約 66,495 件
https://w.atwiki.jp/pspaccessories/pages/14.html
HORI ポータブルポーチSTYLE メモリースティック用ポケットが2つ付いている他にUMDや小物類を収納するポケットが3つある。 本体収納部は余裕が無いので周辺機器を装着した状態での収納はできない。 携帯にはベルト通し、カラビナの他にリュックサックのショルダーストラップにも装着できるようになっている。 ゲームテック ゲームポーチP UMD2枚分の収納ポケットがある。 シリコンカバーやGPSレシーバー等の周辺機器を装着した状態でも収納できる。 内張りの生地が硬いので場合によっては画面に擦り傷がつく。 携帯時にはストラップ又はベルト通しを使用する。 EVAポーチP2 イヤホンなどの収納ポケットとUMD2枚分の収納ポケットがある。 仕切りのパネルが本体収納スペース側に付けられているため、周辺機器収納スペースは広い。 しかしそのため、ポーチをあけた後さらに仕切りをめくってからでないと本体を取り出せない。 PSP1000ではホールド感が無い 内張りの生地は硬い。 カラビナフックとベルト通しが付いている。 CAPDASE LUXURY Hard Case(ラグジュアリー ハードケース) 前面がアルミニウム、後面がラバー素材のハードケース。 使用時には前面カバーを90度展開するとサンシェードになり、360度展開するとグリップになる。 本体の他にメモリースティックが2枚収納できる。 装着時でもUMDやメモリースティックの交換が可能。 石崎資材 アクアトーク ゲーム+(防水ケース) 防水性の高いソフトケース。 極薄ながら何重にもコーティングが施されており、ボタンの押し心地は悪くない。 但しアナログパッドを操作するような構造にはなっておらず、十字キーと4つのボタン、LRのみで操作するものに向いている。 取り出し口の反対側は平になっており、LRボタンも押せるようになっている。 PSPの上下を逆に入れることで直立させることも可能。 水中に沈めながら10分以上プレイしても漏水しなかった。 さらに水をよく弾いてくれるため画面が水滴で見え難くなるのを軽減してくれる。 密閉式のケースではあるが、音の聴こえが極端に悪くなるということはない。 極薄のビニール部分よりもジッパー部分のほうがへたるのが早く、毎日使うならば3ヶ月が交換の目安。 PSP挿入時に、電源ボタンに引っ掛かることがあるので注意。 サイバーガジェット ウォータープルーフケース(防水ケース) 厚手のビニールで防水性は抜群に見えるが、ボタンが押し難くなっている。 2枚のビニールの端を溶接したような造りになっており、LRボタンを押すのは不可能。 また、溶接部分の耐久性が極端に低く、溶接部分が剥がれて水が浸入してくる。 ジッパーと本体部分の結合が甘く、そこも穴が空き易い。 ビニールは水滴を弾くようにはなっておらず、プレイの支障をきたすほど見え難くなる。 PSPを水攻めで壊したいという願望がない限りはオススメできない。
https://w.atwiki.jp/sengokutaisenark/pages/486.html
武将名 こしょうしょう 一乗谷の妖星 朝倉家 R小少将 朝倉義景の側室。義景の寵愛を一身に受けた女性。浅井・朝倉家の命運を決定付けた姉川の戦いの際、義景は小少将とともに一乗谷に引き籠っていたとも言われる。それほどに妖しい魅力を持っていたのだろう。「早く私のところへ戻っておいで……」 出身地 不明 コスト 1.0 兵種 弓足軽 能力 武力1 統率5 特技 防柵 魅力 計略 鳥篭の陣(とりかごのじん) 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)敵が範囲内から出られなくなる。ただし自身は移動できなくなる。 必要士気5 Illustration 夢路キリコ 計略効果 カテゴリ 士気 武力 統率 速度 兵力 効果時間 その他 妨害陣形 5 - - - - 8.8c(統率依存?c) 敵が範囲内から出られなくなる自身は移動不可 (以上1.20A) (最終修正2.01A) 解説 浅井朝倉家の1コスト弓。 弓であることと、特技に防柵と魅力の2つを持っていることを考えれば武力1は許容範囲か。 計略の「鳥篭の陣」は、展開した陣形内にいる敵が陣形から脱出不可能になるというもの。 展開時だけでなく、効果時間中に後から入ってきた敵も脱出はできない。 範囲は戦場の1/4からさらに一回りばかり小さくした程度。 舞などと違い、あくまで動けなくなるだけなので弓は普通に撃てる。 陣内に入れば展開中は帰城効果の家宝や、味方を別の場所へワープさせる類の計略でなければ脱出できない。 特に騎馬と足軽は閉じ込められるとその間何もほぼ何も出来なくなるため、無効化することができる。 その他、相手の守城ローテーションを妨害したり、瀕死の部隊を捕まえて足並みを崩すなどできる事は多い。 ただし弓や鉄砲はもちろん、竜騎馬の射撃、さらに槍も槍撃が届いてしまうため、実際の拘束時間は大抵効果時間より短い。 動けないために範囲から漏れた敵に擦り寄られ、撤退することもしばしばある。 加えて使用士気も5と決して軽くないため、本当に計略を使用するべきかの判断が重要となるだろう。 なお、移動できなくなる効果はあくまでプレイヤー側の操作を受け付けないだけであり、挑発などの強制移動計略では移動する。 その際に陣が動くと、中にいる武将も陣の範囲の境目に押されるように移動させられる。 よって挑発等で陣を移動して味方を効果範囲外に脱出させる、などといったことは出来ないので注意。 備考 この名前は当時流行していたのか、長宗我部元親の側室や他家東に所属している宇都宮国綱の正室の名前も小少将である。 台詞 \ 台詞 開幕 ふふ……存分に楽しんでいいわ 計略 もう、あなたは私のもの…… タッチアクション - 撤退 私に、こんなこと……! 復活 楽しみましょう 伏兵 - 虎口攻め 覚悟はいい? └成功 本当のお楽しみは、これから…… 攻城 ふふ……壊しなさい 落城 早く、私のところへ帰っておいで…… 熟練度上昇 あなたも好きねぇ……
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1751.html
本を捲る手に、パチュリーの手が重なる。 「スピードが合わない? もう少しゆっくりにしようか?」 「ううん、このままで良いわ。私がこうしたいだけ」 手荒れ1つ無い白い手と図書館の運営や手入れでゴツゴツとして傷だらけの私の手。 自分にはない美の要素を全て兼ね備えている彼女の手が私は好きだ。 だが、私以上にパチュリーは私の手を好んでいる。 「ええ、あなたの手が大好きよ○○。 この図書館を健やかに運営してくれる、本達を手ずから整えてくれるあなたの手が好き。 私が何時も座る席とテーブルを整え、私が最高の状態で本を読めるよう整えてくれる貴方の手が好き。 私が咳をしていると優しく背中をさすってくれて、喘息の薬をそっと飲ませてくれる。 淹れたての紅茶を運んできて差し出してくれる、戯れでクッキーを私の顔の前に差し出してくれる。 私が読書に疲れて転た寝をしていると、毛布を掛けて風邪を引かないようにしてくれる。 夜の時間の場合だと寝室まで運んでくれて、ベットへ静かに横たえてくれる。 その時に私が寝たふりをしていて求めると、私のパジャマを脱がしてくれる。 私の身体を優しく昂ぶらせ、私の意識が飛ぶまで私だけを求めてくれる。 …………そんな手が、あなたの手が、大好きよ」 それこそ、切り落として肌身離さず持ち歩きたい位に。 陶酔と澱んだ情愛が渦巻く紫の瞳は、本気でそう思っている事を如実に物語っていた。 彼女が本心からそう願えば、属性魔法が瞬時にこの手を腕から切り離すだろう。 「じゃあ、何故そうしないのかな?」 こんな事をわざわざ聞く私はきっと、パチュリーの事が好きでしょうがないのだろう。 「ずっと持ち歩けるのはいいけど、切り落とした手はもう動かないわ」 彼女の手がすっと持ち上がり、花瓶から出た水で私の手の模造を作り出す。 寸分違わぬ構造は、彼女が如何に私の手に執着してるかを物語っていた。 「あなたに繋がってるから、私はその手を愛せるわ。だから○○……ずっと私の傍で」 私はパチュリーの言葉が終わるのを待たず、その手を彼女の前に差し出す。 彼女を愛している事を示す為に働き続ける手を、パチュリーは手に取り優しくキスした。 「好きよ○○。ずっとキスしていたい位に」 「それじゃあ、仕事が出来なくなるな。パチュリーの世話も」 花瓶の水が、花瓶の中へと音を立てて戻る。 自らの頬に私の手を当て、愛おしむように擦りつけるパチュリー。 滑らかですべすべした感触。ああ、やはり切り落とさせる訳にはいかない。 彼女には、自分の意志で触れていたい。 その艶やかな紫の髪も、白い肌も、今は服に隠れている、私だけが知るパチュリーの神秘も。 だから、彼女の不興を承知の上で、やはり手はこのままの方が良いと告げる。 パチュリーはフフと微笑むと、背伸びをして私の唇に口付けてから言った。 「ならば、私の傍にずっと居なさい。その手は、永遠に私のモノよ。手の主である貴方も」 私はパチュリーの前に恭しく傅き。 その白い手を、私が大好きな手を取って口付けた。
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/2099.html
曲直庁書記官3 四季映姫の仕事において、夫である書記官の仕事は 彼女の補佐である。書類の原案を作っていたり、或い は彼女に代わって調べ物をしていたりとしており、 細々とした事を行っている。 一方映姫の方は決裁やら判決文の作成やらといった、 彼女にしかできないことを行っていることが多い。これ では彼を四季の専属にする意味がないのではないかと、 小町は映姫に申し立てていたが、上司の権限として黙殺 しついでに厄介払いを兼ねて、小町を死神兼 三途の川の渡し として転任させておいた。彼岸で罪人の数を数える念願の 仕事に就けて、小町もさぞ喜んでいるだろうとは上司の弁である。 仕事において映姫が重要な仕事をしており、書記官がいわばどうでも 良い仕事をしている状態で、ならば私的な所ではどうなのかというと こちらも彼は映姫に頼っている。移動時は文字道理、おんぶに だっこであるし、家にいても彼女は職場と同じように、色々な ことを要領良くやっている。公でも私でも彼が彼女を必要として いるように見えるが、一歩「中」に踏み込むと様相は一変する。 映姫は一度家事が終わると、普段の固い仮面は何処へやら、 飼い主にしっぽを振る犬か猫のように夫の元に擦り寄る。 普段は罪人に死刑を宣告するその口は、夫の愛を求める だけに使われるようになり、普段の映姫に存在する核とか 芯といった物は影も形も見当たらない。 自分の外面を法律や道徳といった、謂わば他人の規範で 縛るならば、其処には自分の意思は存在していない。借物 のルールに従って生きることは、世間様に上っ面を良く 見せるだけならば、生きやすいし賞賛されもするであろうが、 実のところは自分の意思が無くて、海月のようにフニャフニャ と世間の大海に漂うのみである。そしてその種の人物は、外の ルールに縛られない場所、つまり家庭ならばどうするのか。 大体は二つの方法を取ることが多い。一つは外の 世界のルールを私的な場所に持ち込むこと。もう一つは 他の何かに依存して生きていくこと。因みに彼女の場合は 両方である。 家庭でも夫に尽くそうとすることは、「良い家庭」の実践で あるし、彼に捨てられないようにする依存でもある。彼の仕事を 意図的に制限しているのも、夫が自分の行動範囲から逃げない ようにするためであり、移動手段を彼女のみに限定することは、 事実上の軟禁として成立している。 この四季映姫の狂気的な行動自体も悪いのであるが、更に悪いこと がもう一つある。こんなに立派な外面を持つ彼女は、心の奥底 では彼の喪失を恐れている。そして、恐れより発した行動は 一時の安心を得ることができたとしても、より大きな恐れを 誘発するのである。丁度、依存症となった者が更に麻薬を 欲するように。
https://w.atwiki.jp/jososs/pages/83.html
鏡の中には、ミニスカートのサンタが映っている。 ガーターストッキングを穿いて、肩の開いたデザインの、まるで風俗嬢のようなサンタだ。 ただ普通の風俗嬢と違うのは、その股間に醜いペニスがあること。 これさえなければ、私も悟史に抱いてもらえたかも知れないと思うと泣けてくる。 実際泣きながらオナニーしているのだけれど。 シーメールもののAVを見せて、反応が良かったら使うつもりだったミニスカサンタ衣装。 覚悟はしていたけれど、「無いわー」の一言で終わってしまった。 ホモバレして関係にひびが入るよりましだったと考えられる……わけがない。 「悟史……悟…史ぃ……っ!」 想い人の名前を呟きながら、お尻のバイブを動かす。 私にとってそれはバイブではなくて、彼のペニス。 実際に愛してもらうことが不可能なら、せめて妄想の中でだけはラブラブでいたい。 上衣の裾から差し入れられ、薄い胸板を揉む右手も私の男にしては小さな手でなく、彼の大きな手。 今私は、悟史に背面座位で抱き締められている。そうとでも思わないと、心の均衡が保てない。 悟史が私の耳元で囁く。 (好きだ。すっげーかわいい) もちろんそんなことあるわけない。それなのに、私の体は敏感に反応する。 「ふ…あっ!はぁっ……!」 腰が浮き、背筋が勝手に反る。 バイブを動かすと、ジュプジュプとローションの泡立つ音がする。 万に一つも有り得ないと思いながらも、そうなったときのために洗腸してローションを入れておいたせいだ。 こんなことをされても悟史はドン引きするだけに決まってる。 そう理解しているのに、頭の中の悟史はどこまでも優しい。 (準備するのしんどかったろ。優しくしてやるからな) そう言って、悟史は奥を突く動きからじっくりと腰をグラインドさせる動きへ変える。 実際は私がお尻を床に擦り付けているだけなのだけれど。 「だめ……!……優しく……され……たら、感じ……ちゃ、ぁ……っ」 私の喘ぎを黙らせるように悟史が口付け、乱暴に舌で唇を割り、口内を揉躙する。 その正体は私の左手なのだけれど、私にとっては悟史の舌以外の何者でもない。 唇を奪われ、愛を囁かれ、胸を揉まれ、尻を犯される。唇が、耳が、胸が、尻が、全身が切ない。 涙が止まらない。 その理由が、妄想の中で悟史に愛されているからなのか、それとも失恋故なのかは定かでない。 (も…、出る……!) 悟史の全身に力が入り、ペニスは最奥までねじ込まれ、胸は痛いほど掴まれ、唇を強く吸い合う。 半瞬遅れて感じる精液の暖かさ、ペニスの震え。存在しないはずのそれらが、ひどく現実感を伴って感じられる。 そしてそれに反応して精を吐き出す私自身。 前立腺が悟史のペニスに圧迫されているため、どろどろと漏れるようにしか出てこない。 長い射精の後に鏡を見ると、そこにいるのは無様に髪を振り乱した醜い女装男ただ一人。 私を愛してくれた悟史はどこにもいない。 これから先も、ずっといない。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/2005.html
SIDE-A (*ero) あ〜ちゃんは真面目だから。 真面目だから、こうやって身体を重ねる度に ゆかちゃんが感じるとこ全部学習していくんよ。 耳たぶと耳の裏にチロチロと舌を這わせたら、ゆかちゃんの呼吸が短くなる。 これは初めて身体を重ねたときに知ったこと。 「はっ、ぁ、」 自分の耳元にゆかちゃんの吐息がかかって、心拍数が上がる。 「ゆかちゃん、ちょっと待ってね」 だんだん自分の髪が鬱陶しくなって、左手首につけていたシュシュで髪を一つにまとめる。 その様子を頬を赤らめながらゆかちゃんはじっと見ていたのが気になった。 「ん…何?」 「…あ〜ちゃん、なんか、かっこいい…から」 「ふふっ、そう?」 「うん…っ、ぁん!」 ゆかちゃんの言葉に嬉しくなって、軽いキスをしながらゆかちゃんのパジャマの中に手を突っ込んだ。 その手はすぐにゆかちゃんの柔らかい胸にたどり着く。 ゆかちゃんは自分の胸のことをよく気にしてるけど、 あ〜ちゃんにとったら手で包み込めるくらいの方が良いと思う。 そうじゃなきゃ、あ〜ちゃんの手とこんなにフィットしないじゃろ? 「ゃ、はぁっ、あ、っ」 「キモチイイ?」 「っ、ぅん…」 手の平に感じてる突起は明らかに固くなっていて。 そこだけを集中的に指で弄る。 楽屋に置いてあった女性誌に載っていた知識を使ってみると、ゆかちゃんの喘ぎ声が大きくなった。 予習の成果、なのかな。 だったらと他のページに載っていた内容も全力で思い出して、舌先でその突起を転がしてみる。 「ぁん!っ、ぁ…ちゃん、」 ゆかちゃんの力無い手が、あ〜ちゃんの頭を胸に押さえつけた。 もう。 なんでこんなかわいいん。 こんなにかわいい子には…意地悪したくなるじゃろ。 そっと身体を離して、ゆかちゃんの潤んだ瞳を覗き込む。 急に止んだ刺激に不思議そうな顔をしている。 でもそれは何かを期待するような顔でもあって。 ゆかちゃんはあ〜ちゃんが意地悪なことをしようとすると、いつもそんな顔になる。 そういうとこも、あ〜ちゃんの意地悪なトコをくすぐるんだけど。 「ね、ゆかちゃん…もっとシて欲しかったらさ、全部脱いでよ」 「自分…で脱ぐの?」 「うん。脱いで。まぁ…別に嫌ならええんよ。」 そう言いながら内股を撫でれば、ゆかちゃんの身体が反応した。 ゆかちゃんもそのことを隠す気はない。 こういう状況を楽しんでるのはあ〜ちゃんよりむしろゆかちゃんなんだもん。 「どうするん?」 「…わかった。」 ゆかちゃんはベッドから身体を起こして、パジャマをスルスルと脱ぎ始めた。 何度も見てるはずなのに、改めてその姿を見ると恥ずかしくなった。 ゆかちゃんはきっとあ〜ちゃんのそういう性格もわかってるんじゃろ? 「あ〜ちゃんも、脱いでよ」 じゃなきゃ、何も纏わないその身体をわざとあ〜ちゃんに擦り寄せたりしない。 「あ〜ちゃんも…もっとシたいじゃろ?」 じゃなきゃ、耳元でそんな甘い声なんか出さない。 あぁ…ほんと駆け引きが上手じゃね。 さすが、小悪魔。 あ〜ちゃんは真面目じゃけぇ、小悪魔さんが言う通りに自分のパジャマに手をかけた。 つづく
https://w.atwiki.jp/83452/pages/5603.html
「じゃあ、澪はこっち」 はい、と手渡された紙袋。 30センチあまりの小さなは箱が入ったその紙袋は、私にとって何よりの宝物になるはずだった。 律から受け取った、新しい携帯電話が入った紙袋。 誰に盗られてしまうわけではないと分かってはいるけど、それでも、ぎゅうと胸に抱いて、絶対に落とさないように両腕へ力を込めて抱きしめた。 「どっちかに彼氏が出来ても、携帯だけはお揃いでいような」 紺色の制服の向こう側に、律も同じ紙袋を抱いている。 「律に彼氏が出来れば、の話だけどな」 「なんだそれ!私だってモテるんだぞ」 「はいはい」 「澪!本気にしてないだろ!お前が知らないだけで、この前だって陸上部の先輩に……」 私の悪態に律は本気で食ってかかってくる。本当なのかどうなのか分からない話を必死で語りかけてくるんだ。 そんな律の話は、申し訳ないがどうでもいい。 律とお揃いの携帯を買えた。 ただ私は、そんなちっぽけな事実に胸を躍らせていたから。 「澪ちゃん、随分古い機種使ってるねぇ?」 いつもの部室。 ムギが淹れてくれたお茶を飲みながら弄っていた携帯を、唯は私の肩越しに覗きこんできた。 「古いか?」 「うん」 素直な唯は、何の躊躇いもなく小さい頭を縦に振る。 「もう少し新しい機種にしなよ」 「……」 「澪ちゃんテレビ電話出来ないんだもん~」 「……」 「おいーっす」 テレビ電話したいよ、と嘆く唯の後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。 律だ。 「りっちゃん、今日のお菓子はマカロンだよぉ」 「美味しいですよ、父の取引先の方から頂いたんです」 「おぉー!美味そう!」 机を挟んで目の前の、いつもの定位置で椅子を引いた律は、テーブルに並ぶ色とりどりの菓子に夢中のようだ。 唯から“古い”と指摘された律とお揃いの携帯を利き手で握り込んだ私は、律が手を伸ばしたピンク色の菓子をわざと先に奪った。 食べたかったらしいピンク色のマカロンを取られた律は、むすっとした顔で私を睨んでくる。故意的に、ふい、と顔を背ければ律は魚のふぐのように頬を膨らませた。 こういうやりとりが、何とも心に温かい。 「唯ぃ、澪がいじめる」 「澪ちゃん、りっちゃんをいじめちゃダメだよ」 「別にいじめてなんかない」 「まぁまぁ、相変わらず二人は仲良しですね」 「ふん、澪はこういういやがらせしてくるから嫌なんだよ」 ぷぅ、と膨れたままの頬で、律は制服のポケットから携帯を取り出す。 私とお揃いの携帯だ。 意識的に、私も左手で握っていた携帯を机の上へ置いた。 「あれぇ?りっちゃんもその携帯使ってるの??」 律の隣に座る唯が、律が弄る携帯を覗きこむ。律と、私が机へ置いた携帯と交互に視線を回した唯。 ほうほう、とひとしきり一人で納得したように頷いた唯は、律の左腕をしっかり握ってこう言った。 「りっちゃん携帯変えなよ!みんなでお揃いにしよ!」 「えぇ?」 「りっちゃんも古い機種使ってるしさぁ、テレビ電話出来る機種にしなよ!」 「テレビ電話ねぇ…」 唯を、無意識に睨みつけてしまった。当の本人は全然気にしていない…というか、全くこちらを見ていないけど。 「みんなでお揃いにしようよ」 「お揃いかぁ」 「いいでしょ、りっちゃん。軽音部でみんなお揃いでさぁ」 「おお、みんなでか」 「うんうん、そんでみんなで休みの日はテレビ電話しよう!」 唯の無邪気な笑顔は胸に痛い。 唯に悪気はない事くらい分かっているからだ。部活のみんなで同じ携帯を使いたいって、そんな無邪気な気持ちだけだから。 でも、私は嫌だ。 確かに4人みんなでお揃いの携帯を使っても、律とはお揃いでいられるけど。そうじゃない、そうじゃなくて。 「いいですねぇ、みんなでお揃いの携帯」 「えへへぇ、でしょ?」 「確かに、なんか仲間って感じがしていいな」 盛り上がる3人。律まで、実はこの新機種が欲しかったんだ、という話をしている。 くだらない事だと思う。 私だけ、律とお揃いの携帯を持っていて。二人だけのお揃いなんて、子供っぽい。 それは自覚してる、けど。 「澪ちゃんは?欲しい機種ないの??」 きらきら光りそうな瞳を向けてくる唯。 俯いていた顔を上げて、瞬間、律を見てしまった。 律は、視線が絡んだ私を不思議そうに見つめていた。 「……」 「澪ちゃん??」 「…いいんじゃないか、私は特に…機種に拘りはないから」 空っぽの心のまま発した言葉は、文字通り空っぽの音のまま世界へ出た。 「本当?じゃあ、この後携帯みんなで見にいこうよ!」 「…あぁ」 「うわぁ、楽しみですね」 無意識のまま、律とお揃いの携帯を右手で握り込んだ。 利き手である左手は、机の下に隠した。強く、利き手で拳を握りたかったからだ。 長い前髪で瞳を隠していると、隠れた瞳の向こうから律の視線を感じた。 黒い髪の向こうに見えた、律の顔。 じっと私を見つめて、頬杖をついたままの姿勢で変わらない視線を向けてくる。 「りっちゃん?」 唯の言葉を受けても律は視線をそらさない。 「…りっちゃん?」 「……」 唯とムギが、律と私を交互に見比べている。 唯の不安げな視線と、ムギの憂いを帯びるような視線に耐えきれず、首を一振りした。 「…ほら!携帯買いに行くんでしょ!!時間遅くなると嫌だから行くよ!」 決まり決まり!と机を両掌で叩いた拍子に大きな音が鳴る。唯だけがその音にびくりと肩を揺らした後、律に何やら耳打ちをしていた。 私は律の品定めをするような視線に耐えきれず背中を向けて、入学からまもないのにすでにくたくたいなってしまった補助バックを肩へ担いだ。 学校から程近い商店街。 どこにでもあるような大型電気店で、道端にはみ出しながら店員は安っぽいパンフレットを片手に売り込みをしていた。 有名携帯機種会社がこぞって売り込みをかけている。 店に来るまでの道のり、唯は不安げにおろおろしていたけど、色とりどりの携帯電話サンプルが並ぶ店頭に来てからはすっかり元気になったようだ。 「ほぉおおお!りっちゃん見て!この携帯ラメでキラキラ!!」 可愛いねぇ~、とうっとりサンプルを手にとって眺める唯の隣で、律は白い歯を覗かせて笑っている。 「可愛いけど、これ4万するぞ?」 「はう…」 「4万も払えんのか?」 「うぅ…無理だ…」 大きな瞳に涙をたっぷり溜めた唯が、ふるふる震えながら携帯サンプルを棚へ戻した。 「じゃあ、あっちは?」 「どれどれ?」 うるさいくらい黄色い声を出しながら店内を駆け回る二人を横目に、唯が気に入っていたらしい携帯サンプルを手に取った。 私が使っている携帯よりも、軽い。 はめ込まれている画像のサンプルは、あまりにも色鮮やかだ。 「……」 律は新しい物が好きだから、こういう携帯の方がいいのかもしれない。 示し合わせたように色も4色で展開しているし。 サンプルを握ったまま固まっていれば、携帯会社のロゴが入ったハッピを着た店員が近づいてきた。 「これ今一番お勧めの機種ですよ!」 「…あ」 「あ、定価はこの値段になってますが、2年契約で機種代金分割も出来るんで」 「……」 「今日の元手は実質0円でお持ち帰り可能ですよ」 愛想の良い店員は、携帯のサンプルとパンフレットを片手に微笑みかけてくる。 店員の手に握られた白い色の携帯を、頭の中で律に握らせてみた。 最新機種なんだ、とクラスメイトに自慢する律。 夜遅くまで唯とテレビ電話をして、寝不足で登校する律。 想像しただけで、少しだけ可愛い。 「…唯!」 ほとんど無意識で呼んだ声。 私の声で振り返った唯は、口を丸く開けたままこちらへ歩いてきた。 「この機種、機種代金分割も出来るらしいぞ」 「え!?」 「ね、店員さん」 「えぇ、月々数千円から分割可能です」 「い、いくらくらですか?」 「そうですね、2年契約なら2000円以下から可能ですよ」 「…2000円」 ぶつぶつ言いながら唯は右手の指を折り曲げて何やら計算を始める。 やがて計算が済んだのか、うっとりした表情でピンク色の携帯サンプルに頬ずりし始めた。 どうやら、唯の計算ではお小遣い以内で買える物だったらしい。 「これ、いいなぁあああ」 きらきら光りだした唯の瞳。 こうなった唯は、たとえ他に手ごろな値段の機種を目の前に差し出しても納得しないだろう。 あのギターを買った時のように。 「買えるんならこれにする?」 「うんうん!これがいい!!」 「ムギ!これ唯が気に入ったらしいんだけど、これでいいか?」 「え?…あら、確かに可愛いわね」 「私も可愛いと思う」 「だよね!ムギちゃんもそう思う!?」 「えぇ」 「ほわぁ、それならこれがいいなぁ!」 幸せそうにサンプルを抱きかかえる唯を見ていると和む。 ふと笑みが浮かんだ口元。 笑顔を浮かべた私を、ムギがほっとした表情で見つめている事なんか気付かず、律を流し見た。 律は、嬉しそうにしている唯の頭を撫でまわして、「良かったな」と笑っている。 結局、4台契約した携帯。 色も展開されている4色で別々にしよう、となって。 唯はピンク。ムギは青。私は黒で、律はシルバーをそれぞれ契約した。 契約している最中、ポケットの中の…律とお揃いの携帯をぎゅうと握りしめたままでいた。 * 「あれ?どうなってんだ?これ」 帰宅してから新しい携帯電話と格闘が始まる。 何せ、随分長い間同じ機種を使っていたものだから、ボタン操作から何から何まで、一から覚え直さなくてはいけないんだ。 「あ、間違えた」 「…句読点のボタンがズレてるのがイタイなぁ」 携帯のボタン操作なんて、目ではなく指の感覚で覚えているから、無意識に指が慣れた位置へと飛んでしまう。 まぁきっと、またすぐに新しい機種でボタン操作も慣れてしまうんだろうけど。 その内、今度は逆に前の機種の使い方が分からなくなる時がくるんだ。 角に擦り傷が付いてしまっている、律とお揃い“だった”携帯電話を見た。 こいつの使い方が分からなくなってしまう時がくるなんて、それは嫌だと思った。 別に今だってお揃いなんだ。4人みんな一緒にお揃い。 それなのに、“律と私だけがお揃い”。 そんな事に拘っている私は、どこまで子供なんだろうと思う。 慣れない操作で、受信メールを開いた。 ムギと唯からはメールが来ているけど、律からはメールが来ていない。 「昔に比べて、メールも減ったなぁ…」 学校から帰ってからも飽きるくらいメールをして、それでも足らないからと電話をして。 それでも足らない、と律は自転車で私の家まで来る。 『カップルみたい』 仲の良い別の友達からよくそう茶化された事もあったし。 …そう言われて、悪い気もしなかったし。 気付かない内にどんどん減っていったメールと電話の数。 それでもいいと思ってたけど、部活で唯が律からきたメールの話をする度に、胸が苦しくなった事も事実だ。 (私にはメールをくれなかったのに、唯には送るんだ…) 「あぁ!もう、嫌だ」 一人になると、律の事ばかり考えてしまう。 考える度に卑屈な思いになってきて、自分が嫌になった。 2
https://w.atwiki.jp/squestwiki/pages/190.html
ケルトの呪法で、やられた相手はサキュバスやリリムなどの淫魔と魔交に耽ることとなる. こうなれば夢魔と交わって通常の人間では得られないレベルの快楽を得続けるのみである. ●準備 人さし指の爪(前もって伸ばしておく) 紙×2(一枚は白くて5cm四方の物) 黒インクとペン(油性マジックで代用可) ●方法 1.人さし指の爪を切り、紙に包む。 2.包んだものを地中に埋め、三日間したら取り出し、 包んであった爪を燃やす。 3.5cm四方の白い紙に、図のように黒インク(マジック)で書く。 http //www16.atwiki.jp/squestwiki?cmd=upload act=open pageid=190 file=%E9%AD%94%E4%BA%A4%E3%81%AB%E8%B5%B0%E3%82%8C.JPG 4.爪の燃えカスを紙に擦り付け、紙の裏に【魔交に走れ】と書く。 >>>呪符完成 5.できた呪符を朝と晩に取り出し、呪符を見つめながら 夢魔を取り憑かせたいターゲットを思い浮かべ、『魔交に走れ』と強く念じる。 毎日お祈りしよう。 でも好みのタイプの夢魔が出るとは限らないよ(笑) succubusの淫呪 これはsuccubusという女悪魔(夢魔)が、 夢の中に相手にとって最も魅力的な姿に化けて現われ虜にして、性的に惹きつけてけっして離さないという力をもっている。効果が絶大 まず用意するものは、黒い布で作った、下図のような約20センチぐらいの黒い布。 http //www16.atwiki.jp/squestwiki?cmd=upload act=open pageid=190 file=sukubusu.gif つぎは呪文。呪文はシンボルマークの中央にある穴に左手の中指の先をあてて 「スニマニカ・トノニリチーツ・ヒデガート・カニドホーデ・モナニコノーモ・フト・ニンサマーネ」 ととなえる。succubusのシンボルマークを頭に思いうかべながら、取り憑かせたい対象の姿をいっしょに念じること。 精交と魔交 精交と魔交はどちらも性魔術の一種 前者は聖なるものと後者は邪悪なものとの交わり その快感は性交の比ではない。 召喚と喚起 自分より上位の霊的な存在を魔法円の中に呼び寄せ御力を頂く方法を「召喚」といいます。 反対に自分より下位の霊的な存在を魔法円の外に呼び出す方法を「喚起」といいます。 ◆「召喚(Invocation)」と「喚起(Evocation)」の区別 「実践魔術講座」においては 人間より上位の霊的存在に「請願」したり「憑衣」されることを「召喚」、 人間と同格もしくはそれ以下の存在に「命令」を下すことを「喚起」 と明確に区別されています。 制魔符 http //www16.atwiki.jp/squestwiki?cmd=upload act=open pageid=190 file=%E5%88%B6%E9%AD%94%E7%AC%A6.png 制魔符:所持することによって、魔的な存在を制御できる。
https://w.atwiki.jp/agohige_ryowiki/pages/102.html
学名:Iturup One Shot One killer 別名:エトロフセツジョクハラシ 種目:ドラマ科モンド目 体長:70cm~1m30cm 使用武器:ライデン瓶、カタパルト型投石機 分布/生息地:択捉島及び八丁堀 発見者:バチェ氏 撮影者:みぞひげ氏 鳥獣戯画に描れたエトロフセツジョクハラシ [解説] 南の珍ガエルの代表がイリオモテイキハジシラズなら、北の珍ガエルの代表がこのエトロフセツジョクハラシです。 学会では『唯一道具を作成・使用できる両生類』として注目を集めています。 このカエルは雑食で、決まった食性はありません。 そして彼らの食事には変わったルールがあります。 まず、このカエルの元には動物がよく訪れます。 卵を蛇に食べられたツバメ、山犬に喰い殺されたイノシシ一家の生き残り、猿に柿をぶつけられたカニ、ジョニーのイタズラで、昼寝中にいつのまにか北アメリカデンジャラスチンパンジーの匂いが身体に擦りこまれたばかりに、様々な動物から命を狙われているミゾヒゲなど、恨み辛みを抱えた様々な生き物がこのカエルを頼ってやって来ます。 そして、エトロフセイツジョクハラシに色々な食べ物、例えば虫や果物、山吹色の小判型スナック(チンパンジー・みぞおちのちょっと下辺り味)などを『依頼料』として納めます。 この『依頼料』としてもらった食べ物だけを食べて生き、他の物は一切口にしません。 依頼に使用する山吹色の小判型スナック。パッケージの動物もエトロフセツジョクハラシをイメージしたものになっている 『依頼料』をもらって『依頼』を引き受けたエトロフセツジョクハラシは、3~6匹程度の仲間と共に、『依頼』をこなします。 依頼をこなしに行くエトロフセツジョクハラシ あるカエルは薄く鋭い石で山犬を斬り、あるカエルは植物の細い茎を使って猿の首を絞め、またあるカエルは花のついた木の枝で蛇の首を刺し貫き、他の動物の復讐を果たします。 しかし中には、釣竿の糸の先につけた金属製の折鶴を飛ばして首に巻きつけ、鶴のくちばしに仕込んだ剃刀で北アメリカデンジャラスチンパンジーの喉笛を突き刺すカエルや、エレキテルで高圧電流を充填させたライデン瓶やカタパルト型投石機を使ってジョニーのメガネのレンズの右だけを割るカエルなど、回りくどく、やや方向性に迷いがある種もたまに発見されます。 メガネのレンズの右だけを割られたジョニー 最近では武器を使わずに、シチュエーションを狙って『依頼』をこなす方法も発見されており、こちらはウォシュレットの水温を“高”にされ苦しむゴリラ。 ジオグラフィック一覧へ ネタメール絶賛募集中!! 番組HP内の投稿フォームは hosplug.comから アナタのステキなネタをお待ちしております!!
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3861.html
『箒とまりさ』 2KB 愛で 観察 小ネタ いたづら 自業自得 野良ゆ ゲス 現代 おばかなゲスゆっくりは可愛くて好きです ※初投稿なのよ 「箒とまりさ」 庭で掃除をしていたら、門の影から野良まりさが熱心にこちらを見つめていた。 どうやら見ているのはこの竹箒のようだったので、 「お前これが気になるのか?」 と、声を掛けてみた。 まりさは隠れていたつもりだったのか、驚いた様子で突然怯え始めたが 箒の誘惑には耐えられなかったのか、遠慮がちにうなずいたので 門を開けて「使ってみてもいいぞ」と言ってやった。 当然まだ警戒しているようだったが、僕が箒を地面に置いて部屋に入ると 窓からは目を輝かせてまっすぐ箒へ飛び跳ねているまりさが見えた。 しばらくまりさは箒に擦り寄ったり声を掛けたり、うっとりと見つめたりしていたが、 その内満を持したように箒へまたがり、 『まりさ、ゆっくりおそらをとぶよ!』 とりりしい表情で叫んだ。 まりさはキリリとした笑顔でポーズを決めたまま、箒が浮かび上がるのを待っていたが、 当然我が家の掃除道具には魔力なんて無いので、まりさの要望に答える事はない。 数分してからやっと不思議そうな顔をして箒から降りたが、また何度か同じ事を繰り返し、 その内我慢しきれなくなったのか、自分に従わない箒を罵倒し始めた。 それを見ていた僕は、やっぱり馬鹿な子ほど可愛いなあとちょっと笑いふと時計を見る。 随分と長く休憩してしまったようで、ついでに昼食の肉まんを電子レンジに入れる事にした。 『こんなげす箒はせいっさい!するよ!!すーぱーまりさごーるでんあたっ…』 『ゆっぎゃああああああ!!まりさのかもしかさんのようなあんよがあああ!』 何やら鈍い音と叫び声がしたので、肉まんをくわえてリビングに戻ると あんよを横一文字に窪ませたまりさが庭で転げまわっている。 『よぐもまりささまのあんよをぉおお!!もう許さないよぉおお!』 『さっきはおつむだけは勘弁してやったのにこの恩知らずがぁあ!…ゆっふっふ!だけど今度はてかげんしないよ!』 『まりささまの世界遺産に匹敵するあんよに傷をつけた罪は重いよっ!しねぇええええ!!』 再びりりしい顔をして宣言したまりさは勢いよく飛び上がると、 いくつも束ねられた、歪で頑丈でな枝たちがまりさの影に覆われた。 どうやらまりさの言う「箒のおつむ」とは穂の部分の事らしい。 可愛らしい発想にくすっと笑った後、僕はまた一つ肉まんを箱から取り出し台所に向かった。 湯気を立てる肉まん片手に、再び窓の外を眺める。 庭は既に静かになっていたが、さっきのまりさを思い出してつい頬が緩んだ。 「やっぱり馬鹿な子ほど可愛いよなあ。」 昼の暖かい日差しの中、平和を象徴するかのように、僕もまりさも肉まんも笑顔だった。 柄の部分は拭くだけでいいだろうけれど、枝の方に絡んだ餡子はどうしようかな? そう一人考えながら、肉まんからむしっておいていた羽の部分を食べる。 まりさは相変わらず箒の穂の上、どこか誇らしげな顔で餡子を滴らせていた。 おわり☆