約 874,821 件
https://w.atwiki.jp/break_joker/pages/3820.html
水のエル(強化体)【PRM ver.】 水のエル(強化体)【PRM ver.】 BJNo 3 レア ★★★★★ 属性 ライバル 最大レベル 50 スート クラブ 水 HP 1921 種族 怪人 幻惑 攻撃 2143 時代 平成 チャージ 50 No.1079編集 作品 仮面ライダーアギト MAXレイズ 1500 スキル 必殺 怨念のバルディッシュ 50 このカードと同じカードの攻撃力を、3000アップする 超必 念動力 100 自分が次に引くカードを、BJナンバー「3」に変える ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 迎撃陣 カウント9 相手が次に発動した必殺技を自動的にキャンセルする BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト 「闇の力」から新たな命を貰い、復活した水のエル。アギト、ギルス、G3−X、アナザーアギトの4人を圧倒する力を持つ。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/422.html
加速せよ、魂のトルネード(1) 「うおりゃあああああああ!!」 掛け声と共に振り抜かれたクウガの赤い拳が、水のエルの胸を的確に捉える。 だがそれによって水のエルの身体が動じることはない。 予想外のタフネスに驚愕で顔を見上げたクウガに向け、その隙を見逃さず振るわれた水のエルの手刀が、呆気なく彼を弾き飛ばす。 だが刹那、地に転がったクウガへの追撃だけは阻まんと飛び込んだアクセルが水のエルへと猛攻を仕掛ける。 先の支給品交換にて手に入れたエンジンブレードを振るう彼の構えは、彼が得意とする剣道の基本姿勢と同じだった。 息も付かせぬ面の連打は、まさしく剣道で言えばその動作も気迫も達人の域。 だが悲しいかな、今行われているこれは決して武道のそれではなく、紛れもなく命を懸けた殺し合いのそれだったのだ。 「面ッ!」 掛け声と共に振るわれたエンジンブレードを、水のエルは一歩退くことで難なく回避する。 標的を失った剣が、その重量故に勢いを殺し切れず地面に突き刺さり舗装されたアスファルトを砕く。 同時、失策に気付いたアクセルが得物を引き抜こうとするが、それより早く突き出された水のエルの得物、怨嗟のバルディッシュが彼の身体を大きく吹き飛ばしていた。 「一条さん!」 得物を失い倒れ伏したアクセルに駆け寄りながら、クウガは立ち上がりその脚に炎を纏わせる。 だが必殺の一撃を放とうとする彼を目の当たりにしてなお、水のエルはつまらなさそうにふとバルディッシュを虚空へと振り抜く。 まるでその瞬間に、“背後から見えぬ存在が放つ一撃”を予想していたかのように。 「なっ……」 不意の一撃を防がれたことに思わず驚きの声を漏らしたその瞬間に、ディケイドインビジブルの効果が切れる。 それにより可視化されたディケイドを嘲りと共に振り払うのと同時、背後からクウガの雄叫びが響く。 マイティキックの名を持つ跳び蹴りに対し、水のエルは躱す素振りすら見せることなくゆっくりと振り向き、ただその手をクウガへと翳す。 それを受け空中へ出現した光の輪へ、勢いを殺し切れずクウガが飛び込めば、その身体は一瞬にしてディケイドの目前へと移動していた。 「ぐわあああぁぁぁぁ!?」 突如として瞬間移動したクウガのマイティキックを受け、ディケイドは大きく吹き飛ばされながら絶叫する。 仲間への意図せぬ同士討ちにクウガが困惑と怒りを抱きながら振り向くのと同時、水のエルはその手の甲に主への祈りと共に印を結ぼうとする。 「……させるか!」 ――ENGINE!MAXIMUM DRIVE! だがそれを妨げんと、アクセルの持つエンジンブレードからAの字を象った巨大なエネルギーの光弾が射出される。 窮地の仲間を救わんと放たれたそれを前にして、しかし水のエルは変わらずただその右手を翳した。 刹那、水のエルの手より放たれた念動力は、今まさに彼のもとへ達しようとしていたエネルギー弾をまんじりともせず制止させる。 超常を逸する光景に彼らが呻く一方で、水のエルの意のままに手繰られたエースラッシャーは、次の瞬間攻撃を放ったアクセル自身の元へと撥ね返されていた。 思いがけぬ反撃にその身を大きく吹き飛ばし、絶叫と共に仰向けに倒れ伏すアクセル。 辛うじて変身は保ちながらも、戦いが始まってまだ数分と言うのに三人の歴戦の勇士が肩で息をする戦況に、言葉にはしないながらも彼らは皆悟っていた。 今戦っている相手は、まさしく大ショッカーの尖兵に相応しい実力を持つ、ただならぬ強敵であると。 「醜い……」 それでもと立ち上がった三人の仮面ライダーに対し、水のエルは一人ごちる。 その声に含まれる感情は怒りとも憐れみとも違う、ただ憎悪だけを煮詰めたような深い隔絶の色だった。 「人ならざる者は、滅びねばならない……」 己の使命を噛み締めるように、そう呟いて。 水のエルはただ敵を迎え撃たんとその腕を翳した。 ◆ 「さぁ、お前の罪を数えろ!」 いつもの決め台詞を言い放ちながら、ダブルは風のエルに向け走り出す。 マフラーを靡かせ風を肩で切るその疾走を前に、しかし風のエルはただ頭上に生じさせた光の環から一張の弓を取り出した。 憐憫のカマサの名を持つそれを胸の前に構え、風のエルは自身へと向かってくるダブルへと矢を放った。 無論、対するダブルとて無手で攻撃を受ける愚は犯さない。 横に転がることで矢の直撃を避けたかと思えば、立ち上がりざまその手に握った銀のメモリを起動する。 ――METAL! ――CYCLONE METAL! ガイアウィスパーが叫ぶ闘士の記憶が、ダブルの左半身を黒から銀へと染め変える。 それに伴い背中へと生みだされたメタルシャフトを振り抜けば、その一薙ぎは矢を撃ち落とす風の防壁と化した。 一矢、また一矢と続けて放たれる風のエルの攻撃を的確に跳ねのけつつ恐れず接近するダブルは、瞬く間に敵の間合いへと潜り込む。 「ウォラ!」 気合と共に振るわれたメタルシャフトの一突きは、しかし風のエルに触れることはない。 彼はまるでそよ風のように跳び上がり、ダブルの持つ得物の先へ、我が物顔で直立していたのだから。 「野郎……!」 自身を馬鹿にされたと感じたか、勢いよくダブルが得物を振り上げれば、風のエルはその勢いをも利用して宙へと跳び上がる。 そのまま背後へと着地した彼へダブルが振り返るのと、憐憫のカマサが矢を吐き出すのはほぼ同時だった。 ――CLOCK UP 自身の危地に呻きを漏らし、半ば覚悟を強いられたダブルの元に、しかし矢が到達することはない。 彼の前に現れた赤い疾風が……すなわちクロックアップを発動し割り込んだカブトが、高速の勢いのままそれを叩き落としていたからだ。 「総司!」 ダブルの漏らす歓喜の声に応じることなく、カブトは風のエルに向け一直線に駆け抜ける。 クロックアップのネタが割れる前に敵を倒す算段なのだろう。 だが今対峙しているのは、腐ってもこの殺し合いを監視し続けてきた大ショッカーの幹部の一人。 まるで動じる様子もなく風のエルがその手を彼らに向けて翳せば、その背後からカブトらに向けて凄まじい突風が吹き荒んだ。 その勢いは、まさしく天の齎した神風と呼んで相違ない。 一瞬にして高速の領域にあったカブトの足を止め、クロックアップを強制的に終了させる。 どころか立つのに精いっぱいで無防備に立ち尽くすしか出来ない彼らの姿は、風のエルからすれば格好の的でしかなかった。 「……させるか!」 ――LUNA! ――LUNA METAL! 風のエルに弓を引かせるわけにはいかぬと、ダブルは懐から黄色のメモリをベルトへ装填する。 それにより新たに神秘の記憶を身に宿した彼がメタルシャフトを振るえば、そのリーチは先の比のそれではない。 まるで伝承における斉天大聖の棍棒の如く、物理法則の如何を無視して暴風の中を一心に敵へと伸びていく。 この奇想天外の戦法にはさしもの高位の天使も呆気にとられたか。 その肉体にメタルシャフトの到達を妨げることも出来ず、風のエルは火花を散らして数歩退かざるを得なかった。 「ありがとう。翔太郎、フィリップ」 「礼はいらねぇよ総司。にしても……」 改めて並んだカブトと言葉を交わしながら、ダブルの視線は少し離れた場所に立つ一人の仮面ライダーの元へと向かう。 翔太郎からすれば未だ消えぬ未練の象徴、どうしようもなく忌々しいハートの意匠を刻んだ彼の名は、カリス。 相川始の変じた黒い戦士が、こちらを援護するどころか風のエルに攻撃を加える素振りすら見せぬまま、こちらを観察するように立ち尽くすその姿だった。 「高みの見物か?いいご身分だぜ」 「翔太郎、今は相川始よりあっちの相手が先だよ」 ダブルの右目が光り、フィリップの声が響く。 それに引っ張られるように視線を前に戻せば、早くも態勢を立て直した風のエルが、こちらをその鋭い瞳で睨みつけていた。 確かにあの強敵を前にして外野を気にしていられる余裕はないかと、翔太郎は一つ息を吐き出した。 「分かってるよ、相棒。行くぜ、総司」 「うん……!」 油断なく構えたカブトの姿に頼もしさすら感じながら、ダブルはその左手に青のメモリを握りしめた。 「……そうだ、それでいい」 黄色と青の身体へ姿を変えたダブルの背中を睨みながら、カリスは誰にも聞かれぬよう一人ぼやく。 運命を変えて見せると宣って見せたジョーカーの男、左翔太郎。 曰くフィリップと共に戦えれば自分にも勝てるとのことだったが、果たしてそれもあながち思い上がりでもないらしい。 通常のカリスにしか変身できない自分であれば、なるほどあの変幻自在の戦法は確かに厄介な存在に違いない。 少なくともあの木場という男を喪った戦いにおいてダブルに変身できていれば彼を守れたかもしれないというのは、決してないものねだりの願望というだけではないと、そう思えた。 だがその程度の実力では、結局大ショッカーを前にしては実力不足でしかない。 少なくとも大ショッカーの尖兵として現れたあの風を操る怪人など倒せる実力がなければ、運命を変えるなど夢のまた夢だというのは、疑いようのない事実だった。 故にこの戦いの行方を見つめ、その実力を見定めるというのがカリスの目的の一つ。 そしてもう一つは――。 「剣崎を殺した男……確かめさせてもらうぞ、お前が真に、あの男の力を継ぐに相応しいのかを」 小さく呟いたカリスは、視線をダブルからカブトへと移す。 彼の言うあの男とは、もちろん剣崎のことではない。 ただ一人でかの究極を超える暴力に抗って見せた誇り高き一人の戦士、太陽にも等しい輝きを持つ一人の男のことだ。 ――『おばあちゃんが言っていた。散り際に微笑まぬ者は、生まれ変われないってな』 それは、灰と化してこの世から消え去らんとするその瞬間に至るまで、その顔から笑みを絶やさなかった一人の男の最期の言葉。 不敵にその人差し指を天に翳しながら、何の悔いもないとばかりに言い切って見せた“あのカブト”と同じ顔をした男の言葉だった。 ――『そしてこの地には、この俺に並ぶような奴らが、仮面ライダー達がいる。だから、何も心配せずに逝けるということだ』 あの男が紡いだ、確信に満ちた言葉。 皮肉にも始に病院への襲撃を決意させたその言葉は、しかし未だに彼の心の深い部分に楔のようにして突き刺さり続けていた。 もしも“あの剣崎を殺した男”を自分が認めるようなことがあるとすれば、それはあの男の言葉が真であると認めたときに相違ない。 顔を奪われ、名前を奪われ、そしてなお力を奪われたあの男……天道総司。 だがもしそれらが奪われたのではなく託されたものだったのだとすれば。 灰へと帰したあの誇り高き笑みに恥じるような無様だけは、絶対に許せるはずがなかった。 「見せてみろ、お前が本当にあの男の言う仮面ライダーだというのなら、剣崎からバトンを受け継いだというのなら……お前が、その資格に相応しいのかを」 故に、カリスはただ戦いを見つめ続ける。 運命を変えて見せると宣った男の実力と、数多の仮面ライダーからその称号を授けられたという罪人が真にその名に足る存在なのかを、見定めるために。 彼の赤い双眸が映す戦火は、なお一層にその激しさを増していった。 ◆ 「だぁぁ!」 ナイトの掛け声と共に、ウィングランサーが地のエルを薙ぎ払うように振るわれる。 見え見えの大振りに過ぎないそれを彼は難なく受け止めるが、その瞬間を突くようにイクサが剣を構え飛び込んだ。 イクサカリバーの赤い刀身が地のエルの身体をなぞり、飛び散る火花に晒されながら二人は同時に横へと飛びのく。 それにより地のエルを抑えていた圧力が一気に解放されたかと思えば、その視線の先にあったのは自身に向け銃口を構えるデルタの姿だった。 「ファイア!」 デルタが放つ光弾の雨に、イクサもまたカリバーをガンモードへと変形させ合わせる。 連射性、威力どちらも申し分のないそれは上位の天使たる地のエルにすら通用し、その身体を大きく後方へと退かせた。 「っしゃあ!」 ナイトが、歓喜の声を上げる。 確かにこの状況を一見すれば、強敵を前に三人の仮面ライダーが圧倒的有利にあると言うことも出来る。 だがその優勢を手放しで喜ぶことは、イクサには出来なかった。 「……」 イクサの思った通り、というべきか。 その身からなおも硝煙を揺蕩わせながらも、しかし地のエルはなおも健在。 どころか大したダメージも戦意も感じられないその風体を前に、イクサが抱いたのはまず尋常ならざる違和感だった。 「貴様……まさか戦う気がないのか?」 「え……?」 イクサが地のエルに投げかけた疑問に、デルタが困惑を吐く。 だがそれも無理はあるまい。 この状況はまさしく大ショッカーから遣わされた敵と仮面ライダーの真っ向勝負なのだと、誰もがそう思っていた。 故にその戦いにおいて戦意を露わにしないなど、まず考えに浮かぶはずがない。 だが対峙する地のエルはただ溜息一つだけ吐いて、そして三人の顔を交互に見つめた。 「人よ、力を捨てる気はないのだな」 「何……?」 その声に滲むのは倦怠感でも憤怒でもなく、悲しみ……或いは憐れみとでも言うべき感情の色。 交わされた言葉の意味が捉えきれず意味のない確認だけを漏らしたイクサに対し、しかし再度向き直った地のエルの顔からは、それまでの無気力は消え失せていた。 「なれば力づくでも……人は、人を超えてはならぬのだ」 頭上へと現れた光の輪から敬虔のカンダと呼ばれる大剣を取り出して、地のエルは身の程を弁えぬ人へと罰を下す為にその足をゆっくりと進めていった。 ◆ ――FORM RIDE……DEN-O!ROD! ディケイドライバーが読み込んだカードの名を高らかに叫ぶと同時、彼の身体は青のオーラアーマーに包まれる。 それにより亀の甲羅を思わせる装甲を纏ったライダー、電王ロッドフォームへとその姿を変えたディケイドは、同じく青い姿へ変身を遂げたクウガに立ち並ぶ。 ロッドモードのデンガッシャーと、ドラゴンロッドをそれぞれ構えて、彼らは一斉に水のエルへと得物を振り抜く。 だが、対する水のエルもまた自身の長斧を目まぐるしく振り回し、二人の攻撃をいなし続ける。 ディケイドとクウガとて棒術において確かな使い手であることは間違いないが、水のエルはこと長物の扱いにおいてはそれこそ神業の域。 二対一という数の不利などものともせず攻撃を捌き続ける彼を相手にしては埒が明かないと断じたか、ディケイドは手を緩めないながらもライドブッカーへと手を伸ばした。 ――FORM RIDE……KIVA!DOGGA! 先の戦いにおいて渡から受け継いだ新たなライダーの力。 それによりフランケンシュタインの怪物の力をもその身に宿らせたディケイドは、その手に構えたドッガハンマーを勢いよく振り下ろす。 ドン、と鈍い音を響かせて激突したドッガハンマーと怨念のバルディッシュ。 力自慢のドッガを相手には流石のエルロードも今までのように軽くあしらうことは出来ないのか、僅かばかり水のエルの動きが鈍る。 同時、ディケイドが作り出したこの好機を逃す手はないと、クウガは高く宙へと跳び上がっていた。 「うおりゃあああああ!!」 ドラゴンロッドを正中に構え水のエルへと飛び掛かるクウガの姿は、まさしく彼が封印エネルギーを叩き込むための動作に違いない。 スプラッシュドラゴンの名を持つその一突きを無防備に受けるのは不味いと、本能がそう察したか。 腕ずくでドッガを撥ね退けた勢いそのまま、水のエルはクウガのドラゴンロッドをいなしその勢いを受け流す。 「超変身!」 だが、そのまま得物をクウガの薄皮に突き立てんと振りかぶった水のエルを待っていたのは、強固な鎧と化した紫のクウガの姿だった。 その手に持っていた棒を改めてタイタンソードに変化させたクウガの力は、先ほどまでの比ではない。 一人であっても自身を数瞬は抑え込めるだけの剛力を発揮したクウガに、水のエルが目を見開いたその瞬間、既に彼らの次なる手は切られていた。 「今だ、士!」 「あぁ!」 クウガの掛け声に乗じて、ディケイドキバがドッガハンマーを振り下ろす。 流石の水のエルもこの連携攻撃を真っ向から受け止めることは出来なかったか。 火花を散らし後退を強いられながらも、ただでやられるわけにはいかぬとばかりに水のエルがその手を翳せば、瞬く間に二人のライダーの頭上から紋章が舞い降りる。 ドッガフォームとタイタンフォーム、力と引き換えに俊敏さを失った今の彼らではその動作を見てからではろくな回避行動を取れるはずもない。 紋章に捕らえられた彼らの身体は瞬く間に炎上し、そして爆ぜた。 「うわあああぁぁぁぁ!!!」 蓄積されたダメージ故に、その身を通常のものへ戻す二人の仮面ライダー。 傷つき倒れた二人に追撃を仕掛けんとする水のエルだが、しかしその瞬間彼に青の疾風が迫る。 ほぼ反射的に念動力を発揮しその動きを止めようとするが、捉えたのは残された青の残像だけでしかなかった。 「ハァッ!」 思わず動じた水のエルに、掛け声と共に突き立てられる青い拳。 すかさず飛びのきつつ自身に攻撃を仕掛けた何かの正体を探れば、そこにあったのはここにいる誰もまだ知らぬ新たな青い戦士の姿だった。 「一条さん!」 未だ倒れ伏すクウガから、歓喜の声が飛ぶ。 その声に振り向き頷いたアクセルの姿は、特訓により手に入れた新たな領域、トライアルのそれである。 重厚な装甲を捨てたことにより高速移動を可能にした今のアクセルにとって、水のエルの異能を見切るなど容易いこと。 敵が如何に常軌を逸した能力を持つとしても喰らわなければどうということはないのである。 確たる強い意志と共に、アクセルは自身のドライバーからトライアルメモリを引き抜き、マキシマムスイッチを起動する。 宙へと放られたメモリが刻む時の流れと共に、アクセルの身体は一瞬で目にも止まらぬ領域にまで加速する。 対する水のエルもまた念動力での対処を試みるが、しかし今のアクセルがその程度で止まるはずがなかった。 遂に憎き怨敵へと到達した、アクセルの青く染まった右足。 音速で乱打されるコンビネーションキックが、水のエルの身体にTの字を浮かび上がらせるのと、トライアルメモリが彼の手に舞い降りるのはほぼ同時のことだった。 ――TRIAL!MAXIMUM DRIVE! トライアルメモリが指すタイムは、9.6秒。 間違いのないマキシマムの成功は、しかしアクセルに勝利への確信を抱かせることはなかった。 どころか、まさしく今しがた水のエルの身体を蹂躙したはずの彼の右脚に纏わり付く水の違和感は、彼に考え得る限り最悪の可能性を連想させた。 「一条さん、危ない!」 クウガの声を待つが早いか、背後から膨れ上がる殺気を感じて振り返ったアクセルの瞳に映ったのは、未だ健在の水のエルの姿だった。 マキシマムの直撃を喰らったはずなのに、何故ダメージすらないのだ。 狼狽と共に脳裏に浮かんだその問いを打ち消したのは、意外にも彼自身の脚に未だ残り続けるぐっしょりと濡れた感触だった。 (こいつまさか、自分の身体自身を水そのものに――!) 思い至ったのはそんな突拍子もない、しかしこれ以上なく合点の行くものだった。 そして状況判断からのみ絞り出された一条のその考えは、実のところ限りなく正解と言って過言ではない。 高位の存在たるエルロードの一人であり、水を司る水のエルにとって、自身の身体そのものを液状化させることなど容易いことだった。 通常の攻撃であれば数発が限度の精度であろうと、瞬く間に放たれ続けるマシンガンスパイク相手なら、10秒の制限時間いっぱいまで攻撃を躱し続けることはなお容易い。 果たして無傷でアクセル渾身の必殺をやり過ごした水のエルは、この瞬間を待っていたとばかりに自身の持つ長斧を勢いよくアクセル目掛け振り下ろす。 ほぼ0距離から放たれた暴力的なまでの圧力を前に、如何にトライアルであろうと躱す術はない。 次の瞬間、振り抜かれた怨念のバルディッシュが、トライアルの薄い装甲をまるで紙切れのように呆気なく蹂躙する。 あまりに重いその一撃にトライアルの鎧が耐えきれるはずもない。 まるで紙切れのようにその身を刻まれたアクセルの身体は、変身を保つことすら出来ず仰向けに倒れ伏した。 「一条さんッ!」 先ほどの注意喚起よりも切迫感を伴ったクウガの絶叫が、虚しく響く。 絶体絶命の光景を前に、自身の痛みすら無視して立ち上がろうとする彼の動きはしかし、この瞬間においてはあまりに緩慢だった。 「人は……ただ人であればいい」 クウガが何らかの対処を試みるより早く、水のエルはただそれだけ呟いて自身の得物を再び振りかぶる。 その狙いの先にある一条はただ、振りかざされる超常の暴力を前に何の抵抗を行うことも出来ないまま、齎される結果を享受することしか出来なかった。 ――バキリ。 死すら覚悟した一条の耳に到来したのは、しかし自身の体が砕け散る音ではない。 ただ己の腹部の方向から届いた、何かが壊れるような乾いた音と強い圧迫感だけだ。 「え……?」 だが、だからこそ一条の口から漏れたのは痛みに悶える苦悶のそれでも、状況の打破を目指す威勢の声でもなく、ただひたすらに眼前の光景への困惑を示す間の抜けた声でしかなかった。 彼の映す視界の先、自身の腹部に装着されているドライバーに、深々と突き刺さる長斧。 それはまさしく、照井という尊敬すべき一人の戦士から受け継いだ仮面ライダーの力が、あまりにも呆気なく奪われた瞬間だった。 「――ッ超変身!」 ようやく立ち上がりペガサスフォームへと変身を果たしたクウガが、ペガサスボウガンから弾丸を放つ。 まさしく風を切る勢いで放たれたそれは水のエルの身体を一条から引き離すことに成功するが、しかし悲しいかな。 既に水のエルから一条という一個人への執着は失われている。 アクセルという力を失い、最早“ただの人間”へと成り下がった彼など、全ての事象において取るに足らない矮小な存在へと成り下がってしまったのだから。 「薫!無事か!?」 「えぇ、ですが……」 体制を立て直したディケイドが、一条のもとへと駆け寄り心配の声をかける。 それにさした意味も持たない空返事を返しながら、ただ腰のアクセルドライバーを茫然と見つめる一条。 何と言葉をかければいいのか、ディケイドですら思案を強いられるその一方で、ただ一人クウガだけは確かな意思と共に水のエルの前へと悠然と立ちはだかっていた。 「士、一条さんを連れて離れてくれ。こいつは……俺が倒す」 「ユウスケ……」 こちらを振り向くこともなく、水のエルを睨み続けるクウガ。 その背中にディケイドですら何も言えなかったのは、背中越しでも伝わるほどに彼の怒りが凄まじいものだったからだ。 「あのドライバーは、一条さんが照井って人から受け継いだ大事な物なんだ。それを、こいつは……!」 血が滲むのではないかと思わされるほどの力を込めて、クウガはその拳を強く握りしめる。 きっとユウスケは、また自身の心を葬り究極の闇へとなろうとしている。 例えそうなったとしても守りたい笑顔があるから……かつて破壊者となった士自身の前に立った時と同じ思いを抱いて、その使命を果たそうとしているのだ。 「小野寺、くん……」 ユウスケの心中を察した一条が、弱弱しくその名を呼ぶ。 それに応えて振り返ったクウガの表情は、変身している為に見えはしない。 それでも彼はまるでいつもと変わらぬ明るい声で、明るい仕草で一条に頷いた。 「大丈夫ですよ、一条さん。俺も……クウガですから」 様々な含みを持たせたその言葉だけを残して、クウガはそれきり一条たちに背中を向け敵目掛け駆け出す。 赤いクウガが自身では敵わぬ存在へと勇敢に立ち向かっていく、一条にとってはいつもの光景。 だがその雄姿をいつもと同じ心境で見送ることは、今の一条にはどうしても出来なかった。 ◆ ダブルの持つトリガーマグナムから、弾丸が連続して放たれる。 常識など存じぬとばかりに縦横無尽に飛び交う黄色の光は、それを放った本人ですら予測不能の軌道を描き、いずれ敵を蹂躙する それこそまさしく、幻想の遊撃手とも言うべきルナトリガーの能力の本懐。 速度も威力も特筆して優れているとは言えないが、それでも自由自在に弾道を操れるこの姿で遠距離戦において不利に陥った経験は、未だかつてダブルの二人とて経験したことがない。 いや、この表現は些か語弊があるだろうか。 今この瞬間、彼らが対峙する風を司る高位の天使と出会うまでは、それは紛れもない事実であったはずだった。 「ウォラッ!」 苦し紛れの掛け声と共に、ダブルが再び弾丸を放つ。 だが、摩訶不思議な軌跡を描いたそれはしかし風のエルに達するより早くエネルギーを霧散させ掻き消える。 だがそれは、何も風のエルが持つ特殊な防御壁によるものではない。 ただ単にルナトリガーの弾丸が如何な軌道で彼に迫ろうとも、風のエルがそれを全て自身の矢で撃ち抜いているという、それだけのこと。 どれだけダブルが弾数を増やそうと、どんな軌道を描こうと、全ては神速で放たれる矢を前に無に帰してしまうのである。 その人知を超えた技能はまさしく神業と呼ぶべき代物で、いままであくまでも人が姿を変えたドーパントと戦い続けてきたダブルに戦いの苛烈化を否応なしに認識させるものだった。 「感心してる場合じゃないよ、翔太郎」 「そうだな相棒、パワーが足らねぇってんなら……!」 ――HEAT! ――HEAT TRIGGER! 新たに赤いメモリを起動し、ドライバーに装填するダブル。 それに従い右半身を赤く染めたその姿は、ダブルの中でも随一の火力を誇るヒートトリガーのそれであった。 刹那、これまでと変わらぬ動作でトリガーマグナムの引き金を引けば、放たれたのは火球の如く真っ赤に燃える弾丸だ。 これまでと違い、ヒートトリガーの攻撃は狙いの精細さに欠き連射性に劣る。 だがそれでも彼らがこの形態を選んだのは、果てしなく高まった火力がこの状況を打破すると確信していた為だ。 今までのそれと同じく、迫る弾丸に自身の矢を射る風のエル。 ルナトリガーの弾丸であれば一矢で二発を撃ち落とすことすら容易かったはずのそれは、しかしヒートの力を得た今の弾丸に対しては相殺が関の山だった。 「――ッ」 目の前で霧散したはずの弾丸から、エネルギーの余剰を示すように火花が風のエルの身体に降りかかる。 すなわちそれは、ダブルと風のエルの間における撃ちあいにおける力関係が、まさに逆転した瞬間であった。 「うおおおおおおお!!!」 これを好機と見たか、ダブルは弾丸を放ちながら風のエルに向けて突貫する。 徐々に迫り行く二人の距離、どんどんと対処に追われ始めダブル本体への対応もままならなくなっていく風のエル。 瞬間、遂にほぼゼロ距離にまで迫ったダブルの手には再び切り札の記憶が握られていた。 ――JOKER! ――HEAT JOKER! 「ウォラッ!」 その拳に炎を纏わせ、ダブルは真っ直ぐに風のエル目掛けストレートパンチを放つ。 弓を引く速さにも勝ろうかというその神速の勢いは、だが敵を捉えることなく空を切る。 先ほどメタルシャフトを回避した時と同じく、風のエルが宙へと跳び上がった為。 だが上空で憐憫のカマサに矢を番えようと構えた風のエルに対して、ダブルは不敵に振り返って見せた。 「ハッ、かかりやがったな――総司、今だ!」 「ライダーキック!」 叫ばれたその名前に応えるように、風のエルと同じ高さにまで跳び上がったカブトが必殺の一撃の名を叫ぶ。 思わぬ伏兵に風のエルも対応を試みるが、しかし遅い。 彼が何らの抵抗を行わんと動いたその瞬間に、タキオン粒子迸るカブトの右足は強かに敵を捉えていた。 「グオォッ!」 ライダーキックの直撃を受け、呻きながら地に落ちる風のエル。 遅れて降り立ったカブトに駆け寄りながら、ダブルは気障にその手をスナップさせた。 「やったな、総司」 「うん。でも……まだだよ」 カブトの張り詰めた声に釣られて、ダブルも前に向き直る。 見れば、ライダーキックの直撃を受けてなお風のエルは健在。 ゆっくりと立ち上がったその瞳には、未だなお消えぬ殺意の炎が灯されている。 分かっていたつもりでも、どうやら楽に勝てる相手ではないらしいと構えなおした彼らに対し、しかし風のエルの視線が向かうことはなかった。 「野郎、どこ見てやがる……?」 「あの方角、まさか……!」 首を傾げたダブルの右目が光り、フィリップの戦慄が響く。 急ぎ風のエルの視線の先へと身体を向けたダブルの目に映ったのは、ダブルに変身している為に無防備に倒れ伏したままのフィリップの身体だった。 奴の狙いはこちらではなくフィリップの本体そのものか、と彼らが理解するのと、風のエルがそちら目掛け矢を放つのはほぼ同時の事だった。 ――CLOCK UP 瞬間、聞き覚えのある電子音声と共に走り抜ける赤い旋風。 クロックアップを発動したカブトが、フィリップを守らんとその身を投げ出したのである。 無論、幾らクロックアップが無敵の高速化を可能にすると言っても、時間を止めることなど出来はしない。 既にフィリップの眼前にまで迫りつつあった矢を前にしては、クナイガンでの迎撃を行う暇すらなく、カブトの身そのものを盾とすることで精一杯だった。 「総司!」 ダブルの呼び声も虚しく、マスクドフォームに戻る隙すら与えられず、矢の雨に晒されるカブト。 遂に膝をついたその姿を前に、しかし風のエルが慈悲を見せることはない。 その弓につけられた名の通り……ただ異形に対する憐憫だけを抱いて、風のエルは彼に終わりを告げる一条の矢を放っていた。 ◆ 「はあぁ!」 掛け声と共にイクサが振るったイクサカリバーが、地のエルの持つ大剣に受け止められる。 なればとばかりに剣を握る手に力を籠めるイクサだが、しかし拮抗すら許されずいなされ吹き飛ばされる。 あのガドルが変じたアームズ以上の力を誇るその剛腕を前に、さしものイクサも呆気なく後退を強いられる一方で、飛び込んだのはナイトだった。 ――TRICK VENT 電子音声と共に4人に増えたナイトの姿。 イクサを庇う様に地のエルを囲んだその一団を前にしかし、地のエルは悠然とその身体を大きく回転させる。 それに伴い円を描くように振るわれた大剣の一閃が今まさに迫らんとしていたナイトたちの身体を切りつければ、ナイトが生みだした三人の分身は割れた鏡の如く呆気なく消え失せる。 唯一残された本体が鎧から火花を散らし倒れ伏すのに最早目もくれず、地のエルはデルタへと向き直る。 すかさずデルタも銃口を向け攻撃を試みるが、しかし彼が引き金を引くより早く地のエルの掌から放たれた塵が彼の身体へと襲い掛かっていた。 人の身体を塵へと帰す力を持つその流砂を浴びて、デルタの鎧が悲鳴を上げる。 或いは超常の異能を誇るその塵にライダーズギアがシステムエラーを起こしたか。 デルタはその身から火花を散らし、俯せに倒れ込んだ。 「真司君!修二君!……貴様ァ!」 仲間の無事を案じつつ、イクサは自身のベルトへとカリバーフエッスルを装填する。 それによりイクサカリバーに充填されたエネルギーは、まるで太陽の如く輝きをイクサに齎した。 永遠に輝き続ける真紅の光を背に抱いたイクサは、激情のままにイクサ・ジャッジメントを地のエル目掛け振り抜く。 数多のファンガイアを滅ぼしてきた、名護にとっても最も信頼のおける最強の一閃。 かつてガドルにすら致命傷を与えたその一撃は、しかし今地のエルの剛腕を前に振り切ることすら許されずしかと受け止められていた。 「何ッ!?」 自身の必殺技が容易く破られたことに思わず困惑を漏らすイクサに対し、しかし地のエルの力が留まることはない。 気合と共に彼がその剣を振り上げれば、人類の英知の結晶とも言うべきイクサカリバーは呆気なくその刀身を二つに別っていた。 今度こそ驚愕に息を呑むイクサだが、それも地のエルからすればさほど驚くべき事象ではない。 地のエルの持つ敬虔のカンダは、かつてアギトのシャイニングカリバーすら破壊したこともある疑う余地のない逸品だ。 なればその破壊力が、並の剣で受け止められるはずもない。 当然の結果に感動すらなく、呻くイクサを問答無用で切り伏せた地のエルの目に映るのは、ダメージ故未だ立ち上がる事すら叶わぬ三人の人間の姿。 その光景を前に地のエルの中に浮かぶのは、人間とはなんと哀れ弱い生き物なのだろうかという、そんな呆れにも似た感情だった。 地に這う芋虫にも等しいこの無様な光景を、あの方が見れば何というのだろうか。 こんな存在があの方の寵愛を一心に受けている、という事実にやはりというべきか不快感と不可解を抱きながら、しかし地のエルは忠実なるあの方の下僕として、或いは高潔なる天使として、彼ら哀れな人間に救いの声を響かせた。 「人間よ、我々が戦う必要はない。力を手放し、人へと戻るがいい」 「ふざけるな、誰がそんなことを……!」 未だ地に這いながら、憤怒の声を漏らしたのはイクサだった。 その瞳にはやはりまだ闘志が燃え続けている。 彼は既に力を手放しても人には戻れないのかもしれない。 なんと哀れな存在なのだと彼に慈悲の感情すら向けながら、地のエルは続けた。 「あのお方は直に世界を見定め終える。その時を目前にして、望まぬ戦いを続ける理由はないだろう」 地のエルはそう言って、イクサ以外の二人へと視線を移す。 この殺し合いに巻き込まれる前から戦いを忌避し、人ならざる存在への“変身”を拒んできた、三原修二。 13人の人間同士で殺し合った末の奇跡を謳われながらも、しかし決して誰かを殺すことなく戦いを止めようとし続けた、城戸真司。 そんな彼らからすれば、力を捨てるという選択肢に何の迷いもないに違いないと、地のエルは――或いは彼の主さえも――そう思っていた。 故に彼は投げかける。 力を放棄し、人として生きることで得られる主による祝福を、戦いで穢れた自身の罪を贖うつもりはないかと。 「真司君、修二君……」 地のエルの言葉を受けたイクサの、不安げな声が響く。 名を呼ばれてもなお俯くナイトとデルタの出す答えが果たしてどんなものなのか。 それを断言することは、さしもの名護にも出来ぬことだった。 153 Rider s Assemble(後編) 投下順 154:加速せよ、魂のトルネード(2) 時系列順 一条薫 城戸真司 三原修二 相川始 擬態天道 名護啓介 門矢士 小野寺ユウスケ 左翔太郎 フィリップ 水のエル 風のエル 地のエル ラ・バルバ・デ オーヴァーロード・テオス
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/550.html
「塵から生まれしモノよ塵に帰れ」 【名前】 地のエル 【読み方】 ちのえる 【声】 三宅健太飛田展男(大戦) 【登場作品】 仮面ライダーアギト など 【登場話】 第49話「絶滅の足音」~第51話「AGITΩ」 【分類】 アンノウン/エルロード 【モチーフ】 ライオン 【仮面アイダーアギト】 ライオンに似た超越生命体。 地中を時速80kmものスピードで進む能力があり、左手に発生させた熱砂を相手に浴びせかける事で対象を砂に変えて消滅させる力を有する。 「敬虔のカンダ」という剣が武器。 人間を危険視し絶滅へと動き出した「オーヴァーロード」の指示で「アギト」や「アギト」に覚醒する可能性を持った人間達の始末を行う役目を担う。 一度は仮面ライダーアギトに察知されるが、アンノウンの保護に方向シフトした警察に邪魔をされその隙に逃走。 その後、「オーヴァーロード」が同時期に実行していた「さそり座の人間の死」をアンノウンの仕業だと勘違いしたギルスと交戦するが完膚なきまでに叩きのめし川へと突き落す(ギルスは排除したと思っていたらしい。)。 アギト化しかけた加菜という女性を始末するべく出現、察知したアギトと交戦。 バーニングフォームのパンチを耐えきって見せたが、シャイニングフォームの「シャイニングクラッシュ」により致命傷を負い逃走。 聖域にいた「オーヴァーロード」に吸収され、パワーアップを遂げる。 「地のエル」を追いかけ聖域までやってきたアギトを待ち構え再度戦い、シャイニングカリバーをへし折るほどの力を見せつけ、「風のエル」と共に変身解除にまで追い込む。 直後に津上翔一を始末するべく「熱砂」を浴びせようとしたが、駆け付けたG3-Xの妨害にあい交戦。 戦闘用の特殊装備ながら、アギトではない氷川誠がアギトを超えた力を見せるのに驚いて「お前はアギトではない 何故これほどの力を?何者だお前は?」と呟く、復活を果たし駆け付けた葦原涼の姿を見て更に驚き、最期はシャイニングフォームへと直接変身したアギトの「強化シャイニングライダーキック」を受け爆散した。 児童誌の記事では「土のエル」と紹介されていたが、番組では「地のエル」となっていた。 【スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの大幹部として登場。
https://w.atwiki.jp/break_joker/pages/4694.html
水のエル(強化体)【PRM ver.】 水のエル(強化体)【PRM ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 3 レア ★★★★★ 属性 ライバル 最大レベル 60 スート クラブ 水 HP 種族 怪人 幻惑 攻撃 時代 平成 チャージ 50 No.2414編集 作品 仮面ライダーアギト MAXレイズ 2500 スキル 必殺 怨念のバルディッシュ 80 このカードと同じカードの攻撃力を、5000アップする 超必 念動力 100 自分が次に引くカードを、BJナンバー「3」に変える ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 迎撃陣 カウント9 相手が次に発動した必殺技を自動的にキャンセルする BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト 【EX】「闇の力」から新たな命を貰い、復活した水のエル。アギト、ギルス、G3−X、アナザーアギトの4人を圧倒する力を持つ。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sentairowa/pages/104.html
不運と幸運 ピ~ン♪ポ~ン♪パ~ン♪ポ~ン♪ 『はぁ~い、皆さんおはようございまぁ~す。』 突如鳴り響いた音と場にそぐわない明るい声に、眠りを妨げられた彼は眼を開ける。 放送が伝えたのはこの6時間で誰が死んだか。彼にはどうでもいい内容だった。 誰が死のうと彼には関係ない。自分が生き残れればいい。 だが、次に放送された内容は聞き逃せる内容ではなかった。 『そうそう、今から発表する時間に、指定した場所に近づいちゃうと首輪がばぁ~んって爆発しちゃいます。 七時に樹海A1エリア。九時に市街地D5エリア。十一時に採掘場F8エリアです』 彼はその放送を聞き、急いで支給された時計と地図を確認する。 時計の短針は6を指している。そして、今、自分がいる位置は…… ?D5" 「あと3時間」 思わず嘆息が混じった声が漏れる。 ディパックを受け取った彼が、最初に転送された場所はA5、樹海エリアだった。 暗く闇に解ける木々はそれだけで恐怖を掻き立てる。 彼は樹海を走った。死にたくない。その思いだけでとにかく走った。 そして、幸運にも誰とも会うことなく、市街地エリアへと辿り着き、近くの廃墟へと身を寄せたのだった。 彼はこのままずっと身を隠す気でいた。だがこうなってはここにいつまでもいるわけにはいかない。 「なぜこんなことに」 自分が一体何をしたというのか。自分は悪いことなど何ひとつしていない。ただ、究極の生物を創りたかっただけだ。 確かにそのためには人体実験までした。だが、究極の生物を創るためには多少の犠牲は已む得ない。 そして、究極の生物の完成まで後一歩だったというのに。 ……そうだ、究極の生物だ。神崎と名乗る男に呼ばれたその名前。自分が創造した究極生物の名前。 ?ドラス" 呼びかけに応じて、姿を現した怪人。あれは紛れもなく、自分が完成を目指していたドラスに間違いない。 ドラスを探そう。ドラスなら私を助けてくれる。私を救ってくれる。 彼の心に希望が満ちる。それがどれだけ空虚な考えとも知らずに。彼は荷物をまとめると、ドラスを探すため廃墟を出た。 彼の名は望月といった。 市街地D6エリア、そこに伊坂の姿はあった。 『7時、海岸J1エリア。9時、市街地D5エリア。11時、採掘場F8エリアです』 「市街地D5エリア。近いな」 伊坂はD6エリアの端に設けられた研究所を根城にしていた。伊坂の転送先となったそこは様々な研究ができるよう、学術書、薬品類、医療器具など一通りの設備を備えており、改造手術すらできそうだ。 伊坂はそこに設置された椅子に座り、これからの行動を考える。 「……行ってみるか」 転送される前に確認できただけでも、ブレイド、カリス、カテゴリーKと、自分と互角か、それ以上の能力を持っている奴らがこの戦いに参加している。 他の参加者にもアンデッドを超える力をもつものがいないとは限らない。 勝ち残るためには自分の手足となって動く駒が必要だ。特に橘は絶対欲しい。絶対欲しいな、うん。 禁止区域内に隠れている奴がいれば必ず他の区域に移動しようとするはずだ。そいつを見つけて、俺がいただく。 「いくぞ」 伊坂は研究所のドアを開け、D5エリアへと向かった。そして、伊坂の後に付いて行く男がひとり。 ほどなくして、D5エリアに入った伊坂は辺りに注意を払いながら進む白衣の男、望月を見つける。 「ビンゴだな」 伊坂の顔が自然とほころぶ。望月はその背格好からどう見ても戦闘要員には見えなかった。そう外見で判断するなら、博士のように見える。 俺をサポートする戦闘員に、道具を分析、改造できる博士。パーティとしては最高だ。 自分と同じ行動を取る奴がいないとも限らない。事は速やかに行うに限る。伊坂はサングラスを取り、宙に浮くと、望月の前に躍り出た。 伊坂に気づいた望月はハッと息を呑む。そんな望月の眼を伊坂は見つめた。 「お前は俺の奴隷だ。忠実な駒だ」 その言葉に望月は不思議な気分に陥る。まるで自分が伊坂に言われた通りの人物のように思えるのだ。 自分は奴隷。自分は男の忠実な駒。自我が意識の奥底に沈もうとする。だが、自我は沈む前に命綱をつかんだ。 「ち、違う。私はお前の奴隷なんかじゃない」 「馬鹿な、俺の支配が効かないのか」 伊坂は望月が自我を保ったことに驚きの表情を見せる。だが、すぐに思い直す。 「いや、違うな。どうやらこの首輪は戦闘力だけでなく、ありとあらゆる能力に制限がかけるらしいな。まったく厄介だ!」 伊坂は支配が効かないと見るや望月に向かって、手を突き出した。 伊坂の手から発せられた不可視の力が望月を襲い、体を宙に舞わせる。 「っ、ぇ、ぅぁ」 十メートルほど飛ばされ、地面に勢いよく叩き付けられた望月の口からは、声にならない嗚咽が上がる。 「支配できないなら人数を減らしておかないとな。それがこのバトルファイトのルールだ」 アンデッドとただの人間。その力の差は例え首輪という制限があったとしても明らかだった。 伊坂が一歩、二歩と望月との距離を詰め、止めを刺そうと再び望月に向けて、手を突き出す。 その時だった。 「がっ!」 強烈な力が今度は伊坂を吹き飛ばす。その力に伊坂の体は自然と防御反応が起こり、孔雀の祖たるアンデッドへと姿を変えた。 「この俺を……貴様は何者だ!」 伊坂は自分を吹き飛ばした元凶を睨みつける。そこには鯨の姿を模した青い怪人が立っていた。 「お前はアギトではない。だが人間でもない」 水のエルがそこにいたのは単なる偶然だった。 水のエルにとっては、今回のゲームなどなんの意味ももたない。水のエルはただ主の命を遂行するために存在している。 主は命じられた。アギトを抹殺せよと。このゲームに参加しているアギトは二人。その二人を抹殺することだけが水のエルの目的。 水のエルにはアギトを感知する力がある。この島程度の広さならどこにいようと見つけられるはずだった。 だが、首輪によりその能力は制限され、大体の位置を探る程度にまで落とされていた。 アギトを探し、水のエルは島を彷徨い歩く。すると争っているふたりの人間を眼にする。否、ひとりは人間ではない。どちらかというと自分に近しい存在。 その人間以外の何かが人間を殺そうとしている。主は人間の死を好みはしない。 「ハァァァァ!」 掌を相手に向ける。それだけで力は生まれる。生まれた力は人間以外の何かを吹き飛ばした。 「この俺を……貴様は何者だ!」 その問いに答える必要はない。 「お前はアギトではない。だが人間でもない」 「話にならん」 伊坂は水のエルを排除すべき敵と認めた。 「消えろ」 伊坂の声と共に伊坂の背中から無数の羽根が射出される。射出された無数の羽根は水のエルを狙い、降り注いだ。 「フン」 だが、水のエルが手をかざすと無数の羽根はピタリとその動きを止める。 「ハッ」 そして、その無数の羽根は伊坂へと向きを変えると、今度は伊坂へと降り注ぐ。 「何!?」 伊坂は右手に剣を出現させると降り注ぐ羽根を懸命に払う。だが、全てを払うには至らず、いくつかの羽根は伊坂の体を傷つけた。 追撃が来る。痛みをこらえ、伊坂は剣を構える。だが、水のエルは動かず、こちらを注視しているだけだった。 ……随分と余裕を見せてくれる。いいだろう、切り札を見せてやる。 伊坂は水のエルへと切りかかっていった。対する水のエルは手にしていたバルディッシュを構えるとそれを受ける。 キンと金属と金属のぶつかる鋭い音が市街地に響く。伊坂は武器に力を込め、剣を押し込もうとする。水のエルもそれに負けじと力を込めた。 水のエルは自分の眼前の敵、伊坂にのみ集中する。だが、それが伊坂の狙いだった。 『出番だ』 伊坂の声が脳内に響くと共に男の意識は覚醒する。そして、ただひとつの目的のため、男は動いた。 物陰から現れた男はたちまち間合いを詰めると手にもった剣で水のエルの背中を切り裂く。 「ヌォッ」 「ははっ、いいタイミングだ」 切り裂かれた背中からは水しぶきが上がる。水のエルにとって、体から吹き出る水は人間の血液に等しい。 ひるんだ水のエルに今度は伊坂の剣が迫る。辛うじて水のエルはバルディッシュで剣を防ぐと、宙に浮かび、間合いを取る。 「人間。だが、その姿は」 男の姿はライオトルーパーと呼ばれるものの姿をしていた。 まずい、まずいぞこれは。 今、望月の生死は目の前の青い怪人、水のエルが握っている。彼が勝てば生き残れる。だが、彼が負ければ自分は。 逃げようにも先程の攻撃が効いており、まだ立ち上がれるほど回復していない。援護しようにも自分に支給された道具は援護できるようなものではない。 パリッ 不意に足音が響く。後ろに誰かいる。望月は恐る恐る振り向いた。 「大丈夫ですか?」 そこには年の頃、20歳中盤ぐらいの青年が立っていた。 「今の状況は?」 青年は戦っている水のエルたちを見つめるとそう質問してきた。 何者だろうか?そんな疑念を抱きつつも、望月は今の状況を手短に説明する。 「あ、あの鳥のような怪人が私を襲ってきたんだ。それをあの青い怪人が守ろうと」 「わかりました。傷の手当ては後でします。少し待っていてください」 青年は左腕を胸を守るようにかざしたかと思うと、その腕を腰へと引き、右腕を前へと突き出す。 「変身」 掛け声と共に右手を顔にもってくるとゆっくりと顔の前を進ませた。 腰のベルトが輝き、光の粒子が青年を包んでいく。その輝きに望月は思わず眼を閉じる。 輝きが治まるとそこには緑色のバッタを模した姿へと変貌を遂げた青年の姿があった。 「君は」 「仮面ライダーJ」 「仮面ライダー……」 「とぉっ!」 Jはその場からジャンプすると、たちまち伊坂との間を詰め、伊坂にパンチを打ち込む。 「ぐっ、また邪魔者か」 「いくぞ」 自分へと猛然と突進してくるJに伊坂は剣を振り下ろす。だがJはそれを受け止め、払うと強力な回し蹴りを打ち込んだ。 「こ、こいつ」 ひるんだ伊坂に対し、Jはパンチのラッシュを行う。Jの重い拳が伊坂の体力を奪う。 こいつ格闘型か。ならば、接近戦は不利。 伊坂は宙に浮かび、間合いを取ろうとする。しかし、Jもそれに合わせてジャンプすると伊坂の体をつかみ、地面へとたたきつけた。 強い。あいつは何をしている。 ライオトルーパーは伊坂の念波を受けると、伊坂を助けようと伊坂の元に向おうとした。だが、そうはさせまいと水のエルは行く手を遮ると、渾身の力を込め、バルディッシュを振るった。 一撃、二撃、三撃と先程の借りを返すと言わんばかりにライオトルーパーの体を切り刻む。 「ハァッッッ!」 そして、不可視の力でライオトルーパーを吹き飛ばした。 「ぐぅぁ、役立たずめ」 ライオトルーパーの現状を確認し、伊坂は苦々しげに嘆く。だが、それが油断へと繋がった。 「今だ」 その隙をJは見逃さなかった。大地を蹴り、空中高く飛び上がる。 「小癪な」 伊坂の手より放たれた火珠がJへ襲い掛かる。だが、Jの勢いは止まらない。Jは空中で火球を払うと、蹴りの体勢を整える。 「ライダーキーック!」 渾身の力を込めたライダーのキックが伊坂へとぶち当たる。 「ぐぅあぁぁぁぁ!」 断末魔の叫びを上げ、伊坂は地面へと叩きつけられた。 「あ、あれが、あれがあれば、このバトルファイトの勝利は俺のものだ」 伊坂は自分に支給された装備を思い出す。金色をした至高のベルトの存在を。 一目見てわかった。これを使いこなせる奴を見つければ、そいつを意のままに動かせることができれば、自分の勝利はゆるぎないと。 「あれがあれば……」 バックルが開く。伊坂は力尽き、また長い眠りへとついた。 「後は……」 Jは水のエルを見据える。水のエルもこちらを見据えていた。結果的に共闘をすることになったが、味方という保証はない。 「あなたもこの戦いを止めようとしてるんですか?」 「………」 「………」 「……お前もアギトではない」 そう呟くときびすを返し、水のエルはその場から去っていった。 一体、何者なんだろうか。瀬川は疑問をもつが、今はそれを考えているときでもない。 Jは変身を解除し、人間、瀬川耕治の姿になると、望月の元へと戻った。 「これでよし」 瀬川は望月に応急手当を行う。幸運にも、望月には骨折などの大きな怪我はなく、軽い打撲程度のものだった。激しい運動は難しいだろうが、歩く程度なら問題ないだろう。 瀬川は時計を確認する。時計の短針はもうすぐ7の数字を刺そうとしていた。 残り2時間か。 「望月さん、とりあえずここから離れましょう」 「あ、ああっ」 望月は今の状況に多少の希望を見出していた。仮面ライダーJ、彼がいれば脱出できるのではないか。だが、不安もある。 それは人間であること。自分が改造したZOは戦闘力だけならドラスにも匹敵する。だが、ZOは失敗作だった。 なぜなら素体が人間だから。人間は愚かで未熟だ。人間の心が残っている限り、いつかそれは弱点となる。究極にはなりえない。 そんな望月の考えを知らず、瀬川は懐を探り、掌大の機械を取り出す。瀬川のディパックに入っていたのは首輪探知機。 半径250m以内の首輪の位置をそのディスプレイに表示させる。つまり、参加者全てが首輪をしている以上、この探知機が示す位置がそのまま参加者の位置を示すことになる。 探知機を操作するとほどなくして、ディスプレイに位置情報が表示される。 探知機の範囲には4つの反応。自分と望月と伊坂、あとの1つは…… 「そういえば、青い怪人に倒された奴が」 瀬川はライオトルーパーのことを思い出し、ライオトルーパーの反応がする方へと向かう。 ピピッ 「!?」 探知機から電子音が響く。反応がひとつ増えた! 瞬間、激しい音と共に銃声が響く。 「変身!」 だが、瀬川の体はその声に応えず、人間の姿を保ったままだった。 「なっ!」 呆気にとられる瀬川の体を容赦なく、無数の銃弾が貫いていく。 鮮血が飛び散り、地面が真っ赤に染まる。 「ふふっ、はははっ!」 笑い声が聞こえる。顔ははっきりと見えないが、前方には銃であろう武器を構えた男の姿が確かにあった。 「せ、瀬川くん!」 「も、もち、づき、さん」 自分はもう動けない。銃弾は腹を貫通し、内臓にまで届いてる。右足にも命中し、立ち上がることすら不可能だ。せめて望月さんだけでも。 瀬川は力を振り絞ると望月に逃げるよう告げようとする。そんな瀬川の姿を見た望月の心には先程わずかにあった希望は消滅し、恐怖と絶望が占めていた。 やはり人間では駄目だ。脆弱で愚かな人間では私を守ってくれない。ドラス、ドラス、ドラス! 「うぁ、うわぁぁぁ」 悲鳴をあげ、望月はその場から逃げていった。 「ふっ、雑魚は逃げたか。だが、それでいい」 瀬川も望月も殺すのはたやすかった。だが、瀬川は他の邪魔者を呼び寄せる餌になる。そのために望月を逃がしたのだ。 この日を待っていた。仮面ライダー。我々の計画をことごとく邪魔をし、潰してきた奴らを逆に叩き潰してやる日を。 さて、誰かが助けにくるのが先か、首輪が爆発するのが先か。楽しみだな。 「ふふっ、はははっ!はははっ!」 マシーン大元帥は機関銃のスコープを覗きながら、堪え切れず笑みを漏らした。 【伊坂 死亡】 残り45人 【伊坂@仮面ライダー剣】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:市街地D-5】 [時間軸] 封印後。 [状態] 死亡。ただし、消滅はせず、死体はD5エリアに現存。 [装備] 剣 [道具] オーガドライバー。D6エリアの研究所に放置。 [思考・状況] ※死亡前に考えていたこと 1:ジョーカー、キングを倒し、俺が主の頂点に立つ。 2:手に入れたベルトの適合者を探し、そいつを操る。それまで霞のジョーを利用する。 3:橘、俺の元に来い。 【霞のジョー@仮面ライダーBLACKRX】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:市街地D-5】 [時間軸] クライシス壊滅後。 [状態] 気絶中。軽度のダメージ。 [装備] サイ、スマートバックル(アクセレイガン付属) [道具] なし [思考・状況] 1:あれ、俺こんなところで何してるんだっけ? 2:精神支配は伊坂が死亡したため、解けた状態。 3:兄貴と合流できれば。 【望月博士@仮面ライダーZO】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:市街地D-5】 [時間軸] ドラス創造後。ドラスに恐怖する前。 [状態] 多少の打撲。 [装備] 毒薬 [道具] コンファインベント [思考・状況] 1:死にたくない。ドラスなら助けてくれるはず。 2:瀬川くんはもう駄目だ。 【水のエル@仮面ライダーアギト】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:市街地D-6】 [時間軸] アギト43話、敗北後。 [状態] 背中に裂傷。戦えないほどではない。 [装備] 怨念のバルディッシュ [道具] オルゴール付き懐中時計 [思考・状況] 1:アギトを抹殺する。 2:アギトを抹殺することができれば、誰が勝とうが、自分が死のうがどうでもいい。ただし、邪魔する奴は容赦しない。 【瀬川耕治@仮面ライダーJ】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:市街地D-5】 [時間軸] ZO共闘後 [状態] 重症。辛うじて意識はあるが動けない状態。 [装備] なし [道具] 首輪探知機(レーダー) [思考・状況] 1:状況は絶望的。自分が得た情報と道具を脱出派に託せないか。 2:首輪探知機は強力なアイテム。渡せない場合は破壊するしかない。 3:逃げた望月さんに若干の期待。 【マシーン大元帥@仮面ライダーストロンガー】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:樹海C-5】 [時間軸] 最終決戦後。 [状態] 健康。 [装備] 5.56mm機関銃MINIMI(スコープ付) [道具] ホッパー用ZECTバックル [思考・状況] 1:ライダーっぽい奴がひっかかった。これを餌にして、他のライダーも倒す。 2:特にV3とストロンガーは絶対に自分の手で倒す。 3:全員倒して、新しい組織の首領となる。
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/419.html
ゲーム終了までの時系列順SS ゲーム終了まで NO. タイトル 作者 登場人物 153 Rider s Assemble(前編)Rider s Assemble(後編) ◆JOKER/0r3g 一条薫、城戸真司、三原修二、相川始、擬態天道、名護啓介、門矢士、小野寺ユウスケ、左翔太郎、フィリップ、水のエル、風のエル、地のエル、ラ・バルバ・デ、オーヴァーロード・テオス 154 加速せよ、魂のトルネード(1)加速せよ、魂のトルネード(2)加速せよ、魂のトルネード(3) ◆JOKER/0r3g 一条薫、城戸真司、三原修二、相川始、擬態天道、名護啓介、門矢士、小野寺ユウスケ、左翔太郎、フィリップ、水のエル、風のエル、地のエル、ラ・バルバ・デ、オーヴァーロード・テオス
https://w.atwiki.jp/kaijinmato/pages/559.html
「塵から生まれしモノよ塵に帰れ」 【名前】 地のエル 【読み方】 ちのえる 【声】 三宅健太飛田展男(大戦) 【登場作品】 仮面ライダーアギト など 【登場話】 第49話「絶滅の足音」~第51話「AGITΩ」 【分類】 アンノウン/エルロード 【特色】 熱砂 【モチーフ】 ライオン 【仮面アイダーアギト】 ライオンに似た超越生命体。 地中を時速80kmものスピードで進む能力があり、左手に発生させた熱砂を相手に浴びせかける事で対象を砂に変えて消滅させる力を有する。 「敬虔のカンダ」という剣が武器。 人間を危険視し絶滅へと動き出した「オーヴァーロード」の指示で「アギト」や「アギト」に覚醒する可能性を持った人間達の始末を行う役目を担う。 一度は仮面ライダーアギトに察知されるが、アンノウンの保護に方向シフトした警察に邪魔をされその隙に逃走。 その後、「オーヴァーロード」が同時期に実行していた「さそり座の人間の死」をアンノウンの仕業だと勘違いしたギルスと交戦するが完膚なきまでに叩きのめし川へと突き落す(ギルスは排除したと思っていたらしい。)。 アギト化しかけた加菜という女性を始末するべく出現、察知したアギトと交戦。 バーニングフォームのパンチを耐えきって見せたが、シャイニングフォームの「シャイニングクラッシュ」により致命傷を負い逃走。 聖域にいた「オーヴァーロード」に吸収され、パワーアップを遂げる。 「地のエル」を追いかけ聖域までやってきたアギトを待ち構え再度戦い、シャイニングカリバーをへし折るほどの力を見せつけ、「風のエル」と共に変身解除にまで追い込む。 直後に津上翔一を始末するべく「熱砂」を浴びせようとしたが、駆け付けたG3-Xの妨害にあい交戦。 戦闘用の特殊装備ながら、アギトではない氷川誠がアギトを超えた力を見せるのに驚いて「お前はアギトではない 何故これほどの力を?何者だお前は?」と呟く、復活を果たし駆け付けた葦原涼の姿を見て更に驚き、最期はシャイニングフォームへと直接変身したアギトの「強化シャイニングライダーキック」を受け爆散した。 児童誌の記事では「土のエル」と紹介されていたが、番組では「地のエル」となっていた。 【スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの大幹部として登場。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/3301.html
【名前】 エルロード 【読み方】 えるろーど 【登場作品】 仮面ライダーアギト 【分類】 天使/神官 【モチーフ】 ゴルゴムの三神官? 【詳細】 上級アンノウン(ロード怪人)で、明確な人語を話す存在。 オーヴァーロードの直属の部下とも言える存在であり、一般的なアンノウンとは隔絶した強さを誇る。 基本的に単体で行動するが、配下にアンノウンを仕えさせている場合もある。 劇中では水、風、地の3体が登場。 いずれもすさまじい強さでアギト達を追い込む強敵として描かれた。 また、後に光の力の正体も火のエルというエルロードだったと後に明かされた。 更に、漫画版では大地のエルも登場。 【余談】 番組オープニングに登場するイコンには、7体の大天使らしき姿が描かれており、その中の1人が地上に落下しているが、この7人がエルロードを指しているのかは明言されていない(地上に落下しているのが火のエルと見ることも出来る)。 水のエル、風のエル、地のエルのモチーフがタカ、ライオン、クジラとなっているが、このうち、タカとクジラは、『BLACK』の三神官の正体(大怪人)の初期候補で、没デザインも残されている。(残りの1人のバラオムは、サーベルタイガーの決定デザインに近いものとなっている。) また、漫画版で登場する大地のエルのモチーフはゾウであるが、『仮面ライダーBLACK』の漫画版『仮面ライダーBlack』ではゾウをモチーフにした幹部怪人が登場している。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/962.html
「塵から生まれしモノよ塵に帰れ」 【名前】 地のエル 【読み方】 ちのえる 【声】 三宅健太飛田展男(スーパーヒーロー大戦) 【登場作品】 仮面ライダーアギト 【登場話】 第49話「絶滅の足音」~第51話「AGITΩ」 【分類】 アンノウン/エルロード 【特色/力】 敬虔のカンダ、熱砂 【モチーフ】 ライオン 【名前の意味】 なし 【詳細】 ライオンに良く似た超越生命体。 地中を時速80kmものスピードで進む能力を持ち、左手に発生させた熱砂を相手に浴びせかけることで対象を砂に変えて消滅させる力を持つ。 また、「敬虔のカンダ」という剣を武器とする。 人間を危険視し絶滅させるために動き出したオーヴァーロードの指示で、アギトとそれに覚醒する可能性を持った人間達の始末を行う役目を持つ。 一度アギトに察知されるが、アンノウンの保護に方向シフトした警察に邪魔をされその隙に逃走。 その後、オーヴァーロードが同時期に実行していた「さそり座の人間の死」をこのアンノウンの仕業だと勘違いしたギルスと交戦するが完膚なきまでに叩きのめし川へと突き落した(これでギルスは排除したと思っていたらしい)。 アギト化しかけた加菜という女性を始末するべく出現し、それを察知したアギトと交戦。 バーニングフォームのパンチを耐えきって見せたが、シャイニングフォームのシャイニングクラッシュを受け致命傷を負い、その場を逃走。 聖域にいたオーヴァーロードに吸収され、強化体へとパワーアップを遂げる。 なお児童誌の記事では「土のエル」と紹介されていたが、実際の番組では「地のエル」となっていた。 【スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの大幹部として登場。
https://w.atwiki.jp/asanagikirika/pages/51.html
削除型/アギト/Unit 仮面ライダーギルス・ギルスレイダー RAG_MaskedRiderGillsGR.bmp エクシードギルス・ギルスレイダー RAG_ExceedGillsGRU.bmp 仮面ライダーギルス(角短) RAG_MaskedRiderGills(pd)U.bmp 水城史郎 CACC, RAG_MizukiShiroU.bmp 相良克彦 CACC, RAG_SagaraKatuhikoU.bmp 榊亜紀 CACC, RAG_SakakiAkiU.bmp 関谷真澄(水のエル憑依) RAG_SekiyaMasumi(El)U.bmp 水のエル強化体 RAG_ElofWater(P)U.bmp 地のエル強化体 RAG_ElofEarth(P)U.bmp オーヴァーロード斗真(球体) RAG_OverLoad(sphere)U.bmp