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神魔の提灯 → 年 タッタ→星
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登録日:2018/7/24 (火) 5 30 00 更新日:2022/02/07 Mon 13 18 48NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 カリスマ タタリ ラスボスの風格を持つ中ボス 五部大乗経典 地獄 大群 屍 屍姫 崇徳上皇 崇神魔縁 怨霊 憎悪 王 神 良い許す、だが殺す 黒い太陽 かつて 「王」という位が神そのものであった時代…そして、この国にまだ「王」がいた頃の神代の話。神話の一つ…… 一人の王子があった。だが彼はなぜか親である父王から、叔父子と呼ばれていた なぜか?それは王子の出生が禁忌に触れるものだったからである。王子は王妃と父王の祖父の間に出来た不義の子であったのだ やがて王子は王となったが、すぐに父王の息子に追われ、やがて天下は二つの天を懐く大乱となった。だが、結果的に王は敗れ、辺境に流されることとなった 流刑に処された王は、王たる自分が私怨のために天下を乱したことを悔い、せめて来世で成仏したいと五部大乗経を写し都へ送ったが…… 国を憂う王の贖罪は呪いの言葉であると決めつけられ、一歩も都に入れず突き返されてしまった…… 遂に王は怒り、宿命・因果・血筋への憤激と未練と恨みと妄執と悲哀と怨嗟とありとあらゆる物への絶望、それら全てを込め 返された経典に自らの血で呪詛の願文を書き、自らを魔王とする為、写経とその身を魔道に堕としたという 余は全てを許し、全てを殺そう。全ての律と全ての境と全ての人間を殺そう。……許した後にな 崇神魔縁(すがみまえん)とは漫画『屍姫』の登場人物の一人である。 「大群(おおぜいのけがれ)」の頂点であり、それは単なる象徴ではなく大群の力の源となる闇の太陽。最大最強の怨霊神。人であった頃の名は既に捨てているが、その正体は保元の乱で有名な崇徳上皇その人。 彼の没後、朝廷に相次いで不幸が起こった為に菅原道真・平将門と共に日本三大怨霊と称されている。一方で彼の齎す崇りを鎮めるためその魂は「御霊」の名の元に神として祀られている。 大群「教主」の一人、計都は生前からの臣下であり、かつての名は源為朝(みなもとのためとも)である(魔縁と異なり名を捨ててはいないが、彼の復活までは自らその名を封じている)。 物語の開始から900年前に当時の光言宗大僧正とカガセオの手で地に封印されたが、大群、赤紗、ロギアらの手で現代に復活し人界にその猛威を振るうことになる。 ◆能力 「玉音」。 神格・崇神魔縁の持つ言葉で万象を支配する力。己が意で森羅万象に干渉する神通力の一種。 "撓め"、"爆ぜよ"、"砕け"、"廻れ"、"弾け"、"鎮まれ"、"拉げ"といった言葉を対象に投げかけその通り実現する。 これらはリオンの「十の死」でも防げない。 変わり種では部下らを自分の後方に飛ばす"下がれ"、隕石に干渉し軌道を曲げる"星よ"、自分と教主らの衣装を新調させた"成れ"など。 神格を捨てその身を屍へと変質させてからは「呪言」により地獄を現世に顕現させる効果に変化した。汎用性は下がったが、質量・暴力という意味ではこちらが上回る。 属性の変更により屍を対象とした光言宗の術法が十全に効果を発揮するようになったが、その身は屍であると同時に地獄を統括する「現象的存在」と化している。 そのため魔縁の打倒には物理を超えた因果や性に到達する一撃が必要。 …だが魔縁の持つ根源的な力は言霊や不死性等ではなく、何人たりとも到達できない強大なる憎悪にこそある。 ◆活躍 赤紗の集めた28の棺、魔縁が生前書き写し穢した五部大乗経典、5人の「教主」…計都、ミラム・バルドゥ、リオン・リン、ディフロト・アイギス、七星狭間(本来は北斗が担当する予定だったが彼女の代理として参加)、アイギスが持参した骨をロギアの手で復元させた「大神殺し(*1)」。 これら入念な準備を整えた上での儀式により、一定陣地内ではあるが限定的に復活した。(*2) 赤紗は魔縁の身体を完全とするために「死の国」の興国を提言する。それには前提として強力な忌土地…人間で言う霊地・聖地に相当する場所を必要とするが、現状存在しないそれを創るべく強力な霊地を反転、つまり光言宗本山直下である山磨市の地脈を穢し乗っ取るということであった。 作戦「御霊封神」を退けミラムの身を犠牲にした源泉穢しにより時間制限付きで陣地を出ることに成功。日本の地脈の中心「玉室」を奪うべく「教主」らと共に山魔市への侵攻を開始する。 殺された死体が未練を持って屍となり、その屍がまた未練ある死体を生み出す。本来屍となる素養のない死体までが屍となって人を襲う…そして最後には死者と生者は入れ替わり、山磨市は「死の国」へと死に変わる。 そして玉室にて魔縁は今代の大僧正・神生真世とかつての自分を封じた片割れ・カガセオに相対する。 両者の戦いは同じ神通力の使い手同士、力は拮抗しどちらが先に倒れるかの削り合いの様相になる。 「殪す―――…!!このまま…この目で見た900年前のあの黄昏の日のように…」 「王よ!!この国の天地全ての力を振り絞り…そなたを殪すぞ―――!!!」 「玉室からあの人形に無尽蔵ともいえる霊力が流れ込んでいるのがわかる…この神通力を支えているのは―――…地脈によって集められたこの国の力……」 「この国…因果…理…光言宗…何より…それほど、それほどまでに―――……」 「それほどまでに余を排したいか!!我が国よ―――!!!」 魔縁はカガセオではなく玉室そのものを壊すことでカガセオへの力の流れを断とうとしたが、玉室の破壊を為したとき、外に広がっていたのは晴天であった。 つまり真世は戦闘と並行して玉室の機能を使うことで天候を操り、魔縁顕現の為に降っていた穢れの黒き雨を消し去っていたのだった。 理に従い、加護を失ったその身は滅びるはずだったが… 魔縁は回想する。900年前のあの日の屈辱を、あの時の誓いを… 「(王として生まれた)」 「(その天命を受諾し責務を全うしようとした。義をもって行えば善いものが巡って来ると信じた)」 「(だが裏切られた…愛しき者たちと引き離され、持っていたものは全て奪われた…)」 「(だがそれを許した。今生の幸福の全てを捨てさせられた…だがそれを許した。それが天を二つに裂いた罰だというのなら…―――だが)」 「だが、許さぬ!!!」 「(今生の罪は今生で贖われるものではないのか…!来世の救いを願って書写した経までをも貶める理由とはなんだ…!?)」 「呪おうぞ…俗世の欲にかられ余を追い落とした者ども……」 「余は恨みとなろう。怨嗟を敷き憎しみを施そう。魔縁となって死の国を興そう。それがお前たちの望みだというのなら……!!」 「罪を贖う為に書写した大乗経を突き返してきたのはお前たちだ。余に五度生まれ変わっても救われぬ生をと望んだのはお前たちだ」 「ならばそう成ろう。余は神を捨て、魔道の者と成り果てよう」 因果と理は全ての者に対して絶対である。たとえそれが神であっても…否、神だからこそ、その因果と理はより深くその存在に絡みつく。 因果と理に拒絶された魔縁は、神であるがゆえにその身を黒き雨の中でしか顕現できず、本来その身は崩されるはずであった… だが、魔縁はその身を神から変質させることでその理から逃れる。世界の理から外れただ純粋なる屍へと―――…!! 屍となった魔縁は真世を打倒し、光言宗は、山磨市は陥落する。ここに「死の国」の建国は成ったのだった。 それから数日後、光言宗最後の作戦「光言陣」を地獄を以て迎え撃ち、神器「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を携え己を討ちに参じた轟旗神佳を殺害。 だが神剣の「なぞり」により神性を得て復活した神佳に両断され、獄炎で国の滅却にかかる魔縁を黄泉路の石という役割を担う神佳がその身諸共封印に成功する。 神佳と魔縁の死出の道に現れた高峰とそして、もう一人。 「僧侶よ答えよ。そなたが余の侍者をするというのか?」 「いや、私ではそれは足らぬらしい。何しろ、それを未練として今日まで現世に残り、今またそこまで追ってきた者がいるんだからな」 高峰が指した先にいたのは、眼を固く閉じ魔縁に跪く彼の第一の忠臣…源為朝であった。 「陛下!どうか!どうか私めをお連れ下さい!決して…二度とお傍を離れはしません!!私めの随従を……!!」 「(―――ついて来るか、まだあった実体を捨ててまで…余に忠義を示すか……)」 「(供も連れもなく…ただ因果の元、醒めぬ夢に再び引き戻されるだけだと思ったら…なるほど中々これも…面白い)」 「ふ…くくく…愚か者が。だが良い、許すぞ為朝。ならば余のあとについて来い。現世かお前かが終わるまでついて来い」 「!! はッ!!全身全霊をもって!!!」 「ふん…まあ良かろう。我が性は人にもたとえ天津神たちにも消せぬ」 「せいぜい苦心せよ。せめて二度と余と巡り合わせることのないよう黄泉の閂をしっかりかけてな。くくく……」 どこか満足気な笑みを浮かべ、魔縁と従者はこの世から消えていった。 物語からは退場したが、後のマキナらと黒白の最終決戦にてアイギスに呼ばれ一時的に顕現。 神の力を行使する黒白を神通力で封じ彼らに助力した。 追記修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ちなみに崇徳天皇が鳥羽天皇じゃなく白河天皇の子供なのは学術的に証明されているらしい -- 名無しさん (2018-07-24 05 29 48) へえ。そういえば、最終巻の登場はアレは? -- 名無しさん (2018-07-24 07 23 30) 細かな人物項目はあるのに主人公の項目や本編の項目は無い屍姫… -- 名無しさん (2018-07-24 08 38 57) マジで強かったな 最終決戦時のアイギスや北斗相手でも勝ちそうなくらいには負け姿が想像できない -- 名無しさん (2018-07-24 09 41 22) 本誌連載中にはお便りコーナーの一角として読者の懺悔的なお便りに「よい、許す」する企画を受け持っていた -- 名無しさん (2018-07-24 11 23 19) 強さとしてはラスボスの方が上なんだろうけれど、風格としてはこっちのほうが圧倒的に格上だった -- 名無しさん (2018-07-25 07 50 41) 神通力があっさり通じてたし力でも陛下のが上だと思う -- 名無しさん (2018-07-25 10 11 36) つーかこの人倒して終わるんだと本気で思ってた。普通に話が続いてビックリした -- 名無しさん (2018-07-25 18 41 03) 気に入ったキャラだからラスボス戦でも出番があったのが嬉しかった -- 名無しさん (2018-07-25 19 55 02) ↑2 陛下はカリスマ溢れる大ボスではあるけどマキナとの因縁って意味じゃかなり薄いからな -- 名無しさん (2018-07-29 12 48 59) 何でこの魔皇て鬼太郎に登場しないの? -- 名無しさん (2018-12-11 14 45 15) コハクが何でもできる万能の存在だとしたら、こっちはシンプルに強大な力を持った敵役って感じだったな。 -- 名無しさん (2021-06-02 22 59 36) 名前 コメント
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二倍量 by 389 さん 1-4 高架下に小さな若草色の車があったから、そうじゃないかとは思っていた。 案の定だ。 待ちくたびれたのだろう。 上田は部屋の主の帰還に気付かず、無防備に両手を広げて惰眠を貪っている。 バッグを置き、奈緒子はちんまりとちゃぶ台に座った。 上田が勝手にいれていた茶を奪い、啜る。すっかりぬるく、ちょっと濃かった。 今日は一体何の用事なんだ。 奈緒子は彼の周囲を見回し、怪しい観光パンフレットも焼肉券も散らばってない事を確認した。 ややこしい事件に奈緒子を巻き込もうとやってきたのではないらしい。 だが油断はできない。上田が来ると、ろくでもない事が起こる。 パンの耳が消えたり、錠が増えていたり、変な薬を飲まされたり。 はっと気付いて洗濯物を目で探す。良かった、今回は無事だ。 奈緒子は急いで洗濯物を取り込み、タンスにしまった。 ついでに夕食の準備をする。今日はちょっぴり贅沢に、たぬき丼の味噌汁付きだ。 バイト代が入った楽しい日曜である。 招かれざる大男が不法侵入していたところで奈緒子の幸せに変わりはない。 小さな炊飯ジャーから景気良く湯気があがる。ネギを刻みつつ鼻歌が出る。 出来上がった丼を運んで食べ始めたが、上田はまだ目を覚まさない。 「…あ。大河ドラマ始まってる」 テレビににじり寄り、電源を入れた。テーマ曲が湧き起こる。 音量を調節しようとしたその手首を掴まれた。 「ひゃっ!」 奈緒子は肝を冷やして飛び上がり、上田を睨みつけた。 「お、脅かすなっ」 「うるさいぞ。人が寝てる時にいきなりテレビをつけるんじゃない」 上田はむくりと起き上がり、欠伸をしながら画面を見た。 「……もうこんな時間か。ふっ。つい日頃の激務の疲れが出てしまったようだ」 「自分ちで寝ればいいじゃないですか」 奈緒子はちゃぶ台に戻り、丼をかきこみながら言った。 「そこをどけ大男。テレビが見えない」 上田はくんくんと鼻を動かした。 「珍しいものを食べているな」 上田は奈緒子の丼を覗き込むと立ち上がり、勝手に食器棚から深皿を出してきた。 「you、御飯は。ああここか」 「待て。それは私のおかわり──」 「ケチな事言うなよ。ふーん、美味そうじゃないか」 上田は勝手に御飯をよそい、勝手に鍋の残りを全て浚った。 「こらっ!お前…」 「カツじゃないところが残念だな。貧乏くさい丼だ」 とか言いつつもがつがつ食べている上田にむかつき、ドラマに集中しようと奈緒子はテレビに目を据えた。 もうすぐ最終回なのだ。見逃せない。ついつい箸の動きもおろそかになる。 なのに上田が邪魔をする。 「な、この女優、綺麗だと思わないか。youもだな、女の端くれならせめてこの半分は女らしく」 「黙れ」 「ほら、あの楚々とした仕草。君の駄目なところはだな」 「うるさい」 奈緒子は箸をドアの方に向ける。 「食べたら、とっとと出てってください」 「それもう食わないのか。貰うぞ」 あっという間に奈緒子の丼を取り上げ、上田は残りを口にかっこんだ。 「上田っ」 奈緒子は憤怒の形相で立ち上がった。 上田はもともと無神経で無遠慮だったが、最近どうも目に余る。 「実は、話がある。消すぞ」 上田は手を延ばしてテレビの電源を切り、奈緒子の怒りに拍車をかけた。 「ちょっ、見てるんですよ、今!やめてください」 「安心しろ、youのためにマンションでちゃんと録画してる。後で見せてやるから、まあ俺の話を聞け」 「話?」 上田はでかい目でちらりと上目遣いに奈緒子を見た。 「俺がここに来た理由に興味はないのか?」 「昼寝しに来たんじゃ」 「違う」 上田は咳払いした。 「youは自分でも、女性としての繊細さとか、自覚にかけると思わないか」 「自覚?」 何を言い出すのかと奈緒子は顔をしかめた。上田は頷く。 「さっきの君の反応を見てもそうだ」 「どんな?」 「俺が寝てても放置して、平気な顔で一人勝手に食事をしてたじゃないか」 「いや、上田がいても関係ないし。全然」 上田は不愉快げに眉を寄せた。 「普通優しく揺り起こすとか、声や毛布をかけるとかするだろう。非常識な」 「なんで今更そんな事」 「そこだ」 「どこだ」 「陳腐すぎるぞyou。──どうも俺たちは、付き合いが長過ぎて、互いに馴れ過ぎているんじゃないかと思うんだよ」 奈緒子はげんなりして座布団に座り、箸を置いた。 「じゃあもう二度と勝手に部屋に入らないでください。ついでにすぐ帰れ。バイナラ」 「そうじゃない。あのな、you」 上田はちゃぶ台を押しのけた。 「そろそろ、こういうの、卒業しないか」 「卒業…尾崎浴衣」 「豊だろう。…you。俺はな、こんなくだらないボケツッコミを延々繰り返し続ける今の関係につくづくうんざりしたんだ」 「じゃあ」 奈緒子の口調がからかうようなものになる。 「もう二度とここには来ないでくれるとか」 「何を嬉しそうに言ってるんだ」 上田の眉間に溝がくっきりと浮かんだ。 「君はもう二度と俺に逢えなくても平気なのか」 「…いえ。悲しいです」 「…」 上田はどきりとしたように、顔を伏せた奈緒子を見た。 漆黒の瞳からぽろりと涙が落ちるのが見えたのだ。 「もう二度と上田さんに食事を奢ってもらえないかも知れないと思うと…」 そう言いつつ、わざとらしく彼女は袖に生タマネギの切れを隠した。 「………」 上田の眉間の溝がマリアナ海溝並みの深さになった。 「you。ここらでひとつ、はっきりさせないか」 上田の声は深かった。 「何をですか」 タマネギをちゃぶ台に置き、奈緒子は視線を泳がせた。 「君は俺の事をどう思っているんだ」 「大事な金づ──いえ、大事な──」 「…大事な?」 「大事な……えー、…知り合いです」 「…ガキだな。そうやっていつまでも照れてちゃ駄目なんだよ」 上田はふっと笑ってニヒルに目を細めた。 「いかにジェントリーな俺にも我慢の限界というものがあるんだ。君は選ばねばならない」 「何を」 「このまま俺と、ボケとツッコミを入れ倒す間抜けで不毛な日々を送るか、それとも──」 上田の頬がかすかに染まった。 「お、お、俺の──アレをyouに入れたり出したりする稔り浴衣な日々に移行するか」 「豊かって言いたいのか?ってちょっと待ってください」 奈緒子は唖然とし、上田を見た。 「アレって」 「あ、アレって言ったら…コレしかないじゃないだろ」 上田は恥知らずにも己の股間を指差した。奈緒子は視線をそらした。 「ふざけてるんですよね?」 「真剣だ。で、どうなんだ。俺とセセセセックスするのは、い、厭か?」 「真剣にしててもそんな言い方しかできないのか上田」 奈緒子は脱力して上田を眺めた。 つくづく駄目な男である。 「仕方ないじゃないか。はっきり言わなくちゃyouには伝わらないだろ」 こういうのをセクハラと言うんじゃないかと奈緒子は思った。 一方上田は上田でこれでも至極真面目に、大事なプライドをなげうって奈緒子に真情を伝えているつもりである。 なにせベストを尽くしてプロポーズしても今ひとつ反応が悪く、手ひとつ握らせてくれない女なのだ。 そういう雰囲気に持ち込もうとするとギャグでそらし、いささかもただの腐れ縁的知り合いから脱却できない。 奈緒子の真意が掴めない。 自分の事をスキらしいのはなんとなくわかるのだが、それがどの程度の気持ちかがわからない。 いくら童貞とは言え、いや童貞だからこそ、そろそろ次の段階に進みたい。 そして奈緒子の躯や自分への反応、つまりは彼女の本心を確認したい。 もちろん劣情ばりばりだがちゃんとそういう純情な気持ちもある。 こんな上田を誰が非難できよう。言動は紛う事なくセクハラだが。 「はっきり……じゃあ私もはっきり言いますけど」 「お、おう?」 奈緒子はまっすぐ上田を見た。ちょっと顔が赤い。 「い、いいですよ」 「!!!」 上田は目をこぼれ落ちそうなくらい見開いた。 「──you!!」 奈緒子はさっと身を翻した。躱された上田の長身が台所との境の敷居まで滑っていく。 「ただし、条件があります」 奈緒子は再び立ち上がった。 「条件?」 上田は肘をついて起き上がり、潤んだ瞳で奈緒子を見上げた。 「ど、どんな条件だ。結納金か?婚姻届か?おぅっ、そうか、避妊だな?いいとも」 「違うっ」 奈緒子はますます赤くなり、上田を睨みつけた。 「もっと重大な条件だ!」 上田は不安げに身じろぎする。 それ以上に重大な条件など、彼は咄嗟に思いつけない。 「どんな?」 奈緒子はぴたりと上田を指差した。 「いいか、上田。忘れたとは言わせないぞ、お前がひどい巨根なのはとっくにお見通しなんだ」 「………」 上田は肩を落とした。改めて言われるとややへこむ。 次に奈緒子は自分を指差し、口ごもった。 「そして、私は…その…は、初めてだ。これは非常にまずいシチュエーションです。だろ?」 「…初めて……」 上田は嬉しそうにずれていた眼鏡をはずし、はーっと息をかけて袖で拭いた。 「だよな。いや、そうだとは確信してたんだが……いや……気にしないよ、いいじゃないか、別に」 「良くないっ」 奈緒子は指を振った。 「上田さんは良くても私が良くないんです。絶対痛いに決まってます。死ぬかも」 「死にはしないだろう。それどころか」 上田は含み笑いを始めた。 「ふふっ…ふふふ。馴染んだ暁にはyouの躯は俺無しではいられなくなるはずだ。古今の文献を紐解いても──」 「いやらしい発言はやめろ上田!…そ、それにそれ、な、な、馴染んだら…なんだろっ」 奈緒子はぶんぶんと指を振った。真っ赤だ。 「最初はとにかく死ぬほど痛いって言うじゃないか!しかも、お前は尋常じゃない巨根なんだぞ」 「そうか」 上田は溜め息をついた。 「それで、youはこれまでも俺に隠しきれない好意を示しつつ煮え切らない態度を」 「そっちだって同じじゃないか」 奈緒子はぶつぶつと呟いた。 「プロポーズまでしといて全然……弱気で奥手で嘘つきで根性無しで」 「………」 「………」 二人は互いを盗み見て、相手の複雑な表情を確認した。 「巨根が厭で逃げてただけで、じゃあ、俺の事は嫌いじゃないんだな」 「しつこいぞ上田」 上田は咳払いした。 「あー。…つまり、その問題さえクリアできれば君は俺と…セ、セックスするのも…やぶさかではない…いや、むしろ俺が早く申し出ないのが不思議だったと、こう言うんだな」 「………言うなっ!」 奈緒子は頬を押さえて俯いた。 上田はやっと納得したように目を輝かせた。 「そうか…」 「……」 奈緒子は唇を噛み締めた。 心を言葉でいちいち探られるのは、恥ずかしすぎる。 「やっとわかって安心したよ。君の気持ちが、全然わからなかったんだ」 「あ、安心したのか。じゃあ帰れ」 「そうはいかない。この際だから──」 上田は膝でいざりより、奈緒子の手を握った。 「双方の望み通り一気に事を進めたい。身も心も恋人になるんだ。…やろうぜ、セックス」 「放せっ」 奈緒子は上田のでかい掌を振り払った。なんという恥ずかしい事を口走るのだ、こいつは。 突然訪れた春に、石頭の中身がラブコメモードになっているに違いない。 「you」 上田は気にした風情もなく、さらに手を握ろうとした。 奈緒子はさらにさらに振り払い、急いで後ずさった。 Next>>
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神魔王ルシファー ラブフェアリーレア 必要魔力 33 遠距離 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 18564 9146 27710 13000 誕生日 8月19日 身長 170cm(もっと鯖を読んだ) 体重 50kg(もっと鯖を読んだ) 3サイズ 日課 抱き枕を抱いて寝る アビリティ 神魔王の領域効果 自身が戦闘不能になるまで、敵は体力回復効果が発動しても回復しなくなる スキル アビスノヴァ効果 敵の挑発を無視し、遠距離タイプを優先的に狙い結界を無効化して2回連続で極めて大きなダメージを与える 親愛度 コメント 低 おい、ニンゲン。お前にいいことを教えてやろう。魔王たるもの、その力を極めれば神と同じ存在になれるのだ…そして我こそが神なる魔王、ルシファー様なのだ!ふふふ、そんな恐縮することはない。お前だけは特別に我を撫でてもいいのだぞ? 中 この骸骨の山を見るがいい…我のために犠牲となった者共の成れの果ての姿なのだ!その上にそびえ立つ神魔王の玉座…そしてその玉座に鎮座する我!ふふふ神魔王とは恐ろしい存在なのだ…って、おい!一緒に座ろうとするな! 高 神魔王と化した我を恐れぬとは…ニンゲンとは愚かな存在だな。いいだろう、神魔王が新たな世界を創造する瞬間をお前に見せてやろう…うんしょ…あ、あれ…玉座が大きすぎて降りられない…おい、ニンゲン!我を抱っこして玉座から降ろせ! 嫁 ニンゲンごときに侮辱されるとは!図に乗ったニンゲンに刑を執行してやる…お前は未来永劫、我の頭を撫でるのだ!って、なんで喜んでいるのだ!?まさか我と未来永劫一緒にいられて喜んでいるのか!?ふふふ、ならば我と同じ気持ちだな! 親愛度 セリフ 低 どうだ!神魔王となって、背も大きくなった…はずだが… 我は神魔王だぞ!ものすっごく偉いんだからな! ふふふ…このパンダちゃんが気になるようだな…! 明けの明星を精霊界に落としてみるか… 中 パンダちゃんは疲れた我を癒してくれる存在だ! いまの我なら、自ら楽園を作り出すほどの力を持っているぞ! おい、ニンゲン。玉座をピカピカに磨いておけ! 神がキライ…我もそんなことを言っていた頃があったな 高 パンダちゃんはぬいぐるみなんだが…なぜか爪が伸びるのだ おい、ニンゲン!頭を撫でるのを忘れていないか!? ニンゲンと暮らす楽園か…な、なんでもない!ただの独り言だ! 玉座の下の骸骨は作り物だから…怖がらなくていいぞ 嫁 おい、ニンゲン!パンダちゃんも撫でてあげるのだ! 神魔王もお前のナデナデの前では、ただの女の子になってしまう… 一緒に玉座に座らないか?フワフワで気持ちいいぞ♪ 天界に地獄に楽園…お前との新居はどこにしようか? お前も我の抱き枕にするからな!覚悟しておけ♪ 我のナデナデ係は永遠にお前だけだからな♪ スキンシップ後 朝 今日もたっぷり寝ておめめパッチリだ。さあ、撫でろ 夜 我は神魔王だからな…ひ、ひとりで寝れるからな! なでなで うむ…神魔王をうならせるとは…お前のナデナデは恐ろしいな! その他 誕生日 今日は神魔王の誕生祭だ。とやかく言う前にとりあえず撫でるのだ! 名前 コメント
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GUARDIANS ガーディアンズ / 電神魔傀II DENJINMAKAI II 機種:AC 作曲者:ケツ尿しごとせ~よ~(藤本大輔?) 開発元:ウィンキーソフト 発売元:バンプレスト 発売年:1995年12月 概要 ベルトスクロールアクション『電神魔傀』の続編。前作のラスボス「ギルリアン」が主役となっている。 前作よりもグラフィックが進化し、アクションが派手になっているなど演出面において大きくパワーアップした。 数あるベルトスクロールアクションの中でも屈指の完成度を誇るゲーム。移植されていないのが惜しい。 ただし前作にはあった会話シーンやキャラのボイスが無くなってしまった。 音楽はセタとアルュメが開発した音源チップ「X1-010」が使われており、前作よりも音質が良い。 しかも「X1-010」特有の「曲が短い」、「曲数が少ない」という問題も解消された。 メロディー重視のBGMのクオリティーはとても高く、前作とは別のベクトルで熱いサウンドが用意されている。 サウンド担当は「ケツ尿しごとせ~よ~」という凄い名前だが、曲調や稼働時期からして正体は藤本大輔氏ではないかという推測がされている。 砂漠ステージの曲が、藤本氏が作曲した『スーパーロボット大戦F』の「フラッパーガール」と似ているというのもその理由の1つ。 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトルデモ キャラクターセレクト ステージセレクト BGM1 砂漠ステージ ボス戦 ステージクリア BGM2 テーマパークステージ BGM3 橋ステージ BGM4 埠頭ステージ BGM5 山ステージ BGM6 最終ステージ ラスト・ボス(前半) ラスト・ボス(後半) エンディング スタッフロール ネームエントリー ゲームオーバー
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戦略の偏重 コロシアムに向けて考案される戦略が特定の職を中心にしたものになりがちである。現在では攻撃職・ヒーラーに関してあまり積極的な動きがない。特にヒーラーについて。 これはギルド初期から見られる課題点で、いまだに解決されていない。もっとも初期がほとんど攻撃職オンリーだったのと比べればずいぶんとましにはなったが。 杖神魔への消極的姿勢 *杖神魔の取り扱い参照 現段階で大きな問題になっているわけではないが、近いうちに戦力の拮抗した相手との戦いにおいては、杖神魔にともなうイノチ獲得すら重要になってくるだろう。
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フェアリーテイル 本の精霊 射程:接触 範囲:1対象 時間:6分 フェアリーテイルの第1特殊能力。 何かの本を開いている状態でこの能力を使用すると、 約6分間、その本の精霊と話をする事ができる。 本の精霊の姿も声も、フェアリーテイルにしか見れず聞こえない。 本の精霊は本の内容をフェアリーテイルに教えてくれるが、 難しい本だと教え方も難しくなるので理解できない事もある。 備考 フェアリーテイルの基本的な能力ではあるが、その使用頻度は少ないと思われる。 読めない文字の本に対する解読能力程度に考えておけば、十分だろう。 癒しの歌声 射程:3m 範囲:全対象(選択) 時間:瞬間 フェアリーテイルの第2特殊能力。 10秒間歌う事で、自身の周囲3mの範囲にいる、 回復させたいと思っている対象一人の傷を癒すことができる。 回復量は負っている傷が半分に軽減する程度。 備考 フェアリーテイル唯一の回復能力。 射程の短さ、ダメージ量により回復量が影響するという点に目を瞑れば、 それほど問題のある能力では無いと思われる。 聖者の看破 射程:本人 範囲:1対象 時間:6分 フェアリーテイルの第3特殊能力。 視界10m以内の神に属する者を感知する。 範囲内のエンジェルは、黄色く薄い光を纏ったように目に映る。 姿を隠したり、人化等の変身をしていても効果がある。 備考 SF魔看破<ディテクトデビル>の魔属バージョン。 神属かどうかが分かるだけだが、状況次第では使えるのではなかろうか。 妖精のつむじ風 射程:10m 範囲:全対象(選択) 時間:瞬間 フェアリーテイルの第4特殊能力。 対象の神魔に属する者一人を時空の彼方に吹き飛ばす。 高レベルの相手には効かないこともある。 備考 文句無く強力な部類に入る能力ではあるのだが、 如何せん相手によっては確実性が変化する為、イマイチその性能が活かせきれてない。 弱い相手と戦いたくない、血を見たくないなどの場合は有用と思われる。 なお、極端な話になるが、 相手を時空の彼方に吹き飛ばした直後、 相手が居た場所から僅か1m横に、飛ばした相手が出現したとしても、 原理上有り得ない事ではない。 刻の結界 射程:接触 範囲:直径100mの球 時間:1時間 フェアリーテイルの第5特殊能力。 その能力の特徴を箇条書きすると以下の通り。 ①手をかざしたところを中心とした直径100mの範囲に、球状の結界空間を構築する。 ②結界内は通常の風景をもつ別空間で、 この結界内で破壊が行われても元の世界に影響は無い。 ③この結界は神魔に属する者以外は入れない。 ④結界の内部を外からでは見ることは出来ない。 ⑤結界の外から中へ入る事は出来ないが、 結界の中から外に出ることは中にいる神魔には可能。 ⑥結界内での時間経過は、通常空間に対して刹那の時間。 つまり、結界内で何時間経過しても、外では一秒も経過していないという事。 備考 特性さえ理解して使えば、攻撃にも使えそうな能力ではある。 賢者の鍵 射程:接触 範囲:1対象 時間:瞬間 フェアリーテイルの第6特殊能力。 ロックされてるものに手をかざしてこの能力を使用すると、 そのロックを解除する事ができる。 物理的な鍵や魔法的な鍵に加え、コンピュータのセキュリティにも効果がある。 備考 第6能力だけあって、多分一番使い勝手が良いのではなかろうか。 やろうと思えば泥棒からネットハッキングまで何でも出来るこの能力。 探検や情報収集等では欠かすことができないだろう。
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ビフレスト06F:トランサー:神魔の目覚め 解説:レベル30/レシピ代0600DP 【魔轟神】デッキ。 攻略 ※旧作リスト。編集待ち 合計40枚+03枚 上級00枚 下級21枚 オネスト×3 シャインエンジェル×3 魔轟神ガルバス×3 魔轟神クシャノ×3 魔轟神グリムロ×3 魔轟神ルリー×3 魔轟神レイヴン×3 魔法11枚 大嵐 死者蘇生 シャインスパーク×3 収縮×2 手札抹殺 ライトニング・チューン×3 罠08枚 激流葬 サンダー・ブレイク×2 聖なるバリア-ミラーフォース- 魔宮の賄賂×2 マジック・ジャマー×2 エクストラ03枚 魔轟神ヴァルキュルス×3
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淫魔にする 【娼婦】持ちキャラクターとの契約。 【淫魔】が付与される。 リンケージ「Lヒートライザ」が使用可能になる。 【淫魔】になっても種族は変化しない。念のため。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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精神魔法レベル2(前提:精神魔法レベル1、研究コスト1000万