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邪気殺し 水無月 清太(ミナヅキ セイタ) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 Birthday:2001.4.30 Family:父、母、藍那(姉) Belong:フリー Love:藍那(性的な意味で)、裂邪(師匠的な意味で)、『とある』シリーズ(上条当麻のファン) Hate:藍那を狙う男 Hobby:姉の部屋に侵入 2011年春に小学4年生になる若き契約者。 青みがかったやや長い髪で、半袖半パンを好んで着ている。 姉の藍那のことを愛しており、彼女の部屋に勝手に上がりこんで独り遊びを楽しむのが日課。 どこかの男の娘の妹とは仲良くなれそうである。 一人称は『俺』、二人称は『お前』もしくは『あんた』、 藍那のことは『姉ちゃん』、裂邪のことは『師匠』と呼ぶ。 セキエ Legend:「水晶は邪気を吸収する」 Belong:フリー 藍那が清太の為に修学旅行の時に買ってきたお土産の水晶の正体。 長年清太が戦える契約者となるまで眠っていたが、ある日を境に彼と契約を結んだ。 普段はネックレスとして彼の首に提げられているが、 戦闘時は清太の体内に溶け込むことで、彼の身体を水晶に変化させる。 さらに、水晶の身体に触れた邪気の篭った攻撃の一切を無効化することができる。 しかし、邪気は体内に溜まり続けるので、こまめに放出しなければならない。 説教時の拳骨のような愛の篭った一撃や、事故などの予期せぬ衝撃は消せないが、 そもそも水晶は硬いのである程度のダメージは軽減可能。 また、邪気の感知能力に優れている。 一人称は『妾(ワラワ)』、二人称は『汝』、一応女性らしい。 水無月 藍那(ミナヅキ アイナ) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 Birthday:1996.5.26 Family:父、母、清太(弟) Belong:フリー Love:裂邪 Hate:No Data... Hobby:No Data... 清太の姉であり、極普通の女子中学生。 黒のセミロングヘアで、青いリボンが特徴。 実は彼女は、『夢幻泡影』で度々登場していた『少女A』である(こことここを参照) 裂邪に好意を寄せているようだが・・・? 因みに、弟の清太の変態行為は黙認している(しかしきちんと叱っている)。 一人称は『私』、二人称は『貴方』、清太は呼び捨て、裂邪の事は『黄昏クン』と呼ぶ。 天沢 翔騎(アマサワ ショウキ) Birthday:1996.8.24 Family:No Data... Belong:「組織」 Love:『とある』シリーズ(主にアクセラレータ Hate:面倒な事 Hobby:No Data... 裂邪達とは違う中学校に通っている3年生(2011年4月時点 やや短い白髪で、中性的な顔立ちをしていて性別不明(決めてません、募集中(2011年4月2日現在 「組織」所属の契約者であり、担当はR-No.556(後述)。 無口、というよりコミュニケーション能力が欠如しており、単語ごとにしか話さない 一人称は『俺』、二人称は『お前』だが、口に出すことは稀 清太は『とある』シリーズによって出会った良い友人である。 天邪鬼 翔騎が契約した都市伝説。 他人の心を覗き見て、思惑とは正反対の悪戯をするとされる妖怪である。 相手の心を読み取り、自分への攻撃等をそっくりそのまま反発させる。 また、殴る・蹴る等の行動を行なった際、自分へ向かってくる反動を体外に反射させ、2倍の力を発揮する事もできる。 相手が多人数の場合は心を読み取りにくくなってしまう為、攻撃を反射させられなくなる。 R-No.556 Belong:「組織」 Love:翔騎 Hate:No Data... Hobby:翔騎とデート 「読心術」と「テレパシー」に飲まれた、小学校低学年くらいの幼い少女。 黒いセミショートヘアで、サングラスが似合わない。 「組織」のR-No.防衛班に所属しており、翔騎の担当の黒服でもある。 自らを「ココロ」と名乗り、常に「○○、ってココロはココロは××」と喋る為、翔騎に面倒臭がられている。 一人称は『ココロ』、二人称は『貴方』。 読心術 その名の通り、相手の心を読み取る。 翔騎の契約した「天邪鬼」とは違い、何人だろうと同時に覗き見る事が可能。 テレパシー 言葉を口に出す事無く、どんなに離れていても対象の脳に直接語りかけることが出来る。 前述の「読心術」と組み合わせる事で、翔騎が読み取れない相手の心を伝えてサポートする。 空出 実(ソラデ ミノル) Birthday 2002.3.30 Family No Data... Belong フリー Love 清太 Hate 嘘を吐くこと Hobby 清太に猛烈アタック 清太のクラスメートのである少女。 短く赤っぽい茶髪で、若すぎるジーパン愛好家である。 とにかく清太LOVEであり、ことあるごとに清太に求婚したりする。 そして熱い、色んな意味で熱い。因みにガンヲタ(特に『Gガン』)。 一人称は『俺』、二人称は『お前』 余談だが、右手の握力は最高200kgらしい。 嘘から出た実(まこと) 実が契約した都市伝説。 その名の通りで、嘘が本当になると言う厄介な能力を持つ。 彼女はこの能力により、主に『Gガンダム』で使用される技をキャラになりきって使っている。 ページ最上部へ
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... Character 邪気殺し 邪気殺し - 技一覧 Story Phase1 Quartz Phase2 Evil Breaker Phase3 Rival Phase4 ONI Phase5 Reflector Phase6 Valentine s day Phase7 Friend ShortStories Daily Phase8 True or False ShortStories Minoru Phase9 April Fool Phase10 New age,New power Phase11 Nexus Phase12 DUEL Phase13 Heat Sisters Phase14-1 Sea bathing Phase14-2 Together Phase14-3 VS Octopus Phase15 Mayan Prophecy Phase16 Rangers ページ最上部へ
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邪気眼 簡潔に言うと特殊能力、超能力と言われる類のものと同義。 邪気眼には色々な種類があり、多様な能力を持つ。 眼持ち 邪気眼を持つ者。
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邪気眼! しやきかん【登録タグ:VOCALOID ストライP 初音ミク 曲 曲し 曲しや】 曲情報 作詞:ストライP 作曲:ストライP 編曲:ストライP 唄:初音ミク ジャンル・作品:VOCALOID カラオケ動画情報 オフボーカルワイプあり コメント 名前 コメント
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406 名前: 邪気姫 ◆CC0Zm79P5c [sage] 投稿日: 2007/07/05(木) 22 18 08 ――それは既に失われてしまった記憶。 緑の丘に、ひとりの少年が寝ころんでいる。 激しく動く横隔膜。その痛みに嘔吐き、それでも胃の中には何もなく、ただ熱い息のみを放出していた。 「はぁ――はっ、ぅぐっ」 もう走れない。限界まで酷使した体は壊れかけ、触覚も嗅覚も味覚も聴覚も断絶し―― ――ただ、逃避だけは許さないというのか、視覚は絶えずその異常さを主張する。 罅。 世界を覆う、黒い罅。 それが少年の視界を埋め尽くしていた。 それが少年にとっての、恐怖の根源だった。 「やだ……いやだよ……」 最初は楽しかった。 物を壊すのはとてもワクワクして、線に刃物を通している間は不思議なほど恍惚が頭を満たしていた。 だけど、その快楽はすぐに終わる。 夢から目を醒ます時のように、少年はふと救いようのない現実を認識した。 バラバラになってしまった時計。もう二度と時を刻まない。 バラバラになってしまった椅子。もう二度と座れない。 バラバラになってしまったベッド。もう二度と眠れない。 そして、迷い込んできたカブトムシの『線』をなぞったとき―― それは取り返しのつかないことだったのだと、ようやく彼は理解した。 「……えっく、う。ひっく」 泣いていても他の人は助けてくれない。 きっと神様だって手を差し伸べてはくれないだろう。 こんな、怖い眼の傍に来るのは嫌だろうから。 少年は空を見上げる。青い空には線が見えない。 それは唯一、少年が心穏やかに眺め続けられる景色だった――今だけは。 少年が昏睡状態から立ち直って、今日で二週間になる。 だから、少年は気付いてしまった。 その線が――その線の見える『範囲』が、段々と広がっていくことに。 見続ければ見続けるほど、線が世界を浸食していくことに。 きっといつかは自分の世界を黒い罅割れが埋め尽くすであろうことに、少年はぼんやりと気付いていた。 ――それでも、目だけは閉じれない。 この黒い線はなぞればそれだけで壊れるほど脆い部分だ。 周囲の地面にすらそれはある。ありとあらゆるモノに存在する崩壊の可能性。 だから目を両手で覆うことが出来ない。己の掌が容易く千切れてしまうことが怖くて。 この黒い線は他の人には見えない。自分にしか知ることの出来ない致命的な急所。 だからこの目を閉じれない。知らぬ間に『何か』をしでかしてしまいそうだから。 そう――本当の恐怖とは、目を逸らすことが出来ないものだ。 救いはない。逃避できる場所もない。 故に、決意した。 泣きじゃるその姿はとても無様だったけど。 それでも強く、少年はその名に恥じぬ貴い志を己に課した。 決して、この恐怖から目を背けぬようにしようと。 絶対に、この線を無闇になぞらないようにしようと。 分かって貰えない孤独故に、少年は自ら大人になった。 ……もっとも。 「ちょっと、そこの君――!」 「――がっ!?」 ――その決意は、後頭部への打撃によってものの数秒で葬られてしまったのだけど。 407 名前: 邪気姫 ◆CC0Zm79P5c [sage] 投稿日: 2007/07/05(木) 22 20 37 ◇◇◇ 少年は不幸だった。 幼き日に両親は惨殺され、住んでいた場所さえ失った。 新たな居場所では友達が出来たけれど、ある日良くないモノに乗り移られた友達に、その生命を奪われた。 だけどその対価として、少年は直死の眼を手に入れた。 元より特殊な眼を持っていたその少年は、一度死を体験することで『死』そのものを見ることが出来るようになったのだ。 だけど、やっぱり少年には運がなかった。 繋がったばかりの連結は不安定だ。 逆上がりが出来るようになっても、しばらく放置していればまた出来なくなってしまうことがある。 そして少年は、そんな時期に人間ミサイルランチャーの一蹴りを貰ってしまった。 ……新たに接続されたチャンネル先がどこだったのかは分からない。 道場とか、教えて! とか、あるいは魔法少女達が闊歩する世界だったのか。 それとも単に接続が途切れて、頭の中がシェイクされただけだったのかも知れないが。 ――まあとにもかくにも、少年は異能に加えて『醜悪』も手に入れた。 ◇◇◇ 「……まったく、こんな所で寝てるなんて予想できるわけ無いじゃない。だから私悪くないわよ――えっと、君。大丈夫?」 全力だったわけではないが、無意識の攻撃というのはえてして痛いものである。 なにやら言い訳じみたものを口にしながら、それでも心配そうな青の魔法使いの声。 なんどか揺り動かされ、さほど時間は掛けずに少年が目を開く。 だがほっとする間もなく、魔法使いは表情を険しくした。 少年の宿す蒼き両眼には、その美しい色彩とは対極の、幼子には似つかわしくない瘴気が満ちていたからだ。 「貴方――何者?」 その質問に、もはや少年ではない『そいつ』は唇の両端を吊り上げて、 「フン――邪気眼を持たぬ者には分からぬだろう」 一片の恥じらいすら見せずに、そんな出鱈目を口にした。 408 名前: 邪気姫 ◆CC0Zm79P5c [sage] 投稿日: 2007/07/05(木) 22 21 56 ◇◇◇ ――それから数日は、蒼崎青子の人生にとって最高に忌むべき日々となった。 『志貴――君はいま、とても軽率なことをしたわ』 『この俺を殴ったな……貴様……許さん』 『――謝る必要はないわ。だから、ちょっとまじめに話聞きなさい』 『ふっ……小うるさい奴だ。失せな』 『オーケー。泣くまでぶん殴るわ』 『は……離れろ! 死にたくなかったら俺から離れろぉ!』 少年とは話が噛み合わず、さりとてその異能は放っておくには危うすぎて。 『志貴、君が見ているのは本来見えてはいけないものよ』 『ほう……? 貴様、邪気眼を知っているのか?』 『いえ、だからその眼は』 『だが、素人が興味本位で立ち入るのは褒められないな……』 『あのね、私はこれでも魔法使いなんだけど?』 『なに……!? 貴様、『機関』の手先か!』 痛々しいその姿に、記憶の奥に封印してある恥ずべき過去が蘇ったりもして。 だけど―― 「こうしてる分には、普通なのよねー……」 いつもの野原で、少年は眠っている。 その表情は年相応にあどけなく、いつも纏っている邪気は欠片もない。 己の膝上に少年の頭を乗せ、その髪を指で梳く。それでも反応しない、深い眠り。 「つまるとこ、これが表層に影響されていないこの子の根っこ、か。 じゃあ何でこんな風になっちゃたのかしら。ちょっとやそっとじゃ普通はねじ曲がらないわよ、ここまで」 貴女の右脚を犯人です。 されど魔女はそれには気付かず、ただ少年の頭を撫で続けていた。 この安らかな眠りが永遠に続くように、とても優しく。 しばらくそうしていて――何かの合図のように、一陣の風が吹く。 「うーん。このまま放っておいても良いんだけど」 悩むように呟く。 正直、この中二病患者に対してあまり良い感情は抱いていない。 だけど救えるものを救わないほど、蒼崎青子は傲慢な人種ではないから。 「ま、これもひとつの縁ということで」 風の残滓にざわめく草原の中心で。 立ち上がった彼女は、トランクから眼鏡を取り出した。 ◇◇◇ 少年――遠野志貴を観察していて分かったことはふたつ。 ひとつ。その異常な立ち居振る舞いは、本来少年が持っているモノではないということ。 ふたつ。起きている間――無意識に魔眼を用いている間は、その性質が顕著になること。 ならば、救う方法は簡単だった。 魔眼殺しによってその性質は封じられ、遠野志貴は正常な『遠野志貴』に戻る。 その見立ては正しく、眼鏡を掛けられ、その状態で目を醒ました志貴は普通の少年だった。 別離までに交わせた言葉は多くないが、それでも少年は『先生』から大切なことを学ぶことが出来た。 『志貴、その眼鏡を軽々しく外しては駄目よ――その、色々な意味で』 別れを告げて魔法使いは去り、少年は約束を胸に刻んでその草原を後にする。 かくしてこの事件は終了――と、なるはずであった。 少年と魔法使い。お互いにとって不幸だったのは、一緒にいることのできた時間の短さか。 少年は魔法使いに全幅の信頼を寄せ、魔法使いは少年を長く観察できず。 故に少年は油断しており、魔法使いは己の推論にあった穴を知ることが叶わなかった。 十分な考察から導き出された解答は多くの場合正しいが、だがその解答が全てだとは限らない。 蒼崎青子の『見立て』は正しかったが、それだけでは不十分だったのだ。 退魔衝動。 これは志貴の生家である退魔組織の一派が保持していた性質である。 本来、それは単に『魔』と対峙した場合に殺害衝動を喚起させるものであった。 ――だが、遠野志貴に取り憑いた邪気は魔眼のみならず、その衝動をも汚染していたのだ。 魔を感知した衝動は、本来呼び起こすべき殺害意志ではなく、別のものを呼び覚ましてしまう。 神ならぬ青子は、さすがに志貴の過去や出自についてまでは知らなかった。 それでも少年の変わりように担当医や看護士達が歓喜し、やがて退院の日はやってくる。 退院して帰る先は遠野の家。 鬼種との混血――その中でも最も尊い血を引く家系の庭先に足を踏み入れた瞬間、その封印は儚くも破れてしまう。 『邪気眼――解・放!』 『ちょ、兄さん!?』 ――実家に戻り、遠野槙久に勘当を言い渡されるまでの一週間。 その僅かな時間で、遠野志貴という邪気眼使いが残した爪痕は現代にまで残るほど甚大だった―― 【選択肢】 夕陽の河原で殴り合い:「いまならまだ一限には間に合うはず。教室へ急ごう」 空弓の崩壊:「やっぱりあの音が気になる……中庭へ寄ってみるか」 投票結果 夕陽の河原で殴り合い 5 決定 空弓の崩壊 3 邪気姫 邪気姫 第2話
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怨嗟の邪気 (えんさのじゃき)【クエスト】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (怨嗟の邪気.JPG) 分類 価値 重量 特殊効果 クエスト 1 0.1 なし ドロップ情報 比叡山叢雲堂のゾーンドロップ 取引価格 取引不可 主な用途 クエスト宮大工に1個、使用 コメント 名前 コメント
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無邪気な姿(むじゃきなすがた) 無邪気な姿 イベントカード 使用代償:なし バトル中に使用する。 バトル終了時まで、味方バトル参加キャラに防+200する。あなたのデッキを上から1枚公開する。公開したカードがキャラ以外の場合、あなたはあなたの手札を1枚破棄する。公開したカードをデッキの下に置く。 「あら、反撃しないの? でも私は容赦はしないわよ」 Version/カード番号 Ver.18.0/1593 レアリティ R コメント コメントの入力。必須ではない。
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怨嗟の邪気 (えんさのじゃき)【クエスト】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (怨嗟の邪気.JPG) 分類 価値 重量 特殊効果 クエスト 1 0.1 なし ドロップ情報 比叡山叢雲堂のゾーンドロップ 取引価格 取引不可 主な用途 クエスト宮大工に1個、使用 コメント 名前 コメント
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910 :邪気姫 ◆CC0Zm79P5c:2008/08/29(金) 22 21 08 遠野秋葉に残された選択肢は二つ。 地の果てまで逃げ一時の安息を得るか―― ――それとも死をも覚悟で巨悪と戦い、もっと大切なものを手に入れるか。 (……そう、そうよね。ここで逃げたら、あの時の焼き直し) 前を向く。扉の向こうにいる敵の姿を夢想し、自然と髪が赤みを帯びていく。 鬼種混血による異能。檻髪による視界射程呪詛。 彼女はそのスペシウム光線的な一撃必殺能力を、己が兄と呼ぶ人物に使うつもりだった。 そうでもしなくては、あの怪物は打倒できない。 仮に、もしも負けた場合どうなるか。 死ぬならばまだ良い。アレと戦い人として死ねるならそれは幸福だろう。 だが、もしあの惨劇が再び繰り返されてしまうなら。 脳裏に次々と忌むべき記憶が映像として流れていき―― 「――無理」 即断した。 固めた決意は四散して、伸ばした膝はくず折れた。 それは、人という種が対峙するにはあまりにも暗すぎる闇である。 「もう、もう……喋るぬいぐるみとコスプレしてカード集めなんかしたくないのよ……っ」 切実だった。 家に閉じこもっていたあの頃とは違い、いまや遠野秋葉という人間は公と関わり過ぎている。 被害が出てしまえば、もみ消すことは不可能に近い。 故に、打てるのは逃げの一手のみ。 逃走を決意した。だが世界の果てまで逃げるには、まずはこの屋敷から脱出しなければならない。 この場から玄関までの最短ルートを思い浮かべる。生まれ住んだ家だ。さして難しくはない。 だが道筋を思い浮かべた、その瞬間。 ギィ――と、目の前のドアが僅かに開いた。 「――っ!?」 瞬間、遠野秋葉は駆け出していた。 頭はいとも容易く混乱の極みに陥り、自分がどこに向かっているのかすら把握できない。 そうだ、アレはそうして人の平穏を轢断するもの。 最優先すべきことは、兎に角あれから遠ざかることである―― ◇◇◇ そして、数分後。 遠野秋葉はどこかの部屋の中に逃げ込んでいた。 気取られないように、電灯をつけることは出来ない。窓から注ぐ月明かりが唯一の照明である。 幸い、どうやらアレを振り切ることに成功したらしい。 ただし、その代償は大きかった。まずここがどこだか分からない。 ずっとこうして隠れ続けることが出来るわけでもない。だが、外に出る勇気はもうなかった。 ほとんど引き篭もりの心境である。 「なんで、なんでこんなことに……」 とりあえず潜り込んだ机の下で、彼女はうわ言のように呟いている。 あの日から、ずっと我慢していたものが彼女の瞳を潤ませていた。 (兄さん――) 自分の命を救ってくれた想い人。彼に会える日をどれだけ待ち望んでいたか。 だけど現実は優しくない。こうしてその当人から逃げ回らなくてはならない。 あまりにも惨めだった。膝を抱え、机の下でぐすりと鼻を鳴らす。 これから、どうすればいいのだろう―― 【選択肢】 暗がりから抜け出すために:とりあえず、この部屋がどこなのか確かめる。 恐怖から目を背ける為に:とりあえずバリケードを構築してみる。 魔王から逃げ出すために:窓から飛び出してみる。 投票結果 暗がりから抜け出すために:3 恐怖から目を背ける為に:5 魔王から逃げ出すために:1 邪気姫 邪気姫 第7話
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怨嗟の邪気 (えんさのじゃき)【クエスト】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (怨嗟の邪気.JPG) 分類 価値 重量 特殊効果 クエスト 1 0.1 なし ドロップ情報 比叡山叢雲堂のゾーンドロップ 取引価格 取引不可 主な用途 クエスト宮大工に1個、使用 コメント 名前 コメント