約 1,602,072 件
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/186.html
143: 名前:乃愛☆02/07(日) 12 08 38 結夏Side 「 ただいま…… 」 静かな家に声をかけて、あたしは自分の部屋に向かう。 階段をのぼるとお姉ちゃんがいた。 「 お~、おかえりッ! デートはどうだった? 」 何も知らないお姉ちゃんのこのテンションの高さは苦しいよ…。 あたしは、お姉ちゃんの返事にも答えずに 足元だけを見つめて、目に涙を溜めていた。 「 …結夏? 」 やっとあたしのテンションがいつもと違うのに気づいた お姉ちゃんはあたしの顔を覗くように見てきた。 そして、何も聞かずに゛荷物置いて部屋においで゛と いつもより優しい口調で話しかけてきてくれた。 あたしはコクンと小さく頷き、 自分の部屋に入り荷物をベットの上に置いた。 ゛コンコン゛ 軽くノックをして、゛お姉ちゃん…゛と 弱々しく名前を呼ぶ。 「 どーぞ 」 ドア越しから聞こえるお姉ちゃんの声。 あたしはドアノブをゆっくりとひねり、 音を立てずにドアを開けて、 お姉ちゃんの部屋へと入った。 お姉ちゃんの部屋は黒とピンクで統一されていて、 いわゆる…ギャル系部屋だった。 「 好きなところに座って 」 ゛ジュースとってくるから゛、 そう言うとお姉ちゃんはあたしを部屋に残し 部屋から出て階段を降り、リビングに向かってしまった。 あたしは、目の前にあったベットに座った。 「 オレンジジュースでいいよね? 」 数分後、オレンジジュースが入ったグラスを2つと、 何故だかチョコやらスナック菓子を持ってきたお姉ちゃんが戻ってきた。 お姉ちゃんは折りたたみ式のもちろん黒の机を ベットの前に出し、そこに持ってきた物を置いた。 そして、黙っているあたしの隣に座った。 「 …どした? 」 お姉ちゃんを見ると、優しい顔をしている。 目が合うとにっこりと微笑んでくれた。 「 今日ね、服屋さんに行ったんだけど…… 」 あたしは今日起こったすべてのことを話した。 途中、お姉ちゃんは微笑んだり、頷いたり、 唸ったり、眉間に皺を寄せたり…。 色々な反応をしてくれたけど、 最後は何故かあたしの頭を撫でてくれた。 そして、何度か頷くと。 「 辛かったね 」 そう言ってくれた。 我慢していた糸がプチッと切れたように あたしは声を出して泣いてしまった。 「 うッ、ああああ…! 」 お姉ちゃんはあたしを抱きしめて、 背中をポンポンと一定のリズムで叩くように撫でてくれた。 「 ひっ…う……ッ… 」 少し経って、あたしが落ち着いたのに気づいた お姉ちゃんはあたしから体を離した。 「 結夏はどうしたい? 」 …どう、する…? 「 どうしたい…って? 」 あたしは潤んだ瞳でお姉ちゃんを見つめながら、首を傾げた。 「 その女の人と戦いたい、とか… 」 戦う…? そんなこと、考えてもなかった。 「 無理だよ「 どうして? 」 あたしの言葉を遮るようにお姉ちゃんは言う。 その目は誰よりも真っ直ぐで真剣な目―……。 「 まだその人が啓斗くんを好きだなんて分かんないじゃん 」 確かに……。 でも…。 「 でも、゛啓斗はあたしのものよ゛…って 」 お姉ちゃんはまたう~んと唸り声を出しながら 腕を組み眉間に皺を寄せた。 あたしは何故かその姿に安心してしまったんだ。 146: 名前:乃愛☆02/07(日) 20 26 22 でぃあ*ばにらさま わぁ!楽しいって…嬉しい★笑 文章力、そうです…ヤバいほど下手くそです;; 上手すぎって言葉を乃愛に渡すなんて罪ですょ← でぃあ*乃愛☆さま 啓「 いいの?じゃあ…食べてもいい? 」 あ~、もう啓斗その気になっちゃったじゃないですかぁ((汗 …あ、結夏が睨んでますよ。 本当にウザいですよねえ! 書いてても鬱陶しい!笑 結「 うん、頑張る!有難う、乃愛ちゃん。 …でも、啓斗くんはあたしのだよ? 」 ---------------------------------------------------- こんなに一生懸命考えてくれるお姉ちゃんなんて、存在するんだね……。 あたしは心の中が温かくなったのに気づきつつ、 さっきまであたしの背中を撫でていてくれたお姉ちゃんの手を優しく握り締めた。 「 お姉ちゃん 」 「 ん? 」 少しの沈黙。 ちょっと、言い出す勇気がないかな…? でも…、ここで言わなきゃいつ言うの? あたしは自分自身に問いかけて、 もう一度勇気を出した。 「 戦う… 」 「 え? 」 首を傾げるお姉ちゃんの目を見て、 あたしは誓うようにもう一度言った。 「 あの人と、戦う! 」 「 結夏… 」 思わずベットから立ち上がったあたしを 優しく微笑んで見てくれたお姉ちゃんのことは言うまでもない。 勇気を出した後って、こんなに清々しいんだね。 何だか、運動して汗をかいた後みたいだね……。 お姉ちゃんに誓った後、あたしは自分の部屋に戻った。 ベットに寝転がると、目を瞑り、布団の中にもぐった。 ― ピチチ…チチ… 「 ん… 」 あ…れ?気づけばもう朝。 あのまま、寝ちゃってたんだ。 昨日、色々と話して疲れたんだよね? 昨日……誓ったんだ、お姉ちゃんに。 だから変わるよ、あたし。 内気で何も言えないあたしから、 啓斗くんのために頑張るあたしに……。 150: 名前:乃愛☆02/09(火) 19 22 19 でぃあ*憂緋さま あげ有難うございますッ! 一気読みお疲れ様でした笑 啓「 俺も憂緋に惚れそう! …結夏の方が愛してるけどな 」 でぃあ*あげさま あげ有難うございます!! でぃあ*優さま 初コメ有難うございますッ! 切ないですか? これから一気にテンションを上げれるように頑張ります。 ---------------------------------------------------- 啓斗Side 結夏との貴重なデートが終わって次の日。 俺は携帯電話と格闘していた。 うーむ…。 結夏にメールした方がいいのか? 数十分後、色々考えた末…… 結夏にメールすることを決心した。 ………。 内容が思いつかねぇ! はぁ…、まじで俺大丈夫か? -------------------------- to 結夏 よ。俺だ。 昨日はさんきゅーな。 買った服、着てみたか? -------------------------- …これ、どうでも良い内容じゃね? 送信した後、気づいた俺。 ま、あの優しい結夏ならナイスフォローしてくれるだろ。 安心した俺は携帯をベットに軽く投げて、 そこに自分も飛び込むように乗った。 はぁ…、暇だな。 む。 携帯が点滅してる、結夏か!? 俺のテンションが一気に上がり、 投げた携帯をバッと両手で掴んだ。 携帯を急いで開き、宛先を見る。 そこには゛海優゛の二文字。 海優か……。 俺は少し残念な気持ちを抑えて内容を見た。 な、あいつ…。 内容を見た俺は声が出なかった。 そこには信じられない内容が書かれていた。 152: 名前:乃愛☆02/10(水) 19 33 11 でぃあ*みきさま 最高!!の2文字嬉しいです(☆* 3`b)b☆~゜☆ ---------------------------------------------------- 啓斗Side 俺は携帯を閉じて目を瞑り心を落ち着かせた。 そして、寝ていた体を起こし立ち上がった。 携帯と財布をジーパンのポッケに入れて、 俺は部屋から出て、母さんに「出かけてくる」と告げて家を後にした―… ― 数分後。 「 啓~斗ッ 」 甲高い女の声。 「 海優…… 」 そこにいたのは服屋の店員、海優だった。 結夏とあの服屋に行き、海優に会ったときは驚いた。 海優とは結夏と付き合う前に一時的に遊んだ女だから。 最後は微妙な感じで別れたけど、そこ後もちょくちょくメールとかはしていた。 そんな海優とあんなところで会うなんて―… 「 ん~、そんな顔しないでッ 」 キッと鋭く睨んだのも交わされて 俺の手を引いて歩き出す海優。 少し歩いて着いた先はラブホテル。 こんなところに何のようだ? ホテルの中に入ると、そこにはすでに いちゃついている男女の姿。 海優は慣れたようにホテルの鍵を受付から貰い エレベーターの中へと進んだ。 本当だったら逃げ出したい…。 でも、逃げ出したりしたら……。 逃げ出したい、という気持ちを抑えて 今は海優の指示通り動くことしか出来ないのか。 「 ここ 」 にっこりと微笑む海優が指差した場所に俺は黙って入る。 カチャ…とドアが閉まり鍵が閉まる音。 ふわっと甘い香りと同時に俺の腰周りに細く白い腕が絡みつく。 ただ抱きついてきたと思った俺が馬鹿だった。 海優の手は俺のジーパンのチャックを開けて なぞるようにジーパンの上から俺のものを触りだした。 「 っく… 」 いきなりの行動に俺の体はビクンッと動く。 「 ふふ…感じてる? 」 楽しんでいるような海優の声。 目的は、こうゆうことか…。 結夏のためなら俺は何でも出来る。 頭にはそれだけしか入っていない。 それを確信した俺は海優の手を強く握り、 ピンクのベットに放り投げるように乗せて、 乱暴に服を脱がせた。 これは感情も何もない。 ただ……ただの゛触れ合い゛だ。 153: 名前:乃愛☆02/11(木) 18 10 41 結夏Side ピピピピッ 「 ん? 」 部屋に1人でいると、携帯が鳴った。 携帯を開くとメールの表示。 あたしは受信箱を開き内容を見た。 ------------------------- to 結夏 よ。俺だ。 昨日はさんきゅーな。 買った服、着てみたか? ---------------------- あんまり長くない、啓斗くんからのメール。 それでもそこから愛を感じるよ……? あたしは携帯に、にっこりと笑みを見せると すぐに啓斗くん宛てにメールを送った。 --------------------- to 啓斗くん 結夏ですッ。 昨日はお洋服有難う! とっても気に入りました! 次のデートの時に着て行くね。 ---------------------------- メールを送った後、あたしの顔は真っ赤になった。 ……次のデートって何!? あたし、また啓斗くんとデートするって勝手に決め付けちゃってるし。 こんなんじゃ絶対、啓斗くんに引かれるよぅ…。 少しずつ上がったテンションが一気に下がる。 どうか啓斗くんに嫌われませんように。 何故だかあたしは目を閉じて誰かにお願いしていた。 154: 名前:乃愛☆02/11(木) 18 33 22 啓斗Side 「 んあッ、あ…ああッ!! 」 ビクンッと大きく跳ねた海優の体。 ただ胸を揉み、あそこを舐めているだけなのに。 俺の心は何故だか冷めていた。 海優が声を出すたびにどんどんと…。 「 はぁ…は…あン! 」 イッたばかりの体をいじり続ける俺に向かって 海優はにこっと微笑み、 「 昔よりッ…あん!上手くっ…なったじゃなぁッ! 」 正直、そうゆう上から目線がウザかった。 俺は゛喋る余裕があったんだ゛とでも言うような 目をして海優を見つめて、さらに動かしていたものを早めた。 それと同時に海優の声も大きくなる。 海優が何回かイクのを確認すると、 俺は休む暇なく自分のものを勢いよく突っ込んだ。 「 はああんッ! 」 あまり締まりがない海優の中。 体は満たされてるのかもしれないが、 俺の心は満たされてない。 結夏に触れてぇよ……。 結夏を考えたとたんに俺の体は熱くなった。 目の前にいる色っぽい声を出しているのが結夏に見えてきた。 その瞬間、俺はブッ壊れた。 海優の体も考えず奥へ奥へと自分のものを入れる。 次第に頭の中で感じている結夏の姿が思い浮かんできた。 海優の太ももを強いくらいにがっしりと掴み、 子宮に当たるまで突っ込む。 最初は気持ちがっていた海優の顔がだんだんと曇ってきた。 「 い、あッ!や…やあ! 」 苦しい顔をした海優。 俺の胸元をどんどんと強く叩いてくる。 どうやら抜いてほしいようだ。 俺は動きを止めて海優の顔を見た。 お腹を抱えて、目からは涙。 「 …たいよ… 」 聞き取れなかった海優の声。 「 痛いっつってんだよ!! 」 バンッと枕を投げつけてきた海優。 枕を退けて海優を見ると、鬼のような顔。 「 …お前だって結夏にこんぐれぇのことさせようとしただろ? 」 「 っ…! 」 海優の顔が曇る。 そう…。 こいつは男友達に頼んで、 結夏に゛痛いぐらいのSEXをしろ゛と命令したんだ。 海優は俺宛にこんなメールを送ってきた。 ゛啓斗へ 明日、午後5時にあなたの彼女を あたしの男友達に犯させようと思うの。 気持ちいって思わせるんじゃないわよ? 痛い…苦しいくらいの痛みを感じさせようと思うの。 もし、それが嫌って言うなら。 今から○×店の前に待ち合わせね。 海優゛ 「 結夏にこんなことしたら… 女だからって容赦しねぇ 」 今までに無いくらいの低い声を出し 俺は、ラブホテルを後にした―…。 155: 名前:乃愛☆02/13(土) 18 25 42 結夏Side 「 ん、んん…… 」 ゆがんでいる天井。 あたしは目を擦りあたりを見渡した。 あ…寝てたんだぁ。 あたしは寝ていたからだをゆっくりと起こして、 机の上に置いてあった携帯を何気なく見た。 光ってる―… もしかしてっ…! どんどんと期待が膨らむ中あたしは携帯を手に取った。 着信1件。 慌てて着信履歴を確かめて誰から来たのかを調べる。 ゛雄輔゛ …なんだ。 ヒドいよ、雄輔くん。 あたし…啓斗くんだと思ったのに。 ちょっと頬を膨らめたあたしは雄輔くんの 携帯電話に電話をした。 2回ほどのコールが続くと雄輔くんの声が聞こえた。 「 もしもし、雄輔くん? 」 《 おお、わりぃな電話して 》 「 ううん、全然大丈夫だよ! 」 嘘。 全然大丈夫なんかじゃないよ。 もう…啓斗くんに会いたい、会いたいよ―… 寂しい気持ちを堪えて、あたしは明るく振舞った。 《 お前、これから暇? 》 時計を見ると、PM5 00。 今日は特に予定はなかった。 「 うん、超暇してるよー 」 《 そか。…… 》 短い雄輔くんの返事。 そして、少しの沈黙。 この沈黙を破ったのは雄輔くんだった。 《 …じゃ、今から執事喫茶来れない? あの、俺のバイト先の 》 執事喫茶…? 「 うん、分かった!じゃ、今から行くね! 」 携帯を閉じたとたんに深い溜息が出た。 こうゆうとき、誰かに会いたいとき…みんなはどうしてるのかな? 我慢してるのかな? 他のことをして忘れるのかな? 色々なことを考えながらあたしは家を出た―… ― 「「「 お帰りなさいませ、お嬢様 」」」 きゃあああッ。 2回目になっても慣れない! この…゛お嬢様゛ってやつ。 「 もしかして、結夏お嬢様? 」 いきなり声をかけてきた金髪で王子様みたいな人。 な、な…なんであたしの名前を知ってるの? よし!何か怖いから嘘ついちゃおう! 「 え、あ…はい 」 馬鹿正直なあたしは違う選択も考えたのに、 正しい選択をしてしまった。 「 やっぱり!話どおり可愛い 」 にっこりと微笑む金髪男。 わぁ…本物の王子様みたい…。 「 あ、俺…空海! 」 すっと手を差し出してくる空海。 あ…握手かな? あたしは差し出している空海の手を握ろうと手を差し出した。 すると、空海は自分の手を下にして 何故だか立膝をついてあたしを見上げた。 え…? ちゅっ、と触れるだけの優しい唇の感触が手のひらに伝わった。 ええええ!? な、え、あ…ええ!? いきなりされたことに動揺しているあたし。 こ、言葉も何も出ませんっ! 「 いて 」 あたしを見上げていた空海の顔は曇った。 ふと、空海から目線を外すとそこには大きな男の人。 うわぁ…この人は大人っぽいなぁ。 「 このクソ執事がすみません、お嬢様 」 やけに゛クソ゛を強調させて、空海を睨みつける人。 空海から目線を外しあたしににっこりと綺麗な笑みを浮かべる。 「 え、や…あ… 」 せっかくにっこりと笑ってくれてるのに あたしは何が何だか分からないから笑えないっ! 「 私は、海斗と申します。以後お見知りおきを… 」 …本物の執事さんみたい。 いや、本物の執事を見たことはないけどね。 あたしの想像の中の執事と100%かぶってる! 158: 名前:乃愛☆02/17(水) 21 02 02 でぃあ*まこさま 面白いですかッ?有難う! 結「 そ、そんなことないですよぅ… 」 でぃあ*乃愛☆さま そですねー、啓斗めちゃくちゃ結夏のこと愛してますし。 さすが、乃愛☆さまッ!大人ですねぇ← ---------------------------------------------------- 「 あ、雄輔ならまだなので… 良かったらこちらのソファにお座りになってください 」 海斗はにっこりと微笑み、あたしの背中にそっと触れて ソファまで案内してくれた。 「 飲み物、何にする? 」 座ったあたしの背後から、首だけを出し にこっと子供のような笑みを見せたのは空海。 「 えとー… 」 恥ずかしくて言えない…。 お金を持ってきてない、だなんて。 色々と考えてたから…お財布何て頭では持っていたつもりだったんだけど。 お店の前に着いたら思い出したんだけどなぁ。 誤魔化すように引きつった笑みを2人に見せた。 2人はきょとんと目を丸くして首を傾げた。 「 大丈夫、サービスですから 」 どきっ…。 耳元でぼそっと囁く海斗。 低くて、でも…甘い声。 あたしは啓斗くん一筋だけど…思わずドキッとしてしまった。 「 そ、そかぁ… 」 多分赤くなった顔をあたしは俯かせた。 「 何々~? 」 「 何でもないよ 」 興味津々といった顔つきであたしと海斗をじぃと見つめる空海。 大人だなぁ…海斗さん。 サービスのオレンジジュースを飲みながら、 これもサービスなのか分からないお菓子も出てきて、 それを食べながらの海斗さんと空海さんとの他愛のないお喋り。 「 空ちゃ~ん、海くぅ~ん! 」 空ちゃん?海くん? ぶりっ子と言って良いくらいの声に反応してしまうあたし。 ふと空海さんと海斗さんを見ると、少し困った顔。 「 麗さん! 」 さっきとは違って作り笑顔に見える2人の顔。 ゛麗さん゛と呼ばれる女の人の方に視線を向けた。 「 え…… 」 「 あ…… 」 あまりの展開についていけない。 だって、目の前には…… 「 盤常さん!? 」 「 今村さん!? 」 盤常さんがいたのだから…。 え、ちょっと待って、本物? 「 2人はお知り合いなんですか? 」 状況についていけないあたしに問いかけてくる海斗。 ただ、あたしはこくんと頷く。 「 そう、クラスメート! 」 きゃははっと大きな声を出して笑いながら盤常さんはあたしが飲んでいたオレンジジュースを手に取り飲み干す。 「 へぇ…こんな偶然ってあるんだぁ 」 にへらっと緩く笑う空海。 そんな空海の笑みを見て盤常さんは頬を赤くして、 ぎゅっと空海に飛びついた。 「 …て言うかぁ、今村さんってこんなところくる人だっけ? 」 空海に抱きついたまま、ふふっと不敵な笑みを浮かべる盤常さん。 「 ち、違っ…! 」 こんなんじゃ、絶対勘違いされる! …って言うか、学校行けなくなっちゃう! 「 ち~がうよ、俺が呼んだの 」 ふわっと爽やかな香りと共に 覚えのある独特な声があたしを包む。 「 な?結夏 」 やっぱり…、雄輔くんだ。 何故だかほっと安心する。 「 えええええええ!? 」 お店中に広がる盤常さんの大きな声。 「 ちょ、え、ま…ええ!? 」 明らかに理解出来ていない様子。 まぁ、ね……。こんな言い方じゃ絶対勘違いされるよね。 「 え、だ…だって今村さんて啓斗と付き合ってるでしょ? 」 やっと落ち着いた盤常さんはあたしに疑いの目を向ける。 そんな盤常さんからあたしを守るように雄輔くんは後ろからあたしを抱きしめる。 「 そ。でも…俺の片思い 」 にこっと優しい笑みを浮かべる雄輔くん。 「 え~、今村さん…正直言ってそんなに可愛くないじゃん?それなのにぃ…何でそんなにモテるのぉ? 」 それって…嫌味ですか? っていうか…可愛くないとか知ってますけど!? 159: 名前:乃愛☆02/18(木) 18 18 02 「 そんなことないですよ、結夏様はとても可愛らしいです 」 隣にいた、海斗があたしを見てにこっと微笑むと 盤常さんにすぐに顔を向けた。 か、可愛らしい……。 「 そーそー。俺のタイプだもん、結夏ちゃん 」 にかっと子供のような笑みで話す空海を海斗はキッと睨みつけた。 「 ちゃんじゃないだろ、空海 」 「 …へい 」 しゅんと小さく縮こまる空海。 何だか…小さい子みたいで、可愛い。 「 ちょ、お前等っ…! 」 明らかに動揺している雄輔くん。 何でか分からないけど、大丈夫かな? 「 俺の結夏に手ぇ出すなよっ! 」 ぷう、と頬を膨らめて2人を睨む雄輔くん。 2人は申し訳無さそうに苦笑いをした。 ……はい? 俺の…? …………? 「 ね、今のどうゆう意味? 」 首を傾げて雄輔くんを見つめた。 雄輔くんの顔は真っ赤で、腕で顔を隠していた。 「 な、何でもねぇっ! 」 そう言われて突き放された。 あたし…何か怒らせるようなことしたかな? 「 ってゆーかぁ、今村さんって…SEX好きなの? 」 いきなり話に入ってきた盤常さん。 セ…セックスって…ちょ、ええ!? 「 な、え…?…何で!? 」 動揺と恥ずかしさで顔が真っ赤になっていくのが分かる。 「 え~?だって、SEX好きだから啓斗と付き合ってるんでしょお? 」 きょとんとした丸い目であたしを見つめる盤常さん。 何で普通の顔で゛SEX゛とか言える訳!? 「 ち、違っ…! 」 「 あ、いいよぉ?別に、無理に嘘つかなくっても 」 へらっと笑う盤常さん。 勝手に解釈しないで下さい! 「 だって、あたしもだもん 」 え……? いきなり放たれた言葉に何故だか体がピタッと止まった。 ゛あたし゛…も? 「 今村さんが見たあたしと啓斗とのSEXも… ただ、あたしがヤりたかっただ~け 」 ゛別に恋愛感情もないよ゛と真顔で付け加える盤常さん。 「 だってぇ、女だって欲求不満なときあってもおかしくないでしょ? 」 ペラペラと何か話す盤常さんの口。 あたしはその口をただ黙ってみていることしか出来なかった。 「 俺だけのプリンセス 」 続き9
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/182.html
88: 名前:乃愛☆01/01(金) 13 31 22 でぃあ*まひろさま 優莉ちゃんはいい友達なんで話せるといいですね^^ はい、更新頑張ります♪ でぃあ*藍華さま 結「 あややッ…す、すごい 」 天才ですか?か、神ぃぃ!?!? 止めてくださいよ~、照れるだろぉ・ * ・(*/////∇/////*)・ * ・((← 泣かないでッ、藍華さま!! でぃあ*苺さま 鳥肌たっちゃいました?むふふ((殴/ ---------------------------------------------------- 結夏Side 「 もうッ…あたしに、関わらないで 」 下を向き、溢れた涙を手で拭き、あたしは顔をクイッと 上にあげて、庵蓮くんを睨んで言った。 本当は……睨みたくなんかない。 でも…こうでもしないと涙が止まらない。 庵蓮くんはあたしを見て驚いている。 「 な…に、怒ってるんだよ 」 そして、未だに睨んでいるあたしの髪に触れようとする。 や…止めてッ。 触れられたら、またときめいちゃう…! 「 あ…あたし、もう行くから!! 」 触れられそうになった髪を自分の手で止めて、 あたしは庵蓮くんに背を向けて走り去った。 ― 「 はぁ…はぁ… 」 久々に本気で走った。 教室につき、席に座りながらあたしは優莉の姿を探した。 優莉もあたしのことを探しているのかやたらキョロキョロしている。 「 優~莉ッ 」 あたしは少し息を整えると、優莉に向かって手を振った。 優莉はあたしに気づくとタタッと小走りで寄って来た。 「 大…丈夫? 」 「 ん?久々に走ったからさ~ でも、うち元気取り柄だし、大丈夫! 」 あたしはガッツポーズを見せると にっこりと微笑んだ。 「 違くてッ…あの、庵蓮くんとの… 」 ああ…そっちね。 あたしは椅子に座ったまま俯いた。 優莉はあたしを心配そうな顔をして覗き込んだ。 そして、あたしの頭を撫でるとにっこりと微笑んだ。 「 庵蓮くん、来たっぽいから… お昼時間に屋上で話そう? 」 教室の後ろの扉を見ると、確かに庵蓮くんの姿。 「 気まずいかもしれないけど…頑張って 」 「 …うん 」 頷くあたしを見て、また優莉は頭を撫でてくれた。 優莉がいなくなると同時にあたしの隣には庵蓮くん。 あたしが意識しているのか、 本当に庵蓮くんが見ているのかは分からないけど、 妙に痛い視線を感じる―…。 でも、それが本当なのか確かめる勇気もない。 あたしは……臆病のかたまり。 91: 名前:乃愛☆01/02(土) 13 44 24 でぃあ*苺さま 見てられませんか!?見て下さい~((笑 あ、見ていただけますかッ((ホ…/ でぃあ*藍華さま 記念すべき90コメありがとうです∀ これから更新していきますね~((ニコ ---------------------------------------------------- 啓斗Side さっきから結夏がこっちを気にしている―…。 俺を、気にしてるのか? はッ…まさか、そんな都合のいいことなんかないよな。 俺がただそう意識してるからそう思えるだけ。 授業中、俺は結夏のことしか考えられなかった。 あの手形とキスマーク……。 誰が一体結夏に触れたんだ…? ― キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン… 授業が終わり、昼休みを知らせるチャイムが鳴り響いた。 みんなが話し出し、昼飯を食う準備をしている。 俺は決めていた。 昼休みに結夏と話そうと。 「 結…「 結夏~ッ! 」 タイミングよく俺の声を遮ったのは、 結夏の親友の高橋。 「 屋上、行こ? 」 高橋は結夏にお弁当を見せると、にっこりと微笑んだ。 そして、俺を睨んだように見つめてきた。 「 ね、お弁当の中身交換しないッ? 」 結夏がバックからごそごそとお弁当を取り出しながら、 高橋を見て微笑みながら言った。 高橋は俺から結夏に目線を変えて “うん!”と元気よく答えていた。 な…何だ? 高橋の奴、俺のこと睨んだよな? 2人は何やら楽しそうに話しながら教室を出て行った。 結局、話せなかったな…。 はぁ、と溜息をつくと俺も母さんが作ってくれた 弁当を取り出し、近くにいた奴等の中に入って昼飯を済ませた。 92: 名前:乃愛☆01/02(土) 13 57 02 結夏Side 「 …とまぁ、こんな感じなの 」 あたしは今にも溢れそうな涙を抑えて 相川さんと庵蓮くんのこと、 隆司さんに…レイプされたこと、 すべてを優莉に話した。 「 辛かったね 」 話を聞いた優莉の一言はこれだった。 「 ふ、え…ヒック… 」 優莉の優しい言葉を聞いたとたん、 緊張の糸が切れたようにあたしは泣き出した。 「 うん…我慢しなくて良いよ…… 」 優莉は子供のように泣いているあたしを 優しく包み込んでくれた。 「 …落ち着いた? 」 「 うん、ありがと… 」 やっと落ち着いたあたしを見て、優莉はにっこりと微笑んで “お弁当、食べよう”って何もなかったように話しかけてくれた。 「 …まじで?きゃはははッ 」 「 おー。でさぁ… 」 お弁当を食べ終わった頃に、 屋上へと向かう階段を上る音と、 男女の楽しそうな声が近づいてきた。 あたし達はお弁当を急いで片付けて、 屋上を出るドアへと小走りで向かった。 あたし達の学校は、屋上へ向かうドアと、 屋上から出るドアの2つがある。 向かってきた男女は見ていないけど、 何故かあたしは、ギャル系だと判断した。 屋上から出ると、優莉は顔を青くしていた。 「 優莉、どした? 」 「 えッ!?…ううん、何でもないよ 」 優莉はにこっと微笑んで、“行こ行こ”と あたしの背中をグイグイと押してきた。 優莉…、どうしたの? 93: 名前:乃愛☆01/02(土) 14 04 36 啓斗Side 学校は夕日の色で染められている。 放課後、俺は結夏を待つために校門で待っていた。 学校から走ってきたのは、結夏……。 ではなく、結夏の親友高橋だった。 「 …んだよ、お前かよ 」 「 庵蓮くん、結夏がッ…! 」 高橋は顔を青くしてパニくっている。 結夏が…? 「 結夏がどうしたんだよ 」 俺は高橋を睨みつけるように見て、言った。 「 結夏がね、隆司…って人の仲間に… 」 隆司…?あぁ、あのチャラ男。 「 襲われちゃうかもしれないのッ! 」 は…? 何言ってんだ、こいつ。 「 何言っ「 嘘じゃない!あたし、聞いたの 」 高橋は髪をぐしゃぐしゃをかいて、俺を説得しようとしている。 これは、嘘じゃねぇ…。 「 図書室!図書室にいるかもしれないから… 早く行って!! 」 図書室…、俺は場所を聞いてバックをそこに投げ捨てて 夕日で染められている学校へと向かった。 結夏… どうか無事で居てくれ。 94: 名前:乃愛☆01/02(土) 14 19 12 結夏Side 「 ふぁあ… 」 今、あたしは先生に頼まれて図書室で資料をホチキスで止めている。 キィ… ん?誰か来たみたい…。 欠伸をしながらあたしはドアのほうを覗き込んだ。 そこにいたのは2人のチャラ男。 全員まったく知らない人。 「 お、いたぜ 」 「 あ~、結構可愛いじゃん 」 え……? あたしのこと、探しに来たのかな? チャラ男達はあたしにどんどん近づいてくる。 「 な~、そんなことしてねぇで 俺達と遊ばねぇ? 」 「 遊ぶって… 」 何この人達… 雰囲気が怖い。 色々と考えているうちにあたしの胸に手がのびてきた。 制服の上から激しく揉まれた。 「 ちょッ…!や、止めてよ! 」 抵抗しようと手を動かそうとするが、 相手は男。しかも2人。 1人に胸を遊ばれ、もう1人に手を掴まれている。 そのうち、上のジャケットが脱がされ、 シャツの中に手を入れられてブラをとられた。 シャツの上から乳首は見えて、 そこを何度もつままれた。 「 あんッ!…や、やめ… 」 「 かっわいい声 」 「 な、シャツの上から乳首舐めてみな。 絶対、透けて見えるぞ 」 「 了解 」 男達はゲラゲラと笑って話している。 やがて、あたしの乳首はシャツの上から舐められて透けている。 「 お~、エロいなぁ 」 「 写メ撮っとこ 」 嫌だッ…、やめて! カシャカシャと音を立ててあたしを撮る男達。 もう…嫌ッ、誰か…。 「 な、下確認して早いとこ入れろよ 」 スカートをグイッと持ち上げられて、下着を取られた。 「 は?全然、濡れてないんだけど 」 「 ま、いいんじゃん?入れろよ 」 そんな…、嫌だ。 嫌だよ、止めて… 男はカチャカチャとベルトを外すと、 あたしに赤黒い棒を見せてきた。 そして、あたしのあそこにくっつけてきた。 嫌ああああああああ!!!!! 99: 名前:乃愛☆01/04(月) 20 17 32 でぃあ*苺さま 結夏ピンチです!! 可愛い子は大変なんですv でぃあ*みあさま どうなるんでしょお~ねぇ* 啓斗くん、足速いから大丈夫ですb((そこ?! でぃあ*でんきさま あげ感─☆* ;。(○`・∀´・)ゞ★* ;。─謝デス でぃあ*りこさま 面白いですか!? ヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウゴザイマスo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ ---------------------------------------------------- バンッ!! あたしの騒ぐ声とゲラゲラと笑う男達の声だけがある 図書室に勢いよく扉を開ける音が響いた。 誰……? あたしは溢れる涙を溜めたまま、音のする方を見た。 「 てめぇ等何やってンだよ! 」 雄輔くん……? 何で、雄輔くんがここにいるの? 雄輔くんはあたしの格好を見て、すぐに駆けつけてくれた。 そして、雄輔くんはあたしにブレザーを優しく肩にかけてくれた。 「 てめぇ、何なんだよ 」 「 人の楽しみを邪魔にすんじゃねーよ 」 男達は首をコキコキと鳴らし 黙っている雄輔くんに近づいていく。 雄輔くんは相手も見ずに下を向いている。 「 あ?何だよ、坊や。 怖くなっちまったかぁ? 」 「 ……… 」 「 黙ってんじゃねーよ!! 」 1人の男がブチ切れて、 雄輔くんに向かって思い切り殴りかかった。 パンッ しん…と静まる図書室。 「 な…! 」 殴りかかった男は目を丸くして驚いている。 何故なら…雄輔くんは無表情のまま、男の拳を片手で止めている。 「 …うぜぇんだよ 」 初めて聞いた低く怖い声。 殴りかかった男は顔を青くして拳を下げた。 「 なめてんじゃねーぞ!! 」 もう1人の男が棒を持って雄輔くんに近づき、 頭から殴りつけようとしてきた。 危ないッ! あたしはぎゅっと目を閉じて、下唇を強くかみ締めた。 そして、気づいたらあたしの足は勝手に歩き出していた。 3人が絡んでいるところまでもう少し…! あたしの足は速まり、何故か男達のほうへと向かっていた。 「 も、もう……止めてください! 」 あたしの少し震える声が図書室を静かにさせる。 殴りつけようとしている男の手もピタッと止まった。 「 ば、馬鹿じゃないんですか? 」 あたしは雄輔くんが肩にかけてくれた ブレザーを胸元でぎゅっと握り締めて言った。 さっき、こっそり着替えを取り着替えたあたし。 「 2対1なんて卑怯じゃないですか! 」 あたしはキッと男達を睨みつけた。 そして、ブレザーを雄輔くんに返すと、 再び男達の方を見て言った。 男達はゲラゲラと笑ってあたしに近づいてきた。 「 あたしと勝負して! 」 あたしはまたキッと男達を睨みつけると、 さっき男が使っていた棒をしゅっと取り、 くるくると器用に回した。 あたしのお父さんは格闘技が好きで、 小さいときから教えてもらっていた。 あたしを女として見ないで、 常に男として育ててきたと言っていた。 普段、女の子らしいのを演じていたけど 本当は……あたしだって、戦える。 雄輔くんを見ると、驚いた表情をして 顔を左右に振っている。 男達はまたゲラゲラと笑いあたしの顎を持った。 「 仕方ねぇなぁ、 おままごとに付き合ってやるか 」 あたしは無言で男の手首を掴み、 ぐるっとねじった。 「 いででででッ!! 」 男はすぐに手を引いてもう1人の男の後ろに隠れて、 ねじられた手を涙目で見ている。 「 …てめぇ、アマだからって容赦しねぇぞ! 」 「 女だからって関係ない! 」 すごい顔をした男があたしに向かって走ってきた。 大の字になってあたしに飛びつこうとしている。 あたしは、棒をぎゅっと握り締め、 男のみぞおちに向かって勢いよく棒を押した。 「 う゛ッ…… 」 男の苦しむ声。 あたしは格闘技のお父さんを持ったことを忘れて、 いつもどおりの気の弱い女の子に戻った。 「 もう…こんなことは止めてくださいね? 」 あたしは倒れている男に向かってしゃがんで言った。 そして、今まで黙っていた雄輔くんが口を開いた。 「 何でこんなことしたんだよ 」 「 あ…あいつに言われて…… 」 あいつ? 「 つまり、結夏を襲えって言われたのか? 」 苦しむ男に向かって雄輔くんは眉間に皺を寄せて言った。 男はこくんとゆっくり頷く。 「 誰だよ 」 「 …… 」 男は黙っている。 「 誰に言われたかって聞いてンだよ!! 」 体中に電流が流れるように背筋がビンッとなった。 雄輔くんのいつもの優しい顔は見えない。 「 …高橋 」 「 えッ…!? 」 黙って話を聞いていたあたしは口を開いた。 何で…?何で隆司さんがあたしを…? 「 何、結夏知り合い? 」 あたしはこくんと頷いた。 「 あたしに…告白してきて、 断ったら……レイプ、してきた…人 」 あたしは下を向いて、 言葉を詰まらせながら言った。 「 俺だけのプリンセス 」 続き6
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/193.html
160: 名前:乃愛☆02/19(金) 18 55 07 「 …たしは… 」 「 え? 」 下を向き、小さく呟いたあたしの顔を覗くように 盤常さんは聞き返してきた。 「 あたしはっ!えっちがしたいから啓斗くんと付き合ってるんじゃない!! 」 キッと力強く盤常さんを睨んだ。 盤常さんはぽか~んと口を開けて驚いている。 あたしは近くのテーブルにあった飲み物を手に取り、 ぐいっと一気に飲み干した。 「 はぁ、はぁ…… 」 分かる―… 今、あたし絶対顔真っ赤だ。 「 ふ、ふん。何よ、いきなり熱くなっちゃってさぁ 」 動揺を隠すように、いきなり強い態度になる盤常さん。 でも、眉毛がピクピクと動いているのが分かる。 「 何よ、何よ。もう、イライラするっ… 」 独り言のようにブツブツと何か言っている盤常さんを、 気づけば周りのお客さんや執事さん達は冷ややかな目で見ていた。 「 何見てんのよ!! 」 やっと周りに気づいた盤常さんはギロッと 周りにいた人を睨み付け、怒鳴った。 驚いた周りの人はすぐに目線を逸らし、 慌てて自分達の世界に入り込んでいった。 「 もういい…、とりあえず落ち着きたいから 空海か海斗、どっちか相手して 」 命令口調で空海と海斗を見て言った。 だが、2人は黙ったまま。 「 聞こえなかったの?相手をして、と言ってるの 」 それでも返事も何もしない2人。 まず、目線も合わそうとしていない。 「 執事ならお嬢様の言うことを聞きなさい! 」 ビリリッと電流が体中に流れるような大きくて 迫力のある、盤常さんの声。 いつも見ている学校でのギャルさとはまったく違う。 …というか、普段の学校での盤常さんを見た後に 今のお嬢様風盤常さんを見ると、別人って感じがすると思う。 盤常さんはやっぱり周りの人の目を引きつけてしまった。 また盤常さんは周りをギロッと睨み付けた。 「 はい…、畏まりました 」 ぼそっと笑顔のない海斗さんの返事。 「 分かったよ… 」 空海さんの幼い笑みもない。 何でそんなに盤常さんの接客が嫌なのかな? さっき、盤常さんの本性が分かってしまったから? でも…盤常さんがお店に入ってきたときから、 2人は少し困った顔をしていたような…? …ってことは今回だけのせいじゃないんだ。 どうして、そんなに嫌がるんだろう? 161: 名前:乃愛☆02/23(火) 19 03 02 「 では、結夏様…失礼します 」 「 じゃな 」 少し寂しげで元気のない言葉を貰ったあたしは 何故かその場から動けなくなってしまった。 …というか、動きたくなくなった。 「 ねえ… 」 あたしはある一点を見つめたまま雄輔くんに声をかけた。 「 ん? 」 雄輔くんは覗き込むようにあたしを見て首を傾げた。 「 あの2人…盤常さんの接客をさ… 」 「 うん? 」 途中で問いかけた言葉を止めたあたしに 優しく、続きを求めてくる雄輔くんの顔を見て あたしは続きを話した。 「 2人さ、盤常さんの接客嫌がってない? 」 「 …!? 」 目を丸くして驚く雄輔くん。 「 …んんっ。そんなこと無いんじゃない? 」 軽く咳払いをして、泳いだ目を隠すように あたしとはまるで目を合わせようとしていない。 「 結夏に……嘘、つかないで? 」 きゅるんと、子犬のような潤んだ目で 雄輔くんを見つめてみる。 「 結夏… 」 「 雄輔くん… 」 お互いに名前を呼び合う。 この勝負…… 「 分かった、全部話す!! 」 あたしの勝ち。 やっぱり結夏必殺「子犬の瞳」には誰も勝てない。 あたしは満面の笑みを浮かべると、 「何処か空き部屋無いの?」と首を傾げて問いかけた。 「 あるよ 」 雄輔くんはあたしの手をぎゅっと握り締めて、 空き部屋へと案内してくれた。 「 綺麗!ここ本当に空き部屋? 」 あたしは部屋中を見渡した。 そこにはベットも冷蔵庫もシャワールームもある。 「 ん 」 短く返事をする雄輔くんの顔は…何だか青い? 「 ゆ、雄輔くん? 」 あたしはソファに座りながら雄輔くんの顔をうかがった。 「 な…に? 」 よろっと倒れこむ雄輔くんが、 何故だかあたしにはスローモーションに見えた。 「 雄輔くんっ! 」 思わず大きな声を出してその場に立ち上がった。 雄輔くんの体は丁度あたしの体に吸い込まれるように来た。 ドサッ 「 きゃっ! 」 支えるつもりだか、あまりにも雄輔くんの体が大きくて 支えきれず、あたしもよろけて一緒に転んでしまった。 痛みは無く、ソファに座ってて良かったと思った。 っていうかこの体制…… や…やだ……。 この状態ってすごく…嫌……。 今の状態はあたしが雄輔くんに覆いかぶされている状態。 ちょっと………恥ずかしいかも……。 …ってそんなこと言ってる場合じゃない! 「 ゆ、雄輔くん?雄輔くん? 」 ぐたっとあたしの体に寄りかかっている雄輔くんの両肩を触り、ポンポンと何度か叩く。 反応は無し……。 あたしは優しく雄輔くんをソファに寝せて、 ベットにあった枕と毛布を取り雄輔くんの元に戻った。 「 ちょっと…頭、上げまぁす… 」 一応ぼそっと確認。 頭を両手で持ち上げて枕を置く。 髪……さらさらだぁ。 そして、上から毛布をふわっとかける。 …よし。一応OK。 雄輔くん、どうしたんだろう? あたしは自分のおでこと雄輔くんのおでこの熱さを比べるために両方にあたしの手を当てた。 あたしの方が温かい。 むしろ、雄輔くん冷たすぎるような? もしかして…貧血、とか? ど、ど、ど、どうしよう! 貧血の時って何すればいいのかなぁ? えっと、えっと…体を温めてあげるとか? うわぁぁん!こうゆうときってどうしたらいいの? 162: 名前:乃愛☆02/24(水) 18 40 08 「 ん…… 」 おろおろして部屋中を歩き回っていると ソファの方から雄輔くんの起きる声がした。 「 大丈夫!? 」 慌てて大きな声を出して駆け寄る。 「 ん…、気にしないで 」 まだ眠そう…というか、辛そうな雄輔くん。 あたしに心配かけないように無理に笑ってくれてるんだよね? 今にも泣きそうな目で雄輔くんを見つめると、 雄輔くんはにこっと無理に微笑みながらあたしの頭を優しく撫でた。 「 病気……なの? 」 首を小さく傾げて、あたしは雄輔くんに問い詰める。 雄輔くんは無表情…、違うんだ。 「 ごめ…言いたくないなら「 俺… 」 あたしの言葉を遮って何かを伝えようとする雄輔くん。 「 俺…小さい頃体が弱かったんだ 」 1人言のようにぶつぶつと呟く雄輔くん。 その言葉一つ一つに重みがある感じ。 「 すぐ風邪になるし、高熱なんてしょっちゅうだった。 やっと学校に行けても友達は誰もいない。 俺が休んでいる間に皆仲が良い人を見つけたから… 学校で1人の時、あんな小さかったのに、自分が消えてしまっても良い… そう思ったくらいだったんだ 」 あたしが話す隙が無いくらいのすごい早口。 気のせいだろうか、雄輔くんの目尻から光るものが見えるのは。 次の瞬間。 雄輔くんの目からは涙が溢れた。 「 でも…「 もういいッ! 」 いつしかあたしは雄輔くんの言葉を遮り 止めるように抱きついてしまった。 「 もう…いい…。 そんなこと…思い出さなくて…… 」 慰めるつもりがあたしが泣いてしまった。 だって…もういいじゃん。 そんな辛いこと何て思い出さなくて良い。 「 なーんで結夏が泣くんだよ 」 笑っているように話すけど、雄輔くん……。 抱きしめてるんだから、分かっちゃうよ? 声も…体も震えてるよ? 「 っ… 」 あたしは何も言えず、泣いたまま 雄輔くんに抱きついた。 駄目だね、あたし…。 こんな時に優しい言葉をかけてあげなくちゃ行けないんだよね? ごめん…、雄輔くん。 ここにいたのが大人のあたしじゃなくて…。 一緒になって泣いちゃうような奴でごめんね? 163: 名前:乃愛☆02/25(木) 18 11 23 啓斗Side ピピピッ…… 俺は心を落ち着かせて結夏に電話をした。 1コール…2コール…3コール…… 《 …っ、はい! 》 「 結夏? 」 慌てているような結夏の声。 《 けっ、啓斗くん? 》 やっぱり…慌てているというより、 焦っている様子。 「 何、どうしたの? 」 《 えっ…何が…《 結夏ぁ、水取ってー 》 ……!? 確かに、した。 男の声―…… 《 ちょ、ちょっと待っててー! ご、ごめんね。啓斗くんっ 》 そう言って結夏は携帯を切った。 な、なんだったんだ…今のは。 あの……男の声は誰…? 俺は携帯を握り締めた。 頭の中はあの声の主のことだけ……。 一体、結夏は何処にいて、誰といて、何をしているんだ? 軽くもやがかかったまま、俺は家に着いていた。 家に着いてからも頭にあるのはあの声だけ。 俺は結夏にもう一度電話をした。 ………出ない。 《 留守番電話サービスに接続します… 》 すぐに留守電になってしまう。 結夏……何ででないんだよ。 169: 名前:乃愛☆03/10(水) 17 39 07 皆様え*. やっと用事が終わりましたv これからバンバン更新していきたいと思いますbb* コメやアドバイス募集していますので☆ ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ 結夏Side 啓斗くんとの会話も出来ないまま、 どんどんと具合が悪くなっていく雄輔くんの看病を あたしは今までに無い位必死にやった。 やがて雄輔くんが寝息を立てているのに気づいたあたしは、 雄輔くんが寝ている部屋から一番遠いと思われるトイレに向かい、啓斗くんに電話をした。 《 結夏!? 》 驚いたような大きな声。 「 うん、さっきはごめんね? その……途中で電話切っちゃって 」 《 ………うん 》 何故か少しの間が空いてからの返事。 何か…怒ってるのかな? 《 なぁ…、さっきの…… 》 「 ん? 」 ぼそぼそと何かを呟いている啓斗くん。 《 さっきの……男の声…誰? 》 さっきの…男? もしかして、雄輔くんのこと? 「 水取って…っていうやつ? 」 《 うん 》 不安気に問いかけた返事は即答だった。 「 それ…雄輔くんだよ 」 恐る恐る雄輔くんの名前を口に出す。 一回、雄輔くんとあたしがここで愛の無い行動をしていたのは、電話を通して知ってると思うから…。 もしかしたら…怒るかも。 《 何で? 》 予想外の声のトーン。 怒るような大きい声でもない。 まるで最初から知っていたかのような、 冷静で短い返事。 「 えっと…最初から話すと長いんだけど…… 」 あたしは今まであったことをすべて話した。 家にいたら雄輔くんが連絡をしてきて、呼び出されたこと。 雄輔くんのバイト先で盤常さんに会ったこと。 バイト先のあの部屋でいきなり雄輔くんが倒れたこと。 そして……雄輔くんの辛い過去のこと。 啓斗くんは何も言わず、ただ黙っていた。 《 何で……? 》 かすれて消えそうな弱々しい啓斗くんの声。 「 え…? 」 《 何で結夏は雄輔のバイト先に呼ばれて行くんだよ! 》 冷静な声から打って変わって怒鳴るような大きな声が放たれる。 そんな声に一瞬ビクッとしてしまうあたし。 そうだよ……、何であたしここに来たの? 暇だから来る…、そんなのおかしいじゃん。 一回、あたし達あんなことだって会ったのに… 隙がありすぎだよ、あたし…。 そう考えると、気づけばあたしの瞳からは大粒の涙。 「 ごめ…ヒック……ごめん…うっ… 」 《 何がごめんなの? 》 「 ごめん…っ……ごめんなさっ…ヒック… 」 啓斗くんの質問にも答えることが出来ない。 《 何がごめんなのかって聞いてるんだよ! 》 またもや啓斗くんの大きな怒鳴り声。 《 …何で、泣くんだよ 》 さっきまでは大きかった啓斗くんの声は、 また弱々しくなり、心なしか震えている気がする。 《 雄輔と一緒にいること? 》 「 啓斗くんを……裏切ったこと 」 2人の間に沈黙が加わる。 長い沈黙を破ったのは啓斗くんだった。 《 そうだよ……、俺裏切られたんだよな? 》 「 …ごめ…なさいっ… 」 《 なのに、何でだろう。 こんな最低な女なのに…俺…… まだ、結夏を愛してるなんて 》 「 っ…! 」 少しずつ止まりだした涙が一気に零れ落ちてくる。 何で……、何でこんなあたしを愛してくれるんですか? こんな、裏切り者をどうして………。 《 明日、午後6時…… 》 「 え…? 」 いきなり言われた日時。 今のあたしには呪文のようだよ…。 《 もし、俺が好きなら……… その時間に、空公園に来て 》 「 ……… 」 《 信じて待ってる 》 ピッと言う会話が閉ざされた音が聞こえて我に戻った。 そんな優しい言葉、あたしにかけないでよ…。 好きだよ…、大好きだよ…。 啓斗くんを愛してるよ………。 172: 名前:乃愛☆03/12(金) 19 22 20 でぃあ*真子 さっそく呼び捨てにしちゃいましたぁ(⋈¨●)♡← いいところで終わると、読者が増えるのですよ((腹黒/ でぃあ*理沙さま 頑張ります!! 続きは今から書きます。 またコメ+ ゚ *。(●´Д`人´Д`●)。* ゚ + ょろちく♪ ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ 啓斗Side 携帯を切った俺の心には靄がかかっていた。 明日……結夏は待ち合わせの時間に来てくれるのか? 今の俺は、有り得ないほど弱々しい。 不安だけでいっぱいになりそうな俺の心と体。 結夏……、 不安な俺から自身で満ち溢れている俺に変えてくれ。 どうか、お願いだから……。 俺に結夏を信じさせて――…。 「 はぁぁ… 」 俺の口からは大きな溜息だけ。 ベットにぼすっと寝っ転がると、俺は腕で目を隠した。 ― 「 ん…… 」 目の前には歪んだ天井。 俺…あのまま、寝て……? 少し冷えている体をむくりと起こすと、 俺は目を何度か擦り、部屋から出た。 たまたま目に入った携帯。 手に取り、開くと…… メールも電話もない。 少し、がっかりする気持ちが現れる。 期待した俺はやっぱり可笑しい。 どうして、まだ結夏を信じることが出来るんだ? 自分が自分じゃないみたいだ……。 よく“自分のことは自分が一番分かってる”って言うけど、 俺はその逆だな。 “自分のことは自分が一番分からない” また深い溜息をした俺は、改めて部屋を出て 階段を降りて誰も居ないと思われるリビングに向かった。 リビングにある大きな黒いソファに座った俺は、 さっき寝たにもかかわらず、また横になってしまった。 こんなとき……したいことが何も見つからない。 こうゆうときに限って、何も手につかないんだな。 結夏……愛してる。 174: 名前:乃愛☆03/12(金) 21 31 19 でぃあ*しゃー(・∀・)さま お、面白くないですょΣ!?!? 出来たら切ない系にしてきますww でも、myが書くと…なんでかカラダ系より切ない系へGO!してしまうのです…笑 ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ▷▫◁ஜஂ▶▪◀ஜஂ 結夏Side 「 雄輔くん、体調どう? 」 まだ泣き足りない気持ちを抑えて、 あたしは雄輔くんがいる部屋に戻った。 ソファに近づくと、すぅすぅ…と雄輔くんの寝息が聞こえた。 寝てる…のかな? 電話来たときも寝てたけど、結構ぐっすり眠れてるんだ。 雄輔くんの寝顔を見て、ふっと顔が緩んだ。 可愛い…子供みたい。 …はっ! こうゆう態度が悪いんだよね? こう…誰に対しても甘いのはいけないんだよ…。 「 ん…… 」 ごそごそと雄輔くんが動き出した。 や、やばっ…!五月蝿かったかな? あたしは慌てて口を両手で押さえた。 やがて、雄輔くんの動きはピタリと止まった。 間一髪……、何か雄輔くんて寝起き悪そうなイメージだし。 あ…ごめん、失言。許して雄輔くん。 「 …!? 」 油断していたあたしの腕をグイッと引っ張られた。 引っ張られている方を見ると、明らかにやっているのは雄輔くん。 あれ…?でも、目は瞑ってる。寝てるの…? 「 ゆ、雄輔くん…? 」 腕をぎゅっと掴まれたまま、あたしは寝ている雄輔くんの上に乗ってしまった。 「 お、重いから…ね。離して… 」 雄輔くんから離れようと、掴まれている腕を動かすが… 寝ているはずの雄輔くんの腕は全く動かない。 「 雄輔く…きゃっ! 」 振り払おうと決意したそのとき、あたしの腕を掴んでいた手と反対の手があたしの腰まわりを押さえた。 やっ……これは、まじでやばいっ! 175: 名前:乃愛☆03/13(土) 15 37 51 「 んん……って結夏!? 」 やっと目を覚ました雄輔くんは顔を赤くし、驚いている。 こんなんじゃ勘違いされるに違いないっ。 「 あ、おはよー 」 あくまでも冷静に返事をする。 思い切り否定すると、逆に…って感じだし。 「 あの…さ 」 雄輔くんが頭をぽりぽりとかいて何かを言おうとする。 「 はいっ? 」 あたしは首を傾げると、目を丸くした。 「 お…降りてくれる? 」 「 え 」 あたしの動きがピタッと止まる。 降りる…って、ええええええええッ!? 「 ご、ご、ご、ご、ごめんッ! 」 あたしは慌てて降りようとして、バタバタと体を動かす。 2人が横になるのには、狭いソファにも関わらず動いたあたしは馬鹿だった。 案の定、あたしはバランスを崩しソファから落ちそうになる。 「 危なっ…! 」 ガタガタッ 落ちそうになるあたしの腕をグイッと引っ張り、 少しでも振動を抑えようとしてくれた雄輔くんも、 バランスを崩し、2人ともソファから落ちてしまった。 「 いったぁ… 」 「 …ってえ 」 2人ともぶつかったところを手でさすっている。 そして、不意に目が合うと…… 2人の距離は縮まってく。 や…やだ、何で心臓の動きが早くなるの? し、静め!心臓よ、雄輔くんに聴かれたら―…! 「 大丈夫か? 」 「 いたっ! 」 雄輔くんはけらけらと笑ってあたしのおでこをデコピンした。 何だ、デコピンかぁ……。 む? 何だって何、何だって! 何で残念がってるわけ? 期待……してたとか? でも、相手は雄輔くんだよ? あたしには最高の彼氏もいるのに…。 「 俺だけのプリンセス 」 続き10
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/14400.html
KMN/W51-049 カード名:博士の助手 ワシミミズク カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《フレンズ》・《本》 【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から2枚まで見て、山札の上に好きな順番で置く。 我々、音を立てずに飛ぶなど朝飯前なのです レアリティ:C けものフレンズ収録
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/181.html
73: 名前:乃愛☆12/28(月) 18 28 04 でぃあ*玖羅さま 評価ありがとうございましたッ!! キュンキュンしちゃってますかぁ~えへへ((← 結夏ちゃんは結構のほほ~んてしますんで、 書いている乃愛自身も癒されちゃってますw 庵蓮くんは、はい…もう…ねぇ((は/ あ-、雄輔くん派ですかぁ♪ 可愛い系が好きだなんて…うふ❤((キモ/ はいッ、更新頑張ります!! ---------------------------------------------------- 啓斗Side 本当はだるくなんかなかった。 ただ……結夏と距離を置いておきたかっただけ。 あんなことを言う結夏のそばにいたくないんだ。 “あたしと庵蓮くんはただの席が隣ってだけだよ!!” この結夏の言葉だけが、俺の頭の中を支配している。 「 どしたん?啓斗 」 俺の顔を覗く相川の顔。 こいつ…何で俺のこと呼び捨てにしてんだよ。 つか、何どさくさに紛れて腕絡めてるんだよ。 「 ……別に 」 俺はどうでもいいような顔を浮かべて ふいっとすぐに目を逸らした。 「 きゃッ!! 」 相川の小さな叫び声と共に 絡めていた手の方がグンッと下に引っ張られた。 「 !? 」 俺は声にならない驚きを隠しつつ床に座ってしまった。 隣には何故か涙目の相川の姿。 はぁ……何かめんどくせぇ。 俺は1人になりたかったのに、何でこいつが来るわけ? 俺は相川の方を見ずに深い溜息をした。 「 ねぇ……啓斗 」 「 あ? 」 嫌々振り向くと、頬には冷たい手の感触。 相川は俺の頬を触りながら近づいてくる。 「 あたし…あたしね、啓斗のことね…好きなの 」 はぁ!? こいつの言っていることが理解できねぇ。 「 何言って…「 黙って… 」 相川は俺の気も知らずに唇を近づけてくる。 俺は結夏がっ……。 ガタッ 「「 !? 」」 俺と相川は音のするほうを見る。 そこにはゴミ箱を動かしてしまった結夏の姿。 「 あ……何だ、そっかぁ…… 」 「 結夏? 」 「 あたし1人だったんだね……… あたし1人で舞い上がって、勘違いしてたんだね…… 」 結夏の大きな瞳からは大粒の涙。 下唇を強くかみ締めて拳にも力が入っている。 「 違っ……!!誤解だよ、結「 言い訳なんていらない!! 」 結夏は耳を塞いで左右に何度も首を振っている。 「 もういいよっ!!庵蓮くんなんか大ッッッ嫌い!!! 」 74: 名前:乃愛☆12/29(火) 08 29 24 啓斗Side 結夏は溢れる涙を拭かずに走っていってしまった。 今すぐ涙を拭いてあげたい……。 でも……足が床にくっついたみたいに離れない。 これは、俺の意思なのか…? 「 可愛いなぁ、あんなに転ぶぐらい走っちゃって 」 さっきまで何も言わなかった相川がクスクスと笑って結夏を見送っている。 「 お前ッ……… 」 お前のせいで、結夏とまた…… 俺は相川を睨むと近くにあった保健室に入った。 保健室には誰もいなく、俺はすぐにベットに入った。 疲れていたのか、見えていた天井が見えなくなっていった―……。 「 庵蓮くんは蕾さんのこと好きだったんだね…… 」 「 違うよ、結夏… 」 結夏は俺の前でまたぼろぼろと泣いている。 今度こそ……俺の手は結夏の頬へと近づいていく。 「 なぁに、キス? 」 目の前にはにっこりと微笑む相川の姿。 「 なッ……何でお前ッ……… 」 「 また………あたしを裏切るんだね 」 相川の後ろから悲しそうな顔をしている結夏の姿。 冷たい―… 結夏……お前今泣いてるのか? 「 結夏ッ!! 」 俺は、ハッと我に返って目を覚ます。 見えるはずの天井は見えない……。 代わりににっこりと微笑んでいる………相川の姿。 「 相川……… 」 「 飲みます? 」 涙だと思っていたものは缶ジュースからのしずく。 「 ……いらねぇ 」 むすっとしている俺の顔を見てクスクスと笑う相川。 そのクスクス笑い……気に入らねぇ。 77: 名前:乃愛☆12/29(火) 16 51 41 でぃあ*藍華さま はじめから読んでいただけるなんて嬉しいデスbb* お……面白い!?∑、 まぢでアリ(●´・ω・)(●´_ _)ガト♪ はい、更新頑張りまぁすw でぃあ*まひろさま はじめから読んでいただけるなんて嬉しいッ☆ 超ついちゃいますか!?えへへWW 更新頑張ります⇒ ---------------------------------------------------- 結夏Side 庵蓮くんと蕾さんがキスしようとしているところを見てから少し経って…… あたしは、授業を受ける気にもならなくて帰ることにした。 鞄を休み時間の間にこそっと取りに行き昇降口まで小走りで向かった。 自分の靴箱を見ると何か紙が入っていた。 何……? 紙を見ると、内容はこうだった。 ----------------------- to 今村 結夏様 はじめまして。 今日、体育館の裏庭で待ってます。 時間はいつでもいいです。 あなたに会いたいです―… ------------------------- ………何、これ。 もしかして…… もしかして…… 裏庭に呼び出されていじめ!? や、やだ……。行かないほうがいいよね? ……行かないほうがいい、んだよ…ね? でもでもッ!こうゆうのって行かないとヒドいことされないかな? 相手の人は待ってるんだし… 行ったほうがいいね! ちょっと怖いけど…、一応学校内だし叫べば大丈夫だよね。 あたしは心の中で結論を出すと、 さっそく靴を履いて裏庭に向かった。 「 今村さん? 」 裏庭に着くと後ろからいきなり名前を呼ばれた。 恐る恐る振り返るとそこには……チャラ男。 「 あ、はい…… 」 あたしはにっこりと作り笑いを見せた。 すると相手の人はにっこりと可愛く微笑んだ。 「 良かったぁ!手紙、見てくれたんだ!! あ、俺…竹林隆司。知ってる? 」 あたしは何も言わずに首を左右に振る。 男…隆司は“そっか”と少し残念そうな顔を見せると、 すぐにまたにっこりと可愛らしい笑みを見せてきた。 「 ね、俺…今村さんのこと好きなんだけど… どう?良かったら付き合わない? 」 「 え!?あたし? 」 あたしの大きな声にびくともせずに隆司はこくこくと頭を上下に振る。 つ……付き合うとか。 マジ有り得ない…。 「 あ、あたし……その、隆司さんのことよく知らないし…。 だから、あの…ごめんなさいッ! 」 「 ……チッ… 」 え……? あたしの言葉の後になった舌打ちの音。 隆司さんを見ると何故かニヤニヤしている。 「 あの、じゃあ…あたし帰ります! 」 あたしは嫌な予感がしたので、お辞儀をして 小走りでその場から去ろうとした。 「 待てよ!! 」 「 きゃっ! 」 右手をグイッと強く引っ張られ、あたしは学校の壁に追い詰められた。 隆司さんはあたしの体をジロジロと見てくる。 「 なぁ……俺の女になれよ 」 「 はッ!?だからそれはお断…んッ…ふ… 」 言葉をさえぎられるようにあたしの唇は隆司さんに奪われた。 まとわりつくようなキス。 口を開けてはいけない……。 「 んん~…あッ!!ん…ふぁあ… 」 あたしの胸元に違和感を感じ見てみると制服の中にすでに手が入っていた。 思わず口を開けてしまいその瞬間を待っていました、とでも言いそうな顔をしている隆司さんに舌を入れられてしまった。 長い長いキスの後―… あたしは肩で息をしながら、隆司さんを睨みつけた。 隆司さんはくすっと悪魔のような笑みを浮かべた。 「 お-、可愛い子の睨みはいいねぇ。 すっげぇ、そそられる…… 」 「 くっ…!! 」 78: 名前:乃愛☆12/29(火) 17 09 02 「 こんなことしていいと思ってンの!? 思いっきり大きい声で叫びますよ!! 」 すると隆司さんはくっと微笑むと、 あたしの体を見て、 「 別に叫べばいいじゃん。 その格好…みんなに見られるけどな 」 気づけばあたしの上半身は裸。 ブラも制服もすべて、隆司さんの後ろに捨ててあった。 「 やだっ…!! 」 あたしは腕で胸元を隠し、また隆司さんを睨みつけた。 「 隠すなよ…どうせ、これからヤるんだし? 」 「 何言ってんの!?…あんっ! 」 隆司さんはあたしの睨みを気にせずに乳首を強くつまんできた。 「 へ~え…結構可愛い声出すんだな 」 そういいながら隆司さんの手はすばやく動き出す。 右手はあたしの右胸をいじって、 左手はすでにあたしのあそこを探り始めてる。 マズい……このままじゃやられる!! あたしは今更自分の身の危険に気づき始めた。 今、隆司さんはあたしの体に夢中なんだし…チャンス!? 手を動かそうと後ろに回っていた腕を動かそうとした。 「 いっ…!! 」 気づけば、あたしの腕は結ばれていた。 「 ふふっ…もっと暴れろよ 」 笑っているけど目は笑っていない。 「 あっ…あんっ!…やめっ… 」 「 止めて?体は止めて欲しく無さそうだけど? 」 いつの間にかあたしのあそこに顔を埋めている隆司さん。 あたしのクリトリスだけどいじり続けて反応を楽しんでいる。 「 …そろそろだな 」 隆司さんはボソッと何か呟くとズボンのベルトを外し始めた。 まさか……!! 体中の血が引いていくような感じがする。 隆司さんのモノを見て、さらに恐怖は上回った。 「 やだっ…止めて、許してっ… 」 あたしの目からはたくさんの涙。 首を左右に何度も振りながら泣く。 「 今更?無理無理、だって俺の…あんたのに入りたいって言ってるし 」 そう言いながらあたしを壁にくっつけて、 バックから入れようとしている隆司さん。 ズブブブ…… 「 あああああッ 」 体をそらして叫ぶあたし。 そんなあたしの髪を掴んでパンパンと腰を動かす隆司さん。 いつしか望んでないような声が出るようになった。 「 あっあっあっ…あんっ… 」 83: 名前:乃愛☆12/30(水) 18 22 57 でぃあ*藍華さま 初めから読んでいただけて嬉しいです! て、天才ですか!?!?そんなことないですよおv 本当ですか!?も-、是非って感じでs…((殴/ 結「 大丈夫じゃないですよお~、助けてください! 」 でぃあ*苺さま お久しぶりです^^ はい、も~大変ですよッ。 でぃあ*亜蝶さま 続き気になりますか? これから更新しますね! でぃあ*まひろさま はい、も~結夏ちゃんモテ子なんで大変なんですよ? 続き気になりますか? 有難うございます、頑張ります^^ ---------------------------------------------------- 「 言っとくけど、謝んないから俺 」 肩で息をして倒れているあたしに向かって放った言葉。 何も言わないあたしを見てふっと鼻で笑うと、隆司さんは歩いて何処かへ行ってしまった。 ………何だったんだろう。 あたしは全裸のまま立ち上がり、投げ捨てられた あたしの制服と下着を身に着けて鞄を持ち学校を後にした。 「 ただいま…… 」 誰もいない家に向かって声をかける。 机の上に紙があるのを横目でみると、鞄を足元に置き手をのばした。 ----------------------- to 結夏へ 今日はママが親戚の家に行って、 パパが出張です。 お留守番宜しくね。 ------------------------- お留守番…か。 何かいいな、懐かしい。 あたしはクスッと微笑むと紙を元の位置に置き 鞄を持って階段をのぼり、自分の部屋に入った。 部屋に入ったとたんに体の力が抜けて、 制服のまま、ベットに寝転がった。 そして、目からは大粒の涙。 あたし……レイプされたんだ。 初めてでもないし、体は痛くはないけど… 心が痛い…心が痛いよ、庵蓮くん……。 はッ!違う、庵蓮くんのこと何か考えてない。 あたし……庵蓮くんにも裏切られたんだから。 信じれる人が……誰もいない。 「 ふえ…庵蓮くぅん…ヒック 」 自然と出てくる庵蓮くんの名前。 認めたいのに認められない。 どうしたらいいの? どうしたら………。 ♪~♪~♪~ タイミングよくあたしの携帯が鳴った。 あたしは涙を制服の裾で拭くと、鞄から携帯を取った。 「 はい… 」 《 結夏!?やぁ~っと出たよ 》 電話の先には安心したかのような声を出している、優莉。 何で……優莉があたしに電話を? 《 聞いた…聞いたよ、庵蓮くんから 》 何も言わないあたしを心配したのか、 溜息混じりに優莉は言った。 「 ふッ……ふええ…ゆ、優…莉ぃ… 」 《 えッ?ちょ、結夏!? 》 優莉の声を聞いて安心したのかあたしは電話越しに泣き始めた。 《 何があったの? 》 「 ひっ…う… 」 言えない… 言えないよ… あたしは何も言わないでただ泣いていた。 そんなあたしに優莉は優しく声をかけてくれた。 《 電話じゃ言えないこと? 言えないんだったらいいよ…? あたしは無理に聞こうとは思ってないから…。 》 優莉……。 「 あッ…あした…ヒック…明日、話すッ…ね 」 《 うん、じゃあね 》 電話を切ると、あたしは枕を顔に押し付けて、 声を殺して泣いた。 - ピチチ…チチ… 「 ん… 」 可愛らしい小鳥の囀り。 カーテンの隙間から明るい日差しが覗いてきた。 「 朝!? 」 あのまま寝ちゃったんだ…。 制服を見ると、ちょっとしわが出来てる。 学校…行きたくないな。 でも、行かなくちゃ……。 行って…優莉に話を聞いてもらおう。 あたしは、少ししわが出来た制服を手でのばすと 全身が見える鏡を見た。 目…赤いし、腫れてる。 そりゃあ…あんなに泣いたらこうなるよね。 あたしは溜息をつくと1階におりた。 リビングには誰もいない……。 そうだ、お父さんもお母さんもいないんだ。 あたしは朝食も取らずに家を出た。 84: 名前:乃愛☆12/30(水) 18 32 38 啓斗Side 朝。 俺は目が早く覚めたので家を出た。 昨日は、相川のせいで結夏に誤解されちまった。 今日会ったらすぐに誤解を解こう。 俺、相川とは何もないよ―… 俺、結夏が一番好きだよ―… …って言わなきゃ。 色々と考えているうちに目の前に同じ格好をした女の子。 間違えるはずがない…。 あれは、結夏だ!! 俺はダッと走ると、結夏と思われる女の子の肩を叩いた。 女の子はゆっくりとこちらを向く。 ふわっ…。 その子の周りだけに桜が舞っているように見えた。 ドキッ…… 「 あ…庵蓮くん? 」 やっぱり。 俺の予想は見事的中。 「 うん 」 結夏は俺を見て驚いている。 たけど…俺と目を合わせようとしない。 何……その態度。 俺は結夏の右腕をぎゅっと掴み引っ張った。 結夏はそれでも目を合わせようとしないで、顔を背けた。 でも…俺には見えてしまった。 俺以外がつけた首筋のキスマークと、 無理やり犯しただろうと思われる手形。 「 …!?これッ… 」 「 はなしてッ!! 」 結夏は俺から避けるように掴んでいた手を振り払った。 結夏の目からは溢れるばかりの涙。 「 俺だけのプリンセス 」 続き5
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/310.html
321: 名前:乃愛☆08/09(月) 18 08 04 でぃあ*縷々さま 更新しちゃいました-♥ 今から、また書いていきますねbb* でぃあ*留奈 ヤバいかな-?ww 啓「 どう苛めて欲しいか...、言って下さいよ 」 啓斗は、乃愛の手によって良い男へと成長していくのです...♥ また、見に来てね!!待ってまぁすv ---------------------------------------------------- 結夏Side 疲れ果てたあたしの額にそっと降りてきた 啓斗くんの温かい右手。 「 啓斗くん…… 」 あたしの頭をゆっくりと撫でながら、 啓斗くんは優しい顔をしている。 「 啓斗ね 」 顔や行動とは裏腹に、言葉は胸に突き刺さるような言い方だ。 呼び捨てなんて、すぐ慣れるわけないじゃないっ…。 「 啓斗… 」 あたしの言葉を受け取るように、 啓斗くんは両手であたしを包み込んだ。 すっぽりと入ってしまうあたしの体。 啓斗くんが大きいのか、あたしが小さいのかよく分からない…。 でも、すっぽり入っちゃうのって…大好き。 「 結夏も、とうとう俺だけじゃ物足りなくなったんだな 」 啓斗くんは、鼻で笑いながらそう呟いた。 何を言っているのかよく分からない…。 首を傾げたあたしを見て、また鼻で笑った啓斗くん。 「 だって、最後とかさ。 自分でクリ摘んでたじゃん 」 「 えっ…!? 」 “信じられない”…、 あたしがそんなことするなんて…。 「 こんな感じに摘んでたぞ 」 啓斗くんは、にや…と悪魔のように微笑むと あたしの陰核(クリ)をきゅうっ…と摘んだ。 突然、体中に電流が走ったような感覚があたしを襲った。 「 ひゃあんっ! 」 たった一瞬のことだったのに、 あたしの体は大きく反応した。 「 おお、感度良いなぁ… 」 啓斗くんの博士のような、関心した言い方。 ちょっと触られただけなのに…、恥ずかしい。 「 まぁ、エロい結夏は大歓迎だから 」 啓斗くんは舌をぺろっ…と出して、 物欲しそうな顔をして、あたしを見つめた。 そ、そんな顔しないでっ…。 あたしは、赤くなった顔を隠すように 啓斗くんのベットに潜り込んだ。 323: 名前:乃愛☆08/10(火) 18 58 44 でぃあ*縷々さま 啓「 本当?じゃあ、縷々さんが俺のこと...満たしてくれるの? 」 あげ、有難う御座います★! ---------------------------------------------------- 啓斗Side 結夏は本当に可愛いな……。 ずっと、俺のものでいてよ。 ずっと、俺の中にいてよ。 ずっと、俺の傍にいてよ。 ずっと、ずっと………。 「 ねえ、啓斗く…じゃなくて、啓斗 」 頬を赤く染めて俺の名前を呼び捨てにしている。 そんな些細な行動すら可愛らしいと思える。 「 うん、なぁに? 」 俺は、くすっ…と微笑んでから首を傾げてやわらかい口調で問いかけた。 「 あ、のっ…… 」 急に顔を真っ赤に染めて、言葉に詰まる結夏。 一体、何が何があったんだろう…? いきなり、顔を赤くしちゃって……。 「 よっ、夜ご飯……作りましょうか? 」 上半身を起して、露になっている体を シーツで隠しながら、言ってきた結夏。 ああ、そう言えば腹が減ったような…。 俺は黙って、こくり…と頷いた。 結夏の顔はぱぁぁ…と明るくなっていく。 「 あの…、服…下に置いたままだから、その… 」 「 ああ。そうだな、Tシャツでいい? 」 戸惑っている結夏の姿が兎のように見える。 タンスの中から、小さめなTシャツを探す。 「 あ、これなら良いかも 」 中学のときに着ていたTシャツ。 俺は、それを持ち結夏に近づいた。 「 ありがと…んん!? 」 両手を俺に差し出している結夏を無視して 俺は、結夏にTシャツをやや強引に着せた。 「 あ…れ? 」 俺は目を丸くした。 小さめなTシャツを選んだはずなんだけど…。 「 お、おっきいよぅ… 」 涙目で俺を見つめている結夏。 Tシャツは結夏の膝のちょい上あたりまである。 「 ぷはーっ!! 」 そんな間抜けな姿に俺は爆笑。 こ、ここまで小柄な女の子って…。 ― 「 ひーひー… 」 「 もう、笑いすぎっ! 」 俺はリビングのソファに座りながら 料理をしている結夏を見ながら、未だに笑っている。 だぼだぼのTシャツを着ながら、 母さんのフリルのエプロンをつけている。 結構…いや、かなり…エロいかも。 本当は、裸エプロンとかしてほしいんだけどな。 326: 名前:乃愛☆08/11(水) 17 58 28 でぃあ*縷々 さっそく.呼び捨てにさせて頂きましたv ところで...今更ながら.お名前は何と読むのですか?w 乃愛は.漢字苦手だし.文才無いし...お恥ずかしいです/// 啓「 ひどっ!Σ まぁ...そんな縷々さんも良いけどね 」 でぃあ*大阪っ娘。さま 大阪っ娘さまは.裸エプロン好きなんですか-?((笑 啓「 えっちな俺は嫌い? 」 ---------------------------------------------------- 結夏Side 「 ねー、何作るの? 」 ソファに座りながら、啓斗くんは 目を輝かせて私を見る。 くすっ…、小さい子みたいで可愛いっ。 「 オムライスだよっ! 」 ピーマンと人参を両手に持ち、啓斗くんに見せる。 「 オムライスとか、めっちゃ好きなんだけど! 」 啓斗くんの顔が、ぱぁぁ…と明るくなる。 鼻歌を歌いながら、調理中のあたしを見つめる啓斗くん。 そ、そんなに見つめないでーっ! 体中が心臓になったみたいに、どきどきしてる…。 うう…、緊張して上手く出来るか分からないよぉ。 てゆーか、指切っちゃったらどうしよ…。 ― 「 か、完成しましたっ! 」 「 待ってましたぁ! 」 オムライスを持って、机に置く。 他には、サラダとデザートのゼリーも作りましたっ。 「 食って良い? 」 ソファにいた筈の啓斗くんは、 気づけば机の椅子に座っていた。 な、何と素早い…。 「 どうぞ 」 あたしは、麦茶をコップに注ぎながら にこっ…と微笑んでそう言った。 何か、新婚さんみたい…。 いつか、本当にそうゆうのが来ればいいな。 「 んまいっ! 」 にこっ、と満面の笑みを浮べた啓斗くん。 あたしは、啓斗くんに麦茶を渡してから 結構、上手く出来たオムライスにスプーンを入れた。 ― お皿も洗い終わって、今は休憩タイム。 あたしは、啓斗くんの腿に座り抱かれている。 「 あ、そうだ。 風呂…入ってきていいよ 」 TVのチャンネルを変えながら、 そう言った啓斗くん。 「 そ、それじゃあ… お言葉に甘えて、先に使っちゃうね 」 あたしは、啓斗くんの傍から離れて お風呂場へと向かった。 327: 名前:乃愛☆08/11(水) 18 13 25 啓斗Side 今、俺は結夏の新しい服を洗面所に置こうと思っている。 …つーのは、口実で! 結夏の色っぽい姿を見るために、向かっている。 勿論、俺は結夏と一緒に風呂入るつもり。 一応、結夏の着替えを洗面所に置き 俺は、風呂場の扉を開いた。 「 えっ!? 」 頭を洗っていたのか、上げていた両手を 大事な部分へと向かわせる結夏。 お風呂に入ってるせいか、 顔はほんのり赤い。 「 俺も、一緒に入ろうと思って 」 にこっ、と笑った俺を見て 結夏は言葉に詰まっている。 「 体は洗った? 」 俺の問いかけに、首を左右に振る結夏。 「 よし、じゃあ俺が洗ってあげる 」 結夏を、やや強引に椅子に座らせて 手にボディーソープを少し多めに絡ませる。 俺は、結夏の後ろに周り 撫でるように背中を洗い始めた。 「 ちょっ、大丈夫だよ!? 自分で出来るってば…あっ…! 」 抵抗する結夏の背中を 人差し指だけでつー…と優しく触れる。 「 スポンジとかより、 人の手の方が、しっかり洗えるぞ… 」 耳元でそう囁き、俺は後ろから 結夏の胸を揉むように洗い始める。 「 んっ…はぁ…啓… 」 座っている体を捻って、俺の名前を呼ぶ結夏。 その、結夏の顔に俺は心臓を揺らす。 ―どきんっ。 結夏の右乳首を指先で、こりこり…と弄ぶ。 左の胸はリズムよく揉む。 「 ふぁっ…両方はぁっ…んっ…らめぇ…! 」 お風呂場だけに、声が響く。 結夏の顔が段々と赤く染まっていく。 「 下も洗わないとな 」 そう言って、片手で乳首を弄びながら また、手にソープを絡める。 そして、ぴと…と結夏のあそこに手をつける。 「 ひうっ!…つ、冷たいよぉ…あっ! 」 結夏の陰核を、ぬるぬるとしたソープのついた手で 強弱をつけてこねくり回す。 「 んっ!…はぁん…あっ!…っ…あ… 」 結夏の声も、俺の手に合わせて 強弱のついた声を出している。 336: 名前:乃愛☆08/16(月) 19 22 02 でぃあ*marryさま 初めましてーっ♡ 全部読んで頂けたんですかーっ!? めっちゃ嬉しいです♥*/. 文が上手い!?Σ な.何を言ってるんですかぁv うちは.文才無いですので...泣 ふぁん.嬉ぴぃです★! JKですかー...羨ましいですっ。 タメ全然OKですよぉ♪*. でぃあ*ちぇりぃ☆さま ヤバイですか!?Σ 興奮しちゃってえ...ドMですねえv 面白い!? う.嬉しいです♥ 頑張ります! 陰ぢあなくて.表で堂々と応援して下さいw ---------------------------------------------------- 「 結夏… 」 結夏のぷっくり、と膨らんだ陰核を 色々と刺激をしながら、俺は耳元で名前を囁いた。 「 ひあっ…!あっ、んあっ…! 」 つま先まで、ぴん…と力を入れた 結夏は、俺に体を委ねている。 俺は、結夏の反応を楽しみつつ 人差し指で陰核をこねくり回した。 「 ひゃあんっ!んんっ、っああぁ! 」 体をびくんっ、と揺らして 結夏は小さく絶頂に達した。 「 もう、イッたんだ… 」 くたぁ…と、力が抜けている結夏の耳元で 俺は、ゆっくりめな口調で囁いた。 俺を、とろん…とした瞳で見ている結夏。 気づけば俺は、結夏の唇を奪っていた。 「 んんっ…ふ… 」 自然と瞳を瞑った結夏は、 余程疲れたのか、抵抗しなかった。 風呂場での長く、深いキス―…。 舌を絡める水音が、風呂場に響く。 そのいやらしい音が、結夏の頭を真っ白にさせる。 「 ふっ…んー…っ! 」 段々と息が出来なくなってきたのか、 俺の首に回していた腕を離して、 胸板を押してきた結夏。 俺は、少し唇を離して 結夏に少しだけ休憩を与える。 「 …っぷはぁ…!なっ…んぅ… 」 結夏の後頭部を片手で持ち、 自分の方に寄せて、またキスをする。 「 …んんっ…けっ…と…ふ… 」 俺の名前を途切れ途切れで呼ぶ声。 目を開き、結夏の顔を見ると涙目になっている。 「 はぁ…はぁ…… 」 肩で息をしている結夏。 俺は、結夏をぎゅっ…と抱きしめた。 「 啓っ…? 」 結夏は、目を丸くして 俺に包まれただけ。 俺は、風呂場の扉を開けて 用意してあったバスタオルを自分の腰に巻き もう1つを結夏の全身に巻きつけた。 「 ちょっ…、身動きがぁ…! 」 腕なども、一緒に巻きつけたため 結夏は幾ら動いても無意味だ。 そんな結夏をお姫様抱っこをして、 俺は、自室へと向かう。 「 啓斗っ…、どうしたの? 」 自分でも良く分からない。 ただ…、今は結夏を抱きたい。 337: 名前:乃愛☆08/16(月) 19 33 24 結夏のバスタオルを巻いたまま、 俺は結夏をベットにおろす。 抱きたい…抱きたい、けど…。 俺は、結夏の隣に寝て そっと包み込んだ。 「 啓斗…? 」 「 もう、寝よう 」 不思議そうな顔をしている結夏。 だけど、少し考えた後に 結夏はこくん…と、小さく頷いた。 「 寒くないか? 」 「 平気 」 「 苦しくないか? 」 「 全然 」 「 無理してな…「 大丈夫 」 俺の問いかけに、すべて微笑んで答える結夏。 そんな俺の問いかけを、遮った結夏。 「 大丈夫、幸せ… 」 そう言って、結夏は眠りについてしまった。 やっぱり…眠かったんだよな。 やっぱり…疲れたんだよな。 それなのに、俺は……。 ごめん、ごめんな…。 深く反省している中、 気づけば俺は眠りについていた―…。 ― 『 啓斗ぉ…… 』 「 結夏? 」 俺の名前を呼ぶ、声。 振り返ると、そこには結夏がいた。 『 啓斗の…欲しい… 』 結夏は、舌をちろっ…と出して 物欲しそうな顔をしながら、俺のものを見た。 「 何言って…! 」 『 いいじゃん… 』 そう言って、結夏は俺のものを露にした。 先っぽだけを咥える結夏。 「 っ…結夏… 」 『 啓斗の美味しい… 』 付け根まで口に咥えた結夏は、 1人で顎を動かしてる。 「 う…あっ…出る! 」 ― 「 啓斗っ! 」 「 ん…ああ…? 」 小鳥の囀りと共に聞こえたのは、 結夏の声。 あ、あれは……夢だったのか。 ちょ、っとショックだなぁ…。 テンションの低い俺を見た結夏は、 少し心配そうな顔をしている。 「 何か、あったの? 」 「 いや…その…夢で…… 」 俺は、自分のものを見つめながら ぼそぼそと呟いた。 「 夢がどうしたの? 」 俺は、夢の一部始終を結夏に話した。 話し終えたとき、俺のものは膨れ上がり 結夏は、顔を真っ赤にさせていた。 あー、怒られる…。 「 その夢……、実現させてあげようか? 」 自分の唇に触れながら、少し控え気味に言う結夏。 ゆ、結夏っ…!? 「 俺だけのプリンセス 」 続き18
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/243.html
301: 名前:乃愛☆07/30(金) 14 19 24 でぃあ*留奈 さっそく、留奈って呼ばせて頂きました♡ 啓斗に惚れちゃったんですか-? 啓「 さんきゅ、留奈! お前みたいな可愛い子に惚れられるのは、嬉しいぜ!! 」 …だそうですv 勿論、仲良くしましょうね(+● 艸`*bq)⌒+Pq*§ でぃあ*少数さま 質問ですか?喜んで、答えさせて頂きます♡ Q1*千葉県です♡ Q2*14歳の中2ですよッ♡ Q3*女の仔です♡ Q4*ん-...6くらいでしょうか?v Q5*蟹座ですv´ω`v (←蟹のつもりv) Q6*1996年7月13日生まれです♡ でぃあ*まやさま あげ、有難う御座いますッ♡ ♡♥皆様へ♥♡ な、何と…300まで行っちゃいましたぁ!Σ 自分に吃驚なんですけど…((笑´ω`ヶラ ここまでこれたのも、皆様のお陰だと思っています。 これからも、「 俺だけのプリンセス 」をお願いします♡ ---------------------------------------------------- 啓斗Side 風呂から上がり、ふらふらとなった結夏を持ち上げて 自室へと俺は戻る。 結夏は、頬を赤く染めて 人形のように黙って俺に抱かれていた。 ―バタンッ。 部屋に入り、ベットに結夏をおろす。 …と言うより、寝かせた。 「 啓斗くん…? んんっ…! 」 首を傾げて、寝ている結夏にキスをする。 閉じている唇を舌で開こうとする。 「 やめっ…んっ! 」 一瞬の隙を狙い、俺は結夏の口の中に舌を入れる。 最初は抵抗していた、結夏だが、次第に力が緩まっていく。 「 んふぅ……ん……っ 」 潤んだ大きな瞳。 さらさらの綺麗な髪。 透けるように白い肌。 潤っているピンク色の唇。 無駄のない綺麗な体。 全部、全部… 俺のものにしたい。 「 んぁ……んっ… 」 ベットの上で全裸の結夏。 こいつは自分の姿を分かっているのだろうか。 俺は、結夏の体を優しく撫で回しながら 濃厚なキスをした。 「 んぅ!…はぁ……はぁ… 」 唇を離すと、2人の間には銀色の愛し合った糸。 結夏は、目をとろん…とさせて肩で息をしている。 「 はぅん! 」 俺は黙っている結夏の乳首をいじりながら、 また、ぬるぬるとしてきた、あそこに指を沈めた。 「 にゃあっ…やらぁっ! 」 猫のような喘ぎ声を出しつつも、 結夏は俺の手を掴み、阻止しようとした。 だが、結夏の中に入った指を動かしているのは結夏だった。 自分で、腰をくいっ…と動かしている。 「 淫乱な女の子だな… 」 俺はくす、と不敵な笑みを浮べた。 そして、露になっていた自分のものを結夏に近づけた。 「 ~~っ! 駄目っ! 」 結夏は、ガバッと体を起して ベットの角に向かって、逃げるように後退りした。 「 な、んで……? 」 そう俺が問いかけると、結夏は頬を赤く染めた。 「 その…、何回もえっちしてたら、 えっちの大切さが分からなくなっちゃう… 」 結夏は、シーツで自分の顔を隠しながら呟いた。 俺は、ふう…と溜息をついて、再び結夏を押し倒した。 「 啓斗くっ…!? 」 「 分かってるって 」 俺はそう言って、結夏の口を塞ぐように 触れるだけのキスをした。 302: 名前:乃愛☆07/30(金) 14 39 36 結夏Side 「 要するに、結夏の中に… 俺のもんを入れなければいいってことだろう? 」 あたしは、こくこく…と小さく頷いた。 すると、啓斗くんの顔が一気に悪魔に変わった。 「 だったら…、結夏だけを苛めるのは有りだろ? 」 そう言って、啓斗くんは あたしのあそこに顔を埋めた。 「 なぁっ…!? 」 あたしの抵抗も虚しく、 啓斗くんは、あたしのあそこをぐいっ…と広げた。 「 俺と何回もヤッてるのに、 何でこんなに綺麗なんだ…? 」 「 やっ…! 」 そんなに、広げて見ないでっ…! …って言うか、そんなところで喋らないでよぉ。 ―つんっ。 「 やあっ! 」 いきなり、全身に電流が走ったような感覚があたしを襲う。 啓斗くんは、あたしのクリを舌で刺激していた。 「 ちょっと触れただけなのに、もう愛液出てる… 」 啓斗くんは、あたしの愛液を確認すると 中にまで舌を進入させた。 「 あぁんっ!…んっ、はぁ…!…やめっ…! 」 イきそうっ…! ―ピタ。 「 え…? 」 一気に啓斗くんの行為が止まった。 啓斗くんはにっこりと微笑み、 「 “止めて”って言うから、止めたんだけど 」 …と言った。 あそこが…もぞもぞする……。 イきたいっ…。 でも、言うのは恥ずかしいよぉ。 「 “イかせて下さい、啓斗様っ”って言ってみ? 」 「 ほえ…? 」 啓斗くんの発言に、自分の耳を疑う。 い…“イかせて下さい、啓斗様っ”!? 「 言えよ 」 あたしは首を左右に何度も振る。 「 イきたくねえの? 」 あたしの割れ目をつつー…となぞった啓斗くん。 「 ひゃあっ…! 」 「 ここ、ぴくぴくしてるけど? 」 あたしのあそこを指差して、くすくすと笑う啓斗くんは 本当に悪魔のように見える。 「 イ…かせて、下さい…… 」 「 聞こえなぁい 」 は、恥ずかしいよぉ……。 「 イかせて下さい、啓斗様っ! 」 あたしは両目をぎゅ、と瞑り 手に力を込めて言った。 「 了解 」 啓斗くんは、舌をぺろ…と出して、 また悪魔のような笑みを浮かべた。 「 ひゃあぅんっ!…あっ、んはぁっ! 」 啓斗くんは、人差し指と中指をあたしの中に入れて、 親指で、あたしのクリを刺激した。 「 いやらしい…いや、エロい顔だなぁ… 」 そう呟いた啓斗くんは、 手の動きを早めた。 「 ひゃああぁああ! 」 ビクンッ、と体を大きく揺らして あたしは絶頂に達した。 305: 名前:乃愛☆08/01(日) 14 50 04 でぃあ*大阪っ娘。さま キュン02してくれて、嬉しいですっ♡ 最高じゃないっすよ-(ノ)ω*)$!、 あげ、有難う御座います-+(●0ω0*)ノ でぃあ*留奈 タメ語で話すねω. 駄目-、啓斗は結夏のもの-♥ ドSでドエロな男を求める、留奈はドMだねえv 啓「 俺が欲しいの? クス...、素直な奴は好きだぜ 」 はい、調子に乗るな変態野郎((殴、 啓「 ...ってえ! 留奈と乃愛は大違いだな! 」 ええ、大違いですとも。 留奈は乃愛と違って可愛いですからね-ω. タメOKだょbb* うん、またコメしてね? ---------------------------------------------------- 啓斗Side 「 はぁ……っ…はぁ… 」 俺のベットのシーツを掴み、 肩で息をする結夏。 俺は、結夏にそっと手をのばす。 「 やっ…! 」 結夏は、俺の手から逃げるように 上半身を起して、後ろに下がった。 「 結…「 も、もう無理だからねっ! 」 ―へ…? 無理って何がだ? 「 何のこ…「 もう、疲れたのっ! 」 ああ…、 何だ、そんなことかよ。 「 アレだけで、もう疲れたの? 」 「 んえ? 」 俺の言葉を頭の中で繰り返すようにして、 何かをブツブツと呟いた結夏。 そして、目を見開くと 何かが思いついたような顔をした。 「 け、啓斗くんは他の女の人と もっと激しいことを…!? 」 顔を青く染めて、頬に両手を添えた結夏。 「 馬鹿 」 俺はそう言うと、結夏の頭を自分に引き寄せた。 そして、ピンク色の綺麗な唇に触れた―…。 「 俺が好きなのは、お前だけだし 」 結夏の唇を親指でなぞりながら、 俺は少し下を見てそう言った。 「 っ…うん… 」 結夏は、顔を赤く染めて頷き、 俺の手を離して、自分の唇を俺に押し当ててきた。 「 … 」 一瞬、戸惑った。 結夏が自ら、キスしてくるなんて。 「 …んんっ! 」 結夏の頭をグイッ、と自分の方に押し 口をこじ開けて、舌を絡める俺。 「 ん……ふ…んぁ…… 」 時々、とろん…とした瞳で俺を見る。 その顔が愛らしくて、俺は何度も唇を重ねた。 「 ふ……んぅ…んっ…… 」 結夏の唇は、いつキスしても潤っている。 俺は、結夏の小さく漏らす声に酔いながら、行為を続けた。 「 んっ……啓っ…とぉ……… 」 その声に、俺は思わず口を離した。 「 …? 」 結夏は首を傾げて、自分の唇に触れている。 まるで、自分は何も知らないかのように―…。 「 今…、“啓斗”て呼び捨てだったよな? 」 「 えっ!? 」 どんどん赤く染まっていく結夏の顔。 「 言った、…よな? 」 俺は結夏の露になっていた、 乳首を指で優しく転がしながら、そう問いかけた。 「 …んはぁ!い…言いました 」 やべっ…、すっげえ嬉しい。 308: 名前:乃愛☆08/03(火) 19 09 18 でぃあ*縷々さま 結「 えっ...、あ...あれはその... 思わず言ってしまったものでっ.../// 」 アゲてくれて有難う御座いますッ☮*/. これから更新していきますね(%+ `艸*◆)⌒゚ ---------------------------------------------------- 結夏Side 今の啓斗くんの顔―… 子犬みたいで可愛いっ。 呼び捨てで呼んじゃったのは、 たまたまだけど……。 啓斗くんがこんなに喜ぶんだったら、 これからも呼び捨ての方がいいのかな? 「 駄目 」 「 えっ…!? 」 あたしの心を読むように、タイミング良く発言した啓斗くん。 だ、駄目なの……? …って言うか、何であたしの心の考えが分かったの? 不安そうな顔をした結夏を そっと両手で包み込む啓斗。 「 ふぁ… 」 思わず、あたしは気の緩んだような声を出した。 「 俺と2人きりのときだけな… 」 耳元でそう囁く啓斗くん。 耳元で話されると、そこに神経が集中する…。 「 え…? 」 あたしは、目をとろん…とさせながら 小さく首を傾げて問いかけた。 「 俺と2人でいるときだけ、 “啓斗”って呼び捨てにして…? 」 ―どきんっ。 少し寂しそうで、心細そうな声に 何故かあたしはどきっ…とした。 「 うん…、啓斗…… 」 あたしは小さく啓斗くんの名前を呼ぶと、 彼の顎にちゅっ…と音を立ててキスをした。 ― 「 体、辛くないか? 」 「 う…ん、大丈夫 」 着替えをしていると、啓斗くんは あたしを覗き込むように声をかけてきた。 啓斗くんを心配させたくなくて、 あたしはへらっ、と笑う。 本当は、ちょっと……体が重い。 でも、これは…愛された証だよね? 《 プルルルッ…プルル… 》 下の方から、***がする。 309: 名前:乃愛☆08/03(火) 19 09 36 「 ちょ、行ってくるわ 」 啓斗くんはそう言うと、 バタバタ…と足音を立てて階段を降りていった。 ―ふう。 思わず、深い溜息が出る。 何か……、今までより啓斗くんが近くなった気がする。 “啓斗”―…。 呼び捨てにするだけで、 こんなに距離が縮まるものなのかな? 「 はぁ!? 」 下の方から、啓斗くんの驚きの声が聞こえる。 一体、相手は誰なんだろう…? 開いている扉から、顔だけをひょっこりと出し あたしは啓斗くんのいる下の方を見た。 「 か、母さん本気かよ! 」 母さん…? あ、お母様…。 お仕事場から***かな? 「 あー、分かったよ!じゃあな! 」 そう言って、受話器を乱暴に戻す啓斗くん。 階段を上がってくる音。 あたしは慌てて、扉を閉めてベットの上に座った。 「 だ、誰っ? 」 何事も知らなかったように、 あたしは髪をいじりながら、問いかけた。 「 ……母さん 」 「 お、お母様かぁ! いっ…一体どうしたの? 」 むすっ、とした表情の啓斗くんに 内心ビビりながら、啓斗くんにあたしは近づいた。 「 んー…、残業だから 仕事場の友達の家に泊まるって 」 「 ええっ!? 」 啓斗くんはあたしを抱き上げて 胡坐をした間に座らせた。 「 ……なぁ、お前…泊まるか? 」 「 へっ!? 」 突然の言葉に驚き、 あたしは勢いよく振り返る。 お姉ちゃんの言ってることが的中している―…。 「 え、えっと…… 」 言葉に詰まるあたしを包み込む手に ぎゅっ…と力を込める啓斗くん。 「 俺は……… 」 ―ぴくんっ。 あたしの弱い、啓斗くんの囁き。 一気に顔が赤く、熱くなっているのが分かるよ。 「 結夏と…一晩、過ごしたい……な 」 313: 名前:乃愛☆08/05(木) 10 32 54 啓斗Side 「 あ……たし…も、一緒にいたい…… 」 俺の首に透き通るような白く細長い腕を 絡めて、耳元で囁いてきた結夏。 やば……、理性が………。 「 勿論、結夏に触って良いんだよな? 」 俺は、結夏の耳をぺろっ…と舐めて問いかけた。 みるみるうちに結夏の顔や耳は赤くなる。 おー、すっげえ反応…。 まぁ、結夏のことだから否定するだろうな。 「 い…いいよ? 」 自分の耳を疑うよな結夏の答え。 い、今…“いいよ”っつったのか? 一体どうしたんだ…? どっちにしても、俺にとっては好都合だけどな。 「 結夏…… 」 俺は、結夏の頬にキスをしながら、 シャツの中に手を忍ばせた―…。 「 あっ… 」 俺の人差し指が、結夏の突起物に触れた途端。 結夏の体は大きく反応した。 「 もう、かたいな… 結夏はえっちな女の子だな 」 少し触れただけなのに、結夏の乳首は ぴん…と突起している。 「 やぁ……、言わないっ…んっ……で… 」 俺は、結夏の背中にまわり後ろから 乳首を指で転がすように遊びながら、 結夏のあそこへと手をのばした。 ショートパンツの中に手を忍ばせて、 下着の上から探るように割れ目をなぞる。 「 ひゃうっ!…んぅ……あっ…! 」 やがて、下着越しでも分かるくらい濡れてきた 結夏のあそこは、触る度に水音がした。 「 最近、俺が触る度に 結夏のここ……濡れるようになったよな 」 そう言いながら、俺は結夏のショートパンツと 下着を優しく脱がせた。 結夏は俺にもたれながら、可愛らしい喘ぎ声を出す。 その姿が何とも言えないが、愛らしかった。 「 そんなことなっ…あぁん…! 」 否定をする結夏を遮るように、俺は 結夏の中に中指をゆっくりと入れた。 ぬぷ…、と音を立てて 俺の指は吸い込まれるように楽に入った。 「 はぅん……、恥ずかしい… 」 右手の中指で結夏の中を探るように掻き混ぜながら 左手で結夏の乳首を弄ぶ。 「 やらっ…!あっ…掻き混ぜちゃっ…! 変になっちゃうよぉっ…あんっ! 」 俺の服の裾を皺になるくらい、ぎゅ…と掴み 体を反らしている結夏。 「 変に?…なれよ、可笑しくなれよ 」 俺は、結夏の中に入れていた指をぎりぎりまで 抜くと、一気に奥に入れた。 そして、乳首を中指と人差し指で挟み、弄ぶ。 「 ひゃあぁああっ! 」 体を弓のように反らした、結夏は 色っぽい顔をして、絶頂に達した。 俺は、この瞬間の結夏にいつも欲情している。 315: 名前:乃愛☆08/05(木) 19 04 02 でぃあ*沙理さま 更新しちゃいました♫*/. 今からまた、更新しますよぉ! ---------------------------------------------------- 結夏Side 啓斗くんが、いつもよりえっち……。 愛されてる証拠っていうのは、分かるけど… あたしの体、持つかなぁ…? 「 あ…、結夏 」 「 ん…? 」 後ろからあたしの中にまだ指を入れながら 啓斗くんは耳元であたしの名前を囁いた。 「 家に…***しなくていいのか? 」 あっ…、ヤバい! すっかり忘れてた…。 「 する!***…借りてもいい? 」 「 いいよ、親には何て言うの? 」 首を傾げて、少し心配そうな顔をしている啓斗くん。 やっぱり、そうゆうのは啓斗くんでも心配になるよね? 「 お姉ちゃんが、出てくれるから… 」 すると、啓斗くんの顔はふっ…と緩む。 やっぱり…、変に緊張させちゃった。 「 じゃあ、行って来るね 」 あたしがそう言うと、啓斗くんは にこ…と微笑み、手を振ってきた。 ―ぱたん。 扉を閉じて、あたしは自分の姿に気づく。 あ…、あたし…全裸だっ…! ど、どうしよう…。 でも、***は姿が見えるわけでもないし。 大丈夫だよね、お母様も来ないし…。 あたしは、溜息をつきながら 受話器に手をかけた。 えーっと…、***番号は…… 《 プルルル…プルルッ…はい、今村です 》 お姉ちゃんの声。 約束通り出てくれたんだぁ…。 「 お、お姉ちゃん?結夏だけど… 」 《 ああ、結夏。やっぱり、お泊り? 》 受話器の奥から聞こえる、鼻で笑ったような声。 うう…、お姉ちゃんにはお見通しだぁ。 「 う、うん…お母さんには…… 」 《 上手く言っておくよ 》 あたしが言葉に詰まると、お姉ちゃんは 優しい声でそう言ってくれた。 “有難う”―… あたしは、***越しにお姉ちゃんに囁くように言うと 受話器を元に戻し、啓斗くんの部屋へと戻った。 ―かちゃ…。 「 大丈夫だったか? 」 扉を開く音で、啓斗くんはあたしの方を向く。 あたしは、何も言わずににっこりと微笑む。 「 じゃあ、するか 」 そう言って、啓斗くんはベットにあたしを押し倒した。 そして、あたしの足を大きく広げて、舐めるようにまじまじと見つめた。 「 綺麗……だな 」 そうぽつり…と呟いた啓斗くんの言葉に あたしのあそこはぴくっ…と反応した。 ぬぷ…、と音を立てて、 あたしの中に2本の指が入った。 「 ひゃあっ!…ん…はぅん… 」 奥まで入った、啓斗くんの指。 2本も簡単に飲み込んじゃうなんて… あたし、えっちなんだ……。 色々と考えていると、 あたしの中に入った2本の啓斗くんの指が ばらばらに動き始めた。 「 ひゃあぁん!…あっ、んふぅっ…! 」 声を我慢するように、あたしは下唇を噛み締めた。 あたしのえっちな声…、恥ずかしいから聞かせたくないっ。 すると、啓斗くんの指があたしの唇に近づいた。 「 駄目…、可愛い声……もっと聞かせて? 」 ―きゅんっ。 その言葉にあたしの恥じらいは無くなり、 同時にあたしのあそこがきゅっ…と引き締まった。 「 あぁああっ!イッちゃ…イッちゃうぅ! 」 ―ぴた。 啓斗くんの指の動きが、ぴたりと止まる。 思わず、あたしは目を丸くした。 な、んで……止めちゃうの? 「 まだ、イッちゃ駄目。 イクのは、俺のものにしない? 」 318: 名前:乃愛☆08/06(金) 09 51 00 でぃあ*沙理さま 啓「 沙理さんみたいに 可愛い子に言われるのは嬉しいです 」 乃愛は天才じゃないですよ!?Σ 何方かと間違ってると思いますぅ((笑 でぃあ*ありささま お久し振りです(ノ)ω*)$!、 啓「 有難う、ありささんは可愛いですよ。 ありささんが、Mだなんて嬉しいな 」 あ-、ありささんがMとか言うから 啓斗のドSスイッチが少し入っちゃったじゃないですかぁv ---------------------------------------------------- 啓斗Side 口元に手を当てて、潤んだ瞳で俺を見つめながら 結夏は少し照れ気味に小さく頷いた。 俺は、結夏の了承を得てから 自分のものをゆっくりと挿入した。 「 ああぁああ… 」 結夏の中に俺のものがゆっくりと……入っていく。 奥に入れば入る程、結夏の声は大きくなり、 体は弓のように反っていく。 「 大きいよぉ……啓斗くんの… 」 俺のものがすべて、結夏の中に包み込まれたとき 結夏は頬を真っ赤にさせながら呟いた。 「 啓斗って呼べよ 」 俺は少し、頬を膨らませながら 結夏の中に入れた自分のものをぎりぎりまで抜いた。 「 はぅ………、け…啓斗…… 」 小さく声を漏らしてから、息を整えて 小声で俺の名前を囁いた結夏。 俺は、それを聞いてから自分のものを 結夏の奥に向かって、一気に突いた。 「 ひゃあぁんっ! 」 俺のものが、結夏の子宮まで一気にたどり着いた。 先が、こつん…と何かとぶつかる振動。 結夏は、自分のお腹辺りに手を置き 可愛らしい喘ぎ声を出した。 俺は、満足気な顔をすると 腰を激しく動かし始めた。 「 あっ、あっ…!んはぁっ…あんっ! 」 俺が腰を動かす度、結夏の大きく綺麗な胸が ゆさゆさ…と揺れる。 俺は、腰を動かしながら、 結夏の乳首を指で弄んだ。 「 らめぇっ…!両方はぁ…あんっ、あっ! 」 途端に反応した結夏の体。 どうやら、結夏は両方攻めが弱いらしい。 神経を中の方に集中すると、不意打ちをかけるように 乳首が弄ばれる。 逆のことを考えると、また…攻められる。 「 あっ、やぁ!イッちゃ…、イッちゃうよぉ! 」 今にもイキそうな、艶やかで色っぽい顔をした結夏。 眉間に皺を寄せて苦しい顔をしている表情が何とも言えない。 「 早いな…、やっぱり結夏はえろいなぁ! 」 言葉を言い終わると同時に俺は、 腰の動きを更に早めて、結夏の顔を見つめた。 「 あぁんっ!あっ、駄目っ…イクッ!イ、イッちゃあぁあああっ! 」 仕舞いには、自分でくりをきゅうっ…と摘み 中をきゅっ…と引き締めて、絶頂に達した結夏。 とうとう、自分の手も使うようになったのか…。 結夏の中が、きゅっ…と引き締まったことによって 俺は、ぎりぎりまで抜くことが出来ずに 慌てて、自分のものを無理やり外に出した。 「 俺だけのプリンセス 」 続き17
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/314.html
359: 名前:乃愛☆08/27(金) 15 00 40 355 357 358 美里サマ その読み違いは.慣れてますv; 馬鹿なんかぢあ無いと思いますっ! 訪問?有難う御座います-★! はい.乃愛ぺえ-すで頑張りますd(ω♥グゥ タメ.OKですw 356 留奈 啓「 本当ですか?留奈さんは. 俺のものって決まってるんですよ 」 はいっ.更新頑張ります-v 啓斗を見て.顔を赤くしちゃ駄目~ww ------------------------------------------ 啓斗Side 「 駄目だってばあ…っ…あっ! 」 「 結「 お客様、サイズはどうでしょうか? 」 扉越しから、海優の声がする。 啓斗はそれ(海優の声)を確認すると、 「 丁度良さそうです。 なぁ、結夏? 」 そう話しながら、 啓斗は結夏の陰核をこねくり回す。 「 ふっ…あ…! 」 両手で口を押さえて、 声を我慢している結夏。 「 ほら、いつもみたいな エロくて可愛い声出せよな 」 海優にわざと届かせるような、 いつもよりも大きな啓斗の声。 「 やあっ…んはあ!ふあっ…ん、ひゃああっ! 」 啓斗の声に反応したのか、 急に結夏の声が変わり びくんっ、と体を揺らし絶頂に達した。 - ボーッとしている結夏に服を着させて、 試着室から出た、啓斗と結夏。 試着室の目の前では、 結夏だけを睨んでいる海優。 「 結夏も、この服気に入ったみたいです。 あ…それと、俺のプレイも気に入ってくれたんだよな? 」 啓斗は、海優にミニスカを見せながら 結夏の頭を自分の方に引き寄せて、 見せびらかすように、そう言った。 ふふん…、と不敵な笑みを浮かべる啓斗と その隣で、おろおろとしている結夏。 そして、そんな2人を微笑むように睨んでいる海優。 363: 名前:乃愛☆08/29(日) 17 55 27 でぃあ*美里サマ 本当?面白いとか普通に嬉し-★*/. うん.美里サマのこめを見て 頑張って更新していくね-♥*. でぃあ*留奈 啓「 なんで.俺の顔見たら顔赤くなるの? 」 留奈の髪にそっと触れると. 耳元でそっ...と囁く啓斗。 んでしょ-★ 啓斗はエロくてなんぼッ← うあ-.どM発言頂きましたあww ―――――――――――――――― 結夏Side 啓斗くんの考えが分からない…。 何で、わざと海優さんが怒るような 挑発した態度を取るんだろう…? 「 お会計はあちらですので… 」 そう言って、啓斗の手から服を取ろうとする海優の手が わざとらしく、啓斗の手に触れる。 少し驚いた表情をしていている啓斗の考えも 関係なく、海優はその手を絡めていく。 ―ばっ。 「 お会計…、お願いできますよね 」 服を、海優に押し付けて 睨み付けるような顔をしてそう言った啓斗。 ― 『 先に外に出てて 』 啓斗にお会計の最中にそう言われた結夏は、 少し不安だったが、啓斗を信じ外へ出た。 「 はあ… 」 深く溜息をつき、何となくお店の中を 覗きこむ結夏。 「 えっ…! 」 嘘……でしょ…? あ、あたしの見間違いだよね…? 啓斗くんと、海優さんが キス…してたなんて……。 膝がガクガクと震え出し、 思わずその場に座り込む。 海優さんが啓斗くんの首に両腕を絡ませて お店の端でキスをしていた……。 「 結夏、お待たせ…って、どうした!? 」 紙袋を見せながら、 結夏に近づく啓斗。 「 ……ん 」 生まれたての子羊のように、 よろよろ…と立つと、 お尻についた汚れをぱんぱん、とはたく。 「 結夏…? 」 俯いている結夏を不思議に感じたのか、 その場で立ち止まり、顔を覗き込む啓斗。 「 啓斗……キス…して? 」 今にも泣きそうな、潤んだ瞳で 啓斗を見つめる結夏。 「 な……!…どうしたんだ? 」 不安気な顔をして、結夏の顎を くい、と持ち上げて見る啓斗。 「 いいから!……して 」 もしも、もしも…2人が、 本当にキスしたんだったら…。 あたし、不安なの…。 だから…早く、愛してる証拠が欲しい……。 大きな瞳から、つう…と涙が頬を伝う。 「 結夏… 」 啓斗は、結夏の腰を自分の方に引き寄せて 後頭部を撫でると、唇を近づけた。 10㎝……… 5cm…… 3cm… やだっ…!! 「 っ…!! 」 ―ぐいっ。 「 え…… 」 唇が触れる寸前のところで、 結夏は、啓斗を強く押した。 あの唇で、海優さんとキスしたんだ…… あの唇で、海優さんは満足してたんだ…… あの唇で、海優さんは感じてたんだ…… ―だっ。 結夏の頭の中には、啓斗と海優が キスをしていた場面が蘇るだけ。 気づけば、結夏は目指す場所も無く 啓斗から逃げるように走り出していた。 「 結夏ぁ…! 」 後ろから、何度もあたしを呼び止める声がしたけど 今はどうしても、足を止めることが出来ない…! 372: 名前:乃愛☆09/05(日) 19 20 21 でぃあ*mayサマ Azu.サマ 留奈 &サマ marry 美里 らっぱ こめ.有難う御座います-★. ---------------------------------------- 啓斗Side 何が何だか分からなかった。 会計を済ませた、啓斗の首に 白く細い腕が絡みつき、一瞬にして唇を奪われた。 その唇は、結夏とは正反対の "何もかも、知り尽くしているキス"だった。 「 …っ、お前…… 」 やや強引に、海優を突き放し ぎろり、と相手を睨みつける啓斗。 「 …ふふ。言っとくけど、私…、…… まだ、啓斗のこと諦めてないから 」 不敵な笑みを浮かべて、 意味深な言葉を並べた海優。 「 何言って…… 」 「 啓斗と、最後にSEXしたとき… 正直、諦めようとも思ったの 」 そう…。 俺との最後の"触れ合い"。 それは、相手に快感を与えるのではなく、 相手に苦しみを与えたものだった。 それなのに、何でこいつは まだ、諦めていないんだ……!? 「 でも、私…啓斗のSEXが好きだわ。 …そう確信したのよ 」 「 …、…俺は結夏が好きなんだ 」 男を誘うような瞳と手つき。 啓斗は、それから逃げるように店を出た。 店を後にしてから、結夏の態度が 明らかに急変した。 "キスして"…。 そう言ったのは、結夏なのに 何で、俺から逃げるんだ……? 「 くそっ…! 」 俺は、目の前を走っている結夏の背中を 見失いように見つめて、追いかけた。 「 待てって! 」 ―ぐいっ。 先回りした、啓斗は店の間と間から手を出し、 全力で走っている結夏の腕を強引に引っ張った。 「 きゃっ…! 」 ふらふらとした足取りで、 よろけるように啓斗の胸元へとぶつかった結夏。 啓斗の顔を見るなり、 逃げ出そうとする結夏。 「 やっ…! 離しっ…んんっ! 」 啓斗が掴んでいる腕を、 ぶんぶん、と振り離そうとする結夏。 その腕を自分のほうへ引き寄せて、 空いている手で、結夏の顎を持ち上げた。 「 んーんっ! 」 結夏の唇を捕らえると、顎と腕から手を離し 腰辺りと、後頭部に手を回した。 「 …っ、ふ……、…ん… 」 やがて、抵抗する力も無くなったのか 結夏は、目に涙を溜めてされるがままの状態になった。 「 ……、何で俺から逃げようとするんだ? 」 「 …… 」 結夏は、俯いたまま何も言わない。 「 答えて 」 そう言って、啓斗は結夏の両頬を ふわ…と優しく包むと、上を向かせて 目線を絡めた。 「 …だって、………じゃん… 」 うるうる、と目が潤んだまま 結夏は、何かを訴えている。 「 え? 」 「 だ、だって…! 啓斗、海優さんとキスしてたじゃん! 」 375: 名前:乃愛☆09/08(水) 18 51 10 でぃあ*留奈 そ-だよね.結夏が泣いたら 人類滅亡しちゃうんだから← 啓「 俺の味方も...して下さい 」 あ゛.啓斗のおめめが子犬のよ-に めっちゃ潤んでますよ-w ----------------------------------- 結夏Side 「 な、んで知って…!? 」 啓斗の両目が、大きく開かれ、 結夏は、自分の考えが正しいと確信した。 その言葉は、認めてる…ってことだよね? 「 あたし…、怖かった。 啓斗が、海優さんに取られるんじゃないか、…って。 」 震えた声で、弱々しく言葉を放つ結夏。 今にも瞳からこぼれそうな涙。 「 結夏…「 でも、もう……いいの 」 俯いていた顔を、上に上げて 真っ直ぐ啓斗を見つめた結夏。 「 啓斗が、海優さんを好きでも…… あたしが…、あたしがっ…! 啓斗を奪ってやるからぁ…っ! 」 力強くそう言った瞬間、 結夏の瞳からは、1粒の涙がこぼれた。 「 …結夏 」 「 …っく、ひっ…ぐす… 」 下唇を噛み締めて、声を我慢している結夏。 小さな身体を、そっ…と優しく包み込む。 「 すっ…好き……、ひっく…好きなの…! 」 あたしだけの啓斗くん…。 誰が何と言おうと…、 この人を、手放すことは無い…! 「 うん…、俺も 」 ぽんぽん…と一定のリズムで、 結夏の背中を軽く叩く。 - 「 ね…本当? 」 やっと泣き止んだ結夏が、 啓斗の胸に顔を埋めたまま小さく声を出した。 啓斗がもう一度、聞き返してみると、 「 本当に、…あたしのこと……好き? 」 啓斗の服を掴む手が、 微かに震えている。 「 うん…、好き…大好き 」 「 もっと…、もっと言って? 」 あたし…甘えん坊だなぁ。 もっと、もっと…って啓斗くんの、 全部が欲しくなってくる。 壁に寄りかかる啓斗に、 寄りかかる結夏。 「 好きだ… 」 「 もっと… 」 「 愛してる… 」 啓斗は、結夏の手を取り ぎゅっ…と手を繋ぐ。 「 んっ… 」 愛を確かめ合うような 熱い言葉と、熱いキス。 「 結夏…… 」 「 啓っ…ふ…斗…んっ… 」 薄っすら、目を開けて とろん…とした瞳で啓斗を見る結夏。 2人の舌が、絡み合う水音。 お互いの身体が熱くなっていく―…。 377: 名前:乃愛☆09/09(木) 19 32 01 でぃあ*まやサマ あげ有難う御座いますッ(´∀`*))ァ `,、 めっちゃ.あげ力はんぱないっすねww ------------------------------------ 啓斗Side 結夏の舌が熱い―…。 啓斗は、結夏の口を確かめるように 舌、歯を自分の舌でなぞれば、 唇を優しく吸い上げたりした。 「 …っ、ふ… 」 啓斗の胸板を、弱々しく叩く結夏。 「 …結夏? 」 「 まっ…ケホッ…ん、はぁ…はぁ… 」 唇を離すと、眉間に皺を寄せて 軽く咳き込んだ結夏。 「 悪ぃ…! 大丈夫か? 」 慌てて、結夏の背中を優しくさする啓斗。 「 ん…、大丈夫 」 にこ…、とふわっ…と優しい笑みを浮かべた結夏は、 背中をさすっていた啓斗の手を手に取った。 「 …結「 好き 」 他は目に入っていないかのような真っ直ぐな瞳。 「 …、……さんきゅ 」 少しの沈黙に戸惑う結夏の不安を 取り除くように、啓斗はにこっ…と微笑み 結夏の頭を、優しく撫でる。 「 …さて、帰りますか 」 色々なことがあったが、 デートらしいことは、何一つしていない。 「 …、……え? 」 寂しげな子犬のような顔をした結夏。 そんな顔…、すんなよ。 返したくなるなるじゃねえか…。 「 ほら 」 すっ、と結夏の目の前に 啓斗は、手を差し出す。 「 ……… 」 だが、結夏は黙ったまま 啓斗の手も取らない。 「 …、結夏? 」 「 …や 」 ぼそっ、と俯いたまま何か言った結夏。 聞き取れない啓斗は、首を傾げる。 「 やだ…、まだ…帰りたくないよ…… 」 顔を上げた、結夏の顔は 今にも泣きそうに見える。 「 まだ…、啓斗と一緒にいた…んっ!? 」 結夏の言葉を遮るように、 唇が触れ合う短いキスをする啓斗。 「 明日、会おう。…な? 」 「 俺だけのプリンセス 」 続き20
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/311.html
340: 名前:乃愛☆08/19(木) 14 47 40 でぃあ*marry 呼び捨てにしちゃった♫*. ため.宜しく-♥゜+. 啓「 格好良いですか?有難う御座います 」 結「 そっ…そんな、あっ…有難う御座います/// 」 更新頑張ります-☆ でぃあ*留奈 ちわっす!← 啓斗いいっすか?v だ.大事な人って!?Σ 馬路かよ-.啓斗寂しいぢあんv 啓「 俺より、大事な人が出来たんですか…? 」 うん.ちょくちょく来て♫*. 更新頑張りますbb* ○●皆様へ●○ この小説を、 評価出来る人に(評価を)して欲しいんですが、 おすすめの評価の方がいらしたら、 教えてください♪*. ---------------------------------------------------- 結夏Side 自分が、どれくらい恥ずかしいことを 言っているかは、分かる。 でも、啓斗くんがそうゆう夢を見るのは、 欲求不満だから…? だったら、そんな夢を見ないくらいに… 啓斗くんの望むことをやればいいのかな? 「 だ、大丈夫だからっ! 」 近づくあたしから、逃げるように 後退りする啓斗。 「 あたしがやりたいの… 」 そう言って、動けなくなった啓斗を ベットに向かって、優しく押し倒す。 「 ちょっ、結夏っ…! 」 ゆっくりとベットに倒れた啓斗は、 結夏の頭に触れて、離れさせようとしている。 否定する理由なんてないでしょ? 「 なぁに…? 」 結夏は、赤く染まった顔を隠すように 啓斗のものだけを見ながら首を傾げた。 「 何って……っ! 」 啓斗の言葉を遮るように、 結夏は啓斗のものを布越しに ゆっくりと撫でた。 ぴくん、と体を反応させた啓斗。 結夏が少し触れただけなのだが、 既に大きくなっている。 啓斗のものを、露にさせて 膨れ上がったものに優しく触れる。 す、凄い…。 とっても大きい。 こんなのが、いつも あたしの中に入ってたの? 「 結っ…! 」 結夏は、啓斗の先っぽを ちろちろ…と焦らすように舐める。 「 くっ…! 」 寝た状態のままの啓斗は、 眉間に皺を寄せて、声を我慢している。 「 ん… 」 341: 名前:乃愛☆08/19(木) 14 48 00 啓斗のものの裏を 舌の先で伝うように舐める結夏。 やり方が分からない…。 一体、どうしたらいいの…? 思い切って、啓斗のものを 口の中に咥える結夏。 「 っ…! 」 ゆっくりと頭を動かして、 啓斗の反応を見る。 「 あっ…う……! 」 啓斗の時々見せる色っぽい顔。 女のあたしより色っぽい…。 「 ん、んんっ… 」 次第に動きを早めていく。 「 うっ…あ…出るっ! 結夏、離せっ…! 」 上半身だけを起した啓斗は、 結夏の頭を掴み、離そうとする。 「 んんーっ! 」 結夏の口の中に、 どろどろ…とした液体。 「 ばっ、馬鹿っ…! だ、出せ!早くっ! 」 口を押さえてる結夏の、 背中に触れながら、目の前に手を出す啓斗。 「 んんっ…! 」 首を左右に振り、否定をする結夏。 こくん、と両目を閉じて 啓斗のものを飲み込んだ結夏。 「 あ、ああ~っ… 」 呆れたような、がっかりしたような そんな顔をする啓斗。 「 けほっ…けほ…ん… 」 に…苦いよぉ…。 思わず、咳をしてしまった結夏の 背中をゆっくりと擦る啓斗。 「 …やっぱ、まずいんだろう? 」 少しトーンの低い声。 結夏は、首を左右に振る。 「 んーんっ。 啓斗のだから… 」 少し頬を染めて、俯く結夏。 啓斗もつられて頬を染めた。 「 そ、っか… 」 343: 名前:乃愛☆08/22(日) 17 09 25 でぃあ*縷々 あげ、有難うございますっv ---------------------------------------------------- 「 なぁ…結夏 」 結夏の頭を撫でながら、耳元で 囁くように話す啓斗。 「 っ…ん、なぁに…? 」 一瞬、体を反応させた結夏は 平常心を装うように首を傾げた。 「 何処か…行く? 」 何処か…って。 もしかして… 「 デートってこと!? 」 結夏は、啓斗の方を向き 目をきらきら…と輝かせながら問いかけた。 「 お、おう…そうだけど? 」 少し驚いている啓斗は、 こくこく…と何度か頷いた。 嬉しい…。 すっごく嬉しい。 「 行くっ! 」 にこっ…と満面の笑みを浮べた結夏は 啓斗の首に腕を回した。 「 何処行きたい? 」 「 んー…、何処でも良いよっ 」 「 じゃあ、海優の働いてる服屋でも良い? 」 啓斗の言葉に、結夏の動きは ピタリ…と止まる。 海優さん―… GIRL’S LOVEという服屋で働いている、 美人な女性。 だけど、あの人は あたしを友達に犯させようとしたらしい―… そんな人とまた会ったら… 「 嫌っ…だったら他の服屋さんがいい! 」 「 何で? 」 強く否定した結夏の顔を 不思議そうな顔をして見る啓斗。 何でって… 啓斗くんが… 捕られちゃうかもしれないじゃん…! 「 でもさ、俺達のラブラブを 自慢とか…してみたくねぇ? 」 くすっ…と悪魔のような笑みを浮べて 啓斗は、結夏の頬にキスをした。 「 っ……自慢? 」 344: 名前:乃愛☆08/22(日) 17 31 34 啓斗Side 結夏は、啓斗の言葉に目を丸くしている。 「 そ。 今のうちに釘刺しときゃ、 もう邪魔されることは無いぜ 」 啓斗の言葉に納得しているのか、 結夏は、こくこく…と首を上下に動かした。 「 でも… 」 まだ心配そうな顔をしている結夏は、 眉を下げて、啓斗の顔を見た。 「 大丈夫。 俺があいつに惚れたりしねぇから 」 「 本当…? 」 にっ、と余裕の笑みを浮べた啓斗の顔を 少し明るくなった顔で見る結夏。 「 おう。それに… 新しい服も欲しくなっただろ? 」 図星なのか、顔を赤くして俯いた結夏。 「 じゃあ、行きたい…な。 元々、好きなお店だったし… 」 にこっ、と少し控えめに微笑んだ結夏。 啓斗は結夏の頭を撫で、微笑み返した。 ― 「 入るぞ 」 「 う、うん… 」 目の前には、海優の働いている店。 啓斗のやや後ろに隠れている結夏。 「 いらっしゃいませぇ! 」 入った瞬間に、啓斗の腕を掴んでいた 結夏の手に力が入った。 「 大丈夫… 」 耳元でそっと囁くと、 結夏は安心したのか、こくん…と頷いた。 「 さて、どんな服が欲しい? 」 店内の奥へと進み、服を選ぶ2人。 「 お客様、どのような服をお探しですか? 」 後ろから、大人っぽい綺麗な声。 そして、聞き覚えのある声……。 「 海優… 」 「 啓斗… 」 2人の声はほぼ同時だった。 結夏は、海優から隠れるように 俺の後ろへと来た。 「 久し振りね、啓斗。 ……彼女さんも 」 "彼女さんも"の声だけに、 棘があるような気がする。 「 あ、こいつに合う服探してもらってもいいか? 」 啓斗は、後ろに隠れている結夏の肩を掴み 海優の正面に立たせて、にこっ…と微笑んだ。 「 え、ええ…。構わないわ 」 にこっ、と営業スマイルをした海優。 此処では、店員とお客の関係だ。 海優と結夏の姿を、 少し離れた場所から 眺めるように見つる啓斗。 345: 名前:乃愛☆08/22(日) 17 47 37 結夏Side 「 …お客様? 」 「 っ…、はい! 」 海優さんの顔が見れない…。 「 啓斗の好きな服が良いのよね? それだったら……… 」 啓斗のことなら、 何でも知っているかのような話し方。 昔は、あなたとの関わりもあったかもしれないけど。 今は…、今は、あたしが啓斗くんの彼女なんだからっ! 「 ねえ、啓斗のプレイ…どうなの? 」 ふっ…とすれ違いになったとき、 鳥肌が立つような、低い声が耳に入った。 「 っ…! 」 「 羨ましいわぁ。 今日にでも誘ってみようかしら 」 このとき、始めて見た海優の顔。 笑っているように見えるが、 目だけは笑っていない…睨んでいる。 「 結夏っ! 」 後ろから啓斗の声。 海優から逃げるように、 結夏は、啓斗の元へと戻った。 「 結夏、これ着て! 」 赤のチェックが入っているミニスカ。 啓斗は、満面の笑みでそれを結夏に渡した。 「 可愛い… 」 「 本当ね。 試着室があるので、どうぞ? 」 啓斗と結夏の後ろに、ふっ…と現れた悪魔。 「 そうだな。結夏、行くぞ 」 「 えっ…、あ…啓斗くんも!? 」 結夏の手を引いて、試着室へと向かう啓斗。 結夏の問いかけに、啓斗は微笑みながら頷いた。 「 では、私は此処にいます 」 試着室の前で海優はそう言って、 ぺこり…とお辞儀をした。 「 はぁ…啓斗くん、やっぱり無…んっ! 」 試着室の扉を閉めて、壁に寄りかかった結夏の 口を、手で塞いだ啓斗。 啓斗はにこっ、と不敵な笑みを浮べると 結夏の太股を優しく撫で始める。 「 ひゃっ…!啓斗くっ…? 」 啓斗は、結夏の目の前で座り込むと 結夏の下着を脱がせた。 「 ちょっ…何してるの!? 」 結夏の足を無理やり開かせて、 陰核を、舌で舐める啓斗。 「 あんっ! 」 ぴくんっ、と大きく体を反応させて 可愛らしい声が試着室だけではなく、 海優の元まで届く。 「 んあっ…あ!…っ、ふあ… 」 「 俺だけのプリンセス 」 続き19
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/185.html
120: 名前:乃愛☆01/17(日) 17 00 54 啓斗Side ………。 「 ん 」 自然と開いた瞼。 少しの隙間があいたカーテン。 そこから入ってくるのは朝を知らせる太陽の光。 朝……か。 俺は開いた瞼をパチパチと動かして、 ゆっくりとベットから起き上がる。 そして、驚くのはベットの周りに落ちている服。 昨日、確かに服選びに手こずって最終的に眠くなって…。 やべ。 こんなに汚くなってるとは。 渋々、落ちている服を1つ1つ拾い上げて 俺は溜息を落としながら時計を見た。 8 05……。 結夏のとの駅での待ち合わせは10 30。 よし……まだ大丈夫だ、ゆっくり準備できる。 ゛コンコン゛ 丁度落ちていた服をすべて拾い上げ片付けていると、 ドアをノックする音が聞こえ、俺は振り向きながら返事をした。 入ってきたのはふりふりのレースとドピンクのハートがついているエプロンを着ている母さん。 「 啓く―んッ!どぉしよう! 」 何、このパターン。 何で母さんが俺に泣いて抱きついてくるわけ? 「 あのね、あのねッ! パパが出張先から今日の朝連絡してくるって 言ってきたんだけどね、来ないのぉ! 」 ガクッ。 思わず体全体を支えていた手の力が抜けました。 「 じゃ、母さんから電話すりゃいいだろ? 」 俺は片手で髪をポリポリとかき、 片手で母さんの肩を掴み離れようとする。 「 だめだめッ!そんなしつこいことしたら パパに嫌われちゃうじゃない! そんなの、恋の駆け引きよぉ! 」 この歳になって゛恋の駆け引き゛って。 123: 名前:乃愛☆01/18(月) 19 34 14 でぃあ*アヤノさま 2回のコメd(・ω・*)☆スペシャルサンクス☆(*・ω・)b はい、また゛雑談スレ゛に行かせていただこうと思います* ---------------------------------------------------- 「 じゃ、メールでさらっと書けよ 」 「 …… 」 ポカーンと口を開けて俺を見ている母さん。 …と。俺なんか変なこと言ったか? ふと気になり首を少し傾げて母さんを見る。 気づくと母さんの口元は緩んでいた。 「 啓くん、頭良い…… 」 目にはまだ涙が残っている。 その目で俺を見て満面の笑みになる母さん。 ……うげ。 何だし、その顔。 もういいや。 顔でも洗ってこよう。 「 もうすぐご飯ですよぉ~! 」 はいはい…。 俺は心の中で返事をしながら溜息をついた。 そして、洗面所に向かった。 バシャバシャと乱暴に顔を洗うと、 やわらかいタオルで顔を拭いた。 母さんに会うのが嫌なのかはよく分からないが、 何故か…リビングに向かう俺の足取りが重い。 リビングに向かうための廊下を歩き、 扉を開くとそこには御伽話の世界―…。 薄ピンクの長い食事用机の上には ピンクのハートが刺繍されている、 レースの女の子が言う゛可愛らしい゛ランチョンマット。 そして、椅子の背もたれには何故か兎の姿。 しかも、その兎は耳にリボンをつけている。 美味しそうな目玉焼きを乗せている皿は もちろん、白地にピンクと赤のチェック柄。 そしてそして、俺の席の隣に座る…… ドレスのようなワンピースのような、ケーキのような 服を着た、双子の妹。 ……いい加減に、 いい加減に可愛い顔はやめろ―い! ロリコンって言われたってかまわない! 俺は…俺はただ!可愛い妹を純粋に愛しているだけ…! ……ってあれ? もしかして、俺………。 変態扱いされちゃってる? え?ロリコンってところが無理だって? そんなこと!……あるよなぁ。 と、色々と考えてしまう俺。 そんなキモい(自覚)俺を見つめながらパジャマの裾を掴んでくる妹。 この、くるくるの栗色の髪を赤で結んでいるのが麗菜。 そっちの、同じ髪をしていて朝食を食べながらこっちを見ているのが愛菜。 125: 名前:乃愛☆01/21(木) 18 36 46 でぃあ*彩菜さま 雑談……ああッ!あの彩菜さんでしたか(●Ü●) 来ていただけて嬉しいです(⋈¨●)♡ 面白いですか?照れるぅ(๑→‿ฺ←๑) 了解∀ 頑張るぜv ---------------------------------------------------- 結夏Side 「 ……と、こうかな? 」 あたしは今、珍しくメイクしてます! 実は昨日、あの後にお姉ちゃんにメイクも教えてもらったの。 『 あんたは色白だし、服が桜色なんだから メイクもピンク系で揃えるの、いい? 』 そして、あたしは今に至る。 アイラインって……難しい。 プルプルと手が震える中やっと出来た、ちょっとゆがんだアイライン。 ………。 つ、次だよね、次ッ! あたしは強く意気込むとチークを手に取り ラメの入ったピンクのチークを少し頬につけた。 そして、最後に。 唇に立体感を出そうと、唇の中心に多くグロスを塗る。 そして、のばすように優しく塗っていく。 「 わ……あ…… 」 鏡の中にいたのは明らかにいつもと違う自分。 あたしは思わず声を出してしまった。 メイクだけで…… こんなに変わるんだ。 あたしは鏡に優しく触れると、 自分の顔を鏡に近づけた。 喜びを抑えて、あたしはまた椅子に座った。 次に、あたしは栗色の長い髪を触った。 この髪も……たまにはいじってみようかな? あたしは引き出しからピンクのシュシュを用意した。 そして、鏡の前に座るとヘアアイロンで髪をのばす。 ある程度綺麗にのびたと思ったら、 くしでトップだけを持ち上げて少し髪を残しつつお団子をつくる。 そして、シュシュで綺麗に結うと、残った髪を 軽くウェーブをかける。 ヘアが終わると、あたしはお姉ちゃんから貰った 桜色の淡いワンピースを着る。 全身が見える鏡の中にいるのはお洒落をしたあたし。 こんなあたし……生まれてはじめてみた。 126: 名前:乃愛☆01/24(日) 10 08 33 啓斗Side 「 おにぃちゃま~、麗菜と遊んで下さぁい! 」 「 愛菜とも遊んで下さぁい! 」 う゛……。 朝食を食べ終わり、着替えていると 部屋に入ってきたのは可愛い妹達。 遊んでやりたいッ! ……だけど、今回だけは。 「 ごめんな、今日お兄ちゃんは用事があるんだ。 また今度、一緒に遊ぼう?な、麗菜。愛菜 」 麗菜と愛菜の頭をポンポンと優しく撫でて 目線を同じにして謝る。 それでも納得していない様子の麗菜と愛菜。 ゛コンコン゛ 「 あ、こんなところにいたのね~麗菜、愛菜 」 部屋に入ってきたのは少し頼りない救世主母さん。 俺は麗菜と愛菜に聞こえないように小声で母さんに助けを求める。 「 お兄ちゃんは今日用事があるのよ? だから麗菜と愛菜はお買い物にママと行こうね 」 無理やり麗菜と愛菜を部屋から出そうとする母さん。 「 い~やぁ~!麗菜はおにいちゃまと遊ぶのぉ~! 」 「 愛菜もおにいちゃまと遊ぶぅ~! 」 泣きながら俺から離れないようにする妹達。 か……可愛い。思わずニケやる俺。 妹達と母さんがいなくなった部屋はやけに静かになった気がする。 時計を見ると10 00。 やべッ!もう時間じゃねぇかよ。 128: 名前:乃愛☆01/25(月) 19 02 37 でぃあ*花恋さま どぉも★花恋ちゃんて呼ばせていただきます* 隠れふぁん!?堂々とふぁんしてくださいよぅ((タヒ ---------------------------------------------------- 結夏Side まだ10 05……。 我慢できなくて早く家出ちゃった。 駅前で待ち合わせだから、近くのカフェで お茶でも飲んで待ってようかな? あたしは駅前にあったカフェテリアで時間を過ごすことにした。 「 !?…あ、いッ…いらっしゃいませ 」 あたしのことを見るなり頬を赤くして 戸惑っている店員さん。 ん……? 少し首を傾げながら案内された席に座った。 席につき、荷物を置くと゛ココア゛を頼んだ。 子供っぽいと思われるかもしれないけど、 あたしは正直、ココアが大好き。 ココアが来るまで、どうしよう…? あたしは店内をキョロキョロと見渡した。 するとお客さん達があたしを見ている。 一体何なの?さっきから見てきて……。 あたしは動揺を隠し切れずに足元を見て黙っていた。 「 ねぇ 」 ふと声をかけられて下を見ていた目を上に上げる。 そこには知らない男の子4人。 「 …な、何ですか? 」 あたしは何故かその人達が怖くて おどおどした口調で尋ねた。 「 戸惑ってるー! 」 「 かぁわい! 」 あたしを囲むようにしてジロジロと見てくる男の人達。 大学生…って感じかな? 「 ねー、1人? 」 「 誰か待ってるの? 」 「 あ、う…はい 」 次々と尋ねられる羽目になり、 あたしは゛はい゛か゛いいえ゛しか答えられない状態。 「 友達っしょ? 」 「 俺等も一緒に待ってるからさ、 その友達も一緒に俺等と遊ばない? 」 友達じゃないんだけどぉ……。 「 いーね、それ! 」 何か勝手に決まってるしぃ…。 啓斗くん早く来てぇ! 131: 名前:乃愛☆01/27(水) 20 59 35 でぃあ*こうさま ヾ(ゝω・`)oc<【。 +*ネ刀めまして*+ 。】 え-と、乃愛と申します笑 うちもPCですよ* PCの方が得意なんでス。 了解です∀ 頑張ります♪ でぃあ*ゆあさま うちの名前を間違ったときに言われる名前デス…! い-っつも、゛ゆあ゛って言われるんですけど、 本当は゛ゆめ゛なんですょお← ドS好きなんですカ? んじゃ…ゆあさまはMですk((ry/ ---------------------------------------------------- 啓斗Side 「 ハッ、ハッ、ハッ…… 」 俺の耳には自分の吐く荒い息。 つい、泣いている妹達が心配になって見に行ったのが間違いだった。 あの後、妹達に゛抱っこ゛おんぶ゛と責められたのは言うまでもない。 駅前に着くと、10 35。 約束の時間が過ぎているが、結夏はいない。 寝坊か…?…まさか!事故とか? 俺は焦りを隠すように時計を見て 心を落ち着かせてあたりをキョロキョロと見渡した。 すると、俺の位置から見える結夏の姿。 どうやらカフェテリアにいたようだ。 俺はタタッと駆け足で店に入った。 「 いらっしゃいませぇ 」 甲高い女の声。 店員か…、何かうざ。 駅前から見えた結夏が座っていた場所を探す。 店員が話しかけてくるのを無視して俺は店内を見渡す。 いた!…何故か困った顔をしている結夏。 近くにいたのは4人の男子。 あ゛…? 何で結夏の隣に座って話しかけてんだよ。 俺の頭は真っ白になると同時に、 一気に頭に血が上ってきた。 「 結夏 」 背後から名前を呼ぶ。 振り返った結夏は戸惑いの顔。 別にお前を責めてぇだけじゃねぇよ。 俺がムカついているのは、こいつ等。 「 誰ー? 」 俺のことをジロジロと見て、結夏に触れようとする1人の男。 「 触んな 」 俺は男の腕をパシッと掴みグイッと引っ張る。 男は一瞬眉間に皺を寄せて゛離せ゛と言わんばかりに睨んできた。 「 なー、待ってたのってコイツ? 」 ゛コイツ゛と言ってきて俺を指差したのは言うまでもない。 おどおどとしている結夏。 こうゆうのが一番苦手なんだよな、お前。 「 お前、この子の何な訳ー? 」 「 あ゛? 」 男の問いかけに適当に即答する俺。 ギロッと睨み、小さく舌打ちをする。 「 つか、お前等俺の彼女に何な訳? 」 俺の睨みを恐れているのかは分からないが、 黙っている男達。 そんな奴等に逆に問いかける。 「 おッ、お前!年上に向かってその態度は何なんだ!? 」 黙っていた男1人がおどおどしながら絡んできた。 だが、その言葉には説得力が全くない。 「 じゃあ、先輩とでも呼びましょうか?せーんぱい 」 「 くっ…! 」 怒りを隠せない男は下唇をかみ締めて拳を堅く握っている。 「 特別に良いことを教えてあげます。先輩なんで 」 「 …? 」 首を傾げる男。 「 俺はね、自分より年上でも考えていることが幼稚な奴等はただの道端にいる飛蝗としか思っていないんです 」 「 は……? 」 「 つまり。この場合、あんた等も底辺にいる人間。クズなんだよ 」 いつもより低い声で話す俺。 俺の瞳は冷えていた。 「 てめぇ! 」 「 あ?手ぇ出しちゃいます? 俺は別にいいですよ、苦労するのは先輩達ですし 」 クスクスと微笑み、相手をからかうように見つめる俺。 さすがに何も出来ない男。 俺は1人の顎を人差し指でクイッと上げて 悪魔のような不気味な笑みを浮かべる俺。 「 消え失せろ 」 今までにないくらい低い声を出す。 そして、一発頬を拳で殴る。 「 す、す、す、すみませんッ! 」 殴られた頬を押さえて、ペコペコとお辞儀をする男。 後ろの男達も何故か頭を下げている。 ふ……、と俺は未だに悪魔の笑みを浮かべる。 「 それじゃあ、先輩 」 俺は先輩に微笑みを見せた。 だが、目は笑っていない。 確実に、男達を睨みつけていた。 俺は後ろを振り返らずに今まで黙っていた結夏の手を ぎゅっと握り締めて引っ張り歩き出した。 132: 名前:乃愛☆01/28(木) 19 09 04 p 結夏Side 啓斗くんの目が……怖かった。 あの男の人達を見る目が、 いつもの啓斗くんと違って、 暗くて、冷たくて、深海にいるような瞳。 今、あたしは黙って啓斗くんに手を引っ張られて 駅前を通り過ぎた、小さな公園まで連れて行かれた。 ぴたっと止まった啓斗くんの足。 いきなり止まりあたしはつんのめって、 啓斗くんの背中に顔面をぶつける。 「 ぶっ 」 ぶつけたと同時に出た変な声。 ふと顔を上げると、そこには優しい笑みをした啓斗くん。 「 あ…… 」 さっきとは違ってとっても優しい顔。 あたしはつられて微笑んでしまった。 「 ……… 」 長い沈黙。 破る勇気はなかった。 あたしは近くにあった子供用のブランコに座った。 キイキイ…とブランコが揺れる音。 あたしの心臓はその度ドキドキと鳴っていた。 「 あのっ…… 」 沈黙を破ったのはあたしだった。 勇気が出せた、と言う訳じゃない。 「 ごめんね…… 」 そう。 ただ謝りたかった。 啓斗くんは首を傾げた。 そして、あたしに段々と近づいてきた。 「 迷惑かけて…… 」 啓斗くんは゛ああ゛と納得したような声を出し、 あたしの背後にまわり後ろから抱きしめてきた。 「 本当だよ…… 」 優しい声だけど、今のあたしの 心臓には結構突き刺さる言葉。 「 結夏が俺に迷惑かける度に、 俺の伽羅が崩れていくんだけど…… 」 何とも言えない。 その通り、って感じだし。 あたしはしゅん、と小さく丸々と 小声で何度も゛ごめんなさい゛と謝った。 「 嘘 」 自分の耳を疑うような啓斗くんの発言。 意味が分からなくてあたしはブランコに乗ったまま 啓斗くんの方に首だけを動かした。 ちゅっ… 唇に触れるぷにっとした優しい感触。 目の前には悪魔の笑みを浮かべた啓斗くん。 「 え…? 」 今のって。 「 ちゅーしてみた 」 思考回路が停止したあたしに向かって、 にんまりと子供のような笑みを浮かべる啓斗くん。 「 今の全部嘘 」 「 え…? 」 啓斗くんはいきなり真剣な顔つきになり、 あたしの手を優しく握る。 「 結夏が俺に迷惑かける度…… 俺は何故か幸せに思える 」 どうゆう…意味? 「 俺は、結夏だけの騎士爵(ナイト)でいたいから 」 「 騎士爵……? 」 首を傾げるあたしに向かって゛そう゛と頷く啓斗くん。 そして、握っていたあたしの手を、啓斗くんは自分の口元に近づけてちゅっとキスをした。 「 だから、結夏は俺にたくさん迷惑かけて 」 迷惑を……たくさんかけていいの? そんなの……最大級の迷惑じゃん。 そんなの……嫌われるの覚悟の人じゃないと、 出来ないよ…。そんなの、あたしには出来ないよ。 133: 名前:乃愛☆01/29(金) 20 26 02 啓斗Side 俺、馬鹿だな。 結夏が困るようなことばっかり言って…。 今だって、何と答えれば良いのかって… 結夏は困っている。 でも、本当のことだ。 どうしようもないくらい、結夏が好きだ。 気を取り直して、俺は結夏の手を引き ゛行こう゛とにっこりと微笑んだ。 結夏は黙って頷いた。 数分後……。 「 なぁ、まだー? 」 俺はぐだぐだとゆっくりと道を歩く。 そんな俺とは正反対。結夏は素早く歩く。 「 もうちょっと! 」 この言葉を聞いたのは何回目? 俺は心の中で呟いた。 口には出さないけどな。 出したら何か言われそうだし。 「 ここ! 」 あたりをキョロキョロと見渡していた結夏の瞳が ある一点でピタッと止まった。 俺はその方向へと目を向ける。 〈 GIRL’S LOVE 〉 看板にはそう描かれていた。 いかにも女の子が好きそうな……。 ゛入ろう!゛とでも言うかのように 繋いでいた手を結夏はくいくいと引っ張ってくる。 「 入るか 」 俺はそんな結夏の仕草に微笑みながら、 店の中へと入っていった。 135: 名前:乃愛☆02/02(火) 20 25 15 でぃあ*人間さま え?花男って……花より男子、でしたよね? 乃愛あんまり詳しくないんですけど。 もし、そう思われるのなら否定はしません。 乃愛は知らぬうちに著作権をしていたんですね。 本当に申し訳ありませんでした。 ですが、すべてがすべて著作権ではないと思いますので、 小説は続けさせていただきます。 ---------------------------------------------------- 結夏Side 店の中は女でたくさん。 まぁ、女の服屋だし当然か。 …でも、この香水っぽいのが無理だわ。 俺はふぅと溜息をして、その場にあった椅子に腰掛けた。 俺が休憩している間も結夏はきょろきょろと店内を見渡し、 気に入った服を取り、鏡であわせたりしている。 そして、たまに1人で笑みを浮かべる。 「 …ね 」 「 ん…… 」 「 ねえッ! 」 「 うぉい! 」 耳元で大きな声は心臓に悪いっつぅの。 つか、心臓っつぅかまず耳か。 …やべ。 気づいたら寝ていたようだ。 結夏の顔を見ると……膨れっ面。 「 ゆ、結夏……? 」 ツーンとそっぽを向かれてしゅんとする俺。 これは……俺自身のせいだな。 「 …もうしない? 」 しゅんとしている俺を見て気分が晴れたのか、 結夏は満面の笑みで俺を見下ろしてくる。 俺は黙って頷く。 ゛宜しい゛そう言うように口角を吊り上げて微笑む結夏。 俺はまだ覚めない頭を動かすように 立ち上がり、店内を見渡した。 目に入ったものは黒地の生地にピンクのドットが入っている短いワンピース。 「 結夏、これ…… 」 俺はそのワンピースから目を離さずに、 向こう側にいた結夏を手招きして呼んだ。 「 これ着て! 」 俺の元へとやってきた結夏の手に無理やり、 ブーツとジャンバーとそのワンピースを持たせて 試着室へと背中を押して連れて行った。 結夏は何も言わずに試着室に入った。 何だろう……。 何故だか、あの服が目に入った。 数分後。 俺の前には予想していた通りの姿。 めっちゃくちゃ可愛い……。 これが俺の素直な反応。 目の前の結夏はさっき会っていたときより 何倍も可愛くなっていた。 139: 名前:乃愛☆02/06(土) 08 24 54 でぃあ*乃愛☆さま あ!あの、乃愛☆さまですかぁ♪ うまいですか? 感─☆* ;。(○`・∀´・)ゞ★* ;。─謝 デス! 啓「 俺に惚れると体もたねぇぞ 」 …ホラ。啓斗の奴、あんなこと言いやがって。 だから、乃愛☆さまは惚れちゃいけません笑 でぃあ*みきさま 最高ですか?アリ(●´・ω・)(●´_ _)ガト♪ 140: 名前:乃愛☆02/06(土) 14 37 54 結夏Side 啓斗くんに言われて着た服は、 あたしに似合うの?って思うくらい、 可愛くて可愛くて……。 その服を着てから鏡を見ると、 そこには別人みたいなあたしがいて。 啓斗くんにその格好を見せると、 少し頬を赤らめて大きく頷いてくれた。 ゛似合ってる゛… そう受け止めて良いんだよね? あたしは啓斗くんに着替えるね、と言って また試着室に入った。 うわぁ…、顔がにやけてる。 大好きな人に褒められるって、 こんなに嬉しいものなんだ…。 試着した服を持ってあたしは試着室のカーテンを少し開けた。 カーテンの隙間から啓斗くんの姿。 …1人じゃない? 誰かと話してる…。 あたしはもう少しカーテンを開けて覗き込んだ。 そこには店員さんと見られる綺麗な女の人。 黒髪でパーマが入っているやわらかそうな髪。 大きな瞳に、長いまつげ。 手足はすらっと細長く、胸やお尻などの 出なければならないところもしっかりと出ている。 笑ってる―…。 何でそんなに笑ってるの? 店員さんと話すことなんてあるの? 頭の中で、黒いものがぐるぐるとまわっている。 「 あ、結夏 」 まだ笑みが残っている顔で啓斗くんはあたしに気づく。 店員さんもあたしのことをチラッと見る。 「 …彼女さん? 」 「 うん、そう 」 ゛うん゛? 敬語は使わないの? そんな関係だったの? あたしが試着している間に何があったの? 「 へぇ―… 」 啓斗くんを見つめているあたしを見る鋭い目線。 見られているような方を見ると、そこには 啓斗くんには可愛らしい笑みを浮かべていた ここのお店の店員さん。 睨むような鋭い目つき。 「 とっても可愛い子ね! 」 さっきとは違う目。 女性らしさが見える優しい瞳。 何なの……? 「 さんきゅ 」 店員さんに優しい笑みを浮かべる啓斗くん。 「 あ、結夏。それ気に入った? 」 「 え、あ…うん 」 急に話を振られて戸惑うあたし。 「 そか。じゃあ…買ってやるよ 」 何でそんなに優しいの? 綺麗な人の前だから? 格好つけたいから? あたしの手からあのワンピースがとられる。 そして、店員さんと話しながら何処かへ行ってしまった。 あたしは慌てるように2人を追いかける。 お会計している間も、あたしはずっと店員さんを見ていた。 たまに、こっちを見そうな店員さんの目も すぐに啓斗くんに向けられてしまった。 「 じゃ、メールするから 」 帰り際に、店員さんに言った啓斗くんの言葉。 …メール? どうゆうこと? もう…そんな関係になったの? 「 うん、待ってる 」 啓斗くんに向かって可愛らしい笑みを浮かべる店員さん。 そして、何故かその目はあたしに向けられた。 店員さんの足は何故かあたしに近づいて、とうとう目の前まで。 「 啓斗はあたしのものよ 」 ボソッと耳元で言われた言葉。 鳥肌が一気にたつ。 女の声とは思えない低い声。 「 じゃ、また来てねぇ! 」 さっきの声とは違って、明るく高い 女性らしい声。 この人……何なの? 142: 名前:乃愛☆02/06(土) 21 07 33 でぃあ*りぃさま 本当に何なんでしょうねー。 書いている乃愛自身も、ウザッて思っちゃいましたww ---------------------------------------------------- 啓斗Side さっきから結夏の様子がおかしい。 何度か結夏と目が合うがすぐに逸らされてしまう。 俺……何かしたか? 自分の今までの行動を頭の中で整理する。 …特に、何もしてねぇよな? 「 ねぇ 」 無言だった結夏が自ら話しかけてきてくれた。 ちょっと感動した俺は声のトーンをあげた。 「 何!? 」 あ…やべ。裏返った。 超、恥ずかしいんですけどっ。 「 裏返ってる… 」 くすくすと微笑む結夏。 だけどその笑みは何処か寂しげ。 何故だか俺まで悲しくなってくる。 「 …んで、何? 」 気を取り直すように、話を元に戻した俺。 結夏は寂しげな笑みを止めて、 真面目、というか無表情になった。 「 さっきの人… 」 「 え? 」 ボソッと結夏は呟く。 「 さっきのお店の店員さん… 」 「 あぁ、それがどうした? 」 やっと聞こえた言葉の塊。 俺は首を傾げて結夏の顔を覗き込む。 「 …知り合い? 」 震えている声。 潤んだ瞳。 結夏……? 「 おま、どうした? 」 明らかに動揺している俺。 「 質問に答えて 」 やけに低い声。 これは……馬路ですか? 動揺を隠して、俺は咳をする。 「 別に…そんなわけじゃ… 」 うあー!! まだ動揺してるような口調じゃん! 「 本当? 」 あ~、そんな可愛い顔で俺を見るなぁ! もう、理性ギリギリ。 今すぐ脱がして抱きしめてぇ! 俺は顔を赤くして何度も頷いた。 ほっとした表情を浮かべた結夏を見て、 俺もつられて安心した表情を見せる。 「 じゃ、帰ろう? 」 離れていた手を結夏は自分から繋いできた。 珍しい…よな? 結夏が自分から繋いでくるなんて。 「 おう 」 俺は疑問を抱きながら 結夏との帰り道を楽しんだ。 ― 「 じゃあね 」 俺に向かって手を振る結夏。 そんな姿に思わず俺は何故かドキッときて 唇を重ねてしまった。 「 ん…… 」 結夏の口から出る可愛く甘い声。 俺と結夏のキスは深くケーキより甘いキス。 やっと離れたのは2・3分後。 慣れてきたのか結夏は最近、キスの後 肩で息をしなくなってきている。 これは……成長したっつぅのか? つか、もし成長したなら。 キスの親は俺か? うはぁ、やべぇ…にやけるわぁ。 「 啓斗くん?顔気持ち悪いよ? 」 「 えッ?そう?…って気持ち悪いって! 」 いきなり結夏に声をかけられ現実に引き戻される俺。 気持ち悪い…、ちょっとショックなんだけど。 「 俺だけのプリンセス 」 続き8