約 2,014 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2337.html
家族・動物表現があります。 ゲスっぽい表現もあります。 ある所にゆっくりの家族が居た。 大きな木の洞の家にれいむとまりさとその子供たちが毎日ゆっくりと暮らしていた。 そしてその家の一番奥には、一匹のゆっくりれみりあがいた。 ゆっくりれみりあと言えば、捕食種として他のゆっくりからは恐れられている存在だ。 だが、その家族はれみりあと同じ家に居ながら、食べられる事もなく暮らしていた。 「うー!うー!」 家の奥で地面に転がっている羽のないれみりあが呻き声を上げた。 「うるさいよ!ゆっくりしずかにしていってね!!」 れいむが眉を顰めて怒鳴る。 「そろそろたべごろなんじゃないかだぜ?」 まりさはれみりあの方を見てかられいむに問い掛けた。 まりさに問い掛けられたれいむは品定めするようにれみりあを見てから言った。 「そうだね!きょうはれみりあでゆっくりしようね!!」 「わーい!!わーい!!」 今日はご馳走だ、ご馳走を食べてゆっくりして、一家全員でゆっくり団欒する日だ。 それを聞いた子供たちはピョンピョンと飛び跳ねたり、ゴロゴロと転がったりして全身で喜びを露にした。 一緒になって喜ぶまりさに潰されて一匹の小まりさが死んだが喜んでいる一家は誰一人として気づかなかった。 ご馳走を取るためにれいむとまりさがれみりあに近づいていくと、 れみりあは大きく口を開き鋭い牙を見せ威嚇する、だが羽が無ければ地面を這いずる ぐらいの事しか出来ない事を知っているれいむとまりさは一向に怯まなかった。 「うーうー(笑)だってさ」 「おお、こわいこわい(笑)」 れみりあも無駄と判りながらも必死で威嚇を繰り返した。 「うー!うー!うっ!……う゛ー!う゛ー!」 れいむとまりさは、まず、れみりあの両脇についた生え掛けの小さな羽を食い千切った。 れみりあの羽は硬く食べられた物ではない、放っておいて跳べるようになっても困るので、 こうして定期的に食い千切っているのだ。 れみりあ種には驚異的な再生力がある。 時間は掛かるが、体の一部を失っても何の障害も残らずに完治させる。 普通のゆっくりもそれなりの再生力があるが、精々傷口が塞がる程度である。 さらに、その再生力に寄るものなのかれみりあは何も食べなくとも死ぬ事はない、 食べきらずに残しておけば、こうして繰り返し食料として利用できるのだ。 「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせー!!」 れみりあは美味しい、中には濃厚な肉汁の滴る豚肉の餡が詰まっている。 齧り付けば熱すぎず冷たすぎず、食べるのに丁度よい温度で口のなか一杯に肉汁が広がる。 大雨が降った次の日に水溜り中で溶け掛かっているれみりあを拾ってから 一家は何度もこのご馳走を食べていた。 まりさとれいむの子供、3番目の小れいむはれみりあが嫌いだった。 捕食種であるれみりあを好きなゆっくりはそうそう居ないが、この小れいむはれみりあを食べるのが嫌いだった。 なぜ、嫌いなのかというと、小れいむはある日突然気づいてしまったのだ。 れみりあだってゆっくりだ、こんなひどい事をするのはゆっくりしてない事だと。 生まれたときから家にれみりあが居て、食料として利用してきた事で、 小れいむにはれみりあに対する警戒心や恐怖心があまり無かった。 それ故にゆっくり話し合えば一緒にゆっくり出来ると思っていた。 一家団欒のご馳走の日も、両親によって食い千切られていくれみりあの姿に心を痛めていた。 だが、小れいむはその事を誰にもいえなかった。 一度、れみりあを食べたくない、ゆっくりさせてあげたいと、それと無く言って見た事はあるが、 食べたくないという言葉に家族は、食欲が無いのか?体調が悪いのか?と小れいむの事を心配し、 ゆっくりさせてあげたいという言葉には、れいむとまりさは耳を疑って何て言ったのか聞き返してきた。 その時は、適当にいい間違いとして誤魔化したが、 両親のあまりに驚いた反応は、自分は間違った事を言ってしまったのではないか、 自分は変なゆっくりなのではないかと小れいむに思わせた。 一家が寝静まった頃、 れみりあは小さなうめき声を上げていた。 何時ものように全身を食いちぎられ、ジンジンする痛みで眠る事も出来ない。 この一家につかまってからというもの毎日がこんな感じだった。 ご馳走の日から数日たったある日の夜、れみりあが痛みに体を震わせていると、 一匹の小れいむが起き上がりれみりあの元へとやって来た。 小れいむは口から虫や草を吐き出しれみりあに向かって言った。 「ゆっくりたべていってね……」 れみりあは戸惑った。こんなものを出されても如何したらいいのかわからない。 それにこの小れいむは何を考えているのだろうか、もしや毒でも入っているのだろうか。 そんな事を考えながら差し出された虫や草を見つめるれみりあ、 虫や草を食べた事はなかったが、一家がご馳走の日以外はこういった物を食べているのは知っていた。 少なくとも食べられるもの、そう思うとれみりあの体は急速にそれを求めた。 小れいむの出した虫を口に含み噛みしめると、辛いような苦いようなピリピリとした感覚が口の中に広がった。 久しぶりの感覚にそれが美味しいのかどうかは判らなかったが、虫を食べつくすと直ぐに草を口へと運び一心不乱に食べ続けた。 小れいむの運ぶ食事によってれみりあの傷は、それまでよりも早く再生する様になった。 次第に元気を取り戻すれみりあを見て、小れいむも嬉しそうにしていた。 しかし、それは結局の所、余計にれみりあを苦しめる事になった。 再生が早くなった事により一家のご馳走の日は増え、 れみりあも小れいむも苦しむ回数が増えた。 小れいむは、その事に気づいた後も食事を運び続けていた。 小れいむには、れみりあの言葉が判らず、もう食事を運ばない方がよいか、直接聞くことは出来なかった。 食事を運ぶと、れみりあは小声でうーうーと喜び、最初は無表情だったのも、いつの間にか美味しそうに食事を平らげるようになっていた。 少なくともれみりあが喜んでいるのは間違いない、という思いで食事を運び続けていた。 月日が流れ、れいむとまりさの子供が、もう大人といえる大きさに成長した頃、 大人になった小れいむは、れみりあについて思っている事を両親に話すことにした。 「れみりあをゆっくりさせてあげてね!かわいそうだよ!!」 れいむの言葉に両親はたいそう驚いた。 二人とも驚きのあまり両目が飛び出し失明してしまったが、れみりあを解放する事はなく、 れいむは変なゆっくりのレッテルをキョンシーの御札の様に貼られ、家族から奴隷同然の扱いを受けるようになった。 れいむは朝から晩まで餌集めをさせられ、家にいる時でも絶えず両親から嫌味を言われ続け、 遂には目が見えないストレスのはけ口として暴力を振るわれるようになった。 両親の目が見えない事によるストレスは溜まる一方だった。 外を散歩する事も出来ず、家の中でも不用意に動けば何かにぶつかったり転んだり、 昼も夜も判らないれいむとまりさは次第に精神を病んでいった。 楽しく話してたかと思えば急に怒り出したり、怪我をするのも構わずに暴れだしたり、 これにはれいむ以外の子供達も困り果てていた。 両親が失明してから1ヶ月もした頃には家の中は常にギスギスとした空気が漂い、 子供達は外に出かけている時間が長くなり、つがいになるゆっくりを見つけると家を出て行った。 家の中には、れいむとまりさの夫婦、奴隷のれいむ、非常食のれみりあのみとなった。 れいむは決意した、れみりあと逃げよう。 逃げて二人でゆっくりしよう。 逃げるのは簡単だった。 家にいるのは目の見えないれいむとまりさだけ、そのまま出て行ってもよかったが、 両親が寝ている間にコッソリ出て行ったのは、まだ家族の情が残っていたからだろう。 れいむは両親のために家に溜め込めるだけの食料を集めた後で、れみりあと共に家を出た。 「これで……これでゆっくりできるね!」 「う~♪う~♪」 れいむはれみりあに寄り添うように跳ねながら新しいを家を探した。 羽がまだ再生しきっていないれみりあは這いずる事しか出来ず、 れいむよりゆっくり動く事しか出来なかった、だが、れいむとれみりあの顔は満面の笑顔に包まれていた。 運のよい事に新しい家は直ぐに見つかった。 それまで済んでいた家と同じ様に木の根もとの洞で前の家よりかは若干狭いが れいむとれみりあの2匹には十分な大きさだ。 その夜は、歩き疲れていたのもあり、家について直ぐに眠る事にした。 2匹は寄り添うようにして、もう二度と訪れないと思っていたゆっくりとした夜を過ごした。 次の日 「……ゆ~……ゆっくりしていってね!!!」 目を覚ましたれいむは元気一杯に朝の挨拶をした。 「……う~…………う~う~」 れみりあはまだ眠そうだったが、れいむが起きたのでゆっくりと起き上がった。 「ゆっくりごはんをあつめてくるよ!!れみりあはゆっくりしていってね!!!」 れいむはれみりあの分もご飯を集めるべく、張り切って外へと出かけた。 れいむを見送ったれみりあはやはり眠かったのか直ぐに二度寝に入った。 れいむ達が新しい家に来てから1週間がたった頃、 遂にれみりあの羽が治り、空を自由に飛ぶ事が出来るようになった。 「う~♪う~♪う~♪♪」 家の外で、れみりあはれいむの頭上をくるくると飛び回りながら嬉しそうに声を上げた。 れいむもそれを嬉しそうに見上げていた。なんなに嬉しそうなれみりあを見るのは初めてだ。 れいむがれみりあを見上げていると、 空を飛んでいたれみりあはれいむの元まで下りてきて、上から頭の天辺を甘噛みし、再び空へと舞い上がった。 「ゆ?ゆゆゆゆゆ!!わ~い♪おそらをとんでるみた~い♪」 一瞬戸惑ったれいむだったが、それまで見た事のない空からの眺めに直ぐに心を奪われた。 おそらく普通のゆっくりであれば一生に一度あるかないかの体験である。 「わ~い♪わ~い♪」 れいむとれみりあは、夜になるまでゆっくりと空中散歩を楽しんだ。 巣に戻った2匹は何も言わずに頬擦りを始めた。 翌朝、れいむの頭からは蔦がのび、そこには小さな小さなれいむとれみりあの子供が実っていた。 その日から、れいむが家にのこり、れみりあが食べ物を集める事になった。 れいむは蔦に実った子供たちとれみりあを見送り、れみりあはれいむと生まれてくる子供達の為に一生懸命食べ物を集めた。 れみりあが食べ物を集めるのにもすっかりなれた頃、 二人の子供達が誕生の時を迎えようとしていた。 蔦の一番先端に実っているれいむがプルプルと震えだす。 れいむとれみりあが、生まれてくるのを今か今かと見つめていると、 プチッという音と共に蔦から離れ地面へと落ちた。 地面へと落ちた小れいむはまだ目を閉じたまま、 すこしだけ震えている小れいむを、れいむとれみりあはじっと見守っていた。 体をモゾモゾと動かし、長い長い眠りからさめるように小れいむは目を開いた。 「…ゆ…ゆっくぃ……ゆぅ………ゆっくりしていってね!!!」 言えた、初めてのゆっくりしていってね、この瞬間小れいむはゆっくりれいむとしてこの世界に誕生した。 「ゆぅうう!とってもゆっくりしたあかちゃんだよ!ゆっくりしていってね!!!」 れいむは目に大粒の涙を溜めながら喜びの声を上げた。 「うー♪うー♪」 れみりあは羽をパタパタとさせて喜びを表現した。 その後、最初の小れいむに続くように次々と子供たちが産まれた。 小れいむが3匹、小れみりあも3匹、総勢8匹の大家族となった。 「おかさん!おなかすいたよ!」 生まれたてでお腹が空いている小れいむ達が言った。 「うー!うー!」 小れみりあ達もお腹が空いている。 れいむとれみりあは、待っていましたと言わんばかりに、 この日の為に集めておいた食料を子供たちの前に差し出した。 どれもこれも、れいむとれみりあによる選りすぐりのご馳走だ。 「ゆっくりたべていってね!」 小れいむ達は差し出されたご馳走に跳びつく様に口をつけた。 それに続いて小れみりあ達も目の前のご馳走に飛びついた。 む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせー!! 2口、3口と、小れみりあ達は飲み込むようにあっという間に食事を終えた。 あっという間の事に、れいむもれみりあも、食べられた小れいむも、小れいむが食べられている事に気がつかなかった。 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛!!と゛う゛い゛う゛こ゛と゛!!!!」 小れみりあ達が小れいむ達である事を、ようやく理解したれいむは泣き叫ぶように言った。 れみりあも同じ様に理解したが何もいえなかった。 「ゆっくりせつめいしてね!ゆっくりせつめいしてね!!」 れみりあを問い詰めるれいむは、これはきっと見間違いだ、 小れみりあ達が手品かなにかで小れいむ達はどこかに隠れているんだ、 そうだ、そうに違いない、そう思ってれみりあを問い詰めた。 問い詰められたれみりあは、れいむの問いに対する答えを持つには持っていた それもそうだ、れみりあ種にとってご飯と言えば他のゆっくりだ。だから目の前の小れいむ達をご飯だと思ってしまったのだ。 だが、その事をれいむにいえず、れみりあは声を詰まらせた。 お腹の膨れきらない小れみりあ達は、れいむの上をクルクルと回るように旋回し始めた。 れみりあには、次の獲物はれいむなのだと判った。このままではれいむが危ない、 しかしれみりあとして他のゆっくりを食べるのは当然の事、 れいむを守るか、小れみりあの好きにさせるか、れみりあは究極の2択を迫られた。 れみりあはれいむを選んだ。 れいむの上を飛んでいる小れみりあ達を羽で叩き落し、口を広げキバを見せて威嚇する。 叩き落された小れみりあ達は、どうしてこんな事をするのといった瞳でれみりあを見つめたが、 れみりあはそれを冷たい瞳で睨み返した。 そして小れみりあ達の瞳も、親であるれみりあと同じ冷たい物に変わった。 「うー!うー!」 最後に一度、大きく叫んでから小れみりあ達は家を後にした。 「どうして……どうしてこんなことに………」 2匹だけになった家の中にれいむの声が消えた。 ある木の洞の中 「れいむ!れいむはいないの!はやくでてきてね!!」 一匹のれいむがあたりに撒き散らす様に怒号を放った。 「れいむ、れいむはもういないんだぜ、うるさいからしずかにするんだぜ」 隣にいたまりさがれいむをなだめるが効果はまるで無かった 「れいむ!まりさがごちゃごちゃうるさいよ!!れいむ!れいむ!れいむはどこなの!!!」 れいむは相変わらず隣の家にも聞こえそうな大声で怒鳴り続けた。 「やれやれなんだぜ……」 まりさはいつもの事といった様子で足元の土を口に運んでいた。 「これうっめ、これめっちゃうめぇ」 その時、3匹のゆっくりがその家の中に入ってきた。 「れいむ!れいむなの!?れいむならはやくごはんをもってきてね!!れいむじゃないならはやくでていってね!!!」 うーうーと鳴く3匹のゆっくりは、後に『赤い三連星」として恐れられる3匹のれみりあだった。 作者:れみりあ大好きあき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3462.html
家族・動物表現があります。 ゲスっぽい表現もあります。 ある所にゆっくりの家族が居た。 大きな木の洞の家にれいむとまりさとその子供たちが毎日ゆっくりと暮らしていた。 そしてその家の一番奥には、一匹のゆっくりれみりあがいた。 ゆっくりれみりあと言えば、捕食種として他のゆっくりからは恐れられている存在だ。 だが、その家族はれみりあと同じ家に居ながら、食べられる事もなく暮らしていた。 「うー!うー!」 家の奥で地面に転がっている羽のないれみりあが呻き声を上げた。 「うるさいよ!ゆっくりしずかにしていってね!!」 れいむが眉を顰めて怒鳴る。 「そろそろたべごろなんじゃないかだぜ?」 まりさはれみりあの方を見てかられいむに問い掛けた。 まりさに問い掛けられたれいむは品定めするようにれみりあを見てから言った。 「そうだね!きょうはれみりあでゆっくりしようね!!」 「わーい!!わーい!!」 今日はご馳走だ、ご馳走を食べてゆっくりして、一家全員でゆっくり団欒する日だ。 それを聞いた子供たちはピョンピョンと飛び跳ねたり、ゴロゴロと転がったりして全身で喜びを露にした。 一緒になって喜ぶまりさに潰されて一匹の小まりさが死んだが喜んでいる一家は誰一人として気づかなかった。 ご馳走を取るためにれいむとまりさがれみりあに近づいていくと、 れみりあは大きく口を開き鋭い牙を見せ威嚇する、だが羽が無ければ地面を這いずる ぐらいの事しか出来ない事を知っているれいむとまりさは一向に怯まなかった。 「うーうー(笑)だってさ」 「おお、こわいこわい(笑)」 れみりあも無駄と判りながらも必死で威嚇を繰り返した。 「うー!うー!うっ!……う゛ー!う゛ー!」 れいむとまりさは、まず、れみりあの両脇についた生え掛けの小さな羽を食い千切った。 れみりあの羽は硬く食べられた物ではない、放っておいて跳べるようになっても困るので、 こうして定期的に食い千切っているのだ。 れみりあ種には驚異的な再生力がある。 時間は掛かるが、体の一部を失っても何の障害も残らずに完治させる。 普通のゆっくりもそれなりの再生力があるが、精々傷口が塞がる程度である。 さらに、その再生力に寄るものなのかれみりあは何も食べなくとも死ぬ事はない、 食べきらずに残しておけば、こうして繰り返し食料として利用できるのだ。 「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせー!!」 れみりあは美味しい、中には濃厚な肉汁の滴る豚肉の餡が詰まっている。 齧り付けば熱すぎず冷たすぎず、食べるのに丁度よい温度で口のなか一杯に肉汁が広がる。 大雨が降った次の日に水溜り中で溶け掛かっているれみりあを拾ってから 一家は何度もこのご馳走を食べていた。 まりさとれいむの子供、3番目の小れいむはれみりあが嫌いだった。 捕食種であるれみりあを好きなゆっくりはそうそう居ないが、この小れいむはれみりあを食べるのが嫌いだった。 なぜ、嫌いなのかというと、小れいむはある日突然気づいてしまったのだ。 れみりあだってゆっくりだ、こんなひどい事をするのはゆっくりしてない事だと。 生まれたときから家にれみりあが居て、食料として利用してきた事で、 小れいむにはれみりあに対する警戒心や恐怖心があまり無かった。 それ故にゆっくり話し合えば一緒にゆっくり出来ると思っていた。 一家団欒のご馳走の日も、両親によって食い千切られていくれみりあの姿に心を痛めていた。 だが、小れいむはその事を誰にもいえなかった。 一度、れみりあを食べたくない、ゆっくりさせてあげたいと、それと無く言って見た事はあるが、 食べたくないという言葉に家族は、食欲が無いのか?体調が悪いのか?と小れいむの事を心配し、 ゆっくりさせてあげたいという言葉には、れいむとまりさは耳を疑って何て言ったのか聞き返してきた。 その時は、適当にいい間違いとして誤魔化したが、 両親のあまりに驚いた反応は、自分は間違った事を言ってしまったのではないか、 自分は変なゆっくりなのではないかと小れいむに思わせた。 一家が寝静まった頃、 れみりあは小さなうめき声を上げていた。 何時ものように全身を食いちぎられ、ジンジンする痛みで眠る事も出来ない。 この一家につかまってからというもの毎日がこんな感じだった。 ご馳走の日から数日たったある日の夜、れみりあが痛みに体を震わせていると、 一匹の小れいむが起き上がりれみりあの元へとやって来た。 小れいむは口から虫や草を吐き出しれみりあに向かって言った。 「ゆっくりたべていってね……」 れみりあは戸惑った。こんなものを出されても如何したらいいのかわからない。 それにこの小れいむは何を考えているのだろうか、もしや毒でも入っているのだろうか。 そんな事を考えながら差し出された虫や草を見つめるれみりあ、 虫や草を食べた事はなかったが、一家がご馳走の日以外はこういった物を食べているのは知っていた。 少なくとも食べられるもの、そう思うとれみりあの体は急速にそれを求めた。 小れいむの出した虫を口に含み噛みしめると、辛いような苦いようなピリピリとした感覚が口の中に広がった。 久しぶりの感覚にそれが美味しいのかどうかは判らなかったが、虫を食べつくすと直ぐに草を口へと運び一心不乱に食べ続けた。 小れいむの運ぶ食事によってれみりあの傷は、それまでよりも早く再生する様になった。 次第に元気を取り戻すれみりあを見て、小れいむも嬉しそうにしていた。 しかし、それは結局の所、余計にれみりあを苦しめる事になった。 再生が早くなった事により一家のご馳走の日は増え、 れみりあも小れいむも苦しむ回数が増えた。 小れいむは、その事に気づいた後も食事を運び続けていた。 小れいむには、れみりあの言葉が判らず、もう食事を運ばない方がよいか、直接聞くことは出来なかった。 食事を運ぶと、れみりあは小声でうーうーと喜び、最初は無表情だったのも、いつの間にか美味しそうに食事を平らげるようになっていた。 少なくともれみりあが喜んでいるのは間違いない、という思いで食事を運び続けていた。 月日が流れ、れいむとまりさの子供が、もう大人といえる大きさに成長した頃、 大人になった小れいむは、れみりあについて思っている事を両親に話すことにした。 「れみりあをゆっくりさせてあげてね!かわいそうだよ!!」 れいむの言葉に両親はたいそう驚いた。 二人とも驚きのあまり両目が飛び出し失明してしまったが、れみりあを解放する事はなく、 れいむは変なゆっくりのレッテルをキョンシーの御札の様に貼られ、家族から奴隷同然の扱いを受けるようになった。 れいむは朝から晩まで餌集めをさせられ、家にいる時でも絶えず両親から嫌味を言われ続け、 遂には目が見えないストレスのはけ口として暴力を振るわれるようになった。 両親の目が見えない事によるストレスは溜まる一方だった。 外を散歩する事も出来ず、家の中でも不用意に動けば何かにぶつかったり転んだり、 昼も夜も判らないれいむとまりさは次第に精神を病んでいった。 楽しく話してたかと思えば急に怒り出したり、怪我をするのも構わずに暴れだしたり、 これにはれいむ以外の子供達も困り果てていた。 両親が失明してから1ヶ月もした頃には家の中は常にギスギスとした空気が漂い、 子供達は外に出かけている時間が長くなり、つがいになるゆっくりを見つけると家を出て行った。 家の中には、れいむとまりさの夫婦、奴隷のれいむ、非常食のれみりあのみとなった。 れいむは決意した、れみりあと逃げよう。 逃げて二人でゆっくりしよう。 逃げるのは簡単だった。 家にいるのは目の見えないれいむとまりさだけ、そのまま出て行ってもよかったが、 両親が寝ている間にコッソリ出て行ったのは、まだ家族の情が残っていたからだろう。 れいむは両親のために家に溜め込めるだけの食料を集めた後で、れみりあと共に家を出た。 「これで……これでゆっくりできるね!」 「う~♪う~♪」 れいむはれみりあに寄り添うように跳ねながら新しいを家を探した。 羽がまだ再生しきっていないれみりあは這いずる事しか出来ず、 れいむよりゆっくり動く事しか出来なかった、だが、れいむとれみりあの顔は満面の笑顔に包まれていた。 運のよい事に新しい家は直ぐに見つかった。 それまで済んでいた家と同じ様に木の根もとの洞で前の家よりかは若干狭いが れいむとれみりあの2匹には十分な大きさだ。 その夜は、歩き疲れていたのもあり、家について直ぐに眠る事にした。 2匹は寄り添うようにして、もう二度と訪れないと思っていたゆっくりとした夜を過ごした。 次の日 「……ゆ~……ゆっくりしていってね!!!」 目を覚ましたれいむは元気一杯に朝の挨拶をした。 「……う~…………う~う~」 れみりあはまだ眠そうだったが、れいむが起きたのでゆっくりと起き上がった。 「ゆっくりごはんをあつめてくるよ!!れみりあはゆっくりしていってね!!!」 れいむはれみりあの分もご飯を集めるべく、張り切って外へと出かけた。 れいむを見送ったれみりあはやはり眠かったのか直ぐに二度寝に入った。 れいむ達が新しい家に来てから1週間がたった頃、 遂にれみりあの羽が治り、空を自由に飛ぶ事が出来るようになった。 「う~♪う~♪う~♪♪」 家の外で、れみりあはれいむの頭上をくるくると飛び回りながら嬉しそうに声を上げた。 れいむもそれを嬉しそうに見上げていた。なんなに嬉しそうなれみりあを見るのは初めてだ。 れいむがれみりあを見上げていると、 空を飛んでいたれみりあはれいむの元まで下りてきて、上から頭の天辺を甘噛みし、再び空へと舞い上がった。 「ゆ?ゆゆゆゆゆ!!わ~い♪おそらをとんでるみた~い♪」 一瞬戸惑ったれいむだったが、それまで見た事のない空からの眺めに直ぐに心を奪われた。 おそらく普通のゆっくりであれば一生に一度あるかないかの体験である。 「わ~い♪わ~い♪」 れいむとれみりあは、夜になるまでゆっくりと空中散歩を楽しんだ。 巣に戻った2匹は何も言わずに頬擦りを始めた。 翌朝、れいむの頭からは蔦がのび、そこには小さな小さなれいむとれみりあの子供が実っていた。 その日から、れいむが家にのこり、れみりあが食べ物を集める事になった。 れいむは蔦に実った子供たちとれみりあを見送り、れみりあはれいむと生まれてくる子供達の為に一生懸命食べ物を集めた。 れみりあが食べ物を集めるのにもすっかりなれた頃、 二人の子供達が誕生の時を迎えようとしていた。 蔦の一番先端に実っているれいむがプルプルと震えだす。 れいむとれみりあが、生まれてくるのを今か今かと見つめていると、 プチッという音と共に蔦から離れ地面へと落ちた。 地面へと落ちた小れいむはまだ目を閉じたまま、 すこしだけ震えている小れいむを、れいむとれみりあはじっと見守っていた。 体をモゾモゾと動かし、長い長い眠りからさめるように小れいむは目を開いた。 「…ゆ…ゆっくぃ……ゆぅ………ゆっくりしていってね!!!」 言えた、初めてのゆっくりしていってね、この瞬間小れいむはゆっくりれいむとしてこの世界に誕生した。 「ゆぅうう!とってもゆっくりしたあかちゃんだよ!ゆっくりしていってね!!!」 れいむは目に大粒の涙を溜めながら喜びの声を上げた。 「うー♪うー♪」 れみりあは羽をパタパタとさせて喜びを表現した。 その後、最初の小れいむに続くように次々と子供たちが産まれた。 小れいむが3匹、小れみりあも3匹、総勢8匹の大家族となった。 「おかさん!おなかすいたよ!」 生まれたてでお腹が空いている小れいむ達が言った。 「うー!うー!」 小れみりあ達もお腹が空いている。 れいむとれみりあは、待っていましたと言わんばかりに、 この日の為に集めておいた食料を子供たちの前に差し出した。 どれもこれも、れいむとれみりあによる選りすぐりのご馳走だ。 「ゆっくりたべていってね!」 小れいむ達は差し出されたご馳走に跳びつく様に口をつけた。 それに続いて小れみりあ達も目の前のご馳走に飛びついた。 む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせー!! 2口、3口と、小れみりあ達は飲み込むようにあっという間に食事を終えた。 あっという間の事に、れいむもれみりあも、食べられた小れいむも、小れいむが食べられている事に気がつかなかった。 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛!!と゛う゛い゛う゛こ゛と゛!!!!」 小れみりあ達が小れいむ達である事を、ようやく理解したれいむは泣き叫ぶように言った。 れみりあも同じ様に理解したが何もいえなかった。 「ゆっくりせつめいしてね!ゆっくりせつめいしてね!!」 れみりあを問い詰めるれいむは、これはきっと見間違いだ、 小れみりあ達が手品かなにかで小れいむ達はどこかに隠れているんだ、 そうだ、そうに違いない、そう思ってれみりあを問い詰めた。 問い詰められたれみりあは、れいむの問いに対する答えを持つには持っていた それもそうだ、れみりあ種にとってご飯と言えば他のゆっくりだ。だから目の前の小れいむ達をご飯だと思ってしまったのだ。 だが、その事をれいむにいえず、れみりあは声を詰まらせた。 お腹の膨れきらない小れみりあ達は、れいむの上をクルクルと回るように旋回し始めた。 れみりあには、次の獲物はれいむなのだと判った。このままではれいむが危ない、 しかしれみりあとして他のゆっくりを食べるのは当然の事、 れいむを守るか、小れみりあの好きにさせるか、れみりあは究極の2択を迫られた。 れみりあはれいむを選んだ。 れいむの上を飛んでいる小れみりあ達を羽で叩き落し、口を広げキバを見せて威嚇する。 叩き落された小れみりあ達は、どうしてこんな事をするのといった瞳でれみりあを見つめたが、 れみりあはそれを冷たい瞳で睨み返した。 そして小れみりあ達の瞳も、親であるれみりあと同じ冷たい物に変わった。 「うー!うー!」 最後に一度、大きく叫んでから小れみりあ達は家を後にした。 「どうして……どうしてこんなことに………」 2匹だけになった家の中にれいむの声が消えた。 ある木の洞の中 「れいむ!れいむはいないの!はやくでてきてね!!」 一匹のれいむがあたりに撒き散らす様に怒号を放った。 「れいむ、れいむはもういないんだぜ、うるさいからしずかにするんだぜ」 隣にいたまりさがれいむをなだめるが効果はまるで無かった 「れいむ!まりさがごちゃごちゃうるさいよ!!れいむ!れいむ!れいむはどこなの!!!」 れいむは相変わらず隣の家にも聞こえそうな大声で怒鳴り続けた。 「やれやれなんだぜ……」 まりさはいつもの事といった様子で足元の土を口に運んでいた。 「これうっめ、これめっちゃうめぇ」 その時、3匹のゆっくりがその家の中に入ってきた。 「れいむ!れいむなの!?れいむならはやくごはんをもってきてね!!れいむじゃないならはやくでていってね!!!」 うーうーと鳴く3匹のゆっくりは、後に『赤い三連星」として恐れられる3匹のれみりあだった。 作者:れみりあ大好きあき
https://w.atwiki.jp/83452/pages/4877.html
世界でイチばんすきなものはなんですかって聞かれたら 私はなんて答えるのかな~ やっぱりギー太と~りっちゃんと~澪ちゃんと~ムギちゃんと~あずにゃんと~憂と~和ちゃんと~ 土曜日と~日曜日と~ えっと あとは~ うん そうだ アイスだよぉ あ~ アイス食べたくなってきた~ どこだっけ?憂が一昨日買ってきてくれたのが冷凍庫に・・・ はぅ・・・!空っぽだぁ・・・・! うーいー あーいーすー あいすたーべーたーいー あーいーすー あーいーすー ごろごろしてやるもんねぇ~ 転がり転がり床ひんやり~ ごろごろー ごろごろー ごろごろごろごろー ごーろごーろごーろごーろ ごろりんこー ごろりー ごろりー わっくわくさーん ちょきちょきちょきちょき ちょきちょきちょきちょき つくって わくわくぅー 「お姉ちゃん、コンビニ行く?」 行く行く~ あーいーすー あーいーすー おいひいアイス~ バニラー 抹茶ー ちょこれーとー 憂は何がいい~? ういー ういー うーいー ういういういういういうい~ 「私はお姉ちゃんと一緒でいいよ」 憂は優しいなぁ~ 憂は可愛いなぁ~ いもーとー おねーちゃーん っていうの一回やってみたいなぁ 漫画読みながらー ポテチ食べながらー 床転がりながらー いもーとー おねーちゃーん!とか言ったりしちゃってー 「お姉ちゃん、さ、準備して」 あーめんどくさい・・めんどくさくなっちゃったよ・・! ういー お願い 買ってきてー ういういういういー ごろごろごろごろ ごーろりんこー アイスが待ち遠しいなぁー 憂が待ち遠しいなぁー 待ち遠しくて待ち遠しくて身体がアイスになって溶けて蒸発して地球上の大気と私とアイスは一心同体異体同心1つになってアイスの叫びが銀河に響く ぅーん ぷしゅー おーばーひーと 今日は暑いな― うちわ欲しくなってきちゃった うちわうちわ パタパタうちわ ぱったぱったぱったぱった うんたんうんたん うちわんこそばずずずずずー おかわり! うちわどこ置いたっけなぁ・・うちわは確か・・・ あぁもう暑くて集中できないよー 暑いよー暑いよ暑いよー ギー太と私のラブラブピッキングくらいに暑いよー あっつあっつ ほっかほっか はんばーぐぅー ハンバーグも食べたくなってきちゃった でみぐらすそーす でみぐらす でみぐらす くうちゅうさっぽうでみぐらまらす お菓子もいいけどお肉もねー えへへへへへへー もぐもぐジューシー 肉汁じゅわわわ 私のハートもこんがり焼けちゃう って あれ・・なにするつもりなんだっけ・・・ そうだ!うちわだよ!憂の部屋にあるうちわだよー れっつらごー ←しご ←これもふるい ナウい私 えへん 憂の部屋は綺麗だなぁー 私のへやよりずっとかたづいてるよー えらいねー えらいえらい お魚のえらはにっがてだよー 苦手苦手苦いの苦手ー でも私のポスターとか写真は外した方がいいとおもうなー 壁が見えないよー 文房具とか全部私のプリクラ貼りつけて困った子なんですよ奥さんえぇそうなんザマスオホホホホ うん 憂は寂しがり屋さんなんだよねぇ 夜も一人で寝ようとしないし はやくお姉ちゃん離れしないとクラスのみんなに笑われちゃうよ― 笑われ 笑われ 我々はー 我々は宇宙人だー ・・・あ!そうだ扇風機でそれやるの忘れてたよ! はやくやろーっと あれ?何しに来たんだっけ? わぁぁぁあれぇぇぇぇえ わぁぁぁあれぇぇぇえはぁぁぁあ 「おねえちゃーん ただいまー」 うちゅ・・ういー ういういー ういういういういー うーい おかえりー こんにちわアイスちゃーん わーいバニラチョコだー ぺろぺろぺろぺろぺろりんこ べロが冷たいベロリンガ― ころがる覚えてベーロベールトー だいばくはつが最大威力で!た、たいへんだー! どかーん ういー ありがとねー でもアイスはこんなにいらないよー 全部で20キロくらいあるよこれー 「お姉ちゃんなら食べれるでしょ?」 うん 全部食べれるよ― ぺろりんちょだよ でも取っておくんだー おふろの後とー 寝る前と― 明日の朝とー 色々な時の為にねー ゆっくりー じっくりー おいしくー ぺろぺろー 「お姉ちゃん太らないもんねー」 そーだよー 太らないんだ― いくら食べてもー イクラ食べてもー イクラをいくら食べてもー 私の重さは変わらないよー この前2リットルのお茶飲みほしたけど 体重一グラムも変わらなかったんだ― 「お姉ちゃん、夏休みの宿題は大丈夫?」 いやー それがですねぇ うふふふふー えへへへへへー 100ページあるとしてー そのうちのー ねー 2・・ですねー 2ページやりましたぁー はい 憂さん 「でも軽音部の合宿、宿題終わらないと行けないんでしょ?」 よくご存じでーご存じでー ぞんぞんぞんぞんぞんだーろぼっと Gストーンでやっつけろー てやー えい とぉー ・・うん 今日中にやらないといけないのです・・ オヨヨ・・・ 「お姉ちゃん、全部終わったら コレあげるよ♪」 おぉそれは・・ はーげんだっつ・・の でっかいの! でっかいのだー!でっかいのだー!でっかいどーはほっかいどー 北海道がほこる日本三大がっかりめいしょのとけーとーに お父さんとお母さんはいってしまったのだー ががーん! 「私も手伝うから がんばろ、お姉ちゃん!」 ういー ういういういういー うーいー 人の隣に立つと 憂は優しいんだねぇ えへへへへー ひとりぼっちになっちゃだめだよー じゃぁ頑張ろー アイスの為に 軽音部の皆の為にー だいいちもん! xを求めよ!どーん! 出たな数学めー いつだって私の邪魔をしてくれたアクマくん でも 今の私は一味違うんだ 憂が自信満々完全無欠天下無敵な表情態度で冷凍庫の底から順に上手なテトリスよろしく 詰め込んで詰め込んで詰め込み過ぎて変形してる星屑のようなアイス達が待っててくれるから いつも床で転がってる私のグーゴル倍の集中力で全力全開ゲージMAX100%の力で望めるんだ! ヘイ カモン! アイキャンフライミートゥーザムーンサイドプレス工場怪我には気を付けよう 安全第一がモットーです今後ともよろしくお願いしますな私の名前は平沢唯! ナウい! そしてはげしいたたかいは深夜までつづく・・! 世界の終焉は宇宙の隅から隅までギッチリパンパンえらいこっちゃなブラックホールと 星屑涙だらけの真っ暗クラクラ立つのよクララ頑張って! でも今私の目の前に立ち裸祭りって大変そうだよねーえへへへへー ・・・あれ?思い通りに脳味噌太が働かない・・・ あぁもうアイスパワーが切れてきたんだ・・・あと何ページだろ? ぺらぺらぺらり ぺらりんこ ぺらりんこだぷん☆ おぉ! あと3ページ!3ページで終わるよ―ういー ありがとねーういー ういういういういー ういういー ういりんこー ういー 「うん 頑張って、お姉ちゃん!」 あと全部記号問題だからテキトーにうーめよ しゃしゃしゃしゃしゃー abbc aab caad エイウアエ 終わった―!完璧に終わったよ―! 「お、おめでとうお姉ちゃん・・!」 おぉハーゲンダッツ!いただきまーすぅまい!もう一杯! 憂と一緒にアイスを食べる 合宿行くってもアイスを食べる ぺろぺろもぐもぐごっくんこ 憂がいるからがんばれる アイスがあるからがんばれる 愛すアイス アイラブアイス アイスの為なら何処にだって行ける めぐるぎんがのそのはての あおくかがやくちいさなほしの ちいさなおんなの おおきなアイス すきすきだいすきちょーあいしてる らぶらぶらぶゆー あいらぶゆー おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1424.html
※ちょっとぬるいかも。ハコマニア再来 【球体】 「いい天気じゃないか」 ここは川のほとりの一軒家。俺こと虐待お兄さんの家である。 「どっせぇい!」 最近、運動不足対策に鉛ゆっくり投げを始めた。《ハコ》虐待だけだと体が鈍る。 投げたところで何も反応がないのがつまらないが、そこは我慢である。 「う”ぁー、づがでだー!」 「おら頑張れー。走れー。」 もちろん回収は飼いれみりゃだ。豚にはいい運動だろう。 「おーい、お兄さん。今大丈夫かい?」 記録級の飛距離をたたき出してすぐ、村の人からの依頼が入った。 彼の手には、髪の毛をつかまれてぶらさがっているゆっくり。 うちへの依頼というのは、無論ゆっくりの処分なわけで。 「それでは、今日も趣味の仕事を始めましょうか。」 れみりゃを放置して、家の中へ戻った。 「おにいさんはゆっくりできるひと?ゆっくりしていってね!!」 今回も、れいむ1匹だった。前回と違うのはそれが子供であること。 家を荒らしていたところを、なんとか1匹だけ捕まえられたらしい。 たった1匹なら自ら手を下せばいいのに、と思うが口には出さない。仕事だし。 なにより自分も自分の手でゆっくりを捕まえて虐待するのは面倒だ。 「よう」 「れいむはここでゆっくりするよ!おにいさんはでていってね!!」 今回はなぜか捕獲用《ハコ》に入ってない。逃げる気配もないのでいいとする。 子供といえど口の悪さは変わらない、お兄さんと呼ばれるだけいいとする。 「そうだな、この部屋でゆっくりさせてやろう」 「きょうからここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!おかしをおいてでていってね!」 そろそろストレスがマッハなので、《ハコ》虐待を始めることにする。 ゆっくりをおもむろに掴み、《ハコ》に投げ入れる。 「ゆ”あ”っ!?」 さて今回の《ハコ》だが、珍しく単体用である。 形は球体。透明。ゆっくりを入れ、閉じ込めるための蓋。 処理量と見栄えを重視した《ハコ》が多い中、妙な存在感を示している。 成体用にこしらえてあるので少し大きさに難が残るが、虐待できないわけではない。 そして、内部には無数の短い棘。 おろし金も考えたのだが、またうまく動かれてはたまらない。 ということで、動かずとも確実にダメージを与える、棘に変更した。 ぶっちゃけ視界があんまりよろしくないがそこは我慢である。 「さぁ、そこがお前の部屋だ。好きなだけゆっくりしろよ」 「い”だい”い”い”い”ぃぃぃぃ!!」 棘の長さはそれほど長くない。それこそ皮をギリギリ貫かない程度である。 だがそれも成体の話。なんかすでに《ハコ》が餡子で汚れている。 多分、ってか確実に貫通してるだろう。やっぱり子供じゃダメか。 しかも投げ方的に、背面が刺さっている。 「ゆぐっ、ゆぐうぅ…」 ちょうど上を向いた状態で、《ハコ》の中で静止している。 「おい、動いてみせろ」 「ゆ”っ!ぞんなのでぎないよ!」 そんなん見て分かるがな。 「動け、っつってんだ。聞こえてないのか」 「い”だい”の”い”や”あ”あ”ぁぁ!!」 押し問答。れいむの入った《ハコ》を、顔の高さまで持ち上げる。 棘のせいで少し見えづらいが、同じ目線で対峙する。 「もう一度言う、動け」 「む”り”だよ”!う”ごげな”い”よ”!」 俺は《ハコ》から手を離した。 当然、れいむ共々《ハコ》は落下する。 ガンッ! 「ゆ”っぎい”い”い”い”ぃぃぃぃ!!!」 床に《ハコ》が叩きつけられる音、苦痛に漏れる声。 背面の棘から開放され、今度は底面からぶっすりと刺さっている。 落ちたときの衝撃も相成り、けっこう広範囲だ。 《ハコ》を持ち上げて、棘の刺さった底面を見る。 「うぅ、饅頭ながら猟奇的」 透明の棘の先に見える、れいむの皮と餡子。つぶあんだ。当たり前だ。 本当はこれを自分からやってもらわなきゃつまらんのだがな。 まぁ次は成体を入れるとしよう。 れいむは動かない。ただただ痛みに苦しんでいる。 「それでも動かねぇか」 「あ”じがあ”っ!でい”ぶの”あ”じがあ”あ”ぁぁっ!!」 集団はうるさいが単体でも充分うるさい。 軽く足で小突いてみる。 「ゆ”っ、ゆ”がっ!」 ゆれるたびに棘がれいむの底面を傷つける。 刺さった棘を動かされるのはさぞかしの苦痛だろう。 ふと、蹴ってるうちに面白いことに気づいた。 「…そうか。動かないってことはつまり、重しなのか」 そう、現在この《ハコ》は、おきあがりこぼしになっていた。 軽く足蹴にして、何度か転がるが、最後はれいむを下にして止まる。 なるほど、成体じゃこうもいかなかっただろう。面白い。 「おーい、れみりゃー」 「う”ぁー…」 鉛ゆっくり拾いで疲れ果てたれみりゃを呼ぶ。いい肉汁。 「でみ”り”ゃい”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁ!!!」 突然、れいむ発狂。必死に逃げようとするが棘が刺さって動けない。 勢いをつけて転がろうともするけど、自分の重さで元の位置に戻ってしまう。 「うー?」 「新しい《ハコ》だ。遊んでやれ」 「うっあー☆」 「い”や”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁ!!」 その間にお茶でも入れることにする。 「れみりゃー、紅茶だぞー、って」 お盆にほうじ茶と紅茶を入れて戻ってきたら、なんか凄いことになっていた。 「うぅー☆」 れみりゃが《ハコ》を両手でがっしり掴み、シェイクしている。 《ハコ》の中身は餡子だらけで見えない。くそぅ、ここは失敗だ。 「ゆ”っ、ぐっ、ゆ”ぎっ、っ!」 れみりゃが振るたびに声が漏れる。死んではいないか。 「しかし、狂気的だな」 「うー!うー!」 れみりゃはむちゃくちゃ調子よさげに、縦に横にと振り回している。 あれじゃ成体でももたねぇだろうな… 「れみりゃー、終わりだ終わり!お茶にすっぞ」 「てぃーたいむだどぉー!」最近この言葉を覚えたようだ。どっから覚えるんだ。 れみりゃが紅茶に歩いていくのとすれ違いに、《ハコ》を見に行く。 れみりゃが放置した透明だった《ハコ》は、すっかり餡子まみれになっている。 どの位置から見ても中が見えない。試しに蓋をあけて、中を覗いてみる。 「…」 穴だらけになりながらも、原型を残している。 原型といっても、顔も髪も見る姿はなく、ただ丸い饅頭としての原型だが。 取り出そうとするが手から餡子がこぼれる。棘の間の餡子が非常に取りづらい。 …この点も失敗だな。 「あづい!」 まだ熱い紅茶は飲めないようだ。 「おいれみりゃ、これ洗っとけ。餡子は食っていい」 「うー☆」 ちゃぶ台に向かってきちんと座っているれみりゃに《ハコ》を渡す。 器用に棘の隙間の餡子を食べながら、紅茶を飲んでいる。 …餡子に紅茶ってどうなんだ、実際。 【あとがき】 タカアキです。 ハムスターのお散歩ボール的なアレを思い浮かべてくれれば幸いです。 一面針地獄の威圧感は異常だと思うんだ。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2142.html
※ちょっとぬるいかも。ハコマニア再来 【球体】 「いい天気じゃないか」 ここは川のほとりの一軒家。俺こと虐待お兄さんの家である。 「どっせぇい!」 最近、運動不足対策に鉛ゆっくり投げを始めた。《ハコ》虐待だけだと体が鈍る。 投げたところで何も反応がないのがつまらないが、そこは我慢である。 「う”ぁー、づがでだー!」 「おら頑張れー。走れー。」 もちろん回収は飼いれみりゃだ。豚にはいい運動だろう。 「おーい、お兄さん。今大丈夫かい?」 記録級の飛距離をたたき出してすぐ、村の人からの依頼が入った。 彼の手には、髪の毛をつかまれてぶらさがっているゆっくり。 うちへの依頼というのは、無論ゆっくりの処分なわけで。 「それでは、今日も趣味の仕事を始めましょうか。」 れみりゃを放置して、家の中へ戻った。 「おにいさんはゆっくりできるひと?ゆっくりしていってね!!」 今回も、れいむ1匹だった。前回と違うのはそれが子供であること。 家を荒らしていたところを、なんとか1匹だけ捕まえられたらしい。 たった1匹なら自ら手を下せばいいのに、と思うが口には出さない。仕事だし。 なにより自分も自分の手でゆっくりを捕まえて虐待するのは面倒だ。 「よう」 「れいむはここでゆっくりするよ!おにいさんはでていってね!!」 今回はなぜか捕獲用《ハコ》に入ってない。逃げる気配もないのでいいとする。 子供といえど口の悪さは変わらない、お兄さんと呼ばれるだけいいとする。 「そうだな、この部屋でゆっくりさせてやろう」 「きょうからここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!おかしをおいてでていってね!」 そろそろストレスがマッハなので、《ハコ》虐待を始めることにする。 ゆっくりをおもむろに掴み、《ハコ》に投げ入れる。 「ゆ”あ”っ!?」 さて今回の《ハコ》だが、珍しく単体用である。 形は球体。透明。ゆっくりを入れ、閉じ込めるための蓋。 処理量と見栄えを重視した《ハコ》が多い中、妙な存在感を示している。 成体用にこしらえてあるので少し大きさに難が残るが、虐待できないわけではない。 そして、内部には無数の短い棘。 おろし金も考えたのだが、またうまく動かれてはたまらない。 ということで、動かずとも確実にダメージを与える、棘に変更した。 ぶっちゃけ視界があんまりよろしくないがそこは我慢である。 「さぁ、そこがお前の部屋だ。好きなだけゆっくりしろよ」 「い”だい”い”い”い”ぃぃぃぃ!!」 棘の長さはそれほど長くない。それこそ皮をギリギリ貫かない程度である。 だがそれも成体の話。なんかすでに《ハコ》が餡子で汚れている。 多分、ってか確実に貫通してるだろう。やっぱり子供じゃダメか。 しかも投げ方的に、背面が刺さっている。 「ゆぐっ、ゆぐうぅ…」 ちょうど上を向いた状態で、《ハコ》の中で静止している。 「おい、動いてみせろ」 「ゆ”っ!ぞんなのでぎないよ!」 そんなん見て分かるがな。 「動け、っつってんだ。聞こえてないのか」 「い”だい”の”い”や”あ”あ”ぁぁ!!」 押し問答。れいむの入った《ハコ》を、顔の高さまで持ち上げる。 棘のせいで少し見えづらいが、同じ目線で対峙する。 「もう一度言う、動け」 「む”り”だよ”!う”ごげな”い”よ”!」 俺は《ハコ》から手を離した。 当然、れいむ共々《ハコ》は落下する。 ガンッ! 「ゆ”っぎい”い”い”い”ぃぃぃぃ!!!」 床に《ハコ》が叩きつけられる音、苦痛に漏れる声。 背面の棘から開放され、今度は底面からぶっすりと刺さっている。 落ちたときの衝撃も相成り、けっこう広範囲だ。 《ハコ》を持ち上げて、棘の刺さった底面を見る。 「うぅ、饅頭ながら猟奇的」 透明の棘の先に見える、れいむの皮と餡子。つぶあんだ。当たり前だ。 本当はこれを自分からやってもらわなきゃつまらんのだがな。 まぁ次は成体を入れるとしよう。 れいむは動かない。ただただ痛みに苦しんでいる。 「それでも動かねぇか」 「あ”じがあ”っ!でい”ぶの”あ”じがあ”あ”ぁぁっ!!」 集団はうるさいが単体でも充分うるさい。 軽く足で小突いてみる。 「ゆ”っ、ゆ”がっ!」 ゆれるたびに棘がれいむの底面を傷つける。 刺さった棘を動かされるのはさぞかしの苦痛だろう。 ふと、蹴ってるうちに面白いことに気づいた。 「…そうか。動かないってことはつまり、重しなのか」 そう、現在この《ハコ》は、おきあがりこぼしになっていた。 軽く足蹴にして、何度か転がるが、最後はれいむを下にして止まる。 なるほど、成体じゃこうもいかなかっただろう。面白い。 「おーい、れみりゃー」 「う”ぁー…」 鉛ゆっくり拾いで疲れ果てたれみりゃを呼ぶ。いい肉汁。 「でみ”り”ゃい”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁ!!!」 突然、れいむ発狂。必死に逃げようとするが棘が刺さって動けない。 勢いをつけて転がろうともするけど、自分の重さで元の位置に戻ってしまう。 「うー?」 「新しい《ハコ》だ。遊んでやれ」 「うっあー☆」 「い”や”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁ!!」 その間にお茶でも入れることにする。 「れみりゃー、紅茶だぞー、って」 お盆にほうじ茶と紅茶を入れて戻ってきたら、なんか凄いことになっていた。 「うぅー☆」 れみりゃが《ハコ》を両手でがっしり掴み、シェイクしている。 《ハコ》の中身は餡子だらけで見えない。くそぅ、ここは失敗だ。 「ゆ”っ、ぐっ、ゆ”ぎっ、っ!」 れみりゃが振るたびに声が漏れる。死んではいないか。 「しかし、狂気的だな」 「うー!うー!」 れみりゃはむちゃくちゃ調子よさげに、縦に横にと振り回している。 あれじゃ成体でももたねぇだろうな… 「れみりゃー、終わりだ終わり!お茶にすっぞ」 「てぃーたいむだどぉー!」最近この言葉を覚えたようだ。どっから覚えるんだ。 れみりゃが紅茶に歩いていくのとすれ違いに、《ハコ》を見に行く。 れみりゃが放置した透明だった《ハコ》は、すっかり餡子まみれになっている。 どの位置から見ても中が見えない。試しに蓋をあけて、中を覗いてみる。 「…」 穴だらけになりながらも、原型を残している。 原型といっても、顔も髪も見る姿はなく、ただ丸い饅頭としての原型だが。 取り出そうとするが手から餡子がこぼれる。棘の間の餡子が非常に取りづらい。 …この点も失敗だな。 「あづい!」 まだ熱い紅茶は飲めないようだ。 「おいれみりゃ、これ洗っとけ。餡子は食っていい」 「うー☆」 ちゃぶ台に向かってきちんと座っているれみりゃに《ハコ》を渡す。 器用に棘の隙間の餡子を食べながら、紅茶を飲んでいる。 …餡子に紅茶ってどうなんだ、実際。 【あとがき】 タカアキです。 ハムスターのお散歩ボール的なアレを思い浮かべてくれれば幸いです。 一面針地獄の威圧感は異常だと思うんだ。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1315.html
トップへ 1にもどる ようやく家にたどりついた。既に昼ごはんの準備ができつつある。 ケン兄ちゃんはバケツを祖母に渡し、「ミニタブとってきたけん、やいてやー」と言う。 祖母も笑顔で「おうおう、よう獲ってきたのう。すぐ焼くけんねえ」と受け取った。 祖母に掴み出されると、ミニママンネは我に返ったように「チュイイ!チュピピィ!」と騒ぎ出すが、 頭から竹串を突き刺されると「ピュヒィィィ!」と痙攣する。 コンロには、焼き物を料理したばかりでまだ熱い金網が置いてあり、 祖母は串刺しにしたミニママンネを、その上で丹念に炙り始める。 「ヂァァァァ!!ヂヒィィィィィィ!!」と短い手足をばたばたして暴れるミニママンネだが、 ものの3分ほどでその声は途絶え、代わりに香ばしい香りが漂ってきた。 焼きあがると、祖母はミニママンネの頭と四肢を包丁でストンと落とし、皿に盛り付ける。 ミニママンネの炙り焼きのできあがりだ。 それを持って茶の間に行くと、既に祖父、伯父さん、私の父がビールで乾杯を始めていた。 「ほれほれ、早う席に着いて」と伯母さんと私の母が急かす。 そして私とケン兄ちゃんは「いただきまーす!」と、ミニママンネの炙り焼きを二つに裂いてかぶりついた。 香ばしい肉汁が溢れ出て、正に野趣に満ちた味わいだった。今でも忘れられない。 昼食が終わって一服すると、父は小学校の頃の友人のところに挨拶に行くといって出かけた。 祖母ら女性陣は後片付けで、祖父と伯父さんが「ちょっくらタブンネ狩り行ってくるでな」と支度している。 本来なら私とケン兄ちゃんは昼寝の時間である。だが気分が高揚している私達はちっとも眠くならなかった。 「じいちゃん、とうちゃん、ぼくらもタブンネがりいきたい。いいやろ?」 ケン兄ちゃんがせがみ、私も一緒に頼み込む。 「しょうがないのう、ちゃんと着いて来て危ないことしたらいけんぞ、ええな」 祖父と伯父さんに釘を刺されつつも、私達は喜んでうなずいた。 タブンネ狩りには徒歩で出かける。収穫して持ち帰ることを考えると軽トラックで行った方が楽なのだが、 車の音が聞こえるとタブンネが逃げてしまうからだ。 1キロばかり歩いて雑木林に着く。野性のタブンネが多数巣を作っているところだ。 ミニタブンネで遊ぶくらいなら平気だが、先述した通り、成獣で1メートルを越すタブンネが棲む様な場所には、 子供だけで行くのは危険なので禁じられている。今日は大人同伴だから問題ない。 祖父と伯父さんが足音を立てないように歩くのを真似して、私達も慎重に後を着いてゆく。 しばらく進むと「チィチィ」という鳴き声が聞こえてきた。ベビンネの声だ。巣が近くにある証拠だ。 背の高い草むらの一角をかき分けてみると、案の定タブンネの巣があった。 餌でも採りに行っているのか、親の姿は見当たらない。 巣の中ではベビンネが3匹、チィチィピィピィと甲高い声を上げている。人間を見て驚いているようだ。卵も2個あった。 持ってきた鉄製の鳥籠の蓋を開け、祖父はひょいひょいとベビンネと卵を放り入れていく。 伯父さんは1匹だけ残したベビンネの尻尾を掴んで振り回した。親をおびき寄せるためだ。 「チヒィーッ!!ピュィィーー!!」と悲鳴を上げるベビンネの声が聞こえたのか、ガサガサと草むらをかきわけてママンネが現れる。 愕然とした表情で、手に抱えていた木の実を取り落とすが、「ミーッ!ミフーッ!」と威嚇しながらこちらを睨む。 そして助走をつけて、「ミギーッ!!」と叫びながらママンネはタックルを見舞ってきた。 しかし祖父も伯父さんも手馴れたもので、ひょいとかわしながら、後頭部を天秤棒で殴りつける。 そして「ミビャァァァ!!」と叫びながら倒れたママンネを、二人がかりでぶちのめし、縛り上げた。 「ミィ、ミィィ…」 さっきの威勢も消え失せ、弱々しく「子供と卵を返して」と言いたげに鳴くママンネを、 祖父と伯父さんは天秤棒にくくりつけて、二人でかついだ。 「籠はおまえらが持ちな。卵壊さんようにな」 ベビンネと卵の入った鳥籠を託された私とケン兄ちゃんは、中を覗き込む。 「チィィィィ!!チィチィチィチィ!!」 籠の柵に取りすがって鳴き声を上げるベビンネが1匹、残りの2匹は卵を抱えてプルプル震えている。 気の毒だという感もなくはなかったが、それよりワクワクする気持ちの方が大きかった。 今夜はタブンネの丸焼きが食べられるのだ。それが楽しみで仕方なかったのだ。 ママンネをかついで帰る祖父と伯父さんの後をついて行きながら、私とケン兄ちゃんは 「♪タブンネタブンネおいしいな」と自作の歌を歌いながら家路に着いた。 家に帰ると、祖母、伯母さん、母が笑顔で出迎えてくれた。 「ほう、大漁やねえ。今夜はご近所さんも呼ぼうかえ」 「そうせいそうせい、わしらだけじゃ食いきれんけえのう」 祖父と伯父さんは天秤棒に縛りつけたままのママンネを庭に転がし、逃げられないよう縄を締め直す。 「卵もあるから天ぷらもよかろうの」 「1匹元気なのがおるけん、こいつは刺身がええな」 私とケン兄ちゃんから鳥籠を受け取った祖父は、籠にしがみついてチィチィ鳴き続けていたベビンネを取り出した。 「チィーッ!チィーッ!」 ベビンネは「母さんと僕達を放せ」とでも言っているのか、噛み付こうとしたり引っ掻こうとしたりジタバタ暴れる。 祖父は縄をその尻尾にくくりつけ、物干し竿にもう一端を結び付けた。 「チヒィィー!ピィィー!」 逆さ吊りにされ、振り子のように揺れながら脱出しようとするベビンネだったが、 ふかふかの尻尾がここでは災いし、きっちり食い込んだ縄から逃れることができない。 「かき氷できたでねえ、食べえや」 家の中から祖母の声がして、私とケン兄ちゃんは「わーい!」と靴を脱ぎ捨てて駆け込む。 背後からは、吊るされた我が子に何もできないママンネの「ミイ……ミイ……」という悲しげな声と、 卵を必死で抱えるベビンネの「チィチィ…」という震え声が聞こえていた。 夏の日は長く、夕方6時半になってようやく太陽は山の陰に姿を消そうとしている。 家の庭では焚き火が焚かれ、テーブルや椅子が並べられて夕食の準備ができつつある。 呼ばれた近所の人も手に手に酒やら料理やらを持ち寄り、ちょっとした宴会だ。 「さて、まずは親タブからしめるかの」 祖父と伯父さんと父がママンネの縄をほどく。「ミイッ!ミイッ!」と暴れるママンネだが多勢に無勢だ。 そして父がママンネの右手と右足を、伯父さんが左手と左足を掴んで、腹這いにして押さえつける。 その正面でしゃがみこんだ祖父の手には、使い込まれた鉄製の銛が握られていた。 「ミィーッ!!ミィーッ!!ミィィーーーーッ!!」 何をされるかわかったらしいママンネが涙を滝のように流して首を振るが、 その叫び声を上げる口に、祖父は銛を突き入れる。 「ミグギャァァァァァァァァァァァァァ!!」 ズブズブと銛は突き刺さってゆき、その切っ先はママンネの尻の辺りから飛び出した。 「せいの、よっこらしょ!」 父と伯父さんはママンネの刺さった銛を担ぎ、鉄製の支柱にその両端を乗せた。 真下には薪や炭が置かれており、火をつけるとたちまちメラメラと燃え上がって、ママンネの全身を包む。 「グゴォォォ!!……ガァァァァァ!!……」 もがくママンネだが、その苦痛に歪む表情がさらにひきつった。 「次は子タブだな、親に見えるようにやれや」という祖父の声が聞こえたからだ。 逆さ吊りにされたベビンネは、炎天下に5時間近く吊るされたおかげで頭部に血が上って毛細血管が切れ、 鼻や耳から大量の血をボタボタと垂れ流していた。血で足元の土が黒く濡れている。 タブンネの場合、喉などを切り裂いて一気に放血するより、こうして時間をかけて血を抜く方が、 より肉が熟成されて良い味になるのである。 「チィ………チィ………」 万歳の格好で両手がだらんと垂れ、顔面を血で染めたベビンネはもはや瀕死の状態であった。 「いい具合に血抜きできたのう。すぐさばくけんねえ」 祖母は縄をほどいて、ベビンネを庭に設置したテーブルの上のまな板に置くと、包丁で四肢を切断した。 「ピビャ!……ァァァ!……」 ベビンネは悲鳴を上げるが、弱々しい声だった。既に大量に失血している為、血はほとんど出ない。 続いて祖母は、剃刀で腹部の毛を剃り落とす。そして露出した腹の肉を包丁で削ぎ落としていく。 「チヒィ……チィ…フィィィ……」 かすかな悲鳴を上げ続けるベビンネの腹肉を、刺身状にあらかた削り終わると、今度は腹部に一直線に切れ目を入れる。 そして腹を切り開くと、内臓を包丁で細かく切りながら、叩いてすり身のように潰し始めた。 「内臓のたたき」を作っているのだ。あの頃はホルモンはまだあまりポピュラーではなく、 内臓はこのように細かく潰して、たたきにして食べるのが一般的だった。 「チギャァァァーーーーーーァァァッーーーーァァァァーーーーッッッッ!!」 ベビンネの甲高い断末魔の声が上がった。内蔵をぐちゃぐちゃに潰されているのにこれだけ叫べるとは大した生命力だ。 そしてたたきがあらかた出来上がると、祖母はスプーンで掬い取ってゆく。 内臓部分が完全に空っぽになったベビンネは、もう口をかすかにパクパクさせるだけになっている。 その空っぽの腹部に、さっき削ぎ取った刺身とたたきを盛り付けて、「ベビンネ船盛り」の完成だ。 この一連の作業は、串刺しにされて焼かれているママンネに見えるようにおこなっているので、 ママンネは「ゴギャァァァーー!!」と濁った叫び声を上げる。 こうして自分自身と、残り2匹のベビンネの旨みがまた一層味わい深くなるという訳である。 今度は伯母さんが、ベビンネ達の入った鳥籠の蓋を開けた。 さっきまでは必死に卵を抱えて守ろうとしていたベビンネ2匹も、立て続けに聞こえる母親と兄弟の絶叫で すっかり縮み上がってしまい、卵を手放してペタンと床に伏せ、目を瞑り耳を押さえてプルプル震えていた。 失禁したらしく、小さな水溜りが籠の床にできている。 伯母さんが2個の卵を掴み出すと、ベビンネ達はしまったとばかりに卵を取り返そうとするが、 その前で籠の蓋はぴしゃりと閉められた。 「チィチィ!」「チィチィ!」卵を返してとでも言っているのか、精一杯に籠の柵の隙間から短い手を伸ばしている。 だが伯母さんは、手際よく2個の卵をコンコンと割って、ボウルの中に入れた。 白身と黄身が流れ落ちてゆくと、ママンネは「グガァァァ……!」と呻き、身悶えしている。 そしてベビンネ2匹は、弟か妹になったはずの卵がかき混ぜられ、ただの食材と化してゆく様を、 鳥籠の柵にしがみついて、「チィィ…」と涙を流しながら見つめていた。 だがそのベビンネ2匹にも順番が回ってきた。 伯母さんは鳥籠からベビンネ1匹を取り出して祖母に手渡し、自分ももう1匹を取り出す。 「チチーィ!!」暴れるベビンネ達だが、祖母と伯母さんが手にした剃刀で、あっという間に全身の毛を剃られた。 そして尻尾を切り落とされると、「ピビャァァーー!!」と泣き喚いている。 「チヒィ!!」「チッチュィィ!!」 さらに、肉を柔らかくする為に、祖母と伯母さんはまな板の上でベビンネをよく揉み込む。 悲鳴を上げるも、押され、引っ張られ、揉まれて、抵抗もままならず2匹のベビンネはクタクタになっていった。 そして小麦粉をまぶされて「ミホッ…ケホケホ」と咳き込んだところで、ボウルに入れられて溶き卵の衣まみれになると、 息ができなくなり弱々しく手足を動かしながら「チュイイ…」「フィィ…」ともがいている。 すぐ側では、薪を燃やした灯油缶の上に天ぷら油を満たした鍋が煮えたぎっていた。 ベビンネ2匹は祖母と伯母さんによって、立て続けにその油の中に放り込まれる。 「チギャァーーーーーー!!!」「ヂビィィィーーーーー!!!」 絶叫を上げ、高熱の油地獄から逃げ出そうとするベビンネ達だが、少しでも鍋の縁の方に近づくと、 菜箸で鍋の中央に押し戻される。 「ヂィ!!ヂィ!!ヂ………チ…チヒィーーーー……」 まず1匹が息絶え、仰向けでぷかりと油の中に浮かび上がった。衣の上からでも目と口をかっと開いた表情がわかる。 必死に抵抗するもう1匹のほうも、菜箸でつかまれて油の中に沈められると、もはや耐えられず動かなくなる。 こんがりと揚げられた2匹は皿に盛り付けられる。「親子丼」ならぬ「ベビンネ兄弟天ぷら」ができあがった。 残るはママンネだが、子供3匹と卵が料理される様を見せ付けられては、もう限界だったようで、 「グガァ……ァァ~~ァァァ~~………」と最後の呻き声を上げて、ジタバタしていた手がガクリと落ちた。 体が大きくビクンと痙攣して、白く濁った目から涙が零れ落ち、焚き火に落ちてジュッと水蒸気になった。 「よっしゃ、そろそろええかな」 焚き火が消され、祖父が肉切り包丁で香ばしく焼き上がったママンネの腹の周辺の肉を切り取った。 ジュージューと音を立てて、肉汁が溢れ出てくる。 「冷めんうちに食べてなあ」 祖母と伯母さんが切り取られた肉を大皿に盛って、近所の人達に配って回ると、 あちらこちらで乾杯の声が上がり、宴会が始まった。 「いただきまーす!」 私とケン兄ちゃんも早速ママンネの丸焼き肉にかぶりつく。まさに頬が落ちそうなくらいに美味かった。 生肉や刺身は子供には早いということで、「ベビンネ船盛り」は食べさせてもらえなかったが、 その代わりに天ぷらを1匹分もらった。耳と触角の辺りの味が、私は好きだった。 「♪タブンネタブンネおいしいな」と、また自作の歌を歌いながらはしゃぐ私達に、祖父が昔の話をしてくれた。 食糧難の時代、タブンネはもちろんミニタブンネも貴重なタンパク源であり、 当時子供だった祖父も、よくミニタブンネを捕まえて食べたそうだ。 空腹のあまり焼くのを待ちきれなくて、生のまま頭から丸齧りしたこともあったが、 さすがに生臭かったので、焼いたり煮たり、いろいろ工夫するようになったのだという。 「それに比べればお前らの時代は幸せじゃけん、タブンネ食う時も粗末にせんでちゃんと感謝して食わなぁいけんぞ」 神妙な顔でその話に聞き入る私とケン兄ちゃんだったが、ちょうどその時、 庭の片隅をチョロチョロ動く白っぽい塊が目に入った。ミニタブンネの親子だった。 「あっ、ミニタブみっけ!」「まてー!」「チ、チィチィーーー!!」 「ほれほれ、粗末にしたらいけんと言うた矢先から」と祖父が苦笑し、周囲のみんなもどっと笑った。 満天の星空の下、夏の夜は楽しく更けていった……… 「部長、会議室準備できました」「あ、ああ」 またも部下の声で私は我に返った。つい昔のことを思い出したら懐かしくて、しばらくぼうっとしていたようだ。 祖父と祖母は亡くなり、伯父さんはまだ現役だが、今やあのケン兄ちゃん、いやケン兄さんが当主になっている。 そういえばしばらく行っていないな。考えると無性にあの光景が懐かしく思えてきた。 よし、今度息子を誘って田舎に行こう。ミニタブンネを手掴みする感覚を体験させてあげたいし、 タブ肉の美味さも味わわせてやりたい。ケン兄さんに頼んでタブンネ狩りも行こう。 無性にうきうきしてきた私は、心も軽く会議室に向かうのだった。 (終わり) タブンネしね -- (名無しさん) 2014-08-01 04 20 08 ミニタブンネで遊びタブンネを食う素晴らしい夏休みを現代っ子にも味わってもらいたい -- (名無しさん) 2014-08-01 09 57 44 腹減ってるときに見るもんじゃなかったな -- (名無しさん) 2022-04-20 17 54 30 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/vsmtdog/pages/20.html
サメ軟骨はインチキ健康食品だ!!? 2005.07.20 NHKの「クロ-ズアップ現代」で詐欺悪徳医師の行状を取り上げていた(2005.7.18)。 八木田旭邦(やぎた あきくに)元近畿大教授の「新免疫療法」で死亡した女性の遺族が正しい治療を受ける機会を奪われたとして賠償を求めた訴訟で、東京地裁が元教授らに約5000万円の支払いを命じた事例を取り上げていた。 新免疫療法はキノコの抽出物やサメの軟骨の健康食品などを使ったがん治療法で、元教授の著書は「驚異的な治療効果」としているが、判決は「信用できない」とし、「手術を受けていれば女性が亡くならなかった可能性が高い」と認定した。 このサメの軟骨が健康食品として話題になり、社会問題となったのは90年代のアメリカが最初だ。悪の発信源だ。 サメの軟骨を医薬品のように誤解させる健康食品として販売した会社はFDA(米国食品医薬品局)から罰金1億円の処分を受けている。 ところが、日本ではその後に、類似の詐欺行為が堂々と行われている。大学教授が詐欺悪徳診療を平然と行って、人を殺しているのである。なぜ、殺人罪に問われないのか不可解だ。効果のない診療の名のもとに、人を殺したことは間違いない事実だ。 有名な大会社もサメの軟骨に関する健康食品やサプリメントを販売している。すでに、このブログでも「椎間板ヘルニアの予防薬はない!?」に取り上げた。即ち、サメの軟骨の成分であるコンドロイチンについて記述してある。 コンドロイチンを愛犬に食べさせても、椎間板ヘルニアの予防には何の効果もないことを指摘してある。 サメの軟骨やコンドロイチンは人の医療でも詐欺行為が行われている。医薬品として国の承認を受けていないのに、あたかも医薬品であるかのように治療行為に使われたり、販売されている。 愛犬の世界では、もっと悪質な商法が暗躍横行している。誇大広告や虚偽広告がにぎやかだ。ネット販売でもあだ花が咲き誇っている。販売している人も騙されていることをわかってない。詐欺行為が堂々と行われると、不正を見抜くには相当な科学的素養が必要だ。 コンドロイチンや鮫軟骨の文字がある健康食品やサプリメントはインチキ商品だ。軟骨成分のコンドロイチンを沢山とりたい人は、自然の食事から摂取した方が安上がりだ。 コンドロイチンを含む食材としては、身近な食べ物としてはヤマイモ、オクラ、なめこ、納豆、牛軟骨、若鶏のスープ、魚の煮こごりなどに多く含まれている。 愛犬もドッグフ-ドやサプリメントに頼らずに、人と同じように手作り食餌を与えた方がよい。健康で獣医知らずの最高の食べ物だ。長生きも源だ。 走行中に発火するクルマを秘密裏に販売する自動車メ-カ-、浄化できない排気ガス浄化機を発売した大商社がある。人の食品についても,大食品会社がいかがわしい食品を販売する時代だ。コンプライアンス(法令順守)と空騒ぎしている世の中だ。 愛犬の住む環境は魑魅魍魎の妖怪の住む伏魔殿だ。不正詐欺悪徳商法が横行していても不思議ではない。自分の頭で自衛する以外によい方法はない。 ノ-リ-ドや珍しい愛犬たちの86枚写真集 20005.07.19 東京の公園で会ったいろんな愛犬たちの写真集です。86枚の写真があります。 楽天の画像容量オ-バ-のため、ここに掲載した写真以外は、リンク先に保存してあります。クリックして、ご閲覧ください。 「公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集」 写真は割愛 5枚目のキャプションに注目 - ノーロード 不良獣医も迅速な行政処分が必要!? 2005.07.18 人の医療事故を強制調査して、医師を迅速に行政処分ができるように厚生労働省が医師法を改正する方針であるとの報道があった(2005年7月16日 読売新聞)。 -------------- 厚生労働省は、医療事故を起こした医師を迅速に行政処分するため、強制力を伴う事情聴取や立ち入り調査ができる「調査権」を確立することを決めた。 厚労省は2002年末、「司法の判断だけに頼らず、確定前の刑事事件や民事上の案件も処分対象とする」との方針を表明。これに実効性を持たせるには、調査への協力を拒否した場合の罰則規定もある国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会のような調査権の確立が必要と判断した。 ---------- 「誤診不正獣医も免許取り消し不可!?」に詳記したように、医師法に基づく行政処分は「医業停止」と「免許取り消し」の2種類しかない。 その処分には業務上過失致死罪などの刑事事件として裁判で有罪が確定したことが前提であり、その刑事罰に追加するように、厚労相の諮問機関の「医道審議会医道分科会」で審議して医師免許の取り消しや業務停止などが決められているのが現状だ。 「富士見産婦人科病院」事件では医師の免許取り消しまでに30年ほどかかっている。これでは国民の健康が保護されているとはいえない。 不良不正な医師は迅速に業務停止や免許取り消しをしないと、国民は安心して診察を受けることはできない。 獣医の所轄機関である農林水産省も厚生労働省に見習って、不良不正な獣医を迅速に業務停止や免許取り消しをしてもらいたい。不良不正医師よりも、不良不正獣医の方が多いと見ている。 公正中立を旨とするNHKが悪徳獣医の行状を放映するくらいだから、獣医の不正診療は目に余るものがあるということだ。 獣医が乱脈診療で愛犬家を騙して金を巻き上げても、誤診で愛犬を殺しても、現状では、その悪徳獣医を罰することはできない。 そのことを知らない愛犬家が多い。安易に獣医を信用して、騙されている。獣医に罪悪感はない。金儲けが最優先する。愛犬の健康は二の次だ。 下記のような医療行為が平然と行われている。 ★混合ワクチンは7年、狂犬病は3年も効力があるのに、毎年接種を勧めたり、 ★皮膚手術の乳腺腫瘍の予防のために、開腹手術の避妊手術を勧めたり、 ★麻酔死の危険があるのをかくして、麻酔して歯石を取ることを勧めたり、 ★ケンレルコフに罹病している愛犬に混合ワクチン注射を勧めたりなどの乱脈診療が平然と行われている。 ★詳細は「愛犬の病気と獣医の不正不良診療に関する随想集 」 に記述してある。 愛犬家は自分自身で正しい情報を入手して、愛犬の健康を守ることが大切だ。 犬の糞は誰が始末すべきものなのか?? 2005.07.17 岩手県の久慈川河川敷に犬専用トイレを設置して、環境の美化と犬糞の堆肥化を図るとの報道があった(岩手日報2005/7/16、河北新聞2005/7/4)。 愛犬たちの住む世界にとって、歓迎すべきことなのかどうか迷うところだ。 犬の糞問題は地域差が大きいようだ。 国際的に見ると、フランスやアテネは犬は放し飼いが基本であり、犬の糞の始末は飼い主の責任とはされてない。フランスの観光地には犬の糞を始末する公の職員がいるとのこと。しかし、観光地を離れると、町には犬の糞が目に付くようだ。 日本の法律を調べて見た。犬の糞について直接規定してある法律はない。強いてあげれば、軽犯罪法がある。違反者には科料又は拘留は科される。 二十六 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者 「これをさせた者」には犬に大便をさせた者は含まないとの解釈がある。 二十七 公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者 「その他の汚物」に犬の糞が該当するとの解釈がある。しかし、1,2度の糞で、「みだりに棄てた者」に該当するかどうか疑問が残る。 都道府県の条例を調べてみた。1県4市の条例が犬の糞について直接規定している。しかし、努力規定であり、罰則規定ではない。つまり、糞を放置しても、何の罰も受けない。例えば、次のように規定してある。 「何人も,自ら飼養し,または管理する犬のふんを,道路,公園,広場,河川,海岸その他の公共の場所および他人が所有し,占有し,または管理する土地に放置し,当該場所を汚してはならない。」 先日、何年ぶりかに、他の犬の放置糞を自宅に持ち帰った。愛犬のパピヨンのパナの糞よりも明らかに大きく、愛犬家ならパナの糞ではないことはわかる。 しかし、パナはノ-リ-ドで散歩しているのは近隣はよく知っている。疑われるよりも、他人の目に触れないように処理した方が気が楽だ。 他犬の糞を自宅に持ち帰った他の理由は「犬の糞問題とグレシャムの法則!?」 に詳記したように、放置糞は「友が友を呼ぶ」ように、他の放置糞を誘発する。糞は糞を呼ぶ。そういうことにならないように、糞を見つけたら、自宅に持ち帰ることにしている。 幸いに、西東京市は街や公園で犬の放置糞を見ることは殆どない。特に公園では一度も見たことがない。東京の他の公園でも、犬の放置糞を見たことがない。 地方の公園が放置糞が多いことを理由に、犬が公園立ち入り禁止になっているところがあることと大きく異なる。地域住民の自分の住んでいる街や公園に対する思いに差があるようだ。 地方に比べ、緑の少ない東京では緑のある公園を大切にしようとの思いが住民全体に浸透しているせいではないかと思っている。 愛犬と自分の街が大切なら、愛犬の糞は自分で持ち帰るのが最良の方法だ。 西東京市の街角や公園に犬専用トイレができることは望まない。街や公園の美観を害する。 愛犬と楽しく暮らす知恵に関する随想集 2005.07.16 無駄無用なことはしないで、愛犬と楽しく暮らす生活の知恵に関す随想をまとめました。2005年2月から7月までの分です。ご参考になれば幸いです、 単なる前の日記へのリンクだけなので割愛 リンク数41件 愛犬のしつけと訓練に関する随想集! 2005.07.15 社会性の豊かな愛犬にするためのしつけや訓練などに関する随想をまとめました。 2005年2月から7月までの分です。ご参考になれば幸いです、 単なる前の日記へのリンクだけなので割愛 リンク数32件 手作り食餌は愛犬の塩分不足に注意!?? 2005.07.14 鶏のささみ、もも肉、手羽先、鶏ガラなどをゆでて、愛犬の手作り食餌の食材にしている愛犬家が増えている。喜ばしいことだ。 しかし、少し、気になることがあるので、書くことにした。 生き物に関する不思議な現象がある。生きたマウスの心臓だけを切り取って、生理食塩水の中につるしておくと、かなり長い時間、自力で収縮と拡張の運動を繰り返す。心臓は塩分によって動く。その生理食塩水の塩分濃度は0.9%だ。 塩分は心臓を動かす大切なミネラルだ。心臓の細胞内液にはカリウムが、細胞外液にはナトリウムが主としてある。ほぼ1対1の割合でバランスしている。 心臓の細胞内液にナトリウムが入り込む時に心臓がちじみ、カリウムが細胞外液に出ていく時に心臓がゆるむ。つまり、心臓はナトリウムとカリウムの出入りで自力運動している。 動物の細胞外液には0,9%の塩分(塩化ナトリウム)が含まれている。この塩分濃度は太古の海の塩分濃度と同じだ。つまり、人や犬などの哺乳類の祖先が海から陸に進出した時代の太古の海の塩分濃度だ。 現在の海の塩分濃度は3,3%前後だ。陸から海に塩分が流れ込んだのだ。その事実から、逆算して、地球に海ができたのは約9,000万年と推定されている。 話を愛犬の食餌に戻す。 犬の祖先のオオカミは他の動物をそのまま食べるので、塩分の補給は必要がない。その動物の細胞外液にある約0,9%の塩分をそっくりもらうからだ。 脱水症状などの時にする点滴の生理食塩水の塩分濃度も0,9%だ。 みそ汁がおいしいと感ずる塩分濃度も0.9%前後だ。 鶏のささみや手羽先などをゆでて、ゆで汁は人の食事に使い、ゆでたささみや手羽先などを愛犬の食餌にすると愛犬は塩分が不足することがあり得る。 NHKの塩分に関する特別番組で放映していたが、コアラは塩分不足を補うために、たまに土を食べるとのこと。また、他局の番組でアフリカ象がミネラル補給のために、特定地の土を食べる映像を放映していた。動物には塩分が不可欠だ。 ドッグフ-ドを売り込むために、ドッグ-フ-ド業界は愛犬には塩分が毒であるかのように風説風評を流している。人の食べ残しなどを愛犬に食べさせないで、ドグフ-ドを食べさせようとしている。 愛犬に塩分が悪いと言う科学的なデ-タはない。あるというなら、提示を求める。過剰な塩分が人の高血圧の原因になることが、明確になったのも、ここ20年ほどのことだ。犬が高血圧で死んだという記録は見あたらない。犬塩分不要論は科学的な根拠がない。 獣医界にも非科学的な発言をする獣医が多すぎる。いい加減で八方破れの飛躍した論理を振り回して、世の中に害を与えている。迷惑千万だ。 愛犬のパナには鶏の骨や手羽先、もも肉、砂肝などを主体にした手作り食餌を食べさせている。詳細は「チン~で愛犬のヘルシ-フ-ド!」に記述してある。 冷凍した肉類を電子レンジで強熱加熱して、その肉汁もそのまま食べさせている。その中に塩分が含まれている。 もし、その肉汁を食べさせないようなら、塩分の補給が必要だ。犬は元来、オオカミと同じで肉食動物だ。穀物や野菜に含まれている塩分では不足すると見ている。 愛犬のパナには人用に料理した肉や人用チ-ズなども食べさせている。 塩分を摂りすぎても、常識的な量であれば、人も愛犬も腎臓で排出してくれる。 もし、塩分が不足すると、心臓が正常に機能しなくなることは生理学上の常識だ。 愛犬の病気と獣医の不正不良診療に関する随想集 2005.07.13 狂犬病や混合ワクチンなどの不必要なものが愛犬家に強要されている。 乳腺腫瘍の予防のために避妊手術が平然と勧められている。 不正不良悪徳診療が横行している。 それらの問題点に関する随想をまとめて掲載しました。 2005年2月から7月までの分です。ご参考になれば幸いです。 単なる前の日記へのリンクだけなので割愛 リンク数23件 手作り食餌とドッグフ-ドに関する随想集! 2005.07.12 愛犬の手作り食餌やドッグフ-ドの問題点に関する随想をまとめて掲載しました。2005年2月から7月までの分です。ご参考になれば幸いです。 単なる前の日記へのリンクだけなので割愛 リンク数30件 愛犬のノ-リ-ドや放し飼いに関する随想集! 2005.07.11 愛犬の公園でのノ-リ-ドの是非について、2005年2月から7月までに書いた随想をまとめました。法律条例問題を詳述したものもあります。ご参考になれば幸いです。 単なる前の日記へのリンクだけなので割愛 リンク数26件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1871.html
前 「それじゃさっそくレッスンを始めましょう!」 「うー! それよりゆっくりするどぉー! れみりゃはつかれたんだどぉーー!」 私は家にれみりゃを連れ込み、地下室へと案内する。 そこは、ブリーダー時代に作ったゆっくり用の生活ルームだ。 6畳ほどの部屋に、ゆっくりが生きるために必要なものは一通り揃えてある。 「なにしてるんだどぉー! さっさとぷっでぃんもってくるんだどぉー!」 れみりゃは、部屋に入るなり、私に悪態をつきだした。 移動に疲れたことで、機嫌が悪くなっているのだ。 もっとも、実際たいして疲れているはずはない。 森からここまで、私が抱っこしてきてあげたのだから。 「いいの? そんなワガママばかり言っていると"おぜうさまこうほ"になれないわよ?」 「だぁーめぇー! れみりゃはおぜうさまこうほになるのぉー! ぷっでぃんもたべるのぉー!」 「……それじゃ、レッスンが終わったらプリンを食べさせてあげるわ」 「う~! おねーしゃんケチケチだどぉ! それにおぶぁかさんだどぉ~♪ プリンじゃなくてぷっでぃ~んだどぉ♪」 「ふふふ、ぷっでぃ~んね……覚えておくわ」 どんなに悪態をつかれようが、ゆっくりに馬鹿にされようが、私の気分が害されることはない。 何しろ、これでようやく押さえ込んでいて暗い欲望を解放できるのだから。 私の胸は、怒りどころか、幸福感と興奮で満たされていた。 「……う~? なにしてるんだどぉ?」 れみりゃは、ふと私の行動に疑問を覚えたようだ。 その時、私は手にローションを塗っていた。 "互いの"肌が荒れないようにするための処置だ。 「これは、レッスンの準備よ。これをやらないと、ゆっくりできないの」 「う~~、れみりゃはゆっくりしたいどぉ……」 "ゆっくりできない"という言葉に過剰反応するれみりゃ。 れみりゃ種といえど、やはりゆっくりに違いはないのだ。 (もっとも、この場合"ゆっくり"することが幸せとはかぎらないでしょうけど) 準備を整え、私はれみりゃを抱え上げて、地下室の備え付けのベッドへつれていく。 「それじゃ、レッスンを始めるわよ」 「う~♪ れっすん~れっすん~♪」 私はベッドに腰掛け、その膝の上にれみりゃを座らせる。 そして、片腕をれみりゃの胴に回してしっかり抱きしめる。 まるで、少女がクマのヌイグルミを抱きしめるように。 (……少女、というのは我ながら無理があるか) 私は苦笑して、もう片方の手をじっと見つめる。 一度はこの"手癖"を、"病気"を呪ったこともあった。 (だけど、もういい。もう押さえつけはしない) 私は、自分の手にそう念を送ってから、すぅーと息を吸い込む。 そして、己の衝動を解放した。 「いくわよ、れみりゃ」 私は、れみりゃの下ぶくれた顔の下側、頬から下あごにかけてのラインに手のひらをあてる。 そして、押すように引っ張るように、撫でるようにスリスリするように、手のひらを動かし、 極上の料理を舌の上で転がすように、れみりゃの下ぶくれを手のひらで転がしはじめる。 それは、人間が太った人の下あごの脂肪をからかう時によくやる動作に似ている。 "たぷたぷ" まさにそんな擬音が相応しい行動。 私は、リズムを刻みながら、れみりゃの下ぶくれを"たぷたぷ"し続ける。 「うー?」 たぷたぷ。 「おねーしゃん、なにしてるんだどぉ?」 たぷたぷ。 「くしゅぐったいどぉー♪」 たぷたぷ。 「我慢してね、このレッスンに耐えられないようじゃおぜうさまこうほにはなれないわよ」 「う~~~♪ れみりゃおぜうさまこうほになっちゃうどぉ~~~♪」 笑顔で応じるれみりゃ。 私がたぶたぷと手を動かすのにあわせて、れみりゃも「たぁ~ぷたぁ~ぷ♪」と楽しそうに口ずさむ。 (さて、その余裕がいつまでもつかしら?) ゆっくりが私の"たぷたぷ"を嫌がる理由の一つ。 それは、私が"たぷたぷ"する場所が、主に頬から下あごにかけての部位にあたるからだ。 種族ごとの差はあるが、そのあたりにはゆっくりにとっての生殖器官や出産口、 胴無しゆっくりの場合はさらに跳ねるための運動器官や排泄器官までもが集まっている。 言わば、ゆっくりにとって、もっとも大事で敏感でデリケートな部分なのだ。 そこに刺激を与え続けられては、ゆっくり達も堪らない。 殴られるのとも撫でられるのともスッキリとも違う、 極めて異常な感覚を、ゆっくり達は感じるらしい。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「うーうー♪」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「たぷたぷだどぉー♪」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「う、うー♪」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「う、うぅー、たぁーぷ、たぷ」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「うぅ~~~~っ」 れみりゃの顔に、徐々に戸惑いとも嫌悪ともとれる色が浮かび始める。 だが、私は構わず"たぷたぷ"を繰り返す。 「う~~~、お、おねーしゃん」 「ん、なに?」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「れ、れみりゃ、そろそろゆっくりしたいどぉー♪」 額にうっすら汗を浮かべながら、こちらに微笑みかけるれみりゃ。 だが、私はそれを軽くいなす。 「う~~~、なんでむしするんだどぉ!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 (ああ、やっぱりいい……) たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「う~~~! はやくやめるんだどぉ~~~!」 徐々にれみりゃの顔から笑みが消え、抵抗が増していく。 しかし、抑圧された衝動を解放した私に、その叫びが届くことはない。 (すばらしい! とまらない! とめられない!) たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「いうこときかないと、た~べちゃうぞぉ~~っ!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「う、うそじゃないどぉー! ほんとにほんとにたべちゃうぞぉーーっ!?」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「ぎゃお~~~っ! ぎゃお~~~~っ!!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「ううう~~~っ! さ、さくやぁ~~~~!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「うぁぁぁーーー! やめるどぉぉぉーっ!!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「はなすんだどぉーー! もう、おうちかえるぅーーーっ!!」 とうとう、れみりゃは泣き叫びだし、私から逃れようとジタバタ暴れ出す。 しかし、ガッチリと抱いた私の手から逃げることはできない。 「あら、おぜうさまこうほになりたくないの?」 「いやぁぁぁーーっ! れみりゃはおぜうさまこうほになるのぉーーーっ!」 「それじゃ、この程度の"たぷたぷ"で音を上げちゃダメよ?」 「やだやだやぁ~~~! たぷたぷはいやだどぉ~~~っ!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「ぷぎゃぁぁぁ! もうやめてぇぇぇーーっ!! たぷたぷやぁだぁ~~~~っ!!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「やめろぉぉーー! やめるんだどぉーーー!」 「だめよそんな言葉、はしたない」 「はしたなくないどぉーー! れみりゃはえれがんとでぷりてぃーなれみりゃだどぉーーー!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「……ふふふふ、いいわよれみりゃ。……とってもいい!」 「あばばばばばばばっ!」 体をピクピクさせ、口角から肉汁の泡を吐き出して苦しむ、れみりゃ。 しかし、私は自分の顔がニヤけるのを止められない。 そして、"たぷたぷ"する手もまた、止まらない。 「うあ、うあ、うあぁ……」 やがて、れみりゃは暴れ疲れて静かになる。 かわりに、目尻に大粒の涙を浮かべながら、顔を真っ赤にして苦悶しだした。 「うぅ~~~れみりゃへんになっちゃうどぉ~~~はしたないどぉ~~~~」 どうやら、"たぷたぷ"され続けたことで、 専門用語でいうところの「スッキリ」をしているのに近い感覚を覚えだしているようだ。 「おかしぃどぉ……れみりゃのおからだがへんになっちゃうどぉ……」 不快感と悦楽。 タブーを犯すが如く背徳感と、未知の行為への恐怖と期待。 それらの感情がないまぜとなって溢れだし、れみりゃの体を支配していく。 「うぁ~~うぁ~~~! ぞくぞくだどぉ~~~! ぞくぞくがきちゃうどぉ~~~!」 「ふふふ、いいのよれみりゃ、その感覚に身をまかせなさい」 れみりゃの様子を楽しむが如く、私は"たぷたぷ"するリズムを上げていく。 自分の襲う未知の感覚に翻弄される、れみりゃ。 「うぁぁぁ! こあいぃーーー! こあいどぉーーっ!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「ぎゃぁぁおぉぉぉぉぉーーーーーっ!!!」 突如、奇声ををあげるれみりゃ。 そして、それを境に気を失ってしまう。 「……はぁ、はぁ、はぁ」 気付くと、私の息はずいぶんとあがっていた。 ずっと"たぷたぷ"しどおしの手は赤くなり、痙攣している。 けれど、その痛み苦しみ以上に、 私の胸はマグマのように熱い快楽で満たされていた。 (いまわしい手癖……いまわしい病気……でもそんなことどうだっていい……) だって。 それ以上の幸福感が、私の体を貫いているから。 「ふふふ、れみりゃ……これからも私を楽しませてね」 私は、優しくれみりゃの髪を撫でてやった。 * * * それから、私とれみりゃの"たぷたぷ"生活は朝も夜も関係なく続いた。 そして何日目かの朝、私はれみりゃの異変を目にすることになる。 「ど、ど、ど、どういうことなんだどぉ~~~!?」 れみりゃは困惑し、オロオロと慌てふためいている。 私はというと、そんなれみりゃを、ただ静かに眺めていた。 その"異常"は確かに珍しいケースだったが、決して有り得ないことではない。 故に、私はいつも通りれみりゃに接することにする。 たとえ、れみりゃの下ぶくれ顔が昨晩までの"倍以上"になっていようと。 「どぉーしてれみりゃが、にんっしんしてるんだどぉ~~~っ!?」 そう、れみりゃの肥大した下ぶくれ顔は、 まさしく胴体付きゆっくりれみりゃの妊娠した姿そのものだった。 「おめでとう、れみりゃ」 私は、心ない祝福を贈る。 しかし、当のれみりゃはそれどころではないようだ。 「な、なんでだどぉー、れみりゃ、すっぎりしでないどぉー……」 れみりゃは、肥大化した下ぶくれ顔を、重たそうにして苦しんでいる。 自分の体がどうなってしまったのか、この重たい下ぶくれをどうすればいいのか、わからないでいるのだろう。 「こ、こあいどぉ……れみりゃのおからだ……どうなっちゃったんだどぉ……」 よく見ると、れみりゃは小刻みに震えていた。 "すっきり"もしていないのに妊娠してしまうのは、確かに常軌を逸した事態だろう。 もし同じような状況に陥れば、人間だって困惑し、まともではいられないかもしれない。 けれど、私は知っている。 人間ならまだしも、ゆっくりならばこういうことも起こり得ることを。 詳しいことはまだ研究中らしいが、 ゆっくりの妊娠というのは性行為をともわなくとも起こることらしい。 私が以前読んだレポートによると、 人間の手で半日ほど振動を与え続けられたゆっくりが、子供を宿したこともあるという。 故に、私が"たぷたぷ"を長時間続ければ、もしかすると妊娠することもあるのではないか? それは、私がブリーダーをやっていたころから、頭の片隅で思っていたことだった。 そして、その仮定はどうやら正しかったようだ。 「大丈夫よ、れみりゃ。私に任せておけば元気な赤ちゃんを産めるわ」 「……う、うぅ~~? あ、あがぢゃん~~~?」 不思議そうな顔をするれみりゃ。 どうやら、妊娠のショックと、肥大化した下ぶくれ顔の重みが苦しくて、 "赤ちゃんが産まれる"という肝心な部分を失念していたらしい。 「れみりゃ~、もしかしてまんまぁになるどぉ~?」 「そうよ、あなたは親になるんだからしっかりしなきゃね」 "赤ちゃんが産まれる" "自分が子供達のママになる" れみりゃは、それをゆっくり理解し、落ち着きを取り戻していく。 「うっう~♪ れみりゃあかちゃんうんじゃうどぉ~♪ れみりゃそっくりでかぁ~いいいどぉ~♪」 「私も協力は惜しまないわ。がんばりましょう!」 私はフレンドリーにれみりゃに近寄った……つもりだった。 が、私の申し出に対し、れみりゃはむすぅ~と頬を膨らませる。 「だぁ~めぇ~! おねーしゃんはゆっくりできないひとだどぉ!」 「そんなことないわ。私はゆっくりできる人よ?」 「しんじないどぉー! こーなったのもぜんぶおねーしゃんがれみりゃをゆっくりさせないせいだどぉ!」 どうやら、ここ数日間の"蜜月のたっぷり生活"で、私はすっかり信用を無くしてしまったらしい。 「おねーしゃんはれみりゃのいうこときいてればいいんだどぉー!」 「だから言ってるじゃない、協力は惜しまないって」 「だったらぁー! さっさとれみりゃとあかちゃんのためにぃ、ぷっでぃ~んもってこいだどぉ!」 「いいわよ、赤ちゃんが生まれたら持ってきてあげる」 「うー! れみりゃはいまたべたいんだどぉー! さっさともってくるんだどぉ!」 「そうね……それじゃ、今は"ぷっでぃ~ん"よりもっと良いものをあげるわ」 「う~? なんだどぉ?」 「それはね……」 私は両手を広げ、れみりゃの退路を塞ぎながら近寄っていく。 「そ、そこでとまるどぉ! こっちきちゃダメだどぉ!」 私を警戒し、壁際へ逃げ去るれみりゃ。 私は口角を歪ませながら、れみりゃを追い詰めていく。 「く、くるなぁ~~っ! くるんじゃないどぉ~~~っ!」 れみりゃは、口では抵抗しつつも、私の雰囲気に気圧されてペタンと地面に座り込んでしまう。 「あっちいけぇーー! あっちいくんだどぉーーっ!!」 両手をグルグル振り回す、れみりゃ。 私は、舌なめずりをしてから、れみりゃを捕まえて抱き上げる。 「うああああっ! はなせぇーーっ! れみりゃのぷりてぃぼでぃーはなすんだどぉーーっ!!」 「だめよ……これから妊娠祝いに良い物をあげるんだから」 私はベッドの上に腰掛けて、れみりゃを膝の上に座らせて抱きしめる。 そこまでくれば、れみりゃもこれから何をされるのかわかったのだろう。 より一層、抵抗を強めていく。 「いいものいらなぁーい! そんなのぽーいぽーい! おねーしゃんもぽーいするのぉ! ぽぉーい!」 「遠慮しなくていいのよ、れみりゃ」 「えんりょしてないどぉー! おねーちゃんのぶぁーかぶぁーーか!」 私は、腋ではさむようにれみりゃの肩を押さえ込むと 左右両方の手を、肥大化した妊娠れみりゃの下ぶくれ顔にあてがう。 「や、やめるんだどぉ~~~! いやぁ~いやぁ~~~!」 「さぁ、妊娠祝いの特別サービス! 両手たぷたぷよ!」 「たぷたぷやだぁぁぁ~~~~っ!」 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 「うわ、あ、うあ、うああああっ!」 妊娠して肥大化したれみりゃの下ぶくれを、 揉みしだくように、こねまわすように、さするように、私は両手で"たぷたぷ"していく。 いつも以上の激しい"たぷたぷ"に、ガクガク体を震わせ息もたえだえで苦悶する、れみりゃ。 「いいわ! 妊娠していっそう"たぷたぷ"しがいが増したわ!」 「や、やめてぇ~~~! あがぢゃんがゆっぐりでぎないどぉ~~~っ!」 「大丈夫よ! 赤ちゃんはきっとゆっくりしているわ! ううん、それ以上に"たっぷり"しているはずよ!」 「ちがうどぉぉー! そんなのぜんぜんえれがんとじゃないどぉーーー!!」 "赤ちゃんがたっぷりしているはず"という私の言葉に、 れみりゃは強い拒否反応を示す。 「おねがいあがぢゃん~~! ゆっぐりうまれでぇ~~~!」 れみりゃは、涙を流しながら体内の赤ん坊に話しかける。 「ゆっくりよりこっちのが気持いいわよね~♪ ほぉーらたぷたぷたぷたぷ~♪」 「うぎぃぃぃ! やべどぉぉっ! あがぢゃんだまじじゃだべぇぇぇ!」 「ねぇー赤ちゃん♪ こんなおぜうさまのなりそこないはほっといて一緒に"たっぷり"しようねぇ~♪」 「ぎゃぼぉぉーーー! でびりゃばぁ、でぃっばなぼでうじゃまだどぉーーーっ!!」 激しい"たぷたぷ"と、嗚咽混じりで、れみりゃの言葉は既にまともな発音を得ていない。 私は、そんなれみりゃの様子を楽しみながら"たぷたぷ"振動を加えつつ、体内の赤ん坊をあやしてからかう。 「ほぉ~ら、たぷたぷ~♪ たぷたぷぅ~♪」 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 日が沈んで、月が昇って。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 月が沈んで、日が昇って。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 雨が降って、風が吹いて。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 さんさん太陽が照りつけて。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 それからまた、日が沈んで月が昇って。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 それからまた、月が沈んで、日が昇って。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 そうして月日が経った頃。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 「う、うぎぃぃーーー! うまれるぅぅぅ! うまれちゃうどぉぉーー!?」 私に抱かれながら"たぷたぷ"され続けていた、れみりゃが突如叫び声をあげた。 近頃はすっかりぐったりして、「…ぅー、ぅー」としか言わなかったのに。 「あ、あがじゃんがぁーー! でびりゃのあがじゃんがぁーーーー!」 どうやら、れみりゃは産気づいたらしい。 極限まで肥大化した下ぶくれの底部が、ピクピクと脈打ち始めている。 「いだい~~! いだいどぉ~~っ! あがじゃんゆっぐりじないでででぎでぇ~~~!」 私は出産経験が無いのでわからないが、人間にとってもゆっくりにとっても、 体内から新たな生命を産み落とすというのは、相当な苦痛を伴うものらしい。 れみりゃは、いきみながら、必死に赤ん坊を産みだそうとしている。 「そうよ! お母さんのためにもゆっくりしないで、"たっぷり"でてきてね!」 「ぎゃぼぉぉぉぉ~~~っ! よげいなごどいうなどぉぉ~~~っ!」 私の応援は、どうやられみりゃのお気に召さなかったらしい。 仕方ないので、私は"たぷたぷ"を繰り返すことで、出産を励ますことにある。 「た、たぶたぶじゃべぇぇぇぇーーー!!」 「ほらほら、がんばりなさいれみりゃ!」 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 「うあ、うぁ、うぁぁ、ぁぁ、うぅぁ」 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 「うっ!? ううううーーっ!?」 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 たぷたぷ。たぷたぷ。 「う、うううううううーーーーーーーっ!!!」 ビクン! れみりゃの体が大きく揺れ、 叫び声と同時に下ぶくれの底辺から赤ん坊が飛び出した。 赤ん坊は、クッションの効いた床に落ち、ころころ転がっていく。 やがて、よちよちと四つんばいの姿勢をとり、ゆっくりと目を開いていく。 「……う~?」 不安と期待と希望を込めて、あたりをみまわす赤ん坊。 ピンク色のベビー服のようなもので身を包んだそれは、 まごうことなきゆっくりれみりゃの赤ん坊・通称べびりゃだった。 「うぁーー……、うぁーー……、うぁーーー……」 親となったれみりゃは、いきみ続けた反動で息を荒げ、口からは肉汁の泡をこぼしている。 が、少しずつ平静を取り戻していき、自分が産んだ赤ん坊を見ると、目尻に涙を浮かべて喜びの笑みを浮かべた。 「うううう~~~♪ やったどぉ~~~れみりゃのあかちゃんだどぉ~~♪ か~わいいどぉ~~~♪」 感動の声を上げるれみりゃ。 その声に反応して、べびりゃがれみりゃを見上げ……首を傾げた。 「みゃんみゃぁ~?」 「う~~♪ そうだどぉ~~ママだどぉ~~♪」 「う~~♪ みゃんみゃぁ~ぶちゃいくなおかおだどぉ~~♪」 「……う?」 れみりゃは、べびりゃが何を言っているのか理解できいようだ。 一方、べびりゃは親の戸惑いなど知らず、キャッキャとはしゃいでいる。 「う、うー? あ、あかちゃ~ん、ママはおぜうさまこうほになるんだどぉ~、ぶちゃいくなんかじゃないどぉ~?」 「みゃんみゃぁへんなおかおだどぉ~♪ ちわちわぶちゃいくだどぉ~♪」 「ううーっ!?」 聞き間違いではなく、我が子が自分をブサイクだと言っていることを知ったれみりゃ。 その顔は途端に暗澹としていく。 「……そうね、確かにブサイクね」 「お、おねーしゃんまでなにをいいだすんだどぉー!?」 私は、れみりゃを抱き上げて立ち上がり、鏡の前まで連れて行く。 れみりゃは、鏡で自分の姿を見ると、バカにしたように笑い出した。 「う~~~♪ ひんどぉいおかおだどぉ~~♪ こんなぶちゃいくなれみりゃみたことないどぉ~~♪」 鏡に映ったれみりゃは、顔の下側から気持ち悪いほどダランと皮が垂れ下がっている。 そして、顔自体もしわくちゃで、醜く変形してしまっていた。 れみりゃは、それが自分の姿だとは認識できないようだ。 だから、私は事実をありのままに、ゆっくり教えてあげることにする。 「それ、あなたよ」 「……う?」 「ね? あなたブサイクでしょ?」 「……う、うそだどぉ」 「う~~♪ みゃんみゃぁ~のおかお~みれたもんじゃにゃいどぉ~~♪」 「うがぁーーーーーん!」 れみりゃは、鏡に映ったブサイクなれみりゃが自分だと知り、呆然と立ち尽くす。 肉汁の泡をブクブク吹き出しながら、何かをブツブツ呟くれみりゃ。 「……"たぷたぷ"の後遺症ね。肥大化した皮や内組織が変形して、戻らなくなってしまったのね」 私の呟きも、今のれみりゃの耳には届いていなかったようだ。 一方、べびりゃの方は、私が発したとあるキーワードに耳ざとく反応した。 「うっうー♪ たぷたぷぅ~たぷたぷぅ~♪」 「あら? あなたは"たぷたぷ"してほしいの?」 「う~~♪ たぷたぷしゅきしゅきぃ~♪」 "たぷたぷ"その忌まわしき言葉を聞いた親れみりゃが、反射的に叫んだ。 「だべぇぇぇ! だぶだぶはだべだどぉーーー!」 「うるちゃいどぉ~! ぶちゃいくなみゃんみゃぁはだまってるどぉ♪」 「あ、あがじゃんひどぃぃぃぃ! ぞんなごといっちゃだべぇだどぉぉーーー!」 (あのれみりゃ、もう限界か……) 気が狂ったように叫ぶれみりゃを見て、私は"たぷたぷ"する対象を切り替えることに決める。 優しくべびりゃを抱きかかえ、ベッドの上にこしかける。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「う~~♪ きもちぃぃどぉー♪」 きゃっきゃとはしゃいで喜ぶ、べびりゃ。 (どうやら、私の狙いは成功したようね) 胎内にいたころから"たぷたぷ"し続けたことによって、 このべびりゃは"たぷたぷ"に抵抗を感じなくなっているのだ。 そう、このべびりゃこそ、私が私の悪癖のために生み出した、世界で1匹のれみりゃに他ならない。 「やべでぇぇぇ! あがじゃんだぶだぶじじゃだべぇぇぇ!!」 「う~~! ぶちゃいくはしぃーなの! れみりゃはおねーしゃんにたぷたぷしてもらうどぉ~♪」 「うぁぁぁぁっ! あがじゃんだばざれるなどぉぉぉーーっ!!」 たぷたぷ。 たぷたぷ。 たぷたぷ。 「うふふ、あなたは最早ただのれみりゃじゃないわね」 「うー?」 「そう、あなたは"たっぷりれみりゃ"・・・・・・すなわち"たっぷりゃ"よ!」 「う~~~♪ えれがんとぉーなひびきだどぉー♪」 私の命名に喜ぶ赤ん坊。 べびりゃ改めたっぷりゃは、私に微笑みかけてこう言った。 「たっぷりしていってねぇ~ん♪ ……だどぉ♪」 おしまい。 ======================== ≪あとがき≫ すみません、こんなに長くなるとは…。 これ書いている間、異様に眠かったので、誤字脱字等結構あるやもしれません。 「モ○ダーあなた疲れているのよ…」とどこからか声が聞こえた気がします。 何卒、ご容赦下さい。 by ティガれみりゃの人 ======================== このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/imas_cg/pages/86.html
同名アイドル 相川千夏(特訓前)データ プロフィール セリフ集 相川千夏+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(誕生日アイドル紹介) セリフ集(アイドルサバイバル in サマーライブ) セリフ集(アイドルサバイバル ハロウィン編) セリフ集(アイドルサバイバル ひな祭り2013) セリフ集(LIVEツアーカーニバル in ドイツ ライバルユニット) [部分編集] 同名アイドル [お花見]相川千夏 [ロワイヤルスタイル]相川千夏 [ナイトエレガンス]相川千夏 [部分編集] 相川千夏(特訓前) データ 相川千夏 属性 クール レア度 ノーマル Lv上限 20 親愛上限 20 Lv1攻撃値 600(1コスト比100) Lv1守備値 600(1コスト比100) 最大攻撃値 1575(1コスト比262.5) 最大守備値 1575(1コスト比262.5) コスト 6 移籍金 450マニー 特技 なし 入手 お仕事( 渋谷 5-3, 6-3 、 秋葉原 9-3, 9-5, 10-1, 10-5 、 池袋 11-5, 12-2, 14-2 、 横浜 16-1 、 千葉 19-3 )ローカルオーディションガチャ各種イベント限定お仕事アイドルプロデュース シャッターチャンスアイドルサバイバル in サマーライブ 3rdステージで勧誘アイドルサバイバル ハロウィン編 ホールエリアで勧誘アイドルサバイバル ひな祭り2013 正門エリアで勧誘 [部分編集] プロフィール アイドル名 相川千夏 フリガナ あいかわちなつ 年齢 23 身長 161cm 体重 43kg B-W-H 82-56-85 誕生日 11月11日 星座 蠍座 血液型 B型 利き手 右 出身地 北海道 趣味 カフェで読書 [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「私、相川千夏…よろしくね。プロデューサーっていうからにはさぞや仕事デキるんでしょう?私の魅力を引き出してくれるの、期待してるわ。ガッカリさせないでね?」 親愛度UPコメント 表示 「○○さんは意外と頼りになるのね。ふふっ。」 親愛度MAXコメント 表示 「最初に私の魅力を引き出してもらうって言ったけど…さすがの手腕だったわ。期待通りだけど、まだまだイケるわよね?」 リーダーコメント 「勝ちますわ」 あいさつ 「おはようございます」 あいさつ 「○○さん、本屋、知らない? 洋書って置いて無いの。」 あいさつ 「カフェでも行こうかな」 あいさつ 「んん、悪くないわね」 あいさつ 表示 「たまには一緒に○○さんも、カフェ行きましょ?」 仕事終了時 「仕事ね。いいわ」 仕事終了時 「この格好でもよくてよ」 仕事終了時 「○○さん、どうだったかしら」 仕事終了時 「眼鏡でもいいでしょう?」 仕事終了時 表示 「○○さん、意外とできるわね。見直したわ」 [部分編集] 相川千夏+(特訓後) データ 相川千夏+ 属性 クール レア度 ノーマル+ Lv上限 30 親愛上限 100 Lv1攻撃値 720(1コスト比120) Lv1守備値 720(1コスト比120) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 1036(1コスト比172.7) Lv1守備値(MAX特訓時) 1036(1コスト比172.7) 最大攻撃値 2386(1コスト比397.7) 最大守備値 2386(1コスト比397.7) コスト 6 移籍金 675マニー 特技 なし [部分編集] プロフィール アイドル名 相川千夏+ フリガナ あいかわちなつ 年齢 23 身長 161cm 体重 43kg B-W-H 82-56-85 誕生日 11月11日 星座 蠍座 血液型 B型 利き手 右 出身地 北海道 趣味 カフェで読書 [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「ひょっとして、アナタってそれなりに腕のいいプロデューサーなのかしら? でも、まだまだ私の魅力引き出して、皆に伝えてもらうから、いいわね?」 親愛度UPコメント 表示 「まぁ、○○さんの事、これでも信用してるもの。」 親愛度MAXコメント 表示 「私の魅力、存分に引き出してくれて感謝してるわ…。でも、こんな一面が私にもあったなんて、ゾクゾクしちゃうわ…」 リーダーコメント 「ふふ、遊んであげる」 あいさつ 「○○さん、仏蘭西語は読める?」 あいさつ 「カフェでお茶したいわ」 あいさつ 「んん、悪くないわね」 あいさつ 「おはようございます」 あいさつ 表示 「○○さんにオススメのカフェ、こないだ見つけたの」 仕事終了時 「決まってるかしら?」 仕事終了時 「仕事ね。いいわ」 仕事終了時 「眼鏡でもいいでしょう?」 仕事終了時 「○○さん、さすが出来るわね」 仕事終了時 表示 「○○さんと一緒のお仕事なら、大丈夫よ」 [部分編集] セリフ集(誕生日アイドル紹介) セリフ 内容 通常コメント 「おめでとうって言えば、喜ぶと思った? …なんて。そうね、仏蘭西語で言えば、答えはウィーよ。気づかいが嬉しいわ。ありがとう」 レベルMAXコメント 表示 「ふと見ると、いつも隣にいる…○○さんはそんな存在だったわね。アナタと今日を祝えるのを嬉しく思うわ」 親愛度MAXコメント 表示 「○○さん。木漏れ日がキレイなお気に入りのカフェがあるの。教えてあげる。一番お気に入りの席でお祝いしましょ。特別よ?」 [部分編集] セリフ集(アイドルサバイバル in サマーライブ) セリフ 内容 出現時 「LIVEバトルね。始めましょう。大丈夫、とっくに準備は出来ているから、安心して」 Live開始時 「コンディションはばっちりよ」 勝利 「満足できる良いLIVEが出来たと思うわ。アナタたちのお陰ね」 敗北 「準備不足だったかしら?ありがとう、勉強になったわ」 勧誘成功 「アナタたちのLIVEには、私が持っていない魅力があるのね」 [部分編集] セリフ集(アイドルサバイバル ハロウィン編) セリフ 内容 出現時 「ハロウィンはね、元々北欧のカルチャーだから。いろんな物語のキャラクターにも関連しているのよ」 Live開始時 「んん、もう少しお話聞く?」 勝利 「もう少しハロウィンについてお話してあげましょうか?」 敗北 「もう少し語りたかったけど、時間が無いようね。残念だわ」 勧誘成功 「うふふ…あなたたちにハロウィンの魅力をもう少し教えてあげる」 [部分編集] セリフ集(アイドルサバイバル ひな祭り2013) セリフ 内容 出現時 「中身のないお祭りにはしたくないわ。ひな祭りならではの華やかなLIVE、見せてもらえるわね?」 Live開始時 「春風を感じさせて」 勝利 「形だけでは文化の香りは生まれないわ。…また会いましょう」 敗北 「ステキな歌だったわ。時には少女みたく浮かれるのもいいわね」 勧誘成功 「あなたたちに同行してもいい?一緒にお祭りを楽しみたくて…」 [部分編集] セリフ集(LIVEツアーカーニバル in ドイツ ライバルユニット) レッドバラード(メンバー:相川千夏/高橋礼子/黒川千秋) セリフ 内容 出現時 「この街のレストランには老舗も多いのね。肉料理で舌の肥えたお客さんに、お子様の味は通じないわ」 Live開始時 「重厚に、芳醇にね…」 勝利 「ふふ、肉汁のこぼれそうな歌でしょ?オペラの本場でも通じたわ」 引き分け 「なかなかの色香ね。でも、そろそろ虚飾ははがれる時間よ…」 敗北 「食後はあっさりの方がよかったようね。夜の街に消えましょう」
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2601.html
「不味い!」 「ふむ、中々の出来だな」 「不味いわ!」 「不っ味い!」 「美味いではないか」 審査員席に次々と出されるカレー皿を即座に判断しては次を要求する腹の出たオーク。とても太っている。 「氏はちゃんと味わっているのか?」「ああ見えても舌だけは確かだからな…大凡の味は分かるんだろう」「氏が評価を付けているのは賄賂を渡した者だけだからな」 異世界で食材を扱う商人の中でも勢い明らかなターニチードゥ氏。 扱う食材は全て食べて味を確認し、料理界にも精通していることから相当な食通でもある。今コンテストにはそのことから審査員として招かれたのだ。 しかし、彼には一つ問題点があった。 商人として儲け第一であるためか兎に角金にドギツイ性格なのである。金が最優先である。 今回も何の臆面もなく事前に賄賂を持ってきた参加者に高評価を付けている。 「カルアイノ氏の頼みだからやってきたものの退屈でつまらぬ大会だ。賄賂で懐を潤さなければやっておれるか。 早く次を持ってこい!」 「どうだっ!食ってくれ!」 それは見るも明らかにカレーとも料理とも言い辛い形容をしており、皆一様に顔を強張らせて固まっている 見た目と相まって鼻を衝く強烈な臭いは否が応にもおぞまし味を連想させ、誰一人として匙ですくう者はいなかった 人間の男性と青鬼人の少女が審査員に皿を配るが一口も食べずに最低評価を下していく。 「賄賂ももらってないのにこの様な出来損ないなど食えるか…点無しで終いだ終い」 ターニチードゥ氏も同じく一口も食さずに皿をさげさせようとしたが、そこに当の男が食い下がったのだ。 「何で誰も食いもせず0点なんだ?!ふざけんのも大概にしろよオッサン!とりあえず食えよ!」 「こんなもの食えるわけないだろうが!貴様ちゃんと味見したのか?!」 「食材はここでもらえるけどよ、カレー粉だけは用意しなきゃなんねーからな。何とか用意したカレー粉が審査員分のカレーで使い切ったんだよ!文句あんのか!」 要するに味見なしで出してきたのである。 「いいから食えよ!最初から不味いって決めつけるなよ!」 「絶対に美味いから食べてくれよ!食べもしないのに不味いって決めつけるなよ!」 下働きから毛の生えた程度の若造オークが集めた食材など見向きもされなかった どんなに説明し勧めても誰も試すことはなかった 「何で誰も食わないんだよ!一口だけでも食ってみろって!」 「…」 「何だよ、何が問題なんだ?」 「…貴様らが調理するところを見ておったが問題だらけだったぞ。挙げるだけでもキリがないわ。兎に角これは食すに値せ…ん…ンン?」 審査員を前に退かず迫る男の声に誰も耳を貸さなかったのだが。 (何だ、あの後ろの鬼娘…とんでもない気迫だぞ)(さっきから包丁をちらちら見せて…なんのつもりなんだ)(「食べなかったら後で首を掻っ切る」と顔に書いているような…) 「って板に書いて持ってるではないか!」 「ん?何だ?後ろがどうかしたのかよ。柚鬼?」 「丈児、何でもない(ヒュッ」 何事もなかったかのように背に隠される板。 「いいか?一口だけだからな!」 躊躇う審査員の中でターニチードゥ氏が匙を取りずいっとカレーらしきものに突き刺し一杯すくい、一気に頬張ったのである。 「おぉっ!オッサン話せるじゃねーか!」 「んぐぐ…ってやっぱり不味いわ!予想通りだ!」 そう高くない背ではあるが大きな腹のせいか存在感のある体が立ち上がり憤慨する。味について微かな希望を持っていたのだろうが、見事に打ち砕かれた様子。 「そもそも貴様ら、選んだ食材をどう調理すればいいのか分かっていたのか?!」 「そんなの見た目で大体決めたけどよ、何か駄目だったんか?」 「私は焼いたり煮込んだりした」 プルプルと震えていたターニチードゥ氏の何かが爆発したのか、立ち上がり厨房へと進んでいと元原達が選んだ食材と同じものを並べる。 「まず釜に入れて煮込んだこれだ!」 「米だろ?持ってきたレトルトパックじゃ足りなくてよ、代わりがあって助かったぜ」「白米に似てる」 「これは果実だ!小さい実を山ほど付けるフルユキの実!煮込んでどうする、ぐずぐずに煮崩れしておるだろうが! 次にこの…」 「人参だろ?野菜の」「皮を剥いて切った」 「これはドヤ貝柱の乾燥させたものだ!剥いた?折角乾燥してできた厚皮で生臭さが出ないようになっているのに何をするか! それを汁で似れば海臭さがあふれ出してしまうだろうが! そしてこの…」 「肉だろ!」「焼いた。肉汁いっぱい」 「二年に一度しか収穫できないモロヘ菜、野菜だ!焼いたら汁が出て旨味も消し飛ぶわ!」 「へーそうだったのか。オッサン物知りだな」「丈児、全然調理法が違う。まずい」 「そうか!誰も見向きもしないのなら食べたくなるように調理すればいいんじゃないか!やってやるぞ!」 多くの調理場に雑用で入った。多くの料理人に頭を下げて調理を頼んだ。多くの食材で試行錯誤した やがてオーク商人の集める食材は魅惑の試食も相まって美味さの伴う「外れなし」と評判を呼び飛ぶように売れた 「いやはや試練でしたなターニチードゥ氏。熱心な説明で彼らも納得したようで何より」 「納得させなければ帰りそうもなければ首が危なかったからな。しかし礼が謝辞一言とは割に合わなさすぎる!…カルアイノ氏、まさかアレを平らげたのか?試練越者、恐れ入る」 「はっはっは。カレーであれば大丈夫。まぁ点数は無しですがの。 …おや?ターニチードゥ氏は点を与えるので?まぁ他が点を付けない中なので特に変わることはありませんがの」 「ふん。熱意と用意してきたカレー粉だけは評価に値するのでお目こぼししたまでよ」 「丈児、コンテストだめだった」 「カレー屋でバイトした時に粉だけじゃなくて異世界の調理法も教えてもらっとくんだったなァ失敗した。 まっコンテスト一発優勝して旅の資金とかムシが良すぎたか。もうちょっとバイトして他の国でも回るか? 厄介ごとも片付いて自由の身になって初めての大ゲート祭だしよ!」 「丈児、このビラ見る。ニシューネン市で乗獣レース大会」 「新天地か!いいな、行ってみるか!」 そう言うと二人は都で新たなバイトを探すために市場へと突撃するのだった。 カレーコンテストで元原&柚鬼ペアの結果を想像しました 人だからいい面も悪い面もあるって感じでさっぱりしてていいんじゃないか?ただしカレーは食わない -- (名無しさん) 2016-11-24 00 11 11 ツッコミのいないボケ担当だけのコンビか! -- (名無しさん) 2016-11-25 01 57 21 調理はできるんだろうけど味見はやっておかないといかんだろう -- (名無しさん) 2016-11-26 18 00 30 名前 コメント すべてのコメントを見る