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「リっちゃぁぁ~~~~~~~~~ん!」 彼方から野太い声がする。聞いただけではこれが女の発する声だとは理解できないだろう。 …と、その声を出した本人が近づいてきた。 「リっちゃぁぁぁ~~~~~ん!!」 …訂正。声を発する張本人を見ても女の声だとは理解できない。 彼女(で合っているのか疑問だが)は原田ウマ子。パプワ島に来た暗殺団『心撰組』の人間である。 今日もこの島で家政夫をしているリキッドへのアプローチに来ている。 「リっちゃ~ん、今日は海からシャチ捕って来…って、何じゃあんたらは!」 ウマ子が突っ込んだ「あんたら」、それはなのはとフェイトだった。 任務でこの島に来たのだが、どういう訳かこの島は一度入ると脱出不可能らしく、今までこの島で暮らしてきたのだ。 「…はっ!?まさか…『(あまりに過激な内容のため自主規制)』という訳じゃ…ゆ、許せんのじゃあぁぁぁ!!」 思い切りなのは達に突撃を仕掛けようとするウマ子。 だが、なのはとフェイトはアイコンタクトでデバイスを構え、魔力のチャージを始める。そして… 「全力全開!」 「疾風迅雷!」 「「ブラストシュート!!」」 合体魔法『ブラストカラミティ』がウマ子を直撃し、因果地平まで吹き飛ばした。 「…今の何?」 「新手の傀儡兵かな?」 何気に酷い事を言っているのが約二名。そしてその影では… (ありがとう魔砲少女達!でも多分死んでない) この事を心から感謝するリキッドがいた。 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
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――記念すべき初任務が、盗みか。 ――人聞きの悪いこと言わんといてや。これは人質解放作戦やで? ――分かってる。しかし、いいのか? 俺たちは魔導師じゃない、兵隊だ。 ――しゃあないよ。管理局の施設だけあって、魔力に対する監視網は万全なんやから。 ――それで質量兵器投入か。お前さん、結構利用できるものは何でもするというか、その……。 ――"狸"って言いたいんやったら、褒め言葉やで? ――分かったよ、狸さん。ギャズ、グリッグ、準備いいか? ――グリッグだ、いつでもいいぜ。 ――こちらギャズ、配置に就いた。 ――了解。作戦を開始する。 Call of lyrical Modern Warfare 2 第7話 The Hornet s Nest / 奪還作戦 第一段階 SIDE Unknown 四日目 2000 時空管理局 本局 第五港湾地区 ポール・ジャクソン 元米海兵隊曹長 妙なところにまで来てしまったな、とかつての海兵隊員は思う。 野戦服にサイレンサー付きのM21狙撃銃を両手に持ち、接近戦に陥った場合に備えてMP5Kを肩に引っ掛けている彼の肩に、しかし以前なら縫い付けられていたはずの星条旗はなかった。今のポー ル・ジャクソンは、アメリカ合衆国の海兵隊員ではない。祖国が異世界からの侵略に蹂躙されているにも関わらず、彼はあえて帰国して戦うことを拒んだ。この戦争には、何かがある。単にアメリ カと管理局が全面戦争に陥るだけでは済まない、別の何かが。それを知るために、彼は国旗を一度捨てた。 普段なら停泊中の次元航行艦で賑わう管理局本局のこの港湾地区は、普段の様子が夢であるかのように静かなものだった。停泊中の艦船は大半が出払っており、補給物資を積み込む作業員や損傷 箇所の修理を行う工員の姿もない。積み上げられたコンテナや資材だけが不気味なまでに静かに佇む、無人地帯。いるのはジャクソンだけのようにも思えた。 否――物陰から物陰へ、飛び込むようにして移動する元海兵隊員は、まだ停泊している艦船が一隻いるのを見つけた。わざわざ双眼鏡で確認することもない。双胴の、SF映画に出てくるような次 元航行艦。確か、事前のブリーフィングによれば名を『アースラ』と言った。"彼女ら"にとって、思い入れのある艦なのだという。今回の目標は、あれだ。 しかし、とジャクソンはM21を構えて、狙撃スコープで『アースラ』に乗り込むまでの道を確認し、障害が立ち塞がっていることを確認する。艦の入り口には橋がかけられているが、当然見張りが 立っていた。人間ではない。地球への降下作戦で、本局は人員のほとんどをそちらに割いている。彼が見たのは、自動人形だった。 「ジャクソンより各員、情報通りだ。艦への入り口は一つ、見張りが立っている。傀儡兵、これも情報通り二足歩行の小型のやつだ。数は二、同時に倒す必要がある」 首元のマイクに向けて、同じように港湾地区に侵入しているであろう二人の仲間に通信を送る。その間にも、狙撃スコープから眼は放さない。橋の前に立ち塞がる自動人形――傀儡兵は、魔法で 動くロボットだ。本局の大半を掌握した地球への報復強行派は、人数不足をこうした無人兵器によって補っているのだろう。とは言え、ジャクソンたちにとってはかえって好都合だ。傀儡兵は大型 で火力のあるものだと手強いが、小型のものは並みの歩兵とそう変わらない。魔導師と違って魔法による防壁も展開できないので、こちらの銃弾は充分に通用するだろう。 「ジャクソン、ギャズだ。こちらも目標を確認した。グリッグ、俺が外したら頼む」 「外したら? どうしたイギリス人、自信なさげだな」 片耳にだけ装備したイヤホンからは、配置に就いている味方の声が電波に乗って飛び交うのが聞こえた。ギャズはイギリス陸軍特殊部隊『SAS』の出身であり、射撃の腕は問題ないはずだ。だから ジャクソンと同じ海兵隊出身のグリッグから心配されたのだが、深い意味があっての発言ではなかったようだ。 「万が一、さ。お前らアメ公と違って俺は慎重なんだ」 「慎重すぎても失敗するぜ――まぁいい。ジャクソン、お前の発砲が合図だ。やってくれ」 了解、と短く答えて、ジャクソンはM21を構え直した。腰を落とし、肩のくぼみにしっかりと銃床を当てる。右手はグリップを握り込み、左手は長い銃身を支える。引き金に指をかけて、覗き込ん だ狙撃スコープの照準を、こちらの存在に気付かないでいる傀儡兵の頭部に合わせる。人間と同じで、そこが彼らのメインコントロールユニットだと聞かされていた。難しく考える必要はない。 すっと息を吸い込み、呼吸を止めた。呼吸に合わせて上下左右に揺れていた照準が微動だにしなくなり、目標を正確に捉える――引き金を引く。発砲、サイレンサーが響き渡るはずだった銃声と 閃光を掻き消して、七.六二ミリ弾特有の反動のみが銃撃の証明を行う。狙撃スコープの向こうで、傀儡兵は突然見えない何かに殴られたようにしてひっくり返る。もう一機、と照準をずらせば、 残った一機も仲間と同じ運命を辿っていた。クリア、ひとまず障害は排除した。 M21狙撃銃を右肩に戻したジャクソンは立ち上がり、MP5Kを構えて狙撃ポイントを脱する。小さな黒い銃を抱えるようにして走り、『アースラ』の入り口に繋がる橋へ辿り着いた。先ほど撃ち倒 した傀儡兵は煙を上げて動かなくなっており、彼が近付いても反応しなかった。念のため銃口を向けながら、足で小突いて機能停止を確認。それが済むと、彼は右手でMP5Kを保持したまま、左手で 背後に親指を立ててみせた。途端に、どこからともなく先ほどの通信の相手が出てくる。グリッグ、ギャズの二名。数年前、地球の超国家主義者との戦いで共に死地を脱した戦友たちだ。 「よし、ここから先は発砲に注意だ。『アースラ』の乗組員たちが監禁されている」 「あのクロノって小僧もここにいるのか?」 「それをこれから確かめるのさ」 そうかい、と質問を送ったグリッグは納得してみせて、カービン銃のM4A1を構えて進む。背後の援護と見張りはギャズがG36Cを構えて行う。装備がバラバラなのは、準備の期間が短すぎて統一の 手間が取れなかったからだ。最悪、傀儡兵の持っている魔導杖を奪って戦うことになるかもしれない。魔力適性は三人とも皆無なので、槍か棍棒のようにする他ないが。 橋を渡って自動扉を抜けて、艦内へ。情報によれば、乗組員たちは全員が食堂に監禁されているとのことだ。通路を注意深く進み、三人の兵士たちは乗組員の解放に向かう。 港湾地区がそうであったように、艦内は異様なまでに静かだった。照明と空調は機能しているが、傀儡兵が巡回している様子もない。よほど襲撃の可能性は低いと思われていたのか、それとも罠 か。姿が見えない以上、彼らは進むしかなかった。 先頭を行くジャクソンが、足を止めた。左手をグーにして上げて、止まれの合図。壁に身を寄せて、目的地の食堂前にまで到達したことを知らせる。眼と身振り手振りだけで彼はグリッグとギャ ズに配置に就くよう促し、二人はそれに従う。食堂への扉は電子ロックされているようだが、物理的に解除する手段を彼らは用意していた。 ギャズが、粘土のような物体を持ち出し、扉に押し付ける。信管とコードをセットし、起爆準備完了。粘土はC4爆弾だった。どうせ押しても引いても開かないならば、爆破してしまえと言う魂胆 だった。とは言え、監禁されている乗組員たちまで吹き飛ばしてしまっては意味がない。量は控えめに、扉を爆破できるだけに留めてあった。 視線を交わす。アイ・コンタクトで意思疎通。突入準備が整った。ジャクソンはギャズにやれ、と合図。彼は頷き、起爆スイッチを押す。直後、轟音と共に弾け飛ぶ扉、舞い上がる煙。悲鳴が食 堂内で聞こえたので、やはりここで間違いない。爆破直後にも関わらず、ジャクソンとグリッグは煙を突っ切って突入する。 煙の向こうに、敵がいた。床や椅子の陰に伏せる乗組員たちの中で突っ立っている傀儡兵。ゆっくりと、スローモーションのような動きで手にした魔導杖を銃口のようにこちらに突きつけてくる ――動きは、生身の兵士たちの方が上だった。MP5Kの銃口を跳ね上げたジャクソンは、素早く照準を敵に合わせて、短い間隔で引き金を数回引く。軽快な射撃音と共に薬莢が弾け飛び、小口径の弾 丸を一度に何発も浴びた傀儡兵がのけぞり、倒れる。右手に見えていた敵には、すでにグリッグのM4A1が向けられていた。五.五六ミリ弾が放たれ、こちらの傀儡兵も崩れ落ちるようにして倒れ、 撃破された。煙が晴れるまでの一分もない時間のうちに、兵士たちは食堂にいた傀儡兵たちの制圧を完了する。 「オールクリア、上手いぞ」 「ナイスショット、いい腕だぜ」 短くお互いの腕を褒め合って、ジャクソンとグリッグは銃口を下ろした。爆破担当のギャズも加わって、乗組員たちの救助を行う。彼らはいずれも目隠しされて手足も縛られていたが、負傷した 者はいないようだ。一人一人、拘束を解いてやる。 乗組員たちのうち一人の解放を行おうとしたジャクソンは、ふと気付く。どこかで見覚えのある女性だった。栗毛色の髪をリボンで束ねた、どことなく姉貴のような雰囲気を持った女性。目隠し と口を覆っていたテープを引き剥がすと、やっぱりな、と納得した。確か、以前にクロノ・ハラオウンの元を訪ねた際に顔見知りになったことがある。名前を、エイミィと言ったか。 「エイミィ・リミエッタ? 俺が分かるか、ジャクソンだ。クロノの友人。奴はいるか?」 「ええ、分かります――クロノ君は、分からないけど。あの、どうしてここに。いったい何が」 「説明は後だ。動かないでくれ」 顔を合わせるなり疑問の声を上げるエイミィを無視して、ジャクソンはナイフを持ち出した。まったく、魔法の世界だと言うのに拘束方法はなんて原始的なんだ。胸のうちで悪態を吐き捨てながら 彼はナイフで彼女の手足を縛る縄を切り解いた。これで晴れて自由の身、見渡せばギャズもグリッグも他の乗組員たちを皆、解放していた。 「さて、どこから説明しようか――ああ、誤解しないでくれ。俺たちは君たちに危害を加えるつもりはない、本当だ」 解放されたばかりの『アースラ』乗組員たちは、しかし疲れと疑問が入り混じった表情をしていた。視線が自分たちの銃に向けられていることに気付き、兵士たちは得物から手を離して攻撃の意 思はないことをアピールする。とは言っても、それですぐに信用してくれるはずがなかった。どこからどう見ても、彼らの兵装は地球の質量兵器。管理局と地球、正確にはアメリカだが、とにかく 戦争状態にある相手と思われても仕方ない。 「あーあー、ちょっと。なんでうちらの到着待たんの。こら、ジャクソンさん」 どうしたものか、とジャクソンが頭を悩ませていると、不意に、独特のイントネーションを持った若い女性の声が響き渡った。振り返れば、見慣れた少女がそこにいた――八神はやて。彼女の姿 を見た時、わっと乗組員たちが湧いた。ようやく信頼できる人に会えたと言う様子だった。先頭に立ったエイミィが、はやての質問の雨を浴びせている。 「はやてちゃん!? 嘘、なんでここに!? クロノくんは? って言うかこの怖い兵隊さんたちは何!? 色々教えてよ、お姉さん分かんないことだらけだから!」 「ちょ、ちょう落ち着いてな、エイミィさん。他の方々も――あー、どこから話そうか。なぁ、ジャクソンさん?」 「おいおい、室長がそんなのじゃ困るぞ」 室長、と言う言葉に、乗組員たちは反応した。今のはやては、何かの要職に就いているのだろうか? 答えは、彼女自身の口から語られることになった。 「ゴホンッ――まぁその、記念すべき初任務やった訳やよ。"機動六課準備室"の、な」 SIDE Task Force141 四日目 1619 ブラジル リオ・デ・ジャネイロ ゲイリー・"ローチ"・サンダーソン軍曹 ここに、一つの動物の群れがあったとしよう。性格は非常に獰猛で、一匹では大したことはないが、ほとんどの場合、彼らは無数とさえ思えるような数で攻め入ってくる。そんな群れの長を捕獲し たならば、群れの者たちはどんな行動に出るのか? 答えは、至って単純だ。長を奪還すべく、攻め込んでくる。それも、一度に大量に、だ。 ローチたちTask Force141が直面しているのは、まさしくそういう敵による追撃だった。南米、ブラジルに居城を構える武器商人、アレハンドロ・ロハスは配下にスラム街の一帯を掌握できるほど の部下を持っており、ロハスを確保するということは、彼らが奪還に乗り出すのは当然のことと言えた。ロハスの確保に至るまで相当な数のギャングを排除したが、それすら氷山の一角に過ぎない。 Task Foroce141は一騎当千の強者揃いであることは間違いないが、ギャングどもはそれを数の暴力によって覆そうというのだ。これに打ち勝つことは出来ない。勝てない相手からは、逃げるしかない。 ところが、彼らを回収すべきはずの手段は司令部との通信が飛び交い混迷する一方の回線により、完全に消え去ってしまっていた。通信機のスイッチを入れてもほとんど雑音同然の音声しか拾わず 孤立無援、袋の鼠も同然に近い状況だ――"近い"と言うのは、完全に閉じ込められた訳ではないからだ。米軍による正規の脱出法は完全に消えたが、まだ非正規の方法が残っている。 「一人心当たりがある。携帯電話を貸してくれ、どれでもいい」 指揮官、マクダヴィッシュ大尉が突然妙なことを言い出した。何を考えてるんですか、と胸中に走った疑問はあえて口に出さず、ローチはスラム街の中の一軒、銃撃戦に巻き込まれるのを避けて住 民が逃げ出した無人の家屋に上がりこみ、古い型の携帯電話を探し当てた。そいつを上官に渡すと、マクダヴィッシュは迷いのない動きで番号を押し、電話する。どこにかけているのだろう。 「ああ、ああ、そうだ。今すぐ繋いでくれ――何? 海外通話にはカードがいる? そんなものないぞ。いいから繋げ……出来ない? くそ、ふざけやがって」 「どうしたんです?」 「ゴースト、お前財布持ってるか」 苛立ちを声と表情で露にするマクダヴィッシュに、副官のゴーストが尋ねてみる。回答は誰もが予想にしなかったものだ。クレジットカードの番号を教えてくれと。しかし、そうそう上手いこと 持ち合わせているものでもなかった。戦場に私物の財布を持ち込んでも意味がない。スラム街にクレジットカードなんてブルジョアめいたものがあるはずもない。 「大尉、俺のでよければ――経費で払ってくれますよね、これ」 「駄目ならシェパード将軍のポケットマネーから払ってもらおう。あー、VISAの……」 幸い、ただ一人クレジットカードを持ち合わせている者がいた。ミッドチルダ、時空管理局出身のティーダ・ランスター1尉だった。何で持ってるの、とローチが問いかけると、彼は地球で買い物 する時のため、と真顔で言った。おそらく本当であるに違いない。ミッドチルダと地球が正式に交流を持った時、異世界に進出を果たしたのは米軍や各国大使館以外にも、金融業界があった。しかし 特殊作戦に従事する者が、戦場にカードを持ち込むとはいかんせん緊張感が足りないのではないか。そう言いかけて、ローチは口を噤んだ。やめておこう。今はなんであれ、ティーダのカードが役に 立っているのだし。 「お得なプレミアムパック? いらん、早く繋いでくれ……よし、繋がった。ニコライ、久しぶりだな。助けてくれ」 どうやらマクダヴィッシュの言う"心当たり"と繋がったらしい。これで脱出の手はずは整うだろうか。ふと、ジェットの轟音を耳にして、兵士たちは上を見上げる。リオ・デ・ジャネイロの中でも 比較的標高が高い位置にあるこのスラム街は、空港に向けて着陸する、あるいは離陸する一般の旅客機がよく見えた。いっそあれに飛び乗れたらな、とはゴーストの呟き。飛び乗る、そういえば魔法 使いは飛べるのではないか。 「ティーダ、お前だけでも飛んで逃げたらどうだよ」 「冗談。俺だけ逃げても意味ないだろ?」 それもそうか、とローチは笑った。魔法使いらしからぬ装備をしたこの空戦魔導師は、自分たちと一緒に地面を這いつくばって行くつもりなのだ。 結論から言うと、ロハスは知っていることを全て喋った。ソープとゴーストが、彼から聞き出したのだ。スラム街を駆け抜けながら、彼らは分隊員に情報を伝達する。 「ロハスが知っていたのは、マカロフの居場所じゃなかった。奴は、マカロフがアメリカと管理局よりもずっと憎んでいる男がいるってことだけを話した」 「今はその情報に頼るしかない。もしそれが本当ならそいつを見つけ出して、マカロフを釣る餌にしよう」 しかし、聞き出せたのはたったそれだけなのか。誰しもが疑問に思うことだろう。よほどマカロフは、自分の情報を包み隠すことに長けているようだ。直接武器の取引を行った死の商人でさえ、彼 の行方は知らない。ところで、その武器商人はと言えば、虫の息と呼ぶにふさわしい状態で貧民街に放置されたままだった。死んではいないが、自力で動いていけるとは思えなかった。 「大尉、ロハスはどうすんで?」 「地元の警察に譲ってやる。もう通報済みだ」 ティーダからの問いかけに、マクダヴィッシュは足を止めず答える。なるほど、それがいいに違いないと質問者は呟いた。ロハスはギャングたちを束ねる頭領だ。地元警察も逮捕してしまえるならた だちに動いてくれるだろう。 問題はここからだ。マクダヴィッシュ大尉が救出用のヘリを呼んでくれたらしいが、回収地点に到達するまでは貧民街を抜けてその先、市場を通り越して広場に向かわねばならない。ヘリが着陸出 来るような地点は、そこしかないのだ。だが、怒り狂ったギャングどもは群がる蜂の如く、異邦人たちの撤退を阻止しに来るだろう。まさしく蜂の巣を突いたかのように。 Task Force141は指揮官を先頭にして坂を上り、市場へと繋がる道路に出た。そこでローチが目にしたのは、数両の自動車と、武装した集団――まずい、テクニカル(武装車両)だ。荷台に大口径の 機関銃を搭載して、容赦なく撃ってくる。ギャングどもが、彼らの進路を予測して配置したに違いなかった。 散れ、とマクダヴィッシュの指示が飛んだ。言われるまでもなく、ローチは手近にあったコンクリートの壁に飛び込む。敵が、こちらに気付くのにそう時間はかからなかった。理解不能なくらい早 口でまくし立てられた異国の言葉が走り、すぐに銃撃戦が始まる。彼の身を守る防壁は、しかし防弾に使うにしては少々頼りなかった。現に、ピュンピュンと貫通した小銃弾が身体のすぐ傍を掠めて 飛んで行く。死の恐怖が、ほんの一瞬で命を奪いかねない状況だ。くそ、と罵り、手にしていた短機関銃UMP45を持ち出し、危険を承知で身を乗り出す。短機関銃は威力と射程で小銃に劣る分、反動と重量が軽く、取り回しが良い。素早い照準、捉えた敵を撃つ、撃つ、撃つ。いくらか射撃した後、再び身を潜めてクイックリロード。中途半端に消耗したマガジンのままでは、いざという 時命に関わる。マガジンを銃に差し込み、再び銃撃。ダットサイトの向こうでギャングがあっ、と悲鳴を上げて家屋の屋上から文字通り撃ち落とされるのを確認し、駆け出す。次の障害物まで突っ走 り、身を隠す。少しずつでも前進していかねば。 「うわ、ち、くそっ」 ドンドンドン、と明らかに自分の持つUMP45や普通の小銃と違う、低く重い銃声が鳴り響いた時、ローチはそれが、自分に向けられているのだと思い知らされた。遮蔽物、それもそこそこに分厚そ うな家屋の陰に身を寄せたと言うのに、飛び込んできた銃弾は易々と貫通し、彼の周囲に着弾し、跳ね飛ぶ。テクニカルのM2重機関銃の射撃に違いない。口径一二.七ミリ、第二次世界大戦の頃から ずっと現役である老兵は、しかしその威力にまったく衰えを感じさせない。歩兵などボロ雑巾のように弄んでしまう。苦し紛れにUMP45を右手で壁から突き出し、引き金を引いて照準も何もない滅茶 苦茶な乱射で抵抗を試みる――駄目だ、これは死ぬ! 怒ったように反撃の銃撃を浴びせかけられ、ローチは身を伏せ、縮こまるしかなかった。勝てない。火力で圧倒的に負けているのだ。他の味方 も、状況は似たようなものだろう。ティーダ、と首元のマイクに戦友の名を浴びせて援護を求めようとするが、返事がない。 「車だ、車を撃て!」 誰の指示だったかは分からない。しかし、片方の耳に突っ込んだイヤホンに誰かの声が入ってきて、藁をも掴む思いで彼は指示に従った。機関銃座が設けられている白い車体のテクニカルに向けて UMP45を乱射。敵兵たちは激しく撃ち返してきたものの、弾に当たらないことを祈るほかなかった。身を掠め飛ぶ、銃弾と言う名の死神の嵐。訳の分からない雄叫びが聞こえて、それが自分のものだ と気付いたのは銃が、カチンッと機械的な断末魔を鳴らした時だった。リロードをやろうとして、いきなり後ろから首根っこを引っ張り掴まれ、強引に地面に叩きつけられる。ひっくり返る視界の最 中で彼が見出したのは、鮮やかな橙色をした髪の男。ティーダに、それからその背後で顔を髑髏のムバラクで覆った兵士もいた。これはゴーストだ。大胆にも遮蔽物に隠れようともせず、小銃のACR をフルオートでぶっ放していた。 直後、轟音。スラム街に熱風が渦巻いたかと思うと、黒煙と炎が敵のテクニカルを包み、荷台にあった機関銃がひっくり返っていた。慌てて逃げ出す敵兵たちの背中に向けて、今度はティーダの放 った魔力弾が叩き込まれる。彼は命中させる気はないらしく、威嚇射撃に止めていた。どの道、一人や二人撃ち倒したところで意味のない戦力差なのだ。適当に恐怖心を煽って撃たせず引っ込ませた 方が、脱出はやり易くなる。 テクニカルは、よくよく見れば日本のトヨタ製だった。日本車は高品質だとローチは聞いていたが、エンジン部にあまり多量の銃弾を撃ち込まれても耐えられるほど頑丈ではなかったのだろう。彼 の撃った銃弾と、それからゴーストの放ったACRの銃弾がやがて火災を引き起こし、引火と爆発を発生させたのだ。くそ、日本人はギャング相手にも商売するのか。 「立てるか?」 ティーダに差し出された手を無視して、ローチは立ち上がる。まだ、回収地点には到達出来ていない。ギャングどもも、これで諦める訳ではないだろう。Task Force141は硝煙と敵の死体で埋もれ るスラム街を進み、市場へと向かう。 「ティーダ、ケンタッキーは好きか!?」 案の定、市場に辿り着いた兵士たちと魔法使い一名は、激しいギャングどもの待ち伏せに会っていた。入り組んだ地形は視界を遮り、敵と味方の区別を困難にする。挙句、ここは敵地であり、敵兵 たちは土地勘を持っているのだから質が悪かった。普段はスラム街の中でも比較的活気がありそうな市場は、たちまち銃声と爆音、怒号に染め上げられる。放置された籠に中にいたニワトリたちが、 なんだかずいぶん場違いな感じがした。彼ら、もしくは彼女らはコケーッと悲鳴を上げるばかりで、何も出来ない。 物陰に隠れて、それでもなお銃撃に晒されるローチは、近くで彼を援護していた魔導師を呼んだ。呼ばれたティーダは拳銃型のデバイスで激しく敵にお返しの魔力弾を叩き込みながら――部隊の中 でも、彼の銃撃は猛威を振るっていた。入り組んだ地形であってもティーダの放つ弾は文字通り魔法で、見えない敵だって追尾する――「あぁ!?」と聞き返す。何を言ってるのか聞こえなかったら しい。仕方なく、兵士は少し離れたところで銃撃から身を隠すマクダヴィッシュに視線をやった。やれ、と指揮官は手で合図。了解、と口には出さず行動でローチは返事した。手には、手榴弾。 「フライドチキンは!? って言うか鶏肉好きか!?」 「嫌いじゃねぇよ、訳分かんねぇけど!」 それはよかった、とピンを抜く。一、二、三とカウントした後、ローチは手榴弾を敵がいると思しき方向に投げた。カラン、と一度地面をバウンドして転がった手榴弾は、市場の奥で爆発。一つと 言わずにもう二つ、と同じように手榴弾を投げ込み、爆発、爆発。直後、銃撃が止んだ。入り組んだ地形は爆風のエネルギーを反射させ、その威力を拡散させることなく、敵に死神となって襲い掛か ったのだ。市場に展開するギャングたちは、味方だと思っていた地形により敗北を喫したことになる。 ところで、何故ローチがフライドチキンは好きか、とティーダに訊ねた理由であるが、哀れにも爆風に巻き込まれたニワトリたちが市場には多数存在した。可哀想に、戦争に巻き込まれてしまった ばっかりに。次に生まれてくる時は、今度こそ美味しいチキンになるといい。 「カーネル・サンダースが泣いてるぞ。泣きすぎて川に投身自殺するんじゃないか、これ」 「ああ、十年ぐらいしたら上半身が出てくるさ」 さらば、ニワトリたちよ。君の犠牲は無駄にしない。ゴーストとマクダヴィッシュが短い追悼の言葉を送って、Task Force141は市場を抜けた。ようやく回収地点、ヘリが着陸できそうな広い平地 が見えてきた。と、その時、碧空の向こうからバタバタとローター音を鳴らしてやって来るヘリが見えた。ギャングどもが攻撃ヘリなど持っているはずもないから、おそらくマクダヴィッシュが呼ん だ救援のヘリだろう。その証拠に、指揮官は通信機でヘリと交信している。 「ニコライ、あと二〇秒で到着する。そっちも準備しててくれ!」 「友よ、それでは遅すぎるかもしれんぞ。上から見えるが、民兵どもがどんどん集まってきてる」 オープンにしていた通信回線に、ロシア訛りの強い英語が入ってきた。マクダヴィッシュがニコライと呼んだ、ヘリのパイロットのものらしい。ここまで来て、敵はまだ諦めないのだ。よほど主君 を奪われた憎しみは深かったのか、それとも単に血に飢えているのか。どちらにせよ、言えることは一つだ。逃げなきゃ、やばい。 家屋を抜けて近道し、ついに回収地点に辿り着く。頭上には、ヘリが待機していた。吹き付ける風、うるさいくらいのローター音がかえって頼もしい。ニコライのMH-53ペイブロウ大型輸送ヘリ。 米空軍で使用されている機体だが、国籍標識がないのを見るに、ひょっとしたら自家用機かもしれなかった――軍用の大型ヘリを自家用機? 乗ってるのはなんてブルジョアな奴なんだ。スラム街を 歩いたら金目のものを引っ手繰られるぞ。 ローチの思いは、現実のものになってしまった。ヘリとTask Force141が遭遇するなり、辺りからわらわらと銃を持ったギャングたちが押し寄せてきた。敵は直感的にMH-53を敵とみなし、激しい銃 撃を浴びせる。もちろん、歩兵用の小火器で簡単に落ちるほどニコライのヘリは脆いものではないが、こんな状況下で回収など出来るはずがない。 「駄目だ、攻撃が激しすぎる。着陸出来ない!」 「ニコライ、離脱しろ! 予備の回収地点に行ってくれ!」 「そうするよ、幸運を!」 やむを得ず、部隊はこの場での回収を諦めた。マクダヴィッシュを先頭に、Task Force141はギャングの攻撃を跳ね除けながら、家屋の屋根へ昇る。スラム街の屋根は繋がっていると言ってもいい ほどの密集しており、ほとんど平地と変わらないからだ。もちろん、敵の脅威が及ばない地点にまで移動せねばならないが。 「大尉、あのロシア人は信用できるんですか!? 逃げたってことはないでしょうね!?」 「ゴースト、無駄口叩く余裕はない!」 「くそ、了解です!」 ローチは、なんとなく嫌な予感がしていた。屋根に昇るが、回収地点はまだ先だ。文字通り屋根伝いに目標に向かって精一杯の駆け足で向かうが、スラム街の屋根はそう頑丈なものではない。足を 踏みつける度にギシッと軋む音がして、屈強な兵士たちが何人も同じ屋根の上を走り抜けていく。慎重に、などと言ってられる余裕もないが、それでも足が竦んでしまう。急げよ、と空は飛べるはず なのに最後まで徒歩で行くことになったティーダが背中を押してくれなければ、彼は一人置いていかれたかもしれない。 「戦友、上から見てるとスラム街全体がそっちを殺しにかかってるようだぞ。何か悪いことしただろ、動物殺したりとか」 「つまらんことを言ってる余裕があるなら離脱の準備をしろ! だいたいニワトリ殺したのは俺じゃない!」 そんな、大尉。俺が責任取るんですか。馬鹿なことを考えながら、跳ぶ、着地、走るを繰り返す。ヘリはもう目の前のところに来ていた。あと少しで――悪い予感が当たった。屋根が、途中で途切 れていたのだ。しかし今更躊躇は出来ない。部隊は皆、思い切り飛んで乗り越えていく。 ローチは、と言うと屋根が途切れる直前で踏み込み、一気にジャンプ。先に飛んだ――彼の場合は本当に飛んでいた。もう徒歩で援護する必要がない――ティーダの後を追う。だが、失速。踏み込 みが足りなかったか、それとも見えざる神の手が彼を跳ばせまいと足を引っ張ったか。ともかくも、ローチは向こう側に着地出来なかった。ギリギリのところで縁には掴まったものの、重力が彼を地 面に引きずり落とそうとズルズル引っ張っていく。うわわわ、と情けない悲鳴が上がった。 誰かが、自分のコールサインを呼んだ。ハッと見上げれば、先頭を進んでいたはずのマクダヴィッシュが、目の前にいた。彼は、手を差し伸べる。雪山でそうしたように。ローチも、彼の手を掴も うとしていた――届かない。差し出された手が、差し出した手がどちらもあと数センチのところで空を切り、そのままローチは、地面へと落ちてしまった。 頭の中で、鐘が鳴り響いている。それが命の危険が迫っていることを知らせる生存本能の警鐘だったのか、それとも彼を呼ぶ声だったのかは判別できない。おそらくどちらも正解だろう。ほんの数 十秒か数分か、ローチは気を失っていた。通信機には、ずっと彼を呼ぶマクダビッシュの声が響いている。ようやく我に返って、落下したのだと自分の状況を認識する。 ふらつく足取りで、どうにか立ち上がる。そうだ、逃げなければ。民家の壁に手を当てて支えにすると、屋根の上で誰かが騒いでいた。民間人かと思ったが、銃を手にしている――やっと、意識が はっきりしてきた。あれは、ギャングたちだ。こちらを指差して、何か言っている。まずい、見つかった! 「ローチ、逃げろ!」 マクダヴィッシュの声。言われずとも、彼は駆け出していた。偶然扉が開いていた民家の一つに突っ込む。直後、激しい銃撃が逃げ込んだ家屋の窓ガラスを木っ端微塵に叩き割った。飛び込んでき た銃弾が家電製品を傷つけ、火花を散らす。敵はもう間近に迫っている。 とにかく逃げた。飛び込んだ家屋に裏口があったのは、この上ない幸運だった。銃は落下した時に手放したらしく、今の彼は丸腰に近い状態だったが、かえって好都合だったかもしれない。身軽に なった身体は、墜落の衝撃などなかったように軽く、障害物を乗り越えていくのに最適だった。とは言え、危機感は消えない。走り抜けていく兵士のすぐ後ろを、死神が通り抜けていった。銃弾が真 後ろに着弾しているのだ。所詮訓練されていないギャングの射撃は上手いものではないが、恐怖心を煽るには充分過ぎる。 裏口を抜けて細い路地を銃撃に晒されながら逃げて、やっと屋根に辿り着く。滅茶苦茶に逃げ回っていたのだから、凄い偶然だ。ヘリが上空を通過していって、ニコライのMH-53が迎えに来てくれた ことに気付く。あれを逃がしたら、今度こそ終わりだ。踏み越え、乗り越え、駆け出し、走り、跳び、ついにヘリが目前に迫る。家屋を抜けて、柵の一つもないベランダから跳び込む。キャビンから 下ろされていた縄梯子に手を伸ばす――また届かない。畜生、俺は呪われてるのか。神よ、俺にここで死ねと!? 伸ばした手を、誰かが掴む。ティーダだった。空戦魔導師が、ヘリに併走する形で空を飛び、ローチを救出したのだ。 「神が許さなくても俺が許すってね――大丈夫か、落ちるなよ」 「言われなくてももう落ちたくねぇよ」 眼下は大西洋に繋がる海、ここで落ちたら今度こそ死んでしまう。必死にティーダの手を掴んで、ローチは早くヘリに入れてくれ、と悲鳴に近い声で訴えた。 「友よ、どこに行けばいい?」 「潜水艦だ」 一方、MH-53のコクピットではホッとした様子のマクダヴィッシュが、パイロットのニコライに行き先を伝えていた。 死地から脱したTask Force141には、しかしまだやるべきことが残っている。マカロフが唯一アメリカよりも憎む『囚人627号』を探さなければならない。 戻る 次へ
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Last up date 2009-09-26 18 28 17 (Sat) 河北 / 西涼 / 南蛮 / 巴蜀 / 江南 / 荊襄 / 関中 Lv ★ モンスター名 地区 地名 アク HP 備考 53 1 峡谷寒ガラス 荊襄 華容道 × 3876 58 6 黒虎 荊襄 華容道 × 53 1 荊襄反逆兵 荊襄 玉泉山 ○ 4307 53 1 荊襄敗走兵 荊襄 玉泉山 ○ 4307 53 2 謀反軍首領・陳到 荊襄 玉泉山 ○ 5814 56 5 思考存在の僵屍 荊襄 玉泉山 × 54 1 宗賊斥候 荊襄 硯山 ○ 4003 54 2 宗賊先手・張虎 荊襄 硯山 ○ 6338 60 1 宗賊歩兵 荊襄 硯山 ○ 4776 61 1 宗賊騎兵 荊襄 硯山 ○ 4906 54 1 木馬流馬 荊襄 隆中 × 4225 54 1 機械銅人 荊襄 隆中 × 4003 55 1 反乱虎豹騎兵 荊襄 鳥林 ○ 5508 55 1 闇ガラス 荊襄 鳥林 × 3901 56 1 荊襄オオカミ 荊襄 鳥林 ○ 4259 56 1 臨江の水鬼 荊襄 鳥林 ○ 4023 56 5 思考存在の僵屍 荊襄 鳥林 × 57 5 漢軍反逆将・梁厳 荊襄 鳥林 × 55 1 反乱虎豹騎兵 荊襄 安平村 ○ 5508 55 1 反乱青洲兵 荊襄 青徐軍営 ○ 4131 56 2 滅覇 荊襄 青徐軍営 ○ 4259 55 1 反乱青洲兵 荊襄 枚回州 ○ 4131 56 1 臨江の水鬼 荊襄 枚回州 ○ 4023 70 5 魔王・張天民 荊襄 枚回州 ○ 56 1 臨江の水鬼 荊襄 臨江村 ○ 4023 56 1 傀儡兵 荊襄 長坂破北営 ○ 4259 57 1 傀儡強兵 荊襄 長坂破北営 ○ 4388 57 1 八陣石兵 荊襄 無名の塚 ○ 4876 57 1 冥府の鬼馬 荊襄 無名の塚 ○ 4632 58 1 遁甲石像 荊襄 無名の塚 ○ 6022 58 1 灼熱の屍将 荊襄 無名の塚 ○ 4768 45 2 密偵 荊襄 無名の塚 ○ 57 1 鬼器 荊襄 龍隠八陣 ○ 4388 57 1 奇門石兵 荊襄 龍隠八陣 ○ 4388 58 1 遁甲石像 荊襄 龍隠八陣 ○ 6022 58 1 仙山の白狐 荊襄 爛柄山 × 4266 58 1 屍ハゲワシ 荊襄 博望坡 × 4517 58 1 灼熱の屍将 荊襄 博望坡 ○ 4768 58 2 傀儡大将 荊襄 博望坡 ○ 6775 58 4 妖弧・九尾 荊襄 博望坡 ○ 25596 60 1 宗賊歩兵 荊襄 宗賊要塞・中 ○ 4776 61 1 宗賊騎兵 荊襄 宗賊要塞・中 ○ 4906 61 1 宗賊渠師 荊襄 宗賊要塞・中 ○ 6542 62 1 宗賊巫祭 荊襄 宗賊要塞・中 ○ 4478 荊襄 名前
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【元ネタ】史実、三国志演義 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】張角 【性別】男性 【身長・体重】158cm・55kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A+ 幸運A 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 道具作成:B 【固有スキル】 天公将軍:B- 黄巾の乱における最高指導者、「天公将軍」を名乗ったことを示すスキル。 さらに弟の張宝を「地公将軍」、張梁を「人公将軍」とした。 数十万を超える黄巾の民の頂点に立つ者としての指導力、指示力。 このスキルは主に軍事能力に関して発揮される、カリスマの類似スキルである。 最後まで戦いきれずに病に倒れた影響、また黄巾の乱が仲間の裏切りによりなし崩し的に始まったことから、ランクはやや低い。 大賢良師:A 疫病を符水などで癒し、信奉を集めた太平道の創始者としての在り方を示すスキル。 民間療法治療能力、宗教家としての人心掌握術、話術、伝達能力などを総合したもの。 軍事遺骸の面に関する対人能力とでも言うべきものであり、第1スキルよりもランクが高い。 太平要術:EX 【宝具】 『蒼天已死、黄天當立(そうてんすでにしす、こうてんまさにたつべし)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:500人 そうてんすでにしす、こうてんまさにたつべし。 黄巾の兵たちが掲げたスローガン、反乱の題目の名を冠した宝具。 漢帝国に対して最初に起こった民たちの明確な反乱行動という、大きな時代のうねりそのものの具現化。 わかりやすくは張角たち兄弟が操ったと言われる天候操作の妖術が軌道し、嵐、雷鳴、雹、霧などの大規模対軍攻撃が行われる。 また黄巾の操作術で支配下においた傀儡兵、あるいは農民たちの行動操作も可能であり、組み合わせることでたとえ官軍に対しても真っ向から立ち向かうことが可能となる。 【解説】
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+ 〔天の力を持つ敵〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 5 ディオスクロイ 伊吹童子 ヤマトタケル 4 ラーマ 鈴鹿御前 カルナ〔サンタ〕 弓 5 ギルガメッシュ オリオン アルジュナ イシュタル ドゥルガー 4 クロエ・フォン・アインツベルン ケイローン アシュヴァッターマン 3 エウリュアレ ダビデ 子ギル 槍 5 カルナ ブリュンヒルデ アルトリア・ペンドラゴン 玉藻の前〔ランサー〕 エルキドゥ ロムルス=クィリヌス ヴリトラ ビーマ 4 アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 フィン・マックール 源頼光 パールヴァティー 哪吒 ワルキューレ 3 クー・フーリン クー・フーリン〔プロトタイプ〕 騎 5 オジマンディアス ケツァル・コアトル エウロペ ネモ 4 イシュタル〔ライダー〕 鈴鹿御前〔サマバケ〕 ネモ〔サンタ〕 術 5 玉藻の前 スカサハ=スカディ 4 アイリスフィール〔天の衣〕 オケアノスのキャスター 大黒天 3 クー・フーリン 殺 5 カーマ テスカトリポカ 4 ステンノ ニトクリス〔アサシン〕 スルーズ ヒルド オルトリンデ 狂 5 源頼光 アルジュナ〔オルタ〕 伊吹童子 4 ヘラクレス ブリュンヒルデ 裁 5 アルトリア・ペンドラゴン スカサハ=スカディ 4 ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕 アストライア 讐 5 カーマ ニトクリス〔オルタ〕 源頼光/丑御前 月 5 大いなる石像神 分 5 シトナイ マナナン・マク・リール〔バゼット〕 降 5 ワンジナ エネミー 手、扉、ゴースト系、デーモン、ホムンクルス、ヘルタースケルター系、ゴーレム系、人形系、本系、自動防衛装置、魔神柱、ノブ系、スノーマン系、マジカルステッキ、ラフム、グガランナ、黒武者、量産型メカエリチャン、雷石系、ヘブンズフィール・ミミクリー、空想樹ソンブレロ、空想樹ソンブレロの種子、イースウルヴル、イースガルム、ワルキューレ、女中、ありがたい石像、マハーナーガ、ウッチャイヒシュラヴァス、ドゥン、ガルダ、サラマー、傀儡兵、多多益善号、ダンシングコイン、タロス、ポセイドンコア、広域殲滅兵器、アフロディーテ、デメテル、ゼウス、対人殲滅兵器、お手伝い人形、埴輪ノッブ、不可視の敵意、敵艦アルファ、亜種空想樹の種子、羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満、超ベイビィカレン、祭神ケルヌンノス、ノリッジの厄災、ありがたい黄金像、暗黒の仔山羊、アラハバキ、ダゴン、髑髏の仮面、黒船
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用語 大破壊(カタストロフ) 第二太陽(アマテラス) ロストテクノロジー 星辰体感応奏者(エスペラント) 星辰体(アストラル) 星辰光(アステリズム) 奏鋼調律師(ハーモナイザー) アダマンタイト オリハルコン 魔星 結晶核(セイファート) 機甲星装兵(ワーグナー) 傀儡兵 極晃創星実験(プロジェクト・スフィア) 極楽浄土(エリュシオン) 光の奴隷 極晃星(スフィア) 灼烈恒星(アルカディア) 英雄 距離 組織・集団 第十三星辰小隊 強欲竜団(ファブニル) アマツ 国・土地 古都プラーガ 軍事帝国アドラー カンタベリー聖教皇国 アンタルヤ商業連合国 その他用語 審判者よ、天霆の火に下るべし プラーガ争奪人気投票 シルヴァリオ トリニティ 最初期プロット 新西暦サーガ なんでこれが用語にいるんだ・・・? -- 名無しさん (2017-02-03 00 53 10) ↑何か不自然な点でも? 冗談はさておき術技欄のままでよかったのではとは思う -- 名無しさん (2017-02-03 00 55 07) いいと思います。ところで何か足りないような…… -- 名無しさん (2017-02-03 21 38 05) 極晃星という作中最重要ワード -- 名無しさん (2017-02-03 21 44 52) それだ!誰か書いて… -- 名無しさん (2017-02-03 21 56 55) とりあえず初回アペンドはここに貼っておきます。ドラマCDとかもここになるかな? -- 名無しさん (2017-02-05 20 53 12) 今までないのが不思議だった「あの」ワードがとうとう用語になったか… -- 名無しさん (2017-02-05 22 49 03) 気合と根性はまだないけど、ネタページが妥当では・・・ -- 名無しさん (2017-02-06 01 19 05) そろそろネタページも必要な気がしてきた -- 名無しさん (2017-02-09 12 01 54) 頭突きは能力・術技ページにあるし消していいんじゃね? -- 名無しさん (2017-02-11 21 42 23) なんかもう、まだだがこのページにないことに違和感が・・・ -- 名無しさん (2017-02-11 21 45 34) まだだだけに未だだか -- 名無しさん (2017-02-13 16 21 46) トリニティでアカシックレコードって出てこなかったっけ? -- 名無しさん (2017-04-04 07 33 05) 名前 コメント
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【マスター】 プレシア・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1ST 【サーヴァント】 ランサー 【マスターとしての願い】 愛娘アリシアを生き返らせ、こんなはずではなかった世界をやり直す。 【weapon】 「ミッドチルダ式ストレージデバイス」 あらかじめ魔術のプログラムを記憶させることで発動の補助を行う装置。 リリカルなのはシリーズにおける魔法の杖にあたる存在であり、プレシアのものは一般的な杖の形をしている。 あくまで発動の補助のためのものであり、これがなければ魔術が使えないというわけではない。 【能力・技能】 条件付きSSランクと評価される優秀な魔術師。 魔力の保有量が他の魔術師よりも特別勝っているというわけではなく、外部由来の膨大な魔力を運用することに長けた魔術師である。 娘のクローンであるフェイトと同系統の雷撃系呪文を主に使うが、威力は群を抜いており、空間を跳躍させて攻撃することすら可能。 また、工房による魔力のバックアップがあれば複数の傀儡兵を同時召喚して使役することなどもできる。 しかし体は病に蝕まれており、負担の掛かる大魔術は命を縮めることとなる(強力な魔術師でありながらデバイスに頼る理由でもある)。 また精神を病んでおり、初期段階でEランク相当の精神汚染スキルを所持している。 【人物背景】 「魔法少女リリカルなのは」第一期の黒幕。 フェイト・テスタロッサの(遺伝上の)母親であり、創造主。彼女に命じてジュエルシードを集めさせていた。 彼女自身も卓越した魔術の才能を持ち、劇中で次元跳躍攻撃を敢行した唯一の魔術師である。 かつては優秀な技術者であったが、実験中の事故で愛娘アリシアを失い、蘇らせようと万策尽くすが失敗。 娘の記憶を引き継がせたはずのクローン・フェイトも代わりにはならないと知り、精神に異常を来たす。 以降はフェイトの自身への愛情を利用して道具として使う一方、失われた魔法技術が眠るとされる忘却の都「アルハザード」を目指していた。 終盤で魔法管理局に本拠地へ踏み込まれるも魔術師達を一掃、アルハザードへの転移を試みるも追い詰められ――ロストロギア「銀の鍵」を使用する。 なお、劇場版ではTV本編で語られなかった多くの設定が映像化されており、プレシアはある意味で影の主役と言っていい立ち位置になっている。 【方針】 あらゆる手段を使ってでも勝利する。 ランサーの能力は評価してはいるが不愉快にも思っており、道具として使い潰すつもりでいる。
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ここは、次元の狭間に存在する時の庭園。 この庭園に残ったグロンギは、最早残り少ない。 リニスが知る所、ジャラジを除いた残り人数は僅か二人しか居ない。 現在ゲゲルを実行中のジャラジも、恐らくは次でクウガに倒されるだろう。 (多分、プレシアももうジャラジには期待していない筈) あのプレシアが、本当の意味でジャラジを助ける為だけに傀儡兵を送り込んだとは考え難い。 そもそも、戦力で言えばジャラジは既に倒されたバベルにも劣るのだ。 そんなグロンギが一人殺された所で、プレシアの計画に支障があるとは思えない。 なれば、何の為にジャラジは生かされたのだろうか。 (クウガを、怒らせる為……?) リニスなりに思考する。 ジャラジのやり方は、勢力的には味方である筈のリニスにまで嫌悪されているのだ。 それを考えれば、敵であるクウガが怒らない筈が無い。 前回のジャラジとクウガの戦いからも、クウガが激怒していたのは明らかだ。 あのタイミングでの傀儡兵の増援は、単なるクウガへの嫌がらせか、はたまた別の目的があるのか。 それはリニスには解らない。 だが、リニスも知っている事実が一つある。 それは、ジャラジのゲゲルのタイムリミットが迫っている事。 ジャラジのゲゲルに許された時間は、12日だ。 内、子供に刺した針がカギ状に変わるまでに掛かる期間は4日。 実質的なタイムリミットは、8日しかないのだ。 「――ラビガグバ」 「え……!?」 不意に掛けられた声に、振り向いた。 そこに居たのは、カーキ色のジャケットを着こんだ、赤いマフラーの男。 庭園の廊下の壁にもたれ掛りながら、親指でコインを弾いては掴み、という動作を繰り返していた。 コイントスがこの男の癖の一つなのだと言う事は、既にリニスも承知している。 ただし、言葉の意味は理解出来なかった。 「あの……ここでは、リントの言葉で話して下さい」 「……ジャラジのゲゲルは、間に合うのか?」 「ああ、どうでしょうね……それはジャラジ次第としか」 苦笑いを浮かべながら答えた。 そう。今日、この日がタイムリミットである8日目なのだ。 今日中に針を刺さなければ、4日後にはジャラジのバックルに仕込まれた爆薬が起爆する。 ゴまで勝ち進んだジャラジのバックルに仕込まれた爆薬の威力は、それこそ戦略兵器並の威力だ。 ジャラジのバックルが爆発すれば、半径3km圏内は木っ端微塵に吹き飛ぶだろう。 だけど、リニスはジャラジがそんな最期を遂げるとは思わない。 ジャラジが相手にしているのは、管理局の魔道師と、戦士クウガなのだ。 間違い無く次は対策を固めて来るだろうし、その状況で後の無いジャラジが撤退するとも思えない。 恐らくジャラジは、クウガによって倒される。 そんなリニスの考えを知ってか知らずか、男は歩を進めた。 リニスに背中を見せて、告げる。 「俺のゲゲルの準備を進めておけ」 「え……ジャラジのゲゲルは」 「必要無い。次は俺の番だ」 コインを弾きながら、男は歩いて行く。 この男の場合は、端からジャラジに期待していなかったのだろうという理由も勿論ある。 が、それ以上にこの男は自分のゲゲルの番を、今か今かと待ち侘びているのだ。 バベルやジャラジに先を越されて、苛立ちを感じていたのはリニスにも伝わっていた。 この男が最も望む物は、ゲゲルの成功と、クウガへのリベンジ。 グロンギにとって最も重要とされるゲゲルに並ぶ程に、クウガとの再戦を強く望んでいたのだ。 この男の場合、それを果たすまでは死んでも死に切れないのだろう。 ならばリニスに出来るのは、言われた通りにゲゲルの準備を進める事だけだ。 EPISODE.19 約束 海鳴市、バニングス邸―――00 34 p.m. 昨日の未確認との戦いから一日。 未確認生命体に襲われるかも知れないという恐怖心を除けば、それは至って平穏な日常だった。 家主であるアリサ・バニングスに、その友人達四人。それから、五代雄介。 五人で一つのテーブルを囲み、昼食を摂っていた。 「――じゃあ、昨日の赤だったり紫だったりするのがクウガっていうのね」 「そうそう、だから言っただろ、クウガは絶対に来てくれるって!」 嬉しそうに、雄介が答えた。 現在の話題は未確認と、それに対抗するクウガという戦士についてだ。 なのは達魔道師の他にも、クウガという戦士がアリサを守ってくれている。 あの時、雄介はアリサに「クウガは絶対に現れる」と言った。 当初は半信半疑であったが、実際に現れてくれた以上、信じざるを得なかった。 クウガは本当に、誰かの命を守る為にこの世界にも現れてくれたのだ。 「でも、それにしてもひっかかるのよねぇ」 「え、何が……?」 怪訝そうな表情を浮かべた。 聞き返すなのはに、いや、と切り出す。 「助けに来てくれたのは嬉しいんだけど、クウガは一体何処から現れたのよ?」 「あー……」 純粋な疑問だった。 フェイトが未確認を庭に叩き落してから、自分が目を離していた僅かな時間がある。 ほんの僅かな時間の間にクウガは駆け付け、気付いた時には未確認と戦っていたのだ。 疑問をぶつければ、なのは達も答えられないのか目を逸らした。 直感的に、怪しい、と感じた。 「え、えっと……空から、じゃないかな……」 「空から? 落ちて来たっていうの……?」 「う、うん。確かそうだったと思うよ……私は良く見ていなかったけど」 なのはをフォローする様に、フェイトが言った。 そりゃあフェイトは未確認と取っ組み合いをしていたのだから、見て居ないのも仕方が無い。 だけど、なのはまで知らないと言うのは何かが可笑しい。 「あんた達、もしかして何か隠してない?」 「ううん、皆の言ってる事は本当だよ。クウガはあの青空から降りて来たんだ」 と、言うのは雄介。 怪訝そうな表情を浮かべるアリサと、爽やかな笑顔の雄介。 二人の視線が交差する。 「空に我で、空我(クウガ)……ま、簡単に言えば、青空になるって意味だね」 「だから、青空から降りて来たって言うの……?」 「そういう事。青の姿になって、空から降りて来たんだよ!」 視線を逸らさずに、雄介は告げる。 アリサの預かり知る所ではないが、雄介の言う事はまんざら嘘という訳でもない。 実際にあの時クウガは青になって、上空から降下し、未確認を襲撃したのだから。 少し引っ掛かる気はするが、雄介の言葉には妙な説得力があった。 「ま、まぁ五代さんがそう言うなら、信じないこともないけど……」 信じる事にした。 何にしても、自分を助けてくれるのなら悪い奴ではないだろう。 何処から現れようと、それは変わらない。 自分に出来るのは、親友達とクウガを信頼する事だけだ。 心の底から彼女らを信頼しているからか、不思議と恐怖は感じなかった。 怖いと言えば怖いのだが、ここで殺される気は全くしない。 これだけ心強い仲間達に守って貰える自分は、本当に幸せ者なのだ。 もしも皆がいなければ、きっと今頃は恐怖に押し潰されていただろう。 「――ありがと」 気付けば、口から言葉が漏れていた。 それは誰にも気付かれない程の小さな声。 誰にも気付かれない程の表情の変化。 俯いたまま、心の声を漏らしてしまった。 咄嗟に恥ずかしくなって左右を見渡すが、どうやら誰も気付いていないようだった。 さえど、ただ一人、アリサの右隣に座るすずかだけは違っていた。 ふふ、と。おしとやかな微笑みを浮かべて此方に視線を向けて居た。 もしかすると気付かれたかも知れない、と、顔が赤らむのを感る。 アリサは改めて思った。自分の周囲は、至って平和なのだと。 ◆ それから、数時間が経過した。 日は完全に沈み切り、今日も一日が終わろうとしている。 されど、それでも未確認が現れる気配は無かった。 「ねぇ、もしかしてあの未確認……標的を変えたんじゃ」 「ううん、そんな筈無い。あの未確認は絶対に、もう一度アリサちゃんを狙うよ」 不安に表情を曇らせるなのはに、雄介は告げた。 確証を以て言える。あの未確認は、何よりもクウガを憎んでいる筈だ。 そのクウガが守ろうとしている少女を、ましてや一度標的と定めた少女を、諦めるとは思えない。 執念深い42号は、絶対にもう一度アリサ達を狙う筈だ。 だから今度は、絶対に逃がす訳には行かない。 次で決着を付けて、少女達との約束を守る。 絶対に守り抜くと決めた、アリサとの約束。 怒りに捉われないと誓った、なのはとの約束。 「今度は結界もきちんと用意してるから、逃げられる事は無いと思うけど」 「そっか……結界があるって事は、金のクウガで戦っても大丈夫なんだよね?」 「大丈夫だ。結界内の建造物はいくら破壊しても構わない 未確認の爆発にも確実に耐えられるだけの結界を用意しておく」 雄介の疑問に答える様に、眼前にモニターが浮かび上がった。 空間モニターが映し出すのは、管理局の心強い仲間――クロノ・ハラオウンだ。 クロノの説明通りならば、これで二つの問題をクリアした事になる。 ありがとうと告げた雄介に対して、クロノのは首を横に振った。 「悔しいけど、僕達には未確認と戦うだけの力は無い。出来る事と言えば、これくらいしか無いからね」 「その“当然”が、俺にとってはありがたいんだよ。 確かに未確認を倒すのは俺にしか出来ないかも知れないけど、 皆の協力が無かったら、きっともっと多くの被害者を出してしまうと思うから」 「五代さん……」 「皆が居るから、俺は戦えるんだ。だから、そんなに謙遜する事ないよ」 笑顔で、サムズアップを送った。 サムズアップとは、本来“納得の行く行動をした者”に贈られるもの。 クロノ達管理局の皆は、まさしく納得の行く行動をしている。 誰かを守る為に奮闘する、雄介にとって大切な仲間達が、今は管理局の皆なのだ。 だから、雄介がサムズアップを送るには十分過ぎる程の理由であった。 クロノはそれに軽い微笑みで返し、すぐに次の話題を切り出した。 「さて、それじゃあこの辺りで、もう一度確認しておく。 まずは屋敷の周辺に設置したエリアサーチ用のサーチャーだ。 これは前回の反省も踏まえて、サーチャーの数を増やしてある」 「うーん……でも、前回だって普通に突破されちゃったから、サーチャーにはあまり期待しない方がいいかも」 「……そうだな。その分、なのは達も警戒は怠らないで欲しい」 42号とは、まさしく神出鬼没の怪人だ。 本来ならば、サーチャーの監視を掻い潜って浸入する事は至難の業。 それをこなして現れた以上、サーチャーに頼り過ぎるのは避けたい所だ。 「サーチャーを掻い潜って未確認が現れたら、針を撃ち込まれる前になのは達が迎撃 同時に、屋敷の周囲に外側からの干渉不可能の封時結界を展開する」 「それはアルフさんに手伝って貰うつもりだけど……」 なのはが表情を曇らせた。 フェイトとアルフは、昨日から少し様子が可笑しい。 その理由を雄介が知る所では無いが、恐らくは昨日の戦いで現れた傀儡兵がその原因なのだろう。 それに関しても、後から話を聞いてみた方がいいかも知れない。 「大丈夫、アルフだって立派な術者なんだ。本番でヘマはしない筈だ」 「そうだなぁ……今はアルフさんを信じるって事で、話を進めよう」 なのはが頷いた。 こうなれば後は話が早い。 結界内での戦闘を担当するのは、戦士クウガに変身した自分自身。 「――後は、俺がクウガに変身して、あいつを倒す」 「今度は憎しみ無しで、だね」 なのはに言われた雄介が、力強く頷いた。 今度は、憎しみに捉われずに42号を倒して見せる。 それが出来なければ、本当の意味での勝ちとは言い難い。 そしてそれは同時に、雄介となのはにとってのもう一つの戦いでもある。 お互いを激励する様に視線を交えた、その瞬間であった。 『――未確認が現れました! 私が抑え付けるから、結界を早く!』 「やはりサーチャーには引っかからないか……了解した、すぐに準備する!」 念話で聞こえたのは、フェイトの声だった。 予想通りとは言え、悔しくないと言えば嘘になる。 奥歯を噛み締めごちた後、眼前に浮かんだモニターが一瞬で消えた。 結界の展開準備に入ったのだ。自分達も、こうしては居られない。 視線を交差させ、頷いたなのはと雄介。 二人は戦場に向かって、駆け出した。 ◆ フェイトは俯いたまま、思考を巡らせていた。 ある程度の会話は出来るが、あまり真剣に他の事を考える事は出来なかった。 昨日、自分達の戦いを邪魔したのは、確かに見覚えのある傀儡兵。 かつてプレシアが使っていた、量産型の傀儡だ。 たまたま同じ傀儡兵を使っている者が未確認に手を貸しているだけかも知れない。 しかし、そんな偶然があるとは思えない。 (もしかしたら、母さんが未確認に……いや、そんな筈無い。母さんはもう――) 死んだ、とは思いたくなかった。 だけど現実は虚しく、プレシアが虚数空間に落ちたのは紛れも無い事実。 娘であるフェイトの目の前で、プレシアはその命を落としたのだ。 それが、今更になって現れる訳が無い。 そう信じたい。 「――ェイト、ねぇちょっと、聞いてるの?」 「え……あ、ごめんアリサ……どうかしたの?」 「どうしたもこうしたも、アンタ昨日から様子が可笑しいわよ? ずっとぼーっとしちゃって」 心配するように、アリサが言った。 それに対して、ごめんと一言告げながら、笑って誤魔化す。 本来ならばアリサを心配しなければならない立場でありながら、逆に心配されるとは。 そうだ、今はこんな事を考えている場合では無い。 傀儡兵の事なら、42号を倒した後に皆で考えればいい話だ。 「ちょっと考え事があって……あ、でも、アリサの事は絶対に守るから、安心して……!」 「本当に大丈夫なんだか……考え事しててうっかり、なんてやめてよね?」 「もう、アリサったら……それはないよー……!」 軽口を言い合えるだけ、まだ余裕がある方かも知れない。 アリサもこんな事を言いながらも、フェイトを心配してくれている。 それが理解出来ないフェイトでは無いからこそ、絶対にうっかりミスなんてあっては成らない。 「相変わらずアリサちゃんは優しいね?」 「は、はぁ……!? 別に心配したとかそんなんじゃないし、何言ってんのよ!」 「わかってるよ、アリサちゃん」 「わかってない! そのわかってるは絶対にわかってない!」 すずかが、からかうように微笑んだ。 やはりアリサの扱いに最も長けているのはすずかだと感じた。 図星を疲れたのか、顔を赤くして怒るアリサを見ていると、フェイトも微笑まずには居られなかった。 しかし、微笑みも束の間。 窓の向こうに、フェイトが目撃したのは。 「――未確認ッ!?」 「え!?」 フェイトの声に、アリサとすずかが固まった。 笑い声が止み、途端に部屋はしんと静まり返った。 確かに目撃したのだ。窓の向こうで、こちらを見詰める不気味な影を。 あれは以前目撃した未確認生命体第42号に他ならない。 すぐにバリアジャケットを展開し、戦闘態勢に入った。 「二人はここを絶対に動かないで。もし未確認を見たら、私に教えて」 「わ、わかった……」 それだけ告げて、フェイトはすぐに念話を送った。 アースラで既に結界の展開準備を整えている筈のクロノ達と、戦友であるなのは。 彼らに連絡した事で、最早フェイトの警戒に穴は無い。 今は全てを忘れて、未確認の迎撃に集中する。 「ログ・ジバング・バギ……」 「……ッ!?」 聞こえたのは、不気味な声。 未確認が発する、未確認の間だけに通ずる特殊な言語だ。 そんな物を理解する必要は無いし、これ以上耳を傾ける必要も無い。 「ボンゾボゴ・ゴラゲサゾ・バブジヅビ・ボソギデジャス……」 「うるさい――!」 声が聞こえたのは、フェイトから見て右側の窓だった。 その方向に視線を向けるも、そこに未確認の姿は無い。 今度は左から、声が聞こえた。 「ほらほら、こっちだよ」 まるで嘲るような声に、フェイトが感じるは苛立ち。 幸い、まだ聖祥小学校に入学して間もない為に、42号に殺された被害者にフェイトの知り合いは居ない。 それ故になのは程の悲しみを覚えて居なかったのだが、それでも42号の行動に怒りを覚えない訳が無かった。 これから友達になれるかも知れなかった皆を殺されて、悲しまない訳が無かった。 許せない相手からの挑発に、バルディッシュを握る拳に自然と力が込められる。 「――でも、そうだね。“欠片”を僕に返すなら、君達だけは助けてあげない事もないよ」 「かけ……ら……?」 「耳を貸さないで、アリサ!」 フェイトが怒鳴った。 欠片が何の事を言っているのかは見当もつかないが、話を聞く意味は無い。 あの狡猾な42号に誰かを助けるつもりなど毛頭ないだろうし、聞くだけ無意味だからだ。 「君はいいよね。まだ友達を殺されてないから、他人事で居られる」 「黙れッ!」 右から、左から、不気味な声が響き渡る。 それが何処から聞こえてくるのか捕捉できない分、フェイトにも焦りが募る。 それだけならまだしも、今度は先程よりも解りやすい挑発をしてきたのだ。 苛立ちは判断を鈍らせると解っているからこそ、フェイトはそう簡単に挑発には乗らない。 だけど、それでもバルディッシュを握る力が次第に強くなって行くのは、避けられない事実だった。 「僕はその子を助けてあげるって言ってるのに、君は話を聞こうともしない」 「うるさい、うるさい……ッ!」 「やっぱりどうでもいいんだよね、その子の事なんて」 そんな訳無い、と言いたかった。 単に未確認の言う事なんて信用できないからだ、と言いたかった。 だけど、未確認の問いかけに答えてしまえば、それは挑発に乗った事になる。 そうなってしまえば、敵の思う壺だ。それだけは、してはならない。 「もう一度言うよ。その子の持ってるバックルの欠片を、僕に返すんだ。 そうしたら、命だけは助けてあげる。それが出来ないなら、君はその子の事なんて――」 「――うっさいのよ、さっきからッ!!」 未確認の声を遮ったのは、甲高い少女の声。 フェイトの傍で、一人の少女が立ち上がった。 怒りに眼光を尖らせて、未確認の言葉を遮った。 「さっきから聞いてれば勝手な事ばっかり言ってくれて……この子はね、私の親友なのよ!」 「アリ……サ……?」 果たして、その少女の正体はアリサであった。 42号の挑発にブチ切れてしまったのは、言われた当人では無く、アリサであった。 落ちついて、と言おうとアリサの肩に手を掛けるも、それは容易く振り払われて。 「そりゃ、フェイトはまだ転校してきたばっかりだし、死んだ皆ともあまり係わりが無いのは認めるわよ けど! それでもフェイトは、誰かが死んで悲しまないような子じゃない!」 「お、落ち着いてアリ……」 「アンタは黙ってなさい!」 「え……!? う、うん……」 アリサの剣幕に押されては、うんとしか言えなかった。 それから、すぐにそれでは駄目なんだと首を振るう。 こんな安っぽい挑発に乗ってしまっては、相手の思う壺ではないか。 されど、焦るフェイトとは裏腹に、アリサの傍らに座り込んだすずかは笑っていた。 もうこうなってしまっては、アリサは止められないと解っているからだ。 「アンタみたいに、コソコソ人を殺して回るしか出来ない様な奴には一生掛ったってわかんないでしょうけどね、 結構滑ってる時もあるけど、この子はいつだって、誰かの為に、周りの皆を笑顔にする為に頑張ってるのよ!」 (え、私って結構滑ってたの……!?) 少し引っ掛かったが、一応良い事を言われているのだろう。 最早ぽかんと口を開けて居るだけしか出来なかったが、嬉しくないと言えば嘘になる。 だけど、それでも警戒は緩めずに、フェイトは周囲に気を配って、42号の襲撃に備えていた。 「そんなフェイトを、私の親友を馬鹿にする事だけは、絶対に許さないわ! 例えお天道様が許したとしてもね! 未確認生命体だか何だか知らないけど、アンタなんかフェイトに比べたらよっぽどショボいのよ!」 「――もういいよ。君は死ね」 その言葉を最後に、窓を突き破って、数本の針が撃ち込まれた。 全ての針が狙うは、アリサを狙っての軌道。 されど、それがアリサに着弾するよりも速く、フェイトが動いた。 針が撃ち込まれると同時にソニックフォームに変身、その勢いで、アリサを抱えて倒れ伏したのだ。 「ありがとう、アリサ」 抱えたアリサから手を離し、立ち上がる。 その瞬間、微笑みと共に告げた言葉は、アリサにはきっと聞こえたのだろう。 結局アリサには命中せず、壁に突き刺さった針に視線を送り、再びバルディッシュを構える。 『――封時結界、発動!』 一瞬の緊迫の後、声が響いた。 刹那、フェイトの視界から、アリサとすずかが消え去る。 結界が発動し、アリサ達一般人が強制的に結界の外に転送されたのだ。 アリサが逆ギレしたのは、未確認からしても予想外だったでは無かろうか。 実際の所は解らないが、何はともあれアリサのお陰で時間を稼ぐ事が出来た。 最早この空間に居るのは、フェイトと未確認と。 「ようやく捕まえた……今度こそ、逃げ道はないよ、42号!」 不屈のエースと呼ばれる、高町なのは。 白き魔法の杖を構えて、42号へと戦線を布告した。 「これ以上、誰も殺させない……今度こそ!」 それから、戦士クウガの力を持った男・五代雄介が駆け付けた。 外で結界の補助を担当しているアルフも入れると、これで全ての役者は揃った事になる。 気付いた時には、背後に佇む五代さんは銀のベルトを出現させて居た。 左前方に勢い良く突き出した右腕を、ゆっくりと右方向へと動かして。 「――変身ッ!!!」 五代さんが、叫んだ。 たちまち、人間としての五代雄介の姿は見えなくなった。 スーツ状の黒い組織が全身を覆い隠し、その上から赤の外骨格が形成される。 頭部に煌めくは、大きな赤の複眼と、王冠にも似た金の角。 最後に戦士クウガの仮面が雄介の頭部を包みこむ事で、変身は完了した。 しかし、変身はそれだけに留まらず。 クウガの身体に雷が走ったかと思えば、右脚には金の装甲が装着された。 身体を覆う赤の外骨格の縁を彩るように、金のラインが走る。 拳には「炎」を意味するリント文字が刻まれて。 少女達との約束を果たす為。これ以上奴に誰の笑顔も奪わせない為。 五代さんは再び、赤の金のクウガへと変身した。 恐らくはこれが、42号とクウガとの最後の戦いになるだろう。 戻る 目次へ 次へ
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Last Update 2009-09-13 02 48 42 (Sun) 発生Lv 推薦Lv 連続 種類 クエスト名 地名 NPC 内容 難度 報酬 EXP 名声 53 53 荊襄 原稿奪回 荊襄 江夏水軍要塞 始報 弥衡 ・収集 弥衡の原稿x12 1 02.41.00 71000 10 53 53 1 荊襄 うるさい寒ガラス 荊襄 江夏水軍要塞 始報 黄祖 ・退治 Lv53 峡谷寒ガラスx40 1 02.68.00 78800 10 53 53 2 荊襄 襄陽救援 荊襄 江夏水軍要塞 始報 黄祖カイ越(襄陽城) ・会話 襄陽城 カイ越 1 00.81.00 23700 5 53 53 1 荊襄 祈祷書札 荊襄 江夏水軍要塞 始報 黄射弥衡 ・会話 弥衡 1 00.27.00 7900 5 53 53 2 荊襄 暗記石碑文 荊襄 江夏水軍要塞 始報 弥衡黄射 ・会話 黄射 1 00.27.00 7900 5 53 53 3 荊襄 石碑の拓本をとる 荊襄 江夏水軍要塞 始報 黄射 ・収集 碑文の拓本x1 1 00.27.00 7900 5 53 53 4 荊襄 山猿宝蔵-花模様の石 荊襄 江夏水軍要塞 始報 弥衡花模様の石 ・会話 花模様の石 1 - - - 53 53 5 荊襄 山猿宝蔵-山猿の宝箱 荊襄 華陽道 始報 花模様の石山猿の宝箱 ・会話 山猿の宝箱 1 - - - 53 53 5a 荊襄 花模様の石 荊襄 華陽道 始報 花模様の石 ・会話 1 - - - 53 53 5b 荊襄 獣模様の石 荊襄 華陽道 始報 獣模様の石 ・会話 1 - - - 53 53 6 荊襄 山猿宝蔵-宝箱を開ける 荊襄 華陽道 始報 山猿の宝箱弥衡 ・会話 弥衡 1 02.14.00称号 妙策を考える人 63100 10 53 53 1 荊襄 旗奪回 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮 ・収集 荊州反逆軍旗x40(Lv53 荊州反逆兵) 1 03.05.00 89900 10 53 53 2 荊襄 乱軍の角笛 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮 ・収集 乱軍の角笛x40(Lv53 荊州敗走兵) 1 03.05.00 89900 10 53 53 3 荊襄 密令を盗む 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮 ・収集 玉泉山包囲討伐の密令x1 1 00.54.00 15800 5 53 53 4 荊襄 陳到を一騎打ちする 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮 ・退治 Lv53 ★2 謀反軍首領・陳到x1 1 00.54.00勲功 100,武文 50 15800 10 53 53 1 荊襄 孔明に聞く 荊襄 襄陽城 始報 劉埼諸葛亮 ・会話 諸葛亮 1 - - - 53 53 2 荊襄 劉埼への返答 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮劉埼 ・会話 劉埼 1 00.54.00称号 良策を授ける 15800 5 54 54 荊襄 懸賞 首領張虎 荊襄 襄陽城 始報 指名手配の掲示カイ越 ・収集 張虎の首x1(Lv54 ★2 張虎) 1 02.15.00勲功 100,武文 50 69000 10 54 54 1 荊襄 倉庫調査 荊襄 襄陽城 始報 カイ越 ・収集 襄陽城 不思議な歯車x1 1 00.81.00 25900 - 54 54 2 荊襄 物資奪回 荊襄 襄陽城 始報 カイ越 ・収集 襄陽の物資x40(Lv54 木牛流馬) 1 00.81.00 25900 10 54 54 1 荊襄 孔明の手紙 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮黄月英(臥龍の丘 ・会話 黄月英 1 00.81.00 25900 5 54 54 2 荊襄 清風に尋ねる 荊襄 臥龍の丘 始報 黄月英清風 ・会話 清風 1 00.27.00 8700 5 54 54 3 荊襄 銅人の反乱 荊襄 臥龍の丘 始報 清風 ・収集 機械の歯車x40(Lv54 機械銅人) 1 00.27.00 8700 10 54 54 4 荊襄 木牛の中枢 荊襄 臥龍の丘 始報 清風 ・収集 中枢x40(Lv54 木牛流馬) 1 00.27.00 8700 10 54 54 5 荊襄 月英に報告する 荊襄 臥龍の丘 始報 清風黄月英 ・会話 黄月英 1 00.27.00 8700 5 54 54 6 荊襄 秘本を探す 荊襄 臥龍の丘 始報 黄月英本棚 ・収集 本棚x1 1 00.27.00 8700 5 54 54 7 荊襄 本棚の整理 荊襄 臥龍の丘 始報 本棚黄月英 ・会話 黄月英 1 02.15.00称号 文学者勲功 100,武文 50 69000 10 54 54 1 荊襄 贈り物1 荊襄 襄陽城 始報 蔡瑁載強 ・会話 載強 1 00.27.00 8700 5 54 54 2 荊襄 贈り物2 荊襄 襄陽城 始報 載強楊制(硯山) ・会話 硯山 楊制 1 00.54.00 17300 5 54 54 3 荊襄 贈り物3 荊襄 硯山 始報 楊制蔡瑁(襄陽城) ・会話 襄陽城 蔡瑁 1 00.54.00 17300 5 54 54 荊襄 硯山で退治 荊襄 襄陽城 始報 趙雲 ・退治 Lv54 宗賊斥候x40 1 02.69.00 86300 10 54 54 荊襄 雀の羽を掃除 荊襄 臥龍の丘 始報 明月 ・収集 スズメの羽x10 1 02.15.00 69000 10 55 55 1 荊襄 重騎兵の反乱 荊襄 襄陽城 始報 趙雲 ・退治 Lv55 反乱虎豹騎兵x40 1 02.71.00 93900 10 55 55 2 荊襄 協力要請 荊襄 襄陽城 始報 劉備カイ越 ・会話 カイ越 1 00.55.00 18800 5 55 55 3 荊襄 カイ越の返事 荊襄 襄陽城 始報 カイ越劉備 ・会話 劉備 1 00.55.00 18800 5 55 55 4 荊襄 柵を破壊 荊襄 襄陽城 始報 劉備 ・退治 Lv55 軍営柵x6 1 02.17.00 75100 10 55 55 5 荊襄 敵軍に突撃 荊襄 襄陽城 始報 趙雲 ・収集 青洲兵旗x50(Lv55 反乱青洲兵) 1 02.17.00 93900 10 55 55 荊襄 カボチャの収穫 荊襄 安平村 始報 崔併 ・収集 カボチャx10 1 02.17.00 75100 10 55 55 荊襄 米の奪回 荊襄 安平村 始報 崔併 ・収集 米x40(Lv55 反乱虎豹騎兵) 1 02.17.00 93900 10 55 55 1 荊襄 カラス退治 荊襄 鳥林 始報 彭立 ・退治 Lv55 闇ガラスx40 1 02.71.00 93900 10 55 55 2 荊襄 柴集め 荊襄 鳥林 始報 彭立 ・収集 柴x15 1 02.44.00 84500 10 56 56 荊襄 物資を奪う 荊襄 襄陽城 始報 諸葛亮 ・収集 青徐軍物資x15 1 02.17.00 75100 10 56 56 荊襄 滅覇との決戦 荊襄 襄陽城 始報 劉備 ・退治 Lv56 ★2 滅覇x1 1 02.17.00勲功 100,武文 50秦山霊石 81400 10 56 56 1 荊襄 温陽養耳スープ1 荊襄 臨江村 始報 陳洪張仲 ・会話 張仲 1 00.28.00 10200 - 56 56 2 荊襄 温陽養耳スープ2 荊襄 臨江村 始報 張仲陳洪 ・収集 カラスの肉x5(Lv56 闇カラス)温陽養耳スープx5 1 01.09.00 40700 5 56 56 荊襄 オオカミの毛皮 荊襄 臨江村 始報 白仁 ・収集 オオカミの毛皮x50(Lv56 荊襄オオカミ) 1 02.71.00 101700 10 56 56 荊襄 水鬼の災い 荊襄 臨江村 始報 陳洪 ・退治 Lv56 臨江の水鬼x50 1 02.17.00 101700 10 56 56 1 荊襄 淡水亀の卵 荊襄 臨江村 始報 葛琴 ・収集 淡水亀の卵x15 1 02.44.00 91600 10 56 56 2 荊襄 水鬼スープ 荊襄 臨江村 始報 葛琴 ・収集 水鬼スープx40(Lv56 臨江の水鬼) 1 02.44.00 91600 10 56 56 3 荊襄 傀儡現る 荊襄 臨江村 始報 陳洪 ・退治 Lv56 傀儡兵x30Lv57 傀儡強兵x20 1 02.44.00 91600 10 56 56 1 荊襄 白墨 仲間の成仏を祈る 荊襄 長坂橋 始報 丁范 ・収集 白墨腰牌x20(Lv56 傀儡兵) 1 02.17.00 101700 10 56 56 2 荊襄 白墨 名医に尋ねる 荊襄 長坂橋 始報 丁范張仲(臨江村) ・会話 張仲 1 00.55.00 22000 5 56 56 3 荊襄 白墨 救難の術 荊襄 臨江村 始報 張仲丁范(長坂橋) ・会話 丁范 1 00.55.00 22000 5 56 56 4 荊襄 白墨 傀儡消滅 荊襄 長坂橋 始報 丁范 ・退治 Lv56 傀儡兵x20Lv57 傀儡強兵x20 1 03.00.00 120700 10 56 56 5 荊襄 白墨 隊長昇格 荊襄 長坂橋 始報 丁范左乾(長安城) ・会話 左乾 1 00.82.00称号 白墨隊長 33000 5 57 57 1 荊襄 伯牙の楽譜 関中 東市 始報 威緑玉碧紗 ・会話 碧紗 1 00.82.00 33000 5 57 57 2 荊襄 高山譜-高山譜を探す 荊襄 襄陽城 始報 碧紗高山譜 ・収集 雲の覆われた譜x1(龍隠石陣 伯牙の墓) 1 - - - 57 57 3 荊襄 高山譜-鬼器精魂 荊襄 襄陽城 始報 高山譜 ・収集 鬼器精魂x30(Lv57 鬼器) 1 - - - 57 57 4 荊襄 高山譜-高山譜を返す 荊襄 襄陽城 始報 碧紗(襄陽城) ・会話 襄陽城 碧紗 1 03.00.00 120700 10 57 57 5 荊襄 流水符-流水符を探す 荊襄 襄陽城 始報 碧紗 ・収集 雲の覆われた譜x1(無名の塚 ) 1 - - - 57 57 6 荊襄 流水符-鬼馬元丹 荊襄 襄陽城 始報 碧紗 ・収集 鬼馬元丹x30(Lv57 冥府の鬼馬) 1 - - - 57 57 7 荊襄 高山譜-高山譜を返す 荊襄 襄陽城 始報 碧紗(襄陽城) ・会話 襄陽城 碧紗 1 03.00.00 120700 10 57 57 8 荊襄 高山譜-高山譜を渡す 荊襄 襄陽城 始報 碧紗威緑玉(長安城) ・会話 長安城 威緑玉 1 00.82.00勲功 100,武文 50 33000 5 57 57 1 荊襄 民兵隊一 荊襄 水鏡村 始報 呂青 ・収集 長矛x10 1 02.18.00 87800 - 57 57 2 荊襄 民兵隊二-盾牌を拾う 荊襄 水鏡村 始報 呂青盾牌x6 ・収集 盾牌x6 1 - - - 57 57 3 荊襄 民兵隊二-甲冑を拾う 荊襄 水鏡村 始報 盾牌x6 ・収集 甲冑x6 1 - - - 57 57 4 荊襄 民兵隊二-呂青に返す 荊襄 水鏡村 始報 甲冑x6呂青 ・会話 呂青 1 02.18.00勲功 100,武文 50 87800 10 57 57 荊襄 秘蔵の書-兵書を集める 荊襄 水鏡村 始報 蒋エン ・収集 六韜x1、三略x1、鬼谷子x1 1 02.18.00称号 神算鬼謀家 87800 10 57 57 荊襄 馬良の筆 荊襄 水鏡村 始報 馬良 ・収集 ガチョウの筆x40(Lv57 冥府の鬼馬) 1 02.72.00 109800 10 58 58 1 荊襄 水鏡村へ 荊襄 長坂破南営 始報 曹仁司馬徽(水鏡村) ・会話 水鏡村 司馬徽 1 00.55.00 23600 5 58 58 2 荊襄 顔超を訪ねる 荊襄 水鏡村 始報 司馬徽顔超(鵲尾坡) ・会話 鵲尾坡 顔超 1 00.55.00 23600 5 58 58 3 荊襄 爛柄怪談 荊襄 鵲尾坡 始報 顔超古い井戸 ・会話 古い井戸 1 00.28.00 11800 5 58 58 荊襄 軍情竹簡 荊襄 水鏡村 始報 司馬徽 ・収集 博望坡 関中の軍情竹簡x15 1 02.46.00 106200 10 58 58 1 荊襄 昇華 灼熱の屍兵 荊襄 鵲尾坡 始報 釈道元 ・退治 Lv58 灼熱の屍兵x45 1 03.28.00 141600 10 58 58 2 荊襄 昇華 灼熱の屍将 荊襄 鵲尾坡 始報 釈道元 ・退治 Lv58 灼熱の屍将x45 1 03.28.00 141600 10 58 58 1 河北 仙人の書 荊襄 鵲尾坡 始報 釈道元南華仙人(巴蜀) ・会話 巴蜀 南華仙人 1 00.82.00 35400 5 58 58 2 河北 仙人の書再び 巴蜀 江由浜 始報 南華仙人擁離(河北) ・会話 河北 古雲泉 擁離 1 00.82.00 35400 5 58 58 3 河北 斥候の手がかり 河北 古雲泉 始報 擁離 ・収集 石像の欠片x10(黄巾賊・祭壇 斥候の遺体) 1 02.73.00 118000 10 58 58 4 河北 仙人・左慈 河北 古雲泉 始報 擁離左慈 ・会話 左慈 1 00.28.00 118000 5 58 60 5 河北 石像のたくらみ 河北 古雲泉 始報 左慈 ・収集 張角の魂(Lv60 天公将軍の石像張梁の魂(Lv61 地公将軍の石像張宝の魂(Lv61 人公将軍の石像 1 03.01.00 129800 10 58 60 6 河北 天子の民 河北 古雲泉 始報 左慈擁離 ・収集 [太平妖術]下巻x1(Lv62 ★4 張天民) 1 03.28.00称号 道の探求者 141600 10 58 58 荊襄 絹の衣を探す 荊襄 鵲尾坡 始報 夏候貞 ・収集 絹の衣x40(Lv58 屍ハゲワシ) 1 03.01.00 129800 10 58 58 荊襄 懸賞 傀儡大将 荊襄 鵲尾坡 始報 紙切れ(木の中孔徳(水鏡村) ・退治 Lv58 ★2 傀儡大将x1 1 02.73.00勲功 100,武文 50 116000 10 58 58 荊襄 山での出来事 荊襄 鵲尾坡 始報 古い井戸 ・爛柄山へ進入 - - - - 58 58 荊襄 荊襄 爛柄山 始報 年老いた狐 ・爛柄山から退出 - - - - 58 58 荊襄 仙山の玉水 荊襄 爛柄山 始報 北斗 ・収集 玉水(仙草)x20 1 02.46.00 106200 10 58 58 1 荊襄 仙山の白狐 荊襄 爛柄山 始報 南斗 ・退治 Lv58 仙山の白狐x40 1 02.73.00 118000 10 58 58 2 荊襄 妖狐・九尾-北斗に尋ねる 荊襄 爛柄山 始報 南斗北斗 ・会話 北斗 1 - - - 58 58 3 荊襄 妖狐・九尾-九尾退治 荊襄 爛柄山 始報 北斗南斗 ・退治 Lv58 ★4 妖狐・九尾 4 02.19.00 94400 10 58 58 4 荊襄 妖狐・九尾- 荊襄 爛柄山 始報 南斗司馬徽(水鏡村) ・収集 水鏡村 司馬徽 1 00.55.00 23600 5 荊襄 荊襄 始報 ・収集 - - - 名前
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│ステータス│詳細情報|入手方法|活用方法|効果比較│その他│コメント│ 破壊する星 No.118 ルビ はかいするほし 名前 破壊する星 Rare 5 売却 QP,2000 マナプリズム,x5 302 刻印されたカードによる攻撃時に、自身の宝具威力を 10 %アップ(1T)+刻印されたカードに〔天の力を持つ敵〕特攻効果を 10 %付与 詳細情報 イラストレーター Mo 解説 「私は戦うために在る。 初めからそうだ。 きっとこれだけは、最後まで変わることはない。 だから戦い、剣を振るう。 ―――さあ、文明よ。 ―――おまえたちを終わらせる破壊が来たぞ」 入手方法 ・イベント「ミシシッピ・ミササイザーズ」においてバニペイポイント120,000Pt達成で獲得 おすすめの活用方法 + 〔天の力を持つ敵〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 5 ディオスクロイ 伊吹童子 4 ラーマ 鈴鹿御前 カルナ〔サンタ〕 弓 5 ギルガメッシュ オリオン アルジュナ イシュタル 4 クロエ・フォン・アインツベルン ケイローン アシュヴァッターマン 3 エウリュアレ ダビデ 子ギル 槍 5 カルナ ブリュンヒルデ アルトリア・ペンドラゴン 玉藻の前〔ランサー〕 エルキドゥ ロムルス=クィリヌス ヴリトラ 4 アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 フィン・マックール 源頼光 パールヴァティー 哪吒 ワルキューレ 3 クー・フーリン クー・フーリン〔プロトタイプ〕 騎 5 オジマンディアス ケツァル・コアトル エウロペ ネモ 4 イシュタル〔ライダー〕 術 5 玉藻の前 スカサハ=スカディ 4 アイリスフィール〔天の衣〕 オケアノスのキャスター 大黒天 3 クー・フーリン 殺 5 カーマ 4 ステンノ ニトクリス〔アサシン〕 狂 5 源頼光 アルジュナ〔オルタ〕 4 ヘラクレス ブリュンヒルデ 裁 5 アルトリア・ペンドラゴン 4 ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕 アストライア 讐 5 カーマ 月 5 大いなる石像神 分 5 シトナイ マナナン・マク・リール〔バゼット〕 エネミー 手、扉、ゴースト系、デーモン、ホムンクルス、ヘルタースケルター系、ゴーレム系、人形系、本系、自動防衛装置、魔神柱、ノブ系、スノーマン系、マジカルステッキ、ラフム、グガランナ、黒武者、量産型メカエリチャン、雷石系、ヘブンズフィール・ミミクリー、空想樹ソンブレロ、空想樹ソンブレロの種子、イースウルヴル、イースガルム、ワルキューレ、女中、ありがたい石像、マハーナーガ、ウッチャイヒシュラヴァス、ドゥン、ガルダ、サラマー、傀儡兵、多多益善号、ダンシングコイン、タロス、ポセイドンコア、広域殲滅兵器、アフロディーテ、デメテル、ゼウス、対人殲滅兵器、お手伝い人形、埴輪ノッブ、不可視の敵意、敵艦アルファ、亜種空想樹の種子、羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満、超ベイビィカレン、祭神ケルヌンノス、ノリッジの厄災、ありがたい黄金像、暗黒の仔山羊、アラハバキ、ダゴン コメント 名前 すべてのコメントを見る