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命名神マリナン様が告げる… マリナン「竜水 ◆DlyW/s8ibQよ、…名前はそのままでいいですか?」 1.はい (竜水のまま始める) 2.いいえ(名前を変える) 238 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/16(金) 23 08 48 ID Q1HnFd0Q >1.はい 2.いいえ 241 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 23 14 57 ID ??? 238 ageっぱなしプレイもいいが、鬼畜るならメル欄にsage入れる方が無難だぞ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ マリナン「勇者竜水に精霊の加護がありますように」 ・ ・ ・ ムーン「誤魔化す所なんて、妖しすぎよ竜水君」 竜水 「別に…いいだろ。それとも」 1.「俺のこと、そんなに知りたいのか?」(行動任意) 2.「そんなに自分に自信がないのか?」(行動任意) 3.「やけに突っかかってくるのはアノ日だからか?」 4.「ここで時間潰して、授業に出ない気か?」 5.「」(台詞行動任意) 242 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 23 16 44 ID ??? 239 あ、スマソ、番外別にしとったorz 243 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/16(金) 23 20 14 ID Q1HnFd0Q 5.肩を竦めて「困ったな。」と言う 251 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 23 29 58 ID ??? 続きを口に出そうとして、竜水はムーンを見る。 ムーンは頬を染めながら、拗ねたような瞳で竜水を見つめていた。 竜水は苦笑して肩を竦めた。 竜水 「困ったな。」 ムーン「?何が?」 竜水 「ムーンが、想像以上に可愛いから」 竜水は、照れもせずにムーンの耳元でそう囁くと、光を柔らかくムーンの髪 を一房指に絡め、それにキスを落とした。 ムーン「りゅ、竜水くんっ…?!」 竜水 「…何?」 1.「誘ってるのか?」とムーンを押し倒す 2.何も言えなくなっているムーンを笑い、「冗談だ」と温室を出る 3.「無防備だな」と、ムーンの手を捕らえ、逃げられないように制服を引き裂く 4.「金髪って、綺麗だよな」と、ムーンの髪を撫でながら芝生に横になる 5.その他() 252 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23 30 53 ID ??? 高3か……一番性欲を持て余す時期(・∀・)ダナ! 253 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23 31 09 ID ??? 250 っ【ピンク板は21歳以上になってから!】 254 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/16(金) 23 32 50 ID ??? 3. 弾けます。 269 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 23 50 11 ID ??? 260 あと何年かは知らんが、21過ぎたらまた来い(´・ω・`) ノシ 漏れの妄想力が衰えてなければ多分どっかにいるからヨ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 赤くなって固まっているムーンに苦笑すると、竜水はその髪に手を梳き入れた。 竜水 「無防備だな…」 ムーン「え…?」 戸惑った声を上げてムーンが問いかける声を、竜水は自らの唇で飲み込んだ。 急に近づいた顔にか、自分の唇にいきなり触れた感触にか、それとも抱き寄せ られた力強い腕にか、ムーンは驚きに目を見開いてビクンッと震えた。 次の瞬間ギュッと閉じられる瞳。 それを竜水は、やけに冷静な瞳で見つめていた。 柔らかなムーンの髪に指を通しながら、ゆっくりと横たえ手を捕らえる。 捕らえた両手を片手で掴みあげると、ムーンのブレザーのボタンを外し、ブラウス を掴み、力任せに引きちぎった。 ボタンが、木漏れ日の中に舞う。 ムーン「ん~~~~~~~ッ!!」 その光景に、ムーンがやっと正気を取り戻したのか、竜水の下でもがくが、 男の力にか弱いムーンが敵うはずもない。 足を開かせ、容易く組み敷くと、竜水は 1.ムーンの唇に舌を入れ、胸を愛撫し始めた 2.ムーンの服を全部剥き、全裸にすると、ブラウスの残骸で手を戒めた 3.唇を離し、ムーンの瞳を見つめて笑いかけた。 -1.「綺麗だ、ムーン」 -2.「いい格好だな、ムーン」 4.とりあえず挿入しておこうと、スカートを穿かせたままムーンのパンツを下ろした 5.その他() 270 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/16(金) 23 53 10 ID ??? 2.で 276 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 00 08 51 ID ??? ムーンの服を脱がせだした。 ムーン「や、やめ…やめてっ!」 ムーンは震えながらもキッと竜水を睨む。 しかし、その両腕は抵抗空しく引き裂かれたブラウスによって戒められた。 竜水 「少し大人しくしてろ」 冷たい竜水の声に、ムーンは涙を堪えながら身を硬くした。 白いブラジャーが露わになる。慣れた仕草でそのホックを外す。スカートも 取り去り、ブラジャーと同じ白のショーツも取り去った。 柔らかな白い肢体が木漏れ日の下露わになる。 手にどうにか収まるサイズのお椀型の乳房の頂点はピンク色で、外気に晒され ツンと上を向いていた。 手を戒められ、足の間に竜水の体を挟ませられている為、その金色の茂みも 明るい朝の光の中、丸見えだ。 ムーン「や、み、見ないでよぉ…っ」 その頬には堪え切れなかった透明な雫が伝わっていた。 背けた顔を伝い、芝生を濡らす。 1.竜水は濡れた芝を見て、ムーンの茂みを濡らすように顔を近づけて舐め始めた 2.「綺麗な肌だな。初めてか?」クスクスと笑いながら乳首を捻り上げる 3.足を持ち、大きく広げさせ、隠された陰部をも日の光の下に曝け出した 4.その他() 279 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/17(土) 00 12 47 ID ??? 少し変則で 犬の様に四つん這いにさせてから1. 280 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 00 14 30 ID ??? 278 おお(`・ω・´) 探すのか…探してみようホトトギス 了解したぞなもし(´・ω・`) ノシ 281 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 00 34 25 ID ??? 竜水はムーンの腰を掴むと、グルンッ!とムーンの反転させて膝立ちに させた。 ムーン「きゃぁッ!」 慌てて芝に手をついて竜水を振り向くムーン。 ムーン「な、何するのッ!?」 竜水 「何って、決まってるだろ」 竜水の手がムーンの白くまろやかな曲線を描く尻を撫でる。 手が滑る感覚に感じるのか、ムーンはヒクンッと背筋を震わせた。 竜水 「“相当遊んでる”って言ったのはムーンだろ。 じゃ、それが分かるムーンは、遊んでないのか、確かめてやるよ」 ムーン「わ、私は遊んでなんか…ッ!」 竜水 「ああ。こっちは綺麗なピンク色してる…いや、こっちも、か。 乳首もピンクだもんな」 ムーン「なな、なに言ってるのよぉぉ!!」 恥ずかしそうに身を捩って逃げようとするムーンの腰に腕を回し、引き 寄せると、竜水はそのピンクの肉襞に舌を這わせた。 ムーン「きゃひぅッ!」 大事な場所に初めて触れた濡れた感触に、ムーンはビクンッ!と震える。 暴れる柔らかい肢体を押さえながら、竜水は更に舌を中へと進めた。 ピチャピチャと濡れた音が辺りに響く。 たっぷりと舌に唾液を乗せると、肉襞を舌先で割り開き、筒の中に舌を 伸ばす。抜き差しし、返す刀で肉芽を尖らせた舌先でなぞる。 膣が、竜水の唾液でないモノで濡れてきたのは、それからすぐのこと だった。 1.「やっぱ遊んでたんだ?」クスクス笑いながら指を入れて中を見る 2.「気分はどうだ、メスイヌ?」囁きながら乳房を揉み、指で中を愛撫する 3.「体は正直だな、淫乱」頭を芝に押しつけ、自身を取り出して陰部に擦り付ける 4.手近にあった大き目の葉っぱを折り、茎をムーンのアナルに差し 「ほら、尻尾が生えたな。立派なワンちゃんの誕生だ」 5.その他() 282 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/17(土) 00 38 26 ID ??? 5.こっちは経験済みかなと、アナルを手近にあった大きめの葉っぱの茎で責める 283 :名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00 38 47 ID ??? やっぱムーンと言えば犬だよなw 284 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 00 40 52 ID ??? 282 …せめて規約読んでくれorz 前提として、自由リク選択肢は既存に含まれない行動・台詞を思いついた 時のみ使用可。 285 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 00 41 57 ID ??? ちゅうことで、今のだと、4がそのまま適用になるけどよろしいか? 286 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/17(土) 00 42 31 ID ??? スマソ。 2.でお願いします 287 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 01 03 58 ID ??? 竜水 「気分はどうだ、メスイヌ?」 後ろからムーンに覆いかぶさり、マシュマロのような乳房に手を這わす。 あくまで優しく揉みしだくその手つきは、嫌がるムーンの体の奥から、隠された 官能というものを呼び覚ましていた。 ムーン「わ、たし、犬なんかじゃ…ひぁっ!」 異論を唱える声も甘い。その声が裏返った。 竜水が、ムーンの割れ目に指を入れたのだ。 指はキツク締め付けるムーンの内部をグチグチとかき回し、中を擦る。 そのキツさは、正に処女のものだった。 竜水 「へぇ…意外だな。ムーンなら、もうとっくに誰かに犯されてておかしく ないと思ってたのに」 ムーン「どういう…」 竜水 「文字通り、“何にも知らないお嬢様”ってやつか」 クスクスと笑うと、竜水は探るようにムーンの内壁を指で擦った。 ムーン「やぁ…っやめ……ひぁぅっ!」 竜水 「ムーンはここが感じるんだ?」 ムーン「ち、違うわっ!やだ、もょ助け…っ」 竜水 「助けなんか来ないぜ?とっくに授業中だ」 ムーン「いやぁああッダメッだめなのぉっ!」 竜水は 1.泣きじゃくるムーンの口を、脱がせたパンツで塞ぐと、ムーンの体を反転させ、 自身を取り出し、正常位で一気に奥まで貫いた。 2.泣きじゃくるムーンに「ムーンは俺のメスイヌだ」と囁き、そのままバックから 奥まで挿入した 3.指で膣や肉芽を弄りながら、親指でムーンのアナルを開かせ、自身を押し当て 一気に貫いた 4.その他 288 :竜水 ◆DlyW/s8ibQ :2005/09/17(土) 01 13 26 ID ??? 2. でお願いします。 フィニッシュは後ろで 289 :名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 01 20 52 ID ??? き、鬼畜だ!鬼畜がココにいるぞ! 290 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/17(土) 01 23 00 ID ??? 泣きじゃくるムーンの耳元に唇を寄せた。 竜水 「ムーンは俺のメスイヌだ」 低い声と言葉、そして柔らかな白い桃丘に当たる硬い肉棒の感触に、ムーン は「ひぅっ!」と小さく声を上げて息を飲んだ。 再び「やめて」と騒ぐ間を与えず、竜水は、そのままバックからムーンの膣 に、使い込まれた名刀を奥まで挿入した。 ムーン「~~~~~~~ッ……!!!」 声にならない声を上げて、ムーンは仰け反り、頬を伝う涙と共に、膣から赤い 涙を一筋溢したのだった。 一日目、一時間目 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。 竜水 ◆DlyW/s8ibQさん、お疲れ様でした。。。。。 さて、昨日のプレイ結果をハピョーウヽ( ・∀・)ノ ムーンは初っ端から上がり下がりが激しいな(w ちなみに、パラメータは255が最高値でつ(w 今回の好感度、その他 ================================== それとも… 【ムーンの好感度が少しUPした!】 +4 髪にキスして… 【ムーンの好感度がdownした!】-7 【ムーンの隷属度がUPした!】+12 組み敷いた後 【ムーンの好感度がdownした!】-7 【ムーンの隷属度がUPした!】+12 泣きじゃくるムーンを… 【ムーンの好感度がdownした!】-7 【ムーンの隷属度がUPした!】+12 濡れるムーンに… 【ムーンの好感度がdownした!】-7 【ムーンの隷属度がUPした!】+12 助けを呼ぶムーンに… 【ムーンの好感度が大きくdownした!】-10 【ムーンの隷属度が大きくUPした!】+15 【ムーンの特性判定に『裏切』発動】 【以降の特性判定が、『裏切』時の物に変更になりました】 結果(◆→パラメーター変化) =========================== 好感度/隷属度 ◆ムーン -1 /╋63 肉奴隷 院生 【裏切】 カレン +19/±0 友達 【指名可】 マリベル +16/±0 友達 園生 フローラ +10/±0 友達 院生 ミネア +8 /±0 友達 院生 ???? +9 /╋3 友達 院生 ???? +3 /±0 友達 院生 ===========================
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既に、初号機は周囲を完全にエヴァシリーズに取り囲まれていた。 このままジッとしていれば、その者達は初号機、そして弐号機も共に手を下すことだろう。 如何に初号機が使徒アダムそのものだったとしても、果たして勝ち目があるものかどうか。 そして、初号機が下した結論。 やがて初号機はわずかに握りしめた拳をゆるめて、使徒タブリスを解放した。 (いいのかい?僕が手を下して、リリン共を滅ぼしても?) (ハ!これ以上、下らぬ事を抜かすな。その貴様の姿は何だ? 何故、リリンと同じ姿をする必要がある。) (いや、この場に辿り着くための手段として……) (違う。貴様は天に住まうことの退屈さに飽きたのだ。 そしてリリン共の住む世界に興味を引いたため、その姿形でこの下界に紛れることを選んだのだ) (それは誰に言ってるの?それは君自身のことじゃないかな) そう言いながらも、クスクスと使徒タブリスは笑う。 (そうかも知れぬ。お前の言う通りに、再びリリン共に引導を渡す気は我にはない。 それは貴様も同じ事だ。本当に貴様は手を下すつもりがあるのか? その気があるなら、やってみせろ。俺は咎めん。好きにしろ) (そして、僕に下駄を預けるというわけだね。あのお方の怒りを買っても良いというの?) (さあ、知らぬ。もはや、どうでもよい。 間もなくかつてはアダムと呼ばれた我は消え、一人のリリンの子として生き、そして死ぬだろう。 その方が詰まらぬ天界で暇を潰すよりも幾らかマシだ) (アハハ、やっと本音を吐いたね) (うるさい。貴様も同じ事を考えているのだろう) (そうだね……では、また。といっても、元のリリンの姿に帰れば、もう君は君自身でいなくなってるんだね) (そうだな。もはや、目覚めることもあるまい。この肉体が完全に滅ぼされた後となれば) (最後に一つだけ。好きなの?彼女のことが) (……フン) その様に初号機は吐き捨て、その様子をクスクスを笑いながら使徒タブリスは消えていく。 その去り際に一言だけ。 (僕はカヲル、渚カヲル。また会おうね、碇シンジ君) そして次の瞬間。 ズガァァァァッ!! 遂に初号機の拳が弐号機に目掛けて振り下ろされ、胸部の赤いコアを粉々に砕いてしまった。 それは誰の目にも最後の使徒を討ち果たしたように見える。しかし、 (……?) ミサトは眉をしかめた。いや、ミサト一人ではないだろう。 何かを握りしめていた初号機、そして永すぎる静止状態。 むろん、使徒アダムとタブリスのやり取りを聞くことの出来るはずもないのだが、 いったいその初号機の長すぎる沈黙に何があったのか。それ誰にも判らぬ深い謎となってしまったのだ。 握りしめていたと思われる、そこに居たとのではないかと思われた姿無き最後の使徒。 初号機は弐号機共々、その息の根を止めたのだろうか。 事を終えて立ち上がる初号機を、9体のエヴァシリーズが取り囲む。 禍々しい白い機体の手に握られているロンギヌスの槍。それこそが初号機にとっての処刑道具であるのだ。 使徒アダムへと立ち返った初号機。果たしてどうするつもりか。 己の生存を望み、阿修羅となって戦い、この場を切り抜けるのか。 だが。 「ああッ……!!」 次に初号機がとった行動を見て、その場にいるNERVスタッフ達は驚愕した。 その場に直立して大きく腕を広げ、無抵抗の意志を示したのだ。 降伏?いや、エヴァシリーズによって行われる処刑を、自ら望んで受け入れようとしているのだ。 「……シンジ君ッ!!」 ミサトは思わず叫んだ。初号機の死はシンジの死をも意味するからだ。 そして、冬月副司令の方に振り向く。 「副司令!このままでは……」 「君の言いたいことは判る。最後の使徒が本当に殲滅されたのか、それがまったくの不明だ」 「では!」 「だが、もう遅い。エヴァシリーズは誰の制御も受けていない。完全自立で任務を遂行するだけの兵器だ」 エヴァシリーズは更に間合いを詰めて右手に槍を構え直す。 もはや初号機は抵抗しないことを確信しているかのようだ。 そして、一斉に槍の切っ先が初号機に向けられる。 初号機は何を思ったのか。 その顔が、僅かではあるがニヤリとした笑みで歪められたように見えた。 「あ……」 その時、ミサトは目を見張り、何かを見つけて声を漏らした。 そして何を思ったのか、ヘリを飛び出して走り出し、エヴァ達の足を浸している水辺へと着衣のまま飛び込んだ。 「ミサトさんっ!!」 思わず叫ぶマヤ。しかし、あっという間の出来事で誰も静止することが出来なかった。 ミサトが見いだした物。 それは、初号機の胸部からしたたり落ちた、なにやらドロリとした一滴。 そして。 ドシィッ!! ドシッ! ドシッ! ドシッ!! 次々とエヴァシリーズが持つ槍が繰り出され、初号機の身体が貫かれた。 そして九本の槍が天に向かって高々と抱え上げられる。 それの意図するところは何か。 天に捧げられた生け贄のつもりか。あるいは神に対する挑戦状か。 しばし、そうしていたエヴァシリーズであったが、 やがて槍が一斉に引き抜かれ、 ズシャァァァァァァッ!! 足下の水面に叩き付けるようにして、もはや遺体となった初号機が下ろされた。 「初号機の……反応消失……」 つぶやくようにマヤが報告する。 スタッフ達に重くのしかかる沈黙。そして複雑な思いにかられる。 これでよかったのか。 これで全てが終わったのか。 使徒を本当に全て殲滅したのか。 人類の危機は本当に免れることが出来たのか。 その答えを待たずにエヴァシリーズが最後の勤めを果たそうと、新たな動きを見せ始めた。 「あ……何を……」 「おい!あいつらを止めろ!本当に戦いが終わったのかどうか!」 「そんな、どうすればいいんだ!あいつらの制御はこちらでは……」 「アメリカ支部か?おい誰か……」 が、もう遅かった。 それぞれが手にした槍の向きを変え、自分達の胸部へと突きつけたのだ。 全ての使徒の反応が消え、記録されている使徒の数が消化されたと判断された今、 使徒のコピーである自らを処分する最後の指令を遂行しようとしているのだ。 そして、それは確実に行われた。 ドスッ…… ドスッ…… ドスッドスッ…… 「う……わ……」 彼らが目にした狂気のような光景、そして思わず漏らされた誰かのうめき声。 9体のエヴァシリーズが全て、自ら手にした槍を持って、自らのコアを貫いたのだ。 そして、それらも完全に機能停止し、全てのエヴァシリーズは彫像のように立ちつくしていた。 使徒を殲滅した後に残るであろう脅威、使徒のコピーであるエヴァをも全て抹消されなければならない。 E計画の最終原則であるそれは、確実に行われた。 最後の使徒が生き残っている可能性を残して。 全てのNERVスタッフ、そして副司令たる冬月をも、 もはや何も判断できず、ただその場に立ちつくしていた。 が、その沈黙を破るものが一人。 ザバァ…… 「けほ……けほ……」 ヘリが着地していた場所のすぐ近くの水辺から、何者かがよじ登ってきた。 ミサトであった。 最後の力を振り絞って水辺からよじ登り、そして何かを引きずり上げた。 「ちょ、ちょっと誰か手を貸してよ!」 その一喝で、スタッフ達が息を吹き返し、慌てて手を差し伸べる。 彼女が持ち帰ったもの。 それは何やらドロドロしたものに包まれた碇シンジの姿であった。 「……医務班。すぐに容体を調べろ」 ようやく冬月が命じて、スタッフ達は一斉に動き出す。 この戦いの顛末。 果たして本当に人類は勝利を得たのか。本当に使徒を全て殲滅し得たのか。 それは誰にも判らなかった。 そして、これから何をすべきかも誰にも判断しかねていた。 今はただ、碇シンジの蘇生だけに誰もが手を尽くすばかり。 とりあえずは、それしかない、と。 やがて、すっかり明るくなった上空から聞こえてくるヘリの音。 自衛隊機、あるいは報道関係者のものもあるだろう。 やがて、早速にマイクとカメラ片手のマスコミが詰めかける。 彼らは、そして世界各国は信じ切っているのだろう。 もはや、全ての戦いは終わったのだと。 『昨日の早朝より、第三新東京市周辺に突如あらわれた巨大生命体「使徒」は……』 荒れ果てた現場に到着し、あわただしく報道を始めるアナウンサー。 その彼こそが、つい昨日の朝に戦いの幕開けをシンジに告げたアナウンサーその人であった。 こうして使徒との戦いは24時間をもって幕を閉じた。
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392 負い目3-1 ◆DqcSfilCKg sage New! 2009/06/06(土) 12 31 25 ID otkV2Nbc 名前を呼んだのがクラスメイトの宇津木さんだと気づき、僕は彼女が片手一杯に抱えているプリントの束を代わりに受け取った。 手渡す際に何枚か地面に散らばるプリントに「ごめんなさいね」と、宇津木さんは膝を屈めて拾い出す。 少し慌ててしまうけれど、その反応こそが彼女を傷つけてしまう事を僕はそれなりに分かっているつもりだ。 宇津木さんには右肘から先が無い。 姉さんのように事故で失ったものではなく、いい加減、暑さも増してきた校舎でもカーディガンに袖を通す彼女は淀みない動作でプリントを拾い上げる。 一度、不便じゃないの? なんて愚かなことを聞いてしまった時も、少し困ったように眉を下げて微笑んだ宇津木さんには頭が上がらない。 教室に戻るまでの廊下を宇津木さんと一緒に歩く。 もう2年生になったこともあって周囲も宇津木さんに対して理解を示しているけれど、それでもまだ向けられる好奇の視線は明らかで、何よりも僕の方が耐えられなかった。 「ごめん。僕も日直なのに気づかなくて」 「ううん。皆藤君も皆藤君で仕事あったんだし」 隣で小さくかぶりを振る宇津木さん。肩口で切りそろえた髪が気持ちよさそうに揺れ、僅かに見えるうなじからわざと視線をずらす。 なんだか自分がどうしようもない変態のようにも思えたけど、そんな僕の様子にクスクスと口元に左手を添えながら宇津木さんは笑っていた。 もう顔まで真っ赤だろうけれど、それは暑さのせいにすることにした。 「今日、お家にお邪魔して良いかしら」 放課後、日直の仕事を済ませると宇津木さんがそう切り出してきた。 なんで、と言い掛ける口を慌ててつぐむものの、彼女の方から「この前貸したノート」と言われてしまい、なんと返すべきか困っている僕をまた彼女はクスクス笑った。 結局、頭を下げる僕に宇津木さんは気にする風でもなく微笑んだ。 393 負い目3-2 ◆DqcSfilCKg sage New! 2009/06/06(土) 12 32 36 ID otkV2Nbc 「そういう変に律儀なところが皆藤君の美徳よね」 帰り道。校舎を出た時よりも不安を煽るような暗雲にお互いに足を早める中、先ほどのやり取りでも思い出したのか、宇津木さんは少しだけニヤニヤと口角を上げる。 学校では見れない妙に人間くさい笑顔に僕もまたつられて笑った。 「いちおう褒めてるつもりよ?」 「あんまりそうは思えないよ」 勉強はもちろん、運動でも腕のハンデをものともしない彼女はクラスに違和感なく溶け込んでいる。 控えめな性格もあってか、けして派手なタイプではないけれどクラスメイトの大半は彼女に好意的な人間だ。 むしろ、この歳にもなって彼女の腕のことで差別をしようなんて人間の方がよっぽど異常だと僕は考える。 僕もまた姉さんのこともあってか、初めのぎこちなさこそ仕方ないとはいえ、今ではこうして会話に困らない程度の仲にはなっていた。 ただ、それでもこうしてクラスメイトの女の子を家に呼ぶことには抵抗というか、先ほどから頭の隅にちらつく姉さんの影を必死に考えないようにしながらの会話が続く。 そういう時の女の子の鋭さはたいしたもので、「どうしたの?」なんて僅かに眉をひそめる宇津木さんにヒヤリとした。 「確か、お姉さんがいるのよね」 はたして彼女への「うん」は違和感のないものだろうか。しばらく黙っていた宇津木さんは、やっぱり、とだけ呟いた。 「やっぱりって?」 「皆藤君、女の子の扱い慣れてるから」 自分としてはそういう気は更々ないつもりだけど、宇津木さんは続けて「だから可哀そう」と付け加えた。 玄関を開けるといつものように姉さんが台所からパタパタと、エプロンを付けたまま迎えに来る。 けど、今日は一人でないことを認めるとその足は途中で止まり、口だけは笑ったまま姉さんは目を僕へと向けた。 別に恋人でも紹介するわけでもないのに、どこかむず痒さを感じながら、宇津木さんを紹介する。 「そう。よろしくね」 姉さんはペコリと頭を下げる。何度かその目が宇津木さんの腕と顔を交互したことは、仕方ないとはいえあまり気持ちの良いものではなかった。 宇津木さんも挨拶を返し、あがってもらおうと思ったところで宇津木さんは「じゃあ私はこれで」と、いつもよりも更に平坦な調子で僕に話しかける。 「え? もう帰るの? 少しあがっていったら良いのに」 「私も用事あるから。ごめんなさいね」 くるりと踵を返す彼女に、慌てて自室へと駆け込み辞書を持ってくる。 どうやら宇津木さん本人も忘れていたようで、「ありがとう」とどこか微妙な表情のまま受け取るとさっさと玄関から出て行ってしまった。 追いかけようとするも、掴まれた腕の先にいる姉さんの瞳が僕を捉え、そのまま僕は居間へと連れて行かれた。 394 負い目3-3 ◆DqcSfilCKg sage New! 2009/06/06(土) 12 34 43 ID otkV2Nbc 先ほどからの笑みを崩さないまま、姉さんはテーブルの向こう側へ座るようにと僕を促す。 テーブルを挟んでのこの形は決まって、何かしら姉さんからお叱りを受ける時のものだ。 それにしたって、普段は眉をひそめるなりのポーズはしてくるのに、今日はニコニコと、その真意を見せない笑顔のまま。 「しゅーくん」 ビクリと、手を上げられたわけでもないのに体ごと反応してしまう。目の前の姉さんは表情を崩さない。 「ああいう子が良いんだ」 なぜか全身に、それこそ頭に血が上った。過剰に反応し過ぎなのかもしれないけど、言外に宇津木さんの腕のことが含まれている気がしてならない。 それにその言葉は、なにより目にハンデを負っている姉さん自身を貶めているようにも感じた。 姉さん、と切り返そうとする僕を「怒った?」と、牽制も何もあったもんじゃない言葉で切り落とす。 そうして姉さんはやっと笑顔を崩すと、いつものように眉をひそめた。あとはもう叱られるだけ。 自分の生意気さ加減にうんざりしそうだった。 俯く僕に、姉さんは続ける。 「そうだよね。そんな風に言われたらしゅーくんだって怒るよね。 別に、宇津木さんだっけ? 宇津木さんの腕のこと言ってるわけじゃなくても、それでもしゅーくんにとっては許せない言葉だよね。 いいよ、しゅーくん。こんなダメなお姉ちゃんに怒っても、怒鳴って、それでも足りなくてぶって、殴って。 それでしゅーくんの気持ちが収まるならいくらでも良いよ。 でも、でもね? ちょっとその、やっぱりお姉ちゃん前から言ってるけど、その、やっぱりしゅーくんの為にならないんじゃないかなあって思うの。 別にああいうハンデのある子と付き合うなってワケじゃないよ? それならお姉ちゃんだってハンデがあるわけだし、しゅーくんにもそういうことで差別するような人間になって欲しくないの。 本当だよ? だから、だからね。その、なんていうか、気を悪くしないでね? その、あまりしゅーくんには背負って欲しくないの。 別にあの子が悪いってワケじゃないんだよ? しゅーくんが悪いワケでもなくて、それでも、それでもやっぱりしゅーくんにはこれ以上、負担をかけてしまうような子と付き合って欲しくないの。 こんなこと言って、それならお姉ちゃんが一番しゅーくんに負担をかけてるのにね。ごめんね。 けど、けどやっぱりしゅーくんが苦しくなっちゃうよ。別に目に見えて苦しくなるわけじゃないよ? けど、やっぱりああいう子と付き合ってくうちに溜まってくものだってあると思う。どうにもぶつけられないものが積もってくと思うの。 しゅーくんは優しいからやっぱり自分のうちに溜め込んじゃって。溜め込んで溜め込んで、そしたらしゅーくんが壊れちゃう。 しゅーくんが壊れるのなんてお姉ちゃんだって見たくないもの。 だからって言うのもなんだけど、やっぱりああいう子と付き合うのはある程度の距離が必要だと思うな。 ね? そうでしょしゅーくん? しゅーくんもそう思うでしょ? これ以上しゅーくんに負担になっちゃう子はいらないよ。 お姉ちゃんだけで手一杯でしょ? それでもしゅーくんは優しいから、優しいからこんなお姉ちゃんでも傍にいてくれるんだよね? ね?」 いつの間にか正面からの言葉は頭上から降りかかるものとなり、顔を上げると隣で寄り添う形で姉さんがいた。 姉さんは「ね?」と、その濁りのある瞳で見つめる。 僕が頷き、またその瞳を輝かせる姉さんは「それにね」と、右腕を僕の股間に伸ばす。 宇津木さんにはこれ、出来ないでしょ? ズボンの中をまさぐる右手が僕のソレに触れ、姉さんはニンマリとした笑みを浮かべた。
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ムーラン・ルージュwritten by tachiki10 「さて、将軍。耳に入れたいこととは?」 ユリィはゆったりとした椅子にもたれ、手を差し伸べるとタチキトに話を促した。 「はい。『存在しない村』のあった土地の領主、ナヴァール伯が失踪しました。 竜の襲撃後、村についての報告を要請してからすぐのことだったので、本人の意図するところかと」 「…ふむ。それは穏やかでないな。伯は父祖の代からあの地の領主を務めている…。国への不義などないと思いたいけれどね」 ユリィはどこか辛そうに笑う。 「……申し訳ございません、浅慮な物言いでした」 「気にするな将軍。…やっと僕の治世も落ち着いてきたと思っていたところだったから、油断していただけだよ。 疑わしいことがあったら言ってくれる方がいい。何も知らないまま国がぐらつくのだけは避けたいからね」 「御意」 「伯にやましいことがあろうとなかろうと、一領主の行方がしれないのは良くないな…ふむ……」 無言になって考え出したユリィを見、タチキトが口を開く。 「我々軍が動くと更に姿が分からなくなる可能性がございます。ここは、船は船頭に任せよ。……彼女に探らせようと存じます」 「うむ、いいだろう。手配してくれ」 「はっ」 タチキトは膝をついて礼をとった。 ……ここはどこだ。 バラ園を出れば来た道をまっすぐ戻るだけ、途中で曲がることもなかったので、迷わず戻れる。 少年はそう思っていた。 いや、実際にそうとしか考えられない。 しかし、少年の目の前にはーー見たことのない景色が広がっていた。 幻想的、という意味ではない。 王宮の庭であることは間違いない。 整えられた草木に、豊かな水をたたえた噴水。 来た時には噴水などなかった。 いったいどういうことだろうと、進む足を止めた時。 「グルル……」 獣の低い唸り声が聞こえ、少年の背中がビリビリと痛んだ。 こんなところにモンスターがいるというのか…? 冷や汗が頬を伝いながらも、目だけを動かし、周囲を観察する。 特に何も問題はなさそうな、美しい庭だ。 ガサッ 茂みの中から何かが飛び出してきた。 少年はすばやくそちらへ体をむける。 ……が。 コロコロコロ… 出てきたのは、人の顔くらいの大きさをした、丸くて緑色の何か。 緑色の部分はどうやら甲殻のようで、ゴツゴツとしている。 ーー亀の新種だろうか? 少年が近づこうとしたその時、まばゆい光を放ち、丸かったその何かは、少年の二倍はあるかと思われる背丈の牙獣へと変形した。 獣はその茶色い毛で覆われた両の前足を高々と広げると、咆哮を浴びせる。 なんだこれなんだこれなんだこれ!! 頭が真っ白になり混乱している少年に、獣の鋭い爪が振り下ろされるーー! 「うっ、わあああああああ!!」 「ユーバリー、こっちにいらっしゃい」 状況に似つかわしくない、まるで小川のせせらぎのような少女の声が聞こえたと思ったら、足元の芝から、ドスン。という重い音がした。 続いて、重量感のある足音が遠ざかっていく。 どうやら、獣の爪は少年に届くまでにおろされたようだ。 少年は瞑っていた目をそっとあける。 するとそこには、明るい色の髪を二つにまとめた、可憐な少女が立っていた。 その傍らには先ほどの獣が寄り添っている。 獣の緑色の甲殻が覆う後頭部を撫でながら、少女は微笑む。 「ユーバリーは、普段は大人しいいい子なのよ」 ユーバリーと呼ばれた獣は、喉を鳴らして少女にすり寄っている。 確かに、さっき見せた凶暴さが嘘のようだ。 「私が、君を驚かせるようにお願いしたの。ごめんね?」 言葉に反して悪びれもせずにこっと微笑み、少女は髪を揺らして小首をかしげる。 「ごめんね、じゃねぇ!」 叫んでから、少年はハッと口を閉じた。 王城に居るからには、こいつも貴族の仲間かもしれない。 「うふふ、クララ療法はやっぱりよく効くみたいね」 少年が理解できない、という表情をうかべると、 「昔、足を悪くした少女が獣に襲われた恐怖で立てるようになる、という話があったのよ。 ………あ、ごめんなさい、これはあなたにとったら未来の出来事だったわね」 クスクスと笑う少女に、全くついていけず、少年はポカンとする。 少女はふと笑うのをやめると、姿よりも随分と大人びた笑みを口元にたたえ、言った。 「でも、私がこんなことをしなくっても、あなたは自分から声を出すことができたみたいね」 「……っ!?」 「お可哀想に、将軍は本当にあなたのことを心配してらっしゃるわ。……君の意地は、君が思っているよりも無益よ?」 「……うるさい、お前に何がわかる……!」 「わかると言えばわかるのだけれど……私は君にはなれないのだから、それも無意味ね。 でも、これだけは言えるわ。 ……人はただでさえ理解し合うのは難しい。 声が出るなら、言葉が使えるなら、通じ合う手段があるならば、自分から動かなければなりませんよ」 最後、少女の言葉はとても柔らかいものだった。 その言葉に強制力はなく、幼子に優しく教える母のように感じた。 しかし…いや、だからこそ。 少年が素直に受け入れるには難しい言葉であった。 「……別に、理解し合う必要なんてねぇよ……」 「あら、まぁ今の君にとってはそうかもね」 うって変わって、軽い調子で返される。 「自分の状況を変えたければ、必要とされることでもあるわ。 仲良くしなさい、と言ってはいないわよ。 ……自分のために、自分から動きなさい。というアドバイス」 「ねっ」と少女は笑いかける。 少年はそんな少女の雰囲気に圧され、怒るでもなく邪険にするでもなくなんともやりきれない気持ちになってぼやいた。 「なんだよ……俺とそんなに歳も変わらねぇくせに、偉そうに……」 「あら?これでも私、ずいぶんおばあちゃんなのよ?」 「は?」 口に手をあてて小首をかしげる少女に、少年は怪訝な表情を向けた。 「……変な女……」 「うふふ、君のお口は開いたら開いたで、重大な問題があるようね」 続けて、「ユーバリー」と呼びかけると、従順なその獣は少年めがけて吼えると、大きな四肢をそちらへと動かした。 それを見るや、少年は背中を向け逃げ出す。 「マドモアゼルには優しくするものよ、ボク!」 少女の楽しそうな声が響く。 数イェーガーも走らないうちに、少年はユーバリーにうつぶせに押し倒され、ぐぅと啼いた。 (あっ…!) 倒れた時、預かっていたバラが潰れた。 少年は後ろめたい気持ちに苛まれたが、次の瞬間、自分があの将軍の為に申し訳なくなることがあるものか、と強く思い、沸き起こった謝意を押し潰した。 「大丈夫よ」 軽い足取りで少女が近づき、しゃがんで少年を覗き込む。 その手には、輝かしいバラが一輪、少女を照らすように咲いている。 くるくると変わる光は、まるで彼女自身だ。 不思議なバラは、あるじの元に返ったとでも言いたげに、不思議な少女と共にある。 「……優しい子ね」 少女がそっとバラに口付けると、七色の光は輝きを増し、その花弁を大きく広げると、瞬きする間もなく、細かい光の粒となって消えていった。 「ごちそうさまでした」 「……な…………」 「どうかしたの?ゆでたまごを割ったらヒヨコが出てきたような顔をしているわ」 クスクスと笑う少女に、少年はかける言葉もないほど驚いていた。 「朝食には、このバラが一番ね。 すばやく、たくさんの魔力が摂れるわ」 「魔力……?」 いつの間にか、ユーバリーは最初に見た時のように丸くなり、少年の上をコロコロところがっている。 しかし少年にかかっている圧力は全く変わらず、地面に押し付けられたままでいる。 「優しい子。周りの優しさに気づけたなら、あなたは強くなれる」 白い指が、そっと少年の頬をなぞる。 得体のしれない、本来なら気味悪く思うだろうこの人物が、少年にはどうしても嫌に思えなかった。 声が、表情が、仕草が。 彼女の持つ雰囲気がそうさせないのだろうか。 つ、と指が背中に触れた。 ピリッと張り詰めたような違和感を感じ、少年は顔を歪める。 「……酷い傷ね……」 「……っ、そう思うんなら……触んじゃねぇ…」 少年の言葉とは逆に、少女は手のひら全体を背中にそわせた。 普通の手の感覚ではない、あたたかく、フワフワした感触がそこにあった。 少年は黙り込む。 「この傷なら消してあげられる。……これは……じゃない……」 聞きなれない単語を、少年の耳は捉えなかった。 少女に聞き返そうとしたが、だんだんと体が熱くなり、頭が白み、何も考えられなくなっていった。 -TO BE CONTINUED-
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「ランカちゃん。」 お風呂上がり、互いに髪を乾かしあって。 シェリルさんが横になっているソファを背もたれに、ナナちゃんがくれたノートのコピーとにらめっこを始めて1時間。 不意にシェリルさんが名を呼んできた。 その声に振り向こうとすると、その前に、後から温かい感触。 「ラ~ンカちゃん。」 クスクス笑う甘い声が、また私の名前を呼んでくれる。 凄く早いスピードで固まっていた自分の顔が緩んでいくのがわかる。 「シェリルさぁん。」 自分でもわかるくらい甘い声。 シェリルさんの顔を見ようとするんだけれど、それをシェリルさんが許してくれなくて。 後からギュッと抱きしめられて、頬に頬をくっつけられたまま、また名を呼ばれた。 「ラ~ン~カ~ちゃん。」 シェリルさんが私の名を呼びながら、遊んでる。 名前を呼んでるだけなのに、それはとても心地のいい響きで。 すごく短い歌を歌ってくれてるみたいな気がするから不思議。 胸の内がとっても暖かくなる。 さっきまで難しい授業の内容に“うー”って唸りをあげていた脳が、一気に甘いチョコみたいに溶けちゃって。 それは困ったことに、せっかく覚えた内容も一緒に溶かしちゃって。 「シェリルさぁーん。」 困ってるんだけど、困っていないような甘い声で、私もその名を呼び返す。 すると、シェリルさんのクスクス笑う声が耳元で響いた。 「ラ・ン・カ・ちゃん」 今度はうさぎがかわいらしく跳ねるみたいに名を呼んでくれる。 頬を擦りつけられて、なんだかくすぐったくて目を閉じた。 頬に触れていた温もりが離れていくのが少し寂しくて。 ゆっくりと目を開きながら、その身をソファに預けて上を向く。 後頭部には柔らかくて気持ちのいい、シェリルさんの太股の感触。 そして、瞳にシェリルさんの悪戯なかわいらしい笑みが映る。 「ランカちゃん。」 今度は優しいお姉さんみたいな声で呼ばれて、少しドキッとする。 そしたら、頬を包むようなやんわりとした力で顔を押さえつけられて。 ゆっくりと近づいてきたシェリルさんの顔に、ゆっくりとまた瞳を閉じる。 そして、唇に訪れる優しくて暖かな感触。 「・・・ランカちゃん。」 私の頬を撫でながら、柔らかいマシュマロみたいな声がそう呼んでくれる。 瞳を開けば、そこに声と同じような笑顔。 それに誘われるように、ゆっくりと身を起こして、自分の体をシェリルさんの方に向けた。 「シェリルさぁん・・・」 甘えるみたいにその名を呼んだら、シェリルさんが笑って自分の膝の上をポンポンと叩いてくれる。 その意味を理解した私の脳が、さらに溶ける。 だらしなく緩みまくる頬をそのままに、膝立ちの状態から立ち上がると、 その指示に従って、シェリルさんの膝の上に向かい合うようにして跨った。 最初の頃は、シェリルさんの膝の上に座ることすら憚られていたけれど。 今は大丈夫。 シェリルさんの膝の上は、私だけの特等席だから。 それでも、やっぱり恥ずかしいのは恥ずかしいから、俯いたままなかなか顔が上げられないんだけれど・・・ 「ランカちゃん。」 いつものその反応に、少し笑いを含んだシェリルさんの声。 腰に回った手が私を引き寄せようとするのを合図に、私も顔を上げる。 今の私の顔はきっと、シェリルさんにしか見せられない、だらしない笑顔。 だけど、そんな私に私にしか見せない素敵な笑顔でシェリルさんは応えてくれる。 シェリルさんの肩に手を置いて、今度は私から顔を近づける。 瞳を閉じた無防備なシェリルさんは、すごく魅力的で、かわいらしい。 触れようとした唇を避けて頬にキスを送ると、驚いたように目を開くシェリルさん。 こっちを見る綺麗な瞳に小さく舌を出して見せて、笑顔で肩を竦めて見せた。 すると、シェリルさんは少し赤く染めた頬を膨らませてみせてくれる。 「ランカちゃん!」 少し嗜めるような強い口調だけれど、その声は怒っていなくて。 そんなシェリルさんに、ごめんなさいを言うように、ソッと額にキスを落として、自分のそれをくっつけた。 視線が重なると、二人して肩を揺らして笑いあって。 それから、今度こそシェリルさんの唇にキスをする。 重ねるだけのキス。 唇を離して、閉じたたシェリルさんの瞳が開くのを待つ。 ゆっくりと開かれたその瞳は、少し潤んでいて、なんだかかわいらしかった。 「シェリルさん。」 そんなシェリルさんに抱きついて、そのふかふかの胸に顔を埋める。 どくん、どくん 聞こえる音に耳を傾けて。 自分も背に回した手に少し力を込めて、シェリルさんに抱きついてみる。 そしたら、シェリルさんもそれに応えるように抱きしめてくれた。 それがほんとに幸せで・・・ 「ランカちゃん。」 「シェリルさん。」 呼んでくれる声を真似るように応える。 「ラ~ンカちゃん」 「シェ~リルさん」 幼い子どもみたいに。 「ランカちゃ~ん」 「シェリルさ~ん」 ふざけあう友達同士みたいに。 「ランカちゃん」 「シェリルさん」 想いを伝え合う恋人同士みたいに。 何度も何度も名前を呼び合う。 同じ言葉を言っているだけなのに、それはとても幸せで。 なんだかほんとにたまらなくなる。 名前を呼び合うだけなのに、こんなにも幸せになれることに驚きながら酔いしれる。 そんな時、ギュッとその身を抱きしめられたかと思うと、耳元で声がした。 「ランカ」 時が止まった気がした。 心臓の動きも停止する。 今までただじゃれあうように呼んでいた名前。 それが、一瞬にして違ったものになった瞬間。 シェリルさんの艶やかで甘くて透き通る声が私の名を呼ぶ。 それは、とてつもない破壊力をもっていて。 私は、何も返せず、ただ身を凍らせてシェリルさんを見つめていた。 「ランカ」 同じような声でそう呼ばれる。 背を撫でていた手が、私の首筋を擽って頬に触れる。 ゆっくりと近づいてくるシェリルさんの顔。 目を閉じることもできず、固まったままの私の目の前にシェリルさんの顔がある。 何かを言おうと開いた口からは、小さな甘い吐息だけがもれた。 シェリルさんに呼び捨てにされることがこんなにも破壊力があったなんて・・・ 何もできない私に、シェリルさんはとびっきりの艶やかで綺麗な笑みを見せてくれる。 「ランカ」 私の思考がショートするのと同じくして、シェリルさんの唇が唇に重ねられた。 さっきまでとはぜんぜん違うキス。 何が子どもで、何が大人とかはよくわからないけれど。 このキスは“大人なキス”だ、きっと。 舌が絡み合う。 流れる唾液もそのままに。 息苦しいとかも関係ない。 シェリルさんが求める。 私もそれに応える。 部屋に情欲の音が響く。 キスだけなのに、それはとても官能的で甘美で。 夢中になった。 ただシェリルさんが欲しいって・・・強く思った。 長くて深いキス。 お互いの息が荒く激しくなった頃。 ようやく離れた唇を、銀の糸が繋いで切れた。 「シェリルさん・・・」 「ランカちゃん・・・」 息のあがった上ずった声で、互いに名を呼び合う。 よくわからないけど、まだ足りない。 そう思ったら、私は自分でも気づかぬ内に、ソファの上で膝立ちになってシェリルさんを見下ろしていた。 「ランカちゃん・・・」 少し戸惑ったようなシェリルさんが、無性にかわいくて。 微笑んだら、シェリルさんが真っ赤になって、その瞳を伏せた。 それもかわいらしくて。 でも、こっちをむいて欲しくて。 気づいたら、呼んでしまっていた。 「シェリル」 一瞬の静寂。 その後に、シェリルさんが大きく目を見開いてこっちを見る。 言った私も驚いてしまって。 でも、なんだろう・・・シェリルさんの驚いた顔がかわいかったから。 今度は俯かないように。 ずっと、私のことを見てくれるように。 さっきシェリルさんがしてくれたみたいに、頬に手を添えてやんわりとその顔を固定した。 「・・・シェリル・・・」 さっきは無意識だったけど、今度は意識してその名を呼んでみた。 自分の体が熱くなっていくのがわかる。 自分が呼び捨てにされた時も相当の破壊力だったけど、 自分が呼び捨てにする時も相当の破壊力だった。 見下ろしたシェリルさんの白い肌が、みるみる間にピンク色に染まっていく。 それがなんだかほんとに、すごくかわいらしくて、たまらなくて。 ただ名前を呼び合っていただけのはずなのに。 いつの間にかガラス窓が曇るくらいの熱と甘さが部屋に充満していて。 さっきやっと覚えたはずの数式も文法も、全部その甘い熱に溶かされて、つかいものにならなくなった。 でも、それでもぜんぜんかまわない気がするのは、 目の前にいるシェリルさんが、魅力的過ぎるから。 自然と零れてしまう笑みをそのままに、触れた手でシェリルさんの頬を撫でる。 ゆっくりと顔を近づけて、鼻と鼻がぶつかりそうになるその位置で。 シェリルさんに微笑みかけて、鼻頭に軽くキスする。 「・・・シェリル」 笑顔とともにそう呼んで。 私はシェリルさんに、深く、深く、口づけた。 終わり
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(※このレスはフィクションです) 「お兄ちゃん、また来たよ♪」 やって来たのは、エミという名前の女の子。近所に住んでいる子で、母の友人の娘だ。 以前、うちで一日預かったのがきっかけで、仲良くなったのだ。 それ以来、俺の部屋に、よく遊びに来る。 主に彼女は、部屋にある漫画や、アニメのDVD、テレビを見て過ごす。 スカート姿でゴロゴロしながら漫画やテレビを見るので、だんだんスカートがめくれてきて、 その下に隠されたものがチラチラと見えてしまう。俺はいつも、それを密かな楽しみにしている。 以前一度、「見えてるよ」と、彼女に知らせてやったことがある。 しかし彼女は、「いいよ、別に、ちょっとくらい」と、あっけらかんとした様子で答えた。 彼女は、今日もスカート姿だ。早速、彼女は俺の部屋に入り、寝転がって漫画を読み始めた。 うつ伏せに寝そべり、スカートの下から伸びた脚を、時折パタパタとさせる。 その愛らしさに、俺の胸は高鳴った。 一時間が過ぎた頃、彼女は漫画にも飽き、スースーと寝息を立て眠り始めた。 仰向けに眠る彼女のスカートは、見事なまでに腹の辺りまでめくれ、 普段スカートの下に隠されている秘密の布切れが、惜しげもなく、その姿を晒している。 その愛らしい布と、そこに現れる女性の部分の形に、思わず見入ってしまった。 今まで、しっかりと見たくても見れなかったもの、 チラチラと覗き見するのが精一杯だった憧れのものが、視界を遮るものもなく、 今、俺の目の前に晒されている。 子どもの頃、クラスの男子の間でスカートめくりが流行ったことがあった。 しかし気の弱い俺は、そんなことはしたくても出来なかった。 もちろん、やってた男子は女子から嫌われたし、しなくて正解だったと思うのだが、 本当はしたくて仕方がなかった。 女の子のスカートの下に隠されたものが見たくて仕方なかった。 「思う存分見ることが出来れば、どんなにいいことだろう」。 いつも、そんなことを考えていた。でも、それは叶わぬ願いだった。 しかし、今、夢のような光景が目の前にある。 俺はそこから一切、目を離すことが出来なくなった。 それはとても柔らかそうな材質だった。 綿であろう滑らかな表面をした布を、その下の、初々しい肌の弾力とともに 触れてみたならば、一体どんな感触がするのだろうか。 彼女の大切な部分を覆う、その布は、とても女の子らしい、可愛らしい柄だ。 形もシンプルで美しい。 ぶかぶかな幼いものではないが、成人女性それのような色気のあるものではない。 少女らしい可愛らしいデザインだ。当たり前のことだが、男子のものとは異なり、 前が開く作りにはなっていない。 男子とは違い、そこから引っぱり出すようなものなど、女子のあの部分には、 ぶら下がってなどいないのだから。 そう考えると、彼女が女子であることが、あらためて実感され、さらに興奮度が高まった。 そう、女子のあの部分は、男子とは全く異なる形をしているのだ。 それにしても、女子のその部分を覆う布切れは、なんと薄く、柔らかく、小さく、 頼りない存在なのだろうか。 女性の最も大切な部分を覆い隠し、守るものだというのに、 本当に頼りない布切れでしかない。 それ以外には、その部分を隠すものはスカートしかない。 スカートは「はく」という表現をするが、現実には「はく」というほどの代物ではない。 腰から布を垂らし、単に「目隠しをする」という程度のものだ。 実際に女子がはいているのは、スカートの下の一つのものしか無いのだ。 女子のあの部分というのは、なんと無防備なのだろう。 それを覆い隠す、たった一つの布切れを取り去ってしまえば、とたんに女子のあの部分は、 女性の最も大切なその部分は、直接に外気のもとに晒されてしまうのだ。 「この薄っぺらい布切れの下に、女の子のアソコ・・・・女の子のワレメが・・・・」。 女性の最も女性である部分、男性の体と最も形の異なる部分、男が一番憧れ、 一番見たい部分、そして男にとって一番見ることの困難な部分。 それが今、本当に薄っぺらい布切れで覆われただけの状態で、 俺の目の前に晒されているのだ。 この布切れさえなければ、この布切れさえ取り去れば・・・・。 俺は、それを脱がせたいという衝動にかられた。 しかし、そんなことをすれば、彼女は100%の確率で目を覚ますだろう。 その時は、もう、言い訳のしようがない。確実に変質者扱いだ。 もう、彼女と会うことも出来なくなるかもしれない。 でも、あの部分のところだけを、めくるくらいなら・・・・。 いや、それでも目を覚ます可能性は高い。でも、見たい。見た過ぎる・・・・。 俺は彼女の、その部分を見つめつつ悩んだ。 「お兄ちゃん、何してるの・・・・?」 俺の心臓が、勢いよく跳びはねた。彼女が起きたのだ! 寝ぼけまなこを擦りつつ体を起こした彼女は、自分のはいたスカートが、 腹のところまでめくれ上がってるのに気づき、「きゃっ!」と声を上げて、 スカートを下ろし、両手でしっかりと押さえた。 「お兄ちゃん、見てたでしょ」 彼女は俺を睨んだ。俺は、どうしたらいいか分からず、うろたえた。 でも、誤魔化しようがない。ここは素直に謝るしかない。 「ごめん!本当に、ごめん!あ、でも、スカートは俺がめくったんじゃないんだ。 最初から、めくれてて・・・・。それで見えちゃってたから、つい見ちゃって・・・・。 ごめん!この通り!」 俺は、床に膝をつき、床に擦り付けんばかりに頭を下げ、必死に謝った。 「ちょっと、そんなに謝らないでよ。別に、ほんとに怒ってるわけじゃないのに」 彼女はクスクス笑いながら言った。どうやら本気で怒ってたわけじゃないらしい。 俺はホッと胸を撫で下ろし、落ち着きを取り戻した。 「でも、見てたのは事実なんだよねぇ~。自分で『見ちゃって』って言ってるし~」 彼女は、軽蔑したような、ちょっと意地悪な顔で、俺を見つめた。 「ごめん。でも、女の子のが丸見えになってたら、男なら誰だって見ちゃうよ・・・」 俺は、男としての正直な気持ちを言った。 「そんなに見たいんだ」 「うん・・・・」 「まあ、お兄ちゃんが私の見るのって、これが初めてじゃないしねぇ~」 「え・・・・?」 「だってお兄ちゃんってば、いつもチラチラ見てるんだもん」 気づかれてた。俺のいやらしい視線に、彼女は既に気づいてたんだ。 恥ずかしい。軽蔑されたかな?彼女に、どう思われてるだろう。なんてことだ…。 しかし、彼女は思いもよらないことを口にした。 「でも、別に嫌じゃなかったよ」 「…え?」 「だって、お兄ちゃんのこと嫌いじゃないし。一生懸命チラチラ見てるお兄ちゃんって、 可愛いんだもん」 彼女はクスクス笑いながら続けた。 「だから私、わざとスカートばっかし、はいて来てたんだよ? それで、わざと目の前でゴロゴロしたり、お兄ちゃんの方に足を向けて寝転んで、 脚をパタパタさせてみたり…。あ、でも、さっきのは、本当に寝ちゃってたんだけどね」 俺は自らの耳を疑った。彼女がそんなことを考えていたなんて、思ってもみなかった。 しかし彼女は、さらに信じられないようなことを口走った。 「そんなに見たいんだったら、ちゃんと見せてあげようか?いいよ、お兄ちゃんなら。 お兄ちゃんなら、全然、嫌じゃないよ?」 これは本当に現実なのだろうか。俺は夢でも見ているのだろうか。 それとも、俺は、からかわれてるのだろうか? もし「見せて」と言ったら、「何、本気にしてるのよー。お兄ちゃんのヘンターイ」 とか言われて笑われるんじゃないだろうか? そんな風に思いながらも、この機会を逃したら一生、こんな美味しい話は 無いだろうと思い、思い切って言った。 「うん、見たい。ものすごく見たい。見せてもらって、いいかな?」 彼女は答えた。 「うん、いいよ。それじゃあ、見せてあげるね」 (つづく)
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6スレ367 贅沢な休日3 367 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 01 15 04 ID Xk8FElqr0 すみません~~!!すっごい、間が悪くて申し訳ないんですが、自分も昨日の343に刺激されて 続き書いてたんだけど、落としても良いもんですか? 書き直して、エロパロがいいかな? 「・・・朝からスル気?」 アルトの髪を軽く引きながらシェリルが問う。 「たまにはいいだろ?」 返って来たのも問いかけだった。 手馴れたように話す様子が小憎らしい。 そんなアルトを軽く睨んだ後で苦笑すると、シェリルは全身から力を抜いた。 ベットの中ほどより少し上位のところに座らされ、目の前にアルトが座る。 先ほどまで自分が寝ていたそこはまだ微かに温かさが残っていた。 くしゃくしゃのシーツの上で、もう一度甘いキスを交わす。 すぐに深くなる口付けにシェリルはゆっくりと落ちていった。 着ていた服を脱がされ、ゆっくりと押し倒される。 夜と違って外が明るいからいつもとチガウ感じがする。 上半身を裸にしたアルトの見つめながら、シェリルはそっと手を伸ばした。 触れて感じたのは、温かい体温。 そして、自分とは違う硬い肉の感触。 改めてアルトは自分と違うのだということを思い出し、シェリルがおかしそうに笑った。 別に、アルトを女性らしいといいたいのではない。 いつも、いつも一緒だから、感覚が"そう"だった。 いつのまにか二人で一つのような気持ちにさせられていた。 気持ちも 身体も 心も 一つだと。 全てを自分とアルトが共有しているような感覚。 それがあたりまえのようになっていた自分がおかしくてシェリルはクスクスと笑った。 「何、笑ってるんだ?」 「なんでもないわ。ただ、ちょっと可笑しかったの」 「?」 不思議そうに首を傾げるアルトに笑うとシェリルはアルトの首に腕を回し、少しだけ体重をかける。 そして近づく唇に優しくキスをした。 それが引き金となり、シェリルにアルトのキスが降る。 唇、額、頬、頬と反対側の目元 首筋、胸元、顎先、左胸 くすぐったい感触に甘い気持ちが生まれる。 それを押し込めるように、シェリルは手を伸ばし、触れたソレを思い切り引いた。 シュルッという音と共に、アルトの髪が流れる。 アルトが軽くシェリルを睨んだ。 「くすぐったいから、髪結べって言ったのは誰だよ?」 「私。」 「・・・・・・・」 悪びれた様子もなく、そう答えるシェリルにアルトはため息を付く。 これは遊ばれているのだろうか・・・・? 気まぐれな妖精の態度に少しだけ嫌な想像をしながらアルトはしぶしぶ身体を起こすと、 シェリルの手から髪紐を奪う。 そして、なれた手つきで髪をまとめ始めた。 静かな室内に髪を結う音だけが響く。 その様子を静かに見つめていたシェリルがゆっくりと身体を起こし、向けられた背中にそっと抱きついた。 「ねぇ、アルト」 「・・・・・・」 「怒った?」 耳元で囁かれる不安そうな声に、思わずアルトの頬が緩みそうになる。 それを必死で抑えながらアルトがシェリルを振り向くと、目があった途端啄ばまれた。 そして、それは場所や時間を変えながら何度も何度も繰り返される。 最初は唇、そして、首元、また、唇。 肩、肩甲骨、背中の中心。 誘うように落とされるそれに、ようやく機嫌が直ったようなふりをして、アルトはシェリル を抱き込むと、そのままベットへと倒れこんだ。 唇を吸い、中を侵していくとメイプルシロップの甘い蜜が微かに香る。 深く深く求め、息もつかせぬほどの勢いで互いを貪っていると飲みきれなかった唾液がシェリルの顎を伝い、零れていく。 それを舌で追いかけ、舐め取ると、アルトはそのままシェリルの胸元に顔を埋め、ブラのフロントホックを外す。 支えを失ったそれが、ぷるんっと揺れた。 白磁のように白い肌に咲く蕾を口に含みながらもう片方を優しく愛撫すると、シェリルがピクピクと小刻みに震える。 熱くなる肌を心地よく感じながら、夢中で舌を這わせ、指の腹でなぞり、シェリルを追い詰める。 甘い吐息が唇から零れだし、頭の側に置かれていた枕の端がぎゅっと握られた。 それを見たアルトの口元が優しい笑みを浮かべる。 アルトの右手がシェリルの下腹へと伸び、境目から押しる。 触れるとすでにトロトロと零れだしていた愛液が指を汚した。 「濡れてる。」 「バッ、カッ!!・・・そん、な、ぁっ・・言わな・ぃ・・でッ」 指で煽り始めると、すぐにその量が増す。 先ほどの強気なシェリルはどこかへ行ってしまったのか、口から零れ落ちるのは甘い声だけだ。 潤んだ瞳からは涙が零れ、走った後が残る。 それを吸い込むようにキスをしてからアルトはシェリルの唇を塞いだ。 そして、指を中へと押し込む。 「んっ、・・・・あっ、・・ふ、・・・ぁっ・・・」 内壁を擦り上げ、掻き回し、ゆっくりと狭さをとっていく。 ぐちゅぐちゅという水音がアルトの耳を侵す。 吐かれる熱い吐息がアルトを擽る。 うっすらと色づいた身体をキレイだと思った。 涙で濡れ、濃さを増したまつげがキラキラと光る様子も潤んだ瞳から零れ落ちる涙も、全部、キレイだと思った。 「・・・シェリル」 アルトからの問いかけに、シェリルの瞳が開く。 そして、手が伸ばされる。 「きて」 呟いたたった二言。 その言葉に二人して微笑む。 唇を軽く啄ばんで返事をすると、アルトは残っていた下着を取り払う。 自分も全てを脱ぎ捨てて、生まれたままの姿で抱き合うと、トク、トク、トクといつもより早い鼓動を感じた。 「愛してる。」 「Je vous aime.」 シェリルが言ったのはアルトの知らない言葉。 素直でないその様子に、アルトが苦笑する。 「コラッ、なんて言ったんだよ、今!!」 「J ai dit "je vraiment vraiment amour vous."」 やめるつもりはないらしい。 ムキになるアルトを楽しそうに見つめながら、シェリルはアルトの背中に腕を回す。 大切そうに抱きしめられては、アルトに選択の余地がないことは明白だった。 「・・・・後で教えろよ。」 そう言って胸元に軽い痕を残すと、アルトはゆっくり自身を中に埋めていく。 熱く絡み付いてくる感覚に絶えながら、深く、深く自分を飲み込ませた。 手と手を絡め、互いがそこにいるということを伝え合うと、アルトはシェリルに自身の存在を刻み付けていく。 「あっ・・んっ・・ん・・・あッ・・んんっ」 腰を動かす度にシェリルから上擦った声が漏れてくる。 いつもより随分高いソレは、コンナコトをしている時にだけ聞けるアルトだけが知っている声。 "自分だけ" そう自覚したアルトが少し苦笑する。 もっと、もっと聞かせてほしいと言わんばかりに何度も何度も打ち込んだ。 打ち込む度に内壁が熱く絡みつく。 腰を引けば、行かないでというように必死で追いすがってくる。 そして、耳を侵すシェリルの甘い声と吐息がアルトの昂りをさらに追い詰めようとする。 「くっ・・・・・・あっ・・」 押し寄せる吐精感を必死に押し込めながら、アルトは荒く息をつく。 それが、シェリルを擽った。 一気に狭さを増した内壁と引き抜いた反動が相まって、アルトの熱が弾ける。 注ぎ込まれる熱にシェリルの身体が一際大きく跳ねた。 「・・・・シェリル?」 優しい声と手つきがシェリルをゆっくりと引き戻す。 目を開けて初めて見えたのは、大好きな人の顔だった。 ゆっくりと手を伸ばし、その頬を包み込むと額と額がコツンッとぶつかる。 それが、なんだかおかしくてクスクスと笑うと、アルトもつられて笑い出す。 「・・・・やっぱり、一緒じゃない。」 「何がだ?」 「Un secret」 「あっ、お前またっ!!」 思い出した!っとばかりに迫ってくるアルトの唇を一指し指で押さえると、シェリルはアルトを優しく抱き寄せる。 そして、耳元に唇を寄せると全てを溶かしてしまいそうに甘い声でそっと呟いた。 「・・・・・お昼ごはんは、パスタがいいわ。」
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秋の匂いが漂う河川敷。ワーワーと子供達が野球に熱中する声が空に響く。 その片隅の草っぱら。傾斜の途中に座る、少女が一人。 目を閉じて、イヤホンからの音に耳を澄ます。思い描くは、ダンスシーン。ト リニティの三人が、ステップ、ステップ、ターン、ステップ。指先まで綺麗に手 を両に伸ばして、綺麗にポージング。 心に描くは容易なこと。けれど、実際に自分がしてみると、全然うまくいかず。 腕に意識を向ければ足がおろそかになり、ステップを気を付ければリズムが狂う。 「体で覚えるしかないわね」 ミユキにコツを聞いた時、そう応えられたことを思い出す。 「何度も何度も、繰り返し繰り返しレッスン。ダンスを上手くなるには、これし かないわ」 頑張ってね。 笑顔でそう言った彼女は、どれほどの汗を流したのだろう。ステージの上、ス ポットライトを浴びるミユキのダンスには、揺ぎ無い自信が感じられる。 すごい。素直にそう思う。 一つのことに夢中になるというのは、とても素敵なこと。 私も、いつかはそういったものに出会うんだろうか。 「――――」 誰かに声をかけられた気がして、目を開ける。それと前後して、後ろから両の イヤホンを奪われて。 「こんなところで、何やってるの、せつな?」 「美希」 振り向いたそこにいた親友の姿に、せつなは驚きに目を見広げた後、ゆっくり と笑ったのだった。 Whisper in the Wind 「なにこれ。レッスン曲じゃない」 せつなから奪ったイヤホンを耳に入れた美希は、不思議そうな顔をしながらそ う言った。首を縦に振る彼女に、 「どうしてこれ、聞いてるわけ? レッスンで飽きるぐらい聞いてるのに」 「それでも、まだまだ聞き足りないから」 返されたオーディオプレイヤーを鞄にしまいながら、せつなは微笑みながら言 う。隣に座った薄水色のロングスカートの少女からは、鼻をくすぐるいい匂い。 きっと、その長い髪から漂ってくるのだろう。 「なるほど、イメージトレーニング、ってわけか」 「ミユキさんからは、体を動かして覚えろ、って言われてるけどね」 けど、今日はもう疲れちゃったから。 苦笑しながらの言葉に、美希は怪訝そうな顔で尋ねる。 「練習してたの?」 「うん。一人で、だけどね」 「あら。ラブは?」 「なにかの委員の集まりだとかで、友達の家に行ったわ。クラスで何かやるみた い。せつなにも内緒なんだから、って言ってた」 「ああ、あの子、そういうサプライズ、好きだもんね」 クスクスと顔を見合わせて笑う二人。今頃、友達の家で色々と企んでいること だろう。 「けど、せつな、ひどい」 「え?」 唐突に責められて、せつなは不思議そうな顔をする。美希は可愛らしく唇を尖 らせて、 「声、かけてくれれば、一緒に練習したのに」 「ああ、そのこと」 本気で怒られているわけじゃないと知って、彼女は笑みを見せた。そして、 「だって今日は、お仕事も久しぶりのお休みだったんでしょ? 邪魔しちゃ悪い かなって。それに――――」 「それに?」 「一緒に練習したら、追いつけないじゃない、私」 悪戯っぽい表情を見せるせつなに、きょとんとした後、美希は思わず吹き出した。 「なに、それ。負けず嫌いなんだから」 「そ。すっごく負けず嫌いよ、私。知らなかった?」 澄ました顔で言うものの、すぐにそれは笑みに変わる。美希も、クスクスと笑う。 秋の風が、二人の髪をそっと撫でて、去っていく。羊の形をした雲が、ゆっく りゆっくりと空を歩いていて。 「でもね」 一頻り笑いあった後、せつなは穏やかな顔で言った。 「追い付きたいってのは、ホント」 「ダンスで?」 コクリ、と彼女は頷く。 「ラブもブッキーも、もちろん、美希も。皆、やっぱり上手いなって」 「そりゃあ、せつなよりは始めたのが早かったもんね」 「うん。だから早く追い付きたいなって」 その言の葉を口にしたせつなの唇は、相変わらず微笑を湛えている。だが彼女の 瞳には、真っ直ぐな強い光が宿っていて。 「四人のダンスがピタッて嵌ったら、すごくパワフルでカッコイイダンスが出来 る、ってミユキさんが言ってた。けど、私はまだ、慣れてないから、足手まとい になっちゃう」 「足手まといだなんて、そんなこと思ってないわよ?」 美希の言葉に、せつなは、ううん、と言いながら首を横に振った。 「まだまだ、だっていうのはわかってるつもり。だから皆みたいに、早くうまく なりたいなって」 「それで一人で練習してたってわけか――――あわよくば、抜かしちゃおう、っ て思ってたでしょ?」 「バレた?」 美希の指摘に、せつなはお茶目な顔で舌を出す。 「もう、後輩の癖に、生意気よ」 「アハハ、ごめんごめん」 怒ったふりで拳を上げる美希。それをよけようと体をそらすせつな。二人はや っぱり、笑顔。とても明るい笑顔。 「でも、誘っとけば良かったわ。美希とブッキーを」 しばらくじゃれ合った後、空を見上げながらせつなは言った。その横顔を、 青の少女は見つめる。 「一人が寂しかった?」 「それもあるけれど......私、皆のダンスを見ているのも好きだから」 空の羊達は、その数を増やしている。ゆっくり、ゆっくりと足踏みをしながら、 彼方へ彼方へと流れていく。 「ラブのダンスは、元気いっぱいで好き。ブッキーのダンスは、女の子らしくて 可愛くて、好き」 「――――あたしのは?」 二人の名前だけで止まって、不服そうな顔をする美希に、せつなは照れ笑いを 浮かべながら、 「本人の前で言うのは、恥ずかしいわ」 「そう? あたしは、せつなのダンス、頑張ってるって感じがして、すっごく好 きよ」 う、と言葉に詰まる。流し目の彼女に、思わずドキッとする。頬が熱くなる。 「ほら、今やってる振り付けで、腕を目一杯伸ばすところがあるでしょ?」 「う、うん」 「せつな、こんなに小さいのに、すっごく頑張って大きく見せようとしてるでし ょ? それがもう、微笑ましくて」 「――――もう!! どうせ私は、美希に比べれば背が低いわよ!!」 からかい混じりの口調に、せつなは軽く彼女の肩を小突く。アハハ、と楽しそ うに笑う美希の姿に、彼女はドキッとして損した、と思って。 美希のダンスは、すごくセクシーで大人びてて、好き。そう言おうと思ってた けれど、絶対に言ってやらない。言ってやるもんか。 「ごめんごめん、せつな。機嫌直して?」 「知らない」 プイッと顔を背けるせつな。その様に、また笑う美希。 「冗談よ、冗談」 「フンだ!!」 せつなは怒ったフリをする。あくまでも、フリ。本当に怒っていたら、その場 を立ってどこかに行ってしまう。それをしないのは、美希だから。 そして拗ねているだけだとわかっているから、美希も本気で慌てたりはしない。 満足いくまで笑ってから、 「アハハ――――でもね、せつな」 「――――なに?」 口調を改めた彼女の声に、たっぷり十秒数えてから、せつなは返事をする。 「あんまり、根を詰めすぎないでね? 精一杯、頑張るのはいいけれど、無理は しないで欲しいの」 「――――うん」 相変わらず顔は背けたまま。けれど、せつなにはわかった。彼女が、美希が、 今、とても優しい目をしていることが。 「ねぇ、美希」 「ん? なぁに、せつな」 「――――ありがとう」 「いい風ね」 なんとなく話が途切れて。美希は地面に両手をついて、空を見上げていた。そ の前髪を揺らす、穏やかな風。とても、気持ちのいい風。 彼女の声に、しかし返事は無く。 「――――?」 隣の少女を見ると、座ったまま、目を閉じていて。コクリ、コクリと微かに船 を漕いでいる。気持ちのいい風は、秋の薫りだけでなく、彼女の瞳に眠りを運ん できたようだ。 だから、頑張り過ぎだっていうのよ。 美希は、小さく溜息をつく。それは彼女に呆れたからだけど、しょうがないな ぁ、という優しい呆れ。 フラフラと危なっかしく揺れる彼女を起こさないように、そっとその頭に触れ、 自分の膝の上に導く。 美希のロングスカートの上で、気持ち良さそうに小さく寝息を立てるせつな。 その彼女の可愛らしい顔を見つめる美希は、暖かな笑みを浮かべながら。 慈しむように。愛でるように。 そっと彼女の黒髪を、優しく撫で続けたのだった。
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テンプレート セリフ集へ戻る →声をかける(日常etc) 声をかける(人間関係・感情指摘) 尋ねる・頼みごと・勤務中・その他仕事 通常時会話その他 戦闘配置・隔壁会話・都市船 ※編集画面からコピペして切り貼りして適当につかってください ※派生する順にならべてます ※うなずく等は最終応答としてまとめてあります ※一番上、一番下のテンプレートはページに併せて直してください ※もし間違えてるところがあったらどんどん編集しちゃってください テンプレート声をかける伝言を伝える 預かった遺言を本人にわたす 顔色の悪さを心配する 相手が眠そうだと思う 相手がソワソワしていると思う 空腹を訴える 空腹を訴える その2 喉の渇きを訴える コーヒーを渡す アイテムを見せる 面白い話をする 怖い話をする 人間関係の噂をする ここでの出来事を話す ここでの苦労話を話す 悩んでいるのかと心配する 世間話をする 噂話をする 普段言わないような事を言う 声をかける 【親愛】 【嫌悪】 【威信点】 【余勢200以上】 【100機撃墜オーバー時】 【300機撃墜オーバー時】 伝言を伝える (礼を言う) (無視する) 預かった遺言を本人にわたす 顔色の悪さを心配する (調子が悪いと答える) (何の事だと返す) (元気そうに振る舞う) 調子が悪いと答える (休むように勧める) (医務室に連れて行く) (原因を尋ねる) 医務室に連れて行く (そこまで重傷ではないと言う) 大人しく連れて行かれる (医務室で別れる) 原因を尋ねる (疲れている) (熱がある) (好きな人がいる) (お金がない) 疲れている (アドバイスする) 熱がある (アドバイスする) 好きな人がいる (アドバイスする) お金がない (アドバイスする) 何の事だと返す (気にするなと言う) (大丈夫そうで安心する) 気にするなと言う (変な奴だと思う) (あまり気にするなと言う) 元気そうに振る舞う (気にするなと言う) ※同上 (疑う) 疑う (本当は調子が悪いという) (心配するなと言う) 本当は調子が悪いという (休むように勧める) ※同上 (医務室に連れて行く) ※同上 (原因を尋ねる) ※同上 相手が眠そうだと思う (疲れているのか尋ねる) (一緒に寝ようと誘う) 疲れているのか尋ねる (大丈夫と答える) (疲れていると答える) 疲れていると答える (休む事を勧める) 休む事を勧める (アドバイスに応じる) (もう少し頑張ると答える) 一緒に寝ようと誘う (断る) (承諾する) (言葉の意味を考える) 張り倒す (お見事、と言って立ち上がる) (冗談なのに、と言って立ち上がる) 断る (ガッカリする) 承諾する (大人技能の腕を尋ねる) 大人技能の腕を尋ねる (挑発する) (恥ずかしがる) 言葉の意味を考える (クスクス笑う) (深い意味はないという) クスクス笑う (顔を赤らめる) (まだ言葉の意味を考えている) 顔を赤らめる (部屋へ行こうと促す) 部屋へ行こうと促す (一緒に個室へ行く) 深い意味はないという (ひと安心する) (ちょっとがっかりする) 相手がソワソワしていると思う (トイレに行かせる) (不思議に思う) トイレに行かせる (トイレに急ぐ) 不思議に思う (怒る) (慌ててトイレに行く) 怒る (謝る) (ますます不思議に思う) 空腹を訴える (食事に誘う) 食事に誘う (誘いに応じる) (迷う) 迷う (後押しして誘う) 後押しして誘う (やっぱり断る) (誘いに応じる) やっぱり断る (残念がる) 空腹を訴える その2 (呑気な態度に呆れる) (食べ物を差し出す) (同意する) 食べ物を差し出す (呑気な態度に呆れる) ※同上 (食べ物を受け取る) 食べ物を受け取る (やっぱり、あげない) (味を尋ねる) 味を尋ねる (おいしい) (いつもの味) 同意する (空腹で死ぬ様を想像する) (食べ物を差し出す) ※同上 空腹で死ぬ様を想像する (神様に聞けと促す) 喉の渇きを訴える (何か飲むように勧める) (飲物を差し出す) 何か飲むように勧める (アドバイスに応じる) 飲物を差し出す (礼を言う) (いらないと言う) いらないと言う (飲み物をしまう) コーヒーを渡す (コーヒーをすする) 味を尋ねる/調子を尋ねる/勝てそうか尋ねる (努力はしているなと答える) (いちいち鬱陶しいと思う) コーヒーを飲む (味を尋ねる) (調子を尋ねる) (勝てそうか尋ねる) アイテムを見せる (アイテムについて尋ねる) (いらないと返す) (誕生日プレゼントか尋ねる) アイテムについて尋ねる (プレゼントだと差し出す) (必要だろうと言って差し出す) (見せびらかしただけという) (誕生日プレゼントを差し出す) ※誕生日前後1週間 必要だろうと言って差し出す (受け取る) ※同上 (喜んで受け取る) ※同上 (首を傾げる) プレゼントだと差し出す (受け取る) (喜んで受け取る) (いらないと返す) ※同上 見せびらかしただけと言う (ムッとする) (冷めた目で見る) いらないと返す (唖然とする) (悲しむ) 誕生日プレゼントを差し出す (誕生日は過ぎた事を言う) (来年もよろしくと言う) (礼を言う) 誕生日は過ぎた事を言う (笑って誤魔化す) 笑って誤魔化す (来年もよろしくと言う) ※同上 (礼を言う) ※同上 誕生日プレゼントか尋ねる (おめでとうと言う) (今日だったか考える) (約束だからと言う) おめでとうと言う (来年もよろしくと言う) ※同上 (礼を言う) ※同上 来年もよろしくと言う (自分の誕生日にも欲しいという) (無理だと言う) (約束をする) 自分の誕生日にも欲しいと言う (期待して欲しいと言う) (憶えていたらと言う) (嫌な顔をする) 礼を言う (自分の誕生日にも欲しいという) ※同上 (喜んでもらえて嬉しく思う) 今日だったか考える (こだわり無く受け取る) (ひどいなあと思う) こだわり無く受け取る (とりあえず、おめでとうを言う) (誕生日だからではないと言う) とりあえず、おめでとうを言う (来年もよろしくと言う) ※同上 (礼を言う) ※同上 誕生日だからではないと言う (しらける) ひどいなあと思う (とりあえず、おめでとうを言う) ※同上 面白い話をする そして、○○は、面白い話を始めた…。 参照 (視線をそらす) (ちらちら周りを気にする) (首を傾げる) (聞き流す) 視線をそらす (ウケなくて怒る) ちらちら周りを気にする (ウケなくて怒る) ※同上 (気になる事があるのか尋ねる) 気になる事があるのか尋ねる (慌てて否定する) (笑って誤魔化す) 首を傾げる (謝る) (ウケが悪いのを心配する) ウケが悪いのを心配する (ネタが悪い) (話し方が悪い) (例として面白い話をする) ○○は、面白い(?)話を始めた。 参照 怖い話をする 参照 (怖がる) (視線をそらす) (ちらちら周りを気にする) 怖がる (からかう) (面白そうに笑う) からかう (本気で怖がる) (すねる) 本気で怖がる (面白そうに笑う) ※同上 (謝る) すねる (面白そうに笑う) ※同上 視線をそらす (ウケなくて怒る) ちらちら周りを気にする (ウケなくて怒る) ※同上 (気になる事があるのか尋ねる) 気になる事があるのか尋ねる (慌てて否定する) (笑って誤魔化す) 人間関係の噂をする (衝撃を受ける) (適当に返す) 衝撃を受ける (知らなかったのと驚く) (調子に乗ってもっと喋る) ここでの出来事を話す (相槌を打つ) (なぐさめる) (気のない返事をする) 相槌を打つ (思い出に浸る) (相槌を打つ) 思い出に浸る (面白くなさそうにする) (微笑む) なぐさめる (昔の話だと言う) (勘違いするなと言う) 気のない返事をする (ムッとする) (思い出に浸る) ※同上 ムッとする (話題をかわす) (謝る) 謝る (機嫌を損ねる) ここでの苦労話を話す (感想を言う) (お茶を濁す) 感想を言う (それ程ではないと言う) (同意する) 悩んでいるのかと心配する (理由を話す) (何も悩んでいないと答える) 理由を話す (なぐさめる) (アドバイス/毅然としろ) (アドバイス/開き直れ) なぐさめる、アドバイスをする (黙っている) (礼を言う) 何も悩んでいないと答える (怪しむ) 怪しむ (断言する) (観念して前言を撤回する) 世間話をする 噂話をする 普段言わないような事を言う (恥ずかしい奴だと思う) (黙っている) (寂しく笑う) topへ
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一瞬……だけど閃光のように……! 作者:にっぷし 時空管理局は本局内にあるでっかい図書館、無限書庫。 次元世界の星々よりも多い書物が収まった小さな宇宙は今日も今日とて大忙しだ。 けれども、誰より仕事をこなす青年が、いついかなる時も仕事に励んでいるとは限らない。 都合四徹をこなした我等が司書長ユーノ=スクライアは、司書長室で仮眠を取っていた。 ソファーで眠るその身体に、紅葉のような小さな魔の手が迫っているとも知らずに―― 司書長室の扉が僅かに開き、小さな影がスルリと入り込む。 音もなく扉が閉ざされると、小さな影は口に手を当ててきししと笑った。 暗い部屋に揺れるのは頭の左右で束ねられた小さな髪の房たち。 輝いているのは翠緑と真紅のオッドアイ。 「ふふふ、ママたちにはわるいけど、ユーノさんはヴィヴィオがもらっちゃうよ」 ミッドチルダを震撼させた『ゆりかご事件』から幾らかの時が過ぎていて。 聖王のクローンでありエースオブエースの養子となった高町ヴィヴィオは、実に頼もしく成長していた。 今日もいつもの送り迎えな一日――それも十分素敵なんだけど――で終わるはずの彼女の放課後は、 手元に偶然転がり込んできた幸運によってやたらとワクワクしたものに変化していた。 目標は唯一つ。『大好きなユーノさんに大胆なアプローチをして恋人になる!』以外にない。 もちろん子供の頭なので想像には限界があり、 1.ユーノさんに近づく →2.?? なんかする。 →3.ラブラブ♪ という重要な部分に穴が開いたプランなのだが、そこには切り札がある。 『聖王モード』を使用すれば、頭は子供のままだけど、身体だけなら大人になれるはずなのだ! そして、姿が大人になりさえすれば、後はヴィヴィオが知っている必要はない。 優しくてとっても賢い大人のユーノさんが、いろいろなんかしてくれるに違いないのだから!! 「すごいよ……ヴィヴィオすごいよ……! このさくせん、ママもビックリだよ……!!」 ヴィヴィオはこのプランを閃いた瞬間、自分の才能が恐ろしくなった。 なんという策士。別領域からの刃。足りない知識を相手を利用して補うという着想に背筋が震えた。 いや、落ち着け。クールになれ。高町ヴィヴィオ。いや、ヴィヴィオ・T・スクライア……!! この作戦が達成された暁には、あの暖かい手も、優しい微笑みも、自分だけのものになる。 もっとたくさん膝の上に座らせてくれたり、抱き上げてくれたり、肩車してくれるに違いない。 それからそれから、お花畑で追いかけっこをしたりあれやこれやでとにかくキャッキャウフフなのだ! 「というわけで……」 そろりそろりとソファーに近づくと、そこから聞こえるのは規則的な寝息。 その安らいだ旋律に邪魔しちゃ悪いかなとちらりと思ったが、もう止められない。 「かくごしてね、ユーノさん。ヴィヴィオのオトナのみりょくでめろめろにしちゃうんだから!」 クスクスとほくそ笑んでから――ヴィヴィオは精神を集中して『聖王モード』を発動させた!! キュバアッ! と激しい光が広がり、お見せできないのが残念なシーンを経て、一気に収縮する。 「ん……誰……?」 眩しい光に瞼の奥を刺激された我等が司書長ユーノ=スクライアがのっそりと状態を起こすとそこには!! サイドテールにして戦闘機人風のデザインのバリアジャケットを纏った小さいまんまのヴィヴィオがいた。 「あれー!? なんでー!?」 小さなまんまの自分の姿に、くるくる身体を捻って自分を観察して困惑するヴィヴィオ。 変身シーンを見ていないユーノにとっては、初めから奇抜な姿をしたヴィヴィオがおろおろしているだけだ。 (良くわかんないけど、可愛いなぁ) ソファーに座ったユーノは、ヴィヴィオをひょいと持ち上げて膝の上に乗せる。 「ふえーーん!! うれしいけどちがうの~~~~~!!」 大好きなユーノさんのぬくもりに包まれながら、ヴィヴィオはじたばたと脚を振っていましたとさ。 26スレ SS にっぷし ユーノ×ヴィヴィオ ユーノ・スクライア ヴィヴィオ