約 3,793,868 件
https://w.atwiki.jp/1heart/pages/9.html
#blognavi 赦す、という言葉は重い。 口に出すことは簡単だ。ただこの言葉を告げるだけならば、1秒もあれば事足りる。 故にこそ、この言葉を用いるものはある種の覚悟をしなければならない。口にする側も、告げられる側も、だ。 人は、根本的なところで孤独なものだ。 出会いから共感を持ち、寄り添うことで安らぎを感じ、触れ合うことで温もりを感じることがあったとしても、それは揺らがない。 何故ならば、人は他者の心の内を本当の意味で知る術を持たないからだ。 そう、神の視点なるものを持たない人にとって、絶対的に確かだと言えるものは己の意識のみでしかない。 あるいは、人の心の内を読み取る、そのような魔術異能の類でもあればこの前提は覆るのかもしれない。しかし、それですら、そうして読み取れるものは己の主観に映ったものだけだと忘れてはならない。 端的にその例を挙げるならば、誰かが怒っていたとしても、それが何故どういう理由で怒っているのか、どう思って怒っているのか、いやそもそもそれは本当に怒っているのか、他人にはそれらのことを推測は出来てもその正確なところを理解することは出来ないのだ。 だからこそ人は、言葉で、態度で、相手の真意を確かめようとする。その根底に不理解が横たわっているが故に、それぞれにとって確かだと思えるものでその溝を埋めようとするように。しかし、それすらも時が経つほどに信じることは難しくなり、故にこの思考はループし延々と続いていくこととなる。 しかし、この不理解は悪ではない。永遠に変わらぬ関係性などというものは、存在しないのだ。この不理解があるからこそ、人は離れることを恐れ、出会いを重ねるのだと、そう言うことも出来るだろう。何より、他者には絶対に理解出来ぬその領域にこそ、その人の「人生」とでも言うべきものが存在するのだと、少なくとも自分は思っている。 しかし、赦すという言葉の意味を考える時、この不理解こそが問題になってくるのだ。 他者に対し「赦す」という言葉を口にするものは、『許可』したものとして多かれ少なかれその相手の人生を背負うことになる。その言葉で、自身が相手の正当性(この場合本当に正当であるかどうかはあまり関係が無い)を保障したことになるのだから、それは当然の責任だ。 しかし、ことその段になっても、人の間に存在する不理解は欠片もその存在を揺らがせない。むしろより確かなものとして、『赦した』者の背で存在を主張し始める。 結果として、『赦した』者はまったくの不理解のまま他者の人生を背負うことになるのだ。これは非常な苦痛であり、断言してしまえば重荷以外の何者でもないだろう。己のものならばまだ放り出すことも出来たかもしれないが、元々が他者のものとあってはそれも出来ない――それをしてしまっては、無責任の誹りを受けざるをえないだろう。 だから、『赦す』という言葉を口にするものは、その言葉を言う前によく考えなくてはいけない。自分は、その相手の為にその重荷を背負い続けられるか。途中で投げ出さずにいられるか。そのことを。 そして、『赦す』と言われる側もまた、理解し、考えなくてはならない。 まず、自分は、その相手に僅かとはいえ自身の人生を預けることが出来るのか。それだけの信頼をその相手に向けることが出来るのか。 その相手が信頼に足る人間だったとして――今度は、そんな相手に『不理解』という重荷を背負わせられるのか、どうか。 相手にその負担を強いてまで、自分は赦されたいのか。赦されたとして、それに納得できるのか。 ――なにより、負担を強いることがわかっていて、それでもなお、その言葉を言って貰いたいと思えるだけの相手か。 この覚悟が無ければ、本来赦すという言葉は使うべきではないし、求めるべきではない。些細なことならばまだしも、その人にとってその事実が重要であれば、あるほど。 この論理は、何も「赦す」という言葉に限らず、相手に見返りを求める全ての情動に関して、普く通じるロジックだろう。 記すべき名は無し、故に無名 カテゴリ [手記] - trackback- 2006年05月02日 10 55 45 #blognavi
https://w.atwiki.jp/hengtouhou/pages/1368.html
モンスター/リッチ 灰色の掠奪者/Lesser black reaver (L.Dark L; ) === Num 694 Lev 45 Rar 3 Spd +10 Hp 2500 Ac 120 Exp 12000 人間のような姿、闇のように黒く、ためらうことなく進み、決して止まることはない。 それは通常地下 45 階で出現し、素早く動いている。 この混沌の勢力に属するアンデッドを倒すことは 1 レベルのキャラクタにとって 約180000.00 ポイントの経験となる。 それは的確に魔法を使うことができ、 地獄球、魔力吸収、精神攻撃、致命傷+呪い、目くらまし、混乱、麻痺、テレポートバックの呪文を唱えることがある(確率 1/3)。 それはドアを開け、ドアを打ち破り、壁を掘り進むことができる。 それは赤外線では感知できない。 それには破邪でダメージを与えられる。 それは冷気と毒と暗黒と地獄とテレポートの耐性を持っている。 それは経験を積むと、黒き掠奪者に進化する。 それは恐怖を感じないし、混乱しないし、眠らされない。 それは侵入者を見過ごしがちであるが、 200 フィート先から侵入者に気付くことがある。 それは 4 個までの上質なアイテムを持っていることがある。 それは 4d8 のダメージで劣化させ、 4d8 のダメージで劣化させ、 4d6 のダメージで腕力を減少させ、 4d6 のダメージで腕力を減少させる。 雑感 名前
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6441.html
九日目・朝- 京太郎「よし、親との交渉はあっさりだ」 須賀父「おい京太郎」 京太郎「うおっ、どうした!?」 須賀父「しっかり……避妊はするんだぞ」 京太郎「なななな、なに言ってんだ!」 須賀父「フッ……」グッ 京太郎「な、なんだったんだ……」 京太郎「さて、せっかくだし弁当作るか!」ヨシッ ウィーンガシャガシャガシャ 京太郎「よっしゃ、前回より出来が良いぜ!」 長野駅- 京太郎「お待たせしました!」 咏「京ちゃん、全然待ってないよ、わからんけど」 京太郎「ところで、どこに行くか聞いてないんですけど」 咏「あれ、そうだっけ? 今回は……」 咏「今回は大阪の姫松高校の知り合いにコーチを頼まれたっつう感じ、わからんけど」 京太郎「わからんって……」 咏「まぁ京ちゃんの強化でもしようかなって!」ニッ 京太郎「まぁ、ありがたいですけどね、個人戦だって二か月もすればありますし」 咏(実は一緒に居たいだけなんて、言えんわ) 京太郎「さて……お昼までに着きますかね?」 咏「さぁ?」 京太郎「せっかくお弁当持ってきたのに無駄にならなきゃいいんですけど」ハハッ 咏(楽しみだね、京ちゃんのお弁当)ニコニコ 新大阪駅- 京太郎「着きましたね」 咏「着いたねー」 京太郎「……弁当、どうします?」 咏「あとで食べるから、わかんねーけど」 京太郎「はは、ありがとうございます」 咏「とりあえず、旅館行こうか」 京太郎「旅館ですか?」 咏「まぁ、そっちの和風の方が落ち着くんよね……知らんけど」 恋愛力70以上、対応力70以上のためイベント発生 京太郎「知らないってことはないでしょうに、行きましょうか」ギュッ 咏(わわっ、手を!?)カァァッ 京太郎「先導お願いします」 咏「お、おう」 旅館- 京太郎「ふぅ、ようやく部屋に着きましたね」 咏「京ちゃん、疲れてるね……もう昼もとっくに過ぎてるしね」ハァ 京太郎「途中でお弁当も食べちゃいましたしね」 咏「おいしかったよ京ちゃん、前より腕上げたみたいだし」フフン 京太郎「それは嬉しいですね」 咏「まぁ今日は休んでも良いかもね、私は疲れたー」 京太郎「せっかくの大阪だしな、どうするか……」 京太郎「ゆっくりしましょうか」 咏「せっかくの大阪なのに良いの?知らんけど」 京太郎「良いんですよ、咏さんと一緒の方が楽しいですし」 咏「……えへへ」テレッ 京太郎(どうしたんだ?) 京太郎「あ、そう言えば咏さん、俺の部屋は?」 咏「ん、一緒に決まってんじゃん」 京太郎「……え!?」 咏(せっかくのチャンスだしねぇ) 京太郎「そ、そんなの不味いですよ!」 咏「不味くはないっしょ、それとも京ちゃんは私に発情しちゃうのかー?わからねーけど」ニヤッ 京太郎「―――ッ!わ、わかりましたよ……」 咏「ふふん!」 京太郎(我慢我慢、煩悩退散) 咏「あれ、京ちゃん?」 京太郎「ふぅ、よし! なんか暇ですね」 咏「じゃあお風呂入りに行こうか」ニッ 京太郎「良いですね!」 温泉- 京太郎「ふぃ~たまらないな、景色も最高だし……」 咏「そうだねぃ」 京太郎「あはは、咏さんもそう思……―――ッッッ!?」ビクゥッ 咏「あはは、おもしろい反応するね」 京太郎「ななな、なんでっ!?」 咏「そりゃもちろん、混浴だからだよ。書いてあったと思うけど?」 京太郎「み、見てませんよっ!」バッ 咏(後ろ向いちゃって……やっぱ童貞かぁ)ヨッシャ 京太郎「あのですね、やっぱり咏さんって綺麗な独身女性なわけですよ……あまりこういうのは良くないと思いますよ?」 咏「良いじゃん、もうとっくに私は京ちゃんに食べられちゃってるわけだからね」クスッ 京太郎「本当に食べますよ?」グイッ 咏「ふぇ?」 咏(きょ、京ちゃんに抱きしめられてっ、ちょっ!胸板がっ!) 京太郎「言っておきますけど、咏さんって余裕で俺のストライクゾーンですから……俺を本気にさせたらどうなっても知りませんよ?」 咏「あっ……えっと、あぅっ……」カァァァッ 咏「きょ、京ちゃんなら―――」 京太郎「なんて、まぁこうなってもおかしくないんですからやめてくださいね?」パッ 咏「あ、あっ……で、出るから!待ってる!」バシャンッ 京太郎「ぬおっ!隠してください!」 咏「ひゃぅっ!?」バシャバシャバシャ 京太郎「み、見えてないはず……」ツー 京太郎「やらかしたか?いや、やらかしただろ……追い出されても文句は言えない、うん」 咏「京ちゃん、待ってたよ」 京太郎(脱衣所から出たら、普通だったよ……) 咏「雀卓があったんだけど、麻雀しない?」 京太郎(なんで旅館に雀卓が……) 咏(わ、私もさっきのは忘れなきゃなんねーしね、ここは大人として平然と!) 咏「どうかな?」 京太郎「せっかくですし、久しぶりですもんね!」 咏「うんうん、じゃあ行こうか」 休憩室- 京太郎「卓球台はわかるんですが、マジで雀卓があるとは」 咏「お、丁度向こうが空いてるよ、ここ良いかい?」 おっさん「おぉ、良いのが二人、良いよ良いよ」 おじさん「よし、ここであったのも何かの縁だけど、勝たせてもらうぜ嬢ちゃんに兄ちゃん」 京太郎「これでも毎日打ってるんで負けませんよ!」 京太郎(くっ、さすが咏さんだ……) 咏(うお、手牌が良くなけりゃこりゃ京ちゃん相手にはきついか?一か八かで能力を使ってみるか……) おっさん(……なんじゃこりゃ) おじさん(な、なんじゃこりゃ!!) 咏(悪くないねぇ)タンッ おっさん(それにしてもこっちの嬢ちゃん、どっかで見たこと……)タンッ おじさん(これで勝つ!)タンッ 京太郎(透華、力を貸してくれよ……!)タンッ 能力『冷やしモード』発動 京太郎(ダメだ、意識が冷えない……)タンッ 咏(何かやろうとしたみたいだね)タンッ おっさん(レベルが違いすぎねぇか?)タンッ おじさん(こいつらほんとに素人か?)タンッ 京太郎(失敗かっ!) 咏「ロン、16000だ」ダンッ おっさん「うおっ、飛び寸前!」 京太郎(不味いな、飛ばれちゃこのまま逆転は無理だ) おじさん(この嬢ちゃん、三尋木咏じゃね?わからんけど) 京太郎(不味いな、さすがにッ) 咏(京ちゃん、能力無しじゃ私より上手いね) おっさん(おいおい、まじで大丈夫かよ) おじさん(まぁせっかくだし、プロとの戦いを楽しむか) 京太郎(すがぁぁぁぁんっ!?) 咏(あれは、酷そうだね、知らんけど) おっさん(今回はましか) おじさん(でも、この点差じゃな) おっさん(よしよし、良い状況だぞ!)タンッ おじさん(なんとかするか!)タンッ 京太郎(咏さん、使わせてもらいますよ)タンッ 能力『迫りくる怒涛の火力(喰)』発動 咏(ッ!?京ちゃん、使うつもりっつーわけだ!) 京太郎(くっ、勢いが足りないか!)タンッ 能力『迫りくる怒涛の火力』失敗:場合その後二度の和了判定安価の数値が30下がる。 おっさん(どうした、顔をしかめてるが)タンッ おじさん(あとは嬢ちゃんの方をなんとかできれば……)タンッ 咏(じゃ、こっちは決めさせてもらおうかな!)ゴッ 能力『迫りくる怒涛の火力』発動:直前とその後二度の和了判定安価が最上位になる。 京太郎(来ますか咏さん!)ゾクゾクッ 京太郎「」ニヤッ 咏(来たか!?) 咏(やっぱ避けらんないッ!) ブチリッ 咏(喰われっ―――ひんッ!!?)ビクビクッ 京太郎「」ニッ 能力『魔物喰い』発動:能力を発動した相手の能力を次コンマ下二桁を01にする。 咏「あっ……ぅぁ」バタッ おじさん「嬢ちゃん!?」 おっさん「どうした!?」 京太郎「―――ハッ! う、咏さん!」バッ 咏「あ、あんま叫ばなくて大丈夫、だからっ……」フルフル 京太郎「で、でも!」 咏「ほらっ、部屋に運んでっ……んっ」カァァッ 京太郎(……なんかエロい) 京太郎「と、とりあえず行きましょう!」オヒメサマダッコ 咏「ひゃっ……」ピクッ ダッダッダッ おじさん「それにしても、強かった」 おっさん「三尋木プロだからなぁ……」 旅館・自室- 京太郎「咏さんッ」 京太郎(布団敷いてある、ってなんで隣接してるんだよ……まぁ良いか!)ソッ 咏「はぁっ……ちょ、京ちゃんっ……なにしたっ」 京太郎「いやその、喰ったと言いますか」 咏「そ、それだけっ?……んっ」ピクッ 京太郎「まぁ、はい」 咏(二回目だからか、それとも……でも、これはっ……お腹のとこ、熱いっ) 咏「ほ、ほんと……んっ、だ、大丈夫だから……ぁっ、どっかぁ、い、行って……ぇっ」カァッ 京太郎「咏さん……」 京太郎「咏さんの傍にいます」 咏「ふっ、え?」キョトン 京太郎「そんな苦しそうな咏さん放っておけません!なにか手伝えることあったら言ってください!」 咏「え、えへへっ……そんな風に言われたら、我慢できなくなるっつーのっ!」ガバッ 京太郎「え?」 京太郎(お、押し倒された?) 咏「京ちゃん……ぜ、全部京ちゃんのせいだからっ、ふぅっ……んっ」ビクッ 京太郎「そ、そんな一時の感情でっ!」 咏「そんなわけないじゃんっ、そんな軽い女じゃないしっ、んっ……ひぁっ……この旅行でなんかあればなって、思ってた、期待してたのに、京ちゃん全然気づかないし……ふぅっ」ピクッ 京太郎「う、咏さんっ……」 咏「お腹が、熱いよ京ちゃん……京ちゃんのせいだからっ……」ヌギッ 京太郎「咏さんっ……」ガバッ 数ヶ月後- 咲「こんなちみっこいのじゃ無理だよ京ちゃん!」 京太郎「ちみっこいって、お前なぁ~」 咏「ふふん、嫉妬してんだよ、嶺上ちゃんは……知らんけど」 咲「ここ、子供ができたからって!調子に乗らないでくださいよ咏さん!」 京太郎「おい咲、病院だから静かにしろ」クワッ 咲「うぅ~咏さんの裏切り者ぉ」 咏「裏切りもなにも無いだろ、京ちゃんが私を選んだんだから……わ、わからんけど」オソルオソル 京太郎「なに言ってんだよ、俺が咏を選んだに決まってるだろ」ニコッ 咏「えへへ、京ちゃんっ……」 咲「きょ、京ちゃんのバカ!雑魚!ハゲー!」 ガチャッ ダッダッダッ 京太郎「病院で叫ぶな、走るな、ハゲは関係ないだろ!」クワッ 咏「あはははっ、でも本当に良かったの?」 京太郎「あぁ、まぁ高校卒業まで籍は入れらんないけどさ……絶対プロになって二人とも食わせてくから!」 咏「二人?」クスッ 京太郎「いや……もっとか、わかんねーけど」ハッ 咏「ん、まぁ京ちゃんとだったらどんなでも幸せだろうけど」ニコッ 京太郎「わかんねーどけ?」 咏「わかってるっつーの!」 三尋木咏ED1 旅館・自室- 京太郎「咏さんッ」 京太郎(布団敷いてある、ってなんで隣接してるんだよ……まぁ良いか!)ソッ 咏「はぁっ……ちょ、京ちゃんっ……なにしたっ」 京太郎「いやその、喰ったと言いますか」 咏「そ、それだけっ?……んっ」ピクッ 京太郎「まぁ、はい」 咏(二回目だからか、それとも……でも、これはっ……お腹のとこ、熱いっ) 咏「ほ、ほんと……んっ、だ、大丈夫だから……ぁっ、どっかぁ、い、行って……ぇっ」カァッ 京太郎「咏さん……」 京太郎「少し出てきますね」 咏「うんっ、おねがいっ……」 タッタッタッ 咏「はふっ、わ、わかんねーけどっ……京ちゃんの匂いっ、ずるぃよっ……んぅっ」クチュクチュ 旅館廊下- 京太郎「咏さん、大丈夫か?まぁとりあえず飲み物でも買いに行くか……」 京太郎「もう一時間もしたし、良いよな?ていうか心配だ」 コンコン 咏「どうぞー」 京太郎「あ、咏さんもう平気ですか?」 咏「あ、うんっ」カァァッ 京太郎「疲れてるみたいだしもう寝ましょうか、明日は忙しいんでしょうし」 咏「そ、そうだね、わかんねーけど」マッカ 京太郎「布団離しますね」 咏「い、いいから!隣同士で!」バッ 京太郎「え、でも」 咏「いいから!」マッカ 京太郎「は、はい……」 京太郎(どうしたんだろ、マジで……まぁ良いか) 咏「ん、寝よ」 京太郎「じゃあ消しますよー」パチン 京太郎「よっと」 モゾモゾ 京太郎「……なんで、こっちの布団に来るんですか」 咏「京ちゃんは、嫌?」 京太郎「別に構いませんけど……嫌じゃありませんし」 咏「そっか」ニコニコ 京太郎(……ほんとにどうしたんだ?もしかして俺、明日死ぬのか?) 咏「京、ちゃん……」zzz 京太郎「寝てるし……」 京太郎(眠いしな……おやすみカピー)ギュッ 咏「……んぅっ」ギュッ 九日目終了 十日目 咏「ん……って、ふぁっ!」ビクッ 京太郎「すー、すー」グッスリ 咏「あ、そうだ昨日……うわっ」カァァッ 京太郎「ん、あ……おはようございます咏さん」 京太郎(なんで抱き合ってんのかわかんねーけどとりあえず冷静になれよ) 咏「あ、あ~!あ、朝御飯でも食べに行こうか京ちゃん!」バッ 京太郎「ん、そうですね、行きましょうか」ニッ 咏(あぁもう、朝から京ちゃんカッコいい!)カァッ 京太郎「ふぅ、食べた食べた……さてどうするかな!」 咏「麻雀を教えてほしい?」 京太郎「はい!」 咏「これ以上は、教えることあんまりないんだけどねぇ、じゃあとりあえずパターンを思い出す。それだけでいいんじゃね、知らんけど」 京太郎「はい!」 京太郎(むむむ……なんか麻雀強くなった気がするぞ!) 咏「それじゃ姫松高校に行こうかな」 京太郎「行ってらっしゃい」フリフリ 咏「何言ってんの京ちゃんも行くんだよ」 京太郎「……え!?聞いてませんよ!それ以前に大丈夫なんですか!?」 咏「大丈夫なんじゃね?知らんけど」 京太郎「知らない!?」 咏「嘘嘘、聞いたから平気だよ、私の一番弟子を連れて行くってねぇ」 京太郎「……なら、良いんですけど」フアン 咏「じゃ、行こうかい」フフン 姫松高等学校- 京太郎「き、来てしまった」ガクガク 咏「京ちゃん、ビビり過ぎでしょ」 京太郎「ビビりもしますって、ある意味では敵地ですよ?」 咏「でも京ちゃんは男子だからね、関係ないって……とりあえず行くよ~」 京太郎「ちょっと待ってくださいよ!」 屋上でその二人を見る者あり。 ??「ふっふっふっ……現れたな三尋木咏」 ??「その弟子、大したことなさそうやなぁ」 ??「この姫松四天王を破るだけの力が奴にあるのか、試したる」 ??「ここからが本当の恐怖やでー」 ガチャッ ??「代行こんなとこにおったんですか!お客さん来てしましまいますから早くしてください!」 ??「もぉ、末原ちゃんいけずやわー」 姫松高校・麻雀部- 京太郎「案外呆気なく入れましたね」 咏「共学だしね、そんなに気にすることないってことじゃね?知らんけど」 京太郎「そういうことですかね」コンコン ??「どうぞー」 咏「邪魔するよ」 ??「邪魔するなら帰って」 咏「はいはい……って新喜劇かい、知らんけど」 ??「良いノリしてるねー」 京太郎「えー……」 ??「ああ、ごめんごめん、自己紹介せなね、私は監督の赤坂郁乃です」ペコッ ??「代行でしょう、三年の末原京子です」 ??「三年の愛宕洋榎や!」 ??「二年の愛宕絹江です、洋榎の妹です」 ??「に、二年の上重漫です」 ??「三年の真瀬由子なのよ~」 京太郎「ええ、一年の須賀京太郎です」 咏「私の一番弟子だ、一応あんたらの練習台には良いかと思ってね」 郁乃「一年生をうちの子たちにぶつけるの?」 咏「ハッ、うちの京太郎は……強いよ?」 郁乃「ふふん、ならええわ……末原ちゃん、相手したって」 恭子「わ、私ですか!?」 郁乃「相手の情報なきゃやれない、ってわけでもないやろ?」 恭子「まぁ、そうですけど……」 咏「まぁ、一年相手にビビってるなら話は別だけどね、わかんねーけど」 恭子(ここは、あえてこの挑発に乗ろう) 恭子「良いですよ、須賀君、やろうか」 京太郎「え、あ、はい!」 絹恵「じゃあ私と」 漫「うちが付きます」 咏「言っておくけど、京ちゃん一人狙いとかは」 恭子「しませんよ、さすがに一年相手にそんな汚い真似はできません……姫松の名に泥を塗ることになりますから」 咏「熱いねぇ、わからんけど」 京太郎「では、お願いします!」 京太郎(和了らせてもらう!)タンッ 京太郎(チッ、最悪だな……だけどっ)タンッ 恭子(あぁ、やばいわ……ていうか私は情報戦やって言ってるやん)タンッ 漫(良い感じとも言えないけど普通や、あの『能力』自分で発動できへんのが難点やなぁ)タンッ 絹恵(あの、須賀君って言ったかな、あの子の腕がどの程度のもんかわからへんと動きにくいなぁ)タンッ 恭子(なんやおかしい、大人しすぎる……)ケイカイ 漫(でも、ここで降りるわけにも)タンッ 京太郎「チー!」バッ 絹恵(な、鳴いてきた!?) 京太郎(いくぜ、この卓、俺が制す!)ゴッ 能力『月海支配(喰)』発動。 京太郎(ダメだ、支配できない……)タンッ 恭子(何かやろうとしたみたいやけど、させんよ!)タンッ 漫(ん、変な感じがおさまったんか?)タンッ 絹恵(あんま上手くついてけへんわ)タンッ 京太郎(失敗かよ) 漫「ツモ、3000・4200です」ダンッ 絹恵「うおっ、やるなぁ漫ちゃん」 京太郎(ふぅ、なんとかそれほど差がつかずに済んだか) 恭子(あの捨て牌、あんな手でここまでやったんか!?) 恭子(なんかオカルトやっとったんか?そうでもないとあの手牌であの結果は……)クッ 漫(次こそ発動してぇな!) 絹恵(あ~サッカーやったら圧勝やろうけどなぁ) 京太郎(咏さんの名は汚したくないしな……咏さんの一番弟子の座を咲に奪われるわけにはいかねぇ!)ゴッ 京太郎(チッ、またかよ!)タンッ 恭子(……メゲるわ)タンッ 漫(『能力』は発動しないけど、これなら普通に勝てそう!)タンッ 絹恵(うわぁ~これ酷いわぁ)タンッ 恭子(普通に強いゆうんか!) タンッ 漫(なんだか、雰囲気が変わった?)タンッ 絹恵(なんとかせんとあかんなぁ) 京太郎(やりますよ、咏さん!)ゴッ 能力『迫りくる怒涛の火力(喰)』発動。 京太郎「ツモ!8000オール!」ダンッ 恭子(なっ!?) 漫(単純な火力やあらへん、能力!) 絹恵(もう、やっばいわ) 京太郎「ロン、18000です」ダンッ 恭子「え……うそ?」ガクゼン 漫「と、突然火力が増した……」 絹恵(オカルトやろうなぁ) トップ 京太郎 73+79=152 二着 漫 96+52=148 三着 絹恵 83+22=105 ラス 恭子 71+11=82 京太郎「お疲れ様でした、ありがとうございました」ペコッ 恭子「ッ……お疲れ、さまでしたっ」カタカタカタ 漫「いやぁ、もう少しやったんやけど……お疲れ様でした!」 絹恵「いやぁ、でも一戦目はボロボロやったのにな」 京太郎「いえ、師匠が良いもので」 咏「嬉しいこと言ってくれるじゃん京ちゃん」ニコニコ 京太郎「これでも、三尋木プロの一番弟子名乗ってるんで」 郁乃「強いなぁ、欲しいわ~」 咏(まぁ、手加減すれば私に勝てるだけの能力あるからね、京ちゃんは) 恭子「ち、チートや……」フルフル 洋榎「やるやん!すごいやん!次打ちたいわ!」 京太郎「あはは、俺で良ければ」 京太郎(まだ、咏さんの能力は使えなさそうだなぁ……) 恭子「わ、私ももう一回やります。情報は得ました!次は負けません!」グッ 京太郎(す、すごい勢いだ) 洋榎「ほぉ、なら由子入り!」クイッ 由子「私が勝つのよー」ニコニコ 京太郎(よし!次はカンで行こう!) 洋榎(これやろ!)タンッ 京太郎「」ニッ 漫「!?」ゾクッ 郁乃「―――ッ」ゾクッ 咏(よし!)ゾクッ 京太郎「カン!」ダンッ 洋榎「え?」 京太郎「カン!」 咏(今回のルールは全国大会を意識したルールだから……) 京太郎「もいっこカン!」 恭子「う、そやろ?」カタカタ 京太郎「もいっこカン!」ゴッ 咏(責任払いが発動する!) 京太郎「四槓子32000……責任払いだ!」ダンッ 洋榎「えっ……」 京太郎「もらったぜ!」ニッ 洋榎(な、なんやこれっ……こ、怖い?うちは今、怖いんか?)ガタガタ 由子(……置物なわけよー) 京太郎(この反応、まさかっ!)ガタッ 洋榎「ひっ!?」ビクッ 恭子「」カタカタカタ 由子(置物なのよーまさか東一局で洋榎ちゃんが飛ばされるなんて思わなったのよー) 漫(今の火力、私の能力どころじゃないやん) 絹恵「お姉ちゃん!?」 洋榎「き、絹、うち……牌がっ……」 郁乃(普通なら折れるような性格じゃないのに、なんで?それともこれも、須賀君の能力?) 京太郎「あ、あのっ!」 洋榎「ッ!?」ビクッ 絹恵「……すみません、帰ります」キッ 京太郎(すっげー睨まれたよ、どうすっかな) 郁乃「あぁ、うんしっかり療養しいやー」 咏(療養なんかあるのかねー知らんけど) 京太郎(ど、どうする……) 京太郎「すみません愛宕洋榎さん、少し話を―――」 洋榎「」クラウチング 京太郎(下着見えそう……って!) 洋榎「」ダッシュ 京太郎「なにぃっ!?」 絹恵「お姉ちゃん!?」 対応力70以上にて追いかけイベント発生。 京太郎「逃がさん!」 絹恵「ちょっと須賀君!?」 郁乃「青春やねー」 咏「違うと思うけどね、知らんけど」 恭子「」カタカタカタ ダダダダダダダダッ 京太郎「こんのぉぉぉ!」ダダダダダッ 洋榎「もう着いてこんといてーやぁ!」ダダダダダッ 京太郎「俺のせいでこうなって、放っておけるわけないでしょうがぁぁ!」ダダダダダッ 洋榎「もうあんた怖いし、麻雀も怖いぃ!」ダダダダッ 京太郎「だからって、それから逃げるなよぉぉぉっ!」ダダダダダッ グイ 京太郎「掴まえた!」 洋榎「ひっ、は、離してぇな!」グイッ 京太郎「うぉっ!?」 バタッ 洋榎「きゃっ!」 京太郎(きゃっ、とか言うタイプなんだなぁ) 洋榎(な、なんやこれ……須賀君の上に私が乗るみたいに……) ママーアレナニシテルノ? キジョウイヨ 洋榎「ッ!?」カァァッ 京太郎(これやばいだろ、というよりここ商店街だし……) ??「なにやってんの?」 京太郎(とうとう俺も御縄につくか、ハギヨシさん、貴方のような紳士になりたかった……) 洋榎「お、オカン!」 京太郎(え、終わった) 愛宕家・居間- 京太郎(も、問答無用で連れてこられてしまった) 洋榎(せ、正座させられてるけど……隣の人、怖いわ……)オソルオソル 京太郎(やっぱ怯えられてるなぁ、これはメゲるわ……あれ、メゲるわって……) 雅枝「なぁ洋榎、別に男と付き合うのもナニするのもかまへんけどな、商店街でなにしとんや?なぁ?」 洋榎「あ、あれは違うねん……そ、そのな!」 京太郎(それにしても美人だな、やっぱり親子そろって綺麗どころだと……あれ、二児の母?) 雅枝「黙っとり洋榎!なぁあんた、洋榎とはどこら辺まで行ってるん?」 京太郎「て、手を繋ぐまで」 京太郎(嘘は言ってない) 洋榎「ちょっ!」 雅枝「ほほーん、じゃあ……なんであんな状況になったん?」 京太郎(やべぇっ!)ビクッ 京太郎「いや、実は……」 雅枝「それで、追いかけっこになった結果二人であんな体勢になったと?」 京太郎「は、はい……」 洋榎「だ、だから、わかったやろ、おかん」フルフル 雅枝「ほぉん、それで洋榎はビビって麻雀からもこっちの須賀からも逃げると?」 洋榎「ッ」グッ 雅枝「たった一度の負けでこんな男相手にビビって帰ってきたっちゅーわけや?」 京太郎「そんな言い方」 雅枝「あんたが何言っても無駄や、あんたから洋榎は逃げたんやからな」 京太郎「でも、俺こんな風に相手をするの二回目なんです、なのに配慮が足りずに」 バンッ 洋榎「な、舐めんなや!私はビビっとらへん!あんたなんか雑魚に私がビビるか!」クワッ 京太郎「なっ!雑魚って、逃げてたじゃないですか!」クワッ 洋榎「逃げてへんわ!」 京太郎「往生際が悪いですね!」 洋榎「あんなの偶然や!私が負けるはずないやろ!」 京太郎「ほぉ、良く言いましたね!じゃあもう一度勝負しましょうよ!」 洋榎「あぅっ……」フルフル 京太郎「……」 洋榎「え、ええわ!もう一回やったる!」 ガチャッ 絹恵「お姉ちゃんに須賀君、ここにいたんか!」 雅枝「揃ったなぁ?」 京太郎「負けた……」 洋榎「勝った!」グッ 絹恵「やったなお姉ちゃん!」タッチ キャッキャッ 京太郎「……やっぱさっきのは偶然か」ハッ 雅枝「須賀、まぁ色々と言いたいことはあるんやけど……」 京太郎(そりゃそうだよなぁ、娘のこととか……) 雅枝「元気だせや、ラス」 京太郎「ひ、酷いですよ、さっきみたいに一撃で決まればぁ!」 雅枝「まっ、麻雀なんてそんなもんやろ……ボロボロに負ける日もあれば勝つ日もある、違うやつらもいるけど、洋榎や絹恵みたいな『普通』の雀士はそういうもんやろ、挫折を覚えるには丁度良い時期やった」 京太郎「……俺が挫折しそうです」 雅枝「ふふん、あんたも挫折を覚えとくとええよ」ニッ 京太郎「憶えておきますよ」ハァッ 絹恵「そう言えば須賀君、早く戻った方がええんちゃう?」 京太郎「あ、そうだ……メールにも『旅館に先に帰ってる』って書かれてるし……あの、道教えてもらえませんか?○○旅館ってとこなんですけど」 雅枝「近いやん」 洋榎「任せとき!」 京太郎「あれ、良いんですか?」 洋榎「まぁな、そんなに外も暗くあらへんし平気やろ!」グッ 京太郎「じゃあお願いします」ペコッ 洋榎「そんでなぁ!おかんがそん時―――」ペラペラ 京太郎(この人、喋りが止まらない!?) 洋榎「あぁそうや!うちの友達がこないだ―――」 京太郎(凄まじいマシンガントーク、いやこれもうガトリングだ) 洋榎「あ、そや!ガースーの学校って麻雀部―――」 京太郎「いや、それはおかしい」 洋榎「は?」 京太郎「なに、ガースーって俺のことですか?」 洋榎「そりゃ、須賀以外をガースーとは呼ばんな」 京太郎(当然のような顔……俺がおかしいのか?) 京太郎「ガースーで良いです」ハァッ 洋榎「ん、それがええな!」ニコニコ 京太郎「まぁ洋榎さんが楽しそうなら、俺は良いですよ」ニッ 洋榎「ッ!?」ドキッ 京太郎(今日は、申し訳ないことしたしな) 洋榎「そ、そか……ガースーがええ言うんやったらええんやろ……」カァァッ 咏「京ちゃん」フリフリ 京太郎「あ、咏さん」 咏「わざわざ送ってもらって悪いね、わからんけど」 洋榎「あ、あぁ、はい」 咏「それじゃ京ちゃん、帰ろうか」ギュッ 洋榎(手、つないでる)ザワッ 京太郎「あ、それじゃありがとうございました愛宕さん」 洋榎「洋榎や!」 京太郎「あ……はい、洋榎さん、ありがとうございました」ペコッ 咏「行くぞ京ちゃん~」 京太郎「了解です」タッタッ 洋榎「……須賀、京太郎か♪」 旅館・自室- 京太郎「はぁ、今日は疲れた」 咏「まぁ、しょうがないね~まさか嶺上ちゃんをコピーして成功するなんて思わなかったよ、知らんけど」 京太郎「前もコピーしたんですがその時も……ん?これって咲の能力のせい?」 咏「さすが魔王だね」 京太郎「え、咲ってそんなヤバいんですか?」 咏「ヤバいんじゃね?わかんねーけど、嶺上ちゃんはすべてがわかんねー」シミジミ 京太郎(昔っからヤバかったもんな、咲は……) 咏「温泉行ってくるよー」 京太郎「あ、はい……さて俺は」 京太郎「咏さんが温泉に入ってる間に整理だな、これはこっちで、これはこっち……」 京太郎「全部荷物出してから整理してたらだいぶかかってしまったが……咏さんの荷物も荒れてるし整理しとくか」ガサッ 京太郎(あれ、もしかしなくてもこれ犯罪じゃね?) 京太郎「やめとくか、ってこれ……咏さんの下着……」 ガラッ 咏「京ちゃん、晩御飯……」 京太郎「……」ダラダラ 咏「……それ置いて」 京太郎「はい……」 咏「きょ、京ちゃんの変態、私なんかの下着持って……わかんねー」 京太郎(誤解です) 咏(別に隠れて盗ろうとしなくったって、いつでも見せんのに)カァァッ 京太郎「さて、晩御飯も食べ終わったし」 咏「寝る?」 京太郎「どうしましょう……」 京太郎「いや、寝ましょう」 咏「眠いもんなー、わかんねーけど」 京太郎「おやすみなさい」パチン 隣接する布団に横になる二人。 咏「……京ちゃーん」ギュッ 咏「……京ちゃん?」 京太郎「スー……スー」zzz 咏「寝ちゃってんのかよ」ムスッ 咏「えへへっ……んっ」チュッ 京太郎「んぅ~……」ギュッ 咏「ひゃっ……京ちゃん、大好きだよ……スゥー」zzz 11日目- 京太郎「ん、あぁそうだ……ってなんで咏さんに腕枕してるんだ俺?」 そっと起き上る。 京太郎「昨日早寝しすぎたな、まだ早朝も良い所じゃねぇか……」 京太郎「ちょっくら外にでも出るか……起きたらメールでも来るだろ」 私服に着替えて出ていく。 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「ふぅ、この時期の早朝って気持ちいいな……昨日、洋榎さんと歩いた道にあった公園まで走るか」タッタッタッ 対応力80以上のためイベント発生。 京太郎「なんか身体能力高くなってる気がするな、まったく疲れねぇ」 ??「凄いな須賀君」 京太郎「えって……愛宕さん」 絹恵「絹恵でええわ、わかりにくいやろ」ハハッ 京太郎「はい、絹恵さん、なら俺は京太郎で」 絹恵「うん、京太郎君……あのさ、サッカーってできる?」コロコロ 京太郎「まぁ人並みには」 絹恵「じゃあ軽くやらへん?二人で」 京太郎「ええ、構いませんよ……俺から取れますかね?」 絹恵「ほーん、元サッカー部の私に良く吠えたもんや、吠え面かかせたる」ニッ 京太郎(やべ、元サッカー部って大丈夫か?) 京太郎(ん、思ったより楽だぞ……ボールは友達恐くない)サッサットントン 絹恵「はぁっ……はぁっ……わ、わかった……も、もう私の負けでええわ……」ドサッ 京太郎「き、絹恵さん!?」バッ 仰向けに倒れる絹恵。 絹恵「はぁ~、強いわ京太郎君」 京太郎「いや、なんだか体が動いて」 絹恵「なんやそれ、あ~麻雀強くてサッカーもできるとか反則やわ~」 京太郎「まぁ、清澄の運動部は化物揃いで……ってメール、咏さんからか」 絹恵「ん、帰るんか?」 京太郎「はい、それじゃ失礼しますね!」 ダッダッダッダッ 絹恵「ま、また走ってる……大したもんやなぁ」 恋愛力80を超えているため特殊イベント 絹恵(麻雀もできてサッカーもできて、あんな人と付き合えればええんやろうけどなぁ……ってなに考えてんの!)カァァッ 物陰- 洋榎(き、絹恵を呼びに来たらガースーが……サッカーしてるガースーもカッコええな、ってうち何考えてんや!)カァァッ 旅館- 京太郎(さすがに疲れたな) 好感度60以上、恋愛力80を超えているため特殊イベント 京太郎「ただいま戻りましたー」ガラッ 咏「ひゃっ!」キガエチュウ 京太郎「ぬおぁっ!?」バタンッ 京太郎(典型的ラッキースケベとは!) 咏「京ちゃん、もういいよ」 京太郎「す、すみません」ガラッ 咏「うぅん、その、気を付けなかった私も悪いってーか……し、知らんけど!」 京太郎「そ、そうですか」 咏「うん……」 京太郎「ふぅ、食べた食べた」 咏「お腹一杯だねー、そういや今日で帰るって予定だったけどあと一日一緒しない?」 京太郎「え?」 咏「実は四日の予定だったんだけどね、あんま京ちゃんを連れ出すのも悪いしと思ってさ、わかんねーけど」 咏(もともと四日連れ出す予定だったけど、京ちゃんのお父さんとお母さんにはしっかり『日が延びるかも』って話はしといたしねぇ) 京太郎「う~ん……」 京太郎「あと一日残りますよ、帰るのは明日ってことですよね?」 咏「ん、そういうことなんだけど学校休むことになんじゃね、知らねーけど」 京太郎「そこは連絡入れときますよ」ハハッ 咏(計画通り!) 咏「じゃあ姫松行こうか」 京太郎「はい!」 姫松高校- 郁乃「須賀君、今日もお願い頼むわー」 京太郎「はい!」 洋榎「ガースー打とうや!」 絹恵「あ、わた―――」 恭子「私も打ちます!」バッ 恭子(昨日、しっかり牌譜は見せてもらったからな、負けへん!) 由子「じゃあ今日は置物にならないように私も打つのよー」 絹恵「……まぁええか」 トップ 京太郎 二着 洋榎 三着 恭子 ラス 由子 京太郎「よし!」 恭子「」カタカタ レイプメ 洋榎「ん~やっぱガースーは“アレ”が無くても強いなぁ」 由子「い、一応上がれたのよー……最後に直撃受けた恭子ちゃんはご愁傷様なのよー」アセッ 絹恵「次、私やる!」 漫「うちもリベンジします!」 京太郎「今日は調子良いみたいだし、全員相手になりますよ!」 郁乃「あらーせっかくよんだコーチより須賀君の方が人気やなー」 咏「同じ高校生の方がライバル意識も芽生えるんじゃね?知らんけど」 昼- 郁乃「お昼休で各自解散、二時間後までに帰ってきいやー」 京太郎「さて、どうするか……」 恭子「……メゲるわ」 京太郎(あの単語、聞いたことあるぞ) 京太郎「まぁ良いか……」 京太郎「末原さん、お昼一緒にどうですか?」 恭子「えっ、わ、私?」 京太郎「はい、もちろんですよ」 恭子「あー別にええけど……」チラッ 洋榎「」ソワソワ 恭子「主将と仲ええ見たいやろ、主将と行かんの?」アセッ 京太郎(え、避けられてる?) 京太郎「俺は、末原さんと一緒にお昼を食べたいんですけど……嫌ですか?」シュン 恭子(そ、そんなん反則やわぁ) 恭子「一緒に食べに行こうか、良いとこ知ってるから」 京太郎「はい!」パァッ ガチャッ タッタッタッ 洋榎「が、ガースーを誘おうと思ったら、恭子に盗られた……」ガクッ 絹恵「……そんな須賀君のこと気になるん?」 洋榎「ッ!?そんなわけあらへんやろ!」 郁乃(これは楽しいことになりそうやわー) 咏「京ちゃんがポッと出の女に盗られた」ガクッ ちょっとお洒落な喫茶店- 京太郎「へぇ、凄いですね」 恭子「私の行きつけの店やからね」 店員「こちらの御席へどうぞ」 京太郎「末原さん、先にどうぞ」スッ 恭子「あ、うん」ストッ 京太郎「さて、ここはどんなのがあるんですか?」 メニューを広げる。 恭子「えっと、私は日替わりランチにしとこ」 京太郎(くそっ、レディースセット、なんて魅力的なんだ……) 京太郎「……あのですね、末原さん……俺が日替わりランチ頼むんで……レディースセットお願いして良いですか?」オソルオソル 恭子「……プッ、ハハハッ!」 京太郎「へ?」キョトン 恭子「なんでそんなおっかなびっくりなん、ハハハッ!」 京太郎「えっ、そりゃ普段は幼馴染に頼んでるからで……」 恭子「あー、なんや須賀君の印象変わったわー」 京太郎「俺はなんで変わったかわかりませんけど」 恭子「とりあえずレディースセットと日替わりランチ頼もうか」 京太郎「あ、はい!」 恭子(なんやろ、胸の中で何かが?)トクン…トクン… 京太郎「ごちそうさまでした」 恭子「ごちそうさまでした」 京太郎「いやぁ、頼んでいただいてありがとうございました」 恭子「気にせんといてぇな、ていうか本当になんで私誘ったん?」 京太郎「……ネトマやってます?」 恭子「え、ああうん」 京太郎「きょーこって名前で?」 恭子「知っとるん?」 京太郎「……キョータロって覚えてます?」 恭子「え……あっ!」カァァッ 恭子「あ、あのへ、変な挑発してごめん!」 京太郎「いえ、それは構わないんですけど……なんか気になって」ハハッ 恭子(うわぁ~めっちゃ恥ずかしいやんっ!)カァァッ 京太郎「あと、悩んでいるように見えたんで……」 恭子「あっ……あはは、バレるかぁ」 京太郎「まぁ、あれだけ落ち込んでれば」 恭子「まぁ、凡人の限界にメゲそうになったってことかな」 京太郎「……凡人の限界ですか」 恭子「うん、私にも須賀君みたいな力があったらって思うんやよ」 京太郎「俺みたいな力……」 京太郎(自分の力を信じろとか、そんなこと俺が言っても仕方ないよな) 京太郎「すみません、ある人にも言ったんですけど……俺もオカルト持ち、つまりはある種の天才なんです。だからきっと、俺にはできるアドバイスはありません」グッ 恭子「あはは、謝らんでもええよ、教えられることなんざない。オカルト持ちなんて特にそうやろうと思ってた……凡人は凡人らしく、努力と情報でなんとかするよ」 恭子(でも、羨ましい……あの力がっ、あの能力がっ、私もそうなりたいっ……)ドクンッ…ドクンッ… 京太郎「さて、出ましょうか」スッ 恭子「うん、そやね!」ニコッ 京太郎(あれ、元気になった?良かった……) 対応力60以上のためミニイベント発生 京太郎「ここは俺が払いますよ、お昼に連れて行ってもらったお礼に」 恭子「そうか?悪いわ」 京太郎「いえいえ」 テクテク 恭子「ありがとな須賀君、なんかやる気出て来たわ!」 京太郎「なら良かったです」 恭子「勝ちまくるよ」 京太郎「ははっ、期待してます」 恭子「でも、今日はもうええかなー」 京太郎「え?」 恭子「うん、またこっち来てえな、そん時になったらもっと強くなってると思うから」ニコッ 京太郎「なら期待してます」ニッ ドクッ… 京太郎(ッ、なんだ!?食欲に身を任せた時の感覚に……似てた?)ドクッ… 恭子「須賀君、大丈夫?」 京太郎「あ、はい……」 京太郎(いつの間にか膝をついてたなんて……) 部室- 夕方- 郁乃「そろそろ終わりやよー」 京太郎(本当に末原さん、打たなかったな)タンッ 由子「ロン、ようやく二着なのよー」 漫「うう、今日は能力一度も発動しなかった」ガクッ 絹恵「しゃあないやろ、任意で発動できないんやから」 洋榎「もっとガースーボコボコにしたりたかったで!」クワッ 郁乃「負けた回数の方が多かったやろー?」 洋榎「むっ」 京太郎「でもやっぱり主将なだけあって強かったですよ洋榎さん」 洋榎「そやろ、そやろー!」エッヘン 京太郎「そうですね」ナデナデ 洋榎「―――ッ!?」カァァッ 京太郎「わっ、す、すみません!幼馴染によくやってて、癖でして」アセッ 洋榎(なんやその幼馴染)ムスッ 京太郎「あ、あはは……」 恭子(なんや、羨ましいわー)ゴゴゴッ 絹恵(ああ……京太郎君、とんだタラシやわぁ)ニガワライ 咏「ほら京ちゃん、帰るよー」 京太郎「あ、咏さんは先に戻っててください、俺は少し」 咏「ん、あんま時間遅くなんないようにねー」フリフリ 京太郎「はい!さて……」 京太郎「昨日のお礼に送らせてくださいよ」 洋榎「着いてきたいなら着いてき!」バッ 絹恵「お姉ちゃん素直やないから、行こうか須賀君」 京太郎「はい!」 恭子「須賀君!」 京太郎「あ、はい?」 恭子「これ、私の電話番号とメールアドレスやから、暇やったら連絡してな」ニコッ 京太郎「はい、ありがとうございます」 恭子「またな」フリフリ 京太郎「いやーほんと、今日は一日麻雀漬けでしたね」 洋榎「これから最後のインハイやねんからこれでも足りんわ~」 京太郎「足りない、ですか……そうですねー」 絹恵「京太郎君もあれだけやれるんやから、かなりやりこんだんちゃうん?」 京太郎「そうですね、かなりやりこみましたよ。何度も負けて折れそうになりましたし」 絹恵「へぇ~そんなことあってんな」 京太郎「三尋木咏と、それと同格のやつを相手にしてましたからね」アハハッ 洋榎「だからそんなに強くなったんやな!」 京太郎「……まぁ、勝てるのはほとんどオカルトがあってこそですけど」ニガワライ 洋榎「ふぅん、あっもう家やな」 京太郎「そうですねー」 絹恵(これでお別れかー) 恋愛力90以上のため特殊イベント発生 京太郎「あの、迷惑じゃなかったらこれ俺のメアドと電話番号なんで、連絡してください!」 洋榎「うちか!?」クワッ 絹恵「私か!?」クワッ 京太郎「ふ、二人に……」オソルオソル 洋榎「そ、そか……ありがとうな」ニッ 絹恵「メールさせてもらうわ!」 京太郎「はい、ではこれで!」 ダッダッダッ 洋榎「ガースー……」 絹恵「惚れたなぁ?」 洋榎「……うん、そうかも」キュッ 絹恵「―――!?」 旅館・自室- 京太郎「ただいま帰りましたー」 咏「おかえりー、明日はどっか行く?」 京太郎「え、姫松じゃないんですか?」 咏「予定は四日って言ったけど、姫松にとは一言も言ってないんじゃね?知らんけど」 京太郎(確かに、言ってない……こんなことならしっかりと挨拶しとけばよかった!) 咏「まぁ、結局行きたい場所ある?」 京太郎「えー、特に無いんですよねー」 咏「まぁ帰るのは夕方になりそうだからねぇ、明日考えれば良いかー」 京太郎「そうですね」 京太郎「温泉入ってきます。最後ですし」 咏「行ってらっしゃいー」ニヤッ ガラッ 京太郎「さて、ゆっくりしますか」 温泉- 京太郎「ふぅ、生き返るー」 京太郎「……やっぱ人居ないよなぁ、期待していなかったといえば嘘になる」 咏「私はいるよ?」 京太郎「……またですか、もうからかわれませんよ」 咏「……からかってるつもりはないんだけどなぁ」 京太郎「そうやってまた……」 咏「ホントだよ、どう思うかは……知らんけど」 京太郎「……ホントですか?」 咏「わかん……なくねー、本気のつもりだけど」ウルッ 京太郎(どっちだ、今だにわからねぇ!) 咏「あのさ、こんなところでもないと話せないだろうから言っておくと……私、京ちゃんのこと好きだからね」チュッ 京太郎(え、ほっぺに……) 咏「そ、それじゃ!また出たところでね、しらんけど!」バシャバシャバシャ 京太郎(……あれ、俺今……あれ?)呆然 脱衣所前- 京太郎「あ、咏さん」 咏「ん?どうした京ちゃん、私の裸チラッとでも見て興奮したかー?」 京太郎(おもちは無いのに、良いんだよなぁ)モンモン 咏「な、なに本気で想像してんの!」カァァッ 咏(れ、冷静じゃなきゃいけないっつーのにっ)マッカ 京太郎「いや、すみません咏さん……食事に行きましょうか」ニッ 咏「う、うん……」 京太郎(たぶん、触れない方が良いよな?) 京太郎「さて、最後の晩御飯も終わったわけだけど……」 咏「どうする、寝る?」 京太郎「どうしよう……」 京太郎「ちょっと出かけてきますね」 咏「あんまり遠く行ったりしないようにね」 京太郎「はい、了解です」 街- 京太郎「おお、意外と人多いんだな……さて、どうするか」 京太郎「もう10時前か、せっかくの旅行なんだし夜遊びぐらい」 ??「ダメに決まってんやろ?」 京太郎「あ、あはは……あ、愛宕さん」 雅枝「ふーん、洋榎が好きになった男は見かけどおりの不良やったと……」 京太郎「洋榎さんが俺を、んなわけないでしょ!ていうか不良じゃないです!」 雅枝「こんな時間に夜遊びとは良く無いな、須賀」 京太郎「あはは、えっとですね」 雅枝「で、どっか行きたいところあったの?」 京太郎「そういうわけじゃないんですけど……」 雅枝「じゃあ、付き合いや」ガシッ 京太郎(うおっ、腕に、む、胸が当たるっ)カァッ 京太郎「付き合いますよ、せっかくですし」 雅枝「おお、意外やわ、帰るかと思った」 恋愛力80以上のためミニイベント発生。 京太郎「こんな美人にせっかくお誘いを受けましたしね、お付き合いします」 雅枝「そ、そうか」カァッ 雅枝(び、美人なんて言われたの何年ぶりや……) 居酒屋- 京太郎「大丈夫なんですか?」 雅枝「大丈夫やろ?酒飲ますわけやないんやし」 京太郎「そういうもんですかね?」 雅枝「そうやろ……そういや絹恵があんたの話してたんやけど、なんかあった?」 京太郎「へ?あぁ、朝にサッカーしました。たまたまあって」 雅枝「あぁ、元サッカー部やからな……で、勝ったん?」ニヤッ 京太郎「はい」 雅枝「え?」 京太郎「ボールが俺に憑りついてるのかと思いましたよ」ニヤッ 雅枝「……そりゃ絹恵も惚れるわ」 京太郎「そんなわけないじゃないですか」ハッ 雅枝(こいつ、似てる……) 京太郎「飲みますね」 雅枝「ん、飲みたくもなるわ」ゴクッ 雅枝(娘の好きな奴が目の前におんねんぞ) 京太郎「お、この馬刺しおいしい」 雅枝「馴染みやからな、それにしても麻雀強いとか……今度千里山にも来てや」グワシッ 京太郎「うおっ、は、はい!」 京太郎(む、胸が当たってますわ……これは、幸せの感触)ムニムニ 雅枝「そういや、愛宕姉妹で誰が本命なん?」 京太郎「全員ですかね、本命とかではないですけど」 雅子「はぁ?本命じゃないけど全員って、二人?」 京太郎「いえいえ、お付き合いできるなら絹恵さんも洋榎さんも、それに愛宕さんも全員嬉しいなって……本命ってほど俺はみなさんを知りませんから」ニコッ 雅子「ッ!?」カァァッ 雅子(こ、こいつ酔ってるわけでもあらへんのに、シラフでこんなこと言うか普通!?)カァァッ 京太郎「愛宕さん?」 雅子(近ッ!?)バッ 京太郎「あはは、すみません……でもほんとですよ?正直姉妹って言っても通じるくらいですよ、美人だし……なんか可愛い所もありますし」 雅子「ほ、ほんと酔ってんちゃうんか自分!」フイッ 京太郎「あれ、そうですか?」 雅子(あぅっ、元ダン思い出すわぁ……)マッカッカ 京太郎「ちょっと愛宕さん!」ユッサユッサ 雅枝「雅枝って呼びーやぁ」ヒック 京太郎「ま、雅枝さん……」 京太郎(よ、酔ってる、完全に出来上がってる……くそ、会計は俺が……できる!)デンピョウ 外- 京太郎(出たは良いけど、雅枝さん背負ってると背中の感触で俺がやられる……)ググッ 京太郎(落ち着け、マイサン……これが人妻って奴か!) 雅枝「うぅ、アホぉ……それちゃうやろぉ……」 京太郎「ぐっ……ど、どこかに行かないと……」 京太郎(家に奥って行くか?いや、しかし洋榎さんたちにこの雅枝さんを受け渡すと雅枝さんがどう思うか……いや難しい……) 京太郎「いかん、あそこに入ろう!」 雅枝「うにゃ~」zzz ピンク色のホテル- 京太郎「や、やらかしたんじゃないか?俺、やらかしたんじゃないか?」アセッアセッ 京太郎(べ、ベッドに寝かしてしまったけれど、とりあえずジャケットは脱がしたしカバンも傍に置いた。よし、俺はメモを残して……)ガバッ 京太郎「……え?」フリカエル 雅枝「こんなとこに連れ込んでどうするん?」 京太郎「あ、あのですね……」 雅枝「しょうがない人やなぁ」ドサッ 京太郎(お、押し倒されてっ……) 雅枝「しっかりリードしたるからな、大人やからな」ニコッ 京太郎(よし……なんでも良いや) 京太郎(し、搾り取られた……)ゲソッ 京太郎(まさかベッドで三発、バスルームで二発、さらにその後ベッドで二発とは……俺ってやるじゃん)ゲッソリ 雅枝「……やってもうた、もう終わりや」フルフル 京太郎「ま、雅枝さん……」 雅枝「自分の娘より年下の男の子に手を出すなんて最低やんっ、どうすれば―――」ボロボロ バッ 雅枝(だ、抱きしめられてッ!?) 京太郎「俺は、嬉しかったですよ……」 雅枝「で、でも勢いで」 京太郎「お付き合いできるなら嬉しいって……言いましたよね?」 雅枝「う、うん……」 京太郎「雅枝さん……」チュッ 雅枝「きょ、京太郎ー!」チュッ 京太郎「んむッ!?」 京太郎(突然、舌がッ!?) クチュ…ヌプ…クチャ… 雅枝「ぷはっ」ツー 雅枝「ご無沙汰な未亡人にここまでさせたんやから、覚悟はしといてな?」 京太郎「……は、はい!」ニッ そして………… 数ヶ月後- 洋榎「どうしたんやオカン?」 絹恵「いらっしゃい京太郎君」ニコッ 京太郎「は、はい……」タジッ 洋榎「そういや高校やめてプロになったらしいな、最年少プロって噂やで!」ワクワク 京太郎「そ、そうですね!」 雅枝「ほら京太郎、敬語なんて使わんと」 洋榎「は?」 絹恵「なんで?」 雅枝「京太郎がな、今日からあんたらのお父さんになるんよ」ニコッ 洋榎「?」 絹恵「?」 京太郎「あ、あのですね……いや、あのだな……」 雅枝「うちら、結婚することになりましたー!」ギュッ 洋榎「な、なにを腕組んどんねん!」 絹恵「お姉ちゃん、突っ込むとこそこちゃう!」 雅枝「まぁなにはともあれ、あんたらの家族は二人増えるわけや」 洋榎「二人?」 雅枝「ん、ここにな」ナデナデ 絹恵「お、お腹……」 京太郎「きょ、今日からよろしくな!」 雅枝「妹も大事にしたってな」 愛宕雅枝ED1
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/114.html
したらば1スレ/(272-274)作品案 復讐からの返り討ち 作品案 年下に負ける 復讐 返り討ちボクシング経験者が年下のアイドルに蹂躙される姿をみるだけで勃起してしまうな 自分の修行とか訓練の年数より生きてない女の子に ボコボコにされたらリアルにどんな気持ちだろうな 病院送りとかにされたら抜きまくった後自殺してしまうぞ そこは「女に舐められたまま終われるか!」と奮起! これまで以上の苦行を積み重ね再び彼女と対戦だろ! そして・・・ 「おじさんは進歩しないのね♪」 「才能ないのよ、もうやめちゃいなよ・・・」 「ごめんなさい・・・優しく手加減したつもりなんだけど・・・痛かったですか?」 「情けないわね。同じ女に二度も敗れるなんて。あなたは格闘家の恥よ!」 「何度も挑んでくるけどさ・・・その度にチ○ポ立てながら負けるなんて何考えてんの?」 (むりやり全裸にされリングサイドに引き立たされて) 「リベンジマッチだ~いしっぱ~い♪ご愁傷さま~あははは♪ 折角だから会場のお客様にあなたが【精一杯の努力した証】見てもらいなさいな!! おや~?最前列にいるのはあんたの奥さんと息子さんかしら~? 二人にもあなたの勇姿は立派に映ってるはずよね~wwww 奥さ~ん♪ 旦那さんは立派に戦いましたよね~?今夜は病院のベッドでたっぷりご褒美してあげて下さいね~? 旦那さんはご立派なモノをお持ちですから、さぞ夜のお相手には苦労なさるでしょう? 羨ましいわ~♪私もこんな立派な男性とお付き合いしたいわ~wwww ちゃんと尻に敷いてあげないとダメですよ~? ぼ~く~? 君のお父さんをボコボコにしちゃってごめんね~www でもね、これは仕方ない事なのよ? 『男は女より強い』なんて勘違いしてる馬鹿男を懲らしめるのは、女性の義務なんだから! 君はお父さんみたく一度で懲りずに、二度も恥ずかしい真似なんかしちゃダメだぞ~☆ その時はお姉さんが優しくオ・シ・オ・キしてあげる(ハート)ウフッ☆ 大分お客さんも熱狂してきたみたいね!それじゃ本日最後のサプライズイベント! 【格闘家人生最後の大噴出!!年下の女の子に○ンポ握られてイッチャウ~♪お茶の間全国ネット生中継☆】 さあさあ、いっちゃえ~~~~~~~~~~!!!!」 ってな感じで誰か投下してくれないかな?
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/171.html
(001)卓球部 (002)野球部 (003)水泳部 (004)剣道部 (005)バレー部
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 メニュー 右メニュー Wiki内検索 検索 閲覧者数 合計: - 今日: - 昨日: - トップページの合計: - リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/87.html
女子の発育が異常な小学校。 男子は普通なのに、女子は中学生か高校生に見える発育差。 身長差は、女子の胸の辺り=男子の顔。 大半の女子は自分より小さい男子を「可愛い」と思い、中には赤ちゃん扱いする者も。 ぶつかっても、女子の胸に顔を埋めてしまう。 普通の場合:男子が弾き飛ばされてしまう。 好きな男子を優しく受け止めて、そのまま抱き締めてぱふぱふする女子も。 体育 「お、重い…」 「え~、私そんなに重くないよ~」 女子が男子におぶさると、重くて動けない場合が多い。 「じゃあ、しっかり捕まっててね…おっぱい掴んでも良いよ♪」 女子が男子を背負う場合、大人と子供に思える。 おっぱいを触られても揉まれても平気。 「ご、ごめんなさい! 大丈夫?」 スポーツでぶつかると、おっぱいやお尻で弾き飛ばしてしまう。 着替えも一緒。 「どうしたの? 早く着替えないと授業に遅れるよ?」 「だ、だって…」 「あ~…おっぱいやお尻見て、おちんちんおっきくなっちゃったんだね~」 「あ、私手伝ってあげよっか?」 「い、いいよ! 自分でするから!」 「ねぇ、目瞑ってたら着替え難いよ?」 「み、見ちゃうから…」 「…?? 別に平気だよ?」 (何で男子が一緒なのに平気なんだよ、コイツ等…) 体育で体操服や水着に着替える時も一緒。 下着姿どころか、裸見られても平気な女子達。 「コッソリ覗くから良いのに…そんなに堂々とされてもなぁ…」 「え~、女の子の裸が見放題なのに何が不満なの~?」 「それが男のロマンって奴なんだよ!」 「全然分かんない…中学生になったら別々にされると思うし、小学校の内に見といた方が良いと思うよ~?」 「だ~! ジロジロ見るな~!」 「おあいこなんだから、ジロジロ見れば良いのに…」 スケベな男子からの不満の声が理解出来ない女子達。 更には、修学旅行のお風呂も混浴という徹底振り。
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/3.html
スレッド一覧 1スレ 2スレ 3スレ 4スレ 5スレ 6スレ 7スレ したらば1スレ したらば2スレ したらば3スレ 空手娘1スレ 更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/61.html
したらば2スレ/(114)妄想男女混合プロレス対決 プロレスリング中央で男女が組み合うも男子が押され気味。 男子レスラー「この!女のくせに!」 女子レスラー「あら、男子のくせに力ないのねえ?」 男子は力で完全に負けバランスを失い始める。 男子レスラー「うぐうう馬鹿な!女に力で負けるなんて・・・」 女子レスラー「女にとって男なんて赤ん坊みたいなものよ!それ、たかいたかーい!」 何と女子が男子を軽々とリフトアップ!男子は恐怖の空中遊泳を味わう羽目に! 男子レスラー「ひいいいいい!お、降ろしてえええええ!!」 泣き叫びながら許しを請う男子。まさに母親の折檻に耐えかね咽ぶ赤ん坊である。 女子レスラー「うふふふ、みっともないわね。オシオキよ!とおお!」 何と今度は男子を軽々と場外に投げ飛ばしてしまった! 男子レスラー「ぎゃあああああああああああ」 哀れな男子は鉄柵を越えて観客席に突っ込んだ! 先程の絶叫が嘘のように静かになった。意識を失っているのだろう。 女子レスラー「試合中に居眠りなんて、どれだけ赤ちゃんなの?もっときついオシオキよ!」 女子がリングを降りて、身動き一つしない男子の元へ接近する。 観客は既に退却済みだ。 果たしてこの試合、死人無しで追われるのだろうか?
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6445.html
走り去っていくトラック モモ「あっ……わ、私っ……」 京太郎「痛っ……」 モモを上にして道路に寝転がっている京太郎が上体を起こす。 人気のない道路で二人で座りあう。 京太郎「ふざけんなっ!」ガッ モモ「ひぅッ!」ビクッ 京太郎「お前、危ねぇだろ!トラックの運転手から見たらたぶん俺が飛びだそうとしてるのしか見えてなかったぞ!」 モモ「あ、あのっ……」 京太郎「あのトラックのスピードがあんなもんだったから良かったけどなぁ、俺が間に合わなかったらお前、死んでたぞ!」 モモ「うっ、あの……わ、私っ……うぅ」ポロポロッ 京太郎「なんで、止まらなかったっ」 モモ「わ、私は麻雀ぐらいしか取り柄がなくて……だから京さんに良い所見せたくて……なのにっ」グスッ 京太郎「別に、あんなの偶然だろ……ていうかモモの良い所なんて俺が山ほど知ってるってんだよ……」 モモ「た、例えば?」グズッ 京太郎「可愛いし、性格良いし、人を気遣えるし……おもち大きいし」 モモ「きょ、京さんのえっち……」グスッ 京太郎「あのなぁ……痛っ」ツゥー モモ「あ、頭から血がっ!これで押さえてください!」ハンカチ 京太郎「おう、ありがとうな……出血してるっても、そんなにデカい怪我じゃないだろ」 モモ「うん……」ウツムキ 京太郎「はぁ、安心しろ……な?」 モモ「京さん、こんな時ぐらいしか私はこんなこと言えないヘタレっすけど……私、京さんのこと好きっす」 京太郎「ん、あぁ俺もお前のこと好きだし……」 モモ「そういうことじゃないっす!私が言ってる好きっていうのはっ」 京太郎「……あぁ、なるほど」 京太郎(ハハッ、モテキって奴かなぁ……) モモ「返事は……」 京太郎「……」 京太郎(俺はモモのこと、好きかって聞かれるとわからない……ならどう答えれば……) モモ「えへへ、返事は良いっすよ」 京太郎「ん?」 モモ「だって、きっと京さんモテますから……本当に私のこと好きならすぐに返事くれるでしょうし」 モモ(両想いは勘違いだったってことっすかねー) モモ「ありがとうございました、今日は……大丈夫っすか?」 立ち上がる二人 京太郎「おう、心配してくれてありがとうな」ニコッ モモ「すみません、突然」 京太郎「いや、大丈夫だよ本当にさ……」 モモ「じゃあ、家まで送らせてくださいっす、私はステルス全開で帰れば襲われることもないでしょうし!」グッ 京太郎「ん……おう、悪いな」 モモ(京さんの隣を歩けるだけで幸せっすからね、今は……) 夜- 自宅・自室- 京太郎「よし、明日から旅行だな!楽しみだ!」 京太郎「今日こそネトマだ!」 一人目 とよねー 二人目 シロ 三人目 グラマス 京太郎「シロにグラマスにとよねーか……これはすごい」 とよねー:よろしくねー シロ:ん、まだなんだ グラマス:現実じゃ絶対やりたくないね、このメンバーで キョータロ:さ、やりましょうか! 京太郎「さて、やるか」ゴッ トップ グラマス 二着 京太郎 三着 トヨネー ラス シロ 京太郎:さすがグラマス グラマス:うん、でもリアルで麻雀したら正直このメンバーわかんないよね シロ:グラマスには勝てないと思うけど グラマス:あはは、買いかぶりすぎだよ とよねー:みんな強いよー、でもリアルの方がシロは強いよー 京太郎「知り合いだったんだ、とよねーとシロ」 京太郎「ん、ウィスだ」 京太郎「……シロからか」 シロ:どう、岩手に来る機会はありそう? キョータロ:明日から シロ:そっか、楽しみにしてる キョータロ:待ち合わせとかします? シロ:いい、近づいて来れば十分わかるはず キョータロ:了解、またな シロ:また 京太郎「また明日か、明後日かだな……」フゥ 京太郎「……グラマスからも?」 グラマス:前より強くなってるのはわかる、たぶん個人で全国に来る分には楽勝だろうね キョータロ:慢心はしてませんよ、つい最近ボコボコにされたばっかですし グラマス:君をボコボコにするなんて相当おかしいのが長野にはいるんだね 京太郎「……あんたもな」 キョータロ:ええ、とりあえず長野は魔境ですよ グラマス:東京に来たらよろしくね 京太郎「……ログアウトしたか」フゥ 京太郎「うん、岩手で強くなるぞー!」ワクワク カピー「カピ」キョウハ ヤスマセテヤルカ 京太郎「おやすみー」パチン 23日目終了- 長野駅- 京太郎「おはよう、咏さん」 咏「ん待ってたよ京ちゃん!」ニコッ 京太郎「さて、行きましょうか!」 咏「ん、そうだね!」 遠野市- 京太郎「旅館はこのへんなんですか?」 咏「うん、そうだよ」 京太郎(まさか宮守の近くとは……) 咏「さて、先に旅館行こうか」 京太郎「了解です」 咏「あのさ、手……繋いでいい?」 京太郎「はい」ギュッ 咏「へへっ」ニコッ 京太郎(兄妹にしか見えないだろ) 旅館- 京太郎「よっと」 咏「結構速く出たから、まだ昼過ぎだね、知らんけど」 京太郎「昼過ぎですよ」 咏「京ちゃん、少し用事があるから少し出るね」 京太郎「あ、はい……じゃあ俺はなんか食べに行ってきたりします」 咏「うん、遅くなる前に帰るように!これでも保護者っつー立場だからね、わからんけど」 京太郎「じゃあ、俺はお先に出かけてきます」 駅- 電車から降りる京太郎。 京太郎「……うお、長野に負けず劣らず田舎だなぁ」ビックリ 京太郎(切符を切ってもらったし) 京太郎「ふう、歩くか……宮守高校ね」 テクテクテク 京太郎「さて、でもお腹も減ったんだよなぁ」ハァ 京太郎「ここらへんまったくわからな―――」ゾクッ 顔を上げる京太郎。 京太郎「……」 ??「……見つけた」 京太郎(目の前に二人、だけどわかる) 京太郎「おう……俺は須賀京太郎だ、シロ」 ??「そっか、よろしく“暴食”……キョータロ」フラッ 京太郎「おっと!」トサッ ??「わわっ、シロが男の人に寄りかかったよー!?」 ??「私は“怠惰”……小瀬川白望」 ファミレス- 京太郎「んぐっ、すみません、案内してもらっちゃって!」ガツガツッ 白望「別に良い、むしろ遠くに行く方がダルい」 豊音(シロがさっそく隣に座るなんて、信頼してるんだなー) 豊音「あ、私は姉帯豊音だよーネトマでとよねーってネームでやってるんだー、キョータロさんでしょ?」 京太郎「むぐっ……はい!まさかとよねーだったとは、って感じですよ、京太郎で良いですよ」 豊音「うん、京ちゃん!」 京太郎「……よ、よろしくお願いします」 京太郎(まさかさっそくあだ名とは、この人に警戒というものはないのか?) 白望「あと、私には敬語じゃなくて良いから……ダルいから」 京太郎「まったく、『怠惰』にふさわしいな」ガツガツ 白望「そっちも『暴食』に恥じない喰べっぷり」 京太郎「お腹空いてるんですよ、今日はまだなにも食べてませんし!」ガツガツッ 京太郎「ふぅ、ごちそうさまでした!」パンッ 店員「デラックスストロベリーパフェとチョコパフェでございます」ゴトン 京太郎(でかっ、てかなにかとファミレスってパフェにデラックス付けたがるよなぁ) 白望「私がストロベリー」 豊音「そんなに食べきれないよー私はチョコー」 京太郎(デカさで言うと姉帯さんの方が食べそうなんだけどなぁ……いや、シロの方は全部おもちに行ってるのか)ジー 白望「……見すぎだから」 京太郎「あ、悪い……」カァッ 白望「色欲も兼ねてるんじゃない?」 京太郎「ねぇよ」フイッ 白望「フフッ、じゃあ代わりに……食べさせて」 京太郎「……なんで俺が」 白望「ねぇ豊音、今京太郎が」 京太郎「あぁはいはい、お任せくださいお姫様!」ヒョイッ 白望「ん、手使うのダルい」 豊音(わぁー男の人にお姫様って呼んでもらってるー私も呼ばれてみたいなー) 京太郎「はい、あーん」 白望「あーむ」パクッ ??「な、なにやってんのシロ……」フルフル ??「あ、あのシロに、か、彼氏……」アゼン ??「―――ッ!?」カキカキカキ バッ 京太郎(シロと俺の絵の間に、ハート?) 京太郎「まぁ、シロみたいに可愛い娘相手だったら別に悪くないな」 白望「……ほんとは色欲でしょ?」ボソッ 京太郎「そんなことないさ」 白望「……」フイッ 京太郎「えっと、はじめまして須賀京太郎って言います……シロとはその、知り合いみたいな感じでして」アハハッ ?「まぁシロの知り合いっていうか、そんなこと許すぐらいだから信用はできるけど……私は臼沢塞」 ??「私は鹿倉胡桃だよ、こっちはエイスリン・ウィッシュアート」 ?????「ヨ、ヨロシク!」 京太郎「おぉ、岩手ってレベル高い」 豊音「なんの?」 京太郎「いえ、なんでもないです」アハハ ファミレス- 塞「誰かと会う約束してたなら言ってくれれば良かったのに」 白望「まぁ、昨日の夜突然だったから、ダルいことに」 京太郎「ダルいことにってなんですか」 白望「丁度部活も休みだったから」 京太郎「あ、全員麻雀部?」 胡桃「そうだよ、それに全員三年生!」 京太郎(いや、衣じゃあるまいし……ていうかこのままだと衣もずっとああなままか?逆に一人デカいし)ムムッ 豊音「今年で最後だからねー県大会も勝つよー」 京太郎「ははは、じゃあ後何日いるかわからないけどお邪魔はできませんね」 白望「別に気使わなくても良いよ、ダルいし……」 エイスリン「!」シュバババッ バッ! 豊音「エイスリンさんが一緒に麻雀しようってー……あってる?」 エイスリン「ウン!」 京太郎「それは嬉しいんですけど、良いんですかね?」 塞「良い練習になりそうだしね、シロの知り合いってことは……能力持ちでしょ?」 京太郎「まぁそうですね」 豊音「じゃあ、一緒に麻雀しようよー」 京太郎「じゃあ、是非一緒に参加させてください!」 豊音「わー男の人とやるなんて初めてだよー」 塞「まぁ、男子のレベルってどんなもんか知らないし気になるね」 胡桃「能力無しでどこまで食らいつけるかな」 エイスリン「!」カキカキカキ バッ!(エイスリンの背後にWINの絵) 白望(まぁ、暴食の能力がどんなのかわからないから危険な気もするんだけどね……) 駅前- 京太郎「いやぁ、今日はありがとうございました」 塞「うん、京太郎君、また明日ね」 胡桃「電話してね、駅まで迎えに来るから!」 豊音「私も行くよー」 エイスリン「!」カキカキカキ バッ(駅の前に立ってるエイスリンの絵) 京太郎「はい、ありがとうございます」 白望「……また明日、ダルいから行かないかもしれないけど」 京太郎「おう、まぁみんなに頼るよ」 白望「ん」 京太郎「ではまた明日!」 旅館- 咏「おかえり京ちゃん」 京太郎「ただいまっす」 咏「明日予定ある?わっかんねーけど」 京太郎「あ~岩手の知り合いと予定入れちゃって……」アハハ 咏「そっか、まぁそれはそれで構わないんだけどさ、知らんけど」 京太郎「あはは、晩御飯は部屋に?」 咏「運んできてくれるよ、もうちょっと時間あるし温泉入りに行こうよ」 京太郎「……混浴ですか?」 咏「選んだからねー」 恋愛力90以上のためミニイベント 京太郎「他の男の目に咏さんの肌が触れるのは嬉しくないですね」 咏「ば、馬鹿じゃねーの京ちゃん!」カァァッ 京太郎「まぁ行きますか」 温泉- 京太郎「ふぅ、落ち着きますねぇ」 咏「う、うん……」 京太郎(緊張してるなら混浴なんてやめれば良いのに……まぁ俺も緊張してっけど) 咏「あ、あのさ……京ちゃんってやっぱ大きい方が好きなの?」 京太郎(おもちのことだよなぁ) 京太郎「まぁ、無いよりはある方が良いですよ、男ですから」キリッ 咏「全然カッコよくない」 京太郎「いやぁ、でもですね……咏さんは今が一番綺麗ですって」 咏「っ……と、突然はずりーんじゃないかな?」カァァッ 京太郎「ははっ」 京太郎「ふぅ、気持ちいいですね……」 咏「うんそうだねー、あとで気持ち良くしてねー」 京太郎「……マッサージなら引き受けます」 咏「顔真っ赤だねー」 京太郎「それを言えば咏さんだってじゃないですか」 咏「ま、まぁね……っていうか京ちゃん頭から血が垂れてる!」 京太郎「ん?あ、ちょっとだけど垂れてますね」 京太郎(昨日の怪我が開いたか……) 京太郎「とりあえず、そろそろ出ますか」 咏「呑気だね……知らんけど」 京太郎「ふぅ、ではこれで」ザバン 咏「ひゃっ!い、いきなり出るな!」 京太郎「あっ!すみません!」 旅館・部屋- 京太郎「ふぅ、沢山食べましたねー」 咏「そうだねー」 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「ネトマするか」ノートパソコン 一人目 かなちゃん 二人目 のどっち 三人目 はやりん 京太郎「どうすっかぁ」 かなちゃん:よろしくだし のどっち:よろしくお願いします はやりん:さて、やろっか☆ キョータロ:よろしくお願いします 京太郎「さて、いくぜ」ゴッ トップ 京太郎 二着 はやりん 三着 かなちゃん ラス のどっち 京太郎:今回は俺だけ手牌が普通でしたね かなちゃん:まぁネトマじゃ能力なしでいかに戦えるかだし! のどっち:そんなオカルトありえません はやりん:あはは、覚醒したのが二人もいたらそりゃ強いよ のどっち:そんなオカルトありえません 京太郎「はやりんってのも何者だよ」 京太郎「ん、ウィスか」 京太郎「はやりんからか」 はやりん:はーい、みんなのはやりんだよ☆ キョータロ:いや、なんでウィスなんですか はやりん:まぁ覚醒してて一番強く感じるのって君だし キョータロ:あんたもか はやりん:まぁね、遠いから会えないけどそのうち会えるだろうから、またね☆ 京太郎「……はぁ、なんなんだ一体」 京太郎「お、メールだ」 京太郎「お、一からだ」 差出人:一 本文『今日そっちに行ったら、旅行って言われたんだけどほんと?』 京太郎「おぉ、そりゃ悪いことしたな」 本文『旅行で今岩手に来てる、言った方が良かったか?』 差出人:一 本文『言わなくてどうするのさ、まったく心配かけて なにもないなら良い、おやすみ』 京太郎「心配してたのか」 本文『心配かけて悪い、今度はちゃんと言ってから行くよ、おやすみ』 京太郎「次は、ハギヨシさんから、珍しい!」 差出人:ハギヨシ 本文『あまり透華お嬢様や衣様をいじめないであげてくださいね』 京太郎「ん?」 本文『いじめた憶えはないんですが?』 差出人:ハギヨシ 本文『黙って旅行に行ってしまったということが問題なんです 執事として他人の気持ちは汲んであげるべきですよ』 京太郎「そっかぁ……まぁ執事じゃないんだけど」 本文『はい、今度から気を付けます』 差出人:ハギヨシ 本文『私も友人が黙ってどこかに行ってしまうのは寂しいのですよ』 京太郎「ははっ」 本文『ごめんなさい』 差出人:ハギヨシ 本文『今度から気を付けてくださいね、それではおやすみなさい』 京太郎「うん」 本文『おやすみなさい』 京太郎「最後は絹恵さんだな」 差出人:絹恵 本文『久しぶりやね、こっち来る機会ありそう?』 京太郎「うーん」 本文『しばらくはなさそうです』 差出人:絹恵 本文『そっか、でも来るときは連絡してな!必ず行くから!』 京太郎「ん、愛宕家にも顔だしたいしな」 本文『俺も絹恵さんたちに会いに必ずそっちに行きます』 差出人:絹恵 本文『ほな、お休みな!』 京太郎「おやすみなさいっと」 龍門渕家・一部屋- 一「まったく、みんなに心配かけて」ハァッ 龍門渕家・ハギヨシ部屋- ハギヨシ「まったく、ご心配をおかけして……」フッ ハギヨシ「まったく、妙な友達ができてしまったものです」フフッ 愛宕家・絹恵部屋- 絹恵「まったくもー京太郎君ったら私に会いたいなんてー」キャー ウッサイワキヌ! ナンジヤオモートンネン! 旅館・部屋- 京太郎「さて、寝ますか!」 咏「おっけー、わからんけど」 京太郎(やっぱ、布団隣接してるんですね)ムラッ 京太郎「よしっ」パチンッ 咏「よっと」ドサッ 京太郎「じゃ、おやすみなさい」 咏「おやすみー」 24日目終了- 25 日目- 京太郎「ん、ふぁ~ちょっと失礼しますね」ソッ 咏「んっ……」 京太郎(腕枕、慣れたな……) 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「さて、外行くか!」 私服に着替えて出ていく。 京太郎「さて、どうすっか」 京太郎「さて、コンビニについたわけだけど……あんま変わんないな」 ??「おや」 京太郎「ん?」 ??「いや、なんでもないよ、すまないね」テクテクテク 京太郎「……なんだったんだ、あのお婆さん」 旅館・部屋- 咏「京ちゃんは出かけるんだっけ?知らんけど」 京太郎「はい、すみません……」 咏「気にすることないって、どうせ大したことないから……わからんけど」 京太郎「そうですか?じゃあ、行ってきます!」 咏「うん、私も出かけっから居なくても気にしないでねー」 駅前- 京太郎「よっと……さて、とりあえずみんなに連絡入れたけど全員来てるってことないだろうし……」 塞「京太郎君!」 京太郎「塞さん、ありがとうございます」ペコ 塞「道がわかんないだろうしね、みんなは先に部室に行ってると思うよ」 京太郎「そうですか、いやぁみんなとやるの楽しみです!」 塞「私たちも楽しみだよ」 京太郎(よし!良いとこみせないとな!)グッ 宮守高校・部室- 塞「京太郎君連れて来たよー」 京太郎「どうも、おはようございます」 胡桃「おはよう!」 豊音「おはよー」 エイスリン「オハヨウ!」 白望「……あ、京太郎、おはよ」ダラー 京太郎「……いつもこんなんですか?」 塞「まぁ、こんな感じ」 京太郎「さて、やりましょうか!」 京太郎「さて、打ちましょうか」ゴッ シロ「……どのメンバーでやろっか」 豊音「そう言うと思ってエイスリンさんと一緒にくじをつくったよー」 エイスリン「!」シュバババッ バッ(豊音と一緒に両手を上げてる絵) 胡桃「みんなやりたいから、引こう!」 塞「よーし!」 塞「えー、くじ作った二人かー」 豊音「やったー」 エイスリン「ウン!」 胡桃「さぁて、倒すよ!」 京太郎「よし、行くぜ!」 白望「お手並み……拝見」ボケー 京太郎(よし、勝つ!) 豊音(シロと同じ類なんて楽しみだよー)ニコッ 胡桃(自力で勝たなきゃ) エイスリン(牌を、読む!) 京太郎(手牌最悪だな、まぁ……こっから持ち直す!) 豊音(んー普通だなぁ、これで京ちゃんに勝てるかなー?) 胡桃(これじゃ豊音にも勝てないかも) エイスリン(よし!) 京太郎(美穂子さん、借ります!)スッ 豊音(片目を、閉じてる?) 胡桃(対局中にどうしたんだろ……) 京太郎(ここからは俺のステージだ!)カッ エイスリン(片目がブルーにっ!?) 白望(あれが暴食、ではなさそう……じゃあ能力の一部?) 京太郎(見えた!) 能力『青眼の預言者』発動 須賀京太郎のオカルトステータスが反映 99ー100=-1 判定成功! 京太郎(見えるぞ!) 成功:その局の点数が+15され、その後一度の和了安価の数値が+20 豊音(キョータロさんと現実でやるとやっぱ全然違うよー) エイスリン(よし、理想の牌譜を……描こう!) 豊音(エイスリンさんも動くみたいだけどーその前に私!)カッ 能力『六曜(先勝)』を発動 京太郎(来たっ!)グゥ 豊音(京ちゃん、なんだか雰囲気がシロっぽく―――ッ!?)ゾクッ 胡桃(どうしたんだろ?) エイスリン(なに?) 京太郎(豊音さん、いただきます!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 豊音(なにか来る!?) ブチリッ 豊音(え、使えない?ちょーこわいよー)ウルッ 京太郎「」ニィッ 能力『魔物喰い』発動:相手の能力を無効にし次コンマ下二桁を01にする。 エイスリン(よし!) 能力『トリック・ウィッチ』発動:自分の和了判定を最上位にする 胡桃(能力、私も欲しいな……) 京太郎(エイスリンさんに発動された?こっちを喰うべきだったか?いや、こっちで良いか!) 豊音(うぅ、京ちゃん強いよー)ウルウル 京太郎(うわ、すごい罪悪感) エイスリン「ツモ、2000オール」ジャラッ 京太郎「やられた」 豊音「このエイスリンさん凄いよーさすがお絵かきのお姉さん」 胡桃「これ、なにごと?」 白望(あれが暴食?) 京太郎(今度こそちゃんと和了らないとな!) 豊音(わ、私の先勝はだめだから、どれ使おう……) 胡桃(なんとかしないと)アセッ エイスリン(もう一回!) 京太郎(これ、やばい……俺死なないよな?) 豊音(手牌が良いよーこれならいけるかもー) 胡桃(うわぁ) エイスリン(なに、これっ)ウルッ 豊音(どうしよー、今回はやめといたほうがいいかな?) 胡桃(これもう、諦めたい) エイスリン(どうしよう……) 白望(暴食、万能ではなさそうだ) 京太郎(さぁ、行くぞ衣!) 能力『月海支配(喰)』発動 須賀京太郎のオカルトステータスが反映 99ー100=-1 判定成功! 京太郎(ここは俺のステージだ!) 成功:その自分以外の全員の点決めコンマ下二桁を20下げる。 豊音(あれ、牌が来ない……) エイスリン(理想の牌譜を描く!) 能力『トリック・ウィッチ』発動:自分の和了判定を最上位にする 京太郎(来た!今度はエイスリンさんか!)グゥ 豊音(京ちゃん、まただ!)ゾクッ 胡桃(なに?) エイスリン(私が、狙われてる!?)ゾクッ 京太郎(喰らう!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル エイスリン(やられる!?) エイスリン(あれ、なにこれ……え?あれは……) エイスリン「ヒッ!?」 塞胡「?」 白望(なにこれ!?) ガッ エイスリン「ッ!?」ビクッ グチュッ ブチッ グチッ ググッ ブチリッ 京太郎「」ニィッ 能力『魔物喰い』クリティカルヒット:相手の能力を無効にし次コンマ下二桁を00する。 豊音(きょ、京ちゃんちょーこわいよー)グスッ 胡桃(え、なに?なんなの?) エイスリン「~~~ッッ!!?」ビクンッ エイスリン「ッ……ッ!」ガクッ 豊音「エイスリンさん!?」 京太郎「エイスリンさん!」ガシッ エイスリン「キョ、キョータロー……~~~ッ!!」ビクッ 京太郎(あ、これエロい奴だ、落ち着けマイサン!) エイスリン(な、なにこれっ~~ッ!) 塞「京太郎君、ソファに寝かしてあげて!」 京太郎「りょ、了解です!」ソッ エイスリン(キョータローの匂いがっ、一杯でっ、またっ―――ッ!!?)ジワッ 京太郎「大丈夫ですか?」ソットオロス 京太郎(また俺の暴食のせいか?) 白望(これが暴食?エイスリン、どうしたの?) 胡桃「麻雀は中断で、なにがあったんだろ……」 少しして。 エイスリン「」カキカキカキッ バッ(ガッツポーズのエイスリン) 京太郎「良かったぁ」ドクンッ 京太郎(あれ、気を抜いた途端、なんだ?) ??「おや、噂のお客さんだね」 京太郎「ん?あっ、今朝のコンビニの」 ??「暴食、だね……私はこの麻雀部の顧問の熊倉トシだよ」ニコッ 京太郎「あ、須賀京太郎です!」 ?「あれ、こんなとこにいた」 京太郎「あれ、咏さんも?」 豊音「あー三尋木プロだー!サインくださーい!」サッ 塞(サイン色紙いつも持ち歩いてるの?) 咏「ん、名前がわかんねーけど」 豊音「豊音です!豊かな音で!」 咏「ほいほいっ」スラスラ 京太郎(書きなれてる、ほんとにプロなんだなー)ヘー トシ「さて、じゃあなんて呼べばいいかね」 豊音「京ちゃんだよ!」 トシ「じゃあ京ちゃん……少しついてきてくれるかい?」 京太郎「え?」 トシ「京ちゃんを強くしろってね、この子からのお願いなのよ」 白望(これ以上強くしてどうするつもりなんだろう) トシ「すぐ終わるから、来るかい?」 京太郎「もちろん行きます!」 豊音「あれ?」 トシ「そうさ、どうやら倒さなきゃいけない相手がいるみたいだしね」フッ 京太郎(……読んだ?) 白望「暴食、怠惰より強いのかな?」 塞「シロが強さ気にするなんてめずらしい」 白望「……そうだね、ダル」 胡桃「私たちも一緒に行こうか?」 トシ「まぁ誰かついてきても良いかもね」 エイスリン「」シュバッ(手を上げる絵) 白望「私が、ついていく」 トシ「じゃ、行こうか……みんなは三尋木プロに練習付き合ってもらうんだよ」 豊音「はーい!」ワーイ 京太郎(学校裏の森の中まで来たけど……) トシ「この神社の中だよ」 京太郎「ここ、ですか?」 白望「強くなれる、京太郎……頑張って」 京太郎「……おう」 テクテクテク ギィィ… 京太郎「埃っぽいな」ケホッ バタンッ 京太郎「なっ!?勝手に扉閉まるんじゃねぇよ!」 トシ「京ちゃん、聞こえてるかい?」 京太郎「あ、はい!」 トシ「どちらにせよ対価はつきものだから、その先でしっかりと力を得てくるんだよ」 京太郎「なっ!?聞いてないっすよ!」 白望「頑張れー……ダルいけど」 京太郎「こいつ!……たく」テクテクテク 京太郎(ここが最奥、なんだ……丸い鏡?) 鏡「」ギュオッ 京太郎(な、なんだこの鏡、俺……だけど俺じゃない誰かがいる!?) 京太郎「なん、だ?」 鏡「12の次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ、須賀京太郎」 京太郎(鏡の中の俺!?) 鏡「さぁ、今お前が選べる二つの次元から、お前の力を呼び覚ます」 京太郎(二つの次元の、俺?) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶……選べ」 鏡「どうせ、ここから出た時は見た記憶のほとんどを失うんだ、しっかり俺の決闘(デュエル)を見ておけ」 京太郎「なに言ってんだお前、いや俺」 鏡「さぁ、満足させてくれよ?」 京太郎「ま、まったくわけがわからんぞ!」 鏡「良く見ておけ、さもなくばお前に満足はおとずれない」 ギィッ トシ「帰ってきたね……」 京太郎「う~なにがあったのかまったく覚えてない……」 トシ「そういうものさ、岩手にいる間はいつでも来ればいいよ」 京太郎「ありがとうございますトシさん、なんか新しい力手に入れられた気がします」 トシ「誰かを連れてきても良いかもね、あんたなら力を獲る手助けできるだろうし」 京太郎「なるほど」 白望「大丈夫?」 京太郎「あぁ、なんとかな……よし、使う日が楽しみだ!」グッ 白望(私も、強くならなきゃ) 宮守高校・麻雀部- 京太郎「ただいま帰りましたー」 咏「京ちゃん、疲れてるみたいだねー」 トシ「まさか本当に成功するなんて予想外だったけどね」 京太郎「成功しない前提だったんですか、怖い」 トシ「ま、とりあえず頑張りな京ちゃん」ポン 京太郎「とりあえず昼食べに行きます」 トシ「そうかい、じゃあ誰か案内してあげな」 白望「私が行く」 塞(ダルいって言わない!?) 胡桃(惚れた?) 豊音(シロが行くなら私はいいかなー) エイスリン「」カキカキカキ バッ(シロと京太郎が手をつないでる絵) トシ「珍しい、じゃあお願いねシロ」 咏「私ももうちょっと熊倉先生と話してるから京ちゃん行ってきて良いよー」 京太郎「じゃあ行きましょうかシロさん」 白望「ん……行こ」 ファミレス- 京太郎「やっぱここだな……ていうかなんでまた隣なんだ?」 白望「京太郎の隣が良いから……」 京太郎(勘違いしそうになる) 白望「とりあえず食べよう」モグモグ 京太郎「今日は自分で食べるんだな」 白望「食べさせたかった?」 京太郎「まぁ、シロみたいに綺麗な女の子に食べさせられるなら嬉しいしな」 白望「ッ」カァァッ ファミレスから出る二人 京太郎「さて、戻るか……」 白望「ちょっとかがんで」 京太郎「ん、こうか?」 白望「よっと」ドサッ 京太郎「お前、背中に乗るとはっ!」 白望「ダルい……」 京太郎「たくっ、帰るぞ」テクテクテク 京太郎(おもちがっ、おもちが二つ!)ドキドキ 白望(背中、大きくて温かい……) 夕方- 宮守高校・麻雀部- 京太郎(さて、シロ以外の麻雀は見たけど……どうするかな) 京太郎「せっかくだし打ちますか!」 シロ「せっかくだし私、やりたい」 塞「私もやりたいけど……」 エイスリン「」バッ(くじの絵) 豊音「さぁー引こう!」 胡桃(能力無いと、さすがに勝てない……) 白望「あたりだ」 塞「よし!」 胡桃(うぅ、シロと京ちゃん相手なんて……飛ばないようにしなきゃっ) 京太郎(例の力、使ってみるか?) 白望(怠惰を使うかどうか、もう少し考えた方が良いかな……) 胡桃(飛ばないように、飛ばないように……) 塞(とりあえず塞ぐ!) 京太郎(最悪だぞ!)クソッ 白望(あまり良く無いけど、同じか怠い……)ゴッ 胡桃(こ、こんなんじゃっ)ウルッ 塞(微妙……) 京太郎(美穂子さん、もう一度!)スッ 白望(暴食の力じゃないなにか、くる!) 胡桃(対局中に目を閉じるなんて、また?) 京太郎(見える!)カッ 塞(モノクルが曇った!?) 白望(暴食の能力、詳細聞いとけばよかった……怠いけど) 京太郎(見えた!) 能力『青眼の預言者』発動 京太郎(見えるぞ!) 成功:その局の点数が+15され、その後一度の和了安価の数値が+20 白望(私も使うか……でも怠いんだよね) 胡桃(どうする気?) 塞(じゃあ、塞ぐ!)カッ 能力『心鎮壷(シン・シェン・フー)のレプリカ』を発動 京太郎(来たっ!)グゥ 白望(京太郎、来る―――ッ!?)ゾクッ 胡桃(また?) 塞(な、なにか見える!?) 京太郎(行くぞ、沢山喰らいな!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 白望(きた、暴食……) ブチリッ 塞(あれ、見えない?塞げない?)ウルッ 京太郎「」ニィッ 能力『魔物喰い』発動:相手の能力を無効にし次コンマ下二桁を01にする 白望(あれが、暴食……か、怠いな) 胡桃(能力、か) トシ(さて、これで青の瞳で見る世界が発動したわけだ) 塞(モ、モノクルが壊れてるわけでもないのにっ!) 京太郎(よし、このまま)ギンッ 京太郎「ツモ、2000・3900!」ダンッ 塞(なっ……) 胡桃「……はい」 白望(怠い……)ゴッ 京太郎(さて、次はどうするか……) 白望(あぁ、だんだん怠くなってきたなぁ) 胡桃(よし、塞よりは和了れた!) 塞(塞ぐ?いや、でも……塞ぐのを無効にされてからなにも来なかった……) 京太郎「」 白望(だんだん、怠くなってきた……そろそろやろっかな)ボゥ 胡桃(こ、こんなでもなんとかするしか!) 塞(微妙……)タンッ 京太郎「ロン、ば、倍満……24000です」 塞「……なぁっ!?」 トシ(これで塞の飛び……あれ、能力じゃないのか) 塞「……私なんかじゃ、ダメだ……」 京太郎「さ、塞さん大丈夫ですって!あんなの偶然ですから!あんなこと滅多にありませんから、あんなオカルトありえません!」 京太郎(一昨日あったけど) 白望(怠惰、発動できなかった) 胡桃(私、ラスじゃない!) 京太郎(どうするか……) 京太郎「せっかくだし打ちましょうよ!」 白望「ん、そうだね」 塞「つ、次こそは……」フラフラ エイスリン「」バッ(ゾンビの絵) 豊音「よし、次こそやるよー!」 胡桃(ん、頑張ろ!) 白望「さっきと同じメンバーだね」 塞「よし!次こそ勝つ!」 胡桃「また飛ばないようにね」 京太郎「はいはい、この話はおしまい」 京太郎(さて、やるか……?) 白望(怠惰、使う……怠いから) 塞(今度こそ塞ぐ!) 胡桃(よし、能力無しの底力!) 京太郎(まぁ、今の俺ならどうにでもなる) 白望(怠い……)ゴッ 塞(うわぁ) 胡桃(うわぁ) 京太郎(使ってみるか)ドン☆ 白望(鏡で、得た力!?) 塞(なんのつもり!?) 京太郎(見える!)カッ 塞(モノクルが曇ったけど……いや、ここはやらない!) 胡桃(くる!) 京太郎(来い!) 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎(来い!)ピキーン 白望(なに!?) 塞(モノクルが震えてる!?) 胡桃(私でもわかる感覚!?) 京太郎「死者と生者……」 トシ(これは、とんでもないものを出しちゃったかもね) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」 咏(また強くなるのかい、京ちゃん) 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」スッ 豊音(竜が見える!?)ビクッ 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」 エイスリン(み、みんな見えてる!?) 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 京太郎「さらに、デス・ファイア・ブラスト!」 京太郎「いくぞシロ!」バッ 胡桃(うるさい) 京太郎「インフィニティ・デス・ブレス!」 ゴッ 白望(なっ、龍から黒い炎がっ!) ボゥンッ 白望「ぐっ!」 白望(な、なに?今の……) トシ(龍も消えたね) 京太郎「ツモ、4000・8000だ……満足させてくれよ?」 京太郎「ツモ、700・1300!」 塞(くっ) 胡桃「はい」 白望(怠い……) 京太郎(さて、さっきはトリップしちまったからな……今度はしっかりと!) 白望(怠惰、今度こそは……) 塞(今度こそ塞ぐ!) 胡桃(よし、今度こそ!) 京太郎「」 白望「怠い……片付ける」タンッ 京太郎「ロン、48000」ドンッ! 塞(うわ) 胡桃(うわ) トシ(シロが飛ぶ、あるいは須賀京太郎ってのは相当ヤバい存在なんじゃないかい……) 咏(えげつねー) 豊音(シロが飛ぶなんて最初の頃だけだったよー) エイスリン(シロ……) 白望「……」ウルウル 塞(シロの目が潤んでる!?) 胡桃(なんだってぇぇぇぇ!?) 京太郎「あ、えっと……」 白望「帰る」テクテクテク ガチャッ 京太郎「……ご、ごめんなさい」 咏「まぁこればっかりは」 トシ「ああなりたくなる気持ちもわかるけどね、とりあえずシロも明日には元通りだろう」ウンウン 京太郎(う、うっわぁ、俺悪者) 旅館・部屋- 咏「うぁー疲れたー」 京太郎「まぁ仕方ないですね、俺があっちに行ってる間に教えたりしてたみたいですし」ハハッ 咏「温泉行こうよ温泉!」 京太郎「そうですね、晩御飯まで時間もありますしとりあえず行きますか!」 温泉- 京太郎「ふぅ」 咏「やっぱり落ち着くねー」 京太郎(それにしても静かで……人居ないのかな?) 咏「……今日お昼から帰ってきた後、やけに小瀬川の胸気にしてた?」 京太郎「うぇっ!ば、バレてましたか……」ゲッ 咏「わかるっつーの……好きな相手が他の女見てることぐらい……」フイッ 京太郎(お、怒らせた?) 咏「京ちゃんみたいなおっぱい星人知らないよ」 京太郎「……」 京太郎「ごめんなさい」 咏「別に良いよ、前から知ってっから」ツーン 京太郎(あやや、こりゃ怒らせちゃったかな……でも、やっぱり男の性というか) 咏「その内、こういう胸も好きになってもらうから」ギュッ 京太郎(う、腕に抱き着いてきた!?) 咏「ほれほれー」 京太郎(ふ、ふにふにしてる……いかん!) 京太郎「もう温泉から出ます!」 咏「えーつまんないなー」 京太郎「これ以上は別のが出ますから!」 咏「え?」 京太郎「昨日もですけど、また(血が)出ちゃ不味いんで……」 咏「あ、あぅ……そ、そのっ、ご、ごめん!」バッ 京太郎「ありがとうございます、先に出ときますね……のぼせないでくださいよ?」 咏「べ、別に大丈夫だよ!」カァァッ 京太郎「はい、それじゃ」 咏(べ、別のが出るって……)ボンッ 旅館・部屋- 京太郎「ふぅ、おいしかったですね!」 咏「そうだね、わっかんねーけど」 京太郎(どうしよっかな) 京太郎「ネトマだな」 一人目 のどっち 二人目 かなちゃん 三人目 シロ 京太郎「お、シロだ」 かなちゃん:また会ったな のどっち:よろしくお願いします シロ:よろしく キョータロ:よろしくお願いします 京太郎「さて、どうなるかな」 トップ 京太郎 二着 かなちゃん 三着 シロ ラス のどっち かなちゃん:かなちゃん大勝利だし! のどっち:どうにもうまくいきませんね キョータロ:まぁ運が大事ですから シロ:覚醒してるのが三人だから のどっち:そんなオカルトありえません かなちゃん:まぁかなちゃんの勝利なわけだけど 京太郎「のどっち、強く生きろ……ていうかシロも大丈夫なのか?」 京太郎「ん、ウィスだ」 のどっち:どうしてそんなに強いんです? キョータロ:うちの師匠が教えるの上手いんですよ のどっち:私の友達にもそっくり同じことを言う方がいるんですが、その人にはそれだけじゃない何かがあります キョータロ:それだけじゃないなにか、のどっちさんも見つければいいじゃないですか のどっち:麻雀は運と実力だけです、何かなんて気のせいですから キョータロ:なら、それを突き通せばいつか何かが手に入るかもしれませんよ のどっち:そんなオカルトありえません 京太郎「あ、ログアウトした……気難しいなぁ」 京太郎「ん、またウィスだ」 京太郎「お、かなちゃんか……若干面倒な気もするな」 かなちゃん:なんだか昼に一度だけ、妙な感覚を感じたし……お前なにした? キョータロ:別になにもしてませんよ? かなちゃん:どうにもふに落ちないし、どちらにせよ私たちは惹き合ってるんだ、長野に帰ってきたら一回ぐらい風越に顔だせし キョータロ:風越? かなちゃん:ほんと、鈍感な奴だな、まぁ来ればわかるって 京太郎「ログアウトした……わけがわからん」 旅館・部屋- 京太郎「さて、寝ますか?」 咏「とりあえず横になろー」 京太郎「はい」パチン 咏「京ちゃん」ギュッ 京太郎(うおっ、温泉のことのせいで意識してしまう!) 京太郎(……咏さん)ギュッ 咏「ひゃっ!?」 京太郎「あ……す、すみません」 咏「べ、別にへーきっつーか……」ソッ 京太郎「ちょっ!どこ触ってっ!」 咏「だ、だってさっき温泉で出そうって言ってたから、が……我慢してるのかとっ、わかんねーけど……」ゴニョゴニョ 京太郎「あ……あ~、あれね、あれはですね……その、怪我が開いて血が出そうって意味で……」 咏「え……」サー 京太郎「その、勘違いさせるようなことを……」 咏「う、うぇっ……ひぐっ……」グスッ 京太郎「え、えぇぇっ!?ご、ごめんなさい!俺が勘違いさせるようなこと言ったばっかりに!」 咏「ち、違くて……わ、私がその、こんなことする女だって、思われるかとっ」グスグスッ 京太郎「……あのですね咏さん、俺の言葉が原因なんだしそんなこと思うわけ」 咏「で、でもぉっ……うぇぇっ」ポロポロ 京太郎「はぁ~」ガバッ パチンッ 咏「ちょっ、電気つけないでっ!」 京太郎「あのですね、俺……咏さんのこと好きです」 咏「ふぇ?」 京太郎「だから抱き返したんだし、嫌そうな声してなかったと思ってますし、大人なんですからそのぐらい察してくださいよ……」 咏「え、えっと……」 京太郎「だから咏さん、俺と……付き合ってください」ギュッ 咏「あ……う、うんっ!」ギュッ 数年後- 咏「と、いうのが私たちの馴れ初めなわけだ、わかった?」 健夜「……そう」 恒子「す、すこやん……」 はやりん「……☆」 咏「あれ、聞きたいって言ったのは四人じゃね?知らんけど」 健夜「そのね、からかうつもりで言ったわけで……本気で語られても……」ドヨーン 恒子「すこやん……」ソッ はやりん「……☆」ゲッソリ 咏「ふふん!羨ましいだろー」 ???「咏ー!」 咏「あ、京ちゃんだ!」フリフリ 京太郎「あ、小鍛冶さん方、こんにちは!」 健夜「あ、うん」 咏「今日から旅行だから、須賀咏、行ってくるってわけ!それじゃあねー!」 京太郎「それじゃ失礼します」 京太郎が運転する車で去る二人 ?「」ゴゴゴゴゴッ 健夜「……あ、咲ちゃんずっと喋らなかったね」 恒子「宮永プロ……これは、次のタイトルマッチは大荒れだね」 はやりん「☆」 京太郎の車・車内- 京太郎「あぁ、なるほど、だからあんなことに……」アハハッ… 咏「惚気ちゃったー」 京太郎「ほどほどにしてあげてくださいよ?」 咏「ふふん、だって京ちゃんのこと大好きだしー?知らんけど」 京太郎「あはは、俺も大好きですよ……わからんけど」 咏「京ちゃんはそれ使っちゃだめだろ!」 三尋木咏ED2