約 22,975 件
https://w.atwiki.jp/ohayousex/pages/291.html
大絶賛放置中。続き物見るときは注意。 かくれんぼ 舞台は現代。とある都市部の一角。 夢と現と運命の話。と見せかけた青春ラブストーリィ。と見せかけた中身の無い話。 作者は無知なので、現実と異なる部分が御座います。 どうかフィクションと割り切ってお楽しみください。 題名 分類 人物 備考 序章-鬼さんこちら まえがき ? 別名プロローグ 一章-この指とまれ 開始 樗枇杷、蒲公英楊梅 別名伏線地獄 二章-ステルスサーフィス 考察 樗枇杷、蒲公英楊梅 別名シンキングタイム 三章-私は蒲公英楊梅 自意識 蒲公英楊梅 別名蒲公英楊梅 夢時雨 舞台は現代の日本の片田舎。 作者は無知なので、現実と異なる部分が御座います。 どうかフィクションと割り切ってお楽しみください。 題名 分類 人物 備考 第0話-夢時雨- 手招き 青丹鶸、青丹青磁、橡麹塵 ''切れた糸を繕う者は その双肩に何を背負った'' 第1話-はじめまして?- デジャヴ 青丹鶸、青丹青磁、橡麹塵 ''誘い誘われ惑いの国へ 角に立っては尚際立ち'' 第2話-旅のはじめに_前編 序章 青丹鶸、青丹青磁、橡麹塵 ''輝く虹に泥を塗る 浮世に石は躓かぬ'' 第2話-旅のはじめに_中編 電車 青丹鶸、青丹青磁、橡麹塵 ''違和の在る場所に眩暈を覚え 何処へとも無く消ゆるもののみ'' 第2話-旅のはじめに_後編 結成 青丹鶸、青丹青磁、橡麹塵 ''三人羽織った咎人どもは 蝋の翼に希望を詰めた'' 番外編-青丹兄妹- 日常 青丹鶸、青丹青磁 ''死人の魂無垢なるままに 三人目を誘うまで'' 空の色は今日も 舞台は現代の日本。どこかの都道府県の片田舎にある漣町。 基本的に平凡(+α)。 題名 分類 人物 備考 安住の地を求めて ホームレス 藍鉄鉄紺、フラックス、管理人、その他 藍鉄鉄紺の家探し 藍鉄鉄紺怪奇談 馬乗り 藍鉄鉄紺、管理人、その他 不可思議まみれのこの世界 朝。 亀裂 カナリー・梔々子・ヘリオトロープ、藍鉄鉄紺、フラックス 今日もいい天気 梔々子の回想-太陽の少女- 脱却 カナリー・梔々子・ヘリオトロープ、熨斗目浅葱 唯一無二 非実在落ちモノ系ヒロイン シータ 藍鉄鉄紺、フラックス、露草 露草がこっちに来るまで 藍鉄鉄紺の回想-凸凹野郎- 退屈 藍鉄鉄紺、烏羽源氏(フラックス)、etc 水と油 シンキングタイム 思考 藍鉄鉄紺、露草、青丹松葉 気付いてないだけ 烏羽源氏の回想-僕はそういう人間ですから- 憧憬 烏羽源氏、藍鉄鉄紺 普通ってなんだ ある平穏極まりない日常 屋上遊園地 藍鉄鉄紺、フラックス、露草 休日 梔々子の回想-季節の変わり目- 風邪 カナリー・梔々子・ヘリオトロープ、熨斗目浅葱 心配かける二 烏羽源氏の回想-蕎麦屋- 雑談 烏羽源氏、藍鉄鉄紺 相性悪そう 濡れてののちはうつろひぬとも 露草 露草 真相 単話集 特に注意書きがなければ普通の世界の話。 何故か基本的にラブコメ。 題名 分類 人物 備考 システムロマンス 変り者 読紐章、文殊到 図書館 微熱カフェテリア ラブコメ 青丹鶸、青丹青磁 どこかで見た気がする 炎天カルネアデス 舟板 羽葉形成也、ナァリ・フォンデルハイデ 喫茶店 純情可憐のヘベ・ルストリア 帰郷 羽葉形成也、ナァリ・フォンデルハイデ 付け焼刃同士 居眠り姫の目覚め 倦怠 上坂仁代、待鳥黎、谷内田忠国 抱き締める ナンタラカンタラ。 姉妹 挙母智慧、挙母多善 朝の冷え込み 俺の弟がどうしてこうなった 兄弟 芹ヶ野辰牽、芹ヶ野杏丞 ブラザー・コンプレックス サイダー味のキスで泡にして 俗 平良木縁、土筆拿歩 フラスコのサイダー サイダー・イン・ザ・チープ・トリッカー 甘えん坊 平良木縁、土筆拿歩 かりそめのサイダー 失意放蕩のディバウチェリ 逃避行 平良木縁、土筆拿歩 傍若のサイダー カルピスを作ります。 日記 二人羽織亜麻露 カルピス ちょっと長い話になりますが 変人 二人羽織亜麻露、フィオル・グリーンズ、ミッグ・グリーンズ 奇なり スイスドロウゥィング 借り物 諸頭卓巳、二人羽織亜麻露 啓蒙 千億の生と死を見つめるもの 御大層 二人羽織亜麻露 愁望 駄菓子菓子雨霰 背反 二人羽織亜麻露、諸食由朗 嘱託 And、 s0MΣD@Y SOme0Ne ArE afRAid. 前篇 線路 二人羽織亜麻露 発生 夢幻街黙示録 夢幻街で起きる出来事。 夢幻学園が登場する。 題名 分類 人物 備考 梅重納戸の受難 第一話 井の中の蛙 梅重納戸、赤朽葉今様、御召茶不言、鶸萌黄仙斎 出だしが肝心。 梅重納戸の受難 第二話 混沌へ 梅重納戸、黄朽葉竜胆、赤朽葉今様 冒険の序章。 梅重納戸の受難 第三話_前編 非常識 梅重納戸、黄朽葉竜胆、暁鼠憲法、蕎麦切白磁、裏葉柳 転校初日。 梅重納戸の受難 第三話_後編 外来 梅重納戸、鶸萌黄羊羹 主人公は悪人です。 梅重納戸の受難 第四話 忠言 梅重納戸、赤朽葉今様、鶸萌黄羊羹 伏線。 梅重納戸の受難 第五話_前編 困惑と狼煙 梅重納戸、鶸萌黄羊羹、赤朽葉今様、赤銅千歳 決意の揺らぐ日は。 梅重納戸の受難 第五話_後編 敗北と暗雲 梅重納戸、鶸萌黄羊羹、赤朽葉今様、赤銅千歳、etc ここは夢幻の街。 梅重納戸の受難 第六話_前編 心と感情 梅重納戸、蕎麦切白磁、鶸萌黄羊羹、カフェ・オ・レ・ロイヤル、etc 異能談義 梅重納戸の受難 第六話_後編 亜麻と高貴 梅重納戸、鶸萌黄羊羹、カフェ・オ・レ・ロイヤル、etc 人形師の思惑 生成 纁。 問題児 生成纁 人畜有害。 ジェノサイド心理状態 殺意 生成翫、生成纁 無限大憎悪症候群 純情カーニバル 恋煩い 生成半、生成纁 あーいーしーてーるー。 ビター・サイダー 不安定 生成半、生成纁 自分の首を絞めて尋問する。 暴虐少女 不幸 赤 たいりょうさつじんき 瑠璃色毒素事件 唐突な非日常 青朽葉瑠璃、梅重納戸 ファーストキス。 保健室と竜胆先生 保健室ロビー 黄朽葉竜胆、桑実利休 夢幻に不可能はあんまりない。 亜麻草断片録 記憶の奥底 フラックス・リネン=エクルベージュ、アイリス・サマーシャワー 歪曲の序章 夢幻の夜更け 夜に公園 朽葉江戸、藍鉄媚、etc 闖入者注意 こんな若林の風評被害 幻影 暗紅躑躅、若葉滅紫、若林弘子 もやし閣下のこれの二次創作 路地裏コッペパン コッペパン 店主、少女、フード 夢幻スラム街。 淦の砂浜 幻覚と現実 ミスト・ネット 裏があるから表があって ニンゲンっていいな 狂人と怪物 ミスト・ネット、生成涅 お題小説まとめページより 賽の河原 三途リバー ミスト・ネット、御召茶不言、etc 被害者面してみる All for love,To forget wholly. 殺し愛 ? 在らず。 an interesting but highly implausible story 悔恨の念 御召茶不言、etc 短編 咲月墜花 夢幻の果て ? いつか訪れる未来 夢幻ギャラクティカ蒲焼きさん太郎 テンション ギャラクシーなんとか、梅重練飴、etc 何か忘れてない? 破壊者は幼馴染み ノリ 日々ノ帝天国、世之離裏脳臾、ヘル・ダンディ、嶽林銛守 だーてぃえんじぇー 破壊者とごっつんこ 悪ノリ 日々ノ帝天国、世之離裏脳臾、独楽乃目巫神楽、etc どんとうぉーりー 自慰識過剰症候群 夜間堂々 ? なんてこった 茶飯on夢幻街 ケイマイ 兄、妹 愛の一つ覚え 迷子信号 迷子の記憶を開け放て。 夢幻街とは関連なし。 あん?他の話を完結させろ?聞こえんな。 キャラ紹介はネタバレ満載なので少なくとも一話を見てからじゃないと頭がおかしくなって死ぬ。 題名 主な登場人物 備考 #1_迷子信号 扶桑小泉、蒲郡謙也、ラフカディオ・メモリア Cognosce te ipsum #2_バケモノ 扶桑小泉、扶桑果鈴、ラフカディオ・メモリア Sunt lacrimae rerum et mentem mortalia tangunt Sein zum Ende その他。 世界自体がどっかいってたり、いってなかったり。 題名 分類 人物 備考 はかせ かんじのべんきょう ミルキー・アーモンド、フラックス・レグホーン、ラブ・シグナル ミルキー視点につき。 甘噛み 血が出ない程度 青年、少女 昔話の類 ガラクタ置き場-第一話(最終話) ガラクタ 青年、メイドロボ もやし閣下リスペクト 初老の紳士と若い娘 「足元にお気を付けを、お嬢様」 「分かってるわよ、じいや」 題名 じいや お嬢様 旅に出ようと思うの、じいや 「あの時は苦労致しました」 「命令を聞くのが召使いってものよ」 ペットでも飼いましょう、じいや 「時には諦めも必要ですよ、お嬢様」 「負けず嫌いなのよ、じいや」 紳士ね、じいや 「生涯を懸けてお世話しましょうぞ」 「私も子供じゃないったら」 これはなあに、じいや 「この日の事は忘れましょう」 「落とし物には用心しましょう…」 きったはった 瞑瞑に曇った敗者の市 ど こ か へ ないふらいく ざいくぱいぷ まいるらいす めいつれいつ ぱんくらいふ のっくのーつ のってさんそ 資料@flax 設定資料というか設定メモというか。 ネタバレ全開で作者の頭の中が見たいという奇特な輩向け。 メモ メモだよ むしろ作者の頭の中ってこっちだよね その他短編等 オリキャラなどとは一切関係の無い、短い小説。 隔離ゾーン
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/37260.html
登録日:2017/07/15 (土) 23 22 20 更新日:2023/12/20 Wed 15 01 45 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 お仕事人 カゲゲ ギョロロ ギルル ケロロ軍曹 ケロン人 シュララ シュララの会 シュララ軍団 シララ ドクク ヌイイ プタタ メケケ ユキキ ロボボ 公募デザイン 宇宙人 軍団 「晴らせぬ恨みを晴らしましょう…」 「シュララ軍団」とは、「ケロロ軍曹」のアニメ第4シーズンに登場した組織。 ケロン軍の特殊部隊・実験部隊の出身者で構成されたプロフェッショナルの軍団で、「シュララの会」「お仕事人」とも呼ばれる。 「ケロロ小隊の抹殺を目論む軍団」として不定期で登場し、各隊員の弱点を完璧に調べた上で出現した。 ドロロの元同僚が二名も所属している上に、他のメンバーもかなりの実力者ぞろい。 ガチでケロロ小隊を追い詰めた者も多いが、初見殺しが大半であるため、「種さえわかってしまえば対処は容易い」ことが多い。 軍団員は全員、登場発刊されていた雑誌『ケロロランド』の投稿企画「新隊員大募集」にて読者が投稿したキャラクターである。 ☆メンバー ◇シュララ CV.若本規夫 シュララ軍団のリーダー。ドロロの元同僚その1で、「伝説のアサシン」と呼ばれている。(ただし初登場回でシュララはドロロのことを忘れていた) 当人の実力者もさることながら「ケロメット」というチートアイテムを所持しており、下記のヌイイに命を与えたり、敗北した部下を人形に変えてそれを更に合体させて巨大ロボット「グレートシュララ」にしたりとやりたい放題。 セリフもめちゃくちゃはっちゃけていて、お馴染みの「ぶるあああああ!!」も聞ける。 ケロロ小隊を狙う理由とは…? ◇プタタ CV.利根健太朗 通称「ストリートアートのプタタ」。 ラップ口調で、それに芸術家の名前を交えて喋る。 描いたものを実体化させる筆が武器。この筆はサブローの持つ実体化ペンとは異なり、実体化させる際に指を鳴らす必要がある。 また、筆先がニョロロでできており、このニョロロがケロン人から吸いとった水分をインクとして使用する。 スタンプも持っており、誰かの顔に押す面を当てるとその人の顔のスタンプになり、別の場所にそれを押したものもまた指を鳴らすと実体化する。 クルルの策略により筆が使い物にならなくなり、敗走した。 ◇メケケ CV.チョー 通称「スーパーマリオネットのメケケ」。 人形を糸で操り、その人形が更に糸で他のものを操るという戦術を取るが、人形に仕込まれた武器での直接戦闘も可能。 操られた者は体の動きだけでなく言葉も支配され、メケケの思う通りのセリフを喋ってしまう。 本体は超強力なアンチ・バリアで隠されており、ドロロでも見つけることはできなかった。っていうかサブローが機転を利かせて天井に着色スプレーを吹きかけてくれなかったら負けていた。 口調がまんまどっかの蜘蛛である。 ◇ギルル CV.安井邦彦 通称「三途の川のギルル」。 メルト状の体を持つ液体ケロン人で、あらゆる物理攻撃を無効化する。 また、他人もメルト状にすることが可能で、メルト状にされた者は言葉を発しても他人には伝わらなくなる。 夏美によって油固め剤で動きを封じられ、捕らえられた。 余談だが、登場回のタイトルは『美少女と液体ケロン人』だったりする。 ◇ドクク CV.草尾毅 前述のギルルの弟。兄と違って通称は無い。(「賽の河原のドクク」は二次設定) こちらはガス(気体)ケロン人で、「ドクドク…」としか喋ることができないが、兄とは会話可能。 他人の体に(尻から)入り込み相手を操る能力を持つ。 兄を助けるために単身で日向家及び地下基地に侵入。何とかギルルと一緒にケロロたちとの和解までこぎつけた。 ギルルによると律儀な性格らしく、お礼を言うためにケロロたち全員の中に入ろうとした。 余談だが、登場回のタイトルは『ガスケロン人第一号』だったりする。 ◇ロボボ CV.園部啓一 通称「機械仕掛けのロボボ」。 ケロン人の姿をしたロボットで、生物を金属と融合させる「機械化光線」が武器。純和風の生活を送るドロロと小雪がいなかったら負けていた。 また、巨大な弟機も存在する。 小さい方はドロロの「零次元斬」によってバラバラにされ、大きい方はケロロ小隊が駆る巨大ロボット「グレートケロン」に破壊された。 ◇ヌイイ CV.川上とも子→間宮くるみ 通称「御針子のヌイイ」。 もともとはケロン星で流行っていたぬいぐるみで、捨てられていたところをシュララに拾われ、ケロメットの力で命と心を与えられた。 当たった相手をぬいぐるみに変える針を飛ばして攻撃してくる。 普段は純真無垢な存在だが、下記のギョロロが命令を下すことでただの操り人形と化し、お仕事人としての任務を遂行する。 しかし、夏美と交流したことがきっかけでかつての持ち主との記憶が蘇り、ギョロロに反逆。一度はバラバラにされかけたが夏美によって縫合され、もう一度かつての持ち主に会うためにケロン星へと帰っていった。 ◇ギョロロ CV.平田宏美 ケロロ小隊を監視し、その情報をシュララへと送っていた潜入調査員。軍帽の耳の先からエネルギー弾を撃つ。 ヌイイを操ってケロロと夏美以外の面々を無力化させることに成功するが、ヌイイの反逆により敗北。「シャボン玉トンダ銃」で捕らえられた。 口調は「あっしは~でやんす」。 ◇ユキキ CV.丸山詠二 通称「大雪山降ろしのユキキ」。 老人口調で喋る、雪だるまのような姿のケロン人。雪を操る力を持つ。 体も雪でできているのか、「テノヒラヲタイヨウニ銃」によって体を溶かされてしまった。 しかし逃走シーンを見るに、帽子に使っている赤バケツが本体の模様。 「ケロロにシュララが送った年賀状のことを思い出させる」ことが目的だったため、「三月なのにお正月にまつわるもので戦いを挑む」という何ともいえない姿を見せる羽目に…。 ◇カゲゲ CV.古川登志夫 ドロロの元同僚その2。シュララのことを呼び捨てにしているシーンがあるため、シュララ軍団結成以前からの仲だと思われる。 他人の影を操り本人と戦わせる暗殺超魔術「影分身」で戦う。かつてはジララ大尉と影の技を競い合ったこともあったと言う。 が、それ以外の攻撃手段を持っておらず、影が無いところでは戦えない。 最後はドロロ以外のケロロ小隊メンバーに袋叩きにされ、敗北した。 以下、ネタバレ ◇シララ CV.桑島法子 シュララの正体。 実はシララは幼年期時代ケロロと同級生であり、同じく同級生であるプルルにほのかな想いを抱いていた。 しかしある日、 シララ、怪我をする→プルル、シララに絆創膏を貼ってあげる→ケロロ、特に怪我をしてないのにそれを奪って自分に貼る→プルル、ケロロを心配してお注射。 という出来事が起きてしまう。 想い人とのささやかな一時を邪魔された挙げ句、幼なじみ故の仲良しぶりまで見せつけられたシララはケロロに強い憎しみを抱いき、偶然見つけたケロメットを被り、シュララと名を改め復讐心からシュララ軍団を結成した。 つまり、シュララ軍団がケロロ小隊を狙う理由は、単なる私怨だったのである。 そして… ◇プラネット・イーター ケロメットの正体。ケロン軍指定特A級危険物21号で、大昔から星々を食い荒らしてきた凶悪兵器。 取り付いた相手と共に星から星へと渡り歩き、うまそうな星を見つけると本性を表してその星を丸ごと食ってしまうという。 全力ではないとは言えハルマゲドンのエネルギーを吸収する化け物ぶりを見せつけたが、ゴッドケロンの猛攻にはかなわず「大共鳴斬ケロンスター斬り」により活動を停止。(破壊はされていない) 救出されたシララはお互い反省すべき点があるとしてケロロと和解した。 しかし、シララはプラネット・イーターを身につけていた影響で姿は幼年期のままであり、ケロン星に帰って幼年訓練所で一からやり直すという。 余談だが、対するケロロへの処罰は「戦闘によって壊れた日向家を一人で修繕する」こと。割に合わない…。 更に余談だが、シララは幼年期の頃からプラネット・イーターから解放される日までケロロを恨んでいた。つまり 現在のケロロ(推定10500歳) 現在のタママ(推定3000歳) 恨みを抱いた時点のシララ(それ以下) ということであり、単純計算で7500年以上もの間ケロロを恨み続けていたことになる。とんでもねえ。 追記・修正はケロメットを被らずにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 半数近くのエピソードはドロロがいなければ負けてた。 -- 名無しさん (2022-10-05 22 55 46) ギルルは液体ケロン人だけど、心臓と脳みそはあるのだろうか? -- 名無しさん (2023-12-20 15 01 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2645.html
「曰く、親より先に子が死ぬと、その子は親が来るまで賽の河原で石を積み上げ続けなければいけないと言う」 手にした「ソレ」を見つめながら、ジングウは呟いた。 「貴方にとっての親が設計者である私なのか、それとも貴方の身体を造った「彼ら」かは分かりませんが――どっちにしろお前も私を置いて先へ逝ってしまうんだな」 ジングウは恨み言を呟く。手にした小さなビンの中に浮かぶ、ミツの首に向かって。その様子は、彼にしては珍しく、どことなく寂しげであるように見えた。 生物兵器の維持にも使われる培養液の中で、その首は未だ生々しくそこに存在している。もっとも閉じられた眼が、二度と開く事は無いのだが。 ジングウは常々言っている。自分は魔法使いではないと。彼にも限界はある。失われた命を「完全に」蘇らせる事は出来ない。 否、それはおかしいと彼を知る者は思うだろう。彼は自分自身のクローンを創造し、それによって、死んでも再び蘇ると言う行いをやってのけたのだから。ならば、首が残っているミツを再び生き返らせる事など、造作も無いのではないだろうか。 だが――やはり不可能なのだ。ここにある首は空っぽだ。もうここに、ミツの魂は残っていない。あるのは「彼」の人格を出力する為の脳髄だけだ。ハードはある。しかし、ハードだけなのだ。それを動かす為のソフトが無い。身体を治しても、その中に入る筈の中身が、もうここには存在していないのだ。 ジングウ程の腕があれば、それらしい人格をでっちあげる事も出来るだろう。だが、そうして創り出された魂は、果たして以前のミツと同一人物であると、言えるのだろうか。 故に、生と死の法則を捻じ曲げ、神のごとく振る舞う錬金術師であっても、失われた形を元通りにする事は出来ない。その身、その行いは、人間の範疇を超えられないのだから。 「……私は、貴方を尊いと思う」 ジングウは目を伏せ、その死を悼む様に呟く。 「私は貴方が誇らしい。本来ならば私は、貴方の行いを愚かだと蔑むべきなのでしょうが……その行いを美しいと思うのを、私はどうしても禁じられない」 ジングウは伏せた顔を上げ、自分の目の前に存在している物を見上げる。 「貴方の自己犠牲を、無駄になどさせません」 そこには、バイレンスドラゴンの威容が聳えていた。 ――・――・―― 「――調査の結果、ムカイ・コクジュはここ、市街地から離れた山林にある廃墟を根城にしているようです」 ホウオウグループ支部施設内、閉鎖区画。プロジェクターとそれを映し出すスクリーンを、格納庫内に設置して造られただけの即席のブリーフィングルームに、『千年王国』が勢揃いしていた。 他のメンバーとは不仲であるクルデーレ達や、ロクブツ学園への潜入任務にあたっているロイドの姿もある。それだけ、この作戦にかけるジングウの、否、『千年王国』一同の意気込みが感じられた。 「本日の零時、ここへ我々は強襲を仕掛けます」 何か質問は。プロジェクターで映し出された映像を背に、ジングウが言う。手を上げる者は誰もいない。愚問だと、聞く事など何も無いと、皆その沈黙によって答えている。 ミツを殺された、その日から。ここにいる者達は、皆待ち望んでいた。自分達の仲間を奪ったその男に報復する日を、ずっと。 気合いを入れる者、ミツが亡くなった時を思い出して涙ぐむ者、これと言って感情を見せない者。そこにある反応は様々だ。しかし理由はどうあれ、ここにいる者達は皆、ムカイ・コクジュを、『失われた工房』を疎ましく思い、憎く思い、打倒したいと思っていた。その一点においては、全員が共通していた。 「私は善だとか悪だとか、短絡的に世界を二分する言葉が大嫌いだ。しかし、それを承知であえて言わせてもらう――『失われた工房』は悪だ」 凛と。格納庫内に響き渡り、良く通る声でジングウが言う。 「敵、と言う言葉すら、奴らを言い表すには足りない。対局する二つの勢力があるならば、それは双方にとっての敵と敵なのであって、それを善悪で断ずる事は出来ない。だが、あれは悪だ。揺るぎ無く、疑いようが無く、あれは我々にとっての悪だ」 大げさに、仰々しく。身振り手振りを交えながら、演技がかった調子で。しかしそれでいて、ジングウの演説にはどことなく必死さがあった。彼らしくない不器用さが、そこにはあった。 「私の信条は、「生きるとは即ち、戦うと言う事」だ。目の前に障害を与えられた人間は幸福だ。それを乗り越える事によって、その者はより一段高みへと上がる事が出来る。我らが同胞ミツは、その障害を乗り越えられずに散った。生きる事が戦いと同義である以上、障害に敗れる事は死と同義である。ただ、それだけの事だ」 ただそれだけの事。ミツの死はなるべくしてなった事なのだと、ジングウは冷酷に切り捨てる。逆に言えばそれは、「こう言う日が来る事を覚悟していた」人間の立ち振る舞いであった。万象万人、すべての存在に戦う事を強要する彼は、同時に万象万人、仲間の死を受け入れなくてはならないのだから。 しかしそれにすぐさま、「だが」と拳を握り締めながら続けた。 「私を笑いたければ嗤えばいい。未熟だと罵ればいい、恥知らずだと誹ればいい。私は今、少なからず怒りを覚えている。私は「彼」を、ミツを好ましいと思っていた。愛おしいと思っていた。かつての同胞が生み出した「彼」を、或いは友の様に、或いは我が子の様な感情を持って抱いていた」 彼らしくない、感情に満ちた声。普段のジングウとは異なった様子に、皆少なからず驚いた表情を浮かべ、あのクルデーレですら呆気に取られているようだった。 もっとも、その中でただ一人だけ、フレイだけは嬉しそうな、或いは満足げな笑みを浮かべていた。懐かしいものを見たような、数年来の友人に出会った様な。そんな表情だった。 「友を殺されて怒らなければ何とする? 子を奪われて憎まんとすれば何とする? そんなモノはもはや人ですらない。私は人間だ。神に挑みこそすれ、私は人間であると言うスタンスまで止めるつもりは無い!」 それは叫びだった。叫びであり、主張であり、宣言だった。他者に本心を見せない男の、抜き身の咆哮だった。 「諸君らに問う。君達の心に、怒りはあるか? 憎しみはあるか? ……よろしい、ならば戦争だ。ムカイ・コクジュに教えてやろう。我らが同胞を手にかけた、その代償がどれだけ高かったのかを。お前に対する怒りと憎悪の炎の、その熱さを!」 ――・――・―― 「あの……ジングウさん」 ブリーフィングが終わり、遠慮がちにサヨリが話しかけてきた。 「その……花丸、さんは……」 「彼は、来ていないようですね」 「……はい」 花丸の姿は、ブリーフィング中には無かった。と言うよりここ数日、彼の姿は見ていない。一応、バードウォッチャーでその動向を監視し、居場所までは把握しているのだが。 「……彼は……」 「彼なら、大丈夫ですよ」 「え?」 「知ってますか、サヨリさん。ある聖人の言葉なのですが、こう言う言葉があります。『すべてを投げ出した者が、最後にすべてを手に入れる』のだと」 「ジングウさん……」 「彼は投げ出した、と言うより、奪われた、の方が適切ですがね。ですが、奪われた物を取り返す為に積み重ねた彼の努力は、決して無駄になったりしないのだと、私は確信しています」 ジングウがそう言った時、二人から少し離れた場所にあるコンテナから物音が聞こえた。何事かとサヨリが振り返ると、そこから走り去っていく小さな影が見えた。 「あれは……!? 花丸さ、」 追いかけようとしたサヨリの手を、ジングウが掴んで引き留めた。 「止めておきなさい、サヨリさん」 「でも……!」 「言った筈ですよ、彼は大丈夫だと」 そうだ、彼は大丈夫。そうジングウは、心の中で呟く。 花丸の心が本当に折れてしまったのなら、ここには来ていない。彼にはまだ、戦う意思が残っている。残っているのならば、それで十分だと。 「待ちましょう、サヨリさん。彼は必ず来ます」 「……はい!」 ≪報復前夜≫ (そして、千年王国が再び動き出す) (友の仇を取るべく) (降りかかる火の粉を払うべく) (千年王国は行く) (その道の名は、修羅道)
https://w.atwiki.jp/ikachang/pages/69.html
優勝はしゃむねこチーム! http //ikasekai.com/tournaments/2 深夜のかくれんぼたいかい、無事終了致しました。 これもひとえにご参加頂きました「」カとお付き合い頂いた「」カのおかげです。 主催のIQの低さが際立っておりましたが参加者さんのIQが遥かに高かったおかげで大いに助けられました。 この度は誠にありがとうございました。 デスティニーファッカーのことはわすれません! +ルールとか たのしかったーかくれんぼたいかーい! いつやるの? 12/5の土曜日の深夜0時ごろ ※ちょうど日曜日をまたぎます 忘年会とかあるひとはゴメンミ なんで深夜? 第二回イ「」大会のときに深夜にもなにかあったらいいねって声を見たので かくれんぼってなあに これだよー なにすればいいの? みんなでチーム分けしてかくれんぼしよ 何人以上で開催するの? 16人以上4チームでやりたいですね 結構時間かかると思うから 途中抜けしたいイ「」はそのつど言ってもらって飛び入りイ「」参加もありにしよ 3vs3でもいいと思います いっぱい集まらなかったら普通にいつものかくれんぼ ※一時間くらいやろ どういうふうにやるの? 本番で順番に対戦しましょう ※混乱防止のため 主催がスレでそのつど 「対戦チームはおやきvs回転焼きです、部屋立て係さんは◯◯、部屋立ててー 先に隠れる側のチームはおやき、ステージ指定はキンメダイ美術館です」とか言って音頭を取ります gdgdになっても許して欲しい 許してくれるね 参加者は事前募集? うん 名前とIDと部屋立て係になれるかどうかとついでに配信できるか教えてもらって主催がてきとうにチームにします チーム分けや部屋選びはどうなるの? 部屋立て係を決めます 部屋立て係さんにほかのイ「」を3人ランダム配置(配信できるイ「」がいたら一人その中に入れる)します チームできた! チームを発表します チームのみなさんはお互いのIDを登録し合ってもらいます チームのみなさんには隠れたい部屋をてきとうに決めてもらいます※必須じゃないです 大会当日に部屋立てられる部屋立て係さんが部屋立ててみんなに入ってもらいます 部屋立て係さんが部屋とチームを指定通りに指定してもらってはじめてもらいます 部屋立て係さんはちょっと大変かもしれない いっそ主催がぜんぶやる?できる?なんとかする? ステージはランダム? 隠れる側がてきとうに決めといてください 好きなとこでやれたほうが楽しいよね 決まらなかったらランダムにしましょう たとえばおやきチームと回転焼きチームが1回ずつ探す側隠れる側をやる おやきがブラボーになって指定したステージで隠れる 回転焼きがアルファになって探す 1回目 回転焼きがブラボーになって指定したステージで隠れる おやきがアルファになって探す 2回目 その試合で鬼が子を見つけた数で勝敗を決めます 引き分けの場合勝敗確定まで続けてもらう これも好きなステージでよい スレでその都度見つけた数を報告してくださいね おやきチーム3人 とか 負けたチームはどうするの? 負けたチーム同士で戦って勝ち進んだら勝ったチームとかくれんぼってもらいます ※参加者さんに時間がなければそのままおわり 隠れ方はどうすればいいの? どーしても見つけられないであろうところに隠れちゃだめ ※特殊な行き方しなきゃ行けないところとか? あとは自由 天日干しでもヒトのままでも壁(指が疲れるよ)でも敵陣に隠れてもいい イ「」が隠れて楽しいところに隠れてください 注意することは? 最後まで見つからなかったら自分にトルネ撃つのを忘れないで! ほそく:トルネード発動させたままタイプアップするとその場にトルネードが落ちるので答え合わせできるよ ※「そこかー!そこに隠れてたのかー!」って思うのが楽しい +トルネードブキ一覧 ※わかばはだめ わかば可愛いのに… ジェットスイーパー N-ZAP89(赤) プライムシューター .52ガロンデコ プロモデラーRG(金) ロングブラスター パブロ ダイナモローラーテスラ バケットスロッシャー バレルスピナー この中であれば塗りやすいブキでも高い所まで塗れるように射程長いブキでも勝利/敗北ポーズ見たいブキでもなんでもいいよ SP貯まってなかったら敵のインクを踏むとマップに位置(マーク)が見える! 広大なマップ(キャンプ場、モスク、団地、美術館等)は探す側が一分で全域回れない… ので 敵陣からあまりに遠くだと探してもらえない場合があります 悲しいのでちょっとひねった隠れ方のほうがいいかも 探す側は「自分ならまずここに隠れる!」ってとこから探したほうがいいかも トルネードやスパショも使っていいんだ 塗るのに夢中になって隠れる場所考えてなかったとかよくある 隠れ切った参加者さんはトルネ撃てなくても撃ててもスレでどこどこに隠れてたって言ってね! 主催がメモっておきますね 一番たくさん逃げ切った参加者にはかくれんぼウデマエS+をプレゼント! あとてきとう大会だからてきとうでいいよ 優勝したらどうなるの? かくれんぼウデマエすごいなーって褒められるよ! 主催はまーちゃんといいます流れをまとめたりします リザーバーになったりします 配信は環境がないんだ それ以外ならなんかなんでもやる よろしくお願いします てきとうなアンケート 選択肢 投票 チーム対戦はあみだくじがいい (3) 引き分けの場合勝つまで何度でもやりたい (4) 主催が心細い (1) かくれんぼいいよね… (32) ビーコン賽の河原大会もやりたい (11) 油田南を守護ろう… (48572335839) コメントフォームでした ID:penguin3512 部屋立て係:できないよ 配信:できないよ 天日干し! -- (つゆあけ) 2015-11-17 17 13 29 ID:tabamonooki 部屋立て係:いいよ 配信:できないよ ミーンミンミンミン -- (ものおき) 2015-11-18 18 36 18 11/25くらいにルールを確定させようとおもいます なにかあったらコメントくださいね! -- (まーちゃん) 2015-11-21 02 52 19 ひとこと参加フォームをつけてルールを決めました -- (まーちゃん) 2015-11-25 02 23 21 ID:souzaipan 部屋立て係:だめよ 配信:できない IQが低いのでへあ立てはおねがいします カクレンボドキドキシナガラマンメンミ -- (そうざいパン) 2015-11-25 16 35 01 開始約一週間前ですね 参加者さんはいまのところわたしふくめて8名です ご予定が開いてそうなイ「」さんはぜひご参加くださいな おそらく開始三日前くらいから予定確定した方が増えて 参加者さんが増えるかな?どうかな? -- (まーちゃん) 2015-11-27 13 19 34 ID:chabo_shink 部屋立て係:だめよ 配信:できないよ キンメダイ美術館では天日干しで美術品に紛れますので当日はぜひともご鑑賞の程宜しくお願い致します。 -- (La-Mancha) 2015-12-01 23 36 29 みなさまありがとうございますー 急なご予定が入ったりしたらコメントくださいませー おぼえがき:http //ikasekai.com/tournaments/2 -- (まーちゃん) 2015-12-01 23 47 17 トルネード武器一覧とかつけてくれた方ありがとう〜 -- (ま) 2015-12-02 20 24 49 ID:YOS4ND 部屋立て係:いやよ! 配信:できるよ! かざーなよ!! -- (いかーたん・じょー) 2015-12-03 00 35 33 ID:tereteko 部屋立て係:係が足りなかったらいいよ 配信:できないよ ドキドキだー -- (テレコ) 2015-12-04 00 03 38 ID:haisaina 部屋立て係:ごめんね… 配信:できないよ 最近久しぶりに起動してかくれんぼ未経験だけど ゆるしてくれるだろうかゆるしてくれるねありがとうグッドマンメンミ -- (カスミ) 2015-12-04 19 06 24 ID:namonashi1875 部屋立て係:すまない… 配信:すまない… 参加申請遅れてしまってすまない… -- (なもなし) 2015-12-05 01 32 28 あとおふたりで16人!きてくれるといいな! -- (ま) 2015-12-05 01 49 15 大会前だけどMiiのお名前変えちゃったから報告しておくね ID chabo_shink -- (La-Mancha → ラマンちゃ) 2015-12-05 12 19 59 ID:tuburemanju 部屋立て係:いいよ 配信:できないよ かくれんぼ初心者ですやさしくしてね -- (ぽぽぽ) 2015-12-05 17 46 49 ID:versa13 部屋立て係:できないよ 配信:できないよ ヤグラドコ…? -- (ゼルダ) 2015-12-05 18 01 57 ID:zeroaki 部屋立て係:できないわよ! 配信:できないわよ! う゛…キンチョーしてきた…! -- (こんがら) 2015-12-05 18 44 11 たいかいはぶじ終了致しました! ご参加頂きましたみなさま お付き合い頂いたみなさま、ありがとうございました! -- (しゅさい) 2015-12-06 02 56 04 オツメンミ トーナメントシステムに改善点あったらよろしくメンミ -- (イカセカイ) 2015-12-06 12 55 34 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/dangerousss2/pages/113.html
考察(by ゆとりのぽこぺん) 魔人墓場の日常―こんな謎の声は嫌だ編その3―(by しらなみ) ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・マッチング編』(by ゆとりのぽこぺん) 安全院・綾鷹の人間関係②(by しらなみ) ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・決戦編』(by ゆとりのぽこぺん) ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・レズプレイ編』(by ゆとりのぽこぺん) 考察(by ゆとりのぽこぺん) これは肉皮が敗退してから奪衣婆になるまでの間の話 『考察』 「ああ、負けたかー。うん、アレは無理ゲーだわ」 霊的肉体を失い、奈落の奥底にて再び思念のみの存在となった肉皮。 どうやって勝つか、どうすればあの声の主に愛されるのか、もし優勝した場合 あの人の傍に居続けるにはどうすればいいのか。そのような考えから解放された彼女は 以外にもすっきりとした様子で新たな事を考え込んでいた。 敗退後は声の主への執着も薄らいでいる。もう自分には興味を持たないだろうという諦めからだろうか。 「あの子の事は生き残った獄卒に任せるしかないから…と。 そもそもこの冥界の大会の選出基準は何なのだろうね」 肉皮は基本に立ち戻ってこの現象を引き起こされたことへの動機を考察し始めた。 もう戦略を練る必要もなく、時間もいくらでもある敗者だからこそ考えられる事だ。 「今回の選出された27名で気になる事、それは彼らがある法則によって2種類に分けられる事だ」 肉皮は全員が一つの空間に揃った時の事を思い出し、脳内の彼らを二つにグループに分けていく。 「記憶の無いリーマン、記憶の無い少女、手首だけの女子高生、首だけの女、 体内厨房が損壊しているラーメン野郎、自分の死因を知らない少女。 そう、死亡時に大切なモノが欠けており不完全な状態での参戦者が多過ぎる」 肉皮が気づいた違和感、それは参加者の中に完全状態で無い人物が多過ぎる事。 「様々な強者同士の殴り合いが観たいなら、完全な状態に戻してから行うはず …いや、ひょっとしたらこの大会の目的がココにあるって事?」 「車星人に戸次にキョスエといった規格外の怪物達、地獄の環境による外部からの刺激、 これらを乗り越える事は欠損者達の記憶や肉体を取り戻す為に用意されたのかもしれない」 ここまでの話は全て肉皮の妄想である。しかし、欠損部位がある彼らは地獄の環境や 一回戦の強敵との戦いの中急激な成長を見せたり己を取り戻している事も事実。 しかし、だとすると。 そうだとすると参加者の中でも下の方の戦力であり、肉体や記憶に欠損も無く 参戦動機も最初は存在しなかった自分は―。 肉皮リーディングが声の主に魅了されこの度の戦いに連れてこられた理由はただ一つ。 「ハハハ、私は記憶を引き出すためのアイテム役だったのか。 最初から私の優勝はあの方に期待されてなかったんだ」 戦闘中に彼女の能力を使えば、記憶に問題のある参加者が答えを得る時間が 大幅に短縮されるのは間違いない。幸か不幸かそういった相手と当たりはしなかったが。 「それにしても安全院」 考察の過程により、肉皮は彼の二回戦前の行動の意図に気づく。 「アイツ私との勝負を避けたいフシがあったけれど、あれは私が相手だと 苦戦するかもというのもあるけど、私を相手にする事での自分の記憶と 向き合うのを恐れていたというのもあったのかもね」 富豪達の愛人として裏世界を渡り歩いていた肉皮は安全院という男について ある程度の噂は聞いていた。顔合わせは魔人墓場が初めてだが、 所属する組織を通じて間接的に敵同士にも味方にもなった事もある。 彼について様々なエピソードがあるが共通している事項が一つ、彼は酷い嘘つきなのである。 相手を心配する素振りを見せながら無情に破滅に追いやり、遠慮しがちな顔で報酬を独り占めする。 「墓場で見たアイツは『困ってる人の力になりたい、後出来れば自分の記憶も取り戻したい』 そんな風だったわね…。ふん、あいつの本音は『忘れた記憶と向き合いたくない、自分第一』でしょうよ」 安全院を辛辣に批判する肉皮。 戸次にやられたのは半分は彼のせいだと確信している故の意地悪であるが あながち間違ってないとも思っている。 「もしアイツと私が戦っていたら、戦場で能力使用可能になった私がアイツの頭を覗いたら、 映る最愛の存在は誰なのか、そしてその女性とアイツの関係がどの様に表示されたのか…」 考察はここで停止する。二回戦マッチング以降の情報を得れない肉皮が推測できるのはここまで。 これ以上はこの先の結果に対する陳腐で的外れな意見になってしまう。 「まあこのネタでの妄想はこのぐらいでいいか。次々」 大会意図の考察と安全院の意思の予想を切り上げる。 今度はもし自分が神奈と戦っていれば凄い絵面になっていただろうという妄想に沈んでいった。 きっとあのバカビッチならこっちの能力が割れていようが「オラー!変身しろー!オケケー!」 と自分から引っかってくれるだろう。なんというチョロさ。 そんな事を考えながら肉皮は意識体ライフをエンジョイしていた。 魔人墓場の日常―こんな謎の声は嫌だ編その3―(by しらなみ) …九つの魂が、消え、残る灯りは五つのみ… ―冥界第2回戦終了後― 謎の声 「────── ────── ──────闘争を選びし亡者達よ―」 (ジャラジャラジャラ) 闘争を選びし亡者達。 「北、ポン!!それはオレの風~鳴りやまぬオレの風」 「”当たる・な”リーチ」 「それ通らないっす。リーチ一発スグ美味しい麺タンドラ1の8000」 「兄さん、ラーメンが抜け切れてない、抜け切れてない。」 「…ん、ベッキーてめぇ、実は毎回国士無双狙ってないか?」 「無論。」 (全員、ガン無視) 謎の声 「──────…」 謎の声は仲間に入れてもらいたそうにもじもじしているゾ! なんかヤバイ!慌てる司会者3名。 弑「さあさあ、」 葬「こっちで僕たちと一緒に一局どうですか!?」 沈「ホントはサンマがいいんだけどね(空気読み人知らず発言)」 そして紅一点。 「ふむ、どうも私だけ手持無沙汰だな…。…手がないだけに」 「(ドドドッ)じゃ、俺が代わりに揉んで差し上げるッす。とりあえずそのお胸を。」 「(ドゲシッ)それをいうなら肩だろ。」 かくして闇は深けていく。これは準決勝前のとある一幕…なのかなぁ。 ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・マッチング編』(by ゆとりのぽこぺん) ここはごく普通の剣とラーメンのファンタジー世界…。 物語はネオサイタマ、カワゴエ・ストリート内の地獄から始まる…。 「私はクソレズ!」 「ちょっとした事故で地獄に落ちた私は生き返りを賭けた トーナメントに参戦し優勝して現世のあの子達をレズったり 大会中に参加者のあの子達をレズったりを夢見ていた!」 「でも一回も最後までオケケ剃ってからのレズ行為完遂出来ず 二回戦敗退となってしまった!ショッギョムジョウ!」 誰も居ない無間地獄の闇の中で心の声をダダ漏れにしている亡者。 このクソレズの名はタテイス・カンナ=サン。 「あー、野試合のオファー来ませんかねー、それもJKキボン」 「その希望、叶えようではないか」 「だ、誰だっ!」 デーーーーン 突如闇の中におどろおどろしい老人の顔が浮かび上がる。 「あ…貴方は、ジード・ジャスキー先生!」 「そうだ、私じゃ。話は聞かせてもらった。あの三兄弟が野試合を プロデュースしているらしいからのう、ワシもやってみたくなった。 てなわけでお前を野試合に招待してやろう」 「是非お願いします。カンシャ!」 「クックック、だが、タダで野試合できると思ってるのか?」 「なにい!」 「参加料350円です」 「はい、350円」 神奈はポケットに入っていた小銭入れから350円出して先生に手渡す。 今どきのJKはスイーツ分補給の為にポケットに小銭を入れていたり メイク直しの為に使いきりの化粧品セットを入れてたりするものだ。 地獄に来た際も所持品として加えられていた事が幸いした。 「よろしい。では案内しよう。決戦のバトルフィールドへ!!」 ジード・ジャスキー先生がそう叫んだ途端、神奈の身体から落下感覚が消失し、 久しく忘れていた地面を踏む感触と1Gの重力が戻って来た。 「ここは…河原?地獄だから賽の河原だね。で、私の相手は…」 キョロキョロと周囲を確認する。 既にジード先生は消え去っている。代わりに見慣れた黒マントを着た奪衣婆が こちらを見据えていた。たしかあれは参加者の一人、肉皮の着ていたマントだ。 「アイエエエ!オカマイル!ナンデ?チェンジ!」 「人を見ていきなりそれかい。失礼ねえ。それと私は只の立会人役さ。 アンタの相手はあっちで待ってるよ」 奪衣婆にしては若い、マントの人物が示した数メートル先、 岩陰からこっちを見ている少女が居た。 十代後半の巨乳の女の子の外見、大当りである。 「イエス!ストライクゾーンカモンっ!ぶっちゃけ二回戦はあんたとやりたかった! 右乳首のオケケ、じゃなくって右手首の怨念=サン、宜しく!」 「ごめんなさい、違うんです。私は右手首の怨念なんかじゃないんです」 「はい?」 自らの名前を否定した事に首を傾げる神奈。 右手首の怨念が岩陰から全身を見せた時違和感に気付き、彼女の言った事の意味を それとなーく理解する。 神奈が知る右手首の怨念と目の前の彼女、瓜二つだが明らかに違う点が二つ。 彼女は相棒とも言える二本の刀を持っておらす、そして選手登録名であり 能力名でもある右手首の怨念としても意味を失っていた。彼女には完全な実体があったのだ。 数式にすると『右手首の怨念-日本刀×2+手首から先の実体=普通のJKの霊体』である。 「な、何があったの?すっごく普通の霊体に見えるんですけど、たまんねえ!」 「うう…アンゼンイン=サンが私の事を…くすん」 「オッケイ、辛いならそれ以上言わなくていい。おのれ、あのオッサンめ。 イタイ毛な美少女をこんな姿にしやがって、おかげでさわり放題ですありがとう!」 グッとガッツポーズする神奈。もしこれが野球ならガッツポーズだけで5点ぐらい 入りそうなぐらいの渾身のガッツポーズだった。口からヨダレ股間からカンナを ドロドロと零しまくり戦闘準備オッケー。 「さあ、勝負の前にオジギと挨拶っ…所で今のアンタの事何て呼べばいいの?」 「そうですね…、では『騙りし者』とでも」 「はーい」 右手首の怨念ではない新たな呼び名も決まった所で二人は距離を取り自己紹介とオジギをする。 「ドーモ、カタリシモノ=サン。カンナデス」 「ドーモ、カンナ=サン。カタリシモノデス」 【野試合・賽の河原】 舘椅子神奈(気力150) 対 騙りし者(素手) プロデュース:ジード・ジャスキー先生 立会人:黒マントの奪衣婆 『陰毛スレイヤー・決戦編』に続く 安全院・綾鷹の人間関係②(by しらなみ) ―九つの魂が旅たち、再び現れた時、5つの灯りのみを残し消え去っていた― その5つのうちの二つ。夜魔口組の片割れ、夜魔口工鬼が盗み聞きした 比良坂三兄弟と次の対戦相手のやり取りを断頭に報告する。 「安全院が比良坂兄弟とのやり取りで確認してたのは以下の2つっす。」 1)勝利条件の確認 ⇒夜魔口2名とも対戦相手とみなす。両名が戦闘不能または戦闘放棄になった場合勝利。 (地獄特有条件を利用してもギブアップなければ駄目だよ!) 2)生者復活の権利委譲は認められるか? ⇒「最後に残った者のみ」(テンプレ回答)で回答あいまい回避 「ふむ」 本来なら腕を組み手を顎に手を掛け考えるポーズをしただろうが、あいにく彼女には両手がない。 僅かに首を傾けるだけで済ました。 (生き返らせるのは”最後に残った者”のみか。『決勝で勝った者』『優勝者』と いわないあたり相当にいやらしいな。恐らく次で終わりでない…もうひと波乱ありそうだ。 …いやここで重要なのは安全院が何故この場面で確認したのかということ。 どういう意図だ。) 考え込んだ断頭とは対照的に工鬼がお気楽に声を上げる。 「意外っすね。てっきり2VS1は不公平だって何癖つけ始めるかと思ったらそのまんまですもん」 「今更、変更なんかしたら『オッズ』が大幅に狂うからな。 運営側がそんな話を受けるはずない。その辺のことは安全院だって想定内だろう」 「オッズ???」 不思議そうな顔をした工鬼に軽く舌打ちをする断頭。 「あのな。まあいい…こないだ、どこからか入りこんで試合情報を外部に持ち出そうとし 『絶対秘密厳守です!!』って大目玉くらってた御嬢ちゃんいたろ?」 「いましたねー」 「そこで問題だ。絶対秘密厳守の情報漏らされそうになった場合、夜魔口だったらどうする?」 「刻んで沈めて東京湾の魚の餌にします。」 「正解だ。だがなぜ連中はそうしない?」 考えた振りをする工鬼。サドでゲイだからという理由でないことは確かだ。 「そいつが客だからだよ。この”秘密の”ファイトクラブのな。」 「あ。」 「殴り合い、殺し合いって古今東西、表裏関わらず、大人気の見世物だ。金持ちどころか 神々でさえ熱狂する。そして賭けを通して莫大な金が動き、胴元に莫大な利益が舞い込む 打ち出の小槌でもある。うちらの大事な”しのぎ”の一つだ。可能性として頭の中に きちんと入れておけ」 「すいません。」 「実際この線だと思うんだが…毎回マッチングしている件もエンタメ路線優先もこれなら 説明が付く。」 問題は連中に参加者を生きて返す気があるかどうかだ。死人に口なしという諺はここでは 通用しない。皆既に死んでいるから。。 (さてブレードランナーとでるか未来世紀ブラジルとでるか) 「他に何かあるか」 「あ、あと一つだけ。24のつぶらな瞳で補選から2回戦まで通して見てて、うちの アマゾンが気がついたんですがね」 「気づいたのアマゾンなのかよ。なんで一番キワモノのキャラ付けが…で言ってみろ」 「安全院のヤツ、…で…なのに…ですよ。まあそんだけの話なんですがね。」 「あ。」 断頭もこの件、気づいていなかった。 見落としは誰にでもある。だが、さて、これは…。 ††† 一方の安全院綾鷹は確認すべき内容を確かめると三兄弟との話を打ちきり、元の場に戻る。 今回の地獄はボーナスチャンスもありますよ、お楽しみに!と三兄弟から暖かい(?) 声援も受けていたが、これはとりあえずスカッと無視する。 (”シンカ”に汚染されてた肉皮リーディングとの戦いは回避できたが、 今度は夜魔口の二人組か…かなり不利だな。というか) 頭の中でのシミュレーションの結果はどれも芳しくなかった (『奥の手』を使えば勝てるんだろうが、決勝用だったよう気がするし、さてどうする) …か、といいかけてふとあることに気づき、口に出して呟く。 「コイツは凄いな…」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (『奥の手』がなんだったかを思い出せない、どんな酷いJOKEだ。) 見落としは誰にでもある。だが、これはあまりにBLACK過ぎて笑えない、 非常に性質の悪い冗談だった。 (この流れだと、次の試合十中八九負けだな。何かきっかけがない限りは。) 案の定、彼の予感は的中する。 ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・決戦編』(by ゆとりのぽこぺん) ピシャアアアン! 画面が光り、暗転後戦闘モードへと移行する。 カタリシモノが現れた! 「イヤーッ」 カタリシモノが居合の構えから水平チョップを放つと小規模の爆発が カンナの足元に発生した! カタリシモノのキナセジゲンリュウ・ギガデスフレアのジツ!! カンナは8%死に近づいた! 「フィーヒヒヒ!そんなものかぁ!」 「くっ、やはり素手では…」 「今度は私の出番だ、イヤーッ」 カンナは両手でアソコを締め付けビーダマンの要領で強烈に鉋を発射した!! 「アーン!」 これぞカンナのワザ、ウルトラブルカンナホウ!! カタリシモノの霊子を13465938362g削り取った!! 「グワーッ」 カタリシモノを倒した! カタリシモノの肉(性的な意味で)を手に入れた! 「フィーヒヒヒ!カタリシモノ=サン、勝者特権としてその身体自由にさせてもらうわ」 「くっ…身体が動かない…、私は、キナセのジツがこんな所で…」 「あーそうだ、犯す前に一句詠ませてあげるね。どうぞ」 カタリシモノは1分近く考えた後、自分の心情を乗せた俳句をひねり出した。 『我は地へ アキカンは野へ 剣は無し』 「ではっ、いただきまーす」 ズルリッ、スカートと下着を一気に下ろす。 「おおー、これは素晴らしい。正に私の理想のアソコではないですかー素敵!」 「そ、そんなにまじまじとみないで」 カタリシモノの下半身は、剃りがいのある太い毛が臍の下から 肛門の周りまでびっしりと並んでいた。それでいて適度に隙間が空いていて 剃る前からアソコが透けて見える。濃すぎず薄すぎず理想の陰毛のラインがそこにあった。 「今綺麗にしてあげるからね、大丈夫、動かなければ痛くしないから」 「空兄…助けて…」 『陰毛スレイヤー・レズプレイ編に続く』 ぽこぺんが書いたHなSS『陰毛スレイヤー・レズプレイ編』(by ゆとりのぽこぺん) シャアアアアアーーーー 本来陰毛を剃る為のものではないにも関わらず、 鉋はカミソリよりも優しく肌を傷つけずにアソコをツルツルに仕上げた。 これも変態性により磨かれたワザの賜物である。 「アイエエエ!インモーナイ!スースー!」 「大丈夫よカタリシモノ=サン。すぐ気持ちよくなってそんな事気にならなくなるから。 フィーヒヒヒ!!フィーヒヒヒ!!」 ぬちゃり カンナのフィンガーテクが無毛の割れ目を責め立てる。 「アヒィ、凄いッ、オカマッ」 カタリシモノの股間から白い肉棒がピーンと生える。 「…アバ?」 首をかしげ、カタリシモノの股間に生えた10センチ程の肉棒を凝視し触って見る。 柔らかいながらも熱く脈打ち、頂上の孔からは白い液体が垂れ落ちている。 カンナがその液体を掬って舐めると苦い味がした。 「この味間違いなく精液、ということはこれはチンコ。…」 「…」 「…」 無言でしばし見つめ合う二人。やがて事情を把握したカンナは突如吐き気に襲われる。 「アバーッ、オカマ!というかお前は肉皮!」 「その通り、イヤーッ!」 髪の毛に隠した暗殺用のペンがカンナの額に刺さる。 頭蓋骨で止まったがKOには十分な衝撃が脳に伝わった。 「グワーッ」 「はい、野試合私の勝ち。ホントちょろいわねあんた」 「し、質問がある!5~6個程!!」 「うん、答えてあげる」 カンナ=サンの突っ込みたい事、それは恐らくこれを読んでる読者の思いとほぼ同じ事だった。 1.カンナ=サンの思い人はプロフィールの上では他に存在するのに、 何故ニクカワ=サンはオンネン=サンに変身出来たのか? 2.変身能力では戦闘力は変わらないのに、どうやってキナセのジツを使ったのか? 3.対戦相手のお前が肉皮ならあの立会人の肉皮らしき若い奪衣婆は誰なのか? 4.というかこの勝負肉皮側だけ下準備万端で不平等だ。 5.こんな勝負をマッチメイクしたジード・ジャスキー先生は何考えてるのか? 「その答えは…次回のおたのしみよ」 「アバーッ、『陰毛スレイヤー・真相編』に続く!ここまで読んでくれてカンシャ!」
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/498.html
Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「地獄百景」 第14話 「汝、平和を欲さば」 ◆ 完成した『リヒター』を散らかった作業台へ立たせた半角は、うっとりと精魂込めた自らの作品を眺めた。 (…よおし…完璧だ…) 人気ロボットアニメ『パラベラム!』の主役機『リヒターver'prologue』。1/10スケールのガレージキットをベースに半角が徹底改修を施した自信作だ。 結局、満足出来る可動域を得る為と、電飾を仕込む為にキットを使用したのは頭部と上半身の装甲部だけ。 敢えて過度のディテールアップは行わず、入念な表面処理と塗装でオートマタ独特の不思議な質感を表現している。 製作日数約二十日。この為に人間界から調達した新しいエアブラシは期待以上の働きを見せてくれた。 (…へへん、こりゃ殿下、驚くぞ…) 納品日の今日はちょうど非番だった。技術とセンスの結晶を閻魔殿下のもと、閻魔庁外宮へと運ぶ為に半角はいそいそ段ボール箱に緩衝材を詰める。ジオラマベースと片手間にキットを素組みした『野良』も梱包すると、結構な大荷物だ。 「…汝、平和を欲さば、戦への備えをせよ…」 嬉しげに呟く彼の名は酒呑半角。ふざけた名前だが地獄界の経済を支える財閥、酒呑一族の鬼だ。今年獄卒隊に入隊したばかりの新人獄卒なのだが、人間界のあらゆるアニメ、ゲームその他インドア趣味に深く傾倒し、その知識と技術は地獄界では他者の追随を許さない。 長らくその経済力にものを言わせ、道楽三昧の日々を送っていた彼だったが、ある日ついに朱天グループの重鎮である父の逆鱗に触れ、文字通り鬼も泣くという獄卒訓練所に放り込まれた。 しかしなんとか過酷な試験をくぐり抜け、第八百壱期隊員として閻魔庁獄卒隊に奉職した今も、その行いは全く変わっていない。 しかし、そんな半角の意外な理解者が次なる閻魔大帝、まだ地獄の小学校に通う皇太子殿下だった。 ゲームやプラモデルに関する深い知識と情熱を殿下に認められた半角は、こうしてしょっちゅう獄卒の仕事をおろそかにしながら、日々殿下に依頼された模型製作に勤しんでいるのだった。 (…さて…今日は殿下、何分くらい黙り込むかな…) 殿下の審美眼は素晴らしい。的確な視点から半角の作品を黙って睨み続け、終いに『凄ぇ…』と短く呟く。その後に続く賛辞は全て、半角の意図を的確に見抜いたものだ。 …まるで『パラべラム!』のアニメ第一話から抉り抜いたような緻密さで躍動するリヒターと、黒い装甲の下に溢れるマナ。殿下は必ずこの傑作からその息吹きを汲み取る筈だ… (…え!?) 突然、半角の懐で『パラベラム!』のOP曲が鳴り始めた。しまった。仕事用の通信機の電源を切り忘れていたのだ。舌打ちをしつつも出ない訳にはいかない。もちろん発信者は、厳しい上司の蒼燈鬼聡角だった… ◆ (くそっ!! なんで非番の日に俺が子守りなんか…) 険悪な表情で肩を怒らせて地獄の大通りを歩く半角を、道行く亡者や魔物たちが慌てて避ける。 魁偉な長身に逆立つ赤い髪、剃り落とした眉に無数のピアスという彼の容貌では当然だ…もっとも、このコーディネートは月末のコスプレイベント用のものなのだが。 『…慈仙洞の子供たちが遠足に行くんだが、一人だけどうしても行きたくない、という子がいるらしい。非番の日に済まないが、嵐角と子供たちが戻るまでその子を見てやってくれ…』 殿下との約束を台無しにした、いまいましい上司の命令だ。幼い子供の亡者など、とっとと転生して人間界に戻れば良いのに、と半角はいつも思うが、『天命』というものはとかく面倒くさく出来ている。 『…この地獄で成すべき事のある魂は、たとえ赤子でも慈仙洞に留まるのだ。鬼は彼らの使命を、渾身の力で支えてやらねばならん…』 これも口うるさい青鬼上司の言葉。半角とて大江山酒呑の家系に生まれた鬼だ。恥ずかしくない程度の正義感と天命を尊ぶ心は持っている。しかし地獄に迎え、教え諭して導かねばならぬ人間たちはどうだろうか? たやすく道を踏み外して悪に染まり、また背負いきれぬ業を土産に地獄に堕ちてくる。賽の河原に果てしなく石を積んでいるのは自分たち鬼ではないか、とさえ半角には思えてならない。 (…まったく、協調性のないガキ一匹のせいで…) 不機嫌に慈仙洞の門をくぐり、半角は広大な育児施設に足を踏み入れた。いつもは子供の泣き声と歓声に満ちた鍾乳洞なのだが、どこへ遠足に行ったのやら、全ての部屋は寂しく静まり返っている。 「…おい子供。どこだ?」 反響する半角の声に混じり、かすかな音楽が『てれびのへや』と、扉に下手くそな文字の書かれた一室から聞こえてきた。仏頂面で歩み寄った彼は部屋に入る前、すでに室内で放送されている番組のタイトルを諳んじていた。 (…『ソルフォースⅤ』か…) 『ソルフォースⅤ』は、半角が一応毎週チェックはしているものの、彼が全く評価していないヒーローアニメ番組だ。テンプレ通りの捻りのない展開に野暮ったいメカデザイン。行き当たりばったりの脚本… (…ま、子供には面白いのかな…) そっと部屋のドアを開けるとたった一人、まだ四、五歳くらいの男の子がテレビに張り付いていた。おそらくこの番組見たさに遠足に行かなかったのだろう。 「…あ、お前…」 どこか見覚えのある、痩せた背中と伸び放題の髪。びくりと振り返った不安げな眼差しは、間違いなくあのときの子供だった。 数日前、半角が三途の河原で亡者の受け入れ任務に当たっていたとき、たまたま担当した痣だらけの無口な男の子だ。たしか『希くん』と名乗っていた。 禄な食事も摂らせないひどい両親に暴行を受け、あっけなく命を落とした可哀想な幼児。冥土から迎えにゆく親族も居らず、彼は居合わせた亡者に痩せ細った手を引かれ、無表情にこの地獄へとやってきたのだ。 (…やっぱり、一番酷いのは人間だ…) あのとき肩を竦めてそう考えた半角は、ただ事務的に彼を嵐角たちの待つ慈仙洞送りにしたのだった。まあ、仲間の鬼には人間の亡者と懇意にしている者も多い。中にはあろうことか恋仲にまで発展している者までいる。 しかし半角は人間の深い業に巻き込まれたり、いつかは別の道を歩む魂と縁を持つのは嫌だった。鬼だってその無限ではない命を自分の為、有意義に使って何が悪いのか… 「…面白いか? 希くん?」 「…うん。」 なんとなく発した半角の問いに、希はむっつりと頷いて答えた。しかし相変わらずその視線は、『ソルフォースⅤ』に釘付けになったままだ。 『…作戦は失敗しました…でも、次こそは必ずや…』 戦闘シーンが終わり、満身創痍の女幹部が悪のアジトに帰ってきた。彼女に背を向けた組織の首領格は、先週得た新たな闇の力で赤くその瞳を光らせている。 (…死亡フラグ、だな。かなり強引だけどな…) 組織への忠誠を失ってはいない女幹部の粛清など不合理だ。彼女と正義のヒロインの因縁も初期には描かれていた筈だった。しかし、敵組織の内紛はこの時期の決め事なのだ。 『はうっ!?』 案の定、マントを翻し振り向いた首領の剣は、女幹部の胸を深く刺し貫いた。狂気めいた笑みを黒い唇に浮かべた彼は囁く。 『…フェオレよ、貴様はもう必要ない。役立たずは消えるのが我らの掟だ…』 (…おいおい、人員整理にしても唐突だろ…例の伏線はどうすんだ?) 敵組織の非情さを強調し、強敵のパワーアップを披露する陳腐な演出だ。どこか華のないキャラクターデザインも、幹部フェオレ中途退場の理由かもしれない… (…この辺が、老舗作品との力量差なんだよな…) ふと自分が残忍な悪の首領とそっくりないでたちである事に気付き、乾いた笑みを漏らして希を覗き込んだ半角は、青ざめた彼の頬にとめどなく流れる涙を見た。 「お、おい!? どうした!!」 「…仲間なのに…殺した…」 舌足らずの涙声に、半角は一瞬言葉を失う。作り事が判らぬ年齢の子供の相手など、半角には全く経験がなかった。 「…フェオレ、怪我…してたのに…」 膝を抱え嗚咽する希の背中を曖昧に撫でながら、半角は記録にあった彼の人生を思い出す。アパートの一室から殆ど外出もせず、スナック菓子で命を繋ぎながら酔った父親に蹴り殺されるまで、僅か四年半の素っ気ない記録だった。 (…脇キャラに同情出来る人生かよ…手前のほうがよっぽど悲惨じゃねえか…) 希の恐ろしい日々の生活のなかで、僅かな外界への窓であった筈のテレビ。そしてその世界に生きる不遇なキャラクターは、この自らの死も理解してはいない幼児の大切な友人だったのだろう。 無秩序な宇宙で気まぐれな創造者に翻弄され、たやすく奪われる命。現世で同じ理不尽な仕打ちに耐えてきた彼は、また理解出来ぬ不条理な悲劇に直面したのだ。 (…確かにこいつにゃ、少し惨い展開かもな…) いつの間にか、休日出勤の苛立ちは消えていた。希に掛ける言葉も思いつかぬまま、半角はとりあえず震える小さな背中を撫で続ける。だが心に浮かぶ慰めの台詞は、どれもどこか空虚で寒々としたものばかりだった。 (…畜生、結局どこでも一番悪いのは、無責任な『作り手』ってことだ…) 348 :代行 :sage :2010/03/28(日) 14 25 53 ID FqWttdV2(12) 天の意志を疑うことは鬼の道に外れたことだ。だが半角は柄にもない憤りを覚えていた。運命は希の短い生涯に二次元の友人たち以外、一体何を与えたのか。家族の愛から瑞々しい喜怒哀楽を育むこともなかった小さな魂に… (…いや…違う…) 半角は希の傍らに座り、その悲しげな横顔をもう一度見つめる。今、彼の頬を濡らし、その薄い胸を締め付けているもの。それは紛れもなく虚構に生み出され、そして裏切られた『妖将フェオレ』への深い憐れみだった。 …獄卒の長たちは言う。『全ての魂は善を持って生まれ、苦悩の生のみがそれを磨き上げる』と。希は天に授かった善き魂を、虹のように儚い人生の間、過酷過ぎた『惨事』から、しっかりと守り抜いたのだ… 「…フェオレはもうすぐ此処に来るんだ。今度こそ、幸せになる為にな…」 ぼそりと呟いた半角は、その自分らしくない言葉に少しはにかんだ。そして涙を拭って自分を見上げる希の軽い体をふわり、と抱き上げる。 「…俺の部屋へ来い。本物の『名作』ってやつをたっぷり観せてやる。」 「あ…」 慣れない抱擁に身体を堅くする希が自分の脚で駆け出すには、熱く全身を巡る強く優しい『マナ』が必要だ。そしてその為に鑑賞すべき作品を最もよく知っている鬼が、この地獄界で半角以外にいるだろうか? 「…汝、平和を欲さば、戦いへの備えをせよ、だ」 こつん、と額を合わせ囁いた半角の言葉に小首を傾げた希は、初めて小さな微笑みをその頬に浮かべた。 終わり (【ロボット物総合スレ】よりPBMの人氏作『パラべラム!』の設定を一部お借りしました。) 上へ
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/324.html
Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「地獄百景」 第3話 「霧笛を待ちながら」 怜角に手を貸して『いすぱにあ』に続く霧深い桟橋を渡りながら高瀬剛は弾んだ声を上げた。 「…この店は旨い海鮮焼き飯を食わせます。自分が最近、一番贔屓にしている店であります。」 波に揺れて重い軋みを上げる『いすぱにあ』は異国の幽霊船だ。なぜか三途の河口へ迷い込み、座礁して立ち往生していたところを酒呑系列の企業に乗組員ごと買い取られたこの船は、改装の後シーフードレストランとして営業を始め、かなりの繁盛を見せている。 「…やあリカルド、展望席は空いてるかな?」 のっそりと二人を迎えた給仕、長身で鷲鼻の船幽霊に声を掛けながら、剛は伴った美しい女鬼、怜角を店内にエスコートする。その颯爽とした立ち振る舞いは、生前は優秀な軍人だった剛らしい、堂々とした快活さに溢れていた。 「…昨日は貴女が来てくれて、本当に助かった。全く『渡し守』の偏屈さには、ほとほと手を焼いておる次第でありまして…』 先の大戦で戦死して以来、三途の川から冥土へと上陸する亡者の移送業務に就いている剛は、しょっちゅう頑固な『渡し守』と衝突する。 昨日も危うく融通の利かない『渡し守』が亡者の引き渡し拒否を始めそうなところを、たまたま居合わせた怜角の協力で無用のトラブルを回避できたのだ。 「…高瀬さまは、何故移送のお仕事を? ずいぶん長く此処に留まっておられるようですが…」 普段は無口な怜角が控えめながら朗らかに問いを発する。昨日の礼だと宿舎に押し掛け、強引に彼女を食事に誘ったこの朴訥な元軍人は、亡者が鬼に抱くある種の畏れを全く持たぬ、怜角の知る数少ない人物の一人だ。 休日のほとんどを宿舎で過ごす怜角が、こうして様々な魔の行き交う賑やかな沿岸地域に仕事以外ど足を運ぶことは本当に珍しかった。 「…話せば長くなります。あ、章魚の和え物も旨いですよ。」 屍鬼めいた赤毛の給仕に次々と料理を注文しながら、剛は自らの経歴をぽつり、ぽつりと怜角に話し始める。名前の通り怜悧という形容がぴったりのこの鬼に少しはにかみながら話す剛は、かつて『軍神』と呼ばれた男だった。 ◇ 先の大戦は人の世だけでなく、この地獄界にも未曽有の大混乱をもたらした。日夜到着する膨大な死者に、神代以来の旧態依然とした体制では対応出来ないと判断した閻魔庁は非常事態を宣言した。 すなわち能力ある亡者を獄卒の補佐に任命し、夥しい戦死者の管理に当たらせるという方策だ。戦場にも等しい阿鼻叫喚の巷となった賽の河原でも冷静さを失わず、常に民間人死者の優先に尽力し続けた青年将校、高瀬剛陸軍中尉に白羽の矢が立ったのは当然のことだった。 優秀な士官として南方戦線に出征し、部隊を救うため華々しい戦死を遂げた軍神高瀬中尉。まだあどけなさすら残す彼の軍組織や戦況に関する深い知識に助けられ、地獄界はこの難局を辛うじて乗り切ったのだ。 そして月日は流れ、悲惨な戦争被災者が地獄に運ばれてくることはなくなったが、その卓越した業務能力と誠実な人柄で『渡し守』や獄卒幹部の厚い信頼を受けた高瀬中尉は、転生の資格を保留して地獄に留まり、仕事を続けているのだった。 ◇ 「…や、怜角さんの事も聞かせて下さい。自分は、どうもその、女性と話すのが下手で…」 「あ、はい…」 湯気を立てて並び始めた海の幸を前に、怜角が少し憂いを帯びた瞳を伏せたとき『いすぱにあ』の重い扉が乱暴に開いた。ドヤドヤとなだれ込んできた一団を見た剛がガクリ、と頭を垂れる。 その集団、戦後六十余年を経て未だ彼を苦しめる旧軍の亡霊は、二人の寛ぐ眺めの良い展望席へと、脇目も振らずに突進して来た。 「…こちらでしたか!!高瀬小隊長殿!! 」 震える手で敬礼を送る迷惑な来訪者はみな時代がかった軍服を着ていた。しかし…曲がった腰と皺だらけの顔が、この野暮な来客がかなりの高齢である事を告げている。 への字口でちらりと怜角を眺めてから、老軍人の一人は直立不動らしき姿勢で言葉を続けた。 「…本日、戦友である田宮上等兵がこちらに参りますっ!! 高瀬小隊長殿におかれては、何故こんな所で油を売っておいででしょうか!!」 「…まだ船は着かんだろう…それより貴様、御婦人の前で失敬だぞ!!」 「…別嬪な鬼殿でありますな…」 申し訳無さそうに怜角の顔色を窺う剛の横で、年老いた日本兵たちは興味津々たる眼で呆気に取られる彼女を眺めている。この老人たちこそ、剛が未だ地獄に留まっているもう一つの理由だった。 ◇ 『冥土で逢おう』 迂闊にこんな約束をしてはならない、と高瀬剛は痛切に思う。 遥か昔、確かに剛はこの言葉を遺言にして、部下たちを守り壮絶な爆死を遂げた。その英雄的行為で命を救われた剛の部下たちは皆彼の言葉を胸にしっかりと焼き付け…そしてその過半数がその後、とんでもなく長生きしたのである。 最初の一人が冥土にやって来たときは剛も感涙に咽んだのだが、すぐに彼は容易ならざる事態に閉口することになった。この類の生前での口約束は霊魂の世界において、のっぴきならぬ拘束力を持っている。 比較的早くやってきた部下に説得された剛が男らしく地獄に腰を据えたのをいいことに、どこからか軍服を調達し、無許可で野営基地まで造営したかつての部下たちは、 あの時居合わせた戦友が全員揃うまで地獄を離れないと勝手に決め、冥土の住人に迷惑を掛けつつ剛につきまとい続けているのだった。 ◇ 「…なのに、倅は自分が倒れるとすぐに、自分が女房や職人と汗を流した工場を閉鎖して、生産拠点を全部中国へ移したのでありますっ!! よろしいですか!? 素晴らしい靴ベラとは…」 …せっかくの展望席はむさ苦しい一団に占拠され、いつの間にか二人の初デートは『田宮上等兵の到着を待つ宴会』と化していた。図々しく怜角の隣に座りこんだ岡野伍長が、また生前の愚痴をまくし立てている。 終戦後、さまざまな産業界で活躍した者も多いのだから、いいかげん余所で盆栽なりゴルフなりでも楽しめばどうか、と剛はいつも言うだがこの困った老人たちは全く聞く耳を持たない。 「…申し訳ありません。せっかくのお休みを下らない長話で…」 しかし、消え入りそうな声で詫びる剛に、アルコールで頬を少し赤らめた怜角は明るく答えた。『いすぱにあ』名物の強いラム酒で、既に全員がかなり酩酊している。 「…いえ、うちの紫角隊長だって蹴鞠の話になるとすごく長いんですよ。『俺が源実朝に蹴鞠の極意を伝授してやった』とか…」 勝手にまたオードブルを追加した老人たちと愉しげに談笑する怜角を見て、剛は苦笑しながら思う。士官学校から南方戦線、そして僅か二十歳でこの冥土へ。つくづく自分は女性と縁がない性分だ。 今度生まれ変わったら、多少は艶っぽい人生を歩めればな。…怜角のように清楚な女性がいつも傍らにいるような… 窓から見える水面に、賑やかな幽霊船の灯りは映っていなかった。大航海時代、家族のもとへ帰ることが出来なかった水夫たちが、遥か異郷の地獄で調理と接客に追われている不思議。 遠からず全ての戦友が揃ったとき、果たして自分はどこへ行くのだろう。果てしなく流転する自らの魂に、いつか寄り添うもう一つの魂は現れるのだろうか… …柄にもなく感傷に耽る剛の隣りに、グラスを片手に悪戯っぽい笑顔の怜角がそっと移動してきた。どきまぎと灼けるようなラム酒を一気に飲み干した剛は、賑わう店内に照れ隠しのような大声を張り上げる。 「…おおいリカルド!! ラムを樽で追加だ。それから貴様ら!! 焼海老が食いたい者は挙手しろ!!」 ◇ …微かに聴こえた霧笛に、短い微睡みに落ちていた剛は眼を開けた。肩に感じる重みにそっと視線を送ると、同じく睡魔に襲われたらしい怜角が癖の無い漆黒の髪から短い角を覗かせ、剛に凭れて愛らしい寝息をたてている。 彼女の神秘的な芳香に酔いながら、相変わらずの喧騒に満ちた店内を剛が見渡したとき、もう一度死者たちの到着を告げる霧笛が低く響いた。 「…船が着いたぞ!!」「田中上等兵だ!!」 興奮した部下たちの呂律の回らぬ叫び。ふらつく脚で席を立ち始めた彼らの歓声に、剛は名残惜しく怜角の肩を揺する。 「怜角…さん。」 「…あ…」 「大丈夫ですか?部下が到着したようなので、ちょっと行って参ります。」 我先に駆け出す老人たちを見送り、剛は静かに席を立ったが、むくりと椅子から腰を上げた怜角は、危なっかしく揺れながら剛の腕に縋った。 「わ、私も…お供致し…ます…」 揃って底無しの酒量を誇る筈の鬼が、ふらふらと覚束ない足取りで出口を探すのが可笑しかった。 「…無理しないで下さい。自分は田中上等兵を迎えたら、また奴らに付き合って朝まで軍歌の合唱です。今日は本当に…ご迷惑を掛けました。」 剛は姿勢よく踵を合わせ、怜角に宿舎まで送れぬことを謝罪した。二人が寄り添って深い霧に包まれた幽霊船を出ると、リカルドが手回し良く差し向けた鬼火が足元を照らす。 「…高瀬さま、私…まだまだ呑めますよ…」 …怜角の小さな囁きと、桟橋を駈ける老兵たちの気の早い万歳の唱和が重なり合って、少し火照った剛の耳に届いた。 上へ
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/498.html
前 しつこくいいますが昭和年代ですが一部現代言語が混じっています。まぁパラレルワールドとしてください。 パラレルなので神様がチラリと出てきます。 帰郷の続きです、多分。舞台は秋田県(パラレル)です。 「ひゃんひゃん」 庭で犬の声がする。老犬になってもボディプレスを仕掛けてくるなかなか剛毅で人懐っこい元気な奴である。 私は実家に帰ってきていた。大学が9連休になったのでやることが無かったから帰郷したのだが……。 「あぁ、それ洗っておいてね! じゃ、行って来るから!」 「あぁい……」 外での仕事はできるのだが家では仕事をしない母に家事を押し付けられていた。父はなんやかやでやってくれるのに……。 「だから帰るのは嫌だったんだ………」 皿を洗いながら愚痴る。 「ぐちなんだね、わかるよぉ」「よくわからないけどわかるよぉ」 足元でてぃんてぃんと跳ねながら相槌をうつ二体。相変わらずのメルヒェンあふれる生命体・ゆっくりちぇんだ。 ある日偏頭痛の酷い朝に現れたこ奴らは私の生活にかなりの癒しと少しの理不尽さを持ちながら入り込んだ生物(ナマモノ)だ。 最近(といってもここ一年ほど・私にとっては二、三ヶ月だが)この世界に現れて多くの動物学者を敗北へと導いたらしいが私はそんなものは知らん。 ある者はゆっくりを饅頭生物だといい、またあるものは妖精だといった。まぁそんなこともどうでもよろしい。 とりあえず彼ら、いや彼女ら?がここにいるのは変わらないのだから。 「わかってないのにわかると使っちゃいかんぞ、子ちぇん」 「わかったよぉ」 別の思考をしていた頭を元にシフトしつつ子ちぇんに注意をする。わからないものはわからない、と認めることも大切だ。 皿洗いも終わり、テレビをつける。またゆっくりの特集だ。今度はなんだ、どうせまたペット特集とかだろうと邪推しながらしばらく見る。 自称・ゆっくりのブリーダーとやらがゆっくりの飼い方・躾け方などを教えている毒にも薬にもならん番組だった。 なんというかコイツがつれてきているゆっくり達の顔はどことなく暗い。 フランソワとかジェームズとかゆっくりにふさわしい名前なのか、とコイツを少し問い詰めたくなってきた。 「おねぇさん、なんであのひとたちはれいむたちにべつのおなまえをつけてるの?」 「難しい質問だなぁ……」 あの人たちはゆっくりをいつものペット感覚で手に入れるから名前をつけた。彼らにとってゆっくりの名前は犬や猫の品種名と同義なんだろう。 だけど、ホントのところゆっくり達にとっては彼らの言う品種名こそが『名前』なんじゃないのだろうか? 「あの人たちはちぇんやれいむとかの名前を名前と思ってないんだよ」 「ちぇんはちぇんだよ!! わかるねぇ!」「そうだよ!! わかってねぇ!」 「うん、ちぇんはちぇん、わかるよ」 普通のペットなら名前を付けるべきなんだろうが私が『飼っている』とは正直言いがたいため、それにこ奴らが『ちぇん』と名乗っている以上 (第一わたしは殆ど大学に出ているため、一緒にいないに等しい。食べ物と居場所を用意しているだけを果たして飼っているといえるのだろうか?) つけないことにしている。母は大層不思議がったがちぇん達から言ってこない限り私は名を付けないだろう。 そんなこんなでテレビを消してふと時計を見る。私の家の時計の時間はどれもバラバラだ。 「さて、そろそろ10時か」 「あさのまんなかあたりだねぇ」「そうだねぇ」 「公園まで散歩するか?」 「さんぽ?」「おさんぽ?」 「あぁ、寒いから襟巻き巻くけどいいか?」 「すこしちくちくするけどいいよぉ」「がまんするよぉ」 というわけで公園まで散歩に出ることにした。 「あ、先生もいるからな」 「いぬさんはぺろぺろなめてくるからにがてだよぉ」「にがてだよぉ」 「あの子なりのスキンシップだから我慢してくれ……… てぃんてぃんとコミカルな音を立てながら朝の道路を歩く一人と二体のゆっくりと一匹の犬。 ここは新興の住宅街のため、この時間通る車はあまり無い。 「うぅむ、まだ雪が降らんのか………」 今私が住んでいるところはあまり雪が降らない。なんというか冬が来ても物足りないのだ。そう、言うのならばあそこの冬は白さが足りない。 「ゆきはさむいよぉ」「わからないよぉ」 「ひゃんひゃん」 あぁ、最初に会っていたとき確か野原に住んでいたと言ってたな。確かにこやつらが冬眠?いや冬篭りか、とかをせにゃならんとしたら大変だろう。 「やっぱり大変だったか?」 「ごはんはもんだいなかったけどやっぱりさむいのはこたえたよぉ」「わからないよぉ」 「子ちぇんはいなかったからわからんものなの」 「わかったよぉ」 よく見るとちぇん達の尻尾(先生の尻尾もだが)はモコッとしている。 やはりコレはアレか?毛代わりのシーズンがあるのか? 夏が近づくとちぇんの毛がモサッと落ちるのか? そんなこんなを考えてるうちに公園に着いた。 「ひろいよぉ!」「ひろいよぉ!」 ブランコ・鉄棒・滑り台に砂場とまぁオーソドックスなものは揃っている。 「とりあえず何をしてみたい?」 「すべりだい!」「すべりだい!」 ブランコとか言ってこないでホント良かった……。とりあえず二体を掴んで階段を昇り、やり方を説明する。最初は親ちぇんに滑らせた。 万が一にも子ちぇんがつぶされないようにだ。 「すぃー!」「すぃー!」 実に楽しそうだ。跳ねて坂道を戻り、また滑る。 本当はマナー違反なのだがここは目を瞑ろう、ゆっくりは階段を昇るのは一仕事だ。 「しかし、なんでどんな足場でもてぃんてぃんと響くのだろうか……」 など当てども無く考えつつ二体の様子を『先生』と一緒にベンチに座って見ていた。残念ながらこの公園にドッグランは無い。 『若い者は良いねぇ……』とばかりにちぇん達を見ながら舌を出している『先生』。 いや待て、私は未だ現役で若いぞ。 「おねぇさんおねぇさん、すなばでもあそんでいいの?」 「問題ないぞ」 言うや否や砂場に飛び込んでいくちぇん二体。 「おやまをつくろうね!」「つくろうね!」 さすが親子、といったところかかなり息の合ったタイミングで大きな山を作っていく。ある程度大きくなったところで子ちぇんが飛び乗り 「ずっし~ん!」 山を崩した。 「もういっかいつくるよ!」「つくるよ!」 そしてまた同じことを続ける。 アパート近所の公園でもやってたが遊び……なのか、これ? 『賽の河原ごっこ』らしいのだが。 腕時計を見やるともう昼に近い。 「そろそろ帰ろうか? お昼だし」 「わかったよ!」「わかったよ!!」 そういって遊びを中断し、家に帰る。 昼を食べ終えたら遊びつかれたのかちぇん達(先生も)は寝てしまった。 日光の当たるところに心なしか移動して丸くなっている。『先生』は枕代わりにされているためか寝苦しそうだが。 「とりあえず毛布もってくるか……」 毛布を二階から取り出し、ちぇん達にかけておく。一階にも毛布はあるのだがそれは父と母の使う布団類だ。 下手に使ったら……確実に私は消される。 さて、やることもないのでイヤホンを付けて、テレビを見ることにする。 また当たり障りのないニュースだったのでゲーム機でもやることにする。 き、キノコのくせに生意気なっ!!甲羅で無限残機アップをして進まざるを得ない。 そんなこんなで小一時間も遊んでいたらちぇんが起き出した。 「おねぇさんおはよ~」「おはよ~」 「もう夜に近いからこんばんはぁだな」 「じゃあこんばんはぁ」「こんばんは~」 あ、そうだニュースの時間だからチャンネルを変えてみる。 『わりぃごはいねぇがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』 「「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」 しまった、地元の伝統・客人神のナマハゲさんではないか!! これは子供の(感性を持つ)ちぇんにはキツい…… 「がくがくぶるぶる……」 「ぶるぶる……」 オノマトペまで自分で言うのか……。 「あ、安心しろ! あの人たちはかなり遠いところにしか現れない!!」 「ほ、ほんとに?」 「ほんとに?」 「あぁほんとだ」 「「ゆっくり安心したよ!!」」 なんとか安心させることができた。まぁ、男鹿に行かない限りあの人達には遭遇しないだろう……。 その夜――― 「今度の年末なんだけどね?」 「はい?」 「今度の年末、母さんのお友達の所に行くから付いて来なさいね?」 「ゲェッ!?」 母の友達が住んでいるところは………男鹿だ。そしてあの人達が出没するシーズンもまた年末なのである。 「ど~する私!?」 「どぉしたのぉ?」「どうしたのぉ?」 「い、いやなんでもない」 さぁどうしようか……。 後書き・ えぇと、とりあえず書いてみました。私の地元を舞台に使っていますがそれ以外は実在の人々は一切合切関係ありません。 あと、昭和にドッグランって言葉あったんでしょうか……。 続き 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/3582.html
amazonで探す @楽天で #泥の河 を探す! 映画 1981.01.30 wikipedia Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/155.html
登録日:2011/02/26(土) 00 37 33 更新日:2024/08/21 Wed 18 10 43 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 うわあ~ お湯を切る! きるぅ~ やる時はやる オンドゥル吾 ヤクザ 不動明王 今のお前は女や、女になりきるんや!! 会長 伝説の極道VS東城会六代目会長 六代目 六代目の憂鬱 堂島大吾 大吾さんの大誤算 大子 射撃 射撃の名手 徳重聡 最終決戦四天王 東城会 極道たちの挽歌 気の抜けた怒号 浦島太郎 空耳 過保護 龍が如く エィヤァッ コイヨキリュー←お湯を切る! テメェノヨクデクミヲメチャクチャニシヤガッテェ! ※この項目にはネタバレ要素がガッツリあります。ご注意下さい。 堂島(どうじま) 大吾(だいご)とは、『龍が如く』シリーズ登場人物。 声は21世紀の石原裕次郎こと、お酒大好き徳重聡が担当。なお初登場は『2』である。 【来歴】 堂島組組長堂島宗兵(故人)と、その妻堂島弥生(美人)の間に生まれ、自身も父の仕切る堂島組に身を置いていた極道。 かつては主人公桐生一馬の舎弟だった。 昔から超カッコよかった桐生さんに憧れていたが、その憧れの兄貴にパパを殺されてグレる(後に真犯人が別にいると判明するが……)。 荒れに荒れ、近江連合の郷田龍司の罠にあっさり引っかかって銃刀法違反で実刑判決を食らい、刑務所に5年入っていた。 東城会本部からも「ありゃもう駄目だ」と見限られ、大吾の方も出所後は『1』の騒動で弱体化して見事に落ち目になった東城会に失望し、 神室町で舎弟を伴って飲んだくれる日々を過ごすことに。 東城会五代目会長寺田の死により、四代目である桐生さんから六代目の座に就くよう諭される……が、これを拒否。 その後拳を交えた説得を受け桐生さんとの和解を果たし(ラーメン屋の看板で何度も殴られた?気のせいです)、 結局、桐生さんと共に大阪へ行き、近江連合との交渉や郷田と再会を通じて一連の物語に関わって行く。 近江連合各派による神室町侵攻や、韓国マフィアの残党による陰謀など、様々な苦難を乗り越えて東城会会長の座に就き、組員3万人の大組織を引っ張っていく決意を固めこととなる。 『3』以降では東城会六代目会長として、ストレスとプレッシャーに押し潰されそうになりながらも頑張っている。 ……大吾本人は本当に頑張っているが、まだ若い彼を支えるはずの幹部がアレだったり神室町や東城会にトラブルが頻発したりするので、その被害をもろに受けて色々と可哀想なことになっている。 また、東城会の頂点でありながら四代目の指名で大抜擢された故に、後ろ盾たる自分の組を持っていないという意外過ぎる弱点も抱えていたりする。 劇中描写的には真島組と冴島組が反抗勢力に対する抑止力となっていた…のかもしれない。 そんな彼の苦悩が『4』や『5』で聞けるので是非哀れんでやって下さい。 桐生一馬という金看板でどうにかもっていた東城会が、彼の伝説自体が過去のものとして扱われる内にその看板を持ってきてもどうにもならなくなっている以上、彼が暴走してしまうのも無理はない。 「敵対する組のあからさまな罠にはまって勝手に豚箱に厄介になり、 それ以降は堅気に迷惑かけまくって組の看板に泥塗るわ、上納金は納めないわ、という酷い状態の若衆が、突然先々代の肝いりで会長職に就任」 という強引すぎる身内人事が一連の騒動を引き起こした節もあり、これは大吾のせいばかりではない。 現実的に例えれば、 「引き籠りや刑事事件等、散々問題起こしてきたチンピラみたいな社長の息子が、突然身内人事で自分の上司になった」 という状態に近い。 これではクーデターが勃発するのは必然である。 尤も、こういった桐生さんの思いつき人事にもかかわらず、不満を持つ者がいながらも彼を慕い支える層も少なくないあたり、人徳やカリスマ性は間違いなくあるのだろう。 またこの人事は桐生的には、実力や功績はあれど内面が全く信用ならない連中が多いので、信用できる大吾に白羽の矢を立てたという可能性が非常に高い。 実際、錦山組の2代目・3代目組長や『4』で重大な不義理が露見した柴田組長を見れば、信用問題という点において東城会は相当深刻な人材不足であることがよく分かる。 本来は晩成して東城会を盤石にし得た堂島大吾という大器が、思いつき人事とのその場の勢いで未完のままに潰えてしまった。と言う表現が適切であろう。 『5』でも六代目会長として登場するが、冒頭からなんと福岡で行方不明に。 情報公開時はその顔グラのやつれっぷりと共に衝撃を与えた。 しかもこれまでの大事件の数々のせいで、彼一人の責任ではないのに手腕を内外から疑問視される始末。 過労死か後ろから撃たれて死にでもするんじゃないかと心配する者もいたが、 東城会No.3が起こしたクーデターによって真島と彼の知己の冴島以外、東城会で味方だと断言出来るものが一人も居ない、 という四面楚歌に直面し、真の黒幕も察しはつくが対抗手段が無い。というかつてない苦境に陥った。 が、それに敢然と立ち向かう、以前とは比べものにならない貫録と思慮のある姿をプレイヤーは見ることとなる。 パラレルとなる『OF THE END』では神室町ヒルズ完成記念セレモニーに出席していたが、ゾンビ騒動発生の翌日の夕方に神室町ヒルズにゾンビが雪崩込み、カタギとともに籠城せざるを得なくなってしまう。 ヒルズ前封鎖直前に隔離エリア内に滑り込んだ真島と合流し、神室町各所の東城会系組織の事務所からゾンビが発生していることと東城会古参幹部が半数犠牲となっている情報を共有。 この時点で神室町も壊滅状態に陥っており、近江連合が黒幕と睨むと同時に組織にとって旨味がないこの行為を疑問視していた。 真島に『4』でのやらかしの仕返しをされた後の夜、どこから侵入したのか組員を乗せたピンクダンブがヒルズ前庭に突入するが、シャッターが破損してしまいヒルズ内部にゾンビが入り込み事態が著しく悪化する。 真島と共にヒルズ内のゾンビを掃討し、真島が時間稼ぎをする間にバリケードを構築させながら自身もヒルズの外へ出て真島に加勢し、アラハバキ改を下すとホームレスの介入で地下へ離脱した。 その後は賽の河原へ案内され、花屋の手引で当代近江連合会長とのテレビ会談を臨時に実施。その場で隣町と神室町内で目撃された三代目郷龍会会長の二階堂は独断で動いており、二階堂と接触していた龍司は東西抗争後に破門とされている情報を共有した。 よりによって黒歴史間違いなしの行為を隠蔽するために真島を脅すという変なタイミングで六代目としての圧を出したが、緊急事態に対し毅然として立ち向かい、堂々と近江連合会長との会談に臨む姿を見せた。 『6』では菅井の企みで真島、冴島と共に逮捕されていた。後に重大な決断を固めた桐生の計らいで釈放され、手紙を読んで広島に報復しないことを表明した。 『7』では極道の未来について憂いを抱いていたところで、同じ考えを持つ渡瀬勝に共感し、荒川真澄には東城会の裏切り者を演じさせ、東城会と近江連合の同時解散を行おうとしていた。 しかし渡瀬も大阪で刑務所に入れられ、ニック・尾形の元で真島、冴島と共に身を隠していた。後に渡瀬が釈放される前日に近江連合本部に来て、春日一番とその仲間たちと対面する。 そして渡瀬釈放の日に近江連合と東城会の解散を発表し、連合と春日たちの喧嘩の後見人となった。 その場で渡瀬の用心棒として来ていた桐生と再会することになるが、名前を直で呼んでいない。後に渡瀬と共に大阪の蒼天堀で警備会社を立ち上げ、春日を誘った。 【人物】 30という若さながら大組織東城会会長の座を推薦されるほどの、腕っぷしと人望のある男。 神室町で飲んだくれていた際はチンピラ連中に「兄貴」と呼び慕われ、勝手にくっつかれていた。 また、モブの女性に「かっこいい」と言われているところを見ると公式ではイケメン扱いされているらしい。※ちくしょうめ 性格はシリーズ屈指の苦労性かつ過保護であり、利益を優先するあまり向こう見ずになりがちな峯の保護と彼の評価を兼ねて組の立ち上げを許可する程。 また、構成員を家族のような存在として見ており、「一般社会で真っ当に生きていくこともままならない、はぐれ者の居場所である東城会を彼らを守るために」会長職を続けているようなもので、 襲撃を受けた際、同行していた部屋住みの若衆が自身を守って全滅した際は心を痛め、内部抗争から窮地に陥った峯のために幹部連を説得して当月の東城会のシノギ10億を峯の身代金に当てた上に、撃たれかけた彼を庇って負傷するなど、その過保護さは重大な弱点にもなってしまっている。 趣味はシルバーアクセ集め。 身につけている物は高級なブランド品。 『3』以降は常にスーツで身を固めているため、ご自慢のアクセサリーを見られないのが残念。 『2』、『5』では新幹線に搭乗する際に缶コーヒー(どちらもBOSSのレボマン)を嗜んでおり、どうやら新幹線に乗る時は缶コーヒーを飲んでひとときの癒やしにしている模様。 背中には不動明王の刺青が彫られている。龍が如く名物・早脱ぎが披露された際にはじっくりと見てみよう。 親父は超いかつい顔だが、オカンは和服の似合う美人。 どれくらい美人かというと30の息子がいる年齢ながら一人の地位ある男を愛に狂わせるほど。見た目も結構若い。ただし怒ると怖い。 ボーリング勝負ではそのあまりの下手さから多くの桐生さんにカモにされる。そしてあまりの下手さからすぐ多くの桐生さんに相手にされなくなる。大吾カワイソス。 父親との区別のためか、登場するほとんどの人物から『大吾』と下の名前で呼ばれ、名字で呼ばれることは少ない。 遥からも『大吾さん』と呼ばれる。遥に名前で呼んでもらえるなんて……うらやましい……。 中の人である徳重聡さんが声優業に不慣れだったためか、初登場の『2』では頻繁にその演技力がネタにされる。……いや『2』以降でもネタにされている。 しかし徳重聡さんの演技力は、シリーズを重ねるごとに向上している。 だからといって油断していると急にびっくりさせられる(コイヨキリュー)。 【その他】 堂島大吾という男を語る上で欠かせない要素。 それは龍が如くの中でもずば抜けた『不遇』っぷりである。 登場するたびに毎回ひどい目に遭っている。 ~大吾さんの黒歴史一覧~ うら若き20歳の頃、憧れの桐生さんが親殺し(それも被害者は自分の父親)の罪で刑務所行きになり破門。大吾「桐生てめぇ、よくも!!(゜Д゜#)」「桐生さんは兄弟分の罪被っただけだから」大吾「えっ」 やさぐれていたところに追い討ち。郷田龍司の罠にかかって銃刀法違反により自分も刑務所行きになる。5年の実刑。『ONLINE』ではこの事件の前後が掘り下げられ、彼なりに桐生不在の神室町を守ろうと喧嘩に明け暮れる最中、その腕っ節を舎弟にちやほやされ街の住人からもヨイショされる内に狭い世界で自惚れてしまい、近江連合の組員と喧嘩する内に龍司から果たし状を本部に送りつけられ、弥生と柏木直々の制止もガン無視して喧嘩に乗ってしまったことが引き金だったという事実が発覚。 しかも銃刀法違反に関しては龍司を尾行していた千石が、フルボッコにされ意識を失っていた大吾の傍に指紋を拭き取った拳銃を置いた事による悪質な嫌がらせであった事もついでに発覚。おまけに留置場で弥生直々に形だけとはいえ破門を宣告されるという自業自得の追い討ちを受ける。 自身の過大評価と強烈な自惚れが引き起こし、龍司に完敗した経緯が完全にトラウマ化。その場面を思い出しただけで嘔吐する程のPTSDを患い、それを紛らわせるために酒に溺れる日々に。 桐生さんと再会した直後、圧倒的な実力差でフルボッコにされる。 かつて自分を陥れた因縁の相手、郷田龍司と再会し決着をつけようと襲いかかるも腹部を一突きされて返り討ちにされる。しかも龍司からは完全に存在そのものを忘れられていた。大吾テラカワイソス その後、なんとか龍司とバトルに持ち込むも、不意討ちまでしておいて負けますた。 しかも4階で龍司と戦っていたはずなのに、負けた後は玄関前でフラフラになって現れる。さては逃げてきたな。 龍司のパパンである郷田会長と共にジングォン派に拉致られる。拉致られているあいだは何も食べさせてもらえなかったらしく、桐生さんに救出されるや否や「腹が減って死にそう(´Д`;)」と訴えた。 寺田の葬式に強襲してきた錦山組になす術もなくロープで縛り上げられる。どうでもいいけどロープの色はなぜか赤。なぜ赤縄……。 六代目襲名直後、錦山組が急速に上納金を回復させる裏で跡目争いの内部抗争発生。錦山組元二代目代行から一方的な暴行を受けていた峯を庇い銃撃されて負傷、幸い軽傷だったため1日入院する事態に。 いきなりゴタゴタに巻き込まれてどてっ腹に風穴開通→『3』のストーリー中はほとんど寝たきり状態で生死の境をさ迷う。撃たれた原因は、よりによって大吾の早とちり。 重傷を負って意識不明の最中、ヤンデレ気味の兄弟分、峯義孝に拉致られた挙げ句殺されかける。意識がはっきりした後、自分に風穴開けた奴にきっちり意趣返しできたとはいえ悲惨な展開に……。 大吾が眠っている間、東城会の大幹部が二人死亡して一人は行方不明となった結果、事実上壊滅状態の組が複数出来てしまう。更に長い眠りから覚めた直後に大幹部の一人で東城会の稼ぎ頭・峯がケジメをつけるべく投身自殺。その結果、縁の下の力持ちであった若頭柏木と、右腕で金庫番だった峯を同時期に失ってしまい、財政面でも追い込まれ始める。 弱体化していく東城会すら手に負えないのに、親戚の上野誠和会までちょっかいかけてくる。更に「桐生一馬」という金看板も効力を失い始める。 追い打ちのように警察の偉い人までちょっかいかけてくる。大吾「東城会を護らないと……そのためには警察の言うこときかないと……でも………あああああああ」 大吾暴走。警察の偉い人に逆らえず真島の兄さんを警察に逮捕させる。四代目激怒。そして秋山の隠し財産1000億に釣られてミレニアムタワー屋上に護衛無しでのこのこやって来たら警察の偉い人に用済みと判断されて処刑寸前の所に桐生さん達がヘリで登場。1000億は吹き飛び、大吾本人が桐生を敵に回したら東城会が潰れることを認識しているのに関わらず、桐生一馬とタイマンするハメに。大吾も強くなっていたが、前作まで最終戦は桐生一人で戦い抜いたことを知っているプレイヤーが、用意周到に鍛え上げ、装備やアイテムを優先的に与えているであろう桐生さんを相手に得意の拳銃も使わずに素手で絶望的な戦いに突入。他に桐生がボスと戦うことが無いことがわかったプレイヤーの判断で全力を出して襲いかかる桐生さんの容赦なさすぎる拳で動けなくなるくらいボッコボコにされる。え?刀で斬られたりメリケンサックでボコられた?気のせいです。虎落としだけで十分きついですよ… 東城会の財政に大きく貢献してくれるであろう神室町ヒルズが完成するや否や突如ゾンビが大量発生、ショッピングモールに立てこもるはめになる。おまけに構成員やら幹部やらが死にまくる(しかしOTEはパラレル扱いの作品なので、本編における損失としてはノーカウントか?)。 まさかの女装イベント発生。完全に真島の兄さんのおもちゃにされる。 龍司が世話になっているガンスミスが桐生に提供した対物ライフルの代金を勝手に東城会へのツケとして請求。しかも桐生は止めるどころか「ふんだくってやってくれ」とノリノリ。 弱体化が進む一方なのに稼ぎ頭だった地下闘技場"ドラゴンヒート"を巡って小規模ながら内部抗争勃発。放置していたら比較的まともな直系九鬼組初代組長が死亡。おまけに内通者が警察にリークしまくったせいで違法風俗がどんどん摘発されて資金的により一層追い込まれる。 経営を二岡組に任せたら八百長試合を乱発したせいで全く稼げなくなったDHを放置していたら、今度は関西地下格闘技団体「阿修羅」と鶴見都知事が介入する形で二岡組と九鬼組の間で代理戦争勃発。 やっとDHが二岡組による代理経営によって低迷していた上納金が回復してきたと思ったら検察によって差し押さえられる。 二岡組があちこちに媚び売ったせいで、事態がよりややこしい事になる。しかも神室町全域に摘発が入ってOTEとはまた違った壊滅状態になりかける(おまけにミレニアムタワー内部に治安部隊が大勢入り込む始末)。 近江との戦争が勃発しそうになり、体勢を調えようと盃交渉に福岡へ行ったら行方不明。おまけに結構やつれた。 行方不明は黒幕の計画を狂わせるための行為ということが判明。珍しく誘拐されてはいなかったが、潜伏先の名古屋ではサングラスとマスクというバレバレの変装をしていた。当然、名古屋市民からは変質者扱いされる。 元同級生の品田辰雄をヤクザの抗争に巻き込むまいと喧嘩で止めようとするも、引き分けの状態になる。ちなみに品田は"一般人"。(※大吾はその後もピンピンしていたのに対して、品田はしばらく休養を要したので、実質大吾が手加減してはいた模様)その時に数年分の鬱屈をぶつけられるようにコンダラ引きされたとかなんとか。 品田にコーヒー(BOSSのレボマン)をパシリさせてそのお釣りを全額プレゼントしたが、混雑していた新幹線車内にて大声で「東城会会長だもんね!」とカミングアウトされる。だが彼の身の回りにはこんな男しか居ない。 東京で首謀者の黒澤に止めを刺されそうな桐生たちをひとりで颯爽現れてと救い出すも、長話をしていたせいで後ろから金井に撃たれ、またも生死の境をさまよう。神宮やリチャードソンのように護衛が居ない悲劇であるが、自らの護衛すら信頼できない人間であると言う状況でもあり、追い詰められた悲しい現実がそこにあった。 首謀者の息子により、またまた東城会の直系組長達が殲滅され、組織再編を迫られる大打撃をまたまた被る。一応、重傷のまま桐生達を救いに現れて黒幕の護衛全員ムービー銃で倒してみせた。 亡き峯が蛇華本部と交わしていた手打ちが失効、蛇華本部による神室町襲撃。その前後のゴタゴタで真島共々逮捕され、超法規的措置で釈放はされるがまた桐生と遥の不始末が齎した厄介事に巻き込まれる。 荒川組が組ごと近江連合に寝返り、近江連合とズブズブの関係になった警察による東城会の資金源撲滅を掲げた徹底的な浄化作戦「神室町新生計画」発動。東城会の息がかかった店舗が摘発され、資金繰りが著しく悪化したタイミングで大吾も逮捕されてしまい、幹部連は警察への対応で追われていたので誰かを代行に据えて統制する余裕すらなく空中分解同然に東城会が消滅、神室町が制圧される。←NEW!! 本編中二回も拉致られている。おそらく遥やリリ並にさらわれているんじゃないだろうか? しかも二度も撃たれ死にかけている。防弾チョッキ着ろ。しかも構成員が3万以上居る割にひとりで行動したがる悪癖がある。護衛部隊を用意しろ。神宮やリチャードソン、宗像、黒澤はいずれも護衛を用意して万全を期しているのだが。 女装時は、なぜか髭はそのまま。緊急時でもあり、やむを得なかった事情もあるが。 ちなみに大吾は何度か『強くて人望がある』と第三者によって語られているが、『人望がある』はともかく『強い』という描写はほとんどされていない。 というか、本編中に単独でバトルに勝ったことがない。ただし、それは素手での話であり、ムービー銃の腕前はかつての東城会の武闘派と同レベルの実力がある。 その疑問視される強さが『2』時代のいきがりっぷり、さらに生まれ持った不遇体質と併せて彼をネタキャラ化している。 そんな彼についたあだ名は『大誤算』。DAIGOと呼ばれることも。ウィッシュ☆ ……ただ、ネタと親しまれている男ではあるものの本編中目覚ましい成長を遂げているのも確かである。 神室町を離れた桐生さんに代わり、若いながら東城会と組員、そして神室町を護ろうと常に一生懸命だ。 『3』以降では見た目や物腰からもかつての幼さがなりを潜め、理知的で風格ある立派な会長となった。 特に射撃の腕前については卓越している。 今までに錦山組二代目新藤浩二、アンドレ・リチャードソンなどの射撃に成功している(前者は即死。後者は死は免れたものの重傷を負い、同伴していた部下2名も死亡している)。 『5』においても黒澤の護衛全員を射殺しており、ムービー銃では歴代キャラ随一の殺害数を誇る。ムービー銃なので、殺しはやって無いらしい四代目とは違い、明確に射殺している。新藤に関しては「ぶっ殺してやる!」と叫んでいるので間違い無く殺害している。 リチャードソンの件は重傷で昏睡状態に陥り峯すら匙を投げる状態から回復した直後に担架から転がり落ちて峯が捨てた拳銃を拾い、全発命中。 チューブで命を繋いでる状態から無理に動いた事が響いたのか直後には力尽き起き上がる事すら出来なかったが、CIAすら欺く計算高いリチャードソンが驚愕した通り、事実上の突破口となった上に峯を改心させるきっかけとなる。 黒澤については金井に撃たれる前に黒澤の拳銃を正確に撃ち、金井に撃たれた後も病院から抜け出して勝矢に体を支えられた体勢で黒澤の護衛達に全発命中。コンディションは最悪な状況でも銃撃を外したことは無い。 東城会にはかつては風間、嶋野、荒瀬など手練れの銃の使い手が居たが、大吾は彼らと同等の腕前がある。 『3』、『5』共に大吾は重傷で再起不能と見た黒幕側の誤算が命取りとなっている。 ちなみに『OTE』の彼は、前述の女装イベントばかりが強調されることが多いが、何気にシリーズの中で最も威厳に満ち溢れており、 ゾンビ騒動のさなかで生き残った人々をきちんとまとめ上げている他、終盤ではモニター越しとはいえ近江連合会長と対等の会談までやってのけ、ゾンビ騒動の黒幕に大きく近づいている。ゾンビ掃討も自ら前線に立ち、真島をサポートする働きを見せた。この時には真島と同じくショットガンを使用している。 神室町ヒルズは結局陥落することになるが、陥落する寸前に子供を含む生き残り全員を賽の河原にまで撤退させることに成功。桐生到着時には同行して戦うことを申し出たが、桐生から賽の河原の死守を依頼され、結果として生き残り最後の逃げ場所である賽の河原を守り抜いた。この時点では、側近の安住がサポートしていた。 『5』では品田の同級生であったことが判明。 学年一位の成績を誇る優等生だったが、品田たちの甲子園出場を守るために喧嘩沙汰を起こした末に退学、少年院に入っていたことも明かされる。 名古屋組の調査の際には品田を使ったが、これはその時点で『OTE』で支えていた安住が殺害されたり、冴島が服役して不在、さらに自らの護衛すら信用できる部下がいなかったこと、大吾自身が行方をくらましているさなかであったことに加え、 それ以上に品田に立ち直ってほしいという思いがあった模様。 名古屋組と因縁深い品田に真相を究明させて、品田を変えるきっかけを与えた。黒幕側は有名な桐生や冴島の動きこそは完璧に把握していたが、まったく無名の品田が参戦したことは想定外であり、黒幕の陰謀を打ち砕くきっかけのひとつとなった。 龍が如く0 サブストーリー「若様のおねだり」にて、当時12歳の彼が登場する。桐生からは「若」と呼ばれている。 ワイシャツに蝶ネクタイにサスペンダーに半ズボンという、いかにもお坊ちゃんらしい服装で、見た目は可愛らしい少年だが、この頃はたいそうひねくれた性格で、組の看板と財力にものを言わせて自分より年上の若者達をはべらせて遊び歩いていた。 だが、内心では自分の周りに集まってくるのは父親である堂島宗兵の財力や評価目当ての者しかいない事も分かっているため、深い孤独感を覚えている。 皮肉にもその姿は、将来自分に半ば狂信じみた忠誠を誓うことになる兄弟分・峯と瓜二つの状態であった。 本編以前でもちょくちょく桐生を連れて遊んでいた様子で、サブストーリーでは母親に事務所への立ち入りを禁止されてヒマなので街で遊びたいという理由で桐生を呼びつける。 大吾の傍若無人な振る舞いに対して桐生は「俺の知っている堂島大吾という男はこんなことはしなかった」と諭しており、ここまでひねくれてしまったのは最近であることを窺わせる。 やはり、あの一筋縄ではいかない父親の背中を見て、色々抱え込んでしまったのだろうか? なお、桐生は堂島組と事を構えている自分と行動するのは危険だという理由で大吾の誘いを断ろうとするが、 大吾は組長の息子である自分と行動している間は組の者に手を出される心配がないと半ば無理やり了承させた。 以下サブストーリーのネタバレ注意。 その後、以前に自らがはべらせていた若者達に闇討ちされかけて桐生に助けられる。 大吾は闇討ちしようとした若者達をここぞとばかりに罵り、さらには桐生に彼らを不具にするように命じようとする。だが、そこに響いたのは 「…いい加減にしねえか、このガキがぁ!!」 ぶち切れた桐生の怒声だった。 「黙ってりゃどこまでもつけ上がりやがって…」 「ボンボンなのもいい、親の看板使って調子に乗るのも許してやる…だがな…何の抵抗もできない相手を、絶対安全な立場からいたぶんのは外道だ」 男の道に外れるような事する野郎は許せねえ…それが大吾。お前がそうだってんなら尚更だ」 「ほ、本気かよ、桐生君。……組長の息子に手を出すのかよ!どうなっても知らないぞ!」 突然の桐生さんの手のひら返しに憤慨する大吾。 「知ったことか。俺は、こんな状態のお前を黙って見過ごすような男じゃねえんだ」 なおも怒鳴り続ける桐生さん。この剣幕に大吾は泣きながら、自らの行いを詫びたのだった……。 泣き止んだ大吾は、久しぶりに自分を堂島組長の息子という色眼鏡なしで見て、さらに心から自身の事を心配し、叱ってくれる人間に出会えて嬉しかったという心中を告白する。 桐生は、人間同士が本当に信頼しあえるようになるには長い時間がかかり、そしてその時間を惜しんではならないと諭した。 「それに、お前のダチはここに一人いるんだからな」 それを聞いた大吾は親の金や看板に頼らず、自分自身の足で歩んでゆく決意を決め、桐生に再会を約束して去っていった。 成長した大吾の背中をどこか晴れやかな気持ちで見送る桐生。 だが大吾は堂島組長の息子である。 一方、自身はその堂島組と事を構えている状態。 最終的に杞憂で終わったものの、この時点では恐らく大吾との再会は決して叶わないと桐生は悟っていたのだった…。 龍が如く6 亜細亜街で起きた大火災(古参幹部である菅井の策略)の責任を取らされ真島と共に警察に逮捕されてしまう。終盤に桐生の計らいで釈放され、陽銘連合会と五分盃を交わす計画をたてる。 【維新】 幕末を舞台にした維新では徳川慶喜として登場する。 貫禄はあるのだが「黒船襲来」という未曾有の事態が起きたり、弱体化しつつありほぼほぼ詰んでる幕府を任せられてしまってるあたり、立場的に嵌り役にも程がある。 だがグラフィックが公開された直後は、そのまげ姿に腹を抱えるプレイヤーが結構いたとか。 一方そのその妙に面白い姿とは裏腹に日の本の国を治める長として確かな貫禄と冷静で的確な判断力の持ち主。 桐生一馬扮する斎藤一(坂本龍馬)と真島吾朗扮する沖田総司に居城にカチコミを仕掛けられるも、自室に姿を現した斎藤を冷静に品定めし彼との対話に臨んでいる。 最終的に大政奉還の奏上に現れた彼に、「(その策がなんなのか聞かせたければ)聞く耳を持たせてみろ」と戦闘をしかけ、激しい剣戟の末に敗北。え?齋藤からは普通に銃で撃たれたり拳で暴行振るわれ、彼も彼で謎のビームで抵抗していた?知らんな。斎藤との問答の末に大政奉還を受け入れ徳川300年の歴史に幕を引いた。 なお、ナンバリング作品では渡世の親でもある桐生だが、本作では面識がなくそれどころか彼視点では自宅にカチコミしかけてきた賊でしかない為、そちらとは違い終始タメ口かつ上から目線で桐生に接する珍しい姿を見せることとなる。 追記・修正はサングラスとマスクでバレバレの変装をしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 2のチンピラ時代に比べると、それ以後は成長してるんだよな、問題は対峙する事件が巨大すぎる。DBに例えるとようやくベジータ倒せるぐらいの戦闘力になった所をセルが来襲してきた並に無茶振りが持ち込まれただけで -- 名無しさん (2014-02-15 02 54 01) 龍司と再開してってとこ誤字。 開いてどうすんだよ。 会うんだろ。 -- 名無しさん (2014-02-15 14 31 29) お、おう… -- 名無しさん (2014-02-15 15 02 29) 5は声にすごく貫禄をかんじるようになった。徳重さんの演技がすごく上手くなってるように思える。 -- 名無しさん (2014-02-18 17 35 47) 大吾さん、維新で奇声を上げながら面白いジャンプからの攻撃は止めてください -- 名無しさん (2014-03-04 23 10 29) 5では用心深さや冷静さ、理知的な面をみせた→→高校時代から成績一番で、品田を庇って中退、ケンカも強かった。 爆発しろ! -- 名無しさん (2014-04-21 00 29 12) 維新で何回も倒されたなあ -- 名無しさん (2014-05-16 16 37 34) ↑大吾さんの射撃能力には定評がある。目指すは風間のおやっさんだ! -- 名無しさん (2014-05-26 17 14 58) ピーチ姫並みの誘拐されてる気がする 5でもまた誘拐されたのかとあっさり思うレベル -- 名無しさん (2014-05-26 17 24 01) なんでだいごって名前の人は大誤算扱いされるのやらww -- 名無しさん (2014-06-09 22 44 05) そういえばなんで5の名古屋の奴使いを出せばいいのになぜ品田に頼んだんだっけ。いやがらせ? -- 名無しさん (2014-08-19 06 22 14) ↑ 完全に腐ってた品田を立ち直らせるには、品田自身の手で真相を調べさせて、過去と決別させてやる必要があると思ったから。おまけに、青山会長代行に東城会の殆どを掌握されてるから、信頼して動かせる部下が殆ど居ない -- 名無しさん (2014-09-14 21 58 03) そうなのか。命狙われてるのにハズなのに友達の心配するとは結構余裕あんなw -- 名無しさん (2014-09-20 06 05 36) 3以降はそれなりにガタイいいけど2の演説時のモヤシっぷりに吹いた -- 名無しさん (2014-11-03 20 41 21) そろそろ操作したい -- 名無しさん (2014-12-15 22 08 45) 0の大吾wwww我儘ボンボンなのかwww -- 名無しさん (2015-01-16 08 40 06) 正確に手元の拳銃を打ち抜き+拳銃持ち4人相手を4発で仕留める。大吾さん銃の腕前良すぎない? -- 名無しさん (2015-02-26 22 46 02) 「サングラスとマスクというバレバレの変装~」ってそれは四代目だろ!大吾さんはそれに加え帽子も被るという完璧な変装だから! -- 名無しさん (2015-03-15 12 39 46) よくあの残酷な親父からこの性格の息子が生まれたな -- 名無し (2015-03-30 17 13 20) 桐生さんとの出会いが大吾の人格形成に影響与えたんじゃないかと思うな。逆にもし桐生さんと出会わなければ親父の生き写しみたいに育ったかもしれない。 -- 名無しさん (2015-04-03 23 19 44) ぶっちゃけ、宋兵よりも世良勝(3代目)に若干似てる -- 名無しさん (2015-08-13 23 03 56) の苦労を見てて、会長の座を奪いたがる奴らが後を立たないのが理解できん。 -- 名無しさん (2015-12-31 18 51 48) ↑ 記事の通りの経緯で不満を持たない奴の方が稀有だから -- 名無しさん (2016-01-26 02 21 37) 長芝居は上達してるのに掛け声がちょっと……というのは珍しい気がする。大抵逆パターンだから(モウヨッセとか) -- 名無しさん (2016-01-29 08 30 30) 掛け声は普通に難易度高いんじゃない?ゲームの収録形式だとなおさら。 -- 名無しさん (2016-02-04 12 29 33) 維新ではそれなりにバトルボイスも聞けるようになってた。 -- 名無しさん (2016-02-12 10 04 10) 2では狭山以上にサブストーリー消化のために放置される可哀想な人 -- 名無しさん (2016-05-11 15 09 21) そろそろプレイヤーキャラになってくれないかなあ -- 名無しさん (2016-07-19 21 45 46) 6では今のところ登場シーンも見えないから、サプライズでプレイヤーキャラ化ありえるかも。最終章というなら東城会の決着も付けなきゃいけないわけだし。 -- 名無しさん (2016-09-24 13 36 20) というか会長の席から降ろされてない?なんやかんや成長してるからただでやられたとか大人しくしてるってことはないといいが -- 名無しさん (2016-10-12 06 19 48) ファミ通からの続報によると真島の兄さん共々別件で逮捕されていたことが発覚。苦境度で言うなら1(収監中)>6>4>5>2>3>0かな? -- 名無しさん (2016-11-11 02 41 00) 7で大吾主人公くるで 7の主人公は 桐生の隠し子、大吾、冴島、秋山だな -- 名無しさん (2017-04-14 16 58 35) ↑5と6で龍が如くは本編がやばい事になってるから緩衝材に極2の発売が先だ -- 名無しさん (2017-04-22 21 58 53) ここまで苦境に陥っていながら、組を存続させてるのは素直に凄いと思うんだがなぁ…。いかんせん、運が悪すぎるのと桐生の背中がデカ過ぎる。 -- 名無しさん (2017-05-13 23 34 36) 6ってはめられて真島さんたち共々にムショ送りにされなかったっけ -- 名無しさん (2017-08-29 10 45 48) 東城会を引っ張れるのが大吾か真島くらいしか居ないのがそもそも問題なのだ -- 名無しさん (2018-09-19 01 37 57) 一人で何もかんも背負いすぎだ かわいそう -- 名無しさん (2019-03-18 11 17 48) ここまでの状況で役割を投げ出さないことが尊敬できるレベル -- 名無しさん (2019-03-18 15 55 41) ボロクソに言われてることもあるが、信用できる幹部が真島の兄さんと冴島しかいないし、その冴島はムショに入ってるから実質2人で大組織を纏めてるようなもんだから結構人外だわ。 -- 名無しさん (2019-03-19 15 47 59) 五分の盃大好きおじさん -- 名無しさん (2019-11-19 17 51 18) (7ネタバレ注意)・・・・・・7でああいう結論に至ったのは、暴対法や政治家云々だけではなくて、あまりの身内が発端の不遇っぷりに、もうやってられるか!と半ばキレてたからじゃなかろうかw -- 名無しさん (2020-01-28 17 04 17) ONLINEだと空中分解だけど、7だと逆に手玉に取って青木遼の手柄と思わせておいて同時解散してるから、そこそこの功績じゃない? 行き場のないヤクザの受け皿もちゃんと考えてたし。 -- 名無しさん (2020-03-31 17 49 08) 非常に見栄えが良いバトルモーションのため、よく流用される -- 名無しさん (2020-07-06 18 30 11) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-08-05 07 28 38) 五分の盃おじさん -- 名無しさん (2021-01-20 23 01 08) 最新作だと煎餅屋でバイトしてたりする -- 名無しさん (2021-02-07 06 33 40) 親父が性獣ピグモンもどきだったの考えると成長速度が早い -- 名無しさん (2022-01-30 09 52 47) 人徳面ではリーダー性はあるとは思うし大分優秀寄りではあると思うんだけど、毎回毎回本人の能力以上の事が降りかかりすぎてて不遇に思える。大分苦労人だし8からは極道じゃなくなるから少しは報われると良いんだけどなあ。 -- 名無しさん (2022-08-20 21 40 54) 郷田龍司の罠で刑務所に服役中とはいえ全く話題に上がらなかった1時代が大吾の1番の受難だと思う -- 名無しさん (2023-06-11 06 05 08) 5の時は渡瀬から格下扱いされていたのに7では利害が一致したとは言え、大吾の作戦に渡瀬が協力していたのが感慨深かったなぁ… 7以降はカタギの世界で光の道を生きていて欲しいな -- 名無しさん (2023-06-25 19 46 57) 横暴の限りを尽くしていた青木に作中で初めて一矢報いたのが青木と似たような境遇で育った大吾というのがなんとも皮肉だな -- 名無しさん (2023-07-01 10 28 12) そんな大吾も7の外伝の初回特典でめでたく操作キャラに、やったね! -- 名無しさん (2023-07-20 11 52 54) 3で撃たれたのは早とちりって書いてあるけどあの状況で胸元に手を入れたら先手打とうとするだろ -- 名無しさん (2023-08-02 00 45 23) 8でも立場がツラい…… -- 名無しさん (2024-02-25 13 52 37) 困ったような顔が張り付いてる苦労人大吾さん、カワイソス -- 名無しさん (2024-03-24 20 06 55) 8後は黒幕の置き土産の処理が面倒そうだな…8であんなになった以上、9とかどうなってるか想像すらできない…できないがいい加減少しは報われててほしいと切に願う -- 名無しさん (2024-04-10 00 52 25) ヤクザ界の武田勝頼みたいな人。 -- 名無しさん (2024-05-19 22 10 47) 新作の度に大誤算なことになってる大吾さん -- 名無しさん (2024-06-25 01 39 51) 名前 コメント