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「ふたば系ゆっくりいじめ 124 飼いゆっくりが帰ってきた/コメントログ」 まりさをリーダーとしたゆっくりの群れをボコボコにしてほしかった -- 2010-05-11 21 06 18 そういや制裁編は無かったんだったなー、残念 -- 2010-05-29 01 23 46 せいっさいが読みたい。 -- 2010-06-16 04 44 20 許すまじ クソまりさ共 -- 2010-06-17 01 53 44 胸くそ悪くなった。 -- 2010-07-20 09 51 52 これ制裁編作るべきでしょーーー もやっとするわ~~~~~~ -- 2010-07-24 21 03 34 制裁、いいえ下種に施すのは虐殺です。続きみてえです。 -- 2010-09-10 23 00 30 ゆっくりしないで早くせいっさい編を書いてね! たくさんでいいよ!すぐでいいよ!! -- 2010-09-13 15 01 58 んほぉおおおおお!!ツンデレなちぇんもいいわぁあああ!とかいはねぇえええええ!!! …空気読めなくてごめんなさい -- 2010-09-27 02 50 32 続きが見てえんだがなぁ -- 2011-02-13 02 01 55 続きが見たい…… -- 2011-03-22 09 34 00 続きがみたいいい -- 2011-03-30 11 51 44 ついでに墓の花を食ったゆっくりも始末しよう。 -- 2011-04-15 23 47 39 ( ;_;)ブワッ -- 2011-07-09 20 42 15 ①その群れの全ての家を荒らす(巣の中のものを全て奪う) ②全員もって帰る ③虐待 ④虐待 ⑤虐待 ⑥虐待 ⑦虐待虐待虐待・・・ ・ ・ ・ ・ 100・全員死ぬ -- 2011-08-30 10 23 07 ヒャァー!虐殺だー!! -- 2011-10-01 07 20 47 まぁ、お兄さんが甘かったな。かいゆが大事なら、窓を割ったりってことが簡単にできないように多少なりとも処置しておくべきだったんだから、 -- 2011-10-17 13 35 27 初めて群れを全滅させたい気分にさせてくれたよ 続き希望です、虐待篇もしくは断罪篇 -- 2011-10-31 02 33 12 とりあえず、断罪編希望。 -- 2011-12-26 12 40 38 まりさ死ね。氏ねじゃなくて死ね。 -- 2012-02-19 12 23 53 リーダーまりさ姉妹をころすことなどかんたんさ。 1群れに行く 2リーダ姉妹以外の群れの皆さんを呼ぶ。 3状況説明、今までのうそを教える。信じないやつはフルボッコ 4当然群れのゆっくりはおこる 5二人とも群れ全員にフルボッコ 6群れのみんなにレイプさせる。 7出てきた芽を引っこ抜く そしてライターかマッチで火あぶり 8あとは創造におまかせします -- 2012-02-21 19 40 39 俺はれいむ種とまりさ種とありす種しか虐めない主義だ。 それなのにちぇんがれいぷされた。 それに、俺が唯一愛せる賢いゆっくりも酷い目に会ってる。 そんな目に合わせたまりさを虐める妄想を、しないわけにはいかない。 -- 2012-02-24 19 41 29 死ね糞まりさ -- 2012-04-24 01 57 27 ちぇん優しいよーわかるよーまりさいじめるよー -- 2012-05-14 20 37 06 さぁ楽しい時間の始まりだ‼鬼為山も加わるよ。いいか標的はゲスだ‼見分けるの何て素人でも分かるからね -- 2012-07-24 04 51 27 男は森にいくとまずまりさをみつけた 近くに軽く20匹ほどのゆっくりと その数にみあった量の巣があった。 近くにいたまりさ×2を乱暴につかむと、 「ゆっ!?じじいはこの素晴らしく寛大なまりさ様を離すんだぜ!!!今ならゆるしてやr((ry」 等とほざいてきた。 どうやらゲスまりさたちのは予想通り あの事を忘れているらしい。 -- 2012-11-18 19 59 01 ↓すいません。3DSから続きを考え 入力したのですが 容量を越えたらしいです。 -- 2012-11-18 20 01 21 さぁ、皆群れに行く準備は出来たかな?ゲスはお持ち帰りして生きている限りの虐待が待ってるよー -- 2012-12-13 19 35 21 ちぇんいいやつだな。とりあえずゲスは制裁。 余ったら虐待で -- 2013-04-01 11 24 30 ちぇーーーん!! -- 2013-05-21 19 25 55 ゆっくり虐待は今まで嫌いだったけど、このゆっくり達(れいむ、ちぇん以外)は虐待されてとうぜんだね -- 2013-08-01 01 42 26 ここまでゆっくりに嫌悪感感じたのは初めて -- 2013-09-20 21 09 38 れいむ… -- 2013-11-16 20 39 35 この立場に俺いたら森のクズ(野良ゆっくり)を潰しに行って 何匹か家に連れ帰って苦しませるな。帰ってきたれいむがゲス じゃなかった意外設定に地味に感動 -- 2014-03-06 02 06 43 ちょっと世紀末のモヒカン呼んでくる -- 2014-07-30 20 30 57 すごく感動しました!(T-T) -- 2014-10-19 22 35 35 続きはよ -- 2014-11-16 19 08 12 イケー、げすにはせいさいを -- 2014-11-19 01 43 48 きめぇまる!君に決めた!ぷしゅーん!き、め、え、ま、る! 行けー!きめぇまるシェイク! -- 2015-01-15 10 56 14 ヒャハー虐待だー -- 2015-02-24 16 32 42 くそまりさは今すぐ消えろ あ. もう殺されてるかWW -- 2015-03-30 18 19 12 まりさは、げすしかいねぇ -- 2015-08-17 15 11 19 最初は飼ってくれていた飼い主を捨てて野良マリさと駆け落ちしたれいむのことをゲスと襲った野良ゆ虐待もだしてゆナノだと考えていて生意気な なれいむをあんよ焼きするのだと思っていたが、自分のした事の重大さを理解した上で自分の とことをゲスゆだから 出て行かせようとしたちぇんをまもったれいむに感動しました あ -- 2016-05-08 19 52 20 ちょっくら、梅澤春人さんの世界の人呼んでくるわ。俺らなんかの、100000000000000000倍は、ヤバい方法で殺してくれるはずさ。(前もって、殺すのは、ゲスだけと言っときます ) -- 2016-12-03 00 15 11 マリサは、やはりゲス、やなー -- 2017-02-26 22 14 26 私は、ちぇんが好きなのにゲスを制裁したいですね! -- 2017-11-25 22 14 03 ゲスは全部燃やしてしまいましょう それも死ぬか死なないかのギリギリを見計らって -- 2018-06-08 07 34 38 せめておにいさんの手でちえんとれいむを仕留めて欲しがったな -- 2018-07-07 18 30 05 ( ̄^ ̄)ゞ -- 2018-08-18 15 02 54 続きは? -- 2019-09-20 15 28 15 ゆゆこ!キミに決めた!プシューン!こ ぼ ね ー! ゆゆこ!吸い込みよー!(cv吉田小百合) -- 2023-03-11 07 25 08
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かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 30KB 虐待-普通 制裁 パロディ 理不尽 自業自得 自滅 家出 同族殺し 飼いゆ 野良ゆ ゲス 捕食種 都会 現代 虐待人間 愛護人間 長いので二回に分けさせてもらいました。 ・anko741『ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上』の続きです。 ごらんの際はそちら方からお読みください。 その後電話での相談の結果、れみりゃは男の同僚に飼ってもらう事になった。 結構な数を飼っているらしく、男が渡したれみりゃを42番目だと言っていた。 とてつもない溺愛っぷりだったからきっと可愛がってくれるだろう。 それにしても40匹以上飼ってるなんて本当にれみりゃが好きなんだな、と男は思った。 とりあえずれみりゃに対してはこれで何とかなったので男は一安心する。 そして男は、 「さて、と…」 今日もまた仕事を終えて帰宅し、ジャージに着替えてストレッチを始める。 「ゆ…?」 「むきゅ?」 自分達の目の前で突然ストレッチし始める男に三匹は困惑した。 「わからないよー…」 何で男がこんな事するのか三匹は理解できない。 鎖という拘束を受けて徐々に疲労の色を見せ始めた三匹は疲れた眼で男を見る。 そうこうしてると男のストレッチが終わったらしく、まりさ達に近付いてくる。 そして…、 「それじゃ散歩に行こっか」 邪気のない笑みでそう告げた。 「ゆゆ!?」 「おさんぽ!?」 その言葉に三匹は反応する。 何故かゆっくりは散歩をゆっくり出来るものと考える傾向がある。 鎖で行動範囲を狭められた今、ゆっくりしたい欲求はとても大きいものだったのだろう。 鎖から開放されて自由に行動出来ると判断した三匹は喜びに湧く。 「ようやくじじいもまりさのつよさをりかいしたんだぜ!!」 「むきゅ、ぱちぇはそれよりもごほんをよみたいわ!!」 「わかるよ~おさんぽはゆっくりできるんだよー!!」 喜びに湧く三匹。 散歩はゆっくり出来るという点と、この鎖の戒めから脱せられるというのは願ってもない事だった。 「おお、元気だなぁ」 男はゆっくりの考え等気付きもせずに元気な様子に顔を綻ばせる。 「それじゃ準備をしようか」 「はやくつれてくんだぜ! ぐずはせいっさいするんだぜ!」 「むきゅ、ぶんぶりょうどうもわるくないわ!」 「わかるよーはやくじゆうにしてねー!」 騒ぐ三匹。 しかし内心は、 『じゆうになったらすぐにころしてやるんだぜじじい!!』 『むきゅ、ここにいたらいのちがいくつあってもたりないわ。 じゆうになったらばかなまりさやちぇんをおとりにしてにげるわ!あのばかなじじいならきっとひっかかるわ! ぱちぇにしかおもいつかないすばらしいさくせんね!!』 『おさんぽなんだねーたのしみだよー。でもじじいはしんでねーわかるよねー♪』 と好き放題男を罵っていた。 既に昨日のれみりゃの事は忘却の彼方で、男に対する評価も元に戻っていた。 男を制裁しようとするモノ、男から逃亡しようとするモノ、何も考えていないモノ、その全てが散歩の瞬間を待ち望んでいた。 「それじゃ、行くよ」 そしてその時は来た。男はゆっくり達から背を向けて歩き出す。 その右手に三本の引き綱であるリードを持って…。 「ちょっとまつんだ…ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「むっきゅうううううん!!?」 「わがらないよおおおおお!!?」 リードは三匹のベルトに繋がっており、男がそれを引っ張っていく。 いや、正確には引きずるが正しいが…。 「いじゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?まりざのあんよがあ゛ぢゅい゛んだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 ザリザリと地面に擦りつけられる痛みに泣き叫ぶまりさ。 男はそれに気付かない。 何故ならiPodを耳にして音楽を聴いているからだ。 少し叫びが聞こえてもさっきの喜びようを見ていた為、疑問にも思わなかった。 「むっぎゅ!むげぶ!?」 まりさですら痛みに泣き叫ぶザマだというのだからぱちゅりーはもっと酷いもの だった…。 無理矢理リードで引っ張られて痛むベルトの接地部分にあからさまに引きずられる苦痛。 中身を吐き出す暇もなく引っ張られる。 地面だからまだ何とかなるがアスファルトの上にいけば擦りおろされてしまうだろう。 「わきゃら…ないよー!!」 身軽なちぇんは何とか男に着いて行けてたが、それでもギリギリだった。 「むっきゅ!げほッ!!ぴゅけッ!!」 男の歩幅とペースはゆっくりにとってはかなり速く、ついていくのが困難だった。 それに併せてリードがゆっくりの跳躍を妨げ、上手く跳ねさせない。 まさにゆっくり版市中引き回しの刑だ。 「ゆぎぃ!?じにだぶないんだぜぇ!!」 まりさは生きる事への執念で必死に男についていく。人間で言えば重りを身体に装着して、常に全力疾走な状態なのによく頑張れるものだ。 まぁ止まれば死ぬまでもみじおろしな末路は御免なんだろう。 「むっぎゅ!むっべ!?」 ぱちゅりーはもはや跳ねもしていない。 底部からアスファルトに擦りつけられ、痛みにのたうっていた。 「むっぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛んッ!!!?」 ザリザリとあんよを擦られていくぱちゅりー。 抗いがたい苦痛に涙をぼろぼろ流し、しーしーとうんうんを垂れ流す。 中身が生クリームなぱちゅりーはし~し~やうんうんが潤滑油のようになり傷つくのを抑えていたが、所詮は雀の涙だった。 「ま゛…り゛ざ…たぶべ…!?」 ぱちゅりーは必死に命乞いをする。 だがまりさに助ける余裕なんてある訳がない。 散々強いと豪語していても所詮こんなものである。 このまま皮が破れ、中身を垂れ流して死ぬだろう。 しかし、 「むきゅ?」 いきなり引きずりが止まったのだ。 「ぜひぃ…ぜひぃ…なにがおきたんだぜぇ…」 「わがら…ないよ…」 三匹はいきなり降って湧いた身体を休めるチャンスを疑問に思うヒマさえなかった。 「むきゅ…どうじで…こんなべにぃ…」 昨日から訳のわからない事ばかりだった。 ぱちゅりーは自身が考えた穴だらけの作戦。 しかし他の人間ならば無視するか駆除するかでしかないその作戦をあの男を標的にして行ったのは正解だった。 ある意味ゆっくり並に思い込みが激しく、常識等の価値基準が大幅にズレているあの男だからこそ成功した作戦だった。 唯一の失敗は男のズレている振り幅が遥かに大きく、思考の論理が斜め上に大気圏目指す位かっ飛んでいたという事だった…。 「あちゃー、ここ赤が長いんだよな…」 急に止まったのは単に信号に引っ掛かっただけのようだ。 結構待つ時間が長めで三匹もそれなりに回復してきた。 車通りが一切なく、イヤホンから軽く漏れる音とゆっくり三匹の声しか聞こえない。 「むきゅ…」 「だいじょうぶぱちゅりー…」 流石に元々身体能力の高くないぱちゅりーは休憩してもあまり変化はないようだ。 身体はボロボロ。このまま再び男が歩き出したら次こそ中身を撒き散らして死ぬだろう。 必死にちぇんがぺーろぺーろしているが気休めにもならない。 「ちぇん…もうやめたほうがいいんだぜ…」 まりさがぱちゅりーにぺーろぺーろし続けるちぇんにやめるよう促す。 「パチェリーはもう…だめなんだぜ……」 まりさもちぇんもわかっているのだろう。 ぱちゅりーがもう生き残るのは無理だと…。 「ごめんね…ぱちゅりー…」 ちぇんはぱちゅりーに向かって謝罪する。 だがぱちゅりーがそれで納得出来る訳がない。 むきゅ、どうしてぱちぇはなんにもわるいことしてないのにこんなめにあわなくちゃいけないの!?しぬならちぇんとまりさがしぬべきなのによのなかまちがってるわ!! むきゅ、そもそもこんなことになったのはまりさたちのせいなのになんでぱちぇだけいたいめみなきゃいけないの、ふこうへいだわ!!? とさっきまでちぇんにぺ~ろぺ~ろしてもらったにも関わらず見下していた。 それに付け足しておくがどちらかというとぱちゅりーは元凶の部類に入るので。 沸々とぱちゅりーの中でちぇんとまりさに対する憎悪が蓄積されている。 自分勝手極まりないが、自分の中で自分=正義の図式が成立しているぱちゅりーはそれに気付く事もない。 「お、青になった」 男が再び歩き出す。 それと同時に再び引っ張られる三匹。 「ゆゆううッ!!?」 「むきゅうう!!?」 「わきゃらないい!!?」 三匹は恐れていた瞬間が訪れた事に恐怖する。 特にぱちゅりーは戦慄する。 確実に自分が死ぬと告げられたようなものなのだから…。 そして死ぬとわかった時、ぱちゅりーは思いもよらない行動を起こした。 「むっきゅう゛う゛う゛う゛う゛ん!!!」 ぱちゅりーは終盤に差し掛かった自身のゆん生最大の跳躍をする。 「ゆゆうう!!?」 今までずっと共にいたぱちゅりーの普段からは考えられない跳躍に驚きを隠せないまりさ。 だが驚いてもいられない。 危機的状況なのはまりさも同じだからだ。 そうまりさは考え、自分の行動に専念する。 その結果、また仲間が死ぬ事になるとは思いもせずに。 「ぱちぇはまだじなないわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 雄叫びと共に着地するぱちゅりー。 但し、着地した場所はちぇんの上にだったが…。 「ゆ゛に゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 ちぇんにのしかかるゆっくりぱちゅりー。 成体一匹分の重量を乗せる羽目となったちぇん。 当然そんな状態で跳ねられる訳もなく、 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 アスファルトに底部を削られ始めるちぇん。 「むっきゅっきゅ!とってもらくちんだわ!」 勝ち誇ったような笑みを浮かべてちぇんの上で踏ん反り返るぱちゅりー。 「どいでね!!ぢぇんばゆっぐりでぎないよ゛!!! わがだないよ゛お゛お゛お゛お゛ぎぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 反論しようにも底部を削られる痛みで上手く言葉が紡げない。 そんなちぇんをぱちゅりーは嘲笑し、 「ぱちゅりーはずのうはなのよ!!こんなみにくいにくたいろうどうなんてするひつようはないわ!! うんうんのやくにもたたないちぇんはぱちぇのふみだいにしてあげるわ!!かんしゃしてね!!!」 と宣った。 「どうじでぞんなごどいぶの゛お゛お゛お゛お゛!!?」 それは一生懸命跳ねていたまりさなも届いており、ぱちゅりーの言葉に声を荒げるまりさ。 しかし元々ぱちゅりーはまりさ達を仲間だとは思っておらず、 「むきゅ、そもそもまりさたちのせいでこんなことになったんだからせきにんとるのはとうぜんよ!!!」 ぱちゅりーはさも当たり前のようにこんな目に遭った責任をまりさとちぇんになすりつける。 ぱちゅりー自身の作戦は完璧、という考えはぱちゅりーの中で絶対だった。 「むっきゅっきゅっきゅ!!!」 「わぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」 上にぱちゅりーが乗っているせいで転がる事も出来ずザリザリとコンクリートで舗装された地面にす~りす~りするちぇん。 あまりの激痛に文句を言う事すら出来ず悲鳴を上げるしかない。 「むっきゅむっきゅらくちんらくちん♪」 「ぱぢゅでぃーやめるんだぜ!!ぢぇんがゆっぐぢでぎないんだぜ!!!」 跳ねながらもぱちゅりーにちぇんから降りるように言うまりさ。 どうやらゲスではあるが仲間思いではあるようだ。 しかし、 「むっきゅっきゅ♪ むのうなくずがさわがしいわね。 けんじゃのぱちぇさまにいけんなんてさんねんはやいわ!!」 「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!?」 ちぇんの身体削られていく。 そして遂に、 「ちぇん!だめなんだぜ!!なかみがもれたらゆっくりできないんだぜ!!」 「わぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛…」 ちぇんのあんよが破けて中のチョコが漏れて茶色い道が出来ていくこうなればも う助からない。 「わきゃら゛…」 ちぇんは白目を向いて口を開いて二度と動かなくなった。 「むっきゅっきゅっきゅ♪いいざまね♪くずのくせにぱちぇをみすてようとするからそうなるのよ♪」 生まれてからずっと共にいた相手に対して信じられない言葉を放つぱちゅりー。 「よ゛ぐぼぢぇんを゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 一方ちぇんが死んだ事に怒り心頭なまりさ。 まだこちらはちぇんに対して仲間意識を持ち合わせていたようだ。 しかしまりさとて必死で男についていっている状態でぱちゅりーの相手をしてい るヒマはない。 「むっきゅっきゅっきゅ♪まけゆっくりのとおぼえはきもちがいいわ! むのうはなにやってもだめなのよ♪そんなのもわからないからこうなるのよ♪むっきゃっきゃっきゃっきゃ♪」 散々強者と吹聴してきたまりさがぱちゅりーに何も出来ないでいる。 それが自他共に認める体力のないぱちゅりーには言い知れぬ快感だった。 ある意味、ぱちゅりーの言った事は正しかった。 無能は何をやってもだめだと…。 それをぱちゅりーは身をもって教えてくれる事となった。。 いまや物言わぬ饅頭となったちぇんはチョコを撒き散らし終え、ペラペラの皮に成り始めていた。 「むきゅううううう!!なにやってるの!!もっとしっがりたえろこのくぶう゛う゛う゛う゛う゛!!!」 それに気付いたぱちゅりーはもはや生きてはいないちぇんを何度も何度も踏み付ける。 そんな事しても意味がなく、むしろちぇんの中身であるチョコを更に撒き散らす 要因となった。 「むぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛へるなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 それがぱちゅりーの焦りを生み、更なる踏み付けを生む。 まさに悪循環。 全くの自業自得であるのが滑稽だ。 「むぎゅぶ!!?」 するとぱちゅりーのあんよに痛みが走る。 ぱちゅりーはそれが何なのか理解できない。 ぱちゅりーのあんよに突き刺さったもの、それはちぇんの銀バッジだ。 捨てられた訳ではなく勝手に迷子になって戻れなくなっただけなのでバッジが付いたままなのだ。 帽子につけていたそれをぱちゅりーが踏んでしまったのだ。 「むんぎゅううううう!!?」 下で苦しんだちぇんに比べたらささやかな痛み。しかしぱちゅりーにとっては耐え難いものだった。 思わずちぇんから落ちるぱちゅりー。 その拍子にちぇんの身体はベルトから落ち、何の変哲もないあまあまに成り果てる。 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 ちぇんを利用して休息したとはいえぱちゅりーの身体も限界が来ていた。 そしてちぇんの銀バッジを踏んだ事により、あまりにもあっさりとぱちゅりーのあんよの皮は限界を迎えた。 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!? ぱちぇのながみでるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 穴は小さいが中身が漏れるというのは先程のちぇんを見て末路を想像してしまう。 「やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!? じにだぶない゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 半狂乱し、跳びはねるぱちゅりー。 ペース配分もへったくれもない。 元々そんな知能ありもしないが…。 しかもそういう時に限って悪い事は重なるものだ。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛!!?くだりざがよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 ぱちゅりーは悲鳴を上げる。 ほぼ球体に近いゆっくりのその身体には下り坂というものは思いの外恐ろしいものなのだ。 「さっきから何か軽くなった気がするな…」 男がちぇんがいなくなって軽くなった引っ張る重量が軽くなった事にようやく気付き、振り向く。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「むきゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 それと同時に勢いよく転がるぱちゅりーとまりさ。 しかし男はしっかりリードを握っている。 だから、 「む゛ぎゅ!!?」 「だぜぇ!!?」 ピーンとリードが張って無理矢理止められる。 傷口からうんうんのようにぱちゅりーの中身の生クリームが漏れる。 「あれ?一匹足りないな」 男はちぇんがいない事を理解する。 それを鈍いというなかれ。 小学校の頃はピレネー犬二頭を無理矢理引きずり回して散歩していた男からすればちぇん一匹なぞ重い内にも入らないのだ。 「ありゃ、逃げちゃったか…」 男はベルトに残った髪や皮、チョコに一切気付かずちぇんがいなくなった理由を勝手に推測する。 「ゆひぃ…ゆひぃ…」 「むきゅ…ぱちぇは…けんじゃなのにぃ…」 一方互いにボロボロの二匹は何をするでもなく地面にはいつくばっている。 動く余裕すらないのだろう。 「う~ん、仲良さそうだったけどまさか友達置いて逃げるなんて…そんなに嫌だったのか…飼われるのが…」 男は勘違いしたまま頭を掻いていた。 「むきゅう…ちゃんす…ね…」 一方ぱちゅりーは男が止まった事を千載一遇のチャンスだと判断した。 しかし、 「ま、過ぎた事は仕方ないか」 千載一遇程度ではゆっくりが脱出するのは無理な話だった。 「それじゃ散歩を再会しよっか」 男はもううんざりする位の邪気のない笑みを浮かべる。 まるで誕生日に犬を飼ってもらった子供のような笑みだ。 弟か友達が出来たような気分なんだろう。 だが弟だろうが友達だろうがゆっくりは男の想定より遥かに低い耐久性なのが問題だ。 男の基準では犬と同じように接しているがそもそもゆっくりは犬程頑丈でも強くもない。 パグからピレネー犬まで様々な犬、三毛猫からスフィンクスまでを飼った事のあ る男はそちらの方は知っていたがゆっくりはそれとは隔絶したものだと考えていなかった。 それプラス兄貴分でありゆっくりのプロである男の言葉を信頼していた。 故に本来なら飼う時はしっかり調べてから飼う男も兄貴分の研兄の言葉にしたがってゆっくりを飼うことにしたのだ。 まぁ何が言いたいかと言うと、ゲスゆっくり五匹がこのような目に遭ったのかは…もはや神の仕業としか言いようのない天文学的運とタイミングの悪さによるものだった…。 これならただ潰された方がマシかもしれない。 「む、むきゅ!?ま、まちなさいじじい!!」 散歩を再開しようとする男に対してそれを感じ取ったぱちゅりーは大声を上げて止めようとする。 しかし、男の耳にはイヤホン。しかも流れている曲は「絶望●リー」。 届く訳がない。 「ライト持って来なかったのは失敗だったか…」 子供の頃は明るい内に散歩していたからそのような準備は怠っていた。 あまり星も月も出ていない夜、男は上手くぱちゅりーの表情を読み取れなかった。 そして、傷にも気付かなかった。 素で頭についていた銀バッジにも気付かないような男だ、無理もない。 「むきゅ、ぱちぇのはなしをきくのよ!!いまぱちぇはおおけがをおっていたいいたいなのよ!!」 必死にぱちゅりーは今の状態を説明する。 しかし男は気付かない。 わざとやってんじゃねえかと思う位の鈍感っぷりだ。 結局、ぱちゅりーの必死の懇願虚しく散歩は再会された。 「ゆああああああああああああああああ!!?」 「むきゅうあああああああああああああ!!?」 しかしここは下り坂。 跳ねるよりも転がるという表記が正しい。 「おお、元気だな。そんなに走りたかったんだ」 まりさ達の転がりを男は興奮しているのと勘違いする。 「それじゃちょっと本気出すか」 男はそう呟くと同時に走り出す。 あっという間に先に転がっているぱちゅりーとまりさを追い抜き、今までとは比ではない引きずりがまりさ達に与えられる。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「むぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 浮いて、擦られ、浮くの繰り返し。 今まで何とか付いて来れていたまりさも傷を負っていく。 「むぎゅう゛う゛う゛う゛エ゛レエ゛レエ゛レ…」 遂にぱちゅりーが中身を吐き出す。 しかしそれがぱちゅりーに奇跡を呼んだ。 「むきゅううう!!?」 突然スポンとぱちゅりーの身体がベルトから外れたのだ。 「むぎゃんん!!?」 顔面から地面に着地するぱちゅりー。だがもう男の引きずりはやって来ない。 「む…むきゅ?」 不思議に思い、顔を上げると既に男とまりさの姿はなく、ただ一匹ぱちゅりーは取り残されていた。 「むきゅ…や、やったわ…ついにあのじじいからにげられたわ…ぱちぇのさく…せん…どおりね…」 ただの偶然だがそれをまるで自分の作戦のように呟くぱちゅりー。 「みなさい…なにがぱちぇはもうだめよ…おまえらなんかより…ぱちぇはずっとずっと…ゆっくりしてやるわ…」 傷だらけの身体でぱちゅりーは進む。ずーりずーりとはいつくばりながら。 そうしてようやく、といっても人間ならば十秒とかからない距離にある空き地にたどり着く。 「むきゅ…ここで…すこしきゅうけいしましょ…」 一息つくぱちゅりー。 ぱちゅりーが這っていた道筋には点々と生クリームの道が出来ていた。 傷は決して浅くない。 小さいが深い。 このまま何の対処もしなければゆっくりゆっくりと死んでいくだろう。 もっとも…、 「むきゅん!!?な、なんでありがこっぢぐぶのおおおおお!!?」 世界はそんな悠長にぱちゅりーが死ぬのを待ってはくれないようだ。 「むきゅ!あっちいきなさい!!ぱちゅりーはおまえらのあいてをしてるひまはないのよ!!!」 ぱちゅりーは近付いてくる蟻に対して叫ぶが何の意味もない。 ていのいい食糧を見つけた蟻達は次々と巣から出てぱちゅりーに群がっていく。 「むぎゅあ゛あ゛あ゛!!?」 蟻がぱちゅりーに噛み付き、ぱちゅりーが痛みに悲鳴を上げる。 「ぱちぇのちてきなはだにがみつぐなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 ぱちゅりーが激昂し、蟻の行列にのしかかる。 しかしその程度の攻撃何の意味もない。 むしろのしかかった部分から蟻がぱちゅりーに攻撃していく。 「むぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 次々と蟻に噛み付かれた痛みから逃れるためにぱちゅりーは傷も省みず転がっていく。 帽子が落ちたことにすら気付いていない。 しかし弱ったぱちゅりーでは逃げ切れずどんどん体中を黒い蟻で覆われていく。 「むぎゃ!?やめなざい!?ぱちぇはけんじゃなのよ!! むぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 けんじゃだろうと蟻からすればぱちゅりーは単なる食事だ。 「むぎひぃッ!!? どうしてあんよがうごかないのお゛お゛お゛!!?」 ボロボロの身体が遂に限界を迎える。 「ひっひぎいぃ!!?」 口の中に何十匹と蟻が入って来る。 殺そうと噛んでも開いた時には新たに大量の蟻が再び侵入し、口内で生き残った蟻もぱちゅりーに噛み付く。 口の中を好き放題されていく不快感。瞼を閉じても隙間から潜り込んで来る。 「むぎょあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 逃げ場所を探そうと不用意に開いた目に蟻が殺到してくる。 瞼はあっという間に黒に塗られ、眼球を噛み付かれていく。 「ふぎゅゆう゛う゛う゛う゛う゛!!?」 もはや喋る事すら困難となってしまったぱちゅりー。 足掻いても好転せず、むしろどんどん悪い方向へ進んでいく。 『やじゃあ゛あ゛!!?ぱぢぇはけんじゃなのに゛い゛い゛い゛!!? ごんな゛ゆっぐびじべないありにぐわれるなんべい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?』 目の隙間から更にぱちゅりーの体内の奥深くに侵入していく蟻。 それは痛みに耐性のないゆっくりには壮絶な痛みを与えた。 「ふぴゅぷへえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 生きたまま体内を荒らされるぱちゅりー。 目の隙間、口の中、傷口と様々な場所から蟻がぱちゅりーに侵入していく。 あまりの激痛に気が狂いそうになるが、単純な構造な分しぶといぱちゅりーは中 々死ぬ事すら出来ない。 「むぶふぅッ!!?」 蟻の攻撃に際限はない。黒い胡麻饅頭に成り果てた今なお死ねぬぱちゅりーに蟻は攻撃をし続ける。 「………!!?」 声を出せなくなってもまだ死ねない。 ある意味存分にゆっくりしているとも言えなくない。 『むぎゅ…だれば…たぶべで…』 もはや声も身動きも出来ず、ゆっくりの象徴たる飾りを失いただの黒胡麻饅頭になってもまだぱちゅりーは死ねず、何時までも蟻と戯れていた…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そして物語は冒頭へと戻る…。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 まりさは引きずられていく。 今や生きているのはまりさのみ。 先程下り坂の途中にある空き地にぱちゅりーの帽子だけが捨てられてあったのをまりさは見た…。 ゆっくりにとって命と同価値の帽子をそう簡単に捨てられる訳がない。 ならば考えられるのはぱちゅりーが死んだという事だ。 まりさはそこまで考え至らなかったがぱちゅりーが死んだというのは本能的に理解した。 「ゆっくり…したいんだぜぇ…」 まりさは散歩という名の市中引き回しをされながら呟く。 生まれた頃から一緒だった仲間はもう誰も残っていない…。 殺す筈だった人間には手も足も出ない…。 まりさは考える…どうしてこんな事になったのか…。 飼いゆっくりとして何一つ不自由ない生活を送っていたのに…。 何であのおうちから出て行ったのか…。 「どうじで…ごんな…べに…」 “「まりしゃはこんにゃちいしゃいおうちなんきゃいらないんだじぇ!!!」” すると突然よぎる走馬灯。 “「むきゅ、そうにぇ!!ぱちぇたちにはもっちょふちゃわちいおうちぎゃありゅわ!!」” 住み慣れたお家を捨て、何の保証もないゆっくりしたここではない何処かのゆっくりプレイスを手に入れられると信じて疑わないまりさ。 それに何の根拠なく賛成するぱちゅりー。 五匹の中でも最も賢かったぱちゅりーが賛成してくれたからますますまりさは調子に乗った…。 『だめなんだぜ…そこをでたらもうにどとゆっくりできないんだぜ…』 過去の自分に対して心の声で止めようとする。 しかし過去は過去。 覆ることは有り得ない。 “「そうじゃね!れいみゅはもっちょおいしいあみゃあみゃがたべちゃいよ!!」” その日から一度も満足のいくあまあまを食べる事が出来なくなる事のも知らず外にある美味しいあまあまに思いを巡らすれいむ。 “「ありしゅはまえきゃらきょのいえはときゃいはじゃないとおみょっちぇちゃのよ!!」” とかいはなこーでぃねーとが出来ない事で鬱屈していたありすも賛成する。 “「わきゃっちゃよー」” 周りに迎合するしか出来ないちぇん。 それがこれからゆん生をろくでもない方向に向かわせるとも知らず…。 まりさは後悔する…。 どうしてあんなにゆっくり出来たゆっくりプレイスから出ていってしまったのか…。 あの時からあまあまもあったかいおふとんも全て無くなってしまった。 まりさが望むゆっくりプレイスなんて何処にもなく、ぱちゅりーが言った自分達に相応しいおうちなんて何処にもなく、れいむのいうおいしいあまあまなんて何処にもない。 ありすが言うとかいはなコーディネートだって出来なかった。 有りもしないものを欲しがって結局全てを失った。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛!!? まりざのおぼうじがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 そして今自分の帽子が外れてしまう。 「まづんだぜえ゛え゛!!! ゆっぐりじないでもどっでぐぶんだぜえ゛え゛え゛え゛!!!」 男はそれに気付かずまりさを引きずる。 まりさはそれに全力で対抗する。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!? はなぜぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!! まりざのおぼうじどらぜろお゛お゛お゛お゛お゛!!!」 まりさの抵抗なぞ何もしていないに等しく、ただ強くあんよをこすりつけるだけだった。 「ゆああ、ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!?」 仲間が死んだ時にすら見せなかった泣き顔をしながら、まりさは帽子のあった方角を食い入るように見つめていた…。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おぼうじぃ…おぼうじぃぃ…」 まりさは未練がましく帽子のあった方向を見続ける。 といっても後ろとしか覚えてなかったので見ている方角は見当違いのものだったが…。 「もうやばぁ…おうぢがえぶぅ…」 まりさはかつて一番ゆっくり出来た頃の記憶を思い浮かべる。 じじいがもってきたあまあまを食べて、思う存分ゆっくりして、退屈になったら野良ゆっくりを駆除してすっきりする。 そんな夢のような日々を思い返す。 あの日々はもう帰って来ない。 「がえる゛う゛…おう゛ぢがえる゛ぅ…」 譫言のようにまりさは同じ言葉を繰り返す。 身体が擦れ、削られている時も何回も繰り返す。 まるで自分に言い聞かせるように…。 「ちょっと喉渇いたな」 「ゆびぃ…だぜぇ…」 男がふと立ち止まり自販機で飲み物を購入しようとする。 まりさにとっては滅多にない休憩の時間。 そしてそれはその時起こった。 「じゃお!じゃお!」 「はいはいそんなに急がなくても大丈夫だよ」 「ゆゆゆううううう!!?」 まりさの目が驚きに見開かれる。 まりさの視線の先には金バッジを付けためーりんと…かつてまりさを飼っていた飼い主がいたのだ…。 まりさからすれば何でも言う事の聞く奴隷。 その奴隷が今目の前にいるのだ。 「はやぐまりざをたぶべろぐぞどれい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 まりさは叫んだ。 このままでは自分は死んでしまう。 奴隷ならさっさと助けろ。 そう結論付けて元飼い主に命令する。 しかし、 「うわぁ…嫌なモノ見ちゃったよ…」 元飼い主はまりさ達を見るとあからさまに不快そうな顔になり、足早に去ろうとする。 言葉からゲスだと元飼い主は理解し、制裁されているのだと推測した。 元飼い主は愛でお兄さんだが流石に自分に暴言を吐いたゲスまで助ける気にはなれなかったようだ。 「めーりん、あっち行こうな」 「じゃおお…」 元飼い主はまりさがかつて逃げ出したペットであった事に微塵も気付いていないようだ。 これ以上係わり合いにならないように急ぎ足で去ろうとする。 まりさからすればそれは死刑宣告と同じだ。 それに奴隷が自分を見捨てようとしているのが許せなかった。 「まりざをむじずぶな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?まりざのいぶごどぎぶのがおばえのじごどだろがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 まりさは喧しく叫ぶ。 そこには命令しかなく懇願なんてものはない。 いきなりそんな事言われてホイホイ言う事聞く奴はまりさの隣でどれを買おうか悩んでいる男位だ。 「おしるこも捨て難い…」 男の方は男の方で全く気付いていない。 相変わらず無駄な集中力だ。 「さ、今日はめーりんの好きな麻婆豆腐だからね」 「じゃお!!」 元飼い主は優しくめーりんを抱き抱えて頭を撫でる。 そこでまりさは気付いた。 こいつは自分がいる場所を奪おうとしていると…。 実際は奪うも何も自分で捨てたのだが…。 「どげえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!ぞごはまりざのばじょだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分にとって一番ゆっくり出来た居場所をよりにもよってくずめーりんに奪われたというのはまりさにとっては屈辱以外の何物でもない。 「ぐずべーりんはざっざとじねえ゛え゛え゛え゛!!!まりあのばじょをどるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!!」」 元飼い主の抱えるめーりんに向けて罵声を浴びせるまりさ。 「早く行こうなめーりん」 「じゃお…」 元飼い主は眉間にシワを寄せるが虐待お兄さん(と元飼い主は思っている)と係わり合いたくないという考えの方が強く、小走りで去っていく。 最後までかつて飼っていたペットだと元飼い主は気付かなかった。 元飼い主にとってあの五匹は過去のもの。むしろまりさ達が脱出の際に割ったガラスの修理代の方が記憶に残っている。 「までえ゛え゛え゛え゛え゛!!!お゛いでぐな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!がえぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!!まりざのゆっぐびぶべいぶをがえぜえ゛え゛え゛!!!」 涙で顔をぐじゃぐじゃにして泣き叫ぶまりさ。 帽子も仲間も失い、帰る場所もなく、隣にいるのはゆっくりさせてくれない男のみ。 まりさにとって今はまさに最悪と言っても過言ではなかった。 「さてと、行くか…ってあれ?帽子どうしたんだ?」 男は水分補給を済ませ、再び散歩を再開しようとするが、そこでようやくまりさの帽子が無くなっている事に気付いた。 「いつの間に落としたんだ?」 ゆっくりの飾りの重要性を知っている男は一旦耳にしているイヤホンを外してまりさから聞こうとする。 「がえぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?ぞごはまりざのだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 狂乱して叫び続ける。 男が話し掛けても変化はしない。 「あちゃあ…よっぽどショックだったんだなぁ…」 まりさの醜態を帽子をなくしたショックと男は勘違いする。 そしてそれに気付かなかった自分に若干の罪悪感が芽生えていた。 「仕方ない。ごめんな気付けなくて。お詫びに見つかるまで一緒に探すからさ!」 男は笑顔でまりさの帽子捜索の協力を申し出た。 見つかるまで探そうという事は見付かるまで散歩という名の市中引き回しは続くという事だ。 つまり先程の男の言葉はまりさは今日死ぬと告げているようなものだった。 「よっしゃ!もう一回来た道を戻るよ!!」 男はそう言って善は急げとばかりにダッシュする。 「かえべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 それに引っ張られていくまりさ。 そのままの勢いで宙を舞い、電柱に激突する。 「ぶごぉッ!!!?」 一撃で歯が全て叩き折られる。 だが男は気付かない。 「やっべ!楽しくなってきたぁッ!!!」 運動が嫌いではない男は久し振りのダッシュに興奮していた。 犬ならばその全力位余裕でついて行けただろう。 だが今男の持つリードに繋がられているのはゆっくりまりさ。 「ふひゅぴゅひえ゛え゛え゛え゛え!!!?」 地面に擦られ、壁に激突し、ガードレールぬしがみつこうとするが歯を失い噛み付けない。 夢中になると結界が発生して声が一切届かない男はまりさの惨状に気付かず走り抜けて行く…。 まりさがミンチになってベルトには餡子や皮の残骸だけとなり、命はおろか、姿形までこの世から消える事になるのはもうすぐの事だった…。 「ふひいいいいいいい!!?はへひゃふぉはふへふぇふぇふぇふぇえええええ!!?ふべぇッ!!!?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「なーんか散歩行くと皆逃げちゃうよな…」 付けるもののいなくなったベルトとリードを持ちながら男はしょんぼりして自宅に帰ってきた。 「俺ってゆっくり飼うの向いてないのかな…」 三匹には逃げられ(と思っている)、一匹は野良れみりゃに食われ、一匹は原因不明で死んでしまった…。 一週間もしない内にこのザマだ。 「折角出したのに無駄になっちゃったか…」 物置にしまっておいた犬用の道具。 犬小屋もお役御免だ。 「何を間違えたのかな…?」 ゆっくりの生態はそれなりに知っていてもゆっくりの飼い方を知らない男には何を間違えたのかわからない。 五匹の為に物置から引っ張り出した犬のお下がりを再び物置にしまい終える。 「ま、過ぎた事を気にしても何だしな。 今度研兄に聞いてみるとして、今日はもうさっさと寝よっか!」 男は気持ちを切り替える。 「…ん?」 男は自宅に入ると何やら話し声がするのに気付いた。 遠くてよく聞こえないのだが、 「むきゅ!」と「わかるよー!」と言った声がする。 この家は男の一人暮らし。 つまり声は不審者以外有り得ない。 「強盗は勘弁してくれよ…」 男は金属バット片手に声のする方へ向かっていく。 この時点で既に五匹の事は記憶から消えてしまっていた。 騒がしい声がどんどん大きくなってくる。 「むきゅ!なかなかにちてきなおうちね!!」 「わかるよー!ちぇんのおうちにぴったりなんだねー!!」 「むきゅ、おきゃーしゃんおにゃきゃちゅいたわ!」 どうやら声は今は使っていない空き部屋からしているようだ。 無駄に甲高い声。 間違いなくゆっくりだが、男はそれに気付かない。 強盗かもしれないと考えている男は意を決して扉を開ける。 すると、中にいたちぇんとぱちゅりーらしき家族が男に向けて言い放った。 「ここはちぇんとぱちゅりーのおうちだよ!!じじいはさっさとあまあまおいてでていってね、わかるよねー!!」 こうして…またゆっくりが男によってゆっくり出来なくなるのだった…。 END あとがき anko649「元銀バッジまりさの末路 中」の感想の中にあったNo.1259141073さんの 「それはそうと善意鬼威三の前で 「飼いゆっくりじゃなくてごめんね」と言ったらどうなるんだろうか。飼いゆっくりにしてもらえるんだろうか。」 のコメントを見た瞬間、これだ!と思い「元銀バッジまりさの末路 下」と同時進行していたのですが何故かこちらの方が先に完成したので投稿させていただきます。 「元銀バッジまりさの末路 下」もちゃんと製作しているので勘弁してください。 というか「元銀バッジまりさの末路」が終わらないよ…上中下の合計が100KBを易々と越えてくよ…。誰か俺に構成能力をくれ…。 ちなみに今更ですが質問に対しての答えですが、 “飼ってはくれるけどロクな目に遭わない”です。 どんな策略を用いようとも予想を上回る思考の吹っ飛びっぷりで崩壊します。 ちなみに男がちゃんとゆっくりの飼い方を知っても何らかのとんでもない解釈の仕方で結局死にます。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 他の野生動物にとっては普通の飼い主だろ。人語を理解する+性格がゲス+体が弱いと言うゲスゆとこのお兄さんの相性が致命的に悪いだけ -- 2013-02-28 12 25 54 もう…マジキチあきor池沼あきで 良いんじゃないかな。この作者。 -- 2013-02-11 19 13 08 天然の域を越えてるだろこのお兄さん -- 2013-02-04 02 59 54 この男に飼われたのが初めの善良ゆっくりじゃなくて 無能なゲス共で本当に良かったw あとゲスなちぇんって珍しいな -- 2012-11-20 04 02 44 この男あきらかに池沼だよね。 -- 2012-11-19 01 59 18 なんだろう、お兄さんの頭が可哀そすぎる。 -- 2012-09-17 15 23 45 こんな人間が近くにいたら恐怖を感じるよ -- 2012-09-11 22 07 14 天然虐待鬼威山… -- 2012-06-28 09 39 23 お兄さんの頭のネジぶっ飛んでると思う。 あと、ぱちゅりーザマアアアアアアアアア!!!!! -- 2012-03-28 21 17 00 ↓こまけぇこたぁいいんだよ! -- 2012-02-29 14 15 42 ゆっくりなんてどうでもいいけど、この男は同じ人間として気持ち悪いっていうか頭の中にゴミでも詰まってるんじゃないか? -- 2011-11-04 21 43 22 ちぇんがゲスなのが悲しい… -- 2011-10-15 02 37 50 ちぇんはちょこっとだけいい奴っぽかった このお兄さんは犬とゆっくりを同じく思ってたのか? 犬に謝罪だなww -- 2011-10-11 18 41 15 ちぇんが苦しむのが愉快愉快 それにしてもこのお兄さんちょっと頭おかs -- 2011-08-17 07 01 11 このお兄さん大好きww -- 2011-07-26 09 08 20 つーか、半池沼だろ -- 2011-07-07 19 01 54 この男には生き物を飼う資格が無い でもゆっくりはナマモノだから飼って良し! -- 2011-03-08 16 30 44 なんかお兄さんにむかつく話だった… -- 2011-02-14 19 31 56 スーパーざまぁタイムですっきりー! げすが酷い目に合うのは良いね -- 2010-10-20 20 50 30 やはり、ちぇんが苦しむのは心が痛む… 他はスーパーざまあタイムだけど -- 2010-09-27 01 17 06
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『飼いゆっくり飼われゆっくり』 D.O 私は、飼い始めて一か月の幼い赤ありすと一緒に暮らしている。 先月ゆっくりショップで買ってきた、可愛いペットだ。 元気いっぱいで素直、ゆっくりにしてはなかなか賢く、良いパートナーが得られたと思う。 「みゅほぉ!おにぇーしゃん、しゅっきりしちぇっちぇにぇ!」 「うん、すっきりしていってね。ありす。」 「ゆわ~い!しゅっきり!しゅっきり!!」 ・・・ショップ買いということで、最低限の調教は済んでいるおりこうさんなのだが、 まだまだ赤ゆっくり、躾けは大事である。 最近はゆっくり向けの情操教育用玩具も山ほど販売されているので、関連サイト巡りも一苦労だった。 変な商品を掴まされて、ウチのありすが不良ゆっくりになっては目も当てられないのだから。 「おーい、ありすー。アレ、注文してきたよ。明後日には届くって。」 「ゆわーい!おねーしゃん、ありがとー!」 「あははは。ありすに玩具買ってあげるの、久しぶりだったもんねー。」 「ゆっわーい!とっきゃいっは、とっきゃいっは!ゆっくち!」 「・・・聞いてないっか。ま、嬉しそうだしいいかー。」 そしてかなり探し回った末、ようやくお目当ての商品を購入することが出来たのである。 --------------------------------------------------- 注文から2日後、我が家に巨大なダンボールが数箱届いた。 中身はというと・・・ 広さ3m四方、高さは50cmほどの、折りたたみ式の透明な箱。 それと、ゆっくりでも押せそうな大きさのボタンがついた、電気配線が延びるスイッチボックス。 さらにその配線の先につながっているのは、 犬小屋風の『おうち』、 餌タンクがカートリッジ式になっている給餌機、 ハムスター用のものを大きくしたような給水器など。 あと細かい道具がいくつか入っているものの、これでほぼすべてと言ってよいだろう。 組み立てて見れば、室内向けのゆっくり飼育セットといった感じである。 「じゃあありす、出すわよ~。」 「わーくわーく!じらすなんて、ときゃいはじゃにゃいわ!」 「うふふ、そーれ!」 ぼててててんっ。 私は、うずうずしているありすの前で、部屋で最後に残された大きなダンボールの封を開け、 部屋の半分を占めている透明な箱の中で、ダンボールをひっくり返した。 「ゆびぃ!?ど、どこなのここぉおおお!?」×4 ・・・箱から落ちてきたのは、野良ゆっくりの一家である。 野良ゆっくり一家の家族構成は、成体のれいむとまりさが一匹づつ、 その子供である子れいむと子まりさが一匹づつの計4匹。 ちなみにこの一家は、私が近所の公園から拾ってきた連中である。 もちろん、変な病気を持ってこられても困るので、 近所のゆっクリニックで洗浄と予防接種は済ませてあった。 「おねーさん!?どうぢでれいむたちをつかまえるのぉお!?おかしいでしょぉおお!?」 「はこさんのなかは、せまくてゆっくりできなかったのぜ!!」 「ゆっくちしちぇにゃいにんげんしゃんは、しゃっしゃとどっかいくのぢぇ!」 「あみゃあみゃしゃん、ちょーらいにぇ!」 多少箱が狭かったらしく、不満をわめき散らす野良一家。 だがありすは、そんな言葉は涼しい顔で聞き流し、 やがて一家が怒鳴り疲れて静かになったのを見計らってから口を開いた。 「みんにゃ!ありしゅはありしゅよ!!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 「ゆぜぇ、ぜぇ・・・ゆ、ゆっくりしていってね。」 「ありしゅは、これからはみんにゃの『かいぬししゃん』よ!ゆっくち、かわれていっちぇにぇ!!」 「ゆぅ・・・ゆ?」 「みんにゃは、ありしゅの『かいゆっくり』よ!ゆっくちしちぇにぇ!!」 「・・・・・・ゆ?」 「な、なにいっでるのぉおおおお!?」×4 『ゆっくり飼いゆっくりキット』。 それが、商品の正式名称である。 この商品は、飼いゆっくりに『野良ゆっくり』という、 死にやすく、ワガママで、扱いづらい生物の飼育体験をしてもらうことを、目的として作られた教育キットだ。 人間の場合、情操教育として『生き物を飼う』と言うのは大変効果的であると言われており、 それはゆっくりでも同様であると、研究結果からも明らかにされている。 そこで、『野良ゆっくり』の飼育を通じて、飼いゆっくりの情操教育を行う事を狙いとして、 この商品は開発されたらしい。 そのため給餌機などは飼いゆっくりでも扱えるようなスイッチ式だし、 キットの付属品である清掃用具等は全てゆっくり用サイズで作られている。 キット自体かなり大きいので、購入層は限られるが、なかなかの人気商品とのことであった。 私も少々無理をしてしまったが、これでありすが都会派な淑女に育ってくれるなら、悪い買い物ではないと思う。 ・・・ありす、都会派に育ってね! --------------------------------------------------- 「ごはんのじかんよ!ゆっくちたべちぇにぇ!」 ピッ!ピッ!ピッ!ザラザラザラ・・・ 「ゆぅ、ゆっくりたべるのぜ。むーしゃむーしゃ・・・それなりー。」 「「「むーしゃむーしゃ、それなりー。」」」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて3日。 ありすは、今日も忘れず自分の『かいゆっくり』達に、餌を与えている。 と言っても、透明な箱の外側に設置されたスイッチボックスの、餌ボタンをキッチリ3回押すだけである。 すると、透明な箱の内壁に取り付けられた、自販機を小さくしたようなデザインの給餌機から、 餌皿に家族一食分の餌が出てくるようになっているのだ。 基本的に、キットは飼いゆっくりが容易に、かつ安全に野良ゆっくりを飼育できるように設計されている。 飼いゆっくりが、野良ゆっくりのいる、透明な箱の内側に入って餌をやるというのは、 人間が猛獣の檻に入るようなもので、大変危険なのだ。 当然、全く透明な箱の中に入らずに野良を飼育する事はできないが、 その際は、少々手間をかける必要がある。 例えば以下の通り・・・ 食べれば出すのが生き物である。 「「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!!」」 「ゆわぁ!?まっちぇー!おといれしゃんでしちぇー!」 ありすは、おトイレでの排泄を促す。 なにせこの一家はありすの『かいゆっくり』。 躾ける義務があるのは、ありすなのだから。 「そんなのしったこっちゃないのぜ!すっきりー!」 「れいむのすてきなうんうんをみせてあげるね!すっきりー!」 だが、そんな事を簡単に聞いてもらえれば、生き物を飼う苦労はない。 「ゆぁ。ときゃいはじゃにゃいわ・・・おそうじしにゃいと・・・。」 「(ゆっへっへ。こっちにありすがはいってきたら、つかまえて、おねーさんをおどしてやるのぜ)」 「(そうだね。このおねーさんのおうち、れいむたちがいただきだね)」 「(あみゃあみゃしゃんも、いっぱいいただきだにぇ)」 それに、この一家は元野良である以上、単に行儀が悪いだけでは無い。 悪だくみの内容は、いかにも野良ゆっくりの考えそうなことではあった。 「じゃあ、みんなおうちのなかにはいっちぇにぇ!」 「ゆ!?」×4 だが、そんな一家に対して、ありすは一本の細長い棒を向ける。 「ゆぅ?なんな・・・」 ビリリッ!! 「ゆびゃぁぁあああ!!」 「れ、れいむぅぅううう!どうぢだ『ビリッ!』ゆびぃぃいい!?」 これは、キット付属品『ゆ追い棒』。 見た目は釣竿のように軽くしなった棒で、先端付近に触れると電気ショックを与える構造になっている。 『かいゆっくり』を『おうち』の中に追い込む時に使用する道具だ。 「さあ、はやくおうちにはいっちぇにぇ。」 「やべでぇぇぇぇええ!!」×4 『ピッ!』ガシャンッ!! そして、犬小屋風の『おうち』の中に一家4匹が入ったところで、 ありすはスイッチボックスの、おうち閉鎖ボタンを押す。 おうちの入り口を鉄格子の扉が塞ぎ、一家は完全に中に閉じ込められた。 「ときゃいは!・・・よ~し、おそうじ、がんばりゅわ!」 こうして『かいゆっくり』を隔離して、ようやく透明な箱内のお掃除ができるのである。 それも、ゆっくり用の小さなスコップ、ちりとり、モップなどを使って、自分でやってあげなければならない。 手間がかかるし、いかに自分のペットのモノでも、排泄物の掃除は嫌なものだ。 「ごーしごーし、ごーしごーし。ちゃんとしつけにゃいと・・・ありしゅ、まけにゃいわ!」 おトイレで排泄させれば、こんな大変な作業はせずに済むのに。 『かいゆっくり』達に言う事をきかせるのが、こんなに大変なんて。 ・・・このような事を体験するうち、 飼いゆっくり達は、他者が自分の思うようには動いてくれない事、 躾けの大切さ、働く事の大変さなどを学んでいくのだ。 それに、 「ゆっへっへ、まりさたちのうんうんをおそうじしてるのぜ。」 「ありしゅは、れいみゅたちのどれいなんだにぇ!」 「おそうじしたら、まりしゃにあみゃあみゃもってくるのじぇ!」 飼われ始めの『かいゆっくり』達は、大抵の場合このような勘違いをする。 なので、 「うんうんをおもらしするなんちぇ、とかいはじゃにゃいわ!ゆっくちはんせいしちぇにぇ!」 ビリビリビリッ! 「ゆびゃぁぁああああ!!」×4 ありすはゆ追い棒を『おうち』の鉄格子から中に差し込み、 中に閉じ込められている一家に、しっかりとお仕置きをした。 このように、野良ゆっくりに上下関係を教える方法も、 飼育経験の中から自然に学んでいくのである。 --------------------------------------------------- ぬっちょぬっちょぬっちょ・・・ 「「すっきりぃぃいいい!!」」 「ゆ、ゆっぴゃぁぁあああん!?どうしてすっきりしちぇるのぉおお!?」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて数週間、ありすもそろそろテニスボールサイズとなり、 子ゆっくりと呼んでいいくらいに成長した頃、ちょっとした事件が起きた。 「れいむはもっとおちびちゃんがほしいんだよ!すっきりするのはとうぜんでしょ!ばかなの?しぬの?」 「ゆふぅ~ん。きもちよかったのぜぇ。」 ある意味予想通りの展開なのだが、父まりさと母れいむが、 ありすの言いつけを守らず、勝手にすっきりーしておちびちゃんを作ってしまったのである。 母れいむの頭上には早くも、6匹の可愛らしいおちびちゃんが実り始めている。 このまま放っておけば、数日後には家族の数も倍以上になる事だろう。 「まりしゃのいもうと、はやくうまれるのじぇ!」 「ゆぁーい!れいみゅ、おにぇーしゃんだー!」 すでに子ゆっくりサイズに成長している子れいむ・子まりさ達はのん気なものだが、 飼い主であるありすはそうはいかない。 「(おちびちゃんがふえちゃったら、ごはんがたりなくなっちゃうわ・・・とかいはじゃにゃいわ・・・。)」 実際は、私が購入する餌の量を増やせばどうとでもなるのだが、 以前ありすとは、あえてこのような話しをしていた。 「ありす。『かいゆっくり』達は、すっきりーさせちゃだめだよ。増えちゃうから。」 「しょ、しょうにゃの?どうしちぇ?」 「うん。あの子たちのご飯って、私が狩ってきてあげてるでしょ。 でも、今よりたくさん狩ってくるのは、ちょっと大変なのよ。 だから、これ以上増えたら、ご飯が足りなくなっちゃうの。」 「ゆ、ゆっくちりかいしちゃわ!ごはんがないのは、とかいはじゃにゃいわ!!」 まあ、このキットは躾のなってない野良ゆっくりを飼う前提なので、 こういう時の対処用セットは同梱されている。 ありすがそれを忘れてなければ、適切に対処してくれるだろう。 ダメなら、私が自分で処分するだけだし。 「すーやすーや・・・」「ゆぴぴぴ・・・ゆぅ・・・」 ありすはあの後、『かいゆっくり』達の餌に睡眠薬のラムネを混ぜて食事させ、一家全員眠らせた。 当然ラムネも、この後使う道具も全部、キットに同梱されていたものだ。 「ゆぅ・・・こんにゃの、とかいはじゃないけど、ごめんにぇ。」 透明な箱の内側に入ったありすが今、口に咥えているのは、 ゆっくり用座薬が4つとゆっくり用ペンチ。 まずありすは、座薬を一匹に一つづつ、あにゃるにそっと挿入する。 ぐぬ。ぬぬぬぬぬ・・・。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・ゆふぅー、ゆふぅー。」 間もなく4匹は、顔を紅潮させ、荒い息使いになる。 そしてその熱はまもなく、4匹の体の一部分、ぺにぺにに集中し始め、 すっきりーをする時の倍以上にまでぺにぺにを怒張させた。 言うまでもなく、あの座薬はゆっくり用の興奮剤である。 「ゆっく・・・ごめんにぇ。いたくしないからにぇ・・・」 十分に4匹のぺにぺにが怒張した事を確認すると、ありすは口にペンチを咥え、 そっと父まりさのぺにぺにの根元にあてがう。 ぐちっ・・・みち、みちみちっ・・・ぷちり。 父まりさのぺにぺには、ペンチによって潰し千切られた。 傷口は完全に押しずぶされて閉じられているので、餡子一滴漏れる事は無い。 これで、父まりさは永久にすっきりーすることはなくなった。 そう、これらは、『かいゆっくり』用去勢セットだ。 ぐちりっ。ぷち。みち。 残りの3匹も、何の抵抗もなく、あっさりと去勢は終わった。 これで、今後この一家が余分なおちびちゃんを作る機会は、永遠に失われたのだ。 「ゆぅ、おわったわ。あとは、こっちだけにぇ。」 あとの問題は、現在母れいむの頭上に実っている6匹のおちびちゃん達。 その表情は未来を夢見る、不安も緊張も欠片もない、本当にゆっくりしたものである。 ・・・だが、ありすは飼い主としての責任に賭けて、このおちびちゃん達を産みおとさせるわけにはいかないのだ。 「ごめんにぇ。でも、ありすはおちびちゃんたちを、そだててあげられにゃいの。」 そう言うとありすは、足元から先に黄色い液体が付いた絵筆を口に咥え、 母れいむの頭上で眠るおちびちゃん達の顔面に、ぺしゃりと液体を一塗りした。 「ゆぅ・・・ぎっ!?ぴぃっ・・・ぎょっ・・・ぺ!?げびゅっ・・・」 その黄色い液体は、ゆっくりにとっての猛毒、練りカラシ。 薄めすらされていないカラシを顔面に塗りつけられたおちびちゃん達は、 絶望的な苦痛の表情を浮かべ、声にならない悲鳴を一瞬絞り出して、そのまま息を引き取った。 ありすが踏ん切りつかなかったら、 もっと実ゆっくりが苦しまずに処分できる方法を教えてあげようと思っていたが、 どうやら失礼な考えだったらしい。 ありすはすでに、命を育てる者の責任、果たさなければならない義務の重さというものを、 はっきりと理解していたのだ。 「どうぢで、どうぢでおぢびぢゃん、ぢんでるのぉぉおおお!?」 「ゆぅぅ、しょうがないよ、れいむぅ。またすっき・・・まりさのぺにぺに、どこいっちゃったのぉおお!?」 「「ゆぴゃぁぁん、ぺにぺにしゃん、どこいっちゃのぉおお!?」」 --------------------------------------------------- 「ゆぁ~ん。ありす、れいむのおうちにおとまりしたいのよ~!おね~さぁん。」 「そんな事言ってもねぇ。私も明日はいないのよ。あなたの『かいゆっくり』はどうするのよ。」 「ごはんさんは、たくさんおいていけばだいじょうぶよ~。いちにちだけ。いいでしょぉお!?」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて3カ月が経った。 ありすもそろそろバレーボールサイズとなり、体だけならそろそろおとなと言ってよいだろう。 餌の違いのおかげで『かいゆっくり』達は大してサイズが変わってないので、 なおさらすくすくと育った印象を受ける。 で、何を言い争っているのかと言うと、 ありすが明日、お友達のれいむ(無論『かいゆっくり』の方では無く、別の家の飼いれいむのこと)の家で、 お泊り会をしたいと言いだしたのが原因だ。 飼いれいむの飼い主は、私もよく知る人で、一晩預かってもらうのはむしろありがたいくらいなのだが、 問題はそんなことではない。 『かいゆっくり』の世話に、どうやらありすが飽きてしまったようなのである。 一日三食の餌を、しばしばやり忘れたり、おトイレや透明な箱内の掃除を怠ったり。 『かいゆっくり』達を去勢した頃にはあった責任感が、ここにきて低下してしまうあたり、 やはりゆっくりはゆっくりか、と言ったところだが、人間だってこういうことはたまにある。 これは、失敗が起こる事を承知で、好きにやらせるしかないだろう。 そこから得られる反省と言うものもある。 「しょうがないわね。でも、なにかあったら、ありすの責任よ。わかった?」 「ありすがいなくても、みんな、ゆっくりおるすばんしててね!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」×4 翌日、ありすは『かいゆっくり』一家に、普段の一日分、餌ボタン9回押し分の餌を餌皿に出し、 大はしゃぎでお泊まり会に行ってしまった。 私も仕事に出てしまったので、『かいゆっくり』達は丸一日、初めての留守番を任される事になった。 そして、当然ながら、悲劇は起こったのである。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 「むーちゃむーちゃ!むーちゃむーちゃ・・・ゆぅん、れいみゅ、もっとたべちゃいよぉ。」 「ゆゆっ!?そうだね!こんなにたくさんあるもんね!」 「ゆわーい!やったのじぇー!」 むーしゃむーしゃ、しあわせー・・・ もっとむーしゃむーしゃしようよ・・・ むーしゃむーしゃは、ゆっくちできりゅねー・・・ 数十分後。 「ゆわぁぁあん!!ごはんさんがもうないよぉおお!!」 「どうしてしょんなこというのぉおお!?」 まだ朝だと言うのに、この日一日分のご飯を、きれいさっぱり食べつくしてしまったのだ。 「ゆぅ。しょ、しょうがないね。あしたにはありすもかえってくるっていってたし、ゆっくりまとうね。」 「「ゆっくちりかいしちゃよ。」」 「『のら』だったときは、こんなのいつもだったもんね!ゆっくりまとうね!!」 だが、同じでは無かったのである。 この日の夕方。 「ゆぅ、ゆぅぅ・・・どうぢで、こんなにおなかすくのぉ・・・」 「ゆっくち・・・む、ちゃむーちゃ、しちゃいよぉ・・・」 一家は、息も絶え絶えで餓死寸前にまで陥っていた。 それは、『ゆっくり飼いゆっくりキット』専用の餌が大きな理由である。 そもそもこのキットは、きちんと餌やりや世話を行わなければ、 『かいゆっくり』達が簡単に命を落とすように設計されている。 理由は簡単で、『かいゆっくり』達を不注意や手抜きの結果死なせてしまうことを、 飼い主であるゆっくり達に体験させる事が、このキットの大きな目的の一つだからだ。 そうした失敗の反省から、責任感や継続性といった能力を身につけてもらうのだ。 それでこの専用餌なのだが、実は微量の下剤と、消化阻害剤が混入されている。 だからガツガツ食っても大して栄養にならず、しかもあっという間にうんうんとして排泄されてしまう。 餓死を避けるためには、一日3食程度に分け、腹に常に何か入ってる状態を維持するしかないのだ。 「ゆぴぃ・・・う、うんうんしゅるよぉ・・・」 「おぢびぢゃ、やべでね。これいじょううんうんしちゃったら、しんじゃうよ・・・」 「しゅ・・・しゅっき『もりゅん』・・・・・・」 「おち・・・おちびちゃぁぁぁああん!!」 「ま、まりしゃ・・・うんうんでちゃうのぢぇぇ・・・」 「まっでぇ!おぢびぢゃん!うんうんしちゃだ」 「じゅっぎり『もりゅん!』・・・もっぢょ、ゆっぐぢ・・・した、かっちゃのじぇ・・・」 「お、お、おぢびぢゃぁぁあああああん!!ゆっぐぢ、ゆっぐぢぢでぇぇええええ!!」 翌日。 ありすが透明な箱内で見たものは、 考えられないほど大量のうんうんと、 そのうんうんの山の中で餓死した2匹の子ゆっくり、 そして、餓死寸前でなお、おちびちゃん達にすーりすーりしながら放心している父まりさと母れいむの姿だった。 「ゆ、ゆ、ゆぴゃぁぁあああああ!!ごめんなさい!ありす、ありすはいなかものだったわぁぁあああ!!」 「む・・・しゃ、むーしゃ・・・」 「ゆっぐぢぢで、ゆっぐぢたべてぇぇえええ!!」 「おぢびぢゃ・・・ゆっぐぢぢでぇ・・・」 「ごめんなざい!ごべんだざいぃぃいいい!!おねえざん!れいむたちをだずげであげでぇぇ!!」 予定された悲劇だった。 だが、この経験は、ありすを本当の都会派へと成長させてくれるだろう。 自分の義務はおろそかにしない、そして他者に思いやりのある、 あと、食べ物の大切さをしっかりと理解した、本当の都会派へと。 --------------------------------------------------- ありすが『かいゆっくり』の飼育を始めた頃から、半年がたった。 ありすもすでに、成体ゆっくりまで成長し、野生であればそろそろつがいを作って家族を持つ頃である。 そこで私は今日、ありすにプレゼントを買ってあげた。 「ありす、ゆっくりしていってね!」 「ま、まりさ、ゆっくりしていってね!!」 ありすの旦那さん、とてもゆっくりした成体まりさである。 「ありす、あなたのお婿さんよ。気に入った?」 「あ、ありがとう、おねえさん!ありす、しあわせーになるわ!!」 「まりさもありすを、せいいっぱいしあわせーにしてあげるのぜ!!」 すーりすーり、すーりすーり・・・ どうやらとても気に入ってくれたらしい。 飼い主の私が言うのも何だが、ありすは本当にゆっくりしたゆっくりに成長してくれた。 優しさ、責任感、良識、忍耐、どれを見ても、そこらの飼いゆっくりとは比較にならないだろう。 これも、あの『かいゆっくり』達を飼育した数か月のおかげだと思う。 どれだけ感謝してもしきれない。 ちなみに、あのれいむとまりさの夫婦は、おちびちゃんを全て失い、 そして新たなおちびちゃんを得る事も、ぺにぺにを失っていて不可能だと理解した頃から、 少しずつ、しかし確実に衰弱していった。 あの2匹が息を引き取ったのは今から一か月ほど前の事だった。 数年の寿命をきっちり全うできる飼いゆっくり達はともかく、 死にやすく、繁殖行動が極めて重要な野良ゆっくり達にとって 『おちびちゃん』という存在はそれほど大きいものだったのだろう。 2匹の死に顔は、絶望に曇った悲しげなものであったが、 ありすが見ると悲しむだろうから、糸で笑顔に固定して、血色良く化粧してあげた。 ありすには、『最後はありすにとても感謝して息を引き取ったよ』と吹きこんでおいた。
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「ゆっくり、ふゆごもりするからお布団にはいってね!」 部屋には、成体まりさとれいむ 子まりさと子れいむが2匹づつ、それに赤れいむと赤まりさが3匹づついる。 暖房が一切効いていないプレハブ小屋に近いこの部屋は寒く、凍え死なないまでも ゆっくりにとっても耐え難いものなようだ。 このゆっくり一家にとって、夜はお兄さんのお布団に入ることが”冬篭り”なのである。 「お前ら布団で小便しやがったらゆっくりできなくしてやるからな!」 お兄さんにとってもこの季節はゆっくりが唯一の暖房器具 いわば共存共栄の関係が築かれている。 木の床にひいた簡素な布団に毛布と大き目の掛け布団が一枚。 親れいむは、まず赤ちゃんや子ゆっくりから布団に入れていく。 自分が入ってしまっては真っ暗なお布団の中、赤ちゃんたちが寒いお部屋に取り残されていないか わからなくなってしまうからだ。 「ゆっくちおふちょんにはいりゅよ!」 「しょろーり!しょろーり!」 赤れいむと赤まりさが男の脇の下へ潜り込む。 暖かい場所にひかれるのはゆっくりも同じなのだ。 後から入った赤れいむ赤まりさ4匹は固まってお腹の上あたりにいる。 それから子れいむと子まりさが2匹、親が入れるように気を利かせて男の足のほうへと、もぞもぞ入る。 「もーぞ、もーぞ!」 「おかーさんたちと離れて寝るのはさびしいけど、れいむたちはゆっくりしてるよ!」 成体れいむとまりさはさすがに大きいので男の体の隙間や上に乗って寝るわけにはいかない 枕の開いてる部分に寝そべって、足のほうだけ布団の中に入る。 その足にお腹の上で固まっていた赤れいむと赤まりさが寄ってきて「すーりすーり」とすり寄って寝るのだ。 これはぬくい。 部屋の中を暖めるストーブよりも、布団が直接暖かくなるというのは画期的な暖房だ。 「おい、子ゆっくりども、俺の右足が寒いぞ!」 そう言うと、1匹の赤まりさが布団の隙間をお帽子で塞いで外気が布団に入り込まないようにしてくれる。 「ゆっくりふさいだよ!」 さて部屋の電気を消すか。 紐を引っ張れば電灯は消え、部屋は豆電球の頼りない光にぼんやりとだけ照らされる。 布団の中のゆっくりにとっては真っ暗闇だろう。 zzz・・・ 「ゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 深夜に急に赤ゆっくりが泣き出した。 脇の下に入っていた赤れいむが、赤まりさに引っ張り出されて暖かい場所をとられてしまったのだ。 「まりしゃは、ゆっくちあっちゃかいところでねりゅよ・・・zzz」 「れいみゅのゆっくちぷれいちゅがゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 幸い布団の中で泣いているので、男はまだ騒音で目を覚まさない。 しかし、もしも安眠の邪魔をしようものなら男は怒り出してゆっくりさせなくしてしまうだろう。 そこで、いち早く異変に気づいた親れいむが赤れいむをなだめるために布団の奥へと潜り込んだ。 「おちびちゃん、ゆっくり泣き止んでね!お兄さんがうるさくて起きちゃうよ!」 「ゆえ〜ん、ゆっくゆっく」 成体ゆっくりの重量はそれなりにあるため、お兄さんは寝苦しそうだ。 胸の辺りに圧し掛かって、一生懸命脇の傍にいる赤れいむをなだめている。 「ゆっくりできるお歌を歌ってあげるから泣き止んでね! ゆっ♪ゆっ♪ゆっ〜♪」 赤れいむはそのお歌に機嫌を良くして一緒になって歌いだす。 「ゆ♪」 他の寝ていたお腹の上の赤れいむ2匹と足元の子れいむ2匹も目が覚めて、釣られて大合唱。 「「「「ゆっゆっゆっ〜♪ゆっくり〜♪していってよね〜♪」」」」 「うるせぇ!!」 男はあまりの騒音と胸の上の重量感で目を覚まし、親れいむの髪をひっ捕まえると 布団から引っ張り出して、壁めがけてぶん投げた。 ぶぎゅ! 口から餡子を少量吐き出しているが命に別状はない。 足元の子れいむも蹴って布団の外に追い出したが、見えなかったので熟睡していた子まりさが転がって壁にぶつかって潰れた。 「zzz・・・ゆぎっ!」 ようやく静かになる。 「ゆ・・・ゆゆ」 親れいむは布団に戻ろうとしたが、薄目を開けていた男が裏拳一閃で再び壁に激突し気を失った。 ボフッ 男が屁をこいた。 布団の中は異臭を放つメタンガスで充満されていく。 「ゆぎゃー!」 「くちゃいよ〜!」「ゆっくちできにゃい!」 「こうやって布団の温度をたもってるんだよ・・・むにゃむにゃ」 男はまったく悪びれず寝言で答える。 足元の子まりさは外の空気を吸って耐える。 「すーはーすーはー、ここはゆっくりできるよ!」 子れいむ2匹が 「まりさ、そこを代わって!」 「交代交代で息をすうんだよ!」 と言っているがまりさは「ゆっ!ここはまりさのゆっくりスポットだよ!」と言ってまったくどこうとしない。 男は少し意識があったので、布団を足元のほうへたぐりよせて そのまりさの外気を完全に遮断してやった。 ついでに、もう一発屁をこく。 大股に開いて音がしないように、なるべくまりさにヒットするように慎重に・・・ ぷすぅ〜ッ 空気が抜けるような音が男の尻からすると、足元の子まりさは息継ぎの空気口を完全に失い 「ゆぶべべべべ・・・!」と目を大きく見開いて暴れ狂う。 すーはーすーはーと呼吸をしていた、”すー”にタイミングがあって屁が直撃したのだ。 まりさは布団の外へと非難しようとしたが、多めに布団を足元にたぐりよせておいて しかも足で布団の端を丸めて押さえつけたから完全な密室がここに誕生した。 「だしてねぇー!まりさをお外にだしてねー!くしゃいー!」 ちなみに子れいむのほうは2匹とも泡を吹いて気絶している。 余計な事で意識が戻ってしまったため小腹がすいてしまった。 とりあえず、脇にはさまってる饅頭でも食べるか。 「すーや、すーや、ここはまりちゃのゆっくちぷれ・・・」 ひょい、パクッ 口から上を食べて残ったのは布団の中に捨てる。 普通は布団が汚れるからそんな事は出来ないが、このゆっくり餡に限っては ゆっくり同士が綺麗にあとかたもなく始末してくれるからだ。 甘い匂いが布団の中に広がって、半分になった赤まりさに他の赤ゆっくりが寝ぼけながら 「むーしゃ、むーしゃ」とパクつく 赤まりさを平らげると、赤れいむが他の赤れいむに噛み付かれて「ゆぎっ」と悲鳴を漏らしたが すぐに餡子の匂いをさせて全部食べられてしまった。 布団の中は地獄絵図だというのに、親まりさは相変わらずのんきに寝息を立てている。 「すーり、すーり、まりさそんなにたべれないよ・・・ぐへへ」 なんとなくジャイアンパンチを顔面にお見舞いしておいた。 顔面が陥没するあれだ。 むぎゅー! 「ゆゆゆ・・・ゆっ?ゆゆ?」 親まりさは何が起こったかわからず、目をぱちくりとしている。 男は寝たフリをしてスルー。 朝、赤ゆっくりが男の寝返りで全滅していて、子れいむと子まりさも1匹づつ死んでいたが 「冬越えとはこういうもんだ」 の男の一言で親ゆっくり達は納得した。 餡子の遺伝にも冬越えは大変なことだという情報が受け継がれているからだ。 言いながら朝食に、生き残っていた赤れいむを食べてるわけだが 飾りを髪ごと引き抜いてるからわからないらしい。 「やめちぇね!ゆっくちたちゅけてね!みゃみゃー・・もっとゆっくちしちゃ・・・」 「夜までに赤ゆっくりを作っておけよ!」 そういい残して、半透明のポリ製ケースに親ゆっくりと子ゆっくりを生ゴミを放り込んで蓋を閉じる。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ 作者:まりさ大好きあき
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『『野良れいみゅは飼いゆっくちになりちゃい』』 8KB 愛で いじめ 小ネタ 飼いゆ 野良ゆ 子ゆ うんしー 多分ネタかぶりかも 「あにょね、おきゃーしゃん・・・。」 「ゆ?なあに、おちびちゃん?」 「れいみゅね、おおきくなったらかいゆっくちになってゆっくちちたいよ。 でもにぇ・・・。」 「ゆ?でも?」 「どうやっちゃらかいゆっくちになれるかわかたにゃいにょ。」 『野良れいみゅは飼いゆっくちになりちゃい』 残暑のきびしい、うだるような夏の昼下がり。 子れいみゅは公園の中の段ボールで親れいむにたずねた。 「れいみゅはどうやったらかいゆっくちになれるにょ? かわいいれいみゅにゆっくちおちえてにぇ。」 段ボールの中は日陰になっているとはいえ、風もほとんど入ってくることはない。 暑いのですりすりをすることもできない。 2匹は適当な距離をとりながらぐったりとしていた。 「おちびちゃん・・・。」 この親れいむ、野良の両親から生まれた生粋の野良ゆっくりである。 どうやったら飼いゆっくりにになれるのか、わかるはずもない。 「れいみゅね、すずちいゆっくちぷれいしゅでゆっくちしちゃいよ。 きのうかいゆっくちのゆうかがあいすさんっていうのをむーちゃむーちゃちていたよ。 ゆうかがむーちゃむーちゃしていたあいすさんをれいみゅもたべちゃいよ! ちゅめたくてゆっくちできるっていっちぇたよ!! あちゅいのはもうやじゃよ!!! ゆーん!ゆーーん!ゆっくちしたいよ!ゆっくちさせちぇー!!!!」 子れいむはしーしーをもらしながらゆんゆんと泣き始めた。 あまりにもうざいその様子は虐待鬼威惨ならすぐに潰したくなるに違いない。 「ゆぅ・・・。おかあさんもどうやったらかいゆっくりになれるのかわからないよ。」 親れいむは子ゆの頃、両親に人間の恐ろしさを教えられてきた。 人間さんに決して近づいてはいけないと両親はいつも言っていた。 自分の餡子の中にもおぼろげに一斉駆除などの恐怖の記憶がうけつがれている。 人間はゆっくりしていないし、またゆっくりもできない生物なのだ。 そう、れいむの餡子が囁いている。 でもおちびちゃんは飼いゆっくりになりたいという。 なんとかしてあげたい。 おちびちゃんをゆっくりさせてあげたい。 ゆっくりしているおちびちゃんをみて自分もゆっくりしたい。 どうしたらいいのだろうか? 親れいむは考える。 「ゆゆ!そうだよ! かいゆっくりににきけばいいんだよ!」 「どういう・・・こちょなの・・・?」 「こうえんさんにやってきたかいゆっくりににどうやったらかいゆっくりになれるのかきけばいいんだよ。 かいゆっくりになるほうっほうっ!をきいてそれをすればいいんだよ! ゆっくりりかいできた?」 「ゆゆっ!ちょれはめいっあんっ!だにぇ! とっちぇもゆっくちできるあいっであっ!さんだにぇ! ゆっくちりきゃいしちゃよ!!」 ~翌日~ おねえさんとゆうかにゃん(胴なしのプラチナバッジ)は日課の朝のお散歩の途中、公園に立ち寄った。 ゆうかにゃんはおうちに専用の温室をおねえさんから与えられていて気の向くまま自由にお花を育てている。 この公園の花壇にはゆうかにゃんの育てていないお花もたくさん植えられている。 この公園の花壇のお花はきれいに手入れがされているのだ。 ゆうかにゃんはこの公園の花壇を見ながら次はどんなお花を育てようか考えたりするのが好きだったりする。 おねえさんはベンチに座るとゆうかにゃんに自由にしていいよといった。 ゆうかにゃんは花壇にぽぷよんぽぷよんと跳ねていく。 おねえさんはそんなゆうかにゃんをみながらゆっくりしていた。 ゆうかにゃんが花壇を眺めてあれこれと考えいると、子れいむが近づいてきて話しかけた。 「ゆっくちしていってね!」 「・・・。」 「れいみゅはれいみゅだよ。」 「・・・。」 「あにょね、あにょね・・・。 れいみゅはね、かいゆっくちになってゆっくちちたいの! どうちたらかいゆっくちになれりゅ? かわいいかわいいれいみゅにゆっくちおちえてね!!」 「・・・。」 ゆうかにゃんは子れいむが話しかけても何の反応もしない。 「どぼぢでむじずるにょぉぉぉぉぉぉぉお゛!!!!」 しーしーをぷしゃぁっ!っと出し、泣きながら子れいむは叫んだ。 心配した親れいむも近づいてきた。 親れいむもゆうかにゃんに話しかける。 「ゆゆっ!むししないでね!むしするのはゆっくりできないよ! おちびちゃんのしつっもんっ!にゆっくりしないでこたえてあげてね!!」 「・・・。」 無言のゆうかにゃん。 「「どぼじでむじずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお゛お゛お゛!?」」 ゆうかにゃんはプラチナバッジだ。 野良ゆっくりとは話してはいけないと教育されていたし、 もしそうでなくとも花壇を見てゆっくりしているときに叫ぶゆっくりと会話なんてしたくなかった。 遠くからゆうかにゃんの様子をみていたおねえさんが心配してゆうかにゃんのところまで行き、 ゆかにゃんを抱き上げた。 「ゆうかにゃん、大丈夫?」 「うん、ゆうかは平気よ。 うす汚いゆっくりがまとわりついてきてゆっくりできなかっただけなの。 心配してくれてありがとうね、おねーさん。」 そういっておねえさんにゆうかはほほえんだ。 「そう、大丈夫ならよかったわ。」 微笑み返すおねえさん。 「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお゛」」」 さらに叫ぶれいむ親子。 「ゆん!れいむはね、おちびちゃんをかいゆっくりにしてあげたいんだよ! でもどうやったらかいゆっくりになれるのかわからないんだよ! だからかいゆっくりのゆうかにどうやったらかいゆっくりになれるのかききたかったんだよ! ゆっくりりかいしてね!」 「れいみゅ、かいゆっくちになってゆっくちちたい! かいゆっくちになりちゃい! りきゃいできりゅ!?」 おねえさんはゆうかにゃんを抱っこしながられいむ親子の方を見た。 れいむ親子はおかざりのりぼんがほつれていた。 体も汚れているし子れいむはしーしーの跡ががびがびになっている。 髪もほこりまみれだった。 おねえさんは抱きかかえているゆうかにゃんの頭をなでながらゆうかにゃんに尋ねた。 「ねえ、ゆうかにゃん? ゆうかにゃんがゆっくりできるのってどういうとき? お花を育てているときかしら?」 「ゆうかはね、お花を育てているときはゆっくりできるよ。 でもね、 一番ゆっくりできるのはね、 おねーさんがゆっくりできているときだよ。 おねーさんがゆっくりできているとゆうかもゆっくりできるよ。 ゆうかはおねーさんにゆっくりして欲しいの。」 「うふふ、そうなの。 ありがとうね、ゆうかにゃん。 私はゆうかにゃんにいつもゆっくりさせてもらっているわよ。 ゆうかにゃんもゆっくりしてね?」 そういっておねえさんはゆうかにゃんにほほをすりすりした。 「うにゃーん。 おねーさん、ゆうかはいいつもとってもゆっくりできているよ。 ありがとうね、おねーさん。」 そんなゆっくりとしたおねーさんとゆうかにゃんの雰囲気なんて全く考えずれいむは大声で叫ぶ。 「おちびちゃんがかいゆっくりになってゆっくりしたいっていってるでしょぉ!? かいゆっくりになるほうっほうっをおしえろっていってるでしょ!? わからないの!?ばかなの!?しぬの!?」 「おねーさん、ゆうかはね、馬鹿は相手にしないほうがいいって思うの。 ・・・ゆうかが黙らせようか?」 「でいぶはばかじゃな゛い゛ぃぃぃぃ!!」 「ゆぉぉぉ!びゃびゃあがれいみゅをかいゆっくちにしてゆっくぢざぜろぉぉぉお゛!!! あばあばよごぇぇぇ!ぜ~どりぇいぃぃぃ!」 「おねーさん、ゆうかはね、ゲスは相手にしないほうがいいって思うの。 ・・・・・でもねおねーさんを侮辱するのはゆるさない・・・・。 ・・・おねーさん、ゆうかがゲスを制裁していいかしら?」 「れいみゅはげすじゃなぃぃぃぃぃ!!!」 おねえさんはため息をつくと喋った。 「ゆうか、怒るのはゆっくりしていないわ。 私は別に何も気にしていないのよ? そろそろ帰って朝食にしようか? きょうはトーストにゆうかにゃんのすきなハチミツをかえてあげるね。 ・・・そうね、れいむさん達にひとつアドバイスをあげる。 飼いゆっくりになるにはね他人をゆっくりさせてあげることができないとだめなのよ。 それじゃあね、れいむ親子さん。 (とはいっても野良ゆっくりっていう時点で飼いゆっくりになれるわけないのよね。 せいぜい虐待鬼威惨に捕獲されるくらいかしら?)」 そういうとおねえさんは公園の出口にむかって歩いて行った。 「ゆぷぷっ! そんなのかんったんっ!だにぇ! れいみゅはかわいいからみているだけでかいぬしさんはゆっくちできりゅよ! れいみゅ、きゃわいくっちぇごめんにぇ~!」 「な~んだれいむたちのゆっくりしているとこををみればゆっくりしていないにんげんはゆっくりできるにきまっているよ! なにもとくっべつっ!なことなんしなくてよかったんだね! おちびちゃん、れいむたちはかいゆっくちになってにんげんにゆっくりさせてもらえるうんっめいっ!だったんだね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 数日後、 公園のゆっくり専用のごみ箱に 髪を抜かれ、 両ぴこぴこをちぎられ、 目玉をあまぎられ、 全ての歯を抜かれ、 全身が穴だらけので焦げ目のついているゆっくりと子ゆっくりが捨てられていた。 死に顔は苦悶に満ち満ちていた。 あのれいむ親子かどうかわわからない。 おしまい 挿絵:車田あき
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『飼いゆっくり飼われゆっくり』 D.O 私は、飼い始めて一か月の幼い赤ありすと一緒に暮らしている。 先月ゆっくりショップで買ってきた、可愛いペットだ。 元気いっぱいで素直、ゆっくりにしてはなかなか賢く、良いパートナーが得られたと思う。 「みゅほぉ!おにぇーしゃん、しゅっきりしちぇっちぇにぇ!」 「うん、すっきりしていってね。ありす。」 「ゆわ~い!しゅっきり!しゅっきり!!」 ・・・ショップ買いということで、最低限の調教は済んでいるおりこうさんなのだが、 まだまだ赤ゆっくり、躾けは大事である。 最近はゆっくり向けの情操教育用玩具も山ほど販売されているので、関連サイト巡りも一苦労だった。 変な商品を掴まされて、ウチのありすが不良ゆっくりになっては目も当てられないのだから。 「おーい、ありすー。アレ、注文してきたよ。明後日には届くって。」 「ゆわーい!おねーしゃん、ありがとー!」 「あははは。ありすに玩具買ってあげるの、久しぶりだったもんねー。」 「ゆっわーい!とっきゃいっは、とっきゃいっは!ゆっくち!」 「・・・聞いてないっか。ま、嬉しそうだしいいかー。」 そしてかなり探し回った末、ようやくお目当ての商品を購入することが出来たのである。 --------------------------------------------------- 注文から2日後、我が家に巨大なダンボールが数箱届いた。 中身はというと・・・ 広さ3m四方、高さは50cmほどの、折りたたみ式の透明な箱。 それと、ゆっくりでも押せそうな大きさのボタンがついた、電気配線が延びるスイッチボックス。 さらにその配線の先につながっているのは、 犬小屋風の『おうち』、 餌タンクがカートリッジ式になっている給餌機、 ハムスター用のものを大きくしたような給水器など。 あと細かい道具がいくつか入っているものの、これでほぼすべてと言ってよいだろう。 組み立てて見れば、室内向けのゆっくり飼育セットといった感じである。 「じゃあありす、出すわよ~。」 「わーくわーく!じらすなんて、ときゃいはじゃにゃいわ!」 「うふふ、そーれ!」 ぼててててんっ。 私は、うずうずしているありすの前で、部屋で最後に残された大きなダンボールの封を開け、 部屋の半分を占めている透明な箱の中で、ダンボールをひっくり返した。 「ゆびぃ!?ど、どこなのここぉおおお!?」×4 箱から落ちてきたのは、野良ゆっくりの一家である。 野良ゆっくり一家の家族構成は、成体のれいむとまりさが一匹づつ、 その子供である子れいむと子まりさが一匹づつの計4匹。 ちなみにこの一家は、私が近所の公園から拾ってきた連中である。 もちろん、変な病気を持ってこられても困るので、 近所のゆっクリニックで洗浄と予防接種は済ませてあった。 「おねーさん!?どうぢでれいむたちをつかまえるのぉお!?おかしいでしょぉおお!?」 「はこさんのなかは、せまくてゆっくりできなかったのぜ!!」 「ゆっくちしちぇにゃいにんげんしゃんは、しゃっしゃとどっかいくのぢぇ!」 「あみゃあみゃしゃん、ちょーらいにぇ!」 多少箱が狭かったらしく、不満をわめき散らす野良一家。 だがありすは、そんな言葉は涼しい顔で聞き流し、 やがて一家が怒鳴り疲れて静かになったのを見計らってから口を開いた。 「みんにゃ!ありしゅはありしゅよ!!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 「ゆぜぇ、ぜぇ・・・ゆ、ゆっくりしていってね。」 「ありしゅは、これからはみんにゃの『かいぬししゃん』よ!ゆっくち、かわれていっちぇにぇ!!」 「ゆぅ・・・ゆ?」 「みんにゃは、ありしゅの『かいゆっくり』よ!ゆっくちしちぇにぇ!!」 「・・・・・・ゆ?」 「な、なにいっでるのぉおおおお!?」×4 『ゆっくり飼いゆっくりキット』。 それが、商品の正式名称である。 この商品は、飼いゆっくりに『野良ゆっくり』という、 死にやすく、ワガママで、扱いづらい生物の飼育体験をしてもらうことを、目的として作られた教育キットだ。 人間の場合、情操教育として『生き物を飼う』と言うのは大変効果的であると言われており、 それはゆっくりでも同様であると、研究結果からも明らかにされている。 そこで、『野良ゆっくり』の飼育を通じて、飼いゆっくりの情操教育を行う事を狙いとして、 この商品は開発されたらしい。 そのため給餌機などは飼いゆっくりでも扱えるようなスイッチ式だし、 キットの付属品である清掃用具等は全てゆっくり用サイズで作られている。 キット自体かなり大きいので、購入層は限られるが、なかなかの人気商品とのことであった。 私も少々無理をしてしまったが、これでありすが都会派な淑女に育ってくれるなら、悪い買い物ではないと思う。 ありす、都会派に育ってね! --------------------------------------------------- 「ごはんのじかんよ!ゆっくちたべちぇにぇ!」 ピッ!ピッ!ピッ!ザラザラザラ・・・ 「ゆぅ、ゆっくりたべるのぜ。むーしゃむーしゃ・・・それなりー。」 「「「むーしゃむーしゃ、それなりー。」」」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて3日。 ありすは、今日も忘れず自分の『かいゆっくり』達に、餌を与えている。 と言っても、透明な箱の外側に設置されたスイッチボックスの、餌ボタンをキッチリ3回押すだけである。 すると、透明な箱の内壁に取り付けられた、自販機を小さくしたようなデザインの給餌機から、 餌皿に家族一食分の餌が出てくるようになっているのだ。 基本的に、キットは飼いゆっくりが容易に、かつ安全に野良ゆっくりを飼育できるように設計されている。 飼いゆっくりが、野良ゆっくりのいる、透明な箱の内側に入って餌をやるというのは、 人間が猛獣の檻に入るようなもので、大変危険なのだ。 当然、全く透明な箱の中に入らずに野良を飼育する事はできないが、 その際は、少々手間をかける必要がある。 例えば以下の通り・・・ 食べれば出すのが生き物である。 「「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!!」」 「ゆわぁ!?まっちぇー!おといれしゃんでしちぇー!」 ありすは、おトイレでの排泄を促す。 なにせこの一家はありすの『かいゆっくり』。 躾ける義務があるのは、ありすなのだから。 「そんなのしったこっちゃないのぜ!すっきりー!」 「れいむのすてきなうんうんをみせてあげるね!すっきりー!」 だが、そんな事を簡単に聞いてもらえれば、生き物を飼う苦労はない。 「ゆぁ。ときゃいはじゃにゃいわ・・・おそうじしにゃいと・・・。」 「(ゆっへっへ。こっちにありすがはいってきたら、つかまえて、おねーさんをおどしてやるのぜ)」 「(そうだね。このおねーさんのおうち、れいむたちがいただきだね)」 「(あみゃあみゃしゃんも、いっぱいいただきだにぇ)」 それに、この一家は元野良である以上、単に行儀が悪いだけでは無い。 悪だくみの内容は、いかにも野良ゆっくりの考えそうなことではあった。 「じゃあ、みんなおうちのなかにはいっちぇにぇ!」 「ゆ!?」×4 だが、そんな一家に対して、ありすは一本の細長い棒を向ける。 「ゆぅ?なんな・・・」 ビリリッ!! 「ゆびゃぁぁあああ!!」 「れ、れいむぅぅううう!どうぢだ『ビリッ!』ゆびぃぃいい!?」 これは、キット付属品『ゆ追い棒』。 見た目は釣竿のように軽くしなった棒で、先端付近に触れると電気ショックを与える構造になっている。 『かいゆっくり』を『おうち』の中に追い込む時に使用する道具だ。 「さあ、はやくおうちにはいっちぇにぇ。」 「やべでぇぇぇぇええ!!」×4 『ピッ!』ガシャンッ!! そして、犬小屋風の『おうち』の中に一家4匹が入ったところで、 ありすはスイッチボックスの、おうち閉鎖ボタンを押す。 おうちの入り口を鉄格子の扉が塞ぎ、一家は完全に中に閉じ込められた。 「ときゃいは!・・・よ~し、おそうじ、がんばりゅわ!」 こうして『かいゆっくり』を隔離して、ようやく透明な箱内のお掃除ができるのである。 それも、ゆっくり用の小さなスコップ、ちりとり、モップなどを使って、自分でやってあげなければならない。 手間がかかるし、いかに自分のペットのモノでも、排泄物の掃除は嫌なものだ。 「ごーしごーし、ごーしごーし。ちゃんとしつけにゃいと・・・ありしゅ、まけにゃいわ!」 おトイレで排泄させれば、こんな大変な作業はせずに済むのに。 『かいゆっくり』達に言う事をきかせるのが、こんなに大変なんて。 このような事を体験するうち、 飼いゆっくり達は、他者が自分の思うようには動いてくれない事、 躾けの大切さ、働く事の大変さなどを学んでいくのだ。 それに、 「ゆっへっへ、まりさたちのうんうんをおそうじしてるのぜ。」 「ありしゅは、れいみゅたちのどれいなんだにぇ!」 「おそうじしたら、まりしゃにあみゃあみゃもってくるのじぇ!」 飼われ始めの『かいゆっくり』達は、大抵の場合このような勘違いをする。 なので、 「うんうんをおもらしするなんちぇ、とかいはじゃにゃいわ!ゆっくちはんせいしちぇにぇ!」 ビリビリビリッ! 「ゆびゃぁぁああああ!!」×4 ありすはゆ追い棒を『おうち』の鉄格子から中に差し込み、 中に閉じ込められている一家に、しっかりとお仕置きをした。 このように、野良ゆっくりに上下関係を教える方法も、 飼育経験の中から自然に学んでいくのである。 --------------------------------------------------- ぬっちょぬっちょぬっちょ・・・ 「「すっきりぃぃいいい!!」」 「ゆ、ゆっぴゃぁぁあああん!?どうしてすっきりしちぇるのぉおお!?」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて数週間、ありすもそろそろテニスボールサイズとなり、 子ゆっくりと呼んでいいくらいに成長した頃、ちょっとした事件が起きた。 「れいむはもっとおちびちゃんがほしいんだよ!すっきりするのはとうぜんでしょ!ばかなの?しぬの?」 「ゆふぅ~ん。きもちよかったのぜぇ。」 ある意味予想通りの展開なのだが、父まりさと母れいむが、 ありすの言いつけを守らず、勝手にすっきりーしておちびちゃんを作ってしまったのである。 母れいむの頭上には早くも、6匹の可愛らしいおちびちゃんが実り始めている。 このまま放っておけば、数日後には家族の数も倍以上になる事だろう。 「まりしゃのいもうと、はやくうまれるのじぇ!」 「ゆぁーい!れいみゅ、おにぇーしゃんだー!」 すでに子ゆっくりサイズに成長している子れいむ・子まりさ達はのん気なものだが、 飼い主であるありすはそうはいかない。 「(おちびちゃんがふえちゃったら、ごはんがたりなくなっちゃうわ・・・とかいはじゃにゃいわ・・・。)」 実際は、私が購入する餌の量を増やせばどうとでもなるのだが、 以前ありすとは、あえてこのような話しをしていた。 「ありす。『かいゆっくり』達は、すっきりーさせちゃだめだよ。増えちゃうから。」 「しょ、しょうにゃの?どうしちぇ?」 「うん。あの子たちのご飯って、私が狩ってきてあげてるでしょ。 でも、今よりたくさん狩ってくるのは、ちょっと大変なのよ。 だから、これ以上増えたら、ご飯が足りなくなっちゃうの。」 「ゆ、ゆっくちりかいしちゃわ!ごはんがないのは、とかいはじゃにゃいわ!!」 まあ、このキットは躾のなってない野良ゆっくりを飼う前提なので、 こういう時の対処用セットは同梱されている。 ありすがそれを忘れてなければ、適切に対処してくれるだろう。 ダメなら、私が自分で処分するだけだし。 「すーやすーや・・・」「ゆぴぴぴ・・・ゆぅ・・・」 ありすはあの後、『かいゆっくり』達の餌に睡眠薬のラムネを混ぜて食事させ、一家全員眠らせた。 当然ラムネも、この後使う道具も全部、キットに同梱されていたものだ。 「ゆぅ・・・こんにゃの、とかいはじゃないけど、ごめんにぇ。」 透明な箱の内側に入ったありすが今、口に咥えているのは、 ゆっくり用座薬が4つとゆっくり用ペンチ。 まずありすは、座薬を一匹に一つづつ、あにゃるにそっと挿入する。 ぐぬ。ぬぬぬぬぬ・・・。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・ゆふぅー、ゆふぅー。」 間もなく4匹は、顔を紅潮させ、荒い息使いになる。 そしてその熱はまもなく、4匹の体の一部分、ぺにぺにに集中し始め、 すっきりーをする時の倍以上にまでぺにぺにを怒張させた。 言うまでもなく、あの座薬はゆっくり用の興奮剤である。 「ゆっく・・・ごめんにぇ。いたくしないからにぇ・・・」 十分に4匹のぺにぺにが怒張した事を確認すると、ありすは口にペンチを咥え、 そっと父まりさのぺにぺにの根元にあてがう。 ぐちっ・・・みち、みちみちっ・・・ぷちり。 父まりさのぺにぺには、ペンチによって潰し千切られた。 傷口は完全に押しずぶされて閉じられているので、餡子一滴漏れる事は無い。 これで、父まりさは永久にすっきりーすることはなくなった。 そう、これらは、『かいゆっくり』用去勢セットだ。 ぐちりっ。ぷち。みち。 残りの3匹も、何の抵抗もなく、あっさりと去勢は終わった。 これで、今後この一家が余分なおちびちゃんを作る機会は、永遠に失われたのだ。 「ゆぅ、おわったわ。あとは、こっちだけにぇ。」 あとの問題は、現在母れいむの頭上に実っている6匹のおちびちゃん達。 その表情は未来を夢見る、不安も緊張も欠片もない、本当にゆっくりしたものである。 だが、ありすは飼い主としての責任に賭けて、このおちびちゃん達を産みおとさせるわけにはいかないのだ。 「ごめんにぇ。でも、ありすはおちびちゃんたちを、そだててあげられにゃいの。」 そう言うとありすは、足元から先に黄色い液体が付いた絵筆を口に咥え、 母れいむの頭上で眠るおちびちゃん達の顔面に、ぺしゃりと液体を一塗りした。 「ゆぅ・・・ぎっ!?ぴぃっ・・・ぎょっ・・・ぺ!?げびゅっ・・・」 その黄色い液体は、ゆっくりにとっての猛毒、練りカラシ。 薄めすらされていないカラシを顔面に塗りつけられたおちびちゃん達は、 絶望的な苦痛の表情を浮かべ、声にならない悲鳴を一瞬絞り出して、そのまま息を引き取った。 ありすが踏ん切りつかなかったら、 もっと実ゆっくりが苦しまずに処分できる方法を教えてあげようと思っていたが、 どうやら失礼な考えだったらしい。 ありすはすでに、命を育てる者の責任、果たさなければならない義務の重さというものを、 はっきりと理解していたのだ。 「どうぢで、どうぢでおぢびぢゃん、ぢんでるのぉぉおおお!?」 「ゆぅぅ、しょうがないよ、れいむぅ。またすっき・・・まりさのぺにぺに、どこいっちゃったのぉおお!?」 「「ゆぴゃぁぁん、ぺにぺにしゃん、どこいっちゃのぉおお!?」」 --------------------------------------------------- 「ゆぁ~ん。ありす、れいむのおうちにおとまりしたいのよ~!おね~さぁん。」 「そんな事言ってもねぇ。私も明日はいないのよ。あなたの『かいゆっくり』はどうするのよ。」 「ごはんさんは、たくさんおいていけばだいじょうぶよ~。いちにちだけ。いいでしょぉお!?」 ありすが『かいゆっくり』を飼育し始めて3カ月が経った。 ありすもそろそろバレーボールサイズとなり、体だけならそろそろおとなと言ってよいだろう。 餌の違いのおかげで『かいゆっくり』達は大してサイズが変わってないので、 なおさらすくすくと育った印象を受ける。 で、何を言い争っているのかと言うと、 ありすが明日、お友達のれいむ(無論『かいゆっくり』の方では無く、別の家の飼いれいむのこと)の家で、 お泊り会をしたいと言いだしたのが原因だ。 飼いれいむの飼い主は、私もよく知る人で、一晩預かってもらうのはむしろありがたいくらいなのだが、 問題はそんなことではない。 『かいゆっくり』の世話に、どうやらありすが飽きてしまったようなのである。 一日三食の餌を、しばしばやり忘れたり、おトイレや透明な箱内の掃除を怠ったり。 『かいゆっくり』達を去勢した頃にはあった責任感が、ここにきて低下してしまうあたり、 やはりゆっくりはゆっくりか、と言ったところだが、人間だってこういうことはたまにある。 これは、失敗が起こる事を承知で、好きにやらせるしかないだろう。 そこから得られる反省と言うものもある。 「しょうがないわね。でも、なにかあったら、ありすの責任よ。わかった?」 「ありすがいなくても、みんな、ゆっくりおるすばんしててね!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」×4 翌日、ありすは『かいゆっくり』一家に、普段の一日分、餌ボタン9回押し分の餌を餌皿に出し、 大はしゃぎでお泊まり会に行ってしまった。 私も仕事に出てしまったので、『かいゆっくり』達は丸一日、初めての留守番を任される事になった。 そして、当然ながら、悲劇は起こったのである。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 「むーちゃむーちゃ!むーちゃむーちゃ・・・ゆぅん、れいみゅ、もっとたべちゃいよぉ。」 「ゆゆっ!?そうだね!こんなにたくさんあるもんね!」 「ゆわーい!やったのじぇー!」 むーしゃむーしゃ、しあわせー・・・ もっとむーしゃむーしゃしようよ・・・ むーしゃむーしゃは、ゆっくちできりゅねー・・・ 数十分後。 「ゆわぁぁあん!!ごはんさんがもうないよぉおお!!」 「どうしてしょんなこというのぉおお!?」 まだ朝だと言うのに、この日一日分のご飯を、きれいさっぱり食べつくしてしまったのだ。 「ゆぅ。しょ、しょうがないね。あしたにはありすもかえってくるっていってたし、ゆっくりまとうね。」 「「ゆっくちりかいしちゃよ。」」 「『のら』だったときは、こんなのいつもだったもんね!ゆっくりまとうね!!」 だが、同じでは無かったのである。 この日の夕方。 「ゆぅ、ゆぅぅ・・・どうぢで、こんなにおなかすくのぉ・・・」 「ゆっくち・・・む、ちゃむーちゃ、しちゃいよぉ・・・」 一家は、息も絶え絶えで餓死寸前にまで陥っていた。 それは、『ゆっくり飼いゆっくりキット』専用の餌が大きな理由である。 そもそもこのキットは、きちんと餌やりや世話を行わなければ、 『かいゆっくり』達が簡単に命を落とすように設計されている。 理由は簡単で、『かいゆっくり』達を不注意や手抜きの結果死なせてしまうことを、 飼い主であるゆっくり達に体験させる事が、このキットの大きな目的の一つだからだ。 そうした失敗の反省から、責任感や継続性といった能力を身につけてもらうのだ。 それでこの専用餌なのだが、実は微量の下剤と、消化阻害剤が混入されている。 だからガツガツ食っても大して栄養にならず、しかもあっという間にうんうんとして排泄されてしまう。 餓死を避けるためには、一日3食程度に分け、腹に常に何か入ってる状態を維持するしかないのだ。 「ゆぴぃ・・・う、うんうんしゅるよぉ・・・」 「おぢびぢゃ、やべでね。これいじょううんうんしちゃったら、しんじゃうよ・・・」 「しゅ・・・しゅっき『もりゅん』・・・・・・」 「おち・・・おちびちゃぁぁぁああん!!」 「ま、まりしゃ・・・うんうんでちゃうのぢぇぇ・・・」 「まっでぇ!おぢびぢゃん!うんうんしちゃだ」 「じゅっぎり『もりゅん!』・・・もっぢょ、ゆっぐぢ・・・した、かっちゃのじぇ・・・」 「お、お、おぢびぢゃぁぁあああああん!!ゆっぐぢ、ゆっぐぢぢでぇぇええええ!!」 翌日。 ありすが透明な箱内で見たものは、 考えられないほど大量のうんうんと、 そのうんうんの山の中で餓死した2匹の子ゆっくり、 そして、餓死寸前でなお、おちびちゃん達にすーりすーりしながら放心している父まりさと母れいむの姿だった。 「ゆ、ゆ、ゆぴゃぁぁあああああ!!ごめんなさい!ありす、ありすはいなかものだったわぁぁあああ!!」 「む・・・しゃ、むーしゃ・・・」 「ゆっぐぢぢで、ゆっぐぢたべてぇぇえええ!!」 「おぢびぢゃ・・・ゆっぐぢぢでぇ・・・」 「ごめんなざい!ごべんだざいぃぃいいい!!おねえざん!れいむたちをだずげであげでぇぇ!!」 予定された悲劇だった。 だが、この経験は、ありすを本当の都会派へと成長させてくれるだろう。 自分の義務はおろそかにしない、そして他者に思いやりのある、 あと、食べ物の大切さをしっかりと理解した、本当の都会派へと。 --------------------------------------------------- ありすが『かいゆっくり』の飼育を始めた頃から、半年がたった。 ありすもすでに、成体ゆっくりまで成長し、野生であればそろそろつがいを作って家族を持つ頃である。 そこで私は今日、ありすにプレゼントを買ってあげた。 「ありす、ゆっくりしていってね!」 「ま、まりさ、ゆっくりしていってね!!」 ありすの旦那さん、とてもゆっくりした成体まりさである。 「ありす、あなたのお婿さんよ。気に入った?」 「あ、ありがとう、おねえさん!ありす、しあわせーになるわ!!」 「まりさもありすを、せいいっぱいしあわせーにしてあげるのぜ!!」 すーりすーり、すーりすーり・・・ どうやらとても気に入ってくれたらしい。 飼い主の私が言うのも何だが、ありすは本当にゆっくりしたゆっくりに成長してくれた。 優しさ、責任感、良識、忍耐、どれを見ても、そこらの飼いゆっくりとは比較にならないだろう。 これも、あの『かいゆっくり』達を飼育した数か月のおかげだと思う。 どれだけ感謝してもしきれない。 ちなみに、あのれいむとまりさの夫婦は、おちびちゃんを全て失い、 そして新たなおちびちゃんを得る事も、ぺにぺにを失っていて不可能だと理解した頃から、 少しずつ、しかし確実に衰弱していった。 あの2匹が息を引き取ったのは今から一か月ほど前の事だった。 数年の寿命をきっちり全うできる飼いゆっくり達はともかく、 死にやすく、繁殖行動が極めて重要な野良ゆっくり達にとって 『おちびちゃん』という存在はそれほど大きいものだったのだろう。 2匹の死に顔は、絶望に曇った悲しげなものであったが、 ありすが見ると悲しむだろうから、糸で笑顔に固定して、血色良く化粧してあげた。 ありすには、『最後はありすにとても感謝して息を引き取ったよ』と吹きこんでおいた。 挿絵:車田あき 挿絵:
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飼いゆっくりは天国か? 4KB 小ネタ 不運 実験 日常模様 飼いゆ 野良ゆ ゲス れいぱー 現代 暑い 野良ゆっくりの永遠の憧れ「飼いゆっくり」 夏は涼しく冬は温かい最高のゆっくりぷれいすを手に入れられ 三食の食事の他におやつなんかもらえて 天敵に襲われる心配もなく、なにより人間と言う奴隷を手に入れることが出来る そう 野良ゆっくりにとって飼いゆっくりになれることは最高の幸せなのだ その幸せを求めて自殺行為としか思えない 道端で必死に叫ぶ、人間の前へ出て脅す(笑)などの行為をはたらく 今目の前にいるこのまりさもそのうちの一つと言えよう 元々暇つぶし目的で外をぶらぶらしていたのだ この頃の暇つぶしには丁度いいであろう こいつの相手をしてやることにした 「・・・!むしするんじゃないのぜ!」 「あぁすまん。少し考え事をしていてな。で、なんだって?」 「まったくなんどもいわすんじゃないぜ・・・まりさをかいゆっくりにするのぜ!」 「別に俺はゆっくり何ぞには興味は無いのだが」 「ゆ・・・ま、まりさをみてるといやされるのぜ?」 「いやまったく。むしろストレスが溜まる」 「ずべこべうるさいのぜ!とにかくまりさをかいゆっくりにするのぜ!」 「なぜそこまで飼いゆっくりにこだわる?」 「そんなこともしらないの?ばかなの?しぬの?」 「そんなことも知らないし馬鹿だ。だが死にはしない」 「ゆぅ・・・あんこのうなじじいにおしえてやるのぜ」 「手短に頼む」 その後カップラーメン2個が出来る程度の時間が過ぎやっと説明が終わった やはり飼いゆっくりになりたい理由は先ほど書いたとおりだった ここまで来ると馬鹿を通り越して可哀想になってくる もし可能であれば1%でも俺の思考能力を分けてやりたい 可哀想なゆっくりとの会話はまだ続く 「というわけなんだぜ!りかいできた?」 「なるほど。つまり飼いゆっくりこそ天国なんだな?」 「そういうことなのぜ。むのーなじじいにせつめいするのもひとくろうなのぜ」 「しかしお前本当に飼いゆっくりになることは天国だと思うのか?」 「ゆぁ?あたりまえでしょ?ばかな(ry」 「そうかね。じゃあ本当に飼いゆっくりは天国だと思うなら俺について来い」 「ゆぇ?」 「飼いゆっくりにしてやるっつってるんだよ」 「ゆわぁぁあ!まりささまはついにかいゆっくりになったのぜ!」 つくづく面白いので持ち帰ることにした 理想と現実の差を身を持って経験させてやる 「ほれ、これが俺の家だ」 「ゆへっ、ひんそうないえなのぜ。でもとくべつにまりささまがすんであげるのぜ」 「そーかい」 「はやくあけるのぜ!」 「まぁ待て」 「ゆぎぎぃ!どれいははやくここをあけろぉ!」 「奴隷に関してはノーコメントでっと・・・おぉ鍵発見(ガチャガチャ・・・ガチャッ)ほれ」 「ゆわーい!ゆっくりしていってn・・・ゆぎゃあぁぁぁ!あ、あついぃぃいい!」 「そらそうだろ。エアコンなんぞ付いてないんだから」 「にんげんのおうちはみんなすずしいんじゃないのぉ!?」 「誰がいつそう決めた?勘違いもいいところだ」 「ゆぐぐ・・・とにかくどれい!あまあまとのみものをもってこい!」 「なんで?」 「かいゆっくりにしたんだから、あまあまよこすのはとうぜんでしょお!?」 「誰がいつ決めた?何を勘違いしている?」 「うるさいのぜ!とにかくあまあまとのみものもってくるのぜ!」 「って言っても俺甘いもの食べれないから甘いものなんてこのうちには無いぞ」 「うそいうんじゃないのぜ!にんげんはみんなあまあまをもってるのぜ!」 「・・・あぁ公園で菓子パンとか食べてる奴でも見たのか。あれは特別なんだよ」 「・・・とくべつ?」 「つまり俺はあの人たちとは違うって事だ」 「まったくつかえないどれいなのぜ。なければかってくればいいでしょぉ?」 「無茶言うな。俺だってここ最近ろくな物を食べてない」 「げらげらげら!いいきみなのぜ!」 「当然ながらお前の飯も無い(キリッ!」 「ゆっ・・・」 「そんなのいやなのぜ!はやくまりささまにごはんをよこすのぜ!」 「無いものは無いんだ。その辺の雑草でも食ってろ」 「まりささまはざっそうなんかたべられないのぜ!したがこえてるのぜ!」 「じゃあ何も食うな」 「だまれ!はやくかってくるのぜ!」 「・・・そうだ。お前甘いもの食べたくないか?」 「ゆ?とうぜんでしょ?ばかなの?しぬの?」 「そうか。じゃあ自分自身で製造しろ」 「ゆ・・・?じじいはなにをいってるの?あんこのうなの?」 「つまりこういうことだ(ガサゴソ)ほれ」 「んほほほほほほ!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁあああ!れ、れいぱーだぁぁぁ」 「君が赤ゆを製造すれば良い」 「いやだぁぁぁぁぁ!」 「んほほほほ!あら、とかいはなまりさねぇ」 「いーやーだー!すっきりしたくないー!」 「んほほ!つんでれもまたかわいいわよぉ!」 「ゆぎゃぁぁぁああああ・・・」 野良ゆっくりの永遠の憧れ「飼いゆっくり」 夏は涼しく冬は温かい最高のゆっくりぷれいすを手に入れられ 三食の食事の他におやつなんかもらえて 天敵に襲われる心配もなく、なにより人間と言う奴隷を手に入れることが出来る そう 野良ゆっくりにとって飼いゆっくりになれることは最高の幸せなのだ しかし野良ゆっくりから飼いゆっくりになれるゆっくりは少なく しかも拾われるゆっくりの多くは希少種なのだ 通常種にとって野良から飼いゆっくりになることは非常に難しいのだ 極まれに通常種を拾っていく人もいるがその多くは悲惨な運命を迎えることとなる このまりさは命が助かっただけ比較的幸運だったといえよう しかしまりさにとっては不運以外の何者でもなかった事は間違いないであろう 長編物を書こうと思っていたけど面倒だったので無理やりまとめてみた 夏バテ気味だし今の自分にはこれが限界れす・・・ 批判コメントが来たら多分しばらく落ち込むと思う
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「ゆっくり、ふゆごもりするからお布団にはいってね!」 部屋には、成体まりさとれいむ 子まりさと子れいむが2匹づつ、それに赤れいむと赤まりさが3匹づついる。 暖房が一切効いていないプレハブ小屋に近いこの部屋は寒く、凍え死なないまでも ゆっくりにとっても耐え難いものなようだ。 このゆっくり一家にとって、夜はお兄さんのお布団に入ることが”冬篭り”なのである。 「お前ら布団で小便しやがったらゆっくりできなくしてやるからな!」 お兄さんにとってもこの季節はゆっくりが唯一の暖房器具 いわば共存共栄の関係が築かれている。 木の床にひいた簡素な布団に毛布と大き目の掛け布団が一枚。 親れいむは、まず赤ちゃんや子ゆっくりから布団に入れていく。 自分が入ってしまっては真っ暗なお布団の中、赤ちゃんたちが寒いお部屋に取り残されていないか わからなくなってしまうからだ。 「ゆっくちおふちょんにはいりゅよ!」 「しょろーり!しょろーり!」 赤れいむと赤まりさが男の脇の下へ潜り込む。 暖かい場所にひかれるのはゆっくりも同じなのだ。 後から入った赤れいむ赤まりさ4匹は固まってお腹の上あたりにいる。 それから子れいむと子まりさが2匹、親が入れるように気を利かせて男の足のほうへと、もぞもぞ入る。 「もーぞ、もーぞ!」 「おかーさんたちと離れて寝るのはさびしいけど、れいむたちはゆっくりしてるよ!」 成体れいむとまりさはさすがに大きいので男の体の隙間や上に乗って寝るわけにはいかない 枕の開いてる部分に寝そべって、足のほうだけ布団の中に入る。 その足にお腹の上で固まっていた赤れいむと赤まりさが寄ってきて「すーりすーり」とすり寄って寝るのだ。 これはぬくい。 部屋の中を暖めるストーブよりも、布団が直接暖かくなるというのは画期的な暖房だ。 「おい、子ゆっくりども、俺の右足が寒いぞ!」 そう言うと、1匹の赤まりさが布団の隙間をお帽子で塞いで外気が布団に入り込まないようにしてくれる。 「ゆっくりふさいだよ!」 さて部屋の電気を消すか。 紐を引っ張れば電灯は消え、部屋は豆電球の頼りない光にぼんやりとだけ照らされる。 布団の中のゆっくりにとっては真っ暗闇だろう。 zzz・・・ 「ゆえ?ん!ゆえ?ん!」 深夜に急に赤ゆっくりが泣き出した。 脇の下に入っていた赤れいむが、赤まりさに引っ張り出されて暖かい場所をとられてしまったのだ。 「まりしゃは、ゆっくちあっちゃかいところでねりゅよ・・・zzz」 「れいみゅのゆっくちぷれいちゅがゆえ?ん!ゆえ?ん!」 幸い布団の中で泣いているので、男はまだ騒音で目を覚まさない。 しかし、もしも安眠の邪魔をしようものなら男は怒り出してゆっくりさせなくしてしまうだろう。 そこで、いち早く異変に気づいた親れいむが赤れいむをなだめるために布団の奥へと潜り込んだ。 「おちびちゃん、ゆっくり泣き止んでね!お兄さんがうるさくて起きちゃうよ!」 「ゆえ?ん、ゆっくゆっく」 成体ゆっくりの重量はそれなりにあるため、お兄さんは寝苦しそうだ。 胸の辺りに圧し掛かって、一生懸命脇の傍にいる赤れいむをなだめている。 「ゆっくりできるお歌を歌ってあげるから泣き止んでね! ゆっ♪ゆっ♪ゆっ?♪」 赤れいむはそのお歌に機嫌を良くして一緒になって歌いだす。 「ゆ♪」 他の寝ていたお腹の上の赤れいむ2匹と足元の子れいむ2匹も目が覚めて、釣られて大合唱。 「「「「ゆっゆっゆっ?♪ゆっくり?♪していってよね?♪」」」」 「うるせぇ!!」 男はあまりの騒音と胸の上の重量感で目を覚まし、親れいむの髪をひっ捕まえると 布団から引っ張り出して、壁めがけてぶん投げた。 ぶぎゅ! 口から餡子を少量吐き出しているが命に別状はない。 足元の子れいむも蹴って布団の外に追い出したが、見えなかったので熟睡していた子まりさが転がって壁にぶつかって潰れた。 「zzz・・・ゆぎっ!」 ようやく静かになる。 「ゆ・・・ゆゆ」 親れいむは布団に戻ろうとしたが、薄目を開けていた男が裏拳一閃で再び壁に激突し気を失った。 ボフッ 男が屁をこいた。 布団の中は異臭を放つメタンガスで充満されていく。 「ゆぎゃー!」 「くちゃいよ?!」「ゆっくちできにゃい!」 「こうやって布団の温度をたもってるんだよ・・・むにゃむにゃ」 男はまったく悪びれず寝言で答える。 足元の子まりさは外の空気を吸って耐える。 「すーはーすーはー、ここはゆっくりできるよ!」 子れいむ2匹が 「まりさ、そこを代わって!」 「交代交代で息をすうんだよ!」 と言っているがまりさは「ゆっ!ここはまりさのゆっくりスポットだよ!」と言ってまったくどこうとしない。 男は少し意識があったので、布団を足元のほうへたぐりよせて そのまりさの外気を完全に遮断してやった。 ついでに、もう一発屁をこく。 大股に開いて音がしないように、なるべくまりさにヒットするように慎重に・・・ ぷすぅ?ッ 空気が抜けるような音が男の尻からすると、足元の子まりさは息継ぎの空気口を完全に失い 「ゆぶべべべべ・・・!」と目を大きく見開いて暴れ狂う。 すーはーすーはーと呼吸をしていた、”すー”にタイミングがあって屁が直撃したのだ。 まりさは布団の外へと非難しようとしたが、多めに布団を足元にたぐりよせておいて しかも足で布団の端を丸めて押さえつけたから完全な密室がここに誕生した。 「だしてねぇー!まりさをお外にだしてねー!くしゃいー!」 ちなみに子れいむのほうは2匹とも泡を吹いて気絶している。 余計な事で意識が戻ってしまったため小腹がすいてしまった。 とりあえず、脇にはさまってる饅頭でも食べるか。 「すーや、すーや、ここはまりちゃのゆっくちぷれ・・・」 ひょい、パクッ 口から上を食べて残ったのは布団の中に捨てる。 普通は布団が汚れるからそんな事は出来ないが、このゆっくり餡に限っては ゆっくり同士が綺麗にあとかたもなく始末してくれるからだ。 甘い匂いが布団の中に広がって、半分になった赤まりさに他の赤ゆっくりが寝ぼけながら 「むーしゃ、むーしゃ」とパクつく 赤まりさを平らげると、赤れいむが他の赤れいむに噛み付かれて「ゆぎっ」と悲鳴を漏らしたが すぐに餡子の匂いをさせて全部食べられてしまった。 布団の中は地獄絵図だというのに、親まりさは相変わらずのんきに寝息を立てている。 「すーり、すーり、まりさそんなにたべれないよ・・・ぐへへ」 なんとなくジャイアンパンチを顔面にお見舞いしておいた。 顔面が陥没するあれだ。 むぎゅー! 「ゆゆゆ・・・ゆっ?ゆゆ?」 親まりさは何が起こったかわからず、目をぱちくりとしている。 男は寝たフリをしてスルー。 朝、赤ゆっくりが男の寝返りで全滅していて、子れいむと子まりさも1匹づつ死んでいたが 「冬越えとはこういうもんだ」 の男の一言で親ゆっくり達は納得した。 餡子の遺伝にも冬越えは大変なことだという情報が受け継がれているからだ。 言いながら朝食に、生き残っていた赤れいむを食べてるわけだが 飾りを髪ごと引き抜いてるからわからないらしい。 「やめちぇね!ゆっくちたちゅけてね!みゃみゃー・・もっとゆっくちしちゃ・・・」 「夜までに赤ゆっくりを作っておけよ!」 そういい残して、半透明のポリ製ケースに親ゆっくりと子ゆっくりを生ゴミを放り込んで蓋を閉じる。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編? ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム? ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ? ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ 作者:まりさ大好きあき
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武将名 あちゃのつぼね SR阿茶局 徳川家康側室。はじめ武田家臣神尾忠重に嫁ぎ、夫の死後家康に召され側室となる。戦場においても幾度となく家康に帯同し、小牧・長久手では陣中で懐妊もしている。また、才知に長け、奥向きの諸事一切を家康より任され、秀忠の養育にもあたった。「天下万民のため、戦い続けよ! 辛ければ、この胸で甘えるがいい」 出身地 不明 コスト 1.0 兵種 弓足軽 能力 武力1 統率6 特技 魅力 計略 快癒舞踊(かいゆぶよう) 【三葵:翠/発動時点灯】【舞踊】(自身が撤退するまで効果が続く)味方の兵力が徐々に回復する。さらに翠葵が点灯するたびに兵力が回復する。 必要士気7 Illustration 夢路キリコ 計略効果 カテゴリ 士気 葵紋 武力 統率 速度 兵力 効果時間 その他 三葵舞踊 7 - - - - +1%/0.29c+15%/翠葵点灯 - - 計略発動時の翠葵点灯では追加効果は生じない。 兵力回復効果はすべて自身には適用されない。 (以上3.02F) (最終修正3.10B) 解説 戦場の味方の兵力を徐々に回復させる"快癒舞踊"の踊り手。 スペックは低武力でも城際で生かしやすい弓とはいえ魅力以外の特技を持たないのでやや貧弱。 ダメージ計略の耐性が確保できる統率6は嬉しい。 士気7と非常に重い上に武力は全く上がらないため、使い手の戦略が試される。 素の回復量はそこまで劇的なものではなく、翠葵でブーストしても低武力はすぐ溶けてしまいやすい。 戦場に居座る事を考えると、味方は高武力気味に固めて筒戦を仕掛けていくという運用になるだろう。 2.1で初登場以来長らく計略の上方/下方がなかったが、3.0で相性のいい翠葵/翠煌計略持ちが登場したため遅咲きの春(と後の下方)を迎えた。 過去のカードも追加カードや環境で強さを発揮できるようになる好例であろうか。 備考 どちらかと言えば"雲光院"の名で知られる女性で、統一名称では特筆されていないが今後二枚目が出るかもしれない。 統率6と女性武将にしてはかなり高いのは、聡明で家康死後に剃髪しない事まで許された側室だという史実を反映させたものだろう。 なお同じく家康の側室である 茶阿局 (松平忠輝の母)とは名前が似ているが全くの別人。 3.02E 翠葵点灯時の兵力回復量減少(+20%→+15%) 3.02F 回復間隔延長(+1%/0.19c→+1%/0.29c) 3.10B 翠葵点灯時の兵力回復量減少 台詞 \ 台詞 開幕 愛しき者のため……私たちは、生きて帰るぞ! 計略 さあ皆、私が癒してあげよう タッチアクション - 撤退 先にいかせてもらうぞ…… 復活 私は屈しない! 伏兵 - 虎口攻め さあ、攻め落とすぞ! └成功 これで家康も喜ぶだろう 攻城 天下万民のため、戦え! 落城 女とて、戦わねばならぬ時がある 熟練度上昇 私の胸で甘えるがいい
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