約 1,219,293 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8434.html
253 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/09/24(火) 18 45 10.21 ID n7G7gAYi0 [2/3] 241 キャラ設定で特攻するPLってアレだよな。GMのアドリブ力に期待し過ぎていると言うか… 自分もその類のに苦しめられた事がある。 一人PCが別行動取って死んだならその分ボスと戦う時はボスのデータ下げてろと言う主張で ラスボス戦前のシーンで死んでればラスボス戦まで間があるからアクシデントに対応して調節するのが真のGMだとか言う…。 254 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/09/24(火) 18 49 31.23 ID qnJpHr4Z0 [3/3] 俺偽のGMで良いからお前は帰れと言いたくなるな 255 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/09/24(火) 18 57 18.62 ID hqedwiYx0 [1/2] 253 一応そういうとき俺は戦力補強のためにデータ持ちNPC追加~とかやってるな コンベなら保険で同じレギュのキャラデータくらいいくつか作って行くし 258 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/09/24(火) 19 51 29.00 ID F57XyX3i0 253 設定de特攻系の人は、合流するまで時間稼ぎするなあ ボスに到達出来ない理由を作ってやれば良いから、けが人が倒れてるから病院とか神殿に連れて行けとか 綺麗なねーちゃんがチンピラに絡まれてるシーン作って、そっちに引っ張らせて「その時別働隊は~」って感じにする 無視したら?そりゃ・・・ねえ?散ってもらうしか無いわな、しかも上記の困ってる人達を見捨てたって不名誉もプレゼントして スレ361
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/6550.html
908 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 32 24.51 ID ??? 完全に話題に乗り遅れたが 「解決方法を考えてないマスター」ってのはやったことあるなあ、俺がw CD Dでダンジョンの最後の部屋に行くと DM「おめでとう、封印を解きし勇者よ。この部屋こそが君達への贈り物だ!」 PL1「この部屋って・・・・わあ!壁が全部『銀のインゴット』で出来てる!」 DM「ざっとみて・・・4万GP分はあるなあ」 PL2「スゲー、持ち帰ったらレベルアップ確実ジャン!」 PL3「・・・ん?ところで4万GPって銀だと40万cn(重さの単位)になるよなあ」 PL4「あれ?PC5人(一人最大2400cn)でどうやって持ち帰るの?」 PL5「っていうか、このダンジョンは街まで1ヶ月かかる場所だよ!」 DM「・・・いや、特に解決方法とか考えてないんで、何とかしてね」 次回のセッションでPCが出した結論は 「街で人を大量に雇って、ダンジョンまでの街道を整備し、馬車部隊で運搬」でした。 元々『破棄された古代の神殿』って設定だったので、PCが去った後には観光名所として利用されたってさ! 909 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 34 19.74 ID ??? それはなぞなぞのネタでもなんでもないから 投げっぱなしでいいと思うが アイディアは出せるけどPLの考えに任せてるだけだし お約束としてはインゴット引き抜くと崩れてアッー!! 910 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 34 45.45 ID ??? ええ話や・・・でもスレ違いや 911 名前:ダガー+NGしやすいのは「ガー+」[] 投稿日:2011/11/30(水) 00 39 10.59 ID K4s7ird+ 908 まァT Tだとだいたいそんなカンジよね。 912 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 39 44.48 ID ??? クロちゃんみたいだな 最後のオチまでそれっぽい 913 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 40 43.15 ID ??? 908 そのオチ嫌いじゃない ファファード&グレイマウザーで家一軒盗む話あったが それを思い出させてくれるいい話だ 918 名前:908[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 00 56 04.22 ID ??? まあスレ違いな話題なのはスマンw いやあ、結果として銀のインゴットは殆ど「街道を整備する費用」に消えたし、 工事中はワンダリングモンスターに襲われないように付きっきりだったし、 実入りのないシナリオになったんだけど、 PL達の総意が「街に持ち帰りさえすれば経験値になるんだから、あとは使ってしまってOK」 とかだったんだよねえ。 もしかして江戸時代とかに私財投じて灌漑整備とかした庄屋さんって、経験値目当てだったんだろうかw スレ296
https://w.atwiki.jp/aotaka/pages/32.html
ガッツリ食べて楽しみたい方に L:ちゃんこ鍋 = { t:名称 = ちゃんこ鍋(イベント) t:要点 = 具沢山,あつあつ,土鍋 t:周辺環境 = 庶民的な部屋 t:評価 = なし t:特殊 = { *ちゃんこ鍋のイベントカテゴリ = 個人イベントとして扱う。 *ちゃんこ鍋の位置づけ = 生活イベントとして扱う。 *ちゃんこ鍋の効果 = 美味しい匂いで食が進む。 *次回のイベントは指定相手と連帯感が生まれる。 } t:→次のアイドレス = 胃袋の限界へ挑戦(イベント) } 価格:10マイル
https://w.atwiki.jp/net-net/pages/140.html
ちゃんこ鍋(ちゃんこなべ)とは、主に大相撲の力士や日本のプロレスラーが食べる鍋料理である。 なお「ちゃんこ」とは本来、力士の食事そのものの事を指す。鍋だけがちゃんこと思われがちだが、それは誤りである(後述)。しかしながら、力士の食事は、相撲を行うための体格を身につけるために、鍋料理を食べることが多く、それが広く知れ渡ったのがちゃんこ鍋である。
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/2880.html
【作品名】坊っちゃん 【ジャンル】小説 【名前】坊っちゃん 【属性】中学教師 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】まあ鍛えた成人男性並みだろう 小学校高学年の時2歳年上の男子と相撲を取って勝利 卵をぶつけられてひるんだ成人男性を一方的にボコボコに殴れる 卵6個所持。食べ物は大事にしようね。 【防御力】鍛えた成人男性並みか 家の2階の窓から飛び降りて腰を抜かす 台所で宙返りしてかまどにアバラをぶつけて痛がるけど命に別条はない ナイフで手の甲を斬った時は怪我したけど特に後遺症はなし 【素早さ】鍛えた成人男性並みか 【長所】「俺は昔から曲がったことが嫌いだった」 【短所】「親譲りの無鉄砲で、小さいころから損ばかりしている」 【戦法】卵投げてひるんだところを殴る vol.55 248 格無しさん [sage] 2011/11/01(火) 19 32 47.86 ID L+Z0gLDg Be 242 坊っちゃん 武器持ち鍛えた一般人ならたまごでひるませて殴って勝ち カイジには突撃されて刺される、岡崎朋也にはボコボコにしても防御と武器の差で厳しいか 岡崎朋也>坊っちゃん>工藤ススム 2024/06/10(月) 06 31 24.55ID ZtQLZIHU (剣の壁)の坊っちゃん 再考 天命を受けた戦士 〇 ケイ・パレス 〇 叶宮邦明 × 叶宮邦明>坊っちゃん>鍛えた人団
https://w.atwiki.jp/xzx1qk5/pages/117.html
323 名前: 774RR [sage] 投稿日: 2008/04/12(土) 22 20 48 ID esXWuDJe 今話題になっている道路維持財源の話じゃないけれど、 以前はその潤沢な中央のお宝にものを言わせて地方でもザブザブ公共道路工事が繰り返されていた時代があった。 これはそんな懐かしくもバブリーな当時のひとコマなんだけど、週末の寝物語にどうか聞いてやって欲しいな。 かつては我が故郷のド田舎もご多分に漏れず雨後の筍並みの勢いで、どこもかしこも道路建設ラッシュの嵐。 つい先日まで砂塵まみれだった農道がいつの間にやらアスファルトに換装されてる ってな光景が本当に日常茶飯事だったものだ。 長閑な田舎の砂利道が小綺麗な舗装路へと変貌を遂げてゆく展開に一抹の寂しさを覚えながらも、 その頃のおれはそうした出来たてのバージン・ウェイを選んで流すのが好きだった。 その日もおれは、市の郊外から県境方面へと新たに延伸された整備道路上で長年の旧友であるヤマハの御大・SR400を走らせていたもんだったさ。 盛夏の日差しを浴びて路上から立ちこめる真新しいアスコン臭には閉口したものの、 それに勝る開放感からかスピードメーターの針は気付かぬうちにぐんぐん右寄りへの弧を描いてゆく。 「あれ?」 だらしなく続く緩いカーブを何度曲がった頃だったろうか、山並みの絶景から視線を切ってふと前方を見やったおれの目は、 距離もさほど離れてはいない先の路上にいたいけな子供の姿を捉えたのである。 ちょっと見、小学校中学年ぐらいの女の子が、あろう事か路側帯からはるかにはみ出した車道の地べたにちょこんと座っているじゃないか。 「うわ、轢いちまう?ダメだよやばい!」 咄嗟に彼女を避けようとステアを切りながらのブレーキング。同排気量の単車群中でも抜きん出たノロさを誇るSRとは言え、 トップスピードからの急制動はやはり厳しいものがある。リアをロックさせ悲鳴にも似た擦過音を残しつつ、 どうにか女の子の数メートル手前でおれのSRは慣性運動を止めてくれた。 「おいおい、危ないじゃないか!こんなとこに座ってると轢かれちゃうぞ」 自分の速度オーバーを棚に上げてジェッペルのバイザーを上げつつ叫んだおれを少し仰ぎ、なぜか彼女は無垢な表情でニコリと微笑む。 「だいじょうぶだもん。ここ、あっちゃんだけのばしょだから、くるまはみんなプープーならしてよけていってくれるもん」 「え?」 長めの髪をピッグテールに結い、飛行機に乗った子供のアップリケを胸に設えた可愛いデニムチュニックを身に纏う彼女、 「あっちゃん」 と言うのはおそらく彼女自身の名前なのだろう。 甲にアニメキャラの描かれた小さなサンダルの足許には、ゲーセンのUFOキャッチャーの景品よりも もっと稚拙な出来映えの小さな猫のぬいぐるみが3体ほど転がっている。 「けどねえ、ホント危ないんだよ。こんなとこで遊んでて車とゴッツンコしたら、お父さんやお母さんに叱られちゃうぞ」 「うん。ここであそんだらダメだって、いっつもパパとママにいわれてるの。だからあっちゃんね、パパとママがいないときにここであそんでるの」 SRから降りて、しゃがみながら彼女の話に耳を傾けるおれ。微妙に噛み合わない会話を交わしながらも、 おれはその子のプロフィールを徐々にではあるが掴みかけてきた。 この道路が舗装されるはるか以前から、自宅の玄関先であるこのスペースは彼女の遊び場だった事。 そして彼女がその・・・ いわゆる軽度の「知的障害児童」であるらしいという事も。 「あっちゃんね、ほかのみんながいってるがっこうじゃなくてね、はなれたところでおべんきょうしてるの。 だけどこのこたちがいるからさびしくないんだよ」 パッチが解れかけた粗末な猫のぬいぐるみを大事そうに胸に抱き、日焼けした顔に白い歯を散らしてニコニコ笑い続けるあっちゃん。 いや、砂利道当時はスローな過積載サンバーが日に数台ぐらいしか通わなかったこの道も、 舗装化された今じゃ飛ばし屋どもがひっきりなしに攻めるスポットになりつつあるってのに・・・。 その事を理解してるのかなこの子。 「そっか。でもねあっちゃん、パパとママの言う事はちゃんと聞かなきゃな。おにいちゃんとの約束だぞ」 「うん、わかったよおじちゃん。ゆ~びき~りげ~んま~ん」 彼女と指切りしながらも、おれの心中は歯ぎしりしまくり。 『おじちゃんって、ちょ、おま・・wおれはまだ20代前半よ?確かに顔は地味だけどさあ』 SRに再び跨り キック一発、単気筒エンジンの振動が相変わらず四肢に心地よい。 「さよなら、あっちゃん。おにいちゃんとの約束、絶対守るんだよ」 「はーい。おじちゃん」 バイザーを下ろして右グリップを力任せに捻るおれ。 「だからさ、おれはおじちゃんじゃないっての!」 クロームマフラーから捻り出される野太いエキゾーストノートが、遙か上空に聳える入道雲の向こうに溶けていった。 あれほど喧しかったアブラゼミの声が鳴りを潜め、青々とした木立の緑葉が徐々に薄紅色の彩りを深めつつあるふた月後、 おれは薄曇りの中で先日と同じコースを疾走していた。 「そういや、あっちゃん元気かな?まだあんな場所で遊んでたら今度は本気で叱ってやろうか」 そろそろ肌寒さすら感じられる峠の風を身に受けながら、あっちゃんが一人遊びしていた地点へとおれは差しかかる。 アクセルを緩めながらあっちゃんの遊び場に視線を滑らすおれの目には確かに彼女の姿は映らなかった。 映らなかったんだけど・・・ 「・・・・・」 あの夏の日にあっちゃんが遊んでいた場所。 そこの縁石端には、あっちゃんの代わりに垂木で拵えた真新しい百葉箱みたいなものが設置されていた。 その中には色とりどりの花々に囲まれて、彼女が可愛がっていた猫のぬいぐるみの一体が寂しげな姿で俯きながら鎮座している。 そんな百葉箱もどきの簡易な祠を目がけ、路面に刻まれたかすかな四輪のスリップ痕。 おれは全てを悟った。 「あっちゃん。約束を守ってくれなかったんだな・・・」 ギアをNに落としたSRの鞍上から、その小さな祠におれは手を合わせる。 泣くと言うよりもむしろ、寂寞としたやるせなさがだけがおれの心に渦巻いていた。 いつの間にやら小雨がぱらついてきた道路沿い。器用に涙を流す事すら出来ないおれの代わりに泣いてくれてるのかな?この空は。 「あっちゃん・・・いつかまた生まれてくる時があったら、今度はおれとの約束破ったりしちゃダメだよ。そん時はホントに針千本飲ますぞ」 それ以来、おれは分不相応なバイクの乗り方なんかしちゃいない。 バカみたいに飛ばした挙げ句、いつどこでどう間違って自分の、もしくは他人様の命を殺める事になるか判らないから。 よく後方の車からパッシングされるのが鬱陶しいけど、こいつばかりは仕方がないね。 年号が平成に変わる以前の話だよ。ここまで辛抱強く読んでくれたバイク板の皆さん、 お互いにあんまり無茶なライディングはしない様に心がけような。 それがおれと、おそらくあっちゃんとのささやかな願いだったりします。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/373.html
「あ・・・」 着信画面に目を落とした千聖は、困惑した顔で私の様子を伺った。 「誰から?」 隣まで移動して画面を覗くと、そこには“桃ねぇちゃん”の文字。 うーん。 桃子かぁ。難しい。 もちろん、全然嫌いってわけじゃないんだけど、桃子はイマイチつかめない子だと思う。 千聖がものすごく懐いていて、舞美と仲がいい。 そのデータだけだと、2人と同じく明るくてちょいドジな体育会系のようだけれど、まったくそんな感じではない。 天然・・・じゃあないと思うけど、かといってさほど計算高いわけでもなさそう。 私と千聖がこんな関係になっているなんて知ったら、桃子はどんな反応をするんだろう。それは興味深い。 同い年つながりの佐紀だったら、「そういうのはあんまりよくないと思う」とか言いつつ根掘り葉掘りして、最終的には応援してくれそうだけれど。 「あの、そういえば、明日のレッスンは何時からか覚えていらっしゃいますか?」 「え?明日は夕方のミーティングだけだよ。・・・そんなことより、出ないの?」 「うぅ・・」 どうやら千聖は、着信が止まるまで、時間を稼ぐつもりだったらしい。でも、桃子はなかなかしつこい性分らしく、一向に着信音が鳴り止む気配はない。 「いいじゃん、出てみてよ。何か問題ある?」 「・・・わかりました」 千聖は私から若干体を離しながら、通話ボタンを押した。 「はい、もしも・・・」 “おーそーいおーそーいおーそーいー!!!もう寝ちゃったのかと思ったー!!” スピーカーにして、とお願いするまでもない。受話部分からは、異様にテンションの高い桃子のキンキン声。少し耳を離しつつ、千聖は「ごめんなさい、出るのが遅くて」と楽しそうに目を細めた。 「桃子さん、ご自宅ですか?」 “ううん、今ねー、ちょっと遠くでお仕事。ベリーズみんなで泊まってるんだけどぉ、みんないい子だからもう寝ちゃってぇ” “うっそ起きてるし!誰!?誰と電話?” “ずるーい!誰誰?愛理?” “キャー!” いきなり受話器の向こうでドッタンバッタンが始まった。音割れに若干眉を寄せながらも、千聖はかなり楽しそうだ。 何だよー。せっかく二人っきりなのに、ウチより桃子を取るの? 自分で電話に出ろと言ったくせに、私は理不尽な嫉妬心を覚えた。 “千聖げんきー?” “あっちょっと私にも代わって!千聖、ゆりだよー!うちとももと梨沙子以外寝ちゃったから、起きてる組でももの部屋にいるのー。でさー、この前さー、いきなり弟がねー、” “ちょっと、くまいちょー!もぉが喋ってるんだから!” ――うるさい。何てハイテンションなんだ、この子たちは!せっかくいいムードだったのに、千聖はすっかり電話の方に夢中になってしまった。 スピーカーに切り替えた後はうつぶせにごろんと寝転がって、何も映っていない画面を楽しそうに眺めている。 「ウフフ。それで、私にお電話を?嬉しいわ」 “千聖は今何してるの?” 「あ・・・えと、私は・・・」 梨沙子からの問いかけに、千聖はチラッと私の方を見た。 私の心に悪魔が降りてくる。とりあえず、人差し指を唇の前で立てて“言っちゃダメ”と指示をしてみる。 「えと・・・特に、何もしてなくて・・・キャッ!」 ころんと横たわる千聖の太ももをやわやわと撫でると、ビクンと体全体で反応が返ってきた。 “千聖?” 「ご・・・ごめんなさい、犬が」 ――私は犬か。 「わぅんっ♪」 千聖の上に飛び乗って、うなじにカプッと噛み付く。痕は着かないように、ゆっくり背中に沿って唇を下ろしていくと、千聖は小刻みに震えだした。 “・・・千聖、今どこにいるの?犬って?家?何かいつももっとにぎやかじゃない?” 「っん・・・・え、えと、今、家族が出かけっ・・・んぅ」 今度は腰に指を躍らせて責めてみる。私が非力とはいえ、さすがに体全体で乗っかっているとなると、体制を変えて逃げる事はできないみたいだ。涙目で見つめられるのがたまらない。 “千聖?” 「やっ・・ちが、あの、違うんです、・・うぅ」 シーツの上でぺたんこにつぶれてる胸に手を伸ばす。大分塗りこんだからか、さっきの練り香水の香りが広がる。 「だめ・・・」 鼻にかかった吐息が甘ったるくて、ますます悪戯心を煽られる。下から掬い上げるようにゆっくり揉んでいくと、柔らかくてプルンとした感触が手のひらで踊る。 “ねぇ・・・ちょっと” 「ぁんっ・・・ちがうの、今、ほ、ホテルにいるんですっ」 げっ!ち、ちしゃと! 千聖が何を言ったのかよくわからなかったのか、受話器の向こうも、一瞬静まり返る。 “・・・ホテルって、え?だってさっき家にいるって” “何でホテル?ディズニーランド?いいなあ。シー?ランド?何乗ったの?” 「え・・・?あの、あら?でぃずにー・・」 どうしてディズニー限定なのか知らないけれど、熊井ちゃんの中でどんどん話が進んで、千聖の困惑と動揺はさらに深まる。 “やめてください” 口パクでそう告げられても、私のイタズラはまだまだ治まらない。 「んくっ・・ぅ!」 猫をあやすように、喉の皮膚を摘んでぐにぐに動かす。声帯を刺激されたせいか、思いのほか大きな声が唇をついて出て、千聖は慌てて両手で口を塞いだ。 “・・・・・・え、ちょっと待って・・・千聖、ホテルって・・まままさかラブホtあばばばばば” 中3トリオの中では早熟な梨沙子は、さっきからの千聖の挙動不審な態度や今の喘ぎ声から、ある結論に至ってしまったらしい。・・・でも、それ微妙に違うけど。 よっぽど動転してしまったのか、熊井ちゃんがテンパッた感じで梨沙子ー!?と呼びかけるのが聞こえてくる。 “あばっあばばばばbbbbb” “千聖。ちょっと、座りなさい。一緒にいる男も” もはや言葉にならない梨沙子に変わって、今度は桃子の声が飛び込んできた。いつもよりシリアスめな声。しかも、男って!思わずぴょんと千聖の上から飛びのいて、2人して正座する。 千聖は全裸、私はめちゃくちゃバスローブ。シュールな光景だけど、とても笑えない空気が、受話器の向こうの桃子によって作り出されている。 「あの・・・桃子さん」 “あのね、千聖。千聖は今お年頃なんだから、そりゃあ恋ぐらいすることはあると思うの。でもね、千聖はまだ中学生なの。アイドルなの。誰かの千聖じゃなくて、みんなの千聖なの。こんなことで背伸びしちゃだめ。桃ねぇの言ってる意味、わかる?” 「はぁ・・・」 さすが、嗣永プロ。思わず真剣に聞き入っていると、“あんたもだよ、千聖の隣の人!”と呼びつけられてしまった。 ――うぅ、ちょっと怖い。エッチで気が大きくなっているとき以外はヘタレキングな私、梅田えりか。叱り付けられて、ちょっと泣きそうになってしまった。 “今すぐ別れなさいとは言わないけど、こういうことは真面目に考えて、真面目に向き合わなきゃだめ。ちょっと、聞いてるの?千聖の隣の人!何とか言いなさい!もぉの可愛い妹に手出して、ただで済むと思ってンの!” 「そ、そんなに怒んないでよー・・・ぐすっ」 「まぁ、えりかさん・・」 あまりの剣幕に、S仕様のえりかはどこかへ飛んでいってしまった。いつもの打たれ弱いえりかにもどった私は、ついにグスグス泣き出してしまった。 “え?は?えりかさん?え・・・何で何で何で?えりかちゃんなの?一緒にいるの” 「うぅ・・・そ、そうですぅ・・・ぐすんっ」 「一体、どうなさったの。えりかさんたら」 千聖にティッシュで顔を拭いてもらってる間に、電話の向こう側にも“えりかちゃんだってー”“なーんだ”と情報がめぐっていく。 “もう、心配したでしょ、千聖ぉ。梨沙子てっきり千聖があばばばばば” “いいなあー、今度はうちも連れてってよー。スペースマウンテン乗った?” とりあえず、誤解(じゃない部分も多々あるけど)が解けたところで、スピーカーのまま5人でお喋りをした。 今度はベリキュー全員で社会見学とかやろうよ!という熊井ちゃんの提案で盛り上がった後、明日早いしそろそろ寝るね、と電話を切るタイミングになった。 “じゃあまたね、千聖とえりかちゃん” 「おやすみなさい」 千聖の指が電源ボタンに触れかけた時、“あ・・・”と桃子の声が入った。 “言い忘れてたけど、二人とも。っていうかえりかちゃん。 ほ ど ほ ど に ね ” 「ほどほど?ですか?」 “じゃーねぃ♪” まるで某舞様のように、言葉を区切ってアクセントをつけて。顔は見えないのに、私にはいつものアイドルスマイル但し目は笑ってないバージョンの桃子が、具体的に想像できたのだった。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/pocatwiki/pages/75.html
ぜんちゃん 初回起動:2011年6月5日13時42分 / POC357運用停止:2011年8月7日 / POC363 ぜんちゃんは、うはおkが開発したレス自動投稿ツールの愛称、および投稿時のハンドルネームである。 2011年6月5日、POC357の開始直後に突然「全自動POCさん ◆iPOC/Q6Gko」として現れ、その後安価で愛称の「ぜんちゃん」他各種設定が決定し、さらにそれに基づいて南無がイラストを描いた。 ところが同年8月7日に管理人から「不正なアクセス」扱いを受け(詳しくは後述)、稼働期間わずか2か月にしてぜんちゃんは稼働しなくなってしまった。 システムの概要越年計画第五弾に関して 設定付加要素について 効果加速化 合いの手 不正なアクセス停止後 システムの概要 「ぜんちゃん」の本体はうはおkが作った一つのWebページである。そこへスレッドからアクセスすると(*1)Webサーバに置かれているCGIが動作し、過去ログからのレス抽出から投稿までの作業を自動で行う。ただしブラウザのJavaScriptが有効でない場合、自動投稿処理に使われるブラウザ依存機能が利用できないため、「ロードされないよー><」のボタンを押すことで半自動的に投稿する必要がある。 POC357中盤までのぜんちゃんは、レス読み込みから投稿処理に至るまでの全てをJavaScriptで行っていた。しかし各ブラウザの性能差による実行結果の偏りや、読み込み時にブラウザへかかる負荷の問題、またユーザのキャッシュ機能依存にいたるまで問題点に恵まれた存在だった。例えば一時的に「たらこ←ゆとり」など文字的なバイト数の軽い内容を書き込んでいることが多かったが、これはブラウザ及び言語設計上の欠陥である。さらに全ての作業をJavaScriptに任せていたため、JavaScriptが有効でなかったり非対応であったりすると、投稿処理を行う以前にレスを抽出することさえできない状態となってしまっていた。そのため現行のぜんちゃんではレスの呼び出しを一括してCGIからサーバのCPU(*2)に行わせ、単純作業となる投稿のみをブラウザに任せることで環境の相違による依存性の解消を図っている。しかし現時点では抽出するレスの種類がある制約に基づき限られているため、性能の向上があっても目に見えるほどの効果はあまり無いと言える。 自動投稿はおしゃべり掲示板のフォームに直接記述することで行われるため、POCに限らずおしゃべり掲示板内の全てのスレッドで実行は可能である。しかしこの方法ではスレッドのタイトルが認識できないので、ぜんちゃんのレスは全てタイトルが「Re ポケモンおしゃべりクラブ」となっており、世代番号を省略して使いまわしを可能にしている。 また、レスは全部同じ名前(ぜんちゃん ◆iPOC/Q6Gko)になるので、レスを見るだけでは誰が投稿したかは一切わからないが、内部情報(IPアドレス等)は投稿者に依存するので、同一人物の連続投稿には通常通り規制がかかる。 最初期のぜんちゃん(全自動POCさん)は上画像のように「レスが加算されました。ご協力ありがとうございます。」を繰り返すだけであったが、やがて一定の制約はあるもののPOCの過去ログからランダムにレスを選出する形へと変更された。対象は直近のスレから配信時期スレまでとPOC全体を広くカバーしているため、いわゆる「黒歴史」に該当するレス(*3)が選ばれることも少なくない。 またPOC363に入ってすぐ「参照」も拾ってくるように仕様変更された(元レスとの関連は無い)が、レス以上に黒歴史が詰まっているという悲痛な声が相次いだ結果、わずか9回の投稿の後元に戻された。 越年計画第五弾に関して 詳しくは「越年計画第五弾」を参照 POC357№40でうはおkは 昨年末にさ、この自動投稿フォームに「腕時計」って書いておいて ガイド側のスレにURLを貼っておいたとしたら事態は5分で終息していたかもしれない と発言している。 「腕時計」は当時おしゃべり掲示板でのNGワード(書き込むと即アク禁)であったため、ぜんちゃんを介して投稿させることでガイド民を一斉にアク禁にすることができた、という意味である。 設定 POC357において安価方式で以下のように決定した。イラストは南無が6月上旬には描いていたようである。 ぜんちゃん ◆iPOC/Q6Gko のプロフィール イラスト:南無(原寸) 1937年6月5日 - 2011年8月7日● 名前 ぜんちゃん( 146)● 性別 ♀( 156)● 年齢 74( 161)● おっぱい Bカップ( 173)● 見た目年齢 10歳( 205)● 髪 黒髪ショート( 216)● 水虫 無( 228)● パンツ いちご( 235)● 服装 浴衣サラシ( 250)● 身に付けているもの 日本刀( 288)● 付加要素 泥酔状態、favoriteたらこ、ふたなり● 誕生日 6月5日 見た目10歳の74歳というとんでもない状態になっているがベカチュウのせいである。水虫の安価を作ったのもベカチュウである(もちろん全力で「無」に投票された)。身長・体重の設定も提案されたが、やはりベカチュウを恐れて「見た目10歳にふさわしいそれ」ということになった。(*4) また、「浴衣サラシ」「日本刀」はイコスが本領発揮した結果である。 付加要素について 以上の安価による設定の他に、会員の何気ない発言やぜんちゃんの振る舞いから、いくつかの付加要素が設定されている。 泥酔状態:見た目年齢の安価であった№194で「全自動POCさん」の発言が入ってしまい、その文中の「泥棒状態」の影響かkkxsが№199で「泥酔状態」と発言し、それが要素として加わったものと思われる。 favoriteたらこ:ぜんちゃん導入直後はたらこのレスを抽出してくることが多かったため加えられた。「たらこ←ゆとり」は鉄板。ただし前述の通り、ぜんちゃんの性能向上に伴いたらこに偏る傾向は薄れていった。 ふたなり:№257でkkxsが「いつも身につけてるモノ」の安価を提案し、南無が№271に設定。直後ベカチュウが「ふたなりわぁい」と発言し、№271にピッカーが「ふたなりいいね」で安価を踏む。その後ピッカーが№276に安価を設定しなおすがベカチュウが「ふたなりわぁい」で安価を踏んだため付加要素に加わった。 効果 URLをクリックするだけである程度ランダムなレスができるため、創立から4年半以上が経過して話のネタが枯渇してしまったPOC会員には新たな刺激を与えることとなった。とはいえ中身はすべて過去にあったレスであるため、考え方次第では保守化・頽廃の極みと言えなくもないがそんなことはどうでもいい。(*5) 加速化 前述のとおり話すことが無くてもスレを消化できるため、ぜんちゃん導入後は進行速度が急上昇し、POC357は2日14時間2分を記録した。3日を切るのはPOC317(2010年計画の場所)以来、17か月ぶりの快挙である。 また、全レスに占めるぜんちゃんの書き込みの割合(稼働率)は以下の通り。 POC ぜんちゃん 消化時間 357 429/1000 2日14時間02分 358 496/1000 10日23時間42分 359 441/1000 11日16時間55分 360 409/1000 17日16時間22分 361 422/1000 9日9時間20分 362 377/1000 8日20時間47分 363 101/1000 17日23時間53分 (ただし363はぜんちゃん停止後に「調教師」によって書き込まれたと思われる7レスを除く。) 合いの手 ぜんちゃんが抽出するレスは過去ログのものだが、その中でも「調子に乗るな」(*6)など使い勝手の良い言葉はPOC内の会員のやり取りに対する合いの手としても使われる。 もっともレスの抽出自体はランダムに行われるので都合の良い時に発動するとは限らないが、これが運よく決まると見ていて非常に面白い。 しかし最近ではぜんちゃんを「操作」して、いかにも空気を読んだようなレスをさせることも可能なようである。 「調子に乗るな」の例: 不正なアクセス ぜんちゃんは2011年8月6日23時31分(POC363 №225)の書き込みを最後に(*7)、その後遅くとも8月7日7時33分(同№232)のWiiNaの書き込みまでに「不正なアクセス」として扱われ、投稿が成立しなくなった。 この件についてうはおkは管理人が「リファラ制限」すなわち投稿した際のリンク元が広場のサイトでない場合アクセスを遮断する措置を取ったと分析した。 その後同№236において 管理人もBW広場のためにこの掲示板潰したがってるみたいだからぜんちゃんみたいなものでリソース量増やされるのは邪魔でしかなかったんだろうね正直リファラでレス弾かれてるとぜんちゃんの運用は無理です との書き込みをし、ぜんちゃんの運用を断念。事実上この日がぜんちゃんの「命日」となった。 停止後 ぜんちゃんの停止後POCは再び減速する。そのほかにも各所に影響が出た。 停止が判明した約5時間後(同№253)に、南無がぜんちゃんの「遺影」イラストを作成。(画像) POC357から 0-のトップを飾っていたぜんちゃんのプロフィールに誕生日と命日が書き加えられた。誕生年が1937年になっているのは安価で74歳という設定にされたことによる。その後、プロフィール自体もPOC365で撤去された。 二強杯の主催者に祭り上げられたぜんちゃんは「(故)ぜんちゃん」と表記が改められた。結局二強杯は当初予定していた夏の間に開催されることは無かった。(*8) うはおkは自ら作成した広場風サイト(500エラー事件参照)でぜんちゃんの運用を再開しているが、今のところ需要は無さそうである。 ぜんちゃん運用中の2011年6月19日に、POC民が常駐するSkypeのグループ会議のチャットピクチャがWiiNaによってぜんちゃんのバストアップ画像に変更された。さらに翌2012年3月27日からはくうきの編集によって線がぼやけた艶めかしい感じになり、以後継続して使用されている。 おまけ (*1)POCでは 0の「参照」部分に短縮URLの形で設置されている。 (*2)Intel Xeon CPU E3110 @3.00GHz (*3)「暇人集まれぇ~~~ヽ(´∀`ヽ)」など。 (*4)実際に№258で「98cm108kg寝るおやすみ」と発言したうえに、結局寝ずにそのまま張り付いていたため非難が集中した。 (*5)POC357 №959 (*6)「調子に乗るな」レス自体の引用元はPOC61 №133(グラップの発言)である。 (*7)ぜんちゃん停止後の8月10日に同じHNで7レス書き込まれているが、これはいわゆる「調教師」によるなりすましだと思われる。 (*8)二強杯のページには「主催者の急逝により中止」と書かれている。 WWWWWWWWWWWPOCの歴史的イベントWWWWWWWWWWW 前:越年計画第五弾 ぜんちゃん 次:500エラー事件
https://w.atwiki.jp/umechaduke/pages/50.html
あなたでもできる、母ちゃん(地球)を助ける方法 足る を知り沢山笑いましょう。そして大地に根ざした生活に戻ろう。 母ちゃん(地球)への感謝の祈り。 地球環境についてもっとよく知ること。勉強すること。 ゴミを増やさない工夫をする。ゴミの仕分け再利用。生ゴミの肥料化。 環境を綺麗にする。町のタバコの吸殻、空き缶などのゴミを拾う。公共物を大切にする。 日常にある全てのものに対して感謝をし、すべてを大切に使う。無駄にしない。 電力消費を極力抑える。エアコンなどの最小限使用。こまめに電気を消す。早寝早起き。 食料を無駄にしない。廃棄はもちろんダメ。好き嫌いをなくす。できるだけ自給自足を心がける。 買い物にはマイバッグを持参する。野菜などは地元の旬のものを買う。 割り箸を使わないでマイ箸を持ち歩く。 環境に優しい洗剤、シャンプー、化粧品などを使う。 お風呂の残り湯を洗濯に使う(洗いの時、粗塩一つまみを入れる。すすぎには使わない)。 土地スペースがあれば植木、草花鉢植え、野菜果物を作る家庭菜園などを設ける。 車、飛行機などよりも自転車か徒歩、でなければより環境に優しい電車等を利用する。 車を運転するときも、できるだけ燃費を良くする工夫をする。 タバコを吸わない、買わない。自分や周りへの健康破壊、煙草を乾かすのに燃やされる材木や燃料の量は膨大。 みんなにこれらのことを伝えていく。助け合いの輪を広げる。ボランティア活動。
https://w.atwiki.jp/taimashiyukichanwiki/pages/21.html
ユキ(巫女)の解説 退魔師連盟に伝わる退魔の術の二大系統のうち、式神(しきがみ)術(じゅつ)をメインに利用している。劇中で利用した技は以下の通り。なお、式神術の名前は、小倉百人一首の和歌をモチーフとした漢字を、訓読みして作られている。 式神術では、墨により呪術的な紋様を描かれ、その上から霊力を込めて作った、人型に切り取られた和紙を利用している。以下の説明文では、これを単に「式神の符」と記載する。 また、「くにつかみのよそほひ」時の技は、発動条件が厳しいという観点から割愛。 「白妙(しろたえ)小町(こまち)」の術 複数枚の式神の符に霊力を込め、空中を舞わせる術。この符は妖力に引き付けられる性質があるため、妖魔の発見に便利。また、妖魔を発見すると、その妖魔に式神の符が貼り付き、霊力でもってその動きを制限する効果もある。 「随錦(まにまににしき)」の術 高速で飛行できるように作られた式神の符に念を乗せ、特定の場所まで投射する術。基本的にユキは、この術による符を、退魔師連盟本部に飛ばしている。ユキが妖魔と予期せず鉢合わせし、妖力によってスマートフォンが使えなくなった際に、父シロガネらに救援を求める際に利用される。 「空蝉丸(うつせみまる)」の術 式神の符に宿った霊力を風船のように膨らませ、術者自身の姿を模した分身を生み出す術。分身には何らの力もないが、本物が分身と入れ替わることで、妖魔の放った攻撃をそらすことができる。なぜか、ユキの放った分身は、妖魔の攻撃を受けると変な顔つきになり、首がにょろにょろと伸びてから消える。 「唐紅括(からくれないのくくり)」の術 「白妙(しろたえ)小町(こまち)」の術より、更に妖魔の身体拘束に特化した術。式神の符を何枚もつなげ、霊力を込めることで、紅色をした式神の符の鎖を作る。これを妖魔に巻き付け、縛り上げることで、その行動を封じる。劇中ではこの術を使ったのはフブキであるが、彼女の娘であるユキも、 vs 塵塚(ちりづか)怪王(かいおう)戦でこの技を披露した。 「宜山風(むべのやまかぜ)」の術 ひとみちゃん編でユキが使用した術。大量の式神の符を放ち、それを術者を中心として渦巻くように舞わせ、その渦に巻き込まれた妖魔を一度に霊力で攻撃する。式神の符を多量に必要とするが、術者が複数の妖魔に包囲された際などに効果的。 丑寅封閂符(ちゅういんふうさんふ) 厳密に言えば、式神術ではないようだが、ここに記載。「萬鬼縛縄(ばんきばくじょう)――疫鬼餌虎(えっきしこ)!」のかけ声とともに、式神の符とも違う霊力のこもった符を妖魔に投げつけ、妖魔の身にこもった陰の気を祓い、魂を解放する。退魔師が、いわゆる「とどめの一撃」として妖魔に放つ術。劇中では、妖魔赤マントに対し使用され、とどめを刺した。 「空有(そらありの)円日(まろひ)」の術: 同じく、厳密に言えば、式神術ではないようだが、ここに記載。体内の霊力を特殊な方法で練り上げ、掲げた両手の上に、太陽の光と似た特性の光を放つ霊力球を形成し、それを妖魔に投げつけて炸裂させる。その性質上大抵の妖魔への必殺の一撃になりうるが、ユキが気絶する覚悟で撃っても二連発が限度になるほどの大量の霊力を消費する。 ユキ(ヴァンパイア)の解説 ヴァンパイアという妖魔であり、霊力を必要とする退魔師の術は使えないが、代わりにヴァンパイアの各種能力を利用できる。 なお、真祖の屍緑衣(ハイナ・デ・ドラクレ)をまとったときのみ発動が可能な技もあるが、真祖の屍緑衣(ハイナ・デ・ドラクレ)はよほど強大な妖魔が相手出ない限り、シロガネが使用を許可しないので、ここでは割愛。 格闘 ヴァンパイアの怪力を利用した、殴る蹴るの攻撃。更に、ヴァンパイアと化したユキは爪も伸びて硬化するため、爪による引っかきも可能。ユキは格闘技や拳法などの心得は無いようだが、それでも単純な腕力のみで、妖魔と戦うには十二分の威力と実用性を有している。 吸血 劇中でユキが自らの牙で吸血攻撃を行ったシーンは今のところないが、設定上は存在するのでここに記載。ヴァンパイア化して伸びた犬歯を相手に突き込み、犬歯から血液や妖力を吸収する。これにより、ユキは妖力やダメージなどを回復させることができる。ユキの牙は霊力や妖力も「吸血」可能なので、たとえ肉体に血液が流れていない妖魔が相手でも、効力を発揮する。 使い魔「フルクフーデ」/融合形態 自身と血の盟約を交わした眷属である大コウモリ、フルクフーデと自らを融合させた状態で戦う。ヴァンパイアのユキが表に出てきた際のデフォルト形態がこれ。ヴァンパイアのユキが戦う際、彼女は背中から翼を生やし滑空することが可能であるが、実はその翼は、ユキと融合しているフルクフーデのものである。真祖の屍緑衣(ハイナ・デ・ドラクレ)を併用しない普段の姿では、高速飛行や高速機動はできない。ユキはこの弱点を、地上の構造物(電柱や家の屋根、街路樹など)を蹴るなどして、軽業(パルクール)の要領で地上と空中を行き来するという、トリッキーな機動でカバーしている。 使い魔「フルクフーデ」分離形態 自身と血の盟約を交わした眷属である大コウモリ、フルクフーデを自らと分離させた状態で戦う。このときフルクフーデは自らの意志を持って行動できるが、ユキの指示には従順に従う。大コウモリの体躯を活かした体当たりで敵を撹乱(かくらん)させたり、ユキとの挟み撃ちで敵を攻撃するなどが可能。なお、フルクフーデの牙でも、上述の吸血攻撃は可能。フルクフーデの吸血により奪った血液や能力は、ユキと共有できる。ヴァンパイアのユキが遠距離戦を行う時は、ほぼ唯一の攻撃手段である。当然、フルクフーデを分離させた状態では、ユキは背中に翼を生やすことはできないため、地上で戦いをすることになる。 チヤの解説 本人の性格もあり、妖魔と戦う際は、父の改造したリンフォンの各種武装を主軸に利用した格闘戦を好む。 ただ一方で、滅魔師連盟に伝わる滅魔の術も一通り使用可能であるとは思われるため、これまで劇中で名在りで使われた術もここに記載。ただし、チヤの現在の滅魔師としての位階では教わることのできない術もあるので、それは割愛している。加えて、ユキの持つ「くにつかみのよそほひ」が発動前提となる「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)・人為(ひとなし)」もまた割愛。 参考までに、滅魔の術の名称は、仏教の伝承に由来する地獄の名前から取った感じを、音読みして作られている。 リンフォン 都市伝説に語られる、黒い正二十面体。チヤの父により改造され、各種武装形態に変形可能。詳細は、既出の以下ページの記載を参照。 リンフォン(ユキちゃん世界仕様) 等活(とうかつ)業風(ごうふう) 厳密に言えば、「『滅魔の術』そのもの」ではないが、ここに記載。 そもそも等活(とうかつ)業風(ごうふう)とは、仏教に語られる八大地獄の一つ「等活(とうかつ)地獄」に吹くとされる風である。これに吹かれた地獄の亡者は、たとえ地獄の獄卒の拷問により体がばらばらに砕けても、この等活(とうかつ)業風(ごうふう)に体が吹かれればたちまちのうちに体が元通りになり、また拷問を受けることになるという。 ユキちゃん世界における滅魔師らは、滅魔の術を使う際、「活きよ、活きよ、等しく活きよ」という言葉と共にこの等活(とうかつ)業風(ごうふう)を呼び出し、滅魔の術の出力を制御している。等活(とうかつ)業風(ごうふう)を強く吹かせれば術の規模は抑えられ、弱く吹かせれば術の威力は跳ね上がる。しかし当然ながら、術者の制御できる以上に術の威力を高めようとすれば、たちまち術は暴走を始める。そのため、滅魔師はこの等活(とうかつ)業風(ごうふう)を適切に操るところから修行を始めるという。 なお、地獄に吹く本物の等活(とうかつ)業風(ごうふう)は、「この世とあの世にあるありとあらゆる悪臭を集めて、これでもかとばかりに煮詰めたような臭い」がするようだが、滅魔師が術の制御のために起こす等活(とうかつ)業風(ごうふう)は、「異臭がする」程度の臭いらしい。 「血盆(けつぼん)穢渦(えか)」の術 とある経典に語られる血盆池(けつぼんち)(いわゆる「血の池地獄」のこと)にちなんだ術。地獄に満ちる血の池を招来し、術者の周囲に人骨を巻き込んだ血の渦巻きを形成することで、術者を攻撃(特に火による攻撃)から守る。なお、血盆池(けつぼんち)は、女性が女性であるがゆえの穢れを世にもたらした罪を裁く地獄である。その関係上、子を成す能力を持つ年代の女性が発動した場合、その威力が増加する特性がある(子を成せない年代の女性や男性でも、この術の発動や使用そのものは可能)。チヤはすでに第二次性徴を迎えているようなので、この術の威力は増加しているとみられる。 「刀輪(とうりん)鉄壁(てっぺき)」の術 仏教の八大地獄、等活(とうかつ)地獄(じごく)の隣に存在する十六小地獄の一つ、「刀輪処(とうりんしょ)」に由来する術。刀輪処(とうりんしょ)にそびえたつとされる高さ十由旬(およそ70~80km)の鉄壁の一部を現世に顕現させ、その鉄壁で相手の攻撃や妖術を食い止める。 「熱鉄(ねってつ)懸縄(けんじょう)」の術 仏教の八大地獄、黒縄(こくじょう)地獄(じごく)に由来する術。地獄の炎で熱せられた鉄の縄を術者の手のひらから射出し、それを対象に巻き付けることで、対象を拘束すると同時に、高熱であぶる。仮に相手が火に耐性を持つ妖魔であっても、鉄の縄による拘束そのものは有効であるため、あえて火に強い妖魔にこの術を使うという選択肢もある。 「闇冥(あんみょう)闇火(あんか)」の術 仏教の八大地獄、等活(とうかつ)地獄(じごく)の隣に存在する十六小地獄の一つ、「闇冥処(あんみょうしょ)」に由来する術。闇冥処(あんみょうしょ)にて燃えているとされる闇火(あんか)を現世に招来し、赤黒い炎を巻き起こして、対象を焼き払う。チヤはリンフォンの使用が適さない状態で、この術を利用している。 「不喜(ふき)嘴噛(しごう)炎(えん)」の術 仏教の八大地獄、等活(とうかつ)地獄(じごく)の隣に存在する十六小地獄の一つ、「不喜処(ふきしょ)」に由来する術。獣の牙や、鳥のくちばしや、虫の顎をかたどる炎を自身の手・武器にまとわせ、格闘攻撃に地獄の炎の熱を上乗せする。チヤはこの術による炎で、わたあめから受けた凍狐火(いてつきつねび)により凍結したリンフォン「熊」の「爪」を内側から解凍した。 ひとみ わたあめの解説 劇中でひとみが妖力を得て半妖として覚醒する際、その妖力の根源は氷狐(ひょうこ)のわたあめである。そのため、基本的にはこの二名が使える妖術は共通である。 なお、ひとみとわたあめは妖力を共有している。そのため、ひとみが半妖形態のときはわたあめはマスコット形態であり、ひとみが人間形態のときのみわたあめはもとの氷狐形態に戻ることができる。つまり、二人が同時に妖術を使うことはできないので、要注意。 凍狐火(いてつきつねび) 氷狐が生み出す青白い狐火。この狐火に触れたものは燃え上がるのではなく、逆に凍り付いてしまう。この凍狐火(いてつきつねび)を直接ぶつければ、凍傷により大きな打撃を与えることもできるが、わたあめはそのような真似を「クールでもなければスマートでもない」としてあまり積極的には使いたがらず、とどめの一撃として最低限だけ使う傾向にある。ひとみも同じく積極的な利用は好まないが、それは「妖魔相手でも、なるべく傷つけたくはない」という彼女の慈愛の精神によるものらしい。 白昼霧(はくちゅうむ)・幻霧(げんそう)「影巨獣(オサキ)」 妖力によって雪と氷を招来し、それを操ることで、空中の雪をレンズとして利用する。このレンズを介して氷狐を見た対象は、氷狐を妖魔「オサキ」のように巨大で恐ろしい獣と錯覚し、困惑と恐怖を覚えることになる。 宝輪(ほうりん)六花(りっか) 凍狐火(いてつきつねび)によって周囲の気温を急低下させ、巨大な六花を形成する。これを自身の前に盾のように構えて、相手からの攻撃や妖術などを防ぐ術。この術によって形成された六花には、術者の幻影が映り込むため、防御と同時に敵を幻惑する効果もある。 「晟星(せいせい)念珠(ねんじゅ)」の術 上述の凍狐火(いてつきつねび)を複数生成し、それを広範囲に飛ばして攻撃する術。複数生成された凍狐火(いてつきつねび)の中には、小さな雪の結晶を芯として形成した幻影も混じるため、この術の犠牲者はどの凍狐火(いてつきつねび)が本物であるかを見切らなければ、強いプレッシャーを受け続けることになる。また、どの凍狐火(いてつきつねび)を本物にするかは術者が制御できるが、本物の数を増やせば増やすほど、妖力の消費も大きくなる。 「晟星(せいせい)念珠(ねんじゅ)の術・天網(てんもう)恢恢(かいかい)の型」 上記の「晟星(せいせい)念珠(ねんじゅ)」の術の派生術。凍狐火(いてつきつねび)をその場で放つのではなく、移動しながら敵の周辺にばらまき、十分な数をばらまいた時点で、全方向から同時に凍狐火(いてつきつねび)を叩きつける。四方八方からの攻撃となるため、特に体の大きい妖魔などは、回避が困難な技である。 「幻月(げんげつ)白布(びゃくふ)」の術 主にわたあめが逃走するときなどに使う幻惑の術。この術の発動と同時に、突発的な地吹雪が起こり、同時にわたあめは十六体に分身する。実はその十六体はすべてが幻影であり、その幻影に注意を引きつけた状態で、本物のわたあめは巻き起こった地吹雪を煙幕として、その場から逃走する。ひとみちゃん編では、わたあめはこの術で命からがら、チヤたちから逃げ出している。 「霙(みぞれ)華鬼氷(かきごおり)」の術 自分自身を渦巻く吹雪そのものに変える術。この術の発動と同時に、周囲には鏡のような雪の結晶がいくつも形成される。この術が発動されている間は、吹雪と化した自身の肉体を、その鏡のような雪の結晶を介して実体化させることもでき、また任意のタイミングで自身の肉体を吹雪に戻すことも可能。雪の結晶を介した、限定的なテレポーテーションの術と理解するとよいか。 氷狐(ひょうこ)淡綿(たんめん) ひとみが塵塚怪王を鎮めるために使う(予定の)奥義。氷狐わたあめの肉体から生える白毛より、綿状の氷の結晶を生み出す。この綿状の結晶は、内部的には複雑なプリズム構造を取っており、それにより様々な色彩を帯びた雪の結晶となる。この綿状の結晶を周囲に拡散させることで、雪による描画を行うことが可能である。 ※ひとみ わたあめの妖術の命名法則は、どちらが発案者かによる。 ひとみの側が編み出した術は、食べ物の名前のもじりから命名される。ひとみいわく、「美味しいご飯のことを考えながら腹を立てられる人はいない。戦いの中で、少しでも殺伐とした気分を抑えられれば」と思って、このような命名にしているらしい。 逆に、わたあめの側が編み出した術は、雪や氷にちなんだ漢字表記となる。わたあめいわく、「あまりに締まりのない術名だと、使われた相手の方が恐怖と寒さで震え上がってくれないだろう」と思って、術名を考えているようである。