約 586,287 件
https://w.atwiki.jp/dq9eroshinshi/pages/26.html
パンチラスキル職業版まとめ 主人公 おうえん 戦士 くちぶえ 僧侶 ひかりのはどう 魔法使い 魔結界 ぶきみなひかり せいしんとういつ 魔力かくせい 武闘家 おたけび ためる めいそう 盗賊 なし 旅芸人 ボケ タップダンス たたかいのうた バトルマスター とうこん討ち テンションバーン パラディン やいばのぼうぎょ みがわり 魔法戦士 なし レンジャー まもりのきり オオカミアタック 賢者 いやしの雨 しんぴのさとり スーパースター スキャンダル バックダンサー呼び 擬似的になら、「うみかぜのスカ-ト」装備で盗賊の「ぬすむ」を1票。「チラ」ではなく「モロ」ではありますが・・・。 -- 名無しさん (2009-08-21 18 54 30) ドレス系を装備してしぐさ「ねる」をやると確実にパンチラします。 -- 名無しさん (2010-07-24 19 54 24) デボラの服装をきて、座ると…パ●ツが丸見え( _ ) -- ゴミ (2011-03-04 13 25 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dq10_dictionary/pages/519.html
概要 【片手剣】?の一種。 銀で作られたかっこいい細身の剣 レベル21~ 攻撃力+25 おしゃれさ+5 おもさ+3 【戦士】【魔法戦士】【バトルマスター】が装備可能。 職人 【武器鍛冶】?により作成できる。 必要素材は【てっこうせき】?×2 【ぎんのこうせき】×3 レシピ【作ろう!片手剣】?で製法を得られる。作成可能な職人レベルは10。 詳細 銀で作られた【レイピア】。 特殊な能力は持たず、21装備では弱い方の片手剣だが その価格と生産性から、結晶用の片手剣装備として人気の高い武器。 レベル上げの狩り場では、皮の装備にぎんのレイピアを二刀流にしたプレイヤーが 【サポートなかま】?と一緒に敵を倒してはキラキラと輝く光景が多く見られる。
https://w.atwiki.jp/mg_rpg_ar_dic/pages/1365.html
[BR,-,U,-,3,1/Eq魔導銃.BfSpR →HtR] ☆☆ 魔導銃の命中判定が魔術判定より上がりやすいかというと、そんなことはない気がする。というわけで攻撃魔術で使うより、支援魔術のファンブル予防に使うべきスキルのようだ。放心中なんかに役立つだろう。《ブレットレイブ》が効くと良かったのだが。 片手に魔導銃、もう片手に本命の武器を持って命中判定ということも理論上は可能。 -- 灯 (2009-10-07 17 52 51) 10レベル以下でどうしても魔法戦士をしたい人には最有力かもしれない。 魔銃戦士でイメージに合うならだが… 《ラストリゾート》込みで魔導銃相当の(伸びる)剣だとでも言い張るか。 -- 名無しさん (2009-10-08 03 04 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/2685.html
概要 Ⅲ以降で登場する呪文。 敵一体の守備力を大幅に減らしてくれる。 Ⅲでは守備力を0にする。Ⅳ~Ⅴは初期値と同じ値だけ減少、Ⅵ以降は初期値の50%減少。 グループが対象の【ルカナン】よりも効果が大きいのが特徴で、MP消費も少ない。 Ⅸではどちらも1ランクダウンの効果になっている。 強敵相手には非常に役立つ呪文で、特にボス戦で重要。 この呪文を使うか使わないかで、ボス撃破の早さは確実に変わってくる。 長期戦によるジリ貧を避ける意味でも、手が空いたらできるだけ使っておきたい。 耐性を持つ敵が補助呪文の中では最も少なく、序盤から終盤まで満遍なく使える優秀な呪文である。 また、上位のルカナンよりも使用頻度が高いという、珍しい呪文でもある。 守備力の高い敵には、一発かけるだけでダメージが全然違うので、雑魚戦でも重要である。 最近は効果の半減、耐性持ちボスの増加、そして呪文の効果切れが導入されたことで、若干その価値が揺らいだ。 それでも有効なボス戦では必須。 DQⅢ DQⅣ DQⅤ DQⅥ DQⅦ DQⅧ DQⅨ トルネコ2 DQⅢ 初出。【僧侶】がLv.8で習得する。消費MP3。 この後、消費MPはⅧまでずっと3である。 この頃はルカニ・ルカナンが僧侶、スカラ・スクルトが魔法使いの呪文であった。 敵の守備力を現在値の100%減少させるというとんでもない効果を持っており、やたら強い。 一発で守備力をすっからかんにできるのでボス戦で非常に重要。 DQⅣ 【ブライ】と【マーニャ】がLv.3で習得する。 これ以降は僧侶でなく、魔法使い系のキャラが覚えるようになった。 代わりにスカラ・スクルトが僧侶に移行した。 減少値は初期値の100%と微妙に弱体化したが、相変わらず優秀。 DQⅤ SFC版では異常にレアな呪文となっており、仲間モンスターの【エミリー】(Lv.20)しか覚えない。 リメイクでは追加された【アプール】【ミステル】【コロマジ】【エビルマ】も覚えるが、相変わらず人間は使えない。 ルカナンを使わざるを得ないだろう。 DQⅥ 引き続きレア呪文扱い。【主人公】と【バーバラ】がレベルアップで習得するのみ。 使い手の関係上、あまりレアな印象はないのだが、職業で覚えられないのはいったいなぜだ? 今作ではスカラ系共々弱体化され、初期値の50%しか下げることができない。 とは言え今作から打撃の倍率が上がる特技が多く追加されたため、この呪文を併用すれば非常に大きなダメージを与える事が出来る。 難点は、後半のボスのほとんどはそれを見越していたかの如くこの呪文に完全耐性を持っている事か。 それでも【ブラスト】や【ジャミラス】等には、この呪文を使う事で【火攻め】を上回る効率でダメージを蓄積可能である。 DQⅦ マリベルがLv.4で習得。 加えて今回は【魔法使い】職★4、【リザードマン(職業)】★2で誰でも覚えられるようになった。 変わってルカナンがモンスター職限定になったが、ルカナンよりルカニの方が需要が高いので特に困らない。 DQⅧ 【ゼシカ】がLv3で習得。 さらにヤンガスがダメージ+ルカニ効果の【かぶとわり】を覚えるため、 二人で合わせて使えば1ターンで敵の守備力をすっからかんにすることも可能。 ただ、ゼシカは役割が多いので(他にバイキルト、フバーハ、ピオリムなど)、 ルカニまで手が回らず、結局ヤンガスが一人でかぶと割りを使い続けることが多い。 DQⅨ 消費MPがはじめて変化し、4に増えた。 守備力1段階(初期値の50%)ダウンの効果だが、史上始めてルカナンも同数値ダウンになってしまった。 攻撃呪文と同様、敵に掛ける補助呪文も【こうげき魔力】で成功率が変動するようになった。 【魔法使い】と【魔法戦士】が習得し、魔法戦士は攻撃魔力がやや低いため成功率が若干劣る。 最初は無耐性の敵に成功率75%だが、攻撃魔力499以上で成長限界になり、耐性の無い相手なら100%通じるようになる。 ちなみに攻撃魔力の値は魔法使いLv99でも400、魔法戦士Lv99なら282で止まる。 成功率を最大にするには、スキルでの補強か装備による強化が必須となる。 トルネコ2 魔法使いの呪文で登場。正面10マスに魔法を飛ばして相手の防御力を下げる。重ねがけ可能。 が、魔法使いは攻撃防御共に初期値から上がらないので、そもそも肉弾戦をしてはいけない。 ただし魔法系モンスターにはダメージ魔法が全く通じないので、 唯一通じるマホトラも無ければ即死のニフラムやザキ系も無いという非常に限定した状況ならば、 これをかけまくって殴り倒すのが唯一の倒し方になる。 ただし序盤ならともかく、後半の敵を殴り倒すには相当重ねがけしなければならない。 そんなことをするぐらいなら他の補助呪文で黙らせて逃げた方が早いし、敵はそんなに待ってくれない。 また、【ルカニの杖】も登場。こちらは本編ほど劇的な変化は無いが、まあまあ使える。
https://w.atwiki.jp/dragonquest10/pages/189.html
ダークドレアム TOP 宝の地図攻略 BOSS攻略 BOSS(魔王) ダークドレアム [#mb4fe446] ダークドレアムの地図入手方法 [#j0cc64ad] ダークドレアム攻略 [#v8ffcfb5] 推奨装備 [#h3d76a28] 超高レベル魔王攻略法 [#e669c3ad] 入手アイテム [#jd057458] 魔王攻略ページ [#q9746012] 魔王関連ページ [#td9436ab] ダークドレアムの地図入手方法 配信クエスト184「メェーメェーメェー」のクリア報酬 _date現在、(超連動を含む)すれちがい通信を除けばこのクエストでしか入手方法は無い。必要な地図や自分が発見者の地図を、 誤って捨ててしまわないよう注意 。 アーケードゲーム、モンスターバトルロードIIレジェンド「勇者たちの挑戦」にてダークドレアムとのバトル中に筐体とのすれ違い通信(Lv1or30)(稼動終了) バトルロードで戦闘中のダークドレアムの目が赤く光っている場合は、入手する地図のレベルは30になる。 受信成功時に、上画面にダークドレアムの姿、下画面に「破壊の神 再生!!」という文字が出る。 黒認定のダークドレアム地図 ダークドレアム攻略 パラメータ HP Lv1〜 8250 Lv4〜 8428 Lv9〜 8733 Lv16〜 9180 Lv26〜 9857 Lv41〜 10967 Lv57〜 12290 Lv69〜 13386 Lv81〜 14579 Lv91〜 15655 Lv99 16572 攻撃力守備力素早さ Lv1 攻撃力780 守備力610 素早さ350 Lv25 攻撃力925 守備力674 素早さ393 Lv50 攻撃力1105 守備力747 素早さ443 Lv75 攻撃力1321 守備力829 素早さ499 Lv99 攻撃力1567 守備力915 素早さ560 行動 回数 完全2回行動(Lv40まで)完全3回行動(Lv41以降) 内容 ・通常攻撃 誰か1人がダメージを受ける ・はやぶさ斬り 物理攻撃を2回連続で試行し、誰か1人がダメージを受ける(一撃ごとの威力は通常の約0.75倍) ・メラガイアー 誰か1人が炎属性のダメージを受ける ・しゃくねつのほのお(Lv15まで) 全員が炎属性のダメージを受ける(盾回避不能、みかわしで回避可能) ・バイキルト 自身の攻撃力を2段階上昇させる ・スカラ 自身の守備力を1段階上昇させる ・かがやくいき 全員が氷属性のダメージを受ける(盾回避不可能、みかわしで回避可能) ・あやしいひとみ 誰か1人が強制的に眠りの状態異常を受ける(スーパーハイテンション状態、パラディンガードや精霊の守りで無効化可能) ・しんくう波(Lv5〜) 全員が風属性のダメージを受ける(回避不可能、パラディンガードや精霊の守りで無効化可能。物理系攻撃と同じ判定) ・いてつくはどう(Lv10〜) 全員の補助効果を解除する(かばう・みがわり・におうだちを透過する、パラディンガードや精霊の守りで無効化可能) ・れんごくかえん(Lv16〜) 全員が炎属性のダメージを受ける(盾回避不可能、みかわしで回避可能) ・まじん斬り(Lv28〜) 誰か1人に痛恨の一撃を試行する(命中率は1/2、うけながしのかまえ有効) ・マダンテ rarrいのり(Lv57〜) 全員が無属性のダメージを受ける(回避不可能、パラディンガードや精霊の守りで無効化可能)、自身のMPを回復する 耐性変化 なし Lv57以降の行動内容 3回行動通常攻撃、メラガイアー、バイキルト、スカラ、はやぶさ斬り、まじん斬り、いてつくはどう、しんくう波、れんごくかえん、かがやくいき、あやしいひとみ、マダンテ、いのり 攻略目安 全員Lv99固有スキルによるHPと身の守りの底上げ必須、回復役は素早さの底上げも必須 弱点属性 光(150%) ※ライトフォースで165% 耐性属性 闇(50%) 怒り狂う状況 蘇生呪文(ザオラル、ザオリク)を使う、 パラディン ガード※呪文を空撃ちした場合(ザオラルの失敗、生存者に呪文を使う)でも、ランダム(高確率)で怒り狂う。但し、ふっかつのつえ・世界樹の葉を使った場合は除く みかわし率 ☆☆☆☆☆(なし) いてつくはどうの頻度 ★★★☆☆(普通)また、パターンにも組み込まれる(解説参照)あまり状況は見ず、1ターン内に連発してくることもある 痛恨の一撃の頻度 ☆☆☆☆☆(使用しない)まじん斬り使用頻度は★★☆☆☆(やや低い) 戦闘BGM 「魔王との対決」(DQ6) 解説、攻略法 猛攻型最強の魔王 エスタークと双璧を成す、 戦略型最強の魔王 。 攻撃の激しさはエスタークに劣るものの、同レベルでの能力値を比較すると、HPがラプソーンに次ぐ2位、素早さがゾーマと同値で1位タイ、攻撃力・守備力は単独1位と、 見事に 「強い、硬い、速い」 の三拍子が揃っており、能力値の面では極めて優秀である。 Lv1でも他の魔王を凌駕するほどのステータスで、3回行動になるLv41になると本当に手に負えなくなる。 幸いにも怒り狂った時以外は1人に攻撃を集中させる(特定のキャラを狙いまくる)傾向がないのが救いか。 原作とは違い、通常攻撃も使用する。前述通り基礎能力そのものが非常に高い上に、使用頻度はやや低いものの、バイキルト・スカラまで使ってくる。 (※敵がバイキルトやスカラを使う場合は、それによりパラメータが1000以上になる場合でも呪文の上昇値通りに上がる) Lv1でも、バイキルト状態で物理攻撃を受けるとHPの高い仲間でもあっという間に死が見える。回復役は常にHPを満タン付近に保っておきたい。 Lv99のバイキルト状態では、こちらの守備力が味方側限界値の999であっても約925ものダメージを食らう。 素早さもゾーマと同じ560というとんでもない性能なので、バイキルト状態を放置すると、あっという間に壊滅してしまうだろう。 バイキルトから物理攻撃までは時間がある事も多いのが救いだが、 放置しておくと死活問題 なので、できるだけ素早いキャラで凍てつく波動などをしておきたいところ。 守備力も最終的には900を超えるので、ライトフォース+バイキルト系の効果を切らさず、加えて守備力を特技や武器の追加効果で崩さないと、こちらの物理攻撃はなかなか通らなくなる。 スカラを使われるとLv99のバトルマスターの攻撃ですら無効化されてしまうので、物理攻撃主体ならこれにも即凍てつく波動を使おう。 但し後述の通り、バイキルトとスカラはレベルが上がるとマダンテの使用パターンに組み込まれて通常使用しなくなる為、Lv57以降は大ぼうぎょした方が良い。 回復役は、固有スキルでの素早さ底上げはもちろん、加えてぶとうかの証やほしふるうでわを装備して、パラメータを上げ切っておきたい。 また、スカラやバイキルト対策にひかりの杖系(道具使用で凍てつく波動)を装備しておくのもお勧め。 前述通り素早さもトップクラスなので、相手のレベルが高くなってきたら凍てつく波動で打ち消されるピオリムよりは、高確率で有効なボミエやまだらくもいとを使うと少し楽になる。 痛恨の一撃の代わりに、味方側のものと同一のまじん斬りを使用してくる。命中率は半々な上に、受け流しが可能。一種の手加減なのだろうか? 通常攻撃で痛恨の一撃がない為に、盾の秘伝書による対策も無意味なので、Lv28のまじん斬りを覚えるまでの方が逆に辛いかも知れない。 強制的に眠らせる「あやしいひとみ」を使ってくる。 「しんくう波」など物理攻撃で同一ターンに起きたりもするが、動けないキャラを放置しておくのは本当に危険なので、眠りを覚ます手段(ひかりのはどうorツッコミなど)を全員に持たせておくのを忘れない事。 強制眠りのせいで汎用長期戦型撃破例 や パラディンガード+におうだちコンボの安定率はやや低いものの、Lv41以上のダークドレアム討伐にはやはり有効。 守備力低下はムドー並みによく効く。 はやぶさ斬りで攻める場合、僧侶や賢者にはほしくずのつるぎ系統の剣を持たせて先制を狙うと良い。 攻撃力低下の耐性も他の魔王より少し低いので、はやぶさの剣(改)を装備してやいばくだきを連発するのも手。ヘナトスに賭けてみる手もあるが、呪文が唯一使える魔法使いはHPやみのまもりの低さゆえ、狙われると高確率で死んでしまうのが難点。ソウルブレイカーでの攻撃は確率が更に低い上に与えるダメージも小さくなるのでお勧めできない。 Lv41〜Lv56まで「バイキルト rarrスカラ rarrいてつくはどう」の順で行動するパターン行動(以後シーケンス。下記参照)を取る。 Lv57でマダンテを覚えるとマダンテシーケンスに移行し「バイキルト rarrマダンテ rarr祈り rarrスカラ rarrいてつくはどう」の順で行動する。 バイキルトを使ってターン終了した場合を除いて先読みは不可能。 威力は非常に高く、Lv99では600程度ものダメージを受ける。油断していると突然使ってくるので痛い目に遭う。 相手は マダンテシーケンスの最中に最も見とれやすく 、運が良いと「マダンテ」と「いてつくはどう」両方が「みとれている」で打ち消されてダメージなし期間が2ターン近く続くが、運が悪いと前ターンの終了時に「みとれている」となり、次のターンに唐突に「マダンテ」が発生、さらに次のターンでは凍てつく波動を食らうこともほぼ確定し、しかもダークドレアム側は2動作できる。 Lv41以上になるとバイキルトとスカラはこのシーケンスでしか使わなくなる。 なお、マダンテシーケンスに使ってくるバイキルトはシーケンス終了後の1回の行動で大体解除される。 Lv57以降の行動パターン A:通常攻撃、まじん斬り、メラガイアー、れんごくかえん、いてつくはどうからランダム B:通常攻撃、かがやくいき、はやぶさ斬り、しんくう波、あやしいひとみからランダム C:バイキルト→マダンテ→いのり→スカラ→いてつくはどう パターン移行は、必ずA→B→C→A・・・の順。 いつ移行するのかは完全にランダム。 10ターン以上1つのパターンに留まる場合もあれば、「メラガイアー→かがやくいき→バイキルト」のように1ターン内で一気に移行する場合もある。 ゾーマと同じくザオラルやザオリクに反応して怒り狂うため、仲間を蘇生させる時はやはり世界樹の葉を使うこと。 運よく相手の行動後に呪文を使う事が出来たら、そのキャラが「うけながしのかまえ」「天地のかまえ」を使うことで少しは楽になる。 逆に、呪文が相手の行動より早いと、そのキャラは高確率で死亡が確定。 ちなみに、はやぶさ斬りは「うけながしのかまえ」、「天地のかまえ」、戦士の秘伝書(オートカウンター)、旅芸人の必殺技(アクロバットスター)、超必殺技の「精霊の守り」でカウンターすることができる。カウンターした場合、2回攻撃する。 推奨装備 防具 備考 盾 ウロボロスの盾 頭 しんぱんのかぶとアポロンのかんむりはるかぜのぼうしふゆぞらのぼうしけがわのフード竜戦士のかぶと(但し、主人公のみ) 上半身 メタルキングよろいセラフィムのローブそうてんのトーガ(上記の2つが装備出来ないキャラ) Lv5未満なら、しんわのよろいでも可セラフィムのローブorそうてんのトーガを装備可能なら、極力こちらを優先 手 げんまのこてかみわざのてぶくろ(げんまのこてを装備出来ないキャラ) 下半身 マジカルスカート レッドタイツホワイトタイツ※男性はどちらか好みで Lv5未満なら、レッドタイツでも可(但し、男性キャラのみ) 足 イデアのサンダルメタルキングブーツオベロンのくつ 装飾品 ラッキーペンダントほしふるうでわぶとうかの証(所持している場合)※いずれかを役割に応じて 補助か回復しかしないキャラは、ほしふるうでわorぶとうかの証を推奨 超高レベル魔王攻略法 汎用戦略は、伝説の勇者を参考 参考 バトルマスター×2、僧侶×2で、Lv99の討伐に成功。 ひっさつのおうぎ(系統)を全員に持たせ、僧侶にぶとうかの証&ほしふるうでわ。 ぶとうか持ちに賢者と魔法戦士の秘伝書、もう一方は旅芸人の秘伝書。 最初のターンは、うけながし×2&ライトフォース、たたかいのうた(うけながしのかまえはダークドレアムには非常に有効。) 2ターン目はうけながし×2&たたかいのうた、もう一人は回復ORやまびこのさとり 精霊の守り待ちの戦い方になるわけだが、エスタークと違い、受け流しで返しやすい技を使ってくれる頻度が高いこと、マダンテシーケンスがあり、回復前にマダンテさえ打たれなければ楽という面もある。 下手にバイキルトやスカラはとかないこと。(大防御でひたすら耐えればいい。) 復活の杖は、怒りを買わず、行動の遅いバトルマスターなども使用でき、次のターンの持ち直しにも繋げるので、僧侶が殺されたら使用するといい。 精霊の守り中の攻め方 上記のやり方だと、ライトフォース、たたかいのうた×2がかかった状態で入れる場合があるが、そう出来るなら、僧侶にほしくずの剣系、バトマスにはやぶさ改で全員ではやぶさぎり。 そうでないなら、戦いの歌やライトフォースがかかるまでは、ため続ける。 手が空いた僧侶はその間ほしくずで2回斬ると、意外と守備力が落ちたりする。 参考(その2): 魔法戦士、バトルマスター×2、僧侶で、Lv99の討伐に成功。 ひっさつのおうぎ(系統)を全員に持たせ、後は 魔法戦士:ファントムマスク、武闘家の証 バトルマスター:疾風のバンダナ、星降る腕輪 僧侶:ファントムマスク、ラッキーペンダント(もしくは魔法戦士の証)、魔法戦士の秘伝書を持たせる 大防御を続けて必殺チャージをし、精霊の守りを発動させ… 2ターン目:魔法戦士:ピオリム、バトルマスター×2:捨て身、僧侶:ライトフォースチャージ 3ターン目:魔法戦士:ピオリム、残り3人は、ほしくずのつるぎ(系統)を持たせてはやぶさ斬り(合計6斬) 4ターン目:前のターンでダークドレアムの守備力が2段階下がったら、全員はやぶさの剣改に持ち替えて16連斬(全員はやぶさ斬り。ピオリムを2回唱えてるのでほぼ確実に繋がる。 また、守備力が下がらなかった場合は魔法戦士と僧侶にほしくずのつるぎ(系統)を持たせて(2+4+4+2=)12連斬) 次のターンで精霊の守りは切れるが、前述のとおり、ほぼ確実に先手を取れるので、再び4ターン目と同様、16(12)連斬。 ※補足:ダークドレアムの守備力が2段階下がり、僧侶→魔法戦士→バトルマスター→バトルマスターの順で繋げたら、16連斬のダメージ合計は9000を越える。 入手アイテム 装備やオーブを狙う目的以外でのレベル上げは、挑戦色が非常に強い。 ダークドレアム限定のコスプレ装備はLv1〜15のラダトームズボンのみ。竜王から、ラダトームブーツ(Lv1〜3)、ラダトームかぶと(Lv4〜8)、ラダトームよろい(Lv9〜15)が入手できる。天空のかぶとは、ドルマゲスLv57〜68、エスタークLv57〜68からも入手できる。 ラダトーム装備コンプには、ラプソーンLv1〜8が落とすラダトームグローブも必要。 入手できるオーブは特殊で、レベル56までは各種オーブが10%で、それ以降はレッド、シルバー以外の4種類が15%で入手できる。ダークドレアムの地図を複数所持するなら、入手オーブの色ごとにレベルを調整するといいだろう。 イエローオーブは、いてつくはどうを使ってこないLv9相手なら、戦い方次第でデスタムーアよりも楽に入手できるだろう。 レベルによりオーブの色が変わる仕様上、モンスター討伐リストの入手アイテム欄にはちいさなメダルしか表示されない。 Lv アイテム1 アイテム2 アイテム3 1~3 ちいさなメダル(100%) ラダトームズボン(15%) レッドオーブ (10%) 4~8 ちいさなメダル(100%) ラダトームズボン(20%) ブルーオーブ (10%) 9~15 ちいさなメダル(100%) ラダトームズボン(25%) イエローオーブ (10%) 16~25 ちいさなメダル(100%) ラダトームブーツ(20%) グリーンオーブ (10%) 26~40 ちいさなメダル(100%) ラダトームブーツ(25%) パープルオーブ (10%) 41~56 ちいさなメダル(100%) 天空のかぶと(20%) シルバーオーブ (10%) 57~68 ちいさなメダル(100%) ラダトームよろい(20%) ブルーオーブ (15%) 69~80 ちいさなメダル(100%) ラダトームよろい(25%) イエローオーブ (15%) 81~90 ちいさなメダル(100%) ラダトームかぶと(20%) グリーンオーブ (15%) 91~99 ちいさなメダル(100%) ラダトームかぶと(25%) パープルオーブ (15%) 魔王攻略ページ pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid pgid ダークドレアム 魔王関連ページ pgid pgid pgid pgid
https://w.atwiki.jp/tpc-document/pages/338.html
Chapter58「フリード遠征4:ナンパしようとしたら逆ナンされたんだが」 たしかにな。俺はお姉さんは好きだぜ。 だけどこの状況はちょっと悩むところなんだよ。 いきなり何の話かって? まあ慌てずに聞いてくれ。 まずはヴァルキュリアのフレイヤ王女、ブリュンヒルデ、レギンレイヴ。 それから魔女のプラッシュとティエラ。竜のお譲ちゃんのクルスとクエリア。 灼熱の魔道士サーモスに、竜人のゲルダ。 フレイの仲間にも女性が増えてきてずいぶん華やかになってきたもんだ。 しかしゲルダは、あいつは友達みたいな感覚だし、フレイのフィアンセ宣言をしたというような噂を聞いたから、まあ除外だ。そもそも竜人だしな。 お譲ちゃんたちも候補からは外れる。たとえ中身が年寄りだったとしても、俺が幼い女の子に愛を説いていたら周囲からおかしな目で見られてしまう。それにクエリアは本当に子どもだしな。言っておくが、断じて俺はロリコンじゃないぞ。 ティエラは猫っぽいのでパス。サーモスは蛇っぽいので論外。俺はお付き合いするなら人間のお姉さんがいい。 だから何の話かって? 決まってるだろう。誰を本命にするかって話だ。 消去法でヴァルキュリアの三人が残るが、フレイヤ王女はオットーにゾッコンのご様子。となると選択肢はすでにブリュンヒルデかレギンレイヴのどちらかか。 「そうだなぁ。ヒルデは照れ屋さんだけど情熱的なところが魅力的だよなぁ。一方のレギンは少しカタブツだがクールビューティな感じがまた良いし……」 脳内に浮かぶ二人は実物よりも魅力度三割増しで俺に詰め寄ってくる。 (さあ、どっちを選ぶんだ? 当然、私に決まっているよな、フリード?) (何を言うんだ。わたしのほうが勇者殿の伴侶に相応しい。そうだろう?) ああ、ああ、待て待て待て待て。そんな急に選べなんて言われても、まだ心の準備ができてないっていうか、ほら、どっちか選ぶなんて逆に失礼な感じするんじゃないか。だからいっそ、両方とも俺とお付き合いするっていうことでひとつ―― 「おい、何を一人でにやけた顔をしているんだ」 そこでバシッと背中を叩かれて現実世界に引き戻された。あまりに突然やられたもんだから思わず混乱してしまった。ええと、ここはどこわたしはだれ。 ここはヒルディスヴィーニ号の甲板、俺は蒼き勇者で双剣の覇者で――(中略)――それからフリード。よし、大丈夫だ。 「ぼーっとして変なやつだ。おまえ、それでも本当に傭兵か? いざというときに腑抜けて役に立たないんだったら、報酬は出してやらんからな」 振り返るとヒルデが腕を組んで立っている。 そうそう、俺はこのヒルデに雇われたんだ。だんだん混乱が収まってきたぞ。 ヴァルキュリアはフレイヤ王女、ヒルデ、レギンの他にもう一人仲間がいる。 名はミストというそうだが、以前フレイヤ王女がトロウの洗脳を受けて操られていた頃に会ったのを最後に姿を見せていないらしい。 そこで心配したフレイヤ王女はアルヴの神竜様に頼ることにしたのだった。 神竜アルバスは予知の巫女ヴォルヴァを呼び寄せると、ミストを探すようにと指示を与えた。 ヴォルヴァは魔力の流れを感知する能力に長けていて、それを元に少し先の未来を予知することができる。わかるのは漠然としたことだけだが、その能力はアルヴへの外敵の侵入を防ぐのに大いに役立っているという。 その魔力を感知する能力を応用することで、ミストのだいたいの居場所を特定することが彼女にはできるらしい。 なんでも魔力の波長には個人差があり、それは指紋のように一人ひとり違っているのだとか。魔法はからっきしの俺にはさっぱりわからんがな。 フレイヤ王女からの説明を元に、ヴォルヴァはいくつかそれらしい魔力の波長を見つけ出して、現在ミストがいるであろう場所の候補を数ヶ所提示した。 「でも気をつけて……。あなたたち、ミストには再会する……。だけど大きな力のぶつかり合う未来が見える……。何か争いごとが起こる……」 そうヴォルヴァに忠告されたフレイヤ王女は、ヒルデの提案でこの俺を傭兵として雇うに至った。 今はそのミストがいるであろう場所を目指して、ヒルディスヴィーニ号で移動している最中だったというわけだ。 「それで、こんどこそちゃんと目的の場所なんだろうな。ハズレはもう結構だぜ」 ここまでにすでに数ヶ所の場所を回ってきたがミストは見つからなかった。 傭兵の俺はずっと船で待ちぼうけ。そもそもこいつらもヴァルキュリアとして戦えるのだから、何か問題でも起こらない限り俺の出番はなし。 そりゃ退屈で妄想のひとつやふたつぐらいしても、しょうがないってものさ。 「どうせ俺はまた留守番だろ。俺はミストの顔を知らないから捜せないもんなぁ。早いとこ見つけてきてくれよ。そろそろ……ふぁぁ、待つのも飽きてきた」 「こいつ……! とんだ腑抜けだな。期待した私が馬鹿だった」 「期待? ああそうか、気がつかなくて悪かった。戦力としては問題ないのにわざわざ俺を誘ったってことはつまり、デートしたいってことだよな! 一緒に捜し歩いて欲しいならそう言えよ。やっぱりヒルデは照れ屋さんだな」 「なっ……そ、そ、そんなんじゃない!! おまえは黙って留守番してろ!」 ヒルデは顔を真っ赤にしながらも、指笛を鳴らして天馬(グラーネ)を呼び寄せると、その背にまたがって一足先次の目的地へと飛んで行った。 船の前方から俺にもその目的地が見える。ここはムスペからしばらく西へと進んだ先。地図で言うと西の端から少し飛び出した辺境の地だ。 浮島テルマ。ユミルとは別の、人間たちが作り上げた王国がある隣の空域とのちょうど境界にあるこの島は温泉地として有名で、辺境でありながらもここを訪れる旅行者は多い。 今はトロウによって主要な国はどれも支配されてしまっているので、こっちの空域からの訪問者は俺たち以外にはいない。 しかしそんな情勢も隣では関係のない話なのか、いざヒルディスヴィーニ号が到着してみると、温泉地は思いのほか賑わっている様子だった。 「ヒルデはどうした?」 「先に行ったぜ」 「そうか、張り切っているな。ならばわたしも遅れを取るわけにはいかない」 レギンはヒルデがしたのと同じように天馬(グリームニル)を呼ぶと、その背に乗ってテルマの上空へと上がっていった。 「フリード、船の安全は任せましたよ」 続くように、そう言って声をかけてくるのはフレイヤ王女だ。 フレイヤ王女は天馬を連れていないようだったが、そのまま甲板を通って船首のほうへと歩いていく。 「あの、船を降りるならあっちですよ、フレイヤ王女。あ、それとも俺でよかったらお供しましょうか? というか是非エスコートさせてください」 「ありがとう。でも、それには及びません」 そのまままっすぐ歩いていくとフレイヤ王女は船首のその先に立った。 そして何か呪文を唱えたかと思うと、突然そこから船を飛び降りてしまった。 いくら島に停泊させたとはいえ、ヒルディスヴィーニはかなり大きな船だ。船首から地面まではけっこうな高さがある。下手をすれば怪我をしてしまいかねない。 しかし「あっ」と思う暇もなく、フレイヤ王女の姿の消えた船首の下から眩しい光が発せられたかと思うと、その下から白い竜が羽ばたきながら姿を見せた。 「私は自分で飛べますので気遣いは無用です。ではあとはお願いしますね」 そう言葉を残して白竜と化したフレイヤ王女は飛び去っていった。 さすがはユミルの王女、その魔法の才能は並外れたものがある。プラッシュは彼女のことを変性の魔女だと呼んで称賛していたが、たしかにフレイヤ王女はものを変化させたり変身させたりする魔法に優れていた。 「やれやれ、フラれちまった。俺の出る幕はなしってか」 そして小さくなっていく白竜(フレイヤ)王女の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。 さてと、それじゃあ俺も行くとしましょうかね。 え、どこへ行くって? だってここは温泉地なんだぜ。温泉といえばやることは決まっているじゃないか。男ならそりゃ行くしかないだろう。 温泉に出会いを求めるのは間違っているだろうか。否ッ! まだ見ぬお姉さんを求めて俺は行くぜ。温泉へ!! 止めても無駄だぜ。男には行かねばならないときってものがあるのだ。 心配はいらないさ。ちょっとぐらい離れても、こんな大型の船なんてそうそう操縦できるやつなんていないだろうから、盗まれることもないって。……たぶんな。 大丈夫大丈夫、あの三人が戻ってくる前に帰ればバレやしないって。 というわけで、フリード行きまーす。 待っててくれ、未来の勇者の花嫁さん。今迎えにいくからな。 こうして愛を探求する旅に出たのであるが、すぐに俺は現実を知ることになる。 知ってるか。温泉にはわりとご年配の方が多い。いや、それしかいなかった。 ……ババアじゃねーか! 絶望した! 俺は熟女専じゃねーんだよ!! そう、温泉にお姉さんはいなかった。 そうだよな、若い女の子はもっとオシャレなとこ行くよな。なんというかこう、もっと映える景色のとことかさ。いや、温泉だって悪くないと思うんだがな……。 温泉に出会いを求めるのは間違っていたぜ――――完。 そんなこんながあって肩を落として船へと戻ってきてみると、甲板に一頭の天馬が降り立っているではないか。 まずい。もう誰か先に帰ってきてたのか。抜け出したことがバレたか? そんな不安が脳裏によぎったが、よく見るとそこにいるのは俺の知っている天馬ではなかった。 もちろん天馬なんて全部同じに見えるので、顔やしぐさを見た程度じゃ天馬の違いなんて俺にはさっぱりわからない。 だがこの天馬は明らかにヒルデやレギンのものとは違うとわかった。 なぜって、そりゃあ誰の目にも一目瞭然だったからだ。 その天馬はたてがみが三つ編みにされていた。まあ、そんな馬もいるかもな。 その天馬は翼の先端がかわいらしくピンクに染色されていた。オシャレかな。 その天馬は手綱や鞍にジャラジャラとバッジやキーホルダーが大量に……え? ちょっと待て、おまえのような天馬がいるか。飾りが多すぎて非常にごちゃごちゃしている。こういうのって……デコってるとかそんな言い方するんだったか? 手綱なんてバッジだらけでどこをつかめばいいのかわからない状態になっているし、鞍だって横からキーホルダーがいくつもぶらさがっていて、あれじゃあ足に当たってうっとうしいだろうに。 そもそも重量で天馬が飛ぶのに支障が出るんじゃないだろうか。 なんとも奇妙なものを見てしまった。そんな微妙な気持ちになりながら天馬を眺めていると、バシッと背中を叩かれて心臓が縮み上がった。 ヒルデかと思って振り返ると、そこには俺の知らない女の子が立っていた。 背はヒルデやレギンよりも低い。髪は柔らかな栗色で、先端が天馬の翼と同様に淡いピンク色に染められている。顔立ちはやや童顔で、澄んだ瞳が愛らしい。 ほう……これはなかなか……いや結構……というかドンピシャです。本当にありがとうございました。 なんというかこう、子ども過ぎずかといって大人すぎず、お姉さん的な魅力を持ちながらも、少女のようなあどけなさを併せ持つ。そう、その両方のいいところを全部まとめてみました、とでも言わんばかりのその顔立ちといったらもうね。 お姉さんでもない、お譲ちゃんでもない。そう、これはお嬢さんだ。 そんな完璧にパーフェクトなお嬢さんを見逃す俺ではない。なぜこんなところにいるのだろうとか、あの天馬はなんなのかとか、そんな疑問は二の次だ。 アタック、アタック、ナンバーワンだ。フリード、これより任務を開始する。 「あのお嬢さ……」 しかし、お嬢さんは俺の言葉を遮ってこう言ったのだ。 「あらお兄さん、なかなか男前じゃな~い! ねえねえ、今空いてる? もし暇ならあたしとお茶とかしな~い?」 俺は耳を疑った。あまりの衝撃に一瞬、口から魂が抜けて宇宙を一周してしまった。え? 今、俺はいったい何を言われたんだ。アタシトオチャトカシナイ? ば、馬鹿な。これはまさか逆ナンというアレか。 生まれてこの方、ビビッと来たお姉さんには必ず声をおかけしてきた。なぜならその美しさを無視するのは失礼にあたるからだ。それは紳士としての義務だ。 だがしかし、向こうから先に声をかけてきてくれたような経験は、これまでに一度としてなかった。これは初めて遭遇する状況。言わば非常事態である。 ああ、俺はどうすればいいのだろう。こんなときの対応なんて俺の脳内マニュアルには一ページたりとも記載はないっていうのに。 「え、いや、その、あの。俺は別に……いや別にって別にだめとかそういう意味ではなくて……つまりそのなんだ。俺が言いたいのはそういうことじゃなくて」 いかん。動揺して頭が回らないせいか、気の利いた台詞がひとつも出てこない。それどころか支離滅裂で、これじゃヘンなやつだと思われてしまう。こんな一生のうちに二度とあるかどうかもわからない絶好のチャンスを無駄にしてたまるか。 よし、ここは一旦落ち着こう。別のものを見て気を紛らわせるんだ。だって空はこんなにも青いんだから。俺は青い色が好きだ。青は心を落ち着けてくれる色だ。 しかし下手に沈黙を作って興味を失われてしまっても困る。空を眺めて心を落ち着かせながらも、無難な話でなんとか場をつながなければ。 「えーと、今日はいい天気ですねぇ。それから……えーっと……」 話題話題話題話題。話題を求めてめまぐるしく視線を動かす。と、ふとそれが目に入った。混乱していた俺はつい頭に思ったことをそのまま口に出してしまった。 「あ、ヒルデやレギンよりもでかい。お嬢さん、何カップですか」 ぬわあああああっ! 俺は一体何を言ってるんだ! 視線は泳ぎまくり、会話も破綻。端から見れば完全に危ない奴ではないか。 もうだめだ。完全に終わった。さらば俺の理想の恋人よ。 しかし意外なことに会話は続いてしまった。 お嬢さんはきょとんとした顔でこう続けたのだ。 「あれ、お兄さんヒルデやレギンのこと知ってるの?」 「ん? あの二人を知っている。それにあの天馬……ということはひょっとして。つかぬ事をお聞きしますが、お嬢さんの名前はもしかしてミストというのでは?」 するとお嬢さんは納得したような表情で深く頷いた。 「あーっ、やっぱり! なーんだ、先輩たちの知り合いかぁ。てっきり泥棒かなんかだと思っちゃった」 「泥棒って……ちょっと待て。さっきは何か誘うようなこと言ってなかったか?」 「あ、あれね。得意の色仕掛けで油断させて不意打ちしようとしてただけだから、別に気にしないで」 なんてこった。あれは演技だったのか。始まる前から終わっていた。 いや、始まっていないのであればまだ可能性はある。どんなに可能性が低かろうと、諦めない限りチャンスは無限大なのだ。男フリード、当たって砕けろ。 「それじゃあ敵ではないとわかったのだから、改めてこちらからお誘い致します。お嬢さん、もしよろしければ俺と一緒に温泉でも入りませんか」 「ごめんなさい。あたし筋肉でがっしりした人はタイプじゃないんで」 即答で一刀両断。 砕けた。俺の繊細なハートは粉々に砕けた。 「そ、そうか……。ところでおまえがミストなんだよな。ってことはおまえもヴァルキュリアの一員なのか」 「そうだよ。天馬のフロレートといっしょに空を舞い、正義の炎の槍で悪を討つ! それがあたしの仕事。お兄さんは何者なの?」 「俺はヒルデに雇われた傭兵のフリードだ。普段は蒼き勇者と呼ばれている」 「ふーん、勇者。いるんだね、現実に勇者とか名乗っちゃう人って。そういうのっておとぎ話の中だけの存在だと思ってたなぁ、あたし」 「お、おう……」 顔はかわいいけど、ずいぶんとデリカシーのないことを言ってくれる。お兄さんはちょっぴり傷ついたぜ。 それにしても同じヴァルキュリアの一員なのだとしたら、こいつは今まで一体どこで何をしていたのだろうか。ヒルデやレギンは以前のトロウに洗脳されていたフレイヤ王女の命令に従っていた。その二人とは剣を交えたこともあったが、ミストとはこれが会うのは初めてだ。 疑問に思ったことを聞いてみると、ミストはなぜか照れくさそうに答えた。 「あー、それね。えへへ……先輩たちには絶対ナイショって約束できる?」 「俺はレディーとの約束は絶対に破らないと心に誓っている」 「なんかうさんくさいけど、まあいっか。実はね、お姉様――えっとフレイヤ様にフレイ王子を騙る偽者を捜せって命令されてたんだけど……」 お姉様と呼んで接するほどフレイヤ王女と親しかったミストは、洗脳されたフレイヤ王女の違和感にすぐに気がついた。しかし反抗する素振りをみせれば、トロウに目をつけられて排除される恐れがあったし、洗脳状態にあるフレイヤ王女は言わばトロウに人質に取られているようなもの。下手な動きは見せられない。 そこでミストは命令に従うふりをして、フレイヤ王女を正気に戻す機会をうかがっていたのだという。 ……と、ここまでは隊長想いの良い部下だと思えるような話なのだが、さらに話には続きがある。 「あたし見ちゃったんだよね。トロウがフレイ王子は死んだって話した次の日、ユミルの城下街で王子が歩いてたのを。だからトロウの話はすぐにウソだとわかったよ。でもお姉様は操られてるし、ヒルデはお姉様しか見えてないし、レギンは頭が固いから命令は命令だって言って聞かないし……」 結局ミスト一人ではどうしようもなく、トロウの洗脳を解く方法はさっぱり見当もつかなかったので、とりあえず命令に従っているふりを続けることにした。 近場にいては任務を遂行していないのがバレてしまうため、ミストは敢えて遠く離れた場所でフレイ王子の偽者を捜す役割を買って出た。 とはいえ、すぐに戻ってはやはり従っていないことがバレバレだ。なのでどうにかして時間を潰す必要があった。 さてどうしよう、ということでミストはひとつの結論に至った。 「そうだ。今なら実質任務がないようなもんだし、今のうちに普段できないことをぱーっとやっちゃおっと! 買い物にエステに観光にそれから……」 というわけで、命令に従うふりという名目でミストは勝手に自由気ままの一人と天馬一頭のぶらり旅に出た。 そして温泉に立ち寄ったところでフレイヤ王女の船を見かけて、まずいと思って様子をうかがいにここへやってきたという次第だった。 「でもよかったぁ。船にいたのが先輩たちじゃなくてフリード一人で。あたしを捜してたんでしょ。だったらフリードが見つけてきたことにしてよ。そしたら君のお手柄になるし、あたしがサボってたこともうやむやにできるかも」 「そ、それはそうかもしれないが、隊としてそれはいいのか……」 返答に困っていると、またしても背中を叩かれた。三度目はもう驚かない。 今回後ろに立っていたのは、満面の笑みを浮かべたヒルデだった。 「よくやった、フリード! よくミストを捕まえておいてくれたな」 「いや、俺が見つけたというか、こいつのほうから来たというかだな……」 「いいや、おまえの手柄だ。よくぞミストがこれまで何をしていたのかを引き出してくれた」 そして笑みを浮かべたままつかつかとミストに歩み寄っていく。 ああ、あれはうれしさとかから来る笑顔じゃない。裏に殺意が隠された笑みだ。 きっと今のヒルデはこめかみをピクピクといわせているに違いない。 「なあミストぉ~! ずいぶんとお楽しみだったようだなぁ……?」 「げっ、もしかして全部聞かれてた!? そ、そうだ。あたし急用を思い出したんで早退しまーす」 「逃がすかッ! 貴様の堕落した精神を鍛え直してやるから覚悟しろ!」 天馬(フロレート)に飛び乗ると、ミストは一目散に逃げ出していった。 そのあとを同じく天馬(グラーネ)に乗ってヒルデが追跡していく。高笑いをして、稲妻のほとばしる雷槍を豪快に振り回しながら。 もし俺がサボって温泉へナンパしに行っていたことがバレていたら、俺もあんな目に遭わされていたのかもしれない。ああ、くわばらくわばら。 やがてたっぷり叱られたのか、項垂れて真っ青な顔になったミストを連れてヒルデが戻ってきた。続くようにしてレギンとフレイヤ王女も帰還。 これでミストを捜すという目的は達成されたため、ひとまずアルヴに戻ることになりヒルディスヴィーニ号を発進させる流れとなった。 しばらく経ったころ、こんどはフレイヤ王女の顔色が悪くなる。 驚いたような愕然とした顔をして方膝をつき、両手で頭を抱えている。 「フレイヤ様!? 一体どうなさったんですか!」 慌ててヒルデが駆け寄ると、私は大丈夫だと言ってからフレイヤ王女はゆっくりと立ち上がった。 「トロウの声が聞こえてきました。念波(テレパシー)を使ってメッセージを送ってきたようですね……」 「そ、それでトロウは何と言っていたんですか」 「フレイを騙る愚か者の居場所がわかった。作戦を次の段階へ移すので一度バルハラ城へと戻って来い、と」 このときの俺はフレイヤ王女たちとともにミストを捜してしばらくアルヴを離れていたので、ファフニールの潜入作戦のために『フレイがアルヴにいる』という情報がトロウに渡ったということを知らなかった。 そのために俺の頭の中には最悪の想像が浮かび上がっていた。 「おいおい、それはまさかアルヴの位置がトロウに特定されちまったってことじゃないだろうな?」 「そこまではわかりませんが、フレイが……弟の身に危険が迫っていることだけは確かです。何か手を打たなければ、きっと取り返しの付かないことになる……」 とにかく自分たちだけではどうしようもない。このことをフレイに知らせるためにも、仲間と相談するためにも、今できるのはヒルディスヴィーニを全速力でアルヴへと急がせることだけだった。 Chapter58 END 魔法戦争59
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/619.html
リース 決戦の人材&Ruins Of Redのマスター。 前者は平和都市を護る騎士で防御型。リカバーとオールヒールが使える。 しかし遅く、魔力も高いと言えず、MPもそれほど高くないので回復が間に合わないことも。 攻撃力が低いので決定打は出てこないかも。 後者はアマゾネスを率いる風属性の魔法戦士タイプ。26歳。 突出した能力値はないものの素早さが高くヘイストが使えるので 立ち回りでは他のマスターを凌ぐ。 -- 名無しさん (2010-04-24 15 04 56) 扇動はしないのでご心配無く -- 名無しさん (2010-07-09 22 45 28) 決戦いいよね -- 名無しさん (2022-02-26 23 46 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/5204.html
DQⅨ Ⅸに登場する特技。 対象の味方一人に光の力をまとわせる。 全ての無属性攻撃を【光属性】に変更してダメージを1.1倍に増加させ、光属性の耐性が50%プラスされる。 スキル【フォース】の82ptで覚えられ、フォースの中では習得がもっとも遅い。 しかし光属性を弱点とする敵はかなり多いため、実用性は非常に高い。 習得は大変だが、クリア前に覚えられればボス戦で大活躍する。ラスボス戦でも活躍可能。 光属性の特技を使う敵は少ないため、ほとんどは弱点を突くのに使うこととなるが、それでも問題無く強い。 なお、【魔法戦士の秘伝書】を持っていると対象が味方全員になる。
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/360.html
名前:神田 理奈(かんだ りな) 所属:公立 富士見小学校 6年2組 性別:女 年齢:12 性格:転んでもタダでは起きないタイプ 外見:黒髪ショート。普通の日本人。身体の凹凸は少なめ。 願い:魔法少女になりたかっ「た」→普通の女の子に戻りたい! 魔法:黒魔法・黒魔術(これまでの読書経験で知り得た版権モノやイメージ) 属性:闇 行動傾向:他の魔法少女を倒さずに魔法少女を辞める方法を模索中。 しかし、魔法少女であること自体はまんざら嫌いでもない。 基本戦術:白兵と魔法を併用する昔のRPG的な魔法戦士型 うわさ1:本人に自覚は無いが両親の影響を色濃く受けたオタクのサラブレッドらしい。 うわさ2:年齢に対して発育が良く無いのでときどき男の子と間違われるらしい。 うわさ3:…………これぐらいかな? イメージ 設定画風 illusted by Yu-Yu
https://w.atwiki.jp/tpc-document/pages/311.html
Chapter31「フリード遠征3:他人の恋路を邪魔するのは野暮ってもんだぜ」 ああ、どうしてこんなことになってしまったのだろう。 捕虜にしたヴァルキュリアのお姉さんを連れて、あとはアルヴへ帰るだけのはずだった。それなのに俺ってやつは、なんて罪深いことをしてしまったんだ。 目の前にはレギンレイヴとはまた別のヴァルキュリアが一人、苦悶の表情を浮かべて倒れていた。 ――それは、遡ること数時間前。 ファフニールを味方に雇い入れた俺たちは、捕虜にしたレギンレイヴと共に一度アルヴへ戻るため、グニタヘイズを発って南西の空へと向かっていた。 俺はクルスの背中の上。その後ろには拘束されたレギンレイヴ。そして彼女の天馬グリームニルはクルスの腕の中だ。後方からはファフニールが続く。 お姉さんに襲われたり、守銭奴の金ピカ竜に襲われたり、魔剣の呪いに襲われたりと散々な目に遭ってしまったので、正直言って俺はもう疲れていた。いや、まあお姉さんにはどんどん襲ってもらってかまわないんだがな。 それはそれとして、今はできれば敵に遭遇したくないと俺は思っていた。 だってそうだろう。連戦に継ぐ連戦だぜ? HPもMPもすっからかんってやつさ。まあ俺には魔力はないけど。今は早く拠点に戻って横になりたかった。 けど、そうすんなりと進まないのが物語ってもんだ。というか、そういうことを俺が考えちまったせいである意味フラグを立ててしまったのかもしれない。 まあ、メタい話はとりあえず置いといて、今起こったことをそのまま話そう。 俺たちの目の前に大きな魔導船が現れた。 「ほう、なかなか豪華な装飾の施された船ではないか。気に入った。おい、あの船を襲うぞ。そしてオレのコレクションに加える」 守銭奴が何かすごく自分勝手なことを言ってやがる。 「待てファフニール、迂闊に近づくな。戦争の気運高まるこのご時勢じゃぞ。船は滅多に飛ばないはず。もしかすると敵船かもしれん」 それにあの船には見覚えがあるとクルスは付け加えた。あれはユミル王家の所有する船であると。 実質トロウが支配しているユミルから来た、しかも王家の船だ。敵の息がかかっていると考えてほぼ間違いない。 「おいおい、勘弁してくれよな。おまえら竜と違って俺は人間だから、すぐに疲れちまうのさ。敵なんてごめんだぜ。今日はもうオフ!」 「なんじゃフリード。怖気づいたのか?」 「そうは言ってねえよ。別に遭遇した敵を全部けちらす必要はないって話さ」 すべての敵を片っ端から倒していったのでは、いずれこちらも疲弊してしまう。そんなことをしなくても、敵の大将さえ討ち取れば敵は戦意を失う。無駄な血を流さなくても戦いは終わらせられるのだ。 とかなんとかそれっぽいことを言って、俺はあの船に見つからないように迂回してアルヴに戻ることを提案した。俺は早く帰って寝たい。 しかし地竜たちは首を横に振った。 「何を言っておるのじゃ。敵はまだこちらに気付いていない。これ以上の好機があるものか。少しでも敵の戦力を減らしておくほうが得策じゃろう」 「同感だ。それに敵を前にして尻尾を巻いて逃げるなど、臆病者のやることだぞ。貴様には竜の誇りというものがないのか」 だめだ、こいつらとは根本的に考え方が違った。力があり余ってるのか、どうも竜族というのはゴリ押しが好みらしい。てゆーか俺は竜じゃねえし! 「そこまで言うなら、おまえたちでどうぞ好きに蹂躙してやってくれ。俺は休む」 「ふん、何を甘えたことを。せっかくオレの剣をひとつくれてやったのだぞ。それはただの飾りのつもりか?」 たしかに今の俺はもう丸腰じゃない。ファフニールを説得したあと、あのグニタヘイズの財宝の山の中から正式に剣を一本もらったのだ。ファフニールと戦ったときにつかんだ二本のうちのひとつ。 片方は魔剣だったので危ないということで置いてきたのだが、もう一本はそれなりの業物だった。蒼い刀身の俺好みの剣。銘はフロッティというそうな。 「使うわけでもなく、実際にただ飾ってただけのおまえに言われたくはないね」 「むっ……。痛いところを突かれたな。よかろう、貴様は黙って見ているがいい。地竜族の力というものを見せてやる」 俺とレギンレイヴを乗せたまま、クルスとファフニールは大型魔導船へと近づいた。そしてどんな敵がでてくるのかと身構えていると、 「あれぇ~? フリードじゃないっすかぁ!」 その船から聞こえてきたのは、聞き覚えのある気の抜けた声だった。 魔導船に乗っていたのは敵でも何でもなく、別行動をしていたセッテたちとオットーたちのグループだった。新しく見る顔ぶれは彼らが勧誘してきた仲間だろう。 合流した仲間たちは、これまでの経緯について情報を交換し合った。 どうやらこの船はヒルディスヴィーニ号というらしい。ユミル国のお姫さまで、フレイの実のお姉さんでもあるフレイヤ王女の所有するものだそうだ。 オットーはなんとトロウの支配からフレイヤ王女を取り戻していた。こいつはまた、いきなりずいぶんなお手柄を挙げてきたもんだな。 「そういや、オットーはフレイヤ王女のことが気になるって言ってたもんな。これも愛の力の為せる業ってやつか。おまえのこと見直したぜ」 「そう言ってもらえるとありがたい。たしかに愛の力というのはすごいものだな。おかげで俺は本当の自分になることができた」 そう言うオットーは以前より少し頼もしそうに見えた。 続いてフレイヤ王女があいさつをしてくれた。 「お話はうかがっております。あなたが弟を助けてくれている勇者のフリードさんですね。王女ではなくフレイの姉として、ここはお礼を言わせてください」 「これはどうもご丁寧に。いやぁ、照れるね」 フレイヤ王女はこれまたなかなか美しいお姉さんだった。先約がなければ放っておかなかったぐらいだ。羨ましいぞ、オットーのやつめ。 それから新たな仲間にはもうひとり、小さなお譲ちゃんがいた。 そっちはクエリアが説明してくれた。幼く見えても魔女と呼ばれていて、名前はプラッシュちゃんと言うらしい。かわいい。 「よかったな、お譲ちゃん。年の近い友達ができたじゃないか」 「だからわたしをお譲ちゃんと呼ぶな! それに年も近くない!」 「ははは、わかってるって。『あんなニンゲンなんかよりわたしはずーっと長生きなんだぞ!』……だろ?」 ああ、落ち着く。クエリアをからかっているときが俺は一番楽しい。 しかし、いつもならさらに言い返してくるクエリアは、複雑そうな表情をしたままう~んとうなっていた。どうした、何かあるのか。 するとクエリアはちょっと違うのだと答えた。 「その……わたしよりプラッシュのほうが年上なんだ。ニンゲンなのに……」 「どういうことだ?」 「魔女っていうのはそういうもんらしい。ほんとは四百年生きてて、魔法で姿を変えて若く見せているだけなんだって。つまりクルスみたいな感じだ」 「なんだ。じゃあ、中身はお婆――」 その瞬間、俺は意識がぶっ飛んだ。 いつの間にか俺は何もない無の空間にいて、意識だけがそこに浮かんでいるような感じだった。一体何が起こったのかよくわからないが、意識が飛ぶ寸前にちらりと視界の端でプラッシュちゃんの目が光るのを見た気がする。 『ニヒヒヒ! ハロー、愚かなぬいぐるみさん。ご主人サマの目の前で悪口を言うなんて、ユーは実に馬鹿だなぁ』 ああ、なんか変な幻聴も聞こえてきた。俺は疲れてるのかもしれない。 というか実際にへとへとだ。もうこのまま寝ちゃおうかな……。 そして俺の意識はまどろみの中へと埋もれていった。おやすみなさい。 しばらくして、周囲の騒がしさで俺は目を覚ました。 「うーん、よく寝たぜ。まるで身体が綿になったかのように軽い。ってこの騒ぎ、何かあったのか?」 「あ、起きたっすか。それが実は……」 俺がいい夢を見ていた間に起こったことをセッテが説明してくれた。 ――まずフレイヤ王女はヴァルキュリアのリーダー的な存在らしく、つい最近までトロウに洗脳されていたらしい。 捕虜として俺たちが連れてきたレギンレイヴは、フレイヤ王女が正気に戻ったことを喜んでいた。するとそこに、同じくヴァルキュリアの一人であるブリュンヒルデがこの魔導船を見かけてやってきて、同様にリーダーの無事を喜んだ。 「ああ、フレイヤ様! まさかトロウの奴に洗脳されていたとは!」 「心配かけてごめんなさい、ヒルデ。私たちはトロウに騙されていたの。フレイはまだ生きているらしいわ。今からそこへ向かうの。だからヒルデ、あなたも私たちといっしょに来て。本当の敵はトロウよ! 力を合わせて一矢報いてやるの」 「フレイヤ様の命令とあればなんなりと。それにしても、強気なフレイヤ様もよかったけど……嗚呼、可憐なフレイヤ様もやはり清く正しく美しいなぁ……」 「ちょ、ちょっとヒルデ! みんなが見てるでしょ。恥ずかしいからやめてよ」 ブリュンヒルデはひざまずきながら、フレイヤ王女の腰にひっしと抱きついたらしい。なんでもあのヴァルキュリアは、フレイヤ王女とはちょっと特殊な関係なのだとか。ううむ、ちょっと実際にその場で見てみたかった。 その後、以前ブリュンヒルデと一戦交えたことのあったオットーとセッテが彼女に声をかけた。 「あのときは敵として戦ったが、今はフレイヤ様のもと、我々は味方同士だ。同じくユミル王家に仕える従者としてよろしく頼む」 「よろしく頼むっすよ~」 するとブリュンヒルデはすぐに態度を改め、腕を組みながら二人の前に立った。 「なんだおまえらか。あのときはすまなかった……なんて私は言わんからな。フレイヤ様の命令だから協力してやるだけだ。私の足を引っ張るなよ」 「無論だ。フレイ様も仲間割れは望まないからな。俺たちも手は貸してやる」 「まあまあ。悪いのは全部トロウっす。だからイライラは全部トロウにぶつけてやるっすよ! 目的はいっしょなんだから、ケンカはナシっすよ」 そこでセッテがなだめて、一時はオットーとブリュンヒルデの間に飛び散る火花は収まった……のだが、 「お、おまえというやつは……! 恐れ多くも私のフレイヤ様に手を出そうというのか。許さん! フレイヤ様が許しても、この私が許さんぞ!!」 話しているうちにオットーとフレイヤ王女が恋仲であり、しかもお付き合いを始めたということを知って、このフレイヤ様が好きすぎるヴァルキュリアは怒り狂う結果になったのだという―― とまぁ、そういうわけでブリュンヒルデがオットーに襲い掛かっているらしい。周囲の騒がしさはそのせいだ。 怒り狂ったお姉さんは雷槍を振り回して恋敵を殺しにかかっている。 「フレイヤ様を汚す者はすべて滅びればいいッ!! 清く! 正しく! 美しく! うぉぉおおぉぉあぁああぁぁぁあぁっ! フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様フレイヤ様ぁぁぁーっ!!」 というかまじで殺しかねんぞ、あれは。 やれやれ。ここは愛の戦士でもある俺がひと肌脱がねばならないようだ。 さっそく俺は船の上を駆け回り死線をくぐる二人の間に割って入ると、左右から飛び交う風と雷を新たな剣フロッティの一振りのもとに打ち払って言った。 「おっとお姉さん。他人の恋路を邪魔するのは野暮ってもんだぜ」 そこからはオットーに代わって、俺がブリュンヒルデの相手だ。 このお姉さんとは俺も一度戦っている。すでに手の内を把握している相手なら、苦戦するような心配はない。それに人間相手なら動きを読むのも難しくない。 雨のように降り注ぐ雷を左右のステップで最小限の動きでかわし、距離を詰めながら相手の懐に潜り込む。続いて不意に体勢を低くして虚を突いたら、下から斬り上げて相手の武器を弾き飛ばす。最後に剣先をお姉さんの胸元につきつけてチェックメイトだ。 「くッ……! き、貴様はあのときのナンパ男!?」 「よう、お姉さん元気してた? あまりにもあんたが恋しいんで、また会いに来てやったぜ。さあ、俺と愛について語り合おうか」 「ま、またおまえは……ッ! そ、そんなキザったらしいことを言って……!!」 ブリュンヒルデは顔を赤らめながら後ずさった。 あれ、もしかしてこのお姉さん。フレイヤ様フレイヤ様と言ってるわりには、愛だの恋だのというのが苦手なのかもしれない。 「前に会ったときも思ったんだが、お姉さんかなりの照れ屋さんだろ?」 「うぐっ……!」 どうやら図星らしい。ブリュンヒルデは言葉を詰まらせて黙り込んだ。そしてそのまま顔を真っ赤にしながらうつむいてしまった。 とりあえず戦意喪失、俺の勝ちってことだな。 騒ぎが収まるとフレイヤ王女が近づいてきて、ブリュンヒルデに声をかけた。 「ヒルデ。私のことを心配してくれるのはうれしいけれど、私は自分の意思でオットーを愛することに決めたの。従者だからどうとか、そういうことを言うつもりはないけれど、せめて私の友人として私の恋を応援してくれるとうれしいのだけど」 ブリュンヒルデはうつむきながらそれを聞いていたが、深いため息をつくと小さな声で反省したように話し始めた。 「そ、そうか……。私はただ自分の気持ちをフレイヤ様に押し付けていただけだったのか……。申し訳ありません、フレイヤ様。私は従者失格です」 「いいのよ、ヒルデ。私をそこまでして守ろうとしてくれたのは従者としては十分すぎるぐらいよ。失格ということはないわ」 「そうかもしれない……。しかし恋人としては失格のようだ……」 「えっ」 唖然とするフレイヤ王女をよそに、ブリュンヒルデは顔を上げてオットーのほうをにらみつけると、目に涙を浮かべながら言った。 「おい、オットー! フレイヤ様にここまで言わせたんだぞ。だからおまえは、絶対にフレイヤ様を幸せにすると誓え! フレイヤ様の気持ちを裏切るようなことがあったら、こんどこそおまえを殺してやるからな!!」 するとオットーは力強くうなづいてみせる。 「もちろんだ。俺はフレイ様をお守りする従者であると同時に、フレイヤ様を守る騎士になってみせる。フレイヤ様は絶対に泣かせないと誓おう」 「……ふん、言うじゃないか。すまなかったな、いきなり攻撃して」 そしてフレイヤ王女を愛する者同士はかたい握手を交わしたのだった。 うーん、青春ってやつだね。恋敵がなぜか異性って点は少し変わってるが、いわゆる恋の戦いを経て友情が芽生える場面ってやつか。 そしてオットーとフレイヤ王女の関係は仲間たちにも認められ、二人は末永く幸せに暮らすのでしたっと。まったく俺も幸せが欲しいぜ。 さて、これで一件落着か。と思っていたんだが、しかしまだこれでは終わらなかったんだ。まあ聞いてくれ。 フレイヤ王女が俺たちの味方になったということは、その配下であるヴァルキュリアたちも当然そのまま俺たちの味方になったということになる。 つまりブリュンヒルデはもちろんのこと、捕虜のつもりでここまで連れてきたレギンレイヴもこれで晴れて俺たちの味方になったということだ。 オットーを認めたブリュンヒルデではあったが、それでも彼女はまだ複雑な気持ちだったのだろう。うつむき加減で元気がなさそうに立ち尽くしていた。 そんな彼女にレギンレイヴは、同じくフレイヤ王女に仕える仲間として声をかけにいった。 「ヒルデ、元気を出すんだ。我々ヴァルキュリアがフレイヤ様をお守りすることに変わりはない。これからはオットーも我々と共に守ってくれるだけのことだ」 「ああ、レギンか。たしかに私たちのやることは変わらないさ。だけど気持ちが変わってしまった。私にはもうフレイヤ様を愛する資格がない」 「愛か……。わたしは恋愛の類には疎いのだが……ヒルデは女だろう。女同士で仲がいいのは別におかしなことはない。だからフレイヤ様に伴侶がいようが、ヒルデとフレイヤ様が仲良くしていけないってことはないのでは?」 するとブリュンヒルデは、はっと顔を上げた。 「レギン!! おまえ天才か! そうだ、そうなんだよ。フレイヤ様に彼氏ができたからって、私は女なんだから遠慮する必要なんかないんだ。フレイヤ様と私がいっしょにいたってそれは浮気なんかじゃないよな」 「あ、ああ……。なあヒルデ。前から気になっていたんだが、おまえは本当にフレイヤ様が好きなんだな。だけど同姓じゃないか。なぜなんだ?」 「理由などない。ただ好きだから好きなんだ。愛ってそういうものだろう」 「ううむ……わたしには理解できないんだが……。それにこの前、あの男のことが気になるって話していたじゃないか。あれは恋愛とは違うのか」 そう言ってレギンレイヴがこちらを指差したのだ。って俺ェ!? しかも、そう指摘されたブリュンヒルデは再び真っ赤になってしまった。 「ななななな! 何を言い出すんだレギン! 私にはフレイヤ様がいるんだぞ。私はフレイヤ様に絶対の忠誠を誓ったのだ。それを私が……あ、あんなキザったらしい男なんかに……ち、違う違う違う! そんなのフレイヤ様を裏切ることになる」 「しかしこれもオットーとフレイヤ様の件と状況は同じなのではないか? あの男とフレイヤ様は性別が異なるのだから、おまえがあの男の相手をしてもフレイヤ様を裏切ることにはならないのでは……」 「い、言うな言うな! これ以上言うなぁぁぁ~っ!!」 裏返った声で叫びながらブリュンヒルデは顔から炎を吹き上げて倒れた。 それは炎の魔道士もびっくりな盛大な炎だった―― そして現在に至る。 ブリュンヒルデは苦悶の表情を浮かべたまま、しきりに何かをつぶやいている。 「――いやしかし私にはフレイヤ様がいてだけどあの男を見ていると何かこうフレイヤ様とはまた違った込み上げるような想いが湧いていやいやしかしそれだとこれまで私がフレイヤ様に抱き続けてきた感情は偽りだったのか否そんなことは絶対にありえない信じない何かの間違いだ……」 ああ、どうしてこんなことになってしまったのだろう。 きっと俺があまりにも魅力的なんで、このうぶなお姉さんは恋に狂ってしまったに違いない。俺ってやつは、なんて罪深いことをしてしまったんだ。 「おいフリードぉ。おまえのせいだぞ。責任とれよなぁ~」 にやにやと笑いながらクエリアがこちらを見てくる。 「おまえのようなお譲ちゃんに言われたくないぜ」 と言いつつも、こんなきれいなお姉さんに想ってもらえるならまんざらでもないと思う俺なのであった。 とりあえずレギンレイヴを通して間接的に聞いただけなのもアレなので、直接本人から想いの丈を聞かせてもらおうかとブリュンヒルデに声をかけると、彼女は俺の顔を見るなり「ひゥっ!」と声を上げて気を失ってしまった。 「あーあ、きっと顔が怖かったんだな。もうフラれたんじゃないかぁ?」 お譲ちゃんはそんなことを言っているが、その逆できっと俺がイケメンすぎて気絶したほうに俺は賭けるね。なんたって俺は勇者だからな。 「……ほれ。馬鹿なこと言っとらんで、落ち着いたならアルヴへ帰るぞ」 そして、そのまま俺たちはフレイヤ王女の船に乗せてもらってアルヴへと帰ることになった。 レギンレイヴに加えてブリュンヒルデ、そしてフレイヤ王女。こんなにも美しいお姉様方をお持ち帰りできるなんて、思った以上の収穫じゃないか。やはりクエリアみたいなお譲ちゃんとは違う。大人のお姉さんはいいものだ。 あ、でも魔女のプラッシュちゃんもなかなかかわいいな。 あれで中身がお婆ちゃんじゃなければ最高だったのに……。 などと考えていると突然、俺の意識は無に呑み込まれた。 (あ、あれぇ? 心の中で思っただけでもアウトかよ!) 『ユーは本当に馬鹿だなぁ。他人の心を読むぐらいミーには朝飯前さ。ご主人サマの悪口は心の中でだって許さない。ですよね、ご主人サマっ』 ああ、またあの幻聴が聞こえてきた。俺はまだ疲れが残っているのか。 そして俺の意識はまたしても遠ざかっていくのだった。魔女、怖ぇ。 Chapter31 END 魔法戦争32