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TV版エンディング「Brave Love, TIGA」にのせて、かつてのティガの活躍が流れる。 グリッターティガによって邪神ガタノゾーアは倒され、世界に平和が甦った。 アートデッセイ号の艦上で、ティガことダイゴが仲間達と合流する。 ダイゴはレナに石になったスパークレンスを手渡す。すると、スパークレンスは光の粒子となって消えてしまう。 レナ「もう・・・ウルトラマンにはなれないね・・・」 ダイゴ「人間はみんな、自分自身の力で光になれるんだ」 頷くレナ。すると、ヤズミの声が響く。 ヤズミ「おーいみんなー、記念写真を撮りましょう!」 アートデッセイ号の艦橋をバックに、GUTSのメンバーが勢ぞろいする。 ヤズミ「一たす一は?」 全員「にーっ!」 一方・・・ 「F計画始動 これにともない特別調査チーム編成 調査対象 超古代遺跡「ルルイエ」....」 一人の人物が、パソコンのキーボードを打っている。 「極秘」 あれから2年―――――。 一隻の調査船が、超古代遺跡ルルイエを目指し、南太平洋を渡っていた。 その調査隊に同行していたのは、GUTSのイルマ隊長であった。 イルマ「はぁ・・」 サエキ「顔色がすぐれませんね」 ルルイエ調査隊隊長、サエキ。 イルマ「ええ・・少しめまいが・・・」 サエキ「私も何度か調査に訪れていますが、未だに慣れる事がない。本当に嫌な場所ですよ、ここは・・・」 ルルイエが目前に迫っている。 イルマ(語り)「ルルイエ・・・。それは、邪神ガタノゾーアにウルトラマンティガが最後の戦いを挑んだ場所・・・・・」 調査隊がルルイエに到着する。 サエキ「先発隊これより、遺跡内に入る」 ナグモ「了解しました」 サエキは、調査隊とイルマ隊長を連れて、遺跡内に入っていく。 サエキ「この奥だ、行くぞ!」 調査隊「はい!」 そして、ルルイエ最深部に到達する。 そこには、不気味な紋章の刻まれた壁があった。 サエキ「間違いない、この壁の中だ!」 調査隊は掘削機械で壁に穴を開けていく。すると突然、イルマ隊長は不吉な予感を察知する。 サエキ「よし!爆薬をセットしろ」 調査隊「はい!」 作業員達は爆薬を取り出していく。しかし、イルマ隊長は作業員達を制止しようとする。 イルマ「ここを、ここを開けてはいけない!」 サエキ「下がってください、危険です!下がってください!・・・セットしろ」 作業員「はい」 イルマ隊長を振り切り、作業員に爆薬をセットさせる。 ルルイエ上空で雷が鳴っている。 サエキ「爆破用意、点火!」 作業員がスイッチを押すと、壁が爆破される。 サエキ「ようし、行くぞ!」 壁の中には、「カミーラ」「ダーラム」「ヒュドラ」という三体の巨人の像があった。 サエキ「ウルトラマンの石像だ・・・しかも三体!」 イルマ「違うわ・・・」 サエキ「違う?」 イルマ「これは・・・もっと恐ろしい存在・・・!」 三体の巨人像を見上げるイルマ隊長。すると、闇のオーラが巨人像の周りを飛び交う。 イルマ「闇の、巨人・・・・・・!」 ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY
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天才詐欺師のジェイク・ヴィグは仲間と共にライオネルから金を騙し取る中、その金が暗黒街の大物・ウィンストン・キングの資産で暗殺されるのを恐れたジェイクらはキングとの交渉で保証金となる500万ドルを様々な策で銀行家・モーガン・プライスとプライス信託銀行の部長・グラントから騙し取る中、FBIの捜査員・ビュターンが目を光らせ、仲間であるゴドーは金を空港へ持ち運ぶ中、キングとその部下の殺し屋・ハーリンに殺されバッグを奪われ税関を抜ける中、警察に検査され中には麻薬が入っており2人は逮捕される一方でキングの部下のトラヴィスと、キングに寝返っていたリリーにジェイクが金の行方を尋問される中、リリーが最初のシーン通りにジェイクを射殺した。 回想。ベットで寝てたジェイクとリリーが話す。ジェイク「信頼、殺したのか?謎めいた言葉だ」リリー「わからない」 リリーがジェイクを射殺したピストルは床に落ちる。 トラヴィス「俺の前でバカなことをしやがって!俺に近づくなよ。消え失せろ!」 リリーはトラヴィスの元を立ち去り、トラヴィスも車にそれぞれ乗り、死んだジェイクの元を立ち去る。 ジェイク「俺は死んだ。でもリリーを責めるか、リリーを信じるべきだったのか」 変わってFBIの捜査員・ビュターンが映り、税関職員がバックを確認する場面となる。 ジェイク「だが、遅かれ誰かれ早かれ、誰かが質問をする。FBIは悪徳刑事の逮捕に自分が出動したことを」 税関職員が黒いバッグを確認する。 ジェイク「マンザーノとウィットワースは何故バックに麻薬が入ってた事。キングとプライスは金がどこに消えたかと」 税関職員が黒いバッグをビュータンに渡した。 ジェイク「そしてビュータン特別捜査官は本当は何者なのか…」 ビュータンは合衆国税関である身分証明書を職員にみせる。 変わって死んでいたジェイクの元に1台の車がやってきた。 運転していたのはビュータンであった。 ビュータン「乗ってくか?」 するとリリーに射殺されたはずのジェイクは起きる。 ジェイク「いや…どうだった?」 ビュータン「スムーズ」 回想。ビュータンがジェイクと裏取引をしている。ジェイク「ロスの警官なら、20ドルで駐車違反は目をつぶってくる。だがそれが連邦捜査官ならどうだろう?」ビュータン「次は何をするんだ」ジェイク「こうしてビュータンと俺は友になった」 ジェイク「おい、またそのネクタイ締めてるのか?」 ビュータン「気に入ってるのさ」 ジェイク「分け前とったか?」 ビュータン「ああ、貰った」 ジェイクは車から黒いバッグを取り出す。 ジェイク「次はどこに行く?どこへ行こうとあまり長居するな」 ビュータン「くたばるなよ」 ジェイクとビュータンは握手をする。 ジェイク「そうだな」 ビュータン「いい女だ」 ビュータンは去ると回想シーンになる。 ジェイク「遅かれ早かれ、当然の質問は答えよう。なぜなら詐欺は芝居と同じだ。役割を知らないのはカモだ」 ジェイクは射殺偽装用のチョッキを外す。 ジェイク「チェスのようにすべて動きを頭の中で計算する。だがどうでもいい俺は死んだ。誰にも俺は訪ねない」 すると別の車がやってきて、そこには死んだはずのゴドーと裏切ったリリーとマイルスがいた。 リリーはトラヴィスをかく乱するために芝居をしていた。 ジェイク「落とし物だ」 ジェイクは射殺偽装用の拳銃をリリーに渡す。 ジェイク「ああ、マイルス。頼めるか?」 マイルス「もちろんさ」 ジェイクは大金が入っていた黒いバッグをマイルスに渡す。 ゴドー「行くぞ!」 最後はその車に乗った4人が夜中の街中を走る中、後部座席にいたジェイクとリリーが深くキスしたところで終わる。 (終)
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タイトル ジャンル 作成者 ラブライブ!(第1期) アニメ 陽ノ下大輝 ラブライブ! The School Idol Movie アニメ 陽ノ下大輝 レクリエイターズ アニメ ジーク 烈車戦隊トッキュウジャー 特撮 ブラック・マジシャン 烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS 特撮 ブラック・マジシャン 列車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル 特撮 ジーク 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE 特撮 ブラック・マジシャン ロックマンエグゼ AXESS アニメ W・サード ロックマンエグゼ Stream アニメ W・サード ロックマンエグゼ Stream 光と闇の遺産 アニメ W・サード ロックマンエグゼ BEAST アニメ W・サード ロボットガールズZ プラス アニメ W・サード
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グイド・オレフィチェは田舎町に引っ越した中、女性教師・ドーラとの出会いを切欠に結婚し息子・ジョズエを儲けた中でドイツ軍に一家諸共強制収容所へ連行されドーラと離れ離れになった中、グイドは強制労働される絶望的な状況でもジョズエを悲しませないようする。 その中でドイツ軍は不利な状況下になり撤退することを機にグイドはゲームの遊びとしてジョズエを「ゴミ箱に隠れ、人がいなくなったら出るように」に言った後、グイドはドーラを探す中でドイツ兵に射殺されてしまう。 そして朝となった強制収容所でドイツ軍は車両に乗って次々と撤退する。 強制労働されていた人々が収容所付近を歩き、外に出た後、ゴミ箱から出たジョズエは人がいないのを確認しゆっくり歩く中で大きな轟音に気付き振り返るとソ連軍の戦車がやって来てジョズエは何も言葉が出ないように口を開けて驚く。 ジョズエ「本当だ!すごい!」 ジョズエがそういう中で戦車からパイロットが出てくる。 戦車のパイロット「やあ、坊や。一人か?名前は?」 戦車のパイロットがそういう中でジョズエは外国語が分からないのか頭を左右に振る。 戦車のパイロット「英語がわからない?。乗せてあげよう」 戦車のパイロットがそういったあと、わかる言葉に反応したのかジョズエは戦車に乗り、ソ連軍の数台の車両、強制所の囚人がたくさん歩く光景が映る。 その中でジョズエは何かに気づき声を出す。 ジョズエ「ママ!」 戦車のパイロット「ストップ!」 戦車のパイロットがそう言って、戦車を止める。 ジョズエ「ママ」 ジョズエは戦車から降りた後、母親であるドーラのもとへ行く。 グイド(ナレーション)『これが僕の物語、これは父の命がけの愛』 ジョズエがやってくると、ドーラはジョズエを抱き着く。 ドーラ「ジョズエ!」 ドーラはそういった後、ジョズエにキスをする。 グイド(ナレーション)『父から僕への贈り物だ』 ジョズエ「ママ、僕たち勝ったよ!」 ドーラ「そうよ勝ったのよ!ジョズエ!」 ジョズエ「千点だよ!すごいよね!もう最高だよ。一等賞だよ!戦車に乗ってお家へ帰れるんだよ!僕たちが勝ったんだ~!」 (終)
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マーカス・バーネットとマイク・ラーリーの2人となるタッグ「バッドボイーズ」は警察署から盗まれた1億ドル相当の大量のヘロインを奪還の中でその黒幕となるフーシェを追い詰めて手下を一掃後、バッドボーイズは救出したジュリー・モットと共に国外逃亡しようとするフーシェをカーチェイスで追いかける。 マイク「もうちくしょう!俺のことうちやがって!ただじゃおかねーぞ!あの野郎!」 マーカス「俺だって!撃たれた!」 マイク「大丈夫か?」 ジュリー「マーカスにタックルされたのは聞いたけど。私は大丈夫よ!」 空港の滑走路内でのカーチェイスの中で車に乗った3人はフーシェを追いかける。 マーカス「やつだけじゃねーぞ!ジュリーをさらい、俺まで銃向けやがって!逃がさねえ!」 マイク「マーカスひとつだけ聞いておきたいんだけどな。俺は危ないって言ったのにこの車を取りに行ったのか?」 ジュリー「黙ってなさいよ!運転の邪魔でしょ!」 マイク「撃たれたら運転が急に上手くなったじゃねーかよ」 マーカス「お前には黙秘の権利がある!これからの発言はすべて法廷での証拠となる」 マイク「逮捕してから言えよ」 マーカス「時間の節約だい!」 マイク「踏み込み全快だ!」 マイクの言うとおりにマーカス、車のスピードを上げてフーシェを追い詰める。 マイク「壁にぶつかるなよ!隙間を抜けるんだ!命はないぞ!激突したらバラバラだからな!あいつに負けるんじゃねえぞ!勝てよ!×2」 マーカスは前方のコンクリートの壁に近づいた瞬間、車を曲げてフーシェの車にぶつけて、3人の乗った車は壁の間の隙間を通り 、フーシェの車は壁に激突し大破した。 マイク「運転のやり方が分かっただろ?これからはこういう運転をしろ!」 車の大破に巻き込まれフーシェはまだ生きており、3人は車から降りてマイクは拳銃を構え逃げるフーシェに狙いを定める。 マイク「止まれ!」 マーカス「殺す価値はないぞ?」 マイク「止まれ!」 マイクはそういった後、フーシェは脚を撃たれ転倒し、その後に数多くの警官隊の車両が一斉にやってくる。 マーカス「フーシェ、今朝ベッドで目が覚めた時は足打ち抜かれるなんて、見なかったろ?」 フーシェ「殺す根性はないのか…」 マイク「さあどうかな?殺そうと思えばいつでもやれるぜ。射撃は腕にはちょっとばかり自身があるんでな。10m先を走ってる的はまずは足を狙う動きを止めれば勝ちだ。こんな近くからとどめをさせる」 マーカス「マイク!」 マイク「それがプロってもんだ」 フーシェ「やってみろよ」 マーカス「マイク、やめろ!」 フーシェ「ほら、やれよ…。撃て×2!」 フーシェはそういう中、マイクはマーカスに制止される。 マーカス「もう終わりだ。ふん最低のやつだぜ。弾を使うだけ、もったいない。終わりだ」 そんな中、フーシェは隙を狙ってポケットに隠してあった拳銃を二人めがけて発砲しようとした瞬間、 マイクは拳銃が銀色であることにその反射に気付いたのか咄嗟に発砲しフーシェを射殺する。 マーカス「やっぱお前は最高の相棒だよ」 マイク「何てドンパチの後はこうやって5センチになるんだろうね」 マーカス「生きてて嬉しいのさ。だろ?」 マイク「そうだな。お前も最高だ。そう、じろじろ見るなよ。血が滑っただけだ」 マーカス「やっぱいい相棒だ」 マイク「なあ、お前は俺の兄弟だろ?」 そんな中、ジュリーが2人の元にやってくる。 ジュリー「じゃあ、私は?」 マイク「あんたね…」 マーカス「お前はよぉ…ちょっとあぶねーんだよ」 マイク「一緒に言うとなんだか…撃ち合いが始まっちゃうから…」 マーカス「でも、よくやったよな。安心したぜ本当」 ジュリー「それで?次は何?」 マーカス「何って、もう次はないんだよ?」 マーカスがそう言うとマイクとジュリーを繋いだ手錠を解除しようとする 。 マイク「おい、マーカス何だ。てめえ」 マーカス「マイクに惚れたんだろ?。捕まえとけここでなしっかりと。オーマイグローリー、 俺、帰って女房と楽しくやってよう」 マイク「一体、何の冗談だよ?」 マーカス「俺もボロボロで冗談どころじゃねえ」 そんな中、警官が片足を負傷したマーカスの心配をする。 マーカス「平気だよ。一人で歩けるって。助けなんかいらねえよ」 マイク「足を撃たれてたら、かみさんと二人きりになっても物が成り立たねえだろうよ!」 ジュリー「マーカス、鍵頂戴よ!」 最後はマイクとジュリーがマーカスに手錠を解除しようと呼びかけたところで終わる。 (終)
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太極拳を指南するモモコ(ピンクマスク)。その手刀は積まれた煉瓦を割り、踵落としは積まれたブロックを、肘打ちは積まれた煉瓦を割る。 息を飲む、類稀な美貌とは裏腹な冴えだ。 感心する弟子の子供達。 弟子「先生、すごい!」 モモコ「みんなだってできるわよ。人間に不可能はないわ。努力すれば誰だってできるの」 弟子「本当に? 本当に努力すればできるの?」 モモコ「己を信じ、決してへこたれず、最後までやり抜けばね。できるかな? みんな」 頷く弟子達に「じゃあ約束しましょう。モモコ先生との約束」と言って印を結ぶモモコ。そこに黒い道着姿の女が現れる。 罠!沈む巨大ロボ 女「そんな拳法に騙されては駄目よ」 モモコ「あなたは誰?」 女「骨(こつ)妃(ひ)と申します」 モモコ「骨妃……」 骨妃「子供騙しの、間違った拳法を正すために全国を渡り歩いてる者です」 モモコ「私の拳法が子供騙し? 間違ってるとおっしゃるの?」 骨妃「はい。そして、あなたのようにご自分の非を認めない者には……実力で間違いを正して差し上げます」 言い終わるなり、襲い掛かる骨妃。道着を裂かれ、吹き飛ぶモモコ。 血を吐き、為す術なくいたぶられるモモコを見て弟子の一人は「強ええ、本物だ」と感心する。 振り下ろされた骨妃の拳が怪物のようになる。驚くモモコにとどめを刺して、骨妃が木の上に跳び上がる。 追おうとするモモコだが、骨妃は軽々と逃げ、さらにその体が宙に浮く──。 地底帝国チューブの本拠地・地帝城。 アナグマス「地底帝国最強の美女、骨妃じゃ。あの女こそがグレートファイブを倒す!」 バラバ「グレートファイブを?」 オヨブー「何と!」 イガム「あんな女に一体どうやって……」 アナグマス「黙って見ておれ。340年も生きてきたこのわしがグレートファイブを倒すと宣言したからには、必ず倒す」 モモコ(いけない……あの女はただの女ではない……!) 骨妃に恐れを抱くモモコ。 そこに弟子の少女が現れ、ユウスケとミチオが骨妃の弟子になって黒天山に行ったと語る。我が身を顧みず向かうモモコ。 光戦隊基地では、姿長官がモモコの危機を察知していた。 駆け寄る光戦隊の四人に姿長官は、不吉な予感がすると言う。 黒天山。 モモコは宙に浮くユウスケとミチオを見つける。 モモコ「ユウスケ君!」 ユウスケ「見たか! これぞ空中浮遊の術!」 モモコ「ミチオ君!」 ミチオ「骨妃先生に教えてもらったのさ」 自慢げに言う二人。 モモコ「いけない。あなたたち、騙されてるのよ!」 ユウスケ「違う! 骨妃先生がすごいのさ。教えてくれたらすぐにできちゃうんだもん」 モモコの背後の物陰で、アナグマスが呪文を唱えている。 二人はアナグマスの魔術で宙に浮いているのだ。 モモコ「君たち……あたしを信じて! 君たち……」 ユウスケ「『努力すれば』でしょ?」 ミチオ「ほっといて。俺たちはこんなにできるようになったんだから。じゃあねー」 モモコの言葉に耳を貸さず、飛んでいく二人。そこに骨妃が現れる。 モモコ「お前は一体何が目的なの!?」 骨妃「言ったでしょ? 子供騙し、間違った拳法を正す者」 再度打ちのめされるモモコの下に四人が駆けつける。 オヨブーとアングラー兵が現れ、チューブの者と気付いて変身する四人。しかしモモコだけは変身せずに骨妃と戦う。 イエローマスク「モモコ! なぜ変身しないの?」 モモコ「子供達との約束を守るためよ。己を信じ、生身で戦い、決してへこたれず、最後までやり抜く……そう子供達にも教えた!」 自ら道着の裾を破り、ほどけたバンダナの代わりにして敢然と立ち上がるモモコ。 モモコ「……許さん!!」 アングラー兵を投げ飛ばし、骨妃を追うモモコ。その前にユウスケとミチオが倒れ込む。 モモコ「アナグマス……!!」 アナグマス「かわいい弟子を預かっていることを忘れるな」 アナグマスの手から放たれる炎のような光線を受けて悶える二人。 アナグマス「骨妃、とどめを」 骨妃が地帝獣ドクロドグラーの正体を現す。背中の骨からの破壊光線に怯み、投げられるモモコ。 ユウスケ「先生ー!」 ミチオ「助けてー!」 冒頭で自分が発した言葉が、モモコの脳裏をよぎる。 モモコ「約束を破っちゃいけない。この体で戦ってきたんですもの。見せてあげる、約束の教えを」 アングラー兵とドクロドグラーの銃撃に屈せずモモコは敢然と挑む。 ドクロドグラーの拳を掴んで投げ、正拳を決める。 モモコが自らの教えを示そうと戦えば戦うほど、恐ろしい罠にはまっていくことを、その時はまだ誰も気が付かなかった……。 四人が駆けつけてユウスケとミチオを助け出し、モモコを抱え起こす。 レッドマスク「よくやった、モモコ。君はモモコ先生として十分に戦ったんだ」 モモコも変身し、マスクマンが五人揃った。 しかしアナグマスは「作戦通り。後になって驚くなよ」と言い残して引き上げる。 ピンクマスクはマスキーリボンでドクロドグラーの動きを封じ、柄で突き刺し、とどめに蹴りで吹き飛ばす。 レッドマスク「よし、ショットボンバーだ!!」 ダメージの大きいピンクマスクはふらつくが何とか照準は定まり、ショットボンバーが炸裂。爆散するドクロドグラー。 しかしピンクマスクも力尽き、変身が解けて倒れてしまう。 アナグマス「今です、ゼーバ様!」 地帝王ゼーバが差し向けたエネルギー獣オケランパの光線が、ドクロドグラーを再生・巨大化させる。 レッドマスク「モモコ、しっかりするんだ!」 姿長官「しまった! ピンクマスクは体力の限界を超えて、エネルギーを使い果たしてしまったんだ。体力が回復するまで、変身不能だ」 四人は自分達だけで戦うよう言われる。 レッドマスク「……やるしかない!」 イエローマスク「モモコ、あなたの分まで頑張るわ」 地帝城。 アナグマス「分かったか! これがわしの作戦じゃ。ピンクマスクに決定的ダメージを与えたゆえ、マスクマンはグレートファイブを四人で操縦しなければならん!」 イガム「なるほど。いかにマスクマンといえど、四人ではグレートファイブの全能力を発揮することは……」 アナグマス「できん」 ゼーバ「とくと見るがよい、グレートファイブの最期を!」 母艦・ターボランジャーからグレートファイブが発進。 四人のマスクマンが乗り込む。 レッドマスク「いいか、四人で頑張るんだ」 ブラック・ブルー・イエロー「分かった」 姿長官「みんな……頑張ってくれ」 手にした骨の剣でグレートファイブを攻め立てるドクロドグラー。 たちまち膝をつくグレートファイブに背中からの骨ミサイルと目からの光弾が命中。 イエローマスク「右エンジン、出力低下!」 レッドマスク「第三燃料タンクのバルブを全開しろ!」 ブラックマスク「左エンジンもおかしいぞ!」 ブルーマスク「こっちも手が離せないんだよ!」 猛攻に宙を舞うグレートファイブ。コクピット内の計器が爆発する。 勝ち誇るアナグマス。 レッドマスク「よし、ファイナルオーラバーストだ!」 再び計器が爆発し、コクピットの灯りが消える。 イエローマスク「第一、第三回路破損!」 レッドマスク「予備回路に切り替えろ!」 ブラックマスク「駄目だ! そっちもやられている!」 ブルーマスク「何だと!?」 レッドマスク「残りの全エネルギーを集めるんだ! 光子斬りで立ち向かうしかない!」 四人は持てる力を振り絞り、光電子ライザー光子斬りを決める。 ドクロドグラーは骨を散らして爆発。 レッドマスク「四人で切り抜けたぞ……!」 ブルーマスク「やった……」 アナグマス「……これからだ」 その時、地面の骨が爆発し、地割れが発生。グレートファイブが飲み込まれていく。 モモコが目を覚まして駆けつけるが……。 ブルーマスク「やっぱり四人じゃ無理だ!」 姿長官「グレートファイブは諦めるしかない! 緊急脱出装置を作動させるんだ!!」 ためらう四人。 姿長官「言うことを聞けっ!! お前達を失いたくないんだ……」 モモコの前でグレートファイブは完全に没し、「みんな!」の叫びが木霊する。 チューブの地上制覇を確信し、ゼーバを讃える幹部とアングラー兵。 ゼーバ「もはや我が行く手を阻む者はない! 今こそ総攻撃のチャンス!!」 バラバ「はっ!」 イガム「地底帝国」 フーミン「チューブに」 オヨブー「栄光あれ!」 アナグマス「栄光あれ!」 傷つきながら辛くも地上に脱出した四人が、モモコと合流。 モモコ「みんな……みんな、ごめんなさい! 私が、私が乗っていれば、こんなことにならなかったのに……」 タケル(レッドマスク)「モモコ……」 謝りながら泣き崩れるモモコ。 姿長官「いや……よくやったよ、モモコ。君は小さな命を救ったんだ」 「モモコ先生!」の声と共にユウスケとミチオが駆け寄り、モモコと寄り添う。 モモコ「無事でよかった……よかった!」 ユウスケ「先生……ありがとう!」 微笑むモモコ。 それを見守る四人。 二つの尊い命を救うことができた。よかった──みんな心の底からそう思った。だが、グレートファイブは地中深く埋まってしまった。グレートファイブなくして、明日からのマスクマンの戦いはどうなるのであろうか?果たして、地底帝国チューブの攻撃を防ぐことができるのであろうか? 姿長官が、光戦隊基地に飾られた「ハイテク曼荼羅図」を睨む──。 つづく
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あらすじ ジオンのEXAM搭載MS“イフリート改”を駆るエースパイロット“ニムバス・シュターゼン”は残された3つのEXAMを持って 連邦に亡命した“クルスト・モーゼス”を追って戦っていた。 その最中に彼は連邦のエースパイロット“ユウ・カジマ”とEXAM搭載MS“ブルーディスティニー1号機(以下BD1)と出会い(ユウがBD1に乗る前はジム・コマンドに乗っていた)互いのシステムが自動的に発動してしまった状態で戦うこととなった。 そして激しい戦闘の末イフリート改はBD1に追い詰められ危機に陥った。 しかし部下であるラウがかばって作ってくれたチャンスを期にイフリート改を破棄し脱出。 BD1もラウのドムのジャイアントバズーカのゼロ距離発射で頭部を破壊。トレーダーもイフリート改を破壊した。 彼らはクルストの居場所の特定に成功しEXAM搭載MS“ブルーディスティニー2号機(以下BD2)”を奪取し、クルストを殺害した。 そして彼はマリオンを病院に入れた。 トレーダーも失い、自分だけとなったニムバスはユウの“ブルーディスティニー3号機(以下BD3)”との決着をつけるために 戦うのであった。 (ここから先はゲームの展開です) ビームサーベルを持ち対峙するBD3とBD2。 ユウ「マリオン、すまん…。俺はヤツを…殺してしまう」 マリオン『それが彼の救いならば、私もこの手を……』 BD3がきらびやかな光を放つ。 ユウ「ニムバス!! EXAMの呪縛を断ち切る!!」 突撃するBD3。 ニムバス「貴様がEXAMを語るのかぁーーーー!!!」 突撃するBD2。 そしてお互いのビームサーベルがお互いの頭部に突き刺さる。 そしてきらびやかな光が放たれる。 ニムバス「……マリオン。 私は、どこで間違ったのか……な……」 マリオンと出会ったあの頃を思い出す。 マリオン「はじめまして。ニムバス・シュターゼンさん」 ニムバス「君は? あぁ、例の……」 マリオン「そ、私が例の被検体のマリオン。よろしくね!」 ニムバス「今のはなんだ!? システムが急に落ちたぞ!?」 クルスト「ニムバス! ついに、ついにEXAMが起動したぞ!」 ニムバス「博士、マリオンが……! 貴様、なにをやった!?」 ニムバス「マリオン、私にしてやれるのはこれくらいだ。 サイド6の病院でゆっくり休んでくれ…、君の犠牲を無駄にはしない」 こうしてニムバスの戦争は幕を閉じた。……しかし、彼の戦いは歴史に刻まれることはなかった。 「先生! すぐにきてください!! 例の患者さんが意識を……!!」 「こ、これは……? 奇跡か……」 マリオン「ふふっ、奇跡じゃない…。わたしを救ってくれた人達がいた、から……」 スタッフ&キャストロール
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地球。町中で防衛チームによるパレードが行われ、地球人、怪獣、宇宙人、皆がそれぞれ熱狂していた。 万丈「全宇宙の皆さん! 銀河連邦生誕記念式典もいよいよクライマックスです!!」 カメラマンの怪獣ビーコンと共に、マットジャイロに乗って空からパレードを中継する万丈アナウンサー。 万丈「地球も銀河連邦に加盟してから早数百年。今年もまた、宇宙人も怪獣もみんなが集まるこの日を迎えられた平和の喜びで満ちあふれています!」 マットジャイロは闘技場へ飛んでいく。 万丈「そしていよいよ、いよいよこの巨大闘技場に、全宇宙が憧れた英雄が現れます! この宇宙の平和の立役者、我らが地球の守り神~!!」 観客席には人間だけでなく、ピッコラ星のピッコロ王子や変身生命体リュグロー、音波怪獣ガラドラス、牛神超獣カウラといった怪獣たちの姿も見られる。 万丈アナ、ここからはアナウンス席に着いて実況。 万丈「ウルトラ戦士の中でも最強と謳われ、銀河を乱す数々の敵と、戦って!」 磁力怪獣アントラー、 万丈「戦って!」 灼熱怪獣ザンボラー、 万丈「戦い抜いた正義の超闘士!」 そしてエリマキ恐竜ジラースと『彼』の戦いの回想がインサートされる。 万丈「そうです、彼こそ我らがヒーロー!!」 その時、一つの影が闘技場のゲートを駆け抜けていき、リングに降り立った。 その男は、煌めく新装鉄鋼(ニューメタルブレスト)を纏ったウルトラ戦士。 そう、『彼』こそが──! 万丈「闘士(ファイター)──ウルトラマン!!!」 ウルトラマン超闘士激伝彗星戦神ツイフォン登場 その頃、北銀河のウルトラ前戦基地。 闘士ウルトラマンタロウ、闘士ウルトラマンジャック、闘士ウルトラマンエース、闘士ウルトラマンレオ、闘士アストラがそれぞれの専用重装鉄鋼(ダブルブレスト)(タロウのみ新装鉄鋼)を纏う。 新たなボディを得て「エースキラーS(スペシャル)」と名を変えたエースキラーも戦闘準備を完了している。 タロウ「行こう皆!」 タロウ達が前戦基地から宇宙へ飛び出していく。 タロウ「みんな、気をつけて! あの『ツイフォン』は、赤色彗星の中でも最大級のものだから……」 エース「大丈夫だって! 彗星の一つや二つ……」 エースが重装鉄鋼のエネルギー増幅メタルを引き抜き、剣へと変形させた。 エース「俺がこの新兵器、メタリウムソードでスパーッと片づけてやるよ! スパーっとな!! ダーッハッハッ!!!」 SD体型になって高笑いするエース。エースキラーSは呆れ顔だ。 エースキラーS「まったく、お気楽な奴だぜ」 エース「ホゲッ!?」
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~次回予告~鷹介『あいつを倒し、人々を助ける為にはどうしたら・・・』シュリケンジャー『皆・・・ミーを信じてくれ!』サタラクラ『プップ―!もうすぐ‘アレ‘が生まれちゃうもんね~』ナレーター『マンモスと6人』シュリケンジャー『気合入れて行ったるで!』 3体の忍狼獣ファングールが合体し、巨大な忍獣ファンゲロスとなった。 ハリケンジャーとゴウライジャーはシノビマシンを出撃させる。 寄生要塞センティピートでは、マンマルバが自分の手で殺したはずのカブトライジャーが出撃するのを見て驚く。 マンマルバ「な、何!?生きていたのか、カブトライジャー!?」 カブト「見ているか、マンマルバ!俺はまだくたばってはいないぞ!貴様の下らん予言など当たりはせん!」 レッド「それより一甲、早いとこやっつけて、ラーメン食いに行こうぜ。俺、もう腹減っちゃてさ~」 カブト「ふっ、いいだろう!」 レッド「英太橋の屋台が旨いんだ、約束だぜ!」 カブト「ああ」 旋風神、轟雷神とファンゲロスが相対する。 巻ノ三十三 マンモスと6人 マンマルバ「・・・ハリケンレッドめ、サソリの毒消しを作るためにワザと・・・やられたのラ!」 マンマルバがその場を去る。 ウェンディーヌ「マンマルバ・・・」 サタラクラ「まあいいって事よ。どの道、ボキの可愛い狼ちゃん達に勝てる訳ないんだから!」 サタラクラがファンゲロスを制御している犬笛を吹く。 レッド「行くぜ、皆!」 ブルー・イエロー「「おう!」」 旋風神、轟雷神はファンゲロスと戦うも、ファンゲロスのパワーに圧倒される。 レッド「このぉ!合体だ、一甲!」 カブト「よし!シノビメダル!」 レッド・カブト「「セット!」」 旋風神が射出したカラクリボール7号と轟雷神が射出したカラクリボール8号が展開、合体し、風雷丸になる。 風雷丸「我が名は風雷丸なり、各々方、合体でござる!」 「風・雷・合!はあ!」 「風吹き荒れて嵐呼び、雲引き裂いて雷走る」 「風と雷一つになりて、天下御免の三日月頭」 旋風神と轟雷神、風雷丸が合体し―― レッド「流派超越!」 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「風雷合体!!」」」 風雷丸「轟雷旋風神推参!」 轟雷旋風神が完成した。 レッド「よっしゃー、一気に止めを刺すぜ!究極奥義!」 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「ローリングサンダーハリケーン!!」」」 二の槍、チュウズーボを倒した轟雷旋風神の必殺技が、 ファンゲロスに炸裂した。 レッド「やった!」 だが、ファンゲロスは無傷だった。 レッド「何だって!?」 ブルー「嘘!?」 イエロー「全然効いてないのか・・・?」 ファンゲロスは轟雷旋風神に飛び掛かり、 押し倒してから連続して殴りつける。 館長「まずい!このままでは・・・やられる!おぼろ!」 おぼろ「え!?いや・・・そんなこと言うたかて・・・」 サタラクラ「よ―し!いけ、いっけー!」 サタラクラは犬笛を吹くが、口から口笛から落ちてしまい、 犬笛が二つに割れた。 サタラクラ「・・・壊れちゃった。あら・・・ってことは・・・」 制御を失ったファンゲロスは3体のファングールに戻って、どこかに去っていった。 サタラクラ「しまった~!」 サーガイン「なんで肝心な所でこうなるんだ!」 フラビージョ「バッカじゃないの!」 タウ・ザント「サタラクラ!再出撃を急げ!時間の猶予は無い」 サタラクラ「え?」 サーガイン・ウェンデイーヌ・フラビージョ「「「時間の猶予は?」」」 サタラクラ「無い!?」 おぼろ「は~、とりあえずホッとしたわ。皆、大丈夫か!」 轟雷旋風神が立ち上がる。 イエロー「あ、あれ?いなくなっちまったぞ、あいつら」 ブルー「どうして?」 クワガ「どこに行ったんだ?」 レッド「何だか知らないけど、助かったみたいだな~」 そこにシュリケンジャーの天空神が来た。 シュリケンジャー「ヘイ、ボーイ。呑気に構えてる場合じゃないぜ」 フラビージョ・ウェンディーヌ「「流星群が!?」」 サーガイン「我らにメッセージを・・・」 サタラクラ「伝えてたの!?」 タウ・ザント「そうだ、見ろ」 モニターに、ファングールに影を喰われ、狼人間にされた人々が映される。 タウ・ザント「ケダモノになりし者ども、町を埋め尽くすとき、最終奥義への扉が開く・・・」 シュリケンジャー「・・・そして、三つ首のケダモノ地を制する時、最終奥義ついに生ずる」 鷹介「それが邪悪なる意思からのメッセージ」 七海「流星群にそんな意味があったなんて」 シュリケンジャー「ジャカンジャは今まさに、そのメッセージの通りに最終奥義、つまり‘アレ‘を出現させようとしているのさ」 一鍬「三つ首のケダモノ地を制する時・・・という事は、あの狼さえ倒せば‘アレ‘は生まれないということか?」 一甲「だが、疾風と迅雷の力を合わせた轟雷旋風神でも奴を倒すことが出来なかった」 吼太「そうだよ!そんな奴に打ち勝つ方法なんてあるのかよ?」 シュリケンジャー「ある」 タウ・ザント「ただし!時同じくして、最大の敵もまた蘇るなり・・・」 サーガイン・ウェンディーヌ・フラビージョ・サタラクラ「「「「最大の敵?」」」」 鷹介「ジャカンジャにとって敵ってことは・・・俺達の味方って事だよな」 シュリケンジャー「イエ~ス!そいつは新たなカラクリメカの事だ」 鷹介「え?」 七海「新たなカラクリメカですって?」 シュリケンジャー「だが、そのメカを起動させるためには三流派を統一した6人の力・・・ 皆のシノビメダルが必要なんだ」 一鍬「シノビメダルが!?」 シュリケンジャー「そうだ、時間が無い。皆のシノビメダルを貸してくれ、プリーズ!」 吼太「ちょっと待てよ、俺達のシノビメダルを外したら、シノビチェンジできなくなっちゃうぜ」 一甲「もし・・・その間にジャカンジャに攻めいられたら・・・」 タウ・ザント「ぐずぐずしてる暇は無い、サタラクラ!ただちにファングールを見つけ出し、一刻も早く‘アレ‘を出現させるのだ!」 サタラクラ「ガッテン!ギョイ~ン、急がなくちゃ!」 鷹介「分かった、頼むぜ。シュリケンジャー」 鷹介がシュリケンジャーに自分のシノビメダルを渡した。 シュリケンジャー「・・・ああ」 吼太「・・・鷹介」 鷹介「俺達は町の人たちを助けに行く」 吼太「早いとこ頼む」 七海「お願い」 吼太と七海、霞兄弟もシノビメダルを渡した。 シュリケンジャー「OK,ベイビー。ミーに任せてくれ。 シー・ユー・レイダー!」 シュリケンジャーは走り去っていった。 おぼろ「新しいカラクリメカやて?あっ、そういえばカラクリシステムについて記した古い文献にそのような事が・・・え~、どこやったかな?」 館長「よもや、御前様が・・・?」 女子高生「カオリ、キョウコ、やめて!」 七海「逃げるのよ!」 七海が狼人間にされた友達に襲われていた女子高生を助ける。 女の子「助けて~」 吼太「ちゃんと捕まっててね!」 吼太が、女の子を背負って、狼人間から逃げる。 霞兄弟は、老夫婦を襲っていた狼人間を止める。 一甲「逃げろ!」 一鍬「早く!」 鷹介は、大勢の狼人間に囲まれていた。 鷹介「待て、やめろ!話せば分かる!」 鷹介の近くには、勤め先の派遣会社の九十九社長がいた。 鷹介「しゃ、社長!?こんな所にいたら危ないっすよ」 九十九は既に狼人間にされていた。 鷹介が、九十九達狼人間にのしかかられた。 鷹介「うわ―!」 マンマルバは自室にいた。 マンマルバ「予言で見えたビジョンはカブトライジャーの死を意味するものではなかった、 ならば残るもう一つのビジョン、あれも俺の死を意味するものでは・・・ウ~ラ~ラ~」 香炉から出た煙に、カブトライジャーがマンマルバを倒す映像が映った。 マンマルバはその映像をかき消す。 マンマルバ「何だと!?カブトライジャーが俺を倒すラと!」 マンマルバは腹立たしげに立ち去る。 その後ろには、謎の繭があった。 サタラクラは森に来ていた。 サタラクラ「犬笛直しちゃった、ボキって器用~」 「さあ!かくれんぼはもう終わりよん!いい子だから出てらっしゃい、狼ちゃ~ん」 サタラクラが修復した犬笛を吹くとファングール達が近寄って来た。 サタラクラ「ははははは、いた―!会いたかったよ~、ん?」 サタラクラの近くを天空神が飛んでいた。 シュリケンジャー「御前様、6つのシノビメダルはゲットしました。 これよりプロジェクトの最終段階に入ります」 サタラクラ「ちょうどイイや!さっそくお仕事だ~!」 サタラクラが犬笛を吹くと、ファングール達は再びファンゲロスに合体・巨大化した。 シュリケンジャー「ワッツ!?」 ファンゲロスの一撃を受け、天空神が墜落した。 シュリケンジャー「うわあぁ!」 サタラクラ「いいじゃん、いっちょう上がり!次、いってみよ~!」 サタラクラとファンゲロスは町に向かった。 シュリケンジャーは森に出た。 シュリケンジャー「くっ・・・こんなことでグズグズしている暇はない・・・!」 「フェイスチェンジ!」 シュリケンジャーはアーマーを脱ぎ捨て、ファイヤーモードになる。 シュリケンジャー「どっこい!これ位でやられるシュリケンジャー様じゃないぜ! さあ、急がねぇと!皆が待ってるぜ!!」 シュリケンジャーが走り出した。 鷹介は、九十九社長を柱に縛りつけた。 鷹介「社長、ごめんね。ちょっとの間、辛抱してて・・・!?」 ファンゲロスが町に来て、ビームで町を破壊しだした。 吼太「また出やがった!」 七海「シュリケンジャーはまだなのに!」 一甲「どうする?シノビチェンジできないぞ」 鷹介「・・・おぼろさん!」 「頼むよ、おぼろさん!」 吼太「おぼろさん!」 七海「館長、お願い!」 館長「・・・おぼろ」 おぼろ「あかん!生身の体でシノビマシンで出撃するなんて許されへん!出撃しても旋風神にはなられへんで、生身の体じゃ変形・合体時の衝撃に耐えれへんのや!轟雷旋風神でも敵わんかった敵にシノビマシンで勝てる訳ないやろ!」 七海「シュリケンジャーが新たなカラクリメカを持ってくるまで!」 吼太「それまで、俺達で何とか食い止めないと!」 鷹介「頼む!おぼろさん!」 おぼろ「あんたら・・・」 館長「・・・うむ」 生身の鷹介達が、シノビマシンに乗り込んだ。 鷹介「いくぜ!」 七海・吼太・一甲・一鍬「「「「おう!!」」」」 吼太「カラクリ忍法・蓮獅子!」 七海「ドルフィンアタック!」 一甲「ゴウライキャノン!」 一鍬「スタッグサンダー!」 鷹介「烈火弾!」 鷹介達はシノビマシンの武器でファンゲロスを攻撃する。 シュリケンジャーは、ある洞窟に到着した。 シュリケンジャー「やっと来れたぜ・・・このパネルに皆のメダルを・・・」 「ハリケンレッド、ハリケンイエロー、ハリケンブルー、クワガライジャー、カブトライジャー、そしてミーだ・・・」 シュリケンジャーがパネルにシノビメダルをはめていく。 6枚のシノビメダルがはめられた時、扉が開いた。 シュリケンジャー「・・・これだぜ!」 シュリケンジャーが扉の向こうに隠されていた新アイテム・ニンジャミセンを取り出す。 シュリケンジャー「セットアップ!ニンジャミセン!」 シュリケンジャーは、シュリケンズバットをニンジャミセンに合体させる。 シュリケンジャー「おっしゃあ!気合入れていったるで!」 シュリケンジャーがニンジャミセンを演奏すると、 何処かで、とあるカラクリメカのリボルバーにカラクリボールがセットされていく。 ファンゲロスの攻撃に、鷹介達は追い詰められていた。 吼太「もう限界だ!」 鷹介「シュリケンジャーが来るまで頑張るんだ!」 おぼろ「も~言わんこっちゃない!」 館長「いや、見ろ!」 シュリケンジャー「ハリケンジャー!遅れてソーリー、待たせたな!」 ビルの上に、アーマーを再装着したシュリケンジャーが戻ってきた。 鷹介「シュリケンジャー!」 シュリケンジャー「カモーン!リボルバーマンモス!」 シュリケンジャーがニンジャミセンを演奏すると、 ビルが地面に収納され、巨大なマンモス型カラクリメカが出てきた。 鷹介「すげー・・・」 一甲「これが流派を超えた、新たなるカラクリメカ・・・」 シュリケンジャー「ザッツライト!その名もリバルバーマンモス!」 館長「おお!」 おぼろ「リボルバーマンモス・・・あっ!・・・これや!」 おぼろが開いた文献には、リボルバーマンモスについて記されていた。 フラビージョ「出た―、よ?」 タウ・ザント「おのれ!これが我らを邪魔する新たな力・・・」 タウ・ザントの体から、電撃が出される。 サーガイン「タ、タウ・ザント様が・・・!」 ウェンデイーヌ「お、お怒りに~」 サタラクラ「大丈夫だって、タザやん!ボキの狼ちゃんはゾウさんなんかに負けない、ゾウ。 なんちゃって!ダーハッハッハ!ダーハッハッハ!」 シュリケンジャー「OK,ベイビー、シノビメダルは返すぜ」 鷹介達の元に、それぞれのシノビメダルが転送される。 鷹介「サンキュー!」 吼太「助かったぜ~!」 七海「うん!」 一甲・一鍬「「うむ!」 鷹介「いくぜ、皆!」 鷹介達「「「シノビチェンジ!」」」 鷹介達が変身する。 レッド「流派超越!」 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「風雷合体!!」」」 風雷丸「轟雷旋風神推参!」 5体のシノビマシンが再び、轟雷旋風神に合体する。 シュリケンジャー「カモーン!カラクリボール、1・2・3!」 リボルバーマンモスから、カラクリボール1号・ソードスラッシャー、 カラクリボール2号・ゴートクラッシャー、カラクリボール3号・トータスハンマーが射出される。 轟雷旋風神は、ソードスラッシャーとゴートクラッシャーとトータスハンマーを合体させたゴートハンマーを装備し、 二刀流の攻撃でファンゲロスを圧倒する。 シュリケンジャー「轟雷旋風神をリボルバーマンモスの背中に!」 レッド「よっしゃあ!」 轟雷旋風神が、リボルバーマンモスの背中に搭乗する。 レッド「必殺究極奥義!」 轟雷旋風神が、リボルバーマンモスの頭を叩く度に、カラクリボールが射出される。 そして、無数のカラクリボールがファンゲロスを攻撃する。 ハリケンジャー・ゴウライジャー「「「サンダーハリケーンストライク!!」 強化されたローリングサンダーハリケーンとリボルバーマンモスのビームの同時射撃がファンゲロスに炸裂、ファンゲロスは大爆発した。 ハリケンジャー「「「おっしゃー!!」」」 シュリケンジャー「やったぜ!」 おぼろ「おおー!」 館長「うむ」 タウ・ザント「・・・後一歩という所を・・・おのれ!」 タウ・サントが電撃を出し、サタラクラ達は恐れおののく。 フラビージョ「いい所まで行ったんだけどね~、やっぱ×!」 マンマルバ「ファンゲロスでもカブトライジャーを葬り去ることは出来なかったラ・・・」 マンマルバがその場を去る。 狼人間にされた人々が、元に戻っていく 七海「よかったね」 鷹介「うん、あっ・・・」 鷹介が九十九の元へ向かった 九十九「誰か~助けて~」 鷹介「社長!」 九十九「おっ、新人!早くほどいて!」 鷹介「あっ、はい」 九十九「全く誰があたしを縛ったんだ?早く!」 鷹介「・・・ほどいたら、給料あげてくれます?」 九十九に狼人間の時の様に吠えられ、鷹介は腰を抜かした。 七海・吼太「「はははは」」 一鍬「ん、兄者・・・?」 夕暮れの海岸で、カブトライジャーとマンマルバが相対する。 マンマルバ「来たか」 カブト「貴様と決着を付けにな」 カブトライジャーがイカズチ丸を抜く。 マンマルバ「来い!」 マンマルバが剣を構える。 マンマルバ「勝負ラ!」 マンマルバがカブトライジャーに斬りかかるも、 カブトライジャーはイカズチ丸で切り払い、逆にマンマルバを切りさいた。 そして、カブトライジャーの奥義・カブト雷撃破がマンマルバに炸裂した。 カブト「カブト雷撃破!」 マンマルバ「ぐわぁ――!!」 予言で見たビジョンの通りにマンマルバが倒れ、 カブトライジャーはマンマルバに背を向け、去ってゆく。 マンマルバ「・・・やはり、予言に逆らうことは敵わぬラか・・・だが・・・」 マンマルバが大爆発した。 夜、鷹介達は約束のラーメン屋台に来ていた。 店主「はいよ」 七海「あー、おいしそ―」 吼太「うまそ~ 店主「ラーメン、お待ち」 鷹介「ありがと」 店主「もう一個は?」 鷹介「こっちにください」 七海「一甲、どこに行っちゃたのかな?」 吼太「鷹介、先に食べちゃおうぜ、のびちゃうよ~」 鷹介「駄目だ!一緒にラーメン食おうって、俺約束したんだ!」 鷹介の腹が鳴る。 その直後、一甲が屋台に来た。 一甲「待たせたな」 一鍬「兄者!」 吼太「遅いぞ!」 鷹介「なあ、遅えよな」 一甲がラーメンを食べ出す。 鷹介「あっ!お前!」 鷹介もラーメンを食べ出すが、むせてしまう。 吼太「ははは、食べよっか」 七海「うん」 七海・吼太「「いっただきまーす」」 宇宙忍者ファイル FILE33 暗黒七本槍三の槍・マンマルバ(成体) ナレーター「暗黒七本槍、三の槍マンマルバ(成体)。予言は絶対です。・・・が?」 つづく
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美月の部屋。 御神鏡が輝き、勇斗が送還されてきた。 勇斗「美月・・・の部屋・・・?」 美月が部屋に入ってきた。 美月「勇くん!?」 勇斗「美月・・・美月・・・・?」 美月「そ、そっちこそ、本当に勇くん・・・?」 勇斗「ああ!俺だ、勇斗だ!」 美月「勇くん・・・会いたかったよ・・・・!」 美月が勇斗に駆け寄り、勇斗は美月を抱きしめた。 勇斗「俺もだ・・・俺も・・・」 Act12 帰るべき場所 美月「これってサプライズ?」 勇斗「えっ・・・」 美月「帰って来るなら来るって電話くれればよかったのに。戦争行くって言ってたから、死ぬ程心配してたんだよ?」 勇斗「美月!スマホ貸してくれ!」 美月「どうしたの急に?」 勇斗「頼む!」 美月「う、うん」 勇斗が美月のスマートフォンを借り、フェリシアに渡してきた自分のスマートフォンにかけようとするが・・・ 美月「誰にかけてるの?」 勇斗「俺のスマホに!」 勇斗のスマートフォンには繋がらなかった。 勇斗「やっぱり繋がらねえか・・・」 美月「大丈夫?あっちで心配なことでもあるの・・・?」 勇斗「まあ・・・でも、雷は退けたし、豹も撤退したはずだ」 美月「そっか」 美月が勇斗の顔に手をかけた。 美月「すっごく静観になって大人びてるけど、ちゃんと昔の面影がある。写真よりずっとかっこいい」 勇斗「そ、そうか・・・」 美月「お帰り、勇くん」 勇斗「ただいま、美月」 美月「また勇くんと会えて、こうして触れあえて、私はすっごくすっごく嬉しいよ」 勇斗「俺もだ、美月」 盃が落とされた。 前回、勇斗に敗れたロプトがシギュンからの報告を受けていた。 ロプト「本当か・・・シギュン!?」 シギュン「ああ・・・間違いなく、この世界から消えたよ」 ロプト「ちっ!あいつは!俺の手で殺すと言っただろ!」 シギュン「勿論、手なんか出したくなかったさ。だけどね、あんたは豹の跡目を譲った夫、その身に何かあっちゃ困るのさ」 ロプト「まあいい・・・・狼に今までの借りを返す!」 スティンソール「何だって!スオウユウトが消えただと!?うっ・・・」 スティンソールが前回の戦いでルーネに負わされた傷を押さえる。 高官「はい、詳しいことは分かりませんが、スオウユウトはもういない。総大将の居なくなった狼など恐れるに足らずと、〈〈豹〉〉の兵士が騒ぎ立てています」 スティンソウル「仮の兄弟め、よもや暗殺でもしたのではないか?」 高官「恐らく〈〈豹〉〉はガシナ砦を攻め入ることでしょう」 スティンソール「当然ガシナ攻めに加わるさ。あそこは元々俺たちのものだ。 まっ正直、スオウユウトがいねえとなると・・・・やる気はかなり失せてるがな・・・!」 ルーネも、フェリシアに手当てをしてもらいながら、勇斗の帰還を聞かされた。 ルーネ「な!父上が天の国にお帰らりになられただと!?」 フェリシア「し!外の兵士達に聞かれたらどうするのです」 ルーネ「す、すまん・・・だがとても聞き流せることではなかったぞ。説明してくれ」 フェリシア「お兄様は・・・この世界につなぎ止めていた秘法が〈〈豹〉〉のシギュンによって打ち消されたのです・・・」 ルーネ「そんな・・・・フェリシア、父上を呼び戻すことは出来ないのか!?」 フェリシア「無理よ・・・ここには御神鏡がないもの・・・それに、お兄様の気持ちを考えたら・・・」 アルベリティーナが駆け込んできた。 アル「大変だよ大変だよ!」 ルーネ「アルベリティーナ、いきなり入ってくるな!」 アル「だってだって、〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉が動き始めたって噂が・・・・」 ルーネ「何だと!」 現代日本。 勇斗と美月はデパートに来ていた 勇斗「本当に帰ってきたんだな」 美月「勇くんすっごく大きくなったから色々買わないとね」 勇斗「ああ、家にあった服これくらいしか着れなくて驚いた」 美月「勇くん勇くんちょっと来て!これなんか似合いそう」 美月が出した服の値段は、2万円だった。 勇斗「高!?いい感じだけどもっと安いのでいいって」 美月「もー、〈〈狼〉〉の宗主様が何言ってんの。そんなんじゃ下の者に舐められるぞ」 勇斗「うっせー、こっちじゃ無職の少年なんだよ」 美月「はいはい」 勇斗「あ、あれでいい、あれで」 勇斗が黒系の服が掛けられたセールの棚を指さした。 美月「もー見事に黒系ばっかり。もうちょっと明るい色にしなよ」 勇斗「任せる・・・・」 勇斗「っつかれたー、何かもう死ぬほど疲れたわ―――」 美月「何言ってるの、ちょっと服選んだぐらいで」 勇斗「ちょっとどころじゃねえだろ。もうかれこれ1時間は経ってるぞ。服選びだけで」 美月「そんなの普通じゃない?むしろ短く済ませたつもりだけど」 勇斗「マジか・・・もう当分買い物は勘弁って感じだな」 美月「もう―――ちょっと待ってよ-」 勇斗「あっ・・・・」 勇斗はデパートを見て、不意に、イヤールンウィズの市場を思い返した。 美月「どうしたの?」 勇斗「あっ、別に・・・ところでお前、自分の服はいいのかよ?」 美月「あたし金欠だもん」 勇斗「買ってやるよ、多少高いものでもいいぞ」 美月「えっ?で、でも悪いって言うか・・・お金そんなに無いんでしょ?いいよ、あたしは」 勇斗「お前にはこの3年、散々心配かけたからな。お前への礼は今日の買い物の最優先事項だ」 美月「そっか、最優先か・・・ありがとね、じゃー何がいいかな?色々欲しいものはあるんだけど―――う―――ん、あっ!」 勇斗「もう決まったのか?」 美月「ううん、せっかくだし勇くんが選んでよ」 勇斗「はいっ!?」 美月「だ~から~」 勇斗「でも俺なんか選んだらそれこそ・・・」 美月「いいのよ。例え宴会芸用のバーコード頭のカツラでも大事にする」 勇斗「いいのか!本当にそんなんでお前満足か!?」 美月「家宝にしちゃうよ。〈〈狼〉〉の宗主様から直々にいただいた品として、神棚に飾っちゃうね」 勇斗「分かったよ・・・・じゃあせめて好みぐらいは言ってくれ」 美月「じゃあ私、ヘアアクセがいいな。それだったらずっと身につけていられるし」 勇斗「服じゃねーのかよ。まあいいけど」 その頃、ルーネは出陣しようとしていた。 フェリシア「本当に戦うの・・・・?まだ傷も癒えてないのに」 ルーネ「仕方無いだろ。〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉はすぐそこまで迫っている」 フェリシア「でもお兄様がご帰還された今、あなたまで居なくなったら〈〈狼〉〉軍は・・・」 ルーネ「だからこそだ。私まで戦線を離脱しては、士気がもたん。常に最前線で戦い、兵を守るのがワーナガルムの務めだ」 フェリシア「ホント・・・お兄様の言うことしか聞かないんだから・・・・」 ルーネ「最後に父上のお声ぐらいお聞きしたかったが、仕方ない。父上にはお前から伝えておいてくれ。ジークルーネは最期まで立派に戦った、とな」 ルーネが馬に乗って出撃していった。 フェリシア「ルーネ・・・・」 帝都の宮殿。 クリスティーナがリーファの元に来ていた。 リーファ「よもやそんなことになっておったとはのう」 クリス「ミスガルズの魔女、シギュン。ユグドラシルでも三本の指に入る秘法使いとは、やっかいなものです」 リーファ「奴の秘法を破り、勇斗を呼び戻せるとなる、ユグドラシル広しと言えど、わらわ位のものじゃろう」 クリス「それでは・・・」 リーファ「うむ、わらわで勇斗を召喚しよう。戻るかどうかは勇斗次第じゃが」 〈〈角〉〉の国。 リアーネ「まさか、〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉が出張ってきてるとは・・・それで兄上はご無事なのか?」 高官「そ、それが・・・勇斗様は先の戦いで討ち死にされたと・・・」 リアーネ「な・・・・う、嘘だ!兄上は天の国から参られた方だぞ!お亡くなりになる訳がない!」 高官「し、しかし・・・そうとしか考えられないのです」 リアーネ「あっ・・・あ・・・」 倒れかけたリアーネを高官が支えた。 高官「姫様!」 リアーネ「嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!」 高官「姫様!お気を確かに。宗主たる貴女がそんなことでどうします!・・・この機会に主導権を奪い返し、〈〈狼〉〉を乗っ取ることも・・・」 リアーネ「恩を仇で返せというのか!そんな不義理ができるか!」 高官「し、しかし!」 リアーネ「兄上は!兄上は生きている!僕の兄上なんだ!きっと生きておられる!きっと・・・」 公園。 美月「勇くんとお花見なんて久しぶりだね」 勇斗「ああ。それより・・・・」 美月「待ちきれない?すぐに用意するからね」 美月が重箱を広げた。 勇斗「おお、これおばさんが作ったのか?」 美月「ううん、あたしだよ」 勇斗「ええ・・・食えるのかこれ・・・」 美月「ちょっとヒドイ!あたし料理それなりに得意なんだからね!」 勇斗「そう言われても俺・・・昔、お前に泥団子食わされそうになった記憶あるぞ・・・」 美月「一体いつの話してるのよ!もういい!あげない!」 勇斗「ちょっおい!冗談、冗談だから!ホント悪かった。謝るから食べさせてくれ」 美月「知りません」 勇斗「うぅ・・・」 美月「でも、あたしが勇くんに食べさせていいなら、食べてもいいよ」 勇斗「ええ!」 美月「はい、じゃあ勇くんの好きな唐揚げから。あ――――ん・・・・」 美月が唐揚げを勇斗の前に出した。 勇斗「・・・・」 美月「食べてくれないの?」 勇斗「いや、だって・・・・」 美月「フェリシアさんやジークルーネさんには、あーんしてもらったくせに・・・・そんなにあたしの、あ―んじゃ食べたくないの?」 勇斗「分かったよ、食う。食うから」 勇斗が美月の出した唐揚げを食べた。 美月「どう?」 勇斗「・・・旨い!」 美月「ホント!?」 勇斗「ああ正直驚いた!本当に旨い!」 美月「良かった」 勇斗「平和そのものだな」 美月「うん、勇くんはもう戦わなくていいんだよ」 勇斗「あっ・・・そ、そうだな・・・」 美月「勇くんは今まで〈〈狼〉〉のみんなのために頑張ったんだもん。だから、もういいんだよ」 勇斗が立ち止まり、拳を握った。 美月「勇くん?」 勇斗「分かってるんだ、頭では。俺は帰ってきたんだって・・・でも・・・」 美月「心配なんだね、みんなのことが。分かるよ、勇くんのことは何でも」 美月のスマートフォンが着信音を鳴らした。 美月・勇斗「「あ・・・・」」 美月「あっ・・・勇くんの番号から電話がかかってきてるよ!」 勇斗「え!?」 勇斗が美月からスマートフォンを受け取り、電話に出た。 勇斗「もしもし・・・」 イングリット「勇斗!勇斗か!?」 勇斗「イングリット!」 イングリット「良かった・・・どうにか声が届いたよ・・・」 勇斗「こっちから何度かけてもつながらなくて・・・みんなは?みんなはどうしてる?」 イングリット「ああ、今フェリシアに代わるよ」 フェリシア「お兄様!」 勇斗「フェリシア・・・無事だよな?」 フェリシア「はい・・・・お兄様こそよくご無事で・・・こうして声が聞けて心より安心いたしました・・・」 勇斗「俺はピンピンしてるよ・・・フェリシア?」 フェリシア「お兄様・・・申し訳ございません、ガシナ砦は守ることが出来ませんでした」 勇斗「あ・・・!」 フェリシア「〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉に敗走し、どうにかイヤールンウィズに帰って 勇斗「ルーネは?ルーネは無事なのか?」 フェリシア「はい・・・ではルーネに代わります」 ルーネ「ち、父上・・・」 勇斗「ルーネ、大丈夫か?」 ルーネは左腕を三角巾で吊っていた。 ルーネ「はい、大したことはございません・・・申し訳ありませんでした・・・ガシナ砦をみすみす敵に明け渡したばかりか、多くの将兵の命を・・・」 勇斗「お前が気に病むことじゃない。全ては俺が突然居なくなったせいだ。よく踏ん張ってくれたな。ルーネ、フェリシアに代わってくれ」 フェリシア「はい」 勇斗「なあフェリシア・・・一つだけ聞きたい。同じ手順を踏めばもう一度俺をユグドラシルに召喚できるか?」 フェリシア「リーファ様でしたら可能かと・・・ただ」 勇斗「ただ?」 フェリシア「お兄様がどんな決断を下そうと、私はそれに従いますわ。例えそれが、こちらの世界に戻ってこないということでも」 勇斗「本当にそれでいいのかよ・・・」 フェリシア「私は何よりも第一に勇斗お兄様の妹ですから。妹は兄の幸せを願うもの、ですよ」 勇斗「・・・・分かった、ありがとな、フェリシア」 フェリシア「はい・・・」 ルーネがフェリシアを抱きしめた フェリシア「何です、いきなり・・・」 ルーネ「父上の前では明るく振る舞っていたからな。その分ぐらいは、胸を貸してやる」 フェリシア「あ、ありがとう・・・」 フェリシアが泣き出した。 話を聞いていた美月は勇斗に微笑みかけていた。 夜の神社。 美月が神前に御神鏡を置いた。 美月「ここから全てが始まったんだよね・・・」 そこへ勇斗が来た。 勇斗「美月!」 美月「勇くん。ごめんね、こんな時間に呼び出したりして」 勇斗「いや。ていうか、どうしたんだよ急に?」 美月「ねえ勇くん。勇くんはユグドラシルに帰りたいんだよね?」 勇斗「・・・・・!」 美月「やっぱりね」 勇斗「どうして・・・」 美月「言ったでしょ。勇くんのことなら何でも分かるって」 勇斗「・・・・・」 美月「どうしてそんな顔してるの?」 勇斗「俺がユグドラシルへ行ったら、またお前に心配かけることに・・・」 美月「大丈夫、勇くんのしたいようにして」 勇斗「美月・・・」 美月「その代わり、あたしもあたしのしたいようにするから」 勇斗「?」 美月「あたしも一緒にユグドラシルに行く!」 勇斗「そうか一緒に・・・はあっ!?」 美月「ダメ?だってさ、あたしが一緒にユグドラシルに行けばもう悩まなくて済むよね! 迷うことなく、狼のみんなを助けに行けるね!」 勇斗「ば、出来るわけねーだろ、んなこと!」 美月「どうして?勇くんがまた行けるなら、あたしがついて行くことだって出来るはずだよ?」 勇斗「そ、そういうコト言ってるんじゃない!美月、お前分かってんのか!?もしかしたら二度と帰ってこれねえかもしれねえ!」 美月「分かってるよ!だから一緒に行くんじゃない・・・もう待ってられないから・・・・だからいいでしょ!」 勇斗「ば、馬鹿!お前には家族がいるだろ!百合ちゃんとか友達だっているだろ!そいつらみんなと会えなくなるんだぞ!」 美月「・・・もちろん、もうみんなに会えなくなると思うと、寂しいよ・・・」 勇斗「だったら・・・」 美月「でもね!勇くんと会えない時の方が寂しかったよ、切なかった・・・もう離れたくなんてないよ・・・だってあたしは・・・あたしは、勇くんのことが好きだから!」 勇斗「も、もう少し考えろよ!人生の選択になるんだぞ!」 美月「考えたよ!名一杯考えた!でも・・・どれだけ考えても、勇くんの居ない未来はイヤだなって思ったの・・・・」 勇斗「電気もガスも水道も、何もない世界だぞ・・・」 美月「でも勇くんがいるよ!」 勇斗「現代ではしなくていい苦労をしまくるぞ・・・」 美月「好きな人と一緒にいるための苦労だったら喜んでするよ!」 勇斗「やっぱりバカだ・・・お前・・・」 美月「もう、バカバカ言わないでよ、自覚はあるけどさ・・・そ、れ、よ、り~早く答えを聞かせてくれないかな?」 勇斗「美月・・・」 美月「なあに?」 勇斗「俺の・・・・奥さんになってください!」 美月「え・・・お、奥・・・・ええええっ!?」 勇斗「彼女程度じゃ全て投げ打って付いてきてくれなんて、とても言えねえ。 でも自分の妻だったらきっぱりはっきりこう言える。俺についてこいってな」 美月「ええっ・・・・」 勇斗「だから、俺の奥さんになってくれ」 勇斗が美月に手を差し出した。 美月「あ・・・あ、あぁ・・・・はい・・・勇くんの奥さんに、してくださ・・・ああっ!?」 美月が勇斗の手を取ると同時に、勇斗は美月を引き寄せ、抱きしめた。 勇斗「言ったな、もう離さないからな・・・」 美月「うん、離さないで・・・・」 美月「月が、綺麗だね・・・・」 勇斗「ああ・・・・・」 そして、勇斗と美月がキスをした――――― イヤールンウィズ。 帰還を果たした勇斗を人々が歓声をもって迎えていた。 民衆「「「ジーク・パトリアーク!ジーク・パトリアーク!ジーク・パトリアーク・・・」」」 城の展望台から、フェリシア達が勇斗を見ていた。 アル「おーい!お父さま・・・・ああああっ!?」 落ちかけたアルベルティーナをクリスティーナが支える。 クリス「ほらアル姉、あんまりはしゃぐと落ちますよ」 エフィーリア「すごーい!あんなに大勢の人達がご主人様をたたえています!」 リアーネ「ここだけではない、角の民だって兄上のことを慕ってるのだ!」 イングリット「あんなに、大きくなるなんてな・・・」 リーファの後ろから、ユグドラシルの衣服に着替えた美月が出てきた。 リーファ「お主が美月とやらか」 美月「は、はい・・・志百家美月です」 リーファ「羨ましいのぉ、勇斗に思いを寄せられているとはな」 美月「な、長い付き合いなんで・・・」 リーファ「わらわはリーファじゃ。よろしくな」 美月「はい!」 ルーネ「ありがとな、フェリシア」 フェリシア「え?」 ルーネ「我らを父上と巡り合わせてくれて。父上と盃を交わせたことを誇りに思う」 フェリシア「うふ・・・・お帰りなさいませ、お兄様!」 (完)