約 3,793,869 件
https://w.atwiki.jp/blazingangels2/pages/29.html
ミッション13 世界の屋根 ドイツ軍の輸送機部隊を見つけ、運んでいる積荷を奪取するのだ。 敵は爆撃機を輸送機として使っている。 誤って撃墜しないように注意したまえ。 デフォルト機体 La-7 装備 Light Machine Gun、Heavy Cannon、Flak Gun アンロック機体 Me 262 N1K-J Shinden He-162 Salamander スキン La-7-パレード タイムボーナス 12 30 サブ目標 0 スタンツ 3 命令書 ★★★☆☆ 爆撃機の護衛機を撃墜せよ。(強風のため操縦に注意) (キャノンと機関砲を同時に使用したほうが、撃墜しやすい。) 僚機らが安全に離陸できるよう、急いで敵機を掃討せよ。(地上目標は無視して戦闘機を狙う。) 安全な空域まで輸送機を護衛せよ。 ”メイン目標 爆撃機の護衛を撃墜せよ” ↓ ”メイン目標 僚機らが安全に離陸できるよう、急いで敵機を掃討せよ” 地上は無視して戦闘機狙い。 ↓ ”メイン目標 安全な空域まで輸送機を護衛せよ” ミサイルを狙いつつとにかく攻撃。
https://w.atwiki.jp/muramasatsuya/pages/99.html
2-4攻城戦 2-5平定の時 3-1加勢 基本データ 消費握り飯 4 徳利 徳利×2 設計図 LV2 力・命の石 並 経験値 30 ステージ45 ステージ46 ステージ47 ステージ48 ステージ49 ステージ50 ステージ51 成果 報酬 条件 ☆3 高級ガチャ 10ターン以内に味方が全て生存している状態で足軽大将の義盛を倒す ☆2 牛角 10ターン以内に足軽大将の義盛を倒す ☆1 ガチャ券 12ターン以内に足軽大将の義盛を倒す 敗北 - 自軍全滅、または山猫の紺青が倒されるか、途中条件を達成できない 部隊編成数が6に増えるマップ。 今後この形式のステージは6人や7人編成可能になる。 共通 途中条件とは4ターンを経過しても門を守る部隊を三つ撃破できない 6ターンが経過しても二カ所の虎口を破壊していない 7ターンが経過しても侍大将の信常の部隊が生存している 8ターンが経過しても菅沼定盈の部隊が生存している 12ターンが経過しても足軽大将の義盛の部隊が生存している クリアを狙う場合 味方下部隊へ火力が高いユニットを配置 味方上部隊敵を倒しつつ敵陣地の上方向から近づいて柵を破壊 味方ゲストの武田で時間を稼ぐ 味方下部隊上部隊が柵を破壊して敵部隊を釣ったらこちらも柵を破壊する 足軽大将の義盛を銃士の狙撃でスナイプする 以上を4ターン以内に行えない場合、門を守る部隊を三つ撃破する必要がある ☆3を狙う場合 味方を倒されないように動く事以外はクリアを狙う場合と同様 コメントを書き込む前に コメント欄での【煽り、叩き、晒し、荒らし】を禁止します。 URLの記述はご遠慮下さい。 wikiに掲載されている内容が【最新とは限りません】。気づいた点があれば、編集するか、コメント欄に情報をお願いします。 管理者への連絡はこちらにお願いします。 名前
https://w.atwiki.jp/blindjusticexg/pages/44.html
部隊 戦争時の相手との部隊相性により、減らせる兵士の数が2倍になる。 勲章の数や条件により自分の部隊をクラスチェンジすることができる。 勲章は戦争に勝つと手に入れることができる。 上位クラスから下位クラスにクラスダウンするときは、条件:なしで変更が出来ます。 部隊変更は、謎の神殿の部隊を変えたいで出来ます。 部隊一覧 歩兵部隊 特徴:一番最初の部隊。 条件:誰でもなることができる 有利:弓兵部隊 不利:騎兵部隊、飛竜部隊、魔物部隊 重兵部隊 特徴:進軍時間が1.5倍かかる。防御力が高いので攻めずに守る人に最適。 攻撃力:0.8倍。防御力:1.3倍。 条件:歩兵部隊からクラスチェンジ。勲章5個以上 有利:斧騎兵部隊、弓兵部隊、弓騎兵部隊 不利:飛竜部隊、魔導部隊、魔騎兵部隊 斧騎兵部隊 攻撃力:1.1倍。防御力:1.1倍。 条件:重兵部隊からクラスチェンジ。勲章10個以上 有利:槍騎兵部隊、弓騎兵部隊、天馬部隊 不利:重兵部隊、黒騎士部隊、聖騎士部隊 黒騎士部隊 特徴:聖騎士部隊とライバル。 防御力:1.2倍 条件:斧騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上 有利:斧騎兵部隊、聖騎士部隊、天馬部隊、弓騎兵部隊 不利:槍騎兵部隊、聖騎士部隊、魔騎兵部隊 騎兵部隊 攻撃力:1.1倍 条件:歩兵部隊からクラスチェンジ。勲章10個以上 有利:歩兵部隊 不利:槍騎兵部隊、弓兵部隊、弓騎兵部隊 槍騎兵部隊 特徴:不利な相手が少ない。 攻撃力:1.1倍 条件:騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章10個以上 有利:黒騎士部隊、騎兵部隊、聖騎士部隊 不利:斧騎兵部隊 聖騎士部隊 特徴:不利な相手が少ない。黒騎士とライバル。 攻撃力:1.2倍 条件:槍騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上 有利:斧騎兵部隊、黒騎士部隊、暗殺部隊、飛竜部隊 不利:黒騎士部隊、槍騎兵部隊 天馬部隊 特徴:進軍時間1/2。ただし不利な相手が多い。 条件:騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章20個以上。ダークホースのペットを生贄。 有利:魔導部隊、魔騎兵部隊 不利:斧騎兵部隊、黒騎士部隊、弓兵部隊、弓騎兵部隊、幻影部隊 飛竜部隊 特徴:進軍時間1/2。ただし不利な相手が多い。 攻撃力:1.1倍 条件:天馬部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上。ドラゴン系のペットを生贄。 有利:歩兵部隊、重兵部隊 不利:聖騎士部隊、弓兵部隊、弓騎兵部隊、魔導部隊、魔騎兵部隊、幻影部隊 弓兵部隊 特徴:有利な相手が多い。 攻撃力:1.1倍 条件:歩兵部隊からクラスチェンジ。勲章5個以上 有利:騎兵部隊、天馬部隊、飛竜部隊、魔導部隊、魔物部隊 不利:歩兵部隊 弓騎兵部隊 特徴:有利な相手が多い。 攻撃力:1.1倍 条件:弓兵部隊からクラスチェンジ。勲章10個以上 有利:騎兵部隊、天馬部隊、飛竜部隊、魔騎兵部隊、魔物部隊 不利:重兵部隊、斧騎兵部隊、黒騎士部隊 暗殺部隊 特徴:長期遠征はできない。有利・不利な相手が少ない。 攻撃力:1.2倍。防御力:0.8倍。 条件:弓騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上。職業が忍者。 有利:幻影部隊 不利:聖騎士部隊、魔物部隊 待ち伏せボーナス:待ち伏せに成功すると相手の兵30%程度を暗殺。 魔導部隊 攻撃力:1.1倍。防御力:0.9倍。 条件:歩兵部隊からクラスチェンジ。勲章5個以上。マジックエッグのタマゴを生贄。 有利:重兵部隊、飛竜部隊、魔物部隊 不利:天馬部隊、弓兵部隊 魔騎兵部隊 攻撃力:1.2倍。防御力:0.9倍。 条件:魔導部隊からクラスチェンジ。勲章10個以上。 有利:重兵部隊、黒騎士部隊、飛竜部隊、魔物部隊 不利:天馬部隊、弓騎兵部隊 幻影部隊 特徴:有利・不利な相手が少ない 攻撃力:1.2倍。防御力:0.8倍。 条件:魔騎士部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上。 有利:天馬部隊、飛竜部隊 不利:暗殺部隊、魔物部隊 待ち伏せボーナス:待ち伏せに成功すると通常の待ち伏せより士気の低下が大きい 魔物部隊 攻撃力:1.1倍。防御力:0.9倍。 条件:魔騎兵部隊からクラスチェンジ。勲章30個以上。職業が魔物使い 有利:歩兵部隊、暗殺部隊、幻影部隊 不利:弓兵部隊、弓騎兵部隊、魔導部隊、魔騎兵部隊 ツリー構造で見る上下クラス 歩兵部隊 ┣━重兵部隊 ┃ ┗━斧騎兵部隊 ┃ ┗━黒騎士部隊 ┣━騎兵隊 ┃ ┣━槍騎兵部隊 ┃ ┃ ┗━聖騎士部隊 ┃ ┗━天馬部隊 ┃ ┗━飛竜部隊 ┣━弓兵隊 ┃ ┗━弓騎兵部隊 ┃ ┗━暗殺部隊 ┗━魔導隊 ┗━魔騎兵部隊 ┣━幻影部隊 ┗━魔物部隊
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/731.html
349 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 10 05 ID Phq6Y94j ------- 第十一話~前世の否定~ ・ ・ ・ 目隠しをされたうえベッドに長時間縛り付けられていると、無性に不安な気分にさせられる。 もしかしたら目隠しを隔てた向こう側には刃物を持った殺人鬼がいて、俺をどうやって殺そうか 考えているのかもしれない。 身じろぎをしただけで殺されるかと思うと、うかつには首を動かすこともできない。 それとも、どこか人目につかない場所にベッドごと閉じ込められているのかもしれない。 もし誰も来なかったら、この惨めな状態のまま死んでしまうだろう。 不意に、ベッドの下や天井を這うムカデやゴキブリの姿を想像してしまった。 無数の足を持った黒い虫たちがベッドの足を登って、または天井から落下して俺の体にやってくる。 奴らはうじゃうじゃと体中のあらゆる穴へと入り込んでいくが、手足の自由を奪われている俺は 成す術もなく害虫たちに蹂躙し尽くされてしまい、やがてショック死を迎えるだろう。 もちろん全部が俺の想像だが、何十分、何時間も横になっていれば無駄なことを考えてしまう。 暇だったら歌でも歌って気分をごまかそうかと思ったが、近くに誰かいたら恥ずかしいし 他人から同情を買ってようやく褒められるくらいの歌唱力しか持っていない俺は沈黙していた。 無駄な想像や馬鹿な行動以外にも、頭を使って考えるべきことはある。 俺をこんな状態にした張本人、菊川かなこさんについて。 彼女は俺のことを以前から、というよりもかなり昔から関係があったかのように言う。 それもただの知り合いや友達では無く、まるで恋人だったかのように。 俺が誰にも話していないようなこと(俺の体の弱点や、口でアレをされるのは好きじゃないという性癖とか) を彼女は当たり前のように、確信に満ちた声音で口にした。 そのせいで、過去にかなこさんと付き合っていたのではないかと自分を疑ってしまった。 しかし、最初の記憶にある幼稚園の送迎バスに揺られているところから、頭脳と身体にアンバランスな パラメータ振り分けがされていった10数年の回想を何度繰り返しても思い当たるフシが無い。 俺の記憶が渡り鳥に乗って日本を飛び出してアジアのどこかへ向かっていったのかもしれないが、 そんなものを抱えて越冬しようなどとはニワトリの脳でも考えまい。 つまり、俺がかなこさんと会ったのは、図書館で顔を合わせたときが初めてで間違いない。 ここまで考えて、俺の脳の回転は停滞した。 最後に辿り着くのは、俺はかなこさんと顔見知り程度の仲でしかない、という現状認識。 その程度の仲だというのに彼女は俺を部屋に連れ込んで犯したうえ、このベッドに縛り付けた。 何度考えてもそこで止まり、その先にあるはずの動機を掴み取れない。 まったくわけがわからない。 俺の偏った審美眼が10点満点をつけて賞賛するいかにもなお嬢様な雰囲気を纏った女性が、 知り合って間もなくどこの馬の骨ともしれない――自分でも言うのも変だが――男を監禁する、 という喜ぶべきなのか嘆くべきなのか迷うこのシチュエーション。 かなこさんが俺を監禁した理由は、彼女は俺を好きだからだ、ということで納得できる。 しかし、何故惚れられたのか、それがわからないのだ。 351 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 12 28 ID Phq6Y94j ガチャリ、と音がして誰かが部屋に入ってくる気配がした。 足音はしなかった。聞こえてきたのは、トン トン トン、という空気を伝わる軽い音だった。 その音が自分の方に近づいてきて、みぞおちの辺りにもどかしい不安を感じとったところで音は止まった。 続いて左側にベッドが軽く傾くと、陶器のカップにスプーンを入れたときの音がした。 チィン、とも、チン、とも表せる小さな音。 その音の正体が物騒なものでないことを祈っていると、視覚を覆っていた目隠しの布が外されて 閉じたまぶたの向こうに光の気配を感じられた。 数秒かけて目を光に慣れさせてから開くと、なんとなく予想していた通りにかなこさんが目の前にいた。 ベッドの左縁に腰掛けて俺の顔を緩やかな笑みで見つめている。 「おはようございます、雄志様。よい夢をご覧になれましたか?」 おはようございます、と言ったということは今は朝か。 でもパーティの翌日の朝なのか、それとも何日も経ってしまっているのかはわからないな。 「なぜ、不安な表情をしておられるのですか? 何一つ心配などしなくてもよろしいのに」 かなこさんの嬉しそうな顔が俺の視界を寡占すると同時に、一度唇が触れ合った。 俺がここにいることを、その行動で確かめるように。 くちづけの後で彼女は頬に薄紅を浮かび上がらせて、感嘆したようなため息をついた。 「ああ……本当に、雄志様がわたくしの傍に来てくださっている……。 そして、もう引き離されることがないなんて。なんという幸せものなんでしょう、わたくしは」 そう言いながら彼女は俺の体を跨いで上に乗り、ベッドに縛り付けられた俺の体を抱いた。 真上に乗られているのに、布団か何かであるかのように重さを感じない。 ちなみに俺は全裸の状態で、白いシーツを体の上にかぶされている。 彼女の手が俺の背中から胸までを余すところなく撫で回し、かろうじて胴体を隠していたシーツを捲りとった。 俺を見下ろす彼女の口からは透明な液体が垂れていて、荒い息が一定間隔で吐き出されていた。 「辛抱、たまりませんわ。……雄志様、お食事の前にもう一度体を重ねましょう」 食事とはなんのことだ、と思って左に視線を向けると、ベッド脇に置いてあるテーブルの上にトレイが 置かれていて、その上にはサンドイッチらしきものとコーヒーカップが1つ乗っていた。 かなこさんは俺のために朝食を持ってきてくれたのだろうが、どうやらその目的すら忘れてしまっている ようで、身に着けている上着に手をかけて脱ごうとしていた。 その先に何が行われるのか予測できていた俺は、 「待ってください!」 と、何も考えずに声を出した。 だが、きょとんとする彼女を制止してから、二の句を継げなくなった。 なんと言えば、彼女の興味をそらすことができるんだ――? 「わたくしを、拒むのですか?」 言葉を探しているうちにかなこさんの表情が険しくなってきた。 緩やかな変化ではあったが、彼女の目は数秒前と比較すると明らかに違う色に変わっていた。 とろけるように潤んだ瞳から、俺を射抜くような冷たい瞳へと。 まずい。何か言わないと―― 353 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 13 44 ID Phq6Y94j 「えっと……あの、なんで俺はベッドに縛られているんですか?」 間抜けな質問だとは思う。だが咄嗟に出せる質問はこれしかなかった。 「決まっているではありませんか。雄志様を一生お世話するために、ですわ」 「へ……」 「そして、二度とわたくしのもとから離れさせないため、でもあります」 また、口にした。俺は知らないのに、かなこさんは知っている俺の過去の断片。 二度、と彼女は言った。それはつまり一度目があったということだ。 そうだった。俺が彼女に聞いておかなければいけないことは、過去のことについてだった。 「これから俺がする質問に、真剣に答えてもらっていいですか」 「ええ、もちろんですわ」 即座に返答された。その躊躇いの無い返答から鑑みて、彼女が嘘を吐かないと確信した。 「俺と初めて会ったのは、どこでしたか?」 図書館で初めて出会った、と俺なら答える。しかしかなこさんは、 「その頃のわたくしはとても幼かったからはっきりとは覚えておりませんが、城内だったことは覚えていますわ」 まったくの予想外の返答をしてきた。 いや、予想外の返答をしてくること自体は予想していたのだが。 城内?それとも場内?今の発音からすると城内、だったように思うが……。 それに、幼かったころだって?いったい何歳ごろのことを言っているんだ。 「……俺との付き合いは、どれぐらいになりますか?」 「初めてお会いしたときから数えれば、今日で34年10ヶ月と3日になりますわ。 雄志様は覚えておられないのですか? わたくしは3つの頃からずっと数えてきたというのに」 34年!?それに3つの頃から? だとしたら、かなこさんは37歳になるが……どう考えてもそれはないだろう。 何より俺はまだ24だ。37になるまで13年ばかり足りない。 「城内にいた頃に13年、この時代で21年を過ごしました。 しかし、この時代では1ヶ月もお会いしていないので正確には13年、となるかもしれませんが」 ……何か、おかしい。 かなこさんの返答がおかしいというのもあるが、俺と彼女の間に何か大きなものが隔たっていて、 それが俺の理解を妨げているような気がする。 城内にいた頃と、この時代でのかなこさん。 この時代以前に存在していた、もう1人の俺。 ――そういや、結構昔に読んだ本に似たような設定があったな。 前世で引き裂かれたカップルが再会して、結ばれるとかいうご都合主義のストーリーだった。 そういえば、かなこさんが図書館で探し求めていた本に登場する殺された姫と護衛役は、その本の 主人公とヒロインに繋げようとすれば繋げることができる。 まさか、そんなはずが。いや、もしかしたら……。 こんな頭を疑われるようなことは聞きたくない。聞きたくないが――聞かなければ話が進まない。 「もしかして前世で俺がかなこさんと知り合っていたとか、無いですよね?」 俺は、今の言葉を聞いたかなこさんが俺をかわいそうな人を見る目で見ていることを期待した、が。 354 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 14 54 ID Phq6Y94j 「やはり、覚えていらっしゃったのですね……」 彼女は目に涙を一杯に溜めて、震える両手を組み合わせて胸の前に持ってきていた。 「その通りです。わたくしと雄志様は、前世で将来を誓い合っておりました。 雄志様はわたくしの護衛であると同時に、恋人でもあったのです」 唖然とした俺の顔を見つめながら、かなこさんは涙を流しはじめた。 彼女の流す涙はとめどなく流れだしていて、止まる気配を見せないところから嘘泣きだということは 考えられないが、それはつまり彼女の言葉が嘘ではないことの証明でもあった。 かなこさんの嗚咽はその頻度を増していて、今にも泣き声へと変わろうとしていた。 両腕が動けば彼女の涙を拭ったりしたのかもしれないが、あいにく今の会話のやりとりで明らかにされた 前世云々の設定を理解することに必死で、そうはできなかっただろう。 それほど頭が混乱していた。同時に呆れてもいた。 かなこさんと初めて会った日に連れて行かされた料亭で聞かされた前世を信じるかどうか会話を、 まさか本気でされるとは思わなかった。 ましてや俺にあの本の武士役を俺に当てはめられるなど、予想外の極みだ。 それだけの理由で監禁されていたのか、俺は。 かなこさんは俺がその護衛役の武士だったころの記憶を思い出した、とでも思っているのだろうが、 俺の頭の中は曇り空が広がっていてその中をカラスが飛び回っているところだった。 三点リーダしか浮かばない。なんだ、これは。 何故俺の知らない間に俺に関する奇天烈な設定がかなこさんの頭の中で展開しているんだ? 目の前で涙を流す女性には悪いが、前世の記憶など何も呼び起こされない。 これがご都合主義な本ならばここで俺の頭に電流でも流れて、お姫様との関係を育んでいって、 障害に遭いながらもハッピーエンドへと邁進していくのだろう。 かなこさんの脳内ではすでにその光景が広がっているに違いない。 「雄志様は、これからずっと……わたくしと一緒にいて……愛してくださるのですね。 本当に思い出して……くださるなんて。わたくしの想いが、伝わるなんて……」 かなこさんは俺がそう思っていることに気づくことなく、涙を流している。 まずいぞ。初めて会った日からどこか彼女は変わっていると思っていたが、さすがにここまで いくともはや危険すら感じる。 どうする。逃げようにも四肢をベッドに固定されていては逃亡不可能だ。 だが、このままでは俺は前世で恋人同士だったからという理由でかなこさんと結婚でもさせられかねない。 かなこさんと結婚する――もしそうなったら俺の人生がいい方向に進むことは保証されるだろう。 政治的な影響力まで持っているらしい菊川家だ。そこの長女と結婚すれば、親類同士のいざこざは あっても裕福な暮らしを送れるのは間違いない。 今のように六畳一間のアパートに住むフリーターから、一気に資産持ちへとランクアップだ。 その結婚に両親は反対などしないだろう。 基本的に俺を放任している人たちだから、俺が誰と結婚しても反対などしないだろうし、その相手が 大金持ちであったらむしろ結婚を推すに決まっている。 かなこさんを受け入れてしまってもいいんじゃないのか? 誰も反対などしないだろうし――香織と華はどうするかわからないが、あの2人も俺が自分の意思で かなこさんを選んだと知れば何も言わないだろう。 どうする。かなこさんを受け入れるのか、それとも否定するのか。 355 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 15 41 ID Phq6Y94j ………………。 俺は――やっぱり嫌、というよりは無理だな。 前世で恋人だったという理由で恋人になり結婚するなど、俺は御免だ。 なにより、俺の前世が武士だったりすることなどありえない。かなこさんの勘違いだ。 仮にかなこさんの言うとおりだったとしても、俺は結婚などしたくない。 そう思うのは前世の記憶が無いからかもしれない。 だが事実無根である以上、彼女を受け入れることなどできない。 そう結論付けたところでかなこさんを見ると、彼女の口から漏れていた嗚咽は止まっていた。 そして俺の顔へ目を瞑って接近してこようとするが、 「待ってください」 と、俺は本日二度目の制止の声を上げた。今度は否定の意思を込めて。 「……俺は、あなたが想っている人物じゃないです」 目前にあるかなこさんの顔から、喜びの色が減り始めた。 「勘違いですよ。俺が前世でかなこさんと恋人だったなんて、ありえません」 「ぇ……冗談でございましょう? 雄志様のお姿も、性格もすべてあの頃のままで……」 「それが勘違いなんですよ。 きっと他人の空似です。だって、俺には前世の記憶なんて無いんですから」 諭すような口調で言ったつもりだった。 しかし、かなこさんは俺の言葉を信じていないようで、小さくかぶりを振っていた。 「勘違いしているのは、雄志様のほうですわ。 間違いなく、雄志様はわたくしと前世で恋人だったのです。 その事実は、絶対に覆ることなどありえません。 あ……わかりましたわ。わたくしをからかっているのでしょう?」 「いえ、ですから」 「焦らすのはおやめください。もう、わたくしは我慢などできませんわ」 目の前にあるかなこさんの顔が再び近づいてきたので――俺は、無言で彼女の唇をよけるように顔をそらした。 「いまさら恥ずかしがらずとも。昨夜は一晩中まぐわった仲ではありませんか」 彼女には、俺の行動の真意など伝わっていないようだった。 彼女を傷つけまいと今まで言うことを躊躇っていたが、このままでは同じことの繰り返しだ。 ――もう、終わりにしよう。 356 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 16 26 ID Phq6Y94j 「こんなの、やめてください。 前も言ったでしょう。俺は運命とか前世とか、そんなことは信じていません。全部嘘っぱちです。 そんなもの、人の幻想で――」 「雄志様っ!!!」 言葉を途中で遮られると同時に、彼女が俺の首に手をかけた。 喉を強く圧迫され、呼吸を、血の流れを強制的に止められた。 悪寒が脳に、体に走る。 両手の動きを封じられた俺には彼女を止める術などなく、その苦痛を受け入れることしかできない。 かなこさんの瞳には俺の顔どころか一切の光も映していなかった。輝きの無い瞳。 その不穏な眼差しから読み取れるものなどなかったが、それが彼女の行動の目的を際立たせていた。 ――かなこさんは、俺を殺そうとしている。 呼吸ができない。たった今も締め続けられている喉は空気を通さない。 かろうじて動く口でやめてくれ、と言ったつもりだったが声など出るはずもない。 かなこさんの目は淡々と、まっすぐに俺を見つめたままだ。 彼女の手の力が緩められなければ、間違いなく俺は死ぬ。 「以前、お食事をご一緒したときにわたくしは伝えたはずです。 運命から目をそらし逃れようとしたものは、その運命に押し潰される、と。 雄志様は、わたくしからは逃れられないのですよ」 鼻と目から血が噴き出しそうだ。息を吸いたい。頼む、呼吸をさせてくれ。 「これで雄志様は永遠に、わたくしのものですわ――――」 目の前が霞む。体が冷たくなってきた。もう、だめか―― 357 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 17 57 ID Phq6Y94j と思った瞬間、いきなり首が開放されて、呼吸が自由になった。 息を大量に吸い込むと、体中の感覚が復活した。 それと同時に、目の前にあったはずのかなこさんの顔がなくなっていたことに気づいた。 いや、顔だけではなく、体の上に乗っていたはずのかなこさんの体までがどこかへいっていた。 息を吸えるありがたさを実感しながら乱れた呼吸を鎮めていると、左に誰かの気配を感じた。 おそるおそるその人物を確かめる。 そして、驚いた。思わず、ゲッ、と言ってしまうところだった。 なぜ、こいつがここにいるのだろうか。 この場に誰が来ても納得などできなかっただろうが、だからといってこいつがここにいることへの 疑念がなくなるわけではない。 昨晩までパーティ用のドレスを着ていたはずだが、今は藍色と白で構成されたエプロンドレスを着ている。 心配に思えるほどに細い腰のラインがよくわかる。 普段は眼鏡をかけているが、今はかけていない。もしかしたらあの縁無し眼鏡は伊達だったのかもしれない。 リボンでまとめられていた髪の毛は、今は結構長めの三つ編みになっていた。三つ編みも悪くないな。 普段は化粧をしていないそいつの唇が赤くなっているのを見て、こいつの格好がいつもと違うのは 変装しているからか、ということに気づいた。 家政婦に変装したその女は、ゆっくりと振り返くとまず俺の両手足の縄を解いてくれた。 久しぶりに自由になった体を起こす。その女に声をかけようとしたら、いきなり服を投げつけられた。 顔を背けたその女の頬は、普段より朱がさしていた。 「早く服を着てください、おにいさん。この部屋から逃げますよ」 俺のことを「おにいさん」との呼称で呼ぶ人間は現時点で1人しかいない。 従妹であり、幼馴染である、この女――現大園華だけである。 358 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 19 41 ID Phq6Y94j 華に背を向けて下着、シャツ、スーツの順に身に着ける。ネクタイは外しておこう。 服を着ていると安心感が生まれて落ち着くものだ、と初めて気づいた。 命の危機にさらされると今まで当たり前にやっていたことの何もかもが貴重なものに思えてくる。 この感覚は大事にしたいが、もう二度と首を絞められたくはない。 「よし、もう着替え終わったから、こっち向いていいぞ」 そう言って振り向くと、すでに華の顔が俺に向けられていた。 「なぜ、顔が赤くなっているんだ」 「なんでもないです。別に着替えを見ていたりとかはしていませんから、安心してください」 ……そういった蛇足はむしろ相手の疑念を強くさせるだけだと思うのだが。 「ところで、なんでお前がここにいるんだ。もうパーティは終わっているんだろ」 「十本松先輩に忠告されたんですよ。かなこさんがおにいさんを監禁しようとしている、って。 この屋敷の中にある十本松先輩の部屋に泊まって、変装してここに来たってわけです。 まさかこの人がそこまで強引な手をとってくるとは思わなかったんですけど」 そう言って後ろを向いた華の視線の先には、倒れ伏したかなこさんがいた。 おそらく俺が解放された瞬間からあの状態なんだろうが、ぐったりとしたまま動かない。 「おい、大丈夫なのか?」 「気絶しているだけですよ。私はただ放り投げただけですから」 「放り投げたって、お前……」 「首に手を回して空中に投げました。首から着地しないかぎり死んだりはしませんよ」 成人女性を放り投げたのか、こいつは? 小さい頃から俺の後ろをついて回っていた幼馴染は、いつのまに武闘派へと成長をとげたんだ。 「私としては、あのまま一生目を覚まさないでほしいんですけどね」 「それはまずいだろ、さすがに……」 「まずいって、何がどう、まずいんですか」 「そりゃ、お前……?」 なんだ、この違和感と、居心地を悪くするプレッシャーは? 「死んでもいいじゃありませんか。あんな女は」 ……これか。華の体から放たれる不穏な気配と突き放すような声がその正体だ。 「おにいさんを監禁したんですよ、あの女は。 昨晩何があったかなんて、私にだってわかりますよ。だからあえて聞きはしませんけどね。 ですけど、私はそのことを許すつもりなんてありませんよ」 「華、お前、何を言って――」 「当たり前のことを言っているだけですよ。 自分の好きな男性を寝取られて、心中穏やかでいられますか? 少なくとも私にそんなことはできません。 憎しみしか覚えませんよ、あの女に対しては。 女性に甘いおにいさんを部屋につれこんで、無理矢理行為に持ち込んで、そして奪い取ろうとする。 そんな卑怯な手をとる女を許せるわけないでしょう!!!」 腰がくだけそうだ。俺を見る華の目が、怖い。 こんな風に考えたことなんか一度もないのに、俺は――心の底から華に恐怖していた。 359 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 21 33 ID Phq6Y94j 「さっき、あの場に1分でも遅れて到着していたら、おにいさんは死んでいました。 私はおにいさんを守るって誓っていたのに……もう少しでその誓いを破るところでした」 ベッドの右側にいる俺のもとへ、ベッドを迂回して華が近づいてきた。 普段から華は無表情をベースに俺と会話をする。このときも無表情のままだった。 だが、今ばかりは感情を読み取らせないその表情から、抑え切れていない怒りが噴出していた。 「でも、もう大丈夫ですよ。二度と他の邪魔者につけいる隙は与えませんから。 だから、早くこの部屋から出てあの女から離れましょう、おにいさん」 華の言葉を聞いて、悪寒と一緒に俺がさっき殺されかけたことを思い出した。 かなこさんが起き上がる前にこの部屋から出ないと、また彼女に襲い掛かられるかもしれない。 そうなる前にこの部屋から脱出しなければ。 華が右手を俺の前に差し出した。俺がその手を握ろうとしたとき、唐突に空気を切り裂く音が聞こえてきた。 反射的に手を引っ込めると、一瞬前まで手を伸ばしていた空間を何かが通り過ぎて、間を空けてくぐもった音がした。 その音がした方を見る。右側の壁にかけてある油絵が、縦にまっすぐ伸びた線を入れられて台無しになっていた。 油絵の下では、床の上に落ちた銀製のトレイがぐわんぐわん、と音を立てながら動き続けていた。 トレイが飛んできた方向を見ると、斜め下へ向けてだらりと右手を伸ばしたかなこさんがベッドの向こうにいた。 彼女の足元にはサンドイッチやカップが散らばっていて、こぼれたコーヒーが絨毯にしみをつくっていた。 「――逃がしませぬぞ、雄志様。いざとなれば、四肢を切り落としてでもこの部屋からは出しませぬ」 その言葉が冗談じゃないということは、さっき俺を殺そうとした事実が証明している。 どんな方法で切断するかはわからない。だが、彼女はやると言ったら本当に実行してしまうだろう。 「そんなことを、私が許すと思っているんですか」 そう言った華の瞳はかなこさんの姿を捉えて、視線で焼き殺そうとしているようにも見えた。 俺にその視線が向けられていたら、一言も声を発することなどできないが、 「この、泥棒猫が。わたくしから雄志様を奪おうとするなど……身の程をわきまえろ!」 対峙するかなこさんの気は、一歩も引こうとしていない。 空気が重くなっていくのを感じられる。息を吸うことすら躊躇いそうになる。 360 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/05/14(月) 00 24 45 ID Phq6Y94j 「――おにいさん、先に部屋を出てください」 華は俺に背を向けて、かなこさんの方へと歩き出した。 「待て! お前、一体何をする気だ!」 「あの女を、終わらせます。二度とおにいさんに近づけないようにしますから」 終わらせる?まさか、殺す気か!? 殺す、なんて簡単に使う言葉ではないけど、この場の空気では殺人がたやすく行われてしまいそうだ。 いけない。人殺しなんて誰もしてはいけないけど、華がそれをするなんて絶対に駄目だ! 「お前も一緒に逃げよう! そうすればそんなことしなくてもいい!」 華の肩に手を置いて歩みを止める。しかし、すぐにその手をはらわれた。 「止めないでください。あの女に、これ以上おにいさんの周りでうろちょろされたくないんです」 「だから、待てって言って――」 もう一度手を伸ばしたとき、かなこさんの叫び声がした。 「雄志様にっ! 触れるなぁぁ!!」 呪詛の言葉を吐きながら駆け出す女性の顔は、般若のように目が開いていて、白い歯が牙のようにむき出しになっていた。 「おにいさん、離れて!」 華に強く突き飛ばされて、しりもちをついた。 見上げたときの華は握り拳をつくって、腰を落としていた。 この体勢から起き上がっても、もう2人を止めることはできない。 ――間に合わない! 目を瞑って下を向き、2人がぶつかる音が聞こえてくるのを覚悟して待った。 しかし、聞こえてきたのは人がぶつかる音でもなく、 また2人のうちどちらかの声でもなく――鼓膜を破られそうな爆発音だった。 ----
https://w.atwiki.jp/viking/pages/59.html
外部リンクを作成。Strategyさんと相互リンク開始 (5/12) 隊長として、「チャーハン」さんが就任しました~!(4/25) 今まで隊長を務めてきたVinlandが脱退することになりました Katra絵師の絵が「絵描き掲示板」にあるので拝見されたし! れいん画伯の絵が「絵描き掲示板」にあるので拝見されたし! 部隊の利用規約の作成 詳しくはこちら FEZ公式の利用規約はこちら参考までに Cesedriaの幽霊部員掃除のため新しく部隊を作りました。(3/10)
https://w.atwiki.jp/tanukibj/pages/94.html
ホースメン、ヴァルターの入手方法 ○○が強すぎる/弱い 前の部隊に戻れない 部隊多くて何を使えばいいのか分からない勲章を手早く集める 使っている武器に合わせる 勲章のみでクラスチェンジができて使いやすい部隊 重兵派生の部隊関連重兵部隊の進軍時間が倍加されていない 騎兵派生の部隊関連堕天馬と聖天馬はどちらがいいのか 結局のところ何の部隊がいいのか スキルに関する質問進軍物資軽減スキルとアースドラゴンの能力は重複するか 進軍時間関連のペットとスキルの重複 お互いに忠義や仁義を持っていた場合、寝返りはどうなるか 野望と覇気の効果はどれくらい差があるか 熱血と熱狂の効果はどれくらい差があるか 心眼、慧眼、神眼で防げるスキル詳細 ホースメン、ヴァルターの入手方法 ホースメン:プラチナエッグ ヴァルター:シルバーエッグ どちらもカジノ交換所でコイン50000枚で交換可能。低確率だがブラックボックスからも入手可能。 ○○が強すぎる/弱い 状況に応じて調整していきます。 強化/弱体について要望などがあればゲーム内掲示板や要望投票をご利用ください。 前の部隊に戻れない 部隊によってはクラスダウンを数回に分けて行う必要があります。例えば、聖天馬部隊から騎兵部隊に戻る場合、聖天馬→天馬→騎兵のように2回に分けて行って下さい。 また、歩兵→騎兵→槍騎兵→騎兵→槍騎兵…など、上の部隊に戻る場合は勲章が必要になります。(部隊によってはタマゴ、ペットも) 部隊多くて何を使えばいいのか分からない 部隊表にあるツリーや各種部隊のページを見ながら適当に好きな部隊を目指すといいです。 詳細的なものは後述。 勲章を手早く集める 歩兵部隊 無条件でなれる上に「会得」で勲章を集めることができる。盗賊部隊より攻撃倍率が高い。 ペットは勝利補助系や勲章ボーナスのスカーレット、ティアマットなどの時間短縮系がおすすめ。 盗賊部隊 勲章が合計20個必要になるが「軽技」「会得」の2つのスキルを持ち、時間短縮ペットを装備する必要がない。 ペットは勝利補助系を持たせると安定しやすいが、勲章ボーナスのスカーレットを装備してもいい。 蛇竜部隊 「瞬速」で進軍時間が半減される上に、高い攻撃力で戦争を突破しやすい。 ペットは不安定だが勲章を狙えるドラゴンフライがおすすめ。 使っている武器に合わせる 剣 剣兵部隊 剣豪部隊 剣聖部隊銃剣部隊 剣勇将部隊 槍 槍騎兵部隊 槍将軍部隊 斧 斧騎兵部隊 斧将軍部隊 斧勇将部隊 炎 灼炎部隊 のみ 風 風迅部隊 のみ 雷 疾雷部隊 のみ 光 暁光部隊 のみ 闇 冥闇部隊 のみ 他 なし 勲章のみでクラスチェンジができて使いやすい部隊 傭兵部隊 必要勲章5個。攻撃力が高く、《忠義》スキルにより自軍の兵が寝返らず安定して戦うことができる。 クラスチェンジを2回残しているが、どちらでもタマゴやペットが必要になるのが難点。 剣豪部隊 《剣》推奨 必要勲章合計20個。攻撃力が高く、《必殺》スキルによりその攻撃力を更に活かすことができる。 槍を扱う部隊や、《大盾》スキルを持つ相手に弱い。 重兵派生の部隊関連 重兵部隊の進軍時間が倍加されていない 部隊リニューアルに伴い、進軍時間倍加のデメリットは廃止しました。 騎兵派生の部隊関連 堕天馬と聖天馬はどちらがいいのか こんな時に聖天馬を選ぼう【最重要】ホーリーペガサスを所持している とにかく戦争がしたい。軍事は気にしない 幽閉回避なんて気にしない 勝率を少しでも高くしたい こんな時に堕天馬を選ぼうホーリーペガサスを持っていない、使いたくない 戦争も軍事もしたい 万が一に備えて保険がほしい 陣形戦は大体突破できる 比較表 聖天馬 堕天馬 クラスチェンジ ホーリーペガサス ツリーエッグ 部隊能力値 攻撃防御ともに110% 攻撃防御ともに100% 進軍時間短縮 -50% -25% 進軍物資軽減 -25% -25% 待伏回避 25% 進軍のみ 50% 軍事対応 幽閉回避 非対応 50% 軍事対応 結局のところ何の部隊がいいのか 管理人視点のオススメは剣聖、銃剣、詩想、暁光、魔物。 どうしても迷ったら「騎兵」か「傭兵」を選び、そこから適当に派生してみよう。 簡単にクラスチェンジできる部隊を適当に幾つか試してお気に入りを探してみるのもいい。 スキルに関する質問 進軍物資軽減スキルとアースドラゴンの能力は重複するか 重複しません。 優先度表(左に行くほど優先度が高い) 物資-50% 物資-40% 物資-25% 物資-15% 《緊縮》 アースドラゴン 《倹約》 《節約》 進軍時間関連のペットとスキルの重複 重複しません。 優先度表(左に行くほど優先度が高い) 進軍時間2倍 進軍時間1/2 進軍時間3/4 ダークタートル 《瞬速》《軽技》ティアマットホーリーペガサス 《迅速》 お互いに忠義や仁義を持っていた場合、寝返りはどうなるか 互いに寝返らない。矛と盾では盾の方が勝つ仕様になっています。 野望と覇気の効果はどれくらい差があるか 少数 通常 長期 野望 +150~250 +300~500 +450~750 覇気 +250~450 +500~900 +750~1350 熱血と熱狂の効果はどれくらい差があるか 熱血…+3~5 熱狂…+5~9 心眼、慧眼、神眼で防げるスキル詳細 心眼(25%)、慧眼(50%) 獄門、増援、迎撃、幻影 神眼(100%) 獄門、増援、迎撃、滅殺、幻影
https://w.atwiki.jp/informationbase/pages/10.html
カード図鑑 コスト:1 各カードの情報を1ページ毎に分割して作成し、 #include_cache(ページ名)によって読み込む形式で作成しておくと コスト別など他の分類の一覧を作成したいときにも利用できるので便利です。 なお、各カードを1ページにして、include_cacheを使用した場合 一つ一つのコンテンツの幅が崩れてしまうことになるかもしれません。 そういった際には、管理画面からcssを指定すると幅を揃えることができます。 例) .cardlist table{ width 90%; margin 0px; } を設定する。 アイコンと書かれている部分を image(画像URL,title=画像名,linkpage=図鑑/カード名)とすると 画像リンクを張ることができます。 image()の詳しい使い方はこちらのガイドを参考にしてください。 名称:テンプレート1 レアリティ:☆1 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 普通 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル1
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6460.html
?- 京太郎「またか」 「さて、あと罪としての繋がりが薄いのは強欲か」 京太郎「知らんけど」 「まぁともかくだ、どこに行くのもお前の自由だ」 京太郎「おう」 ?- 京太郎「なんだこの扉?」ギィッ 「いつも一緒にいた奴の部屋、どこにいても必ず一緒にいるよ、そいつだけは」 京太郎「どういう意味だ?」 「現実の距離とかの意味じゃないぞ、まぁ言ってこい」 バタン 「最後まで話聞けよ」 ?の部屋 京太郎「ん、ここは……長野か?」 ?「あれ、どうした?」 京太郎「あ、前の」 ?「そっか、前以来だな」ウンウン 京太郎「なんか知らない扉があったから入ってみたんだけど」 ?「なるほどね、じゃあ次の扉に入った時に手伝ってやる」 京太郎「え、そりゃ助かるけど」 ?「あくまでもアドバイスとか程度だけど、してやるから期待しててな」 京太郎「おう、ありがとうな」 ?「その変わりちょっとは私と……あれ!?」ビクッ ?「構えよ!」ウォイ! 72日目- 京太郎「んぁ?」 照「ん……」zzz 京太郎(なんで照ちゃん俺の寝てる布団で寝てるんだ……おもちが無いからか、精神衛生上良いぞ!) 宮永母「あらら」 京太郎「!?」 宮永母「まだ時間あるからゆっくりしてても良いわよ」フフフッ 京太郎「お待ちになって!お慈悲をっお慈悲をっ!」 宮永家前- 京太郎「それじゃありがとうございました!」ペコッ 宮永母「また来てね」 京太郎「はい、ではまた!」 照「途中まで行こっか」 京太郎「おう!」グッ 京太郎「さて、どうすっかな」 京太郎「まぁ良いか!」ハハ 京太郎(すまん透華、もうちょっとだけじらすぜ!) 京太郎「よし、あとで電話しよ~」 京太郎(昼まで時間つぶすかな) 京太郎「プロは暇(偏見)」 京太郎「今日も良子さんに電話してみよう!」 プルルッ 良子『私です』 京太郎「戒能さん、今日暇ですか?」 良子『まぁ暇ですが』 京太郎「行っても平気ですか?」 良子『わかりました、昨日と同じ場所で待っていてください』 京太郎「大丈夫ですか?」 良子『今日はすぐ行きますので』 京太郎「はい」 良子『ではまた後で』 京太郎「はーい」プツッ 朝- 京太郎(よし、弘世さんにも連絡完了!) 良子「お待たせしました」 京太郎「いえ、めちゃめちゃ早いですね、まだ十分ぐらいですよ」 良子「そうですね、まぁ良いでしょう、車にどうぞ」 京太郎「まぁそうですね、お邪魔します」 京太郎「そう言えば戒能さんたちプロの男性絡みの話ってありませんね」 良子「……痛いところをつきますね」 京太郎「あ、でも女子高が多いんでしたっけ?」 良子「そうそう、そういうことです、男性との絡みも少ないですから」 京太郎「なるほど……お、じゃあ俺ってレアなんですかね!戒能さんみたいな人なら大歓迎なのになぁ!」 良子(っべー、ハンドルから手を滑らせるところでした、ノーウェイノーウェイ) 良子「ははは、お上手ですねー」 戒能良子家- 京太郎「お邪魔しまーす」 良子「どうぞ」 京太郎(へぇ~思ったより和風、ってより永水の人と従姉妹ってぐらいだし納得か) 良子「そう言えば、今週号の週刊麻雀なんですが」 京太郎「はい?」 良子「須賀君の特集組まれてますよ」 京太郎「ウェェィ!?」 良子「そっちに取材の連絡とか言ってると思いますよ、学校に」 京太郎(ここ数日いなかったからなぁ~) 京太郎「良いですか?」 良子「どうぞ」 京太郎「……」オソルオソル 京太郎(まずは……白糸台、次は臨海女子、そして……永水、千里山、姫松……っで俺!?) 京太郎「確かに俺だっ!」 良子「男子高校生トップクラスの人気ですよ、写真もローカルでやってた個人戦のものばかりですけれど」 京太郎「うわぁ、なんかピンとこないっす!」 良子「でしょうね、取材とかは受けておくものですよプロになった時の仕事の入る量が違うので」フム 京太郎「いやに現実的ですね~」 良子「大人の世界ですから」 京太郎「なるほど」 京太郎(詳しくは後で見よう) 昼前- 良子「ランチはどうしましょうか?」 京太郎「あ~どうしましょうね~」 良子「作るか食べに行くか、ですね」 京太郎「そうですね~」 京太郎「買いに行きましょうか!」グッ 良子「では行きましょうか」ニコッ スーパー- 京太郎「何が良いですかね~」 良子「なににしましょうね」 記者「ちょっと貴方、須賀京太郎君じゃない!?」 京太郎「うおっ、なぜ!?」 記者「えっと、私こういう者なんだけれども」スッ 京太郎「えっと、出版社って」 良子「記者さんですよ」 記者「あのね、取材させてほしいの!」 京太郎「か、戒能さんっ」 記者「うおっ、良く見れば戒能プロ!」 京太郎「ど、どうすれば」 良子「そこは京太郎君の御好きに」 京太郎「せっかくだし受けます」 記者「ありがとう!ここ、ここに来てくれる!?いつでも良いから、須賀君に合わせるから!」 京太郎「お、おうおうおう、わかりました」 良子「せっかくですので今から行ってしまいますか」 京太郎「ふきゅっ!?」 記者「ありがとうございます戒能プロ!」 良子「付き添いで一緒に行くので平気ですよ」 京太郎「じゃ、じゃあそれで」 記者「じゃあ話は通しておくから!」 良子「では商品を戻していきましょうか」 京太郎「は、はい……」 京太郎(WEEKLY麻雀TODAYかぁ……) 本社- 良子「思ったより近いでしょう?」 京太郎「はい、思ったよりは」 良子「では行きましょうか」 京太郎「了解です!」 京太郎(な、なんかわからんが良さげなソファに座らされたっ) 良子「私も近くで見ていますから」 ??「どうも、いやぁ後輩から聞いて驚きましたよ、あ失礼、私西田順子と言います」 京太郎「あ、ご丁寧にどうも」ペコリ 順子「いやぁ、あの原村和のいる清澄高校を破った龍門渕高校の須賀京太郎君、私気になりますよ~!」 京太郎「は、はぁ」 順子「さて、どこから聞きましょうかねーあ、一応聞いておきますが戒能プロとの関係は?」 京太郎「え!?」 京太郎「まぁ、ある意味では師匠ですかね?」 順子「師匠、ですか?」 京太郎「永水に連れて行ってもらって修行つけてもらったりとかしましたんで」 順子「なるほど、永水とも関わり合いを、ふんふむ!」 京太郎(だ、大丈夫だよな?) 順子「じゃあ、麻雀はいつ頃から?」 京太郎「えっと、小学生のころからだから、もう7年ぐらいになります」 順子「それは小さい時からやってたんですね」 京太郎「ええ、それはもう……化物を相手にしていて」 順子「そう言えば戒能プロ以外にも三尋木プロ、小鍛冶プロ、瑞原プロなどもお名前を上げていましたが関係は?」 京太郎「まぁそれも全員師匠みたいなもんで」 順子(え、プロ四人全員師匠!?) 順子「インターミドルなんかには出てませんでしたけど、どうして?」 京太郎「その時は友達とやるのが楽しかったんで、って感じですね」 順子「そうなんですか、ぶっちゃけ強いですか?」 京太郎「なんてこと聞くんですか」 順子「謙遜したり大見得きったりと、人によって色々ありますからね~」 京太郎「ん、俺は強いです」 順子「おお、自信満々ですね」 京太郎「弱いって言ったらいろんな人たちに怒られますんで」 良子(それが正しい) 順子「じゃあ目指すは優勝?」 京太郎「優勝以外に目指すものはありません!」 順子「じゃあ、期待させてもらいます!」 京太郎「はい!」 順子「須賀君的に、今年の女子インターハイ団体で一番の優勝候補などはありますか?」 京太郎「やっぱり白糸台ですかね」 順子「案外普通な答えなんですね」 京太郎「別に賭け事じゃないんですから大穴を狙う必要はないでしょー」 順子「まぁそうなんですけど」 京太郎「あくまでも、龍門渕を除いた上での話ですけどね?」ニッ 順子「はい、今回はこれで終了ということで、ありがとうございました!」ペコッ 京太郎「いえ、こちらこそありがとうございました」ペコッ 良子「さて、だいぶ遅れてしまいましたがお昼を食べに行きましょうか」 京太郎「はい、あ、あと電話番号とかメールアドレスとかは?」 順子「教えてもらえると助かります、今度取材するときにお願いしたいので」 京太郎「はい」 順子「さて、こちらです」 ???「ん?」 京太郎「あ……」 良子「これはこれは―――」 京太郎「大沼、プロ?」 秋一郎「ほぉ、それが例の暴食か」 良子「そのようです」 京太郎「は、はじめまして!須賀京太郎です!」ペコッ 秋一郎「暴食、色欲、それから魔眼か」 京太郎「えッ!?」 秋一郎「へっ、おもしれぇガキだな」ニッ 京太郎「!?」ゾクッ テクテクテク 良子「さて、行きましょうか須賀君」 京太郎「あ、はい……」 夕方- 京太郎(結局、昼を食べて少し話してたらこんな時間になったなぁ) 良子「それでは」 京太郎「はい、ありがとうございました!」ペコッ 京太郎(とりあえず白糸台に行くかー) 白糸台高校前- 京太郎「さて、誰かに連絡しないとな!」 尭深「いらっしゃい」 京太郎「どうも、迎えに来てもらってありがとうございます」 尭深「別に良いよ、誰かしらいないと入れないだろうし」 京太郎「入れるのも異常ですけどねぇ」 尭深「麻雀至上主義な学校だし、麻雀のこととなると許可は取りやすいから」 京太郎「なるほど」 尭深「有名人だしね」フフッ 京太郎(笑っても可愛いな、おもち) 白糸台高校・麻雀部部室- 京太郎「どうもこんにちはっす」 菫「いらっしゃい、昨日は照の家に泊まったそうだが、見境ないな」ニコッ 京太郎「ご、ご慈悲をっ!」 菫「まぁ君がなにかするとは思えんが」 照(してくんないんだよね) 淡(うちでも良いのに~) 京太郎「あははは」ハハッ 尭深「どうぞ」 京太郎「淹れるの早いっすね!?」 誠子「どう須賀君、最近パスタ、クルクルしてる?」 京太郎「隠す気ないのかよ!?」 京太郎「淡、安定はしてるか?」 淡「当然じゃん、誰だと思ってんの?」ニッ 京太郎「おう、お前はそういう風が良いよ、元気なお前が一番だ」 淡「いいいっ、一番!?」アワワッ 京太郎「おう、安心する」ナデナデ 淡「そ、そっか……えへへ」パァッ 京太郎「全国には、全員集まるからな……飲まれないように」 淡「飲まれる?」 京太郎「お、なんか先輩っぽかったな」 淡「え、京太郎って高校百年生以上なの?」 京太郎(アホだな)ウンウン 夕方2- 京太郎(さて、どうするかなぁー)キョロキョロ 京太郎「じゃあ打ってるところ見てますよ」ニコニコ 菫「そうか、じゃあアドバイスは頼むな」 京太郎「了解です!」 京太郎(罪悪感はあるが、これもみんなのため!) 菫「私たちは見学だな」 京太郎「まぁ、大局的な物の見方ができて見学ってのも良いですよね」 菫(大物っぽいぞ) 淡「終了~」 京太郎(淡と照さん、全力では無かったか?) 菫「淡の絶対安全圏とダブリーに、照は連続和了まで……場が荒れたな」 誠子「なんて日だ!」クワッ 尭深「収穫完了」 京太郎(まったくだ、収穫は十分) 夜- 京太郎「さて、お疲れさまでした」 菫「今日もお疲れ!」 淡「くじびきー!」 京太郎「よし!」 照(今日こそ二人きりに!) 京太郎「フフフッ!」 誠子「よし!」 尭深「今日こそ」 京太郎「ふぅ……」 京太郎「またかぁぁぁっ!?」ガクッ 淡「ざまー!」ケラケラ 尭深「残念」 照「ごめんね京ちゃん」 菫「さて、二回戦だ」 誠子「回避、超回避しろ!」 淡「マジ無理、マリカしょ」 京太郎「バカ言ってないでやるぞ~」 京太郎「掃き掃除とか頼むなー」ガチャガチャ 淡「なにしてるの?いかさま?」 京太郎「なんでだよ!まぁとりあえず、整備だよ」 淡「なにか必要あるの?」 京太郎「整備用の道具はそろってるのに使ってなさそうだからなぁ」 淡「あぁ、みんな良くわかんないって」 京太郎「そっか、こういうとこ油差しとかないとな」 淡「へぇ~男の子だね!」 京太郎「男の子だよ」カチャカチャ 淡(か、かっこいいかも!) 淡「送るのご苦労、またね!」 京太郎「はい、お疲れさん」フリフリ 京太郎(さて、泊まる場所かぁ) 京太郎「誰かに頼りすぎだよなぁ」ウン 京太郎(迷惑じゃないかなぁ?) 京太郎「さて、どうするかなぁ」ムムッ 京太郎「ん~、明日仕事だったりしないかな?」 京太郎「電話してみよ」 プルッ 咏『もしもし?』 京太郎「実は今東京に居てですね……泊めてくれませんか?」ハハッ 咏『良いよ、明日暇だしねぇ』 京太郎「助かります、じゃあ行きますんで!」 咏『うん、待ってる』 京太郎「さて、どっか寄るか?」 京太郎「ようし、真っ直ぐ向かうぞ!」 三尋木咏家- ピンポーン 咏「いらっしゃい」ヒョコッ 京太郎「咏さんありがとうございます」 咏「うん良いよ良いよ、頼ってくれれば」ニコッ 京太郎(?) 咏「東京にはいつから?」 京太郎「数日前からですよ」 咏「最初から頼ってくれれば良かったのにね」 京太郎「まぁそうなんですけどねぇ」 咏「まぁ良いか、たまには晩御飯作るから座っててよ」ニコッ 京太郎「了解っす」ブーブー 京太郎「ん、電話か?」 差出人:良子 本文『ヘルプ、はやりさんが泥酔してます』 京太郎「oh……」チラッ 咏「~♪」 京太郎(どうするか) 京太郎(よし!) プルルッ 良子『もしもし、京太郎君、援軍を!は、はやりさんそれは違います!』 京太郎「今すぐ行きますよ」 良子『それは助かります!場所は先日の、あっ、そこだめですはやりさんっ!』 京太郎「じゃ、じゃあまた後で!」 咏「どうしたの京ちゃん、御飯できるよ?」 京太郎「すみません、ちょっと出かけてきます!」 京太郎「本当にすみません、すぐ!すぐ戻りますから!」 咏「……うん」コクリッ 京太郎「すみません!急ぎますから!」 ダッダッダッ 咏「……まったく、冷めちゃうなぁ」 京太郎「お待たせしましたぁ~!」 はやり「あ、京ちゃんだ!」ギュッ 京太郎「ぬおっ!?結構意識あるじゃないですか!」 良子「ソーリー京太郎君、はやりさんが京太郎君を呼ばないと私をいじくりまわすというので、とりあえず」 京太郎「ええ~」 良子「もう良いでしょうはやりさん?」 はやり「うん、とりあえず今日の京ちゃん分は補充したから!」グッ 良子「はぁ……送って行きましょうか?」 京太郎「良いんですか?」 良子「Yes」コクリ 京太郎「自分で帰りますよ!」 良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」 京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?) 京太郎「やっぱ送ってもらって良いですか?」 良子「Yes、迷惑をかけましたから……はやりさんは一人でお帰りください」 はやり「え~良子ちゃんひどーい!」ワー 良子「京太郎君をもてあそんだんですから」 はやり「なんだかやらしいね?」 京太郎「んなことないです」 はやり「じゃーねー京ちゃん♪」 京太郎「はい」 はやり「写メ取っちゃお!待ち受けにするから!」 京太郎「付き合いますよそのぐらい」ハハッ はやり「そっか、じゃあね京ちゃん!またね☆」 京太郎「はい」 良子「では、行きましょうか」 京太郎「はい」 良子「一応言っておきますが、私は飲んでませんよ?」 京太郎「そこはマジでお願いします」 三尋木咏家前- 京太郎「ありがとうございました良子さん!」 良子「いえ、また付き合ってくださいね京太郎君」 京太郎「はい!」 良子「では」 京太郎「よし、インターホンは押さなくて良いって言ってたよな」ウン ガチャッ 京太郎「咏さ~ん?あ、料理並べられてる」 京太郎(あぁ、料理冷めちゃったなぁ) 咏「京ちゃん……」スッ 京太郎「ん?」 自分の師匠である三尋木咏がそこには居た 俺が理解するには遅すぎた……気づけば咏さんは俺の胸に飛び込んで来てて、焼ける様な感覚はすぐに来た 京太郎「がっ、あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!?」 使用である咏さんが泣いていて、俺は何を言えるわけでもなく苦痛に声を上げる 咏「ひどいよっ、京ちゃんッ!なんで、なんで良子ちゃんと一緒に帰って来てんのさぁ!」 それが悪かった?いや、それだけで俺が刺されるとは思えなかった 痛みを必死で我慢しながら、突き刺された包丁を見る 咏「なんの理由も言わず出てって、あんな女と帰ってきて、あたしにはわかんねーよ、久しぶりに連絡が来て、嬉しくってッ……でもはやりちゃんや良子ちゃんに京ちゃんと一緒にいたとかいう話聞いてっ」ポロポロッ 最初に俺を好きだと言ってくれたのは咏さんのはずだ、そんな咏さんに俺はしばらく連絡しなくて、挙句に近くにいてもまったくなにをするでもなかった 俺が悪いのか?いや、きっと悪いからこうなってるんだろう 咏「ッ!」 胸の中心、その下あたりに刺されていた包丁が抜かれて、俺は足に入れていた力を失ってそのまま倒れる 京太郎「うっ……た、さんッ……」ゼェハァッ 俺はなんとか体を仰向けにするけど、俺の上に咏さんが馬乗りになった 咏「ごめんね、京ちゃん、大好きだよっ……」 最後に見た咏さんのその笑顔は、俺の大好きな咏さんの可愛らしい笑顔とは程遠かった…… 三尋木咏BADED ※その前にBADED(ゲームオーバー)のため『カピーの部屋』に送られます ハギヨシ「えー今日は初登場です、須賀京太郎君」 パチパチパチ カピー「カピ!」ツッタサカナニエサヲヤル! ハギヨシ「まぁ今回の場合はだいぶ特殊でしたがね、東京に来たら一度ぐらい会ってあげましょう、大事なイベントもありましたしね」 カピー「県大会優勝だな」 ハギヨシ「普通に喋るんですか」 カピー「面倒だらね、とりあえず咏も色々協力してくれたんだし会いに行かないとな、それに三尋木咏がお前を好きってことはお前自身知ってるわけだからな」 ハギヨシ「一緒に鹿児島に行って以来ですからね……まぁ、基本的にそれほど警戒することもないでしょう、現状でも危険な女性はいないようですから」 カピー「ということで、三尋木咏の鬱憤はこれで晴れたから次に同じ時間軸の同じ状況になっても対応が変わってくるからな!」 ハギヨシ「では、またお会いしましょう」 ルールル、ルルル、ルールル、ルルル、ルールールールールー 京太郎「自分で帰りますよ!」 良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」 京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?) 京太郎「やっぱり自分で帰ります!」 良子「そうですか?」 京太郎「はい、ありがとうございます」 はやり「じゃあ私がっ!」 良子「貴女は私と来ましょうね」グイッ はやり「やぁ~ん京ちゃん~♪」 京太郎「あはは、じゃあまた~」 ダッダッダッ 三尋木咏家- 京太郎「た、ただいま帰りました~」ゼェハァッ 京太郎「あれ、咏さん?……あ、冷めちゃってる」 咏「……京ちゃん」 京太郎「あ~咏さん、その、すみません」ペコッ 咏「なにしてきたの?」 京太郎「えっとですね、はやりさんが泥酔しちゃったって聞いて良子さんを助けに~」 咏「なるほどね」ジトー 京太郎「その、すみません……」ペコッ 咏「いいよ、レンジで温めるしかねーじゃん、知らんけど」イソイソ 京太郎「うぅ、申し訳ないっ」 京太郎「咏さん」ギュッ 咏「ひゃわっ!?な、なにやってんの京ちゃん!?」カァッ 京太郎「いえ、俺を好きだって言ってくれた人に寂しい思いさせちゃったかなって」 咏「べ、別に……いや、本当はちょっとだけ寂しかったっつーか、いや、知らんけどっ」フイッ 京太郎「ごめんなさい」ギュゥッ 咏「ちょっと、キツい」 京太郎「あ、すみません」パッ 咏「れ、レンジが鳴るまで……このままが、良い……」ギュゥッ 京太郎「……はい」ニコッ 京太郎(30秒ぐらいだけどなぁ) 京太郎「ふぅ、おいしかったです!」 咏「なら良かったよ、練習したかいがあるってもんだよね、わからんけど」 京太郎「いやぁ、ほんとおいしかった」ニコッ 咏(よし、胃袋は掴んだ!) 京太郎「咏さんってなんで俺のこと好きになったんです?」 咏「ふぇっ!?」 京太郎「いえ、なんとなく」 咏「べ、別にそういうのは言うもんじゃねーと思うんだけど?」 京太郎「まぁそうですけど、容姿だけなら俺より良い奴なんて五万といると思いますし」 咏「でも、容姿だけ見たって私ん中では京ちゃんが一番だけどねー……ッ」フイッ 京太郎(言ってからはずかしくなってんじゃん) 咏「京ちゃんのこと好きなんだから、それで良いじゃんっ!」 京太郎(かわいい) 咏「京ちゃんお風呂どうする?」 京太郎「入りますよ?」 咏「先に入る?」 京太郎「後に入りますよ」 咏「へぇ……覗いても良いよ?知らんけど」 京太郎「おもちないですし」ボソッ 咏「京ちゃん、なんて?」 京太郎「いえ!もしかしたら覗くかも!」 咏「えへへ、待ってるね!」テテテッ 京太郎(待ってるって……大胆すぎる……おちつけマイサン) 京太郎「さてマイサンも落ち着いたし、どうする?」カァッ 京太郎(あそこまで言われたしなぁ、待ってるって言ってたけど……)ムムッ 京太郎(待っててもらってのぼせても怖いからな) テクテクテク 京太郎「咏さん、覗きませんからね!」 ガラッ 咏「なんでだよ!」 京太郎「ビショビショのまま出てこないでください!」 咏「バスタオル巻いてるじゃん!」 京太郎「そう言う問題じゃなくてっ」 京太郎(不肖の息子、おもちが無くても全然反応するじゃないかぁ!) 咏「あっ」 京太郎「す、すみません咏さん、男の性なもので」 咏「え、えっと……一緒に、入る?」 京太郎「じゃ、じゃあ、入ります」 咏「じゃ、じゃあ待ってるから!」ダダッ 京太郎(良く無い、非常に良く無い展開だ……だが、行く!)ゴッ 咏(なんか麻雀やってる時を思い出す気迫が) 風呂- 京太郎(さて、現在背中を洗ってもらってるわけだが……) 咏「気持ちいい?」 京太郎「はい」 咏「良かったぁ~」 京太郎(まずいな、振り返って俺のマイサンをバラすわけにもいかん……一回ばれてるから知らんけど) 咏「んっ」スリッ 京太郎(っ!?)ビクゥッ 咏「はやりんとか良子ちゃんだったら良かったんだろーけどね、わっかんねーけど」スリスリ 京太郎(これは、咏さんのっ肌!?) 京太郎「う、咏さん!」ガバッ 咏「ひゃんっ!?」 京太郎(やばい、本能のまま押し倒してしまった……)ゴクリッ 咏「きょ、京ちゃん……あたしのこんな、貧相な体、だけど……」 京太郎「そんな体に興奮させられてるんですけどね」ググッ 京太郎(うむ、理性が効いているが、どうにもヤバいなぁ) 京太郎「う、咏さんっ……」 咏「えへへ、良いよ京ちゃん、まぁできても知らんけど」ニッ 京太郎「うぅっ」 咏「ま、あたしを選ぶか選ばないかは別にしても……ほら」ギュッ 京太郎「ッ!?」 咏「良いよ、おいで?」 寝室- 京太郎「……」 咏「京ちゃ~ん」ギュッ 京太郎(あぁ、やらかした……まぁ中では防げたから妊娠はないだろうけど) 咏「はじめて、あげちゃったんだよねぇ」ニコッ 京太郎(うん、知ってる) 京太郎「その、ありがとうございます」 咏「え?」 京太郎「初めてをもらったとかを抜きにしても、俺みたいな優柔不断な奴を……好きでいてくれて」 咏「なに気にしてんのさ……たとえば京ちゃんがあたしを選ばなくても、あたしの初めてが京ちゃんで京ちゃんの初めてがあたしだったってことは一生忘れないでしょ?知らんけど」 京太郎「ま、まぁ」 咏「なら良いよ……京ちゃんはロリコンだったってことで」ニッ 京太郎「ちょっ、咏さん!?」 咏「冗談冗談だよ~」アハハ 京太郎「か、勘弁してくださいよ~」 咏「まぁ最悪、愛人枠でもいいし」ニヤッ 京太郎「そんな不誠実なマネはできません」 咏(まぁ、そう言うよねー) 咏「それでさ、第二ラウンド……する?」 京太郎「……」 京太郎「い、良いんですか?」 咏「目が爛々としてるし、あたしも……一回じゃ満足できないんじゃね?知らんけどっ」プイッ 京太郎(かわいい) 72日目終了- ?- 京太郎「せっかくいい気分で寝てたのに」 「あんなことしてから選ばないとか、サイテーだな」 京太郎「うっせぇ!」 「まぁトゥルーには一歩近づいたな」 京太郎「はぁ?」 「ほら、選べ」 京太郎「さて、はやりさんだな」 「お前マジでそこ選ぶのか?」 京太郎「ん、なんで?」 「いや……まぁ、知る必要のないことまで知るかもしれないってことだ」 ?「協力するのは嫌なんだけど、するって約束したもんなぁ」 京太郎「なんだ、二人して」 ?「とりあえず行こうか」 京太郎「おう」ギィ 「頑張れよ」 バタン 京太郎「ここは、テレビのスタジオ?」 ?(深層心理の世界、ってこれはあの小娘に教えてもらったろ?) 京太郎「小娘?」 ?(あぁ、トシだよ) 京太郎「小娘って……あ、はやりさんだ」 ?(いや、あれはスケープドールっていうかはやりそのものじゃないな) 京太郎「どういうことだよ?」 ?(まぁとりあえず、場所を移動するぞ) 京太郎「はやりさんの世界だけだいぶ違うな」 ?(年期と奴のこの力への理解故、と言ったところだな) 京太郎「は、はぁ……」 ?(アイツの最も最深部に踏み込むぞ、お前が過ごした中にあるはずだ) 京太郎「ん?」 京太郎「じゃあ他のスタジオに行ってみるか」 ?(まぁ選択に文句を言うつもりはないけれど、知る必要は無いと思うな) 京太郎「ん?」ガチャッ はやり「みんなのアイドル!牌のお姉さんはやりんだよ~☆」 スタッフA「売れるもんですね」 スタッフB「やっぱり大きいお友達からの支持が大きいけどな」 ディレクター「まぁ、売れるうちに頑張ってもらわないとな」 京太郎「うわ、グロい」 ?(だから言ったのに) 京太郎「うん、こんな場所はゴメンだわ」 ?(でも実際にこう言ってるのかはわからない、彼女の深層心理の世界だから……実際は被害妄想かもしれないしな?) 京太郎「それを信じますよ、ほんと」 はやり「京ちゃん!」ダッダッダッ 京太郎「はやりさん?」スッ ?(不味いな) はやり「」ザザッ 京太郎「ん?」ドクンッ 京太郎(すれ違った瞬間っ、なんだ、ノイズ?) ?(はずれってことだな、次の場所に行くか?) 京太郎「ッ……あぁ、はやりさんの家に行こう」 ?(わかった、大丈夫?) 京太郎「問題ないけど、結構遠いのか?」 ?(はやりの家を想像してそこらの扉を開けてみろ) 京太郎「ん……」ガチャッ 京太郎「おお、はやりさんの家」 テクテク 京太郎「リビングで、なんか部屋の隅っこにいる」 ?(まぁ、避けて通ることも可能なんだがお前がわざわざ踏み込んだんだぞ) 京太郎「なんか知らんが俺のせいか……」 京太郎(とりあえずテーブルの上のビール缶の謎の量……) はやり「欲しい物はね、手に入れたんだよ?」 京太郎「え、はい?」 はやり「いろんなものを手に入れたのに、なんだか満たされない……」ボォー ?(強欲の代償だな) 京太郎「なんでまた」 ?(いや、正確には長い間『強欲』の力を持っていた故だな) 京太郎「長い間持ってると、代償があると?」 ?(そういうことだ、制御して代償を払わないことも可能だが、制御できずに持ち続けた結果がこれだ) 京太郎「はやりさん……」 ?(知らなくて良いことなのに) 京太郎「はやりさん」 ?(どうするもお前の自由だ、酷い結果にはならないだろうし) 京太郎「……シロを助けた方法と同じ方法なら」 ?(やるだけやってみて) 京太郎「」ゴッ はやり「~~~ッ!?」ビクビクッ 京太郎「ふぅ」 はやり「きょ、京ちゃんっ、色欲ぅっ!?」ハァッハァッ 京太郎「はい、ちょっといただきました」 はやり「な、なんでっ、かな☆」 京太郎「あんまり何を言っても聞きそうになかったんで」ウン はやり「ふぇ?」 京太郎「いやね、この空間見てたら他のみんなと違って誰もいないんですよ」 はやり「そ、れと、どういう関係ッ、?」 京太郎「たぶんですけど、はやりさんの欲しいものって信頼をおける人だと思うんです」 はやり「は、やや?」 京太郎「だから、はやりさんの周囲には健夜さんや良子さんや咏さんがいるのに、なんでその人たちがここに居ないんですか、欲しいなら強欲なら素直になればいいのに」 ?(そういうな、大人になったら) 京太郎「だから、まず俺から信頼してみるってのはどうです?」 ?(聞かないかー) 京太郎「頼りないかもしれないですけど、できる限りは頼りになれるようにしますから……周囲の人を、もうちょっと信用してみたらどうです?」 はやり「大人になると、大変なんだよ☆」ハァハァ 京太郎「まぁ子供の俺にはまだわからないですけど、信用……できませんか?」 はやり「そういうことじゃないんだけどぉ~」フゥ 京太郎「じゃあ良いじゃないですか、守りたいものが欲しいなら俺がなります、守ってくれるものが欲しいなら俺がなります、信頼できるものが欲しいなら俺がなります、だから……ね?」 はやり「こんな熱く口説かれたのは初めてだヨ☆」 ?(キツい) 京太郎「あはは、じゃあ俺を」 はやり「私を」 ―――守ってください バァッ 京太郎(雰囲気が変わった?) はやり「ありがと、京ちゃん」ギュッ 京太郎(夢なのにおもちがっ!) はやり「お礼ね♪」チュッ 京太郎「~~ッ!?」 はやり「またね!」 ?- 京太郎「んぁ?」 「まぁ起きる前にな」 京太郎「最初の場所か」 「扉が二つほど増えたからな」スッ 京太郎「色欲と、暴食?」 「そう、あそこはレベルが違う、まぁ自分自身の世界を知る機会なんてそうそうないからな……楽しんで来い」ニッ 京太郎「嫌な感じ」 「あぁ、だろうと思う……また次の夜に会おう」 京太郎「……おぅ」 73日目- 朝- 京太郎「ん、もう朝かぁ……」 咏「んぅ~……」zzz 京太郎「俺は最低だぁ」ハァ 京太郎「ずっと落ち込んでてもしょうがないよな、どうするかぁ」 京太郎「さっさとシャワーを浴びよう、たぶん匂いがついてるだろうし」ウン 咏「ん~どしたの?」 京太郎「シャワーをと思いまして」 咏「あたしも一緒に入るよ」 京太郎「りょ、了解っす」グッ 京太郎(昨日あんなにしたし、大丈夫だよな?) 京太郎「ふぅ、さっぱりしたぁ」 咏「そうだねぇー、知らんけど」フフッ 京太郎「ん、どっか言ったりしますか?」 咏「あれ、珍しいじゃね、京ちゃんがそんなこと言うの」 京太郎「そうですか?」 咏「うん、あまり構ってくんないしー」ケラケラ 京太郎「んー」 咏「まぁ私はどっちでもいいけど、家の中でもいろいろできるしー、知らんけど!」 京太郎「出かけましょうか、せっかくですし朝ご飯も食べて」 咏「ん~じゃあ着物どれにしよっかな~」 京太郎(やっぱ着物なんだ……まぁ私服だと正直大人に見えないからなぁ) 京太郎「さて、どこ行きますか」 咏「……わっかんねー、」 京太郎「じゃあ~」 京太郎「浅草とかにしときますか!」 咏「浅草って、まぁいいけど人多いよ?」 京太郎「どこ行っても人は多いでしょうし、なんか咏さん合いそうだなぁって」 咏「へぇ……じゃ、行こうか♪」 京太郎「はい!」 浅草- 京太郎「おお、にぎわってますね……屋台も出てますし」 咏「いつもこんな感じだけどね」 京太郎「結構来るんですか?」 咏「そんないうほどでもないけど、どこ行こうか~」 京太郎「うおっ人が多いっ!」 咏「ん~暑い」パシッ 京太郎「ん?」ギュッ 咏「ほら、はぐれるとまずいから……手をね?わ、わかんねーけど」 京太郎(かわいい) 咏「好きな店入りなよ、時計とかは高いから買ってやんねーけど」 京太郎「あはは、興味もありませんしね」 咏「きっとプロになったらテレビとかも出るんだろうけど、京ちゃんだったらテレビ映えもするし」 京太郎「そうですかね?」ハハッ 京太郎(満更でもない顔してんだろうなぁ) 咏「京ちゃん時計を買うとか」 京太郎「ぞっとします」 咏「仕掛け人やりたいな~」 京太郎「怖いっす!」 昼前- 京太郎「そういえば結局朝ご飯食べてませんねー」 咏「おなかすいたんじゃねー?」 京太郎「適当に探して入りますか~」 京太郎「どっかほかの場所に行きますか」 咏「そだね~」 京太郎「さすがゴック、なんともないぜ!」 咏「いや、水陸両用ならあたしはカプール一択だね」 京太郎「え~」 咏「あの丸いのが良いんじゃないか」 京太郎「なるほど」 昼- 京太郎「よさげな店があってよかったですね~」 咏「そだね、結構おいしそうなのあるし」 京太郎「俺はこの天丼にしときます」 咏「じゃあ、あたしは何にしよっかな~」 京太郎「ん?」 京太郎(んぁ、あれって……) ??「おいメグ、あまりかきこむな、喉に詰めるぞ」 ??「んぐっ、でもサトハ……日本の料理は美味い!」 ??「わかったから少し落ち着いて食べろ」 京太郎(ッ、臨海女子の辻垣内智葉とメガンダヴァン!?)ハッ 京太郎(全国インハイの選手がなんでこんなところにッ) 咏「京ちゃん、決まったよー」 京太郎「あ、はい、じゃあ注文しちゃいましょうか」 京太郎(いや、まさかこんな場所であの臨海女子を見つけるとは思わなかったなぁ) 咏「……」ムッ 京太郎「痛ッ!?」バッ 京太郎「う、咏さん?」 咏「わかんねー」フイッ 京太郎「今、蹴りましたよね?」 咏「知らんし」プイッ 京太郎(……なぜ蹴られたしッ!) 京太郎(よし、チラっとだけな……)チラッチラッ 咏(むぅっ……) 京太郎(ん、大物のオーラはするが、一体何者なのか……)ゴクリッ 咏(京ちゃんのばかっ!) 智葉(奴は、長野の須賀京太郎……よもやこんなところで顔を合わすことになるなんてな)フッ 昼過ぎ- 京太郎「すみませんでしたほんと」 咏「知らんし」プイッ 京太郎「埋め合わせはしますから!」 咏「……絶対?」 京太郎「はい!」 咏「じゃあ、約束だから」ギュッ 京太郎「はい」ギュッ 咏(京ちゃんの手、大きいなぁ) 咏「あれ、そういえば帰らなくて良いの……?さすがに帰ったほうが良いんじゃない?」 京太郎「あぁ、そうですねー」 京太郎「そろそろ帰ります」 咏「そっか、なら荷物取りに帰ってから駅行かないとねー」 京太郎「はい」 駅- 京太郎「それじゃあ帰りますね」 咏「うん、また行ったりするかもしんないからねぇ」 京太郎「了解っす、楽しみにしてますよ」ニッ 咏「うん……またね!」ニコッ 京太郎「また!」 長野- 京太郎「ふぅ、なつかしき我が故郷!」ゴッ ネェママー ミチャイケマセン! 京太郎(……さて、帰るか) 智美「ワハハ、京太郎じゃないかー」 京太郎「あれ、蒲原さん?」 智美「久しぶりだな、最近長野で見ないって噂になってたぞー」 京太郎「しばらく東京にいましたからね」 智美「個人戦はしばらく先だぞー?」 京太郎「いや、そういうことじゃなくてですね」 智美「まぁ、モモもさびしがってるからそろそろ会ってやってくれ、またなー」 京太郎「あ、はいまた!」フリフリ 京太郎「夜風が気持ちいいなぁ」 京太郎(どっか寄ってくか?) 京太郎「ん~」 モモ「京さん!」ダキッ 京太郎「ぬおっ!?」ビクッ モモ「久しぶりっすね!」 京太郎「あぁ、そうだなー久しぶりだな」ハハッ モモ「ん、なんかいつもの匂いと違うっすね」スンスン 京太郎「匂うな匂うな!」 モモ「なんでっすか?」 京太郎「なんで良いと思った?俺も匂うぞ?」 モモ「しょ、しょうがないっすね」 京太郎「冗談だよ」 モモ「え~」 京太郎「まぁ良いけど」 モモ「とりあえず、また遊んでくださいね♪」 京太郎「おう、また電話する」ナデナデ モモ「はいっす!」ビシッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「久々の我が家は良いな……俺、もう大人なんだな」キリッ 京太郎「ん、メール?」 京太郎「えっと、一件か」 差出人:歩 本文『さっきハギヨシさんが帰ってきたって言ってたけど、帰ってきたの?』 京太郎「ん、さすがハギヨシさんだな」 本文『おう、やっぱこっちの方が空気が良いよ』 差出人:歩 本文『へぇ、まぁ今度行くわけだけどね』 京太郎「そういやそうだなぁ」 本文『そしたらいろいろ場所紹介してやるからな!』 差出人:歩 本文『別に良いけど、まぁ楽しみにしてるから また学校でね、おやすみ』 京太郎「おやすみっっと」 龍門渕家・歩部屋- 歩「まったく、しばらく学校にも顔出さないでなにやってんだか……」ハァ 歩「たくどうすんのよこの状況、龍門渕の全員あんたに気があるってどういうことよ、もぉ」 歩(ろくなことにならない予感しかしないっつーの)ハァ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかな!」 カピー「カピ!」ドウシタ? 京太郎「寝るんだよ、あ、カピーって水陸両用ならどれ?」 カピー「カピ」アビスガンダム! 京太郎「おやすみカピー」 カピー「カピッ!?」ナンデ!? 73日目終了-
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14353.html
#プロローグ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「あれ、和?」 アーケードに反響する喧噪の中、聞き慣れた声に足を止めた。 振り返ると、買い物袋を下げた馴染みの笑顔がふたつ。 「あら、澪。律も」 「よっ」 「ふたりも買い物?」 「うん、寮で必要なものを色々。和も?」 「大きいものは向こうで買うから、とりあえずすぐ必要なものだけね」 買ったばかりの生活用品が詰まったエコバッグを掲げてみせると、 そっか、と澪が小さく頷いた。 「和と会うの卒業式以来だっけ」 「そのあとの、クラスの打ち上げ以来ね」 「ああ、そうか」 高校の卒業式からまだそれほど経っていないのに、 季節の変わり目のせいか、それとも私服姿だからなのか 久し振りに会ったような不思議な感覚。 ”以来”なんて言葉を使った澪も、同じことを思っているのかもしれない。 「ふあぁ~……、ぁふ……」 暖かな春の陽気に誘われたのか、律が大きく欠伸して、 口元隠せよ一応女子なんだからと澪がたしなめる。 「なー、歩きっぱなしで疲れちった。どっかでお茶しない?」 「え?私はいいけど……。和は時間ある?」 澪に訊ねられて、予定はないから大丈夫と応える。 「よしけってーい!私お腹空いたから、マックスバーガーな!」 「律……。充分元気じゃないか」 先陣を切って大股で歩き始めた律の背中を追いかけながら、 呆れ顔の澪と苦笑いを交わした。 ………… カウンターでそれぞれ注文を済ませて、階段をのぼる。 左腕に掛けたエコバッグが少し重い。 律はダブルバーガーセットをトレイに乗せ、 澪はシェイクを、私はカフェオレのカップを手に持って 2階隅の、ガラス越しに通学路が見える4人掛けの席に座った。 「あれ、そういえば和とここ来るの初めてじゃないか?」 座るなりポテトをざらっとトレイに広げて、律が私に訊ねる。 そう言われて、学校帰りにこのハンバーガー屋に寄ったことが ほとんどなかったことに今頃になって気が付いた。 「言われてみればそうね」 「和、ジャンクフード嫌いだった?」 「そういうわけじゃないけど。まあ、タイミングが合わなかったのね」 そう応えて、ポテトを1本失敬する。 「そっか、生徒会も忙しそうだったしな」 うんうん、と律は自分の言葉に相槌を打ちながら包装紙をガサガサとめくり、 いっただっきまーす!と弾んだ声でハンバーガーにかぶりついた。 「和はいつ向こうに行くの?」 シェイクを一口啜って、澪が私に顔を向ける。 「今週の土曜日に行く予定」 「そっか、早いんだな」 「家具とか家電を見なきゃいけないからね。地理も覚えたいし。ふたりは?」 「早く行き過ぎてもアレだし、入寮式の前々日に行くつもり」 「そうなんだ。じゃあ唯と一緒の日ね」 うん、と澪が頷いて、ムギも同じ日だよと律が付け加えた。 「相変わらず仲良しねぇ軽音部は。曽我部先輩にもよろしく伝えてね」 そう言ったら、澪が短い悲鳴を上げて固まった。 口いっぱいに頬張ったハンバーガーを咀嚼中の律と視線を交わしてちょっと笑う。 「澪ぉー、寮に入ってからもそんなだったら、曽我部先輩悲しむぞ?」 左肘で小突きながら、律がいじわるそうな表情で澪を覗き込む。 「わかってるけどさ……まだちょっと苦手で……」 「いつまで引き摺ってんだよ。ほっんと澪タンってば恐が」 「うるさい!」 パカンといい音を鳴らして律がテーブルに突っ伏した。 眉間に皺を寄せて右手をさすっている澪の姿に、思わず笑ってしまう。 「もう、和も笑うなよ」 照れたような、困ったような表情をして、澪が私を軽く睨んだ。 ごめんごめんと軽く返して、カフェオレのカップに口をつける。 口の中に広がった砂糖抜きのほろ苦い味を、こくり飲み込む。 ほろ苦さを押し出すように、ふう、と溜息をひとつ落とした。 「でももう、あんた達のボケツッコミも見れなくなっちゃうのね」 頬杖をついて呟いたら、なーに辛気くさいこと言ってんだよ和、と 後頭部をさすりながら律が顔を上げた。 「別の大学行っても、ずっと逢えなくなるわけじゃないんだから」 「メールとか電話もするし、時々は一緒に遊ぼうな?」 律の言葉を引き継いで、澪が私に微笑みかける。 「……そうね。まあでも、私のことよりも」 「うん?」 「唯のこと、よろしく頼むわね」 ふたりの顔を交互に見て口角を上げてみせると、 律は何故だか少し困ったような表情で私を見た。 「……和、」 「あの子、憂から離れたら多分身の回りのこともちゃんと出来ないし」 「なあ、」 「下手すると入学式の日も寝坊しちゃうかもだから、気をつけてあげて」 「……」 「今までみたいになんとかなるじゃ済まないことだって増えるし」 「……」 「でもあんた達と一緒に寮に入るって聞いたときはほっとしたわ。それに、」 「和」 強い口調で律に遮られ、出しかけていた言葉を飲み込んだ。 律は息を吐くと、少し口調をやわらげてもう一度私の名前を呼んだ。 「……なあに?」 「えっと……、私らは同じ大学だし、同じ寮に入るからアレだけど」 「うん」 「こういうの……その、おせっかいかも知れないけどさ」 「……」 「ちゃんと唯に言ったか? 離れるの寂しいって」 「……寂しい」 言われた言葉の意味を探るように、口の中で復唱する。 「唯のことばっか心配してるけどさ、和だって」 「律、」 静かな声で、澪が制止する。 律はちらりと左隣に目を向けて、もう一度正面の私に視線を戻す。 「……ごめん」 「……」 「……」 「寂しい、か」 「……」 「そうね……。今、寂しいのね、私きっと」 口に出した言葉とは裏腹に微笑んだ私を、ふたりが困惑した様子で見ている。 ゆっくりとカップを傾けて、もう一口カフェオレのほろ苦さを楽しんでから、 眼鏡を直して顔を上げた。 「……ねえ律、澪」 「うん?」 「なに?」 「昔の話をしてもいい?ちょっと長くなるかもだけど」 一度顔を見合わせて再びこちらを向いたふたりに、微笑んでみせる。 「どうってことない話なんだけど、ね」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー プロローグ END 戻る
https://w.atwiki.jp/futabaren/pages/10.html
レプリロイド部隊 レプリロイド部隊 司令官 戦闘指揮官 構成員正規部隊 フォルスロイド 一般兵 【部隊構成】【正規部隊】 【フォルスロイド】 司令官 ドクター・バイル 戦闘指揮官 シグマ 構成員 正規部隊 ペガソルタ・エクレール テック・クラーケン ヴォルティール・ビブリーオ ヘルバット・シルト トレテスタ・ケルベリアン デスタンツ・マンティスク キュービット・フォクスター プープラ・コカペトリ ハヌマシーン ノービル・マンドラゴ アヌビステップ・ネクロマンセスV世 ヘラクリウス・アンカトゥス クワガスト・アンカトゥス パンター・フラクロス マハ・ガネシャリフ チルドレ・イナラビッタ ミノ・マグナクス(死亡) フォルスロイド レグアンカー・ザ・ゲルロイド ルアール・ジ・アビスロイド ハイボルト・ザ・ラプタロイド ハリケンヌ・ザ・ウルバロイド フィストレオ・ザ・プレデトロイド フランマール・ザ・モルロイド プロテクタス・ザ・ゴアロイド 一般兵 パンテオン バリアント ガレオン T-シリーズ ゴーレム 【部隊構成】 【正規部隊】 レプリロイド部隊のメンバーの多くは元々は分裂前の双葉連合のレプリロイドで構成された特殊部隊の出身である(テック・クラーケン、ハヌマシーン等)。 双葉連合の分裂は彼らの居場所を奪う結果になり、各メンバーはそれぞれ地球圏各地で散り散りとなっていった。 テック・クラーケンが新双葉を恨む理由の1つがこれである。 それを再結成させたのがドクター・バイルである。 既存の旧レプリロイド部隊のメンバーだけではなく、自治コロニー理事であった八審官(ブレイジン・フリザード、チルドレ・イナラビッタ、ヘルバット・シルト、デスタンツ・マンティスク、グラチャー・レ・カクタンク、ヴォルティール・ビブリーオ、キュービット・フォクスター、トレテスタ・ケルベリアン)や新たなに志願したメンバー(プープラ・コカペトリ、ペガソルタ・エクレール等)やバイルによって改造を施されたレプリロイドを加えてかつての双葉連合のレプリロイド部隊を遥かに超える戦力として復活を遂げた。 そして、15年前の戦争で最強とうたわれたシグマを戦闘指揮官に向かえ現在に至る。 現レプリロイド部隊は陸、海、空の各部隊、そして諜報部隊の4つに分かれている。 陸軍をトレテスタ・ケルベリアン、空軍をペガソルタ・エクレール、海軍をテック・クラーケン、諜報軍をキュービット・フォクスターがそれぞれ指揮を取っている。 かつての双葉連合の旧レプリロイド部隊も賢将ハルピュイア、闘将ファーブニル、妖将レヴィアタン、隠将ファントムがそれぞれ部隊を率いてきたのと同じほぼ同じ構成である。 【フォルスロイド】 中東戦線で始めて姿を見せたのが新型のレプリロイドであるフォルスロイドである。 フォルスロイドは地球外勢力である帝国のドロイド技術がふんだんに盛り込まれたレプリロイドであるが、最大の特徴は擬似ロックマンと呼ばれることである。 ロックマンとは旧時代に開発されたレプリロイド以前の旧世代自立型ロボットであるが、フォルスロイドはこの失われたロックマンの技術が使用されているらしいという。 また、従来のレプリロイドの持つ属性園も疎をさらに効率良く上げるべく、このロックマンの能力が一部参考になっているという。 ルアールやレグアンカーやプロテクタスのように一部が大型になっているのも特徴である。