約 2,014 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4655.html
『家畜ゆっくり 後編1』 28KB 虐待 差別・格差 変態 同族殺し 共食い 虐待人間 すびばぜんんん!! 家畜ゆっくり 後編1 野郎共、待たせたな!!待ってない?どぼじでぞんなごどいうのおおおお!!! ほんとうに申し訳ございません。わたしはゆっくりになって皆さんにぎゃくたいされたいっ!!! 毎日レポート地獄であばばばばばばば ※注意 基地外人間ものですので、苦手な方はNGな内容です 「お、は、よ、う~☆なんだどおおおお!!ごみまんじゅうどもおおおお!!きょうもいいでんぎなんだどおおおお!!! ぞごのくぞまんじゅういちごう~!!おはようございますっでいうんだどおおおお!!!」 「ゆっぐじ・・おは・・・よう・・ございばず。」 「ごえがじいざいんだどおおおおおおおお!!はいいい、つぎはそごのくぞまんじゅうにごう~☆」 次から次へと点呼をとるれみりゃの体型は、逆さにした鏡餅のようだ。 歩くたびに腹が揺れ、肉汁の汗を地面に滴らせている。 「ぞれじゃあ、ちょうっれいっをするんだどおおおお!!はいぞごのちびぐぞさんごう!!ところでおまえのゆめはなんなんだどおお?? ざっざどいうんだどおおおおおおお!!!」 ちびぐそさんごうとは、バカ女の気まぐれで家畜に嬲られて死んだまりさの子である。 プルプルと震えながら憎しみのこもった目線で、れみりゃの湿気た豚マンのような目を見据えて言い放つ。 「まりしゃの・・・まりしゃのゆめはずっとみんなでちあわしぇにくらしちぇ・・・!!さいっきょうなゆっくちになっちぇ!! ずっちょ!!ずーーっちょゆっくち「「「「「「ゆひゃひゃひゃ!!!!ゆひっ!!ゆふひいいぃぃぃぃぃ!!!」」」」」」 れみりゃの横でたたずんていた公園のまりさ一家のしぼりカス共が大爆笑する。 顔面汁まみれになりながら、ウネウネとフナ虫のように動まわりながらちびぐそに見下しきった視線を向ける。 「なにがおかしいんだじぇ!!おばえらなんか・・!!おばえらなんが!!ゆっ!!ゆっ!!ゆえええええええんん!!!」 あきらめきった目をした他のゆっくりとは違い、いまだに無駄な生気と自信に溢れた子まりさ。 あと少しで成体といった大きさだが、いつまでたっても舌足らずな喋り。 薄汚れ、生ゴミにまみれた顔面とチン毛のようにちぢれた髪の毛。 身の程知らずで現実を理解しない、ある意味で最高の道化に成長したらしい。 「いやーーー、いいわこいつら。久々のヒットだわ。エムボマが来たときのJリーグみたいだわ」 「なんだそりゃ??若い子わかんねーーよ、日本人でも厳しいぞ」 変態女と俺はコーヒー片手に庭で繰り広げられる饅頭狂言を鑑賞している。 新たな支配者は成長した加工所のれみりゃ姉妹、公園の生き残り一家のしぼりカス、物乞い通りで拾った胴付きまりさだ。 汁まみれでもだえ狂うゴミ6匹とは違い、まりさだけは明らかな作り笑いを浮かべているのが気になる。 「よおおおおじ!!ぞれじゃあさいっきょうのちびぐそのうんだめしなんだどおおおおお!!!」 そういってちびぐそが上ってこられるようにスロープを降ろすれみりゃ。 すると家畜ゾーンにそれが降ろされるや否や、他の家畜ゆっくりが逃げ出そうと殺到する。 「「ゆひいいいぃぃ!!にげるんだよおおおお!!ごんなどごろにもういだぐないいいいい!!!」」 「「「まりざはあああ!!まりざはゆっぐりぷれいすなんがいらないいいいい!!!どごでぼいいい!!どごでぼおおおお!!」」」 我先にと半分にカットされたペットボトルで出来たスロープに殺到するが、当たり前だが成体では通ることも乗ることも出来ない。 立ち往生し互いにののしりあうかつての選ばれたゆっくり共に、これまた連中のかつての支配者の証である棒の先に付いたタバコが差し出された。 「「ゆぎいいいいい!!やべでえええ!!あづい!あづい!!いゆぎひいぃぃぃぃぃ!!!」」 次々と顔面に根性焼きをされてのたうちまわるゆっくり共。 そんなゴミとは別に、ちびぐそは既に上に上がっていた。 「ゆっ・・・!ゆわあああああ!!ゆっ・・!!ゆううううううううう!!!まりちゃの!まりちゃの!!」 無愛想な土壁に覆われた地獄からわずか50センチほど上がったそこは楽園だった。 ゆ虐の次に園芸が趣味のバカ女が作り上げた見事な庭だ。苔むした絨毯と色とりどりの花、 かつて自ゆん達が謳歌した楽園のなつかしさに言葉を失う。 「ぞれじゃあちびぐそにはれみぃとしょうぶしてもらうんだどおおお!!ずばり”くそまんじゅうぽーかー”なんだどおおお!!!」 くそまんじゅうぽーかー??なにそれ。 呆けるちびぐその前に迫るれみりゃの傍らには2つの大きなハゲ饅頭と、これまた小さめのハゲ饅頭が1つ。 薄汚いそれらにお飾りが被せられた瞬間、ちびぐそまりちゃは絶句した。 「ゆっ・・・!!ゆあああああ!!おどなりのまりさおねえしゃん!!れいぶおねえしゃん!!おさななじみのれいみゅ!!!」 つい先日、勝手にすっきりをしたことが原因で上に引き上げられ、死ぬ寸前まですっきりをさせられ、 父まりさと母れいむの額に実りに実った赤ゆっくりをまとめて食い殺された一家だ。 「う~☆るーるせつめいなんだどおおお!!おばえはそのちいさいはげまんじゅうにすっきりするんだどおおお!!! くそがいつつできるまですっぎりずるんだどおおお!!そじでそのいつつがおまえのてふだなんだどおおおお!!!」 ちびぐそまりちゃにはいつつの意味がわからない。そもそも、変わり果てた姿とはいえ将来を誓い合ったれいむにすっきり?? 言葉を失うちびぐそまりちゃに、れみりゃは尚も告げる。 「れみいもてきどうにてふだをよういするんだどおおおお!!れみいとちびぐそのてふだのどっちがつよいかしょうぶなんだどおお!!」 全く意味がわからない。それでもちびぐそまりちゃには異論を挟む余裕などなかった。 上のまりさ夫婦がまりちゃを押さえつけ、ハゲ饅頭に無理やりこすりつけ始めたからだ。 「ゆっ・・!ゆんやああああ!!いやなのじぇぇぇぇ!!まりちゃすっぎりなんがじだぐないいい!!れいみゅ!!れいみゅ!!」 「・・・・・!!ま・・・・!ゆ・・・や・・ゆ!!」 フルフルと震えながら涙を流すハゲ饅頭と、無理やりそれに体をすりつけられるちびぐそ。 ズタズタのハゲ饅頭の皮の切れ目からは、汚らしい汗のような汁とともに餡子がはみ出し始める。 やがてぬちゃぬちゃと汚らわしい音を発しながら、ちびぐそまりちゃはあっけなく達した。 「ゆ・・・ずっぎりいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」 「・・・・・・・!!す・・・・い!!」 ハゲ饅頭の額からは瞬く間に茎が伸び、茎がのびきるのと同時に全身が黒ずんでいく。 「ゆ・・・ごん・・・な・・じに・・かだ・・まり・・・もっど・・・ゆ。」 あっけなくれいみゅはドロリと地面に崩れ落ちる。 ちびぐそまりちゃはというと、ガリガリにやつれ激しく痙攣を始めるが、簡単に死んでもらっては困るといわんばかりに、 水で薄めたオレンジジュースがかけられた。 「ん~♪おわったのかどおお!?ちょうどごひきなんだどおお!!まえがらくろごきぶり、あかごきぶり、あかごきぶり、くろごきぶり、 くろごきぶりなんだどおおお!!う~☆ごきぶりふるはうすなんだどおおおおお!!うひゃひゃひゃ!!ながながのつよでなんだどおお!! ぞれじゃあつぎはれみぃのばんなんだどおおお!!!」 黒ずんだわが子に涙する2つのハゲ饅頭。れみりゃはその前に立つと、手にした鋭い木の枝をためらいなくハゲ饅頭に突き刺した。 「・・・い”ゆ”ぎいいいぃぃぃ!!ゆぶぎいぃぃ!!ゆぎいいぃぃ!!いぶっ・・!!ぶぎいぃ!!ぶゆぼびぇ!!!」 グチャグチャに突き刺し、えぐり、引き裂く。 鷲づかみにされた餡子、皮、目玉、舌、歯が混じった唇が無造作に辺りに投げ散らかされ、 声とはいえないような絶叫をあげながらハゲ饅頭がバラバラになった。 「う~☆(グチャグチャ)このへんなんだどおおお?(グチュグチュ)ん~、う~?あったどおおおおお!!」 バラバラになったハゲ饅頭に突っ込んだ手を勢い良く引き抜くと、れみりゃの手には生まれる前の赤まりさが握られていた。 「ゆ・・ぴっ・・ぴっ!!ぴいいぃぃ!!ゆぴいいいいい!!ゆっぴぎぃぃぃぃ!!!」 無理やり産まさせないようにしていたののか、赤ゆっくりにしてはでかい。 世界が赤まりさを祝福しているはずもなく、生れ落ちたそれが初めてみたのはバラバラに裂かれた親まりさらしき物体と、 餡子まみれでニタニタと笑うれみりゃの姿だった。 「う~☆つぎつぎいくんだどおおおおお!!」 「ゆぎょぴbrぎぶぼおお!!!」 引きずり出した赤まりさを足元に投げつけ、ハゲ饅頭の残骸を漁って次から次へと赤ゆっくりを取り出す。 「ゆぎゃぷぴっ!!」 「やめちぎょごぴ!!」 「ちゃちゅこぴゅ!!」 「おねぎゃねごぽ!!」 まりさ、まりさ、まりさ、まりさ。 合計5匹の赤まりさが引きずり出されてから数秒で投げつけられて爆散していく。 「ゆひゃひゃひゃひゃ!!うひゃひゃひゃ!!う~!!ふぁいぶごきぶりなんだどおおおおおおおお!!れびぃのがぢなんだどおおおおおお!!!」 「「ゆひゃひゃひゃひゃ!!さっすがれみりゃはつよいねっ!!いちりゅうのぎゃんぶらーだよっ!!ゆっくりかいのわしずさまだよっ!!」」 一同大盛り上がりの様子でちびぐそまりちゃを囲んで大笑い。 「なにが・・・なにがおがしいんだじぇぇぇぇ!!おばえらなんがまりちゃがせいっさい・・・!?ゆぎょぴぃぃぃ!!!」 手近にいた子まりさに向かって体当たりをしかけるちびぐそ。 しかし、渾身の体当たりが命中する前にちびぐそはははれいむに押さえつけられる。 「れみりゃ?!まけいぬ・・まけかちくはおちびちゃんたちがまびいとくよっ!!ゆふふ!!おちびちゃんたち!! かりのれんしゅうっさんだよっ!!!」 「「ゆわあああああ!!まりちゃたちうれしいのじぇぇ!!よーち!まりちゃたちはさっきょうのかりうどなのじぇぇ!!」」 奇しくも上のゴミ一家の子は2匹ともまりさである。 同じ種同じ外見であっても、もはやこいつらには食い物かウサ晴らしの愛玩用具にしかみえないのだろう。 「「ゆゆっ!!それじゃあおちびちゃんたち!!がんばっておけいこだよっ!!!」」 「なにすりゅにょ!?やめるのじぇ・・・ぎょぴいぃぃぃ!!いだい!!いだい!!やめちぇにぇ!!まりちゃにぷーすぷ・・ずぼべえええ!!!」 親ゆっくりはちびぐその左右の頬に糸の付いた釣り針を突き刺す。 そして左右から牛轢きのように引っ張って、ちびぐそが身動き取れない状態にする。 尻をもるんもるんと動かし、おさげをぶるんぶるんと振り回してもどうしようもない。 「「ゆゆゆーん!!くらうのじぇぇ!!まりちゃのひっさつのつきなのじぇぇぇ!!!」」 子まりさ共はさほど鋭くもない木の枝の切れっぱなしを咥えると、ちびぐそめがけて体当たりをしかけた。 「いゆぎいいいぃぃぃ!!まりちゃの!!まりちゃのおめめざ・・・んごぼおおお!!ゆぐげぇぇ!!いゆぎいぃぃぃ!!!」 「どうなのじぇぇぇ!!まりちゃはさいっきょうなのじぇぇぇ!!このごみ!!げす!!けだもの!!ちね!ちね!!ちねええええ!!!」 身動き一つ取れないちびぐそを代わる代わる滅多ざしにする。 目玉が潰れ、唇が裂け、削り飛ばされた頭皮が髪の毛ごと千切れ飛ぶ。 突き出された枝が、めくれ上がった唇の傷から覗く剥き出しの餡子を滅茶苦茶にえぐった。 「ね”え”え”え”!!ん”ぼげ!!がばべ!!ぼぼぶばびぐべ!!」 声にならない叫びをあげるちびぐその顔面はもうなくなっていた。 砕けた歯が額の位置まで移動し、潰れた目玉が体にめり込んでいる。 釣り針に両側から引っ張られていた頬がミチミチと音を立てて千切れ、ちびぐそは消えて無くなった顔面から地面に倒れふした。 「6w;hづゆ”っ!!ん”ん”ん”!!ん”----!!に”!!!」 「「せいっさいっ!!せいっさいっ!!ゆっぴょおおおおおお!!じにぇぇぇ!!じねええええええ!!!」」 地面にキスしながら得体の知れない音を出して痙攣するそれの背中に木の枝が突き刺される。 二度三度と繰り返されるうちにそれが完全に動きをやめても尚、突き刺される枝がとまることは無かった。 「「う~☆すてきなかりのおけいこだったんだどおおお!!それじゃれみぃだじはあさごはんにするんだどおおおお!!」」 いつの間にかれみりゃ姉妹の足元には成体れいむと成体ありすが引きずり出されていた。 涙を流し、大口を開けながらひたすら恐怖に震える2匹。 更に父まりさと母れいむの前にはまりさ種の帽子が逆さに向けて置かれている。 「「「「「「ゆぴいぃぃぃぃぃぃ!!ゆぴっ!!ぴぃぃぃぃ!!ぴっ!!ぴっ!!!」」」」」」 中にはイクラのように赤ゆっくりが詰め込まれている。 まだ言葉もおぼつかない豆粒のようなそれらだが、器の帽子を動かすほどに震えている。 「「いただきまんもすなんだどおおおお!!(おぞらをゆぐばべ!!やべっ!!だべば!!だずごぼおおおお!!)」」 「「ゆっくりいただきます!!(ぴぎょぴいいぃぃぃぃぃぃ!!いぴぃ!!ぴいぃにぃぃ!!ぴぎゅぱぴいい!!!」」 「あー、おもしろいわー。こうね、役割を決めて教育する。んでもって勝手に面白い方向へ進んでくれる。 しばらくこいつらでたのしめそうだわ」 「こいつらはともかく、あの胴付きまりさなんか変じゃないか??あいつだけ明らかに様子がおかしいぞ??」 「いーの、いーーの!!それも予測済みだから。あれがやらかす時がまちきれないわ。」 なんだかそろそろバッチバチの虐待がしたくなってきた。 こんな奇形の蛆虫共じゃなくて、バカで身の程知らずでクソうざい野良ゆっくりを。 ****************************************************************** 二日前 「ぎにいらないんだぜええええ!!おばえらごみのぐぜになまいぎすぎるのぜえぇぇ!!おそれおおくもまりささまにたいっとうなみぶん とかくそふざけたことい ってるんじゃないのぜええええ!!!!」 「う~☆うーーーー!!そのとおりなんだどおお!!れみぃたじはほんもののぶるーっぶらっどなんだどおおお!!!」 「さすがれいむのまりさだねっ!!ゆゆーん!すっごくかしこくてゆっくりしてるおおおお!!!」 公園から連れてこられたまりさ一家、そこから厳選された絞りカスは見事なまでのゲスっぷりを余すところなく発揮し、 ゲスならではの歪んだ知性からひねり出したことを言ってのけた。 プラチナバッジの子である胴付きれみりゃのこの有様からは、どうやらプラチナからも下痢便は出るらしい。 「ゆふふっ!!おばえらはまりさたちのらくえんをふほうにおうちせんげんしていたくそげすなのぜええ!!!」 「そうなんだどおお!!なまいぎなんだどおお!!う~☆ぎめだんだどおお!!おばえらのはんぶんは”はたけ”なんだどおおお!!! ぼじょれーぬーぼーなんだどおおおお!!!う~☆う~!!のごりはんぶんはいまがらのざいにんのあかしをほりこむんだどおお!!」 バカ女がこいつらに教育するために世界の拷問全集とやらを見せたためか、こいつらは頭のねじが二、三本すっとんでいる。 「ゆっ・・・!!まりさたちはどうなる・・・の??」 「おでがいでず!!だずげでぐだざいいいぃぃぃ!!ごごがらがえじで!!れいぶだぢをおぞどにいがぜでぐだざいいいい!!!」 「ごごいがいならどごでぼいいでず!!ぎゃぐだいおにいざんがいだっでがばいばぜん!!どうが・・!!どうがあああああ!!!」 かつての家畜共はすがりつくように新たな支配者達に懇願する。 敵の敵は見方の論理かどうかは知らんが、必死に慈悲を求めて詰め寄る。 しかし、どうやら新しい貴族共はそうした気持ちを踏みにじる快感を既に持ち合わせていたようだ。 「なにいっでるんだどおおお!!おまえらはぶたいかなんだどおお!!たまたまことばがつうじるだけのだだのけものなんだどおおお!!」 「ゆふふっ!!しんぱいしなくてもいいのぜ!!おまえらにはいままでいじょうのおにあいなやくわりがあるのぜっ!!! きぞくにはとうっぜん”かりば”があるのぜ!!!こいつらはそこにはなしてかうのぜえええぇぇぇぇ!!!」 「う~☆いいんだどおおお!!しゅうっまつっにはとのさまのたかがりをするんだどおおおおお!!!」 「「しゅぎょいのじぇぇぇぇぇぇ!!!やっぴゃりまりちゃたちはえらばれたゆっくりなのじぇぇぇ!!! とっちぇもゆっくりできるのじぇぇぇぇぇ!!!」」」 このカスゆっくりのガキ共の将来が楽しみである。 「おばえらはそこですきなだげふえていいんだどおおおお?!しゅうにいちどのかりをたのしみに、せいぜいこうびにはげんでいれば いいんだどおおおおお!!!」 「ゆふふふふふ!!いいのぜ!!うでがなるのぜ!!まりさはさいっきょうのかりうどなのぜぇぇぇぇ!!すきなだけくささんをたべて! すきなだけふえてればいいのぜええ!!おねえさん!これでいいのかぜ?」 「いいんじゃないの?とりあえずやってみたらどうかしら。んじゃ、約束通り基本システムの製作まではやったげるわ。」 かつての家畜達は涙すら枯れ果てた表情をしている。 さっさと自殺でもすりゃいいのにこいつらは死ねない。 死ぬことを許されないのだ。 「はいはい、みんなゆっくりしていってねーーー。」 「「「やべでぐだざい!!ぼういやでず!!ぼういぎるいみなんでありばぜんんん!!どごにも!!どほにもゆっぐりなんで・・・・あ”あ”あ”あ”!!!」」」 非ゆっくり症や自殺を防ぐために、バカ女は家畜ゆっくり共にアンプルを注射していく。 選び抜かれた最高の生き意地の汚さを誇る、超ド級でいぶの中枢餡アンプルだ。 これを打たれた奴は異常なまでの生存欲求を示すらしい。 手際よく家畜の全ゆんに注射を終えると、バカ女はさっきから震えっぱなしのかつての支配者ゆっくり達の前に歩み出た。 「「「「ゆあああああ!!おねえ・・・ざんっ!!れいむたち・・・どう・・・なる・・の?!!!」」」」 「「「まりしゃは?!まりしゃたちはえらばれた・・・!!ゆっ・・!!ゆひいいいぃぃぃぃ!!ゆひっ!!まりしゃは・・・!!」」」 「しらないよっ!!おねえさんにいわれてもこまるよっ!!しきそくぜくう、くうそくぜしき、あるがままにうけいれるんだよっ!! あんたたちは今から生きたおもちゃになるんだよっ!?ゆっくりしないでりかいしてねっ!! ああそうそう、今までの家畜ちゃんたち!!こいつらは殺しちゃダメだから、あんたたちの生命線よ。うまい具合にやってれば あんたたちもゆっくりぷれいすの一つや二つ手に入るわよ。それとも何かしら、はたけかみせしめの方がいい?」 「「「「いやでず!!どぢらもいやでずうううう!!!だんでぼじばず!!だんでぼじばずがらごごがらにがじでぐだざいいいいい!!!」」」」 「なんでもするって言ってんなら、もうちょっとここでゆっくりしていきなさいな?自画自賛ながら保障するわ。アツイ!!ヤバイ!!間違いないわよ?」 「「「「ゆんやああああああ!!だずげでえええええ!!どぼじで!?どぼじで!?どぼじでごんなごどずるのおおおおおお!!!!」」」」 「どぼじできにいっでぐれないのおおおおお!!!ゆえええええん!!!ゆええええん!!ゆっ・・!!ゆぴ・・・・ギャハハハハハハハハ!!!」 支配者だったゆっくり達は苗床や玩具へと姿を変え、かつての家畜達はただの狩場の獣になる。 新たに現れた胴付きまりさ、胴付きれみりゃ姉妹、まりさ一家はただひたすら搾取する。 ここに新秩序が完成した。 ****************************************************************** (四日前・・・・・) 「どぼじでなのぜええええ!!ぞんなごどでぎるわげがないのぜええええ!!いやなのぜ!!おがじいのぜ!!ばりざはぞんなごぶぼおおおお!!!」 絶叫する胴付きまりさをバカ女が腰の入ったパンチで吹っ飛ばした。 大きく顔面が陥没し、下あごが千切れかかったままでプラプラと揺れている。 「ゆぎびっ・・!げえべっ!!ばり・・・!!だずげ・・!!ごべんなざ・・ごぶべああああああ!!!」 苦しみもがくまりさの腹に尚も蹴りを入れ続ける。 「あんたさ、いい加減に理解しなさいな?「ぐぼばっ!!」しにたくないんでしょ?「ゆぎゅいぃ!!」あまあまたべたいんでしょ?「んゆぼべ!!」 しあわせになりたいんでしょ?「いぎゅぎばああ!!」 要するにこいつが家に連れてこられた理由を聞かされてからの一連の出来事だ。 嬉々として説明するバカ女、涙まみれで固辞するまりさ、半殺しにされるまりさ。 「まりざは・・・ぞん・・おぼげえええぇぇ!!うぶぼがあああああ!!(ジョロジョロ)ゆっ?!」 高級オレンジジュースをかけられたまりさの傷は瞬く間に再生していく。 爛れた顔面はつややかな質感を取り戻し、白濁した目玉は輝きを取り戻した。 そんな自ゆんの様子に困惑するまりさにバカ女は鏡を向けてそそのかし始める。 「ほーら、まりさちゃん綺麗になったわねー?どうかしら?とってもステキよ」 「これ・・・これが・・まりさなのぜ??まだ・・きれいだったときの・・・かいゆっくりだったときの!ゆっくりしていたときのまりさ・・・」 鏡に映る姿に呆けるまりさ。 どうやらまだ愛玩具だった頃のことを思い出したようだ。 「綺麗にしてあげたのが誰で、何をしなきゃならないか、いい加減にりきゃいできりゅ??ゆっくちしにゃいでわかっちぇにぇ!!」 「ぞれでも・・・ぞれでもまりざはぞんなごどでぎ・・・ぎいいいびいげええええええ!!!!!」 問答無用で剣スコップがまりさの腰にたたき付けられた。 凄まじい勢いで降りぬかれると同時に、まりさの胴体はそこで切断されて上半身がだるま落としのように床に軟着陸する。 「んぎゆひいいいぃぃ!!いひいいぃぃぃ!!ひぎゅびいいぃぃぃ!!びゅがあががががががが!!!」 切り口があまりにも見事すぎるためか、餡子は一滴もはみ出してこない。 だが、まりさが滅茶苦茶に両腕を振り回し始めたことで鮮やかな切断面が崩れ落ち始める。 「あががっ!!がひいぃ!!だずげ・・・!!じにだぐ・・・!!ぼういじどがいゆっぐりに!!ぎれいだっだばりざに!!!」 バカ女はまりさの下半身をもがき続ける半額まりさに引っ付け、先程と同じように高級オレンジジュースをかけた。 鋭利な切断面はまるで手品のように癒着し、何事も無かったようにまりさは再生する。 「これが最後よ、まりさちゃん?いいかしら、わたしの忍耐力は中学生のオナニーばりに短いの。次は頭から叩き潰すわよ?」 うつ伏せのまりさの後頭部にスコップを乗せて言い放つ。 「やりばず!!じばず!!だんでぼいぶごどをぎぎばず!!ばりざはおねえざんのがいゆっぐりでず!!ゆっぐりなんでいぐらでぼだべばずうううう!!!」 「えらいわあああ!!よくできました!!それじゃまりさちゃん!!それじゃお風呂に入ってもっと綺麗にしてから一緒にケーキ食べましょうね!! とってもおいしいのを用意してあるから、楽しみにまっててね!!おねえしゃんとゆっくちちょうにぇ!!!」 まりさはあっさり折れた。 ********************************************************************** (同じく四日前) 「うーーー♪れみいだじはじあわせなんだどおおおお!!」 「そおなんだどおおおお!!ごんなにやさしいおねえざんはみたことがないんだどおおおお!!」 「みゃんみゃーーー!!ぞれにいもうどれみぃ!!いっじょにかりすまあふれるこうまかんをはじめるんだどお!!」 リビングでくつろぐれみりゃ一家。 快適な住まいとケチのつけようがない食事に満面に笑みを浮かべている。 そこへ、一仕事終えたバカ女が戻ってきた。 「調子はどうかしら?さっそくだけどあなた達を飼いゆっくりにするためのちょっとしたお願いがあるんだけれど、いいかしら?」 「なんでもいいんだどおおお!!れみいだじはどっでもすなおでがしこいかりすまゆっくりなんだどおおお!!」 「「う~!!う~!!なんでもいってくれていいんだどおおお!!!」 「話が早いわね、んじゃ説明するわ。実はね・・・・・・・」 バカ女の説明が終わった後、そこは沈黙だけが支配する空間になった。 「ゆっぐりを・・・かう??たべるためにかう??どうつきのまりさとまりさとれいむのいっかといっしょに・・・?」 「いいんだどおおおお!!れみぃはうまれながらのしはいしゃなんだどおおお!!」 「あまあまたべほうだいなんだどおおおお!!すてきなんだどおおお!!ずごいんだどおおおお!!う~!!(ブビッ!ブリリリ!!)←屁」 大喜びの子れみりゃたちに比べ、親れみりゃの表情は暗い。 それもそうだろう。こいつはプラチナ級の知的活動が認められている。 飼いゆっくりの最上級ランクであるプラチナは、他のゆっくりとの共存という概念を徹底的に叩き込まれているからだ。 それに元々、都市部のれみりゃはそうそう他のゆっくりを襲ったりなどはしない。 「うっ・・なんだかおかしいんだどお!?それならおにわのゆっくりたちもおねえさんのかいゆっくりってことになるんだどお!!! どうじでそんなことをかいゆっくりにさせるんだどおおお?!そんなことになんのいみがあるっていうんだどおおおお!!!」 俺は結構驚いた。 こいつは相当優秀なやつだ。ゆっくりとしては超級のプラチナだ。 だがバカだ。 本当に優秀ならば自分より強いものの前では反論なんてせず、その場をやり過ごすことを選択する方が身のためだというのに・・・。 そういう反応が出来ない限り、ゆっくりは潰されて殺され続けるだろう。 「あらあら、みゃんみゃはあまあまが嫌いなんですって?」 「みゃんみゃ!!まりさやれいむなんてぜんぶたべてしまえばいいんだどおおおお!!!」 「そうなんだどおおお!!れみぃだじははくしゃくなんだどおおお!!りょうちのかちくをどうしようが、それはぶるーぶらっどのけんりなんだどおおおお!!」 「おちつくんだどおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「「うっ!!!う~~~~???」」 これまでにない強い口調で親れみりゃが子れみりゃたちに詰め寄った。 「おねえざんもよくきいでほしいんだどおお!!かいゆっくりはかいぬしさんをゆっくりさせるためにいるんだどお!!ぞんなこどでおねえざんはゆっぐり できるのかどおおお!!いくどころのないゆっくりをあつめて、ぞれをいぐどころのないれみいだぢにごろさせてたべざせることになんのいみがあるっで いうんだどおおおおおお!!!」 あろうことか肉まんごときに倫理を問われたバカ女。 その表情は・・・・・・・・明るかった。 「どぼじでぞんなごどいうのおおおお?!ゆんやああああ!!ゆっぐじでぎないいいいいぃぃぃ!!ゆひいいいぃぃぃ!!! いわれたことにしたがうのがかいゆっくりでしょおおおおおおお?!!というかアンタはいいわ、レディ糞饅頭。 どうせ前の飼い主にも同じような事言って捨てられたんでしょ??」 「うっ・・・・!!そっ・・・!!それはかんけいないんだどおおお!れみいはかいゆっくりだったことにほこりをもっでいるんだどおおおお!!!」 「その誇りがウザイってんのよ。バーカじゃねーの??便器が喋ったあげく『クソの仕方が汚い』なんていってどういうつもりなのおおおお?? あんたらはね、要するに暴力便所なのよ。黙って人間がすることを受け入れろってーーーの。」 そういって変態女は金属バットを持ち出し、子れみりゃの前に立った。 「ひっ!!やべるんだどお・・!!れみぃにひどいごどじないでぐだざいいいいぃぃぃぃ!!!」 「大丈夫、みゃんみゃがたすけてくれるわよ?(ブォン!!!)」 「いえぎぶばあああああ!!!おぶぼおおおお!!いだいんだどおおおおお!!ごぶっ・・・・!!!ぎびいいいぃぃぃ!!!」 子れみりゃの胴体が週刊誌ほどの厚さにまでヘコむ。 口、鼻、目、尻、ありとあらゆる穴から肉まんの具を撒き散らしながら悶絶する子れみりゃ。 「いぎっ!!ぎばっ!!やべで!!ごろざ!!いだい!!んぼごげえええええええ!!!」 姉妹の半死半生の姿に、もう一匹の子れみりゃは水溜りのような肉汁の小便を足元に作っている。 さらに振りかぶるバカ女。 だが、親れみりゃが苦しむ我が子をかばうように覆いかぶさった。 「おじびじゃんんん!!だいじょうぶなんだどおおお!!みゃんみゃがぜっだいにまぼっでい”げえ”え”え”!!!ぎばあああ!! みゃんみゃが!!まぼごう”え”え”!!うぶぼおおお!!!」 「みゃんみゃああああああ!!みゃんみゃあああああ!!!びどいんだどおおおおおお!!!れびぃだじがだにをじだっでいうんだどおおおおお!!!」 死なない程度に親れみりゃをボコボコに殴り続け、適当なタイミングでオレンジジュースをかけて蘇生させたバカ女は優しく語りかけた。 「ルールをせつめいすりゅよっ!!みゃんみゃと、おちびちゃんふたり。どちらをなぐればいいかおねえしゃんにおしえてねっ!!! なぐられなかったほうにはあまあまさんがまっちぇりゅよっ!!ゆゆーん!ゆっくちしちぇにゃいでさっさときめちぇにぇ!!!」 「「あ”・・・!あ”・・・!れみぃ!!れみぃ!?れみぃだじば・・・・・!!!」」 「れみぃをずぎなだげなぐればいいんだどおおおおお!!おじびじゃんだじはれびぃがまぼっでみぜるんだどおおおおお!!!」 「よくできました(グブジャアアア!!!)」 「ぬ”べべべべえ”え”え”え”え”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”!!!いぎあっ!!ぎひいい!!いだいいい!!!いだいんだどおおおおおお!!!」 麗しい親子愛の結果、親れみりゃには右手切断が待っていた。 そして子れみりゃたちには五粒で2000円というとんでもない値段のチョコレートが差し出されるが、子れみりゃたちは口を開こうとしない。 母の愛に殉じようとでもしているのだろうか?? 「食えよ!!クソが!!さっさと口あけろや!!」 「「うゆぎゅっ・・・!!・・・っ!!う!!」」 だが、そんな薄っぺらい誇りは強引にチョコレートが口に突っ込まれた瞬間に霧散した。 「・・・・・。おいじいんだどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ごんなのだべだごどないんだどおおおおおおおおお!!!」 今までとは別の理由で肉汁を撒き散らしながら悶絶する子れみりゃ達。 こいつらの中枢餡には今、革命が起こっているに違いない。 路地裏をさまよい生ゴミの味噌汁をすすってきたこいつらにとって、拒絶の仕様がない快楽だ。 「にかいせんいくよっ!!!どっちを殴ればいいのかしら?よーし、大きな声でお姉さんにいってみよーーー!」 「「・・・・・・・・・・みゃ・・・!!??れみ・・・!!?」」 目を泳がせながらバカ女と母れみりゃを見比べるクソガキ共。 もうほとんど堕ちかけている。 「がまわないんだどおおお!!れみぃをずぎなだげなぐ・・・・れ”え”ぎい”い”い”!!いばあああああああっ!!!」 ゴルフスイングが母れみりゃの横顔を通過し、目玉やら歯やら、顔面の内容物やらが数メートル飛行した後に壁に達した。 母れみりゃの顔面は鳥についばまれたザクロのようだ。 死にかけのゴキブリじみた痙攣が始まると、口だったらしい穴からは得体の知れない言語が漏れ出した。 「ぬばばひめぴぴぴ!!れみいぴぴぴきぽぽっぽぴーーーー!!かりすまりかすまますりかまかりす・・・すぼぴーーーー!!!」 変わり果てた母れみりゃの姿、そして子れみりゃ達はというと・・・・。 「おいじいんだどおおお!!だまらないんだどおおお!!あまいどおおお!!!」 「もっど!もっどほじいんだどおおおお!!!」 母れみりゃのことなど完全に無視である。 ひたすらチョコレートに悶えていた。 「さんっかいせん!!せーの、はい!!」 「「”そこにいるやつ”をなぐるんだどおおおおおおおお!!さっさとするんだどおおお!!あまあまほじいんだどおお☆」」 「ぬべぽにーーー!!えぼぼびいい!!・・・・・・・。え・・・・・・・・・・う・・・・お・・・・・ おじび・・・・・じゃ・・・・どおじ・・・で・・・」 痙攣を止め、瞳のない1つになった穴から大粒の涙がこぼれ落ちる。 わずかに持ち上がったグチャグチャのザクロは、チョコレートをむさぼる2匹を見つめたまま動かない。 2匹のゴミ饅頭は瀕死の母を見ようともしないどころか、完全に存在を忘却しているようだった。 というよりもう母でもなんでもないのだろう。 「あの頃はっ♪ハアッ!!愛でだった♪(ブグジュジャアアア!!!) そしてバットは振り下ろされ、。母れみりゃは何の叫び声も上げることなく爆散した。 「あー、いい感じで教育がすすんでるわ。こいつらがどう楽しませてくれるか想像しただけでクソムカついて、 クソムカついて、またゆ虐がしたくてたまらなくなるわ。」 もうこいつは手遅れだ。 「それじゃあ、れみぃたち!!おねえさんと一緒にがんばろうね!!!」 バカ女は、母親だったもののかたわらでチョコレートを頬張り続けるれみりゃ姉妹の手をとる。 「う~☆おまえがれみぃたちのかいぬしになるのかどおおお??」 「れみぃだぢはそんじょそごらのごみまんじゅうどはかくがちがうんだどおおおお!!!」 2匹はふんぞり返って悪態をつく。 つい先程まで何をされていたのか?憶えているのかいないにせよ、 死刑になる日まではVIP扱いされる大物死刑囚と同じ光景だ。 「そうよ、こんな素敵なレディをお迎えできるなんて光栄だわ。」 「「それならいいんだどおおおお!!おばえをれみぃだぢのかいぬしにじでやるんだどおおおお!!!」」 頭を下げるバカ女に向かって居丈高な2匹の姿に、俺とバカ女の肩は震えっぱなしだった。 「「・・・・ハラショー。」」 家畜ゆっくり後編1 終わり
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/362.html
「俺~♪ おっかえりぃ」 家の扉を開けると、ルッキーニはそう言って俺の胸に飛び込んできた。 「ただいま、フランカ。いい子にしてたか?」 そう言って俺は、ルッキーニの頭を撫でる。ルッキーニは気持よさそうに喉を鳴らした。 「してた~♪ほらっ」 そう言ってルッキーニが指さしたのは、料理がならんだ、食卓だった。 「すごいじゃないか。フランカが作ったのか?」 「ねっ! 食べてみて!」 ルッキーニに引っ張られるままに、俺は席についた。小さな食卓の上に、ところ狭しと料理が並んでいた。 「すごいな! でも……こんなに一杯どうしたんだ? 食材だって足りなかっただろ?」 「んーとね。お肉は街で迷子になってた子のマーマがくれて、こっちのお芋はね……」 そう言ってそれぞれの料理の素材の由来を解説していくルッキーニ。その内容は次第に、身振り手振りを交えた冒険譚へなっており、俺はその様子に目を細めた。 「ゴメンな、フランカ」 「うぇ?」 「……俺の稼ぎが少ないばっかりに、苦労を掛ける」 「ううんっ! 違うよ!」 ルッキーニは心外だ、と言わんばかりに首を大きく振った。 「苦労なんかじゃないよ。私が好きでやってるんだもん。それに……」 「それに?」 「俺が一緒にいるんだもん。あたし、幸せだよ!」 ルッキーニは満面の笑みを俺に向けた。頬が熱いと自覚できる。ルッキーニは楽しそうに笑った。 「ほらっ。食べて、食べて!」 勧められるままに、俺はこんがりと焼かれた牛肉を頬張った。 肉から口の中に肉汁がじわりと染みだした。 「……美味い」 でしょー。と得意げに言うルッキーニ。 「本当に美味しいよ。ありがとう。フランカ」 そう言って俺は、ルッキーニの頭をくしゃくしゃと撫でる。 お互いの位置が近い、小さな机はこういう時には便利だった。 ルッキーニは照れくさそうに目を細めている。 「牧場の仕事、大変でしょ? いっぱい食べて、力つけないと!」 「ああ、そうだな」 一週間前。この牧場の持ち主は、敷地内に不時着した俺とルッキーニに対して、理由も聞かずにこの小屋を貸してくれていた。 その上で、牧場の仕事を手伝うなら、賃金も払う言ってくれていた。 厚遇の理由を問う俺に対して、「孫も……ウィッチじゃった。辛かったら逃げ出してもいいんじゃ、それが……子供の特権じゃ」と小さく漏らしたきり、それ以上説明する気はないようだった。ただ、ルッキーニを見つめる瞳に時折悲しい光が浮かんでいるように、感じられた。 「「ごちそうさまっ」」 食事を終えて、片付けに入ろうとした俺をルッキーニが止めた。 「あ~っ! ダメダメっ! あたしが片付けるから俺はそこで寝てて!」 ぷくーっと膨れ上がって怒りを表すルッキーニの様子に俺はまた笑った。ベッドに寝転がる。 ルッキーニは自分が何も出来ていない、と考えてるようだった。実際には、そんなこともないんだけどな。と俺は今日の夕飯を思い出しながら自嘲の笑みを浮かべた。 「こらっ!」 思考に沈んだ俺の意識の外からルッキーニが叫んだ。 「ま~た、いーっって顔してるぅ!そんな駄目亭主には~……こうだっ!!」 その言葉と同時に、ルッキーニは素早く俺に馬乗りになると、その手を俺の脇腹に伸ばした。 「そ~れ、コチョコチョー。コッチョコチョー」 「っやめ!ひゃ……本っ当にっ。あはははは」 俺の顔色が酸素欠乏で紫がかってようやく、ルッキーニはその手の動きを止めた。 「……俺。さっきも言ったよ。あたしはね、今しあわせだよ?」 「フランカ……」 「だから、笑おうっ! 今日は楽しかった。明日はきっともっと楽しいって」 ルッキーニは笑顔だった。いつもと変わらぬ天真爛漫な笑みだった。かなわないな、。俺は思った。 「そうだな。その通りだ。ありがとう。フランカ」 「まったく……」 俺の礼を受けてルッキーニは言う。ここで謝ったら三日は口聞かなかったよ。 「俺はあたしがいないとほんっとダメダメなんだから……っ!?」 俺の腰に跨ったまま、とうとうと説教を続けるルッキーニだったが、突然言葉を止めた。ルッキーニの体がビクリと跳ね上がったのが伝わった。 「……俺」 ルッキーニが口を俺の耳元に近づける。漏れ出した吐息が耳に入りくすぐっく思った。 「えっち……」 そう言ってルッキーニはその腰をぐっと俺に押し付ける。 「ぐぅっ……」 「あたってるよ……」 耳元でルッキーニがささやく。首筋がしっとりと汗で濡れているのが見えた。 「もうっ!あたしは真剣に話してるのに、なんでおっきしちゃったの?」 「いやっ、それは……」 ルッキーニが手を俺のズボンに滑りこませた。 水仕事を終えて冷たくなった手が、いきり立つ怒張を握り、俺は声を漏らした。 ルッキーニの唇が軽く耳をなぞる。 「……やっぱりだ」 そう言ってルッキーニが俺の目を覗き込む。幼さの残る顔に似合わない妖艶な笑みを浮かべている。 「えっち、だね?」 「……」 「ね?」 言葉とともにルッキーニは手をきゅっと握る。 「っ!」 ルッキーニはケラケラと笑った。 「ねっ。めー閉じてよ」 言われたとおりに眼を閉じる。 唇に柔らかい感触が伝わる。ルッキーニの舌が俺の唇をなぞった。 俺は舌を絡めようと伸ばすが、ルッキーニはすっと体を起こした。 クスクスと笑い声が聞こえた。 「だーめ」 ルッキーニの指先が、俺の胸板を撫でる。シャツのボタンを外すぷちぷちという音が響く。 「ど~して欲しい~♪」 ルッキーニの舌先が俺の乳首をちょんと突いた。 「…………るな」 「んっ?」 「調子に乗るなあっ!」 「ふみゃあああ」 俺が勢い良く体を起こしたため、上からルッキーニが転がり落ちた。 「悪い子の口はこれか~?」 「は~へ~へよぉ~(やーめ~てよ)」 ルッキーニの頬をつかみ左右に引っ張る。よく伸びる。 手を離した。 「ひどいよぅ」 「自業自得だっ!」 「違ぁうよ! 俺がたっちゃうからいけないんでしょう! 逆切れだよ!」 ルッキーニが毛を逆立てて怒る。 「あれは生理現象だ。あんなえっちな子に育てたつもりはありません! だいたいどこであんなこと覚えたんだ……」 「ん~前に坂本少佐が……」 「おーけー分かった」 扶桑では常識だぞ! と大笑いする坂本の姿が目に浮かんだ。 「とにかく!あーいうのは、フランカにはまだ早いの」 「そんなことないよ! あたしたち夫婦でしょう? いっつもあたしだけ気持ちよくしてもらって……。してもらうだけじゃ嫌だよ……。あたしも俺に何かしてあげたい!」 「フランカ……」 そう主張するフランカの目には涙で濡れていた。 その体を引き寄せて、抱きしめる。 「あせらなくていいんだ。そうだ、俺達は夫婦だ。なら時間はいっぱいある。ゆっくり、二人で進んで行こう?」 「……うん」 胸の中で小さくうなずくルッキーニの頭をそっと撫でる。 ルッキーニが小さく言った。 「……ぎゅってして」 「ああ」 ルッキーニの細い腰に手を回し、強く抱きしめる。 「……ちゅーして」 「……フランカ」 まだあせっているのか? そう思って視線を下に向けると、ルッキーニはじっとこちらを見つめていた。目が不安に揺れている。 「ちゅー……」 ルッキーニが呟くように言った。しょうがないな、うん、これはしょうがない。 ルッキーニの首の下に指を入れて、上を向かせる。眼を閉じている。涙に濡れた睫毛が、震えていた。 ついばむような軽いキスを交わした。そうしてから、唇を重ねる。たっぷり十秒以上はそうしていただろうか、突然唇をそっとつつくような感触を覚えた。遠慮がちにこちらをノックするルッキーニの舌を招き入れる。絡みあう舌からびりびりとした快感が走った。 口を離す。視界一杯に広がるルッキーニの顔はやはり、その年齢相応の笑顔で、胸の奥にちくりと罪悪感を覚えた。 そんな事を考えていたからだろう。ルッキーニは俺の口元に手を伸ばすと言った。 「にぃ~」 俺の口元を釣り上げるように引っ張った。 「笑って、俺!」 俺は頷き、言う。 「ああ、明日がもっと楽しくなるように、な」 ルッキーニは、満足気に微笑んだ。 だから、その瞳の奥に、不安の色が見えたのは、きっと俺の勘違いだったのだろう。 深夜、ルッキーニは目を覚ました。俺の胸の中にすっぽりと収まっている。しかし、胸の奥にざわざわとした感覚があった。 喉がからからに渇いていた。 俺を起こさないように、そっと布団から抜けだした。 水を飲もうと台所に向かったところで、汲み置きの水を使い切っていたことに気付いた。裏の井戸に行こう。ルッキーニは、扉を開くと外に歩み出た。 冷たい空気に触れてルッキーニの体が震えた。小屋の裏の小道を歩く。雲ひとつ無い夜道は、月明かりに照らされて、歩くのに不自由はしなかった。 井戸を覗き込む、月明かりに照らされて、水面に映る自身の表情にルッキーニは驚いた。暗い表情はとても自分のものに思えず、不気味に感じられた。 「あなたはだ~れ?」 返事は無い。 「なんてねっ」 当然の結果に、しかしルッキーニの心にかかったざわつきが少し晴れたのを感じた。 小屋に、俺のもとに帰ろうと、ルッキーニは振り返った。なにか違和感を覚えた。 ルッキーニは夜の静寂を裂くような、甲高い音が聞いた。 「シャーリー!」 聴き慣れたエンジン音、細かいチューンアップを繰り返したその音をルッキーニは確信をもって、親友のそれだと断定した。 駆ける。何故だかとても嫌な予感がした。エンジン音が止んだ。 (着陸したんだっ)小屋を回りこむ。閉めたはずの扉が開け放たれていた。 小屋に飛び込んだルッキーニは、呆然と呟いた。 「シャー……リー……?」 愛する男が、親友に銃を突きつけられている。 ちらりとルッキーニを見たシャーリーの瞳が悲しげに揺れた。 「ゴメンな、ルッキーニ」 飛びかかろうとした。しかし、ルッキーニは動けない。 叫んだ。 「だめぇぇぇえええ!!シャァァァァリィィィィー!!」 銃声。 「こちらシャーリー。ルッキーニ少尉を保護した。誘拐犯と推定された脱走兵俺中尉は、抵抗をはかったため……」 ルッキーニは理解できなかった。目の前で起こっていることを認めないと首を左右に振っていた。 「射殺した」 続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/299.html
昼。 仕事を終えて家に帰る。 鍵を開けようとしたところ、もう開いていた。 泥棒かと思って中に入れば、ゆっくりがいた。 「ゆっ! おにーさん! ここはまりさたちがみつけたおうちだよ! ゆっくりでていってね!」 「「「でていってね!」」」 数えて四匹のゆっくりまりさがそこにいた。 何をしているかと思えば、食料庫に置いておいた食べ物を全部食われている。 ご丁寧に貴重な胡椒や塩もだ。 しかし、俺はこいつ等を無視して台所へ向かう。 台所も荒らされており、鍋やらヤカンやらが散乱していた。 俺はそれをかき分けて椅子に座る。 そこで近所の子から貰った昼飯の握り飯を頬張った。 「ゆ! なにしてるのおにーさん! はやくでていってね!」 台所にいる俺を見つけて親まりさがぷくっと膨れて怒る。 子供たちも真似するように小さく膨らんだ。 「別にお前達の邪魔をしてないからいいだろう、ここはお前達の家なんだから俺は家具だとでも思えばいいさ」 俺はそう言って飯を食らう。 まりさ達はそれが気に食わない様子だった。 「いいかげんにしてよ! ばかなの? おにーさん!?」 「ばかなの?」 「しぬの?」 非難を浴びるが、俺は冷静に返す。 「ああ、馬鹿だよ」 その言葉に、俺が自分達より格下だと判断したらしくまりさは調子に乗る。 「さすがばかだね! ここがだれのいえかわからないなんて! いきてるかちないんじゃないの!?」 普通、並みの精神の人間だったらここでどうしていただろうか。 間違いなく引きちぎって殺していたに違いない。 「そうかもな」 「ゆふん! ばかなおにーさんはここでのたれじんでね!」 俺をせせら笑ってまりさ達は自分達がいた部屋へ向かった。 飯を食い終えた俺は、取り合えず眠りにつく事にした。 夜。 目が覚めるとゆっくり達がぷるぷると震えていた。 饅頭らしくおしくら饅頭をして暖を取っているようだ。 春になったばかりの夜はとてつもなく寒い。 「ゆうぅ……ここでさむさをしのごうね!」 「あったかいよおかーさん!」 「だいじょうぶだよ!」 「ぬくぬくだよ!」 まりさ達はみんな親を心配させないように言う。 家族愛って奴だろうか。 俺は台所にしまってある毛布を使い、それを服の中に仕込んだ。 そのまま掛けて寝れば、ゆっくり達に奪われるかもしれない。 多少動きづらかったが、晩御飯の準備をした。 今日は鹿のスープだ。 言い忘れていたが俺の職業は狩人で、山の近くで暮らしている。 そんな事はともかく、作業に移る。 調味料は食われていたため、お湯の中に山菜と鹿の茹でた肉が入ったような質素なものとなった。 しかし、それでもうまそうな匂いがするらしく、まりさ達が俺の元へやってくる。 「ばかなおにーさん! それをまりさによこしてね!」 無視。 するともう一度まりさが叫ぶ。 「おにーさん! それをまりさによ・こ・し・て・ね!」 よこせを強調するが、無視。 俺は体当たりされてスープを零されてはたまらないので、一気に飲み干す。 「どうしてくれないの!? なんで? いいかげんしんでよ!」 「俺はお前の家の一部で家具だ、家具はお前のためにご飯を作らないしあげもしない。それにお前はゆっくりだろ、自分で狩りくらいできるだろ」 その言葉にぐっと歯を食いしばるまりさ。 確かにその通りである。 まりさはゆっくりの中では知能があるほうで、狩りは得意なはずだ。 「おかーさん、おなかすいたよ……」 さむそうにしていた子まりさの一匹が親に言う。 親は憎しみの表情を浮かべて俺を睨んだ。 だが、無視。 「まぬけなおにーさんがごはんをくれなくてごめんね! あしたたくさんごはんをとってきてあげるからね!」 子供達は不服そうだったが、やがて親に従った。 (あの様子だと食料庫の中身全部なくなってるわけか) 俺はそう考える。 まりさ達的にはもう春が来ているようで、ご飯を溜め込むなんて事はしなくなる。 食べられるだけ食べる、というのがゆっくりの習性だ。 俺は早めに家を出る事にした。 朝。 俺が目を覚まし居間へ行くと、寒さに震えながらもすやすやと眠っているまりさ達がいた。 起こさないように猟銃を持ってすべての部屋の鍵を閉める。 そして俺は狩りへ向かった。 お昼ほどになって、俺は狩りをやめる。 そして、食料を調達するために里へ向かった。 里は相変わらずにぎやかだった。 そこで俺はあるお店を見つける。 店の名前はゆっくり屋という名前だった。 中に入ってみると、ゆっくりれみりゃがお迎えをする。 「ごんでぢわ! おぎゃぐざまはなんべーざまでづが!?」 鼻にかかる声で人数を聞かれたので俺は一人だと答える。 すると、ゆっくりれみりゃが少しほっとしたような顔をした。 「あ、いらっしゃいませ! こちらへどうぞ!」 後から店員がやってきて、俺を席へ案内する。 メニューを渡されて、俺は目を通してみた。 ゆっくりれみりゃの腕のハンバーグ。 子れみりゃの肉まん。 奇形子れみりゃの踊り食い。 ゆっくりれみりゃの足の丸焼き。 等と書かれていた。 俺はとりあえずハンバーグと肉まんを頼んでみる事にした。 数分経ってから、店員とれみりゃが俺の前にやってくる。 しかし、料理はなかった。 「いまからお客様の前でれみりゃの調理をします、ごゆっくりとお楽しみください。ほら、やれ」 店員が言うと、泣きべそをかいているれみりゃが自分の腕を台の上に置いた。 そして、あろうことが自分の腕を引きちぎったではないか。 「う゛ぐぎぎぎぎぎぎぎ!! い゛だい゛ー! ざぐやー! ざぐぐぇっ!?」 泣き叫ぼうとしたところ、店員に殴られるれみりゃ。 さらに指示されると、自分のもう片方の腕で腕を叩き潰した。 いい感じに余計な肉汁がこぼれる。 店員は満足そうな顔をしてそれを焼いた。 「はい、お待ちどうさまです」 「どうも」 俺はそれをいただく。 餃子の中身を食っているような味がした。 たしかにハンバーグといえばハンバーグだが。 次に用意されたのは踊ってやってきたれみりゃだった。 その上にはぱたぱたと子れみりゃがいる。 「う~☆ れみりゃのこどぼがわいいでそ~?」 俺がああ、と答えると腰に手を当てて尻を振る。 ダンスのつもりなのだろうか。 はたから見れば挑発してるようにしか見えない。 「いまですお客様、尻をはがしてください」 店員が言うので、俺はとっさにれみりゃのスカートを引っ張り、尻を丸出しにする。 別に子供と変わりないような尻だった。 かといって欲情したりしないが。 「う゛~なにするどぉー! れみりゃのぷりでーなおしりっがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 行ってる途中で悲鳴を上げる。 なにせ店員がナイフで尻の皮を切っているからだ。 一定の大きさに切り終えると、今度は親の前で子を叩き潰す。 「う゛ぎゅ!?」 「ぶぎゃっ」 間抜けな悲鳴がしたあと、台の上に肉の塊があった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! れ゛み゛り゛ゃのあがぢゃん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」 それを無視して切り取った尻の皮に先程の子れみりゃの残骸をつめ、蒸篭に入れた。 しばらくたって、ほかほかと湯気が立ち上る蒸篭を開けるとなんと肉まんが完成しているではないか。 とても不思議だ。 そして何より吃驚したのがこれだ。 「ぅー ぅー」 小さな声だが、小刻みに震えながら声を出す肉まん。 かろうじて生きていた子れみりゃが再生し始めていたので、こんな風になるらしい。 よくかんで食べれば腹の中で再生することはないらしい。 俺はそれを美味しくいただき、勘定を払って店を出た。 また夜。 返ってくると瀕死のまりさがいた。 やせ細っていて、今にも死にそうである。 一日半食べなければ餓死するのか。 「おに、さん……ごは、ん、ちょうだ、いね……」 弱弱しい声を出すが、俺は無視する。 「このまま、じゃ、まりさたち……しんじゃう、よ……?」 「だから?」 俺は買ってきた物で料理を作る。 匂いに釣られて子供達もやってきた。 「それ、ちょ……だい」 「……」 俺は無視して飯を食う。 まりさたちは血眼になってそれを見ていた。 「お前達は自分で狩りができるんだろ? なら必要ないじゃないか、あと食料庫から食べればいいだろう」 鍵を閉めたのは俺だなんて眠っていたこいつらには分からない。 ただ、部屋から出られず、ただ衰弱していった。 「おかーさん……おなか、すいたよー……」 その言葉にまりさも限界が来たらしい。 歯を食いしばり、俺に飛び掛ってきた。 「えざよごぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 俺は銃を取り出し、飛び掛ってくるまりさの口に突っ込んだ。 「別にいいぞ、黒胡椒の飴を食わせてやってもいい」 黒胡椒の飴、つまり弾丸の事だ。 まぁ胡椒は発火に使うものだが。 「ゆぎぎぎ! よごぜ! よごぜぇ!」 喚くまりさを無視して、俺は飯を食い終える。 そして毛布を服に仕込んで寝た。 最初は、喚きたてるゆっくりがうるさかったが、段々と静かになる。 朝。 起きると、一家は死んでいた。 餓死と凍死だろう。 皆、死への恐怖に目を見開いている。 俺は、一匹を釘で指して壁に張り、ゆっくりが来ないようにする。 さすがに何度も来られては、こっちの身ももたない。 そして残った方は、今日の昼飯となった。 別に殺そうと思えば殺せる。 だが、こいつらのために体力を消耗したり、貴重な弾丸を無駄にしたくはなかった。 ゆっくりなど、所詮閉じ込めてしまえばいずれ死ぬ。 だから、余計な手は加えない。 俺はそう考えている。 居座ったゆっくりなど無視して生活すれば勝手に死ぬのだ。 俺は鹿を狙い打って、今日の晩御飯を手に入れた。 あとがき 皇国の守護者のパロディでもやろうかと思ったけど辞めた。 サーベルタイガーにでも食わせるかな? 新城ォォッ! このアフォが書いた作品 霊夢の怒らせ方? ゆっくりデッドライジング1~3? 霊夢のバイト? 慧音先生とゆっくり? ゆっくりCUBE 書いた猟師:神社バイト このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/504.html
世界がまだ戦争中の頃、ホウエン軍はイッシュの制圧作戦に出た。イッシュ軍はヒウンシティに立てこもり、決着の時を待っていた。 ヤグルマの森の中を進軍するホウエン軍。森のポケモン達が何事だ、と草むらの間から顔を出している。 やがてホウエン軍は進軍を中止、広場でテントを広げ昼食の準備をし始めた。 森の中で取った木の実や野菜を器用に切っていく兵士達。 そして沸騰する大きな鍋にそれらを全て入れて、白い粉と牛乳を大量に入れた。どうやら今日はシチューらしい。肉が無いのはご愛嬌。 しばらくすると辺り一面が美味しそうな匂いに包まれた。兵士達は今か今かと待ちわびている。 すると、周りの草むらや木の陰から、森に不釣り合いなピンク色のポケモンがこちらを覗いていた。 その数ざっと20匹。皆見るからに腹がへっているようで、こちらをじーっと見つめて指をくわえている。 そういえばここら一帯の木の高さはタブンネよりも遥かに高かった。しかしタブンネ以外のポケモンには充分な高さだった。 手も短く跳躍も得意では無いタブンネ達は木の実が採れず、毎日腹を鳴らしていたのだろう。 不思議に思った兵士達だったが、今は昼食の時間だ。さっさとよそってさっさと食べている。 すると空腹に耐えかねたのか一匹のタブンネが草むらの中からのそのそと出てきた。 とてとてと歩いて美味しそうなシチューを食べている兵士達の前まで来ると、顔をよだれまみれにして手を差し出し、ぴょんぴょんと跳ねている。 これはタブンネの中でいう「ちょうだい」なのか。「ミッミッ♪ミッミッ♪」と媚びた声を出している。 それを見たタブンネ達は一斉に草むらから飛び出し、皆だらしなくよだれを垂らしながら「ちょうだい」をしている。 しかし兵士達はそれを珍しい物を見るかのような目を見るだけで、誰一人哀れな豚達に食べ物を恵む者はいなかった。 すると見よう見まねで大人達のちょうだいダンスをしていた子タブンネ達が兵士達の足もとに抱きつき目に星を浮かべお願いをしている。 「ミィ~♪ミッミミィ~♪」甘ったるい声を出して媚びる子タブンネ達。しかし兵士達は足もとにまとわりつく子豚達を蹴散らすと、皆次々と食べ終わった皿を出しにいった。 「ミッミッミッミッミッミッミッミッミッ♪」「ミィ~♪ミミィミィ~♪」 兵士達はタブンネの大合唱にイライラしながらも、思い思いの方法で休息をとっている。 するとさすがに疲れてきたのか、さっきまで笑顔でちょうだいダンスをしていたタブンネ達は膨れっ面になり、またもやけたたましく鳴き始めた。 「ミッミッ!ミィミミミミィイッ!」「ミィイイイ!ミッミィ!」 早くその美味しそうな物をよこせ、とでも言いたそうな声で鳴きながら、鍋を指さして兵士達に何か訴えている。 しかし兵士達が空いてにしてくれるわけもなく、「うるせーぞ!」と喝を入れられてしまった。 「ミィィイイイイイイ!!」 それに逆上したタブンネは顔を真っ赤にしてドタドタと鍋に走っていき、鍋に体当たりをした。 ガコン!という音の後、鍋が倒れ中の物が地面にぶちまけられてしまった。 それを見たタブンネ達は目の色を変えて一斉に鍋へと向かっていった。さながらゴキブリのようだ。 するとなんということか、タブンネ達は地面にぶちまけられたそれを意地汚くペロペロと必死になって舐め始めた。 地面を綺麗に掃除したタブンネ達はあろうことか鍋の中に飛び込み必死になって内側を舐め始めた。 「ミッヒャァアアアアアア!!」 あまりの高熱にタブンネ達は鍋から飛び出しじたばたと唾液で汚れた地面を転がっている。 滑稽すぎるその姿に兵士達から笑いが巻き起こった。 するとまたもやタブンネ達は顔をクリムガンにして汚い体を揺らし兵士達に近づいていった。 食べカスを撒き散らしながら何やら喚いている。そして突進の体制を取ると兵士に向かってバタバタと走っていった。 しかしそんな鈍い攻撃は当たるはずもなく、腹に強烈なキックを食らわされ全く逆方向にぶっとんでいった。 「ミギャァァアアアアアア!!!」 顔中のあらゆる液体を撒き散らしながらタブンネはボーリングの球のようにタブンネ達の集団に突っ込んでいった。 これまたボーリングのピンのように倒れていくタブンネ達。またもや兵士達から笑いが巻き起こった。 ボーリングのピン達はワンパターンにも顔を真っ赤にして鳴き喚いている。 そしてピンの内一匹が、積み上げられていた皿に体当たりをした。 ガラガラと音を立てて崩れる皿の山。落ちた皿は割れてガラス片になり辺り一面に散らばってしまった。 「ミィイイ!ミィッヒヒィ!」ドヤンネ~ 得意気に鼻を鳴らし胸を張るタブンネ。 すると鍋舐め競争に負けた子タブンネ達がわらわらとその皿に群がっていく。そして欠片を小さなおててでキュッと掴み、こびりついたシチューをペロペロ舐めている。 すると群がっていた子タブンネが急に悲鳴を上げゴロゴロと転がり始めた。 「ミニャァァアアアアア!ミヒィッ!ミヒィッ!」 どうやら皿の破片がハートの肉球にブスリと刺さってしまったようだ。 それを見た親豚達はますます顔を赤くし、所構わず糞尿を撒き散らし始めた。 「この糞豚共!誰が後片付けすると思ってんだ!もう許さねえぞ!」 片付けの係と思わしき男がボールからメタグロスを出した。 「メタグロス!コメットパンチだ!」 男がそう命じると、メタグロスは皿を割って得意気にしていたタブンネに飛んでいった。 そして大きな拳をふりかぶると、流星のように光り輝く鉄拳がタブンネの腹に炸裂した。 「ミボォッ!?ミィイイイギャァアアアアアアア!!?」 血を吹き出しながらすごい勢いで殴り飛ばされたタブンネ。 するとぶっ飛ばされたタブンネは腹から木にぶち当たり、上半身と下半身が別れてしまった。内臓が木にへばりついている。 「ブィ……ブゥィイイ…………」 しかし上半身だけになってもまだ心臓は動いているようで、汚い声を上げながらタブンネ達に助けを求めていた。 一瞬の沈黙。タブンネの絶叫と、衝撃的すぎるその光景が、タブンネ達を包み込んでいたドロドロした空気を吹き飛ばした。 「ミッ…ミィァアアアアアアアアアアアア!!」 タブンネ達が悲鳴を上げると、一斉に蜘蛛の子を散らすように逃げ始めた。 すると一本の無線が入った。 「今夜は豚肉バイキングだ!食べ放題!取った分は最後まで食べるんだぞ!」 ユーモア混じりの無線だったが、怒りのこもった声だった。そういえば、隊長だけまだシチューを食べていないのだった。 兵士達はノリ良く返事をすると、逃げ惑うタブンネ達を次々に捕まえていく。 タブンネ達は短い足で必死に逃げるが、自分達が撒き散らした皿の破片や糞に足を取られずっこけてしまっている。 また人間の歩く速度=タブンネの走る速度なため、捕まえるのは容易だった。 耳や尻尾を掴まれたタブンネ達は手足をバタバタと振るだけで、全く抵抗にもなっていなかった。 3分も経たぬ内にタブンネ達は鉄製の大きな檻に入れられてしまった。 「ミィイイ!ミッミミィ!ミッミィ!」「ミヒェェエエエエエン!ミェエエエン!」 涙を目に浮かべ鉄格子を掴み揺らすタブンネ達。子タブンネ達は耳にキンキンと響くような声で泣き叫んでいる。しかしそんな命乞いも意味を成さない。 さてどうしてくれようかと、兵士達は微笑んだ。 数の多いタブンネ達を見て、どうやって処理していくか迷っていた兵士達だったが 隊長の「腹が減った」発言により、味見がてら子タブンネを焼いて食べる事にした。 「ミィ~……」「ミィッ!ミミィミミミミィッ!」「ミッミッミッ…」 檻に近づく兵士達を見ると、タブンネ達は何かを訴えるように語りかけてきた。 皆子供を抱えて、「子供が腹をすかせた、何か食わせろ」とでも言っているようだった。 隊長が檻を開けるとタブンネ達はホッとしたような顔を浮かべ、子タブンネ達は「ミィ♪」と両手を広げ喜んだ。 どうやらこれから助けてもらえると思っているらしい。実におめでたい。 隊長が笑顔で子タブンネを抱えると、タブンネ達は喜んで檻から出ようとする。しかしここですばやく扉を閉める! ガシャン!という音の後、タブンネ達が「えっ」という顔した。しかし手の中の子タブンネはピィピィ鳴いて喜んでいる。 隊長がポケットから串を取り出し、子タブンネの肛門に当てがった。「ミィ~?」不思議がる子タブンネ。 「ふんッ!」ブスッ ブチブチブチィィッ そして次の瞬間、子タブンネの可愛らしい顔が苦痛に歪んだ。 「ン゙ン゙ミ゙ィ゙イイイイイイイア゙ア゙ガガガガガ!!」 目を見開き、この世の物とは思えないような絶叫を上げる子タブンネ。 串は肛門を突き抜け内臓を突き破り、子タブンネの脳味噌の下辺りまで来ている。肛門から糞混じりの血が吹き出す。 「ミィァアアアアアアアアアア!!!」 親タブンネが泣き叫んだ。しかし隊長は冷酷にも油をひいたフライパンを手に取り、近くにいたバシャーモに火炎放射を命じた。 もの凄い勢いで熱を帯びていくフライパン。そして左手に持っていた子タブンネをそれに背中から押し当てる。 「ピギャァアアアアア゙ア゙ア゙ア゙!!!」 地獄の如き熱に悶え苦しむ子タブンネ。喉が壊れる程の絶叫を上げている。良く見れば喉チンコが串にピタピタと当たっている。 くりくりの目は限界まで見開き、大粒の涙がボロボロと出ている。涙がフライパンに落ちてパチンとはじけた。 「ミ゙ィーーーッ!ミ゙ィーーーーーッ!」 親タブンネがやめてくれと鉄格子をベシベシと叩き始めた。他のタブンネはその光景に背を向け、耳を抑えブルブルと震えている。 体の動かせる部分全てを動かし、苦痛から逃れようとする子タブンネ。 「ハガガガガガガガガガ!!ンギィィイイイイイッ!!」 もはやタブンネの物ではないような声で鳴き続け、助けと情けを求め続ける。 そして隊長がひょいっと串を持ち上げた。そしてくるりと一回転、子タブンネを顔からフライパンに勢い良く押し当てる。 「ブァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」「ミ゙ィイイイイイイイ!!」 親子の奇跡のデュエットに、兵士達のテンションはMAXだ。そして仕上げにワインを入れる! 「ム゙ァアアアアアアアアアアアアアア!!!」 ボッ!子タブンネが火をまとった。思わぬパフォーマンスに歓声があがる!正しタブンネ以外から。 こうして子タブンネの串焼きは出来上がった。ピンクの体は茶色に染まり、目や口、鼻から肉汁が染み出ている。 目は焼き焦げ、フワフワの尻尾などただの消し炭に等しかった。 そして隊長が子タブンネのでっぷりとした腹にかぶりついた。兵士達やポケモンは興味津々で様子を伺う。正しタブンネ以外。 「うっ…………う…ウマいっ!!」 兵士達から声が上がる。そして隊長はものすごい勢いで腹周りを食べていく。 最後に耳にかじりつくと、パリッとした快音が響き渡る。やがて頭と下腹部のみになってしまった無様な子タブンネが出来上がった。 親タブンネは涙をボロボロ流し力無く血まみれの手を鉄格子にたたきつけている。 「いや素晴らしい!これほどまでにウマい肉があったとは!」 隊長がポイッと無様な子タブンネを檻の中に投げ入れて言った。 「ミッ………ミィイイイイイイイイ!!!」 親タブンネが泣きながら生首になって帰って来た息子を抱きよせた。下腹部がボトリと地面に落ちる。 もはやタブンネ達は顔面蒼白。いつかは自分達もああなるかもしれない…タブンネ達は恐怖に怯えるしか出来なかった。
https://w.atwiki.jp/wakures/pages/148.html
スパイスLv2_3 スパイスLv2_3雑穀と豆の豆乳雑炊 手ごね押麦入りハンバーグの和風デミソース チキンかあさん煮土鍋 鶏と野菜の黒酢あん クマチャンラテ すごうまマヨカルビ丼 ハンバーグカレー 自遊空間特製グリルバーガー 鮭茶漬け マーラー刀削麺 前のページへ 1 2 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次のページへ 雑穀と豆の豆乳雑炊 雑穀と豆の豆乳雑炊東京「大戸屋ごはん処」 大戸屋オリジナルの雑穀ご飯と、たっぷりのあさり、野菜を煮込み、豆乳を加えました。添えられたおろし生姜で、風味豊かに仕上げた健康志向のひと品です。※雑穀ご(途中切れ) 中級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 36(?) コスト(一押し) 31(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 226 包丁技 143 香 216 調味技 141 味 208 火加減 145 調理情報 習得条件 調理時間 1時間20分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 440ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 豆製品Lv2 6 ミルクLv2 6 スパイスLv2 5 × × × × × × クイズ 問題 使用するごはんの中で、正しいものを一つ選びましょう。A.白ご飯 B.麦ご飯 C.玄米ご飯 D.雑穀ご飯 答え(反転) D. 雑 穀 ご 飯 雑穀と豆の豆乳雑炊を編集 ▲TOP 手ごね押麦入りハンバーグの和風デミソース 手ごね押麦入りハンバーグの和風デミソース東京「大戸屋ごはん処」 牛肉に、押麦、玉ねぎ、ベーコン、調味料を加え、良く混ぜ合わせた手ごねハンバーグはこだわり。鉄板でじっくりと焼き、ふっくらと仕上げたハンバーグは、ボリュームも(途中切れ) 中級 ジャンル おかず 価格(一押し) 37(?) コスト(一押し) 32(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 223 包丁技 145 香 211 調味技 141 味 216 火加減 142 調理情報 習得条件 調理時間 12時間 習得Lv制限 Lv30 調理費用 340ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 米穀Lv2 3 肉Lv2 3 スパイスLv2 10 × × × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ソースLv2 1 スパイスLv2 20 × × クイズ 問題 ハンバーグのつなぎによく使われる材料で、正しくないものを一つ選びましょう。A.パン粉 B.玉子 C.サラダ油 D.片栗粉 答え(反転) C. サ ラ ダ 油 手ごね押麦入りハンバーグの和風デミソースを編集 ▲TOP チキンかあさん煮土鍋 チキンかあさん煮土鍋東京「大戸屋ごはん処」 昔からある、大戸屋の大定番商品。土鍋で熱々に仕上げます。醤油ベースのだしに、玉ねぎの甘味、揚げたチキンカツの衣が染み込みます。大根おろしとの相性も良く、(途中切れ) 高級 ジャンル おかず 価格(一押し) 55(86) コスト(一押し) 48(62) 風味(一押し) 115(200) 品質 属性条件 色(一押し) 298(333) 包丁技 206 香(一押し) 289(324) 調味技 209 味(一押し) 288(323) 火加減 205 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv45 調理費用 200ドル 中級料理習得数 12 習得数 24~36個 食材 米穀Lv2 2 肉Lv2 3 キノコLv2 8 スパイスLv2 7 × × × × 一押し食材 米穀Lv2 10 ソースLv2 1 キノコLv2 20 × × クイズ 問題 カツの上にのせた薬味で、正しいものを一つ選びましょう。A.とうがらし B.万能ねぎ C.しょうが D.ごま 答え(反転) B. 万 能 ね ぎ チキンかあさん煮土鍋を編集 ▲TOP 鶏と野菜の黒酢あん 鶏と野菜の黒酢あん東京「大戸屋ごはん処」 大戸屋の一番人気メニュー。秘伝の黒酢ソースは、数種のお酢をブレンドした、深みのあるコクと、あっさりと食べられるのでが特徴。たっぷりの野菜とお肉の味を引き(途中切れ) 高級 ジャンル おかず 価格(一押し) 50(81) コスト(一押し) 43(57) 風味(一押し) 115(200) 品質 属性条件 色(一押し) 285(320) 包丁技 206 香(一押し) 290(325) 調味技 208 味(一押し) 300(335) 火加減 205 調理情報 習得条件 調理時間 3時間 習得Lv制限 Lv45 調理費用 200ドル 中級料理習得数 12 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 2 豆製品Lv2 5 キノコLv2 8 スパイスLv2 5 × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ソースLv2 1 キノコLv2 20 × × クイズ 問題 お酢の原料として、正しくないものを一つ選びましょう。A.米 B.ぶどう C.とうもろこし D.キャベツ 答え(反転) D. キャ ベ ツ 鶏と野菜の黒酢あんを編集 ▲TOP クマチャンラテ クマチャンラテ東京「Bear s Sweet Dream」 直火焙煎した、上質のコーヒー豆を使用し、一味違う本格的なラテをご賞味ください。可愛いクマちゃんの顔に癒されながら、忙しい生活に息抜きの一休みをどうぞ。 中級 ジャンル 飲み物 価格(一押し) 27(?) コスト(一押し) 22(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 111 包丁技 214 香 95 調味技 215 味 119 火加減 217 調理情報 習得条件 調理時間 30分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 1440ドル 初級料理習得数 9 習得数 20~30個 食材 豆製品Lv2 6 ミルクLv2 5 スパイスLv2 4 × × × × × × 一押し食材 豆製品Lv2 20 シロップLv2 1 スパイスLv2 10 × × クイズ 問題 日本に初めてコーヒーを持ち込んだのはどの国の人か一つ選びましょう。A.スペイン B.イギリス C.オランダ D.フランス 答え(反転) C. オ ラ ン ダ クマチャンラテを編集 ▲TOP すごうまマヨカルビ丼 すごうまマヨカルビ丼東京「自遊空間」 こってりダレとマヨネーズの愛称が抜群の当店人気メニュー! 中級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 37(?) コスト(一押し) 32(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 211 包丁技 140 香 217 調味技 142 味 222 火加減 145 調理情報 習得条件 調理時間 2時間50分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 410ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 3 米穀Lv2 4 野菜Lv2 2 スパイスLv2 4 × × × × 一押し食材 米穀Lv2 20 ふりかけLv2 1 野菜Lv2 10 × × クイズ 問題 すごうまマヨカルビ丼に使用した材料はどれでしょうか。一つ選びましょう。A.糸きり唐辛子 B.七味唐辛子 C.コチュジャン D.チリソース 答え(反転) A. 糸 き り 唐 辛 子 すごうまマヨカルビ丼を編集 ▲TOP ハンバーグカレー ハンバーグカレー東京「自遊空間」 人気のカレーにハンバーグをトッピングした、ボリューム満点で大満足のメニューです。 中級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 37(?) コスト(一押し) 32(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 218 包丁技 143 香 203 調味技 141 味 229 火加減 145 調理情報 習得条件 調理時間 2時間40分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 390ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 3 米穀Lv2 3 野菜Lv2 3 スパイスLv2 5 × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ふりかけLv2 1 スパイスLv2 20 × × クイズ 問題 日本のカレーはどの国から伝わってきたのでしょうか。一つ選びましょう。A.インド B.タイ C.イギリス D.フランス 答え(反転) C. イ ギ リ ス ハンバーグカレーを編集 ▲TOP 自遊空間特製グリルバーガー 自遊空間特製グリルバーガー東京「自遊空間」 自遊空間オリジナルのハンバーガーです。肉汁たっぷりのハンバーグが自慢です! 中級 ジャンル おかず 価格(一押し) 37(?) コスト(一押し) 32(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 223 包丁技 145 香 211 調味技 141 味 216 火加減 142 調理情報 習得条件 調理時間 6時間 習得Lv制限 Lv30 調理費用 390ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 4 野菜Lv2 6 スパイスLv2 5 × × × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ソースLv2 1 野菜Lv2 20 × × クイズ 問題 パンズに挟んだ材料で、正しいものを一つ選びましょう。A.ハム B.目玉焼き C.チーズ D.玉ねぎ 答え(反転) B. 目 玉 焼 き 自遊空間特製グリルバーガーを編集 ▲TOP 鮭茶漬け 鮭茶漬け東京「自遊空間」 鮭が大胆にも一切れのった自遊空間自慢の鮭茶漬けです。 中級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 50(?) コスト(一押し) 43(?) 風味(一押し) 115(?) 品質 属性条件 色 290 包丁技 225 香 285 調味技 223 味 300 火加減 227 調理情報 習得条件 調理時間 5分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 480ドル 初級料理習得数 9 習得数 20~30個 食材 魚Lv2 5 米穀Lv2 3 スパイスLv2 3 × × × × × × 一押し食材 魚Lv2 20 ふりかけLv2 1 スパイスLv2 10 × × クイズ 問題 鮭茶漬けに添えた薬味はどれでしょうか。一つ選びましょう。A.わさび B.しょうが C.ねぎ D.からし 答え(反転) A. わ さ び 鮭茶漬けを編集 ▲TOP マーラー刀削麺 マーラー刀削麺東京「金獅子楼閣」 本格的な四川西安料理の辛さと、職人技の刀削麺のコラボレーションを是非ご賞味ください。 中級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 37(?) コスト(一押し) 32(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 218 包丁技 143 香 203 調味技 141 味 229 火加減 145 調理情報 習得条件 調理時間 2時間40分 習得Lv制限 Lv30 調理費用 390ドル 初級料理習得数 9 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 6 米穀Lv2 6 キノコLv2 3 スパイスLv2 2 × × × × 一押し食材 肉Lv2 20 ふりかけLv2 1 スパイスLv2 10 × × クイズ 問題 刀削麺はどこの料理でしょうか?正しいものを一つ選びましょう。A.中国四川料理 B.中国北京料理 C.中国山西料理 D.中国山東料理 答え(反転) C. 中国山西料理 マーラー刀削麺を編集 ▲TOP 前のページへ 1 2 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次のページへ
https://w.atwiki.jp/feg2/pages/265.html
/*/ こちらはのお店は、FEGの特産物の一つ牛乳を使った食べ物を豊富に取り揃えています。 一部ですが、メニューをご紹介します。 ●フレッシュ牛乳 1にゃんにゃん 当日朝に採れた牛乳をそのままお持ちしました。成分未調整ですので”本物の”牛乳を味わうことが可能です。 ●チーズ 2にゃんにゃんから 言わずと知れたチーズです。チーズフォンデュに使えるチーズから、本格的なチーズまでたくさん種類があります。試食もできますのでお好みによってご購入ください。 ●ミルクジャム 3にゃんにゃん 牛乳と砂糖を煮詰めて作ったジャムです。あまり馴染みがないかもしれませんが、なかなかおいしいですよ。 ●ヨーグルト 2にゃんにゃん 新鮮なヨーグルトです。種菌として使えば皆様のご家庭でも作ることが可能です。詳しい説明を聞きたい方はお近くの店員までお気軽にお問い合わせください。 ●ケーキ 3にゃんにゃんから その日の朝に採れた牛乳を使った生クリームをふんだんに使っています。食博覧会3日目には、ケーキの作り方教室を開催しますのでぜひご参加ください。なお、教室の参加料は無料となっております。 ●アイスクリーム 2にゃんにゃん よく冷えてますよー。他では味わえない濃厚なアイスクリームをご堪能ください。ソフトクリームも同価格で販売していますのでお好みでどうぞ。 ●入浴剤 要相談 牛乳風呂に利用することもできます。お肌の性質に合わせて出荷しますのでお近くの店員にご相談ください。 一部ではありますがメニューのご紹介をさせていただきました。 全ての商品はご自宅への宅配も受け付けておりますのでお気軽に申し付け下さい。 また、ご不明な点などありましたらお近くの店員にお問い合わせください。 文責:ジャイ@FEG /*/ 多岐川佑華と芹沢琴は、難しい顔をしながら手を動かしていた。 米は熱いうちに握らないといけないのだが、それが一番難しい。 熱くてやけどしそうに、でも息をふーふーかける訳にもいかないので熱くて投げ出しそうになるのをこらえて握るのだった。 具はたらこ、しゃけ、イクラ、こんぶ、おかか、梅干し。 お米はFEG特産のにゃんこじゃらし米を使って丁寧に水洗いして炊き上げた。 手に塩水をつけてきゅっきゅっきゅと握る。 きゅっきゅっきゅ。 頑張って三角に握ったおにぎりにのりをくるんと巻いていく。 この作業が一番楽しい。 お皿には次々とおにぎりが並べられ、お皿のふちの色で中身の具が分かるようの考慮した。 「お祭りだねえ」 「ですわねえ」 「お客さん来てくれるといいよねえ」 「来てくれますわよ」 お皿に並べ終え、ブースの倒していたプレートを立てる。 『営業中』 「いらっしゃいませー。おにぎりありますよー」 「FEG名物にゃんこじゃらし米で作ったおにぎりですよー」 「たらこー、しゃけー、イクラー、こんぶー、おかかー、梅干しありますよー」 「いかがですかあー」 今日はNACの食博覧会。祭りである。 長い一日の始まりである。 文責:多岐川佑華@FEG /*/ 一部は緑地化したとはいえ、砂漠の国としての歴史を持つFEGの料理にはやはり砂漠の国ならではのものが多くある。そのひとつが特産である岩塩を使った細工物だ。 FEGの山地から採れる岩塩──塩の塊──は広い国土の故か幾種類かがあり、そのうち、細工に好んで使われるものは、クリスタルのように透き通ったものと淡いピンク色のものの2種類で、一見すると水晶のように見える。特に淡いピンクのものは恋愛のお守りとして女性に人気がある模様。オーダー出来ることをウリにしているある工房では、自分の想い人の立像や思い出の景色を彫り込んだランプシェード等の注文も多くあるとか。 猫耳の子:「ピンクかわいい。でも、透明なのも涼しげでいいよねー、特にこの気候だと。……でも、やっぱりピンクがかわいい……」 また、「目も舌も楽しませられる」をウリに、これで作った食器を使用している店もある。ミネラルが豊富に含まれているためか、特にオーガニック志向の高級店への納入が多いそうだ。先日プレオープンを迎えたFEGステーションホテル(仮)でも、この食器を使ったスペシャルコース(要予約)が供されて話題となった。 王猫とよく似た柄の猫:「……」(無言で岩塩皿でごはんを食べてる) 文責:広瀬都@FEG /*/ FEGから出展されているお菓子の店「甘味処FEG」。 その店の中に、霧賀火澄の姿があった。 「いらっしゃいませー!美味しいお菓子はいかがですかー! 採れたて果物をふんだんに使用したお菓子がありますよー! ひんやり冷え冷えアイスとジュースも是非どうぞー!!」 元々お菓子作りが大好きな火澄は、今回のイベントで様々なお菓子を知ってもらおうと、お菓子の店を出店したのだ。 国内で生産された旬の果物と、豊かな緑地で収穫された穀物を使った様々なお菓子。 今が旬の、甘いメロンを使用したメロン果汁入りふんわりシフォンケーキ。 西瓜を使用した色鮮やかな西瓜のアイスなどなど。 他にも取れたてで新鮮なブルーベリーのムースや各種果物のアイス、スムージーやジュースをそろえてある。 「ジュース一杯くださーい!」 「はい。ありがとうございますー!」 「このケーキ食べたいんですけど…」 「あ、はい。紙皿とプラスチックフォークをお付けしますねー!」 小さなお店の中をくるくると働きまわる火澄。 その表情はとても楽しそう。 「調子はどうだ?」 「あ、小助さん。 ふふふー。結構売れてるんですよw」 「そうか」 「暑いからですかねー。アイスとかジュースが良く出てます。」 「ふん・・・まあ、頑張れ」 「はいっ!」 去っていく小助の後姿を見送ってから火澄は仕事に戻った。 美味しいお菓子をたくさんの人に食べてもらおう。 今日もその思いのため、火澄は頑張る。 文責:霧賀火澄@FEG /*/ ~FEGの特産……でもないお手軽料理のご紹介~ 「……さて、今日のお昼は何にしようかなあ」 犬耳……は最近自粛して猫耳をつけるようにした小柄な少年が、一人ブラブラとメインストリートを歩いている。 日夜政庁城で書類と格闘……もせずにスヤスヤ惰眠を貪っているこの人は、大体13時30分を過ぎるとムクリと起きて勝手に食事を食べに行く……人のお金を持って。 「クスクスはおなか膨れるけど保たないしなー。魚介のサラダの気分でもないしー」 ちょっとした救いと言えば、彼はヒドイ貧乏舌で高いものが全然口に合わないのだった。 安いものしか食べないおかげで、食費をちょろまかしてもそうそう怒られない……と思っている。呆れられているだけなのだが。 「それにしても……今日はいつもよりあっついなあ」 FEGと言えば元は砂漠に広がる機械の国。 緑化はしてもそうそう蒸し暑くはないが、やっぱり日差しは強いのだ。 「こういう日は太陽に負けないように、やっぱりニクだよね、ニク」 毎日のように同じ台詞を律儀に繰り返してメインストリートを下っていく。 商店街の店に混じって、路地や軒先に立ち並ぶ屋台。そのどれもが独特の、しかし同じ種類の香ばしいニオイを漂わせている。 「今日はどの屋台にしようかなあ」 スンスンと鼻をひくつかせながら覗き込む店先には、ジュゥジュゥと音を立てて焼ける肉が並んでいる。 数々の屋台、その多くがケバブの屋台だった。 ケバブ。一言で言えばスパイスをつけて焼いた肉。 元々は羊肉の料理だが、牛肉や鶏肉で作ることも多い。 角切り肉を串焼きにしたシシュケバブ、つくねを串焼きにしたコフタケバブ、塊肉をそぎ切りにして食べるドネルケバブ。さらに野菜と一緒にバンズで挟んでバーガーにしたり、ピタパンで挟んだりと食べ方は色々ある。 忙しい技術者の手早いお昼、ウィンドウショッピングのお供、肉成分の不足に耐えられなくなった時、小腹が空いた大食漢のオヤツ……などなど。 作るのも難しくなく、食べるのも楽なファーストフードとして昔から人気がある。 「んー、今日は……よし、ここっ」 びしっ! と指さした屋台の店先にはぐるぐると回る大きな肉の塊。 遠赤外線照射でじっくりと焼き上げられたそれを、大きな包丁でザックザックとそぎ切りにして食べる。この屋台の売りはドネルケバブらしい。 「おいちゃん、一つちょうだい。ソースある? ……じゃあイスケンデルで」 最近の流行で、ケバブにソースをかける店も増えた。チリソースやハリッサ――唐辛子のソースだ――が多いが、猫舌な彼は甘口のヨーグルトソースが好きらしい。 「……あい、んじゃこれお代ね。ありがとー」 薄いピタパンに野菜と肉がギッシリ詰まったドネルケバブを受け取る。普通の店なら皿盛りだが、屋台ではこのスタイルが一般的だ。 揺れる猫耳と一緒に手を振って、屋台を離れる。 ゴミ箱に近づいて、まずはタマネギをつまみ出す。犬だか猫だかのような性質があるこの人は、とりあえずネギ類が酷く嫌い。 これ以上ニオイをかぎたくないのでさっさとゴミ箱を離れてぶらぶらと歩き出す。 「いっただきまーす」 はぐっ。勢いよくかぶりつく。 ソースがかかった分ちょっとだけ冷めて、熱すぎず辛すぎずのほどよい温度。猫舌的にはちょうどいい。 はぐっ、はぐっ。かぶりつくたびに肉汁がじわりとしみ出してくる。 「……んー、ちょっと塩味薄いかな。もうちょっとスパイス濃くても良いかも」 もっしゃもっしゃ。 肉と一緒に野菜を食む。一緒に入ってるのは千切りキャベツとかトマトが多い。タマネギは抜いたけど。 「……んー、後から味してきた。ちゃんと味が染みてなかったっぽいなー」 ブツブツと批評とかしてみる。 立ち並ぶ屋台は数十軒、その中から自分好みの味付けを見つけるのも屋台巡りの楽しみだ。 「んー、70点! ……お、意外と得点高かったー。今度も一回いこっと」 採点終了。包み紙をくしゃっと潰して近くのゴミ箱にぽいっ。 ……あ、外れた。 「あー、もー、帰るのやになってきたなー。 もうイッコ行っちゃおうかな!」 安いし早い。ケバブの特徴。 おかげでもう一個だって余裕で行ける。 「よーし、こないだ美味しかったあの店行ってみよ!」 たたっと駆け出す犬……じゃない、猫耳の人。肉大好き。 ただしご用心。暑いからってちゃんと運動しないとすごい勢いで太ります。メタボります。 だから最近美容に気を遣う女性技術者たちのケバブ離れが著しいんだとか。 「お、新しい店発見!!」 ……まあこの人はそんなの考えてないみたいだけど。 文責:古河切夏@FEG
https://w.atwiki.jp/tosyoshitsu/pages/155.html
「何やってるですか、華一郎?」 いそいそと摂政室で飾り付けを行っている黒衣の文士へ、その猫士候補の少女は大きな目をぱちくりさせながら尋ねた。 「んー? ミサゴさんが帰って来るから、その準備だよ」 街から買ってきたらしい小物を、ああでもない、こうでもないとあちこちに飾りつけながら、愛想のいい優男風の笑顔で、なおざりに少女に応対する華一郎。 「パーティーに行く準備はしなくていいですか?」 「俺はほら吏族っていうより文族だから、ここらで一つ自分の中での存在定義のためにも、国内同時中継用のパーティーだけでも小説か何かやっておいた方がいいかなーと思ってさ。せっかく準備しておいたドランジお帰りなさいの流れも一発だけとはいえ書いてあったことだし」 「ふーん…」 「ミサゴさんも帰ってくるし、サクさんも帰ってくるし。それに、ドランジファンの新しい人も来るらしいしね。ここらで空気をぱーっと明るくしておかないと」 「そういえばドランジいるのにファンの人が新しく来るのはこれが初めてですね」 「なんだい唐突に」 「みんな国に愛着があっていいなと思っただけです」 くい。がしゃーん。 「あーっ! こら、何だいきなり!」 「暇なのです。愛着して」 「暇なら訓練でもしてればいいじゃないか!」 「山下も小奴もみんな忙しくて相手にしてくれないのです。構え」 「いやそれにしたってやり方というものがだなあ!」 あーあ、もー…と、昇り竜の布飾りが留めてある、摂政愛用の倒れたマント掛けを起こしながら華一郎はぶつくさと作業を再開した。 「クロロ、ごめんなさいは?」 「…いやぷー」 「いやぷー!?」 しぎゃーん。振り回されて、効果音の一つも立ちそうなくらいに脱力する華一郎。 「華一郎、ミサゴが帰ってくるから楽しそうですね」 「暇ならパーティーの準備でも手伝ってきてくれよ」 「仕事したくないです」 「なんだその堂々とした無職宣言は」 「正規の猫士ではないので就労義務はないのですよ。いいから構え」 「まったくこの子猫と来たら…」 はあ、とため息をつく華一郎。 甘えん坊なところがあるこの猫士候補は、普段はその長くて綺麗な髪をいじるのが楽しいらしい小奴の部屋に行っては満足して帰ってくるのだが、その小奴がパーティーの準備で忙しく、時間というものが問題にならないほどの暇をもてあましていた。 このたび護民官長として一躍藩国の根源力リーダーとなった楠瀬に、ちゃんとそれらしい格好をさせなきゃ、と、パートナーである猫士のじにあが世話を焼いたり、誰かが「そういえば舞踏会って男性が女性をエスコートするものだから国内から誰か連れていけても物語的にOKなんじゃないかなあ」などといった発言をして乙女心をやきもきさせられたり(言ったのは華一郎だ)していることからもわかるように、どたばたとした戦後の慌しい日々も過ぎ、今はイグドラシル育成の季節。 新アイドレス獲得と吏族ダンスパーティーのために、寮が作れないとはいえ今後冒険などで正規猫士の枠が増えた際に備えて訓練されている猫士候補にまで声をかけていた華一郎も、当然猫士に指示まで出して進めていたその怪しげな活動を一時中断している。 それで、暇をもてあましたクロロは、こうしてすることもなく遊んでいるのだった。 「作業がないなら誰か手伝ってきてくれよ」 「やーでーすー。愛着しろ。構え」 「あ、こら腕にぶらさがるな、重い。俺は文弱の徒だぞ」 「ひよわですねー」 「おう、俺は自慢じゃないが舞踏子並みには華奢だからな。どうでもいいが重いからそろそろ腕から離れてくれると助かるんだが」 「ほんとに自慢じゃないです。あと、重い重いと乙女に言ってはいけないのです」 「何が乙女だそんなこと自分でもちっとも思ってないくせに。あー重い、重いぞー」 「そもそもこんな少女を部屋に呼びつけておいて2人きりで何をするつもりだったですか、華一郎。は、いや、まさか。誰か、助けてー」 「呼びつけた覚えはない。暇なら訓練しててくれ」 「義務があるわけではないのでいやなのです。ぷう。ひよわな華一郎の方こそ訓練が必要なのです。えい、えいー」 「こ、こら、揺らすな!」 ばたーん。 「城さーん、頼まれてた買い出しの費用なんですけど、このビンゴ表って何に使うんですかー?」 こんこん、とノックと共に声がして、オーク製の頑丈な扉が開かれる。 「……」 「……」 少女の上に、覆い被さるようにしている華一郎と、目が合う双樹。 「いやん」 クロロが恥らいながら、面を伏せた。 /*/ 一日も経たないうちに年端もいかない猫士(候補)の女の子を密室で押し倒したと王宮中に噂が広まった華一郎は、双樹くんめ、どうしてくれようと理不尽な恨みをこめながら、牛肉と豚肉のパティを厨房内でこねくり回していた。頭には、似合わない白のコック帽。 「ほんっと華一郎ってそれ似合わないよねー」 「笑うか手伝うかどっちかにしてくれ、愛佳ちゃん」 「きゃー押し倒されますわー、ハニー様助けてー」 こちらはクロロと同じくらいの年頃でも、正規の猫士である愛佳。白くミルキィな髪と、こんがりした濃い肌の色と割烹着とが、不思議に似合う、きゃいきゃいと花も恥らうばかりの可愛らしい美少女だ。こちらはキッチンの高さに背がつりあわず、踏み台を使ってたまねぎをみじん切りにする作業をしている。 はー…と、頭を抱える華一郎。運勢でも悪いのだろうか。確かに設定上の年齢は今年で厄年だが、まさか噂が噂を呼んで居場所がなくなるとは思わなかった。うーん、おかしい。俺は確かこんなポジションのキャラではなかったはずだが。それともあれか、小説に出したキャラの男女比でも偏ってたか。だってしょうがないだろ活動してる人たちが女性のが多いんだもんそりゃあ書く上でも偏るさ。しかしだからといって俺は別に女好きではないぞ。いや、男が好きだったりしているわけでもないが。双樹くんと仲がいいのはそういう理由からではないぞ。ああいやなんだこの自爆思考は誰か助けろ。そもそも悪いのは俺じゃなくて…… 「ぷう。あんまりお肉をこねすぎると粘り気が出ておいしく焼きあがらないのですよ」 こいつだ。と、したり顔でこちらも踏み台に乗っかりながら偉そうに自分へと指示を飛ばしているクロロのことを、華一郎は見やった。 ねー、と愛佳と一緒にやたら仲良く声をハモらせているが、とんだ爆弾娘だ。髪を結わえて頭に給食帽(どこから調達したのか、あのシャンプーハットみたいにちゃんとゴムの入った奴だ)をかぶっていると、表情こそちょっと読めない顔立ちをしているものの、ただの子供にしか見えない。 ナニワさんとこのモンタくんで似顔絵に悪戯してやろうかなどとレベルの低い復讐を考えながら、はいはいと生返事を返すと、はいは一回です、と、ぴしゃりとやりこめられる。ああそれにしても腹が減った、いつもならのんびり食堂で給仕を待ちながら優雅に本の一冊でも読み耽っている時間帯なのに、なんで俺はこんなことをさせられているのだろう。 「ハンバーグ下手だとミサゴに嫌われますよ」 「やかましい! そもそもミサゴさんは関係ないだろ!」 「えー?」 ぷぷー、と口元を抑えて笑いをこらえる仕草を見せるクロロ。この年頃のこういう女の子がよれば集えばこういう発想になるのは当たり前らしく、どうにも苦手でしょうがない。しかも子供なので遠慮というものも知らないし。 「ではお帰りなさいで歓迎するのはサクですか?」 「二股ー、ひゅーひゅー」 「はいはい、いいからてきぱきオーブンの温度見る。猫舌だからって生焼けの料理出したらみんながおなか壊すからね」 「「はーい」」 まったく…とぶつくさ呟きながら華一郎は添え物のグラッセを仕上げてしまう。いつもなら気合いを入れてばしっと美味そうに描写するのだが、実際自分が腹が減ってると、甘くてうまそうなにおいとつまみ食いの誘惑(意地でもこの年少二人組みの前でそんな弱みを見せるような真似をするわけにはいかない)と戦うだけで精一杯だった。 「かぼちゃのポタージュ出来ましたわよー」 「わー、愛佳ちゃん上手ですねえー」 「えへへー、今日は新鮮な生クリームが手に入ったからねー」 背景のようにがらがらーっと出来た料理を端からワゴンで運ぶのは、猫士のにゃふにゃふ、人間モード。猫士たちは身奇麗なのでノミなんて間違ってもいたりはしないが、毛が舞うと不衛生とのことで、厨房に猫の姿で入るべからずとの規則があるため、こちらも割烹着姿だ。こちらは華一郎のコック帽と違い、もすーっとした眠そげな顔立ちによく似合って可愛いと評判である。 ぺちぺちパティから空気を抜きつつ、そもそも俺は白が似合わんのだ、名前だってジョウであってシロではないのだぞ、どこぞのわんわんの宰相でもあるまいし、などと心の中で愚痴りながらみんなの朝食を仕上げてしまうと、じゅうー、と、一度表面を軽く焼き固めてからオーブンで改めてハンバーグに火を通す。 ああ、アスパラガス食いてえ。バターの甘い香りについ誘惑されて、つまみ食い。 「こらー、華一郎!」 「味見だ味見、鬼の首を取ったように怒るなよ」 「しぶちんな顔をしてもクロロはごまかされないのです、つまみ食いは厳禁なのです」 「いやしーんだから、まったく!」 「へーい…」 ま…、と、やりこめられながら笑う。 こうして遊んでいられるのも、無事にみんなで帰ってこれたからこそ、だよな。 「今日も平和で一番かねー」 「なんですか、急に」 「当たり前のことを大声で」 「なんでもないよー。さ、みんな腹をすかせて待ってる、早く運ぼうぜ」 ぽん、と2人の肩を後ろから叩きながら、華一郎はアツアツの肉汁と油の入り混じった音を立てるハンバーグの満載されたワゴンを押して歩き出す。おなかがすいてるのは華一郎なのです、なにをいうか育ち盛りめなどとつっこみの応酬をやりあいながら、よく、晴れた、青い空の日差しが斜めに漏れ来る大食堂へ。 さあ、今日も一日始まりだ。 『いただきまーす』 /*/ -The undersigned:Joker as a Liar:城 華一郎 /*/ 註:クロロちゃんの設定はこちら。あんましもったいないんでつい使っちゃいました、ごめんなさい~ http //www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=ty0k0 mode=res no=86
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/20.html
遊戯王/オリカ/狂の料理 2008-01-26 「狂の料理/MAD COOKING」 定番から個性溢れる一皿まで毎日の食卓が楽しくなる料理を紹介します。 全60種+シークレット1種 Normal:34 NormalRare:1 Parallel:6 Rare:14 Super:7 Ultra:4 Ultimate:11 Secret:1 定番料理から個性溢れる一皿まで毎日の食卓が楽しくなるレシピを紹介します。 MACK-JP001「ライトディッシュ・エンジェル/Light Dish Angel」 炎属性・★2・ATK1200/DEF0 Normal 【天使族】 <軽い料理を好む天使。> MACK-JP002「ヘビーディッシュ・エンジェル/Heavy Dish Angel」 炎属性・★2・ATK0/DEF1200 Normal 【天使族】 <しつこい料理を好む天使。> MACK-JP003「ゴブリン料理部隊/Goblin Cook Force」 炎属性・★4・ATK1500/DEF1200 Super/Ultimate 【戦士族・効果】「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動される度、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。攻撃力2500以上のこのカードを生け贄に捧げる事で、自分のデッキまたは墓地から「ライトディッシュ・エンジェル」「ヘビーディッシュ・エンジェル」をそれぞれ2体ずつフィールド上に特殊召喚する。 <「灼熱の料理人」の調理補助を行なっているゴブリン達。腕はそれ程でも無いが、チームワークで厨房を活気付かせる。> MACK-JP004「灼熱の料理人 LV4/Burning Cook LV4」 炎属性・★4・ATK1500/DEF1500 Super/Ultimate 【炎族・効果】このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキまたは墓地から「狂料理」と名のついたカード1枚を選択し手札に加える。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動される度、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動された自分または相手ターンのエンドフェイズ時、フィールド上のこのカードを墓地に送る事で「灼熱の料理人 LV6」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。 <「狂乱の1つ星料理店」で腕を振るう料理人。更なる高みを目指すその心は熱く燃え上がっている。> MACK-JP005「灼熱の料理人 LV6/Burning Cook LV6」 炎属性・★6・ATK2100/DEF2000 Super/Ultimate 【炎族・効果】1ターンに1度だけ自分の手札から「狂料理」と名のついたカード1枚を相手に確認させ、自分のサイドデッキからそのカード効果に記載されたモンスター1体を手札に加えるかフィールド上に特殊召喚する事ができる。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動される度、このカードの攻撃力は600ポイントアップする。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動された自分または相手ターンのエンドフェイズ時、フィールド上のこのカードを墓地に送る事で「灼熱の料理人 LV8」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。 <「狂乱の2つ星料理店」で腕を振るう料理人。世界からも認められ、より優れた料理を生み出し続けている。> MACK-JP006「灼熱の料理人 LV8/Burning Cook LV8」 炎属性・★8・ATK2700/DEF2500 Super/Ultimate 【炎族・効果】このカードは通常召喚できない。「灼熱の料理人 LV6」の効果でのみ特殊召喚できる。1ターンに1度だけ自分の手札の「狂料理」と名のついたカード1枚を相手に確認させ、自分のサイドデッキからそのカード効果に記載されたモンスター1体を手札に加えるかフィールド上に特殊召喚する事ができる。1ターンに1度だけ自分のデッキ・墓地に存在する「狂料理」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動される度、このカードの攻撃力は700ポイントアップする。 <「狂乱の3つ星料理店」で腕を振るう料理人。『料理界にその人あり』と賞される世界屈指の腕前を持つ。> MACK-JP007「黄金の料理長/The Golden Chef」 炎属性・★8・ATK2800/DEF2600 Ultra/Ultimate 【炎族・効果】このカードは通常召喚できない。「黄金の調理器具」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキ・墓地から手札が7枚になるように「狂料理」と名のついたカードを選択し手札に加える。1000ライフを払う事で、デッキから「食材錬成厨房」1枚を手札に加える事ができる。「狂料理」と名のついた魔法・罠カードが発動される度、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。 <黄金の調理器具を使う伝説の料理人。その腕に掛かればどんな食材でも最高級の味に仕立て上げてしまう。> MACK-JP008「ポットラックコープス/Potluck Corps」 炎属性・★6・ATK2300/DEF1500 Ultra/Ultimate 【悪魔族・融合/効果】「悪魔の調理師」+「ゴブリン料理部隊」 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。手札から「狂料理」と名のついたカード1枚を墓地に送る事で「融合」魔法カードを使用せずに融合召喚をする事ができる。このカードが相手モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、そのモンスターのレベルだけ自分のデッキからカードをドローし、ドローした枚数分手札からカードを墓地に送る。 <有り合わせ料理を愛する料理人戦闘集団。倒したモンスターをその場で料理してしまう。> MACK-JP009「飢餓双子天使(ハングリー・デュオ・エンジェル)/Hungry Duo Fairy」 炎属性・★3・ATK1200/DEF1200 Ultra/Ultimate 【炎族・融合/効果】「ライトディッシュ・エンジェル」+「ヘビーディッシュ・エンジェル」 このモンスターは手札から「狂料理」と名のついたカード1枚を墓地に送る事で「融合」魔法カードを使用せずに融合召喚をする事ができる。このカードが特殊召喚に成功した時、お互いの墓地にある「狂料理」と名のついたカードを全てゲームから除外する。このカードはゲームから除外されている「狂料理」と名のついたカードの数だけ効果が追加される。 ●3枚以上:このカードは戦闘によっては破壊されない。 ●6枚以上:「飢餓双子天使」以外のフィールド上のモンスターの効果は無効になる。 ●9枚以上:相手は魔法を発動する事ができない。 <無限に消化を続ける胃を持つ炎翼の双子天使。彼女等の空腹が満たされる日は来るのだろうか。> MACK-JP010「狂乱の1つ星料理店/Madness Restaurant #1」 フィールド魔法 Rare 【効果】フィールド上の星1モンスターを任意の枚数墓地に送り発動。フィールド上の「料理」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は発動時に墓地に送ったモンスターの数×100ポイントアップする。このカードがフィールド上に存在する限り、「狂料理」と名のついた魔法・罠カードの発動と効果は無効にならない。 <この世のの何処かにあるという狂料理店。星1つという評価だが、既にその味は“芸術的にマッド”との事。> MACK-JP011「狂乱の2つ星料理店/Madness Restaurant #2」 フィールド魔法 Super/Ultimate 【効果】フィールド上の星2モンスターを任意の枚数墓地に送り発動。フィールド上の「料理」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は発動時に墓地に送ったモンスターの数×200ポイントアップする。このカードがフィールド上に存在する限り、「狂料理」と名のついた魔法・罠カードの発動と効果は無効にならない。 <この世の何処かにあるという狂料理店。その“過激に素敵”と賞される料理の数々は星2つの印に恥じない内容だ。> MACK-JP012「狂乱の3つ星料理店/Madness Restaurant #3」 フィールド魔法 Ultra/Ultimate 【効果】フィールド上の星3モンスターを任意の枚数墓地に送り発動。フィールド上の「料理」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は発動時に墓地に送ったモンスターの数×300ポイントアップする。このカードがフィールド上に存在する限り、「狂料理」と名のついた魔法・罠カードの発動と効果は無効にならない。 <この世の何処かにあるという狂料理店。マッドな料理店の中でも最高の3つ星を得ているだけあり、ある美食家に言わせると「この店の料理は世界遺産にも値する」らしい。> MACK-JP013「食材錬成厨房/Ingredients Training Kitchen」 永続魔法 Super/Ultimate 【効果】このカードがフィールド上に存在する限り「狂料理」と名のついたカードに記載されているモンスターカード名は他のモンスターカード名で代用する事ができる。 <生物を使用者の望む食材に変える事のできる魔法陣が描かれた厨房。> MACK-JP014「食材の調達/Ingredients Provide」 永続魔法 Super/Ultimate 【効果】自分のドローフェイズ開始時に自分の手札が0枚だった場合、デッキから「狂料理」と名のついたカードを1枚選択し手札に加える。さらにフィールド上に「料理店」と名のついたカードが存在する場合、もう1枚選択し手札に加える事ができる。 <「やはり高くても良いモン使った方が美味しく出来るよなぁ。」―ゴブリン料理部隊> MACK-JP015「黄金の調理器具/Golden Cooking Utensils」 装備魔法 Rare 【効果】「調理師」「料理人」と名のついたモンスターのみ装備できる。装備モンスターは相手の罠の効果を受けない。装備モンスターが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、デッキから「狂料理」と名のついたカードを1枚選択し手札に加える事ができる。「灼熱の料理人 LV8」に装備されている場合、装備モンスターを生け贄に捧げる事で、手札またはデッキから「黄金の料理長」1体を特殊召喚する。 <「灼熱の料理人」が3つ星となった時の記念に制作された黄金の料理道具。> MACK-JP016「黄金のまな板/Golden Chopping Board」 速攻魔法 Normal Rare 【効果】自分または相手の墓地に存在する攻撃力2000以下のモンスター1体を選択しゲームから除外する。自分または相手ライフはそのモンスターの攻撃力分回復する。 <「食材がより輝いて見えるぜっ!!」―灼熱の料理人> MACK-JP017「黄金の料理本/Golden Recipe Book」 速攻魔法 Normal 【効果】自分の墓地に存在する「狂料理」と名のついたカードを全てデッキに加え、シャッフルする。この効果によって5枚以上のカードがデッキに加わった場合、デッキからカードを2枚ドローする。 <「灼熱の料理人」が自身の料理レシピを纏め上げた本。基礎から隠し味まで彼の全てが網羅されている。> MACK-JP018「黄金の調理法/Golden The Art Of Cooking」 速攻魔法 Normal 【効果】「黄金の料理本」が発動されたターンのエンドフェイズ時にのみ発動する事ができる。デッキから「狂料理」と名のついたカード1枚とモンスターカード1体を選択し手札に加える。 <「これが私の料理人生から編み出した技だっ!。」―黄金の料理長> MACK-JP019「狂料理-マタンゴライス/Mad Cook-Mushroom Man Rice」 永続魔法 Normal 【効果】モンスターが召喚・特殊召喚される度、相手ライフに300ポイントダメージを与える。墓地に「マタンゴ」が存在する場合、フィールド上に表側表示で存在するこのカードは破壊されない。 <危険なキノコを混ぜ込んだライス。毒を有しており食べると気分が悪くなるとか。> MACK-JP020「狂料理-サイクロプススープ/Mad Cook-Hitotsu-Me Giant s Soup」 永続魔法 Normal 【効果】フィールド上の「サイクロプス」と名のついたモンスター1体を墓地に送る事で発動。フィールド上に表側表示で存在する悪魔族・獣戦士族モンスターの攻撃力は1200ポイントアップする。 <魔界の一つ目巨人の肉を煮込んだ濃厚なスープ。パステルカラーな肉片が話題を呼んでいる。> MACK-JP021「狂料理-プリヴェント・ラットパイ/Mad Cook-Prevent Rat Pie」 永続魔法 Normal 【効果】フィールド上の「プリヴェント・ラット」1体を墓地に送る事で発動。このカードがフィールド上に存在する限り、元々の攻撃力が2000以下の相手モンスターは攻撃を行う事ができない。 <非常に硬い毛を持つ鼠(ねずみ)だが、特製のパイ生地で包み込む事により見事に柔かく調理されている。> MACK-JP022「狂料理-クイーン・バード鍋/Mad Cook-Queen Bird In The Pot」 永続魔法 Normal 【効果】手札から「クイーン・バード」1体を墓地に送る事で発動。このカードがフィールド上に存在する限り、相手のフィールド・手札・デッキ・墓地に存在する守備力の数値が攻撃力の数値を上回っているモンスターの効果は無効になる。 <生前は大きな嘴(くちばし)で敵を攻撃していた鳥だが、今では自分が箸でつつかれる番になってしまった。> MACK-JP023「狂料理-でんきトカゲクレープ/Mad Cook-Electric Lizard Crepe」 永続魔法 Normal 【効果】相手フィールド上の雷族・アンデット族以外のモンスターは自分の墓地に存在する「でんきトカゲ」1体につき攻撃力が400ポイントダウンする。 <でんきトカゲの体内に蓄えられた電気をそのままクレープ生地に閉じ込めたスイーツ。> MACK-JP024「狂料理-鉄のサソリの唐揚げ/Mad Cook-Deep-Fried Steel Scorpion」 永続魔法 Normal 【効果】手札から「鉄のサソリ」1体を墓地に送る。相手フィールド上に召喚されたモンスターはそのターンのエンドフェイズ時に破壊される。 <鉄の様に硬いサソリも中の身は驚く程に柔らか。油との相性も抜群である。> MACK-JP025「狂料理-トライホーン・ドラゴンのオムレツ/Mad Cook-Tri-Horned Dragon Omelette」 装備魔法 Normal/Parallel 【効果】手札から「トライホーン・ドラゴン」1体を墓地に送り発動。装備モンスターの種族は悪魔族・ドラゴン族としても扱う。自分フィールド上の闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、デッキから生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力以下の闇属性モンスターを1体フィールド上に特殊召喚する。この効果によって特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。 <卵の中に悪魔竜の角を削り入れてあるオムレツ。とろける卵を口にすれば心も体も闇に支配される。> MACK-JP026「狂料理-サクリファイスの姿煮/Mad Cook-The Relinquished Stew」 装備魔法 Normal/Parallel 【効果】装備カードを装備した「サクリファイス」1体を生け贄に捧げ発動。装備モンスターがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上に召喚・反転召喚・特殊召喚されたモンスターのコントロールをそのターンのエンドフェイズ時に可能な限り得る。 <この煮物を食べるのは1人だけの時にした方が良い。仲間同士で食べるとその友情は必ず裂かれるとされるからだ。> MACK-JP027「狂料理-スパイラルドラゴンの海鮮チャーハン/Mad Cook-Fried Rice Of Spiral Dragon」 装備魔法 Normal/Parallel 【効果】手札から「スパイラルドラゴン」1体を墓地に送る事で発動。装備モンスターの属性は「水」、カード名を「海」としても扱う。装備されたこのカードを墓地に送る事で、相手の魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。(この効果は相手ターンでも発動できる) <海竜の肉厚の鰭(ひれ)を魚介スープで煮込み具とした炒飯。濃厚な海の香りに味覚も飲み込まれてしまうだろう。> MACK-JP028「狂料理-メタルアーマードバグタルト/Mad Cook-Metal Armored Bug Tart Pie」 装備魔法 Normal 【効果】フィールド上の「鉄鋼装甲虫」1体を生け贄に捧げる事で発動。罠カードが発動される度、装備モンスターの守備力は1000ポイントアップする。このカードの効果によって守備力が3000ポイント以上アップしている装備モンスターを生け贄に捧げる事で、お互いのフィールド上に「メタルアーマートークン」(昆虫族・地・星1・攻0/守1000)を守備表示で可能な限り特殊召喚する。 <鉄の装甲を持つ巨大昆虫を数多くのフルーツと共にタルトにしたもの。食後に残った装甲は外食の土産として客からも評判が良い。> MACK-JP029「狂料理-カエルの親子丼/Mad Cook-Frog And Tadpole Bowl」 装備魔法 Normal 【効果】フィールド上の「デスガエル」「悪魂邪苦止」を1体ずつ生け贄に捧げる事で発動。装備モンスターの表示形式が変更される度、デッキまたは墓地から水属性モンスターを1体フィールド上に特殊召喚する。 <腹の黒いカエルとその子によって作られた親子丼。子宝に恵まれない夫婦の験担ぎに作られる。> MACK-JP030「狂料理-ネクロフェイスピッツァ/Mad Cook-Necroface pizza」 装備魔法 Normal 【効果】手札から「ネクロフェイス」1体を墓地に送る事で発動。装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地に送った時、装備モンスターを破壊する事で、お互いにデッキからカードを5枚まで選択しゲームから除外する事ができる。 <気色悪い死顔を丸々乗せて焼いたピッツァ。これを食べた者は次の日突然行方を晦ますという恐怖の料理。> MACK-JP031「狂料理-ワタポンわたあめ/Mad Cook-Watapon Cotton Candy」 速攻魔法 Rare 【効果】相手の魔法・罠カードの発動時に発動する事ができる。自分フィールド上に「ワタポントークン」(天使族・光・星1・攻200/守300)2体を守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)発動後、自分の墓地に「ワタポン」が2体以上存在している場合、このカードをデッキの1番上に置く事ができる。 <ワタポンを模した綿菓子なのか、本当にワタポンを材料としているのか・・・。> MACK-JP032「狂料理-マシュマロンマシュマロ/Mad Cook-Marshmallon Marshmallow」 速攻魔法 Rare 【効果】発動ターンのバトルフェイズ中、お互いのモンスターは戦闘によっては破壊されず、ターンプレイヤーは全ての表側攻撃表示モンスターで攻撃しなければならない。エンドフェイズ時、自分の墓地に「マシュマロン」が存在する場合、このターン攻撃宣言を行ったモンスターは全て裏側守備表示になる。 <ふっくらさと弾力感は世界中のどのマシュマロよりも凄い。> MACK-JP033「狂料理-神聖なる肉球体(ホーリーシャイン・ミートボール)/Mad Cook-Mystical Shine Meatball」 速攻魔法 Rare 【効果】自分の墓地に存在する「神聖なる球体」の数だけ以下の効果を追加する。 1体:自分ライフは1500ポイント回復する。 2体:デッキから「創造の代行者 ヴィーナス」1体をフィールド上に特殊召喚する。 3体:自分の墓地に存在する「神聖なる球体」を全て手札に加える。 <神聖なる天使の魂を天使の肉と共にボール上にした料理。食べた者の願いを叶えるとされ一躍有名に。> MACK-JP034「狂料理-クリボー饅頭/Mad Cook-Kuriboh Bun」 速攻魔法 Rare 【効果】相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時に発動する事ができる。このデュエル中、発動時に受けたダメージと同じ数値のダメージが発生する度、自分フィールド上に「クリボートークン」(悪魔族・闇・星1・攻300/守200)1体を守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)このカードの発動時、自分の墓地に「クリボー」が2体以上存在していた場合、この効果はマッチ中適用される。 <クリボーを模した和菓子なのか、本当にクリボーを材料としているのか・・・。> MACK-JP035「狂料理-ダンディライオンのサラダ 綿毛添え/Mad Cook-Dandylion Salad」 速攻魔法 Rare 【効果】300ライフを払う。自分フィールド上に「綿毛トークン」(植物族・風・星1・攻/守0)を1体守備表示で特殊召喚する。その後、お互いに手札またはデッキから「ダンディライオン」1体を墓地に送る事ができる。 <タンポポモンスターの良さを余す所無くサラダに仕立てた一品。綿毛のフワフワ感が好評。> MACK-JP036「狂料理-ワイトクッキー/Mad Cook-Skull Servant Cookie」 速攻魔法 Rare 【効果】相手はデッキからお互いの墓地に存在する「ワイト」の数×2枚カードをドローする。このデュエル中、「ワイトキング」または「ワイト」が特殊召喚される度、自分のデッキからカードを1枚ドローする。 <骨が異常なまでに混入されているクッキー。一口食べる度に不気味な声が聞こえてくる。> MACK-JP037「狂料理-ランサー・ドラゴニュートシチュー/Mad Cook-Rancer Dragonute Stew」 通常魔法 Normal 【効果】自分のデッキから「ランサー・ドラゴニュート」1体を墓地に送る。発動ターンのバトルフェイズ時、フィールド上のモンスターは以下の効果を得る。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。 <槍を持った龍の肉を使ったシチュー。クリーミーなのに力強い味が貴方の心を突き刺すだろう。> MACK-JP038「狂料理-アックス・ドラゴニュートカレー/Mad Cook-Axe Dragonute Curry」 通常魔法 Normal 【効果】自分のデッキから「アックス・ドラゴニュート」1体を墓地に送る。発動ターンのバトルフェイズ時、フィールド上のモンスターは以下の効果を得る。このカードは元々の属性を「闇」として扱う。このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示にする事ができる。 <斧を持った龍の肉を使ったカレー。激辛スパイスとの相性に貴方の脳天も叩き割られるはず。> MACK-JP039「狂料理-クレインの丸焼き/Mad Cook-Barbecue a Crane」 通常魔法 Normal 【効果】フィールド上の「聖鳥クレイン」1体を生け贄に捧げる。デッキからカードを2枚ドローする。 <聖鳥とされるクレインを大胆に丸ごと焼いた料理。聖なる夜は注文も殺到する。> MACK-JP040「狂料理-レインボー・フィッシュの刺身/Mad Cook-Sashimi Of 7 Colored Fish」 通常魔法 Normal 【効果】フィールド上の「レインボー・フィッシュ」1体を生け贄に捧げる。自分ターンで数えて7ターン後のエンドフェイズ時、お互いの手札・フィールド上に存在するカードの合計枚数が7枚だった場合、このデュエルに勝利する。 <その身の色と捕まえる事が困難な事から世界でも最も貴重な刺身の1つだ。> MACK-JP041「狂料理-トレントケーキ/Mad Cook-Trent Cake」 通常魔法 Normal 【効果】フィールド上の植物族モンスター1体につき、自分ライフは400ポイント回復する。自分の墓地に「トレント」が存在する場合、更に3300ポイント回復する。 <森の守り神をイメージして作られたチョコレートケーキ。その見た目から植物の愛好家に人気。> MACK-JP042「狂料理-マッド・ロブスターの蒸し焼き/Mad Cook-/Bake The Mad Lobster In a Casserole 」 通常魔法 Normal 【効果】フィールド上の表側表示モンスター1体を指定する。指定モンスターとその同名のモンスターが召喚・特殊召喚される度、お互いにデッキからモンスター1体を選択しフィールド上に特殊召喚する。この効果は「マッド・ロブスター」が墓地に存在する限り適用される。 <凶悪な味が刺激的な世界随一のロブスターを蒸し焼きにしたもの。1度食べたら忘れられず、人生をも狂わせる。> MACK-JP043「狂料理-ミノタウルスステーキ レア/Mad Cook-Battle Ox Steak,Rare」 永続罠 Normal/Parallel 【効果】フィールド上の「ミノタウルス」か「激昂のミノタウルス」を1体生け贄に捧げる事で発動。このカードは発動後モンスターカード(獣戦士族・炎・星5・攻0/守1000)となり、自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。このカードが特殊召喚に成功した時、相手ライフに1700ポイントダメージを与える。このカードを除くフィールド上の獣戦士族・獣族モンスター1体を墓地に送る事で、自分の墓地またはデッキから「狂料理-ミノタウルスステーキ ミディアム」1枚の効果を発動する。(このカードは罠カードとしても扱う。) <牛の怪物のステーキ。肉汁が多く、生の食感を楽しみたい方に人気。>内部温度55~65℃以下。 MACK-JP044「狂料理-ミノタウルスステーキ ミディアム/Mad Cook-Battle Ox Steak,Medium」 永続罠 Normal/Parallel 【効果】フィールド上の「ミノタウルス」か「激昂のミノタウルス」を1体生け贄に捧げる事で発動。このカードは発動後モンスターカード(獣戦士族・炎・星6・攻1700/守1000)となり、自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚する。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体をゲームから除外する。このカードを除くフィールド上の獣戦士族・獣族モンスター1体を墓地に送る事で、自分の墓地またはデッキから「狂料理-ミノタウルスステーキ ウェルダン」1枚の効果を発動する。(このカードは罠カードとしても扱う。) <牛の怪物のステーキ。中心部の火の通り具合が丁度良く、切ると肉汁が少ししか出ない万人に愛される焼き加減だ。>内部温度65~70℃ MACK-JP045「狂料理-ミノタウルスステーキ ウェルダン/Mad Cook-Battle Ox Steak,Well-Done」 永続罠 Normal/Parallel 【効果】フィールド上の「ミノタウルス」か「激昂のミノタウルス」を1体生け贄に捧げる事で発動。このカードは発動後モンスターカード(獣戦士族・炎・星7・攻1700/守1000)となり、自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚する。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。(このカードは罠カードとしても扱う。) <牛の怪物のステーキ。表面・中共に充分火が通っており、切っても肉汁は少ない。>内部温度70~80℃ MACK-JP046「狂料理-シルバー・フォングの味噌汁/Mad Cook-Silver Fang Miso Soup」 永続罠 Normal 【効果】手札から「シルバー・フォング」1体を墓地に送る事で発動。フィールド上の獣族モンスターに装備カードが装備される度、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。この効果によって相手ライフが1200以下になった時、このデュエルに勝利する。 <白銀の狼を長時間煮込んだ味噌汁。飲む度に心と体を熱くし、器が空になる頃には暴れ出したくなる程の高揚感に達する。> MACK-JP047「狂料理-ワイルド・ラプター煎餅/Mad Cook-Uraby Rice Cracker」 永続罠 Normal 【効果】手札から「ワイルド・ラプター」1体を墓地に送る事で発動。フィールド上の恐竜族モンスターの元々の攻撃力は1500になり、1度のバトルフェイズ中2回攻撃する事ができる。 <野性味溢れる肉食恐竜の肉を挟んだ煎餅(せんべい)。ワイルドにバリバリ音を立てて食べるのがこの食べ物における作法。> MACK-JP048「狂料理-プチモスパン/Mad Cook-Petit Moth Bread」 永続罠 Normal 【効果】手札から「プチモス」1体を墓地に送る事で発動。自分のデッキまたは融合デッキから昆虫族モンスター1体をフィールド上に特殊召喚する。このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。 <蛾の幼虫を粉末にしたものを生地に使用したパン。魔界にとっては此方が本当の『むしパン』なのである。> MACK-JP049「狂料理-寄生虫パラサイドパスタ/Mad Cook-Parasite Paracide Pasta」 カウンター罠 Normal 【効果】手札から「寄生虫パラサイド」1体を墓地に送る。モンスター1体の召喚・反転召喚を無効にし、それを破壊する。このデュエル中、お互いのフィールド上・手札・デッキ・融合デッキのモンスターの種族は昆虫族としても扱う。 <寄生虫だらけのパスタの盛り合わせ。これを食べきった者は人間ではまだ一人も存在しない。> MACK-JP050「狂料理-スカラベの煮転がし ファラオ風/Mad Cook-Scarabs Boiled in Broth」 カウンター罠 Normal 【効果】自分フィールド上に表側表示で存在する「スカラベの大群」1体を生け贄に捧げる。モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、それを破壊する。その後、自分の墓地から星2以下のアンデット族モンスターを2体まで特殊召喚する事ができる。 <古代的な調理法で作られる黄金虫(こがねむし)料理。隠し味はミイラの脳味噌。> MACK-JP051「狂料理-イナゴの佃煮 ファラオ風/Mad Cook-Locusts Sweetened Soy Sauce」 カウンター罠 Normal 【効果】自分フィールド上に表側表示で存在する「イナゴの軍勢」1体を生け贄に捧げる。魔法・罠カードの発動を無効にし、それを破壊する。その後、自分の墓地から星2以下のアンデット族モンスターを2体まで特殊召喚する事ができる。 <古代的な調理法で作られる蝗(いなご)料理。ゾンビソースが味を締める。> MACK-JP052「狂料理-キラー・トマトスパゲッティ/Mad Cook-Spaghetti a Mystic Tomato」 カウンター罠 Normal 【効果】自分フィールド上の「キラー・トマト」1体を生け贄に捧げる。相手モンスター1体の攻撃を無効にし、それを持ち主のデッキの1番下に置く。 その後、デッキから守備力1500以下の闇属性モンスター1体を自分のフィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。 <邪悪な顔のあるトマトを潰して作ったソースが絡めてあるスパゲッティ。> MACK-JP053「狂料理-氷岩魔獣アイス/Mad Cook-Shaved Ice Of Freezing Beast」 カウンター罠 Normal 【効果】手札から「氷岩魔獣」1体を墓地に送る。効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。その後、自分の墓地に存在する「灼岩魔獣」1体をフィールド上に特殊召喚する事ができる。 <氷の魔物を砕いてシャーベットアイスにしたデザート。急いで食べると全身が凍ってしまうので注意。> MACK-JP054「狂料理-灼岩魔獣ドリンク/Mad Cook-Burning Beast Drink」 カウンター罠 Normal 【効果】手札から「灼岩魔獣」1体を墓地に送る。カードの効果によって発生するダメージを無効にし、相手フィールド上のカードを1枚破壊する。その後、自分の墓地に存在する「氷岩魔獣」1体をフィールド上に特殊召喚する事ができる。 <炎の魔物を液体になるまで濾過精製したもの。一気に飲むと内蔵が燃え尽きてしまうので注意。> MACK-JP055「狂料理-ライトニングデーモンラーメン/Mad Cook-Lightning Skull Ramen」 通常罠 Rare 【効果】自分フィールド上の「デーモンの召喚」か「迅雷の魔王-スカル・デーモン」を1体生け贄に捧げる。生け贄に捧げたモンスターによって以下の効果を得る。 ●「デーモンの召喚」:相手フィールド上の攻撃力2500以下の表側表示モンスターを全て破壊する。 ●「迅雷の魔王-スカル・デーモン」:サイコロを1回振り、出た目の数だけフィールド上のカードを破壊する。 <迅雷の悪魔をそのまま煮込んだスープで作られた悪魔汁ラーメン。他の材料では到底味わえない邪悪で痺れる味。> MACK-JP056「狂料理-ジェノサイドキングサーモンの燻製/Mad Cook-Smoked Terrorking Salmon」 通常罠 Rare 【効果】「ジェノサイドキングサーモン」が墓地に送られた時に発動。次の相手バトルフェイズ開始時、自分の墓地から魚族の通常モンスター1体をフィールド上に特殊召喚する。このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、自分のデッキから「ジェノサイドキングサーモン」1体を手札に加える。 <暗黒海で水揚げされた貴重なシャケをスモークしたもの。卵も然る事ながら身も破壊的に美味い。> MACK-JP057「狂料理-ジェノサイドキングサーモンの卵/Mad Cook-Egg Of Terrorking Salmon」 通常罠 Rare 【効果】自分の墓地から「ジェノサイドキングサーモン」1体をゲームから除外する。自分フィールド上に「リトルサーモントークン」(魚族・水・星1・攻/守100)2体を守備表示で特殊召喚する(生け贄召喚のための生け贄にはできない)。 <暗黒海で稀に獲れるシャケの卵。非常に美味しい卵で通に言わせると生に限る。> MACK-JP058「狂料理-リーフ・フェアリーチョコレート/Mad Cook-Woodland Sprite Chocolate」 通常罠 Rare 【効果】フィールド上の「リーフ・フェアリー」1体を生け贄に捧げる。生け贄に捧げたモンスターに装備されていた装備カードの数だけ以下の効果を得る。 ●0枚以上:相手ライフに500ポイントダメージを与える。 ●1枚以上:相手ライフに1000ポイントダメージを与える。 ●2枚以上:フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠を全て持ち主の手札に戻す。 ●3枚以上:フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て持ち主の手札に戻す。 ●4枚:自分のデッキから植物族モンスターを可能な限りフィールド上に特殊召喚する。 <葉っぱの妖精から作った魔法のチョコレート。食べると森に訪れた様な気分になれる。> MACK-JP059「狂料理-グリグルグラタン/Mad Cook-Griggle Gratin」 通常罠 Rare 【効果】相手ライフが1000ポイント以上回復した時に発動。フィールド上に存在する全てのモンスターは、元々の持ち主の手札に戻る。その後、自分の手札からレベル3以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果によって「グリグル」が特殊召喚された場合、そのコントロールは相手に移る。 <謎の植物生命体を使ったグラタン。自然の香りとミルキーな風味が心身を温める。> MACK-JP060「狂料理-アメーバゼリー/Mad Cook-Ameba Jelly」 通常罠 Rare 【効果】自分ライフがカード効果によって1000ポイント以上ダメージを受けた時に発動。フィールド上に存在する全てのモンスターは、元々の持ち主の手札に戻る。その後、自分の手札からレベル3以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果によって「アメーバ」が特殊召喚された場合、そのコントロールは相手に移る。 <謎の原生動物を使ったゼリー。多くの手は加えず、素材そのままの味を楽しめる様に最小限の調理を施してある。> MACK-JP061「料理番組-狂の料理/Cooking Program-The Mad Cooking」 通常魔法 Secret/Ultimate 【効果】自分の墓地に存在する「狂料理」と名のついた魔法・罠を3枚まで選択する。選択したカードの数×1ターン後の自分スタンバイフェイズ時、自分のサイドデッキからそのカード効果に記載されたモンスターを1体ずつ手札に加える。「黄金の料理長」が自分フィールド上に存在する場合、手札に加えたモンスターを全て特殊召喚する事ができる。 <「本日も定番から個性溢れる一皿まで毎日の食卓が楽しくなる料理を紹介します。」―番組司会者> 『遊戯王』へ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/2100.html
直接の虐待表現がないど~☆ 東方キャラが鬼のようにでてくるど~☆ おぜうさまのかりすま設定があるかもだど~☆ ある妖精メイドは頭を悩ませていた。 彼女の仕事は主に紅魔館内部の雑巾がけだ。 雑巾がけというと地面に四つん這いになり雑巾で床をダッシュして磨いていく姿を想像される方が多いだろう。 しかし流石に巨大な洋館ともなるとその床面積も尋常じゃない広さである。 そんな雑巾がけでは作業効率が悪い上におそらく2日で腰を壊して立てなくなる。 そこで紅魔館では、普段モップの先に雑巾を挟んでそれで雑巾がけを行っている。 ただし作業自体は決して楽ではない。 彼女達の頭の中にはいかに作業を効率よく進めるか、ということを念頭に仕事をしている。 勿論やり残しは許されない。 今まで掛けて来た場所に汚れが残るようではすぐにメイド長に暇を出されてしまう。 汚れがあればすぐさまそこに駆けつけてすぐにでも仕事を片付け、そして持ち場に戻る。 その行ったり来たりも彼女の疲労を加速させる大きな要因になっている。 おそらくその場でゆっくり雑巾がけができるのなんて精々10分、長くて20分。 一時間のうちおそらく20分は移動時間として使っているだろう。 この仕事をしているのは勿論彼女だけではないがそれでも限度というものがある。 そう、これこそが今の彼女の悩みの種である。 彼女だけではない。掃除に携わる大抵の妖精メイドが悩んでいるはずである。 その元凶は…… 「うっうー☆」 今まさに出窓から中に進入しようと窓を弄っているれみりゃである。 物音に気づいて振り向いた妖精メイドは、大きくため息をついた。 またあそこは掛けなおしか…… 彼女はじゃぶじゃぶと桶の中で雑巾の汚れを落とすと、ペダルを踏んでローラーで雑巾をはさんで水を切った。 れみりゃは無事に窓を開け(窓は肉汁だらけになってしまったが)、とろとろと中に入ってきた。 と同時に、出窓に飾ってあった花瓶がれみりゃの足に引っかかり、バランスを崩した。 あっ、あぶない……! 雑巾モップをその場に放り出して花瓶を押さえにかかる。 しかしその努力は報われず、花瓶は無常にも床にたたきつけられ、ド派手な音を立てて砕け散った。 受け止めようと前屈みになったせいで、自分もバランスを崩し危うく破片の海にダイブしそうになる。 壁に手をつき体をひねり、なんとか体中刺し傷だらけという事態は逃れたが、そのまま転んで飛び散った破片で腕を大きく切ってしまった。 「うー?」 と、れみりゃが不思議そうな顔で自分の顔を覗き込んでいた。 「うー!おぜうさまはづよいがらぼでぃがーどはひづようないんだどー☆ れみりゃはこーまかんのかりすまおぜうさまなんだどー☆」 どうやらこの肉まんは妖精メイドが自分をかばいに飛び込んできたと思ったらしい。 だからといって礼の言葉を言うわけでもなく、むしろ自分の強さを誇示して満足そうに踊る。花の上で。 思わず後ろから花瓶の破片を投げつけそうになったが寸でのところで理性で押さえ込んだ。 ここでそんな事をしてみろ。きっと咲夜が飛んできて烈火のごとく怒られるだろう。 これがもっとも厄介なところで、こうなってしまうとそれを訴えられる場所が無いのだ。 ぐっとこぶしを握りしめ立ち上がると、簡単に破片を片付け、桶を取りれみりゃの後を追う。 綺麗汚いの分別のないれみりゃはそこらじゅうに泥で汚れた靴でスタンプを押して回る。 急いで綺麗にしないと。もしこのタイミングでレミリアお嬢様がいらしたら……どうしましょう。 だが焦るとロクなことが無い。焦ったあまりに部屋の外に出されていた椅子に桶を引っ掛けてしまった。 あっと思ったときにはもう遅い。 床に盛大に汚水をぶちまけながら自分も前方につんのめりそのままうつぶせに床に倒れこむ。 あぁ、なんていう事!見つかる前に片付けようと立ち上がろうとした。 そんな彼女の前には不運なことにもたまたま通りかかったレミリアが立っていた。 「これはどういうこと?」 もうだめだ、自分は首だ! 余りの出来事に妖精メイドは立ち上がることができず、とうとう堰を切ったようにぽろぽろ泣き出してしまった。 「あら、何も泣く事ないじゃない……」 困ったようにレミリアが漏らした。ふと妖精メイドが怪我しているのに気づく。 とりあえず咲夜を呼び手当てをするために医務室に連れて行かせた。 レミリアは汚れた床をよそに日の余り当たらない廊下をつつと進んでいく。 途中で窓から花瓶がなくなっているのを見つけた。 たしかここに生けてあったのは美鈴が庭で育てていた花。 「またあのゆっくりの仕業ね、全く頭が痛くなりそうよ……」 咲夜が溺愛しているというだけで紅魔館に入り浸っているれみりゃ。 一匹だけなら我慢ができてももうすでに20匹弱ほどこの紅魔館周辺をたむろしているのだ。 しかしみんななんだかんだ言って咲夜には頭が上がらないのだ。 その為ほぼ黙認状態でれみりゃが好き勝手紅魔館で遊びまわっている。 虎の威を借る狐とはまさにこのことである。 何かいい撃退方法を考えなくては。 イライラと頭を廻らせながら廊下の突き当たりにある木製の階段を下りていく。 何かいいアイディアを捻り出すときにはレミリアは必ずといって良いほどこの階段から地下に入る。 この先にいる動く大図書館、パチュリーに知恵を借りるためである。 数日後、レミリアの部屋にはパチュリーと咲夜の姿があった。 「そう。だからあのゆっくりの数を減らしてほしいって言ってるのよ。分かるかしら」 「しかしお嬢様、なにも罪も無いれみりゃ様をそんな……」 ペットに対しても様付けとはなんたる忠誠心かしらね、とレミリアはため息をついた。 流石に怪我人が出たとなってはこの状況を放って置く訳には行かないと重い腰を上げたのだ。 予想だにしていなかった提案に咲夜はただうろたえるばかりだった。 「かわいそうじゃないですか!もしも野放しにして死んでしまったらなんて思うと……」 それ楽しそうじゃないと危うく言いかけてレミリアは口をつぐんだ。 別にこいつが生き残ろうが生き残るまいが自分の知ったことではない。 とりあえず迷惑な「穀潰し」が消えればなんでもいいのだ。 一方の咲夜は目に入れても痛くない程のれみりゃ達が自分の行動範囲外に行ってしまうことがとてつもなく不安らしい。 どうにかしてレミリアに認めてもらおうとあれこれと説得しようと試みていた。 不意に沈黙を守っていたパチュリーが口を開いた。 「そういうと思って、貴方の為に1つ面白い方法を用意してみたわ」 パチュリーは黒い表紙の教科書ほどの厚さの本を小脇に抱えて前に進み出る。 「貴方もこの方法なら納得してくれるんじゃないかしら?」 本を咲夜の前で広げるとペラペラと中身を見せ付けるようにめくった。 中身は真っ白だ。咲夜ははてなと首をかしげた。 翌日、紅魔館の庭には総勢19匹のれみりゃが終結していた。 みな口々に「おうた」を歌い、太った体をくねくねと動かしながら踊ったりしている。 その様子をレミリアとパチュリーは庭の端に置かれた日傘の刺さっている白いテーブルで紅茶を飲みながら眺めていた。 「異様な光景ね。後でメイドに庭を掃除させないと」 「仕方が無いでしょ。あの方法をとるには広い場所が必要なんだから。 それよりも咲夜は一体どこに行ってしまったのかしら?」 「なんでもあのゆっくり共にプリンを作ってあげるとか言ってたわね。 全く、あんなやつ等にどうしてあそこまで惹かれるのかしら?」 新しい紅茶をお持ちしました、と腕に包帯をまいた妖精メイドがテーブルにポットを置いた。 「自分の主に似ているからじゃないかしら。 その上本物の主と違って素直に甘えてくるから……とか。ねぇレミィ」 「いっつも言ってるでしょう、あんなのと私を一緒にしないでって。 あぁそういえば。貴方もう怪我は大丈夫なの?」 お気遣いありがとうございます、もう大丈夫ですと笑い妖精メイドは館に戻っていった。 心なしか彼女の表情はいつもに増して生き生きとしていた。 「あぁ、あの子がこの提案の引き金になったのね」 「そうよ。身内にけが人を出してまで穀潰しを構うなんて私が許さないわ」 紅茶を一口すするとレミリアはため息をついた。 広場ではいつの間にか咲夜がれみりゃ達にプリンを配っていた。 うーうー☆とれみりゃのうれしそうな声が大きくなる。 ぷっでぃーん、ぷっでぃーんと手づかみでプリンを平らげるれみりゃ。 「汚い食べ方ねぇ……」 レミリアは冷たくゆっくりの集団をにらみつけた。 「そうですよ全く、もっと味わって食べろって言うんですよ」 もふもふとスプーンを口にくわえ、片手にプリンの乗った皿を持った門番がいつの間にかそばに立っていた。 「あら、いつの間に」 「あぁいえ、さっき休憩時間に入ったんで。 そしたらたまたま咲夜さんに出くわしまして。あまったからどうってプリンを貰ったんです」 そういって一口プリンを口に運ぶ美鈴。パァーッとそこだけ春が来た。 「おっ、おいひいいぃぃぃ!」 「そんな泣くほど美味しいかしら?」 「咲夜のプリンは私も好きだわ」 「あっ、一口なら食べても良いですよ」 「いや、遠慮しとくわ」 だってそれれみりゃの餌でしょ?と言いたかったが美鈴が本気で傷つきそうなのでよしておくことにした。 「さて、お別れも済んだようだし……始めましょうか」 パチュリーはゆっくりと立ち上がると館の中に戻っていった。 「お嬢様。一体やつらをどうやって処分するつもりなんです?」 優雅に紅茶を頂いているレミリアにいまだプリンを半分も食べ終えてない美鈴がもふもふと口を動かしながら聞いた。 「ものを食べながらしゃべるのは下品よ。 貴方は勿論咲夜がれみりゃを溺愛していることは知ってるわよね」 「ええ勿論です。私に注がれるべき愛を全て奪って行ったんですよやつ等は」 「……あえて突っ込まないでおくわ。 そう、そんな咲夜がれみりゃの数を減らすなんていって聞き入れるわけが無いでしょ? だからね、私達はこう提案したのよ。れみりゃを圧縮してくれないか、ってね」 「れみりゃを圧縮、ですか?小さくなるだけで数は変わらないじゃないですか。 むしろ某リグ○みたいにカサカサ動いてむしろ気持ち悪くなりそうですけど」 「貴方が意味する圧縮と私が言いたい圧縮はちょっと違うわ。 貴方が言っているのは単なる体積的な問題。 私が言っているのは"全体の濃度としての"圧縮よ」 「んー、よくわかりませんね」 「要するに19匹を1匹に凝縮したらどうかって提案したわけ。」 「あー、なるほど」 「いろんな固体の記憶や精神に圧縮を掛けて一つにまとめて1体の中に押し込む。 そうすれば肉体は減るけど精神は死んでないって言う"救い"がある。 それに精神が圧縮されればもっとお利口になれるって言ってあるわ」 「でも記憶は兎も角、精神や魂に関する術式は難しいってよく聞きますが。 そんな高度なものを高々ゆっくりごときに使って良いんですか?」 プリン上部のカラメルを器用にスプーンで全体に広げる美鈴。 「勿体無いわ。そんな物使うわけ無いでしょ」 「……え?」 「私達は提案しただけよ。 誰もこの方法で減らすなんて一言も言ってないわ。 ただ方法を提案して、その後で減らすことに同意を貰ったのよ」 「そうなんですかぁ。あれ?じゃあ術はやらないんですよね? でもさっきパチュリー様が図書館に……」 「ええ。別の術式を使うわ。 ま、これも一種の圧縮を使った術式よ。まあ後は使ってからのお楽しみにしておきなさい」 パチュリーが小悪魔と共に戻ってきたのでレミリアは席を立った。 「悪いけど美鈴、今日は貴方が日傘をもって頂戴」 「あ、はい。ちょっとまって下さいいまこのプリン片付けちゃいますから」 そういうと美鈴は口の中に残り1/4のプリンを急いでかきこんだ。 むせた。 「********************――」 パチュリーと子悪魔がものすごい勢いで何かを詠唱していた。 影縫いで動けないれみりゃたちの周りを大きな魔方陣が取り囲み、まばゆい光を放っていた。 「お嬢様……本当に大丈夫なんでしょうか……」 「ええ、大丈夫よ咲夜。パチュリーに任せておけばね」 不意に魔方陣の6点が強く光り、全てのれみりゃを飲み込んだ。 一気にがらんとした庭。 後に残ったのは地面に投げ出されたプリンを載せていた皿と、昨日パチュリーが持っていた黒い本だけである。 多くのメイド達が歓声を上げる中、メイド長咲夜だけは絶句しその場に立ち尽くしていた。 「あ……あぁ……」 それはそうだ。愛しいペットたちが一瞬にして消え去ってしまったのだから。 「大丈夫よ、咲夜」 そういうとパチュリーは庭の真ん中へ進み出ると黒い本を手に取った。 「この術式はとっても時間がかかるわ。 ゆっくりゆっくりと圧縮を進めていくのよ。そう……」 この本の中でね、とパチュリーはほんの表紙を指でトントンと叩いた。 「あと半日もすればこの本の中かられみりゃが召還できるようになるわ。 暫くの間のお別れだけど、我慢してちょうだい、咲夜」 「咲夜、今日はショックだったでしょうし、もう休んで良いわ。 あとは美鈴にやってもらうから」 レミリアはそういい残すと満足そうに館のほうへと戻ってゆく。 さあ、咲夜も行きましょうとパチュリーと子悪魔が咲夜の手を引いていく。 妖精メイド達も生気の抜けてしまったメイド長を心配しつつもぞろぞろと持ち場に帰っていった。 夜遅く、レミリアはパチュリーに呼ばれて図書館へと向かった。 部屋ではパチュリーと小悪魔がテーブルに置かれた日中の「黒い本」を眺めていた。 「それじゃあパチュリー、昼間のことを詳しく教えてもらおうかしら」 部屋に入るなりレミリアは口を開いた。 「あれを咲夜に見せたのは余りよくなかったわ…… あんなに落ち込んでしまうなんて……」 パチュリーは少々意気消沈気味である。 「そんな、パチュリー様のせいじゃありませんよ!」 「えぇそうね。悪いのはあのゆっくり共よ」 そうかしら、と暫く黙っていたが、やがてパチュリーは今日の術について話し始めた。 「今日使った術は確かに圧縮術よ。 ただし、咲夜に説明した"精神圧縮"ではなくただ単に"体積圧縮"なのだけれども。 あの術はその場にある有機物質を極限にまで圧縮して体積0、質量∞の物質に圧縮するものなの。 その後質量∞の物質がどこに行くのかは知らないけど、まあ気にしても仕方が無いわ。 あと、この術には少し細工がしてあって、ある特定の防御を施した物だけはこの術が無効になるようになってるの。 術式開始前にランダムで3匹に防御魔法を掛けてその3匹だけは特別保護してあるわ」 「別空間ってまさかこの紅魔館の中じゃないわよね?」 急にレミリアの顔が険しくなる。 きっと人一倍敏感な咲夜の事だ。どこかでれみりゃの気配がすればすぐに感ずかれてしまうだろう。 「安心して。その3匹を飛ばした場所って言うのは……この中よ」 パチュリーは黒い本を手に取るとレミリアの前に差し出した。 レミリアは本を受け取ると中をぱらぱらとめくった。 あら、と何か違和感を感じた。確かこれ、昼間見たときには真っ白の本だったのに。 先ほどと打って変わって中にはびっしりと文字が刻み込まれていた。 「この本の中はあのときつかったのとまた違う方法の2種類圧縮魔法が組み込まれているの。 一つは空間圧縮、もう一つは精神圧縮よ」 ここで一区切りつけるとパチュリーは小悪魔が入れてくれた紅茶を口に含んだ。 レミリアは興味深げに黒い本を捲っていた。 「さっきの3匹はその中に圧縮されてる空間に入ってるわ。 そして精神圧縮を掛けることによって中にいるゆっくり達の神経を極限にまで高めているの。 精神圧縮を掛けられたものの精神はその圧縮率に比例して敏感になる。 すなわち体感時間が通常よりも長くなるらしいわ。 だからそれを利用してやるべきことを全部半日で片つけようって事よ。 かなり高い精神圧縮をかけているはずだから私たちの体感時間の20倍はくだらない筈よ」 「そう……でもパチェ、貴方なんで3匹も残したの?残すのは1匹だけよ」 レミリアが不満そうに文句をつけた。 「そうよ。1匹だけ。でもこれをやるには一応保険を掛けておく必要があったの。 ほら、咲夜にこの術を使えばれみりゃがお利口になるから回りに迷惑を掛けなくなるって言ってあるでしょ。 言ってしまった以上はそれを実現させなければならないわ。 だからこの3匹を調教してなんとかやっていいこと悪いことの分別をつけさせないと。 どうも文献を見るとゆっくりは体で物を覚えさせるのが一番みたいだし……」 「その調教は誰に任せるつもり?」 「もうすでに頼んであるわ。もう仕事に取り掛かってからずいぶんたつんじゃないかしら? 2人いるけど……そうね、どちらの人も貴方がよく知っている人で、貴方のことをよく知っている人よ。 だからきっとできあがってくるれみりゃはきっと貴方好みのゆっくりれみりゃになるんじゃないかしら?」 「ふぅん、そう。分かったわ。 とりあえず答えは明日の楽しみに取っておこうかしら。 さて、私は咲夜の様子を見に行ってくるわ。おやすみ、パチェ」 そういうとレミリアは部屋を出た。その足取りは幾許かいつもより軽いように見えた。 翌日の夕方、紅魔館の庭には一匹のれみりゃと楽しそうに戯れる咲夜の姿があった。 その姿を静かに部屋から見守っていたレミリアはふと独り言をこぼした。 「……そうね。あのがんばった貴方達には何かご褒美をあげなくちゃかしら」 部屋の中にはレミリア以外にあと2つの人影だあった。 「私はお外に出たいわ、お姉さま」 「とりあえず少し疲れたので休みがほしいですねぇ。あんなに文字を教え込むのに苦労するとは……」 レミリアは二人に向き直ると口元を緩めた。 「どうもご苦労様。いいわ。 フランには外出許可を、美鈴には4日間の休日を与えましょう」 「よかったわね、美鈴!」 「妹様も、頑張った甲斐がありましたね!」 手をとり喜びあう二人。 術式の後、あの圧縮空間に送られたのはこの2人だったのだ。 二人の功績により無事咲夜の元に躾されたれみりゃがもどり、同時に紅魔館にも平和が戻ったのである。 2人が部屋を出て行った後、レミリアは二人が入っていたという黒い本を手に取り眺めていた。 術が終わった後にもかかわらずページは真っ白には戻らず、所々に記述がぽろぽろと残っていた。 「そうそう、お姉さま」 いつの間にかフランドールが目の前に戻ってきていた。 「実はね、その本の中にはまだ1匹れみりゃが残ってるのよ」 「……あのゆっくりが?」 レミリアは顔をしかめた。 「そう。1匹はすぐに死んじゃったんだけど、もう1匹は戻ってくる前に向こうで気を失っちゃってそれっきり起きてこないの。 一応つれて帰ってきたけど動かないし、つまらないからさっき私壊しちゃった」 そういうフランドールの手にはれみりゃ特有の帽子が握られていた。 ところどころ肉汁で染みがついてしまっている。 「まぁいいわ。とりあえずもう地下に戻っていなさい。 明日咲夜を迎えに行かせるからそれまでおとなしくしているのよ」 「分かったわお姉さま。それじゃあまた明日」 フランドールは再びスキップで部屋の外に出て行った。 レミリアは何か悪寒のようなものを感じて自分の手元にある黒い本を眺めた。 ……起きてこないって事はまだこっちに戻ってきたときには生きていたという事だろう。 フランは向こうで気絶してそれっきりと言っていたが、ゆっくり、とくにれみりゃであればすぐに回復して泣き喚いたりするはずだ。 だがれみりゃは起きてこなかった。その後フランの遊び道具として扱われて肉体は壊れてしまった。肉体は…… そういえば美鈴がゆっくりに字を教えたとか言っていた気がするな、とぼんやりと考えながらなんとなくほんの中身をもう一度確認してみる。 すると、最後のほうのページに、びっしりと文字が残っているページがあることに気がついた。 とても汚い字だが、どうやら同じ記述の繰り返しのようだ。 そしてレミリアがその記述を読み取ったとき、思わず反射的にその本を床に投げ捨てて部屋を飛び出した。 そこにはこう書かれていた。 ゆるしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいたすけてください ゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいゆるしてください がんばりますがんばりますがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにしますがんばりますいいこにします いいこにしますいいこにしますいいこにしますだしてくださいだしてくださいだしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいくるしいくるしいだしてくださいだしてくださいがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにします いいこにしますいいこいいこにいいこにしますいいこがんばりますがんばるがんばるゆるしてくださいゆるしてくださいだしてだして いいこにするだしてゆるしてがんばりますじおぼえますいうことききますききますいうこということたすけてくださいだしてゆること いいこにしますゆるしてくださいだしてだしてだしてさくやさくやだしてさくやいいこにしますゆるしてゆるしてがんばりますおぼえます だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてせまいせまいだしてせまいだしてさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくや さ くや さくやさくやさ くやさくや さ く や さ く や さ く や さく や さ く や さ く や さ くや さ く や さくや さく や さく や さ く や 紅魔館地下大図書館には、今でも文字の増え続けると言う変わった魔術書があるという。 あとがき う~☆ざぐやにだっごしでほしいんだど~☆ さくやにさぐやに さ く や に 訳(稚拙な文章で申し訳ありません。精進いたします)
https://w.atwiki.jp/tuku/pages/46.html
桶狭間での今川ヨシモト大敗から数日後。甲斐の国、躑躅ヶ崎館には、そのヨシモト本人が出向いていた。 突然のヨシモトの来訪に、甲斐の人々は『再度の織田ノブナガ征伐のための助力を願いに来たのだろう』と噂をしていた。 そして、助力がなれば、織田ノブナガなど相手にならないとも噂をしていた。 ヨシモト様とお館様が共に戦えば、あの越後の龍、軍神上杉ケンシンでも太刀打ちできないだろう、と。 お館様……甲斐を治める戦国乙女、武田シンゲン様がお力を貸せば、織田ノブナガなど相手にならない、と。 「お久しぶりですわね、シンゲンさん。川中島では大変だったそうですけど、お体は大丈夫ですの?」 躑躅ヶ崎館の一室。豪華な屏風が飾る部屋に通されたヨシモトは、この館の主と向かい合っていた。 その人物は、顔にはいくつもの傷が付いており、せっかくの美貌を損ねているように見える。 が、一度でもその人物と話せば、その傷も彼女の魅力を際立たせる化粧の一つに過ぎないと感じてしまう。 「おう!さすがはケンシンだな!こっぴどくやられちまった!わっはははは!」 「あらあら、やられたなどと、冗談を言って……兵隊さんたちの話では、判定勝ちだと言うことでしたが?」 ニコリとほほ笑み、そう答えるヨシモト。 やられたと言った本人が、そうは思っていないことはその態度を見れば一目瞭然である。 「はっははははは!そうだな、あれは判定勝ちだな!まぁケンシンもそう言ってるんじゃねぇかな?わっははははは!」 大きな口をあけて膝を叩き、豪快に笑う人物。 彼女こそが越後の龍、軍神上杉ケンシンと互角に渡り合う戦国乙女、武田シンゲンその人である。 「そういうおめぇこそ、織田ノブナガにコテンパンにやられたというじゃねぇか。 3万連れてったんだろ?それでやられたって本当か?」 「……えぇ、完膚なきまでに負けちゃいましたわ。さすがはノブナガ様でしたわ。 わたくしなどが、戦いを挑んだこと自体が間違いでしたの」 頬を赤く染め、ほぅっとため息を吐き、何かを思い出しながら話すヨシモト。 今まで見たことのない彼女の表情に、怪訝そうにじろじろと彼女の顔を見るシンゲン。 その顔は、『コイツ、負けて何で嬉しそうな顔してるんだ?』と言いたげな表情だ。 「ふぅ~ん、ノブナガに負けを認めちまうってのか。……ま、いいや。 で、そのぼろ負けした今川ヨシモトさんが、この武田シンゲンになんのようだ?」 赤い顔をして何かを思い出し、ほぅっとため息をついていたヨシモトは、シンゲンの言葉で我に返る。 「……ところで氏真はお元気?今日も元気に歌っているのかしら?」 我に返ったヨシモトは、以前にシンゲンへプレゼントした小鳥に話題を移す。 そんなヨシモトにますます怪訝な眼差しを向けるシンゲン。 「うじざね?そんなヤツ知らねぇな。おい!ウチにうじざねとかいうやつ、いたか?」 首を捻りながらシンゲンは、廊下に控える部下に問いかける。 するとそのような者は、我が軍勢には属しておりませんとの返答が。 「お前の気のせいじゃねぇか?ウチにはうじざねなんてやつ、いねぇぞ?」 「あらあら、イヤですわねぇ。わたくしが差し上げた可愛い小鳥さんのことですよ。 今日も元気に歌っているのかしら?」 小鳥?小鳥と言われたシンゲンは、首をかしげて考え出した。 そんなシンゲンを無視して話すヨシモト。彼女はここへ来た目的を果たそうと、話を進める。 「ねぇシンゲンさん。氏真のような小鳥さんは、人間の手で育てないと厳しい自然界では生き残ることが厳しいのです」 「小鳥小鳥……あああ!あの鳥かぁ!」 首を傾げてウンウンと唸りながら思い出そうとしていたシンゲン。 やっと思い出したのか、拳で手のひらを叩き、ウンウンと頷く。 「小鳥さんたちが生き残るためには、主となる人間に巡り合わなければいけないのです。 氏真にとってはその主がシンゲンさんなのです。シンゲンさんの元にいるからこそ、安心して歌を歌えるのですよ。 ……それは、わたくし達も同じこと。この戦国の世を生き残るためには、すばらしい主に仕えることが一番なのです」 頷くシンゲンを無視して話し続けるヨシモト。 ノブナガにほめて貰う為、シンゲンを口説き落とそうと必死のようだ。 「おお、やっと思い出した!前にもらったあの鳥か!」 「そう、その小鳥さんですわ。その小鳥さんの氏真のように、わたくしは素晴らしい主となるお方を見つけたのです。 シンゲンさん、あなたもそのお方の下でお働きになられてはどうでしょう?」 ヨシモトはニッコリとほほ笑み、シンゲンにノブナガへの服従を促した。 しかし、シンゲンの口から出た言葉は、予想だにしない言葉だった。 「あの鳥な、美味かったぞ!」 「上杉ケンシンとの戦に明け暮れているようでは、いつまで経っても甲斐の国も栄えませんわ。 ですからわたくしと共に、ノブナガ様に仕えて天下を統一し、平和な世を作り上げ……う、美味かった?」 「おう!美味かった!小さい割には肉汁がたっぷりと出て、メシが進んだぞ」 「に、肉汁?ご飯が進んだ?」 「また美味い鳥を送ってくれよな!はっはははは!」 豪快に笑うシンゲンの目の前で、大きくアングリと口を開け、呆然とするヨシモト。 まさか卵から孵した可愛い小鳥が、食べられているとは思いもしなかったようだ。 「今度は2,30羽送ってくれよな。一羽だけだと喰い足りないんだよ」 「き……きぃぃぃぃぃぃぃぃ~!この野蛮女!バカ女!大食い女!バカバカバカバカ!大バカ~!」 豪快に笑うシンゲンの前で我に返ったヨシモトは、怒りを爆発させ、シンゲンに飛び掛る。 「お、おわ!なにしやがる!」 「うるさい!このバカ女!底なし胃袋!あなたなんてノブナガ様にやられちゃえばいいんですわ!」 「いってぇ!よくもやりやがったな!この世間知らずなアホお嬢様め!」 顔を引っかいてくるヨシモトの髪を引っ張り、押し倒すシンゲン。 馬乗りになり、お返しとばかりにヨシモトの顔を引っかく。 「いきゃ!よ、よくもこのわたくしの顔に……きぃぃぃぃぃぃぃ~!許しませんわ!」 馬乗りのシンゲンを振り落とし、再度飛び掛るヨシモト。それを迎え撃つシンゲン。 「やるかぁ!このアホの子め!」 「うるっさいですわ!田舎者!甲斐の山奥でのたれ死ねばいいんですわ!」 「い、田舎者だとぉ~!このやろおぉぉぉぉ!」 「氏真のカタキぃぃぃ~!」 爪を立て、シンゲンを引っかくヨシモト。それに応戦するシンゲン。 8人の戦国乙女に名を連ねる2人の戦いとは思えない、まるで子供のような喧嘩をするシンゲンにヨシモト。 お互いの顔が引っかき傷だらけになったところで、呆れ顔のシンゲンの部下が2人を引き離す。 「はぁ!はぁ!はぁ!よ、よくも氏真を、お食べになりましたわね!」 「うるせぇ!貰ったもんをどうしようが勝手だろ!」 「きぃぃぃぃぃぃ~!ゆ、許しませんわ!わたくしはあなたを絶対に許しません!同盟なんて破棄ですわ! ノブナガ様に言って、上杉よりも先にあなたを攻め滅ぼしてもらいますわ!」 「おう!いつでもかかって来い!甲斐の武田シンゲンは逃げも隠れもしねぇぞ!」 「泣いても許しませんわよ!覚えていらっしゃい!」 床をダンダンと蹴るように踏み鳴らし、屋敷を出て行くヨシモト。 その背中を見ながら、2人の喧嘩を止めた部下に話しかける。 「……なぁ、ヨシモトは織田ノブナガのことをノブナガ様と言ってたよな?」 「えぇ、そうおっしゃってましたね」 「ってことはあれか?桶狭間で負けて、ノブナガに降ったってことなのか?」 「そのようですね。噂によれば、明智ミツヒデ、豊臣ヒデヨシの2人もすでに降っているとか」 部下の話に両腕を組み、何かを考え出した。 「う~ん、さすが榛名を手に入れただけはあるな。こりゃ早めに叩かなきゃ私も危ないな」 「……ですね。もはや上杉ケンシンに拘っている場合ではありませんね」 シンゲンの意図を汲み取り、ニヤリと笑みを浮かべる部下。 それにつられてシンゲンも笑みを浮かべる。 「……ヨシモトに同盟破棄されちまったな」 「されましたね」 「……ということは、ヨシモトとは敵同士ってことだよな?」 「そうですね。おまけに今、駿河にはろくな備えもありませんね」 部下の言葉に体をブルリと震わせて、ニヤリと笑い、命令を下す。 「……いっちょ攻め取るか!おし!出陣の準備をいたせ!動ける者どもだけでいい、今すぐ出陣じゃぁ~!」 「ははぁ~!」 こうして武田シンゲンは、主のいない駿河の国をいともたやすく手に入れた。 その主はというと……ノブナガの元へ帰る途中に寺により、シンゲンに食べられた氏真の供養をしていた。 そして位牌を抱きしめながら虚ろな顔で輿に乗り、ノブナガの元へと帰っていった。 ヨシモトがノブナガの元へと帰り着いたのは、シンゲンが駿河を攻め落としてから3日後のことだった。 「……ただいま戻りましたわ」 位牌を胸に抱きしめ、沈んだ面持ちのヨシモト。 そんな彼女の様子に首をかしげ、何があったんだといった表情で出迎えるノブナガ。 背後に控えるヒデヨシも首を傾げている。 「で、どうだった?シンゲンは我の配下に降りそうか?」 「ノ、ノブナガ様……ノブナガさまぁ~!ひぇぇぇぇぇ~ん!」 大粒の涙を零し、ノブナガに抱きつきその豊満な胸に顔を埋めるヨシモト。 ノブナガはヨシモトの突然の行動に驚き、咥えていた煙管を落としてしまう。 「おわぁ!き、貴様突然なにをするか!」 「シ、シンゲンなんて、やっちゃってくださいな!あんな田舎者、ノブナガ様の配下になんかいりませんわ!」 「あぁ?貴様がシンゲンを配下にしようと持ちかけてきたのであろう?それが何故急に倒せと言うのじゃ?」 甲斐に行くまでは、シンゲンとの再開を楽しみにしており、共に戦えると嬉しそうに話していたヨシモト。 そのヨシモトが帰ってくるなりシンゲンを敵視している。 ノブナガでなくても怪しむのは当然であり、ヒデヨシも頭の上にはてなマークを浮かべている。 「だって、だってシンゲンは、わたくしが卵から孵したカワイイ氏真を……ひぇぇぇぇぇ~~ん!」 大きな口をあけ、ワンワンと泣きじゃくるヨシモト。 自身の胸に顔を埋め、泣きじゃくるヨシモトに、呆れ顔のノブナガ。 そろそろ面倒くさくなってきたのか、ヨシモトの髪を掴み、引き離そうとしたその時、 大慌ての伝令がノブナガの元に駆け込んできた。 「も、申し上げます!す、駿河の国が、せ、攻め落とされました!」 「なんじゃと!イエヤスが動いたのか?あの狸めぇ~、動きを見せずにいたのは我の隙を伺っていたか!」 抱きついていたヨシモトの髪を掴み、引き離すノブナガ。 引き離されたヨシモトは、目を大きく開けたままキョトンとしている。 伝令が何を言っているのか理解できていないようだ。 「違います!駿河を攻め落としたのは……武田です!武田シンゲンが駿河を攻め落としたのです!」 伝令の報告に、顔を青ざめるヒデヨシ。 ただでさえあの軍神上杉ケンシンと互角に戦えるシンゲンが、 先の戦いで疲弊しているとはいえ、3万もの軍勢を集めることの出来る駿河を手に入れた。 国力だけで言えば、ノブナガを上回る力を手に入れたシンゲン。 そして、駿河を攻め落としたとなると、ノブナガとは敵対するという意思表示でもある。 思わずヒデヨシはゴクリと唾を飲み込む。 シンゲンとケンシン。強敵2人を相手にどう戦えばいいのかと、ノブナガに視線を移す。 そのノブナガは、ニヤリと笑みを浮かべ、その表情は伝令がもたらした凶報を、まるで吉報かのように喜んでいるかのように見えた。 「え?シンゲンさんが?わたくしの国を?……うっきぃぃぃぃぃ~!ノブナガさまぁぁぁ~!ふぇぇぇぇ~ん!」 再度抱きついてきたヨシモト。ノブナガは笑みを浮かべたままヨシモトを引き剥がし、命令を下す。 「くっくっく……はぁ~っはっはっはぁ!面白くなってきたわ!我らの次の敵は、武田じゃ!武田シンゲンじゃ! 皆の者、出陣の準備をいたせ!ヨシモト!いつまでメソメソと泣いておる!泣くほど悔しければシンゲンを打ち倒すがよい! ヒデヨシ!我らがシンゲンを打ち倒すまで、留守を守っておれ!……シンゲン、我を敵にしたことを後悔するでないぞ!」 こうしてノブナガは、守将としてヒデヨシを残し、 復讐に燃えるヨシモトを引き連れ、シンゲン討伐のため、甲斐へと出陣した。 駿河の国を攻め落としたシンゲンは、ヨシモトの居城だった駿府城に入った。 今川家が先祖代々築き上げてきた、駿河が誇る名城、駿府城。 新たな城主として、駿府城に入ったシンゲンは、長年の夢でを叶えるために、配下の兵に命令を出した。 そして、その夢は、今、彼女の目の前にある。 シンゲンは、長年の夢であった大量の海の幸を目の前に並べ、朝食を楽しんでいる。 大きな丼に山のように盛られた白米を、新鮮な海の幸と共に次々と口に運び、そのたびに膝を叩き美味いと声をあげている。 程よく油の乗った焼き魚を口に入れては美味いと感動し、新鮮な刺身を口に入れては幸せそうに頬を綻ばせる。 そんなシンゲンの様子を見て、思わず頬が緩む兵士達。 彼女達はそんな気取らないシンゲンが大好きで、彼女のために戦に明け暮れているのだ。 「も、申し上げます!お、織田ノブナガが甲斐に攻め込んできました!」 そんな幸せなひと時を終わらせる伝令兵の報告。しかしシンゲンは慌てることなくご飯を食べ進める。 「おう、やっと攻めてきたか。……やっぱ新鮮な刺身はうめぇな!おかわり!」 山のように白米が盛られた丼を空にして、満面の笑みを浮かべ、おかわりと丼を差し出す。 「で、ノブナガの兵力はどのくらいなんだ?」 シンゲンの顔が隠れるくらいに白米が盛られた丼を受け取り、醤油をつけた刺身をその白米の上に乗せる。 醤油が白米にしみるのをしばらく待ち、頃合を見て一気に口の中にかきいれる。 「は!軍勢自体は1万と、たいしたことはありません。しかし……」 「うめぇ!醤油が染み込んだら美味さ倍増だな!」 刺身を堪能したシンゲンは、焼きたての油の乗ったアジの開きに箸をつける。 丼を持ったままアジの身を取ろうとするも、なかなか上手く取ることが出来ない。 業を煮やしたシンゲンは、アジの開きを頭からガブリとくわえ込み、むしゃむしゃと噛み砕く。 「その軍勢の中に、織田家の旗以外に、今川家の旗があるのを確認しております」 「ヨシモトか?……う、うめぇぇぇぇぇ~!っくぅぅぅぅ~~!海の幸、最高だな!おめぇらも喰えよ!」 ノブナガ軍が攻めてきたというのに、食事を止める様子がまったくない。 部下もそれが当たりのように、次々と新たにおかずをシンゲンの前に差し出す。 それを次々と口の中に放り込み、そのたびに美味いと声をあげ、膝を叩くシンゲン。 彼女の朝食が終わったのは、もうお昼近くになった頃だった。 「ふぅ~、ちっと足りねぇが、ま、こんなもんだろ」 重なり合った空になったおひつを前に、満足げな表情でおなかを叩くシンゲン。 今まで食べていた物が、その細いおなかのどこに消えていったのだろう? シンゲンと食事を共にした者は、必ず疑問に思うことだ。 しかし配下の兵達はもはや慣れてしまったのか、誰一人として疑問に思わない。 「おっし、いっちょノブナガと戦るか!」 爪楊枝を、シ~シ~と咥えていたシンゲンは、膝を叩き立ち上がる。 「さっさとノブナガを潰し、ケンシンとの決着をつけなきゃいけねぇしな! ヨシモトも一緒ってのが、少しやっかいだが、どうにかなるだろ?はっはっは!」 豪快に笑うシンゲンにつられ、兵たちも笑みを浮かべる。 「では、これより我が軍は織田ノブナガを迎え撃つために甲斐へ戻る!……昼飯は寿司がいいな。いっぱい作ってくれよ?」 今、朝食を食べ終えたばかりだというのに、もう昼食の心配をするシンゲン。 彼女にとっては、ノブナガ軍よりも昼食のほうが重要なようだ。 「お主がシンゲンか?我の配下、ヨシモトが世話になったそうじゃなぁ」 「お前がノブナガか!よく甲斐に攻め込んできたな、根性だけは認めてやらぁ! だがなぁ、ここから先は一歩も踏ませねぇ!ぶっ倒してやらぁ!」 「ぬかせ!この田舎侍が!」 甲斐に攻め込み、抵抗らしい抵抗を受けずに次々と支城を攻め落としたノブナガ軍。 シンゲンの居城、躑躅ヶ崎館へあと少しといったところで、ついにシンゲン本軍と遭遇した。 ノブナガ軍1万に対し、シンゲン軍は6千。 数の上ではノブナガ軍が有利なはずだったのだが、いざ戦ってみると、ノブナガ軍は攻め込まれ、劣勢に立たされた。 幾度となく軍神、上杉ケンシン軍と戦い、生き残ってきた強兵ぞろいのシンゲン軍に、ノブナガ軍は歯が立たないかと思われた。 しかし、この戦いからノブナガ軍の一員として戦うことになったヨシモトの活躍で、どうにか総崩れとはならずに戦っている。 その激しい戦の最中、ついにノブナガとシンゲン、両雄が会い見えた。 互いに挑発をし、ノブナガが先手必勝とばかりに、その手にした大剣を振り下ろし攻撃! しかしシンゲンはなんなく軍配で払いのけ、その勢いで、ノブナガ目がけ軍配を振る。 軍配により作り出された竜巻が、ノブナガを襲い、その突風により、吹き飛ばされたノブナガ。 唖然とするノブナガに対し、軍配を肩に担ぎ、豪快に笑うシンゲン。 もはや勝負は付いたと言わんばかりの笑いようだ。 「はっはっはっは!どうしたノブナガ!榛名の力を手に入れたのではなかったのか? 手に入れてその弱さか?そんな弱さでこのシンゲンに挑もうとは片腹痛いわ!」 「……くっくっく、はぁ~っはっはっはぁ!さすがは武田シンゲンよな!こうでなくては面白くないわ!」 唖然としていたノブナガは、シンゲンの挑発に笑みを浮かべ、再度大剣を構え、担ぎシンゲンに襲い掛かる。 シンゲンはもはや勝負は付いたとばかりに、襲い掛かってくるノブナガに対し、再度軍配を振るい、竜巻を浴びせる。 これで勝負あり、だ。シンゲンがそう思った瞬間、ノブナガを襲ったはずの竜巻が2つに切り裂かれた。 竜巻を切り裂いたノブナガは、その勢いのままにシンゲンに襲い掛かり、シンゲンの頭上に大剣を振り下ろす! 思いもしないノブナガの攻撃に、間一髪で軍配で防ぎ、お互いにらみ合う2人。 「くっ、よくぞ防いだなぁ。さすがはシンゲンじゃな」 「くっ、まさか私の作り出した竜巻を切り裂くとはな!切り裂かれたのはケンシン以来だ!」 「はぁ~っはっはっは!では今日はこのノブナガが、ケンシンでさえ出来なかった敗北を味あわせてやろう」 「ぬかせ!貴様を血祭りに上げ、その勢いでケンシンを倒してやるわ!」 軍配に渾身の力を込め、ノブナガを弾き飛ばす。 弾き飛ばされながらも、見事に着地をし、視線はシンゲンから外さないノブナガ。 いつしか2人の周りを、お互いの配下の兵士が囲み、主を応援しだした。 「ノブナガ様!シンゲンなんてやっちゃってください!」 「シンゲン様!勝てば今日の晩御飯はイノシシのおなべですよ!」 応援を背に、にらみ合う2人。 お互いに隙をうかがっていたが、シンゲンが構えを説き、話しかける。 「さっき言ったな、切り裂かれたのはケンシン以来だってのはな……ありゃ嘘だ」 「……ほう?我とケンシン以外にもいると申すか?」 「いや、正確にはな、ケンシンが切り裂いたのはお前が切り裂いたのとは違う。 ……今から見せる技を切り裂きやがったんだ!この私の!一番の技を切り裂きやがった! あんな屁みたいな技を切り裂いていい気になってるんじゃねぇぞノブナガ! お前みたいなヤツがな、ケンシンと肩を並べようなんて……10年早いんだよ!」 怒りに震えるシンゲンが、ゆっくりと軍配を構える。 その尋常じゃない雰囲気に、ノブナガも大剣を構え、迎え撃つ用意をする。 「お前ごときが……ケンシンの名前を出すな!ふぅぅぅ~……喰らえ!炎竜軍配撃!」 気合一閃、軍配を振り下ろしたシンゲン。 その軍配から繰り出された竜巻が、否、炎を纏った竜巻がノブナガを襲う。 全てを巻き込み、ノブナガを目がけ進む炎の竜巻。 この技を喰らい、今まで無事だったものは、軍神上杉ケンシンしかいない。 これで織田ノブナガも終わりだ。シンゲン軍の兵士は、誰もが皆、シンゲンの勝利を確信した。 しかし、次の瞬間、ノブナガの叫び声が戦場に響き渡る。 「うおおおおお~!させるかぁ!非情ノ大剣~!」 炎の竜巻に襲い掛かる炎の衝撃波。2つの炎はぶつかり合い、お互いを消し飛ばした! 「な?バ、バカな?この私の炎竜軍配撃が、弾かれただと?」 「はぁ!はぁ!はぁ!さすがはシンゲンじゃ。この我の技と互角に渡り合うとはな」 渾身の力を込めたためか、肩で息をするノブナガ。 必殺の技を弾かれたシンゲンは、慌ててもう一度、技を繰り出そうと軍配を振り上げる。 ……丘の上から軍配を振り下ろすタイミングを計っている人物がいた。 一度目はタイミングが合わず、ノブナガを危険に晒してしまった。 しかし、一度見た技。次はタイミングを外すことは決してない。 彼女の自信の通りに、彼女の手から放たれた矢は、シンゲンが振り下ろそうとした軍配に当たり、その手から軍配が弾かれる。 一瞬、己の身に何が起きたのか分からずに、手から弾かれた軍配を見るシンゲン。 その隙を見逃すノブナガではなかった。 シンゲンが我に返った時には、すでに宙高くに舞い上がり、シンゲン目がけ、大剣を振り下ろしていた。 丘の上から、シンゲンが炎の衝撃波に襲われる様子を見て、ほほ笑むヨシモト。 倒れるシンゲンを見て、ヨシモトはニコリとほほ笑み、呟く。 「武田シンゲン、討ち取ったり」と。