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登録日:2011/08/26 (金) 20 22 45 更新日:2020/05/24 Sun 09 53 33 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ネタバレ項目 計画 都市シリーズ 閉鎖都市巴里 真の最強とは何なのだ? P計画とは、川上稔著〈都市シリーズ〉『閉鎖都市 巴里』にて登場する“最強の重騎”を作り出す計画である。 ○詳細 『記乗時の反射速度、 現在にて約九十二倍を計測』 そもそも重騎とは、本来ならば人間の限界を超えた動作も可能な筈である。 が、しかし操るのが生身である以上、どうしても(反応速度、判断と動作までのズレなどの)肉体的限界に縛られる。 ならば、と独逸にあるゲハイムニス機関(以後G機関)主導で行われたのがこのP(パンツァーリッター 機甲騎士)計画である。 その内容として、 被験者に義体化手術、それも単なる義体化ではなく神経系を脳――重騎を操るさい、感覚素子の中枢となる場所――まで通すことで、判断と肉体的動きを同調させる 被験者に感情喪失機構を装着し、感情・記憶などを戦闘に必要なもののみに制限し、的確かつ正確な判断を行わせること この二つである。 『生身が障害となるならば、肉体を機械に置き換える』、つまり人を機械に近づけることで意志や感情を持たずとも騎の力を引き出すことが可能となり、戦場においては不利となる“心の揺らぎ”をも封印することが出来たのである。 計画は概ね成功し、被験者である独逸軍所属ハインツ・ベルゲ陸軍中尉は通常騎師の117倍の判断力と反射力を獲得。 ほぼゼロ距離から放たれた三発の砲撃を易々と切り落とす常識外の挙動を見せている(とある重騎師は『もはや人間じゃねぇな』とコメントしている)。 搭乗騎たる“赤獅子(ロート・レーヴェ)”は通常騎体の約7倍の出力を保ち、最大出力は21倍を計測。あまりの高出力に騎体が四散寸前まで及ぶほどの成果を挙げた。 ○欠点 この計画の欠点とし計画当初から感情喪失手術の弊害から重騎最大最強の武器である《凌駕紋章》の使用が不可能となることが挙げられる。 物理法則を半ば無視した“奇跡”を引き起こすことが可能な《凌駕紋章》も、感情を封印されあくまで“機械として”淡々と重騎を操るP計画被験者では発動のための“人としての意志”が無いので動かないからだ。 そのため、このP計画は重騎本来の性能を損ねる諸刃の剣ともいえる処置かもしれない。 また物語半ばで赤獅子の超高速駆動時に発生する負荷熱を逆手にとり、周囲を火の海にし廃熱を阻害する戦法が編み出され実行された。 結果は自身の目で感じて欲しい。 もっとも、ハインツ・ベルゲ曰わく『音速超過の弾丸も出力を10倍以上に発揮すれば叩き斬れる』し、10倍を超えた直後から全ての動作が音速を突破して、そこから発生する衝撃波が無差別に周囲を破壊する兵器となるため《凌駕紋章》を使えないことは大したデメリットにはなっていないと考えられる。 身体を義体化した方から追記・修正を行ってください。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 《凌駕紋章》自体が、そもそも一流の重騎師じゃないと発動できない使用者が限定されるものって理由もある。ハインツ・ベルゲは優れた重騎師だったが、P計画被験者になる前に《凌駕紋章》使えてたか不明。 -- 名無しさん (2020-01-13 15 10 25) 名前 コメント
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【GM】:では、シナリオ再開です。よろしくお願いします>ALL 【GM】:戦闘終了なのでディーンは復活です>ディーン 【ディーン】:うい。 【GM】:メアリはレスリーの無事を確認すると、ディーンの側へ駆け寄ります。 【GM/メアリ】:「あ……ディーン! 良かった……」 【ディーン】:「は、はは。かっこ悪いですね。すいません」 転がったまま言う。 【GM】:と、警護の兵士やゴーダ伯の私兵も駆けつけます。屋敷の火も消化されます。 【ザニア】:警備兵に事情を説明している。他にも被害が無いか聞き込み中。 【ナノカ】:その様子を少し離れた場所から見つめつつ。 【ナノカ】:「‥‥カリス様。ナノカはどうしたら良いのでしょうか」 珍しい表情。途方に暮れた様子で。 【カリス】:「? どうしたら、って?」 【ナノカ】:「ナノカは壊れてしまいました。ナノカは、もう皆様のお役に立てないかもしれません‥‥」 【ナノカ】:「ナノカの感情喪失機構に深刻なエラーが生じております。ナノカは本来の性能を発揮できません」 【ナノカ】:「“ディーン様が死ぬ”との状況判断が成された時点で、想定外のオーバーフローが発生いたしました」 【ナノカ】:「‥‥現在のナノカは、“ディーン様の死”を許容できなくなっています」 【カリス】:「えぇと……誰にそんな表現を聞いたんだか。人間はそう簡単に壊れたりしないよ」 【ナノカ】:「おそらく、ナノカの頭部のナイフがその原因と思われます」 今も後頭部にさくっと。 【カリス】:「……そうなんだ。じゃあそのナイフを抜けば元に戻るんじゃないか?」 【ナノカ】:「Neet. これを抜けば、感情喪失機構の異常も回復できる、とナノカは推察いたします」 【ナノカ】:「ですが今のナノカは――以前のように“ディーン様の死を許容できるようには、なりたくない”のです‥‥」 【カリス】:ひょい、とナイフをつまみあげる。 【カリス】:「――これで、ディーンが死のうがどうしようが気にならなくなったかい?」 【ナノカ】:「あ」 【ナノカ】:では、ナイフがさくっと抜けて。2秒間沈黙。 【ナノカ】:「――Neet. 御協力有難うございました。カリス様」 【カリス】:「もう、何とも思わない?」 重ねて聞く。 【ナノカ】:「Neet. 感情喪失機構の正常動作を確認。ナノカは本来のスペックを回復いたしました」 【ナノカ】:「これでナノカは任務に専念できます。貴方に感謝を。――以上」 淡々と。 【GM】:もうエンディングに移行していいかな? 【カリス】:ごめん、もうちょっとだけ続けさせてw 【カリス】:「ナノカ、君は壊れた機械みたいだね。」 【ザニア】:その様子を遠くから見ている。口を挟むつもりは無いらしい。 【ナノカ】:「カリス様。まだ、ナノカはどこか故障しているのでしょうか?」 【カリス】:「オルゴールの歯車にゴミが詰まったみたいに、簡単に変わってしまうなんて」>ナノカ 【ナノカ】:「Neet. 義父にも“おまえは鳴らないオルゴールのようだ”とのコメントをいただきました」 【ナノカ】:「おそらく、それがナノカなのでしょう。――以上」 【カリス】:「君が正常だ、正常じゃないと言っている違いがよくわからないよ」 【カリス】:「――でも、今の君がそれでいいんだったら、それでいいんだろうね」 【カリス】:刺さっていたナイフはぽっけないないしておきましょう 【カリス】:(後で壊れたくなったら渡しますよw) 【ナノカ】:「問題ありません。‥‥皆様がお待ちかねです。そろそろ参りましょう、カリス様。――以上」 【カリス】:「そうだね、刺客は倒したといっても、公女をいつまでもこんなところに放っておくわけにもいかないし」 【カリス】:と、ディーンたちの方へ歩いて行く。シーンエンドおっけーw 【GM】:では、エンディングフェイズへ移行します ●エンディングシーン1 舞台:王都ベルクシーレ PC登場不可 ……数日後、一つの発表がなされた。クレスト侯爵家の侯女メアリがクレスト諸島へ帰還するという。 この発表は内外に伝えられた。クレスト諸島の住民が聞けば、大きな喜びと希望をもたらすはずだ。 【GM/メアリ】:「暴虐なるベルフト王子の侵攻によって、多くの人々が傷つくことになりました」 【GM/メアリ】:「クレスト諸島に住む民の、一体誰が戦いなど望むでしょうか。私たちが望むのはただ平和のみです」 【GM/メアリ】:「私は今ここに、亡き父ライヴァンに代わり、クレスト諸島盟約者同盟の結成を宣言します」 【GM/メアリ】:「クレストの諸侯よ、今こそ団結し、平和への道を切り開く時です!」 ここに、“クレスト同盟”は結成の日を迎えた。 この小さな勢力の誕生が、クレスト諸島情勢に大きな波紋を生むことになるのだが、それはまた別の物語である。 ●エンディングシーン2 舞台:メアリの屋敷 登場PC:ディーン 【GM】:同盟結成から忙しい日々を送るメアリ。ある日、ディーンはメアリから散歩に誘われます。 【GM/メアリ】:「昔はよくこうしてお散歩したよね」 【GM/メアリ】:「せっかくまた会えたのに、ゆっくりお話できる時間がないから……」 【GM/メアリ】:「この戦いが終わるまでお預けなのかな」 【ディーン】:「すぐに、終わりますよ。こんな戦争は」 【GM/メアリ】:「ディーン、お願いがあるの」 【GM/メアリ】:「わたしはすぐ挫けそうになるから、そんな時は叱ってください」 【GM/メアリ】:「こんなことをお願いできるのは、ディーンだけだから……」 【GM/メアリ】:視線は逸らしたまま、そっと、ディーンの手を握る。 【ディーン】:むむ。それは赤面してしまう。 【ディーン】:「僕は叱るなんてガラじゃないです。僕にできる事は、無言で支える事ぐらいですよ」 【GM】:メアリは微笑むと、散歩を続けます…… 【GM】:メアリとディーンの立場は、子供の時と随分変わってしまった。だが、彼女との絆は変わらない……。 【GM】:シーンを切ります。 ●エンディングシーン3 舞台:アルディオンの何処か PC登場不可 【GM/???】:「三姉妹が敗れました……メアリ侯女も生存の様子……」 【GM/アーロン】:「……そうか……」 【GM/アーロン】:「だが、最後に勝つのは我々だ」 【GM/アーロン】:「終わること無き流血の時代を、クレスト諸島に、この大陸にもたらそうではないか……」 【GM】:では、シナリオ終了です。お疲れ様でした>ALL 【カリス】:おつかれさまでしたー 【ディーン】:お疲れ様でした! 【ナノカ】:おつかれー 【ザニア】:おつかれさまー! キャンペーン本編に戻る 第9話へ 続きへ
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赤獅子(あかじし 日 /ロート・レーヴェ 独 ) 初出:閉鎖都市 巴里 《上》,~頁,行 ●汝と共にあらんとす――。 [部分編集] 独逸G機関によって開発された重騎。主な武装は重裂杖。 凌駕紋章は〝鋼獅子(アイゼン・レーヴェ)〟。 ハインツ・ベルゲが記乗することで、通常の重騎の百五十倍の反応速度と 二十倍の出力を発揮する。出力が十倍を超えると、全ての動作が 音速を超え、全身が衝撃波を発する破壊兵器と化す。 なお、"獅子"の名はG機関製重騎の証である。 騎乗者が感情を封印している為、本来なら凌駕紋章は使用不能であるが、 劇中での最終戦闘において感情喪失機構の破損により、 凌駕紋章の発動に成功している。 剣将() 初出:~(タイトル),~頁,行 遊び心で一文を [部分編集] 巴里守護騎師ミゼ―ル家に伝わる雄型重騎。主武装は第三炎帝。 凌駕紋章は炎の鎧を纏い、あらゆる攻撃を無力化する"炎舞"。 長年使用される事無くミゼ―ル家で眠っていたが、学園祭の重騎戦直前に フィリップに修復され、重騎戦とレジスタンスの巴里蜂起戦で活躍する。 蜂起戦においては凌駕紋章の特性を活かした戦法と、記乗するフィリップの 技量により、ハインツ・ベルゲと互角の戦い繰り広げるも、破壊される。 だが、第三炎帝は”解放者”となるベレッタ達に託され、 仏蘭西開放の手助けとなる。 守護女帝(プロテクテッドエンプレス) 初出:~(タイトル),~頁,行 遊び心で一文を [部分編集] 説明本文。
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登録日:2011/08/28 Sun 01 10 38 更新日:2024/01/09 Tue 17 28 25 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ネタバレ項目 ハインツ・ベルゲ 中尉 独逸陸軍 都市シリーズ 重機師 閉鎖都市 巴里 もはや、……もはや 青い大気も、赤い土も、 風も、砂も、 嘆きもいらぬ―― ハインツ・ベルゲとは、川上稔著〈都市シリーズ〉『閉鎖都市 巴里』の登場人物。 独逸陸軍中尉(実質権限は将官級)。 58歳(1944年当時)という老兵でありながらP計画によって全身を義体化、感情喪失機構を装着し“最強”の称号を得た重騎師。 独逸陸軍中尉となったことで戦闘に関すること以外の一切の記憶を失い、感情も封印されたため会話及び記述は実務一点張り。 あるのはただ『最強であり続けねばならない』という意志のみ。 巴里での駐屯中に過去の記憶に触発され、P計画よりもさらに昔にフランスで行われていた“最強の騎を作り出す計画”A(アティゾール)計画と己の過去を追う。 その過程で奇しくも同じくA計画を追っていた主人公ベレッタ・マクワイルドと同時期ブルゴーニュへと渡り、結果ベレッタが途中で計画まで頭が回らなくなったのと対照的に、計画の真相へとたどり着くことになる。 だが本編ではロゼッタ・バルロワのミスからベレッタの存在に気づき彼女を一時拘束、巴里帰還を早めた。 結果「フィリップ・ミゼールの死」「モルバンへの黒龍襲来」が元の歴史より数日だが前倒しされ、意図せずしてベレッタが歴史を変える覚悟を決めた切っ掛けとなっている。 重騎師としての実力は高く、機甲騎師となってからは本編ラストの“庇護女帝”との戦闘を除いて無敗。 巴里守護騎師の末裔、フィリップ・ミゼールの駆る雄型重騎“剣将(エクスペール・デ・オレイル)”と戦闘の時は、“赤獅子”が高機動時には必ず使う排熱を『辺り一面を炎の海にする』ことで封じるという罠にはまり、音速機動が使えないままであったにもかかわらず、凌駕紋章“炎舞(フラーム・バル)”を発動させた“剣将”に勝利している。 余談 『機甲都市 伯林1943』では独逸G機関五大頂“鋼鉄騎師(アイゼン・リッター)”カール・シュミットが“世界で二番目の男”との戦闘があることを予見した際「政軍の“赤獅子”が東に赴いておらねば、な」とハインツ・ベルゲの不在を痛手に感じていた。 《悲鳴がなぜか耳に残っている。》 彼が記憶を封じてまで最強を求めた理由……それはかつてモルバン山岳部にてA計画被験者の搭乗した重騎と交戦、仲間が次々と屠られていく中、自身も負傷し“悲鳴をあげた”からである。 相手の暴走によりからくも勝利するが、仲間を失い、圧倒的な力に怯え、ついには愛しい家族すら亡くした彼はP計画被験者となることで“悲鳴”を失い、そして“最強”となった。 ――だがフィリップ・ミゼールとの一戦を終えた彼の中に疑問が生まれる。 悲鳴を持ったままの男が、何故悲鳴を捨てた自身を追い込むことが出来たのか。 感情を消して闘う自分に、感情を持ったままの人間が追い付いてきた。 勝利出来たのはフィリップ・ミゼール最後の一撃を戦闘経験から予測しただけであり、『悲鳴』の有無は無関係だ。 ――真の最強とは何なのだ? その疑問を抱えたまま、彼は全ての決着をつけにいく。 自身の始まり、最強を望んだ理由。それを作り出したA計画最後の被験者の元へ。 1944年8月6日 ブーローニュの森にてベレッタ・マクワイルドの雌型重騎“快(グラッチェ)”と交戦。これを圧倒し撃破寸前まで追い込むも加勢に現れた雌型重騎“庇護女帝(プロテクテイツド・エンプレス)”に阻まれ、そのまま連戦へ。 その最中、“快”との戦闘中に転倒したことで感情喪失機構が破損し、記憶が蘇生。 感情と意志を取り戻したベルゲは、過去のやり直しを始める。 即ち、A計画によって生み出された“最強の重騎”との再戦を。 互いに重騎の全力を引き出した決戦の果て――ハインツ・ベルゲは敗北した。 泣いているかのように朝露に濡れた視覚素子で自らを破った相手を見て彼は何を思ったのか。それは本編には記されていない。 だが、彼が最後に謳った一節に、その答えがあるのかも知れない。 二度と誰かが嘆かぬよう 果て無くつかめぬものよ 広く大きく抱けぬものよ 我は汝と共にあらんとす 最強を追い求める方のみ追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ハインツさんは中尉じゃなくて中佐じゃなかったか -- 名無しさん (2013-10-07 22 00 54) 名前 コメント
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第16話:喪失 それは、はたから見れば正常な状態に見えただろうか。 あの惨劇を前に狂気に身を包む事も無く、涙を流す事も無く、それは確かにその個室にいた。 「…俺、は、…何、何で、こんな」 たどたどしく、無機質な声で言葉を繋げていく。彼は自分の状態を疑問に"思おうとした"。 (上手く、いかない…) 「駄目だ、こんな、…アルティミシア」 今度は、憎むべき相手の名前を声に出す。 そうすればきっと憎くてたまらなくなるだろうと考えての事であった。 でもそれも、(上手くいかない) 「―――ッ…」 彼は自分の状態に、恐怖を感じ"ようとした"。唇を噛んで目を開き、息を飲んだ。 確かにほんの一瞬だけ、恐怖を感じた時の表情を形作ったが… それはあくまでも『演技』の部類に入るようなもので、すぐにまたその顔から表情が抜け落ち無表情に戻る。 「………」 彼はしばらく、無表情のまま頭を抱えていた。 しかし数分後、ゆっくりと腰を上げ、ゆっくりとザックから支給品である大きな盾を取り出し手にした。 もう、先程までの行為は時間の無駄だったと思うことにした。いや、考える事にした。 そうでもしないと(自分が、消えて、しまいそうだ) …ドアノブに手をかけ、ゆっくりと回す。自分がこれからどうするべきか…わからない。 フリオニール。彼は首を失ったマリアを見たその瞬間から、感情の一切が麻痺し何も感じなくなってしまっていた。 空虚に満たされた心の奥底、その隅のほうに沈んだ理性では、泣きたい、叫びたい、狂いたいと確かに欲していた。 狂って殺人鬼と化してしまえれば。マリアの仇を取る事が出来れば。…どんなに楽だろうか? しかしそれは、今の彼にはとても無理な事であった。 【フリオニール(感情喪失) 所持品:天空の盾 第一行動方針:ただ歩く】 【現在位置:レーベの村民家一階→レーベの村】
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参加キャラクター一覧表 殺害衝動…高>中>低>無 害…加害者・無害(自ら攻撃することはない)・被害者(やられる一方) 簡潔な記述にとどめてあります。詳しくは各々のページで。 名前 管理者 原型 願い 結果 副作用 殺害衝動 害 青 アルフ ルカリオ♂ 世界を守る 能力値大幅上昇 薬物中毒 高 加害者 莉 アルフ トリデプス♂ 冬を守る 防御力極高 筋肉の硬化 低 無害 鏡 アルフ ドーミラー 咬竜と結婚する 大人の姿 極度のアホ 中 加害者 咬竜 アルフ ハガネール♂ 最強になる 原型化 会話不可 高 加害者 鉄 アルフ ボスゴドラ♂ 超美人になる 超美化 能力値下落 無 被害者 No/03 アルフ エアームド♂ 素直になる 過去を取り戻す 今を忘れる 中 加害者 翼 アルフ ボーマンダ♂ 飴を空へ連れていく 飛行能力上昇 翼が骨格のみ 高 加害者 飴 アルフ リングマ♂ 青くなる 身体が青色に 腐る 無 被害者 幻 アルフ ジバコイル 冬を助ける 幻の身体を借りる 幻の記憶はない 低 無害 幻 アルフ (人間) 冬を独占 冬が記憶喪失 夢に介入できない 低 無害 冬 アルフ (人間) 特にない 変化無し 幻以外を忘れる 無→高 被害者→加害者 紅 みづく カビゴン♂ 傷つけたくない 完全無力化 対人恐怖症 無 被害者 翠 みづく レックウザ 人々を救う 奇跡を起こせる ←生贄が必要 低 加害者 刹 みづく カイオーガ 一人になる 存在感薄い 記憶されない 無 被害者 陸 みづく グラードン 強くなる 能力値↑・体一部原型化 脳が弱い 高 加害者 澪 みづく ロコン♀ 強く美しく 進化・能力値上昇 女嫌いな潔癖症 中 加害者 焔 真兎 リザードン♂ 強くなる 能力値上昇 破壊欲の侵食 中→高 加害者 静葉 真兎 ラグラージ♀ 樹との記憶 記憶再獲得 情緒不安定 無→低 被害者→無害 樹 真兎 ジュプトル♂ 過去から解放 過去を忘れる 記憶喪失 低→高 無害→加害者 冥 真兎 ヨノワール♂ 不死 不死獲得 五感喪失 無→低 無害 栞 真兎 ライボルト♀ 守る力 能力値上昇 幼児化 中 加害者 薫 真兎 キレイハナ♂ 自己肯定感 能力値上昇・意志の強化 己の過信 中 加害者? 桃 真兎 ★セレビィ♀寄 樹と心中 対象と心中能力 ←自分が死ねない可能性 高 加害者 牢 真兎 マグマラシ♂ 大人になる 進化・冷静な自己獲得 良心と感情喪失 中 加害者 無 きょむ。 ピカチュウ♂ 強くなる 能力値上昇 幼少化 低 無害 岬 きょむ。 ラグラージ♂ レイが居れば良い 身体が女性に 人嫌い 高→中 加害者 ein きょむ。 ジュプトル♂ 強くなる 能力値上昇 一部記憶喪失 低 無害 暁 きょむ。 ヨノワール♂ 皆を目覚めさせる 特に無し 特に無し 低 無害 黒 きょむ。 ミカルゲ♂ 一人で生きる 能力値上昇 白との分離 低 無害 白 きょむ。 ミカルゲ♂ 一人で生きる 能力値上昇 黒との分離 無→高 被害者→加害者
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らいめいP【登録タグ 作ら 作り手】 【ニコニコ動画】 特徴 ギターポップやオルタナティブロックを得意とするP。 Art Polyphonというサークルの楽曲担当として活動している。 P名は初投稿曲「雷鳴アンプリファ」に由来する。アーティスト名はcos k(コスケ)。 そのデビュー作である「雷鳴アンプリファ」は初の殿堂入りも果たす。 リンク PIAPRO 作者HP 作者ブログ サークルHP Twitter YouTube 曲 Bitter-Edge Blue/雷鳴P Digitize evANGELion Ein E.O.F EXERION My Rock November moon timepiece beat Vanilla-Age 稲妻回路 怪盗スティルハート カードゲーム 北口デッドライン 詭弁/青春シンパシヰ キミの色・ボクの音 桜グラフィティ 思想クーデター 白い重力 閃光のプレアデス セーブポイント/雷鳴P トロイメライ/雷鳴P ネオ・クラシカ 脳内妄想プレイヤー ぷりん戦争 星空の天蓋を彷徨いて 巡ルロゴス 雷光サステイン 雷鳴アンプリファ 螺旋の糸 恋愛感情喪失論 恋愛ロシアンルーレット 割れた鏡月 CD Beat!Beat!Beat! Graffiti/雷鳴PCD Jericho 941 kagamination Know Title Vanilla Age/Bitter Edge キミの色・ボクの音/CD 雷鳴アンプリファ/雷光サステイン 黎明Accent/夕立のラストダンス 動画 オリジナル曲 コメント 雷鳴アンプリファ大好きだだだあ〜!!!! -- かにゃ (2010-07-10 13 13 18) どうして新曲の歌詞うpされないんですかー? -- 名無しさん (2010-08-20 23 20 42) 雷鳴Pのワールドイズマインのアレンジ好きです!もっと評価されてほしい・・・ -- 黒音 (2010-10-01 16 20 45) EXERIONの歌詞よろしくです! -- 縷蓮 (2010-12-05 17 47 53) 雷鳴P大好きだ!雷鳴アンプリファで惚れた!もっと評価されてもいいと思うんだが… -- 名無しさん (2011-06-19 23 08 34) プログレッシブ -- 名無しさん (2011-06-21 06 54 27) 雷鳴Pのレンの声好き! -- 名無しさん (2011-09-15 21 45 07) 雷鳴Pさんの曲は、全体的にスピード感にあふれ、聞いていて、爽快感がある。 -- 龍奇 (2011-09-30 02 02 22) やっぱ雷鳴アンプリファいいよね~ -- がつこ (2013-05-15 07 41 18) 雷鳴Pさんの曲どれも好きです。もっともっと評価されてほしい方。雷鳴アンプリファだけでなく、別の曲も聞いてみるべき。 -- パン (2014-10-18 02 09 35) 名前 コメント
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しらゆきひめのためのかんおけ【登録タグ GUMI し 前略P 曲】 作詞:前略P 作曲:前略P 編曲:前略P 唄:GUMI 曲紹介 白雪姫を狙うお妃様が、朝を引き連れやって来た。 楽しい時間ももうおしまい。王子様は今何処。 そう、目覚めたらもうここには戻ってこれないのです。 前略P の16作目。「Good Night Twilight E.P.」の第4章。 さあさあ皆様、林檎のご用意を。たった一夜の夢物語も終幕でございます。…そんなお話。(作者コメ転載) 経過報告:一時的感情喪失と臨死体験の証言アリ。薬物による中毒症状は未だ抜けず。退院不可、以上。(作者シリーズマイリストコメントより) 鏡に薬を欲しいと言っても、そこにあるのは痩せこけた自分だけ。快楽を得る為に飲んだ薬は、夜の奥まで少女を引きずりこむ。神様が見せた夢はただの気まぐれ。今日も少女は悶え疲れ、死すら生温い激痛で目を覚ます。 (Twitterより転載) イラストを うさこ氏 が、動画を iimo氏 が手掛ける。アコースティックギターは 味付け玉子氏 が演奏。 歌詞 鏡、鏡 林檎を下さいな 眠りたいの 棺桶は君を狙う 電池の切れている小人達 可愛い私を見てる優し過ぎる淫らな目 眠れない森への道 お妃は狂って目を回す 溶けた聖書、朝が来るよ 逃避行は叶わない さあさあどうぞこちらまで 夜が手を招く 奔(はし)れ 奔れ 白雪姫 月が擬声語を呟いて 君は掌を当てる バラバラな絵本の中 重なる本の裏の 歴史はお見せ出来ません 神様が見せた夢もただの気まぐれにすぎないよ 見えないツギハギさよならの歌 栓の抜けたバスタブが叫ぶ もうすぐ醒める時計は今 君を捕まえる 奔れ 奔れ 白雪姫 方位磁石が動き出す いつか会えるの王子様 夢が覚める 朝が来るよ 眠れ 眠れ 白雪姫 そろそろお話も終わり 君は掌を当てる 一夜の夢 絵本の中 (おやすみ、お姫様。) コメント 追加乙! -- 名無しさん (2012-03-14 01 16 07) 最後すごい!! -- 肉厚 (2012-03-15 07 55 22) 神ってる これは伸びるぜええええええええええ♪ -- ゆう (2012-03-15 08 47 25) 待ってました -- 名無しさん (2012-03-15 09 53 31) 最後のセリフのとこ好き! -- 綾崎葵 (2012-03-20 16 45 52) 「おやすみ、お姫様。」で鳥肌 -- 名無しさん (2012-04-02 20 08 55) これは神。終わり方せつない -- 産業廃棄物 (2012-04-05 06 57 10) 前略pさんの曲調が好き。演出もすごいし、話も素敵///JOY配信うれしいです! -- sae (2012-09-21 19 00 24) 名前 コメント
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空っぽのココロ サレ達がティトレイのいた場所に戻ってきた時、既に彼の姿は忽然と消えていた。 ならば彼はどこへ行ったのだろうか? 時は遡り小一時間前、ちょうどクレス達とマグニス達が戦っている頃。 サレがティトレイの縄を切り立ち去った後、一つの轟音が響いた。 ちょうどそれに導かれるように、ティトレイも意識を深淵から呼び戻される 。 状況を確認しようと辺りを見回すと、高くそびえる木々が静かに彼を見守っており、他には切れている縄と…赤黒くなり始めた血痕。 血。 ──そう、これは一緒にいたしいなの血。 彼に異常が起きていた。 先程はしいなが刺されたことによって膨れ上がった怒りが、今は全く湧いてこない。 じゃあ悲しみか? それも違う。 じゃあ苦しみか? それも違う。 じゃあ喜びか? それも違う。 何も、湧き上がってこないのである。 喜怒哀楽の激しいティトレイの顔には、人形から取って付けたような無表情が張り付いていた。 仲間のヴェイグと似た、いやそれ以上の。 しいなの死と、それに伴うフォルスの暴走。 それが彼から「感情」を奪った要因だった。 もっとも、彼が暴走し始めた時はまだしいなは生きていたのだが、目覚めた彼は彼女の姿を見れなかった。 闇と同化し始めた血痕を目で追う。 途中で完全に同化し見えなくなると、そこで彼の動作は途切れた。 彼女が「いない」ということは、今の彼には、彼女が「死んだ」ということに繋がった。 記憶に残るしいなの姿は間違いなく瀕死だったから。 木をかき分け探そうとはせず、ぼおっと立ちすくんでいた。 彼の表情は変わらない。変わるとすれば、打ち付けられた体が痛み、微かに眉をひそめる程度だろうか。 自分でも分かっていた。感情を失ってしまったことが。 笑おうとしてみる。 心も体も動かない。 手で口元を上げてみる。 完成したのは作り物の笑顔。 離してしまえば、また元の無表情に戻る。 残念という気持ちも湧いてこない。それが残念というのも勿論ない。 ふと、視界に支給品の袋が入った。ティトレイは鈍い動きで開ける。 幸い、と言うべきなのか彼の荷物はロープ以外失くなっていなかった。 中には腕輪が一個と、薄い本。ぱっと見では大した物でなさげだ。 自分を襲った奴らが持っていかなかった理由がそれなのかは謎だが、良いに越したことはない。 立ち上がり、荷物を持ちふらふらと歩き出す。 ただ何の目的も持たず、何の意味もなく。 どこに行こうとか、誰かに会おうとか、何をしようとか、そんなのは微塵もなかった。 虚ろな彼の瞳に映るは、ただの風景。 何か存在があるというだけの事実。 彼はただ、歩き続けた。 開けてきた視界の先に見えたのは、海。 漆黒に染まった海。 得体の知れぬそれは恐怖の対象でしかなくて、しかしティトレイはそれを感じることもなくて。 さざ波の音でさえ、彼に何ももたらさない。 立ち止まる。そして考え始める。 自分は何をしたいのだろうか? 今の自分だったら、何の躊躇いもなく人を殺すことが出来る。 正義の名の下に人を守りマーダーを殺す者になろうとも思わないし、逆に人を乱し殺戮を楽しむ者になろうとも思わない。 情けも罪悪感も狂気も善悪もない、いわば只の機械。 昔の自分はどうだっただろうか。 今の自分が失ったものを、多く持っていた気がする。 しかし、もうそれらは戻らないのかもしれない。 それほど今の彼は、昔と違い過ぎていた──。 【ティトレイ 生存確認】 所持品:メンタルバングル、バトルブック 状態:感情喪失、全身の痛み、TP消費(中) 第一行動方針:海を眺める 第二行動方針:不明 現在位置:G4海辺 前 次
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扉を開く鍵 放送が流れるのを、青と赤の髪を持つ男と緑一色の男は、佇んで聞いていた。 空が光を増していくのと同時に声が空に行き渡っていく。 「ポプラ…おばさん」 その内の緑の男は、放送されたある者の名をぽつりと呟いた。 「…ヴェイグ」 続けて呼ばれた名も呟いた。 表情は無機そのもので、口周りだけが不自然に動いている。 だが、それだけで終わった。 怒りも悲しみもあらわにせず、ぼんやりと空を見上げて声を聞いていた。 もしも彼に感情があったとしたら、呼んだ名の人を思い涙を流しただろうか。 殺した人物に、主催者に、或はちっぽけな自分に激怒しただろうか。 このゲームに絶望しただろうか。 だがそれは叶わぬ望み。例え心の深い奥底ではそうだとしても、実際の彼にはその欠片も、兆しもない。 淡い色彩の空を見上げたまま、彼は「空を見上げている人形」に戻った。 「行くぞ、ティトレイ・クロウ」 放送が終わり、流暢に禁止エリアをメモし終えた赤と青の髪を持つ男、デミテルは 緑に包まれている男、ティトレイにそう告げる。 ティトレイはその言葉を聞き、緩慢な動きで視線をデミテルに移す。 怖いくらいの無表情だ。 どうやらこの先は崖で、北から南にかけて続いているようだ。 南の崖には既にデミテルも行っている。 地図に印しておいた禁止エリアは、G1も該当していた。 みすみす禁止エリアに近い所に行く奴がいるだろうか? しかも大半は海。投げ出されでもしたら一貫の終わりだ。 もっとも、殺したつもりでいた金髪の少年──カイル・デュナミスといったか、奴の名が呼ばれなかったのには驚いたが。 つまりはどんな方法を使ったか分からないが、あの土砂から脱出し生き延びている。 もし海に落ちても、あの崖下に辿り着ければ助かるだろう。 …まぁ、存在を知っていればの話だが。 つまり南には行く理由もメリットもない。以前戦った、飴を持った少女と乱入してきた剣士も、半日も経てば立ち去っているだろう。 デミテルは北の方を向き、そしてそのまま歩き始た。 ティトレイも後を追い掛けるようにして歩き始めた。 俺の周りはまだ暗い。 朝日が顔を覗かせたって分かってるのに、辺りは明るいって分かってるのに、俺の周りはまだ暗い。 ここは何処なんだろう? 俺は何でここに居るんだろう? こんな所に居たくない。早くみんなの居る所へ帰りたい。 ──でも、それは本当の気持ちなのか? 本当はどうでもいいんじゃないのか? だって、何も感じないんだから。 みんなと離れて不安だとか、悲しいとかが無いんだから。 ──不安? 悲しい? それって何だっけか? 分からない。どこか遠くに置いてきた思い出のようだ。 1番近くにあるような気がするのに、1番遠くにあって、曖昧。それでいて空白。 ──俺みたいだ。 俺は、真っ白な部屋に居るみたいに、この闇みたいに、空白だ。 でも、そこに現れた二色の中間、灰色。 真っ黒な部屋にある、唯一の「存在」。 俺にはそれが、俺を出口に導いてくれる、この部屋から出してくれる鍵だとしか思えなかった。 だから俺は付いていく。外に出れるような気がするから。 ここは暗くて何も見えないから、ぶつかるかもしれないし、転ぶかもしれない。 でも見失わないようにしよう。 扉は鍵がなきゃ開けられないんだからさ。 【デミテル 生存確認】 状態:TP2/3消費 所持品:フィートシンボル ストロー ミスティシンボル 金属バット 第一行動方針:ティトレイを操る 第二行動方針:出来るだけ最低限の方法で邪魔者を駆逐する 第三行動方針:ダオスを倒せそうなキャラをダオスに仕向ける 【ティトレイ・クロウ 生存確認】 状態:感情喪失 全身の痛み、軽いやけど(回復中) TP中消費 所持品:メンタルバングル バトルブック 第一行動方針:かえりたい 第二行動方針:デミテルに従う 現在地:F2平原から北上 前 次