約 40,599 件
https://w.atwiki.jp/superstarrenmei/pages/23.html
カラオケ同盟の軌跡 西木浪 このカラオケ同盟―実質は同好会であるが―の華々しい軌跡をここに記します。 結成の構想 平成23年、かねてからお遊びサークルをしたかったライタ氏は「カラオケ同盟」を提唱、組合員を集め結成した。当初のメンバーには主宰のライタ氏のほか、カツヒコ氏、マジ天氏、サトシ氏、モモナ氏、うらのがいたという。初め細々と活動していたようだ。同12月の冬休み中には忘年会と称したカラオケ大会が行われた。筆者が参加したのもこのころである。 新年 平成24年というものは、本同盟が初めて迎えた新年である。ある組合員はツイッターやチャットで会話し、またある組合員は帰省していた。そこでライタ氏は「有馬土産をわたす」ことを口実に新年会を開くことを画策したが、それが行われるのは二月ごろとなる。 試験までに、卒業までに、 1月半ば、入試前であるというのに、ライタ氏とサト氏は新しい企画について考案し始める。案として、『サウナ大会』『一緒におふろ』などがあげられている。確か女性もメンバーにいたような...また、『MVP総選挙』なるイベントも計画されているが、この人気投票は有権者が少なすぎるだろう。このころ加入した組合員に風氏、丁☆Dが加わる。 解散か改組か 同じく1月ごろより、主宰ライタ氏は「卒業後の中央カラオケ同盟解散」と「元中央カラオケ同盟結成」を提案した。しかしこの案には団体なのだから存続でおkだろうとの声がある。この提案を発展させ、ライタ氏はあらたな構想を提案(「連盟の仕組み・ねらい」に詳しい)、各組合員が進学先の高校に支部を設立する形での勢力拡大を叫んだ。このころ、この動きに反発してマジ天氏が脱退を表明するが、ライタ氏の説得などにより顧問にとどまる。 新同盟構想 ※現在進行中の事象です 私学入試に推薦入試に忙しいころ、ライタ氏は新たな構想を発表する。連盟内に新たにそれぞれ特定の活動に特化した「部」を創設するという試みだ。これによって連盟の活動範囲を広めようという意志が含まれている。 組合員獲得と「トップシークレット」 卒業を間近にし、組合員獲得に走るようになる。新同盟構想では、各高校の組合員が支部を立て、組合員を募ることによってより多くの「ふれあい」を産むことを目的としており、そのための講堂である。この取り組みにはぼっち救済の面もあるようであり、筆者は是非それにあやかりたいと思っている。 さて、「トップシークレット」という存在が―シークレットでもないが―出てくるのはこのころである。詳細はメンバー紹介を参照の事。 なお、このころ多くのカラオケ大会が会員、非会員も交えて行われている。あさの十時ごろから夕方まで、彼らはパートタイマー労働のごとく、また足しげくダックスに集うのである。なお、筆者は開催された数の三分の一も参加していない(=誘われていない)。 刷新の「総選挙」 ※現在進行中の事象です 15日 総選挙 メンバー数の推移 日付 増 減 計 H24.1.22 2 1 13 H24.1.23 2 1 14 H24.2.2 2 0 16 H24.2.9 1 0 17 H24.3.8 1 0 18 随時更新
https://w.atwiki.jp/pjwoj/pages/13.html
閉鎖した時の記録 日本統一 統一の軌跡 回 国 名 君主名 正体 参 謀 正体 軍 師 正体 名将1位 正体 1 翡翠 花梨 花梨 氷雨 芙蓉 花簪 2 明星 ちゃるめら じじい クマケン クマケン 恋紬 紅葉 クマケン クマケン 3 ぴよよん ぴよよ ゆーき けんケン クマケン 棕櫚 花簪 けんケン クマケン 4 天 サリェル サリェル コンチェルツ 音 Ryuichi りゅういち 5 幻の翼 ウィルミス ユーク 疾風 クマケン みらーじゅ ツンツン ツカサ 6 天真爛漫 撫子 パール 紅花 紅葉 琥迅 クマケン 琥迅 クマケン 7 祇園精舎 柄叉 ツカサ 胡蝶蘭 音 十☆六☆夜 サリェル 胡蝶蘭 音 8 光翼 遙香 遙香 花簪 花簪 みけ猫w ぶち猫 花簪 花簪 9 闇鍋 ビスケ クマケン 遊々 遙香 ちょーたわし スノウ システミー ユーク 10 宵闇 遙香 遙香 赤兎 ジェハン ぱすてる ぱすてる 紫月 ナイル 11 うまい棒 サラミ ふく ラインハルト クマケン キルヒアイス ツカサ ラインハルト クマケン 12 月夜 ツカサ ツカサ 遙香 遙香 マッケンジー ユーク ま~ ましまろ 13 楼 桜花 遙香 美堂蛮 美堂蛮 みけ猫♪ ぶち猫 林檎 林檎 14 天楼 光希 ジョルノ 犬殺し ZORO たいら ふく ポルンガ クマケン 15 海底 水草 音 BLUE クマケン みなも ふく レイリア 遙香 16 飲み会 ビール ふく カシス 音 ナオチュー ナオキ カルアミルク ナイル 17 けやぐ あんこ ましまろ 葉瑠 花簪 グルーミー クマケン グルーミー クマケン 18 将棋 歩兵 クマケン わしゃ丸 はっちぃ ぶろーち ぱすてる marionet 遙香 19 青天 晴々 ジョルノ 小豆 クマケン ベガ 金魚 小豆 クマケン 20 神界 マッチョ ジョルノ ラファエル 金魚 ウリエル クマケン 夏子 わし 21 陽炎 時雨 秋影 流灯 紅葉 ゆうひ クマケン カール ナイル 22 妖怪王 砂かけばばぁ わしじゃ 猫娘 草薙 音色 音 秋刀魚 ナイル 23 封神 紫羽 紫羽 ナオキ ナオキ 木こり 木こり --- --- 恋愛 ハウル 光希 ジョルノ 闇影 隆起 闇影隆起 --- --- 屡 遙香 遥香 アロエ アロエ カツラ ? --- --- からあげ 氷河 氷河 スノウ スノウ 草薙 草薙 --- --- 夜ノ おと(昇格) 音 --- --- --- --- --- --- 順風満帆 --- わしじゃ ぱすてる ぱすてる モトナリ モトナリ --- --- 24 水族館 飼育員 クマケン 黒羽 ジョルノ 白羽 音 ウーパー ナイル 25 霧月 朝比奈 音 摩周 クマケン 刹那 遥香 容疑者A ナイル 26 超合金 13号 ましまろ 超合金Z さんちん マイコー ゆたか ステンレス ナイル 27 磯野家 かつお ましまろ ダイ ふく たま かつお ましまろ 28 バンド 飛島 ふく チゲ せれな マイコーJ ゆたか ジャズ ライサ 29 水底花 グレン 4450ヶ月(ターン)でとりあえず両者統一認定。以降のターンはシステム変更でプレイ続行中。多くの方々が参謀・軍師職にて指示・職回等頑張っていたので今回はポイントは無し。 鴇羽 遙香 orz ・・・ 30 男は浪速 裸エプロン♪ ゆたか 万札ビンタ♪ クマケン 酒池肉林♪ ましまろ 深優@♪ 遙香 31 鉱物 ガーネット 遙香 エピドート 音 ヘマタイト 霧隠 ガーネット 遙香 32 CLAMP 皇昴流 ログナー 有栖川空汰 紫羽 猫衣譲刃 遙香 猫衣譲刃 遙香 33 七英雄 ロックブーケ 遙香 ノエル 霧隠 ワグナス ゆーき ロックブーケ 遙香 34 水底花 グレン グレン イベント会場。長期になりましたがご苦労様でした。 リズ 遙香 にゅ リズ 遙香 35 icene Goth サイン 紙巻煙草 ジェハン 鴇羽 遙香 ベレー帽 クマケン 36 甲殻類 かにかに ましまろ カブトムシ ふく ヤドカリ次郎 大林木 ミジンコ&SOPHIA クマケン&遙香 37 暖房 炬燵 大林木 火鉢 ゆーき 蜜柑 ? 家計は火の車 遙香 38 偽者達の ぷく 遙香 ッカサ 光希 おとぢ ましまろ ぷく 遙香 39 超能力 戒玖堂 大林木 天土 犬塚信乃 スプーン ふく 補講 ? 40 金属 金 ? 鉄筋 ? 銅 ? |・o・) ? 41 本物達の はるか ツカサ ツカサ 遙香 大林木 大林木 ツカサ 遙香 王国 バビゴン ? ゼロ ? 天王ヒュウガ ? 42 過去の統一国・君主 (旧サーバ) 回 国 名 君主名 正体 備考 1 龍乱戦舞 揚子江 わし えーとー 各国を脅しまくって統一・・・かな? 2 倭 パール パール 伝統の戦争会場。 謎の台湾グループも来ていたな・・・ 3 エロチカ 百老鬼 わし WOR組もたくさん参加してくれた会場 4 萩の月 ささかま ささかま 1国 vs 3国 を制した決戦は伝説に・・・(隠語:「掘り」にしとけー) 5 北斗七星 まったり店長 まったり店長 無理矢理君主をやらした記憶が・・・ 銀河会場15分更新 6 ゆめみの 花梨 花梨 花梨ママと花簪コンビは最強だった。外交でいじめまくった記憶が 7 南 マシマロ ましまろ この頃のまっしーは紳士的で素敵だった・・・・が、 8 鮪漁船 蛍烏賊 クマケン 久しぶりの中国領土決戦。 クマケン君主デビュー(だっけ?) 9 おーぶ 真希 氷河 いいところでデータぶっとびやがった・・・・ Orz(隠語:またか・・・) 龍玉 サイヤ人 サイヤ人 10 爆★弾! ダイナマイト わし あにあに&ナイルの初コンビ。 特殊な育成方法もこの頃か? 11 兵器 最終兵器 最終兵器 ちょっとだけいじめまくったかな? 12 金箔 クマケン クマケン 安定した強い国だった記憶がある・・・ (隠語:米転がし) 13 豚丼 病気の熊 ZORO ラス2都市まで追い込まれての逆転。 (隠語:しろくま化)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3906.html
前ページ次ページゼロの軌跡 第三話 杖とオーブメント まだ日は傾き始めていないにもかかわらず学院長室はひどく薄暗かった。 カーテンでも閉じているのかと思えばそうではない。部屋に入れない<パテル=マテル>が、まるで籠の中の小鳥を狙う大鷲のように窓の外に張り付いていたからだ。 わずかに差し込む細い光はコルベールの禿げ上がった頭、そこに浮く冷や汗を見せ付けるかのように照らし出していた。 白刃の上を素足で歩いているような緊張感を覚えるコルベールだったが、部屋の隅にいる彼はまだ立場的にも位置的にも気楽である。 レンと差し向かいで必死の交渉を行っているオスマンは既に胃が痛みを訴え始めていたし、秘書として同席しているロングビルはその視線を彼女の真正面の窓から外せずに固まっている。 「ふうん…ではこうしましょう。レンからの要求は三つ。 私と<パテル=マテル>の行動の自由と衣食住の提供。そして元の世界に送り返す方法を探すこと。 これを呑んでもらえれば、私から手を出すことはないと約束するわ」 「うむ…わかった。その条件を呑もう」 「うふふ、親切なお返事ありがとう。オールド・オスマン。 これからよろしくお願いするわね」 話は少し遡る。 ルイズが倒れた直後に飛んできたオスマンはその事態の容易ならぬことを見て取り、 おそらくは元凶であろうルイズに対して密かに悪態をつかずにはいられなかったが、ともかくも学院の責任者として事を収拾すべく行動を開始した。 <パテル=マテル>に吹き飛ばされながらもさしたる怪我もなく済んだコルベールがルイズの息があることを確認すると、オスマンはロングビルにルイズの介抱を指示。そして<パテル=マテル>を擁して彼らに得物の切っ先を向けるレンの説得に取り掛かる。 レンと<パテル=マテル>に何もしないと誓うのは容易いことだったが、武器を捨てろとの宣告には正直辟易した。 天下の魔法学院長を春先の草原で下着姿に剥ぐとはどういうつもりじゃ、と声を大にしたくはあったが、<パテル=マテル>が急かす様に蒸気を噴出すのを見ては口を噤まざるを得ない。 第一杖があった所で何かするわけでもない。正体不明の超兵器に対して一天地六、目の分からない賭けをする気にもなれず。ましてや掛けるチップが自分の命とこの学院とあっては是非もなかった。 まったく、なんという厄日か。 半裸で寒さに震える彼がレンをどうにか説得し学院長室に戻った頃には、心中で始祖ブリミルを罵る為の語彙もとうに尽き果てていた。 オスマンとの会談、いや一方的な要求を終えたレンは学院長室を辞した後に客室へと案内された。 レンならゆうに五人は寝られそうなの大きさのベッド。備え付けられている家具は例外なく高級品であったし、壁の鏡は曇り一つない。 窓や扉は言うに及ばず、ドアノブから櫛に至るまで精緻な装飾が施されていた。 おそらくは王族級の賓客の為に用意されている部屋なのだろう、とレンはあたりをつける。 この部屋だけでもこの学院の人間がレンをどう見ているか分かろうというものだ。 腫れ物。融通も利かなければ感情の制御も出来ない、まさに子供。 「<パテル=マテル>、いいお部屋ねー。あなたも入れれば良かったのに」 窓を開けて、庭に立つ<パテル=マテル>に話しかける。嬉しそうにたてられた駆動音を聞いてレンは幾らか溜飲を下げた。 しかし、レンにとってもこの状況は些か満足のいくものではなかった。いま少し正確に表現するなら、この世界の奇妙さというか、不可解さがどうにも気になるのだった。 オスマンとの会話の中で生まれた齟齬、不審に思って問いただせばそこに大口を開いて待っていた未知の絡繰。 「四つの系統魔法に伝説の虚無?」 オスマンからその言葉が出たとき、レンは思わず鸚鵡返しにそう問いかけていた。 もしや、ここの連中は邪教徒で夜な夜な危ない宗教儀式でも催しているのではなかろうか。 別に七耀教会に肩入れしてるわけでもないし、どこぞの不良神父のように外法の徒を狩る趣味もレンにはない。本来なら放っておいてもいいのだが、巻き込まれるのなら話は別だ。 なし崩しに外法認定されて、教会の守護騎士達に束になって追ってこられては堪らない。 レンの剣呑な雰囲気が伝わったのか、オスマンは慌てて実演する。フライといったコモンマジックから、偏在や錬金などの系統魔法。 それを見てレンは考え込まざるを得なかった。 レン達が日頃使っているオーバルアーツとは似ても似つかないものだったからだ。攻撃用の魔法ならともかくも、錬金などは今のオーブメントでは実装できそうにもない。 そもそもオーブメント理論云々どころの問題ではなく世界の根幹、物理法則を根底から揺るがすものだ。 それは既に神の御業。余程高位の古代竜などならやってのけるのかもしれないが、人間程度が行使できるものとは到底思えない。 その上、彼らはオーブメントを一切所持していなかった。 レン達がオーバルアーツと呼ぶ導力魔法は戦術オーブメントにクォーツ、七耀石の結晶回路をはめ込み、そこから現象として力を取り出すものだ。 オーブメントの精密さ、クォーツが内包している七系統の力とその組み合わせによって多種多様のアーツが使用可能になる。それなりの訓練を受ければ老若男女、身分も人種も問わず行使できる導力魔法。 それが彼らに言わせればどうだ。 やれ使える魔法は四系統だの、行使できるのは貴族だけだの、杖を使うだのと。 既に共通点を見つけるほうが難しい有様だった。 それに加えて胡散臭い始祖ブリミルの伝説、機械という概念すら発生していないことなどを考え合わせると、次第にレンの中で疑惑の雲が湧き上がってくるのだった。 この世界は<リベル=アーク>のアーティファクトが作り上げた虚構世界だとばかりレンは思っていた。 演算装置にバグでも起きてそこに取り込まれたのか、とその程度の認識だったのだ。 だからレンはこの世界に来たのだ。もしかしたらまたみんなに会えるかもしれない、エステル達と冒険できるかもしれないというそんな淡い期待を、頭では拒絶しながら心の奥底で抱いて。 それは、ただの自分に都合のいい願望に過ぎなかったのではないか。 この一見牧歌的な世界は、 空の女神エイドスの加護も、七耀の輝きも、 あのエステルやティータの手すらも届かない全く別の次元世界なのではないか。 自分のあまりの愚かさに思わずレンは歯噛みする。 己の見たい夢だけを見て、盲目的なマーチを歌ってしまった。 「これじゃあもう、エステルをおばかさんって笑えないわね」 苛立ちを冗談に変えて、レンは立ち上がった。 この世界がなんなのか、まだ明らかになってはいないのだ。 ならば、今の彼女がなすべきことはただ一つ。 「偵察に行きましょ、<パテル=マテル>。 この学院をお散歩するの!きっととっても気持ちがいいわ」 前ページ次ページゼロの軌跡
https://w.atwiki.jp/kisekiseries/pages/449.html
各作品の時系列照らし合わせ (2024年8月5日更新) ※一部スマートフォンでの閲覧時など、レイアウトが崩れる場合はこちらから再読み込みをお試しください。 注意:最新作品に関連する記述があります 作品別 空の軌跡 FC・SC・3rd 零の軌跡・碧の軌跡 閃の軌跡・II・III・IV 創の軌跡 黎の軌跡 暁の軌跡 シリーズ全体 年表 各作品の時系列照らし合わせ キャラクターの年齢・生年 キャラクターの没年 キャラクターの生没年 作品個別の時系列は、空の軌跡FC・SC・3rd、零の軌跡・碧の軌跡、閃の軌跡I・II・III・IV、暁の軌跡を参照して下さい。 キャラクターの生没年は、時系列/キャラクターの生没年を参照して下さい。 英雄伝説 軌跡シリーズの時系列 VIリベール編 空の軌跡 FC1202年 空の軌跡 SC1202年11月-1203年 空の軌跡 the 3rd1203年11月 VIIクロスベル編 VIII帝国編 外伝 零の軌跡1204年1月 - 5月 閃の軌跡1204年3月 - 10月 碧の軌跡1204年8月 - 12月 閃の軌跡II1204年11月- 1205年3月 暁の軌跡1204年9月 閃の軌跡III1206年4月 - 7月 閃の軌跡IV1206年8月 - 9月 創の軌跡1207年2月 - 3月 IXカルバード共和国編 黎の軌跡1208年8月 - 12月 黎の軌跡II1209年2月 - 4月 界の軌跡1209年X月 - X月 作品始点時の七耀暦で記載で簡略化。 ※作品間で時系列に多少の矛盾点がある為、発売順に新しい作品を優先して当てはめています。 2021年12月17日:黎の軌跡IIの発表に伴う更新 2021年11月15日:黎の軌跡の更新 ■空の軌跡(FC・SC・3rd)での出来事 ■零の軌跡での出来事 ■碧の軌跡での出来事 ■閃の軌跡(I・II・III・IV)での出来事 ■暁の軌跡での出来事 ※一部スマートフォンでの閲覧時など、レイアウトが崩れる場合はこちらから再読み込みをお試しください。 時期 作品・章 出来事 七耀暦 1202年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FC基準年) FC序章 英雄伝説VI 空の軌跡FC 序章エレボニア帝国で帝国遊撃士協会支部連続襲撃事件が発生エステル、ヨシュア、準遊撃士になる リベール王国で飛行客船が行方不明になる《リンデ号事件》が起きる [1] 9月 終章 王国軍情報部によるクーデター事件の解決王都グランセルにて第50回女王生誕祭が催されるヨシュア、エステルの元を去る [2] 11月 SC序章 英雄伝説 空の軌跡SC 序章エステル、レマン自治州《ル=ロックル》での最後の試験に挑む [3] 年内 第3章 リベール王国、エレボニア帝国、カルバード共和国の三か国が《不戦条約》を締結 七耀暦 1203年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから1年後) 2月 第7章 《リベールの異変》空中都市《リベル=アーク》が出現し、王国全土とエレボニア帝国南部で《導力停止現象》が発生 [4] 春 終章 《リベールの異変》の解決 [5] 秋 零Pre 零の軌跡 プレストーリー -審判の指輪-エステルとヨシュアがエレボニア帝国で《審判の指輪》事件を解決 11月下旬 3rd 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 第零話〜最終話ケビン、リベール王国で発見された《レクルスの方石》の確認へ《影の国》崩壊(現実世界での時間の経過はほぼ皆無)[6] 12月 七耀暦 1204年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから2年後) 1月 零序章 英雄伝説VII 零の軌跡・序章クロスベル警察・特務支援課設立 [7] 1月上旬 第1章 エステルとヨシュアが遊撃士協会クロスベル支部へ転属[8] 3月 第2章 アルカンシェル劇場内でマクダエル市長暗殺未遂事件が起こる[9] 閃序章 3/31 英雄伝説 閃の軌跡 序章トールズ士官学院、特科クラス《VII組》設立 第1章 4月 第3章 クロスベル自治州創立記念祭 [10] 4月中旬 IM ロイド、《黒の競売会》でキーアと出会う[11] 第2章 5月 第4章 クロスベル自治州にて《D∴G教団》によるテロ事件(教団事件)[12] 終章 第3章 6月 ED クロスベル市長選挙でディーター・クロイスが当選 [13] 特務支援課、一時解散 6/28 ノルド高原において帝国=共和国間の軍事的緊張が高まる 第4章 7/26 帝都・夏至祭初日に帝国解放戦線によるテロ事件が発生マクダエル議長、帝都訪問 第5章 8月上旬 碧序章 英雄伝説 碧の軌跡 序章共和国領内アルタイル・ロッジの強制捜査 [14] 第1章 特務支援課、再始動 [15] 8/30 第2章 クロスベル市新市庁舎《オルキスタワー》除幕式 8/31 西ゼムリア通商会議・クロスベル自治州にて各国首脳を狙うテロ発生 帝国東部国境ガレリア要塞にてテロ事件発生 第6章 9月中旬 IM 暁序章 英雄伝説 暁の軌跡 序章クロスベル警察の官民合同プロジェクト《クロスプロジェクト》、《試験班》始動 第一章 リベール王国王都グランセルにて猟兵団による爆弾テロ未遂事件が発生 第二章 クロスベル市の地下施設《ジオフロント》の破壊を目的としたサイバーテロ未遂事件が発生 第三章 9月下旬 第3章 猟兵団《赤い星座》がマインツ方面を占拠 第4章 《赤い星座》によるクロスベル市襲撃事件 [16] 9/26 帝国北部ルーレ市近郊のザクセン鉄鉱山がテロ組織に襲撃される 終章 10/17 クロスベル独立の是非を問う住民投票 [17] 10/22 クロスベルの国家独立宣言 10/23 IBC、各国資産の凍結 共和国、混乱状態に 10/24 「約束の日」《零の至宝》の誕生帝国・共和国軍のクロスベル侵攻失敗ガレリア要塞消滅(クロスベル事変) 10/30 断章 《十月戦役》帝都にて帝国宰相ギリアス・オズボーンが狙撃され、帝国は内戦状態に 11月? ロイド・バニングス、留置所から脱走 [18] II序章 11/30 英雄伝説 閃の軌跡II 序章温泉郷ユミル、アルバレア公の依頼を受けた《北の猟兵》の襲撃を受ける 第I部 12/1 12/12 幕間 12/13 第II部 12/17 帝国正規軍・第四機甲師団、クロイツェン州内の拠点双龍橋を奪取 12/18 貴族連合軍、交易町ケルディックを放棄 第四機甲師団によって解放される 12/21 ログナー侯の貴族連合離脱・中立宣言 ノルティア州の中立化 12/24 交易町ケルディック、クロイツェン州領邦軍と北の猟兵によって焼討される(ケルディック焼き討ち) 12/25 第四機甲師団及び鉄道憲兵隊、バリアハートを占領アルバレア公の逮捕 クロイツェン州の中立化 12/26 終章 ヘンリー・マクダエル自治州議会議長の独立国無効宣言 クロスベル市解放作戦、ディーター大統領逮捕 クロスベル自治州南部の湿地帯に《碧の大樹》が出現 終章 12/30 《碧の大樹》の消滅 12/31 ED後 帝都決戦帝国正規軍と貴族連合軍の間で停戦が成立。帝国、内戦終結 七耀暦 1205年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから3年後) 外伝 1月上旬 ED後 帝国によるクロスベル再侵攻。一日で自治州全土を占領(クロスベル戦役) 1/14 クロスベル自治州、帝国との条約にて自治権を失う。帝国領クロスベル州の成立 3/9 帝国によるクロスベル自治州併合宣言。初代総督にルーファス・アルバレアが就任 11月 《北方戦役》 帝国のノーザンブリア侵攻 12月 帝国、ノーザンブリア自治州を併合 帝国領ノーザンブリア州の成立 七耀暦 1206年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから4年後) III序章 4/1 英雄伝説 閃の軌跡III 序章トールズ士官学院・第II分校、特務科《VII組》設立 第一章 4月 結社《身喰らう蛇》、《幻焔計画》の奪還を目指し、帝国での活動を再開帝国南部サザーラント州に人形兵器を展開し、トールズ士官学院・第II分校と衝突 第二章 5月 第II分校、クロスベル州にて結社と衝突 第三章 6月 《北の猟兵》、結社の協力を得て、オルディス市を列車砲で砲撃。ジュノー海上要塞を一時的に占拠 第四章 7月 帝都ヘイムダルで共和国軍の諜報活動を阻止する為、掃討作戦が行われる 7/17 エレボニア皇帝ユーゲントIII世、凶弾に倒れる 終章 7/18 《黒キ星杯》の出現。《巨イナル黄昏》の開始 7月下旬 帝都にてオリヴァルト皇子らの国葬が執り行われる 7/31 帝国中央議会、国家総動員法を可決 IV序 8/1 英雄伝説 閃の軌跡IV 序遊撃士協会と旧特務支援課は共同で帝国領クロスベル州総督府オルキスタワーへ潜入 第I部 8/2 VII組、隠れ里エリンにて行動開始 8/16 断章 8/17 VII組、リィンを取り戻す 第II部 8/26 《パンタグリュエル》で《千の陽炎》作戦が合意《紅の方舟》グロリアス率いる結社と決起軍の空戦 第III部 8/27 トールズ士官学院、遊撃士協会、特務支援課を主とする有志により第三勢力《光まとう翼》が結成 前日譚 8/31 幻想機動要塞《トゥアハ=デ=ダナーン》が次元の狭間から出現同時に帝国各地に5本の《塩の杭》に酷似した巨大構造物が出現 最終幕 9/1 正午、《大地の竜》作戦の開始。世界大戦の開戦《光まとう翼》の《翼の閃き》作戦により、《巨イナル一》と《黄昏》の消滅 ED 9/2 帝国軍と連合軍の間で停戦が合意。世界大戦の終結 結社《身喰らう蛇》盟主、オルフェウス最終計画の第二段階《幻焔計画》の完了を確認。同時に第三段階《永劫回帰計画》の開始を宣言 10月末 帝国軍撤退後のクロスベル州を衛士隊(旧総督府治安部隊)が武装占拠 七耀暦 1207年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから5年後) 創Pr. 2/14 英雄伝説 創の軌跡 Prologueクロスベル警察と警備隊、遊撃士協会及びその協力者らよって、クロスベル市が衛士隊から解放される C.1 3/15 ルーファス・アルバレアに率いられた《黒の衛士》によるクロスベル市の再占領(クロスベル再事変) C.2 3/17 C.3 3/19 C.4 3/21 LC 3/22 《逆しまのバベル》の出現と破壊 ED 3/29 ED後 クロスベル自治州の再独立調印式 七耀暦 1208年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから6年後) 黎序章 8/27 英雄伝説 黎の軌跡 序章アニエス・クローデルが《アークライド解決事務所》を訪ねる 七耀暦 1209年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから7年後) 黎IIPr. 2/20 英雄伝説 黎の軌跡 II -CRIMSON SiN- Prologue 界** **/** 英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria- ** } 黎の軌跡(最新作に関する記述) + ... 黎序章 8/26 英雄伝説 黎の軌跡 序章 8/27 アニエス・クローデルが《アークライド解決事務所》を訪れ、《オクト=ゲネシス》の捜索の手伝いをヴァン・アークライドへ依頼 第一章 9/7 共和国北西部のクレイユ村が軍用魔獣に襲われる猟兵団《アイゼンシルト》の中隊の全滅を確認 第二章 9/21 煌都ラングポートにてマフィア《アルマータ》による大規模事件が発生 第三章 10/7 遊興都市サルバッドの映画祭が《アルマータ》の襲撃を受ける 第四章 10/27 工学都市バーゼルが《アルマータ》の操る人形兵器群の襲撃を受ける 間章 11/15 クレイユ村、《反応兵器》によって消滅 第五章 11/22 旧王都オラシオンにて《アルマータ》及び《庭園》との決戦 終章 12/3 共和国革命記念祭の最中、首都イーディス市内で《汎魔化》現象が引き起こされる ED 12/24 《アークライド解決事務所》の所員らが一時的に事務所を離れる 七耀暦 1209年 (英雄伝説VI 空の軌跡 FCから7年後) ED後 1月 このページに登録されているタグ 管理用 編集用
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/204.html
最悪の軌跡◆CFbj666Xrw 「とうちゃ~ん!」 (……くそ) 「とうちゃ~ん!」 何度も何度も、脳裏にしんのすけの声がこだまする。 「とうちゃ~ん!」 (しんのすけ……!) ――しんのすけの未来の為に、他の子らの未来を潰すと言うのか。あの男の口車にまんまと乗せられて (んな事はわかってるんだ!!) しんのすけの声が、又兵衛の言葉が、何度も何度もこだまして頭を離れない。 何度考えてもこれは良い事でも正しい事でもない。 (だけど……だけどよう! それでも……それでもオレは父親なんだ!) だから、殺さなければならない。 大人でも。子供でも。 男でも。女でも。 ……だから、ひろしは新たな標的に向かって飛び出した。 物陰から、橋の袂に立つ女に向かって。 背後から、金属バットを振りかざして。 「うおおおおおおおぉっ!!」 振り下ろした。 * * * シグナムは考えていた。 何度も思い返していた。 「私達ドールは他のドールを倒し、ローザミスティカを奪わなくてはいけない使命の下にあった。 私達は、アリスという存在になるために作られたのだから。 そして、アリスになるにはアリスゲームに勝ち抜くのがその方法だと思っていた。 つい最近、アリスゲームだけがアリスになる方法ではないと知ったけれど」 自嘲するような、哀しげな笑い声が脳裏に甦る。 「それに気付くまで大切なものを失ったわ。 蒼星石さえ最後にはお父様のため戦うことを選んだ……選んで動かなくなってしまった。」 そう、真紅は失ったのだ。大切な仲間を。 奪い合いの中で生まれたであろう仲間さえ、争いに呑まれて失ったのだ。 「私は仲間達と合流して、対策を練る。 アリスになる手段がアリスゲームだけでないように、きっと何か手段があるはずだから」 それに気づいた今なら……彼女は何も失わずに済むのだろうか? (……それさえも断言は出来ないだろう) 信頼できる仲間だけで集まっても、全てを失わないでいられるとは限らない。 理由は簡単な事だ。 世界は苦難に満ちている。 敵が居なくとも、闇の書が主を侵触するのを止めるためにシグナム達は戦いに身を投じた。 悪意ではなくただ悲しく強い意志により彼女達を絡め取っていた陰謀が有った。 争いは仲間達の内からと、仲間達の外から襲い来る。 そしてシグナム達ヴォルケンリッターは外敵を討つ剣なのだ。 シグナムはそちらを見もせず、背後へと木刀を振り抜いた。 「ぐあぁっ!?」 呻き声と共に野原ひろしは叩き割られた鼻頭を押さえる。 鼻から血がぼたぼたと滴り落ちた。 「な、なんで……!?」 「答える必要は無い」 シグナムの片手にはクラールヴィントが輝いていた。 その指輪に入っている石が分離し、指輪本体と紐でつながっている。 即ち振り子のようになったその石は、ぴたりと野原ひろしを指していた。 クラールヴィントは情報戦に優れたデバイスだ。 シグナムの苦手とする分野ではあるが、それでも近距離の索敵に使うには十分だった。 「答えるのはおまえだ。答えろ。おまえはなぜ殺し合いに乗った?」 「………………」 「答えろ!」 シグナムは木刀を突きつける。 「…………俺は、父親だ」 野原ひろしは鼻を押さえていた手を離し、金属バットを両手で構えなおした。 潰された鼻から流れる血とぼろぼろ零れる涙があっという間に顔をぐしゃぐしゃにする。 (……みっともねえ) だけど。 「俺は、父親なんだ!」 「それなら模範となり、子の為になるように生きるべきではないのか?」 「ああわかってる! わかってるんだよ、んな事は!」 だけどそれでも。 「理屈じゃないんだよ!」 「そうか」 想いを込めた渾身の一撃は。 鳩尾に撃ち込まれた鋭い突きであっさりと止められた。 血に濡れた金属バットが地面に転がる。 「ご……げほ…………」 胃液が漏れて咳き込む喉を木刀が締め上げる。 窒息しないように、そして話せる程度に。 「……名前を聞いておこう」 「…………野原……ひろし…………父親……だ…………!」 「そうか。私はヴォルケンリッター烈火の将シグナム。だが……」 沈黙。 ひろしは背後の女が、歯を食いしばる音を聞いた。 …………。 「……私が誰かにこの名乗りをするのは、おそらくこれが最後だ」 「それは、どういう」 絞める。 「がっ」 「もう一つ聞かせてもらうぞ、野原ひろし。 おまえが持っていたであろうデイパックはどうなった?」 * * * 井尻又兵衛由俊はしばらく陶然と見上げていた夜空から目を離した。 いつまでも物思いに耽っているわけにはいかない。 これからの事を考えなければならない。 (なによりひろし殿を止めねばなるまい) まずは彼が残して行った支給品から調べるべきだろう。 野原ひろしのデイパックと、彼が殺した男のデイパック。 些細な事だが死者の遺品は後回しにし、ひろしのデイパックを開けた。 といってもひろしが使っていた武器は金属バットだ、それ以上の武器は出てこまい。 事実、逆さにすると中から転がり出た物はまるで武器には見えなかった。 「これは……宝石か?」 10個に及ぶ神秘的な輝きを放つ宝石。 それがひろしのデイパックから出てきた残る支給品だった。 「一体何に使うのだ?」 あの“ぱそこん”とやらも又兵衛には理解できない支給品だったが、これもとびきりだ。 少なくとも武器には見えないし、その機能も想像すらできない。 やはりこれはただの宝石なのだろうか? 「驚いたな、カートリッジシステムと極めて近似した系統の魔導具らしい」 「曲者!?」 ハッと振り返ったそこには一人の女が立っていた。 その足下まで転がった1つの丸い宝石を拾い上げ、しげしげと眺めている。 俯いたその顔は髪に隠れ、表情は見えない。 警戒し、しかしすぐにその警戒を緩める。 (こやつは不意打ちをする女ではない) この気配。戦場(いくさば)において何度も相対したこの人種。 「そなた……武人か?」 「……そうだ」 首肯する。だが、又兵衛はハッと息を呑んだ。 「その……バットは……?」 「………………」 女は片手に持っていた金属バットを放った。 それは甲高い音を立てて又兵衛の足下に転がった。 ……その握り手には、べっとりと紅い手形が付いている。 「野原ひろしより奪った物だ。この場所の事も、おまえの事も聞いた」 「ひろし殿を……殺したのか?」 「…………そうだ」 抑揚のない答えが返る。 「何故だ!?」 「言うまでもない。あの男は殺し合いに乗っていた。 主に害を為しうる者は排除する。それが騎士の務めだ」 「それは……!」 その通りだ。 野原ひろしはギガゾンビの言う殺し合いに乗っていた。 誰かを殺そうとする者が誰かに殺される事に不平を唱える資格は無い。 「だがひろし殿は……悪人ではなかった!」 それでも又兵衛は叫んだ。 「ひろし殿はただ父親であろうとしただけだ。 ただ……ただそれ故に愚かな過ちを犯してしまっただけなのだ!」 (拙者は何を言っているのか) 目の前の女が何者かは知らない。 だが非はひろしにあり、彼を殺した事を非難する事は出来ない。 彼女を恨む権利はなく、ましてや彼女に復讐するなどもっての他だ。 「ひろし殿は……」 「……判っている。 あの男の想いは痛いほどに判る。どれほどに痛み、どれほどに苦しんだのかも。 なにせ……」 女は顔を上げた。 又兵衛はあっと息を呑んだ。 「あの男と同じ選択をした今となってはな」 彼女の表情は、あの時の野原ひろしとまるで同じだったのだ。 顔は違う。男と女、中年と美女、人種も積み重ねた物もまるで違う。 だが悲痛な想いと切実な決意が、痛々しい覚悟と破滅的な希望と共に同居する表情は、同じ。 女はその表情を、想いを――継承していた。 * * * 「答えるのはおまえだ。答えろ。おまえはなぜ殺し合いに乗った?」 シグナムは襲ってきた男を問いつめた。 なぜそんな事を聞いたのだろう。 殺し合いに乗った者達の言い分を聞く意味など無いというのに何故気にするのか。 「答えろ!」 (……私自身の中に迷いがあった為だ) だから聞いて、答えを得た。 その答えはたった一言で、そして十分すぎる答えだった。 「…………俺は、父親だ」 男は鼻を押さえていた手を離し、金属バットを両手で構えなおした。 潰された鼻から流れる血とぼろぼろ零れる涙があっという間に顔をぐしゃぐしゃにする。 シグナムはその弱々しい姿を見て、強いと思った。 その醜い姿を見て、気高いと思った。 「俺は、父親なんだ!」 「それなら模範となり、子の為になるように生きるべきではないのか?」 シグナムにも判っていた。 だけどそれでも、意味が無いと判っていても問い掛ける。 「ああわかってる! わかってるんだよ、んな事は!」 答えは予想通り。 「理屈じゃないんだよ!」 「そうか」 (そうだな) そう、それは理屈ではない。 誤った道。 赦されない道。 大切な人を傷つけてしまうかもしれない道。 その大切な人と自分が一緒に居る事が許せなくなる道。 ……少し遠回りになる事を許容するだけで他に幾らでも道のある近道。 それでもその道を選びたい程に大切な人が居る。 自らの全てを捧げ、正しきを放棄し、心を傷つけてでも護りたい人が居る。 (あの時の私達と変わらない) かつてヴォルケンリッターが八神はやてとの約束を破り、罪無き人々を傷つけてでも、 密かに魔術師達のリンカーコアを集めていたあの時と。 あの時の彼女と目の前の男の違いは、それより更に何歩も過ったこと。 それと、無力であること。ただそれだけだった。 素人丸出しの愚直さで向かってきた男に木刀を撃ち込み、首を締め上げる。 「……名前を聞いておこう」 「…………野原……ひろし…………父親……だ…………!」 「そうか。私はヴォルケンリッター烈火の将シグナム。だが……」 続く言葉を呑み込む。 (――覚悟を、決めろ) あの時、シグナムは騎士の誇りを失ってでも八神はやてを護ろうとした。 今度は騎士の忠義すらも失う。 八神はやての為? そんな事は口が裂けても言ってはならない。 主の為に罪無き人々の命を奪ったなど口にしてはならない。 理由にしてもならない。 これはあくまでシグナムが勝手に行う事だ。 最早騎士でもないただの修羅が、一人の少女を生かしたくて勝手に行う事だ。 だから歯を食いしばって言った。 「……私が誰かにこの名乗りをするのは、おそらくこれが最後だ」 そして、何故かバットを持つだけで持っていなかったデイパックの場所を聞き出してから、 シグナムは野原ひろしの首の骨を折って、殺害した。 * * * 「バカな、そなたのような武人までもこのような下らぬ戯れに乗るというのか!?」 「そういう事になるな」 女は決然と答えた。 「考え直せ! 脱出の手段、反抗の手段は必ず有る! 諦めてはならぬ!」 「……ああ、きっと有る。我が主も今頃はそれを捜しているだろう。 そして、主ならきっとそれを見つけだすだろう」 「それが判っているならば、何故だ!?」 「例え主が正しき道を行きても、敵は居る。殺し合いは止まるまい。 ……私は少しでも主が生き残る可能性を増やす。それ以外を殺す事によって」 「主の道を血で汚す気か? 殺し合わずに全てを解決しようとする主なのであろう? そなた、罪無き者達の血で汚れた顔を主に向けるつもりか!?」 女――シグナムはかつてを回想する。 罪無き者達を傷つけてでも主を救うと誓った時、ヴィータは言った。 『はやての未来を血で汚したくないから、人殺しはしない。だけど、それ以外なら何だってする!』 そう誓ったのだ。 (だが、私はそれさえも破ろうとしている) だからこそせめて。 「私が主と相まみえる事は、もう無い」 故に最早名乗る名は無い。 「我が不忠義を主が耳にする事も、無い」 そう、その為に。 「私が殺し合いに乗った事は、誰にも報せない」 「…………そうか」 又兵衛は目の前の女、シグナムの行動方針を悟った。 彼女は自らが殺し合いに乗った事を知る者を一人として生かしておかない。 又兵衛は足下に転がった金属バットをゆっくりと拾い上げる。 シグナムはクラールヴィントを身につけた左手に宝石を掴み、宝石ごと両手で木刀を握る。 最早言葉は何の意味も為さない。 そして戦いは。 「ならば……いざ尋常に、勝負!」 「応!」 ――一瞬の刹那で決する。 シグナムはカートリッジシステムの無いクラールヴィントを宝石に秘められた力により仮想駆動。 宝石の魔力がクラールヴィントを経て木刀に流れ込み、シグナムの最も得意とする必殺の魔法を起動する。 ――紫電一閃。 それは魔法にして武術だった。 業火に包んだ刀身による一撃はあらゆる障壁を打ち破り敵を打ち倒す必殺の刃。 炎に包まれた木刀が朽ちるまでは一瞬、しかしその一瞬で一度だけの打ち込みが放たれた。 本来の武器ではない仮初めの、ただの木刀故にたった一度だけの一太刀。 故に又兵衛はそれを金属バットで受け止めようとした。 「おおおおおぉっ!!」 耐えきれば、相手の武器は砕け散る。 耐えれば又兵衛の勝利。打ち破ればシグナムの勝利。 決着は一瞬で訪れる。 ……永遠の様に長い闘争の刹那の中で、又兵衛の右腕の力が僅かに抜けた。 (しまった、ひろし殿に受けた傷――) 半ばまで溶けた金属バットが弾け飛び、木刀が一瞬にして燃え尽きる。 その時には既に、業火の刃は又兵衛を斬り裂いていた。 「みご……と……」 鈍い音を立てて、又兵衛は崩れ落ちた。 「………………すまぬ」 シグナムの手の中で宝石が砕け散る音がした。 もっと大切な何かが砕けてしまった音がした。 こうして井尻又兵衛由俊は死んだ。 彼が止めようとした野原ひろしは殺された。 そして彼と同じ道を辿ろうとするシグナムを止められなかった。 彼の死に何よりも傷付く者は少なく、彼の死がもたらす物は無い。 それは全く意味の無い死だった。 無駄死にだった。 だが、そんな死でさえもこう言うべきなのかもしれない。 運が良かったと。 野原ひろしも死んだ。 子供達を愛する穏和な男を一人殺しただけでそれ以外殺せずに死んだ。 鬼になってさえ息子に危害を及ぼす者を一人たりとも減らせずに死んだ。 それどころか彼の覚悟と過ちは、人殺しを増やす事となった。 野原しんのすけを殺そうとする者を一人増やす結果になった。 それは断じてゼロではないのだ。 ゼロよりも小さなマイナス。 無意味よりも悪い最悪。 最悪の死に様。 最低の成果。 そして―― * * * (……罪無き人を殺めたのは久しぶりか) 人を殺めたのは初めてというわけではない。 八神はやてと出会う前、それ以前の主の元でなら人を殺めた事は有った。 罪無き者を殺めた事も無かったわけではない。だが。 (クッ…………吐き気がする) 吐いてしまうほど無様では無いが、それでも吐き気を覚えた。 久しぶりのせいだろうか。 (いや。違う) シグナムは床に転がる宝石を一つ拾い上げた。 偶然にもベルカ式に極めて近似した構造と性質を持つ魔術の武器。 (使い捨てデバイスとでも言うべき物のようだな) クラールヴィントでやった事はそれを微調整しシグナムの魔法に修正しただけ。 ならば簡単なことだ、今から使う魔法など。 ――騎士甲冑の創造。 シグナムの全身が光に包まれ、騎士としての甲冑が顕現する。 なのは達ミッドチルダ式におけるバリアジャケットと同じく魔力で編まれた装甲服。 彼女達のそれは最初に主から形を賜らなければならないが、それ自体は魔力で創造する。 その形状が性能を左右する事も無い。 新たな主になった八神はやてにそう伝えた時、彼女は言った。 「そやけど、わたしはみんなを戦わせたりせえへんから」 そう言って彼女がイメージした形は服だった。 彼女曰く、騎士らしい服。それが八神はやてが騎士達に与えた騎士甲冑だった。 この服に限った事ではない。 ヴォルケンリッター達は彼女に出会って何もかもが変わった。 それまでの主のように、高圧的に接するでもなく物のように接するでもなく、家族として。 大切な家族として扱う彼女から、ヴォルケンリッターの心は徐々に温もりを得ていった。 何よりも大切な、誰よりも愛おしい家族。 そんな彼女が主だったからこそ、シグナムは彼女を護るために道を外れた。 (……すまない、主はやて) ………………。 転がる荷物を整理する。 又兵衛の荷物からは銃が見つかった。シグナムの好みではないが一応は持っていく。 パソコンは使いそうにないから置いていく事にした。 野原ひろしの荷物から見つかった魔法の宝石は全て持っていく。 野原ひろしが殺した男の荷物からは、原始的な武器ばかりが幾つも転がり出た。 一つ目は日本刀のような刀だ。ごく普通の鞘付き。 (……打って付けだな。私には性が合う) 試し振りしてみると鍛え抜かれた刃は彼女の実用にも耐える名刀だった。 二つ目は長柄の斧。 (元から使いにくい武器だが重心が妙だな。とても小柄な少女が使うような……) そう、例えば彼女の好敵手であったフェイトという少女であれば上手く使いこなすだろう。 一応、刀の予備としてデイパックに放り込んでおいた。 空間を操作する魔法でも掛かっているのか、デイパックは体積も質量も感じさせない。 そして三つ目は、弓矢だった。 碧色のシンボルカラーを基調としたその弓は清廉な美しさを感じさせた。 実はシグナムは弓矢も使いこなす。 彼女のデバイスであるレヴァンテインにもボーゲンフォルムという弓矢形態が存在した。 その形態から二つのカートリッジを消費して放つシュツルムファルケンこそが、 シグナムの使う魔法の中でも最大の破壊力を誇る必殺技だったのである。 単純性能では銃の方が使いやすく安定した威力を誇るが、弓矢の方が使い慣れている。 迷わず狙撃用として持っていく事を決めた。 シグナムは狙い通り、三人分も集中して残っていたデイパックから十分な装備を整えた。 後は覚悟だけ。 部屋を出ていく時に一度だけ振り向いた。 それを最後に迷いを振り切って歩き出す。 (まずは主はやてを殺す可能性が有る者を優先する。 ヴィータを殺す必要は無い。もしあいつがはやてと最後まで残る事があれば自害するだろう。 ……それまでに主が脱出手段を見つける事を祈ろう。 なのはやフェイトも後回しで良い。最後に残らなければ放っておいて良いだろう。 それ以外は……無害なフリをしている者と区別が付かない。全て仕留める。 逃してはならない。名前を名乗らずとも姿を見せて逃してはならない。 何故ならそれが主の耳に入れば主が気づいてしまうからだ。 だから、一人残らず殺す。 その方が、ほんの僅かでも可能性が上がるのだから) その思考は自暴自棄でも出鱈目でもない。 理路整然と必要なことと不要なことを選り分ける。 ヴォルケンリッターの主はあくまで八神はやてだが、シグナムはその将。 主の指示が無い時にヴォルケンリッターを指揮する彼女の思考は健在だった。 事実、必ずしも間違っていたわけではない。 主はやてが正しき道を歩み、しかし非力で暴力に屈しうるという予想は間違っていなかった。 八神はやては気高き意志で殺人を否定し、その非力さ故に既に殺されていたのだから。 (クラールヴィントを使えば個人識別は無理だが無差別の探索は出来る。 この周辺の通りを通る者が居れば、まずはそれを矢で狙うか、あるいは……) 哀れな騎士は気づかない。 主が死しても在り続ける筈が無い。筈が無い事が起きている。 それに気づかずに騎士は無意味よりも悪い最悪へと突き進む。 哀れな騎士は道化と化した。 【野原ひろし@クレヨンしんちゃん 死亡】 【井尻又兵衛由俊@クレヨンしんちゃん 死亡】 [残り66人] 【D-3 橋の袂 黎明】 野原ひろしの死体が転がっています。 【D-4 雑居ビル 黎明】 【シグナム@魔法少女リリカルなのはA's】 [状態] 健康/騎士甲冑装備 [装備] ディーヴァの刀(BLOOD+) クラールヴィント(極基本的な機能のみ使用可能)(魔法少女リリカルなのはA's) 凛の宝石×8個(Fate/stay night) 鳳凰寺風の弓(矢24本)(魔法騎士レイアース)/コルトガバメント [道具] 支給品一式/ルルゥの斧(BLOOD+) [思考・状況]1はやて、ヴィータ、フェイト、なのは以外の参加者を殺害する。 2ゲームに乗った事を知られた者は特に重点的に殺害する。 3危険人物優先だが、あくまで優先。 4もしも演技でなく絶対に危険でないという確信を得た上で、 ゲームに乗った事を知られていないという事が起きれば殺さない。 ※シグナムは列車が走るとは考えていません。 ディーヴァの刀 :特別な効果は無い。資産家な超人の物なので丈夫な業物ではある。 ルルゥの斧 :特別な効果は無い。超人的身体能力を持つ小柄な少女の武器だった。 鳳凰寺風の弓矢 :特別な効果は無い。鳳凰寺風には完全にサイズが合うだけ。 三人分の荷物一式 井尻又兵衛由俊の死体 ノートパソコン が残されています。 時系列順で読む Back 人ならざるもの達の午前 Water Requiem Next 峰不二子の憂鬱 投下順で読む Back 人ならざるもの達の午前 Water Requiem Next 老兵は、 30 薔薇の風 シグナム 88 嘘と誤解と間違いと 37 夜空の再会 野原ひろし 37 夜空の再会 井尻又兵衛由俊
https://w.atwiki.jp/sen_kiseki/pages/58.html
自由行動日、第二学生寮の前のベンチで黒猫にえさやりできる - 名無しさん 2013-09-29 13 18 16 ↑追記しといた - 名無しさん 2013-09-29 13 32 57 6/26駅に移動する前に公園で黒猫からゼラムパウダー貰えました - 名無しさん 2013-09-30 00 31 31 6/20の夕方に学生会館屋上で黒猫にミルクあげれます - 名無しさん 2013-10-05 12 55 25 自由行動日夕方屋上で黒猫にエサやりができる - 名無しさん 2013-10-06 00 41 29 2周目以降引継ぎ特典で絆ポイントMAXを取れば試験勉強時も6ポイント(全箇所)で勉強できるようになります - 名無しさん 2013-10-06 14 49 45 ↑6種類こなして試験結果が932点でした。一周目で本をいくつか調べ損ねていて比較できていないんですがもしも点数が違うようなら、絆イベントも点数に関わってくる事に。 - 名無しさん 2013-10-06 21 00 13 「一周目」「絆ポイントを使用しない読書&会話を全てこなす」「クロウとトワで絆ポイント使用」の条件で932点取得。絆ポイント使用数は点数とは無関係? - 名無しさん 2013-10-07 23 10 56 石切り場に到着したときイベント後に自動的にミリアムがリーダーに変更されるがそのときミリアムリィンアリサガイウスにPTが変更されるので注意 - 名無しさん 2013-10-08 12 52 13 932点で3章クリア時にパーフェクトいただいたから限界かと…パトリックに勝てないのは無念だ - 名無しさん 2013-10-08 13 14 08 サブクエストの方には載ってるけど隠しクエの「大切なステッカー」をこっちにも載せたほうがよいのでは? - 2013-10-12 12 53 54 ガレリア要塞の階段付近で馬から降りるとロード以外脱出方法がなくなるハマりあり。またガレリア要塞で戦車が配置された時に馬で戦車の方向へキーを入れながら降りると戦車にハマる事もあるので注意。 - 名無しさん 2013-10-12 21 00 03 ↑ごめんゼンダー門だった - 名無しさん 2013-10-13 00 13 08 ノルド高原北部巨像の近くに釣りポイント - 名無しさん 2013-10-25 19 49 49 ゼスヴィアは20匹くらい倒したら出てこなくなりました - 名無しさん 2013-11-25 22 58 56 ↑間違いゼスウィア - 名無しさん 2013-11-25 23 00 46 装備の有無に関わらずアリエス入手状態なら宝箱の中身はゼラムパウダーでした。Mクオーツは1個に制限されているのでは - 軌跡初心者 2013-12-14 00 03 11 ストーンゴーレムは時魔法が有効かも - 零からのベテラン 2014-01-05 09 56 09 ストーンゴーレムに時魔法(デモンサイス+ATS250以上)で2000~2300の安定ダメージ与えられる - 零からの人 2014-01-05 09 59 25 6/20のアリサの絆イベントは「シャロンの」ノート記載だからきちんと書いた方がいいかと。アレじゃアリサのノート記載にしか見えない - 名無しさん 2014-01-30 22 02 57 実技テストは貴族生徒が縦に並んだところでリィンのクラフト活用した方が楽。バトルスコープも安全に使用できる。 - 名無しさん 2014-02-16 17 23 01 6/20の自由行動中のクエストまだ見ぬ差出人の途中に学院中庭付近にいるヴィヴィの近くに池?があってそこで釣りができました。もっと早く気付きたかった。 - 名無しさん 2014-08-28 11 23 23 ラウラの絆イベで出てくる「筋骨隆々の青髪の巨漢」ってイースのドギかな - 名無しさん 2016-06-10 11 17 29 6/23の実技でうっかりアーツ入力してしまって焦ったけど、Sクラで強引にキャンセルかけたら条件達成でAP獲得できたわ - 名無しさん (2020-06-14 21 16 24)
https://w.atwiki.jp/falcom_staff/pages/160.html
英雄伝説 閃の軌跡I:改 -Thors Military Academy 1204- THE LEGEND OF HEROES - SEN NO KISEKI - 2018-03-08/PS4 【キャスト】 リィン・シュバルツァー 内山昂輝 アリサ・ラインフォルト 堀江由衣 エリオット・クレイグ 白石涼子 ラウラ・S・アルゼイド 伊瀬茉莉也 マキアス・レーグニッツ 佐藤拓也 エマ・ミルスティン 早見沙織 ユーシス・アルバレア 立花慎之介 フィー・クラウゼル 金元寿子 ガイウス・ウォーゼル 細谷佳正 ミリアム・オライオン 小岩井ことり サラ・バレスタイン 豊口めぐみ トワ・ハーシェル 野中藍 アンゼリカ・ログナー 進藤尚美 シャロン・クルーガー ゆかな ミスティ 田村ゆかり セリーヌ 相沢舞 ヴァンダイク学院長 堀井真吾 クレア・リーヴェルト 松来未祐 ルーファス・アルバレア 平川大輔 ヴィクター・S・アルゼイド 安元洋貴 エリゼ・シュバルツァー 後藤沙緒里 アルフィン・ライゼ・アルノール 佐藤聡美 オリヴァルト・ライゼ・アルノール 子安武人 ギリアス・オズボーン 中田譲治 クロウ・アームブラスト 櫻井孝宏 ギデオン 松本考平 ヴァルカン 藤本たかひろ スカーレット 西川宏美 ナイトハルト少佐 松原大典 ジョルジュ・ノーム 森岳志 パトリック・ハイアームズ 三宅淳一 イリーナ・ラインフォルト 住友優子 カール・レーグニッツ 馬場圭介 【キャスティング】 株式会社青二プロダクション 【ボイスワーク】 プロデューサー:吉田 隆 音響プロデューサー:奥山六郎 制作担当:上保裕資(株式会社青二プロダクション) / 小渕智幸(フィールドワイ) 演出:宮崎誠二 エンジニア:太田友基(音響ハウス) 録音スタジオ:音響ハウス - Development Members for Playstation(R)4 - STUDIOARTDINK CORPORATION(株式会社スタジオアートディンク) 【Programmers】 Bunya Kaku (加來文弥) Tomonori Kotani 小谷友紀) Tadanori Kanaya (金家只典) Seishiro Mizukami (水上聖志郎) Akihiro Tanabe (田辺晃弘) Yasuyuki Hiraizumi (平泉泰之) Kichijou You (楊吉誠) Koji Mitsuyama (光山幸治) 【Graphic Artists】 Akihiro Hata (畑郎宏) Kirie Furuta (古田希里恵) Ayako Furukawa (古川絢子) Goichi Miyamoto (宮本吾一) Yusuke Ohya (大家雄介) Daisuke Kobayashi (小林大介) 【Quality Assurance】 Susumu Harada (原田進) Tomonori Iizuka (飯塚智範) Takuya Itoh (伊藤拓矢) Hatsuho Inaba (稲葉初穗) Osamu Oono (大野統) Hideo Ozawa (小澤日出男) Mikiko Kanno (菅野美喜子) Youhei Sakata (坂田洋平) Tatsuya Tokumasu (徳升達也) Yusuke Harada (原田悠介) Takuma Yamada (山田拓磨) Shoko Yamazawa(山澤憧子) 【Production Assistant】 Kaori Yajima (矢島佳緒里) Kazuya Miyakawa (宮川和也) 【Development Manager】 Masashi Saito (斎藤方志) 【Development Producer】 Ryoichi Yajima (矢島良一) - Original Development Members - 【Programmers】 Nobuhiro Hioki (日置伸宏) Toru Endo (遠藤徹) Noriyuki Chiyoda (千代田憲幸) 【Graphics Artists】 Tetsuya Yamada (山田哲也) Kazuki Nagao (長尾一樹) Shinichi Ito (伊藤慎一) Takeshi Araki (荒木健) Seiji Murakami (村上星児) Hidenori Tanaka (田中英登) Hiroyuki Yabuki (矢吹浩之) Atsushi Takai (高居淳) Maiko Yoshida (吉田麻衣子) Hiromi Okada (岡田弘己) Nobuo Hayashi (林宣夫) Toshio Inoue (井上俊夫) Tomoya Sawamura (澤村智也) Tsuyoshi Matsukawa (松川剛) Yuuto Ichiba (一場勇人) Mi Young Koizuka (肥塚美英) Ayumu Ookusa (大草歩) Yuu Toukairin (東海林優) Shinichirou Hoshide (星出慎一郎) [BeXide] Osamu Nishinosono (西之園修) Tetsuya Hoshi (星哲哉) Hiroshi Mukouyama (向山洋) Sanae Miyasaka(宮坂早苗) Shun Satou (佐藤俊) Hisao Nishimura (西村寿雄) Akio Koizumi (小泉彰男) Kazunori Nanji (南治一徳) 【Scenario Writers / Event Script Editors】 Hisayoshi Takeiri (竹入久喜) Yoshihiro Konda (根田祥弘) Syunsei Shikata (四方俊成) Yuuta Miyazaki (宮崎勇太) Atsushi Oosaki (大崎敦史) 【Music and Sounds / Falcom Sound Team jdk】 Hayato Sonoda (園田隼人) Takahiro Unisuga (宇仁菅孝宏) Yukihiro Jindo (神藤由東大) Toshiharu Okajima (岡島俊治) Noriyuki Kamikura (上倉紀行) - Performers - Kanako Kotera (Vocal) (小寺可南子) Kiko (Soprano) Shun Kobayashi (Tenor) (小林峻) Kaztoshi Narisawa (Piano) (成澤功章) Akiko Nagano (Violin) (長野昭子) Mizuki Mizutani (Violin) (水谷美月) Akihiro Goto (Guitar) (後藤晃宏) Daisuke Miyazaki (Guitar)(宫崎大介) Masaru Teramae (Guitar) (寺前甲) Noriyuki Kamimura (Guitar Keyboard) (上倉紀行) Toshinori Hiramatsu (Guitar) (平松俊紀) Atsushi Enomoto (Bass) (榎本敦) Toshiharu Okajima (Drums) (岡島俊治) Opening theme song "ASHITA ENO KODOU" Vocal Kanako kotera (小寺可南子) Guitar Masaru Teramae (寺前甲) Bass Atsushi Enomoto (榎本敦) Lyrics Yukihiro Jindo Kyo Hifumi (神藤由東大 一二三恭) Arrangement Yukihiro Jindo (神藤由東大) Recording Mixing Engineer Koki Tochio(栃尾恒樹) Assistant Engineer Kazumi Iwano (岩野和美) Recorded at branch studio Ending theme song "I miss you" Vocal Kanako kotera (小寺可南子) Guitar Daisuke Miyazaki(宫崎大介) Lyrics Kyo Hifumi (一二三恭) Arrangement Noriyuki Kamikura (上倉紀行) Recording Mixing Engineer Takashi Sudo Recorded at ZERO STUDIO 【Quality Assurance】 Hideyuki Yamashita (山下英幸) 【Public Relations】 Takashi Inagaki (稲垣貴士) Hidefumi Inaya (稲屋秀文) Atsushi Hoshino (星野淳史) Fumika Murakami (村上文郁) Kaori Ito (伊東佳織) 【Special Thanks】 Field Y (株式会社フィールドワイ) Fontworks Inc. (フォントワークス株式会社) Kure Software Koubou Corporation.(呉ソフトウェア工房) Pole To Win Co.,Ltd. (ポールトゥウィン株式会社) chara-ani corporation (株式会社チャラアニ) Shinki Kitsutsuki (啄木鳥しんき) 【Coordinator】 Mieko Ishikawa (石川三恵子) 【Director】 Takayuki Kusano (草野孝之) 【Producer】 Toshihiro Kondo (近藤季洋) 【General Producer】 Masayuki Kato (加藤正幸) The Legend of Heroes - SEN NO KISEKI - All rights reserved by Nihon Falcom Corporation. http://www.falcom.co.jp
https://w.atwiki.jp/sengokutougekipc/pages/327.html
◆勢力 姫 ◆カードランク S ◆レベル1 ◆強化ポイント 0 ◆兵力 7000 ◆特技 内助の功 効果範囲内にいる味方の男性武将ユニットの兵力が徐々に回復する。 ◆特技 追跡 ビュースコープ内に敵ユニットが入ったとき、追尾して攻撃する。移動速度が上昇する。 ◆秘技 三春の軌跡 ◆秘技コスト10 効果範囲内にいる奥羽勢力の味方ユニットの武勇が徐々に上昇し、兵力が徐々に回復する。 ◆出身地 陸奥(福島県) 伊達政宗の正室。義理堅くとても聡明な人物だったと言われる。 父・田村清顕は奥州の強豪である佐竹氏や蘆名氏から自領を守るため、愛姫を政宗へと嫁がせた。伊達家に嫁いだ愛姫は一途に夫を支え続け、三男一女を儲けた。 ◆イラストレーター 如月瑞 ◆CV. 藤田咲 秘技効果 カテゴリ 闘魂 武勇 智謀 統率 速度 兵力 効果時間 その他 勢力援護 10 0~+21 - - - +4500(+225×20回) 10c(智謀依存0.3c) - 解説 奥羽軍追加イベントで登場したSランクの姫武将。 まんま上杉景勝の上位互換の秘技を持ち、追加効果で回復もするという鬼仕様。 ただし、自身は対象外なので秘技を使用する際は注意しよう。 知謀が低いので羽柴秀吉の人たらしの企みなどをされるとあっさり効果の対象になってしまうため注意が必要。 純奥羽勢力の面々と組ませると、特技も相まって恐ろしく化けるカードの一角であると思われる。 備考
https://w.atwiki.jp/bemani2sp/pages/5069.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE COSMIC PROG ROCK キヤロラ衛星の軌跡 工藤吉三(ベイシスケイプ) 150 977 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3907.html
前ページ次ページゼロの軌跡 第四話 乙女の決意 ルイズが自室で目を覚ましたのは夕刻、太陽がその身を地平線の下に隠そうとする頃だった。 真っ先にルイズの脳裏をよぎったのはあの少女、レンの顔。 急いで起き上がろうとしたが首筋の痛みに耐えかねて呻きながらそのまま体を横たえた。 「あら、お気づきになりましたか」 その声に視線をやれば一人のメイド。給仕や洗濯の折にしばしば見かける顔だ。 名前はなんと言ったのだか。 「シエスタと申します。お体の具合はいかがでございますか」 嘆きとも呻きをもとれる曖昧な答えを返しつつ、今度はゆっくりと体を起こす。深呼吸。幸い、体は無事であるようだった。 差し出された熱いタオルを受け取って顔を拭く。時折痛みの走る頭にそれはひどく心地良かった。 「それでは先生方をお呼びして参ります。少々お待ちくださいませ」 しばし放心していたが、誰かに会うのだということに思い当たりルイズは慌ててベッドから飛び降りた。 いくら臥せっていたとはいえ、女性ならまだしも、今の姿は男性には見せられない。 あれだけの騒ぎになったのだ。やってくるのはおそらく学院長、オールド・オスマンその人だろう。 いつの間にか着せられていたネグリジェを脱いで、丁寧にたたまれた制服に袖を通す。 髪を整えようと鏡に向かえば、視界に飛び込んだ首筋に付けられた赤黒い手の痕。 ルイズは思わずその手形に自分の手を添えた。小柄なルイズよりも更に幾分か小さいそれ。 だがレンの膂力は彼女の体躯とは違い、ひどく年不相応なものだった。 力だけではない。 大鎌も。身のこなしも。ゴーレムも。 レンのことが気になって、いてもたってもいられなかった。 既にこの学院を離れたのだろうか。それとも捕まって地下牢にでも放り込まれているのではないか。 いや、<パテル=マテル>がついているのだろうから、レンに何かあればこの学院が無事であるはずがない。ならばこの静寂は彼女の息災の証なのだろう。 しかし、何故こんなにもレンのことが気に掛かるのだろう。 武器を突きつけられ、首を絞められて殺されかけたというのに、恐怖も嫌悪もルイズは感じなかった。 その理由を探しても、まとまらない言葉が脳裏をよぎるばかり。 「ヴァリエール様、学院長がおいでになりました」 シエスタの呼びかけに沈んでいた思考が引き戻される。 髪に櫛も通していないが仕方がない。急いで身支度を確かめて、声をかけた。 恭しく開かれた扉から現れたのは、眉間にしわを寄せたオスマンと悲痛な顔をしたコルベールだった。 女性の部屋に上がりこむのは失礼とは思うが病床の君を呼び立てるのも、と椅子に腰掛けたオスマンは型通りに述べ、ルイズもお気になさらずこちらこそ学院長にご足労頂いて、とそれに応じた。 中身のないやりとりの後に訪れたのは質量さえ感じられそうな重苦しい沈黙。 話さなければならない事があるというのにオスマンは口を開きかねていた。 実際、彼は押し潰されかけているのかもしれなかった。降って沸いた災厄の、その重さに。 なら私が問わなければ、とルイズは声を上げた。 「レンは…レンは一体どうなったのですか?オールド・オスマン」 うむ、と仕方なくオスマンは口を開いた。 「客分としてしばらくこの学院に逗留することになった。 元いた場所に帰る方法が見つかるまではここに滞在することになるじゃろう」 「元いた場所…とは?」 「ゼムリア大陸のリベールという国らしい。心当たりがあるかね?」 そんな地名は耳の端にも聞いたことがない。ルイズはかぶりを振った。 「わしにも覚えのない地名じゃ。手すきの教師総出で書庫を探させておるが果たして見つかるものかどうか」 「見つからなければどうなるのでしょうか」 益体もない質問だ。 そう思いながらもルイズは聞かずにはいられなかった。 「さてな、全てはあの少女の気分次第じゃ。考えたくもないのう」 返ってきたのは予想と寸分違わぬ返答。 「あのゴーレムは一体何なのですか?」 「名前は<パテル=マテル>。父と母という意味らしいの。 我々の知るゴーレムとは根本から別物のようじゃ。 レン君が言うには、この学院など四半時もあれば瓦礫の山に出来る、と」 恐らく嘘ではあるまい。多少の誇張があるにせよ、な。 深いため息とともにオスマンはそう吐き出した。 ルイズには、眼前の偉大なる魔法使いが一息つく度に年老いていくようにも見えた。 「レン君自身についてもわかったことは殆どない」 オスマンは続ける。 「年齢は十二歳。孤児。 おそらくは特殊な訓練をつんでおる。相当戦闘技術に長けているようじゃな。 確証はないが、我々とは違う体系の魔法を操る。 その他の様々な文化もワシらより進んだものをもっておるようじゃ」 「レンと直接話してたったそれだけ…」 「あれは対話と呼べる代物ではなかったな。 彼女が問いワシらが答える。ワシらの問いははぐらかされ、確たる答えは得られなんだ。 挙句にレン君の要求を全て呑まざるを得なかった」 いや、あれでは既に脅迫か、とのオスマンの呟きに今度はルイズが貝のように黙りこくる番だった。 恐れていた予想だけが悉く現実のものとなり、知りたい情報は何一つとしてその手にすることが出来なかった。答えは亡羊として手の届かぬ霧の中にあった。 その沈黙をルイズの自責と取ったのか、初めてコルベールが口を開いた。 「奇跡的に死傷者は出ませんでした。ルイズ君さえ無事なら気にやむことはありません」 ルイズは首肯する。 だがそれもルイズの心に立ちこめた暗雲を払うことは出来なかった。 ルイズははそんなことは先刻承知だった。 レンはルイズの宣言を撤回させるためだけにあの光を放ったのだ。 ただ殺すだけでは足りなかった。<パテル=マテル>を取り戻してからでないと殺せなかったのだ。 最も、首を絞め始めた時には怒りと恐れでそんな理屈も頭から消し飛んでいたのだろうけれども。 それでも、とルイズは思う。 私はレンを傷つけたままではいられない。 レンに<パテル=マテル>を返さなくてはならない。 「明日、レンと私を会わせて頂けませんか」 「何を言っておる!出会い頭に殺されるのかもしれんのだぞ!」 「<パテル=マテル>を使い魔にはしないと、レンに謝ります。レンはきっとわかってくれます。 もし殺されるようなことになっても文句はいいません。 だから、だから」 魔法に対する執心が消えたわけでは決してない。 ゼロと呼ばれることは辛く苦しい。 今だって使い魔が、<パテル=マテル>が欲しくてたまらない。 この瞬間にも私の心はちりちりと焼け焦げているかのよう。 皆が手足のように操る魔法を私はただ一人使えない。 ゼロの私がレンに何をしてやれるというのか。 私一人で立つことさえ叶わないのに、人を救おうなどと烏滸がましい。 けれど、 レンから奪った父と母で、 私が救われることは絶対にない。 「お願いします。レンに会わせてください」 「何故じゃ、ミス・ヴァリエール。 何故自分の身を危険に晒してまでレン君に関わろうとする? そんな無駄なことのために命を粗末にしてはいかん」 彼に問われる前からずっとそれを考えていた。 「オールド・オスマンともあろうお方がそのような愚かなことを仰るのですか」 分を超えた物言いにコルベールが制止の声をあげるが、意に介することなく続ける。 「レンと私は奇しくも出会いました。この眼を塞がんばかりに広い世界で、細い一本の糸のような縁で。 その縁は二人を繋ぐ絆になり、生まれた絆は決して切れることがありません。 メイジであるから、使い魔であるから共にあるのではないでしょう。 互いにそうあろうとする意思があるから、一緒に歩んで行けるのです。 私はレンと共にありたい、彼女の力になりたい。それ以上の理由が必要でしょうか」 「このように老いて尚、若人に諭されることになるとはのう」 齢すら定かではないその老人は最後にそう言った。 「思うようにするがいい、ミス・ヴァリエール」 前ページ次ページゼロの軌跡