約 13,624 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1891.html
バレンタインとは日本国内のごく一部のイケメンがチョコを貰う日である。 つまり俺には一切関係がなく、そんな非日常が俺の周囲を通り過ぎていくだけのいつもの日常に過ぎない………などと皮肉ぶっていた事態は過去のものとなり 俺にとってもこの日が「チョコが貰える日」となってから早くも二年目をマークした。 この点についてはハルヒ様々と言ってやるにも吝かではない…… …………… …… そうだな。去年同様の俺なら、例によってハルヒの奴が企画したバレンタイン大騒動による疲労に身を委ねながらも とっくりと幸せオーラを感じてやっていただろうと思わないでもない。 いや、実際俺は幸せオーラとやらに浸っている。 そうだ。そのはずだ。 なのに何故か俺は足早くその場を立ち去ろうとしていた。 SOS団のメンツと別れ、駅前に停めていた自転車を回収するという俺任務に奇妙な焦りを感じていたのは何故だ? まさか、まだ思うところがあるってのか俺よ。だがそんな都合のいい、或いは酷く気分が……いや、そんな感情をわずらうような そんな都合のアレな事態など起こるはずなどないだろう。 この二年を振り返れ。 この二年、SOS団関連でも俺個人の用事でも、あれだけ何度もこの駅前を通りながらも俺がアイツとここで出会う事などなかった。 あの春の大騒ぎ以外で、ここでアイツと出会う事など無かったはずだ………… 「やあ、親友」 背中越しに、久々に聞いたよく通る声。 そして俺はコイツと再会した。 思い返せば中学時代に義理チョコをくれた我が学友 ……いや、我が親友、けれど俺にはもうチョコをくれることなど無いであろうと薄々だが思わせる友達、そう、佐々木だった……… ……………… …… 正直に言おう。 俺は振り向くのが怖かった。 ああそうとも、酷く身勝手だが、俺は「今こいつがどんな顔をしていて、どんな奴が隣に居るのか」が怖かったのだ。 あの春の日に告白されたという男と、きっと付き合っているだろうと思っていたからな。 そりゃそうだよ。 佐々木は独特の思考パターンこそ持っているが、俺の友人には勿体無いくらい良い奴だし 古泉曰く、十人中八人が振り返るような美人なんだ。 そりゃ告白くらいされるさ。 けれどそれでもこいつは「佐々木」だと思っていた。 性別を超越した、そんな奴だとな。 だが、こいつはあの春の日、告白されたことに迷っていると言った。 俺が想像もしてなかった…………いや想像することを避けていたのか? 俺は佐々木を「普通の女子」だと思いつつも、それでも……そんな俺の貧弱極まりない想像の埒よりも、ずっと佐々木と言う奴が「女の子」だったと知った。 ほんの少し思い返せば、中学時代のあの「雨の日」に佐々木自身が言っていたように、だけどな。 こいつはやはり生物学上は女で、そして……。 当たり前のことなのだがな。 そして俺はあの春の日、あの騒動で「ハルヒを選んだ」。 その形はどうあれ俺は選んだ。 選んだんだ。 そして佐々木は何かを吹っ切るように、あの凛とした背中だけを見せて立ち去って……それきり俺との接点をなくした。 結局、中学の同窓会にも顔を見せなかったし 俺はその事を深く追及しなかった。 ……きっと佐々木は、俺に会うのが嫌なのだろう……そう心のどこかで捉えてしまっていた。 酷く自分勝手でナルシストが入った思い込みかもしれない。 思い込みだろう、と思いたい。 けれどあの春の事件を、佐々木自身が言ったように「俺が知らない部分を想像する」なら あの事件が「どのような意味合いを持った事件だったのか」と想像することくらい俺にだって出来るんだよ。残念ながらな。 だから佐々木は俺と会いたくないのだろう、と思い始めていた。 だから今度会う時があるとしたら、佐々木は、今度こそ、本当に「普通の女の子」になっているのだろう、と…………… 顔も知らない「誰か」と一緒にいられるような「女の子」になっているのだろうと…… そう思うと、曰く言い難い感情を覚えちまうんだ。 特にこんな「男と女」の日、バレンタイン・デイなんてイベントにあっては否応なしに考えさせられちまう。想像をしてしまう。 あの春の大騒動で他ならぬあいつが言ってくれたように「俺の知らないあいつの姿」を俺は想像する。 全てを知るコトなんて人間には出来やしない。 だから想像が俺の認識を補おうとする。 あの雨の日のように、あの春のように、ゼリーのような沈黙が俺を包む。 悪いか? ああ、悪いのだろうな。 けれど避けがたいんだ。 俺は平凡だからな………… ……………… ………… 「……キョン、どうしたんだいキョン?」 「ああ、悪い」 沈思黙考に数秒沈み込んでいた俺だったが、肩越しの声に思わず振り向く。 中学時代にいつもそうしていたように 振り向いてしまった。 「………どうかしたのかい?」 その先に居たのは、あのいつか見た制服の冬服バージョン……? を着た佐々木だった。 俺が良く知っている……と思う……佐々木だった。 そりゃ少し背が伸びて大人びてはいたが。 「やあ、キョン」 「よう、佐々木」 俺が知っている佐々木だった。 それから。 その場で、いや正確には通行の邪魔をしないよう道の片隅に移動してから……いつかのように四方山話をし いつかを思い起こすような四方山話をして、そして、俺達はまた別れることにした。 この駅前公園は境目だからな。 あっちの道が佐々木の道、佐々木がゆくべき塾への道であり そして俺が帰るべきは、そのちょうど反対側にある俺の家に続く道、あいつと正反対の道なのだから。 だから俺達は背中を向け合って、そして 「なあ、佐々木」 「キョン」 俺の言葉を珍しく遮って、背中を見せたまま言った。 いつか見たのと同じ、背をぴんと伸ばした、凛とした背中を見せてあいつは言った。 「最後に、キミが聞きたがったであろう事を言おう。僕一流の自己完結した身勝手な思い込みかもしれないがね」 「何のことだ?」 俺の韜晦を聞き流し、佐々木は端的に言った。 「僕には今、今日と言う記念日にチョコレートを渡すような男女関係と言うものはない。キミを含めてね」 「くく、色気がない話かもしれないがね」 「……そうか」 「俺も範囲外か。そりゃ残念だな」 「くっくっく」 気安く返してやると俺の耳朶に向けて独特の笑いが返ってきた。 懐かしくも耳慣れた、佐々木得意の笑い声。 俺が知っている、佐々木の声。 「涼宮さん以下、SOS団とやらの方々にたっぷりと頂いているんだろう?」 「俺は平凡な高校男子程度には強欲だからな」 「くく、そうかい」 「……くく、そして僕もね、平凡な高校女子程度には疑い深いのさ」 意味のわからない事を呟く。 「ここ一年で思うに、僕は確かにあの馬鹿げた事件からは解放されたらしい。けれどね」 背中を向けたまま佐々木は呟くように言う。 まるで自分自身を嘲弄するように。 「僕に寄って来る人が、同様な関係者なのではないかな? とつい疑ってしまう程度には思うところがあるのさ」 俺はついこいつの言葉の裏を想像してしまった。いつかこいつ自身が言ったように。 こいつが端的な言葉に込めた感情を想像してしまった。 『そんな風に邪推してしまうのさ……情けないね』と 「佐々木」 俺は何かを言おうとした。……けれど言葉が続かなかった。 俺だって、高校入学後に寄ってきた人達に、少なからず「関係者」がいたのだから。 ましてや佐々木は、その感情が何らかの影響を与えるらしい、ハルヒに近しい候補者、そう「器候補」だったのだから。 そして「関係者」が全員善意、という訳ではない事くらいとっくに知っている。 何? 佐々木は解放されただろうって? 他ならぬ佐々木自身がそう言っていただろうってか? バカを言うなよ。 佐々木はな、四年近くも我知らぬうちに橘一党に監視されてきたんだぞ。 周囲の状況は「察する」しかないんだよ。その上でだ、橘以外の組織が居ないとお前は断言できるのか? それに佐々木の持つ特殊性、そう「器」だったか? アナザーな特殊能力者、未来人、宇宙人、橘・藤原・九曜が大騒ぎしたという今回の一件は 佐々木の持つ特殊性なら「ハルヒの能力を移せる可能性を秘めている」という事を実証したようなものだったんだぞ。 そんな存在をわざわざノーマークにするバカな組織が一体何処の世界に居ると思うんだ。 橘一党が解散しようが、藤原が消えようが、九曜がどっかに失せようが、佐々木の能力が失われたと誰が言おうが。 そもそもハルヒの能力自体が未だに未知数なんだ、何がどう転ぶかなんて誰にもわからない。 そんな中、貴重な「元・神候補」をノーマークにするバカがどこにいるんだ。 古泉の……いや、古泉が、か? 率いるという「機関」が示しているように、この一件には既にバカでかい金まで動いているんだしな。 可能性がある限り、きっと「関係者」は日常に帰ることなどできやしない。世の中それだけ心配性が多いんだ。 俺達は「佐々木が解放された」と想像したが、それはあくまで「想像」でしかない事を忘れるな。 推測は推測であり、可能性がある限りマークはされ続ける。 ハルヒの力が存在し続ける限り、それを利用しうる、佐々木と言う「可能性」もまた必然的に監視対象で在り続ける。 そしてそれを狙う奴が佐々木に近寄ってくるとしたら、そいつはどんな手段を使うと思う? どんな顔をしてあいつに寄って来ると思う? 佐々木と言う奴がどこまでも「考える奴」なのだってことくらい知っているだろう? そんな「可能性」くらい、あっという間にたどり着いちまう奴なんだよ。 俺より万倍出来た奴なんだからな。 だからきっとあいつは考えるだろう。 自分に近付いてくる者の素性を考えるだろう。 そして、考えなくてもいいことまで考えちまうだろうさ。 『自分への好意を疑うなんて、他人を信じきれないなんて、自分はなんて情けないんだろう』ってな。 ……そうとも。こいつは俺なんかより万倍も人がいい奴だからな……。 「キョン」 「……何だ」 「全てが終わったら教えて欲しい」 「……ああ」 「ああ、誤解はしないで欲しいな」 思考ループし生返事を返す俺に背中を向けたまま、佐々木はくすくすと笑った。 いつか、あの春の日のように。 「誤解は、困るよ。……だからと言って僕は別に不満がある訳じゃないんだ」 背中を向けたまま、それでも笑い声を届けてくる。 「僕はねキョン。別に不満がある訳ではない。むしろ……そうだね、僕には中学時代にこうありたいと願った姿がある、望みが、未来がある。 高校時代から新たに願った望みも、ありたい姿もある。それと現状は合致しないでもない。 だから現状に不満などある訳が無いんだ」 くすくすと、笑う。 笑ってくれる。 「ただ知っておきたいだけさ。ただの邪推なのだと思う。けれど思考を制限されるのは嬉しい状況とは言いがたい。 自分勝手な思いこみからは早く解放されたい、……だから関与の可能性の終わりを知りたい」 何事もない風に笑いながら佐々木は告げた。 「僕だって僕のオリジナルでいたいくらいには自分への愛着があるのさ。これでもね」 「そうかい」 だから俺も何事もなく返す。 「解ったよ佐々木。必ず、な」 必ずだ。 「ん。期待しているよ、僕の親愛なるキョン」 「任せとけ。我が親愛なる佐々木よ」 冗談めかして言い交わすと、またくすくすと笑いだした。 お前はホントに笑顔のストックが多いな。少し分けてくれると助かるんだが。 「そうかい? ならいつか、ね」 「ああ。いつか、な」 「じゃあ僕は塾があるのでね……あー、」 それから佐々木は右手を少しだけ挙動不審にさせて、けれどやっぱり振り返らぬまま言った。 「ああ、そう、話が、……話が出来て、嬉しかったよ。キョン」 それきり、いつかと同じ背中を見せて立ち去ろうとする いつかと同じように、さよならも言わない。 今度は具体的な再会なんか約束しない。 俺とこいつが深入りすれば、また何かが起こるかもしれないから。だから再会の約束なんかできない。それくらいとっくに解ってる。 だから俺は言葉を投げた。そのくらいしか思いつかなかった。 「ああ、……またな、親友!」 それきり、振り返ることも返事を返すこともなく、けれど凛とした背中を見せて。 いつかまた出会うときも、きっと変わらない言葉を俺に告げる。そう高々と背中で宣言しながら、佐々木はまっすぐに反対側に歩いていった。 俺がゆくべき道と正反対の、あいつ自身の日常へ向かって。 けれど道が正反対なら、またいつか出会えるってことだからな。忘れるなよ佐々木。 お前ならとっくにわかってるはずだ。だから約束なんかしてやらん。 何せ俺は面倒くさがりだからな、不要な事はしてやらん。 する必要なんて、これっぽっちも必要ないのさ。 だから俺もまっすぐに正反対に歩いていった。 この丸い地球を正反対に、俺の家へ、俺の日常に向かって、な。 )終わり 『Part69 バレンタインな関係葛藤』
https://w.atwiki.jp/ff11_gameproject/pages/204.html
なぁ洲彬。 父さんはなぁ、大した人間じゃないけど…… 目の前の事実から逃げだすことだけはしなかったぞ。 ハッハッハ。そりゃ逃げ出したいと思ったことは何度もあるけどな。 ハッハッハ! ごめんな洲彬。こういう湿っぽい話は好きじゃないよなー。 よーしパパ大盛り頼んじゃうぞー! 洲彬も大盛りがいいのか? いいぞ、じゃんっじゃん頼みなさい。 ハッハッハッハ…… 拝啓、父上様。 ごめんなさい。 あなたの息子は今、目の前の事実から逃げ出そうとしています。 遊佐「だってよぉ……正直無理だぜ」 つぶやいて、俺は小石を投げた。 ボス、ボスと柔らかい緑の絨毯に当たって飛びはねたりするが、それでも万有引力の法則にしたがって斜面を転がり落ちていく。 その様を見つめていたが、やがて茂みに突っ込み、見えなくなってしまったところで俺は大きくふんぞり返った。 遊佐「はぁ……」 頭上に青々と萌える木々の若葉が、俺の深いため息をあざ笑うかのように、ざわざわと音を立てる。 学校の駐輪場のさらに奥に、広大な森林が広がっていた。 生徒たちからロンフォールと呼ばれているらしいその森林が持つ優しい空気は、何だか俺の心をとても落ち着かせた。 中庭の奥にあるボヤーダとは違い光に満ち溢れた樹林。 暗くうっそうとした感じはしない。 帰省本能というか、まるで古巣に戻ってきたみたいな心地よさを感じさせた。 遊佐「なにやってんだよ、俺」 正直、ビビッた。 バリスタでの、あいつらの勝利に対する執着心。 そしてありえない運動量と身体能力。 肉弾戦でかなわなくても、その分は頭で補えると思っていた。 けど……甘かったかもしれない。 遊佐「はぁ……だからって逃げるなよな。俺……」 ???「……情けない、それでも男?」 突然の声に、俺は飛び上がる。 遊佐「だ、誰だ」 膝を抱えるように鎮座していた俺は、立っているとも座っているとも言いがたい微妙な中腰のまま辺りを見回した。 ???「ここはよく鳥恩がウサギを狩りに来る場所。サボリには向いてないわ」 視界の向こう。 木の幹から顔を出したひとりの少女。 切りそろえられた漆黒の髪。 ナイフのような目つき。 まるで近づく者すべてをそのナイフで切りつけてしまいそうな…… そんな雰囲気を持っていた。 遊佐「杏……か?」 俺は予想外の人物にやや驚く。 遊佐「珍しいな。杏の方から話しかけてくるなんて」 すると、彼女はきょとんとした目で俺を見てくる。 杏「何を言ってるの。同じ穴のむじなを見つけたから声をかけたまでよ」 わずかに口をあけて嘲笑する杏。 遊佐「……杏も、サボリなのか?」 杏「そんなところ」 一拍おき、彼女は俺のとなりに腰を下ろした。 ……なんだ。今日の杏は。 いつもはもっとこう、ギザギザハートの不良少女って感じなのに、なんだか今日は妙に丸くなってる気がする。 杏「で、」 そんなことを考えていると、杏が突然口を開く。 杏「逃げてきたのね? バリスタから」 唐突だった。 宣告なしでその言葉がギロチンの刃となって振り下ろされる。 遊佐「あ、いや……」 空気が重くなった気がした。 言いづらい。けど言い逃れはできなかった。 遊佐「……ごめん。逃げた」 杏「なんで謝るのよ」 遊佐「何となく。誰かに謝りたい気分なんだよ」 杏「そう」 それっきり、会話が途切れてしまった。 風が俺をはやし立てる。 若葉がざわざわと俺をせかす。 何か話せよ、と。 杏「謝りたいのね」 遊佐「え?」 沈黙を破ったのは杏の方だった。 杏「謝りたいなら、謝った方がいいわ」 一瞬、地面についている彼女の指が、大地をぎゅっと握り締めるのを見た。 杏「手遅れになる前に。取り返しがつかなくなる前に」 そう告げる彼女の口調はまるで青い炎のようだった。 クールに見えるが、その実真っ赤な炎よりも熱い感情がこめられている。 杏「世の中には、謝っても許されない罪がある」 杏「けど、謝りさえすれば許される罪もまた存在するのよ」 悲しみの色が、彼女の瞳に宿る。 だが、その色はまるで灰色だった。 きれいな悲しみの色ではない。 黒なら黒。白なら白。 ひとつの感情……悲しみだけならばそんな中途半端な灰色なんかにはならない。 その悲しみに、複雑に混ざりあう別の感情…… そう。怒りの色もまたうかがえた。 悲しみと怒りとは、相反するようでいて実はそっくりな感情。 だとしたら、彼女にとってのその怒りとは一体何なのか。 ……今の時点ではわからない、のかもしれないな。 杏「……何やってるの」 遊佐「何って、なんだよ」 杏「はやく。バリスタ、始まっちゃうわよ」 遊佐「お、おい!」 杏が立ち上がったかと思うと、いつの間にか手を握られていた俺も一緒に立ち上がる羽目になってしまった。 杏「……はっきりしない奴ね。いくの。いかないの。どっち」 遊佐「……ああ。わかったよ。いくって」 杏ってこんなにポジティブなやつだっけ。 ……って今のは彼女に対して失礼か。 遊佐「お前、ここにサボリに着たんじゃなかったのかよ」 杏「そうよ。でも気が変わった。悪い?」 いつの間にか、ほんのちょっとだけ丸みをおびていた杏の口調はもう、もとのナイフに戻っていた。 何だ、もう少し丸い杏を堪能していたかったのに。 杏「……」 そう思っていると、まるでリクエストにお答えするように杏が静かに笑った。 杏「あんたの顔に悲しみは似合わない。暗黒の業を背負うにはまだ早すぎる」 遊佐「なんだって?」 杏「何でもないわ」 俺たち以外に誰もいない森で、たったふたりの人間同士が手をつないで森を駆け抜ける。 かるく息切れしてきたころ、俺の頭をふっとよぎったことがある。 そういえば彼女は、この森は鳥恩先生がウサギを狩りに来るからサボリには向いていないんだ、と言っていた。 だったら彼女は、何故ここにやってきたのだろう。 俺がいたから? 俺の姿が、そんなに惨めに見えたのだろうか。 ……んなわけねーだろうが。うぬぼれんな俺。 バカな妄想をかき消すように走るペースを上げた。 バリスタ決勝戦。 二年生VS一年生の試合が、間もなく始まる。
https://w.atwiki.jp/81908/pages/113.html
ENFJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 内向的直観(Ni) と第三の心理機能である 外向的感覚(Se) のバランスを取ることにあります。 一般的で普遍的な理解を追求し、末永く続くビジョンを探求するか、 それとも、個々の物事や人々に直面して、その場に相応しい対処を行い、 また瞬間瞬間に没頭し、躍動感のある体験を得るか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね 内向的直観(Ni) の方がよく働きますが、 社交的、活動的に振舞っているときは、 外向的感覚(Se) の方を よく使うことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 若い頃は特に、 人間関係や社会について一般的で抽象的な疑問を抱き、よく勘が働きます。 しかし、統一見解が得られず、一人悩むこともあります。 この傾向は、大人になっても続きますが、 行動や実践、自分自身の身体で直に体験することによって、 現実味を帯びた理解が得られることに気がつくようになります。 第三の心理機能である 外向的感覚(Se) の働きを信頼し、 これをよく働かせることに喜びを感じるようになります。 これが、突破口となります。 外向的感情(Fe)と 外向的感覚(Se)の協働で、 対面している他者をよく観察しながら、言葉では表すことのできない雰囲気を捉えることができ、 それゆえに、すぐに打ち解けてお互いの見解を交換するようになります。 常に状況に気がついており、 目に見える情報を広く集めることができれば、 閉鎖的で非現実的なアイデアに固執してしまうことがなくなります。 観察力と行動力をもって、瞬間瞬間に集中し、躍動感のある体験を通して、 物事を理解し、人生を切り開いてゆくことに、意義を見出し、やりがいのあることになるでしょう。 現場に赴き、人々と直接対面し、現状を把握することで得られた情報は、 その後に熟考する段階で必要な判断材料となります。 そういったことを繰り返し、やがて 内向的直観(Ni)と 外向的感覚(Se)の両方の働きに適切な信頼を寄せるようになると、 その場その場で人々の問題に適切に対処することで、 人々の心に持続した影響をもたらし、 やがて人々を巻き込んで長期的なビジョンの実現へと向かうことになります。
https://w.atwiki.jp/kodamasuru/pages/87.html
カード名 カードナンバー/レアリティ カード名:《 》() キャラ名:「 」() LPリミット: キャラクターシンボル: 属性: END:- カードテキスト フレーバーテキスト
https://w.atwiki.jp/81908/pages/97.html
内向的直観(Ni)と外向的感覚(Se)のバランスを取る ENTJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 内向的直観(Ni) と第三の心理機能である 外向的感覚(Se) のバランスを取ることにあります。 一般的で普遍的な、末永く続く智慧を求め思案するか、 それとも、現状から目を放すことなく、 現場に即した行動を取ることで チャンスをつかみ取り困難を乗り越えてゆくか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね 内向的直観(Ni) の方がよく働きますが、 社交的、活動的に振舞っているときは、 外向的感覚(Se)の方を よく使うことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 若い頃は特に、社会や組織、ビジネスの方向性、 科学や技術などについて一般的で抽象的な疑問を抱き、よく勘が働きます。 しかし、統一見解が得られず、悩むことがあります。 そんなときは、 外向的感覚(Se)の働きを信頼し、 行動や実践、自分自身の身体で直に体験し、 ありのままの現実を幅広く捉えることによって、 現実味を帯びた理解が得られることに気がつくようになります。 それが突破口となるでしょう。 観察力と行動力をもって、瞬間瞬間に集中し、 躍動感のある体験をすることで、頭がスッキリとすることでしょう。 ときに、リスクのあることにも果敢に挑戦することで 気がつくことも多く、 さらなるビジョンが明確になってきます。 そうやって、 人生を切り開いてゆく気概を持つことに意義を見出し、 充実した日々を送ることができるようになります。 現場に赴き、現状を把握し、目で見て他者をよく観察することで、現状からかけ離れることがなくなります。 そうすることで得られた情報は、熟考段階において明確なヴィジョン与える材料になります。 内向的直観(Ni)と 外向的感覚(Se)の働きに注意しながら情報を集めることで、 現状をありのままに捉えながらも、長期的なビジョンを持って計画を遂行してゆくことができるようになります。
https://w.atwiki.jp/81908/pages/81.html
ESFJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 内向的感覚(Si) と第三の心理機能である 外向的直観(Ne) のバランスを取ることにあります。 観察や経験から学んだ慣れ親しんだ方法や、古くからのつきあいを堅実に守るか、 それとも、未知のことを受け入れ可能性を吟味し、新しい変化を積極的に受け入れるか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね 内向的感覚(Si) の方がよく働きますが、社交的、活動的に振舞っているときは、 外向的直観(Ne)の方をよく使うことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 若い頃に周囲の人たちから受けた影響は、価値観の形成に大きな影響を及ぼします。 それらは、大抵の場合、健全なもので日々の生活を規律を持って安定して送るために欠かせないものです。 きちんとした倫理観を持ち善悪を見分けられる者と触れ合うことで感銘を受け、 ESFJの価値観や人格の形成過程において大きな恩恵を受けることになります。 しかし、その逆に、周囲から好ましくない影響を受けて、 偏狭で歪んだ価値観をそのまま正しいと信じこんでしまうこともあります。 その場合、それが矯正されないまま、自分はモラルに従っていると信じ、 自分の判断を他人に押し付けてしまうことになってしまいます。 人間関係の輪を乱すものに対しては 無批判に厳しい態度をとってしまうかもしれません。 確かに、それは平和のためには欠かすことができないことですが、 しかし、その裏にある事情を見抜き斟酌することもまた必要です。 若い頃に形成された価値観は、 常に新しい出会いや出来事に向かいう合うことで、 少しずつ柔軟なものになってゆきます。 そのためにも、ときにはミュニティの外に出て、広く人と付き合うことが重要になります。 普段と違ったことに興味を持つ、遊び心を持つことで新しい風を感じることになります。 先入観なしに、多くの人の話に耳を傾け、別の視点を受け入れることで、 現実味を帯びた理解が得られることに気がつくようになります。 それは、ESFJにとって有意義であり、また楽しいひと時でもあるはずです。 古くからの付き合いも、新しい付き合いもかけがえのないものになります。 温故知新の姿勢で、温かい心の結びつきのある人間関係をさらに広げながら、 安心できる社会を築くことに貢献してゆくことができるでしょう。
https://w.atwiki.jp/81908/pages/155.html
INTJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 外向的思考(Te) と第三の心理機能である 内向的感情(Fi) のバランスを取ることにあります。 客観的に思考し合理的に判断するか、 それとも、内なる感性を研ぎ澄まし、意義や信念、自分や他人への心理的な影響を考えるか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、 それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね外向的思考の方がよく働きますが、 一人でいるときや内省的なときは、 内向的感情の方がよく働くことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 外向的思考の働きによって、 物事の因果関係や客観的な基準に従って推論し合理的に判断することになります。 理性をもって、物質、機械、社会、組織などの原理や仕組みを理解しようとします。 そして、理論的分析的に問題解決を試みます。 誰にでも分かる勝敗の基準に従って、勝利と権力を求めます。 また、体裁も気になるところで、他者からどう見られているのか、 自分がどういった位置づけにあるのか考えてしまうでしょう。 そういった判断に基づいて、 落ち度のないように計画を進めてゆこうと思うでしょう。 また、目標達成のために、環境を整え、他者に働きかけます。 INTJは精巧かつ緻密に構成されたシステムに美を見出し、 その理解に喜びを求めようとします。 内向的感情の働きにより、 自分のビジョンに対する意義について深く考えることができ、 静かなる情熱を燃やし続けることになります。 そして、自己の内に密かに育まれる価値観はオリジナリティを評価するものです。 風変わりであるとか変人であるなどと言われても、確信を伴ったビジョンがある限り問題のないことです。 それゆえに、他者からどう思われようと関係なく、目標達成に向けて邁進することになります。 このことは、大抵の場合、無責任な周囲の意見に惑わされず、 信念を持って進むことになるので、INTJにとって良い結果につながります。 しかし、自分の中に強いイメージを抱きすぎると、 自分に対しても他者に対しても、高い要求をし、融通がきかなくなってしまいます。 INTJ自身は、それでも良いのかもしれませんが、 周囲の人間に対しては、 それぞれの能力や特徴の違いを理解したうえでの対応が必要になってくるでしょう。 他者のオリジナリティをも擁護する必要性が出てくるのです。 普遍的な影響力を求め、理論的に考えるという特徴があるため、科学や技術へ目が向けられます。 または、専門的な知識を必要とする技術を用い理性的な判断を求められる現場において、 他者を助けることに信念を傾ける者もいます。
https://w.atwiki.jp/isommelier/pages/8.html
失礼します。 ロボと人間が葛藤しつつ不器用に触れ合うような話が読みたくてたまりません。 できれば完結済み ロボ、メカ、アンドロイド、サイボーグ等呼称は何でもOK 非人間形態やプログラムのみの存在とかでもOK 既読で好きな作品 鋼鉄都市シリーズ、雪風、オルガニスト、PLUTO(特にノース二号編)、OZ、ツインシグナル、ターミネーター2など あと、神林長平作品のロボはもれなく萌えです。 どうぞよろしくお願いします。 アシモフの鋼鉄都市シリーズを上げていらっしゃることから 『われはロボット』『ロボットの時代』『サリーはわが恋人』 『聖者の行進』は既読と考えて ●R・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』(巨大コンピューター) 古典中の古典なので、こちらも既読の可能性がありますね。 ●タニス・リー『銀色の恋人』(美形人型ロボット) 基本がロボット×少女なので、男女の組み合わせが嫌な方にはお薦めしませんが 物語に深く関わるゲイの青年とロボットとの一夜を仄めかす記述あり。 精神的には、青年→少女→ロボット。同時に、青年→ロボット→少女 ●J・ティプトリーJr『接続された女(「愛はさだめ、さだめは死」収録)』 (遠隔操作型ヒューマノイド) 御曹司×美少女ヒューマノイド(操作してるのも女性)なので、男女の組み合わ(ry 個人的に、御曹司と脇役の科学者のそれぞれに単体萌えがあるので挙げました 男性科学者が作り出した理想の少女に恋する青年…と思えば801板向き(こじつけ) 非常に皮肉な話で、それぞれの絆はあまり深くありません。 う~ん…絵に描いたようなスタンダード。いずれも早川文庫です。 以下は漫画で ●石森章太郎『人造人間キカイダー』 ●清水玲子『ミルキーウェイ』他・ジャック&エレナシリーズ(ヒューマノイド同士) ●篠原烏童『沈黙は星々の渇き』(賞金稼ぎと記憶喪失のバイオロイド) ●あさりよしとお『ワッハマン』(古代人型戦闘兵器) ●三原ミツカズ『DOLL』(違法改造業者とヒューマノイド) あと深読みすると萌える↓ ●ゆうきまさみ『究極超人あ~る』 同級生やモデルとなった人間が大人になっても変わらない高校生型アンドロイド ●あさりよしとお『宇宙家族カールビンソン』 軍人→兵器と云う過去を持つ“おとうさん”が得た平和な日常 漫画ですが 人形芝居:高尾滋 (人形師&アンドロイドと「家族」になった人たちの話。切なかったり、ほのぼのしたり。) ちゃんと愛してる:米沢りか (主人公のことを愛すること以外何もできないアンドロイドのドタバタコメディ) 機械人形なのですが… 「JADE」びっけ 主役カップル以外のサブで出てくる人形たちと人間の関係も良いです 人形板のスレで紹介を書いたアドレスを置いておきますね ttp //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/doll/1187087598/89 『XAZSA』若木未生(小説:挿絵の人作画でコミカライズ有、全三巻) 作り手の天才少女に恋して人になろうとするアンドロイドと、その周りの人々の話 古くて少しマイナーな作品なのでやや探しにくいかもしれません。
https://w.atwiki.jp/81908/pages/123.html
ISTJの青年期における課題は、 第二の心理機能である 外向的思考(Te) と第三の心理機能である 内向的感情(Fi) のバランスを取ることにあります。 客観的に思考し合理的に判断するか、 それとも、内なる感性を研ぎ澄まし、意義や信念、自分や他人への心理的な影響を考えるか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、 それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね外向的思考の方がよく働きますが、 一人でいるときや内省的なときは、 内向的感情の方がよく働くことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 外向的思考 の働きによって、 物事の因果関係や客観的な基準に従って推論し合理的に判断することになります。 理性をもって、物質、機械、組織、社会ルールなどの原理や仕組みを理解しようとします。 そして、恐れること無くテキパキと問題解決をしようとします。 誰にでも分かる明確な基準に従って責任を果たし、安定した生活を築こうとします。 また、体裁も気になるところで、他者からどう思われているのかということが気になることもあるでしょう。 そういった判断に基づいて、 落ち度のないように計画を進めてゆこうと思うでしょう。 また、目標達成のために、環境を整え、他者に働きかけます。 ISTJは精巧かつ緻密に構成されたシステムに興味を抱いて、突き詰めて知ろうとすることがあります。 また、それらを実践的に利用しようとするかもしれません。 内向的感情の働きにより、 自分のビジョンに対する意義について深く考えることができ、 静かなる情熱を燃やし続けることになります。 そして、自己の内に密かに育まれる価値観はオリジナリティを評価するものです。 風変わりであるとか変人であるなどと言われても、まんざらでなかったりします。 それゆえに、他者からどう思われようと関係なく、 自分が正しいと思ったことを率直に述べ、 自信を持って方針を定め進むことができるのです。 このことは、大抵の場合、無責任な周囲の意見に惑わされず、 信念を持って進むことになるので、ISTJにとって良い結果につながります。 しかし、視野が狭くなると、 もっともらしく聞こえるものの偏狭な理屈をこねくり回すことになってしまいます。 そうなってしまっては、せっかくの慎重な観察の値打ちがなくなってしまいます。 そうならないためにも、ときおり異なる可能性について考えてみるとよいかもしれません。 物事の多様性に目を向ける必要が出てきます。 データを細かく捉え、理論的に考えるという特徴があるため、科学や技術へ目が向けられることが多々あります。 しかし、何をする立場にあっても、仕事の管理者として責務を全うすることに信念を傾けようとするでしょう。 そして、ささやかな責務であっても、それを首尾よく果たすことができれば、心の安寧を得ることができます。 そして、知らず知らずの内に、家庭や地域、社会の安定に貢献することになります。
https://w.atwiki.jp/81908/pages/181.html
INFPの青年期における課題は、 第二の心理機能である 外向的直観(Ne) と第三の心理機能である 内向的感覚(Si) のバランスを取ることにあります。 ふと沸き起こる想像や新しい可能性に興奮し身を委ねるか、 それとも、その場の思いつきに流されることなく、 一度取り組み始めたことに集中して脇道に逸れることなく粘り強く行うか。 その間で葛藤が生じます。 これら二つの心理機能のどちらが優位に働くのか、 それは時と場合によって違ってきます。 はじめから、両方共、うまく統合させて働かすことはできません。 その場その場で、うまく使い分けることになります。 概ね外向的直観の方がよく働きますが、 一人でいるときや内省的なときは、 内向的感覚の方がよく働くことになるでしょう。 どちらか一方の働きが強くなりすぎて、その良くない面が影響してしまうことがあります。 実際は、この二つの心理機能はバランスを保って共同して働かせることで、統一した認識に至ります。 外向的直観の働きによって、様々なことに興味を持ち、幅広く可能性を探索しようとします。 好奇心に身を委ねて行動し、新しい発見があっては、感動します。 想像力豊かでチャレンジングな態度を取ります。 結論に至ろうとするよりは、様々な角度から物を見ようとします。 議論や遊び心を大切にします。 INFPは、物質的な欲求よりも、精神的な深みに達することに貪欲です。 人間や社会、自然やその他複雑な物事における意味やつながりを理解することに興奮します。 しかし、物事の詳細をしっかりと記憶し、現実的に捉えることが難しくなります。 注意が散漫になり、地に足をつけていないと受け取られることがあります。 無邪気な遊び心を衝動的に表現することがあるので、子供っぽいと思われることがあります。 そういった思いは、必ずしも他者に理解されるものではありません。 両方の立場から考え、両方正しいなどといった日和見の意見で 自分の見解を明確に打ち立てることができず、腑に落ちないことがあります。 紆余曲折と様々な失敗を経た後、 じっくり腰を落ち着かせて物事に集中し取り組むことの 大切さに気がつくようになります。 細やかなところまで注意することで、完成度の高い仕事を成し遂げることができ、 自分の情熱も創造的なアイデアも現実のものとなるのです。 ただ単に知識を詰め込むことは味気ないと思いますが、 多くの知識を取り入れることで、ひらめきの信頼度は上がってゆくのも事実です。 日常的なことにはあまり興味が持てない傾向があります。 どうでも良いと思っていることについては頑固に今までのやり方に固執します。 例えば、着るものなどは愛着を感じ馴染んだものをそれとなく続け、変化を好みません。 他の人からみると質素であるように見えるかもしれません。 ときに挑戦的に、ときに腰を落ち着けて、物事に取り組んでゆくようになります。 INFP自身は周囲の環境や自分の身体に鈍感なところがあるのですが、 他者の面倒を見ようとするならば、そういったことに敏感になる必要があります。 お腹が空いているのか、寒がっているのか、何を必要としているのか、 他者よりも早めに気がついて対処することができれば、 相手は心地よく感じることができるでしょう。