約 356,300 件
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/230.html
信じる者、信じない者(前編) ◆guAWf4RW62 降り注ぐ光が徐々に強くなり、空は白みを帯び始めている。 海から流れてきた塩の香りが、輪郭を持たずに辺りを彷徨う。 川から程近い住宅街の一角で、朝日を受けて五つの長い影が伸びていた。 「よっぴー!」 全く予測だにしない方向から、大声で呼び掛けられる。 前原圭一とその仲間達は、一人の例外も無く弾かれたように振り返った。 見ると自分達と同じ年頃の少年――伊達スバルが、こちらに向かって駆け寄って来ていた。 その手にはしっかりとバットが握り締められている。 「――止まれ!」 「…………っと」 岡崎朋也はスバルの手元にある凶器を認め、迷う事無く制止の声を放った。 それを受けたスバルが、慌ててその場で足を止める。 朋也からすれば、見知らぬ男が突如凶器を持って現れたとしか取れぬ状況。 そして自分の武器は手榴弾だけしか無いのだから、まずは距離を詰められないようにせねばならなかった。 圭一や遠野美凪も、武器を携えた相手にどう対処すべきか即座出来ず、本能的に身構えていた。 スバルと圭一達は、20メートル程の距離を置いた状態で対峙する。 張り詰めた空気が辺りに漂い、重い緊張が落ちる。 だがそこで、佐藤良美が場の沈黙を打ち破った。 「ま、待って朋也君! あの人……私の知り合いなの」 「え?」 呆けた表情を浮かべる朋也をよそに、良美はつかつかとスバルの方へと歩み寄る。 隠し持った武器も構えず、警戒する素振りもまるで見せず、無造作に。 それを黙って見ている訳にもいかず、圭一達は慌てて良美の後を追うのだった。 ◇ ◇ ◇ 「……じゃあスバルはまだ誰にも会ってないんだな?」 「ああ。オレが会ったのは、お前達が始めてだぜ。何処行っても誰もいねーし、参ってたトコだ」 良美のお陰で事無きを得た圭一達とスバルは、共に住宅街の中を歩きながら情報交換していた。 スバルは誰とも会っておらず、特に有益な情報は得られなかった。 だが、圭一は思う。 この調子でいけば、十分にこの殺人遊戯を破壊出来ると。 何しろ僅か6時間足らずで四人もの信頼出来る者達が、仲間となってくれた。 やはり殆どの人間は理不尽な殺し合いを拒絶し、他の道を模索すべく動いているのだ、 朋也の話によれば殺し合いに乗った人間もいるらしいが、それもごく僅かだろう。 「……お近づきの印に、進呈します」 「――へ?」 圭一が少し間考え込んでいると、美凪が白い封筒をスバルに渡していた。 スバルは意味が分からないといった様子で、目をパチクリさせるばかり。 最早おなじみとなった光景を眺め見ながら、圭一は柔らかい笑みを浮かべた。 大丈夫――今まで自分が会ったのは変わった者が多いけれど、皆善良な人間だ。 それに頼れる部活メンバーも、この島に来ている。 彼らも自分と同じように仲間を集め、今頃は大集団を結成している筈。 首輪へどう対処するか、この孤島からどのような移動手段で脱出するかという問題は残るが、きっと何とかなる。 絶対、皆と一緒に生き延びてみせる。 (鷹野さん……見てやがれ。こんな殺し合いは、俺達が絶対に食い止めてやるからな!) ◆ 良美は話し込む圭一達の後ろに追従する形で、黙々と歩を進めていた。 スバルの登場は、自分にとって間違いなく僥倖だった。 対馬レオと蟹沢きぬが参加している此度の殺人遊戯で、スバルが殺し合いに乗ってしまう可能性は限りなく低い。 何しろルール通りにいけば生き残れるのは一人だけなのだから、大切な者と共に生き延びようと思ったら、主催者に抗う他ないのだ。 そう考えてゆけば、スバルは『駒』として信頼するに足る相手だと言える。 それに、利用価値という面から見ても満点に近い。 スバルなら知り合いである分信用を得るのは容易いし、思い通りに操るのも難しくないだろう。 加えてスバルの卓越した運動能力は、有事の際これ以上無い程頼りになる。 外敵が現れたとしてもスバルに任せれば、きっと上手く迎撃してくれる。 まだまだ幼い面が目立つ圭一や、怪我人である朋也などとはまるで比べ物にならぬ程、使い勝手が良い。 彼なら十分に役目を果たしてくれる筈。 自分の手駒としての、役目を。 後は――ちらりと、美凪の背中に視線を移す。 (……遠野さんを何時殺すか、だよね) ◆ ――そして、六時。 圭一達が商店街の近辺まで歩いてきたその時。 この島で未だ生き残っている参加者全てにとっての、絶望の鐘が打ち鳴らされた。 「ちくしょぉぉぉっ!!」 圭一は道沿いに聳える塀を、力任せに殴り付けた。 右拳が痛み、血が滲み出たが、問題無い。 今感じている心の痛みに比べれば、まるで問題無い。 竜宮レナと園崎詩音が死んだという事実が、精神をじわじわと削り取ってゆく。 自分は今まで何一つ、現実を理解していなかった。 殺し合いに乗っている人間がいる事自体は知っていたが、実際に襲われた事が無い所為で実感は無かった。 押し付けられたルールに大人しく従う者など、ごく少数だと思っていた。 しかし――現実は違う。 僅か6時間の間に、11名もの人間が命を、希望を、人生そのものを奪われてしまった。 そしてその内の2名は自分の知り合いだ。 この殺人遊戯では、自分も、自分にとって大切な者達も、例外無く死の対象なのだ。 「クソックソっ……クソォッ……!!」 圭一は己の激情を拳に込め、ただひたすらに壁を殴り続ける。 何も感じなくて済むように、何も考えなくて済むように、一秒でも悲しみを忘れられるように、一秒でも現実から目を逸らせるように。 どうしてレナが、詩音が、死ななくてはいけなかった? 二人共とても良い奴だったのに、どうして? どうして自分達がこんな理不尽な殺し合いを強要されなければならないのだ? 何もかもが、納得出来なかった。 圭一は少しでも気を紛らわすべく、今まで以上に大きく拳を振り上げる。 「……前原さん!」 「――――っ!?」 そこで、腕をがっしりと掴まれた。 振り返ると、これまで見た事の無いくらい真剣な顔で、美凪がこちらを見つめていた。 どこまでも広い、母なる海を思わせる瞳。 片言の言葉では言い表す事の出来ない思いが、美凪の瞳の奥に見え隠れしている。 その瞳を眺めていると、不思議と気分が落ち着いてゆく。 「お願いですから……そんな事は止めてください。……自分を傷付けても、何も変わりません」 「あ、ああ……すまない…………」 それは確かに美凪の言う通りで、ここで自虐行為を繰り返しても状況は改善しない。 まだ自分は生きているし、美凪のような心優しい仲間も傍にいてくれる。 ――こんな時こそ……クールになれ、前原圭一! 圭一は美凪の方に向き直り、深々と頭を下げた。 「わりい、取り乱しちまった。殺し合いをぶっ壊してやるって言ったのに、これじゃザマあねえよな……」 「……気にしないで下さい。少なくとも私から見たら……前原さんは、頼りがいのある人です」 「…………サンキュ、少し楽になった」 美凪の優しさが、僅かながらに心の痛みを和らげてくれる。 圭一は大きく深呼吸をした後、現状を把握すべく他の仲間達に視線を移した。 すると朋也も良美も、まるでこの世の終わりが来たかのようにがっくりと項垂れていた。 彼らの探し人の中からも死者が出ていたのだから、無理も無いだろう。 寧ろ自分のように喚き散らさない分だけ、まだマシだと言える。 圭一は残る一人、即ちスバルの様子を確かめようとして――大きく目を見開いた。 考えるより先に、全力で大地を蹴り飛ばす。 「遠野さん、危ないっ!!」 「――――きゃっ!?」 圭一は美凪を抱き抱えて、スライディングするように地面へと滑り込んだ。 その直後、それまで美凪がいた空間をバットが切り裂いていた。 圭一は素早く身を起こし、凶行の犯人――スバルを思い切り睨み付けた。 「お、お前、いきなり何すんだよっ!」 先の攻撃は、まともに当たれば骨が砕けてしまうであろう一撃だった。 何故スバルが突然そのような蛮行に及んだのか、圭一には全く分からなかった。 圭一は早鐘を鳴らす心臓を懸命に鎮めながら、美凪を庇うような位置取りへと移動する。 その最中、スバルが凍り付くような顔で、こちらに視線を送ってきた。 「オレが甘かったぜ……こんな所でチンタラしてる暇なんか無かったんだ。有無を言わさず襲い掛かるべきだったんだ……」 スバルはバットを握り締める力を強め、続ける。 「聖域は崩壊して、レオまで死んじまった……。オレがもっと上手くやれてりゃ、死なずに済んだかも知れねえのに……」 スバルは自分の腑甲斐なさを、酷く悔やんでいた。 自分はこの六時間の間、誰一人殺せなかった。 ようやく獲物を見付けた後も、安全策を選んでしまった。 そうしてる間に、レオは殺されてしまった。 自分が空回りを続けてる間に、殺されてしまったのだ。 自分はフカヒレもレオも、守れなかった。 でもまだ一人、大切な人は残っている。 自分の想い人でもあり親友でもある蟹沢きぬは、未だこの島の何処かで生きている筈だから―― 「だからオレはもう迷わねえ。どれだけ危ない目に会っても人を殺し続けて、カニだけでも守ってみせる!!」 「くっ――――!?」 叫ぶと同時、スバルが疾風と化した。 圭一は咄嗟の判断で刀を取り出し、振り下ろされたバットを受け止める。 スバルの怪力が刀越しに伝わり、圭一の腕は痛みにも似た痺れに襲われた。 「ぐあぁっ……」 余りの衝撃に、圭一は思わず刀を取り落としてしまいそうになる。 その致命的な隙を、修羅場慣れしているスバルが見逃す筈も無い。 「……死ねっ!」 「しまっ――!?」 圭一が刀を構え直そうとするが、それは余りにも遅過ぎた。 スバルは既に、バットを天高く振り上げている。 唸りを上げる怒槌が、圭一の頭蓋骨を粉砕するべく振り下ろされ――その寸前、スバルの体が横に流された。 「――ガァッ!?」 朋也の鋭い中段蹴りが、スバルの腹部に突き刺さっていたのだ。 朋也は怒りの色に満ちた瞳で、後退するスバルを睨み付ける。 「てめえ、ふざけんじゃねえぞ! お前みたいな奴がいたから杏はっ……!」 朋也の心は悲しみよりも寧ろ、烈火の如き怒りで満ちていた。 自分は理不尽な形でこの島に連れて来られ、理不尽な形で襲われ、理不尽な形で友人を失った。 そして今もまた、理不尽な形で裏切られたのだ。 主催者は当然として、殺し合いに乗った人間も同じくらい憎かった。 「おいおい、オレは杏なんて奴は知らないし、まだ誰も殺してないぜ?」 「うるせえ! 誰がてめえなんか信じるかよ!」 まるで全ての元凶であるかのように言われ、スバルが反論を口にしたが、朋也はまるで取り合わない。 朋也からすれば、スバルの言は何一つ信用出来る要素が無い。 それにスバルが殺し合いに乗っているのは紛れも無い事実なのだから、何を言われようとも倒すべき敵なのだ。 完全に殺し合いに乗った者と、深い怒りに駆られた者――最早、対決は避けようが無い。 それを見て取った圭一が、即断を下す。 「遠野さん……佐藤さんを連れて逃げてくれ!」 「え……?」 「此処は俺と朋也が食い止める! 大丈夫、後でちゃんと俺達も行くから!」 必死に訴え掛けられ、美凪は困惑の表情を浮かべた。 急激な状況の変化に思考が追いつき切れていないが、仲間を死地に残して逃げるのが褒められた行動でない事くらいは分かる。 しかし……自分も良美も大した武器は持っていないし、此処に残っても足手纏いとなるだけだろう。 そう考えると圭一の言葉に従って退避するのが、最良の選択だと言わざるを得ない。 何より、迷ってる暇などない。 「おっけーです……前原さん、どうかご無事で。……佐藤さん、行きましょう」 「…………」 先の放送のショックからまだ立ち直っていないのか、良美の返事は無いが、悠長に待っている時間は与えられていない。 こんな状態の良美をこの場に残せば殺されてしまうに決まっているのだから、一刻も早くこの場を離れなければならない。 未だ地面に崩れ落ちたままだった良美の手を取り、強引に走り出す。 美凪は離れ際に一度だけ後ろを振り返り、圭一達の姿を眺め見た。 どうしてこんな事になってしまったのだろうか? どうして殺し合いなどしなくてはいけないのだろうか? 分からないが――どうか、皆無事でいて欲しい。 勇気ある少年達の無事をひたすらに祈りながら、美凪は良美共々戦地と化した場から離脱した。 少女達が走り去った後の戦場で、圭一とスバルは鋭い視線を送り合う。 スバルはどこか飄々とした様子で、刀を構える圭一に話し掛ける。 「女二人を先に逃がすとは余裕だねえ、圭一ちゃんよ」 「そう言うお前こそ随分余裕じゃないか。黙って遠野さん達を逃がすなんてな」 「よっぴー達はカニに危害を加えたりしないだろうし、後回しで良いんだよ。問題は武装してる連中だ。 お前はともかく……岡崎って奴はかなり曲者だぜ。何しろ今のドサクサに紛れて、ちゃっかり身を隠してるんだからな」 「――は?」 言われて圭一は、辺りをぐるりと見渡したが――自分とスバル以外、誰も居なかった。 あれだけ怒りを剥き出しにしていたにも関わらず、朋也は何時の間にか消えていたのだ。 その事実を正しく認識した途端、圭一の背に氷塊が落ちた。 自分が足止め役を買って出たのは、美凪達を守りたいという気持ちも勿論あったが、それ以上に確かな勝算があったからだ。 スバルは銃を持っていないし、朋也と二人掛かりなら十分に倒し得ると考えていた。 しかし頼みの綱である朋也が居ないとなれば、話は大きく変わってくる。 一対一の対決では、体格で大きく劣る自分に、勝ち目など欠片も無い―― 「どうやらお前は見捨てられたみたいだな。つまりオレとお前は、今からタイマンを張らなきゃならねえって訳だ。 馬鹿みてえにホイホイ人を信じるからこんな事になるんだぜ?」 「く……」 狼狽に顔を引き攣らせる圭一とは対照的に、スバルの表情は余裕そのものだ。 勝つと分かりきっている勝負に、緊張や焦りなどある筈も無い。 加えて、スバルからしてみれば、刀という強力な武器を手に入れるまたと無いチャンス。 敵が二人なら分からないが、圭一1人ならば確実に殺害し、刀を奪い取れるだろう。 だからこそ良美達だけでなく、朋也の逃亡も敢えて許容したのだ。 まだまだ先は長い以上、まずは武器の入手を優先すべきだ。 此処で刀を入手してから、効率良く人を殺して回り、蟹沢きぬを守る。 それがスバルの作戦だった。 スバルは冷笑を浮かべ、告げた。 「さあ――始めようぜ。殺し合いをよっ!!」 言い終わるや否や、スバルはバットを深く構えて疾駆していた。 陸上部の脚力を存分に活かした突撃は、圭一との距離を一瞬で無にする。 続けて圭一の防御ごと打ち砕くくらいのつもりで、バットを思い切り振り下ろす。 「うぉぉぉぉぉ!!」 「やばっ…………!」 まともに受け止めれば、一撃で刀が弾き飛ばされてしまう以上、取るべき道は一つ。 裂帛の気合を込めて振り下ろされた戦槌を、圭一は刹那のサイドステップでやり過ごす。 間髪置かずに身体を捻り、横殴りに刀を振るったが、それはバットで受け止められた。 キンッと金属の衝突音が鳴り響き、二人は各々の得物越しに押し合ったが、腕力で大きく劣る圭一に勝ち目は無い。 圭一は呆気無く突き飛ばされ、どすんと地面に尻餅を付いた。 その決定的好機をものにするべく、スバルが強烈な一撃を放つ。 「うわ……うわぁぁああああっ!!」 圭一は形振り構わず全力で地面を転がり、迫る死から身を躱す。 直後大きな打撃音が聞こえ、圭一の真横、コンクリートで塗装された地面に――大きな罅が入っていた。 圭一はその光景を認めた途端、心臓を氷の刃で刺し貫かれたような感覚に襲われた。 スバルの腕力を以って振るわれる金属バットは、恐るべき威力を秘めていたのだ。 あんなモノが当たってしまえば、一撃で自分の身体は砕けてしまうだろう。 (こ……殺される――!) それは予感などというレベルのものでは無く、絶対の確信。 全身の表面には鳥肌が立ち、喉は呼吸を忘れてしまったかのように動かない。 スバルの言う通り――自分のやってきた事は、間違いだったのか? そんな疑問がふと、頭の中に浮かぶ。 人を信じ続け仲間を先に逃がした末路が、共闘すべき者に見捨てられた上での死だとしたら、余りにも酷い話である。 こんな事なら最初から、自分の安全だけを考えて動けばよかったのでは無いか。 圭一がそう考えた始めた時、何者かが駆けてくる足音が聞こえた。 「――すまん、遅くなった」 現れた人物は、逃げ出した筈の朋也だった。 肩で息を整える彼の手には、朝日を反射し輝く包丁が握られている。 「朋也、お前どうして……?」 「俺はまともな武器を持ってなかったからな。近くの家からちょっくら武器を拝借してきたんだ」 「そうだったのか……」 朋也は手榴弾という強力な切り札は持っているものの、今のような混戦状態で使える武器は持っていない。 いくら二人掛かりであるとは言え、バットを持った相手に対し素手で挑むのは自殺行為だ。 だからこそ一瞬の判断で戦場を離れ、得物の確保を優先したのだった。 「見ろよスバル、朋也は俺を見捨ててなんかいなかったんだ!」 「ちっ……」 朋也の出現は、萎えかけていた圭一の心に大きな活力を与えていた。 ――自分の信じてきた道は、間違いじゃなかった。 そう考えると目の前の強敵に対する恐怖が薄れ、代わりに燃え盛る闘志が身体中に満ちてゆく。 圭一はぐっと膝に力を込め、堂々と立ち上がった。 「さあ、反撃開始だぜ!」 ◇ ◇ ◇ 「――――ハ、っ……ハァ……」 「…………」 その頃良美は、美凪に手を引かれて道をひたすら走っていた――否、走らされていた。 今の良美は、自分が何をしているのかすら碌に認識出来ていない。 レオが死んだという現実が、良美の精神を蝕んでゆく。 覚悟はしているつもりだった。 殺戮の場に置いて、お人好しであるレオでは生き延びるのが難しい事など、分かっていた。 自分と、エリカの三人の中では、レオが一番危ないのは明白だった。 だというのに、筆舌に尽くし難い感情が次から次へと湧き上がってくる。 指先は小刻みに震え、心臓はばくんばくんと猛り狂う。 頭の中は膨大な喪失感に覆い尽くされ、正常な思考を許さない。 自分はレオが好きだった。 レオと話しているだけで、内に秘めた昏い感情を忘れる事が出来た。 レオの姿を見ているだけで、心の傷が癒されていった。 レオが生徒会に入ってくれた時は、思わず飛び上がりたくなるくらい嬉しかった。 レオや他の仲間達と一緒に行った旅行は、人生で一番楽しかった。 どれも大切な思い出。 そしてどれも――最早永久に味わえぬ時間。 そう考えた瞬間足が止まり、溜まりに溜まった激情が叫びとなって迸っていた。 「ああああぁぁぁぁあああぁあああああああっ!!」 「……さ、佐藤さん……?」 「うわああああああああああああああああっ!!」 「あの……」 美凪が訝しむような声を上げるが、良美は止まらない。 狂乱の雄叫びの前には、美凪の小声などあっさりと飲み込まれる。 燃え盛る火炎に対し水鉄砲を撃ち込んでも、何の効果も有りはしないのだ。 ならば――美凪はがっしりと良美の両肩を握り締めた。 良美の顔を引き寄せて、耳元で思い切り叫ぶ。 「……佐藤さんっ!!」 「――――っ!?」 びくんと大きく肩を震わせ、良美の咆哮が止まった。 良美の目に光が戻るのを確認してから、美凪は続ける。 「……大事な方を無くされた気持ち、お察しします……。けれどどうか、落ち着いて下さい。 今前原さん達は私達の為に戦ってくれています……。ですから自分が今なにをすべきか、よく考えて下さい……」 「落ち着いて……今なにをすべきか……考える?」 「……はい、そうです」 精神が疲弊しきった良美は、美凪の言うがままに思考を巡らせる。 まずは落ち着け……レオもいつも言っていたでは無いか。 『一時のテンションに流されるな』と。 美凪の言葉に従うのは癪に障るが、ここは確かに落ち着くべきなのだ。 落ち着いて今何をするべきか考えろ。 スバルが殺し合いに乗ってしまい、今自分達は逃亡中である。 このまま逃げ続ければ事無きを得られるだろうが――それは旨く無い。 拳銃を持っている自分はその気にさえなれば、いくらでも人を殺せるのだ。 よくよく考えれば、今までの自分は甘過ぎた。 波風立たせぬよう、などと考えているから、スバル程度の知能の人間に裏切られてしまうのだ。 今回はスバルのやり方が愚かだった為に助かったが、もっと頭の良い人間が相手なら殺されていた。 自分は九死に一生を得たに過ぎない。 ならば今度こそ、この騒動に乗じて、危険因子は一掃しておいた方が良いだろう。 前原圭一……彼は大丈夫。超が付く程お人好しだし、『駒』として信頼出来るだろう。 遠野美凪……彼女もお人好しだが、妙に勘繰る部分が戴けない。急ぐ必要は無いが、いずれ始末しなければ。 伊達スバル……『駒』として頼りにしてたのに、裏切った。許せない、殺す。 岡崎朋也……彼は信用出来ない。単独行動を続けてた彼には、信用に足る程のものが見受けられない。裏切られる前に殺そう。 結論は出た――ならば、こんな所で突っ立っている場合では無い。 「……佐藤さん!?」 美凪は驚愕に声を漏らす。 良美が突然、元来た方向に向かって駆け出したのだ。 074 It’s a painfull life 投下順に読む 075 信じる者、信じない者(後編) 074 It’s a painfull life 時系列順に読む 075 信じる者、信じない者(後編) 065 紛れ込む悪意二つ 佐藤良美 075 信じる者、信じない者(後編) 065 紛れ込む悪意二つ 遠野美凪 075 信じる者、信じない者(後編) 065 紛れ込む悪意二つ 前原圭一 075 信じる者、信じない者(後編) 065 紛れ込む悪意二つ 岡崎朋也 075 信じる者、信じない者(後編) 065 紛れ込む悪意二つ 伊達スバル 075 信じる者、信じない者(後編)
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/1171.html
編集/ 名声値ルールver2.00| 成長ポイント| 欲求値ルールver2.00| 欲求値ルールver2.50| 絆ルールver1.0| 絆ルールver1.0/コメントログ| 絆ルールver1.5| 週単位活動ルールver2.0| 週単位活動ルールver2サマリ| 週単位活動ルールver3ドラフト/コメントログ| 週単位活動・名声値・欲求値複合サマリ ※現在編集中。まだ未FIXです。 名声値ルールver2.00 2012/07/20版 キャラクターと社会生活 名声値ルールはキャラクターが社会の中でどのような位置にいるのかを表現します。 キャラクターがどのような集団に属するのか、その集団にどのぐらい役に立つのか、実際にどの程度貢献しているのか、どれぐらい集団から利益を引き出せるのかをルールとして定めます。 一般的なキャラクターは、3つの社会集団に対して、それぞれ次の3つの数値を管理することになります。 貢献技能セット成功率 キャラクターがその集団に貢献しうる能力です。集団が認める5つの技能成功率から算出します。 名声値 キャラクターがその集団に貢献してきた実績です。 反感値 キャラクターがその集団で敵視されている指標です。 週単位で各集団に対して貢献技能セット成功率でロールを行い、その結果を名声値に加算していくのが基本的な流れとなります。 おおまかな流れ 名声値ルールのおおまかな流れは下記のようになります。 毎週3つの集団に貢献技能セット成功率でロール。 成功した分その集団の名声値が上昇。 ひとつは必ず職業集団で、その名声値の上下で生活レベルが決まる。 生活費として、職業集団の名声値を支払う。 実力にもよるが、職業集団での名声値はおおむね1年に10ポイント程度上昇する。 各集団での名声値が30/50/70/90に達すると、その集団内での地位が上がる。 名声値を用いて集団を動かしたり物資を調達することが出来る。 社会集団の選択 蛮族社会であれば、キャラクターは「氏族」「カルト」「血族」の3つに所属するのが一般的です。 週単位活動シートの「所属」欄に、集団の名称を記入します。 君主社会であれば「国家」「教会」「家族」となるかもしれません。国家という広い形態よりも、地域や都市などもう少し狭い単位かもしれません。 遊牧社会や未開社会では「氏族」と「カルト」が一本化されていたり、「氏族」と「血族」に区別がないこともあり得ます。 集団の意思決定プロセスが異なるかどうかで社会集団が分化しているかどうかを判断して下さい。 主たる社会集団 キャラクターは生活をするうえで基盤となる社会集団を一つ決めます。「氏族」「国家」など、キャラクターの生活する地域の経済活動で最も多きな集団であることが普通です。経済的な判定はこの集団の名声値を元に行われます。 主たる社会集団を職業集団、職業集団に対する名声値を職業名声値とも呼びます。職業名声値には「XX氏族(農夫)」のように記載するのがわかりやすいでしょう。 貢献技能セット成功率の算出 キャラクターは集団それぞれに対して、貢献するための技能を5つ選択します。5つの貢献技能の組み合わせを「貢献技能セット」と呼びます。 どの技能が集団から評価されるかはプレイヤーの申請を元にマスターが決定します。 主たる社会集団に対してはキャラクターが生業で使用する技能、カルトに対してはカルト技能を用いるのが一般的です。 貢献技能の成功率5%につき、1%を貢献技能成功率に加算することができます。 貢献技能セットにはひとつの集団につきひとつだけ、能力値を含めてもかまいません。 その場合、能力値の値をそのまま貢献技能成功率に加算します。 業務技能セットにはどの程度クライアントに信用されているか、如何にロスなく仕事と利益を結びつけるかといった、環境を作る能力も含まれています。 INT、<会話(自国語)>、<人間知識>、<鑑定>といった能力は常に有効に働きます。 業務技能セットの成功率が30%に満たないキャラクターは自立して暮らすのが難しいでしょう。 ペルシカサーガ ペルシカはうんたら 貢献と名声 貢献技能セット成功率と名声値の目安 それぞれの値がどういった意味を持つか、下記の表を参考にして下さい。 値 貢献技能セット成功率 名声値 30 最低限 メンバーに話は聞いてもらえる。集団の益になることであれば、メンバーが個人的に動いてくれることがある。 50 標準的 正式な決定機関に意見を上げること、評価を受けることができる。集団の益になることであれば、集団として動いてくれることもある。 70 優秀 決定機関と問題を論じることができる。集団に不利益になることでも動かせる可能性がある。 90 卓抜 決定機関の一員。自分の責任をかけて集団を動かすことができる。 貢献判定 貢献判定は集団内で時間を使って益になる活動をすることを意味します。 貢献技能セット成功率を技能成功率とみなし、週に1回ロールして、貢献判定表の効果を適用します。 貢献判定表 ロール結果 効果 決定的成功 名声値+3 効果的成功 名声値+2 成功 名声値+1 失敗 ファンブル 反感値+1D6 名声判定 名声判定は集団から標準的に受けられる以上のサービスを引き出そうとする試みです。 判定を行うには名声値を1点消費する必要があります。判定は消費する前の名声値で行います。 名声値を技能成功率とみなし、名声判定表をロールします。名声値に影響力加算を加え、影響力表の結果を適用します。 キャラクターがその社会集団の反感値を持っている場合、名声判定の成功率からは反感値を差し引かなくてはなりません。 名声判定表 ロール結果 影響力加算 決定的成功 +60 効果的成功 +40 成功 +20 失敗 +0 ファンブル 反感値+1D6 影響力 名声値 50-69 集団の益になることであれば、メンバーが個人的に動いてくれる。規模は別掲 70-89 集団の益になることであれば、集団として動いてくれる。規模は別掲 90- 集団に不利益になることでも動かせる可能性がある。規模は別掲 反感の解消 反感は押さえつけたり、集団内で貢献することでは決して解消しません。反感を解消する手段は「保証」「譲渡」「排斥」の3つです。保証、譲渡、排斥のロールは1回の貢献ロールの代わりに行ないます。 保証 第三者(集団)からの評価によって集団内の地位を安定させます。例えば<名声(村落)>に<名声(カルト)>を通して働きかけて、身分を保証させるなどです。緊密に関連した集団同士であれば、<名声(集団A)>でロールし、成功で1ポイント、効果的成功で2ポイント、決定的成功で3ポイント、反感値が低下します。ファンブルすると、反感値が1D6上昇してしまいます。集団の関係が緊密なものでなければ、保証ロールにペナルティーを受けます。 譲渡 集団内で名声を人に譲ることで反感値を下げます。10ポイントの名声値を減らして2D6ポイントの反感値を減らすことができます。譲渡にロールは必要ありません。 排斥 不満を持つ相手を集団から阻害することで有効な反感値を下げます。排斥は失敗すれば名声値を下げ、成功しても集団外に敵を作る危険な方法です。排斥を行なうには名声値でロールします。このロールに反感値のペナルティーはありません。成功なら1D6、効果的成功なら2D6、決定的成功なら3D6、反感値を低下させます。失敗なら1D6、ファンブルなら3D6、名声値が低下します。これによって低下した反感値は集団外からの敵意として<排斥(集団) 低下した反感値>のようにキャラクターシートに記録します。加えて、マスターが減少する前の反感値を成功率としてD100を行ないます。成功なら1D6、効果的成功なら2D6、決定的成功なら3D6、再度反感値が上昇してしまいます。 ここに上げた反感値の解消方法はかなり荒っぽいものです。特に排斥は本来であれば十分ロールプレイするに値します。マスターが望むなら、このルールを使用せず、具体的な行動に基づいて増減させるべきです。 主たる社会集団とキャラクターの生活レベル すべての物に貨幣価値をつけられるのは非常に近代的な社会です。貨幣経済が未発達な状態では経済状況は所有する物資よりも人間関係に依存します(*1)。その近代的な社会でさえ、日常的に人間関係を金銭化しているものです(土下座して金を借りる、コネで就職する、等)。 名声値はキャラクターが動かせる社会資産をすべて数値化した値です。 主たる社会集団内での名声値によって、キャラクターの日常的な生活レベルが決まります。 キャラクターの収入は貢献技能ではなく名声値で決まり、名声値を保つには社会的に要請される支出があります。この収支を現金化すると面倒なので、すべて主たる社会集団の名声値として処理します。キャラクターは定められた期間ごとに名声値を消費する必要があり、結果的に生活を維持するには主たる社会集団の名声値を上昇させる必要が出てきます。これを「名声ノルマ」と呼びます。 名声ノルマはキャラクターの名声値により変化します。 前回支払後の名声値 ノルマ 現代日本的指標 0-29 ノルマで丸めることができない。生活レベルに応じた現金を支払うか、誰かの保護下に入る必要がある。 30-49 1季(8週間)に2 月10万円消費。年収200万円、社会資産900万円 50-69 1季(8週間)に4 月20万円消費。年収400万円、社会資産2500万円 70-89 1季(8週間)に6 月30万円消費。年収600万円、社会資産4900万円 90- 1季(8週間)に8 月40万円消費。年収800万円、社会資産8100万円 名声ノルマは支払う時点の名声値ではなく、前回支払時点の名声値を元に計算します。 階層レベル 階層化された社会では、階層ごとに所属する集団が違います。 上級ルールp115を参照し、週の生活費が50p程度までが階層LV1、250p程度までが階層LV2です。 一般的なキャラクターは、このどちらかに収まるでしょう。 階層があがると動かせる資産も大きくなりますが、生活コストも同様に大きくなります。 2以上の階層レベルをもつ社会集団に所属できるかどうかはマスターと協議してください。 階層LV 1 一般 2 下級貴族 3 上級貴族 4 王族 5 大帝国の皇帝等極端な例外 各階層で100を超える名声値を持つ場合、上位階層に移行できる可能性があります。 初期名声値の決定 キャラクターは3つの社会集団に下記の式で名声値を獲得します。 名声値=(年齢+貢献技能成功率)÷2(切捨て) 職業経歴を渡り歩いた場合、それらは異なる社会集団への名声として割り当てる必要があります。 名声値30が、そのキャラクターが社会集団の一員として住む場所や日常的な仕事を確保できているかの境界になります。 主たる社会集団への名声値が30未満になる場合、キャラクターは基本ルールに記載された初期装備を維持できていない可能性があります。マスターの指示を仰いでください。 名声値を社会資産に引き当てる ルーンクエストではキャラクターが実際に持っているはずの資産はルール化されていません。 農民であれば住む家や耕作する権利のある土地、貴族であれば自分の土地や何らかの利権を持っているはずです。 名声値ルールでは、キャラクターは名声値に相当する規模の社会資産を持っているものとします。 社会資産という用語はそれらが自由に換金できるとは限らないことを示しています。 社会資産として一番わかりやすいのは土地でしょう。土地は個人資産といいつつ、実際は国家に所有を「認めてもらっている」に過ぎません。売買についても届出が必要です。同様に、地位、利権、人間関係も金銭に変えられることもあれば帰られないこともあります。 初期装備として与えられるもののうち、貨幣か「XXペニーと等価の○○」と書かれているもの以外は、すべて社会資産です。ただし細かいものを計算しても煩雑になりますので、100ルナー未満のものは無視します。 社会資産表で引き当て限度とされている価格(購入価格)が、装備や呪文のように、キャラクターが物資として個人的に保持できる上限です。 残りは人間関係や固定資産等の、簡単には交換できない試算になります。 社会資産表(階層LV1) 名声値 社会資産 引き当て限度 0-9 0 0 10-19 1,000 0 20-29 4,000 1,000 30-39 9,000 5,000 40-49 16,000 7,000 50-59 25,000 9,000 60-69 36,000 11,000 70-79 49,000 13,000 80-89 64,000 15,000 90-99 81,000 17,000 単位はペニー 名声判定による物資引き当て 引き当て限度の残っているキャラクターは、名声判定を行うことで、名声値を物資や呪文として引き当てることが出来ます。 「引き当て」という単語が理解しにくいかもしれません。これは名声値を減少させて物を得るのではなく、あくまで名声値の形を変えるということを意味しています。引き当てで物を得たからといって名声値が減ることはありません。逆に、その物をなくせば名声値が低下します。名声値の低下により引き当て限度が引き下がれば、その物を失います。 キャラクターは名声ロールを行い、物資引き当て表の結果を適用します。結果が1回で引き当てられた物資の価値になります。成功度が高くても引き当て限度が上がるわけではないことに注意してください。 ロール結果 階層LV1 階層LV2 階層LV3 階層LV4 階層LV5 決定的成功 300 1,500 6,000 30,000 150,000 効果的成功 200 1,000 4,000 20,000 100,000 成功 100 500 2,000 10,000 50,000 失敗 0 0 0 0 0 ファンブル 反感値+1D6 反感値+1D6 反感値+1D6 反感値+1D6 反感値+1D6 社会資産の増減による名声値の再計算 金銭、物資を入手した際には「社会資産として繰り入れる」か「秘匿資産として繰り入れる」かを選択することが出来ます。 社会資産として繰り入れた場合には価値に相当する名声値と反感値が上昇します。実際は、社会集団からの報酬は名声値として支払われるのが一般的で、この場合は反感値が上昇することはありません。 秘匿資産にした場合は、名声値と反感値の上昇は起こりません。ただし、秘匿資産は盗難などに対して社会的な保護を受けることが出来ません。また、キャラクターが入手したことが明確で、高価値であることが明確な資産は秘匿資産にはできません。 社会資産を喪失した場合(戦士が武具を失うというのが一番わかりやすいでしょう)、キャラクターに相当する反感値が加算されます。 名声値/反感値の増減は、貢献ノルマを支払った後にまとめて計算します。 社会集団同士の関係性 社会集団は相互に関係性を規定する倍率を持っています。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/mosmaster/pages/17.html
新規作成 新しく文章(用紙)を作成します。 操作方法 ファイル → 閉じる ×ボタンをクリック 注意 開けているファイルが1つの時は、縦に並んでいる下を洗濯します。 開けているファイルが2つ以上の時は、一つしか出ません。 トップページ
https://w.atwiki.jp/lls_ss/pages/1026.html
元スレURL 梨子「古典で百合を感じるわ!」 概要 古典文学や美術に百合を見出す文豪レズ 参考:枕草子他 関連作 果南「同性での性行為が確認された動物は多いよ」 タグ ^桜内梨子 ^Aqours ^μ’s ^コメディ ^パロディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/6510.html
皆よろ昆布汁│和│草部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-6381.htm
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3147.html
DQⅣ 重要アイテムの一種で、見るものの心を開く彫像。【裏切りの洞窟】に隠されている。 この像を目にした【ホフマン】は心を入れ替え、勇者一行に快く馬車を貸し出すことになる。 『ドラゴンクエストⅣ モンスター物語』によると、この彫像はⅣの時代から遡る事2200年の昔、 現在のブランカから砂漠地帯に至るまでの一帯に広大な版図を有していたある古代王国の初代国王が、 王の証として神から授かった至宝の宝石であるとされている。
https://w.atwiki.jp/dscodegeass/pages/47.html
STAGE 14 1周目戦闘攻略 2周目戦闘攻略 3周目 1周目 学園に入るときに「メガネ男の後を追う」の選択肢を選ぶとニーナとロイドの会話を聞くことになる。(「終局」のガニメデイベント発生条件) カレンのスザク暗殺を止められないとカレン達が捕まってゲームオーバーになるのであらかじめセーブしておくのがよい。(「メガネ男の後を追う」なら2回以内、「カレンを止めるのが先決」なら3回以内にカレンのもとへ行かなければならない) 囚われのナナリーをクリアした場合、ゼロの説得内容が変わる。 アイテム「紅蓮カスタム」の前に立っている兵士は、ギアスの選択次第でどかなくなるので、その辺も踏まえてセーブはこまめにした方が良いだろう。 式根島入り口のディートハルトに話しかける事で、PTメンバーを変更できる。 戦闘攻略 式根島の道中では、貴重なアイテム「紅蓮カスタム」が手に入る。 紅蓮弐式を紅蓮弐式改にするとスキルが大幅に変わり、輻射波動は通常攻撃になり、レベル2の全体攻撃がなくなりレベル3が全体攻撃になる。 だが1周目だとカレンがスザクと一騎討ちになる事が多く、HPも重要になるので使っても良いかもしれない。 神根島のラストでは、ゼロがガウェインを奪ってイベント戦闘が始まる。 ガウェインは未完成の為スキルはレベル2のクラッキングしか使えないが、全体攻撃なのでDGが溜まったら使おう。 通常攻撃でも十分強力なので普通にやれば勝てるはず。 2周目 2周目以降、「仲間になれ」というギアスをかければスザクを仲間に出来る。 戦闘攻略 式根島は1周目と殆ど同じ。 2体目のガウェイン強奪後は雑魚戦は適当にやろう。 その後、バトレーが3体目ガウェインに乗ってガウェインVSガウェインが始まる。 こちらも「ゼロドライブ」を連発して沈めよう。 3周目 基本は2周目と同じだが、コーネリアが仲間になってても工作班に回る為か使えないので注意。 ここでスザクを仲間にしなくても、「特区日本宣言」でユーフェミアを救出していればラスボス前に仲間になる。
https://w.atwiki.jp/excelmasters/pages/31.html
トップページ マクロ(VBA)を使う マクロでセルやシートをいじる マクロの記録でも登場しましたが、セルの値を書き換えるマクロについて説明します。 Range("セル番地") = 値 数式のときのように、文字列には最初と最後に""をつける決まりがあります。使用例をいくつか紹介します。 Range("A1") = "エクセル" セルA1に「エクセル」と入力します。 行番号 = 10 + 1 Range("B" 行番号) = "ExcelMaster" セルB11に「ExcelMaster」と入力します。 Sheets("Sheet2").Range("C26") = "VBAマクロ" シート「Sheet2」のセルC26に「VBAマクロ」と入力します。 Range("A5") = "" セルA5を空白にします。
https://w.atwiki.jp/shiotani/pages/87.html
《抽象的なものにおける直接性》 ●先に意味があるから統合はなされる、わけではない――誰それさん研究について ではシステム、っていったい何でしょう? 去年も言ったことだけれど、システムっていうのはものすごく曖昧な概念です。日本語に直すと「系」。 Systemのsys-は、統合する、という意味ですが、それは単純に複数のものが合致するということではありません。例えば、Syntax、これは文法における統辞ですね。言葉が集まって文を成しているということです。Symposion、いわゆるシンポジウムですが、もともとギリシアではみんなで酒飲んでわあわあと気分を昂揚させることでした。つまり、統合の「統」とは、そこに集まったものから何か新しいものが生まれてくるということなんです。その新しいことが生まれる、その新しいものに何か統一性が見られる、ということがシステム論の問題です。古くは、共通する部分をみんなが等しくもっていて、そのみんなに共通する部分が統合の要を担っているのだと、そういう理解がふつうでした。 では、言語を見てみましょう。 「今日はだるいなあ」 これは日本語の文章です。つまりシンタックスにのっとっている。文節を分けることもできる。さて、分けられた品詞の、どこに共通部分があるでしょうか? ありませんよね。だから次に、統合の要を担っているのは共通部分ではなく、意味である、と考えるようになってきます。意味に照らして統合はなされていくんだよ、と。でも構造は変わりません。先に共通部分があるから統合はなされるんだよ、と、先に意味があるから統合はなされるんだよ、とは名詞が変わっただけです。 でも、今日最初にお話したラカンは、そうは考えていません。そうではなくて、「まさに統合するということ自身がどのような出来事として起こるのか」という問いを立てます。ラカンが専門とする精神分析は、いわば心のシステム論です。無意識というものがシステムとしてどのように現れてくるか。 その一方で、“誰それさん研究”というのは、「先に意味があるから統合はなされる」という考え方考えるんですよ。フッサールが、デリダが、シェリングが、ヘーゲルがいましてね、それらの論理体系の中で、これこれという事象なり問題が統合されます。というのは彼らの名前を意味として考えているからなんです。[哲学者の名前という]意味が[哲学の]システムのなかにどのようにはまっていくか。もちろん、彼ら自身の思想体系もまた一つのシステム(サブシステム)をなしているわけですが。このやり方が、通常言われているところの“誰それさん研究”です。ところがこのとき問題なのは、彼の人生というもっと広域なものが立ち上がってくるという点です。だから“誰それさん研究”は二分されることになる。誰それさんを、哲学のシステムにおける意味として考えるやり方と、彼の人生を現象として考えるやり方です。前者は解釈です。解釈においては、誰それさんの論理体系だけではなく、解釈している人の、私が哲学というシステムをこのように捉えたい、という主観も入ってきます。後者は〈伝記〉です。誰それさんの著作を読み、草稿を探し、手紙のやりとりから推測し、ドイツなんかでは図書館の貸し出し記録がすべて残っているから、この時期に誰それさんがどんな本を借りていたかなども調べ、……などして〈伝記〉を作るわけです。 解釈をしているときには、誰それさんの全貌を見ているわけではありません。〈伝記〉を作っているときには、サブシステムとしてのつながりが希薄になりがちである。両方とも問題をもつわけです。だから日本で多いのは、誰それさんがサブシステムではなく、システムの全体であるように考えてしまうことです。あるいは、誰それさんという現象の立ち上がりを、解釈の意味とつなげてしまうというハイブリッドなことをやってしまいます。つまり、誰それさんの属していると見なされている○○学派の意味解釈を行っている一方で、誰それさんという現象の立ち上がりについては、一生懸命〈伝記〉を調べるというやり方です。 それはそれでいいんですけれども、そうした時に哲学というシステムに対する曖昧さはより一層深まります。○○学派、○○主義、○○時代、という大ざっぱな括り方をしてしまうことになる。 ところが、そもそも一つの問題として哲学が立ち上がってくるということは、歴史的にどのような経緯を持っているかということと不可分です。誰それさんがどのような時代に置かれていたのか、その時代の知識によって考えさせられていたか、――さっき授業で言ったように、頭の中にどのような技が常識としてすりこまれていたか、そこにどのような不具合を感じていたか――そのなかで立ち上がることは、同時にソクラテスやキリストから始まる哲学の潮流においてダイレクトに問題となることと重なりうるわけですよ。というか、この二つが重なるような解釈でなければ、誰それさんの研究というものは、生き生きとしてこない。 今年の科学基礎論学会で、アメリカの数学者の方を呼んだのですが、ジュリエット・フロイトって人で、彼女はヴィトゲンシュタインの研究者なんです。何を問題にしたかというと、ヴィトゲンシュタインにおける数学の問題を考えたと。そして無理筋なんだけど、解釈と〈伝記〉を結びつけることをやろうとするわけです。つまり、ヴィトゲンシュタインが生きていた一九三〇年代から四〇年代のいわゆる戦間期において、ヨーロッパにおける数学、知的な雰囲気のなかでヴィトゲンシュタインはどういうことを問題にしたのかと。そういうことから彼の仕事を捉えるということをしたわけです。当時話題だった数学の問題はいまはどうでもいい、ということはなくて、それは現在における数学の問題の系譜です。そうやって現代性を確保しながら、ヴィトゲンシュタインの書簡を参照して自説を裏付けるという作業もしている。 彼女の発表のあとで、日本でヴィトゲンシュタインの大家と言われている飯田隆さんと歩きながら話をしました。無理はあるけど面白い話だよね、と。そして、なんで日本の哲学研究ではああいう仕事がないのかね、という話になりました。ヴィトゲンシュタイン研究者というのは日本にも山のようにいるわけですよ。しかも異常なまでに詳細な研究をする人もいるわけ。日本人の研究者ってマメなんです。細かく原書を読んだりね。人によるんだけど、アメリカあたりの研究者は翻訳でしか文献を読んでいない人もいる。なのに、なぜ日本ではああいう面白い研究がないんだろうと。 その問いは、いまの日本の哲学で直接性を問題にすることがあまりに気にされていないこととつながっています。もしくは気になっているんだけど、そんなことに集中するとおまんまの食い上げになっちゃう、先端の哲学にキャッチアップできない、学校で教えるにしても、その前に日本の諸々の学会のシステムのなかで論文を書けなければいけないし、まごまごしていると就職できなくなっちゃう。……やはり酒を飲みだすと、皆、直接性ということを問題にしはじめるわけですよ。でも、普段は、察してくださいよ、という程度にしか出せない。じゃあ非常勤の僕がそれをやっちまおうと、そう思ったわけです。というか、僕にはそれしかできることがないんで。 ●抽象的なものにおける直接性とはなにか じゃあ、直接性を問題にするときに、なぜシステムという話を持ち込まなければならないのか。 私たちはさきほど、システムが立ち上がってくるということを〈伝記〉という歴史的・概念的な立ち上がり方の観察として扱ってきました。システム論というのは、システムを外から見たときにどのようになっているか、どのように出来上がったか、を論じることではないわけです。生命はシステムの典型だけれど、それはプラモデルのように組みあがっているわけではないですよね。去年、オートポイエーシスとの関連で扱いましたが、それ自身がそれ自身として出来上がっていくときに、出来上がってきた結果を観察して記述することが問題なのではない。そうではなくて、「出来上がってくる」ということが問題なわけです。これは、哲学のなかで「立ち上がってくる」ということがどういうことなのか、という問題とつながります。そして、問いをどう立てるか、ということは直接性と関わるんですよ。 直接性というのは哲学の抽象的なレベルにもまたありうる、と先ほど言いましたよね。ありうる、というのはどういうことかというと、そこでどういう問いを立てるか、に関わっています。直接だから具体的、間接だから抽象的という話ではありません。直接的/間接的、具体的/抽象的という分け方は、同じ軸にあるのではなくむしろ直交しています。抽象的なものにおける直接性とはなにか。 哲学って思考でしょ。私たちが飯食って、昼寝して、トイレに行くということに比べたら、思考なんて最初から抽象に決まっているんだから。いや、哲学が直接的であるということにはなにか生々しい感情がある、というのは、解釈と同じように私がそのように捉えたいと外側から思っているからではないでしょうか。思考を行為として考えるということは、思考ということがどのように直接的であるか、「立ち上がってくる」とはどういうことかを問うことです。それはしかし記述することではありません。通常、私たちは記述することしかできません。そしてそれで良い、と思っています。なぜなら、人間は別に思考だけで生きているわけではないから。 極端なことを言うと、皆さんはいまこうやって話を聞いていて、「考えているのは自分だ」と思っているでしょう? けれど、いま話を聞いて考えているのは、自分のなかのほんの一部にすぎません。皮膚の下の神経には絶えず電気信号が走り、ちょっと肘のところが痒くなったりして、そして掻く……それらは紛うことなきあなたというシステムです。けれど、なぜか私たちは考えるということをもって、システムのすべて、自らの本体であると見なし、主人の位置におきがちです。だから、「自分を知りたいから哲学をしたい」という言明がありうる。どうしてでしょうか? それを考えるためにシステム論を入れたいわけです。 システム論ということになると、抽象的に進んでいくことの典型として、生命を持ち出すことが多いのですが、生命というシステムはあまりにも厄介なので、ここでは社会というシステムを扱います。そして社会システムと同時的な話として学問というシステムの話をしたいと思います。学問というシステムが一番うまくいっている例は何かといえば、それが科学scienceなわけです。つまり、システムとしての性格が大変強い。それ自身がそれ自身として出来上がっていくという側面が、科学には強くある。それは科学に携わっている人間が自立しているからという話では決してない。科学自身のなかに何かがある。 多細胞生物において、個々の細胞はやはり生きているわけですが、それをもって多細胞生物(人間を含めて)を生命体の集合とは考えないわけですよね。それは一つの個体であると。にもかかわらず、社会においては、社会は個人の集合体だと考え、社会のなかに固有な何かはないという議論がある。でも、これも議論の仕方の問題であって、意味の位置に社会があるのか、立ち上がる現象として――いまは創発emergenceというわかったようなわかんないような言葉を使いますが――社会があるのか、その位置の置き方で変わってくるわけです。 ●社会、科学、言語、数学 去年言ったのは、科学というものがいかに気持ちの悪いものであるか、ということでした。今年はそれを裏返してこう言います。皆さんにとって自分というものがいかに気持ちの悪いものであるか。自分が思考しているということが、どれだけわからないことなのか。 それにもかかわらず、直接性を求めなさい、と私は言います。 標語としては、「直接性から行け」、です。 総発という言葉もまた、直接性において理解されなければならないんですよ。けれど科学ができるのは、それを外から記述することだけです。総発性の科学、というのを池上高志さんとかがやっていますけれど、そこにおいても、直接性において、ということは書ききれないんですよ。なぜか。私たちは記号でしか書けないからです。科学において、記号と記号が表わしているものの分離は仕方ないんですよ。その分離がないもの、それは数学です。あるいはヴィトゲンシュタインが言うように、私たち言語そのものです。 システムという問題を扱うときに、その典型として科学は非常によろしい。しかし、直接性において、という問題に関しては、科学を安易に採用できない。 だから、直接性において、という問題においては、言語、そして数学を典型とします。数学が言語であるか否かというのは数学の哲学で問われていることであり、両者は必ずしもイコールではありませんが。 システムに環境が不可欠です。環境を、世界と言い換えてもいいです。 科学は、環境=世界に対して実験と観察ということを行い、つながります。では科学の記法であるところの数学は、環境=世界に対してどのようにつながるでしょうか? わかりません。数学が環境=世界とどのようにつながっているのかについては諸々の議論があります。数学的世界がある、という人もいます。言語はどうでしょう? 日常言語と詩の言語をわける必要はあるでしょうか、ないでしょうか。これもやはりわかりません。真理というものが入ってくるかもしれません。そして言語、コミュニケーションによって成立する社会もまた、環境=世界とどのようにかかわっているのかわかりづらい。ただ、明確にこの関係についてオートポイエーシスの立場をとって議論しているのが ニコラス・ルーマン(Niklas Luhmann, 1927-1998)です。法政大学出版から『社会の科学』『社会の法』『社会の宗教』『社会の社会』の四冊が出ています。興味がある方は読んでみると良いでしょう。 そして、哲学はこの図の全体を鏡にうつす、ということをする。去年は、世界観という哲学の内側から説明していきましたが、今年は逆方向になります。哲学はこのシステムにはめ込まれたものでありながら、直接性を標榜するがゆえに、システムの全体を包み込もうとする。哲学とは一つのジャンルではありません。ものを考えるということには哲学的な含みがあるんです。外から書くという間接的な仕方でしか通常はものを考えることができない。けれど、「考えている」ということにおいてはなんらかの仕方で直接性に触れているという確信がある。考えるということは、ヴィトゲンシュタインが、言語は記号操作ではない、というように、コンピューターがシミュレーションを続けているのと同じではない。一見同じように見えながら、それは本質的に何かが違う。その違いを強調しすぎることはないんですけれど、違うという確信がある。その確信に迫っていくために、直接性の代名詞として、行為を考えたいと思います。それが今年の方向です。どうなることかわかりませんが。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24811.html
登録日:2013/10/23 Wed 12 29 42 更新日:2024/05/28 Tue 07 41 39NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 6部 おっぱい エルメェス エルメェス・コステロ キッス シスコン シール ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョ三大兄貴 スタンド使い ストーンオーシャン パンティー ヘイッ 不完全燃焼 不良 兄貴 囚人 強盗 復讐 漢女 田村睦心 相棒 米本千珠 豊胸 「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ! エルメェス・コステロとは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』の登場人物。 名前の由来はファッションブランドのエルメス及びミュージシャンのエルヴィス・コステロ。 CV:米本千珠(オールスターバトル) 田村睦心(TVアニメ) 【人物】 G.D.st刑務所に収監されている女囚で、空条徐倫の親友。 ドレッドヘアーにいかつい顔をした、男囚顔負けの風貌をした女性。 囚人番号はFE-40533。罪状は武装強盗、刑期は8年。前科有。年齢は21歳(または23歳)。 ちなみに刑務所で使うための賄賂を、豊胸手術した胸の中に隠し持っている。 荒っぽい口調で威嚇することも多いが、基本的には弱者を労わる心優しき人物で、また情にも厚い姉御肌(兄貴肌?)。 一度G.D.st刑務所に服役したことがあり、その経験から入所前の徐倫にアドバイスを送る。 その反面、自分が一度やると覚悟を決めたことは、何があっても確実に実行するという誇り高い心を持っている。 一度敵と見なした人間は己の命に代えても倒すことを誓うほどで、作中では親友となった徐倫の宿敵であるプッチも自身が倒すべき相手にカウントしている。 そのような性分のためか、自分が行おうとしていることに横から手助けをされることを好ましく思っておらず、自分のことは自分で解決するのをモットーにしている。 10歳年上の姉のグロリアがおり、彼女は父から受け継いだレストランを経営していた。 エルメェスにとってグロリアは母のような存在であったが、ある時スポーツ・マックスによる裏世界の殺人を偶然目撃してしまい、数日後グロリアは死体で発見される。 警察はまともな捜査をしてくれず、結果レストランは閉店し父親も死亡、エルメェスはまさに人生のどん底に叩き落された。 彼女が強盗の罪で刑務所に入った本当の理由はグロリアの復讐のためである。 「復讐」という暗いものではあるが確固たる信念を持ち、また徐倫やF・Fらに対する面倒見のよさから、ファンからは「アニキ」の愛称で呼ばれる。 女だがアニキである。 妹でもアニキである。 虹村形兆、プロシュート兄貴と並ぶ、「ジョジョ三大アニキ」の一人。 そのため彼(女)が女性の様な悲鳴を上げたりするとヤジが飛ぶこともある。 ヘイッ! ちなみに女性に恵まれず発作的に自殺しようとするサンダー・マックイイーンに対しては、自殺を防ぐため切羽詰まって「キャー はずかしィィ~ もうあげちゃうわッ…あたしのパンティー!」と自分の下着を差し出すおちゃめな一面を見せたこともある。 【活躍】 初登場は、刑務所へ収監される前の徐倫と独房で隣同士だった。 その後刑務所へ収監される前に、徐倫が承太郎から受け取って捨てたペンダントを拾い、その中にあったスタンドの「矢」の欠片に触ったことでスタンド使いとなる。 なお、このペンダントは後にグェスに売っている。 マックイイーンとの戦いでスタンドの使い方を理解し、以降は徐倫やF・Fと行動を共にすることが多くなる。 そしてある日、予てから標的としていたスポーツ・マックスを襲い、彼を排水管の中へ閉じ込めて殺害する。 しかし死の直前にスタンド「リンプ・ビズキット」の能力を発動させたマックスは、見えない死骸として蘇りエルメェスを喰らおうと襲い掛かる。 エルメェスを完璧に追い込んだかに見えたマックスだが、エルメェスは「キッス」を利用した機転でマックスのいる位置を正確に把握する。そして…。 この蹴りはグロリアのぶんだ… 顔面のどこかの骨がヘシ折れたようだがそれはグロリアがお前の顔をヘシ折ったと思え… そしてこれもグロリアのぶんだッ! これをはがせばお前も元に戻る。そして次のもグロリアのぶんだ その次の次のも その次の次の次のも…その次の次の次の次のも…次の!次も! グロリアのぶんだあああーッ これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも! 今までの恨みつらみを込めた渾身のラッシュを叩き込み、スポーツ・マックスを完全に消滅させ、復讐はここに果された(*1)。 この戦いで重症を負ったため、これ以降はしばらく登場せず、再び登場するのは徐倫たちが脱獄を図る場面である。 彼女の逃避行に同行し、最終決戦にも参加して共にプッチを迎えうつが、 「メイド・イン・ヘブン」で時を加速させたプッチの前にあっという間に殺されてしまった。 一巡した世界では彼女によく似た旅行者の女性が登場している。アニメでは「エルディス」という名前が付けられた。 何故かミニスカートで。 【スタンド】 キッス おまえが人生の最後に考える事は あたしの姉グロリアのことだ! 「キッス」は復讐の「許可証(ライセンス)」だという事を… 破壊力-A スピード-A 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-C 成長性-A エルメェスのスタンド。 スタンド像は体中にシールが貼られ、頭に無数のピンが刺さったような人型をしている。 名前の元ネタは奇抜な衣装にメイク・ド派手な演奏に演出が特徴的な割りに歌う曲はどれも正統派でメロディアスなものばかりなアメリカのハードロックバンド『KISS』から。 手からキスマーク付きの「シール」を出すことができる能力を持つ。 「シール」は切手程度のサイズで、生物無生物を問わず貼り付けたものを2つに複製する特性を持つ。 複製された物質は2つとも全くの同一の物で「シール」を剥がせば元に戻るが、その際に互いが勢いよくぶつかることによる破壊が発生する。この破壊を利用してダメージを与える事が可能。 「シール」は実物のシールと同等の性質を持っており、自然と剥がれることもあれば外部の熱の影響を受けることで燃えることもある。 分離した物は持ち運んだり遠くへ移動させたりすることが可能で、元に戻る力を利用して素早く移動したり、逆にこちらへ物を引き寄せることもできる。 この移動は重力などは一切無視されるため、最終決戦時では「C-MOON」の能力の影響も受けなかった。 腕や顔など自らの体の部位を増やしてダミーを作るといった芸当も見せたが、この方法はエルメェス自身にもダメージがいくため、あまり使われなかった。 戦闘スタイル自体は近距離パワー型スタンドのそれだが、「シール」の効果は汎用性が高い上に非常に遠くまで及ぶため、「スタープラチナ」に匹敵するパワーを持ちながら遠距離の敵にも対応できるという恐ろしいスタンドである。 【名台詞】 うるせーーぞハナくそッ!人の話に聞き耳立てて見下してんじゃあねーッ!! オーマイガッ! 1492年新大陸発見コロンブス ミッキーマウスの誕生日は11月18日!絶対正しい・・・あれェェェー さっきたしかにはがして捨てたよなあああ~ キャー はずかしィィ~ もうあげちゃうわッ・・・あたしのパンティー!今ここで直にぬいぢゃうヤツぅッ!どお?ラッキーな事が起こると思わない? 人はみんな『あしたは月曜日』ってのは嫌なものなんだ。でも…必ず『楽しい土曜日がやってくる』って思って生きている。いつも月曜ってわけじゃあないのよ! うるせェェェェェェ じゃまだぜッ!どきやがれェェェェーッ 棺桶としては・・・最適という意味で・・・ピッタリだ!! 「復讐」なんかをして失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう 許す事が大切なんだという者もいる だが自分の肉親をドブに捨てられてその事を無理やり忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし・・・あたしはその覚悟をして来た!! てめーはここにブッ殺されに姿をあらわしたわけだなぁああああぁ お前の位置はわかったッ!完璧にッ!どこにいるのかッ!狙うのはその上方!顔面のッ!正中線上ッ! 改めて思うがこれほどまでの決意とは・・・神父のところへ行こうとする決意!・・・父親 空条承太郎から受け継ぎ目覚めた意志!これがかつてメソメソしていた徐倫か!!・・・ 【余談】 【オールスターバトル】 飛び道具や遠距離攻撃を持たないインファイター。さらに体力が全キャラトップクラスで、ある意味承太郎たちよりも近距離パワー型をやっている。 必殺技「こんな『シール』の使い方」で「キッス」のシールを手足に貼り付け、その部位での攻撃時に攻撃判定が増加する独自の能力を持つ。 貼っている状態でダウンした場合シールは剥がれ、同時にダメージを受けるリスクも伴う。 HHAが当身技なのでゲージは専らプッツンキャンセルに使うことになるだろう。 「追記・修正」をしてみるんだ… 見てもらえるのはゴキブリとドブネズミどもにだけだろーがな きさまもドブの中だァッーッ 悲鳴を上げてみろォォォアニヲタWiki(仮)ッ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 見た目は兄貴!性別は女!ってフォローなっているかな? -- 名無しさん (2013-11-02 14 11 13) ↑ヘイッ! -- 名無しさん (2013-11-02 16 48 13) この人だって女なんだからミニスカぐらいはいたっていいじゃないか。 -- 名無しさん (2013-11-05 11 03 47) 本当は陸上競技の推薦で大学に行きたかったらしい。 -- 名無しさん (2013-11-05 11 19 55) スタプラに匹敵するパワーは違くね、シールの結合による破壊の評価でAなだけで劇中で腕力がピックアップされたことないし -- 名無しさん (2014-03-01 21 14 39) ↑クリーム ザ・ハンド「せやね。不当だね」 -- 名無しさん (2014-03-01 21 20 51) この人の語る復讐論は「復讐なんてくだらない」「死んだ者が戻ってくるわけじゃない」という言葉に対する最高の回答だと思う。強い人なだけにウェザーが死んだときの涙が印象的だったなあ。 -- 名無しさん (2014-03-01 21 27 11) 「兄貴!一生ついていきます!」「あたしは女だ!」「ええ!?」 -- 名無しさん (2014-03-01 21 29 04) ↑2記事冒頭の台詞の直後に続く「「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!」っていうのが最高にシビれた。「復讐の意義」と「所詮独りよがり」っていうのを同時にカッコよく描いてる感じがしていい -- 名無しさん (2014-03-01 21 49 55) 一巡後のアナキスとのやりとりから結構なお姉ちゃん子である事が伺える。でも『エルメェス兄貴』の呼び名がとても馴染む -- 名無しさん (2014-06-27 19 08 14) 家を放って自由になりたがっていた彼女が、姉の死を境に自分の未来を棒に振るようなことをしてまで復讐に生きるのは逆に家族の絆に呪縛されているようにも見えてとても悲しい。それでもそうせずには前に進めないのがエルメェスなのだ。 -- 名無しさん (2014-06-27 19 15 32) 女なのに男前 -- 名無しさん (2014-10-21 13 19 40) 女装ばかりがもてはやされる世界に男装を広めるために彼女を・・・・・。 -- 名無しさん (2014-12-04 16 44 36) 成長性:Aの割には全然能力成長しなかったような -- 名無しさん (2015-07-05 23 08 55) 何故かミニスカートで ←いいだろ別にwww -- 名無しさん (2015-07-05 23 19 39) ぶっちゃけミニスカ姿は女装だからな。本編でも履いてたけど。 -- 名無しさん (2015-12-01 02 54 19) スタンドのパラメータ明らかに盛ってるよね。おっぱいかよ -- 名無しさん (2015-12-27 13 47 01) マックに感謝されて照れたり、姉の言いつけを守ってたりとチョロそうな部分はある -- 名無しさん (2016-03-14 23 38 30) EoHでホルホル君との特殊会話?が2パターン有ったけど良かった。1つはオラッて感じの反応で兄貴らしさ出てたし、もう1つは戸惑いが有って女らしさが出てて考えた人分かってるなーと思ったなー。 -- 名無しさん (2016-10-05 00 45 14) ↑ 凄んでもビビる様子を見せない年上にズイっと寄ってこられたらそりゃあエルメェス兄貴とはいえ慣れてないからな(可愛い) -- 名無しさん (2016-11-15 10 30 48) 仕掛けたパイプ閉じ込めの罠でスポーツマックスを完全に仕留めているんだよね(しかも自分がやったとバレない形で) 単に死んだ後に発動できる能力だったからあそこまで苦戦しただけで -- 名無しさん (2018-01-27 00 22 39) 日本固有のマイナー昆虫「マイマイカブリ」をよく知ってたな -- 名無しさん (2018-06-06 08 05 56) 其 -- 名無しさん (2018-06-06 17 18 17) 月曜日土曜日云々ってのはBONJOVIの「Someday I'll be Saturdaynight」が元ネタなのかな? -- 名無しさん (2018-07-17 04 44 15) うっしゃああああって勢いよく後ろから攻撃→両腕切断→死亡の流れは( ゚д゚)となった。 -- 名無しさん (2018-07-27 00 26 05) 射程距離ってスタンド自体の射程なのか能力の射程なのかごっちゃになってるよね、スタンドの射程ならハイエロ並みに離れたところからスタプラ並みのラッシュをぶちかませるというインチキスタンドになってしまう -- 名無しさん (2020-08-16 11 26 44) 刑務所に入るようになった罪状が途中で変わってた気がする -- 名無しさん (2021-02-15 02 42 43) アニメでの声優は朴璐美さんがいいな -- 名無しさん (2021-06-08 16 10 23) 姉貴にして兄貴。そして三大兄貴唯一味方となった人物 -- 名無しさん (2021-08-23 15 38 04) 「バックス・バニーの誕生日は7月27日!」 -- 名無しさん (2021-12-06 16 28 20) アニメキャラには珍しいメキシコ系で時代が追いついたとも言える漢らしさで最近ジョジョを知った海外の女性アニメファンからも好評なお方 -- 名無しさん (2022-01-13 21 00 11) 復讐について論じるため、というよりも復讐止めろとか言う奴甘過ぎる!!11って押し付けのために引っ張り出されがちな印象のあるキャラ -- 名無しさん (2022-02-13 19 56 42) パンティーの下りアニメでも最高だった。 -- 名無しさん (2022-02-19 13 14 57) ウェザーが死んだときに物陰で一人男泣きしてるシーンはマジ兄貴 -- 名無しさん (2023-12-10 13 33 21) ↑3 ただ、兄貴は安易な復讐は叱り飛ばすだろうし本気で復讐しようとしてる相手にもギリギリまで止めるよう説得する人でもあると思うのよね -- 名無しさん (2024-01-10 21 50 24) 名前 コメント