約 6,374 件
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/476.html
紅き月と滅びの花 SCENE 03 学園世界の夜は、今日も紅い。 世界を包む常識の結界に揺らぎが生じるとき、裏界の月が姿を現すという。 「なかなかイイ感じじゃない? 流石、と言っておくわ」 紅き月光を背に、2つの影が空から地上を見下ろしている。 眼下に広がる“赤い花”の絨毯に、ポンチョ姿の少女は満足げな笑みを浮かべた。 「……ありがとう。あなたがお礼を言ってくれるなんて、頑張った甲斐があった」 「っ!?」 もう1つの影 ―― 身体に黒い帯を何重にも巻いた、儚げな少女だ ―― が、それに答える。 「あたしは冷静に評価しただけよ! お礼なんて言うわけ……なによ?」 「(……くすっ)」 背丈の低い方がムスッとする。 でもこれはきっと照れ隠しだと、それなりに付き合いの長い友人は完全に見切っていた。 「あとはどれだけ繁殖してくれるか、ね。この分だとそんなに時間は要らないでしょうけど」 脱線した話題を慌てて元に戻す。 土管体型の少女は、自らがこの世界に持ち込んだ“赤い花”に再び視線を落とした。 これらは元々、とある異世界に咲いていた滅びの花。 一度大地に根付けば、そこにある生態系を容易く乱し、かつその花粉が魔を呼び寄せる。 花咲く場所に災厄が訪れるという、まさに生物兵器としか言いようがない。 人間にとってはかなり危険なこの花を、ほんの少しだけ改良し、彼女たちは花畑に1株だけ紛れ込ませてみたのである。 “荒廃”の力を与えられた“赤い花”は、人間たちの生命力を吸収し、異常なまでのスピードで繁殖する。 プラーナの豊富な学園世界は、「プランター」としても最適な場所だった。 とはいえ、この花だけを持ち込むというのは、少々面倒くさい。 地球が科学という常識の結界で縛られているように、一見カオスな学園世界にも世界律(ルール)がある。 学園世界が学園世界たる所以、つまり「学園」以外の存在は基本的に許されないということだ。 そこで、ちんちくりんな少女が考えたのが、元の世界にある「学園」ごと転送してしまえばいいという実に単純な発想である。 ルールにさえ則っていれば、世界は素直なほど受け入れてくれるのだ。 かつて金色の魔王が、第八世界ファー・ジ・アースから魔法を消し去ろうとしたときのように。 欠点があるとすれば、「学園」とともに“赤い花”の情報も一緒に持ち込まれてしまうということ。 なんだかんだ言っても、ウィザードたちを始めとした優秀な人材が揃っているようだし、すぐに花への対策がなされてしまうに違いない。 「……でも、いいの?」 「なにを?」 素朴な疑問を口にする。 「……わざわざ“赤い花”の研究を進めてる『学園』を選ぶなんて。それに――」 それに彼女の強大な魔力を持ってすれば、特に「学園」を経由せずとも、この世界に花を送り込むことなど造作もないはずだ。 全てを言い終えるよりも早く。 「そんなことはどうだっていいの」 銀髪の少女が、右手の人差し指を友人の唇にそっと当てる。 「だって、それくらいのヒントが無いとつまらないもの。……そうでしょ、アゼル?」 ベルがくすりと微笑んだ。 ← Prev Next →?
https://w.atwiki.jp/kanopo401/pages/16.html
「美味いモン食って、1日を無事に生きていけりゃそれで充分だよな」 ササラの手持ちの1人で、「トレーナーとしての」彼女の相棒。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 名前❖ローレル 種族◆ワルビアル 年齢◆26歳 背丈◆177cm 好きな物◆バトル・子供・食べ物全般(甘い物が特に好き) 苦手な物◆空腹・夜 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ササラが12歳の頃彼女の手持ちになり、以降ずっと一緒にいるパーティの最古参。 人をいじって可愛がるのが好きな陽気な人物で、グハルやウリン等のノリのいいメンツと組んで真面目な面々でよく遊んでいる。 パーティではアンダーとランディが良く被害に遭うが、誰に対しても終始同じ反応をしては時たま怒られたり。 人によって呼び方や二人称がコロコロ変わる。 ササラの建築病に長い事付き合っているが、アンダーとは逆に早々に咎めるのを諦めており 最近は「怒られて戻す前に改装した環境で模擬戦でもしとくか」と開き直っている。 そしてササラと一緒にアンダーに叱られている。 そんな明るくて交流好きの印象が強い彼だが、実は二面性があり バトルや喧嘩が始まると表情が豹変し、言動も荒っぽくなる。 この時の彼は特性の「いかく」も相まって仲間であっても恐ろしく見える程。 (特にシナはこの時の彼を目にしてからローレルを苦手視しており、近くにいると怯えてしまうため 彼女のことはアンダーに任せて距離を置いている) この切り替わりは後述の過去から起因しているものだが、彼自身は「ただバトルを楽しんでいるだけ」で 別に制御が利かないとかそういうことではないので、怯えられると普通に凹んでいる。 パーティの中では恋愛経験が豊富で今までも何度か恋人がいたことはあったが、 この二面性を受け入れられたことが無く全て長く続かない。気の毒。 学を持っておらず、本人も「難しいことはわかんね」と頭を使う仕事は人任せにしているが 長い間培ってきたバトルの経験から状況を読む能力に長け、機転が利く。 幼少期栄養不足によって桿体細胞の機能が低下しているため 夜盲症を患っており、光の刺激を避けるために加え暗視鏡の機能が付いたサングラスを目にかけている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 13歳まではリゾートデザートで暮らしており、天涯孤独の身ゆえ自力で食料を確保するために そこに生息する色んなポケモンに勝負をしかけては生き延びていた。 トレーナーになるためにじめんタイプを探して訪れ、砂嵐に帽子を取られ親とはぐれてしまったササラを 飢えた野生のポケモンから助け出した時に食糧を分けて貰ったことから恩義を感じ彼女の手持ちに加わる。 現在は目以外元気に過ごしているが、ひもじい思いをしたくない名残なのか、暇さえあれば何か食べている。 独りで厳しい環境を生き抜いてきたこともあり、孤独にさらされるひとを見過ごせない気持ちが強く 1個置き去りにされた(当時タマゴの)シナを回収してササラに保護するよう頼みこんだり、 モラドやランディの様に1人で抱え込みがちな人のもとに行っては話を聞こうとしたり、 アンダーが父親のようなポジションというなら、こちらは兄のようなポジションに近いのかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/1556.html
しょうねんじぇっと【登録タグ VOCALOID し ちえP リョータイ 曲 鏡音レン】 作詞:リョータイ 作曲:ちえP 編曲:ちえP 唄:鏡音レン 曲紹介 題名通りのとても爽やかな曲。 少し不思議なハーモニーも心地よい。 ちえPにとっては、初の鏡音レンソロ曲となる。 歌詞 (ピアプロ(リョータイ氏)より転載) ノートのすみ ラクガキ 消しゴムじゃ消せない 夢を描く設計士 窓を開いて グラウンドまでかけっこ 誰が一番かなんて すぐに 忘れちゃうね それでいいんだ いつか大人になったならば どんな色に 染まるのかな 視界が曇る日にも 雲 晴れるから どうせなら いっそ あの青色がいいな 逆上がり できるようになったら大人? さかさまの 入道雲 と こんにちわ ジャングルジム 僕をのせたら きっと飛べるよ 地球をもう一回転 この夢はジェット気流 明日起きることさえ 楽しみでしかたなかった 背丈 伸びるかな 175 勉強 も お遊びも 本気で楽しむが吉さ 電池 切れたら充電 また明日 炭酸水みたいだよね 僕らのはじける時間は 一寸先は闇でも 飛べば無意味さ 今だ あのジェット気流の尻尾つかんでさ のぼり棒 頂上までいけたら大人? 空に一番 近くはなったけど ジャングルジム 僕をのせてよ まだ 飛べるね 未完成だから楽しい 今日を 大切に生きよう あの坂道 自転車乗って 一気にのぼれる 大人の僕 何をしてる? 教えないで 夢の ノート 捨てないで 全速力で今を遊ぼう 100点粒子 手に入れるんだ スニーカーの穴 滑り台を逆走してよジェットで あっという間に あっという間さ 逆上がり できるようになったら大人? さかさまの 入道雲 と こんにちわ ジャングルジム 僕をのせたら きっと飛べるよ 地球をもう一回転 この夢はジェット気流 のぼり棒 頂上までいけたら大人? 空に一番 近くはなったけど ジャングルジム 僕をのせてよ まだ 飛べるね 未完成だから楽しい 今日を 大切に生きよう コメント 綺麗なのぼり棒 おとな?いいえ、神様です -- 名無しさん (2008-07-07 23 41 26) とってもキレイでかわいい曲なのに -- 名無しさん (2008-10-17 17 48 16) とってもキレイでかわいい曲だけれど、のぼり棒が歌詞のなかに混じってるョ……複雑。 -- 名無しさん (2008-10-17 17 50 03) リズムとか色々凄い好きだわw -- 名無し (2008-10-22 16 54 01) キラキラした音とぐいぐい変わる調に励まされる歌詞。大好きです。 -- 名無しさん (2008-12-23 21 35 29) 鳥肌がヤバい・・・! -- 名無しさん (2009-04-08 18 00 57) 僕も100点粒子欲しいわ -- 名無しさん (2009-10-06 20 53 48) 曲が綺麗すぎて のぼり棒 という歌詞が気にならない。 -- 名無しさん (2009-11-29 04 00 11) きらきら具合がすごい。大好きだー!! -- 名無しさん (2009-12-29 11 57 11) 大好きです!!! -- 滝 (2011-01-21 20 58 46) これボカロの歌だったんですか!!私、レン君大好きなんです!まだまだ未熟でした! -- 名無しさん (2012-08-24 17 04 08) ヤバい レン君カッコよすぎ♡♡♡大好き!! -- 鈴香 (2013-03-14 20 57 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/408.html
ただいま! わたしが「ただいま」と生まれ育った泊瀬谷家の門を潜るのは、去年のお日様の照り輝く季節以来のこと。 弟が「姉ちゃん、いつ帰ってくるの?」と言うので、なるべく早く努めていたのだが、 わたしが仕事に追われているうちにいつの間にか除夜の鐘は108回音を鳴らしてしまい、 この年始まってのお日様を見るのは、お昼過ぎのことだったのだ。 それもこれも、新学期から始める授業の資料を作っていたときのことだ。 カタカタと職場でノートPCを鳴らしながら、碌に保存もせずにWordで打ち込む作業をしていると、 ついつい喉が乾いてしまい、コーヒーを入れようと席を立ったのだ。 しかし、PCから伸びるACアダプタのコードに足を引っ掛けて、 そのままプラグがコンセントから逃げ出してしまった。無論、ノートPCの画面は闇に包まれていた。 そばで見ていたサン先生も、これはもうダメだねと尻尾を垂らす。同じく後ろで座っていたヨハン先生もお手上げ。 今まで打ち込んだものが全て失ってしまい、始めからやり直し。時計は冷酷にも進み続ける。暮れはもう間近。 結局は、わたしが電源コードを雑に床に置いておいたせいなのだが、このときばかりは誰かのせいにしたくもなった。 「泊瀬谷先生、ぼくらもお正月はお仕事なんですよ…」 ヨハン先生とサン先生はわたしを慰めているつもりなのだろうか。 従って、生まれ育った実家に帰りつく予定は、 元日の夜中という実にはた迷惑な帰省になってしまったのは申し訳ない。 出発前、実家に居る弟にメールで『今晩帰ってくるから、父さん母さんによろしく』と、 ふみを打っておいたので大丈夫だろう。 もう、日が沈み出している。急がなきゃ…。 季節は未だ冬。ネコっ毛を逆立てて空気を入れるという、この世に生を受けてからの習性は、 だれが始めたのか知らないが、この見えないふさふさが私たちネコ族の体温を守ってくれる。 わたしが勤める学校のある街から電車を乗り継いではや一時間、 茜色に染まった小さい頃見慣れた風景を車窓から覗く。 海岸沿いに走る線路はわたしの生まれた街へと運び、規則正しいリズムでわたしの乗る列車を揺らしていた。 薄暗い中ウサギの跳ねる海を見ているうちに、列車は終着駅に滑り込む。ここから歩いておよそ20分で目指す実家へ。 実家に戻ってきただけなのに気恥ずかしい気持ちになるのは、わたしだけだろうか。 その家の表札には『泊瀬谷』の名に続いて、父・母・弟、そして『スズナ』とわたしの名前が書かれていた。 「あら、スズナ。帰ってくるんだったら連絡ぐらいしなさい」 母の声で迎えられたわたしは、弟に既にこのことは伝えてあるのに…と、抗弁する。 しかし、母は「そんなことは聞いていない」と、ばたばたと何か急ぐように奥へ消えていってしまった。 弟を叱り付けようと思いつつ、廊下の床を鳴らす。 居間に入ると、父はこたつで横になって居眠りをしていた。こっそりわたしもこたつの仲間入り。 ふう、凍てつく冬風の幅を利かせる外から、安眠を誘う暖かい家へと帰ってくるこの安堵感。 尻尾までこたつに入れなきゃね。 「お父さん、スズナの帰りを待ちくたびれたのかね。大晦日から『スズナはいつ帰ってくるのかね』ってね」 何か一仕事をしてきた母が、見るだけでつば溜まるようなミカンをカゴいっぱい入れて居間にやって来た。 わたしと同じように、父を起こさぬようそっとこたつに入ると、母の足がわたしの尻尾に当った。 少し背中にすっと涼しいものが通り抜ける気がする。ごめんと母は笑顔で謝った。 「ねえ、お母さん。ハルキは?」 「あの子ったら、友達と飲みに出かけてるのよ」 大学に通う弟のハルキは、友達の誘いで生憎外出中。 折角、半年振りにお説教をしてあげようと思ったのに、これで計画はパーだ。 そんなわたしの気持ちを知らず、母はおしゃべりを始める。きっと、話を聞いてもらえる相手が欲しかったのだろう。 止まらない止まらない。父のこと、弟のこと、親戚のこと、ご近所のこと…。 母とて『元』女の子、お喋りは専売特許か。 うんうん、と相槌を打つのが精一杯のわたしは、静かにミカンを頂いた。爪の間に酸味の効いた果汁が染みる。 「スズナ、お仕事は失敗とかしてないの?母さん心配でね」 「してないよ!子供じゃないから」 新年早々大ウソを吐いた。わたしは、失敗ばかりしている。この間もやったばっかりなのに。 ごろんとふてくされたわたしの目に飛び込んできたのは、立てに幾筋も走っている柱の傷跡。 その立て傷は、寝転んだわたしの視線からでも丁度目に入る位置から上へと繋がっている。 しかし、下に行くほど筋は多く、逆に上に行くほど少なくなっているのが分かる。 まるでグラデーションを描くように。 「思い出した?その傷はね、スズナとハルキが研いだ爪の跡だよ」 ……そうだ。小さい頃、腑に落ちないこと、 収まりがつかないことがあったときこの柱に爪を立てていたことがあった。 その度に、母から「爪はちゃんと爪とぎで研ぎなさい」と、お説教を受けていたことをこの柱を見て思い出した。 下の爪跡は丁度歩き始めた頃の背丈と同じ位置にあり、小学生くらいの背丈で爪跡は消えている。 大きくなるに連れて柱で爪を研ぐこともなくなってきた証拠なのだろう。 「ネコの家は何処もそうだからね…」 と、半ばあきらめた顔をして母はこたつで寝転んだ。 わたしも弟も、もう柱に爪を立てることなんかない。爪は爪とぎで研いでいる。 でも…ちょっとまた柱で研いでみたいかも。 そのとき、わたしの携帯がわたしを呼び出した。メールだ。送り主は、ヨハン先生。 『お正月を故郷で過ごす泊瀬谷先生へ。ぼくは、今から新春の海を見にドライブへ行く所です。 泊瀬谷先生をお誘いできなくて残念ですね。いつか一緒に春の海を見に行きましょう』 その文に添えられた画像は、高級そうな車の運転席に座っているヨハン先生が窓から手を振っているところだった。 画像を覗き込んだ母は、笑っていた。学校の同僚よ、と説明すると母は呑気にこう答えた。 「あら、イケメンじゃないの。スズナを貰ってくれないかね?この先生」 「とんでもない!!こちらから願い下げよ…」 急いでわたしはヨハン先生に返信をし、携帯電話を折りたたんだ。 母は、わたしの答えに不満でもあったのか、ニコニコしながら尻尾を畳に叩きつけている。 話を逸らそうとわたしは、咎なき弟を犠牲にする(ホントはあるのだが)。 「ハ、ハルキ遅いね!!」 「そうね。もう帰ってくるんじゃないの?」 もう、今日が終わってしまうぞ。わたしは、弟に言いたいことがあるっていうのに。 その思いが伝わったのか、玄関の扉ががたがたと鳴る音がする。 「ただいまー。母さん、鍵開けてよー」 聞き覚えのある声もする。弟だ。 その音で父もむくりと起き上がり、泊瀬谷家一同がこうして正月に揃ったのだった。 ―――後日、知ったことだったのだが、わたしに送られてきたヨハン先生と車の写メールは、 教頭先生がお正月に新しく買った車の納車の際、 それにお供をしていたヨハン先生とサン先生が企てたイタズラだったのだ。 ヨハン先生は、教頭先生の目を盗んで運転席に座り、髪をなびかせながら自慢げにハンドルを握る姿を サン先生が撮ったものだったのだという。この後、教頭先生に見つかり揃って叱られたらしい。 二人を知るものならここまでは予想がつく者も居るだろう。こういうことを平気でする人たちなんだから。 しかし、そのことに気付かなかったわたしは、さらに自分で自分を苦しめることをしてしまった。 何故なら、そのメールで返した文章が問題だったからだ。その内容は…。 「今度、その車のボンネットに爪を立てに行きますからね」 おしまい。 関連:泊瀬谷先生 サン先生 ヨハン先生
https://w.atwiki.jp/tes5/pages/353.html
ソウル・ケルン DLC1「Dawnguard」を導入すると追加される、魂を失った者達が送られ、霊となって彷徨うオブリビオンの領域。 DGメインクエスト「残響を追って」にて、星霜の書の在処を知るであろうヴァレリカを探すために訪れることとなる。 ソウル・ケルンに入るには、吸血鬼化するか、セラーナに魂の一部を魂縛してもらう必要がある。 クエストクリア後は、吸血鬼になっていればいつでも訪れることが出来る。 ソウル・ケルンの特徴オブジェクト 敵 NPC アイテム・要所 ソウル・ケルンの特徴 ソウル・ケルンに存在する特有のオブジェクト、敵、NPCについての解説。 正式名称が不明なものにも便宜上名前をつけています。 オブジェクト 魂のハスク至る所に生えている食べ物に分類されるオブジェクト。錬金perk「緑の親指」があれば+1手に入る。 効果は「ソウル・ケルン内でソウル・ドレイン効果を中断させる。魔法に対して10%の耐性が10秒間生じる。」 5個集めると、ヴァレリカと魂のハスクの抽出物を交換できる。魂のハスクの抽出物の効果は「魔法に対して25%の耐性が60秒間生じる。ソウル・ケルン内でソウル・ドレイン効果を中断させる。」 25個集めると、モルベン・ストラウドとアイテムを交換できる。 魂の裂け目至る所にある霧のような物を放出している亀裂。調べると空の魂石を魂で満たすことが出来る。 すばやく連打すれば複数個の魂石を満たすことも可能。 ソウル・ドレインの石所々にある見た目が巨大な黒魂石のようなオブジェクト。近づくと体力吸収エフェクト「ソウル・ドレイン」が発生。 魂のハスクか魂のハスクの抽出物を服用することで、一時的にソウル・ドレインを凌ぐことが出来る。 丸井戸紫の光で満たされた丸井戸のようなオブジェクト。 一部の丸井戸は転移装置として利用することができ、中に入ると建物の屋上など特定の場所へ転移することが出来る。 避雷針 大魂石・極大魂石を置くと、落雷と共に黒魂石に変化する。同時にラスマン等の敵が数体湧く。 敵 ボーンマン・ミストマン・ラスマンソウル・ケルンに登場する主な敵。近接武器・弓・冷気魔法等、各々特有の攻撃手段を持つ。 倒すと氷の生霊のように液状化し「魂の残火」をその場に残す。必ず魂石をドロップする。 番人巨人程の背丈があり、ドラゴンの武器・防具を装備した、顔が黒い霧状の敵。 倒すと氷の生霊のように液状化し「亡霊の体」をその場に残す。必ず黒魂石をドロップする。 リーパー「リーパーのジェムの破片」を3つ集め、リーパーの巣の台座で作動させることによって出現する。 巨人程の背丈があり、マスクをした処刑人のような見た目の亡霊。 倒すと氷の生霊のように液状化し「亡霊の体」をその場に残す。必ず黒魂石3つ、デイドラの心臓1つ、鉄の両手斧をドロップする。 ダーネヴィールアイディール・マスターとの取引で騙され、永遠にヴァレリカを見張る役目を負わされているドラゴン。 通常のドラゴン同様、飛び回りながらブレス・噛みつき攻撃等を行うほか、特有の攻撃手段としてボーンマン等の召喚、シャウト「生命力低下」も使用する。 クエストで打ち負かした後は、シャウト「ダーネヴィール召喚」で呼び出して共闘することが出来る。 NPC 魂のウィスプ紫に輝くウィスプのような見た目をした魂。 攻撃判定は無いが、ソウル・ケルン内の敵は何故か攻撃を仕掛けるため、囮となることもある。 魂生前に何らかの形で魂を失ったため亡霊化し、ソウル・ケルンを彷徨うこととなった人々。 攻撃判定が無く、ソウル・ケルン内の敵とも敵対化しない。話しかけると、ここに来た経緯等を話す。 魂(アルヴァクの主人)ソウル・ケルンに来た際に、はぐれてしまった愛馬「アルヴァク」を探している。話すと「アルヴァクの頭蓋骨」開始。 モルベン・ストラウド死霊術師に魂縛されここにやってきたブレトンの商人。魂のハスク25個で各種物品と交換出来る。 取り扱われる物品はレベルによって変動し、最大で武器・防具はデイドラまで、呪文書は熟練レベルまで。 ただし手に入る物品はランダムなため、100レベルでも鉄の剣と交換する結果に終わってしまうこともある。 ジウブオブリビオンの動乱の際、ドレモラとの戦闘中に魂縛されここにやってきたダンマーの男性。 生前執筆中だった手記の完成に必要なメモを探している。話すと「聖人のいら立ち」開始。 ヴァレリカセラーナの母である吸血鬼。夫ハルコンの計画阻止に奔走したのち、アイディール・マスターに保護を求めたが、ボーンヤードに囚われる身となってしまった。 魂のハスクを5つ持っていくと、魂のハスクの抽出物と交換してくれる。 ハルコンを倒した後、彼女と話しヴォルキハル城のヴァレリカの書斎へ連れ戻すことが出来る。ただしそうした場合、魂のハスクの抽出物を作ってくれなくなるので注意。 アイテム・要所 ソウル・ケルン内で取得出来るアイテムや要所のまとめ。こちらの地図と併せて参考にして下さい。 ソウル・ケルンに入って、表の上から順番通りに回っていくと楽かと思われます。見難い場合は、見出しをクリックしてソートして下さい。 墓場の番人とリーパーのジェムの破片は()内の場所から近いものを指す。 アイテム・要所 備考 ジウブの手記(8ページ目) 魂が1人いる建物。階段上の柵の先。両端のオーブに矢か魔法を放つ。 ジウブの手記(6ページ目) 入口付近に丸井戸がある建物。内部の宝箱の傍。敵が数体出現。 ジウブの手記(3ページ目) 南北を隔てる西側の壁を抜けた先。建物上のソウル・ドレインの石の下。敵が数体出現。 ジウブの手記(1ページ目) 南北を隔てる壁に寄りかかっている魂の傍。 ジウブの手記(10ページ目) モルベン・ストラウドの荷馬車近くの樽の上。 墓場の番人(ラスマン召喚) 空に光が伸びている建物。番人と共に敵が数体出現。 ラスマン召喚 傍に丸井戸がある4本柱からなる建物。内部の祭壇の上。呪文書取得でラスマンが2体出現。 リーパーの巣 扉がある建物。建物から東の岩に冒険者の死体とメモ。近づくとラスマンが2体出現。 ジウブの手記(5ページ目) 魂のウィスプが飛び回る丸井戸の傍。ボーンマンが出現。 リーパーのジェムの破片(手記5ページ目) ソウル・ドレインの石が浮かぶ大きな建物。建物内にある丸井戸から転移して屋上へ。ソウル・ドレインの石下の宝箱。 アルヴァクの頭蓋骨 紫の霧に囲まれた4本柱の建物。内部の祭壇の上。周囲にミストマンが4体。 ミストマン召喚 マップ端付近。屋根は無く、階段と基礎のみの建物。祭壇の上。呪文書取得でミストマンが2体出現。 ジウブの手記(7ページ目) ミストマン召喚の祭壇の傍。 墓場の番人(ミストマン召喚) ミストマン召喚の祭壇から北北西、3本の柱に囲まれた丸井戸から転移した先。 リーパーのジェムの破片(手記4ページ目) 丸井戸がある建物。内部の階段から上へ、途中ラスマンが出現。ソウル・ドレインの石下の宝箱。 ジウブの手記(4ページ目) ボーンヤードの壁から突き出した建物。魂3人がたむろしている。階段を登って一番奥にある宝箱の傍。ミストマンが出現。 ジウブの手記(2ページ目) ボーンヤードの壁にくっついたような建物。入った先、言葉の壁手前の宝箱の傍。ダーネヴィールを仲間にした後はここで待機している。 ジウブの手記(9ページ目) 入口の右に柵がある建物。迷路のような内部を抜けた先の丸井戸から転移。ソウル・ドレインの石下の宝箱の傍。内部では敵が出現。 ボーンマン召喚 墓場のようなエリアの中心にある祭壇。呪文書取得でボーンマンが数体出現。 墓場の番人(ボーンマン召喚) 魂石の欠片が浮遊する柱がある大きな建物。番人と共に敵が数体出現。 リーパーのジェムの破片(ボーンマン召喚) 番人(ボーンマン召喚)がいる部屋の西側にある高低それぞれのオーブを撃って開いた扉の先。ソウル・ドレインの石下の宝箱。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1604.html
外交官の真似事も増えたなぁ。 異世界の大陸に派遣された皇国軍の高級将校は、殆ど皆がそう思っていた。 だが、特に多いのは一番上に立つ者。 東大陸方面軍司令官、皇国陸軍大将、南條好徳(よしのり)。 東大陸にしろ西大陸にしろ、派遣軍の規模は数個の師団または旅団から成る軍団であり、実質的な総指揮官は軍団長である。 だが軍団長は中将の職なので、本国外に皇国軍大将は存在しない事になる。 これでは、大将や元帥の存在する他国軍との協調の面で不都合なので、総司令官として急遽大将を派遣したのだ。 当初は、皇国本国から無線通信で東大陸の指揮を行い、大将本人は東大陸には居ないという体制だったが、 流石に無理があるし現実に大将が居ない事の問題が出て来たので、実際に行って貰う事となった。 大陸諸国の王侯や軍人に階級章と勲章を見せびらかす為のお飾りとして派遣されたようなものだが、南條大将は決して無能な訳ではなく、ましてや左遷人事でもない。 大陸に派遣される初の大将であるから心象も重要で、むしろ皇国軍の模範的で優秀な将軍であり、現場の皇国軍将兵の気を引き締めるのにも一役買った。 建前としては“陸軍の司令官”ではなく“皇国軍の司令官”なので、限定的ながら現地に寄港、錨泊している海軍部隊と海兵隊への指揮権も有している。 統合参謀本部の、統合任務部隊の司令官といった感じだ。 余談だが、皇国軍は転移前から大佐と少将の間に准将を、大将の上に上級大将を 新設して将官を五階級にする案を検討しており、准将に関しては従来の少将 または大佐の職として実運用されていたが、上級大将は未だに居なかった。 これは、上級大将が諸外国の元帥に相当する特別な階級として設定された為でもある。 欧米の一般的な軍制では元帥と大将~准将(または元帥と上級大将~少将)の計五階級である 事が多かったので、元帥を称号として残したまま将官の階級を五階級にする為の措置だった。 皇国軍において元帥は相変わらず階級ではなく称号なので、階級上は五階級となる。 そんな皇国軍の内情で最初の上級大将昇任者候補の一人が南條大将だったのだ。 南條大将は、ユラ神国の首都であり最大の港があるユラの地に上陸後、ユラ教皇と面会。 ユラにて何人かの有力者と顔繋ぎした後、一旦海路を北上してリンド王国の王都ベルグへ。 ベルグは海に面していないので、リンド王国の港からは陸路で移動して いるが、道すがら、その都市、その地域の名士とされる方々と会食している。 多くは領主や代官層の下級貴族や騎士、大商人、大地主だが、同業者たる軍人も居る。 司令部ごと移動しているので、かなり大所帯であり、自前の戦力として連隊規模の歩兵隊と大隊規模の騎兵隊、 軍団直属の戦車小隊が帯同しているが、南條と司令部要員だけでなく、各級指揮官も輪番で会食に参加していた。 「我が館へようこそ、南條閣下!」 主人はそう言って自慢の赤人奴隷を見せてくる。 赤人奴隷は大抵の場合で安価な肉体労働者ではないので、白人、黄人、黒人奴隷と違って農場等で働いているのを見る事は無い。 その代り、常に主人の傍に侍り、屋敷の見栄えを良くするのが仕事だ。 「お招き下さりありがとうございます、メメ卿。おお、これは立派な赤人をお連れですね。 燃えるような髪の毛、眉目秀麗で骨格も美しい。背丈は1シクル(≒2m)近くありますでしょう」 握手をしながら、ぺらぺらと世辞を言う。 この何週間かで南條は赤人奴隷の褒め方を覚えた。 髪の毛の赤さ、顔立ちの良さ、そして体格の良さだ。 赤人は背が高くがっしりした骨格で筋肉も良く付いている体型が多いので、そこを褒めれば良い。 ただ赤人女性の場合は少し難しく、女性でも背が高く筋肉質な場合は力強さを褒めてやると喜ぶ場合が多いが、 主人によっては奴隷とは言え筋肉質な女性を恥と見做す人も居るので、そういう場合は女性らしい美しさを褒めてやる。 幸いにも、赤人女性の多くは中性的な美人が多いので、外見的に褒めるところが無い場面に遭遇した事は無かった。 赤人奴隷の美しさが主人の格にも響くので、ここで褒め方を失敗すると気まずいのである。 背丈は精々185cmくらいではないか。 と思いながらも1シクル近くの長身と褒めれば、だいたいそれで気分を悪くされる事は無い。 ひとしきり赤人奴隷を褒めたら、今度は相手の主人が南條を褒める。 立派な軍服だとか軍刀だとか、煌びやかな勲章だとか、副官なども褒める。 それが終わると、南條は漸く主人の方を褒める。 こちらは赤人奴隷と違って必ずしも中身の外見が良いとも限らないので、寛大な心遣いとか細やかな配慮とか、 内面を褒めてから、化粧が綺麗だとか服の仕立てが良いとか靴が綺麗だとか素敵な杖だとか、主に服装と持ち物を褒める。 この一連の“儀式”だけで10分くらいかかる事もある。 赤人奴隷が居ない場合なら、そこの部分は省略出来るが、それでも4~5分は挨拶にかける。 赤人奴隷が居る場合、主賓の手荷物を運ぶのは彼等の仕事なので、荷物は赤人奴隷に預けるのがマナー。 これは相手が赤人女性であってもそうなので、赤人が居たら性別関係なく赤人に頼むのが正解だ。 ここで間違って他の使用人に預けたり、預けそうになると、場の空気がすうっと寒くなる。 ただし、稀に赤人奴隷が執事のような上級使用人となっている場合があり、その時は例外的に他の一般使用人を使う。 赤人奴隷がどの立場に居るかは服装を見れば分かるが、上級使用人の場合は“赤人褒めの儀式”もやらない方が無難だ。 外務省に商務省、運輸省、建設省などの文官に加え、民間の有力財閥や企業の特別渡航者もやっている“儀式”だった。 だが南條は陸軍一筋35年の、根っからの軍人だ。 勿論、軍人と言えど士官ともなれば駐在武官として“軍人外交”もするし、国際共同訓練や軍事作戦等で外国軍と連携する事もあり、広い見識は必要だ。 南條は英語が出来るし、洋式のテーブルマナーにも慣れている。駐米武官だった経験もあり、そういう意味では国際派だった。 その南條ですら大陸では戸惑う機会が多いのだから、況や初めての異国に戸惑っている士官や一般兵においてをや。 歩兵中隊長などが役得だと言って喜んでいられるのは、実際にその時が来るまでだ。 酒の飲み方、食事の仕方、会話の内容。 全てに気を遣いながらの宴席は草臥れる。 例えば赤人奴隷は大きく二通りの存在がある。 使用人としての仕事をするかしないかだ。 仕事をする赤人奴隷は、概ね執事の下で働き、食事の時は主人と主賓に対してのみ給仕する。 仕事をしない赤人奴隷は、置物同然として主人の近くに立っている。というか立っているのが殆ど唯一の仕事だ。 後者は、赤人奴隷を使用人として遊ばせておける程の財力のある証なので、ただそこに居るだけで何もしない赤人奴隷は富裕の証、自慢の種である。 男女の赤人奴隷を所有し、彼等が子を産めば、わざわざ女性の赤人奴隷に赤人の赤ん坊を抱かせて立たせたりもする。 そういう奇異な環境の中で、南條たちはさもそれが当然といったように振る舞い、 東大陸における皇国軍の最高司令部の格式を見せつけてやらねばならなかった。 いちいち驚いていたり、気分を害していては身が持たない。 銃を持って敵と撃ち合うのとは別次元の心労と戦いながら、東大陸方面軍司令部は今日も街道を進むのだった。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2062.html
魁!! 魔法学園リリカル男塾 第一話「大波乱!! 男塾VS機動六課!!!」 「日本男児の生き様は~! 色なし恋なし情けあり~!!」 時は早朝、場所は機動六課のすぐ隣の木製の校舎、響くのは男達が野太い歌声で奏でる自分達の塾を謳う塾歌、それは六課のお隣さんのある学校のいつもの風景だった。 それはただの学校ではない。 あえて言うならば学校とは名ばかりの狂気の戦闘集団、世に男塾と呼ばれる男の中の男を鍛える為の最狂最悪の学校組織である。 男塾ミッドチルダ分校の校庭に集まった男塾塾生一同は日課の塾歌唱和を以って朝を迎えていた。 男塾で鍛えに鍛えぬいた屈強な男達の歌声である、無論だがウルサイことこの上ない。 だが相手は“アノ”男塾である騒音はこれに終わらない事は説明するまでもないだろう。 塾歌を歌い終えた塾生一同の前に着物を着た一人の男が現われた、その男こそが男塾の塾長である江田島平八その人である。 「ワシが男塾塾長、江田島平八でああああぁぁる!!!!!!」 凄まじい怒声、本当に人類が発しているのか疑いたくなるような声量である。 その声の大きさに男塾の窓ガラスが次々に砕け散り、お隣の機動六課隊舎の窓ガラスも割れていく。 ちなみにこの壮絶な騒音公害はなにも今日が初めてという訳ではないのだ。 男塾のミッドチルダ分校が出来てからというもの数ヶ月の間、ほぼ毎日こんな調子で朝を迎えている始末である。 いい加減に我慢の限界を迎えるのが自然の成り行きな訳だろう。 「ああもう! うるせえええええぇっ!!!!!」 ヴィータは叫んだ力の限り、基本的に気の短い彼女にはもはや毎朝恒例のこの騒音地獄にこれ以上耐える事はできない。 「毎朝毎朝、うるさ過ぎだっつうの! もう我慢できねえ、あいつら全員まとめて叩きのめしてくる!!」 グラーファイゼンを肩にかついだヴィータが鼻息を荒くして殴りこみをかけようとする。 そんな彼女にスバルとティアナがしがみ付いて必死に止めようとしていた。 「ダメですってヴィータ副長、あの人達は絶対ヤバイですから!」 「だからデバイスは収めてください!」 「放せ! あたしはもう我慢できねえんだあああ!!!」 しがみ付いてなんとかヴィータを宥めようとするスバルとティアナだが、ヴィータは問答無用で二人を振り払いグラーファイゼンを振りかぶって隣接する男塾に向かう。 そしてそんな彼女の前に立ち塞がる一つの影。 「なんだよ、なんか文句あるのか!?」 立ち塞がったのは緋色の髪をポニーテールに結んだ美女、それはヴィータと同じく夜天の守護騎士である烈火の将シグナムである。 ここでヴィータを止めてくれるかと期待した周囲の六課メンバーだったが、次にシグナムが発した言葉にその期待は容易く覆った。 「実は私もあの連中のやかましさには辟易していたんだ。行くならば私も行って文句の一つでも言わせてもらおう」 シグナムは炎の魔剣レヴァンティンを構えて瞳に爛々と怒りの炎を燃え上がらせながらそう言った。 もはやこの場に怒りに燃える二人の騎士を止められる者はいなくなった。 △ 「「たのも~う!!!」」 男塾の校門前、ヴィータとシグナムの二人はデバイスを手に構えてそう叫んだ。 もはや気分は前線で戦うくらいに興奮して意気揚々と高まっている。 そして凛とした澄んだ美少女と美女の声に反応した男塾の面々が校門に殺到した。 「見ろ~、女じゃあ! 女がおるぞ~!!」 「ホントじゃあ! なんで女がこの男塾(ミッド分校)におるんじゃあ!?」 走り寄りながらそう叫ぶのは男塾一号生、松尾鯛雄と田沢慎一郎の二人である。 そしてその二人の後を追って続けて走ってきたのは極小路秀麻呂という小柄な青年。 「見ろよあのボインちゃんを、ありゃあお隣の機動六課の姉ちゃんだぜ。きっと俺たちがあんまり良い男なんでわざわざ誘いに来たんだ」 「ほ、本当か秀麻呂!?」 「ああ、きっと間違いねえぜ」 「よっしゃあ!! それじゃあさっそくお近づきの印に俺がデートに誘っちゃる~!!」 「待て~い松尾! 抜け駆けは許さんぞ」 「うるせえ、早いもん勝ちじゃあ。お姉さ~ん、俺とステキなデートして一緒にステキな朝を迎えてくれ~い♪」 松尾のその叫びと共に“我先に”という男塾の面々が凄まじい形相で以ってヴィータとシグナム(主にシグナム)の二人に全力で駆け寄る。 それは気の小さい人間ならば軽くショック死してもおかしくないくらいの迫力だった。 なんせ男塾で狂的なシゴキを耐え抜く男塾の屈強な男達が目を血走らせて、鼻の下を伸ばし、野太い声を上げ、口からは飢えた野獣の如く涎を垂れ流して大群で押し寄せてくるのだ。 これではヴィータが手にしたデバイスを振りかぶったとて致し方あるまい。 「うわっ! な、なんだこいつら!? こうなったら‥‥アイゼン、殺られる前に殺るぞ!!」 カートリッジを排夾し魔力をたっぷりと満たした鉄の伯爵の名を冠する鉄槌のアームドデバイス、グラーファイゼンが唸りを上げて振るわれ群がる塾生を薙ぎ払った。 ちゅど~ん! 「ぎゃあああっ!!」 「ぐああああっ!!」 最高クラスのベルカの魔道騎士の一撃に大地が砕けて抉られ、塾生達が吹き飛ばされていく。 悲鳴を上げて吹っ飛ぶ塾生、普通の人間なら魔力ダメージのショックに気を失ってもおかしくない(というかそれが普通)なのだが屈強さが売りの男塾の面々は倒れてなおシグナムに這って近寄って行った。 「女じゃあ~、モノホンの女じゃあ~」 「こんな近くで女を見るのは久しぶりじゃのう‥‥‥お姉さんそこの喫茶店でお茶でもせんかのう~」 「ひいっ!」 濃ゆ~い形相と野太い声そしてやたら汗臭い身体で以って這いずりながらシグナムに近寄る男塾の塾生達、その迫力たるやシグナムを恐怖させるのに十分すぎるものだった。 彼女が思わず悲鳴を上げるのも無理は無いだろう、いかに歴戦のベルカの騎士とて一人の女なのだ。 シグナムは手にしたレヴァンティンの刃を咄嗟に振りかぶる。 瞬間、甲高い金属音を立てて炎の魔剣の刃は長大な日本刀に止められた。 「おい姉ちゃん、俺の後輩に随分とふざけたマネしてくれてるじゃねえか?」 2メートルは軽く超えるだろう長身とそれにも勝らん長大極まる長さの日本刀を軽々と振りかざし、眼光は手にした刀に負けず劣らずの鋭い凄まじい気迫の男。 名を赤石剛次、男塾二号生筆頭を務める男塾最強の剣士である。 赤石の剣にシグナムは即座に一歩引いてレヴァンティンを構え直した。 (この男‥‥できる、それもかなりの使い手だ) 赤石はそのシグナムを軽く見下すような目で眺めながらヴィータに視線を移す。 そして手にしていた豪刀を肩に担いでいた鞘に戻すと口を開いた。 「おい小せえ嬢ちゃん、今からワビ入れるんなら許してやらん事もねえぜ? だがこれ以上俺の後輩をいたぶるってんなら俺が相手だ、手加減はしてやるが少しばかりオシオキさせてもらう事になる」 完全に見下したような態度にヴィータの怒りに一気に火が付いた。ヴィータは手にしたグラーファイゼンを突きつけて吠え掛かる。 「誰が“小さい”だコラッ! だいたいてめえらがキモイから思わずデバイス使っちまったじゃねえか!! そもそも毎日ウルセエんだよ!!!」 「まったく気の短いチビだぜ、そんなに怒鳴ったってお前の背丈が伸びる訳でもねえだろうが」 気にしている背丈の事を言われてヴィータは思わずカチンときた。 「チビ言うな!!!」 唸りを上げるグラーファイゼン、だがそこに天を裂き地を割らんばかりの怒声が鳴り響いた。 「ワシが男塾塾長、江田島平八であああああぁぁる!!!!!」 続く。 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/hengokurowa/pages/102.html
「……どうなってやがる?」 紅き空に照らされる京の都にて、ロック・ハワードの脳内は困惑の思考に埋め尽くされていた 母の秘密を求め格闘大会KOFに参戦、参加者を打ち倒して行き、黒幕らしきグラントなる男を倒し、グラントからその先にいるであろうカインという名の男の元へ向かおうとした途端にこれである 「……くそっ!」 やり場のない感情が込み上がる。後もう少しでたどり着いたというのに、最悪なタイミングで呼び出された苛立ちが思わず声に出る 目の前で見せられたあの惨劇も去ることながら、前述のもどかしさも噛み合い彼の心情は穏やかなものでは決して無かった 「……だけど、こんな所で立ち止まってる時間はねぇ」 気持ちを切り替え、これからの方針を決める。まずこんな変な場所からさっさと戻る為に主催の二人をとっ捕まえるのは確定だ 「誰でも良いから、協力してくれるやつがいてくれたら心強いんだがな」 だが、ロック一人でこれをどうにか出来るかなんて驕りは持っていない。出来ればこの殺し合いに同じく反逆しようと考えている他の参加者と出会いたい。……かと言って見目麗しの女性と出会うのはちょっと困るのであるが、対応的な意味で 等と思っていればロックの目の前に現れたのは、サイズの合わない真っ赤な華人服を着込んだ可愛らしい少女。……が、何故かこちら側に近づいてきて…… 「どりゃぁー!」 「ぐぼあああああああっっ!?」 背丈に似合わぬ強烈な拳が腹にぶっ刺さり、ロックはそのまま気を失ったのだ ○ ○ ○ 「ご、ごめんなさぁ〜い! てっきり悪い人が近づいてきたって思っちゃって〜!」 「あ、ああ……俺は気にしてないからな、うん」 意識を取り戻した後、例の少女こと有間都古の謝罪を受けながらもロックは彼女から事情の説明を受けていた。バカネコ追っかけて変な所に来ていただとかどこの国民的アニメ何だよなどと心の内で突っ込みながら だが、話を聞く限り彼女も殺し合いなんかに屈するつもりもなく、逆に「コテンパンに叩きのめしてやる」なんて意気込んでいた模様 不本意ながら第二のお兄ちゃんとしてされることになったのはご愛嬌 「じゃあ行こうお兄ちゃん! 殺し合いなんて私達の手でぶっ壊してやるんだから!」 「……元気は良いけど、無理だけはすんなよ」 そんな元気ハツラツな都古を横目に、ロックはこれから苦労が増えそうな予感に思わず肩を竦めるのであった ―――世界には、無限の可能性が秘められている。この出会いもまた一つの可能性 【ロック・ハワード@餓狼 MARK OF THE WOLVES】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜3 [思考・状況] 基本:主催をとっちめて、さっさとここから脱出する 1:他にも仲間がほしい [備考] ※参戦時期はグランド戦後 【有間都古@MELTY BLOODシリーズ】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜3 [思考・状況] 基本:殺し合いなんてしない! 元凶は全員コテンパンに叩きのめしてやる! 1:よろしく、お兄ちゃん! [備考] ※身体能力はタタリ影響下の時の状態です
https://w.atwiki.jp/hazama_wiki/pages/16.html
特徴 Dの種類(鎖の飛ぶ方向)地上 空中 各種D後派生一覧A派生 B派生 C派生 D派生 ロックについて 特徴 鎖を飛ばして相手キャラや空間を掴む。鎖のリーチは端同士だと届かないぐらい。 地上でも空中でも出せ、レバー入力で鎖の飛ぶ方向が変わる。 この技はヒット時の仰け反りが特殊で、一定距離(開幕以上ぐらい)離れた場所で当てると、相手は大きく仰け反るようになり、D派生などからコンボにいける。それより短い距離では相手の仰け反りが小パン並に小さくコンボにはいけない。 鎖が戻ってくるとき以外は追加で各種ボタン入力すると移動やキャンセル行動ができる。鎖を出した瞬間から追加入力可能でヒット・ガードや空振りなどの状態は問わない。 D技派生移動はストックがある時のみ可能。通常時は2つストックされている。派生を使うごとにストックを1消費する。ストックは地上に居るときの時間経過、または鎖のヒットで回復。1つずつではなく一気に2つ回復する。 ちなみに鎖を飛ばした後に何も押さないと隙だらけになるので、必ず派生行動をすること。A派生でのキャンセルがヒットガード空振り問わず比較的安全だが、硬直はある(鎖を長くのばすほど大きい)ので100%安全では無い。 D技HIT時には必殺技でキャンセルが可能である。 Dの種類(鎖の飛ぶ方向) 地上 5D:真横 6D:斜め上(2時の方向くらい) 4D:斜め上(1時の方向くらい) 2D:真上 空中 JD:真横 J8D(J7D・J9D):斜め上 J6D(J3D):斜め下(4時の方向くらい) J4D(J1D):斜め下(5時の方向くらい) J2D:真下 各種D後派生一覧 派生は相手にD技自体がHitしなくても出せる 派生移動は通常技、214B、ウロボロス等の空中で取れる行動でキャンセル可能。移動直後に技を出すと軌道がコンパクトになるっぽい。派生移動の硬直が解けると空中ダッシュや二段ジャンプも可能。 A派生 鎖を引っ込めて硬直を軽減する。硬直は鎖の伸びている長さに左右される。 単にフェイントに使う他、相手を拘束しない距離でDを使った時や、飛び込まれた時などこれである程度カバーできる。ボタン押し後すぐに硬直が解けるわけではないので、上にもあるとおり完全に安全ではない。 B派生 70度位の角度で基点に向けて上昇後、70~80度くらいで急降下。 C派生 30度位の角度で基点に向けて上昇後、垂直に落下。鎖の距離によって相手の裏側、手前と二択を掛けられる。 移動中は相手をすり抜けるが、食らい判定は存在する。 D派生 今いる位置から、先端を引っ掛けた場所に向かってまっすぐ高速移動。 各種Dで拘束した場合、これを使えばコンボに持っていき易い。あまりにも速すぎる為か、慣性が効きすぎて相手を通り抜けてしまう事もある。 これを利用したJ2Cめくりのようなネタもある。 ロックについて 地上では大体4~5キャラ分の距離でロック、空中だと直線距離でラグナの背丈ぐらい(もうちょっと短いかも)でロック。 地上より、空中の方がロックする距離が若干短い模様。
https://w.atwiki.jp/realizecosmicyarn/pages/14.html
名前 リンネ 性別 女 年齢 19 種族 デューマン 髪 白 目 右がダークブラウンで左がクールグレー 趣味 特技 特に無し(無個性) 得物 カタナ(状況によってはバレットボウも使用) 必殺技 サクラエンド 職業 Br/Hu(時折逆転) 名乗り リンネと申します。同盟関連は主にリヴァルが出席します故お会いする機会は少ないかと思われますが出会った時や共闘の際は出来得る限りを尽くしますのでどうぞお見知りおきを。 外見 短角で白髪に白肌で更に白い服を愛用ととにかく白い。右目がダークブラウンな程度である。ウルスラ・レプカ雪を普段着としている他、決戦装束としてタクリディアローブ雪とイザヨイ・レプカ+αを持つ。 名前 リヴァル 性別 女 年齢 25(誰も信じない) 種族 デューマン 髪 白銀 目 右がハニーブラウン、左がペールブルー 趣味 悪ふざけ、お菓子作り 特技 クチマネ調教 得物 ジェットブーツorツインダガー 必殺技 シンフォニックドライブ(という名のSジャンプ) 職業 Bo/Te 名乗り ども、同盟会議にマネ枠で出席してるリヴァルさんみゃ(-ω-)。一人称はオレだけど口が悪いーとか怖いーとか言われたから最近緩和させるために色々やってるのみゃハッハッハ。相棒のキャリー共々よろしくみゃ~。 外見 デューマンとしての特徴は全て出ている。足技を主として立ち回るため機動力重視のヴァルギリスを愛用している。年齢上はリンネの姉だが童顔である事と身長差で信じてもらえない模様(どちらかというとフレンドの某デュマ子との方が姉妹と言われれば納得するくらいらしい)。 名前 クローヴァ 性別 女 年齢 曰く四捨五入したら三十路な齢 種族 ヒューマン? 髪 ヘマタイト 目 アンバーブラウン 趣味 特技 ペットへの指示 得物 白錫クラリッサレプカ、バイオリアクト ペット クォーツ(トリム)、ナハト(ワンダ)、アルテナ(サリィ)、カルマ(ヴィオラ) 必殺技 職業 Su/Bo、Fo/Bo 名乗り 私は今噂の非正規アークスの一人でね、あまり多くを語るのは控えたいのだが同盟としてはそれ相応に顔を出す事はあるのでその時はよろしく頼む所さね。ある捜しモノでオラクルに滞在しているが故頻繁な参加はそうそう無く、同盟活動はリヴァルが主であろうからあまり気にせんで構わんよ。 外見 青を貴重とした服と青い羽根飾りが特徴。顔と両腕に光るラインのような紋様があるが時空干渉の影響らしい。やや幼い顔立ちと背丈の低さでパッと見だと10代にしか見えない姿で本人が一番気にしているらしい(もう少し凹凸があれば少しはマシだったのだろうかと若干気にしている)。 ~EX~ クローヴァ(初期) 髪 クロム 備考 EP4初期の頃のクローヴァの姿。創作設定の関係で上記の現クローヴァとは別物になった事で幻(笑)の存在となった。外見に大きな違いは無いがこちらは髪の色素が薄い(鉱石のクロムをイメージしたのだがPC画質無考慮であったため全く違う結果のままであった)。 名乗り …何?もう存在しない私なんかの項目に目を通して楽しい?俗に言う無駄知識だし時間の無駄だしべっつに目通す価値も無いんだからさっさと別のメンバーの紹介項目に移動したほうがいいんじゃない?私はもういないしいらないし会う事すら無いんだからさ。