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584 :上書き ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 19 41 39 ID EZ/bc10q 「ねぇ、何で夏なのに上着なんか着てるの?」 「別にいいだろ…」 帰り道、沢崎誠人は隣で寄り添っている城井加奈の顔色を伺いながら答えた。 目が合うと誠人は慌てて視線を逸らす。 「暑くないの?」 「あぁ、暑くない。これ着てるくらいが丁度いいんだよ」 嘘だった。真夏の炎天下に黒の学ランは最悪の組み合わせだ。 常に流れ落ちる汗をハンカチで拭いながらも、平生を装って加奈のロングの黒髪を撫でる。 くすぐったそうに笑う加奈を誠人は本当に愛しいと思った。 若干大きめの制服から覗くか細く弱々しい手足を美しいと思った。 少し動く度に漂う髪の匂いが心地良いと思った。 この笑顔がいつまでも続く事を心から望んだ。 ほどなくして、二人は自宅に到着する。 二人の家はそれぞれ向かい側に位置している。 「それじゃあね、誠人くん!また明日!」 名残惜しそうに何度も何度も力強く手を振る加奈を、誠人は精一杯の笑顔で見送った。 加奈が家に入ったのを確認して、誠人は安堵の息を漏らした。 念の為彼女の家の玄関に誰もいない事を確認し、誠人もようやく自分の家へと帰宅する。 誠人はドアに鍵をかけ、すぐさま制服の上着を脱いだ。 「ふぅ…今日も暑かったなぁ…」 リビングの辺りから僅かに流れ込んでくるクーラーの冷気に至福を感じる。 その冷気が、誠人の右腕にあるほんの少しのかすり傷をひんやりと冷やした。 かすり傷を見つめながら呟く。 「何とかバレずに済んだな………」 585 :上書き ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 19 42 52 ID EZ/bc10q 誠人と加奈はいわゆる幼馴染同士だ。 家が近い事から互いの母親の仲が非常に良く、その影響で二人はいつも一緒に遊んでいた。 同い年で、幼稚園から中学、そして高校も同じとこを受け見事に二人とも受かっており、 産まれてから二人は片時も離れた事がない関係になっている。 当然仲も良く、”喧嘩”など一度もした事がなかった。 更に、二人は付き合っていた。 小学二年の頃、加奈の強いアプローチに誠人が承諾したのだ。 小さい頃の告白だが、二人は今尚お互いに愛し合っている。 付き合いといっても友達とする事は変わらない、特別な事はない。 でも、お互いそういう付き合いに満足していた。 しかし、誠人は”一つだけ”この付き合いに不安を感じている節がある。 それは…加奈の屈折した独占欲だ。 遡る事数年、二人が小学二年の時――――― 「誠人くん、一緒に帰ろ!」 「あぁ、ちょっと待ってて」 慌ててランドセルに教科書を乱暴にしまう誠人くん。 「お待たせ、そんじゃ行こ!」 自然に手を握って先を進んでくれる誠人くんの優しさが嬉しかった。 あの時…告白した時、本当に緊張したけど、誠人くん”いいよ”って言ってくれた。 誠人くんにとってあたしが幼馴染から恋人に変わった事が凄く嬉しかった。 あたしだけの誠人くんになった、あたしの心は満たされた。 彼氏になった後もいつも通り振舞ってくれる誠人くんが愛しい…。 だって、飾らない誠人くんが一番好きだから! でもある日………。 「誠人くん!?どうしたのその怪我!」 「…け、喧嘩で負けただけだよ…」 顔や足に擦り傷をつくってよろよろ歩く誠人くんにあたしは本当に驚いてしまった。 誠人くんの綺麗な体にこんなに傷が沢山………許せなかった。 喧嘩相手は勿論だけど、誠人くんの体に他の人間の”跡”が残っているという事実を認めたくなかった。 「と、とにかく早く保健室に…」 「いいよ、大した怪我じゃないし、唾付けときゃ治るよ」 確かに怪我はいつか治る………でも、治るまでの間、 あたしは誠人くんが他の人間に汚された証を見続けながらいなきゃいけないの? ソンナノタエラレナイ 本能的にあたしは誠人くんの傷を爪で引っ掻いた。 「痛っ!何するんだよ加奈!」 抵抗する誠人くんの腕を払いのけ、ほっぱについた掠り傷に向かって何度も爪を立てる。 「やめてくれ!痛いよ…!やめて!やめて!!!」 「大丈夫…大丈夫………もう少しだから…」 誠人くんが泣いている…ごめんね。 痛いんだよね?苦しいんだよね? でも、もうちょっとだから我慢して…。 他の人間に傷つけられるくらいなら、あたしが傷つける…。 もう少しでその傷を、あたしが付けた事にするから………”上書き”してあげるからね。 「ああああああああああ!!!!!」 ――――― 586 :上書き ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 19 44 55 ID EZ/bc10q あの日以来、加奈は俺が怪我する度にその傷を引っ掻いてくる…。 初めてやられたほっぺの傷は、加奈のおかげで跡が残ってしまったほどだ。 でも、加奈の事を嫌いにはなれない。 加奈の事は本当に好きだ。 俺が怪我した時の加奈は怖い。 物凄い力で襲い掛かってきて、その力に俺は抗えない。 それでも、完全に傷が加奈がつけたものだけになった後、申し訳なさそうに謝る姿を可愛いと思ってしまう。 恋愛は惚れた方が負けというが、その言葉をしみじみと実感する。 彼女と付き合い続けていたい…だから、俺は怪我をするわけにはいかない…仮に怪我をしてしまったら、 何としてでもそれを隠し通さなければならない。 その為に、季節に拘らず俺は常に長袖長ズボン状態だ。 そうでなければ安心できない…。 「こんなんで…俺、付き合っていけんのかな………」
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616 :上書き第2話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 23 16 03 ID EZ/bc10q 今日もいつもと変わらない朝。 朝の新鮮な空気をたっぷり吸い込みながら、家の前で加奈を待つ誠人。 「誠人くん~!もうちょっと待ってぇ~!」 「はいはい待ってるよ」 開いたままのドアから加奈の叫び声が聞こえる。 ひどく慌てた様子が誠人に伝わる。 いつも寝坊する加奈を待つのは、誠人の日課だ。 家中に縦横無尽に動き回る加奈の足音が広がる、それを聞くのが楽しかった。 「ごめ~ん!すぐ行こう!」 両手を合わせ真剣な表情で謝る加奈をおかしく思う誠人。 「あっ!笑ったな!?」 「笑ってないから、さっさと行こうぜ」 「ちょっと待ってよぉ!」 早足で歩く自分に並ぶために必死についてくる加奈を見つめる誠人。 (本当可愛いな…) あんまりにも見とれていた加奈が不審な目で誠人を見つめ返す。 「どうしたの?あたしの顔なんか付いてる?」 自分より一回り小さい少女に指摘され、ようやく自分が彼女を見続けていた事に気付く誠人。 紅潮した表情を悟られないよう前を向き、ちょっと走り出す。 「誠人くん~!」 走る誠人の背中を追う加奈。 誠人が後ろをチラ見してみると、中身の少ない鞄を振り回しながら必死に走る少女の姿が映る。 一生懸命にしているほど、誠人は意地悪な気持ちになっていく。 (相当参っているな、俺も…こんな好きなんてな…) 「もうちょっとゆっくり行こうよ!」 「早くしないと遅刻だぞ」 そう言いながらも走るペースを緩めてやり、距離差を縮めてやるようにする。 ようやく追いついた加奈が息を切らして誠人を見上げる。 「誠人くん早過ぎ…」 「お前が遅いだけだ」 「もう…!」 頬を膨らして怒っている加奈も、誠人にとっては天使の微笑みだった。 こんな関係であり続けたい、心からそう思った誠人であった。 617 :上書き第2話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 23 17 04 ID EZ/bc10q 「それじゃ!」 俺は加奈に手を振って教室へと入っていった。 加奈とはクラスは分かれている、といっても隣同士なんだけど。 お互い学校ではそこまで親しくはしない、加奈にも、俺にも付き合いというものはある。 学校ではなるべくそれを大事にしたい、恋にうつつを抜かして友達一人も出来ませんでしたじゃ充実した青春とは言えない。 こんな気遣いがお互いに嬉しい…んだと俺は思っている。 無理はせず、相手を思い遣っていられる、そういう関係に情熱的な恋とは違った、落ち着きを伴った感情を俺は抱いている。 きっと、加奈もそのはず…。 今は日本史の授業中な訳だが、欠伸が出ちまう…。 そんな単語の羅列を板書されてもわかんねぇよ…なんて風に愚痴を溢しながら寝ようとした時、ポケットに入っている携帯が震えた。 差出人を確認してみると、加奈からだ。 『誠人くん今日本史だよね? あたしは数学だけど、全く意味不明…。 当てられないかビクビクしてます…』 全く…授業中はメールはよそうって言っていたのに………。 まぁ俺も今寝ようとしてたし、何よりも加奈からのメールだ、素直に嬉しい。 机の下で手馴れた感じでメールを打っていく。 『安心しろ、数学は俺の専売特許。 当てられたらすぐにメールしろ、答えてやるよ』 送信後一分もしない内に返信メールが届く。 『誠人くん中間テスト数学39点だったじゃん! そもそもメールしてその返信を待つってどれだけ時間かかるのよ~!』 全く以ってその通り…だが、俺の数学の点数は93点だ。 どうして逆さまに脳内変換してんだよ…、ちょっとムッときたので、メールを無視してみる。 五分くらい経つと、また加奈からメールが届く。 『ごめん、怒っちゃった? 言い過ぎたのなら謝るから…』 何真に受けてんだか、その反応が見たくて無視した訳だが。 本当にコイツは俺の心を的確に射やがるな…朝天使だと思ったが前言撤回、こいつは悪魔だ。 そんな悪魔が見せる無邪気さに打ちのめされながら、メールを返信する。 『冗談だよ、怒ってないから気にすんな』 送信ボタンを押しながら、時刻を確認する。 後もうちょいで授業終わるな…。 重苦しい空気から開放されると思うと、嬉しくなる。 そんな中、やや遅れて返信がくる。 『良かったぁ~! ねぇ?もうすぐお昼ご飯だし、今日は一緒に食べよ?』 そうか、この授業四時間目だった…と確認した。 いつも友達と食ってるしな、たまにはそれもいいか。 久しぶりの加奈との昼飯に何となく新鮮さを覚えながら、携帯を弄る。 『いいよ、終わったら俺んとこきて』 618 :上書き第2話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 23 18 45 ID EZ/bc10q チャイムが拷問のような時間の終わりを告げる。 今日は加奈とメールしてたからそこまで苦じゃなかったけど。 席で弁当を用意して加奈を待っていると、近づいてくる奴が見えた。 「沢崎くん………」 「島村…またか?」 俺が呆れた顔で邪魔臭そうに言ってみるも、表情は変わらない。 「本当にごめんなさい、何か私こういう事妙に気にするタイプで…」 「気にすんなって、てかそんな常に相手に気使ってたら疲れるぞ?」 俺の目の前で申し訳なさそうに頭を深々と下げているのは、クラスメイトの島村由紀だ。 何でこんな風にいるかというと…昨日の授業中に俺の前の席にいる島村が突然奇声を発しながら立ち上がったのだ。 そこで椅子が俺の机に当たって、俺は転がり落ち、右腕を床に擦ってしまったのだ。 その事に関して島村は昨日から何度も謝っている。 友達からわざわざ親しくない俺のメルアドを聞き出してまで謝ってきた時にはさすがに驚いた。 「別に掠り傷なんだから気にすんなって」 「でも…」 心配そうに俺の右腕を見つめている島村を確認した俺は、やれやれと思いながら制服の上着を脱いでワイシャツを捲くった。 「な?大した傷じゃないだろ?」 怪我した時は血がやけに出たが、止血が終われば大したもんではなかった。 「…良かった………」 ホッと胸を撫で下ろす島村の様子が見て取れる。 ずれた眼鏡を直しながら、やっとの事で笑顔を俺に向ける。 「ま、そういう事だから」 俺がワイシャツを再び着ようとした時、腕に痛みが奔った。 一瞬顔をしかめるほどの痛みに、何事かと思ってみてみると、そこには……… 小刻みに震えながら俺の腕を片手で掴んでいる加奈の姿があった。 反射的に傷を隠そうとするが、細い腕からは到底想像のつかない力に振り払う事が出来ない。 目が静かに俺を見下ろす…そのあまりの怒りの視線に、俺は恐怖を覚えた。 昼休み教室にこいと言ったのは俺だ………迂闊だった、自ら俺は…。 「ちょっと来て」 有無を言わさず加奈が俺の腕を引っ張る、落ちた弁当に目もくれない加奈。 加奈の腕を媒介にして俺に恐怖が伝わる…ヤバイ! 619 :上書き第2話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/10(土) 23 19 16 ID EZ/bc10q 「おい!加奈ここ女子トイレ…」 俺の声なんか無視して加奈は強引に女子トイレの個室に押し込める。 独特の異臭が鼻をつく中、只ならぬ雰囲気の加奈に寒気を感じる。 「誠人くん…」 名前を呼んだかと思うと加奈は俺の唇をいきなり奪った。 壁に押し付けられながら、普段の様子からは到底想像のつかない情熱的なキスを交わす。 舌まで入れてきて、口の中で厭らしい痺れが広がる。 俺の唾液を掻っ攫って満足したのか、加奈は口を離した。 「か、加奈…?」 無言で俯く加奈、不安になってくる…嵐の前の静けさとはこんな事を言うのかな…? 「あたし…誠人くんが好き」 顔を上げ分かりきっている事を口にしてくる。 笑顔だが目に色がない。 「俺もだよ…!」 「ありがとう…。でも、あたし短気なのかな…?他の人に誠人くんを触らせたくない。 その傷が…他の人が誠人くんに触れた証拠があるのが耐えられない! そんなの見てるとあたし壊れちゃうよ!!!」 押し付ける力が弱くなったと思った瞬間、加奈が掴んでいた右腕を見つめてきた。 嫌な予感がした…。 「…ハハ…こんな、こんな傷があるのがいけないんだよ…?あたしも誠人くんも悪くない…”この傷”がいけないんだよ!?」 すると加奈が俺の傷を引っ掻き始めた。 瘡蓋が剥がれピンク色の皮膚が覗く。 その皮膚の周りを上から下へと懇親の力で引っ掻いてくる。 「いぇが!痛ぇ!やめてくれ加奈!!!」 皮膚が破れる鈍い音が聞こえる。 加奈は相変わらず笑いながら俺の皮膚から血が出る様子を楽しんでいるように見える。 俺の声など無視して一人笑っている。 「あああ!!!か、加奈ぁ~~~!!!」 「大丈夫大丈夫大丈夫…すぐに消えるから………傷も、痛みもすぐに消えるから!」 昼飯時でトイレには誰も来ない、俺の悲鳴だけが虚しく響き渡った…。 「はぁはぁ…終わった………あはっ」 加奈は俺の血まみれの腕を見て満足そうに笑っている。 止め処なく溢れる血に俺は呆然としていた。 「痛い?誠人くん…ごめん………こんなあたしでごめん…」 突然態度を翻してくる加奈、いや、これが本当の加奈なんだ! そう思いたかった…。 心配そうに下から覗き込むように見上げる加奈、さっきまでの鬼神の如き表情じゃない…いつもの加奈だ。 「あたしが弱くてごめん…。ホントごめんなさい!あたし誠人くんが好きなの!好きで好きで…ごめんなさい…」 ずるいよ…加奈、そんな風に謝られたら………。 「き、気にすんな。俺も怪我しないように気をつけるから」 自分でも何を言っているのか分からなかった。 ただ今加奈が一番喜ぶであろう言葉を本能的に選択しただけだ。 案の定、涙目だった顔に光が差し込む。 この笑顔の為なら、許してしまう…どうしようもないな…俺。
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上書き第10話後編B-3ルート 上書き第11話B-3ルート 上書き第12話B-3ルート 上書き第13話B-3ルート 上書き第14話B-3ルート
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属性付与 技能名 一所 命中 単参 韻参 天恵 W韻 神降 神唄 朧術 極み 極改 全付 憑依 流派 一所懸命 ○ / ○ ○ ○ ○ / / ○ ○ ○ × 一心/心眼/集中 / ○ / / / / × 英明/防御/攻撃/高速化・参 × ○ ○ × × × × 英明/防御/攻撃/高速の韻・参 × ○ × × × × 天恵 ○ ○ ○ ○ / / ○ ○ ○ × 防壁/速攻の韻 × ○ ○ × × × 神降 / / ○ ○ ○ ○ ○ / / ○ × 神々の唄 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 朧の術 / ○ / / / × 禅 / 鎧/刀の極み / / ○ ○ ○ ○ / ○ / ○ ○ ○ × 鎧/刀の極み・改 / / ○ ○ ○ ○ / ○ / ○ ○ ○ × 防御/全体攻撃付与 / × / ○ × 憑依継承 ○ 流派技能 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 陣形(開幕からの付与系技能) 同色の初期付与が複数ある場合、上書き力の強いものが優先されますこの上書き力は付与効果と必ずしも一致しません|~色| | |~優先度は左>右| ▲ 英明の法・四 鶴翼の陣乱拍子 ▲ 方円の陣渡り拍子 ▲ 一の太刀極意一の太刀入門 魚鱗の陣浮れ拍子 自己暗示・改 ▲ 禅 車懸の陣早拍子 自己暗示・改 無属性付与 技能名 兵貴 開眼 詠唱 凝神 反閇 大周 術式 毒壱 全毒 昇華 兵貴神速 ○ 詠唱付与・四 ○ ○ ○ 凝神聚気・弐 ○ ○ 反閇呪法 / × ○ / / × 大周天 / × / ○ / 術式強化 / × / / ○ 抗毒付与・壱 ○ 全体抗毒付与 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 式神昇華 × ×
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こいのぐるぐるうわがきむすめ【登録タグ こ 初音ミク 巡音ルカ 懐古P 曲 氷山キヨテル 猫村いろは】 作詞:懐古P 作曲:懐古P 編曲:懐古P 唄:初音ミク コーラス:巡音ルカ、氷山キヨテル、猫村いろは 曲紹介 皆さん何かの歌が突然頭から離れなくなって ずっとぐるぐる回って困った事はありませんか 例えば「めんどくさいうた」とか …そんな時はこの歌を思い出してください。(作者コメより転載) 歌詞 (動画より描き下ろし) もしもあなたの 頭の中 ぐるぐるソングが 回ったら いつもいつでも 思い出してね わたしが上書きしてあげる! ※ うわがき 上書き! うわがき 上書き! うわがき 上書き! うわがき 上書き! 上書き! 今日もあなたの 心の中 あの歌 この唄 回ったら いつもいつでも 思い出してね わたしが上書き娘だよ! ※くりかえし 浮世の憂さも 悩みのタネも 上書き娘にまかせてよ! いつもいつでも 思い出してね みんな上書きシテヤンヨ ※くりかえし 恋に破れて 苦しかったら それも私が消したげる いつもいつでも 呼び出してね わたしが上書きしてあげる! ※くりかえし コメント 名前 コメント
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372 :上書き6話前編 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/19(月) 18 16 35 ID hQq+AdIr 「加奈ッ!ごめんな、弁当の事すっかり忘れてたよ」 さっきまで島村の命令の為に下ろしていた腰を起き上がらせ、足早に加奈の元へ歩み寄る。 加奈の小さな両肩を掴み、大袈裟に且つ不自然にならないような笑顔を作る。 加奈に見られたのかは分からないが、どっちにしたってする行動は決まっている。 今はとにかくこの状況で一番納得のいく言い訳を考えるんだ…って、今日の俺は言い訳しようとし過ぎだな。 自分に呆れつつ、思考回路を全て最適な言い訳のために整備する。 とりあえずこの言い訳を考えるのは島村の時よりは遥かに簡単だ…そんな油断が俺から物事を客観視する為の冷静さを奪った。 「ちょっとこの腕の治療しようとして、偶然ここにいた島村に頼んだんだよ。な、島村!?」 俺は絶対世界一の馬鹿だ…というより、状況判断能力が致命的に欠落してるのだと思う。 よりによって島村に一切口裏も合わせず嘘の共有を求めるなんて…。 島村は恐らく俺と加奈が付き合っている事を知らない、だから―知っていても島村ならどうかは分からないが―わざわざ辻妻を合わせるような発言はしてくれない。 きっと「何言ってるんです?」とか言って普通に返される。 只でさえマズイのに、嘘までついたなんて事になったら状況は悪化する一方だ。 今すぐにでも加奈を連れて逃げたい…しかしそれはいらぬ心配だった。 「はい、その通りですよ」 一瞬耳を疑った。 加奈に笑顔を向けている島村。 予想と真逆の解答、島村には俺の嘘に付き合う理由はないのに何でだ…と考えた瞬間すぐに答えは出た。 簡単な事だった、要は島村は勘違いされたくないだけだ…俺と危ない関係にあるんではないかと噂されるのを嫌ったんだ。 そう考えれば初対面の加奈への対応としては一番自然だ。 心の中で島村に感謝しつつ、加奈の表情を伺おうとする。 でも、加奈はうつ向いたまま顔を上げないから、表情が読めない。 「加奈…?」 「…そう…なんだ………」 加奈が絞りだしたような声を出す。 微妙にかすれていたようにも聞こえたが、今はそんな事は気にしない。 それ以上言及しない事から、どうやら島村としていた事は見られていないようだ。 心の底からホッとしつつ、両肩を掴んでいた腕で加奈の体をクルリと反転させる。 「そんじゃ飯食おうな」 加奈を納得させられたのなら、急いでこの場から逃げ去るのが得策だろう。 加奈の背中を後押ししながら後ろを振り向くと、島村が物言いたそうな感じで俺を見つめていた。 その表情は加奈へと向けていた自然且つ張り付けた笑顔ではなく、俺を見下ろす優越感溢れるものだった。 そんな顔に気味悪さを感じ、顔を戻そうとした瞬間、島村の口が大袈裟に、それこそ”あいうえおの歌”のように大きく動いた。 読唇術の心得なんかない俺でも何を言っているのかはっきり分かった。 『か・し・で・す・よ』 「貸しですよ」か…どうやら俺は大きな勘違いをしていたらしい。 島村が俺の口裏を合わせてくれたのは、只単に俺で遊ぶ口実を増やす為に過ぎなかったようだ。 …ん? でもそうなると、島村は俺と加奈が付き合ってる事を知ってる事になる…何でだ? 誰にも話してないはずなのに…ってよくよく考えりゃ島村と俺は同じクラスだ。 確かに加奈とはいつも程学校内では親しくしてないが、たまに弁当食いに来たりしてたんだ、それを見て彼女だって判断したんだろう。 でも、普通特に話さないクラスメートの事なんか見てるか………なんて風に考えたが疲れたので頭を休める。 正直どうでもいい、今は加奈の事で頭がいっぱいなんだから、そっちに意識を集中しなければ…。 俺は島村をちっぽけな抵抗として軽く睨みつけつつ、加奈と一緒に保健室から出ていった。 『クチュァア』 「ハァ…誠人くんの…味がする…」 373 :上書き6話前編 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/19(月) 18 17 16 ID hQq+AdIr 「そんで歴史の日野の奴が大ボケかまして教室内がかなりシラケたんだよ!」 「………」 いつも通りの加奈との帰り道、陽が名残惜しそうに地平線の彼方へと消え入りそうになる中、俺は一人空回りした芸人のように喋り続けている。 あの時からずっとこの調子だ。 一緒に昼飯を食った時も俺の一方通行な会話がうるさく教室に響いただけだ。 何か質問を投げ掛けても無反応、頷きもしない。 5時間目には何度かメールしてみたが返信はなかった。 なのに何となく気まずく今日は一人で帰ろうと思っていると、教室のドアの端に地縛霊のように佇んでいた。 無言でこちらを見つめ続ける加奈を避ける事は出来ず、結局いつも通り2人で帰っているという訳だ。 島村との事を見られてはいないはずなのに、何でこうも沈黙を守るのだろう…? 確かに島村と一緒にいたという事実は認めたが、加奈は今まで俺が別の女の子と一緒にいても別段普通だった。 いつも通りに俺に笑顔を向けてくれていた。 なのに何で今日に限って…? 分からない…頭の中のありとあらゆる経験を総動員して考えるが、全く分からない…。 何か加奈を怒らせるような事したか…いや、それ以前に加奈は怒っているのか? 俺は加奈が怒っている時を知らない…加奈を怒らせた事なんて一度もないから。 俺の傷を”上書き”する時は、怒っているというよりは一心不乱に何かに取り憑かれたような感じだ………そこまで考えてようやく理解した。 何で気付かなかったんだ…こんなに身近な事に。 多分加奈を無意識の内に軽視していたからだと思う…何で俺が肉体的に傷付いた時だけが”発動条件”のように決めつけてたんだ…? 相変わらずうつ向き続ける加奈の様子を凝視して感じた、今の加奈の様子は俺の傷を”上書き”する時の感じに酷似している。 もう訳が分からない…様々な事が全く噛み合わない気がした…。 しかし、歯車を噛み合わせる為のキーワードは、俺にとっては意外なところにあった。 「ハハ…そうだよね…」 突然加奈が小さく呟く。 思わず体まで驚きで反応してしまう中、加奈は一瞬半分生気を取り戻したような顔をして俺を見上げる。 すぐにまたうつ向き、小さく小さく、それでも俺に訴えかけるように言った。 「ごめんね…」 「…え?」 「あっ、何でもないの。気にしないで」 笑顔で手を振ってくる加奈。 その表情には無理した様子は見受けられない…そのはずなのに、妙な違和感がある。 いつもの笑顔でもない、狂気に満ちた笑顔でもない…様々な感情をごちゃ混ぜにしたような、複雑そうな顔…。 こんな加奈の顔、俺は初めて見た。 加奈の考えが今の俺には欠片も読めない…。 自分に失望している最中、加奈は神妙な面持ち―笑顔は崩していない―でこちらを見てくる。 そして……… 「ねぇ、誠人くん?」 「何だ?」 「今日のお昼休み、保健室で何をしてたの…?」 俺は決定的な言葉を突きつけられた。 ―――――――――――――――――――― (誠人くん…どういう事?) 374 :上書き6話前編 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/19(月) 18 18 18 ID hQq+AdIr 本当ならお昼休みに誠人くんと一緒にお弁当を食べるはずだった。 あんなに楽しみにしていたのに、誠人くんの腕の傷を見てまた動揺してしまった…。 また誠人くんを傷付けてしまった。 誠人くんは悪くないのに、あたしが我慢強くないから…耐えられないから。 本当に申し訳ない…普通ならこんなあたし誰も好きになんかなってくれないのに、誠人くんは違う。 あたしの事全部受け止めてくれる、あたしの気持ちを理解してくれている…はずだ。 誠人くんを世界で一番愛しているのはあたし、他の誰でもない、あたしだ。 誠人くんもあたしの事を愛してくれている…だから二人が結ばれるのは至極当然の事のはずだ。 さぁ今日も当たり前のように誠人くんとお弁当を食べるんだ。 中々戻ってこない事が心配になった、もしかしたら一人で包帯を巻けてないんじゃないか。 そんな思いを胸に、あたしは誠人くんがいるであろう保健室へと向かった。 困ってる誠人くんの顔を見るのも悪くない。 消毒液で思いっ切り悪戯してやるんだ、それで拗ねた誠人くんにあたしが自分の弁当をお裾分けして謝る、それで元気になった誠人くんと笑顔で食事、そんな光景になるはずだった。 なのに… (その女誰?) 一瞬誠人くんがその女の指を…まさかね、誠人くんがあたし以外の人にそんな事する訳がない。 動揺して見間違えたのだろう…そう信じ瞬きしてから再び視線を誠人くんに向ける…これで悪い夢は醒めるはずだった。 でもあたしが見たのは… (…涎?) 誠人くんの口元に妖しく光る液体、その終着点を辿ってあたしは愕然とした。 誠人くんを床に座らせて自分はベッドの上で寛いでいる女の人差し指に、それは確かに繋がっていた。 状況が理解出来ない…というよりしたくない。 それなのにあたしの思考は次々と残酷なビジョンを映し出す。 誠人くんの口元とあの女の指を繋ぐ涎…これから想像為うる展開は只一つ。 (誠人くんが…!まさか、そんな…) 目の前が暗転する。 深い絶望の落とし穴に嵌っていく…誠人くん、手を差し述べて…。 「ちょっとこの腕の治療しようとして、偶然ここにいた島村に頼んだんだよ。な、島村!?」 追い討ちの一言…誠人くん何言ってるの? 何で本当の事隠そうとするの? 隠そうとしてるようだけどあたしには分かる、どうしてそんな慌ててるの? やましい事がなければこんなに必死になる必要ないのに…何でなの? 375 :上書き6話前編 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/19(月) 18 20 31 ID hQq+AdIr その後、あたしはひたすら自問した。 誠人くんがあたしに隠し事をする理由…最も正当な理由を。 でもあたしなんかじゃその答えは導き出せない。 難し過ぎる問題だよ…助けて、誠人くん! それでも誠人くんと一緒に帰る事は忘れない、体にしっかり刷りこまれている”やるべき事”の一つだから。 その間も考え続けた、必死に探す…。 その問題の難度さに、途中”誠人くんがあの女と…”と最悪な想像をして逃げ出そうともした。 しかし、それは一番やってはいけない事…誠人くんを信じなくなったら、全てが終わる。 誠人くんがあたしを裏切る訳がない…そうよ! やっと分かった! この出口の見えない迷路からの脱出方法を。 誠人くんに聞けば良かったんだ…問題への解答を諦めなければ誠人くんはあたしに微笑んでくれる。 あたしの誠人くんへの愛の度合いを図る試練だったんだ、これは! 理解してしまえば簡単だった…そこまでの過程で、一瞬でも誠人くんを疑ってしまった事を悔いて自分を呪った。 「ごめんね…」 精一杯の想いで謝った後、誠人くんに問う。 あの時はいきなりあたしが現れたから驚いて嘘をついっちゃったんだろうけど、今度は本当の事言ってくれるよね…? 「ねぇ、誠人くん?今日のお昼休み、保健室で何をしてたの…?」 ―――――――――――――――――――― 決定打だった…。 見上げてくる加奈の表情、言動、全てが物語る。 ”全て知っているよ”。 俺は、初めて見るこんな加奈の様子を前に、一体どうすれば良いのだろうか…? A.今すぐ謝る B.本当の事を言う C.嘘をつき通す
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【必見】展開上手による驚愕の展開術!!【有益】 UC 水・自然 2 呪文:チーム情報 ■インフォセレクター1/2 A-カードを1枚引く。 B-自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。 作者:りょーちん フレーバーテキスト 展開と取捨選択の達人ことオレチャンの、すっげー為になる展開術を特別に伝授してやる!!明日11時公開するから、紙とペン持って待ってろよ!! ---セレクターチャンネルからのお知らせ 評価 名前 コメント
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596 :上書き第7話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/25(日) 01 35 26 ID MlyMp9a6 「誠人くんっ、早くしないと遅刻しちゃうよ?」 「いや、このままのペースで行けばいつもより20分は早く着いちまうぞ」 「え?誠人くんの時計壊れてるんじゃないの?」 「この腕に付いてる物が見えないのか?」 そう言って加奈に腕時計の付いた左腕を見せつける。 銀盤に曇り空から僅かに射す日光が反射し、いい具合に俺の目線を遮る。 長針と短針が微妙なバランスで共存し示してくる時間は、いつもの登校時間より遥かに早いものだ。 その腕時計を明らさまに興味なさげに流し見し、すぐにまた前を向く加奈。 しかし、こんな姿は”今朝は”何度も見ているので今更特別視しない。 特別視しないというのは”諦めた”という事ではなく、”認めるのが怖い”という事だ。 ”今日の”加奈はおかしいという事を。 加奈の異変は早朝のインターホンから始まった。 丁度俺が靴を履き終わりドアを開けようしたところでインターホンが鳴り、そのまま開けてみるとそこには加奈がいた。 いつもはやっと起き始める時間だというのに妙だとは思いつつ、今日は偉いなと感心し頭を撫でてやると加奈が顔を上げた…その顔を見て驚いた。 「どうしたの?」 はっきりとした口調で言った、一点の曇りもなく真っ直ぐ言った…顔に不釣り合いな位に。 「加奈!どうしたんだよその顔!?」 「へへ…ちょっと徹夜しちゃって…」 笑う加奈、その目の下には薄黒く隈が染み込んでいた。 色は大して濃くないがかなり広がっていた、塗り付けられた洗顔クリームのように。 陰気な感じを釀し出すその化け化粧といつもの明るい笑顔が融合を拒み、互いに居場所を主張するようにコントラストが目立っていた。 正直かなり不気味に思った。 顔のやつれ具合も不安だが、それ以上に不審に思ったのは加奈のさっきの言葉だ。 明らかにおかしい、だって、加奈が”徹夜”なんかする訳がないのだ。 合宿先でだって皆が馬鹿騒ぎしている中一人おとなしく寝ている加奈が、何も勉強していなくても試験勉強で徹夜する事のない加奈が、徹夜するなんて信じられない。 でも、実際眠れていない跡は色濃く刻まれている…何故だ? 確かに昨日は加奈と”あんな事”をしたから俺も中々寝つけなかったが、一晩中なんて信じ難い。 加奈が徹夜する程の理由って、何だ…? 昨日散々使い回した頭を朝からフル回転させて立ち尽くしていた俺をよそに、加奈は俺の腕に両手を巻き付け、急かすように歩き始めた。 「早く学校に行こ!」 「あ、あぁ…」 そんな加奈を見て、更に疑念が増す。 普段は学校なんて行きたくないって愚痴を溢すような奴なのに。 しかも俺がいつも昼飯を買う為に寄っているコンビニをも素通りしようとしてきた。 先に行けと言ったが”一緒に行きたい”と子供みたいに駄々をこねるし、何とか説得して店に入っても視線が気になってまともに選べなかった。 通学路でいつものように話ても軽く上の空だ。 そんなやり取りとはとても言えない状態が今も続いている。 加奈が言う事といえば学校に関する事ばかりだ。 しかも早く行きたいなどの催促しかしてこない。 一体昨日加奈に何があったのか…聞いてみたい気もするのだが、今の加奈の笑顔が崩れそうな嫌な予感がして思い止まってしまう。 「もう少しだから…」 頭の中が考え事で埋まっている俺に、突然加奈が口ずさんだ。 何かを言いかけたような気もしたが、また学校の事だろうと思ってたかをくくる。 「わかったよ」 返事はなかった。 597 :上書き第7話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/25(日) 01 36 04 ID MlyMp9a6 結局学校へはいつもより30分は早く着いた。 つまらない話題で淀んだ俺たちの空気とは裏腹に相変わらず賑やかな感じだ。 この一見煩わしい雰囲気が俺は好きだ。 青春を思う存分楽しんでいる事を認識出来るからだ。 将来大人になってしまったら様々な事に追われてこんな風に騒ぐ機会なんてほとんどなくなってしまう。 勉強も含めて、”今しか”出来ない事は沢山ある、大抵の人間はそれに気付かないだけだ。 後で知って後悔したって後の祭り、俺はそんな人生絶対にご免だ。 勿論加奈にもそんな道を歩ませる気は毛頭ない、だからプライベートな話題は学校内ではなるべく避け、この一時を噛み締めて欲しい。 後ろからいつも学校の風景を見ると思ってしまう事を加奈の背中に訴えかけながら、そんな俺の願いを無視するように加奈は足早に校門を抜けていった。 途中ピカソ並に個性的な字体をした校名を書道した木片を日課のように流し見しながら。 そして俺も校門を通りすぐ先に広がる校庭を見たのだが、ここで妙な事に気付いた。 さっき聞こえてきた―勿論今も聞こえている―うるさい声が嘘のように、校庭には誰もいないのだ。 風が時々寂しそうに砂埃を舞い散らせるだけだ。 校庭に人がいないという事は全員校舎内にいるという事か、しかし今日は曇っているとはいえ雨も降ってないから校庭は使える。 いくら俺たちがいつもより早く来過ぎたにしても人っ子一人確認出来ないこの状況は明らかにおかしい。 加奈の事にしても今日はおかしい事が起こり過ぎだなと思いながら俺は頭を掻いた。 「とりあえず校舎に入ろうか…?」 いつもならこんなアホみたいな確認取る必要ないのに、ただならぬ雰囲気に包まれた今俺の警戒心はかなり高まっている。 客観視したらきっと大袈裟だろと笑うのかもしれないが、今の俺は本当にジメジメとした不安が頭にこべりつき離れてくれない。 そんな俺の心中を察してくれたのか、 「うん!早く入ろ!」 明るく答えてくれる加奈。 今日は今まで終始この態度だったからこんな返事も当たり前なのだが、それでも今の俺にとってはかなり救いとなった。 一瞬笑顔が溢れそうになった途端、突然校舎内から生徒らしい人物が出てきた。 かなり慌ただしそうな様子だが、人の存在を確認した事で俺のわだかまりは一気に消えていった。 安心して胸を撫で下ろしていると、その生徒が俺たちに気付いたからか、走って近付いてきた。 「沢崎に城井ッ!”やっと”登校してきたのか!」 接近してきて徐々に顔は読め声で確信した、こいつは同じクラスメイトの小松楢木だ。 席が近かった事で一年の頃から一番話す親友だ。 さっきの叫びに対して若干のツッコミを入れとく。 「馬鹿野郎、早過ぎて暇を持て余しちまうだろ。俺は運動部のお前と違って朝練はないの」 「そんな事はどうでもいいから!」 「そんな事ってお前なぁ…」 俺が呆れた感じでいると、小松が俺の肩を突然掴んできた。 俺より背は高いので見下ろされる形になる。 「お前まだ知らないのか!?」 鬼気迫る表情を見て、ようやく何か深刻な事態に直面しているんだという事に気付く。 もう最初感じた不安を忘れてしまったのかと頭の中で自らを叱咤しながら問う。 「何かあったのか?」 「やっぱりまだ知らないのか…!」 そう言うと小松は夏指定の若干茶味がかった制服の胸ポケットを探り一枚の折り畳まれた赤い紙を取り出した。 それを乱暴に開くと、文面のある側を無言で突き付けてきた。 「…は?」 本当にそういう声が漏れてしまった。 一度その文を眺めただけではその意味を理解出来ない。 目で一文字一文字を凝視しながら慎重に意味を読み取ろうとするが、やはり分からない。 自分が見ているこの現実を疑いたくなった、もしかして「現実は夢、夜の夢こそ真実」って奴なんじゃないかとさえ思った。 「何なんだよ…これ…」 もう一度だけ読み返し、表面上の意味だけは理解した。 「”別れろ”…だと?」 正確には、ドラマなんかの脅迫文めいた歪な字体で打ち込まれており、こう書かれていた。 『二年B組・沢崎誠人と二年C組・城井加奈、今すぐ別れろ』 598 :上書き第7話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/25(日) 01 37 06 ID MlyMp9a6 「これが今朝貼られてあって…」 小松の言葉に答えられない。 代わりに俺が質問を投げ掛ける、今の俺の不安の根底にある素朴な疑問を。 「何でお前が”その紙”を持っているんだよ…?」 「そ、それは…」 言い渋る小松を素通りし、俺は夢中で校舎へ向け鞄を投げ出し走り出した。 小松が何か言ってきたがそれは俺を止める事は出来ない。 今すぐ確認したい事があったからだ。 冷静に考えればこれも”おかしい”事だ。 少なくとも小松の慌て様と学校内のざわめきはあの紙によるものだろう。 しかし、その紙が”一枚だけ”なら皆が校舎内にいるというこんな異変が起こる訳がない。 小松が一人あの紙を俺と加奈に見せれば済む話だ。 しかし、これ程の異変が起こっているなら小松の他にもあの紙の事を知っている人がいるはずだ、それこそ生徒の間に止まらず教師にも伝わっているはずだ。 教師にまで伝わるなら、誰がやったのか調べる為にその紙の掲示を求められるはずだ。 なのに小松は当たり前のようにあの紙を持っている。 その理由は”一つしか”ない。 息を荒げ校舎内に入った俺、そして… 「ハハ…」 笑ってしまった。 笑うしかなかった。 あまりにも想像通り過ぎる光景を前にして、それ以外の反応の仕方を俺は知らなかった。 校舎内で忙しく動き回っている生徒たちが呆然とした俺を見つめている気がしたが、目に入る光景に全ての思考が奪われる。 「何だこりゃ…」 やっと絞り出せたのはこんな言葉でしかなかった。 ”一つしか”ない理由…それは簡単、先生も生徒も持てる程”沢山”あるからだ。 俺の視界に広がる赤い世界…廊下一面に貼られている無数の”あの紙”という光景にただ気押されながら立ち尽くしていた。。 「沢崎!これは何なんだよ!?」 一人の生徒の叫びが廊下に響いた瞬間、土石流のように生徒の集団が俺の下へと集まってきた。 芸能人の記者会のように取り囲まれる、人口密度が急に上がり一気に体温が上がった気がした。 皆の物珍しいものを見つめるような視線が痛い。 「これ誰がやったんだよ」「お前ら付き合ってたの」、大体この二つを中心に皆が口を揃える事なく質問攻めを始めてきた。 生徒の波に押し潰されそうな中、初めてスキャンダルを収められた芸能人の気持ちを理解した。 俺が答えようとしても皆の質問でかき消されてしまう、こんなんでは一生この状況はいい方向に進まない。 頭を抱えたくなった瞬間、生徒の半分近くが俺から離れた。 僅かな解放感に浸りつつ振り向くとその理由が分かった。 「城井さん!沢崎と付き合ってたの!?」 「えへへ、まぁ…」 加奈がいたのだ。 きっと俺が勝手に走って行ったから追い掛けてきたのだろうと思いつつ視線を向けていると、さっきまでの俺のように取り囲まれ不自由そうな加奈が小さな体で人の隙間をくぐりながら笑顔で近付いてきた。 「誠人くん、忘れ物だよ」 「あ、ありがとう加奈…」 差し出された俺の鞄を受け取ると満面の笑みで応えてきた、今のひきつっている表情の俺と違って…笑み? 一瞬疑問に思いすぐにそれは”最悪な想像”へと変わっていった。 何で加奈はこの状況で笑っていられるんだ? 明らかな非現実的なこの空間で、何でそんなに心から笑っていられるんだ…? 俺でさえあまりの非常事態に戸惑っているというのに、加奈は何でこんなにも”当たり前”のようにしていられるんだ…? 「加奈、ちょっと来い!」 「え!?」 俺は名残惜しそうにしている加奈の手を強引に掴み取り、人混みをかき分け校舎から脱出していった。 途中様々な質問を何回もされたが、全て「後で」で済ませ、俺は”あの場所”を目指した。 599 :上書き第7話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/25(日) 01 38 12 ID MlyMp9a6 「何?誠人くん?」 クスクス笑う、余裕そうに笑う加奈。 場所が場所なだけに島村の事を思い出さずにはいられなかった。 ここは体育館裏、昨日男として屈辱的な事をされた場所だ。 今更その事を思い出して苦笑しそうになった。 誰も来ない為さっきまでのざわめきが嘘のように静かだ、冗談じゃなく葉が落ちる音まで聞こえてきそうだ。 あの場所で昨日俺を見下すように笑った島村と今の楽しそうな笑いが重なる。 しかし今はそんな事はどうでもいい。 今は聞くべき事がある、朝加奈の笑顔が壊れるのを恐れ聞けなかった事…”昨日何をしていたか”という事をだ。 これを聞いて加奈の笑みが消えたらどんな事をしてでも謝る、寧ろそうなって欲しかった。 この質問にもし平然と答えてきたら…と考えると寒気がした。 頭の中で必死に祈る…自分の思い過ごしだという事を。 加奈の異変と学校での異常…この二つを繋ぐ一本の線をバッサリ切って欲しかった。 「加奈…」 「何?真剣そうな顔してるね」 ニヤニヤ笑う、しかし決して腹は立たない、寧ろ清々しい。 こんな悪戯好きな子供のように純粋な表情の加奈が”そんな事”する訳がない…揺らぐ予想を確信に変える為、俺は勇気を出した。 そして……… 「昨日徹夜で何をしていたんだ?」 「もう人が悪いなぁ誠人くんは!もう”分かってる”んでしょ、あはっ!」 聞いた事を死ぬ程後悔した。 ”純粋に”笑っているからこそ、加奈にかつてない程の恐怖を感じた。 「あの紙パソコンで作るの結構大変だったんだよ?自分で書いたら筆跡でバレちゃうから駄目だしね」 加奈が言っている事の意味を理解したくない…それでも残酷に俺の頭には繰り返しフラッシュバックのように事実を示す文字が浮かぶ。 信じたくない…信じられない…。 あの加奈が、”脅迫文めいた紙を作り、それを校舎中に貼った”という事実が。 だが、その事実を裏付けるように加奈はひたすら静かに笑っている。 事実は認めなければ先に進めない…観念した俺は、根本的な質問をする。 かなり慎重にだ。 「何であんな事をしたんだよ?」 それを聞くと加奈はキョトンとした。 大きな瞳が視線の行き場を失っている、俺の質問を予想だにしていない様子だ。 あたかも”何でそんな事が分からないの?”と言いたげな、そんな感じだ。 「決まってるよ、あたしたちの仲を知らせる為だよ?」 当たり前のように当たり前の事を言った。 しかし、”当たり前”というのは結果としてそうなっただけだ。 あんな文面の紙を大量に貼れば嫌でも皆俺たちが付き合っているんだと気付く。 そこじゃない、俺が聞きたいのはその更に奥、何で俺たちの仲を示さなければならないのかという事だ。 もう一度同じ質問をしようして、加奈に先手を取られる。 「だって、島村さんみたいな人が”あんな事”したのはあたしと誠人くんが付き合っている事を知らないからでしょ?」 「そ…」 「絶対そうだよ!」 ”そうなのか”と尋ねようとするのをまた加奈に遮られる。 俺の言おうとしていた事を先読みしたかのようなタイミングに驚いた。 いや、俺の意思は加奈に読まれているんだ…本気でそう思った。 「だから皆に手っ取り早く知らせたかったんだけど、誠人くんに”学校をやめる事になるような事はするな”って言われてるからストレートに伝えるのはマズイじゃない?」 加奈がやれやれといった感じで右手を大袈裟に額に当てた。 「だから”ああいう風”に書いたんだよ?ああすればあたしたち以外の誰かがあたしたちの仲を妬んでやったように見えるでしょ?」 「なるほど…」 思わず声を漏らしてしまう。 加奈がまさかここまで考えて行動するなんて予想だにしなかった。 普段はとぼけた態度のくせに、裏で何をやっているのかと思ってしまった。 感嘆してしまった俺の反応に心から喜んでいる加奈。 その笑顔に少しだけ言った事を良かったと思う自分が恨めしい。 「きっと皆あたしたちの仲を知ったら邪魔してこないよ。島村さんだってやめてくれると思う…でも…」 「ん?」 600 :上書き第7話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/25(日) 01 39 10 ID MlyMp9a6 そこまで言って加奈はうつ向く。 それだけの事なのに、俺は嵐の前の静けさのようなものを感じた。 「もし…」 加奈が何を言い出すのか、聞くのが怖い。 聞いてしまったら後戻りがきかなくなるんじゃないかと根拠のない不安に駆られる。 体中から汗が溢れる、制服は軽くビチョビチョだ。 「もし、それでも誠人くんを苦しめようとする人がいたら、絶対に”守ってあげる”から…!」 ”守ってあげる”、この言葉の意味を加奈は果たしてどう捉えているのか? 間違った解釈をしてはいないだろうか? 臆病風に吹かれた今の俺には聞けない。 「島村さんは大切な事を教えてくれたんだ!」 突然空元気のように明るくなる加奈。 冷静な口ぶりからいつもの加奈に戻ったような気がしたが、安心は出来ない。 「あたし今まで誠人くんの事”上書き”する事考えていた…」 ”上書き”、その言葉に昨日の背徳的な行為が思い起こされる。 「でも違ったんだよ、簡単だったんだよ。”上書き”する以前の問題…誠人くんを傷付けさせなければ全て良かったんだ」 そう言いながら俺の下に歩み寄ってくる加奈。 そのただならぬ雰囲気に思わず一歩後退りするが、そんな事は気にしない様子だ。 「そうすれば誠人くんが”傷付く”事はない…」 やがて俺たちの距離差は縮まり、胸と胸がくっつきそうなまでになった。 加奈の小さな胸がこんなに近くに…いつもならドキドキすべき場面だが、今は別の意味でドキドキしている。 見上げてくる加奈は可愛い…どこまでも純粋に笑う加奈は可愛い…なのに、どうして俺はこの状況を楽しめないんだ? 自己嫌悪に陥る俺をよそに、加奈が背伸びし俺の耳元に囁いた。 「もう誠人くんを傷付ける”要因”を近付けたりはしないから、安心してね?」 加奈の言葉が俺の背筋を擽る。 加奈の吐息が俺の耳を真っ赤に色付ける。 赤ん坊をあやす母親のように加奈は優しく微笑んできた、その笑顔に不安を覚えている俺はどこまで不謹慎なんだ…。 「それじゃ、”また後でね”?」 そう言い残し、俺に背を向けた加奈に罪悪感を感じながら、俺は結局何も言えなかった…。
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《上書きって出来るの?》 イベントカード 使用コスト1/発生コスト2/青 [アプローチ/両方] 自分の『夏色キセキ』のキャラ1枚のAP/DPの値を、ターン終了時まで40/40に変更する。または、元に戻す。 (なんてお願いする? 元に戻りますように!お願いの上書きって出来るの? やってみないと……。) 夏色キセキで登場した青色のイベントカード。 自分の『夏色キセキ』キャラ1枚のAP・DPを40に変更するか、リセットする効果を持つ。 『夏色キセキ』版《ティーカップマーク》。 AP・DPを40に変更するだけでなく、リセットすることも可能。 コンバットトリックとしては使いやすく、相手ターンでも発動可能。 状況に応じて使い分けたい。 カードイラストは第4話「ユカまっしぐら」のワンシーン。フレーバーはその時の優香と入れ替わった紗季達のセリフ。 関連項目 変更する 収録 夏色キセキ 01-103 パラレル 夏色キセキスターターデッキ 01-103 編集
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23 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 01 28 ID ??? プロテク1レベルの神官NPCを出したら、プロテク3レベル持ちPCが嫌な顔をした。 そして、依頼人ということでダンジョンに付いていこうとした神官を、プロテクレベル低いのは足手まといと拒否る。 いや、ま。確かに狙ってたけどなー。 ということで、ボス予定の神官が顔出せなくなったので、急きょ理由をつけて別ボス(&プロテク1レベルの取り巻きA)をダンジョンに用意したら、PC壊滅させてしまった。 この場合、困ったちゃんは ・シナリオボスを知らずに変更させた、プロテクPC。 ・計算して作ったボスを出さずに、PCを壊滅させた俺。 ・いやいや。アドリブで出したボスで、全滅一歩手前まで追い込むなんてすげえよ、俺。と心の中で思った俺。 どれだろう? 24 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 08 38 ID ??? 23 ただ単にGMがド下手なだけだと思うが 自覚が薄い感じなので、実は困要素もかなり高そう 25 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 14 13 ID ??? 24 一刀両断だなw 26 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 18 05 ID ??? ボスにプロテクションを1レベル持たせておこうと考えた時点で、困臭がするよな。 そういうのは、部下の雑魚に持たせておいて、ボスは範囲攻撃を用意しておくものだ。 27 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 22 02 ID ??? 明らかにGMのミスだな。 その場合、「こっそり後からついてきた」とか言って、 クライマックスに登場させればいいんだよ。 その上でPLが全滅しなかったかどうかは、報告読むだけでは微妙だけどな。 ただな、アドリブで出したボスが適切なバランスだったんなら誇っても良いけど、 瞬殺されて御の字、PC全滅は最悪だ。 何が凄いって、そこで自惚れられるなら、ホントに困ったちゃんだ。 28 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 14 23 15 ID ??? ただの事故だろ 神官PLの気持ちもわかるしごねてもいないみたいだし 34 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 15 38 24 ID ??? Lv3とLv1持ちがいてなんで3持ちが困るのかよくわからない俺に誰か解説きぼん 35 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 15 39 38 ID ??? マジレスするとキャンペーンの一回とかなら、まぁなしではないと思うが、 しかし神官のPCが存在意義を失うようなやり口を狙うのは正直どうかって感じだな GMがなんの意図があってそのNPCを出すのかなんてPLにはわからんし、拒否される場合があるのは 当然有り得る反応じゃね 36 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 15 42 04 ID ??? 33 プロテクション=単体防御フィールド サモンアラクネ=範囲防御フィールド 34 簡単に言うと、プロテクションは上書き可能なスキル。 つまり、LV3がプロテクションをかけても、その上から1レベルプロテクションをかけたら、1レベルのほうが有効となる。 39 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 15 59 32 ID ??? 37 リプレイでもそうやってボスキャラが邪魔してたしね。 だからNPCが1LVプロテクション持ちだと警戒するんだよなw …やっぱり 23が困ったちゃんじゃないかな。 PCの反応は予想してしかるべきだし、やり方がせこいし。 つーか、今時上書き嫌がらせのボスキャラがいるのが驚きだが。 119 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 22 21 10 ID ??? 23 あるえー うちの鳥取だと、パーティに余力があると、プロテクションレベルMAXの奴とレベル1のを用意するぜ 「同一の魔法の効果は重複せず上書きされる」とかのルールの場合だと、相手のプロテクをこっちのレベル1で上書きしてウマーが出来るからな 124 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 22 24 30 ID ??? 119 持ってるかどうか分からない敵のプロテクションを警戒して、貴重なスキル枠を一つ削るのは結構リスキーな気もするがな 敵が皆プロテクション持ってるとか言うならアリだろうけど 125 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 22 29 25 ID ??? 124 だから「余裕があるとき」なんだってw プロテク持ちもアラクネ持ちもいるのが前提条件さ 126 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 22 31 51 ID ??? 考えが逆だなあ。 両方持ってるやつがいるなら、別のスキルをとったほうが有効に感じる俺。 誰も持ってないなら、1レベルでも取るのは有効に感じるんだが。 129 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 22 43 21 ID ??? 126 鳥取の違いと言う奴だよ 罠の解除技能に限界までポイント割り振って更に魔法やアイテムで限界まで ブーストするのが基本な所もあればそこまで気にしないところもある。 125の所はその手の攻撃を何回かしてる物と思われ。 スレ204