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第69話:戦いを求める者 ハイテンションを通り越して躁状態になっていたヘンリーだったが、ようやく落ち着きを取り戻したようだ。 「思ってたより遠かったな」 平原の向こうに目的地である村の影を認めて、ヘンリーは小さくつぶやく。 記憶の混乱も治まったらしく(G.F.の効果ばかりでなく、頭を打ったことによる面も大きかったのだろう)、 あれから妙なことは言っていない。 こうして普通にしていれば、王族に相応しい理性と威厳を感じないこともないのだが…… 第一印象を拭い去り、ソロの評価を改めるには到底及ばない。 それどころかギャップが激しすぎて、『ちょっとアレな人』という確信を高めるだけで終わっている。 「気をつけてくださいね。どこに敵がいるかわからないんですから」 「どうせ会うなら、敵よりも妻や弟や親友に会いたいんだけどな」 「あれ、奥さんなんているんですか? そんなこと一言も……」 「忘れそうになったが、なんとか思い出せた」 「……」 もう、これ以上深く考えるのも追求するのも止そう、とソロは思った。 その時、ヘンリーが唐突にソロを見た。 怪訝、とも険しい、とも言える表情である。 一瞬、考えを見透かされたのかとソロは狼狽したが、すぐに違うと気付かされた。 「おい、何か聞こえないか?」 ヘンリーの言葉が終わらない内に、ソロは走り出していた。 彼にも聞こえたからだ。剣を切り結ぶような、そして何かが燃える音が。 テリーは不満と空しさを覚えていた。 (こんな腑抜けしか集まってないのか?) いっぱしの戦士に見えるこの男、前に殺めた中年二人よりは楽しませてくれると思っていたのだ。 だが、期待はずれもいいところであった。 確かに、虚ろな目をこちらに向けてはいる。斬りつければ盾で受け止める。 だが、それだけだ。武器がないから戦えないとかそういう次元ではない。 素手で戦おうとも、呪文を使おうとも、逃げようとすらしないのだ。まるで、心を持たない機械人形のように。 これでは壁に切りつけているのとかわらない。 (もういい、終わりにしてやる) 苛立ったテリーは、神速の突きで盾と地面との間に剣を滑り込ませ、勢いよく跳ね上げた。 白銀の輝きが宙に舞い、鋭い切っ先が、それでもなお能面のように顔色一つ変えぬ男へ迫り―― けれども斬られたのは男ではなく、虚空であった。 甲高い音を立てて、後方から投げつけられたもの――鉄扇が跳ね返り、地に落ちる。 「止めなさい、テリー!」 アークボルトと雪山で会った冒険者たちの一人。テリーの赤い瞳にはそうとしか映らない。 青年は力と引き換えに、力を求めた理由も自分の姉の姿さえも忘れてしまったのだから。 「ふん……こいつよりは斬る価値がありそうだ」 テリーは笑った。ミレーユの記憶にある笑顔とはかけ離れた表情で。 「止めてほしいなら、力ずくで止めてみせろ!」 地を這うような低い斬撃が走る。ミレーユは扇を拾い上げ、力の方向を逸らして受け流す。 そして体勢が崩れたところを狙って薙ぎ払うが、呆気なくジャンプでかわされてしまう。 (やっぱり、剣や力では敵わない) そう判断したミレーユは、素早く距離を取って大きく息を吸い込む。そして一気に吐き出した、燃え盛る火炎に変えて。 「何っ!」 驚愕の相を浮かべる青年の姿が、赤い炎に飲み込まれる。ミレーユは間髪いれずに呪文を唱えた。 「ラリホーマ!」 ――攻撃呪文を選ばなかったのは、テリーを殺したくないという気持ちがあったからだ。 自分の命はどうなっても構わないが、弟には正義を取り戻し、そして生きてほしい。 だがその思いは、彼女が想像しなかった結果をもたらした。 炎の向こうで、何かが緑色に輝いた。そう思った瞬間、ミレーユは強烈な睡魔に襲われた。 (え? ……どうして……私が?) 「なるほど、この指輪は呪文を反射する力があるみたいだな」 ミレーユの瞳に、弟の姿が映る。無傷だったことに疑問は感じない。真空の剣で炎ごと断ち切ったのだとわかったからだ。 「火炎の息に受け流し、どれも子供だましの技だ。それで俺に勝てるとでも思ったのかよ」 テリーは冷酷に言い放つ。相手が誰なのか、未だに気付かないがゆえに。 かつての思いを見失い、力と引き換えに正義を失ったがために。 (私は……止めないといけないのに) ミレーユは悔やんだ。なぜ、ラリホーマなど使ってしまったのだろう。 攻撃呪文を使っていれば、まだチャンスはあったのだ。 弟を殺したくないという思いが――それが、自分の首を締めてしまったのか。 とめどない後悔と睡魔に、彼女はついに意識を手放してしまった。 けれども、テリーはミレーユを手にかけはしなかった。 思い出したわけではない。 彼が姉を殺さずにすんだのは、新たな闖入者が現れたから。それだけの理由だった。 「その人から離れろ」 年齢に似合わぬ覇気を備えた若者が言う。 その隣で、貴族風の身なりをした男が剣を構えている。 テリーの目は、その剣に吸い寄せられた。 「……雷鳴の剣」 それはかつて、彼自身が愛用していた剣だった。 シャープな切れ味を誇る刀身に、荒れ狂う雷を呼ぶ力を備えたアークボルトの至宝。 「おもしろい。今度こそ、戦い甲斐がありそうだな」 テリーは三度剣を構え、地を蹴った。 【フリオニール 所持品:天空の盾 状態:感情喪失 行動方針:静観?】 【ミレーユ(睡眠) 所持品:月の扇 エルメスの靴 行動方針:命に換えてもテリーを更正させる】 【ヘンリー(オートリフレク) 所持品:G.F.カーバンクル(召喚可能・コマンドアビリティ使用不可) 雷鳴の剣 【ソロ 所持品:さざなみの剣 水のリング 行動方針:テリーを倒し、ミレーユを助ける】 【テリー(DQ6) 所持品:クリスタルソード イヤリング 鉄の杖 ヘアバンド 天使の翼 リフレクトリング 行動方針:自らの力を試す=ゲームに勝利する】 【現在位置(全員共通):レーべの村中央部】
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魔術師と人形 「うあぁぁああ!!」 「待て! 話を聞いてくれ! 私は君に危害を加えるつもりはない! そこにいるデミテルさえ倒せば――」 「でみてるころしたら、おれ、うちにかえれない!」 「な、何を言ってるんだ君は!?」 先ほどから同じ言葉を繰り返すティトレイにモリスンは困惑していた。 しかし、ティトレイはデミテルが島から脱出する方法を知っている、と思い込んでいるのだということは把握した。 攻撃を避け、時に防ぎながらモリスンは説得を試みる。 「デミテルが帰る方法を知っている訳がないだろう! いい加減目を覚ましてくれ!」 「うちにかえる、おれはうちにかえる…………」 「くっ、やはり君とも戦うしかないのか…………!?」 ダオスとその一味は倒すことを決めていたモリスンだが、他の参加者に関しては危害を加えるつもりはなかった。 しかし、デミテルをかばっている以上、彼もまた敵と見なすしかなかった。 そしてティトレイを倒す決意をすると、杖を薙いでティトレイをひるませ、その隙に後ろに飛んで大きく間を空けた。 詠唱時間を作る為だった。 「これも運命だ! 君には悪いが――」 「隙だらけだぞ、エドワード・D・モリソン!!」 しかし、唐突に聞えてきた声。 その方向を見ると、離れたデミテルの姿。詠唱の態勢に入っていた。 「まさか、ずっと詠唱してたのか!?」 「下がれ、ティトレイ・クロウ!!」 デミテルの叫びを聞いて、ティトレイがその場を離れる。 そして、それと同時にモリスンのいる空間を黒い大気が覆い始め、宙に方陣が浮かぶ。 「これは……悪魔を召喚するつもりか!! くそっ!!」 モリスンは慌てて、黒い大気の空間から抜け出そうとする。 「遅い!! 喰らえ、サモンデーモン!!!」 しかし無情にも悪魔は召喚され、大地が引き裂かれる。 「ぐぁぁああ!」 大地とともに引き裂かれるモリスン。 (まさか、こんなところで…………) 視界が暗転する直前、モリスンには懐に入れていた支給品が割れる音が聞えた……。 「…………見当たらないな……。地の裂け目に落ちたか?」 引き裂かれ、無残に荒れ果てた大地の上を歩き、モリスンの死体を確認しようとするがどこにも見当たらない。 ティトレイの方を見てみると、相変わらず無表情のまま立ち尽くしている。 自分が命令を出す、もしくはピンチの時にのみ、先ほどのような闘志を見せてくれるのだろう。 ――こいつなら、ダオスを倒すのにいい駒になってくれるだろう。 それがデミテルの偽りのない本心だった。 だが、こいつ一人でダオスが倒せるとは微塵にも思っていない。 ティトレイはあくまで先ほどのモリスン戦の時の様に、強力な術を詠唱するまでの壁として使うつもりだった。 先ほどは彼を術範囲から逃げるように命令したが、それはダオス戦の前に死なれては困るからであって、決して仲間意識があったわけでもない。 彼はあくまで道具。自分の身を守ってくれる操り人形なのだ。 「…………まぁ、直撃したんだ。いくらエドワード・D・モリスンといえども……な」 死体を捜していたデミテルだったが、面倒になったのか生死がどうでも良くなったのか、捜索を諦め、その場を後にする。 「ティトレイ・クロウ、行くぞ」 名を呼ぶと、彼はデミテルの後をついていった。 名前を呼ばれ、動くその姿は、まさしく『人形』だった…………。 デミテル達が、その場を去ってから幾許か。 大地の裂け目から一人の男が這い上がってきた。 ――モリスンだ。 彼は、デミテルの予想通り、術発動により出来た大地の裂け目に転落していた。 だが、運良く裂け目の途中に引っかかり、難を逃れたのであった。 ――では何故、サモンデーモンの直撃を受けた彼は生きていたのか? ――その理由は彼の所持品にあった。 遡る事、十数分前。 裂け目に落ちた彼は目を覚ました。 「…………ん? 私は…………生きてる?」 衣服は裂け、体には無数の裂傷やアザがあったものの生きている事は確かだった。 その手には杖を握り締めたままだった。 「一体どういう――うぐぐ……」 身を起こそうとすると体の節々が痛む。 先ほどの悪魔召喚の術の直撃を受けた事を実感する。 痛みの余り、手で胸の辺りに触れてしまうが、その時手に堅いものを触るような違和感を感じた。 「む? ……これは確か」 懐をまさぐると出てきたのは、上下二つに割れたヒトガタ。リバースドールと呼ばれる人形の残骸だった。 モリスンも効果は知っている。一度だけ身を守ってくれるお守りだったはずだ。 「そうか、これが私を…………」 ダオスと遭遇するときまで温存できなかったのは残念だったが、生き長らえる事が出来たのは幸運だった。 まだ生きているという事は、まだダオス討伐を続行できるという事だ。 「私はまだ、いける…………」 モリスンはそう決意すると、裂け目の断崖に手を掛けた…………。 そして今モリスンは、自分ひとりしかいない夜の平原にたたずんでいた。 怪我により、大分体力は削られていたが、まだやる気はある。 彼は、懐から割れたリバースドールの残骸を取り出す。 「これが救った私の命、決して無駄にはせん」 それを握り締めると、彼はそれをお守り代わりとしてか、再び懐に入れなおした。 そして、彼は歩き出した…………。 【エドワード・D・モリスン 生存確認】 状態:多数裂傷およびアザ(HP大消費) TP微消費 所持品:魔杖ケイオスハート 割れたリバースドール ???? 第一行動方針:ダオス討伐 現在地:F3平原からE3へ北上 【デミテル 生存確認】 状態:TP中消費 所持品:フィートシンボル ストロー ミスティーシンボル 金属バット 第一行動方針:ティトレイを操る 第二行動方針:出来るだけ最低限の方法で邪魔者を駆逐する 第三行動方針:ダオスを倒せそうなキャラをダオスに仕向ける 現在地:F3平原からF2へ西進 【ティトレイ・クロウ 生存確認】 状態:感情喪失 全身の痛み、軽いやけど(回復中) TP中消費 所持品:メンタルバングル バトルブック 第一行動方針:かえりたい 第二行動方針:デミテルに従う 現在地:F3平原からF2へ西進 前 次
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曲名五十音順 あ行 嗚呼スザンナ アウト オブ エデン アウトローの傷心 青い薔薇の葬儀屋 赤茨の死神 秋されのサヨナラ 悪ノ戯 悪ノ召使 明日から本気出す 雨を連れゆく アンドロ~&ロ~ イダルゴ 一夜千夜 一縷の願い いつか、シンデレラが 命のユースティティア ウイルス強襲_Case LEN 雨花 嘘つき 泡沫ノ幻想 宴の皿 ウタハコ://K 運命の扉 エクスプレス 絵本『人柱アリス』 エレクトリック・マジック エレクトロニック・ジェノサイド エンジェルフィッシュ 落ちこぼれのサキュバス 男の娘メモラブル 俺らはケーブルさ 陰 陽 か行 鏡に映せば 鏡音レンの憂鬱 かがみのむこう> 隠してたこと 革命性:オウサマ伝染病 隠れオタクでごめんなさい 陽炎 風音のクロニクル 風の踊り子 かなしみのなみにおぼれる カナリアマリア カミカゼバトル カラフルウォール / ボーイトゥガール カレイドスコープ ガラクタラジオ ガラクタ・パレード ガンガンがんばリンク!! 頑張ろうよ 騎士道~アニメPV~ キセイノウタ 昨日は・・・ キミイロ好奇心 君に触れたら 君の青 きみのひとみに。 君は無慈悲な僕の女王 君を捜す空 今日、明後日、いつだって 境界線とイノセント 切リ裂イテ唄ウ キーウィ 銀河鉄道の夜に 雲の遺跡 月花ノ姬歌秦野PVer. 月光少年と有限世界 幻舞 恋は我侭に愛は寛大に 恋人のオノマトペ 公安4課 政治犯特別対策係 高血圧ガール 紅茶と甘さと好きの分量 紅白曼珠沙歌 心あらず ココロ・キセキ こじんまりとしたぼやき 理-コトワリ- 孤独なセッション 琥珀色の風 小町踊 孤守唄 声々 壊れた時計 五番目のピエロ 君に捧ぐファンタジア さ行 シークレットチャンネル サイドワインダー サイハテ バラードver (LEN cover ver.) サイレン 桜並木道 諭゜トセオタ 桜舞イ散リヌ-麗- 砂糖細工の空想 サマーグラフィティ さよなら明日のふたりへ サンドスクレイパー -砂漠の特急線- 三度目の冬 しあわせな王子 思考独占 執事革命~RENAISSANCE~ 朱、白き色 囚人 傷心のエレジー 【鏡音レン】ショタショタ★フィーバーミラクルトゥナイト【カバー】 シリツボミ シルク 白い鑿の彫物師 白黒少年 深海シティアンダーグラウンド 新月と稲妻 新世紀 新説少年進化論 自転車でどこまでもいけると思ってたあの頃 邪眼探偵サイコ倶楽部 ジャーナル・ジャスティファイ 常勝将軍レンニゲウス 常連パティシエー 序節「分断」 人生時計 人狼狂詩曲 ジーニー スカイフィッシュ スターゲイザー ストレンジマスカレエドハロウィン スヌスムムリク スワロウ スーパーヒーロー 聖槍爆裂ボーイ 刹月華 戦場のスコーピオン 先生と少女騒動-第一審公判- 先生と少女騒動-第二審-「被害者の日記」 戦地精神ジャーニー 千年邂逅 セーブポイント ゼロの世界 前夜祭の黒猫 空(full ver.) ソライロ! 空が落ちた 空に届く砂の山 た行 タイムイズモネー タイムパラドックス タップ アンド ビート 探偵むしめか゛ね ~ さらば怪人256面相 脱法ロック 誰でもいいから付き合いたい ダンガンロンーズ 厨病激発ボーイ 追憶 月と虎落笛のインソムニア 冷たい手 つんでれ ツンデ恋歌 テレカクシ思春期 てれびぞんび 天空ノ王 点在のシンフォニー 転生少女と転生少年 ディスコティック★ラヴ デイジー デッドラインサーカス トゥルリラタリラトゥルラ 闘志~TO SHE~ ともだち/スノーノイズP どうでもいいや ドリィムメルティックハロウィン ~蒲公英~ な行 ナイト&シガレット 哭声 ナゾトキ 夏蜘蛛 夏のはじまり 夏は短し恋せよ男子 なまえのないうた 名もなき花の種 なんで? 虹/ムスカP ぬすみはげどう? 願い歌 ネムリヒメ 眠れぬ森の美女の侍女 ノスタルジア のぼり棒 ノルア・ドルア・エー ノルア・ドルア・ビー は行 はいいろ 背徳の記憶〜The Lost Memory〜 背徳の花 灰雪 はじまりの海 花曇(はなぐもり) 花見る人 ハルカナタ 春待ち蝶 ハレガクレ ハロウィンモンスタァパーティナイト 半透明アラバスタ ばいばい、ノスタルジーカ バタフライ バナナの唄 パラジクロロベンゼン バンビーノ パーフェクトサークル パーフェクトソリューション ひとつうえのおとこ ひとり占め!summer☆girl 百年先もずっと 飛雷震 美少年で冥界系でドS 不屈力!! 不思議の国のアリス 冬の虫 不良品 ふれふれ粉雪 フロート・イン・ディスコ ブサメンドキュメンタリー ブラインドレック ブラインド・エゴイスト ブリキロケット ブリリアント◇ダイアモンド プリティパンティ☆悪マリン プリティパンティ☆悪マリン ep.0 プリティふんどし☆悪マレン 平日(くもり) 宝石と謎とプリンセス 星に 星垂火 ボカロ西遊記 僕が僕に帰れる場所 ボクとアリスのワンダーランド ボクとクモ 僕のすべて 僕のすべて君へのすべて ぼくの非常口 僕は君のアジテーターじゃない 僕は自分を信じていない 僕は灰猫 僕らが思い描いた未来は ボーダーランズ! ポルカドットエイリアン ぼくにピアノを弾かせて ま行 ももももも! マジカル☆ぬこレンレン 真冬の雨 魔法の手 迷いの窓・悟りの窓 マリオネット【男性目線】 御饌津の祭 蜜蜂 みんな死ねばいいのに 無実/AVTechNO 無情な少年 胸を張れ メイト【メルト替え歌・嫁代表ver.】 巡る世界のレクイエム 目の無い私 メランコリア メリーゴーランド もう嫌だ! モノクロームモノローグ モノクロルーラー 椛路 ももいろうさぎ や行 ヤンデ恋歌 ユアハイネス☆マイプリンセス 悠久音色 夕日のバイオリニスト 雪解けのダイヤモンド 夜桜舞 夢から堕ちた果実 夢喰い白黒バク 夢の続き 宵月桜 夜空に華咲くお願いサマー! ら行 ライアー! 雷鳴アンプリファ ラグーン リトルフィンガー リモコン 龍ノ啼ク箱庭拠リ 鎮魂歌(レクイエム) レトルトアイロニー 恋愛感情喪失論 六波羅神楽絵巻 六車線十字路 ロマンスニフレ ロリ誘拐 ロリ誘拐 いろいろ補完しつつ歌ってしまいました…。 わ行 忘れられた街 童夢 英數 13943号室 18号のBlue-Gene 49懺悔録 7番目の僕 a sweet typhoon act10k+1 ALCANO Another Arrest Rose Blue/雷鳴P Butterfly Knife chair CHAIR FOR TWO CLOSET PRINCESS Cloudy Sky cool-laziest CRY MAX!! crystal mic CRYSTAL MICROPHONE UNDERGROUND dandelion Dear Dawn Deja vu ~いつか見た場所~ eat me endless symphony Eraser -Es/CT- escapade Extended POWER! Fate:Rebirth Fire Flower flowers FPS free Growth Life I am I WANNA TRUST YOU IMITATION BLACK Imitator Inside your Eyes Internal Vision just fly away! KEEP×OUT! LABOLABO -last night- LEO Live in this moment Lonely Snow -LOST- Lost Destination love is a mirror LOVE ME,LOVE ME DO LOVELESS××× Mare Foecunditatis messiah or desire my girl No Thank You One Promise Ooze out Parting from the darkness Perfect Crime Pillow Talk Pink Rose Pioneer poetaster_and_singing_dolls_ Promise/kazyuP Promise ~約束の地~ Psycoholic Shot Show Pygmalion Rainy Heart -夏の記憶- Raven Re_birthday ReAct -REAL- Return to zero Sadness Loneliness SETSUNA shake it! SheSaw Day skyscraper SnowDust soundless voice SPICE! Super Darkness Tender Christmas Terrible Nature The flower of you there -rmx- TO BE FREE Tri -25- unLimited vengeance Witness Yの牢獄 Zucca
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,P. 伯林の登場人物 旧伯林の登場人物主要登場人物エルゼ・ブロイアー ヴァルター・タールシュトラーセ パウル・ワーグナー 独逸空軍オスカー・ミリルドルフ マイアー・シュリアー その他フーバー・タールシュトラーセ 新伯林の登場人物主要登場人物ダウゲ・ベルガー(Dog・Berger) ヘイゼル・ミリルドルフ 強臓式の所有者達ダウゲ・ベルガー ヘイゼル・ミリルドルフ ヘラード・シュバイツァー ベルマルク・フィーア アルフレート・マルドリック ローゼ・カールスルーエ リーリエ・テルメッツ ハイリガー・カールスルーエ レーヴェンツァーン・ネイロル 五大頂(フェンフト・ライトハメル)カール・シュミット ヘルベルト・ミューラー リーリエ・テルメッツ ガリュー・ビッツマン コンラート・エルリッヒ G機関(ゲハイムニスきかん)レーヴェンツァーン・ネイロル ジャンヌ・シュミット アルフレート・マルドリック グラハム・カールスルーエ ローゼ・カールスルーエ ハイリガー・カールスルーエ ヘラード・シュバイツァー ベルマルク・フィーア ベルマルク・ナイン 旧伯林の登場人物 主要登場人物 エルゼ・ブロイアー ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 勝気なお嬢様 ヴァルター・タールシュトラーセ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 愛すべき馬鹿 パウル・ワーグナー ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] かつて友と夢を見た男 独逸空軍 オスカー・ミリルドルフ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 軍人だ。以上 マイアー・シュリアー ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 力を持つものはそれを行使する義務を持つ。 その他 フーバー・タールシュトラーセ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 月は出ているかと訊いている 新伯林の登場人物 主要登場人物 ダウゲ・ベルガー(Dog・Berger) ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] パッと見人間だが実は異族で、倫敦の神を父に持つ半神。強臓式武剣"運命"を持つ。 ニックネームはベルたん お客様は神様 ヘイゼル・ミリルドルフ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 新伯林の主人公。旧伯林の敵役オスカー氏の愛娘で、まあ旦那となったベルガーはオスカー氏に殴られたんだが…しょうがないといえるね? 母親が異族であるため猫人の半異族。危機を感じるなどすると獣詞変し金の毛並をもった子猫となる。 異族狩りの頃に右目を失明、強臓式義眼“救世者”を得る。 1942年のケルンにて変換する風水師となる。 それ以前の世界の彼女は破壊する五行師であった。 強臓式の所有者達 ダウゲ・ベルガー ヘイゼル・ミリルドルフ ヘラード・シュバイツァー ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関空軍部所属の大尉で字名は音速裁断師。音速裁断師とは意訳すると「音速の壁を断ち割る者」と言うような意味となる。 次期五大頂候補とも言われるエリート。右腕が強臓式義腕"英雄"となっている。 レーヴェンツァーンを信じ続けるという約束をした。 ベルマルク・フィーア 「ええ、御嬢様」 ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関空軍部所属、ヘラード・シュバイツァーの副官。痩身の初老の風貌。 男性型自動人形であり数百年を生きている。そのためか破滅の転輪などの裏事情にも詳しい。 フィーアはベルマルクシリーズの四番目の機体であることを表す。 強臓式拳銃“魔弾の射手”を持つが、非進化型で意志なき機械の身であるため仮発動・駕発動ともに未熟。 機械の身として写真レベルの精密さで絵を描ける。 アルフレート・マルドリック 「神の名を持つ負け犬が。今更何をしに来たと問うている」 ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関陸軍部所属の中尉で愛称はロリコン騎師。マルドリック家の次男であり優秀な五行師。皇帝より下賜された神形具“純皇”を振るう。 自身専用に作られた強臓式重騎“皇帝”、その改良機“皇帝・改”に記乗する。 ローゼ・カールスルーエ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関所属、強臓式ガルド級航空戦艦“葬送曲”艦長。 グラハム・カールスルーエ・ハイリガー・カールスルーエの妹で言障を患っており普段は装置によって眠らされているため、見た目は若い。アルフレート・マルドリックに好意を抱いており、ある意味アルフレートがロリコン騎師と呼ばれる元凶。 “葬送曲”起動時に自身の体を失っており、“葬送曲”と合一したような状況。そのため本体は“葬送曲”内に収められている赤珠だが、風の流体を操作し自身の立体映像のようなものを作れる。 リーリエ・テルメッツ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関海軍部長で五大頂の一人。字名は"水流師"。 強臓式竪琴“月夜”を持つ風水師。 ハイリガー・カールスルーエ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] 騎師と民の中道を行くためあえて政軍に入った。グラハム・カールスルーエの遺言で大将軍となりG機関副長に任命された。 両腕に強臓式義腕“悲愴”を装備している。 過去に異族排斥運動で妻と娘を失った。二人は言詞板加工され、悲愴に設置されている。 レーヴェンツァーン・ネイロル ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関長を務める速読歴。左胸に強臓式人工心臓“新世界”を持つ。 愛称はレーヴェたん。 五大頂(フェンフト・ライトハメル) カール・シュミット ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関陸軍部長で五大頂の一人。字名は"鋼鉄騎師"。 ヘルベルト・ミューラー ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関空軍部長で五大頂の一人。字名は"不動騎師"。 リーリエ・テルメッツ ガリュー・ビッツマン 「わしゃ救世者の記念写真を…」 ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関情報部長で五大頂の一人。字名は"千里眼"。 コンラート・エルリッヒ 「若造が」 ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関開発部長で五大頂の一人。字名は"穴熊"。 G機関(ゲハイムニスきかん) レーヴェンツァーン・ネイロル ジャンヌ・シュミット 「私は一人では生きれぬゆえ、失ったならば、その代わりを探すしかない」 「――――生きているなら、他には目もくれぬわ」 ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] アルフレート・マルドリック グラハム・カールスルーエ ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関副長の大将軍。優秀な重騎師であり“重騎師たちへの言葉”を残した。 言障に患っておりその進行を抑えるため全身を義体化し、さらに間違いのない判断を行うため感情喪失機構をつけている。 ローゼ・カールスルーエ ハイリガー・カールスルーエ ヘラード・シュバイツァー ベルマルク・フィーア ベルマルク・ナイン ,P.,L.~ 初出: ,頁,行 [部分編集] G機関陸軍部所属、アルフレート・マルドリックの副官で重騎師。ベルマルク・フィーアの兄機に当たる自動人形だが欠陥が多くそのためナインと呼ばれる。 E機構で“朱獅子・改”・“蒼獅子・改”という2体の重騎と合一している。そのため、人に進化していない自動人形の身でありながら凌駕紋章を展開することが可能。
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魔術師は笑う 「…ふう、間一髪と言ったところか」 城はバルバトスの攻撃により、大部分が崩落し、デミテルはなんとか脱出する事ができた。 そして背後を確認するとティトレイもそこにいた。 相変わらず、あんな大規模な崩落が起きたのも関わらず、腑抜けの顔は変わることはなかった。下手をしたらそのショックで自我を取り戻してしまうかもしれないとさえ思ったが――― 「…貴重な駒も失わずに済んだか」 しかし他に何人かの人間がいたのを確認していたが、その者達の姿は見えない。 「…この様子だと巻き込まれて死んだか……」 すると――背後の城一帯を凄まじいエネルギーが覆い尽くした。 膨れ上がるエネルギーは、城を粉塵へと変え、やがては城の存在すらもかき消した。 まるで、夢の中の様な光景。 信じられない。 しかし、その光は攻撃的というより、神々しさまで感じる――― 例えるならば、それは彼の主人、ダオスの放つエネルギーに似ていた。しかし彼はいない。 「(…となるとデリスの末裔か…?あるいは…)」 そうデミテルが考えているうちにその光の中を一人の少年が俊足の脚で掛け出してゆく。 彼では大きすぎる一本の剣を胸に抱えて。 この少年に因るものだろうか…いや、彼にはどうしてもあれだけの魔術のような技を使うようには見えない。 「何が…起きたんだ…?」 彼は本来ならば魔術の研究者である。未知のものに対しての探究心が彼を揺さぶり、デミテルはそのエネルギーに興味を示した。 「…ついてこい、ティトレイ=クロウ」 指をくいっとティトレイに対してこちらに招くように曲げ、デミテルは先程脱出した城に向かった。 「…どういうことだ…」 そこには、先程見かけた沢山の人々が倒れる姿。 舞い散る粉塵。 異様に埃臭い。 青鬼の様な大柄の男、黒髪の細身の青年、そして少し離れた所――かつては城の地下だったのだろう、地下の天井が吹っ飛んだがために地面が四角く掘られたように存在する数メートル下の部屋の中にいた、赤髪の長身の男はどうやら既に息が絶えていた。 「(この三人が戦い、その末に城が崩れたのか?いや…不自然過ぎる)」 もう少し視点を奥に絞るとどうやら息のありそうな者も居る。 地下の部屋に少女二人、そして―――― 「クレス=アルベイン…!」 デミテルはクレスを知っていた。自分がハーメルの町を滅ぼしたことに対して怒りを覚え、刃を向けてきたのだ。 そして――― 「………ふふふ」 デミテルは笑った。 本来ならば憎い事この上ない筈なのに関わらず。 いや、笑わずにいれるだろうか。 かつては自分を殺した者が今、目の前にこんなにも無防備に存在するのだ。 デミテルはそこから三人がいる地下室だった場所に飛び降りる。 そしてクレスに近づいた。 確かに死んだ様にも見えるが、確かに息がある。 しかしクレスの顔は腫れ上がっており、おまけにどうやら全身にも決して軽いとはいえないダメージを負っており、しかも気絶までしているのだ。 デミテルは己の幸運に感謝した。 すぐさま殺そうかとも思ったが――― 「いや…」 デミテルは魔法を放とうとして翳した手を下ろした。 こいつは、ダオスにも因縁がある。 使い方によってはいい駒になるのだ。 激情に流されて無闇に殺してしまうのは勿体無い。 しかしゲームの参加人数が減ってきた今、こいつは私への仇を取るために再び刃を向ける日は近いだろう。回復をしたら厄介だ。 そうしてデミテルの脳裏にある考えがよぎった。 ―――こいつも操る事はできないか。 しかし元から人形同然となっているティトレイの様にはいかない。どうすれば――― まず始めにデミテルの頭に浮かんだのはクレスの頭の一部を破壊するということだった。 脳の下部の中心部には海馬という記憶を司る器官が存在する。 それに向けて頭の外側から放射状に弱い魔力を当てる。 そうすれば、弱い魔力自体は他の脳に損壊を与えない。 だが放射状に海馬に当てる事で、あらゆる角度で放たれた魔力が海馬の上で折り重なって収束し、殺傷力を持ち海馬のみを破壊することができるのだ。 記憶を消せばあとは白痴同様となったクレスに上手く都合のよいことを吹き込めば操るのは容易い。 しかし、これにはデメリットもある。 現在重症を負っているクレスがこの荒療治に耐えるだけの体力があるか怪しいのだ。 「他になにか方法はないのか…」 ふとデミテルはクレスの支給品袋に眼が行った。何となくその袋を漁ってみる。 「これは…」 デミテルが手にしたのは――― バクショウダケ。 本来ならば摂取したものを爆笑の渦に飲み込む非常に馬鹿馬鹿しいキノコだが… デミテルの口に笑みが宿った。 「ふふ、天は何処までも私に味方するようだ」 バクショウダケ。それはすなわち神経系に作用する毒。 デミテルの研究者としての本領発揮だった。 デミテルはバクショウダケに魔力を注いだ。 みるみるうちにそれは溶けて色を変えてゆく。なんとデミテルはバクショウダケの毒の成分に振動と衝撃を与えることで、成分の配列を繋ぎ変えてバクショウダケの毒の性質を変えているのだ。 こんなことをできるのは、このゲームではおそらく天才のハロルド位だろう。 「…これなら……」 デミテルの手にはどろりとした緑のバクショウダケだったものがあった。 そう、デミテルはこれが神経系の毒なのを利用し、彼の脳の神経回路を変えてしまうものへと変化させたのだ。 彼の、脳の一部を麻痺させる。 彼の下らない正義感やら美学などを完全に排除させるのだ。 ティトレイと同じように。 これを口にすれば… 「彼が私の言うことを聞くようになるのは簡単だ」 デミテルは気絶するクレスの口を無理矢理にこじ開け、毒を流し込む。 そして顎を持ち上げて嚥下させた。 ごくり。 クレスの喉が反射的にそれを飲み込む。 その反射が身の破滅に招くとも知らず… 「ティトレイ=クロウ」 デミテルは背後にいたティトレイに呼びかけた。 「この男を運んでいけ。 …お前の新しい仲間だ」 ティトレイは表情を変えずにクレスを肩に背負う。 デミテルは邪悪な笑みを浮かべる。 かつての敵を自分の手で転がす日が来ようとは。少しだけ気分が高揚した。 「…とりあえず今はここを一刻も早く去るか」 少女達に止めを刺そうかとも思ったが、逆にここは生かせておいて、目を覚ましたかつての仲間だったクレスに刃を向けるのも一興と思い、それはしなかった。 デミテルとティトレイは廃墟を後にする。 後に、またデミテルの忠実な部下にあるであろうかつての勇者を抱えて。 【デミテル 生存確認】 状態:TP1/4消費 所持品:フィートシンボル ストロー ミスティシンボル 金属バット 第一行動方針:ティトレイ、クレスを操る 第二行動方針:出来るだけ最低限の方法で邪魔者を駆逐する 第三行動方針:ダオスを倒せそうなキャラをダオスに仕向ける 【ティトレイ・クロウ 生存確認】 状態:感情喪失 全身の痛み、軽いやけど(回復中) TP中消費 所持品:メンタルバングル バトルブック 第一行動方針:かえりたい 第二行動方針:デミテルに従う 【クレス 生存確認】 状態:瀕死 意識不明 顔の腫れ TP消費(中) 所持品:ダマスクスソード 忍刀血桜 第一行動方針:不明 現在地:E2の城から北上 前 次
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第108話:ゲームの被害者 「操りの輪…!?」 ロックは呆然とそれを見つめる。――操りの輪。 そのサークレットは、かつてティナを追い詰めていたものに違いなかった。 そして今、それをにつけている女性がゾッとするような笑みを浮かべ――こちらに向かってくる! 「ま、待て!アンタは…うわっ!」 おそらくは操りの輪の影響下にある女性。説得しようと静止の声をかけるロックだが、もちろんそう簡単にいくはずもなく。 正確に自分を狙い、迫る鞭を剣で受け流すことしかできない。 (まずい、何とかして輪を壊すか、この人を気絶させるか… つってもこの剣で輪を攻撃すれば、頭が砕けるだろ…どうする…?) 対峙しながら思案するロックは、そのまま女性から一瞬だけ視線を外し、はっとした。 いつの間にか、女性の背後にフリオニールがまわりこんでいた。その手にはしっかりと銅の剣が握られている。 ――そうだ、フリオニールは操りの輪のことなんか知らない、当然の行動だ。でも、殺すのは――! 「フリオニール、やめろ!!この人は――」 「ロックさん!?どうし…」 叫ぶロック、それを聞いてぴたりと動きを止めるフリオニール。 同時に、ソロが勢いよくドアを開き、ビアンカが開いた部屋へ二人をすりぬけて入っていった。 「…ビ、ビアンカさん!?」 ベッドに座っていたヘンリーは、突然の侵入者の姿を見て驚きの声を上げた。 そんな彼にビアンカは変わらぬ笑みで迫る――鞭をふるう。 今の彼女にとっては家族以外のすべてのものが殺害対象であり、ヘンリーも例外ではないのだ。 そして、ヘンリーが目を見開くよりも早く、ファイアビュートが―― ――ピシィッ! 間一髪というタイミングで阻まれた。ビアンカは驚いたように振り返り、静かに剣を構えるソロに向き直る。 「ヘンリーさん…知り合い、なんですか?」 じりじりと対峙したままソロが問うが、ヘンリーは答えない。 ただ、信じられないといった様子で呆然とビアンカを見つめている。 「…ビアンカさん…?」 「違う、その人の意思じゃない!頭の輪を壊すんだ!」 ロックがソロの後ろから叫ぶ。 「輪…?」 ソロが呟き、それを見た。操りの輪はビアンカの頭の上で怪しく輝いている。 なるほど、そういうことか。ソロもヘンリーも理由は納得する。でも、問題は… ビアンカはにやりと笑い、目の前のソロに鞭をふるう。ソロが天空の盾でそれを受ける。 先程のロックと同じだ。止める方法がわかったからといって簡単にはいかない。 「壊すっていっても、どうやって」 「!」 ヘンリーが言い終わらないうちに、ビアンカは目を見開いた。 ソロの後ろから凄い勢いで、フリオニールが飛び出してきて―― フリオニールは、今度はロックが止める間もなくビアンカに銅の剣を振るった。輪の部分を機械的に、正確に狙って。 ピシィ、と、硝子にひびの入るような音がした。 「――――きゃああああ!!!!!」 ビアンカが額を抑えて悲鳴を上げる。彼女の額に、細くて長い形の…ある意味では美しい傷が入っていた。 血が流れ出したがしかし、傷は浅い。その悲鳴の原因は痛みではなく―― ――ビアンカの心は一瞬の間、別の意識へと飛んでいた。 『――このままでは、貴女の家族を殺す敵を、殺すための貴女が、殺される…』 ――何?どういうこと? 『今は逃げろ、逃げないと殺される』 ――私が、殺される? 『忘れてはいけない。貴女が死んだその時が、貴女の家族が殺される時だということを』 ――そう!私が殺されたら、リュカが、レックスが、タバサが、殺される! 『逃げろ、私が壊される前に、早く!』 「いやああああああああっっ!!!!」 ビアンカはありったけの声で絶叫すると、ファイアビュートを滅茶苦茶に振り回した。 予想していなかった行動に、ソロとロックはあわてて避け、フリオニールはふりはらわれたかのように離れる。 ビアンカはそのまま、頭を、ひびの入った操りの輪を抑えながら外に向かって駆け出した。 いちはやくそれを確認したソロが、それでも少々遅れて飛び出す。 ――宿屋前から見た範囲では…既にいない。どちらの方角にいったのかもわからないが、 …やはり、追うべきだろうか?ヘンリーさんの友人が、何か特殊な物によって錯乱しているんだ…。 「何で待たなかったんだ!!」 考えるソロの耳に、唐突にヘンリーの怒声が届いた。 ソロは眉を潜める。…ビアンカを追うことはひとまず中止し、あわてて宿屋に戻った。 「あんな方法、思いついてもやるか!?人の命をなんだと思ってんだ!!」 怒りの表情を浮かべたヘンリーが、フリオニールの胸倉を掴んで叫ぶ。 しかし、当のフリオニールは眉ひとつ動かさず、されるがままに怒声を浴びている。――しかし。 「ビアンカさんは俺の親友の、大切な妻なんだ!もし…もし、死んだら、どうしてくれるつもりだった!!」 「……死んだら?」 "死ぬ"という言葉に、ぴくりとフリオニールの身体が動いた。ヘンリーは構わずに続ける。 「…怪我ですんだのがおかしいぐらいだ!下手したら死んでた!お前がビアンカさんを殺してた!!」 「………ッ!」 フリオニールは今度こそ目を見開いた。そのまま、ヘンリーから逃げるようにうつむいて―― 視界に、紅いものが映った。床に落ちたビアンカの血。 どくん。 心臓が大きな音を立てた。同時に、わけのわからない感情が栓を抜いたように湧きあがってきた。 …死ぬ?殺す?なんで、俺はこんなことを。なんで、俺はこんなところに。血が、紅い血が、ああ、嫌だ――――マリア。 「…い、やだあああああっ!!!!」 「!?うわっ!」 「ヘンリーさん!?」 フリオニールはありったけの力で、ヘンリーを突き飛ばした。 怪我を負っているヘンリーはそのまま壁にぶつかり、ううと呻きながら頭を振る。 「――おい、フリオニール!?」 ロックが、はぁはぁと荒い呼吸をしながら立ちつくすフリオニールに声をかけた。 フリオニールはロックを怯えたような目で一度だけ見ると――すぐに駆け出した。ビアンカと同じように。 「おい!待て!!」 ロックはあわててその後を追った。 「ヘンリーさん、大丈夫ですか!?」 たった今出て行ったばかりのフリオニールとロックを気にしながらも――ソロは、ヘンリーに駆け寄る。 「…このぐらい余裕だって…」 ヘンリーは頭を掻きながら起き上がった。その顔からはまだ怒りが抜けていない。しかし、 「…悪いな、俺のせいだ…」 ぽつりと言った。俺のせいで二人ともいなくなってしまったと。 ソロはそんなヘンリーに何も言えず、うつむくしかなかった。 …ヘンリーは悪くない。でも、だからフリオニールが悪いかというと、それも違うように思えた。 ソロは、自分の無力さと、このゲームに対する憎しみを感じ、唇を噛む。 ロックさん、フリオニールさん、ビアンカさん、 それに…仲間達は、シンシアは、この最悪なゲームの中で無事でいるんだろうか。 いや、少なくとも…このゲームに放り込まれた時点で、無事ではないのかもしれない。みんな、被害者だ。 ふと外を見てみるが、開いたままのドアからはただかすかな風が入ってくるだった。 【ソロ(MP消費・疲労) 所持品:さざなみの剣 天空の盾 水のリング 行動方針:ヘンリーに付き添う】 【ヘンリー(負傷) 所持品:G.F.カーバンクル(召喚可能・コマンドアビリティ使用不可) 行動方針:傷の治療】 【現在位置:レーベの村宿屋1F】 【フリオニール(感情喪失?) 所持品:銅の剣 行動方針:逃げる(錯乱状態)】 【ロック 所持品:キューソネコカミ クリスタルソード 行動方針:フリオニールを追う】 【現在位置:レーベ村の外へ】 【ビアンカ(暴走状態) 所持品:操りの輪(半壊) ファイアビュート 第一行動方針:逃げる 基本行動方針:リュカ、子供達以外の全員を殺害】 【現在位置:レーベの村から脱出】
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嘆く真実 バトロワ始まって二つめの陽が地平線に近づいてきた。重い紺碧の空にが日の光で菫色に徐々に染まってゆき、雲がじわじわと形をとられていく。やがて地平線に太陽が覗けば、その菫は眩しい白へと姿を変えるのだろう。 もうすぐ朝が訪れるのだ。 デミテルは傍らに立っている青年、ティトレイを見た。 そのティトレイの目は空に滲んでゆく光すら映ってはいないように見えた。 彼はデミテルの駒だった。自我は殆どなく、下手な部下よりも確実に忠実に動き、先程のモリスンとの戦いの様に何でもする。おまけに格闘の技術も一流だ。 彼はこれ以上ないマリオネットだった。 デミテル。 彼は元々はベネツィアに住む、魔術の研究者だった。 そもそも何故魔術の研究をしていたかというと、私利私欲や力の誇示に用いる為ではなく、あくまで町の為のものだった。 彼は本来ならば、人々の為に尽くす、熱心な福祉家だったのだ。 その彼が何故ダオスの配下となり村を滅ぼし、人を躊躇いもなく殺したり操る様な人物になってしまったのか。 それは彼がベネツィアで研究や福祉に勤しんでいた頃へと遡る。 その頃、スカーレットに師事しており、毎日の様に魔術の研究に追われていた。 しかしデミテルはそれは苦ともせずに、町の人々の役に立てるならとむしろ精力的に取り組んでいた。 怪我や病の人を癒し、社会の繁栄に役に立てるのならばと己の能力を国の研究に役立てたりもした。 デミテルはハーフエルフである。 その事に負い目を感じていたのもあった。しかしアルヴァニスタにはルーングロムという国の参謀とも言える程の重臣もいた。彼もまたハーフエルフである。 いかなる生い立ちであろうとも、人々になすべき事をすれば、自分の身の上など取るに足りない。むしろエルフの血を引いているからこそ操る事ができる魔術がハーフエルフにはある。 何より、何千年も前にはハーフエルフは生きるのも難しいものだったと古い文献に記してあった。ハーフエルフは人間のいる環境に住めば尖った耳を隠して静かに暮らさねばいけなかったし、居ることが知られれば壮絶な迫害が待っている。 かといって純血のエルフは更に酷い。 ハーフエルフには行き場がなかった。 一説にはとても人間とは住めないので、隔離された場所に隠れて集落を作ったとさえ聞いている。 しかし今――― 自分は人間と同じ場所に住んでいる。 双方は確実に歩み寄りを続けているのだ。 こちらも人間というものを理解し、ある時は助け合い、手を差し伸べれば融和するものだ。 そう思っていた。 しかし彼は知ってしまう。 人間がどういう目でハーフエルフを見ていたのかを。 そう。一見は両者の溝は殆ど無くなったかに見えたが、本質ではそうではなかった。 どんなに自分が尽くそうとも、人間は本当は心からハーフエルフの事を良く思っていなかった。 エルフと体を交わらせた者は奇異の目に耐えれず隠れ住む事も多かった。 病人を救えば、陰ではハーフエルフに助けられた事を嘆く者まで居る。 ある者はハーフであることをあざ笑い、ある者は魔力を妬む。 ハーフエルフはエルフの親とは引き離され、彼も例外ではなかった。 彼はそもそも疑問に思っていたのだ。何故ハーフエルフはかなりの者が魔力を国の研究に使うのかを。彼らもまた同じだったのだ。差別による負い目を感じていた。 だからこそ皆、躍起になって働く。 ただただ人間に認めて貰う為に。 ハーフエルフそのものを人間が受け入れていた訳ではなかったのだ。自分も、気付かないふりをして必死で生きてきたのだ。 むしろ人間はハーフエルフの魔力を利用する事しか考えていなかったのだ。 自分は一体、何のために。 人々に尽くす為だ。 しかし、その人々は自分を利用する事しか頭になかった。 中には自分を本当に評価してくれた者もいるかもしれない。それでも。 一度その真実に目を向けてしまうとデミテルの中で疑心ばかりが膨れ上がってきた。 数千年かけて両者は理解しあえたかに見えた。しかしそれはあくまで自分の夢想に過ぎなかったのだ。 自分の努力は実はとんでもなく空回りしていたのではなかったのか。 そもそも人間に認めて貰うとは何なのだろう。その時点で我々が劣っていると認めたも当然ではないか。 必死で今まで福祉に生きていたのは、解ける事のない人間の心に無理矢理自分の居場所を作る為なのだと気づいてしまった。 本当は元からそんなものなどなかったのだ。 デミテルの中で何かが音を立てて崩れていった。 それは今までの人々の為だけに生きてきた彼の人生―――デミテルの全てだった。 そこからの転落は早かった。 彼は人間に絶望し、全ての研究を捨てて、西の孤島に移り住んだ。 止める者もいた。 しかし彼らが欲していたのはハーフエルフの自分などではなく、研究の結果だけだった。 剥き出しの脆くなった心に付け込んできたのはダオスだった。デミテルはあっさりと操られ、彼の師のいるハーメルの町を滅ぼした。 ペンダントを狙ってトーティスを襲ったマルスも同じだが、ダオスに全てを乗っ取られて操られた訳ではない。 元々心の奥深くに確かにあった、野心や憎悪などを揺さぶり起こされたのだ。 人間を憎む心に忠実になった彼はダオスの配下となるのには全く躊躇がなかった。 自分が今まで大事だと思っていた人々は魔法を撃てばあっけなく死んだ。 村の炎に巻き込まれて絶望に悲鳴を上げながら火にその存在を炭にされてゆく。 人間は恐ろしく脆弱だった。 こんなものに自分は全てを掛けて死にもの狂いでしがみ付いてきたのだ。 それを見てデミテルが感じたのは安堵だった。 これでようやく、本当は憎んでいた人間と決別する事が出来る。 それがデミテルの真実だった。 しかし決別の代償はあった。 この村の炎と同時に人生の全てを焼き払ったのだ。自分の徒労の人生に、果てしない虚しさが襲う。 全てが馬鹿馬鹿しくなり、自身の生への執着すらも論外ではなかった。 そして今、彼はミクトランの気まぐれな遊戯により、このゲームに召喚された。 絶対の殺し合いのルール。 一回目の放送の時に、自分が殺害した者以外に何名かが死んでいる。 誰かが、どこかで殺し合いをしている。 その放送を聴いた時にデミテルには微笑が浮かんだ。そして思うのだ。 どんな美しい体面や理想に囚われて今まで生きていようが、絶対的なルールを張り巡らされた一つの箱に入れれば人なんてこんなものだ。 奇麗事で着飾ろうが、それが人の絶対的な本質だ。 私自らもそれを証明してやろう。 そしてティトレイを見た。相変わらずその瞳は何も映してはいないが、命じれば完全服従のマーダーとなる。 彼には同情こそはしなかったが、かつては彼も己の信じる正義とやらにその拳を使ったのだろう。だが現在、彼はゲームに振り回された結果腑抜けとなった。 不本意だが少しだけ、自身と重なった気がした。 もうすぐ第二回目の放送だ。次の死者は何人なのだろう。 「全く…下らぬ事だ」 東の空の光彩のトーンが徐々に上がってゆく。 デミテルは目を閉じた。眼の奥に映った、彼のかつて尽くしていた街の人々が笑う事はなかった。 そしてその顔を脳裏で一つづつ黒く塗り潰していった。 【デミテル 生存確認】 状態:TP2/3消費 所持品:フィートシンボル ストロー ミスティーシンボル 金属バット 第一行動方針:ティトレイを操る 第二行動方針:出来るだけ最低限の方法で邪魔者を駆逐する 第三行動方針:ダオスを倒せそうなキャラをダオスに仕向ける 現在地:F2の平原 【ティトレイ・クロウ 生存確認】 状態:感情喪失 全身の痛み、軽いやけど(回復中) TP中消費 所持品:メンタルバングル バトルブック 第一行動方針:かえりたい 第二行動方針:デミテルに従う 現在地:F2の平原 前 次
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※タグに「曲」と曲名の先頭の文字(ひらがな、または半角大文字のアルファベットのいずれか1文字)または「その他の文字」が入っていないとこの一覧には表示されません。 あ か さ た な は ま や ら わ A~Z その他 ら り る れ ろ ら 「ら」で始まる曲は、登録が100曲を超え、全曲の完全なリストアップが出来なくなりました。ここに表示されていない曲については、タグキーワード「ら」を含むページ一覧を参照するか、下段のフォームから検索をお願いします。 and or 雷音 雷音King 雷華 雷光サステイン 雷光雪歌 雷光のバレット 雷光のゆくえ 雷迅散桜 来世デ逢イマショウ 来世は他人がいい 雷閃少女 雷鳥の唄 来年からがんばる 雷鳴 雷鳴アンプリファ 雷鳴少女 雷々 来来世世 雷・々・来 来来来世 雷凛永彩 烙印 楽園/通信衛星 楽園/春野 楽園/りあす 楽園-トリカゴ- 楽園に対する定義とその副作用について 楽園の窓 楽園パラダイス 楽園へ 楽園への命歌 落書き机と血みどろナイフ 落伍の涎は鴆毒 落伍者は人道主義に縋る 楽して痩せる方法 落日 落日の朱 落するワンダー 落星の日 落選した人の気持ちを考えてガール 落第生 楽に、君と 落陽 洛陽からんころん 落葉樹の森 落雷 楽落ノスタルジー 落洛楽等苦 落涙のヴェンジェンス 羅睺の星 楽耳未来神社 羅紗綿 裸身融解 螺旋/ヒッキーP 螺旋/スノーノイズP 螺旋/だだ 螺旋階段/烏丸お池 螺旋階段/リューシカ 螺旋階段49解 螺旋階段/ぎぶそん 螺旋回廊/赤ティン 螺旋回廊/女帝P 螺旋式ヲルゴォル 螺旋上の赤 螺旋状の刹那 螺旋テンプレート 螺旋の糸 螺旋ノ鍵 螺旋の風音 螺旋の木に至る詩 螺旋の木に綴る一節 螺旋飛行 螺旋夢想 螺旋迷宮~Spiral labyrinth~ 螺旋輪廻 螺旋ルボックス 裸装 落下ウサギと寡黙な傍観者の手記 落下する亡霊は笑った 落下する夢 落下青天 落花葬 落花に結び 落下のルール 落花狼藉 楽観賛歌に終止符を 楽観主義的思考論 螺鈿の骨 愛×愛ホイッスル 爛月 濫觴 濫觴生命 乱躁滅裂ガール 乱痴気ホリック 乱ぶる ないと 蘭亂ごっこ ラーメン餃子セットご飯おかわり自由。 ラーメン食べたいの歌 ラーレ・デヴリ 零点 り 「り」で始まる曲は、登録が100曲を超え、全曲の完全なリストアップが出来なくなりました。ここに表示されていない曲については、タグキーワード「り」を含むページ一覧を参照するか、下段のフォームから検索をお願いします。 and or 現実ゲーム 離解できない 理科室が待ってる 理科室のアンコール 理系女子は笑わない 裏性 理性の理想とアノマリー 理性融解 理想絵図 理想郷/森下リョウ 理想郷/囚人P 理想狂 理想郷を尋ねて3000億歩 理想的な会話と空虚な間柄 理想と戦争 理想の世界 理想のヒト 理想論 立夏。キキョウ 立体音響 立体音響Ⅱ 率。(それと知らぬものども) 理念己の力になりぬ 理不尽に39!! 裏命ちゃんのフクオカトリップ奇騒曲 略奪のプロローグ 略奪 立金花 竜骨の笛の少女 竜殺しの剣を携えて 龍神恋歌 流青 流星一過 流星群/トランスパンP(KOWIN) 流星群/かめりあ 流星小町 流星症候群 流星少女 流星逃避行 流星ドライブ/うみろ 流星導線-Lead of meteor- 流星ドライブ/InspiLink 流星ハンター 流星夜 流線クライズ 流線型YEAH 流線形メーデー 流線プリズム 龍天に登る 留年少女 留年生 龍ノ子 竜の背中に別れのキスを 龍の谷と太陽の砦 竜の卵 龍ノ啼ク箱庭拠リ 龍の巫女と蒼き騎士 理由 流星群のように 領域/藤末樹 領域/全て希望の所為です。 遼遠 遼遠の未来(あす) 燎原烈火のハリネズム 涼月譚詩曲 量子自殺 涼秋 良心一ドル札 繚乱乙女 離々たる、餐は。 莉々夢 理論を知らぬ愚者の、ただ1つの旋律。 輪 粦 臨界ダイバー 臨界突破綺譚 臨海副都心 輪郭を識る 燐火夜行十六夜草紙 燐光 隣人カタストロフ 輪転回廊 輪廻/軟弱P 輪廻/町田73 輪廻/パンドリストP 輪廻/まつよ 輪廻/Deme 綸音 輪廻永劫 -輝夜- 輪廻転生アンリミテッド 燐音転奏 輪廻通り 輪廻の末 輪廻の歯車 輪廻ノ竜 輪廻の瑠璃世界 輪廻恋生 淋病エイズ梅毒 鱗片の街 鈴々日誌-ある一冊の日記より- る 涙花病 涙星 涙腺突破ガメンミエン 涙腺突破ガメンミエン 紅蓮編 涙双月 累涙に一人 累々来々 ルサンチマン・クラブ ルシッドナイトメア ルシッドドリーミング ルシッドブルーの水槽 ルシファー/澪 ルシファー/¿?shimon 留守番 ルスバンウェイブ ルスバンドライブ ルッカウル ルックバック ルティエ 流転吟遊 流転光速 流転輪廻 ルトロヴァイユ ルナ/はるまきごはん ルナ/thus ルナ/10日P ルナ ~海の妖精~ ルナアルカ ルナティカルシンドローム ルナと小鳥とプラットホーム ルナライト ルナリウム ルナー・リフレクション ルネディ ルビリア ルビーのネックレス ルピナスセレナーデ ルブリーズの消失 ルマ ルミナス ルミナスしたい ルミナステンプル ルミナスと水葬 ルミナリィ ルミノグラム ルムルトル ルメ ルララ♪ ルララ ルラレル 瑠璃色鏡月 瑠璃色銀河 瑠璃色コンフィチュール 瑠璃色のメロディー 瑠璃に想いを添えて。 瑠璃の雨 ルリビタキの巣 ルルティア ルルフの遺作 ルルージュ 流浪の民 ルンダ ルーキー ルーク/みさくらP ルーゲルダ ルーシッド・ドッペルゲンガー ルージュ ルーシー ルーシーの気持ち ルーセ ルーセントエイト ルーチェラクリマ ルーティーン ルート ルート22 ルートヴィヒ美術館 ルートスフィア ルービックキューブ! ルービックキューブ/ナナホシ管弦楽団 ルービックキューブ/otetsu ループ/夕焼けP ルーフ ループスピナ ルーフトップヒーローズ ループミスアンダー ループメモリー ルーフルリプイエ ルーブ・ゴールドバーグの旋律 ループ/SouthSoilHome ループ/leal ループ再生 ループ・ループ・ループ ルーマー ルーム ルーム@イチエフ ルームボックス ルーモの光の鍵 ルーラ ルーレッター ルーレット れ 「れ」で始まる曲は、登録が100曲を超え、全曲の完全なリストアップが出来なくなりました。ここに表示されていない曲については、タグキーワード「れ」を含むページ一覧を参照するか、下段のフォームから検索をお願いします。 and or 霊界の夜は明るかった 霊感0 霊気 礼儀作法 霊験あらたか珍宝寺 霊幻炎炎 隷制庭園 霊長類!!! 零度 霊と藍空 霊能者オセロ 霊能少女の繁栄と衰退 零の餞 黎のパレード 零の森 黎明、 黎明/長岡紅蓮 黎明/Noz. 黎明/collt(ですか) 黎命 黎明エスカトロジー 黎明トリソミー 黎明脳 黎明のディクロン 黎明のネオンサイン 黎明ワンダーレジスト 髮カ關ス 零落 霊々音頭でまた来世 玲瓏たる秋の雨 玲瓏流星群 歴史の人物覚えまSHOW! 霊喰永夢 鎮魂歌(レクイエム) 鎮魂歌。 裂 烈日夜 檸檬 憐 恋愛image capsule 恋愛RECETTE 恋愛アクター 恋愛エトセトラ 恋愛カフェテリア 恋愛感情確変モード 恋愛感情喪失論 恋愛ガールズビート 恋愛裁判 恋愛坂道 恋愛算数 恋愛疾患 恋愛シュガードロップ 恋愛小説/toya 恋愛捜査官(恋愛感染症#2) 恋愛相談/できればよいP 恋愛相談/スノーノイズP 恋愛相談コーナー 恋愛タイガ→☆ 恋愛体質 恋愛妥協パンデミック 恋愛中毒 恋愛ディスタンス 恋愛デコレート 恋愛特急 恋愛脳に溺死酒 恋愛ノート 恋愛ハルシネーション 恋愛パーセント(%) 恋愛フィロソフィア 恋愛フォトグラフ 恋愛部活動記録 恋愛兵器!りーさるうぇぽんちゃん 恋愛ボーカロイド 恋愛マニュアル 恋愛メトロノーム 恋愛メリーゴーランド 恋愛勇者 恋愛ライセンス 恋愛ルーレット 恋愛ロシアンルーレット 煉歌 恋華 恋花 -Lenka- 恋距離遠愛 蓮くんあのね? 蓮華 煉獄 煉獄サーキュレーション 煉獄オルタナティブ 煉獄最終型改 恋獄パラノイア 煉獄プログレッシブ 連星 連想アクトレス〜狩人と獣〜 連打ボタン 連邦ちゃんと合衆国ちゃんの核開発競騒曲 恋慕繚乱 恋慕華 恋率方程式 蕾丝花边 ろ 「ろ」で始まる曲は、登録が100曲を超え、全曲の完全なリストアップが出来なくなりました。ここに表示されていない曲については、タグキーワード「ろ」を含むページ一覧を参照するか、下段のフォームから検索をお願いします。 and or 漏洩アカシックレコード 老苦 牢獄のアドニス 老×子 狼獣 籠城ジダラクオンライン 老人街 壟断し夾竹桃 労働拒否Mind 狼戻の森のミミ ロードローラー一直線 ロードローラー音頭 ロードローラーのウタ 碌 録画 六月の雨は嫌い 六月の終わり 六月は君の過ごした最後の月 六月の空蝉 六月の君は。 六月の太陽 六月の引き篭もり 六月の窓 六月病 六車線十字路 緑青色の憂鬱 六畳☆スター 緑青追記 六兆年と一夜物語 六等星 六等星のコスモス 六等星の夜 六波羅神楽絵巻 轆轤首 露骨な呼吸 露骨な逃走プリンセス 路地裏アンダードッグ 路地裏少女 路地裏のマリオネット 路地裏の夜 炉心融解 路地裏オルゴール 路地裏キャッツ 路地裏タッグ 路地裏探訪 路地裏ドールズ 路地裏猫の正体 路地裏のアイアンフラワー 路地裏ユニバース 路上の唄 呂仙/calarud 六花 六角形のカフカ 六感神経痛 六感娘と諸藩再建策 肋骨ポッキンナベイベー 悪魔-ロットバルト- 六方美人 六本木ベイビィバタフライ ロト 路傍ノウタ 浪漫主義 炉利POP☆融解-2010- 論殺 論争トライアル 輪舞曲~ロンド~ ローズストライク ローズマリーの記憶 ローゼンハイヴ ローソン最低! ロータスイーター ローディル ロードスター ロート聖薬 ロードムービーの彼女 ロードローラー ロードローラー・スタンピード ロードローラーだ!!WRYYYYYYN ロードローラー節 ロードローラー・ロボのテーマ ローファイ少年 ローファイ・タイムズ ローファー ローラ ローラー ローリエ ローリンガール ローリンフォーリンロンリーガール ローリンロールローレライ ローリーズルーム ロールプレイ・アカウント ロールプレイング勇者 ロールレスウエポン ロールワット-Lolwat- ローレイガール ローレライ/naruno ローレライ/10日P ローレライの衣 ローレンスの花束 曲一覧/ら行 ら り る れ ろ あ か さ た な は ま や ら わ A~Z その他
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2nd-PC:ギンニィ=KY=カート ※ 第12話「銀海のラプソディ」終了後のDATAです。 人名事典・ナノカ=ラメント=スターニートへ キャラクター名:“鳴らないオルゴール”ナノカ・ラメント 外見:疑わない限り、10代半の人間の少女に見える。 (金髪/翠色の瞳/白い肌/身長146cm/体重42kg) ■設定■ 記憶喪失中のロボ娘。かなり不器用。呑気者。木訥で騙されやすい性格だが、頑固。趣味は昼寝(ぷかぷか浮きながら)。 とある事情により老師サザーランドの養い子となる。義兄ナヴァールを尊敬している。 現在は、フェリタニア軍師の個人的な部下として、トライアンフに干渉すべく派遣されている。 第11話で受けた<魔竜の咆哮>により「感情喪失機構」が損壊。自身に湧く感情に振り回され、戸惑う毎日。 第11.5話で入手した「誓いの剣」は、“過去の自分”の武器だった。“ヒトを助ける”との誓いと共に、少しだけ記憶が復活。 ■他のPCとの関係性■ カリス「好意」:どきどきします。さりげなく手助けしてくださいます。とても有難いです。ふわふわします。 ケネシュ「尊敬」:理知的で落ちついた女性です。ナノカも「佳いオンナ」の秘訣を教わりたいと願っております。 クリシー「尊敬」:どきどきします。優しく撫でてくださいます。その感触をナノカは好ましいと思います。 ギンニィ「好意」:どきどきします。もっとナノカは警戒すべきだと、皆様にも、御本人にも御注意をいただきました。 ザニア「好意」:どきどきします。現状、ザニア様は最優先の護衛対象です。ナノカ自身もお護りしたいと望んでおります。 シセ「尊敬」:あの若さで、七大神の正規の神官でいらっしゃいます。天才です。ナノカも皆様のお役に立ちたいです。 シェリフ「尊敬」:いろいろな意味で、実に決断力に溢れた方です。相手を追い詰める話術は参考になります。 ディーン「好意」:どきどきします。どうせ危険に飛び込むなら、御一緒させていただきたいと、ナノカは願います。 フレリア「好意」:どきどきします。フレリア様が笑顔であるならば、ナノカは「心地よい」と感じます。不思議です。 ラティア「隔意」:最近、更に言動が刺々しくなられました。何かお悩みの様子です。ナノカは心配しております。 登場話数:第1話「孤島の火種」、第3話「レイドの反乱」(改造版)、第5話「レイド島攻防戦」 登場話数:第6話「蒼海のジュエル」、第9話「結成!クレスト同盟」、第11話「Dungeon&Dragon」、第12話「銀海のラプソディ」 ■基本■ [CL]:11 [種族]:エクスマキナのハーフブラッド(身体は人型機械) [メインクラス/サブクラス]:パラディン/バード [累積経験点/残余経験点]:620/0 [NEXT]:110 ■能力基本値【能力値】■ 特徴や種族スキル、クラス、装備により修正済み 筋力:18【7】 器用:6【3】 敏捷:8【3】 知力:18【8】 感知:9【3】 精神:32【18】 幸運:9【4】 HP:113 MP:81+100 フェイト:5-2 行動値:5 移動力:10m ※ プリプレイでの<▼インテンション><▼ファミリア>封印解放で、フェイト2点を消費済み。 ■戦闘■ スキルや装備で修正済み。 [命中判定]:2d6+1 [攻撃力]:物理2d6+15 射程:至近 対象:単体 [回避判定]:1d6+0 [物理防御/魔法防御]:33/33 [呪歌判定]:2d6+18 [魔術判定]:2d6+8 [危機感知]:2d6+3 [エネミー識別]:2d6+8 [アイテム鑑定]:2d6+8 ※ 常時「飛行状態」。マイナーアクション使用で解除可能。「飛行状態」の間は回避判定-1d(適用済み)。 ※ バッドステータス「重圧」を受けない。 ※ 7MP呪歌<アンプロンプチュ>(判定の直前):1ラウンド1回。判定達成値を「呪歌判定」達成値に置き換える。 ※ 6MP自動<アンパッサン>(セットアップ):即座に20m単体を本人の望むように[移動]させる。離脱も可能。 ※ 8MP知力<ウィークポイント>(セットアップ):20m範囲選択が次に与えるダメージに+【知力】8点。 ※ 2MP自動<カバーリング>(ダメージロール直前):至近・単体の受けるダメージを自身に適用。 ※ 4MP自動<チェックメイト>(ダメージロール直前):20m単体の与ダメージに+1d6+10。1ラウンド1回まで。 ※ 3MP自動<プロテクション>(ダメージロール直後):20m単体への[HPダメージ]を5d6+10点軽減。使用制限解除。 ※ 4MP自動<エレメンタルブリード>(マイナーアクション):1シーン持続。自身の属性を「地火風水光闇」に変更。 ※ 6MP自動<グレイスフォース>(マイナーアクション):<ヒール><ホーリーウェポン>の効果を+【精神】18。 ※ 3MP魔術<ヒール>(メジャーアクション):20m・単体のHPを10d6+28点回復させる。 ※ 4MP魔術<ホーリーウェポン>(メジャーアクション):1シーン持続。20m単体の武器ダメージに+3。 ※ 5MP呪歌<ジョイフル・ジョイフル>(メジャーアクション):20m単体を「未行動」に戻す。1ラウンド1回まで。 ■装備■ 準備金:123,634G 武器(18/18) 防具(12/18) 一般(15/28) 乗物(0/15) 右手:「誓いの剣」(8) 攻撃力+15 命中-2 物理防御+10 左手:「セイントシールド」(10) 物理防御+5 【精神】+2 頭部:「守護の輪」(1) 物理防御+5 魔法防御+5 胴体:「ガードローブ」(5) 物理防御+8 魔法防御+7 行動値+1 補助防具:「セレスチャルポイントアーマー」(5) 物理防御+5 魔法防御+3 回避-3 行動値-2 装身具:「豊穣の花冠」(1) 【精神】+2 乗物:「名馬」(×) 移動力+15m 搭載重量15 一般アイテム:「異次元バック」(×)、「冒険者セット」(5)、「ドレスブック」(1)、「楽器」(1) 一般アイテム:「故障中の逆認識レーダー」(1)、「宝箱から出てきた猟犬:子犬」(0)、「仮面」(1) 一般アイテム:「守護の呪符」(1)、「壊れた天使の人形」(3)、「崩壊の角笛」(1)、「耐毒符」(1) 一般アイテム:「ハイMPポーション」(1)×5、「バーストルビー」(1)×2、「万能薬」(1)×2 所持金:117G ※ 「宝箱から出てきた猟犬:子犬」は戦利品リストから取得。名前はまだ不明です。 ※ 1万Gをギルド共有資金に投資しています。 ■成長履歴■ 種族:<☆ハーフブラッド「チューニング:器用-3、精神+6」>取得。 初期作成:アコライト/ウォーリア:<▽ヒール><プロテクション:2>を取得。 初期作成:アコライト/ウォーリア:<▼ボルテクスアタック><カバーリング>を取得。 10 ⇒ 転職:モンクに転職:<▼インテンション>自動取得。<▼ボルテクスアタック>封印。 10 ⇒ Lv2:アコライト/モンク:<マインドアデプト><ホーリーウェポン>を取得。 10 ⇒ 転職:セージに転職:<▼エンサイクロペディア>自動取得。<▼インテンション>封印。 20 ⇒ Lv3:アコライト/セージ:<エフィシエント><ラーニング:ホバリング>を取得。 30 ⇒ Lv4:アコライト/セージ:<エフィシエント:1⇒2><プロテクション:2⇒3>を取得。 40 ⇒ Lv5:アコライト/セージ:<エフィシエント:2⇒3><プロテクション:3⇒4>を取得。 50 ⇒ Lv6:アコライト/セージ:<エフィシエント:3⇒4><プロテクション:4⇒5>を取得。 60 ⇒ Lv7:アコライト/セージ:<エフィシエント:4⇒5><ウィークポイント>を取得。 10 ⇒ 転職:フォーキャスターに転職:<▼スタンドバイ>自動取得。<▼エンサイクロペディア>封印。 70 ⇒ Lv8:アコライト/フォーキャスター:<アンパッサン><チェックメイト>を取得。 10 ⇒ 転職:プリーチャーに転職。<▼ガードオーラ>自動取得。<▼スタンドバイ>封印。 80 ⇒ Lv9:アコライト/プリーチャー:<イミュニティ「重圧」><エレメンタルブリード>を取得。 10 ⇒ 転職:サモナーに転職:<▼ファミリア>自動取得。<▼ガードオーラ>封印。 10 ⇒ 転職:バードに転職。<▼ディスコード>自動取得。<▼ファミリア>封印。 90 ⇒ Lv10:アコライト/バード:<ジョイフル・ジョイフル><アンプロンプチュ>を取得。 10 ⇒ 転職:パラディン/バードに転職。 100 ⇒ Lv11:パラディン/バード:<グレイスフォース><ワイドプロテクション>を取得。 ■取得スキル■ (種族スキル):<ハーフブラッド:チューニング(器用-3、精神+6)> (アコライト):<▽ヒール><プロテクション:5><ホーリーウェポン> (ウォーリア):<▼ボルテクスアタック><カバーリング> (モンク):<▽インテンション><マインドアデプト> (サモナー):<▽ファミリア> (プリーチャー):<▼ガードオーラ><イミュニティ「重圧」><エレメンタルブリード> (フォーキャスター):<▼スタンドバイ><アンパッサン><チェックメイト> (セージ):<▼エンサイクロペディア><ラーニング:ホバリング><ウィークポイント><エフィシエント:5> (バード):<▽ディスコード><ジョイフル・ジョイフル><アンプロンプチュ> (パラディン):<グレイスフォース><ワイドプロテクション> トップページに戻る PCデータバンクに戻る
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第101話:レーベ村宿屋にて 「どうなんだ?助かりそうか?」 「…なぜか、回復魔法の効きが悪くて…でも、とりあえず傷はふさがりました。 まだ目は覚まさないだろうけど、死ぬ事はないと思います」 「そうか、よかった…」 ほっと息をつくロックに、ソロも、汗を拭いながら笑った。 テリーとの戦いで重傷を負ったヘンリーは今、宿屋のベットに寝かされている。 ここに担ぎ込んだとき、ヘンリーは完全に意識を失い――もう先程のような悪態をつくこともなく、顔色も真っ青だった。 それを見たロックはほんの一瞬だけ、もう駄目なんじゃないかとも思ってしまったが。 ソロが汗を流しながら必死で回復魔法を重ねがけしていくうちに、少しずつ顔色がよくなっていった。 苦しげだった表情も今は緩んでいる。ひとまずは助かったのだ。 「というか、アンタも大丈夫か?休みなしで魔法を…」 「さすがにちょっと疲れましたけど…大丈夫ですよ、ヘンリーさんが助かったんですから」 ソロはそう言いながら、にっこりと笑い…そして、そのまま思い出したように続ける。 「そうでした、ロックさん、さっきは助けてくれてありがとうございました」 「……いや、気にしないでくれよ。助けたって言っても結構危なかったしな」 ロックはそう、答える。…危なかった。いちかばちかの勝負だったのだ。 上手く隙ができなければ自分の体当たりなど全く効かなかっただろう。 それに、攻撃は成功したがヘンリーは重傷を負ってしまった。 完全にやる気になっている…とんでもない相手だ。――そういえば。 「…あの女の人、大丈夫ですかね…」 ――ロックの心の中を読んだかのように、ソロがぽつりと呟いた。 「どんな関係なんだろうな…あの人に、あいつ…止められるんだろうか」 「……わからないけど…きっと、すごく大切な関係なんでしょうね…」 ソロはどこか遠くを見るような、少しだけ悲しい目で言う。 なにか、大切なことを忘れてしまった男は、あの女性を振り切り殺戮を繰り返すことになるのだろうか。それとも。 「いや、きっと大丈夫だ。あいつに斬られたヘンリーが言ってただろ。 あいつ、忘れたつもりでも覚えてるんだって。…あの人なら、きっと止められる」 「そう、ですね…。きっと、また会えますね」 ヘンリーの言葉なんて何の根拠も無いのだが…そう結論付けたのはやはり、希望を掴みたい気持ちがあるからだ。 「そうそう、次にあいつに会ったときは俺が直々に一発お返ししてやる…」 「…ヘンリーさん!?」「うぉっ!だ、大丈夫か?」 いつの間にか意識の戻ったヘンリーが、まだ少し苦しそうな表情だが――二人を見て、言った。 「ははは、あれぐらいで俺が…っ…ゲホッゴホッ」 「って、無理しないで下さいよ!」 「はは…」 ヘンリーの異常とも言えるほどの生命力に、苦笑するロックだった。 その後、三人であれやこれや話し合い、今晩は日没後もこのままここで過ごそうということになった。 村の宿屋なんて危険度も高そうだが…城下町よりは人も集まらないだろう。 なにより、下手にヘンリーを動かすわけにもいかないというのがあった。 万一襲われたらその時はその時だ、こちらだって黙ってはいない。 「この狭い部屋に男三人で夜…むさいな…」 「仕方ないだろ、俺だって嫌だ」 「あのー」 ソロが苦笑いを浮かべながら、告げる。二人の会話にはひとつ間違いがあった。 「三人じゃなくて、四人でしょう…」 「…あ」 ロックとヘンリーは、ソロに指摘されてようやく気付いた。 三人から離れたところに座り込み―――じっと、こちらを見つめている青年の存在。 同じ部屋にいるのにも関わらず忘れていたとは失礼な話ではあるが、仕方のないことかもしれない。 何しろこの青年は、何も話さない、動かない。本当にただ、そこにいるだけなのだ。 「あー…アンタは、どうするんだ?」 ロックは少々気まずそうに口を開いた。しかし、青年は問いに答えない。眉一つ動かさずじっとこちらを見ている。 …よく、聞こえなかったんだろうか。青年に近づき、視線を同じ位置に持っていくように屈む。 「今さ、ヘンリーが動けないし、今晩はこのままここにいようってことになったんだよ。でもアンタは…えっと、名前…」 「…フリオニール」 青年は依然変わらぬ無表情で、機械的に名を告げた。 「…フリオニールは、どうするんだ?」 「…… …わからない」 ……。 あまりにも的外れな答えに、ロックは思わずずっこけそうになった。 わからない?何だそれ。…俺がわからないのは、こいつ――フリオニールだ。そう、最初に会ったときから。 どうしたとたずねれば、機械的な答えが返ってくる。どうするとたずねれば、答えは返ってこない。 これではまるで、自分の意志を持たない人形だ。 (心が、無い?いや、まさか…) しかし、放っておくわけにもいかない。気を取り直し、続ける。 「別に用事が無いんだったら、ここにいればいいだろ。外は危険だしな」 フリオニールは少々間を開けてから、黙ってうなずいた。…了承したらしい。 (なんか、子供と話してるみたいだな) しかし、目の前にいるのは紛れもなく青年だ。とはいってもソロと同い年ぐらいだが…調子が狂う。 「…そういえば、盾借りっぱなしだったな、返しておこうか」 と、ザックの中から、ひとまずしまっておいた天空の盾を取り出し―― ごとり、と音を立てて落とした。 「な、何だ?重…っ!」 呆然とそれを見つめる。いや、この盾は元々重かったが。まともに持ち上げられないほどに重くなっている? 「あ、ロックさん!その盾は僕の…」「そうだ、ロック!その盾はレックスの…」 ソロとヘンリーが同時に声を挙げ、その後顔を見合わせた。 「よくわかんないけど、特殊な盾なのか?俺には重くて使えなくなってるし…」 「……」 いつの間にかフリオニールが床に落ちた盾を拾っていたが、やはり彼にもまともには持ち上げられないようで、 黙ってそれをソロに手渡した。――ソロは、容易く盾を手にする。天空の勇者、資格あるものの手に戻ってきたのだ。 「天空の盾…。ヘンリーさん、レックスさんって?」 「いや…う~ん、天空の勇者が二人いたとは…」 ヘンリーがベットの中で頭をひねる。天空の盾は間違いなくソロの手の中で本物の輝きを放っているが、 レックスも天空の勇者だ。…ヘンリーはソロに、レックスの事をはなしはじめた。 ソロとヘンリーが話し込んでいる。 することのなくなったロックはふと、フリオニールに提案を持ちかけた。 「すぐ隣に武器屋があったはずだけど、武器調達でも行くか?」 盾がなくなってしまったフリオニールに対する配慮だろう。 フリオニールはまた黙ってうなずいた。ロックは二人にそのことを告げる。 「わかりました、気をつけて下さいね」ソロが返答した。 「大丈夫、本当にすぐ隣だ」 そうして、ロックとフリオニールは隣の武器屋で安物の剣を調達するのだが―― 二人の背中を、村の奥から見つめる視線があった。冷酷な笑みを浮かべる女性。 宿屋のカウンターに戻ってきたロックは、フリオニールを見て苦笑した。 「きっと平和な田舎町なんだな…それぐらいしか武器がないとは思わなかった」 フリオニールの手には、一目で安物とわかるような銅製の剣が握られている。 彼自身は相変わらずロックの言葉に対しては完全に無反応だが。 (またか…何考えてるんだろうな…) ぼんやりとそう思いながら、ドアに手をかけようとして――ロックはそれに、気付いた。 明らかな殺気…?いや、狂気…とも言えない、何となく覚えのある気配。 クリスタルソードに触れながら、後ろを振り返る。 操りの輪をつけたビアンカが、宿屋の入り口に立っていた。 【ロック 所持品:キューソネコカミ クリスタルソード 行動方針:ビアンカ警戒】 【フリオニール(感情喪失) 所持品:銅の剣 行動方針:ロックについていく】 【ビアンカ(暴走状態:操りの輪を破壊すれば状態回復は可能) 所持品:操りの輪、 ファイアビュート 第一行動方針:リュカ、子供達以外の全員を殺害】 【現在位置:レーベの村宿屋1Fカウンター】 【ソロ(MP消費・疲労) 所持品:さざなみの剣 水のリング 天空の盾 行動方針:ヘンリーに付き添う】 【ヘンリー(重傷) 所持品:G.F.カーバンクル(召喚可能・コマンドアビリティ使用不可) 行動方針:傷の治療】 【現在位置:レーベの村宿屋1F】