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『にんっしんと赤ゆのそれぞれ・動物型』 29KB いじめ 観察 不運 日常模様 妊娠 番い 飼いゆ 赤ゆ 子ゆ 都会 現代 独自設定 ぺにまむ 一応続き 15作目 長くなったので分け でも前回を読まなくてもたぶん平気 *注 多数のリスペクト(パクリとも言う)あり ・ゆっくりの性行為あり 独自解釈多数 ・ストーリーなど、無い ・テンプレ万歳! 『にんっしんと赤ゆのそれぞれ』 ケース2:動物型にんっしん(飼いゆっくり) 「れいむぅ!まりさのびっぐまぐなむはどうだぜ!きもちいいんだぜぇ!?」 パン パン パン 「きもちいよぉまりざぁ!れいむいっぢゃうぅぅぅ!!」 ぐちょ ぐちょ ぐちょ 2匹のれいむとまりさがぺにまむを用いたすっきりをしている。その2匹の頭には、飼いゆっくりである証のバッジが輝いていた。 「れいむぅ!れいむぅ!れいむぅぅ!」 スパンっ スパンっ スパンっ 「まりさぁ!まりさぁ!まりさぁぁぁ!」 ぐっちょん ぐっちょん ぐっちょん 爪楊枝ぐらいのぺにぺにを立たせたまりさは、それをれいむのまむまむに激しく打ち付けて出入りさせている。 それを受けてれいむもまた気持ち良さそうな声を出しまくっており、周囲に体から出た粘液を飛び散らせていた。 「れいむ!イグよ!イグイグイグイグゥゥゥ!!」 「ゆ!!まりさぁぁぁぁ!!」 まりさがラストスパートとばかりにその振動速度を上げる。れいむも、まりさのフィニッシュを受け止めるべくまむまむを激しく収縮させ、そして、 「「んほおおおおおおおおおおぉぉぉおぉぉおぉぉ!!!!すっきりいいいいぃぃぃいぃぃいぃぃい!!!!」」 2匹は甲高く悲鳴のような声を上げながらすっきりをした。 同時にまりさのぺにぺにの先端から精子餡がドクドクと迸り、れいむのまむまむを満たしていく。にんっしん率100%のゆっくりでは、これで確実に子供ができただろう。 「ゆふぅ!ゆふぅ!・・・・・・もっとぉ、れいむ、まりさのたくましいぺにぺにがもっとほしいよぉ!」 「いいんだぜぇ・・・こんやはうちどめしらずでいくんだぜぇ!」 だが2匹はそれだけでは満足できなかったのか、まだ続けるつもりのようだ。 れいむがまむまむをフリフリと揺らし、まりさを誘う。それを受け、再びまりさの爪楊枝サイズのぺにぺにがそそり立つ。 「ゆふん!まりさのじまんのぺにぺにだよ!これでれいむをもっとめろっめろにするんだぜぇ!」 「ゆ~ん!まりさぁ、はやくぅ!れいむまちきれないよぉ」 「んほほほぉう!れいむぅぅぅ!!」 「ゆぅぅぅん!まりさぁぁぁぁ!!」 結局、2匹のその行為は3回ぺにまむでのすっきりを終えるまで続いた。 ・ ・ ・ 「ゆぅ~ん!れいむのかわいいおちびちゃんができたよ!」 「ゆ~!!たのしみなんだぜ!まりさのおちびちゃん、はやくあいたいんだぜぇ!!」 翌日、れいむのお腹は見事なまでにプックラと膨れており、胎生にんっしんをしていることは明らかであった。 3回もすっきりをしたのだから当然だが、通常の胎生にんっしんよりもでかくなっており動くことすらできそうにない状態だ。 これが自然の世界なら中々に大変な負担が父親のまりさを襲うことだろう。母親のれいむも普通ならこんな数を産めるほど体力は無い。 だが2匹の場合は何の問題も無かった。 「「おにいさん!れいむ(まりさ)のおちびちゃんができたよ!!」」 「おーう、おめでとさん」 何しろ、飼い主のお兄さんが身の回りのことは大体してくれるのだから。 胎生にんっしんをした場合、丈夫で大きな子ゆっくりを生むことができる。 これは生むことさえできれば、生まれた子供は生き残る確立が高いということだ。だがその性質上、代わりに出産まで時間と大量の栄養が必要になってくる。 その間はにんっしんしたゆっくりは動くことがままならないので、野生ではよほど恵まれた環境になければ余り見られない出産方法である。 その点、飼いゆっくりという立場は衣食住の全てをクリアしている。 「ほれ、ご飯だ。ゆっくり食べろよ~」 「ゆ~ん!む~しゃむ~しゃ!む~しゃむ~しゃ!」 「おいしぃ~!しあわせぇ!!」 2匹は飼い主から渡された食事を口の中に掻きこんでいく。 しっかりと栄養を取ることは、お腹の中の子供のためにも必需事項だ。母体のゆっくりがゆっくりすればするほど、そのゆっくり成分は子供にも良い影響を与える。 「ゆふぅ~!れいむぽんぽんさんがいっぱいになったよ!」 「まりさもだぜぇ!・・・ゆ!おなかがいっぱいになったら、つぎはうんうんをしたくなったんだぜ!!」 「はいはい、ちゃんと片付けてやるからトイレでしろよ~」 「「ゆん!分かったよ!おにいさん!!」」 こうして、2匹は身の回りの心配が全く要らないという、とてもとても恵まれた環境で出産まで過ごすこととなった。 ・ ・ ・ まりちゃはとてもとても安らかなまどろみの中、ゆっくりと暖かい気持ちに包まれていた。 プカプカ ふわふわ まりちゃを包む世界はどこまでも優しく、暖かいものである。 (まりちゃ、とってみょゆっくちしちぇるよ!) それはとても心地よく、まりちゃをゆっくりさせてくれる世界、母の胎内だ。そしてその母の胎内というどこよりも安全な世界、そこにいるのはまりちゃだけではない。 (れいみゅゆっくちしちぇるよ!) (まりちゃもだよ!) まりちゃのすぐ近くには、まりちゃの姉か妹になる存在がたくさんいた。まりちゃとは別のまりちゃも、れいみゅも、それぞれ皆ゆっくりとこの空間を漂っている。 目がまだ完成していないまりちゃには実際にそれらを見ることはできない。(そうでなくても、胎内の暗さでは何も見えないだろうが) だが不思議と、まりちゃは自分も含めた皆が微笑みを浮かべてゆっくりとできていることは感じ取ることができたのであった。 やがて時間が経ち、まりちゃを包む世界に少しだけ変化が訪れる。 (あっちゃかいにぇ) (ゆぅん、あっちゃかいにぇ) それはまりちゃや他の皆が大きくなったことで、母体の中が狭くなったことだ。 だがまりちゃはそれを窮屈だと感じたことは無かった。むしろ母の胎内や他の姉妹に触れている今の状態は、餡子の奥が暖かくなる安心感があった。 それは皆も同じなのだろう。だれも不安そうな気配を出していないことをまりちゃは感じていた。 そんなまりちゃの日々は、ゆっくりらしいとてもゆっくりとしたものだ。 (ちゅーり、ちゅーり) (ゆゅん、ちゅーり、ちゅーり!) まりちゃに触れている姉妹や母の胎内にすーりすーりをしたり、他の姉妹ともすーりすーりしようと身じろぎしたり、そんなことばかりだ。 それ以外の時は大体がゆっくりと暖かい世界の中で眠るか、あるいはまだ見ぬ外の世界に思いを馳せるかのどちらかであった。 (おいちぃあみゃあみゃをむーちゃむーちゃして、しょれからおきゃあしゃんとおちょうしゃんにしゅーりしゅーりして、しょれから・・・) (みんにゃといっしょにあしょびちゃいよ!こーりょこーりょしちぇ、にょーびにょーびしちぇ、ぴょんぴょんだっちぇ!) (おきゃあしゃんにょゆっくちしちゃおうちゃもききちゃいし、おちょうしゃんのおぼうししゃんでたきゃいたきゃいもしちゃいにゃ) (きゃわいいおきゅしゃんといっしょにゆっきゅりしちぇ・・・ゆぅ~ん、ゆっきゅり~) それは考えるだけでとても楽しく、まりちゃの顔は常に笑顔の状態だ。声が出せれば笑い声が絶えなかっただろう。 目が開けられていたら、それはもう嬉しそうな希望に満ちた目を見れていただろう。 まりちゃは幸せで暖かい、そんなゆっくりとした将来が自分を待っていると信じている。 まりちゃを包む世界から感じる安らぎ、それがまりちゃの考えが間違っていないという自信を与えていた。 ・ ・ ・ まりちゃがそれからも大きくなり、しっかりとした子ゆっくりサイズのまりしゃとなった頃、世界にさらなる変化が訪れた。 (ゆゆ?うごいてる?) 母の体内がざわめくように脈打ち始める。それは次第に強くなっていき、まりしゃと他の姉妹を一定の方向へと導くように運び出した。 そして同時に、まりしゃの閉じた瞳がまぶた越しに光を感じるようになってくる。その光はまりしゃが送られる先の方から来ているようだ。 (ゆ!まりしゃ、とうとううまれるんだね!) そのことはまりしゃに、とうとう自分が外の世界へ生れ落ちる時が来たことを知らせていた。 まりしゃはそれまで閉じていた瞳を開くと、明確に自分でも光が差し込む方へと進み始める。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ!」 「ゆんっ、ゆんっ、ゆんっ」 見ればまりしゃの周りの姉妹も、それぞれ光の方へと体をよじるようにしながらウネウネと進んでいる。皆、自分達が生まれる時なのだと理解しているのだ。 「ゆっ!ゆっ!れいむ、ゆっくりうまれりゅよ!」 光、つまり産道という出口に一番近いところにいた子れいむが一番乗りになった。 産道に体を差し込んだ子れいむは、次に体全体を使ってモルンモルンと動いて産道を通っていく。 「つぎはまりしゃだよ!」 「そのつぎはりぇいむだよ!」 その後に続こうと、次々にまりしゃの姉妹が産道へと入っていく。その後をまりしゃも負けじと体を動かし、産道の方へと進んでいった。 「ゆ!まりしゃのばんだよ!」 そうしてどんどん姉妹が産道を通って出ていき、ついにまりしゃの番がやってきた。 まりしゃも先にいった姉妹のように、体を振って尻をくねらせ産道へと分け入っていく。 「ゆんしょ!ゆんしょ!」 産道の中はそれまでの胎内に比べると大変狭いものであり、進むのも今までのように上手くはいかない。 非力な赤ゆっくりにはちょっとした重労働だ。だがまりしゃはそれでも一生懸命進んでいく。 それを応援するように、産道自体の壁もまりしゃを前へ前へと送り出そうと脈動をする。それに助けられながら、まりしゃは少しずつ少しずつ出口へと向かっていた。 そして出口に近づくにつれ、外の世界の音が聞こえ始める。 『ゆふぅぅぅ!ゆぶふっぅうぅぅぅ!!』 『がんばるんだぜ!れいむ!ひっひっふーなんだぜ!!』 『がんばれよー』 両親の声が聞こえる。まりしゃはそれに元気付けられ、さらに勢いを増して体をぷりぷりと動かし前進する。 そして遂に、 「ゆ!」 「ゆぶふぅぅぅ!!」 「ゆ~~~!!まりさそっくりのかわいいおちびちゃんなんだぜ~~!!れいむ、あとすこしなんだぜ!がんばるんだぜ!!」 「おー、またまりさ種か」 まりしゃの顔が産道から外へと出た。その時まりしゃの目に飛び込んできたのは、母の胎内で想像していたようなゆっくりとした世界であった。 「がんばれ!がんばるんだぜ!おちびちゃんもれいむも、ゆっくりがんばるんだぜ!」 まりしゃの正面には、自分の父であると一目で理解できた親まりさがそのお帽子をしっかりと構えて、まりしゃが飛び出すのが今か今かと待っている。 「ゆー!!いもうちょ!れいむのきゃわいいいもうちょのまりさだよ!!」 「がんばって!おかあしゃん、ゆっくり!ゆっくり!まりさもゆっくりがんばって!!」 「ゆー!ゆー!ゆっくり!ゆっくり!」 その周囲には自分より先に出た姉妹がいっぱい、それぞれまりしゃに声援を送ってくれている。 「ゆっ!まりしゃ、ゆっくちうまれるよ!」 幸せのゆートピア、そんな言葉がまりしゃの脳裏を過ぎった。 ならばそこに今から加わる自分も、それに相応しいゆっくりであらねば。そう思ったまりしゃは、母の胎内で考えていた最高の表情を浮かべ、キリッとする。 そして、 「ゆふん!」 すっぽ~ん 次の瞬間、親れいむがまりしゃをとうとう生み出した。 「ゆん!」 飛び出したまりしゃを、親まりさがお帽子のクッションで柔らかくキャッチする。 そして勢いが止まり、しっかりと地面にそのあんよを着地させたまりしゃは、渾身一発 「ゆっくりしていってね!!」 「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」 その最初の『ゆっくりしていってね!』を元気よくとどろかせた。それに両親も姉妹も目に涙を浮かべながら、とてもとても嬉しそうな表情で返事をする。 ここに、まりしゃは笑顔に見守られ祝福されながら誕生した。 「ゆ!つぎのおちびちゃんが!ゆゆゆゆゆ!」 「ゆ!おぼうしのじゅんびはだいじょうぶだぜ、れいむ!」 「おー、まだいるのか。今回は豊作だなぁ」 と、母れいむが再び産気づく。まりしゃの後にも、妹となるれいむやまりさはまだいるのだ。 「まりしゃもおうえんするよ!」 「ゆー!がんばれー!!」 「ゆっくりー!!」 そのことに気が付いたまりしゃは、自分がそうされたように今度は妹に声援を送り始める。 皆も母れいむのまた開き始めた産道へ声をかけ初め、集中する。 「よっと」 「おしょらをとんでるみたい!」 だからまりちゃが急に浮遊感を感じ、その意識を落としたことにも誰も気が付かなかった。 ・ ・ ・ 子れいむはその番の子供、それも長女として生まれたゆっくりであった。 『む~ちゃ、む~しゃ、しあわしぇー!!む~しゃむ~しゃ、しあわせー!!』 『ゆふふ、おちびちゃん。そんなにあわててごはんさんをたべなくても、まだいっぱいあるよ』 『ゆぅ~!まりしゃも!む~ちゃむ~しゃ、しあわしぇ!!』 そんな子れいむのゆん生は幸せに満ちていた。自分の周りにはゆっくりした両親がおり、さらにかわいい妹も沢山いる。 『飼い主』というお兄さんも、いつも美味しいあまあまをくれるし玩具だって楽しいものばかりだ。 ここはかつて母の胎内で夢見た世界そのままであった。何一つゆっくりできないことは無く、世界は愛で満ちている。 『ゆっくりしていってね!かわいいれいむがゆっくりうまれたよ!!』 『『ゆっくりしていってね!おちびちゃん!!』』 思えば子れいむのゆん生は祝福から始まったものである。生まれた瞬間に両親からゆっくりしていってねと愛の言葉を受け、自分も妹にそう言った。 あの瞬間に子れいむの体内の餡子に満ちた温かなポカポカとした気持ち、『あぁ、これがゆっくりなのだ』、と子れいむは感じていた。 その温かな気持ちを皆にも分けてあげる、それがゆっくりしていってね、その言葉が示すことなのだ、と幼心に思ったものである。 それから暫く、子れいむは長女に相応しくあろうと努め、両親や他の姉妹と一緒にゆっくりとした日々を過ごしてきた。 『ゆんっゆんっ!まりしゃはしゅんっそくなんだぜ!』 『ゆ~!まりさとってもはやいね!ゆっくりしてるよぉ~』 『ゆぅ~ん、それほどでもあるんだぜぇ~ゆべっ!?』 コロン、ぺちっ 『ゆぅ!?まりしゃ!?だいじょうぶ??』 『ゆ・・・ゆぅ・・・・・・ゆぅぅ!!ゆ~~!!いたいよ~!!ぴゃあぁぁ~ん!!』 『だいじょうぶ、おねえさんのれいむがぺーりょぺーりょしてあげるからね!ぺーりょ、ぺーりょ!』 『ひっぐ、ゆぅぅ・・・・・・ゆ、おねえちゃんありがとぅ・・・・・ゆっくり~!』 『ゆん、ゆっくりしてね!』 妹まりさとぴょんぴょんして駆けっこをしたり、その時に誤って転んでイタイイタイになった妹まりさをぺーろぺーろして慰めたり。 『む~ちゃむ~ちゃ!はふっほふっ、む~ちゃ!しぁわしぇ~!!』 『もっもっ、んぐっんぐっ』 『ゆふふ、おちびちゃんたち、そんなにあせらなくてもごはんさんはいっぱいあるんだぜ?』 『おちびちゃんたちはみんなたべざかりなんだね、ゆっくりしてるよ~』 『が~じが~じ・・・・・・ゆぅぅ・・・かちゃいよぉ・・・・・・ごはんしゃんはれいむにいじわるしないでね!』 『おちびちゃん、おとうさんにまかせるんだぜ!・・・むぐむぐ、むぐむぐ・・・ふぉら!』 『ゆわ~い、おとうしゃんありがとう!!・・・ちゅーぱちゅーぱ!ちゅーぱちゅーぱ!・・・・・・ゆぅぅ、しあわしぇぇ・・・!!』 皆でむ~しゃむ~しゃして幸せを感じたり、硬いご飯さんをお父さんが噛んで柔らかくしてくれたものを食べたり。 『うんうんしてしゅっきりー!!』 もりゅん! 『おちびちゃん、きょうもげんきなうんうんさんだね!』 『ゆふん!れいむのうんうんさんはゆっくりしたうんうんさんなんだよ!』 『そうだねぇ、おちびちゃんはゆっくりしてるよ!・・・ゆ?もう、おちびちゃん、うんうんさんがまだついてるよ?』 『ゆ?・・・ほんとだ!ごーしごーし!・・・ゆぅ?うまくとれないよ?』 『ぺーろぺーろしてとってあげるよ、ぺーろぺーろ!』 『ゆきゃきゃ、くしゅぐっちゃぁい~♪』 『ほら、これでおちびちゃんがもっときれいきれいになったよ!』 『・・・・ゆ~ん!きれいきれいですっきりー!!』 うんうんが付いてしまったお尻を母れいむにぺーろぺーろでキレイにしてもらったり。 他にも姉妹とこーろこーろやすーりすーりで遊んだり、母れいむのもみ上げに埋まってワサワサ感を楽しんだり、 父まりさのお帽子で高い高いをしてもらったりと、ゆっくりした出来事に暇がないくらいだ。 そんな日常、それが少し変化したのはゆっくりしたお兄さんからの提案がキッカケだった。 『みんな、そろそろキレイな番を探して自分のおちびちゃんが欲しくないかな?』 お兄さんの提案、番と子供を得るというそれは、子れいむの夢でもあった。 生まれて最初に見た光景、皆が皆ゆっくりとした表情で愛に包まれていた風景。新しい命を祝福するその雰囲気。 それは子れいむの記憶に強く焼きついていた。 自分もいつか母のように素敵な番を見つけ、子供を生み、あの光景を自分のおちびちゃんに見せてあげたい、感じさせてあげたい。そう常々思ってきていたのだ。 『ゆ~!!れいむ、かわいいおちびちゃんをうみたいよ!』 だから子れいむは、お兄さんの提案を拒むことなく受け入れた。 『まりさもかわいいでかわいいれいむをおよめさんにしたいんだぜ!』 『れいむも!れいむもだよ!!』 そしてそれは、子れいむの妹達も皆同じであった。誰一人として否の声を上げることなく、お兄さんの提案を望んでいた。 『よし、じゃあ決まりだな』 そしてお兄さんも、そんな皆を見てニッコリとした笑顔をゆっくりと浮かべていたのだ。 だが、お兄さんの提案は一つの別れも伴うものであった。 『ごめんな、皆で住むことは出来ないんだよ。番のところへ行かないといけないんだ』 子れいむが番を得ておちびちゃんを生むためには、両親や姉妹とは別の場所へ行かなければならないというのだ。 そのことに子れいむを含めた皆が不満を覚えなかった訳ではない。しかし、 『皆はもう立派なゆっくりだ。ちょっと早いひとり立ちのようなものだよ。それに大丈夫、戻って来れないわけじゃないんだ。 番を得ておちびちゃんを生んで、そしてよりゆっくりとしたゆっくりになって帰ってくればいいんだよ』 その言葉に皆が納得した。そうだ、これは永遠の別れではない、むしろよりゆっくりとした未来への過程なのだ、と。 『それじゃあ、番を探してきてあげるよ。でもさすがに全員の分を一度には無理があるからね。少しだけ時期がズレちゃうけど、立派な君達なら我慢できるだろ?』 そしてそれから、お兄さんが皆の番を見つけてきてはそこに連れて行ってくれるようになった。 『さあ、今回はまりさ、君の番を見つけられたよ』 『ゆ~!!まりさのおよめさんのれいむ!はやくあいたいよ!たのしみだよぉ~!!』 お兄さんが言うには、見つけた番が誰にピッタリなのかは運しだいらしい。そのため、妹達の方が先に番を見つけたりしていた。 『まりさいってくるよ!みんな、ゆっくりしていってね!』 『ゆっくりしていってね!まりさ!!』 お兄さんに連れられていく妹達を、子れいむは内心羨ましく思いながら、でも長女として祝福しながら見送っていた。 そうして日々が過ぎていき、子れいむの体が亜成体と呼ばれるくらいのサイズになったころ、とうとう子れいむの番が見つかった。 そして番の元に子れいむが行くその日、 「おかあさん・・・・・・おとうさん・・・・・・」 「ゆっぐ、ゆぐ・・・おぢびじゃん、げんぎでねぇ・・・ひっぐゆっぐ」 「おちびはまりさのじまんのおちびなんだぜ・・・むこうでも、ゆっくりするんだぜ」 「「おね”ぇちゃん、ゆっくりして”ね・・・ひっぐ」」 子れいむは両親と別れの挨拶をしていた。 やはり別れは辛いもので、母れいむは嗚咽を漏らし、父まりさは気丈に振舞っているが涙目だ。 「おがあざん、おどうざん、いままでゆっぐりありがどう、ひっぐ、れいむ”ゆっぐりしにいぐよ、ゆっぐ」 子れいむもそれにつられ、つい声が度持ってしまっていた。子れいむ自身、今まで何度も妹達を見送っており何度も別れを経験していたのに止めることは出来なかった。 まだ番が見つからずにいる姉妹達も、皆涙目になりながらも一生懸命笑顔で子れいむを送り出そうとしている。 「もういいか?いくぞ」 「ゆん”、おにいざんも、ありがどう、ひっぐ」 お兄さんが子れいむをゲージへと入れて持ち上げる。とうとう別れの時だ。 「お”ぢびちゃん、ゆっぐりしでいってねぇ!!」 「ゆっぐりするんだぜぇ!」 「「おねえじゃああん!!」」 「みんなも、ゆっくりじでいってねぇ!!!」 皆の声を受けながら飼い主のおにいさんにつれられて、子れいむはとうとうそれまで住み慣れた世界に別れを告げて新たな天地へと旅立った。 幸せな家庭を築き上げることを夢見て、希望を胸に抱きながら。 ・ ・ ・ 「ほいっと」 「ゆ?おにいさん、もうついたの?」 だがその子れいむの決意に反して、お兄さんは子れいむを別の部屋に運ぶだけだった。 聞いていた話だと別のお家へと行くことになっていたはずなのだが、これはどういうことだろう? 「ゆ?ゆ?おにいさん?」 「なぁ、れいむ。これちょっと見てくれないか?」 疑問に思った子れいむがお兄さんに声をかけるが、それを無視してお兄さんは何かを取り出して子れいむの前に置く。 「ゆ?なに、これ?おまんじゅうさん?」 「・・・やっぱり初見じゃ分からないか」 れいむの前に置かれたのは、いっぱい針が刺され所々が破けたり焦げたりしている薄気味悪いおまんじゅう、に見えるものであった。 「じゃ、次はこれ見てくれるか、れいむ」 「ゆ?」 お兄さんは次に何やらリモコンを取り出して操作する。すると、その部屋に取り付けられていた大型テレビ、それがブゥンと音を立てて起動し映像を映し出し始めた。 画面に映し出されたのは、一面がタイル張りになっていて無機質で寒々しい様子を見せる、そんな何もない箱の風景だ。 『おしょらをとんゆべぇ!?・・・・・・ゆぅぅぅ、いちゃいいぃ!』 そしてその箱の中に小さな生まれたてらしき1匹のまりしゃが、まるで放り込まれたかのように映り込んだ。 「ゆ?あれ?このまりさ・・・」 画面に映っているまりしゃ、それに子れいむは見覚えがあった。それもそのはず、そのまりしゃは 「れいむのかわいいいもうとのまりさ・・・・・・?」 子れいむの妹のまりしゃなのだから。 そのまりしゃと子れいむは、かつて母体の中でお互いに頬を擦り寄せ合って温もりを確かめ合った仲だ。見間違えるはずがない。 だが映っているのが妹のまりしゃだということは分かっても、何故映されているのかは子れいむには分からない。 その時、画面から 『一日目開始』 「ゆ?だ、だれ?」 まりしゃとは別の声がした。 そしてその声と同時に、画面外から手が伸びてくる。それは極普通の人間の手、しかし持っているものは普通ではなかった。 『メニュー、針刺し』 その手には鋭い針が握られており、その金属特有の光沢を鈍く出していたのだ。 針を握った手はまるで獲物を狙っている蛇のようにまっすぐにまりしゃの方へと進んでいく。 『ゆぴゃああぁぁん!!いたいよぉ!だれかまりしゃをぺーろぺーりょしてよぉ!!』 そしてそのまま落ちた時の痛みに泣くまりしゃ目掛けて、 『一回目』 "ぶすっ" 『ゆぴいいいぃぃぃぃぃ!!?!?』 針をそのもち肌へと突き刺した。 その後に手は素早く針を抜いたが、まりしゃには刺されたことによりクッキリと穴が出来ている。 「なにこれええええぇぇぇ!?」 突然の妹まりしゃへの暴行、その衝撃映像に画面を見ていた子れいむも絶叫してしまう。 だが映像はそれで終わりではなく、針を持った手は再び 『二回目』 "ぶすっ" 『いちゃあぁぁぁぁ!!!?』 「ひぃっ!?」 その声と共にまりしゃへと針を突き刺した。そして続けざまに 『三回目』 "ぷつっ" 『ゆっぴいいいぃぃぃいぃぃぃ!!!』 『四回目』 "ヅッ" 『ゆぎいいいいぃぃぃぃぃぃ!?』 『五回目』 ”ぶすっ” 『ぴぃっ!!?ゆぅぅぅぅぅぅ!!』 「ゆあ、ゆあああ・・・・・・・・・」 次々にまりしゃへと針を突き刺していった。 画面に映る手は無機質に抜いては刺しを繰り返しており、その度にまりしゃの弾力に富んだスベスベお肌に黒い穴が開けられていく。 しかも手は狙ってやっているのだろう、刺す場所は肌だけであり、目などの器官を破壊しないようにしている。 『六回目』 "ぶっ" 『ゆぴいぃぃ!!』 『七回目』 "ザスッ" 『いあああぁぁぁぁ!?』 『八回目』 "ズッ" 『やめえええぇぇ!?!?』 『九回目』 "ぶす" 『にゃんでえええぇぇぇぇ!!!』 『十回目』 "ザクッ" 『やじゃやじゃあああぁぁぁぁぁぁ!?!?』 まるで機械か何かのように手は容赦なくまりしゃの肌を刺し続けていく。画面にはまりしゃの悲鳴と、声と、針が肌を貫通する僅かな音のみが響いている。 そして、 『一日目、終了』 その声と同時にようやく手の動きが止まった。 『ゆひっ・・・ゆひっ・・・』 ぴくっぴくっ だがその時には画面に映るまりしゃの体は穴だらけになっていた。体が微かに動いていなければ死んでいるようにも見える、ゆっくりできない傷だ。 そのまりしゃを映している画面はしかし、そこで映像が一旦切れて真っ暗になってしまった。 「ゆえ?・・・ゆ?なに?・・・これ??なんで?ゆ?・・・・」 「・・・・・・」 今まで幸せで優しさに満ちた日常を過ごしてきた子れいむには、映像で起こったことは理解の範囲外であった。 思考が現実に追いつかず、混乱して何も言う事ができずにいる。お兄さんはそんな子れいむの様子を見ながら、しかし何も言わない。それどころか、 「・・・・・・」 『ゆぅぅ・・・ゆぅうぅ・・・』 再びリモコンを操作して、画面に別の映像を映し出し始めた。 再び映った画面、そこには先ほどのまりしゃが眠っている。その体は穴こそ塞がれているものの、所々に痕を残しており痛々しいものだ。 さらに、 『ゆぅぅ・・・おきゃしゃん、おちょうしゃん・・・・・・みんにゃぁ・・・・ひっく・・・ゆぅぅ・・・・』 まりしゃは魘されていた。まりしゃがいる箱は他のゆっくりが居らず、床や壁も一面がタイル張りで冷たく硬そうなものだ。 そこはまりしゃが胎内で思っていた世界から程遠く、愛も優しさも無いゆっくりできない場所だ。 酷い目に遭ったというのにそれを慰めてくれる温もりが一切ない事に、まりしゃは涙を流して悲しんでいる。 そんな悲しみにくれるまりしゃ、そこに 『二日目開始、肌焼き』 「ゆぅぅぅぅ!!?まりさぁ!!にげてぇぇ!!」 画面外から再び先ほどの手が、今度は半田ごてを持って現れた。 半田ごてのことは子れいむは知らなかったが、先ほどの映像からゆっくりできないものを感じ取り、思わず逃げるように叫んでしまう。 だがもちろん映像に言ってもまりしゃに聞こえるハズが無く、まりしゃは涙を流しながら眠り続けている。 そして手はそのまま眠っているまりしゃの方へと伸びていき 『一回目』 "ジュッ" 『・・・・!!?!!?!?!?』 「あ、あああ・・・・あぁぁぁああぁ・・・・・・・」 再び、子れいむの見ている画面内で惨劇が繰り広げられた。 手が持つ半田ごては針の時と同じように何の躊躇も無くまりしゃの肌に押し当てられる。 『ゆっぴいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!』 その途端、あまりの熱さにまりしゃが飛び起きて泣き叫び始める。その肌にはハッキリと焼かれた痕が出来ており、痛々しい。 『あちゅいいいぃ!いちゃいいいぃぃ!!』 『二回目』 "ジュッ" 『ぴぃぃぃぃ!!』 「や、やめ・・・・・・やめてあげてよぉぉ!!まりさがゆっくりできないよぉ!!」 火傷の痛みに転げまわるまりしゃを、手は決して逃がさず的確に半田ごてを押し当てていく。 子れいむが必死にまりしゃを助けようと跳ね回り、手に止めるように懇願するが 『三回目』 "じゅうううぅうぅぅぅ" 『ーーーーーーー!!!!!!!???』 「やめてあげてったらぁぁぁぁぁ!!!やべでぇぇぇぇぇぇ!!!ゆっぐりできないいいいぃぃぃぃ!!!!」 「・・・・・・・・」 その行為は何の意味もない。 ただまりしゃが焼かれていく映像を見せ付けられ、それを止めるように言うという滑稽な姿を見せるだけだ。 その後は先ほどの映像の焼き直しであった。手は何の感慨も見せずにまりしゃに半田ごてを押し当て、その度にまりしゃに火傷が増えていく。 そして 『二日目、終了』 『ゅ・・・・・・・・ゅ”・・・・・・・・』 「ゆぁ・・・・ぁ・・・・まりさ・・・・が・・・・・・」 その言葉とともに、焦げ焦げになったまりしゃを映していた画面が再び真っ暗に変わった。 だがやはり 『三日目開始、皮剥ぎ』 「やだあああぁぁぁ!!もうやめでったらああああああぁぁぁぁ!!」 三度映像が画面に映し出された。 ・ ・ ・ 映像はその後何回分もあった。内容はどれもまりしゃが酷い虐待を受けるものばかりで、ゆっくりできない様子を映している。 そして映像が再生されるたびに虐待はエスカレートしており、まりしゃに残る傷跡は増えていきしだいに変貌していく。 "ビリビリビリッ" 『まりしゃの!まりしゃのおぼうし!!やめてええぇぇぇ!!!・・・・・・あ、ああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・』 まりしゃのキレイだったお帽子が目の前で汚され、泣き叫ぶまりしゃの目の前でじっくりと見せ付けるように破かれた。 『ひっく・・・おぼうち・・・まりちゃの・・・おぼうちぃ・・・・・・ひっく・・・・』 『ゆぇ?な、ないしゅるの?おめめしゃんに・・・やめちぇ・・・や、やめてぇぇぇぇ!!?』 ぶすっ 泣き暮れるまりしゃ、その涙で潤むお目目が片方くりぬかれ、潰される。 『まりちゃの・・・おめみぇが・・・ゆひっ!?いじゃあああぁぁぁぁぁ!!?しみるううぅぅぅぅ!!じみいぃぃいみみみ”み”!?!?!?!?』 ポッカリと空いたそのお目目の痕に、刷り込むようにタップリと塩が塗りこまれる。 "べきっ がごっ" 『ぎがっ!?ごっ!!ふぉふ!?!?・・・・しゃふぇれにゃ!?』 歯を一本一本へし折られ、引き抜かれていく。 "ぶちぶちっぶちっ" 『ゆぶぅ!!ゆ”・・・・』 髪もまだらになるように引っ張りぬかれ、醜い痕を残していく。 "ジューーーーーーー" 『ゆ”!・・・・ゆ”ぅぅぅぅぅぅぅううううう”う”う”!!!!』 半田ごてにより、今度はまりしゃのまむまむが焦げるまで焼かれていく。 "ぐりっぐりぐりっ ぶちっ" 『・・・・ゅ”!・・・・・・・・ゅ”っ!!・・・・・・・・』 残ったぺにぺにも、ゆっくりじっくりと捻じ切られてしまう。 そして、 『最終日、終了』 『・・・・・ュ・・・・』 「ゆぁ・・・・・・あ、ぁぁ・・・・まりさ・・・?」 そう画面内で言われた時、まりちゃの姿は変わり果てていた。 まりちゃの体は度重なる暴行による傷跡が無数につき、ゆっくりとは思えぬ姿に変貌している。 子れいむ自身も映像で徐々に変化していく様子を見ていなければ、それがまりちゃだとは分からなかっただろう。 「そ、そんな・・・まさ、か?・・・」 そしてそのまりちゃを、子れいむは実際に見ていた。それはあまりに酷すぎて同じゆっくりだと理解できなかった物体。 「ま、まり・・・さ?」 「・・・・・・ュ”・・・」 お兄さんに見せられ、子れいむがおまんじゅうと言った、それであった。 そんなあまりの事実に呆然としてしまう子れいむに、お兄さんがついに口を開き話し始める。 「れいむ」 「おにいさん、まりさが・・・まりさが、こんな・・・」 「俺はね、大の甘党なんだよ」 だがそれは子れいむが聞きたい事からかけ離れたものであった。 「おにい、さん?そうじゃなくて・・・まりさ・・・が、れいむのいもうとの、まりさが・・・・・・」 「昔っから甘いものが大好きでね、友人から冗談で『お前はゆっくりかよ!』って言われたこともあるぐらいだ」 お兄さんは子れいむの事を意図的に無視して話し続ける。 「そして君達ゆっくりの中身は、餡子。俺の大好きな大好きな、と~っても大好きな甘々だ。 しかも残飯を食べて餡子へと変えてくれるし、ポンポン増えてもくれる便利な機能付き。おやつにピッタリだ」 「ゆ?ゆゆゆゆゆ??」 お兄さんにそれまで感じたことのないゆっくりできない雰囲気が漂いはじめる。 「で、ゆっくりを美味しく食べるには虐待という味付けが最適なんだけど、最近ちょっと凝り始めていてね。 虐待開始時期を少しずつずらして味の変化を見ているんだよ。君の姉妹も『味付け』済みだよ、いやぁ食べるときが楽しみだな!」 「ゆえ?お、おにいさん?」 「精神的なものも込みでやっていてね。映像を見せたのもその一環だ。自分がどうなっていくのか知った場合の味を試してみたくてね」 「おにい、おにいさ・・・」 ゆっくりできない予感が、子れいむの全身を舐めるように駆け上っていく。 なんで?どうして?れいむはさっきまで、幸せで愛に溢れてゆっくりできるゆートピアに居たはずなのに!!これからももっとゆっくりできるはずなのに!! 今はそれが遠い過去に思えてならない。今すぐあの世界に帰りたい。お母さんやお父さん、妹達とまたゆっくりしたい!! 「れいむ、安心しろ。大丈夫だ」 「ゆあ、あぁ・・・」 お兄さんの顔はいつものゆっくりとした笑顔だ。だがしかし、子れいむはもはやそれを信じられない。 「美味しくするのが目的だから、ちゃんとお前は全部食べてやるよ。残したりはしないからな!」 「ゆぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」 お兄さんの手が、画面に映っていた恐ろしい手が、子れいむの視界を覆った・・・ ・ ・ ・ 「ゆふぅ!ゆふぅ!まりさぁ!!」 「れいむぅぅぅぅ!!」 「おー、またやってんなぁ」 子供達が皆『巣立った』後、親れいむと親まりさは寂しさを埋めるように再びすっきりをしている。 それを飼い主のお兄さんは優しい眼で見守っている。 「次もたくさん頼むぞ、俺のかわいいゆっくり(饅頭生産機)たち」 「「すすすっきりーーーー!!!!」」 飼いゆっくりはゆん生を安全に過ごすことが可能だ。 だが、可能というだけで確実ではない。一部では虐待用として野良よりも不幸なゆん生を送るものもいる。 その点、このケースの番は幸せだった。何しろ、自分達も子供達も、皆が幸せに生きていると思えているのだから。 「(でも最近こいつらゲス行為が見られ始めたよなぁ・・・次はこいつらも食って新しいの買うかな?)」 もっとも、それもいつまで続くかは分からないのだが。 飼いゆっくりがどのようなゆん生を送ることになるか、それは飼い主の性質によって決まると言っていい。 そこには当のゆっくり自身の意思や想い、考えなどが挟まれることなど無い。 なぜなら彼女たちは飼いゆっくり 人のために生き、人のために奉仕することを課せられた、そんな存在なのだから。 では野良ゆっくりでも飼いゆっくりでも無いゆっくり、つまり野生のゆっくりの場合はどうだろうか? 当たり前だが順風満帆とはいかない。野生なら恵みがあるとも、危険が無いとも限らないのだから。 だが、それでもゆっくりはその環境に適応し、生き抜いている。 ~続~ 後書き 上手くいかないな 過去の作品 anko2643 ある変わったれいむのお話 anko2658 もの好きなゆっくりの日常 anko2677 アグレッシブてるよ anko2682 オーソドックスなものたち anko2704 アクティブこまち anko2711 妖精たちの幻想郷 anko2716 足りないものが多いぱちゅりー anko2823 愛するが故に anko2840 ポジティブぱるすぃ anko2858 スカーレット・チャレンジャー 前編 anko2859 スカーレット・チャレンジャー 後編 anko2872 ゆ食世界の風景・朝食 anko2891 ゆ食世界の風景・昼食
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ゆっくりーまん この世界ではゆっくりは社会に溶け込んでいる。 最初はゆっくりは害獣として認定されていたが、現在は教育も受けているので社会に溶け込んでいる。 これはそんな社会の一場面である。 「さとうくん!!こんげつもまただめだったの!?ゆっくりしてたらくびにするよ!!」 「すみません・・・」 「そのことばはせんげつもきいたよ!!おなじことしかいえないの?ばかなの?」 「佐藤君また怒られてるね」 「まあ今月もビりだし仕方ないよ。」 家に帰ってもため息が出る。 なんとかゆっくり保険に入れた時は嬉しかった。 希望業種ではなかったが、早く親孝行したかったし 頑張れば充実した社会人生活を送れると思っていた。 そんな昔のことを考えていると、ふと写真が目に入った。 それは大学の卒業式の時に撮った写真だった。 その写真の中の自分は笑っていた。楽しい生活に期待を寄せているような笑顔だった。 写真を見ている自分が何故だか、惨めに感じてしまった。 そんな陰鬱な気持ちをごまかすように佐藤は眠りに落ちた。 「あーあ今日も怒られたよ。大体あいつゆっくりしてないじゃん」 れいむへの文句を言いながら今日も帰りの道を歩く。 「お、佐藤じゃないか?久しぶりだな」 「ん?お前は鬼意か」 こいつは鬼意 山。 怖い名前と、ぶつぶつと何かを喋る癖のせいで友達が少なく、 その数少ない友達の一人が俺なのだ。 「久しぶりだなー。折角会ったんだ、飲みに行こうか」 「え?まあいいけど」 突然の誘いに戸惑いながらも鬼意についていった。 今日も怒られていて気分が悪かったので、酒でも飲んでいこうと思ったからだ。 「鬼意はゆっくりの実験とかする会社だっけか。最近どうだ?」 「まあまあだな。ゆっくり絡みの仕事だらけだから退屈はしてないぞ」 「しかしゆっくりってただの饅頭だろ?実験も糞もないんじゃないのか?」 「何を言ってるんだ!饅頭は言葉なんか喋らないし、飯も食わないだろ。」 「それはそうだが・・・」 「例えば、にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ!」 これはゆっくりでも実験ができるって言いたいのだろうか 俺はあんな饅頭の実験にはあまり興味がないのだが・・・ 「大体社会の奴らは―――」 ゆっくりの実験について語った後、今度は社会のゆっくりに対する認識について文句を言い始めた。 それからはお互いに愚痴を言い合った後家に帰った。 「きょうはさとうくんについていくよ!!れいむにいいところをみせてね!!」 何ギャルゲーのヒロインみたいなこと言ってんだ お前みたいな饅頭と仕事とかモチベーション下がるわ!! とは仮にも上司なので言えない。渋々饅頭を引き連れて俺は営業へと向かう。 お昼 「さとうはだめだね!!なまえのとおりあまいやつだよ!!」 昼食をとっているとそんなことを饅頭はのたまいだした 「だいたいなんなの?いらないですっていわれたらかえるとかないよ!!そこでねばらないとだめなんだよ!!」 れいむの説教はさらに続く。 「わかいころのれいむはもっとがんばってたよ!!さいきんのわかいやつはだめだね!!」 お前2才だろが!! さらに説教はヒートアップしていき、もう何を言っているかわからなくなっている わかるのは俺の悪口を言っていることぐらいだ。 「―――――!」 さすがにこれだけ悪口を言われてなんとも思わないなんて男じゃない 「シュッ!!」 れいむの顔面に鋭い蹴りを放つ 「ゆびゅぎゅ!!」 きれいな放物線を描きながられいむが公園のごみ箱へと入っていく。 「しまった!!首になってしまう!!」 なんとかしようとごみ箱へと近づく 「ゆー・・・お空を飛んでるみたいー・・・」 どうやら気絶しているようだ。 だが助かったわけではない。流石の餡子脳でも蹴られたことくらい覚えているだろう。 「どうすれば・・・」 このまま首になったら親孝行も糞もない。プーたろーなんてカッコつかんし。 ―― いや待て、そう言えばこの前の飲んだ時にいいことを聞いた気がする・・・ にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし いやこれは違う。こいつは独り身だからにんっしんはあり得ない。 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ! それだああああああああああああああ 俺は急いでスーパーであんぱんを買ってくる 時間がないのでウグイスあんからこしあん、つぶあんをパンから出す。 れいむのあんをある程度掻きだし、そこに餡を入れる。 あんを分けている暇はないので全部れいむの中に詰め込む 「ゆ!ゆ!」 痙攣しているが気にせずに作業を続ける。 「ふう・・・」 俺はなんとか餡の移植に成功する。 後はランニング中のおにいさんに蹴られたんだと言うだけだ。 「ゆゆ!?れいむはどうしてたの?さとう、ゆっくりせつめいしてね」 俺はあらかじめ考えた通りの説明をれいむに行う。 「そうだったんだね・・ぶれいなおにいさんだよ!!ぷんぷん!!!」 そんな饅頭の言葉に適当に相槌を打ちながら会社へと帰った。 1年後 結局俺は会社を辞めていた。 やはり合っていなかったのだ。 現在はゆっくりの養殖場を経営している。 牛を育てるような広い土地もそこまで必要ではないので何とかなっている。 鬼意のアドバイスを受けながら、品質と生産性の向上を目指している。 やはり俺には保険は会っていなかった。 これからは最高の品質のゆっくりを生産して親を楽にしていこうと思う。 あ、あとれいむ部長は失脚した 頭が悪くなっただけでなく、多重人格者になってしまったのが原因だ。 元の性格の知能も悪くなり、さらにれいむ以外の人格はどうやら工場で加工されたゆっくりのものらしい。 どれもゆっくりしたかっただの、体がぐしゃぐしゃになるだの 死ぬ寸前のことを何回も思い出し、やかましかったそうだ。 れいむには申し訳ないことをしてしまったが、 あれだけ馬鹿にされていたので少しだけいい気味って思ってたりもする。 まあれいむ部長の償いも込めてここでゆっくりを育てていこう。 それにこれは俺に向いている気がする そんな根拠もない自信を持ちながら、ゆっくり生きていこう。 ゆっくりに囲まれながら。 終わり あとがき 出来るれいむというものが書きたくなって書いちまいました。 メモ帳が突然消えてしまうというアクシデントにあい、やり直しになったけど なんとか書き終えられた・・・ まりさだったらもっとうざくできたのかなーと思ったけど 自分的にはれいむの方がうざい感じがするのでこっちで書きました このSSに感想を付ける
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ゆっくりーまん この世界ではゆっくりは社会に溶け込んでいる。 最初はゆっくりは害獣として認定されていたが、現在は教育も受けているので社会に溶け込んでいる。 これはそんな社会の一場面である。 「さとうくん!!こんげつもまただめだったの!?ゆっくりしてたらくびにするよ!!」 「すみません・・・」 「そのことばはせんげつもきいたよ!!おなじことしかいえないの?ばかなの?」 「佐藤君また怒られてるね」 「まあ今月もビりだし仕方ないよ。」 家に帰ってもため息が出る。 なんとかゆっくり保険に入れた時は嬉しかった。 希望業種ではなかったが、早く親孝行したかったし 頑張れば充実した社会人生活を送れると思っていた。 そんな昔のことを考えていると、ふと写真が目に入った。 それは大学の卒業式の時に撮った写真だった。 その写真の中の自分は笑っていた。楽しい生活に期待を寄せているような笑顔だった。 写真を見ている自分が何故だか、惨めに感じてしまった。 そんな陰鬱な気持ちをごまかすように佐藤は眠りに落ちた。 「あーあ今日も怒られたよ。大体あいつゆっくりしてないじゃん」 れいむへの文句を言いながら今日も帰りの道を歩く。 「お、佐藤じゃないか?久しぶりだな」 「ん?お前は鬼意か」 こいつは鬼意 山。 怖い名前と、ぶつぶつと何かを喋る癖のせいで友達が少なく、 その数少ない友達の一人が俺なのだ。 「久しぶりだなー。折角会ったんだ、飲みに行こうか」 「え?まあいいけど」 突然の誘いに戸惑いながらも鬼意についていった。 今日も怒られていて気分が悪かったので、酒でも飲んでいこうと思ったからだ。 「鬼意はゆっくりの実験とかする会社だっけか。最近どうだ?」 「まあまあだな。ゆっくり絡みの仕事だらけだから退屈はしてないぞ」 「しかしゆっくりってただの饅頭だろ?実験も糞もないんじゃないのか?」 「何を言ってるんだ!饅頭は言葉なんか喋らないし、飯も食わないだろ。」 「それはそうだが・・・」 「例えば、にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ!」 これはゆっくりでも実験ができるって言いたいのだろうか 俺はあんな饅頭の実験にはあまり興味がないのだが・・・ 「大体社会の奴らは―――」 ゆっくりの実験について語った後、今度は社会のゆっくりに対する認識について文句を言い始めた。 それからはお互いに愚痴を言い合った後家に帰った。 「きょうはさとうくんについていくよ!!れいむにいいところをみせてね!!」 何ギャルゲーのヒロインみたいなこと言ってんだ お前みたいな饅頭と仕事とかモチベーション下がるわ!! とは仮にも上司なので言えない。渋々饅頭を引き連れて俺は営業へと向かう。 お昼 「さとうはだめだね!!なまえのとおりあまいやつだよ!!」 昼食をとっているとそんなことを饅頭はのたまいだした 「だいたいなんなの?いらないですっていわれたらかえるとかないよ!!そこでねばらないとだめなんだよ!!」 れいむの説教はさらに続く。 「わかいころのれいむはもっとがんばってたよ!!さいきんのわかいやつはだめだね!!」 お前2才だろが!! さらに説教はヒートアップしていき、もう何を言っているかわからなくなっている わかるのは俺の悪口を言っていることぐらいだ。 「―――――!」 さすがにこれだけ悪口を言われてなんとも思わないなんて男じゃない 「シュッ!!」 れいむの顔面に鋭い蹴りを放つ 「ゆびゅぎゅ!!」 きれいな放物線を描きながられいむが公園のごみ箱へと入っていく。 「しまった!!首になってしまう!!」 なんとかしようとごみ箱へと近づく 「ゆー・・・お空を飛んでるみたいー・・・」 どうやら気絶しているようだ。 だが助かったわけではない。流石の餡子脳でも蹴られたことくらい覚えているだろう。 「どうすれば・・・」 このまま首になったら親孝行も糞もない。プーたろーなんてカッコつかんし。 ―― いや待て、そう言えばこの前の飲んだ時にいいことを聞いた気がする・・・ にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし いやこれは違う。こいつは独り身だからにんっしんはあり得ない。 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ! それだああああああああああああああ 俺は急いでスーパーであんぱんを買ってくる 時間がないのでウグイスあんからこしあん、つぶあんをパンから出す。 れいむのあんをある程度掻きだし、そこに餡を入れる。 あんを分けている暇はないので全部れいむの中に詰め込む 「ゆ!ゆ!」 痙攣しているが気にせずに作業を続ける。 「ふう・・・」 俺はなんとか餡の移植に成功する。 後はランニング中のおにいさんに蹴られたんだと言うだけだ。 「ゆゆ!?れいむはどうしてたの?さとう、ゆっくりせつめいしてね」 俺はあらかじめ考えた通りの説明をれいむに行う。 「そうだったんだね・・ぶれいなおにいさんだよ!!ぷんぷん!!!」 そんな饅頭の言葉に適当に相槌を打ちながら会社へと帰った。 1年後 結局俺は会社を辞めていた。 やはり合っていなかったのだ。 現在はゆっくりの養殖場を経営している。 牛を育てるような広い土地もそこまで必要ではないので何とかなっている。 鬼意のアドバイスを受けながら、品質と生産性の向上を目指している。 やはり俺には保険は会っていなかった。 これからは最高の品質のゆっくりを生産して親を楽にしていこうと思う。 あ、あとれいむ部長は失脚した 頭が悪くなっただけでなく、多重人格者になってしまったのが原因だ。 元の性格の知能も悪くなり、さらにれいむ以外の人格はどうやら工場で加工されたゆっくりのものらしい。 どれもゆっくりしたかっただの、体がぐしゃぐしゃになるだの 死ぬ寸前のことを何回も思い出し、やかましかったそうだ。 れいむには申し訳ないことをしてしまったが、 あれだけ馬鹿にされていたので少しだけいい気味って思ってたりもする。 まあれいむ部長の償いも込めてここでゆっくりを育てていこう。 それにこれは俺に向いている気がする そんな根拠もない自信を持ちながら、ゆっくり生きていこう。 ゆっくりに囲まれながら。 終わり あとがき 出来るれいむというものが書きたくなって書いちまいました。 メモ帳が突然消えてしまうというアクシデントにあい、やり直しになったけど なんとか書き終えられた・・・ まりさだったらもっとうざくできたのかなーと思ったけど 自分的にはれいむの方がうざい感じがするのでこっちで書きました このSSに感想を付ける
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ゆっくりーまん この世界ではゆっくりは社会に溶け込んでいる。 最初はゆっくりは害獣として認定されていたが、現在は教育も受けているので社会に溶け込んでいる。 これはそんな社会の一場面である。 「さとうくん!!こんげつもまただめだったの!?ゆっくりしてたらくびにするよ!!」 「すみません・・・」 「そのことばはせんげつもきいたよ!!おなじことしかいえないの?ばかなの?」 「佐藤君また怒られてるね」 「まあ今月もビりだし仕方ないよ。」 家に帰ってもため息が出る。 なんとかゆっくり保険に入れた時は嬉しかった。 希望業種ではなかったが、早く親孝行したかったし 頑張れば充実した社会人生活を送れると思っていた。 そんな昔のことを考えていると、ふと写真が目に入った。 それは大学の卒業式の時に撮った写真だった。 その写真の中の自分は笑っていた。楽しい生活に期待を寄せているような笑顔だった。 写真を見ている自分が何故だか、惨めに感じてしまった。 そんな陰鬱な気持ちをごまかすように佐藤は眠りに落ちた。 「あーあ今日も怒られたよ。大体あいつゆっくりしてないじゃん」 れいむへの文句を言いながら今日も帰りの道を歩く。 「お、佐藤じゃないか?久しぶりだな」 「ん?お前は鬼意か」 こいつは鬼意 山。 怖い名前と、ぶつぶつと何かを喋る癖のせいで友達が少なく、 その数少ない友達の一人が俺なのだ。 「久しぶりだなー。折角会ったんだ、飲みに行こうか」 「え?まあいいけど」 突然の誘いに戸惑いながらも鬼意についていった。 今日も怒られていて気分が悪かったので、酒でも飲んでいこうと思ったからだ。 「鬼意はゆっくりの実験とかする会社だっけか。最近どうだ?」 「まあまあだな。ゆっくり絡みの仕事だらけだから退屈はしてないぞ」 「しかしゆっくりってただの饅頭だろ?実験も糞もないんじゃないのか?」 「何を言ってるんだ!饅頭は言葉なんか喋らないし、飯も食わないだろ。」 「それはそうだが・・・」 「例えば、にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ!」 これはゆっくりでも実験ができるって言いたいのだろうか 俺はあんな饅頭の実験にはあまり興味がないのだが・・・ 「大体社会の奴らは―――」 ゆっくりの実験について語った後、今度は社会のゆっくりに対する認識について文句を言い始めた。 それからはお互いに愚痴を言い合った後家に帰った。 「きょうはさとうくんについていくよ!!れいむにいいところをみせてね!!」 何ギャルゲーのヒロインみたいなこと言ってんだ お前みたいな饅頭と仕事とかモチベーション下がるわ!! とは仮にも上司なので言えない。渋々饅頭を引き連れて俺は営業へと向かう。 お昼 「さとうはだめだね!!なまえのとおりあまいやつだよ!!」 昼食をとっているとそんなことを饅頭はのたまいだした 「だいたいなんなの?いらないですっていわれたらかえるとかないよ!!そこでねばらないとだめなんだよ!!」 れいむの説教はさらに続く。 「わかいころのれいむはもっとがんばってたよ!!さいきんのわかいやつはだめだね!!」 お前2才だろが!! さらに説教はヒートアップしていき、もう何を言っているかわからなくなっている わかるのは俺の悪口を言っていることぐらいだ。 「―――――!」 さすがにこれだけ悪口を言われてなんとも思わないなんて男じゃない 「シュッ!!」 れいむの顔面に鋭い蹴りを放つ 「ゆびゅぎゅ!!」 きれいな放物線を描きながられいむが公園のごみ箱へと入っていく。 「しまった!!首になってしまう!!」 なんとかしようとごみ箱へと近づく 「ゆー・・・お空を飛んでるみたいー・・・」 どうやら気絶しているようだ。 だが助かったわけではない。流石の餡子脳でも蹴られたことくらい覚えているだろう。 「どうすれば・・・」 このまま首になったら親孝行も糞もない。プーたろーなんてカッコつかんし。 ―― いや待て、そう言えばこの前の飲んだ時にいいことを聞いた気がする・・・ にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし いやこれは違う。こいつは独り身だからにんっしんはあり得ない。 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ! それだああああああああああああああ 俺は急いでスーパーであんぱんを買ってくる 時間がないのでウグイスあんからこしあん、つぶあんをパンから出す。 れいむのあんをある程度掻きだし、そこに餡を入れる。 あんを分けている暇はないので全部れいむの中に詰め込む 「ゆ!ゆ!」 痙攣しているが気にせずに作業を続ける。 「ふう・・・」 俺はなんとか餡の移植に成功する。 後はランニング中のおにいさんに蹴られたんだと言うだけだ。 「ゆゆ!?れいむはどうしてたの?さとう、ゆっくりせつめいしてね」 俺はあらかじめ考えた通りの説明をれいむに行う。 「そうだったんだね・・ぶれいなおにいさんだよ!!ぷんぷん!!!」 そんな饅頭の言葉に適当に相槌を打ちながら会社へと帰った。 1年後 結局俺は会社を辞めていた。 やはり合っていなかったのだ。 現在はゆっくりの養殖場を経営している。 牛を育てるような広い土地もそこまで必要ではないので何とかなっている。 鬼意のアドバイスを受けながら、品質と生産性の向上を目指している。 やはり俺には保険は会っていなかった。 これからは最高の品質のゆっくりを生産して親を楽にしていこうと思う。 あ、あとれいむ部長は失脚した 頭が悪くなっただけでなく、多重人格者になってしまったのが原因だ。 元の性格の知能も悪くなり、さらにれいむ以外の人格はどうやら工場で加工されたゆっくりのものらしい。 どれもゆっくりしたかっただの、体がぐしゃぐしゃになるだの 死ぬ寸前のことを何回も思い出し、やかましかったそうだ。 れいむには申し訳ないことをしてしまったが、 あれだけ馬鹿にされていたので少しだけいい気味って思ってたりもする。 まあれいむ部長の償いも込めてここでゆっくりを育てていこう。 それにこれは俺に向いている気がする そんな根拠もない自信を持ちながら、ゆっくり生きていこう。 ゆっくりに囲まれながら。 終わり あとがき 出来るれいむというものが書きたくなって書いちまいました。 メモ帳が突然消えてしまうというアクシデントにあい、やり直しになったけど なんとか書き終えられた・・・ まりさだったらもっとうざくできたのかなーと思ったけど 自分的にはれいむの方がうざい感じがするのでこっちで書きました このSSに感想を付ける
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小ネタ。虐待描写なし ゆっくりに野菜は勝手に生えてくるものではないと教える方法──というわけでもないのだが 表題の通りである。 俺はゆっくりに野菜は勝手に生えてくるものではないと教えようとした。 ゆっくりがお百姓さんを舐め腐り、懲りずに畑荒らしを続けるのは、 野菜とは人間が手間隙かけて育てるものということがわかってないからだ。 ある程度まともなゆっくりなら、このことを理解すれば畑荒らしをやめるのではないかと思っている。 面倒なゆっくり用の罠を設置する手間が省けるし、定期的に間引きに出向く必要もなくなる。 それでもやめないゲスがいるなら死んでもらうしかないが。 ゆっくりへの慈悲からというわけではない。面倒をなくすためだ。利害とは無関係に殺したいと思うやつは勝手に殺せばいい。 「だからな……あーしてこーして」 ゆっくりれいむに向かって農業のプロセスをできる限りわかりやすく説明してやるが、農業というのはゆっくりにとってまったく異質なものだ。 「やさいはかってにはえてくるものだよ! くささんとおなじだよ! それをにんげんさんがひとりじめしてるだけだよ!」 いきなり物理学の講義をされても俺のような田舎者には理解できないように、ゆっくりには農業が理解できないのだろう。 そこで作戦を変えることにした。発想を逆転させるのだ。野菜が勝手に生えてこないということを理解させられないのなら……。 「それじゃあ、おまえのちびちゃんを勝手に食っちゃっていいのか?」 「だめだよ!」 「どうして? おまえらゆっくりは勝手に生えてくるんだろ?」 「ちがうよ! ぜんぜんちがうよ! ちびちゃんはなかのいいゆっくりどうしがあいしあうとうまれるんだよ! あたまにくきがはえるんだよ! そこからちびちゃんがうまれるんだよ! れいむしってるよ! れいむもそうしてうまれたんだよ!」 「ふーん、頭に茎がねぇ。おじさんはそんなの初耳だなー」 「おじさんばかなの? しぬの? にんっしんするとあたまからはえてくるんだよ!」 「じゃあ、あれはなんだろうな」 といって俺は畑の方を指差す。 「ゆゆ? ゆーーー!!」 れいむは例のものを見てびっくらこいたようだ。 それは茎だった。赤ゆっくりが生まれてくる茎だった。 それが地面から生えていた。 「ほら見ろ。お野菜と同じだ。おまえらもああやって勝手に生えてくるんだ」 「そんな……そんな……でもおかーさんはれいむはおかーさんからうまれてきたっていってたよ!」 「実際に生まれたときのことを覚えているのか?」 「ゆぐっ!」 ゆっくりはかなりの知識を親から受け継げるという性質を持っている。 “初期値”だけ見ればかなりの知能といえる。発展を阻害する要因にもなっているのだが。 とはいえ、幼少の頃の記憶をはっきり持っていないのは人間などと同様のようだった。 「自分が産んだとか言っておいて、そこらへんから引っこ抜いてきたんじゃないのかー」 「でいぶのおがーざんはでいぶのおがーざんだよ! じめんざんじゃないよ! ぞれに、おむがいのじんごんざんのばりざがあだまからぐぎをばやしでいだよ!」 れいむは涙目で必死に抗弁する。 「そこら辺から抜いてきた茎を自分の頭に挿して、にんっしんなんて言ってるんじゃないのか? まあ、たとえ本当に生えてきたのだとしても、元は地面から生えてきた茎にすぎない」 俺は茎の方を指差す。動かぬ証拠だ。 茎になっている赤ゆっくりの実はときおり揺れ動いた。本物であることは明白だ。 「もし野菜から野菜が生えてきたとして、おまえたちはそれは食べないのか?」 「たべるよ! おやさいはかってにはえてきたんだもん! さきにみつけたひとのものだよ!」 れいむはゆふふんと勝ち誇ったように言い切る。 「それじゃあ、ゆっくりから生えたゆっくりも、勝手に生えてきたものには変わりないな。 元はあれ、地面から勝手に生えた茎だもんな」 「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 「それじゃあ、今日のおやつにれいむを食べちゃおうかなぁ?」 「やめでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! でいぶもうおうぢがえるぅぅぅぅぅぅ!!!」 れいむは逃げ出してしまった。 地面から生えている茎は本物の茎だ。 とはいえ、そこら辺のにんっしん中のゆっくりから拝借してきたものだが。 ゆっくりはいい加減な生物なので、充分な栄養を与えてやれば、あれでもちゃんと生まれてくる。 さて、なんだがただの嫌がらせで終わってしまったような気がする。 今度はこの生まれてくる赤ゆっくりで試してみようか。 大きくなったら他のゆっくりを教化してくれるかもしれないしな。
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レア:- 種類:物理 対象:敵1体 属性:? 融合:- 会心:? 効果:ダメージ 必殺技:? 習得モンスター ゴートドン ケンタラウス とっしんこぞう ポムポムボム 猛烈な勢いで敵1体に突進攻撃するぞ! カテゴリ・物理に戻る メニューに戻る
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作者 山本兼一 時代 江戸時代 主人公 虎徹 ジャンル 歴史小説 書籍情報 単行本 文藝春秋 全1巻 いっしん虎徹(2007年4月1日) 文庫化 文春文庫 全1巻 いっしん虎徹(2009年10月9日)
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※漫画あきさんのネタふりに触発されて書きました ※独自設定垂れ流し 「ゆぎゃああああああ!」 ゆっくりの巣の中。れいむの絶叫が響いた。 ほんの昨日まで、この巣の中を占めていたのはしあわせな音だけだった。 胎生型のにんっしんしたれいむ。出産まであと少しになったれいむは、毎日ゆっくりとし たおうたをお腹の中の子供に聞かせていたものだ。 ツガイのまりさもまた、赤ちゃんが産まれるのを楽しみにしていて、毎日お腹のあかちゃ んに明るく話しかけていたものだ。 「れいぶぅぅぅ、れいぶぅぅ!」 今、まりさの口から出るのもまた苦しげな声だ。その頭の中には赤ちゃんの心配など無く、 れいむの身を案じるだけだった。 なぜなら、赤ちゃんを心配する必要はもうないからだ。 赤ちゃんは、死んでしまった。 流産だった。 しあわせは無くなった。苦しみと悲しみだけが、この巣を占める全てだ。 「む、むきゅ……!」 産道半ばで死んでしまった赤ゆっくり。このまま放置しては、赤ゆっくりの腐敗と共に母 体まで雑菌に犯され、腐って死ぬことになる。 そう判断したのは群れの長ぱちゅりーだ。 そして今、れいむを救うべく長パチュリーは「摘出手術」を行っていた。 まりさのオールを使って、腐った赤ゆっくりを掻き出す。ただそれだけの、原始的な手術 だった。 知識はあっても力と技術のないぱちゅりーのすること。れいむのまむまむはどんどん傷つ いていく。それなのにず赤ゆっくりの摘出は遅々として進まない。 だが、それでもやるしかない。 この過酷な選択をしたのは、 「れいむをたすけてほしいよ……!」 れいむを本心から心配したまりさだった。 ぱちゅりーは長として辛い役目を必死に務めようとする。 悲惨な出来事だった。 誰もが同情すべき、不幸な事故のハズだった。 だが、周りで見守るゆっくりの中には、まりさへ冷ややかな視線を送るものが何匹か居る。 この悲劇のの原因が、同情を阻む。 にんっしん中のれいむに、まりさがすっきりーをしたことが、流産の原因だったのだ。 流産の果てに 手術は辛うじて成功した。 ぱちゅりーにより、赤ゆっくりは摘出された。 だが、「それ」を見ても誰も赤ゆっくりとは思うまい。バラバラに砕け散った餡子。その 中に散らばる目になりきれなかった白玉。歯になり損ねた無数の飴細工。それらが混ざっ たものは、ゆっくりをして同族とはわからない状態だった。 れいむの状態もまたひどいものだった。 あかゆっくり摘出の際、オールでかき回されたまむまむはもはや再生不可能な状態だった。 今は湿った葉をつけられ餡子の流出を押さえられている。気休めのようなものだ。 だが、それでも。 犠牲は大きかったものの、れいむの命は繋がった。 「れいむぅ……れいむぅ……」 ツガイのまりさはれいむにすり寄る。 涙を流し、れいむの命が助かったことを喜んでいる。 「まりさ……」 傷ついたれいむには、その優しさが嬉しかった。それが唯一の救いだった。 「むきゅ……あとはえいようをつけて、ゆっくりすることね……」 仲睦まじくよりそう二匹をあとに、長パチュリーを初めとした群れのゆっくり達は去って 行った。 昨日まではしあわせが占めていた巣。そこは、過酷な苦しみを経て今は、深い悲しみに覆 われている。 だが、まだ暖かさを失ってはいない。 先ほどまりさを冷ややかな目で見ていたゆっくり達も、考えを改めた。 すっきりーしてしまったのは何かの間違い。このツガイなら流産の不幸を乗り越えられる に違いない。 傷つきながらも微笑むれいむと、涙を流しよりそうまりさは、そう思わせるに十分なほど ゆっくりしたものだったのだ。 × × × 「れいむ! すっきりーするのぜ!」 翌日の夜のことだった。まりさが必死に集めてきた栄養のあるごはんの数々。それを口に し、れいむがようやく少しばかり元気を取り戻した頃。まりさはそんなことを言い出した。 「ま、まりさ……何を言っているの……?」 「すっきりしたいのぜ! むらむらなのぜ!」 「なにいっでるのぉぉぉ!? きのうあかちゃんがしんじゃったばっかりでしょぉぉぉ!?」 れいむにはまりさが何を言っているのか理解できなかった。 まりさはれいむのことを愛していてくれるはずだった。「いっしょにゆっくりしよう」と プロポーズしてきたのもまりさの方からだった。 それに、まむまむが完全に壊れたれいむは、もう普通のすっきりーができない。それを承 知でまりさは摘出手術を受け入れたはずだ。 もう子供ができなくても、れいむを大事にしてくれる。まりさは昨日、そう誓ったはずな のだ。 流産は辛いでき事だった。だが、二人でそれを乗り越えたのだ。 それなのに、不幸の元凶である忌まわしいすっきりーを。それも流産手術の翌日にしたい なんて。れいむの餡子脳にはまるで理解できない。 しかし、まりさの餡子脳はあまりにも単純明快だった。 「れいむとすっきりしたいのぜ! もうあかちゃんができるしんぱいもないし! りゅう ざんすることもないからおもうぞんぶんすっきりできるのぜ! まむまむがなくても、す ーりすりならできるのぜ! まったくもんだいないのぜ!」 まりさはれいむを愛していた。群れ一番の美ゆっくりであるれいむを愛していた。 だが、愛していたのはゆっくりとしてれいむではない。その外見だけだった。 だから、あの手術には問題なかった。確かにまむまむは再生不能になってしまう。 しかし、れいむの綺麗な髪も素敵なおりぼんも、野生にしてはもちもちした美しい肌も変 わらない。まりさの好きな場所はそのままだったのだ。 オマケに面倒な子育てをする心配もなくなった。まりさにとってはいいことずくめなのだ。 「すーりすり! やっぱりれいむのおはだはさいこうなのぜ! きもちいいのぜ!」 まりさは一方的にぬるぬると性欲に濡れた身体をれいむへとこすりつけた。 摘出手術の影響で、れいむはあんよも傷つきまともに動かなくなっている。逃げることは できない。 いや、仮にあんよが無事だったとしてもれいむは逃げようとしなかっただろう。 理解のできない絶望に満たされたれいむにできることは、ただ涙を流すことだけだったの だ。 だが、れいむの絶望はそこにとどまらなかった。 「まりさ……そのありすはだれなの?」 「まりさのすっきりーふれんどなのぜ!」 ある日、まりさはゆっくりありすを連れてきた。れいむに継ぐ群れで評判の美ゆっくりだ。 妙になれなれしくまりさにすり寄るありすをれいむが見咎めたのだが、二匹は悪びれる様 子もない。 「すっきりーふれんど……?」 「れいむとすーりすりするのはきもちいけど、ぺにぺにがさびしいのぜ! だからありす のまむまむがひつようなのぜ!」 れいむは目を剥いた。もはやまりさの倫理観は理解の及ばないものだった。 「あ、ありすは……それでいいの……?」 「ありすはとかいはだから、べ、べつにまりさとすっきりーしてあげてもいいわっ!」 そして、まりさとありすはれいむの目の前ですっきりーを始めた。 その光景は理解の範疇を逸脱していて、れいむはただ、「ゆ、ゆ、ゆ……」と、壊れた機 械のようにうめくばかりだった。 やがて、まりさとありすのすっきりーはクライマックスを迎える。 まりさはもう子供を持つのは嫌なのか、精子餡をありすの中に注ぐことはなかった。 「ん、んほぉぉぉ! すっきりー!」 すっきりーの直前、まりさはぺにぺにを引き抜く。 その向く先は……こともあろうに、れいむだった。 れいむの肌に、髪に、おりぼんに。汚らしいまりさの精子餡が飛び散る。 「れいむぅぅぅ! せくしーでかわいいのぜぇぇぇ!」 そして今度はれいむへとすり寄ってきて、性的なすーりすーりを始める。 もはや絶望のあまり思考すら手放したれいむは、身体をすり寄せてくるまりさに反応する ことなく、ただうつろな目で地面を眺めるだけだった。 そんな狂った日々がしばらく続いた。 狂気の地獄はずっと続くかと思えた。 だが、ひとつ。決定的な変化が訪れた。 まりさがにんっしんしたのだ。 「どうしてなのぜぇぇぇ!?」 まりさには身に覚えがなかった。 すっきりーふれんどのありすがにんっしんするのならまだわかる。 ゆっくりの避妊に完璧などありえないからだ。 だが、まりさがにんっしんする。これはまったくありえないはずなのだ。 しかも、異常はそれだけにとどまらなかった。 「むきゅ……これはりゅうざんね……」 まりさは胎生型のにんっしんをしていた。普通なら生まれておかしくない日数が経ったの に、一向に生まれる気配がない。長に相談したところ流産であることがわかった。 「れいむ……どうする?」 あの日。 れいむが流産した日。まりさにしたのと同じ質問を、ぱちゅりーはれいむへ問いかけた。 れいむは希望に満ちた瞳できっぱりと答えた。 「しゅじゅつはしないよ! もしかしたらまだうまれるかもしれないし、まりさならきっ とだいじょうぶだよ!」 「れ、れいむぅぅぅ!?」 まりさが驚きの声を上げるが、れいむは微塵もゆるがない。 誰にとっても予想外の回答だった。 こうなるとぱちゅりーにも手は出せない。流産の手術は、ツガイの了解を取らなくてはな らないというのが群れの掟だったのだ。 「むきゅ! それならあかちゃんがうまれるかどうかはっきりするまで、むれでえんじょ するわ!」 ぱちゅりーはれいむを摘出手術で苦しめた負い目からか、そんな約束をした。 これであんよが不自由で動けないれいむと身重のまりさのツガイでも、どうにか生きてい けるだけの食料が手にはいることになった。 そして。 まりさのくるしみの日々が始まった。 「れいむぅぅ……まりさ、ぽんぽんがいたいよぉぉぉ……」 「あかちゃんががんばってるんだよ! まりさもがんばらないとだめだよ!」 「ゆぅぅぅ……まりさのおはだ、へんないろになってきたよぉぉ……くさってるんじゃな いのぉぉ!?」 「ちょっとちょうしがわるいだけだよ! よわきになっちゃだめだよ! 「でいぶぅぅ……まりざおがじぃのぉぉぉ……! へんなうんうんがでだのぉぉぉ! お めめみたいなのがまじってたのぉぉぉ……! いろもへんだったのぉぉぉ!」 「にんっしんちゅうはいろいろかわったことがあるんだよ! しんぱいしなくていいよ!」 まりさがいくら苦しもうとれいむはとりあわず、ただただ励ました。 食料を運びに群れのものが訪れることもあったが、苦しむまりさを甲斐甲斐しく世話する れいむを見て安心して帰っていく。すっきりーふれんどのありすはまりさと縁を切り、巣 に近寄ることすら無くなっていた。 だから、まりさの苦しみは終わらない。 赤ゆっくりの助かる見込みなど、初めからなかった。完全な流産であり、中の子供はとっ くの昔に腐って死んでいた。そしてまりさの身体もまた、ゆっくりと腐っていったのだ。 だが。 そんなまりさのそばで、れいむはしあわせだった。 苦しみ少しずつ少しずつ腐っていき、ゆっくりと死に近づいていくまりさの世話をするの がしあわせでたまらなかった。 そして、まりさは、 「もっど……ずっぎり……じだがった……」 最悪な遺言を残し、れいむに見守られながら、永遠にゆっくりした。 まりさがにんっしんした理由。 それは、れいむとのすーりすりだった。通常ゆっくり同士の交尾では、主導権を握ったも のがにんっしんすることはない。また、すーりすりでにんっしんするのは植物型にんっし んが普通だ。しかも特になにをするでもなく流産となった。 まりさのにんっしんは何からなにまで異常だったのだ。 それがれいむの壊れた性機能によるものか。 あるいはれいむの壊れた心によるものだったのか。 それは、わからない。 ただ、れいむは最後までしあわせに微笑んでいた。 まりさの死を看取ったあと、動かないあんよにむち打ち崖までいき、そこから身を投げた ときも。 れいむはしあわせな気持ちで、実にゆっくりとした顔で微笑んでいた。 了 by触発あき 元ネタ:漫画あき
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りっしんべん【 2-12-26.png】 2. 1-84-38.png → ※[#「りっしんべん+刀」、第3水準1-84-38] 3. 2-12-31.png → ※[#「りっしんべん+干」、第4水準2-12-31] 4. 1-84-40.png → ※[#「りっしんべん+中」、第3水準1-84-40] 4. ※[#「りっしんべん+予」]u5FEC 5. 1-84-42.png → ※[#「りっしんべん+乍」、第3水準1-84-42] 5. 1-84-43.png → ※[#「りっしんべん+正」、第3水準1-84-43] 5. 1-84-45.png → ※[#「りっしんべん+兄」、第3水準1-84-45] 5. ※[#「りっしんべん+巧」] 6. ※[#「りっしんべん+危」]u6051 7. 1-84-49.png → ※[#「りっしんべん+里」、第3水準1-84-49] 7. 1-84-50.png → ※[#「りっしんべん+蜈のつくり」、第3水準1-84-50] 7. ※[#「りっしんべん+更」] 8. 1-84-51.png → ※[#「りっしんべん+宛」、第3水準1-84-51] 8. 1-84-52.png → ※[#「りっしんべん+炎」、第3水準1-84-52] 8. 1-84-53.png → ※[#「りっしんべん+易」、第3水準1-84-53] 8. 1-84-54.png → ※[#「りっしんべん+淌のつくり」、第3水準1-84-54] 8. 2-12-49.png → ※[#「りっしんべん+宗」、第4水準2-12-49] 8. 2-12-50.png → ※[#「りっしんべん+非」、第4水準2-12-50] 8. 2-12-51.png → ※[#「りっしんべん+空」、第4水準2-12-51] 8. 2-12-54.png → ※[#「りっしんべん+昏」、第4水準2-12-54] 8. ※[#「りっしんべん+(「戸」の正字/犬)]u60B7 8. ※[#「りっしんべん+欣」]u60DE 9. 1-84-55.png → ※[#「悸」の「禾」にかえて「旬」、第3水準1-84-55] 9. 1-84-56.png → ※[#「りっしんべん+(匚<夾)」、第3水準1-84-56] 9. 2-12-55.png → ※[#「りっしんべん+単」、第4水準2-12-55] 9. 2-12-56.png → ※[#「りっしんべん+軍」、第4水準2-12-56] 9. 2-12-59.png → ※[#「りっしんべん+曷」、第4水準2-12-59] 9. 2-12-63.png → ※[#「りっしんべん+草」、第4水準2-12-63] 9. ※[#「りっしんべん+音」]u6114 9. ※[#「りっしんべん+勇」] 9. ※[#「慌」の「亡」にかえて「(匸−一)<人」] 10. 1-84-58.png → ※[#「りっしんべん+晃」、第3水準1-84-58] 10. 1-84-59.png → ※[#「りっしんべん+豈」、第3水準1-84-59] 10. ※[#「りっしんべん+槿のつくり」]u616C、読みは「きん」 11. 2-12-67.png → ※[#「りっしんべん+敖」、第4水準2-12-67] 11. ※[#「りっしんべん+曹」]u6152 12. 1-84-61.png → ※[#「りっしんべん+喬」、第3水準1-84-61] 12. 2-12-70.png → ※[#「りっしんべん+貴」、第4水準2-12-70] 12. 2-12-73.png → ※[#「りっしんべん+喜」、第4水準2-12-73] 12. ※[#「りっしんべん+隋」]u619C 12. ※[#「りっしんべん+粟」]u619F 12. ※[#「りっしんべん+發」]読みは「はつ」 12. ※[#「りっしんべん+僕のつくり」] 13. 1-84-64.png → ※[#「りっしんべん+農」、第3水準1-84-64] 15. 2-12-81.png → ※[#「りっしんべん」+「夢」の「夕」にかえて「目」、第4水準2-12-81] 16. ※[#「りっしんべん+龍」] 名前 コメント
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