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確率収束計画(ミニマル・プロジェクト) VR 水文明 (マナコストなし) ルール・プラス ■自分は、超GRゾーンの枚数を2枚減らしてゲームを開始する。 裏面→《DH-Sys》 作者:wha + 関連カード/0 【企画】新たな掟!ルールプラス大集合! カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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【検索用 ふんかいしゅうそくている 登録タグ 2022年 VOCALOID しきみ ふ ツツミヒデアキ 暴走P 曲 曲は 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:cosMo(暴走P) 作曲:cosMo(暴走P) 編曲:cosMo(暴走P) イラスト:しきみ 動画:ツツミヒデアキ 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 ー舞台はまもなく揃うー 曲名:『分解収束テイル』(ぶんかいしゅうそくている) 「言ノ葉プロジェクト」2ndシーズンの楽曲。 un c×konoco歌唱版と同時投稿。 歌詞 たどりついた ヒミツの教会 カタチ変えて ささやく その言葉 ボクらは 知らない 過去かたる物語 真実をその手に 手繰り寄せる 「盤面ヘト」 「載セルノハ」 「神々ノ玩具(トイ)」 「意ノママサ」 呼び起こす 記憶は しくまれた 作為さ 種明かしのお披露目タイム ――天使と神のその宿星(ピース) 分解 瓦解 閃光 Ah 舞台は まもなく揃う さあ始まりだ! 天上のハレルヤ! その身に烙印を きざんだ羊達 真紅の貴石(きせき)は ボクらのその中に 運命の嵐を 乗り越える 覚悟はあるか 少女の上に Ah 響くハレルヤ! ニセモノの生命(いのち)も 抗う(あらがう) 意味はある 輪廻の果てを Ah 変える その宿星(ピース) 書き換え出来るその 運命 なんて捨てて のばしたこの手が かすめた愛しいキミ その世界に Ah 堕ちた翼だけが 希望となりえるか コメント 「呼び起こす記憶は」のところ、すっごくマシンガンポエムドールっぽさを感じる…… -- 名もなき音ゲーマー (2023-12-21 12 23 52) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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魔法素収束点(マナスポット) 概要 TOPなりきりダンジョン(小説版)に登場したオリジナルのエネルギー機関。 登場作品 + 目次 TOPなりきりダンジョン(小説版) ネタ 関連リンク関連項目 被リンクページ TOPなりきりダンジョン(小説版) 魔法素(マナ)が溜まりやすい場所、即ち精霊の棲む地域を魔法素収束点という。ユグドラシルにバリアーを貼った後、「大消失」計画を行うにあたって、クラースはクレス達に元の時代に帰った後、魔法素収束点の管理を行って欲しいとお願いしていた。 理由は心ない誰かがまた魔科学兵器を造ろうとするに違いないからマナを制御するというクラースの考えから実行されることになった。精霊との契約を全部破棄する見返りとして、精霊たちにもマナを積極的に集めて、大気中のマナ濃度を下げろとお願いしていた。 こうした出来事からなりきりダンジョンでは敵がフィールドには出てこず、マナの濃いダンジョン部分に魔物が集まるようになっているという話の辻褄合わせができている。 下巻にてクレスはトーティス村が一通り復興してからは、村の取り決めを行うことが嫌になっていたようで、魔法素収束点の確認のための旅を重視するようになったとの事。 ネタ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ 設定:TOPなりきりダンジョン ▲
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明り取りの窓しかない、板の間。戸には錠がかかるようになっている。 稲葉山の高殿にある一室であり、幽閉を目的としているという。 久しぶりに見る政宗は、驚くほど儚げで弱々しかった。酷い扱いを受けている様子はない。 ただ、心を徹底的に折られている。 小十郎は深く瞑目した。自分たちの扱いも酷い。しかし誇りまでは失っていない。 それもすべて政宗が自身を差し出したからだ。 奥に秀吉が座り、半兵衛が傍らに侍っている。どちらもいつもの衣装だが、政宗は白い夜着を纏うだけだった。 それが、豊臣と伊達の立場を示している。どちらが上かは一目瞭然だった。 政宗の目尻に朱が入っている。それだけで凛とした印象が強くなる。 戦に赴く若武者のようだ、と思った。 そういえば、初陣のときに化粧をさせた。 所謂女の化粧ではなく、戦化粧だった。目尻に深い赤をいれると、鏡を見て「俺ってこんな顔だったっけ」と悩んでいたのを覚えている。 もしかすると、これも戦化粧なのだろうか。 刀を取り敵に立ち向かう戦とは違うが、背負うものは同じだ。 政宗と共に現れた愛姫が、小十郎の傍に座った。秀吉の側室に入ったと聞いた。 この姫君もまた、伊達のために戦っている。 己の純潔と伊達の領地。天秤にかけ、領地を選んだ。立派だが、悲しい。 「愛、小十郎」 「はい」 頭を軽く下げた。白い足が見えた。近くに政宗の体温を感じる。 政宗の声は静かだった。まるで、姫君だった頃に戻ったかのような穏やかな声。 以前は、暗いわけではないがおとなしい少女だった。兄に付き従う影のような少女。 我がままを言うことがあっても、小さくて可愛いものばかりだった。 「俺が何をされても、絶対に暴れたりするな。これは命令だ」 「政宗様。俺たち伊達の家臣は、貴方の誇りを挫いてまで生きたいなどと思ってはおりません」 「……生きろよ。おめぇらは何があっても生きろ」 視線を感じた。それが憐憫なのか感謝なのか判断がつかない。 「Thank you」 「有難きお言葉」 体温が離れた。愛姫の体ががたがたと目に見えて震えだす。 衣擦れの音を立て、政宗は秀吉の前に膝を折って座った。顔を軽く伏せている。 秀吉が政宗の体に触れた。 政宗様に触れるな、と叫ぼうとした。しかし半兵衛のただならぬ気配に圧されて声にならない。 自分の命や政宗の決意などどうでもよかった。ただ政宗が穢されるのを見たくなかった。 「よいのだな、半兵衛」 「僕の許可なんか必要ないだろう。好きなようにしたまえ」 苛立った半兵衛の声。秀吉は険しい顔で政宗の襟元に手を入れた。 政宗の体が跳ねた。嫌悪に耐えるようにしている。肩が露になった。健康的で陽性の魅力に溢れた肢体。 淫靡さと無縁のその肌が、男の手の内で驚くほど妖艶に火照ることを小十郎は知っている。 また、政宗があのような顔をするのか。己が穢したときに見た、虚ろな炎を灯した顔。 「ほう」 秀吉の目が細くなった。首筋に口を寄せ、きつく跡を残した。半兵衛が歯を食いしばっている。 何故あんな顔をするのか不思議に思った。 頬に何か当たる。辺りを見回すが、羽虫の類は飛んでいない。 微かな明かりが灯った。蛍だとすぐに分かる。 何故蛍が、と思ったが、すぐに正体に気づいた。 「――まさか」 無数の淡い光が室内に灯るのと、砲弾が室内に飛び込むのが同時だった。 螺旋収束7
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「元気そうで何よりです。気落ちされていると伺ったのですか」 「Ah-、まぁ…な。一人で、なんにもしないのって初めてだから」 愛姫は髪を下ろし、京へ旅立った。小十郎も同行した。 小十郎はどうやら京の野菜に興味を持ったらしい。京に根を下ろすのか、それとも諸国を行脚するのかは聞いていない。 寺には、坊主が一人いるだけ。その坊主も毎日何かと忙しい。 手伝おうと申し出ても、幸村様からお預かりした大事なお方の手を煩わせるわけにはいかない、と拒まれる。 姫だった頃は、毎日誰かが傍にいた。「政宗」となってからは戦に政務にと忙しかった。 ただだらだらと時間を過ぎるに任せる、というのははじめてのことで、どうしていいのか分からない。 「何か入り用の物があれば持ってまいりますぞ」 「んー……」 最後の柿を食べる。幸村の視線を感じた。 咀嚼すると、それに合わせて顔が動く。こいつ、本当に柿が食いたいのか。 「特に、ねぇな。本ならここの経文で十分だし、食べ物も着物も不足はねぇし」 「そうですか。ところで、柿はもう一つ如何ですか」 「いらん」 柿の汁でべとべとになった手を振った。そしてふと佐助がいつまでたっても現れないことに気づく。一体何を話しているのだろう。 「そういえば、佐助遅いな。何話し込んでんだ?」 「ああ、ちと祝言の日取りの相談を」 「祝言挙げんのか。へー」 「はい。某と政宗殿の」 「へー……えええええええっ!?」 思わず叫んでから幸村を見る。幸村は政宗に向かって座り直し、きちんと正座をした。 頭が下がった。尾のように髪がはねる。犬みたいだ。 「どうか、城に来てくだされ! 某の妻になってくだされ!」 政宗は縁側の限界まで引いた。 直球ど真ん中、色気も飾りも何もない求婚の申し込み。 昼下がりの寺の片隅、雀がのどかに柿のご相伴に預かっているこの状況。 すべてに対して全力で引いた。 今更ながら、自分が男の格好をしていることが恥ずかしかった。 幸村は今日そのつもりで来たのだろう。だったら、それなりの格好をしたのに。 「proposalするなら、それなりのsituation作れよ!」 言ってることは滅茶苦茶だ。幸村はそれを聞いているのかなんなのか、更に頭を下げた。 「装束も道具も、すべてこちらでご用意いたしております。 お館様にも、武田家中の皆々様にも上田に来ていただく約束を取り付けました。 あとは、政宗殿から是と返事を頂くのみ」 この状況で否と言えるか。 そう反撃したかった。 そこまで準備を進めておいて、そのことをばらしておいて、是と言わない訳にはいかない。 「……策士」 口の中でもごもごと言う。耳まで赤い。 幸村は顔を上げた。真摯な眼差し。これに弱い。そろりと立ち上がり、幸村の前に正座した。 頭の中で愛姫の姿を思い描く。彼女が頭を下げる動作を思い出し、それに添うような動きをする。 なるべく優雅な動きをしたつもりだが、幸村にどう見えたのかは分からない。 「……分かってるんだろうな」 柔らかく「よろしくお願いいたします」とか返事をするべきだろうが、頭の中では様々な状況を冷静に計算していた。 政宗を娶る利益不利益。それによって状況がどう変化するか。 「俺には、実家の財力も武力もない。滅んだ家の家柄とか家格とかは考慮すべきじゃねぇ。 伊達の血筋なんか、なんの役にも立たねぇ」 「何、丈夫な体があればよろしいでしょう。某の、真田の嫡子を産んでくだされ」 「本当に、いいんだな?」 顔を上げた。幸村はこくりと頷いた。 「後で、嫌だって言うなよ」 「言いませぬ」 「子供ができなくても帰る家ないんだぞ。あ、あと、女ばっかり産むかもしれないし、 側室抱えるの嫌がるかもしれないし、政に絶対口出すし」 「子など天からの授かりもの。側室など、後から考えればよろしい。よき意見は誰の口から出ようと取り入れまする」 「……本当に、いいんだな? 俺で、いいんだな?」 「しつこい方ですな。――某の妻になってくだされ」 政宗は笑った。笑みが零れるのを止められない。ゆっくりと頷くと、幸村は目を輝かせた。 逞しい腕が回っていた。そのまま抱え上げられる。思わず女のような悲鳴を上げた。 横抱きでもなければ、見詰め合える姿勢でもない。荷物を抱えるように抱えられる。 「俺重いぞ! 離せ! 下ろせ!」 「なんのなんのぉ! 米俵に比べたら軽い!」 「俵と一緒にすんな――――っ!」 幸村は立ち上がり、そのまま寺の本堂に走った。 落とされないよう、必死で大きく揺れる体に縋り付く。視界が幸村の背中でいっぱいになる。 「佐助ぇ! いつが吉日だぁ!」 「あ、終わった? あのねぇ、十日と、十六と、あと」 「十六に祝言を挙げる! お館様に連絡するぞ佐助ぇ!」 ものすごい勢いで祝言の日取りは決まった。 螺旋収束12
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収束される世界線 読み:しゅうそくされるせかいせん カテゴリー:Event 作品:STEINS;GATE 【使用】〔自分の控え室の《ラボ襲撃》2枚をバックヤードに置く〕 Main 目標の耐久力5以下のフレンド1体か、目標のエクストラキャラ1体を【表】から【裏】【リバース】にする。 大きな家の壁にめり込んで死んでいるゼリーマンの顔は―― illust:5pb./Nitroplus NP-199 R 収録:ブースターパック 「OS:ニトロプラス2.00」 関連カード ラボ襲撃
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政宗は幸村にされるままだった。それは意外だった。幸村が政宗にされるままなんじゃないかと思っていた。 もしくは、どちらもお互いを貪るような、そんな青いまぐわいをするものだと。 (――ああ、……そっか) 理解する。 政宗は女ではいられなかった。 必死で肩肘を張り歯を食いしばって兄の振りを続けていた。「妻」を娶り、寝所の中でも男であり続けた。 寝化粧をしたことがないという。女の格好などしたことないのかもしれない。 幸村の前でだけ、こうして抱かれているときだけ、政宗は女に戻れた。 男に好きなようにされることが、政宗にとって女の証であったのかもしれない。 これからは違う。男の格好をするのも女の格好をするのも政宗の自由だ。 幸村はどっちでもいいと言っていた。公の場で女の装いをするのなら、何も言わぬと。 きっと、変わっていくだろう。 そうであればと思う。 幸村の指が茂みをかき分けて肉芽を探る。びく、と政宗の体が艶かしく跳ねた。 「あぁっ……!」 一際高い嬌声が上がる。軽く達したか。 軽く達した体はすぐに内側から火照っていく。白い肌が紅く染まる様子は扇情的で、冷静に見ていられない。 「濡れてる」 「だ、て、お前が」 幸村の声は、実に楽しそうで獰猛だ。政宗はそれ以上は羞恥が邪魔をして言葉にしない。 拗ねたように唇を尖らせ、せめてもの反撃なのか幸村に口付けを与えた。粘ついた音がする。 幸村は政宗の肌に舌を這わせたり甘く噛んだりしながら中を弄った。 幸村がいい所を探ったり肉芽を弄ったりするたびに、政宗は首を振って甘い声を上げていた。 「政宗殿。……名を、呼んでもよろしいか」 呼んでるじゃん、と佐助は突っ込みそうになった。 「政宗」とは彼女の兄の名前だ。女としての名前は別にあるという。なんとも複雑な話だ。 政宗は頷いた。幸村は顔を寄せ、竜樹殿、と囁いた。 (竜樹、ってんだ) 今更ながら、主人の伴侶の名前を知る。 佐助は仏学に詳しくない。だから竜樹の名の由来を知らない。ただ単純に綺麗な名前だなと思った。 政宗の顔が幸せそうに蕩ける。それを見て幸村はたまらなくなったのか、脚を開かせ、細い腰を掴んだ。 幸村の背を這っていた白い手に力がこもった。挿入に堪えているのだろう。背を反らす様子が官能的だった。 「はぁっ――」 根元まで飲み込み、政宗が艶を帯びたため息を漏らす。手が幸村の頭に絡む。 政宗は官能的な笑みを浮かべ、幸村に顔を寄せた。音を立てて深く舌を絡める。 幸村は夢中で動き始めた。情事の最中にあんな顔をされたら、佐助もきっと冷静ではいられなくなる。 政宗が幸村に縋り付いて泣いている。痛みによるものではない。情欲が極まって流れる涙だ。 しなやかに体を反らし、獣のように激しい動きに合わせて嬌声を上げている。 灯りが揺れた。白い肌と褐色の肌が絡まり合い互いに昇っていく様が丸分かりで、佐助は今更羞恥に口元を抑えた。 もう肌寒いくらいの季節なのに二人とも汗だくで、夢中で抱き合っている。 「――――っ!!」 政宗の体が官能に跳ね、視線を彷徨わせた。幸村は何かに耐えるように呻いている。 やがて幸村は政宗の上に体を置いた。粘ついた水音と共に溢れた白い液体が、政宗の夜着を汚した。 螺旋収束16
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湯に浸かり、肌を擦る。 いくつも傷を残した肌。縫合したものも一つある。足の傷跡に手をやった。 太股のまんなかを走る傷跡に、幸村がよく口付けを散らしていた。 (やばいな……) どこを見ても、幸村と肌を合わせた記憶が蘇る。 大きくて優しい手。焦らすような愛撫。慈しむような口付け。 黒目がちの目は犬を連想した。それも、猟師が連れ歩くような大きな茶色い犬。足の先が白いとかわいいだろう。 肩口によく顔を埋めてきた。胸にも。温かくて気持ちいい、とかなんとか。 同じことをすると確かに気持ちよかった。心音が心地よくて情事の最中に寝てしまったことがある。 起きると泣きそうな幸村がいて、悪いことしたなぁと思ったものだ。 指を思い出した。そっと秘所に触れてみる。湯の中の、濡れてもいないそこに指を這わせてみる。 特に感慨はない。 (慣らしてどうする) そして秀吉に抱かれるのか。 指を離した。ぱしゃりと湯を跳ねさせる。 舌を噛み切って死んでやろうか。 舌を噛み切るというのは、血や舌で喉を詰まらせて凄惨な様子で死んでいくという。 それを見せてやろうか。 (そんなもん、見慣れてそうだな) もっと酷い刑罰ならいくらでもあるし、血塗れの死体なんか戦場でいくらでも見る。 大打撃を与えて逃げ出せれば、追いかけても来ないだろうし他の者も逃げ出せるだろう。その後どうなるかはこの際考えない。 「無理だろうな……」 武器になるようなものは一つも持っていない。稲葉山の地理も軍備も知らない。夢を見るにも程がある。 「何が無理なんだい?」 声がかかり、振り向いた。服を着たままの半兵衛が壁に凭れて立っていた。 「覗きかよ。せっかく一人になれる時間を邪魔しねぇでくれるか?」 「湯に顔を浸けて死なないとも限らない。君に死なれると色々困るんだよ」 「Ha、自害なんかしねぇよ」 「そうだね。君が死んだら、伊達の者がどうなるか分からないものね」 微笑む半兵衛を睨みつける。 「あいつらには手を出すな」 「それは君の出方次第だ。言ったよね? 好きにしていいって」 懐から小さな瓶を取り出した。赤い、とろりとした色味の瓶の中に何か液体が入っている。 手渡された瓶の栓を抜き、鼻を近づける。微かに甘いような匂いがする。 「丁寧に磨くといい。伊達の臭いを落としたまえ。秀吉に、そんな下品な臭いをつける訳にはいかない」 「……これをつけろってか。香……にしては、香りが弱ぇな」 「男を求めたくなる香りだよ」 耳元で囁かれたのは、まさに地獄からの言葉だった。 媚薬、というわけか。 「安心したまえ。中毒性はないし明日になれば元に戻る。 ただ、男を求める力は強い。……薬の力に、頼りたくないかな?」 秀吉はうまいよ、と半兵衛は笑う。自分が優位に立てる相手に対して、半兵衛は恐ろしいくらい優しかった。 「どれくらいで効く」 思考とは別のところが言葉を吐き出す。 「飲めば、一刻(約二時間)くらいかな。陰部に注いだらすぐに効く。……ああ、そっちの方が面白そうだ」 手の中から瓶を奪われた。 「楽しみだよ。……愛姫や小十郎君も同席するよ」 「な……んだよそれ」 「本当は、伊達のみんなに見せたいんだけどね。秀吉がそれだけで十分っていうから」 今度こそ、湯を半兵衛にかけた。顔から雫を滴らせ、半兵衛は端整な顔をゆがめた。 平手を打たれ、屈辱に満ちた苦味が口の中に広がる。 「分かっているのか。秀吉に抱かれる以外に伊達を救う方法は残されていない」 「……!!」 「その機会を、自ら放棄するというんだね?」 「違う……」 「冗談だよ」 先程の激昂が嘘のように半兵衛は微笑んだ。そして瓶を懐にしまい、背中を向ける。 そういえば、と半兵衛が振り向いた。 「君は――「誰」なんだい?」 今更な問いだった。 十二の時まで使っていた名前。 こいつに教えたくないと思った。それが、政宗にできるたった一つの反抗だった。 「誰だって、いいだろ? 伊達政宗だ」 「そうだね。そうやって伊達政宗という名を貶めるといい。早く上がりたまえ。秀吉がお待ちかねだ」 湯殿から半兵衛の姿が消える。縁にしがみつき、俯いた。目をきつく閉じても涙が溢れる。 悔しさに気が狂いそうだった。 螺旋収束6
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縄で縛られ、竹中半兵衛の前に引き出される。睨みつけると相手は端整な顔をゆがめて笑った。 豊臣の兵は政宗の体を突き飛ばした。体勢をうまく整えられず、地面に転がる。 顔を思い切り踏まれ、政宗は自分を踏みつける軍師を睨みつけた。 「怖い眼だね。でも、今の状況を分かっているよね?」 謡うように囁く声。伸び縮みする奇怪な剣がしなり、耳を掠めた。 奥歯を食いしばり、涙を零すまいとこらえる。筆頭、とあちこちで声が上がるが、その声は明らかに少ない。 稲刈りが終わるとほぼ同時に豊臣が奥州を攻めた。より強い軍を作るため、豊臣と伊達を統合する、というのが豊臣の軍師の言い分だった。 摺上原で迎え撃った。兵の数は向こうが多かっただろうか。地の利はこちらにあり、葬竜陣を用いた。負けるわけがない。 それは自惚れだったのだろうか。 伊達は負け、今政宗は敗残の将として捕らえられている。 「伊達は終わりだね、政宗君」 「気安く俺の名前を呼ぶんじゃねぇ」 「おや。そんな口を利いていいのかい? 彼らの命は誰が預かっているのか、今一度吟味したまえ」 顔から足が離れる。縄を引き立てて無理やり座らされ、喉元に剣を突きつけられた。 「さあ、君を思慕してやまない兵士たちの目の前で、降伏したまえ」 政宗は一度兵士たちを見た。数が少ない。欠けた将も多い。小十郎が目に飛び込んできた。腕を大きく斬っている。早く手当てをしないと腐り落ちてしまう。 政宗は半兵衛を一度睨みつけた。それから深く頭を下げる。 「筆頭!」 悲嘆の声が上がった。 「黙れてめぇら! ――俺の首で、てめぇらの命を買ってやる。だから、…………だから黙ってろ!」 あちこちで悔しさのあまりすすり泣く声がする。泣きたいのは政宗も同じだ。 だが彼らが目の前で殺されるよりずっとマシだ。頭を下げるだけで購えるのなら喜んで下げてやろう。 「よろしい」 半兵衛の唇が満足そうに笑った。 「伊達領のものは、今後豊臣が支配する。そうそう、豊臣の兵は普段統率が取れるんだけど、一度箍が外れると手がつけられなくなる。 ――政宗君、僕が言いたいことは分かるよね?」 「ああ……。てめぇらが最低だってことはよーく分かった」 「女が欲しい」 「領民に手を出すな。……城下に、遊郭がある。そこを開放する」 「それだけじゃ駄目だ。まさか君、秀吉に遊女なんて賎民(せんみん)を差し出せると思ってるのかい?」 政宗は奥歯を噛み締めた。遊女にも格というものがある。貴人をもてなす遊女もいる。政宗が気に入った遊女もいる。 男だったら絶対囲う、と言うと愛姫に叩かれた。 「愛には手を出すな」 「愛? ああ、君の奥方か。……いいね。君の目の前で穢してあげようか?」 近づいてきた顔に唾を吐きかける。ぱん、と平手を打たれた。目尻に涙が浮かんだ。 政宗様、と小十郎が叫んだ。立ち上がろうとして豊臣の兵に押さえつけられている。 (それだけは) 名前の通り愛らしい姫君。愛らしいだけでなく心も強い。 兄の影武者となり戦場を駆け巡る自分を支えるために、女としての幸せや喜びを捨てさせた。 本来なら、田村の実家に帰るのだろう。 夫婦としての暮らしは、幼い頃にわずか数日。そのたった数日を無理やり引き伸ばし、彼女を縛り付けた。 酷い妹だ、と己を嘲笑う。 (もう、いい) 彼女に、これ以上の負担を強いたくない。 「もっといい女がいるぜ」 目を細め、顔を上げる。誘うように微笑みかける。 半兵衛の目が驚いたように丸くなる。手が頬を探り、喉を探った。胸を押して感触の違いを見る。 その手は滑らかで、ああこいつも女だったのか、とぼんやり考えた。 「……驚いたな。伊達政宗は男だと思っていたけど?」 「本物はな。もっとも、とっくの昔に死んでるけど」 「それじゃあ、君は」 「妾が産んだ、妹だ」 兵がざわめいた。どういうことだ、まさか筆頭、と声が上がる。家臣が何人か俯いた。 兵の戸惑いをよそに半兵衛は満足そうに微笑む。瞳は少しも笑っていない。毒蛇に睨まれているような気分になった。 「――いいだろう。それに、君が辱められたという事実があれば、伊達の皆もおとなしく従うだろうしね」 「てめぇ!!」 「筆頭をなんだと思ってやがる!!」 政宗は目をきつく閉じた。 女だと知っても、伊達の兵は政宗をなじらない。 戸惑ったようなざわめきはすぐに半兵衛への怒りへと摩り替わった。いい兵に育った。 政宗は立ち上がった。もう一度兵を見回す。 もう二度と見ることはないだろう。 よくここまでついてきてくれた。一人一人に言葉をかけたいが、そんな悠長なことを許す半兵衛ではない。 螺旋収束3
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このアイテムはルッシュドロップナンバーズの一つである。 使用者 サチ №88極限収束の腕輪 装飾品;腕 魔法の品 効果: この腕輪を装備を装備しているとき、《魔法収束》を宣言しその効果を受ける場合、 その魔法の抵抗を「抵抗:必中」に変更します。 この効果は直接ダメージを与える魔法にしか適用できません。 詳細: ルッシュドロップの製作した魔法の腕輪。 術者のマナを極限まで圧縮する機構を備えた腕輪。 極限まで圧縮された魔力は、敵の守りを容易に貫きます。