約 10,969 件
https://w.atwiki.jp/kodeland/pages/16.html
■ 2000.02:雑誌「hanako」に掲載されました。 特集:建築家やデザイナーが作ったアパートマンション賃貸情報 ■ 2001.02:「雑誌pen」に掲載されました。 ■ 2008.04.12:ライトアップ工事 防犯対策で敷地内通路に、植栽のライティングを兼ねてライトアップを行いました。 ■ 2008.04.27:ライトアップ工事 防犯対策でバルコニーに、建物のライティングを兼ねてライトアップを行いました。 ■ 2008.06.01 目ジロの巣立ち 中庭にいつの間にか巣を作っていた目ジロ。枯葉や枝を素材に精巧に巣を作り上げる様はまるで「マンション内の建築家」のよう。 そして二羽の親鳥が見守る中、雛鳥が無事に巣立って行きました。小さな中庭ですが、自然の営みに巡り逢えた感動の一場面でした。 ■ 2008.07.10:サイン工事 防犯対策でエントランスに防犯サインを設置しました。 ■ 2008.07.23:不動産「ルトゥール東京」さんの建物リポートに紹介されました。 詳しくはコチラ ■ 2008.07:当ウェブサイトをリニューアルしました。 ■ 2008.07:駐車場のプランターを植替えました。 春の花から夏の花「マリーゴールド」へ。秋まで咲き続けてくれるでしょう。 Copyright(c) 2008 K courtyard. All rights reserved.
https://w.atwiki.jp/wiki7_sera/pages/6.html
蝋燭の灯る、静かな談話室で。 コメント投稿のテストです。 -- セラ (2005-12-14 16 36 16) ふふふ…ハケーン! そんなわけでご挨拶〜。物語イイ! 私のもかいて〜(ぇ あんまり宣伝しないほうがいいのカナ? -- ノックスです(^o^)ノシ (2005-12-15 20 01 40) 更新頻度をChec(こらこら -- 春海 (2005-12-15 23 57 34) 足跡ありがとうございます^^ アリスさん>一応、フェンリルの話題で埋めていくつもりです。旧知の方には微妙なサイトかもしれません^^; -- セラ (2005-12-16 16 49 44) 椎羅さんのブログから来ました今晩は。当方の拙いブログへのリンク、ありがとうございました。こちらからもリンクしても宜しいでしょうか? -- ランディー (2005-12-16 21 06 42) ランディーさん>もちろんですー^^ こんなところでよければ、よろしくお願いします^^ -- セラ (2005-12-16 22 05 14) トライアンフさん、物語の寄稿ありがとうございますー^^ とてもいいお話でしたv -- セラ (2005-12-17 11 51 18) 物語、拝見させていただきました。キャラの生い立ちなんかがあると、それだけで感情移入しやすくなりますね。カレーさんのお話も良かったです・・・。ただ、日ごろの言動や行動が、物語にそぐわない点が(以下略 -- ランディー (2005-12-17 23 28 28) ROの中でも物語のご感想をいただいています。嬉しいですね^^ それと、壁画のページに人物相関図のファイルを添付しました。よかったらこちらの編集もどうぞ^^ -- セラ (2005-12-18 17 05 10) ブログの方とリンクさせてもらったよん。みんなも物語書いて(*´・ω)(ω・`*)ネー -- カレー (2005-12-19 01 54 04) 途中で送ってしまったOTZ 物語の方は意外にもダメ出しが無いようで良かったですwクルセが光って落ち着いたら続き更新しますね。相関図の方もw -- カレー (2005-12-19 01 55 20) いつの間にやらセラ師匠のHPがあったのでご挨拶に。開設おめでとうございます。物語なども楽しく読ませていただきました。最近忙しすぎて繋げませんでしたが溜まり場にもいきたいです。また鍛えてくださいね>セラ師匠 -- ゼノディクス (2005-12-19 12 18 17) ゼノディクスさんお久しぶりです^^相関図に加えておきました。晴海さん、寄稿ありがとうございますーv ①ということは続きも…?^^ -- セラ (2005-12-19 16 44 08) 駄文ですが、少し書いてみました。あまり救いの無い内容ですが^^;暗殺者ですから、仕方ないですねw -- ランディー (2005-12-21 00 58 00) かっこいいーv ランディーさん素敵ですー>< 続き期待してますv -- セラ (2005-12-21 02 49 16) ①なので続きます(ぇ ・・・職業モンクなのに、剣士の物語になっているのですもの・・・ -- 春海 (2005-12-21 03 11 26) 初心さんの物語に、わたしを出していただいていますね…ありがとうございますーv とても不思議な設定で興味深いですね。。。さて、セラと初心さんは「契約」に至ったのでしょうか? 続きを期待していますv -- セラ (2005-12-21 23 56 08) 相関図009へアップデートしました。自分のとこのプリを書き込みました。詳しい設定はSheet2に書いてありますのでよろしくお願いします。 -- タイム (2005-12-22 02 20 48) タイムさん>いつのまにか寄稿ありがとうございますv 相関図シート2も南側の壁画も編集しておきました。名前の由来、かっこいいですね^^ -- セラ (2005-12-22 11 42 15) それからリョウさんも、寄稿ありがとうございます>< AllforOneGuild誕生と、リョウさんの秘めたる想いのお話ですね^^マ○モスさんとか、いっそお名前出してしまったら?w -- セラ (2005-12-22 12 25 31) 初心さん>ご要望どおり、ペ^ジを追加しておきました^^ -- セラ (2005-12-23 23 53 53) ありがとうございます。ここに物語を追加していきたいと思います。 -- 初心 (2005-12-24 00 28 51) 休止です。復帰したらまた遊んでくださいね -- 初心 (2005-12-24 00 29 16) どうもー。リンクはりましたー。 -- らーげる (2005-12-24 10 14 02) 二話を執筆?中。変なことになってきた…誰かテストで読んでください… -- 初心 (2005-12-24 14 05 07) ラーゲルさん>リンクありがとうです^^ 初心さん>構わないのでアップしてみては…w いつでも訂正できますし^^ -- セラ (2005-12-25 13 56 21) 第二話、出来れば今年中にアップします。出来なければ年明けです -- 初心 (2005-12-27 00 23 40) 第二話を追加しました。相変わらずの救いの無い展開で申し訳ないですが。文章書くのって、難しいですねぇ^^; -- ランディー (2005-12-27 23 07 36) ランディーさん あのモンクはで○なのか!?なんかカッコヨス・w・b -- タイム (2005-12-28 00 08 20) ランディーさん>嬉しいーv しかもすごく読み応えがある感じです^^ 文章もお上手ですよー>< このモンクって、○じさんですよね。。。?w -- セラ (2005-12-28 01 43 24) 初心第二話です。何かとんでもない方向に…暫定版なので修正はいるかもしれません。 -- 初心 (2005-12-28 11 05 25) 2話目を書き上げることができました・・・。ランディーさんの作風に感化されて、地の文を増やしてみました。・・・真似できませんorz。内容の8割は実話です。 -- 春海 (2005-12-28 11 18 28) 二話での話を元に一話で秘密になっていた部分が一部明らかになりました。一話が修正されました。春海さん、どうもアップはほぼ同時のようですね -- 初心 (2005-12-28 11 26 45) 初心さん>ありがとうございますーv でじさんとティナさん…この後、いったいどういう展開に? -- セラ (2005-12-28 20 32 33) 春海さん>春海さんもありがとーv 実話ですから、いわゆるドキュメンタリーなかんじなのでしょうか?^^ まんもすさんに見せてあげたいです… -- セラ (2005-12-28 20 35 04) それから、嬢(uraraさん)の物語がいつの間にかアップされています>< 嬉しいですーv やっぱりお嬢様でしたね^^ わたしが勝手につけたあだ名は正しかったのですw -- セラ (2005-12-28 20 37 17) それと図書館に記事を追加しました、魔法職さんは他のスキルについて書いてみるつもりはありません? いつでもページ作成OKですので、気が向いたらよろしくです^^ -- セラ (2005-12-28 20 39 36) 春海さんのに、マモさんだけじゃなくコメさんもでてるな。扱いはやはりたまり場のNPC。・゚・(ノ∀`)・゚・。 -- 神薙 (2005-12-29 03 43 35) コメントいただいてありがとうございます。基本的に出てくる登場人物は自分以外名前を伏せようと思います。他の人が物語を書くだろうという前提として考えていますので・・・。まぁ、雰囲気から「あ、このキャラあの人だなw」って思ってもらえればいいかなと思います。どっちにしても、長文・駄文に救いのない内容・・・自分の生い立ちがこんなにダークだったとは・・・・orz -- ランディー (2005-12-29 09 42 22) 早くも第三話がアップされました。今回は一風変わって・・・初心の原点に戻ります。私にもこんな時代があったんですよ。ただ・・・文章はいつまでたっても下手なままですみません。もしよろしければ読んでやってください -- 初心 (2005-12-29 12 26 53) 初心さん>はじめは騎士だったんですね^^ とても意外です。しかもイズルードって、わたしのルーツと一緒ですw ③なのに①の前にあって「?」と思いましたけれど、時間軸に沿った意図的なものですね。。。^^ -- セラ (2005-12-29 22 40 02) 第二話も書きました><よく知っている人が三人登場します^^誤字脱字等あれば教えてくださいw -- Urara (2005-12-30 13 33 06) ・・・・物語あきらめました・・・_| ̄|○川 -- 椎羅 (2005-12-30 16 55 00) ③④を書き上げました。長文で申し訳ないです。モンクの装備が、引退するプリさんからの譲り物であったため、④のように構成しました。 -- 春海 (2005-12-30 17 05 59) メンテが長引いたので「嵯峨春海」のほうを書き上げました。モンク春海のほうは…続くかもしれません。 -- 春海 (2005-12-30 18 05 25) こっそりと第三話をあげておきます。皆さん更新スピード速すぎw -- ランディー (2005-12-31 03 33 36) 更新スピード・・・私のはあれです・・・。ほら、粗製濫造品(マテ -- 春海 (2005-12-31 06 47 12) すみません、レスが遅れて…カウンターの数字に驚いてみてみれば、物語の更新がすごいことに(@_@; 嬉しいですねー^^ -- セラ (2005-12-31 11 52 51) 嬢>パンドラが本物より強そうw この後、uraraは必死に修練して、92才のパンドラを追い抜いていくのですねー^^ -- セラ (2005-12-31 11 55 07) 春海さん>にゃんこの解散の経緯が詳しく描かれていて、溜り場の歴史資料としても価値がw 騎士から聖職者(モンクさん)への転向がとても劇的に物語化されていて素敵だと思います^^ -- セラ (2005-12-31 11 57 47) 神薙さん>初寄稿ありがとうございますーv いかにも!っていうかんじの人物に描かれていますね…個人的には、Boss狩りにいそしむ神薙さんのイメージにピッタリです^^ 続きも期待v -- セラ (2005-12-31 12 01 42) ランディーさん>相変わらず気配りのある描写で、本物の小説みたい^^ 人物はセフィと如月さん? ティナさんかっこいいーw -- セラ (2005-12-31 12 05 45) 第4話です。修正しないといけませんね -- 初心 (2006-01-01 23 10 18) バフォメット戦ですね>< 臨場感があります。グラストヘイム実装直後の出来事でしょうか…この後、騎士の初心さんは? -- セラ (2006-01-02 02 44 23) 第四話をアップしておきます。Gチャットで何気なく出た会話の内容を少し脚色しています。話も佳境に入ってきました。もう少しお付き合いくださいませ。 -- ランディー (2006-01-03 04 26 08) わ…わたしらしき人物が出ていますね>< なんだか緊張ですけれど、ありがとうございますーv ちなみにもう少しといわず、どんどん書いてほしいのですけれど…w 楽しいですよー^^ -- セラ (2006-01-03 21 36 32) 5話をアップしました。是非是非感想をお聞かせください -- 初心 (2006-01-04 02 51 38) 初心さん>ついにプリーストに転職ですね…^^ ①への流れは、一度死んだ身ということで、ニブルヘイム出身となったのでしょうか? 気になります…。 -- セラ (2006-01-04 03 49 56) いつもの通りメンテ中にUpです。・・・物語なのか日記なのか、微妙ですけど、暖かい目で見守ってくださいm(--)m -- 春海 (2006-01-04 16 00 01) 春海さん>ありがとうございますーv どんな形式の書き方も、楽しければ良いと思います。春海さんの物語は、なんだかアットホーム系ですよね^^ -- セラ (2006-01-04 23 05 19) トラブルの連絡がありましたので、ちょっと書き込みのテストです…^^; -- セラ (2006-01-15 00 48 57) 同じくテストです -- 初心 (2006-01-15 00 53 18) 初心さん>ごめんなさい、原因不明です…とりあえず、ページの総入れ替えをしてみますね。 -- セラ (2006-01-15 01 06 02) 連続ですみません;; 他の方は編集できるようです…初心さんのほうで、セキュリティなどの変更はありませんでしたでしょうか?>< -- セラ (2006-01-15 01 14 17) 全然脈絡なしに②-2upです。私が疑問に思ってたことを書いてみました。 -- 春海 (2006-01-15 16 33 36) 世界観がぶっ壊れる~とか言ってましたが楽しかったですw 真剣な物語の中にこういうものがあってもいいと思いますw -- ゼノス (2006-01-16 13 51 05) ショートコント風で面白かったです(笑 -- sefilia (2006-01-17 10 57 22) 番外編をアップしました。笑っていただけると嬉しいです -- 初心 (2006-01-27 00 59 20) コミカルで楽しいのですけれど…ちょっと反応に困るオチですね…w^^; -- セラ (2006-01-29 11 51 51) 長いこと更新してなくて申し訳ない。さて、頭に物語は描かれているわけだが、ちょっと話が肥大し過ぎてどうしようかな・・・と迷っているとこで・・・w 一つの長い物語の様になりそうなんだが、このWikiに書いてある皆の設定を生かしきれなさそうでOTZ -- カレー (2006-02-03 11 55 37) そんなこと気にしないで良いと思いますよ^^ 楽しみに待ちますw -- セラ (2006-02-04 14 45 18) 長々と放置して申し訳ありませんでした。第5話をアップしておきます。どっかで聞いたような話で申し訳ないですね・・^^; -- ランディー (2006-02-05 00 15 46) 読みましたv 楽しいー^^ どきどきですね・・・続きも、はやくはやくです^^ -- セラ (2006-02-06 03 32 09) 相関図、触ってみましたけど・・・こんな感じでよいのでしょうか? -- sefilia (2006-02-09 15 30 53) 長編のタイトルも大体決まったので、そろそろ更新していこうと思います。でも長くなるから、既存の壁に書いていいものか・・・別のリンク先を作って、そこに書いた方がいいのかなーw-; -- カレー (2006-02-10 05 01 41) セフィ>相関図は、皆さんそれぞれの思うように^^ エクセルの機能的な部分では、わたしが補足・修正しますからご心配なくです。 マスタ>専用の壁を作ってしまっても問題ありませんよ^^ どんどん書いてください、楽しみにしていますv -- セラ (2006-02-10 18 19 22) 例の長編、序章をアップしました。「封印されしルーンの壁画」に書きましたので、是非読んでみて感想を聞かせてください。 -- カレー (2006-02-10 23 28 59) もうね、わたし目立ちすぎてて…w 続きはまだですか?^^ -- セラ (2006-02-14 17 29 45) 新アルカナHPからリンクさせました~よろよろw -- 椎羅 (2006-02-18 09 31 37) こちらでは初めまして、イブですv皆さんのお話が素敵で感動しました><これからもお世話になります^^ -- eve* (2006-02-25 13 50 00) ようやく第一話がアップとなりました。遅くなって申し訳ない。現状ではまだ、ほとんど謎が明らかにされていないのでサッパリかもしれませんが、それは徐々に解き明かしていく事になります。後に、人物用語解説も設けますので、そちらも御一読を。駄文ですが、最後まで頑張りたいと思うので、読者様もついてきて頂きたいと思う所存です。 -- カレー (2006-03-01 00 37 22) イブさん>ようこそです^^ 仲良くしましょうw このHPはWikiで作られていますから、物語やメンバー登録などはお好きなようになさってくださいね^^ -- セラ (2006-03-01 18 06 24) マスタ>すごーい^^ 完全に小説! これは読み応えがあって続きも楽しみです^^ 応援しますよー>< -- セラ (2006-03-01 18 08 17) カレー先生!原稿まだですか!?締め切り迫ってるんですよ!!と言ってみるテスツ。続編期待してますよん。 -- ランディー (2006-03-02 20 05 55) Chapter2の公開の前に人物解説、用語解説を更新しました。本編だけでは荒っぽく、理解しづらい場面もあるかと思うので、こちらで補足説明していく形になります。さて、Chapter2の更新もまもなくとなります。期待されてる方もそうでない方も、しばしお待ち頂きたい。 -- カレー (2006-03-18 18 02 22) 物語を書いてみました。駄文ですが・・・ -- sefilia (2006-03-22 14 40 14) ちょw セフィの話の中でも俺はカレーキャラかよwww 物語の出だしが興味引かれるんで続き早くね(´-`)b -- カレー (2006-03-22 20 17 59) お待たせしました、Chapter2の更新が完了しました。この章ではユウとMWRの3人との心情描写が主となります。私の文章力では表現に限界はありますが、出来る事はやったつもりです。ぜひとも目を通してくださいねー。 -- カレー (2006-03-22 20 19 57) セフィ>わ、わたしを暗殺ですか?( _ ) でもぜんぜん駄文ではないですし、続き気になります。書いて下さいね^^ -- セラ (2006-03-23 18 00 20) マスタ>なんだか色々と更新してくれてありがとうございます^^ わたしがなんとなーく悪者に見えるのは気のせい…?w -- セラ (2006-03-23 18 02 22) カレーさん>ユウちゃんかわい~(ぁ ドラマ性と描写がすばらしいです。その地の文の作り方の極意を教えてください -- 春海 (2006-03-24 20 36 16) セフィさん>導入の部分で、すでにおもしろくなりそうな予感がします。続きはRO内で言いますです。 -- 春海 (2006-03-24 20 37 40) というわけで(どんなわけだーw-;)私も物語Upです。春海一族ではなく新キャラです(まぁかかわりますけど)。今回からキャラ名ものせます、ご了承ください。 承諾なしにランディーさんの物語も使わせていただきました。事後承諾になってしまいました。 -- 春海 (2006-03-24 20 40 15) |Д゚) こそーりと更新場所はカレー小説の用語の一番下 -- タイム (2006-03-24 20 55 09) パンドラさん>あの切り方では悪者に見えるかw でも物語内においてアークはユウに辛い思いはさせないと言ってるから、悪いようにはならんから心配しない(´-`)b -- カレー (2006-03-25 01 18 33) 春海さん>極意・・・ねぇw 個人的に -- カレー (2006-03-25 01 19 40) 春海さん>ぎゃああ途中で送ってしまったOTZ 以下続き→個人的には、読み手の立場を良く考えながら書きすぎじゃね?ってくらい詳しく書く。そして会話文をなるべく抑えて、会話以外を充実させる。俺はここを気をつけているかな。あと物語も読んだー、新キャラにも個性が出てていいと思う。続き期待age(´-`) -- カレー (2006-03-25 01 29 03) 物語2話をUPしました、よければご覧ください。 -- sfilia (2006-03-25 17 58 12) 名前のeが抜けてしまった;あはは(笑ってごまかそう -- sefilia (2006-03-25 17 59 43) 春海さん>む、私が出ているのですか?恐縮です。駄文ですが話を使って頂いて感謝ですwこう言う外伝的な話も楽しいですね。続きも楽しみです^^ -- ランディー (2006-03-25 21 35 46) セフィさん>ついにセフィさんの登場ですか。カレーさんがカレーキャラで描いているのはウララさんだったような気が・・・。(意外と少ない)憂いの有る展開、この後のセラさんとのやり取りが楽しみですね。 -- ランディー (2006-03-25 21 42 59) カレーさん>続編ですか。相変わらずの文量・構成と言い脱帽ですね。少しずつ動き出す運命の歯車。それが織り成す、出会いと言う時計の盤面にちらばる物語の主要人物たち。そして、時計の針と針とが重なり合うように訪れたセラさんとの邂逅。青年ユウが運命と向き合ったとき、一体何が起こるのか?楽しみですねぇ^^ -- ランディー (2006-03-25 22 02 51) てなわけで、各所よりの圧力により(ぉぃ)第6話をアップしました。本来なら、ここで完結だったのですが・・・思った以上に話が膨らんでしまいましたorz一気に書くのもいいかと思いましたが、ここで止めて置きます;;もう暫くお付き合いくださいませ。 -- ランディー (2006-03-26 21 58 06) ランディーさんもいい構成しているじゃないかw 死に場所を探していた自分と本心の相違からなのか、最後のランディーさんが立ち去るシーンは死地に赴くように見えたが・・・それも必然というのならどんなに悲しい事か。続き期待してるっす。俺もChapter3上げないと -- カレー (2006-03-27 02 26 48) 各所の圧力のうち筆頭者です(オマエガ犯人カ 勝手に話をリンクさせたあげく、せっつきました。 -- 春海 (2006-03-27 20 57 17) さて、私の作品群が多くなり南側の壁画に収まりきらなくなってきそうでしたので、移設しました。こうやって編集できるのもWikiのいいところですね~ -- 春海 (2006-03-29 00 42 41) 南の門に人物設定をのせました。こんな感じでキャラクターが動いてくれればいいなぁ・・・(期待かいーw-; -- 春海 (2006-03-29 16 13 00) >春海さん 独立コーナーですね^^ たくさん書いていただいて嬉しいですv ちなみに、なぞの男?さんのお話は後に続くのかしら…?^^ -- セラ (2006-03-30 10 54 00) ランディーさん>相変わらずお上手で脱帽です。もう、ランディーさん素敵!って言う感じですね。本当に楽しみ^^ -- セラ (2006-03-30 10 58 10) そろそろ談話室のログが増えてきましたね…次のページを作成したほうが良さそう。その場合は閲覧しやすいように、新規コメントを一番上に表示するように変更したいと思っています。(携帯からの閲覧などにも便利なので^^) -- セラ (2006-03-30 11 02 02) 3話目UPしました。 -- sefilia (2006-03-30 22 20 11) セフィ>読ませていただきましたv ほうぼうに出演させていただいて、ちょっと嬉し恥ずかしい…w さあ、このまま撃たれてしまうのでしょうか? 続きを期待します^^ -- セラ (2006-03-31 17 29 07) アルカナ解散しましたので報告を・・・。セラさんGに居る曜子は消す時にギルド脱退せずにやってしまったので、もう居ません。ですので、除名お願いします。今まで本当にありがとうね~ -- 椎羅 (2006-04-22 09 48 33) お疲れ様でした、わざわざご報告ありがとうございます^^ また新天地を目指すの? なんにせよ、のんびりゆっくり、いきましょう^^ -- セラ (2006-04-25 15 18 46) 最近執筆が放置気味で申し訳ありません。各所よりの圧力が減ったのでついさぼり気味に・・・orz何時とは明言できませんが、構想は立てています。書き上がり次第UPしますので宜しくお願いします。 -- ランディー (2006-05-03 15 22 53) むしろわたし、何もしていなかったり…w けれど楽しみで毎日見ていたりします^^ なんだかアルカナ解散など、いろいろあるようですけれど、溜り場は無事なのかしら・・・ -- セラ (2006-05-09 17 36 49) ある方からのメールを、こちらの「回想の間」経由でいただきました。今夜にでも、すこし溜り場へ伺おうと思います。…わたしを知る誰かにお会いできたら、嬉しいけれど…^^ -- セラ (2006-06-06 16 41 53) カレーさんが3章あげる代わりに、私にも新しいのを迫ったので「安土春海」UPしました。一番転職を繰り返したキャラなので、そこを主軸に話を進ませたいと思います。 -- 春海 (2006-06-12 12 37 50) 春海さんありがとーv いま出先なのですけれど、帰ってのんびり眺めます^^ それにしてもキャラクター多いですね・・・w -- セラ (2006-06-12 17 54 54) お久しぶりです~。お元気でしょうか?今自分は転生を目指し頑張っています。ランディーさんもついに発光されました。次は自分だ!と意気込んで頑張っていますです(遠いですけどw)。師匠に近づくためにも修練の日々です~。また相談にのってください~であであ>ノシ -- ゼノス (2006-06-13 14 35 42) ゼノスさん>いまは貴方のほうが先輩ですw たぶん・・・ 復帰したら手取り足取り教えてもらわないと・・・なんて^^ -- セラ (2006-06-13 17 38 07) いえいえ^^ほとんどソロとペアなのでPT時での動きはまだまだ未熟です。自分はみんなを支えられる軍師になりたいので、修行あるのみ!です。一緒に狩りとかもいきましょ~。今1.5倍期間なので、狩場はすごいことになってますけどねw -- ゼノス (2006-06-13 19 14 50) 安土春海②Upしました。③か④でローグ編が終了予定です。1年前にアインがあったり、実際の流れは完全無視です。が、ミョルニル廃坑で道に迷ったのは事実ですorz -- 春海 (2006-06-14 08 28 03) 安土③Upしました。どうやら④でローグ編が終了なようです。 -- 春海 (2006-06-16 17 46 21) ④Up完了。この後話は【?】に続きます。また構想として、居間に残されたはるとるみの方の話(はるの方がメイン)も考えています。 -- 春海 (2006-06-19 17 03 33) ローグ編ずずっと読ませて頂きました。俺が言うのもなんだが、書く度に文章の構成とかうまくなってる気がするんだがw 内容の方は意外な展開で面白かった。戦闘後の展開はスパッとしていたが、その後のホァンとあずとの会話が印象的だった。 -- カレー (2006-06-21 02 01 54) 途中で送ってしまった; ランディーさんとの話のリンクもあって、あっと思わせられる構成だと思う。やるね・・・俺も早く3章アップしないと・・・スランプで苦しんでますOTZ -- カレー (2006-06-21 02 03 26) >マスタ 状況も変化してきているから、書きにくいのもあるのかしら…? ともあれ楽しみにしています^^ -- セラ (2006-06-22 16 52 51) 唐突に春海(モンク)⑤-1⑤-2をあげました。クエストやらモンクの転職試験やらを混ぜて構成。実際の春海はニュマも阿修羅も残影もありません…。+生体Dにも行ったことが無いです… -- 春海 (2006-07-11 23 24 14) 春海さん>そう来たかぁ、という展開だね。まさか母親が強化人間にされていたとは。母親との対峙シーンはもうちょっとボリュームあってもよかった気がするが、それでも十分読み手に伝わってきたと思う。最後の春海の台詞は印象に残った、いい言葉考えるもんだw -- カレー (2006-07-12 00 01 19) 対峙シーンねぇ………戦闘描写が苦手なため心理描写に逃げましたorz -- 春海 (2006-07-12 00 20 18) 昨日なんとか発光することができました。セラ師匠に色々なスキルを教わったこと。PTでの戦い方など大変お世話になりました~師匠にも報告を、と思いまして。こっちにきたら是非WISください~またゆっくり話しましょう~ではでは>ノシ -- ゼノス (2006-07-14 10 44 16) >春海さん 読ませていただきましたv なんだか、作風がすこし変わってきたような印象・・・^^ ゼノスさん>発光おめでとうございますv 師匠だなんて。。。もうすっかり逆転ですってば・・・w -- セラ (2006-07-16 15 52 32) い~え!セラさんはずっと師匠です!師匠に教えてもらったり、助けてもらったり、色々いただいたりしたご恩は忘れませんです。師匠のように若いWIZに色々と手助けができたらいいな~と思っていますです。これからも精進あるのみ! 追伸:やっとHiWIZになれました…Hiマジは辛かったですw -- ゼノス (2006-07-17 11 42 24) >セラさん う~ん…作風を変えたつもりはあまりないのですけどねぇ…。ROのアンソロコミックなどから影響を受けることが多々あるのでそれかな? +ショートコント風味のものをUpしました。作者(つまり私)出すぎで大暴走。 -- 春海 (2006-07-19 04 37 44) 何やら色々とUp。「用語説明:カード・スロット」「安土春海⑤」「?③④」です。 -- 春海 (2006-07-23 07 39 58) 今更ながら、リンクに「St.Sera'sTemple」を追加させていただきました… -- 春海 (2006-07-28 14 25 18) ぇ~…恥ずかしながら文章を書いてみたので載せておきますです~。東側の壁画にアップしました。師匠との特訓を思い出し一気に書き上げてしまいました。下手な文章ですが読んで昔を懐かしんでくれたらな~と思います。それと文章の中のセラ師匠は、自分の勝手な解釈と独断と偏見が入っていますのでそこら辺はご容赦くださいね(汗 -- ゼノス (2006-07-29 13 18 02) あの時のIW講座のものですねw。…詠唱部分の科白は頂いていく! -- 春海 (2006-07-30 01 18 17) ショートコント②追加。ランディーさんの新作では【?】がかっこよく書かれてて満足です!こういうコラボネタ大好きーな春海でした。 -- 春海 (2006-08-01 23 47 55) かなーり更新期間が開いてしまいましたが、⑦アップいたしました。かなりの突貫執筆だったので、文が多少おかしい部分もあるかもしれませんが、そこはご愛嬌でw -- ランディー (2006-08-01 23 50 18) 上げて早速ですが、加筆修正しましたorzあと容量が足りなくなってしまったみたいなので、別ページに作品を移しました。 -- ランディー (2006-08-03 02 42 19) さて、私はどこの物語をアップしたでしょうか?w 書いてて楽しかったです。 -- 春海 (2006-08-03 16 10 15) もちろんご本人の承諾は得ております。 -- 春海 (2006-08-03 19 29 29) ふぅ…ようやく復旧完了…容量の関係で消去されてしまった分を加筆して載せました。 -- 春海 (2006-08-05 10 44 02) 前から思いはじめてはいたが・・・春海さんとランディーさんの作品にはもう何も言えないねぇ・・・非の打ち所がないというか。しいて言うなら、戦闘前後のボリュームをもっと充実させればよりスムーズに感情移入出来たかなと。でもそれも殆ど気にならないレベル。もう俺も偉そうな事いえんねぇ・・・ -- カレー (2006-08-05 14 03 29) カレーさん>戦闘シーンを抜いたのは、春海さんの方にあったからですね。そろそろ次ぐらいから戦闘シーンのオンパレードになりそうな予感で・・・。 -- ランディー (2006-08-05 19 54 49) カレーさん>次回作の産みの苦しみは辛いでしょうが、期待している人間が多いのも事実。がんばってもらいたいですね。 -- ランディー (2006-08-05 19 56 11) 春海さん>ランディーとティアナの素敵な話、ありがとうでした。何か読んでてドキドキしてしまいましたよ。最後はああいう展開になるとは・・・。みくるさんとか結構読んでるみたいですねぇ。次自分のほう作るのが大変です。コラボレーションは自分も楽しいですよ。 -- ランディー (2006-08-05 19 58 18) ふぅ…1話くらいで終わらせるつもりが3話分に…安土⑥~⑧をUpしました。拙筆ですがコメントどんどん頂けたら嬉しいです。 -- 春海 (2006-08-19 17 10 11) 春海さん>うおおおおお。オーガトゥースの大阪弁は置いといて(ぁ 会話だけでここまで展開組めるのは凄いね。一番印象に残ったのは、各キャラが立っている事。主要キャラはもちろんのこと、今回ではわずかの登場であるフリューリングですら印象に残った(まぁ残りやすい性格なんだろうが・・・)。キャラの印象を大事に出来るのは、文章書きとして大事な事だと思うから、これはいいなと思った。 -- カレー (2006-08-19 20 02 20) こんばんは、超久しぶり~皆元気か~?久しぶりに物凄く創作意欲が沸いてきたので幻の2垢のいとしいセージを主人公にした物語を書き始めました。誤字脱字があるかもしれないけど見つけたら報告クダサイとりあえず今回は人物設定だけb期待して待ってくれなくていいよ(ナニ ではまたな~(*゚ー゚)ノシ -- タイム (2006-08-21 01 15 32) …白鳳院ってタイムさんだったのか(今気付く驚愕の事実) どうせコメントするなら、私のにもせんか! …この物語の上でコラボは可ですか?設定がおいしそうなので使いたいです! -- 春海 (2006-08-21 06 28 22) 今、春ちゃんの見ました。見事に被ってる!Σ( ̄□ ̄;) ・・・故意ではないんでその辺のところご理解クダサイ ・・・設定?こんなのでよければジャンジャン使ってください(*゚ー゚) -- タイム (2006-08-21 10 05 29) (*゚ー゚)b早速プロローグ追加と人物に綾音の外見を追加見てください -- タイム (2006-08-21 16 30 20) 今更デスガ・・・俺が書くのはROを元にした小説もどきですので、自キャラだろうとオリジナル設定で行きます(ナニ ですので話が飛んでたりテメーそんなスキルとって無いだろうが!!などのクレームは今のうちにドブに捨ててください(オイ 出来るだけ現実に会わせようとしますからご理解のほどお願いしますm(-_-)mペコリ -- タイム (2006-08-23 19 34 09) っ言わずもがな 読んでておもしろければそれでいい! -- 春海 (2006-08-24 03 53 48) 2ヶ月ぶりに1本(しかも途中orz)を投稿。続く上に、まだ書き上げてないのが後2本… -- 春海 (2006-11-21 18 23 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mahousyoujo/pages/96.html
中庭 レヘ「ところで、当然その犬の死体は確認したんだろうな?…まあ、当然か。 でなけりゃ、こんなところでゆっくり食事をとるはずがねえもんな。」 (レベッカは、タバコを地面に擦りつけて消した。 ) (お団子を飲み込もうとしたリリアーナがうっと喉を詰まらせた。) レヘ「もしも俺がその子犬だったら、今こうして安心しきっている瞬間を狙うだろうよ。」 クロ「おいおい、あの教室を半壊させたマ・センコーが使われたんだぞ。 その後に二匹の子犬の死体が現れて・・・」 クロ(ん?なんかおかしいぞ。マ・センコーが使われた後に何で二匹も子犬の死体が現れるんだ?) (不意に視界に大量の光の矢が現れた。矢の下にいるのは、こちらに向かって突撃してくる一匹の 子犬) クロ「まさか、な。」 リリ「~~~!~~~!!」 (喉を押さえてじたばたするリリアーナの耳に、ミルクの切羽詰った叫びが届く! ) レヘ「ところでお前ら。さっきから『魔法使いは皆死すべし』を文化革命のスローガンだと言ってるが、 あれは後年になって創作されたもので、厳密に言えば違ぇぞ。 もっとも、そんな創作がされるくらい魔法使いがガンガン殺されたのは事実だがな。 文化革命の真実はだ…」 ミル「でっ!出たーっ!犬!犬がこっちに来てるーっ!!」 レヘ「うぉっ?マジかよ。ていうかでけーな、おい。」 クロ「本当に生きてんのかよ!!って、でか!!」 スク「ん・・・?犬?獅子か狛犬みたいじゃな~。」 (大量の光の矢を引っさげて、妖怪犬が再び現れた。 (体は牛ほどの大きさになり、長い尾はその数を6本にまで増やしていた。 目尻には赤いアイシャドーが入り、顔つきを余計不気味にしている。) その瞬間!お休みモードだった副会長のスイッチがONになる!! 副『来たなぁ・・・!これ以上被害を出さないためにも奴と戦うぞクロウ!!』 椅子から勢いよくジャンプし体操選手のように空中で一回転し子犬の地面へと立つ!! 着地によって土埃が舞う中、副会長は椅子の足をへし折り木刀へと瞬時に錬成する! そして胸から油性ペンを取り出しキュッキュッと素早く木刀に書いた文字・・・・・・【生徒会!!】 副『そこのお前!!魔法使いならここにいるぞ!!まず俺を殺しにかかってこいっ!!』 しかし副会長は失念していた!目の前の化け犬にはルールなどない。 ひたすらに何も知らない罪なき者たちを巻きこもうが構わないのだ! ケオ「ふぅ………」 しかし、慌てる所か溜め息一つ吐いてから再び紅茶を飲む ケオスとマンダに光の矢が迫る! マン「ケオス…こ、わい。」 ケオ「心配しないで…すぐ終わるから。僕の背に乗って」 マン「う、ん。」 言われた通りケオスに背負われ、目をギュッと閉じるマンダ。 ケオスは自分に当たりそうな矢を紙一重で躱していく。 リリ「~~~!~~~!!」 ケオ「全く……危ないよ、リリアーナ。」 ケオ「だめだよ、この矢がどんな性質か分からないのに油断したら」 リリアーナを庇ったため、ケオスの手の平から光の矢が突出ている。 リリ「ちょ、手!ケオスさん手!完全に射抜かれてるよ!!」 ケオ「ごめん、マンダと怪我人を頼むよ。マンダ、降りて。」 マン「ち!?…ケ、オス!いたい!?それ、いた、い!?」 ケオ「大丈夫だから……ね。」 相変わらず笑顔のままのケオス。 ケオ「さて、と……っ!」 (手から矢を引き抜く。 ) リリ「ちょっと大丈夫なの?手、ちゃんと動くのっ?!」 (リリアーナはポケットから清潔なハンカチを取り出し、止血のため傷に巻きつけた。 ) ケオ「…お祭の日くらい素直に楽しめないのかな……全く。 雅が解らない子犬だね。」 マン「リ、リアーナさん…ケオス、こわい……」 その光景を見ていたマンダはリリアーナに抱き付き震えている。 マン「…ケ、オス、おこ、てる。…き、と、みんなのたのしいじかん、いじわるされて…おこ、てる。」 リリ「うん、そうだね。あの犬はひどいね。何でこんな事、繰り返すんだろうね」 リリアーナはマンダの細い肩を両手で掴むと、自分の体からそっと剥がした。 リリ「よく聞いてマンダ。皆あの犬に襲われて怪我して痛がってる。 だから私達は、怪我をした人の手当てをしなきゃ。マンダも力を貸してくれるわよね?」 そう言うと、リリアーナはマンダを連れてけが人達の方へと向かった。 クロ「まずい!!」 (魔法障壁も効かない妖怪犬の特性を知らなかった一般の生徒達は、犬の攻撃で次々負傷していった) 副会長は木刀を放り投げ化け犬にやられた生徒達の元へとかけつける! 副『おいしっかりしろ!!大丈夫か!?』 「うぐ・・・・・・何がどうなって・・・」 副『安心しろ!もう大丈夫だ!今手当してやるからなっ!!』 倒れている生徒達に治癒魔法を使っていく副会長。 応急手当程度の軽い治癒魔法ではあるがないよりまし、といったものだろう。 リリ「副会長、私たちもお手伝いします!」 マンダとリリアーナも怪我人の治療にあたった。 だが術者も薬も治療道具もまったく足りない。これではろくな治療が出来ないだろう。 副『クロウ!!少しでいい!空間魔法で一般生徒と俺達を区分けできないか!? これ以上犠牲を俺は増やしたくない!!』 クロ「っち、このままじゃ被害が拡大するばかりじゃねーか!!」 クロ「これ以上の攻撃は許さん!! 喰らえ、『鉄掌連拳』」 副『クロウ!!下がるんだ!!その位置は敵の制空権に入っているぞ!!』 だが、攻撃が届く前に尻尾によって攻撃され、校舎の壁に叩きつけられてしまった。 クロ「カハッ」 副『クロォォォォォウ!!!』 吹き飛ばされ息も絶え絶えなクロウを見て副会長の怒髪が天を衝く!! 副『お前の・・・・・・お前の血は何色だぁぁぁぁぁああ!!』 爆発したかのような赤い魔力が副会長の身を纏っていく。 それはまさに生徒会副会長の暑苦しさを集約させたような赤きオーラ! リリ「ちょっとそこのあなた!そう、あなたよ!」 リリアーナはたまたま居合わせた黒いエプロンドレスの女子生徒を捕まえた。 リリ「えーと。たしかルダリダさんだっけ?悪いけど治療薬が足りないのよ。 ここなら保健室よりベアトリ薬局が近いからそこで薬を調達してくれない?」 リリアーナは紙にさらさらと何かを書き込んでいる。 リリ「大丈夫大丈夫、詳しい事は全部このメモに書いてあるから! 代金の請求はレオ先生にとも書いたから、ルダリダさんの懐が痛む事も無いわ。 じゃあ頼んだわよ!怪我したみんなの命運、あなたに託したからねっ!」 リリアーナは憮然とした表情の生徒にメモを握らせると、ばしんと背を叩いて送り出した。 リリ「じゃあマンダ、次はあっちの怪我人をお願い。くれぐれも気をつけてね」 そういい残し、リリアーナは吹き飛ばされたクロウの元へと急いだ。 フリ「ちょっとそこの人間の下僕哀れで卑しい犬っころ!この私、氷結姫フリージアがお相手いたしますわ!!」 ミル「フリージア!?どこにいるの!?」 キョロキョロ見回すと、なぜか一際高いところからこちらに叫ぶフリージアの姿が。 ミル「なんでそんな高い所にいるんだ!?下に降りてこい下にーっ!!」 わざわざ登ったのだろうか?何故か高いところから現われるフリージアであった だが妖怪犬が西方の人間の言葉など、聞くわけが無い。魔法使いなら、なおさらである。 リリ「クロウさん大丈夫?立てる?」 リリアーナは息も絶え絶えなクロウに肩を貸した。 クロ「気を、つけろ。あいつ、に魔法、障壁は効、かない。」 とぎれとぎれになりながら言葉を発するが、たぶん聞こえないだろう。 リリ「フリージア!そいつに魔法障壁は通じないわ!ついでに私たちの言葉もね!!」 フリ「お~ほっほっほっほ!魔法障壁が駄目なら氷の盾で防げばいいのよ!!」 ミル「だから下に降りてきて氷の盾で防いで欲しいんだよーっ!!」 ミル(ダメだー!この状況じゃフリージアの助けは期待できん!) フリ「さっきはよくもこの私を無視してくれましたわね!言葉が通じないのなら肉体でわからせてあげますわ!!」 (とは言ったものの今、雪の結晶による攻撃をしてしまうと副会長の炎の呪文と相殺してしまうだろう ) フリ「お~ほっほっほ!ミルクさん今から降りますわよ!いやぁぁぁぁぁ!!」 フリージアは高いところから飛び降りると くるくるシュピンと空中で3回転してから地面に着地した ギ「何で回る必要があるの?」 フリ「格好いいからですわ!!」 はっきりと言い切るフリージア フリ「さあどっからでも掛かってらっしゃいな!!この氷結姫フリージアが相手になりますわよ」 妖怪犬はまっすぐレベッカに向かって走ってきた。 しかし、何故かレベッカに向かって光の矢は飛ばなかった。 ミル「王様!ちゃっちゃとこの場を離れますよ!王様ーっ!」 妖怪犬はレベッカの前で止まり、またしても中つ国の言葉、そしてレベッカと同じ声で言った。 犬『魔法使い狩りっておもしろいねー、お姉ちゃん(愛好)』 レベッカは、甘えるような仕草をする妖怪犬の鼻の頭をポンポンと叩いた。 そして、すこし後ろにさがりながら言った。 レヘ「チェンダ?(本当にそうか?)」 レベッカが肩から長家槍をおろし、槍頭を妖怪犬の眉間につきつけても、 妖怪犬はそれが戯れであるに違いないとばかりに6本の尻尾を振った。 リリ「幸い骨は折れてみたい。でも派手にぶつけたみたいね」 手早くクロウの視診を終えると、リリアーナは応急手当キットを取り出した。 リリ「応急手当しか出来なくてごめんね」 リリ「クロウさん、スクナさんとレベッカさんの周りだけ光の矢が刺さってなくない? あれってスクナさんの王としてのオーラのせい――――なわけ無いか」 クロ「さすがにあの様子で王の威厳はないだろ。」 頭にブラジャーを巻いた姿に王の高貴さなどあるわけ無かった。 という事は、レベッカに原因があるに違いない。だが彼女は妖怪犬など知らないという。 となるとつまり――――。 リリ「分かった!刷り込みだわ!! あの犬はレベッカさんのことをお母さんと刷り込まれたんだわ!! 声がそっくりなのも、最初に彼女の声を聞いたからよ!きっとそうだわ!」 クロ「なんでやねん!!鳥ならまだしも犬に刷り込みなんて起きるか?」 ケオ「…怪我人まで出して……」 ケオスの周囲に光球が一つ、また一つと現れる。 ケオ「…お店で暴れて……」 手の平に光球を集めるとひとまとまりになり、スイカ大の大きさになる ケオ「…楽しい時間をぶち壊しにして……なにがしたいんだい?」 スイカ大光球から無数の光の矢が一斉に飛び出し謎の犬へと向かっていく。 副『獣に道理はない・・・・・・俺達生徒会のいう秩序も、 俺達の望む平穏もお前にとっちゃあ知ったことはないんだろう んなぁことは分かってる!!』 そこで一度深呼吸をし、副会長は大きくポーズをとりながら化け犬を指差す!! 副『だから・・・・・・だから俺が裁く!!』 熱く燃える闘志をひっさげ、今副会長がゆく!! 燃えたぎる両の手を化け犬の向きに合わせ、そこから大量の炎が噴出する!! 副『お前に苦しめられた者たちの痛みを知れぇぇぇええ!!』 スク「レベッカよ。ペットの躾は飼い主の責任じゃぞ?」 ミル「なんでそんなに急にキャラ変わってんのよ!? しっかりしろ お う さ ま―――っ!!」 ケオスと副会長による、光の矢と炎の攻撃が迫る。 レベ「どーどー、王様。危ないから離れてような。 ていうか俺達が犬のそばにいるのに攻撃するなっての。」 スク「ああ~・・余のプリン・アラ・モ~ドがぁ~。」 名残惜しそうな声を残し、レベッカに引きずられていくスクナ。 名残惜しそうに爆炎に突き出していた手からは一本の包帯が伸びている。 六つに分裂した妖怪犬が爆炎から飛び出した後、するすると引き抜かれる包帯。 その先にはプリン・アラ・モードが包まれていた。 無事に戻ったプリン・アラ・モードを手に満足気なスクナ。 周囲は修羅場と化しているのだが、まるで眼中にないかのように。 妖怪犬に、まずケオスの光の矢が当たった。 犬『!?殺そうとした!また私を殺そうとしたぁ!!』 妖怪犬が中つ国の言葉でそう叫んだ後、副会長の炎に包まれ姿が見えなくなった。 リリ「また犬語――――じゃなかった、中つ国語! レベッカさん、今あの犬は何て言ったの・・・・・・・・うわっ?!」 炎の中から、6つの小さな塊が飛び出し、走り去った。 その小さな塊とは、異様に長い一本の尻尾をもつ子犬達だった。妖怪犬は、6つに体を分けたのだ。 クロ「っち!!これじゃあ迂闊に攻撃できねぇ!!」 副『くっ!!卑劣な!!これでは手が出せん!!』 フリ「分裂した!?分身を攻撃すれば本体にまでダメージを負わせられるような魔法なんて私知らなくてよ!」 ギ「これじゃあ攻撃できないよぉ!?」 とギズモは困惑している フリ「お~ほっほっほっほ!これでも食らいなさいな!!」 だがそんなことは関係ねえとばかりに人質に遠慮なんかせず雪の結晶を大量に精製し犬に放とうとするフリージア 副『君!やめるんだ!負傷者にもあたる可能性があるっ!!』 フリ「お~ほっほっほっほ!安心なさいな、当たっても体が凍って動けなくなるぐらいですわ!!」 そうフリージアが作り出したのは相手の体を切り裂く氷の結晶ではなく相手を凍らせて動きを止める雪の結晶である 6匹に分離した妖怪子犬達は、おのおのが光の矢を生成した ギ「ちょっと待って!リリアーナお姉ちゃんが何かやろうとしてるよ!!」 フリ「リリアーナさんが駄目だったら遠慮なく行かせていただきますわよ」 雪の結晶を維持しつつ犬の様子を伺うフリージア フリ「私が楽しみにしていた猫ちゃん喫茶を壊した罪・・・死なない程度にお仕置きしてあげなきゃ気がすみませんわ」 どうやらリリアーナが説得に成功しても痛い目にあわせるのは確定事項らしい ギ「あれ?ぶっ殺さないの?」 クロ「誰のか知らんが少し借りるぞ!!」 足に魔力を集中、さらに内養功の効果で加速し木刀をつかむ。 クロ「うおぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!」 そして木刀で飛来してくる光の矢をことごとく防ぐ。 リリ『や!め!な!さ――――――――――――っ!い!』 子犬全員がうるさくて身動き取れなくなれ!とばかりに、リリアーナは最大出力のテレパシーを送信した。 リリアーナの発したテレパシーはやはり有効だった。 妖怪子犬達は苦しみ、先程のように素早く動くことができなくなった。 リリ『君が!泣くまで!殴るのを!止めない!・・・・じゃなかった、テレパシーでの説得止めないんだからね!! だいたいこの学園には中つ国からの留学生だっているのよ!あの人よ、レベッカさん!! あの人は中つ国の言葉がわかるんだから、何か文句があるなら通訳してもらえば良いじゃない!! だいたい何?私たちがあなたに何をしたっていうの? 何か気に入らない事があるならいきなり攻撃するんじゃなくて、はっきり言いなさいよ! 皆をこんなひどい目に合わせるなんて許せないわ! もしかしてあなた達、『魔法使い達に死を』を実行しちゃおうとか思ってるんじゃないでしょうね? ここはフィジルよ、中つ国じゃないっていうの!! それに、そんな事して何の意味があるのよ!!』 だが、その中で一人副会長は涙を流し感動していた。 副『・・・なんという女性だ!力で我々が押さえつけようする最中でも言葉で戦おうとするなんて!?』 そこまで言って、リリアーナのボキャブラリーが尽きた。 だがテレパシーを止めるわけにもいかない。 リリ『えーとえーと、その・・・・ええい!一番リリアーナ、「私の彼は箒乗り」歌います!』 リリアーナは思いつきで次を繋げた。 苦しんでいる化け犬を完全に無視し今度は歌を歌い始めるリリアーナを見つめる副会長。 副『おお・・・ヤック、デカルチャー!!』 どうやらリリアーナの歌は化け犬を苦しめる効果だけでなく 副会長をゼントラーディ化する効果も含まれているようだ。 今や完全に副会長は燃え盛るバトルモードからラブ&ピースモードへと変っていた! しばらく動きながら光の矢を防いでいると、犬の動きが何かに苦しむような感じで鈍り始めた。 よし!!今ならいける。 クロ「いくぞ!!ジッチャン直伝『天地両断』」 大地を踏みしめ思いっきり飛び上り、近くの子犬に対し木刀(光の矢付き)を振り下ろす。 そして着地と同時に木刀(光の矢付き)を横へと払った。 クロウの攻撃が一匹の子犬に直撃した。残りは5体である。 クロ「っ!!やばっ!!」 クロウの後ろから来た一匹が、苦しみながらも尻尾を振り回し、背中を叩いた。 フリ「油断大敵ですわよ犬っころ!」 クロウを襲おうとする犬を高所から雪の結晶をズババババーンと投げつけ氷の彫像にしてしまうフリージア フリ「お~ほっほっほ!!私に掛かればこんなものですわ!感謝しなさいな・・・・え~とまあ誰だっていいですわ!」 後でお礼を言っておきたいが、今は現状を解決することが優先だ。 そう思って立とうとするのだが、 クロ「いてっ」 腰をやられたみたいだ。応急手当だからダメージが蓄積されたか。 残り4体。 例え的が小さく、人質のまわりに居ても、素早さを失った子犬を魔法で狙撃する事は、 2等過程の生徒であれば造作も無いことだった。 このまま順調に子犬を駆逐できるかと思われたが… ミル「で、レベッカ?何か弁明する事はないわけ? さっきあんたは、犬はたまたま拾っただけで無関係って言ってたわね。 でも、犬と仲良くお話して、すこしも攻撃の的にならないで。 あんたと犬が関係あるって状況証拠が、山積みになってきてるんだけど? ペットかどうか知らないけど、あの犬を止めないと連帯責任であんたが損害賠償を払う事になるわよ」 レヘ「ちょ、待て、俺それどころじゃねーし。」 (実はリリアーナが子犬にテレパシー攻撃を開始したとたん、レベッカも子犬と一緒に苦しみだしたのだ。 ) (確かにリリアーナの大声テレパシーはうるさいけど、そんなに苦しむようなものじゃない。) スク「ま~、そうポンポン言うものではないぞ? ほれ、可哀想に、余のプリン・アラ・モ~ドもぷるんぷるん震えてしまっておるわ。 ペットの不始末は飼い主の不始末ではあるが、力なき者が倒れるのも自然の摂理。 ここは一つ余のプリンを分けてしんぜるから落ち着くが良いぞ?」 ミル「食べかけプリンなんかいりません。 というか、この状況でなんでそんなに落ち着いていられるんですか」 リリ『♪びゅーんびゅーん♪びゅーんびゅーん♪わたーしの彼は箒ー乗りー♪』 このままだとテレパシーでフルコーラスうたいそうな勢いだ。 リリアーナがテレパシーで歌い始めた時、我慢の限界をこえたレベッカの目がカッと開いた。 そのとたん、魔力に敏感な者はレベッカの魔力が上がったことに気づくだろう。 あたしがボケボケ王様の相手をしていると、苦しんでいたレベッカが急に走り出した。 リリ『やーさーしくー♪そっと♪さらって欲ーしいー♪彼と一緒にー♪ラブ飛行ー♪』 ミル「あ!ちょっとどこに…!」 レヘ「ゴージャス、デリシャス、デカルチャー!」 リリ『アイラービューユー・・・・ふぎゃっ?!』 レベッカはものすごい勢いで走ってきたかと思うと、その勢いのままリリアーナの頭を叩いた。 そう叫びながらレベッカは、『自分の箒に♪お熱なの~♪』と歌うより前にリリアーナに走りより、彼女の頭を叩いた。 ミル「あぁ―――っ!?」 リリ「なっ・・・・・何で~~~~~ッ!!」 リリアーナは涙目でしゃがみこむと、叩かれた痛みが通り過ぎるのを待った。 副『ハッ!!一体俺は何をしていたんだ・・・・・・!?そうだこうしちゃあいられない! 早くあの化け犬を止めないと皆が危ないんだぁ!!』 テレパシーの歌が止みやっと正気に戻った副会長。 レヘ「は~、やっと落ち着いた。で、ミルクなんの話だったか? 俺とお前と王様で3Pする話だったか?」 ミル「言ってねーよそんな話!いつ誰がそんな事言ったよ!?」 スク「そういう話じゃったのか!積極的じゃのう。 女の口からそこまで言わせておいて恥をかかせるわけにも行くまい。 余としても吝かではないしの!」 ミル「そんな事は言ってないって言ってるでしょうが! こらレベッカ!あんたのせいで話がややこしく…!」 顔をにやつかせながらも食べ終わってプリンアラモードの器をテーブルに置き、術式を展開させていく。 両手に巻かれた包帯がするすると解かれていき、あれよと言う間に天蓋付きベッド(キングサイズ)が中庭に作られていく。 一方妖怪子犬達は、再び光の矢で猛威をふるい始めた。 クロ「くそっ、先に被害者を避難させるべきだったか!!」 だが、今動けない俺ができることは魔法でサポートをするくらい。 しかも爆発を抑える為かなりの魔力を消費した状態である。 クロ「あーもう!!どうすりゃいいんだよ!!」 レヘ「どぅあ?ああ?うぇええ?」 ミル「え?ええええぇ!?」 ミル(な、なんで!?なんでいきなり犬に攻撃されてんのよ!? ) レベッカの頭にグサリと光の矢が突き刺さった。そう、今度はレベッカまでもが攻撃対象になってしまったのである。 レベッカは先程まで魔力を隠していたが、今はそれを開放しているため、妖怪犬から魔法使いと認知されたのである。 レヘ「性欲を持て余す…」 スクナのベッドが完成したところに、レベッカがバタンキューとたおれこむ。 その後も光の矢は次々と飛来するのだが、天蓋からベッドを覆う幕に突き刺さるのみで貫かれる事はなかった。 スク「レベッカは、せっかちじゃな! ほれ、ミルク。待たせては悪いし、我らも行こうぞ。 即席ではあるが回転機能もあるぞよ~。」 ミル「……っ!! ア ホ な こ と 考えるな―――――っ!!!」 あたしは王様の手を振り払い、怒りにまかせて鉄拳を頭に振り下ろす! スク「ぐふうう!?な、殴ったね?親父にも蹴られた事しかないの・・・に・・・。」 スクナの頭には大きなタンコブができており、煙を上げている。 その煙は天蓋に溜まり、急速に形を整えていく。 大きな槍を手に携える勇ましい女武者の姿へと。 スク「予兆精霊!百旗丸推参! ベタ流オヤクソク術奥義其の弐!H・A・N・A・O・T・O・K・O!!」 (突然現われた百旗丸は槍を力いっぱいスクナへと投げつけた。 スクナを串刺しにした槍の柄からは旗が広がった。 スクナは旗を突き立てられたのだ。) (その一連の出来事を見届けた百旗丸は満足気に頷くと形を崩し消えていった。 同時に旗も消え、貫かれたはずのスクナには傷一つも残ってはいなかった。 ) リリアーナが立ち直る頃には、元気を取り戻した妖怪犬がまた光の矢を山ほど出現させていた。 そして、地味に効くテレパシー攻撃を仕掛けるリリアーナをこのまま見逃してくれる筈もなかった。 リリ「嫌――――っ!こっち見ないで来ないで狙わないでキャ―――― ッ!!」 このままでは周りの負傷者まで巻き添えにしてしまう! そう考えたリリアーナはじりじりと後ずさりした後、くるりと背を向けに全力で逃げ出した。 リリ「わーん!副会長さーん!クロウさんにフリージア!!レイド先生~!ケオスさーん! お願いだから誰か助けてーっ!!」 リリ「な、何アレ・・・・・」 (リリアーナはふと、ベッドの天蓋に当たる矢は完全に貫通してない事に気づいた。) マオ「なんだこれは……」 中央につくとあたりは騒然なことになっていた。 一角の店で光の矢を放つ犬が何匹も走り回り けが人の数も見る限り相当な数いる。店のまわりも混乱し全員逃げたりするので必至だ。 よく見ると同じ生徒会のメンバーであるクロウと副会長のバン・クロード。 更にはリリアーナやケオスなどの姿まで見える。とりあえず僕はヴァンエレンを抱えたまま 副会長の元まで走る。状況を聞かねば話にならないからだ。 マオ「副会長、これはいったいどうしたんですか?もしかしてさっきの爆破と関係しているんですか?」 副『マオ君じゃあないか!!よく来てくれた!!悪いが早速手を・・・んん!?』 マオ「はい!分かりました……どうかしたんですか?」 その時副会長はマオが抱いている子供に目がいく・・・ 普通いきなり女性が子供を抱えて現れたら色々と考えるものだ。 副『まさか!!そんな!?・・・・・・いや、ありえないことじゃあない! そうか・・・その年で子供が・・・・・・何かあったら俺に言ってほしい! できる限り力になろう!!』 ベッドのまわりで暴れている化け犬そっちのけで、 マオの両肩を力強く掴み真っ直ぐな瞳を向ける副会長! 完全に勘違いなのだがそんなことは知らずに今日も副会長は突き進む! マオ「副会長……全然違いますよ」 肩をがっしり掴んでくる副会長。この人はいつもこうだから苦手だ。 僕とは決定的に、というか一般人の感覚とはどこかズレている。 マオ「えーとヴァンエレン。ほらお前も副会長に事の経緯を言ってやれ」 ヴ「すー すー」 ヴァンエレンに聞くが反応がない、見てみると眼をとじ寝息を立てていた。 マオ(だ、だめだこいつ。本当に記憶も思考もすべて幼児に退行してる! ) 起こすとぐずりそうな気がするし……ああ、なんて厄介なんだろうか。 マオ「ま、まあとりあえず僕の事は置いておいて…」 副『おっと!!すまないがマオ君!君の子供のことについては 後でじっくりと話しあおう!!大丈夫!!安心してくれっ!』 何やら叫んでベッドの方へと走っていく副会長を見て、 加勢してもよいのか分からなかったのでヴァンエレンに聞いてみる。 マオ「……しかしさっぱり状況が分からないな、どうしようかヴァンエレン」 が、当然幼子のように眠りについているヴァンエレンからは反応はない。 マオ「お前いつになったら戻るんだ?このままじゃ自由に動くこともままならないぞ」 実際、僕が暴れている犬と戦っている副会長や他の人間の加勢に易々と行けないのもヴァンエレンがいるからだ。 抱いたままじゃヴァンエレンが危険だし、荷物のようにどこかに置くわけにもいかない。 (ミルクは、ボスボス変な音がしてるのに気づいた。見れば、天蓋から降りる幕に次々突き刺さる光の矢が) ミル「うわわわ。このベッドって消えたり壊れたりしないんでしょうね!?」 (急いでベッドに上がると、レベッカがまだ倒れてた。 ) ミル「王様、ちょっと包帯貸してもらいますよ」 (あたしはスクナの頭からブラ型包帯をむしり取り、レベッカの頭に巻き付ける。 ) ミル「そうだ王様。さっき包帯を伸ばしてプリン掴んでましたよね? あんな感じで、犬の動きを封じられないんですか?」 (ミルクの声に反応し、カッと目を見開いたスクナがバネ仕掛けのように起き上がる。 ) スク「余に手を上げ諌めるとは・・・ 喜べミルク。お前を余の妃にしてやろう。 これからは王などと呼ばずスクナと呼び捨ててもよいぞ?いや、むしろ呼び捨ててくれ。」 ミルクの手を握り熱い眼差しをじっと送り一方的な愛の告白(?)をぶち上げるのであった。 ミル「は!?いきなり何を…」 スク「まあまあ、皆まで言うな!わかっておる! 力無き者が倒れるは自然の摂理なれど、そういう者どもも導くのが王たる役目よ!」 ミル「いや本当に大丈夫なんで…ってうわっ!?」 リリ「お願い、かくまって!!」 何がわかっているかは謎だが、口を開こうとするミルクの言葉を強引に遮りベッドから出て行く。 スク「いよぉし!ミルクよ!余のカッコいい所をしっかり目に焼き付けておけ! 犬どもを拘束するのは素早くて骨だが、逆に考えればこれでもよいはずであろう?」 両手両足を広げ立つスクナのそこかしこから無数の包帯が放たれる。 スク「そおおおりゃ!これぞ王の道よ!」 周囲の倒れた生徒達を包み込むと、地引網の如くスクナが包帯を引っ張りベッド周辺へと集めたのだ。 スク「さあ者ども、存分にやるが良い!」 人質状態になっていた生徒達は一箇所に集められ、妖怪犬の周りには何もなくなった。 クロ「ナイスサポート!!」 フリ「人質が居なくなったからにはこっちのものですわ!」 フリ「お~ほっほっほっほ!まずはその足を封じさせてもらいますわ!!」 とおもむろに地面を殴りつけるフリージア フリ「雪と氷の精霊よ我が姉妹達よフリージア・ノクターンの名において命ずる 我が敵を足止めせよ!(精霊語)」 フリージアは霜柱の枷(フリージングバインド)の呪文を唱えた どうやらフリージアは相手の動きを封じるつもりらしい フリ「お~ほっほっほっほ!私の呪文が攻撃呪文だけと思わないことですわね!!」 相手の動きが鈍くなればこっちのものだと氷結根を生み出し敵ににじり寄るフリージア ギ「お母さんが頭を使った!?」 ルス「さすがはフリージア女王様なのですわ~ん!」 そこにしびれるぅあこがれるぅなのですわ~」 ルス「とうっ!!」 なぜか高い場所からニ回転半宙返りして地面に激突したのは、一匹の黒猫だった。 ちなみに黒猫ルズは喋る猫だ。 ルス「あいたたたた、なかなか女王様のようには行かないのですわ~」 ルズは元養いサラマンダー達の元へと颯爽と・・・・・いや、厳密にはふらふらした足取りで走る! ルス「マンダ、しっ、暫く見ないうちに随分可愛いくなったじゃありませんの・・・・・・。 毛並みも良いし、大事に可愛いがってもらって・・・・・・・はっ!今はそれどころでは無いのですわ~! こらマンダ、早くこちらの生徒会役員の傷を治して差し上げるのですわ~!」 ルズは前足でクロウの背中を指し示した。 そこは先ほど彼が妖怪犬の尻尾で打たれた部分だ。 ルス「フィジルで暮らすなら生徒会に恩を売りつけて損はないのですわ~マンダも覚えておくのですわ~! まあこの程度のケガ、本来なら舐めとけば十分でしょうけど!ほーほっほっほ!!」 ミル「これでどうだ!メギド!」 フリージアやクリスから離れた位置にいた犬を狙って、メギドを撃ち込む。 三体の妖怪犬が核熱の炎に飲み込まれた。 クロ「・・・俺の出る幕じゃねーな。」 クロ「今のうち動けるようにするか。」 スク「どーよ!余の力を見たか? それにしてもそなたのえげつない攻撃も見事ぢゃのう! さすが我が妃となる女。まさに羅刹!」 ミル「あたしは妃になる、なんて一言も言ってないですけど。 それにどこがえげつない攻撃ですか。 あれは正当防衛の範囲内の攻撃です。 そんな事より犬は全滅…」 させたんですかとつなげるはずの言葉は、天井から落ちてきた槍みたいな何かに遮られた。 ミル「リリアーナ!ちょうど良い所に来てくれた! レベッカが頭にケガしたんだけど、回復できない!?」 ベッドに飛び込んだリリアーナは、頭にブラジャー型の包帯を巻きつけているレベッカに気づいた。 リリ「キャアアアアッ?!レベッカさんの頭に矢が突き刺さってるううう?! レベッカさんしっかり!しっかりして!! ケオスさん!!ケオスさん来て!!レベッカさんが頭を撃たれたっ!!」 リリアーナは大声でケオスを呼んだ。 一刻も争う重症の場合、ケオスの治癒魔法がなんとしても必要だったのだ。 リリ「レベッカさんがんばって、今すぐにケオスさんが来てくれるからねっ」 リリアーナはレベッカの手を握り励ますと、気遣わしげに天蓋の外に目を向ける。 リリアーナと入れ違いに出て行ったスクナは、外で何事かを高らかに宣言していた。 リリ「レベッカさんの応急処置したの、ミルクさんなのね。ありがと」 リリアーナはいつになく神妙な顔で、ベッドの上に座るミルクに声を掛けた。 リリ「あの・・・・・・その、私実はテレパシー使ったせいか、妖怪犬に目の仇にされてるみたいなの。 それで、もし巻き添えで攻撃されたらごめんね」 ミル「どうせあの犬は無差別にみんなを攻撃してたし、気にすることないって。 スクナやフリージアやケオスもいるし、こんな時には頼りになる生徒会の連中も来てる。 後腐れの無いようにここで犬を退治できるよ。 」 リリ「ミルク・・・・・・うん、ありがと」 ミル「それより、リリアーナの魔法でレベッカをもうちょっと治療できない? 頭に矢が刺さったままってのは見てるだけで痛そうだし」 リリ「・・・ケオスさん遅いわね。矢が刺さった場所が場所だけに手が足りた状態で治療したかったんだけど・・・。 外の惨状じゃこちらにまで手が回らないのかもしれないわね」 リリアーナは意を決したように一つ頷くと、ミルクの目をまっすぐに見つめ返した。 リリ「ミルク、あの魔法はもう使えないの。 でも安心して!ミルクが手を貸してくれるなら私にも何とか出来るわ。悪いけど頼めるかな?」 ミル「まあそりゃ出来ることなら手伝うけど…何すればいいの? 」 リリ「じゃあミルク、レベッカを押さえててくれる?」 ミル「わかった」 リリアーナは慎重な手つきでレベッカの頭に刺さった矢を抜いた。 リリ「うん、この傷の深さと角度なら何とかなるかも・・・」 リリアーナは血を拭いながら傷の具合を検分すると、一番治癒効果の高い薬を傷口にすり込んだ。 リリアーナがブラジャー包帯を巻きなおしていると、ふとレベッカのまぶたがかすかに動いたように見えた。 リリ「あっ、レベッカさん気が付いた?・・・大丈夫?ここがどこだか分かる?」 フリージアが足止めした子犬は、ミルクのメギドにより蒸発した。 仕留めたのは3体、残る妖怪犬は1体のみである。 跳躍した一体が向かったのは、リリアーナが逃げ込んだ、王様のベッドの天蓋である。 天蓋に張り付いた子犬はリリアーナ、スクナ、ミルクからは死角となる。 それをいい事に、子犬は尻尾の先を槍のように構え、ブスブスと天蓋を突き破りながら、 3人を串刺しにしようとした。子犬は執拗に魔力をめがけてその尻尾を突き立てる。 副『くっ!いかんあのままではっ!!こうなったらやるしかなぁぁいっ!!』 体全体に魔力を滾らせ両手を広げる副会長・・・・・・ 犬『お前らなんか死んじゃえバインダー!』 スク「いっかあああん! 皆の者!余の妃を守れ!!」 ルス「フー!!ナゴー(訳ぎゃ――――止めるのですわ!!)」 そういうや否やスクナは包帯を操作し、ミイラ状態の生徒達を次々とベッドの中へ放り込む。 勿論身を挺してミルクを守らせる為に、だ。 もちろん、貫かれたら重症、いや、 それどころか本当に死もありえるかもしれない。 副『な、ば、馬鹿野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』 リリ「え?ちょっとスクナさん、一体何を・・・・・・止めっ・・・・・ふぎゅっ!!」 ミル「ぎゃーっ!見境無くミイラを放り込んでくるなバカーッ!ぐけっ!!」 足下ふかふかベッドの上じゃ自由に逃げ出すこともできず、ミルクは飛んでくるミイラの下敷きになる。 リリアーナはレベッカを庇おうとしたが、真上に振ってきたミイラに押しつぶされてしまった。 (182で〆) 中庭対決後
https://w.atwiki.jp/k-courtyard/pages/21.html
■ 2000.02:雑誌「hanako」に掲載されました。 特集:建築家やデザイナーが作ったアパートマンション賃貸情報 {■ 2001.02:[[「雑誌pen」 http //www.art- blue.jp/pen/pen-2001.htm]]}に掲載されました。 ■ 2007.12.22:中野長者口インター開設 首都高速・中央環状線の〔中野長者口インター〕が約1分の山手通りに開設。 〔西新宿JCT〕から、首都高速4号線(「中央高速道路」に継続)に、外環道から、「常磐道」「東北道」「関越道」に接続。 当マンションから、高速を活用して、どこに行くにもより利便性がアップしました。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (中野長者口.jpg) ■ 2008.04.12:ライトアップ工事 防犯対策で敷地内通路に、植栽のライティングを兼ねてライトアップを行いました。 ■ 2008.04.27:ライトアップ工事 防犯対策でバルコニーに、建物のライティングを兼ねてライトアップを行いました。 ■ 2008.06.01 目ジロの巣立ち 中庭にいつの間にか巣を作っていた目ジロ。枯葉や枝を素材に精巧に巣を作り上げる様はまるで「マンション内の建築家」のよう。 そして二羽の親鳥が見守る中、雛鳥が無事に巣立って行きました。小さな中庭ですが、自然の営みに巡り逢えた感動の一場面でした。 ■ 2008.07.10:サイン工事 防犯対策でエントランスに防犯サインを設置しました。 ■ 2008.07.23:不動産「ルトゥール東京」さんの建物リポートに紹介されました。 詳しくはコチラ ■ 2008.07:当ウェブサイトをリニューアルしました。 ■ 2010.03.28:大橋JCT接続」 http //www.c2info.jp/guide.php]] 首都高速中央環状線の〔大橋JCT〕が、首都高速3号線(「東名高速道路」に継続)に接続。 http//www.c2info.jp/guide.php ■ 2010.07:全面外構リニューアルをしました。 中庭の植物たちも太陽をいっぱいに浴び、新しいKコートヤードが誕生しました。 ■ 季節:プランターを植替えました。 春の花から夏の花「マリーゴールド」へ。秋まで咲き続けてくれるでしょう。 ■ 季節:プランターを植替えました。 冬の花から春の花「パンジー」へ。初夏まで咲き続けます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (0717A-.jpg) ■ 季節:プランターを植替えました。 夏真っ盛り。「日日草」も元気いっぱい。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (0718.jpg)
https://w.atwiki.jp/mahousyoujo/pages/120.html
リリアーナの部屋:第二次文化革命とメイリンの話 窓を開け空を飛んでいくギズモ 果たしてギズモはメイリンを見つけることが出来るのだろうか? その頃、そのメイリンは中庭付近のテラスで、ある一等過程の男子生徒に絡まれていた。 彼の名前はテリーである。 テリ「ヘイ、ユー!なに勝手にマイ・チーズバーガーを食っているんだ!? ヘイ、ユー!チーズバーガー食べる度にドント・クライしろよ!? ヘイ、ユー!それなんてゾンビ・ハンド!? ヘイ、ユー!お前は怪しい、どこのどいつマン!?」 どうやらメイリンはテリーのチーズバーガーを勝手に食べてしまったらしい。 さらにテリーは、リボンをつけてない上に死体のような色の手をしたメイリンを、 先程暴れた妖怪犬の仲間ではないかと疑っているのだ。 テリ「オレのマーシャル・アーツでサンズ・リバー見ろよ!? ハドー・ウェイブ!!」 ギ「いきなり見つかった!?」 ……しかもなんだか知らない生徒に襲われてるし テリーは拳を地面に突き立てるような動作と共に、圧力波を放った。 その圧力波は、地面を這うようにしてメイリンに向かっていく。 ギ「ちょっとまったぁ!!」 急降下してメイリンを庇おうと技とメイリンの間に立ちふさがる ギ「ぷぎゅる!?」 案の定、圧力波に吹き飛ばされるギズモ すごく格好悪いです テリ「オー、シット!とんだジャムが入ったぜ!」 テリーの圧力波がメイリンに当たる前に、ギズモが身をていして彼女を守ったのだ。 吹き飛ばされてしまったが、私はかっこいいと思うよギズモ。 テリ「次のジャムが入る前に、マックス・パワーでテイク・ダウンだ!」 テリーは次の邪魔が入る前に、素早くメイリンを攻撃する事にした。 テリ「プレッシャー・ゲイザー!!」 テリーは、先程と同じように拳を地面に突き立てた。 すると、今度はメイリンの足元から直接圧力波が吹き出した。 戦闘体勢を全くとっていなかったメイリンは、その攻撃を受けて体がバラけた。 彼女の義肢が胴体から全て外れてしまったのだ。 ギ「ば、バラバラになった!?」 あっと驚くギズモ 「って驚いてる場合じゃない!早く集めないと!!」 ミート君みたいにされてはいけないので 早く四肢を集めようとメイリンに駆け寄ろうとするギズモ ……の上に降ってくるフリージア フリ「お~ほっほっほっほっほ!私、降臨!満を持して!!」 意味もなく偉そうなオーラを漂わせながらフリージアはポーズを決める テリ「ソラから、オナノ子が、フッ テ キタ!」 テリーは、西方でこの現象に遭遇した時は、 必ずこう叫ばないといけないことを思い出したのでその通りにした。 ギ「……重い」 フリージアの下敷きになったギズモは思わずそうつぶやく 彼女の名誉のために言っておくがフリージア自体の体重は17歳の女の子の平均ぐらいである フリ「そこのあなた!!」 テリ「ホワッ!?」 フリ「ここにいるはずのギズモちゃんを知らないかしら?」 ギ「僕はここだよぉ~~~~~~」 フリージアの足下で呻くギズモ テリ「オゥ!何かと思えばさっきのジャムじゃないか!」 フリ「なんて事ですの?一体誰がギズモちゃんにこんな酷いことを!?」 テリ「ヘイ、ユー!」 フリ「さては・・・・あなたですのね!私のギズモちゃんにこんな酷いことをしたのは!!」 またもやびし!!っとテリーを指さすフリージア テリ「だから、それはユー!」 ギ「・・・・・いいから早く足をどけてよ」 とりあえず突っ込まれ、足をどけるフリージア ギ「ふう・・・酷い目にあった」 別にMじゃないギズモは女の子に踏まれても楽しくも何ともないようである フリ「で・・・何でこの人はメイリンさんに攻撃したわけ?」 一応ギズモに事実関係を聞くフリージア ギ「さあ?僕が見つけて時にはすでに襲われてたよ」 全然わからないと言った風情のギズモ フリ「なら本人に聞くまでですわ!そこのあなた何故この子を襲いましたの?」 テリ「よく見なよ、このガール。このガールが怪しかったからアタックしたのさ! ところがアンビリバボ!?このガールはバラバラになってもスティル・アライブ!まだ生きてる! こいつはさっきのクレイジー・ドッグの仲間じゃないのか!?」 メイリンは、バラバラになったままボーっとしている。 もしかしたら自分の力では四肢を胴体に付ける事ができないのかもしれない。 テリ「こいつはここで倒すべきだぜ!ほっといたら、またさっきと同じ事がハプニングするかもしれない!」 テリーは胴体だけのまま倒れているメイリンに飛び掛った。 テリ「ハドー・ダンク!!」 フリ 「おやめなさいな!この子は私の知り合いで危険な存在じゃありませんことよ!!」 テリーがメイリンに圧力を付加した拳を叩きこもうとするのを、フリージアが割って入った。 テリ「ヘイ、ユー!ジャムするなよ!」 ギ「今のうちに!」 ギズモは何とか今のうちに四肢を拾い本体にくっつけようとメイリンの元へ走る フリ 「お~ほっほっほっほ!!一度、雪でもかぶって頭を冷やしたらどうかしら?」 テリ「ホワッ!?オレにストリートファイトをセールス中かい!?」 何ともわかりにくいが、テリーはフリージアと戦う気になったようだ。 ギ「スクランブルダーッシュ!!」 ダッシュでメイリンの周りに散らばる義手義足を集めるギズモ フリ「怪しいからって襲い掛かるなんて、世の中には疑わしきは罰せずって言葉がある のを知らないのかしら?」 さらに相手の注意を引こうとするフリージア ギ「よし!これで全部!!」 その隙に全部集め終えるギズモ フリ 「目には歯を!歯には牙を!それがお婆さまからの言葉ですわ!!」 テリ「マウス、トゥース、タングは究極のコンビネーションだぜ!!」 こちらも言うことは意味不明である。 テリ「プレッシャー・ゲイザー!!」 テリーは、先程メイリンをばらばらにした攻撃をフリージアに放った。 テリーが拳を地面に突き立てると、圧力波がフリージアの足元から吹き上がる。 ギ 「後はくっつけるだけだね」 とりあえず腕さえ付ければ後は自分で出来るだろうとメイリンに腕を取り付けようとするギズモ そもそもギズモは義手の取り付け方なんて知っているのだろうか? ギ「本で読んだことあるから多分、大丈夫!!」 実際問題として、メイリンの義肢はメイリンにくっつけさえすれば簡単に取り付けれる。 しかし、ギズモには男性としての試練が待ち構えていた。 そう、ギズモがメイリンに義肢をとりつけるには、メイリンの服をめくり上げる必要があるのだ。 フリ「あたらなければどうって事ないですわ!!」 三節根モードの氷結根を根モードに変形させ棒高跳びの要領でジャンプして避けるフリージア フリ「正当防衛成立・・・てとこかしら?」 クロ「その辺にしときな。 せっかくの祭りなのに楽しまなくていいのか?」 そう言いながら間に割って入る。 生徒会のジャージが見えれば食いついてくることもないだろう。 (仮に食いついてきたら正当防衛を理由にボコるのみだが) クロ「もし、攻撃魔法等相手に危害を加えるような行為をすれば誰であろうと取り押さえるからな。」 これだけ念を押しておけば、たいていは攻撃をやめるはずだ。 クロ「ってフリージアじゃねえか。 メイリンさんは見つかったのか?」 フリ「見れば判るでしょ!そこにいるじゃないの!!」 と地面に立てた氷結根の天辺に立ち言い張るフリージア 周りを見渡すクロウ 見るとギズモがメイリンに義肢を取り付けようとしている なぜか脂汗を掻いているような ギズ「男として女の子の服を捲り上げるのは・・・・いやでもこれは医療行為だし・・・・」 クロ「で、原因は何なんだ? 理由を最初の方からきっちり話してくれないと生徒会室へ行くことになるが。」 ギ「えとね、えとね、あいつがいきなりこの子を襲ってたから庇ったの」 とりあえず手を止めてわけを話すギズモ フリ「私はギズモちゃんがこの子を助けるのを手伝っただけですわ」 と何故か氷結根から降りてこないフリージア クロ「おいおい、普通は理由がない限り襲わないだろ。」 フリ「男の子でしょ!とっとと取り付けてその子を助けてあげなさい!!」 ギ「男の子だから苦労してるんだよ!!」 フリ「見えちゃまずいのなら目を瞑りなさい! 私が言葉で誘導してあげますわ!!」 単純明快な解決法をギズモに言うフリージア ギ「あ!そっか!!その手があったか!!」 数十秒後 ギ「出来た!!」 ぶっちゃけクロウにテリーのことを頼んで女であるフリージアが取り付けたほうが早いと思うのだが フリージアの医療技術はLV-EX(超常的失敗)なので 下手にやると今よりさらに状況が悪くなる 例えてみると捻挫を治療すると何故か相手が複雑骨折してしまうぐらい治療が苦手なのだ フリ「さてと、とりあえずメイリンさんはこれで大丈夫として・・・・あなた覚悟はよろしくて?」 フリージアはテリーに笑ってない笑みで微笑んだ いつの間にか氷の結晶で編まれた鎖が握られている ギ「こ、殺す笑みだ」 怯えるギズモ どう見ても女王様です・・・本当にありがとうございました テリーは、納得いかない顔でクロウに抗議していた。 テリ「ヘイヘイ!生徒会がちゃんと仕事シないからオレが怪しい奴をテイクダウンしてんだぜ!?」 テリーはメイリンを指差した。顔はクロウに向けていたため、 ギズモが男としてクロウ…もとい苦労しつつメイリンに義肢を取り付けている事は見逃していた。 クロ「そりゃあ立て続けに事件が起きているからな。 生徒会も人手不足だから全部把握することは難しい。」 ただ、会長は本当に仕事をしていないと思うけどな… テリ「こいつは何なんだ?チーズバーガー食って泣くし、ドントスピークで、ゾンビハンド! 魔法使いでもなけりゃ、リボンもついてないじゃないか!さっきのクレイジー・ドッグみたいな事があったら、 怪しい奴はテイクダウンするのが自然なフローじゃねえかい?… ヘイ!ワッツアップ!!」 いつの間にやらメイリンに義肢が取り付けられ、それが大急ぎで女子寮に走っていったものだから、 テリーはすっとんきょうな声をあげてしまった。 クロ「とりあえず質問はひとつづつにしてくれ。」 フリ 「さてと、とりあえずメイリンさんはこれで大丈夫として・・・・あなた覚悟はよろしくて?」 テリ「ヘッ!2等クラスのヤングボーイ達が1等クラスのオレとファイトするなんてジョークみたいだぜ! そもそもユー達!なんだってあのゾンビ・ガールの味方をするんだい!?」 テリーは戦闘態勢をとりながら訪ねた。 テリ「オレはハッキリとわからないモノはなんだってドント・ライクなんだ! きっちり納得する説明をしなきゃ!ダブル・テイクダウンだ!」 クロ「 だ か ら 戦おうとするな!! フリージアも挑発しない!!」 こりゃあ落ち着かせるためにこっちの事情を少し話さねえと。 クロ「まず、そこにいた人、メイリンさんというのだが今日急にいらした中つ国のお客様だ。 これは学園長も知っている。 リボンが付いていないのは急だったから、今作っている最中なんだ。 それで何も言わないのは喋らないのではなく、言葉を話せないからだそうだ。 手や足が外れたのは義手義足だからだろう。 で、俺達が味方するのは大事なお客様だからだ。」 テリ「………ガッデム!!」 テリーは、被っていた赤いキャップを地面に叩きつけた。 なんか納得がいかなかったが、クロウに反論する材料が無かった。 クロ「まだ納得できないところはあるか? なかったら何故怪しいと思ったのか始めから詳しく話してほしいのだが。」 テリ「これ以上、オレに恥かかせんじゃねえよボーイ!」 クロ「いや、恥ってねぇ…」 実際問題として、テリーがメイリンを怪しいと思った理由は、 魔法使い(生徒)ではないのにリボンが無いことと、不気味な義肢の2点ぐらいしかないので、 詳しく話せと言われても困ってしまうのだ。 テリ「ヘイ、ボーイ!これだけは言っとくぜ!もしかしたら、学園長だってメイビー、 間違える事だってあるかもしれないぜ!」 クロ「え、ちょっと…」 そう捨て台詞を吐くのが関の山のテリーは、大またでつかつかと歩き去っていった。 中庭には、赤いキャップだけが物悲しく残された。 フリ「お~ほっほっほっほ アンダードッグハウリングですわね!!」 何故か言葉がうつっているフリージア フリ「お母さん・・・まったく意味わからないよ」 クロ「まあ、戦わずに済んだことでよしとするか。」 でもこの帽子、どうしよう。 今更追いかけても間に合わなそうなんだよな。 …仕方ない。生徒会室に落し物として送っておくか。 落し物と書いたメモを帽子に貼り付けて、 クロ「sotff nachsendung」 あとはいつも通りの対応をしてくれるだろう。 と、そうだ。 放送でメイリンさんが女子寮に呼ばれていたんだった。 クロ「フリージアも放送を聞いたよな? すぐに女子寮の方へ向おう。」 [[]]
https://w.atwiki.jp/godcrown/pages/34.html
ルージョンが登場している状態で「魔女の手先だから」を選択するとルージョンが登場する。ルージョンの好感度が下がる。
https://w.atwiki.jp/k-courtyard/pages/2.html
■ トップページ ■ MAP & アクセス ■ ロケーション ■ 外観 ■ 中庭 ■ プラン ■ 設備 ■ リンク ■ TOPICs QRコード
https://w.atwiki.jp/mahousyoujo/pages/67.html
ユリ「あ!レイド先生とエース先生発見!」 エース「いらっしゃいませ~。」 ミルク「レイド先生。こんな所で屋台をしてたんですか?」 (焼き鳥屋台では、なんとレイド先生とエース先生が串を焼いていた。 ) ユリ「レイド先生お勧めの美味しいところ三人分ほどお願いしまーす!! あ、そうそう先生。この焼き鳥の味の秘密ってなにかありますか? それから、屋台のアピールポイントなんかも、あわせて聞かせてください!」 レイあいよ、お勧めね…軟骨が良いかな~?」 ユリ「軟骨!うわ~美味しそう…」 エース「焼き鳥のタレは僕がターナー先生から本を借りて調合しました。塩は……営業秘密です(はあと」 レイ「アピールポイントは…そうだな。交渉によっては結構安くなるよ。」 ユリ「ふむふむ。タレはターナー先生秘伝のタレで、塩は食べてのお楽しみ。 交渉によっては安くなるので手持ちが少なくても安心…っと」 レイ「はいよ、鳥軟骨3人前お待ち。今回はサービスだ、持ってけ。」 ユリ「ほんと!?やったー!ありがとうレイド先生!!」 エー「レイド先生、次のお客様が来ますよ」 レイ「結構来るな~。」 ケオ「レイド先生、エース先生、こんにちは。」 レイ「お、ケオスか。いらっしゃい。」 エー「いらっしゃいませ。」 ケオ「すみません、ねぎまと軟骨、鳥皮につくねをお願いします。あぁ、ついでにレバーも」 ミル「さーて、それじゃあたしも聞かせてもらいましょうかアルナワーズ。 あの自称砂漠の王のスクナって転入生と、あんたの間に何か関係あるの? 手に持ってる怪しい扇子は何のマジックアイテム? 今度は何を企んで暗躍してるのよ?」 アル「自称だなんて無礼だわぁん。 企むも何も、アルナワーズは王の威光に触れて当然な行動をとっただけよぉん。 おほほほほほ!」 (口元を団扇で隠しながら高笑いをするアルナワーズであった。) アル「……は?あんたが?王の威光?」 (ユリが焼き鳥の乗った皿を持って帰ってきた。) (それを見るや否や、アルナワーズは焼き鳥の串を三本指の間に挟みこみ高らかに掲げる) ユリ「2人ともお待たせー!おすすめの鳥軟骨が、なんと!レイド先生のおごりだー!!」 ミル「おごり!?さっすがレイド先生、話が分かる!!」 アル「あらぁん、ご苦労さまぁん。 やっぱり焼き鳥は塩よねぇん。 肉の旨味を十分に引き立てる塩こそ焼き鳥の王道だわ! タレを持ってこなかっただなんて判っているわねぇん。褒めてあげる。 軟骨のコリコリ具合も最高!」 豪勢に三本一挙取りした割には食べるほうは一切れずつハムハムと微妙にみみっちい食べ方をしながら喜んでいた。 ユリ「わーい!褒めてもらっちゃったー! そうだよね、塩は最高だよね! でもタレもターナー先生の秘伝ブレンドみたいだし、後で食べてみたいなー。 とりあえず、いっただっきまーす!!」 ミル「わ、これは美味しい」 ミル「ん…?」 (ちらりとアルナワーズが持ってる団扇の裏側が見えた。 それは表の目玉ではなく、何かの映像と文字…だったような?) ミル「アルナワーズ、ちょっとその団扇の裏見せ……」 アル「いや~ん。何をするの?」 ユリ「あーーっ!この味は!!」 (声に驚いてアルナワーズは団扇を取り落とす。団扇の目が開かれる事は無かった) アル「な、なんてことを・・・!」 ユリ「レイド先生、エース先生、ありがとうございます! またこの塩の味に出会えるなんて思ってなかったよ!」 エー「あ~、バレてしまいましたか。」 ミル「ちょっとユリ。いきなり何叫びだしてるのよ?塩がどうしたって?」 ユリ「これ!この塩!前にミルクにもらった死王の塩の味なんだってば!」 レイ「マジでか……。」 エー「まさかバレるとは思いませんでしたよ。凄いですね、彼女の舌。」 ミル「なんだそんな事か……って、ちょっと待てーっ! あたし思いっきり食べちゃったじゃないかーっ!!」 安全確認のためミルクが慌ててレイド先生の所に行くと、そこには見知った人がいた。 ケオ「あ、ミルクにアルナワーズ、とたしかムリ・オオヤマさん、だったかな。こんにちは」 ミル「ケオス!?こんにちはなんだけど、今は先に確認したいことがあるんでごめん!」 (ムリじゃなくてユリだよ!とか文句を言ってるユリの声を聞きながら、ミルクはレイド先生に詰め寄った) ケオ「???」 ミル「レ、レイド先生!これは健康被害とか無い塩だよね!?ちゃんと安全確認してるよね!?」 レイ「あ、当たり前じゃないっすか~。なあ?」 エー「はいどうぞ、今回はサービスです。持って行って下さい。」 エース先生は知らん顔でケオスに焼き鳥を渡していた…。 ケオ「あ、ありがとうごさいます。」 レイ「…だ、大丈夫。今のところクレームは来てないから。」 ミル「そんな適当な!食の安全ってのは早めの対処がぐえっ!!」 ミル「いきなり首を絞めるな首を!危ないだろ!」 ユリ「大丈夫だってミルク。私前に死王の塩食べたことあるし! それに、レイド先生とエース先生が、考え無しに危険なもの出すわけ無いじゃん!」 ミル「…それもそうか。あはは、ごめんレイド先生。ちょっと取り乱しちゃった。 お詫びにお金払うから、ももをタレ付きで一串ください」 ユリ「私は同じのを十串!」 レイ「オッケー、少々お待ち下さいませ~。」 アル「あなた、名前を間違えるとは失礼よぉん。 彼女はムリ・オオヤマではなく、ノリ、オオシタよ~。 ちゃんと訂正しておきなさい。」 (フンと息を撒き言い放つと、串をケオスが持つ皿の隅に置き踵を返す。 まるで「捨てて置け」と言わんばかりに) ケオ「あ、ああ……ごめん、アルナワーズ」 屋台でレイドに詰め寄っているミルクを一瞥し、隣の焼き側屋台へと歩いていく。 なにやら騒いでいるのをみて、関わるより先に腹を満たそうと判断したのだ。 アル「ヤキソバ大盛り肉玉ミックス・・・って・・・。」 ヴ「あ、あやややややっ?!」 アル「・・・どういうことなのかしらぁ?」 ふつふつと浮かぶ怒りを押し殺したような声でヴァンエレンに問いかける。 と同時に、アルナワーズの手が屋台の中まで伸びてきてヴァンエレンの胸倉を掴む。 アル「ヤキソバを売っていながら芥子マヨネーズが無いとはどういうことぉん! これだけの麺と、ソース、そして青海苔など揃っていながら芥子マヨネーズが用意されていないだなんて! 画龍点成・・・いいえ、これはもはやヤキソバへの冒涜じゃなくて!?」 ヴァ「(´・ω・`)知らんがな…ってか熱ぅ!下鉄板ですって!」 信じられない事にアルナワーズの細腕はヴァンエレンを片手で持ち上げ、強引に屋台から引き摺り出そうとしていた。 アル「その羽根・・・あなタッ!!」 (ケオス、焼き鳥を持ってリチャードの元に戻る。) ケオ「すみません、ごたついちゃっ――」 ロウ「これこれアルナワーズとやら、店主まで焼きそばの具にするおつもりか?」 ロウはおもむろにアルナワーズの後頭部にステッキで突いた。 (ヴァンエレンとアルナワーズ、顔と顔と面が凹凸を無視して激突する。 その瞬間、一瞬だがアルナワーズの姿にノイズが走り、ぶれる) ヴ「マ、マスク越しのヤックデカルチャー…」 ロウ「その辺にしておくが良かろう。 時にお主、『か弱き乙女』のわりには随分と力持ちではないか。 さてはドーピングでもしておるのか?」 (コンマ数秒二人の顔は平らになりくっつき、その後反動で離れていく。 離れていく顔と顔の間に虹のように鼻血の架け橋が広がっていった。) ケオ「流石にいきなりは不味いですよ、リチャードさん」 (盛大に鼻血を噴出すアルナワーズを見ながらケオスがリチャードに焼き鳥を渡す。) ロウ「おお、焼き鳥とはこういう食べ物なのか!」 アル「いきなり後ろから襲うとだなんてぇっ!!!」 (倒れそうになるところを何とか足を踏ん張り、反動を利用してそのまま振り返る。) (当然その右手には屋台から引き出されたヴァンエレンを引きずっている。) ロウ「はっはっは、すまんすまん、ついうっかり」 ヴ「この…血の匂いは……アル…ズでは…な、い」 (ヴァンエレンは気を失ってしまった。) ミル「うわあれは痛い…」 ミル「ねえねえ今の!もしかしてキスしちゃった!?」 ミル「よく見えなかったけど、しててもマスク越しだから大丈夫だろ…」 ユリ「それに、アルナワーズを突いた来賓の人は中央から来た人だよね!? よーし、早速突撃インタビューを敢行だ!それ行けーっ!!」 ミル「あ、こらちょっと待…」 マオ「その通りだ!みっともないぞアルナワーズ!!」 屋台のまわりに響き渡る声、その主は……誰もが認める我らがエリート『マオ・ミゼット』である!! しかもなんとどういうことか珍しく学校指定のブレザーにスカートという格好。 そして腕には「生徒会」という文字の入った輝く腕章をつけている。 ケオ「うぅーん、マオまで来たみたいだね。」 ミル「げ。また面倒なのがきたなぁもう…」 マオ「フフン、そう、もうお察しの通り今回僕は学園祭の秩序を守る生徒会委員の役割を任せられてね。」 マオ「さてアルナワーズ。学園祭中に喧嘩はご法度、それも勝手な言いがかりで一方的に店主に攻撃するなど言語道断」 マオ」「というわけでアルナワーズ、悪いがお前にはペナルティが下されなければならない。 秩序を乱す奴にはそれなりの罰をというやつだ、いいかな?」 アル「フィジルの秩序を守る者! 迅速な行動、本当に見事だわ。 でもぉ、事実誤認があるようねぇん。」 マオ「なんだと……お前何を言って」 (そういいながら引き摺っていたヴァンエレンを軽々とマオへと投げつける。) (ヴァンは軽々と宙に放り投げられ、咄嗟のことにマオは気絶している吸血鬼一匹の体重に潰されてしまった。) マオ「うぎゅー!お、重い……!!」 アル「まずはヤキソバ屋台を出しながらからしマヨネーズを用意しなかった店主の怠慢と冒涜。 そして後ろから襲うなどと言う卑怯な真似をしたあの男。 秩序を持って裁きなさい~。 事実誤認の謝罪はその後でよろしくてよぉん。」 マオ「い、いい加減にしろ!!お前の方こそ僕の公務を妨害するような真似をして!! しかも芥子マヨネーズ如きで喧嘩を売るなど……! だいたい!芥子マヨネーズなど邪道だ!!お前こそ冒涜してるじゃないか!」 ヴ「ぐぎゅうぅ…はっ、これは一体? どうしたのだマオ!?」 あわわと状況を整理できずに慌てふためくヴァンはとりあえずマオを立ち上がらせる。 マオ「ヴァンエレン!?……まさか店主って…」 (皆ももう気がついているようなので、これ以上コソコソしていても無駄だとわかって変装を解いた。) ヴ「今回の変装は自信があったのに…なぜバレたのだ?」 ミル「あーぁ、ここはユリに任せて、あたしもケオスみたいにカモを探しに行こうかな…」 そんなやり取りの最中、ミルクの脳裏に教頭の声が静かに流れる。 『実績に応じた報酬だからな。当然担当の客がトラブルを起こせばエスコーターの管理責任を問われて罰金だぞ?』 ミル「えぇっ!?ちょ…教頭!?」 (魔法で見張ってたのか!?でもトラブルを起こしてるあたしの客って誰だよ! ) (騒ぎの方に目をやれば、中心にはどう見てもトラブルを起こしてるアルナワーズの姿が) (不可解な言動。衝撃でぶれる姿。最初ユリが見たスクナ。 これはもしかして… ) ミル「レイド先生、エース先生、焼き鳥美味しかったよ、ありがと。 あたしは仕事が入ったからもう行くね」 エー「またのお越しをお待ちしておりま~す」 ユリはミルクの側を離れると、大急ぎでリチャードの所に行った。 ユリ「はじめましてリチャード・ロウさん!ようこそ魔法学園の学園祭へ! 私、学園新聞でいりぃ・ふぃじるの記者、ユリ・オオヤマです! 早速ですけど、リチャードさんは中央から来たんですよね!? 中央と言えば、このフィジル島が昔栄えたムウ大陸の中央にあった山だって事が、一部で有名ですよね! リチャードさんが来た中央とは、やっぱりムウ大陸の事なんですか!? 学園に来た目的は、年に一度、学園祭の時に開けると噂のムウ大陸への道と関係があるんですか!? もしかして、リチャードさんはムウ大陸人の生き残りとか子孫とか!?」 ロウ「はっはっは、ユリ殿はいきなり質問攻めじゃのう」 ロウ「わしがどこから来たかは、ご想像にお任せするぞ。 まあそれはそれとして、ユリ殿は今ムウ大陸への道とおっしゃったかな?」 ユリ「そうなんです!私の今回の学園祭での目的はズバリ! ムウ大陸への道を発見すること! 今まで何人もの先輩たちが叶えられなかった悲願を、今年こそ達成したいんです! もしかして、リチャードさんは何か手がかりを知ってるんですか!?」 レイ「ふぅ、疲れた。……何やら隣が騒がしいな…。」 エー「そういえば隣の焼きそばは、どこぞの吸血鬼がやっているみたいですよ。」 レイ「マジ?全然気付かなかっ……なんかカオスな状況に…。」 エー「うちの学園祭でカオスにならない年なんてありませんけどね。」 レイ「それもそうか…。さて、エース先生少し店を任せても良いか?」 エー「構いませんが、どこへ?」 レイ「ちょっと野暮用…」 エー「猫耳喫茶ですか?」 ぎくっ。何故分かったんだ。 レイ「い、行ってきまーす。」 マオ「さてと、話しを戻そう……」 マオ「ミルク、良いところにきた。まあ聞いてくれ。このアルナワーズが芥子マヨネーズを ヴァンが用意しなかっただけで冒涜だとか言っているんだ。どう考えても〝アレ〟な発言だとは思わないか?」 ミル「アルナワーズの言うとおりよマオ! あんたも生徒会の一員なら、喧嘩両成敗の原則を忘れたとは言わせないからね! とはいえ当事者の一人は来賓だし、罰則を適用するわけにもいかないでしょ。 つまり、この場はお流れ!全員無罪! さ、アルナワーズ、口直しにあっちの屋台に行って何か食べよう。 マオは恋人のヴァンエレンの屋台が、気になって仕方がないみたいだから」 アル「あの二人ってそういう仲なの? 秩序を司る者が私情に流されるとはもっての外だわ~。」 マオ「こ、恋人じゃない!!!ってか勝手に行くなーっ!とまれ、おい止まれ金人間!!」 ケオ「すみませんが、少々気になる事があるのでこの場はお任せします。 焼き鳥でも食べつつ彼女を上手くあしらっておいてください。すぐに迎えに上がりますので」 リチ「おお、おお。気にせず行っておいで」 リチ「ムウ大陸か・・・・・・・ユリ殿は物知りだのう。 おお、そういえばこの学園には、古い言い伝えか歌が伝わっていたのではないかな? あれは宝への道を示すものだと聞いたことがあるが」 ロウはそこで思わせぶりに目配せすると、焼き鳥の串を左右に振った。 ユリ「古い言い伝えか歌…。あれかな?それともあれかな… あっ!宝への道を示す歌ってもしかして、『かごめかごめ』!?」 (『かごめかごめ』は学園に古くから伝わる歌で、その古さのために作者も歌の意味も正確には伝わっていない。 誰かが死に行く呪いの歌か、宝の在処を示す歌かとの解釈が有力だが、謎を解明できた人がいないのだ。 そしてユリは、『かごめかごめ』は宝につながる歌だと堅く信じている。) ロウ「ユリ殿は何か心当たりがあるようじゃの。ほっほっほ。ユリ殿のスクープ、楽しみにしておるぞ」 ユリ「はいっ!貴重な手掛かりをありがとうございます! よーし!絶対にムウ大陸への道を見つけてみせるぞーっ!!」 マオ「なんかお腹が減ったな……、焼きそば作ってくれないかヴァンエレン。そちらの客分にも出してあげろ」 (どこかお疲れのご様子のマオは焼きそばを注文し、やっと本業を思い出したヴァンが屋台へ戻っていく。 ) ロウ「おお、すまんのうマオ君。おお、マオさんも一休みして、わしらと焼き鳥をご一緒しませんかのぅ?」 (ヴァンエレンから焼きそばを受け取った後、客分への礼節をわきまえた受け答えをするマオ) マオ「……ではお言葉に甘えまして。せっかくお越し頂いた客分の誘いを断る訳にもいきません」 ユリ「あ、焼き鳥も美味しかったけど、ヴァンエレンの焼きそばもおいひいよ。 リヒャードはんもはべたほうがむぐむぐ」 マオ「口に何かもの入れて喋るんじゃない……」 ヴ「毎度あり~」 ユリ「うーんおいひー!あ、これやひほばのおだいだよ」 (変わらず口をむぐむぐさせながら、ユリがヴァンエレンに焼きそば代を支払ったとき、上空を誰かが通過した。) (ロウは上空に、そこには棒状のものにまたがり、空を飛ぶ二人分の人影を発見した。) (乗っている人間の片方が知り合いだったのを見てユリはぶんぶん手を振る。) ユリ「おーい!おーいってばー!」 ロウ「なんじゃあれは!あれではスカートの中が丸見えではないか!しかもあの格好・・・!!」 (ロウはユリとマオ、ヴァンエレンに向き直ると、飛び去っていった箒を指差した。) ロウ「何と破廉恥な!!ユリ殿、アレは一体何なのじゃ?!」 ユリ「あぁ!リチャードさんはもしかして知らないのかな? 私たちの魔法学園では、飛行魔法を使える生徒は、空を移動するのが普通なんだよ。 ちなみに私はこのデッキブラ…」 ロウ「ユリ殿!!」 ロウはものすごい剣幕でユリに問い掛けた。 ロウ「学園新聞のジャーナリストならご存知だろうか? 他でもない、先日リバースで行われたイベントの事だ。 優勝者にはリ・・・とある女子生徒を好きにしていいという副賞があったと聞いたが、それは真実か?」 ユリ「うん、本当。さっき上を飛んでいったリリアーナって娘の事だよ。 リチャードさん詳しいんだね」 ロウ「なんということだ・・・まことであったか・・・・・・」 ロウ「して、その結果は?」 ユリ「人気者のリリアーナを射止めようと、沢山の男子や女子が頑張ったんだよ! でもでも!ここにいるマオマオやヴァンエレンたち友達の活躍で、なんと優勝したのは本人のリリアーナ! リリアーナを狙う悪の陰謀は直前で粉砕されたんだ!」 ヴ「いやぁ、それほどでもないぞ」 (褒められたことに照れながら頭をポリポリとかいて「わはは」と笑い出して満面の笑顔になるヴァン。) マオ「まあ、僕はエリートだからな。あのリリアーナを優勝させるぐらいの力はあるのさ」 ロウ「いやいや、実力があるのは当然だが、他人にあっさり栄誉を譲るなどそうそうできるものではない。 こんな素晴らしい友人を持てて、リリアーナは幸せ者だな! いや、わしからもぜひ礼を言わせてくれ!」 ロウはマオの手を取り、ぶんぶんと上下に振った。 ロウ「いやその・・・・・・おお、この焼きそばという食べ物は実に素晴らしい。 薦めてくれたマオ殿と、作ったヴァンエレン殿には礼を言いたい、と言う意味であってな」 (芝居っ気たっぷりに話していたユリだが、ここで名案を思いついたのかポンと手を打った。) ユリ「そうだ!そのリリアーナは、今校舎の方で猫耳メイド喫茶を開いてるんだ! 喫茶は男子に大人気だけどリリアーナには会えると思うから、直前話を聞きに行くのはどうかな!?」 ロウ「いや・・・それはその・・・」 (ロウは急にうろたえると、歯切れの悪い口調で何かごにょごにょ言っている) ユリ「だーいじょうぶ!リリアーナは優しいから、忙しくてもちゃんと事情を説明してくれるって!」 ユリ「ミルクー!?リチャードさんが猫耳メイド喫茶に行きたいって…? あれ?ミルクとアルナワーズはどこに行っちゃったんだろ?」 ユリ「ま、いいか。マオとヴァンエレンも一緒に行ってくれるから、リチャードさんも行こうよ!」 マオ「よし、ヴァン!メイドなんちゃらに行くぞ!」 ヴ「うーむ、なんか嫌な予感がするのぉ~」 ヴ「まぁ、私は焼きそばを売るためにこの屋台から動くことはできないのだがな」 マオ「ん、分かった。じゃあここでお別れだなヴァンエレン。 焼きそばなかなか美味しかった……まあ元気でな。」 ロウ「何を仰るヴァンエレン殿。美しい女性の誘いを断るなど紳士の風上にもおけんぞ!!」 ヴ「はい?」 がしっとロウはヴァンエレンの腕を掴むと、アルナワーズと同じ手口で屋台から引っ張り出した。 ユリ「そうだよ!マオマオをエスコートしないヴァンエレンなんてヴァンエレンじゃないよ! お店なんかあっちの店みたいに、使い魔に店番させておけばいいじゃない!」 (ちなみにユリの言うあっちの店では、二足歩行するウサギ達が団子を丸めては屋台に並べている。 ) ロウ「さあさあ、店のほうは優秀な使い魔達にお任せて、主殿はひと休みしようではないか。 いい話を聞かせてくれたのと、美味しい焼きそばを作ってくれたお礼じゃよ、ほっほっほ」 ロウは有無を言わさず、ずるずるとヴァンエレンと引きずっていこうとする。 (いざ行かん冥界への門…使い魔のコウモリたちはいつの間にか準備したのか、せっせと器用に焼きそばを生産している) ユリ「良かったねマオマオ!ヴァンエレンも一緒に行ってくれるってさ! せっかくヴァンエレンとつきあってるんだから学園祭は一緒に回らないとね!」 悪気無く思いを口に出しながらユリはマオの手を引っ張る。 マオ「ん?あ……ああ」 ロウ「はて?ユリ殿、マオ殿。喫茶店に向かわれるのでは無かったですかな?」 ユリ「もー、リチャードさん慌てすぎだよー! メイド喫茶はあっち!」 ロウ「はっはっは、いや、すまんすまん」 マオ「僕は一人でいいんだが……そのほうが都合もいい」 ロウ「そうかそうか。それはご希望に添えずすまなんだのう。 いやはや、お若い人というのは本当に奥ゆかしいというか何と言うか――――おや」 (ユリがそう言って指さした窓ががしゃんと割れて、中から椅子が飛び出してきて下に落ちた。 ) マオ「これは……!?」 ロウ「はて・・・?フィジルの喫茶店ではたいそう変わった茶の入れ方をするのじゃのう」 ユリ「あれ?新手のアトラクションかな?」 ヴ「こ、これは、本当に大丈夫なのか?」 首をひねるユリの持っている魔法の手帳が、着信を示す音を立てた。 見れば、『でいりぃ・ふぃじる』全記者への通達が新しく書かれている。 通達【2階薬草学科猫耳メイド喫茶で、怪生物襲撃の情報あり。 なお、生徒会役員にも召集がかけられた模様。 最寄りの記者は直ちに状況を確認されたし】 (生徒会本部よりテレパシー 校舎二階の喫茶店にて異変が発生 近くにいる役員は、至急現場に急行してください) ユリ「あ!リリアーナ達の猫耳メイド喫茶を謎の怪生物が襲ってるって! マオマオは生徒会から何か連絡入ってる!?」 ロウ「なんだと?!」 マオ「たった今連絡が入った、至急手の空いている生徒会員は喫茶店へ向かえとの……」 ヴ(きっと恐ろしいUMAに違いないと、一人謎の怪生物を想像してしまう。 全身真っ黒い鎧のような外皮に覆われて頭部には長く伸びる触角、さらに『愚カモノ共ガ』と周囲を跳ね飛ばす馬鹿力。) ヴ「あわわ…えらいこっちゃ!」 ユリがマオに確認を取ったとき、爆発音に続いて校舎の窓から極太ビームが発射された。 ユリ「スクープだーっ!みんな!私先に行ってるから、後はよろしく!」 言いたいことだけ言い終えると、ユリはデッキブラシに飛び乗って一直線に猫耳メイド喫茶を目指した。 マオ「おい!!待て僕も!!……くそ、何か、何か足になるものはないのか!?」 ロウ「うぬうう、こうしてはおれん!!」 明後日の方向へ一目散に走り出そうとしたロウの足を止めたのは、マオの一言だった。 マオ「ヴァンエレン!使い魔のコウモリを召喚して、 僕をあの二階の喫茶店まで運んでくれ!! 礼なら後でするから頼む! 」 ロウ「事は一刻を争う、急いでくれ!!」 ヴ「しょうがない、どうか生きて再びここを通らんことを…」 (残った使い魔を呼び出して、自身もコウモリに身を変えてマオとリチャードを乗せて空飛ぶ絨毯のように空を舞いユリを追いかける。) ロウ「ほう、これは便利だ!さあ急いでくれ」 (猫耳メイド喫茶内) ユ リ「でいりぃ・ふぃじる突撃報道部のユリ・オオヤマ参上! 謎の怪生物がどうなったかと、どんな事があったのかを説明してください!」 メイド「え?えと、リリアーナが連れてきた尻尾が三本ある子犬が、魔法障壁の効かない光の矢で攻撃してきて。 その小犬は、近くにいたピッコロさんやレイド先生が撃退したんだけど…」 マイクを向けられて説明を始める猫耳メイドだが、説明は長く続かない。 リリ「だめ!!膨張する圧力で隔絶空間がもたない!!皆、早くここから離れて!!」 メイト「キャー!キャー!助けてーっ!!」 ユリ「あ、ちょっと!まだ聞きたいことがあるんだってば!」 そんな制止でメイドが立ち止まるはずもなく、ユリもインタビューを断念せざるを得なかった。 (教室に隣接するようにして使い魔たちが滞空する。 ヴ「一体なにがあったのだろうか?」 マオ「さあな、とりあえず普通じゃないことは明らかだ」 ロウ「むっ、あのメイド姿は!!」 リチャードとマオの横にヴァン本体が半壊した教室を一望して唖然とした一言。 リリ「だめ!!膨張する圧力で隔絶空間がもたない!!皆、早くここから離れて!!」 リリアーナがなにやら叫んでいる…とその頭上に膨張しだす死体の姿があった。 ヴ「あー…これはなんともヤバイ雰囲気がするのだが?」 ロウ「こら使い魔達、もっと窓際に寄るのだ!!逃げ遅れた者たちを助けなければ・・・ええい不甲斐ない!!」 マオ「リチャードさん、危険です!それに多分大丈夫です。一応あいつらも僕には遥か劣るとはいえ魔法使いですからね」 そうしているうちに、リリアーナはケオス達と一緒に姿を消した。 他の教師や生徒達も、それぞれうまく逃げ出せそうだ。 (ユリは後から追いついてきたマオたちの所に行き、聞いてきたことを説明する。) ユリ「リリアーナが連れてきた犬又が、魔法障壁の効かない攻撃で暴れ出したんだって。 それは退治できたんだけど、何か危なそうだから早く離れた方が良いみたいだよ!」 ロウは詰めていた息を吐くと、流れるような仕草でヴァンエレンの襟首を掴んだ。 ロウ「ヴァンエレン殿。漢の見せ所ですぞ」 ロウは満面の笑みを浮かべると、ヴァンエレンをマオとユリの真中あたりに放り出す。 ロウ「淑女達を守るのは紳士の本懐。それが美しい女性達なら尚更のこと。 このリチャード、ヴァンエレン殿のお手並みとくと拝見といたしましょうぞ、ほっほっほ」 ユリ「かっ……感動だーっ!!ありがとうヴァンエレン! これで爆発を限界突破の距離でスクープできるーっ!」 ヴァンエレンの気持ちも知らず素直に感動したユリは、素早くヴァンエレンの後ろに回った。 迫り来る敵の騎馬軍団に、味方を守るため、槍を手にして1人で立ち向かう漢の意地を見たような心境なのだ。 豪快な爆発が不幸な吸血鬼に襲いかかる! マオ「ヴァ……ヴァンエレーンッ!!」 そして大爆発!!なんということかヴァンエレンは 両手を広げて爆風をすべて受け切っている!! ユリ「スゴー!!」 ユリはそんなヴァンエレンに感心しながら、爆発の被害を手帳に書き留めた。 ちょっとカッコイイがヴァンエレンがこんなこと望んでやっているわけない! あいつはこんなことやれるようなやつじゃないんだ! あぼ~ん メイド喫茶内が巨大な爆風に飲まれていった。 ユリ、リチャード、マオはあるモノを盾にして無傷、そしてそのあるモノは…。 両手を広げて爆風をすべて受けきって尚、仁王立ちを崩さなかった。 太陽の光の下というハンデを負った男が背負ったものは意地か、友情か、愛情か…。 その代償は正面全体が黒コゲて所々で煙が立ち上っている。 マオ「お、おいヴァンエレン……だ、だいじょう……うわっあわわっ!」 すべてが終わっての一瞬の静寂の後に、とうとう力が尽きたヴァンの使い魔は消えうせて自身の飛行もままならないまま落下した。 ユリ「おおっとっと!」 急に足場となっていたヴァンエレンの使い魔が消え、ユリは慌ててデッキブラシをつかむ。 マオ「ヴァンエレン!しっかり足場作って無いとダメ……じゃ…」 地面に当たる瞬間、吸血鬼は伝承の通り灰になってあたりを舞う。 ユリ「あー!ヴァンちゃんが灰になっちゃったー!!」 驚いたユリは急いで地面に降り立つ。 ユリ「えーっと、灰になった吸血鬼って、どうやって復活するんだったかな…」 ユリは急いで手帳に何事か書き込み、飛び散ったヴァンエレンの灰を集め始めた。 ロウ「凌ぎきられた暁にはイージスの盾とお呼びしようと思っていたが・・・残念じゃのう」 マオ「お、お、お前!!なんてことしてくれるんだ!!」 客分だろうがなんだろうが関係ない!僕はリチャードに掴みかかる。 マオ「ヴァンエレンは紳士なんかじゃない、ただの臆病者だ! それなのに無理矢理………させるから…」 そこまできてリチャードの肩に使い魔の蝙蝠を見つける。 僕はゆっくりと優しくそのコウモリを手で包み込む。 マオ「ヴァンエレン……う……うぅ……うぇぇぇぇん!ヴァンエレーン!!」 -[[ヴァンエレンの夢(マッチョ妖精ver) ヴァンエレン復活の儀式
https://w.atwiki.jp/k-courtyard/
K courtyard(Kコートヤード)のご紹介 ~中野坂上に住まう~ 再開発で生まれたビルと地下鉄駅を中心に、古くからの住宅街もいまだ健在な街。 新宿副都心の高層ビル郡に向きあい都心に暮らす利便性とステータスを味わいながら、 中庭の緑に触れ、自然を感じることの出来る住まい。 ■建物概要 所在地:中野区本町1丁目 構 造:鉄筋コンクリート造3階建 戸 数:37戸 間取り:1R~1LDK(25~37㎡) ■コンタクト(空室状況・家賃などにつきましてはコチラまでお問い合わせください。) ENJ(えんじ)不動産 Tel:03(5327)3627 / Fax :03(3223)5712 E-mail:info@8enj.com
https://w.atwiki.jp/kodeland/
K-courtyard(Kコートヤード)のご紹介 ~中野坂上に住まう~ 再開発で生まれたビルと地下鉄駅を中心に、古くからの住宅街もいまだ健在な街。 新宿副都心の高層ビル郡に向きあい都心に暮らす利便性とステータスを味わいながら、 中庭の緑に触れ、自然を感じることの出来る住まい。 ■建物概要 所在地:中野区本町1丁目 構 造:鉄筋コンクリート造3階建 戸 数:37戸 間取り:1R~1LDK(25~37㎡) ■コンタクト(空室状況・家賃などにつきましてはコチラまでお問い合わせください。) ENJ(えんじ)不動産 Tel:03(5327)3627 / Fax :03(3223)5712 E-mail:info@8enj.com