら簡単に協力してくれそうだ。だが、この実験をするにはまず力を回復させてからだ) 答えが《解1》の場合、彼に対処法はなくなる。 『鏡花水月』の効力の高さ、『死神の眼』に科せられたおかしな制限を考えれば、かなりこの可能性は低くなるので、まず考える必要はないだろう。 答えが《解4》の場合、問題は何一つなくなる。 彼の計画も容易に進められるが、やはりこれも可能性が低い。《解2》と《解3》の可能性が両方とも潰れれば、この可能性も出てくるが。 以上二つは、今は考えなくてもいいだろう。 彼が今やるべきことは二つ。 『鏡花水月』の効果持続時間に制限がかかっているかを検証するため、回復に努める。(《解2のため》) 完全催眠を無効化できるような監視方法、監視道具があるかを確かめる。(《解3のため》) 「……やるべきことは、決まったな」 今は、休む。 体力回復に努め、満足に『鏡花水月』が使える状態にするため。 主催者を知る少年との接触は、それからだ。 場合によっては、計画を遅らせることも視野に入れるべきかもしれない。 ちょうど夜も更けていく。 徹底休息を取ることに決めた彼は、たこ焼き屋の倉庫の内から、厳重に鍵をかける。 彼女のような迷い猫が入り込まないように。 (放送を聞き逃すわけにもいかないからな……睡眠を取れて四時間程度か) 目覚まし時計などなかったが、深い眠りに落ちなければ寝過ごすようなことはしないだろう。 なんせ、そのときになれば放送は自然と頭に響いてくるのだから。 決して気を緩めず、彼――藍染惣右介は瞼を閉じる。 死神と死神の眼を持つ者。 二人の参加者は、たこ焼き屋の倉庫の中というおおよそ休息を取るには相応しくない場所で、静かに眠りに落ちていった。 【大阪府市街地(たこ焼き屋、食材倉庫)/1日目・夜】 【藍染惣右介@BLEACH】 [状態]:仮眠中、骨のダメージはほぼ完治、中度の疲労、MP5%程度(戦闘ほぼ不能・盤古幡使用不可) [装備]:雪走@ONE PIECE、斬魄刀@BLEACH、核鉄XLIV(44)@武装練金 [道具]:荷物一式二個(一つは食料二人分 1/8消費)、盤古幡@封神演技、首輪×2 [思考]:1、しばらく体力回復に努める。 2、主催者と同じ世界に存在する者から、完全催眠を防げるような監視方法または監視道具があるか聞きだす。 (現在確認できている参加者はダイのみ) 3、『鏡花水月』の効果持続時間に制限がかけられているか、他の参加者を使って実験してみる。 (対象候補として弥海砂を考えている) 4、琵琶湖へ向かう。 5、出会った者の支給品を手に入れる。断れば殺害。特にキメラの翼、ルーラの使い手、デスノートを求めている。 6、計画の実行。 備考:大蛇丸が持っていた荷物のうち2つは、 二人が同士討ちになった、と後に来た参加者に思わせるために現場に残してあります。 主催者に能力が通じたかどうかは不明。 ただ藍染はほぼ確信しています。ミサには雪走、斬魄刀以外の道具(特に首輪)は秘密。 脱出方法における人数の限界をミサに騙ったのは、自分の真意を知るものに接触させず確実にモルモットにするためです。 【弥海砂@DEATHNOTE】 [状態]中度の疲労、睡眠中 [装備]なし [道具]荷物一式 [思考]1:藍染と別れた後夜神月と合流し、藍染の事を伝え、共に脱出する。 2:夜神月の望むように行動 時系列順で読む Back 女の戦い Next 一方的に届いた思い、一方的に始まる悲劇 投下順で読む Back 女の戦い Next 一方的に届いた思い、一方的に始まる悲劇
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記憶せよ、玄界灘<第18光洋丸> http //www.nicovideo.jp/watch/sm5760966 ■事件の経緯 ウィキペディアより 「第18光洋丸」と「フン・ア・ジュピター」の衝突事故 2003年7月2日、福岡県沖の玄界灘でパナマ船籍、韓国興亜海運社所有の貨物船「フン・ア・ジュピター」(3372トン・16人乗り組み)が巻き網漁船 「第18光洋丸」(135トン・21人乗り組み)と衝突した[1][2]。「第18光洋丸」の乗組員17名が海に投げ出されたため、直後から日本の漁船の船団は救出活動を開始したが、貨物船は救助を行わず傍観していた。 死者1名、行方不明者6名、負傷者2名という民間船同士の衝突事故としては稀な惨事となった。 経緯 6月29日 0時0分 - 第18光洋丸が山口県下関漁港を灯船2隻とともに出港。 7月1日 21時45分 - フン・ア・ジュピターが韓国釜山港を出港し、広島港に向かう。 7月2日 1時54分 - 第18光洋丸は、沖ノ島灯台沖で、灯火などを点灯して投網を開始。 1時58分 - 第18光洋丸が7.1海里先にフン・ア・ジュピターのレーダー映像を確認。動静監視を行う。また、フン・ア・ジュピターも第18光洋丸などの船団を視認。 2時12分 - フン・ア・ジュピターが第18光洋丸から3.5海里の距離に接近する。第18光洋丸は他の漁船と網を張り揚網中で、移動することができなかったため、運搬船をフン・ア・ジュピター号に向かわせて注意を 喚起するとともに、網の大きさを示すために他の漁船に網の反対側に寄るように指示。さらに、船橋前部の作業灯を点滅させる。しかしフン・ア・ジュピターは十分な動静監視をしておらず、衝突の危険性に 気づかなかった。 2時21分 - フン・ア・ジュピターが第18光洋丸から1海里の距離に接近したので、第18光洋丸は網の位置を示すため他の漁船を網の北西側に沿って走らせ、サーチライトをフン・ア・ジュピターに向けて照射し、 汽笛を連吹する。 2時23分 - 第18光洋丸が船上の照明を全て点灯。フン・ア・ジュピターが第18光洋丸に接近しすぎたことに気づき、右転。 2時25分 - 第18光洋丸の左舷中央にフン・ア・ジュピターの船首が衝突。17名が海に投げ出される。 「フン・ア・ジュピター」の不可解な行動 「第18光洋丸」は他の複数の漁船間で網を張っていたため、回避不可能の状態だった(回避運動をしようとすれば、網が絡まり、他船との衝突の危険性も高かった)。 そのため、韓国の貨物船「フン・ア・ジュピター」へ、繰り返し漁灯や警笛で合図を送っており、回避義務は法的にも韓国船側にあった。だが、「フン・ア・ジュピター」は第18光洋丸をトロール船だと思い (しかし海上衝突予防法18条により航行中の船舶には漁ろうに従事している船舶を避ける義務がある)、速度を落とさずにそのまま直進し、第18光洋丸に衝突した。また、「フン・ア・ジュピター」 は衝突後も航行に問題はなく、また自船にはけが人が1人もいなかったにもかかわらず、救出活動は一切せず、その場を離脱しようとした。 「からしま」と「コレックス・クンサン」の衝突事故 2003年7月6日、「第18光洋丸」と「フン・ア・ジュピター」の衝突事故による行方不明者を捜索中だった水産庁漁業取締船「からしま」 (499トン・16人乗り組み)が2隻の国籍不明船に遭遇した。1隻目の国籍不明船に対する回避操作中、2隻目の国籍不明船に接近されたため、衝突の危険性を回避するため「からしま」は停船した。しかし停船直後、 同海域にいた韓国の貨物船「コレックス・クンサン」(4044トン・13人乗り組み)に左舷より衝突され破損・浸水した。「からしま」を除くいずれの船も海上衝突予防法を無視していた。国籍不明船は 2隻とも逃走した。「からしま」の乗組員は、付近にいた同庁取締船「海鳳丸」に全員救助されたものの、1人が軽傷を負った。また、「からしま」の船体の損傷は激しく曳航不能の状態であり、 漂流ののち現場近くで沈没した。 「コレックス・クンサン」の不可解な行動海上衝突予防法第14条により、真向かいに行き会う場合はそれぞれ針路を右に転じなければならないと定められているにも拘らず、「コレックス・クンサン」 は左に転進して「からしま」と衝突した。また、この事故でも「フン・ア・ジュピター」同様に「コレックス・クンサン」は救助活動をしなかった。 ■マスコミに葬られた海難事故 韓国船が起こした死亡1名、行方不明6名という日本漁船沈没事故をなぜか隠し続る日本のマスコミ。 ■1.「光洋丸」の事故を知っていますか?■ 韓国コンテナ船が違法な航行をして日本漁船に衝突、漁船は一瞬で沈没し、死亡1名、行方不明6名という惨事が起こった。 しかしテレビや新聞がごく限られた報道しかしないので、ほとんどの人が知らずにいる、という事件が起きている。 韓国コンテナ船は海に投げ出された乗組員の救助活動もせず船主は謝罪もしていない。さらにその4日後、行方不明者を捜 索中の水産庁の取締船が、またも違法な航行をした別の韓国貨物船にぶつけられ大破、沈没するという事故が起きた。 あの「えひめ丸」の事故と比べてみよう。平成13年2月9日(現地時間)、ハワイ沖で愛媛県宇和島水産高校の実習船えひ め丸が、海中から急浮上してきた米海軍原潜グリーンビルに激突され、数分で沈没。原潜は26人を救出したが、学生を含む 9人が行方不明となった。米側はすべての責任を認め、ブッシュ大統領より森総理(当時)に謝罪の電話があった。 被害規模から言えば同程度であり、加害者側の悪質さ、同様の事故が続いた点では、今回の方がはるかに問題は大きい。そ れなのにマスコミはなぜかこの事件を「えひめ丸」ほどに報道していない。事件後、約2ヶ月間に報道された記事の件数が如 実にその差を物語っている。[1] えひめ丸 光洋丸 比率(光洋/えひめ) 朝日新聞 608件 19件 1/32 毎日新聞 644件 27件 1/25 読売新聞 629件 25件 1/25 http //www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h15/jog308.html http //www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1917/
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じんわり…とイヤな汗が浮かぶ。緊迫が支配する中、何度も込み上げる不快感と共にそれも拭う。 あれから何時間経ち、そして何時間沈黙と歩いているのか。いつの間にか時計を見ることをやめていた。その行為がとても馬鹿馬鹿しいものだと悟ったからだ。 何の解決の糸口も見えないまま、時間の経過を窺うのは非常に馬鹿らしい、と。 相変わらず鬱蒼とした道を歩いていた佐々岡真司(18)と高橋建(22)は、しばらくしてぽつりと開いた場所に出た。 「ぅわっ!」 突然の二人の出現に、慌てた様な声が聞こえた。 佐々岡が懐中電灯で声のした方を照らすと、眩しげに目を細める永川勝浩(20)の姿がそこにあった。 ようやく落ち着いていたところだったのだろう。 動揺を表す様に、咽喉を潤していたと思われるペットボトルが地面に落ち、それを拾う余裕も無いのか、貴重な水はどんどん土に吸い込まれていく。 そのわずかな数秒間、どちら側も何のリアクションもとらなかった。おそらく3人共次の行動を迷ったに違いない。 微妙な空気の中、意外にも先に動いたのは永川だった。 驚きと不安で強張っていた表情は、佐々岡と高橋だと気付いた途端見る見る緩んでいった。 ぎこちない笑みを張り付かせ、その表情のまま立ち上がろうと腰を上げた瞬間。 「逃げ―――」 その言葉が届くよりも先に空気を切り裂く一発の轟音が辺りに響いた。 立ち上がりかけた永川の身体が大きく後に傾く。 「ぐっ……」 痺れる感覚の中、永川の短い呻き声だけはリアルに聞こえた。 右足を抱えて痛みにのた打ち回る永川の身体に続けて穴が開いていく。目を覆う間も与えなかった。 暗いはずなのに嫌でも目に入る、開けられた箇所から飛び散る血は、それこそ赤。 赤いユニフォームを更に赤に、Carpのロゴは既に読み取れない。赤で不思議な模様を広げながら、周囲一辺を赤で侵していく。 土も、木も、緑も、目の前も、倒れこんだ永川も。 赤、赤、赤、何もかも赤――――― 「やめろ!やめろーっ!!」 そう叫んだのは誰だったのか。 制止を乞う声は、歪んでしまった空間にただ吸い込まれていくだけだった。 【永川勝浩(20)死亡 生存者残り37名】 prev 27.悩み、そして銃声 next 29.カルーセル リレー版 Written by ◆9LMK673B2E
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701 名前: 和美 投稿日: 2009/10/08(木) 13 58 32 ID vgRrekDw0 【自分の属性】性別 女性 年齢38 職業 会社員 【博物館、美術館】畠山記念館 【常設展/企画展】 企画展 【行った理由】前々から興味があったので。 【評価】★ 行って後悔、時間 【評価の理由】 まず、入り口の雰囲気がとても陰気。 公共施設ということをまったく意識してないつくりで、でこぼこで閑静というにはほど遠い。 庭の雰囲気もごみやら落ち葉やらで汚らしいし、植栽がアオキっていうのは、手抜き以外なにものでもない。 入り口がまたみすぼらしい。照明が虫だらけできたならしい。 展示も陳腐で、努力していないのがわかるし、解説版が手造というのがありありとわかるし、 壁やら天井、はては展示ケースまでが、時代遅れで見るのに疲れる。また展示室の変なおやじが大声で案内しているのもうるさい。 内容を聞いていると、まったく美術館ということがわかっていないのがわかる。美術品の値段やらそんなことを大声で話していた。 女性が解説していたが、内容がいまいち、わかったんだかわからないのだが。的を得ていなかった。 以前きたときもそうだったが、サンダルの大きさがあっていなかったのがすごく気になる。 抹茶がのめるので飲んだが、お菓子がなにこれというのと、たぶん茶筅をあらっていないのか、抹茶の味がへんだった。 あとはトイレが最悪で、貧乏くさい。 【感想】 時代遅れの感じであり、いまどきあれはないよねって感じでした。なんか偽ものも多そう。客呼ぶのに金かけてないのがまるわかりで、受付をふくめて清潔感がまったくない。地方の二流どころではいいかもしれないけどね。 703 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/10/08(木) 20 05 54 ID sOVZiOw30 701 そこまでひどくないってか ちょっと古いけど良い美術館だと思うけどな デコボコってどうゆう意味? 建物自体は傾斜地に建ってるから 仕方ないんじゃないの。 偽物だらけだったら文化審議会の委員は総辞職だよ。 あと、「的を得る」じゃ無く 「当を得る」もしくは「的を射る」ですね。 715 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/11/03(火) 09 42 12 ID v/Nmx0U40 【プロフィール】30代 会社員 【博物館、美術館】日本科学未来館 【常設展/企画展】デジタルコンテンツEXPO 2009 【行った理由】展示の内容が面白そうだったから 【評価】 ★★★★★ 最高、何度でも通いたい 【評価の理由】 バーチャルリアリティの展示会、体験型の展示が多く 他では味わえないような面白い内容がいくつもある。 比較的空いていたので待ち時間も短い 【感想】 ここ数年間に行った展示会の中では一番楽しめた。 自分の中ではダントツの評価 文章で説明してもよくわからないので実際に多くの人に体験してほしかった 会期が短すぎたのが残念 学生の展示も面白い 716 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/11/04(水) 00 12 02 ID N2jSK9akP 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】みなかみ歴史民族資料館(群馬) 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】観光のついで 【評価】 ★ 【評価の理由】この程度の展示物なら都心部の他の自治体でいくらでも 無料で見れる。全体的に寂れた観光地に愛想のない職員。 活気というものがまるで感じられない。庭にある移築 日本家屋は貴重なもので良いのだが、午後は資料館の建物で 日陰になってしまいこれまた感心しない展示方法。 どうもいいところを見つけることはできなかった。 718 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/11/09(月) 20 36 39 ID bjYHKVY70 【プロフィール】自営業 男 【博物館、美術館】逓信総合博物館ていぱーく 【常設展/企画展】原田泰治「ふるさと心の風景」展-切手原画でめぐる日本のふるさと- 【行った理由】入ったことがない所だったので行ってみた 【評価】 企画展★★★★ 常設展★ 【評価の理由】 企画展は誰もが懐かしい思いになるような絵画でなかなか良かった。 郵便、NTT、NHK関係の常設展示はつまらなく感じた。 切手が好きな人は良いのかも。 しかし、あの超一等地でこの施設というのは贅沢の限り。さすが逓信。 722 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/11/30(月) 01 58 04 ID z7o0OaTo0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】地中美術館 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】直島アートめぐり 【評価】 ★★★★★ 【評価の理由】 噂には聞いていたが、行く前はそれほどとは思っていなかった。 しかしやはり噂どおりの美術館で素晴らしいの一言。 安藤忠雄設計の美術館自体も展示アートをしのぐほどの出来栄えで、金沢21美と同じかそれ以上の良さ。 鑑賞料2000円といちいち注文の多いところを割り引いても行く価値は大あり。 人の少ない平日推奨。 723 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/11/30(月) 02 10 20 ID z7o0OaTo0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】ベネッセハウスミュージアム 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】直島アートめぐり 【評価】 ★★ 【評価の理由】 行く前は地中美術館と同じぐらいの期待感だったが、地中を見た後に入るとその差が歴然。 同じ現代アートでもちょっとした展示物という印象で、圧倒的に迫力に欠ける。 美術館も同じ安藤忠雄設計だがチープな印象。近くにある屋外作品も南瓜以外はまあまあかなという程度。 鑑賞料は1000円。宿泊はせず。 724 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/11/30(月) 02 37 32 ID z7o0OaTo0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】家プロジェクト(きんざ除く計6件) 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】直島アートめぐり 【評価】 角屋★★★ 南寺★★★★★ 護王神社★★ 石橋★★ 碁会所★ はいしゃ★★ 【評価の理由】 南寺に期待して行った。あとはとくに期待せず行ってみた。 南寺はその期待を超える良さ。直島のアート単体評価ではこれが一番。 真っ暗闇でかなりビビりながらの鑑賞だったがw最後は楽しめた。 後はチケットが一緒なので一応見れるだけ見たがまあこんなもんかという印象。 護王神社は地下に入れることを知らず、見逃す。地下に入ればもう一つ★が増えたかもしれない。 石橋は好みの人もいるらしいが、個人的にはあまり興味はない。 6件全体としての評価は南寺の印象が強かったのと街並みも含めて★★★★。 鑑賞料は家プロジェクト全体で1000円。きんざは別で予約要で500円。 725 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/11/30(月) 02 59 10 ID z7o0OaTo0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】直島銭湯「Iラブ湯」(ラブはハートマーク) 【常設展/企画展】常設って言うか銭湯がアート 【行った理由】直島アートめぐり 【評価】 ★★★ 【評価の理由】 ついでだったので最近できた銭湯に入ったが、フェリー乗り場近くなのでフェリーまでの時間潰しには面白い。 コテコテアートの外観の割に内部は比較的おとなしめ。と言っても唐突に象がいたりする。 軽くエロの要素もあって、ついニヤける。 タオル・石鹸・シャンプー等はその場で買うか持参。入湯料500円。 フェリー乗り場横に有名な赤かぼちゃあり。 733 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/06(日) 02 10 20 ID mFwgcSq0O 【自分の属性】女、婆、会社員 【博物館、美術館】碧南市藤井達吉現代美術館 【常設展/企画展】企画展 画家としての藤井達吉 【行った理由】藤井達吉の絵が見たかったから 【評価】★★★ 【評価の理由】藤井達吉の絵が良かった 【感想】 名鉄碧南駅から歩いて6分 住宅街に新しくてこじんまり こういった美術館って全国に沢山在るのだろうか? 自然食のランチが美味しかった 741 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/12/23(水) 01 58 04 ID n9zqCgmG0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】MIHO MUSEUM 【常設展/企画展】企画展は若冲、あとは常設(?)のコレクション展示 【行った理由】一度行ってみたかったので 【評価】★★★★ 【評価の理由】美術館自体もなかなかいいが、コレクションのすごさに驚き 【感想】 さすが宗教団体運営の美術館。トンネルと橋を通ってのアプローチからいきなり贅沢。 美術館本体も最新型とは言えないが明るくて開放的。スタッフの対応もよし。 団体客のない日を選んだのに朝一から客が多い。かなりの人気の様子。若冲目当ての客か。 若冲は書道的と言うか写真的と言うか、構成が秀逸で、これはたしかにうまいわなと驚く。 あとはコレクション展示。エジプトやらの出土品とかがわさわさある。 そう言えばこの種のものはテレビでしか見たことなかった。 紀元前2000年紀とかにこんなもんを作る文明があったんかい、とか興味もなかったのに妙に感動する。 こんなものを見ると、なんでも鑑定団に出てくる骨董品などは全部カスにしか見えない不思議。 JAF会員2割引で800円。安い。 742 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/12/23(水) 03 06 14 ID grbuepKW0 【プロフィール】30代 男 【博物館、美術館】佐川美術館 【常設展/企画展】常設(平山郁夫、佐藤忠良、樂吉左衞門) 【行った理由】ここも一度行きたかったのでMIHO MUSEUMとまとめて 【評価】★★★ 【評価の理由】いい美術館だと思うが展示方法が惜しい 【感想】 ここは佐川急便の運営。民間が本格的な美術館を作るのは好感が持てる。 ただ作家3人の常設展示のわりに意外と知られてない様子。 外観は和風の立派な美術館といった感じ。内部も通路部分が開放的でリッチな空間。その割に展示室がそっけないのがいまいち。 展示については、平山郁夫は俺好みではないが落ち着く。佐藤忠良は…よくわからん。 樂吉左衞門だけ展示室が独特の雰囲気。暗くてなんか怖ーい感じ。嫌いではない。 ついでに茶室(予約要)も見学。ダイナミックな作りの現代風茶室。欲を言えばもう少し繊細さも欲しかったが、まあ面白い。 1000円(茶室見学は+1000円)。ちょっと高いか。 743 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/23(水) 17 37 36 ID CxDXgThy0 ここって誰かまとめたりしないの? 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】川越博物館、美術館 【常設展/企画展】博物館ではさつまいも展、美術館ではオーロラのおりる何たら 【行った理由 あまりにも暇だったので 【評価】美術館は★ 博物館は ★★ 【評価の理由】 美術館の方はほとんど何もない。絵が少ない&マイナー画家多し (別にメジャーならいい、って訳じゃないけど) オーロラのおりる何とかっていうのは、暗い部屋の中に柱が何本か立っている中を歩くもの 彼女と行くんだったらさぞ楽しかったろうが、あいにく一人だったので…… 博物館は川越の縄文時代から川越藩となるまでの歴史だとか、祭りで使う山車があったり、 川越に興味がある奴ならそこそこ楽しめる内容 【感想】まぁ入場料安いから、それ相応の内容だったな、という感じ。 建物はなかなか小ぎれいなんだけど、人は少なくて、静か。 748 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/12/25(金) 19 54 52 ID paMX3V8w0 【自分の属性】会社員 【博物館、美術館】日本玩具博物館 (姫路市) 【常設展/企画展】 常設+クリスマス物語+トラ 【行った理由】 NHK美の壺でクリスマスツリーが紹介されていたのを見て 【評価】 ★★★★☆ 【評価の理由】 学芸員曰く、飾りすぎたというクリスマス飾り1000点は圧巻。 トラの展示も充実。私設の美術館であの内容、入館料500円はリーズナブル。 749 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/12/26(土) 08 17 49 ID KYOxolLlO 川越美術館は常設は少ないのはガイシュツだからね。 有名かどうかはその人の知識にもよることだし。 751 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/01/09(土) 21 19 24 ID F/TLvlr60 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】黒田清輝記念館 【常設展/企画展】なし 【評価】★★★★ 【評価の理由】 週に6時間(木と土、午後1 00~4 00)しか開館していない伝説の美術館 (入館料は無料) 入館料無料なのに係員の人も何人かちゃんと居て、建物も明治風の風格ある感じ。 入館すると、いきなり右に土産売りのおっさんが座って、だべってる。 土産はめちゃくちゃ安い。絵葉書は100円、クリアファイル300円、 額縁のB3サイズのレプリカ400円、額縁のはがきはなぜか2000円。「湖畔」オススメ。 一階は仕事部屋とか黒田清輝が使ってたタンスみたいなのがあるけど、正直どうでもよかった 階段があって、地下にトイレ、二階に絵が展示してある。 絵は最高。教科書にも載ってる有名作「湖畔」から、色んな絵がある。 赤外線技術で、「知・感・情」の書かれた当時の状態を再現したのがあったり、 とにかくただで見るのが申し訳ないくらい素晴らしいものだった。 「湖畔」はぁはぁ。 微妙に駅から歩くんで、結構すいてた。 754 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/01/11(月) 17 49 30 ID jjGEw8eC0 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】山崎美術館 【常設展/企画展】なし 【評価】★★☆(星二つ半) 【評価の理由】 埼玉県川越にある美術館。豆屋のある十字路を、 商工会議所の方に行くと、木塀の古臭い建物がある。 ぱっと見美術館じゃなくて、料亭とか旅館っぽい雰囲気がある。 車一台とめられるだけの、申し訳ばかりの駐車場に、自転車を停めて、中に入る。 入りづらい雰囲気にひるみながら進むと、受付に誰もいない。 仕方なく受付の後ろの、よくわかんない判子とか亀屋を描いた絵(結構うまい)を見てると、 別の客が来て、鈴をならして受付嬢を呼んだ。慌てて入館料を支払う。 慌てるあまり学割使うの忘れて、500円払ってしまった。(学割使えば350円) そこから中に進むと、右に和菓子屋にまつわるものや、古い金庫がある部屋。 左はなぜか休憩所になっていて、お茶とお茶菓子(勝手に飲み食いしていいらしい。菓子は亀屋提供)に、ハロゲンヒーターまである。 真っ直ぐ進むと、靴脱ぎ場があって、スリッパに履き替えた後、絵の展示場に入る。 そこでようやく日本画が見れた。掛け軸が10点、屏風が1点。数は少ない。 絵そのものは、なかなか渋いものが多い。橋本雅邦の、屏風の松と鶴の絵が一番の見所。 橋本雅邦の絵は4、5点かなあ……ホントに山崎何とかさんが趣味で集めたものが展示されているだけの美術館。 小判とかも置いてあったしね。 休憩所は人が何人かいて、いたたまれなかったので、茶菓子食わないで帰った。 769 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/01/31(日) 12 55 03 ID LhtNdMfG0 【自分の属性】 20代男 【博物館、美術館】赤門美術館(宮城県仙台市) 【常設展/企画展】 常設展 【行った理由】 google mapでたまたま見つけたため 【評価】★ 【評価の理由】 話の種にもならない 【感想】 「国宝級」の絵画、陶磁器を所蔵しているという触れ込みだが、 展示の仕方が雑。 尾形光琳、上村松園といった画家の作品があるが、恐らくほとんど模写だろう。(というか同時期国立博物館で展示してあった絵が飾ってあった) 陶磁器もたくさん置いてあったが、これらについては価値があるかどうか分からないのでノーコメント。 美術品(特に絵画)にだけ興味がある人は、行く価値は無いと思われる。 ただし、同じ建物内に仙台武家屋敷、人間教育館といった展示施設もあるが、そっちはまあ悪くない出来かなといった感じ。 ちなみに入場料は全部ひっくるめて1000円。 771 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/02/06(土) 05 12 25 ID 1VUqPf080 【自分の属性】20代男 【博物館、美術館】大阪市立環境学習センター 生き生き地球館 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】鶴見緑地に行ったから 【評価】★ 【評価の理由】いかにもお役所の展示 【感想】 環境問題の展示施設。ただそれっぽい展示物を並べるだけの典型的なつまらない施設。 客も外が寒いからとりあえず入ったみたいな人しかいない。無料なので。 2階の図書室には2人ほど客がいて本を読んでいた。別館は客なし。 案内の女性がついてくるが聞くこともないのですぐ逃げてきた。 受付の人は親切。これぐらいしか褒めるものがない。 外に出ると鳥の糞だらけで汚い。取り壊されるのも時間の問題か。 772 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/02/06(土) 05 29 52 ID 1VUqPf080 【自分の属性】20代男 【博物館、美術館】咲くやこの花館 【常設展/企画展】常設展 【行った理由】鶴見緑地に行ったから 【評価】★★★ 【評価の理由】休日にふらっと行くにはいい屋内植物園 【感想】 規模は大きくないがまあまあ楽しめる植物園。入場料も500円と手頃。 家族連れもカップルも花の写真を撮りに来る人もいてそこそこ賑わっている。 世界の植物を見て回って中央のホールに入るという展示方法も面白い。 併設のレストランはいまいちだが他に食べるところが少ないので混んでいる。 生き生き地球館とは違ってこれはまだまだ残りそう。 773 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/02/06(土) 05 54 41 ID 1VUqPf080 【自分の属性】20代男 【博物館、美術館】いのちの塔 【常設展/企画展】展望塔(と常設展と企画展?) 【行った理由】鶴見緑地に行ったから 【評価】★ (気持ちは無印) 【評価の理由】全くひどい 【感想】 展望塔のくせに外部に柱が林立していてろくに景色が見えない。なんだこれは。 客は5人ぐらい。公園でやることもなかったからきたと思しき人たち。 早々に景色をあきらめ2階に行くと、狭い部屋に子供の書道が貼ってあった。もう末期的雰囲気。 最後に1階の常設っぽいショボ展示を一瞥。 鶴見緑地のことが書いてあったような気がするが、もうどうでもいい。 入場料200円。受付はやる気のないババアだった。 3月いっぱいで取り壊し。当たり前。 775 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/02/13(土) 21 45 04 ID igrULpAj0 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】埼玉県立近代美術館 【常設展/企画展】なし 【評価】★★★★☆(4つ半) 【評価の理由】北浦和公園という、かなり広い公園があって、その中に埼玉県立近代美術館がある。 公園内にはでかい立体彫刻があちこちあり、中央に広い噴水がある。 正直公式サイトの雰囲気なんかから、小ぢんまりした美術館を想像していたので、 霙のふる悪天候にも関わらず結構な人入りで、思った以上に賑わっていて、びっくりした。 1FにはMOMASコレクションという、常設展がある。(この名前はセンス悪いと思う) 常設だけど展示が時々変更されるらしい。この時は、4つにパートが分かれていて、 1は空間がどうの。モネとかカミーユなどの有名画家を含む風景画。 2は響きがどうの。なんか視野を広くすると、絵が浮かび上がってくるように見える。 3は南画コーナー。江戸以降の南画特集。 4は戦時中の生活。コミカルな絵。 地下1Fは恒星とか言う人のキュビズムっぽい絵、埼玉の風景の写真展、 浦和のグループの写真展、国展があった。 2Fが企画展で、小村雪岱特集。泉鏡花の挿絵とか描いてた人。 途中で俺小村雪岱がそんなに好きじゃないことに気づくも、まあ何とか楽しめる。 展示品の数が恐ろしく多い。 3Fは図書館がある。美術系の本が充実してる。 ちなみに公式サイトにある唇みたいなソファーは3Fにある。 俺が座って、どいたすぐ後にカップルが座りだした。 一人で行った美術館にカップルがいると、すごく鬱陶しいことに気づいた。 以上を全部見たら2時間以上たっててビックリした。 埼玉にこんな立派な美術館があるとは。 個人的には六本木のクソ美術館よりデートに向いてると思う。 794 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/03/02(火) 22 07 25 ID +kN5raWa0 日本橋の三井美術館だっけ。 あそこの「三井のお雛様」の展示は好き。 幕末から明治の豪華絢爛なお雛様、保存状態最高なのが 綺麗に飾ってある。 美術館内部の茶室の掛け軸が本物の藤原定家だったりするよ。 でも一番好きなのは、入ってすぐの部屋の質感、壁やドアの彫刻など 簡潔にして荘重で明治人の美意識が伝わってくる。 今年はいってないけど、お雛様の展示してるんだろうな。 795 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/03/03(水) 16 54 49 ID B6FCgCqM0 【自分の属性】20代男 【博物館、美術館】時雨殿 【常設展/企画展】常設 【行った理由】嵐山観光で 【評価】★★☆(2.5) 【評価の理由】1階はいいが2階はひどい 【感想】 小倉百人一首の展示・娯楽施設。 観光ルートから微妙に外れているからか、一気に人通りが少なくなる場所にある。入っている人も少なめ。 1階と2階があって、1階は床が画面になっていてその上を歩きながらNintendo DS(1人1台貸し出し)を持って カルタ取りなどをする体験型アミューズメント。金をかけた施設だなぁと感じる。 大人でもそれなりには楽しめるが、嵐山と言ってもあまり興味のなさそうな子供が喜びそう。 2階はでっかい畳敷きのスペースに着物を着たマネキンとちょこっと展示があるだけで、 1階に金をかけすぎて2階はやる気までなくなったのかという感じ。もっとやり方はなかったのか。 入館料800円は高い。 796 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/03/03(水) 17 12 30 ID bE3HlBMy0 【自分の属性】社会人 【博物館、美術館】アミューズ ミュージアム(東京・浅草) 【企画展】「布を愛した人たちのものがたり」展 【行った理由】企画に興味があり 【評価】★ 行って後悔、時間、金の無駄 【評価の理由】 【感想】 土産物屋か何かのビルをそのまま美術館にしたらしい。 当然部屋は細かく区切られ、せせこましい事この上ない。 狭い階段を上り下りさせられ、まるで迷路のよう。 展示方法も貧乏くさく、学園祭に毛が生えたレベル。 これで1,000円を取るのだから驚き。 喫茶スペースも「カフェ」などと気取っているが田舎の水族館の飲食コーナーなみ。 唯一、屋上からの眺めだけはいい。浅草寺境内が一望。東京スカイツリーも見える。 797 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/03/03(水) 20 37 45 ID hbQKtvEw0 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】伊豆テディベア博物館(伊豆高原) 【常設展/企画展】常設展・企画展でトトロぬいぐるみ 【評価】★★★★ 【評価の理由】 家族連れにもカップルにも友人にも 【感想】 伊豆高原は全体的に寂れてきてるが、この周辺は賑わっている印象。 今年で10周年らしいが、施設は煉瓦風の外見で中も綺麗でおしゃれ。 テーマ別にベアを展示している。数も多く、撮影が自由なのは嬉しい。 オリエンタル急行っぽい豪華列車に、それぞれ設定を持ったベアが載っているなど楽しめる。 ミュージアムショップもオリジナルや色んなクマグッズ、企画展グッズなど豊富。 企画展はなぜトトロなのかわからなかったが、説明や展示物含め満足。 不満点があるとすれば、ベアの説明があっさりしすぎていること。 どこ社製かだけでなく、ベアのエピソードなども載せて欲しかった。 個人製作や不明ベアも多かっただけに・・・ 798 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/03/03(水) 20 52 49 ID hbQKtvEw0 もういっちょ 【自分の属性】大学生 【博物館、美術館】アンティーク・ジュエリー・ミュージアム(伊豆高原) 【常設展/企画展】常設展・企画展 【評価】★★★★ 【評価の理由】 思い出作りに写真撮影がよい 【感想】 駅から徒歩20分と他の博物館からはやや離れた位置にある。 タクシーや自家用社などでの移動が必須。 建物自体は瀟洒なイメージ。ちっちゃい噴水とかある。 ビクトリア王朝時代を中心とした宝飾品が展示されている。 入り口でルーペを渡してもらえ、職人芸を(ガラス越しではあるが)じっくりと観察できる。 他に壺?や当時のドレスも飾ってあった。 宝飾品はカメオやティアラなど、レプリカではなく本物。 また19世紀風ドレスを来て(衣装代一着500~1000円)撮影できる部屋がある。 1000円くらいで係の人にきちんと撮ってもらうこともできるが、手持ちのカメラで撮影料タダも可。 服の上から手軽に出来るのではいいかも。ただ男性はタキシード一着しかないです。 博物館自体も女性向けなのでこの評価。企画展はアクセサリー販売でした。 カフェはないが休憩所あり。
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10話 未来を知っていたはずの少年とネクロマンサー ある日、僕こと野比のび太の日常は非日常に変わった。 そして僕にとっては数々の真実が知らされた日だった。 Gというウイルスの存在。 僕の知っている22世紀が無かったという事。 そして、その結果のアンブレラを潰すという決意。 まだまだ先は長いけど、頑張らなくてはいけない。 今までのように三日坊主では駄目なんだ。 今度こそ…ドラえもんを止めるんだ。 そう思っていた時期が僕にもありました。 いや、あきらめたわけじゃあないんだよ。 でもさ、まさか殺し合いなんてものに呼ばれるなんて。 誰が考えていただろうか。 「はぁ……なんで…まさか、ドラえもんが」 参加している可能性もある。 主催として手伝っているのかもしれない。 どっちにしろ、彼を止めなきゃいけないんだ。 そう思いながら参加者名簿を開く。 携帯電話なんて使ったことないけど、無線機よりは簡単だ。 メモ帳が展開され、名前が出てくる。 相川歩 相川友 アイク 青鬼 青木百合 …… 以上と言った名前が続く。 まず見つけたのは桜井咲夜さんだ。 学校で知り合った女の人。 僕を出来杉から助けてくれたことがある頼れる人だ。 次は緑川聖奈さん、この人も学校出会った人だ。 生徒会長をやっている、小学生とは思えない落ち着いた人だ。 この二人がいる、と言うだけで安心してしまう。 そして、次の名前を見た時にのび太の顔が変わった。 「……しずかちゃん、なん、で?」 あの時、ドラえもんに殺されたはずのしずかちゃん。 間違いなく僕は彼女が死んだのを見た。 なぜ、生き返っているのか? そんなの、一つしか考えられない。 ドラえもんが、生き返らせたんだ。 殺し合いと言う物をする為に。 一度殺した命を生き返らせた。 それを知った瞬間、僕の中に果てしない怒りが横切った。 「くそっ…ドラえもん、絶対僕が、止める!こんな殺し合いなんか、絶対に、絶対にだ!」 『後ろががら空き』 「……え?」 後ろからトントンと叩かれたのでしたがってそちらを見る。 するとそこには、美少女が立っているではありませんか。 生まれてから十数年ののび太君の頭では処理しきれません。 「…えーっと、えー……」 『ユークリウッド・ヘルサイズ、ユーでいい』 「ああ、えーっと、ユーさん、ですか…僕は、の、野比のび太です」 『ののびのびた?』 「いや、野比、のび太です」 『じゃあ、のび太でいい?』 「ああ、はい…よろしくお願いします…って言うか、なんで筆談?」 『……それは面倒だからいつか説明する』 「ああ、はい…訳ありってことですね」 のび太はこの時にはほとんど思考が停止していた。 彼女のフルネームやら筆談の理由やらもう意味が分からなかった。 しかし、いつまでもパニックではいられない。 「えーっと…探している人がいたりとかは…」 『相川歩、ハルナ、セラフィム…この三人、名簿を見れば分かる』 「あー、はい…相川歩さんにハルナさん、セラフィムさんですね、あの…よかったら僕と行動しませんか?」 『なんで?』 「って言うか書くの早いですね…いや、僕はこれでもちょっと銃の扱いと蟹は自身があるので、一人よりはいいかと」 『……じゃあ、お願いする』 「うん、わかった…改めてよろしくね、ユーさん」 【真昼/G-3保健所】 【野比のび太@ドラえもんのび太のBIOHAZARD G2版】 [状態]健康 [装備]ベネリM1(7/7)@現実 [所持品]基本支給品、ベリネM1の弾(14) [思考・行動] 基本:主催側であろうドラえもんを破壊する。 1:ユーさんと行動。 2:咲夜さん、聖奈さん、安雄を見つける。 3:しずかちゃんが…生きてる!? [備考] ※本編開始前からの参戦です。 【ユークリウッド・ヘルサイズ@これはゾンビですか?】 [状態]健康 [装備] [所持品]基本支給品、不明支給品(1~2) [思考・行動] 基本:殺し合いを止める。 1:のび太と行動。 2:歩、ハルナ、セラを探す。 [備考] ※小説版1巻終了後からの参戦です。 神も救いもあるかもしれないね 目次順 俺のマナーモードは世界一ぃィィィ! START 野比のび太 [[]] START ユークリウッド・ヘルサイズ [[]]
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まずは、このシーンから見てみよう↓ 「1日目、ショッピングセンター前」より 蜜柑「あの鉄塔のことだけど……」 樹「鉄塔?」 蜜柑「ほら、あそこに建ってる古い鉄塔よ」 ああ、あれか……。 蜜柑「あれについて、何か知ってることある?ウワサとかでいいんだけど」 樹「いえ、別に何も……。ずいぶん前の電波塔ってぐらいしか」 蜜柑「そう……それならいいわ」 (中略) 樹「聞き込みですか?」 蜜柑「職務とは別だから……。じゃ、またね」 次にこのシーン↓ 「3日目、青年」より 蜜柑「じゃあ、ここで、変なウワサ聞いたことない?」 蜜柑「機械が壊れたり、急に気分が悪くなるとか、そんな感じの」 (中略) 蜜柑「この公園が怪しいのよね……」 樹「……え?」 蜜柑「ここってさ、昔、原子核研究所があったでしょ? 取り壊されて公園になったのが3年前で……」 (中略) 蜜柑「関連があるとすれば、やっぱり……」 樹「で、それが何なんですか?」 蜜柑「あっ、ううん!別にいいの。何も知らないなら……」 さらにこのシーン↓ 「9日目、柚とデートその1」より 柚「ママが言ってたのも、そのことかな?」 樹「蜜柑さんがなんて?」 柚「うん、最近またお化け騒ぎがあったって、鉄塔の周りで」 樹「ふ~ん、じゃあまた変な電気でも流れたんじゃないか?」 柚「そうかもね。地震とかあったし」 地震……か。 「9日目、柚とデートその3」より 蜜柑「彼女があんな風になったのは……流星群が来た夜という話だったわね?」 樹「ええ、そうですが」 蜜柑「その時、大きな地震があったこと、キミは覚えてる?」 樹「ああ……、その、どういう訳か俺……、地震とかぜんぜん気付かなかったんです」 蜜柑「気付かなかった?」 樹「ちっとも揺れなかったし、なんだか信じられなくて……」 蜜柑「ふ~ん、なるほどね。理屈としては合ってるか……」 (中略) 蜜柑「大丈夫、安心してなさい。悪いようにはしないわ」 樹「蜜柑さん……?」 蜜柑「確かにここはお役所だけど」 蜜柑「警察はそんな甘い組織じゃないから……」 蜜柑は実験のことを知ってるのか? 柚との会話から、蜜柑はクアレ近くの鉄塔の周りでのお化け騒ぎを調べているようだ。 お化け(結衣らのいずれと仮定)が現れたのは、最速で流星群後。 1日目にはすでに噂が流れていて、蜜柑は初めからその件で動いている。 噂を知らなかったとするのなら、1日目に、樹に電波塔の話を聞いているのがおかしい(その前日のオープニングで聞いているはず)。 そして3日目には、はやくも公園に目星を付けている。 さらに9日目、蜜柑は大体のことは理解していると考えられる。 式子に対して驚いていなかったのは、お化け騒ぎの全容を理解していたからか、柚が仕掛けたカメラか(いつ柚のデータを受信し始めたかは不明なので)、もしくはどちらもである。 この時蜜柑は式子のことを逮捕せず、その約6日後に逮捕している(琴子ルートのみ)。 この6日間(もしくはもう少し後)に何があったのだろうか? 逮捕した理由は、おそらく柚のような「理屈に合わないから」というのとは異なり、これが何らかの理屈に合い、その結果樹のマイナスになると考えたからだろう。 琴子ルート「逮捕」では琴子を逮捕できなかった際、「公安が動く前にできるだけ穏便に済ませておきたかった」と言うように、いつの間にか大きな事件に発展していたようだ。 悪くはしないと言っていたので、早めに逮捕したのは彼女なりの優しさかもしれない。 それにしても、一体なぜこんなに早く知りえたのか?いくつか仮説を立ててみた。 仮説①カメラマンの存在 読んでない場合は、研究所に忍び込んだカメラマンについてを参照。 このカメラマンは樹たちの世界で1999年に失踪し、2002年に帰ってきている。 ちなみに帰って来たときに、カメラマンは警察に保護されている。 都合のいいことに、カメラマンは実験前日の世界Bに飛ばされて、 そこで職員としばし会話を交わして再び消えた、とされている。 男が職員から聞き出した実験に関する話を、警察に話した可能性は充分ありえる。 仮説②情報の散逸 エネルギーを取られてしまった世界では、いろんな場所で情報の混線が起こっていた。 エントロピーは常に増大するので、閉鎖的な場所では情報という形で増え続ける。 現に閉鎖された世界の樹では、夢だけでなくテレビや新聞からも情報を得ていた。 上手くいった方の樹でさえも、夢を介して別の世界の情報を得ている。 ひょっとしたらこちらの世界でも情報の混線が起こっていて、それにより警察はその情報を持っているのではないか?という考え。蜜柑が夢を信用するとは考えにくい。 論点がずれてしまったが、結論としては蜜柑は別の世界で行われる実験のことについて知っているようだ(仮に知らなくても起こっていることは理解している)。 ただ、琴子の存在は蜜柑(警察)にとっても予想外だったらしい。 時空を超えるのは知っていたが、まさか死者が蘇るとは――ということだろうか? ちなみに、柚のカメラのデータを受信していたなら琴子が映っていたはずなのだが…。 あえてそこは突っ込まないでおこう。