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―――薬草師のレオンはサビエラ村で随一の切れ者と尊敬されている青年である。 短い間だがガリアの首都リュティスまで行って薬草学の勉強もした秀才だし、貴族に水魔法を使ってもらえるだけの金が無い人々を癒すという仕事柄、貴族や魔法に対する尊敬と恐れも薄い。 だが、初めて見せられた攻撃魔術に、そんな余裕は吹っ飛んでいた。 吸血鬼騒ぎに怯える村の青年団を引き連れて、一番怪しい占い師の老婆マゼンダと、その息子のアレキサンドルを吊し上げにしようとしていた時、邪魔をしてきた男、王国から派遣されてきた花壇騎士だという子供連れのメイジに、偉そうな事を言うんなら魔法を見せてみろと迫ったのはレオン自身だ。 戦場どころかメイジ同士の決闘なども当然見たことの無いレオンは、どうせ貴族の魔法などと言っても猟師の弓か城の兵士が持っていた銃程度なのだろうとタカをくくっていた。 それが、完全に覆される。 タバサの杖を持ち、身振りを加えてもっともらしい呪文を唱えるグレン・アザレイ。 当然だが、そんな事で魔法は発動しない。 グレンは、この世界に来てから常に身につけている道具を取り出したのだ。 それは、空気を概念魔術で圧縮し固めた3ミリほどの粒。 悪鬼に観測されない透明な粒を、グレンは百個ほどマントの内側に入れて常備してある。 その粒を7つ、杖を突き出す動作で近くの木へ向けて飛ばした。 亜音速で突き刺さった空気の弾丸はしかし、3ミリの穴を開けるだけだが……圧縮の魔術を解除した途端、膨張した空気によって内側から幹を破裂させる。 村人達には、グレンが杖を向けた途端に樹木が粉々に爆発したようにしか見えない。 威勢の良かったレオンは、腰をぬかして地面にヘタリ込んでいた。 ……だが、もしこの魔術を『地球』で魔術師と戦う専任係官達が見ていたのなら、村人以上に怖気で背筋を凍らせていただろう。 視認できない透明な弾丸は、視覚による魔術消去を許さない。 弾丸の速度を亜音速に抑えたのも、音速を突破した時の音で聴覚により消去されるのを防ぐため。 そして、悪鬼の肌に触れた瞬間に触覚での消去が発動し、圧縮空気の爆発によってダメージを負う。 いや、わざわざ飛ばさなくても、空気中に浮かばせるか地面に転がしておくだけで触れた悪鬼を吹き飛ばす地雷になるだろう。 『鬼火』と呼ばれる達人剣士の専任係官ならば、飛んで来る飛翔音を聞き分けて避ける事もできようが、これは完全に対『悪鬼』用に考えて織り上げられた魔術に違いなかった。 死に瀕して「より強い魔法、より高度な魔法が勝負を決する決まりなど無い」と敗北の理由を語られた男は、それを糧として新たな戦法を生み出したのだ。 地球人が、そしてサイトが知れば戦慄するだろう。 グレンはまだ、地球人と戦う事を考えの外には捨てていないと。 そなん事は知らないレオンや村人達にとっても、その爆発だけで花壇騎士の実力を信じさせるには十分だったようだ。 タバサとグレンはそのまま占い師の老婆に会うため、息子のアレキサンドルに案内させて小屋へと入ってゆく。 部屋には病気で外に出られないという老婆が一人。 流れ者で、占い師という怪しげな商売で、外出も出来ないとなれば吸血鬼と疑われても仕方あるまい。 そんな、ベッドの上から起き上がれないマゼンダ婆さんを前にグレンは一言。 「ご老人、もう具合は良いはずだ」 そう告げた。 相似魔術の使い手であるグレンが『神に近き者』と呼ばれる理由はいくつも有るが、その一つは相似大系の奥儀である『原型の化身』である。 相似世界において人はすべて神の似姿とされる。ゆえに、人と人は同じ原型を持ち、お互いに『似て』いる。 『原型の化身』はその繋がりを利用し、人間同士を強制的に似せるのだ。 極めれば、人を生命を操る神の如き力。 事実それを極めたグレンは、脳さえ残って活動していれば、悪鬼の魔法消去下でなければ周囲の人間に『似せ』る事でどんな傷でも回復させる。 たとえ腕がもげ、脚が取れ、胴体を二つに割られていても、一瞬で健康体になれるのである。 同じ原理で、健康な人間と相似させる事で病人を一瞬で回復させる事すら可能だった。 「おおう、身体が軽いですじゃ!?」 なんかババアが元気になった。 「歯も生えてきたですじゃ!」 おまけに一本も無かった歯が全部生え揃っていた。 「お肌や髪もツヤツヤに!!」 見た感じ30代前半ぐらいに若返っていた。まだまだイけるぜゴーゴーな感じである。 グレンがやりすぎたらしい。 すっかり元気になった、若い姿はなかなか美人だった元老婆はシーツを豊満な身体に巻きつけて外に飛び出す。 ひゃっほーいとか言いながら、呆然とする村人を尻目に広場で跳び回ってた。 「マゼンダ」 騎士様の連れてきた子供が女を指差して言った一言に、村人のアゴがカコンと落ちる。 「魔法で元気になった。お日様の下に出たから吸血鬼じゃない」 子供ことタバサがボソっと言う言葉に、釈然としないながらも村人達は肯いていた。 魔法って凄い、と感心半分恐れ半分の肯きである。 自分が参照元にされてあの人が15歳の姿とかにならなくて良かったと、 キュルケクラスの巨乳を揺らせて踊る元ババァを見ながらタバサは考えていた。 ―――トリステイン王女アンリエッタはルイズの幼馴染である。 幼い頃の遊び友達であり、大人の汚い計算と関係なく自分の友であってくれるルイズ。 「とあーっ! 円月剣!!」 だが、王女であるからには公平を旨とせねばならない。 「うりゃー、ジャンプ切り!」 だから、王女として、目の前で親友の使い魔が繰り広げる『剣舞』と称する何かを、褒める事など出来なかった。 「必・殺! イナズマ雷鳴サンダー!!」 最初はいっぱいいっぱいだったサイトだが、何だか段々気持ちよくなってきたようだ。 野外に特設された使い魔品評会の会場に、予想に反して嘲笑の声は無い。 有るのは痛い沈黙だけだ。 ガンダールヴの能力まで発揮して、凄い速さでデルフリンガーをギザギサに振るサイトの努力は、しかし会場の誰にも伝わっていなかった。 もちろん、彼のご主人様にも。 「帰るわよ、犬」 「何でだよ? これから超必殺のエターナルフォースブリザードが炸裂するんだぜ!」 「いいから帰る!」 「いた、いたたたた! 耳、耳がとれるっ!」 耳を引っ張られて舞台の袖に引っ込まされるサイト。 彼は勇敢で優しい少年だが、残念な事にちょっとバカなのだった。 品評会の優勝は、順当にキュルケのサラマンダーに決定する。 サイトの芸を評価したのは、後で「サイトさんの剣舞、素敵でした」と言ってきたシエスタだけ。 恋は盲目なのだ。 ―――キュルケはゲルマニア生まれの恋に生きる女である。 屋外での晩餐会が終わり、寮の住人が部屋で静かに過ごす頃、キュルケはルイズの部屋を訪ねようとしていた。 別にルイズに用があったワケでは無い。 品評会優勝を話のネタに、ダーリンことサイトにかまってもらおうという魂胆だ。 だが、自室のドアを開けたその場所に、先客が居た。 ギーシュ・ド・グラモンが、まるで盗賊のように鍵穴を覗いているのである。 「アンタ、何してるのよ? ペッタンコのルイズの着替えでも覗いてるの?」 「しっ! 今この部屋に姫殿下がいらっしゃっているのだ」 「アンリエッタ王女が? 何で?」 「よく判らないが、ルイズは恐れ多くも姫殿下の幼馴染だったから尋ねて来られたらしいね。 そして何か困難な任務をルイズとあのサイトに御下命なされるとか……って、キュルケ、キミいつの間にボクの背後を!?」 「お約束のリアクションはどうでも良いから、ちゃんと聞き耳を続けなさいよ」 「あ、うん。そりゃ続けるがね……」 アレ? ボク今なんで命令されてるの? 的な不条理を感じつつ、ギーシュは鍵穴に目を押し付ける。 見れば許しがたい事に、王女が平民にお手を許されている場面。 「おのれサイトめ平民のクセに~ッ」 だが、真に許しがたいのはその先であった。 アンリエッタの手を取ったサイトは、絶妙のタイミングで姫殿下の腰を引き寄せ、その高貴な唇に下賎な唇を重ねたのだ。 「キスしやがったー!!」 「何ですって!?」 人生二度目のはずなのに、やけに手馴れたキスであった。 舌とか入ってたかもしれない。 気絶するアンリエッタにオロオロするサイトに、必殺のルイズ崩拳がズビシと大炸裂。 「ごぼはぁ!?」 「このエロ犬ーっっ!! 死になさいっ! 死んでアタシと殿下に侘びなさいよっ!!」 「ぐげぼぉ!!」 続けて放つはドロップキック・ゼロ。 危険な角度でサイトの顔面に食い込むルイズの両足。 「その通りだ! トリステインの可憐な花、我等の至宝を汚した罪、死んで償いたまえ!」 「ぶびゃらぁ!?」 更に扉が勢い良く開いたかと思うと、元帥家秘伝グラモン・ブリーカーが追い討ちを掛けた。 ボロボロになりつつも立ち上がったサイトがフラフラと倒れ込んだ先が偶然にもキュルケの胸の谷間だったのは、幸福なのか不幸なのか。 ぽよんと、サイトの顔を優しく包む弾力。 「うほっ♪」 「いやん、ダーリン♪」 ルイズの中で何かが切れる音がした。 こう、ブチブチっと。 ―――惨酷シーンにつき、しばらくお待ち下さい――― ルイズとギーシュによる折檻が続くこと約5分。 あまりの凄惨なリンチに、アンリエッタ女王は笑顔(営業用)を引き攣らせながらルイズに指輪を託して。 「それでは、お友達と一緒にアルビオンへ向かって下さいね」 と言って、そそくさと血の処刑場から退散していった。 後にはルイズと、いつの間にやら密命を託された形になったギーシュとキュルケ。 その足元に、ボロ雑巾と言うかグロ雑巾になったサイトが転がっていた。 ―――ミス・ロングビルはアルビオン出身の元貴族である。 「困難な任務」を任されてアルビオンに向かう事になったキュルケに脅されて、道案内として同行する事になったのは、不幸な必然だろう。 何日もあのシリを撫でられなくなると、オスマン氏は大変残念がりながら見送ってくれた。 多分、鞍の上でプリプリ揺れるシリを視姦するのが目的で。 そんなワケで、ルイズ達は馬上の人となる。 旅の仲間はルイズと使い魔サイト、それにギーシュとキュルケとミス・ロングビル。 更に、魔法騎士隊の隊長でルイズの婚約者であるワルド子爵がアンリエッタより同行せよとの指令を受けて参加した。合計6人の大所帯である。 後ついでに地下を掘り進むギーシュの使い魔の巨大モグラも来ているはず。 一行は馬で2日、馬車なら4日以上かかる道程を1日で走破するため、途中で二度馬を乗り換えて全力で駆けさせた。 馬は生き物である以上、疲労するから最高速度で走れるのは一瞬だ。 その速度を維持するため、発達した交通の要所には馬を用意した『駅』が有り、そこで元気な馬に乗り継いで行くシステムが有るのだ。 だが、その間もワルドとルイズを乗せたグリフォンは休憩もとらずに走り続けた。 それは幻獣のとんでもない体力と、騎手の技量の賜物に他ならない。 そうして、一日中馬上で揺すられてクタクタになったサイト達は目的地・ラ・ロシェールに到着。 キュルケもギーシュも流石にぐったりしている。 元気なのはワルドと、彼に運ばれていたルイズ。それに何気に平然としているミス・ロングビルだけだ。 「中々乗馬に通じておられるようですな、レディ」 「色々あって旅なれておりますので。お恥ずかしいですわ」 「いや、女性でなければ騎士隊にスカウトしたいぐらいですよ」 「まぁ、お上手ですわ、子爵さまったら」 ハッハッハホッホッホと笑い合う、実はけっこう負けず嫌いな大人二人。 双方目が笑ってないような気がして、背筋が震えるサイトであった。 ―――エルザは狡猾な吸血鬼である。 5歳程度にしか見えない外見の少女だが、その実30年以上もの間人間の生き血を吸って行き続けた妖魔なのだ。 村長の孫娘のような立場を手に入れたエルザは、その立場を隠れ蓑にして人の生き血を啜っていた。 自分より後から村にやってきた占い師の親子を疑わせるように仕向ける策まで使って。 村人は誰一人彼女を疑っていない。 吸血鬼退治に派遣されたメイジも、その外見と知略に簡単に騙されて罠にはまる。 そうして今夜も、彼女は愚かにも杖を手放したメイジ、グレン・アザレイを誘い出し、捕らえる事に成功したのだ。 そのはずだった。 「なんで!? なんでつかまらないのよ!?」 先住の魔法によって伸びた枝が、杖を持たない間抜けなメイジを捕まえたはず。 なのに、枝はグレンの周囲を包むだけで、その身体に届かない。 無数の空気の粒を固めて作った見えない壁が、グレンの周囲を守っているゆえに。 「これが『先住』か。精霊大系……いや、完全大系に似た魔術だな」 「くそおっ! 枯れし葉は契約に基づき水に替わる力を得て刃とならん」 鉄のように硬くなって飛ぶ落ち葉。 それも、空気の壁に阻まれて尽く砕けて落ちる。 「ウソっ―――あいつをとめてなさい、アレキサンドル!」 恐怖に彩られる幼い顔。 エルザは勝てない事を悟り、グレンに背を向けて逃げ出した。 彼女が逃げ出すのを助けるのは占い師の息子アレキサンドル。 魔術師が使い魔を持つように吸血鬼が血を吸った者を一人だけ操るという、屍食鬼、グールである。 屍食鬼はグレンに飛び掛り、エルザが逃げるための捨石になった。 そして捨石らしく、一瞬でバラバラにされる。 外見からは想像もつかない運動能力で、そのわずかな時間で走って逃げるエルザ。 だが逃げ出した方向には、タバサに連れられた村人達が集まっていた。 「除けえぇぇぇぇ!!」 愛らしい顔のままに、子供に発する事が出来るとは思えない憎悪にあふれた絶叫がエルザの喉から吐き出される。 トロル鬼やオーク鬼には劣るが、吸血鬼の腕力は普通の人間を遥かに凌駕するのだ。 合わせて魔法も使えば、平民でしかない村人の集団などグレンが追いつく前に蹴散らせる。 そう思って、魔法を唱えようとした瞬間、エルザの胸に氷の矢が突き刺さった。 タバサのウィンディ・アイシクル。 放たれた無数の矢は、胸だけではなく全身をめった刺しにする。 「うそ……!?」 呆然と見開かれる少女の目。 凄惨な光景に、エルザを吸血鬼と知らず孫のようにかわいがっていた村長をはじめとする、幾人もの村人達が目を背けた。 「二人とも、メイジだなんて……ズルっこ、だわ……」 擦れたエルザの声が聞こえたのか聞こえなかったのか。 タバサはドットスペル『土』の『錬金』でエルザの周囲の土を油に変成。 同じくドットスペル『火』の『発火』を唱える。 言い訳も返答もせず、雪風の魔女は無慈悲に吸血鬼を燃やし尽くした。 ―――土くれのフーケは元盗賊である。 王女殿下の密命を受けたルイズ一行が宿泊する、ラ・ロシェールで一番高級な宿『女神の杵』亭への襲撃に一番に気がついたのも、職業柄研ぎ澄まされた感覚のおかげだったに違いない。 とは言っても気がついた時には宿の入り口は包囲されて矢を射掛けられていたから、あまり威張れる事でもないだろうが。 二階に居たサイトとルイズが物音に気付いて下りてきた頃には、キュルケとギーシュ、ミス・ロングビルとワルドが、突入を目論む傭兵相手に、つくりつけの机を盾として防衛線を張っている所だった。 他の客もメイジなのだろうが、机の下で震えているだけで役に立ちそうには無い。 「トリステイン貴族も不甲斐無いですわね」 「そりゃ同感だけど、相手は貴族と戦うのにも慣れてるみたいよ。どうするつもり?」 アルビオン出身のミス・ロングビルとゲルマニア貴族のキュルケがぼやいた。 ルイズ達トリステイン貴族の面々には反論の言葉も無く、憮然とその侮辱を受け入れる。 それはともかく、傭兵達は魔法の届かない距離から矢を放ち、こちらの消耗を待っていた。 だからといって反撃しなければ、屈強な重装甲の前衛が突撃してくるだろう。 呪文を唱える間も無いほど接近されれば、メイジに勝ち目は無い。 だからこそ、多くのメイジは従者や使い魔に詠唱中の自分を守らせるために連れ歩くのだから。 「しくじったわ。やっぱフレイムを連れて来るんだったわね……」 「こうなったら、サイトとギーシュのゴーレムを先頭に全員で突撃して撃てるだけの魔法を……」 「ちょ、おま、ルイズ! 俺を殺す気か? ついさっき、任務が終わったら俺が地球に帰る方法を探してやるとか言ったクセに」 「仕方ないでしょう! このままじゃどの道全滅だし、アンタは私の使い魔なんだから」 「いいかね、諸君」 ギャンギャン騒ぐ子供達をたしなめるように、ワルドの低い声が響く。 「このような任務は通常、半数が目的地に到達すれば成功となる」 「……囮作戦ってコトね?」 「そうですね。仕方ありませんわ」 ワケが判らないと言うなギーシュサイトルイズのお子様三人を尻目に、キュルケとミス・ロングビルはワルドの策を理解して頷いた。 ここで数人が大暴れして、その隙にルイズ達がアルビオンへの船に乗り込むのだ。 「ここは私とミス・ロングビルの二人で十分よ。あんたたちは行きなさい」 「いや、しかしレディだけを置いて行くなどとは、トリステイン貴族として許される事では無くてだね」 「アンタのゴーレムなら矢避けぐらいにはなるでしょう。いいから行きなさい!」 「……判った。ヴェルダンデ、後は任せたよ!!」 自分も残ろうとしたギーシュだったが、キュルケに諭されてルイズ達と共に裏口に走る。 飛び出した四人に何本もの矢が放たれるが、キュルケの予想通りギーシュが生み出したゴーレムが身を挺して矢を受け止めてくれる。 そのまま桟橋へ向けて四人は走り去った。 残されたのは美女二人。 机の影で、蓮っ葉な口調に戻ったミス・ロングビルが髪を下ろしながら聞く。 「良かったのかい? あのボウヤ二人でも残ってりゃ、多少の足しにはなったろうに」 「ダーリンは一応ルイズの使い魔ですもの。残ってもらうワケにはいかないわ。 それにギーシュに居られちゃ、貴女も全力が出せないじゃない『土くれ』のフーケ」 ニヤリと笑うキュルケとミス・ロングビル――もとい、フーケ。 その言葉の意味は「ゴーレムで蹴散らせ」だ。 「いいよ、やってやろうじゃないさ! 時間稼ぎは頼んだよ小娘!」 「あら、時間稼ぎはかまわないけど―――あまりノロマだと、あいつら全員消炭にしてしまいますわよ!」 興奮すると言葉が汚くなる美女と、興奮するほど言葉が丁寧になる美女が同時に立ち上がり呪文を詠唱する。 キュルケの前方に生まれるのは炎の渦。 『火』『火』『風』のトライアングルスペルによって生み出されたそれは、二人に向かって放たれた矢を尽く燃やし尽くす。 グルグルと回される杖に従って回転する炎輪は、呪文と共に徐々に巨大になっていた。 ダンと机を蹴り倒して走るキュルケ。 走りながら突き出した杖に従い、炎の渦が6つの炎条となって傭兵達に襲い掛かった。 悲鳴をあげて燃え上がる男達。 だが、呪文を放った瞬間のキュルケは無防備極まりない。 仲間の死にも恐れを抱かない勇猛な数人が武器を掲げてキュルケに殺到する―――寸前。 盛り上がった土がキュルケと傭兵達を隔てた。 完成したフーケの呪文により生み出される30メイルの巨大ゴーレム。 平民の剣や矢では相手にもならない破壊そのものの腕が、キュルケを仕留めようと迫っていた数人を横薙ぎに払い飛ばした。 「あ、あんなのが出てくるなんて聞いてねぇぞ!」 「だ、駄目だぁ、逃げろぉ!」 傭兵達は我先に逃げ出そうとする。 当然だ。傭兵にとって正義とは勝利ではなく生き延びる事。 金のために雇われて戦うのに、死んでは金がもらえないのだから。 だが、逃げ出す男達の前に立ち塞がった雇い主はそれを許しはしなかった。 「あかんたれやなぁ、ちょおデカブツが出た程度で、逃げ出したらあかんやろぉ。 傭兵1番から6番を【木偶の坊】と定義、定義済み概念【傀儡】を加算。 変数域に【人参果】を代入―――もうちょお、戦こうてや」 紅い加賀友禅を着た女がそう言った瞬間、6人の傭兵達の身体が変成された。 身につけていた鎧や武器がメキメキと音を立てて、巨大な蜘蛛の脚を思わせる節足に成ったのだ。 魔法生成された寄生生物である『脚』は宿主である傭兵の肉に食い込み、擬似神経を張り巡らせる。 「はぎゃ!? ギがごGAごごごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉげヲけえぇぇぇぇ」 あまりの激痛に、正気を失った6人の悲鳴がラ・ロシェールの夜空に響く。 悲痛な声が途切れれば、そこには人間と蜘蛛を混ぜたような、奇怪な魔法生物が生み出されていた。 仲間を怪物にした犯人が目の前の雇い主だと本能的に理解した他の傭兵達は、瞬間の判断で女に剣を向ける。 「くそっ、死にさらせぇ!」 「タマ獲ったるわぁ! うおぉぉぉぉ!」 まさにメッタ刺し。突き刺さる槍と剣は総数13本。 その状態で、しかし女はニタリと笑う。 「あーあ、一張羅がダイナシや。こっちでは着物も手に入らへんのになぁ」 「な……馬鹿な……不死身だと!?」 「ほんまに、あかんたれや。死人を刺したかて、死ぬワケあらへんやないの」 女の名は『染血公主』ジェルヴェーヌ・ロッソ。 数ヶ月前、サイトの故郷『地球』で死んだはずの高位魔導師。 その恐るべき魔女が操るのは、名付ける事で対象を思うがままに変成する『宣名大系』の魔術である。 「傭兵7番から12番を名付けて【独活】。定義済み概念【傀儡】を加算。 変数域に【鈴虫】を代入―――変わりや」 「ひいぃぃぃ!?」 細い手足をもった外骨格の巨大昆虫に変えられる男達。 泡をくって逃げ出そうとする生き残りを、ジェルヴェーヌは許さない。 「傭兵ケインの血を名付けて【逃げ水】。定義済み概念【緋牡丹】を加算」 夜気が震える。 全身の血液をニトログリセリンに変成された傭兵は、周囲に破壊を撒き散らして爆発する。 約7リットルもの火薬が生み出す、圧倒的な爆発に巻き込まれて肉片に変えられた者、10名以上。 逃げられない。逃げた者から殺されると、傭兵達は悟る。 血と炎の臭いが濃くなった戦場に、不吉な風が吹いた。 ……戦いの風向きが変わった事に、ゴーレムの背後へ回り込んでくる傭兵を焼いていたキュルケが気付く。 ゴーレムに取り付く気味の悪い巨大昆虫。 職業意識以上の必死さの、決死の形相で向かってくる傭兵達。 次々に叩き潰されながら恐怖に錯乱して涙とヨダレを流しつつ、彼等の猛攻は止まらない。 「マズいねぇ。何があったか知らないけど、こりゃ支えきれないかも」 「なんなのよ。普通逃げ出すでしょうに……とは言え今更脱出も難しそうねぇ」 「自決でもするかい、お貴族様?」 「まさか。ツェルプストーの歴史に敗北主義者は一人も居ないわ」 お互いの背中を守りながら、美女二人が言葉を交わす。 フーケもキュルケも自分の美貌を自覚しているだけに、殺されるならともかく、生きて捕らえられればどんな目に遭うか理解している。 それでも自分から死を選ぶような二人では無いのだ。 ククッと喉の奥で笑うフーケ。 背中をあずけた女が、自分と同じ事を考えていると理解したからだ。 「ホント惜しいねぇ。アンタとは気が合いそうだったんだけど」 「同感だわ。一度ゆっくり盃を交わしたかったものね」 「ギュ」 共感と相互理解が、二人の女傑を結びつけた。 目と目で意思を確認して、乱戦の中に飛び出すタイミングを計る。 こうなったら中央突破を狙う以外に生き残る道は無い。 「ギュギュ」 とは言っても、おそらく二人とも生き残れないと覚悟を決めた突撃である。 この数相手の乱戦で、精神力を酷く消費した二人に、勝ち目はほとんど無いのだから。 「ギュギュギュ!」 死を覚悟して戦場に立つなら、背中をあずけるのは愛した男が最高だとキュルケは思う。 だが、死の瞬間まで恐れたりはしないであろうこの女となら、そう悪く無いとも考えた。 せいぜい派手に戦って、華々しく散ろうと決意する。 キュルケは何処までもツェルプストーの名に相応しい火のような女だった。 フーケは、ルイズやワルド達貴族を逃がすために死ぬのは業腹だと思う。 けれど、この女と共に戦って死ぬなら、破壊の杖を盗み損ねて縛り首にされるよりは上等かと考えた。 せいぜい派手に暴れて、足掻くだけ足掻いてから死のうと決意する。 朽ちた『土くれ』に『微熱』の炎が燃え移ったのかもしれなかった。 「ギュー!!」 「ん? ナニよこの鳴き声」 緊迫した雰囲気に水を差すコミカルな声にやっと気付くキュルケ。 見れば、宿屋の入り口の側から顔を出しているモグラが居る。 「ヴェルダンデ! ギーシュの使い魔じゃない!!」 「ギュイ」 つぶらな瞳の、小型の熊ほどもあるジャイアントモールが、ついて来いとでも言う様に鼻先を動かし、親指(?)を立てる。 ヴェルダンデがそこに掘ってあるモグラ穴は、キユルケ達以外には気付かれていないだろう。 つまり、安全度の高い脱出経路という事だ。 「凄いわヴェルダンデ! ギーシュはお馬鹿だけど使い魔は天才ね!」 「こりゃ、あのボウヤに感謝しなきゃねぇ」 大喜びで使い魔品評会優勝の賞品だった『小さな王冠』をヴェルダンデにかぶせるキュルケ。 光り物が大好きなヴェルダンデも嬉しそうだ。 こうして二人と一匹は、大暴れさせたゴーレムを囮に無事に逃げ出せた。 もちろん最後にゴーレムを土に戻して、穴を塞ぐ事も忘れずに。 次へ 前に戻る 目次に戻る
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しっかりと手を握り合い、見詰め合っているサイトとティファニア。 その様子を少し不機嫌そうに睨んで、ルイズはコホンと咳払いをする。 けれど、立ち上がって口を開いたのは、サイトに向けてではなく、 その隣に立てかけられているデルフリンガーに向けてだった。 「さて、それじゃあ残る問題は……虚無の魔法よね、ボロ剣」 「もうボロじゃねーって言ってんだろう娘っ子」 「どうでも良いのよそんなのは。 それよりティファニアが虚無の使い手ってのが本当かどうか。大事なのはここよ! 彼女がアルビオンの王様の娘って事が真実でも、エルフの血を引いてるって事も真実よ。 それも、一目見れば誰にだって判るぐらいに動かし難い、ね。 当然そこに拘って彼女を認めないって人も居るはずだわ。 それぐらい、エルフって言うのは恐れられているんだもの」 「でも、ルイズさん達は私を恐がったりしてませんよね?」 おずおずと、けれど嬉しそうにティファニアが問う。 その素直な疑問に、ルイズは恥ずかしそうに答えた。 「それは、その……私達は貴女が悪い娘じゃないって、昨日と今日でよく分かってますからね! だけど、誰だってそれを話して納得してくれるとは限らないし、 そもそも話を聞いてくれるとも限らない。 でも虚無の使い手となれば違うはずよ。 なんたって始祖ブリミルに連なるこれ以上無い明確な証拠。 ロマリアの司教様だって敬して頭を垂れるべき、偉大な系統なんだから!」 ぐっと拳を握ってルイズは力説する。 その言葉にギーシュもうむうむと頷いている。 とは言え、そこまで思うのは始祖に対する敬意と信仰の強い、古い貴族であるルイズ達だからだろう。 キュルケのような血縁主義の貴族思想が薄いゲルマニア貴族に限らずとも、世慣れた、あるいはスレた昨今の下級貴族に、そこまでの始祖の血脈に対する尊崇の念はあるまい。 有ったとしたらアルビオン王家に反旗を翻した貴族の数はもっと少なかったはずだ。 とは言え、レコン・キスタもまた虚無の力を標榜する事で自分達の正当性を主張しているし、そもそも説得するべき相手は、その「古い貴族」ばかりのアルビオン王党派。 ルイズの主張もあながち間違っているわけではない。 だが、その演説をデルフリンガーはアクビでもしそうな調子で受ける。 「そんな大層なモンかねぇ」 「あたりまえでしょ! 虚無なのよ? 失われた、最強の、伝説の系統!」 「つってもよー、そんな事言ってたら相棒だって伝説の使い魔だぜ?」 「はぇ?」 予想もしていなかったデルフの言葉に、目を点にしたマヌケな表情をした顔を使い魔に向けてしまう。 その、あまり見られないルイズの顔に、なんだか居心地が悪くなって、アタマを掻きつつサイトは答えた。 「ああその、言い忘れてたんだけど、俺ってガンダールヴってやつらしい」 「そんな、ウソでしょ!?」 「ガンダールヴ……そうか、そうだったのか!」 「なんとまぁ……」 ヘロリと緊張感無くサイトの口から漏れた言葉に絶句するのはキュルケとギーシュ、それにマチルダだ。 三人ともハルケギニアの貴族として、その名前と伝説ぐらいは知っている。 一方、そう言った事に疎いティファニアと異世界人であるモードは彼等の様子を不思議そうに見ている。 そして肝心のルイズはというと。 「ふぇ?」 まるで氷の彫像にでもなったように動きを止めていた。 ショックが大きすぎたらしい。 それでもなんとか首だけ解凍して、ギギギギとデルフの方を向く。 「…………ホントに?」 「マヂ。大マヂ。つーか俺様も6000年前に初代ガンダールヴに振るわれた伝説の剣なんだがよー」 とことん軽い調子で言い放つ伝説の剣ことデルフリンガー。 「で、やっぱ娘っ子もこれからは俺や相棒を敬して頭を垂れてくれんのかね?」 「そそそそそれは、その……」 言質を取られた格好になったルイズは困惑した。 先程の発言は心底本気だ。 偉大なる始祖ブリミル、それに連なる虚無の力。 それには相応の尊敬が払われるべきだ。 これはルイズの信仰、あるいは信念と言っても良いだろう。 けれど、使い魔と言うのはメイジに仕えるべきもので、その立場が逆転するなどありえてはいけない。 サイト個人の事をルイズ個人が好きだとか嫌いだとかいう問題では無い。 太陽が西から昇ったり、水が高いところへ向けて流れたら人々が混乱して困ってしまう。 それと同じように、使い魔とメイジの関係は不変にして不可侵でないと世の中が混乱して困るのだ。 これもまた、ルイズの信念。 そして、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールという貴族の少女は、とても真面目で融通の効かない娘だった。 「あう……あ、あ、ぁ……」 ヤバイ、泣く。 自分に向けられたルイズの弱々しい表情を見て、サイトはそう感じた。 いわゆるアイデンティティ・クライシスというヤツだ。 この主人と使い魔の関係について、ルイズはしばらく前から悩まされていた。 タバサに召喚された、本能のレベルで自分達の誰よりも優れていると理解できてしまう神の如き使い魔。 ゼロと呼ばれる自分が召喚した、魔法衛視隊隊長のワルドに勝ってしまうような使い魔。 ルイズの信じる動かし難い、動かしてはいけない『関係性』を破壊する彼等の存在。 その決定打が、いまデルフの口から放たれた格好で、うっかりすると人格崩壊すらしかねない。 いつもの強気な様子など見る影もなく、プルプルと弱々しく震えるルイズ。 特定の特殊性癖の人ならたまらないのだろうが、あいにくサイトにはそっちの趣味は無い。 むしろ女の子を泣かせたりしちゃいけないと信じている。 あと自覚してはいないが、SかMかで分けるならむしろM寄りな少年なのだ。 「いいんだよ俺の事はどうでも! お前だって別に誰かにヘーコラしてもらいたいワケじゃねーんだろ?」 「まーな。そもそも俺っちは武器だかんな。偉いのは使うヤツであって武器じゃねーもの」 「だったらガンダールヴってのもおんなじだろう。 偉いのはそのナントカって始祖? であって、別に使い魔が偉いワケじゃねーんだから」 「違いねぇ」 ルイズを救うためにガナリたてるサイト。 デルフとてべつにルイズを追い詰めたかったワケでも無いし、泣かせたいワケでも無い。 単にからかったダケだから、簡単にサイトに同意した。 デルフは魔法を吸い込むだけでは無くて空気も読めるインテリジェンスソードなのである。 「サイト……」 ルイズの目が、熱に浮かされたように潤んだ。 いくら鈍いサイトにだってわかる。恋する乙女5秒前の熱視線が、桃色の瞳から放たれている。 それでも、貴族の矜持か持ち前のプライドか、漏れかけた甘い声をぐっと飲み込むルイズ。 「そ、そうよね! 伝説でも何でも、別にアンタやボロ剣が偉いってワケじゃないわ! それにサイトが私の使い魔だって事には変わりは無いんだものね!」 一転して強気なセリフに、サイトは「やっぱりルイズはこうでないと」と安心する。 「うんうん、そうそう、そうだよな! で、だから、その! デルフはその虚無の魔法とかを直接見てるんだ! よな?」 「おうよ。実際見てるんだから間違いねぇ。その嬢ちゃんの使う魔法は間違いなく虚無のスペルだね」 「でも、それじゃあ説得力が無いわよね?」 太鼓判を押してくれる伝説の剣だったが、そこにキュルケが疑問を提議する。 「見も知らないインテリジェンスソードが証拠も無しに『これは虚無です俺が保証します』って言って、ホイホイと信じるような貴族が居たら、ソイツはよっぽど純朴か馬鹿のどっちかよ?」 「そうだろうな。だから聞かせてくれねぇか、エルフの嬢ちゃん。 お前さんがどうやってその呪文を知ったのか。 事によっちゃあ、それが何らかの証明になるかもしれねぇからな」 「……わかりました」 デルフに促され、サイト達から見つめられ、ティファニアはポツリポツリと語り始めた。 財務監督官が父親であったティファニアの周りには、王家の秘宝と言われるような宝物が多数有った事。 その中の一つに、音の鳴らない古ぼけたオルゴールが有った事。 そしてテファはある日、同じく王家の秘宝である指輪を付けていると、そのオルゴールから曲が聞こえた事。 その曲を聴いていると頭の中に歌と、そして虚無のルーンが聞こえてきた事。 「母を殺した兵隊の人達が、私の隠れていたクローゼットの扉を開けようとした時…… 私は咄嗟に思い出したその呪文を唱えたの」 「そしたら、その兵士達も昼間の男達のように記憶を無くしたってワケね?」 「うん。そうよ」 キュルケの問いにコクンと頷くティファニア。 さて、これをどう虚無としての正当性に結びつけるかと思案していると、マチルダがポンと手を打った。 「思い出した! 始祖のオルゴールだよ!」 「始祖のオルゴール? マチルダ姉さんはあのオルゴールの事、知ってるの?」 「そりゃ、これでも元アルビオン太守の娘だからね。 それに貴族の宝物に関しては色々と調べ……ゲフンゲフン! ええと、その、アレはそう、トリステイン王家に伝わる『始祖の祈祷書』と並び称される、始祖ブリミルその人の持ち物だったって伝えられる宝物だよ。 まぁ私も見たことはあるけど、見た目はただのボロい小箱だし、音も鳴らないし、そんな不思議な力があるなんて聞いた事も無かったし、テファからも聞かせてもらってないけど、あの邸に有った王家の宝物で、オルゴールと言ったらソレに違いないわ」 同じ邸宅で姉妹同然に育った妹分に、不満を含んだ視線を送りながらマチルダは説明する。 「それはその、ほかの人が指輪を付けて聞いても、何も聞こえないって言うから……もしマチルダ姉さんに言って、馬鹿にされたら嫌だなって思って、その……」 モジモジと可愛らしく言い訳するテファ。 同性であるルイズやキュルケから見ても微笑ましく、頬がほころぶようなやりとりだった。 だが、ギーシュとサイトはその様子を楽しむどころでは無い。 「なぁおいサイト、キミ、皇太子殿下から預かったあの箱は……」 「ききききき奇跡だ……ここここ壊れてなかったぞギーシュ!!」 「よよよよよよ良かったぁ!!」 脂汗を流しながらパーカーから取り出したのは、小汚い小箱。 ワルドと戦い、水汲みをし、ルイズに折檻され、それでも無事だった始祖のオルゴールである。 「ちょ、サイト! なんでアンタがそんなモノを持ってるのよ!?」 「昨日、皇太子さんから預かったんだよ。秘宝だからトリステインまで持っていってくれって。 でも、てっきり俺達を逃げ出しやすくするための口実だと思ってたから、すっかり忘れてた」 「その、言い訳するようだが見た目がコレなので……ねぇ?」 「なぁ?」 ギーシュと顔を見合わせて肩をすくめつつ肯き合う二人。 実際のところ皇太子自身もただのガラクタだと思っていた可能性は高い。 おそらくサイトの推測の方がウェールズの心情を正しく理解したものだろう。 優しく勇敢だった故人を思い出し、サイトやルイズはつい、しんみりとしてしまった。 「ああ、確かにコレです。あの時のオルゴールに間違いないわ」 彼等とはまた別の感傷に駆られて、ティファニアはオルゴールを手に取った。 失くしてしまった過去を懐かしむように、オルゴールの蓋を開ける。 尤も指輪をつけていない今のテファには何の音も聞こえはしないのだが。 「え?」 だから、驚きの声を上げたのは豊かな胸の王族の少女では無く、平らな胸の貴族の少女。 オルゴールの音が聞こえる事に驚いて声を上げたのは、ルイズだった。 「ウソ、こんな事って……」 ゼロと呼ばれた少女の右手の指で『水のルビー』が輝く。 指輪をつけた事で始祖のオルゴールを聞く事ができるのは、つまり虚無の証である。 それは思ってもいなかった、突拍子も無い現実。 血の気か引いて真っ青になる顔色。 膝もカタカタと笑っている。 尋常でない友人の様子に、キュルケが心配そうに声をかけた。 「どうかしたの、ルイズ?」 「どうしよう……わたし、聞こえちゃった」 崩れ落ちそうな肩を抱いてくれたキュルケに、ルイズは震える声でそう伝える。 誰もが絶句する。 ただデルフリンガーだけが「そりゃあ虚無の使い魔の主人は虚無だよなぁ、やっぱり」と暢気に呟いていた。 サイト達が幾度もの驚きに見舞われている夜。 ガリア王女イザベラと、その従妹シャルロットことタバサはグルノープルの街の領主、アルトーワ伯の館で過ごしていた。 二人が居るのは屋敷の離れに建てられている平民の住居ほどもある小屋。 石造りの建物の内部は小さな通気口を除いて密閉され、焼け石に水をかけて創り出された蒸気で満たされていた。 つまるところ、いわゆる蒸し風呂である。 サウナ浴が痛風に良いと聞いたアルトーワ伯が作らせた広い蒸し風呂は、高温で一気に汗を出すゲルマニア式では無く、比較的低い温度でじっくりと汗を流すように設計されているトリステイン方式だ。 建物の周囲は護衛の騎士であるカステルモール卿と兵士達が警備に立ち、脱衣所には王女付きの侍女達が侍ってはいるが、 浴室の中に居るのは青い髪をした少女二人だけであった。 「アンタ、こんな所までそんなモノを持ってくるなんて、何考えてるのよ?」 身長より大きな杖を抱えたまま白い肌を赤く上気させて汗を浮かばせるタバサに、呆れたようなイザベラの言葉。 「危険」 汗を書きながらも『雪風』の二つ名を持つ少女は、涼しげな表情をまるで変えずに答える。 胸の谷間に流れる汗を鬱陶しそうに手の甲で拭いながら、端的な返答に「あっ、そう」とイザベラも端的に返した。 「貴女も地下水を持っているべき」 「本人が嫌だって言ってるんだから仕方ないでしょ。 それに、あんなのに私の玉の肌を見られるなんてゴメンこうむるわよ。 アレがオスなのかメスなのかは知らないけどね」 万が一の時にイザベラを操って身を守る手筈だった地下水は、サウナに入る事を「錆びる」と言って猛烈に嫌がった。 もっともイザベラは他人が嫌がったぐらいでソレを認めるような性格では無いので、 裸を見られるのが嫌だから連れて来なかったと云う方が、理由としては大きいのだろう。 「貧相な人形娘には羞恥心なんて理解できないでしょうけどね。 この私の熟れた身体を見ていい男は、選ばれた素敵な殿方だけなのよ。 ああ、グレン様になら、この湯殿の中まで護衛していただいても良かったのに…… ってキャー! わたしったらはしたない! キャー!」 「…………」 1人で勝手に真っ赤になって騒ぐイザベラを呆れて見ているタバサ。 しかしタオルの敷かれた長椅子の上ではしたなく肩膝を立てて腰掛けている姿で羞恥心などと言われても説得力は無いのだった。 尤も、自分で言っている程ではないが、イザベラの身体はタバサより遥かに成熟している。 豊かな胸、くびれた腰、しなやかな長い手足。 透き通った氷を思わせる白い肌は、青い髪と並ぶガリア王族の特徴だが、火照って薄桃色になった全裸の肌に汗が流れ落ちる様は扇情的ですらある。 「ああ、熱っついねぇ。こんなのが好きだなんて、あの伯爵マゾなんじゃない?」 「………………」 口汚い言葉を発しつつも、用意された氷入りの水を素焼きのカップからゴクゴクと喉を鳴らして飲むイザベラには、えも言われぬ色気があるのは確かだった。 一方のタバサはずっと無言のまま。 ボーッとした表情で、頬に髪の毛が張り付いているのもそのままにじっとしている。 痛々しいほどに細い手足も普段は体温を感じさせない体も若い果実のように色づいているが、やっぱり不動。 「……………………」 「ちょっと人形娘、アンタ大丈夫なの?」 「…………………………へいき」 あまりの無言っぷりに、熱に当てられたのかと心配になったイザベラが声をかけてやっと返事が聞けた。 「あっそ。まったく、このわたしを心配させたりしてんじゃ無いわよ」 「貴女が丸腰だから、どんな魔法を使おうか考えていただけ」 「えっ!?」 ぶっそうな発言に思わず腰を浮かしたイザベラの前で、タバサは杖を振り上げる。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! シャルロット、おちつい……きゃあ!」 放たれた強力なエア・ハンマーはイザベラの横を抜けて、転移魔法で現われたばかりだった二人の刺客に激突した。 「ぎゃっん!?」 そのまま入り口の戸板を打ち抜いて、二人の男を脱衣所まで弾き飛ばすタバサの魔法。 「着て」 敷物として使われていたタオルをイザベラに投げ、もう一つを自分が纏う。 タバサ手早く前を縛ると、側らに置かれていた氷水の入ったカップを手に取る。 「あっあちっ! あちちっ!」 熱いタオルにわたわたしているイザベラを無視して周囲を確認すると、空間転移によって次々と刺客の魔術師達が現われる所だった。 「逃げる」 カップの水を焼け石にぶちまければ、一気に発生した蒸気で視界が塞がれる。 観測した自然法則の乱れを起点に魔法を使う異世界の魔術師に対する的確な魔法封じをおこなったタバサは、置き土産とばかりに目暗撃ちでエア・カッターを放ち、イザベラの手を取って脱衣所へと走った。 マント、剣、下着に地下水。 必要な物をひっ掴んで、タバサとイザベラは外へと飛び出した。 「ふむ……やはりグレン殿の目が離れるこの瞬間を狙ってきましたか」 イザベラの顔と声で、鋭い視線を周囲に放つ地下水が言う。 既にその身体の運動機能は完全に『地下水』と呼ばれる凄腕傭兵のものだ。 全裸のまま外に飛び出す二人と一振りだが、幸か不幸か目撃者は無い。 警護に当たっていた兵士達は1人残らず消炭や肉片と化している。 ハルケギニアの魔法と異世界のそれの、圧倒的な水準の違いがまねいた当然の結果だ。 「シャルロット様! イザベラ殿下!」 いや、ただ1人、生き残りが複数の刺客を相手に奮戦している。 ゴムのボンテージを纏った刻印魔導師が放った雷撃を水の壁で防いでいたカステルモールだ。 「―――ご無事でしたか!」 「あぶない!」 「ひゃははぁ! 死ねぇ!!」 彼の背後から矮躯の魔導師が投げた短剣が、風に操られてカステルモールの背中を狙う。 咄嗟に水壁を背後に回して防御するカステルモールだったが、今度は雷撃使いに隙を見せる事になった。 ボンテージ男の手の中に既に用意されていた雷の種。 円環大系の魔導師は回転運動する全てのものを操作する。それは原子核の周囲を回転する電子とて例外ではなくだ。 集められた電子を纏め上げ白熱する雷撃の元としたボンテージ魔導師の手から、カステルモールへと放たれる電撃。 一直線に犠牲者へと突き進むはずの死の顎はしかし、投げ込まれた剣にぶつかって消滅した。 タバサが投げた剣が地面に突き刺さり、即席の避雷針の役目を果たしたのだ。 円環魔導師の雷撃は放たれた後はコントロールされていない。 それに最も簡単に対抗するためと帯剣を勧めたのはグレン・アザレイだ。 これで一手、相手の攻撃を無駄撃ちさせて、同時に自分が呪文を唱える時間を得た。 「「アイシクル・ランス」」 タバサと地下水の魔法がボンテージ男と矮躯の魔導師――こちらは精霊大系の使い手――を貫く。 血しぶきを撒き散らせて男達は倒れた。 「無事?」 「私は大丈夫ですが、早くここを離れましょう。この者達は―――」 「死なない?」 「はい、その通りです」 イザベラと共にマントを身につけながら答えたタバサに、顔を背けて答えるカステルモール。 タオルとマントに杖という奇妙な格好になったが、今は贅沢を言っている余裕は無い。 タバサの眼にはグレン・アザレイの視界が映っている。 イザベラ達と同時に襲撃を受けて足止めをくらっているグレンの周囲には凄惨なバラバラ死体が転がっている。 異世界の魔術、それも死者を復活させるような奇跡に興味を示したグレンによって、わずか数分でありとあらゆる殺され方を試された哀れな刺客魔術師達の成れの果てだ。 そしてタバサ自身の視界でも、氷の槍に貫かれた二人が既に動き始めていた。 混乱から立ち直ったサウナの刺客達もどうせすぐに現れるだろう。 「逃げる」 コクリと頷いたカステルモールとイザベラ・ウィズ・地下水と共に駆ける三人。 その矢先、カステルモールの動きがガクンと止められる。 「へへへへ、にがさないよぉ」 顔の真ん中に一直線の傷口をつけた中年男がニタニタと笑っていた。 東薔薇花壇騎士の胸を飾るマント留めが中年男――相似大系魔術師クラム・エンドの手の中の何かと銀弦で結ばれている。 間接的にマント留めを固定されて、カステルモールは動きを留められたのだ。 「くっ、おのれ面妖なっ……!」 慌ててマントごとはずそうとするカステルモールだが、杖を持っているため片手しか使えず、焦りのために手間取ってなかなか外す事ができないでいた。 追いついてくる不死身の刺客達。 「お二人とも、どうかお逃げ下さい! わたくしの事はかまわずに!」 「へいき―――!」 懇願するように叫ぶカステルモールへ向かって、タバサが杖を振る。 その瞬間、繋がれていた銀弦が断ち切られた。 ありえない事態にクラム・エンドは驚き慌てふためく。 「な、なんでぇ!?」 「我等魔導師は自分の観測した自然現象のゆらぎに魔力を見い出し、操る。 生まれ持った体系は生まれ持った世界そのもの。その眼で見ることの出来る法則の乱れ。 このわたしと視界を共有する事ができるならば、その世界、その乱れすら共有できるかもしれぬとは思わぬか? 名も知らぬ我が同郷の者よ、わたしは礼を言おう。そなたのおかげで可能性を実証する事が出来た。 しかしそなたは死者なれば―――死者はやはり死に帰るがよい」 「グレン!」 空間転移によってクラム・エンドの背後に現われたのは相似魔術の最高峰を極めた男。 言葉と共にクラム・エンドの身体が焼け落ちた。 「この者達は燃えれば死ぬ。しかし、炎の術を使うのはそなた達にとって不得手であろう。ここはわたしに任せれば良い」 そう告げた瞬間、いくつもの断末魔があがる。 炎も無く焼け落ちる刺客達。 相似魔術師の使う「原型の化身」は全ての人間は神の似姿であるという原理により、人間同士を相似として操るアバター。 円環魔導師の雷撃によって無残に焼き殺された兵士の死骸と強制的に同調させられた刺客の魔導師達は一瞬にして全てが焼死体に変えられたのだ。 身も蓋も無い、あまりに一方的な虐殺劇。 カステルモールや地下水が言葉を失う中、1人平素の無表情を崩さないタバサにグレンが問う。 「わたしの主よ。雪風の娘よ」 「なに?」 「相似魔術の力を望むか? わたしの見る世界をより強く感じ取る力を」 神に似た男は愛する父母を失い、全てを奪われて擦り切れた娘に自分の弟の姿を見た。 彼女は、かつて自分が力を与えた弟にどこか『似て』いる。 だから決断した。 伸ばされた腕がタバサの額に触れる。 温かな人の体温をもった、けれど恐ろしいその右手。 わずかに指先を動かすだけで人を簡単に殺せる相似魔術の「力」を秘めた右手。 「わたしは……貴女の世界を見せてほしい」 「ならば与えようわが主人よ。お前はわたしにとても『似た』者であるから」 瞬間、銀色の弦が世界を覆った。 銀色の光に照らされ、夜の世界は昼間のごとく照らされている。 本来世界に存在するものは全て『似て』いて、だから銀弦で繋がれない物など何一つ無い。 物質を構成する微細な粒にまでさかのぼって全てが関連を持ち、うねる。 万物が照応する銀燭の大海の中心に立つタバサが動けば、その海面が泡立つよう波紋を描いた。 腕を上げれば四大はおのずから操られ、息をすればあらゆる物が唱和するようにさんざめく。 タバサの身体はカステルモールと繋がっていた。地下水と繋がっていた。 殺された兵士と繋がっていた。消炭となった刺客と繋がっていた。 より太く、従姉であるイザベラと繋がっていた。 そしてそれよりも強く太く、目の前に居る使い魔と繋がっていた。 鼓動が繋がる。 熱く、激しい太陽のような男の魂が、雪風の凍て付いた少女の魂と繋がる。 二つの魂は、まさしく『相似』であった。 「これが、貴方の世界」 「そうだ、これが私の世界」 取り落としそうになった杖を握りなおせば、周囲の木々が全て同調してざわめく。 踏みしめる大地すら、土と土の、石と石の相似による銀弦に覆われている。 タバサは今まさに、世界の中心に立っていた。 次へ 前に戻る 目次に戻る
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英名:Brionagon レアリティ:U 原案・絵師:スズキ・かんくろう 番号:BS07-015 収録:ブースター07-天醒 コスト:4 軽減:3 シンボル:紫 系統:呪鬼・神将 種類:スピリット 1-LV1:3000 2-LV2:5000 4-LV3:6000 LV1-2-3:『このスピリットの召喚時』 『呪撃』を持つ自分のスピリット1体を破壊することで、 自分のトラッシュにある系統:「虚神」/「神将」を持つスピリットカード1枚を選んで手札に戻す。 LV3:『常時』 系統:「虚神」/「神将」を持つ自分のスピリットすべてを、そのスピリットが持つ最高LVとして扱う。 フレーバー 魔族の本質とは何なのか? 虚無の将も魔族をその身に取り込んだのだ。 備考/性能 呪撃サポート/虚神サポート/神将サポート/ハンドブースト:捨て札回収/LV操作参照:呪撃/虚神/神将/ハンドブースト 七弾で各色に1枚ずつ登場した4コス神将の一人。 6人の共通技能として虚神/神将のLV操作を持つ。 公式Q&A/ルール 更新:110113/Q1 Q.1 このスピリットを召喚したとき、自分の「フィールド」に【呪撃】を持つスピリットがいたら、必ず破壊しなければいけないの? A.1 いいえ、破壊しなくてもかまいません。 「AすることでBする」 Aが発動条件の任意発動の為、しなくてもかまわない。 強制発動ではないので、AできないならBできない。 エピソード/キャラクター 神槍ブリューナク ここを編集 BS07-白へ戻る
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名称 ランク 属性 装備 装備クラス 防御力 属性 標準装備 入手 備考 綻びたローブ ランク1 無 鎧 魔使 27 ◯ ローブ ランク2 無 鎧 魔使 51 ◯ 要石の洞窟 宝箱 マジカルシルク ランク3 無 鎧 魔使 75 ◯ 雷神塔 宝箱 真紅の長衣 ランク4 無 鎧 吸血/魔使 99 ◯ 樫の牢獄 宝箱 幻影の法衣 ランク5 無 鎧 魔使 123 ◯ 幻影城 宝箱 ホーリーローブ ランク6 光 鎧 魔使 152 +10 ◯ 氷結湖迷宮 宝箱 メタルクロス ランク7 地 鎧 魔使 170 +10 ◯ 蝕影宮 宝箱 幻惑のトーガ ランク8 無 鎧 魔使 194 ◯ 溶解雨の湿地 宝箱 オートクチュール ランク8 水 鎧 シーン専用 200 +10 デュアディナムトンネル シーン ドーギ・クオッポー ランク8 無 鎧 ヨルグ専用 200 溶解雨の湿地 ヨルグ 龍血染めの法衣 ランク9 火 鎧 魔使 218 +10 ◯ 虚神王の砦 宝箱 ドーギ・クオッポー ランク9 無 鎧 ヨルグ専用 224 虚神王の砦・前庭 ランク8が変化 オートクチュール ランク9 水 鎧 シーン専用 224 +10 虚神王の砦・前庭 ランク8が変化 エルヴェンクロス ランク9 風 鎧 ネイ専用 226 +10 癌臓宮中枢部 オクトール戦後 ガープオブプリンス ランク9 光 鎧 ラーズ専用 230 +10 虚神王の砦・前庭 ラーズ 叡智の繭 ランク10 無 鎧 魔使 242 ヴィンスの迷宮 ガブリエル 貴重
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分岐 名前 Rank 切断 破砕 貫通 非物理 スキル(備考) ◇│ 封印サレシ雷ノ剣 7 86 252 0 雷152 ガード被ダメージ減少、覚悟、存在感 合成 28000fc 高純度ダマスカス鋼x1 隕鉄x1 禁猿雷鎧x3 禁猿皮x3 禁猿雷太鼓x1 │◇│ 封印サレシ雷ノ剣 改 8 93 275 0 雷166 ガード被ダメージ減少 覚悟 存在感 強化 18000fc 超密度複合コアx2 │◇│ 封印サレシ雷ノ剣 修 9 105 308 0 雷186 ガード被ダメージ減少 覚悟 存在感 強化 18000fc 極密度複合コアx3 │◇│ 封印サレシ雷ノ剣 新 10 118 347 0 雷210 ガード被ダメージ減少 覚悟 存在感 強化 18000fc 極密度複合コアx3 │◆ ※最終段階封印サレシ雷ノ大剣 11 127 374 0 雷226 ガード被ダメージ減少 覚悟 存在感 強化 23000fc 騎士精錬鋼x3 アダマンタイトx1 虚神魔装x2 虚神魔重砲x1 虚神強靭腕x1
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名称 ランク 属性 装備 装備クラス 攻撃力 命中 属性 標準装備 入手 備考 刃の潰れた剣 ランク1 無 片手 剣士/魔剣 38 98 ◯ ブロードソード ランク2 無 片手 剣士/魔剣 62 98 ◯ 秘された抜け道 宝箱 ワイトスメイド ランク3 無 片手 剣士/魔剣 84 98 ◯ 雷神塔、影角洞 宝箱 ジューダスメイド ランク4 無 片手 剣士/魔剣 103 98 ◯ 夢角洞 宝箱 ルーンソード ランク5 無 片手 剣士/魔剣 122 98 ◯ 水妖の湖 宝箱 リビングブレード ランク5 地 片手 ロス専用 125 98 +10 金星宮 ブルバランサー戦後 セラミクス ランク6 無 片手 剣士/魔剣 138 98 ◯ 樹棺城尖塔部 宝箱 レアフォージング ランク7 無 片手 剣士/魔剣 152 98 ◯ 双雪山(左)双雪山(右) 宝箱宝箱 剛刀サナダ ランク7 無 片手 バ・ソリー専用 157 98 火星宮 スティンガーシープ戦後 ポイズンソード ランク7 無 片手 ボル専用 157 98 蝕影宮 シアーライオン戦後 罪人の剣 ランク7 無 片手 マカパイン専用 158 98 水星宮 リフレクトメイデン戦後 フライングV ランク7 火 片手 ラン専用 158 98 +10 火星宮 スティンガーシープ戦後 ギブソンソード ランク7 無 片手 カイ専用 158 98 氷獄塔中層部 アイスドラゴン(鍵番)戦後 朱闘羅刀 ランク7 光 片手 イングヴェイ専用 159 98 +10 木星宮 ドーサルアーチャー戦後 エルヴェンメイド ランク8 無 片手 剣士/魔剣 168 98 ◯ 黒の館 宝箱 雷神剣 ランク8 風 片手 ネイ専用 173 98 +10 ランゲルハンス島 キャンサードラゴン戦後 フラガラッハ ランク9 闇 片手 剣士/魔剣 181 98 +10 ◯ 虚神王の砦 宝箱 罪人の剣 ランク9 無 片手 マカパイン専用 184 98 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 ポイズンソード ランク9 無 片手 ボル専用 184 98 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 剛刀サナダ ランク9 無 片手 バ・ソリー専用 184 98 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 フライングV ランク9 火 片手 ラン専用 185 98 +10 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 ギブソンソード ランク9 無 片手 カイ専用 185 98 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 重力剣 ランク9 地 片手 ロス専用 186 98 +10 癌臓宮 リビングブレードが変化 雷神剣 ランク9 風 片手 ネイ専用 186 98 +10 虚神王の砦・前庭 ランク8が変化 朱闘羅刀 ランク9 光 片手 イングヴェイ専用 186 98 +10 虚神王の砦・前庭 ランク7が変化 氷の魔剣 ランク9 水 片手 カル専用 186 98 +10 虚神王の砦・前庭 カル 炎の剣 ランク9 火 片手 DS専用 186 98 +10 癌臓宮中枢部 オクトール戦後 クラウ・ソラス ランク10 光 片手 剣士/魔剣 193 98 +10 ヴィンスの迷宮 ミカエル 貴重
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英名:The Hell General Amaimon レアリティ:C 絵師:田口順子 番号:BS08-014 収録:ブースター08-戦嵐 コスト:4 軽減:2 シンボル:紫 系統:冥主・神将 種類:スピリット 1-LV1:3000 3-LV2:5000 LV1-2:『このスピリットの破壊時』 自分のデッキを上から、系統:「虚神」を持つスピリットカードが出るまで破棄できる(上限6枚)。 その後、トラッシュにあるそのスピリットカード1枚を手札に戻す。 フレーバー 昏き鎌の刃が虚無の将を切り裂いた、その瞬間だった。 崩れゆく将の体から眩い光があふれだし、 それは紫色の帯となって天空へ駆け上った。 渦巻く暗雲の彼方から何かが落ちてくる。光に導かれて。 ……そして、恐怖が始まった。 ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第12節より― 備考/性能 山札破棄/ハンドブースト:捨て札回収/虚神サポート参照:虚神/ハンドブースト 公式Q&A/ルール リファレンス1/100612:トラッシュにあるそのスピリットカード1枚 虚神のスピリットカードを指す。 エピソード/キャラクター ここを編集 BS08-紫へ戻る
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分岐 名前 Rank 破砕 貫通 火 氷 雷 神 スキル(備考) ◇│ FFEDバレルS 5 2.29 2.29 2.10 0.50 0.50 0.50 保身 スタミナ自動回復量↑ 合成 16000fc 荒神鎧x3 ニッケルx1 木霊ゴム殻片x1 木霊病布x5 │◇│ FFEDバレルS 改 6 2.58 2.58 2.37 0.57 0.57 0.57 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 11000fc 高密度複合コアx1 │├◇││ FFEDバレル炎 7 2.30 2.30 4.43 1.64 1.64 1.64 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 魔狼筋装甲x5 焔獣大機核x1 魔狼鉄牙x3 虚神角x1 虚神魔衣x5 │││◇││ FFEDバレル炎 改 8 2.42 2.42 4.67 1.73 1.73 1.73 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 超密度複合コアx2 │││◇││ FFEDバレル炎 修 9 2.72 2.72 5.24 1.94 1.94 1.94 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◇││ FFEDバレル炎 新 10 3.06 3.06 5.90 2.18 2.18 2.18 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◆│ ※最終段階FFEDアサルト炎 11 3.29 3.29 6.35 2.35 2.35 2.35 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 魔狼強靭装甲x6 幻影竜角x1 魔狼灼髪x6 魔狼灼熱体x1 虚兵機蝕脚甲x6 │├◇││ FFEDバレル零 7 2.30 2.30 1.64 4.43 1.64 1.64 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 女王骨x5 禁龍血石x1 女王牙x3 虚神角x1 虚神魔衣x5 │││◇││ FFEDバレル零 改 8 2.42 2.42 1.73 4.67 1.73 1.73 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 超密度複合コアx2 │││◇││ FFEDバレル零 修 9 2.72 2.72 1.94 5.24 1.94 1.94 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◇││ FFEDバレル零 新 10 3.06 3.06 2.18 5.90 2.18 2.18 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◆│ ※最終段階FFEDアサルト零 11 3.29 3.29 2.35 6.35 2.35 2.35 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 女王氷鎧x6 禁龍血晶x1 闇神ノ邪仮面x3 禁龍氷結砲x4 虚兵機蝕脚甲x6 │├◇││ FFEDバレル雷 7 2.30 2.30 1.64 1.64 4.43 1.64 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 獣神雷毛x5 餓爬涙石x3 雷騎針片x3 虚神角x1 虚神魔衣x5 │││◇││ FFEDバレル雷 改 8 2.42 2.42 1.73 1.73 4.67 1.73 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 超密度複合コアx2 │││◇││ FFEDバレル雷 修 9 2.72 2.72 1.94 1.94 5.24 1.94 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◇││ FFEDバレル雷 新 10 3.06 3.06 2.18 2.18 5.90 2.18 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │││◆│ ※最終段階FFEDアサルト雷 11 3.29 3.29 2.35 2.35 6.35 2.35 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 獣神轟雷毛x6 餓爬涙晶x1 餓爬電磁鱗x3 獣神雷爪x4 虚兵機蝕脚甲x6 │◇│ FFEDバレル神 7 2.30 2.30 1.64 1.64 1.64 4.43 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 混沌鎧x5 混沌闇石x2 混沌砲x3 虚神角x1 虚神魔衣x5 │◇│ FFEDバレル神 改 8 2.42 2.42 1.73 1.73 1.73 4.67 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 超密度複合コアx2 │◇│ FFEDバレル神 修 9 2.72 2.72 1.94 1.94 1.94 5.24 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │◇│ FFEDバレル神 新 10 3.06 3.06 2.18 2.18 2.18 5.90 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 20000fc 極密度複合コアx3 │◆ ※最終段階FFEDアサルト神 11 3.29 3.29 2.35 2.35 2.35 6.35 スタン無効 保身 スタミナ自動回復量↑ 強化 25000fc 混沌鋼鎧x6 神蝕皇ノ黒貴盾x1 混沌翁神糸x6 混沌神毒x1 虚兵機蝕脚甲x6
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攻略 第一章|第二章|第三章|第四章|第五章 クリア後 第五章 虚神王の砦|蓮塔|巨大聖堂|イドクリスタル|エンディング 虚神王の砦 忘却の彼方の神々 Last Fortress 虚神王の砦・前庭 マップ 出現敵 【 1 】 カルが仲間に加わる 【 2 】 専用装備が「ランク9」に変化する 【 3 】 D・Sのアライメントが「LAW」の場合、アンガスが離脱し、ラーズが仲間に加わる 【 4 】 D・SがLV39以上の場合、「ベノン2」を修得可能になる「ベノン2用アイテム」を入手 [メモ] D・Sのアライメントが「LAW」の場合、ここで、アンガスとラーズが入れ替わる 虚神王の砦 マップ 出現敵 【 1 】 虚神王の砦・前庭で「ベノン2」を修得していないで、D・SがLV39以上の場合、「ベノン2」を修得可能になる「ベノン2用アイテム」を入手 【 2 】 QUESTION この先は記録できなくなります。セーブしますか? はい いいえ 【 3 】 蓮塔へ自動移動 [メモ] D・Sが「ベノン2」を修得するには、LV39以上でイベントをおこす必要がある 蓮塔へ進むと、虚神王の砦へ戻ることはできない 上へ 蓮塔 時は刻まれる。無慈悲に No time, Cruel... マップ 出現敵 【 3 】 ディート、ボラ、スーゼミを倒している場合、D・Sが「ユー・ディー・オー」を修得可能になる「UDO用アイテム」を入手 【 4 】、【 5 】、【 6 】、【 7 】 QUESTION この場を仲間に任せますか? はい QUESTION「誰に任せますか?」へ いいえ ダークオリジン×4と戦闘 QUESTION 誰に任せますか? (仲間) 選択した仲間が離脱する仲間によっては、追加でもう一人離脱する 離脱する仲間選択した仲間 ヨシュア カイ シェン ジオン ヴァイ ヨルグ カイ ヨシュア シーン ダイ イングヴェイ ラン ジオン マカパイン ボル バ・ソリー ザック ブラド ロス イダ サイクス シェラ [メモ] 強制エンカウントのみで、通常エンカウントは発生しない。 ダークオリジン×4との戦闘を仲間に任せた場合、エンディングが多少変化する ダークオリジン×4との戦闘を仲間に任せた場合、偽DSとの戦闘前にD・Sがパーティから外れなくなるらしい4回とも任せたが、D・Sがパーティから外れたので、他に条件があると思われる 上へ 巨大聖堂 虚ろなる神々の求めし器 Infinity Receptacle マップ 【 5 ・クリスタル】 調べるとイドクリスタルへ自動移動 [メモ] 上へ イドクリスタル マップ 出現敵 【 1 】 QUESTION 虚神との融合を受け容れるか? 面白そうだな お断りだね 「面白そうだな」を選択 D・Sが抜け、ルーシェと入れ替わるパーティ編成必ずルーシェは加え、4人で編成することになる D・Sと戦闘勝利と敗北のどちらでもバッドエンドとなる 「お断りだね」を選択 D・Sがパーティから外れるパーティ編成 偽DSと戦闘 D・Sが復帰するパーティ編成 虚神王と戦闘勝利するとエンディングへ [メモ] 虚神との融合を受け容れると、バッドエンド確定で、エンディングなしでのおわりとなる 上へ エンディング スタッフロール後 QUESTION セーブしますか? はい 魔力で封印されている扉が開くようになる(ヴィンスの迷宮へ移動可能になる) いいえ [メモ] スタッフロールで表示される各キャラクターの解説は、QUESTIONでの選択内容などにより変化する セーブデータは、蓮塔へ移動する前で、最期にセーブした際の内容となる。蓮塔以降でのレベルアップや入手したアイテムは、反映されない。 上へ|クリア後へ
https://w.atwiki.jp/ge2rb/pages/632.html
分岐 名前 Rank 破砕 貫通 非物理 強化時[合成時]追加スキル ◇│ FFEDバレルS 5 2.29 2.29 --- [体力温存Lv10{スタミナ自動回復Lv10 奉仕の心Lv-10}] 合成 4200fc 荒神鎧x2 ニッケルx1 木霊ゴム殻片x1 木霊病布x2 │├◇││ FFEDバレル炎 7 2.62 2.62 火◎◎ スタン耐性Lv10 強化 7760fc 魔狼筋装甲x2 焔獣大機核x1 魔狼鉄牙x1 虚神角x1 虚神魔衣x1 │││◇││ FFEDアサルト炎 11 3.79 3.79 火◎◎ --- 強化 16000fc 魔狼強靭装甲x2 幻影竜角x1 魔狼灼髪x1 魔狼灼熱体x1 虚兵機蝕脚甲x2 │││◇││││ FFEDアサルト禍炎 13 4.16 4.16 火◎◎ [スタン耐性Lv10 体力温存Lv10] リカバーウォーカーLv10{救命回復量Lv10 ステップマスターLv10} 合成 65000fc 夜叉真兜x2 纏幽爪x2 禁王大紋装甲x2 飾百鬼閃射x1 騎士真血晶x1 強化 52000fc 夜叉真兜x2 纏幽爪x2 禁王大紋装甲x1 飾百鬼閃射x1 騎士真血晶x1 │││◆││ FFEDアサルト業炎 15 4.45 4.45 火◎◎ --- 強化 169600fc 魔狼真硬装甲x2 幻影真牙x2 魔狼真灼熱体x2 魔狼灼熱銀爪x1 虚兵機真銃x1 付加スキル一覧 体力温存Lv10 スタン耐性Lv10 リカバーウォーカーLv10 │├◇││ FFEDバレル零 7 2.62 2.62 氷◎◎ スタン耐性Lv10 強化 7760fc 女王骨x2 禁龍血石x1 女王牙x1 虚神角x1 虚神魔衣x1 │││◇││ FFEDアサルト零 11 3.79 3.79 氷◎◎ --- 強化 16000fc 女王氷鎧x2 禁龍血晶x1 闇神ノ邪仮面x1 禁龍氷結砲x1 虚兵機蝕脚甲x2 │││◇││││ FFEDアサルト佳零 13 4.16 4.16 氷◎◎ [スタン耐性Lv10 体力温存Lv10] リカバーウォーカーLv10{救命回復量Lv10 ステップマスターLv10} 合成 65000fc 真竜軟重鋼x2 荒斬爪x2 女王堅氷翼x2 氷鬼鋭兜x1 騎士真血晶x1 強化 52000fc 真竜軟重鋼x2 荒斬爪x2 女王堅氷翼x1 氷鬼鋭兜x1 騎士真血晶x1 │││◆││ FFEDアサルト玄零 15 4.45 4.45 氷◎◎ --- 強化 169600fc 女王堅氷牙x2 禁龍凍砲x2 闇神ノ真仮面x2 堕猿大面x1 虚兵機真銃x1 付加スキル一覧 体力温存Lv10 スタン耐性Lv10 リカバーウォーカーLv10 │├◇││ FFEDバレル雷 7 2.62 2.62 雷◎◎ スタン耐性Lv10 強化 7760fc 獣神雷毛x2 餓爬涙石x1 雷騎針片x1 虚神角x1 虚神魔衣x1 │││◇││ FFEDアサルト雷 11 3.79 3.79 雷◎◎ --- 強化 16000fc 獣神轟雷毛x2 餓爬涙晶x1 餓爬電磁鱗x1 獣神雷爪x1 虚兵機蝕脚甲x2 │││◇││││ FFEDアサルト輝雷 13 4.16 4.16 雷◎◎ [スタン耐性Lv10 体力温存Lv10] リカバーウォーカーLv10{救命回復量Lv10 ステップマスターLv10} 合成 65000fc 真竜軟重鋼x2 纏幽布x2 獣神真雷牙x2 神煌妃ノ浄土石x1 騎士真血晶x1 強化 52000fc 真竜軟重鋼x2 纏幽布x2 獣神真雷牙x1 神煌妃ノ浄土石x1 騎士真血晶x1 │││◆││ FFEDアサルト鐘雷 15 4.45 4.45 雷◎◎ --- 強化 169600fc 獣神真雷翼x2 餓爬高電紋鎧x2 餓爬大裂牙x2 獣神真雷爪x1 虚兵機真銃x1 付加スキル一覧 体力温存Lv10 スタン耐性Lv10 リカバーウォーカーLv10 │◇│ FFEDバレル神 7 2.62 2.62 神◎◎ スタン耐性Lv10 強化 7760fc 混沌鎧x2 混沌闇石x1 混沌砲x1 虚神角x1 虚神魔衣x1 │◇│ FFEDアサルト神 11 3.79 3.79 神◎◎ --- 強化 16000fc 混沌鋼鎧x2 神蝕皇ノ黒貴盾x1 混沌翁神糸x1 混沌神毒x1 虚兵機蝕脚甲x1 │◇││ FFEDアサルト架神 13 4.16 4.16 神◎◎ [スタン耐性Lv10 体力温存Lv10] リカバーウォーカーLv10{救命回復量Lv10 ステップマスターLv10} 合成 65000fc 夜叉紡糸x2 荒斬爪x2 女王堅氷翼x2 木霊真レンズ体x1 騎士真血晶x1 強化 52000fc 夜叉紡糸x2 荒斬爪x2 女王堅氷翼x1 木霊真レンズ体x1 騎士真血晶x1 │◆ FFEDアサルト依神 15 4.45 4.45 神◎◎ --- 強化 169600fc 混沌硬骨x2 神蝕皇ノ真鋼x2 混沌大翁神砲x2 混沌光眼晶x1 虚兵真赤輝核x1 付加スキル一覧 体力温存Lv10 スタン耐性Lv10 リカバーウォーカーLv10