約 23,699 件
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/death-march/pages/293.html
召喚者 - 2018-03-17 19 07 19
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1074.html
416 :デン:2012/05/03(木) 18 29 41 「憂鬱日本転移伝」---(改定2話) 1945年4月15日 午前5時45分 大日本帝国とその友邦は異世界転移したがその転移は生易しいものではなかった。 ガガガガガガガガガ!!! どこからか聞こえる地鳴りか噴火とも言えそうな激しい音。 様々な色に変わる空。 とてつもない空間の揺れの為、怯える者。 全身に伴う激しい痛み。 それらは何と5分も続いたのだが不思議と苦しいと感じたものは誰一人いなかったのである。 が、それでも列強1位・全勝無敗・無敵最強大日本帝国と浮かれていた国民の肝を冷やすには十分なことであったし、何かしら体に違和感を覚える者も少なくなかったのである。 アレリア歴3745年 3月15日 ファルジア王国 首都ファルジア 直径1km、高さ500mはある神殿兼城であるファルジア城の奥にある神殿で一人の人が立っていた。 「あと少し…あと少しの辛抱だ…」 この人物…ファルジア王国のトップに君臨して世界有数の大司祭であるファルジア・オフークトは呟いていた。 「我々の計画もほとんど進んでいる。わが国が世界最強となり、この大陸を我が物にする日も近いか」 このファルジア王国は空前の景気に満ちている。というのも計画の一つである『聖戦』によって亜人から略奪した技術と有用な奴隷にわんさか取れる各種の魔法資源で国力の伸びは右肩上がりである。 さらにわざとなかなか強い魔物の発生地帯を残したおかげで冒険者も大勢きて、重工業も上々、兵の訓練にも使えるし強い魔物の素材は高値で売れる。 代償として近くの農村の被害は依然として多いがそんな事はどうでもいい。代わりの土地なんていくらでもある。強権を発動して移住させればいいだろう。ただ、評判は落とすのは少々不味いのでそれなりのアメは与えておくが。 (軍関係もそれなりに整ったし、わが国の発展を見た途端、尻尾を振って擦り寄ってきた忌々しい小国どもに散々横槍を入れてきた老いぼれ王国に目にもの見せてやる) 「…その為にはまずは、忌々しい亜人共の完全な撲滅と『最終兵器』の錬度向上が必要か」 「先にやるなら未だ立てこもるフェリノア島の制圧が先だな」 聖戦によって亜人は各地で敗退し、大陸から追い出された。まだ大陸に残っている者もいるが、見つかるのは時間の問題。途中で国力増強計画の為、一時は停止していたが、それもほぼ完了し余力が出た今、止めを刺しても良いだろうと考えていた。 「第一艦隊を動かして制圧するのがいいか…最新兵器のより詳細な記録は欲しいし、亜人は油断ならんからな…」 亜人は基本能力が人間より高い傾向がある。ただし、その分代償として劣る部分もあるがそれを補う為に結束されている今、確実に潰すにも記録を取る為にも正規軍の中でもエリート軍を使用することにしたのだ。 「ふふふ…我が軍を見て精々絶望するが良いさ」 大日本帝国が転移する前…異世界のファルジア王国はこうして亜人に止めを刺すべく行動を開始した。 だが全然遠くない日にファルジア国最大の危機を招くとは思いもしなかったのである。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3432.html
65 :ooi:2016/04/13(水) 17 36 55 豪州+新西蘭転移ネタ7 英露仏以外の各国状況1 アメリカ合衆国 海流変化による西海岸寒冷化やアラスカを購入出来なかった事、そして第一次世界大戦でそこまで稼げなかったので史実より本土の自力は低下している。 1901年、一度はアジアの橋頭保を得る為に布哇事変を起こしたが大失敗した。(詳細は後述する) この躓きによりアジア進出の夢を断念するが、これを機に南米を米国勢力図とする野望が生まれて1902年から本格的に進撃を開始する。 手始めにメキシコ、キューバを実質的な保護国とし、次にコロンビアをパナマから分離させずに実質的な保護国としたが、史実で領有したプエルトリコは英国がスペインから先に購入した事によって領有出来なかった。 加えて、ニカラグア、コスタリカ、エクアドル、ペルー、ベネズエラを米経済圏に取り込む事を実施する。 この様子を見たグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ハイチ、ドミニカは、人種差別が無い白人国家で最も近かった大英帝国に使者を派遣し保護を求めた。 これによって、この5ヵ国は1910年に英連邦の一員として加わる事になる。 ちなみに、スペインはこの5ヵ国がかつて自国の領土であった事から不満であったが、大国である日露までもが英国に味方した事もあり文句を言える状況になかった。 世界恐慌では、自国勢力圏とフランス植民地に資本を投入する事で一定の成果を上げる事となった。 しかし、オスマン帝国が超巨大油田で石油を生産し始めた事が米国の石油産業に打撃を与える事となる。 なお、日英同盟締結後から日英に対抗しうる戦力を揃える為に武力とドル札で従えた南米の国家への様々な梃入れを開始した。 この梃入れは来たるべき決戦でより多くの戦力を欲した米国にとっては効果が出た。 イタリア王国 第一次世界大戦前、日英露に接近した事が影響し経済と技術が若干発達する。 そして、フランス海軍が強化された事に反応して、フランス国境沿いの防備を強化すると共に海軍の整備を行う事になる。 また、日英露の資本投入でリビアの開発を行った所、史実より早く石油を見付けて一躍産油国になった。 世界恐慌ではフランス同様に被害は軽く、また周辺国に石油を売りさばき十分な利益を上げて徐々に経済を立て直していった。 ドイツ国 第一次世界大戦の敗戦によりヴェルサイユ条約で本編同様に絞られると思いきや、大幅に賠償金が減額された。 これによって、史実のハイパーインフレが回避出来た為、ドイツの国民生活は比較的早く持ち直せたのである。 世界恐慌で人、物、金が日英露にかなり吸われたが、最初の賠償金が少なかったお陰で史実よりマシな状況である。 また、軍備の制限も少し軽くなったお陰で若干ではあるが大型水上艦艇の研究も行えた。 加えて、米国の梃入れで史実と異なり、航空母艦と海軍航空隊を第二次世界大戦までに揃えられた。 豪州+新西蘭転移ネタ8
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3428.html
10 :ooi:2016/04/11(月) 21 48 43 豪州+新西蘭転移ネタ4 ロシア帝国について ニコライ2世は1868年に赤ん坊として憂鬱本編から転生した。 生まれて自分自身の意思で体を動かせる様になってから国際状況を精力的に調査している時、日本が太平洋に転移した豪州等を領有し大陸国家になっている事を知った。 加えて、オスマン帝国も英国と同盟を結んでいる事にも驚いた。 また、前世より早く出会った王妃や誕生した子供達にも本編の記憶が有る事を知って驚愕する事になる。 そして、近い未来にロシア革命が起きて銃殺される事を知っていたニコライ2世は皇太子時代から皇族の権限を総動員して死亡フラグをへし折る為に動き出した。 まず、可能な限りで国民の税負担を軽くする事から始めた。 足りなくなった予算は増税ではなく皇室財産を切り崩す等して国民生活の助けになる様にした。 この努力は僅かながら国内の安定化に繋がるのである。 ニコライ2世「このまま前世の様に日本と戦争をしたら確実に甚大な被害を被る。現在の国内状況で戦争をするのは自殺行為だ。」 この様に考えたニコライ2世は一世一代の大勝負に出た。 1897年、ニコライ2世は満州、朝鮮地域における日本との領土の住み分けを長期間にわたって議論する為に訪日した。 そして、精力的に日本との妥協点を探していたが会議は難航していた。 だが、この活動は報われる事になる。 ニコライ2世の行動に疑問を感じた夢幻会がもしやと思い接触を図ったのである。 ニコライ2世「まさか日本に未来から来た人々が居たとわな…。そりゃぁ勝てない訳だ。だが、これで日露戦争を避けられる算段が付いた。」 夢幻会との接触した翌日から会議は一気に進行し、1900年に満州をロシア帝国勢力圏にする事と、日露共同で同地域の経済、技術開発を行い発展させる事が決定した。 この決定によって日露戦争は回避出来たのである。 加えて、日露による経済協力はロシア帝国の景気を好転させる事に繋がり、徐々に国民生活も安定した状態で向上するのである。 また、明治天皇とニコライ2世が握手する写真が新聞の一面を飾り、陛下の発言とニコライ2世の努力は結果的に日本の対露感情を好転させる事に繋がった。 なお、この決定に反発した清国が同年に日露両国へ宣戦布告したが速攻で降伏に追い込まれた。 清国がロシア帝国に支払った賠償金3億両はロシア帝国にとって貴重な臨時収入となり、ニコライ2世も少し笑顔になった。 3億両は史実日露戦争直前のロシア帝国歳入の約19.8~21.8%に相当すると考えられる。 ネットで見付けたサイトの為替相場を参考にすると史実1897年の1ルーブルが1.032円。 史実日清戦争の下関条約にあった賠償金を参照すると、1両が約1.565円となる。 これによって、1両が1.51ルーブル位になるが時期が違うので1両1.5ルーブルと仮定する。 史実日露戦争前のロシア帝国歳入が20~22億円らしいので、1897年の為替相場で換算すると20億6400万~22億7040万ルーブルになる。 一世一代の大勝負に勝ったニコライ2世は帝国の赤化を防ぐべく改めて気を引きしめた。 その後、円卓との交流が始まってからは日英露による赤化阻止が話し合われ、日露戦争が行われなかった事と経済発展によって国民生活が向上した事で革命騒ぎは小規模に終わり、赤化は防がれたのである。 ロシア帝国は財政が好転した事で、第一次世界大戦前にロシア帝国初となる超弩級戦艦であるペレスヴェート級戦艦を3隻保有する事が可能となった。 ペレスヴェート級戦艦の各艦名はペレスヴェート、オスリャービャ、ポベーダとする。 ペレスヴェート級戦艦 全長:220m 基準排水量:35000t ボイラー:重油専焼缶12基 主機:ギヤードタービン8基、4軸推進 最大出力:96000馬力/108000馬力(過負荷時) 最高速力:26.5knot/27.5knot(過負荷時) 主兵装:45口径14inch連装砲 4基8門 舷側装甲:最大305mm 甲板装甲:100~130mm 第一次世界大戦で北方艦隊に所属したペレスヴェート級戦艦はユトランド沖海戦に参戦した。 そして、日英海軍と協力してドイツ海軍の戦艦を沈める戦果を挙げた事でペレスヴェート級戦艦は一躍国民の注目を浴びる事になった。 また、この活躍はロシア帝国陸軍の士気を挙げる相乗効果が付随しニコライ2世から称賛される事になる。 第一次世界大戦後、日英から様々な技術協力が行われたロシア帝国は更なる超弩級戦艦の建造を行う事を決定するが、ロシア帝国海軍の戦力増強はワシントン海軍軍縮会議に招待される要因となった。 豪州+新西蘭転移ネタ5
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/687.html
転移戦隊しゃどうみら~ 第二話でございますです この世であってこの世で無い場所。 自らの存在を求めて彷徨った偽りの魂は消滅を迎えようとしていた。 答えを見つけ、思い残す事無く消えていこうとした「彼女」の思考に一瞬写ったのは、 自らの子供というべき者たちの姿だった。 もはや極わずかとなった力で願う。 …あなたたちは生きなさい… …母として…これが…最初で…最……後…の… そして、「彼女」は完全に消滅した。 「ふぅ、終わった終わった」 シンは乗機のアシュセイバーをハンガーに納めると溜息まじりに呟いた。 最近、あちらこちらで転移反応らしきものが観測され、その調査で大忙しなのだ。 反応があったポイントに向かっても特に異変が無いあたり完全に骨折り損のくたびれもうけなのだが 隊の頭脳、レモンが言うには何かが起こる前触れという事らしい。 そんなこんなで調査の手を抜くわけにもいかず、早朝から数えて五回目のスクランブルを終えたシンは疲れていた。 機体から降り部屋に帰ってさっさと休もうとしたシンの視界にラミアの姿が映った。 「ラミアさんも今戻ったんですか?」 「ああ、結果は例によって例のごとくだったが」 「やっぱりですか」 相づちをうちながら伸びをするシン。 疲労が溜まっていながらもまだどこかに余力を残している様な仕草にラミアは目を細める。 「君も一人前のパイロットらしくなってきたな」 「そりゃ、ラミアさんやアクセル隊長に二年間みっちり鍛えられましたから」 「フッ、だがまだまだだぞ?アクセル隊長はああ見えてスパルタだし、私のカリキュラムもまだ終わっていない」 「…精進します」 そんな会話をしながらシンはふと思った。 (もう二年も経つのか…) 家族を失い、シャドウミラーに拾われ、彼らの一員になってからそれだけの月日が流れていた。 特訓は大変だったが一癖もふた癖もある彼らとの生活は波乱があり愉快でもあった。 そしてそれはシンの心の傷を癒すのに充分であった。 いつしかシャドウミラーはシンにとって第二の家族ともいうべき場所となっていた。 「おうラミアちゃん、シン」 背後から男に呼ばれ、ラミアとシンは振り向いた。 「アクセル隊長、どうかしちゃったのでござんすか?」 「ああ、また新たな転移反応が発見されてな。今、手が空いてるのはラミアちゃんたち二人しかいないから 二人に行ってもらおうと思って伝えにきたんだな、これが」 「了解したでありやんす」 「了解しました」 陽気な赤毛の男、アクセルの命令に敬礼を返す。 ラミアの敬語がおかしい事は隊内でももはや誰も気にしない。 唯一、隊のトップであるヴィンデルがWシリーズの生みの親であるレモンに直すように言ったのだが 「だって、あのままのほうが可愛いじゃない」 という一言で却下されている。 「それと僭越ながらこのアクセル・アルマー目が、多忙な任務で疲れている二人に激励の言葉を贈ろう。 ゴホン…シンくぅ~ん、ラミアちゃ~んがんばってね~ン☆」 「……」 「……」 格納庫の空気が死んだ。 もの凄い猫撫で声で更にばっちりウインクまで決めている。 「…気持ち悪いです…」 「地獄に堕ちまくりやがれでございますなの」 「ひでぇ…」 ガックリと肩を落とし地面に手をつくアクセル。 自我の希薄な量産型Wシリーズまでが作業の合間にアクセルを白い目で見ているのは気のせいだろう。たぶん。 そんなアクセルを放置してラミアとシンはさっさと出撃していった。 陽光を受け、煌びやかにひかる湖面の上を二つの人型が通り過ぎていく。 一つはSMSC-アンジュルグ。天使のような羽と女性型の甲冑が印象的なラミア専用機だ。 もう一つはRPT-014-エルアインス。テスラ・ドライブにより飛行することができる 汎用量産型パーソナルトルーパーだ。 今回は飛行可能なアンジュルグと一緒の任務ということでアシュセイバーはお留守番となっている。 シンは自機の二倍以上の大きさのアンジュルグを見ながら羨ましそうに言った。 「特機かぁ。俺もいつか専用機がほしいなぁ」 アシュセイバーを与えられているが、アレは正確には専用機とは言えない。 少数ながら量産されエース級のパイロットには全員分配備されているからだ。 十六歳という年齢を考えれば破格の待遇であるのだが、まだまだ少年のシンにとってスーパーロボット というべき特機に憧れを抱くなというほうが無理であろう。 《シン。そろそろ目標のポイントに到達する。気を抜くな》 「りょ、了解」 慌てて思考を切り替え、レーダーに目をやる。 《ここが反応の中心だが…今回も外れか?》 周りはぽつぽつと傘の大きな木が生えているただの草原だ。 異常のようなものは何処にも見あたらない。 ラミアですら気が緩みかけるほどの牧歌的な穏やかな風景だが 「ラミアさん!あれっ!!」 シンのエルアインスが一つの木の下を指さす。 拡大して見ると、人が三人倒れていた。 (こんなところに人?それに三人ともシンよりも幼い。まだ子供だ) ラミアが考えにふけっているとエルアインスに動きがあった。 コックピットハッチが開き、シンが下に降りようとしているのだ。 「シン、待て!不用意に機体を降りるな!!」 ラミアの制止の言葉が聞こえていないのか、シンは木の下に駆け寄った。 そこには草のベッドの上で寄り添いあい、穏やかな表情で眠る二人の少女と一人の少年の姿があった。 幕間2へ戻る 幕間3へ進む 一覧へ
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3426.html
8 :ooi:2016/04/11(月) 21 42 03 豪州+新西蘭転移ネタ2 円卓について 憂鬱本編においては、日米戦後に設立された円卓であるがこの世界においては本編よりも早く誕生した。 円卓の設立は詳細は不明だが1700年代後半と言われている。 円卓に所属していた人物は憂鬱本編から転生した人物が中心で、中にはこの世界に複数回にわたって転生した人もいた。 そして、円卓は未来で日本との連携が取りやすくなる様に1767年から英国民の人種差別意識を抑える教育も行った。 これは、植民地政策、第一次、第二次世界大戦等において大きく役立つことになる。 初めは、転生チートを使って英国を発展させる事を主題にして史実以上の発展を遂げる事に成功した。 また、前世の知識を利用して、英国最大の英雄であるホレーショ・ネルソン提督がトラファルガー海戦で戦死する事を防いだ。 そして、1828年にフランスに戦争を仕掛け勝利を収め、賠償金5000万ポンドと仏領ギアナ、グアドループ島、マルティニーク島を獲得した。 当時の英国にとって5000万ポンドは年間予算を超える大金であり、これを元手に更なる技術開発や軍拡を行うのである。 また、この戦勝でフランスの対外進出が鈍った事を良い事にニューカレドニアを先に領有した。 1880年にプエルトリコをスペインから購入し、1910年にハイチ、ドミニカが英連邦加盟でケーマン諸島から小アンティル諸島まで繋がる事となる。 しかし、日本に夢幻会が居た事、それも自分たちと同じ世界から転生していた事を情報部の努力によって確認した時、円卓の面々は凍り付く事になる。 この世界の日本は江戸時代に太平洋へ転移してきた豪州、ニュージーランドに入植し、周囲の南洋諸島やフィリピン、ハワイ、挙句の果てにアラスカまで領有していたからだ。 本編と違って圧倒的な物量を備えた状態で夢幻会が存在している…。 それは、本編で日本が米中を屠った事を知っている円卓の面々からしたら、日本を敵に回した瞬間インドやカナダが危機に陥り、日本海軍連合艦隊や日本の強力な戦闘機に護衛された富嶽に本国を焼かれる光景を幻視させるには充分であった。 これ以降円卓は如何にして国力の低下を抑えるか、そして少しでも早く夢幻会と繋がりを持てるかの2点に力を注ぐ事になる。 円卓が日本との繋がりを持つ為の手段と考えていたのが史実や本編でも締結していた日英同盟である。 初め、英国はロシア帝国との関係上本編同様に日英同盟が締結出来ると考えていた。 だが、その目論見は円卓のメンバーさえ予想だにしていなかった出来事で潰える事になった。 ニコライ2世の行動で満州をロシア帝国勢力圏とし、ロシア帝国は満州を経済特区として日露両国の経済、技術交流の場として発展させる事が決定したからである。 また、この取り決めに反発した清国が日露両国に宣戦布告、この戦争で日露両軍が連携して清国を降伏させた事がロシア帝国を戦友と意識させ日露関係を好転させる要因にもなっていた。 しかしながら、此処にいる円卓メンバーは転生によって不屈の精神も強化されたジョンブル魂を持っていた。 そこで、英国は開き直って第一次世界大戦前に夢幻会へ直接アタックをするという手を使った。 これが功を奏して、日本だけではなくニコライ2世一家やトハチェフスキー等のロシア帝国の転生者とも繋がりが出来たのである。 夢幻会と接触が出来た時、まずは夢幻会に前世の行いについて謝罪する事から始まった。 幸い、夢幻会も転生者で構成した円卓と敵対するのは得策ではないと考えたので円卓の面々が想定した最悪の事態は避けられたのである。 このアジア地域の変化によってアジア進出を諦めた米国による南米進出に繋がったのだが、この出来事で英連邦に新たに5ヵ国が加盟する事となる。 加盟したのはグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ハイチ、ドミニカである。 夢幻会との繋がりを第一次世界大戦前に持てた円卓は駆け足で第一次世界大戦の準備を始めた。 まず、ユトランド沖海戦における戦艦の喪失を抑える為に装甲の強化を行う事は既に実施していたから心配はそれ程無かった。 次に、陸軍の被害を抑える為に夢幻会の助言を参考に近代戦の対策を陸軍全体に徹底させた。 そして、日本にも支援を要請し、英国の150年近くにわたる徹底した教育のお陰で日英両軍が綿密に協力し合う光景が至る所で見られた。 こうして第一次世界大戦を最低限の被害に抑える事に成功した円卓は次の場面に挑む事になる。 この時、ある円卓のメンバーはこう言った。 「前世で大英帝国の名誉を大きく傷つけた植民地人にはそれ相応の報いを受けて貰おう。」 第一次世界大戦後に米国が軍縮会議を開く事を知っていた円卓は米国が文句を言う前に日本と協力して新型の戦艦建造を行う事になる。 豪州+新西蘭転移ネタ3
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3431.html
64 :ooi:2016/04/13(水) 17 34 15 豪州+新西蘭転移ネタ6 フランス共和国及びフランス連邦共和国について2 フランスは、史実と違い英国海軍に対抗して海軍の整備を比較的早く行う事になる。 第一次世界大戦後、フランス海軍は六六艦隊計画を掲げて戦艦6隻、巡洋戦艦6隻の配備を目指した。 フランス議会は戦災復興の途中である事から過度な軍拡への反対意見が多かった。 しかし、軍拡に賛成している議員は「ラマンシュ海峡(イギリス海峡)海戦後の悲劇を防ぐ為に軍拡は必要だ!」と言った。 これを言われると軍拡に反対する議員も下手に反対は出来なくなった。 この軍拡計画にはフランス国民も反対していたが、前述の強硬派議員の発言から徐々に賛成意見が増えていった。 フランス国民にとってラマンシュ海峡海戦で海軍が壊滅した後の、英国海軍による沿岸部焼き討ちは感情的に許せるものではなかったのである。 但し、一気に軍拡を行うのは本国の復興を行う事を考慮したら厳しいと云うのは強硬派も認めたので年間3隻の建造を4年間行う事が決定された。 なお、この計画はワシントン海軍軍縮会議の煽りを受ける事になる。 ちなみに、史実フランスが莫大な予算を掛けていたマジノ線であるが、本世界では40mm機関砲までなら防げる塀+機関銃陣地の様なものとなった。 元々、第一次世界大戦時に建設した要塞と防御線がドイツ帝国陸軍を圧倒した事から、現防御線の修復及び改築による強化で問題ないと考えたのである。 その為、マジノ線は敵の前衛部隊を重機関銃で疲弊させて主要防御線からの攻撃を自軍有利に展開させる攻撃的外周陣地と位置付けられた。 この防御線が実際に機能したかどうかはドイツ陸軍が攻めてこなかったので不明であるが、ドイツ陸軍の資料から防御線を迂回して攻め込むと云う幻の攻略案が発見されている。 なお、迂回して攻め込んだとしても精兵擁するフランス空軍によって大打撃を被る可能性が高いとも攻略案には記されていた。 ラマンシュ海峡海戦と沿岸部焼き討ち 1805年、トラファルガー海戦でホレーショ・ネルソン提督は円卓の努力で戦死を免れた。 また、当時の円卓メンバーは転生チートを使い英国が強化された事で強気になり、フランスの弱体化を狙って戦争を仕掛けたのである。 1828~29年にかけて2回行われた、ラマンシュ海峡海戦でホレーショ・ネルソン提督率いる英国海軍に海軍主力を壊滅させられた事でフランスは制海権を喪失、続いてやって来た英国海軍別動隊にルアーヴル、ディエップ、カレー、シェルブール、サンマロ、ブレストと云った沿岸部諸都市を焼き払われた。 1830年に7月革命が起きた事を契機にフランスは上陸作戦が行われる前に英国と講和条約を締結。 フランスは講和条約で賠償金5000万ポンドに加えて、仏領ギアナ、グアドループ島、マルティニーク島を英国に割譲されられた。 この敗戦による海軍壊滅と賠償金支払いによる財政の悪化は、史実や本編で領有したニューカレドニアを英国に先取りされる遠因となった。 豪州+新西蘭転移ネタ7
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3436.html
93 :ooi:2016/04/13(水) 22 13 15 豪州+新西蘭転移ネタ11 米国のアジア進出の野望から布哇事変への経緯 米国はヨーロッパ諸国から聞いた日本の情報を信じず、史実同様にペリーが来航したがペリー艦隊は日本の蒸気軍艦で構成された艦隊にお迎えされた。 ペリーも一瞬言葉を失う位に驚愕し、米政府に写真付きでレポートを送ってヨーロッパ諸国の情報が正しかったと報告した。 米政府も有色人種である日本が西欧と同等以上の力を持っている列強国である事を知って、一先ず商売をしようと通商条約を締結した。 この条約は他の列強国と同様に完全な平等条約であった。 米国は日本から輸入されたアジア各地の嗜好品を見て、図らずもアジア進出の野望が生まれたのである。 勿論、米国も日本に喧嘩を売るのは危険と判断し、技術後進国になっていた中華王朝の清国に進出しようと計画した。 しかし、清国に向かった米国の使節団や調査団の報告は米政府の希望を打ち砕く内容であった。 清国には日英独露の利権が細かく絡まっており、対応を間違えると上記列強との戦争になるかもしれない。 仮に清国の権益を得たとしても、周囲は日英仏蘭の拠点ばかりで戦争になればすぐさま奪われる。 また、西海岸から中国に向かうには必ず日本で補給しなければならず、燃料代や港湾使用の費用だけで莫大なものになる。 アジア進出を狙うのであれば、日本の領土の何処かを橋頭保として確保するのが絶対条件である。 但し、日本との戦争は合衆国の国力を疲弊させるだけであり、正直言ってアジア進出は止めた方が良い。 この報告に唖然とした政府は当面棚上げする事にした。 しかし、この報告の記憶が薄れた米政府は日露関係の緊張下によって日本海軍が瑞州から本土へ向かった事に注目した。 「日本の艦隊戦力が居ない今なら行けるんじゃないか?」 この安易な考えで、米国は日本から布哇を奪えないかと画策したのである。 この画策は、植民地拡大のスピードが世界と比べて遅いと云う米国の焦りが関係している。 英仏は世界に膨大な植民地を得た事で国力を大幅に伸ばしていたし、米国が後進国と勘違いしていた日本も清国から外満州、台湾、海南島を仲介料や戦争で手に入れていた。 つまり、植民地獲得スピードでは日本より遅れていたのである。 これは、史実米国が米西戦争でスペインから分捕った植民地の内、フィリピン、グアム、プエルトリコは既に日英が購入乃至先取りしていたので獲得出来なかった事も焦りを助長していた。 だからこそ、アジアと云うヨーロッパ諸国が手を出す場所が米国も欲しくなったのである。 そして、瑞州に日本艦隊が居ないからこそ布哇を奪い取って既成事実を作ろうと考えた。 豪州+新西蘭転移ネタ12
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/653.html
「…うっ…うん?…ここは?」 オーブに住む少年、シン・アスカは小綺麗な医務室で目を覚ました。 周りをキョロキョロと見渡し、自分が何故このような場所にいるのか記憶を辿った。 しかしいくら思い出そうとしても、何か良くない事まで思い出してしまいそうで気が進まない。 そうやってベッドの上で唸っていると、部屋の自動ドアが開き、一組の男女が入ってきた。 「…あ、あの」 「おう、目が覚めたか。具合はどうだぼうず」 僅かにウェーブのかかった赤い髪の男が陽気に話しかけてくる。 「え、えっと悪くないです。けど…」 「アクセル隊長。まずは状況を説明しちゃったりなんかしちゃったりしたほうが よろしいかとぞんじますが?」 男の後ろに従っていた女が妙な敬語でアクセルと呼ばれた男に話しかける。 絶世の美女というべき風貌だが、その美しさはどこか作り物めいた印象をシンに与えた。 「ん~、そうだな。俺たちはシャドウミラー。主に人助けとトラブル処理が仕事だ」 「は、はぁ…」 いまいち飲み込めないシン。 「んで、俺たちが通りがかった所にお前さんがたまたま倒れていて、それで保護したってワケだ」 「えーと、僕はなんで倒れていたんですか?いまいち思い出せなくて」 「そ、それはだなぁ…」 アクセルがどこか困ったように言葉に詰まる。 一瞬の静寂が医務室を包むが、それは備え付けのインターフォンの呼び出し音で破られる。 「私がでますです」 「お、おう」 女が素早く対応し、何か聞かされているのだろうか。 二、三回頷くとこちらに向き直りアクセルに言った。 「隊長、レモン様がお呼びです。後の説明は私がいたしまするのでご心配なく」 「そ、そう。じゃ後はラミアちゃんにお任せなんかしちゃったりして…」 アクセルはどこかホッとしたような面持ちで慌てて出て行った。 「さて、君の質問に答えよう。なぜ自分が倒れていたのか、だったな。 それは君が機動兵器同士の戦闘に巻き込まれ、流れ弾に当たったからだと思われる」 「…え?」 「私たちもその場面に居合わせたワケではなく、君が倒れていた周辺の状況から推測したに過ぎないが おそらく間違ってはいないはずだ。なぜ私たちが君のところに現れたのかと言うと…」 「あ、あの!」 ラミアの言葉を遮り、シンが何かに怯えるような表情で言った。 「父さんと母さんは?!それに、マユ!マユ、えっと僕の妹はどうなったのか分かりませんか!?」 「…」 ラミアは少し言いづらそうな顔をして言った。 「君が倒れていた場所の近くに三人の遺体があった。恐らくは君の家族だろう」 「そんな…そんな嘘だよ。嘘だっ!」 否定の言葉を重ねてもどうしようもなかった。 シンの脳裏には、気を失う寸前に見た変わり果てた家族の姿がはっきりと蘇っていた。 声を上げ泣きじゃくるシンをラミアはそっと抱きしめた。 泣き疲れて眠ってしまうまで、シンはラミアの胸で泣き続けた。 半日後、目を覚ましたシンを連れてラミアはブリッジへ向かった。 ブリッジにはアクセルの他に、神経質そうな黒髪の男、妙齢の美女 ウェーブの掛かった長髪の男がいた。 「初めまして、私はシャドウミラー隊総司令官のヴィンデル・マウザー大佐だ。 さて、これからの君の扱いだが…」 「あの、僕をあなたたちの仲間にしてください!!」 いきなりのシンの言葉にブリッジの空気が一瞬、凍り付いた。 いち早く復活したアクセルがシンを宥める。 「ぼうずいきなり何を言ってるんだ。お前さんはまだ気が動転してるだけだ。もっと冷静に」 「人助けが仕事なんですよね?だったら僕にも手伝わせてください。お願いします!」 「…よかろう」 「ええええぇぇぇぇ?!」 あっさりと承諾したヴィンデルにアクセルが驚きの声を上げる。 「いや待てヴィンデル!?まだ子供だぞ!?それもこんなにあっさりと」 「後で説明はする。とりあえず黙っていろ」 ばっさりとアクセルの抗議を切り捨て、シンに視線を向ける。 「我々の仕事が人助けだといったな?そう、それは間違っていない。だが、人助けだけでは無い。 次元転移技術によるトラブルなどを解決のするのがシャドウミラー最大の使命」 「次元…転移…?」 「そう、幾多の平行世界を股に掛け、次元転移の悪用を防ぐ事こそが我ら転移戦隊シャドウミラーの使命なのだァ!!」 最初に見せていた厳格な雰囲気はどこへやら。熱弁どころかへんなポーズまでとっている。 妙齢の美女は愉快気に、アクセルとラミアはどこか呆れている。 神経質そうな男など、頭痛を抑えるように眉間を押さえている。 ダメだこのワカメ、早くなんとかしないと。 「ラミア、その子の世話はあなたが見なさい」 「わ、私がござりまするでありますか?しかし、私は…」 「今のあなたなら大丈夫よ。自信をもちなさい」 「はい。一生懸命がんばっちゃうでございまするです」 「シン、分からない事があったらなんでもこの娘に聞きなさい」 「は、、はい!えっと…」 「レモン。レモン・ブロウニングよ。よろしく」 「分かりました、レモンさん」 ラミアと連れだってシンはブリッジを出て行った。 シンがいなくなった事に気づかず、熱を帯びた演説を続けるヴィンデルと呆れかえった男二人を眺めながら レモンは愉快そうに唇を歪めた。 「ふふ…特異点、か」 シン・アスカの運命は動き始めた。 転移戦隊しゃどうみら~ 幕間その一《添い寝》へ進む 一覧へ