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VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 リアルミニ四駆 サーチモード ●全長137mm ●全幅77mm ●全高41mm ターミネートモード ●全長140mm ●全幅77mm ●全高41mm ●Item No:19306 ●本体価格600円 ●1999年1月発売 (再販時) ●Item No:95586 ●本体価格900円 ●2021年1月23日(土)発売 フルカウル版(VSシャーシ) ●全長145mm ●全幅90mm ●Item No:19430 ●本体価格800円 ●2002年12月発売 【本体内容】 リアルミニ四駆では最後のラインナップとなる。 漫画で4WS(4輪ステア)という設定があり、キットでもそれが再現されていて、非常に凝ったつくりになっている。 シャーシ裏中央部のダイアルを回すと、ダイアルの位置によって4輪とも左、同じく右(パラレルアクション)、前輪が右で後輪が左向きになる、その逆(スピンアクション)、と4種類のモード(ニュートラル状態を含めると5種類)が楽しめる。 またボディも面白い機能があり、ボディ上部にアームを解して設置されているユニット(コックピットらしい)が前後に移動し、さらにその際ヘッド部分が回転して2種類の表情(探査用のサーチモードと攻撃用のターミネートモード)が選べる。 又、説明書には無いが何故かサーチモードではメインカウルが前後に動くようになっている(ターミネートモードでも出来るが、範囲が制限される)。 さらにそのボディ機構を持ったままモーターライズシャーシに搭載可能。 ただしその分重く、少々重心が高くなっている上、FMシャーシへの搭載がほぼ不可能になっている。 説明書やパーケージなどでは、S1、STZ、SXへの乗せ替えが可能と書いてあるが、VSシャーシにもほぼ無改造で搭載可能(ただし、ノーズに取り付けるメッキパーツがフックをかけるときに干渉する。少し上にずらしてから取り付ければ問題ない)。 また、STZに搭載可能なので当然ながらTZ-Xにも対応できる。SXも同様、SXXにも同じく載せられる。 フルカウル版ではカウル部分の成型色がメタリックブルーに変更された以外、特に変更無くVSに換装されている。 ランナーの関係上、ディスプレイシャーシ用のホイールや余剰になるメッキパーツも付属している。 【漫画、アニメでの活躍】 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX」のネロ・ステラ・ボルゾイが使用するマシン。ディオマースは「戦神(戦う神)」の意。 原作ではネロの登場以降も連載が続き、デザートゴーレムなども登場したため、途中で出てくるライバル的存在の一人として描かれている。 当初はサーチモードで登場し、ネロ共々正体を隠していたが、WGPルーキー戦の予選の最中にターミネートモードに変形、正体を現し周りのマシンを破壊。 ナックルブレイカーにもリタイヤ直前になるまでダメージを負わせるなど、猛威を振るう。 WGPルーキー戦のラスト、ビクトリーズとの対戦では主人公駆るブレイジングマックスと共闘(?)するも、ディオマース・ネロが自身のパワーに耐えられずダメージが蓄積し、途中で減速。さらにネロがロケットブースターで無理やり加速させたために完全に崩壊。 レースのさ中、修理を試みるもののヴィクトリーズがゴールしたため試合終了。 そのままラストシーンへなだれ込んで連載が終了したため、それっきりとなる(一応、連載終了後にコロコロコミックに掲載された、ブリッツァーソニック主役のジオラマストーリーに登場しているところを見ると、修理はできたようだ)。 アニメ版ではラスボス的存在。プロフェッサーボルゾイが愛する孫のために大神・一文字両博士に作成を命じていた「史上最強のミニ四駆」。 登場こそ終盤の43話だが、話の流れ的に物語冒頭から開発プロジェクト自体は進んでいたものと思われる。 最終的には紆余曲折あって政宗は開発から離れる為、実質的には大神マシンの一台といえる。 大仰な肩書にたがわず凄まじい性能のマシンであり、初登場回では慣らしと称した電池一本の状態でナックルブレイカーをぶっちぎる程。 更に大神博士が採用に拘ったMGストーンが強力なボルゾニックシステムと共に搭載されており、重力制御が可能。 地面に押し付けて疑似ダウンフォースを生み出したり、もちろん攻撃に転用すれば大規模な破壊が可能。 必殺技は超重力で対象を押しつぶす「マースグラビティ」、劇中では他マシンは勿論の事オータムレースの高架コースからラストレースの宇宙ステーションの一部まで何でもかんでも圧壊させている。 こちらでもモードチェンジ機構は健在だが特にそれぞれの名称で呼ばれることが無く、烈矢たちには「よくわからんが変形するマシン」という風に認識されている。 そもそもサーチモードの状態でも普通に重力攻撃が可能。一応、草薙兄弟が「そのマシンの特性は研究し尽くしている!」と言いつつ変形を邪魔するシーンがあるので、リミッター的な機構だったのかもしれない。 最終レース「M-1」ではその圧倒的な性能で一文字兄弟を追い詰める…かと思いきや、最終版の彼らはネロなど眼中になく兄弟対決を繰り広げ始める為、超えるべき壁感や凶悪なライバル感は意外とない。 最終局面も必殺技を無重力を利用した天井走破でよけられた挙句、能力の連発によるボルゾニックシステムのダウン(ネロ曰くあり得ないとの事だが)によって急減速。最終順位は3位という結果に終わる。 因みに量産型も存在し、アメリカで開催されている第2回WGPやその他のレースに乱入してきたボルゾイチームが使用。 劇中ではアイゼンヴォルフ・シルバーフォックス・USAチャンプのマシンを次々に破壊していた。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 リアルミニ四駆 http //www.tamiya.com/japan/products/19306diomars_nero/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/19306 (再販時) https //www.tamiya.com/japan/products/95586/index.html VSシャーシ http //www.tamiya.com/japan/products/19430diomars_nero/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/19430 【備考】 リアルミニ四駆名物、本気で塗装しようと思うと塗り分け地獄を見るのは健在w こんなところまで塗装指定しなくてもいいと思うんだ・・・ ほぼ全ページにわたって塗装指定が記入されているのは草。最後の方まで指定部位があるので完成したと油断してたら塗り残しがあった、という悲劇に見舞われかねないので組み立て前に説明書に一通り目を通す事をオヌヌメ。 リアルミニ四駆特有の無色透明成型色のボディだが、コックピット(らしいコックピット)がない異形のデザインであるため、クリヤー成型の活かしどころがサーチヘッドのセンサー(ライト?)部分くらいしかない・・・ ただこの赤目の部分、クリヤーカラーで塗り分けてあげると裏側のダボ穴が透けて丁度目玉のようになって面白い。 VS版は、登場したのがエアロミニ四駆中心のMAX編だった上にボディもフルカウルデザインではなくフロントタイヤむき出しのデザインなのに、なぜかフルカウルシリーズとしてリリースされた。 VS版はフルカウル版スピンバイパーと同時発売だった。 2002年12月に発売されたミニ四駆新商品は、この2台だけである。 VSシャーシの発展型のVZにはモーターカバーを外せば載せられる。フルカウル版の再販マダー? 2020年7月に再販予定だったが、コロナ禍の影響で生産計画が狂ったのか6月下旬の内に延期が決まり、そのまま長い事発売日未定だったが半年が過ぎた同年12月、ようやく2021年1月23日に再販予定日が掲載された。
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企業名 Grace Goat 読み グレースゴート 略称 グレゴ 主な商品 キャバリア用パイロットスーツ及び携行アクセサリ 店舗形態 セレクトショップ(セレオリ品あり) 企業概要 商業区に居を構えるパイロット用品店。 パイロットスーツからコックピット用アクセサリ、野営道具まで幅広く揃える。 自社製品の開発、販売もしているが他社製品の小売りも幅広く行っている。 取り扱い商品 オリジナルパイロットスーツ ベースフィルム パイロットスーツではなく単なる薄手のインナー。 防刃タイプ、保温タイプ、耐熱タイプなどがリリースされている。 パイロットスーツに重ね着する人間もいればG-8と組み合わせて使うパイロットもいたりと様々。 G-1コモンスーツ 一般的な規格のキャバリアに合わせて作ったパイロットスーツ。 スーツ本体は非常にシンプルなライダースーツタイプのツナギ構造。 脚部を締め付ける構造で簡単なG対策や破片対策の防刃繊維が使われているが、過信は禁物。 3着セットもあり、コスパが良いので訓練生がよく使う。無頓着な量産機乗りにも人気。 G-1Aアドバンスドスーツ コモンスーツの基本構造をベースにしたワングレード上のスーツ。 仕様繊維の防護性や通気性が向上しており、長時間の着用もコモンスーツより楽。 豊富なオプションによるカスタマイズが可能で、ベストの追加や布地の部分オフ加工など、機体特性や趣味に合わせて幅広く組み合わせられる。 本体はそうでもないが、オプションと合わせた合計金額がそこそこ膨らみがち。 G-2スマートウェア アドバンスドスーツよりも細身で、ぴっちりと体のラインにまとわりつくタイプのスーツ。 アドバンスドスーツ同様にオプションによるカスタマイズが可能。 コックピットの狭い機体や、モーショントレースタイプの操縦インターフェースを持つ機体向け。 G-3ヘビィシェル アドバンスドスーツをベースに剛性、耐久性を強化したタイプのスーツ。 耐水、防塵、耐腐食性が高く、白兵戦にも耐えうる。 構造上、アドバンススーツよりも多くポケットやオプションパーツを備えることができる。 若干重くて暑いという意見もある。 G-4ディープダイバー 水中での活動に特化したスーツセット。 水圧による体の負担を抑制する機構が搭載されており、緊急用の小型酸素ボンベを備える。 水中機体用のパイロットスーツとして開発されたが、ネバーランドの立地上そのまま水中作業用のダイバースーツとして使われるパターンも多い。 G-5アンサーフィルム 高い情報処理能力を誇るアンサーヒューマン向けに開発されたスーツ。お高い。 繊維に織り込む形で微小な回路が組み込まれており、機械制御の機体と連動することで脳波や生態電気を反映してより操作反応性を高めている。 発汗程度では壊れないように耐水性があるが、海などで浸水すると使い物にならなくなる危険性はある。 G-7サイキックフェロン サイキックキャバリアの制御のために作られたアンサーフィルムのバリエーションスーツ。 繊維回路を言語解析に特化させたことで「魔術式」を流し込むことができるようになっている。 物理的な操縦補助機能は一切なく、扱い方はサイキックキャバリアのパイロット次第であるため、防弾性や生存性を高めるためのオプションはアドバンスドスーツの物を別途装着する必要がある。 なぜかオブリビオンマシンユーザーにも買い求められることがある。 G-8フェアリーコクーン 最初から布地が少ないレオタードタイプのパイロットスーツ。 面積が少ないものの、スーツとして必要な機能は凝縮されて装備されており、その分若干割高になっている。 機体とのコンタクトにあたり地肌が露出する必要のあるパイロット向け。 他社製セレクトパイロットスーツ S-8フライトスーツセット 新世界エレクトロニクス製品。ジャケット、パンツ、防弾ベストのセット。 飛行型キャバリアの搭乗を想定した商品で、コンパクトな加圧機構が装備されておりGによる血流障害や体へのショックを軽減することができる。 セパレートだがひっかかりにくい構造かつ、高い難燃性を有する材質で、機体からの脱出時にも事故が起きないよう配慮されている。 パイロットスーツアクセサリ オーバーグローブ 手間で覆うタイプのパイロットスーツのさらに上から装着するグローブ。 特殊な構造で握力を補助できるようになっており、操縦桿を長時間握るのを補助する。 アンサーグローブ 直接手に装着する薄手のグローブ。 非常に丈夫ながら素手と変わらない繊細な操作を可能にする。通電するのでスマホもそのまま使える。 S-8フライトヘルメット ブーツ 新世界エレクトロニクス製品。同社製フライトスーツとの併用を目的に作られている。 ヘルメットは新エ製OSと連携可能で、必要情報を随時ゴーグル内部に可視化することができる。 ブーツは同社製フライトスーツと連動し、足首の加圧機構を持ちながらもペダル操作を繊細に行いやすいよう、特殊な分割ソールが仕様されている。 その他 ウォーマーシート パイロットスーツの内側に張り付けて発熱するタイプの保温材。 割と低音だが8時間程度は持続する。お腹が弱いパイロットも使うことがある。 設定管理:海老 (他企業のパイロットスーツ及びアクセサリ自由に追加可)
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1 PHASE-01 怒れる瞳 2 PHASE-02 戦いを呼ぶもの 3 PHASE-03 予兆の砲火 4 PHASE-04 星屑の戦場 1 PHASE-01 怒れる瞳 アバン 全編の字幕フォント変更 AA出航時の背景変更 フリーダム発進バンクの羽の動き修正 フリーダム発進後の背景の爆発エフェクト変更 真ハイマット・フルバースト シンが家族を探すカットの空の爆発エフェクト消去 マユの腕のカットの背景変更 フリーダム対3兵器の背景の爆発エフェクト変更 OP コアスプレンダーのモニター(中央)の表示変更 ミネルバカタパルト(コアスプレンダー後ろから視点)の照明の明るさ変更 発進シグナルの文字のにじみ(?)を修正 シン、アスラン、キラのカットのレイアウト変更 レイ、ネオ、デュランダルのカットのレイアウト変更 ラクス、ミーアのカットのレイアウト変更 ミネルバブリッジの窓枠に背景追加+モニター表示修正 ザク換装カット差し替え シンの搭乗+敬礼カットの照明の明るさ変更 カオス~セイバーのカットに文字追加+ディアッカザクを黒に変更 インパルス、シン、ステラのカットの光を控えめ+シン、ステラのシルエットの肌色増加 ジャスティスのアンテナ塗りミス修正+キャラのレイアウト変更 マリュー、バルトフェルドのカットのレイアウト変更 エクスカリバーの反射光を控えめに フリーダム額の刻印を無印版準拠に(SEEDD版は型番の刻印しか無かった)+キラ、ラクスのシルエットの肌色増加+光控えめ シン、キラのカットインの透過度変更+ぼかし気味からくっきりに ミネルバ上昇カットの太陽光の明るさ変更 ラストの機体の配置を修正+レイアウト変更 本編 本編内の一部のセリフをSPED版に差し替え(カガリの「私にはそう複雑な~」辺りが分かりやすい。全部の列挙はめんどいから割愛) 冒頭の一部を浜辺を歩くキラとラクスに差し替え(ヘリオポリス内のAA、崩壊後のヘリオポリス、ジェネシス爆発カットを) 誘導レーザーの色変更 サブタイトルからナンバリング、フリガナ消去+プラントの背景変更 エレベーターの後のプラントの背景変更 ステラダンス中の間に入るカガリと議長の対談カットでBGM一時停止 Aパート終了時にタイトルロゴを消去 アスランが格納庫を見渡すカットの背景変更 カガリと議長の会話中の背景変更 ガイア、カオス、アビスの起動カット ガイア、カオス、アビスのジャンプ時の火の粉エフェクト修正 ミネルバのCGの質感変更 ディンのライフルの銃弾の色修正 ガイアと斬られるディン 変形するガイア ガイアのライフル乱射カットの背景変更 ミネルバのカタパルトの照明の明るさ変更 シン搭乗時のコアスプレンダー・ソードシルエットに影を追加 コアスプレンダーのモニター表示変更 ザク、大地に立つ ザクタックル タックル後のガイアのライフルの残像演出を消去 ザク、ガイアの鍔迫り合いカットにスパークエフェクト追加 Sインパルス換装完了時に効果音追加 Sインパルス着地カット エクスカリバーの反射光を控えめに Sインパルスの3点アップ(胸部アップ時にビーム音追加) ED カオスの残骸を追加 次回予告 タイトルカットの背景変更 http //www.nicovideo.jp/watch/sm20576370 2 PHASE-02 戦いを呼ぶもの アバン 1話変更箇所全部 本編 ライフル使用後のSインパルスの隈取りの塗りミス修正 カオスのコックピットモニターのインパルスの拡大画面展開時にSE追加 ガイアに投擲したエクスカリバーにビームエフェクト追加 シンとアーサーの通信中のミネルバ艦長席後ろのモニター表示シン ガイアがインパルスに斬りかかり時のステラ ガーティー・ルー登場時の背景にアーモリー・ワン追加 ネオの指示後のガーティー・ルーのモニター表示 「主砲照準~」のガーティー・ルーのモニター表示 ナスカ級爆発カットの向きを左右反転 「ハーシェル(?)被弾から「ミラージュ・コロイド!?」までのザフト司令部のモニター表示 ダガーL発進時のカタパルトの発光追加+発進後のカタパルトの光の色修正 ローラシア級発進時のライト+司令部のモニター表示 ダークダガー移動時の背景 回想のヘリオポリスの残骸 「演習では~」のシンのカットインから火花の光を消去 ディンのライフルのSE変更 Sインパルスがガイアに吹っ飛ばされた後のザクとカットイン内のアスラン 「アスラン!?」「捕まっていろ!」の音声をSPED版に変更 アビスのカリドゥス発射をから変更(予告だとSPED版だったけどTV版に) 横たわるレイザク、ルナザクの色調変更 起き上がったレイザクの顔 アビスの流れ弾のエフェクトを少し修正 ステラがスティングと通信中の射撃SEを変更 インパルス、ガイアすれ違い時のカットインから火花の光を消去 「結果オーライだろ?」の後のレイ、ルナマリアのカットインからSE消去 「ナスカ級撃沈~」、「彼らは?~」、「船を頼むぞ」のガーティー・ルーのモニター表示 「そんな事されて~」のタリア 帰還中のルナザクのスラスターエフェクト変更 エグザス発進時のカタパルトに光追加 シンのフォースシルエット要請時のミネルバのCGの質感変更 フォースシルエット射出スタンバイ時のミネルバ艦長席後ろのモニター表示 フォースシルエット射出バンクの照明の明るさ変更+ミネルバのCGの質感変更 フォース換装時の背景 フォース換装後のシン アーモリー・ワン貫通時の背景 着艦後のアスランザクの位置変更+ルナザクの足+ルナマリアとその他大勢 アスランが降りる時のザクの色調変更 アスランがルナマリアに呼び止められた時の背景 メイリン放送中のミネルバのCGの質感変更 「銃を下ろして~」のカガリの位置を変更+ザクを追加 アスラン説明中のザク 「お目にかかりたい」のキャラ配置を変更 カオス、ガイア、アビスの光の色変更 「ロアノーク大佐より~」のガーティー・ルーのモニター表示 ミネルバ発進時のCGの質感変更 「機関始動~」のタリア ED曲挿入時のガーティー・ルーの横にアーモリー・ワン追加 ED前のミネルバのCGの質感変更 次回予告 カガリを睨み付けるシン ルナザク発進バンクは特に変化無し http //www.nicovideo.jp/watch/sm20613451 3 PHASE-03 予兆の砲火 アバン 冒頭のナレーション内のカット ミネルバのCG 本編 「この敵は~」のレイの輪郭をくっきりに 「同157~」のメイリンの後ろにアーサー追加 「交戦中の模様~」のタリアとメイリンの配置 「ボギーワンを討つ~」のタリア 「ランチャーエイト~」のモニター表示と窓枠に背景 「エンジンを狙って~」のタリアとモニターの位置 カガリ治療シーンの後のミネルバのトリスタン修正 避けるガーティー・ルー 「同時に上げ舵~」のガーティー・ルーのモニター表示 「ボギーワン、船体の~」のタリアとモニターの位置 「撃ち方待て~」のタリア 燃料タンク衝突後のミネルバ艦長席後ろのモニター表示 「CIWS起動~」のアーサー 「では本艦は~」のタリア 「進路イエローアルファ~」のタリアと艦長席 通信が入った時のルナマリア 「まだ追撃が~」のガーティー・ルーのモニター表示 格納庫のザク カガリと話す議長のタリアの配置 「ミネルバの配備~」のザクの色調 ミネルバのエレベーターの表示修正 議長ミネルバ見学ツアー中の格納庫のコアスプレンダー他 整備中のゲイツR カガリを睨み付けるシン 「イエロー50~」のガーティー・ルーのモニター表示 「敵艦捕捉~」の格納庫のザク 「シンとルナマリアで~」のタリアとメイリンの配置 「ブリッジ遮蔽~」のタリア 搭載機発進中のガーティー・ルー ミネルバ発進バンクの照明 ミネルバの発進シグナルの色修正 回想のシン ザク発進時のミネルバのカタパルト コアスプレンダー発進後のミネルバのCG ブラストインパルスの背景 EDイントロ中のシン(歯を食い縛る動作も追加) 予告 ガナーザクのオルトロス http //www.nicovideo.jp/watch/sm20733967 4 PHASE-04 星屑の戦場 アバン 前回変更があったとこ全部+「さすが綺麗事は~」のデュランダルを口が閉じたカットから開始 本編 「わかってる、レイみたいな~」のモニター内の背景反転 待ち伏せ中のステラ 「カナーバ前議長~」のブリーフィングテーブル デュランダル精神攻撃後のインパルスのコックピット 「インパルス、ボギーワンまで~」のミネルバのモニター よし行くぜオクレ兄さん 機動兵装ポッドを避けるBインパルスの背景 ボギーワン反応ロスト時のインパルスのコックピット 「ショーン機も~」の時シグナルロスト表示を小さく修正 「カオス、ガイア~」のミネルバモニターにシグナルロスト表示追加+タリアとメイリンの位置修正 「ミサイル発射菅~」のガーティー・ルーのモニター ダガーL発進時のカタパルトの光 発進したダガーLの光の位置修正 「ボギーワンです」のミネルバのモニター+タリアとオペ男の位置修正 ガーティー・ルー先制時のガーティー・ルーを引き絵に 「アンチビーム爆雷~」のタリア 歯を食い縛るタリア 面舵最大時のカメラの回転を逆に アンチビーム爆雷のエフェクトと岩の色調修正(後の岩の色調はほぼ全部修正) ミネルバのCIWSアップ 回避行動中のザクのカットの画面真ん中のデブリの位置を修正+「もらい」のアビス ミネルバのCIWS弾幕の色修正 ナイトハルトを避けるダガーL 「後ろを取られては~」の震動演出を控えめに Gザクのオルトロス スローで迫るガイアの背景の爆炎の色修正 「回り込めアウル~」のアビス、カオス ルナマリアから通信が入った時のインパルスのコックピット内の光修正 デブリ内の色調修正 ガーティー・ルーの砲撃カットの引き具合変更 ドッペルホルン使用後のダガーLの動ぎを修正 被弾したミネルバブリッジ 「こちらの砲も~」のカットの震動演出省略 「砕いた岩のシャワー~」のガーティー・ルーのモニター 「出て仕上げ~」にイアンを追加 「後を頼む」のガーティー・ルーのモニター 「右舷が~」ミネルバのモニター 「離脱する~」のカットに震動演出追加 「減速20」タリア ミサイル雨あられの背景 スラスター損傷時の明るさ修正 エグザス発進時のカタパルトの光修正 「さて、進水式も~」のネオのカットを差し替え ミネルバ前に落ちてきた岩の落下速度修正 「艦長、これでは~」のタリア+「さらにMS~」までのブリッジ内の明るさ修正 「しかしカタパルトが~」のミネルバに砂ぼこり追加 「この艦に~」のブリーフィングテーブル修正 「パイロットがいません」の後のアスラン アイキャッチの太陽光と最後の焦点修正 ミネルバ左舷カタパルト展開時に岩追加 レール砲のエフェクト+避けるカオス、ガイア、アビス 「右舷のスラスターは~」の後のデュランダル 「今は状況回避が~」の背景の位置変更 「タリア」のデュランダル 「この件は後で~」アスランの後ろのモニター 「おっと」の後のガンバレルの向き左右反転+背景変更 レイザクガンバレル回避中の背景 ダガーL接近時の背景 ガンバレルの向き左右反転その2 レイザクミサイル発射時の背景 「さて、トドメだ~」の背景 「追撃不能まで~」のミネルバ艦橋部分の背景修正 「ボギーワン距離150」のミネルバブリッジ 「総員、衝撃に~」のタリア ミネルバ右舷スラスター+噴射エフェクト修正 イゾルデ発射時の背景 ミネルバ右舷砲発射後の光 脱出時のミネルバのモニター レイ、ネオ、イアンのカットインの後のミネルバのCGと周辺の岩・「回頭30~」、「タンホイザー照準(+モニター)」「てーっ!」の明るさ修正 タンホイザー発射後のガーティー・ルー 被弾時のガーティー・ルーのモニター ミネルバとすれ違う時のガーティー・ルーの煙の色修正 帰還信号発射後のガーティー・ルーのモニター エグザス帰還時のガーティー・ルーから煙消去 帰還信号発射後のミネルバブリッジ 逃げるガーティー・ルーから煙消去 「もういい~」のブリーフィングテーブル 「私も残念~」のタリア ルナマリアの所へ行くメイリンの髪の動きを停止 アスラン回想内でHD版SEEDで変更があったカット全部 レイ退室時の背景の位置修正+メイリンの軍服の胸元にマーク追加 ルナマリア敬礼時のテーブルの位置修正+横のモニター 観測施設内のモニター 修理中ミネルバのディテール修正 予告?知らん http //www.nicovideo.jp/watch/sm20746708
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第二十七話 限界超越!! 無限皇帝!! 前回のあらすじ 俺は突破! 現役高校生(四年目内定)だ! 以前ぶったおしたイメダメダが性懲りもなく俺達に挑んできたけど、自慢のギリギリバストがエネルギー切れでロリになっちまった! 色んな意味でギリギリだ! 宇宙、リタイア皇帝の戦艦。 その王座の間にいるのは、皇帝リタイアその人だ。 皇帝「……ついに、本格的な地球進行が始まる……ふふふ、ふはははは…」 地球が一望できるその間から、地球を見下ろす皇帝。 そこに通信が。 「申し訳ありません、皇帝……じ、じつは……」 皇帝「どうした?」 「幽閉していた…エ、エクシードが……地球に……」 皇帝「……な、なんだと!!」 地球へ向かう一筋の光。 それはまさしく、リンカイオーだった。 エクシード「……今一度、突破と手合わせがしたい…。 あの高揚……興奮! やつなら私に、生死の狭間を見せてくれるやもしれん……」 しかし地球へ向かうリンカイオーへ、ビームが放たれる! リンカイオーを追ってきた追撃隊だ! エクシード「……邪魔をするなぁぁああ!!」 向きを変え、追撃隊へと突撃するリンカイオー! エクシード「おおおおおおおおお!!」 爆発! 爆発! 追撃隊のメカは一瞬で、リンカイオーにぶち抜かれた! エクシード「つまらん……」 地球、ギリギリ遊園地。 秀一「……とまあ、このようにヨユウダーに残っていたデータに、分からないことがあるというわけだ」 司令室の大型ディスプレイに映し出されるゲンカイザーとヨユウダー。 突破「取りあえず、ゲンカイザーとヨユウダーには何か秘密があるってことか」 男「それが分かれば、奴ら……皇帝リタイアを倒せるんだな」 秀一「そこまでは、わからんがな。 それに皇帝より……」 突破「……エクシードか」 突破の顔に笑みが浮かぶ。 秀一「……奴とも、いずれ決着をつけないとな」 じいちゃん「やぶる、実はそのことで……」 しかし、じいちゃんの言葉は突然の地響きで遮られる! 驚かない一同。 秀一「……慣れてきたな」 男「だな」 突破「とにかく、さっさと行くぜ!」 司令室の緊急用ハッチからトッパーに飛び込むやぶる! ヨユウダーに乗り込む秀一! 舞い上がる四つの光! 突破「おぉおおおおおおおおおお!! ゲェェェェェェェンカァァァァァイザァァァァァァァァァァァ!!!」 秀一「――いくぞ、ヨユゥゥゥゥゥゥゥゥゥダァァァァァァァァァァァ!!」 地面に降り立つゲンカイザーとヨユウダー。 空を見上げ、そこにいたのは…… 秀一「……来たか!」 突破「エクシード……!!」 エクシード「……待ちわびたぞ、突破。 さぁ…始めよう……」 二人には分かった。 リンカイオーから発せられる、強烈なまでの殺意、そして激しい闘志を! 三体の巨大ロボットは、時が止まったかのように静止していた…… 秀一「……わかるか、やぶる」 突破「わかるぜ、さっきから俺の肌にビリビリくる……とんでもねぇ」 秀一「行くか……!」 突破「応ッ!!」 飛び出す二体! 同時に見えたそれは、わずかにヨユウダーが勝っていた! 秀一「シャクトゥゥゥゥゥソォォォォォォォド!!」 エクシード「ぬん…!!」 ヨユウダーから放たれる斬撃を、リンカイオーは手のひらで捌いていく! 一瞬! 隙をおくヨユウダー! それは! 突破「だぁあああああありゃあああああああああ!!」 割り込むように殴りかかるゲンカイザー! エクシード「むっ……! 甘いぞ!!」 それをヨユウダーは拳で受け止める! 秀一「貰うッ!!」 その隙をつく秀一! だが! エクシード「見えている! はぁぁああ!!」 突破「な、ぐああああぁあ!!」 リンカイオーはゲンカイザーの拳を止めたまま片手で吹き飛ばし、飛びかかってきたヨユウダーを交わして蹴りを決める! 秀一「……っ……ぐぅううう!!」 突破「……やっぱ一筋縄じゃ…、いかねぇか…!」 エクシード「……その程度か、ゲンカイザー……ヨユウダー」 起き上がる二体! 秀一「……フッ…この程度!」 ――ZENZENYOYU! 突破「これからが勝負だぁぁぁぁぁぁああああ!!!」 ――GENKAITOPPA! シャクトゥソードを構えるヨユウダー! プラズマを放出するゲンカイザー! 突破「プラズマエフェクトォォオオオオオオオオオオオオオ!!」 秀一「………参る! シャクトゥゥゥゥゥソォォォォォォォド!! メテオォォォォォォォォォォォォォォル!!!」 突破「ボォォォォォォォォルテックッ!! げぇえぇええええええんかああぁああぁぁああああいけぇえええええええん!!!」 リンカイオーに迫る二つの光! しかし! エクシード「…………クリムゾン、エフェクト…!」 突破「!?」 秀一「…なっ……」 ほんの一瞬の時間。 突破と秀一が見た文字は……… ――RINKAICHOUKA 炎に包まれるリンカイオーが、向かってくる二体に突撃する!! そして! 秀一「ぐぁあああああああああああああ!!」 突破「うわぁあああああああああああああ!!」 遙か上空に吹き飛ぶ二体! エクシード「……これが、臨界拳……!!」 司令室。 ディスプレイ越しに、この戦いを見守る男達。 伝「そ、そんな……!」 じいちゃん「……と、貫…! くそ……!」 男「……やぶる、秀一…! 負けんじゃねえ……!」 地面に倒れる二体を、見下ろすリンカイオー。 圧倒的。 無傷。 エクシード「……呆気ない…」 突破「どうかなぁあ……!」 エクシード「何…!」 立ち上がる二体の巨大ロボット! 突破「戦いは……これからだぜ…へ、へへ…」 秀一「ぜんぜん……くっ……余裕だ…!」 ゲンカイザーのコックピットに通信が入る! じいちゃん『やめろ、もう無理じゃやぶる! やつは……お前の親父なんじゃぞ!』 男『じいさん、だめだっつうの! 離れ……』 突破「じいちゃん……!」 エクシード「……親父、だと?」 じいちゃん『離さんか馬鹿たれ! ……やぶる、お前が父親と戦う理由がどこにある! やめるんじゃ!』 突破は、笑っていた。 突破「……じいちゃん、俺は仮にも地球守るヒーローなんだぜ? ……退けねえよ!」 じいちゃん『じ、じゃがしかし!』 突破「ここで退いたら、地球のみんなが、やられちまうんだ!! ……それによ、これは男の勝負なんだ。 負けられねぇだろ!!」 やぶるは笑いながらも――泣いていた。 気づいていた、あの時負けたとき。 思い出していた、父の温もり。 だが今は、それはすべて奴の仮面の下に封印されている。 奴は……エクシード! 越えるべき、限界! 突破「越える……この限界を、俺は…越えてみせる!」 エクシード「戯れ言か……だが、うおおおお!!」 リンカイオーが構える……その時! やぶると秀一を包み込む黄金の光! 伝『エネルギー反応上昇!? いったい何が……』 突破「わかるぜ、ゲンカイザー……今、真の力が、限界を越える力が!」 秀一「余裕を越える、新たなる信念が……!」 光に包まれ、一つになる二つのロボット! じいちゃん『お、おぉお……やぶる!』 伝『エネルギーが……無限に……!』 男『……無限…界帝!』 エクシード「な、なにぃいいいいい!! こ、これが……!!」 突破・秀一「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 周りの空間が歪み、生まれ出た新たなロボットの姿を湾曲する! 稲妻がほとばしり、大地が裂ける! 粉塵が晴れるとき……そこに立つのは! 男『……まさに、限界無き……皇帝!! やぶるぅうう!! ムゲンカイザーだぁああああああああああああああああああ!!!』 秀一「我、余裕にして限界を越える!」 突破「我、限界無き、ていおぉおおおおおおおおお!!!」 突破・秀一「ムゲェエエエエエエエエエエエン!!! ……カイッ……ザァァァァァァァァァァァ!!!」 エクシード「……ふ、ふはははははははは!!! ははははははははは!! ようやくだ、……いくぞムゲンカイザー!!」 リンカイオーが、臨界拳を構える!! エクシード「クリムゾンエフェクト…はぁああああああああああああああああああ!!」 リンカイオーから吹き出す炎が、ムゲンカイザーを襲う――しかし! 突破「だぁありゃあああああああああああああああ!!!」 ムゲンカイザーの腕が、炎を一瞬で消し去る! 秀一「……余裕だな…!」 エクシード「なっ……ならばぁああ!! はぁああああ!!」 リンカイオーが加速する! エクシード「臨界拳……ぅおおおおおおああああああああああああ!!!」 飛びかかってくるリンカイオー! しかし、ムゲンカイザーは…… 秀一「ゆくぞ……シャクトゥブレェェェェェェェエド!!」 背中から巨大な……ムゲンカイザーより巨大な剣を出現させる! 突破「……見えたあああああああああああああああああああ!!!」 エクシード「ぅおおおおおおああああああああああああああああああああああああ!!!」 突破・秀一「でぇえやああああああああああああああああああああああ!!!」 光が交錯する! すれ違う二体! 突破「…………」 秀一「…………」 エクシード「………ば、ばかな…!」 ――倒れたのは、リンカイオー。 その瞬間、砕け散るエクシードの仮面! コックピットを飛び出し、リンカイオーのコックピットを開ける突破。 突破「……と、父さん!」 エクシードはもはややぶるの父、貫だった……。 貫「……見ないうちに、強くなった……な…やぶる…」 突破「何で……いったい何故……」 貫「……俺は、俺が死んだとき……酷く後悔した……そう、限界を越えられなかった自分に…ただそれだけだ……」 差し出される手を握る突破! 貫「…ふ、ふふ……でも…やぶる……お前のおかげで……俺は限界を……」 突破「……そんな、そんな…」 貫「……あり、がとう……やぶ……る……」 「と………とぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおさぁあああああああん!!!」 今は、存分に泣け 戦え、突破…涼茂秀一! 限界突破だ、ムゲンカイザー! 限界ギリギリゲンカイザー・SSに戻る next back※二十三話
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登録日:2014/02/25(火) 14 56 00 更新日:2024/03/18 Mon 17 04 55NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 ガギーン!! ゴーバスターキング ゴーバスターライオー スーパー合体 タテガミライオー ツンデレ? トライク バスターマシン バディゾード ブロロロロロロ―!! ライオン 三号ロボ 戦隊ロボ 水木一郎 無人機 特命戦隊ゴーバスターズ 葉月サブロー 黙ると死ぬロボ ※推奨BGM:イッツ タイム フォー バスター! ゴーバスターズ、ネクストミッション! あのライオン、なに~!? 私、ゴーバスターズ嫌いだから。 やな感じ~! 仲間にできるヤツかもしれないんだろ? 俺はこいつをねじふせる! Mission.35 タテガミライオー 吼える! △メニュー 項目変更 タテガミライオーとは、スーパー戦隊シリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場するバスターマシン。 初登場はMission.34(第34話)「敵はビートバスター!?」ラスト。 以下、若干ネタバレあり。 【概要】 開発者は葉月サブロー。 エネルギー監理局に在籍し、バスターマシンの基礎を築き上げながらも自身の研究にしか興味を示さず、「君には『ビーン!』とした才能がある。だが、君の研究には胸に『ズッバーン!』とくるものがない!」と独特の表現で評した銀マサルト陣マサトからも「ま、俺とは違った意味で『天才』だな」と言われるほどの変人だった。 それゆえ、上層部からもマークされる異端児として扱われており、作中の時代ではすでに故人(と言っても亡くなったのは本編から見て最近の模様)で、彼が特命部を追い出されて以降に完成させたのが、このタテガミライオーである。 基本カラーは藍色で、識別ナンバーはLT-06。「LT」とは「Lion(ライオン)」と「Trike(トライク=三輪バイク)」の意味。 なお、「タテガミライオー」と言う名前はこの機体が持つ全モード共通の名称であり、ゴーバスターエースのように形態特有の名は持たない。 また、他のマシンは基本的にナンバーで呼ばれるのに対し、こちらは固有名詞であるためかほぼ一貫して「タテガミライオー」と呼ばれる。度々「ライオー」と縮めて呼ぶことがあり、本項でも時折縮めて呼ぶことにする。 陣からは「ライオンちゃん」とも呼ばれている。 中盤から登場した機体だが、それまでのバスターマシンとは設計思想の段階で大きく異なる。 CB-01をはじめとした初期三人のマシンは、パイロットの操縦をサポートするバディロイドと、巨大メカそのものであるメガゾードを組み合わせることで成り立っているが、 このタテガミライオーは最初からこの二つを一体化させる、と言うコンセプトのもとに開発された「バディゾード」である。 つまり、ある程度の自我を持った無人機である。ただし喋ったりはできない。 コックピットは存在し、ゴーバスターズが操縦することもできるが、その際にはライオブラスターというアイテムが必要となる。 また、緊急時には無人のまま駆けつけてくれる頼もしい存在でもある。 シリーズ内なら、無言でメンバーを助ける点は メガレンジャーのデルタメガを思わせ、自立行動で戦闘やサポートを行う点はゴーゴーファイブのライナーボーイに近い。 戦隊シリーズ以外に例えるならバジンたんことオートバジンが一番近いといえる。どっちもバイクだし。 とはいえ参入経緯はやや複雑で、タテガミライオーが味方になるまでは結構大変だった(後述)。 なお、本編以降の時系列の作品でちゃんと登場したバスターマシンは、現時点ではこのライオー(キョウリュウジャーVSゴーバスターズ)とRH-03(スーパーヒーロー大戦Z)のみである。 【各形態のデータ】 ○バディアニマル 全長:86.7m 全高:39.0m 全幅:31.0m 最高走行速度:450km/h ライオン型の巨大メカ。 ふだんはビークルモードかメガゾードモードで待機している他のバスターマシンと異なり、これが基本形態。格納庫でもこの姿でくつろいでいる。 口からの破壊光線が武器で、発射時にタテガミ部分が回転・発光する。 格闘戦では、猛獣らしく引っかいたり噛みついたりしてくる。 ○バディビークル 全長:75.3m 全高:20.4m 全幅:31.0m 最高走行速度:500km/h トライク型。 格闘などはできなくなるがスピードは上昇する。 基本的に味方のメガゾードを乗せるための姿で、エースやゴーバスタービートが乗った。 シルエットはアニマル形態に近いが、尻尾となるライオンサーガンが口に咥えられ、タテガミが外れて前輪となっている。 武装はフロントカウル部に移動したライオン頭部に咥えたライオンサーガン。 乗っている味方がこれを手持ち武器として使っているときは、空いた口から光線を放つ。 ○バディーゾード 全高:53.0m 全幅:20.4m 胸厚:23.7m 最高走行速度:350km/h 巨大ロボ形態。エースを上回る(はず)のサイズを持つ。 ライオンサーガンを槍として使い、頭部とタテガミをタテガミシールドとして左手に装備。 数値上のスペックは完全にエースの上位互換で、遠近問わない戦いができる。 【武装】 ○ライオランサーガン 主武装である槍。両端に鉾先がある槍であり、コの字に折ることで鉾先が銃口になる。 他のマシンでも使える。と言うか使えることが前提の武器。 ○タテガミシールド アニマルモードの頭にあたる楯。 メガゾードモードで腕に装備し、合体メガゾード時は胸部に装着され胸がライオンとなる。口から破壊光線を吐く、攻防一体の武器。 メガゾードモードでこれを振り上げると「ガオー!」と吼える。こっちが本体なのだろうか…。 【必殺技】 ○ライオインパクト ライオンサーガンを強化した斬撃。 モーフィンブレスを操作して放つ初期メンバーの技と異なり、操縦桿であるライオブラスターを操作して発動する。 ○ライオバースト トライクモードで、騎乗しているメガゾードが放つ光線。 ライオンサーガンからビームを発射するため主導権は味方の方にある気がするが、一応ここに記載。 【加入までの経緯】 タテガミライオーはその開発者の事情などから、いろいろあった上で戦線に加えられることとなった。 スナドケイゾードとパペットゾードに苦戦するゴーバスターズの前に、突然現れたタテガミライオー。ヴァグラスばかりか彼らのバスターマシンにまで攻撃を加え、すぐに去っていった。 その行方を追っているうちに、ゴーバスターズはある人物と遭遇した。 ライオーを作った葉月博士。 そして彼が特命部を追い出されたことについて、恨んでいる人物……博士の実の娘である、葉月ミカである。 彼女は生前の父と衝突を起こしていたエネルギー監理局、ひいては特命部とゴーバスターズを「周りの犠牲を顧みない連中」と毛嫌いしており、父の忘れ形見でもあるライオーは父の恨みを晴らすために戦っていると思い込んでいた。 ヒロムはエースを駆りライオーと直接対決するが、荒ぶる獅子のごときパワーに一度は敗北。 そんな中、博士が残していた「BUDDY ZORD-Z」ことライオーの設計図を調べたリュウジと陣はある可能性に気づく。 二人の報告を受けたヒロムはニックと共にエースでライオーと対決。それを見守るミカに、リュウジと陣は自分たちの見つけた事実と推測を語る。 ライオーはエースに合わせて設計されており、今までの攻撃は、エース及びそのパイロットの実力を図るために行っていたのだ、と。 戦いの中、メガゾード形態に変形し更なる力を引き出されたライオーに驚くミカ。 信じられない光景に困惑する彼女にリュウジと陣はこう諭す。 そんな設計の元開発されたタテガミライオーが、 俺たちゴーバスターズを倒すためのバディゾードだと思うかい? 確かに、ある見方をすれば君のお父さんは『犠牲になった』のかもしれない。 でも……また違った見方をすれば、自分の研究を…… 『意志を守った』ともいえるんじゃないかな? キミの親父さんは、組織に見限られたんじゃない。 自分の『意志』を守るため、自ら離れた。 そういうおっさんだったよ。 あなた……父を知ってるの?いったい誰なの? 俺は……変人に何度も言われ続けた、『若造』だ。 激しい戦いの中、互いの武器を弾き飛ばされ素手での戦いに移行するエースとライオー。 エネトロンが尽きかける寸前でクロスカウンターが決まり、よろめくライオーはエースとヒロムの力を認めアニマル形態に変形。自身の上に乗るように雄叫びを上げる。 そこへゴーバスターズの戦力増強を阻まんとするエンターがメガゾードεで襲来。ヒロムはエネトロンの消耗が激しいエースからライオーに乗り換えてこれを撃退させる。 シャットダウン後、コックピットに操縦桿として配置されていたアイテム・ライオブラスターが自動的にヒロムの手に渡る。 そこには、博士のメッセージが残されていた。 ミカ、これまでよく私の研究を守ってくれた。 ……もう大丈夫だ。 すべてを、彼らに託してくれ。 『ズッバーン!!』とな! お父さん……お別れの前に、ちゃんと話してよ……。 かくして、父の遺志を受けとめたミカもゴーバスターズを認め、紆余曲折を経てタテガミライオーは特命部に仲間入りしたのだった。 なお、翌話であるMission36でニックたちがライオー解析にかまけるヒロムたちに対しストライキを起こすのだがそれは別の話……。 【ところで……】 さて、このライオーであるが、ある程度の自我をお持ち自立行動できることは上述した通りである。 本編での行動をいくつか追ってみると…… ▽ヒロムが自分を扱うにふさわしいかどうか、殴り合いで確かめる ▽認めてからは、積極的にヒロムをサポート ▽格納庫で待機しつつ「ガオー!」 ▽ヒロムのピンチを察知して吼える ▽しかし、閉じ込められたヒロムを助けるべく陣が乗ったときは嫌がった ▽が、リュウジにヒロムを助けるためと説得されて大人しくなった ▽以降はヒロム以外が乗っても文句を言わなくなり、ゴーカイレッドも乗せた ▽味方のピンチには積極的に駆けつける。 ▽基本的に、指令室に出動を要請し黒木の判断で発進するが、まれに名前を呼ばれるとやってくることがある ▽最終回では一時行方が分からなくなったが、巨大戦が始まるとすぐに駆けつける ▽亜空間から帰ってくると、黒リンたちに手を振るゴーバスターズに合わせてタテガミシールドを振った ……とまあ、こんな感じである。これらを大きく曲解すると…… ▽ヒロムが自分を扱うにふさわしいかどうか、殴り合いで確かめる→「あんたが俺を乗りこなせるか、見極めてやる!」 ▽認めてからは、積極的にヒロムをサポート→「何だ……結構見どころあるじゃん……」 ▽格納庫で待機しつつ「「ガオ―!」→「暇だなぁ」 ▽ヒロムのピンチを察知して吼える→「胸騒ぎがする……!」 ▽しかし、閉じ込められたヒロムを助けるべく陣が乗ったときは嫌がった→「あんたじゃない、ヒロム呼んで来い!」 ▽が、リュウジにヒロムを助けるためと説得されて大人しくなった→「し、仕方ないなぁ……」 ▽以降はヒロム以外が乗っても文句を言わなくなり、ゴーカイレッドも乗せた→「ま、ヒロムも一緒に戦うなら……(ヒロムが乗らないときはエースが共闘している場合が多い)」 ▽味方のピンチには積極的に駆けつける→「ったく、仕方のないなぁ」 ▽基本的に、指令室に出動を要請し黒木の判断で発進するが、まれに名前を呼ばれただけでやって来たことがある→「呼んだー?」 ▽最終回では一時行方が分からなくなったが、巨大戦が始まるとすぐに駆けつける→「そこまでだ!」 ▽亜空間から帰ってくると、黒リンたちに手を振るゴーバスターズに合わせてタテガミシールドを振った→「ただいまー!」 ……ツンデレと健気さを兼ね備え、結構可愛くは無いだろうか? また、これはニックの推測だが、「生みの親も死んで、自分(ニック)達みたいに相棒もいなくって、寂しい思いをしてるんじゃないか?」と言われている。これが当たっているとすれば、なかなかにいじらしく思えてこないだろうか? 見方次第では、タテガミライオーは一種の萌キャラのように……思えないな、うん。 【エースとの連携】 上記の通り、ライオーはエースに合わせて設計してある。アニマル・ビークルモードどちらもエース(に近いサイズのメガゾード)が乗ることができるようデザインされており、後者に至ってはヒロムを認めて以降初めて使った機能である。 また、メガゾードモードではエースの合体コアとしてのポジションを取ってしまうが、これによって結果的にメガゾードの数は増加する(エースとゴーバスターライオーとヘラクレス、またはゴーバスターオーとライオーとヘラクレス)ことになり、戦いの幅は広がった。 ライオーの登場が発表されたときはエースがハブられないか心配されもしたが、むしろエース共々活躍することができるようになったのだ。 【ところで……2】 初期メンバーのマシンのコックピットはアニマルモード時の頭部にあり、合体メガゾード時にその形態の頭部にコックピットブロックごと移動する仕組みになっている。 で、気になるのがライオーのコックピット。 果たしてどこにあるのだろうか? アニマルモード時の頭なら、メガゾード時にシールドにしていることになってしまう。描写が無かっただけで、こちらもモードごとにブロックごと移動していると考えるのが妥当だろう。 が、後年。ライデンキョウリュウジンがタテガミシールドを装備した時だ。それと同時にゴーバスターズの初期メンバー三人もキョウリュウジンのコックピットに移動してきたのだ。 やはり、頭部が本体なのだろうか?疑問は尽きない。 【関連機体】 ○ゴーバスターエース ここで説明した通り。スペック的にも運用法的にもエースの上位互換なライオーだが、それに勝ててしまうあたりヒロムの操縦技術の凄さがうかがえる。 ○ゴーバスタービート 一度だけビートがライオーに乗ったことがある。 ○ゴーバスターライオー 全高:65.8m 全幅:49.6m 胸厚:46.6m 重量:4800t 最高走行速度:500km/h 最大出力:1800万馬力 Mission.36「ゴーバスターライオー ガギーン!」で初合体。 ライオーがエースの代わりにGT-02、RH-03と合体した巨大メガゾード。合体時にライオーに誰かが乗る必要はあるが、呼び出し自体はライオーが無人のままでもできる。 ゴーバスターオー以上のパワーを持つ。武装もこちらの方が多く、胸に移動したタテガミシールドを高速回転させて放つ「イグニッショントルネード」が必殺技。 基本的に初期の三人で操縦するが、ブルーとイエローだけで乗ることもあった。 『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』では、メガゾードキーの力でコアメカ&胸がライオンつながりのガオキングやガオケンタウロスにゴーカイチェンジ。妨害のために転送されてきたメガゾードを粉砕した。 ○ゴーバスターキング 全高:82.6m 全幅:50.1m 胸厚:56.3m 重量:7200t 最高走行速度:650km/h 最大出力:2700万馬力 Mission.38「実況!エースデスマッチ」で初合体。 GT-02、RH-03、BC-04、SJ-05と合体した合体メガゾード。 動きは重くスピードに欠け、リュウジからも明確に弱点と言われているが、高い防御力で持ちこたえ超パワーで押し切ることができる。 装備はバスターランスにBC-04のブレードで、似た編成のグレートゴーバスターよりも武装が増えている。また、こちらは別に亜空間用では無く、野戦合体が主。 必殺技は両腕部のブレードで敵メガゾードを攻撃する「ツインブレードスラッシュ」と、バスターランスに全エネトロンを充填させ乱れ斬りを繰り出す「エミッションブレイク」。 初登場時にレッドが乗らなかった珍しい戦隊ロボで、年末回では最終回でもないのに素顔で操縦されている。 ○タテガミライデンキョウリュウジン 『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』に登場。 ゴーバスターズ獣電池をガブリンチョ!したライデンキョウリュウジンがタテガミシールドを装備。何ともやっつけ感あふれる合体だが、勝利の決め手となった強力なフォーメーション。 この映画では、VS戦隊シリーズであるにもかかわらず、1号ロボを差し置いてライオーが出演している。 ゴーバスターエース&ゴーバスターオー「解せぬ」 バスターマシンのコックピットセットは「ヒーロー大戦Z」を最後に解体されてしまったのだろうか…? 【余談】 顔をよく見ると、他のバスターマシンよりもニックたちバディロイドに近いデザイン(マシンの計器を思わせる)をしている。 一度エースをニックが単独で動かし、ヒロムが操るライオーに乗ったことがあるが、これは普段のコンビとは逆の構図である(普段はバイクに変形したニックにヒロムが乗っている) 設定上エースより一回り以上大きいはずで、玩具などではそうなっているが、本編ではどう見ても同じ背丈になっている。 まぁ、ツッコむだけ野暮と言うモノであろう。これに限らず、スーパー戦隊ロボはこれに限ったことじゃないし。 操縦桿を兼ねるライオブラスターだが、電子音声は葉月博士の声を基に作られているため非常にうるさい。前年の携帯電話や次年の銃にも負けてない。以下、その例。 ▽「タテガミ、ライオー!けんざぁ―――ン!!」 ▽「バディ、ビークル!ブロロロロロロ―――!!!」 ▽「ロックロックロックオ―――ン!」 ▽「ヒロム・サクラダ!チキン反応、マ―――ックス!!」 ▽「ライオブラスター!ゴ―――!!!」 ▽「イッツタァイムフォ―バスタ―――!」 ▽「イッツ・タァイム・フォ―・ファイナル・バスタ――――!!!」 玩具の話をすると、発光ギミックとサウンドギミックの両方がタテガミシールドに内蔵されているため、ある意味これが本体である。 ゴーバスターライオーとゴーバスターキングのサイズ設定がおかしなことになっている。 テーマソングは「ライオー!見参!チャンピオン!」。歌うは葉月サブロー役の水木一郎。預言者こと藤林聖子女史の作詞に、劇伴の大橋恵が渡辺宙明をリスペクトした作曲・編曲、どこを切ってもアニキなシャウトが光るんだ、ゼーッと!なお、一部歌詞を変更した「ゴーバスターキングVer」もあるが、劇中では未使用。日本コロムビアから発売された「特命戦隊ゴーバスターズ 全曲集 コンプリート ソング ファイル」のボーナス・トラックにて1コーラスでのみ収録されている。 ツイキプリ―ズ!プリ―――ズ!! イッツタァイムフォ―シュウセ―――イ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ガギーン!ッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ヒーロー大戦Zでビースト乗せてくれたらまるっきり専用機にしか見えないだろうなーと思ったが、そんな気の利いた展開やってくれなかった -- 名無しさん (2014-02-28 23 08 08) バスオンといいガイアレオンといいシーレオンといいコイツといいサファリガオーといい、最近の特撮のライオンは青いヤツが多いんだな -- 名無しさん (2014-04-24 00 43 39) 動物戦隊では黒リンがタテガミライオーに乗ってたし -- 名無しさん (2014-04-24 00 47 06) ゴーバスターライオーは初陣を除けば、重大な場面で活躍するよな。 -- 名無しさん (2015-02-27 10 54 34) トッキュウでもサファリが出たし、ニンニンにもライオン出てほしいな -- 名無しさん (2015-02-27 17 27 58) ↑出ました -- 名無しさん (2015-08-16 09 15 52) 競走馬の名前かと思った -- 名無しさん (2016-08-09 18 19 21) 初登場時はバディロイドみたいに水木一郎が喋るのかと… -- 名無しさん (2017-02-17 19 49 50) ×水木一郎 ○水木さん -- 名無しさん (2017-02-17 19 50 45) テーマソングの歌詞で二人称が「きみ」なのがちょっと可愛い -- 名無しさん (2018-02-20 13 46 20) 名前 コメント
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雪が降りしきる谷間。 何度も戦闘が行われたのか木々は根元から荒々しい断片を残し折れ、その周辺には雪で白く化粧された残骸が累々と転がっている。 「なぁ本当にくんのかよ。」 谷底に広がるそんな光景を見下ろしながら灰色のコートに身を包んだ男がぼやく。 銀縁のゴーグルをフードの上にかけ、歳の頃はまだ20に行くか行かないか位の若い青年だった。 「チクショウ、また強くなってきやがった」 革手袋に包まれた手を擦りながら空を見上げる。 青年が羽織っているその灰色コートと同じ色のような曇天はごうごうと音を立てた暴風で吹雪の様相を見せ始めていた。 「いい加減、寒いぜ。」 かれこれ4時間にもなる。 この昼が短いこの地では直に日が暮れる。 それが彼を更に追い立てる。 「なら、中に入ればいいだろう。」 拡声器のような音が鳴り響き後ろの木立から灰色の砲塔を背負ったような三本脚の機動戦闘車両が姿を現す。 「お前が言うからここまで来たんだぞボルヒェルド!」 その操縦席では、外でがなっている青年とは対照的な寡黙そうな黒髪の男が無表情で座っている。 ボルヒェルドと呼ばれたそのパイロットは彼の暴言には慣れっこという様子でコックピットで比較的熱を持ちやすい燃料直結の計器にくくりつけられた、 軍用食の半固形飲料を手に取りストローに吸いつく。 やはり起動間もなくては解凍しきるには至らず、口の中に生温かいビタミン剤特有の甘さが広がった。 「おい、返事しろよ!」 「聞こえてるよ。」 ボルヒェルドは後味悪そうな表情で握りしめられた飲料パックを一瞬見やると計器に乱雑に貼られた手書きの地図と、 その各所に添付されたメモ付きの付箋を確認するように見入った。 「もうすぐさ。もうすぐなんだ・・・」 彼が麓の街で独自に手に入れた情報では古戦場として名高いこの谷間は、隠し経路として敵国の機動甲兵の小隊が通るという話だった。 そこに張って戦果をあげる。 その為に長距離砲撃に長けた彼の愛機と、機動力に優れた戦闘機を駆る彼の相棒を連れてきたのだ。 複数機で身動きの取れない細い谷間をひっかき回すのが彼の相棒エミール・クライドの役目だった。 だが、しかし・・・ 「遅すぎる。」 昨日、今日と連日張っているものの歩兵すら通らない。 「やはり噂は噂なのか・・・!!」 と、同時に警告音が鳴る。 昨晩、遥か遠くに設置した赤外線ポインターが反応したのだ。 「エミール仕事だぞ。」 「待ってました!」 エミールはコートを脱ぎ捨てボルヒェルド機の脇を通り抜け後方に駐機された自分の相棒を起動させる。 ジリジリという排気音と共に立ち上がる鉄の巨人。 その肩にはボルトマークのエンブレムの下に1368 彼らの所属する第1368機動兵団のマークが刻まれていた。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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パコック マヤ神話の戦いの神。 脅かし役。
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I=D・高機動兵器の開発 Sハイクオリティボーナス対象(+2) 敏捷+2 /*/ #新記述 L:I=D・高機動兵器の開発 = { t:名称 = I=D・高機動兵器の開発(イベント) t:要点 = 一般性能要求{ 高機動兵器とはバーミーズとは抜本的に異なる思想で開発された機体である。 すなわち隠蔽能力を持たず、高機動能力一本に的を絞って開発された。例え見つかっても機動力が高ければ切り抜けられるという思想で開発された。 武装は大口径ビーム砲一本という衝撃的なデザインである。多くの専門家が単なる実験機としてみていて量産を見越していなかったという、面白い機体である。 } t:周辺環境 = 砂漠 t:評価 = なし t:特殊 = { *I=D・高機動兵器の開発のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。 *I=D・高機動兵器の開発の位置づけ = ,,,生産イベント。 *I=D・高機動兵器の開発の内容 = ,,,このイベントを取得した国は、その国用の高機動兵器(I=D)の作成を行うことができる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。 } t:→次のアイドレス = なし } #旧記述 L:I=D・高機動兵器の開発 = { t:名称 = I=D・高機動兵器の開発(イベント) t:要点 = 一般性能要求{ 高機動兵器とはバーミーズとは抜本的に異なる思想で開発された機体である。 すなわち隠蔽能力を持たず、高機動能力一本に的を絞って開発された。例え見つかっても機動力が高ければ切り抜けられるという思想で開発された。 武装は大口径ビーム砲一本という衝撃的なデザインである。多くの専門家が単なる実験機としてみていて量産を見越していなかったという、面白い機体である。 } t:周辺環境 = 砂漠 t:評価 = なし t:特殊 = { *I=D・高機動兵器の開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。 *I=D・高機動兵器の開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。 *その国用の高機動兵器(乗り物)を作成できる。 } t:→次のアイドレス = なし } #新記述 L:ジャバニーズ = { t:名称 = 07 ジャバニーズ(乗り物) t:評価 = 体格14,筋力14,耐久力11,外見12,敏捷32,器用7,感覚10,知識7,幸運6 t:特殊 = { *ジャバニーズの乗り物カテゴリ = ,,,I=D。 *ジャバニーズのイベント時燃料消費 = ,,,(戦闘イベント参加時)燃料-4万t。 *ジャバニーズのイベント時資源消費 = ,,,(戦闘イベント参加時)資源-1万t。 *ジャバニーズの必要パイロット数 = ,,,パイロット1名。 *ジャバニーズの必要コパイロット数 = ,,,コパイロット2名。 *ジャバニーズの搭乗資格 = ,,,搭乗可能(I=D)。 *ジャバニーズの人機数 = ,,,5人機。 *ジャバニーズのアタックランク = ,,,AR18。 *ジャバニーズは宇宙で戦うことが出来る。 *ジャバニーズの中距離戦闘行為補正 = 中距離戦闘行為,,条件発動,(中距離での)攻撃、評価+4、燃料-1万t。 *ジャバニーズの偵察補正 = ,,,(偵察での)全判定、評価+3。 *ジャバニーズ特殊防御能力 = ,,,防御判定時に敏捷を使うことができる。 } t:→次のアイドレス = 偵察パイロット(職業),上空からの狙撃(技術),ジャバニーズ白兵型の開発(イベント),次期共和国主力機の開発(イベント) } #旧記述 L:ジャバニーズ = { t:名称 = 07 ジャバニーズ(乗り物) t:評価 = 体格14,筋力14,耐久力11,外見12,敏捷32,器用7,感覚10,知識7,幸運6 t:特殊 = { *ジャバニーズの乗り物カテゴリ = I=Dとして扱う。 *ジャバニーズは宇宙で戦うことが出来る。 *ジャバニーズは中距離戦闘行為が出来る。この時、中距離戦闘の攻撃判定は評価+4される。燃料を1万t消費する。 *ジャバニーズは偵察時に+3の修正を得る。 *ジャバニーズは装甲判定時に敏捷を使って判定できる。 *ジャバニーズは戦闘時に1機につき燃料4万tを使用する。 *ジャバニーズは戦闘時に1機につき資源1万tを使用する。 *ジャバニーズはパイロットの他、コパイロット2名を必要とする。 *ジャバニーズの人機数 = 5人機として扱う。 *ジャバニーズのアタックランク = ARは18として扱う。 } t:→次のアイドレス = 偵察パイロット(職業),上空からの狙撃(技術),ジャバニーズ白兵型の開発(イベント),次期共和国主力機の開発(イベント) } I=D・高機動兵器の開発 ナニワアームズ商藩国製高機動兵器:ジャバニーズ♯現在予想(もしくは希望)される性能諸元 機体概要 先進的かつ衝撃的な装備 テストパイロットの憂鬱 天駆ける漆黒の踊り子 /*/ ナニワアームズ商藩国製高機動兵器:ジャバニーズ ♯現在予想(もしくは希望)される性能諸元 シリアルナンバー:HMR02N 機種:高機動強行偵察機 必要人員:パイロット1名、コパイロット猫士1名 全高:15m 巡航速度:~1000㎞/h(ダッシュ時には瞬間的に音速突破も可能) 武装:大口径レーザービーム砲一門 装甲材:電磁波吸収素材積層装甲 機動方式:各部バーニア及び脚部アクチュエータによる跳躍。短時間の滑空 想定作戦領域:海を含む地表及び大気圏外 想定可能行為:射撃のみ、対応距離不明。対空戦闘。偵察。隠蔽不能 特色:極低装甲。高敏捷。高感覚。高AR 欠点:凶燃費。低耐久。正面戦闘 ▲TOP 機体概要 ジャバニーズは、当藩国の開発による隠密偵察機・バーミーズの試作トライアルに参加した内の一機を母体としている。 光学迷彩が実用化、表面装甲に採用された当時においては、強力なバーニア機動によって縦横無尽に敵機を翻弄するという当機のコンセプトは理解されがたく、結果的に不採用となっている。 しかし動乱を経て時代は変わり、サイベリアン改修型(通称サイバミーズ)をテストベッドとした運用試験を経て、偵察行動も『隠蔽による隠密接敵』から『高機動と高速移動による強行偵察』へと戦術的意味合いを変化させていたのである。 ここに来て当該機の有効性が再検証され、晴れて表舞台に立つことになったのである。 開発者による『ジャバニーズ(ジャワの踊り子。猫の名前である)』という、これまた軽快な響きを持つ呼称を得て、最終試験機体が組み上げられた。 ジャバニーズの圧倒的な機動を実現するのは機体背面に配されたバーニアである。 メインとなる胸部大型バーニアは姿勢制御翼と一体化しており、これを偏向することによってパワーダイブをかけることが出来る。 これは跳躍による機動を武器とするジャバニーズにとって弱点となりうる着地点予測を困難にしようという試みであった。 ▲TOP 開発にいたる裏話 先進的かつ衝撃的な装備 頭に強行と付く以上、偵察機といえども敵機との戦闘は免れない。 しかしながら本機のコンセプトは軽量・高速・高機動であり、運用に手間と重量がかさむオプションの類は一切発注されなかった。 同様に携行弾数の問題と重量の兼ね合いから実弾兵器も早々に候補から姿を消し、最後に残ったのは光学兵器、それも大口径のレーザービーム砲一基のみであった。 機重に対して過剰なほどの出力を誇る本体ジェネーレーターをエネルギーパック代わりに、『一撃必殺・一発必中』を期して建造されたビーム砲は黒を基調した機体デザインと相まって凶悪な雰囲気を漂わせる。 しかも偵察任務完了時にはデッドウェイトとして砲身をパージするという徹底ぶりであった。 かなりピーキーで野心的な機体構成に対して内部、つまりコックピットについては従来機から完全に更新する形で執拗に安全性・操作性が確保された。 初期の機体コンセプト説明においてパイロット達が余りに激烈な機動予測に『シェイカーに入れられたクラッシュアイスの役は御免だ』と提言したのが始まりとも言われている。 ともあれ、最終試験機の段階ではパイロットは多重に防護されたコックピットに包まれ、FCS及びアビオニクスと通信を管制する専属猫士とシェイクされながら任務に就くこととなった。 新開発のパイロットスーツに身を包むイズナ氏。 筋電位差を検出する機構を持ち、耐G機構を備えたコックピットとスレイブアームに接続する。 いわばコックピット自体を着込むのに近いため、このスーツ自体がインナーであるとも言える。 ▲TOP 各種装備開発の経緯 テストパイロットの憂鬱 当藩国において、新機種開発といえば担ぎ出される男がいる。 PLとしては技族として主にメカニックのイラストを描き、PCとしては歴戦のパイロットとして真っ先に試験機のテストパイロットに任命される。 一名を地を這う迅雷。 イズナ氏である。 傍から見れば、ひどい目にばかりあわされているようにも見えるが、恐らくそれは彼のセンスと実績に対する嫉妬からの錯覚である。 そういうことに、しておいて欲しい。 以下に掲げるのは、藩国きっての匠である『思考する筋肉』ホードー氏の手によるシミュレーターである。 これをご覧の諸兄もイズナ氏となって過酷なシミュレーターを是非体験していただきたい。 きっとジャバニーズとそれを駆るパイロットに対する認識が変わることだろう。 【ナニワアームズ謹製ゲームシリーズ:高機動兵器の開発】 ♯ここから直ZIP形式でダウンロードしていただきます。 ♯ダウンロード完了後、適当な場所に解凍してください。 ♯チュートリアルを参考に地獄のラストステージを目指してください。 ♯ゲームがうまく動かない場合は、こちらをご覧下さい >> 「.netのインストール」 /*/ 天駆ける漆黒の踊り子 ~ジャバニーズ実戦性能評価試験~ そびえ立つ奇岩が複雑な起伏を描き、岩と砂以外は何もない荒涼とした岩石砂漠。 その最奥に地形を天然の要害として機能する要塞があった。 本国への玄関口とも言うべき国境にあり戦略的に重要な意味を持ちながら、機甲戦力を阻む巨岩と歩兵を阻む無限の砂は幾度となく陸上の侵入者を排除してきた。 その日、久方ぶりに要塞に接近する機影を最初に捉えたのは岩石地帯に陣取る哨戒部隊のI=Dであった。 即座に要塞指令の下へ報告が届けられ、哨戒部隊は連携して敵機の捕捉に乗り出した。 敵影は1。岩山の上に待機した哨戒部隊の視界にぽつんと小さな点が生じる。 光学最大望遠で捉えられた機影を目にしたとき、哨戒部隊は目を疑った。 黒い点が、地を蹴るようにして疾走している。その一歩はとてつもなく長く、時折空を蹴って障害を回避する様は神話に登場する神の伝令を思わせた。 瞬きする間にモニタの中の機影が大きくなっていく。 軍事境界線を大きく割り込んだ敵機に対し、型通りの警告に続けて哨戒部隊は威嚇射撃を開始、その初弾が砂の大地に弾着するより早く、機影は一瞬モニタから消えた。 横っ飛びに跳躍したのだ、と何故か不鮮明なレーダーを参照して把握した哨戒部隊が再びカメラのフレームにその機影を捉えたときには、望遠も不要な位置まで接近を許していた。 警告から実力による排除へ、哨戒部隊の開始した予測射撃はまたしても敵機の奇妙な機動に回避される。 左右に激しくステップしながら、今や指呼の距離まで迫った敵機は、狙い澄ました哨戒部隊の一斉射を、岩山ごと哨戒部隊を飛び越えるという信じられないような跳躍で突破した。 巨岩の隙間に着地した機影はまっしぐらに要塞を目指して駆け抜けていく。哨戒部隊突破の報せを受けて第二次防衛ラインに当たるI=D部隊が迎撃のためミサイルを発射。 着弾より先に爆散したかのような銀色の霧が敵機から噴霧され、その只中へとミサイルが殺到する。 どうやら高い熱量を持つらしい銀の霧の中から近接信管で起爆したミサイルの爆煙を引いて敵機が跳躍する。 最短距離を塞ぐ迎撃機に対して空中から手にした大口径砲の一撃を見舞う。そのままバーニアをふかした敵機は閣座した迎撃機を跳び越えて要塞まであと僅かの距離にまで迫る。 要塞正面に配された機関砲群の弾幕射撃を地上機とは思えないようなシザース運動で回避した敵機は、着地点を狙った予測射撃を空中でのバーニアダッシュで回避、大口径砲の一撃でレーダーサイトを狙撃した。 宇宙艦に搭載されるような高出力のビームを浴びて脆くも崩れていくレーダーサイト。 その直後、機関砲の外版にスパークが走るような高密度・高出力の電磁波を浴びせかけて電子的隠蔽を丸裸にされた要塞のデータを根こそぎ奪った敵機は、加熱した大口径砲の砲身をその場に投棄、侵入時と同じ方向に転進すると大加速をかけて離脱する機動に入った。 デッドウエイトを投棄して身軽になった敵機のストロークが上がり、押っ取り刀で追撃に現れた増援部隊に衝撃波を叩き付けてその場に釘付けし見る間に遠ざかっていく。 単機で突入して来たこの敵機に対し、要塞に配備された部隊は遂に一度の有効弾も与えられなかった。 >... >....... >........... 「…シミュレーション終了。 結果:偵察任務成功。敵要塞規模判明。要塞周辺のデフコン上昇及び部隊の集結を確認。偵察に基づく対要塞戦の発生確率90%。まあまあじゃない?」 「…それにしてもこのシミュレーターは本当に良くできてるな」 「シチュエーションは自由自在。その上実機と同じ機動を体験できるからね」 「それは、実機に乗るのがたのしみだ」 ハンガーの片隅に設置されたモックアップから出た主任研究員とパイロットは、隣のデリックで組み上がっていく機体を揃って見上げた。 漆黒の踊り子ジャバニーズ。 そのデビューは、近い。 /*/ STAFF 文章 設定・機体デザイン:うさぎ 改稿・構成:久遠寺 那由他 イラスト 本体・ビーム砲:シュウマイ コックピット:くじら パイロットスーツ:乃亜・C・O ゲーム プログラミング:ホードー 使用イラスト:くじら・シュウマイ ▲TOP
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リピット
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貧乏クジの行方 ◆PfOe5YLrtI 黒き獣が地を走りながら、背負う砲門からビームの光を撃ち放つ。 赤き巨人へと向けられたその光は、しかし巨人の屈強な腕に阻まれ、本体への直撃を許さない。 「邪魔しないでよっ!!」 「って、あれに乗ってんのは子供かよ!?」 獣の中から聞こえるプルの声に、タスクが思い出すのはスクールの少年少女達の話。 あの少女もまた、彼らと同様の訓練や強化・調整を施されているというのだろうか。 操縦は荒ったい、しかし確かにあの獣のような機体を使いこなしている。 少なくとも、年端も行かない普通の女の子に一朝一夕でできる芸当ではない。 「しかもラトゥーニ達よりさらに年下っぽいし……たまったもんじゃねぇな、ったく!」 獣は巨人の周囲をすばしっこく跳び回りながら、ビームを乱射する。 その全てを受けきり、逸らし、やり過ごし……確実に防ぐ巨人。 それは、犬と飼い主のじゃれ合いのようなやり取りに見えなくもなかった。 タスクは特別優秀なパイロットというわけではない。 運動神経は鈍いし、一度はパイロット適正審査の段階で落とされたこともある。 だがそれでも、勘と悪運とそして根性を武器に、DC戦争に始まる幾多の大戦を潜り抜けてきた。 単純に実戦経験に関しては、ここにいるプルよりもタスクのほうが場数を踏んできている。 加えて重装甲の機体の扱いにかけては、ジガンスクードに乗り慣れたタスクに一日の長があった。 武装や格闘性能など、総合的に見ればビッグデュオはむしろジガンより遥かに使い勝手がいいといえよう。 獣――ガイアガンダムの火力は読めた。これなら、隙さえ突かれなければ防ぎきれる。 条件は全てにおいてタスク優位だ。これでヘマをやらかした日には、立場がないというものである。 「もう!ずるいよ、私のガイアにはそんな腕付いてないのに!」 イライラを募らせたプルが、痺れを切らし叫び声をあげた。 ビッグデュオの喉元を噛み千切らんばかりの勢いで飛び掛る。 「うおっと!?」 その際、背面ウイングにビームの光が収縮し、刃を形成しているのをタスクは見逃さない。 飛び込んでくるガイアにタイミングを合わせて……両の手で翼ごと挟みこむ! 「捕まった――!?」 「白羽取りっ!どうよっ!」 白羽取りにしてはスマートさに欠けるが、半ば力任せに機体ごと引っ掴む。斬られ役に甘んじてやる気はない。 ひとまずの動きを封じたことで、タスクは眼下を見回す。 (さっきのあいつは……上手く逃げ切れたみたいだな!) カズマの姿が完全に見えないことを確認し、タスクは行動に出ることにする。 この取り留めのないじゃれ合いもここまでだ。 「よーし!もういいだろお嬢ちゃん、おイタはそこまでだぜ」 元々シャドウミラーの意のままに殺し合いに乗ってやる意思など、タスクには存在しない。 ましてや相手が幼子となってはなおさらだ。 「よくないよ!早く死んでくれなきゃ、ジュドーのところに帰れないんだから!」 「物騒だなぁオイ……ん?」 プルの口から出た言葉がひっかかった。 名簿だ。参加者一覧の中に、ジュドーという表記があったことを思い出す。 「おい、ちょっと待てって!お前、そのジュドーって奴まで殺しちまうつもりかよ!」 「何わかんないこと言ってんのさ!」 「わかんないってお前、ジュドーって名前が名簿に……」 「あたしはジュドーの所に帰るんだ!邪魔すると許さないから!」 言っていることがメチャクチャだ。まるで、自分達と敵対していた頃のゼオラを思い出させる。 あの頃の彼女やオウカ・ナギサ同様、施された洗脳や強化が、思考をも破綻させているのか―― シャドウミラーのやりそうなことだと、タスクは舌を打った。 ……『前例』の存在が、タスクの目を曇らせていた。 本当はそこまで難しく考えるまでもなく、ただ単に名簿を見ていないだけの話だが。 「沈めぇーっ!!」 砲門にビームが収縮するのを確認し、反射的にビッグデュオはガイアを掴んでいた手を離す。 放たれたビームが空を切る。同時に、空へと跳ぶガイア。 その獣の姿が、別の形――人型へと変わりつつあるのが見えた。 (変形するか!そうはいきますかって!) 元整備兵だったタスクの眼力は伊達ではない。 目の前の機体が何らかの変形機構を秘めていたことは先刻お見通しだ。 接近戦を行いやすい人型となって、体勢を立て直すか。 それを阻止すべく、牽制として巨人の豪腕を大きく振り回した。 その瞬間、ガイアの全ての動きが停止した。 「え……!?」 「なっ……!?」 完全に無防備となったガイアに、ビッグデュオの豪腕が炸裂する。 それが決まり手となって、戦いはあっさりと終わりを告げた。 ガイアは、まるで壊れた人形のように地面に叩きつけられ、そのまま動かなくなる。 「や、やべぇ!まともに入っちまった!!おい、大丈夫か!?」 元々殺す気などなかったこともあり、タスクは慌てて声をかける。 ガイアは変形途中の不恰好な形態のまま、微動だにしない。 (なんてこった……コックピットを潰しちまったのか……!?) しかし、タスクの心配は杞憂に終わる。 「う、うぅ……いたたた……」 「あ、よかった。生きてたか~」 ガイアの外部スピーカーから少女の声が聞こえ、タスクは胸を撫で下ろす。 声の調子から察するに、大した怪我はないようだ。 やがて、動かなくなったガイアがガチャガチャと動き始める。 「う、うそ!?なんで、どうして動かないの!?」 獣から人へ変わる途中段階の状態のまま、もがくように タスクは相手の機体の不備を察した。 (もしかして……) 変形機構に異常個所があり、まともに作動しなかったのだろう。 考えられるのは、最初に放った巨大ドッスン落としだ。 相手の行動を封じるつもりで放った一撃だが、なにせこの重量だ。 その際のショックで変形機構がいかれてしまった、と考えるべきか。 そんな状態で無理に変形を試みたがために、動作不能に陥ったと思われる。 機体の動きを止められたという意味では結果オーライ……だろうか。 動作不能で済んだだけマシだ。ビルトラプターのような爆発事故を起こすよりは。 だが、このまま放置しておくわけにもいかない。 少女はこの状態のままでも、無理に機体を動かそうとしている。 下手に動かされて武器を暴発でもされたら、そこから機体の爆発を引き起こしてしまうかもしれない。 「よし、待ってろお嬢ちゃん。すぐそっちに行くからな」 「やだ、近寄らないでよ!!」 歩み寄ろうとするビッグデュオに、プルは怯えを含んだ声を上げ始める。 やはり、まだ年相応の女の子か。 今しがた自分を殴った怖い巨人が迫ってくるのだ、無防備な状態のまま待つのは辛かろう。 「来ないで!ジュドー!!助けて、ジュドー!!」 外部スピーカーを全開にしているせいか、プルの悲鳴が大音量で周囲まで響き渡った。 耳を劈くような甲高い悲鳴に、思わず耳をふさぎたくなる。 「あー、もう!これじゃこっちが悪者みたいじゃねぇかよ!」 そう……確かにその通りだった。 この一場面だけを切り取れば、助けを求める少女を襲っているように見えなくもない。 そして。 何と間の悪いことであろうか。 ものの見事に、これを勘違いした輩がやってきてしまった。 「待て待て待てぇぇぇい!!その悪逆非道、許さぁぁぁぁぁん!!!」 閃光、爆音。燃える森。 他の参加者が、殺し合いを始めてしまった合図だ。 それを見つけながら、黙って立ち去るダイゴウジ・ガイではない。すぐさま現場へ急行する。 そして現場にたどり着いてみれば、響き渡るは助けを求める少女の悲鳴。 少女が乗るのは、傷つき倒れた獣のような小さな機体。 そんな無力な少女に今にも襲い掛からんとする、赤く禍々しい巨人。 一目瞭然。正義と悪との識別完了。 「悪党め!!このダイゴウジ・ガイが相手になってやるぜ!!!」 ガイは少女を救うために、巨人に戦いを挑む。立ち上がれ、ゲキ・ガンガー3! 先手必勝、赤い巨人に攻撃を仕掛けた。これで少しでも自分に注意を向けられれば儲けものだ。 「な、なんだぁ……うおっ!?」 新手の乱入に戸惑う余裕も与えてくれず。いきなり放たれたビームに、被弾するビッグデュオ。 「くそ、殺し合いに乗った奴か!?やべぇ!」 ビーム砲によるダメージはさほどではない。 ビッグデュオの機体性能を生かせば、新たな敵機と渡り合うことも可能だろう。 だが問題はガイアだ。動かなくなったガイアは格好の的でしかない。 タスクはプルを庇うために、機体を盾にするべく巨人をガイアのもとへと移動させる。 が、その行動もまた新たな誤解を呼ぶことになった。 「あーっ!?てめぇぇ、少しは空気を読まないかぁぁぁ!!」 どこまでも非道なその振る舞いに、ガイは叫んだ。 自分を無視して、あくまでも少女を殺さんとする悪しき巨人……どこまでも許し難い。 ゲキ・ガンガー3のスピードを全開にして、ガイもまた少女の下へと駆けた。 しかし、これはまずい。距離が離れすぎている。 この距離では、自分のゲキ・ガンガーより先に巨人が少女のもとにたどり着いてしまう。 それを許せば、終わりだ。 心無き殺人者により、あの機体諸共少女の命が失われることになる。 あのヴィンデルにより首を爆破された、仮面の男のように。 「くっそぉぉ!!間に合えぇぇぇぇぇぇ!!!」 さすがのガイにも、焦りを表情に滲ませずにはいられなかった。 唯一の飛び道具を巨人に向けて撃ちまくるも、非力なビーム砲では巨人の足止めすら叶わない。 だがそれでも、たとえ悪足掻きに見えようとも、ガイは諦めることはない。 「うおおおおおおおおおおおおお!!!!届け、ゲキ・ガンガー!!! ゲキガン・パァァァァァァァァンチ!!!!!」 無我夢中で、機体の拳を前へと突き出す。 その時、不思議なことが起こった――! ガイの、ゲキ・ガンガーを信じる愚直なまでに純粋な魂の叫びに応えたのか。 ゲキ・ガンガー……否、ソーラーアクエリオンの新たな力が解き放たれる。 突き出された右腕に、奇跡の力が宿った。 腕が――伸びたッ!! 「ウソやっ!?」 その変化に、タスクは我が目を疑った。 アクエリオンの腕に新たな関節が凄まじい勢いで次々と増殖していく。 その拳は真っ直ぐに、ビッグデュオのいる場所へと迫ってくる。 ありえない光景に、一瞬、タスクは防御を忘れた。 だがこのタイミングで、隙を見せることは致命的―― 「が……っ……!?」 コックピット内部に、激しい衝撃が襲い掛かる。 アクエリオンの拳が、ストレートにビッグデュオの胸部を捉えていた。 しかし、それだけには留まらない。 「そのまま……いぃぃぃっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 腕はさらに際限なく伸び続ける。 その拳に巨人を捉えたまま、真っ直ぐに伸び続ける。 腕の関節が無尽蔵に増殖を繰り返し、猛烈な勢いで。 ビッグデュオ諸共、ただひたすらに拳は飛んでいく。 どこまでも、どこまでも、どこまでも―― 「ぐああぁぁぁあぁああああああばばばばばばばばばばばばばばばっっっ!!!!」 既にビッグデュオはバランスを崩し、その身の全てをアクエリオンの拳に任せていた。 放たれる拳の勢いのままに大地を抉りながら、ただひたすら猛烈な勢いで後ろに押し流されていく。 無論、それに伴いコックピット内に響く衝撃は、半端なものではない。 (どこまで!?どこまで伸びるんだ、こりゃあ!?) このまま世界の果てまで押し出されそうな錯覚すら覚えた。 それに抗うべく、揺れるコックピットの中で操縦桿に手を伸ばす。 視界が、焦点が定まらない。それでも、懸命に手を伸ばす。 そして、ようやく操縦桿に届いた、その時。 一際大きな衝撃が、ビッグデュオに襲い掛かった。 「がはぁっ!!」 タスクの視界が暗転した。 身体が一瞬宙に浮き、上下感覚がなくなる。 直後、コックピットがひしゃげるような轟音が鳴り渡り。 全身がバラバラになるかのような振動が響いて―― ――静寂が訪れた。 コックピット内の振動も止まった。 そこで、タスクは後退がようやく収まったことを知る。 朦朧とする意識の中で、タスクは見た。 巨人の胸に突き刺さっていた拳が離れ、伸びた腕がそのまま逆戻りしていくのを。 * * * * * * * * * * * 「おぉ……す、すげぇ……」 伸びた腕が帰ってくる。やがて腕は元の長さまで戻り、何事もなかったかのように元の鞘へと収まった。 ソーラーアクエリオンの腕に起きた突然の変化には、ガイ自身も呆気に取られるほかなかった。 まるでマンガだ。常識で考えられることではない。 「すげぇ……腕が伸びやがった!すげぇぞゲキ・ガンガー!」 もっとも、彼はそんな細かいことにとらわれる人間でもないが。 テレビで見ていた本物のゲキ・ガンガーとは毛色こそ違うものの、これは間違いなくゲキ・ガンガーだ。 彼が憧れ、待ち望み、求めていたスーパーロボットに他ならなかった。 否応なしに、興奮が彼の身体を駆け巡る。だが、それに浸っている場合ではない。 倒れた、黒い獣のような人のような機体――ガイアガンダムに、視線を移した。 「助けて……くれたの……?」 アクエリオンを見上げながら、プルは呟いた。 「なんで……?みんな殺さなきゃいけないのに……ジュドーにだって、会えない……」 「心配するな!君はそんなことをする必要はない!全ては俺に任せておけ!!」 呆然と呟く少女に、ガイははっきりと言ってみせた。 根拠のない自信と言動、だがそれも時として頼もしさとなることもある。 「このバトルロワイアルなんて、俺がぶっ潰してやる! そして君も、そのジュドーって奴に会わせてやるさ!」 「ジュドー……に……?」 特に、こういう殺し合いの場では。死の恐怖を経験した直後の、幼子の場合には。 「俺はガイ……ダイゴウジ・ガイだ。君は俺が守ってやる!」 「ガ……イ……」 その言葉を最後に、少女は気絶したようだった。緊張の糸が切れたのだろう。 (大した怪我もないようだし、しばらく寝かせておいてやるか) 少女を襲っていた赤い巨人は、ゲキガンパンチで遠くまでぶっ飛ばした。だが、倒したという確証はない。 もし生きていたなら……それを放置しておくわけにはいかないだろう。 助けを求める無力な少女を、容赦なく殺しにかかるような外道だ。新たな犠牲者が出る可能性は否定できない。 「心無き悪党め……しかぁしっ!!このダイゴウジ・ガイがいる限り、お前の好きにはさせん!」 巨人を吹っ飛ばした方角に向けて、ビシッと指をさし宣言する。 続いてその指を空へと向け、この状況を見て楽しんでいるであろう諸悪の根源へと叫んだ。 「そして見ていろヴィンデル・マウザー!!お前達の思い通りにはならん!! 悪の野望は俺とゲキ・ガンガーが打ち砕いてやるッッ!!!」 朝日をバックに、勝利を誓う男。なんと頼もしい姿だろう。 眠る少女の近くで大声出すのはどうかとは思うが、それは抜きにして。 弱きを助け、悪党どもを挫く。これこそまさしくヒーローの姿。 実は殺し合いに乗っていたのはプルで、最初に仕掛けたのも彼女で。 タスクはそれにも関わらず、彼女を助けようと頑張っていたわけだが…… そんなことはガイが知る由もなかった。 世の中は無情である。 【ヤマダ・ジロウ 搭乗機体:ソーラーアクエリオン(創聖のアクエリオン) パイロット状態:絶好調 機体状態:良好。エネルギー少量消費 現在地:E-2 第一行動方針:目の前の女の子を助ける。 第二行動方針:仲間になってくれる参加者を探す。 第三行動方針:女の子をジュドーとかいう奴に会わせてやる 最終行動方針:打倒ヴィンデル! 備考1:アクエリオンをゲキ・ガンガー3と名付けた。 備考2:エレメントシステムについての説明はちゃんと目を通していない 備考3:タスク(ビッグデュオ)を危険人物と認識しました】 【エルピー・プル 搭乗機体:ガイアガンダム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY) パイロット状態:気絶 機体状態:変形途中形態のまま一時的な行動不能。多少の損壊。 現在地:E-2 第一行動方針:……(気絶中) 最終行動方針:なんでもいいのでおうちに帰る(正直帰れれば何でもいい) 備考:名簿は見てなく、ジュドーがこちらにいることに気づいてません】 【1日目 07 30】 さっきのあの子、今頃あのロボットにやられちまってるだろうか。 そう考えるだけで、俺の端正な顔が悔しさに歪む。 助けてやれなかったどころか、今じゃ自分の命の危機ときた。情けないったらない。 でも、だからと言ってこのまま燻ってる場合じゃねぇ。 全身に響く痛みに耐えつつ、俺は状況確認のために機体を操作していた。 コックピットを中心にダメージこそあれど、ビッグデュオは問題なく動くようだ。頑丈なこった。 ただ機体は平気でも、中にいる俺自身のダメージは無視できるもんじゃなかった。 あばらが完全にいっちまってるのは間違いない。他にも身体を動かすたびに、各所から悲鳴が上がる。 頭からも軽く出血してるみたいだし……こいつは少し動いただけでも結構な苦痛だ。 まだ始まったばかりだってのに、いきなりなんてザマだ。 モニターにマップが映し出され、現在位置が表示される。 どうやら今いる場所はD-1……ちょうど灯台の真下にいるようだ。 無限に続くかと思われたあのズームパンチが止まったのは、灯台にぶつかったせいだろう。 ……ってちょっと待て。D-1って何だ、俺がさっきまで戦ってたのはE-2だったはずだぞ。 この地図を見る限り、1エリアの対角線に近い距離を押し出されたことになるわけだが。 ……。 待て待て待て。おかしいだろ、これ!一体どんなトリックだ!? 1キロ2キロの距離じゃないんだぞ!?そんな長い距離を腕が伸びたってのか!? どういう構造してるんだ、さっきのロボットは。ラージじゃないが、解体してみたい衝動に駆られる。 あるいはマシンセルのようなナノマシンの類か?いや、斬艦刀だってあそこまでメチャクチャじゃないぞ。 それとも修行したらロボットでもここまで伸ばせるものなのか。帰ったらラーダさんに聞いてみよう。 今までいろんな非常識を見てきたし、滅多なことでは驚くまいと思ってたが……ありゃあ規格外だぜ。 苦笑いしながら、シートに深く背を倒す。 正直、よく生きていられたもんだと思った。この悪運、キョウスケ中尉とタメ張れるかもな。 だがその悪運も、後に続かなければ消え失せるだけだ。 もしこの後、さっきの腕が伸びるロボットの追撃を受ければ。 そうでなくても、殺し合いに乗った奴に見つかれば……それで俺は終わりだ。 または、このまま誰にも見つからず放置されて、このエリアを禁止エリア指定された日には…… 畜生、ネガティブなこと考えてるうちにだんだん眠くなってきやがった。 ――あれ?嘘だろ?意識が沈んでいく。 死ぬのか?まさかこのまま、死んじまうのか?俺は。 俺の人生、こんなので終わりだってのか?冗談じゃねぇぞ。 こんなわけのわからない所でわけのわからないままわけのわからない攻撃で殺されてたまるか。 まだやり残したことが山ほどあるんだ。 だってのに、身体にろくに力が入らない。 ちくしょう……目の前が霞んできやがった―― 俺が死んじまっちゃぁ…… あいつ、泣いちまうんだろうなぁ。 ちくしょう。 俺は、まだ、あいつに―― レオ――ナ―― 「聞こえる!?これに乗っている人、生きているなら返事をなさい!」 ……っとと。聞き覚えのある声が、突然耳に届いた。 どうやら、俺の悪運はまだ消えていないらしい。 モニターに、見慣れない機体が映っていた。だが、俺の中に不安はない。 見つけてくれた。それも、何より心強い仲間に、だ―― 「あ……ヴィレッタ姐さんじゃないスか」 「その声……タスクなのね!?」 安堵の溜息が思わず漏れた。自分の中の緊張の糸がプチプチと切れていくのがわかった。 この人が見つけてくれるとは、本当についている。 「ハハ……すいません、ちょっと自分でろくに動けない状態でして」 「大丈夫!?すぐそっちに向かうわ!」 「お手間かけるッス」 それだけ言って、もう一度シートに身を任せた。 安堵に任せて、徐々に意識が遠ざかっていく。 程なくして、ハッチが開いた。そこから、ヴィレッタ隊長が入ってくる。 「タスク!」 「へへ、助かりましたよ姐……さ……!?!?」 驚愕の光景が、俺の目に飛び込んできた。 何が凄いって――姐さんの格好だ。 これは何だろう、水着かボンテージか。 露出度が異常に高いそのスーツは、透き通るような白い柔肌を惜しげもなく晒し、 モデル並みに整ったボディラインをこれ以上ないほどに魅せていた。 この上黒い色がまた、何ともいえぬ大人の妖艶な雰囲気を醸し出している。 引き締まったウェストにヒップ……そして豊満で且つ形の整ったバストは、 それを支える下着を着けていないのか、挑発的なまでに揺れていた。 ついでに言うなら、少し赤みのかかったコックピット内の明かりが、 その艶かしいボディをさらに妖しく引き立てていた…… う…… うわぁ。 こ、これは、なんというか……ものすごいものを見てしまった。 いや、つーか……何やってんスか、姐さん。 一体何考えてそんな格好を。 言葉が出てこない。 頭が真っ白というか、真っピンクというか――あれ――? 意識が遠ざかっていく。 待て、もう少し耐えろ俺の意識よ! まだ全然堪能してねぇ!あと少し、あと少しだけ持ってくれ俺の命!! こんな素晴らしい光景を前にして、俺は何もできずに死ぬっていうのか!? くっ…… 無念…… タスク・シングウジ、一生の……ふか……く―― 実に幸せそうな表情のまま、タスクの意識は闇に堕ちていった。 ――ところで、本人はもっともらしくシリアスを気取っていたようだが。 彼の怪我は確かに軽くはないが、別に 命 に 別 状 は な い ことだけ付け加えておく。 【タスク・シングウジ 搭乗機体:ビッグデュオ(THE BIG・O) パイロット状態:気絶。全身強打、あばら骨数本骨折、頭部より出血 機体状態:コックピット周辺部にダメージ 現在位置:D-1 灯台下 第一行動方針:姐さんの姿を……もう一度……ッ(気絶中) 第二行動方針:仲間になってくれる参加者を探す。 最終行動方針:殺し合いには乗らず、仲間と合流して主催者を打倒する】 ヴィレッタ・バディムは、かつて地球とエアロゲイダーの二重スパイとして活動していた過去がある。 スパイは、的確な状況分析力と判断力を要する。目先の感情だけで動くなど論外。 刻一刻と変化する状況を正確に掴み、立ち回る。でなければ、自らの身に危機が降りかかる。 そうした彼女の能力はスパイ活動のみならず、SRXチームの隊長職においても遺憾なく発揮されていた。 ……では、そんな優秀な彼女の視点から見て、このバトルロワイアルはどうだろうか。 最後の一人になるまで殺し合えと言われた。 しかも自分には、二回目の放送までに二人殺さなければ死、というさらなる枷が加えられている。 そして嵌められた死の首輪。 果たして、この状況下まともでいられる人間がどれだけいるだろうか。 恐怖に駆られ、暴走する者も出るであろう事は、想像に難くない。 ――それは、ヴィレッタ自身にも当然、同じことが言える。 殺し合いに乗った相手を潰せれば、それに越したことはない。 だが、この厳しい現実を考えれば、理想でしかないことは確かだ。 本気で自分が生き延びるならば……その手を血に染める覚悟はしなければならない。 そして、彼女にはその覚悟はあった。 ――では、仲間を殺す覚悟はあるのか? 目の前に、タスクが倒れている。随分と幸せそうな寝顔だ。 見た限り、命には別状はないようだ。しばらく入院でもすれば、すぐに復帰できる程度の怪我だろう。 だがそれは満足な医療施設が整っている環境にあっての話だ。 少なくとも、この過酷な状況の中で三日やそこらで治るような浅い傷でもない。 これから先の戦い。そう、シャドウミラーを相手に共に戦うにしても。 怪我の具合から考えて、戦力として数えるのはあまりに厳しいものがある。 酷なようだが、今後は彼は戦力外……足手まといとなる可能性が高いと言わざるを得ない。 ――逆に言えば、今の彼なら容易に殺すことができる。 (――ッ!?) 自らの思考の中にチラチラと混じるノイズを振り払う。 だが、彼女は冷静な判断力を兼ね備えていた。 だからこそ、彼女の思考はある一つの選択肢へと導かれる。 早く人を二人殺さなければ、自分の命はない。 そして、目の前には、容易に殺せそうな命が一つ。 そこから導き出される選択肢は―― ――チャンスは逃すな。そうそう、訪れるものではない。 (私は……何を馬鹿なことを……!?) 断っておくが、別に彼女は薄情なわけでも、命惜しさに心が屈しかけているわけでもなんでもない。 ただ、情報分析を冷徹に行える彼女だからこそ、その選択肢に辿り着いた。 あくまで現在の状況を正確に踏まえた上で挙げられた、数ある手段の一つにすぎない。 当然のように、その選択肢をすぐに却下した。 元より、彼女はそんな選択肢など選ぶつもりはない。 死ぬ気などないが、かといってかけがえのない仲間を殺して自分だけ生き延びようなどとは思わない。 ――そこまでの覚悟もない。 かつて仲間を欺き続けてきたことに対する負い目は、彼女の心の奥底に、今なお燻っているのだから。 だが、しかし――? バトルロワイアル。残酷な殺人ゲームは、絆を破壊し、人を狂わせる。 ヴィレッタとて、それは決して例外ではない。 「……疲れているのかしら、ね……」 首の薄皮一枚を隔てて伝わってくる死の感触は、酷く冷たかった。 すぐには、慣れそうにない。 【ヴィレッタ・バディム 搭乗機体:ガルムレイド・ブレイズ(バンプレストオリジナル) パイロット状況:DFCスーツ着用、ちょっと恥ずかしい 機体状況:良好 現在位置:D-1 灯台下 第一行動方針:タスクの救助 第二行動方針:ギリアムを探し、シャドウミラーについての情報を得る。 第三行動方針:出来る限り戦闘は避け、情報を集める。戦いが不可避であれば容赦はしない。 第四行動方針:ノルマのために誰かを殺害することも考えておく。 第五行動方針:そう、誰かを……? 最終行動目標:生き残って元の世界へ帰還する】 ※参戦時期はOG外伝終了後。 【1日目 07 40】 BACK NEXT 042 破滅を望む者、破滅を呼ぶ物 投下順 044 3+14=?? 041 サバイブ 時系列順 034 さらなる迷走 BACK 登場キャラ NEXT 003 レッツゴー! アクエリオン! ヤマダ・ジロウ 074 The Hero 013 巨人と獣と人間と エルピー・プル 074 The Hero 013 巨人と獣と人間と タスク・シングウジ 066 儚くも永久のカナシ 031 JOKER 7 ヴィレッタ・バディム 066 儚くも永久のカナシ