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No 参加武将 発生条件 効果 備考 1 織田信長、[織田002]R池田恒興 開幕 - - 2 織田信長、[織田031]R平手政秀 開幕 - - 3 織田信長 戦闘開始 味方士気UP 士気+5 4 織田信長、[織田031]R平手政秀 一定時間 味方武力UP 信長の武力13 5 [織田017]SR柴田勝家、[織田028]UC林秀貞 接触 味方士気UP 士気+3 6 織田信長、[織田017]SR柴田勝家 撃破 味方士気UP 移動速度UP 勝家の武力15勝家で3体撃破 7 織田信長、[織田031]R平手政秀 計略 味方統率UP 信長の統率11以上信長の計略使用 8 [織田028]UC林秀貞、[織田014]R佐久間信盛 一定時間 味方兵力UP 87c頃2人の兵力が増える 9 織田信長、[織田039]R森可成 通常勝利 - - 10 織田信長、[織田031]R平手政秀 終幕 - - イベントコンプ必要武将 織田信長、[織田002]R池田恒興、[織田014]R佐久間信盛、[織田017]SR柴田勝家、[織田028]UC林秀貞、[織田031]R平手政秀、[織田039]R森可成
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いくさば ういじん 収録作品:世界樹の迷宮III 星海の来訪者[NDS] 作曲者:古代祐三 概要 第一階層(1F~4F)と第二階層(5F~8F)の通常戦闘で流れるBGM。いわゆるストーリー前半で使われる通常戦闘曲。 前作『世界樹の迷宮II 諸王の聖杯』の前半戦闘曲にも「戦場 初陣」という同じ曲名があるが別曲。 後半の第三階層(9F~12F)から第六階層(21F~25F)までの通常戦闘では「戦場 討ち果て倒れる者」に切り替わる。 聞けるエリアは第二階層までとそれほど広くはないが、それでも十分なインパクトを持つ人気の高い1曲である。 前二作の前半通常戦闘曲と比べるとメインメロディーの音色がだいぶ軽くなり、全体的にキーもかなり高め。 Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビと言った具合に、AメロとBメロを2回繰り返してからようやくサビに突入する。 ここのサビが本当にサビらしい箇所で、駆け上るようにキーをどんどん高めていくメロディーはまさに爽快感抜群。 限界までキーを上げた後に一気に下っていってループする構成も絶妙。ただこの後半のサビを聴く時は苦戦している場合が多いとか。 「初陣」というタイトル通り初々しい爽やかさを感じさせる一方で、いかにもバトルらしい熱さも併せ持った楽曲である。 アレンジCDに収録されているスーパーアレンジバージョンはベイシスケイプの工藤吉三氏が編曲を担当。 工藤氏得意のシンフォニックロック系のアレンジで、主旋律はバイオリンだがサビの部分に入るとエレキギターに交代する。 またループ後にバイオリンソロとエレキギターソロによる新パートを組み込んでいるのも特徴である。 『世界樹の迷宮X』では新規アレンジバージョンが登場。第四迷宮と第八迷宮の通常戦闘で使用された。 編曲者は上倉紀行氏。こちらは正統派ロック系アレンジといったところで、主旋律にはシンセサイザーを用いている。 こちらもスーパーアレンジバージョンと同じくループ後にギターソロによる新パートが盛り込まれている。 その新パートが何と1分半ほどの長さもある非常に気合いの入ったもので、完全に新しいサビを追加したような形になっている。 ただ曲全体の雰囲気を崩すことなく新パートが追加されているため、こちらのアレンジも高い人気を持つ。 過去ランキング順位 世界樹の迷宮III 星海の来訪者「戦場 初陣」 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 103位 第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 267位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 392位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 228位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 274位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 965位 第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 655位 第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 807位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 901位 みんなで決める2010年の新曲ランキング 20位 みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 102位 みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100 31位 みんなで決める通常戦闘曲ベスト100 24位 世界樹の迷宮X「戦場 初陣 (世界樹の迷宮X Ver.)」 第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 832位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 987位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 919位 みんなで決める2018年の新曲ランキング 7位 みんなで決めるアレンジBGMランキング 147位 みんなで決める通常戦闘曲ベスト100 147位 サウンドトラック 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 ORIGINAL SOUNDTRACK 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 スーパー・アレンジ・バージョン 世界樹の迷宮X オリジナル・サウンドトラック
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後編:初陣姫 百日をノーマルに戻して、一週間後、オレは充と一緒に神姫センターへと足を運んでいた。いよいよ神姫センターでオフィシャルバトルに参戦するためだ。 一週間の間、結姉の指導の下、登録やメンテナンスといった神姫を世話する上で大事な知識を教わった。 その時には技術者の視点からの違法神姫の危険性やメンテナンスの重要性について、そして兄貴の話を元に神姫とオーナーの関係についても聞かせてもらった。 どれも大事な事でオレは百日と一緒にしっかり学び、頑張った。今日はその練習の成果の披露をする事になる。 「ここが神姫センターなのか!」 充に案内されたそこはとても大きな建物だった。新しいというわけではないが、しっかり整備されていて建物の外観はとっても綺麗だ。 その入り口は色々な人が神姫と一緒に行き来していた。 ふてくされてそうな態度の無愛想な感じの人が「にゃーにゃーにゃー」としか喋らないマオチャオ型を三体連れていたり、ストラーフみたいな顔の人が、無表情でよくわからないことを、派手な塗装を施したサイフォスの鎧を左半身にだけ装備した変わったジルダリアに語りかけていたり、本当に色々だ。 「うん。ついにやるんだね。響」 「当ったり前! そのために結姉から教わったんだしな!」 「ああ。あの人の話は面白かった。また一つ、真の力について知る事ができた気がする」 「百日って真の力というのにこだわるね。何でなの?」 「それが無いと倒せないライバルがいるからだ」 「それってどんな神姫なの?」 エルザがライバルについて聞いてみると百日はそれを語り始めた。 その中でそのライバルの名前は紫貴である事を知った。その百日の言葉からは尊というオーナーから指導を受けた結果、実力を飛躍的に伸ばしていった事が窺い知れた。その尊というオーナーはどれほどの腕なのだろうか。計り知れなかった。 「……もしかしてあの神姫がそのオーナーとかかな?」 そんな中、エルザと百日が話題にしている蒼貴というらしいライバルの相棒がシミュレータに移っているのを充は見つけ、それに指をさす。 オレもその指の先を追ってみるとそこには右半分がフブキ、左半分がミズキのハイブリッドタイプが山猫型神姫 アーティルの装備を身に纏ったフォートブラッグと戦っている様子が見えた。 そしてパーソナルデータを表示するディスプレイには蒼貴という神姫の名と尊というオーナー名が書かれてあった。それは確かに百日の話していた内容にあったものだった。 「これは……参加している相手はどこだ?」 話をしていた百日は驚いてそのシミュレータを行っているオーナーをオレに聞いてきた。 オレはその人を探してみるとディスプレイの真下のシミュレータの席で苛立ちながらも指示を飛ばしているどこかの高校の制服を着た男の人を見つけた。 その人を見つけた直後、そのシミュレータの勝敗は決していた。蒼貴の勝利だった。 試合結果は酷いもので彼女には傷一つ付けることができずに負けていた。 「くそっ! またかよ! 何で傷一つ付けられないんだ!!」 しかも、それは今回だけではないようでその悔しさは顔からにじみ出ており、素人のオレにすらわかった。 「健二……すまない……」 その様子を心配そうに見つめているのは先ほど戦っていたフォートブラッグだった。 「アミー! もう一度だ! もう一度戦うぞ!」 「健二。一度、別の相手で戦い方を研究した方がいい。現状では装備よりも戦術を……」 「うるせぇ! こいつに勝たなけりゃ、俺は先には行けねぇんだ!」 こういう事を何日も繰り返しているのか、説得するアミーとそれを聞かない健二という男の人は口論をしている。 短い話でわかったのは健二という男は尊に負かされたという事だ。それが余程悔しかったのがまるで何かにとりつかれた様に戦っては負けるを繰り返しているらしい。 「君、尊を知っているのか?」 その様子を見ていると突然、百日が健二に話しかけた。その言葉にアミーと健二が俺たちに目を向けてきた。 「誰だ。お前ら」 「私は尊に再戦を望んでいる神姫だ。見た所、君も尊にやられた人のようだけど、彼とはどういう関係?」 「聞いてどうすんだよ」 「君と同じ。私が尊を、紫貴を倒す」 「……俺はあのフブキを何度もリセットしても勝てないから、捨てたんだよ」 その理由を聞いた健二は自分と同じと思ったのか、敵の敵は味方とでも思ったのか、わからないがどういう経緯なのかを話し始めた。 「え……?」 「何度もリセットしたのか!?」 その内容にオレと充は驚く。リセットしたという事をすればその神姫は死ぬ事に他ならない。CSCの力に変化が生じるが、それで何かが変わる訳じゃないのは結姉から聞いていた。結姉が言うには打算的に考えても、リセットしてしまえばこれまでの戦闘データがなくなってしまう上に神姫とオーナーの関係も白紙に戻る。それで逆に勝てなくなる恐れだってあるため、リセットして得られるメリットに対してデメリットが大きすぎるのだ。 「ああ。そうさ。だが、捨てたフブキがある日、新しいオーナーと一緒に目の前に現れたんだ。そいつが尊ってヤツだった」 健二はさらに尊との出会いについて語った。その日から二週間前、蒼貴を捨てた健二は新たにフォートブラッグを購入し、アミーという名で起動した。 彼女はこれまで健二の買った装備をやすやすと使いこなし、二週間でBランクに無敗で上がる快挙を成し遂げた。 それはフブキの時とは大違いで健二にとっては満足のいく成果だった。素人目から見てもそれはすごい成績だと思えた。 しかしその直後、ティールームで自分を見つめるフブキがいた。それは捨てたはずの××××で新たなオーナーの下におり、そのオーナーである柄の悪そうなメガネの青年こそが尊だったらしい。 彼は健二に挑発をしかけ、戦いの場に立たせるとわずかな武装しか持たないフブキで全ての武装を破壊、奪取して完全な勝利を叩き付けていった。 それを聞くと彼は健二の捨てたフブキの実力を100%以上に引き出して倒した事になる。 尊というオーナーはどれほどのポテンシャルを持っているのか、オレには計り知れなかった。バトルロンドにはそういう化け物のようなオーナーもいるのかと思うとその時は内心、不謹慎ながらワクワクしていた。 「そしてあいつはアミーに死ぬなよと言って去っていったんだ。それから俺はシミュレータに登録されている蒼貴に戦いを挑んでいった。が、このザマなんだよ」 「なるほどなぁ……」 「尊って人、恐ろしいんですね……」 「今じゃ、二体の神姫を操る双姫主で、噂じゃイリーガルマインドに似せた違法パーツを狩るヤツって事で『首輪狩り』ってあだ名も付いたんだ。捨てたフブキがあそこまで強くなるなんて想像もしていなかったさ」 オレ達は揃って尊という人の強さに驚いた。Bクラスまで無敗の人を打ち負かし、今やイリーガルを狩っている。それだけを聞いても実力の上がり方が半端ではなかった。 「紫貴はもうそんな所までたどり着いたのか……」 百日も自らのライバル 紫貴がどんどん高い所へ登っている事に複雑な表情をしていた。自分との差がどんどん開いている事への焦りだったり、尊の考えがそこまでいけるだけの正しさを持っている事による強さの確信だったりと色々な思いが混ざっていた。 「……そうだ! 健二さん! 俺と勝負してくれませんか!?」 「え?」 オレは百日に尊さんを見た人とはどんな人なのかを見せてみたく思い、戦いを申し込んだ。確かに初戦にはきつい相手かもしれないけれど、百日の目標を少しでも近くで感じてみたい。 「俺達も尊って人を目標にしてるんです! こいつが勝ちたいって言うから!」 「何で俺が……」 「尊さんに勝とうと努力している健二さんと戦ってみたいです!」 「……わかった。頼むから近くで叫ぶのは勘弁してくれ」 「健二、いいのか?」 「一回戦ってやればいいんだろ? シミュばっかりだから気晴らしにはなるさ」 アミーはその反応に戸惑ったようだったが、健二は負けてばかりでそろそろ集中力が切れてきたからか。オレの頼みを聞いてくれた。 「ありがとうございます! じゃ、オレは反対側の席に行きます!」 オレは頭を下げ、礼を言うと健二の座っている席とは反対側のシミュレータに移動した。今回はバトルシミュレータであるため、戦績には影響しない。しかし、オレの初バトルにであるのは変わりなく、心の中で緊張が渦巻き始めていた。 「響」 「何だ?」 「私はもうイリーガルじゃない。だが、今は二人で真の力を掴もうとしている。それを健二というオーナーに見せよう」 「……ああ! 頑張るさ!」 緊張でいっぱいになる前に話しかけてきた百日の言葉でオレは気合を入れなおす。確かに無謀かもしれないが、まだ勝負だって始まっていない。緊張なんてするだけ無駄だ。 オレは百日をシミュレータに接続し、バトルの準備を始める。 健二の神姫 アミーは蒼貴を倒すときに使っていたアーティル装備を今回も使うらしい。アーティル装備は機敏な動きを活かした射撃戦を展開する事ができる。 こちらも機動力はあるが、勝るのは直線での速さであり、あちらの小回りには負けている。その小回りをどうやって崩すかが問題になるだろう。 幸い、フィールドは市街地であり、アークである百日には有利な場所になっている。それを活かして戦っていくしかない。 作戦を簡単にイメージした後でオレはバトルの準備が完了したことをコンピュータに知らせる。そうするとシミュレータのフィールドが切り替わり、百日とアミーがフィールドに転送された。 『Ready』 全ての準備を終えたコンピュータが戦いの合図をする。 ここからオレ達の戦いが始まる。だから、この試合は絶対にいいものにしてみせる! そう意気込み…… 『Fight!!』 試合が始まった。オレは状況を見てみる。市街地といっても入り組んでいるところが多く、百日の直線スピードを活かすにはその中でも大通りの大きな道しかない。これをどうやってスピードにつなげられるかが求められる気がする。まずはここにアミーを引きずり出す。そこから始めよう。 「百日。まずは大通りの隣にあるビルを軸に敵を探そう。こっちも相手も中・遠距離の武器が揃ってる。先に見つけた方が攻撃を仕掛けられる」 「わかった」 百日は走る中、オレは思考する。確か、アーティル装備はパーツを組み替える事によって各距離に対応できるようになっている。遠くの敵を攻撃するためのエクストリーマ・バレル、中距離のメイン武器 プレシジョン・バレル、近距離用のフェリス・ファングとクロー。これらを使い分けてくる。 こちらは威力で勝るシルバーストーンがあるがエクストリーマ・バレル程のスピードはなく、気づかれた状態で反応されたらすぐに避けられてしまうし、持ち前の小回りの利く機動力で攪乱してくるだろう。となれば気づかれずに一発撃ち抜く事こそがオレ達の勝つための布石になってくる。 「とりあえず隠れてアミーを見つけよっと。でなきゃ話になんないしな」 オレは独り言を小さく呟くと、百日の視界の範囲からアミーを探す事に集中する事にした。市街地は廃虚にこそなっていないが建物が多く、障害物が多い。さらに配置されている物は使う事が出来るため調合などで爆弾を作って投げたり、モデルガンで牽制したりと持っている物だけが武器という訳ではない。巧く場を利用すればこの空間そのものが武器になると言っても過言ではない。 百日はそれをわかっている様で建物の中におかれている懐中電灯を持ち出し、アミーを探すために屋上に上る。 そこに辿り着くとそこにあった資材を雨から守る耐水シートで身を隠しつつ、シルバーストーンでアミーを狙うために探る。 「……いた! 真っ白な車の看板の下!!」 スカイライン(GT-R V・spec)という車種らしい白い車の看板の下でアミーが警戒しながら移動をしているのを百日の視界から捉え、彼女に伝える。 百日はシルバーストーンをチャージし、アミーに照準を合わせると彼女にレーザーを撃つ。しかし、放たれるそれを反応したアミーは寸での所で反応し左に跳ぶ。レーザーはアミーの頭部の近くを通り、その先のビルの壁に命中した。 「外れた!?」 当たると思っていた攻撃が外れてオレは驚く。その声と同時にアミーは百日の砲撃に気づいたらしく射界から前に進んでそのまま、姿を消していた。恐らく、射角から百日の位置を割り出して、そのまま物陰に身を隠しながら移動しているのだろう。 それをみた百日はシルバーストーンを構えなおし、彼女を探し始める。しかし、ビルが邪魔で思うように探す事ができない。 「気づかれた。次はどうする?」 「仕方ない。資材とシートで囮を作って退こう。近づいてくれただけで十分だ」 「わかった」 オレは次の手を打つ。百日は身を隠すために使っていたシートと資材を組み合わせて資材を使って自分がシートの中にいるかのように見せるダミーを作り出し、安全用の柵に固定させた。そして、百日本人はアミーが来ない内に別のビルに飛び移り、そのまま近くにあったコンテナに身を隠す。 その直後、アミーがプレシジョン・バレルを片手で構え、下から屋上へと飛び上がってきた。どうやらリアユニットのブースターでビルとビルの間のわずかな足場を使って跳んできたようだ。 「はっ!」 アミーはビンをダミーに向かって投げた。百日はビンに不審感を持ちつつそのままコンテナにこもって様子を見る。ビンが地面にカンッと音を立てながらつくとビンが爆発してダミーが吹き飛んだ。 「ちっ……!」 「このままじゃまずい! 大通りにおびき寄せよう!」 「わかってる!」 百日はこのままコンテナに居てはすぐに見つかりやられると判断して、コンテナから勢い良く飛び出し、ビルを降りるために退却を始める。その時にアサルトライフルを持ち、アミーに向かって連射する。銃口から吐き出された銃弾は彼女に向かって飛んでいく。 しかし、アミーはシートを投げつけて、姿をくらませ、さらに安全用の柵にプレシジョン・バレルで百日がいないあらぬ方向に撃った。銃弾は柵に当たると跳ね返っての脇腹を掠める。 「ぐっ……跳弾……」 苦い顔をする百日は階段を駆けていく。接近に備えてナイフを抜き放ち、追撃を防ぐためにアサルトライフルによる牽制射撃を行う。 アミーは穴だらけになったシートを踏み越えて追いかけてくる。アサルトライフルの牽制をブーストして突破し、追っている間に換装したらしいフェリス・ファングとペネトレートクローを左右それぞれに持って襲い掛かる。 百日はナイフでクローを押さえながら、アサルトライフルを至近距離で撃つ。 アミーはバックパックを動かして横に素早く回りこむとクローで百日を薙ぐ。その反撃は髪を数本切るだけで決定打にはならなかった。 百日はその機を逃さずアサルトライフルで連射する。アミーの装甲を削って肉薄しつつ、ビルの外へ出て、大通りに立つ。 「パトロクロスのパーツをパージして身軽になるんだ! 考えがある!」 「了解! 信じてるよ!」 百日はリアユニットとモーターユニットをパージして身軽になり、アサルトライフルとナイフで動き回れるようになると追いかけてくるアミーに応戦する。 彼女はまた武装を変え、戦いを仕掛けてくる。今度はペネトレートクローに追加パーツを付けて威力のあるカタマランブレードにしていた。 フェリス・ファングで動きを鈍らせて、必殺のそれを叩き込むつもりなのだろう。だが、こっちにも考えがある。それで迎え撃ってみせる。 オレを信じている百日はアサルトライフルの牽制とナイフを使った受け流しでそのタイミングを伺う。相手はフェリス・ファングで激しい乱射を繰り返し、カタマランブレードの必殺の一撃を叩き込もうとしている。 互いに機会を狙っている。それが戦いを泥沼にしていた。 (何かきっかけがあれば……) 「響、きっかけが欲しくないか?」 「ああ。それがあればいいんだけど……」 「ここは任せてくれないか?」 「……わかった!信じてるぞ!」 「ああ!」 百日の秘策を信じて、彼女に『きっかけ』を任せる。オレの言葉を聞いた百日はアサルトライフルを連射しながら後ろへ飛び、わざと座り込んだ。 「もらった!!」 それを見たアミーはカタマランブレードを百日に打ち込もうと振りかぶった。 「今だ!ダミートライクを起動!」 オレはそれをチャンスと取り、叫ぶ。百日はニッと笑うと建物の中で拾った懐中電灯をアミーの目に向けて放った。 強い光を向けられた彼女はそれに目がくらみ、立ち止まってしまった。その瞬間、パージしたパーツが勝手に組みあがってダミートライクを形成し、アミーに突撃を始める。 彼女は健二からの指示があった様で振り向かずに、ブーストを使ったジャンプで飛び上がって避ける。 攻撃は失敗したが、百日はダミートライクと合流し、そのままパトロクロスになる。 「そのままUターンして攻撃だ!」 「ああ!」 その場でターンし、百日はシルバーストーンを連射して突撃をかける。アミーは落下の中、フェリス・ファングを連射するが、飛翔ではない跳躍であるその空中での行動は無防備で回避もままならずにレーザーをもらってしまう。 「いっけぇ!!!」 「おおおぉぉ!!!」 落下するアミーめがけて百日は走り抜ける。激突したアミーは吹き飛ばされ、ビルに叩きつけられた。 直後に『You Win!!』の判定が画面に表示された。オレと百日がバトルロンドで初めて掴み取ることのできた勝利の文字が、あった。 戻る -進む
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アイドレス聯合通信0331 プリンセスハートガード及びプリンセスハートガードの初陣要点開示 簡単ないきさつ 始まりはとある函ゲーム。 青にして正義で知られるS43さんが、かのものになったとの報が入る。(参照) その後、多数のエースによる作戦により、かのものは撃破された。 が、レムーリアには1万ものなりそこないたちが発生していた。 レムーリアには、トップエースの他、水の巫女や、彼女についていった土場藩国の主和さんがいた。 ヒロイックの体現者たる我らがぽち王女が黙ってこれを見ているわけがなかった。 ぽち王女は王女親衛隊であるプリンセスハートガード(略称PPG)をレムーリアへ派兵した。 これが、プリンセスハートガードの初陣といわれるものである。 イベントのあらすじ PPGは個人単位で参加できる組織で、まず参加希望のPLを募るところから始まった。 が、そこは我らがぽち王女。すさまじい人気で希望者はあっという間に集まった。 問題は今回より施行された新ルール「アイドレス・システム2」であった。 大きな変更はSS・イラスト・応援 などによる評価がなくなった点だった。 暁の円卓のしらいし王を長に向かえ、PPGはレムーリアを目指した。 中継ログ しらいし王の個人ACE白石ほむら達との合流に成功したころ、通信が入る。 「援軍の援軍が来た」と。 相手の評価を4上回る特殊を持つヴィクトリーを含む、ACE達であった。 一方そのころ、参戦していないPL達はNWCにて戦況を見守っていた。 自然発生的に使われるはずのない応援が、そこには集まりつつあった。 そこへ秘書官オペレート部隊の瀬戸口高之(瀬戸口あゆみさんの個人ACE)より連絡が入る。 「まだシステム2には完全移行していない。まだ使えるはずだ。以上」 なりそこないの一部の部隊を倒し、水の巫女たちとの合流を目指すが、評価は届かなかった。 差分-10 ダメかと思われた時、思いは届いた。 アイドレス・システム2は暫定施行であり、完全には移行していなかった。 なつかしきアイドレス1の力、臨時で確保された応援チャットの声が届く。 応援評価13 見事、取り残されていた水の巫女たちと合流した。 が、戦線を離脱しようにも、テレポートはなりそこないに学習される可能性があるため、使うわけにはいかない。 歩いて帰るしかなかった。 我らがぽち王女の声が響く。 「援軍は嬉しいが、私は私たちの力で勝ちたい。騎士たち、前へ。我に続け」 敵はAR10以下にならないという能力があるため、チャンスは一度きりだった。 が、そこは最強の歩兵である暁のドラスレ部隊。 真正面からなりそこないを吹っ飛ばすことに成功する。 見事戦線を離れ、この戦いは終了した。 そして、指揮を執っていた白石王にご褒美(?)が用意された。 5分間のみ、白石ほむらとの会話が許された。 白石王は少しの会話ののち、白石ほむらを自ら背負い、歩き始めた。
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アイドレス聯合通信0331 プリンセスハートガード及びプリンセスハートガードの初陣要点開示 簡単ないきさつ 始まりはとある函ゲーム。 青にして正義で知られるS43さんが、かのものになったとの報が入る。(参照) その後、多数のエースによる作戦により、かのものは撃破された。 が、レムーリアには1万ものなりそこないたちが発生していた。 レムーリアには、トップエースの他、水の巫女や、彼女についていった土場藩国の主和さんがいた。 ヒロイックの体現者たる我らがぽち王女が黙ってこれを見ているわけがなかった。 ぽち王女は王女親衛隊であるプリンセスハートガード(略称PPG)をレムーリアへ派兵した。 これが、プリンセスハートガードの初陣といわれるものである。 イベントのあらすじ PPGは個人単位で参加できる組織で、まず参加希望のPLを募るところから始まった。 が、そこは我らがぽち王女。すさまじい人気で希望者はあっという間に集まった。 問題は今回より施行された新ルール「アイドレス・システム2」であった。 大きな変更はSS・イラスト・応援 などによる評価がなくなった点だった。 暁の円卓のしらいし王を長に向かえ、PPGはレムーリアを目指した。 中継ログ しらいし王の個人ACE白石ほむら達との合流に成功したころ、通信が入る。 「援軍の援軍が来た」と。 相手の評価を4上回る特殊を持つヴィクトリーを含む、ACE達であった。 一方そのころ、参戦していないPL達はNWCにて戦況を見守っていた。 自然発生的に使われるはずのない応援が、そこには集まりつつあった。 そこへ秘書官オペレート部隊の瀬戸口高之(瀬戸口あゆみさんの個人ACE)より連絡が入る。 「まだシステム2には完全移行していない。まだ使えるはずだ。以上」 なりそこないの一部の部隊を倒し、水の巫女たちとの合流を目指すが、評価は届かなかった。 差分-10 ダメかと思われた時、思いは届いた。 アイドレス・システム2は暫定施行であり、完全には移行していなかった。 なつかしきアイドレス1の力、臨時で確保された応援チャットの声が届く。 応援評価13 見事、取り残されていた水の巫女たちと合流した。 が、戦線を離脱しようにも、テレポートはなりそこないに学習される可能性があるため、使うわけにはいかない。 歩いて帰るしかなかった。 我らがぽち王女の声が響く。 「援軍は嬉しいが、私は私たちの力で勝ちたい。騎士たち、前へ。我に続け」 敵はAR10以下にならないという能力があるため、チャンスは一度きりだった。 が、そこは最強の歩兵である暁のドラスレ部隊。 真正面からなりそこないを吹っ飛ばすことに成功する。 見事戦線を離れ、この戦いは終了した。 そして、指揮を執っていた白石王にご褒美(?)が用意された。 5分間のみ、白石ほむらとの会話が許された。 白石王は少しの会話ののち、白石ほむらを自ら背負い、歩き始めた。
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初陣の穴 ※・杖が落ちてない。 ・全アイテムが識別されている。 モンスター名 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 マムル * * * ハブーン * * * * * パルテノス * * * * * チンタラ * * * * ヤミウッチー * * * * * とうせんりゅう * * * * * * 兵隊アリ * * * ミノタウロス * * * * ガマラ * * * * * 壺荒らし * * * まどろみ使い * * * * まわるポリゴン * * * ぬすっトド * * * タイガーウッホ * * ヒーポフ * * きり仙人 * ミドロ * モンスター名 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ヒーポフ * * * タイガーウッホ * * * * ミドロ * * * * きり仙人 * * * * チュウチンタラ * * * * ミストノス * * * * * ギャドン * * * * * * ヒャクメ * * * * * * * ピータン * * * * * * ガマラ * * * * * * * * * やみふくろう * * * * ゲドロ * * * * * * * 吸引幼虫 * * * * * フイウッチー * * * * * * オオチンタラ *
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宇宙暦798年、イゼルローン駐留艦隊が 新兵の訓練中、帝国軍と偶発的に衝突。 新兵達が実践に駆り出される中、そこには 軍属となったユリアンの姿も・・・・・・。 16-1 偶発的な接触 宇宙暦798年、ヤン・ウェンリーは再び イゼルローン要塞に駐留していた。 その最中、事件は起こる・・・・・・。 行動:-12 資金:+114 獲得経験値:+26 大成功条件:トリグラフ(サポート) 報酬品:ラザルス級宇宙母艦 16-2 新兵達の出陣 アッテンボロー率いる新兵らがイゼルローン 回廊を哨戒中、偶然にも帝国軍と接触、 ここに戦端が開かれた。 行動:-12 資金:+128 獲得経験値:+26 大成功条件:アッテンボロー(リーダー) 報酬品:巡航艦/同盟 16-3 帝国軍の疑念 新兵の多さから、防戦一方の同盟軍。 要塞駐留艦隊に来援を求め、 時間稼ぎに徹するが・・・・・・。 行動:-13 資金:+130 獲得経験値:+28 大成功条件:スパルタニアン(サポート) 報酬品: 16-4 駐留艦隊の増援 一方、イゼルローン要塞。想定外の 来援要請を受けていたヤンは、 首脳陣を集めて 緊急対策会議を開いていた。 行動:-13 資金:+132 獲得経験値:+28 大成功条件:ヤン・ウェンリー(リーダー) 報酬品:標準型戦艦/同盟 16-5 出撃、ユリアン・ミンツ 戦況は劣勢。そこに居合わせたユリアンも 新兵の一人として、戦闘艇スパルタニアンで 出撃していく・・・・・・。 行動:-13 資金:+134 獲得経験値:+30 大成功条件:ユリアン(キャラクター) 報酬品:標準型空母/同盟 16-6 ユリアンの戦い こちらが素人である事に感づいた帝国艦隊。 これまでの静観をやめ、一挙に攻勢の 構えを取り始める・・・・・・・。 クエスト内容:帝国軍との艦隊戦 キークエスト属性:艦船 行動:-48 資金:+526 獲得経験値:+116 大成功条件:ユリアン(キャラクター) 報酬品: 追加シナリオ 16-1 偶発的な接触 宇宙暦798年、ヤン・ウェンリーは再び イゼルローン要塞に駐留していた。 その最中、事件は起こる・・・・・・。 行動:-15 資金:+150 獲得経験値:+32 大成功条件:トリグラフ(サポート) 報酬品:ラザルス級宇宙母艦 16-2 新兵達の出陣 アッテンボロー率いる新兵らがイゼルローン 回廊を哨戒中、偶然にも帝国軍と接触、 ここに戦端が開かれた。 行動:-15 資金:+154 獲得経験値:+32 大成功条件:アッテンボロー(リーダー) 報酬品:巡航艦/同盟 16-3 帝国軍の疑念 新兵の多さから、防戦一方の同盟軍。 要塞駐留艦隊に来援を求め、 時間稼ぎに徹するが・・・・・・。 行動:-16 資金:+168 獲得経験値:+36 大成功条件:スパルタニアン(サポート) 報酬品: 16-4 駐留艦隊の増援 一方、イゼルローン要塞。想定外の 来援要請を受けていたヤンは、 首脳陣を集めて 緊急対策会議を開いていた。 行動:-16 資金:+170 獲得経験値:+38 大成功条件:ヤン・ウェンリー(リーダー) 報酬品:標準型戦艦/同盟 16-5 出撃、ユリアン・ミンツ 戦況は劣勢。そこに居合わせたユリアンも 新兵の一人として、戦闘艇スパルタニアンで 出撃していく・・・・・・。 行動:-16 資金:+174 獲得経験値:+38 大成功条件:ユリアン(キャラクター) 報酬品:標準型空母/同盟 16-6 ユリアンの戦い こちらが素人である事に感づいた帝国艦隊。 これまでの静観をやめ、一挙に攻勢の 構えを取り始める・・・・・・・。 クエスト内容:帝国軍との艦隊戦 キークエスト属性:艦船 行動:-64 資金:+692 獲得経験値:+156 大成功条件:ユリアン(キャラクター) 報酬品: 15 誰がための勝利
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1940年1月カウハバ基地 ハンガー内 エルマ「全員せいれーつ!」 いらん子中隊と呼ばれるスオムス義勇軍独立飛行中隊の面々は隊長のエルマ中尉の号令の下 穴吹智子少尉以外軍人とは思えないバラバラな足取りでハンガー内に整列していた エイラ「なあ俺、あれは何をしてるンダ?」 俺「ん…?」 エイラの隣に整列していた俺はその中で一際異彩を放つ人物に目が移る 迫水ハルカ一等飛行兵曹だ 智子「…ハルカ一飛曹、何をやっているのかしら?」 ハルカ「智子少尉の臀部を撫でているであります…じゃなくて、智子少尉殿の臀部を左手で包み込むようにして触っているであります」 智子「陸式にすれば言いってものじゃないのよ!手を退けなさい」 ハルカ「智子少尉は嘘を付きました…あの時私を抱くって約束したのにアホネン大尉と入れ替わるだなんて…」 俺「ブーッ!?」 智子「そ、それは…」 エイラ「オレー、抱くってナンダー?」 今日もカウハバ基地は通常営業で飛ばしている中俺は昼ドラ真っ青なやり取りをする上官2名に横槍を投げる 俺「知らんでいい!あと智子少尉、ハルカ一等飛行兵曹そういうのは夜にコイツが居ない所でやってください!」 エイラ「?」 キャサリン「そうねー、イチャイチャは夜の個室でやるねー」 智子「イチャイチャじゃない!」 ハルカ「これは愛の営みです、イチャイチャとは違い神聖なもので…」 俺「だからそういうのはコイツの居ない所でやれと…!」 わーぎゃーわーぎゃーと軍隊らしからぬ言い合いをしている中、中隊長のエルマ中尉は震えながらその様子を見ながらも 両手を胸元に置き搾り出すような声で命令を伝える エルマ「あのぉ…、そのぉ…これからぁ…出撃でぇ…」 よく見たら涙目だ… 智子「は、はい、分かってます、中隊長殿!」 エルマ「わたしの命令を聞かなくてもいいんですけどぉ…智子少尉はエースですし…でも一応わたし中隊長ですしぃ…ぐす…」 俺(一応エルマ中尉のほうが階級は上だから中隊長なんだろうけど…というか泣き出したよ…) そんな様子に嫌悪感を抱く事も無く少し可愛いと思ってしまった邪な心を俺は捨て平常心を心がける ビューリング「智子、中隊長を泣かせるな」 智子「泣きたいのは私よ…」 ハルカ「わたしも泣きたいです…智子少尉がぜんぜんなびいてくれないから…」 俺(10歳ぐらいの子供を前にこんな会話をする中隊って…というか出撃前だよなコレ) 会話を聞かずその場を見ただけなら平和そのものなやり取りの中、ハンガー内に据え付けられたスピーカーから ハッキネン大尉の怒鳴り声が響いた ハッキネン<何時までやってるんですか!第一中隊はとっくに出撃しましたよ!> エルマ「は、はい! では俺軍曹、エルマ軍曹の両名は補習教育が済んでないので基地内待機を ハッキネン大尉の指示があるまで待機してください」 俺・エイラ「了解」 エルマ中尉を先頭に『いらんこ中隊』の面々が滑走路から飛び出していく それを扉を開けっ放しのハンガーで見送った俺とエイラはハンガー隣にある待機室に足を運ぶ 俺「さみぃ…」 エイラ「俺はまだまだダナ、これくらいの寒さを耐えられないなんて」 俺「その割にオマエも震えてるのな」 エイラ「こ、これは違うンダナ!」 俺「はいはい…しかし出撃待機って暇だなぁ」 待機室にある背もたれの無いパイプ式の椅子に座った俺は出撃待機のわりには完全に猫背で 若干寒さで震えているがリラックスムードである エイラ「ずいぶん落ち着いてるナ…緊張とかしないノカ?」 俺「多少はするさ、多分空に上がればガッチガチに緊張するだろうぜ」 エイラ「そんな風には見えないけどナー…」 俺「エイラは緊張してるのか?」 その質問にエイラは黙ったまま、俺から視線を外す 俺(なんだかんだ言っても初陣もまだの新人ウィッチだもんな…って俺もそうだが無理も無いか) 少し昔、一ヶ月ほど前の事を思い出す カールスラントからここスオムスに派遣されてからの最初の基地を 俺(インモラ基地に俺が配属された時に新人ウィッチとして一緒にしごかれたもんなぁ…) エイラ「カールスラントは激戦だって聞いた…だから平気ナノカ?」 俺「ん…俺自体は戦闘飛行した事ないからなぁ」 飛ばせてもくれなかったしな 俺はそう心の中で自分の言葉に付け足した エイラ「それじゃあワタシと同じじゃないカー!」 俺「だからインモラ基地で一緒に訓練でしごかれたんだろ!」 エイラ「あ、それもソウカ 俺はワタシより早くウィッチになったのに今だ新人のヘタレナノカ」 俺「何故かオマエにだけは言われたくないな…」 エイラ「ドーイウコトダー!」 俺「あっはっはっはっは!」 ちびっこいエイラの怒る姿が面白くてつい声に出して笑ってしまう 少し時間が経ち俺の笑いとエイラの怒りが収まった所でエイラがぽつりと呟く エイラ「エルマ中尉達、大丈夫カナ」 俺「ふざけてる様に見えて智子少尉やビューリング少尉はかなりの腕前だからな、大丈夫だろ」 歳はも行かぬ少女の前で余りにも刺激的過ぎる会話をするような面子でもな、そう言いたそうな顔をしながら俺は エルマ中尉達が飛び立った空を待機室の窓から見上げる エイラ「他のメンバーはあえて言わないのナ…でも嫌な予感がするンダ」 俺「そんなの気のせいって事にしておけ、どのみち今の俺達には戦闘は出来ないし祈る事しか出来ないからな」 エイラ「…わかった」 そんな当てずっぽうな俺の期待は、カウハバ基地に耳障りなアラームが鳴り響く事によって泡となる 俺・エイラ「!?」 緊急事態を知らせるアラームを聞いた俺とエイラは反射的に立ち上がりハンガー内へと走って戻った カウハバ基地ハンガー内 俺「装備のチェック確認!」 エイラ「こっちは大丈夫ダ!」 俺はスオムスで『メルス』と呼ばれるメッサーシャルフD型に足を突っ込むように飛び乗り、両足と一体化した細身の機体の 魔道エンジンに火を付け、現地で配給されたスオミM1931短機関銃を確認する エイラはその背丈とはミスマッチな大型のリベリオン製F2Aバッファローを両足に装備し 俺と同じM1931短機関銃を点検している 俺「出撃は何時でも?」 エイラ「アア!」 ブオオオオオ っとハンガー内に2つのストライカーのエンジン音が響いてる為二人とも 大声で掛け合い、エイラの返事を聞いて俺は喉頭式(こうとうしき)マイクに指をかける 俺「こちら俺軍曹!司令室、俺軍曹およびユーティライネン軍曹の出撃準備完了 現状報告お願いします」 ハッキネン<こちら司令室、俺軍曹出撃は…っ!?> エイラ「うわっ!?」 ドオオオオオオオオオン という大きな爆発音がハッキネン大尉の無線をさえぎり、基地内が大きく揺れる それを皮切りに同じように大きな爆発音が続く 俺「くぅ…こちら俺軍曹!司令室現状報告と指示をお願いします!司令室!…」 何度か喉頭式マイクに叫び、ノイズの入った返答がようやく帰ってくる ハッキネン<こちら…令室!俺…現ざ…基地上空に爆撃機が…俺ぐ…ティライネン軍曹…出撃…!> 俺「了解、聞こえたなエイラ!」 エイラ「お、おう!」 俺「俺軍曹より司令室、俺軍曹およびユーティライネン軍曹出撃します!」 ハッキネン<…て、しゅつげk…> 再び帰ってきた司令室からの無線は基地の真上から聞こえた爆発音と共に途切れた 俺「エイラの正面の滑走路は穴だらけだ!悪いが俺の後ろから付いてきてくれ!」 エイラ「わ、わかった!」 エイラの返答を聞くと、俺はメッサーシャルフD型のエンジンの回転数を上げ 滑走路に出て離陸を開始した カウハバ基地上空 俺に続きエイラは滑走路を出て離陸をし上昇を始める 俺「基地の真上に居やがった…!」 エイラ「あれが…ネウロイなのカ…」 いまだ上空は100メートルも満たない所でエイラは後ろを振り向き、黒の装甲に覆われた両翼にエンジンの付いた 爆撃機型ネウロイを見る 幸い爆撃機型ネウロイは基地を挟んで反対側でこちらに尾翼を見せている、爆撃した後だろう 俺「エイラ!出来るだけ高度を取るんだ!もっと上がれぇ!」 エイラ「りょ、リョウカイ!」 空で緊張の塊のようにガチガチなエイラは俺に指示されてようやく機首を上げて高度を上げ始める 俺「こちら俺軍曹、司令室聞こえるか!誰か聞こえないか!」 何度か司令室に連絡を取ろうと喉頭式マイクに叫ぶがザー…というノイズのみしか聞こえない 俺(エルマ中尉達は確か国境付近に出撃したんだったよな…司令室には繋がらない…エイラは…) 自分の後ろを飛んでいる少女の表情を見ると目は俺の方向を見ているが焦点が合ってないのか 俺が振り向いてることに気がついてない 俺(俺より旨く飛べるはずだけど…どうする?) 俺<エイラ、大丈夫か?> エイラ<あ、アア!私が前に出れば…お、おれ!わ、私の後ろに…> いきなり振られた質問に何とか答えようと応答するがエイラの声がどもってしまい 俺はその声を聞いて自分を落ち着けようと一度だけゆっくりと深呼吸し、喉頭式マイクに向かって喋る 俺<ふぅ…階級は同じだけど任期は俺のほうが長い、俺の後ろに着けエイラ> エイラ<で、でもだな!> 俺<俺は射撃を正確に当てられない!> エイラ<は、ハァ!?こんな時に何を言って…> 俺<だから俺が前に出る、オマエなら後方からでも当たるだろ射撃を頼むぞ!> エイラ<そ、そんな事言ったって…> 俺<エルマ中尉達も戻ってるはずだ、時間を稼ぐだけだ威嚇射撃だっていいさ> 無線でエイラに中隊が戻るなんて事は言ったがそんな事は聞いてない けどこの状況では必死に戻ってるだろうし…少しでもエイラの精神安定になればと思ったが エイラ<りょ、了解!> 緊張こそしているがガチガチに固まっている状況よりはまだましな声だった 俺<高度1500!左旋回!敵の高度は思ったより低い、インモラ基地の訓練でやった一戦離脱戦法で行くぞ> エイラは無線で戦法まで確認し、俺に続いてゆっくりと左旋回し正面の遠くに基地を見据える その奥には黒い爆撃機の横腹が見え、エイラはM1932短機関銃を握り締めた 複数の爆撃機型ネウロイは再びカウハバ基地に空爆を仕掛ける 空爆を仕掛ける前は射程外だったが、空爆を終えて基地から離脱する所で俺とエイラはネウロイに追いつく 俺<一番最後のネウロイに攻撃を仕掛ける> エイラ<了解!…っ!俺!ネウロイから攻撃が来ルゾ!> 俺<ぐっ!>ブウウウウウウウン エイラの無線を受けて俺はネウロイを確認せずにすぐさま左にロール(横回転)し、空に腹を向けたところで機首を上げて 高度を落とす その数秒後にネウロイからの赤い閃光弾らしき物がいくつも俺の居た場所を通り過ぎる 俺<後方機銃か…?助かったぞエイラ!> エイラ<お、オオウ…ここはやっぱりお決まりの後で一杯奢r…うわあああああ!?> 俺<被弾したか!?> エイラ<弾が横切っただけでダイジョーブダ!> 俺<さっきなんて言いたかったんだ?> エイラ<な、何でもナインダナ!次来るゾ!> 俺<はぁ?ってうおおおお!> 俺とエイラの存在に気がついた爆撃機型ネウロイは基地を奇襲、爆撃する為に落としていた高度をゆっくり上げる エイラはそれでもネウロイよりも高い高度に居たが、俺は2度目の攻撃でネウロイよりも低い高度になってしまった 俺<俺より高い高度に行きやがった…って後方機銃が来ないな> エイラ<こっちは集中攻撃されてるぞオレエエエエエエ!> 俺<機体上部にしか後方機銃が無いのか…なら!> エイラはネウロイの後方機銃を何とか避けながらゆっくりと降下し始め 俺はエンジンをフルスロットルにしてネウロイの腹部へ後方から上昇しつつ接近する 万が一に備えてシールドを張りながら 俺「…700…600…500…400…300…200!あたれぇ!」 距離200m、その距離でも射撃があたるか怪しい俺の腕だったが祈りを込めてM1932短機関銃の引き金を引く ガガガガガガガ… 敵の胴体に火花が飛び散り金属と金属が激しくぶつかったような音はする物のネウロイは一向に弱った気配はない 数秒で71発も入ったM1931のドラム型弾倉を空にした俺はリロードする為に円状の弾倉を外し 予備の縦に長い弾倉を装着し、コッキングレバーを引いてM1931に新たな弾丸を再装填する 俺(こんなに早くドラムマガジンが空になるのかよ…胴体は利かないからエンジンに攻撃を集中させるしかないけど…) 着々と俺と爆撃機型ネウロイの距離は近づいて居るが接近し始めた頃より近づいてる速度が遅くなっている 一刻一刻と事態が進んでいく中、後方機銃を避ける為にネウロイより高度を落としていたエイラが俺の少し上部の 後方まで追いついてきた エイラ<俺、アイツの左エンジンを狙おう> 俺<…俺もエンジンを狙うのは考えてたけど…距離がまだ遠い> エイラ<牽制でもイインダロ?私も左エンジンを狙えばいくつか当たるダロ> 牽制でも良い、というのは張ったりで実際いつエルマ中尉達が戻るか分からない台詞だったんだけど 俺<…そうだな、それで行こう 射撃のタイミングはエイラに任せるどうせ俺は当たらない!お前の一番良い距離で頼む!> エイラ<偉そうに役立たず宣言するなヨナー…了解、それじゃあ…> 今はエイラの長機、全部が嘘という訳ではないが自分の発言を今更覆せないし覆してはいけないと思い腹を括る エイラは力の抜けるような俺の通信を受けつつもバッファローのエンジンのスロットルを全開にしてネウロイに接近する 俺もスロットルを全開にしているが、エイラより先に上昇を開始した為か中々速度が上がらない エイラが俺と並んだ所で エイラ<そろそろ行くぞ!> 俺<了解、号令宜しく> エイラ<3…2…1…撃てエエエエエエエ!> エイラの叫びと同時に爆撃機型ネウロイの左翼に付いているエンジンに エイラと俺の短機関銃の弾丸を送り込んだ いくつかハズレながらも最初よりも接近したとあって俺の弾丸がいくつか当たり エイラの弾丸は多少エンジンの周囲を掠める弾丸があったがほぼ当たっていた 精密であろう部分に集中攻撃をされた為か爆撃機型ネウロイの左エンジンから火が出る エイラ<倒したノカ!> 俺<いやまだだ…> 爆撃機型ネウロイの左エンジンは火を噴いたがかろうじでその反対にある右翼のエンジンで飛んでいる エイラ<だったらまた!> 俺<いや、ここで旋回、基地に戻ろう…> エイラ<何でダ!もう少しなのに> 俺<俺たちが攻撃してるのは最後尾の爆撃機、その前には複数敵が居る> エイラ<だったら尚更倒したほうがイイダロ!> 俺<今の飛んでる位置を見ろ> エイラ<あ…> 俺とエイラは敵を追うことばかり考えて基地からずいぶんと離れた場所まで来ていた 俺<…それにこいつら基地に旋回する様子もない、こっちの弾もそんなに多くない> エイラ<…> 考えたくは無いがこいつら、俺たちを… 俺<…戻ろう、深追いは禁物だと訓練で教えられたしな> エイラ<…了解> 俺たちは片方のエンジンから火を噴くネウロイを目前に旋回し周囲を警戒しながらカウハバ基地へと戻る その道中で俺はエイラに 俺<すまん…> 己の力の無さか、無能な指示か、無駄足を踏ませてしまった意味合いなのか… 多分全部だろうな、そんな気持ちを込めてエイラに謝罪し俺たちの初陣は 基地が大きな被害を受け、敵ネウロイの撃墜無しという結果で終わった 続く
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所持武将 R島津豊久 (画像) 必要士気 4 効果時間 統率時間 計略内容 範囲内の敵の部隊数が多いほど自身の武力が上がり、兵力が最大兵力を超えて回復する。 詳細 武力上昇値 = 基本値1 + 敵部隊数、兵力+??%、効果時間?.?c (2.00B) 用法 ・・ 対処法 ・・
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ステージ名 ステージ名 あらすじ ステージ情報 ミッション あらすじ ステージ情報 冒頭解説 出現条件 操作可能武将 片倉小十郎・伊達政宗 難易度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 制限時間 60分 勝利条件 相馬義胤と雑賀孫市の撃破 敗北条件 伊達輝宗と伊達政宗と片倉小十郎いずれかの敗走 ミッション 番号 名称 内容 備考 No.1 敵陣突入 泉田胤雪と泉田胤清を撃破せよ! No.2 誘引作戦 木幡高清を中央砦外に誘引後、撃破せよ! No.3 雑賀衆登場 雑賀孫六と土橋守重を撃破せよ! No.4 総大将の危機 中村清忠と水谷胤重を撃破し、伊達輝宗の敗走を阻止せよ! No.5 小十郎の策 相馬郷胤と相馬隆胤を撃破せよ! No.6 ☆迅速果敢 泉胤政と泉胤秋を撃破せよ! No.7 ☆先見の明 南砦制圧のため、木幡継清を撃破せよ! No.8 ☆備えあれば憂いなし すべての盾兵を撃破せよ! 南西の無人の詰所に侵入後発生。 No.9 ☆増援来襲・壱 白川義親と新城信常と高玉常頼を撃破せよ! No.10 ☆増援来襲・弐 佐竹義重と佐竹義久の伊達輝宗接近を阻止せよ! ☆はボーナスミッション