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304 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 14 46 26.01 ID qaZQk7HQo アラキレス「う、うゆうぅ!か、かいぬししゃんを、いじめゆなぁぁっ!」フゥーーッ プルプル アラキレスが私の胸の上で威嚇しながら言った。 なんて勇敢な子なんだ…! アライちゃん37「のぁ!?おまえ、こんなきょあくにみかたすゆのかぁ!」フシャアアアッ アライちゃん38「ふぅぅーーっ!おまえもてきなりゃ、まとめてぶっこよちゅのりゃあ!」ヨジヨジ アライちゃん39「おまえみたいなうらぎりものはてんばちゅくだしゅのりゃ!しけーなのりゃ!」ヨジヨジ アライちゃん達が、私の体を登ってくる。 アラキレス「ぴいぃぃーーっ!?ご、ごめんなちゃいなのりゃぁ!あ、ありゃいしゃんをたちゅけてぇっ!かわりにかいぬししゃんをたべt…」 大丈夫だよ、心配いらないさアラキレス。 足首捻ったからなんだ…噛まれたから何だ! その程度で動けなくなってたまるか! 私は上体を起こし、登ってきたアライちゃん達を払いのけた。 アライちゃん37「ぴぎゃっ!?」ボテッ アライちゃん38「のりゃ!?」ボテッ アライちゃん39「きゅるるるぅ!?」ポテッ 305 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 14 57 51.32 ID qaZQk7HQo そして、鉄のバーベキュー串を掴み… 仰向けになってる野良アライちゃん一匹のお腹へ思いっきり突き刺した。 アライちゃん37「ぶぎゅうぅぅぅっ!!いぢゃいいぃぃいーーーっ!!!」ブシュウゥ アライちゃん38「ぴいぃっ!?お、おともだちがやられたのりゃあっ!」ビクゥ アライちゃん39「で、でも!かずではまだこっちがうえなのりゃ!こっちのほーがゆーりなのりゃ!」 アライちゃん38 39「「たあ~!」」ヨチヨチヨチヨチ 私はアライちゃんが一匹刺さったバーベキュー串を持ち上げた。 アライちゃん37「びぎいいいいぃぃぃっ!!!!いぢゃいいいぃぃぃっ!いぢゃいのりゃああああああーーーっ!」ブシュウゥ シッポブンブン そして、こちらへ這い寄ってくる野良アライちゃん一匹を、バーベキュー串で刺した。 アライちゃん38「ぴぎいいいぃぃいぃぃぃぃぃっ!?いぢゃいいいいいぃーーーーっ!」ブシュウゥ アライちゃん39「ひ…ひ…」ブルブル まだ一匹残っている。 アライちゃん39「う、うゆぅ…!でもありゃいしゃんはまけないのりゃあ!さいきょーなんだぞぉ!」フゥーーッ 306 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 15 06 33.13 ID Gg9x55WMO アラキレス「か、かいぬししゃーん!そいつら、ありゃいしゃんをこよそーとちたのりゃ!そいつらぶっこよちてええーー!」 合点承知だ。 アライちゃん39「う、うぬぬー…」 アラキレス「やーいやーい!おまえなんかかいぬししゃんにぶっこよされちゃえ!べりょべりょばー!≧∀≦」アッカンベーオシリフリフリフリフリ アライちゃん39「きゅるるるるぅ!そんなざこたちとおんなじだとおもうなぁー!ぶっこよちてや…」 私はアライちゃん39の胴体を掴んで持ち上げた。 アライちゃん39「ぴいいぃぃっ!はなちぇーっ!ひきょーだぞぉ!おまえばっかちからだおーきくて…」 ぴーぴーうるさいので、バーベキュー串を口の中へ突き刺した。 アライちゃん39「ごぶぎゅうううっ!」ブチャアアアッ アライちゃん三匹を貫通したバーベキュー串。 焼く必要はないだろう。 312 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 19 33 51.01 ID Gg9x55WMO アライちゃん25~36「「ぶっこよちゅのりゃ~!たあ~!」」ヨチヨチシッポブンブンヨチヨチシッポブンブン 生き残った11匹のアライちゃんが、猛ヨチヨチでこちらへ突進してくる。 あの数はさすがにまずい…! 男児兄「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!」グシャグシャグシャグシャグシャグシャ アライちゃん25~28「「ふぎいいぃぃぃぃぃっ!」」グシャブシャボギ 男児弟「死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!」グシャグシャグシャグシャグシャグシャ アライちゃん29~32「「じびぃぃぃぇええええーーーーっ!!」」ブチャバギボギ そこへ、ご近所さん兄弟がやってきて、7匹のアライちゃんを踏み潰した。 肉料理屋店主「大丈夫か…?」ダキッ オーナーが駆け寄ってきて、私をお姫様抱っこした。 男児兄「 ◎ ◎ 」ジー… 肉料理屋店主「ん?ボウズ、何見てんだ?」 あの…オーナー。 今私、ミニスカートなので… お姫様抱っこはちょっと… 肉料理屋店主「あ、ああ、悪い」ソッ 男児兄「゜゜;」ソッポムキー 見てたよね? 男児兄「み、見てねーし!」アセアセ …まあいいや、子供だし。 それより、まだ…4匹残ってる。 アライちゃん33~36「「の…のぁ…」」プルプル さっきの様子を見る限り、まだかかってくるかな… 314 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 19 58 28.56 ID Gg9x55WMO アライちゃん33~36「「に…にげゆのりゃあああーーーーっ!」」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ おおっ? 必死のヨチヨチ歩きで逃げていく。 男児父親「どういうことだ…?さっきまでは、怖いもの無しって感じで向かって来たのに…」 肉料理屋店主「…分かった…。人数差だ」 人数差? 肉料理屋店主「こっちが5人、向こうが4匹。…人数で不利になったから、撤退したんだ」 え… いや、元々圧倒的に向こうの方が不利では? 肉料理屋店主「あいつら全員…。『自分だけは、タイマン張って人間に勝てる』と思ってたんだな」 …言葉にできない。 アラキレス「がいじなのりゃ!かいぬししゃんにかてゆわけないのりゃ!のひゃひゃひゃ!」ケラケラ 316 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 21 38 29.03 ID aGbRnnv9o アライちゃん33~36「「うゆうぅぅ~~!おーきくなってからりべんじすゆのりゃ~!」」ヨチヨチヨチヨチ に…逃がすんですか? 男児父親「そういうわけにはいかない!仕留めなきゃ…」ダッ 男児母親「みんな~、お肉焼いてる~?」トテトテ …アライちゃんが向かってる方向から、ご近所さんの母親がやってきた。 男児父親「は、母親ちゃん!?危ないよ!」アセアセ アライちゃん33~36「「どくのりゃ!どかないとぶっこよすぞぉ!」」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ 男児母親「あら~?」 アライちゃん達が、ご近所さんの母親の方へ向かっていく…! 317 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 21 48 49.21 ID aGbRnnv9o 男児母親「危ないわね~」ジャキィッ ご近所さんの母親は、リュックからお手製の火炎放射器を取り出した。 男児母親「え~い♪」ボオオオオォオオオオオウッ アライちゃん33~36「「ぴぎいいいぃぃぃぃぅいぃーーーっ!!あぢゅいのりゃああああああああああーーーっ!」」メラメラメラメラ ビッタンバッタン 火炎放射器から放たれた着火済み燃料を浴びたアライちゃん達は、火だるまになって地面の上を転げ回った。 男児母親「まだ生きてるのはいる~?」ジャキジャキジャキッ ご近所さんの母親は、リュックからお手製の指向性鉄球散弾を取り出した。 男児父親「…生きてるのはいるけど、動けるのはいないよ…」 アライちゃん4「い……ぢゃ…い……」 アライちゃん6「おうぢ……がえゆぅ…」ピクピク アライちゃん9「だ…ぢゅ…げで…」ピクピク 踏み潰したとは言っても、グチャっと潰れたわけではない。 あくまでアライちゃん体内で骨折したり内臓破裂させたりしただけ。 数匹はまだ絶命していないようだ。 320 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 22 06 47.87 ID aGbRnnv9o 男児母親「こんなのにはお母さんクレイモアを使うまでもないわねー♪」ガシィ ご近所さんの母親は、死にかけのアライちゃん達を掴むと… 男児母親「えーい♪」ポイッ アライちゃん4 6 9「「のぁぁ…!」」ヒューンッ 燃えた木炭丸出しのバーベキューセットの方へ投げた。 アライちゃん4 6 9「「び…ぎぃ…!だ…ぢゅげ…!あぢゅ……ぃ…!」」ボジュウゥウウ アライちゃん4 6 9「「」」ジュウウウゥウ 死に損ないは、やがて黒焦げになった。 男児母親「他にも死にかけのいたら、ポイポイ焼いちゃいましょ~♪」 \ダジュゲデエエエエエ!!ジニダグナイノリャアアアア!!/ \ピギュウウゥゥゥ!!アヂュイィィイイノリャアアアーー!!/ …こうして、ヒクヒクしてるアライちゃん達も死んだ。 322 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 22 46 57.40 ID qaZQk7HQo … うぅ…いたた… 足首が腫れてきたし、噛まれたとこの穴から血が出てくる…。 服の背中も血肉でべとべと… 男児母親「大丈夫~?消毒薬とバンソーコーつけるね」ペタペタ ありがとうございます…。 肉料理屋店主「アライさんの口内は、不思議とバイ菌がいないらしいが…。一応医者に行った方がいいな」 男児弟「おねーさん大丈夫ー?」 うん… 男児父親「どうする?僕が車で送ろうか?」 いや… せっかく防衛したお肉だ。 食べたい! 肉料理屋店主「ヒャッハアア!それじゃあ、勝利のカーニバルといこうぜ!」 一同「「イエーーイ!!」」 アラキレス「おっにく♪おっにく♪おいちーおにく♪」キャッキャッシッポフリフリ …こうして私達は、バーベキューを楽しんだ。 323 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 23 00 29.54 ID qaZQk7HQo アラキレス「あむあむあむあむあむあむ!!もぐもぐもぐもぐもぐもぐ!」ムシャムシャ アラキレス「おいちーのりゃぁ!おにくおいちーのりゃあっ!≧∀≦」バリバリムシャムシャ よしよし。 クチャクチャ音を出さずに食べてるね、偉い偉い。 アラキレス「えへへー、かいぬししゃんしゅきしゅきなのりゃぁ!≧∀≦」シッポフリフリフリフリ …それにしても、すごい数の野良アライちゃんでしたね。 あれ全部、最初に死んだアライさんが産んだんでしょうか? 肉料理屋店主「いやいや、まさか。あんな数産めるかよ。本当のガキは、撃たれた時駆け寄った三匹だけだろ」ジュウウウゥウ じゃあ、他の45匹は? 肉料理屋店主「あれは多分、肉のにおいにつられて合流した赤の他人だろうな。もっとも、その中の何組かは姉妹もいたかもしれんが…」ジュウウウゥウ … 肉料理屋店主「どうした?」 いやあ… 普通の動物なら逃げるところを、向かってきたり…。 …こうしてみると、アライちゃんも色々人間みたいに考えてるのかもしれませんね。 肉料理屋店主「ロクでもねーことばっか考えてそうだけどな…」ジュウウウゥウ 肉料理屋店主「…」ジュウウウゥウ どうしたんですか? 肉料理屋店主「なあ…。前にお前、アライちゃんが人間でも食べれるか、聞いてきたことあったよな…」 ありましたね。 肉料理屋店主「…どう思うんだ?お前…。…食いたいと思うか?」 326 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 23 23 02.64 ID qaZQk7HQo …なんでそんな質問を? 肉料理屋店主「…言われてちょっと興味沸いただけだ」 今は、ご近所さんもいるので無理ですが…。 … …この話は、そのうち二人だけでしましょう。 肉料理屋店主「そ…そうだな」 327 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/01(月) 23 30 22.16 ID qaZQk7HQo つづく 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23 12 03.23 ID 9KCx43vao じび! 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23 19 27.41 ID nX+w1CBoo 成体になりゃ猛獣扱いとはいえなんでこんな弱っちい幼体時代に親無しでウロチョロしてるんだろうなこの生物 328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23 33 15.87 ID GxI25Qi0O 325 自立(笑)ってやつだろ 亀太郎のお墓を建てるウラ パート1へ戻る
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作者:HllM94LAO 455 名前:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 00 56 53.69 ID HllM94LAO ツインテールのりぼほむ…ほむほむの中で一番強く、希少種であるりぼほむの突然変異種のことで、最上級の希少種である その姿はまず拝むことができず、巷では最低でもりぼほむの100倍以上の値で取引されている しかしいくら珍しいとはいえ、地球上でもかなりの数を誇るほむほむの一匹…それが何故そんなに見れないのか… そこにはこんな背景がある ……… …… … 妊りぼ「ホムゥー!ホムゥゥゥゥゥ!!!!!!」ウマレル!!!! 白まど「ホムラチャン!!」ガンバッテ!! ポコッ ツインテ仔りぼ「ホミューホミュー」ウマレタヨ 今、希少種であるりぼほむと白まどのつがいにツインテールの仔りぼほむが生まれた… 白まど「マドォ/////」ワタシタチノコ 白まどは自分の可愛い仔を見て笑顔を浮かべる しかし… りぼほむ「…ホムッ」スクッ ツインテ仔りぼ「ホミュー」オカアサーン りぼほむ「…ホムァァァ!」キック ガンッ! 白まど「ホムラチャン?!」リボホム?! りぼほむ「ホム!ホグゥゥゥゥゥ!!!!!」ウデチギリ アシブチッ ツインテ仔りぼ「ホミィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!ホミャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」イタイヨ! ヤメテヨォォォォォォォォォォ!!!!!!! 突然自分の仔を虐待し始めるりぼほむ… りぼほむ「ホムゥ!ホムッ!!!」タタキツケ カミヒキチギリ 白まど「ホムラチャン!!マドォォォォォォォ!!!!」モウヤメテ!!! ツインテ仔りぼ「ホ…ホ…」ポロポロ りぼほむ「ホムァァァァ!!!!!」リボンホドキ ナゲステ ツインテ仔りぼ「ア…アーアーアーアー」セイシンホウカイ 白まど「ホムラチャン…アンマリダヨォ…」コドモォォォォォ…ポロポロ 何故りぼほむが突然こんな行動に出るかは解明されていません… しかし一説によると…りぼほむ達はツインテールのりぼほむがどれほど貴重かを分かっており、もしツインテールの仔が大きくなれば珍しいツインテールが繁栄し、逆に自分達並りぼほむは見向きもされなくなる 云わば自分達の価値を下げない為にツインテールの仔は虐殺すると言われており、実際大きくなるツインテールりぼほむは全体の一割にも満たないみたいです そしてこれこそがツインテールりぼほむが発見されない要因と言われてます 『終わり』 ジャンル:りぼほむ 仔りぼほむ 仲間殺し 妊娠 珍種 発狂 白まど 感想 すべてのコメントを見る しかし一説によると…りぼほむ達はツインテールのりぼほむがどれほど貴重かを分かっており 糞虫にそんな賢さあるわけねぇだろ
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←その1 ━━ほむまど結婚初夜━━ 一年近くかかって貯めたお金で、ようやくまどまどを購入した年老いたほむほむ(ほぶほぶ)等は…… ほぶほぶ「マ…ホ…ハァ///」オヨメ…サン/// まどまど「ホムラチャン♪」アイシテル♪ ほぶほぶ「マ…ホ…ファ……ァ……」…… まどまど「ホムラチャン?」? ほぶほぶ「…」… まどまど「ホムラチャン! ホムラチャン!!」 ほぶほぶ「」←《老衰により童貞(処女)のまま死亡》 まどまど「ホムラチャーン!!!!!」←《処女(童貞)なのに未亡まど》 結構な割合で、年の差カップルの悲劇に直面する…… ━━ペットショップへの道中━━ そして比較的早期に、まどまどを購入出来る経済力を持ったほむほむでも…… ほむほむ「マドカァ///」ムカエニイクヨ トテトテ ←《五百円玉抱えて走ってる》 悪ガキ「おっ、ラッキー♪」ヒョイ ほむほむ「ホッ…ホビャッ?」キョトン… 悪ガキ「いいもん持ってるじゃん」(五百円か) ほむほむ「ホムン///」イイデショ 悪ガキ「もらってくぜぇ~」チョイッ ほむほむ「ホッ? ホビャアアア!!!」エッ? ヤメテエェェーッ!!! 悪ガキ「ケチケチすんなよ、五百円くらいで。またすぐに貯まるだろ?」 ほむほむ「ホビャアアアァァァ!!!」オカネカエシテェェーッ!!! このように軽犯罪の被害者となる哀れなほむほむも多い。 被害者のほむほむが、再び貯金が貯まるまで長生き出来る可能性はかなり低く、 運よく長生き出来たとしても、確実にほぶほぶになっているだろう…… さらに、仲間思いで性格の優しいほむほむ達の多くは、悲しい決断を迫られる事もある。 ━━食用ほむ売場━━ パン屋のほむほむが、何らかの事情で食用ほむと知り合いになってしまった場合…… 食用ほむ「ホムーッ…」タスケテェ 食用仔ほむ「ホミィ…」シニタクナイヨォ… ほむほむ「……ホムゥ…」…ワカッタヨ… 優しいほむほむは、決して仲間を見殺しに出来ないのだ。 店のおばちゃん「あら、あんたパン屋の子だね? コイツらを買い取るのかい?」 ほむほむ「ホムゥー」ナカマダモン つ100円 食用ほむ「ホムホムゥ///」アリガトウ/// 食用仔ほむ「ホミャァ♪」アリガチョー♪ 店のおばちゃん「あら、優しいねぇ。でも、こっちにもいるわよ」ニンマリ 食用ほむ達「ホムゥー」「ホミィ…」タスケテェ タチュケテェ… ほむほむ「ホッ…ホビャッ?…」ビクッ… 店のおばちゃん「どーすんの?」 ほむほむ「…ホッ…ホムゥ…」シクシク ポロポロ つ200円 食用ほむ達「ホムゥー///」「ホミィ♪」ヤッタァ/// ウレシイ♪ 店のおばちゃん「本当に優しいねぇ。でも実は奥にもさぁ…」ニンマリ ホムーッ ホミィ… ホムムーッ ホミャーッ …… ほむほむ「……ホビャァァアア……」オカネ ナクナッタヨォ …… このように、大概は食料品店のカモにされている。 こうなってしまえば、もう二度と貯金を貯める事は不可能だ。 自分の稼ぎのほぼ全てを食用ほむの買い取り開放の為だけに使うという過酷な未来が待っている。 ほむほむの優しさとは、愛するべき悲しい習性だ。 →その3
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小 中 大 あ 隔 ←前編 この状況下での観察は余りにも危険過ぎる。 周りに別の個体を二・三体配置し、この薄暗く不気味な森の中の一辺で、全くの場違いな騒音でその雰囲気をぶち壊すように鳴り響かせている奴を、多方向からの監視を行う事にする。 「キャハハハハハハハ アハハハハハハハハハハ」 ワルプルギスの夜(以下:ワルプルギス)と呼ばれる魔女種は、唸りを上げる風と共に辺りの石や枝木を、目の前の、筋肉で膨れ上がった二足歩行の個体に手当たり次第飛ばしてくる。 QB「こんなもの、効きやしないよ!」 肉体情報を限界まで強固した体には蠅がぶつかった程度の効き目しかなく、一気に間合いを詰める為体全体をバネにして飛び掛って行く。 だが、相手が発生させたほむ種の様な影(以下:影ほむ)は、一つ一つの個体がほむ種同様の戦闘能力を持ち合わせているようで、途中で往く手を阻まれてしまった。 見た所、全員が宙に浮いており、ワルプルギスを軸として活動しており、一定の距離を離れると消えてしまうみたいだが、まず影ほむを何とかしないと攻撃どころか近づく事すら叶わない。 QB「邪魔だよ!!」 しかし、接近してきた影ほむを手刀で薙ぎ払うと、煙を斬った様に手ごたえ無く分散して消えてしまった。 どうやら戦闘能力が有るだけらしい、所詮は影と言った所だ。 影ほむの使っている武器にだけ当たり判定があるらしく、それに気を付ければ本体にも接近する事が出来るのだが、発生源がワルプルギスなだけに、いくら倒してもスカートを模った部分からうじゃうじゃと湧いて出てくる。 QB「これじゃあキリがないや・・・・・・仕方がない!」 埒が明かず、意を決し突撃していく。 接近して攻撃してくる影ほむには刺されながらもそのまま突進して消していき、遠くから攻撃してくるのは、耳毛を伸ばし鞭の様に振り回し消していく。 攻撃自体はかすり傷程度で済み、自分の射程範囲に相手が入るや否や、叫び声と共に拳をワルプルギスの腹部(?)に向かって打ち込む。 「キャハッ・・・・・・アハハハハハハハハハハ」 攻撃を受けた相手は後ろに吹飛び、そのまま転がりながら地面に墜落する。 しかし、まるで効果がないと言わんばかりに転げながらも笑うのを止めようとせず、再び宙に浮き上がると、新たに影ほむを発生させ、さっきよりも強い風を発生させ始める。 QB「効果は・・・無い見たいだね」 しかし、防御している素振りすら無い所を見ると、どうやら反撃に対しては何一つとして対抗手段がないらしく、間合いに入れば必ずダメージを与えられる。 問題としては、相手に同じ手段がそう何回も通用するものかと心配していたが、それは必要なかったようだ。 あれから同じ方法で攻撃を行い、何度か吹き飛ばしたにも関わらず、唯一変化があるのはダメージを与える度に風が強くなるだけ。 それ以外は完全にパターンと化した攻撃方法を繰り返し行っているだけだった。 そのお陰でかなりのダメージを相手に与えられ、妊まどが隠れている場所から大分引き離す事も出来た。 「キャッハ・・・・・・ッハアハハ・・・・・・」 途切れ途切れになった笑い声が、自身の命が危うい事を相手に知らせている事に気づかず、しかも、あれだけ居た影ほむが今は殆ど発生しなくなっている。 向こう確実に弱っている。 一気に決着を付ける為再び接近しようとするが、これまでの攻撃で最初の頃とは比べものにならない位強い風が接近を拒んでいる。 下手をすれば自分が吹き飛ばされかねないと思い、間合いを開ける。 そして耳毛を伸ばし、相手を身動きが出来なくなるまで雁字搦めに拘束し、少しずつ距離を詰め始める。 勿論抵抗はあったが、蓄積され続けたダメージによって、それはとても弱弱しいものとなり、ついには拳が届くくらいの距離にまで縮まった。 完全に身動きが出来なくなったワルプルギスに、これでもかと拳で連打する。 雨のように降りかかってくる拳を幾度と受け、遂に笑い声が止まり微動だにしなくなったワルプルギスに、渾身の力を込めた最後の一撃を放つ。 QB「ティロ・フィナーレ(物理)!!」 轟音と共に撃たれた一撃によってワルプルギスが力なく地面に落ちると、拘束を解くのも忘れ、そのままペタリとその場に座り込む。 QB「さす・・・がは都市・・・伝せ・・・つ級の・・・ほむ種・・・だ」 息を切らしながら、改めて自分が何を相手にしてたのかを再確認する。それほど戦いに集中していたらしい。 既に動かない相手に四つん這いになって近づく。一見生死を確認する為にも見えるが、その眼は好奇心で埋め尽くされていた。 何せ相手が都市伝説だけの架空の存在、しかもその実物が目の前に在るんだ、興味が湧かない訳がない。眼を輝かせながら所々を見漁っている。 QB「しっかし大きいな~、しかもほむ種の要素がまるでないよ」 ここだけの話だが、同じ魔女種とされている、人魚のような姿をしたオクタヴィアというのが都市伝説で存在するのだが、通常サイズのほむ種を片手で掴める程の巨体らしく、ワルプルギスはその何倍も大きく、今回のあれでもかなり小さい個体らしい。 QB「戦いに集中してて気にしてなかったけど・・・このスカートっぽい下半身部分の中って歯車になってたんだ。ますますほむ種との関係が・・・ん?」 実際こいつがまだ動いてた時、攻撃される度に歯車の回る速度が上がり強い風を起こしていたと推測出来るが、あれだけ拳を打ち付け何度も叩き落としたというのに欠けている部分が一つも無い頑丈なその歯車に、不自然に開けられた小さな穴が複数開いている事を発見した。 今までの攻撃で開くようなものじゃない事は分かっている、穴を開けた犯人の目星も付いている。 QB「・・・・・・・・・モビルほむ」 確かに、あのほむ種であれば鋼鉄だろうと穴を開ける事が出来る。 だが、ここは山の中、金属を主食としているモビルほむ達が住んでいるとは考えられない。逆に、此奴があそこに行くとも考えがたい。 これだけの巨体(QB三体分)であの場所を浮遊していたら嫌でも人目について目立ってしまう。 「・・・・・・ア」 兎に角、今は捕獲する事を考えよう。 まだ僅かではあるが歯車は回っており生きてはいるが、鳴き声は途絶え途絶え。ここまで来ると、とてもじゃないが脅威的には思えない。 生け捕りに出来れば、長年謎であった魔女種の解明も夢じゃない。 QB「謎は残るけどこいつは生け捕りに出来そうだし」 「・・・ア・・・・・・・・」 QB「捕獲は他の個体に任せるとして、僕は妊まどを花畑に送って事情を聴けば「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 悲鳴にも聞こえた鳴き声が鳴り響いた瞬間、ワルプルギスを中心に、爆発でも起こったかの様に辺り一帯が吹き飛ばされた。 「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 QB「うっ・・・つぅ・・・」 戦闘していた僕は当然吹き飛ばされた、まさか観察しているスペアまで吹き飛ばされるとは思いもしなかった。 幸か不幸か後ろに岩があって、遠くへは吹き飛ばされずに済んだけど、岩に激突したせいで体が動かすことが出来ない。 「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 それ程の暴風を発生させているワルプルギスは、逆さまの体を持ち上げ、頭が僕の方へ向いた瞬間、今までとは比べものにならない速さでこっちに向かって突撃してきた。 僕が痛みで悲鳴を上げる前に、後ろの背凭れになっていた岩が音を立てて砕けちり、そのまま後ろに飛ばされる。 吹き飛ばされた体が地面に落ちる前に、空へ舞い上がっていた相手が僕の腹部に向かって垂直に突撃し、そのまま地面に叩き付けられた。 QB「ぐっ・・・うあぁぁぁぁあぁぁああ!!」 めりめりと音を立てながら地面に体が埋まっていく。 少しでも態勢を立て直す為必死に拳を連打するがまるで効果が無い、それどころか更に加速が早くなってしまった。 このままでは体が潰れてしまう。だが攻撃を加えれば歯車の回転が速くなる。 QB「くっ・・・・・・このぉ!!」 死にもの狂いで右の耳毛を伸ばし歯車に巻き込ませる。 耳毛は音を立てて千切れてしまったが、耳毛が絡まった歯車の回転が鈍くなり、減速させる事が出来た。 そのまま左に殴り飛ばし何とか助かった。 そのまま右に転がり態勢を立て直そうとするが、体が悲鳴を上げ、思うように動いてくれない。 一方、向こうは絡まった耳毛をブチブチと音を立てて引き千切り、暴風を起こし、再び突撃してこようとしてくる。 立とうとして足に力を入れた瞬間、その足場が崩れ落ち、そのまま後ろに転倒してしまった。 バシャリと音を立て、冷たい感触が、傷んだ体に沁みて痛い。どうやら川に落ちたようだ。 QB「ぶはっ!! しまっ・・・ん?」 咄嗟に腕を交差させ防御するが、何時まで経っても攻撃が来る事は無く、頭をこちらに向けたワルプルギスがその場で浮いたままピタリと静止していた。 QB「・・・・・・・・・まさか」 面影も関係性も何一つとして接点が見当たらなくとも、魔女種だって元を辿ればほむほむだ。 ほむ種から生まれる以上、一部のほむ種を除いて、泳ぐことが出来ない。 どんな原理で浮いているかは知らないけど、一度沈んでしまえば、例え、今みたいに暴風を起こす程歯車を回転させても、その歯車の重量で浮かび上がる事は先ず無理だろう。 水の中で無防備になっている僕に攻撃を仕掛けて来ないということは、ワルプルギスは泳ぐ事が出来ないからだ、と捉える事も出来る。 QB「奇跡も魔法も無くったって希望と可能性はあったみたいだね」 耳毛は一本チャンスは一度。相手が突撃して来た時が勝負だ。 水を背にしている以上、向こうから攻撃される事は無い、下手をすると自分が水の中に落ちてしまう恐れがあるからだ。 だが、相手に突撃させる為には水のある場所以外に行かなければならない。 そうしなければ、きっと他の場所でも、水を背にすれば今の様に止まってしまう可能性もある。 これ以上長期戦になったら僕の体が持たない。一か八か突撃に乗じて相手に捕まり、空中で歯車を止め、そのまま水の中に落すという荒技をやってみるしかない。 出来ればこの山の範囲内で終わらせたいが、魔女が原因なのかGPSは起動してくれない。この山の地形さえ分かれば川のある場所を特定出来るのに。 仕方なく、自分の記憶を頼りに出来る限り地形を思い出す。 QB「まどかとほむらがまだ居るかもしれないけど・・・・・・」 出来る限り彼女達を巻き込みたくはない。遭遇しない事を祈り、作戦を決行する。 体を発条にして一気に相手の隣に飛び込むと、思惑通り、水が攻撃範囲から消えた途端、突撃して来た。 攻撃が当たる直前で地面を蹴り、相手の首元に捕まった。 QB「よし! これで うわああぁぁあぁぁぁあ!?!!??!」 僕を振り払おうと暴れる事は想定していたが、僕の体重が加わったせいなのか、超低空を高速で滑空するとは思ってなかった。 何時障害物にぶつかるか分からない中で必死にしがみ付き、歯車の向きを無理矢理変え、進行方向を川へと向かわせる。 QB「あった、川だ!」 進行方向を力ずくで変え、そのまま一気に水の中へと諸共に飛び込んだが、記憶の中に残ってた唯一の切り札は僕が思ってた以上に浅かった。 オマケに直ぐ近くで流れが止まっており、どうやら何本にも別れた川の脇道の一つだったみたいだ。 当然水溜り程度の浅さで溺れるはずもなく、直ぐに向きを変えて暴走し直した。 QB「あぁもう!! 僕って本当バカ 痛ぁ!」 今度は何だと、痛みがあった場所に目をやると、黒いアンカーと、それから伸びているタコ糸並に細いワイヤーが、尻尾を貫通し、巻きついていた。 QB「これはああぁぁぁああぁああぁあ!!??!」 強い力で、ワイヤーを通して尻尾を引っ張られ足を剥がされ、下半身が宙に放り出される。 このままではワルプルギスから引き剥がされてしまう。僕は、残った力を全て腕に回し、必死にしがみ付く。 ワイヤーが伸びている場所を中心に、大きく旋回し移動する。 ワイヤーが何処から伸びているのか、それを確認する為目で辿る。 それを辿った先に在ったのは二股に別れた木、そしてワイヤーはその間から伸びていた。 QB「まさか・・・・・・・・・」 そのまさかだった、ワイヤーがこれまでにない位の力で引っ張られる。 歯車の風もあって、一気にその木までの距離を上昇しながら縮め、背負い投げの要領で上空に飛ばされた。 QB「やっぱりいいいぃいぃぃぃぃいいい!!!!」 「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 背負い投げよろしく綺麗な弧を描きながら上空に放り出される僕とワルプルギス。 上空からはさっき種ほむを見つけた場所が見える。そして、まだまどかとほむらが観察を続けていた。 しかし、あそこは此奴が居た場所と反対方向の場所。 ここからあの場所が見えるということは、ワイヤーを伸ばしている本人の狙いは当然………。 QB「ですよねぇええぇぇええぇえ!!!」 確かあの場所は流れが速く、僕が溺れるには十分深く、正しくこの戦いを終わらせる事が出来る絶好の場所だ。 勢いよく降下を始め、僕は声が枯れる位叫んだ。 ほむら「・・・・・・何か聞き覚えのある声がするわ」 まどか「・・・・・・本当だ。QBと・・・・・・もう一つ?」 まどか「でも何処からかな?」 ほむら「・・・・・・・・・」 まどほむ「「上?」」 QB「やぁまた会ったごぶぁ!!!」 まどほむ「「QB?!」」 二人とも吃驚しただろうな。ま、僕が空から、人形の様な何かを掴んだまま、勢いよく川に落ちた、と思ったら、そのまま流されて行ったんだから。 QB「あの後溺れたんだけどね」 あの体はワルプルギス諸共、川に流されてしまった。 回収するのは骨が折れるし、僕は途中で溺れてしまうし、あいつがどうなったか分からず仕舞いだ。 分からないと言えば、あの時ワイヤーを飛ばしてきたのは、魔女の歯車に穴を開けたモビルほむで間違いなさそうだけど、結局最後の最後までその姿を現す事をしなかった。 QB「まどかとほむらには・・・適当に誤魔化しておこう」 今回の事は黙っていよう。 ほむらは兎も角、学校にほむほむ部を作る程ほむほむ好きなまどかにこの事を話したら、髪を金色に逆立て手を光って唸らせそうだ。 因みに、まどかが部長をしているほむほむ部は、一クラスに4・5人の生徒が入部しているそうだから、軽く20人は超えてるとかなんとか。 QB「そういや今度、ほむほむ部の研究発表があるって言ってたような・・・まあいいか」 何にせよ魔女は居なくなった事だし、あの妊まどを迎えに行こう。 何故彼女だけがあの場所から遠く離れていたのか、魔女が何故あの場所に現れたのか、聞きたい事は色々ある。 だけど今は、あの妊まどに新しい群れを探してやるのが一番だ。今回全然役に立たなかったGPSを起動させ、お花畑だった場所に向かう。 同時刻、魔女が落ちた川の下流付近 「・・・・・・これは一体何でしょうね? シャルロッテ」 「グリーフシード、グリーフシード」 「正解、貴方はお利口ね」 「チーズ、チーズ」 「あらあら、食いしん坊さんね。はい」 「チーズ、モグモグ」 「水に落ちたか、それとも・・・いえ、これは考えられません」 「・・・・・・・・・ヒトミ?」 仁美「何でもありませんわ。「ぐりーふしーど」も回収出来ましたし、帰りますわよ」 同時刻、お花畑跡の木陰 「サヤヤ、サヤサヤサヤ」ヤットミツケタ、 ソロソロ カエラナイト ゴシュジンガ シンパイスル 「・・・・・・・・・ホム」・・・・・・・・・エェ 「サヤヤサヤ、サヤサヤヤ」ココデ ナニガ アッタカハ センサクシナイ 「ホム・・・・・・・・・ホムム」アリガト・・・・・・・・・ネェ 「サヤ?」ドウシタ? 「ホムムホムムホム」ワタシタチハ ホムホム ヨネ 「サヤ」トウゼンダ 「ホムホムホムム、」アタマカラ メヲ ハヤシテテモ、 テアシガ キンゾクデ デキテイテモ? 「サヤヤサヤサヤ」ソレデモ ワタシタチハ ホムホムダ 「ホム、ホムム」ジャア、マジョモ? 「・・・・・・・・・サヤヤヤ?」・・・・・・・・・キロクハ? 「ホムホム」トッテアルワ、 カエリマショ 「サヤヤ、マイアガッチャッテマスネ」ゴシュジンノ オドロク カオガ メニウカブヨ →その4
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ここはホドモエシティ、イッシュの市場と呼ばれるほど色々な商品がここに流通される 一応ここの商人である俺は今ある事柄について悩んでいる それはこの付近にタブンネが出没するようになったのだ 食欲旺盛で繁殖力が高く高慢ちきなタブンネは一般的に害獣と呼ばれているのだが 困ったことにそのタブンネが市場の食い物を食い荒らして回っているのだ これにはほかの商人達もほとほと困り果てている そして俺は今その打開策を考えているのだが‥‥ と広場のベンチに座りながら考えていると目の前にボロボロの子供達が現れた 3人ともけがをしてボロボロだ、虐めかと思ったがどうやらそのようでもない よくよく見るとそのうちの一人が隣の家の息子さんだった、さすがに無視するのも後味が悪いので俺はモンスターボールからエルレイドを出して話しかけた エルレイドは子供達を見た瞬間近寄りいやしの波動をかける、なにも言わずに働いてくれる気が効くやつだ 俺はエルレイドに続き子供達に話しかける、隣の家の息子さんは俺に気づくと涙を堪えながら事情を説明してくれた どうにも遠くの方に遊びに行ったらタブンネに襲われてお菓子を取られたらしい 危ないから遠くへは行くなって言われてるはずなんだけどやっぱり行きたくなるもんなんだよな エルレイドは怪我の治療終えほほ笑みながら子供たちの頭をポンポンと軽くなでてやっている 先ほど泣いてたのはどこへやら、みんな笑顔でエルレイドと遊んでいる きっとこの地方では見かけないエルレイドが珍しいんだろう 俺は市場で商人達に事情を説明し、子供たちにお菓子を買ってやる そしてエルレイドとサーナイトに子供達の送り迎えをさせた 子供たちの笑顔が戻ったようでなによりだ 商人たちは皆我慢の限界と言ったところだ、中には自分の子供を怪我させられた人もいるし、まぁ当然と言えば当然か 全員モンスタボールを手に取り、タブンネの集落の方へ向かった そして6番道路、タブンネの集落付近に付くと4匹のタブンネ達がクッチャクッチャとさっき奪ったであろうお菓子を貪っていた それを見た商人の一人がモンスターボールからエンブオーを取り出す 実はこの商人はさっき怪我させられた子供の一人の親なのだ、我慢できないのも無理はない エンブオーはタブンネの一匹を掴みあげそして木につけた後思いっきり殴りつけた ばかぢからだ、タブンネは「ミブェッ!?」と驚いて、さっき食べたお菓子を吐きだす それを見たタブンネ達は一斉に逃げだした、しかし所詮タブンネ、どれだけ必死に逃げてもその短い脚では大した速度も出ない 全員キリキザンの電磁波で麻痺させられたところを捕まえられた 背丈から考えてまだ比較的幼い子タブンネのようだ さっき馬鹿力をされたタブンネはもう一発撃たれて腹に穴があいてる状態だ 残り3匹に俺は黒い鉄球をつけて近くの川に落とした タブンネ達はもがもがと必死でもがいてる、鎖の長さは溺れるか溺れないかのギリギリで調整してあるのだ どうせ助からないのに必死でもがいてる様を見ると幾分かスッキリしたのかみんな冷静さを取り戻してくれたようだ タブンネの集落を落とすにしても数は膨大だ、やはり入念な作戦は必要だと俺は全員に言う 商人達は皆ゆっくりと、そして大きくうなずいてくれた 俺は一息ついて考えた作戦を話し始めた まずはこうだ、俺とシュバルゴが先陣を切って集落に入り、相手を威嚇、拡散する そしてほかの人たちはそれぞれ捕獲、場合によっては殺害と言ったところだ どうして生かすのか、と聞かれたがタブンネだって売れば金になる、やはり利益はほしいと説明するとそれぞれ納得してくれたようだ そして全員集落に向き合い、入り込む 後で短く子タブンネ達の叫び声が聞こえた気がした タブンネの集落は一言で言うなら臭かった 屎尿をそこらに放置し、悪臭が漂っている、こんなところでよく過ごせるな 糞豚と言われるだけはある、ほんとにロクなことをしない害獣共だ 俺はシュバルゴと共に集落の中心にたつ、タブンネ達はどよめき、ざわついている 奥の方から普通より数倍肥えたタブンネが偉そうにオボンを食いながら出てくる その瞬間タブンネ達から歓声が上がった、こいつは群れで一番強い奴なんだろう ミッミッミッミッと叫び声が非常にうるさくて癇に障る こいつらには未来永劫地獄を味わってほしいレベルだ まずはタブンネがかえんほうしゃで攻撃してきた どうやらこいつは元手持ちポケだったようだ、野生で覚えてるはずないしな シュバルゴはそれを受け止める、4倍ダメージを喰らったくせにピンピンしてやがる、頼もしい奴だ シュバルゴは剣の舞をし、その攻撃力を高めている 何もしてこないとわかったのかタブンネは再びかえんほうしゃをしてきた、さすがに2発目は厳しかっただろうがそれも終わりだ このシュバルゴ、実はむしのしらせなのだ、体力はあまり残ってはいないがその分破壊力は増している シュバルゴは槍で黄緑色の宝石を砕く、その手の周りには黄緑色のオーラが漂っていた その異様さに気付いたタブンネは逃げ出そうとしたが遅い 「シュバルゴ、メガホーンだ!!!」 俺がそう叫ぶとシュバルゴはその巨大な槍のような手でタブンネを貫いた 「ビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」とタブンネが叫ぶ どてっぱらを貫かれてビクビクッと少し痙攣し、弱々しく息をする そいつを上に持ち上げて勝ち誇った顔をするシュバルゴ、流石だやっぱり頼りになる それを見た集落中のタブンネ達は逃げだそうとするがそうは問屋が卸さない それぞれ隠れていた商人達が一斉にポケモンを取り出しタブンネ達に襲いかかった 俺はシュバルゴに回復の傷薬を塗ってから、さっきタブンネがでてきた穴の中に入る その中にはボリボリと腹を掻いてグースカと寝てる母タブンネと4匹の子タブンネが居た きっとさっきのタブンネの妻子だろう、ここまで近づいて気がつかないとか危機管理ができてないというかなんというか‥‥ 母タブンネも子タブンネも全く気付いていない、どうにかしようにもシュバルゴの片腕にはさっきのタブンネが刺さったままだ 「ミッ‥‥ヒッ‥‥」とこちらに弱々しく手を出すタブンネ、どうやら「家族には手を出すな」とでも言ってるつもりなのだろう 俺は手頃な子タブンネを一匹掴む、そして皮膚に切れ目を入れて思いっきり皮を剥いだ 「ミビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」とその穴に子タブンネの絶叫が響き渡る 何が起こったかわかってない子タブンネはビクンビクンと痙攣し過呼吸状態になっている 俺はこれ以上苦しめるのも悪いと思いそのタブンネを地面に捨てて頭をつぶした 数回痙攣した後に死亡、父タブンネは涙を流しその子タブンネの亡骸を見つめていた 母タブンネと残りは何が起こってるのか理解が追い付いていないようだ、ただ子タブンネの死骸と父タブンネの状態を見て危ない状況だということは理解できているらしい 目に涙をためてこちらを見てくる母タブンネ、そして母に縋りつく子タブンネ 「どうしてこんなことするの?」とでも言いたげな目だ、非常に腹が立つ 俺はシュバルゴに父タブンネの体を放り投げるように命令する シュバルゴは手を大きくふり母タブンネ達の目の前に父タブンネを放り投げた 風穴からは血がとめどなくあふれ出ている、母タブンネはそれを見ていやしのはどうを開始した その隙にシュバルゴは三匹並んでいる子タブンネを突いた! 三匹とも貫きそれを持ち上げるシュバルゴ、だんご三○弟みたいだな、まぁあそこまで穏やかな状況じゃないけど さすがに体力のない子タブンネにはオーバーキルすぎたのか死んでしまったようだ、無念無念 「ミィヤァアアアアアアアアア!!」と泣き崩れる母タブンネ、楽にしてやってもいいだろう シュバルゴと目で合図する、そして泣き崩れている母タブンネの頭にその腕を突き刺した わけのわからない何をしゃべっているかわからない鳴き声をあげて狂う母タブンネ シュバルゴが腕を外すと母タブンネはその場に崩れ落ちた これで一家壊滅、ざまぁみろだ 俺が外に出てみるとそこには多くのタブンネの死骸と捕まえられた数匹のタブンネが居た 商人とそのポケモン達はバツが悪そうに見やっている まぁ‥‥‥仕方ないよね 俺たちはその集落に火を付けた 何匹か生きているのが居たらしく燃え盛る集落の中で叫び声が聞こえたがまぁ気の所為だろう そして鎮火する、余談ではあるがシュバルゴはその間俺の後に隠れていた やっぱり火は苦手なんだな、さっきは無茶させてごめんよ それから数日がたった、市場は元通りの活気を見せてにぎわっている あれから糞豚が現れることもなく至って平和そのものだ まぁ‥‥さすがに盗られ過ぎて今月は厳しいのか結構みんなせわしなく働いているようだが ちなみに俺のところの商品はひとつも盗られていない そして俺の店は「よくポケモンに嫌われる」と専ら評判だ みんなもホドモエに来た時には是非市場に寄ってみてくれ そしてこのクソ苦い漢方薬を是非買ってくれ
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641 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 1972-LHz9)[sage] 投稿日:2018/06/10(日) 01 44 49.23 ID TuJoqV/a0 [1/2] 動物いじめはやめるのだ・・・・。 お願いなのだ・・・・。 643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa2d-dkk1)[sage] 投稿日:2018/06/10(日) 09 06 41.80 ID bdB30+UMa アライちゃん「いやなのだアライしゃんまだしにたくないのりゃ」 アライちゃん「おっきくなってチビをたくさんうんでひとしゃんにもなでなでさせてあげるからにがしてー」 644 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Srdd-wL9G)[sage] 投稿日:2018/06/10(日) 09 17 28.55 ID 8lYxnuHKr 643 アライちゃん「ふはははー、にがすなんてやっぱりひとはばかなのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん「このうらみはぜったいわしゅれないのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ 645 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW 1972-L1ck)[sage] 投稿日:2018/06/10(日) 09 50 51.00 ID TuJoqV/a0 [2/2] 642 https //i.imgur.com/609Apfw.jpg 646 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 5112-sTfK)[sage] 投稿日:2018/06/10(日) 13 23 56.13 ID SYSSxVcl0 けものフレンズexe.(アライさん・アライしゃん・アライちゃん・アライグマオンリー) 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ d1f0-DrAu)[] 投稿日:2018/06/10(日) 21 22 00.51 ID n173gHZv0 [1/2] 644 暴走族「オラオラー、どけどけーい!」ブンブーンパラリラパラリラ アライちゃん「のりゃ?なんのさわぎ……」ヨチヨチ グシャアッ!! アライちゃん「ぴっぎー!!??」ブシャアア 暴走族A「おわ!?なんだなんだ?」キキーッ 暴走族B「あ!兄貴!兄貴の自慢のバイクが汚れてますぜ!」 暴走族A「なにィー!?どこのどいつが…」 アライちゃん「いぢゃい!いぢゃい!いぢゃいのりゃあああーっ!おかーしゃーっ!!」ビエエエエエエンジタバタ 暴走族C「……兄貴…あそこに下半身が潰れたハエガイジがいるけど……」 暴走族A「あのゴミか……」ピキピキ アライちゃん「う…ううー!おまえたちがわるいのりゃ!おまえたちがうるさいからあらいしゃんが…」フゥーッ 暴走族A「うるせぇ!よくも俺の愛車を汚しやがって!!」ドグシャア アライちゃん「ごふぅ!」グシャアア 暴走族B「あー!!今度は兄貴のズボンとイカす靴がー!!」 暴走族A「ゲゲッ!?もう許さねえ……オイ!お前のガソリンをこのゴミに流せ!!」 暴走族C「えー?トホホ……」トクトク アライちゃん「う……くさいのやなのりゃ!やめるのりゃ!」ビチャビチャ 暴走族A「俺の愛車とお気に入りのズボンと靴の仇…」カチッボォッ アライちゃん「ひぃ!やめるのりゃ!そのあかいのをこっちにむけるななのりゃ!」 暴走族A「ついでに俺のライターの仇だ!死ねぇ!」ブンッ アライちゃん「おっきくなってチビをたくさんうんで…やびゃーっ!あついのりゃーっ!!」メラメラジタバタッ 暴走族A「ざまぁみやがれ!お前ら帰るぞ!」ブーン 暴走族B&C「うーす!」ブーン 暴走族A「帰ったら愛車の掃除じゃー!!」ブンブーンパラリラパラリラ 火だるまアライちゃん「だ…だすげ…て……じにたく…な……」メラメラメラメラ 火だるまアライちゃん「………………」メラメラメラメラ 654 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 296f-o8yS)[sage] 投稿日:2018/06/11(月) 01 05 37.57 ID Ct1pyUE50 ファイヤーゴキガイジムーブか 暴走族ならアライちゃんを縄でバイクに括り付けて引きずり回すとか、 もっとヤバイアラ虐しそうなイメージだけどな 暴走族A「オラオラ!ハエガイジ引きずり回してかっ飛ばすぞ!!」 暴走族B「ウッス!!」 引きずられアライちゃん「ぴいぎゃあああああ!!たしゅけて、おがああさああああああっ!!」ズサアアアァ 暴走族C「ヒャハハハ!!叫んで何言ってるかわかんねえぞガイジw」 コバエさんの画像へ戻る
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大変お手数ですが、真下から閲覧してください。 戻る 続き ミヤモト「―――(ピタリと足を止める)なんじゃい、終わりか・・・・。これにて全滅、支配者の圧勝、か。 」 ウィル「あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ァァァァァぁぁぁぁ゛っッッ――(ミヤモトの接近に気づかず、猛々しい獅子の如く唸り声を上げ、容易く受け止められた拳を押し込もうとするが、)――ゴポッ……!!(その思い虚しく、水の牢獄に囚われる)ガフッ、ゴポポッ……!(意識が続く限り無様に藻掻き続け、やがて意識が遠のいていく)(………すまねえ、プラナ……すまねえッ…――――)…コポ………。 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「舞い踊れ、不死鳥よ――――生と死の狭間で―――――永遠に朽ちることなき無限という名の咎の中で… 」 ゴルト「――――――!(……あと…一歩……届かなk……)…ドサッ…。(燃え盛る拳の炎が消えると共に、地に倒れ伏して) 」 ――――― ド ッ グ ン ッ ! ―――――(ゴルトの身体を蝕む毒はやがて鋭い凶刃と化し、彼女の意識さえをも奪った。ゴルトの一撃は、虚しくもナナシアに届く前に崩れてしまった…) ナナシア(ギコエル)・分身B「 パ シ ――――(火炎の如き烈しさのある猛撃を、素手で、容易く受け止めた…)――――逆上した獲物は仕留めやすい。 バシャァ…ッ…!! ギュルンッ!!(自ら体を水に変化させてウィルの全身を包み込む。そのまま外へ出さないように完全に閉じ込め、気絶させる) 」 ミヤモト「(ほう、あの男・・・あの男・・・・まだ死んでおらん・・・・・ッ!!なるほど、これほどとは。)(ウィルの輝かしい姿に目を爛々と光らせながらそのまま歩み寄る) 」 ウィル「………(うなだれ、橙色の髪が目元を隠す)……醜い、哀れ?……結構だ…神としてのただの『偶像』でなく、この世に生を受けた以上は…一切の穢れない聖人・神になんかなれねぇ、成れるワケねぇ。汚れたところを隠し通すなんざ誰にも出来ない…! "だから輝く!!" (右腕が地を焼くほどの爆炎に包まれる) ずっと真っサラなヤツなんかモノと同じだ!人間も!不死身も!小鳥も!!醜いから美しいんだ!!!俺"ら"舐めんなッ、このクソ野郎ォォォオオッ!!!(プラナの惨状を見て激昂。歩み寄ってきた分身Bに真っ直ぐ殴りかかる) 」 ゴルト「…ッ――――――あ…ッ…!!(全身を切り刻まれ、血飛沫と共に転がっていって)―――ッ…!(……"あの時"の力さえ…出せれば……こん…な…ッ!)――――ッッ…!!(拳を握り締めて爆炎を宿すも―――"それ"は彼女自身が求めていた力では無い。…だが、それでも残る力を振り絞り、炎の拳を分身Aに叩き込んでいく) 」 ミヤモト「(死んでいくな・・・・どいつもこいつも・・・。)(プラナやゴルド、オーシャンクローの姿を見て) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「(オーシャンクローの吹き出る鮮血を眺めながら、愉悦を含んだ笑みを浮かべて血だまりを踏み込んだ) 誇ると良い、貴様の死は無駄にはならん。その自慢の魔術も力も―――我がいただく。 」 ブシャアアァ…ッ…!!!(ナナシアの口上と共にゴルトの鎧と翼、全身がズタズタに切り裂かれ、血飛沫があがった) ナナシア(ギコエル)・分身A「シュンッ――――(ゴルトが立ちあがった時には既に彼女の背後に移動していた)――――― “滅脚” ――――― 」 オーシャンクロー 「 何――――――― お前が―――――――――…… ドサッ(ナナシアを見据えたまま地に倒れる) 」 ゴルト「ど、毒……ですって…!!(襲い来る毒の苦しみに耐えつつも何とか立ち上がって)…た、例え……"痛み"が永遠に続いたとして…も…!――――私は…屈しません…ッ!!(分身Aを鋭い目つきで睨みつつも) 」 ――――――ブシュアァ…ッ…!!!!(ナナシアの発言の後、オーシャンクローの全身から血飛沫があがった) ナナシア(ギコエル)・分身C「―――――――― 神 だ ―――――――― 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「不死鳥は、文字通り不死の身体を持つ伝説の生物。朽ちることなき肉体、驚異的な生命力…神にも等しき力を持つ存在。人が持つ痛みは"永遠"のものであるが故に"一瞬"という時の中でしか生きられない。貴様たち不死にとって痛みはただの"一瞬"に過ぎない故に"永遠"に生き長らえるのだろう―――ならば――――" そ の 一 瞬 の 痛 み が 永 遠 に 続 く な ら "…?貴様たち不死鳥はどうなるのだろう。(愉悦と邪悪の入り混じった、悪魔の如き形相でゴルトに嗤う。先程の手刀は攻撃ではなく、対象者の中に「毒」を埋め込む大地魔法“ギフトボックス”を繰り出したのだ) 」 オーシャンクロー 「 う―――…(喉の奥でかすれるような音をあげてうめき声が漏れる)ッき、貴様ッ!!!あり得ん…!そんな芸当が通るものか、そんなものは…自然の化身か、あるいは…か、……神にしか出来ぬ芸当だ!!!何故貴様の様に邪悪な者にそんなことが出来るのだ… 貴様は…… いったい何なのだ!!?(困惑の不快感から怒りを露にして、震える声でそう怒鳴る) 」 ゴルト「―――――ッ!!(手刀によって貫かれるも、貫かれた部分に傷穴が存在しないにも関わらず、襲い来る激痛に顔を顰めて)……い、一体…何を…!? 」 ――――― ド ッ ギ ン ッ ! ――――― (その時ゴルトの身体に異変が生じる。体が飛び上がるほどの激しい衝撃の後、蠢く虫に蝕まれる様な凄まじい激痛に直面する) ナナシア(ギコエル)・分身A「ズ グ ン ッ ――――――ブシャ…ッ…! (瞬間的にゴルトの懐に現れ、彼女の胸部を手刀で突き刺し、すぐに引き抜いた。驚いたことに突き刺された部位には傷穴も流血もなく、一見は何の異変もないのだが…) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「不死身とは残酷な器だ――――神に近しい存在でありながら、自然の摂理を全くとして理解していない貴様ら小鳥共は、人間以上に醜く、そして哀れだ―――――そうは思わないか、人間。(狡猾な笑みを浮かべたままウィルに歩み寄る) 」 ゴルト「―――――!!(プラナ、プロンの2人が戦闘不能に陥った事に戦慄して)……(な、何て事…!……あの2人を……こんなにも簡単に……) 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「ぐぶ…ぅ…ッ…!!(顔面が業火の一撃で蒸発し、顔面を失ったことで活動が停止し、ただの水となって朽ちた) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「“ヴォーターマン”は自然エネルギーをもとに生み出される分身能力。そして分身はその自然エネルギーを即座に魔力へと転換することができる。つまり、もともと我に魔力は存在せず…貴様が今吸収したのは、ただの自然エネルギーだ。そんなものを吸収されたところで、我を討つことはできん。『これ』が由縁だからな。(そう言うと背後に存在する分身の大群をオーシャンクローに見せつける) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「なに―――――!!?(光線を回避されたことに驚くが、それに加えて魔力を吸収する呪文をその身に受けることで、更に驚愕の色を伺わせた)ぬっ…お… おおおぉぉ……!? (魔力を吸収されることで徐々に戦闘力が低下すると思われたが…)―――――吸収の呪文か。(突然平然な顔に切り替わり、冷酷な目つきでオーシャンクローを見つめる)我が魔力は、貴様の察しの通り強大なものだ。ならばその根源を断ちきれば、我を弱体化できるのではと踏んだのだろう。…しかし、我は「水」だ。 」 ウィル「グ、グッ……(紅に染まる拳を振り被る)……爆ぜろォォォオッ!!バーンブリンガァァァァアアアアァッツ!!!(吹っ飛ぶように寄ってきたナナシアDの顔面に全体重を乗せた炎拳を叩き込む) あァ?お前もか…ッ!さっさとかかってきやが―――――(歩み寄るナナシアB、そしてその背後にある氷塊の中で胸部を貫かれたプラナを目にする)――――― 」 ミヤモト「―――そうさな。どこからどう見ても、分が悪い。・・・ふむ。(突如、ウィルの方へ歩み寄る) 」 オーシャンクロー「 シュオッ――――― バダン!バタバタバタ!シュタッ!!(光線を飛び前転で回避し、分身Cに向けてつま先を向け、魔力を吸収するあの呪文を叫ぶ)"マホトラァァァァァァァァァーーーーーーーー!!!!!!" 」 プラナ「――――!(胸部を貫かれ、静かにその場に崩れ落ちて)……ウィルッ…!…すま…ない……。 」 ナナシア(ギコエル)・分身E「我に抗いを示す者たちだ。だが、どちらが朽ち果てるかなど…時間の問題と言えよう。(必死に戦う戦士たちを睥睨しながら) 」 "ザラk――――おっとMP切れか。…少し借りるぞ。許せ兄弟…戦というものは非情なんだ。" オーシャンクロー 「 (だが…それは極論にすぎん、問題はどうやってそれを行うかだ。魔力を供給している本体を倒すのが一番手っ取り早いが、それは出来そうにも無い。今!皆の力を結集し、撤退の突破口を開くべきが最も賢明か!?クソッ!!どうすればよい!!)魔力を…魔力を断ち切ることが出来れば!!!!(迫りくる光線を前に顔を歪ませ言葉を叫ぶ)――――ハッ… 」 ミヤモト「――――して、戦っておるあの者等は?(ウィルやプラナ達を横目に分身Eにさらに問う) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「貴様の身体が氷そのものであればその中でも動くことはできただろうが――――――ザグンッッ!!! (手中に生み出した鋭い氷柱を持って、氷塊ごとプラナの胸部を貫いた) 静かに眠れ――――この麗しき鳥籠の中で。(プラナにとどめをさし、踵を返してウィルの元へと歩み寄る) 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「――――――!!(グゥン…!!)(巻かれた包帯に引っ張られ、ウィルの目と鼻の先まで吹っ飛んできた) 」 プラナ「…ぅ…ッ…!(動けずともその目は分身Bを見続けつつも)…そういう…事…か…ッ…! 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「夜空に咲け散れ――――――― バ ゴ オ オ オ ッ ! ! (赤黒を帯びた掌から凄まじい破壊光線を一直線に解き放った) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「(焦燥に駆られるプラナを前に不敵な笑みを浮かべる) 目の前で理解し難い事実に直面したことで、流石の貴様も焦燥が走ったか。氷の弱点は炎に限ったものではない。氷の弱点は―――『氷』そのものだ。我の“コキュートス”(氷結魔法)は絶対零度の牢獄… 生身の人間なら死は確実だが、それでも何故不死鳥の…いや、"氷の不死鳥である貴様が氷の中で動けない"のか…。(クククと嗤う)単純なことだ。貴様の冷気と我が魔法の冷気が結合したことでカタレプシーが起こり…つまりは貴様の肉体の全神経が麻痺したのだ。 」 ウィル「うッぐはッ!!(ドッ ゴンッズザァァアアアッ…!)(水平蹴りは見事にウィルの体を捉え、床を削り滑走しながら体勢を立て直す)……く、くっ…『個』で勝てねぇ?今の内に言ってろ。二度と同じセリフが吐けねぇ体にしてやる……!!(口の端から一筋の赤が滴り、ギラリと目を光らせ嗤う。ナナシアDの足にウィルの包帯が巻かれていた)――――こっち来やがれェェェッツ!!(包帯をグイと一気に手繰り寄せる) 」 オーシャンクロー「 へへっ…―――(分身Cの行動を見て苦笑いする)勘弁してくれよッ……!!(―――元の存在は水なのだ、そしてこいつは魔力を自分で作り出せる、一個の生命でもない。ただの物質に魔力を与えられて、生きているかのように動いているゴーレム(人形)!為らば…こやつを倒すには、原動力となっている魔力のようなものを断ち切ることによって、消滅させることが出来る筈!) 」 プラナ「……(氷塊に覆われるが、平気な表情をして)それがどうし―――――!?(その瞬間、自らの体が動かなくなっている事に気づいて)―――――(何ッ…!?……一体、何が起こった…!!) 」 ナナシア(ギコエル)・分身E「良き形容だ。万物は我のもとに還元する。それこそがすべてだ。 」 ミヤモト「そうか。云わば―――――天下無双、といった処か?(ヌラリ・・・。) 」 ――――― パ キ ィ ー ン … ッ … ! ―――――(刹那、プラナの全身を氷塊が覆った。彼女自身にとってみれば寒さも冷たさも感じないほどに全くもって通用しない攻撃のはずだが、プラナはこの際初めて氷の中で驚愕する―――――己の体がピクリとも微動しない事実を…) ナナシア(ギコエル)・分身B「―――――――――― ニ ヤ (プラナの余裕を含んだ表情に対し、歪に口角を上げた) 」 ナナシア(ギコエル)・分身E「この狭い一帯の支配者だと…?笑わせてくれる… 我は貴様の目には届かぬ、全ての景観の支配者よ。 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「…『力』を履き違えるなよ、愚民め。我と貴様とでは…既に雲泥の差が浮き彫りよ。真の『力』というものを見せてやろう。貴様には過ぎたものだ。誇りながら―――――――死ね――――――― ギュオオオオォォオオンッ!!!!(オーシャンクローに掌を構えると、手中に赤黒のエネルギーが集束し始める) 」 プラナ「…ふぅん…。(分身Bの挑発にもプロンとは違い、冷静に返して)面白い…。…やれる物なら、やってみるがいい…。(手元に二本の氷の剣を発生させ、手に握って) 」 ミヤモト「――――ん(分身Eと向かい合い)抗う、とは?お主はこの焦土の支配者か?(無表情のような老貌で) 」 ナナシア(ギコエル)・分身E「(アイスビックルを討った後にミヤモトに気づき、彼の元へ近づく)貴様は何故ここへ赴いたのか…いや、迷い込んだだけか。問う、貴様は我に抗う者の一人なのか?(ミヤモトに) 」 オーシャンクロー 「 ………… …… 貴様ぁ…次から次へと分身だの変化だのと…(分身Cを睨み付けながら、苦笑いをうかべ冷や汗を垂らす)(これでは埒が明かぬ、こいつらは水で、水そのものを消し飛ばさぬ限り、いや、水を消し飛ばしたところで蒸気が集まり復活するやもしれん。いやそれは解らぬが…兎に角、拙者の氷結攻撃では一時的な無力化にはなっても奴を完全に倒すことは出来ぬ… どうすれば)ギリリ…(拳を握りしめ硬直する) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「氷を司る不死鳥は地獄の業火さえも凍てつかせるか…我の火炎魔法も貴様の前ではやはり通用しないか(常に余裕を含んだナナシアには珍しく、プラナの実力を認めつつ卑下している。しかし、その目はプラナ以上に鋭く冷たかった)。しかし我なら、貴様の自慢の氷塊を封じることなど造作もない。(腕を束ねたまま無防備の態勢で、プラナを挑発する) 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「孤高の狼にも群れる仲間がいたようだな。(プラナとの関係に気づいたことでウィルを嘲笑する)『個』の力では我には勝てん――――ドゴォッ!!(無防備のウィルに水平蹴りを見舞う) 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「己の能力を、性質を、誕生を…それらすべてを過信し過ぎた――――それが貴様等の決定的な咎よ。(沈む不死鳥を背に、両腕を広げ高らかと嘲笑する) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「そうか、だが―――――貴様の氷が"仇"となったようだな。(その発言と同時にオーシャンクローに「周囲を見渡せ」と視線を送る。オーシャンクローの氷魔法の破片が床中に散らばり、それが別分身体の放ったノーヴァ(熱風波)の熱にとけて水になっていたのだが… その水は更なる分身体を生み出してしまい、オーシャンクローとアイスビックルの周囲には、先程以上の分身体が二人を包囲していた) 」 プラナ「…わかっている…。…むしろ、お前が来ているとなると…尚更だ…。(ウィルに答えつつも、目の前に来たノーヴァが一瞬にして掻き消え、分身Bを凄まじい猛吹雪が襲う)―――その程度の熱風で、私の氷を溶かし尽くせると思うな…。 」 プロン「…へ ――――――(それは、彼女自身も全く想像すらしていなかった事であり、唐突におきた"それ"によって呑まれていった…) 」 ウィル「ッ!! おらァッ―――(ナナシアDが眼前に迫ったのを目視した瞬間、拳を振り被るが)―――っヅァ…!?(眩い閃光に目を焼かれて視界を遮られ、拳は空を切る) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「パラパラパラ…(避けられたことで踵落としが床に直撃し、辺りに砂塵が舞う)…我が前に屈すがよい。“ノーヴァ”! ボォワアアアァァァッ!!!!(プラナに向けて至近距離で熱風波を解き放った) 」 アイスビックル 「――――――ぐおっ!?ガッ…ガハァ!!お、おのれぇ……すまぬ、兄弟……あとは…まかせ……(分身に貫かれ、その命の終止とともに氷の像となり動かなくなる) 」 ミヤモト「異形と異形の力のぶつかり合い、か・・・・さて、どちらに付くか・・・・。(迷っている様子) 」 オーシャンクロー「―――ふんぬああああああ!!!ドッゴオオオオン!!!(モンスターの筋力でそれを押し返す)バギャアアアアン!!(氷柱がバラバラに砕け跳ぶ)グルグルッ… シュタッ!(落下と同時に受け身をし、体制を立て直し距離を取る。)この俺に力で勝とうなどど片腹痛い。(分身Cの様子をうかがう) 」 ―――― チ ュ ボ ォ ン ッ ! ! ――――(ナナシアの口上でプロンの身体が瞬く間に発熱し、意識が "とぶ" ほどの凄まじい爆炎に呑まれた。ナナシアが仕組んだ魔法…それは互いの雷を結合することでプロン(雷の能力者)自身に引き起こる熱暴走(オーバーヒート)からなる爆発だったのだ) ナナシア(ギコエル)・分身A「ニ タ ァ ――――――(プロンが疑問を浮かべた瞬間、悪魔のような笑みを浮かべる)共鳴し、反撥し、そして昇華せよ!電撃――――――“オーバーヒート”―――――― 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「 ブ ン ッ … ! (相殺された火炎の中から突風の如き勢いでウィルに迫る。その際、掌に光球を生み出していた)神聖――――“ラジェーション”。ドパァ…ッ…!! カアアァァァァァーーーー……ッ……!!!!(光球が勢いよく破裂することで眩い閃光が辺り一面に広がり、ウィルの視覚を奪った) 」 プロン「…ほぇっ?(青い電流を流し込まれて)……一体何のつもりかな?そんな事したって私に力を与えるだけなのに…… 」 ナナシア(ギコエル)・分身E「ヒュン――――(一陣の風と共にアイスビックルの背後に現れ、そして…)―――ズグシャァ…ッ…!!!!(閃光を纏った貫手で背後から胸部を貫いた) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「次から次と…多彩な戦術を張り巡らすものだ。タン…―――――― ド ゴ オ ォ ッ ! ! (踵を返し、頭上オーシャンクローに背を向けたまま背後へ跳び上がり、氷の柱が振り下ろされると同時にオーバーヘッドキックを炸裂させる。空中でそのぶつかり合いによって生じた衝撃波が迸る) 」 ウィル「感動の再会は後だ、下手こくんじゃねーぞプラナ!(ナナシアDを見据えたままプラナへ声を張り上げる) へっ…(前髪を掻き上げると同時に、シュルリと腕の包帯が緩む)…抗う"だけ"じゃ済まねーよ………――――《バーンブリンガー》ッッ!!( ゴ ォ ウ ッ ! ! ! )(右腕で正拳突きをすると、腕が発火し熱風波を斬り裂くような火炎放射が放たれノーヴァを相殺する) 」 アイスビックル 「おぉ、効いている!これなら押し切れるかもしれん。 ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラk――――おっとMP切れか。…少し借りるぞ。許せ兄弟…戦というものは非情なんだ。(あろうことか、マホトラでオーシャンのMPを吸収)よーし… 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「……!(ボガアアァァーーーン…ッ…!!!!)(プロンの凄まじい電撃が直撃し、自身がいた空中で爆炎が広がった)ブワッ―――――グンッ…!(しかしその爆炎の中から姿を現し、全身に先程の雷を帯びたまま彼女の首を素早く掴んだ。)貴様が雷を司る不死鳥だということは、先の戦いで解っている(プロンの脳裏に、ムスカ体のナナシアが発した雷魔法を吸収したことが思い出される)。だが貴様は今から起こる電光石火の如き刹那に戦慄を覚えるだろう―――――(そう言うとプロンの首を掴んだまま青い電流を流し込む。プロンに雷が通じないと知っていながら…) 」 ミヤモト「(菅笠をパサリと落とし、激戦の様子を垣間見る)いっひっひっひ、なんじゃこりゃぁ・・・!!セキガハラか?(爛々と目を輝かせながら歩み闘気をにじませる) 」 オーシャンクロー「ヒャダイン…!!バキバキバキバキバキギギギギッ―――フォシュアアアアアア… … ……(弧を描く氷の壁を目の前に生成し、熱風を遅らせる)ドシュッ――――…… 氷結魔剣―――ヒュオオオ…(空高く飛びあがったオーシャンクローは、両腕をあわせ振りかぶりそこに巨大な氷の柱が出来る)アイスクラッシュ!! ドバガアアアン!!(それをそのまま分身Cに振り下ろす) 」 プロン「…むぅ…!!(その性格故か、ナナシアの挑発へとまんまと乗ってしまったようで…)……言われなくても―――――そのつもりだよッ!!(そのまま急降下して自らの指先を地面に突き立て、地獄から雷を呼び寄せるッ…!!)――――"ジゴスパーク"ッ…!!!(地を走る無数の稲妻が一斉に分身Aへと襲い掛かる) 」 ドパァッ…!!(分身体が非常に多いためか、アイスビックルの即死呪文がその一体にかかり、水となって破裂した) ナナシア(ギコエル)・分身A「バシュン――――――小娘、もう一度我に自慢の雷を喰らわせてみよ。奇跡を信じれば、今度は効くかもしれないぞ…?(空中へ吹き飛ばされたプロンを追うように現れ、彼女の耳元に囁くように、挑発を駆ける) 」 アイスビックル「 ぬぅ、解凍が早くてはどうにもできん。かくなる上は…… ザラキ!(だめ元で分身達に即死呪文を仕掛けてみる) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「……!(迫りくる氷の刃に目を見開き、構えを取る)“ノーヴァ”…! ボボボボボボアアァァッ!!!(熱風波を放ち、氷の刃を相殺しそのままオーシャンクローに向かって飛ばした) 」 プロン「…!!流石にこれは効い――――ッ!?(蹴り上げられて) 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「陽炎にいるは孤高の狼か… よかろう、ならば独りで抗いを見せてみるがいい。火炎“ノーヴァ” ボボボボボボアアァァッ!!!!(両手を広げると同時に爆炎を伴う熱風波をウィルに解き放つ) 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「……!!?(ドゴォッ!!!)(プロンのボルテッカーが炸裂し、そのまま押し流されていきそうになるが…)…ふん。ドゴォッ!!(密着しているプロンの胸部を蹴りあげ、天高く蹴り飛ばした) 」 プラナ「――――ッ!!(襲い来る踵落としを避けつつも分身Bに応戦して)…!!(現れたその影が意外な人物であった模様で、流石に驚きを隠せずに)――――ウィル…!! 」 オーシャンクロー 「 ブウン!!フォシュンッ !!!フォシュンッ !!! スパッ… ド ゴ ギ ャ ァ ッ(外れた攻撃が地面を抉り破片を飛び散らす)―――くっ…ちょこざいな…ッッ!!(―――やはり能力か、こうなれば)ギシィィィーーーーン!!!(最後の一振りを横一文字にナナシアに振り放つ)氷結呪文!!ヒャダルコ!! ピキッ… ----ガンッ バギバギバギドガガガガガガガ!!!!(氷の刃が地面から飛び出しナナシアに向かって追撃を開始する) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「 スン――――(目視することなく体を右に反って爪の凶刃をかわす)よく動くことだ。(それ以降もオーシャンクローの攻撃をしなやかに回避し続けていく) 」 アイスビックル「ぬぉ!?(オーシャンを囮にした)おういけー兄弟!のしたれ! 」 ××× → ウィル「――――さっきから絆がどうとか、高説ご苦労。むしろ好都合だぜ………『個人技』なら俺の十八番だ。(鋭く目を細め、口角を上げ大胆不敵に笑いナナシアDを見据える) 」 プロン「……!(全く通用していないのを見据えつつも)…やっぱり一筋縄じゃ行かない…か。―――だったら…!!ビリリィッ…!…バチバチ…バチィッ!!バババリバリッシュゥッ!!!(自らの全身に凄まじい稲妻を纏い、稲妻が激しく荒れ狂う)…今度はこれぐらいの出力で行かなきゃ…ねッ!!―――――"ボルテッカー"!!!(眩く、激しい稲妻の如く、分身Aに突撃していって) 」 ×××「――――おいおい、曲芸とは傷つくな。今の結構マジだったんだぜ?(立ち昇る火柱が徐々にその背を低くし、燃え盛るステージの中心にぬらりと影を現す) 」 オーシャンクロー 「相も――――――――ギャガガガガガガガガ!!!!!! 変わらず速いッッッ なァ!!バギィンッ!!(篭手で爪をガードしのけ反る)フォンフォンフォンフォンッ(そのままバック転して距離を置く)ドシュンッ!!ダッ!!てやあああ バシュッ!!!!(すぐさま分身Cに向かって突撃し爪を縦に振るう) 」 ミヤモト「(菅笠を被り焦土となった町跡を歩いている)臭う・・・死合う者共の匂いだ。ふむ・・・。(激戦区へ歩みだす) 」 パキパキパキィ…ッ…!!―――――ピキッ…パリィィーーーン…ッ…!!!(アイスビックルの凍える意武器により分身体が一度は凍りつくが、瞬く間に解凍し、各々に活動を再開する) ナナシア(ギコエル)・分身B「ズドォンッ!!(砲弾の如き重い踵落としをプラナに繰り出そうと急襲を仕掛ける) 」 アイスビックル「よぅし…合点承知之助!どれどれ…… ――――――――フォォォォォォォォォ ゴオオオオオオオオオオッ(分身達のほうに"こごえるふぶき"を吐き出す) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「分身と言えど我は我ぞ、侮るなよ―――――愚民。 ジャキィィイインッ!!!(一瞬でオーシャンクローとアイスビックルの間に割り込み、両の鋭い手による回転切りを見舞った) 」 ナナシア(ギコエル)・分身D「―――――! バシュン (分身体との群れに紛れていた一体が、空間からの火花に逸早く気づき、飛翔して火柱を避ける)…面白い曲芸だ…顔を見せろ。(得体の知れない存在を俯瞰する) 」 ナナシア(ギコエル)・分身B「水に対し電気を弱点とする…合理的―――――だと思ったか?バジッバジジッ…!!(全身に電撃を帯びるが、断末魔を上げることもなければ表情が歪むことなどなく、恐らくは全く通用していないようである)我が一個体の生命ならば、その考えはしごく合理的だっただろう。だが我は魂を持たぬ水の影武者。ただの水に電気を流しても、それで我がどうにかなることなどない。(邪悪な笑みを浮かべる) 」 オーシャンクロー 「阿呆が…無理して戦わなきゃ絆と言わん。(やれやれと言ったように微笑む)英雄様は、どうにも人が良すぎるのが玉に瑕よの。 生意気な口は結構だが、貴様如き粗悪品にこの拙者の相手が務まるとでも思うか。(分身Cを睨みつける) …手伝ってくれるのなら、有り難いさ。(ビックルに) 」 パチ パチパチ (分身ナナシアの付近の空間から火花が散り始める。そして――) ジ、ジッ――――――ゴォォォォゥゥゥゥゥゥゥゥッッツツ!!!! (突如として、轟音と共に巨大な火柱が立ち昇る) プロン「――――ッ!(ひらりと身をかわし、分身Aの方を振り向いて)…元々が水なら、これはどうかなっ…!!(分身Aに向かって指先から電撃を走らせて) 」 ナナシア(ギコエル)・分身C「ガギャァーンッ!!(背から生えた翼でオーシャンクローの攻撃を防ぐ)自ら挑んできたその勢いの良さに応え、我が存分に相手をしよう。ジャキャァンッ!!!(オーシャンクローの爪に対し、自らの指を鋭利状に長く伸ばした) 」 ナナシア(ギコエル)・分身A「コッ…コツ…(背後からプロンに忍び寄る)小娘、我はここだ――――ドゴォッ!!!(飛行して殴りかかろうとする) 」 アイスビックル「あん?何だその顔は。何をビックル(びっくら)こいてる。俺だよ俺!何だかわからねえが大変そうみてえじゃねえか?なんだったらお前、手伝おうか? 」 キサナ(XTREME)「…言われるまでも無し…!(こくりと頷き、モララーと共に分身をかぎ分け、本体の方に向かっていって) 」 モララー「(チクショウが…ッ…!こっちはたでさえあのデカブツ(サハスラブジャ)と本体で手がいっぱいいっぱいだってのによ……!……考えてもはじまらねえ…とにかく、俺はあいつ(本体)を仕留めねえと…!)聞こえるかお前ら!悪いことは言わねえ、危険を感じたらすぐにこっから逃げろ!!絶対に無理して戦おうとするな…!それがあいつの思惑だぁッ!! 来いキサナ!力を貸してくれッ!! ダァンッ!! (頼む……頼むから誰も死なないでくれよな…!!) (全員に向かってそう叫ぶと、分身体をかぎ分けて一目散に本体の方へと駆けだす) 」 オーシャンクロー 「……ビックル!?お前、なんでここに…ん?お前…はて、いや、すまぬ人違いではないか?(困惑) こやつ…ころころと姿を変えるだけでなく、分身まで使うとは…… ッだぁらァ!!ドシュウウ!!!(爪を分身体に振り下ろす) 」 BGM♪ ナナシア(ギコエル)「我一人でも貴様等を屠ることは十分に容易い… だが、貴様等の『絆』とやらが、どれほどのものか観察させてもらう―――――――――葬(や)れ。 (ナナシアの合図とともに、分身体が一斉に戦士たちに急襲した) 」 プロン「わわっ!?(周囲に現れた大量のナナシアを見つつも)…水が全部ナナシアになっちゃった…!? 」 モララー「何を言って――――!(何か仕掛けてくる…!)―――ッ!?(周囲に現れた大勢のナナシアに戦栗する)チッ…クソったれが…っ…!(拳を強く握りしめ、切迫した表情で辺りを見渡す) 」 ブクン…ッ…! ビュクブクブク…ッ… ブクンブクッ…(ナナシアの口上と共に床から水柱が湧きあがる。水は徐々に人の形を帯び始め、やがて色がつき始める。戦士たちを囲むように現れたすべての水は――――ナナシア(ギコエル)となった ) ナナシア(ギコエル)「民衆が寄ってたかれば神をも討つように… その『絆』の力とやらは我にとってこの上ない脅威だ、それは認めざるを得ない。(モララーの発言に対し)――――だが、その真実に気づいた我ならば恐るるに足りはしない。単純な理屈だ。我が―――その驚異の力よりもさらに上に君臨すればいいだけのことだ(人差し指を天高く突き上げる)一切の奇跡も偶然も起こさせはせん。『絆』の力が民衆共の刃なら、散り散りにしてしまえば造作もないことだ。大地――――“ヴァッサーマン”…! 」 モララー「(『絆』の力… 言われりゃあ確かに、誰か一人の力で世界を守った事実なんてなかったな… 俺たちは気づいていなかったのかもしれねえが、ナナシアの言う通り…それは確かに絆以外のなにものでもなかったと…今ならはっきりわかるってばよ…)(今までの激戦を思い返し、その度に仲間たちと共に乗り越えてきたことを思い出す)…つまりテメェは、自分自身を神と呼んで俺たちを見下している割には、俺達のことをよく知っているということだな。神なら何でも知っているとでも言いたげそうだが… 俺には、お前が俺達のその絆の力ってのに怯えているようにも聞こえるぜ、ナナシア。 」 ナナシア(ギコエル)「初めは我も侮ってはいた、だが、今日までこの世界を手にした輩が存在しないのは、その力が存在し、そしてそれが何よりも脅威であるが故だ。(静かに瞳を閉じたまま淡々とした口調で話す) 」 ナナシア(ギコエル)「我は気づいたのだ、今の今まで、何故彼らがこの世界を己の手に染め上げることができなかったのか…その真実を…(夜空を仰ぐ)…かつてこの世界に脅威を齎した猛者たちが―――各々に思想と力を併せ持ちながら、それでもなおこの世界に抗うことができなかったのは―――――(脳内に… メフィレス、シルヴィ、混沌の女神、追跡者、混沌の魔獣、サタナエル、ロバートなどの、ケイオスや英雄たちに多大な影響を及ぼした存在の像が次々と流れ込んでいく)―――――貴様らが『絆』と呼ぶその不可視の力が、それまでの限界を、常識を、更には奇跡さえをも超越したからだ。 」 ゴルト「言うだけの力はあるようですね…。……確かに、力の秘密さえわかれば……(ナナシアを見つつも) 」 モララー「……?? 何を言ってやがる…?(ナナシアの発言に訝しむように) 」 アイスビックル「 オイオイ、何してるんだ、兄弟。 」 ナナシア(ギコエル)「(ぴたりと歩みを止め、悪魔の如き歪んだ顔を保ったままモララーを、そして周囲の戦士たち全員の顔を見つめる) 貴様等の目には…我は神ではなく、異端者として映っているのだろう。(突如奇妙なことを言い出す)それは恐らく、過去これまで――――我と同じように貴様ら混沌世界の戦士たちと対峙した猛者たちも、今の我と同じ異端者でしかなかったのだろう… 故に貴様等は、我を過去の猛者たちの存在と何ら変わりない、単なる「異端者」としてか見ていない。だが言っておこうか――――――それが貴様等の誤りだ。(モララーを指し) 」 オーシャンクロー 「余裕を見せよってからに…(攻撃の弾かれる様を見て不愉快そうに眉を顰める)闇雲にスタミナを消費すればこちらの勝機は潰えるぞ…奴はなんらかの特殊な能力を有している、それが解れば攻めようもあったものを……(ナナシアの絶対的な強さの前に手を出せずにいる) 」 モララー「ケッ… テメェの御託はうんざりなんだよ、ナナシア。(怒りを含んだ鋭い目つきでしっかりとナナシアの姿を捉える) 」 ナナシア(ギコエル)「潔く我と一つになることを認めたか?だが光栄に思うが良い、我は貴様等の持つ力を、『名前』を、この身に刻み、未来永劫朽ち果てることなく、我の中に永久に保管されるのだから。(歪に口角を上げ、ゆっくりと接近を試みる) 」 キサナ(XTREME)「……。(そんなモララーの合図にこくりと頷いて答え、後ろに下がっていく) 」 モララー「ッ… (キサナに「一旦引け」と目で合図し、ナナシアと距離を置く)相変わらず奇妙な能力を使いやがるぜ… 昔テメェと殺りあった時とは、比べもんにならねえな…(口元を腕で拭い) 」 ナナシア(ギコエル)「何故動きを止めた。戦慄を覚えたのなら致し方ない。だが神に等しき我を前にして構えを解くのは死を許容するに同義。おこがましいことよ… ス……―――――――ダァンッ!!バギャァンッ!!グギャァンッ!!!(モララーとの会話の最中にゆっくりと片手を水平に構えると、キサナの放った魔力弾を打ち消す不可視の防御壁を張り、全ての弾を防いだ)……活気なことよ。(キサナ…それも彼女の目を一瞥し、鋭利な表情をしたまま呟く) 」 キサナ(XTREME)「…ふっ!(ナナシアに自らの魔眼で極限までに威力を高めた魔力弾を連射していく) 」 モララー「はぁ……はぁ……(温存の為にTURBOを解除しているとはいえ、なんだこいつの動き… 明らかに俺を見ていなかった… アンビションを使っているのか、それとも…)(少々荒い息を漏らしながらナナシアと対峙する) 」 ナナシア(ギコエル)「スン スン スン (モララーの攻撃を目視することもなく、風に揺れる草のように軽々と回避を続ける) 」 モララー「らぁッ!せやッ!ぬらぁッ…!!(地上で別の仲間たちが戦っている最中、ナナシアに対し連撃を叩き込んでいく) 」 ズッシャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーンッッッ!!!!!(コールドビルから離れた地上にて、戦士たちとサハスラブジャが激しく交戦している) サハスラブジャ「――――――― ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (地に倒れ伏した戦士たちの頭上に君臨した千手観音には月光による後光がさしていた。万物の権化がうねりを上げる―――――) 」 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ッ ――――――――――――――― 霧雨魔理沙「んな–––––––ッ(その山そのものが迫るような圧倒的破壊力、スケールの差で既に敗北を記し、攻撃が迫る風圧のみで帚が砕け糸が切れた人形のように周囲の建物の瓦礫に紛れ転落していく)––––––悪い(パッチェさん……アリス……こーりん……幽華、隙間BBA……)悪い……(咲夜……妖夢……霊夢–––– 皆 )–––– 済 ま ね ぇ 」 ドシャアアアアアァァァァァァーーーーーーン……ッ……! ! ! ! ! ! (魔理沙がマスタースパークを放つ前に、千手が先手を打った――――) 霧雨魔理沙「そん……な……(効いていない、いや……最早攻撃すら認識していない……非力だ、私は『普通の』魔法使いどころじゃ……ねぇ……)何が、何が魔法だ……くそ……!(千手の下す裁き、地獄絵図のような光景に愕然とし八卦炉を握りしめる)くっそ野郎オオオオォォォオォォォォ–––––ッ!!(脇目も振らず帚の出しうる最高速度でサハスラブシャの顔面へ真っ向から接近し、零距離でマスタースパークを放とうとするが……) 」 ヘリ「クソ、まるで効いちゃいない!クソ怪獣め―――――バォオンッ!!(千手のひとつがヘリの機体尾部を丸ごと削ぎ落とすように破壊する)――――ッ!!? メイデイ、メイデイ メイデイッ!! 高度を維持できない!制御不能!!アルファダウン アルファダウン―――――ドガァァァアアアンッ!!!(光源に近づきすぎた蛾のようにきりもみ回転しながら落下していき、滞空中に千手の追撃を受け全壊、大破) 」 ドンキー 「わ、ワリ――――――――――!!!(他人の心配をする暇すら無く、ワリオの後に無慈悲な連撃に地面に叩き伏せられた…) 」 村紗水蜜「―――・・・おいうそでしょぉ・・・・・?まだ、アルマゲドンTSUTAYAに・・・・・返してないのにぃいいいいいいいいいいいいい!!!?(轟音が地上に付くと同時にビルの瓦礫と共に・・・・) 」 ワリオ「へ―――――?(その光景に固まり、攻撃の手を止めて)……!!ムワアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!(千手の腕が次々とヒットしていき、ワリオマンが解除されてビルから転落していく) 」 ヒロ「……は?(戦闘機の窓から見て)……嘘だr(千手の腕のひとつが戦闘機に直撃、そのまま地に叩きつけられる) 」 ヒ ュ ゴ ゴ ゴ ォ ゴ ゴ ォ ォ ゴ ゴ ォ ―――――(とてもつもない速度で千手が落下し…そして――――)――――― ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ッ (慈悲の無き神の手が、民に断罪を下した) ―――――天から幾つもの隕石が降り注いだ… しかしそれは隕石などではなく、いやむしろ、それ以上の脅威を誇る――――――" 千 手 の 腕 の す べ て " だった 突然、戦士たちは攻撃の手を止めた…いや、止めざるを得なかったのだ。目に映る光景に酷く驚愕し、そして絶望したが故に――――― 村紗水蜜「 (ザブン、と空間から出てきて)うへぇ~、荒波はきついね。びっしゃびしゃだよもう・・・。―――砲撃、超人の一撃、弾幕・・・どれもこれも屁のツッパリにもならないってかい。 」 サハスラブジャ「――――――― パ キ ィ ー ン … ッ … ! ! ! (二本の手で両手を合わせると、赤い眼光が更なる赤みを帯び始め…全身が激しく振動し、それは大地さえも震撼させた) 」 ドンキー 「喰らい…やがれぇッ!!(サハスラブジャにタル爆弾を投げつける) 」 ヒロ「…よし、避け切れたか……!(次元的退避をした村沙を見て)なめるなっ…!(土を放り投げ、戦闘機のようなものを作り上げ、飛び乗る)……上手く、狙い撃つ……っ!!(土爆弾をサハスラブジャに向けて投下) 」 ナナシア(ギコエル)「(モララーと交戦している最中、サハスラブジャと交戦している一同を睥睨する)―――――――――― " 終 い " だ。 」 ヘリ「バララララララ………(数機の戦闘ヘリがサハスラブジャの付近へ飛んでくる) こちらアルファ 目標地点へ到達!敵影を補足、もう何百マイル前からも見えてたけどな…!”ゴジラ”の再来か、はたまたこれこそがハルマゲドンなのか――――攻撃を開始する!! ピピー ピピー ピピー ボバババババッ―――――!! (その時、突如としてサハスラブジャの胸元めがけ多数のミサイルが飛来する) 」 サハスラブジャ「ズギャギャアアァーーーン…ッ…!!!(魔理沙の放った星型弾幕が顔面に直撃し、頭部辺りに爆煙が広がる)――――――― ギ ュ ン ッ ――――――――(煙が晴れると同時に瞑っていた目が一斉に開き、赤い眼光を露わにする) 」 ワリオ「な――――――!?ビクともしねぇだと…!?チクショオオオオォォォォォォォォ!!!!(叫びながらマントで飛び回って必死に避けて) 」 霧雨魔理沙「ッ……!?お、おいお前等無事…ッ……かぁ……(ほっと胸を撫で下ろすもすぐに表情を引き締め上空を旋回)–––––とはいえ(このままじゃ唯一の足場がアブねぇな……あいつら、全員が飛行手段があるって訳じゃないだろうしここは……)おいおらぁ!こんデカブツ!ライトセーバーでも使わなくていいのかー将軍もどきー!やーい!(挑発を発しながら顔面に狙いを定め手から星形の弾幕を放ち注意を引こうと試みる) 」 ボッガアアアアアアァァァァァアアアーーーンッ!!!!(ヒロの投げた土爆弾と魔法がぶつかり合い、凄まじい爆発が起こる) 村紗水蜜 「あぁ!くそぉう!ヤバいぞぉおおおお!!!ゴジラなんぞよりはるかにヤバいぞぉオおおおおおお!!!総員退避!退避ぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!(空間に召喚した海に飛び込み、次元的回避) 」 ヒロ「……あの砲撃とパンチでも傷一つついてな……(サハスラブジャの魔法が襲いかかってくるのを見る)……危ないっ!(村沙の前に立ち、土爆弾を大量に魔法に向けてぶん投げ、相殺を試みる) 」 サハスラブジャ「ドガッシャアアアァァンッ!!! ズガアアァァンッ!!!! (一斉砲撃やワリオの強烈なパンチが直撃した――――――だが――――――その黄金の身体には傷一つついておらず、あたかも戦士らの無力さを嘲笑するように神々しく輝いていた)ボオオオオオォォォオオオッ!!!! ギシャアアアァァァァアアッ!!!! ピシャアアアアァァァアアンッ!!!! ビュオワアアアアァァァアアッ!!!!! ゴゴゴゴオオォォォオオンッ!!!!(十一面それぞれから炎や氷、雷に風、そして土の属性を司る強烈な魔法が解き放たれる。魔法は大地を抉りながら戦士たちに襲いかかった) 」 ワリオ 「 …ニンニク食べて、元気100倍、ワリオ―――――まああぁぁぁぁぁぁぁぁん!?(落下してきた拳の衝撃に吹っ飛ばされて)……やりやがったな…この野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!(サハスラブジャに突っ込んで行き、連続でパンチを繰り出す) 」 村紗水蜜 「うぎゃーーーーーーーーーー!!!なんじゃこのバ火力は!!?・・・う、撃て撃てぇえええ!!!(合図と共にサハスラブジャに向け轟音を立て無数の砲弾が飛ぶ) 」 サハスラブジャ「 グ ォ (接近する最中、一本の腕だけが独りでに動き始め、今まさに殴る態勢に入った。そして―――――)―――――――――ズガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!!(巨大な拳が、風を切る銃弾の如き速度で、瞬く間に戦士たちのいる地上に落下した。たったの一撃で大地は激しく震撼し、砂嵐の如き砂塵と岩石が舞い上がった) 」 ヒロ「……なんじゃ、あの戦艦!!??(村沙が出した戦艦を見て)……くっ……!!!(砂塵が上がったのを見て) 」 村紗水蜜「後で料金請求されちゃうかなぁ~・・・・・ま、そんなこと言ってられないや。―――――『これよりは暗黒の海、亡霊の謳、漂う怨念は刃となり、怨嗟の声は業火の荒波!』(柄杓を地面にこつんと当てると、周りの空間にいくつかの波紋が現れ、荒れ狂う海の一端を次々召喚する。そしてそこから出てきたのは・・・・藻や泥、サンゴにまみれた古い戦艦の砲台が。)―――砲撃、容易!!(うごごご、と砲台がサハスラブジャの方を向く) 」 ヒロ「ん……それは…?(村沙の底の空いた柄杓を見て) 」 霧雨魔理沙「パンッ(両手で頭を叩き帚を杖にして立ち上がり、立ち塞がる観音の顔に相応しく無い禍々し気に当てられ苦し紛れに口角を釣り上げる)……悪い、猫さんよ、こいつの残機を削るのは『無理』と考えておいてくれ。私に出来るのはせいぜい……ボムを削るぐらいだ……ぜッ!(帚に颯爽と飛び乗り大気の波に乗るサーファーのように非行、サハフラシャを中心に旋回) 」 村紗水蜜 「倒すのは難しそうだね・・・でも、少しでも足止めはできるかもしんない・・・!(底の空いた柄杓を取り出し) 」 ワリオ「 …こうなりゃ、最初から全力で行くしかねぇな…!(ニンニクを食い始めて) 」 サハスラブジャ「 ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ … … ! ! ! (真っ黒に焦げた大地を抉りながら、ゆっくりとコールドビルに接近を図る) 」 ヒロ「……やるしかねぇだろ……逃げ切るとは、思えん……(村沙に) 」 ドンキー「ま、任せとけ!!パワーなら誰にも負けねぇ…… ……ことも無くも無いし、無いかもしれんがな……(汗) 」 モララー「チッ――――(ナナシアを前にしているってのにあんなデカブツの相手までしなきゃならねーのは正直…分が悪すぎる… ……ここは―――)―――――俺がナナシアをやる!お前たちはあのデカブツを任せたぞ!! ダァンッ!!!(そう言うと足を踏み込ませ、ナナシアに向かって駆け出した)」 サハスラブジャ「 ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ … … ! ! ! ! (ナナシアの呼応に動き出し、コールドビルに向き合い―――――――"ビルに向かって直進しようとしている" ) 」 ナナシア(ギコエル)「―――――――――断罪せよ。(スッと掌を向ける) 」 村紗水蜜「なんてこった・・・あんなの、戦艦がいくつあっても足りやしないよ。――――どうすんだい?徹底抗戦、やってみる? 」 ワリオ「こ…こんちきしょうめ!サハギンだかブラジャーだか知らないが、で、ででで…デカけりゃいいってモンじゃねーんだぞ…!(サハスラブジャを前にして拳を向けつつも、足が震えていて) 」 モララー「ッ……!(俺の含め…今まで見た召喚魔獣の比じゃねえぜ…こいつぁ……!)(屋上から、動く巨大観音像を見て戦慄が走る) 」 BGM♪ ヒロ「……な、なんだよ……あのデカイのは………!!(サハスラブジャを見て) 」 ナナシア(ギコエル)「さあ、終焉に舞え――――――――神の祭典にて。」 霧雨魔理沙「GANTZ……千手観音……うッ、あ……頭が……(ガクリと膝を突き豆のように小さくなった瞳を振るわせ戦意を瞬く間に焼失していく) 」 ヒロ「は?……なんだよあのデカブツ……(サハスラブジャを見て呆然としている) モララー「ッ……!(召喚魔法…!?何かが来る……)いったい――――――!!!?(突如として現れた超巨大な影を見据え、出現による衝撃に耐えようと力強く足を踏み込ませる)…っ……何が出やがっ―――――!!!(サハスラブジャを見て驚愕を連続させる)な…なんてデカさだこりゃ… でっけえタマキンかと思ったぜ……(はははと苦笑しているが、目は笑っていない) 」 村紗水蜜「あぁりゃりゃ、あそこまで大きいの出てくると意味不明な達観しちゃうね・・・。でも、これはわかるよ、一番恐ろしいのは神の力なんかじゃない・・・神の力に溺れた人の心だ。(プハァ~と葉巻の香りが焦土の宙へと舞う) 」 キサナ(XTREME)「―――――ッ!(目の前に現れた召喚獣を見つつも)…これ程の召喚獣をも呼び寄せるとは…… 」 サハスラブジャ「ズッシャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!(落下と同時に大地を震撼させ、砂嵐の如き砂塵を巻き起こした。砂塵が止むと中から姿を現したのは、超巨大な十一面千手観音像だった) ギ…ギギギギギ…ッ… ズゴゴゴゴゴゴゴ……ッ……!!!!!(軋みを上げながら体を起こすことでその全貌が明らかとなる。月光に反射し神々しく輝く黄金の身体、そして圧倒的な大きさと数を誇る千手により、全ての召喚魔獣の中でも神に近しいほどに強大な存在であることが解る) 」 ギ ュ ン ―――――――(陥没地帯の遥か上空に、大地を呑みこむほどの大きな魔法陣が展開される。その陣から巨大な影がぬっと現われ、陥没した大地の中央に勢いよく落下した) ナナシア(ギコエル)「戦慄して尚、我に抗いを見せるか…(鼻で嘲笑し) いいだろう、ならば、我が先程の閃光を再び解き放つまでに…我の心臓を喰らってみよ―――――――パキィーン…ッ!!!(両手を合わせる)―――――――召喚“サハスラブジャ”―――――――― 」 モララー「……!(前方にナナシアの姿を捉えた瞬間、我に返ってマフラーに手を添える)ああ、驚いた… 相も変わらずテメエは、化けもん染みてるよ… けどなぁ、神だが何だが知らねえが… 俺はてめえに敗れるわけにゃ…いかねーんだよ…。(冷や汗を拳で拭い、ナナシアを睨みあげる)……(俺は…こんなところで立ち止まっているわけにはいかねえんだ… 過去も、未来も…戦友(ダチ)も救わなきゃならねえ……!)(ぎゅうと強く拳を握りしめる) 」 村紗水蜜「神の力・・・か。(立ち上がりゆっくりと焦土を眺める)――――シュボ(葉巻を加え、マッチで火をともす)・・・・破壊するだけが神なら、創造するだけが神なら・・・兵器だって神にもなれるだろうさ。(突如ポツリとつぶやく) 」 ワリオ「…うまい事言ってる場合じゃねぇって……(魔理沙に)……もうダメだし、おしまいかもしれんな……(汗) 」 霧雨魔理沙「お、おーいおいおい……何個ボムを詰んだらこんな冥土喫茶になっちまうんだ……ははは、まいったな、こりゃ……ゆっくりと蛇に喰われる蛙の気持ちを理解したかのようだぜ 」 ナナシア(ギコエル)「ス…―――――(両の掌を広げたまま、ゆっくりとモララーたちのいる屋上付近まで下りてくる)神の力… 貴様等には過ぎた褒美だ。(クククと狡猾そうに笑みと、驚愕を響かせる戦士たちと対峙する)お気に召したか。これが我の持つ神の力だ。大地も、大海も、大空も、ありとあらゆる時空をも歪ませるほどの絶対的な"力"だ。貴様らでは、理解することなど出来やしない。 」 村紗水蜜「わ!!ちょ、まりさ!!(魔理沙に突き飛ばされ倒れこむように伏せる形に)「―――――!!・・・お、おいおいおい・・・いつからここは・・・ヒロシマナガサキになったんだ・・・・? 」 ドンキー 「………(一瞬で焦土と化した周囲を見回し、しばらくの間沈黙して)……お、おいおい…。…今までの比じゃねぇぞ…これ……(先程の自信も失っていき、冷や汗を流して) 」 音も、風も、雲も、空間そのものが静止しているかのように静寂が広がった――――― モララー「ッ――――――――――――!!!??(声にならない驚きをあげながら、冷静の欠いた表情で、変わり果てた風景を唖然と眺めていた)」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … … … (光が途絶えると、目の前に灰色と黒色の二つが錯綜する景色が露わとなった。たちこめる土煙が晴れるとそこにはもう街の面影などはなく――――真っ黒な陥没地帯ができ上がっていた) ┣¨ ォ ッ (激しい閃光が戦士たちを、街を、空を、覆い尽くした――――) 霧雨魔理沙「 –––––!? むらッ……(モララーの叫びに反射的に反応し村沙へ向かって駆け出し彼女を突き飛ばして自らも倒れ込み伏せる)ばっ…かやろう!!喰っとる場合かァ––––ッ!! 」 ヒロ「……はっ?(モララーの叫びを聞いて伏せる) 」 ワリオ 「え…!?(モララーの叫びを聞いてドンキーと共にその場に伏せて) 」 モララー「(もし……もしも『あん時』と同じなら…――――――いや、『あの時』以上のことが起こったら……??…それは……それは――――――ッ!!)―――――――― 全 員 伏 せ ろ ォ ッ ! ! ! ! (声を荒げ、屋上にいる戦士たちに向かって叫ぶ) 」 ナナシア(ギコエル)「(戦慄する戦士たちを邪悪な笑みで嗤うと掌を真下へ向ける)――――――――“ 破 滅 の 閃 光 ”――――――――(高エネルギーが一点に集束し、そして、小さな光線として街に解き放った) 」 モララー「く…っ……―――――――!!!!(上空に佇む影…否、君臨した神を見上げて酷く驚愕し、戦慄した)ぁ……あ…… ……野郎…これじゃあまるで…『あん時』と同じじゃねえか…ッ……!(僅かに震える体を抑えようと、静かに左の肩に手を添え、強く掴んだ。ナナシアの真骨頂を前に、奴に植え付けられた絶望的な過去が何度も脳裏を駆けまわっていたのだった…) 」 キサナ(XTREME)「……(右眼に刻まれたXの紋章を光らせ、ナナシアを見上げつつも)…この姿に関しては閲覧したものの―――――これ程とは……! 」 霧雨魔理沙「私は完璧を嫌悪する!! 完璧であれば、それ以上は無い。 そこに創造の余地は無く、それは知恵も才能も立ち入る隙がないと言う事だ!命なんて他人が勝手に奪っていいモンじゃねえんだって… こうして生まれてきたんだよ! 自由に生きて自由に死ぬ権利ぐらいあるハズじゃねぇか!!(冷や汗を流し三白眼で明後日の方向へ咆哮) 」 ナナシア(ギコエル)「(天使の輪、純白の翼、全身から神々しい光を解き放つその姿はまさに――――――――『神』と形容するに相応しいものだった) ………"ここ"まで我を追い詰めた、その実力を高く評価し、我から貴様らに褒美を贈呈しよう――――ギジィ…ッ… ジジッ…バジバジ…ィ…ッ…!!!(右の掌に禍々しい赤い光を帯びた電流が迸る) 」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … … … …(天空にはナナシアがいた。しかし、そこには先程の黒い体をしたナナシアは存在せず――――――ただ一人の『神』が一同を静かに俯瞰していた) 村紗水蜜「おお、なんという輝き・・・だが、惜しい哉(余裕をもって優雅に蕎麦をすすりながら登場) 」 ワリオ 「 クソッ……!!(激しい光に目を閉じつつも)眩しすぎて何も見えやしねぇ…! 」 ヒロ「……ってか……眩しい……これじゃ、捉えようがねぇじゃねぇか……!!(日本刀を構える) 」 モララー「ちくしょ―――――ぐあ…ッ…!!(ナナシアから放たれた猛烈な光で目を眩ませながら、両腕を交わして光を遮ろうとする) 」 ナナシア「 カ ッ ―――――――(全身から一節の閃光が迸る)カッ カッ カッ カッ カッ カッ (更に体の至る部位から閃光が迸っていく)ギャリ、ギャリィ、ギャリン…ッ!!! ピカアアアァァァァ――――――ズシャアアアアアアアアァァァァァッッ!!!!!!(ナナシアそのものが太陽の如く巨大な光球にへとなった瞬間、空を覆い尽すほどに膨張し破裂した) 」 霧雨魔理沙「 (その神々しい輝きに思わず息を呑み)れ、霊夢……私は……(私はついて行けるだろうか……)巫女のいないこの世界の、スピードに…… 」 モララー「………!(―――――まさか…ッ……!!?)(悠然と飛翔するナナシアを見上げ、彼がこれから取る行動に逸早く気づいた) 」 ――――――― 神 の 絶 対 な る 力 を ――――――― ナナシア「――――私はお前たちの力を否定しない。何故ならその力は結果として、私の物になるのだから…!(ある上空で停止し、モララーたちを俯瞰しながらゆっくりと両腕を広げた) バ ッ ――――――全てをいただく前に見せてやろう…―――― 」 BGM ドンキー 「…ビビってる場合かよ…。……ここまでやっちまったんだ。今更、引き下がれねぇだろ…?(腕を回しつつも) 」 ワリオ 「 じょ、冗談キツいぜ…。…こりゃあマジな化けモンじゃねぇか……(ナナシアを見据えつつも) 」 ヒロ「……くそっ……まだ、生きてやがる……!(ナナシアを見て) 」 前へ
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ここは10番道路。チャンピオンを目指す猛者達が修行のために訪れる場所だ。 このような過酷な地においてもタブンネは生息する。レベルが高いので経験値稼ぎには最適だ。 タブンネは毎日、トレーナーに蹂躙されながらも野生ポケモンに目を付けられないように暮らしていた。 「よし、行けジヘッド!」 一面の緑の中に不自然なピンクを見つけた少年は慣れた動作でジヘッドを繰り出した。 ジヘッドは非常によく育っていて、進化の兆しがはっきりと見えていた。 「噛み砕く!」 少年の命令を聞くより早くジヘッドは草の擦れる音に反応していた。真っ直ぐに飛び出した双頭がピンクに鋭利な牙を突き立てる。 「ミビャアアアアアッ!?」 甲高い叫びを聞いた少年がジヘッドを追うと、そこには肥った腹と弛んだ首を食い付かれている一匹の成獣タブンネがいた。 「ミッ!ミヒッ!」 タブンネは逃げようともがくが、牙が肉に食い込むのを助けるだけだった。 「よし、このタブンネはレベルが高いぞ……すごい経験値だ!」 少年が興奮を抑えきれない様子で言うと同時に、ジヘッドの体が青く光り、その姿を変えた。 「やった、ついに進化したぞ!とどめだサザンドラ、龍星群!」 進化したサザンドラはタブンネを放し、尾の一振りで地面に叩き付けると3つの口から大量の光を吐き出した。 「ミグウッ!!ウアアアーーーーッ!!!」 光は瀕死のタブンネに容赦無く降り注ぎ、辺りは焦土と化した。 「……おや、タブンネじゃないか」 その声でタブンネが再び意識を取り戻したとき、目の前には一人の男がいた。 男がタブンネの口の中に大きな金平糖のような物を一つ入れるとタブンネの全身の傷が塞がり、タブンネはあっという間に元気になった。 「最近はタブンネ狩りと称して経験値稼ぎや虐待をする輩が多くてな、私がいなければ君も死んでいたよ」 「私はMr.タブンネという研究者だ。名前の通り、タブンネの研究をしている」 Mr.タブンネは白衣を纏い、研究バッグを提げた40歳程の男であった。タブンネは触角を使わずとも男が悪人では無いことを悟った。 「実はさっき君が無様に倒されるところを見ていてな…どうだタブンネよ。お前は悔しくないか?」 タブンネは龍星群のショックで何があったのかを忘れていたので首を傾げたが、 Mr.タブの両手を顔の横に持ってくるジェスチャーを見るとすぐに思い出した。 それでもMr.タブの言った事は今一つ飲み込めていないようだった。悔しくないか、とはどういうことだろう……、と。 「サザンドラに負けたのは君が弱いからだ。負けっぱなしでいいのか?一生殴られながら生きていたいか?」 それを聞いてタブンネは何だか、自分の中に今まで無かったどろどろした何かが生まれているような気がしてきた。体が熱く、固くなるのを感じた。 タブンネが初めて持ったそれは、純粋な怒りだった。 「もし強くなりたいなら私に着いてきなさい」 「ミッ!」 タブンネは迷わずMr.タブに着いていった。着いていった先は研究所を兼ねたMr.タブの家だ。 「さて、私の研究によると、タブンネは最弱のポケモンと言って差し支え無いだろう」 「ミッ!?」 いきなりの言葉にタブンネは驚いた。まさか自分が最弱と言われるとは思わなかったのだろう。 Mr.タブの説明によるとタブンネが最弱だと言う根拠は次のようなものだった。 ――まず体だが、分銅のような体型は脂肪が非常に多く、人間の赤ん坊ほどの小さな足や運動を考慮しないハートの肉球と合わせて、 走ることや跳ぶことには極めて向かない。 腕も異様に短く、四足歩行もできない。頭に毒虫が落ちてきても払うことすらできない。 大きな耳はレーダーになるが、耳管が広いわけではないので大きいことによる利点は無い。 発達した触角は鼓動から感情を読み取ることができるが、食うか食われるかの野生世界ではわざわざ近寄って感情を読み取る必要性は無い。 派手なピンクの模様は昆虫なら敢えて目立つことで危険性を主張することに役立つが、 タブンネの場合は逆に襲ってくださいと言っているようなもので全く役に立たない。 また、その模様は人間の服に似ているので、人間に恨みを持ったポケモンの怒りを買う恐れすらある。 毛皮は少なく肉がむき出しになっているので冬涼しく夏暖かく、トゲや岩角から身を守ることもできない。 次に技だが、技マシンを使わない限り接触型ノーマル攻撃しかできず、ゴーストポケモンや尖ったポケモンには一方的に攻撃される。 補助・回復技を多く覚えるが再生力でなければ自身の傷は治せず、あろうことか相手を回復する。 これではまるで、タブンネが人間や他のポケモンに媚びながら生きさせて貰っているようなものだ。いや、外見からして実際にそうなのだろう。 タブンネは一種の「ボーナス」なのだ。神からの愛を唯一受けられなかった悪意のポケモンなのだ。―― 最弱の所以の説明が終わる頃には、タブンネは拳を握り締めながら顔をぐじゃぐじゃにして泣いてしまっていた。 「まあ泣くな。確かにタブンネは弱いが、望みはある。強くなればいい」 協力者に全てを否定され絶望に沈んだタブンネだが、強くなればサザンドラを倒せるかもしれないと思い短い腕で涙を拭った。 「ミッミッ、ミィ?」 しかし、どうすれば強くなれるのか?技マシンで武装しても一撃で倒せなければ龍星群を使われる。 次に龍星群を食らって生きている保証などどこにもない。 「そこで私の研究が役に立つ。何百ものタブンネの協力のもとに作った最強の技を君に授けよう」 Mr.タブの眼が怪しく光る。タブンネはゴクリと唾を飲むがMr.タブを信用していた。 翌日。少年がチャンピオンになったと聞いたMr.タブとタブンネはポケモンリーグに乗り込んだ。 四天王はMr.タブの手持ちポケモンが蹴散らし、今二人は大きな扉の前に立っている。 「……いいかタブンネ、私の命令通り動けば必ず勝てるはずだ」 「ミィッ!」 「はじめまして、チャンピオン。私は頂点の称号など欲しくはない。彼の意思でここまで来たのだ」 少年は「彼」を見て目を丸くした。昨日経験値稼ぎに使ったタブンネが挑戦者の手持ちとして自分の目の前にいるのだ。 だがすぐに落ち着きを取り戻し、サザンドラを繰り出した。戦闘開始の合図である。 「いけっタブンネ!」 「ミッミッ!!」 「サザンドラ、流星群!」 少年はいきなり究極技を放った。例えタブンネであっても今は誇り高き決戦の間にいる戦士。これは少年のタブンネに対する敬意であった。 鉄を焼くほどの熱と力を帯びた流星がタブンネに襲いかかり、一瞬にしてタブンネは跡形もなく消し飛んだ……ように見えた。 「今だタブンネ、冷凍ビーム!」 「ミィ!」 タブンネは持っていた光の粉で龍星群の狙いを外していたのだ。 両手の先から白い光線がサザンドラ目掛けて一直線に伸び、サザンドラは氷付けになった。 氷が砕けてサザンドラはすぐ自由になったが、タブンネが必殺技を出す準備をするには十分すぎる余裕であった。 「タブンネ、ロケットパンチだ!」 「ミィィィ……ィィイイイ!!!」 タブンネは両手をサザンドラに向ける。するとなんと、タブンネの腕から火が吹き出した。 「ミ!?…ィギャアアアーーッ!アアアアアアッ!!」 タブンネの腕には機械が仕込んであり、それが必殺技ロケットパンチの正体だった。 だがアニメや漫画のようにはいかず、タブンネは腕を高温の炎と蒸気で焼かれながら引きちぎられた。 「ブミギャアアアッ!!!」 肉の焼ける香ばしい匂いと共にタブンネの腕が血のジェット噴射でサザンドラに飛んでいく。 サザンドラは腕を軽々と避けた。腕はステージの壁にぶち当たり、凄まじい大爆発を起こした。 タブンネは何が起こったのかわからず、ただ腕のあったところを押さえてのたうち回っていた。 どうして、腕が、熱いよ、痛いよ。 「やはり命中精度に問題があるな、この試作品は。おい、起きろタブンネ!今度はミサイルキックだ!」 床に倒れているタブンネの、今度は足から火が出た。 ビチビチという骨と肉がちぎれる音が響き、足の膝から下が本物のミサイルのように飛んでいく。 「ウゲァブ!ミガーーーーッ!!!!」 タブンネは体を焼かれながら裂かれる痛みに濁った奇声を上げた。 ミサイルキックは熱探知式らしく、サザンドラが火の弾を遠くに飛ばすとミサイルも遠くに飛んでいき自爆した。 「ううむ、これは想定外だったな…もっと研究しなければ」 タブンネは何か理不尽を感じていた。自分は死にそうなのに敵には傷ひとつ付いていない。これが効果的な作戦とは思えない。 しかしMr.タブがミミブーメランを命令すると新しい苦痛がやってきて考えが掻き消される。タブンネは地獄の責め苦を受けながら戦っていた。 敏感な大きい耳の神経がブチリブチリとちぎれ、勢いよく明後日の方向へ飛んでいく。 「ビャアアアーーッ!ウィィイイイイヤアアア」 そしてタブンネはMr.タブの呟きを聞いてしまい、痛みの中で全てを知ってしまった。 「もっと多くのタブンネで実験を重ねるべきだったか…」 この男にとってはタブンネは研究材料でしかないのだ。 最弱のタブンネを最強にするという狂った目的のために今まで多くのタブンネが残虐かつ陰惨な「研究」の犠牲になり血を流してきたのだ。 そして自分も……。 タブンネは少年への復讐よりもMr.タブを殺さなければならないと確信したが、 「また適当なタブンネを捕まえて実験しなければ…タブンネ、大爆発だ」 「ミバッ!!」 Mr.タブが命じるとタブンネはボンという音と同時に木っ端微塵に爆裂して死んだ。 結局タブンネは1ダメージも与えられずに死んだ。 少年は唖然として、賞金を床に置いて何も言わず帰るMr.タブを見つめることしかできなかった。 Mr.タブは研究所の裏にある大きな庭にいた。庭は薄暗く、じめじめとしていて、腐った臭いが漂っている。 臭いの正体は庭の真ん中にある赤黒い塊。それは今までに犠牲になったタブンネ達の死骸の山だった。 上の方にはハエが無数に飛び、下に目を移すに連れてゲル状の腐乱死体や白骨が目立ってくる。 山は腐汁の流れと虫の蠢きでグジュグジュと音を立てていて、それ自体がタブンネの怨念の集合体のように見えた。 Mr.タブは一人呟く。 「やはり内蔵型の武装では限界があるか、これで尊い犠牲は531匹目だ」 「ん?531と言えば、タブンネの図鑑番号じゃないか!こいつは傑作だ!ミヒャヒャヒャヒャヒャ!」 Mr.タブはいきなり狂ったように笑い出した。 「ミヒャ!閃いたぞ、内蔵武器だと自滅覚悟になるが、それなら外付けで強化すればいいんだ!タブンネパワードスーツを作ろう!」 「じゃあこいつらは犬死にか?……いや、タブ死にだな!ミヒャ!ミヒャヒャヒャ!」 Mr.タブは狂笑しながらタブンネの死骸の山に火を付け、爆死したタブンネの残骸ごと粉々に焼却してしまった。 終わり 最弱最弱言うけど、クソ豚の分際で合計種族値は445はあるから最弱には程遠いんだよねぇ -- (名無しさん) 2012-09-05 20 51 53 パワードスーツよりタブンネちゃんの脂肪を活かしたチョッキの方が実用性ありそうだな -- (名無しさん) 2013-10-24 14 51 34 名前 コメント すべてのコメントを見る
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193 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 00 28 29.30 ID 4uBY8zwbo ~翌朝~ バッグアライさん「ふわぁ~収穫の朝なのだ!」ノソノソ アライさん1「絆の勝利なのだ!」ノソノソ アライさん2「自分で作った野菜を食べるのが楽しみなのだ!」ノソノソ アライさん3「らんらんら~!」ノソノソ アライさん達は、畑へ向かった。 ~畑~ バッグアライさん「」 アライさん4「」 アライさん5「」 アライさん6「」 荒れ果てた畑「」ゴチャ 引っこ抜かれた苗「」カサカサ 乱雑に打ち捨てられたトウモロコシの食い殻「」ゴロリ 見知らぬアライさん1「ごがー…」zzz 見知らぬアライさん2「すぴー…」zzz …なんだ、この光景は…。 それは、まさしく。 ア ラ イ さ ん に 荒 ら さ れ た 後 の 人 の 畑 そ の も の だ っ た 。 204 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 00 37 44.09 ID 4uBY8zwbo 見知らぬアライちゃん1「しゅぴ~…」zzz 見知らぬアライちゃん2「もうたべやえないのら…しゅぴぃ~…」zzz 荒れ果てた畑には、腹を膨らませて呑気に寝ているアライさんの成体2匹と、子供が2匹。 畑についた足跡は、明らかにそれ以上の数のものであった。 見知らぬアライさん1「ごが~…」zzz 見知らぬアライさん2「すぴー…」zzz 見知らぬアライちゃん1「ふにゃ~…」zzz 見知らぬアライちゃん2「おいしーおやしゃい…おいちーのだ…」zzz バッグアライさん「…」ザッザッ アライさん2「…」ザッザッ アライさん4「…」ザッザッ 畑の主たちは、いったん戻っていき… バッグアライさん「…」ザッザッ アライさん3「…」ザッザッ アライさん5「…」ザッザッ …廃村の農具を持って、戻ってきた。 212 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 00 44 59.67 ID 4uBY8zwbo 見知らぬアライさん1「むにゃ…ふわー…よく寝たのだー…」ムクリ 見知らぬアライさん2「昨晩はみんなといっしょに、いっぱい食べたのだー…」ムクリ 見知らぬアライちゃん1「おかないっぱいなのだぁ!」ムクリ 見知らぬアライちゃん2「ふわ~…うんちしたいのら…」ムクリ バッグアライさん「#≪・≫三≪・≫」(農具を構える) アライさん1「#<●><●>」(農具を構える) アライさん3「≪●≫≪●≫#」(農具を構える) アライさん5「^^#」(農具を構える) 見知らぬアライさん1「のぁ?」 見知らぬアライさん2「何してるのだ?」 見知らぬアライちゃん1「なんかのおどりなのかー?」 見知らぬアライちゃん2「ここでうんちすゆのだ!おしっこもすゆのだ!う~ん…!」プルプル 221 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 00 53 04.30 ID 4uBY8zwbo アライさん6「たあ~!」ドグシャ アライさん7「たああああ!」ドグシャ アライさん8「たあ~!」ドグシャ バッグアライさん「キィイィィィイォイッッェィイヤァアアアアアアアアアアアア!!」ズガドグブゴシャアアアア 見知らぬアライさん1「のぎゃあああああああああっ!!?」ザグゥッ ブシュウウゥウ 見知らぬアライさん2「ぐぎゃばあああーーーっ!?」ザグゥッ ブシュウウゥウ 見知らぬアライちゃん1「ぴぎいいぃいぃーーーーーっ!?」ザグゥッ ズガパァーーーッ 見知らぬアライちゃん2「いぢゃいのりゃあああああーーーーっ!?」ザグゥッ グチャアアブリブリブリブリブリブリジョロロロロジョボボボボ きっと今まで畑を耕してきた農具達も、この盗人の狼藉に怒っているのだろう。 農具は普段よりもはるかに深く、地面に食い込んだ。 227 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 02 32.23 ID 4uBY8zwbo アライさん1「この盗人があああ!くたばるのだあああ!」ドガァ 見知らぬアライさん1「ぐぎゃあああ!ちがうのだ、アライさん達が最初に見つけたのだ!アライさん達のものなのだあああ!」ザグゥッ ブシュウウウ アライさん2「アライさん達の畑を荒らすなんて!いままでの汗と涙と血豆を返すのだああああ!」ドグシャ 見知らぬアライさん2「いだいのだああ!ちがうのだ!畑はみんなのものなのだあああっ!」ザグゥッブシュウウウ アライさん3「お前らなんかアライさんじゃないのだ!アライさん以下…害獣なのだあああ!」ドグシャ 見知らぬアライちゃん1「ぎびいぃいーーーっ!ありゃいしゃんむしじゃないのだああーーっ!」 アライさん4「一生懸命野菜を作ったアライさん達の苦労も知らずに横から持ってくなんて!1000回殺しても殺し足りないのだあああ!」ドグシャ 見知らぬアライちゃん2「ぴぎゃあああああぁーーーっ!」ザグゥッ ブリブリブリジョボボボボ … そして。 他所からやってきたアライさん達は、動かなくなった。 バッグアライさん「しまったのだ…仲間の居場所を聞き出すべきだったのだ…」ゼェゼェ 229 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 07 27.31 ID 4uBY8zwbo … 見知らぬミイラ1「」 カサカサ 見知らぬミイラ2「」カサカサ 見知らぬミイラちゃん1「」カサカサ 見知らぬミイラちゃん2「」カサカサ バッグアライさん「ふぅ…こうして乾かしてから砕けば、安全な畑の肥料になるのだ」 アライさん1「それよりどうするのだ!アライさん、せっかくかいがらチップ集めたのだ!」 バッグアライさん「うっ…!」 アライさん達は、バッグアライさんへ詰め寄る。 アライさん2「お前の言うとおりに働いたのに、野菜が貰えなかったのだ!どういうことなのだ!」 アライしゃん1「うそつきー!」 アライちゃん1「ぺてんちなのあー!」ヨチヨチヨチヨチ バッグアライさん「ぐっ…うっ…うぬぬ~…!」 233 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 15 29.52 ID 4uBY8zwbo バッグアライさん「つ…次があるのだ!まだジャガイモがあるのだ!それを育てれば…」 アライさん1「今よこすのだああ!」ドグシャ バッグアライさん「ぎゃびいいいいっ!」ドサァ なんとアライさん1は、バッグアライさんを農具でぶん殴った。 昏倒するバッグアライさん。 アライさん2「お前を信じたアライさんがバカだったのだ!」ドグシャ バッグアライさん「いだいのだあああ!な、なにするのだ!あ、アライさんに八つ当たりするのはお門違いなのだぁ!」ブルブル アライさん3「何がお門違いなのだ!お前が間抜けだから盗まれたのだ!」ドグシャ バッグアライさん「ぐぎゃああああああーーー!い、いだい、しんじゃうのだあああーーっ!」ブシュウウゥウ アライさん4「盗まれたのはお前が悪いのだ!お前が見張ってればよかったのだぁ!」ドグシャ バッグアライさん「だ、だじゅげでぇっ…いやだっ…ごんな…どころで…」 アライさん5「嘘つきは!地獄で閻魔様に舌抜かれてこいなのだあーーーっ!」ドグシャ バッグアライさん「」ブッシャアアアーーッ …『の』の字を象った腕輪が宙を舞った。 バッグアライさん「」ガクガクッビグビグググッバタバタタッタッ 240 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 20 21.95 ID 4uBY8zwbo … 見知らぬミイラ1「」 カサカサ 見知らぬミイラ2「」カサカサ 見知らぬミイラちゃん1「」カサカサ 見知らぬミイラちゃん2「」カサカサ 腕輪付きミイラ「」カサカサ アライさん1「…正直ここまですることは無かったのだ…」 アライさん2「…そこそこ良い奴だったのだ…」 アライさん3「…まあ、終わったことはしょうがないのだ。今回のことはあいつが全部悪いのだ」 アライさん4「アライさん達は悪くないのだ…」 アライさん5「よ、よーし!気を取り直すのだ!あいつの言ってた農業のことはだいたい分かったのだ!」 アライさん6「これからはみんなで、しっかり見張りながら働くのだー!」 アライさん達「「おおーーっ!」」 245 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 26 17.62 ID 4uBY8zwbo … ~数週間後~ アライさん達の畑は、外部からの侵入者を許さない、強固な見張りをしていた。 見張り番の仕事にも、当然かいがらチップが与えられた。 …夜中… アライさん1「うーん、むにゃむにゃ…」 アライさん1「ふわー…」パチッ アライさん1「…ん…?ああっ!アライさんのかいがらチップがないのだ!どこに行ったのだ!?」キョロキョロ アライさん1「探すのだ!…う~、どこにもないのだ…」モゾモゾ アライさん2「すぴー…」zzz アライさん1「…無くした分、こいつから貰っておくのだ」サッ アライさん1「いや…アライさんは被害者なのだ。可哀想なのだ。だから全部貰っていいのだ」サッ アライさん1「このかいがらチップは、全部アライさんのものなのだ」ソソクサー アライさん2「…ん…むにゃ…」パチッ アライさん2「あれ!?アライさんのかいがらチップがないのだ!」キョロキョロ 246 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 01 26 43.86 ID 4uBY8zwbo つづく 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 02 13 54.35 ID SwhKBGvy0 アライさんに社会性を期待してはいけない 物置小屋と男児の夢その1 パート5へ戻る
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登録タグ Googleフォーム復活ワード ビックリ ホラー 動画 危険度3 心霊写真 合成くさい心霊写真集。本当なら怖い。音楽が不気味なのとほとんどの写真が急に拡大されるため注意。 分類:ホラー、ビックリ 危険度:3 コメント 怖いのもあった -- みつあみ (2011-01-23 17 24 20) 超合成くせえ -- B地区 (2011-01-23 17 26 26) うん、合成臭ぇ。 -- DevilMaggots (2011-01-23 18 43 44) なぜにスマイル -- じんぐるべる (2011-01-23 18 46 36) 最初の画像ww -- かいん (2011-03-30 09 29 37) 4分42秒当たりに写ってた霊が小学校の時の担任に似てました。 -- コマッツ (2011-05-05 12 03 35) 破ぁ!!!!!!! -- 名無しさん (2011-06-05 20 09 44) 画像検索するとほかの心霊写真も出てくるからビビった;; -- シモーラ (2011-06-05 20 34 10) 全然スマイルできねーww・・・ニコッ -- 賢一 (2011-07-03 18 01 17) 本物っぽいのもあった・・・こわ -- 名無しさん (2011-07-29 23 33 18) ふつうにこわいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- せびれう (2011-07-30 01 27 51) うん。スマイル・・・・って違うっつーの!! -- ありんこ (2011-07-30 09 06 23) ↑×6 寺生まれってすごい改めてそう思った -- 腐女子 (2011-08-05 10 17 57) むしろ合成であってほしい。マジモンだったらやっべぇよこれw -- 名無しさん (2011-09-09 10 32 43) (*¬д¬)嘘クサィ・・・でもちょっと怖い -- 名無しさん (2012-04-29 16 10 06) 怖い。 -- (2012-05-25 05 59 50) これは検索しちゃいけないのか…? -- 名無しさん (2012-07-21 12 10 17) 怖くないよ -- 名無しさん (2012-07-21 12 31 58) 合成しすぎだろー -- 名無しさん (2012-11-13 18 12 56) パーティーはございますが? -- 名無しさん (2013-03-17 22 35 57) 最初wwwwwwww -- 名無しさん (2013-07-16 22 04 57) 怖くて見れんのだが・・・どういうのなんですかね -- 名無しん (2013-07-21 16 13 47) 最後のは合成だったとしても怖い! もしも夜の倉庫であんなものが奥からのぞいてたら・・・ ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!! チーン ご臨終ですwww -- チルノ⑨ (2013-08-05 19 40 32) ↑2心霊写真が表示され、その後ズームされる。最後はかなり怖い。 -- 黄色い電気ねずみ (2013-12-14 12 09 07) ・・・・・すいません。怖くてしゃべる気がなくなりました -- あいりん (2014-01-11 11 47 18) これ10回くらい見た...怖い… -- GAI (2014-02-27 07 37 14) 合成・・・だよな・・・? -- ふぶ (2014-03-23 21 09 18) 最後が一番怖かった!めちゃくちゃビビった!あとは、普通・・・ -- 名無しさん (2014-03-26 17 09 53) やっぱビスコが一番こわいなw -- 名無しさん (2014-05-04 10 37 06) 嘘くさいけど無理やわww -- みょん (2014-05-23 13 19 25) 2分55秒あたり「悪魔の棲む家」の家のやつだ。映画の儲けとかなんかの裁判で嘘ってばれたやつwwww -- go to hell (2014-07-05 13 40 14) 霊がいなくてもほぼスマイル出来ない写真ばかり -- イカとタコ (2014-07-13 12 45 22) 最初のあれ変態ジジイだろ・・・逆に怖くねえww -- ソーラーサニー (2014-08-09 07 23 44) やっぱり合成写真だと分かっても怖いなwww -- 名無しさん (2014-08-09 17 56 15) マジ本物は許せるけど合成は腹立つわww -- メープルクリームカスタード (2014-08-20 17 04 45) もし本物なら、幽霊さん方がわざわざ写真に写ろうとするなんて茶目っ気あって面白いと思ったわw -- 左右風 (2014-08-30 18 27 52) 心霊写真はあんまり怖くないのだったらまだマシだ -- 理里 (2014-09-08 17 03 24) アンビリバボーの心霊写真でやってた2枚繋げると大きい顔になるっていうの見てごらん。それもっと凄いよ・・・ -- 熱レンガ (2014-10-02 07 15 43) はっきり写り過ぎているのは嘘臭いな -- 思想家 (2014-10-17 23 08 19) はっきり写りすぎているのは嘘臭いでしょ -- 櫻 (2014-11-25 07 27 27) 写っている霊のアップはきつい。ビビる -- 月歩 (2014-12-08 07 30 54) 顔しかないですね。手だけとか体の一部が消えているというのはない -- 増井 (2015-01-24 08 11 42) 最後の写真めっちゃ鳥肌たった!めっちゃ怖い -- でこ (2015-04-05 23 18 21) 偽物は許さん! -- あた (2016-05-31 12 00 57) これ、零、紫の日記じゃね? -- ベーやん (2018-05-02 08 44 26) 名前 コメント