約 104,390 件
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/133.html
Bonjour, comment ça va ? J espère bien qu on va prendre un verre ensemble un jour. 元気?いつか一緒に飲みたいね。 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/143.html
ça me fait plaisir 嬉しいよ。 直訳すると「それ(ça)は私を(me)喜ばせる(faire plaisir)」 ça me fait vraiment plaisir. 本当に嬉しいよ。 Je suis content. 嬉しい。 女性の時は Je suis contente. ça me fait plaisirは、他人がしたことなどを受けて自分が嬉しさを感じるのに対して、je suis contentは自発的に感じる満足感や嬉しい気持ちを表す時に使う。 Je suis content d avoir passé la soirée avec toi. キミと一緒に過ごせて嬉しかった。 Je suis si content. めちゃめちゃ嬉しいよ。 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/451.html
Encore à te plaindre. またそんなこと言って。 Tu es pénible. メンドクサイねー。 Il n y a que moi pour écouter ça. 僕しかいないよ、こんなこと聞けるの。 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/25.html
Est-ce que tu as un copain ? 彼はいるの? Est-ce que tu as une copine ? 彼女はいるの? Mmm.. うーん・・ Qu est-ce que tu penses de moi ? ボクのこと、どう思う? Et moi ? で、ボクは(どう)? Je t aime bien. いいと思うよ。(英語のlikeの様な感じ) Tu es un bon copain. 良い友達かな。 un petit copain 彼氏 un bon copain 仲のいい友達 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/88.html
En travaux... 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/368.html
Je vais demander à cupidon. 恋のキューピッドに訊いてみるね。 Cupidon a fait le ménage à la maison, tu veux venir? キューピッドが家の掃除してくれたから、ウチに来ない? 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/396.html
Parfois, je deviens triste sans raison, quand je pense à toi. わけもなく悲しくなる時があるんだ、キミのことを想うと。 Je ne suis peut-être pas le plus gentil. Mais moi, je t aime. ボクはやさしくないかも知れないよ、でもキミのことが好きなんだ。 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/fra29/pages/389.html
Hirocaz Emotion, tu me prêtes ton appareil-photo? ヒロカズエモーション、ちょっとカメラを貸してくれない? 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/190.html
三年、夏、ドライブ(と書いて決死行と読む) 衣「ドライブに行きたい」 京太郎「なんだ、藪から棒に」 衣「とある本でアベックは休日にドライブに行くって書いてあったよ」 京太郎「アベックってな……」 衣「というわけでドライブに行こうよ」 京太郎「なにがというわけでだ。そもそも大きな問題が一つある」 衣「大きな問題……はっ! まさかドライブには身長制限が……!」 京太郎「んなわけあるか。チャイルドシートが存在してる時点でありえないだろ」 衣「こ、衣はチャイルドシートには座らないからっ」 京太郎「いらない心配はしなくてよろしい」 衣「行きたい行きたい行きたい!」 京太郎「子供かっ」 衣「子供じゃなくて衣!」 京太郎「落ち着け!」 京太郎「そもそも俺は免許持ってないぞ?」 衣「え、この前持ってるって言ってたのに」 京太郎「あれはバイクの免許だ」 衣「むっ、そうなんだ」 京太郎「車の免許は18からだしな」 衣「大人だけが持てる免許ということか……」 京太郎「いやまぁ、身分証明にもなるしな」 衣「衣も欲しい!」 京太郎「また来年な」 衣「じゃあドライブは無理なんだ……」ショボン 京太郎「あー、二人きりじゃなくていいなら手はあるんじゃないか?」 衣「ハギヨシに頼むとか?」 京太郎「そういうことだ。みんなで遊びに行くのも楽しいと思うぞ?」 衣「むぅ、それじゃ逢瀬にならない」 京太郎「つってもなぁ」 京太郎(バイクの後ろに乗っけてもいいけど、ちょっと心配だしなぁ) 京太郎「そう言わないでさ、たまにはいいんじゃないか?」 衣「……うん、そうだね」 京太郎「そうと決まればみんなに聞いてみるか」 衣「そうしよう」 一「え、ごめん。その日はちょっと」 純「今度の休みの日? ダメダメ、ファンの子と遊びに行くからさ」 智紀「普通に仕事」 衣「むむむむ……」 京太郎「協調性のない奴らめ」 透華「あら、どうかしましたの?」 京太郎「お、いいところに」 透華「はい?」 京太郎「次の休み、みんなでドライブに行こうと思ってさ」 透華「ドライブ? あなたが運転を?」 京太郎「いや、ハギヨシさんに頼もうと思ってるけど」 透華「なら無理ですわね」 京太郎「は? なんで」 透華「ハギヨシはその日、所用で屋敷を離れますの」 京太郎「え」 衣「え」 衣「ど、どうしよう」オロオロ 京太郎「落ち着け、俺が何とかするから」 衣「本当?」 京太郎「任せとけ」 京太郎「と、その前に……龍門渕」 透華「なにか?」 京太郎「今度の休み、暇か?」 京太郎「どうするかな……車ね」 京太郎「親父に頼むか?」 京太郎「……いや、ダメだな」 京太郎「個人的にうちの親たちに知り合いを紹介したくない」 京太郎「それは最後の手段として、どうする?」 京太郎「知り合いに免許持ってる奴は……」 京太郎「そうだ、たしか鶴賀って車で移動してたよな?」 京太郎「顧問の姿も見たことないし、あの中の誰かが運転してるってことだよな」 京太郎「免許持ちってことは三年の誰か……つまり、加治木か蒲原」 京太郎「まぁいいや、電話してみよ」プルルル ゆみ『もしもし、須賀か?』 京太郎「お、感が鋭いな」 ゆみ『画面に名前が表示されてる』 京太郎「文明の利器は偉大だな」 ゆみ『褒めるところがおかしくないか?』 京太郎「それより、お前って免許持ってたっけ?」 ゆみ『車のか? 蒲原なら持っているが』 京太郎「そっか、じゃあ頼みがあるんだけど」 ゆみ『悪いことは言わない、やめておけ』 京太郎「なんか不都合なことでもあんの?」 ゆみ『不都合もなにも、あいつの運転は――』 『わはは、人の噂をしてなんだー?』 ゆみ『か、蒲原!?』 智美『車がどうとか運転がどうとか聞こえたぞ』 ゆみ『いや、なんでもないんだ。特にお前には関係ない、絶対にだ』 京太郎「そこに蒲原いるのか? だったら直接話がしたいんだけど」 智美『この声は……もしかして』 ゆみ『いや違う。違うから向こうへいくんだ』 智美『私に用があるみたいだし、電話かりるなー』 ゆみ『あ、ちょっ――』 智美『もしもし、須賀くんかー?』 京太郎「そうだけど、大丈夫か? なんか揉めてたみたいだし」 智美『大丈夫だから早く用件っ。ユミちんに追われてる……!』 京太郎「お前らなにやってるんだよ……」 智美『わはは、了解したぞ』 京太郎「おう、次の休みの日にな」 智美『集合場所には車で――ああっ』 ゆみ『やっと取り返した……』ハァハァ 京太郎「その、耳元で息を荒くされるとなんというか……くすぐったいんだけど」 ゆみ『そんなことより須賀、さっきの話は――』 京太郎「あ、やべっ」 ゆみ『……どうかしたのか?』 京太郎「電池切れそうだから切るな。じゃっ」 ゆみ『おい待て、話はまだ――』プツッ 京太郎「ふぅ……これでどうにかなりそうだな」 京太郎「龍門渕たちに連絡しとくか」 京太郎「……あ、バッテリー逝った」 衣「きょうたろー、遅い!」 京太郎「いや、まだ集合時間の20分前だから」 透華「私たちはもう準備万端ですわ」ドッサリ 京太郎「ああ、うん……なんか荷物多いな」 透華「備えあれば憂いなしといいますわ。あとこれはハギヨシがお昼にでもと」 京太郎「ランチボックス? あの人、今日は忙しいはずじゃなかったっけ?」 透華「この荷物を運んでくれたのも、他でもないハギヨシですわ」 京太郎「忙しいつってんのに何させてんだよ……」 衣「お弁当にはエビフライも入れてくれたって」 京太郎「エビフライかー、タルタルソース付きか?」 衣「勿論!」 佳織「お、おはようございますっ」 衣「むっ、鶴賀の強運持ちか」 透華「こ、個人戦ではお世話になりましたわね……」プルプル 京太郎「もしかして蒲原に声かけられた?」 佳織「遊びに行くからって、時間と集合場所を伝えられて」 京太郎「あいつめ、聞いてないぞ」 佳織「め、迷惑でした?」オロオロ 京太郎「そんなことないって。人数多い方が楽しそうだしな」 佳織「そ、そうですか」ホッ 衣「果たしてその強運が衣の支配を打ち破るか否か……」ブツブツ 透華「この前の雪辱を……」ブツブツ 佳織「……ええっと」 京太郎「不穏な空気を発してるやつらは気にしなくていいから」 佳織「はい、努力しますっ」 京太郎「さて、もうそろそろ時間だけど」 佳織「そういえばどこに行くんですか? ピクニックとか?」 京太郎「聞いてなかったのか?」 佳織「ただ遊びに行くとしか言われてなくて」 京太郎「あいつも適当だなー」 智美「わはは、おまたせー」プップー 佳織「え」 京太郎「お、来た来た」 智美「ごめんごめん、ユミちんに呼び出されてギリギリになった」 衣「おお、これが衣たちが乗る車駕か!」 透華「ふぅむ、これが庶民の車……」 衣「ちっちゃいね」 透華「まったくですわ」 智美「つべこべ言わず乗り込めー」 佳織「さ、智美ちゃん? 出かけるって、まさか車で――」 京太郎「ほら、早く乗っちゃおうぜ」 佳織「ひゃ、ひゃいっ」 衣「おー、これが助手席!」 智美「わはは、特等席だぞ」 衣「特等! その響きや良し!」 京太郎「あの二人、案外相性いいんじゃないか?」 透華「そんなことより狭いですわ。もう少し身を縮めなさい」 京太郎「後ろに乗れなくなったのはお前のせいだろ」 透華「いっそ荷物に埋もれたらいかが?」 京太郎「無茶言うな」 佳織(智美ちゃんが普通に運転してる……) 佳織(な、なにかあったのかな?)オロオロ 佳織(それに……)チラッ 京太郎「てか左ハンドルかー、かっこいいじゃん」 智美「だろー?」 衣「そんな珍しいかな?」 透華「さぁ? よくわかりませんわ」 京太郎「金持ち並みの感想どーも」 佳織(須賀くんが隣で、しかも距離が近い……) 佳織(ど、どうしよう、なにかお話したほうがいいのかなっ) 京太郎「妹尾さん、狭くない?」 佳織「だ、大丈夫ですっ」 京太郎「もし苦しくなったら遠慮しないで言ってくれ。横のわがままお嬢様を荷物の海に沈めるから」 透華「んなっ! あなた何様ですの!?」 京太郎「俺様」 透華「……教育のしなおしですわ!」 京太郎「おわっ、狭いのに暴れるな!」 佳織「わわっ」 智美「車揺れるからじゃれ合いは後でなー」 透華「まったく……続きは降りてから、いいですわね?」 京太郎「え、続きあんの?」 佳織「……」 佳織(やっぱり智美ちゃんがおかしい……!) 京太郎「見晴らしいいな、ここ」 智美「だろー? 前から目をつけてたんだ」 京太郎「うん、時間も時間だし、ここで昼もいいんじゃないか?」 智美「わはは、ナイスアイディア」 佳織「でもここ……」キョロキョロ 智美「なんだかおりん、この絶好のスポットに文句でも?」 佳織「座る場所、ないんじゃないかなって」 智美「おお、なるほど」ポン 京太郎「ああ、それなら――」 透華「ふふふ、備えあれば憂いなしとは正にこのこと……!」ゴトゴト 京太郎「あそこにキャンプ用品持ち込んだ奴がいるから」 佳織「あ、テーブルが」 智美「日除けのテントもあるなー」 京太郎「さすがに寝袋とかはいらないと思うんだけどな」 衣「えっと、これはこうして……わっ」 京太郎「テントは俺がやるからテーブルの方頼むな」 衣「うん」 京太郎「蒲原と妹尾さんはイス運んできてくれ」 智美「おーけー」 佳織「あ、わかりました」 京太郎「それと龍門渕は――」 透華「む、私に命令ですの?」 京太郎「違う違う。テーブル運ぶのご苦労……ほい、飲み物」 透華「……偉そうに」 智美「わはは、結構仕切り屋さんだな」 佳織「うん、そうだね……」ポー 智美「頼りになる男って感じかー……かおりん惚れちゃったり?」 佳織「ち、違いますっ」 智美「じゃあ私がアプローチでも」 佳織「ええっ!?」 智美「安心しろー、冗談冗談」ワハハー 京太郎「ごちそうさまでした」 衣「うむ、今日も美味であった!」 智美「やっぱりあの執事さんはただものじゃないなー」 透華「当然ですわ」 佳織「執事さんってすごいんですねぇ」 京太郎「多分、それが世間一般の執事だと思わないほうがいいかも」 智美「そもそも、世間一般に執事さんがいるかどうかも微妙だと思うぞー」 京太郎「それもそうか」 智美「そういえば、デザートがあるんだった」 佳織「智美ちゃんが持ってきtの?」 智美「ユミちんに持たされたんだ」 ゆみ『いいか? この箱の中にはいわゆるちょっとお高いスイーツが入ってる』 ゆみ『当然、少しでも乱暴に運転しようものなら無残な姿になるだろうな』 ゆみ『無事に食べたければ、なるべく車体を揺らさないように運転するんだ、いいな?』 智美「なんかやたら念を押されたけどな」 佳織「そうなの?」 智美「なに、大したことじゃないぞ」 衣「サトミ! これはケーキか?」 智美「私のおごりだ、遠慮なく食えー」 衣「とーか! デザート食べようよ」 透華「ふむ、これは中々」 佳織「あの、お屋敷ではよくこういうものを食べたりするんですか?」 透華「お茶の際に出てくるものは基本的に手作りですわ」 佳織「わぁ、思ったより家庭的なんですね」 透華「作るのはうちで雇ってるパティシエなので味は保証しますわ」 佳織「ぱ、パティシエ……」 京太郎「まぁ、比較にならないから気にしない方がいいぞ、色々と」 智美「わはは、カブトムシ発見」 衣「見せて見せて!」 京太郎「ふぅ、食休みだな。おいしかったな、さっきの」 佳織「そうですねぇ……はっ!」 佳織(龍門渕さんはお花をつみにいったし……もしかして二人きり?) 佳織(ど、どうしよう……) 『君のこと、よく知りたくてさ』 佳織(あ、あぷろーちされちゃったりするのかなっ) 京太郎「そういや、蒲原とは幼馴染なんだっけ?」 佳織「そ、そうですっ」 京太郎「昔からあんなやつなのか?」 佳織「なんか申し訳ないんですけど……はい」 京太郎「はは、面白いやつだよな。なんだかんだで加治木が一緒にいるのもわかるよ」 佳織「え?」 京太郎「加治木は頼りになるし……まぁ、俺も世話になったことあるんだけど」 京太郎「東横は結構人懐っこいよな。なんか構いたくなる」 京太郎「津山のやつにはスナック食いすぎると太るぞって言っといてくれ」 佳織「……あの!」 京太郎「ん?」 佳織「わ、私はどうでしょうかっ」 京太郎「え、妹尾さん?」 佳織「か、佳織です!」 京太郎「あ、ああ……佳織、さん?」 佳織「呼び捨てで構いません!」 京太郎「じゃあ佳織……でいいの?」 佳織「はい!」 京太郎(あれー? 俺なんかしたっけな?) 京太郎(……まさか合宿の時のアレが本気に取られたってことはないよな……?) 京太郎「君はなんていうか……普通だな」 佳織「普通、ですか?」 京太郎「普通の女の子で、普通にかわいいと思う」 佳織「か、かわっ」 京太郎「ま、あんまり話したことないし、仲良くしようぜ」 佳織「ひゃいっ」 透華「……じー」 京太郎「……戻ってたなら言えよ」 透華「お邪魔にならないように配慮したつもりですわ。気づかないぐらい夢中なようでしたから」 京太郎「含みがあるな」 透華「いーえ、なんでもありませんわ」 京太郎「荷物は積んだかー?」 衣「愚問だな、きょうたろー。カブトムシさんもほら」 京太郎「虫かご? そんなもんまであったのか」 透華「これも備えの一環ですわ」 京太郎「あー、はいはい」 衣「カエルさんの隣に引っ越す予定だよ」 京太郎「ちゃんと世話しろよ?」 衣「ん、当然だ」 佳織「あの、智美ちゃんがまだ」 京太郎「あれ、どこいったんだあいつ」 佳織「さっきトイレ行ってくるって言って、でも少し遅くて」 京太郎「仕方ないな、ちょろっと探しに行ってみるか」 智美「わはは、遅くなった」 佳織「あ、智美ちゃん」 京太郎「タイミングいいな。もうちょっとで探しに行くとこだった」 衣「サトミ、帰るぞ」 智美「あー、それなんだけど」 透華「なにか問題でも?」 智美「問題というかなんというか……まあ、とりあえず車で移動しよう」 京太郎「断れ」 智美「いやー、でもなんか意気投合しちゃって」 京太郎「走り屋と意気投合してどうするんだ!」 智美「だって峠の最速を謳われたら……なぁ?」 京太郎「なぁ? じゃない! 初心者マーク付けてる身で何言ってるんだ!」 衣「む、諍いか?」 透華「なにやら揉めてるのは確かですわね」 佳織「車の中からじゃよく聞こえないけど……大丈夫かなぁ?」 京太郎「もういい、俺が断ってくる」 智美「いや、それはどうだろうか」 京太郎「うるさい、問答無用だ。来い」 智美「ああっ」 京太郎「すいません、こいつのツレなんですけど」 「なんだ、嬢ちゃん男連れか」 智美「いやいや、それほどでも」 京太郎「お前は黙ってろ」 「俺の女に手を出すなってか? 熱いねー、兄ちゃんも」 京太郎「あんたも人の話を聞いてくれ」 「心配しなさんな。バトルが終われば無事帰してやるさ。ま、その時には俺の走りにメロメロかもしれないけどな」 京太郎「いや、だから聞けよおい」 智美「そういうことなんだ。最早避けられない運命なんだ」 京太郎「叩くぞこの野郎」 智美「わ、わはは……ごめん」 「おや? なにかあったのですか?」プップー 京太郎「その声は――」 「あんたはまさか……HAGI!」 京太郎「……は?」 智美「わはは、執事さんか」 ハギヨシ「久しぶりに来てみれば……なにか問題でも?」 「そんな滅相もない! あんたが出張る事態にはなってねーよ」 ハギヨシ「そうですか」 京太郎「……なんか知り合いっぽいんだけど」 智美「だなー」 「お前ら知らないのか? この人の伝説を……!」 ハギヨシ「よしてください。もう過去の話です」 京太郎(過去ったって、ハギヨシさんが免許取って二年は経ってないよな?) 京太郎(……深く考えるのはよそう) 「たく、嬢ちゃんも兄ちゃんも人が悪いぜ。この人の知り合いだったなんてよ」 京太郎「あー、そういうことなんで」 「バトルって雰囲気でもなくなっちまったな……まあいいや、俺は行くぜ。じゃあな」 智美「お気を付けてー」 ハギヨシ「さて、これからみなさんはお帰りに?」 智美「その通り」 京太郎「ハギヨシさんは用事は済んだんですか?」 ハギヨシ「ええ、これから帰るところです」 京太郎「あんな車使ってましたっけ?」 ハギヨシ「あれは完全に私個人の持ち物ですよ」 智美「わはは、速そうだなー」 ハギヨシ「よければご同道、いかがでしょうか?」 京太郎「まあ、せっかくだし」 智美「望むところだぞ」 京太郎(今にして思えば、この申し出を受け入れたことが後の地獄に直結しているのは疑いようもない) 京太郎(未来予知できるやつでもいれば、また違った結果もあったろうに) 透華「それでハギヨシが先導を?」 京太郎「せっかくだし、いいじゃないか」 透華「私になんの相談もなく決めて……」 京太郎「ま、いいじゃんいいじゃん」 佳織「うーん……」 佳織(執事さんが前を走ってくれるならきっと大丈夫だよね?) 佳織(行く時も安全運転だったし) 衣「あ、ハギヨシの車が動き出した」 智美「出発するぞー」 京太郎「うん、穏やかだな」 透華「まぁ、狭いことを除けば不満はありませんわ」 京太郎「お、いい眺め。見てみろよ」 佳織「わぁ」 衣「眺望絶佳! 素晴らしいな」 智美「……執事さん、運転上手いなー」 佳織「――っ、智美ちゃん?」 智美「大丈夫大丈夫、ユミちんから豆腐を崩さない運転を心がけるよう言われてる」 佳織「それならいいんだけど……」 京太郎「豆腐ね……って、ちょっと待て」 智美「なんだー?」 京太郎「ハギヨシさんの車と距離、近くないか? 後ろピッタリじゃないか」 智美「問題ない問題ない」 京太郎「おい、なんで右ウィンカー出した。こっちって右車線だよな?」 智美「ただの挨拶挨拶」 京太郎「おい、ハギヨシさんが加速したぞ。お前まさか――」 智美「わはは、いっくぞー」ギュルルル 京太郎「――のわっ」 透華「――ぬわっ」 佳織「――きゃっ」 衣「――わっ」 京太郎「豆腐を崩さない運転はどこいった!?」 智美「モーマンタイモーマンタイ」 佳織「智美ちゃん、やっぱり!」 透華「あいたたた……な、何が起こっていますの?」 衣「わーい! 快速快速!」キャッキャッ 京太郎(加治木が言ってたのって、まさかこれか!?) 京太郎(くそ、ちゃんと話を聞いておくんだった!) 智美「うーん、重い分不利かー……なら加速するしかないな」 京太郎「おまっ、スピード上げてカーブに突っ込む気か!?」 智美「ガードレールがあるから平気平気」ガリガリガリガリ 京太郎「後ろ思いっきり擦ってんですが!?」 透華「も、もうダメですわ……」シオシオ 京太郎「龍門渕ぃ! アンテナがしおれてるぞ!?」 透華「あ、アンテナってなんですの……?」 佳織「ご、ごめんなさい……私が止められなかったから」 京太郎「なんでそんな悲壮感漂ってんの!? 絶望にはまだ早いだろ!」 智美「わはは、並んだぞー」 ハギヨシ『……』ニヤッ 京太郎「いや、なに好戦的な笑顔浮かべちゃってんですかハギヨシさんっ!」 透華「」チーン 佳織「も、もうダメぇ……」グッタリ 衣「いけいけー!」 智美「加速するぞー」 京太郎(そのすぐ後、過負荷でエンスト、車は嫌な煙を上げて停止した) 京太郎(なにもない道の途中だったが、ハギヨシさんの手配でどうにか俺らは無事に帰ることができた) 京太郎(そうして何人かの心に傷を残しつつ、ドライブという名の決死行は終わりを告げた) 京太郎(今回得た教訓は、蒲原の車に乗るべからず) 京太郎(あと、ハギヨシさんを煽ってはいけない、ということだ) 京太郎「加治木、ごめん」 ゆみ「いや、止められなかった私にも責任はある。なんにしても無事でよかった」 京太郎「お前って本当いいやつだな!」ダキッ ゆみ「こらっ、抱きつくんじゃない!」
https://w.atwiki.jp/diktaion/pages/146.html
アカイア人(Achaeans)はホメロスがギリシャ人を指して使う言葉である。他にダナエイ人とアルギブ人という語も同義で使われる。 解説 アカイア(Achaea)はペロポネソス半島北部にある古代の州名(現在の県名)である。 「イリアス」での語の使用頻度は、アカイア人が598回、ダナエイ人が138回、アルギブ人が29回だそうである。 アカイア人 もともとギリシャ本土のテッサリアから来て、後にアルゴスとラケダイモンに住んだ民族。初期の彼らの王アカイオスの名にちなんでアカイア人と呼ばれる。彼らはそこでダナエイ人と共存し混ざり合った。アカイア人とダナエイ人が混交したのは、アカイオスの二人の息子とダナオスの二人の娘が相互に結婚したというエピソードで説明された。 ダナエイ人 ダナエイ人とはアルゴリスに住んでいたものたちである。移住者ダナオス(ダナイデらの父)の子孫なのでそう呼ばれる。ダナオスは最初リビアに住み、彼の子アエギュプトスはアラビアに住んだ。後に王国の継承争いがあり、アエギュプトスの子らを恐れたダナオスは、船を建造し娘たちとともに逃亡した。彼はアルゴスにやってきたが、そこでゲラノル王が王国を彼に譲った。彼は王位につき、住民たちを彼にちなんでダナエイ人と名づけた。 アルギブ人 ダナエイ人は最終的にアルゴリスに住んだので、アルギブ人と呼ばれた。